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「………く、、!」 深い深い森で並走を止め、向かい合う両者 相手の陣地ではあってもあの高速戦闘ならばまだフェイトにも勝機はあった だが相手の絶対有利のフィールドにおいて足を止めてしまった現状 もはやこの魔道士に一片のアドバンテージすら――― 左手を開け閉めして感覚を確かめる金髪の魔道士 体表面を覆う防壁の恩恵か―― あれほどの圧力で締め上げ続けられた手首は、何とか壊死には至っていないようだ ―――むしろ問題は、左肩… 簡易治療では癒せないほどに関節、筋肉が痛んでしまっている 利き腕ではなかったのがせめてもの救いか、、 両手を解禁された筈の長物使い そのほとんど用を為さなくなった片手を……鎌の柄にそっと沿える その他、自身の体の各部位を一つ一つチェックしていくフェイト 敵を前にしての足早な機能確認にしかならないが―― それでもここにきてそれは、、必須事項 何故ならば、迎え撃たねばならないから、、 地上にて―― 四方を木々に囲まれた狭いフィールドにて―― この、、、怪物を―― 「フ、―――」 その大地に再び四つんばいになって 腰をくねらせるように蠢く、騎兵の独特の佇まい 頭を地面スレスレにつけ、腰を上方にピンと突き出す姿勢はどこか艶かしい―― 繁華街の場末の踊り子が大衆を魅惑する時のような動作にも見えるが それはしかし、そのような下世話な雰囲気など彼女からは全く感じられない むしろ機能美に溢れた神々しさすらある 同時にそれは何の予備動作無しでこちらに飛びかかってくる豹の化身の戦闘態勢 彼女の四肢、、 いや全身に伝わる緊張が 妖艶な腰付きに卑猥な視線を向ける事を一切許さない、、 そんな空気を醸し出す 四足歩行の獣の構えを模したそれ だが、獣ならまだいい…… そんな他愛のないモノが敵ならばどれほどに楽か、、 眼前の敵は言うまでもなく、そんな生易しいモノではない 上空30m以上の宙域に身を置く空戦魔道士を軽々と犯してくる――埒外の存在なのだ フェイトが幻視するは、まるでミサイルの発射管を向けられているかのような……そんな錯覚 眼前のソレは、今や行動不能に陥った獲物を粉々に吹き飛ばす迫撃砲の砲身なのだ 「、、、、、、、、、」 「――――――」 呼吸を整え、 脳に、全身に、 酸素を行き渡らせるフェイト 今にも打ち出されようとする紫紺のミサイル その発射の瞬間を絶対に見逃すまいと―― 研ぎ澄まされていく感覚は もはや最新鋭のソナーにすら匹敵するほどだ そして―――――、、、、目が合う 実際は相手の両目はマスクによって覆われ その双眸がフェイトの瞳に映る事はないのだが、 それでも確かに感じた、、 互いの視線が交錯した事に そしてそれは野生動物同士における戦闘開始の合図 全身の筋肉を極限まで収縮させ 四足に極限まで力をため ドゥン!と――― 地が揺れんばかりに大地を蹴り付け 開放された騎兵の体 神速にて不可避の紫色の弾丸 ライダーが今度こそ、フェイトに向かい トドメを刺すべく飛びかかったのだ! 不利な地上戦で動きを止められた今の現状こそ 機動力を旨とするフェイトのような空戦魔道士にとっては最悪の状況 それでも――――彼女は愛杖を持つ手を聊かも萎えさせない (厳しい状況だけど……まだ終わりじゃない これを凌げばチャンスは絶対に来る、、) 自分とてベルカ最強の騎士に毎日のように稽古をつけてもらっていたのだ 相手が凄まじい使い手とはいえ、そう簡単に遅れは取るつもりはない 踏み込まれるその体 迎えるは一条の光 呼吸一つ許さぬ速度でフェイトの間合いを犯すライダー 人体に発生する予備動作の類など一切ない セオリーなどまるで無視した相手の挙動 閃きと反射神経と、それに数分違わず付いて来る身体能力の為せる業 それは野生の獣の習性そのものだ 人間の骨格をまるで無視したかのような全身のバネを総動員し、受け、避け、踏み込み、叩きつける 今、別の地点で烈火の将と刃を交える、術技の極みに達した蒼き槍兵の動きに比べ 騎兵の戦闘術は極めて対象的なものだった (来い……!) だがその動きを今、、魔道士の瞳が完璧に捉える いかに速かろうと人にあらざる動きだろうと フェイトもまた、最速の称号を持つ魔道士だ 正面からくる相手に対応できないほど愚鈍なわけがない 「はぁぁッッ!!!」 気合一閃 ブリッツアクションにて加速した横薙ぎの刃が 襲い来るライダーに向かって、些かの狂いもなく振り切られる (よし!) タイミングドンピシャ、、 開幕の光景とだぶるソレはしかし その時とは比べ物にならない 相手の出鼻に合わせた完璧なカウンター 速度に長ける戦士のみが可能とする後出し先当ての技法―― それは敵の動きを自身の感覚に刻みつければつけるほどに冴え渡る ならば幾度もの邂逅を経て、相手の挙動を脳に刻んだ 今の魔道士が放つそれこそ電光石火の不可避の一撃 決まればこの強力な相手とて無事では済むまい 「――見事、、ですが、やはり及びません」 「くうっ!!?」 だが、、敵は更にその上を行く その 「完璧」 はやはりあくまで同じ人間を相手にした場合のもの サーヴァントを相手に人間が 「完璧」 を謳うなど言語道断 そのような甘い見解は万死に及ぶほどに温く、そして罪深い 払うように放たれた黄金の刃を前にして それに更に合わせる騎兵の動き ライダーが空を切り裂くように飛び荒ぶ自身の体を 足を地面に叩き込むが如き踏み込みにてブレーキ フェイトの鼻先にまで迫りながら、そのまま攻撃を突き入れる事無く急制動したのだ あり得ない―― 迫撃砲と評した、これほどの勢いの踏み込みの速度と勢いを一瞬でゼロにする、、 慣性の法則をまるで無視した、ストップ=アンド=ゴー=アンド=ストップ 並の人間ならばそのGで内臓が軒並み潰れ 踏み込んだ足などボッキリと折れている筈だ だが彼女は難なくそれをこなす 放たれたサイスの一撃を後方にスウェーバックしてかわすライダー そしてその時――― 同時に襲い来るフェイトの背筋を襲う寒気のような感覚―― それは明確な死の気配 それは彼女の意識の、否、、 身体の下部から跳ね上がってくるナニカ 両の手に握られている短剣と鎖に意識を集中していたフェイト 牽制が来るなら、先ほどの杭による投擲だろうと注意を払っていた その両目が下方に向いた時には――既に目の前にソレがあった ソレとは即ち、刃のように鋭い フェイトの顎を砕かんと跳ね上げられたライダーのつま先、、 「なっ!!?」 カウンターの薙ぎ払い後、10以上のシミュレーションを立てていたフェイトに対し 更なる駆け引きを以て上を行く騎兵 繰り出したのは相手の攻撃をスウェーしてののけぞり体勢を 逆に利用した後方バク転蹴り 回避がそのまま攻撃へと繋がる絶妙の受け返し 大降りで体が前方に泳いでいた事を差し引いても、、 それは避ける事至難の絶技だった そして彼女の脚力はすでに周知 当たれば人間の顎など粉々に粉砕されるつま先での蹴り上げ それを――― フェイトは更に、、! 更に見切ってかわす!! 相手と同じようにスウェーバック 後方に回転してやり過ごしたのだ! 「はっ!!!」 短い気合を吐き、翻る黒衣と純白のマント 一撃とて被弾を許さぬ、それは震えが来るほどの 見切りと速度を有する者同士の鬩ぎあい 二人の美しき舞踏は地上に降りた今となっても続くのか――? バク転での蹴り上げに対し バク宙で回避するフェイト 両者の動き――その残光により 紫の半月と金色の満月が交差するかのような幻想的な光景を場に描く フォームの崩れまくった力技気味の後方宙返りで紙一重でかわすフェイト だが、流石にその挙動に陰りが見える 今の回避は流石に無理があり過ぎた… ブリッツアクションとアクセラレーションの連続稼働 もともとが瞬速を誇る彼女が、その術技を総動員しての自己ブーストによる 移動補助の魔法の重ね掛け、、 それは彼女をして完全に制御不能…… 限界を超えるほどの――まさに最速のその先にある超最速 レッドゾーンにまで吹け上がったリンカーコア ぶり返すように反発する出力に翻弄される体が大きくバランスを崩しながら 3mほど宙に浮き上がる魔道士 「ハ、、ハァ―――ッ!」 跳ね上がる心臓に再び酸素を叩き込むべく 息を大きく吸い込むフェイト このまま空へと上昇できればどれほど楽か、、 後ろ手に生い茂る大木の群れや クモの巣のように張り巡らされた相手の枝の数々を見ながら唇を噛むしかない魔道士 普通ならさしたる障害でもないが、妨害している相手が相手だ どうやっても上空へ抜ける前に追いつかれ、叩き落とされる 対人間の魔道士、騎士、犯罪者―― もしくは怪物ではあっても知能の劣る個体との戦闘を前提に置いた管理局魔道士の訓練 体に刷り込まれるほどにやってきたその教義であるが… だがそれらと共に同時に教えられたコト、、 本当に怖い相手とは、ヒトの知能と怪物の性能を併せ持つ相手だというコト、、 それこそ最強に位置する生命体―― そんなモノにもし出会ってしまったら…… 仲間を呼ぶか、逃げるか、、 とにかく単騎では絶対に戦うな、という事だった それはそうだ 管理局は法務機関ではあるが そこに従事する局員は、命を投げ打って戦う兵士ではない みな家族がいて自身の生活があって 世界の平和よりも自身の幸せを考える者が大半だろう ならば故に今、フェイトの目の前に立ち塞がる敵こそ その最強のカテゴリーに入る敵だった まさに彼女が今、味わっている戦場こそ 管理局の魔道士としての領域を大きく超えた戦い 逃げるという選択肢を取っても、何ら恥じる事の無い状況だった だが、、 この状況――戦うな、と言われたらじゃあ、どうしろと言うのか? 助けも呼べない 退路もない 頼りの綱は、培ってきた技と力と 自身に眠る才覚のみ 天才の誉れ高いSランク魔道士=フェイトテスタロッサハラオウン ここで引いたら死ぬだけだという純然たる事実を理解したからこそ こんな怪物を相手に踏み止まり、勇気を持って戦っているのだ 「ハァ、、、ハァ……―――」 だが、、 蓄積したダメージは既に限界 噴き出すようなその疲労が 緻密を誇るフェイトの思考を鈍らせていく ゾクっという悪寒と共に上方から迫る影に気づいた時には―― 全てが遅かった、、 (し、しまっ!?) 蛇の群れのようにたなびく髪を持つ女怪が上方から迫り来る その跳躍のままに フェイトの頭上の死角から攻撃を降らせるライダー (回避、、間に合わない!) 迎え撃とうとバルディッシュを構える魔道士 相手の両の手に握られる極小の杭を切り払おうと、――― 切り払おうと、、、、――― 「………………え、、、?」 この執務館にして全く相応しくない 間抜けな声を上げてしまうフェイト 目の前の光景に対して意識がついていかない 意識がついていかないものを体が反応する事は不可能 完全に思考の裏側をつかれた光景に 今度こそ致命の瞬間―― 死の影を見ずにはいられない 、、、、、、、、、、、無かった 手に握られている筈の短剣が、、 騎兵唯一の武器であるそれが 再び彼女の手から離れていた――― ――である以上、 その切っ先はまたも自身の視認外から飛来する筈だ どこだ? どこから? フェイトの視線が宙を彷徨おうとして だがしかし、前方から襲い来る紫紺の弾丸から一時でも目を逸らせば、、 ――それ即ち、死 翻る紫 視認できない切っ先 それに対し魔道士が ほとんど苦し紛れに張ったラウンドバリアが空間に展開 ―――衝突音が二つ、、森に木霊した その鋭い切っ先はあろう事かフェイトの死角 ライダーとは全く逆の方角―― 斜め下方から突き立っていたのだ ―――――― 戦いに生きる者にとってはその戦闘中、一瞬の油断、躊躇―― それによって生じた隙が勝負を分けてしまうという事は当然、承知しているだろう だからこそ戦に赴く者にとって必要な事は その極限の戦地にて一時たりとも集中力を切らさない強い精神力である 術技よりも、魔力よりも、まず重要な事はそれ―― 教官からは口を酸っぱくして教えられる基本的な教義である しかしその事を重々承知でありながら フェイトは今日、二度も敵から意識を逸らし 目の前の敵に窮地に追い込まれている 悔いる思考、、 悔いても遅い状況、、 そのスローモーションのように迫る危機的状況に歯噛みする彼女 だが、それでもこの結果で一概にフェイトを責められるものではない これは凡百の戦場を遙かに凌駕する 「サーヴァントとの戦闘」 であり その渦中に叩き込まれたフェイトが、相手の未知の戦闘力を手探りしながら これほどの戦いを演じて見せたのだ しかも相手の得意のフィールドで、である その疲労から来る一瞬の意識の停止 集中力の欠如をどうして責められようか? そしてフェイトにしても誰に言い訳をする気もない 責められる謂われも必要もない 何故なら戦場においての失態は――― ただ……己の命で支払うのみなのだから 右後方に体を捻って溜めの姿勢を作る鎌使い独特の構え サイスフォームの、その死角―― ―― 左下方から迫り来る短剣 ―― いつだ? いつ投げた? そんなのは決まっている 一瞬の焦りと、疲れによる思考停止、あの時だ… 何度も味わった鋭利な切っ先 相手は超一流のハンターなのだ 隙を見せれば、それがどんなに小さなものでも突いてくる、、そんな相手… 予め短剣を投げつけ 自身も同時に上空に飛んで 相手を挟み打ちにする戦法 これは皮肉にも、無数の雷撃の槍を打ち放ち それを追いかけるように相手に向かっていくフェイト自身の得意とする戦法と酷似していた 左の脇腹に迫る杭剣 展開しているのはラウンドバリアだけ 弾き返せる?返せない? もし弾けなかったらその鋭い切っ先が 捻り込んだ体の剥き出しの脾臓に突き刺さり――絶命 それは生き物が皆持つ防衛本能に基づいた行動だった そして装甲の薄いフェイトが取ってしまった致命的なミス、、 反射的に、構えた大鎌を短剣への防御に回し バリアで止まった小さな切っ先を撃ち落とすフェイト その、、、、、上空から来る本命 ライダーに対して備えた鎌を振るって、である 結果は―― その一秒にも満たぬ後に 森に響き渡る、ガォォォン!!!!、という轟音 展開していたフェイトのフィールドが貫通、 否…力任せにぶち抜かれた音―― その鉄槌のような一撃は―― 空中で数十回転、、ロータリーのような前方宙返りにより 凄まじい遠心力を内包したライダーの、、カカト落とし 「ああぁっっ!!!?」 フェイトが悲鳴を上げた テニスのスマッシュのように その身が叩き落とされ、地面に刺さるように激突する 亀裂が走り、抉れる地面 ズシャア、ザザザ、と地に叩きつけられ、滑って行く魔道士が その勢いを全く殺せずバウンドして転がり続け―― 後方にある巨大な樹木に激突する 衝撃でグラリと揺れた大木から木の葉が数百枚と舞い落ちる中、、 風に揺らぐ木の葉ほどの体重も感じさせずに その紫は地に降り立った、、 ついにクリーンヒットを許してしまったフェイト 苦悶の表情を浮かべ……ゴホ、と咳き込み 叩きつけられた巨木にしなだれかかる黒衣の体 視界がフラッシュバックし 背骨が軋み 息が止まり 声も出ない そんな痛々しい姿を晒す魔道士に対し、、 迫撃砲は間髪入れずに打ち鳴らされる 相変わらずの地面が破裂したかと思わせる踏み込みと共に 一片の情け容赦なく前方から飛来する騎兵 放つはサイドキック気味の足刀 フェイトは――反応出来ない! 槍のような鋭さと鈍器のような重さを持った一撃が魔道士の胸部に突き刺さる 「あ、、グッッッ!??」 柔らかい胸の中央に埋まるライダーの右足 そして大木にめり込むフェイトの体 BJの恩恵がなければ胸骨は粉砕され その肉体ごと潰れていただろう だが軽装のフェイトには、その衝撃を全て弾き返せる術がない 体に供給される筈の酸素がシャットアウトされ チカチカと光った視界が暗転し その意識を遠のかせていく Sir! 切迫した低い男の声は相棒の声 ズルズルと腰から木の幹に崩れ落ち 為す術もなく叩き潰されるを待つしかない執務官に 力を与えようと、それは必死に叫ぶ まずい、まずい……という彼女の脳内アラームは 先ほどから五月蠅いくらいに鳴り響いている 分かっている、、この状況を抜け出さなければ――― もはや一分を超えないうちに、、、自分はこの人に殺される、―― 魔道士の耳を揺らす、じゃらり…という金属の擦れる音は 先ほど投擲した短剣を騎兵が引き戻したものだろう 霞む視界が相手の姿―― その手に再び、極細の凶器を手に構えたのを捉える 何とか応戦し、相手を退けたいフェイトだったが、、 ―― 体が思うように動かない ―― それに、ここに来て投入されたライダーの足技の凄まじさ 今まで必死に脳に刷り込んだ相手の連携のリズムがまるで変わってしまっている… 短剣の連撃と飛来する鎖だけでも打ち落とすので精いっぱいなのに この上、格闘術まで使うこなす女性、、 その自由奔放変幻自在、、一切の型の無い連携 もはやこの体力では到底、読み切れないだろう 考えてみれば地上でフェイトが彼女と真っ向から打ち合ったのはこれが初、、 この姿こそが相手、騎兵のサーヴァント=ライダーの真の姿なのか――? 障害物を背にしてしまったその姿は さながらコーナーを背負い、何とかそこから逃げようともがく ダウン間近のボクサーのようだった 「―――シュ、!」 不可避の切っ先が眉間に向けて閃く それを首を捻ってかわし 木を背に崩れ落ちる体を支えながらに、己が武装である鎌を打ち返すフェイト だがこの距離、 相手の極小武器である短剣が効力を発揮するのはこうした接近戦だった 加えてフェイトの斬撃はもはや手打ち、、 ―――勝負になるわけがない、、 ズガガガガガ、!!という炸裂音が再び辺りに鳴り響く ライダーの不可避の連打がグロッキーのフェイトを襲う 回転が違う 膂力が違う 残り体力が違いすぎる 「あああ、、くぅッ!!!」 もはやその声は悲鳴でしかない、、 一方的な打ち合いだった 手を出す事すらままならないフェイトに対して 終わらない打突音と共に、強弱をつけた連打を次第に纏めていくライダー 元より足を止めての攻防ではフェイトに勝ち目はない―― ここではない地で、高町なのはが味わったサーヴァント最強の剣 そのエースオブエースと騎士王が表した、両世界の間での力関係――― 地をかける獣に、、、 地上で相対して組み勝てる鷲などいないのだ ならばそもそも運命の分かれ道は この魔道士の在り様にあったのだろうか? 例えばここで高町なのはだったなら、「空に行けない」 という状況を諦めない もうなりふり構わずに、どんな手を使っても リミッター解除で魔力の大半を使っても 周囲の森林を砲撃で薙ぎ払ってでも 敵の攻撃に晒されて大ダメージを負ったとしても 空へと舞い上がった筈だ 何故なら彼女は 「打ち合えない」 から サーヴァントと近接で相対するなどという選択肢は初めから頭の隅にすら無いから、、 (もっとも、それを強行するだけの装甲が彼女にはあるのだが) だが、フェイトは曲がりなりにも打ち合えてしまう… 敵の土俵で戦いながらここまで奮戦出来る、その卓越した才 それが―――時に落とし穴となる 何でも出来るが故に嵌るその落とし穴は 大概奈落に通じていて その選択肢ミスという間違いを決して許さない 「は、、、はッ……ああァァッ!!」 もはやここに来てはシールドもダメだ 相手の連打に対して棒立ちで盾を構えたところで 自分は足を止めて相手の攻撃を丸ごと弾き返すといったタイプの魔道士ではない 他に使う筈の魔力を無理やりそちらに回してバリアを張ったところで ロクな効果も得られず、ただブチ抜かれるという目も当てられない結果になる 側面に横っ飛びしてサイドに抜けようと フラフラの足を総動員して何とか空間を稼ごうとするフェイト だが木蔭から脱出しようと悪戦苦闘する姿は、、 ――騎兵の目には止まって見える それを先回りするかのように―― 放たれたミドルキックが強烈な爆音と共にフェイトの脇腹を捉えた 「っ~~~~………!!」 彼女の内からこみ上げてくる胃液が、その口の端から漏れる くの字に曲がる肢体が再び木蔭に蹴り戻され 逃れられぬ連撃の渦中に再び放り込まれる体 鞭のようなしなやかさと丸太のような強壮さを併せ持つライダーの蹴りは 手に持つ凶器と違い、BJで覆われた体から一撃で命を奪う事はない だが、、鋭利な刃物で一思いにスパッと斬り殺されるのと 切れ味の鈍い鈍器のようなものでジワジワと削られていくのでは果たしてどちらがマシと言えるのか? ギュオオ、ギュオオ、という甲高い音が辺りに響き続ける それはミッド式魔術師の肉体を守る最後の砦――BJが物体と衝突し、反発する音 その黒衣が、 白いマントが、 裂かれ、抉られ、削られていく、、 「は、、、……ぁ―――」 片手でサイス―― 相棒、バルディッシュを相手に向けて構えるフェイト その杖の先端がガクガクと震えている 今、それが相手の短剣を受けて弾き返された そのガラ空きの体に打ち込まれる連打 額に浮かぶ脂汗 虚ろな瞳 ダメージは既に深刻どころの騒ぎではない 相手の蹴撃がヒットする度にBJに余剰魔力を流し込み 装甲の薄さをカバーして耐えるフェイト だが杭のような短剣の鋭い襲撃に加え まるで自身の元使い魔=アルフの剛力を思わせる徒手の一撃 とても耐え切れるものではなかった 最後の最後まで 彼女はその手に握られた愛杖を振い続けたが その抵抗はついには実らず、、 ―――いっそう甲高い炸裂弾じみた音が木霊する 不用意、、否 もはや何の力も宿さぬ反撃を逆にカウンターに取られ 渾身の一撃をまともに受けたフェイトの表情から―――力が抜ける その眼光から光が消え、、 脱力した体が木の根元に尻餅を付き、、 雷光と呼ばれた管理局地上最速の魔道士が…… ついに木の根元に、力無く崩れ落ちるのだった ―――――― 激闘の残響が静寂の支配する森を静かに揺らす そこはさながら、―――辺り一面に朱をぶち撒けた凄惨な屠殺現場のようだった その現場の中央、、 木の幹に力なく寄りかかり、倒れ付すは黒衣の魔道士 管理局執務官=フェイトテスタロッサハラオウン、、 その綺麗な顔が、凛々しいインパルスフォームの出で立ちが 今や見る影もないほどに裂かれ、打ち抜かれ 半開きになった口からゴボ、と血泡を吐いて倒れ付す―― その目の前、この惨状の只中に佇みながら返り血一つ浴びていない 一切の汚れを許さないという圧倒的な存在感を以って佇むサーヴァント (ようやく―――静かになりましたか) 長い狩りの時間がやっと終了した事で 騎兵=ライダーが静かに息を吐く 勝負はついた… 見るまでもなく、自分の勝ちだ それも地上に落としてからは圧倒的な勝利であった が、、よく見るとその彼女とて無傷ではない 自身の身に穿たれた雷撃の跡 そしてBJや障壁に叩きつけてきた足刀や背足部分は赤黒く腫れ上がり 見るからに捻挫では済まないような有様になっている 彼女をして苦しい戦いだった事は言うまでもない (しかし彼女は…一体――?) 表情を決して表に出す事無く その心中で沸いた疑問を思慮するライダー ――― 魔術師 ――― 彼女を見て、そう疑っていなかった自分であるが この身とここまで戦える人間の魔術師などは知らない 初めは何らかの技術で 「飛べて」 「固い」 だけの相手だと思っていたが……とんでもない 自陣に引き摺り下ろしてしまえばどうとでも料理できる相手の筈が 追い込まれても追い詰められても、彼女は食いついてきた その人間離れしたセンスが既に常軌を逸しており この身をして目を見張るものが多々あった そう、、、間違いなく目の前で倒れている彼女の戦闘力は サーヴァントのそれに比肩するものだったのだ ――― サーヴァント? ――― まさか、、「こちら」がそうなのだろうか? いや、それはあり得ない サーヴァントはサーヴァントの気配を察知する事が出来る 目の前の女は、どう見ても生身の人間だ そしてランサーと戦っているアレから感じた気配 むしろあちらこそ、明らかに自分たちと同じモノ―― ならば恐らくは、あの騎士がそうなのだろう 槍兵がしきりにあの女騎士を挑発するような気配をとっていたのも 戦う相手として強い方…… つまりはサーヴァントの方を選んだという事に起因している では――――人間に過ぎないこの目の前の魔術師は、、 何故、ここまで強い? 「何者だったのでしょうね―――貴方は」 「…………、、」 もはや虫の息なのだろう こちらの問いに答える声は無い 刈り取る生贄に過ぎない相手とはいえ 流石にこれ以上苦しめるのは忍びない… 「そろそろ楽にしてあげましょう」 抵抗の意思すら感じられない相手に一歩踏み込む騎兵 獲物を前に舌なめずりするほど彼女は愚かではない その無抵抗な肢体に容赦なく杭を叩き落す動作をこの騎兵は難なくやってのけるだろう 歩を進めるライダー ――彼女の傷から、むせ返るような血の匂いが充満する 女にとってそれは芳香な香りだった この女怪の 「とある衝動」 を刺激し ある行動に駆り立てるその香り―― だが、彼女は任務に忠実なサーヴァントだ 己の務めを果たす前に 誘惑に駆られて堕落に堕ちる様な真似はしない その手が、物言わぬ金髪に伸びていく 最後は急所を一突き―― 終わった事も感じさせぬように 眠るような最後を与えてやろうと短剣を翳した、、、 その手が ―――――止まる? ――有り得ない ――この騎兵をして止めを躊躇する事など有り得ない ――そんな奇跡など起こりようが無い、、 ならば、 その有り得ない事が起こった要因とは―― 「この、、匂い――?」 彼女の眉間に微かに皺が寄る その違和感―― 目の前の相手から感じる 従来のモノとは違うナニカに―― もはやこの状況で今、 ――ライダーの動きを一瞬だが完全に止めたモノこそは、、 「―――ライトニング、、、バインド……」 、、、そこへ――その詠唱が紡がれた 「―――、!?」 ライダーの気色が変わる 尻餅をつき、木の幹に寄りかかるように倒れ伏すフェイト その口から出たのは、普段の彼女からは想像も出来ない皺枯れた声、、 ―― 空間が歪み、プラズマが生じる ―― だが、、それでも彼女は魔道士だ その意思に乗っ取って行使された 世界に干渉するプログラム――魔法 その工程は声の大小に左右されず 確かに彼女の意思に従って世界に具現し 対象に働きかける 「これは―――!?」 即ち、任意発動型捕縛魔法 ライトニングバインド――― 管理局魔道士が数多持つ、敵の制圧・捕縛の際に使用される 多数のバリエーション持つ捕獲魔法 その雷属性を伴う、フェイトオリジナルの緊縛魔法が、今―― 自分に止めをさそうとしていたライダーを拘束する 削られながら 必死の抵抗をしながら それを全て弾き返されながら 同時詠唱にてそれが完成したのは――KOされる寸前だった 前面の空間に展開させ、あとは発動させるだけ…… というところでフェイトは意識を失い、地に倒れ伏したのだ 「一手、間に合わなかった… 間違いなく私の負けだった、、」 「―――く、、!」 彼女のおぼつかない、震える右手がバルディッシュを再び握り締める どうしてこの騎兵が最後の止めを躊躇ったのか―― 何故、自分は生きて意識を戻す事が出来たのか―― そこにどういう思惑があったのか、魔道士には知る由もない だが――― 「言った筈だよ……甘く見ない方がいいってッッ!!」 獲物を前に舌なめずり、、 この女怪をして絶対にしないと断ぜられた愚行 ならば何かの要因が働き、結局はソレと同じ結果になったという事か? その要因を、今ここで語る事はしない――そんな必要も無い とにかく狩りを営む者にとって三流以下の愚行、、 それを相手が行った事に違いは無い ならばその代償を払わせてやるまでだ! まるで爆ぜたように跳ね起きるその黒衣の体 それを受け、ライダーが四肢に渾身の力を込める するとその強固な筈のリングにビシリとひびが入る 何ていう常識外れ―― 凶悪な犯罪者を捕縛するために編み出されたバインド…… おいそれと抜け出せるものではないというのに、、 だが、それでも――もう遅い! 「は、、ぁぁッッッ!!!!!」 両足に力を込めて飛び起き 右斜め下から掬い上げるようなサイスの輝きが今―― 「か、―――!?」 無抵抗の刺客を、下袈裟にて両断する 相手の女怪の息を飲むような声と共に ライトニングバインドが弾け飛び騎兵が後方に飛ばされ―― その紫の肢体が背中から叩きつけられ、地に倒れ付す、、、、 いや、、、 「―――、!!!!」 踏み止まった、、! 背中を泥で汚すなど有り得ないとばかりに彼女はその身を地に付けず 片手をついて中腰の姿勢にて――断固、不倒の意思を貫いていた そして己が肢体、、完璧な美を誇っていたソレに生じた ブスブスと焦げ臭い匂いを放ちながらに脇腹から胸の上まで シミ一つない肌に刻み込まれた――傷を呆然と見やる、、 対して天に向かって振り上げたサイス それを――支えきれずによろめくフェイトの体 「ハァ、、、ハ………うっ、、、」 この最高の間合いで敵を一刀の元に仕留められないほどに――彼女は消耗していた ガクガクと笑う膝では対象を切り伏せるには圧倒的に踏み込みが足りず 泳ぐ体は、その構えすらもグラつかせている ――全身が焼けるように痛い、、 ――まるで火箸を体内に突っ込まれたかのようだ、、 やはりノックアウトのダメージは深刻だった 起死回生のチャンスを前に、体が全く動いてくれなかった… 普段ならばこれで終わりだっただけに悔しげな表情を作るフェイト しかし、、 「少し休めた……体はまだ痛いけど、、頭の方はだいぶ軽くなったよ」 それでもフェイトは不敵に言い放つ 体をゆらりと起こし 今、ゆっくりと鎌を後ろ手に構える魔道士 今、確実に負けていた―― 殺されていた、という事実―― 恐らくは敵の怠惰かミスか、、そこから拾えた九死に一生 三途の川から舞い戻ってきたその思考はどこか開き直れた感すらある 頭の中がダメージ総量に反比例するように 流出した脳内麻薬で冴えて冴えてしょうがない 「貴方は―――」 その対面―――それは地の底から響くような声だった 「そんなに惨たらしい死がお望みですか、――――?」 それは止まぬ抵抗に対する怒りの声 窮鼠に牙を突きたてられた猫の唸り声 静かで、詩人のような声色の女性が その喉から搾り出す――― ―― 殺意の塊のようなコトバ ―― 「死を望む者なんていない…!」 ビリビリと震える空気 森の木々が恐れをなすように、その枝を震わせる中―― 傷だらけの体に強い意志を灯し、、フェイトは敢然と言い放った 戦いはまだ終わらない 深い森の奥の奥、、 雷光と騎兵 金と紫紺の光が再び絡み合う―― 金色の雷光と紫紺の蛇の闘いが、、今 佳境へと向かっていくのだった ――――――
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なのは「あ、お母さん?どうしたの、いきなり電話なんて・・・」 なのは「うん・・・うん・・・こっちは元気でやってるよ?それに、フェイトちゃんもはやてちゃんもいるし」 なのは「え?あー・・・うん、そうだね・・・うん・・・で、でもさ、まだフェイトちゃんもはやてちゃんもまだだよ?」 なのは「うぇ!?そ、そんなこと言われても・・・ていうか、孫ならお兄ちゃんの子供がいるでしょ!?」 なのは「あの駄目兄貴!!シン君のこと散々浮気者とか言っておきながら忍さん以外にも手を出して!!しかも妊娠だよ!?」 なのは「おかげでまだ20代なのにおばちゃんだよ!?」 なのは「ありえないよ!!」 なのは「逆切れだってしたくなるの!!こっちは仕事忙しくてシン君とはご無沙汰なの!!最後にやったの二ヶ月前なの!!!」 なのは「そう!そうなの!!しかもフェイトちゃんやはやてちゃんと休暇がかぶっちゃうから基本が4・・・」 なのは「・・・うん・・・ごめん・・・忘れて・・・」 なのは「な!?ち、違うの!!まだ諦めてないの!!私が一番なの!!」 なのは「ていうか、そもそもあれはお酒を飲んだせいでみんなの理性が飛んでたから・・・」 なのは「・・・ごめん。忘れて欲しいの・・・うん、まぁ、うん・・・わかったから、明日も早いからさ、ごめんね」 なのは「お母さんも・・・うん、気をつけてね・・・わかってるって。今度顔を出しに行くから」 なのは「うん、それじゃ・・・おやすみなさい」 なのは「・・・はぁ・・・」 なのは「結婚・・・か・・・」 シンとなのは達は幼馴染 あるいはクリスマスを目前に控えたサンタからの贈り者 <ミッドチルダの場末にあるアスカ探偵事務所> なのは「・・・と、言うことなの・・・」 シン「・・・」 なのは「いやね、確かに結婚は重要だと思うよ?生まれてくる子供も、やっぱりそういうのは気にすると思うし・・・」 シン「・・・」 なのは「そりゃ、私にはもうヴィヴィオがいるけどさ・・・教育上はやっぱりって思うの」 シン「・・・」 なのは「まぁ、それでもねー・・・よくドラマとかで結婚を促されるって場面あるけど・・・実際にやられるときついんだよね・・・」 シン「・・・」 なのは「ねぇ、そこんところどう思う?」 シン「お前は・・・」 なのは「ん?なに?」 シン「俺を殺しにきたの!?精神的に!?それもこんな客の居ない日に!!」 なのは「お客さんがいないのはいつもの事なの。ていうか、せっかくの休暇が取れた私になにかいたわりの言葉はないの?」 シン「はいはい、国家公務員様はお忙しくていらっしゃいますねー。うらやましいですねー」 なのは「そうなんだよねー・・・教導は面白いし、色々な子がいるからやりがいがあるんだけどさ。きついんだよね・・・」 シン「だったら他の部署に移れば良いだろうが。後身を育てるのも大切だが、お前におんぶに抱っこじゃ駄目になるぞ」 なのは「うん。あー・・・そこの辺りは大丈夫なんだけどサー・・・ていうか、流石に皆若くってね・・・私も年かなー 最近は油っぽいものとか食べれないし、サラダばっかりだし、レモンとか超おいしく感じちゃうし、しかもこの前に吐いちゃうし・・・」 シン「いや、まだまだだろうが・・・コーヒーいるか?」 なのは「えー。ビールがいいの」 シン「まだ午前中だぞ・・・コーヒー飲んで、その寝ぼけた頭をしゃきっとさせろ」 なのは「私は今日は休暇なの。だからビールを所望するの」 シン「俺は年中無休だからだめです」 なのは「もしくは、戸棚の奥に隠してあるシン君秘蔵のウィスキーでもいいよ」 シン「・・・なんで知ってるんだよ」 なのは「たまに失敬してるから。フェイトちゃんやはやてちゃんたちと一緒に」 シン「おいこら!!最近減りが早いと思ったらそういうことかよ!!」 なのは「でも最近は体調が悪いから・・・紅茶が欲しいの」 シン「はいはい。っと、砂糖はいくつだ?」 なのは「レモンたくさん。というか、レモン」 シン「なんで飲み物を聞いて食べ物が出てくるんだよ・・・」 なのは「コーヒーなんて眠気を吹き飛ばすだけなの。しかもうちの部署の名物知ってる?『まずいコーヒー』なんだよ?どろどろのタールみたいな」 シン「・・・うん、俺やっぱり管理局から出てよかったわ」 なのは「でも、シン君のコーヒーの香は好きだよ?」 シン「ま、ちゃんとひきたてを使ってじっくりとドリップしてるからな。面白いぞ、コーヒー」 なのは「薄給なのになんでそんなところだけお金遣い荒いのかなー・・・」 シン「うっさい。俺はこの仕事にやりがいを感じてるんだよ」 なのは「ていうか、何度も聞くけど・・・なんで管理局やめちゃったの?シン君なら色々と優遇されるし、それに私達だって・・・」 シン「ま、若気の至りって奴だな。それに俺は、ああいうお役所仕事は性にあわないからな」 なのは「そうかなー・・・シン君なら局内で出世も夢じゃないと思うんだけど」 シン「だから、そういうのが性に合わないんだよ。大局的な物の見方だとか・・・俺はあくまでも俺の周りが守れればそれでいいんだよ」 なのは「相変わらずひねくれてるよね、シン君って」 シン「ほっとけ」 なのは「あぁ、それでさ。話は戻るんだけど」 シン「なんだ?俺を胃潰瘍で憤死させる内容か?」 なのは「・・・シン君はさ、誰を選ぶの?」 シン「・・・」 なのは「シン君の性格はわかってるよ。でもさ、そろそろ私達もいい加減に決着をつけないといけないとおもうの」 シン「あぁ」 なのは「もう、いい年だしさ。みんなの気持ち、わかってるんでしょ?ていうか、何度も寝といて知りませんでしたーなんてありえないしね」 シン「だな、今の俺は最低の人種だしな」 なのは「ま、そういう馬鹿なところも可愛いんだけどさ、シン君は」 シン「うっさい。気にしてるんだよ、俺だってな」 なのは「あばたもえくぼ、かな?」 シン「だろうな。こんな俺なんかにまだ付き合ってくれてるんだ・・・」 なのは「だからね、改めて言わせて欲しいの」 なのは「愛してます。結婚してください」 シン「・・・」 なのは「お願いします」 シン「悪い」 なのは「・・・ッ」 シン「お前に、そこまで言わせちまったな・・・まったく、体はでかくなっても、中身が成長に追いついてない・・・情けない話だ」 なのは「私が惚れた相手なの。だからそこまで言わないで欲しいな」 シン「いいだろ、別に自分の事なんだから」 なのは「関係ないの。私が惚れて、私が愛した人なんだから」 シン「なるほどね、俺も自分だけじゃない。人間なんて一人では生きていけるはずが無いんだから何処かしら他人との接点がある・・・」 なのは「だから、自分さえも自分だけのものじゃないの」 シン「ご高説だな・・・」 なのは「お礼はさっきの返答でいいよ?」 シン「受領、じゃないんだな」 なのは「私は心の底から貴方が欲しい。だから、そこに打算なんていらない。それだけは事実だから」 シン「手、震えてるぞ?」 なのは「一世一代の大博打なの。これで震えないのは本物の無頼くらいなの。私だって、怖いものくらいあるんだから」 シン「・・・そうだな、すまん。別にそんなつもりは無かったが・・・」 なのは「謝るくらいなら早く答えが欲しいの。今凄い緊張して変な汗かきはじめてるから・・・」 シン「あぁ、悪い」 なのは「・・・」 シン「・・・」 なのは「・・・」 シン「・・・」 なのは「・・・」 シン「・・・」 なのは「・・・」 シン「・・・」 なのは「・・・」 シン「・・・」 なのは「・・ッ」 シン「俺は」 はやて「こにゃにゃちわーーーーー!!!!」 シン「うわぁぁぁあああぁぁぁあぁぁぁああ!?」 なのは「ぎゃなーーーーーーーーーーーーーー!?」 はやて「お客さんかと思った?ざーんねん!!可愛いはやてちゃんでした!!」 シン「な、ななな・・・」 はやて「あ、フェイトちゃんもおるんよー」 フェイト「シンおはよ。それになのはも今朝方ぶり」 はやて「てかなのはちゃんすっごい声やったなぁ。いい年した淑女があげるもんやないで。あげるんは嬌声にしとかなな!!」 なのは「そ、そういう問題じゃないの!ていうか、いきなりすぎるの!!タイミング見計らってたの!?」 はやて「そんなんするわけないやん、コントやあるまいし・・・でもま、つーことはシンからまだ返事もらってないってことか。行幸行幸」 なのは「なんで、それを・・・」 はやて「うん?それはまぁ、長年の付き合いと読みからかな?それに、なのはちゃん分りやすすぎや」 シン「・・・んで、どうしたんだよ二人して。朝早くから」 はやて「うん。まぁ、長年の戦いに終止符がついてしもうたからね。その報告に」 フェイト「私ははやてに誘われたからだけど、私からもちょっとね」 シン「そうかい。ん?はやて、それはなんだ?」 はやて「ん?これはまぁ、あれやな。ケーキや」 シン「大きさからして1ホイールか・・・またでかいのを・・・」 はやて「なにせお祝いやからな。お祝いといえばケーキ!!それがめでたいならおっきいのを買うしかないやろ!!」 なのは「だからって、こんな大きいの・・・特注じゃないの?」 はやて「まぁなぁ、でもやっぱりお祝い事やから・・・問題は私が今ちょっと食べるのがしんどいっちゅうのもあるんやけどな」 シン「なのにそんなおっきいの買ったのかよ」 はやて「そこはほら、なのはちゃんとフェイトちゃんのために、な。・・・食べなやってられんやろうし・・・」 なのは「でも、私も最近体調が悪いから甘いものとか無理なの」 フェイト「私もちょっと・・・」 はやて「そうなん?ま、そん時はシンに頑張ってもらおか」 シン「おい、俺は甘いものが苦手って言わなかったか?」 はやて「記憶にございません」 シン「どこの政治家だお前は・・・」 はやて「管理局の上層部なんてそんなもんやで。言質とったもん勝ちや。シン、一応取り皿とフォーク、それからカット用に包丁温めてな」 シン「・・・なんで俺が・・・」 はやて「せやゆうても、しゃあないやん?私らが勝手にやるのもなんやしな」 シン「いつも勝手にやるくせによく言うな」 フェイト「シン、手伝おうか?」 はやて「かまへんかまへんって、フェイトちゃん。男はなんでもできるようにならな」 シン「はいはい・・・っと。フォークなんて人数分あったかな・・・」 はやて「台所の引き出しの所に一式おいてあったやろ?ケーキ用のフォークが」 シン「えっと・・・あ、本当にありやがる・・・つか、知ってるならお前がやれよな」 はやて「いや、知ってる思うとったし。シン、あんたもこの家の主やったら何が何処にあるかくらいちゃんと把握しとかなあかんで」 シン「へいへい」 なのは「それで、はやてちゃんはいきなりどうしたの?お祝いとか、重大発表とか言ってるけど・・・」 フェイト「私も知りたいな。はやて結局私にも教えてくれてないし」 はやて「まぁ、それはシンが帰ってからにしとこか。しかし・・・なのはちゃんもおせおせやねー」 なのは「当たり前なの。みんなに勝ってシンとの幸せな家庭を築くためには妥協なんてしちゃいられないの」 フェイト「ふふ、皆手ごわかったもんね」 はやて「ま、私らも贔屓目に見ても美人やしなぁ・・・だからこそ、みんなで一緒にとかでも妥協できたしな」 なのは「・・・ていうか、はやてちゃん見境がないの!!あまってたらいきなり襲ってくるし・・・」 フェイト「いきなりもまれたり吸われるのはびっくりするよね」 はやて「それはまぁ、自分らが同性さえも魅了するほどの美しさっていうことで理解しときな。でも、それも今日限りやな」 なのは「今日のはやてちゃん、なんかいつも以上に強気なの」 フェイト「そうだね。でも、私もそれには同意するかな」 はやて「お、フェイトちゃんは何かしっとるのかなー?そこか!?その大きなおぱーいにか!!」 フェイト「きゃ!?もう、いきなりもまないでよ!!」 はやて「いやいや、でも本当にちょっと手を伸ばしただけで触れるなんてな・・・ほんまにおしいで・・・その感触をもう生で直に味わえんとは」 フェイト「もう・・・そろそろ教えてくれても・・・」 シン「遅くなった・・・おい、お前は何をしてるんだはやて・・・」 はやて「?何ってフェイトちゃん押し倒してのしかかっておぱーいをこう、揉みしだいて」 シン「だれが説明しろなんていった!?というか、『え?なんでこの人聞いてくるの?聞かないとわかんないの?』見たいな目で見るな!!」 はやて「え?なんでこの人・・・」 シン「言わなくていいんだよ!!」 なのは「あはは・・・で、いつになったら話してくれるの?」 フェイト「私としては離してくれると嬉しいんだけど」 はやて「おぉ!ごめんなフェイトちゃん。あまりにももみ心地が良くてついつい」 シン「ったく・・・んで、ケーキ切るからさっさとあけてくれよな」 はやて「ふふふ、そうあせりなさんなダーリン。んじゃ、ご開帳やで!!」 ケーキ:甘さ控えめのレモンケーキ プレート:【はやてちゃん御懐妊!!】 シン「・・・」 なのは「・・・」 フェイト「・・・」 はやて「二ヶ月だそうです!!」 シン「・・・」 なのは「・・・」 フェイト「えと・・・おめで、とう?」 はやて「いやーなんや最後にみんなでやった時あるやん?ソン時にどーもあたったらしいわ!! 私もなんか最近だるいなぁとか思って病院いってみたらな、これがどんぴしゃ!!私もビックリしたけどそれ以上に嬉しくてなぁ・・・ あ、ちなみにこれ母子手帳な。いやぁ、先生から『ご懐妊です』って言われた時もすっごい嬉しかったけど。 やっぱり実際に母子手帳渡された時が本当に実感わいてなぁ・・・嬉しいやら心細いやら・・・感無量やったんや!!」 シン「う・・・あ・・・え?」 なのは「・・・」 フェイト「そうなんだ・・・うん、分るよその気持ち」 はやて「せやろせやろ!?やっぱりこうな、愛した男の子供を孕んだっちゅうのがまた凄くてなぁ・・・ なんやろ、これで本当に家族になれるんやって思ってな、思わずそこで泣いてしもうたけど。 まぁ、分かった時にヴィータとシグナムが飛んでいきそうになったのを無理矢理とめた時はしんどかったけどな」 フェイト「そういえば最近二人とも見ないなーって思ってたけど・・・それが原因だったんだね」 はやて「二人とも『お話し』してくれたらわかってくれてなぁ・・・やっぱり持つべきものは家族やで」 フェイト「うん。わかるよ。私のときもそうだったもん」 はやて「せやろせやろ!!これはやっぱり女だけに感じる幸福や・・・な・・・?」 なのは「・・・」 シン「・・・ふぇ、ふぇいと・・・」 フェイト「ん?どうしたの?シン。なんか魂抜けかかってるよ?」 はやて「えと、な・・・なんか今私変なこと聞こえたんやけど・・・」 フェイト「変なこと?なんかへんなこと言ったかな?」 はやて「あの、な・・・なんかフェイトちゃんが私の時も、って言うた気がしたんやけど・・・あは、あははは・・・なんや自分まだ疲れてるンカナ」 フェイト「え?うん、言ったよ私もって」 はやて「はへ?」 フェイト「シン。ごめんね事後承諾になっちゃったけど、はいこれ。私の母子手帳。二ヶ月だってさ」 シン「・・・」 なのは「・・・」 はやて「えと、その・・・お義姉さんの時やなくて?」 フェイト「当たり前だよ。幾ら私でもそんなことはしないよ。ほら、名前のところもちゃんと書いてあるし」 はやて「・・・マジや・・・」 シン「・・・」 なのは「・・・」 フェイト「でも、はやての言ってることもよく分るよ。私も最近調子が悪くてさ、それでお母さんが付き添って病院にいったんだけどね。 そこで『おめでとうございます』って言われて・・・もう、嬉しくて嬉しくて・・・思わずその場で泣いちゃってさ はやても言ってたけど、シンの子供を産めるんだって思うと本当に嬉しくて、家族に成れるんだって、本当に嬉しくて・・・ お母さんも「おめでとう」ってすぐに抱きしめてくれてね・・・」 シン「」 なのは「」 はやて「・・・はぁ・・・なんや私の一人勝ちや思うたのになぁ・・・」 フェイト「ごめんねはやて。私もまさかはやてもなんて思ってなかったから」 はやて「まさか周期まで一緒とはなぁ・・・なんや一気に冷めてしもうた・・・」 フェイト「はやて、子供ができるのに冷めるとか言うのは酷いと思うよ?」 はやて「あぁ、そっちやなくてな。そっちは今でもテンションMAXやから。シンをついに私が独占できるっておもうとったから・・・」 フェイト「・・・うん、私も。それはむしろ同意しかできないかな・・・ずっとシンと一緒に居たかったから。まさかはやてもとは・・・」 はやて「ま、ここまできたら毒も皿までやな。つきおうてもらうでフェイトちゃん」 フェイト「こちらこそだよ、はやて」 はやて「でもまぁ、これはある意味妙手やもしれんなぁ・・・誰と籍を入れるかはおいといて、未婚で子持ちか・・・よし、政治家の道が見えて来たで」 フェイト「流石はやて。転んでもただではおきない」 はやて「うははははー。てなわけでさっそく一揉み・・・」 フェイト「きゃ!もう・・・だから私の胸はシンのなんだからね。それに、子供にあげなきゃいけないし」 はやて「ええやんええやん。にぎやかになるんやったら・・・で、この魂抜けてる私らの旦那様はどうしようかね」 シン「」 フェイト「大丈夫。シンって意外と打たれ弱いけど、回復は早いから。こうなったらとことん突き抜けちゃうよ、きっとね」 シン「」 はやて「せやな。そっちは問題ないとして・・・」 フェイト「だね・・・」 なのは「」 はやて「・・・なぁ、フェイトちゃん」 フェイト「なに、はやて」 なのは「」 シン「」 はやて「私な、今すっごい預言者になれるかもしれんのやけど」 フェイト「奇遇だね、私も今なら予言ができると思うよ」 なのは「・・・ウプッ」 はやて「せやなぁ・・・あ、なのはちゃん。あのな、ひょっとして・・・」 なのは「ごめ・・・!!ちょっとお手洗い・・・!!」 フェイト「やっぱり、かな・・・」 はやて「あっちゃー・・・せやろなぁ・・・まったく、この根性無しの種馬が・・・つけるんやったらだれか一人にしぼればいいちゅうのにまったく」 シン「」 フェイト「ふふ・・・はやて、そういうのは笑いながら言うべきじゃないと思うよ?」 はやて「ええねんええねん。この世界の誰に無くても、私らだけには言う権利がある。というか、寧ろ義務やな フェイト「・・・これからどうなるのかな・・・」 はやて「なんやフェイトちゃんは不安なん?」 フェイト「そりゃ、ね・・・私はほら・・・生まれが普通じゃないから・・・ちゃんとお母さんできるのかな・・・ プレシア母さんみたいにならないかな・・・それに、無事に生まれてくれるのかな・・・」 はやて「なんや、そんなことかい。安心し、フェイトちゃんは誰よりも素直でおっぱいおっきいし、美人やしおっぱいおっきいし それに優しいしヴィヴィオからも慕われとるしおっぱいおっきいし、提督のところの双子ちゃんからも懐かれとるしおっぱいおっきいし そんなフェイトちゃんが素敵なお母さんにならへんはずがないやろ?あとおっぱいおっきいし」 フェイト「はやて、それじゃあ胸がおっきいのしかわからないよ?ていうか、胸があっても重いし肩こるだけだよ?」 はやて「ええやん!!そんな勝ち組な台詞私も言ってみたいんやで!?ええもーん。子供出来たら胸がはる言うし、それやったら私かて大きくなるもん!!」 フェイト「はやてはさ、しっかりしたお母さんになりそうだよね」 はやて「当然や!!しつけはしっかり子供の頃に叩きこまなあかんからな!!」 フェイト「うん、そうだね」 はやて「それにな、フェイトちゃん。こんな素敵なお母さんが三人もおって、お父さんもまぁ、甲斐性だけはあるからな。そんな子供達が不幸になるはずない 私らが、絶対にそうさせたらあかんのや。それに、考えようによってはすぐに手助けしてくれる身内が一気に二人も増えるんやで? これは戦力的にかなりなもんや!!」 フェイト「・・・うん、うん・・・そう、だよね・・・」 はやて「なんや、フェイトちゃん。ないたらあかんで。幸せになるんやから、笑わなあかん」 フェイト「はやて、だって・・・」 はやて「これはうれし涙や。だから、わろうとるやろ?」 フェイト「そう、だね・・・」 はやて「フェイトちゃん。私ら四人で、子供達を誰よりも幸せにしたろ・・・お母さんの子供に生まれてよかったって言われるくらい・・・ んで、ついでにシンを幸せにしたろ。こいつ、未だにあのことを怖がっとる。自分が『本当の自分』になったら、不幸にするからいうて そんな馬鹿なこと考えとるこの大馬鹿者を、誰よりも愛しいこの馬鹿を、みんなで幸せにしたろ 大丈夫や。私ら三人と、それに子供たちまで出来るんやからな。なんも怖いことあらへん」 フェイト「うん、うん・・・」 はやて「そんじゃあまずは・・・」 はやて「いつまで魂飛ばしとるんや!!このばかちん!!」 シン「んぎゃ!?・・・っは!俺は一体なにを・・・」 はやて「自分を好いて、自分が愛した女を三人も孕ませといて何をいうとるんや!!ほら、しゃんとしい!!」 シン「いてっ!!一々叩くな・・・って、三人?お前らだけじゃないのか?」 はやて「なのはちゃんも妊娠しとるわ。予想やけどな。ま、してなくても孕むまでシンにはやってもらうとして・・・」 シン「って、お前は何を言ってるんだ!!」 はやて「シンこそ何をいうとるん?女なんて影で色々言うに決まっとるやろう。この前はシンのを胸でとか、後ろからとか!!」 シン「今ここで言うべき事!?なんでそこまで俺公表されてるの!?」 はやて「実際に目の前でやっとる所見せられ取るからな!!」 シン「お前はなんでそんなに偉そうなの!?」 はやて「うっさい!!つべこべイワンとさっさとなのはちゃんを産婦人科まで送ってき!!孕んどるから!!」 シン「って、あれ?なのはは・・・」 なのは「・・・う~・・・気分悪いの・・・」 シン「大丈夫か?ほら、水」 なのは「ありがとうなの・・・」 フェイト「なのは、つわり重いほうなのかな?」 はやて「かもしれんなぁ、フェイトちゃんは?」 フェイト「私は軽いほうだったから」 なのは「・・・だめ、また吐くの・・・」 シン「ほら、大丈夫か?」 なのは「・・・無理・・・シン・・・背中さすって・・・」 シン「分かった、なんか欲しいものがあれば言えよな・・・」 なのは「・・・ありがとうなの・・・」 はやて「ま、どちらにせよにぎやかに成るのだけは確かやな・・・もういっそのことユーノ女史も孕ませてみるか・・・」 フェイト「はやて、そんな動物じゃないんだから」 はやて「ユーノ女史もなぁ、未練たらたらなんが見て取れるしな。三人も五人もかわらんやろ?それに、家族は多いほうがええからな」 フェイト「それは・・・うん、絶対そうだね」 はやて「よっしゃ!!それじゃあさっそく一段落したら連絡いれなあかんな!!忙しくなるで~」 その後、なのはも妊娠二ヶ月であることが判明。 そこで思わず歓喜のあまりスターライトブレイカーEXをぶちかますなどの照れ隠しをして、しまうなどの心温まるエピソードがあったとか。 何はともあれ、そこから近くにいるからという理由でテスタロッサ家に向かい、詳細を話しても家族からお祝いを言われ、 解き放たれたヴォルケンリッターから(物理的に)熱い歓迎を受け、グレアム退役中将からは複雑な表情をされながらもおめでとうといわれる。 しかし、なのはのご両親に挨拶という名の処刑を受けに海鳴市を訪れた際 そこには幼馴染の二人がお腹を膨らませた状態でいたために、シンは更なる騒動に巻き込まれることになるのだが・・・ それはまた別の話。 蛇足 ~4ヶ月前海鳴市某所にて~ すずか「どうだった?アリサちゃん」 アリサ「・・・中ってた・・・」 すずか「本当!?よかったね!!おめでとう、アリサちゃん!!」 アリサ「なんで・・・」 すずか「え?」 アリサ「なんで、すずかはそんなに喜べるの?子供だよ?子供なんだよ!?軽いことなんかじゃないんだよ!? 新しい命、本当に重いことなんだよ!?それなのに、どうして・・・」 すずか「アリサちゃん・・・」 アリサ「誰の子供かなんてわかってるよ、あいつしかいないもん、あいつだけだもん!!でも、すずかもなんだよ!? 私は、あいつには、私だけを見て欲しいのに、それなのに、なんで!?幾ら親友でも、ううん、親友だからこそ!! なんで自分以外の女が愛した男の子供を身ごもって喜べるの!?おかしいでしょ!?ありえないわよ!!」 すずか「・・・」 アリサ「しかも、あいつは側に居ない・・・アレだけしておきながらこんな時にもいないのよ!?おかしいでしょ!? なんで・・・?どうして・・・?」 すずか「それは・・・」 アリサ「分かってる。分かってるわよ!!あいつがこっちに来た時に、盛ったからよね!! だから、あいつに連絡なんか出来ないわよ!!すずかと一緒に、やったから、わかってるわよね!!」 すずか「アリサちゃん!!」 アリサ「なのはも、フェイトも、はやても、あいつが好きで、あいつはあっちの世界に行ってて・・・でも、私たちはこっちの世界・・・ 追いかけることも、今の世界を捨てることも出来なかった私には、これが罰なのかな・・・それで愛されたいなんて、思っちゃいけないのかな・・・」 すずか「そんなことないよ」 アリサ「ううん。きっとそう、いつもあいつを困らせて、いつもあいつと言い争って・・・それでも、それでも愛して欲しいなんて・・・ 私みたいに親友だと思ってくれていたなのはたちを裏切って・・・」 すずか「それは、私だってそうだよ・・・私も、あの時に・・・」 アリサ「すずかは違うよ・・・私が心細かったから、怖かったから、誰かに縋っただけなんだよ・・・すずかのあいつへの想いも利用して」 すずか「だからそれは」 アリサ「私、私は・・・こんな汚い女で・・なのに、なのに、この子供は産みたいなんて、都合のいい、話だよね・・・」 すずか「アリサちゃん、聞いて。私はね、後悔なんかしてないよ?」 アリサ「・・・すずか?」 すずか「私はね、嬉しかったんだ。アリサちゃんが頼ってくれて、アリサちゃんが想いをぶちまけてくれて。やっぱり、私の親友なんだって。 そう思ったからあの時話に乗った。その後、シン君になのはちゃんたちには内緒にして欲しいって言ったのも私の意志」 アリサ「でも、それは私が」 すずか「だめ。シン君への想いも、アリサちゃんとの友情も私は裏切らない。アリサちゃんが裏切ったと思うのは勝手だけど 私が裏切られたと思ったと感じるのは許してあげない」 アリサ「でも、でも・・・怖い、怖いの・・・一人で子供を産むことも、一人で子供を育てることも・・・こんな、私が・・・」 すずか「アリサちゃん、これ・・・」 アリサ「これって、母子手帳?・・・!!」 すずか「このまえ、お医者さんに行って来たよね、私」 アリサ「あ、あれは!!あれは体調が悪かったって・・・」 すずか「ううん。本当は、予想してたんだ・・・でも、いえなかったの」 アリサ「どうして?・・・あ、やっぱり、私なんか信用できないよね・・・」 すずか「違うよ・・・怖かったんだ・・・」 アリサ「え?」 すずか「もし、一人で産むとしたら?もし、一人で育てるとしたら?そう考えると怖くてたまらなかったの」 アリサ「すずか、も?」 すずか「そのくせ、もしアリサちゃんには出来てなくて、自分だけ出来ていたら、それは親友を裏切ったみたいにおもっちゃって・・・ 変だよね、自分は裏切っていないって言ったのに・・・」 アリサ「違う、違うよアリサ!!アリサは裏切ってなんかいない!!」 すずか「なのに、今日アリサちゃんから相談を受けるまで、アリサちゃんから告白されるまで私はいえなかった・・・怖くて・・・ ずっと、怖くて・・・」 アリサ「すずか」 すずか「でも、やっぱり私達親友だね。たった一回で、二人ともなんてさ。ちょっと運命的かも」 アリサ「いや、それはどうかと思うけど・・・」 すずか「だからね、この子供たちは私達二人で育てよう?大丈夫。一緒なら、大丈夫」 アリサ「すずか・・・ありがとう・・・ごめん、ごめんね・・・」 すずか「何言ってるの。アリサちゃんが言い出してくれなかったら私はシン君と二度と結ばれなかったし、一人で震えてただけかもしれない だから、私こそごめんね、アリサちゃん」 アリサ「でも、シンには・・・」 すずか「しばらく黙ってて、今度帰ってきたときに二人で驚かせましょう?」 アリサ「うん、でも・・・なんで?」 すずか「なんとなーく、そっちのほうが面白い気がして」 アリサ「・・・すずか、それはちょっと性格悪いわよ・・・」 ちなみに、後に黒髪の美女曰く「一人は出来ると思っていたけど、まさか三人ともとは予想外でした・・・」
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登録日:2015/07/02 (木) 01 17 02 更新日:2024/04/05 Fri 21 18 56NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Bully Maguire Earth-96283 MARVEL SPIDER-MAN アメコミ キルスティン・ダンスト クズ化 サム・ライミ サンドマン ジェームズ・フランコ スパイダーマン スパイダーマン3 ソニー・ピクチャーズ トビー・マグワイア トファー・グレイス トーマス・ヘイデン・チャーチ ニューヨーク ニュー・ゴブリン ネットミーム ブラックスパイダーマン ヴェノム 完結編 復讐 映画 洋画 無敵の人 第3作 蜘蛛男 詰め込み過ぎ 調子ノリ男 賛否両論 赦し 闇堕ち ◆スパイダーマン3 「自分」に挑め。 『スパイダーマン3(SPIDER-MAN3)』は07年の米映画。 【概要】 MARVEL社のコミックヒーロー映画『スパイダーマン』のシリーズ第3弾にして完結編。 今作では悪役(ヴィラン)が3人も登場するという大盤振る舞いの構成で、しかも前2作では惜しむべくも出番をカットされた人気キャラも登場している。 また、監督のサム・ライミは本作のテーマを「復讐」と「赦し」と発言しており、前2作でも「普通の青年」であることを強調されてきた主人公の持つ「悪」の面にも着目し、善と悪の二次元論では終わらせないようにしている。 …が、如何せんその3人ものヴィランを登場させる盛り沢山すぎる構成のせいで、「話が散漫」、「中途半端」、「キャラクターに感情移入できない」と批判が続出。 元々は本作でシリーズを完結させる予定であったが、本作までの興行的な成功を受けてシリーズの続行と第4作目の製作が決定。しかし、監督のライミと製作会社ソニーとの関係が決裂し、結局当初の予定通りに本シリーズの完結が決定。とはいえ、本作で物語が割と綺麗に完結したので、打ち切り感があまり無かったのは不幸中の幸い。 予定された第4作は、リブート版の新シリーズとして製作されることになった。 哀れ、更なる名作となりえるはずだったこの作品はどうしようもない大人の事情とゴタゴタによって振り回され、挙句に続きがこれ以上描かれる機会まで永遠に失われてしまったのだ。 1作目から新時代の映像と主人公の描写で世界中から多くの支持を集めたシリーズとしては、あまりにもやるせない幕引きであった。 ……と思われていたのだが…? 【物語】 蜘蛛の力を持った超人ヒーロー、スパイダーマンは今やニューヨーク中の人気者となり、晴れて両想いとなったメリー・ジェーンとも順調で、ピーター・パーカーはまさに絶好調の中にいた。 そして、MJへのプロポーズを決意した最中、突如として父・ノーマンの仇を打とうとした親友ハリーが、身体能力増強薬と武装一式を改良して自らに服用し、ニュー・ゴブリンとなってピーターを強襲。 戦闘の末ハリーは頭を強く打ち、記憶喪失となってしまう。以前の優しい彼に戻って複雑な思いを抱くピーター。 一方で、MJは舞台もクビになり恋人・ピーター=スパイダーマンの人気を見せつけられ、まさに絶不調の中にいた。おまけに同級生のグウェンと親しいピーターの様子を見て、彼に当たり散らすようになってしまう。 そんな中、ピーターは、警察からベン叔父さんを殺した犯人が別にいるという情報を知らされる。 その男、フリント・マルコは金を盗んだ強盗犯キャラディンの仲間で、かつて逃走用の車を確保する際、ベン叔父さんを不本意な形で殺してしまった過去をずっと後悔していた。その後は刑務所に収監されていたが、難病を抱えた愛娘への想いを諦めきれずに脱獄。その際に分子分解装置の中に落ちて、実験に巻き込まれてしまった事で、彼は体を砂に変える怪人「サンドマン」となってしまう。その力を使い、マルコは娘の医療費を手に入れる為に現金輸送車を襲撃し始める。そんな事情を何も知らないピーターは、マルコへの憎悪を燃やし眠りについたが、その彼に宇宙から飛来してきた黒い不吉なモノが絡みつく。 目覚めると彼は黒いスパイダーマンスーツを着たブラック・スパイダーマンとなってしまっていた。そしてサンドマンを一方的に嬲り倒したことを機にそのスーツに依存するようになったピーターは、束縛からの開放感と慢心を増幅させ、徐々に性格を豹変させていく。そんな彼を同僚のエディは逆恨みし、サンドマンも自身の邪魔をするスパイダーマンに強い怒りを覚える。 一方、記憶喪失になったハリーの耳元に、グリーン・ゴブリンの怨念の声が囁く。 果たして、三者三様の復讐の行方は? 【登場人物】 ピーター・パーカー/スパイダーマン/ブラック・スパイダーマン 演:トビー・マグワイア/吹き替え:猪野学 お馴染み人気者ヒーローと優秀大学生の二つの顔を持つ心優しい青年。 前作でMJと両想いになり、日常生活も上手く回せるようになって少し調子に乗っている。 そのままMJにプロポーズまでこぎつけようとしたが、その無意識な言動で彼女を怒らせてしまい、関係がギクシャクすることに。 さらに、ベン叔父さん殺しの真犯人を見つけ、これまで封印してきた復讐心を燃え上がらせ、その心の闇を宇宙生命体「シンビオート」に付け込まれ、「黒いスパイダースーツ」の形で寄生されたブラック・スパイダーマンとなってしまう。 寄生された後は復讐心と傲慢さ、凶暴性を肥大化させ、荒っぽい戦い方を好むようになり、普段の態度も道端で突然70年代のダンスを踊ったり女癖も悪くなるなど調子ノリノリになった。 この時のピーターは「陰キャの考える陽キャ像」みたいな感じで非常に気持ち悪い。…まぁシンビオートに寄生されてこの程度にしかならないのが彼らしいと言えば彼らしいが。 その後はハリーに報復し、MJにも恥をかかせるなどするが、その際にようやく我に返り黒いスーツを切り裂き、本来のスパイダーマンに戻る。 しかしそれがまた新たな火種を呼ぶ事に。 メリー・ジェーン・ワトソン 演:キルスティン・ダンスト/吹き替え:岡寛恵(日テレ版:北乃きい) お馴染み尻軽舞台女優。 ピーターへの想いを自覚しラブラブカップルとなり順風満帆…と思いきや、批評家の酷評を得て舞台をクビになり場末のバーのシンガーにまで落ちぶれてしまった。それまでピーターがどれほどの苦境に晒されていたか知らない彼女はピーターに八つ当たりする。 さらに、自分とは反比例するかのように人気者になったスパイダーマンの現実を見せられ、加えてスパイダーマンが自分と同じシチュエーションでキスをし、素顔のピーターとも親しい女の出現に怒りを募らせ、彼と距離を置くようになってしまう。自身がクビになったことは話さずにである。 そんな彼女が身を寄せたのは記憶喪失になったハリー。うん、相変わらずである。 しかし、記憶を取り戻したハリーに脅され、ピーターに別れ話を持ちかけてしまう。 そして、自分の舞台を邪魔したピーターの豹変ぶりに愕然とするも…。 前作までの好き放題っぷりに比べたらそのしっぺ返しかどうかは知らないが、今作ではピーターの調子ノリっぷりと比較すると境遇が可哀相。 ハリー・オズボーン/ニュー・ゴブリン 演:ジェームズ・フランコ/吹き替え:鉄野正豊 お馴染みファザコン御曹司でピーターの大切な親友…だが序盤からクズムーブ全開。 前作で父の仇スパイダーマンの正体と、父の裏の顔がグリーン・ゴブリンと知ってしまい、復讐のために父の遺品の身体能力増強薬と武装一式を改良し、理性を保ったまま先代と同様の超身体能力を得る。 そのフル装備でピーターを奇襲するが、彼の反撃にあって頭を強く打ち、高校時代からの記憶を失ってしまう。 その時の彼は事件が起こる以前の優しい性格で、ピーターとも大の親友として接していた。この時の彼とピーターの様子はなかなか心に来る。 だが、ゴブリンの残留思念の囁きで記憶を取り戻した彼は、ピーターの心を弱らせるべくMJに近づき2人の仲を引き裂こうと目論む。 しかし逆上した黒ピーターに逆襲を受け、大怪我を負わされた事で、2人の仲は完全に破綻。...しかしその後、執事のバーナードからゴブリンを殺したのはスパイダーマンでは無くゴブリン自身だった事を知り、遂にピーターへの憎しみを捨てる。終盤ではヴェノムとサンドマンに苦戦していたスパイダーマンを救う為に駆けつけ、皮肉にもスパイダーマンとゴブリンが共闘するという前々作からは予想だにしない衝撃的な展開となる。最期は父同様にグライダーでスパイダーマンを殺そうとしたヴェノムに刺されて死亡した。(恐らくこの場面はスパイダーマンを殺そうとしてグライダーで死んだノーマンとスパイダーマンを守ろうとしてグライダーで死んだハリーという対比にしたかったのだと思われる。) フリント・マルコ/サンドマン 演:トーマス・ヘイデン・チャーチ/吹き替え:石田圭祐 刑務所を脱獄した強盗犯。 第1作で死亡した強盗犯キャラディンの仲間で、ベン叔父さんを殺害した真犯人だと断定された。(本来は逃走する為の車を奪う為に脅すだけで殺すつもりは無く、寧ろベンの説得で改心しようとしていたが、共犯者に背後から声をかけられ、背中を押された拍子に持っていた銃が暴発してしまった事で殺害してしまった。) 実は病気の娘の治療費を手に入れる為に強盗へ加担しており、本心は心優しい男性であるが、犯罪に手を染めたために現在は妻に見放されている。 逃走中、原子分解の実験場に迷い込み、砂と一緒に原子分解され肉体が砂と一体化してしまう。その結果、彼は肉体を砂に変化させ変幻自在の攻撃を仕掛ける怪人「サンドマン」に変貌。その力で再び強盗を始めた際にスパイダーマンと対決する事になる。 一度はスパイダーマンを退散させたが、二度目でブラック・スパイダーマンと対峙した際は彼の殺す勢いの猛攻に打ち負け、下水の中に落ち形状崩壊を起こしてしまう。 その後、奇跡的に復活した彼は自分の邪魔をするスパイダーマンに強い怒りを覚える。時を同じくして、スパイダーマンに逆恨みしているヴェノムに協力を持ちかけられ、スパイダーマンを倒すべく共同戦線を張る。そしてヴェノムがスパイダーマンとの戦いで爆死した後、ベンを誤って殺してしまった経緯と自身が病の娘を救う為に強盗していた事実をピーターに話し、お互い分かり合えた事で無事に和解。最後はピーターから「アンタを許す。」と言われた後、涙を流しながら砂となって何処かへと消えていったが…?(その為、彼は立ち位置的にはヴィランでありながらシリーズで唯一死亡しなかったヴィランとなった。) 映画では周囲の砂を取り込むことで巨大化することもできる。 第二次世界大戦に活躍したヒーローとは無関係。 エドワード“エディ”・ブロック・Jr./ヴェノム 演:トファー・グレイス/吹き替え:森川智之 デイリー・ビューグル社の新人カメラマン。 野心家で、スパイダーマンの特ダネ写真を撮ろうと躍起になっており、ピーターに対抗意識を燃やす。 グウェン・ステーシーとは恋仲と思っているが、実際は彼の一方的な思い込み(コーヒー飲んだだけ)であり、彼女からの対応は薄い。 ブラック・スパイダーマンに粗雑に扱われたことに腹を立て、捏造写真を使って彼の犯行をでっち上げた特ダネで社員となるが、ピーターにそれを見抜かれ一転クビになってしまう。(*1) さらにグウェンと親しくなったピーターを目撃し、彼に殺意まで抱くようになる。ちなみにノベライズ版では捏造写真の件でグウェンを激怒させてしまい、トドメと言わんばかりに彼女との関係が破綻した事が明らかとなっている。 教会にピーターへの天誅を願いに来たところ、丁度落下してきたシンビオートに寄生され、元々の性根のせいかシンビオートは見事に合致。 黒い「スパイダーマンもどき」の怪人「ヴェノム」となり、サンドマンと手を組んでスパイダーマン=ピーターの抹殺に乗り出す。最期はスパイダーマンにより、シンビオートから引き離されるが、スパイダーマンがシンビオートにパンプキンボムを投げた際、自ら飛び付いてしまった事でシンビオートと共に爆死。その結果、骨まで砕け散ってしまい遺体は残らなかった。 原作ではダークヒーローとして人気のキャラクター・ヴェノムだが、本作では徹底して凶悪で態度も小物であり、圧力や事故で凶悪な別人格や人工知能に意識や思考を乗っ取られてしまったノーマンやオクタビアス、娘への深い愛情で強盗に加担し、ベン叔父さんを誤って殺害してしまったマルコとは違い、根っからのクズ野郎として描かれている。どちらかというと原作におけるライバルキャラであるカーネイジに近い。(元々サム・ライミ監督は、ヴェノムが好きでは無く、本作にヴェノムを登場させるつもりは全く無かったが、上からの指示で渋々登場させる事になってしまったという。) ピーターへの恨みも完全な逆恨みであり、はっきり言って極めて共感性の薄いキャラなのだが、本作のテーマである「赦し」から考えると、最期はピーターを赦し、心の安寧を手に入れたハリーとは異なり、最期までピーターを赦せず、力に固執し自分自身すら失ってしまった彼は本作で最も哀れな末路であったともいえる。 原作とのかけ離れっぷりからファンからの批判を浴びた不遇なキャラである。本作及びシリーズの事実上のラスボス。 ちなみに本来メインヴィランはサンドマンにする予定だったが、前述の通り、上からの指示で急遽彼もメインとして登場する事になったという経緯があり、全体的にとってつけた感が漂うのはこのため。 グウェン・ステーシー 演:ブライス・ダラス・ハワード/吹き替え:小笠原亜里沙 ピーターの大学の同級生でニューヨーク警察警部の娘。授業で活躍するピーターとは(友達としてだが)仲がいい。 エディとは恋仲に思われているが、実際はコーヒーを飲んだだけであり、彼の押しつけがましい態度にうんざりしている様子。 モデルの仕事中起こった事故でスパイダーマンに助けられ、彼に好意を抱く。 その後、式典での彼への感謝スピーチで現われたスパイダーマンに逆さ吊りキスをしてしまう。 奇しくも、それらのシチュエーションはMJがスパイダーマンに惚れたきっかけそのままであった。これらを目撃したMJは、プロポーズの場でのピーターのグウェンへのデレっぷりと相まってその無神経さに酷く腹を立てることに。 そして、黒化したピーターにデートに誘われるも、MJの務める店で彼女の歌を妨害するような悪趣味なやり方にドン引きし、彼を諌めて去って行った。その後、終盤ではハリーの葬式に参列していた。 原作ではピーターの最初の恋人で、グリーン・ゴブリンに殺され彼に忘れられないトラウマを植え付ける運命の女性だが、本作での扱いはかなり中途半端な役どころ。どちらかというと原作におけるエディの元妻であるアン・ウェイングに近いポジション。 逆に言えば中途半端である故に原作と違って命を落とすことなく最後まで生き延びている。 メイ・パーカー 演:ローズマリー・ハリス/吹き替え:谷育子 お馴染みピーターの叔母さん。 ベン叔父さんとの馴れ初め話を聞かせた後、恋人にプロポーズする決意を固めた甥に夫の形見の指輪をエンゲージリングとしてプレゼントする。 夫の仇を改めて知らされるが、その事実に取り乱す事無く受け入れ、復讐心を抱くまいと心を強く持つ。 前作に引き続き、復讐心に囚われるピーターを諌める「復讐」に対する持論で、相変わらずのヒロインである。 J・ジョナ・ジェイムソン 演:J・K・シモンズ/吹き替え:立川三貴 お馴染み反スパイダーマン派の鬼編集長。 相も変わらずスパイダーマンが悪事を働く瞬間を捉えた写真を追い求めているが、スパイダーマンに好意的な世論には抗えない様子。 また今作では、捏造写真を企てた部下にきっちり責任を取らせ、その後大きく謝罪記事を掲載するなどジャーナリストとしての志の高さも見せつける。 高血圧を患っており、奥さんとの電話漫才がやたら完成されている。 他にも女の子にフィルムが空のカメラを100ドルで売り付けられたりと相変わらずのコミカル枠。 ジョゼフ・“ロビー”・ロバートソン 演:ビル・ナン/吹き替え:石住昭彦 デイリービューグルの副編集長。ピーターの仕事ぶりを高く評価している。黒ピーターを見た時はドン引きしていた。 ベティ・ブラント 演:エリザベス・バンクス/吹き替え:本田貴子 ジェイムソンの秘書。おべっか使いのエディには辟易しており、冷たく接する。黒ピーターから口説かれた時は満更でもない様子だった。 ホフマン 演:テッド・ライミ/吹き替え:飛田展男 デイリービューグルの社員。ジェイムソンに自分のへっぽこな企画をプレゼンして怒鳴られるなど相変わらず不遇。 ジョージ・ステーシー 演:ジェームズ・クロムウェル/吹き替え:佐々木敏 グウェンの父。ニューヨーク警察警部。 娘を溺愛している。 カーティス・コナーズ 演:ディラン・ベイカー ピーターを指導する大学教授。 ピーターに頼まれ、シンビオートの分析をした。 ちなみに、もし第4作が制作されていたら、原作通りトカゲ男「リザード」になる予定だったが、第4作の頓挫でなかったことに…。 Mr.ディコヴィッチ(大家さん) 演:エリヤ・バスキン/吹き替え:池田勝 引き続き登場するピーターのアパートの大家。 今回は前回のがめつさから一転、荒れているピーターに優しい声を掛ける等、内心ピーターを大切に思っていたかのような描写がされている。 黒ピーターに怒鳴られてビビッて態度を改めた可能性も無きにしも非ずだが アースラ・ディコヴィッチ 演:マグイナ・トーヴァ/吹き替え:小林沙苗 ピーターのアパートの大家の娘。相変わらずピーターに惚れている。 今回は黒ピーターにちょっかいをかけられるが、ピーター大好きなので結構幸せそう。 ベン・パーカー 演:クリフ・ロバートソン/吹き替え:勝部演之 ピーターのヒーローとしての動機である叔父さん。 彼の死因が明らかになり、ピーターを自己矛盾の復讐へと走らせる。 そんな彼がマルコに語った言葉とは? ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン 演:ウィレム・デフォー/吹き替え:山路和弘 ハリーを復讐へと走らせるきっかけとなった、彼の父にして先代グリーン・ゴブリン。前作同様、ノーマンを装ったゴブリンがハリーの前に姿を現す。 今回は彼の「ゴブリン」としての残留思念が、記憶を失ったハリーを再び復讐の道へと唆す。 バーナード 演:ジョン・パクストン/吹き替え:稲垣隆史 オズボーン家の執事。 仕事もしていないニート同然なハリーを支え続ける。 終盤、衝撃の事実をハリーに告白した。 観客の誰もが思ったことだろう。『それを早く言え』 エマ・マルコ 演:テレサ・ラッセル/吹き替え:野沢由香里 マルコの妻。 殺人犯となった夫には殆ど愛想を尽かしている。 現在は娘と2人で暮らしており、序盤で刑務所を脱獄した夫が家を訪れた際には当然ながら彼を拒絶して追い払った。 ペニー・マルコ 演:パーラ・ヘイニー=ジャーディン/吹き替え:諸星すみれ マルコの娘。 治療には大金が必要な病気にかかっている模様。 夫婦仲が破綻してもなお父親を心から想い続けて愛し、父親とまた一緒に暮らせる事を願うほど純真な幼女である。 未公開シーンでは母親と一緒に外出している姿が描かれており、砂の城に擬態した父親と再会していた。 シンビオート 隕石に混じって地球に飛来した宇宙生命体。 黒い菌糸状の不定形生物で、宿主に寄生しなければ生きていけない。 宿主に大きな力を与える代わりに、心の醜い感情を増幅させ、自我を食らいつくす怪物。 ピーターに取り憑いた時は黒いスパイダーマンスーツとしてブラックスパイダーマンにさせ、彼の傲慢さを引きだした程度で済んだが、エディに取り憑いた時は彼の元の矮小な意識を取り込み、完全な怪物と化している。 金属を叩いたときに発生する特定の音波に弱く、間近でこの音が鳴ると苦しむように宿主から離れる特性を持つ。 スタン・リー ……なんとピーターに話しかけてくるよ! 【余談】 本作製作に当たって、当初サム・ライミはメインのヴィランをサンドマンにする予定だったが、ソニーから人気キャラのヴェノムを登場させることを要求され、そのためにスタジオとの軋轢が生じ、関係が決裂するきっかけとなった。 サム・ライミは比較的初期のスパイダーマンのファンであり、最近登場したヴェノムのことはあまり知らなかったらしい。また、サンドマンはライミの一番好きなヴィランだったとのこと。 ちなみに次回作「スパイダーマン4」は「実父に会えたピーターだが、実父の正体は鳥男の怪人ヴァルチャーであり、ヒーローとしての責務と実父への愛の間で苦悩する」というシナリオになる予定だったらしい。他にもヴィランとしてミステリオやブラックキャットも登場予定で、やっぱりMJとピーターの間でひと悶着ある設定だったとか。 黒ピーターがイキリ倒すシーンは海外では2019年あたりから「Bully Maguire(いじめっ子のマグワイア)」としてネットミームと化しており、ありとあらゆる映画に彼を出演させては大暴れさせるコラ動画が現在でも大量に作られている。 「追記修正するよ、友達だろ?」 「親友だ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 映画で一番性格改善されたサンドマンさん -- 名無しさん (2015-07-02 01 34 26) 四作目以降無くなったの残念 本作は終盤のハリーとのコンビが良かった ヴェノムもなかなか良かったけど、キャラクター改変はねぇ -- 名無しさん (2015-07-02 01 36 17) キャラ改変はともかくやはりそれぞれで映画一本作れるヴィランの集合はテンション上がったがなあ -- 名無しさん (2015-07-02 01 57 53) 賛否両論色々あるけどヒーローヴィラン大集合展開は凄い燃えた -- 名無しさん (2015-07-02 02 41 08) 最後の結末を考えると何とも味気ないシリーズになってしまった。 -- 名無しさん (2015-07-02 07 09 16) 普通に面白かったと思うけど、賛否両論だったことに驚いた -- 名無しさん (2015-07-02 07 44 13) ↑とくにヴェノムのキャラ付がねぇ……これの評価が良かったら4で教授がリザード、シンビオートの残りからカーネイジとかが出るんだろうなぁ、と妄想してたのになぁ…… -- 名無しさん (2015-07-02 09 08 01) なんだかんだで最後のピーター&ハリータッグは好きやで -- 名無しさん (2015-07-02 09 37 40) コナーズ博士は一作目分岐ルートの新アニメシリーズでリザードになるけどね -- 名無しさん (2015-07-02 13 52 24) アメスパでリザードが登場したのは頓挫した4作目の名残? -- 名無しさん (2015-07-02 16 27 10) ↑そうみたいやね、でもってそのアメスパも2で終わりてぇ…… -- 名無しさん (2015-07-02 18 38 21) ↑5 別に評価の良し悪しで続編が無いんじゃなくて普通に必要ないから造られてないだけだろ。物語としてはハリーとの決着和解で一区切りついてんのに -- 名無しさん (2015-07-02 18 57 17) いや計画自体はあったはずだろ 4でリザード出すつもりだったとかそういう話聞いたことあるし -- 名無しさん (2015-07-02 20 13 52) ピーターさん、相手を「赦す」ことと犯罪者の逃亡を「見逃す」ことは違う気がするんです -- 名無しさん (2015-07-03 01 01 38) タグに問題作って歩けどちょっと違う気がする。単に出来がアレで賛否が分かれてるだけだし。 -- 名無しさん (2015-07-03 01 09 54) 上からの口出しでシリーズそのものが駄目になる典型例。以降ソニーはライミ版1、2の作品的興行的成功の幻影を追ってグダグダな事に… -- 名無しさん (2015-07-03 09 09 18) サンドマン、気持ちはわかるけど盗んだ金で手術したら娘も共犯になっちゃうぞ。死ぬよ鎌しかもしれないが。 -- 名無しさん (2015-07-04 13 40 11) ↑ 間違えた。死ぬよかマシ -- 名無しさん (2015-07-04 13 41 22) 記憶喪失ネタ万能すぎるな 平成ライダーにもよくあるし -- 名無しさん (2015-07-04 14 23 47) 和解のきっかけが単に誤解が解ける、ってのは安易過ぎて萎える。「X-メン フューチャー・パスト」もそうだったけど。 -- 名無しさん (2016-03-04 17 48 23) シュマッカー時代のバットマンもそうだったが、一作にヴィラン複数出すとgdgdになる気がする。ヒーロー打倒の間の共同戦線(内輪もめで崩壊)とかならともかく、徒党を組むイメージが基本無いから尚更 -- 名無しさん (2016-03-04 17 54 23) 深夜にあったが、相変わらずヒロインが尻軽すぎて… -- 名無しさん (2016-04-23 17 03 48) ↑2なんでやフォーエバーおもしろかったやろ!ミスターフリーズの逆襲?知らない子ですね -- 名無しさん (2016-04-24 17 19 14) あの変な爆弾でハリーは傷を負っただけだったのにヴェノムは一撃で宿主諸共消し飛んだのすげーモヤモヤする -- 名無しさん (2016-05-14 01 23 08) 正直ピーターのサンドマンとの初戦での「また変な奴が…」発言にちょっと違和感。前2作で現れたヴィランとサンドマンを連ねてだろうけど、仮にも親友の父親と自分の尊敬していた科学者を変な奴呼ばわりって… -- 名無しさん (2016-05-29 10 22 04) ブラックスパイダーマンはかなり好きなデザイン -- 名無しさん (2016-05-29 10 43 17) アベンジャーズに加入させたのは口出しして失敗したのにこりたからかな? -- 名無しさん (2016-10-19 12 55 22) 人物像や特殊能力が根本から異なるけど、サンドマンはある意味「こうなってしまったかもしれないアントマン」だと思う -- 名無しさん (2016-11-18 10 25 02) バーナード最初っから言えよボケと思ったときに一瞬「主人には逆らえない小心者なのかな」とバーナードのことを思ったが、2の中盤でスパイダーマン捕獲に燃えるハリーに「お父様は〜」と苦言を呈してるくらいの発言力があったらしいのでやっぱりギルティ!! -- 名無しさん (2017-02-28 11 10 18) ヴェノムの扱いは原作とは違って不遇ではあるけど、憎しみや復讐心といった「人間の負の感情の象徴」としては上手く描かれていると思う。エディから切り離された時の最終形態のクリーチャーのような姿がそれを物語っている。 -- 名無しさん (2017-08-01 15 06 56) ↑間違えた。ヴェノムっていうか、シンビオートね。 -- 名無しさん (2017-08-01 15 08 46) それでサンドマンそんないらん感じのキャラだったのか -- 名無しさん (2017-08-17 10 08 35) いやサンドマンはピーターの復讐のくだり含め必要だったろ。あいつがいたから黒ピーターになったわけで、ある意味今作の物語の発端と言える。3は賛否両論だし「否」の言い分もわかるが、個人的には結構好きだったなぁ。ニュー・ゴブリンがツボだった思い出。 -- 名無しさん (2017-09-06 19 36 17) 3めっちゃ好き。原作知らんからキャラが~とかないし。まあ自分の好きなキャラが実写で誰やねんってなるのは邦画でもよくあるけど… とにかくこのシリーズ大好き -- 名無しさん (2017-12-10 05 01 26) これ観たのは中学生のころだったか。当然原作なんて知らなかったから敵味方入り乱れて大乱闘起こしてるのがすげー面白かった記憶がある -- 名無しさん (2018-03-21 16 19 48) アメスパ2のハリーはピーターと敵対したままシリーズが打ち切りになったのが何とも -- 名無しさん (2018-03-21 17 53 49) スパイダーマンヨ! -- 名無しさん (2018-11-08 23 37 01) ライミ版と単独版のエディの共通点は「欲をかいたせいで仕事をクビにされてヴェノムになった」という点ぐらいだよね -- 名無しさん (2018-11-19 13 38 17) ライミ版3、ファンは勿論のこと監督自身も酷評してるけど -- 名無しさん (2018-12-10 22 26 50) ↑途中送信してしまった。ファンはもちろんのこと監督自身も酷評してるけど近年の駄作映画と比べると完成度はかなり高いし、最後のピンチにハリーが助けに来る展開とか王道的だよね。ヴェノム出さなければ敵はサンドマンだけだったと思うんだけどその展開で1、2を超えられる内容になったのかなぁ…? -- 名無しさん (2018-12-10 22 29 01) ↑またまたすまん。完成度はかなり高いってのは言い過ぎかもしれん。「近年の駄作映画と比べるとおもしろいのは確か」と言いたかったのかも。見ていてここ変だなって突っ込みたくなったのはヴェノムがサンドマンに協力持ちかけたとこでサンドマンがヴェノムを目の前にして何事も無く去ろうとしたシーンくらいで他は違和感無く楽しめたような…あとライミ版4が制作されてたらリザードマンがメインヴィランだったらしいけどそれはそれで3以上の盛り上がりを望めない気がするんだがどうなんだろう?アメイジングスパイダーマン1は新シリーズだから関係無いとして -- 名無しさん (2018-12-10 22 32 08) ヴェノムていうかカーネイジ寄り -- 名無しさん (2019-01-13 19 40 53) 最初から言えって言われても、それを聞いてハリー自身が信じるか否かって観点が抜けている。あの戦いを誰も見ていない以上、スパイダーマンがノーマンゴブリンのジェットパックを使って倒したと思われる可能性が高いと思う。 -- 名無しさん (2020-12-17 20 03 58) サンドマンはピーターに許されたとはいえ、娘を救うために多額の金が必要なことに変わりはないし4があれば味方になるけど死ぬみたいな役割だったのかな -- 名無しさん (2021-04-30 19 41 36) エディターズカット版では執事の告白シーンがカットされて、ハリーが自分の意思でピーターを許す展開に変わったのいいよね -- 名無しさん (2021-05-19 10 39 49) 4がないのは残念だけど、最初の敵がゴブリンでその二代目と共闘して終わりってのは綺麗に纏まってて良いとも思う。それに親友のハリーが親の仇と友情の葛藤で魅力的だったからいなくなるとピーターの私生活を描くのが難しそう。 -- 名無しさん (2021-09-04 21 39 51) Bully Maguireで検索したら出来の良すぎるコラ動画のオンパレードで笑う まさか10年以上後になってから一大ネットミームに化けるとは当時の製作陣誰も思わんかっただろ -- 名無しさん (2021-09-27 15 32 31) ライミ版エディの日本語吹替えを担当した森川さんがのちにヴェノムのスピンオフ映画でマリガン刑事(原典ではトキシンになる人)を演じてたな -- 名無しさん (2021-12-03 19 09 08) 1でヒーローとして「覚醒」して、2で「挫折」を、3で「傲慢」を乗り越えて、4はどういうストーリーだったんだろう? -- 名無しさん (2021-12-24 21 46 46) 当時広告に出てたフォントが独特過ぎてしばらくの間スパイダーマンヨとしか読めなかった思い出が… -- 名無しさん (2022-01-01 10 58 13) 2↑監督は続編で彼が普通の人として生きていく方向だったらしいよ、すくなくともなにがしかの形でヒーローを辞めさせる予定だったらしい -- 名無しさん (2022-01-01 11 09 35) スパイダーバースでもBully Maguireダンスが再現されてたあたりソニーも公式でネタ扱いしてるよな…w -- 名無しさん (2022-01-17 09 49 19) 大家の娘ってピーターが好きだったの? -- 名無しさん (2022-02-02 22 07 10) 執事のこと色々言われてるけど、ヒートアップしてる時にあれ言われてもハリー「嘘を付くな!」とか言って話聞かないとは思う。人って感情が高ぶってると良くも悪くも前しか見えないし… -- スパイダーマッ! (2022-11-29 15 55 05) サンドマンの娘てどうなったんだろ...ノーウェイホームの時もまだ生きてるかな -- 名無しさん (2023-01-08 21 47 47) ↑ゲーム版「3」のサンドマンは娘を人質に取られて渋々ヴェノムに協力してたな -- 名無しさん (2023-07-08 23 53 02) 名前 コメント
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ID h8+qE8oo、ID L78h9Wvo、ID dli2JLRKさん(本スレ19さん) その1の続き 検察側質問4日目 ラウンジクラシック@2ch掲示板 【練炭】37歳 詐欺・殺人女 木嶋別館2【公判スタート】 より http //uni.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1330203693/ 578 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 19 56 58.61 ID h8+qE8oo [1/25] 戻りました 書けるといいな アドバイス下さった方々有難うございます 今日はダンナが仕事で予定がダメになっちゃったので(言い訳がましい) 検「荷物は?」(画像で見えますね、等確認していた記憶有り) 力「2つです バッグと、あとは食材と掃除用具」 検「掃除道具は?」 力「洗剤とかゴム手袋、持って行ける量」 検「食材は?」 力「その日食べる分だけ」 検「何食?」 力「1食分」 検「朝ご飯ですか?」 力「安藤さんは2食なので 昼の分だけ」(敬語がうざい、とのメモあり。間違ってないんですが、なんか そぐわない印象の敬語で) あと564の「家の報告」は「家の方向」の間違いです。 鬱陶しくなければ続けてもいいですか? 581 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 01 12.13 ID h8+qE8oo [2/25] 検「家とスーパーの距離は?」 力「分からない」 証拠画像提示 64メートル 京葉銀行までは260メートル 検「行ってますね」力「はい」 検「何しに?」力「ATMで送金と引出し」検「いくら?」力「送金100万、 引出し88万」検「金額は誰が決めた?」力「安藤さん」 行動確認 10時7分銀行着 10時10分退店 検「どこに行きましたか?」 力「安藤さんの家」 検「戻る前は?」 力「スーパーに頼まれもののお使いに」 585 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 07 09.70 ID h8+qE8oo [3/25] 580 有難うございます。ヘンな風に疲れて…憑かれたのかも…。 行動確認 10時12分 スーパー X分後退店(字が読めない)カメラ映像あり 検「何を探したのか?」 力「頼まれたもの、なんだったか覚えてない」 検「なかったのか?」 力「店員に訊いたがなかった」 検「安藤さんはその店にそれがないことを知っていたのでは?」 力「安藤さんはその店を利用していない」 検「一番近い店なのに?」 力「そう(=利用していないと)言っていた」 検「それならなぜその店に行かせたのか」 力「買ってくるようにとしか言われていないので分からない」 検「本当は自分(=力士)に必要なものだったのでは?」 力「覚えてない」 検、店で映した映像を示し、覚えていることを確認 検「それは、マッチではなかったのですか」 力「覚えていない」 検「売ってないことは?」 力「知らない」 検「買えなかったのでは?」 力「覚えてない」 検「店員に100円ショップならあると言われたのでは」 力「覚えていない」 力士の画像 紙袋一つ 力「お惣菜が入っていた」 検「なぜ」 力「いつも持って行った」 590 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 15 55.04 ID h8+qE8oo [4/25] 582 586 ありがとうございます 検「何に入れたのか」 力「ジップロック」 検「容器は取りに行くのか」 力「いつもは前回の空容器を持ち帰る」 検「今回のは?」 力「次回持ち帰る」 検「次回行くつもりがあったのか?」 力「はい(のように見えるがメモが汚い)」 検「食材以外はないか?」 力「ない」 検「練炭コンロでは?」 力「ない」 検、4月26日練炭コンロ購入を確認 「これを入れたのでは?」 力「これは保冷バッグだから違う」 10時44分(メモ読めず) 25分後戻ってきた(駐車場に、だと思います) 検「紙袋は?」 力「置いてきた」 検「空パックは?」(前回のお惣菜の分、という意味だと思います) 力「覚えてない」 検「ない?」 力「覚えてない」 検「手ぶらですよね?」 力「覚えてない: 検「紙袋はない?」 力「わかりません、覚えてません」 検「(この質問のことは)弁護人も知っています。見ていますね?」 (すみません、メモ不足で、画像のことだと思います。 この後、紙袋は薄い、何も入っていない、のメモあり。たぶん検察の 発言だったと思いますが分かりません。私からは画面がよく見えなかったので 私の感想ではないです) 検「元の写真は? 紙袋なんですよね?」 力「そう見える」 594 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 23 05.92 ID h8+qE8oo [5/25] 588 髭の奥様お疲れ様です。あの連中、胡散臭いですね。続けます。 検「どうやって帰ったか」 力「カーナビの指示通り」 検「高速は?」 力「覚えていない」 画像提示 11時26分 中台? 力氏宅最寄との説明有 検「どこへ行ったのか?」 力「覚えていない」 検「記録を見たらわかるか?」 力「わからない」 画面提示 郵貯練馬 現金入金 12時32分 妹に明細画像送信 検「覚えているか?」 力「覚えていない」 検「文面は?」 力「覚えていない」 検「趣旨は?」 力「覚えていない」 検「(妹にメールした)理由は?」 力「貸していたお金のことで妹に注意を受けていたので、知らせるため」 次女宛の「ゴミ屋敷」メールが読み上げられました 599 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 28 17.99 ID h8+qE8oo [6/25] ほんと支援ありがたいです 検「ゴミ屋敷よばわりしたんですか?」 力「はい。毎回ひどくなっていた」 検「毎回何しに行っていたのか」 力「最初は家事、安藤さんの希望であとはお話し相手」 検「11カ月も交際していたのに?」 力「後半は汚すぎた、滞在時間が限られていた、安藤さんが掃除をしなくていいと言った」 検「なぜ限られていたのか?」 力「往復で5~6時間もかかるし犬の世話もあった」 検「犬の世話? なぜ妹に頼まなかったのか? 他の人の時のように」 (Xさんと旅行に行った時や、Xさんと泊まりに行った時は頼んでましたよね? とフォローしてました) 力「妹がいつも時間が取れるとは限らない」 607 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 37 43.13 ID h8+qE8oo [7/25] 検「なぜ妹の空いている時間に(安藤さんのところに)行かなかったのか」 力「(長々と言い訳、あんまり腹が立ってメモ忘れました…すみません) その後検察が、安藤さんは本当は掃除をして欲しかったのではないか、 そもそもあなたが安藤さんのところに行き始めたのは家事が目的では なかったのか、などと質問。力士は「希望を尊重してお話をしました」 検「メールに掃除という言葉は出てこない、オイルマッサージ、入浴、ホテル という言葉は何度も出てきている。最初からそれが目的では?」 (家事や他に、もっと重要なことがあったのではないかと指摘) 力「そんなことは当然のことだから(メールにわざわざ)書くようなことではない」 検「ブログ更新を覚えているか」 力「覚えていない」 画像提示、ロクシタンのハンドクリーム、ストレートりんごジュース 力「覚えている」 検、ブログ読み上げ 12時14分 写真撮影と説明 検「場所は?」 力「自宅」 検、この時間に安藤さん宅に何が起きていたかあなたは知っていますよね?と質問 「残念ながら燃える前の画像は入手できなかったので」と説明し火事後の写真2枚提示 検「左端の部屋は何だか知っていますよね?」 力「四畳半」 燃えた室内、四畳半のベッドの写真。ベッドの前後は瓦礫がいっぱい。 もう1枚の写真で練炭コンロのアップ。三和金属製 検「4月26日に購入してますね?」 ここで最初の休憩になりました。 617 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 49 14.10 ID h8+qE8oo [8/25] 609 ありがとう ほんときつかったです。コンロがとても怖かった。 白黒写真だったと思いますが、まじめに涙出ました。知らない人でもそうなんだから、 寺田さんのお姉様や大出さんのお母様、もちろん安藤さんの息子さんのお気持ち、 察するに余りあります。でも力士は平然としてるんですよね。声にほとんど変わりなし。 再開後のやり取り続けます。安藤さんの188万円の件に戻りました。 検「188万円は現金と弁護人には説明しましたね?」(意味がよく取れず) 力「安藤さんにそう頼まれた」 検「答えは?(すみません、メモ不足というか、内容が把握できなかったのですが、 なぜ現金のはずが、一部振込になったのか、とかそういう意味かと思います。 どなたか、いらしたら補足お願いします)」 力「安藤さんの息子さんに分かるように振込にした」 検「なぜ息子さんが分かる必要があったのか」 力「大金なので」 検「振込じゃなくても一筆か、口頭で知らせることができたのでは」 力「考えなかった」 検「本なぜ形を残したのか、本当は(そんな話は)なかったのでは?」 力「あった」 検「現金で全額引き出すことは可能か?」 力「知らない」 検「知っていたはず」 力「知らない」 620 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 20 59 55.60 ID h8+qE8oo [9/25] 検「あなたは京葉銀行に行ったことがありますね?」 力「ある」 検「そこに、現金引き出しは100万円までと書いてありますね?」 力「知らない」 検「安藤さんは知っていたはず。現金でというわけがない」 力「わからない」 (わからないばかり、と苛立ったメモをしています。) 検「安藤さんの年金は(メモ読めず)」 力「頼まれたことをしただけ」 検「(現金で引き出せる100万と残りの88万に)分けたのでは?」 力「知らない」 検「100万円は返済?」 力「はい」 検「(貸したのは)いつ? いくら?」 力「覚えてない、覚えてない」 力「最初は数万、回数は覚えてない、安藤さんが把握していたはず」 検「出納帳は燃えたのか」 力「知らない」 検「貸した方が(記録を)持っていないのは(不自然では)」 力「お金はあげたつもり、こだわっていない」 検「こちらで把握できたのは2月3日の3万円のみ(力士→安藤さんへのお金の流れ)。 それ以外の記録はない。なぜ記録を残さないのか?」 力「(腹が立ってメモできず)」 検「(あなたは)金銭的に困ってましたよね?」 力「覚えてない」 検「売春してましたよね?」 力「…」 検「なぜ記録がないのか」 力「金銭について記録は残さない、正確には覚えていない」 624 名前:Classical名無しさん[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 04 15.03 ID nsWzbB+B [3/14] 617 100万円は力士の口座に振り込まれ、 88万円はATMに力士が引出に行ったのよね 安藤さん死後、息子さんに100万円返済してもらったとか電話した 627 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 05 45.47 ID h8+qE8oo [10/25] 621 『黒い家』みたいな人間って本当にいるんだなと思いました。 上のやり取りの中で、メモし忘れましたが、検察が「あなたは安藤さんが、京葉 銀行と何年取引していたか知ってるんですか」力士「知りません」というのも ありました。 続き 3月23日、安藤さんから力士に「法手続きを取る」のメール。 検「渡したお金の使途と、あなたの借金だからちゃんと返せ、という内容でしたね」 力「(安藤さんがそんなことを言ったのは)一瞬だけの認識。突然そんな気持ちに なり、怒りにまかせて書いただけ」 検「安藤さんはあなたに『貸した』という認識だったということの証明では」 (力士は安藤さんにお金を貸した、というがその事実はなかったという主張です) この後18日付50万、30万の送金の件を検察が質問しようとし弁護人から異議が出ました 634 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 18 12.04 ID h8+qE8oo [11/25] やり取りがよく分かりませんでしたが、検察も別に50万については掘り下げる つもりはないということで、30万についてのやり取りとなりました。 検「安藤さんは30万を返せと言っているが、あなたにお金を借りたことには 触れていない」 力「はい」 検「もし安藤さんがあなたに借金をしていたのなら、こんな風に怒れるはず がないですよね?」 力「(安藤さんが)私が借りたと思っていたのもその1日だけ。あとはその 話は出ていない」 検「その後のやり取りは?」 力「覚えていない」 証拠提示 力士メール(読み上げ)(ちゃんとメモできていませんが、既出のような 気がします。すみません) 4月から学校、夏までに還付金、返さなくてもいいと言った、旅行に行こうと言った (4月からの学費は還付金で出せると安藤さんが言った、というようなメールの ようでした) 検「ここであなたは『返さなくてもいいからと言った』と書いている。 (自分が安藤さんに)借りているという認識はあったはず」 力「いいえ。今まで長く付き合ってきて突然返せと言われ動転。思ってもいない ことを書いた」 検「借りていることは明らか。メールからの事実」 力「事実ではない。メールではそうだが、事実ではない」 640 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 25 16.02 ID h8+qE8oo [12/25] 624 すみません、私の勘違いでその通りだと思います。 続き 88万円 力士口座に入金 ATM画像有り マスクなし。 他人の銀行を利用していた時はマスクしていたと他の方から聞きました。 確かこの後、このお金の出所はといった質問があり、力士が分からない知らない と繰り返していましたが、この頃はメモが乱雑で、正確に書き起こせません。 検「弁護人にはなんと話したか」 力「安藤さんからのではない」 検「どこからと話したか」 力「男性から受け取った」 検「先週話したことは覚えていないのか?」 弁護人から異議あり 裁判長も、質問の趣旨が見えないということでやり直し 検「20万円の入手先を何と言ったのか?」 力「男性化r受け取ったか自分が持っていたもの」 検「記憶では?」 力「持っていたものです」 検「どこに?」 力「財布」 検「財布の前は?」 力「覚えていない」 645 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 30 42.41 ID h8+qE8oo [13/25] 検「この20万円は家にあったと先週言った。記憶違い?」 弁護人から異議 (先週は記憶がないことが前提、意味が分からない、というメモ。 弁護人は、私見ですがなんか聞きづらかったです。記憶がないことが前提、 までが弁護人の発言で、意味が分からない、は私のメモです) 結局検察が、もういいや、って感じで「いいです。先に進めます」ということに なりました。 検「20万円は持っていた。次に入金したのはいくら?」 力「覚えてない」 5月15日16時X分(読めない)24万 X分31万 現金で繰り上げ返済 検「16時台のこの合計55万はどこにあったのか?」 力「覚えてない。自宅だと思う」 655 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 40 34.96 ID h8+qE8oo [14/25] 検「先週は口座からと言った。記憶は?」 力「記録を見れば…(聞き取れず)。記憶はない。覚えていることはない」 画像提示 引出は16時53分に45万 54分に50万のカードローンを返済 (この後検察が、お金の出し入れを詳しく説明しましたが、根気が付いていかず メモできませんでした) 検「45万引き出す前にいくら必要? 80万ないとできない(と念を押す)。 80万の現金を持っていましたね?」 力「説明できない、記憶にない」 検察から、安藤さんの口座から引き出したのは80万と説明有。 これに続いて、検察が「犯行後」と言ったところ弁護人から異議あり。 犯行っていう言葉を使うのはちょっと、とかいう抗議… 検「冒頭陳述でも使ってますが、冒頭陳述ならいいのか?」 弁護人「(もごもご)」 検「翌日息子さんから電話をもらいましたね、あ、あなたがしたんでしたね」 力「私がしました」 検「亡くなったときいた?」 力「はい」 検「7時台?」 力「はい」 検「ブログ更新してますね?」 力「はい」 検「何を(書きましたか)? 直後に?」 力「覚えていない」 660 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 47 15.91 ID h8+qE8oo [15/25] 5月16日 9時5分に撮影(ブログ写真) upは翌日(17日) フラワーエッセンスとエンジェルカードのブログ 検「なぜ(このようなブログを書いたか)?」 力「…」 検「死を知って1時間余りでこの心境に?」 力「死を知ったからエンジェルカードを(どうのこうの)」 検「どうしてか」 力「調子が悪くなるとフレグランスオイル(?フラワーエッセンス?)を使う。 亡くなったことを知って調子が悪くなったので」 検「実際に書いたことは?」 (メモなし) 5時16分 ミスタードーナツをみやげに のブログ 死を知った後ドーナツの写真を撮って妹宅へ その後(ブログ読み上げ、カニがどうのこうののブログ) 検「そういう心境だったんですね?」 某さんへのメール(法廷では本名) 検「某さんに説明した内容は?」 力「覚えていない」 668 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 21 55 15.82 ID h8+qE8oo [16/25] 5月18日のメール 安藤さんとの契約終了、お別れをしたら、 なんとその日の午後に火事、永遠のお別れになった (確かもう出ていたメールだと思うので、内容は補足お願いします) 検「お別れをしたとはどういう意味か」 力「お手伝いできない、さよならという挨拶の意味」 検「16日に息子さんと話した時に、5月15日で最後と言っていた?」 力「間違いない。その日を最後にという意味ではない」 検「(お惣菜を持って行った)保冷パックはいつ取りに行くつもりだったか?」 力「畳替えの後取りに行く予定だった (言い訳続く)」 検「翌週になると(安藤さんとの)関係が変わるのか? 寺田さんと同じストーリーを 予定していたのでは?」 検察は、もう二度と会わないようなことを力士が無意識?に周囲に言って いたことと、惣菜の容器を置きっぱなしにしていたことの矛盾をついていたようです つまり、15日以降絶対に会わないことを力士は知っていたということですね 力「自殺するような人ではありません」 ここで弁護人から異議 677 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 10 16.07 ID h8+qE8oo [17/25] 検察が、千葉の事件についての弁護側の主張は「自殺または事故」 だったことを確認 検「あなたもそう(いう主張)では?」 力「私は自殺とは思わない」 検「弁護人はなぜ?」 力「知らない」 検「(弁護人が)12月に(自殺を)撤回したのは(=理由は)?」 力「知らない」 検「(大出さん、寺田さんと同じ)ストーリーにしてませんか?」 5月19日 某さん宛メール 安藤さんの事件は原因調査中 ヘビースモーカーなので寝たばこでは(警官、のメモがあるので、警官の 発言として力士がメールに書いた、ということだったと思います) 検「睡眠薬が検出される前では?」 力「知らない」 検「動けなかったから(その後メモ不足) 睡眠薬が検出される前では?」 力「知らない」(すみません、このやり取りの意味が今思い出せません) 検「知らなかったのはいつまで?」 力「警察から聞いた時」 検「いつ?」 力「捜査を受けた時」 検「(この)メールの時は知らなかった? 警察の言うことを信じてた? 事故だとは思っていなかったのでは?」 この後が、重複しちゃうのですが、先ほど書いた「親しくしていた人の死は 3人目」のくだりになります。 684 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 17 02.07 ID h8+qE8oo [18/25] 同じ人宛、翌日5月19日のメール「親しくしていた人の死は3人目」 検「3人とは?」 力「寺田さん、安藤さん、あとはわかりません。 そのたびに事情を聴かれてサスペンスドラマのようだった」 検「なぜ?」 力「そう思ったから」 検「ブログにもサスペンスドラマと書いていましたが、あなたにとって サスペンスドラマとは?」 力「わかりません」 検「自殺ならなりませんね? タバコの不始末でも」 力「警察に事情を訊かれたという意味」 検「被害者は寺田さんと安藤さん?」 力「被害者とは思っていない」 検「犯人は誰?」 力「知らない。警察からの問い合わせは、私のせいじゃ ないのに気が滅入る」 検「何度もあったのか」 力「あった」 検「寺田さんのときは2月4日だけでは?」 力「2度あった」 検「安藤さんは」 力「別の日に何度か」 検「それ以外は」 力「主に喫煙状況、当日のこと(を話した)」 検「警察は信じた?」 力「わからない」 689 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 25 35.14 ID h8+qE8oo [19/25] 検「安藤さんの死がショックとは書いていない。 警察の取り調べがストレスだったのでは? 寺田さんの時にも同じメールを?」 力「覚えていない」 検、ある男性に送っていることを指摘。例のストーカーメールです。 検、メール読み上げ。 検「寺田さんを想定?」 力「一部」 検「最初から関心がなかったのか?」 力「そうではない」 検「じゃあうそ?」 (答えは聞こえませんでした) この男性宛てのメール(先ほど書いた分と重複します) 2月4日 親戚の弁護士に依頼したが、… それだけでは間に合わず自分でも 対応、といったような内容(ありえないのでは、とメモ) 警察の人にも同情されている。街で制服の警官を見ると怖い 検察、親戚の弁護士の話が嘘であることを確認(依頼も) 制服の警官の件について「これは本当では?」(犯罪を犯したので、 警官を見るのが怖かったのではという内容の指摘) 力「事実ではない。△さん(このメールを送った相手)と別れるつもりでいた △さんが元警官なのでわざと悪く書いた」 検「そうや読めない」 力「私はそのつもり」 検「当時の心境では?」 力「事実ではない」 検「寺田さんのお姉さんに伝えたところ、代わって質問をして欲しいと 頼まれました。いいですか?」 (力士、ハイといったような気がします。) 693 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 29 18.42 ID h8+qE8oo [20/25] 時系列があるので、重複しますが再掲します 検「あなたは、1月30日当日まで結婚しますと言うメールを送っている」 力「意味がわからない」 検「そういうメールを送ったことはあるか」 力「同居の話は進めてた」 検「財形セミナー(?)について書いたメールや、青梅せんべいでいいです というメールは?」 力「青梅せんべいのことが出てきたのは覚えている」 検「結婚の挨拶に指定したのでは?」 力「あくまでも仮定の話」 検「親戚とはだれ?」 力「仮定だったので具体的ではない」 検「父の妹夫婦では? おばさまに挨拶をというメールは? 子供は双子がいいというメールは?」 力「ない。子供は2人以上がいいという話はしたことがあるかもしれない」 696 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 30 49.93 ID h8+qE8oo [21/25] この後は532のままです 532 :本スレ19:2012/03/02(金) 17 04 30.34 ID mJnTEUhP 検「1月30日の夜に嫌悪が湧いて別れ話になったということですが、 ひどいことを言ったあなたに、なぜ通帳を渡すのですか」 力「心理はわかりません」 検「(お姉さんの代理として)弟は、あなたのことを優しい女性だと言って いたのに、なぜひどいことを言うのですか」 力「ひどいことを言っているつもりはありません。事実です」 検「ひどいことを作り上げる理由は?」 力「事実がそう聞こえるなら申し訳ない」 検「結婚と言えばだませると思ったのですか」 力「そう思ったことはありません」 700 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 34 19.03 ID h8+qE8oo [22/25] 検察、1月30日の直後にコルドンブルーの学費の支払があったことを指摘 その後の質問が抜けているのですが、 力「寺田さんがどんな気持ちで死んだか分かりません」 千葉の事件5月15日 5月21日に64万の学費をコルドンブルーに支払 両事件とも直後に支払 6月1日?(メモ汚い)には残高ゼロ 検「学費を支払うためにやったのか」 力「違う」 ここで、検察官は何かを言いかけたのですが、突然思い直して、 「やめます。終わります」と宣言し、休廷になりました。 705 名前:傍聴奥3[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 36 21.24 ID kF9ehXKF [1/4] 本スレ19さん、本当にお疲れ様。カナエの傍聴の後は私も熱出してます… 安藤さんだけは肉体関係がないと頑ななのは本当に謎です。 補足 668の5/18のメールは首都高さん宛て。 707 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 40 45.86 ID h8+qE8oo [23/25] 補足ありがとうございます。それから、本スレ360さんへ、検察が涙目だったかどうかは、 私の席からは分かりませんでした。 この後お昼休みになって、少し周囲の方と話して伺いました。 弁護人質問のときとは態度も声も全然違うこと、検察官に対しても、なんていうのか、 まるで誘惑しているかのような態度だったことなど。 それから、報道の方は犬鍋みたいなふざけたのもいますが、記者さんたちは結構まじめです。 犬鍋グループは浮いてました。犬鍋は一人でいることも多かったです。 私は並んだの3回目だったんですが、今日は女性少なかった。でもこぎれいな人が多かったです。 犬鍋の周りは異様でした。 713 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 45 32.56 ID h8+qE8oo [24/25] 足りないところもあると思います。正直結構覚悟して行きましたが、 想像を上回っていました。 午後は1時15分から開廷ということで戻ったのですが、裁判官の方から 今再開するかどうか協議中、という話があり、弁護人席が不在。 一度は「再開します」と言われたのですが、結局、弁護人から発熱の 報告があり、検察官はそれでは質問への回答も影響が出るので、裁判長 に委ねます、という流れで中止になりました。 まさか、仮病ではないと思いますが… でも分からないです。 それから、犬鍋が言うくらいだから、実物は何か魅力があるのかなと思い ましたけどぜ~んぜんサッパリでした。 とにかく目立たない人です。コルドンの写真は、きっと本性が写ったんだと 思います。 長々とありがとうございました。今日はねられそうにありません。 722 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 22 54 40.88 ID h8+qE8oo [25/25] 705 傍聴奥様3、ありがとうございます。今までの書き込みを拝見していなかったら 私もここまでメモを取れなかったと思います。それにしても、何度も足を運ばれ、 書き起こされる作業には頭が下がりました。なまなかなことではないですね。 ただ、地裁では有罪にならないほうがもしかしたらいいのかもしれない、という 意見も聞きました。 とにかく、ほとんど口調が乱れない。あれはすごいです。でも本当に、心の中が 空っぽなのかも・・・ 検察官は、すごく熱心で、確かにそのために滑るところもあるのかもしれないんですが、 心から頑張って欲しいと思いました。 712+717 他の方の感想だったので、ちょっとぼかして書きましたが、挑発的ということで 間違いないと思います(私が聞いた感じでは)。 印象だと、検察官に対しても、全然臆することなく、時には媚びるような、 いなしているような、そんな態度らしいです。 男性は自分の魅力に全部参るはずとでも思っているんでしょうか… あ、力士の体型は太ってるというよりは、「だらしない」感じです。 裁判官はとてもフェアで信頼できる方だそうで、評価高かったですね。 812 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/03(土) 06 40 45.68 ID L78h9Wvo [1/2] もう、書き込むのやめようかな、と思ったのですが本スレ見ていて いくつか書いた方がいいかな、と思ったので出てきました。 まず、元警官の方ですが、この件は力士がいきなり言い出して、 詳細は不明です。 それから、髭奥様が出したお名前の方は、昨日も出て来ていて、 5月にメールをした相手です。 読んでくださった方、アドバイス下さった方有難うございました。 私自身なぜこんなに目が離せないのか分からないのですが、 ここ(いつもは本スレ)があってよかったです。そうじゃなかったら、 いろんなことを知ることができなかったと思います。 あと、この事件ではやや、男女によって見方が異なるなと思いました。 それだけ、性に依存した事件なのかもしれないですね。 また、仕事の都合がつけばトライしてみる…かもしれません。 「カナエギャル」は本当に異質です。 816 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/03(土) 07 26 36.70 ID L78h9Wvo [2/2] また一つ忘れちゃった、元警官のイニシャルはMではありません。 815 ありがとうございます。すべて、今まで書き込まれた諸奥様のお手本に ならいました。 あと、昨日の「カナエギャルw」一団には絶対、本スレでくだらないこと 書いた人がいると思いましたね~。 「プロのライター」でpgrされてた人は絶対いますよ。 今まで我慢してきたけど言います。貧乏くささ感が力士と同じでした! 犬鍋も、実際見るとかなり場末っぽいです。 993 名前:本スレ19[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 01 04 52.93 ID dli2JLRK みなさんお疲れ様です 埋めついでに、今後傍聴に行かれる方のため、メモの件について。 紙は本当に使うので、多めに持っていかれたほうがいいです。 それから、ちょっとマスコミ関係者の人とお話したんですが、 鬼女スレのことは知ってる方と知らない方がいました。 まとめwikiのことは教えてあげました。 犬鍋については、さすがプロの間での評価は低かったです。 色物扱いでした。惚れてるレベル、と言ってる方もいらっしゃいました。 世の中、いろんな嗜好があるんですね。 私はもうスケジュール的に傍聴は難しいと思いますが、正義を祈って 見守りたいと思います。
https://w.atwiki.jp/dangerousurass/pages/42.html
第一回戦第四試合 熊野ミーコ 名前 性 魔人能力 熊野ミーコ 女 隠れクマノミーコ 池松叢雲 男 統一躯 小宅麗智奈 女 リアライズフォトグラフ 採用する幕間SS 【ツモれ!!メロス】 (メロスの参戦) 試合内容 ※注意 本SSには使い捨てのキャラクター、設定が多数出てまいりますが気になさいませんようお願い申し上げます 暴虐の闘牌編 三頭龍(トリプルロン) ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… (なんだ?いったい、どうしてこんな事に?) 試合開始から数時間が経過している 「ハリーアッぷだねエ、メロスさン。時間切れでも待つつもりかナ?そんなのないけどサ。」 「two malt kill(ツモると切る)常識だな」 「あらあら、さっきまでの威勢は何処へ消えてしまったのかしら。」 (安牌は… 安牌はッ!!どれだ、一体どれを切れば助かるんだ!!) 焦れば焦るほど道は見えない 目の前に居る三人の頭の上には虹色のイソギンチャクが乗っている。 そしてメロスの頭の上にもッ!! そして卓の横では大きな虹色のイソギンチャクが奇妙な漫画を読んでテケリ・リと笑っている。 狂気すら感じる光景だ。 「chalk get key dead all one rule(直撃で終わる)」 「そうですねえ。ここで振り込んじゃうと残りの生体エネルギー直取りですから。」 「所謂ハコテンってヤツだネ。クキキ…コココ…」 「その気持ち悪い笑いは何とかなりません?」 「やだなァ。様式美ってやつじゃなイ。」 「化け物め!!ゆるせぬ!!」 メロスは激怒した。 「失礼な、私達はルールに従ってプレイしております」 「me yang break Nat ked lever it cut Sam mat day war knight(見破られなければイカサマではない)」 「魔人能力アリアリの常識だよウ!!」 メロスは愚かな男であった。 あのような誘いにのこのこと乗らなければ。 これで勝てるなどと夢想しなければ。 「南無三ッ!!これでどうだ!!」 「lawn(ロン)」「ロン!!」「龍!!」 「あら?トリプル?珍しいわね」 「こんな珍しい事があるもんだねエ」 「kid say kit (奇跡)」 「おのれ、嘘吐きめ!!」 ぐにゃあ~ ああ、視界ってホントに歪むんだな そんな事を思いながら メロスの意識は闇へ沈んだ そして物語は少し過去へと遡る。 To Be Continued… 悪夢の激牌編 無限牌(リアライズフォトグラフ) 「あら?あらあら?やっぱり運がいいわね。ツモ!!」 「アイエエエ!!マンズ!!マンズナンデ?」 ダイウチ=サンの絶叫がコダマした。 「ザッケンナコラー!!」「スッゾオラー!!」「イカサマダコラー!!ケジメしろオラー!!」 ダンゲロス・ヤクザクラスタのチンピラが恫喝的キョウハクを開始する。 ヤクザクラスタ・チンピラーズのイトウ=サン、タナカ=サン、ヤマモト=サンの面々である。 某月某日 女神トーナメント開催の数週間前。 希望崎学園ヤクザクラスタ 博徒モスクにおいて。 セイリュウカイとビャッコトウがシノギを賭けて麻雀勝負を行っていた。 「イカサマ?人聞きの悪い事をいうのですね、そうでしょう?灰堂さん。」 黒のジーンズと白いTシャツの上から黒のジャンパーを羽織る、腰まで伸びた炎のように煌く赤い髪を持つ少女。 小宅麗智奈。 希望崎学園写真部副部長である。 彼女は優しく微笑んで傍らに立つ男に声をかけた。 「あ、ああ。確かにイカサマの証拠がねえ。」 灰堂四空。 セイリュウカイのヨウジンボウを務める学生ヤクザ界でも名の知れた男であった。 「ザッケンナコラー!!」「スッゾオラー!!」「マンズのカズがオカシイだろコラー!!」 確かに小宅のツモ牌は五枚目の五萬牌、卓上にあってはならない牌である。 「言いがかりも大概にして欲しいです。そもそもこの卓も牌もそちらが用意したものでしょう?多めの牌が混じっていたとしてもそちらの不手際です。イカサマをしようとしていたのはそちらではないのですか?」 「ザッケンナコラー!!」「スッゾオラー!!」「イイガカリだコラー!!」 「まったく下品な声ですね。灰堂さん、ヤクザクラスタの品性が疑われますよ?」 「まあまあ、姉ちゃん。そう言いないやぁ。ワシ等かてコンナモンそのまま認めたらオージョウしまっせぇ」 対戦相手のダイウチ=サンの後ろに座るでっぷりと太った男が下卑た声で割って入ってくる。 ビャッコトウ幹事長 藪蛇真次郎。 通称ブッシュスネーク=サンである。 「五枚目の牌で、ハイ上がりー言われたら麻雀にならへんさかいなぁ。どこぞから握り込んだんちゃうかと、皆言うとるワケや。」 「ソウダコラー!!」「スッゾオラー!!」「スネーク=サン バンザーイ!!」 「つまり、どうしろと?」 「ドゥへへ。まあ身体検査をさせてもらえたら、それでエエ。ナンも出てこうへんかったら問題あらへんからなあ」 ニタリと脂っこい笑みを浮かべる藪蛇(16)。一年にしてビャッコトウの幹部に成りあがっただけの事はある迫力と女性に不快感をあたえる助平根性が彼の強みであった。 彼もまた名の知れた学生ヤクザである。 「灰堂さん、これはセクハラです。」 「だが仕方ねえ。不審な勝ちを通すには道理が必要だ。」 灰堂はオトコギに生きる紳士なヨウジンボウである。 女性を辱める事を良しとはしない。 しかしヤクザのニンキョーのセカイでは避けて通れぬ事もある。 「闇の焼きそばパン(通称ヤクソバパン 本家の焼きそばパンに比べ不純物が多く トリップ後の中毒性が高く 人体への悪影響が若干大きいとされる。)のシノギはここで止めておきたい。頼む。」 「しかたありませんね。」 「ヤッターカワイイ!!」「ハダカダ!!ヨロコンデー!!」「ヨイデワ・ナイカ!!」 チンピラーズの嬌声のなか小宅は一枚、また一枚と服を脱いだ。 脱いだ服は藪蛇がねちっこく調べ回す。 とうとう小宅は全裸になった。 「カメラと写真かいな。服にも不審なとこはおまへんな。怪しいちゅうたら、このカメラと写真やが。ふーん開始前に撮っとった写真やな。ふむ、何らかの魔人能力か。でも解らへんかったら意味はあらへんなぁ」 事実ダイウチ=サンも相当の雀力をもつ魔人である。 能力によるイカサマは魔人学園に置いては両者の暗黙の合意があると言ってもいい。 「女にこれだけの事をして、それで終わりか?藪蛇の」 自分の羽織るコートを小宅にそっとかけながら灰堂はスネーク=サンを睨みつけた。 「ドゥへへ。そう睨みないなぁ。おーこわ。今日は噂の無限牌の小宅はんの裸を拝めたんで良しとしますわ。今日はワシ等の負けちゅうことで。」 「闇焼きそばパンはどうなるんです?」 小宅にとって重要なのはそれだ。 その為に灰堂と組んだのだから。 「OKOK。ワシもニンキョーに生きるヤクザ。ニンゲンバンジ・サイオー・ホースちゅうてなニゴンはあらへんのよ。まあケジメは必要やがな」 藪蛇が腰にさした手斧を手に取る。 「手前ッ!!」 灰堂が小宅を庇うように立ちふさがる。 しかし、その瞬間フットンダのはダイウチ=サンのクビネッコであった。 「グワーッ!!サヨナラ!!」 「今度はウチのザイバツギルドも世話になりたいもんやなぁ。」 そういうとチンピラーズを引き連れて藪蛇は博徒モスクを退去した。 「ゴキゲンヨ!!」「ゴキゲンヨ!!」「ゴキゲンヨ!!」 学生ヤクザをも退ける恐るべき魔人麻雀技。 無限牌(リアライズフォトグラフ)。 どんな牌でも用意できる無敵の麻雀能力。 賢明なる読者諸君にその謎は解ったであろうか。 写真に写った麻雀牌が不自然に抜けているように見える。 To Be Continued… 破滅の剛牌編 俺の名を呼べ(to me call me) 「おい、早く手牌を切れよ。親だろ?」 「そうだな、これをなんと表現すべきか…」 「ten for(天和)」 英語検定40段の完全熟達者(オーバー・アデプト)。 全ての英語者が恐れ慄く男。 池松叢雲。 今彼が麻雀を打っているのはスカルグランドクロスと呼ばれる処刑台である。 アメリカウィスコンシン州マディソン。 俗にマディソン郡の橋として知られるスカルグランドクロスは天空800mにそびえるメタセコイヤの樹上に築かれた死の雀荘である。 「ジャパニースイングリッシュ野郎が何か言い間違えたみたいだぜ?ぐへへへへ~!!ジャップは麻雀のルールも解って居ねえらしい。」 南部訛りの流暢な東北弁でカウボーイハットの男が嘲笑した。 「テンホーだと?クイーンズイングリッシュ使いの俺様にそんなハッタリが通用するとでも思ってんのか?」 美しい文法の土佐弁で口髭にモノクルの紳士が呟いた。 「ヒャッハー!!手牌がどうなってるか一枚一枚めくって確認してやるぜー。ホンモノのテンホーと同じ作りかどうかをなー」 怪しげなチャイナ風の関西弁でカンフー男が下卑た笑いを浮かべた。 しかし三者の目論みは大きく外れてしまう。 天和、手牌の時点で役が出来上がっていると言う役満であり、そうそう見られるものではない。 「く くけー。まぐれだ。そうに決まっている。」 じゃらじゃらと洗牌をしながらカウボーイは強がりを言う。 「くけけけけ。最下位脱出だな。ビギナーズラックってやつか?」 髭の紳士の眼鏡は若干のずれが見られる。 「くっくどぅーどぅるどぅー!!ここで叩き潰してヤンよ!!」 カンフー男が威嚇する。 「俺の名前を言ってみろ」 手早い動きで牌の山を積みながら池松が吠える。 「ナンデスッテ!!」 「To me call me!!」 「cock sea muss(国士無双)」 池松の気合いが爆発する。 「グワーッ!!ナムサン!!」 髭の紳士が絶叫と共に地上へ落下した。 スカルグランドクロス、入れるのは4人、出られるのは一人。 ハコテンになった者には容赦の無い死が訪れる。 「ばっ バカなァ!!」 「To me call me!!」 「dies sun gain(大三元)」 「ショッギョ・ムッジョ!!」 カンフー男も奈落へ消える。 「ひっ ひぃぃぃぃぃい」 「To me call me!!」 「Tues rent port(九蓮宝燈)」 「アンタの名前はイケマツ・ムラクモ!!アンタもすぐに同じ穴のラグーンさ」 カウボーイハットの男の負け惜しみも消える 「親の役満48000点、あの世にツケておこう。俺が死ぬときまでしっかり覚えておくんだぞ」 拘束を解かれた叢雲は悠然とウィスコンシン州を後にした。 そう裏トーナメントが近づいているのだから。 名だたる英語使いを問答無用でねじ伏せる剛腕の打牌。 To me call me その真実を知る者は少ない。 その戦いの様子を目撃した石田歩成は後にこう語った。 「いやー、なんて言うのかな。確かに吹っ飛んだんですよ。ええ、大の男がね。」 「私も何と言いますか将棋の心得がありますでしょう?でも違いましたね。何がですって?英会話ですよ。」 「私も将棋をやるから解るんですが、人間の発音ってそうそう伸びないんです。でもあの発音の正確さはなんというか。違うんです。」 「ええ、そうです。正しい発音じゃない正確な発音。相手の鼓膜にダイレクトに響くっていうかね。離れていた場所に居る私も体が痺れました。」 「はい、そうです。対戦相手も相当の英語者だったと思いますよ?でも私も伊達に将棋をやっていませんからね、解るんです。しかし相手が悪かったですね。」 「知ってますか?英会話って人が殺せるんですよ。」 To Be Continued… 深淵の妖牌編 作品№1432 「ヰ・ソノ麻雀する」 ちゃらららっ♪ ちゃらららっ♪ ちゃらららたったった~♪ ちゃららら♪ちゃららら♪ちゃっちゃらちゃっちゃちゃ♪(サ○エさん風BGMと思いねえ) 「ヰ・ソノ君、カ○ジの映画見タ?」 「いあー♪」 「原作も面白いけれド、フジワラタツヤってのが良いよネ」 「いあいあー」 「そうそう、なんつーかフジワラタツヤになっちゃうよネ。っと必殺テケリ・リーチ!!」 紫煙漂う場末の雀荘「九頭龍」。 裏トーナメントが始まる数日前の事である。 そこで麻雀を打つのは オレンジ色のジャージに身を包んだ少女。 熊野ミーコであった。 その傍らには虹色の大宇宙イソギンチャクのヰ・ソノ君が某麻雀漫画を読みながらテケリ・リと笑っている。 「うがー」 黒いモヤのような謎の存在ボルネオが 勘弁してくれよー といった意味合いの雄叫びを上げる。 「え“え”-?リーチなのン・カイ?ミーコ君」 サラリーマン風のふぐたん・マスォも情けない声をだした。 ちなみにマスォさんはヰ・ソノ君の義兄である。 「しかたないなぁ。安牌はこれかな?」 「ロン!!」 「え“え”-?ロンなのン・カイ?ミーコ君。だってそれチョンボじゃあないのン・カイ?」 マスォは口からチロチロと赤い触手のような舌をのぞかせて首を傾げる。 確かにミーコの河にはマスォが切ったのと同じ東があったはずである。 「あれれれれ?おかしくないン・カイ?東牌がないぞ?」 「見間違いじゃないですカ?」 「いあーいあー」 「え“え”-?しかしヰ・ソノ君。見間違いっていってももう7回目だよ?そんなことあるのン・カイ?」 やや興奮気味のマスォさんの背広ははち切れ背中から皮膜の翼が覗いている。 「うががががー!!」 ボルネオさんも若干抗議の声をあげた。 「そんなこと言っても魔人能力アリアリじゃないですカ~。見破れない方が悪いんですよウ。」 なるほどボルネオの打牌には時折黒いモヤがかかるし(ふーふー息を吹きかければ取れるが)マスォさんの手牌には妙に緑色が集まり易い(そのせいで手が見え見えではあるが)。 何らかの魔人能力が作用しているのは明らかである。 「しょうがないのン・カイ?まあ今夜はミーコ君に一杯喰わされた感じかな。ぎょげげげげ~」 ぎょろりと目玉を回転させながらマスォ笑った。 「まあ次はそのイカサマを見破ってみせるよ」 「私に勝とうと思うなラ、麻雀漫画を沢山読む事をおススメしますよウ」 「いあいあいあ~」 熊野ミーコは笑顔で一万円を受け取った。 相手に気づかれる事なく牌を操作する ステルスミーコの正体とはッ。 マスォです。 秋も深まりかなり涼しくなってきましたが 暑さ寒さもダゴンの前には何の意味もありませんね 深淵に住む異形達の目をも欺く。 ステルスミーコとは一体どのような麻雀技なのでしょうか。 大クトゥルフの恵みがあらん事を!! さーて来週のヰ・ソノ君は? 「マスォ 狂気の山脈」 「ボルネオ インスマウスに潜む影」 「サザエ ダイエットする」 の三本です。 それではジャンケンポンでイアイアハスター!! To Be Continued… 始まりの神牌編 召喚者(メンツ) 「麻雀だと?」 池松が訝しげな声を上げる。 威風堂々とした英語者である彼も聊かの警戒を解いてはいない。 「麻雀といったのは一例に過ぎません。なんならポーカーでも良いでしょうし、何か他のアイデアがあるのなら…」 小宅は更に話を続けようとする。 ここは裏トーナメント一回戦会場の繁華街。 その中にあるカジノであるようだった。 転送されてきた対戦者たちが一堂に会している。 正に即座に戦えと言わんばかりの状況に口火を切ったのは小宅麗智奈であった。 戦闘以外で決着をつけないか と。 「んんーン♪確かにサ、ここで殴り合いを始めても良い訳だけれド。まあぶっちゃけ私達負け犬じゃなイ。色々な戦い方はあるにせよ。そこまで盛り上がるカっていうと微妙な所あるしサ。その提案悪くないと思うナ。」 「いあー」 熊野ミーコは相手の意見の裏も読みつつ自分の好みを伝える。 ヰ・ソノ君もそれに続く。 「war look knight(悪くない)確かに一理あるな…」 少し逡巡したのち池松も同意する。 何よりギャンブラーとしての才覚が提案に興味を持った。 「早い理解で助かります。それで?まあそこに卓が見えたので麻雀と言いましたが、カジノですからルーレットもありますしどのようなルールでも構いませんが?」 「麻雀でいいんじゃなイ?麻雀というからにはルール解ってんでしょウ?池松さんはどウ?」 「monde dies Knight(問題ない)ルールは理解している、だがメンツが足りんぞ」 「その辺は面白そうなら主催者が用意してくれると聞いています。そうですね?窒素さん?」 小宅の呼びかけにナレーションの様な声が応える。 「そうですね、それで皆さまが同意できるのでしたら3人目をご用意致しましょう。」 「と、言う事ですが?池松さん」 「comer one(構わん)了解した 」 「んじゃさア!!麻雀って事で決まりならもう一つ捻りを加えたいんだけド」 「あら、何か面白い趣向でもあるのでしょうか」 「面白い…」 意外にノリノリの三人であった。 勿論それぞれに自信がある事は言うまでも無い。 小宅には無限牌が 池松にはTo me call meが 熊野にはステルスミーコが 麻雀の魔技を持つ3人は内心勝利を確信しルールを追加する 追加されたルールとは 1 点数=生命力 それぞれの頭に宇宙イソギンチャクを付けることで失った点数を生命力で支払う この支払に関して公平かつ平等に行われる事を約束し 違反があった場合にペナルティを支払う 2 武力による解決を行わない 武力による解決を図った場合、トーナメントの他の参加者や主催者の用意した転校生が強制的に鎮圧を行う。 即座に失格として扱う 3 魔人能力アリアリルール ただし、その能力を見破り麻雀を通常行う範囲で対策を主催者に要求する事が出来る。 この要求に主催者は可能な限り答える物とする 4 4人目にも勝利条件を満たした場合の勝者の扱いを認める 「といったところでしょうか?しかしイソギンチャクを頭に載せることになるとは」 少しウンザリした顔で小宅がルールを読みあげる。 「すぐ慣れるよウ。可愛いんだかラ」 「無駄口は終わりだな、4人目の登場だ」 「しかシ、別に殺さなくてモ良かったんだねエ。私達一回戦マジで殺し合いしてたの二。」 「まったく発想が野蛮だから…あら?」 「too joe(登場)、ようやく四人目のお出ましだな…」 そして 4人目 雀士メロスが現れ 物語は動き出す 凶悪な魔人麻雀。 3人の暴虐の麻雀技によってメロスが倒れた所から 物語を再開しよう To Be Continued… 再起の勇牌編 逆転の法則 メロスは地に伏した。 「さあ、可哀想な4人目が倒れた所で続けましょうか?」 小宅は、いや池松も熊野も4人目をかませにする事で他者の麻雀技を見破ろうとしていたのだ。 図らずも共闘の形をとり、哀れな犠牲者に集中攻撃を行う。 ただし気は抜けない。 出来うる限り自信の能力を出し惜しみたい所ではある。 しかし点差がつく事は今後の展開において致命的であり、また油断しているとこちらに攻撃の矛先が向きかねない。 その葛藤がメロスに対する容赦の無い攻撃となっていたのである。 「まあ、ちょっと可哀想だったねエ」 「いあー…」 「ふ…お互いに技の間合いを測っていたのだ」 「では再開を…」 小宅がそう言った瞬間。 倒れたはずのメロスの指がピクリと動く。 「馬鹿ナ、アレで倒れないなんテ」 がばっ 「うおおおおおおおッ!!そう簡単に倒れると思うなッ!!俺は負けないッ!!何故なら俺は常に成長しているッ!!今一瞬もだ!!さっき倒れた俺よりも今の俺は強い!!そしてお前たちの様な悪逆無道の雀鬼に負けるわけにいかないんだ!!」 どこぞのボーガーの様な台詞とともにメロスは起き上がる。 「呆れた生命力ね、ちょっと意外です。」 「悪くない展開だ、面白い」 「ひゅ~ かっこいイ!!」 三者の軽い雰囲気は立ち上がった所で自分達に勝てる訳がない、もう一度叩き伏せるか、それともライバルを倒す為の踏み台に利用するか、その程度の事にしか考えていない余裕が感じられた。 「へっ!!余裕ぶっこいてられるのも今のうちだぜ!!お前達の麻雀技は全て見切った!!」 ビシィ!!っとメロスの人差指が3人に突きつけられる。 「まずは小宅麗智奈!!お前の無限牌はただの握り込みだ!!」 握り込み!! 服の袖などに牌を隠し持ておき自分の手牌と入れ替えると言う単純にして強力なイカサマである。 確かに牌が多くなるなどの現象に説明がつく!! 「ふふ、何を証拠に?なんなら今ここで服を全部脱ぎましょうか?もしそれで何も出てこなければ…」 「その必要は無い!!今までのヤツはアンタの能力を知らなかったようだが。今回は対戦相手に能力が知られているという事を解っていなかったようだな!!自分の能力が麻雀に応用できると思って思いあがったか?」 「くうッ!!」 小宅が身じろぎし 「get ten(合点)写真に写った物を具現化できる能力。確かにそれは有効だろう。」 と池松は頷く。 「対策は簡単だ!!そのカメラはしばらく預かりだ。そして主催者さんよ!!牌の色を変えてもらうぜ!!そうだな派手に黄金にしてもらおう!!」 「承知しました。用意しましょう。」 窒素の声がそれに応える。 「何処かに写真を隠し持っていても、牌の色が違えばもう使えねえな!!」 「…ふっ。やるわね。」 小宅が歯を食いしばりながらニヤリと笑う。 「そしてぇ!!池松叢雲!!テメエ積み込んでやがるなッ!!思えば簡単な事だったぜ!!『to me call me』ってのは『積み込み』って意味じゃねえか!!」 「say kind(正解)だ」 「苦悶式で英検とっておいて良かったぜ!!3級だがこんな所で役に立つとはなぁ!!テメエの能力による正確無比なツバメ返しが本質だな!!」 ツバメ返し!! 牌の山に上がり牌を積み込み。 サイコロの目すら操作して配牌時点でアガル。 天和を生み出す脅威のイカサマ技である!! 「低英語者に足元を掬われるとはな、まだまだshow gin(精進)がたりん…初心忘れるべからず!!」 ふっ と池松は自嘲じみた笑みを浮かべる 「この対策も簡単だッ!!全自動卓を使う!!てゆーか使えよ!! 何で使わねーんだよ?イカサマアリアリなんだったら先ず積み込み防止する努力をしようぜ!!」 「全自動卓、用意致しましょう」 斎藤窒素の声が応じる。 「me God(見事)だ…」 そしてハイテンションで叫ぶメロスを池松は称賛した。 「んんーン♪とすると次は私かなア」 メロスのやりとりを楽しそうに見ていたミーコの呟きを無視しメロスは追及を続ける。 「熊野ミーコ!!手前の秘密はすり替えだなッ!!」 「わオ!!ばれちゃっタ!!」 「いあいあー」 ミーコとヰ・ソノ君はビックリした様な表情を見せた。 すり替え!! 自分の手牌やツモ牌を山や河の牌と入れ替えるというイカサマである。 ドラ表示牌の入れ替えや他者にロン牌を掴ませるなど多岐にわたり応用の幅が広いが発見されずに行うのは至難であると言われる!! 「お前の能力、姿を消せると言うが、光学迷彩であるのなら体の一部だけ消す事も出来るなッ?大げさで演技めいた仕草や発言の陰に隠れてコソコソとやっていたってワケだ!!」 「ありゃりゃ~、でもそうだったとして。対策できるの?」 「フン!!大層な自信だな!!河やドラは一々記録する事だ!!当たり前だろーが、なんで命かかった麻雀で記憶だよりなんだよ!! あと俺達に解らないように山の牌もすり替えが起こらないように監視する事は出来るなッ!!俺達に対策はできなくても主催者ならできるだろう!!全自動卓と変わりゃしねーよ!!」 「勿論、その点の監視は可能です。カジノに置いてイカサマ対策の技術は常備しております。イカサマありのルールでしたのであえて使用いたしませんでしたが。プレイヤーからの希望があれば対策を要求できるルールに従って対策を行います。」 窒素の事務的なアナウンスが流れる。 「おっとウ!!やられちゃったねエ」 「いあー」 少し残念そうなミーコとヰ・ソノ君だがまだ笑みは消えない。 それは小宅にしても同じであるし池松の表情にも自信がうかがえる。 「イカサマを封じられたってのにまだ余裕があるじゃねえか!!」 「何、雀鬼に必要なのはイカサマではないと言う事さ、それはkey hack(気迫)!!死を恐れぬ度胸」 「この程度の逆境。私のギャンブラーとしての精神を左右するものではありません。」 「麻雀漫画的にもここからが盛り上がる所じゃなイ?」 そう、彼らはギャンブラーの中のギャンブラー!! 麻雀の鬼!! 雀鬼!! その心はまだ折れてはいないのだッ!! その態度に 「ならばッ!!勝負だ!!」 メロスはやっぱり激怒した!! To Be Continued… 悪逆無牌編 普通麻雀 ここからは非常に地味な麻雀勝負が行われますので音声のみでお楽しみ下さい 「うおおおおおおおおおリィィィィチッ!!」 「見え見えの手ですね」 「フン、発音がなっていないな」 「コレでどうかナ」 「チッ!!通しだ!!」 「うーん、迷いますね。コレで」 「それも通し…」 「ロン!!」 「何ィ!!」 「クッ」 「Toy Toy (トイトイ)だ、ドラ1だな」 「やられましたね」 「他者にも気を払う事だ、でなければ生き残れない」 「アドバイスありがとうございます」 「ポン!!」 「何ッ この時点で泣くのか?」 「更にポンです、上がりへの早道頂きます、ツモ!!」 「ゴミ手じゃなイ?いやこれハ」 「ドラ4!!なるほどクソだな、面白い!!」 「この流れで行けば Ryun kick(流局)か?」 「あ、それロン!!」 「へえダマテン?」 「へっへー、ステルスミーコは伊達じゃなイ!!チートイツ!!」 「喰らいやがれッ!!三暗刻!!」 「ぬう、ここでこの手は厳しいな」 「やりますね」 「むむむむーン」 「ロン!!リーチのミ」 「もっと高い手は出せねーのかテメエ!!」 「あがりはあがりだよウ!!」「いあいあいあ~」 「ロン!!イーペーコードラ3!!」 「はいはいドラゲー乙!!」 「うがー 流局!!」 「so ZOO(ソーズ)出さないのは誰だ」 「手前こそ三萬もってんじゃねーだろうな!!」 「テンパイは私だけですね、ほら千点分の生命力およこしなさい」 「きたきたきた~!!きたんじゃなイ?ロン!!チンイツ!!」 「え?ちょっとマジですか?あーもう!!」 「小宅さんやばいんじゃねーの?」 「今こそ英会話を解き放つ!!dies sun gain(大三元)!!」 「げーマジかよ!!役満とかないわー」 「酷イ!!池松さん空気読んでなーイ!!」 「きゃああああああ!!やってらんなーい!!」 「あ、小宅さん。今のデ、アウト?」 「うん…」 「そうか残念だな。」 「まあ楽しかったぜ!!また機会があれば打とうぜ!!」 「そうすね、まあ今日はこの辺で~ グワーッ サヨナラ」 「お疲れ様~」「じゃあね~」「ではまた」 小宅麗智奈 生命力ハコテンにてリタイア!! 「残るは三人だな!!流石に池松さんは一発がでかいが、ミーコものらりくらりと直撃を避ける鬱陶しい打ち筋だぜ!!」 「テンパイに敏感という体質 伊達ではないようだな」 「じゃあ親は私からかナ?いくよウ」 「そりゃア!!ロン!!」 「またダマテンかよ!!」 「Jimmie(地味)効いてくる厭らしい麻雀だな」 「褒め言葉と受け取っておこウ!!」 「よっしゃあ!!これどーよ!!ツモ!!ホンイツドラ2!!おお!!裏ドラのってドラ4じゃん!!」 「ぬうう、裏が載るとはな」 「えー ドラゲーつまんなーい」 「ルィィィィィィィィィチッ!!」「品の無い発音だなLee tic(リーチ)追っかけだ」 「ううう、どうしヨ。こんな早くリーチされたらわかんなイ」 「はっはー悩め悩め~」 「コレで」 「通しだ」 「to sea(通し)だ」 「チィ!!流局か?」 「so no(その)ようだな」「あ、それロンだネ」 「え?マジ?」 「うん、、マジだよウ」 「ハイテイもつくのか。」 「coco Murdoch(ここまでか)」 「あ?池松さん終わりなの?」「えー残念、池松さんの麻雀面白いのになア」 「仕方あるまい、これは勝負であり、いつか勝者は決まるのだ、今日の勝者は私ではなかった。それだけの事。」 「また今度麻雀しましょうネ?」 「そうだなー池松さんって週末とかOKな人?小宅も誘って打つのもいいかもなー」 「その時は誘ってくれ、Boo un oh in noun(武運を祈る) グワーッ サラバ!!」 池松叢雲 生命力ハコテンにてリタイア!! 「さて、残るはテメ―だけだなッ!!楽しい時間もここまでってワケだ!!」 「へっへー、遊びの時間はここまでだア!!」 「あ、それロン!!」 「役牌トイトイかッ!!まだまだ!!」 「リーチ!!」「うーんこの辺は避けとこうかなア!!ぷひひひヒ!!」 「なんだその笑い方!!」 「おーし、ツモ!!リャンペーコー!!」 「あっちゃア!!そりゃ読めないワ!!」 「ほイ、ロン!!三色ね~」 「おい?」 「なに?」 「その読みありえねえ」 「ンー?人一倍テンパイに敏感なメロスさんの言うこト?」 「いや、 そうだな確かに」 「言ったでしョ?遊びは終わりだっテ」 「本気を出したって事か」 「まー私は何時も本気だけどサ、ロン!!」 「ずっと使ってたのか?イカサマを」 「楽しい麻雀の時は使わないよ?でもこれアリアリだかラ」 「ツモ!!チートイツ」 「どうやらツモあがりは防げないようだな」 「まーネ」 「でも、もう諦めたほうがいいんじゃなイ?」 「諦める訳にはいかねえ」 「そーカ」 「ツモ!!三暗刻!!これデ」 「そうか終わりか」 がくりとメロスは膝をついた。 「全ての牌を見通してるって感じだな…一体どうやって」 メロスは最後の力で疑問を投げかける 「そうだネ、皆もうちょっと疑った方が良かったかナ。」 「何をだ?」 「ルールを」 そう言ってミーコはメロスの頭の上の小さなイソギンチャクを取り外した。 「生命力の支払いに関してイカサマはしない。」 「そう言うルールだな、そこをすり抜けたのか?」 「違うよウ。私 宇宙イソギンチャクとおしゃべり出来るんだよウ。」 「…!!テメエ!!」 「ところでコイツは私のイソギンチャクさッ」 「熊野ミーコ貴様見ているなッ!!グワーッ!!」 最後に当然のようにメロスは激怒した。 雀士メロス 生命力ハコテンにてリタイア!! 「もうちょっと皆漫画を読むべきだよウ。ギャンブルっていったらダー○ー兄だよねエ。」 「いあーいあー」 ミーコの背後で奇妙な冒険の漫画を読み終えたヰ・ソノ君が立ち上がる。 「さて、行こうカ。今度はイカサマなしで楽しい麻雀を打とうネ。」 /´〉,、 | ̄|rヘ l、 ̄ ̄了〈_ノ _/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /) 二コ ,| r三 _」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ /__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉 ´ (__,,,-ー ~~ ̄ ャー-、フ /´く// `ー-、__,| 無限牌 小宅麗智奈 リタイア to me call me 池松叢雲 リタイア 怒れる男 メロス リタイア To Be Continued…
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『魅惑の妖精亭』でルイズ達が働き始めてから数日が過ぎた。 ルイズは酒場で聞いた話などを記憶し、それを書き留めて伝書フクロウで毎晩王宮に送っている。 女王となったアンリエッタの評判が、ウェールズが構えた亡命政権、神聖アルビオン帝国から疎開した人の話、レジスタンスの噂… 他にも、アルビオン帝国はガリアからの援助を受けているとかの、胡散臭いうわさ話も含まれているが、とにかくルイズはうわさ話をアンリエッタに送り続けていた。 王宮を出る前に、アンリエッタに頼まれたことが一つある、それは『民の正直な言葉を聞きたい』というもの。 アンリエッタが国民にどう思われているのか知ろうとしても、王宮の貴族達は良い評判ばかりをアンリエッタに伝える。 まるで、アンリエッタを非難する国民は存在しないと言わんばかりに、アンリエッタを賛嘆する。 だが、それがアンリエッタの不安を煽っていた。 タルブ村での戦いで、アンリエッタはウェールズと共に巨大な魔法を用いて、アルビオン軍を撃退した。 しかし、ルイズがいなければ皆死んでいたかもしれないのだ。 アンリエッタとウェールズだけの戦果ではないのに、女王となったアンリエッタに謁見する者は、兵士達の功績などをみじんも気にかけず、二人のヘクサゴン・スペルばかりを褒めちぎる。 最初は褒められて浮かれていたアンリエッタだが、ウェールズの一言が認識を変えさせた。 『彼の声は誰の声なのだろうね』 その一言が、アンリエッタを深く悩ませた。 自分を取り巻く貴族達のおべっかを信じ込んでいられれば、きっと幸せに違いない。 だがいずれ裏切り者を見落とし、気づいたときには滅びしか残されていないかもしれない。 だからこそアンリエッタは、ルイズに『民の意見を直接聞いてみたい』と告げたのだ。 ルイズは、余計な気遣いをせず、くだらない話も、建設的な意見も、何もかもをアンリエッタに伝えようと決意した。 ある日の晩、伝書フクロウが珍しく返事の手紙を携えていた。 ルイズが中を見ると、そこにはロングビルがアニエスに保護されてトリスタニアに引き返していると書かれており、ルイズを安堵させてくれた。 もしかしたら、魅惑の妖精亭に立ち寄るだろうか? そのときはロングビルをからかってやろうと思いつつ、床についた。 翌日、ルイズは『魅惑の妖精亭』の一室で、ジェシカに化粧を教わっていた。 虚無の曜日を翌日に控え、今夜は一週間で一番忙しい日になる。 「ほら、目元はこうするのよ」 「え?」 「え?じゃないわよ、ちゃんと見てた?ほら。こうやるの」 ルイズが鏡の前に座り、ジェシカが化粧用の筆でアイラインを整える。 「ああ、うん。ありがとう。これって濃い目だから調節が難しいわ」 「ロイズちゃんは元が整ってるから、あっさりとした素朴なメイクが良いわよ、素材の味を生かすってね」 ジェシカの指導を受けながら化粧をしてみると、骨格をいじるのとはまた別の意味で、新しい自分になれる気がする。 魔法学院の舞踏会の時に使ったルージュよりずっと安っぽい、平民の化粧品。 だが、ルイズにとっては何もかもが新鮮だった。 「ジェシカ、こんな感じでどう?」 「綺麗じゃない!それならもっとチップ貰えるわよ」 化粧をしたルイズを見て、ジェシカがルイズの手を引いた。 椅子から立たせると、準備しておいたトレーを渡す。 「ロイズも、今日はもっとチップ貰えるといいわね」 「ありがとう。じゃあ早速行ってくるわね」 給仕口から出ようとしたルイズが、ワルドの視線に気付く。 ルイズはワルドにウインクをして、笑顔で店に出ようとしたが… 一歩足を踏み出したところでUターン。 そのまま物陰に張り付き、焦ったような目つきで店内をのぞき込む。 それを訝しんだワルドがルイズに声をかけようとしたが、ルイズは指を口の前に立てて「静かに」とジェスチャーをする。 ワルドの目つきが変わった。 ルイズがこんな焦る姿など見たことがない。 もしやリッシュモンが城下町を視察し、魅惑の妖精亭に目を付けたのか? ワルドはルイズに近寄り、耳元で呟く。 「何かあったのか?」 「………同級生がいるわ」 「なに?」 「魔法学院の…」 「……なあ、ル…ロイズ」 「何よ」 「今、君は”ロイズ”なんだ。姿形も身長も違う、そう簡単に気づかれるはずはないじゃないか」 「駄目よ、ワルド、あそこに居るのは”風上のマリコルヌ”と”青銅のギーシュ”よ。ギーシュはともかくマリコルヌは危険だわ」 「どうしてだい」 「アイツは、魔法学院の宝物庫より強固な、女子浴場の覗きに成功したと言われてる男よ。オールド・オスマン対策がされた浴場のトラップを超えたのは魔法学院創立以来彼しか居ないと言われているわ」(※噂です) 「あれは僕でも無理だったのに」 「なんですって?」 「いや、何でもない」 「まあいいわ、後でみっちり問いつめるから。…どうしましょ、あの二人が帰るまで店に出ない方が良さそうよね」 「そうかもしれないが…」 一方、ジェシカは、ルイズとワルドの様子を店内から見ていた。 「何やってるのかなー、あの二人」 物陰でこそこそしている二人を見て、頭に?マークを浮かべたジェシカだが、気にしてても仕方がないので接客を再開することにした。 軽く店内を見渡すと、奥の席に座った二人組が、女の子を見ては鼻の下を伸ばしている。 その二人はマントも着けていないし、杖も見あたらない。 だが身なりの良さが貴族であることを示していた。 この店にくる貴族と言えば、ガラの悪い貴族か、世間知らずの坊ちゃんに分けられる。 後者であることを祈りつつ、ジェシカは二人のテーブルに足を向けた。 事は数時間前にさかのぼる。 アルビオンとの戦争を控えたトリステインでは、軍備の増強計画が図られていた。 ギーシュは王宮で働く父と兄に呼び出され、魔法学院を休学して軍隊の訓練を受けろと言われた。 そんな時、偶然にもマリコルヌが、グラモン元帥の下に顔見せに来たのだ。 マリコルヌの父は、息子可愛さのため、マリコルヌを補給部隊に回して欲しいと考えて挨拶に来たのだ。 親の思惑はともかく、偶然にも王宮で再開したギーシュとマリコルヌは、親同士の話が終わった後城下町に繰り出すことにした。 「ふう…」 「どうしたんだ、マリコルヌ、君らしくもない。ため息ばかり出してどうしたんだ」 「うん、ちょっと悩み事がね」 「悩み事?」 「ああ……はあ~……」 秘薬屋の近くを通りかかった時、マリコルヌは長いため息をついて、辺りを見回した。 気のせいか目が少しうるんでいる、が、どこか寂しそうな目つきでもあった。 「まさかマリコルヌ、ここで偶然見かけた女性に一目惚れしたとか?」 からかうような口調で、ギーシュが呟くと、マリコルヌは顔を俯かせて小声で応えた。 「そうなんだ」 「なんだそうか…って、何!?君が一目惚れだって!」 「ちょっとギーシュ!声が大きいいって!恥ずかしいじゃないか!」 「あ、ああ、すまない。でも君が一目惚れとは考えられないねえ。それはどんな人なんだい」 「シエスタって居るだろう?彼女と同じ黒い髪の子でさ、笑顔が素敵なんだ」 「ま、待て待て、それはつまり、君は平民に恋をしたって事か」 「……」 「君が覚悟しているなら僕は何も言わないが……恋愛の先輩として忠告しておこう。平民で遊ぶのは止めた方がいい」 「女の子二人の純情をもてあそぶ、二股のギーシュがそれを言うのか?」 「ちょ、ちょっと待ってくれ!僕はそんな二つ名じゃないぞ、青銅だ!せ・い・ど・う・のギーシュだ!」 「解ったよ落ち付けって。僕だって解っているさ…でもあの笑顔に僕はやられたんだ」 「そうか。まあクヨクヨしていても仕方がない、とりあえず今日はもう魔法学院に戻ろうじゃないか」 マリコルヌの肩に手を置き、ギーシュは『やれやれ』と言いたげに首を横に振った。 「その前に、仕立て屋でシャツ買っていきたいんだ」 「わかったよ、それにしてもマリコルヌが恋愛とはね。仕立て屋で上等なハンケチでも買って、プレゼントしてあげたらどうかね」 「プレゼントしようにも、その娘がどこにいるか解らなきゃしょうがないじゃないか」 「それもそうか。ところで、黒髪って言うのはあんな感じかい?」 マリコルヌは、ギーシュが指を指した方向を見て、絶句した。 「!!!」 「マリコルヌ?どうした?」 「あの娘だ…!」 マリコルヌは無言で、人の影に隠れつつ、ギーシュが指さした女性を尾行し始めた。 ギーシュはマリコルヌの様子に呆れたが、仕方ないなと呟いて、マリコルヌの後を追いかけた。 尾行を続けた二人は、その女性が『魅惑の妖精亭』に入っていくのを確認した。 扉から店内をのぞき込むと、ボディラインが丸見えなビスチェを着けて、女の子がチップを貰っているのが見える。 「いいいいけないよマリコルヌ、こんな店に入ったとバレたらモンモランシーに殺されてしまうよ」 「何を言ってるんだ、ギーシュはもう帰ればいいじゃないか」 「いや、僕は友人として君を見守る義務がある!」 二人は、マントを折りたたんで服の中に隠し、『魅惑の妖精亭』に入っていった。 「お客様、ご注文はおきまりですか?」 ジェシカが前屈みの姿勢で、豊満な胸の谷間を見せつけつつ二人に注文を聞く。 「そそそそうだな、とりあえずワインを貰おうかな」 ギーシュの視線は、ジェシカの胸に釘付けになっている。 「ぼぼぼぼ僕はこの料理を貰おうかな」 マリコルヌも、ジェシカの胸と顔を交互に見て、顔を赤らめつつ注文をした。 ジェシカは二人から注文を受けると、にこりと微笑んで華麗にターンして、厨房へと注文を伝えた。 「なあ、マリコルヌ、凄い店だな」 「ギーシュ、君でもそう思うか」 「女性はもっとおしとやかであるべきだ。この店は下品だよ」 「ギーシュ!言葉は嘘をつけるが、顔は嘘をつけないよ、君の鼻の下は地面に落ちんばかりに伸びているじゃないか」 「い、いや、これはだね。女性を喜ばせる薔薇としてだね!ああああ」 そんな風にギーシュとマリコルヌが店の雰囲気を堪能していると、羽扉が開き、新たな客の一群が現れた。 中年の男性貴族を先頭に、軍人らしき風体の貴族や、お供の下級貴族がわらわらと店に入ってきた。 マリコルヌは、先頭に入ってきた貴族に見覚えがあった。 でっぷりと肥え太った体型に、薄くなった髪、記憶に間違いがなければ税務官の一人『チュレンヌ』だ。 その貴族達が入ってくると店内は静まり返る。 そこに、スカロンがもみ手するような勢いで貴族達に声をかけた。 「これはこれは、チュレンヌさま。ようこそ『魅惑の妖精亭』へ」 チュレンヌと呼ばれた貴族は、ナマズのような口ひげを指でいじると、ふんと後ろにのけぞった。 「ふむ。おっほん! 店は流行っているようだな?」 「いえいえ、とんでもない! 今日はたまたまと申すものですはい。いつもは閑古鳥が鳴くばかりでございまして…。」 チュレンヌは、スカロンを蔑むような目で一瞥し、店内を見渡した。 「なに、今日は仕事ではない。客で参ったのだ。そのような言い訳などせんでもいい」 「お言葉ではございますが、チュレンヌさま、本日は満席となっておりまして……」 「わたしにはそのようには見えないが?」 チュレンヌがそう呟くと、取り巻きの貴族が杖を引き抜き、店内にいる全員に見えるようそれを掲げた。 貴族が杖を抜くということは、命の危険があってもおかしくはない。 杖におびえた客たちは酔いがさめ、一目散に入り口から消えていった。 何が起こっているのか解らないマリコルヌやギーシュはそのままだが、店は一気にがらんとしてしまった。 「閑古鳥と言うのは、本当のようだな!」 ふぉふぉふぉ、と腹をゆらしつつ、チュレンヌの一行は邪魔な椅子を押しのけ、空席となった真ん中の席についた。 ちらりと、取り巻きの貴族がギーシュとマリコルヌを見る、すると軍人らしき貴族が「放っておけ」と呟いた。 ルイズがふと気づくと、ジェシカが隣にやってきて、忌々しそうにチュレンヌを見つめていた。 「ねえ、あいつ何者なの?」 ルイズが小声で呟くと、ジェシカは心底から忌々しそうに話し始める。 「このへんの徴税官をつとめてるチュレンヌよ。あいつの管轄してる区域のお店に来ては、”たかり”をするの、嫌な奴よ! 銅貨一枚払ったことないんだから!」 「そう……」 「あいつの機嫌を損ねたら、とんでもない税金かけられてお店が潰されちゃうの。だから渋々言うこときいてるの」 「なるほどね…」 ルイズはふと、ワルドの表情を伺った。 そこには、ニューカッスル城で会ったときと同じ、冷たい仮面のような表情のワルドがいた。 ルイズは慌ててワルドの襟首を掴み、店の奥に移動させる。 「ルイズ、二十秒でカタをつける。同級生の二人を外にやってくれないか」 「だ、駄目よ!気持ちはわかるけど、今はその時じゃないわ、この店に迷惑をかけちゃ駄目なんだからね!」 「…解っている。だが、僕は、あれが貴族を名乗っているのが許せん」 ワルドの怒りは当然かも知れない、だが、この店で貴族が殺されたとあっては、店の人間に迷惑がかかる。 ルイズにも怒りはある、だが、この店に迷惑をかけたくない。 何とか音便にコトを済ませる方法を考えていたが、不意に顔を上げて、ワルドの袖を引っ張った。 「ワルド、ちょっと手伝って」 「?」 店の中では、チュレンヌが忌々しげに店の女達を見ていた。 誰も酌をしようとしない、それが気にくわないのか、店に難癖をつけ始めた。 「おや! だいぶこの店は儲かっているみたいだな!このワインはゴーニュの古酒じゃないかね?」 チュレンヌに続いて、取り巻きの一人が女の子の衣装に難癖をつける。 「おや、そこの娘の着ている服は、ガリアの仕立てではありませんかな。どうやらこの店は思ったよりも儲かって居るようですなあ」 チュレンヌは実に嫌らしく、ふぉふぉふぉと笑って呟く。 「今年の課税率を見直さねばならないようだな!」 取り巻きの貴族たちも、わざとらしく頷きながら、チュレンヌの言葉に同意した。 「女王陛下の徴税官に酌をする娘はおらんのかね! この店はそれが売りなんじゃないのかね!」 チュレンヌがわめくが、店の女の子は誰も近寄らない。 「触るだけ触ってチップ一枚よこさないあんたに、誰が酌なんか……」 ジェシカが呟くと、不意に奥のテーブルから声がかかった。 『ああ、このブルゴーニュのワインを一つくれないか』 「はい?」 振り向くと、マリコルヌと目が合う。 マリコルヌは何が起こったのか解らないようで、え?え?と小声で呟き、目をぱちくりさせていた。 「はい、ただいまお持ち致します」 ジェシカは笑顔で注文を受けると、マリコルヌの席にワインを届け、丁寧にワインを注いだ。 「どうぞ」 『ああ、ありがとう。とっておきなさい』 ワインを注ぎ終わると、マリコルの手がテーブルの下から跳ね上げられる。 それと同時に、どこからか出てきた金貨がふわりと飛んで、ジェシカの胸に収まった。 「きゃん」 金貨の冷たい感触に驚き、ジェシカは思わず声を上げた。 それを見たマリコルヌは、ジェシカの色っぽい仕草に顔を耳まで真っ赤に染め、恥ずかしさを誤魔化すように腕を組んで笑顔を浮かべた。 ところが、隣に座るギーシュは青い顔をしている。 チュレンヌ達が、中央のテーブルからギーシュ達を睨んでいるのだ。 むこうは五人。その中には軍人らしき貴族もいる。 マリコルヌとは対照的に、ギーシュの顔はどんどん青くなっていった。 (マッ、マリコルヌ、まずいぞ、まずいよ) ギーシュがマリコルヌに耳打ちする。 「え?何を言ってるんだ美味しいワインじゃないか」 だが当のマリコルヌは、思い人のちょっと色っぽい仕草を見ただけで有頂天になり、ギーシュの言葉なんてほとんど聞いちゃ居なかった。 むしろチュレンヌのことなんてすっかり忘れていた。 「はっ、随分と豪勢なことだな!この店は随分儲かってるじゃないか、税率は二倍がいいか、三倍が良いか?皆どう思う」 「この店は風紀を著しく損なうようですな、罰金も支払わせましょう!」 取り巻きの貴族達が、そうだ、そうだと、口々に言う。 それを聞いたスカロンは、何とかご機嫌を取ろうとして、中央のテーブルに近づこうとした。 「あ、あの、チュレンヌ様」 「まったくこの店はなっとらんな!こんな怠けた店でもやっていけるとは、禁制の偽酒でも使っているのかな?」 「いえ!決してそんなことはありません、はい」 取り巻きの貴族が杖をちらつかせながら、『レビテーション』の応用でジェシカを転ばせた。 「きゃあっ」 ガチャンと音がしてグラスが割れ、ジェシカは破片の上に手をついてしまった。 「痛っ…」 それを見た貴族達は、ハハハと笑った。 『そこまでだ』 不意に、誰かの声が笑い声に水を差した。 誰だ?と疑問に思う間もなく、ギーシュに視線が集中する。 「…え?」 だが、当の本人は何が起こったのか解らず、きょとんとしていた。 「何だ小僧、何か言いたいことでもあるのか?」 「え?え?」 実は先ほどのマリコルヌの声も、ギーシュの声も、本人の声ではない。 ワルドが作り出した『空気の管』をギーシュの背後に伸ばし、ルイズが声色で喋ったのだ。 魔法学院の同級生だったとはいえ、二人の声を完璧に再現できるとは思っていなかったが、場の雰囲気のおかげか疑われることは無かった。 マリコルヌの腕が勝手に動いたのも、ジェシカの胸にチップの金貨が舞い込んだのも、ワルドの『レビテーション』。 当の本人達は、何が起こったのか全く理解していないだろう。 ふと、転ばされたジェシカと、ギーシュの目が合う。 ジェシカは手から血を流し、目に涙を溜めていた。 (どうした?僕は女の子を喜ばせる花じゃなかったのか。女の子が泣いていて何もしないのか!僕は!) ギーシュは、チュレンヌ達が恐ろしかった。 実力差も数の差もある、それに、もしかしたら家名も高いかもしれない。 戦っても勝てるはずはないし、そもそもこんな店に入ったこと自体、親の耳に入ったら困ることだ。 でも、女の子の涙を見て、どうして引き下がれようか。 惚れ薬の件では、シエスタに迷惑をかけてしまった。 ジェシカの髪を見ると、惚れ薬を飲んだとはいえ、ワルキューレでシエスタに決闘を挑んだときの後悔が胸に突き刺さる。 今度こそ、僕は女性を守る茨になりたい。 ギーシュは震えながらチュレンヌ達を睨み返し、薔薇の造花を握りしめた。 「大丈夫かい?」 「だ、大丈夫です」 いつの間にか、マリコルヌが怪我をしたジェシカの手を取り、ハンケチを巻き付けていた。 「僕は治癒が苦手だから、申し訳ないね」 「いえ…そんなこと、ありません」 「さ、君はちゃんと怪我を治した方が良い、今日は休ませて貰うといいよ」 そう言って、マリコルヌはジェシカの手を引っ張り、立ち上がらせる。 ジェシカの肩をぽんと叩き、店の奥に下がらせると、マリコルヌは顔を真っ赤にしてチュレンヌ一行を見据えた。 怒りではなく、恥ずかしさから顔を真っ赤にしているのだが、他人はそう見てくれない。 マリコルヌは今、『顔を真っ赤にするほど本気で怒っている』と思われていた。 「はっ、なんだなんだ、君たちは貴族か!若いのに場末の汚い酒場にいるとはなあ、恥を知りなさい!」 自分たちのことは棚に上げ、偉そうに言い放つチュレンヌ。 ギーシュは震えを必死で押さえ込む、シエスタにゴーレムを差し向けた時の、モンモランシーの泣き顔を思い出して、必死に『自分は正しい!』と言い聞かせた。 「無闇に女性を傷つけておきながら、恥を語るのは何処の恥知らずかな?」 「何だと…!」 取り巻きの一人が杖を抜き、席を立った。 どう見ても怒っている。 ギーシュは早くも自分の発言に後悔した。 だが、意外にもそこで、マリコルヌがずいと前に出て反論した。 「汚いのは、貴族の杖をそんなことに使っているお前らの方だっ!」 「貴様!」 マリコルヌの言葉がしゃくに障ったのか、チュレンヌ達は一斉に立ち上がり、杖をギーシュ達に向けた。 (怖い、怖い怖い。怖い!) ギーシュの心中は恐怖に支配されかかっている、だが、今ここで正しいと思ったことを貫き通せずに何が貴族だろうかと思い、心を奮い立たせる。 『命を惜しむな、名を惜しめ』という家訓が、ギーシュの体を辛うじて支えていた。 一触即発の雰囲気が、店内を支配する。 どちらかが動こうとしたその時、勢いよく羽扉が開かれた。 「そこまで!双方杖を引け!」 店内に入り声を上げたのは、女王陛下直属の部隊、銃士隊のアニエスだった。 体をすっぽりと多う外套を身につけており、腰に差しているはずの剣と銃は見えなくなっていた。 チュレンヌは胡散臭そうにアニエスを見て、鼻で笑う。 「ハッ、誰かと思えば、この間シュヴァリエを賜ったという……なんだったかなあ。なあ皆、知っているか?」 「さあ。知りませぬ、粉ひき娘ではありませんか?」 「チュレンヌ様は城下を視察されておる!貴公が何者であっても、女王陛下から賜った徴税のお役目を妨げるなら容赦はしませんぞ」 チュレンヌ達は、あからさまにアニエスをバカにする。 ハハハと笑っている貴族達に向け、アニエスは懐から一枚の羊皮紙を取り出し、見せつけた。 羊皮紙を胡散臭そうに見ていたチュレンヌだったが、その顔が少しずつ青ざめてくる。 ほんの十秒ほどで、店内は驚くほど静まりかえってしまった。 「あ、あの、これは?」 突然、チュレンヌが低姿勢になる。 「解らないか?貴殿を逮捕しに来たのだ。女王陛下は、不当な徴収で私腹を肥やす貴族がいると聞いて、大変胸を痛めておられる。自ら出頭するならまだ罪は軽くなりますぞ。ミスタ・チュレンヌ」 アニエスが氷のように冷たい目つきでチュレンヌを見る。 時間にして一分だが、一時間にも感じられる沈黙が流れた。 チュレンヌは、ふぅ、とわざとらしくため息をついて、杖をテーブルの上に置き、観念したように椅子に座った。 だが… 「…かかれッ!殺してもかまわん!」 チュレンヌは杖を掴むと、ルーンヲ唱えつつアニエスに向けた。 同時に、取り巻きの貴族が動いたが、それよりも一瞬早くアニエスのマントが翻った。 遠巻きにその光景を見ていたジェシカ達は、アニエスのマントの中で、刃物がギラギラと光るのが見えた。 アニエスのマントがふわりと垂れ下がる。 チュレンヌ達は、二度、三度とルーンを唱える、だが魔法は発動しない。 チュレンヌの取り巻き達は、自分たちの持つ杖を見て、ぎょっとした。 杖が真っ二つに折られていたのだ、アニエスのマントが破け、中から二つの刃が姿を見せる。 長さ50サントの刃が、アニエスの近くにいた二人の杖を破壊したのだ。 チュレンヌの後ろにいた貴族二人は、驚いて後ろに下がりつつルーンを唱えようとしたが、一人は青銅のゴーレムに取り押さえられ、もう一人は『エア・ハンマー』で杖を吹き飛ばされていた。 奥のテーブルでは、ギーシュとマリコルヌが杖を掲げている。 二人が手伝ってくれたのだ。 アニエスは、腰が抜けて立てなくなったチュレンヌの真正面に立ち、静かに呟いた。 「自首して頂けますか」 チュレンヌはがっくりとうなだれ、小声で「はい…」と呟いた。 その後間もなく、町の衛兵がやって来た。 チュレンヌとその取り巻き達は馬車に乗せられ、王宮へと送り届けられるそうだ。 『魅惑の妖精亭』の皆は大いに喜び、ワルドはスカロンに抱きつかれ大いに迷惑。 アニエスにもお礼を言おうとしたが、ギーシュとマリコルヌに『協力を感謝致します』と告げた後すぐにどこかへ行ってしまった。 「格好良かったわねえ、あの女シュヴァリエ様」 「ホントよね、貴族ってあんな人たちばかりならいいのに」 『魅惑の妖精亭』の女の子達は、固まってアニエスの話ばかりしており、ギーシュとマリコルヌのことなどこれっぽっちも話ていない。 ギーシュは寂しそうにワインを飲んだ。 「はあ、一時はどうなることかと思ったよ。それにしてもマリコルヌ、僕は君を見直したよ」 「いや、ギーシュも一緒に杖を構えてくれたじゃないか。だから僕にも勇気が出たんだ」 「そんなものかね」 グラスに残ったワインを飲み干して、ギーシュはため息をついた。 コトッ、と小さな音を立てて、ワインがテーブルの上に置かれる。 よく見ると、上等な古酒らしく、古ぼけたラベルには有名な産地の名前が見えた。 「今日は、ありがとうございました。あの…このチップはお返しします。こんなに沢山頂けません」 ワインを持ってきたのはジェシカだった、テーブルの上に金貨を置き、すまなそうに頭を下げる。 マリコルヌは驚いて、両手バタバタと左右に振った。 「ちょ、ちょっと待ってよ。これ僕のお金じゃないんだ、どこからか突然出てきたんだよ」 「そんな、謙遜なさらないで下さい」 「これは謙遜じゃなくて…えーと、ど、どうしよう」 隣を見ると、ギーシュがにやりと笑みを浮かべていた。 テーブルに置かれた金貨を手にとって、ジェシカに渡す。 「彼は口べたでね!僕が少しだけ通訳をしてあげよう。彼はこう言いたいのさ『君は金貨と同じぐらい美しい』と」 驚いたマリコルヌは、ギーシュの言葉を訂正しようとして、慌てて喋りだした。 「ち、違うよ、金貨よりもっと綺麗………あ、いや、その…」 自分が何を口走ったのか途中で気づき、マリコルヌは顔を真っ赤にして俯いてしまった。 だが、ジェシカは嬉しそうでもなく、悲しそうでもない表情で、「ありがとう」と呟き、小走りで店の奥へと隠れてしまった。 「…なあ、ギーシュ」 「なんだい」 「僕、何か悪いこと言ったかな」 「表現が悪かったんじゃないかな。からかっていると思われたとか?」 「そうなのかなあ」 マリコルヌは残念そうに顔を俯かせたが、またこの店に来れば会える、またここに来ようと決意して、勢いよくワインを飲み込んだ。 ジェシカは、店の物置に置かれている、大きな鏡の前に立っていた。 自分の表情をじっと見つめていると、不意に涙がこぼれる。 「ジェシカ」 「あ…お父さん」 いつの間にか、物置の入り口にスカロンが立っていた。 「ジェシカ、どうしたの?」 「…わたし、嬉しいのに、どんな顔をすればいいのか、解らないの」 「笑顔でいいじゃない、ジェシカの笑顔は、みんな好きだって言ってくれるでしょう?」 「違う、違うの…作り笑顔を見せちゃ駄目だって思ったの。本当の笑顔じゃなきゃ失礼だって思ったの…でも、顔が笑ってくれないの…」 「ジェシカ…ごめんなさい、私がずっとあなたにこの仕事をさせたせいで」 「ううん、お父さんは私のためを思ってくれてる。お父さんのせいじゃないわ」 「ね、ジェシカ、今まで嫌なお客さんにも笑顔を見せてきたわよね。今度から無理をしなくていいから、だから、貴方の思うとおりにやりなさい」 「…できない、今更、そんなこと出来ないよ」 「じゃあ、今度あの人が来たら、正直に打ち明けて、謝ってみなさい。ジェシカが本心から笑顔を向けたいと思ったのなら、そうすべきよ」 「…うん」 ジェシカは、父スカロンに顔を見られないように、力一杯抱きついて、涙を流した。 しばらく後、マリコルヌとギーシュの二人は、『魅惑の妖精亭』を出て馬に乗り、魔法学院への帰路についていた。 「なあ、ギーシュ」 「なんだい」 「女の子達、たくさんサービスしてくれたよな」 「ああ」 「領民を守るのも、あんな感じなのかな。僕でも誰かを守れるのかな」 「かもしれないな」 「なあ、ギーシュ」 「なんだい」 「僕、前線に出るよ、親は僕を補給部隊に入れようとしてるけど、それじゃ駄目だと思うんだ。僕は僕なりに頑張ってみたい」 「いい心がけだと思うよ。それにしても…」 「?」 「君があんなに勇気があるやつだと思わなかったよ」 「思うところがあるんだ」 「そうか、深くは聞かないでおくよ」 「うん。そうしてくれると助かる」 マリコルヌは月を見上げた。 あの日、シエスタが空を飛ぶ練習をしていた時、マリコルヌは『遠見』の魔法を使ってスカートの中を覗こうと躍起になっていた。 あの日、突然シエスタの体が不自然な方向に飛ばされたのを、マリコルヌは見てしまったのだ。 『遠見』で周囲を見渡すと、火の塔の一角でシエスタを見ている人物を発見した。 杖を持っていたことから、そいつが犯人だと確信していたが、それを誰かに告げる気にはならなかった。 男は、三年生の寮に入っていった。 そして別の日にも、その男は同じようにシエスタに風の魔法を当てていた。 唇の動きは、エア・ハンマーのルーンを呟いていたと見て間違いはない。 後で調べてみると、その男は『風風のライン』であり、人当たりがよく平民にもやさしい男だった。 そんな男がなぜシエスタの邪魔をしたのだろう。 解らなければ、直接聞いてみればいい。 シエスタに、僕たちの友人に何をするんだと詰め寄ってやればいい。 だが、『ドット』の自分では『ライン』に敵うはずがないと思って、誰にも言わずにいた。 魔法で転ばされ、怪我をしたジェシカを見て、マリコルヌは少しだけ覚悟を決めることができた。 ジェシカの姿が、シエスタに重なったのかもしれない。 月の浮かぶ夜、二人はいずれ来るアルビオンとの戦いに、自分なりの道筋を見つけた気がした。 ギーシュ達が『魅惑の妖精亭』を出てすぐ、ワルドは部屋で遍在を作り、外にいるルイズを迎えに行った。 ルイズは『イリュージョン』を駆使して人目を避け、ワルドに背負われて窓から部屋に入る。 顔を隠していたフードを取ると、そこにはアニエスの顔をしたルイズがいた。 ルイズは「ありがと」と言って遍在の背中から降り、部屋に備え付けられた鏡の前に立った。 「まったく、あの二人なんでこの店に来たのかしら、平民の女の子には手を出さないと思ったのに」 ぶつぶつと呟きながら、アニエスそっくりに切りそろえた髪の毛を体内に再吸収し、ベッドの下に隠した茶色の髪の毛を頭に植え付けていく。 ゴキゴキと音を立てて、ルイズが骨格を調節していると、隣にいたワルドの遍在が呟いた。 「いいものを見たよ、トリステインの若いメイジにも、彼らのような者がいるのだな」 「そう見える?」 「…女の子目当てかもしれないが、それでも立派さ。杖は平民を脅かすために使う物ではない。守るために使う物なんだ。彼らはそれを貫いた」 「そうね……うん。確かにそうね」 体つきを元に戻し、顔の形を調節し終わると、ルイズは窓の外に浮かぶ月を見上げた。 「いずれ、戦争が始まるのよね……誰も、死んで欲しくないな」 ルイズの呟きは、星空に消えていった。 To Be Continued→ 戻る 目次へ
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『にくたいげんご』 26KB 愛で いじめ 思いやり 愛情 いたづら 誤解 変態 ペットショップ 現代 愛護人間 虐待人間 独自設定 うんしー ぺにまむ よろしくお願いします はじめに この作品には・・・ HENTAI表現及びグロテスクな描写が含まれております いくつか既出設定をお借りしている他、独自設定が含まれております 通常種のみ登場します 以上の点に注意してお読みになるようお願いします 1 ここはとあるゆっくりショップ 煉瓦の壁を模した外装に緑色のサンルーフ 大きなショーウィンドウには『Take it easy!』という文字が白字でアーチ型に書かれている それはこの店の名前であり、『ゆっくりしていってね!!!』に最も近いニュアンスの英訳でもある その店に一人の男性が来店した ドアが開くとベルが小気味よい音を立てて来客を知らせる 「いらっしゃいませー」 「ああ、らっしゃい。 いつものか?」 丁寧に頭を下げて挨拶する金髪にピアスの若者と ぶっきらぼうに尋ねる小太りでバーコード禿げの中年男性 二人は緑色のエプロンをしていて、ショーウィンドウと同じ文字がプリントされている 小太りの方の男がこの店の店長である 「はい!!! いつものでおねがいしまっすっ!!!」 客のお兄さんは無駄に大きな声で返事をした 筋肉隆々のその身体からは熱が常に噴出しているように暑っ苦しい タンクトップに短パンという恰好で、汗のにおいがぷんと鼻を突く 店員は嫌な顔一つせず常連である彼を快く受け入れた 「いやー相変わらずすごいっすね、その筋肉。 一体何を食べたらそんなふうになるんですか?」 「バランスの良い食事と十分な睡眠だよっ!!! 君も頑張れば直ぐに筋肉つくよ!!!」 「・・・俺は遠慮しときます」 金髪の店員とお兄さんが話していると、奥から店長が台車を押してやって来た 一袋十五キロ入りの業務用ゆっくりフード“しあわせー”が二つ乗っている 本来非売品なのだが常連のこのお兄さんだけには特別に販売している 「あ~持って来たぞ~ いつもみたいに担いで行くのか?」 「はいいいっ! 担いでいきます!!!」 「すげー・・・ 俺には絶対無理だ・・・」 お兄さんは支払い―― 一袋あたり二万五千円 ――を終えると軽々と袋を担いで店を後にした 金髪の店員はそれを見送ると「ははは」と笑って店長と話しはじめた 「あーゆー人ってどんなふうにゆっくり飼ってるんですかね 小動物可愛がるみたいなかんじなのかなー?」 「さぁな。 だがよ、人のプライバシーを詮索するもんじゃねーぞ 知らない方がいいことが世の中にはありすぎる」 「なんすか、偉く達観した物言いっすね」 「へっ・・・ 恰好つけただけだよバカ野郎」 2 「みんなただいまー!!!」 「「「「「ゆぎゃあああああああああ!!!!」」」」」 お兄さんが家に帰るとゆっくりたちの絶叫がお出迎えする この世のものとは思えないような化け物にでもあったのかのような叫び声だ この辺りは人気のない場末の地区で、どんなに大きな声がしようと苦情が来ることはない 気にせず袋を置いて彼女達の待つゆっくりプレイスに向かう 「みんなっ!!! ただいまああああああ!!!」 「ゆんやあああああああああ!!! ぎだあああああああああああ!!!」 「いやじゃあああああああああ!!! おうじがえるううううううううう!!!」 「ごっじにぐるなああああああ!!! あっじいげええええええええ!!!」 恐怖のあまりにしーしーを垂れ流しながら逃げ惑うまりさ達 ガタガタと震えるおちびちゃんをもみあげで隠すれいむ達 部屋を見渡していつもと変わらない光景を確認すると、お兄さんは大きな声で言った 「いじょうなあああああああああああああああしっ!!!」 「おにいざんがいじょうだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」 一匹のまりさが何やら言っていたがお兄さんには聞こえない 構わずに透明なケースの中へれいむが庇っているおちびちゃんたちを一匹ずつ丁寧に入れていく 「やべべえええええええ! おじびじゃんがべじべえええええええええ!」 「ゆぴいいいいいいいい! おきゃあしゃああああああああん!」 れいむのもみあげを持ち上げると、その下にいた子ゆっくりが姿を現す その中から一匹の子まりさを掴んで持ち上げる 母親から引き離されて涙をボロボロと零す子まりさ あんよをふりふりして振りほどこうとするが、指先まで筋肉がびっしり詰まった指は簡単には放さない 無力な母親は何度も何度も我が子に呼びかけているがこれと言って抵抗はしない 「おふりょはゆっぐじでぎないいいいいいいいいいい!!!」 「ゆんやあああああああ! いぎじゃぐにゃいんだじぇええええええ! までぃぢゃをはなずんだじぇえええええええええええええええ!!」 「みゃみゃああああああああ!!! ぴゃぴゃああああああああああ!」 「でいびゅぼばなじでぐばばびいいいいいいいいいいいいいいいい!」 「でいぶのがわいいおじびじゃんがあああああああああああああ!!! どぼじで・・・どぼじでごんなべにいいいいいいいいいいいいい!!!」 子供を全て取りあげられたれいむは、額を床にこすりつけて泣きはらした お兄さんは次のれいむのところへと向かい同じように子ゆっくり達を回収していく まるで泣き叫ぶおちびちゃん達の声を楽しんでいるかのように作業はゆっくりと進められる 「ふぅ・・・ これくらいでいいかな・・・」 「・・・ゆぅ? ・・・たすかったのじぇ?」 「ゆぴいいいいいい! れいみゅこわかっちゃよおおおおおお!」 「ゆわぁい! まりしゃたしゅかっちゃんぢゃー!」 ケースの中にはソフトーボール大の子ゆっくりでいっぱいになり収穫は終了した 最後まで捕まらなかった子まりさや子れいむはホッと安どの表情を浮かべたり、親に泣きついたりしている しかし、お兄さんが次のケースを取り出すと 「ゆぴいいいいいいいいい!! にゃにしょれえええええ!?」 「ふぇいんちょしゃんでだましゅなんちぇひじょいよおおおおおおおおおお!!」 直ぐにまた涙を流しながら逃げ惑うおちびちゃん達 「やめでね!? おじびじゃんをづれでいがないでね!?」 「おでがいでず! おじびじゃんぼゆるじであげでぐだざい!! おでがいじばず!」 親ゆっくりが邪魔するが相手にならない 口の中に入れても無理やりこじ開けられ、どんなんに巧妙に隠しても必ず見つけ出されてしまう おにーさんは全ての子ゆっくりを回収すると、のそのそと巨体を動かして部屋から出て行った 「ごべんべえええ・・・・ だべなおがあざんでごべんべえええ・・・」 「までぃざのおじびじゃんがあああああああああああああああ!!!」 残された親達はただただ涙を流して悲しむことしかできなかった 3 「ふーんふんふーん♪」 鼻歌交じりに服を脱いで生まれたままの姿になるお兄さん 脱衣所には子ゆっくりの入ったケースの他にプラスチック製のざるや大きめのバケツが置かれている それらをすべて浴室に運び終えると準備は完了 身体を清めて一日の疲れを落とす儀式が始まる 「ゆぴいいいいいいいい! まりしゃをはなしぢぇええええええええ! あわあわはゆっぐぢでぎにゃいいいいいいいいいい!」 ケースの中から子まりさを一匹取り出すと、それに少量のお湯とボディーソープをかけて泡だててゆく このボディーソープはゆっくり用ではなく人間用である ある程度の所で泡だらけになった子まりさを自らの肉体へと優しくこすりつけてゆく 「ゆぶべべべ! ゆべべ! ゆごべえええべ!!!」 筋肉の丘の上り下りを何度も繰り返す子まりさ 泡が口に入るのか何かを吐きだそうとして奇妙な声を上げている 「ごばっ! ごばばばばっ! げほげぼおげええええええええええ!」 子まりさの身体が溶けてしまう前に軽くお湯ですすぎバケツの上に置いたざるに移す ざるに置くことによって身体の水分が落ちて溶けずにすむのだ だが、少しでも長く使い続けるとざるにおいてもボロボロと崩れてしまう そうならないのはこのお兄さんが失敗を繰り返すことでコツを掴んでいたからだ 「やめちぇにぇ!? きゃわいいれいみゅにひじょいこちょしにゃいでにぇ!?」 次に取り出したれいむにも同じようにボディーソープをかけて泡だてる 泡だったれいむの行き先はわきの下のジャングルだった 「ゆびょぼぼぼ! ぐじゃいいいいいいいいいい! ゆっぐぢでぎにゃいにぼいがじゅりゅうううううううう!!! ゆげぇ! にゃにがぐじにはいっじゃ! ゆげえええええ! こりぇどきゅはいっちぇるうううううううううううううううう!!!」 すえた鼻を突く臭いが身体にしみ込み、口の中にごわごわの縮れ毛が何本も混入する 吐きだそうとしても次から次へと口の中へと侵入してきて追いつかない ほんの十秒間ほどの間だったが子れいむにとっては絶望的なまでの十数秒だった 「ゆごばばばあば! げっほげほごべええええええ! ぐるじい・・・・」 「ゆぴいいいいいいいい!? れいみゅうううううううう!? どうしちぇしょうにゃっちゃにょおおおおおおおおおおおお!?」 ざるへと置かれた子れいむを見て先にいた子まりさが驚きの声を上げる 「ゆぅ!? れいみゅのおきゃおがどうかしちゃにょ? しょうきゃ!わかっちゃよ! きゃわいいれいみゅにみちょれちぇりゅんぢゃにぇ!!!」 「ぎぼいいいいいいいい! ゆっぐぢでぎないいいいいいいいいい!」 「ゆぎいいいいいいいいいい!? でいびゅばぎぼぎゅにゃいいいいいいい!!!」 「ごっじぐりゅにゃあああああああああああ!!!」 「まぢぇえええええええ!! にげりゅにゃあああああ!!」 子れいむの顔にはお兄さんの脇毛が無数にからみついており 何本かの毛がふやけた肌に刺さって同化している 気持ち悪がって必死に逃げる子まりさを怒りの形相で追う子れいむ 何処かで見たような光景である そんな二匹など放っておいて、お兄さんは身体の隅々まで綺麗に清めていく 特に股下あたりは念入りに洗う 「いやなのじぇ! まりしゃのふぁーすとちゅっちゅはもっちょとくべ・・・ぶちゅうううううう!!!」 「れいみゅはこんにゃぢゃゆっくぢじょぢゅっぢゅじだぐにゃいいい・・・ぶちゅうううううう!!!」 子まりさと子れいむを一匹ずつ両手に持ち、お互いの顔面をすり合わせるように泡だてる 準備が住むと二匹の顔面で挟み込むようにシンボルを清める 優しく丁寧に、それでいて力強く あまり同じ子ゆっくりで続けると興奮して直ぐにだめにしてしまうのですぐ次のを手に取る 予め輪ゴムでくくりつけておいたものが十対ほど、どれも既に泡だっていた 「にゃにごれええええ! おっぎぐなでるうううううううう!?」 「ゆわぁ・・・ おっきなきのこしゃんだにぇ・・・」 “それ”を見た子ゆっくりの感想は様々だ 恐怖におののく者、泣き叫んで許しを乞う者、中には感嘆を漏らす者までいる 巨大化したシンボルは天を穿つような勢いで反り返り・・・ 4 「れいむーどこか痛いのか? 大丈夫かー?」 「ゆぅ・・・ おにーさん・・・」 ところ変わって先ほどのゆっくりショップ 金髪の店員が一匹の金バッチれいむに優しく話しかけている 苦しそうに項垂れて目がうつろになっれいるれいむ 体形は綺麗な楕円形ではなくあんよの方に餡子が集まってスライムのようになっている どんなに優しく尋ねてもどこが痛いのか聞いてもなかなか答えてくれない 「おいどうした?」 「いやー・・・ ちょっとこのれいむが調子悪いみたいで・・・」 「ちょっと見せてみろ」 店長はれいむをケースから出して机の上に置く 何か話しかけるでもなく白い手袋をはめた手で体中をわさわさとまぐさる 「ゆっ・・・ いた! おにいさんいたいよ・・・」 「ここか? ここがいたむのか?」 「そうだよ・・・ そこをわさわさされるとゆっくりできないよ・・・」 「あん、なるほどな。 ただの便秘だわ。 ちょっと我慢してろよ」 「ゆひぃ!? いだいいいいいい! ぬいで!ぬいで! あにゃりゅさんがゆっぐじでぎないいいい!」 店長はれいむのあなるに人差し指を突っ込んでこねくり回した 指を抜くと黒ずんだ塊が出てくると続いて泥状の餡子が堰を切ったように溢れてきた すると、れいむの顔がぱぁっと明るくなりゆっくりした表情に変わる 「すっきりー!!!」 「落ち着いたみたいだな、ゆっくりできるか?」 「ゆっくりできるよおおお!!! おにーさんゆっくりありがとう!!!」 「お兄さんって年でもねーけどな」 あなる周辺に残ったうんうんを綺麗に拭き取ってかられいむを元いたケースに戻す 金髪の店員が興奮気味に店長に話しかけた まるで子供のようにはしゃいでいる 「すごいっすね! ちょっと触ったくらいでわかるなって、てんちょー匠っすね!」 「そんなんでもねーよ。 まぁ、こいつ等とは無駄に長く付き合ってるから解る様になるんだよ」 「へえええええ! 俺も早くプロになりたいっすねー! どうやれば解る様になるんですか?」 「どうやるっていわれてもなー。 うーん・・・ スキンシップが重要だな、うん」 「スキンシップ・・・」 上手く言葉が見つからないのか、店長は頭を掻いて低く唸る しばらく悩んだ後、ふと思いついたように柵の中で放し飼いにしている一匹のまりさを取りあげた 柵には銅バッチのゆっくりが数匹放し飼いになっており、まりさはその中から選ばれたのだと勘違いして興奮しながら挨拶する 「ゆっくりしていてね!!! まりさはまりさだぜ!!!」 「お前、こいつのこと見てどう思う?」 「どうって・・・ すっごく・・・元気です・・・」 「それだけか?」 「えーと、はい・・・ それだけっす・・・」 「まぁ、そうだろうな。 見た目で得られる情報は案外少ない 体調がどうとか、機嫌がどうとか、見ているより触った方が分かることの方が多いんだ 黴が生えてるかどうかだって外に生えてるのを見つけても遅いしな」 「へー。 で、そのまりさはどうなってるんですか?」 「こいつはな・・・」 店長は毛がもっさりと茂った右腕でまりさの右目の瞼をふにふにといじる まりさはくすぐったいのか嫌がる仕草をしたもののそれほど抵抗しない しかし、もう片方の左目を同じようにいじると大声を上げて抵抗し始めた 「なにするんだぜ!? ゆっくりできないんだぜ!?」 「・・・・? なにがどうなってるんですか?」 「ん、こいつは左目が少し劣化してるんだよ。 ほら、ちょっと白く濁ってるだろ?」 言われて見てみると、なるほど少しだけ濁っているように見えなくもない それは言われなければ気付かないようなほんの些細な濁りでしかないが・・・ 「こうやって身体をいじくりまわした方が色々と解るような場合が多いんだよ、ゆっくりってのは」 「わはー、そーなのかー。 勉強になりました。」 「でもな・・・」 一呼吸置いてから話しはじめる店長 少しだけ恐い顔になった 「スキンシップってのはやりすぎてもだめだ、やりすぎるとゆっくりがゆっくりできなくなる」 「・・・はい」 「どこまでやっていいのかの見極めがホントに難しいんだ 調子のって触りすぎると潰しかねないからくれぐれも慎重にな」 「・・・わかりました」 「それともう一つ、スキンシップの意味を吐き違えないこと」 「どういうことですか?」 「なんつーか、スキンシップはスキンシップでも肉体言語になっちゃだめだってことだ」 「・・・肉体言語?」 「そう、身体と身体で語り合うみたいなぶっ飛んだ発想まで行き着いたら一生ゆっくりとはゆっくりできなくなる」 「そんなことってあるんですかね?」 「世間は案外せまいもんだぞ?」 「どういう意味ですか?」 「言葉通りの意味だ・・・」 5 「ゆんやああああああ! おきゃあしゃあああああああん!」 「みゃみゃああああああ! ぴゃぴゃあああああああああ!」 「ゆげげげげげ! ごぼぼぼぼ! げへっげへっ!」 「ぐるじいいいいい! あわあわにがいいいいいいい!」 「ごっじぐりゅなあああああああ! ぎぼいいいいいいいいいいい!」 「にげりゅなああああああああ! でいびゅはぎぼぐにゃいいいいいい!」 ケースの中の子ゆっくり達を広げたバスタオルの上に一匹ずつ置いて行く 三枚ほど広げたバスタオルの飢えは直ぐに子ゆっくり達で一杯になった 逃げられなように周りを柵で囲むと、お兄さんは親ゆっくりと赤ゆっくりが待つ部屋へと向かった 一糸まとわぬ全裸のまま・・・ 「ゆぎゃああああああああああ! ぎだあああああああああああ!」 「ぐるなああああああああああ! あっじにいげええええええええ!」 親ゆっくり達が上げた叫び声の中におちびちゃんの安どを伺うようなものは無かった おちびちゃんたちを気遣う余裕すら残されていないのだ お兄さんは一匹のれいむに近づいて行く このれいむは最近赤ゆっくりを出産したばかりの新人ママ れいむのもみあげを上げるとプチトマト程のサイズの赤ゆっくりが六匹 母親にぴたりとくっついて不安そうにこちらを見上げている 「みゃみゃぁ・・・ れいみゅきょわいよぉ・・・」 「おきゃあしゃん・・・ まりしゃどうなりゅんだじぇ・・・?」 「おちびちゃんたちはれいむがまもるよ! ゆっくりしていってね!」 もみあげを持ち上げられたれいむはおちびちゃん達に優しく語りかける 少しでも安心させようというのだろうが、無駄な努力だ お兄さんは一匹の赤れいむとつまむと自分の顔の前まで持ってくる 「ゆぴいいいいいい! たしゅけちぇえええええええええ!!」 「がえじでえええええええ! でいぶのがわいいおじびじゃんがえじでええええええ!」 引き離されて泣き叫ぶ赤れいむと親れいむ お兄さんは親れいむがよく見えるように向きを変えて、赤れいむへ舌を伸ばした 「ゆぴぃ!? にゃにごりぇ!? べちゃべちゃすりゅうううう!?」 「やべべえええええええええ! おじびじゃんぼべーろべろじないでえええええええ!!」 親れいむの懇願を無視して、赤れいむの身体を舐めまわすお兄さん 力いっぱい閉じられた瞼を舌の先で器用にこじ開けて小さいつぶらな眼球を舐めまわし れいむ種のシンボルともいえるもみあげを歯を噛ませずに唇で咥えて唾液をしみ込ませ あなるの周りに着いたうんうんをなめとって発展途上のまむまむを丁寧に愛撫する 最後にお口の中に強引に舌を入れ、喉の奥まで舌を挿入して体内の餡子をほんの少しだけ舐める 一通り終わって赤れいむを解放すると白目をむいてぐったりとしており小刻みに痙攣していた 放っておけばそのまま絶命するだろうがオレンジジュースを注射器で注入すると直ぐに元気になった 「ゆっぐぅ・・・ れいみゅ・・・けがされちゃたよぅ・・・」 悲しそうに呟く赤れいむをケースに入れると次の赤ゆっくりへと手を伸ばす 「ゆんやあああああ! まりしゃけがしゃてちゃくにゃいいいいいいい!」 「おでがいでず!! おびびじゃんぼゆるじであげでぐだざい!!! おでがいじばず!!」 母れいむの懇願が聞き入られることは決してない それでも頼まずにはいられないのは、せめてもの親心なのだろう お兄さんは無視して赤まりさをつまみあげる 「ゆんやああああああ! おきゃあしゃあああん! きょわ『ぷちゅぅ』むむむ!」 ぴーぴー五月蠅いのでキスで黙らせる キスと言っても唇が顔面全体を覆ってしまい、捕食しようとしているようにしか見えない そのまま舌を口内へと滑りこませて喉を塞ぐ 赤まりさは死に物狂いで抵抗して力の限り噛みついた 悲しいかな、赤ゆの咀嚼力はスズメの涙ほどしかなく傷一つつけることができない 「ゆむむむむむ・・・ ぶっは!ゆひぃゆひぃ・・・ ・・・ゆ!? ゆぼぼぼぼおべえええええ!!!」 舌を引っ込めて今度は身体全体を包むように舐めまわしてゆく サラサラの金髪一本一本に唾液をしっかりと絡め 特におさげは念入りに何度も唇で挟み込んで唾液をしみ込ませる 自慢のお帽子だけを口の中に含み、あまがみしてくちゃくちゃになってから頭に被せてやる 自称俊足のあんよを前歯で固定して舌を当てる 泣き叫ぶ子まりさの声をBGMに舌の上で踊るあんよの感触を十分に楽しむ 「ゆんやああああああああ! ゆんやあああああああ! ゆっ・・・ ゆげえええええええええ!」 赤まりさは精神的な苦痛に耐えられなくなり餡子を吐き出してしまう お兄さんは赤れいむと同じようにオレンジジュースを注入してから解放する 生気を取り戻しはしたものの、横になったまま虚ろな瞳でボーっと天井を見上げている 「おじびじゃあああああああん! ゆっぐぢじでね!? ゆっぐじだよ!? ゆっぐじいいいいいい!!!」 壊れたように泣き叫ぶ母れいむ そんな彼女の背後にはお兄さんの手が、まだ汚されていない他のおちびちゃんへと伸びていた 6 「じゃおおおおん! じゃおじゃお!」 「ちーんぽ! でかまら! びっぐぺにーす!」 「おお、よしよし。 めーりんもみょんも本当にかわいいなぁ」 金髪の店員が二匹のゆっくりと戯れいている 一匹はベレー帽を被っためーりん種、もう一匹は銀髪に黒いリボンのみょん種だ どちらも同じような言葉を繰り返すだけでまともに喋ることはできない 「お前、そんなところで油売ってないでさっさと片付けろよ」 「す、すんません!」 既に閉店の時間が過ぎており、さっさと外に出しておいた看板やら棚やらを中にしまわなければならないのだ 金髪は慌てて店長が持とうとしていた棚を支える 「お前はゆっくりのことになると夢中になりすぎるきらいがあるな」 「はぁ、ほんとすんません・・・」 「なに、悪いことじゃないがもうちょい注意力をつけにゃならんな」 「・・・はい。 どっこいしょっと」 物を全て運び終えると鍵をかけて、事務所で煙草を一服する二人 これから餌やりや清掃などの仕事が残っているが小休止して一息つくのが日課になっていた 「そういえば、ちょっときになったんすけど・・・」 「ん? なんだ?」 「みょん種ってどうやって他のゆっくりとコミュニケーションしてるんですかね? めーりんは言葉が話せなくて迫害されてるのに・・・」 「何か勘違いしてるみたいだから教えてやるが、別にめーりんも他のゆっくりと普通に話せるぞ」 「ええええ!? それ初めて聞きましたよ!?」 「だろうな。 当たり前すぎで気付かないんだろうな ゆっくりっつーのは基本ゆっくりしてるか否かでモノをみて判断する生き物だ だから相手がゆっくりしてれば友好的になるし、できていなければ敵対する ただそれだけの基準で関係を築くからもともと言語なんて必要ないんだよ」 「でも、めーりんがだめでみょんはオッケーなのはなんでっすか?」 「そりゃあ単純にめーりんが捕食種だからだよ」 「え、あれ捕食種だったんっすか!?」 「ああ、捕食種っつっても滅多にゆっくりは食わねーけどな むしろ逆に通常種から迫害される珍しいタイプだな」 「わはー、そーなのかー。 また一つ勉強になったッす」 「でもよぉ・・・ あんまりこのことは客に話すなよ」 「え、なんでっすか?」 「勘違いする輩がいるからだよ ゆっくりとゆっくりするには言葉は必要ない! 身体と身体で語り合えばいいんだ!ってな」 「ああ、さっきの肉体言語の話っすね」 「そうだ、この店で買われたゆっくりが間違った解釈でおかしな飼われ方したら目覚めが悪いだろ?」 「そうっすね・・・」 7 「ど、れ、に、し、よ、う、か、な、え、い、き、さ、ま、の・・・・」 「・・・・ゆぎいいいい! あたりませんようにいいいいい!」 「れいむじゃありませうよにれいむじゃありませんようにれいむじゃありませ・・・」 「おでがいでず! までぃざはぎのうあだっだばっがりなんでず! ほがのゆっぐぢにじでぐだざい!」 「ゆんやああああああ! ごわいよおおおおおおおお!」 「でいぶをえらばないでね!? おでがいだがらえらばないでね!?」 「ゆわわわわわ・・・ なにかいやなよかんがするんだぜええええええ!」 お兄さんは一匹ずつ親ゆっくりを指さしている どれか一匹をランダムで選んでいるようだ 「・・・な、の、な、の・・・・な!」 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああ! ・・・ガクッ」 嫌な予感がすると言っていたまりさが指を差され選ばれた 選ばれた瞬間まりさは失禁して白目をむいて気絶してしまう 「よがっだあああああああああ! までぃざじゃながっっだあああああ!」 先ほど昨日選ばれたと言っていたまりさは涙を流して喜んでいる お兄さんはそのまりさと気絶しているだぜまりさを連れて部屋を出て行ってしまった 「ばかなまりさだね・・・ きじさんもなかずばうたれまいだよ・・・」 「ようやくゆっくりできるよ・・・」 残された親ゆっくり達はぼそぼそと小さい声で話しはじめた ドアの向こうからは連れて行かれたまりさの叫び声が聞こえる 「どぼじでえええええええ!? どぼじでまでぃざがえばばべぶのおおおおおおお!? ゆんやあああああああああ!! ゆんやああああああああああああ!!」 お兄さんが向かった先・・・それは寝室 これから二匹のまりさと夜の生活を営むのだ 「おでがいでずうううう!!! までぃざのまむまむはもうげんっがい!なんでずううううううううう!!!」 命乞いでもするかのように懇願するまりさ お兄さんはその頬を優しくなでて、そっとキスをした 「・・・むっぷ ゆっぷぅ・・・ んむふはぁ・・・」 先ほどした赤ゆとのキスとは違い、互いに舌を絡めた濃厚なものだ 口を放すと砂糖水と唾液の混じった糸がぶらんと垂れ下がり二つの唇をつなぐ 「おねがいだから・・・ までぃざにいだいごどじないでね・・・?」 恐がって小刻みに震えるまりさ そんな彼女にお兄さんはゆっくりとほほ笑んでそっと息を吹きかける 「ゆふぅぅぅぅうううううう!?」 「痛いことはしないよ・・・ 気持ちよくしてあげるだけだから」 「ぎもじよぐじなぐでもいいいい! ゆぐりざぜで『ぶすり』あがげががああああああああああああああ!!!」 まりさの身体に深々と刺さるお兄さんのシンボル 人間のそれを挿入するにはあまりに小さすぎるまりさのまむまむはもはや限界をこえてさらに大きく拡張されようとしている 「ゆぎぃ!? なんなのぜ!? ゆっぐじできないのぜぇ!?」 気絶していただぜまりさが目を覚ます お兄さんはまりさからシンボルを引き抜き、目を覚ましただぜまりさのまむまむにブチ込んだ 「ゆいいいいいいいぎゃぼぎゃあがあああああああああ!?」 突然のことにパニックに陥るだぜまりさ お兄さんはだぜまりさをベットに押しつけながら、横になって苦しそうにしているまりさを持ち上げて激しくゆすり始めた すると、陥没していたまむまむの中身が少しずつせり出してきて外に突出してぺにぺにへと変形する 拡張されたまむまむが変形したぺにぺには通常のサイズより二回りほど大きくなっていた そのぺにぺにを強引にだぜまりさのあなるにブチ込んでまりさにはアンプルを注入する アンプルには『コンポストゆっくり用 強制繁殖剤』と書かれたラベルが貼られている 「むほおおおおおおおおおおお! とかいはだよおおおおおおおおおおおおお!!」 「どぼじでれいばーになっじゃっだのぜええええええええええええええええええええ!?」 れいぱー化したまりさは一心不乱で腰を振り続け、だぜまりさのあなるが卑猥な音を立てている お兄さんのはほとんど動かずあなるから伝わる振動を楽しんでいた 「むほおおおおおおおおおおお! すっきりいいいいいいいいいいいいい!!!」 「ずっぎりいいいいいいいいいい! ゆんやああああああああああああああ!!!」 絶頂を迎えた二匹 それを認めて、お兄さんも絶頂を迎えるべくだぜまりさを激しく上下に動かしはじめた 「ゆがあああああああああ!! いぢゃいいいぢゃああいあいいいい! だじゅげじぇえええええええ!!! だれぎゃだじゅでるのじぇええええええええええええ!!」 「・・・うっ! でる!!!」 なみなみと注がれるお兄さんの子種 シンボルが引き抜かれると、だぜまりさのまむまむからは白濁液がどろりと零れ落ちる 「までぃざ・・・のまむまむが・・・」 「ゆっ・・・ゆっ・・・ゆっ・・・」 瀕死の二匹にオレンジジュースを飲ませてゆっくりと休ませる 満足したお兄さんは、乾かしておいた子ゆっくり達と二匹のまりさを残りのゆっくり達の待つ部屋に戻す 再開を喜ぶ家族達に今日買ってきたゆっくりふーどとオレンジジュースを与える この時ばかりは心から幸せそうに過ごすゆっくりたち その光景を眺めて満足したお兄さんは自室の寝室へと戻り眠りに就く 8 「いらっしゃいませー」 「らっしゃい。 そこに置いといたからお題払ったらもっていっていいよ」 「ありがとうございますっっっ!!!」 ゆっくりショップ『Take it easy!』にやってきたお兄さん 頻繁に餌を買いに来ないと直ぐに底をついてしまうのだ 「どうだい? れいむもまりさもみんな元気にやってるかい?」 「もちろんっすっっっ!!! みんなげんきにやってるっすっっっ!!!」 店長と談笑するお兄さん お兄さんの飼っているゆっくり達は全てここで購入したものだ 「てんちょーさんのいったことは忘れずにおぼえてます! 言葉だけでは通じない思いがある!!! だから身体と身体で語り合えと!!!」 「あれー? ・・・なんか違くなってない? まぁいいか」 「それじゃあ支払いをすませてはやくかえるっす! 可愛い彼女たちを待たせるわけにはいかないっす!」 「はいよ、まいどあり~」 「ありがとうございましたー。 またのご来店お待ちしておりまーす」 いつものようにお兄さんを見送る二人 金髪ピアスの店員がため息をついて店長に話しかけた 「はぁ・・・店長の言ってた勘違いする客ってあの人だったんですねぇ・・・」 「バカ、開店時に客のことはなすんじゃない! 誰が聞いてるかわからんぞ」 「あ、すんません」 それっきり黙りこんでしまう二人 金髪の店員は床をモップで磨きながらふと思った 身体と身体をで語り合うってどんなふうにやるんだ? 疑問に思ったことをそのままにできないのが彼の良いところでもあり悪いところでもある 柵で囲まれたブースの中にいる銅バッチまりさを掴み上げて思いっきり頬ずりしてみた 「まりしゃあああああああ! まりしゃまりしゃまりしゃあああああああああ!」 「ゆうううううううう!? いきなりなにするのぜえええええ!?」 「・・・お前、何やってんだ。 それ、銅バッチとはいえ一応売りもんなんだぞ」 「ははは・・・すんません。 肉体言語を試してみたくなって・・・つい」 あきれ顔で尋ねる店長に恥ずかしそうに答える金髪の店員 銅バッチまりさは怒っているのかぷくーっと膨れている そこに先ほど帰ったはずのお兄さんが割り込んできた 「ちょっと・・・いいっすか?」 「うわ! 帰ったんじゃなかったんですか!?」 「いやートイレ借りようと思ってもどってきたんすよー。 で、そのまりさちょっとみせてもらってもいいっすか?」 「え? あ、はい。 どうぞ!」 まりさを店員から受け取り手に取るお兄さん にぃっとほほ笑むと、まりさも同じように微笑み返す 「店員さん、この子買って帰ります」 「あ、はい! まいどありがとうございます! えっと、どうしますか? よかったら、あとでご自宅の方へ配送いたしますけど」 「大丈夫です! 頭に乗せて帰るんで無問題!」 「あはははは・・・ はぁ・・・」 頭の上にまりさを乗せて店を出るお兄さん まりさは嬉しそうに飛び跳ねていた 「・・・あのまりさ、どうなるんですかね?」 「さあな、しらん」 終 おわりに ここまで読んでくれた方、お疲れ様です 今回は愛でてるつもりで虐待しているという内容の話でした お兄さんは一応愛でお兄さんなんですが、どう見ても虐待です本当に(ry ということで本作をよんでいただいて本当にありがとうございました 次回またお会いできれば幸いです では 書いたもの anko2410 さくのなかとそと anko2428 はんせいしてますごめんなさい anko2441 ありすはありす
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423 名前:長崎県人 投稿日:2006/11/10(金) 21 17 22 [ 2WXBLbPM ] 手元にあったんで投下しときますぁ シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン級(新造時) 常備排水量13191トン 全長127.6m 全幅22.2m 喫水8.23m 出力20000hp 速力18ノット 航続力12ノット/4800浬 武装 28センチ連装砲二基 副砲以下は練習艦になったり装備入れ替えたりで数はさっぱーりです 装甲 水線240㎜、甲板67㎜、主砲塔前盾280㎜、司令塔300㎜ 乗員743名 イカロス出版・世界の戦艦より・・・装甲の値も結構怪しい本ですけれども参考になれば幸いです バルト海の氷 これがなくなるならば、訓練に支障が出るとかなくなって、ドイツ海軍にとっちゃいいんですけどねぇ・・・ 432 名前:月影 投稿日:2006/11/10(金) 21 40 42 [ wetx2aOg ] 投下終了~ やはり、戦争までまだですな。 しかも、これからダークエルフや獣人・ドワーフ達との出会い?も書かなくては。 長崎県人様 ありがとございます! でも、他の艦も判らないので、後日の作品でこれ等の廃…ゴホンゴホン!(咳き込む) の代わりが何時かは登場するでしょうから、もう私は見なかったことにしましょうかね(え? 433 名前:長崎県人 投稿日:2006/11/10(金) 21 57 39 [ /9tm..U. ] 投下乙!!! だめだよロンメルさん!イタリア人の嫁さんに尻敷かれてるのにうつつぬかしちゃw(おぃ) あとは個人的にカナリス提督がどう動くかが懸念ですな・・・ 廃艦だなんてもったいない、どっか国境線の河川にでも突っ込んで要塞がわりにするなんてどうでっしゃろ?発電機ぶちこんでそこを策源地にするとか(ちとそれだと大きさが足りないかな?)シュトラハシッフハーフェン(戦艦の街・・・に、なるよね)とか出来てもいいじゃないか!いいじゃないか!(TOT) 434 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 22 16 46 [ SDXUWyVY ] 現代医術をもってしても意識不明の重体の身となっている総統を助ける事になるとはできなかったのに、彼女は数時間程でヒトラーに薬を作り上げて完全に助けてしまうとは、この時のロンメルは知るはずも無かった。 当然治療していたのはモレル医師だろうから、治るもんも治らない状況に陥っていたはずですし…良かった良かったw これで総統はパーキンソン症候群にならずに済む? 435 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 22 20 47 [ SDXUWyVY ] おっとっと、忘れてた 投下乙です。 436 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 22 23 22 [ h8EuRqds ] 投下乙です。 幅三キロの大河との事ですが、長江と同様に見ても宜しいので? 仮にそうだとしたら、河川砲艦を十隻も浮かべれば西方は安泰になるかな。 それとヒトラーおじさんは復活されるみたいですが、その経緯からダークエルフの保護を行う可能性大ですね。実益も当然計算して。 それと、ユダヤ人は迫害されるでしょうが、最終的解決までは至らないでしょうね。 どっかの島とかに強制移住で済みそうだ。まぁ、棄民政策に近いでしょうが。 しかし、問題は資源の確保でしょうか。今後に期待します。 437 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 22 34 32 [ NbVPvpP2 ] 帝國召喚と同じ世界ならダークエルフは褐色肌ではなく白人のそれに近かったんじゃなかったですかね? 438 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 22 42 42 [ StZO3kMM ] 422 >国歌 折角1番変えても2番が女とワインじゃ1番とのギャップがw 439 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 23 05 47 [ L7qGS5Ts ] 独海軍練習艦「シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン」 (1939年開戦時) 基準排水量:13191t 全長:127.6m 最大幅:22.2m 喫水:8.23m 出力:20000hp 速力:18kt 航続距離:4800浬/12kt 兵装:28cm連装砲×2 10.5cm砲×4 他 乗員:743名 同型艦:シュレージェン 同型艦ですが… どうでしょうか? 440 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/10(金) 23 19 15 [ L7qGS5Ts ] おっと、もう調べてあるんですね;失礼しました~ 441 名前:月影 投稿日:2006/11/10(金) 23 39 23 [ wetx2aOg ] さて、次回はある人の日記ということで、これからのドイツがどうなっていくかを書いて行こうと(内容)にしていくつもりです(次回予告か?!) 長崎県人様 >イタリア人の嫁さんに尻敷かれてるのにうつつぬかしちゃw(おぃ) あれ、ロンメルの奥さんって西プロイセンの地主の娘じゃなかったかな? カナリス提督って… 調べたけどかなりマニアック?な。 どうしましょうかね? ううむ、あのような人生だと作品に影響する場面があるかどうか。 廃艦ダメですか?(泣くほどなんて…) 要塞代わりや、戦艦の町ですか。 中々凄い事を考えますね。 でも、代替としてシャルかポケ級を作ったほうが国防上は… あ、でも主砲はまだ使えそうだな。 434様 モレル医師は現在でる予定ありません!(どうやって出そうかも迷う種だし 一応感染症みたいな病状で、其れと一緒に色々と治ったと思いますから、天寿を全うしてもらいましょうかね? 436様 まぁ、その様な感じかな?(長さ的には。 河川砲艦なんて代物… 作り上げるだけの費用が無いかも(え? ユダヤ人は掃滅させようと考えていたけど、この世界じゃ居ないしダークエルフの力も頼りになるから保護政策進めるでしょうね。 一応ドイツ人だけの転移で、ユダヤ人は既にいません。 多分元の世界で自由に暮らしているかも(? 資源確保ですが、次回以降には多分復帰なされた総統から新しい命令が下るでしょうね。 437様 確かに、白人のそれに近いけど、自分の認識的にダークエルフは褐色肌が定義されているので、後に混乱しない為に褐色肌を持つのがダークエルフという風にここだけはアレンジさせて貰います。 438様 二番ですが、アレは一応国民用向けとしての予定です。 3番目を軍隊向けとして歌わせる予定です。 戦争中は3番を歌って士気向上や維持。 平和で占領地で本国に思いを馳せる時なんかに2番を歌ったりとかさせるかも。 439様 ありがとうございます。 でも、他の条約制限に指定されていた艦船の情報がないので、今現在は戦艦以外は代替が出来上がっているという設定にするかも。 戦艦6隻。 さて、これらをどうしようかな? 悪くは無いけど、本当にどうしようか之から悩んでいきます(え? 442 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 00 34 03 [ 7FqL.Nek ] Keyのミリタリーなページ でググレ ドイツ海軍の戦艦から小艦艇まで網羅されてる 1000隻以上あるUボートの1隻1隻(まぁ、簡単な説明だけだけど)を記述している凄いサイトだ。 443 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 05 06 17 [ UFGlcPy. ] ドイツ人がダークエルフを普通に受け入れてることに、ものすごい違和感を覚える 当時は白人至上主義が蔓延してて、それに加えてドイツは純血主義がプラスされてる 同盟国である日本ですら「黄色い猿」と蔑まれていたのに、黄色人種よりも肌が黒いダークエルフは・・・ 444 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 05 51 19 [ eO/zpvdg ] 443 ダークエルフが全員SSに入れば解決にならね? 武装SSの義勇兵には、総統閣下が敵としたスラブ民族出身の人も大勢いたしさ。 まあ、どうなるかは月影さんの裁量で決まるけどさ。 445 名前:月影 投稿日:2006/11/11(土) 10 21 28 [ wetx2aOg ] 442様 凄く資料集めにあるサイトをご紹介頂きとても感謝です! ここまで凄いサイトがあるなんて、やはり戦艦は旧式戦艦6隻保有だったけど、シュレージェン級しか無いようなので、本作品ではこの二隻の保有と戦力として使わせますね。 443様 たしかに、彼らにしてみれば肌の色・純血を最重要で考えるでしょう。 しかし、ドイツ人総てが魔法を使え、彼らお伽話に出てくる人種を抹消するようにヒトラーが仮に命令した場合、全ドイツ人は従うとお思いでしょうか? 自分の場合は否だと思います。 当時、いえ。 その前からワーグナーなる作曲家が存在し、彼はニーベルングの指環という壮大な作品を出したことがあります。 さて、その作品内容をご存知ですか? 巨人族やら神々や女神等が出てきます、そして魔法の指輪を巡る神話上の生物や、英雄・神々との戦いの物語です。 それにワーグナー作品や、彼をヒトラーは好んでいたと聞いています。 ヒトラー最後の何日間なる映画でも、ゲッペルスがその作品をヒトラー誕生日にプレゼントする場面もあります。 さらには、ヒトラー自信もオカルト好きですのは知っていますよね? そんな彼がこの世界の情報を持ち、彼ら一人一人の魔法の力を見て、これは利用できると思わないのでしょうか? ヒトラーという人物は利用できるものは利用する人ですよね? さらには、ドイツ軍は例え敵国の兵でも使用する話があるのはご存知で? 敵であるロシア人、さらには現地で集めた民族も参戦しているでしょうしね。 ところで、もしも443様の仰るとおりであれば、ヒトラーもといドイツ軍が史実でもアフリカ戦線に到着して、肌が黒いだけで見つけれるだけでも、アフリカ人を殺してましたか? 否、でしょう? アフリカ人をドイツ兵が何万人も殺して、ユダヤ人殺害よりも事件の重要性が高いとして、噂や話として聞いたことがありますか? 確かにアフリカ戦線に到着する事には、上層部も民族も肌や純血だと言っていられないぐらいになるでしょうが、右も左も何処に資源があるかも判らなく、魔法も個人で使えると言う彼ら一族を殺せて有益になると、まだ当時の才能を維持していたヒトラーが考えますかね? 確かに、彼の目指している純血な種族を目指すのであれば、肌が違うだけで殺すのであるとしたら、植民地の経営は? 純血だけだとしても、この異世界ではドイツ人は数が限られていますので、兵員の補充は? 例え、兵員の補充を純血で補った場合でも、工場などの生産や修理・国家経営はどの異世界の種族に総てを任せる気ですか? 上記の様に問題が発生しますよね? 肌が、血が、違うだけで殺すよりも、有益な人種や国家に有益をもたらしてくれるのであれば使わなくてはいけないと、自分の第三帝国は数年で瓦解してしまいますよ。 それと、もしもアフリカ戦線以降まで(終戦まで)肌や、血が問題になされていたら。 自分も好んでいる徳間書店の出されている原作荒巻義雄・作画居村眞二さんの紺碧の艦隊にも、現地人の(肌の黒い)兵士が登場していますが、これはどうして? 長文になりましたが、ドイツは比較的日本と同じ条件下の国家ですというのはご存知ですよね? ドイツはロシアと戦争を始めるまでに、200万トンの石油製品を輸入していたのですから。 たしか、鉄や石炭等は自国でも賄えるのでしたっけ? まぁ、ドイツも輸入しないと生きていけない国家だというので、もしも肌や純血を問題にすれば、歴史上でもあった中国人の日本製品を買うな! 外国製品を買うな! が国家一丸となってしないといけないでしょうしね。 どうやって之から以前にドイツは暮らしていけるのだろうか(笑~汗…) 444様 武装SSですか、なるほどその案もありましたね。 ドイツ人は他の国とは違い義勇兵を多く使用していましたし(日本では考えられない) 上記に443様に書いたとおり、自分としては行き過ぎな行為にならせるほど、まだヒトラーもドイツ人もまだ常識ある民族として書いて行こうと考えています。 まぁ、自分としては残酷よりも、計算高いヒトラーを描いていくつもりですが。 446 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 11 16 01 [ erwdinVA ] プロパガンダに汚染されちゃってる人は気にしすぎない方がいいかと。 447 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 12 05 16 [ SHBKGND. ] ヒトラーは政治家なんだから、自国の国益になるのならばダークエルフを普通に受け入れると思いますがね。 それと、河川砲艦についてコメントしましたが、あれ別にそこまで費用掛からないです。 外洋を航行する能力も必要ないですし、排水量も一千トン以下で十分。 あと、 446氏に禿同。 自分で色々資料を調べてからコメントして欲しいものです。 448 名前:くろべえ ◆7dmdXxLH3w 投稿日:2006/11/11(土) 13 14 09 [ ccXtmzTc ] 月影様、投稿乙です。 ダークエルフと協定を結び、資源地帯とかの情報提供を受ければ、先ずは安泰ですね。 ああ、その前に資源地帯に侵攻しなきゃあいけないのか。戦争だなあ。 帝國の場合、海を介して広大な地域と本国を直接繋げられたけど…… あとメール遅れて御免なさい。 先程送信しました。 449 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 15 36 37 [ jYcQSii2 ] 受け入れるも何も 史実でもヒ総統はソ連に迫害されていた少数民族を 保護したり戦力に加えたりしてるので問題ないかと 450 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 16 45 02 [ zh0LI88. ] ダークエルフって白人みたいな風貌じゃなかったっけ。 エルフがアルビノみたいでさ。 451 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 16 54 29 [ h2hMGuBY ] 450 直ぐ上に書いてあるがな( A`) 437 名前:名無し三等陸士@F世界 [sage] 投稿日:2006/11/10(金) 22 34 32 ID NbVPvpP2 帝國召喚と同じ世界ならダークエルフは褐色肌ではなく白人のそれに近かったんじゃなかったですかね? 441 名前:月影 [] 投稿日:2006/11/10(金) 23 39 23 ID wetx2aOg 437様 確かに、白人のそれに近いけど、自分の認識的にダークエルフは褐色肌が定義されているので、 後に混乱しない為に褐色肌を持つのがダークエルフという風にここだけはアレンジさせて貰います。 452 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 18 26 02 [ L7qGS5Ts ] 442 すげーなこのサイト; 写真や資料の無い機体はしょうがないがそれにしてもすごい; 453 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 19 15 59 [ zh0LI88. ] 451 失礼、見てなかった。 454 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 19 28 00 [ E0Ok65Us ] 445 あんまりムキに為ったら駄目だと思うよ。 自分がそう設定したからそうなんだ、くらいの勢いの方が良いかもしれないと思う。 ヒトラーがオカルトに精通しているからこそ、エルフをさける可能性もある。 今の我々が抱いているエルフのイメージを決定づけたのは指輪物語だけど 当時は出版されてなかった気がする。 されていても、ヒトラーが読んでいたかどうか。 読んでいても、新規の一小説でしかないわけだし。 当時のエルフのイメージがごちゃ混ぜで、悪戯(悪性も含む)妖精などもひっくりめてエルフと定義づけていた感じらしいから、 445内の根拠が微妙になってしまう部分があるしね。 ダークエルフをドイツ人達が黒妖精と考えてしまったら、疫病神でしかないので…とかそんなことも起きかねないし。 とりあえず余計なことを書きましたが、応援はしています。 がんばってください。 455 名前:月影 投稿日:2006/11/11(土) 20 44 38 [ wetx2aOg ] うう、次回作品も頑張れば数日以内には投稿できるかも。 その前に数話以上書き上げてみてからの投稿になりますが。 446様 気にしずぎで書いた訳ではありませんが、自分自身の考えを一度書き出すという感じにさせてもらったらこうなってしまいました。 しかし、今回のお陰でか色々とナチス党の長所と短所を見出せました。 447様 ヒトラーも政治家ですね。 1937(この年代ぐらい)ぐらいに死んでいたら、良き政治家として後世に名をのこしていたとか言いますしね。 河川砲艦ですが、どしようかな? 現在ヒトラー主導によるある計画が考えられています、費用も掛らないけどその計画の為に色々と準備や資材の配分が決まりだすので、計画案が明確になってきたら考えて見ます。 くろべえ様 ダークエルフと協定は結ばれますね。 ただし現在首都に来ている一族だけですけど(今後他の一族も終結するでしょうが) 安泰の前に戦争ですが、色々と優先順位がありそうなので今まさに悩んでいます。 そちらは海ですからね~ でも、こっちは陸だから…… アレの重要性が高まるでしょうね。 449様 ソ連から迫害されていた民族もいましたね。 そしてドイツ人を解放者と喜び、軍に志願したり参戦したり。 そういえば、ソ連が嫌いでかドイツ捕虜になったロシア人も最後のベルリン戦等でも部隊が編成されて戦ったらしいですね。 450様 白人の設定はくろべえ様の作品の設定ですが、自分の場合は褐色肌にさせてもらっています。 う~む、ダークエルフとかのイラストを描いている方々をみても褐色系だし、自分の頭の中もそれがダークエルフと位置づけていますしね。 それと、純粋なエルフとダークエルフが肌の色合いが白いかどうかだけでは、一般の人では判別しにくいという考えから分けさせて頂いています。 それと、自分のこの世界では肌の黒い民族等も存在している設定です。 451様 453様(同一人物と思われますので) お手数をお掛けしまして申し訳ありません。 452様 激しく同意です。 まさかここまで調べ上げているサイトがあるなんて、もはやギネスものですね。 454様 ムキになっていると言えばそういう風に囚われかねませんが、自分の考えではまだ未定になっていたナチス党や史実や国家の考えを改めて知ることができたので、今回このように指摘(少々知識不足かな?)をされる形は喜ばしいことでもありました。 ただ、443様の考えは歴史で一般の方が知りえるだけだと言う点で、それ以上に国家経済・国家戦略等と言った戦争を行う際に生じる点を気付いて貰いたかったですね。 まぁ、戦略ゲームや歴史(特に戦争)関係を知っていたりしている方であれば常識範囲だと思われるのですが。 >ヒトラーがオカルトに精通しているからこそ、エルフをさける可能性もある。 >今の我々が抱いているエルフのイメージを決定づけたのは指輪物語だけど ああ、確かに当時は確か出版されていなかった筈ですね。 一応自分もその本は持っていますよ。 オカルトに精通しているから避けるですか? ふむ、政治家であり軍人であるヒトラーは有益な事に関しては退ける程まだ無能になる前だと思うのですが、この当時は。 まぁ、黒妖精といえばそういう風に退けたいとか考える方々もいますでしょうが… 一応02の最後に総統はご復帰なされます。 そう、エルフの手によってですね。 自分を回復させ、魔法も使え、この世界に詳しい彼らに出会えたことに総統は、それなりに彼らを厚遇する予定です。 まぁ、この世界で総統もゲルマン民族も血や肌という考えを改めさせたいという自分の考えもあります(いえ、それが一つの目標かも) 456 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 20 56 59 [ l9V4ccXk ] 指輪物語の第一巻(初版)出版は1954年 J.J.R.トルーキンは主に第二次大戦中に執筆していますから,ヒトラーは読むことが 出来なかったことになりますね それから,ヒトラーはエルフ(Elf)ではなく,北欧神話や「ニーベルンゲンの歌」に出てくる アールヴ(álfr)と認識する可能性も高いでしょうね 457 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 22 12 58 [ 8RNT3GbA ] 某星間種族を想像したのは俺だけでいい 458 名前:名無しさん 投稿日:2006/11/11(土) 22 28 50 [ nYs0OHDU ] 某星間種族・・・もしやアー〇? 459 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/11(土) 23 28 13 [ Rg95j0iI ] オーニュ! 460 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/12(日) 01 16 18 [ 7FqL.Nek ] 場末更新きましたね。 ワンス・アンド・フォーエバー? 461 名前:猫じゃらし ◆VNwb/XaA9. 投稿日:2006/11/12(日) 02 15 30 [ xCbHfYNw ] 月影殿投下乙であります。 第三帝国ということでいろいろ期待が高まります。 462 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/12(日) 12 17 28 [ L7qGS5Ts ] 某星間種族の元ネタを初めて知った 463 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/11/14(火) 20 47 55 [ KU8QS5YM ] 407 亀レスだが、IIの19章に陸軍の地対地ミサイル云々の話が出ていた。 もしかしてこれじゃね?ただし巡航ミサイルか弾道ミサイルかどうかはわからんけど。 464 名前:月影 投稿日:2006/11/15(水) 05 54 49 [ wetx2aOg ] 456様 おお、調べてくれたのですか? ありがとうございます。 そう言えば最近読んでいないな。 アールヴ等に関しては、深く追求しない形にします。 なにせ、今現在作品を書くだけで手一杯なので。 では、序に投稿開始~します。
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ニコニコの迷宮を探索していた君達の前に、ひとつのテキストが落ちている。どうやらこれは幻想戦隊セイレンジャーの全48話のプロットらしい。君達はそれを読んでもいいし、ネタバレを回避するために読まなくてもいい。また、君達のパーティの中に「ニコ動のうp主」や「ピクシブの絵描き」がいれば、このプロットを参考に動画や漫画を作っても構わない。勿論君達には、このプロットを無視して動画や漫画を作ることも出来る。 第26話「お賽銭ちょうだい!霊夢の厄日!」 まだ無いよ (まだ無いよ) 第27話「震度7!幻想郷大地震!」 プロットはまだ無いけど動画はあるよ (まだ無いよ) 第28話「サーキットの天狗!幻想郷最速決定戦!」 注意事項 他に漏れず作製の際はスルーして可です。参考になれば嬉しいです。 勢いでレースバトルの決着から書き出す帰納法で作りましたので重要なのはその一点のみと言えます。 各項の冒頭にはシーンの要点だけまとめた文も載せてありますが、雰囲気を伝えるために会話の例文も載せてあります。あくまで例文ですので無視してもOKです。仮に使用する場合は、キャラ崩壊の可能性が高いため、特に口調には注意を払っていただけると幸いです。 また、ほとんどのスペルカードは字面の意味優先で選択しましたので、適したものがあれば変更をお願いします。 下の方に劇中で使用できそうな動画をメモっておきました。インスピレーションに繋がれば幸いです。 今回のテーマ「仲間割れ+仲直り」「チームワーク」 ストーリー背景(1) 射名丸文(マッハウィンド文々。)は幻想郷最速のレーサーであったが、チーム内の機密情報をメディアに売っぱらったことがバレてクビになる。更にその事実はチーム側によってもみ消され、いわれのない汚名まで着せられてしまう。 ※本当は裏でチームが行っていた反則や違反を告発するためにやった、などの大義名分を入れて好感度を上げるのもいいかもしれません。フォローがいらない場合は使用しない方向で。 業界から追い出された射名丸はカムバック&復讐を心に誓うが、厄介者である彼女を拾うチームは無く、場末の酒場(おでん屋)で酔っ払ってる毎日だった。 「お客さん、もうやめときなって」「うるせー。私のように最速で酒を注げー、あとがんもとちくわ」 そんなありがちな会話をしているところに、おなじみスキマ妖怪が現れ、射名丸にチャンスを持ちかけた。意気投合する二人。店の親父は「いいねぇ、そういうデッカイ話。私も好きですよ」とか呑気なことを言っていた。マッハウィンド文々。の誕生であった。 妖怪軍団の真の目的はレース業界を支配して幻想郷征服の足がかりにすることだったのだ!(ラッキーマン的に意味不明な⑨ノリ) ※実際にスピードスターを多く排出し、大金と多くの情報が行き交うこの業界は妖怪軍団にとっても魅力的かもしれません。 レースは、守矢研究所のスポンサーも参加しており、非想天則で使用された技術はこの業界にもフィードバックされている(それ以外にも医療、工業、農業、商業など広く使われている)。またそれらの技術の一部はスポンサーが特許を握っている状態。妖怪軍団はセイレンジャーの弱点を得るためにも今回の作戦を行っていた。研究所の非想天則や、スポンサーを直接狙わないあたり意外と地道な連中である。 ※スポンサーの名前が必要だったらテキトーにお任せします。もしこの辺りの設定でテキスト食いそうだったらカットしていい程度の内容です。 ストーリー背景(2) 一方、セイレンジャーはレース開催のその日、ギスギスした雰囲気でサーキットに来ていた。先日起きたちょっとした事件が原因だった。 早苗が大事にしていたアクションフィギュアが棚から落とされて壊れ、 (※ガンプラでもリボルテックでも超合金でもなんでもいいです) 霊夢が我慢してとっておいたとっておきのお茶っ葉が知らず内に使われ、 魔理沙が苦労して見つけた本がうっかり燃えるごみに出され、 咲夜がれみりゃからもらった似顔絵が落書きと勘違いされて障子紙に変わり、 妖夢が手入れをしていた桜や盆栽がサッカーボールでへし折られた等々……。 お互い共同生活に慣れてきて、そろそろ粗が見え始めてくるという頃である。普段なら誰かがフォローに入るため丸く収まるところだが、今回は運悪く重なってしまい、それはなかった。 五人の雰囲気を見かねたケロちゃんは「たまには仕事を忘れてみんなで遊んできたらどうか」と提案し(しょっちゅう遊んでるだろとかツッコミはなし)、チームワークの乱れを気にした所長も許可を出したため、それを受ける形となったのである。 ※「このままではリザレクション・クロスはできない……」など合体の伏線を張っておくといいかも。 それはさておき、スポンサーから圧力を食らっていた所長はセイレンジャーに任せようとしていたレース開催のためのボランティア(という名前の徴発)の仕事をニトリ博士に押し付けた。所長は今日も観戦中の接待営業に忙しいのだ。おかげで最近胃が痛いらしい。 ※セイレンジャー同士のいさかいは回想シーン等の手法で手早く描写。全て語らなくても、一部は本編中の会話の流れや蒸し返しでサラッと触れるだけでもいいですし、一部のキャラだけでも構いません。あまり過剰にやりすぎると雰囲気が悪くなる恐れがありますので適度にユルくお願いします。 本編 比較的(?)大人な対応をとれる咲夜や妖夢を初めに「とりあえずお互いの遺恨は忘れて、今日は羽を伸ばそう」という方向に。この時すでに全員が「そろそろこのままじゃいかんなぁ」と思ってはいるので、ツンデレ気味に少し協力的な態度を取りつつ承諾。サーキット内を見て回ることに。 一方、しぶしぶ承諾したニトリ博士は実況アナウンサーを担当していた。レース前のインタビュー放送などを聞きながら、レースの概要を理解し始める五人。 レースは低空飛行する乗りものを使う。幻想郷全体を利用した特設サーキットで、人里競技場サーキットを飛び出した後は川沿い、湖、あぜ道、山道、竹林、住宅地などを走り抜けてゴールとなる。 ※乗り物は空飛ぶゴーカートとか、飛行ユニットのようなバックパックがイメージです。どうせレースに参加して飛ぶのはセイレンジャーなので、書きやすいイメージでお願いします(いっそ人力飛行機でも可)。人間サイズが飛べるのに、非想天則が飛べないのは出力重量比が1.0を超えてないのが原因。 そんな中ニトリのインタビューで、急遽スポット参戦したチーム「パープル烏」の選手「マッハウィンド文々。」が、かつて幻想郷最速とうたわれた射名丸文であることが発覚。彼女は「鍛冶屋むらさき」(※妖怪軍団の所有するダミー企業。チーム名も含めてやはりテキトーでかまいません)出身の企業お抱えドライバーとして復帰したということが判明。マイクパフォーマンスもけっこう皮肉ったことをいって、嫌な方向に盛り上げる。 ※「おお、おお、ヒールらしく皮肉ばっかり言ってやがるぜ」「どうせパフォーマンスでしょ、ショーには必要だわ」など、直接描写せずに軽く流して構いません。 ザワめく場内でセイレンジャーは「私らには関係ない」ムードでボーッと眺めていたが、突然射名丸がセイレンジャーの名前を出して挑発し始める。 「ただ好き勝手に暴れてるだけ」「ちょっとしたことで仲間割れなんてすぐ起こる」など、敬語を使って丁寧に話すわりには皮肉たっぷりである。インタビュアーのニトリ博士に対しても挑発しているのが見え見えで、彼女も困惑気味。最近のこともあってだんだん腹が立ってくるセイレンジャーたち。 意見が合い始める五人。そして優勝者に送られる賞金の話が霊夢の魂に火をつける。 ※優勝商品は金メッキ茶碗(トロフィー)と、各スポンサーとの優先契約権、そして賞金一千万(単位は貫や文でしょうか?)。 そしてスピーカーから飛んできた所長の声が引き金となった! 所長「聞こえるかセイレンジャー!? あんだけ挑発されて黙ってられないよ! なんとしてもあの生意気な小娘をギャフン(死語)と言わして、スポンサー獲得権を――もとい、我々が無能でないことを世間に知らしめてやるんだよ!」 ニトリ「わー、所長! 勝手に放送使わないでよー!」 早苗「所長命令が出たんじゃ仕方ありませんね! 皆さん、いきますよ!」 四人「了解!」 変身シーン。 コース上に飛び出すセイレンジャー。 血気盛んな五人を見て、射名丸は軽く引くが、これは彼女たちをおびき出すための罠だった。選手とスタッフの一部が変装を解き、毛玉妖怪へと姿を変える。 しかし、ここぞとばかりに目を光らせ、最高のテンションで迎え撃つセイレンジャー。たまっていたフラストレーション解放の瞬間であった。霊夢に至っては「あー、スカッとするー! ザコにボム連発最高ーッ! 初心に帰った気分だわ!!」などとヒーローあるまじき発言までしてしまう。 物騒すぎるセイレンジャーにドン引きした射名丸は、さっさとスタートする。 文「あいにく今回はレースなんです、お先に行かせて頂きます!」 魔理沙「待てコラァ! 逃げんな!!」 霊夢「追うのよ、地の果てまで!」 毛玉が使う予定だった乗り物をかっぱらい、飛び出していくセイレンジャー。 ※ところで、セイレンジャーは設定上運転できるんでしょうか? パッと考えると魔理沙は大学生なので免許持ち、霊夢は「運転できる」(金がないから免許は無い。もしくは教習所には行かず免許センターで一発取り)、咲夜はメイドのたしなみで楽勝、早苗は年齢制限でまだ取得できない、妖夢は…どうなんだろう。こんな感じでしょうか? あっけに取られながらも実況の仕事に戻るニトリ。解説者を交えて射名丸の復讐についても触れる。 実況ニトリ「さぁ!(※この掛け声は放送業界では編集点を現しているらしいです) ここからはわたくし実況ニトリと、解説にそこらへんで遊んでたるーみゃさんをお迎えして、お送りいたします!」 解説るーみゃ「よろしくなのかー」 ニトリ「早速だけど、るーみゃさん。カンペによると正規の参加者は食中毒で寝込んでたのが発見されたとのことです。射名丸選手がかつて所属していたチームも含まれていますね。どう思われますか?」 るーみゃ「そーなのかー」 ニトリ「はい、ありがとうございましたー。本日はこの二人で最後までお送りするよ。現在の順位はマッハウィンド文々。、ブルー、レッド、ホワイト、ブラック、グリーン。所々に毛玉がわいてくるけど、すぐに蹴散らされてる感じだよ。ところで、るーみゃさん。以前どこかでお会いしたことがあったかな?」 るーみゃ「そーなのかー」 ※こんな感じで「役に立たない解説」感が出ればいいので他キャラでもかまいません。もちろんニトリにも「いらない実況」感もあると笑えるかも(下の例文で言わせておきます)。テキストのシーン切り替えや、読者側の視点切り替えに用いると使いやすいかと思われます。説明部分を「解説・設定披露」ではなく「会話」にするために用いれば見てる側も気が楽かと。雰囲気を出すための小道具でしかないため、面倒ならカットしてください。 参考までに敵が使ってくるレースネタというと、 ‐幅寄せ(崖に落とし含む) ‐相手の目の前でブレーキテスト ‐オイルをまいてスリップを狙う(マリオカートではバナナの皮) ‐ホイールに仕込んだドリルを使う ‐(手が使えるなら)引き倒し 味方が使うレースネタというと、 ‐壁走り(トンネル内の天井走り含む) ‐ジャンピングスポットを使って敵を飛び越える ‐味方の一人が敵を道連れにしてクラッシュ(ここは俺に任せて先に行け法) 東方で実際にあるミスの仕方も参考になるでしょう。例えば、 ‐画面外から出て来たボスに蹴られてピチューン ‐避けたと思った弾が遅すぎて自分から突っ込んでピチューン ‐よそみしててピチューン ‐喰らいボムを狙いすぎでピチューン ‐先読みしすぎで行動し、いつもの弾幕なのに景色が違ってて戸惑いピチューン 以下バトル例 vs.咲夜 時を止める咲夜。しかし射名丸はなんと光速飛行でそれを打ち破ってみせた! ニトリ「舞台は早くもサーキットを飛び出し、紅い館と広い湖に心奪われる、吸血鬼のメッカに突入! 天狗とメイドの空中戦争勃発だー!!」 れみりゃ「がんばれーさくやぁー」 咲夜「うっ、お嬢様が見ている!?(溢れる忠誠心) ……負けられない、お嬢様のために!」(グレンダイザーより引用) 文「大丈夫ですかあんた!? 高速飛行中に出血は命取りですよ?」 咲夜「お嬢様の目がある以上、瀟洒に行かせてもらうわ。最速になる方法は何も速度を上げるだけではないということを教えてあげる!」 文「おや、私にご教授してくださるのですか? ありがたいですね」 咲夜「速度とは、単位時間あたりにおける移動した距離の量よ。即ち、時間を極限まで延ばして無視すれば移動距離もまた――! ――幻符「ザ・ワールド」! 時は止ま……なっ!?」 ※時が止まった際に、背景を白黒にするとか、BGMを一時停止もしくは音量を下げるなどの効果を行えば時が止まった演出になります。手間が無ければどうぞ。 文「実況はできないので私が自分で話しましょう。相対論をご存知ですか? 物質は光の速度に近づくにつれ、系内の時間の流れは他の系に比べ遅くなる……即ち」 咲夜「自らが光速まで近づけば停止した私の世界に入れる……!? そんな、そこまでの速度を出せるわけが――」 文「ほんの一瞬だけ、そしてほんの僅かに近づければそれでいいんですよ。あなたを葬る時間さえ稼げればね! 一流のレーサーは判断力が最も重要ってことです!! ――風符「天狗道の開風」!」 咲夜ピチューン。 ※注意:この会話は一秒以下の時間の中で行われています。理屈も含めて細かいツッコミは野暮ってもんです。念のためこの時間バトルの超設定(細かい屁理屈)は用意したんですが、長すぎるし誰も読まねーだろということでカットしました。ご要望があればいつでも提供しますので、Wikiトップのコメントあたりで言ってください。この話の下の方にでも追記しますので。 文「ま、こんなに出したの初めてなんで、けっこう体がしんどいんですけどね」 ニトリ「なんかよくわかんない内に、巨大な水柱と共に十六夜ブルー後退ー! 辺り一面狐の嫁入り豪雨版だー!! るーみゃさん、いったい何が起こったんでしょーか!?」 るーみゃ「あの小さい子に親近感を覚えるなー」 ニトリ「それはカンペキ名前のせいですね! こまけぇこたぁいーんだよ! 次の戦場へいってみよー!!」 vs.妖夢&霊夢 竹林をジグザグに抜けるテクニカルコース。障害物に阻まれ、苦戦する妖夢。そこに霊夢が横からホーミング弾を叩き込む。ついでに妖夢も毛玉妖怪を投げ飛ばし、蹴り飛ばし、射名丸を襲う。しかしあっさり風で跳ね返す射名丸。Uターンした弾幕に驚き、二人はピチュる。 ニトリ「博麗サーカスホーミングと、毛玉妖怪ミサイルの大合唱がマッハウィンド文々。を襲う――!」 文「――風符「風神一扇」!」 ニトリ「扇一閃! なんだ その あわれなじゅつは! ホーミング弾とオマケが全部跳ね返ったー!!」 毛玉「コッチクンナ――!コッチクンナ――!コッチクンナ――――!」 霊夢「うっそ!? そんなんインチキ――」 妖夢「わぁあー!」 ピチューン。 るーみゃ「風とはこうやってつかうものだー」 ニトリ「大クラッシュ――! 赤白毛玉まとめて後退ー!!」 霊夢「むかつく! なにがって実況がむかつくわ!」 そんなこんなで、めっちゃくちゃにビームを撃って畑を耕したり(破壊)、飛んできたナイフでギャラリーのズラがバレたり、味方同士で事故ったり、口喧嘩して先日のことを蒸し返したり。 射名丸も「おお、こわいこわい」と挑発したり、調子こいて「グレイスン、ティータイムだ!」(サイバーフォーミュラより引用)とか言ってサービスエリアに入って休憩したりと滅茶苦茶である。 幻想郷は弾幕のせいで絨毯爆撃を受けたような状態になり阿鼻叫喚。状況はレース慣れしている文の独壇場であり、幻想郷最速の名に恥じない活躍であった。(ただし放送コードと対象年齢の都合上、人だけは絶対はねてはいけない) そして人里内を突っ切る市街地コースへ。間もなく終わりが近づいてくる。 バラバラになっていちゃダメだ、と今更のように気付く早苗。五人で力を合わせなければ、この敵には勝てない。早苗が珍しくリーダーシップを発揮する。 魔理沙「くそ、こうなったら体当たりしてでも止めてやるぜ!」(注:反則です) 早苗「ダメです、魔理沙さん! バラバラで戦ってちゃダメなんです、みんなで協力しないと!」 魔理沙「そうは言うけど、ウルトラマッハフォーメションなんて訓練してねーんだぞ?」 早苗「私に良い考えがあります」(※トランスフォーマーの名セリフより引用。残念ながら失敗フラグではありません) 迫る最終コーナー。曲がり切ればあとはゴールまで一直線。セイレンジャーたちの息の合った逆襲が始まる! 早苗のターン。 文「勝った! セイレンジャー・完!」 早苗「いいえ、奇跡はこれからです!」 ニトリ「セイレンジャー勝負に出たか、五連スリップストリームで追い上げる! 最終コーナーに突貫、泣いても笑ってもこれが最後のチャンスだー!!」 文「今更その程度、無駄なあがき――」 早苗「行きますよ、皆さん。太陽け……もとい! ――奇跡「白昼の客星」!」 文「うっ、進行方向から突然強い陽射しが!? けど、コーナーが見えないのはあなたたちも同じ!」 魔理沙「ま、ブラックの私には関係ないけどな。なぜなら私のバイザーは……黒だ!」 文「なんだってー!?」(漫画MMRより有名セリフより引用) 早苗「あとはお願いします! とうっ」 文「後退した……だけど今更! オーバースピードで曲がりきれない――」 ※当然ですが須臾の時間程度で会話をしています。 咲夜のターン 。 咲夜「借りは返すわ――幻世「ザ・ワールド」!」 文「⑨ですねぇ! そんなことをしても無駄だってことが――」 咲夜「相手のルール上で勝利してこそ瀟洒というものよ。時を止める能力は移動や攻撃だけが取り柄じゃない。……よいしょ」 文「後ろの三人の体の向きを変えた? それなら確かに横滑りとコーナー脱出時の加速があれば曲がれるかもしれない。……バカなッ、そんなことをすれば時間が戻った途端に横風を受けてバランスを崩しますよ!? さっきの日差しだって、まだ――」 咲夜「じゃあ私も下がるわね。そして、時は動き出す――」 霊夢のターン。 霊夢「そこで私の登場となるわけだ」 文「紅いヤツ!? ……まさか!」 霊夢「そのまさかよ! 奥義――「夢想天生」! このスペルは、あらゆる物理・魔法現象を一定時間、完全に遮断する! これで横風と日差しは無効よ、博麗の巫女は伊達じゃないってね! あとはよろしくぅっ」 ※最後の方のエピソード(四十六話)にとっておくならスペルは「二重結界」あたりに変えたほうが良いでしょう。あと当たり前ですがこの会話は実時間1秒もありません。 文「味な真似を……! だけど曲がりすぎです、トーシロの腕じゃ民家に突っ込む。クラッシュして私の勝ちです!!」 妖夢のターン。 妖夢「道がなければ、作ればいい。――断迷剣「迷津慈航斬」!」 吹っ飛ぶ一般家屋。 ※道を切り開く、というニュアンスがあれば他のスペルでも構いません。しつこいようですがキャプテン翼現象(別名スラムダンク現象)により時間はほとんど経過していません。 文「ハァ!? あんたがた正義の――」 妖夢「私に斬れぬものなど、あまりない」 文「遠慮しろよ! ルールがどーのってのはどうした!?」 そして最後、魔理沙のターン。 魔理沙「あとはチェッカーフラッグを受けるだけだぜー!」 文「クッ、光速飛行を行う体力が――でも加速は十分間に合う……!」 魔理沙「下調べが足りないぜ! そんじゃあ、ここでお約束ぅ! 反転――恋符「マスタースパーク」!!」 文「なんとぉ――――!?」 魔理沙「そこでゆっくりしていけー!!」 ついで巻き込まれてピチュる射名丸。 ニトリ「ゴォ――――ルっ! 優勝は、セイレンジャーのブレイジングスター・霧雨魔理沙ァー!!」 歓声を上げる観客。喜びを分かち合うセイレンジャー。 プライドを傷つけられた射名丸は妖怪に巨大化を要請する。非想天則、発進。そしてスーパー非想天則へ、ついに合体! 早苗「やったぁ!」 霊夢「私たちの勝ちね、賞金はいただくわ! ステーキ、すきやき、寿司ーー!!」 魔理沙「まったく、わかりやすいやつだぜ。霊夢らしいけどな」 文「くそが……くそ、クソッ、クソッ、くそくそくそくそ、KUSOOOOOOOOW! Sh●t, Goddamn S●it!! 私が遅い? 私がスローリィ!? そんなことあってたまるか!! もっとだ、もっと私に速さをよこせ、妖怪!」 翠香「にゃははは! ミッシングパワー一丁、へいお待ち!」 文「私の前を飛ぼうなんざ、百万光年速い!(※距離ですが気にしてはいけません。お約束です) 音の壁で爆ぜてしまえ、セイレンジャー!!」 早苗「ならば、こちらも非想天則を! 所長!」 所長「うむ! 非想天則、発進承認!」 ニトリ「ここは本職に戻るよ! 射出!」(※遠隔操作で射出) 合体回なのでパイロットは早苗? しかし空を飛ぶ相手には非想天則に戦う手段はなく、ミサイルを撃ってもかわされてしまい決定打にかける。射名丸は空中から風で攻撃してくる。しかし相変わらず軽口ばかりのセイレンジャー。 霊夢「早苗、なんとかしなさないよ! 神風はあんたの領分でしょう!?」 早苗「人工風は私の担当外です、他を当たってください!」 霊夢「チッ! つかえねーわね、これだからルイージは」 早苗「舌打ち? いま舌打ちしましたよね!? ちょべりば!!」 妖夢「落ち着いてください早苗さん! ルイージはスペック上なら赤いのと同じです!」 咲夜「いえ、差別化を図る作品の方が――」 魔理沙「煽んな!」 文「やる気あんのか、あんたらは!」 とは言いつつも、彼女らはいつもこんな感じなので、射名丸へ鼻で笑って返す。 今の五人なら合体フォーメーションができると判断する所長とニトリ。駆けつけるブレイブフェニックス(妹紅は乗ってる?)、そして合体。 スーパー非想天則、爆誕! ※合体シークエンスにそれっぽい台詞が必要なときは合わせてどうぞ。 妹紅「進路クリア、軸線あわせ。操縦を非想天則へ譲渡」 霊夢「アイハブ。相対速度良好、トラクタービーム照射」 魔理沙「核融合炉、ハーフドライブを維持。冷却、電装、問題なし」 咲夜「BP表面ナノマシン、待機状態へ移行。AI完全同期まで2…1…」(BP…ブレイブフェニックス) 妖夢「背部装甲、甲乙共に変形完了。ハードポイント、受け入れ体勢良し」 ニトリ「その他まとめてオールOK――いけるよ、早苗!」 早苗「――非想天則『リザレクション・クロース』!」(※スペルカードっぽく言うとカッコイイかも) ガイーーン! 文「合体した!?」 早苗「天下無敵のスーパー非想天則、ここに見参です!!」 ババァーン!! 戦闘中、ニトリ博士はまだ実況を続けてるとおもしろいかも。レース中とは一転して、非想天則びいきの実況。一緒に技を叫んだり、とうとう実況放棄臭いことまで。 ニトリ「あ、危なーい! あっ、あ……ああ――……! ……イよォーしかわしたァ!! いけ! いけいけいけ! そこだー!!」(※こういう実況の人は実際いますね) るーみゃ「二束のワラジなのかー」 そして決着。太陽を背景に飛ぶ非想天則。 文「二度も同じ手を食うかー!」 早苗「いいえ、フェイクです!」(「いいえ、ケフィアです」改変) 文「なにィ!? 素通りして――」 早苗「オプションパーツは、ぶつけるためにあるんですよー!!」 妹紅「なんだと!? ち、ちょっと待て早苗! うおっ、脱出!!」 さっそくグレートブースターが炸裂。 文「わ、私は……ただ誰よりも……速く……ウボァー」(ウボァーはFFシリーズの名セリフより引用) ピチューン! ニトリ「ノォォオオオ――――ッ! さっそく壊しちゃったYOー!!」 るーみゃ「実況はニトリ博士、解説はるーみゃだったよー。じゃあみんな、さよーならー」 ニトリ「さよぉぉぉならぁああああ――っ! うわ―――ん!!」 後日談 コースや町を破壊したセイレンジャーの記事が新聞にのっている。大バッシング。その記事の作成者はなんと射名丸文であった。報道業界へ転職したのだ。 責任を押し付け合い、セイレンジャーたちは今日も仲良く喧嘩しているのであった。 魔理沙「あのヤロウ、いつの間に写真なんか撮ってやがったんだ!」 妖夢「それを言うならメロウです……じゃない、女郎です」 早苗「画質からすると携帯の写メールですかね……」(※射名丸の由来らしいです。J-PHONEなら既に幻想郷入りしているのでしょう) 咲夜「レース優勝の宣伝効果もパーね。スポンサー契約の話も白紙だそうよ」 所長「また資金繰りに外回りか……う、また胃が痛くなってきた……」 ニトリ「ブレイブフェニックスも全壊したからまた作り直しだよー。必要経費だから予算落としてね。あと怪我した藤原シルバーの修理費も」 所長「……賞金は全て私が没収する!」 霊夢「えええええ――っ!? マツタケは? 鯛の尾頭付きは? 宇治の高級ほうじ茶は? 満漢全席はー!?」 所長「ふ菓子でも食ってな! 今日から食事は麦飯とたくあん、酒もなし! 一日二食!」 魔理沙「ゲゲェーッ! そりゃないぜ!」(ゲゲェーッ!はキン肉マンより引用) 所長「あんたたちは外に出て復興作業のボランティア! 少しでもウチの心証をよくしてくること!! さぁ行けー!」 魔理沙「チッ!! 元はといえば早苗の戦い方が悪いってのに、とんだとばっちりだぜ!」 早苗「また舌打ち!? 魔理沙さんまで舌打ちですか! 私のおかげで勝てたのに、ちょーえむえむ!!」 霊夢「何いってんの、あんたがトンチキバリアしか張れないから毎回私がフォローしてんのよ! あんたの奇跡なんか、妖夢と園芸やってんのがお似合い程度の能力なんだから!」 妖夢「聞き捨てなりませんね、霊夢さん……言って良いことと悪いことがあります! この際だからはっきりさせますが、皆さんが研究所で安全に暮らしていられるのは――」 咲夜「それこそ一人の手柄みたいに言わないで欲しいわね。ぐーたらしてる人たちの代わりに所内の雑務は、警備も含めて私がやってるのよ。それに掃除、洗濯、炊事――」 早苗「人の意見に乗っからないでください! 今だってさり気なく逃げようとしたくせに――」 所長「うるさーい、速く走って行けー!」 ニトリ「もう手遅れかもわからんね」 一番酷い目にあったのは妹紅だというのは置いておいて……幻想郷は今日も、速くて遅いセイレンジャーによって守られているのだった! おしまい 以下、参考動画 サイバーフォーミュラ多め。書いてて思ったけど、あまり使えないかも。 ドリフトシーン これの(http //www.youtube.com/watch?v=7mKag5w44sk feature=related)1 21~ +バトルシーンならこれ(http //www.youtube.com/watch?v=Ys8SHuFtDTU feature=related)の0 46~1 02とか ブーストシーン これ(http //www.youtube.com/watch?v=MTTTj__P1rQ)の8 00~8 40あたりとか。(その後の9 06~9 13はドリフトで使えるかもしれません) +バトルシーンなら上の動画の続きですけど、これ(http //www.youtube.com/watch?v=eZfL09GB_V8)の1 09~2 03とか、 別シリーズでこれ(http //www.youtube.com/watch?v=TWI2PgFeXkE)の3 48~5 15とか、 あまり大差ないけどこれ(http //www.youtube.com/watch?v=MiQ6VCMpuII feature=related)の6 32~7 30とか。 人が映ってるのは使いにくいかもしれませんね。 ただ、一作目がTVシリーズとは言え上記のものはOVAシリーズなので、マイナー気味でネタが伝わりにくいかも。 クラッシュシーン F-ZERO(http //www.nicovideo.jp/watch/sm252018)の22 35~23 09 (http //www.nicovideo.jp/watch/sm4720442)の14 09~14 19、17 06~17 17、20 15~20 34 ショートカット(F-ZERO動画は背景が早く動くのでエンコ殺しの可能性あり) F-ZERO(http //www.nicovideo.jp/watch/sm70694)の6 08~6 16 マリオカート(http //www.nicovideo.jp/watch/sm2067819)ショートカット集 画質ちょっと悪め? 第29話「稔れ!幻想郷収穫祭!」 プロットはまだ無いけど動画はあるよ (まだ無いよ) 第30話「絶対阻止!人形爆弾作戦!」 まだ無いよ (まだ無いよ) 第31話「妹を探して!欠けたトライアングル!」 最近幻想郷にやって来たばかりの騒霊・ポルターガイスターズ(プリズムリバー三姉妹)は、人の心を操る音色を奏でる能力を買われ、妖怪軍団の一員となることを迫られていた。 導入部は彼女たちとクィーン・ザ・パープル、ハラペーコ・幽々子の会話から。 ただし、幽々子は食ってるだけで会話はほぼクィーン・ザ・パープルが行う。 元々人間との友好度が高い彼女たちとの交渉は平行線を極める。ルナサとメルランは拒否の一点張り。リリカは何か考えているようで、「…」のみで口は出さない。 ようやく口の中の物を飲み込んだ幽々子が「もぐもぐ…ごっくん。まあいいわ、今回は考える時間を上げる。ただし、次はないものと思いなさい」と言うと同時に、二人はスキマに消えて行く。 場面転換、少々のシンキングタイムの後、リリカは妖怪軍団の一員になることを決意。しかしあれだけ嫌がっていた姉たちも一緒に連れて行くのは心が痛む。結局、一人で行くことに。 メルランにどこへ行くのかと聞かれるが、「えへへー」と誤魔化してどこかへ立ち去る。 ※ここの会話はあってもなくてもいいと思います。 姉たちから離れたリリカ。いきなり「っ、と…見てるんでしょう、スキマ妖怪? 出てきなさいよ」と叫び出す。とここでクィーン・ザ・パープル登場。リリカはそのスキマに入りどこかへ消えてゆく。 ところ変わって八坂研究所では、何故か歌合戦の最中だった。照れながらも割とノリノリで歌っている早苗さん。 霊夢はまったく乗り気でなかったが、優勝者に賞金を出すという所長の提案のため、乱入して早苗と同じ歌を歌いだす。 その周りでは、私は音痴ですからと遠慮する妖夢を無理矢理歌わせようと魔理沙がはやし立てている。そんな四人を冷ややかに見つめる咲夜。 そんな時、突然どこからともなくキーボードの音が聞こえてくる。 音のしたほうを見ると一人の女の子がいた。 「なっ…誰よあんた!?」「妖怪センサーは反応しなかったぜ。里の子じゃないのか?」「でも、どこから入ってきたんでしょうか?」などと混乱するセイレンジャー達。 そんな中、リリカがえへへーと笑いながら、妖怪軍団の一員だと自己紹介する。 「あー妖怪軍団の…妖怪軍団!?」と、ある意味お約束な反応を返す面々。 ニトリ博士によれば、妖怪センサーにひっかからなかったのは、妖怪より遥かに存在の希薄な霊体だからとのこと。 とりあえずセイレンジャー変身。 しかし、音を使って攻撃するリリカは音速のスピードで弾幕を放ってくる。 その圧倒的な速度に、セイレンジャー最速の魔理沙ですらが翻弄される。 とにかく、研究所内での戦闘は危険極まりない。 セイレンジャーたちは、リリカの攻撃を避けつつなんとか研究所の外におびき出す。 どこで戦おうが結果は同じよ、と啖呵をきるリリカ。 しかし何故か、外に出たリリカの弾幕は目に見えて弱体化していた。 そう、狭い研究所の通路では音が反響し、それがリリカの攻撃力を高めていたのだ。 セイレンジャーたちの間に徐々に楽勝ムードが漂い始める。 そんな時、上空からその戦いを見つめるものがいた。ずっと妹を探し続けていたルナサとメルランである。 とにかく戦いをやめさせて、リリカを一緒に連れて帰らなければ。 そう考えた次の瞬間、二人の背後に現れたのはクイーン・ザ・パープルだった。 クイーン・ザ・パープルは二人も妖怪軍団に加わるようと誘う。 そしてやはり反発する二人に、クイーン・ザ・パープルはちらりとリリカを見やり呟いた。 「あの子が妖怪軍団にいる以上、こっちは人質をとっているも同然なのよ?」 その言葉に、ルナサとメルランは従わざるを得なかった。 第32話「私は人間じゃない!?妖夢の真実!」 まだ無いよ (まだ無いよ) 第33話「暴飲暴食!亡霊ブラックホール!」 まだ無いよ (まだ無いよ)
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145 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 27 32.30 ID u7qWxTA0 古き街「リバース」から少し西に離れて 淋しき街「オド」。 この街は「リバース」と同じようにリンドホルムとエンプレスの中間あたりに位置し 西から王都へと向かうために寄る街として知られている。 しかし、こちらの街に泊まる人は少ない。 なぜならばこの街は何も無いからだ あるとすれば、街の酒場の前にある女神像。 誰を模して作られたのか、何を模して創られたのか。 街にいる人たちは誰も知らない。 ただ、街の大切なものとして、変わらずおいてあった。 今回は、レイス達が朝起きたときから、馬車に乗ってこの街に来るまでに起こる出来事である。 146 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 28 20.25 ID 47HH/Es0 145 時間軸把握 147 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 28 46.92 ID u7qWxTA0 オドの酒場「紅葉亭」 君達は、昨日この酒場に着いたばかりの冒険者だ。 それぞれが別々に行動していたと言う設定でも、グループを組んでいたという設定でも構わない 148 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 240個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 29 28.65 ID s.X4CFUo 145 レイス達が来た時林檎が散乱してた把握 149 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 29 37.17 ID LG/Td8Qo めんどいので全員PTでいいですね! 150 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 29 46.78 ID bgwjAYco 「すみません、マスター。コーヒーをください」 151 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 30 16.01 ID u7qWxTA0 149 構いません。 150 「あいよ。ホットでいいかい?」 152 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 30 43.27 ID iyBhzvIo 「ふむ、このサラダはなかなかいいですね、シャキシャキしてます」 とりあえずサラダをもしゃもしゃしておこう 153 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 30 55.00 ID /YLD/2DO 「悪くないな。何もないのはつまらないが、浪費しないのは有り難い」 水を飲んでますね 154 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 31 27.60 ID bgwjAYco 151 「ええ。あとトーストも一緒にもらえますか?」 155 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 32 18.04 ID 47HH/Es0 酒場に入ります 「それにしても、ここ何にもないな…せめてかわいい子がいればいいけど…」 156 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 240個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 32 21.29 ID s.X4CFUo 「・・・何も無く 暇だけあれど 尚平和・・・うむ、駄作。」 はは、と笑ってから何かを書いた板を捨てようとし、店の中なので懐に入れた。 157 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 32 40.11 ID u7qWxTA0 154 「……ほれ。トーストだ」 リチャードは、コーヒーと、トーストを手にいれた! ちなみにマスターは白い髪&白い髭で紳士っぽいスタイルをしている。 158 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 33 50.47 ID bgwjAYco 157 「ありがとうございます。やはりお祈りの後のコーヒーは素晴らしい…」 一口飲みます。 159 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 34 34.24 ID LG/Td8Qo 久しぶりだからスキル1の癖を忘れてしまったぜ・・・! 153 155 「途中に立ち寄っただけだからなあ・・・。酒場すらない村よりはマシだと思えば」 160 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 239個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 34 34.47 ID s.X4CFUo 155 「ふ・・・そなたも冒険者とお目見えする。ここにウルスラと言う可憐な花が一輪あるが・・・ 我が心の友、レイス殿の花なのでな・・・我慢してくれ。代わりといっては何だが、 林檎を渡そう」 林檎を差し出します 161 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 35 17.81 ID u7qWxTA0 155 ムサイ男ばかり(ウルスラさん除く)です。 ウエイトレス? そんなの、ここにはいないよ…… 159 基本的に自分から行動しないと容赦なく埋もれていくので注意です。 162 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 35 57.60 ID 47HH/Es0 159 今気づいたことにしたいが…ww ま、いいかww 「ま、そうなんだけどな でもウルスラがいるし、も~それだけで満足で~す あ、マスター、紅茶ある?」 急に態度が変わって機嫌がよくなりますwwwwww 163 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 36 14.96 ID iyBhzvIo 「あ、林檎下さい」 まだもしゃもしゃしてるよ! 164 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 36 58.76 ID 47HH/Es0 160右京 …ちょっと待った 右京とはこないだ会ったはず… 165 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 37 28.64 ID u7qWxTA0 162 「あいよ」 163 「それはそこのお侍さんに言ったほうが良くないか?」 そう言って、右京さんを指します 166 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 37 46.58 ID LG/Td8Qo 160 「勝手に花にするな!」 ロックならぬ木片を投げつける、D+0の命中判定 【木片】命中+0% ダメージなし 167 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 239個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 37 57.17 ID s.X4CFUo 163 「ふ・・・良かろう。林檎だけはあるのだ。切れた頃に届けてくれる義妹に感謝だな・・・ マスター、試したいことがある、抜刀して・・・良いか?」 一応抜刀許可を取ります 164 いや・・・そうなんだけど、どうしようか迷って・・・じゃあこれからは顔見知りと言うことで行きましょう 168 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 38 24.49 ID /YLD/2DO マスター 「……マスター、流石に何か退屈を紛らわせるようなものはないだろうか 期待してはいなかったが、想像以上に頭が腐る」 169 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 38 53.88 ID 47HH/Es0 167右京 了解ですww 「んあ、じゃあもらおうか ってレイスだったら俺も知ってるけどな…」 リンゴもしゃもしゃの紅茶をズズズ~とww 170 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 39 21.29 ID u7qWxTA0 167 「? 構わんが……」 右京さんが何をするのかちょっと興味あるようです 168 「あいにく、ここには依頼も無い。すまないな」 171 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 239個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 40 29.85 ID s.X4CFUo 166 「ふ・・・照れるな照れるな。全く、我が心の友もこのような可憐な花を待たせるとは、 罪な男よ・・・林檎、食うか?」 楽しそうに鞘で受け止めます。回避判定58+D 170 「・・・ふ、有難い・・・グレアム殿にも楽しいんで貰えると良いが・・・」 鞘を置き、酒場の真ん中にあるであろう広いスペースに歩みます 172 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 40 55.59 ID bgwjAYco 「平和ですねぇ。こういうときはコーヒーを飲みながら新聞などでも読むのがベストなのですが…」 173 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 41 36.55 ID 47HH/Es0 171右京 「…あいつも俺と同じで女の子好きだからなぁ…やれやれ」 174 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 41 41.88 ID iyBhzvIo 「ほう」 右京さんに期待するよ! 175 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 42 06.61 ID /YLD/2DO 俺たちはどっちから来てどこへ行こうとしてるんだろう 多分西からの帰りじゃないかと思うんだが 176 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 42 54.30 ID u7qWxTA0 と、君達が思い思いに行動していると、酒場の戸が開き 一人の騎士らしき女性が酒場に入ってきた。 豊満なスタイルをラメラーアーマーで守り、右手には銀のバスタードソード 左手にはスモールシールドを持っている。 女性は一度こちらを見た後、興味なさそうにカウンターへと座った。 175 そこらへんはご自由に 177 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 43 09.84 ID LG/Td8Qo 175 ならそういうことにしようか、リンドホルムへ向かう途中ということで 178 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 43 31.40 ID iyBhzvIo 176 騎士を横目で注目していよう 179 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 238個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 43 53.12 ID s.X4CFUo 「神無想一刀流門下生、橘 右京・・・この私の曲斬り、とくとご堪能あれ・・・」 右京は林檎を一つ懐から出すと、山なりに投げ、両手で刀を数回振るった。 右京さん流林檎斬り 命中+Dで100以上なら成功 130以上なら4つ切り 150以上なら皮がつばめ形に 50+Dで判定 180 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 44 14.65 ID LG/Td8Qo 176 女性に怪物判定知識Lv2で35+D 181 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 44 17.86 ID 47HH/Es0 176 もう女性が来ればジョニィ君の行動はアレでしょうwwww 「ヤッホ~、そこのかわいい人~、どっから来たの~?」 にこやかな笑顔とともに「てってけて~」と近づきますww 182 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 44 37.75 ID iyBhzvIo 「ハハッ」 ワロス 183 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 44 50.50 ID /YLD/2DO 右京 「偉大なドルイドはこういった。『酒場に林檎斬る者あれば、 行ってつまらないからやめろと言い』と」 退屈は退屈 184 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 238個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 44 52.22 ID s.X4CFUo ・・・ころころころ・・・ 林檎には何も起きなかった。 「・・・・・・・・・御免」 右京は背中を丸めて席に戻った。 185 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 46 04.74 ID u7qWxTA0 「マスター、朝食を頼む。飲み物はミルクで」 「あいよ。いつもご苦労さん」 「何、気にしないでほしい。これもいつもの仕事だからな」 朝食を受け取った女性は、ハム、とトーストを齧り、ニコニコしている。 180 怪物じゃないので知識では判別できない 181 「……」 ジョナサンをにらんでます。軟派な男は嫌いのようです。 186 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 238個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 46 59.05 ID s.X4CFUo ALL 「・・・すまぬ。失敗した。上手く行けば4つ切りになったりするんだが・・・」 176 「見苦しい物を見せた・・・代わりといっては何だが、林檎でもお一つ如何かな」 187 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 47 35.70 ID 47HH/Es0 185女性 「ちょっとちょっと、そんなににらんでちゃかわいい顔が台無しでしょ~ あ、マスター、俺のおごりで彼女に何かあげてよ~」 さ~て、どんな妨害があるやら…ww 188 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 47 43.40 ID LG/Td8Qo 185 「朝食が仕事・・・?サクラの客かしら」 189 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 49 02.78 ID iyBhzvIo (場違い、ですねえ) 190 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 49 19.18 ID 47HH/Es0 それにしても装備がアレだから金が余って仕方がないww 今度参加するときはリングメイルぐらいは着てくるでしょうww 191 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 238個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 49 48.95 ID s.X4CFUo 188 「はは・・・確かに、ウルスラ殿も花として可憐にして美麗だが、そこな花も美しい・・・ だがウルスラ殿、私はウルスラ殿の方が美しいと思うがな、何と言っても、 心の友に見初められたのだからな・・・」 192 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 50 13.04 ID u7qWxTA0 186 「む……ありがとう」 何故林檎? と疑問符を浮かべていますが、女性は素直に受け取りました 187 「紅茶でもいいか?」 188 「失礼な事を言うな、そこの冒険者よ」 女性はむっ、としてます。 193 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 50 30.45 ID /YLD/2DO 騎士 「流石にこんな場末の酒場を行きつけにする、没落した人間の台詞は重いな」 194 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 52 14.77 ID u7qWxTA0 193 「……」 グレアム、睨まれているぞ! 195 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 52 29.94 ID 47HH/Es0 192 「OKOK~、美容と健康のために食後に1杯の紅茶ってね あ、紹介が遅れたかな 俺はジョナサン・グレスティーダ。ま、しがない冒険者ってとこかな」 紅茶うんぬんは銀英伝ネタだったりしますww 196 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 52 46.77 ID bgwjAYco 女性 「あなたも冒険者であるとお見受けしましたが、何の仕事をなさっていたのですか?」 197 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 21 52 47.95 ID LG/Td8Qo 192 「違うの?ごめんなさい。それじゃ、いつもの仕事って何のこと?」 198 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 53 40.91 ID iyBhzvIo 「まぁまぁ、グレアム君そうツンツンするものでもありませんよ」 「騎士殿、連れあい非礼を詫びます、申し訳ない」 199 名前:ネオ地下[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 54 15.20 ID 99fjQgAO 195 紅茶入りブランデー? 200 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 236個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 55 15.12 ID s.X4CFUo 192 「有難い・・・その銀の剣、その鎧・・・冒険者か、それとも騎士であろうか? そのどちらにしても可憐だ・・・その様な方に、この枯れ枝めの林檎を受けって貰える事、 これ以上の光栄は無い・・・紹介が遅れた。私は橘右京と申す・・・見ての通り、 林檎と剣で生きている。使い手と見える、握手願いたい」 手を差し出します 右京さん、よく喋りますね 193 「この様な可憐な花に何て事を・・・林檎でも食べるか?気分が良くなるぞ」 林檎を齧りながら言います 201 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 55 36.05 ID 47HH/Es0 199 YESww ま、本当は暗号文なんですけどねww 202 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 55 40.37 ID /YLD/2DO 194 「嫌味もわからないようじゃダメだな。こんな所は似付かわしくない 風体だ、という意味だ。そこの歩く色欲と林檎と騎士もどきは違和感無いが」 203 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 56 50.47 ID 47HH/Es0 202グレアム 「悪かったな、こんなナリで 好きでやってんだからいいじゃないか」 口調はアレですが笑顔ですww 204 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 57 00.60 ID u7qWxTA0 195 「……私の名はアスラ、ムーブル。今はこの街の手助けをしている」 胡散くさい、という視線を向けながら答えてます 196 「今は、街の手助けをしてる程度だ」 197 「朝食を取って、町の人の手助けをするということさ」 198 「いや、こちらこそ失礼した」 200 「握手程度なら……」 差し出された手を掴み、握手 「不思議な人だな、貴方は」 205 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 58 13.75 ID 47HH/Es0 204アスラ 「手助け…? ここって何かヤバいことでもあったりすんの?」 206 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 235個] 投稿日:2008/05/10(土) 21 58 28.90 ID s.X4CFUo 202 「はは・・・この枯れ枝を林檎と同列に扱ってくれるとは、嬉しい限りよ。 林檎が無ければ刀も抜けぬこの身、正に朽ちるのみ。枯れ枝に相応しかろう?」 198 「林檎でも食べ・・・あぁ、渡し遅れたな、済まぬな」 林檎を渡します 207 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 21 58 46.15 ID bgwjAYco 202 「騎士もどき、とはさんざんな言われようですね。まぁ実際そのようなものなのですが」 苦笑します 204 「町の手助け…何でも屋といったところですか?」 208 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 21 59 20.60 ID iyBhzvIo 206 「いやー、待ちわびてましたよ」 もしゃもしゃもしゃ 209 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 00 30.22 ID u7qWxTA0 202 「……そうかもな。所詮私はこういうのは似合わないのかもしれないな」 ふっ、と嘲笑めいた表情を浮かべてます。 205 「たまに冒険者が暴れたり、盗賊が来たりしている。 そういうときの手助けだ。いわば用心棒みたいなものだな」 207 「そう思ってくれて構わない」 210 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 235個] 投稿日:2008/05/10(土) 22 01 25.39 ID s.X4CFUo 204 「ほぅ・・・人助けとは。貴女も自らの刃を正義の為と振るう者か・・・ いや、これは僥倖・・・私も未熟、非才の身ではあるが、この刃を正義の為 振るわんとしている。やはり握手を求めて正解だった。可憐な花よ・・・」 208 「そこまで喜んでくれると有難いな。まだ要るか?」 211 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 02 33.38 ID 47HH/Es0 209アスラ 「あ~、いるよな~ そういう奴見るとなんつーか腹立つんだよな、同じ冒険者として」 やれやれと頭を振ってます 212 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 02 46.67 ID iyBhzvIo 210 「や、また欲しくなったらねだりますよ」 213 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 235個] 投稿日:2008/05/10(土) 22 02 48.81 ID s.X4CFUo そうか・・・昨日の書き込みは、もしやジョナサンの中の人か・・・? ごめんね、ジョナサンの個性消しちゃって御免ね・・・ 214 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 03 25.71 ID bgwjAYco 209 「自分の正義の為に行っている事ならば何も気にする事はありませんよ。好きなように動けばいいと思います。 ただ何か事情があるように見えますが…まぁ、それを聞くのは少々無粋というものですかね」 ブツブツ言った後にトーストを齧り始めます 215 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 03 46.56 ID 47HH/Es0 213右京 いえいえ構いませんよww どうせウチのジョニィ君はマヌケ街道驀進中ですしwwwwww 216 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 22 04 19.96 ID LG/Td8Qo 「普段から用心棒がいるのか、なら依頼が無いのも当然よねえ。少し休んだらまた出発しましょうか」 217 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 235個] 投稿日:2008/05/10(土) 22 04 37.13 ID s.X4CFUo 211 「うむ・・・同じ冒険者として、恥ずかしい限りだ」 うむうむ、と同意してます 212 「そうか・・・なに、まだ・・・(ごそごそ)うむ、200とちょっと残っている。 何時でも言うが良い」 懐を確認して、そんな事を言いました 218 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 05 06.54 ID iyBhzvIo 「そうですねえ、ここに留まる理由もさして無いですしねえ」 219 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 05 25.66 ID u7qWxTA0 「新聞屋でーす」 酒場の扉が開けられ、新聞屋が入ってきました。 「あ、アスラさん。おはようございます。どうぞ」 「おはよう。ありがとう」 「マスターもどうぞ」 「おう、ありがとな」 新聞屋は、アスラやマスターなど、街の人に新聞を渡しています。 「あ、そちらの方々はいかがですか?」 211 「そういうのから護る為に、私みたいなものがいるんだ」 214 「ありがとう。聞かれても問題はないが……な」 220 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 05 54.62 ID iyBhzvIo (懐のどこに200個も入るんでしょうか) (何故かそれを知るといけないような気がしますね) 221 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 22 06 10.38 ID LG/Td8Qo 219 「あ、ひとつくださーい!」 222 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 06 35.44 ID 47HH/Es0 219新聞屋 「俺新聞とか読まないんだよな…」 断ります 223 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 06 46.90 ID /YLD/2DO 209 「自分を卑下するのは精神衛生上よくないな。冒険者にしろ何にしろ 過信して死ぬぐらいが楽しいんだ。好きな物を食べるといい。奢ろう」 新聞屋 「ちょうどよかった。退屈を払うために貰おうか」 224 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 07 17.24 ID iyBhzvIo 「ふむ、では私も新聞を一つ」 225 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 07 42.76 ID bgwjAYco 新聞屋 「おっと、お待ちしておりました。新聞ください…あ、お釣りはいりませんよ」 5Gほど渡します 226 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 07 58.28 ID cGziZ2Io リッチすぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 227 名前:橘 右京 HP14/14MP9/9 ◆UHO/vUUeBo[林檎残り 235個] 投稿日:2008/05/10(土) 22 08 10.00 ID s.X4CFUo 216 「私としては、道を同じくしているであろう可憐な花との出会い・・・もう少し堪能したかったが、 仕事が無いのでは仕方が無い・・・な。何、ウルスラ殿。決して貴女が劣る訳ではない、 むしろどちらも替え難い美しさがある・・・心の友の事が無ければ、口説きたい程だよ・・・ あと、新聞を見せてくれると助かる。今日も林檎で路銀が心許無いのだ」 228 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 08 36.35 ID 47HH/Es0 225 さすがリチャード・リッチマン 俺たちにできないことを(ry 229 名前:グレアム HP10/10 MP16/16 ◆ocgq1NP1ic[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 08 47.53 ID /YLD/2DO リッチマン二十日分の食費捨てやがったwwwwwwwwwwwwww 230 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 09 19.45 ID u7qWxTA0 223 「……ありがとう。だが過信は己を滅ぼすぞ」 微笑みながら、グレアムに忠告します ウルスラ、グレアム、ガイスト、リチャード 「ありがとうございます。あ、御代は要りませんよ。 酒場のマスターが色々としてくれてますから」 ニカッ、と新聞屋は笑いました。少年らしいいい笑顔です。 「それじゃ、毎度ありー!」 231 名前:ジョナサン HP=14/14 MP=9/9 敏捷=10 ◆JKNWgN2se.[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 09 28.49 ID 47HH/Es0 227右京 「そりゃそんだけリンゴ持ってたらな…」 苦笑しますww 232 名前:ガイスト H13/13 M11/11 [6] ◆v98fbZZkx.[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 09 49.42 ID iyBhzvIo 流石リッチマンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 233 名前:ウルスラH13/13M11/11 ◆BFF/FwEIkk[石44] 投稿日:2008/05/10(土) 22 10 09.26 ID LG/Td8Qo 227 可憐な あたりまで聞いて後は聞き流しながら新聞を受け取ります 234 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 22 10 17.02 ID a4pohk2o さすがマガジン的主人公。 花形満も真っ青だぜ 235 名前:リチャードHP14/14MP9/9 ◆ricH/1lkdE[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 10 43.28 ID bgwjAYco 「金は天下の回り物、受け取って損はないというのに…律儀な子ですね」 笑顔でコーヒーを啜りつつ新聞を読みます 236 名前:GMスキル1(語り手) ◆bFa2QwthCM[] 投稿日:2008/05/10(土) 22 11 00.18 ID u7qWxTA0 さて、新聞にはこのような記事が大きく書かれていた。 『フルーアの王と妻が暗殺、国は如何に』 そして、その内容はこのように書かれていた。 『一昨日、ジャスティスからさらに西にある国「フルーア」にて 国王とその妻が何者かに暗殺されるという事件が起きた。 フルーアは大陸の国々の中でも差別が酷く、奴隷などが 多い国であり、国王は決して良い主導者ではなかったことから、 恨みのあるものが仕向けたとして、国を挙げて犯人を探している。 この件により、第一王子のクライン・ゼヴァイスが国王となったものの 国民は嘆き、行方知れずとなっている第一王女のアルメリア・ゼヴァイスを 求める声が、国のあちこちで聞こえる』 //ぶっちゃけC1-1のときと同じ記事です。だって時間同じだもの