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【種別】 さらば仮面ライダー電王 登場人物・出演俳優 (登場人物) レギュラーイマジン憑依一覧 【名前】 A良太郎 【よみがな】 えーりょうたろう 【キャスト】 佐藤健(演) 神谷浩史(声) 【憑依イマジン】 ゴーストイマジン 【ライダー】 仮面ライダー幽汽 スカルフォーム 【登場】 劇場版3 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン 【特徴】 ゴーストイマジンが憑依した良太郎髪は金色の外はね、一部分だけ緑色の毛が混じっている。 ゴーストイマジンの凶暴な性格になる。 脚本や撮影現場での呼称される今後登場する別の人格を区別する為の名前 この表記は 劇場版DVD さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウンの特典ディスクのメイキング映像で紹介されている。 【劇場版3 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウンでのA良太郎】 【関連するページ】 さらば仮面ライダー電王 登場人物・出演俳優 仮面ライダー幽汽 佐藤健
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1383749146/ 京太郎「よ、よぉ、優希……タコス作ってきたけど、く、食うか?」 優希「どうしてこうなったんだじぇ……」 ――数日前 優希「今日はまだ誰も来てないし……夫婦水入らずね、あなた」 京太郎「あなたじゃねえっつうの。いいから離れろ」 優希「もう、相変わらずつれないじぇ」 京太郎「あのなあ……つれないも何も俺とお前はそういう関係じゃないからな?」 優希「じゃあどういう関係だ!」 京太郎「どういうって……まあ、友達?男女で性別の違いがあるにしては仲がいいとは思うしな」 優希「……ふぅ、これだから京太郎はダメダメなんだじぇ」 京太郎「な、なんだよその言い草は!」 優希「いいか、京太郎。男女に友情は成立しないんだ!なんだかんだ言って所詮は男と女…… 仲良くしている内にそんな雰囲気になってそのままっていうのはよくある話なんだじぇ!」 京太郎「へぇ……ちなみにそれ、どこで聞いた話だ?」 優希「ラジオですこやんとはやりんが言ってたじぇ」 京太郎「……なんかコメントしづらいぞ、その面子」 優希「まあ、確かに……ってそんな事はどうでもいい!とにかくそういう事だから私達は――」 京太郎「そうなると中学時代からつるんでた俺と咲は意識し合ってるわけか。そりゃ大変だ」 優希「……へっ?」 京太郎「まあ、確かに咲は胸はないけど家庭的な部分は俺の好みではあるし…… あれ、そう言われてみると咲って結構良くね?おぉ、確かに男女に友情は成立しないのかも……」 優希「ま、待て、待って!」 京太郎「なんだよ」 優希「な、何事も例外はあると思うんだじょ。だから京太郎と咲ちゃんは普通に友達だじぇ! 普段の咲ちゃんを見ても京太郎を意識してるとは到底思えないしな!」 京太郎「冗談だったのにそこまで強く言われるとさすがに傷つくぞ……」 優希「と、とにかく!京太郎と咲ちゃんの間には友情が成立する!それでこの話は終わりだ、終わり!」 京太郎「じゃあお前と俺にも友情が成立するって事で」 優希「うん、そうだな!」 京太郎「じゃあこの話はここまでって事で。俺、皆が来た時のためにお茶を用意してくるわ」 優希「いってらっしゃーい。あっ、私はタコスジュースな!」 京太郎「そんなのねえから!」 優希「ちぇー……あれ?」 京太郎「今日は高めのお茶葉でも使うか……」 優希「おい、こら京太郎!」 京太郎「なんだ、タコスジュースはないって言っただろ」 優希「そうじゃない!男女の友情云々に関して誤魔化してないではっきり答えろ!」 京太郎「だから俺とお前も咲と同じように例外って事でいいだろう」 優希「そんなに例外がコロコロ転がっててたまるか!」 京太郎「だったら友達ですらないのか?」 優希「なんでマイナス方向にいくんだじぇ!」 京太郎「じゃあどう答えたらいいんだよ……」 優希「うぐぐ……」 京太郎「もう無理すんなって。俺達が友達って事になんか問題があるわけでもないだろ」 優希「ぐぎぎ……」 優希(人の気も知らないでこのヘタレは……!) 京太郎「まあ、そんなにこだわる事でもないしな。それよりお前は何を飲むんだ?」 優希「……」 京太郎「優希?」 優希「京太郎、ちょっと耳を貸せ」 京太郎「は?なん……」 京太郎(待てよ?ここで一々口を出したらまたギャーギャー騒がれるような…… だったら少なくともここは従っといた方がいいか……) 京太郎「はいはい、なんですかお姫様」スッ 優希「……」ガシッ 京太郎「はっ?」 優希「おりゃあああ!!」グイッ! 京太郎「痛っ!?おい優希!お前人の腕を掴んだと思ったら引き倒すとかどういうつもりだよ!?」 優希「なあ京太郎」 京太郎「なんだよ!」 優希「お前は私達の関係を友達だと言ったな?」ズイッ 京太郎「それがどうしたんだよ……つうか乗るなよ!」 優希「だったらこんな事してもおふざけで流せるよな?」ガシッ 京太郎「えっ、お前、何をする気……」 優希「京太郎……」 京太郎「待て、待つんだ優希。わかった、タコスならいくらでも奢るから冷静に……」 優希「んっ……」チュッ 京太郎「!?!!?!?」 優希「んうっ……」 京太郎「!!!?!?!?」ジタバタジタバタ!! 優希「ぷはっ……むうっ、レモンの味なんかしないじゃないじぇ。はやりんめ、嘘をついたのか?」 京太郎「おま、おまままま……」 優希「もっとすればレモンの味がするようになるか?」グイッ 京太郎「は!?おい、待て、まさかまだする気……」 優希「んんっ……」チュッ 京太郎「!!!」 ――数分後 優希「はあっ、はあっ……つい熱中してしまったじぇ」 京太郎「」チーン 優希「だけどやっぱりレモン味なんてしなかったじょ……何か間違ってるのか?」 京太郎「」ピクッ 優希「おぉ、そういえば……まだフレンチキスとやらを試してなかったな!」 京太郎「!?」ビクッ! 優希「ふふっ、待ってろよ京太郎……今からもっといいことを……」 ガチャッ 咲「こんにちはー」 和「こんにちは」 優希「あっ」 京太郎「……!」 咲「あれ、優希ちゃんと京ちゃん。そんなところで何してるの?」 優希「ええっと……ちょっとキ――」 京太郎「ちょっとプロレスやってただけだよ! 全く優希の奴ったらこれでマウントポジションは取ったとかはしゃいじまってまいったまいった!」 優希「えっ?」 咲「もう、ポットの近くで遊んでたら危ないよ?」 和「そもそも部室で何をしてるんですか……」 京太郎「あはははは!悪い悪い!じゃあ4人揃ったし麻雀しようぜ麻雀!」 優希「……」 ――翌日 優希「むうっ、昨日はあれから京太郎と話せなかったじぇ」 優希(冷静になって考えてみると私とんでもない事をしていたような気もする…… いや、だけどあれくらいしないと京太郎みたいなヘタレには私の言いたい事は……) 京太郎「……」トボトボ 優希「あっ」 優希(噂をすればなんとやら……よし、とりあえず最初はいつも通りに……) 優希「京太郎ー!」 京太郎「っ!?」 優希「おはようだじぇ!」 京太郎「お、おう……」 優希「いやー、今日もいい天気だな!こんな日にはどこか遊びに行きたくなるじぇ!」 京太郎「そう、だな……」 優希(うー、見た感じいつも通りだじぇ。もう少し踏み込んでみれば京太郎が昨日の事をどう思ってるかわかるのか?) 京太郎「……」チラッ 優希「うーん……」 京太郎「……でだよ」ボソッ 優希「んっ?京太郎、今なんか言ったか?」 京太郎「……なんでもない」 優希「んー?」 優希(確かになんか言ってた気がしたんだけど……まあ、いい。とりあえずいってみるか!) 優希「いい天気だし、デートとかしてみたいじぇ」 京太郎「は……?」 優希「ふふん、一緒にどう?あ、な、た♪」ニコッ 京太郎「……」 優希「京太郎?」 京太郎「うっ、あっ……」カアア 優希「えっ」 優希(な、なんだなんだ!?京太郎、顔がすごく真っ赤になってるじぇ!) 優希「きょ、京太郎?」 京太郎「な、なんだ優希?」 優希「いや、その……顔赤いけど熱でもあるのか?」 京太郎「そ、そんな事はないぞ?」 優希「そうか……」 京太郎「し、心配してくれたのか?」 優希「ま、まあな」 京太郎「あ、ありがとうな……」 優希「う、うん」 京太郎「……」 優希「……」 優希(お、おかしいじょ。私達普段どんな事話してたっけ?意識してた事ないから、わ、わからない……) 京太郎「………ぐらい、いい…な?昨日は……」ブツブツ 優希(うああああ、どうすればいいんだじぇ!?) ――清澄高校 優希「うー……」 優希(結局ギクシャクしたままだったじぇ……) 「片岡さーん」 優希「じょ?」 「お客さんだよー」 優希「客って……あっ」 京太郎「よ、よぉ」 優希「京太郎、どうしたんだ?」 京太郎「こ、これ渡そうと思ってさ」スッ 優希「タコス……作ってきてくれたのか?」 京太郎「く、口に合うかわからないけどな。良かったら受け取ってくれよ」 優希「うむ、ありがたくもらっとくじぇ」 京太郎「じゃ、じゃあまた部活でな!」タタタッ 優希「あっ、京太郎!」 優希「はあ……」 優希(なんなんだ、京太郎の奴……いつもならわざわざ教室にまでなんか来ないのに) 「わざわざ手作りのタコス持ってきてくれるなんて片岡さん愛されてるねー」 優希「なっ!?きょ、京太郎はそんなんじゃ……」 「あんなに顔真っ赤だったし意識してるのバレバレだったけどなー」 優希「……」 優希(確かに様子は変だじぇ……だけど、まさか、昨日の事だけで京太郎がそんな……) 優希「だとしたら……」 「片岡さん?」 優希「ううっ……」カアア 「……はいはい、ごちそうさま」 ―― 優希(それから数日経っても、京太郎の様子は全く変わらなかった) 京太郎「な、なあ優希、なんかしてほしい事とか困った事ないか?」 優希「えっ、いや、特に……」 京太郎「そ、そうか……」 優希「あ、ああ!そういえばちょっと喉が渇いたかも……」 京太郎「本当か!?待ってろ、今飲み物入れるから!」 優希「う、うん……」 久「ねぇ、あれどうしたの?須賀君がまるで甲斐甲斐しく部活の想い人の世話を焼くマネージャーみたいになってるんだけど」 咲「私にもよく……」 和「ゆーきもすごく戸惑ってますね……」 まこ「京太郎相手に戸惑う優希とか珍しいもん見たわ」 優希(ある時は……) 京太郎「優希」 優希「あっ、京太郎……」 京太郎「これ……」 優希「えっ、これお弁当か?」 京太郎「いつもいつもタコスばっかりってのもあれだしな……ちょっと頑張ってみた」 優希「ちょっとって……」 優希(手、絆創膏だらけなのに何言ってるんだじぇ……) 京太郎「ま、まずかったら残してくれていいからな!じゃあまた後でな!」 優希「……」パカッ 優希(このお弁当、私の好きな物とかタコのつく物ばっかりだじぇ……) 優希「京太郎……」 京太郎「じゃあまた部活で……」タタタッ 優希「はあ……」 和「あの、大丈夫ですかゆーき?」 優希「あっ、のどちゃん……私はどうすればいいんだじぇ」 和「そもそも須賀君がどうしてああなったのかわからないので何を言ったらいいのか……何かあったんですか?」 優希「実は……」 ――少女事情説明中 優希「……というわけなんだじょ」 和「」 優希「のどちゃん?」 和「まさかゆーきがここまでお馬鹿さんだったなんて……」 優希「そ、それはあんまりだじぇ!」 和「あんまりどころか生ぬるいくらいです!ゆーき、あなたのした事は下手をすれば犯罪ですよ!?」 優希「ううっ……」 和「とは言ったものの、須賀君が問題にしていないどころかああして ゆーきに尽くしだした事を考えると、意識させるのは上手くいったといえるんじゃないでしょうか?」 優希「ううー、だけど私は京太郎に尽くしてほしいわけじゃないじぇ」 優希(私はただ……) 和「確かに尽くすと言っても最近の須賀君は少々やり過ぎな気もしますね……わかりました」 優希「のどちゃん、何かいいアイデアを思いついたのか?」 和「まずは須賀君の気持ちを確かめたいですね……咲さんに協力を要請しましょう」 ――部室 咲「京ちゃん」 京太郎「んっ、なんだ咲か」ジュー 咲「なんだは酷いよ……というか何してるの?」 京太郎「タコス作ってるんだよ」 咲「わざわざ調理器具持ち込んできたの?」 京太郎「家で作るとどうしても出来たては食べさせられないからな……やっぱり食べてもらうからには出来たてがいいだろ?」 咲「……ねぇ、京ちゃん、どうしちゃったの?」 京太郎「どうしたって?」 咲「最近の京ちゃん、まるで優希ちゃん専属のマネージャーみたいになってるよね? あんなにぶつくさ言ってたのに今じゃ自分から優希ちゃんの世話焼こうとするし」 京太郎「まあ、な」 咲「優希ちゃんと、何かあったの?」 京太郎「……なあ、咲」 咲「なに?」 京太郎「男女の友情って成立すると思うか?」 咲「それは、成立するんじゃないかな?だって私達が実際そうだし」 京太郎「そうだよな……俺もこの前までそう思ってた」 咲「今は違うの?」 京太郎「いや、咲とは成立すると思ってるぜ?お前はいい友達だってな」 咲「うん」 京太郎「だけど、あいつに関しては正直わからなくなった」 咲「優希ちゃんの事?」 京太郎「……あいつさ、泣いてたんだ」 咲「えっ?」 京太郎「人を引き倒して、無理やりキスなんかしやがって、口じゃ余裕ぶってたくせに…… いざやったら泣いちゃっててさ。キスされて混乱してたはずなのにそれだけは妙に印象に残った」 咲「……」 京太郎「驚かないんだな」 咲「えっ、あっ……!」 京太郎「わかってる。大方俺の様子を探るように頼まれたんだろ?」 咲「……ごめん」 京太郎「謝るなよ。俺もちょっと空回りしてた気がするから誰かに吐き出したかったしな」 咲「……」 京太郎「話の続きだけどさ、そんなあいつは当然普段俺をからかってくるあいつとは全然違って見えて…… 月並みな表現で言えば」スタスタ 咲「あっ、京ちゃん、そのロッカーには……」 バンッ 京太郎「――お前の事ばっかり考えるようになっちまったよ、優希」 優希「あ」 京太郎「なあ、どうしてくれんだよ優希。最近じゃ寝ても覚めてもお前の事ばっかなんだぜ?」 優希「ご、ごめ……」 京太郎「俺は謝ってほしいわけじゃない」 優希「うっ……」 京太郎「お前ときたらあんな事したわりにはあんまり変わった様子見せてくれないしよ…… 正直お前の気持ちが全くわからなかった」 優希「……」 京太郎「下手を打って嫌われたくないから普段以上に世話焼いたけど、それが正しいのかなんてわかるわけないし」 京太郎「だけど俺もう嫌なんだわ。こんな気まずい空気でいるのは」グイッ 優希「京太郎……」 京太郎「嫌なら、ひっぱたいてでも何でもいいから止めてくれよ?」 優希「……やっぱり京太郎はダメダメだじぇ」 京太郎「な、なんでだよ!?」 優希「嫌なら、そもそもあんな事してないじぇ」 京太郎「……」 優希「だろ?」 京太郎「そりゃあ、そうだ」 チュッ 優希「んっ……あれ?」 京太郎「どうした?」 優希「レモンの味がするじぇ……」 京太郎「ああ、さっきまでレモン味の飴なめてたからだな」 優希「……いや、違うじぇ」 京太郎「違う?」 優希「きっとこれが、私達のファーストキスなんだじょ。この前みたいな1人でやってるようなのとは違う本当の……」 京太郎「……似合わないな」 優希「どうせ私はそういうの似合わないじぇ……」 京太郎「だけど、嫌いじゃないぜそういうお前も」チュッ 優希「あうっ……」 京太郎「優希、この前の話だけどさ」 優希「話?」 京太郎「男女の友情云々の話」 優希「ああ……」 京太郎「少なくとも、お前とは友情で済ませそうにないわ……こんな事してて今更だけど、俺とつき合ってくれるか?」チュッ 優希「はうっ!よ、よろしくな京太郎……」チュッ 咲「……私、どうしたらいいんだろう」 和(いざという時のために隣のロッカーに控えてましたけど……私、ゆーきに忘れられていませんか?) ――ラジオ局 恒子「――というわけで、すこやん、はやりんの持論のおかげで 好きな子と付き合えるようになりました!ありがとうございました!」 健夜「……」 はやり「……」 恒子「はい、ラジオネームタコス大好きっ子さんと彼女大好きっ子さんのお二人からいただいたお便りでしたー! いやー、さすがすこやんに瑞原プロ。悩める若人の恋の悩みを解決するなんて!」 健夜「……」 はやり「……」 恒子「あっ、ちなみにすこやんは今日お誕生日だったね。おめでとうすこやん!」 健夜「私、何か悪い事したっけ……?」 はやり「長野県の……よし、覚えたよその名前☆」 カン!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1386284559/ 京太郎「ので、思わずレイプしてしまった…」 和「あ、…う…」ドロ 京太郎「とりあえず、和の痴態を写真と動画に収めて」 京太郎「最後にパイズリして、帰ろう」 ずりずりっ どびゅ 和「……」 次の日 和「…」ギロ 京太郎(睨んでる睨んでる。というか、よく学校に来れたな) 優希「の、のどちゃん。顔がめっちゃ怖いじぇ…」 咲「あう…」 久「どうかしたの、和? 須賀くん、何か知ってる…?」ヒソヒソ 京太郎「いやー、わかんないっす」 和「はやく部活を始めましょう…。あと須賀くんにはあとで話があるので」 部活後 和「…須賀くん。なんであんなことしたんですかっ」 京太郎「和の乳がおれを誘うから…」 和「意味がわかりません…、もういいです。全国前に騒ぎにしたくありません」 京太郎「ふーん、つまり和になにしても許されるってことか?」 和「どうして、そうなるんですかっ」 京太郎「こうやって、後ろから抱きしめて…。和の乳を味わいながら…」ギュ 和「ちょっ…触らないでくだ…、ひっ!」 むにゅむにゅ…たぷん ずり…ずり… 京太郎「チンコを和のお尻に擦り付けても許されるわけだ…。おふ」ゴシゴシ 和(スカート越しに、硬いのが…) ずりっずりっ むにゅ…もみ… 京太郎「和の乳と布越しのお尻の感触が…っ」 和「…っ、ぁ…ひ、また大きく…」タプ 京太郎「……ーー」ドビュルルドビュビル 和「……」ベチャ どぷっどぷ… ぐちゃあ… 京太郎「あー…、いいのか和?スカートが精子漬けになるまで染み込むぞ?」ギュ 和「……ぁ」ボー 京太郎「夢の世界に逃避しちまってるな。いまの内にもう一発…、今度は前から」ギュ 和(お尻…なんだか、変なのが粘り付いてる…) 京太郎「はやく起きないと、スカートが使い物にならなくなるぞー?」ニヤニヤ どびゅるるるっ… ぐちゃ…どろっ… 和「……ーーえ?」ムク 京太郎「ふー、今日はこれくらいでいいか?」 和「あ、…なにこれ…っ」グチ ネバッ 京太郎「和が起きるの遅いから…、ポケットの中にも射精しちまった。確認してみな」 和「……ああ」スッ グチョグチョ 和「……ーーっ」ポロポロ 京太郎「じゃあ、おれは帰るから。あと明日はそのスカート履いて来いよ?」ニヤ ガチャ バタン 和「さき、さん…。ごめんなさい…。わたし…」ポタポタ 放課後 京太郎「和、ちゃんと昨日のスカート履いてきたか?」 和「…来るわけないでしょう。一晩であんなの乾きません。麻雀も弱ければ、そんなことも分からないんですか?」 京太郎「…なんか、元気になったなー」 和「……」ギロ 京太郎「精液まみれでも履いて来ることくらい出来たろ?これはお仕置きだな」 京太郎「またスカートを精子漬けにするか…」 和「!や、やめてくださいっ。服はもう駄目です!…あのスカートも染みになるくらいなのに…」 京太郎「じゃあ、今度は和の身体で受けるか?」 京太郎「確かにこのペースで制服を汚されたら、学校に何も着てこれないな。そうだ、全裸で登校してみるか?」 和「…わかりましたから、制服はもうやめてください」 京太郎「じゃあ、和…。あーん、してみ?いいもの咥えさせてやるから」ボロン 和「はい……んむっ」 京太郎「おぉう…和の口の中はやっぱり最高だぜ!」 じゅぷじゅっぽちゅぱっ ちゅぱちゅぷ 和「───っ!」 京太郎「もう行きそうだ…顔に出すぞ。和ぁ!」 じゅっぷじゅっぷじゅる ちゅぱじゅぱっ どぴゅっどぴゅぴゅる パシャ!パシャ! 和「!……なにを!」 京太郎「もし俺たちのことを親とか教師にバラしてみろ」 京太郎「これを学校中にバラ撒くからな?」 和「っ……本当にゲスですねあなたは……!」 京太郎「ゲスで結構。ほら尻突き出せよ。こっちはまだ全然満足してないんだ」 和「ひどい……!ひどすぎます……!」グス ……… …… … こうして和は京太郎のいいなりオナペットと化したとさ めでたしめでたし
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[部分編集] 概要 正式名称は「Peach of Another World -from Durian」(2011年11月22日)。 実況主交流所コミュがポッキー☆より前に投稿した作品。その為共通のキャストが多く見られる。 内容は桃太郎を題材にした作品で二次創作ではない。 [部分編集] +登場キャラクター 桃太郎:へるにあ ドリ太郎:ラグニャン おばあさん:フツレ* おじいさん:けけまる カメ:デレンツ キジ:マルシ ナレーション:七篠 鬼:せうゆ +大まかなストーリー [部分編集] ニコニコでの扱い [部分編集] 本スレでの扱い [部分編集] 実況での扱い
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HN バカ太郎 酉 ◆4XlsfQ7Ox6 酉キー #bakataro 開発局通りにいるが、他のステージ(おもに学校通りなど)に行くこともある。 「皆仲良くしよう」などとギコっぽいの平和を望んでいる。 そのためカフェ厨などともお構いなしに会話するところが見られる。 また、ルール違反者をからかいバカにするなどもしている。 時折「バ!バ!バカ太郎!」と踊りながら発言する。過去に配信を行ったこともある。 8月19日(水)午後7時から10分間にわたってバカ太郎祭りを行うことを計画している。
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登録日:2011/12/08 Thu 06 01 10 更新日:2024/03/13 Wed 11 13 41NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ZAT ウルトラマン ウルトラマンタロウ ウルトラマン主人公 チート ボクサー 主人公 勇敢 名言製造機 好青年 完璧超人 愛すべきバカ 東光太郎 漢 爽やか 生身で怪獣に立ち向かう男 白いマフラー 真の漢 笑顔 篠田三郎 鋼メンタル 青年 頑丈 黄金の精神 ボクシングをやりたいんだ。男らしい仕事だと思う 本当に強い人は普段はとっても優しいんだ 君との約束を果たすんだ。俺には大事なことなんだ 東光太郎とは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンタロウ』の主人公。 演:篠田三郎 年齢22歳。ウルトラマンタロウと合体し、ウルトラバッジを掲げて変身するZAT隊員。 字的には『新造人間キャシャーン』のキャシャーン=東鉄也の父親と同姓同名だが、あちらは「あずま」でこちらは「ひがし」と読む。 明るく子供好きで子供相手の約束を軽く見ていない一面、やりかけたことを最後までやり遂げようとする一面、生身で怪獣に飛びかかる破天荒さを見せる。身寄りはなく天涯孤独の身。ZAT隊員としての任務に当たるときは、白いスカーフを首に巻く。 ZAT入隊前は世界各国を旅しながらボクシングの修行を積んでおり、ZAT入隊後もボクシングジムに通い、朝のロードワークを行っていた。 ボクシングは最後の最後まで戦い抜くと同時に、自分自身のためにやっている。ボクサーこそ男らしい職業と考えている。 第10話では減量に耐えながら日本アマチュア新人王戦に臨み、KO勝ちしたが、ボクシング関連の描写は同話が最後となった。 第1話で白鳥船長の船に乗って日本に帰国かと思ったら、到着間際に海に飛び込んで帰国。直後に現れた超獣オイルドリンカーをクレーンを駆使し、撤退させる。 その知恵と勇敢さを朝日奈隊長に見込まれてZATに入隊。宇宙大怪獣アストロモンスによって瀕死の重傷を負うが、ウルトラの母やウルトラ5兄弟に導かれてタロウと合体、新たな存在として生まれ変わった。 今は亡き母親の写真を大事にしまっており、その姿はウルトラの母が変身した緑のおばさんに瓜二つ。 普段は白鳥家に下宿しており、長男・健一とは本当の兄弟のように仲が良く、姉で長女・さおりからは好意を寄せられてたりする。ポチというペットもいたが…… ZAT内ではメンバーの入れ代わりが激しいにもかかわらず仲が良く、二谷副隊長とは走りあったり、森山隊員からは好意があるような描写もある。上野隊員とは後輩・先輩の関係であるが、主人公が新人隊員であることが多いウルトラシリーズにおいて、上野隊員は初めてできた主人公の後輩隊員である。 タロウと合体したものの基本的に人格は光太郎の意識が優先されている。しかし、光の国帰還時やウルトラ兄弟と再会時にはタロウの意識が垣間見える。 『タロウ』の物語の性質上、子供たちとの交流が多く、餅が食べられない子供たちのために餅つき大会を開いたり、自転車に乗れない少年を励ましたことも。 最終回(第53話)では健一に真の勇気を示すため、一人の人間として生きることを決意。ウルトラのバッジをウルトラの母に返し(*1)、変身せずにバルキー星人を倒すとZATを退職。新たな人生を始めて“勉強”をするために再び旅を始め、雑踏のなかに消えていった。 篠田氏は、その後は「人間として平和のために頑張っている」と考えている。 『ウルトラマンメビウス』放送時に作られた裏設定として、1986年にUキラーザウルスを封印して変身能力を失ったモロボシ・ダン=ウルトラセブンよりウルトラバッジを授かり(*2)、タロウに変身して光の国へ旅立ったというものが作られた。 しかし、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の初期企画「ウルトラマンメビウス ウルトラ兄弟2」では、光太郎はタロウと分離していた(*3)。 他のウルトラ兄弟の客演とは違い、『タロウ』終了後は人間体としての登場はないが、これは人間として始まらせて人間として終わらせるというスタッフの構想によるものらしい。 『ウルトラマンメビウス ウルトラ兄弟』に登場ご企画されていたが、本人が辞退していずれも実現していない。 客演しないのは篠田氏の辞退によるものだが、別に嫌いだからもう出ないということではなく、若き日の思い出を大事にしているというだけの話らしい。 とある作品で共演し、言葉を交わした後輩ウルトラマンの吉岡毅志氏(『ウルトラマンガイア』主演)いわく、出演しないことが篠田氏にとっての「愛の形」であるとのことである。 『タロウ』という作品には愛着があり、「『タロウ』は自分にとっての財産」と語り、光太郎役を貰えたこと自体も「1年も主役ができる」と思って嬉しかったらしく、篠田氏は当時の映像を見返して「光太郎を演じる自分がとても楽しそうにしている」と語っている(*4)。 その後も光太郎としての出演していないものの、関連インタビューなども積極的に受けており、2013年に放送されたBS朝日の『極上空間』ではウルトラバッジを手に変身ポーズを披露している。しかもウルトラアイを持った森次晃嗣氏や、レオリングを付けた真夏竜氏と一緒に、ポーズを披露するという豪華なものであった。 2019年にはタロウの息子・ウルトラマンタイガが登場することを知らされると、驚きとともに先人への敬意の言葉と作品に対する応援のメッセージを送っている。 【他作品での活躍】 ●『コメットさん』(1978年大場久美子版)第43話「初恋の人ウルトラマン」 コメットさんの初恋の相手タロウの人間体として登場。下塚誠氏が演じた。同作は円谷プロ制作でないため、『タロウ』を含めたウルトラシリーズとは無関係。 ●『ウルトラマンレオ』(内山まもるの漫画版) 「ウルトラキラーゴルゴ」 ZATを退職後、一人の人間として生活を送っていたある日、MACからメディアを通して呼び出されるが、当初はそれを拒絶。しかし、どうして今更自分を呼び出したのかが気になったため、結局MACへ行くことにするが、その道中で見たものは…… 詳細は項目参照。 【余談】 篠田氏は前作『ウルトラマンA』第20話にもゲスト出演しているが、実はこの時点で番組プロデューサーは次回作の主人公は篠田氏にすることを決めており(*5)、撮影現場の空気を体感してもらおうと思ったためオファーを送っていたとのこと。 なお、ゲスト出演時の篠田氏の役柄(ちなみに役名は篠田一郎。まんまである)は船乗りを目指すやや小生意気な熱血漢……と、光太郎を彷彿とさせる設定なことから、この時点である程度光太郎の方向性は決まっていたのでは?とする意見も。 光太郎がZATの隊員服に袖を通している時に首に巻いている白いスカーフだが、『タロウ』の主演が決まった後に撮影を見学している時に主人公の北斗星司がマフラーをしているのを見て、「自分も巻いてみたい」と思いスタッフに提案したからとのこと。 【主な台詞】 「タロウー!」 「俺は俺のやり方でやります」 「君と俺は親友じゃないか」 「約束したことは必ず守る」 「誰かのためでなく自分のためにやっている」 「たとえ相手が怪獣でも悪いことをしなければ、ZATはいじめはしません」 「これが俺の選んだ仕事なんだ!一生をかけてやっている仕事なんだよ!」 「僕も東光太郎ですからね」 「君も僕もZATの隊員だ。だからこそ、今、ZATの隊員として、一番しなければならないことをやるんだ!」 「誰でも勇気を出して頑張ればできるのさ」 「君は心のどこかでタロウに助けて欲しいと思っていたんだ。お父さんやタロウがいなかったら、君はどうやって生きていくんだ!」 「僕も一人の人間として生きてみせる!僕はウルトラのバッチをもう頼りにはしない!」 「タロウではない、東光太郎だ」 「この地球は人間の手で守ってみせる!」 「よく見ておくんだ!人間には知恵と勇気があることを!」 「健一君見ろ!人間の力で星人をやっつけたぞ!」 ウルトラマンタロウ(石川版) 「おらあ、こじきじゃねえぜ」 「小さなこどもをなぶりやがって、うすらみっともねえぜ」 「はあ、まあ……宿なしボクサーっていうのはみじめなもんですよ」 「あの町は、なににのろわれている!!」 「こんなものは今のうちに、殺してやる!」 「救世主だと!!笑わせるな。それは地球人から見れば侵略なのだ!!」 「人類はおまえの考えるほどおろかではない」 「そうさ……おろかじゃないさ…」 「ゆるさねーぜ!純真な子どもの心を盗んで……自分の世界を作り出す怪物!」 「フフフ……人間は進歩している!! もう、おまえたちがたち打ちできる相手ではなくなっているんだよ!!おとなしく自分の星に帰るんだな!!」 「かえれ!」 隊長、お世話になりました 荒垣さんにも宜しく 仕方がない 一度言い出したら言うことを聞かないお前だ 元気でやれ、その代わり お前の言う勉強とやらを 精一杯やってくるんだ はい! 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 テンペラー星人戦だけ兄に頼ったり調子に乗ったりしてるけど、普段の光太郎は誠実な人間です。 -- 名無しさん (2013-10-02 00 22 29) おらあ、こじきじゃねえぜ以降ホントに光太郎のセリフ? -- 名無しさん (2013-10-02 00 52 39) ↑おそらく石川版タロウの光太郎の台詞。 -- DCD (2013-10-02 01 03 52) シリーズ前半のトラブルメーカーっぷりはイライラしたなぁ。 -- 名無しさん (2013-10-26 16 23 31) レオ時代では1回くらいはゲンやダンの所に顔出ししたんだろうか? -- 名無しさん (2013-11-09 21 01 14) ボクサー志望だったのに変身後は別にボクシング技を使ったりはしない。 -- 名無しさん (2013-11-09 22 58 51) ↑テンマレンジャーの仲間だ! -- 名無しさん (2013-11-09 23 02 02) ↑2一応アトミックパンチというメフィラスの腹ブチ抜いたりムカデンダーの胴体粉砕した必殺パンチはあるが・・・・・・ -- 名無しさん (2013-11-09 23 12 09) 実は松平健氏も光太郎役のオーディションを受けていたそうな。 -- 名無しさん (2013-12-12 20 57 38) アストロモンスの間違いじゃね? -- 名無しさん (2014-02-22 10 49 16) 外も内もイケメン -- 名無しさん (2014-02-24 02 45 55) 「メビウスでも光太郎さんが登場予定だった」とあるが、「ウルトラ8兄弟」の前身企画「メビウス ウルトラ兄弟2」のことかな? -- 名無しさん (2014-05-09 11 46 23) コメットさんに出たのは東光太郎じゃないよね。あれは太郎さんと言う別人だったと思うが… -- 名無しさん (2014-05-09 20 13 35) ヒーロー戦記だとあっちの光太郎と共演 -- 名無しさん (2014-10-22 19 16 51) ギンガタロウがノリノリでボクシングの司会やってたのは彼の意識が残ってたからだったりして。 -- 名無しさん (2015-01-06 13 16 05) 何で漫画版こんな口調洗いの? -- 名無しさん (2015-01-20 10 53 25) ↑マルチバースであれだけケン・イシカワ時空だから。 -- 名無しさん (2015-01-20 11 22 55) 「少ない悪人のために、多くの良い人を見捨てるわけにはいかない!」>現実世界ではその逆だよね -- 名無しさん (2015-01-20 11 39 15) ↑政治家の事かな? -- 名無しさん (2015-01-20 11 41 37) ↑2 悪人の基準が低すぎる気もする。死んでも良いと見棄てるレベルの奴なんて意外と周りにはいないだろ -- 名無しさん (2015-01-20 12 01 06) ↑×2 俺が言いたいのは、現実世界では「少ない悪人のために多くの良い人が見捨てられてる」というのが前提だってこと -- 名無しさん (2015-01-20 12 35 44) ↑ごめん。何が言いたいのかイマイチわからない。「見棄てるわけにはいかない」っていう道理の話と関係あるのか? -- 名無しさん (2015-01-20 13 51 58) 光太郎さんは最終回後白鳥姉弟やZATの面々と再会したのか気になる。 -- 名無しさん (2015-08-13 21 49 29) 41話の変身シーンがすげーカッコいい。根っからのヒーローだこの人。 -- 名無しさん (2016-03-06 19 38 30) 前作Aでは、船乗りを目指す男として登場。けっこう喧嘩っ早い性格だった。(俳優ネタ) -- 名無しさん (2016-07-06 15 15 40) 南光太郎とヒーロー戦記出であった時にどっちも光太郎で紛らわしいからタロウと呼ぶっていわれたんだっけw -- 名無しさん (2016-07-06 15 33 07) むちゃんこ爽やかイケメンだよね光太郎。漫画版ではもはや流竜馬だけど。 -- 名無しさん (2016-07-30 09 15 07) 思えばウルトラマンに変身後も変身前と声や人格が同じなのはセブン以来だな そして次のレオも同じという奇遇 -- 名無しさん (2016-10-21 18 01 11) タロウと合体する前から身体能力が凄まじい人。タロウに出てくる人間はだいたい強いが -- 名無しさん (2020-07-26 12 17 10) ↑2 セブンとレオはウルトラマンが地球人の姿に変身しているから、両者の声が同じなのはある意味当然。では光太郎とタロウの場合はどうなんだろう? -- 名無しさん (2022-10-29 02 56 50) まぎれもないヒーローなんだけど、怪獣騒動の発端を作っちゃってるのも幾らかあるのよねえ。第1話のアストロモンスから始まってるし、ケムジラの時なんか子供の母親から「あなたのせいでこうなったのよ!」な批判をとうとうされたし。 -- 名無しさん (2023-01-24 12 02 48) ↑7 篠田さんが以前に演じてたシルバー仮面の春日光三のイメージが入ってたのかも -- 名無しさん (2023-09-08 19 17 33) 名前 コメント
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山田太郎。 誕生日 8月24日 身長 167cm 体重 58kg 血液型 B型 不良を気取っている。 山田太郎は本名だとかそうでないとか。 一人称は「俺」時に「俺様」 二人称は「お前」「貴様」 情に厚く不良に絡まれている人を助けるような不良っぽくない不良。 お調子者でやたらテンションが高い。 首のネックレスはお母さんの形見だとかそうでないとか。 何もかもオープンなくせにものっそいミステリアスなベールに包まれてる。 今書いているNovel「山田太郎」の登場人物山田君の初期設定。 ちなみに主人公は星野銀河。
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[#ドラマ主題歌VSAD] 基本情報 ルーム https //www.showroom-live.com/r/VCHETSINC_1003 名前 こは太郎 番号 1003 ニックネーム ファンマーク 🦇💜 ファンネーム けんぞく ルーム挨拶(入室) ルーム挨拶(退出) Twitter https //twitter.com/Vanp_Melty マシュマロ YouTube https //www.youtube.com/@Kohataro エゴサタグ #こは太郎 配信タグ #こはっとライブ ファンアートタグ #こはっとアトリエ グッズお迎え用 #こは太郎といっしょ Twitter以外のSNSなど項目も適宜追加してください 目次 詳細情報自己紹介 配信タイムテーブル 活動の記録予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ 詳細情報 自己紹介 紹介文 #ドラマ主題歌VSAD に挑戦中❗️ 📢夢はアニソン・スマホゲー主題歌を担当すること! そして、有名なボカロPさんにいっぱいオリ曲を作ってもらいたいです♡ はぁい、けんぞくぅ✨ お歌大好き野良吸血鬼こは太郎です❗️ ボカロ・アニソンいっぱい歌います ✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦⏰配信時間⏰✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ 1/20~1/29のイベント期間中 毎日23 00~ 歌枠します❗️ 不定期で他にもゲームとかVRとかできるといいな💭 ✦ ✧✦ ✧✦🌟1/20 SHOWROOM デビュー🌟✧✦ ✧✦ ✧ たくさんある配信の中からこは太郎を見つけてくれてありがとう💜 23時頃から歌枠中心に活動しています。 SHOWROOMはまだまだ不慣れなので色々教えてください! ✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦♡like♡✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ♡好きなボカロPさん DECO*27 蝶々P koyori 柊キライ すりぃ バルーン ナナホシ管弦楽団 n-buna(ヨルシカ)Ayase (YOASOBI)黒うさP kemu ユリイ・カノン ♡好きなアーティスト・アニメ EGOIST Aimer マクロスF 黒執事 などなど ✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦♡Special Thanks♡✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ♡3Dモデル 作者:こまど Twitter :@komado_booth ♡Live2Dイラストレーター 作者:マコミック Twitter :@maccormick_4_4 ♡Live2Dモデラー 作者:お楽しみに♡ Twitter :お楽しみに♡ ✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦♡Link♡✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ✧✦ ♡推マ(fun mark) 🦇💜 ♡ファンネーム(fun name) けんぞく ♡弾幕 🦇💜🦇💜🦇💜🦇💜🦇💜🦇💜 配信タイムテーブル 日付 配信開始 配信終了 星集め 星捨て 備考 活動の記録 予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ Twitter用画像です。本画像はページ最下部に配置してください。
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部室に一人、俺は居る。 卓と牌を綺麗にしながら、物思いに耽る。 京太郎「咲たちは今頃合同合宿か……」 京太郎「思えば色々あったな、麻雀部に咲が入って、合宿行ったり、県大会優勝して、全国出場が決まって……」 京太郎「咲にも気の置けない仲間も出来た。」 京太郎「もう俺の手も必要ないくらいに……」 今の咲には和や優希、それに染谷先輩に部長が付いている。 もう俺の後ろを付いて来る咲はいない…… 京太郎「っとそういえばハギヨシさんにタコスの作り方と麻雀を教えてもらうんだった。」 ―龍門渕家屋敷― ハギヨシ「ようこそ龍門渕家へいらっしゃいました。」 京太郎「やめてください、仰々しいですよ、客でもないんですから、というかむしろこっちが教わる側なのに……」 ハギヨシ「いえいえ、須賀様はお客様です、お客様に粗相などあったら龍門渕家の執事として面目が立ちません。」 ハギヨシ「ただ、お嬢様達は生憎、合同合宿で不在で大したおもてなしや挨拶など出来ませんが……」 京太郎「こちらこそすみません、急に料理を教えて欲しいなんて無理言って。」 ハギヨシ「では不肖、この萩原、精一杯須賀様の指南役を受けさせていただきます。」 京太郎「よろしくお願いします。」 ハギヨシさんからおいしいタコスの作り方と麻雀を教わる。 厨房でタコスを作る傍ら、ハギヨシさんは何かを煮込んでいた。 京太郎「ハギヨシさん、それは?」 ハギヨシ「ああ、これはシチューを煮込んでいるんです。」 京太郎「シチュー?夕飯のしこみですか?」 ハギヨシ「いえ、料理の練習です。」 京太郎「ハギヨシさんほどの腕前なら練習なんてしなくてもいいんじゃ……?」 ハギヨシ「ふふ、練習はし続けることに意味がある……と言いたい所ですが……」 ハギヨシ「目指す味には到底近づけられないのです……」 京太郎「目指す味、ですか。」 ハギヨシ「ええ、衣様がシチューを召し上がった際、こんな事を仰いまして……」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「「「「いただきます」」」」 衣「今宵の夕餉は……シチューか……」 透華「そうですわね……」 純「しかし今日のはまた一段とうまいな!」ガツガツ 智紀「萩原さんの作る料理はいつもおいしい。」 一「おいしいね、透華。」 透華「え、ええ……」 「違う」 智紀「?」 純「何が違うんだ?衣?こんなに旨いのに。」 衣「いや、あの、ハギヨシの作ったシチューは大変美味だぞ。」 衣「ただ、その……」 ハギヨシ「龍門渕家のシチューとは味が違う……ですか。」 衣「う、うむ。」 衣「昔、母君が作ってくれたシチューを思い出して……」 透華「でも仕方ないことですわ……何せもう作れる者がおりませんもの。」 衣「ああ、そうであったな……」 衣「すまないハギヨシ……忘れてくれ……」 ハギヨシ「いえ、こちらこそ配慮が足らず申し訳ありません。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 京太郎「そんなことがあったんですか……」 ハギヨシ「はい、それからは今は亡き奥様のが作っていたシチューを思い出しながら試行錯誤していましたが中々上手く行かず……」 ハギヨシ「おっと、少々湿っぽくなりましたね。」 ハギヨシ「そうだ、今夜はお泊りになってはいかがでしょうか?」 京太郎「流石にそこまでして頂く訳には……」 ハギヨシ「いえいえ、麻雀のこともありますし、何より夕食も召上って貰わずにお客様を帰したとなると透華お嬢様に叱られてしまいます。」 京太郎「そこまで言うなら泊まって行こうかな?」 ハギヨシ「ではお部屋にご案内させていただきます。」 夜になってハギヨシさんに案内された部屋で床に就こうと思ったが…… 慣れない枕が原因か、はたまた慣れない部屋が原因なのかはわからないが中々寝付けなかった。 余りに寝付けないので、ふと窓に目をやると龍門渕家の庭が見えた。 「どうせ寝付けないのだから」と、少し外の空気を吸うためにも庭を散歩しようと部屋から出る。 庭に出て、少し歩いてみる。 辺りは静まり返っていて風の音すら聞こえない。 月夜に照らされた綺麗な庭で空を眺めると雲が一つも無く満天の星空に満月が浮かんでいた。 綺麗な月だ。 月を見ながらそんな事を思っていると何所からか風が吹いた。 それと同時に人も…… 「あら、どちらさまかしら?」 「ええと龍門渕の知り合いに泊めさせて頂いてる須賀京太郎です。」 「そう、ならお客様ですわね。」 その人は長い金髪の女性で、気品と優しさを体現しているような美しい人だった。 「私、今、"寝付けなくて"庭で休んでいましたの。」 「よかったら京太郎君も月夜のティータイムはいかがかしら?」 「いいんですか?見ず知らず俺なんかが……」 「ええ、家で泊まっているという事は誰かに誘われたという事でしょう?」 「ええ、ハギヨシさんに……」 「なら、問題ありませんわ。」 「では、失礼して……」 「さあ、一緒に月夜のお茶会を楽しみましょう。」 それから暫く話しをしながらお茶を飲んでいく。 不思議な人だった。 優しい雰囲気と柔らかな笑みで俺の話を聞いてくれていた。 「――で、そいつは麻雀やる時はすごいのに、いつもはどん臭くいやつなんですよ。」 「うふふ、京太郎君はその子の事とても気に掛けてらっしゃるのですわね。」 「なんか、妹みたいで放って置けないんです。」 「妹、ですか……」 「あの、俺なにか気に障ることいいましたか?」 「いえ、少し昔の事を思い出しただけですわ……」 「そうですわ、私にも妹がおりましてね。」 「それを少し、思い出しまして。」 「ただそれだけですわ。」 「そうなんですか……」 そう言って、その人は少し悲しそうな顔をしながら虚空を仰ぎ見ていた。 先ほどまで見せていた柔和な笑顔が曇ったのが少し辛かった。 それから少しだけその人は自分の話をしてくれた。 体が弱く、肺の病を患っていたこと。 そして今はもう大丈夫になって、夜の間なら歩き回れるようになったこと。 「ごめんなさいね、私のつまらない話なんて聞かせてしまいまして。」 「いえ、むしろ俺のことばかり話してしまい、すみません。」 「貴方の話はとても面白かったですわ。」 「こんな話でいいならいくらでもしますよ。」 「うふふ、あら、お茶が切れてしまいましたわ。」 「時間が経つのが早いですね。」 「……それにもうこんな時間ですわ、よい子はもうとっくに眠っている時間ですわよ?」 「うわ、本当だ、そろそろ寝ないと。」 「ちょっとよろしいでしょうか?」 「はい、なんでしょう?」 「京太郎君に"ついていって"いいかしら?」 「え?」 「"ここは迷いやすい所"ですわ。」 「なのでお部屋まで案内いたしますわ。」 「ありがとうございます。」 その人はそう言って、俺を部屋まで案内してくれた。 彼女は部屋の前に飾られている花をみて、呟いていた。 「あら、この花は……」 「どうしたんですか?」 「私の好きな花でして。」 「ええっとエゾムラサキでしたっけ?」 「いいえ、似ていますが違いますわ。」 薄青色の花を慈しむように見た後、俺に向き直り、挨拶をする。 「それではお休みなさい、京太郎君。」 「おやすみなさい、あ、そうだ貴女のお名前を聞き忘れていました。」 「私の名前は、龍門渕……――華ですわ。」 最後の方は閉まる扉の音で聞き取れなかった。 ただ明日にでもなればハギヨシさんに聞けばわかるだろう。 そう思い、用意されていたベッドで目蓋を閉じる。 ここは厨房か……そう思い辺りを見回す。 その内に厨房に仲が睦まじい姉妹らしき二人がやってくる。 鍋を掴み何かしている。 妹らしき方が何かを言っている。 「お姉さま、お母様に教えられた作り方ってこれで合ってましたか?」 「確かこんな感じだったはずですわ。」 「デミグラスはこんな味でしたでしょうか?」 「もうちょっと甘めだったはずですわ……」 「ここからは隠し味ですわね。」 「お母様も祖母様から教わった時に隠し味を入れたって言ってましたわね。」 「そうして少しずつ隠し味が増えていくんですわね……」 「お姉さま、私たちも娘か息子のお嫁さんが出来たら新しい隠し味を増やすのですね。」 「そうですわね、でもその前に私たちのお婿さんを探さないといけませんわね。」 「うふふ、そうですわね、子供なんてまだまだ先ですわね。」 姉の方はある程度煮込んだ後、味見している。 「うん、良い出来栄えですわね。」 「それでは私、みんなにシチューが出来た事を教えてきますわ。」 そう言った妹はどこかに行ってしまった。 姉は何故かこちらを向いた。 俺が見えているのだろうか…… 夢の中なので何があっても不思議ではないが…… 俺を見据えて姉は呟いていた。 Forget-me-not 「私を忘れないで」 朝日が昇り鳥の囀りで目を覚ます。 不思議な夢を見たものだ。 ハギヨシさんにシチューの話を聞いていたからか、はたまた龍門渕さんと話していたせいかはわからない。 たかが夢の事で一々考えてても仕方ないので、とりあえず顔を洗って身支度をする。 ハギヨシ「須賀様、おはようございます、昨晩はよく眠れましたか?」 京太郎「あ、おはようございますハギヨシさん、おかげでちゃんと眠れましたよ。」 ハギヨシ「朝食の用意が出来ております。」 京太郎「ありがとうございます。」 ハギヨシさんに通され、軽めの朝食を取らせてもらった。 その後は流石に家に帰らないと拙いのでハギヨシさんに挨拶をして別れることにした。 京太郎「麻雀とタコスを教えてもらっただけでなく泊めさせてもらいまして、本当にありがとうございました。」 ハギヨシ「いえ、お気になさらないで下さい。」 京太郎「あ、そうだ、ハギヨシさん、名前をちゃんと聞き取れなかったんですが『龍門渕なんとか華』さんていますよね?」 ハギヨシ「透華お嬢様のことですね。」 京太郎「その人にもお礼を言っておいて下さい、『昨日の貴女との夜中のお茶会は楽しかったです』って。」 ハギヨシ「?わかりました、伝えておきます。」 京太郎「それでは。」 ――ハギヨシ視点―― 確かに言伝を受け、須賀様を見送りさせていただきました。 ただ、須賀様のお言葉に少し引っかかりがあったのです。 何故なら透華お嬢様は合同合宿で皆様と一緒に出ていますので、 昨日の夜に透華お嬢様と須賀様が会われるということはないのです。 一介の使用人風情が詮索することではありませんので透華お嬢様が戻られた時に伝えれば良いこと…… 私は厨房に向かい朝食の片付けと昼食の下拵えをすることにしました。 その時気付いたのですが、昨日作ったシチューとは別に新たな鍋が置いておりました。 私はその鍋から一掬い取り、味見をし、そして驚愕致しました。 驚愕した理由は今は亡き奥様の作ったシチューと同じ味だったからです。 勿論私が作った覚えがありませんので周りの人物が作った考えるのが妥当です。 そこで私は、近くに居た杉乃さんに聞いてみましたが、残念ながら彼女ではないようです。 となると益々謎が深まりました。 今龍門渕家にいるのは私と杉乃さん。 そして昨晩からお泊りになられた須賀様だけなのです。 当然、須賀様は元の味や作り方を知る由はありませんですし、何より彼の性格からして厨房を勝手に使うという事はないはず…… 一体誰がこのシチューを作ったのでしょう…… 京太郎「ただいま~」 京太郎母「あんた何所に行ってたのよ?」 京太郎「執事のハギヨシさんにタコスと麻雀を教えてもらってた。」 京太郎母「執事?今時そんなのいるんだ。」 京太郎「居るとこにはいるんだな。」 京太郎母「私ちょっと出かけてくるからお昼はテキトーに食べておいて。」 京太郎「あいよー。」 簡単な昼食をとってベッドの上で昨晩の事を思い出す。 月夜に照らされた彼女は美しく、そして儚かった。 「優しそうな人だったな……」 その内に段々と目蓋が重くなり、夢の世界の扉を叩いてしまう事になる。 ここは何所だ…… 今は誰も住んでいない洋館に執事服を着た男が暗い顔をしていた。 そこへ声を掛ける女の人が一人。 「あの、どうしました?」 「……私はここの執事でございます。」 「と言いましても、『元』ですが。」 「そう、ですか。」 「はい、ここは直に人の手に渡るのですが行く宛もありませんので。」 「ここで果てるのも一興かと思いまして……」 男は悲しそうな顔をしながら洋館を見回し、そう言ってのけた。 「……どうして命を捨てようとなさるのか聞いてもよろしいかしら?」 「……ここには私の主が住まわれていたのですが、ある日、主は恨みを買った賊に襲われ、息を引き取りました。」 「私は守れなかったのです、守るべき主人を……」 「主はご両親と死別なされてから、一人この家を守り続けていました。」 「死後は天涯孤独の身であったため、家を受継ぐ者もおらず、こうして人手に渡ることに……」 「…………」 「……私は仕えるべき主を失い、守るべき家も失いました。」 「私は自分の存在価値を見出せないまま、途方に暮れていました……」 「ですから、せめて主のお傍にと……」 「……それなら貴方、私の執事になりませんこと?」 「は?」 出された提案に男は驚いた顔をしていた。 多分これから先は見ることはないくらいこの男にとって珍しい顔だ。 「ですから、今は何所の執事でもないのでしょう?」 「だったら、我が龍門渕家の執事になりなさい。」 「しかし、こんな私でよろしいのでしょうか……」 「主人一人守れなかった私が、また執事をするなんて……」 「私が許可します、貴方は私に仕えなさい。」 「文句を言う者が居るのなら私が蹴散らして差し上げますわ。」 「……左様でございますか。」 「ええ、私に通せぬ物はありませんわ。」 「ところで貴方の名前は?」 「私に名前などありません。」 「名前を与えてくれた主が亡くなった時、名前に意味など無くなってしまいましたから……」 「……では私が付けて差し上げましょう。」 「……萩原、そう萩原がいいですわね。」 「萩原、でございますか。」 「そう、それで愛称は……ハギヨシがいいですわね。」 「わかりました、ではこのハギヨシ、精一杯貴女様に仕えさせていただきます。」 京太郎「う、う~ん……」 そこで目が覚めた。 俺は軽く体を伸ばし、変な夢を見たと思いながら、喉の渇きを潤す為に台所へと向かう。 そこで帰ってきた母親と出くわした。 京太郎「お帰り、結構遅かったな。」 京太郎「そういえば母さんは何所行ってたんだ?」 京太郎母「ただいま、ちょっと人と会っててね。」 京太郎「へぇー。」 京太郎母「そういえば、京太郎、あんた昨日は執事に会いに行ったって言ってたわよね?」 京太郎「ああ、それがどうしたの?」 京太郎母「どこの執事?」 京太郎「龍門渕家の執事さんだけど。」 京太郎母「そう……」 京太郎「どうしたんだよ、いきなり?」 京太郎母「……京太郎、あんた……父親に会ってみたくはない?」 京太郎「はぁ?」 京太郎「俺の父さんって俺が生まれる前に死んだんじゃないのかよ?」 京太郎母「ちゃんと生きてるわよ、ただ、余り表沙汰に出来る人じゃなかったから死んだ事にしてただけ。」 京太郎母「あんたが会った事あるかはわからないけど、行った事はある所よ。」 京太郎母「で、会ってみたくない?」 京太郎「いきなりそんな事を言われてもな……」 京太郎「そもそも何で今更になって……」 京太郎母「あんたも高校生になったんだから父親の事を知っておいてもいいかなって。」 京太郎「もしかして母さんが今日あってた人って……」 京太郎母「そう、あんたの父親。」 京太郎母「あんた返事次第で養子にしてもいいとも言われてるのよ。」 京太郎「養子?」 京太郎母「あっちにも家庭があったからよ。」 京太郎母「元々あんたが生まれていたことも知らなかったのよ。」 京太郎「ようは母さんは不倫してたのか?」 京太郎母「結果的に言えばね。」 京太郎母「まぁ養子の件は直ぐに答えを出せとも言われてないし、とりあえず一緒に住まないか?って聞かれたのよ。」 京太郎「母さんはどうなんだよ?」 京太郎母「あたしはどっちでもいいけどあんたとは一緒には住まないわよ。」 京太郎「はぁ!?」 京太郎母「あたし暫く海外に転勤するから。」 京太郎「そんな話聞いてねぇよ!?」 京太郎母「そりゃ言ってないもの。」 京太郎母「だからあんたの父親に話を付けに言った訳。」 京太郎母「この家は一応残してあげるけど出来れば京太郎には父親の所に行って欲しいかな?」 京太郎「なんでだよ?」 京太郎母「流石に息子一人にするのは忍びないし、結構長く居る予定だから海外に連れて行くわけにはいかないし。」 京太郎「……わかったよ、とりあえず会うだけ会うよ。」 京太郎「一緒に住むかどうかはそれから考える。」 京太郎母「よーし、それでこそ我が息子だ。」 明日父親と会うことになった。 この母親いつもこんな感じだ。 いきなり重要な事を言い出してはケロッとしてやがる。 それはともかく一体父親どんな人物なのだろうか…… 朝になり父親が住んでいる家とやらに向かう。 なんじゃこりゃ。 誰かがドッキリの看板もって何所かに潜んでいるんじゃないかと思った。 何せここへ来たのは昨日ぶりなのだから…… ハギヨシ「ようこそいらっしゃいました『京太郎様』。」 京太郎「ハギヨシさん、昨日ぶりですね。」 やはりと言うかなんと言うか、お出迎えこの人だった。 てっきりハギヨシさんといっしょにドッキリの看板が出てくるのかとも思ったが、 ハギヨシさんはそんな事をするような人ではない。 そして出迎えにはもう一人居た。 「よく来たね、京太郎君。」 そこにはどこか頼りなさげな中年の男が立っていた。 「ええと貴方が俺の……?」 「詳しい事は中で話そうか。」 そう言われて通された部屋には白髪交じりの男が待っていた。 「ハギヨシ、もう下がっていい。」 「はい、それでは私はここで失礼させていただきます。」 ハギヨシさんはそう言って音も無く去っていった。 これから重要な事を話すのだろう。 そのための人払い。 先ほどから一緒に来た中年の男性が切り出す。 「お義父さん、彼が京太郎君です。」 「初めまして、須賀京太郎です。」 「……君がそうか、急な事で済まないな。」 「君の母親から京太郎君を預かって欲しいと言われてな。」 「それに私も是非、君を養子にと思っている。」 「いきなりすぎて直ぐには答えられません。」 「そうだな……虫のいい話をいきなり出されても困惑するだろう……」 どうやら話を聞くと中年の男の方が龍門渕家の現当主で透華さんの父親。 老人の方が前当主で透華さんの祖父、龍門渕高校の理事長でもあるらしい。 それから俺の人生を変える様な話が続いた。 ―――――― ―――― ―― 結局の所、龍門渕家のお世話になることにした。 後で龍門渕高校の面々に挨拶をしないといけないな。 あと、清澄高校の面々にも事情を話さないと…… 透華父「そろそろ透華達が帰ってくる頃だ、挨拶は私も一緒に立ち会おう。」 京太郎「わかりました、えっと、"お義兄さん"?」 透華父「出来ればお父さんと呼んでほしいのだがね……」 京太郎「"お義兄さん"の養子になる話は"まだ正式に決まった"わけではないんですよね?」 透華父「まぁそうではあるが一日でも早く家族として馴染む為にもそっちの方がいいのではないのかな?」 京太郎「それよりも何故お義兄さんが俺の親になるのかが……」 透華父「……すまないね、大人の事情半分、私のエゴ半分という奴だよ。」 京太郎「……大人って大変ですね。」 透華さんのお父さんと話していたら女性の大きな声が響き渡った。 「ただいまもどりましたわ!」 「おかえりなさいませ、皆様。」 どうやら龍門渕のメンバーが帰ってきたみたいでハギヨシさんが出迎えたようだ。 透華父「透華達が戻ってきたようだな。」 透華父「さぁ、君の事を紹介しようか。」 京太郎「ええ、お願いしますよ、"お義父さん"?」 透華父「……婿養子ではないからね?」 京太郎「わかってますよ……」 俺達は今居る部屋を出て、今から家族になる人たちの所へ向かう。 部屋の前ではハギヨシさんが待っており、俺達に向かって御辞儀をする。 そしてゆっくりと部屋の扉を開けてくれた。 部屋の中に居た一人がこちらに気付く。 「あら、お父様、ただいま戻りましたわ。」 「ああ、お帰り、透華。」 この人が透華?確かに似ているがあの人とは違う…… あの人はもっとこう……落ち着いていて、柔和な笑みの持ち主だったはずだ。 そんな疑問を考えていたが透華さんが父親に尋ねる。 「ところでお父様、そちらの方は?」 「彼は京太郎君、我が龍門渕家の家族になる子だ。」 「清澄高校麻雀部の1年、須賀京太郎です、よろしくお願いします、お義姉さん。」 「はい!?」 驚きの表情と共に素っ頓狂な声が部屋に響く。 養父が苦い顔をしていたが、それは娘に対してではなかった。 先ほどから養父の顔を睨んでいる金髪の一際背の低い少女が気になるのか、とも思ったがそれだけではなかったようだ。 透華父「京太郎君。」 養父は咎めるような声で俺を呼んだ。 そして意味がわかった。 京太郎「あ、須賀というのは不味いですかね……」 透華父「出来ればね、それに高校も直に変わる。」 京太郎「そうでしたね。」 透華「では改めて自己紹介を、龍門渕透華ですわ。」 衣「衣は天江衣だトーカとは従姉妹にあたる。」 一「ボクは国広一、透華専属のメイドでもあるんだ、よろしくね。」 純「おれ、じゃなくて私の名前は井上純です、メイドでもあります。」 智紀「メイド、沢村智紀、です。」 歩「りゅ、龍門渕家のメイドで一年の杉乃歩です!」 ハギヨシ「執事の萩原でございます、皆様からはハギヨシと呼ばれております。」 透華父「挨拶は終わったようだね、では私はこれで戻るよ。」 そう言って養父は部屋から出て行った。 部屋の扉が閉まった瞬間、息を吐く音が聞こえる。 純「あ~なんか苦手なんだよな、透華の親父さん。」 智紀「なんとなくわかる。」 一「一応龍門渕家の当主だからね~。」 衣「衣もあの男は好かないな。」 透華「あの、あれでも私のお父様なのですわよ……」 「あれでも」ってなんだ、「あれでも」って…… 俺は会って一日も経ってないから何とも言えないが男には男の苦労があるんだよ……多分。 74 名前: ◆/cZ9NqabwE[saga] 投稿日:2012/10/23(火) 19 26 21.21 ID 9mpxyvgoo んじゃ本編すこし投下 75 名前: ◆/cZ9NqabwE[saga] 投稿日:2012/10/23(火) 19 26 49.84 ID 9mpxyvgoo 夕食の時間になり、皆が一堂に会する。 透華さんの祖父さんと親父さんは居なかったが、家族はなるべく一緒に食事を取るのが決まりらしい。 その家族の中に、執事やメイドさんも含まれているらしい。 皆が席に着くとハギヨシさんが料理を運んでくる。 次々と色取り取りの料理が並べられるが、一品だけ異彩を放った料理がある。 それを見た天江さんがぽつりと呟く。 「シチューか……」 この前作っていたシチューだろうか。 完璧なハギヨシさんのことだ、未完成品を出すわけがない。 つまり龍門渕家のシチューを完成させたということだろう。 明らかに戸惑っている透華さんと天江さんを見て、他の人たちが躊躇っていた。 折角ハギヨシさんが苦労して作ってくれたんだ、食べないのは勿体ないと思う。 俺は手を合わせて声を張って「頂きます」と言い、スプーンで一掬いするとシチューを口に運ぶ。 京太郎「うん、美味しいですよ、ハギヨシさん。」 ハギヨシ「ありがとうございます。」 その言動の意味に気付いたのか、透華さんがシチューに手をつける。 一口味わったかと思ったら、顔を綻ばせた。 「美味しい……そして懐かしい味ですわ。」 その言葉を聞いた天江さんがスプーンを手に取り、恐る恐るシチューを口に運ぶ。 「ああ、確かに、母君が作ってくれた味だ……」 天江さんが感慨深そうに言うと、周りから安堵の息が漏れ出る。 走った緊張の糸が切れたからか、井上さんが大声で頂きますと言った後、がっつき始める。 他の人もそれに倣ってか、食事を始めた。 「では、ごゆっくりどうぞ。」 ただ一人、ハギヨシさんはそれだけ言って食堂から出て行った。 食後、とぼとぼと家の中を歩き回る。 思い出すのは透華さんの笑った顔。 あの人に似たあの笑顔だった。 結局あの人は透華さんではなかった。 なら一体誰なのか…… 考えても出ない答えを考え、 思考はぐるぐると迷う。 真夜中になって俺に与えられた部屋で窓から外を見る。 月明かりに照らされた庭が見える。 今夜もあの人はいるのだろうか…… 俺の疑問は解けるのだろうか…… 気付いたら庭に足が向かっていた。 庭に敷き詰められた綺麗な花絨毯を横目に、小さな屋根が付いたお茶会の場所へ向かう。 そこに白い椅子に座った綺麗な金髪が風にたなびいていた。 「こんばんは。」 「ん?きょうたろーか。」 目的の人に思わず声を掛けて、そして人違いだと気付く。 「どうしたきょうたろー?」 「いえ、天江さんがいるとは思わなかったので。」 「ここからの望む景色は風情があるからな、時折ここで寛ぐ。」 「そうですか。」 「ところで天江さん――「衣だ」」 「衣を呼ぶときは衣と呼んでくれ、衣もきょうたろーのことをきょうたろーと呼ぶ。」 「衣たちは家族になるのだ、名前で呼ぶのが道理であろう?」 「わかりました。」 「では衣さん、こちらに座ってもいいですか?」 「そのくらいの瑣末なことは一々許可を取らなくてもいいぞ。」 「んじゃ失礼します。」 俺は空いている向かい側の椅子に腰を下ろし、暫くの間、衣さんと話していた。 話している内に衣さんは眠くなってきたのだろう、ゆっくりと舟をこぎ始めた。 「衣さん、もう寝ましょうか。」 「衣はまだきょうたろーと話をしてても大丈夫だぞ……」 「俺もそろそろ寝ないといけないんですよ。」 「なんだきょうたろーも寝るのか、それなら仕方ないな、衣は部屋に戻るぞ。」 「お休みなさい、衣さん。」 「お休み、きょうたろー。」 そう言って衣さんは眠そうな目をこすりながら別邸に戻っていった。 衣さんに寝るとは言ったものの、直ぐに部屋へと戻る気はなかった。 ただ、俺が寝ると言わないと衣さんは素直に戻らない気がしたのでそう言っただけだ。 花と月を見ながら少し目を瞑る。 風の音と花の香りが心地良い。 色んなことが俺の身に起き、住んでいた家から離れ、今はここにいる。 起こった出来事とこれからの事を頭の中で整理していたら何時の間にか眠っていたようだ。 大した時間ではないが、その間に人が来て俺に声をかけてきた。 「こんなところで寝ると風邪をひきますわよ。」 「え?あ、こんばんは。」 「ふふ、またお会いしましたわね、京太郎君。」 そこには真夜中のお茶会を開いた人がいた。 「京太郎君、お茶はいかがかしら?」 「頂きます、『龍門渕さん』。」 「はい、どうぞ。」 コポコポとティーカップに注がれたお茶を飲みながら、 下の名前を聞きそびれた女性と会った。 「そういえば、おれ、ここの養子になることになったんです。」 「そう、なら私とも家族になりますのね。」 「私の事は母親だと思ってかまいませんわ。」 「なんなら私の事を『お母様』と呼んで頂いても構いませんのよ?」 「流石にそれはちょっと……」 「そうですか、残念ですわね……まぁ無理にとは言いませんわよ。」 それから俺が高校に転校する事、明日清澄に行って挨拶する事や不安な事、 身の回りの急激な変化を話した。 話が進むに連れ、お茶が切れて御開きの時間になった。 「龍門渕さんと話していて大分気が紛れました。」 「私で良ければ幾らでも相談に乗りますわ。」 「ありがとうございます……そういえば貴女は普段、何所にいるんですか?」 「夜はいつもここにいますわ。」 「私に会いたくなったらここにいらっしゃい。」 「出来れば私をお母様と呼ぶ練習もして欲しいですけど。」 冗談めかしてくすくすとお上品に笑いながら言っていた。 「出来るだけ努力します、それではお休みなさい。」 「おやすみなさい、京太郎君。」 挨拶を済ませて部屋に戻ると、暗がりの中で目立っている物が在った。 枕元に置いてある、チカチカと光る携帯電話を開く。 「ん、母さんからのメールか……」 『ハロー京太郎、元気にやってる? 今母さん海外に居るせいか電波が届かない事もあるの、 だからメールとか電話出来ないことも多いけど寂しくなるなよ? あたしも寂しいけど京太郎との思い出を元に仕事頑張るわ。』 「適当なメール寄越しやがって、まぁ母さんらしいと言えば母さんらしいか。」 それにしても母親、か。 俺には既に母親がいるので暫くはあの人を母と呼べないだろう。 でもあの人を母親と呼べるようになった頃には、ここの一員になれたってことだろうな…… やがて朝になり、清澄との別れの日がやってきた。 朝一に担任に事情を伝え、教室で別れの挨拶をする。 そこには咲も含まれていて、その顔は驚愕の色しか見せていなかった。 咲「京ちゃん、嘘……だよね?」 京太郎「咲、別に今生の別れって訳じゃないんだ、同じ長野に居るから何時でも会える。」 咲「……でも清澄から出てくって事でしょ……?」 京太郎「確かにそうだけど、咲はもう大丈夫だろ?」 咲「私の何が……大丈夫なの……?」 今にも泣きそうな咲を宥めつつ、落ち着いた声色で諭す。 京太郎「咲には和も優希も染谷先輩も部長も居るだろう?」 京太郎「困った時は頼れる仲間や友達がいる……」 京太郎「だからもう俺が居なくても大丈夫だろ?」 咲「何も……何もわかってないよ……京ちゃんは……」 咲「全然大丈夫じゃないよ……」 咲「京ちゃんのバカ……」 それだけ言って咲は足早に去っていった。 「これでいい、これでいいんだ。」 自分にそう言い聞かせて、咲の背中を目で追いかけていた。 やがて放課後になり、一人部室の掃除をする。 「もう今日で最後か」と思うと、どこか物寂しく感じる。 懐に忍ばせた退部届けが重い…… ただの紙切れ一枚なのに、こんなにも重いものなのか…… そして一番最初にやってきた部長に事情を話し、退部届けを渡す。 それを受け取った部長はただ、目を細めてぼそりと呟いた。 「そう、家の事情なら仕方ないものね……。」 「うちも少し寂しくなるわ。」 「直ぐに気にならなくなりますよ。」 「そうかしら?送別会もせずに送り出すのは心苦しいわね。」 「出て行く奴のことより、今居る部員のために時間を割いてください。」 「そっちの方が建設的です。」 「案外須賀君ってドライなのね。」 「別れは惜しいですが決まった事をうだうだ考えても仕方ないです。」 「咲には言ったの?」 「納得はしてないようでしたが、大丈夫でしょう。」 「そう……」 部長は短く言うと椅子に座って部員全員を待っていた。 その内に部員が一人、また一人と入ってくる。 やがて集まった部員に別れの挨拶を告げる。 まこ「しかし急な話じゃな。」 京太郎「急すぎて俺もびっくりしましたよ。」 和「これでお別れなんですね。」 京太郎「同じ長野だから会おうと思えば会えるんだけど……」 優希「まったく、犬が勝手に飼い主放ってどっかに行くんじゃないじぇ!」 京太郎「タコスの食いすぎんなよ?」 久「とうとう咲は来なかったわね……」 和「……そうですね。」 京太郎「直ぐに元に戻りますよ、今のあいつには目標がありますから。」 まこ「だといいんじゃがのう……」 京太郎「最後に一つだけ……」 優希「なんだじぇ?」 京太郎「あいつを……咲を頼みます……」 和「言われなくても大丈夫です。」 京太郎「それじゃあ、さようなら、皆元気でやってください、俺、全国応援してますんで。」 そう言って部室から出る。 咲は今何所に居るのだろうか。 あいつの事だ、きっと一人でめそめそと泣いているのだろう。 公園近くの河川敷で彼女を見つけた。 須賀君の言った通りの場所でした。 「咲さん。」 「あ、和ちゃん……」 「部活終わっちゃいましたよ。」 「うん、ごめんね。」 彼女は赤い目を擦りながら申し訳なさそうに謝ります。 やはり彼のことで泣いていたのでしょうか…… ふざけた男ですね、須賀君は…… 彼女にこれだけ想われていて、 彼女の場所が解るくらい想っていて、 何故自分で彼女を慰めないのでしょう…… 私は正直彼に嫉妬しています。 大切な友人をここまで泣かせた彼に。 大切な友人をここまで理解している彼に。 家の事情で仕方ないのは分かっています、私も人の事を言える様な環境ではありませんから。 それでも私は嫉妬してしまう。 私以上に彼女を理解している彼を…… 校門を出るとハギヨシさんが車で迎えに来てくれていた。 ハギヨシ「京太郎様、御向かいに上がりました。」 京太郎「様付けは勘弁してください。」 ハギヨシ「では、京太郎お坊ちゃまとお呼びします。」 京太郎「もっと嫌です。」 ハギヨシ「そうですか、それと私の事は呼び捨てで構いません。」 京太郎「年上の人を呼び捨てにするのは……」 ハギヨシ「透華お嬢様たちも私の事は呼び捨てでございます。」 京太郎「じゃあ呼び方は個人の気持ちの問題ということで。」 ハギヨシ「畏まりました、京太郎様。」 京太郎「結局様付けのままですか。」 ハギヨシ「やはり坊ちゃまの方がよろしかったでしょうか?」 京太郎「いえ、呼び捨てにするという選択肢をですね……」 ハギヨシ「仕える方に対してそんな失礼なことはできません。」 京太郎「俺はそっちの方が楽なんですけど……」 ハギヨシ「それに、京太郎様は先程――」 ハギヨシ「呼び方は個人の気持ちの問題と仰いましたので。」 京太郎「うっ……わかりました。」 大人ってずりーのな。 龍門渕家に戻った後、皆で食事をしている時、衣さんがこんな事を言い始めた。 衣「確かきょうたろーは明日から龍門渕に転校するのだったな?」 京太郎「ええ、そうですけど。」 衣「部活はどうするのだ?」 京太郎「特には決めてないです。」 透華「あら?麻雀部に入るのではありませんの?」 透華「京太郎も元は麻雀部なのでしょう?」 京太郎「俺は高校に入ってから麻雀始めたんで凄く弱いんですよ。」 京太郎「麻雀部に入ってからはずっと雑用ばかりしてましたし。」 純「個人戦は出なかったのかよ?」 京太郎「個人戦では午前で敗退しました。」 透華「……そうですか」 智紀「…………?」 衣「つまりきょうたろーは初心者なのだな。」 京太郎「ええ、そうですよ、役を覚えた程度です。」 透華「私、良い事を思いつきましたわ!」 京太郎「すっごい嫌な予感がする……」 透華「この後、京太郎の歓迎会を始めますわよ。」 衣「おー!とーか!衣もその意見には賛成だ!」 純「歓迎会って言ってもどんな事をやるんだよ?」 透華「もちろん!麻雀ですわ!」 京太郎「それって歓迎会と言う名のカワイガリじゃないですか!?やだー!?」 純「まぁ諦めな、野良犬に噛まれたと思ってさ。」 純「いざとなったらオレが助け舟だしてやっから。」 京太郎「うう、井上さん、イケメンだ……」 純「……言っとくけどオレは女だぞ。」 京太郎「知ってますよ。」 純「へぇ、オレを男扱いしない奴なんて初めてだ。」 京太郎「県予選の時に井上さんにタコスを食われたせいで、俺買いに行きましたから。」 純「……すまねぇ。」 京太郎「気にしてませんよ。」 純「あと、オレの事は純でいいぜ。」 京太郎「はい、分かりました、純さん。」 衣「純!きょうたろー!早く衣の部屋で打つぞー!」 純「はいはい……」 京太郎「俺の力を見せてやるぜ。」 京太郎「主に弱さ的な意味で……」 純「情けねぇ男だな……」 そんなこんなで衣さんが住んでる別邸に向かい、卓を囲む。 最初のメンバーは俺、国広さん、沢村さん、透華さんだ。 結果は俺の箱割れで終わった。 一「よっわ!?」 智紀「弱い……」 透華「弱いですわね。」 京太郎「だから言ったじゃないですかー……」チーン 純「見事な振込みマシンだったな。」 衣「きょうたろーは銀行みたいだな。」 京太郎「せめて少しは慰めてくださいよ……」 透華「慰められるレベルですらありませんもの。」 衣「よし今度は衣も打つぞ!」 純「今度はトバないようにしろよ?」 京太郎「善処します……」 またもや俺がラス引いたわけだけど、この人たち相手なら仕方ないよね? 俺そこそこ健闘したと思うよ? 箱は割れたけど。 京太郎「」チーン 純「まぁある意味予想していた。」 衣「寧ろ先程よりかはましだろう。」 一「それでも弱いね。」 衣「よし、では次だ!」 京太郎「マジですか……」 純「やばくなったらストップかけてやるから安心しろ。」 京太郎「出来れば早めにお願いします……」 透華「私が京太郎をみっちり鍛え上げてみせますわ!」 京太郎「もう既に歓迎会じゃないな。」 その後10時を過ぎまでやっていてそのあとお開きになった。 お開きの理由は衣さんがお眠の時間になったからだ。 どんだけ見た目通りなんだ衣さんは…… 衣さんを寝かしつけて戻ってきた透華さんに呼び止められた。 透華「京太郎、ちょっとお話をしてもよろしいかしら。」 京太郎「ええ、大丈夫ですよ。」 透華さんは対面の椅子に腰掛け俺と話し始める。 透華「龍門渕家には慣れまして?」 京太郎「慣れたかどうかはまだ何ともいえませんが、良くはしてもらってますよ。」 透華「そうですの。」 透華「家には早く慣れて欲しいですわ。」 透華「京太郎は既に家族の一人なんですから。」 京太郎「家族、ですか。」 透華「ええ、そうですわ。」 透華「貴方と私がどんな関係でも、我が龍門渕家に来た時から、京太郎、貴方は家族ですわ。」 京太郎「なんかむず痒いですね。」 透華「直ぐに慣れますわよ。」 透華「だからこそ、家族だからこそ聞いておきたいのですの。」 京太郎「なんですか?」 透華「一つは個人戦のこと。」 透華「もう一つは貴方が夜に会った方の事。」 京太郎「個人戦は午前で予選敗退しただけですよ?」 透華「……個人戦は得点制ですわよね?女子も男子も変わりませんわ。」 透華「なのに、何故、得点制の個人戦出場者が午前で終わる事が出来ますの?」 京太郎「……あまりに点数が酷かったもので。」 透華「しかし、それだと公平性が失われてしまいますわ。」 透華「凄く弱い方と打てたから一人二人だけ良い点が取れたなんてことになったら、それこそ不公平。」 透華「本当は棄権か出場拒否をしたのでしょう?」 京太郎「凄いですね、エスパーかなんかですか?」 透華「ただの推理ですわ。」 京太郎「俺はただ身の丈に合った事をしてただけです。」 京太郎「俺は麻雀初心者ですから、大会に出られるレベルじゃありませんし。」 京太郎「それに皆の役に立ちたかったので、大会に出なかったんです。」 透華「……そう、ですの。」 京太郎「もう一つの方は夜のお茶会のことですよね?」 透華「ええ、その通りですわ。」 京太郎「実は、俺、透華さんに会うまでその人の事を透華さんだと思っていたんです。」 京太郎「特徴を聞いてみたら透華さんの様でしたし。」 京太郎「でも実際に透華さんに会って見て違うと分かっただけで、その人の事は特に分かってないんですよ。」 京太郎「分かっているのはその人が「龍門渕」と名乗っている事、よく夜の庭に居る事ぐらいですかね。」 透華「わかりましたわ、京太郎、お話に付き合って頂いてありがとうございます。」 京太郎「いえ、こちらこそ話して少し楽になりましたから。」 透華「ではお休みなさい。」 京太郎「おやすみなさい。」 俺は透華さんと別れた後、夜の庭へと出向く。 勿論あの人に会うために。 いつもの場所に行くとお茶を用意して待っていてくれた。 「こんばんは、龍門渕さん。」 「あらこんばんは、流石に一朝一夕で「お母様」とは呼んで頂けませんわね。」 「そんなに簡単なことじゃないんですよ。」 「気長に待ちますわ。」 「それで今日はどんな悩み事かしら?」 「麻雀をやっているんですがさっきコテンパンにされちゃって。」 「ふふふ、大丈夫ですわ、京太郎君は強くなりますもの。」 「そんなことがわかるんですか?」 「ええ、コツは大きく三回深呼吸して頭を氷のように冷ますことですわ。」 「そんなんで出来ますかね……」 「とにかくやってみればわかりますわ。」 「わかりました、それでは今度やってみます。」 「そういえば龍門渕さんって御幾つなんですか?」 「女の人に年齢と体重を聞くのはタブーですわよ。」 「あ、すみません。」 「ふふ、ただ一つヒントを言うなら……私には子供がいます。」 「お子さんが居るんですか。」 「ええ、近くにいるのですがその事に気付いていないようですわ。」 「そんなに会いたいなら会えばいいんじゃ……」 「中々難しいものなのですわ。」 「そうなんですか……すいません、無神経な事を言って……」 「お気になさらないで。」 それだけ言ってその人はお茶を一啜りしていた。 「すいません、本当はもうちょっと居たいんですけどそろそろ部屋に戻ります。」 「そうですか。」 「もう部屋に戻らないと明日が辛いですから。」 「転校初日お寝坊は恥ずかしいですものね。」 「それではお休みなさい。」 「お休みなさい。」 俺は部屋に戻り、明日のために早めにベッドの中に入った。 今夜はどんな夢を見るのだろうか…… 俺は部屋に戻り、明日のために早めにベッドの中に入った。 今夜はどんな夢を見るのだろうか…… ここは……龍門渕家か? 今からしたら大分若く見える透華さんのお祖父さんがいる。 台紙入りの写真を渡される。 所謂お見合い写真というものだ。 お父様からの話によると、とある企業の御曹司らしい。 人柄は中々の好青年で、経営者としては辣腕らしく、 龍門渕の婿養子候補としてお父様の御眼鏡に適ったとのこと。 龍門渕家の長女として、一応、会って話を聞くことにしました。 私の旦那様になるかどうかは別として。 また変な夢をみたな、と思いつつ体を起こした後、身支度をする。 今日は転校初日だ、何かあったら困るので念入りに身嗜みを整える。 朝食を軽めに取った後、ハギヨシさんが用意してくれた制服に袖を通し、鏡の前で不備が無いか確かめる。 龍門渕高校は服装自由なのだが、初日は印象も大切なので一応制服で登校しようと思う。 それからなんだかんだあったが無事放課後になった。 なんだかんだと言うのは透華さん達と登校する際、入部届けに既に麻雀部と書かれていて、 それを見せながら爛々とした目で俺を見てくる金髪二人。 女の子ってずるいな、俺、断れないじゃん。 高校に着いたあとは職員室に行って担任と校長、教頭にやたら丁寧に挨拶されたりした。 放課後に入った直後、純さんがやってきて道案内と言う名の麻雀部に連行された。 恐らく待っていたずっと待っていたであろう透華さんが、仁王立ちしていた。 透華「龍門渕高校麻雀部へ、ようこそいらっしゃいましたわ!」 衣「よく来たな、きょうたろー!とーかはずっと立ったまま待っていたぞ!」 透華「衣!余計な事は言わなくてよろしいですわ!」 京太郎「あ、そうなんですか。」 透華「ムキー!?なんですの、その反応!?」 純「透華、京太郎はあっけに取られてるだけだ。」 京太郎「なんというか、ビックリしましたよ。」 透華「ふふ、私、目立っておりますわ!」 どっちかって言うと悪目立ちの部類だと思うけど、伏せておこう。 辺りを見回して疑問が浮かぶ。 今ここに居るのはレギュラーメンバーに補欠の杉乃さん、家で見た面子ばかりだ。 京太郎「あの透華さん、麻雀部に男子って居ないんですか?」 透華「おりませんわ!」 京太郎「あれ?って事はもしかして男子って……」 一「純くんと京太郎君だけだね。」 純「オレは女だ!」 京太郎「それって一種のテンプレ芸ですか?」 純「定着させたかねぇのにな……」 京太郎「龍門渕って強豪校なのに人数少ないですね。」 透華「ええ、あまりに軟弱でしたので、私達が1年生の時に追い出しましたわ。」 京太郎「すっごく不安になってきたんですけど。」 純「ここで打っていたら軟弱になろうと思ってもなれないから安心しろ。」 京太郎「無事生きて卒業できるかな……」 京太郎「あ、そうだ、皆さんお茶飲みますか?」 透華「ええ、お願いしますわ。」 衣「衣も飲むぞ。」 一「それじゃボクも頼もうかな。」 智紀「頂きます……」 純「オレもオレも。」 歩「私もお言葉に甘えていいですか?」 京太郎「分かりました。」 純「ってちょっと待て、なにナチュラルにお茶淹れようとしてんだよ。」 純「てかお前らも何自然にパシってるんだよ……」 一「違和感が無かった……」 歩「当然のように受け入れていました……」 京太郎「普段の習慣で体が動いてました……」 ハギヨシ「お茶でしたら私が淹れますので、どうぞ京太郎様は席でお掛けになってください。」 京太郎「あ、すみません。」 あれ、ハギヨシさんってこの部屋にいたか? 気にしてはいけないんだろうな、執事だもの。 声が掛かる、透華さんからだ。 透華「さぁ今から新入部員の歓迎会ですわ!」 あれ、昨日と似たような事言い始めたぞ? 俺に拒否権なんざあるわけないけど。 最初に卓に着いたのは俺、一さん、純さん、沢村さん。 京太郎「お手柔らかに……」 智紀「頑張って……」 一「今度はトバ無いようにね。」 純「練習だからそんなに気負わなくていいんだよ。」 みんなの心遣いが沁みるぜ…… ラスだけどトンでない、奇跡的にトンでない。 純「おー、今日はトバなかったな。」 智紀「意外……」 一「少しは進歩したのかな?」 京太郎「すみません、ベタおりしまくっただけです……」 純「あー、なんだ、上がらなきゃ勝てねぇけど点棒キープするのも重要だもんな……」 透華「点を取れなければ意味がありませんわ!」 透華「もっと攻めるべきですわ!」 透華「これは教育ですわね。」 衣「それでは次は衣達だな!」 透華「次は誰が入りますの?」 純「オレ今卓に入りたくないんだが……」 一「ボクも……」 智紀「私は後ろで見てる。」 歩「私は無理ですよ!?」 京太郎「ハ、ハギヨシさん!助けて!」 ハギヨシ「私ですか?ご要望とあれば……」 透華「ハギヨシと打つのは久しぶりですわね。」 衣「よし!それでは皆の者!打つぞ!」 そんなわけで今度は俺、透華さん、衣さん、ハギヨシさんで卓を囲んだ。 透華「ロン、5200ですわ。」 衣「ロン、8000。」 ハギヨシ「ロン、3900です。」 京太郎「はい……」 純「おい、京太郎が涙目だぞ……」 一「あの卓に入ったらそうなるよ……」 衣「きょうたろー、流石に振り込みすぎだぞ。」 透華「負けが込んでいても自棄になってはいけませんわ。」 京太郎「そんな事言われても……」 ハギヨシ「京太郎様、落ち着いて、今までやってきた事を思い出してください。」 京太郎「今までのこと……」 清澄のメンバーで打った時、ハギヨシさんに教わった事、昨日皆と打って感じた事。 色々思い出してみる。 少し頭を冷やした方がいいかもな…… ……そういえば龍門渕さんにコツを教えてもらったっけ。 『頭を氷のように冷やせ』って。 やってみよう、まずは三回深呼吸だ。 スー、ハー、スー、ハー、スー、ハー…… よし、次だ。 一・純・智紀「?」 頭を冷やし、冷静になろう。 冷たく。 冷たく。 氷のように。 衣「……!」 透華「…………?」 ハギヨシ「…………」 京太郎「お待たせしました、再開しましょう。」 ハギヨシ「ええ、準備は宜しいようですね。」 衣「どうやら暗がりに鬼を繋いでいたようだな。」 透華「どういうことですの?」 衣「打ってみるまで判らぬ、だがきょうたろーには言い知れぬ天資がある。」 京太郎「冷静に……冷たく……」 賽が回る。 投げられた賽は澱みなく滑っていく。 山が切り分けられ、それぞれに手牌が配られた。 衣(この手に伝わる感触は……) 透華(京太郎の雰囲気が少しずつ変わっていきますわね……) ハギヨシ(まさか……) ハギヨシ「もしかしたら暖房を入れる準備をした方がいいかも知れませんね……」 一・智紀「?」 純「おいおいヨッシー、冷房の間違いじゃないのか?」 ハギヨシ「備えあれば、というやつですよ。」 京太郎「…………」 13順目 透華(妙ですわね、先程に比べて衣の鳴きが少ないですわ。) 透華(衣が麻雀で手心を加えるとは思えませんが……) ハギヨシ(やはり京太郎様は『何か』を待っていますね。) ハギヨシ(この前麻雀の指導をさせて頂いた時に奇妙な感じがしたのはこれでしたか。) 衣(山からツモる度、手に牌の冷たさが伝わる……) 衣(きょうたろー、これが貴様の力なのか……?) 京太郎「リーチ……」 一「あ、京太郎君が初めてリーチしたよ。」 純「「やっと」って感じだな。」 智紀「上がったら今日の初和了。」 京太郎「……ツモ。」パタタタ 純「お、今日の記念すべき初和了。」 京太郎「えっと……」 透華「1000・2000ですわ。」 京太郎「すみません、まだ点数計算出来なくて。」 透華「覚えることがまだ沢山ありそうですわね。」 一「点数言えないせいか、いまいち締まらないね。」 衣(今は元に戻っているが、きょうたろーの力の発露は確かに在った。) 衣(まだまだ未熟な力であるし、麻雀に関しても伊呂波を知らぬ初心者。) 衣(だからこそきょうたろーの今後の成長が楽しみだな。) 衣「さぁ、次局に移るぞ!」 京太郎「うわー、もう疲れたー……」 衣「だらしがないな、きょうたろー。」 透華「家に帰りましたら特別メニューを用意して差し上げますわ。」 京太郎「夕飯の話ですか?」 智紀「多分、麻雀の話。」 京太郎「ということは……」 衣「うむ、特訓だな。」 純「特訓だろうな。」 一「特訓だね。」 京太郎「マジですか……」 純「夕飯食う時間くらいは確保してくれると思うぜ。」 純「ロン、3900だ。」 一「ツモ、1000・2000だよ。」 智紀「ロン、5200。」 京太郎「焼き鳥……」 透華「京太郎、牌効率を考えるのですわ。」 京太郎「牌効率、ですか。」 透華「ええ、待ちに関してですが、場に一枚も出てないと仮定して、 嵌張・辺張・単騎待ちなど一種四枚の牌待ちなどより、 両面待ち、二種八枚の方が単純に考えて二倍の確率で引けますわ。」 透華「多面張であればあるほど単純に和了する確率は上がりますの。」 京太郎「ああ、なるほど。」 透華「いっそのこと字牌は全部切るつもりで行ってみてはいかがかしら?」 透華「順番としては手配に一枚しか無い客風を最初に切り、それから場に出ている字牌を切ってみましょう。」 透華「三元牌や連風牌が二枚手牌にあるならキープしてもよろしいですが今は忘れるのですわ。」 京太郎「えーとつまり……?」 透華「……最初は字牌全部切って面前でタンヤオか平和を目指しましょう。」 京太郎「おお、そういうことですか。」 純「いいのかそれで……」 透華「最初はこれでいいんですわ、ではやってみましょう。」 京太郎「ツモ、ええっと1300・2600?」 透華「メンタンピン・ツモで裏も一枚ありますから五飜で満貫ですわね。」 京太郎「おお、満貫なんて滅多に和了出来なかったのに!」 透華「ふふ、京太郎ったら和了っただけでそんなに喜んで。」 京太郎「嬉しかったものでつい。」 ハギヨシ「皆様、デザートをお持ちしました。」 純「お、良いタイミングで持ってきてくれたぜ!」 一「ちょうど甘いものが食べたかったんだ。」 衣「ハギヨシ、今日の甘味はなんだ!」 ハギヨシ「ゆずとみかんのジェラートでございます。」 衣「氷菓か!衣は幾らでも食べられるくらい好きだぞ!」 純「食いすぎて腹壊すなよー?」 衣「衣だって節度は守るぞ、子供じゃないからな!」 京太郎「衣さん、すっごい目を輝かせている……」 京太郎「あれで俺より年上だってんだから驚きだ……」 純「あんまり本人の前では言うなよ?」 京太郎「あはは……」 そのあと透華さんの座学が始まった。 スジ、壁、捨て牌読み、降り方。 簡単なところで言えばまずはこれを覚えろと言われた。 スジにも色々あるらしいが多すぎて俺は覚えきれていない。 透華「それでは実践ですわ、京太郎は全体を見きれていない節がありますので注意してくださいまし。」 京太郎「まだ全部覚え切れていないですよ!?」 透華「やりながら覚えていけばいいですわ。」 透華「純、入りなさい。」 純「あいよ。」 衣「衣も入るぞ。」 透華「あとは……ハギヨシ、入れますかしら?」 ハギヨシ「わかりました。」 京太郎「あれ、透華さんは入らないんですか?」 透華「私は京太郎の後ろでちゃんと出来ているか見ていますわ。」 先生に後から見られているとか緊張するんだが…… とにかくさっき教わった事を思い出しながら打ってみよう。 相手は遥か格上なのだから胸を借りるつもりで行こう。 純「ロン、2600だ。」 ハギヨシ「ツモ、1000・2000です。」 衣「ツモ、4000オールだ。」 京太郎「……はい。」 透華「このくらいで暗い顔をしてはいけませんわ。」 京太郎「焼き鳥はきついです……」 純「おいおい、さっきに比べて振り込みが少なくなってるだろ。」 ハギヨシ「危険牌を切る頻度が明らかに減っておりますね。」 衣「トーカのおかげだな。」 透華「進歩はしておりますけど、京太郎は少し焦りすぎなのですわ。」 透華「節目節目に一度落ち着いてください、常に冷静でいれば全体を見ることができますわ。」 京太郎「わかりました。」 京太郎「よし、COOLだ、COOLになるんだ。」 純「落ち着くのはいいがCOOLとか京太郎に似合わねー。」 京太郎「あ、ひどい。」 衣「出来れば、きょうたろーのもう一つの方も鍛えなければな。」 京太郎「"もう一つの方"ってなんですか?」 ハギヨシ「恐らくですが、オカルトと呼ばれる分類のものでしょう。」 京太郎「自覚ないんですが、俺にそんなのあるんですか?」 衣「衣の印象だとトーカに似た感じがしたな。」 透華「え?そうですの?」 純「そういえば京太郎のオカルトってどんなのなんだ?」 衣「衣も確たる物を得た訳ではいないが、多分温度に関わるものだろう。」 純「温度ねー、だからハギヨシが暖房がどうのって言ってたのか。」 衣「それでは始めるとするか。」 あれから3半荘ほどやってみたがギリギリラスだった。 揮わぬ成績を見てか衣さんが唸る。 衣「う~む、きょうたろーが力を発露する条件がいまいち掴めん……」 純「普通にさっきより点数よかったけど違ったのか?」 衣「きょうたろーのはもっと冷える感じなのだ。」 一「透華と似た感じっていうのはそういうこと?」 透華「私って冷えてますの?」 衣「咲やノノカと打ってたとき事を覚えてないのか?」 透華「覚えていますけど、あんなの私じゃありませんわ、第一地味ですし。」 京太郎「地味って……」 透華「龍門渕透華は目立ってなんぼですもの!」 衣「話は逸れたがそんな感じだ。」 結局、俺のオカルトの発動条件が判らないままその日はお開きになった。 わからないことをわからないままにするのはなんとも気持ち悪いものだ。 せめて糸口でも見つけられれば思いながら自然と庭へ向かう。 そして今夜もあの人と会う。 「こんばんは。」 「こんばんは、今日はなんのお話をしましょうか。」 「いつも話を聞いて貰ってばかりですね。」 「京太郎君のお話を聞けるのなら構いませんわ。」 「今日、衣さんにオカルト打ちに関して話したんですが。」 「衣と、ですか。」 「ええ、龍門渕さんは衣さんの事をご存知で?」 「知っていますわ、衣のご両親のことも含めて。」 「へー、親しい間柄なんですね。」 「ええ、そうですわ。」 「それでオカルトがどうしたのかしら?」 「部活で打ってるときにオカルトの力が出たらしいんですが、いまいち出る条件がわからなくて。」 「そうですわね……」 「前に私の言った事を覚えていらっしゃるかしら?」 「えーと『頭を氷のように冷やす』でしたっけ?」 「そうですわ。」 「氷のように冷えた頭ならオカルトに関して何かわかりますわ。」 「ただし、これだけは守って欲しいですわ……」 「なんでしょう?」 「心だけは氷のように冷やさないで。」 「自分もそして周りも辛いことになりますわ……」 「何かよく分からないけど、分かりました。」 「うふふ、変なお返事ですこと。」 ふと昨日、話したことが気になった。 この事を聞くのは無神経な事だということは自分でも分かっている。 「ところで龍門渕さん、子供が居るって言ってましたけど……」 「今でも昨日の事の様に思い出せますわ。」 「その子が生まれた日の事を……」 「何で会わないんですか……」 「正直、会わせる顔なんてありませんの、我が子を残して去った母親なんて……」 「……その子ももう、私の顔など覚えてないと思いますわ。」 「…………」 憂いを帯びたその顔を見て俺は…… 何も言えなかった。 この人がどんな気持ちで過ごしてきたのか想像も付かなかった。 ただ、月明かりのように冷たい悲しみの感触だけが伝わってきた…… 「さぁ、京太郎君、良い子はもう寝る時間ですわよ。」 「あの!」 「あの……上手く言えないけど、きっとそのお子さんも貴女に会いたいと思っていますよ。」 「……ありがとう、京太郎君。」 「それではお休みなさい。」 「お休みなさい。」 自室に戻った俺はベッドの横たわる。 今日起きた出来事を整理する。 転校初日のこと。 部活のこと。 麻雀のこと。 オカルトのこと。 そして龍門渕さんのこと。 今日は色々有って疲れた、早く寝よう。 そう思ってたが、何か体の調子が優れなかった。 そのまま一人、部屋で休んでいたが眩暈がする。 それに続き、突如腹部からの激痛に襲われ、その場で蹲ってしまった。 下腹部が熱い。 脚を伝う液体の感触。 一体何が流れているんだ…… 体に力が入らない。 誰か助けを呼ぼうにも、痛みの余り声も出ない。 そして俺は痛みに耐えかねて意識を手放した。 さっきの部屋だ…… ただ自分の体に違和感がある。 異様にお腹が出っ張っている。 自分の足元すら見えないくらいに。 そういえば妹はつい先日無事赤ちゃんを出産しました。 生まれた子供の名前は確か『衣』という名前になりましたわ。 妊娠が発覚した時期が一緒なので二人して大喜びしていましたわね。 ということはそろそろ私も陣痛が来てもおかしくありませんわね…… そんな事をハギヨシと夫に話しながら笑っていたら。 突如腹痛に見舞われる。 とても痛く、額に脂汗をかくのがわかる。 そんな様子をみてハギヨシが車の手配をして。 夫は私の身を案じる。 その内に産婦人科に着き、分娩室に入った。 「龍門渕さん!吸って吸って吐いてー!」 「ひっひっふー!」 「吸ってー!はい息んで!」 「うううぅぅんんんあああぁぁあ!!」 「もう少しですよ龍門渕さん!赤ちゃんの頭が見えましたよ!」 「龍門渕さんもう一度!吸って吸って吐いてー!」 「ひっひっふー!」 「ひっひっふー!」 「はい息んで!」 「あああぁぁぁあぁぁあぁ!!」 ……ギャーオギャーオギャー 「無事生まれましたよ!龍門渕さん!」 「可愛い女の子です!」 「ああ、ああ、私の赤ちゃん……」 助産婦さんに我が子を渡してもらった時。 産む時の痛みなど気にならないほどの幸福感があった。 愛しい我が子を抱きながら、『こんにちは』と言う。 産まれて来てくれて、ありがとう。 可愛い可愛い、私の赤ちゃん。 京太郎「うわ!?」 全身にかいた寝汗が気持ち悪い。 最近変な夢ばかり見るな…… ここへ来たのが何か関係しているのだろうか? それからそれなりに時間が経った日。 京太郎「…………」タンッ パキパキ 純「京太郎から鳴けねー……」 衣「衣の特訓のおかげだな。」フフン 一「打牌が凍りついて卓から離れないん感じだよね。」 衣「まさにすが(河に張った氷)だな。」 京太郎「一応ですが今はもう須賀じゃないですけどね。」 智紀「長野なのに東北弁……」 扉が開き、出てきた透華さんが声を張る。 透華「みんな!明日清澄の応援に行きますわよ!」 一「また急だね。」 純「おいおい、学校はいいのかよ?」 透華「問題ありませんわ、部活動の一環として行きますもの。」 一「いいのかなー?」 透華「いいんですわ。」 京太郎「応援ですか。」 透華「京太郎も原村和や宮永咲のことが気になるんじゃなくて?」 京太郎「そうですね、俺もあいつらのこと応援したいです。」 咲は元気にやってるだろうか。 危なっかしいあいつが少し気になる。 いつものような夜に、 いつものような庭で、 いつもの人が待っている。 「こんばんは。」 「こんばんは。」 「俺たち明日から東京に行く事になりました。」 「そうですか、もうそんな時期なんですのね、少し寂しくなりますわ。」 「インターハイが終わったら直ぐに帰ってきます。」 「そしたらまたこうして話せますよ。」 「そうですわね……」 龍門渕さんは少し寂しそうな顔をしたあと、真剣な眼差しを俺に向けた。 「京太郎君、私が前に言いました「心だけは冷やさない」という言葉覚えていますか?」 「ええ、冷やすのは頭だけですよね。」 「この先、何が起こっても心だけは氷のように冷やさないで、そして心を氷で閉ざさないで。」 「辛い時は家族に頼ると良いですわ。」 「わ、わかりました。」 龍門渕さんの真剣な表情に気圧され、意味も分からず返事をした。 龍門渕さんが再び穏やかな表情に戻った後、いつもの優しい声で話す。 「明日は東京なのでしょう、でしたら早目に寝ませんとね。」 「あ、はい、おやすみなさい。」 「おやすみなさい、良い夜を。」 挨拶をして別れたあと、自室に戻ってベッドに寝転がる。 京太郎「辛い時は家族に頼れ、か……」 京太郎「そういえば母さん今何やってるんだろう?」 携帯電話を開き、母親にメールを打つ。 《明日から友達の応援の為、東京に行って来る。母さんの方は仕事とかどんな感じ?》 京太郎「簡単だけどこんな感じで良いか。」 明日から東京に行くのか、咲は頑張れるだろうか。 東京のお姉さんと無事仲直り出来ればいいのだが…… 明日は早目に起きよう。 続き
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358686653/ ハギヨシ「まぁ立ち話もなんですから私の部屋に行きましょう」 京太郎「はい」 ハギヨシ「しかし嬉しいものです」 京太郎「何が…ですか?」 ハギヨシ「頼られることが、ですよ。貴方の周りには素敵な友人が沢山いる……ですが貴方は私を選んだ」 京太郎「こんなこと…ハギヨシさんくらいにしか頼めなくて」 ハギヨシ「んっふ」 京太郎「お邪魔しまーす」 ハギヨシ「適当に座ってください」 京太郎「しかしスゲーっすね。整頓され尽くしててこれぞ大人の部屋、って感じです」 ハギヨシ「ただ殺風景なだけですよ。っと、アイスコーヒーくらいしかありませんがよろしければ」 京太郎「あ、おかまいなく」 京太郎「はい、実は……」 京太郎「オレ、最近部のみんなから認識されてないみたいで」 ハギヨシ「少し…分かりかねますね」 京太郎「意図的に無視されてるわけじゃあないんです。けど、何故かオレの声がみんなに届かなくって」 京太郎「なんつーのかな…みんなとの繋がりが希薄になった、とかですかね?」 ハギヨシ「ふむ……」 京太郎「自分でも影が薄くなってきてるって分かるんです。このままじゃ……」 京太郎「オレという存在を誰にも認識されなくなるような気がして……」 京太郎「夜も眠れないんです…寝て起きたら消えちゃうんじゃないかって……」 ハギヨシ「……分かりました。私が何とかして差し上げます」 京太郎「ハギヨシ…さん」 ハギヨシ「まずは休みましょう。今の貴方は肉体的にも精神的にも相当参ってる」 京太郎「で、でも……寝たら」 ハギヨシ「ではこうしましょう」ギュッ ハギヨシ「貴方が寝ている間、私が手を握っています。これで安心です」ニコッ 京太郎「ありがとう…ありがとうございます……」 ハギヨシ「よい夢を……」 京太郎「スースー」 ハギヨシ「んふ、よく眠ってらっしゃる。余程疲れていたのでしょう」 ハギヨシ「さて、どうしたものですかね」 ハギヨシ「繋がり、ですか……」 京太郎「んん……」 ハギヨシ「良く眠れましたか?」 京太郎「あ、はい」 ハギヨシ「貴方は此処にいます」 京太郎「……?」 ハギヨシ「私がずっと見てましたから」 ハギヨシ「私がずっと触れてましたから」 ハギヨシ「貴方は消えてません」 ハギヨシ「私が消させません」 京太郎「ハギヨシさん……」 ハギヨシ「貴方が寝ている間に答えを見つけておきました」 京太郎「……?」 ハギヨシ「貴方は人との繋がりを求めている」 ハギヨシ「当然です、人とは独りでは生きていけない生物なのですから」 ハギヨシ「ですが、今の貴方は周囲の人間と限りなく繋がりが希薄になっているようです」 ハギヨシ「貴方が寝ている間、この部屋にメイドが一人入ってきたのですが不思議と貴方の存在に気付かなかった」 京太郎「え……?」 ハギヨシ「つまり貴方は私以外の人間に認識されてない可能性もあるのです」 京太郎「嘘…だろ……?」 ハギヨシ「残念ながら……」 京太郎「そんな…これからオレはどうすれば……」 ハギヨシ「安心なさい、私がいます」 ハギヨシ「私が傍にいます」 ハギヨシ「私が貴方を救ってみせます。必ず……」 ハギヨシ「それでは不安ですか?」 京太郎「い、いえ……不思議と心があったかいです」 ハギヨシ「んっふ。ではまずお尻を出して下さい」 京太郎「……は?」 京太郎「言ってる意味が……」 ハギヨシ「人と人との繋がりは大別すると2種類になります」 ハギヨシ「精神的な繋がりと肉体的な繋がり」 ハギヨシ「精神的な繋がりとは長い時間をかけての積み重ねが必要です」 ハギヨシ「ですが肉体的な繋がりは入れるだけで済みます」 京太郎「じゃ、じゃあ精神的な方で……」 ハギヨシ「貴方には時間がない!さぁ、早くなさいっ!」 京太郎「は、はいっ!」 京太郎「これでいいでしょうか……?」 ハギヨシ「んっふ、もっと華奢か思っていたのですが…と脱ぐと意外と凄いんですね」 京太郎「は、恥ずかしいこと言わないでください!」 京太郎「でもオレ…こーゆーの初めてで……」 ハギヨシ「安心なさい。私が全部やりますから」 ハギヨシ「貴方は私に身体を預けているだけでいいのです」 京太郎「ハギヨシさん……」キュンッ 京太郎「これって何か準備とかいるんでしょう?」 ハギヨシ「ご安心を。貴方が寝ている間に全部済ませておきました」 京太郎「そういえばお尻になにか違和感が……」 ハギヨシ「少々広がってるだけですよ」 京太郎「ひ、広がっ!?」 ハギヨシ「当然です、そのままでは入りませんから」 京太郎(い、一体何が始まるっていうんだ……)キュンッ ハギヨシ「では私の方も……」ヌギヌギ 京太郎(すごく引き締まった身体だ…無駄なとこなんて一つもない完成された肉体)キュンキュンッ 京太郎(オレ、初めては和や風越の人みたいなキレイな人がいいって思っていたけど……) 京太郎(なんんだろう……興奮してるのかオレは)ムクムク ハギヨシ「お待たせしました」 京太郎「……っ!?」 ハギヨシ「どうか…されましたか?」ギンギンッ 京太郎「こ、これが…入っちゃうんですか?」 ハギヨシ「ええ」 京太郎「無理無理っ!絶対無理です!こんな大きいの入るわけがありません!」 ハギヨシ「例え無理でも捻じ込みます。貴方の為ですから」 京太郎「ハギヨシさん・・・・・・・」キュンッ ハギヨシ「ではいきますよ……心の準備はよろしいですね?」 京太郎(昔、幼馴染にホモビを見せてもらったことがある) 京太郎(その時は気持ち悪ぃって思ってた。そんなの変態がすることだと思ってた) 京太郎(でも今は……) 京太郎(案外捨てたもんじゃねぇって思っちまった…それほど悪いものじゃないって思っちまった) 京太郎(不思議と怖くない…ハギヨシさんだからかな?) 京太郎(ハギヨシさんを傍に感じる……悪くねぇ…悪くねぇよこの感じ) ズブブッ 京太郎「んあああーーーーーーっ!!!」 ハギヨシ「痛くはありませんか?」 京太郎「痛いです。とっても」 京太郎「でも、誰かと繋がれたんだなって実感できる…心地いい痛みです」 ハギヨシ「んっふ、それは何よりです」ニコッ 京太郎「ハギヨシさん……ありがとうございます」 ハギヨシ「いいってことですよ」 ハギヨシ「これも執事の嗜みですから」 ハギヨシ「これで貴方は私と繋がったことにより他の人にも認識できるはずです」 京太郎「嬉しい……これが人と繋がるっていうことなのか」ポロポロ ハギヨシ「泣かないでください…貰い泣きしてしまいそうです」 京太郎「ハギヨシさん」 ハギヨシ「ですが私一人の力では少々役不足のようです」 京太郎「どういうことですか?」 ハギヨシ「前だけの快楽だけではこの状態は保てそうもない」 ハギヨシ「つまり、いずれは萎れ貴方との繋がりがなくなる」 京太郎「なんだって……!?」 ハギヨシ「くっ……今にも萎れてしまいそうです」 京太郎「ハギヨシさんっ!しっかりしてください!」 ハギヨシ「不甲斐ない私をお許しください」 京太郎「何言ってるんですか!つまりハギヨシさんに繋がる人がいればいいことっすよね?」 ハギヨシ「え、ええ……」 京太郎「あ、あの人なんかどうですか?龍門渕の背の高い人」 ハギヨシ「井上さんですか……」 ハギヨシ「あまり迷惑かけたくないのですが、そうも言ってられませんね」 ハギヨシ「分かりました。彼女の部屋へ案内しましょう」 京太郎「おいっちにっ!おいっちにっ!」ノタノタ ハギヨシ「ここです」 ハギヨシ「井上さん?起きてますか?」コンコン 純「萩原さん!?珍しいなオレの部屋に来るなんて……」ガチャ 京太郎「……んっ」ビビクンッ ハギヨシ「ふんっ…ふんっ……」ズッポズッポ 純(疲れてるのかな?オレ……) 純「テメェは確か清澄の……」 京太郎「井上さん…にっ……ん・・・折り入って話が……あります!」 純「ってかなんだよ!汚ぇもん見せやがって!」 京太郎「汚くなんかねェッ!」 ハギヨシ「んっふ」 京太郎「これはな…ハギヨシさんとオレとの繋がりなんだよッ!」 京太郎「誰にも認識してもらえないオレの為にハギヨシさんが差し伸べてくれた繋がりなんだよッ!」 京太郎「これを馬鹿になんてさせねェ…貶させやしねェ……ああ、させてたまるかよッ!」 純「……」 純「その……悪かったな」 純「その…よく知りもしねぇで汚いなんて言って……すまん」 京太郎「分かってくれたらいいんだ」 純「で?オレに話って」 ハギヨシ「私の後ろの穴に差し込んでもらえませんか?」 純「……は?」 ハギヨシ「ですから貴方のips棒を私の穴に……」 京太郎「ハギヨシさんが一大事なんだよっ!早くしろっ!」 純「」 純「これで……いいのか?」ズブブ ハギヨシ「んっふ」 京太郎「流石ips細棒!人類の英知!」 純「ってか、萩原さん締め付けすぎ…これじゃあそう保ちそうにねぇよ」プルプル ハギヨシ「それは困りましたね」 京太郎「だったら簡単じゃねぇか。次の人を探せばいいだけの話だろ?」 ハギヨシ「ふふ、それもそうですね」 純「すまねぇ……オレが不甲斐ないばっかりに」 京太郎「謝ることなんか一つもねぇよ!オレたちは一度は繋がった仲、だろ?」 純「須賀君……」 純「じゃあここでお別れだ……旅の無事を祈ってるぜ」 京太郎「井上さんもお元気で」 純「ってあれ?抜けねぇ…抜けねぇよこれ」 ハギヨシ「んっふ。申し訳ない尻圧を鍛えるのも執事の勤めですので」 ハギヨシ「そう簡単には抜けませんよ?」 京太郎「旅は道ずれって奴だな」 ハギヨシ「ですね。ふふ……」 純「そういやお前……」 京太郎「ん?どうしたんですか?」 純「さっきより影が濃くなってねぇか?」 ハギヨシ「言われてみれば……元が消えてしまいそうなくらい薄かったので分かりにくいですが」 京太郎「つまりこれって……」 ハギヨシ「繋がる人数が増えれば元に戻るかもしれないということですよ」 ハギヨシ「もっとも可能性があるというだけですが」 京太郎「いや、1%でも可能性があるならオレはそれに縋りたい……」 純「……決まりだな」 ハギヨシ「まだ見ぬ仲間を求めて」 京太郎「行こう!みんなっ!!」 純「となるとまずは足が必要だな。オレたちを運ぶための」ズンズン ハギヨシ「ですね」ジュポジュポ 京太郎「んっ……」 ハギヨシ「ですがこの状態で私が車を運転するのは些か無茶ですね」 純「心配ねぇよ…オレたちには仲間がいるんだ。県大会で戦った友がな」 京太郎「んんっ…つまり次の目的地はっ……」 純「そう、鶴賀学園だ――」 京太郎「夏とはいえ夜に下半身すっぽんぽんは流石に冷えますね」 ハギヨシ「もう少し動きましょうか?」ジュッジュッジュッ 京太郎「んあーーーっ!」 ハギヨシ「ところで夜も深まってきましたが、この時間に鶴賀学園に行っても誰もいないのでは?」 純「実はさっき連絡入れてな……鶴賀は夏の合宿をしているらしい」 京太郎「はぁ…はぁ……でもあんまり待たせるのも悪いっすね」 純「だな、とっとと行くか」 純「ここだな」 京太郎「ここが鶴賀の麻雀部か」 ハギヨシ「ここに私たちを為の運ぶ足が……」 京太郎「ノックしてもしもお~~~し」コンコン ゆみ「どちら様でっ……」 桃子「せんぱ~い、どうしたっすか?」 純「ほっ…はっ……」ジュプジュプ ハギヨシ「ふんっ……ふんっ……」ズプッズプッ 京太郎「」ギンギン ゆみ「」 桃子「」 ゆみ「なっ…な、な、な……何をしてるんだお前らはッ!」 ハギヨシ「んっふ、もちろんナニですが」ジュプジュプ 桃子「痴漢っすか?痴漢なんすか!?」 京太郎「痴漢じゃねェよッ!!」 桃子「ひっ……」ビクッ 京太郎「痴れた漢なんかじゃ断じてねェ!オレたちは……」 京太郎「今を生きる漢なんだよッ!!!」 ゆみ「お前の言い分は分かった。で、何の用だ?」 純「蒲原さんを借りたくてな。龍門渕から歩いてきた」 ゆみ「蒲原を……?」 智美「ワハハー話は聞かせてもらったぞー」 ハギヨシ「私たちを運んでいただけませんか?」 京太郎「まだ見ぬ仲間のところへっ!」 智美「いいぞー」 ゆみ「いいのかよ!?」 智美「ワハハー人の役に立つのがなによりの幸せだからなー」 純「これで足は確保できたな」 ハギヨシ「ええ、これなら全国どこでも」 京太郎「行けるッ!!」 京太郎「で、お前はどうするんだ?」 桃子「え…私っすか!?」 桃子「というか見つからないように消えてたのに……」 桃子「どうして……」 京太郎「オレも色々あって影が薄くなっちまってな」 京太郎「ハギヨシさん以外には見えなかったらしい」 京太郎「だからか知らんがはっきり見える!お前の姿が」 桃子「私は……」 京太郎「お前も加治木さんと部の仲間以外には見えないんだろ?分かるよ」 京太郎「でもオレは仲間を見つけて、繋がって、通じ合って…オレをオレだと皆に認識してもらいたい」 京太郎「お前はどうする?一緒に行くか?」 桃子「私は……先輩がいてくれればそれでいいっすから…それだけで十分っすから……」 京太郎「うるせェ!行こうッ!!」 桃子「……はいっす!」 桃子「先輩…私、行ってくるっす」 ゆみ「桃……そうか」 桃子「お別れは寂しいっすけど先輩に誇れる私になるために旅に出るっす」 ゆみ「ふっ、まったく…手のかかる後輩を持ったものだな私は」 桃子「先輩……?」 ゆみ「よっこいしょ」ズブブ 桃子「んんっ……」 ゆみ「私も行くよ。私が桃のことを手放すわけがないだろ?」ジュプジュプ 桃子「先輩……いいんすか?」 ゆみ「私が言ったこと忘れたのか?」 桃子「忘れるわけ…ないっす」 ゆみ「私は桃が欲しいと言ったんだ…だからこの手を離したりはしない」 桃子「私もこの手を離さないっす」 ゆみ「桃…私たちはいついかなる時でも一緒だよ」 桃子「はいっす」 ゆみ「蒲原!車をっ!」 智美「ワハハーおまかせあれー」 桃子「しかしなかなか厳しい体勢っすね」 純「そりゃ車は1列に繋がった人間が乗る想定で作られてないからな」 ハギヨシ「ですが旅に困難は付き物というものです」 京太郎「でも、こうしてると皆を傍に感じることができる」 ゆみ「ふっ、そうだな」 智美「ワハハ―それで行き先はどうするんだー?」 京太郎「そうですね……ちょっと暑くなってきたから北へ¥の方に行きたいですね」 智美「ワハハ―了解ー」 こうして一行はまだ見ぬ仲間を求め、北へ向かうのだった―― 胡桃「塞!何見てんの?」 塞「胡桃……」 胡桃「傘」 塞「ありがと」 塞「ほら、隣の県で不審な集団がいたって話」 胡桃「え、初耳」 塞「その人たちたぶんさっきの電車に乗ってた」 胡桃「いやいや…気のせいでしょ」 塞「だとしても、悪い気のせいじゃないと思うんだ」 宮守女子麻雀部 トシ「まぁ長野から?遠いところからよく来たねぇ」 京太郎「はは、偶然近くまで来たものですから」 トシ「何もないとこだけどゆっくりしていっておくれよ」 トシ「精力ドリンクは?」 京太郎「あ、頂きます」 純「しかし、偶然来たところがまさか清澄が全国2回戦で戦った高校だったとはな」 桃子「世の中狭いっすねー」 ハギヨシ「これも何かの縁なんでしょう」 ゆみ「そうだな……そろそろお尻が寒くなってきたから人員の補給が必要だしな」 トシ「あの子らもそろそろ来ると思うんだけどねぇ」 白望「こんにちは……」 トシ「噂をすれば」 京太郎「こんにちは」 ハギヨシ「んっふ」 桃子「お邪魔してるっすよー」 白望「……」(ダルいから目を合わせない) トシ「あらあら」 エイスリン「シロ!トシサン!」 トシ「あらエイスリン…こんにちは」 エイスリン「コンニチハ!」ペッコリン 京太郎「こんにちは」ギンギン ゆみ「桃っ……!桃っ……!膣で出すぞっ!」パンパン 桃子「先輩っ…クるっす……何かキちゃうっす!」 エイスリン「What?」 ハギヨシ「オージャパニーズケツマンコトレイン!」 エイスリン「オーケツマンコトレイン!ケツマンコトレイン!」 トシ「エイスリンは興味持ったようだね」 白望「ダルい……」 エイスリン「ナルト、ナルト、ラセンガン」 エイスリン「ナルトトサスケ、ハダカ!?」 エイスリン「やっぱりハギヨシ鬼畜攻めがいいと思う京太郎は最初のうちは 『や、止めろ!俺には咲が!』とか言ってるけど後半にはもうアヘって 完堕ちヘブン状態とかが最高でも京太郎が執事見習いとして雇われての純愛√も捨てがたいよね」 ハギヨシ「イェア!」 塞「こんにちは」 胡桃「こんにちはっ!」 トシ「塞、胡桃…遅かったね」 京太郎「こんにちは」ギンギン 塞「トシさん、何なの?この人たち」 胡桃「変態?」 京太郎「変態じゃあねェッ!」 胡桃「うるさいそこ!」 京太郎「いいか?これは変態だ、と切り捨てるだけなら簡単だ!でもそうじゃねェッ!」 京太郎「確かに外面はアレかもしれねェッ!けどなッ!オレたちは繋がってるんだよッ!」 京太郎「肉体でッ!絆でッ!魂でだッ!!」 京太郎「だからよく知りもしないで馬鹿にされるのが我慢ならねェッ!」 京太郎「いいぜ、お前がこれを変態だって言うならまずはそのふざけた(ry」 ゆみ「臼沢さんに頼みがあるっ!」 ゆみ「私のお尻を塞いでくれ」 塞「」 塞「ふ、塞ぐって……?」 ゆみ「そのips細棒で私のお尻を塞げと言ったんだ。私は君も欲しいッ!」 桃子「ちょっ、先輩!?」 ゆみ「桃の桃尻は気持ちいいなぁ」パンパン 桃子「んんっ…あっ…先輩……」 塞「私はちょっとそういうことは……」 京太郎「何迷ってんだよッ!」 塞「……っ!?」ビクッ 京太郎「目の前に穴があるんだッ!だったらやることは一つッ!そうだろ?」 京太郎「そろそろ始めようぜ……アンタの物語をッ!!」 塞「言ってることは意味不明だが……」 塞「何か胸を打つモノがあったよ……」 塞「仕方ない…塞ぐか……」ズブブ ゆみ「んんっ……」ビビクンッ 塞「ふーっ」 豊音「遅れてごめんなさいだよー」 トシ「遅かったね…豊音」 豊音「なにこのちょー摩訶不思議な物体」 エイスリン「ケツマンコトレイン!」 豊音「ケツ…なに?」 ハギヨシ「んっふ、人と人を繋ぐ奇跡とでも言っておきましょうか」 豊音「人と人を繋ぐ……」 トシ「興味があるようだね、豊音」 豊音「でもでも私なんかが皆さんのお仲間にとか……ありえないかなー…とかとか」 京太郎「ありえないわけねェだろッ!」 京太郎「こっちの穴はいつでも大歓迎なんだよッ!なぁ?」 塞「うん」 エイスリン「トヨネ!イッショニ!」 豊音「で、でも……」 京太郎「でもじゃねェ!オレはアンタと繋がりたいんだよッ!他の誰でもねェ!アンタとだ!!」 豊音「ちょーうれしいよー」 エイスリン「どっこらせっと……」ズブブ 豊音「おっかけるけどー」ズブブ トシ「塞、エイスリン、豊音…いってらっしゃい」 白望「胡桃は……?」 胡桃「わ、私も……」 胡桃(届かないっ!) 京太郎「残念だなぁ……身長制限があんだよ」 胡桃(いつか潰すっ!) ゆみ「お尻も温まってきたことだし、そろそろ蒲原のところへ戻るか」 純「けっこう待たせちまったもんな」 京太郎「それじゃあトシさん、お世話になりました」 トシ「達者でね。あ、精力ドリンクは?」 京太郎「はい、頂きます」 こうして一行は宮守女子を後にした―― 智美「ワハハ―また人数増えたなー」 ハギヨシ「そろそろキツくなってきましたね」 豊音「でもこうやってくっついてるとちょー温かいよー」 桃子「それで次はどこ行くんすか?」 ゆみ「下がすっぽんぽんじゃ寒いからな」 京太郎「じゃあ南に行きましょう」 智美「ワハハー了解ー」 智美「ワハハ―奈良に来たぞー」 京太郎「そういや、ここって阿知賀女子がありましたよね」 純「決勝で清澄と戦ったとこだっけか」 京太郎「ええ」 ハギヨシ「これも何かの縁ですかね」 ゆみ「不思議なものだな」 塞「豊音がそろそろ限界なの!早く塞がないと」 豊音「ちょー限界だよー」 エイスリン「トヨネ、ガンバッテ!モウスコシダカラ」 阿知賀女子―― 京太郎「ノックしてもしもお~~~し」コンコン 灼「何…?誰……?」 京太郎「こんにちは」ギンギン ハギヨシ「んっふ」パンパン 灼「何これキモ……」 京太郎「気持ち悪くねェッ!」 灼「……っ!」ビクッ 宥「灼ちゃん、どうしたの?お客様?」 灼「不審者だと思……」 京太郎「不審者でもねェッ!」 京太郎「オレたちはな……肉体で、精神で、魂で繋がった家族なんだよッ!」 京太郎「オレを気持ち悪いだとか言うのは構わねェ……」 京太郎「でもなっ!オレの家族を貶すのは絶対ェ許さねー!」 宥「肉体で、精神で、魂で繋がる……あったかそう」 灼「宥さん!?」 京太郎「あぁ、温けぇよ…とびっきりに温けぇ」 京太郎「人と人との繋がりはなぁ…とんでもなく温けぇもんなんだよッ!」 宥「おこたよりも……?」 京太郎「もちろんだ!床暖よりも温けぇぜ!」 宥「本当にあったかいの?下すっぽんぽんだけど……」 京太郎「オレ言ったぞ!!何回も言った!!あったけぇって!!何回言わせんだ!!!」 宥「私をあたためてもらってもいいかな?」 京太郎「あたためる?お互いあったかくなんだよッ!そんな甘ったれた考え2秒で切り返してオレの背中に勝手に乗れ!!」 宥「はいっ!」 宥「んっしょ」ズブブ 宥「あったかーい」 豊音「宥さんのips細棒もちょーあったかいよー」 憧「おわっ、宥姉・…なにやってんの?」 穏乃「なにこれすげー」 宥「あ、憧ちゃん、穏乃ちゃん……これすっごくあったかいの」 穏乃「なんか…面白そう!」 憧「ちょ、シズ!?」 京太郎「お前も一緒に来るか?」 穏乃「はいっ!お願いします!」 京太郎「おいおい…敬語はいらねぇよ」 京太郎「オレたちは家族になるんだ。そうだろ?」 穏乃「じゃあ失礼して……」ズブブ 宥「あったかーい」 憧「あたしも次入れるー」 京太郎「よしっ、来い!」 憧「シズー…ようやく一つになれたね」ズブブ 京太郎「さて、体もあったまってきたことだし」 ハギヨシ「次に行きましょうか」 純「そうだな」 エイスリン「モットツナゲル!」 京太郎「もちろんだッ!行こうよみんな!!」 灼「……」 玄「ごめんねー、掃除当番が長引いちゃって」 玄「あれ?おねーちゃんたちは?まだ来てないの?」 灼「……」フルフル 灼「宥さんたちは遠いとこへ行った……」 玄「……?」 195 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21 16 22 41 ID MwTKRPsp0 智美「ワハハ―また人数増えたんだなー」 京太郎「もっと増やしてみせますよ」 憧「せ、狭い……」 桃子「苦しいっす」 宥「あったかーい」 京太郎「さぁ、行きましょう!オレたちに立ち止まってる時間なんてありませんから!」 智美「ワハハ―了解ー」 197 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21 16 27 55 ID MwTKRPsp0 いちご「そんなん考慮しとらんよ……」 京太郎「考えんなッ!感じるんだよッ!」 恭子「メゲるわ……」 京太郎「メゲんなッ!入れろよッ!」 セーラ「ナカデダスデー」 京太郎「病気には注意しろよ?」 煌「すばらですっ!」 京太郎「ああ、すばらだ」 霞「得意分野、いかせてもらおうかしら」 京太郎「大歓迎だッ!!」 智美「ワハハ―流石に限界だぞー」 恭子「永水のおっぱいお化けが3人分くらい場所くらい(ry」 霞「あらら~私がどうかしたかしら~?」 恭子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 煌「流石にこの狭さはすばらくない」 ハギヨシ「ですね、そろそろ長野に帰りましょうか」 京太郎「蒲原さん、最後に一つ寄りたい場所があるんですけど」 智美「ワハハ―どこだー?」 京太郎「東京の白糸台…そこに会わなくちゃいけない人がいるんです」 白糸台―― 京太郎「ノックしてもしもお~~~し」コンコン 菫「誰だ?ここは関係者以外は……」 京太郎「こんにちは」ギンギン 菫「なっ!?何をしに来たこの変態ッ!!」ドシュ 京太郎「がはっ……」 ハギヨシ「京太郎君、大丈夫ですか?」 純「テメェ、いきなりなにしやがんだッ!」 菫「それはこっちのセリフだっ!」 京太郎「温いな…甘くて温い……」 京太郎「こんなんじゃ倒せねぇ…このオレは倒せねぇな……」 菫「コイツ……」 照「菫、後は私がやる」 菫「照…だがお前は……」 照「菫どいて!そいつ殺せない!」 京太郎「来いよ!今日はアンタに話があってここに来たんだからなっ!」 照「須賀京太郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!」 照「お前はっ!妹をっ!咲をっっ!!」 京太郎「ああ、そのことでここに来た」 照「私は!お前がッ!憎いッッ!!」ドゴォ 京太郎「ゲホッ……」 純「須賀君!」 京太郎「もっとだ…もっと打ってこいよ…全部受け止めてやる……」 照「須賀京太郎ォォオオーーーッ!!!」ドゴォ 照「お前がッ!」ドボォ 照「死ぬまで!」ゴシャァ 照「殴るのをやめないッ!」バキィッ 京太郎「へへ……」 菫「コイツ…照のあれだけの攻撃を受けて……」 照「何故だ…何故倒れん?」 京太郎「倒れるかよ…倒れるとしても前のめりだ!そうだろ?みんな!」 淡「うわーナニコレ?」 霞「ここの穴にips細棒を入れるのよ」クパァ 照「お前は……」ペシ 照「咲を……」ペシ 照「気持ち悪いって……」ペシ 菫「照…もう止めてくれ……」 照「言った……」ペシ 京太郎「はい……」 照「咲の趣味を気持ち悪いって……」ペシ 照「それで咲は…すっごく傷ついた……」ペシ 京太郎「はい……」 照「確かに咲の趣味は憚られるものだ……」ペシ 照「でも…それでも……私はお前を許せない……」ペシ 淡「イイ!イイよこれ!」パンパン 霞「あらあら」 京太郎「お姉さん……」 照「お前にお姉さんとだけは呼ばれたくない」 京太郎「照さん……オレ、咲に謝ってきます」 京太郎「今日ここに来たのはその報告と、ケジメをつけるために」 照「そうか……」 京太郎「本当にすみませんでしたっ!」 照「……」 照「……顔を上げろ」 照「悔しいが咲の心の傷は私でもどうにもできなかった」 照「きっと咲の心の傷を癒せるのは……」 照「不本意だが咲を頼むよ」 京太郎「はいっ!」 智美「ワハハ―酷い顔だなー」 京太郎「照さんの拳、すっごく重かったですから」 煌「家族を想う気持ちはどんなものより重いものですから」 京太郎「すみませんこんなことに突き合わせてしまって」 ゆみ「ぷっ…今更、何言ってるんだ」 穏乃「ここまで来たんだから!」 憧「最後まで突き合せなさいよね?」 いちご「ちゃちゃのんも突き合うよ~」 エイスリン「ズットイッショ!」 豊音「君はぼっちじゃないよー」 純「そうだぜ?オレたちは家族なんだから」 ハギヨシ「一蓮托生ってやつですよ」 京太郎「みんな…ありがとう…ありがとうございます……っ!」 清澄高校―― 智美「ワハハ―ここでいいのかー?」 京太郎「はい。蒲原さん、ありがとうございましたっ!」 智美「ワハハー水臭いぞー私にとって人が幸せなるのが一番の幸せだからなー」 智美「頑張るんだぞ?」 京太郎「はいっ!」 繋がりこそしなかったものの、京太郎と智美の間には確かな繋がりがあった―― 京太郎「ちわーっす!」 久「須賀君!?」 優希「きょーたろー!今までどこ行ってたんだじょ!」 京太郎「ちょっと自分を取り戻すための旅を」 まこ「よく分からんが……アンタが無事でなによりじゃ」 京太郎「ご心配おかけしました」ペッコリン 咲「京…ちゃん……」 京太郎「咲…今日はお前に謝るためにここに来たんだ」 京太郎「昔、オレが咲の趣味を気持ち悪いって言ってしまったことを謝りたい」 京太郎「本当にごめんっ!」 咲「京ちゃん…いいよそんな昔のことなんか……」 京太郎「よくねェッ!」 咲「……っ!?」ビクッ 京太郎「よくなんかねぇよ……」 京太郎「今日、オレは咲のお姉さん…照さんに殴られてきたんだ」 咲「お姉ちゃんに……?」 京太郎「この面をよく見ろッ!これがッ!もういいって…水に流せるってことかよッ!?」 京太郎「照さんはすっごく怒ってたッ!オレを殺す勢いでぶん殴ってきたッ!当の本人じゃねえのにだッ!」 京太郎「咲はどうなんだよッ!?オレは咲にもっとぶん殴られる覚悟でここに来たッ!」 京太郎「例え、許されなくたって…殺されたってオレはお前に謝りたいッ!!」 京太郎「本っ当にごめんなさいっっっ!!!」ドゲザー 咲「……」 咲「京ちゃん……顔を上げて」 京太郎「咲……」 咲「本当にもういいの…本当だよ?」 咲「自分の趣味が人には言えない…憚られるようなことだって自分が一番分かってるから……」 咲「もう…いいの……」 京太郎「違う……」ボソッ 咲「え……?」 京太郎「お前の趣味はなぁ……」 京太郎「オレを救ってくれたんだよッ!!」 咲「……はい?」 京太郎「この世界から消えてしまいそうだったオレを…ハギヨシが繋ぎ止めてくれた……」 京太郎「お前の大好きなアレでだよッ!」 咲「きょ、京ちゃん!?」 京太郎「昔はさっぱり理解出来なかった…でも今は違うッ!」 京太郎「人との繋がりがこんなにもあったけぇなんて知らなかった」 京太郎「悪くねぇって…捨てたもんじゃねぇって思った……」 京太郎「今ならお前に言える……」 京太郎「オレもケツマンコが大好きだああああああっっ!!!」 京太郎「咲…昔、オレに嬉しそうに語ってくれたよな?」 京太郎「お前の夢を、さ……」 京太郎「『ケツマンコ列車で世界中の人々が繋がれば争いなんて起こらないのに』ってさ……」 咲「京ちゃん…覚えててくれたんだぁ」 京太郎「当たり前だろ?」 京太郎「お前の夢、叶えてみせるぜ」 京太郎「今はまだちっちゃいけどさ……」 京太郎「これからもっと大きくする……必ずする!」 京太郎「さぁ、始めようぜ!咲っ!オレとお前の夢の続きをさぁ!!」 咲「はいっ!」 淡「サキ!御託はいいからさっさと入れちゃってよ」クパァ 和「宇宙だ…尻穴の中に宇宙が広がってる……」 咲「じゃあ…いくよ?」 淡「遠慮はいらないよ?」 咲「んっ……」ズブブ 淡「……あはっ」ビビクン 咲「貫!貫!もいっこ貫っ!!」パンパン 淡「イイ!イケてんじゃん、サキッ!」 京太郎「後はオレとお前が繋がれば……」 咲「京ちゃん…きてっ!」クパァ 京太郎「行くぞッ!咲ぃぃぃぃぃいい!!!」 こうして、オレたちは繋がった。一つになった。 そして、世界が繋がった―― 槓!