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神姫ちゃんは何歳ですか?第二十九話 奇跡、偶然、それとも…? 書いた人 優柔不断な人(仮) 『新年、明けましておめでとう御座います』 といった挨拶も終わり、特にする事も無く家でゴロゴロしている俺達 去年の正月はユキと二人だけだったのだが、今は観奈ちゃん、皐月、水那岐、ミチル、ムツキちゃん、花乃ちゃんにひじりん、そしてティールにファロンとかなりの大所帯となっていた 親父が遺してくれたこのやたら大きい家に感謝しないとな 台所で片づけ物をしているユキと水那岐とティール リビングでお笑いの特番を見て笑ってる皐月とムツキちゃんとファロン ノーパソを広げ、なにやら難しい顔をしながら打ち込んでいる観奈ちゃんとミチル 「お、観奈ちゃん。宿題?」 訪ねてみる俺 「ケンシロウ、宿題なぞとっくに終わってるぞ」 「あれー?んじゃ?なにやってるの?」 そんな観奈ちゃんの返事をわきで聞いていた皐月が振り返って訪ねてきた。どうやら番組の方はあまり好きじゃない芸人になったようだ 「次の大会の日程がズレるかもしれないとの事なのじゃ…」 街場の小さな大会なら日程が変更になってしまう事も少なからずある が、観奈ちゃんが出るような規模の大会で変更になるなんて事は滅多に無い 「あー!この前あった事故のせいじゃない?」 「あの事故か…」 「年末の大会のフィールド陥没事故の影響じゃな。検査を行って安全性が確認されるまで設営工事が中断されるとの事じゃ」 リアルフィールドで行われるリアル戦でのフィールド崩壊事故は、実は結構発生している 勿論、ビル破壊程度の損壊程度ならば想定内のことだが、床(ここでいう床とは、フィールド基部の事)が抜けたり、防護スクリーンが割れたりといった本来壊れないように作ってある物の事である 「あの事故って、手抜き工事が原因だったってニュースで言ってたわよね。しかも隅っこの方がちょっと沈下しただけだったのに…」 「仕方無い事じゃ。万一その手抜きでもっと大きな被害が出たら大変じゃからな」 「被害って…あっ!ごめん…」 観奈に謝る皐月 実は観奈はその手抜きが原因でフィールドそのものが崩壊し、ミチルが中破・対戦相手は再起不能になるという事故に巻き込まれた事があった 「皐月殿が謝る事では無い。それより、これで延期してしまうと、わらわのような学生オーナーはともかく、社会人オーナーで参加出来なくなる者が続出してしまうのが…」 と話してると、ファロンが割り込んできた 「え?ミチルかーちゃんって、バトルするん?」 「そうなのだ。こう見えても日本でもトップクラスなのだ!」 えっへんと胸を張るミチル 「すげー!見てみてぇ!」 「私も見てみたいです」 ふと気づけば片づけ物が終わったのか、ティールも戻ってきていた 「ふむ、それならこの間の大会のが、コレに入ってるぞよ」 ついっとノーパソを指す観奈ちゃん 「あ、それならテレビに繋いで見ません?」 「いいのか?この後『果糖機関』が出てくるぞ?」 「う…いいんですっ!可愛い娘の為です!…あとでルンルン動画で見ます…」 グっと拳を握り、涙しながら言い切る皐月 「…アップされるといいな」 「ありがとう、皐月ママ」 「さっすがかーちゃんだぜ!」 という訳で、俺達はこの前の大会でのミチルの闘いを鑑賞する事になった 「すげーミチルかーちゃんすげー!」 「ママ…すごい…」 相手の神姫は、自分が何型かわからなくなる程の重武装を施し、的確な弾幕を張って主導権を握るタイプだったようだ さすがのミチルもこの防御を突破するのは困難を極めたようだが、リロードの為にわずかに弾幕が薄くなった瞬間を狙って急接近し、空牙を叩き込み勝利した 「あたいもバトルしてみたいなぁ…」 「私も…」 やはり武装神姫の本能なのか、二人共バトルに興味があるようだ まぁユキやムツキちゃんみたいにバトルに興味無い方が珍しいのだが 「んじゃ、明日『エルゴ』に行ってみるか。二人を日暮さんにも会わせたいしな」 「「わーい」」 「…そう…ですね…二人を…見れば…日暮さんも…きっと…喜んで…くれます…」 という訳で、俺達は明日、エルゴへと向かう事にした 一方、皐月は 「…一体、相手神姫は何型だったのかしら?」 と首を傾げていた 「いらっしゃーい…あ、香田瀬さん。あけましておめでとうございます」 エルゴに来た俺達を出迎えてくれたのは、うさ大明神様ではなく、秋月兎羽子さんであった …まぁ同一人物なのは知ってるけど、皐月達には内緒だ 「あ、兎羽子さん、明けましておめでとうございます」 「やぁ香田瀬さん、今年も宜しくお願いします」 「こちらこそ、宜しくお願いします」 奥から出てきた日暮さんにも新年の挨拶をする 一通り挨拶が終わった所で 「この子達があの二人か。えーと、ティールちゃんとファロンちゃんだっけ?」 「ああ、そうだぜオッサン」 「あの…何で私達の名前を知ってるのですかおじさん?」 グサグサっと、何かが刺さったような音がした気がした 「香田瀬さんから、二人が無事に起動したってメールを貰ったのですよ。その時に名前も教えて貰ったんです」 なにやらヨロめいている日暮さんに代わって兎羽子さんが答えてくれた 「…しかし、二人とも無事起動してなによりだ…」 どうにか立ち直り、二人をマジマジを見つめる日暮さんは 「あの…恥ずかしいですからそんなに…」 「ん?なんだ?あたいのないすばでぃにメロメロなのか?」 恥ずかしがるティールと、大きなの胸を揺らすファロン 「あ、ゴメン」 と顔を赤くしながら目線を逸らす日暮さん 「ダメですよ。女の子をそんなにジロジロ見ちゃ」 「なんか兎羽子さん、怒ってません?」 「いや…二人の素体が、通常のとも白雪系とも違うみたいだったからつい…」 さすが日暮さん。一発で見抜いたようだ 「残念ながら、素体の方は殆どダメだったから、タブリスに換装したんですよ。本当は出来るだけ残しておきたかったのですが…」 「タブリス!これが!新型の!」 タブリスと聞いた瞬間、日暮さんは再び二人を凝視した 「あの…恥ずかしい…」 とモジモジするティール 「やっぱアタシに興味があるのかオッサン」 と色々ポーズを取り始めるファロン 「すげぇ!こんな滑らかに!可動範囲もこんなに!」 うーむ、色んなポーズを取る丑型神姫とそれを見て興奮する男 分かっていてもちょっとアレな光景だ 「ほーら、こんな…あ」 ぽろっ さすがに無茶なポーズを取りすぎたせいか、インナースーツから胸がこぼれてしまった 「おおっ!」ぶはっ! 今まで『タブリスという製品』としてファロンを見ていたがのに急に『女の子』としての面を見せられた日暮さんは、鼻血を吹いてひっくり返ってしまった 「なんだオッサン、純情だなぁ」 腰に手を当て、カラカラと笑うファロン 「だ、ダメだよファロンちゃん。女の子なんだからもっと慎みを持たないと」 慌ててユキが窘めるも 「いーじゃん、減るモンじゃないし」 とまるで効果無し ユキがスーツ上げて胸を納めるも、ファロンが胸を張ってる為、再び露わになる 「…こりゃインナー買い換えないとな。兎羽子さん、もう少し大きなスーツあるかな…?」 「え…あ、はい」 なんか兎羽子さんが羨ましそうな顔をしてたのは気のせいだろう …たぶん 「んじゃユキ達はティールとファロンの服を見てやってくれ」 「え?私も?ファロンのだけで良いのでは?」 「ティールだってユキ達のお下がりだけじゃなくて、自分の服が欲しいだろ。行って来い」 「は、はい!」 嬉しそうに返事をするティール ユキ達がティールとファロンの服を選んでる間に俺は日暮さんと話をする事にした 「…それじゃあやっぱり、素体はほぼ全損だったのか」 「ええ。素体中枢も26・37チップが逝ってましたので交換を。あと8・16回路に損傷があったので修理を」 「よくまぁそんな所を直せるもんだ」 「…それと、奇妙な事があったんです」 「奇妙な事?」 「あの子達、覚えてるんですよ、あの事を」 「あの事って…まさか!」 「視覚回路は繋がってませんでしたからおぼろげではありますが、事故の事を知ってます」 「そんなバカな!CSCも入ってない、電源さえも入ってない状態でか?」 「…電源はありました。あの子達をボロボロにした家庭用電気が。それで一時的に仮起動したのだと思います。その時に『本能的』に致命的なダメージを受けないように自ら回路を切断し、重要チップを保護したと考えられます」 「…信じられん…」 「壊れた回路の先にはCSCシステムがあります。もしそこに、回線内から高電圧を受けてたら…」 「完全に、終わりか」 「…今回の事は、EDENも興味を持っています。単なる偶然とかで片づけるには納得出来ない点が多すぎます」 「だろうな」 「ですので、この事は内密にお願いします」 「だったらなんで俺に話したんだ?」 「…日暮さんも知りたいでしょうから。何故彼女達が助かったのか。それに貴方も当事者です。聞く権利はあります」 「そっか、ありがとな。聞かれなきゃ言う必要も無いだろうに」 キャッキャと店内を物色している彼女達を見ながら、俺達は暫く話を続けた 服を選んでいたはずだったが、いつの間にか武装コーナへと来ていた 「うへーっ、イッパイあるなぁ」 感嘆の声を上げるファロン 「パパの部屋よりもたくさんの武器があるんですね」 とティール 「そりゃ、お兄ちゃんの持ってるのは研究用のだけだから、お店とは比べられないよ」 「あっちに試用コーナーがありますね」 とムツキちゃん 「二人とも、試してみるのだ」 何時見繕ったのか、いくつかの銃や剣の試用品をカゴに入れたミチルが言った 「「はーい」」 試用コーナーでミチルから剣を渡され試し振りをするティール 「とりゃぁ~」 可愛らしい声とは異なり、なかなか鋭い剣さばきを見せるティール 「うわ~っ、ティールちゃんすごい~」 と喜ぶムツキとは異なり、難しい顔をしているミチルとユキ 「よっしゃ。次はあたいだな。せいっ!はっ!」 渡された短銃をビシッと構えるファロン 「きゃ~!ファロンちゃん凛々しい~!」 とまたしても喜ぶムツキと、またしても難しい顔をしているミチルとユキ 「…どうしたんですか、二人とも?」 ムツキは怪訝そうな顔をしているミチルとユキに訪ねる 「うん…悪くは無いんだけど…なんか、ね」 「まだ基本プログラムだから…だけじゃない?…なんか違和感があるのだ」 ユキとミチルだけでなく 「ですわね。基本プログラムは直ってるはずなのですが…」 「なーんか、ピっと来ないんだよねー」 花乃と火蒔里までもが首を傾げてる 「もしかしたら…」 とミチルが言いかけたその時 「お前達、何をしている?」 と声をかけられた 声のする方を向くと、そこにはセイレーン型神姫がいた 「何って…服を選んでるついでに武器を見に…」 「キャッキャウフフ仕様の連中が、武器を見てどうしようって言うのだ?なんだそのヘッピリ腰は?」 「ふ~ん。あたしを見てキャッキャウフフ仕様とは」 「お前なんか知らん。ここでは見かけない顔だな。悪魔型は口が悪いというのは本当のようだな…なんだその笑いは」 少なくともファーストクラスでは見かけない彼女。それなのにミチルを知らないという理由は 裏バトルで馴らしている為に、表での高LVランカーのミチルを倒して名を上げようとして知らないと挑発している まだ始めたばかりでランキングまで知らない のどちらかである ミチル程になれば、見れば相手がどの程度の実力があるかは大体分かる。彼女は後者だ セイレーン型の口調に失笑するミチルに、当のセイレーン型ご立腹のようだ 「き…き…貴様ぁっ!」 今にもミチルに殴りかかりそうなセイレーン型。すると 「エル、何を騒いでいるの?」 とまた別の声がした 「あっ、リーゼ…」 セイレーン型-どうやエルと言うらしい-が声のする方へと振り返る そこには人魚型神姫が居た 「いやコイツラが試用コーナーを占拠してたから…」 そう言われ辺りを見渡す人魚型-リーゼ- 可愛い服を着た天使型と猫型。微妙に武器を持つ手が様になってない丑寅。そしてあきれ顔をしている悪魔型 「…全く、愛玩用にコーナーを占拠されたぐらいで騒がないの」 「む、むう…その通りだ。すまん、リーゼ」 「判ればよろしい」 リーゼに頭を下げるエル 「ってちょっとまて!」 そんな二人を怒鳴りつけるファロン 「あら貴方達、まだ居たの?」 「謝るんあら、あたい達にじゃ無いのかよ!」 「エルは『愛玩用に場所を占拠された程度で騒いで私に不愉快な思いをさせた事』を謝ったのよ。貴方達愛玩用に謝る事なんて、何もないでしょう?」 「ムッカー!なんだコイツ等!大体アタシ達は愛玩用じゃねぇ!」 「あらあら、とてもそうには見えませんけど?特に貴方の銃裁き、まるでなってません事よ?」 「そんな事言っても、私達まだ起動したばかりで、初めて武器を持ったのですから…」 ティールもおどおどしながらも抗議の声を上げる 「基本プログラムだけでももうちょっとマシな動きをするだろう。お前達どっかおかしいんじゃないか?」 エルのこの言葉が、二人を完全に怒らせた 「な、な、てめーら!あたい達だけじゃなく、親父とかーちゃん達までバカにしたな!ぜってーゆるさねぇ!」 「そうです!パパとママの悪口なんて、私、許せません!」 「な、なんですか貴方達は…で、許さなかったらどうするつもりなのです?」 二人の気合いにちょっと驚きながらも平静さを装いつつ訪ねるリーゼ 「てめーらに、決闘を申し込む!」 続く…
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第2部 「ミッドナイトブルー」 第4話 「night-4」 西暦2041年 5月21日 23:00 『大阪府 大阪市 鶴見緑地センター店』 シンと静まり返った公園内の大池の端の桟橋で何人かのオーナーと神姫たちが集まっていた。 チーム名「アルファ艦隊」 □将校型MMS 「ナターリャ」 SSSランク「演算」 オーナー名「伊藤 勝成」♂ 70歳 職業 古物商店主 □ 航空母艦型MMS「ツラギ」 SSランク 二つ名「アタックキャリア」 オーナー名「金川 登」♂ 40歳 職業 模型店長 □重巡洋戦艦型MMS 「マキシマ」 SSランク「ワルキューレ」 □重巡洋戦艦型MMS 「ヴィクトリア」 SSランク「砲女神」 □巡洋戦艦型MMS 「ノザッパ」 Aランク オーナー名「野木 恵」♀ 24歳 職業 ネオニート □戦闘機型MMS 「アオイ」 Aクラス オーナー名「立花 一樹」♂ 24歳 職業 事務機営業マン □夜間戦闘機型MMS 「ツクヨミ」 Aクラス オーナー名「衛山 進」 ♂ 24歳 職業 物流設備管理者 □ステルス戦闘機型MMS 「フェリア」 Sクラス □ステルス戦闘機型MMS 「アネット」 Aクラス オーナー名「今宮 遥」 ♀ 23歳 職業 商社営業員 □ 剣士型MMS 「ノロヴァ」 Aランク □ 騎士型MMS 「バートリー」Aランク □ 戦乙女型MMS「オタリア」Sランク □ 悪魔型MMS 「ニパラ」 Sランク □ 戦闘爆撃機型MMS 「マレズ」 Sランク □ 戦闘機型MMS「カグラ」 Aランク □ 天使型MMS 「レコア」Sランク □砲台型MMS 「ルーシ」Aランク 桟橋に横付けしてある巨大な航空母艦型神姫の甲板でナターリャが煙草を一服する。 ナターリャ「・・・・」 ナターリャはぼんやりと暗闇の湖を眺める。 桟橋の上でガヤガヤと騒ぐ完全武装の神姫たち。ガチャガチャと武装を鳴らしてあにやら喚いている。 金川「夜帝?夜帝だとォ!!!」 小太りの男性が上ずった声で叫ぶ。 アオイ「な、あの夜帝だってェ!!そいつが今日の相手かよ」 ツクヨミ「ま、マジかよ・・・やべえ」 戦闘機型のアオイとツクヨミは目をまん丸と開いて叫ぶ。 ノザッパ「なんだぁ、てめえら知ってるのかよ」 マレズ「有名だぜ、夜帝はよォ・・・こりゃ下手すると全滅すッぞ」 立花「その夜帝ってそんなにヤバイのか?」 衛山が肩をすくめる。 衛山「あんまし聞いたことねーな」 金川「き、君たちは知らないのか・・・」 アオイ「真夜中の12時にしか現れないSSS級のランカーだ。何がヤバイってこいつは本物だからだ」 衛山「本物?何が?」 ツクヨミ「ガチで最強なんだよ・・・夜間戦闘でアイツに勝てる神姫は存在しねえ・・・」 マレズ「ああ・・バトルロンドではソイツは夜中にしか出没せず、遭遇することはめったにないから今まで存在はあまり知られてないのもあるが、一番の理由は対戦相手をほとんど一撃であっという間にすれ違いざまに撃破していくので姿を見ることも不可能だ。倒された神姫は相手の姿を見ることが出来ないので実際には存在しない架空のランカー神姫だと思われていたぐらいだ。姿を見ることも出来ずにぶっ殺されるんだよ・・・」 衛山「ええええ!!?」 アオイ「SSSランカーの武装神姫を舐めるなよ、連中は他の武装神姫とは一線を画している。イリーガル神姫とか、そんなチャチで生易しいものじゃないんだ。違法改造された強化イリーガル神姫よりも数万倍も恐ろしいのが連中、SSS級のランカー神姫だ・・・この関西地方になんで、イリーガル神姫がいないのか理由が分かるか?」 立花「し、知らん」 アオイ「ほんの一握りのSSS級ランカー神姫が一匹残らず喰い殺したからだ・・・今から戦う相手はそんな連中なんだ・・・」 ツクヨミ「はあーーーエライことになったぞ」 ノザッパ「もう、お前らそんなこと言うなよ!!アホ」 金川「おう、なんてことだ・・・」 今宮「上等じゃない」 スラッとしたスーツを着た今宮が、缶コーヒを飲む。 今宮「SSS級と言っても所詮は、一体の神姫・・・今日は戦艦型神姫もいれば航空母艦型もいる・・・艦載機も数は十分、ざっと見ただけでも数十体はいる。1個機動MMS艦隊を丸々投入するんでしょ?」 立花「おおー遥、お前も来ていたか」 衛山「久しぶりー」 今宮「立花に衛山、野木までいるの?ちょっとした高校の同窓会かな?」 今宮のカバンの中から黒い神姫が顔を出す。 フェリア「どうやら着いたようですね」 アネット「どうせ、またろくでもない神姫と戦うんだろうさ・・・」 ため息をつくアネット。 今宮「今日の相手はSSS級のランカー、『夜帝』よ」 アネット「そらきた」 フェリア「・・・上等じゃない・・・」 野木「よく来てくれた遥、立花に衛山、君たちの力が必要だ」 野木がひらひらと手を振る。 立花「SSS級だって?勝てるのかよ」 野木が甲板にいるナターリャに指を指す。 野木「今日は諸葛亮のような優秀な軍師を呼んだ。SSS級の将校型MMS、ナターリャ将軍だ」 ナターリャがぴっと敬礼をする。 ナターリャ「ナターリャだ。今宵のバトルロンドは私が航空母艦内で指揮を取る。諸君らは神姫のサポートをお願いする」 立花「なるほどね」 今宮「高級将校か、贅沢の極みだな。おまけに戦艦型に航空母艦型神姫もいやがる」 衛山「一体なにがはじまるんです?」 ナターリャ「第三次世界大戦だ」 ブオオオーブオオオオー ツラギが汽笛を鳴らす。 桟橋に集まる神姫たち。 ナターリャがカツカツと靴音を立てて、ツラギの甲板に上がる。 ナターリャ「諸君 私はバトルロンドが好きだ」 虚ろな目でつぶやくナターリャ ナターリャ「諸君 私はバトルロンドが好きだ」 ナターリャ「諸君 私はバトルロンドが大好きだ」 殲滅戦が好きだ 電撃戦が好きだ 打撃戦が好きだ 防衛戦が好きだ 包囲戦が好きだ 突破戦が好きだ 退却戦が好きだ 掃討戦が好きだ 撤退戦が好きだ 平原で 街道で 塹壕で 草原で 凍土で 砂漠で 海上で 空中で 泥中で 湿原で このバトルロンドで行われるありとあらゆる戦闘行動が大好きだ 戦列をならべた砲台型神姫の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ 空中高く放り上げられた敵神姫が効力射でばらばらになった時など心がおどる 戦車型神姫の操るインターメラル3.5ミリ砲が敵戦車型神姫を撃破するのが好きだ 悲鳴を上げて燃えさかる武装から飛び出してきた敵神姫をM7速射拳銃でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった 銃剣先をそろえた歩兵型神姫の横隊が敵神姫の戦列を蹂躙するのが好きだ 恐慌状態の新兵神姫が既に息絶えた敵神姫を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える 敗北(サレンダー)主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない 泣き叫ぶ慮兵達が私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げるアルヴォ軽機関銃にばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ 哀れな抵抗者達が雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを装甲列車型神姫の列車砲撃が都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える 圧倒的な物量の機甲MMS師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ 必死に守るはずだった仲間たちが蹂躙されむごたらしく殺されていく様はとてもとても悲しいものだ 機動MMS艦隊の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ ヘリ型神姫、戦闘攻撃機型神姫に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ 諸君 私はバトルロンドを地獄の様なバトルロンドを望んでいる 諸君 私に付き従う武装神姫戦友諸君 君達は一体何を望んでいる? 更なるバトルロンドを望むか? 情け容赦のない糞の様なバトルロンドを望むか? 鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?」 桟橋に集結した神姫たちが叫ぶ。 『バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!!!バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!バトルロンド! バトルロンド! バトルロンド!!!』 ナターリャ「よろしい ならばバトルロンドだ 我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ だが起動してきてから戦い続けてきた我々にただのバトルロンドではもはや足りない!! 大戦争を!! 一心不乱の大バトルロンドを!! 我々はわずか1個機動MMS艦隊 数十人に満たぬ武装神姫にすぎない だが諸君は 一騎当千の古強者だと私は信仰している ならば我らは 諸君と私で軍集団となる!! 我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を開けさせ思い出させよう SSS級のランカーに恐怖の味を思い出させてやる 連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる 天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる 桟橋にいる神姫たちが胸を叩く 神姫「CSC、CSCの火だ!!」 ナターリャ「我々の戦闘団でバトルロンドを燃やし尽くしてやる」 神姫たちが叫ぶ。 「将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!将軍、閣下、将軍殿、指揮官殿!!艦隊指揮官殿!!!」 野木「なんだこれ?」 立花「うわあ・・・」 衛山「武装神姫のノリってようわからんわ」 ナターリャ「そこ、うるさいよ」 ナターリャが苦笑いをするオーナーたちに指を指す。 今宮「はいはい、どうぞ続けてください将軍」 ナターリャ「SSS級のランカーMMSでさえ、恐怖で怯え、逃げ出すようなバトルロンドを!!」 すっとナターリャが手を掲げる。 ナターリャ「さあ・・・諸君、地獄を作るぞ・・・時間、合わせ・・・5・4・3・2・1・・今!作戦開始!!」 神姫たちがタイマーをセットする。 野木「リアクターに火を入れろ」 マキシマ「こちらマキシマ、機関始動」 ノザッパ「ノザッパ、出港します」 立花「アオイ、エンジンの暖気は?」 アオイ「へへへ、十分だぜ」 金川「ツラギ、錨を上げよ」 野木が呆れた顔でナターリャに聞く。 野木「おい、将軍閣下殿?作戦開始と言ったが、作戦名はなんだ?」 ナターリャ「ミッドナイトブルー」 野木「どういう意味だ?」 ナターリャ「ミッドナイトブルー (Midnight Blue) は色のひとつ、直訳すると「真夜中の青」となる」 野木「ほっ!そりゃぴったりの作戦名だな」 野木はシンと静まりかえった湖に照らし出され濃いブルーに包まれた湖を眺める。 ナターリャ「ミッドナイトブルーだ」 暗闇の桟橋から出港する・・・・艦隊を見送るオーナーや神姫たち・・・・ 23:30 アルファ艦隊は出港した。 それが見送るオーナーや神姫たちにとって最後に見た姿だった。 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>・第5話 「night-5」 ? 前に戻る>・第3話 「night-3」 トップページに戻る
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各種設定集 ~神姫編~ -主人公側- ヴェル(犬型素体) 主人公、岡島士郎の所有する一体目の神姫。 名前の由来は、イタリア語の「緑色」から。 性格は気だてのいいお姉さんタイプで、他の神姫のまとめ役である。また士郎に対する愛情も 人一倍であり、美人を見て鼻の下を伸ばす士郎に嫉妬する事も多い。 一番長く神姫バトルの世界に居るので、戦闘経験は一番豊富。また、過去に「ルシフェル」と呼ばれ ていたノワル、「ミカエル」と呼ばれていたビアンカと戦い、いずれも撃破している。 ノワル(悪魔型素体) 士郎の二体目の神姫。 名前の由来は、イタリア語の「黒」から。 元々は鶴畑興紀の所有している「ルシフェル」の名を冠する13番目のMMSであったが、三年前の ヴェルとの試合に於いて敗北を喫し、廃棄処分にされる所を士郎に引き取られる。 「ボク」の一人称で話すノー天気な性格だが、感情が負の方向に高ぶると元の 冷たい口調が出る事がある。 元々、興紀の元で徹底された訓練を積んでいたため、バトルにおいてはかなりの実力を誇る。 ジャロ(ネコ型素体) 士郎の三体目の神姫。 名前の由来は、イタリア語の「黄色」から。 性格は天然気質のお気楽キャラだが、リアルリーグで馴らしたバトルの腕は確かである。 好物はシュークリーム。 マタタビ酒を飲むと、性格が清楚な箱入り娘キャラと化す。 -使役ユニット プチマスィーンズ- ネコ型MMS「マオチャオ」に付属する使役型ユニット。ジャロのマスィーンズにはそれぞれ性格が 設定されている。通常は使役しづらくなるので付けないオーナーが大多数だが、ジャロの「つまんないのだ」 の一言により士郎が付与する事に。 シロにゃん:エセ関西弁の守銭奴キャラ クロにゃん:軍人気質の堅物キャラ ボクにゃん:真面目な優等生キャラ オレにゃん:荒っぽいガキ大将キャラ ヒメにゃん:おっとりお嬢様キャラ コニー(兎型素体) 士郎の四体目の神姫。 名前の由来は、イタリア語の「兎」から。 元々、武装パーツに付いていた頭部ユニットだったので、士郎の経済状況から、なかなかボディを 貰えず、使役ユニットであるプチマスィーンスetc...に馬鹿にされる事が多々あり、一時は ひねくれた性格だったが、藤堂亮輔の所有するリンとのバトルで吹っ切れる事が出来た。 しかし、そのバトルの際に付けられた「乱射魔(トリガーハッピー)」の二つ名で呼ばれることを極端に 嫌っている。 現在は、崇拝する「BL○CK L○GOON」のレ○ィの口調&性格etc...を真似ていて、いつかは 「二丁拳銃(トゥーハンド)」の二つ名で呼ばれる事を夢見ている。 現在、セカンドクラスで戦っており、実はバトルにおいては5人の中では一番未熟だったりする。 好物はニンニク煎餅。 ビアンカ(天使型素体) 士郎の五体目とされる一番新しい神姫。 名前の由来は、イタリア語の「白」から。 元々は鶴畑大紀の所有する神姫「ミカエル」の№1であったが、ノワル同様ヴェルとの試合に於いて 敗北を喫し、廃棄処分にされる所を士郎に引き取られる。 ノワルと違うのは、修復の際、全ての記憶をリセットしている所であり、以前の大紀と居た記憶は無い。 なお、第11話の際に、士郎の妹である優衣に半ば強引に実家に連れて行かれ、現在優衣が新たな マスターとなっている。 性格は非常に素直な優等生タイプ。 まだデビュー前ではあるが、鶴畑家の訓練を受けているために、戦闘スキルはかなり高い (ハズである)。 -鶴畑兄妹- ルシフェル(悪魔型素体) 鶴畑興紀の所有する神姫。 名前の由来は、キリスト教における「サタン」の別称「ルシフェル」より。 究極の神姫を育て上げることを信条とする興紀の考えに則り、興紀自身の立てた戦略や指示に付いて こられなくなった同型素体は、戦闘データを採取された後廃棄され、前回のデータを周到し、 改良された新たな別の素体である「ルシフェル」が誕生する。 そのため、興紀のデビューからの通算敗北数(非公式含む)である"30番目"に登録された 悪魔型MMSが現在の「ルシフェル」の名を冠している。 また、岡島士郎の所有する「ノワル」や陽元治虫の所有する「エル」は、"廃棄された"「ルシフェル」 シリーズの内の1体である。 興紀に絶対忠誠を誓う「機械」のような性格であり、「エル」の様な性格が設定されたのは極めて 稀である。 ミカエル(天使型素体) 鶴畑大紀の所有する神姫。 名前の由来は、キリスト教における四大天使の一人である「ミカエル」より。 戦闘能力に於いては、鶴畑家の訓練を受けているため、最高水準の能力を誇るが、如何せん マスターがアホなので付いていけていない。 また、大紀が興紀の真似をし、敗北を喫した同型素体は尽く廃棄されている。士郎の 「ビアンカ」はその中の一体である。 興紀の「ルシフェル」同様、大紀に絶対忠誠を誓う「機械」のような性格。 アラエル(天使型素体) (前スレ208氏の「アラエル」の頁を引用。) 鶴畑大紀が度重なる敗北の憂さ晴らしに、マスターの最寄のセカンドリーグセンターで 使用していたアーンヴァルタイプの神姫。 大量のケチャップをかけたようなゴテゴテ装備にやっと懲りたらしく、彼にしては ある種の洗練さが見て取れる。 素体が点に見えてしまうほど巨大な反重力翼をもち、翼の表面にはドールアイを 改良したセンサー兼大出力レーザービーム発振装置をいくつも備えている。レーザーの 照準追尾性能は特筆モノ。 レーザーのエネルギーが切れた後は目玉を排除、セカンダリウェポンの全方位ミサイルを 眼窩から生やして攻撃する。 さらにミサイルが尽きた後は眼窩がスピーカーに変形し、音響波に乗せて相手神姫コアの 量子運動を阻害させる「EMPバラージ」を放つ(実際の電磁波ではないもよう)。現在のところこの EMPバラージが最終装備。 三段がまえの強力武装で対戦相手を圧倒させるが、多数の武装を内蔵した翼は構造上 非常にもろく、一定以上の衝撃を与えただけで瓦解してしまうほど。 同様の理由で飛行タイプのくせに高速移動が出来ない。要するにただの大きな的であるが、 遠距離攻撃はレーザーやミサイルで絶対的に防がれ、弾薬やレーザーのエネルギーが 切れた後に接近してもEMPバラージが待っているため、彼の従来の神姫と比べて隙が殆ど無い。 あとは無駄撃ちを抑えさえすれば間違いなく最強クラスの神姫である。 ジャンヌ(騎士型素体) 鶴畑和美の所有する神姫。 名前の由来は、中世ヨーロッパの英雄「ジャンヌ・ダルク」から 本来、近接・突撃戦闘を信条とする騎士タイプだが、和美の美学から、中~遠距離を主体とした 実弾装備を多く持たされることが多い。 その姿は、さながら「難攻不落の要塞」である。 興紀の「ルシフェル」、大紀の「ルシフェル」他同様、和美に絶対忠誠を誓う「機械」のような性格。
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夢宮 儚 夢宮 儚神姫名:夢宮 儚 オーナー:- 素体情報 覚醒 CSC 性格等 装備情報 バトルスタイルの遍歴 特殊技能 インストール済み行動プログラム 神姫名:夢宮 儚 オーナー:- 素体情報 コア:悪魔夢魔型 ボディ:悪魔夢魔型 覚醒 CSC なし 性格等 一人称:- 他者の呼び方:- オーナーの呼び方:- 趣味 利き手:右利き このページのトップへ 装備情報 Schwarz Valkyrie 使用可能スキル 送信者 制作第三倉庫 -- このページのトップへ バトルスタイルの遍歴 初期 (Class: ~ ) 中期 (Class: ~ ) 最近 このページのトップへ 特殊技能 なし このページのトップへ このページのトップへ インストール済み行動プログラム なし このページのトップへ
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悪魔型ストラーフW(bis) /重装攻撃型 概要フルセット内訳共通 ノーマルのみ bisのみ コアユニット [DVL wh.STRARF] 素体 [wh.悪魔型]wh.FL013 素体 [wh bis.悪魔型]wh bis.FL013 コメント 概要 フルセット内訳 共通 コアユニット[DVL wh.STRARF] wh.GA4“チーグル”アームパーツ wh.フルストゥ・グフロートゥ×2 wh.フルストゥ・クレイン×2 wh.アングルブレード×2 wh.FL013 01スパイクアーマー#1 wh.FL013 01スパイクアーマー#2 wh.FL013 02スパイクアーマー#1 wh.FL013 02スパイクアーマー#2 wh.FL013 ガードシールド#1 wh.FL013 ガードシールド#2 wh.アングルブレード#1(装着) wh.アングルブレード#2(装着) wh.フルストゥ・クレイン#1(装着) wh.フルストゥ・クレイン#2(装着) wh.フルストゥ・グフロートゥ#1(装着) wh.フルストゥ・グフロートゥ#2(装着) ヘアパーツ:追加三角ジョイント ヘアパーツ:ツインテール ヘアパーツ:シニヨンキャップ wh bis.FL013 サーマルセンサー ノーマルのみ 素体[wh.悪魔型] シュラム・RvGNDランチャー モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ wh.FL013 胸部アーマー wh.DTリアユニットplus GA4アーム wh.GA2“サバーカ”レッグパーツ L/R 上記リアパーツ・アーマー・アクセサリのフル装備時(ノーマル) 攻撃 防御 回避 命中 機動 耐熱 対スタン 対ダウン 耐水 総重量 総パーツ数 備考 110 260 -80 20 -30 0 50 10 0 30 17 打撃ダメージダウンLv1 bisのみ 素体[wh bis.悪魔型] wh bis.ジレーザ ロケットハンマー wh bis.シュラム・リボルビンググレネードランチャー wh bis.モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ wh bis.FL013 センサーブレード L/R wh bis.FL013 胸部アーマー wh.bis.DTリアユニットplus GA4アーム wh bis.GA2"サバーカ・ローカ"レッグパーツ L/R 上記リアパーツ・アーマー・アクセサリのフル装備時(bis) 攻撃 防御 回避 命中 機動 耐熱 対スタン 対ダウン 耐水 総重量 総パーツ数 備考 120 210 -40 30 -20 0 50 10 0 32 18 打撃ダメージダウンLv1 コアユニット [DVL wh.STRARF] 声優 オーナーの呼び方(下段ネタバレ反転) 備考 茅原実里 マスター・お兄ちゃん・お姉ちゃん「アニキ・ボス」 得意:短剣、ランチャー苦手:機関銃、投刃、ナックル ※括弧内の呼び方の発生条件はアチーブメントの達成。 素体 [wh.悪魔型]wh.FL013 LP LP初期 SP SP初期 攻撃 命中 回避 防御 機動 重装 暗視 水中 耐熱 △ 1600 ○ 200 ○ △ △ ◎ ◎(120) △(40) ○ ○ ○ 素体 [wh bis.悪魔型]wh bis.FL013 LP LP初期 SP SP初期 攻撃 命中 回避 防御 機動 重装 暗視 水中 耐熱 △ 1600 ○ 200 ○ △ △ ○ ◎(120) ○(50) ◎ ○ ○ コメント 「通常よりも思考を重視」とある通り、初めから妙に距離感が良い…気がする。遠距離型にしやすいのでは? -- (名無しさん) 2007-06-09 15 08 07 勝利時に誉めると高感度up。敗北時に叱るとdown、誉める、無難だと変化無しっぽいです。 -- (名無しさん) 2007-06-18 03 53 08 メンテナンス表示時に「どうして勝てないんだ。きっとカスタマイズが悪いんだ」と言う感じのセリフが出てきて「そうかもな、ごめん」を選ぶと高感度ガタ落ちしました・・・ -- (名無しさん) 2007-06-21 00 18 13 「うー、どうして勝てないんだろ。あんたのセッティングに問題があるんじゃない?」って台詞と・そうかもな、すまん・まずは自分の実力を反省しろ!・神姫の実力に問題があるんだよとの三択が。だめだろうな、と思いながらも真ん中を選ぶと「反省って何?まるでボクだけが悪いみたいな言い方だね実力不足もないことはないだろうけどさ!」で高感度ダウン。 -- (名無しさん) 2007-07-15 19 34 41 ↑ステータス確認したら5敗だったからそのメッセなのかな? -- (名無しさん) 2007-07-15 19 36 17 ということは、「神姫の実力~」があたりかな? -- (名無しさん) 2007-07-17 18 53 39 「神姫の実力~」で好感度アップみたいです -- (名無しさん) 2007-07-22 17 12 46 そうかもなスマンで『そんなことないよ僕がんばる』みたいな感じで 大幅アップしました! -- (s) 2008-02-27 15 23 48 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「……良かった」 何だか、急に気が抜けた。再会できた慎一君とネロを見ていたら、そんな気がした。 「良かったな」 「……うん」 今回ばかりは、修也君の言葉にも素直に応じられる。 けど、 「でも……、やっぱりわからないな」 「ん?」 素直には、喜べない所もある。 「結局、どうしてネロが再起動できたのか、根本的な原因はわからないままだから」 「……人間だって、自分達の心の中がちゃんとわかってるわけじゃないんだ。神姫の心だって、本当はわからないんじゃないか?」 無責任な言葉だけど、何となく、同意できた。 「……そう、かもね」 「……マスター、本当によろしかったのですか?」 いつしか起動していたらしいミナツキの言葉に、私は振り向いた。 「慎一君を行かせちゃった事? それとも、昨夜の事の方?」 「両方です」 両方か……。前者はいいとして、後者は正直、私にとっても慎一君にとっても、良かったのかどうか判断に困る。 勢いで告白して、その上……、初めてまで、慎一君にあげちゃったわけだし。一応、合意のもとで、だけど。 しかも、果たして慰めにすらなっていたのかどうか、わからない。傷の舐め合い……、そんな形容が一番ぴったりくるような気がする。 「……どうだろ。わかんないや」 「……まったく」 ミナツキが大仰にため息をつく、ふりをする。 「でも、踏ん切りはついた、かな」 「というと?」 「もう、ネロに嫉妬したりはしない」 「あの、高明……、さん」 言わなきゃいけないことがある。私はその人を呼んでもらって、伝えた。 「……信じてもらえないかもしれませんが、私は、イヴと……、会いました」 表情が少し、強張る。 「伝えてほしいって、言われました。イヴは、幸せだったと」 高明さんの目が、見開かれた。 「あなたの気持ちをたくさんもらえて、とてもとても幸せだった……、と」 「……そう、か」 ぽつりと、そう呟いた。 それっきり、黙り込む。 「……」 目を逸らしちゃいけない。私は、この人の感情を全部、受け入れなきゃいけない。たとえ慟哭であっても、罵倒であっても。 でも、どうしてだろうか。 私は、彼の表情から、安堵を感じた。 「……まあ、とりあえず良かったな」 研究所のレストスペースで、僕ははやてに言われた。 「うん」 ネロは、何か伝えることがあるとかで、研究室に残っている。 「……この際だから、色々言っちまおうと思ってな。あたしは……、神姫だ。それも、ネロと同じ、正規のオーナー登録をされずに起動してる神姫」 「……え?」 思わず、呆けた声を出してしまった。 「……こういうこったよ」 そう言うと、はやては服をアンダーごと、大きく捲り上げた。 「あ……」 そこにあったのは、本来人間にはない、あるはずのない、機械部品が露出した下腹部。そしてそこに収まった、ネロと同じ、悪魔型神姫の素体。 「もともと、あたしは犯罪組織で使われてた神姫だった。で、摘発されて、本当なら処分されるはずだったんだけど、かすみが引き取ってくれたんだ」 「……」 「この身体は、組織の始末屋と、ついでに警察をごまかすために、かすみが用意してくれた。こいつ自体、違法なんだけどな。……で、何が言いたいかっつーとだ」 どうやら脱線していたらしい。 「ここに来たばかりの頃、あたしはすべてが不安だった。けど、かすみに何度も何度も名前を呼ばれて、いつの間にか、ここで安心して過ごせるようになった」 遠くを見て、はやてが言う。 「ネロも多分、同じだと思う。あいつも、やっぱりどっか不安なんだよ。だから、おまえがちゃんと名前を呼んでやれ。いつまでも」 その言葉には、初めてはやてに会った時と同じ、強い確信があった。 「……と、名前だけどな」 「え?」 「神姫の身体ん時は、あたしはアリスって名前だからな。間違えんなよ」 その少し後。 「……はじめまして、というのも何か変だけど」 ネロといっしょに、彼女の主人格のオーナー――小林さんというらしい――が、レストスペースに来た。 「ネロの事とは別に、謝りたいことと、伝えたいことがあってね……」 8月の半ば、世間的には、お盆と呼ばれる時期。 僕はネロとともに、忌まわしくも懐かしい、故郷に向かった。 幻の物語へ
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フィフティン・ピエス フィフティン・ピエス神姫名:夢宮 儚 オーナー:- 素体情報 覚醒 CSC 性格等 装備情報 バトルスタイルの遍歴 特殊技能 インストール済み行動プログラム 神姫名:夢宮 儚 オーナー:- 素体情報 コア:悪魔夢魔型 ボディ:悪魔夢魔型 覚醒 CSC なし 性格等 一人称:- 他者の呼び方:- オーナーの呼び方:- 趣味 利き手:右利き このページのトップへ 装備情報 通常装備 使用可能スキル 送信者 制作第三倉庫 -- このページのトップへ バトルスタイルの遍歴 初期 (Class: ~ ) 中期 (Class: ~ ) 最近 このページのトップへ 特殊技能 なし このページのトップへ このページのトップへ インストール済み行動プログラム なし このページのトップへ
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――あのゲームセンターの近く、ファミレスがあるのだけど、そこで話せない?―― 二時間後。 淳平と別れた後、夜に変わった時刻にメールをもらい、一旦家に帰る。 シオンには「休んだ人が出ちゃったから、バイトに行くよ」と嘘をついた。 正直に前のオーナーと会ってくるなんて言えるわけもなく。 「代わりだからすぐ終わるよ。だからちょっと待っててね」と言った。 寂しそうにしていたと思ったら、すぐに嬉しそうに返事をしてくれた。……かわいい。 待っていてくれる人、ではなく神姫だけど、そんなのが家にいてくれるのは嬉しいと思えた。 私服に着替えて、返信をしてすぐに向かうことを伝える。 あのゲームセンターから、少し通りを歩いたところ。信号があって大きな十字路になっている角にファミリーレストランがある。 ゲームセンター近くに来てみたけど、ここで合ってるのかな。 心配になったので、とりあえずそこで合っているかどうかのメールをしてみる。 合ってなかったら恥ずかしいし、聞く恥なら耐えられる。 ――そのお店。そこの禁煙席、奥の方にいるから―― すぐに返信を返してくれる律義さに感心を覚えつつ、ファミリーレストランに向かう。 会う事はできたけど僕はどうすればいいのか、まだ答えは出てきてない。 シオンが元の場所に戻れるのを望んでいるのか。……それは嫌なんだけど、元々は宮本さんの物だし、武装神姫は世間から見れば、結構高いもの。 高校生の僕とかはアルバイト代とかを必死に貯めれば買えないものではないけど、武装とかもお金がかかるしな。淳平とかは親戚の伝手で、中学の頃から内緒でアルバイトしてミスズを買った、て言ってたっけ。 僕はただ、シオンの顔を曇らしたくないだけで。転がり込んできた神姫だけど、シオンが望むのなら元の居場所に戻ったって……。 考え込んでいたら、足はもう目的地のファミリーレストラン前に着いていた。 思い耽ってた事を横に置き、扉を潜る。 「いらっしゃいませ、何名さまですか?」 とお決まりのフレーズを店員さんが出しやってきた。待ち合わせで来ている人が居ると説明すると「ごゆっくりどうぞ」と会釈される。 いつも、家で食べてるからファミリーレストランに入るのも久しぶりだな。一人暮らしだったらこういうところを利用するのも悪くないけど、お金がかかるしなあ。ちゃんと、生計は考えないといけないし。 禁煙席の奥の方。宮本さんはいた。 もうテーブルには積み上がった二皿とアイスティーが載せられていて、今はグラタンを食べている。 女性なのに、よくこんなに入るな。 「さっきぶりね。こんばんわ」 「こんばんわ」 僕は挨拶をすると、向かいの席に座る。 宮本さんの方を見れば横に何かの紙袋を置いていて、先ほどと同じ服装でいる。ラフな服装を好む人みたいだな。 「長倉君だっけ。キミも何か頼んでいいよ、奢ってあげるから。ただし常識の範囲内でね」 「そんなことはしませんよ。今日一緒にいた僕の友達ならやりかねないですけど」 「彼ね、確かにそんなことをしそう。でも、あの天使型の神姫に止められるでしょう?」 「そうですね。学校でもそんな感じですし」 「ふふ、初めて会ったけど、何となく想像つくわ」 なんでか知らないけど、淳平の事をだしにして会話をしている。いい人そうであるし、神姫のバトルに固執する人にも見えない。あのイスカっていう神姫だって……あれ? 「宮本さんの神姫はいないんですか?」 「ああ、言ったでしょ。スリープモードになっているって。家に置いてきたわ。それに、この話しを聞かせたくないのよ」 一呼吸置いて、グラタンを運んでいた手を止める。 「それじゃ、話してくれないかしら。長倉君がどうしてあの子を拾ったのかを」 居住まいを正して、僕はあの日に拾ったことから、いままでのことを話した。 ―――― 「……。そう。あの子にはシオンって名前をつけてくれたのね」 「はい」 話し終えたら、宮本さんは名前に関心がいっている様子で、いつの間にか食べ終えたグラタンの皿の底をスプーンでつついている。 「どうして、神姫の登録を消したんですか?」 「こういう時って、こうするしかないのよ。探し回ってはいたんだけど、どうしても見つからなくて、家にも戻ってこなくて。……長倉君は知ってる? 神姫を悪用して、犯罪を犯す人もいてね。それが自分のじゃなくて、他のオーナーのとかだったらどうなるか、とか」 「! ……そうか」 拾う人が善人とは限らない。携帯電話とかと同じだ。携帯会社に連絡して紛失したら一時的に解約することと同じ。 神姫が知らない人に自分の名前、オーナーの名前を言わなくても、機械を通じている人なら神姫の記録を直接見ることが出来る人もいる。当然神姫をプログラムで操る人もいる。 それが他人の神姫だったら犯罪のリスクが低くなるということか。疑われるのは持ち主だもんな。そこら辺りが勉強不足だった。 「キミって見かけの割に、結構頭の回転早いのね。詳しく説明しなくてもわかってるみたい。まあ、つまりそういう事。心が痛むけどね」 「だけど、それは考えれば少ない事例です。神姫が盗まれたりした時とか、神姫を捨てる人だって多分そういうのはわかってます。でも、勝手に家出する神姫なんて極力ないし、なにがあったんですか」 「あら、あの子から聞いてないの?」 「そ、それは、聞きましたよ。バトルが出来ない、戦う事が出来ない。武装神姫としては欠陥だって悲しそうに言ってました。でも、武装神姫だからって、色々他にもあるはずです。生活のパートナーだったり、友達とかでも」 「……甘いわね」 「っ――」 目を見て射すくめられた。先の言葉を言おうとしたのに、止められた感がある。細くなっている水色の目つき。感情は冷え切っているようにも見えた。 「確かに、そういう人も周りにはいる。でもね、わたしの武装神姫はバトル本命なのよ。バトルができないからって、いきなり『生活のパートナーにする』とか私は切り替えられない。……それにね、ええっと、今はシオンだっけ? シオンがバトルできないことに対して、一番怒っているのは『イスカ』なのよ。私が何も言えない程にね」 「あのストラーフですか」 「そうよ。あの子が妹が欲しいなんて言うから買っちゃたのよ。買うときは、バトルに熱くなれるよう熱血なアーティル型がいいからってイスカが決めたんだけどね。コアをセットしてみたら、あら不思議。バトルができない心優しいアーティル型ができたってわけ。組み合わせが悪かったのかもね」 宮本さんは饒舌に喋り続けている。今まで行き場のない怒りや不満に感じていたことを全部吐き出すように。一旦止めて、テーブルにあったアイスティーを一口飲むとまた喋り出した。 「バトルを始める前までは、そりゃすごく可愛がっていたのよ。イスカは無口だけど、バトル以外で楽しそうにしてるのを初めて見たわ。……私にとったらドン引きよ。顔をデレデレしちゃってるんだから。だけど私はシオンがものすごく丁寧な物腰なのにちょっと不安だったのよ。こんな子が激しいバトルをできるのかって」 真っ赤な目で無表情な顔を綻ばせているあの悪魔型神姫があまり想像できないな。バトルしてる感じでは普段からあまり喋らなそうに感じたけど。 「そしたら、案の定バトルをやらせてみても、何も出来ずに終わる。どんなバトルでも同じ。イスカとやらせてもへっぴり腰な姿。イスカはそれはもう絶望してたわ。期待してたのに、裏切られた気分だったみたいね。元の無表情に戻ってたわ。私もそんなこと初めてだから、何を言えばいいかわからなかったのよ。 神姫センターで修理にも出してみたけど、ノーエラーで異常はないってね。何もでないっておかしいけど本当なのよ。それで私は何も出来ず、イスカは会話もせず。……それで、あの子は出て行っちゃったってわけ」 「でも、だったら、どうしてここのゲームセンターでバトルなんかして、探すような真似をしてたんですか? 宮本さんの地元はここじゃないみたいですし」 最近見かけるようになったって話しを聞いたときに、不思議だった。シオンを拾った日から何日も経ってるし、なんで今ごろとも思った。 「私ね、神姫バトルは好きなんだけど、これでも医学生なのよ」 うん? なんか話が飛んだな。 「私はクォーターでね、祖父がフランス人。その祖父が国で病院を経営しているの。最近になってそこで研修生として働かないかって話が祖父から来ててね」 「じゃあ、日本を離れるんですか?」 「今すぐって訳じゃないけどね。もちろん、神姫も連れて行くわ。あっちにも武装神姫は流行っているみたいだし。日本を出るとなると、気になってきてね。あの子はどこに行っちゃったのかって。まさか二駅先にまで彷徨っていたなんて。根性があるわ」 ふうっと一息ついて、アイスティーを飲み干す宮本さん。言いたい愚痴を全部吐き出した感じがする。 「後はゲーセンで色々聞き込みしてたら、バトルする流れになっちゃって。キミたちが出てきたということ。バトルしてたのは無駄じゃなかったわ」 「見つけて、その後はどうしようと?」 「うーん、いい人に拾ってもらってたらそのまま。危ないことや酷いことをさせられてたら、意地でも捕まえて悲しいけどリセットさせるわ。でも、キミみたいな子に拾われてたのは不幸中の幸いね。……そこはお礼を言うわ。ありがとうね」 「いえ、大したことはしてません。とてもいい子だし、僕の神姫としては勿体ないくらいです」 一緒にいる僕もシオンには色々助けられているし。 「そうね。いい子すぎるわ」 宮本さんは自傷気味にそう言うと、グラタンの皿を持ち、テーブルの皿は三皿積み上がった 「……CSCをリセットしようと思わなかったんですか? バトルがうまくできないとわかって」 言いたくはなかったけど、これは聞いておかないといけないことだ。 「CSCをリセットすることはね、神姫を殺すことと同義なのよ。医者を目指す私としては人形といえどそんなことをする気は起きないわ。だから余計にバトル恐怖症をなんとかしようと躍起にはなったんだけど……このざま、カウンセリングなんて知識もまだない。ましてや相手は武装神姫。神姫に逃げられるダメマスターよ」 宮本さんはため息をもらす。 どうにかして、バトルできるようにしてたみたいだけど失敗に終わり続け、シオンは宮本さんの元を離れてしまったわけか。バトルができないからオーナーに捨てられる、傍にいる価値はないと思ってるのかな。神姫も悩むし苦しむんだ。 「宮本さんの神姫は……イスカは、シオンの事を怒っているんですよね」 「ええ、今でもその話したら、不機嫌になるわね。『……あいつの話はしないで』なんて言って、もっと仏頂面になるわ。最悪、いなくなって、なにも思ってないのかもしれないわね」 イスカをどうにかできないと、シオンのわだかまりはどうにもできそうにないな。イスカにシオンを認めさせるには、やっぱりバトルをして勝つことだろうか。 いがみ合った敵でも戦った後に友情が芽生えるとか王道だし。……思考が短絡的だな、僕。 戦う前提だと、バトル恐怖症の壁があるのを忘れたのか。 「私からも一つ聞いていいかしら?」 「あ、ええ。なんでしょうか」 「見た感じ長倉君は武装神姫は初めて持つのよね。拾った神姫でなんでそこまで一生懸命になれるのかしら?」 なんで、てそれは……なんでだろうか。家庭に人がいない状況を僕は寂しいと感じた。それでも毎日シオンが出迎えてくれるのが嬉しい。つまりそれはもうシオンが僕の家族になっているからだと僕は思ってるから。 「シオンは僕の家族です。家族の為に行動するのに理由はいりません」 キッパリと僕は宮本さんに言いきった。 「ク……クク……。ハハハハ!」 だけどなぜか宮本さんにすごい笑われた。腹を抱え口を開けて大笑いだった。 「な! どうして、笑うんですか!?」 「いえね……クク……。キミが真剣にそんなこと言うから。ふふ」 ものすごく心外だ。真面目に答えたのに、笑われるとどう反応していいのかわからないぞ。 「ふぅー。久しぶりにこんなに笑ったわ。でも、いいと思うわよ。家族」 「……そうなんですかね」 笑われた人に言われてもな。僕はなんだか呆れてしまう。 「そうよ。私は真正面から人形を家族なんて言えないもの。それは長倉君が持つ優しさよ。……シオンを頼むわ、それで、これ」 「これって?」 宮本さんは横に置いてあった紙袋を渡してきた。ずいぶんと大きな紙袋だ。中を確認してみると、武装神姫とロゴが入ったケースだ。隅の方にはクレイドルもあった。 「あの子の装備一式よ。バトルのために揃えたけど、無駄になってね。イスカにも似合わないし、あげるわ」 「そんな、こんなの貰えません。バトルだって……」 「でも、必要になるわよ。武装神姫を持っていればおのずとね」 意味深な事をそう告げる。なにか見透かされているようなそんな感じ。 「……一応、預かっておきます」 「そうしておきなさい」 そう言うと、宮本さんはコップの、解けた氷の水と少し残ったアイスティーとが混ざった飲み物を口に入れる。それがカランと音をたてる。 その後、僕は結局何も頼まずお礼をして、家に帰った。 手には紙袋を持って。 前へ 次へ
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その他 解説 第1弾 天使型 神姫ショップ 解説 パーツの所属セットや入手条件に応じて、以下の色分けを行う。 第1弾 天使型/AGL 悪魔型/DVL 第2弾 犬型/DOG/DOG.wp 猫型/CAT/CAT.wp 兎型/RBT 第3弾 騎士型/KNI 侍型/SAM サンタ型/SNT 第4弾 花型/FLO 種型/SED 砲台型/CAN 第5弾 セイレーン型/SEI マーメイド型/MER イルカ型/DOL 第6弾 寅型/TIG 丑型/CAL 建機型/BUI 第7弾 HST型 HMT型 蝶型/BTF 第8弾 戦車型/PNZ 戦闘機型/FHT 火器型/FRA 第9弾 カブト型/BET クワガタ型/STB 第10弾 サソリ型/SCP コウモリ型/BAT 第11弾 戦乙女型/WAL X1 戦乙女型/WAL X2 第12弾 エレキギター型/EGT ヴァイオリン型/VLN 第13弾 ヘルハウンド型/HHD 九尾の狐型/NTF ライトアーマー第1弾 天使コマンド型/AGC 悪魔夢魔型/DVS ライトアーマー第2弾 シスター型/SST ナース型/NRS ライトアーマー第3弾 フェレット型/FRT/FRT proto. リス型/SQR/SQR proto. ライトアーマー第4弾 箸型/CHS スプーン型/SPN Mk.2 天使型Mk.2/AGL Mk.2 悪魔型Mk.2/DVL Mk.2 忍者型 フブキ ミズキ オンライン限定 神姫ショップ アチーブメント GEM/アイテム交換 ふくびき 強化武装開発 その他・入手不可 上へ戻る 第1弾 天使型 入手元 パーツ名 系統 重量 防御 対スタン 対ダウン 索敵 回避 機動 攻撃 命中 耐水 耐熱 必要 スキル ノーマル 属性 備考 AGL(B) エクステンドブースター(各種) ブースター 2 - - - - - 8 - - - - - - × メカ - 上へ戻る 神姫ショップ 入手元 パーツ名 系統 重量 防御 対スタン 対ダウン 索敵 回避 機動 攻撃 命中 耐水 耐熱 必要 スキル ノーマル 属性 備考 SHOP キャロット・ブースター ブースター 1 - - - - - 5 - - - - - - ○ クッキング 100spt SHOP エクステンドスラスター・ペグ ブースター 1 - - 5 - - 5 - - - - - - - ミリタリー 200spt SHOP エクステンドブースター“ルミル” ブースター 2 - - - - - 10 - - - - - [特]機動力ダウン無効※ダウン無効 ○ レイディアント 350spt※コーディネート成立時にのみ発動 上へ戻る
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検索を行いやすくするために以下の通りに表記を統一してください。 内容に関する意見・議論などは編集議論の方でお願いします。 神姫の名称について カスタムパーツの表記について フロントライン製パーツの表記についておまけ フロントライン製神姫の形式番号 おまけ ゲーム中に武装は登場するが素体は出てこない神姫(フロントライン製以外) 神姫の名称について 各項目で神姫の名称を記載する場合、表記揺れがあると検索に引っかからなくなります。 混乱を避けるため、特に理由がない場合を除いて以下のように記載して下さい。 天使型 アーンヴァルMk.2 悪魔型 ストラーフMk.2 犬型 ハウリン 猫型 マオチャオ ハイスピードトライク型 アーク ハイマニューバトライク型 イーダ 火器型 ゼルノグラード 戦乙女型 アルトレーネ 戦乙女型 アルトアイネス 忍者型 フブキ DLC ヴァイオリン型 紗羅檀 エレキギター型 ベイビーラズ ヘルハウンド型 ガブリーヌ 九尾の狐型 蓮華 鷲型 ラプティアス ヤマネコ型 アーティル ケンタウロス型 プロキシマ テンタクルス型 マリーセレス カスタムパーツの表記について プレミアムショップ・ジャンクショップで販売されるカスタムパーツの表記は 「+ms」のように全て半角でお願いします。 フロントライン製パーツの表記について ゲーム中では"FLO"+"xx(数字2文字)"となっていますが 正しい表記は"FL"+"xxx(数字3文字)"となります。 おまけ フロントライン製神姫の形式番号 FL012 天使型 アーンヴァル FL013 悪魔型 ストラーフ FL014 天使コマンド型 ウェルクストラ FL015 悪魔夢魔型 ヴェローナ FL016 天使型 アーンヴァルMk.2 FL017 悪魔型 ストラーフMk.2 FL801 戦闘機型 飛鳥 FL802 戦車型 ムルメルティア おまけ ゲーム中に武装は登場するが素体は出てこない神姫(フロントライン製以外) 上に記載されているフロントライン製神姫以外にも武装のみ登場している神姫がいます。 武装のみ登場している神姫は「操作キャラとして登場している神姫と同一のデザイナーによる神姫」に限られてるようです。 未登場神姫の中にはDLCの武装でのみ登場のものもあります。 ・ケモテック 犬型 ハウリン リペイント 猫型 マオチャオ リペイント フェレット型 パーティオ フェレット型 パーティオ proto リス型 ポモック リス型 ポモック proto ・アームズインポケット 砲台型 フォートブラッグ ・グループ・ケーツー 忍者型 ミズキ