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ビーナスイレブンびびっど! 選手 その他 コメント タイプ1:じめん iOS Androidから配信された美少女育成サッカーSLGゲーム。 選手 ヒヒダルマorゴウカザル:相崎るみ 前者は「ポケモン+ノブナガの野望」に登場するカイヒメのブショーパワー「おてんばひめ」から。 サーナイト:咲丘みな ペロリーム:コロナ お菓子好きなので 色違いマルマインorガブリアスorゲッコウガ:早風ふうり 青色で足が速い(素早さが高い) ヤツらといえば ゴニョニョ:甘城いちご 持ち物:チーゴのみorピッピにんぎょう 技:ハイパーボイス ヘルガー:姫川あゆり キマワリ:羽鳥ひなた チラーミィ:アシュレイ ペルシアン:アーチェ お金持ちと言えば ランクルス:愛須くりむ 使い手のカトレアに似ているので ゴチミル:愛咲ゆり 長い黒髪にリボンを着けているので カイリュー:藍墨うるし ピクシー:アイセア XYでフェアリータイプになったので ゴチルゼル:愛原まろん クチート:葵さくや 性格:ようき 色違いサーナイト:梧桐ひとは 図鑑説明文が似ているので イワパレス:青島めぐみ 生まれ変わったらヤドカリになりたいので ラランテス:青葉ユズ バッフロン:赤井ゆりな ハピナス:赤羽ゆう 看護師の資格を持っているので カラカラ:赤嶺あすか マニューラorレアコイル:秋葉もみじ 前者は某科学者の名前から。後者は使い手のラジュルネが博多弁訛りなので チルット:芥原ひかる 参考の候補:麻宮アテナ ワルビアルorエンニュート:クロコココ ドレディアorトゲキッス:植野ゆうな 持ち物:ものしりメガネ。後者は天使・声優つながり。 ミミロップ:植野ゆきな テールナー:ビャクシニ エーフィ:谷城かなみ 色違いシャワーズ:天門さゆり レパルダスorサザンドラ:華僑院麗子 特性 いたずらごころ 後者は顔が複数あるので二重人格を再現。 サマヨールorデスカーン:ロトン ピカチュウorピチュー:口口ロロロ ギルガルド:レイルージュ ド-ブル:詩奏音ことば コロトック:上下上下上 フーディン:エリクシール クレセリアorルナアーラ:アルテミス どちらもゴーストタイプが苦手。 色違いミミロップorフラージェス:黛エリカ イーブイorメタモンorミュウ:宗像あいり 後者2名は変身必須。メタモンの場合、特性「かわりもの」推奨。 ミミロップorスカタンク:真堂ひとみ 衣装「雲雀」の衣装から。 スカタンク:色見あさぎ クロバットorノクタスorドンカラス:夜見あんや 夜行性なので。 ラティアス:桜木りょう アシレーヌ:歌方セレン マリルリorチルタリス:加々美りりか レシラム:アルセーネ ズルズキン:篁つくし 特性 じしんかじょう キングドラ:九頭竜いぶき 使い手のジムリーダーの名前から キリキザンorスカタンク:鷹乃あきみ ミミロップorエルフーン:レジーナ 褐色肌繋がり。 エルフーン ネシャート 褐色肌繋がりで雰囲気が似てる。 カラマネロ:矢張まとい 特性 あまのじゃく・性格:さみしがり推奨。 オニドリルorオニゴーリ:鬼桐きき ケッキング:逆沢てんこ シャンデラ:七々扇じゅず ゴマゾウ:大城戸はな 象になりたいので。 マフォクシー:クリスティナ キリキザン:歴木しほり ミミロップorエルフーン:澤里あむ ハリテヤマorテッカグヤ:茶倉こひめ 前者は和風かつGKみたいなので、後者は見た目 その他 チルタリスorボーマンダorオンバーン:飛龍つぐみ タイプの名前から ヒマナッツorフライゴン:神尾ひな 後者は使い手のハプウの喋り方が似ているので フェローチェ:我妻よしの ビビヨン:真堂ひとみ 色違いのキルリアor色違いのアママイコ:時乃ゆか マッギョ:雷土れい タイプの名前から アゲハントorレジスチルorエンニュート:黒鉄アゲハ エンニュートは使い手のプルメリは髑髏マークから ドクケイル:青葉ユズ ムシャーナ:柊木めい 特性:よちむ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 選手 ユレイドル:オルガ サザンドラ:オロチ シェイミ:カーラ マーイーカ:鏡水ふるり プラスルorサンダース:鏡音リン -- (ユリス) 2020-08-28 22 53 59 ハクリュー:九頭竜いぶき ジーランス:円城寺みろく 図鑑ナンバーが369なので ダイオウドウ:大城戸はな 象が好きなので -- (モウ・タクサン) 2020-08-24 18 43 20 草案 選手 ゴニョニョ:乙梨ねいろ ルカリオ:小野寺まなせ クチート:帯江るこ 性格おくびょう推奨 スターミー:母天かすみ 某ジムリーダーの名前から オニシズクモ:折節かおる ジラーチ:織宮つむぎ 誕生日が7月7日なので -- (ユリス) 2019-07-19 22 55 51 選手 サザンドラorドードー 華僑院麗子 れーこ 顔が複数あるので二重人格を再現。 ヤミラミorマニューラ クロコココ フーディン エクリシール デンリュウ モルガン デリバード 三多クリス -- (名無しさん) 2019-07-17 20 25 52 草案 選手 ポワルン:采円あずみ マルチリンガル少女なので賢さのコンテストのマスターランクで優勝するのが良い。 ハスブレロ:瓜川ぱるこ 先祖が河童なので シュバルゴ:雨流鷲すみれ ハハコモリ:ヴァレリー エムリット:永寿こと フーディン:エヴァ 性格うっかりや推奨 マリルリ:榎木さら 特性ちからもち推奨。ヨルノズクorジュナイパーとダブルバトル推奨。 マニューラ:エマ エルフーン:エミリー 特性いたずらごころ推奨 コバルオン:M・ヴァイス ビリジオン:M・ヴィオラ テラキオン:M・リュイ ケルディオ:M・ロッホ ギギギアル:エリクシール 使い手のアクロマとの科学者繋がり シャンデラ:エリー 読書が趣味なので ドクケイル:円城寺みろく 図鑑ナンバーが369なので ゴチミル:大江はるの クロバットorドンファン:大城戸はな 前者は使い手のクセロシキの喋り方が似ているので。後者はぞうさんが好きなので ホルード:大黒あずさ 田舎出身なので孵化場所をアサメ、メイスイ、コボク、レンリにするのが良い。 アブソル:大野こるね 特性せいぎのこころ推奨 ジュペッタ:お菊さん ルカリオ:奧田ひかり みやぶる必須 カメール:乙坂あやな -- (ユリス) 2019-07-13 16 32 01 ピカチュウ 口口ロロロ -- (名無しさん) 2019-07-07 12 48 10 草案 選手 プリン:伊藤もぶこ ミカルゲ:犬神 服装が陰陽師っぽいので カプ・テテフ:豚座ちゃみ バネブーorポカブとダブルバトル推奨 グラエナ:いろは マフォクシー:上坂えりな アママイコorサメハダー 潮にこ 前者は使い手のマオに似ているので。後者は某幹部の名前から ベロベルト:薄井りょうか 孵化場所はシンオウ地方推奨。個性たべることがすき推奨。 ペロリーム:内田はづき お菓子繋がり プラスル:内海こま マイナン:内海りん -- (ユリス) 2019-05-02 16 50 14 選手 テッカグヤorハリテヤマ 茶倉こひめ 前者は和風な感じなので。後者はGKぽいので -- (名無しさん) 2019-05-01 21 25 38 草案 選手 ミノマダム:アプリス サンドパン(アローラのすがた):イオ カモネギ:斑鳩 ネギが刀っぽく見えるので ケルディオ:五十嵐めい デンチュラ:池谷嵐 マリルリ:井沢なつみ 特性ちからもち推奨 ペルシアン(アローラのすがた):伊集院レイラ ビークイン:一条ゆかり チルタリス:一色かおる -- (ユリス) 2019-04-13 22 30 27 選手 ルカリオorハンテール:大狼あお 名字の狼とあお(青)から -- (名無しさん) 2019-04-13 21 46 16
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「うっ……うっ…… どうして、あの人が…… うっ……ううう……」 ファニー・ヴァレンタイン第23代アメリカ合衆国大統領は、ジョニィ・ジョースターの手でこの世界から消えた。 わたしはその瞬間を、この目で見届けた。 レースは終盤となり、あとはわたしが大統領によって呼び出された、別の世界のディエゴ・ブランドーと決着をつけるだけだった。 覚悟と共に抱えていたはずの彼の生首。 あと少しで取り戻せた、夫婦の平穏な時間。 「なのに………どうして、あの人が………うっ……うぅ……」 トリニティ教会でディエゴ・ブランドーを早朝から待ち受けていたルーシー・スティールが気がつくと、そこは見知らぬ場所だった。 明るく照らされたステージ。その中央に立っていた人物。 響きわたった愛おしい人の声。 たくさんの人が溢れかえり、蠢いていたホール。 三つの爆発音。 花火かなにかのように飛び散った血肉。 絶叫。怒号。 あの人は、わたしのことを見ようともしなかった……。 「どうして………」 ただ無惨な殺し合いを面白がるような人では決してなかった。 スティール・ボール・ラン・レースは確かに死傷者をたくさん出した。 レースの選手だけじゃない。たくさんの人が亡くなった。 わたしを庇ってくれたマウンテン・ティムも、H・Pも……。 けれどそれはあの人が望んだことじゃなかった。 夢見る少年のようだったあの人を利用したのは、アメリカ合衆国大統領ファニー・ヴァレンタイン。 (あの人がただの殺し合いを望むなんて、絶対に、ありえない……) 最愛の夫のため。 ただそれだけのため、恐怖に耐え、無力さに涙しながら、少女は戦い続けてきた。 彼女の心を支えていたものは、夫への愛情。 報われる直前に訪れたそれは、他ならぬ夫の裏切り。気丈な少女の心を折るに足る悲劇だった。 「君……」 「うっ……うぅ……しくしくしく……」 「君ッ!! 後ろだ!!」 どこからか男の声が聞こえ、『気のせい』かとなんとなく無視した瞬間に再び向けられた張りつめた声色。 自分が泣きながら、わき目もふらずに歩き続けていたことにようやく思い至り、振り返る。 『それ』は飛ぶように駆けてきていた。 例えるなら、夜行性の真っ黒な獣。 ルーシーのように混乱した少女でなくても、正しく認識できるものは少ないだろう。 生い茂った樹木が作り出した深い闇は、彼ら『屍生人』の独擅場なのだから。 「お前もか……お前も……、夜遅くまで遊んでいる、堕落した女かァーッ!!」 「ひっ…」 半歩後ずさることにどれほど意味があるだろう。 悲鳴をあげるヒマもない。一瞬だった。 拡大した闇と闇の境界線。 人のかたちをした、すでに人ではない者の濁った双眸。 三日月のように裂けた口から牙ともつかない鋭利な物がのぞき…… 「きゃ……… !?」 「シ……、あまり大きな声を出さないでくれ」 口元に当てられていたのは、無骨な『人間』の手だった。 羽交い締めにされ、口元を押さえられている。 ボダボダボダっと、重量のあるものが地面に落ちる音が聞こえ、それきり物音が途絶えた。 吐き気を催すような腐臭だけがプンと漂ってくる。 (誰………?) (他に敵がいないことを確認したら、この手を離してやるから、もう少し待ってくれ) 目線を上げると、白い顎の線が、ついで、揺れる黒髪の先端が見えた。 自分の心臓の鼓動がやけに大きく鳴り響いているような気がする。 (男の人…、よね…) 背中に当たっている胸の硬さ、骨張った手や腕の感じ。 男の手の冷たさが、急に火照った頬に気持ちよく、少しずつ気分が落ち着いてくるのを感じていた。 「………もう、いいだろう すまなかったな、突然羽交い締めにしたりして」 「いいえ……、あの、助けてくれたんですよね」 チラリと地面を一瞥した男の視線を追い、ルーシーは後悔した。 驚愕の表情を残したまま絶命した、人間崩れの化け物。 その『奇妙』な切断面。 「ああ、もっと早く気付けば良かったんだろうが、 俺が君に気付いたときには、すぐそばまで迫っていた。怪我はないか?」 「大丈夫です。ありがとう……」 どうやってその化け物を殺したの? とは、おぞましくて、聞けなかった。 ジョニィ・ジョースターや、大統領の持っていた『スタンド』による力の行使なのではないかと、なんとなく察しがついたけれど。 「俺はブローノ・ブチャラティだ。君は?」 「わたしは、ルーシー…………」 「?」 「……ルーシーです」 『ルーシー・スティール』とは、名乗れなかった。 「君も、この『ゲーム』に巻き込まれたのか?」 「『ゲーム』………」 『このホールにいる君たち全員、今から参加者としてゲームボードに立ってもらい思う存分、殺し合ってもらうッ』 「うっ………、ううう………」 少年のように純粋で夢見がちなスティーブン・スティール。 わたしの前だけでは弱さをさらけ出していたスティーブン・スティール。 何人いたかもわからないほど、たくさんの人に殺し合いを強要して、3人の男性を殺したスティーブン・スティール。 ………わたしの夫。 この人が助けてくれなければ、わたしも殺されていた。 本当に、殺し合わなければ、死んでしまうの…? 「うう……ああ………」 「参ったな……、少し落ち着けるところで話をしようか」 肩を押され歩き出す。 バラバラになった死体が見えないように、青年は気を使ってくれた。 それが、優しかった夫の思い出に重なり、ルーシー・スティールは、泣いた。 【ジャック・ザ・リパー 死亡】 【残り 147人】 【F-2 ジャニコロの丘/1日目 深夜】 【ブローノ・ブチャラティ】 [スタンド]:『スティッキィ・フィンガーズ』 [時間軸]:サルディニア島でボスのデスマスクを確認した後 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品×2、不明支給品1~2(未確認)、ジャック・ザ・リパーの不明支給品1~2(未確認) [思考・状況] 基本行動方針:主催者を倒し、ゲームから脱出する 1.落ち着ける場所でルーシーと現状の確認と情報交換。 2.ジョルノが、なぜ、どうやって…? 3.出来れば自分の知り合いと、そうでなければ信用できる人物と知り合いたい。 【ルーシー・スティール】 [時間軸]:SBRレースゴール地点のトリニティ教会でディエゴを待っていたところ [状態]:健康・混乱 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品1~2(未確認) [思考・状況] 1.うう…ううぅ…(現状が信じられない) 【備考】 ジャック・ザ・リパーの参戦時期はジョナサン一行襲撃前でした 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 GAME START ジャック・ザ・リパー GAME OVER GAME START ブローノ・ブチャラティ 041 少女ルーシーとネクロファンタジア GAME START ルーシー・スティール 041 少女ルーシーとネクロファンタジア
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百鬼夜行 part67-84 84 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/08(土) 18 00 16.70 ID ARKibZ9i0 ファミコンの百鬼夜行を簡単に 1983年発売。ファミコンの主人公が忍者の和風RPG。システムとかは面白そうなのだが、色々と不親切でバランス悪い 場所は昔の日本 祠の森に巨大な火の玉が落ちてきた(たぶん隕石) 祠の森には強い結界が張られていて、誰も入れない 昔、徳の高い僧が自分の命と引き換えに、邪悪なる者達を封じ込めた場所だと言われている この時に結界が壊れたのだが、誰も気づかなかった 半年が過ぎると、夜な夜な妖怪が出るようになる 恐ろしい声を聞いた者、視線を感じた者、そして何人もの町人が行方不明に 町の人々から笑顔が消えた あるあばら家で一人の疲れた男が、カゲに頼みこんでいた 私たちを救ってくれ、町を元のあの頃に戻してくれと 主人公のカゲが町を拠点に、色々と出回る。ちなみに町にいる武士などを仲間に出来る 妖怪は見えて接触すると戦闘になる、また町中でも夜に出現 各地のボスを倒し、翡翠と瑪瑙と真珠を手に入れる 徳の高い僧侶に会ってそれらを見せるとお札をもらえる 町の夜に現れる、魔界への入口の穴(町中を移動する)に三つの宝石を投げ込むと入れる 百鬼を倒し、お札で封印しろ、奴が来たらこの世は終わりだ急げ 町は昼間なのに妖怪が溢れている 夜の町に現れる小さな穴を調べて宝石を投げ込み、入る 奥に行くと百鬼大王がいる 「何故、我々を殺すのだ、我々は何もしてないのに、お前たちは我々を見ると襲いかかってくる もう手遅れだ、殺された部下のために、悪く思わんでくれ」 戦いになり倒す 「これでいいのかもしれない、無益な争いも終わりじゃ、部下も消える、今度は平和な世界に生まれたいものだ」 こうして誰に知られる事もなく平和が戻った、カゲ達はそれぞれの世界に帰っていった 今回の事もやがて時が流れるとともに、人々の記憶からなくなるであろう そして今日も日は昇り沈む、何事も無かったように、いつもとかわりなく 「ファミコン 百鬼夜行」でググると攻略を凄く詳しくやっているサイトがあった
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あー、緑髪って本当にいいですよね。何ででしょうね。 東方キャラ、緑髪萌え、虐待分量少な目、以上の内どれかでも嫌だなと感じるならばバックしてね!! ゆっくり少ないからね!!それでもいいって人だけ見てね!! 幽香1,2と関連してます。はい。 虐待自体は『今日も概ね平和だった。』という文から後です。 では、ごゆっくり。 花は常に美しくなくてはいけない。一日の始まりは、起きて直ぐに身支度を整る事。ねぼすけだったのは過去の話。全ての物は持って生まれただけではダメ。磨かなきゃ。それが彼女のポリシー。お気に入りのチェックのお洋服に着替え、仕上げに鏡の前で笑ってみせる。 お茶の用意をすませ、朝日が気持ちの良いバルコニーに出て、白い椅子に座り、頼んでもいないのに毎朝届く新聞を優雅に読み、過ごすのが最近日課になりつつある。 「…そろそろかしら。」時計の7と8の間を刺した辺りでつぶやく。 「おはよ~…ゆーか。」一応夜行性なので早起きは辛いよと言わんばかりに、寝癖をこしらえた少女がひょっこりとバルコニーに顔を出す。黄緑色のパジャマのまま未だ眠そうな顔での挨拶。 「おはよう、リグル。…もぅ、早く身支度なさいな。朝ごはん作るからそれまでには、ね。」新聞をたたみ、何処からかともなくエプロンを出して着用。キッチンに向かった。 幽香にお世話される期日の1週間はとうの昔に過ぎ去り、いつの間にか1ヶ月が経ち、そろそろ半年になろうとしていた。気がつけば客室の一つが私の部屋が出来ていた。幽香が私にくれた幸せ。幽香が家具を見繕ってくれた。日の光が差し込む窓、風になびくカーテン。ふわふわのベッド、靴が埋まるくらい毛足の長い絨毯、机の上の白い陶磁器の花瓶には季節の花が飾ってある。 いつもの服に着替えながら、部屋を与えられた当初を思い出す。 「今日からこの部屋を使いなさい。いつまでも同じ部屋では都合が悪い事もあると思うから。」本当にいきなりだった。確かに、一緒の部屋で生活するのは私の睡眠時間(興奮して眠れない)と心臓(主に生着替えとか)に毒であったのは間違いないが、 「でも、…いいの?」期日から3日も過ぎている。言うなれば、居候の私なんかのために部屋なんて。 「いいわよ。」あっさりと。でも、それでも、 「私のような弱い存在が幽香と生活していたら、おかしいんじゃないかな。」どう考えても大妖怪の彼女と私が一緒に居るのはおかしい。 「おかしくないわ。私が望んだ事よ。…貴女は私の妹なのよ?」あ…、 「…弱いならば、私が鍛えてあげるわ。覚悟なさい。」微笑んだ。 「…うん。」微笑みかけられたら何も言えなくなった。改めて、自分はこの花に完全に魅了されているのを感じた。 「リグル、早くなさい。」食堂からの声で現在へ帰る。 幽香と暮らすようになってからは、朝ご飯を済ましてからお昼まで勉強か弾幕を、昼ご飯を済ませてから夕方までは自由時間、帰宅後は夕食を済ませ、談笑、就寝。基本的なサイクル。 勉強は正直嫌だったが『自分以外の大量の他者を使役する能力』は希少で、持ち主は軍学等の知識があると能力の幅が広がると言われてからは真面目に取り組むことにした。気がつけば数学や化学、その他学問がカリキュラムが追加されていたが、よく理解すれば幽香先生(眼鏡着用時)に褒めて貰えるので苦ではなかった。弾幕は未だに一本も取れないけれどね。 いつもの服に着替え終え、鏡の前で笑って見せた。憧れは自然と模倣する事を義務付けていた。 美味しい朝御飯を食べ終え、お片づけの手伝いをし終えると、幽香が眼鏡をかけ、部屋から本を持ってきた。今日は弾幕ではなくお勉強のようだ。 「私も出掛けるわ。紅魔館に用事があってね。途中まで一緒に行きましょう。」昼食を食べ終えた後に言われた。 幽香と一緒に外にお出かけなんて久しぶりだったのでいつもより遅めのスピードで遊び場に向かった。 「じゃあ、少し遅れるかもしれないから。」そういうなり幽香は日傘を手に持ち直し、紅魔館のほうへ向かった。 紅魔館のすぐそばの森。日傘を差し優雅に歩く。 「ごきげんよう、門番さん。」笑顔で門番にご挨拶。 「Zzz…」昼の陽気に負けたのか、職務放棄。 笑顔を崩さず容赦なくほっぺをつねりあげ、「ごきげんよう、門番さん。お目通りよろしくて?」再度たずねる。 「いだだだだだだ!!寝てないです!!問題なしです!!」涙目になりながら必死に訴える。 「あらそう、それじゃあ失礼するわ。」門番から了承の言葉を聞くとさっさと中に入ってしまった。 「え?あれ?咲夜さん?じゃない?あれ?誰もいない?」紅美鈴、スペックは優秀なのにダメな子とか言われる理由は本人にあるのかもしれない。 「…あら…珍しい。」本当に珍しそうな声。技を盗難された仲間にして幻想卿でも相当な実力者がそこにいた。 「日陰に太陽は眩しかったかしら?」笑顔を崩さない。 「…ご挨拶ね。…初めての人はそこの受付で手続きして…。」図書館の主はこの大妖怪から普段の荒れ狂う炎のような魔力とは全く違う、穏やかな河のような魔力の流れを感じたのでこの知識の宝庫を襲う気は無く、利用客として訪ねてきたのだろうと判断した。『珍しい』とは、穏やかな魔力の流れの事を指していた。 図書館の主はそう言うなり、直ぐに本に目を移した。 『そこ』と呼ばれた方向には、受付と札のある机。赤い髪の悪魔が座っていた。 「こんにちは。司書さん。」微笑みながら受付嬢に声をかける。司書と呼ばれた悪魔がビクッとし、 「は、はぃ!…あの、こちらにサインください。」恐る恐る案内しだした。 こちらと言われ見てみると、『図書館利用者名簿』と書いてあった。その羊皮紙からは劣化防止の魔法以外、特別な魔力も感じない。純粋にただの『名簿』なのであろう。 白黒、七色、瀟洒、美鈴、紅魔姉妹、永琳、慧音と予想通りの名前から、 「あら、紫の式も利用しているのね。」八雲藍、その下には橙と書いてあった。式の主自体の名前は無かったが。 さらさら、っとサインすると 「はい、ご利用ありがとうございます。これが図書カードです。借りたい本があったらそれと一緒にカードを提出して下さい。魔理沙さんみたいに延滞は厳禁ですよ。」 大丈夫よ。とだけ言って本棚の群れの方に足を向けた。目当ての本を複数冊選び図書室に備え付けられている椅子に腰を下ろし、静かに目を通し始めた。 …ふと、パチュリーはこの大妖怪が、どのような書を手に取ったのか興味がわいた。 学術書、だった。『数学1』『理科~1、2分野~』『基礎化学』、武経七書の内『孫子』『呉子』の兵法書。前の4つは外の世界で教科書と呼ばれるもの。後者の2冊は教科書…とも言えなくも無いが、外の世界の賢者が記した著書。前者とは明らかにレベルが違う。 図書館の最高必須事項『静寂』を破ったのは意外にも主であった。 「…貴女、知識の蓄え方が変わっているわね…。」方向性が違うとはいえ、基礎レベルの本と高等知識を要する本が並んでいる図は知識の守り手としてはシュールさを感じずにはいられなかった。思わず声に出してしまった。 「借りるのはこっちの基礎学術書よ。…こっちは面白そうだからココで読んでいくわ。」 「…その本を『面白そう』と感じる貴女には、そのレベルの本は不要に思えるけど…。」人が本を選ぶのではなく、本が人を選ぶ。それ相応の知識無くして本はその身の本質をさらさない。相応の知識があって初めて読み解ける。 「紫に似たのかしら。」本から顔を上げ、微笑む。 「…話が見えないわ。」 「教える事、花以外の他者を育てる事の、喜び、楽しさが解ったって事よ。」 「…そう。こんなに熱心な先生がいて…。その子は幸せね。」 そうね。とだけ言うと再び本に目を落とした。 再び、静寂な空間に戻った。 一方。 「頭がキーンってするのだー。」痛そうにしながらもガツガツと。 「ああ、ルーミアちゃん、コレは一気に食べると頭痛くなるよ。」注意する大妖精。 大妖精が今日お披露目した氷菓子はルーミアと橙が大いに喜んだ。 「やるわね、大ちゃん。私も鰻以外の新商品考えようかな。」ミスティア。 「暑い日にこれは美味しいね!」橙。 「うん。シンプルだけど、とっても美味しいね。」私。 聞いたところ、氷を地面でゴリゴリした時に思いついたそうだ。…え?それって一体どんな状況?…多分、よく解らないチルノの遊びにでも付き合ったんだろう。 「あたいが作ったこおりなんだからね!って、あたいも食べたい!」 氷を削り、それにシロップをかけるだけなのだが、最近、チルノはコレがお気に入りらしい。 大ちゃんがチルノに予め別の容器に作っておいた氷菓子を手渡す。チルノの言いたい事、したい事を予測しているかのように。 本当にこの二人は仲良しだ。その場にいた他の妖怪達が思った。 『今日も概ね平和だった。』 日も落ちてきて暗くなってきたら解散。私も屋敷に戻る。 屋敷で今日の勉強の復習をしていると主が帰ってきた。彼女の魔力を察知するなり、急いで玄関までいき、 「お帰りなさい、幽香!!」生粋の夜行性だな私って。声が大きすぎた。 「ただいま。リグル。」出る時には持っていなかった本3冊をもって笑顔で帰宅の挨拶。幽香が私の為に新しい教科書を探してくれていたのを目の当たりにし嬉しくなった。 「今日もお料理教えて?」この前から幽香に料理を習いだしている。 「ええ、勿論よ。…今日は皮むきだったわね。」今日はシチューの予定だったから調度良かった。 「じゃあ握り拳位の大きさのを複数個持ってらっしゃいな。」 「うん!」言われるや直ぐに外に出るリグル。 あの事件から、外には二重の結界が張ってある。二重丸をイメージして張ったそうだ。 内側(屋敷、向日葵畑)は、特定種は絶対に進入不可。外側は進入はフリーだが、特定種は脱出できない。そういう結界。外側の円は特定種にとっては広いので気づかずに生活しているのであろうが。 あの時から幽香はその特定種に多大な軽蔑と筆舌し難いほどの諦めを感じていた。大地と生命を敬う事を至上としている幽香をそこまで落胆させた生命体は他に類は無い。人間にも幽香は『恐怖』を与えている。だが、もう彼女は特定種には何も与えない。生命体として何の可能性もない。終わっている。そう結論した。奴等の行いがそうさせた。 ちょうどよさそうなのをのを小数匹捕まえると持ってきた籠に入れた。こいつらは基本的に夜行性では無いので捕獲は楽であった。 キッチンに戻ると私の分のエプロンが置かれていたので着替える。幽香とおそろいのお気に入り。 「まずは材料を洗うのよ。」着替え、隣に立つと早速講義が始まる。 幽香の手にはジャガイモのメークインがあった。男爵芋は煮崩れしやすいのよ。と補足説明がされた。 私の手には『教材』。眠っているソレの汚れを水で洗い流す。 「ゆっくりした!!ねむっているんだから水かけないでね!!ゆっくりできないよ!!」起きた。 「そしたら、包丁を皮にあて、素材を回すようにして皮を取り除く。難しいならピーラーを使うのも手ね。」器用にジャガイモの皮をむいていく。流れるような動作と綺麗な指先に見惚れてしまいそうになった。 でも、ピーラーは使わない。あくまでも包丁を使いこなしたい。そのほうがカッコイイ気がするから。 「ゆっくりあやまってね!!みずびたしでねむれないよ!!」包丁を素材の皮にあてて 「ゆ゛っ!!!??危ないから、は、早くどけてね!!!」刃を入れて 「ゆ゛っぐりぃぃ!!!いだいぃ!!やべでおねえざん!!」皮を取り除く。 幽香みたいにうまく出来ない。どうしても皮が途中で切れてしまう。 「ゆ゛っ!!ゆ゛っ!!だずげ「幽香、うまく出来ないよ。途中で切れちゃう。」うまくいかない。 「いきなり上手には出来ないわ。…いいわ。」私が苦戦している間に全てむき終えていたらしく、そう言うと、私の背に歩み寄り後ろから私の両手に手を添え、 「一緒にやってあげる。」真横から声がする。ひぇぇ…、顔、近いよ、 「ぎゅ!!だじげでぐだざい!!!」手が添えられただけなのに、短く切れずに皮を剥くことができた。正直言うと、ほとんど幽香の横顔ばかりみていたので幽香がやっただけなのだが。 「刃物を持ったら余所見しちゃだめよ。」最後に注意された。ごめんなさい。 「…これでよし、後は自分で復習なさい。」そういうなり、背中の心地よい圧力と花の香りが離れた。 「びゅ…ゆっ!!」「そうしたら、ジャガイモの芽は取り除くのよ。」 「うん、目は取り除くんだね。」でも、どうやったらいいんだろう。 「包丁の持ち手に近い刃の角を使って芽の周りをえぐる様に取り除くのよ。」疑問の答えは直ぐにかえってきた。剥き終えたジャガイモの内、一つだけ芽が出ているのがあり、それを取り除かずに置いてあったのを手に取り実際にやって見せてくれた。 「やべでぇぇぇぇぇ!!!!」眠っていただけなのに、皮は剥かれ、今度は目を奪うと言っている。 「こうかな?」銀色に光る刃物が目前に迫る。「だずげでぇぇぇ!!…っ!?…っっぅぅぐりぃぃぃ!!!」途端、左目に激痛が走り、暗闇になった。涙の曇りが解けたとき、右目に写ったのは、自分の目らしき物を持ち上手く出来た事を喜ぶ子供の悪魔とそれを褒める悪魔。 「上手ね。じゃあ、もう一つの芽も取り除きなさい。」微笑む。 「うん!もう一個の目も取りのぞくね。」同じ様に微笑んだ。 「…ゆ゛!!…ゆ゛ぅぅぅぅ!!!!」完全に掌握されていて動けない。逃げれない。全身が痛い。 「ぎゅゅゃうゃぁぁぁあ!!!」あっさりともう片方の目も取り除かれた。目が最後に送った映像は迫りくる刃と微笑む緑髪の悪魔二人。意識が遠のいた。 その後、2度ほど教材で復習し、幽香はその間に材料を下ごしらえし終え、鍋からはコポコポといい音がしだした。 「じゃあ、煮ている間に一つお勉強ね。」そういうと、5つ分のジャガイモの皮と1つ分の芽に砂糖をまぶし炒め始めた。 籠からサイズが思ったよりも大きくて皮むきの練習に適さなかった最後の教材を取り出し、皿に盛ったジャガイモの皮と芽のシュガー炒めをそいつの前に置いた。 甘い香りがすると教材は直ぐに目を覚ました。 「…ゅ?これ甘い匂いがする!!食べていいの?食べてもいいの?」私も幽香も答えない。許可を出す必要もない。黙っていれば勝手に食すから。 悩むふりをしていたが、30秒もしたら香りに負けてがっつきだした。 「うめえ!!めっちゃうめえ!!」山盛りのそれを食らい尽くすのに1分もかからなかった。 食べ終わって満足したのかそのまま眠った。 「ジャガイモの皮と芽にはね、神経毒が含まれているの。」幽香がいつの間にか眼鏡を着用した。お勉強の時間だ。 「人間達がつけた名前は『ソラニン』。成人なら200~400ミリグラムで中毒を引き起こし、子供ならその10分の1程度で中毒するわ。」 言い終わるや否や、毒膳料理を平らげた教材が起き、 「…おねえざん!!体がへんだよ!!なんだが、ぎぼじわるい…!!」 呼吸が荒く、汗をだらだらながし、顔面蒼白でその場で立ち尽くしたままピクピクとしている。 「一個の芋の皮で約50ミリグラム。5個分の皮と1個分の芽だから軽く300ミリグラムオーバー。あの体積の生き物だと、まず助からないわ。」私は頷くことしかできない。 「だじゅげで…!!くるじ「症状は見ての通り。呼吸困難、疲労感。もっと細かい症状に興味があるなら、竹林の八意永琳にでも聞きに行くといいわ。」 「ぎゅゅ…でゅ…」目がグルンと裏返り白くなった。ピクピクと痙攣しているが呼吸音が聞こえない。 「もし、霊夢や魔理沙にジャガイモを使ったお料理を振舞うような事があったら十分に注意なさいね。」痙攣が止まった。笑顔で講義は終了した。 幽香先生(眼鏡着用時)は徹底した実践主義だ。教えた事は必ず例を持って示してくれるし、私にやらせてみる。本の中の情報だけでなく、生で体験させてくれる。教材は勝手に寄って来るので事欠かない。 軍学の実践では、教材100匹を森に放つからやつらの性格から行動予測し兵(虫)を伏せなさい、など楽しい実践でやりがいがあった。 木のうろや、それなりの広さのスペースなど伏せておくだけで寄って来る。私の眷属もやつらを憎んでいるので攻撃は執拗を極めた。 薬品や機材が必要な場合は永遠亭の永琳さんの所に行ったりもする。 永琳さんも助手のレイセンさんも良くお勉強を教えてくれる。 Ph値測定の実践の際には酸やアルカリとはどういうものかを教材を使って教えてくれた。 「はい、リグル君「女の子です。」永琳さん、だめですよ。 「…ごほん、リグルちゃん、硫酸の分子式は?」答える。 「はい、大変よろしい。では実際に生物に付着するとどうなるか見てみましょう。」 透明のケースに教材が入ったものが運ばれてくる。なぜこんなちょうどいい物があるのかは詮索しない。 レイセンさんが10ミリリットル用のメスシリンダーで1ミリリットルを正確にはかりとり永琳さんとケースの脇に置いた。 「おばさん!!早くここから出してね!!」中の教材が発声した。空気がピシッっていった。 「…うどんげ、予定より1リットル多めで。」笑顔で死刑宣告。1ミリリットルから1リットルへ。 「師匠!箱から溢れちゃいますよ!」 「むぅ、仕方ないわね。表面張力寸前までと言いたいけれど、教材の半分まで注ぎなさい。」 面倒だなぁと、レイセンさんが注ごうと用意を始める。 「今回使うのは重量パーセント濃度90%以上の『濃』硫酸ね。ついでに言うと90%未満は『希』硫酸よ。」ノート、ノート。 「実は濃硫酸は酸としての性質は弱いのよ、電離しないから。」え?電離って? 「それはいいとして、生物に付着するとね、乾くのよ。」乾く?液体が付着して乾くって不思議。 「うんうん。何でも不思議に思う事はいい事よ。実際に見るといいわ。…うどんげ、はじめなさい。」 箱の上部の一部が開くとそこから濃硫酸を注ぎ込んだ。 「今日のじゅーすは透明だね!!!ゆっくり注いでね!!」 あ、煙。 「あづい!!!いだい!!!これじゅーすじゃない!!!」明らかに量が多すぎる。 「解り難いから説明すると」必死でもがく教材を尻目に 「濃硫酸は皮膚に付着すると強力な脱水作用とその反応で高熱を引き出すのよ。火傷するのはこのため。」 なるほど、実際に見たあとに説明してもらえると本当にわかりやすいな。 「…あと、うどんげ、薬ビンのラベルは上向きで注ぎなさいって言っているでしょう?基本中の基本じゃない。」 「あう、すみませ~ん…。」そういう決まりもあるんだ。一応ノートにかいておこっと。 「いだい!!おばざん!!かわいてるおばさん!!だずげでよー!!!!」 永琳さんは笑顔で容器の蓋をし、つかみ上げると容器をシェイクしだす。 「…ゴポ……ゆ…」濃硫酸の波にしこたま飲まれた教材は動かなくなった。 「本日はココまで。またいらっしゃい。…じゃ、うどんげ。それの処理はよろしくね。」ニコニコ顔の永琳さん。 「はぁ…解りましたよ師匠。」トホホな感じのレイセンさん。 その日の講義も有意義だった。 過去の勉強の話をしながら夕食の美味しいシチューも食べ終え、教材の残骸を結界の内円の外に捨ててきた。捨てれば他の教材が勝手に処理してくれるので楽で良い。 リグルがアレを捨ててきたので談笑しようとお茶の準備を始める。 最近のリグルの成長は非常に良いわ。花を育てるように愛情をかけて育てればキチンと答えてくれるのがあの子のいい所。 「いい顔で笑うようになったわね、リグル。」笑顔で褒めてあげる。 「え?うん。…えっと、実は、幽香の真似なんだけどね。」そう言って笑顔で答える。 …へぇ、私の真似とはね…。可愛いけれど…チョットいぢめたくなるセリフね。 「そう。…そういえばお風呂まだだったわね。」笑顔。 「うん、でもちゃんと沸かしてあるよ。」こっちも笑顔。 「偉いわ。」笑顔。 「幽香が遅くなるって言ったから、きっと疲れて帰ってくるんじゃないかなって。」ちょっと赤らめながら微笑む。 可愛い…あ、だめ、もういぢめるしかない。 「そう、じゃあ今日は久しぶりに二人で入りましょうね。」とびっきりの笑顔。 「…えっ!?一緒?ちょ…!!」崩れる笑顔。慌てた表情。まだまだね。 「早速行きましょう。今日はお姉ちゃんが体の隅々まで洗ってあげるわ。」追い討ち。リグルの手を引き浴室へ。 「え?え?隅々って!!まって!!幽香!!」そうそう。リグルはこういう風に慌ててるのがいいのよ。余裕そうな表情を出来るのは嬉しいけれど、私の前だけではこの方がいいわ。 「うわーん!!!幽香はなしきいてぇー!!」聞く耳なんて持つわけ無いでしょう。慌てた時点で負けなのよ。 貴女の美しさも何もかも私が磨いてあげるわ。覚悟なさいね。 その夜、太陽の畑方面からリグルの悲鳴がしばらく続いたのは言うまでもなかった。 おしまい。 ~おまけ~ 「うわーん!!幽香、はなしきいてぇー!!」 …おっと、すき間で覗き見するのもここまでにしよう。 「ふふ、幽香ちゃんも、本当の意味で大妖怪の仲間入りね。」 「は?紫様?」答えるは八雲藍。ナインテール。言うまでも無い大妖怪。 「何でも無いわよ。それに引き換え…。藍、貴女も後続を教育する立場でしょう?」 「ええ!橙は私の宝物です!!」言い切った! 「…はぁ、私の教育が間違ったのかしら。橙のお友達のリグルちゃん、この先伸びるわよ。家の橙が遅れを取ったらどうするの?」 「いえ、橙が次世代の妖怪のリーダーです!」 「だから、そうなれるかは貴女しだいでしょうに…。」 どういうわけか私の自慢の子は弟子には激甘だった。頭が痛くなる。 橙が八雲の姓を名乗れる日は遠そうだ。 おまけもおしまい。 ~あとがき~ 算数セットって教材見てたら電波受信しました。 それにしてもなげえっすね。 おちよわいっすね。 そんなことより、緑髪可愛すぎます。どうしてなんだろ。 Y・Y
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#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (width=500 height=500) 一線キャラなのに情報古すぎる どんどん編集してけ イソレットとは 8月7日に実装された二刀流女剣士 型は物理の双剣ティエラと魔法の神聖チャントの2つ 両方共基本的に範囲攻撃しか無い 通常攻撃をつかってディレイ短縮ができない 専用のスキルスロットがあって数字キーで発動する スキルの移動はできない固定 チャント系のMRスケールの範囲攻撃が強烈、MR高いのは対人においてそれだけで強み 回避不可の強制暗転→引き寄せのGFや、スタン付きの防御スキルホーリーシールドなどステータスに依らない強さも備えている VIPには人数いないが現在明らかに対人におけるトップメタにいる 狩りボス性能も共に良好なので新規でも入りやすいと思われるが高性能キャラの宿命として装備は全体的に高い ダッシュモーションでブーンしてる生粋のvipper 一時的メモ 狩り場 16~CD祝福3 25~CD試練1 40~63 水晶ID※Fステで狩れるがボスで結構ダメージ受けるので注意 63~紅玉ID(カウル周辺クエ)※Fステだとログベルの攻撃が魔法攻撃なのでA転向が必要になる 80~混乱入口(左下おすすめ)、セルバス平原クエ、洞窟入口クエ※109までが再振りの区切りなのでここで再振りもあり ~125 混乱IDもSランクで84kなので悪く無い 125~135 クライデン平原のクエでここまで上がるけど沸きと遠距離攻撃ばっかりで集まりが悪くてイソレにとって効率が非常に悪い 135~149囁きの海岸 149~海底ボスループは168まで※デイリーで海底ID1回っていうクエがあるのでそれも受けておこう 168~178 ナルビククエでバレインシア海岸に飛ばされるのでそこで全クエ消化 169でナルビクの期限なので振り直したほうがいいかもしれない 178~188 バレンシア遺跡(ハゼMAPクエ) 188~ピライオンダンジョン、ハゼ 240~デリヘル 250~シオカン ティエラ型 連と円をとると途中でXien99になってしまうとるな 烈風斬と真空斬の方がつよい 3番は使いづらい使わなくていい クラブダンジョン入ったりするとスキルがロックされるけどスキルレベルのレベルを下げてあげると戻る 3番は最高レベルが1だからロックされたらリログしないと使えないけど使わなくていい おすすめルートは11422114225555 ハゼでバフの維持は4番逃げうちしていれば維持できるデリは維持は無理 単体おすすめルートは747272の繰り返し デリンセヒルで覚醒して追撃風があって全スキルクリカンするなら 1142211422の時点でMOBを処理できそう処理できればチャントより強い 125レベルからHXを自動にまかせてFとAに適当に振ってたらそこから再振りを一度もせずにシオカンまでいけた(ティエラ型) カードでMP回復SP回復各+3あるとすごく楽ないと金が持たない カードはSP回復MP回復鋼の肌追撃とかが良さそう XFが1なのでチャントでもティエラでも最初はこの型を選択するのをお勧めする +スキル 一部コピペだけど気にするな ダッシュブレイド マウスポインタの位置へと移動する 攻撃が当たると速度+3ぐらいのバフがつくからチャントでも移動用に使える グラビティフィールド ダッシュブレイド使ってから使えるようになる派生スキル PvPでは対象のAGIと使用者のDEX、ナヤトレイのスキル「忍術 木の葉隠れ」及びイサックのスキル「シャドームービング」に左右されず、確実に引き寄せることができる PvPで引き寄せられる側は2-3秒間暗転、その間は身動きが取れない これのおかげで守護陣から無理やり引きずり降ろされる上に暗転で身動きが取れなくなるイソの最強スキル 真空斬 攻撃当てると敵に出血がつく 裂風斬 真空斬の派生スキル特にない ウィンドスピア 劣化CS ホーリーシールド チャントでもこのスキルは取っておけ 劣化木の葉 効果中にかけ直ししようとすると短い範囲で敵にスタンさせるが再使用に4秒近くかかる 効果切れてからならすぐにかけ直しができる かまいたち 単体攻撃だけど5HITする上にクリ3倍 バックブレイド タゲった敵の後ろに移動 ストームダンス ホリバみたいに月光の加護10使って攻撃する でもホリバみたいに高性能じゃない チャント型 +どんな型だよ MR(魔防)で威力が上がる魔法を使える強いかわいい イソレットをやるなら新規ちゃんにはこっちをオススメしたい またA1なので早い段階でA型になることもできるしゅんごい 狩り効率 デリンセヒルまではチャント>ティエラ シオカンまではチャント≧ティエラ +スキル ホーリーライト ゾーンバースト ホーリーシャウト 基本スキル3種 それぞれについてる[強化][忍耐][弱化]はおまけ 使用するごとにディバインノートが溜まる(最大20個) ホーリーバード スキルを使用し続けディバインノートが10溜まると使える奥義 スキルレベルMAXで15回の範囲攻撃に加えて高倍率 覚えたてでも装備揃ってるとクリカンする これ打つだけで相手は死ぬ ただし命中Pは他のスキルより低い これを打つためのスキル回し、バフ維持が大切 ※カーソルの方向にスキル飛ばすのでカーソル位置が割りと大切 命中低いってあるけど実は命中90近くあるらしい ソニックウェーブ ON/OFFをする事でホーリーバードを打つ為の回数稼ぎ・移動中の維持ができる MPとSPの消費がヤバイLv1で止めとけ ヒールとリザはゴミスキルなので取らなくていい ヒールは自キャラにカーソル置かないと(三角の状態)発動しない キャラ被ってたりして剣カーソルのままだとヒール使えない 対象キャラがHPMAXだったり途中で復活したりすると詠唱失敗になる +カード チャントなら白テチと同じカードがそのまま使える あとMP吸収があれば大分楽になる ティエラ風属性つけてるカードが使えるんじゃないかな 追撃は1次覚醒なら最大で1400程度にしかならないんで切るか鼓舞もしくは夜行性つけるのをオススメする それでも123とか1234でクリカンしないならMP吸収にしとけ ※育成用にMP吸収とMP回復のついたのを簡単に作ればマナポはまず使わない ウェーブ常用するなら何しても足りなくなる 作り方は簡単にトゥートゥー(MP回復)+アレネ(MP吸収)=レッドミネ 本当に簡単にできるので個人的にはオススメ 要塞 ホーリーシールド張ってホーリーバード打つお仕事かもしれない ペット強襲発動する事を祈ろう FMXとかFMAとかが強そう 基本的にFMテチと同じ装備になると思います テチと違い 魔鎧、重鎧が着れるからテチより硬くなる可能性 実装されてまだ10日ぐらいだしプロイソレットさん達に聞いたら良いと思いますというかプロイソは書いていけ グラビティで守護陣から無理やり離せるしホリバ撃っちゃえば敵消えるしフェニックスも高命中だから雑魚ならこれで消せる 普通に強いけどマキイサと比べると物足りないかも知れない
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以下の設定は、あやめPL様の設定を参考にさせて頂きました。 【建物の名前】 百鬼夜行 【関わっている主なPC】 あやめ 【所属しているNPCなど】 【所在地、背景描写】 淫売窟の大きな娼館や一般的な娼館からは少し離れた場所にある小さな娼館。 建物は二階建てで、一階が小さな酒場、二階が連れ込み宿になっている。 【建物内の特徴】 妖怪や吸血鬼などのコスプレをして客の相手をするが、本物が居るという噂もあり、実際に猫又などがいる。 そのせいで吸血鬼絡みの事件が起きるとVHGに疑われ調べられる事があるが、現時点では吸血鬼は出てきていない。 二階の連れ込み宿はキングサイズのベッドに洗い場があり、数部屋だけその隣に覗きの為の部屋がある。 この覗き穴がある部屋でプレイすると料金が1000エン安くなる。逆に、覗き穴から覗く場合の料金は1000エン。 娼婦と客の絡みを覗く以外にも、娼婦のストリップや自慰を覗ける。その時の客の入りによって変化する。 宿としての料金は宿泊5000エン程度。6時間休憩で3000エン程度。 【扱っている主な商品、サービス】 酒場 娼婦とのプレイ 覗き部屋 【検索用キーワード】 百鬼夜行、あやめ、VHG、吸血鬼 【このページの編集者】 私書箱名:hiruda
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Ver. 2.2 カードNo. 2-2-048 種類 インターセプト レアリティ C 名称 百鬼夜行 属性 青 CP 3 アビリティ あなたのユニットがフィールドに出た時、あなたのフィールドにユニットが4体以下で、あなたの捨札の青属性のカードが15枚以上ある場合、あなたの捨札にある進化ユニット以外のコスト3以下の青属性ユニットをランダムで4体まで【特殊召喚】する。 創造神機ブラフマーのように大量のユニットを呼び出すインターセプト。 上手く使えばブラフマーよりも少ないCPで展開できる。 運用例の詳細はブラフマーのページに詳しく記載されている。 百鬼夜行とは、日本の伝承などに記されている妖怪の群れや行進のこと。 フレーバーテキスト 最近の冥界は意外なことに観光事業に力を入れているようだ…。「ご案内しま〜す!左手に見えますのは、冥界の門でございま〜す!」冥界ツアー参加費おひとり様5000AC。 インターセプトボイス ご案内しま~す♪ 関連項目 イラストミイラくん イエティ チュパカブラ マミーちゃん ルサルカ
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百鬼夜行 part67-84 84 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/08(土) 18 00 16.70 ID ARKibZ9i0 ファミコンの百鬼夜行を簡単に 1983年発売。ファミコンの主人公が忍者の和風RPG。システムとかは面白そうなのだが、色々と不親切でバランス悪い 場所は昔の日本 祠の森に巨大な火の玉が落ちてきた(たぶん隕石) 祠の森には強い結界が張られていて、誰も入れない 昔、徳の高い僧が自分の命と引き換えに、邪悪なる者達を封じ込めた場所だと言われている この時に結界が壊れたのだが、誰も気づかなかった 半年が過ぎると、夜な夜な妖怪が出るようになる 恐ろしい声を聞いた者、視線を感じた者、そして何人もの町人が行方不明に 町の人々から笑顔が消えた あるあばら家で一人の疲れた男が、カゲに頼みこんでいた 私たちを救ってくれ、町を元のあの頃に戻してくれと 主人公のカゲが町を拠点に、色々と出回る。ちなみに町にいる武士などを仲間に出来る 妖怪は見えて接触すると戦闘になる、また町中でも夜に出現 各地のボスを倒し、翡翠と瑪瑙と真珠を手に入れる 徳の高い僧侶に会ってそれらを見せるとお札をもらえる 町の夜に現れる、魔界への入口の穴(町中を移動する)に三つの宝石を投げ込むと入れる 百鬼を倒し、お札で封印しろ、奴が来たらこの世は終わりだ急げ 町は昼間なのに妖怪が溢れている 夜の町に現れる小さな穴を調べて宝石を投げ込み、入る 奥に行くと百鬼大王がいる 「何故、我々を殺すのだ、我々は何もしてないのに、お前たちは我々を見ると襲いかかってくる もう手遅れだ、殺された部下のために、悪く思わんでくれ」 戦いになり倒す 「これでいいのかもしれない、無益な争いも終わりじゃ、部下も消える、今度は平和な世界に生まれたいものだ」 こうして誰に知られる事もなく平和が戻った、カゲ達はそれぞれの世界に帰っていった 今回の事もやがて時が流れるとともに、人々の記憶からなくなるであろう そして今日も日は昇り沈む、何事も無かったように、いつもとかわりなく 「ファミコン 百鬼夜行」でググると攻略を凄く詳しくやっているサイトがあった
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富鉄を走行している特急・急行列車をご案内します。 特急寝台 北陸 昼行の特急 白山と同区間を走行する夜行寝台特急。魚津から、特急あさまに連絡しての観光利用や、金沢・高岡地区と魚津とのビジネス需要がある。14系寝台車6両で運転。 使用車両・・・14系×2編成 運転本数/日・・・金沢~魚津1往復 特急寝台 夢空間 金沢から富川州の3大温泉の一つ、和倉温泉までを結ぶ寝台特急。全車個室寝台になっており、豪華ホテルを感じさせる個室が多く連結されている。24系寝台車6両で運転。 使用車両・・・24系×2編成 運転本数/日・・・金沢~和倉1往復 急行 越前 雷鳥と同区間を走行する夜行寝台急行。昼は雷鳥で運用されている583系で運転される。7両編成の内、3両が寝台、1両がグリーン車・3両が普通座席車である。しかし、平成21年2月4日のダイヤ改正にて、廃止された。変わりに同区間を同じく583系で運転する臨時列車が設定されたが、その列車は『ドリーム雷鳥』として特急化され、富鉄で唯一の毎日運転の定期急行列車は消滅した。 使用車両・・・583系×2編成 運転本数/日・・・金沢~富山1往復
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※SS内に登場する妖怪とは、『生物としてミズハミシマに存在する河童や天狗のような妖怪種』ではなく『自然現象の延長線上において、姿形を形成するに至った高位の精霊たち』のことです。 季節を左右するほどの力をもった高位精霊たちの姿は、ミズハミシマの人々から良く知られており、天気や明日の運勢を占う指標の一つとなっています。 これらの高位存在は大妖怪と呼ばれ、彼らと対話を行う祀族を陰陽師とよんだりするかも知れません。 夜行颪 黒い鳥は不吉の吉兆。 烏は象徴。 黒翼は悪事を煽る。 それはきっと、戒めの印。 夜。 屋台通りを歩く。 異世界とは言え、人通りは多い。 所狭しと屋台が並び、酒を煽る人々で溢れている。 ふと、影に気が付く。 屋台の提灯が照らすぼんやりとした光が作る影は、境界線が曖昧だ。 ばさっ、と音を立てて、影の境界線が“羽ばたいた” 先ほどまで提灯が作っていたはずの影がなくなっている。 いや 正確には、提灯の火が消えていた。 ぎゃあ、と烏に似た鳴き声が聞こえた気がした。 何かの縁だろうと思い、提灯の火が消えた店で飲むことにした。 「店主、提灯の火が影に呑まれて消えたようだよ」 そう告げた私を見て、店主はぱちくりと眼を見開く。 ばつの悪そうな顔をした店主は、やられた、と呟いた。 夜行颪の仕業だ、と。 この土地に長く居着く夜行颪は、静謐の妖怪なのだという。 夜行颪に提灯を消された店は、一週間ほど客足が細くなるのだとか。 「はた迷惑な妖怪だ」 と返した私を、店主は諌めた。 精霊の行うことは身勝手かもしれないが、それがこの世界を回しているのだ、と。 迷惑を感じているのは、人間様の勝手な解釈でしかない、と。 「それでも店主、客足が途絶えると迷惑だろう」 揚げ足を取った私を、異世界人らしい考え方だな、と店主は嘲笑した。 それならそれで、一週間は休暇でもとってのんびり過ごすさ。 働き過ぎも良くないしな、と返された。 なるほど。 あるいは夜行颪は、そうやって人々に安らぎを運んでいるのかな、と思いついた。 迷惑だ、と断言した私は一体何様だったのか。 反省をする。 客が私一人ということもあって、店主が色々とおまけしてくれた。 夜行颪が提灯を消したなら、客入りはもう望めない。 せっかくの食材を腐らせるのも勿体無い、という理屈らしい。 食が進めば、酒も進む。 ついつい飲み過ぎて、懐が寒くなる。 店主はそんな私を笑って、夜行颪を見たもんは、大抵そうなる、と言った。 夜行颪は、静謐の妖怪。 大金持ちとは対極の存在なのだという。 翌朝、案の定二日酔いとなる。 店主に進められるまま酒を呷ったせいだろうか。 知り合いにこのことを話すと、 羽が生えた夜行颪は、何かしらの不運を運んでくるものだ、と言われた。 その羽根は不幸によって世界を戒め、この世の静謐を願うのだという。 風が起こすできごとは偶然か仕業なのか。異世界で見れる今は見ることの少なくなった風情と情緒ある付き合いがあった一本 -- (名無しさん) 2014-11-29 20 36 46 こういう感想はあんまり褒められたものじゃないんだろうけど、思わず蟲師の雰囲気で脳内再生してしまった。 -- (名無しさん) 2014-11-29 22 09 23 妖怪の概念が地球にやってきた異種族→異世界に飛んだ人間というように伝わっていったとしたら?とか想像した -- (名無しさん) 2014-11-30 21 02 13 ちょっとしたことだけど妖怪も人とかかわりを持ちたいのかな? -- (名無しさん) 2015-04-23 23 10 48 名前 コメント すべてのコメントを見る -