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夜明けの船 火星の夜明けを待つ人々によって建造された、 シールドシップ。 どこの国にも所属せず、 ただ自由の旗の元に集まった英雄の艦。 ただ一隻で地球軍を相手にして、 神出鬼没に現れては戦闘を行い、また消える。 地球軍から"海賊ども”と呼ばれる艦。 火星独立を支持する、 貧しい民衆達の献金によって動く。 艦首に大型シールド発生装置を保有し、 艦尾に大型ハイドロジェットを持つ。 全長230m 全幅40m(最大) 基準排水量は6万t 一部複数式。 艦前方にピドードラム、 艦橋の後ろにRB射出用のフライトデッキを持つ。 ピドードラムの装備 魚雷発射管・・・32門 機動機雷・通常機雷 投下危軌条・・・4列 魚雷、機雷とも複数の種類があり、状況により使い分ける事が可能である その装備数は魚雷64発、機雷200個である。 また、必殺の武器として 艦のシールドによる衛角戦法が存在する。 要するに体当たりであり、これが命中すれば いかなる艦も一撃で沈める事が可能である。
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夜明けの鴉 黎明王国の情報組織 その存在は他国には伏せられている 主に他国に潜り込み情報を集める間者やスパイ忍者と国内で集めた情報を会議したり利用したり流す組に分かれている
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以下の事柄が含まれますので苦手な方はスルーして下さいね。 ●佐助×かすがの過去の話● ●オリキャラ有り● 出て来るのは主にこの3人 【佐助】 かすがより年上で20代前半に年齢設定してあります 過去に兄弟を亡くした設定になっています 【かすが】 佐助より年下で10代後半に設定してあります 孤児で佐助とは幼馴染みではなく修行仲間に近い設定にしてあります 【千代女】 実在の人物ですがバサラ本編には出て来ません(オリキャラ) かすがの師匠に設定してあります 物心ついた時、娘はもうそこに居た。信玄の義姪にして甲賀流の流れを汲む「巫女頭領」、 望月千代女の屋敷である。 娘はどうやってここに来たのかまるで記憶に無い。親兄弟と過ごした記憶はもっと希薄で、「泣いても腹は膨れない」と 誰かにいつも叱られたのは覚えている。 そんな娘と同じようにここへ来た子ども――女児ばかりだった――は、皆身寄がなかった。 「お優しい望月様は身寄りの無い子を集めてらっしゃる」 世間ではそんな声も聞かれ、これも信心深い武田家の施しだと人々は有り難がった。 だがそこで実際行われている事を外の人間は知らない。 集められた女児達は、まず篩いに掛けられる。 美しいか否か。機転が利くか否か。強靱な精神力が有るか否か。 そして見込の有る者が次の段階へと進んだ。 脱落者は機密保持の為、容赦無く斬り捨てられた。 「養子の口があった」「働き口が見つかった」と呼び出され、これは祝いだと言って普段は絶対食べられない菓子を 目の前に出される。十にも満たない子どもは無邪気に菓子を頬張る。 食べ切らない内に眠気に襲われ、菓子を手にしたまま昏睡に陥る。そこを一突きして殺すのだ。 夜明け前2
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夜明け 光文明 (7) 呪文 ■闇のクリーチャーをすべて破壊する。 作者:黒揚羽 フレイバー・テキスト DMB-04 「メサイアの西線4-アラフの城」聖なる朝に、悪しき影はいらぬ。 収録セット DMB-04 「メサイアの西線4-アラフの城」-アンコモン 評価 名前 コメント
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佐助は待つ道を選んだが、かすがは違った。 彼女は待ったりしない。死んで謙信が作る夜明けの礎になる事こそ彼女の悦びなのだ。 (それで死にたい、か) 佐助は急速に自分が乾いていくのが分かった。 絶望の闇の中、灯に惹かれ焦がれる哀れな羽虫を一体誰が止められよう。 (でもお前――) 言葉にならない苦い思いが佐助の喉を塞いで息を乱す。 自分と謙信は初めから比較にならない。 でも謙信はかすがの命を踏み台にしようとしている。 そこが佐助は気に入らなかった。 結局謙信も千代女も同じだ。でもかすがは喜々として謙信の為に死のうとする。 それも気に入らなかった。 「死んだら…死んじまったらそこで終りだろうが!!」 「――くっ!!」 佐助が渾身の力を込めて放った一撃を受止め、かすがは大きく後ろに飛びすさった。 体勢を直したかすがは改めて苦無をしっかりと握り直す。 佐助を取り巻く風が変わった。 (これが空を斬る忍) 果たして自分に勝てるだろうか。刺し違えれば僥倖だろう。 「うっ……」 あんな眼をした人間をかすがは見た事が無い。 ――無機質な絶対零度の眼。 かすがの背に冷たい物が走る。 後ろの謙信さえ静かに刀に手を添えた。 夜明け前17
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【検索用 はらいろのよあけ 登録タグ 2012年 Asaki No'9 Asaki No'9CD CD CDは MEIKO OPA OPACD VOCALOID は 全国配信 曲 曲は】 + 目次 目次 曲紹介 音楽配信曲目 歌詞 コメント 作詞:Asaki No 9 作曲:OPA 編曲:OPA 唄:MEIKO 曲紹介 曲名:『バラ色の夜明け』(ばらいろのよあけ) OPA氏とAsaki No'9氏のユニット0-9の13作目。 恒例のショートストーリーは、こちら。 MEIKO生誕祭2012で発表された作品の1つ。1作目→「生命の讃歌」 KARENTレーベルよりダウンロード販売が行われている。MEIKO8周年記念企画で配信された作品の1つ。 音楽配信 前作 今作 次作 美しき代謝 バラ色の夜明け生命の讃歌 - 流通:配信 発売:2012年11月5日 価格:¥300 / 1曲¥150 レーベル:KARENT ジャケットイラスト:彩 iTunes Storeで購入 曲目 バラ色の夜明け (feat. MEIKO) バラ色の夜明け ~Instrumental~ 歌詞 偏り過ぎた思い出が 沈めば夜明けが近づく 潮目に落とした希望では何にも吊れる気がしない 言い訳ばかりの答弁に疲れた政治家みたいに 波の無い海に漂うあなたはまるで難破船 使い古された言葉 愛の歌で近づいて来る 乾いた世間の海から私が守ってあげましょう あぁ 振り返ればバラ色 夜明けはもう迫り来る でもあなた気付かず嘆き続けるのでしょう 心配無い明けない夜は無いから そう信じよう 世間の罵声を浴びて歩こう 波しぶきみたいに心地良く 時代に乗るのはやめましょうよ 自分を見失う運命だから 誰かのせいにしてるとあなたが小さくなるだけよ 真っ直ぐ信じた未来は誰にも邪魔はさせないの そう 振り返ればバラ色 夜明けはもうそこまで 怯えても叫んでみても 待ってくれない バラ色の夜明けが本当の始まりなの 諦める事なんかもう諦めなさい バラ色に染まった宇宙との約束と 私も立ち入れない場所を あなただけ進み 抱いていた夢を解き放て 絶やさず そう永遠に 揺らめくバラ色の夜明けは 去って行く あぁ霧のように コメント 制作乙です!! 一回聞いてハマりました -- 名無しさん (2012-11-10 18 16 38) これも良い曲・・・!本当にハズレ無し!もうすっかりファンです!! -- 新規O-9ファン (2013-02-28 22 35 39) サビとか凄く良いと思うんですが・・・何で伸びてないのか不思議 -- 名無しさん (2013-05-07 23 57 37) 最高!最高!すばらしい! -- 名無しさん (2014-08-18 17 31 51) 名前 コメント
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単行本 夜明けの街で 文庫本 夜明けの街で (角川文庫) 名前 コメント
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「……はっ」 夜見 雨里が目を覚ました時には、既に10時を回っていた。無論午後の、だ。 「ぎゃー、寝過ぎたー!! とほほ……」 まるまる24時間眠っていた計算になる。いくらなんでもこれはあり得ない。過眠症、とかいうやつだろうか。 「うぅ、今度病院行こうかな……」 肩を落とす雨里は、自分に何が起きていたのか知らない。 別の日、いかせのごれ高校屋上。 「こうやってお前と話すのって、なんか久しぶりだな」 「そうだな……お互い、色々と立て込んでたからな」 僕こと火波 スザクは、随分と久しぶりに都シスイと話をしていた。確かにシスイの言うとおり、お互い抱えた事情が大きすぎた。 僕は僕で、恋愛事情を解決するのに東奔西走することになったし、その中でヴァイスにもかかわった(あれは思い出すだけで怒りが爆発しそうになる)。 シスイはシスイで、校内で襲撃されたりトキコのことを知ったりと、どっちかっていうと精神的に参ってた感じだ。それに、あのアッシュとかいう「弟」の一件もある。 (アオイはどうも嫌ってるんだよな……それにトキコはものすっごい嫌な顔してたし。何かあるのか) 思うけど、神ならぬこの身にわかるはずもない。 とりあえず、話を続ける。 「それで、今日はどうしたんだ? またストラウルで事件か?」 「事件って言えば事件かな。ただし、ストラウルじゃないけどな」 「へぇ? 珍しいな」 こういう時はたいていストラウル跡地で事件が起きると思っていたからだ。が、シスイはちょっと呆れた顔をして言った。 「珍しいって……ストラウル跡地は『何が起きても不思議じゃない』場所だけどな、だからって何でも起きるわけじゃないぞ? 今回のは別件だ」 「あ……」 そりゃそうだ。うっかりしてた。 「こほん。……最近、いかせのごれ全域で妙な人物が目撃されてるんだ」 「妙な人物?」 こいつだ、とシスイが差し出した、一枚の写真。そこに映っていたのは、黒い髪に黒い目の女性。ただ、その髪が不気味な程に黒く、感情が感じられない。 「こいつはいったい……」 「正体はまったくもって不明。ただ、アースセイバーの監視員が何人か襲われてる。アースセイバーを狙い撃ちにする奴らって言ったら、限られてくる」 「代表格はホウオウグループか……けど、本当にそうか?」 それはわからない、と首を振るシスイ。 「何にしても、警戒しておくに越したことはないさ」 「そうだな……」 いかせのごれ某所。 「うおおおおっ!!」 いつものごとくヴァイス捜索に出て迷子になっていた霧波 流也は、迷った先で遭遇した謎の女に襲われていた。 (ちっ、強ぇ……) 持ち歩いている大ぶりのナイフ二つで応戦してはいるが、如何せん膂力が違いすぎた。細身の女のどこにこんな力があるのか、全くわからない。 さらに読みも的確だ。攻撃の軌道を予測し、弾き、捌き、反撃して来る。一瞬の隙をついて痛打を叩き込んでも、その場合だけは完ぺきにガードを入れてくる。 (こいつ、本当に人間か!?) 思う間にも女が襲いかかってくる。その表情は能面のように動かず、異様に黒いその髪と相まって、まるで殺戮人形を相手にしているかのような錯覚さえ覚えさせた。 反射的に動きが止まってしまったことを自覚した時には、女の蹴りが脇腹を襲っていた。 「っぐ……がぁぁぁ!?」 灼熱感とともに吹き飛ぶ流也。当たった点を確認すると、コートが焼け焦げていた。 (なんだ、こりゃ……!) 火焔でも操るのかと思ったが、そんな様子はなかった。あの女は完全に徒手空拳だ。 ただ、技術も力もゲンブに匹敵する。力だけなら上回っているかも知れない。 (こりゃ、長引かせるとやべぇな) 判断からは一瞬。能力を発動する。 「だああっ!」 生体電流を加圧し、反応速度をトップまで上昇。さらにナイフに電撃を纏わせ、動きを止めにかかる。 「ブリッツフォース」……そう呼ばれている力だ。 「!」 女の表情にわずかながら揺らぎが生じた。が、それも一瞬、すぐに能面のような無表情に戻り、流也の攻撃に対処しようとする。が、 「おらあっ!!」 桁違いの速度で繰り出された斬撃をかわせず、肩口から袈裟がけに切り裂かれる。 「……!」 流也の攻撃は止まらない。一撃与えてからはまさに疾風怒濤、格闘を織り交ぜつつ縦横無尽の斬撃を繰り出し続ける。 しかしここにきて、流也は女の力を脅威として認識せざるを得なくなっていた。 跳ね上がった反応速度から繰り出される連続攻撃を、しかし女は皮一枚までしか届かせない。本来なら致命傷となるはずの一撃ですら、紙一重のところでしのいでみせる。難攻不落、このままではらちが明かない。この反応速度上昇は諸刃の剣だ、長く使えば肉体の負荷が限界を突破してこっちが死ぬ。 (ええい、こうなったら!) いくつものフェイントを織り交ぜた連撃の後、唐突にナイフを片方手放す。 そちらに女が気を取られた隙を突き、その頭を鷲掴みにする。 そして、 「これでどうだぁぁぁぁ!!」 「!!」 その手から高圧電流を流しこんだ。少なくとも、これで動きは止まったはず。いかな能力者といえども、脳神経を焼き切られては生きていられるはずがない。 ―――ない、のだが。 「!? 馬鹿な……」 女はまだ健在だった。ショックでふらつきながらも、倒れない。 何やらぶつぶつと呟いているが、流也はそれどころではなかった。 (あれで倒れねえのか!? や、やべぇ、こっちはそろそろ限界だ) 反応加速の反動で全身が悲鳴を上げており、動くのもままならなかった。今の一撃で決めるつもりだったので、あれに全力を使ってしまった。正直、このままだと死ぬ。 が、女は襲ってこない。どころか、 「……だ……報告……報告を、しなければ……」 かろうじて聞きとれるだけの声音でそう言うと、流也を無視してどこかに消えてしまった。 「……な、何だ、ありゃ……」 限界を迎えていた流也は、そのまま昏倒。しばらくして星から連絡を受けたモエギとヤマブキが回収に来るまで、意識は戻らなかった。 同刻、一之瀬邸。 「雨里ちゃん、ホントに大丈夫? 家帰った方がいいんじゃない?」 「だ、大丈夫、です。大分収まってきましたから」 突然激しい頭痛に見舞われ、倒れてしまった雨里をツバメが看ていた。本人いわく「ハンマーで殴られた上に滅多切りにされたみたいです」とのことだったので、余程のものだったのだろう。 「そぉ? ならいいけど、無理はしちゃ駄目よ」 「は、はい」 何かあったら呼んでね、と言い残し、ツバメは原稿を仕上げるべく下に戻る。 残された雨里は、意識を失っている間のことを考える。 (何だろう……いつもの夢を見なかった……) それは、いつも眠るたびに見る不思議な夢。誰かと一緒に行動し、戦っている、不思議な夢。 だが、今回に限ってはそれを見なかったのだ。 ――――その理由も、夢の原因がほかならぬ自分自身であることも、雨里は知らない。 夜明け 「…………」 「……この人、確か鴉さんが言ってた人だよね……何でこんなところで倒れて……」
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夜明け 2 インターネットを始めてしばらく、具体的に言えば、おそらく2ヶ月ほどの長きに渡り、僕はそのモンスターファームのページに、ただ攻略情報の交換や、人との交流のために通い続けた。 「当時の僕にとってのインターネット=モンスターファームのページ」、という式さえも、言いすぎではないだろうと思うほど、そのページに通い詰めていたと思う。 その理由はと言えば、正直なところ、他にすることがなかったのだ。 そもそも、その当時は他のゲームはプレイしていなかったし。 何より、ゲームの攻略情報を手に入れる以外に、ネットの使い道なんてないと、結構本気で思っていた僕だったから。 だからこそ、その当時のハンドルネームは、「ワーム大好き」だったのだし。 しかし、そんな僕にも転機が訪れる。 中学校生活にも慣れ、5月病も、初めての定期テストも終えて、本当の意味で中学生らしくなってきた、6月。 モンスターファームのページ内に、ワームマニアと名乗る人が書き込みをしてきた。 当初、僕の書き込んでいた「攻略掲示板」とは別の「雑談掲示板」というところに書き込みをしていたので、僕はその存在を知ることはなかったのだが、同じようにこのページに通っていたニシカワから、その人物の話を聞く。 直後に、掲示板で騒ぎになった。 何が騒ぎになることがあるのかと、多くの人は思うかもしれない。 しかし、何かとネチケットと騒がれた、インターネット創成期のホームページである。 管理人はもちろんのこと、客たちもそれぞれがネチケットに敏感で、中でも一人二役などの自演行為はかなり嫌われていた。 ワームマニアとワーム大好き、その似たハンドルネームから、僕は二つの名前を使い分けていると思われたが、十分に騒ぎになる時代だったのである。 もちろん、そんなことはしていなかった僕は、すぐにハンドルネームを変えることを決意する。 迷いなど全くなく、小学校の頃から愛着のあったあだ名、うたまんに決める。 そして、ワーム大好きとワームマニアは同一人物ではなく、まどろっこしいので名前を変えることを宣言した。 こんなやりとりは正直、今のインターネットでは全く意味を持たない行為で、なんというか、実に子供っぽい、厨臭い行動だと思うのだが、まぁ実際リアルに厨房だった僕の行為だし、その辺りは大目に見て欲しい。 そんなわけで、僕はこうして、ネット上においてもうたまんという名前を使うことになったのである。 それと同時に、騒動の結果、ある意味でそのページでも有名になってしまい、今まで顔を出さなかった、常連同士の交流に使われていた掲示板、フリー掲示板へと進出する。 その後を追うように、ニシカワもまた、ゴーレムマニア、もといゴーマニとしてフリー掲示板へ進出。 こうして僕たちは、ゲームの情報を手に入れるためではなく、ネット上の相手との交流を目的に、インターネットを使い始めることになる。
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――ならばせめて彼女に寄り添い支えよう。傍に居る事なら自分にも出来る。 かすがを伴って以来、佐助は忙しい合間を縫って何度も千代女の屋敷を覗いた。 既にかすがは千代女からの任務をこなしていた。 閨の中で己を愛した男を悉く斬り捨てる――まだ若い彼女は、たった独りで その重荷に堪えねばならなかった。 あのかすがにそんな事が出来るだろうか。独りで泣いているんじゃないか。 余計なお節介だとは思いつつも佐助はそう心配していた。 案の定、いつも人気の無い場所でかすがは膝を抱え声を押し殺して泣いていた。 近付いて声を掛けると彼女は腕の中に飛び込んで泣いた。 顔を埋めて「もう堪えられない」と言いながら佐助の胸で泣きじゃくる。 取り縋るかすがを佐助はそっと抱き締めた。 何も訊かない、何も言えない。そんな苦い逢瀬を二人は幾度も繰り返した。 最初からこうなる事は分かっていた。 千代女の企みも、かすがの哀しみも、自分の無力さも。 今は凍て付く夜の世界だ。でも必ず夜明けは来る。彼女が解き放たれる日がきっと来る。 佐助はそう信じて前にも増して戦に没頭した。 かすががもうこれ以上、誰かを殺さなくても良いように。 夜明け前16