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第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」 通称、ストームウィッチーズ アフリカの星と言われるスーパーエース、ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ、 そして扶桑海の電光と呼ばれた扶桑海事変のトップエース加東圭子を抱えている。 そう、扶桑海事変のトップエースは加東圭子、それが通説だ。 しかしこれは間違いである。 驚くべきことに、たった一ヶ月の実働期間で58機を撃墜した 伝説のウィッチが存在するのだ。 そしてその伝説のウィッチは、今まさに、空母天城の南から、 アドリア海へと侵入しようとしていた。 『杉田艦長!』 無線を使用するのは誰だ? この声は間違いなく男の声、であれば戦闘機パイロットか、 もしくは私と同じく撤退しようとしている連合軍艦隊の誰かである。 先ほどヴィルケ中佐から、大和の破壊に失敗したという無線が入った。 もしや、それを聞き、玉砕覚悟で大和に特攻をかけようとするものでもいるのだろうか? しかし、この声は無線からは初めて聞く声だ。 「すまないが所属を明らかにしてくれ、君の声を聞いた覚えがない」 すると無線相手は意外そうに唸ったあと、こう言った。 『杉田さんよ、そりゃあ無いんじゃないか?』 しゃべり方が変わった。 それによって一人の候補が浮かび上がる。 扶桑海事変における影のエースだ。 しかし、そんなことがあるのか、今、彼がアドリア海にいるはずはない………。 不審がっていると、相手からまた通信があった。 『アフリカの近くまで送ってくれた礼をしようと、それこそストームウィッチーズの根城 からすっ飛んできてやったというのに』 言葉にならない、もしもホントにアフリカから飛んできたのなら大馬鹿者である。 そして、なんと心強い援軍か。 「辞令など出ていないだろうに…!」 『そんなものは糞くらえだ』 「では、君は何に従うのかね、扶桑海の荒鷲よ」 彼はためらうことなく答えた。 『無論!力を待たぬもの達の願いにのみ従う!』 変わっていない、相変わらずぶれがない。 ならば、私が言うべき言葉はただの一つ。 「頼む、彼女たちを助けてくれ…」 荒鷲は、力強く答え、天城の上空を駆け抜けていった。 ミーナは大和の中で決断を迫られていた。 引くか、それとも無茶を承知で、再度の攻撃を敢行するか。 いや、答えなど決まっている。 「皆さん、ここまでよ……、撤退の準備をしなさい」 ミーナはロマーニャを切り捨てた。 そうではないかもしれない、だが、ルッキーニからしてみれば 撤退するとはそういうことだ。 「とにかくいったん外に出ましょう、このままでは閉じこめられます」 そこに小さな声が響いた。 「うそ………」 それはとても小さな声だった。 しかし、 「あ……ああ……う…あ……っ」 今のルッキーニにとって精一杯の声だった。 誰もなにも答えない。 その静寂が、ルッキーニの中の何かを決壊させた……。 ルッキーニの瞳から涙はあふれてこなかった。 その代わり、何一つとして映し出されてもいなかった。 黙って見ていることは出来なかったのだろう、シャーリーが手を伸ばしかけたそのとき。 『随分と諦めが良いんだな』 無線から、張りのあるテノールが響いた。 その魅惑的な声の主は、早々にミーナ達に辛らつな言葉を浴びせる。 『闘う気が無いのなら、そこからとっとと退け』 その声には、どこか強制されるものがあった。 戦場において、この声に逆らってはならない。 全員の本能が、そう告げていた。 だが、はいそうですかと信じることが出来るはずはない。 「あなたは誰!?所属と名前、階級を明らかにしなさい!」 ミーナの発したとっさの質問に、彼はこう答えた。 『所属か…、今ちょっと分からないな、階級は飛び出してくるまでは中尉だったが 今はどうだろうな、名前だけは教えておこう』 そういうと彼はもったいぶるように間をおいてから、その名前を口にした。 『名前は俺って言うんだ、響きで分かると思うが扶桑人だ。 そしてこれが最後の警告だぜ?』 『死にたくなければ、一分以内に大和から出ろ』 そして思い出したように彼は言った。 『もう一つ言っておく、すぐにロマーニャを解放してやる』 ルッキーニの瞳に若干ながら光が戻っただろうか。 いや、それは違う、映ったのは1%の希望と、99%の絶望だ。 ルッキーニから返事がなかったのが不満だったのだろう。 彼は静かに続けた。 『フランチェスカ・ルッキーニ、ロマーニャにとってお前がどんな存在か… 考えたことがあるか?』 そんなこと思いもよらなかったのか、ルッキーニが答える気配はない。 そんなルッキーニに彼は激高した。 『ならば教えてやる、ロマーニャにとってお前という存在は、希望そのものだ! そのお前が、絶望してどうすんだ!?ここはロマーニャだろうが! 何を勝手に希望を捨ててやがる!!今ここで、ロマーニャを取り戻せるのは ロマーニャ人であるお前だけだろうが!!』 ルッキーニの目にやっと生気が戻った。 「私だけ……?」 『そうだ、分かったら前を見ろ、胸を張れ、お前は必死になってここまできたんだろうが 俯く必要がどこにある?』 ルッキーニは言われたとおり、前を見た、そこにはこちらを心配そうに見つめる 仲間達がいた。 そして胸を張った。 この大切な仲間達を心配させるわけにはいかない。 しかし、そこに不安が去来する。 「ホントにロマーニャを解放できるの?」 思ったことはそのまま口を突いてでた。 それに対し、無線から聞こえてきた返事は、 『安心しろ、これでも伊達男を気取っていてな、女の子との約束を破ったことはないんだ。 分かったら早く外に出ろ、アフリカのロマーニャ人連中があんたのことを べた褒めしてたし、是非とも顔を拝みたいんだ』 ロマーニャ風の、小気味良いものだった。 無線を聞いていた美緒は絶句した。 間違いない、あの問題児の声だ。 もっとも私より(十日ほどではあるが)年齢は上なのだ。 問題児と言うのは少々語弊がある。 そして、なるほど。 確かに奴の固有魔法を使えば、この大和を倒せるかもしれない。 しかし、あいつのことだ、おそらく所属していたアフリカから飛んできたのだろう。 だとすれば……、 「おい、俺中尉!」 気がつけば、美緒は俺に対して無線回線を開いていた。 『その声は坂本さんか、久しいね、何年ぶりだろう』 本当に、何年ぶりだろう。 彼が、つい最近、アフリカのストームウィッチーズに配属されたことを風の噂では聞いた。 だが今は、そんな思い出話に花を咲かせているときではない。 「そんなことはどうでも良い、お前のことだアフリカから直接飛んできたんだろう。 魔力なんて残ってないんじゃないか?」 その通り美緒のこの予想は見事当たっていた。 しかし、彼はそれを気にした様子はない。 それどころか、 『坂本さんよ、俺が見えるか?大和の直上にいるんだが』 なんてことだ、彼は直上と言ったが、 ほとんど大和に降り立っていると言っても過言ではない。 そうこうしているうちに、ミーナ達が大和から飛び出してきた。 『やっと出てきたな、坂本さんコアの位置を教えてくれ』 「待て、お前魔法力は……」 『今のアンタよりかは幾分マシだ、良いから早く教えろ』 有無を言わせない辺り、何一つ変わっていないのだろう。 コイツがこうなれば何を言ったところで無駄だ。 「……第一艦橋の真下だ、必ず破壊しろ」 彼は、応、と一言。 それ以上は、必要ない。 さて、あれだけの大口を叩いたんだ、やらなければならない。 甲板の真下にコアがあれば真上から最短距離でぶち抜けばいい。 しかし艦橋の真下にコアがあると言うことは、それは出来ない。 俺の射撃は必中だ、問題は威力だ。 大和の装甲を貫き、コアを破壊するだけの威力を、 この7.7mmの八九式機関銃という骨董品で出せるかどうか。 しかも、今の俺がそれだけの威力を出すには、 たった一発に残っている魔力を全て込めるしかない。 だがストライカーを飛ばすだけの魔力は残さなければ、ほぼ確実に死ぬ。 そんなことは分かってる、それでも俺は、 7.7mmの小さな弾丸にありったけの魔力を注ぎ込んだ。 今に全力を尽くせないものに、未来は語れないのだから。 俺は、ゆっくりと引き金を引いた。 放たれた魔弾は、装甲を食い破りながら圧倒的な速度でコアに辿り着いた。 だが、その魔弾はコアに罅こそ入れたものの、粉砕するには至らなかった。 それでも俺は慌てない。 なぜなら、俺の後ろにはもう、ロマーニャの希望が来ている。 コアまでの道はまるでクレーターのように開かれている。 更に罅が入った以上コアの移動は出来ない。 「ぶちかませ、ルッキーニ!!」 俺のシャウトに応えるように、ルッキーニはブレダの残弾を全てはき出した。 そしてその内の何発かが、コアへ命中。 見事に破壊。 まあ、ここまでは良いのだが。 見れば、ルッキーニ少尉は前のめりに倒れている。 おそらく、魔力を使い果たしたのだろう。 そして俺も、飛ぶだけの魔力が残っていない。 更にもう一つ、今まで大和が空を飛んでいたのはネウロイの力である。 コアを破壊すればどうなるか、火を見るより明らかだ。 落ちる、そう思ったとき、抜群のプロポーションを誇る美人がルッキーニを抱えていく。 俺は俺で、誰かに抱えられている。 そして俺を抱えている誰かは口を開くなり、なにやら文句を言い放った。 扶桑のウィッチはこういう人ばかりだとか何とかいってるが、一体これは誰だろう? 魔力の欠乏で、いまいち思考が纏まらない。 ……まあ、誰でも良いか。 今、俺に必要なのは休息なのだから……。
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当ててこないSR オフィサー AVAData 読み方 あててこないえすあーる 呼び方 あてすな など 階級 SD 兵種 MR 武器 PM X95R AR FN-FNC SR FR.ASW OtherData 基本的に兵科はなんでもやるよ(強いとはいってない。。。) 因みにこれメインだよ!! 自他共に認めるキル厨の鏡、甘えの神様 +名言集 決め台詞は「んん〜エクスタシ〜♡」 「だいぽんまじイケボ!」(結構しつこい) 「ぐんじょうさんとの激しい絡みが///」 クラメンからの声 しゃまとの連携でキ゛モ゛ッ゛チ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ byささぐま
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熱い歌詞 作詞/76スレ751 作曲/ひろよん ナツだぜ! 体が熱い! 夜だぜ! チンコが熱い! うぉぉぉぉぉぉぉ 俺のチンコが真っ赤に燃えるぅぅぅぅぅ 音源 熱い歌詞(オケ+仮歌)
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このページはこちらに移転しました 熱い歌詞 作詞/76スレ751 作曲/ひろよん ナツだぜ! 体が熱い! 夜だぜ! チンコが熱い! うぉぉぉぉぉぉぉ 俺のチンコが真っ赤に燃えるぅぅぅぅぅ 音源 熱い歌詞(オケ+仮歌) (このページは旧wikiから転載されました)
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このページはこちらに移転しました いい歌詞 作詞/194スレ146 作曲/めっ☆ いい歌詞がねぇ いい歌詞がねぇ いい菓子がねぇ いい菓子がねぇ いイカ滋賀ねぇ い以下滋賀ねぇ Eか志賀姉 Eか志賀姉 音源 いい歌詞
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Eh, tu rentres déjà? えっ、もう帰っちゃうの? Attends! attends un peu. 待って!ちょっと待って。 Allez allez, c est bon. いいから、いいから。 Encore encore! もう1回もう1回! 前のページ 次のページ 音声を「フラつく。」で聴く
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帰ってこないあの日々 23KB 虐待-いじめ 愛で ギャグ 悲劇 変態 捕食種 現代 愛護人間 独自設定 ぺにまむ 予定していなかったあの作品の続編です。胴つきゆっくりが死にます ・何故か思いの他評判が良かった「ふたば系ゆっくりいじめ 1230 喧嘩」の続きです ・ちとあの二人に対抗しようかな。よってHENTAI入ります ・胴付きゆっくりが登場します ・正直どろわにあげるべきではと考えた。 ・前回は喜劇でしたが今回は本当に悲劇です ・あれ?虐待はどこだ? 「おにいさぁぁぁぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁ!!」 今日も今日とて我が家のゆっくり達は元気だ。 俺を見つけたら人間砲弾ばりに突撃し、足にしがみつくは背中にしがみつくはで 非常に疲れる。 今日もあの二人の追撃から逃れて部屋でゴロンとしている時だった。 俺はふと寝がえりをうち、本棚の方に視線をやるとふとアルバムが目についた。 「アルバムかぁ…どれどれ」 俺はアルバムを手にとり、一ページ目をめくった。 「あ…」 俺は最初のページの写真を見た瞬間、悲しいあの出来事が頭の中をよぎった。 それは今まで忘れようとしていた楽しくも辛いあの日々… 帰ってこないあの日々 3年前… 普通の男達なら仕事から家に帰ったら家で奥さんとゆったり過ごすか一人でゆっくり過ごす所なのだが うちはちょっと違う… ピンポーン!! 「うーだれだど?」 「お兄さんだよ!!」 「おにいさん!?うぅぅ、おねえちゃぁぁん!!おにいさんがかえってきたんだどぉぉぉ!!」 ガチャン!!ギィィィィ… 「おかえりなんだどおにいさん!!」 トタトタ…だき!! そう、うちはゆっくりを二人飼っているのだ。 二人とも胴つきのゆっくりで種族は違うが同じ親から生まれてきた姉妹だ。 今俺を迎えに来てくれたのは妹のゆっくりれみりゃだ。 生まれた時からこいつはれみりゃからプライドをとって子供っぽい面を前面に押しだしたような やつで非常に甘えん坊なのだ。 「ただいま。ところでふらんは?」 「うー、おねえちゃんは…」「すきあり!!」「ふぬごぉ!!」 俺の後頭部から誰かが蹴りを入れた。 俺は勢い良く床に顔から叩きつけられた。鼻から血が出てた…。 「おねえちゃぁぁぁん!!おにいさんをいじめたらだめなんだどぉぉぉぉ!!」 「うー!!ゆだんしてたおにいさんがいけないんだよ!!わかったらおねえさまはだまってて!!」 「うぅぅぅぅ…」 そう、今俺に不意打ちをしたゆっくりこそこのれみりゃの姉であり我が家の飼いゆっくりである ゆっくりふらんである。 ふらんは妹のれみりゃをお姉さまというがこれは種族としての特有の呼び方で、野生の姉妹でも このようにいっているのだ。 姉のふらんはれみりゃが受け取らなかったプライドの高さ、攻撃性を全て受け取ったようなゆっくりだった。 「おにいさん!!ふらんにふいうちをくらうようななんじゃくなにんげんさんでいいとおもってるの? ばかなの?しぬの?そんなことじゃあふらんにすーりすーりするけんりはないよ!! わかったらはやくからださんをきたえてね!!じゃないとふらんがいつまでたってもすーりすーり できないよ!!よわいよわいがうつるなんてゆっくりできないよ!!」 思いっきり素直じゃない子です…。そして妹思いな面も見せるのであった。 「いいおねえさま!!このよはじゃくにくきょうしょくなのよ!!よわいおにいさんに そんなにすーりすーりばっかりしようとしたらよわいよわいがうつるよ!!」 「なにいっでるのおねえちゃぁぁぁぁん!!そういうおねえちゃんだっておにいさんのぱんつさんで…」 「…いったらなぐるよ…」 「いやぁぁぁぁ!!でびりゃをなぐらないでぇぇぇぇぇ!!」 …そんなこんなもあるが基本的に中の良い姉妹だ。 そんな二人はいつも帰って来てから俺にかまってくるのであった。 例えば食事時では… 「うーおにいさん!!れみりゃにあーんしてほしいんだどぉ!!」 れみりゃが口を大きく開けた。俺はれみりゃの皿を見るとそこにはれみりゃの好物が少々と れみりゃの嫌いな物が大量にあった。 おれはれみりゃの嫌いな物を何個を串のように刺すと、それをれみりゃに近づけた。 れみりゃは何が口に入れられるのか気付いてすごくいやそうな顔をした。 「うぅぅぅぅぅぅ…うぅぅぅぅぅぅ…」 「はーいちゃんと美味しくたべるんだ…あ」 よこからふらんが食べ物を奪った。 口で食べ物を横取りするとそれを少し嫌そうな顔をしながら30回以上噛んでから飲み込んだ。 「はいよくできまし…ぶげぇ!!」 ふらんの蹴りが俺の腹に直撃した 「おにいさん!!れみりゃのたべれないごはんさんをむりやりたべさせないで!! それにふらんはこどもじゃないんだからどんなたべものさんでもたべられるんだよ!! いつまでもおこさまあつかいしないでね!!あーんさせるんならふらんにしてね!!」 「うーおねえちゃん…そのおかおさんでいってもあんまりせっとくさんができないんだどぉ…」 「そうだそうだ!!素直にお兄さん大好きってい…ぐぶぅ!!」 「ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!」 余計な事を言うとふらんさんが俺の腹をサッカボールのように蹴ります…。 一度あまりに痛くて食ったものを吐いた事があるんだけど、その時はれみりゃだけが必死にないて くれると思ったらあのふらんが必死に蹴っていた所をすーりすーりしたりなでなでしたりしながら 「ごべんなざいぃぃぃ!!じなないでぇぇぇ!!」と泣きながら叫んでいたなぁ…。 あの時の光景は今でも忘れられないね!!あれから一週間はやたら素直だったのがさらに良かった まあ一週間後には元に戻ってしまったけど… 風呂に入っている時には… 「おにいさぁぁん!!いっしょにはいるだどぉぉぉぉ!!」 「いいよ、それじゃあごふぅ!!」 ふらんの蹴りがアレの脇腹に直撃した。 「なにやってるのおねえさま!!おにいさんはろりっこんなのよ!!きっとおふろさんにはいっている ときに「おててがすべっちゃったー」といってまむまむさんやおっぱいさんにいたずらするよ!! ふらんはおとなのれでぃーだしろりーじゃないからおふろでおにいさんをおふろでしょけいするよ!! ろりこんなおにいさんはかくごしてね!!」 そう言ってお兄さんに追撃をかけるふらん。だがその顔は実にうれしそうだった。 「おねえちゃぁぁぁん!!おねえちゃんがいっしょにはいりたいだけなんだどぉぉぉぉ!!」 「なにいってるのぉぉぉ!!ふらんはおにいさんのぼうさんをさいきふのうにするために いっしょにはいるんだよぉぉぉ!!もいだらぷれぜんとしてあげるからここでまっててね!!」 「ぞんなのいらないよぉぉぉ!!ぬけがけしておにいさんとすっきりーしないでねぇぇぇ!!」 れみりゃの言葉にふらんは顔を真っ赤にした。…なんか目がぐるぐるしているのは気のせいでしょうか… 「!!!!!…だれがろりっこんなおにいさんとす、すす、すすすすすすすっきりなんかするかぁぁ!!」 「おねえちゃん!!たまにはすなおになるんだどぉ!!」 「うるさいぃぃぃ!!」ボカァ!!「いだいどぉぉぉぉ!!おねえぢゃんがぶっだぁぁぁぁ!!」 結局おれは二人をなだめて一人で入ることにした。 その間扉の外から声が聞こえるのだが俺はしらんぷりをしている。 そしてこれが何より大事だ。それは寝るときは必ず部屋に鍵をかけてから寝ることだ。 でないと大変な事が起こるのだ…。 ベッドに入り、寝ようとしたその時間帯にやつらはやってくる。 トントン… 「おにいさん…おきているんだどぉ?」 れみりゃだ。 「おにいさん…れみりゃ、きょうはこわいこわいゆめさんをみちゃったんだどぉ。 だからおへやにいれてほしいんだど…。」 昨日は大きなねずみが出てきたといってたくせに… そう、うちのゆっくり達はやたら俺の部屋に入ろうとしたがるのだ。 「おにいさん…おねがいだど…ここをあけてほしいんだど…」 とてもよわよわしく、だが必死に媚びるような声をあげるれみりゃ。 だがお兄さんはHENTAIではないのでここは無視だ。 「いやぁぁぁぁ!!おにいざぁぁぁぁんあげでぇぇぇぇぇ!! でびりゃごわぐでじんじゃうよぉぉぉぉぉ!!」 ドンドン!!ドンドン!! ここで並みの愛でお兄さんならかわいそうにと言って入れてしまうだろう。 だがうちのゆっくりは捕食種なのだ。 並々ならぬ性欲をもっているのだ。一瞬で食われてしまう… そう判断してからは俺は諦めるまでこうやって耐えるのだ。 「うう…おにいさん…おにいさん…」 トテトテ… ふうやっといってくれたか… これはまだ前哨戦だ。強敵はこれからくるのだ。 ドドドドド…来た!! バン!!バン!! 「おにいさぁぁん!!ゆっくりころしにきてあげたよ!!ゆっくりりかいしたならはやくあけてね!! きょうこそそのぼうさんをかみきってあげるよ!!にどとふらんいがいによくじょうできないように ちょうっきょうしてあげるよ!!だからあけてね!!あけてね!!あけろぉぉぉぉぉ!!」 うちのふらんは夜になるといつもより過激になる。 しかもちょっとヤンデレになるのだ。 「はやくあげろぉぉぉぉぉ!!おにいさんのぼうさんをせいっさいするんだぁぁぁぁ!! はやぐあげろぉぉぉぉぉ!!」 バン!!バン!! これが30分程続くのだ…。まったく執念ぶかいんだから。 こうして俺の夜は過ぎていくのだった。 これがいつもの日常だった。あの日、俺がうっかりしなければ それはある晩の事だった。 俺は仕事に疲れきって部屋に鍵をかけるのを忘れたままそのまま眠りに付いた。 あいつらが少し騒いでいたがあんまり気にすることもなく眠りに付けた。 眠りに付いてから俺は今まで感じたことのない違和感に気付いて目が覚めた う…ん?変だな、妙にスースーするぞ。ちゃんと寝巻を着ているのに…。 あれ?なにかが俺の上にのしかかっているみたいだ…しかもなんだろう、やたら温かい… ん、俺の体をだれかがなめてるのか?犬でもいるのか…って!! 「お前達なにやってんだぁぁぁぁ!!」 俺の意識がようやく覚醒し俺の目に入ってきた光景は俺が今まで一番回避したかった光景だった。 ふらんとれみりゃの姉妹が全裸になって俺をパンツ一丁にして俺の体をなめまわしていたのだ。 しかも俺の上に体をすりつけるようにしてだ。 「うぅぅぅぅ!!おねえちゃぁぁん!!おにいさんがおきちゃったんだどぉぉぉ!!」 「うー…おきてくれたほうがこうつごうだよ!!さあおにいさん!!こんやこそ ふらんとおねえさまのすっきりどーるになってね!!」 「ふ・ざ・け・る・なぁぁぁぁぁぁ!!」 おれは全力を出して二人をひっぺはがし、全裸の状態のままベッドの前に立たせた。 「何度もいっているだろうが!!俺はHENTAIじゃないんだよ!!なのに…」 「うぅぅ…そんなことわかっているんだどぉぉぉぉぉ!!」 れみりゃが叫んだ。 今まで臆病で甘えん坊だったれみりゃが今まで出した事のないような声で叫んだのだ。 「れみりゃは…れみりゃはね…おにいさんがだいすきなんだど!!すきですきでしょうがないんだど!! おにいさんがいないとおかじぐなっちゃうぐらいなんだどぉぉぉぉ!! おねえちゃんもいつもあんなたいどだども…だども…おにいさんからもらったおしゃしんさんを あのとくだいおにんぎょうさんのかおさんにつけていっつもいっつもだきだきしているんだどぉぉぉ!!」 「おねえさまぁぁぁ!!ふらんはそんなことやってないぃぃぃ!!」 「おねえちゃん!!きょうぐらいはすなおになったらどうだどぉ!!」 「!!!!」 ふらんは顔を真っ赤にした。だがみるみる顔がいつもの顔に戻っていき、 逆に頬の方にうっすらと赤みが付いた顔になった。 「おにいさん…ふらんのおむねさん…みて…」 ふらんはお兄さんの手を掴み、自分の胸に押しつけた。 ふんわりとふくらんだ胸の感触が心地よく、その中央に占める豆はその存在をアピールするかの なっていた。 だがそんな事よりもフランから聞こえてくる鼓動が強く、激しくなっている事に俺は気が付いた。 「ふらんね…おにいさんといっしょにいるだけでおむねさんがくるしくなるの… ちょっとまえまでだったらね…がまんできたんだよ…でもね…もうくるしくてくるしくて もうがまんができないの…おにいさん」 ふらんが涙目になりながら俺の顔を見つめてきた。正直言ってかわいすぎ。 「ふらんのくるしいのとって…とってくれないとゆっくりできないよ…」 ふらんが抱きついてきた。俺の胸の部分にふらんの顔が辺り、腹の所に胸が当たる。 肩まで届く身長ではないふらんの体温が俺の体を包み込む。 「うー…れみりゃも…おねえちゃんも…もうがまんできないんだど… おねがいだどぉ…すっきり…」 れみりゃが背中から俺を抱きしめてきた。ふらんとさほど差がなく、当たる部分もほぼ 変わらないが、れみりゃの体温が確実に俺を包み込んでいた。 この時、俺は自分を押さえこんで彼女達をはがすべきだったと後に後悔することになった。 俺は、彼女達に誘惑されきったまま選択をしてしまった。 「分かった…でも今回だけだぞ…」 俺は彼女達をベッドに横たわらせた。彼女達は願いがかなった少女のような顔で 泣きながら俺に抱きつき、頬にキスをした。 ふらんが俺のパンツを下げ、まずはその口で… ここから先は上映できないよ!!代わりにゲスとでいぶの交尾シーンでも見ててね!! 「ゆっへっへっへ!!いいしまりなんだ…ぜ!!」 「ざっざどうごげぇぇぇぇ!!ごのむのうがぁぁぁぁぁ!!」 ブチン!! 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!しまりずぎでばりざざまのびっぐまぶなむがぁぁぁぁぁ!!」 「ちょっどりきんだだげでもげるなんてとんだたまなしだね!!」 やっぱ辞めよう… 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 「うー、うー、うー」 「すっきり…したわ…」 俺と二人はあの後思いっきりすっきりした。 彼女達は捕食種なだけあって求めてきた性欲にまるで終わりがなく、結局俺は 腰が立たなくなるまですっきりする羽目になってしまった。 一方の彼女達も今まで貯めこんでいた性欲を一気に解放した事もあって満たされた顔で 俺の胸の中に倒れこんでいた。 「もう…まんぞくか?」 「うー、まんぞくなんだどぉ…」 「うー…ここでかんべん…してやる」 ふらんの奴め、完全にグロッキーじゃないか。 まあいいか、もう疲れたから寝るか。 「じゃあ俺は疲れたから「おにいさん…」ん?」 れみりゃが割り込んできた。 「れみりゃをだきだきしながらねてほしいんだど…おにいさんのぬくもりをかんじながら すーやすーやしたいんだど…」 今まで控えめだったれみりゃが今日はやけに積極的だな。 まあいいや。 「分かった。ふらんはどうする?」 「うー、やりたかったらやれば…」「おねえちゃん!!」 「まあまあじゃあすきにするよ」 俺は二人の背中に腕をまわして二人を顔の所まで動かした。 「うぅ!!」 「ほらあったかいだろ?」「…うー…」 ふらんは観念したかの顔になった。 ふたりは俺の首の所に腕をまわしてきた。 「これならもっとあたたかいだど」 「うー、かぜをひいたらしけい。」 体にかかる彼女達のぬくもりと肌と肌がこすれあう感触が心地よい。 俺は彼女達の胸の中で眠るような心地で眠りについた。 「ねえおねえちゃん…」「うー?」 「いっぱいすっきりーできたね」「うー…あれはいきおいで」 「そうゆうことにしとくだど」「う…」 「おねえちゃん…」「うー…こんどはなに?」 「れみりゃ…とってもねむい…からだがおもくかんじるほどねむいだどぉ…」 「それはふらんも。あんなにすっきりーするからいけない…」 「…それもどうだどぉ。ねるまえにおにいさんにちゅっちゅしてからねるどぉ」 「くちびるはだめ。くちふさいじゃったらえいえんにゆっくりしちゃうから?」 「うぅぅぅぅ…じゃあどうすれば」 「ここ、ここならだいじょうぶ」 「すごいどぉ、さすがおねえちゃんだどぉ」 チュ!! 二人はお兄さんの頬にキスをした。とても長いキスだった。 まるでお兄さんの味をもう一度味わうかの如く長い長いキスをした 「うー…まんぞくなんだどぉ」 「それじゃあねる」 「「おやすみなさい。おにいさん(だどぉ)」」 翌朝… 俺は寒さで目が覚めた。 「…っつ、寒い」 俺は何でこんなに寒いか辺りを見回した。 俺は全裸の状態のまま二人を抱きしめながら寝ていた。その二人は俺の胸の中で幸せそうな顔で 寝ていた。 とりあえずこんなに寒い理由が分からないので二人をどかして起きようとした 「おーい、そろそろどい…て…く」 俺はこんなに寒い理由を、二人に触れた事で理解した。 俺は頭の片隅で理解をしていたのかも知れない…だが俺は認めたくなかったのだ。 だから俺は別の要因がないか周りを見回していたのかも知れない。 「ふらん…れみりゃ…」 二人は俺の胸の中で冷たくなっていた。 幸せそうな顔をしながら、二人は永遠にゆっくりしていた。 俺は目の前が真っ暗になった。 なんでこいつらが死んでいるんだ?昨日あんなに生き生きしていたのになんで朝になって死んでいるんだ? なんでだ?俺のせいかなのか?俺があいつらにやった行為のどれかにあいつらを殺しえる行為が混じっていたのか? そんな…そんな… 「ふらん!!れみりゃ!!目を開けてくれ!!」 気付いたら俺は二人に覆いかさばるような体勢で二人に叫んでいた。 「ほらふらん!!俺にこんな体勢をとられているんだぞ!!悔しいだろ!! 悔しかったら俺に反撃してみろよ!!ほら!!ほら!!」 だがふらんは応えない 「れみりゃ!!いま起きたらお前の大好物のプリンを毎日食べさせてやる!! だから起きろ!!今起きてくれ!!頼む!!れみりゃ!!」 だがれみりゃは顔色一つ変えずに眠りについたままだった。 「嘘だ…ウソだ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 俺は二人を抱きかかえると彼女達の冷たくなった胸の中で泣いていた… 俺は二人をこのまま埋葬してはかわいそうだと思い、今日着る予定だった服を着させた。 下着、リボン、帽子…これら一つ一つ着けていく度にあの日々の記憶が頭の中をよぎった。 (ほらここに足を通して) (うぅぅ…うわぁぁぁ)ズデン!!(びえぇぇぇぇぇぇ!!) (もう、おねえさまはぱんつさんもろくにはけないの?ふらんはおとなのれでぃーだから…あ)ズデン!! (うぅぅぅぅぅ…うぅぅぅぅぅぅ…) (おい大丈夫…ぶげぇ!!) (うぅぅぅぅ!!みるなぁぁぁぁ!!みるなぁぁぁぁ!!) (でもみえちゃいけない所はもっとまるぶごぉ!!) (もっどみるなぁぁぁぁ!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!) (ぶえぇぇぇぇぇ!!おねえちゃんがおにいさんをころしたどぉぉぉぉぉ!!) (はい万歳して) (ばんざいだどぉぉぉぉ!!) (はいよくできました!!じゃあつぎはふらんのばんだぞ。はいばんざぼぉ!!) (うぅ!!ふらんはいらない!!ひとりでやれるもん!!ゆんしょ。ゆんしょ) (おにいさん、いまがちゃんすなんだど)(よしきた) こちょこちょこちょこちょ (ゆひゃひゃひゃひゃ、こらおねえさま!!おにいさんっひゃひゃひゃひゃ!!) (そーれもっとだ、お兄さんの逆襲をおとなしくくらえ♪) (うーなんかたのしいだど) お着替え完了 (うぅぅぅぅぅぅ!!ゆっくりしねぇぇぇぇぇぇぇ!!) (おねえちゃぁぁぁぁんおこったらだめなんだどぉぉぉぉぉこわいんだどぉぉぉぉぉ!!) (うお、また蹴られてたまるか!!俺は逃げるぞ!!) (おにいさぁぁぁん!!れみりゃをみすてないでぇぇぇぇ!!おにいさぁぁぁぁん!!) (すまんれみりゃよ、墓標に愛らしいれみりゃここに眠ると書いてやる…ってなんでお兄さんばっかり ねらうのぉぉぉぉ!!) (うぅぅぅぅぅ!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!) (れみりゃ!!俺を助けてくれ!!) (うっうー!!れみりゃをみすてたおにいさんはおねえちゃんにおこられればいいんだどぉ!!) (いいだしっぺはお前だろうが!!) (ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!) (あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) 一つ一つの記憶が頭の中をよぎり、そのたびに俺は耐えた。 着替えさせて俺のベッドで横たわらせている間に俺は棺を買いにいった。 ゆっくり用のペットショップで売られていた棺はどう頑張っても彼女達を折りたたまないといけない 程小さかった。 おれはそれに我慢できず、葬儀屋までいって子供用の棺を譲ってもらった。 俺は彼女達を棺に入れ、その周りに彼女達が大好きだったおもちゃや服を一緒に入れた。 もう俺には必要ないからだ。 棺に蓋をし、庭に掘った穴に入れ、俺は一人で土をかけて行った。 一回かける度に彼女達の笑顔がよぎっていった。 そして、その度に消えていった。 これはのちに分かった事だが、胴つきのゆっくりには初期型と後期型の二種類が存在し、 ふらん達初期型は体の内部が中身で覆い尽くされており、そこに生命力のある因子 例えば精子を混ぜ合わせると中身の生命力が精子の生命力に負け、中身の生命活動の力を奪い 生命活動を停止させてしまうという事が分かった。 つまり、俺が彼女たちを殺したということだ。 俺はそれからしばらく魂の抜けた亡骸のような生活をしていた。 仕事に行き、働き、そして誰もいない家に帰りすぐ寝る。そんな日々が一か月ほど過ぎた。 そんなある日だ。俺の知り合いでゆっくりの保護を仕事にしている奴が俺に頼みこんできたのだ。 「野良のゆっくりに差別されて過ごしてきたゆっくり二体を引き取ってくれないか? 今まで野良に奴隷のように扱われてきたせいか酷く怯えていてな、種特有の性格が一切見られないんだ。 お前はどういうわけか今まで問題だらけだったあの姉妹をうまく導いたんだ。お前ならあいつらを 救ってやれる。頼む」 俺はすぐに断る旨を伝えようとしたが、どういうわけか体がしんどくなりすぐ寝ることにした。 その日に限って、俺はベッドに入るや否やすぐに眠りに付けた。 俺はベッドで何かに覆いかぶさるような体勢でいた。 何に覆いかぶさっているんだ?俺は目を向けた 「「おにいさん…」」 ふらんとれみりゃがいた。 「お前達…俺をたたり殺す気できたのか?おれはそんな覚悟いつでも「ばか!!」」 ふらんが咆えた。いつもなら拳が飛んでくる所なのだが拳は飛んでこなかった。 「ふらんもれみりゃもおにいさんにいっぱいちゅっちゅしてもらえてしあわせーなんだよ!! えいえんにゆっくりするまえだってたくさんおにいさんとすっきりできてとてもうれしかったんだよ!! なのになんでそんなこというの!!ばかなの!!しぬの!!」 「おにいさん…れみりゃがきらいになっちゃったからそんなこというの?…いやだど… れみりゃはいまでもおにいさんがだいすきなんだどぉ…だからきらいに…ならないで…」 二人とも俺に抱きついていた。 そのぬくもりは冷たい物ではなかった。 「だからおにいさん、まえにすすんで…ふらんたちのぶんまでまえにすすんで」 ふらんのこの言葉同時に俺はベッドから遠くなっていった。 気が付くと俺は朝を迎えていた。 どうやら俺は夢を見ていたようだ。だが、とても良い夢だった。 それから数日後… 「こ…こんにちわ…てんこは…てんこだよ…」 「げら…げら…」 保護された二人が知り合いと一緒にやってきた。 二人は扉の影に隠れながら俺の様子をうかがっていた。二人とも明らかに怯えきっていた。 俺はそんな二人に笑顔で返しながらこう言った 「ゆっくりしていってね!!」 「はあ、ついうっかりアルバムを全部見て泣いちまった。」 俺はアルバムを読み終えてからそう一人呟いた。 あれからてんことうどんげが心を開いて俺に懐くようになるまでに酷く時間がかかったが今となっては 良い思い出だ。 少し問題があるとすれば… 「おにいざぁぁぁぁん!!はやくからさんからでてきてぇぇぇぇぇ!!」 「ゲラゲラ!!(お元気のでるお薬を作ったよ!!)」 バンバン!!バンバン!! 俺に懐きすぎたことだ。 いや、冗談抜きそろそろ天に召されてもおかしくないぐらい体が色々やばいんですけど 「ゆ!!こうなったらあいかぎさんのでばんだよ!!」 「ゲラゲラ!!(さすがてんこだよ!!よういしゅうとうだね!!)」 えぇぇぇ!!なんでそんなの用意してるんですか!!というか何時の間に!! ああ神よ!!我に救いを下さい!!救いを下さい!! ガチャ!! 「おにいさん!!てんことうどんげの合作おくすりさんをのんでげんきになっていっぱいあそんでね!!」 「げらげら!!(一杯元気になれるよ!!)」 ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆごぉぉぉぉぉぉぉぉ!! えと、そのお薬さんもしかしてどこかの地獄につながっていませんか? なぜかゆっくりの悲鳴がよく聞こえてくるんですが? 「もしかしてのんでくれないの?てんこなんかもういらないの?」 「ゲラゲラ…(嘘だよね?飲んでくれないなんて嘘だよね!?)」 …ああ神よ、悪魔とはどうやら身近にいたようです…。 私はあの世で待ってくれている二人の元へ行きます。さようならてんこ、うどんげ。 お兄さんはあの世で二人を見守っているよ… ゴクン…すぅぅぅぅぅ… ああ、お花畑が広がっているよ。すぐ横にはお川がある。 ああ、二人が迎えに来てくれたみたいですね。 「うーおにいさぁぁぁん!!こっちにきちゃだめなんだどぉぉぉぉ!!」 「こっちにきちゃだめぇぇぇ!!」 今行きますよ二人とも。あの世で仲良く過ごしましょうね。 「うーおにいさぁぁぁん!!こっちにきちゃだめなんだどぉぉぉぉ!!」 「こっちにきちゃだめぇぇぇ!!」 あはは、寂しがり屋ですね。今行くからちょっとまってて…ん?ふらん? すごい速さでこっちに走ってきて、俺に甘えたいんだな? さあお兄さんのお胸に「うぅぅぅぅぅ!!」ん? 「こっちにくるなつってるだろうがばかおにいさぁぁぁぁん!!」 「ぐげらぁぁぁぁぁぁ!!」 ああ、ナイスキックです。 「なんで!!そうやって!!こっちに!!きたがるの!!このばか!! そんなんで!!ふらんたちが!!よろこぶと!!おもってるの!!」 ぐふぅ!!ぼげぇ!!あ、あのふらんさん?マウンテンポジションで私をタコ殴りにするのはやめて 欲しいのですが。幽霊なのにすごく痛いんですが 「お、おねえちゃん…おにいさんほんとうにし」 「うるざいぃぃぃ!!いのちをだいじにしないばかおにいさんにおせっきょうしているのぉぉ!! じゃましたらおねえさまもおせっきょう!!」 「いやだどぉぉぉぉ!!おせっきょうはいやだどぉぉぉぉぉ!!」 いや、ほんと、もう反省しましたから「まだおわってないぃぃぃぃ!!」はい、すみません。 10分後… 「これで!!ゆっくりりかいできたら!!いのちをだいじにしながら!!あと50ねんはくるなぁぁぁ!!」 「どわぁぁぁぁぁぁ!!」 ああナイスキックだふらん。俺、今お空を飛んで… ん、あれ?また光に引きずりこまれる… 「は!?」 「お兄さんがおきたよ!!今元気ハツラツだよね?だよね!?」 「げらげら(一杯遊べるよね!!遊べるよね!!)」 「い…いや、今そんな気分じゃあ」 「な、なんだってー!!お兄さんは元気がないんだよ!!こうなったら全部飲ませるよ!!」 「や、やめ、やめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(ガク)」 「うぅぅぅぅぅ!!なんでまたこっちくるのぉぉぉぉ!!しかも1じかんもたってないよぉぉぉぉ!! もうそんなにしにたいならふらんがいんどうをわだじでやるぅぅぅぅぅ!!ゆっぐりじねぇぇぇぇ!!」 「おにいざぁぁぁん!!にげてぇぇぇぇ!!おねえちゃんあたまぷっつんしちゃったぁぁぁぁ!!」 いやぁぁぁぁ!!そんなおっかない物でお兄さんを追いかけないでね!!追いかけないでね!! 「ゆっくりじねぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 完 あとがき HENTAIであの二人に対抗しようとしたら…あれ、なんかおかしい。 まあいいや、これでいいのだ!! ブレあきでございます。なんかあの二人の作品見てたらあの二人に少し張り合いたくなり 予定していなかった続編を書くことになりました。 まあキッカケはコメントの所にあった「ふらんとれみりゃの姉妹がなんか気になる」 なんでしたが。 一応餡コンペに出す作品はそれなりに順調に執筆中ですので皆さまお楽しみに。 ではではたくさん感想頂戴ね!!たくさんくれたらいっぱいSSさん作るよ!! 良い意見も悪い意見も待ってます どこかおかしい作者:ブレあき どこかおかしい作品達 ふたば系ゆっくりいじめ 621 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ 序章 ふたば系ゆっくりいじめ 914 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ ふたば系ゆっくりいじめ 955 ゆっくりの進化 一 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1047 ゆっくりの進化 一 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 1066 ゆっくりの進化 一 後半 ふたば系ゆっくりいじめ 1089 ユグソウ プレリュード ふたば系ゆっくりいじめ 1135 ユグソウ 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1230 喧嘩 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 少し泣いた。自分はどちらかと言えば虐待派だが、マジでそれくらい良かった( ;∀;) -- 2018-08-30 17 45 12 イイネェーwwww -- 2018-08-16 23 12 28 いや皆可愛いけどさ~ 精子の生命力に負けるって無理矢理過ぎないかい? -- 2018-01-26 17 46 12 おお感動感動(´・ω・`) -- 2016-08-28 20 43 59 あの後、ゲスとでいぶはどうなったんだwww -- 2014-08-17 14 26 40 感動した後の結果がこれだよ! -- 2013-08-27 21 58 57 あの世とこの世でキャッチボールされるお兄さんwwwww -- 2013-05-03 15 21 45 回想の「ゆっくりしていってね!」の所で終わらせて欲しかった。 -- 2013-01-06 14 28 57 良いけど最後らへんのノリはちょっと着いていけんかった・・・ -- 2012-10-04 02 03 12 「HENNTAI」ワロタ・・・と思ったら一気に(TAT)になりそうになって、と、思ったらハッピーエンド(笑) -- 2012-07-21 23 27 46 ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり! ゆっきゅり!ゆっきゅり!しゅしゅしゅ・・・ しゅっきりーーー!!!(*´∀`*) -- 2012-05-19 17 13 14 これもう胴付きじゃなくて本人じゃね? -- 2012-01-01 09 00 16 れみりゃざまぁwww -- 2012-01-01 08 58 09 ・・・ないてないぞ・・ -- 2011-12-16 23 42 27 もうロリコンでいいや… -- 2011-10-06 23 35 22 ふらんとれみりゃはおにいさんがだいすきだったんだねー、わかるよー -- 2011-08-25 09 15 56 ここから先は上映できないよ!!←そこは上映すべきだろjk -- 2011-05-03 10 48 27 普通に飼いゆとして飼ってる人にとっては、こんな簡単に飼い主に恋するどころか情欲まで抱き始めるゆっくりはさぞ気持ち悪いだろう。 このお兄さんにHENTAIの素質が無かったら処分されててもおかしくなかったな、あの二匹。 -- 2011-01-17 17 19 44 あぁイイハナシダナー くっそーーーお兄さんめ、ふらんと、れみりゃにあんなことや、こんなことしておいて、 てんこと、うどんげに、フラグたたせおってーおれもこんなゆっくりほs「HENNTAI」どぼじでぞんなごどいうの おおおおお -- 2010-12-12 20 48 01 良いなぁ……羨ましいなぁぁぁ……… -- 2010-10-25 15 38 42
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医務室を出て、作戦室へと向かう途中、私はある確信を口にした。 「美緒、あなた最初から彼の正体が分かっていたでしょう」 「ああ」 まるで何事もないかのように、堂々と彼女は頷いた。 それが、ひどく、勘に障った。 「坂本少佐、あなたは軍紀に背いた、それが分かっているんですね」 自分の声色が固くなっていることがよく分かる。 「私がいつ軍紀違反を犯したんだ?」 「彼を助けたとき、バルクホルン大尉にネウロイかどうか聴かれていたはずです」 「そうだな、しかし私はこう答えたはずだぞ、『待てバルクホルン』とな、 ネウロイであることを否定などしていない」 「詭弁よ!」 つい声を荒げてしまう、美緒はいつもこうだ。 数々の正論に隠して一つだけ詭弁を混ぜる、それがいかに危険なことかなんて 分かっていない。 「ミーナすまない」 なぜあなたが謝っているの……彼から話を聞いた限り、美緒の判断は正しかったのに。 そして美緒がそれを信じた背景には、半年前の人型ネウロイ事件があったからだ。 あのとき美緒をはじめ私達は宮藤さんを信じることが出来なかった。 今でも信じられない、攻撃する意志を持たないネウロイなんて…………、 私がこんなに情けないから、美緒は彼の正体を口にしなかったのだ。 部隊内に無用の混乱を招けば、その部隊の末路などしれたもの。 それは分かる、しかし、それでも真っ先に私にだけは知らせて欲しかった。 でなければ、私はなんのための隊長なのか? 「あなたはずるいわ」 「すまない」 美緒は私を信頼しているのだろう。 しかしそれ以上に、心配されているのだ。 悔しかった。 でもそれは一個人の感情だ。 今は唇をかみしめ、基地司令として接することが、美緒の信頼を勝ち取るための最善だ。 「美緒、あなたはいつ彼がネウロイだと気付いたの?」 「奴を魔眼で確認した瞬間からだ」 「ということは、彼にはコアがあると言うことで良いわね、 もしかしてあのとき大声を上げたのは……」 「ああ、奴がネウロイにもかかわらず、人間とそっくりだったからだ。 だからこそ、私はあそこで奴を助けた」 ここでやっと彼の話した内容と繋がった。 先ほどの彼の話を総合すると、 彼はネウロイが私たちと接触するために作られた人類に酷似させたネウロイ。 種族としての外見を同じにすればコミュニケートをとりやすいと思ったのだろう。 実際、人間と会話が可能で外見も人間に酷似しているネウロイを 私たちがためらいなく撃てるだろうか? それどころか、彼の言ったことが正しければ 自分にとって絶対に忘れられない人間の印象を持っているように錯覚させているわけだ。 だからこそ、助けたときのあの現象が起きたわけである。 そして、なぜ美緒にはその能力が発揮されなかったのか。 答えは簡単だ、魔眼を騙すことは出来ない。 彼が目覚めたとき、美緒は眼帯をしていた。 おそらくはそれが原因だ。 ………情報の整理が出来たんだから、考え込んでる場合じゃないわね。 みんなにどう説明するか、それが問題ね。 「頭痛がしてきたわ……」 まったく、美緒はいつかの宮藤さんを怒れないわね。 扶桑の人たちってみんなこうなのかしら? そして彼には申し訳ないが、こちらとしてはなにもしてくれないのが一番だ。 今のこちらの状況は、ネウロイ一機に構っていられるほど悠長な状況ではないのだから。 出てこない俺4
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また墜とされた…… なぜ彼らは抵抗するのか…… 彼らが望んだことなのに…… 墜とされたのはこれで何度目だろうか…… 次は……どうしようか……? 落ちていくおちていくオチテイク 目を開ける、空が見える…否、空しか見えない。 風の音がうるさい、ごうごうとやかましく鳴り続ける。 ついさっきまで、暖かいものに包まれていたはずなのに。 そして、風の音よりもうるさい音が下から聞こえてくる。 何をやっているのか、彼は知っている。 そして己のやるべきことも知っている。 そこまで思考したところで、彼の精神はなにものかの干渉を受けた。 逆らえない、これは彼に役割を与えたハイヴより高位の存在からの指令だ。 これは非常にまずい状況というのだろうか。 ハイヴが消されるまえに彼はなんとしても、ヒトに質問しなければならないことがある。 高位の奴らに気付かれたのなら、ハイヴは三日持てばいい方だろう。 奴らから出された指令内容は休眠、遅くとも三日で目覚め質問しなければ ハイヴの連中が浮かばれない。 そこまで思考し彼の意識はプッツリと途絶えた。 「坂本さん!」 「なんだ宮藤」 「空から何かが降ってきます!」 何をバカなことを…この空域にはネウロイと私たちしかいなかった。 隊の人間は基地に残してきたサーニャ以外全て揃っている。 ネウロイの親機にしても、たった今コアを破壊されたのだ。 この空域には私たち以外何もいない。 そこまで考え、私は思考を打ち切った。 確認をしなければならないことに代わりはないのだ。 そして視界を上に向けると、なるほど、確かに何か降ってくる。 「ミーナ、何かが降ってきている」 「何か?」 「ああ、今魔眼で確認するが、ネウロイかもしれん」 「あー、えっト、そノ、少佐?」 「なんだエイラ」 「嫌な予感がするんダ…、あんまり見ないほうがいいんじゃないカ?」 おかしい、エイラとは思えないほどの歯切れの悪さだ。 「確認しないわけにはいかないだろう?」 言うが早いか美緒は眼帯をはずした。 するととたんに赤面し、 「な!なんだこれは!」 美緒は対象を見た瞬間に大声を上げた、それも仕方ない。 降ってきたのが全裸の男ならばそうもなるだろう。 「坂本少佐!どうしたんだネウロイか!?」 「ま、待て早まるなバルクホルン」 「??では一体あれはなんなんだ」 美緒は迷いながらも、答えるほか無いと諦めたのか落ちてくるものの正体を口にした。 「裸の男だ」 「…………」 その場を何とも言えない沈黙が支配した。 「なんだその目は、私だって信じたくないさ、しかし実際 そこに落ちてきているのだから仕方ないだろう!」 「あの、坂本少佐…」 「なんだリーネ!」 「あの人落ちちゃいませんか?」 「…………」 またもや一瞬の沈黙 「私では間に合わない!シャーリー!」 「私かよ!?なんで全裸の男をキャッチしなきゃいけないんだ!!」 悪態を口にはしつつも、既に落下地点へ向かっている辺り流石と言うべきか。 「頑張れシャーリー!!」 ルッキーニからの声援を受け、シャーリーは加速していく。 しかし、そこでペリーヌがあることに気がついた。 「坂本少佐、シャーリーさんが基地まで連れて行くにしても、あのままというわけには いかないのでは?」 それもそうだ、仕方ない。 「私の上着をあれに着せるか…」 「しょ、少佐の上着を!?」 「それほど驚くことか?なに、風邪など引かんさ、それほど柔な鍛え方はしていない」 「いえそういう問題では…」 では一体何が問題だというのか? 私が悩んでいると、ハルトマンが意地の悪そうな笑みを浮かべながら、耳打ちしてきた。 「そういう意味じゃないんだよー少佐、ペリーヌはねぇ「ハルトマンさん!!」おっと なんだよペリーヌ、まだなんにも言ってないだろー?」 「そういう問題ではありません!」 ずいぶんとかしましい鬼ごっこが始まったようだが、勝敗は始まったときからついている。 空においてハルトマンに勝るものなどそうはいない。 「ペリーヌどうしたの?息が上がってるよー?」 「あ、あり得ませんわ、触れもしないだなんて…」 ペリーヌは肩で息をしていたが、ハルトマンは余裕綽々である。 そうこうしているうちに、げんなりとしたシャーリーが戻ってきた。 「まさかこんな状況で、男の裸を見ることになるとは思わなかったよ」 「悪かったわねシャーリーさん、その人が?」 ミーナが極力視線を向けずにシャーリーへと話しかける 「そうだよ、というかルッキーニと同い年くらいの男の子だな」 二人が会話をしている間に、美緒は手早く上着を着せた。 「それでミーナ、こいつをどうする?」 「そうねぇ」 そのとき、芳佳がつぶやいた。 「この子、みっちゃんに似てる気がする」 一瞬にして全員の視線が集中した。 そして、ここから事態は意外な展開を迎える。 「むしろクリスに似ていると思うが」 「私もそう思う」 バルクホルンとハルトマンがそう言えば、 「えーマリアにそっくりだよ!?」 とルッキーニが言う。 エイラはエイラでサーニャに似ているとも言い始めた。 「どうなってるんだミーナ………ミーナ?」 ミーナは亡霊を見たかのように真っ青な顔のままこちらを見てつぶやいた。 「美緒、私には別の人にそっくりな気がしてならないの……」 誰に似ているかなんて聞かなくても分かる。 「本当に、どうなってるんだ?」 出てこない俺2
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あのあと、降ってきたアレがなんなのか、分からないままにロマーニャの基地へと連れてきた。 ミーナが指揮権を私にゆだねたのには参ったが、冷静な判断を下せないと思ったのだろう。 私が言うことでは無いかもしれないが、抱え込まれるよりか遙かにマシである。 それに私自身、頼られるのは嫌いじゃない。 「しかし、このままというわけにはいかないな」 「何がこのままというわけにはいかないんだ?」 ………驚いた、というか私の気がゆるんでいたのか。 「シャーリーか、いや、落ちてきたあいつのことだ」 そう言うとシャーリーは顔をほころばせた。 「ああ、基地に着くまで私の胸にしがみついてた甘えん坊のことか」 そう、ロマーニャの基地に着くまでずっと、まさに片時も離すことなく、 グラマラスシャーリーとあだ名される女性の胸にしがみついていたのである。 そのせいか、あいつの名前が分かるまで甘えん坊と呼ばれることが決定している。 もっとも、あれから三日間がたっているのに意識回復の兆候すら見えないのだが。 「あのあとルッキーニがご機嫌斜めで大変だったよ」 「その割にはあいつにあまり怒っていなかったようだな」 「ルッキーニはあいつのことをマリアに似てる、と言っていたからなぁ、 怒るに怒れなかったんだろう」 そういうものだろうか? 「そういえば、今日はルッキーニと一緒じゃないのか?」 そう聞くと、シャーリーは医務室の方向を指さした 「あの甘えん坊のところだよ、目が覚めたら遊んでもらうんだって聞かないんだ」 「なるほどな、しかし、三日間も昏睡状態の相手に、それは酷だと思うが」 そう口にした次の瞬間。 「シャーーリーーーー!!!!」 ルッキーニが医務室から飛び出してきた。 「ルッキーニ?そんな大声上げてどうしたんだよ?」 「あの子目を覚ましたよ!」 ルッキーニは見ているこちらが幸せになるような笑顔を爆発させていた。 「噂をすれば、だな少佐」 「ああ、ルッキーニはミーナを医務室に呼んできてくれ、 シャーリーは他のメンバーを作戦室へ」 「了解!」 さあ、お前が誰なのか、正体を教えてもらうぞ。 私が医務室を開けたとき、美緒は烈風丸を抜いていた。 「ちょ、ちょっと美緒!何をしているの!」 「ミーナか」 何があったというのだろう、美緒は激しやすい性格ではあるが いきなりこんなことをする人物ではない。…………………はずだ。 抜刀したままこちらを向き、一瞥したらすぐにあちらに向き直って、 気のせいだったのか、とつぶやいた。 「一体何があったの?」 「ストライカーを研究していた頃の私にそっくりだったんだ」 誰が、とは聞くまでもないだろう。 「私はここにいるんだ、ならばそれは偽物だろう? 第一そんなことが出来るのはネウロイしかいない」 そういうことか、しかしこの場で烈風丸を抜くとは思い切ったことをやるものだ。 「何か聞いた?」 美緒は首を振り、烈風丸を鞘に戻しながら、 「いやまだだ、聞こうと思って顔を見た時に……な」 「でも、助けたときにはそんなことはなかったでしょう?」 美緒は頷きつつ、言葉を紡いだ。 「話を聞けば分かるかもな……おいお前」 声をかけられた男の子は美緒を凝視するとよく通る声で、こうつぶやいた。 「坂本美緒、階級は少佐、魔力の減退が始まっており、刀に頼った危険な戦闘を 繰り返している」 今度こそ美緒は、神速とも言える抜刀術を披露した。 止める暇など無く、人間に避けられるものではない一閃だ。 しかし、彼はいまだにそこにいた。 「貴様はいったい何だ」 自分の一撃が避けられたにもかかわらず、美緒は眉一つ動かしてはいない。 しかし、美緒の質問に彼は答えるのだろうか? それ以前に、むしろ彼こそが質問したいのではないだろうか? 何せいきなり空から自由落下してきたのだ、まともな神経をしていれば ここが一体どこで、なぜここにいるのか聞きたくなるはずだ。 そう、それこそ普通の人間がとるべき行動だ。 しかし、彼は質問にこう答えた。 「その質問の仕方は適正ではない。貴女の意図するものによっては この個体にその情報が入力されていない可能性がある」 この子は一体何を言っているのだろう。 入力とは装置に情報を与え、操作することだ。 間違っても人間に使う言葉ではない。 しかし、美緒はまったく動じる様子もない。 それどころか、最初から分かっていたかのようなそぶりだ。 「では訊き方を変えよう、お前は人間か?」 分からないことだらけだ、この質問になんの意味があるのか? 彼は他でもない私たち人間とコミュニケーションをとっているのだから 答えなど分かっているはずだ。 第一この質問の仕方ではまるで……、 私が美緒の質問の意図に気付いたとき、彼は答えた。 違う、…………と。 出てこない俺3