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「創作スレ一周年企画」ゆっくらいだーディケイネ 第9話 迫り来る脅威 「緊急事態が起こりました 緊急事態が起こりました。 非戦闘員の皆様はゆっくり落ち着いて地下シェルターに避難してください。」 最初に起こったのは小さな地響き、 その直後に、けたたましいサイレン音と共にアナウンスが部屋中に響き渡った。 おいおい、何が起こったんだよ。 「う、うわぁあああああああああ!家事だ!地震だ!親父だ!お姉さんだ!」 うわ、まりさがサイレンを聞いてパニック起こしてるよ、 「つか私は災害の中には行っているのかい!」 ゲシッ! 「ぐはッ。」 とりあえず、私はこいつの頭にチョップをかますことでこいつを大人しくさせる。 放っておいたら、何をしでかすか解らないし。 「あらあら、今回は思ったより早いわね。」 とよひめは割と冷静にアナウンスを聞いている。 同じゆっくりなのに、この違いは何処から来るのだろう。 育ち方の違いとか? 考えたら何だか空しくなった。 「皆さん!緊急事態です!シェルターに案内しますからこちらに来てください!」 と、部屋の入り口のほうから誰かが呼びかけてくる。 見ると、そこには大型のボードに乗ったうさ耳ゆっくりの姿があった。 ボードはとても薄く、どういう理屈なのか宙に浮いている。 とても不安定に見える。 「案内するって、一体どうやってよ!?」 「ボードの後ろに乗ってください!後は私が案内します。」 そういってうさ耳ゆっくりは身体全体でボードの後ろに乗れって合図を出す。 とりあえず、乗れって言うのなら素直に乗ったほうが良いんだろう。 私は籠に入っていた作務依を手に取ると、ボードの後ろのほうに乗った。 ・・・おお、思ったよりゆれない、立っていても安定している。 見た目は空中に浮いている所為もあって不安定に思えるが、安定性はかなりのものだ。 「ちょっと、そこ詰めてくれません?凄く窮屈なのよ。」 おお、とよひめいつの間にかボードに乗っている。 私は「あ、ごめんごめん、と言いながらはしに詰めると、まりさをボードの上においてやった。 「皆さん乗りましたね、それじゃあ、地下シェルターへ急ぎますよ!」 そういうと、ボードの前の方にある光る床の上に載った居るうさ耳ゆっくりが前傾姿勢をとった。 なるほど、あの光る床でこのボードを操作するのか・・・。 ギュウウウウウンッ! 「って、うわあああああっ!」 ちょ、予想以上に加速が付きすぎじゃないの!? 私は思わずバランスを崩しそうになったわよ!マジで。 「ちょ、ちょっとゆっくり出来ないスピードだぜ~!」 まりさの余りのスピードに脅えて必死にボードにしがみついてる。 すると、運転しているうさ耳ゆっくりがこういった。 「落ちないように気をつけてくださいよ、時速100キロは出てますから、これ!」 「じ、時速100キロ・・・。」 仮にも建物の中で出すスピードじゃない。 「ちょ、ちょっと待った!建物の中でそんな速度を出したら絶対ぶつかっちまうぜ! この乗り物、安全なんだろうな!」 不安に思ったまりさがそう叫ぶ。 「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。」 と、そこでとよひめがそう話しかけてくる。 さっきから混乱しっぱなしのまりさとは逆に非常に落ち着いてるな、このゆっくり。 「え?そうなのか?」 まりさが顔色を蒼くしながらそう問いかけてくる。 「何しろ運転手が只者ではありませんから。 彼は今までこれを運転していて居たら勢いあまって 時には窓ガラスを10枚ぐらい突き破ったり壁にぶつかる所かぶち破ってしまったり、、時には泥酔運転をしてその結果スィ~10台を巻き込んだ 大事故を巻き起こしたりしていますが、それら全ての事故から全て無傷で生還している伝説の運転手ですよ!」 ・・・・確かに伝説だ、それだけの大事故を起こしたのだから。 「まりさはおりるぜぇええええええええ!」 それを聞いて完全にパニック状態に陥ったまりさであった。 「ハイハイ、時速100キロで動く乗り物からムリに降りたら、とんでもない事になるわよ~。」 そう言ってまりさの上に載るとよひめ。 「・・・グェッ。」 ちょっと潰されて苦しそうだなまりさ。 「もうすぐシェルターに着きます!皆さん、受身の姿勢をとってください!」 と、そこで運転していたうさ耳ゆっくりがそう叫んだ。 ・・・・受身の姿勢をとれ?今こいつ確かにそういったよな? 「ちょッと、今のはどういう。」 「ハイ、到着!」 キキイ~ッ! いきなりそう言って急ブレーキをかける運転手! その弾みでボードの後部が急に浮き上がる! ブワッ! 「う、うわあっ!?」 後部が急に浮き上がった反動で、私もまりさもとよひめも、中に投げ出されてしまった! 「ゆわぁあああああああ!?」 いきなり空中に投げ出されて絶叫するまりさの顔が視界に入る。 かなりの面白顔で、思わず携帯で写真を撮りたくなったが、今はそんな事してる場合じゃない! どさあっ! ・・・・ふう、とっさの受身のおかげでダメージはないようだ。 全く、あんな乱暴な下ろし方はないんじゃないろうか。 「・・・い、痛い・・・顔面が痛い・・・。」 まりさの方は受身に失敗して、顔面から地面に着地していた。 こりゃ予想以上にダメージがありそうだな。 「ふう、何とか避難できたみたいですね。」 その横でとよひめが優雅にそんな事を行っている。 その余裕はさすが姫というだけはある。 ・・・・さてとりあえず、バスローブから作務依に着替えなおして改めて辺りを見回してみる、 そこには沢山のうさ耳ゆっくり達の姿があった。 周りの壁は頑丈な鉱石(見たこと無い種類だから多分月独特の金属製。)で囲まれた無機質な部屋。 入り口は私たちが入ってきた(放り込まれたというほうが正解か)一つだけでうさ耳ゆっくりが見張っている。 「ちょっと出してよ!おやつを家においてきたんだ!」 「ハイハイ!カンパンやるから大人しくしている!」 一匹のゆっくりがそこから出ようとして、見張りのゆっくりに押し戻されている。 どうやら、本当にここはシェルターの中らしい。 シェルターの中のうさ耳ゆっくり達は、みんな不安な顔で上のほうを見ている。 「あ、おねーさんにまりさ!」 と、遠くから聞きなれた声が聞こえてくる。 声の主は、うさ耳ゆっくり達の群を掻き分けて現れた。 「む~しゃ、む~しゃ。」 「・・・れいむ、あんた何食っているのさ・・・。」 カツ丼を食いながらこっちに来たれいむ見て、私は呆れるしかなかった。 って言うか、食べているどんぶりの他にも頭にもまだあけてないと思われるどんぶりが乗っかってるし。 「食べられるときに、食っておかないとね!」 ほっぺにご飯粒をつけたれいむがそう力説する。 妙に説得力があるように思えるのは・・・気のせいだと思いたい。 「れいむ!その頭の上にあるものをまりさにも食わせるんだぜ!」 「ゆ!これはゆっくり渡すわけにはいかないね!」 頭の上のどんぶりを巡って、醜い争いを繰り広げるれいむとまりさ。 結構普通じゃない状況なのに、こいつら良くやるよ・・・・。 「うわぁああああああああ!」 「たすけてぇえええええええ!」 ・・・・ん?何かあっちでうさ耳ゆっくりたちが騒いでいるけど・・・。。 気になった私は叫び声のするほうへと行ってみる。 れいむとまりさは・・・まだ醜い争いをしているので放っておくことにした。 とにかく、声のする方に向かった私が見たものは! 「はぁああああああ!待ってぇええええええぇぇぇん!その耳モフモフさせてぇえええええええ!」 ・・・・見なかったことにして良いですか?え?だめですか・・・。 うさ耳ゆっくりを追い掛け回している変な女の子の姿があった。 ・・・・つーかアイツ、こんな所で何をしてるんだ。 「怖いよぉおおおおおお!」 「こら!シェルターの中じゃあ大人しくするのが鉄則だろ!」 「こんな怖いお姉さんとゆっくりできないよぉおおおお!」 「ふぉおおおおおおおおおおっ!」 ・・・・何かゆっくり達が脅えているし、少女は興奮の余り、発情期みたいな声を上げてる、放って置いたら私にも被害が来るかもしれない。 とりあえず私はその少女に向けてバスローブをブン投げる。 ・・・・投げられそうな手ごろな物がそのバスローブしかなかったのだ、悪いか? バフッ! 「きゃあッ!?突然目の前が真っ黒に!それと、何か微かに加齢臭が!」 「何で加齢臭がするのよ!」 頭にバスローブをかぶり、パニック状態の少女に私は思わず飛び蹴りをかましてしまった。 ・・・・いや、だって加齢臭だよ、私はまだそんな年じゃない。 「うう・・・誰よ!変なのを投げて飛び蹴りをかました奴は!」 すぐに起き上がった少女は怒りに任せてバスローブを顔から剥ぎ取る。 最初に彼女の目に入ったのは、私の顔だった。 「あら、あんたも来てたのね、こんな地球から離れた所までお疲れ様。」 「あんたもこんな所で恥ずかしい真似してるんじゃないわよ。でんこちゃん。」 私は半ば呆れながら少女にそう言った。 ・・・・このやり取りを見れば解るだろうが、私はこの少女の事をしっている。 こいつが病的にゆっくりが好きなことと、私と同じく変身できる事も、だ。 「失礼ね!これだけのゆっくりに囲まれたら誰だって追い掛け回したくなるわよ! 後、でんこじゃなくて私は伝子(つたこ)って言うのよ!」 「普通は追い掛け回さないわよ、でんこちゃん。」 「だからでんこじゃない!」 ・・・・はぁ、あの二匹だけでも疲れるってのに、その癖、また余計に疲れる娘がここに居るとは・・・。 って言うか、何でここに居るのよ、こいつ。 そう考えてると、とよひめが伝子の傍までやってくる。 「あら、伝子さん、貧血の方はもう大丈夫のようですね。」 「あ、とよひめさん!おかげさまで無事に元気になりました!」 とよひめの呼びかけにそう答えて、伝子はハッスルポーズをとりまくる。 頼む、少しは落ち着いてくれ、私が見てるだけでイラつくから。 「・・・あんたこいつの事知ってるの?」 「ええ、この方は貴方達より前に月の宮殿に連れてこられたのよ、 穢れを落としてあげたら鼻血を出して気絶しちゃって、集中治療室に運ばれたんだけど。」 「・・・穢れ落しって・・・私と同じ事をこいつにもした訳?」 「ええ、そうよ。」 ・・・・つまり、こいつも全裸に向かれてうさ耳ゆっくり達に全身を洗われたわけか・・・。 なるほど、こいつにとっては鼻血で出血多量を起こすほどの天国だったんだろうな・・・。 「あれはこれ以上はない至福の体験だったわ・・・・。」 あ、何か悦に入ってる、ちょっと鼻血出しているし。 ・・・・こいつの事はもう、放っておくか。 それより、とよひめに一つ聞きたいことがある。 「ねえ、とりあえず成り行きで私達は避難したわけ何だけど、一体何が起きたの? ケガレが襲撃したって言ってたけど、何が起こっているわけ?」 とよひめにそんな質問を投げつけてみた。 「・・・そうですね・・・あれを言葉で説明しても、地上の物にはわからないでしょう。」 とよひめはそう言うと、また何処かに移動し始める。 姿が見えなくなったので追いかけようかと思っていたら、すぐに戻ってきた。 頭の上にはあの水を張った洗面器を載せている。 ・・・・どうやられいむの尋問室の様子を見せてくれたときと同じように、あれで外の様子を見せてくれるようだ。 「・・・これからケガレの姿を見せます、心してみてください。」 そういうと、彼女はゆっくりと目を閉じた。 すると、洗面器に張られた水面によりひめの姿が映し出された・・・。 ~☆~ よりひめは、月の都の扉の前に立っていた。 その表情は、ゆっくりとは思えないほど真剣である。 そんなよりひめにレイセンが飛びよってくる。 「よりひめ様!全ゆっくり、所定の位置につきました!」 レイセンはよりひめにそう報告する。 よりひめの目の前にはキレイに陣どったうさ耳ゆっくりたちが並んでいた。 「フン、丁度あちらさんも準備完了のようだな。」 よりひめは陣取ったうさ耳ゆっくり達の向こう側を見て、そういった。 ・・・・・敵は、もう月の都のすぐ傍まで来ていた。 うぉおおおおおん・・・うぉおおおおおん・・・ぬぉおおおおおおおおん・・・。 その不気味は黒い影は鳴き声とも泣き声とも思える声を上げながらゆっくりと月の都へと向かっていた。 時には人の肩を取り、時には獣のような形を取りながら。 その黒い物体は月の荒野を闇に染め上げながら月の都に向かっていく。 ・・・・まるで、日食のように・・・。 「もう何度も見た光景ですけど、いつ見ても恐ろしいものですね・・・・ケガレの大行進。」 「何だレイセン、お前は怖いのか?」 「怖くない・・・といえば嘘になります。」 「・・・当然だ、あれを見て脅えぬものは居ない、 そして、その恐怖を乗り越えた先に、勝利への道があるのだ。」 そういって黒いものを真っ直ぐ見据えるよりひめ。 彼女は既にその恐怖を乗り越えていた。 「みなのもの!行くぞ!忌まわしきケガレを月の都に入れるな!!」 『オーッ!』 うさ耳ゆっくり達はストローを片手に高らかに叫んだ。 ~☆~ 「何?あのへんてこりんな黒い化け物は!」 水面に映った不定形の黒い物体を見て私は思わずそう叫んでいた。 それについてはとよひめが丁寧に説明してくれました。 「あれこそがケガレ・・・かつて私たちが体から捨て去ったケガレが意思を持ったものと言われてるけど詳しいことは解らない、 確かなのは私たち月のゆっくりに襲い掛かってくるという事だけ。 我々月のゆっくりにおける、最大の脅威よ。」 はぁ、あんたらあれとといつも戦ってるわけですか。 「へぇ・・・ポリポリ・・・。」 「あんなのが居るなんて大変だね・・・ポリポリ。」 横でれいむとまりさがカンパンを食いながら水面を見ている。 「・・・あんたら、そのカンパン何処で貰ってきたのよ。」 まぁ、当然の疑問なんで問いかけてみる。 「カツ丼を巡って争っていたら「これあげるから大人しくしていなさい」と渡されたんだぜ!」 「まったりしていて、それで居てしつこくないお味だよ!」 そういいながらカンパンをポリポリ食べ続ける二人のゆっくり。 食べ物で起こった争いを食べ物で解決する辺り、ゆっくりらしいというか何と言うか。 どうでも良いけど、さっきから食ってばっかだな、この二人(特にれいむ)。 「あら、戦いが始まったみたいよ。」 と、とよひめがそう言うので私は慌てて洗面器に視界を落とした。 ~☆~ 「全軍、突撃!」 水面に映っていたのはよりひめの号令を受けて黒い塊、ケガレに突撃するうさ耳ゆっくり達。 うさ耳ゆっくり達は、黒い塊まで二メートルかそこらの所で立ち止まる。 「ストロー構え!」 全員、ケガレに向かってストローを構える。 「発射!」 「ぴゅー!」 うさ耳ゆっくり達はケガレに向かって白い液体を飛ばす。 液体はケガレに当たらずにそのまま地面に飛び散ってしまう。 私はその光景を見て、思わず駄目じゃん、と思ってしまった。 その次の瞬間! シュワァアアアアアアア! 白い液体から白い煙が一斉に立ち昇る! 「・・・・!」 ケガレはその白い煙に驚いて怯んでいく。 「よりひめさま!ケガレが煙にひるんで後退を始めました!」 「よし!そのまま飛び掛れ!」 「はい!」 よりひめの指示にうさ耳ゆっくり達は力強く返事をした。 そして、怯んでいるケガレに向かってジャンプした! 地上の六分の一の重力はうさ耳ゆっくりたちを大きくジャンプさせ、ケガレの上に着地させた。 「それ!ゴ~シゴシ!」 「「「「ゴ~シゴシ!」」」」 ケガレの上でうさ耳ゆっくりたちは身体をこすり始める。 うさ耳ゆっくり達の身体から、大量の泡が出始めた。 その色はケガレの色をすっているためか、若干黒く汚れている。 「・・・・!・・・・!」 身体をうさ耳ゆっくりに洗われたケガレは段々弱り始めていた。 「5分後退で後退しろ!コツに攻撃の隙を与えるな!」 「了解です!」 うさ耳ゆっくり達はよりひめの指示通りに五分間ケガレを洗うと、ケガレから大ジャンプで飛び降りる。 その直後に他のうさ耳ゆっくりがケガレに飛びついて、全身を使ってケガレを洗っていく。 「・・・・・・・・・・。」 その繰り返しを受けて、ケガレはその身体を泡まみれにして少しずつ弱っていった。 「中々凄い光景だぜ、この黒い化け物が泡まみれになって弱っていくのは。」 カンパンを食いながら水面に映るケガレとうさ耳ゆっくりの戦いを見ているまりさは、さながらお昼のテレビを見ている主婦のようであった。 まぁ確かに、うさ耳ゆっくりと比較して明らかにでか過ぎるケガレがうさ耳ゆっくりの団結によって弱っていく光景は 中々ものすごい光景であるである。 内心、ここで洗面器越しに見ているより実際にその目で見てみたい、 まぁシェルターを見張っているうさ耳ゆっくりが居るのでそう簡単には出られないんだろうが。 「はぁあ・・・あの黒い怪物をごしごししているゆっくりかわいすぎ・・・私もごしごしされたぁあい・・・」 ・・・・・何か後ろで誰かが気持ち悪いことを言っているので、振り向いてみたら、伝子がむっちゃ興奮状態で洗面器を見ていた。 こいつ、騒ぎすぎなんですけど、つーかいつの間に私の後ろに移動してるんだよ・・・。 吐息がうなじにあたって気持ち悪いので、私はとよひめのお隣に移動する。 「ケガレは見ての通り、巨大な汚れのような物、あんな風に清潔にされると段々と弱っていくのです。」 とよひめが私達にそう説明する。 「ふぅん、でもなんでうさ耳ゆっくり達は身体をこすり付けるだけであんなに泡が出たりするの?」 と、れいむがそこでとよひめに質問する。 ああ、それは私も気になっていた。 全身洗われたから解るんだけど、うさ耳ゆっくりは身体をこすり付けるだけで簡単に泡を出してきた。 何でそんな事ができるのか、少しは疑問に思っていたのだ。 それに対するとよひめの答えはこうだった。 「それは、月のゆっくりの身体がスポンジと洗剤で出来ているからよ。」 うわぁ、凄い答えが返ってきた。 とよひめの説明に寄ると、月のゆっくり達はれいむ達の皮に当たる部分がスポンジで、 餡子と言った中身に当たる部分が洗剤で出来ているんだそうだ。 だから身体にちょっと力を込めるだけで全身から泡を出すことが出来る。 この泡で床との摩擦係数を限りなくゼロにすることで遠距離を滑るように移動出来たり。 ストローを使ってシャボン玉を大量に敵に吹き付けて混乱させる事が出来るんだそうだ。 「スポンジかぁ、確かに抱きしめたときに独特の手触りだったわね。」 説明を聞いた伝子がうさ耳ゆっくりを抱きしめたときの事を思い出して悦に入ってる。 その手つきは正にセクハラ親父のそれだ。 「じゃああの煙は何だぜ?」 と、今度はまりさが問いかけてくる。 「種類の違う洗剤を混ぜるとでてくる煙があるでしょ、あれです。」 とよひめはニコリと笑ってそう答える。 ・・・・それって、無茶苦茶有毒だった気がするんだけど、 あいつら、何ちゅーもんを吸わせるんだ。 「まぁとにかく、いつもならこれでケガレは逃げ帰っていくはずなんですけど・・・。」 とよひめは何だか心配そうな様子で洗面器を覗き込む。 そして、ゆっくりには珍しい真剣な口調でこう呟く。 「何だか、妙な胸騒ぎがするのよね・・・。」 うさ耳ゆっくり達の努力の甲斐あって、ケガレは最初と比べると、半分ほどまでに小さくなっていた。 「よし!あと一息だ!」 「頑張れ~!頑張れ~!」 うさ耳ゆっくり達は力を会わせてケガレを洗っていく。 「よりひめ様、あと一息ですね!」 「わかってる、お前ら、一気にカタを付けろ!」 「了解しました!」 そして、うさ耳ゆっくり達がラストスパートをかけようとしたその時! ゴォアッ! ケガレを洗っているうさ耳ゆっくりの頭上に巨大な黒い塊が降ってきた! 「え!?」 いきなり頭の上にふってきた黒い塊に、うさ耳ゆっくり達は固まってしまった! このままでは、うさ耳ゆっくり達は黒い塊に押しつぶされてしまう! 「よ、よりひめ様!」 戸惑うレイセンに対してよりひめが叫ぶ。 「お前たちは後ろに下がっていろ!」 そして、よりひめは大きく飛び上がった。 落下中の黒い塊の目前までよりひめは跳ね上がる! それと同時に、よりひめの身体から黒い煙がわいてきた。 これぞ、よりひめの特別な力、 よりひめは身体の中身を自在に変えることが出来るのだ。 月のゆっくりに取っての基本的な中身である洗剤は勿論、 先ほどれいむを捕まえたときのように液体窒素、 その気になれば餡子にだって中身を自在に入れ替えること出来るのだ。 そして今回は・・・。 「燃えろッ!」 ゴォアアアアアアアアアアッ! 中身をニトリグリセリンに変え、歯を火打石代わりに引火する! よりひめは口から真っ赤な炎を吐き出した! 黒い塊は一瞬にして炎に包まれ、灰となって風に流される。 「よ、よりひめ様、助かりました!」 「お前ら!今すぐケガレから飛び降りろ!」 「は、はい!」 ケガレを洗っていたうさ耳ゆっくりは慌ててケガレの上から飛び降りる。 ケガレはうさ耳ゆっくりが全員飛び降りるのと同時に、進んできた方向を逆走していった。 飛び降りたうさ耳ゆっくり達の横によりひめも着地する。 「みんな!無事か!?」 着地したよりひめはうさ耳ゆっくり達にそう問いかけた。 「よりひめ様のおかげで、全員無事にケガレから降りられました!」 うさ耳ゆっくりの一人がそう報告する。 「そ、そうか・・・。」その報告を聞いて、よりひめはホッと一安心した。 しかし、次の瞬間、顔面を真っ青にしてレイセンが叫ぶ。 「た、大変ですよりひめ様!!」 「何だ!?」 「ち、地平線の向こうから・・・・。」 レイセンはそこまで言って黙り込む。 恐怖の余り、舌が上手く動いてくれないのだ。 よりひめは直接見たほうが早いと思い、双眼鏡を取り出して地平線を眺めてみた。 ・・・・地平線が、動いている。 いや、動いているのではない。 ケガレの黒が、空の黒に溶け込んで、地平線が動いているように見えているだけだ。 「ばかな・・・。」 よりひめはそれを見て絶望する。 地平線を埋め尽くすほどの、いまだかつてない巨大なケガレの出現に・・・。 「よりひめ様!あんな巨大なケガレは見たことありません!」 レイセンはパニック状態でよりひめにそう問いかけます。 巨大なケガレを見て、呆然としていたよりひめは、そんなレイセンの言葉で正気に返る。 「うろたえるな!ケガレとの距離はまだはなれてるんだ!すぐに体勢を・・・。」 よりひめが指示を出そうとしてその時だった。 ゴゴゴゴゴ・・・。 遠くから、地響きが聞こえてくる。 「・・・こ、今度は何だ!?」 これ以上どんなやばい状況になると言うんだ、 よりひめはそう思いながら、辺りを見回した。 音の正体はすぐに判明した。 ドドドドドドドド! こっちに向かって、黒い四肢を持った化け物が迫ってくる! ケガレは己の一部を分離し、それを黒い四肢の怪物にして月の都に向けて突進させたのだ! 黒い四肢の怪物―仮に馬ケガレと名づけておこう。 その馬ケガレは想像を絶する速さで月の都に突撃してくる! 「う、うわ!こっちにつっこんでくる!」 いきなり突撃してきた馬ケガレに、うさ耳ゆっくり達は体勢を整えられない! どぉ~ん! 「うわぁああああああ!」 何人かのうさ耳ゆっくり達は馬ケガレの体当たりをまともに食らってしまった! 「く!各自、馬ケガレを足止めしろ!」 突撃してきた馬ケガレに戸惑いながらもよりひめは指示を出す。 それと同時によりひめは身体の中身を一瞬にして変える。 今度はかなりの強度を誇るチタン合金だ。 ウォリャアッ! よりひめは突撃して来た馬ケガレの足に体当たりをかます! スポンジに包まれているとは言え、チタン合金の体当たりを食らったの馬ケガレは横倒しになって倒れる。 倒れた馬ケガレに対して、うさ耳ゆっくり数匹が飛びついてケガレを洗っていく! 「・・・・・・!」 身体を洗われた馬ケガレは悶え苦しみ、そして消えていった。 しかし、一匹消えたくらいではこの戦況は変わりはしない。 相手は周りにいるだけで数十匹、しかも、増援は次々に駆けつけているのだ。 「・・・・・・!」 「ま、まて~!」 「は、早すぎて追いつけない~!」 他のうさ耳ゆっくり達も馬ケガレに飛びつこうとするが馬ケガレの素早さに翻弄されている。 ガスッ!ガスッ! 「うわ!アイツ月の都の壁に体当たりしてるぞ!」 「みんな、アイツをを止めるんだ!」 「・・・・・・!」 グォオオオッ! 「うわあああああああっ!」 月の都の壁に体当たりを繰り返す馬ケガレを止めようとして、逆に体当たりを食らううさ耳ゆっくり。 戦況は、時間と共に悪化している。 「よりひめ様、このままでは月の都への侵入を許してしまいます!」 「・・・諦めるな!!全員しがみついてでもケガレを止めろ!」 よりひめは大声でそう叫んでケガレの群に飛び込んでいった。 ~☆~ 「・・・これ、もしかして最悪な状況なんじゃない・・・ポリポリ?」 洗面器越しに見えた状況を見てまりさはそう呟いた。 「確かにそうね・・・って言うかいい加減カンパンを食うのをやめなさい!」 私はまりさに向かってそう指摘する。 緊迫した状況なのに、それを食べる音が脱力感を誘うのだ。 「食えるときに食っておくべきだぜポリポリ!」 「それには同意だね!ポリポリ!」 ・・・・もう勝手にしてよ・・・。 「あれだけケガレが積極的に攻めてくるのって初めて見たわ これは最悪、月の都に侵入を許してしまうかもしれないわね。」 とよひめが洗面器を見て冷静に喋り続ける。 「・・・考えたくないけど、もし、そうなったら。」 「一応、最後の守りとして月の宮殿の周りに何匹か精鋭を置いてあるけど、 それでも足止め程度にしかならないわ・・・・。 最悪、月の宮殿に突入してくる、 そうなったら私達は安全なところに逃げるだけね。」 「安全なところに逃げる?」 「この地下シェルターはいざという時にシェルターごと中に居るゆっくりを逃がすことが出来るのよ、 どうしようもなくなった時の最終手段としてね。 月の都はケガレたちに滅茶苦茶にされるでしょうけど、私たち全員がやられるよりはまし・・・そうでしょ。」 「その場合、外に居るゆっくり達はどうなっちゃうの?」 と、そこで伝子が口を開いた。 さっきの問うな鼻血流したりのだらしない表情ではなく、とても真剣な口調で。 「…聞くまでもないでしょ。」 「見捨てるって言うの!?あの中には貴方の妹もいるんでしょ!」 伝子は悲痛に満ちた表情でそう叫ぶ。 ゆっくりを深く愛する彼女にとって、ゆっくりを見捨てるなんて、冷酷な行為に感じるのだろう。 「…多数の仲間を助けるために、少数を斬り捨てる…上に立つ物は常にその決断をしなくちゃいけない。 よりひめも、ここのいるゆっくりが犠牲になる位なら自分を犠牲にするわね。」 とよひめはそんな伝子に冷たい返事を返す。 「…そう、それが貴方の答えなのね…。」 そう言うと伝子はゆっくり立ち上がった。 「…貴方、何処に向かうつもりなの。」 「…悪いけど、私はゆっくりを見捨てるなんてマネは出来ないわ。」 「…今更貴方一人行った所でどうにもならないわ、無駄死にするだけなのは目に見えてる。 行かせる事は出来ない。」 そう言って伝子の進行方向に立ちはだかるとよひめ。 「…退いて、退かないなら力づくでも通るわよ。」 そういってととよひめを睨みつける伝子。 とよひめと伝子のにらみ合いは暫く続いた、そして・・・。 「…解ったわ、どうやら貴方には何を言っても無駄みたい。」 先に折れたのはとよひめの方だった。 「あんたの妹も仲間たちも全員助け出してあげるから、お風呂の準備をしていなさい! 勿論、身体を洗ってくれるうさ耳ゆっくりもよ!」 そんならしい台詞をとよひめに向かって言うと、伝子は地下シェルターを飛び出した。 「待っててね、かわいいゆっくりちゃ~ん…ウフフフフフフフ…。」 ……頼むから去り際までシリアスで居て欲しかった。 「…さて、じゃあ私も行くかな。」 そう言って私も立ち上がる。 何故かって?…まぁ、言うまでも無いって言うか。 「おねーさん、ハイ!」 と、横でれいむが頭に何かを載せている。 それはウェストポーチとペンダント…ああ、そう言えば忘れてた。 私はウェストポーチを腰につけ、ペンダントを首からぶら下げる、何だかんだで、これをつけると何だかやれる気がしてくるから不思議だ。 「まさか、紅里さん、貴方まで行くつもり!?」 とよひめが私の様子を見て慌てた様子でそう問いかけてくる。 「…言っとくけど、おねーさんはアイツより頑固者だからね!」 「…止めても無駄と、言いたいんですね。」 れいむの言葉を受けて全てを悟るとよひめ。 「そういう事!世界一の石頭なんだよ、頭突きグランプリがあったら優勝候補のけーねを抑えてチャンピオンになれるくらいに!」 それは誉めてるのか?れいむ。 「まぁ、そう言う訳だから、風呂に入れてくれたお礼のつもりで行って来るわ。」 「…解りません、たまたま立ち寄っただけのこの場所を守ろうとするの?」 とよひめがそんな質問を投げかけてきた。 「まぁ、こういう性分としか言いようがないね。」 私は頭をポリポリ欠きながらそう答える。 「…地上の者の思考回路はホントによく解らないわね。」 そういって笑うとよひめの顔は、確かに笑っていた。 そして、こう呟く。 「…でも、嫌いじゃないわ。」 さて、ここでいつまでもグダグダ話してもしょうがない、 「そいじゃあ、行って来る!」 「…御武運をここで祈らせてもらうわ。」 「…じゃあれいむも祈ってるよ、「ごぶうん」を。」 二人に見送られ、私は戦場へ…。 「頑張ってね~~~~ぽ~りぽり。」 向かう前にUターンしてまりさに軽くチョップをかましてから私はシェルターを飛び出した。 全く、れいむでさえ空気を呼んだのに、あいつと来たら・・・・。 ■Bパートへ進む 名前 コメント
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アトラン1かわいそうな傭兵 【キャラ性能】 銃子さん補正入ってからまじ弱体化しました 特殊昇級来ない限りダメ子なので育てる気が無いならさっさと独立させましょうおしり ・対MOB 1~95位まではいち早くレベルが上がっていく 火力があるけど弓・銃・全体スキル食らうとやっぱり削られる LVが上がるにつれて極端になってくる 要するにクソやわい ・対人 こいつ入れるくらいならイェニか発明入れてくだしあ 【スキル】 ・連射 LV80昇級で縦3になる 昔は使えたが他の傭兵に魅力的なスキルが増えたので今ではすっかり空気です 銃5の連射5連発は強かったんだが・・・ ・渾身の一発 LV60にしたところで近接渾身の最大値に-2000ほど追いつかないうんこスキル こんなもん打つくらいなら死ぬまでスタン補助しろ
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出会い わわっ、来た。出来るだけ、傘を向けて… ひゃっ!? …あ、今、上手く防げたかも。ほら、どう? 全然無駄な訳じゃ… 後ろ? わ、沢山来た。えっと、どっちに向けたら… マイページ 通常 ほら、見た? 意外と防げるものね。 水風船くらいじゃビクともしないわよ。 [苗字]くんも傘を使ってみたらどう? 日直 登校 朝 ついに始まったわね… [苗字]くんの健闘を祈るわ。 無駄な争いは避けたいからね。私は隠れることにするわ。 あっちこっちで水が飛び交って… 恐ろしいわね… 昼 傘をこう、上手い具合に向けて… よし、防げたわ! ふふん。どう? 私の服はほとんど濡れてないわよ? 傘で十分じゃない。これなら濡れずに済みそうね! 夜 水浸しの地べたに割れた水風船。激しい戦いだったわね… 勝ち負けもないのに、なんで必死になってるのかしら…? 先生たちも夢中になって参加しちゃってるのが問題よね… アルバイト お客さんが目に見えて減ってきたわね。これ、本当に雨が降りそうね。 好感度レベルアップ [苗字]くんも避難してきたの? …じゃあ、少し狭いけど、この傘に入る? デート 約束 ええ、話をするくらいなら大丈夫よ。それで、今日はどんな用件なのかしら?そうね、私もそうしたいと思ってて…ええ、空けておくわね。どこに連れて行ってくれるのかしら? 楽しみにしてるわね。 当日 …どうしたの!? そんなに濡れて… え? 水撒きの水が掛かった?それは災難だったわね… 一旦、家に帰る? 歩いていれば乾く? なら、いいけど… ボス戦 開始 え? [苗字]くんの居場所? 知らないわ。むしろ私が教えて欲しいくらいよ。 勝利 [苗字]くんは校庭にいるのね? ありがと。さ、合流しなきゃ。 敗北 [苗字]くん無しでこの後も逃げなきゃいけないの? …不安ね。 バトル 開始 攻撃を防ぎきれば勝てるわよ。 声援 やられてばかりじゃないでしょ? 勝利 今の勝負、最後の最後で大逆転して、本当にドラマチックだったわね。 敗北 残念だったけど、いい勝負だったわ。それこそ、物語に出来そうなくらいね。 タッチボーナス わわっ、来た えっと、傘を向けて… こんな感じで
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律「あwwwごめwwwまた変なとこいったwwwとってきて梓!!」スマンスマン 梓「…」タタタタ 梓「(あれ?もしかして…律先輩って)」アッタ… 梓「いきますよ~」 律「うっしゃー!!」 梓「うらっーー」ビュン 律「ほっ」バシュ 梓「(やっぱ捕るのはうまいんだけど)」 律「梓、お前球投げるのうまいなぁ~」 梓「いや、普通ですよ」 律「照れない照れない」 梓「照れてないっすよ」 律「いくぞ~」 梓「おぉー(今までのことから推測して律先輩は)」 律「今度はちゃんとなげるからな~」ブンブンブン 梓「(こんな素人が投げるのですら普通に見えるほど)」 律「ほれ!」ピョーン 梓「このノーカンやろぉぉぉおおおおおおお!!!!!!」 律「あ、ばれた!?」ケラケラ 梓「ばれた!?って自覚ありですか!!」 律「うん」 梓「いや、うんって!?キャッチボールできないのに誘わないでくださいよ!!」 律「久しぶりにしたらできるかな~って思ったんだけどなwww」 律「無理だったwww」 梓「なんですか!?それー!!」ウガー 律「そんな怒るなよwww」 律「あ、梓!!」 梓「え、なんですか?」 律「ボールとってきてwww」 梓「」 梓「うぜー!!!!!」タタタタ 律「www」 律梓「ヤイノヤイノ」 澪唯「……」 澪「何してんだ?あいつら」 唯「キャッチボール?」 澪「あ、キャッチボールか」 唯「りっちゃん全然ダメダメだね!」 澪「あぁ…あいつは…」 唯「?」 澪「中学生の時に体育の授業の練習がてら2人で練習してたからあいつは捕るのはうまいんだけどな」 澪「投げるの慣れてないんだよ」 唯「そーなんだ」 澪「うん」 唯「う~ん」 澪「?」 唯「じゃあ、澪ちゃんは投げるの上手いけど捕るのダメダメなんだね!」 澪「…いや」 澪「律の特訓むなしく、私は投げるのも捕るのもダメダメのままだ」 唯「なんと!?りっちゃん、不憫な子!!」 澪「まぁ、でも…」 唯「?」 澪「あいつら今、楽しそうだからよくない?」 唯「…」 律「うなれ!ナックルボール!!」ニョーラーン 梓「ちょ!?普通に投げることすらできないんだから、そういうのやめろ!!バカ!」 律「バカいうな、このバカ!」 梓「バカっていうほうがバカだろ!」ブン 律「うるせーよ!」バシッ 律「てか、言い出しっぺお前だからやっぱり梓がバカじゃんwww」ポーン 梓「だからどこなげてるんだって!?」 律「www」 律「つーか、お前ムキになって敬語とれてんだけど」 梓「あっ」 唯「……だね」ニコッ 澪「う、うん(かっこよく決めたかったのにびみょーに私がスベって 唯が空気よんだみたいな感じになった)」 14通りめ 律と梓 終わり 唯「あーめあーめふ~れふ~れあーずにゃーんが~」 唯「にゃ~のめーでお~むかえーうーれし~いな~」 唯「ぴーちぴーちちゃーぷちゃーぷ」 唯「にゃーんにゃーんにゃーん」 梓「……」 唯「えへへ~♪」 梓「なんですか?その歌は…」 唯「あずにゃんと相合い傘してる歌だよ~」ヘヘッ 梓「んなっ///」カァァ 唯「雨降ってて嬉しいなぁ~」チャプチャプ 梓「そ、そうですか…雨の日好きなんですか?」ピチャピチャ 唯「……ん~、じゃあ、そういうことにしとこうかな?」 梓「?」 唯「~♪」 梓「てか、今日雨の予報だったんですから傘忘れないでくださいよ…」 唯「たはは…ごめんごめん。 ギー太のレインコートの準備してたら自分の傘を多分玄関に忘れてしまいまして」 梓「ギー太が濡れなくても先輩が濡れたらもともこもないじゃないですか」 唯「ごもっともです」 梓「なんなら、雨の日くらいは部室に置いて帰っても」 唯「それはヤダっ!ギー太は私と一緒にいなきゃダメなんだよっ」 梓「………そうですか」ハァ 唯「うん。そうなんだよ」フンスッ 唯「♪~」 梓「……」 梓(まさかギターに嫉妬するなんてな…) 梓(……情けない) 唯「にゃーんにゃーんにゃーん♪」 ザ――……… 梓「……」ピチャピチャ 唯「……」チャプチャプ 梓(あ……) 梓(唯先輩…右肩が…濡れて) 唯「ん?どうしたの?こっちばっか見てるけど」 梓「えっ!?あ、いや、な、なんでもないです!?」ワタワタ 唯「」ジー 唯「あー!」 梓「へ、な、なんですか!?」ビクッ 唯「あずにゃん、左肩濡れちゃってる!?」 梓「え、……あ、ほんとだ。でも、それを言うなら平沢先輩だって…」 唯「ん?あ、ほんとだ!!気づかなかったやー」ウワー 唯「お互い結構かたっぽだけ濡れちゃってるね」 梓「ですねぇ」 唯「肩だけに」 梓「……」 唯「んもう!黙らないでよ」 梓「いまのにどんな反応すればいいんですか…」 唯「笑えばいいと思うよ?」 梓「笑っていいなら笑いますけど」 唯「なんか私とあずにゃんの言ってる『笑い』の種類が違う気がするからやっぱ、笑うのはやめようか」 梓「はぁ……」 ザ――……… 梓「……あの」 唯「ん?どうしたの?」 梓「いや、そのっ…」 唯「?」 梓「このビニール傘ちょっと2人だと小さいんで、もう少し寄りませんか?」 唯「……」 梓(あ、やばっ。ヒカレタ!?) 梓「あっ!?いや、なんというか、平沢先輩に風邪ひかれても困るっていうか、平沢さんに申し訳ないっていうかですね!?」 スッ 梓「あ」 唯「へへ。これくらい近づいたら濡れないかな?」 梓「……」 唯「……あずにゃん?」 梓「あ…、あ、は、はい!多分濡れないと思います」 唯「ん!じゃあ、雨が強くならないうちに帰ろ~」 梓「……はい」 ザ――……… 唯「あーめあーめふ~れふ~れあーずにゃーんが~」 梓(……左肩が歩く度に当たるなぁ) 唯「にゃ~のめーでお~むかえーうーれし~いな~」 梓(先輩は気にしないのかな…そういうの……) 唯「ぴーちぴーちちゃーぷちゃーぷ」 梓(……端から見たらどんな風に見えてるんだろ) 唯「にゃーんにゃーんにゃーん」 梓(……なぁ、ギー太、どんな風に見えてるのかな) 唯「ぴーちぴーちちゃーぷちゃーぷ」 梓(………まぁ、いっか)チラッ 唯「にゃーんにゃーんにゃーん」 梓(なんか今、物凄く幸せだから) 唯「ぴーちぴーちちゃーぷちゃーぷ」 梓「って、何回繰り返してんですか!?」 唯「ん?……だって嬉しいんだもん」 梓「そんなに雨好きなんですね…知りませんでしたよ」 唯「えへへ~……」 梓「明日も雨ならいいですね」 唯「だね!……にゃーんにゃーんにゃーん♪」 15通りめ 唯と梓 終わり 「じゃーなー!!」 「おうっ!!」 律「ん~…今日もたくさん遊んだなぁー。暗くならないうちに早く帰らなきゃ!!」スタタタタ 律「早くしないとまたおかーさんにおこられちゃう」タタタタ 律「ほっほっほっ…ん…?」タタタタ 律「…あれって…同じクラスの…」ピタッ 「うううぅ~~やだよぉ~~」グスグス 律「どうしたの?」ヒョイ 「ひっ!?」ビクッ 律「おわ!?びっくりした!?」 「えっ…え!?あ、あの……う、うぅうう!!」グスッ 律「え!?なんで泣くの!?な、なかないでよ!?」ワタワタワタ 「うわーん」ポロポロ 律(あれ?僕が泣かしたみたいになってる!?)ガビーン 「ひっ…えぐっ…あの…、い、いきなり泣いて…ごめんね…ひっく…ちょっとびっくりして」 律「いーよ。いきなり声かけちゃったし。それよりどうして泣いてたの?みおちゃん」 澪「…みおちゃん?」 律「え?あ、いやだった?でも、せんせいが『友達の名前にはちゃんと"ちゃん″をつけてあげましょー』って言ってたよ?」 澪「ともだち…?」 律「うん!友達!!…って言っても、みおちゃんとはあんまり話したことないけどさ、 同じクラスだし…きっともう『友達』だよ」キシシ 澪「じゃあ…たいなかくんは…りっちゃん?」 律「へ?…んと、僕は男だから…もし呼んでくれるなら『りつくん』がいいな」 澪「…りっちゃん」 律「りつくん」 澪「りっちゃん」 律「りつくん」 澪「…りっちゃんがいい」 律「え~~。男が、ちゃん付けとか…おかしーし」 澪「りっちゃん」 律「りつくん!!」 澪「…りっちゃん」ウッ 律「あ!な、泣かないで!?いいよ!!いいから!うん。 あ、どうしてかな?いきなりみおちゃんに『りっちゃん』って呼ばれたくなってきたなー」ハハハ 澪「…本当?」ピタ 律「う、う~ん…。本当はいやだけど、みおちゃんだけ、特別だからね!!」 澪「えへへ…りっちゃん」ニコッ 律「…!!」ドキッ 澪「?…どうしたの?」 律「あ?ううん!な、なんでもないよ!?」 澪「?」 律(なんだろう、今、みおちゃんみたら胸がドキっとした…) 律(うーん…) 律(よくわかんない!)シャキーン 律「ねぇねぇ、みおちゃん」 澪「ん?なに?りっちゃん」 律「さっきはなんで泣いてたの?」 澪「あ…」 律「?」 澪「お話…聞いてくれる?」 律「うん!いいよっ!!みおちゃんの話、聞くからおしえてー!!」 澪「あ…」ドキッ 律「どうしたの?」 澪「う、ううん。なんでもない…」 澪「…あのね」 ――――― 律「へ~~!!すごいね!!みおちゃんいっつも本読んでるもんね!!」 律「1人で!!」 澪「あぐっ!?」 律「うん?どうしたの?」 澪「ううん…な、なんでもない…」ズキズキ 律「でも、どうして作文読みたくないの?」 澪「だって…恥ずかしいもん…」 律「え~!?恥ずかしくなんかないよ!賞とっちゃうなんてすごいことじゃん!!」 律「僕ならみんなに自慢しちゃうけどな~~。おかーさんだってきっとほめてくれるだろうし~~」ヘッヘー 澪「だったら、りっちゃんが読めばいいじゃん!!みんなの前で読むのなんてやだよぉ!!」 律「」 澪「あ、ご、ごめ…んなさい」シュン 律(ちょっといま、おかーさんにしかられてるみたいだった。み、みおちゃんって…なんかすごい…)ドキドキドキ 律「…ねぇ」 澪「…ん?」 律「なんでみんなの前で読むのいやなの?」 澪「…だって、怖いんだもん…」 律「怖い?なにが?」 澪「私の作文のことで…もしもみんなに笑われたらって思ったら…怖い」 律「そんなぁ~。誰も笑わないよぉ!!」 澪「…笑うもん」 律「え~笑わないと思うけどなぁ~~」 澪「笑われたら…みんなに嫌われたら…やだ…グスッ」ジワッ 律「わわわわ!?だから泣かないで!?ね?ね?」ワタワタ 澪「う~~…グスッ…グスッ…」 律(あわわわわわ!?ど、どうしよう!?どうしよう!?) 律「…」 律「…」 律「…!」ピーン 律「そうだ!ねぇ、みおちゃん!!ちょっと家に来て!!」 澪「へ?え?な、なんで…?」グスッ 律「いいからいいから!!もう僕ん家すぐ近くだからさ!!」グイグイッ 澪「わっ…りっちゃ…ひっぱらないで…」 律「あ…ごめんごめん!!じゃあ、手をつなごっか!」ニコッ ギュッ 澪「…あ」 律「じゃあ、いこいこー♪」タタタタ 澪「あ…う、うん…」タタタタ 13
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【登録タグ N パトリチェフ 曲 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:パトリチェフ 作曲:パトリチェフ 編曲:パトリチェフ 唄:鏡音リン・鏡音レン 曲紹介 パトリチェフ氏 の7作目。 たまには遠慮せず好き勝手するのもいいんじゃなイカ?(作者コメ転載) イラストを なた氏 が、マスタリングを 吉田省吾氏 が手掛ける。 歌詞 クラスのあの子はタバコで停学で ひと足早い夏休みで 持ち主のいない机を見てても もう何も感じなくなるくらい まるで夢みたい 現実じゃないみたい 目を逸らしてたい 通り過ぎてく 右から左へ そしてこの手に 残ったものは何もない 悪くないって思った退屈な EVERYDAY 通り過ぎた日常生活 DENY したいなら 派手なカッコしてブーチーみたいに弾けたらいいんじゃない? 笑顔が素敵で人気のあの子の これみよがしな憂鬱なポーズ 本当はみじめな自分が好きで 陽あたりのいい場所で今日もまた CRY だってしょうがないじゃない 嫌われたくない 馴れ合いたくもない どっちつかずで 中途半端のがいい そしてこのまま FADEOUT して誰もいない 何気ない誰かの言葉にいつも 踊らされることで楽しくないくらいなら 君のスタイルで開き直って踊ったらいいんじゃない? (まるで夢みたい 現実じゃないみたい・・・) まるで夢みたい 現実じゃないみたい まるで夢みたい FADEOUT して誰もいない 何気ない誰かの言葉にいつも 踊らされることで楽しくないくらいなら 君のスタイルで・・そう 好きにやればいいんじゃない? もっと SLY STONE みたいな声で叫びたい どうやっても変わらない 君の暗い性格は生まれつきでしょ? 開き直って踊ったらいいんじゃない? 楽しくないくらいなら 君のスタイルで開き直って踊ったらいいんじゃない? コメント いいね!好き -- 名無しさん (2012-11-04 17 12 08) 歌詞が良い -- 名無しさん (2014-01-22 18 56 16) 名前 コメント
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株式会社アスキー・メディアワークスが2ちゃんねるを荒らす http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1365957664/71-87 71 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 03 54 14.82 ID twyRp6kKO 漫画持ち込んだ経験あるけど角川は編集の人間性が群を抜いてゴミクズだったな… 作家に対する態度がまず上から目線過ぎるし アシとか居るわけでもない個人作家がモノに依っちゃ半年、一年掛ける事もある作品に敬意もない あとその作品をイジって自分のストレスを解消しはじめる すっころんでパンツ見せたりするくらいしないとダメとかキモい豚面で平然と宣うし 最後はコメントしてやったんだから有り難がれみたいな事を言う こっちは時間とって読んでくれるだけでも有り難いとは思ってるし、コメントや助言も有り難いと思ってはいるが かといってああいう態度取られる程の事もしてないと思うわけ ストレス解消のサンドバッグにするならカウンセリング代くらいよこせ豚野郎って話で 72 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 03 58 49.74 ID QBd7gfgL0 71 一応参考までに他の出版社はどんな感じだったか聞いてみたい 106 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 09 49 59.86 ID twyRp6kKO 72 連載とまでは行かんかったが茶くらい出て新人賞の話は出た 73 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 04 14 39.15 ID Be+s99PD0 71 これに限らず持ち込みレポート同人漫画って結構見るけど どこも角川の評判は悪くて受けるw ある程度名前のある作家以外は行くべきじゃない場所なのかもな 生え抜きの角川作家って最近聴いた事ないし 78 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 04 55 31.04 ID Q+zq2smZ0 73 同人やってて持ち込むぐらいなら ブログ作ってツイッター使用してニコ動利用者、アニオタ演じてりゃ向こうから声かけるだろ。 同人関係への手出しやステルスマーケティングのやり口からして 角川は典型的とも言える腐敗した日本企業だよ 人を育てる事をしない騙せそうな相手を騙して使おうをする オタク産業は自浄作用が一切ない 74 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 04 19 50.07 ID PfdrC4Rn0 71 そういえばフレの漫画家さんが以前同じ角川系列でもメディアファクトリー?はちゃんとした対応してくれるけどアスキー系列?は物凄くいい加減だったとか言ってたのを思い出した。 71が何処の系列に持ち込んだのかは分からないけど明らかに常識の欠けた編集なら手を引くのは間違って無いと思うよ。 85 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 06 13 37.74 ID wemK8PRr0 74 そのメディアファクトリーも角川傘下になった途端内部分裂して新しく会社立ち上げてたな 98 名前:名無しさん必死だな[] 投稿日:2013/04/15(月) 08 47 10.59 ID K+GiW7ZD0 85 オーバーラップだっけ? ステ丸がいなければよかったな 87 名前:びー太 ◆VITALev1GY [vita] 投稿日:2013/04/15(月) 06 54 39.58 ID lLHlc5mO0 71 >すっころんでパンツ見せたりするくらいしないとダメとかキモい豚面で平然と宣うし だが、これについては現実的で正しい指導だな
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こうも狭い、肩も触れれば吐息も届く空間に唯二人。エルフと人間、種族は違えど何も感じないわけもなく… 「それ以前に寒いよ!ボクこんなの聞いてないよ!」 「あー?昨日言ったろ?秋口過ぎたからもう朝はさびーぞって。俺はちゃんと防寒してるから大丈夫」 「むー!」 異世界交流特区ポートアイランド中央庁舎にて早朝の窓拭きバイト(外側)のゴンドラから不満を叫ぶエルフはイスズ。 「早く手動かせよ。さっさと次の窓に行きたいんだが?」 高所を揺れながら移動するゴンドラの操作に心躍らせる瑪瑙とは逆に、イスズは兎に角寒くて寒くてどうしようもない。 「地球に精霊がいないってこと、時々忘れちゃう。厳しい気候だなぁ」 「あーあー、これだから精霊慣れした御方はもう、ね。異世界だろうが地球だろうが“寒い”と大前提あるならとりあえず防寒は用意するだろ? 異世界だって無精霊領域とかあんだから」 「うーん、確かにこの前の無風空域は大変だったね。ワナヴァンも羽ばたき過ぎて筋肉痛になってたし」 まだ陽の登り切らない高層の窓に寒風が叩きつけられる。 異世界であれば風精霊がいれば寒い空気を避けてもらえたりするのだが、地球ではそうもいかない。 「うぅっ!やっぱり寒い!そもそも先にこなした依頼で報酬貰っているのに何で地球でもバイトとかするのさ!?お金持って帰ればいいじゃない」 「ばっかイスズ、世界間為替なんざ金と暇持て余してる奴らの戯れみたいなもんだ。手間賃取られるわ手続き面倒だわで…それやるくらいならあっちとこっちで稼いだ方が手っ取り早い。アリョーシャもお勧めしないって言ってたろ?」 「現時点での世界間為替はデメリットの方が圧倒的に大きいのだわ。損するだけなのだわ」 「それは分かったけど…やっぱり寒いよ!」 「っかたねーな」 瑪瑙は視線を窓に向けたまま、ぶっきらぼうに捲いていたマフラーを半分解いてイスズの首に巻き被せる。 ごわごわした肌触りながらも太い繊毛が擦れ合って急速に体温が上昇するのが分かる。 「このマフラーってボーボーハイエスの獣毛と北海猫の翼膜を編み合わせてるの?あったかい…じゃなくて、ゲート通過できたの?異世界品なのに?」 「そりゃゲート通過しましたイコール害ある菌等ありませんってことだからな。世界間の物品移送もやっとこ緩和されてきたなって感じだ」 温かい以上に長いマフラー。首二つ捲いても十二分なくらいに長い。 「素材の粘り気と丈夫さから、いざって時にはロープになるんだぜ?」 一つのマフラーを二人で捲く。自然と近づく二人の距離。 瑪瑙は相変わらず窓拭きに集中しながらこれからの冒険計画を語っている。 首よりも胸の奥から熱が込み上げてくるイスズは窓拭きどころではなかったのだが、そういう状況を瑪瑙に気付かれないように平静を装いつつ瑪瑙のモップの動きを追う。 ゴンドラが窓面を一周する間、イスズは温かい夢心地の中にいたのであった。
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産業復興用 ☆ とある共働き夫婦の「嫁日記」より 蒸し風呂行って来たよー( *´▽`) ☆○ 月○日(晴れ) 戦渦によって大打撃を受けた観光地復興の一環で、新しく国営で建設された「蒸し風呂」を、お仕事帰りに旦那さんと体験してきましたー。 新しく、と言っても実は新しくは無いのがこのお風呂。昔からあった伝統的な様式だったのだけど、個室のお風呂が増えた事によって現在ではすっかり無くなってしまっていたものなんだって。 (同僚の人が古い資料を出して来て、みんなに教えてくれた。) そもそもお風呂の話が出たのは、務め先で行った戦後復興会議での事。 壊滅した観光地・大観光地を復興する際に、新しく何かを新設するならお風呂が良いのではないか、という提案が出た事からだった。 レンジャー連邦は各家庭にお風呂がかなり普及していて、みんな結構なお風呂好き。 もちろん私もお風呂が大好きで、香りの良い入浴剤とか、体に良い薬用入浴剤を楽しみながら、のんびりするのが日課だった。 しかし、今現在そうやってゆっくり湯舟に漬かる事や、たっぷりのお湯でシャワーを浴びる事は難しい。 戦争での破壊によって受けた被害は大きく、ライフラインを司る施設からみんなの家まで…ずいぶんと失ってしまった…。 orz はっ、今凹んでも仕方ないよね! とにもかくにも、私と旦那さんは復興支援で日夜かけずり回り、少しでも早くみんなが安心して暮せる様に、って頑張ってました。>< で、話を戻す。 その会議の中で出て来たお風呂の中でも、同僚の一人(資料とか見せてくれた人!)が提案してくれた「蒸し風呂」は観光資源としてだけでなく、今の私達や国民さん達の為に良いのではないか、って事になった。 体を洗って綺麗にする事は衛生面や健康にも良く、共同浴場ともなれば、なんだかんだと交流が生まれ、人々の間に活気が戻るかもしれない…。 基本お風呂って、あがった後には心も体もさっぱりすっきりするし、水分取って潤えば、レンジャー連邦の乾いた風も気持ち良く感じたりするものだ。 そう、お風呂は砂漠の国の癒しと娯楽の殿堂だと思う。 (´□`)< お風呂万歳! お風呂最高! そういう事で、まずは国営で共同浴場「蒸し風呂」を復活させ、観光の新たな目玉とする前に、まずは国の皆に使ってもらおう!となったのでした。 前置きが長いって? 事情が分からない人の為の補足ですよー。 さて、お風呂は何ケ所かあるのだけど、私達が行ったのは記念すべき1号店。 建物はいたってシンプル。外側から見ると縦に長い大きな箱形で、小窓がちょこちょこと。 (看板は大きいよ、おかげで凄く見つけやすかった!) 出入口が小さめなのも昔ながらの作り。その代わり中に入るとすぐに広いホールになっていた。 高い天井には大きな天窓がついてて、思ったより開放的だー。 「風が降りて来て空気が籠らず、中が明るいな」とは旦那さんの感想。 左手にはテーブルやベンチがあるスペース。 そこには恰幅の良いおばちゃんがいるカウンターがあり、無料で飲める冷たい普通の水とレモン水。そして有料になるけど、ジュースやコーヒー、ミントティーなどのお茶類を楽しむ事ができる。 (ここより大きいお風呂屋さんでは、蒸気を利用した調理法の軽食も出したりしてるんだよ。蒸し鶏とか、蒸し野菜のサラダとか食べてみたいなあ。) 右手には靴を抜いて軽く横になれる、小上がりコーナーがしつらえてありました。 寝てる人はおじいちゃんやおばあちゃんが多かったかな。 荷物はどうしてるのかなと思ったら、受付で預かってくれるって壁に利用方法と一緒に書いてあった。 (この時キョロキョロしすぎて旦那さんに笑われる。(-з-)← ) 入口の正面には、お風呂に入る為の受付、小銭で入れる入浴料なのが庶民的で嬉しい。 (復興期間中は無料になってるよ、沢山の人が利用してくれてるって、受付のお兄さんが言ってました。) 靴を下駄箱に入れたら、女湯と男湯に別れるので、私と旦那さんの分の巻き布をそこで貰ったら、それぞれ薄布がかかった脱衣所への出入口を潜ります。 ( *´▽`)ノシ ちなみに追加料金を払うと、浴室で手練のおばちゃん&ごついおじちゃんによるマッサージや垢すり、別部屋ではお風呂の後にアロマオイルマッサージをしてもらえる。もちろんアロマオイルだけも買えるよ。私は「オレンジの花の香り」を買ってみました! 脱衣所は鍵付きロッカーが並んでいて、床は湿気や汚れに強い素材のマット敷き。 ちゃんと大きな鏡のついた化粧台とか、髪を乾かすドライヤーもあったよ、浴室は昔のままの様式だけど、他の設備は新しいのでご安心をとの事。 では、ぱぱっと脱いで、受付でもらった可愛い柄の薄い巻き布を体にきゅっと巻けば、蒸し風呂の入浴スタイル。 自前の桶にシャンプーや洗面用具を持ったら、いざ浴場へー。 浴室は、ガラス戸を開けて入った一つ目の大きな部屋はつややかな総石作り。 真ん中に八角形の大きな台あって、周りには洗い場が並んでますよ。そして扉のある部屋が奥に2つ。 浴槽は無し、温めた蒸気を使った古典式蒸し風呂ですから。 水の少ない土地ならではのお風呂なんですよねー。 先に入っていた人達が台に横になってて、すごく気持ち良さそう。>< でも、ますは奥にあるサウナ部屋に行くのがルール。 2つあるのは温度が高いのと低いのがあるから、垢すり係のおばちゃんが教えてくれました。 そこでたっぷり蒸気で蒸され、体にたまった老廃物を汗ごと出したら、垢すりする人は台へ直行、そうで無い人は洗い場でごしごし自分で汚れを落とします。 そうしたら程よい熱さの台の上に転がる。 マッサージだけの人も同じ、ただ、横になる場所が決まっていて、そこに寝ればおばちゃんが来てもんでくれるのです。 あったかいなーと思いながら上を見上げると、青空と太陽が描かれたタイル画の高い天井の一部が窓になっていて本物の青空が見えた。 (´Д`) あー…極楽極楽 程良くほぐれたところで、最後にもう一度洗い場でお湯か水をかぶり入浴終了ー。 巻布は脱衣所にある大きな籠に返して、タオルで水分を取ったら、受付で買ったアロマオイルを塗り塗り、これはお肌すべすべになっていい香りですよ! そして着替えをしたら、ホールに戻って旦那さんと合流しました。 旦那さんは先に上がっていて、機嫌良く水出しコーヒーをベンチに座って飲んでました。 ホント男の人はお風呂早いデスネ。 「これでも長く入っていた方だ」とは言っていたから、蒸し風呂を満喫してきた様ですが…w 私はお水を貰って一息、お風呂上がりのお水ってなんでこんなに美味しいんだろう!と思いながら、一緒にベンチに座って話しながらのんびり。 その間知り合いや、職場の仲間とも遭遇して話に華が咲いたりも…。 (会話の内容がどうしても重たいのが切ないけれど、いつかこの「蒸し風呂」で交わされるおしゃべりが、明るく楽しいものに変わって行くと良いな、と思う。><) 昔の人はそんな感じで2時間位、お風呂と休憩を楽しむのが普通だったというのを思い出した。共同浴場は社交の場でもあったんだねえ…。 (あ、私達もなんだかんだとその位いた気が!) そうそう、最後に。 お風呂からの帰り、旦那さんと手を繋いでお散歩しながら家まで歩いたのですが、その時に「また来ようね」って約束してきましたー。 アロマオイルの香りも、気に入ってくれたみたいなので、今度は旦那さんの分も選んでみたいと思います(*ノノ) と言う事で、「蒸し風呂」体験記でしたっ。 皆さんにもお薦めするので、一度行ってみて下さいねー。><ノ
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あいまいせるふぃっしゅ【登録タグ ELEGUMI TOKYO あ のう ユミソラ 初音ミク 曲】 作詞:ユミソラ 作曲:ELEGUMI TOKYO 編曲:ELEGUMI TOKYO 唄:初音ミク 曲紹介 「嫌いな私」の中閉じこもってる「ホントの私」は嫌いじゃないでしょ? ELEGUMI TOKYO氏 の10作目。 "勝手" に7週連続リリース企画の6作目。 自己愛埋の歌。曖昧身囲真陰な感じです。(作詞者コメ転載) 作詞をユミソラ氏が、イラストをのう氏が手掛ける。 歌詞 「壊れた世界 別に興味なんてないから 明日に死んでも平気だよ」 錆び付く私が 私のワガママ 聞けずにかまって欲しいだけ 自分に嘘ついて してる我慢って何? 周りの顔に合わせて息をする 星占いなんか信じてないのに 落ち込んだフリをしてみる 耐え切れなくて 見上げた星空の下に座る 凍えそうな光が嫌い 「嫌いな私」の中閉じこもってる 「ホントの私」は嫌いじゃないでしょ? もうどうせ普通なんてできっこないのよ 首輪がないの怖かっただけ ねぇこんな私にも願いくらいある 押し付けられたらやりたくないでしょ 明日からはなんて変われっこないけど 口先だけの子供のままで「痛くない」 「元彼だけど別に終わったことだし 私は一人でも平気だよ」 新しい彼女は 友達だったの ザラつくキスと二枚の舌 このまま目逸らして 走り転び出口はどこ 期待してがっかりするくらいなら 最初から何もないほうが楽だとか ふさぎかけの傷跡舐める 大声を上げて泣き叫ぶのも忘れちゃったから やさしい君の隣が嫌い 嫌いな私のまま愛して欲しいけど 素直じゃない子は可愛くないでしょ ねぇ本能少しだけ ガード緩んだなら シてホしいコと 溢れそうになる 流行に犯され 頭から爪先まで 本当の私はそんなじゃないでしょ? もうこんなの私じゃない じゃぁどんなが私なの 私の中にはもう私いないみたい コメント 追加乙! -- 名無しさん (2011-11-12 23 10 04) この曲クセになる! -- AZ (2012-07-01 17 00 44) 名前 コメント
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○○とまた会った。これで24回目かな。 だんだん○○が通る道がわかるようになって嬉しくなった。 でも○○は私に気付かない。 いつも私がいないみたいに素通りしていく。 勇気を出して声をかけても振り向いてくれなかった。 ねぇ、どうして? 「どうすればいいのかなお姉ちゃん」 私の妹、古明地こいしは無意識を操る程度の持っている。 誰にも存在を認知されず、またその行動を読まれにくくなる能力。 だけど常に気付かれないわけではない。 現に今の私はこいしを認知している。 ということはつまり。 こいしはその◯◯と会う時は自分を無意識の領域に置いているということだ。 嫌われたくなかったから第三の目――心を閉じた。 私の仮説だけれども、こいしはその○○に嫌われるのを恐れているのだろう。 自分の想いを伝えるには心を開く必要がある。 閉じた恋の瞳とはよく言ったものだ。 こいしを守ってきた無意識が、こういう形で仇になるとは思っていなかった。 私はこいしの頭を撫でて慰めた。 この恋がこいしのリハビリになるといい。 自分で心を開けなければ、恐らく成就しないだろう。 たとえそれがどんなに辛いことでも、こいしには負けないでほしい。 ……ただ心配なのは、こいしが相変わらずニコニコと笑っていることだった。 25回目。 今までに出したことがない程の大声を出した。 ○○には聞こえていないみたいだった。 自分は違う世界にいるような気がしてきた。 28回目。 ○○に触れよう。そうすればきっと気付いてくれるはず。 ○○が来る。すぐ近くにまで。 触れれば気付いてくれる……触れれば……触れれば。 でも触れたら? 触れたらどうするの。きっと驚く。そうしたら、嫌われる。 嫌われるくらいなら――そんなことになるくらいなら。 また○○を見つけた。30回目。 手を振る。声をかける。 無視されても諦めない。 後ろ姿が地平線に沈むまで頑張った。 でも駄目だった。 「うぐっ……ひっ……っ……」 何だか辛い。苦しい。胸が重い。 何なのこの気持ち。 壊れちゃうよぉ。 自分の力不足を感じた。 今まで無意識に頼って生きてきた罰なのかも知れない。 このまま私は○○と添い遂げることができないのだろうか。 私が想いを伝える前に、もし○○が他の人に取られたら……。 嫌だ。 絶対に。 ○○は……取られたくない。 ○○には私が告白するんだ。 だから――。 私は○○を無意識の世界に連れ去った。 これで○◯は私以外の誰からも気付かれなくなる。 ○○が辛く苦しくなるのは知っているけれど。 どこか遠くに行ってしまう前に。 本当にごめんなさい。 私が全部世話をするから。 私が何でもするから。 私が○○の為に生きるから。 だから待ってて。 いつか必ず迎えに行くからね。