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南浦 数絵 +からの皆への印象 須賀京太郎 → バッセンでスカウトしてくれたこと、本当に感謝している。ずっと望んでた世界をくれてありがとう。好感度7。 宮永咲.. → 憧にした仕打ち、許したわけではないぞ。好感度2。 原村和 → オカルト全否定されると、ちょっとばかし辛いんだが。好感度3。 片岡優希 → ハッハッハ、何なら正義のヒーローコンビでも組むか?ユニット名は『グラビティタコス』とかで。好感度7。 竹井久. → 部長。私の素晴らしさを理解してくれるのはいいところだな!好感度5。 染谷まこ. → あんまり絡まないな。まあ悪い人じゃないとは思う。多分。好感度4。 原村穏乃 → 猿から人間とか、ドラマチックな人生で羨ましいな。いっそコンビでも組むか?ユニット名は『猿数合戦』とかで。好感度6。 猿野天国 → よくどつき合うな。犬猿の仲コンビも映えるし、何ならチームでも組むか?ユニット名は『南国てんぽっぽ』とかで。好感度8。 愛宕洋榎 → バッセン王のための最大の障害。ライバルというやつだな!好感度7。 南浦数絵 → 嫌いだな。もっとヒーローに近い風に生まれたかった。だが育ててくれたお祖父様を否定したくないし、できることを精一杯やっていくさ。 新子憧 → 相棒だ。危険には巻き込みたくない。いつかエースの座を一緒につかもうじゃないか。好感度8。 末原恭子 → クールな策士とか、私とキャラがかぶってるんだよなぁ……好感度3。 上重漫 → うーん、よくわからん。好感度4。 佐々野いちご → ぼっち仲間だと思っていたが、洋榎と仲がいいんだよな。まあ私も憧が出来たからおあいこか。好感度4。 真瀬由子 → 面白い髪型。好感度4。 愛宕絹恵 → なんかなー、サッカーはあまり好きじゃないんだよな……好感度3。 姉体豊音 → 私のサインを求めろよおう。お祖父様について語るとこも見たこと無いけどもしかして喧嘩売られてる?好感度3。 森友子 → すっごく感謝してる。助かった。例え誰がなんと言ったって、少なくとも私にとっては、アンタはスーパーヒーローだよ。好感度8。 レッド → ヒーローだったんだよな、本物の。しかも投手だったっていうし、素直に憧れるし尊敬する。好感度7。 鷺森灼. → 助けてあげたと思ったら、逆に助けられたでござるの巻。あの後なあなあで交流が始まった。好感度5。 ブラック → 相棒。本物のスーパーヒーロー。せめて役に立ちたい。好感度8。 白糸台一同 → よくわっかんないけど、仲間ってことだよな!多分!好感度6。 小鍛治健夜 → あーもートラウマだよ!!好感度0。 宮永父 → しばらく包丁見たくもない……好感度0。 +への皆からの印象 宮永咲 → よくわからない人。何か痛々しいし、同じオタクとして恥ずかしいからやめてほしい。好感度3。 原村和 → そんなオカルトありえません。もうちょっと真面目に練習して下さい。好感度4。 片岡優希 → なんだこいつおもしれーじょ。重力無視とかかっけーな!好感度7。 竹井久 → もうホントいろんな意味でサイコーだわこの子超面白い。好感度7。 染谷まこ → 面白いけど、何言うとるのかたまにわからん。好感度5。 原村穏乃 → 独特の空気だよね。でも一緒にいて面白いし、友達だよ!好感度7。 猿野天国 → ちんぽっぽ。クール気取っててむかつくぜ!ま、クールになりきれねーとこが憎めないがよ。好感度8。 愛宕洋榎 → バッティングセンターでよう記録を互いに塗り替えてるで。古参の仲間っちゅーのもあるな。好感度7。 新子憧 → 控えで燻る者同士、使いドコロがなかった者同士、少しでも貢献すべく結成したバッテリーの相方。早く怪我直しなさいよ。好感度8。 末原恭子 → ううん、染谷とは違う意味でわけわからん奴や。好感度4。 上重漫 → ええと、うん、不思議な感じやな。嫌いやないで。ベンチでそこそこ話すし。好感度5。 佐々野いちご → 不思議ちゃんじゃよー。所属しとった事務所にもおったわーこういう子。好感度4。 真瀬由子 → この子もお話機会がないのよー。でも一生懸命練習をしているの、見かけたことがあるのよー。好感度5。 愛宕絹恵 → あの髪型……お姉ちゃんのファンやろうか?そうだとしたら一回じっくり話してみたいもんやわ。好感度4。 姉帯豊音 → バッティングセンター荒らしとして、密かに有名だったんだよー。でもなんであの南浦プロのお孫さんがバッティングセンターに?触れない方がいいかなあ。好感度7。
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原村 穏乃 +からの皆への印象 須賀京太郎 → 最近ちょっと気まずくなってきたかも……憧のこと、あんまり泣かせないでよ……?好感度3。 宮永咲.. → 二遊間を組む相棒。シャイだけど、すごくいい子。好感度8。 原村和 → 大好きな友達。一緒に遊べて、幸せだよ。好感度9。 片岡優希 → 一緒によく喋る相手。何か1年生と喋る方が落ち着くんだよなぁ~~。好感度8。 竹井久. → 部長さん。合宿では色々お世話になりました!好感度7。 染谷まこ. → 同級生。勉強を教えてもらったりした。好感度7。 原村穏乃 → 今の自分が大好き。不満もあるけど、大好き。だから、昔に戻りたくないし、ずっと、このままでいたい…… 猿野天国 → 何だかんだで気の合う馬鹿仲間。よく優希・猿野・数絵でつるんでるよ。好感度8。 愛宕洋榎 → 面白い先輩。色々世話してくれるし、結構なついてる。好感度7。 南浦数絵 → 独特の空気だよね。でも一緒にいて面白いし、友達だよ!好感度7。 新子憧 → 大好きな親友。最近ちょっとギクシャクするようなことがあったけど、それでも私は、憧の友達だよ。好感度10。 末原恭子 → 何かすっごく頭いい!あんまりお喋りできてないけど、私は慕ってるよ!好感度6。 上重漫 → 何気にすごい一生懸命だよね。憧には拒否られたし、いつか一緒に練習したいね。好感度7。 佐々野いちご → 何か、友達だよねって言ったら、すっごい感激された。言葉になんてしなくっても、友達だって皆思ってますよ!好感度7。 真瀬由子 → 咲のところに下宿してるお姉さん。この前咲の家に遊びに行って三人でワイワイしたよ!またしたいね!好感度7。 愛宕絹恵 → お姉さんの話をしてるとき、すごく幸せそう。私も、家族である和のことが大好きだから、その気持ちわかるよ。好感度6 姉体豊音 → おっきい!いろんな選手の話とか、転々とした時の街の話とか、知らないこといっぱい教えてくれる!好感度6。 森友子 → 人間性の特訓とか言うのに、付き合ってくれた!和が泊まりで咲と遊びに行くときは、ご飯を御馳走になってるよ。好感度7。 三尋木咏 → よく遊びに来てるからお喋りするよ。でも言ってることが難しくてよくわからなかったりするんだ、ごめん。好感度6。 鷺森灼 → 灼さんだああああああ!大好きな先輩!奈良ではお世話になりました。お医者さんってすごいよなあ。好感度8。 松実玄 → クロさんだあああああ!大好きな先輩!奈良ではお世話になりました。今は元気にしてるかな。好感度8。 ギバード桜子 → 懐かしいなー。他の皆も元気にしてるのかなー?好感度8。 +への皆からの印象 宮永咲 → 二遊間を組む相棒として、合宿でもよくお話したよ。原村さんのペットだって話だし。好感度6。 原村和 → ペット。なんだかどんどん人間らしくなってきましたね。好感度7。 片岡優希 → タコスあげたら人間になったじぇ!?なかなかおもしろいけど、私は合宿前までの方が好きだったなー。好感度7。 竹井久 → タコスで人間になるとかなにそれ超面白い。好感度7。 染谷まこ → ホンマに猿じゃったんかっちゅーくらい人間らしいわ。好感度6。 猿野天国 → シズモンキー。昔みたいに大馬鹿はしないけど、それでもノリがいいしアウトドアな遊びをよくするな。好感度8。 愛宕洋榎 → 憧とも数絵とも仲いいし、結構絡むな。明るくておもろいし、気も効くしええ奴やん。好感度6。 南浦数絵 → 猿から人間とか、ドラマチックな人生で羨ましいな。いっそコンビでも組むか?ユニット名は『猿数合戦』とかで。好感度6。 新子憧 → 大親友。大好きな友達だけど……ごめんね、くだらない感情で振り回して……でもやっぱり、色々考えちゃうから……好感度7。 末原恭子 → 喋る機会はあんまりないけど、まあ真面目やし、守備は堅いし、頼りにはしとるで。好感度5。 上重漫 → ええ子やーめっちゃ話しかけやすいやんー。好感度6。 佐々野いちご → ええ子やーめっちゃ話しかけやすいやんー。しかも、と、友達って言ってくれたああああ!感激じゃよー!好感度6。 真瀬由子 → 明るい子グループだけど、色々気を使ってるのか、色んなグループの人と絡んでるいい子なのよー。好感度7。 愛宕絹恵 → お姉ちゃんを慕う家族愛を理解してくれる子。この子は原村和を家族だと思っとるらしい。応援するで!好感度7。 姉帯豊音 → 各地を歩いて回った時の面白エピソードとかよく話すよー。仲良しさんだよー。好感度7。
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12/25 災害2日目 4 38 ジオ石油奥富サービスステーション ―― 「ごご、ごめんなさい!」 ぱりん! 青山透は申し訳なさそうに勢いよく謝ると、器用にガラス戸の鍵部分を 石で割り、手際よく鍵の部分だけを壊し店内に入っていった。 「思ったとおりだ、佐伯さん。 店員用の仮眠スペースがあるから、とりあえずここで休むといいよ」 店内の奥のドアから青山は振り返り、婦警制服姿の佐伯優子に声をかけた。 「すいません、青山さん・・・」 優子がよろよろと店内に入り奥のドアをくぐった時には、青山は既に 背を丸め石油ストーブに火を入れている。 出会って間もない頃だったら青山のこの行動力を意外に感じたかもしれない。 ところが、頼りなさそうな第一印象とは裏腹に、青山の行動力と判断力は 確かなものであることを今の優子は知っていた。 ―― 時は30分程前に遡る。 一路奥富ダムに向かうべく、二人を乗せたレストラン・アンジェリーナの 軽乗用車はみぞれ混じりの豪雨の中をひたすらに飛ばしていた。 「佐伯さん、大丈夫?寝てて、いいよ? 奥富ダムまでは、まだ2時間くらいはかかるからね」 先ほどからうつらうつらと頭をもたげさせる助手席の優子に、運転席の青山は 声をかけた。もっとも、寝てていいと言われても、富坂市内ではあちこちで 道路陥没や浸水・崖崩れが起こっており、ただでさえ乗り心地は二の次の 商用軽自動車は想定外のオフロード走行に悲鳴を上げ、眠りに落ちそうになると 車への何かしらの衝撃に叩き起こされるのだ。 しかし、優子の目にはそう言う青山のほうが限界に近いように見えた。 事実、先ほどからこの車、2,3回怪しげな蛇行運転を繰り返しており、 優子が完全に眠りに落ちることができない原因のひとつはその怪しげな車の 挙動でもあった。 車体が大きく揺れる。車が4回目の蛇行を行ったその時、たまらず優子は叫んだ。 「青山さん!」 ビクッと顔を上げ、車の挙動を戻す青山。 「危ないですよ! 確かに急がなきゃいけないかもしれませんけど、仮眠、とりましょう」 「わわわわかったよ・・・き、君がそう言うのなら・・・」 実際、この二人の疲労と睡魔は限界に近かった。 執拗にあの刑事に追われ、雨の中を走り、濁流の中を歩き、青山に至っては それに加え成人男性を背負っての移動に刑事にタックルまでかましている。 優子は睡眠をとるのは車内でいいと言ったが、既に雨は雪に変わっており、 最終的には吹雪の中車内で寝てしまうのは危険だという青山の意見を 素直に聞いた形となる。 ―― 優子は石油ストーブの灯りに照らされた室内を見渡した。 簡易ベッドと事務机、雑誌と帳票類が詰まれたラックの殺風景な部屋。 唯一事務机の上の安そうな卓上クリスマスツリーだけが季節感を誇示するように 石油ストーブの灯りにゆらめいていた。 優子はひとつだけのベッドを見て一瞬顔を赤らめたが、そんな優子に 気付く風もなく椅子に腰かける青山を見て、内心がっかりした。 そう、確かにがっかりしたのだ。 出会って半日も経っていなかったが、優子は目の前の、お世辞にも男前とは いえない気弱そうな眼鏡の青年に惹かれている自分を自覚していた。 「ああ、佐伯さんはちゃんと横になりなよ。 僕は椅子でいいからさ」 立ったままの優子に気付いた青山は優子に優しく声をかけた。 「そんな、青山さんこそお疲れですよ!ベッド、使ってください」 「いやいや、そういうわけにはいかないよ! 大丈夫だよ佐伯さん、僕は、椅子で寝たりとかよくあるから」 ああ、優しいこの人は、こういう時はあくまで引かないんだろうな。 そう思った優子は、少しだけこの優しい男を慌てさせてみたくなった。 悪戯っぽく小首を傾げ、言う。 「それじゃあ・・・一緒に寝ませんか?」 間。 ごうごうと激しく風と雪が打ちつける音だけが静寂した部屋に響く。 事態を把握できないのか、ぽかんとした表情で優子を見上げた青山は 小首を傾げる優子を見て口をぱくぱくさせはじめた。 「な、ななななな・・・」 ずでん! 立ち上がろうとして体勢を崩し勢いよく椅子からひっくり返った青山は、 尻もちをついた体制のまま裏返った声で叫んだ。 「なななな何を言っているんですか佐伯さん!?」 ひっくり返った拍子にズレ落ちた眼鏡を直しながら、引きつった笑みを返す青山。 「じじじじょ、じょ、冗談きついなぁ佐伯さん、あはは、はははは・・・」 少しだけ慌てさせてみたい。 そう望んだのは自分自身の筈なのに、あまりにも予想通りの青山の反応を見て 悲しくなった優子の口からは、次の瞬間、自分でも予想できない言葉がこぼれていた。 「本気です」 悲壮な表情を浮かべた優子は、青山の前にぺたんと座り、言った。 「青山さん。 私は、本気です・・・」 優子の表情に事態を笑って流せない事を悟った青山は、両手を優子の肩に乗せ、 諭すように、あくまで優しく言った。 「君は、色々ありすぎて気が動転しているんだ。 そんな風に、流されちゃ、駄目だよ」 「流されちゃ駄目ですか!?」 青山の言葉が終わらないうちに、優子は悲痛な顔で青山を見上げ叫んだ。 きっかけは確かに冗談のはずだったのに、青山の諭す言葉で優子の中の何かが弾けていた。 今の自分は流されている。図星だ。 それでも、自分の中の様々な感情が抑えられない。 どうしてお兄ちゃんが殺されなきゃならないの・・・! どうして私が犯人にされなきゃならないの・・・! どうして警察は私を殺そうとまでするの・・・! どうしてあなたはそんなに優しいの・・・! わからない、何を信じれはいいのかわからない・・・! 抑えられない様々な感情はその美しい瞳から大粒の涙となって流れ落ちていった。 「青山さん・・・」 青山の胸にもたれかかり、優子は泣き崩れた。 自分自身の中でうずまく疑問と感情のパズルを組み立てられる程には佐伯優子は 聡くはなく、今の優子は、本能のまま何かにすがろうとしている女だった。 胸にもたれかかり泣き続けるそんな優子を、青山はぎこちない動きでそっと抱き寄せた。 ふたたび訪れる静寂。 街の喧騒は全く聞こえず、響くのはただ風と雪が激しく鳴く音だけ。 青山の腕の中で泣き止んだ優子は、そっと目の前の青山を見上げた。 複雑な表情を浮かべて固く目を閉じていた青山は、深いため息をひとつ落とすと、 ゆっくりと目を開く。 目の前にはまっすぐに青山を見つめる優子の瞳があった。 優子を見つめ返した青山は、ふと表情を消し、優子がこれまで聞いた事のない、 低い、静かな声で言った。 「佐伯さん。 ・・・後悔、しないね?」 ―― 青山は小さく頷いた優子の肩を抱き、ベッドに座らせた。 青いスーツの上着を脱ぎその隣に腰掛けた青山は、手錠に繋がれた優子の手をとった。 じゃらり。鈍い鎖の音が部屋に響く。 青山は手錠に繋がれた手を見つめる。優子の細く白い手首は過酷な逃亡の中で擦れ、 うっすらと血が滲み出ていた。 「佐伯さん・・・痛そうだね」 そう呟いた青山は、血が滲む傷口に舌を這わせた。 傷口を這う青山の舌に優子はぴりりとした痛みを感じていたが、その痛みは 優子の身体を熱くする官能的な痛みだった。 そして、その痛み以上に優子の心を乱したのは、傷口に舌を這わせる、 今までに見たことのない青山の表情。 どこか倒錯的なその行為に身体の芯が熱くなってゆく。 「外してあげられればいいんだけど・・・」 手を取ったまま顔を上げた青山は、そのまま優子に口づけた。 血の味。 唇を割って青山の舌が入ってくる。 「んんっ・・・」 思わず優子は吐息を漏らしたが、青山はその吐息を許さない程に強く 優子の唇をふさぎ、そのまま覆いかぶさるように優子を押し倒した。 押し倒された優子は、本能のままに強く深く青山と舌を交わらせた。 正確に言えば、経験の無さ故に本能に頼るしかなかったのだ。 くちゅくちゅと舌を交わらせながら、血の味が唾液に溶けてゆく。 優子は呼吸を求め唇を開いた。 ところが、開かれた唇は青山にさらに強い力で塞がれ、優子は呼吸を許されない。 青山さん、苦しいよ・・・、息が・・・できない・・・ 優子の意識が混ざり合った苦痛と官能で遠くなりかけた時、血の味が完全に 唾液に溶けたのを見計らったかのように、青山の唇は優子を解放した。 「はあっ・・・!」 優子は喘ぐように大きく息を吸い込んだ。 青山は優子の苦悶の表情にとうに気付いていたが、構わず荒い手つきで 優子の婦警服のネクタイを解き、ブラウスのボタンを外していった。 ―― はだけた胸元から、形の良い膨らみを包む黒いブラジャーが覗く。 青山の手がブラの上から胸に触れる。触れた手とブラの布地と乳房の先端が擦れ、 ただそれだけで優子の身体はびくりと反応した。 その反応を悦しむかのような動きで胸を揉みしだかれながら、耳元に落とされた 青山の唇がそのまま首筋に這ってゆく。 「ひぁっ・・・・」 優子は思わず声にならない喘ぎをこぼした。 揉みしだかれる胸、唇、舌、あらゆるところが触れ擦れるたびに、身体の中に甘い 電流が走るような感覚に襲われ、それはびくびくと身体を震わす動きとなって現れる。 そして、その度に優子は自分の中の何かが溶けていくのを感じていた。 常に命の危険と隣り合わせだったこの一日のせいだろうか。 研ぎ澄まされた感覚は、優子の身体を普段とは比べ物にならない程に敏感にしていた。 青山の手がブラを押し上げると、ストーブの灯りだけでも白さがはっきりとわかる 形の良い乳房が露になった。乳房の先端の突起は固くしこりつんと上を向いている。 (いやっ・・・は、恥ずかしい・・・・) 自分が感じているという事実がさらけ出された事が恥ずかしく、優子は咄嗟に 胸を隠そうとしたが、両手を前に拘束されている手前、胸を隠す腕は皮肉にも自ら胸を 寄せ上げる形となり、結果的に胸の膨らみを更に強調する形になってしまっていた。 青山は動きを止め、顔を赤らめ困惑した表情で目を逸らす優子を改めて見据えた。 薄汚れた婦警服から覗く白く柔らかな肌。押し倒された時にはだけたスカートからは その機能をもはや果たしていないボロボロに破れたストッキングに包まれた傷だらけの脚。 そして、あらゆる抵抗を無意味なものに変えてしまうであろう、手錠。 その姿が嫌でも男の劣情をかき立てる事に、あまりにも無自覚な女。 軽くため息をついた青山は、自らのネクタイを緩めると、手錠の鎖を掴み優子の両手を 片手で頭上へと押さえつけた。 じゃらっ。勢い良く鎖が擦れる音と共に、再び乳房の突起が露になる。 「あっ・・・」 真っ赤になってつい切なげな声を出した優子に、青山は顔を近づけて言った。 「・・・僕だって、一応は男なんだよ?」 手錠ごと押さえつけられた両手に一層強い力が込められたのを感じ、優子は逸らした 目線を青山に戻した。 息がかかるくらいの距離。青山の眼差しに、視線を外すことができない。 「後悔しないと言ったのは君なんだからね」 こうなった以上やめるつもりはない。 青山の眼鏡越しの目がそう言っているのを、優子は正しく理解した。 そして、理解したことがもうひとつ。 青山相手に抵抗するつもりは無いが、どちらにしても今の自分に抵抗の術はない。 これから青山とそういう行為に及ぶとしても、『少し状況が普通でない』ことに、 押さえつけられた両手に込められた力で優子はようやく気がついたのだ。 繋がれた手錠。それは、行為のすべてを青山に委ねるしかないことを意味していた。 ―― 青山の下で、優子は翻弄されていた。 痛いくらいに固くなった乳首に青山の舌が這い、同時に反対側の乳房を今までよりも 強い力で掴まれ、固くなった乳首をつね上げるように転がされる。 舌に押しつけられるように強く乳首を舐めあげられたかと思うと、今度は唇と舌で ちろちろと優しく刺激される。 絶え間なく与えられる刺激に、優子はびくびくとした身体の震えを止めることができない。 掠れがすれに声にならない吐息を漏らしながら身体を震わせるそんな優子の姿は、 抵抗していやいやをするようでもあり、艶かしく身体をくねらせるようでもあり。 その姿に、青山の劣情は間違いなく加速していた。 青山は、優子のその震えすら許さないように身体を密着させ優子を押さえ込んだ。 青山は決して体格が良い男でもないのだが、それでも優子の体はあたかも支配下に 置かれたようにすっぽりと青山に組み敷かれてしまう。 「あ・・・」 優子は思わず声を漏らした。 再び首筋へ這わされた舌のせいだけではない。 身体が密着されたことにより、優子の太股に服の上から青山の硬いものが押し付けられたのだ。 (そうか・・・今はもう、青山さんもその気なんだ・・・) 青山に求められている。そう思うと、なお一層身体の芯が熱くなる。 熱さのあまり何かが溶けそうな感覚は、じゅんと熱いものとなってそのまま文字通り 溶け出してしまっており、優子は堪らず脚を擦り合わせるように身体をくねらせた。 その擦り合わせる脚の動きが硬くなった青山のものに更に刺激を与える。 優子のその動きに気付いた青山は、くすりと意地悪そうに小さく笑うと、押さえつけた 両手はそのままに身体を一旦離し、はだけたスカートをたくし上げ素早くするりと ショーツの中に手を滑らせた。 合わされた太股に手を阻まれ、中指だけを奥へと潜らせる。 潜らせた中指を閉じられた太股の間に沿って滑らせると、ぬるりとした粘液とともに 唇を思わせる柔らかい肉の感触が指に絡みついてきた。 「僕、そんなに何もしてないよ・・・ 佐伯さん、感じ易いのかなぁ?」 「ち、違います!今日はっ・・ぁっ・・・!」 優子の否定は最後まで言葉にならない。 ぬらぬらと愛液が絡みついた青山の指が優子の肉芽を探し当て、肉芽にその粘液を 塗りつけるように妖しく動いたからだ。 優子の身体がびくんと大きく仰け反る。 (やぁっ、な、何、これ・・・!) 快感に慣れていない優子の身体に電撃が走る。 「知らなかったなぁ、佐伯さんがこんないやらしい子だったなんて」 優子の反応を悦しむかのように、薄い笑いを浮かべた青山は割れ目から溢れる愛液を すくってはその粘液で肉芽を弄んだ。 (気持ちいい!?ぬるぬるして・・・気持ちいい!?) 優子は、身体を駆け抜ける慣れない快感に戸惑いつつも、羞恥のあまり必死に否定の 言葉を口にし続けていた。 「ち、違います・・・違います・・・やぁっ・・・」 「違わないよぉ、今日始めて会った男にこんな事させてるんだよ? なんていやらしい子なんだ君は」 いつもの青山からは想像もつかないような言葉が妖しい声で次々と降ってくる事が、 優子の羞恥心と混乱に拍車をかける。 「ひょっとして」 じゃらり。押さえつけていた両手を解放し、手錠の鎖を指にひっかける青山。 「"手錠は好きでつけてる"って、実は案外、本気だった?」 「あ、青山さんっ!」 優子は顔を赤くして青山に抗議したが、青山はそれを軽く無視するとショーツと ストッキングに手をかけ、一気に膝まで引き下ろした。 ―― 既に意味をなさない程に破れたストッキングであったが脱がす際に破られるような事はなく、 青山は抱えた優子の右脚からショーツとストッキングをするりと抜いた。 「っつ・・・・!」 ズキッ。脚のあちこちにある擦り傷が脱がされるストッキングと触れ合い、優子は秘所を 晒された恥ずかしさよりも先に、傷の痛みに小さな悲鳴を上げた。 「ごめん、痛かった?」 そう言うと青山は目前に抱えたままの優子の膝の擦り傷を舐めた。 「ひぁっ!」 冷えた傷口に生暖かい感触が広がる。ズキズキするのにどこか心地いい。 手首を舐められた時と同じ、身体が熱くなる感覚に襲われ、優子は全身をひくひくさせた。 「あ、青山さん・・・汚いですよ・・・」 優子は傷口を舐める青山に声をかけた。 傷口に舌を這わす青山の表情はどこか恍惚としているようにも見え、優子の心を更に乱す。 「どうして?」 薄い笑いを浮かべたままの青山はそう言うと優子の膝裏を掴み、自らの体を割り込ませて 大きく脚を開かせた。 「きゃっ・・・」 今度は恥じらいで小さな悲鳴を上げる優子。 「ここはそうは言ってないみたいだけど?」 くちゅっ。 愛液でてらてらと光る閉じた割れ目に指を這わすと、それだけで湿った音が部屋に響く。 そのままくちゅくちゅとわざと音を響かせるように軽くなぞるように指を操らせると、 きゅっと閉じているのに柔らかい肉感が青山の指を悦しませた。 「きれいだね、佐伯さんのここ・・・」 「ゃぁ・・・見な・・あぅっ!」 再び敏感な突起をぬらぬらと愛液にまみれた指先に捕らえられた優子は、声にならない 叫びを上げて身体を大きく仰け反らせた。 充血した突起を円を描きながら押し付けるように弄ばれると、頭の奥まで痺れてしまいそうな 電流が身体中に流れ、身体の奥からはとめどなく愛液が溢れてくる。 「凄いね・・・触るだけでこんなになっちゃうなんて、 僕の入れたら、佐伯さん、一体どうなっちゃうんだろうね?」 「そっ、そんな事・・・いやぁ・・・ぁあっ・・・・」 羞恥に染まった表情で首をふるふると振る優子。 そんな優子の反応を楽しむようにひときわ意地悪そうな微笑みを浮かべた青山は、 くちゅりと中指を一気に優子の奥まで挿し入れた。 「っああああああ!」 肉壁を押し割って食い込んできた指の感触に堪らず優子は叫び声を上げた。 青山の顔から笑みが消える。 優子の硬い膣壁は中指でもきゅうきゅうに狭く、とろとろと溢れる愛液で潤滑そのものは スムーズに行われたものの、侵入を拒むかのような締め付けで肉壁が指を押し返してくる。 青山はまさかという表情で優子を見た。 肩で息をする優子は何かに耐えるように固く目をつぶり、目尻にはうっすらと涙が滲んでいる。 まさか、まさかそんな。 「さ、佐伯さん・・・君、も、もしかして・・・?」 先程までの様子とは一転、一気にへたれた空気をまとった青山はおそるおそる優子に訊ねた。 涙ぐんだ優子は観念するように消え入りそうな小さな声で答える。 「・・・はい・・・・・・したこと、ないんです・・・・」 ―― 本当は黙っているつもりだった。わからなければそれにこしたことはないと思っていた。 二十歳にもなって男性経験が無い。 優子にとってはものすごく恥ずかしい事実だったのだ。 青山にどう思われるかが怖い。優子は動きの止まった青山を下からそっと見上げた。 申し訳なさそうな表情で壊れ物を扱うかのようにゆっくりと指を引き抜く青山は、まぎれもなく いつもの青山だった。 「ごご、ごめん・・・色々、意地悪言っちゃったね・・・ い、痛かったでしょ?大丈夫?いい痛かったら止めようか?」 行為の全てを止めてしまいそうな勢いで青山が訊ねてくる。 ここまできてその発言のほうがよっぽど意地悪だ。 青山の質問に顔を俯かせた優子はそう思った。 「・・・そんな意地悪言わないでください・・・」 俯いたまま小さく呟く。 「え?」 小声で聞こえなかったのか、青山は訊き返した。わざとじゃないにしても本当に意地悪だ。 「あ、あの・・・」 恥ずかしい。こんな格好で、こんな状況で、自分からお願いするのは。 でも、言わないとこの人は本当にやめてしまうかもしれない。 恥ずかしさのあまり涙を滲ませながら、優子は必死の思いでお願いを口にした。 「・・・・・やめないで・・・ください・・・」 沈黙。羞恥に顔を赤らめ俯いた優子に、青山は最後の確認を入れる。 「・・・本当に、僕なんかでいいの?」 こくんと頷く優子。 「確かに、流されてるのかもしれません・・・けど、 流されるのなら・・・・私、青山さんがいいんです・・・・」 「わ、わかったよ・・・君がそう言うのなら・・・・ で、できるだけ優しくするから・・・」 「流されたいんです」 「え?」 意味がわからずに訊き返す青山。 「青山さんがいつもするように、普通に・・・してください・・・」 「だだだ、だって、普通にしたら佐伯さん、痛いよ?」 「いいんです」 優子は俯いていた顔を上げ、潤ませた瞳で青山を見つめて言った。 「青山さんの・・・好きなようにしてください・・・」 これは反則だ。 不覚にもくらりとする青山。 好み云々はさておいても、胸元も下半身も露わな婦警服姿手錠オプション込みの可愛い女、 しかも処女に涙を浮かべた切なげな表情でこんな懇願をされて平常心でいられる男が果たして いるのだろうか。 「反則だよ・・・」 「はい?」 「あ、いいいいやぁ、何でも」 動揺のあまり思わず思った事が口に出てしまっていた。 青山は自問自答する。 彼女自身がここまで言っている。ここまできて紳士的に、理性的に振舞う意味はあるのか? 流されたいと彼女は言っている。むしろ、こちらも状況に完全に流されてしまおうか? 自分の役目、目的を改めて思い出す。既に自分はここまでの信用を勝ち得ている。 もう一人の自分が囁く。 ほんの少しだけの間、面倒なことは全部忘れてただ状況を楽しんでしまえ。 自分自身の声に従った青山は、理性の証ともいえる眼鏡を外し、ズボンのベルトに手をかけた。 ―― 優子は青山を見つめていた。 ほんの少し何かを思案するような表情を見せた青山は、徐に眼鏡を外すとスラックスの ベルトに手をかけていた。 カチャカチャとベルトを外す音に、優子の心拍数は一気に跳ね上がる。 視界の隅に、青山のスラックスから覗く赤黒く反り立ったものが見え隠れしていたが、 直視すると恐怖を覚えてしまうような気がして優子はそれを正視することができず、 どこか不安げな表情のまま、ただ青山の顔だけを見つめていた。 眼鏡を外した青山の、意外と鋭い眼差しと視線が交わる。 どくん。その眼差しに心臓を鷲掴みにされたように鼓動が跳ね上がる。自らの心臓の音で どうにかなってしまいそうで、優子は手錠で拘束された腕でぎゅっとはだけた胸を押さえた。 青山は視線を外さない。 射抜くような視線で優子を見つめたまま、もう待てないと言わんばかりにその身体に 覆い被さると、優子の傷だらけの膝を立てながら、素早くと腰を沈めていった。 ちゅく・・・ 「あ・・・」 互いの性器が触れ合う。 硬く熱いものが愛液を絡みつけるようにちゅくちゅくと割れ目にこすり付けられると、 愛液にまみれながらもぴっちりと閉じていた肉の相は、こすり付けられる程その熱い 肉塊によって少しずつ左右に押し広げられる。 膝を抱える青山の手に力がこめられ、これ以上ないくらいに容赦なく優子の脚が広げられると そそり立った肉塊の先端がまだ誰の侵入も許した事のない優子の中へぐぐっと押し入ってきた。 「あぁっ・・・・!」 未知の感触が優子を襲う。 自分の中に押し入ってくる硬く大きく熱い塊。 その肉塊を強く押し返す処女の証。 優子の処女膜に青山の亀頭が埋没する。 どくどくという互いの性器の脈動が互いの興奮に拍車をかけてゆく。 優子の脈動を感じながら、押し返される力以上の力で少しずつ、少しずつねじ込まれてゆく青山自身。 (む、無理!こんなの・・・絶対に入らないっ!) そんな優子の思考などお構いなく、青山は力任せにぬめりをたたえた粘膜を押し広げてゆく。 今やどす黒い本能だけで動いている青山に、最早躊躇は無い。 めり・・・ぷつっ・・・・・・ 「ひっ・・・・ぁ・・・・」 徐々に裂けゆく痛みに無意識に体をよじらせ逃げてしまう優子。 青山は、逃げる優子の細い腰を掴みぐいっと引き寄せ、のしかかるようにして肩を押さえつけた。 「佐伯さぁん・・・駄目だよ逃げたりしちゃあ・・・」 荒い息づかいで、どこか嬉しげにも聞こえる声で囁いた青山は、優子と繋がった一点に 自らのすべての体重をかけた。 その瞬間。それが音だったのか感触だったのかはわからない。 ぶちぶちぶちっ。 「っつあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 悲鳴とも喘ぎともつかない細い音が優子の口から発せられていた。 想像を超える破瓜の痛みにぎゅっと閉じられた目からは涙が溢れる。 その痛みを忘れられるくらいに青山に抱きつきたかったが、手錠の拘束がそれを許さない。 優子は、涙をぽろぽろ流しながら、青山の胸元のワイシャツとネクタイをたぐり寄せるように ぎゅっとしがみつくしかなかった。 (ダメっ・・・自分から言い出したんだから・・・泣いちゃ駄目・・・!) 痛みには強いほうだと自分では思っていたが、破瓜の痛みは別格だった。 生まれて今まで傷などついた事のない場所に傷がつき、痛いなどと感じたことのない場所が痛いのだ。 想像できる訳もない。 こうなりたいと自分から言い出したこともあり、泣いたりは絶対にしないつもりだったが "自分が裂けている"、それがリアルに感じられる痛みに涙が止まらなかった。 それでも、せめて、痛いとは絶対口にしないように、優子はくっと歯を食いしばり苦痛に耐えていた。 そんな優子の思惑を知ってか知らずか、まるで虐めるように男のそれは更に奥へ奥へと 処女肉を押し分けて捻じ込まれてゆく。そこはぎちぎちに狭いながらもとろとろと十分に濡れているので、 捻じ込みさえすれば、捻じ込んだ肉塊に心地よい抵抗を与えながら柔軟に入っていく。 僅かに動かれる毎に、優子は息を吐き苦痛に喘ぐ。 そして、優子本人の苦痛とは裏腹に、繋がった結合部は男には抗えない快感しか与えない。 「くぅっ・・・・あっ・・・・」 「痛い?」 痛いっ・・・痛い・・・! 痛みを振り払うかのように優子はふるふると首を振るが、涙は止まらない。 「・・・嘘は、よくないよ」 「嘘なんか・・・はぁっ・・・・ひああっ!!」 シャツを必死に掴んだまま苦しくて深く息を吐いた刹那、それを見計らったように一気に突き入れられた。 優子の秘裂ははじめての男ですべて埋められ、互いの腰が完全に密着する。 優子の肩を押さえつけていた青山は、優子の頭を抱くように覆いかぶさるとその首筋に顔を埋めた。 耳元で聞こえる青山の息づかいは紛れも無い雄のそれだった。 男としての青山をいやでも意識せざるをえないその息遣いに、これからどう扱われようとその相手が 青山さんなら・・・と優子が覚悟を決めていたその時、 「・・・痛かったら痛いって言っていいんだよ」 優しい声だった。 「えっ・・・?」 「無理して堪えなくてもいい。 こんな時まで、強がる必要なんかないんだからね」 強がりをすべて溶かすかのような優しい声だった。 青山の言葉に、心が溶けていく。 どこまでこの人は優しいんだろう・・・ 張り詰めさせていた気持ちがすべて崩れていく。 優子の心の堤防は、その瞬間、決壊した。 「うっ・・あうっ・・・・ごめんなさい、青山さん・・・ ひくっ・・うえっ・・・痛いです・・・」 優子は繋がったまま、堰を切ったように泣きじゃくり始めた。まるで子供のように。 この一日、張り詰めていたものがすべて崩れていく。 少し困ったようないつもの顔で笑った青山は、小さい子供をあやすように、 どこまでも優しく優子の頭を撫でた。 ◆ 我ながらよく言うよなと心の中で自嘲しつつ、優子の頭を撫でながら青山は自分を落ち着かせていた。 こんな状況下で必死こいて落ち着こうとしているのにはそれなりの理由がある。 処女という事もあり、もっと硬い感触を想像していた佐伯優子のそこは、男性経験はなくとも 体は女として成熟しているのか、予想に反し、ただ狭いだけでなく包み込むような柔らかさを備えた 肉壁がひたりと僕自身に絡みつきまわり、奥へ奥へとと吸い込まれそうなその感触がたまらずに・・・ ………要は、あまりの心地よさに一瞬射精感に襲われそうになったのだ。 ちょっ・・・流石にそれは早すぎるぞ。落ち着け、僕。 心の中で苦笑しつつひとりツッコミを入れながら、一旦動きを止めて落ち着いている次第だった。 余裕かましてるようで青山、実のところかなり必死である。 折角だし、もっと愉しまなければ。 「泣きたかったら泣けばいいよ。 我慢なんかしなくていいからね」 しかし、我ながら本当、よく言うよな。まあ、優しい男のふりは得意だ。 勿論、今優しい言葉をかけているのは優しさからなどではない。 単に、素直に痛がってくれたほうが愉しいからだ。 つづく
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キャラデザ ここは今までのキャラクターデザインをまとめたページです。 (□ω□)ノ ◆E9wGWjVL4A氏 (゚д゚)シメジ ◆gggii5ZRTw イメージイラスト イラスト・ネタばれあり! 板川ラフ 板川決定ラフ 板川決定ラフ2 板川決定ラフ3 板川髪型ラフ 板川ラフ3 甘楽ラフ 甘楽ノーマルラフ 甘楽初期ラフ 甘楽ラフ1 甘楽ラフ2 甘楽ラフ3 甘楽普通(線画) 甘楽普通(黒系色案) 甘楽普通(茶色系色案) 甘楽普通(茶色系色案2) 甘楽普通(GIF) 甘楽帽子口元) 姉者ラフ 姉者初期ラフ 姉者決定ラフ 姉者カット 姉者表情ラフ1 姉者表情ラフ2 姉者(通常)(SWF) 姉者(色案1)(PNG) 姉者(色案2)(PNG) 姉者(色案3)(PNG) 姉者(色案4)(PNG) 姉者(色案5)(PNG) 浅墓&ドグマラフ 人物ファイル決定稿 アサハカ証拠写真ラフ フサギコラフ フサギコ決定稿ラフ フサギコ色つき *初ベクター化につき多少おかしなところもありますが、完成はこんな感じ? フサギコ 優子ラフ 優子ラフ 優子ラフ(本物の幽霊がいると指摘されて気絶? 優子線画A 優子線画B (色見本1) (色見本2) 優子色決定 優子 通常 目パチ、口パク(GIF) 優子 涙目 優子 涙目・驚き・気絶・目ウルル 優子 キゼツ(GIF) 優子 駄々っ子(ラフ) 優子 駄々っ子(色つき) 優子 駄々っ子 首フリ(ラフGIF) 優子 駄々っ子 手フリ(ラフGIF) 優子 物申す(ラフ) 優子 涙目&キゼツ(色つきGIF) 優子 駄々っ子(色つきGIF) 優子 物申す(色つきGIF) ミサラフ ミサラフ ミサ(通常)(SWF) ミサ(色案1)(PNG) ミサ(色案2)(PNG) ミサ(色案3)(PNG) ミサ(色案4)(PNG) ミサ(改良版)(PNG) その他ラフ-リスト アンコ・ミサ・姉者ラフ ドグマ初期+いもじゃ・ミサ 板川・甘楽+イモジャ初期ラフ 杏子ラフ 杏子線画(swf) 杏子線画(png) イタガワラフ イモジャラフ ミニ姉者+アンコ仮 FLASH他 イモジャ仮稿FLASH
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ここを編集 ■ちとせげっちゅ!! 撮影監督 ■私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■のんのんびより 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ストライク・ザ・ブラッド 2Dワークス(新谷優子と共同) ■のうりん 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■六畳間の侵略者!? 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ガールフレンド(仮) 2Dテクスチャー(新谷優子と共同) ■のんのんびより りぴーと 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■落第騎士の英雄譚 2DCGデザイン/モニターデザイン(新谷優子と共同) ■俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ゆるゆり さん☆ハイ! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■対魔導学園35試験小隊 2DCGテクスチャー(新谷優子と共同) ■ストライク・ザ・ブラッド ヴァルキュリアの王国篇 2Dワークス(新谷優子と共同) ■あんハピ♪ ビジュアルディレクター(新谷優子と共同) ■田中くんはいつもけだるげ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ステラのまほう 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■政宗くんのリベンジ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■妄想科学ADV CHAOS;CHILD 2Dデザイン(新谷優子と共同) ■妄想科学ADV CHAOS;CHILD SILENT SKY 2DCGデザイン・モニターワーク(新谷優子と共同) ■異世界食堂 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■つうかあ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■妹さえいればいい。 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■すのはら荘の管理人さん 撮影監督補佐 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■劇場版 のんのんびより ばけーしょん 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■みだらな青ちゃんは勉強ができない 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■賢者の孫 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ナカノヒトゲノム【実況中】 撮影監督補佐 ■痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2DCGight(){ここを編集 ■ちとせげっちゅ!! 撮影監督 ■私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■のんのんびより 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ストライク・ザ・ブラッド 2Dワークス(新谷優子と共同) ■のうりん 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■六畳間の侵略者!? 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ガールフレンド(仮) 2Dテクスチャー(新谷優子と共同) ■のんのんびより りぴーと 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■落第騎士の英雄譚 2DCGデザイン/モニターデザイン(新谷優子と共同) ■俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ゆるゆり さん☆ハイ! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■対魔導学園35試験小隊 2DCGテクスチャー(新谷優子と共同) ■ストライク・ザ・ブラッド ヴァルキュリアの王国篇 2Dワークス(新谷優子と共同) ■あんハピ♪ ビジュアルディレクター(新谷優子と共同) ■田中くんはいつもけだるげ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei! 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ステラのまほう 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■政宗くんのリベンジ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■妄想科学ADV CHAOS;CHILD 2Dデザイン(新谷優子と共同) ■妄想科学ADV CHAOS;CHILD SILENT SKY 2DCGデザイン・モニターワーク(新谷優子と共同) ■異世界食堂 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■つうかあ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■妹さえいればいい。 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■すのはら荘の管理人さん 撮影監督補佐 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■劇場版 のんのんびより ばけーしょん 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■みだらな青ちゃんは勉強ができない 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■賢者の孫 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム 撮影監督(湊未來と共同) 2DCGデザイン(新谷優子、由佐万織、益子典子と共同) ■ナカノヒトゲノム【実況中】 撮影監督補佐 ■痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■魔王学院の不適合者 2DCGデザイン(新谷優子と共同) アイキャッチ・予告デザイン(新谷優子と共同) ■キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■のんのんびより のんすとっぷ 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■迷宮ブラックカンパニー 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女 撮影協力(新谷優子と共同) 2DCGデザイン協力(新谷優子と共同) ■世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する グラフィックデザイン 2DCG・魔法陣デザイン(新谷優子と共同) ■それでも歩は寄せてくる 2DCGワークス(新谷優子と共同) ■痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■政宗くんのリベンジR 2DCGデザイン(新谷優子と共同) ■ラグナクリムゾン 2DCGワークス(新谷優子と共同) ■劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 2Dワークス(新谷優子と共同) ■関連タイトル Blu-ray のんのんびより にゃんぱすぼっくす rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! 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【オープニング】 話数 タイトル 登場キャラ 000 様式美ですよ 吉橋寛和、岩岡朋佳 【早朝】 話数 タイトル 登場キャラ 001 気持ち良くなれない娼館 アゼイリア、二宮嘉光 002 墓場で運動会 稲葉憲悦、村田ユズハ 003 天より降る獣 ウラジーミル・コスイギン、福島愛沙、鐘上真生 004 仄暗い水の底へ 武田周治、マリア・ベーラヤ 005 人は自分が考える程不幸では無いが幸せでも無い 竜錬アイ、南遊里、石清水成道 006 ろりもばとろわ 長嶺和歌子 007 BLOOD DRAGON 浅井貴光、森林源五郎、エマヌエル 008 落ちるところまで落ちて 柏木寛子、狐閉レイナ 009 ある馬の欲望 シップウジンライ 010 バスターソウル ザガート・マキシム、深魅瑠維 011 静寂を引き裂く嬌声 村上在羽、エリノア、福井知樹 012 心の清らかな変態……違和感凄いぞ ユルゲン、長嶺和歌子 013 DANCING WIZARD アリシア・ルクルス、八神雹武 014 ずっとずっと……籠城――ひとりきり 篠原昌信 015 夢半ばにして昇天す シップウジンライ、石和清香、フーゴ 016 残影 長野高正、ヘレン・オルガ、宮永正子 017 食わなきゃやってられない時もある 安野賢史、成沢由枝 018 克服出来る? 出来ない? 内藤行光、緒方龍也 019 覗きは良くないと思います 上泉賢通、板倉怜佳、ハヤト 020 免罪符 池田里子、杉下愛美 021 淫らなのにも理由はある 君塚沙也、石川信泰、ヘレン・オルガ 022 死ぬのか生きるのか淵を行ったり来たり 南遊里、添津武吉 023 過程とかそういうのは吹っ飛ばしたい ソフィア、石清水成道 024 占い師、妖狐、賞金稼ぎ 川西栞、イェレミアス、ザガート・マキシム 025 秘められたる欲求 蒲生重勝、神楽坂雪子 【朝】 話数 タイトル 登場キャラ 026 頭がパーン 稲葉憲悦、二宮嘉光 027 暗澹の心 柏木寛子、狐閉レイナ、アゼイリア 028 崩壊は唐突にやってくる 八神雹武、川西栞、イェレミアス、ザガート・マキシム 029 爆裂スル恐怖 ウラジーミル・コスイギン、福島愛沙、マリア・ベーラヤ 030 三人の修羅 エマヌエル、鐘上真生、成沢由枝 031 来世ではきっと良い事ある、かどうかは知らん 緒方龍也、フーゴ 032 踊り子に獣の熱情が迸る 上泉賢通、板倉怜佳、ハヤト 033 行軍 村上在羽、エリノア、福井知樹 034 抑えきれぬ欲求 蒲生重勝、神楽坂雪子 【第一回放送時刻】 話数 タイトル 登場キャラ 035 第一回放送(自由奔放オリロワ) 吉橋寛和 【午前】 話数 タイトル 登場キャラ 036 満たされぬ欲求 蒲生重勝、神楽坂雪子 037 連死 内藤行光、ヘレン・オルガ、フーゴ 038 強制移動です 篠原昌信 039 さあ進軍開始 南遊里、添津武吉 040 『これからの身の上』 イェレミアス、柏木寛子、狐閉レイナ、アゼイリア 041 めぐりあいバトロワ 君塚沙也、石川信泰、ソフィア、石清水成道、長野高正
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【小さい恋の物語】 俺の名前は健。ガキの頃から、ここ神聖大英帝国に住んでいる。 俺は高校三年生。クラスメイトの啓一とは小学生からの親友だ。 啓一には昔から付き合ってる彼女がいる。芽衣子さんだ。 芽衣子さんは啓一の優しい性格に惚れたらしいが詳しくは知らない。 啓一は同級生の「優子」という女の子を紹介してくれた。 その優子さんは芽衣子さんの友達で昔から女学院などで異性との付き合いがないらしく 俺となら良い友達になれると想い紹介してくれた。 この物語は異性の事に鈍感な主人公「健」の視点で描く急展開型の短編恋愛小説です。 6545/6/24のある日、俺は啓一と学校の放課後。静かな教室で雑談をしていた。 健 「俺もほんのひと時でいいから、彼女とか欲しいよ・・」 啓一「健さ、誰でもいいなら、気になった女の子に告白してみたらどうだ?」 健 「啓とは違って俺は奥手な性格だから告白なんか簡単じゃねぇーよ」 啓一「ふん・・よく言うよ。不良なくせにな」 健 「不良じゃない。ただ面倒なだけだ」 啓一「そうかい。お前さ、数日前に俺が女の子紹介するって言っただろ」 健 「あ、あぁ。そんなこともあったっけ。可愛いのか??」 啓一「あぁ。異性との付き合いはお前と同じ無いんだと。芽衣子が言ってた」 健 「是非紹介してくれ!!!!」 啓一「なら、今日の夜会えるか??」 健 「あぁ、どんな子なの??」 啓一「芽衣子から聞いたんだけど、神聖大英帝国の女子校あるだろ??」 健 「あぁ」 啓一「その子なんだけど・・」 健 「そうか・・たしかにそれじゃ異性の友達はいないだろうな・・」 啓一「そう。その子なんだけど。どうだ??」 健 「いいよ」 啓一「芽衣子に連絡して連れ来てもらうから、場所は適当にファミレスでいいか??」 健 「あぁ。(どんな子なんだろう??)」 正直名前も顔も知らない女の子だった。 俺と同じ境遇の女性に会えるっとあって緊張してきた。 時間は夜の08 20。 啓一と俺は芽衣子たちよりも先に地元のファミレスに着いた。 啓一は携帯電話を取り出して誰かと話してる。相手は芽衣子さんだ。 紹介してくれる女の子といつ頃到着するのか連絡しあっていた。 啓一「健、芽衣子がすこし遅れてくるからお店の中で待っててだって」 健 「なら、早く中に入ろう」 20分ほど待っていたら、ついにその子がやってきた。 4人なので男性は椅子、女子はソファー側に座ることにした。 女の子「芽衣子さん・・この人たちが・・」 芽衣子「そうだよ!! あとで紹介するからまずは挨拶して。ね」 女の子「よ、よろしく・・お願いします」 本当に小さい声で挨拶をした。 異性との付き合いが無いと啓一が言っていたが本当のようだ。 健「どうも。よろしくね」 自分自身、異性との付き合いがないという訳ではないが長いこと話してはいない。 早速、芽衣子さんは俺に女の子を紹介してくれた。 芽衣子「この子、名前は優子っていうの。今は私と同じクラスメイトなのよん。」 啓一 「ヨロシクね。優子さん」 優子 「よ、よろしくお願いします・・」 芽衣子「この子は啓一君。前に話したよね?」 優子 「う、うん。芽衣子ちゃんの彼氏さんだよね?」 芽衣子「いやーん。恥ずかしいわ。そうそう、そこにいるのが健君。」 芽衣子「私たちとは小さい頃からの親友なの」 健 「ど、どうも。」 優子 「よ、よろしくです」 健 「は、はい。どうも・・」 啓一 「優子さん。女子校には同姓の友達しかいないって聞いたけど・・」 優子 「は、はい。友達も皆女性の方なので・・男性とはうまく話せません、というか・・あぅ・・」 芽衣子「優子、悪い人達じゃないんだから・・」 優子はすこし恥ずかしいそうにしながら「ごめんなさい・・・」と呟いた。 啓一 「ホントに男性との付き合いが無いみたいだね。でも緊張するのは仕方ないかもね。芽衣子も分かってるだろ」 芽衣子「そりゃ、そうだけど・・」 最初に優子さんと会ってから会話が進まない・・。 よく言われていることだが、気になった女性と今後とも仲良くなるには交流は必要だとか。 これはその交流の史上最悪のパターンだ。しかし、優子さんはそれではダメというぐらいの勢いで俺に話しかけてきた。 優子「健さん。趣味とか・・なにか、好きなことはしてるんですか??」 健 「はい?? あぁ、アニメとかマンガとか・・かな。」 優子「そうなんですか。健さん・・実は隠れオタクさん・・なんですね(笑)」 健 「そう・・だね」 俺は初めて優子さんの顔を見た。 とても言葉で表しきれないが俺のタイプの子でめちゃくちゃ可愛いという印象を強く受けた。 髪型はショートヘアで癖毛がなく、目は青色の綺麗な目つきでおっとりとしている。 顔つきは小顔で体系は痩せている感じだった。 俺は優子の顔をずっと見入ってしまっていた。 健 「か、かわぃぃ・・。(小さい声)」 優子 「あ、あのー。な、なにか」 芽衣子「健君、なにずっと見てんのよん。」 啓一 「健、もしかして・・惚れたか??」 健 「あ?? あぁ、あ?? いや、これはな・・」 優子 「うふふ、面白い人ですね。」 健 「あぇ、あぁ」 芽衣子「優子ちん。始めてじゃん男の子の前で笑ったの」 優子 「は、はぃ?? ぇ私笑った?? さっき」 啓一 「いい笑顔だよ。健もそう思ったろ??」 健 「あぁ・・」 正直彼女の笑った顔は俺個人的な感想で言ってしまうと どストライクだった。かわいい、可愛いの一言に尽きる。そんな彼女が天使に見えた。 今まで寂しい人生だったが、まるで天から一筋の光が俺に注いでるような感覚だった。 簡単に言えば、興奮していた。のだ 健 「あのー、友達になってくれるかな?」 優子「は、はい。喜んで」 健 「(よっしゃー!! YEAH)」 健 「携帯電話ある?? もし良かったらアドレス交換してくれる?」 優子「はい。私から送りましょうか?」 健 「うぃーす。頼みます!!」 彼女のアドレスをゲットした。鼻血が出そうだった。(≧ω≦) 啓一「時間もそろそろだし、みんな帰ろっか」 芽衣子「そうだね。優子ちゃん。健君。私たち帰るけど一緒に帰る?」 優子「そうですね。そうします」 健「俺も帰るよ。」 お店を出たところで俺は改めて優子さんにお礼を言った。 健 「今日は楽しかったよ。芽衣子さん、優子さん。またね」 芽衣子「ううん。たまにはいいもんだよ。ね? 優子ちん」 優子 「初めてだったけど、楽しい食事会でした。ありがとうございます」 健 「俺も楽しかったです。友達になったことだし、また機会があったら誘いますね」 優子 「楽しみにしてます。」 啓一、健「それじゃ・・。またね」 芽衣子「またねー!!」 優子 「それではまた今度・・」 俺と啓一は一緒に帰りはそれぞれの家に帰った。 ベッドの上で俺は彼女の笑顔が頭の中から離れなかった。これが一目惚れなのだろうか?? 一目で惚れたのだからそうなのだろう。 6545/6/25 朝の7 30 結局眠れなかった。朝の7時。学校に行く時間だ。 俺は学校の制服に着替え啓一と一緒に学校に向かっていた。 芽衣子「おっはよー!!」 健 「おはよー。」 啓一 「なんだ、元気ないじゃん、どうした」 健 「眠れなかった・・」 芽衣子「もしかして、優子ちゃんのことかな??」 健 「違うよ。別に・・。そんなんじゃないよ」 芽衣子「照れるな照れるなー。分かりやすいなー!!」 健 「だから・・・。違うって・・」 啓一 「顔に出てるよ。でも安心しろって、折角の二人の関係を壊したくないから・・」 健 「そうか。ありがとな」 芽衣子「それじゃ健!! 啓一!! またねー」 啓一 「ああ」 健 「またな・・」 芽衣子とは学校が違うため途中で別れた。 俺たちは教室に入ると朝のホームルームが始まった。 先生は今日一日の予定を話していたが、俺の頭の中はあの子の事で一杯だった。 俺は昼休みの時間に彼女にメールを送ってみることにした。 メール内容 (健) 「今、なにしてるの??」 送信・・。 短文過ぎる最低メールだった。自分で絶望感を味っていたが、彼女からのメールの返信は無かった。 昼休みが終わる。結局、昼休みの時間中返信は無かった。 健「(うわーやっちまったよ、どうしよう)」 6545/6/26 家に帰り夜になって改めてメールを送信してみた。 メール内容 (健) 「昼休みの時はごめんね。なんとなく。何してるのかなって気になったから。ホントにごめんなさい。(´-ω-`)」 「もし良かったら、返信ください。おやすみなさい。(≧∀≦)v」 彼女の機嫌を損ねないように顔文字を付けてみた。 しかし・・。彼女からの返信メールは無かった。 返信が無いまま次の日・・・・。6545/06/27 健 「嫌われたかな・・。」 啓一「どうした健」 悩んだ顔してる俺の所に啓一が心配になって隣の席に座った 啓一「なにか、あったのか??」 健 「なぁ、優子さん覚えてるだろ。」 啓一「あぁ。」 健 「昨日な・・」 俺は昨日メールの返信がなかった事について啓一に話した。 啓一「健、会ったの初めてだろ」 健 「あぁ、そうだな・・」 啓一「すこし、考えすぎだろ。もう一回今日の夜送ってみたらどうだ?? メール」 健 「すまん。そうするわ」 俺はその日の夜、メールを送ることにすこし抵抗を覚えていた。 もしひょっとしたら嫌われているのかも知れないと思ったからだ。 いままで異性との付き合いがないと言っていたし男友達も俺と啓一だけと聞く。 ピュルンピュルン。 携帯の呼び出し音が鳴った。 携帯電話を取り出して見てみると、それは芽衣子さんからだった。 メール内容 (芽衣子) 「○○日の昼休みの時間にあの子にメールした??」 メール返信 (健) 「確かに送った。なにかあったのか??」 俺はすこし変な感じになってた。彼女になにかあったのだろうか。 また携帯電話が鳴る。 メール内容 (芽衣子) 「優子ちゃんね。メールの返信の仕方あまりした事がなくて困ってたんだって」 「それで、昨日のお昼の時間に私の所に相談しに来てね。」 「ちょっと泣いてたよ。でも大丈夫だから。気にしないでね。メールの返信の仕方も教えたから。」 彼女はすこし戸惑っていたことに安心した。 芽衣子さんにお礼のメールをした後。俺は今度彼女に直接会うためにメールすることにした。 メール送信内容 「今度会えるかな。直接会って謝りたいので。○○公園の○時に待ってます。」 6545/6/28 翌日、俺は彼女と公園で直接会うことができた。 心の中で申し訳ない気分で一杯の俺は天使のような可愛い彼女の顔を直視できなかった。 勇気を振り絞って落ち込む彼女に言った。 健 「この前は、本当にごめん」 優子「・・・」 健 「ごめん、なさい・・本当に」 優子「いいえ。別に健君が謝る必要はないと思います。メールの返信をしないで無視するような事をした私が悪いんですから」 健 「そ、それは・・」 健&優子「・・・・」 2人の間に沈黙の30分・・会話のない時間が進んだ。 しかし健の心は彼女に対しての罪悪感で満ち溢れていた。 健 「もし良かったら、今度メールしますので・・」 優子「は、はい」 健 「今度メールしますので返信くださいね」 優子「はい。お待ちしてます・・」 彼女は優しく健に笑みを浮かべてふたりは公園を後にした。 健は彼女に対する罪悪感を打ち消すため、デートに誘うことにした。 6545/6/29 しかし、健は女性との付き合いが数度しかないた為に、どう誘えばいいか分からなかった。 そこで啓一に助言を貰うため、メールを送ることにした。 メール送信内容 (健) 「啓一へ。今度優子さんをどこかに連れて行こうと思うんだ。」 「でも、どう誘えばいいのか分からないから助言みたいなのあったらメールくれないか。待ってる。」 健は恥ずかしい気持ちを隠せないでいた。それもこの罪悪感があるからこそである。 そうと考えていると啓一から返信が届いた。 メールの返信内容 (啓一) 「彼女に良い人って思われたい気持ちは俺もよく分かる。そうだな・・。」 「神聖大英帝国のテーマパーク地区の○○ランドってあるだろ。あそこにでも連れて行ったらどうだ??」 「優子ちゃん、自分の同級生たちと何度も行ってるらしいぞ。」 健は啓一にお礼メールを送った後、優子を誘うことにした。 メール送信内容 (健) 「夜遅くにごめんね。今度予定が空いたら○○ランド行きませんか??」 「返信待ってます。」 送信後、健はずっと彼女からの返答を待っていた。今度こそ彼女と仲良くなりたいから・・。 数十分後、彼女からの待望の返信メールが来た。 健は嬉しい気持ちでメールを見た。 メール返信内容 (優子) 「健君からの突然のお誘いにすこし戸惑ってますが、是非行かせて下さい」 健は嬉しすぎて夜はまた眠れなかった。 6545/6/30 健は優子の通う学校の正面玄関で直接会うため待つことにした。 健「(もう先に帰ったかな・・)」 優子「あっ、健君・・。」 下駄箱で靴に履き替える彼女を発見した。驚いた顔が天使のように可愛かったのは言うまでもない。 優子「なぜ、待っててくれたんですか」 健 「優子の顔、見たかったから。」 優子「ぇ、でも、連絡してくれれば・・でも。ありがとうございます」 2人は一緒の歩道を歩いていた。 健は彼女の顔をすこし横目で見ていた。 すっかり罪悪感など無くなっていたというわけではないが。 彼女に好感を持っていた。 顔や仕草が可愛いだけでなく性格や態度に徐々に惚れていったからだ。 俺は彼女といることでどこか胸の辺りが傷む何かを感じていた。 それは好きな人といる時に感じるものだった。 健は薄々気付いていた。彼女と一緒にいると心が安らぐ感じがあった。 彼女はどうなのだろうか・・。 俺は彼女にデートの予定について話しを始めた。 健 「先日の一件、なんだけど、行けそう。かな」 優子「行ける予定は何日かありますね。何時にしますか?」 健 「なら、○月○日の○時間なら、どうですか?」 優子「行けますよ。」 健 「それじゃおれはこの辺りで。○日忘れないでね。」 優子「はーい。」 ふたりはそれぞれの家に向かって帰った。 それぞれ健と優子はその日に着る特別な服装などをデパートなどで買い込んだ。 優子「(初めての男の子とのデートかぁ・・。なんか気持ちが・・)」 健 「(ヤヴァイ、女の子とのデートなんて初めてだ。どんな服着てけばいいんだー。)」 デートの日。健は待ち合わせの駅前に約束の時間より10分早く到着し優子の到着を待っていた。 商店街の奥から白い帽子と白い綺麗なワンピース姿で来たのは紛れも無い優子だった。 優子「お、遅れて、す、すみません」 健 「ううん。全然間に合ったよ」 優子「それじゃ」 健 「うん。行こうか」 優子「はいっ!!」 電車の中に乗る2人。優子の綺麗な姿が電車に乗ってる男性の目を引く・・。 健は優子の綺麗な姿に思わず言葉を失う。 電車に揺れること1時間。やっとテーマパークにたどり着く。 優子「はぁ、やっと着きましたね。」 健 「そうだね。なにかジュースでも飲む??」 優子「あっ、ぇ、でも、悪いですし・・」 健 「デートでしかも俺から誘ったから何か奢らせてよ」 優子「そ、そうですね。それじゃ、なにか軽いもので・・炭酸はちょっと・・。」 健 「そっか。炭酸とかって苦手?? お茶でいいかな??」 優子「は、はい。お願いします。」 親切な態度の健の姿に優子も健と同じ気持ちに近づいていく。 健 「はい。紅茶。」 優子「うわぁー暖かい。」 健 「それで良かったかな・・」 優子「大丈夫ですよ。家でも飲んでますし・・」 健 「そ、そう?? 良かった~」 優子「うふふww」 神聖大英帝国の一番大きいテーマパークに入る2人・・。 健 「最初に何乗る??」 優子「どうしましょうか・・。健君はなにかご希望はあるんです??」 健 「俺はやっぱりジェットコースターかな。優子さんは??」 優子「ジェットコースターは苦手ですが、克服はしたいと思ってはいるんですけどね・・」 健 「じゃ、俺と一緒に乗れば大丈夫だよ。行こう!!」 優子「え、ちょっと、たけるクーン!!」 優子を手を握ってジェットコースターに向かった。その後も2人は青空の晴天の中遊園地を思う存分楽しんだ。 昼時間に健は優子と一緒に遊園地内のレストランで食事をすることにした。 健 「あー面白かったー。あの着ぐるみの人写真ちゃんと取れてないから怒ってたね。」 優子「うふふ。そうだねー。特にあの転ぶ姿は写真に残したかった。」 健 「うん、確かにww」 優子「なにか食べよっか」 健 「うーん。優子さんは何食べる??」 優子「私はこれにしますね。」 健 「俺はこれでいいなー。すみません。」 店員「はい。何になさいますか??」 健 「スパゲッティを一つ。ハンバーグセットを一つで。」 店員「かしこまりました。少々お待ち下さいませ」 健 「すぐに来るからね」 優子「うん。」 再び2人の沈黙が続く。 静かに優子が口を開いた。 優子「今日は本当にありがとうございます。楽しい時間をいただいて」 健 「う、うん。また今度一緒に来ようよ」 優子「そうですね!! そうですよね」 健 「そうだよ!! 今も明日も楽しもうよ。」 優子「はい!!」 優子は可愛い顔を健に向けて微笑んだ。 デートの帰りの夜、ふたりは地元の公園に立ち寄った。ベンチに座る二人。 健は優子の顔を横目でみる。優子はどこか暗い感じだった。 健は意を決して告白した。 健 「俺、優子さんに言いたいことがあります。」 優子「はい・・。なんですか??」 健 「俺、優子さんと一緒に居て、優子さんのことを1日たりとも忘れたことがないんですよね」 優子「えっ・・・・。」 健 「それに優子さん優しいし親切だし、もしよかったらですけど・・・。」 優子「はい・・。」 健 「もし良かったら、もし良かったら俺と・・。」 優子「私も健君に言いたいことがあります。」 健 「はっはい。なんですか??」 優子「私も、むしろ健君と同じ気持ちでした」 健は優子の手を優しく握ると・・。 健 「それじゃ、もしかして・・。つ、付き合ってくれますか??」 優子「私からも、付き合ってくれますか??」 健 「そりゃ、もう喜んで。」 優子「私も。よろしくお願いしますね。健君」 健は思いもしない告白展開に何が起きたのか分からずにいた。 優子は「今度またデートしましょうね」と健に言った後公園を後にした。 6545/11/30 健は今後の優子との付き合いを考えていた。 健「次のデート先はどうしようかな・・。喫茶店にでも誘おうかな。」 健は優子に新たな誘いをすることに。 優子と健は学校が休みの土日の休日を利用して積極的に会うようになった。 6545/12/01 冷え込むある日、2人で喫茶店のお茶を飲んでいた時のこと・・。 健 「今日は随分と寒いね・・」 優子「うん。今日の夜、より寒くなるって」 健 「そうなんだ。優子さんは大丈夫?? 寒くない?? 俺のジャケット着る??」 優子「うん。大丈夫だょ。ねぇ・・健君・・。」 健 「うん?? なに?? 優子さん・・」 優子「突然こんなこと言うのもなんだけど、健君の家に行ってもいいかな??」 健 「えっ、でも、散らかってるし」 優子「健君のこと、もっと知りたい」 健 「いいの?? 散らかってるけど、それでもいいなら。」 優子「うん・・」 真面目に話す優子の姿に健は家に招き入れることにした。 健 「どうぞ」 優子「うわぁー。凄い綺麗お家だね。ご両親は??」 健 「海外出張で俺は1人お留守番かな。」 優子「そっか・・。今日は2人だけだね」 健 「なにか言った??」 優子「ううん。なにも言ってないよ。家に入ろう」 健 「うん・・玄関はこっちだよ」 健の部屋に入る優子。 男の子の部屋に入るのが初めてな優子。 初めて自分の部屋に女の子を招き入れる健。 健 「今ストーブ点けるね」 優子「はぁ・・寒いね・・」 健 「ごめんね・・寒くて暖かくしておくべきだったね」 優子「いいよ。突然、家に入れてって言ったの私だし・・」 健 「そうだったね・・」 冷え込む健の部屋・・。 お互い寄り添うように座る二人。 優子「ねぇ、健君・・。」 健 「ナ、ナンデショウカ?? 優香さん。」 優子「ちょ、優香って・・健君可愛い・・」 健 「ごっほん。何ですか。優子さん」 優子「私達って付き合ってるだよね。世間から見たら・・」 健 「そうですね・・」 優子「健君・・。ひとつお願いしてもいいかな」 健 「はい。なんですか??」 優子「私の名前をさんを抜いて呼んでほしいの」 健 「あ、あの、そ、それは・・。つまり・・名前で呼べと・・」 優子「うん・・。そう・・。」 健 「・・・。」 優子「健・・。」 健 「ゆ、優子さん・・。」 優子「こら・・。ゆうこ・・だぞ」 健の頬に人差し指で突っつく優子・・。 健 「優子さ・・ん・・優子・・・。」 優子「うん。なに??」 健 「俺優子のこと・・。好きだ。大好きだ・・。」 優子「私も健のことが好き。啓一さんや芽衣子さんが紹介してくれて、健に初めて会った時から好き・・。」 健 「優子・・。俺も大好きだ。」 優子「健・・。」 健 「優子・・。」 優子「健・・抱いて・・抱いてくれる??・・・。」 健 「いいよ。」 健と優子はお互いを優しく抱き合った。 健 「愛してる・・。数十年経とうが・・ずぅーと。」 優子「私もだょ・・」 健 「暖かいね。優子の体。心臓がドキドキ鳴ってる・・」 優子「健こそドキドキしてるよ・・私、健とするのが怖い・・・」 健 「俺もうまくはないけど・・優子とするのが・・・初めてだし緊張するよ・・。」 優子「健・・。あ、お互い初めてなんだね。(*´ω`*) 」 健 「そうだね・・。」 嬉しさで涙が出ながらも抱き合う優子と健。 その日の夜は2人にとって特別で最後の夜となった。 6545/12/02 翌日、優子は自宅に帰ることになり健と別れるため玄関に向かった。 健 「あの・・今日はありがとね。優子のこともっと好きになった・・」 優子「私も健のことよく分かったし大好きになった・・。それじゃね、家に帰るね」 健 「家まで送ろうか??」 優子「ううん。大丈夫だよ」 健 「そう・・。道中気をつけてね」 優子「バイバイ・・」 玄関が静かに閉まると同時に優子の歩いていく音がした。 静かな家で健は学校の支度をして朝食を摂って学校に向かった。 啓一 「おーい。健。おはよー。」 健 「やぁ、啓一。おはよう。」 啓一 「デートの助言してから連絡無かったけど・・大丈夫だったか??」 健 「感謝するよ。デートは成功した。今は優子と付き合ってるよ」 啓一 「そうか。うまく行ってるな。お前たち・・」 芽衣子「おーい。たけるー!! 聞いたぞー!!」 芽衣子が健に肘タックルを食らわせた 健「なっなにするんだ。いてぇー」 芽衣子「付き合ってるだってねぇー。良かったねぇーこのーこのー!!」 健「芽衣子さん・・。ちょww手加減してぇww」 啓一「とにかく、良かったじゃん。」 健「まぁね・・。」 俺の周りが賑やかに成っていくのが分かる気がした。全て優子のおかげだ。 彼女がいたからこそ初めての異性との付き合いも優子がいたから出来たことだ。 俺は改めて彼女、優子のことをずっと愛し続けることを一生涯に誓った。 そのころ昼の間に学校が終わった優子は家に帰宅していた。 ピュルルルル・・・。 突然家中に響き鳴る電話の呼び出し音。 優子「はい。○○家です。あ、お父さん・・うん・・へぇ・・すごいね。仕事成功したんだね。おめでとう!!」 しかし、お父さんからの喜びの電話は悲劇へと変わっていく。 優子のお父さん「そこでな・・優子・・。仕事の関係で引越ししなくちゃいけないんだ。」 優子「え、どういう事なの。お父さん」 優子のお父さん「お母さんも私と同じ仕事してるのは優子も分かってるだろ??」 優子「うん・・分かった」 優子のお父さん「引越し屋さんにはもう頼んであるから。それじゃね」 優子「うん。仕事頑張ってね・・。」 優子のお父さん「ありがとう。それじゃ・・」 優子は静かに電話を切ると引越しの準備に入った。 その頃、なにも知らない健は・・。突然優子の通う学校の同級生から手紙を貰うのだった。 同級生A「えっとー、健君。他校の生徒さんから手紙預かっててね。君に渡してくれって言うものだから」 健「あ、ありがとう。」 同級生A「じぁね。」 啓一「健、なんて書いてあるんだ??」 健「優子からだ・・。」 手紙の内容 「突然このような手紙を送ってしまい、ごめんなさい。」 「両親の仕事の都合で引越しすることが決まりました。」 「遠くに○○県の地方まで行くので、遠距離になってしまいますね。」 「それでも私は健のことが好きです。健君も好きならいいけど・・。」 「もし、もしだよ。他の女の子が好きになってしまったら・・」 「私のこと忘れてください。ね。それでは。」 「電車は12 30に乗ります。健君は学校があるから会えないのは分かってます」 「ごめんなさい。 優子より」 突然の別れの手紙に涙がこぼれる健。 突然立ち上がる健。 啓一「行くのか??」 健「最後ぐらい優子のこと見送ってあげないとな。男として」 啓一「先生には大便してることにするから行って来い」 健「ありがとう。啓一・・。」 健は学校を抜け出し優子のいる駅まで全力疾走で向かった。 商店街を抜け、交番を抜け、喉が枯れるまで走る健。 ただ1人の愛する女の子の為に健はただ走り続けた。 どんな事になってもいい。 ただ健は優子と・・。 一緒に平凡な日々を過ごしたいだけなのだ。 大荷物の中、優子は駅の売店で食べ物を買っていた。 やっとのことで駅前に走りついた健。 線路を真ん中に挟んで駅の外側の歩道に健。 駅のベンチに座る優子。 目の前に突然、健がいることに口が塞がる優子。 優子「たける君??・・・なんで・・。」 健「優子・・。優子!!」 疲れたような顔で優子に言う健・・。 健「なんでだよ・・。なんで・・何も言わずに・・。」 優子「手紙読んだんでしょ・・だよ??」 健「優子は、ほんとにそれでいいのかよ」 優子「だって・・。」 健「ゆ、優子は・・俺と一緒にいたくないのか。優子は・・俺と遊園地行きたくないのか。優子は・・俺とご飯食いたくないのか。優子は俺と眠りたくないのか。」 健「どうなんだ・・。」 優子「私は・・。わたしは・・」 健「あの日の夜、俺、優子の体を抱いたの初めてなんだぜ。かわいいし、絶対に、どんなことがあろうと守りたいと思った」 優子「健・・。私も初めてだったよ。でもね・・。無理だよ。」 健「・・・。」 優子「だってね・・。健の親御さんはどうなの?? 許してもらえないよ・・」 健「優子?? 今、目の前に立ってる俺は優子がほしいだけだ。行くか・・・残るかは優子自身が決めろ・・。」 優子「私は・・。」 駅アナウンス「電車が参ります。ご注意ください。」 健の前に電車が止まり優子の姿を隠す。 ぴぃりりりりり・・。 電車が出発して再び健の前に駅が見える。 健「行ったか・・。割り切れねぇーよ・・・。突然・・・。手紙出して・・はい、さよならとか・・。」 号泣する健の前に見たことのある服装の女性が駅のベンチ前を立っていた。 健 「優子・・。残ってくれたのか」 優子「親には何とか言い訳しておくから・・。」 健 「優子・・。」 2人は終始見つめあった後、優子が一言つぶやいた。 優子「折角、残ったんだから・・責任取ってね。それと親が帰ってきたらちゃんと説明してね。健君♪」 健 「あ、当たり前だ・・じゃ、どっか食べに行く??」 優子「そうね・・ラーメンとか。どう??」 健 「いいの。それで??」 優子「だめ??」 健 「せっかくさ、2人で行くんだからもっといいところ行こうよ」 優子「じゃ、最初に健と会ったあのファミレス行かない??」 健 「思い出の・・場所だね」 優子「うん!!」 その後2人は仲良く手を繋いで駅を後にしてお店に向かった・・。 初めてふたりが出会った場所に・・。 THE END
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霧島翔子 カード名 統率力 初期攻撃力 初期防御力 max攻撃力 max防御力 攻撃成長 防御成長 呆れ顔の翔子 10 1080 310 4390 2540 晩成 普通 翔子の欲望 10 610 780 普通 晩成 翔子の独占欲 7 660 740 早熟 早熟 学年主席・霧島翔子 10 650 890 普通 普通 嫉妬の翔子 7 910 490 早熟 早熟 翔子の倍プッシュ 7 830 570 早熟 早熟 吉井明久 カード名 統率力 初期攻撃力 初期防御力 max攻撃力 max防御力 攻撃成長 防御成長 明久の頭蓋骨 10 460 930 普通 晩成 秀吉ラブな明久 7 790 470 普通 普通 Fクラスの明久 7 950 310 普通 普通 明久のナンパ騒動 7 640 760 早熟 早熟 観察処分者明久 7 700 700 早熟 早熟 捕縛される明久 7 570 830 早熟 早熟 ピッチャー明久 7 930 470 早熟 早熟 脅迫される明久 7 400 1000 早熟 早熟 木下優子 カード名 統率力 初期攻撃力 初期防御力 max攻撃力 max防御力 攻撃成長 防御成長 優子、覚醒! 10 600 940 3970 3730 普通 普通 秀吉の姉・優子 10 450 1090 普通 普通 優子の指令 7 370 1030 3560 3440 早熟 早熟 秀吉とは双子・優子 7 820 580 早熟 早熟 優子の豪腕 10 900 490 晩成 普通 観察する優子 7 600 800 早熟 早熟 試獣召喚っ!・優子 7 880 380 普通 普通
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13話 DANCING WIZARD 「へぇ、殺し合いね……」 B-2療養所中庭にて、黒いハイレグのような格好の金髪美女、アリシア・ルクルスは、 自分がこの殺し合いでどう動くか考えていた。 「殺し合いなんて……やりたくはないけど……」 アリシア自身は殺し合いには乗りたくなかった。 どこの誰とも知れない者の言いなりになるのは嫌であったし、 彼女は見ず知らずの他人をいきなり手に掛けるような物狂いでも無い。 そのために格闘技を習ってきた訳では決して無いのだ。 だが、最後の一人にならなければ生きて帰れない事、首に爆弾付きの首輪をはめられてしまっている事、 恐らく殺し合いに乗る者が襲い掛かってくる時が来るであろう事、殺し合いをしなくてもいずれ首輪を爆破されてしまう事、 様々な不安要素がアリシアの心を揺さぶる。 物狂いでは無かったが、自分の死を許容出来る程強くも無かった、アリシアと言う女性は。 「……い、いやいや、何も自分から積極的に行かなくても良いでしょ? 殺し合いに乗っている人なんて、多分それなりに出てくると思うし。 私は……そうだ、なるべく一箇所から動かないで、そこに誰か来たら戦うって奴で良いんじゃない? うん、そうしよう」 考えた末アリシアは積極的に殺人を犯す真似は避け、遭遇し尚且つやむを得ない時に限り、 相手に襲い掛かると言う作戦を採る事にした。 デイパックを漁ると、中に入っていたのは縄跳び用の縄。 持つ部分は透明なプラスチックで中に名前や学年を書く紙が入っており、 縄の部分は綺麗なピンク色で、ゴム製。 縄の長さも短いので小学校低学年用の物であろう。 「首を絞めたりするのに使えるかしら……?」 そこそこ強度はあるので、相手の首を絞めたり拘束したりするのには使えそうではある。 だが逆を言うとそれ以外に有効な使い方が無い。 このような状況で縄跳びで体力作りと言う訳でも無い、そもそもアリシアの身体にはサイズが小さ過ぎた。 格闘技の心得があるとは言っても、相手がもし銃などの飛び道具、リーチの長い武器などを持っていたら、 たちまちアリシアは劣勢になる。 格闘技を極めた者の中には銃弾や刃物の攻撃を物ともしない強者もいると聞くがアリシアはそこまでの自信は無かった。 今までも銃や槍を持った相手と対峙せざるを得なくなった時は変則的な戦い方をするか、逃げてきた。 出来れば刃物程度はいざと言う時のために欲しいと、アリシアは思う。 この時、アリシアはこれからの自分の行動指針を考えるのに熱中する余り、 「見晴らしの良い場所にずっと留まっていたら危ない」と言う事に気付いていなかった。 療養所建物の入口から、銃口が自分を狙っている事にアリシアは気付けなかった。 バスッ 銃声らしからぬその音と同時に、小さな熱い弾丸はアリシアの背中から入り、 心臓を掠めて右の乳房を貫いて出ていった。 「えっ……」 突然の痛みに、アリシアは驚く。 右の乳房の辺りから血が出ている、背中にも痛みがあった、いや、胸の中にも。 バスッ バスッ 更に二発の銃弾がアリシアに撃ち込まれた。 アリシアは熱い液体が喉の奥から込み上げ、胸元や腹に形容し難い痛みが走るのを感じる。 身体中から力が抜け、意識が遠のいていく。 (何、これ……嘘……死ぬ? ……ちょっと……待……) 唐突に訪れた自分の死を、意識が完全に消えるまで、アリシアは受け入れる事が出来なかった。 銃声がほとんどしなかったのは、アリシアを襲った者が彼女を撃つのに使った拳銃が特殊な物だったためである。 64式微声手鎗――中国で特殊部隊向けに開発された、サイレンサーが銃身と一体化した自動拳銃。 消音性能は高く、地下鉄の車内やピアノ音程度まで銃声の音量を下げられる。 「こんな時に見晴らしの良い所でぼーっとしてたら駄目ですよ」 そして64式微声手鎗を支給されそれを操りアリシアを銃殺したのは、 黒髪ロングの美少女、八神雹武。 白いカッターシャツに濃い緑のスカート、青いネクタイ、ローファーに白い靴下。 一見どこかの中高生と思える容姿。 「縄跳び用の縄……役に立ちませんね……」 しかしそれは違う。 雹武はそもそも、外見は人間に見えるが人間では無い。 病死したとある少女の死体をベースに造られた「生体兵器」であった。 日本風異世界国家、その軍部が極秘で進めている「死体から兵士を作る」プロジェクトで生み出された一体。 黒髪に隠れてはいるが、うなじの部分に小さく「BW-5519」とナンバーが刺青されていた。 実はこの殺し合いにおける運営役、吉橋と岩岡が所属する組織が催した過去の殺し合いにおいて、 雹武と同じ所で「製造」された生体兵器が実戦試験と言う目的で参戦させられていた。 一人目、二人目共に相当な成果をあげたが結局は「破壊」された。 ちなみに二人目の時の殺し合いにおける運営役は今回と同じ、吉橋と岩岡であった。 「さて、次の人を捜しましょうか」 雹武は獲物を捜すため、移動を始めた。 首にはめられた黒い首輪、右手の拳銃、肩から下げたデイパックが無ければ、 良家のお嬢様、深層の麗女と思われてもおかしくない美貌。 しかしその思考は、とても単純かつ酷薄――「他者の殲滅」――のみ。 【アリシア・ルクルス 死亡】 【残り43人】 【B-2/療養所中庭/早朝】 【八神雹武】 [状態]健康 [装備]64式微声手鎗(5/8) [持物]基本支給品一式、64式微声手鎗の弾倉(3) [思考] 基本:参加者を見つけ次第殺害する。 1:参加者の捜索。 《人物紹介》 【アリシア・ルクルス】 23歳の武闘家女性。冒険者。金髪ポニーテールに黒いハイレグっぽいスーツを着込んだ外見。 格闘技と体力には自信はあるが、頭を使った行動や銃器、近接武器の扱いは不得手。 お化けと虫が苦手。 【八神雹武】 読み:やがみ・ひょうぶ 外見年齢15~18歳。黒髪ロングの美少女。白いカッターシャツに青ネクタイ、濃い緑のスカート姿。 性格は礼儀正しく常に丁寧語、穏やかではあるが「笑顔で人を殺す」タイプで、殺人に全く躊躇は無い。 軍の兵器開発部門において製造された「生体兵器」の一人であり、開発コードはBW-5519。 素体はとある富豪家の病死した令嬢らしい。 卓越した身体能力と耐久力の他に何か特殊能力を付加されたようだが……? 012:心の清らかな変態……違和感凄いぞ 目次順 014:ずっとずっと……籠城――ひとりきり ゲーム開始 アリシア・ルクルス 死亡 ゲーム開始 八神雹武 028:崩壊は唐突にやってくる
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夢幻戦士ヴァリス wikiに直接入力 ACT1 麻生優子はごく普通の女子高生だが、ある日下校中に雨が降ってきた。 優子「雨がやんでる…いつの間に…?いやな天気…そういえば…昨日はあの夢見なかったな…遠くから誰かに呼ばれる夢って…何の象徴なんだろ…」 麗子「フロイトは何か言ってったっけ…」 優子「!麗子!」 麗子「雨宿りのついでに居眠りなんて…いかにもあなたらしいわね、優子。」 優子「麗子こそ、傘なんかさして…雨はもう降ってないわよ。」 麗子「ああ、これ?いいのよ、別に。またすぐふるんだもの。…そうか、だったらもう少しそこで居眠りしてたほうがいいかもね…少なくとも雨には濡れないわ。家へは帰れないでしょうけど…。」 優子「?…あなたこそ早く家へ帰ったら?だいたい方向が逆じゃない。なんでこんな所にいるの!?」 麗子「挨拶に来たのよ、お別れのね…ちょっと遠くへ行かなきゃならないから…もっともあなたとはどこかでバッタリ出会う事になるかも知れないけど、一応は…ね。」 優子「?何を言っているの?なんのこと!?」 麗子「フフッ…じゃあね優子、さようなら。あなたの無事を祈ってるわ。」 優子「なによ、あなたがどこへ行こうと知るもんですか!もしあれが予知夢で、声の主が麗子……バカみたい、そんな事ある訳ないもの…。…じゃあ…誰…?」 優子の友達である桐島麗子は遠くへ行かなければならないと別れを告げる。 麗子が去った後、突然魔物が現れ、優子を襲う。 しかし、突然現れた剣が優子を守った。 そして、優子の戦いが始まった。 ACT2 ガイーダを倒した優子は夢幻界に迷い込み、夢幻界の女王ヴァリアに、世界で最も明と暗の力のバランスの取れた戦士、ヴァリスの戦士として、暗黒の力ヴェカンタをつかさどる魔王ログレスを打ち倒すよう言いつかり、ヴァリスアーマーを授かる。しかしあまりもの唐突なことに、優子は戦う自信がないようだ。 ヴァリア「ヴァニティへようこそ、優子…ヴァリスの戦士よ…。」 優子「これは夢よ、夢…私はまだ寝てるんだわ…きっとそうよ!そうに決まってる…!…夢じゃないの!?なぜ!?」 ヴァリア「一時はどうなる事かと思いました・・・本当によく戦ってくれましたね。頼もしい限りです。私の力も、もうほとんどリアリティには及ばなくなって・・・あなたを呼ぶのも難しかったのです。」 優子「私を…私を呼んだのはあなただったの!?あなたは誰!?ここはどこなの!?これが夢じゃないとしたらいったい…!」 ヴァリア「どうか落ち着いて、優子…戦いで気が高ぶっているのはわかります。でも、これは夢ではありません。…私の名はヴァリア。ここはヴァニティという、あなた方の世界とは別の時空です。優子…全てがあなたの理解を超えている事でしょう。でも、黙って聞いて下さい…。人の心は今、滅びかかっています。人の心は”明”と”暗”の二つの異なった性質を持って成り立っているのですが、最近になって”暗”の部分が著しく増殖し、そのバランスを失いかけているのです。」 優子「いったい何の事なの!?さっぱりわからないわ!」 ヴァリア「最後まで聞いて下さい、優子。あなたの世界で戦争や暗い出来事が多く起こるのも、全ては人の心の”暗”に作用する、”ヴェカンタ”という”力”のせいなのです。」 優子「ヴェカンタ…?」 ヴァリア「そうです。その力は”ヴェカンティ”という、また別の時空から及んでいて、張本人は”ログレス”という暗黒の王なのです。私は幾千年もの間・・・人の歴史が始まってからずっと戦い続けて来たのです。でも優子、今はあなたに助けてほしいのです。もう私一人の力ではどうにもなりません。」 優子「私に。。。!?私に戦えというの!?どうやって!?ただでさえわけがわからないのに!」 ヴァリア「あなたはここまで戦って来たではありませんか。」 優子「それは…襲われたからよっ!」 ヴァリア「私が時空転移で投げた剣を受け取れたのは、あなたが戦士だからです。最も自然な心、”明”と”暗”のバランスがとれている事がその明かしです。」 優子「いいがかりだわ、私はそんな人間じゃない!」 ヴァリア「では、あなたの世界が滅びてもいいのですか!?戦争が起きても、大勢の人々が苦しむのを見ても平気だと言うのですか!?」 優子「そ、そんな事言ってないわ、ただ…ただ私には関係ないでしょう!?」 ヴァリア「なんということを…あなたまでがそんな…戦士にヴェカンティの心があるなんて…!向こうでは既に戦士が誕生したというのに…その上あなたまでを敵にまわすわけにはいきません。」 優子「…何をする気…!?キャアァッ!こ、これは…!いったい何を!?」 ヴァリア「これ以上の問答はあなたのヴェカンティを増殖させるだけ…このまま行って下さい、優子!」 優子「そんな…!無理矢理…アァッ!」 ヴァリア「…私の言った意味など…あなたにはまだわからないでしょう…。でも、戦いの中からそれを知ってくれると信じています…ログレスを倒すまでに、かげがえのないものを失っても…それが戦士の宿命だと…あなたにわかってもらえるといいのですが…」 ACT3 しかし、様々な出来事を経て、優子はログレスと対面する。 多数の魔物を倒し続けてきた優子は麗子と再会するが、麗子はログレスの手先となり、優子の敵になったという。 ACT5 それでも戦い続ける優子は遂に麗子と戦う羽目になった。 麗子「決着をつける時が来たわね。約束通り、止めを刺してあげる。」 優子「麗子!あなたはログレスに騙されているのよ!お願い!目を覚まして!」 麗子「ゴチャゴチャとうるさいわね!私とあなたは敵同士!戦う、力が強い物が勝つ。ただそれだけの事よ。」 優子「違う!私達は友達…」 麗子「うるさい!私はね、あなたのその甘ったるい考えが大嫌いなのよ!さあ、行くわよ!」 優子は麗子との戦いに勝つが、優子にとっては悲劇である。 麗子「助けられる覚えはないわ!たった今まで戦ってたのに・・・ 優子「またそんな事言って…意地っぱり!こんなケガしてるのに…答えて、麗子、なんであなたと私が戦わなきゃならないの?ねえ!?」 麗子「おっきな声出さないでよ…傷に響くわ…あなたと私は敵同士…だから戦うの…それでいいじゃない!」 優子「よくないわっ、だって、敵じゃないもの!」 麗子「じゃあ…なんなのよ?」 優子「友達よ…そう、友達よ!」 麗子「…いつもいじめてたのに?ウソおっしゃい!」 優子「今…なにも今そんな事言わなくったって…私がそうだっていってるのよ!麗子、何を隠しているの?なぜ本当のことを言ってくれないの!?」 麗子「………優子の両親は仲がいい?」 優子「えっ?…ええ…」 麗子「兄弟がいるでしょう?…喧嘩しない?」 優子「…ええ…でも、時々は…麗子なにを…!」 麗子「私はぜんぜん反対よ…家もバラバラで…友達もいないわ…ずっと意地はって来たから…そんなものだと思ってたし…ねたんだり、そねんだりして、人を出し抜いて、人の上に立って生きてやろうって…思ってた…だから、ログレスの誘いにも乗ったの。”人の世を支配できる”って言ったのよアイツ…でもちがう、逃げたかっただけなの…いろんな事から…悩みや、嫌な事から…自分でもわかってた…もう、どうでもよくなってたのよ、今さら…ただ…逃げ出したかった…そうゆうことって…あなたにはないの?」 優子「あるわよ、もちろん!」 麗子「でも…あなたはいつも戦っていたでしょう?いろんな悩みや、苦しいことと…私は逃げられるだけ逃げて…とうとうこんな所で死ぬハメになったのよ…。」 優子「バカな事言わないで!きっと、きっと私が助けてあげるから!」 麗子「泣いてくれているの…?私のために?…じゃあ…友達になれたのかな、私…」 優子「ええ…ええ…!」 涙を流しながら麗子に説得する優子。しかし… 麗子「ありがと…暗くなって来たわ…もう…よく、見えない…さようなら…優子…」 麗子は優子に看取られて息絶えた。 優子「麗子!…麗…!…どうして…あなたが死ぬ理由なんて…ないのに!」 麗子の最期を看取りながら泣き崩れる優子の前に現れるログレス。 優子「!!」 ログレス「フハハハハハ…愚か者めが、情になど流されおって、半端にヴァニティの心なぞ持つからだ…まぁよい、もともとそんな小娘など、あてにしてはおらぬわ!優子とかいったな…ヴァリスの戦士よ、来るがいい。ヴェカンタリアのわしの城までな、そうすれば全てがわかる…待っておるぞ、気長にな。フハハハハハ!」 優子「…許さない、ログレス!…おまえは必ず…必ず私の手で!」 優子は自分の腕の中で死んだ麗子の仇を討つためにログレス城へ乗り込む。 ログレスとの最後の戦いが始まった! 激闘の末、ログレスを倒した優子は現実世界に戻る。 しかし、麗子の姿はもういない。残されたのは猫だけだった。 ------ 【補足】 エンディングの描写はパソコン版とPCE版で流れが異なります。 PCE版では麗子の死の後に形見として手首に巻き付けたスカーフが残されているのを見て すべてが現実だったと思い知り、悲しみを胸に帰途に就くというシーンで幕を閉じますが、 パソコン版ではスカーフの下りの描写がなく、現実界に戻ったことに優子が気付いた直後、 キャラのセリフは一切なしで締めくくりのナレーションがかぶさって終了です。 また、PCE版においてはPCE版で『II』で大幅な設定変更が加わった影響で削除されたセリフがあります。 1ステージクリア後のヴァリアとの会話で、ヴァリアが暗黒界の戦士として召喚されたのが 優子の近しい人間だと知っていることを暗に仄めかすようなことをつぶやいていたり、 暗黒界で再会した麗子の「散々いじめてやった仕返しを今ここでしたらどう?」って煽ってきたり、 優子に弟がいる旨のセリフがあったりするのですが、PCE版ではカットされてます。 特に麗子の煽りのセリフがカットされてるので、友達だと言い張る優子に対して「あんなにいじめたのに?」 というセリフの件が少々唐突になってたりします。 また、パソコン版だと1ステージクリア後のビジュアルシーンにおける優子とヴァリアのやり取りが かなりヒステリックかつ強引な感じで、ヴァリススーツに無理やり着替えさえられた時の大仰な ファンファーレも相まってかなり笑えますw