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「それじゃあ、ベットは自由に使ってくださいね。俺は外で見張りをしてますんで、 コーヒーが必要になったらいつでも呼んでくださいね」 (なんでさっきから、この人は執拗にコーヒーを勧めるんだろう? そんなにコーヒーが好きならブラジルにでも行ってコーヒー農園でも開けば良いのに) そういうと、イナバ君(仮)はコーヒーを飲みながら仮眠室の外に出て行った。 イナバ製作所内の仮眠室は意外と広い。恐らく、イナバ製作所の社員が百人倒れても大丈夫だろう。 「02…」 『02さん…』 「大丈夫よ、妹紅、10/、ただ眠っているだけよ」 先ほどからずっと眠ったまま02を看病しつつ、永琳は妹紅と10/を励ます。 「……それにしても、貴方に一体、何があったの?」 『私ですか?』 永琳は妹紅の胸元に引っかかっている黒い万年筆、10/を物珍しそうな目で見た。 意思を持った万年筆。前に会ったときは間違いなく、人の姿をしていた。 なのに、今はどう見ても、万年筆の姿をしている。 『私にも良く分からないんですが。いつの間にか万年筆になっていました』 「そ、そうなの……」 『一つだけ言えるのは、どうやらあの社長さんが関係しているってことですかね』 ◇ 目が覚めると見知らぬ場所だった。いや、前にこの場所に来たことがあるような気がした。 周りには十や二十、いや百や千では語れない剣や槍、銃などが地面に突き刺さっている。 空は明るいが、真上には紅い月がぼんやりと浮かんでいる。 ……アレ、月ってここからじゃ見えないんじゃなかったっけ……こりゃ夢だな。 さっさと起きよう、でなきゃまた面倒事に巻き込まれそうだ。 「待たれたよ、少年」 ほら、やっぱりな。なんとなくわかっていたが… よし、こんな時は、スタコラサッサだぜ。 俺は一目散に駆け出そうとしたんだが… 「待て……と言ったじゃろ?」 首筋に刃物か何かを突きつけられた。恐らく地面に突き刺さっていた剣だろう。 背後に立っている男はかなりの使い手だろう。さっきから殺気がピンピンと伝わってきやがる。 少しでも俺に隙が出来れば――――――――殺される。 「もう一度、言おう。待て」 「分かったから、アンタのその物騒な得物を仕舞ってくれ」 「何を言う、これは汝のものであろう?」 「へ?」 訳が分からない。何故にそれが俺のものになるわけさ? 俺のものは俺のものだけど、アンタのものはアンタのものだろ。 生憎、俺はジャイアニズムを持ち合わせていないんでね。 「ここは汝の心象世界だからじゃよ、我はこれを拾っただけじゃよ。 おっと時間切れのようじゃ、じゃあ最後に汝に我から一つアドバイスじゃ」 「待ってくれ、アンタは一体?というか一体なんだよコレ……」 俺は後ろを振り向いた。立っていたのは一人の男。そして… 「強くなりたきゃ魚を食いな(キリッ)」 ◇ 「キリッ、じゃねえよ!!どういうことなんだよ!!はっ、夢か!」 訳の分からないことを口ずさみ02は起きた。 「02、やっと起きたのね……それよりもどんな夢を見てたのよ」 「あ、永琳さん、変な男が『強くなりたきゃ魚を食いな』って言ってきたんです」 02は夢の最後の男の言葉しか覚えていなかった。そして、体を起こし周りを見渡した。 「なんで二人(輝夜と妹紅)まで寝てるんですか?」 隣のベットで輝夜と妹紅が眠っている。もちろん離れて眠っている。 「さっきまで、起きてたんだけど疲れて、眠っちゃったみたいなのよ」 「そうですか……そうだ、10/は?」 「ああ、彼なら……」 永琳は眠っている妹紅の胸元を指差した。すると、 『ムニャムニャ……おお、ゾフィー、あなたこそウルトラ兄弟ナンバー1です……』 10/も寝ていた。万年筆が寝ている。 そして、寝言で何故かゾフィーを褒め称えている。 「(こいつ、ゾフィーのファンなのか……まあいいや)そういえば、橙子さんたちは?」 「キャスターたちなら今、監督役の男に話を聞いてるところよ」 「永琳さんは一緒に残ってなくてよかったんですか?」 02は永琳と輝夜には聖杯が必要だということを知っていた。 監督役から必ず聖杯について聞き出すと言っていたはずなのに、今はこうして02の傍にいる。 「それは02、貴方のことが……」 永琳が何かを言いかけた、その時である。 『皆の者聞こえとるか?第4回放送の時間であるぞ。 前置きはともかく死者の発表をさせてもらう……』 放送が始まった。二人は会話を一時中断し、その放送を聞くことにした。 『じゃ、引き続き皆の者は殺し合いに精を出すように。 がんばるのじゃぞ』 そして、放送が終わり… 「そんな、メタナイト…」 「メタ、死んじまったのかよ…」 二人はメタナイトの死を知った。 片や同盟を組んだ相手。片や一時だが共に戦った仲間。 彼が死んだら誰が彼のマスターを守るのだろうと二人は思った。そして、 「なんだか、俺の名前が二回呼ばれたし、俺の名前に似た奴がたくさん死んだし、 今回の禁止行為が『直死の魔眼で首輪を解除すること』だし、俺相当嫌われてるな……」 名前が二回呼ばれたのは、仕方ないとして、今回の禁止行為は明らかに自分に対する嫌がらせだと思った02。 一人でも多くの人間を救いたい彼にとっては、他の人の首輪を外してやれないということは大きな痛手となった。 「02、気付いた」 永琳は何かに気付いた。 「ええ、また俺は失敗しましたね」 02の失敗、それは… 「俺が立てた作戦は悉く失敗しますね」 そう、織田信長が普通に放送をしたということは、自分が立案した作戦の失敗を意味した。 自分のやることなすこと全部裏目になっているということはもう自分でも分かりきっていた。 それが探求者の予測を覆してしまうほどのものだった。そのことが02は悔やんでも悔やみきれなかった。 もはや、02の運のなさは一種の呪いクラスのものかもしれない。 【二日目・11時10分/新惑星・大田区】 【◆02GOODMe2.@書き手】 【状態】健康 直死の魔眼 首輪なし 【装備】ナイフ 【道具】なし 【思考】基本:かがみ達の為に、自分を犠牲にしてでも多くの人を救う(殺し合いに乗っている者には容赦しない。) 1:橙子たちを手伝う 2:監督役から話を聞く 3:永琳達が無事で安心 4:かがみ…みんな… 5:10/だな、この万年筆は ※平行世界の◆02GOODMe2.と会話しました。 ※「ドナルド」の記憶の一部を見ました。 (一部欠損あり) ※ここが地球ではないことを知りました。 ※永琳と情報交換をしました。 ※体内にわずかに吸血鬼の血が流れていますが、相当薄い為、なんの効果もありません。 【八意永琳@東方Project】 (クラス・アーチャー) 【状態】健康 首輪なし 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【宝具】不明 【思考】 基本::マスター(輝夜)に絶対の忠誠 1:聖杯の入手 2:02が生きていて良かった 3:監督役から話を聞く、聖杯については必ず吐かせる 4:アーチャー(エミヤ)に助けた理由を聞く 5:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手 ※02と情報交換をしました。よって打者の存在を知りました ※ここが地球ではないことを知りました 【蓬莱山輝夜@東方Project】 (マスター) 【状態】健康 、首輪なし 睡眠中 【装備】ジャージ@現実 【道具】支給品一式、不明支給品 漫画たくさん 【思考】 1:聖杯の入手 2:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手 3:監督役から話を聞く、聖杯については必ず吐かせる 3:02が心配 4:妹紅とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない) ※ここが地球ではないことを知りました。 ※眠っていたため、第4回放送を聞いていません 【藤原妹紅@東方Project】 【状態】健康 睡眠中 【装備】黒いSS用万年筆(10/) 【道具】支給品一式、蜆×3 米の苗 将棋セット一式 ゾフィー直筆のサイン色紙 【思考】 基本:戦いを止めたい 『生きる』 1:02が生きててひとまず安心 2:KAITOとルカに若干の疑念 3:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない) 4:レミリアと咲夜ってあんな奴らだっけ… ※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。 ※眠っていたため、第4回放送を聞いていません。 【10/の思考】 0:ゾフィー、カッコイイ…… 1:02さん…… 2:妹紅と行動する。 ※何故か支給品化しました。一応喋れます。 ※何かを思い出しました。 ※装備者に10の力が宿るようです。 ※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。 ※眠っていたため、第4回放送を聞いていません。 「マーラ様の人、それ、ロンよ」 「レミリアちゃん、残念だな、頭ハネだ」 「あなた、イカサマしてるでしょ?」 (なんでコイツらはこんなに麻雀が強いんだよ!) その頃、レミリアと咲夜さんとマーラ様の人とイナバ君(仮)は麻雀をしていた。 【二日目・11時10分/新惑星・大田区】 【レミリア・スカーレット@東方Project】 【状態】健康、カリスマブレイク、やけっぱち 現在2位 【装備】プータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所 【道具】支給品一式 その他不明 製図用の鉛筆×1,900本 印付きの地図 大量のポケットティッシュ(範馬勇次郎お手製) 【思考】 基本:イナバ製作所で働く 1:運命を操っているのに何故、勝てない 2:イナバ製作所社長に従う 3:いずれは囚われのイナバ製作所の社員を救い出す 4:イナバ製作所紅魔館チームのリーダーとして行動する 5:パンツを取り返す ※若干二次創作色が強いです。 ※イナバ製作所に就職しました。 ※何故かきぐるみを着ています。(きぐるみはイナバ製なので着ている時に日光に当たっても大・丈・夫!) ※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。 【十六夜咲夜@東方Project】 【状態】健康 完全で瀟洒なPAD長 貧血気味 血まみれ 現在3位 【装備】投げナイフ@モンスターハンター、PAD 【道具】支給品一式 【思考】 基本:レミリアお嬢様と行動する 1:絶対、イカサマしてるわね。 2:PADの秘密を知った者はただじゃおかないわよ 3:マーラ様の人を少し見直したがこき使う ※若干二次創作色が強いです 【マーラ様の人@カオスロワ書き手】 【状態】尻から出血 現在最下位 【装備】拳銃、メイド服 【道具】ノートPC、支給品一式 コーヒーセット一式 【思考】 基本:カオスロワを存続させるために殺し合いを終わらせない 1:なんでコイツらはこんなに麻雀が強いんだよ! 2:死にたくないのでレミリアお嬢様と咲夜さんに協力せざるを得ない 3:6/のレプリカたちの戦いを監視するはずだったけど仕方ねぇな 4:咲夜さんのPAD疑惑って本当だったのか…… ※6/のレプリカの作成を考えたのは彼です 【イナバ君(仮)@語り部】 【状態】健康 現在1位 【装備】イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾残り弾数100%/ロケットランチャー残り弾数100%) 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 基本:イナバ製作所社長に従う 1:狂気の沙汰ほど面白い!(サボタージュ的な意味で) 2:死にたくない ※実はイナバ物置(≠聖杯) でした。 ※女性です。
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霧の森 湖の森 真っ暗森 雪の森 紅ずきんの森 エンディング 霧の森 +... 紅ずきんの家 書き置き 紅ずきんへ今夜はずっと雨が降るそうだから、外へ出ちゃダメだよ。悪い狼さんがうろついているからね。お婆ちゃんが帰ってくるまで、ちゃんと良い子で留守番しておいてね。それと地下室は絶対入っちゃいけないよ。-祖母より 地下室 狼(初回) 狼…わ、わんっ!紅ずきん何で狼が家にいるの?剥ぎ取るわよ狼待って、こっそり忍び込んだのは謝るよでもこれっぽちも襲おうとか考えてないから紅ずきん…あなた前にどこかで見た気がするわね狼…気のせいじゃない?紅ずきんそう。それで何しに来たの?狼商売しに来たんだ。探索に便利な道具を売ってるよ紅ずきんお金なんて持ってないわ狼そっか…なら貯まったらでいいよ。僕しばらくここにいるから紅ずきん…迷惑なヤツ 狼(2回目) 何か用? ☞話す紅ずきん狼がお金を集めてどうするの?狼商売はお金のやり取りがあるから成立するもの。一度やってみたかったんだー紅ずきん…狼に小判ね 狼(武器強化) どの武器を強化する? ➜武器選択この武器を強化するには強化石がn個必要だよ強化する? ☞はいうんっ!バッチリ強化できたよ ☞はい(強化石不足)強化石が足りないみたい… 霧の森 毒蜘蛛撃破 紅ずきん…蜘蛛は朝も夜も殺していいよね 兵士 兵士うう…紅ずきん大丈夫?兵士う…これは幻聴か…死の間際に女性の声が聞こえるなんて恥を好んで申すが私は童貞なんだ…頼む、死ぬ前に交わらせてくれないだろうか?紅ずきんえっ兵士もちろん、礼はする…どうか慈悲をくれないか ☞セックスさせてやる紅ずきんいいですよ、その代わりお金くださいね兵士ああ感謝する。もちろん、やれる物はやろう ☞断る兵士そ、そうか…気が変わったらまた話しかけてくれ…紅ずきん(…こいつピンピンしてない?) 兵士(事後) 紅ずきん兵士さん、生きてる?……死んでるまあいっか。約束どおりお金貰うね 兵士(死後) 返事がない。ただのしかばねのようだ。紅ずきん射精して死んじゃうだなんて、私淫魔みたい 霧の森 最深部 狼 狼紅ずきん、霧に乗じて厄介な魔物が紛れ込んだみたい紅ずきんどんな魔物?狼とても巨大な古の樹木だよこの先にいるみたい紅ずきんそう、じゃあ会って確かめてみる狼無茶しないでね… 湖の森 +... 地下室 狼 ☞話す狼おなかすいたなー紅ずきんあなた何を食べるの?狼…普通にお肉食べるよ? 霧の森 夢魔(初回) あら、貴女…フフッ、なんでもないわ。何か買っていく? ➜購買終了あまり長居しない事ね 夢魔(2回目) ここは深すぎて、私も自由に動けないわ 湖の森 白鳥 オホホホホホ。みずぼらしい小娘だこと貴女なんて深海の餌になるといいわ。オホホホホ カエルのハインリヒ おや可愛らしいお嬢さん。君みたいな子が冷たい水に濡れるなんてかわいそうだそうだ、ボクのようにジャンプすれば水に濡れることなく足場を越えて湖を渡れると思うよ足取りは軽やかに… 狼 狼ぴょんぴょんジャンプするの楽しそうっ!僕もやりたいなぁ紅ずきんやってみたら?途中で落ちて溺れても助けないけど狼やっぱやめる… 女神の湖 狼 狼うわぁ…ついに泉の女神様も殺しちゃうなんて紅ずきん事故よ狼犯人はみんなそう言うんだ紅ずきん黙りなさい 深海への湖畔 海底からの使者撃破 紅ずきん半漁人を食べる時は魚料理として扱うのか人肉料理として扱うのかそれが問題ね 深海 狼 狼すごいや紅ずきん。水の中でも息ができるんだ紅ずきんあなたはできないの?狼僕もできてるっ!紅ずきんじゃあみんなできるわよ狼そういうものなの…? 真っ暗森 +... 地下室 狼 ☞話す狼紅ずきん、疲れてない?おなかすいていない?紅ずきん大丈夫よ。親みたいなこと言わないで狼うー、心配なんだからねー 真っ暗森 立札 行方不明の母親と父親を探しています。見つけた方はただちにお知らせください。-紅ずきん 道標 ↑この先、胞子に支配された廃村←この先、アンドール城 キノコ群集地 アルラウネ アルラウネあら。誰かと思えば紅ずきんじゃないの紅ずきん?アルラウネ私を覚えてないの?酷いわ。同じ学校だったのにまあいいわ。いつも通り可愛がってあげるわぁねぇ?ださいフードの紅ずきんちゃん♡ アルラウネあははあははあははッ!!この程度であたしに勝ったつもりっ!?ほんと甘ったるいわよねあんたはああああああッ!!! ギガラウネぎっ…がぁっ…あたしに歯向かうなんて生意気なッ…紅ずきんで、誰だったかしら 大橋 立札 狂乱の王を殺せ。さもなくば深遠の闇が広がってしまう。 狼 紅ずきんあんた、どこにでもいるのね狼僕はどこにでもいるし、どこにもいないの紅ずきんチェシャ猫の真似は似合わないわよ狼むぅ…そろそろ、思い出せたかな?紅ずきん…分からないでも、もうすぐね。そんな気がする狼この先の城は手ごわいよ、がんばってね アンドール城 狂乱の王(騎士殲滅で下線部追加) 王城内に侵入者が出たと聞いたが…小娘ではないかしかしここまでやって来るとは、只の小娘ではなかろう。…ちょうどいい深遠の闇が世界を覆うまでの間、余興を楽しむとしようか… 王いでよ、我が騎士達よ…何故誰も来ぬ…?まさか全員倒されたというのか…?我が精鋭の騎士達がッ!? 馬鹿なッ…! 王愚かな…。我を倒したとて、深遠の闇を止める事はできんそう…全世界を暗黒の夜へと陥れるのだ…ククッ…ハハハッ…… 紅ずきん騎士がいなけりゃ何もできないのねさて、深遠の闇とやらはこの先かしら 雪の森 +... 地下室 狼 ☞話す狼……紅ずきん珍しいわね、思いつめたような顔して狼どんなお話もいつか終わってしまうのかな…紅ずきんそうね。これがお話ならいつか終わりがあるきっと、それも近い 始まりの雪原 羊 羊おや、こんな深層まで来るなんて珍しいもんだでも気をつけて、何が起きるか分からないから意識すればするほど行動は制限されていくたとえ人にどんな過去があろうと…忘却の彼方に葬る事はできない紅ずきん… 立札 ふたつにひとつ 黒い鏡 冬の贈り物メリークリスマスッ! 紅ずきんサンタさんか…私には来なかったな… 終末の火山 獣骨 紅ずきんこれ、狼の………気のせいだったわ 回想 紅ずきんそこの狼さん。少し、いいかしら???えっ?僕?紅ずきんそうよ。灰色の毛皮で獰猛な爪を持っている凶暴な狼さん、食べて欲しい人がいるの???僕はそんな、ただの臆病な狼だよ…紅ずきん野生の動物は餌事情に困ってるって本で知ったわおなかすいてるんでしょ????うん…でも…人を襲うことなんてできないよ…紅ずきん…そう、分かったわ。じゃあ、私が餌を持ってきてあげる少し臭いがするけど、無駄に肉が付いてる素敵な餌よポロわぁ、君って優しいんだね僕はポロ、楽しみに待ってるねっ!紅ずきんうふふ、全部食べ切ってほしいからしっかりお腹をすかせておいてね 祖父ぐへぇっ…!なぜ、こんな…祖父のドテ腹に刃物を突き刺す。人を殺すのは初めてだが、とても興奮する。祖父や、やめてくれ……××。悪かった…。助けてくれ……げっ…がぁっ……!!何度も何度も突き刺す。血を吐きながら白目を剥いて祖父は倒れた。紅ずきんずっと、こうしたかったんですよ。おじいちゃん祖母が帰ってくる前に、この肉達磨をあの狼に食べさせよう。紅ずきんは持ち運びやすいように「パーツ分け」した。これで…平和な生活が帰ってくるに違いない。紅ずきんは静かにそう、確信して笑みを浮かべた。 地下室 紅ずきん……ああそっか。なんで忘れていたんだろうそれで、ポロに祖父の肉を……祖母と一緒に仲良く暮らして…………ここはどこなの? 紅ずきんの森 +... 紅ずきんの家 掲示板 森全体を霧に覆った魔物。深海からの歌が鳴り響く神の稚魚。深遠を覗く時、深遠もまた此方を覗いている。灼熱の門からいでしは地獄の魔王。 ポロ 紅ずきんポロ…ポロハァッ…ハァッ…紅ずきん…僕、なんかおかしいよ…満たされないんだ…一人なんだ…寒いんだ…恋焦がれるんだ…お腹がすいて、たまらないんだ…僕はもう一度あの肉の味を…確かめてみたいんだっ!紅ずきん……ごめんなさい。私のせいだね少し、落ち着いてもらうわよ ポロ紅ずきん…?紅ずきんん、気が付いた?ポロその怪我、もしかして僕がっ…!?紅ずきんかすり傷よポロご、ごめんなさいっ…どうしよう、僕酷いことを…紅ずきん……酷いことをしたは私よあなたに人肉の味を覚えさせてしまったごめんなさいポロそ、そうじゃないの。僕がここに来たのは紅ずきんを守りたくて…でも、覚えてなかったみたいで…なかなか言い出せなくて…ぐすっ紅ずきん…ポロ、おいで 紅ずきん薄々気が付いてたけど…ここは現実じゃないのねポロそうなの?紅ずきんうん、きっとこれは……なんでもないわ。奥まで進めば分かるでしょポロ紅ずきん、僕もついていくよ君を守りたいんだ…紅ずきん守られるほど私は弱くないよポロじゃあ、手助けするからっ!紅ずきんそう。じゃあよろしくねポロうんっ! 戦闘 相棒 ポロ僕に任せてよっ! 地下室 ポロ ☞話すポロ紅ずきんってえっちが好きなの…?紅ずきんあなたとするのなら、好きよポロばか…… 紅ずきんの森 立札 君は余りにも愚かだったのだ。あのまま祖父を殺さなければ、祖母はいなくなることはなかったのに。君の行動は孤独しか生まないというのに。 ポロ ポロ紅ずきん、裏庭に誰かいるみたいきっと、一度入ったらもう戻れないかもしれない紅ずきん…。このまま…ずっとこの世界で暮らしてもいいんじゃないかな紅ずきん……ポロ分かってる、全部分かってるよ…それでも…このまま終わるのは切ないよ紅ずきんありがとうポロ。でも、いい加減現実を見なくちゃポロ……紅ずきん行くよ グランマザー 紅ずきん…おばあちゃん祖母あの日を覚えている?紅ずきん。そう、こんなどしゃぶりの雨の日だったあなたが夫を殺して近くの森の狼に食べさせたことそれを私がたまたま目撃してしまったこと嗚咽しながら走り去る私とそれに気づいて追いかける貴女。そしてそのまま私は川沿いで足を滑らせて…紅ずきんごめんなさい…おばあちゃん、ごめんなさい…おばあちゃんだけは、優しかった。傷つけたくなかった祖母黙りなさい綺麗言葉もいい加減にしなさい私の夫を殺しただけでも貴女は大罪なのよポロ紅ずきん、自己否定に押し潰されないで。彼女は、本当の祖母じゃない紅ずきん……祖母適当な事を言うわね。私は貴女に復讐してもいいぐらい恨みを抱いているのよここは私の世界、貴女が私に何をするべきか。何を思うのか。そんなことはどうでもいい死になさい、紅ずきん紅ずきん……っ! グランマザー終わらないわ…これは私の夢よ私の楽園を終わらせるのは私の手。お前が触れて良い物ではない…!グラン・ナイトメア踊ってみなさいな紅ずきん。この悪夢の中で エンディング +... ラスボス撃破 紅ずきん……ポロこれで、終わりだね紅ずきん……ポロきっともうすぐ夢から醒める。この世界の出来事は無かったことになる紅ずきん……ポロポロ…なぁに?紅ずきん抱いてほしい…ポロ……わかった 事後 紅ずきんポロもう目覚めなくちゃポロ……紅ずきんさようなら、ポロポロやだぁ……いやだよぉ…行かないでよぉ…ぐすっ…紅ずきん……紅ずきん……ごめんねまた、会えるからそれまで……さようなら 森 狼……紅ずきんおいで、ポロ
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登録日: 2017/01/26 Thu 22 38 32 更新日:2024/05/10 Fri 12 58 40NEW! 所要時間: 約 5 分で読めます ▽タグ一覧 Are We Cool Yet? SCP Foundation SCP-JP Safe “お前達は本当にクールなのか?” 絵画 芸術 「芸術」とは「理解」の隣人であり、理解なき芸術はクールとは呼べない。 SCP-368-JPはシェアード・ワールド SCP Foundation に登場するオブジェクトのひとつである。 オブジェクトクラスはSafe。JPのコードが示すとおり日本支部の管轄にある。 概要 SCP-368-JPは暴露したものに認識災害を引き起こす複数の芸術作品である。 ……そこ、芸術作品と聞いて嫌な予感がした人。 先に言っておくと、これは要注意団体である 『彼ら』が作ったものではないので安心してほしい。 より厳密に言えば、確かに『彼ら』が関わっていて、恐らくは『彼ら』による技術提供によってコレが生み出された可能性が極めて高いが、 それでもコレは『彼ら』の作品ではない。 その異常性も、「ある特性」も相まってさほどの危険性はない。 SCP-368-JPを構成する芸術作品は四つ。順に紹介していこう。 まずSCP-368-JP-2。これは絵画である。題名は「望郷」。 灰色の砂漠の中央で黒い爬虫類が空を見つめている。 これに暴露した人物は「あそこに帰らなければならない」という衝動を植え付けられる。 被曝者のいう「あそこ」がどこなのかは被曝者自身わかっていないようで、 これについて尋ねられると混乱して答えられなくなる。 つぎにSCP-368-JP-3。こちらは彫刻。題名は「落涙」。 大理石でできた2本の腕が絡み合い、水滴の形をした水晶を持ち上げている。 被曝者は深い悲しみを感じ、実験の結果80%が涙を流した。 続いてSCP-368-JP-4。これは楽譜で、タイトルは「懐古」。 破り取られた2枚のノートに綴られている。 演奏を聞いた者はその曲をかつて聞いたことがある気がする、と感じる。 副次効果として、被曝者が忘れていた出来事を思い出すという効果がある。 最後にSCP-368-JP-5。女性のマネキンであり、題名は「破顔」。テーレッテーではない。 顔面に油性インクでスマイリーフェイスを書き加えられており、さらに全身に橙色の包帯が巻きつけられている。 暴露した人物は気分が高揚し、ほとんどの被曝者は自然に笑顔になる。 と、総じて題名通りの効果を及ぼす。 厄介ではあるが感動しすぎて死ぬ絵画とかに比べると有情である。 ところで、先程のナンバーは2から始まっているが、SCP-368-JP-1もある。 これはSCP-368-JP-2〜5が回収された埼玉県のとあるアパートの居室の壁に刃物で刻まれた「後悔」の2文字である。 その文字を見ると、前述の効果がすべてキャンセルされる。 つまり、被曝者に対する対処が容易なのだ。 こちらも壁ごと切り出されて財団に収容されている。 SCP-368-JPの作者 SCP-368-JPはこれらの作品が回収されたアパートの居室にアパートの大家が家賃の回収に立ち入り、 そこでSCP-368-JP-3「落涙」に暴露したため大声で泣き叫んでいるのを近隣の住人によって通報されたため発見された。 当該の居室には地域では有名なとある芸術家が入居しており、多岐にわたる作品分野と人間の感情を題材にした作風が評価されていた。 なお、これまでの彼(*1)の作品には異常性は確認されていない。 ところが、1年ほど前から作品の発表がなされておらず、スランプに入っていたと思われる。 このSCP-368-JPの作者と思われる芸術家が今どうしているかというと、 自宅から8kmほどの崖から身を投げて亡くなっているのが発見された。 近隣の住人にはその人柄を「優しくて正義感の強い人だった」と証言されている。 回収された文書 それまで異常性のない作品を作り続けていた彼がなぜ、突然SCPオブジェクトを作り上げてしまったのか。 また、なぜ彼は自殺したのか。 その答えは、SCP-368-JP-1「後悔」の下にナイフで留めてあった文章からうかがうことができる。 完成された芸術とは、どんな物なのだろうか。 現実の風景をそのままに切り抜いたかの様な絵画は完成された芸術だろうか。 社会に反抗し重圧を恐れずに姿無き敵を攻撃する文学は完成された芸術だろうか。 私は、そうは思わない。 私の考える完成された芸術とは、人々の感情を揺り動かす様な、言葉も思想も宗教も越えて感動を与える様な、一種の奇跡。そういった物が完成された芸術だと私は考える。 芸術は特定の分野に縛られる必要は無い。人が、自身の信じる形を想像の大地から掘り出したなら、それは音楽であれ、文章であれ、絵画であれ、芸術なのだろう。 私が作りたい"芸術"は、人を惑わす物ではない。私は、私が作品に込めた感情を感じ取って欲しいのだ。 こんな物は、私の望む芸術ではない。彼らの手段も、誰かに感情を伝える為の一つの方法なのだろう。 だが、私はそれを、たった一つの残された方法だとは思わない。 冴えたやり方とも思わない。 私は、彼らの力を美しいとは思わない。私は私の、芸術を信じる。 作品の本質を理解もされないまま、ただ感情を操作するのは感情の表現によって、人の心を動かしたとは言えないだろう。 私の今までの作品の中で最も恥ずべき物達。しかし、それでも私の子供であり、作品である事に変わりは無い。 私には自身の子供を殺す事はできない。 せめてもの償いに、彼らが残した力を借りて、私はこれを作った。私の、最後の、作品として。 "クール"でない私は、それこそ彼らの求める人材では無いだろう。私は、芸術を完成させられただろうか?私は、私だけの力で誰かの心を動かせただろうか? 私は SCP-368-JP - Are You Really Cool? 私はそうだとは思えない。 追記・修正は、「芸術」とは何かを考えながらお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-368-JP - Are You Really Cool? by Rubbish Shamrock http //ja.scp-wiki.net/scp-368-jp SCPフレーバーテキスト集 共同編集項目 http //ja.scp-wiki.net/scp-flavor この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] JPのAWCY関連は本家や他国支部との差が際立つジャンルにも見える。 -- 名無しさん (2017-01-26 23 23 54) "後悔"に至った冷静さはクールといって差し支えなかろう -- 名無しさん (2017-01-26 23 47 08) ↑ なるほど、でもって「後悔」も作ってとりあえずの後始末はしているからな。確かにその辺はクールだ。 -- 名無しさん (2017-01-27 09 26 10) 「彼ら」ではないって言ってるけど、コイツは「彼ら」に関わりのある人物か、元「彼ら」なんじゃなかろうか。 「彼ら」が能力者集団なんじゃなく、「彼ら」という存在になることが能力者になる条件なんじゃ・・・ -- 名無しさん (2017-01-27 09 52 56) この人もし生きてたらSCiPとしてSCP-368-JPが割り当てられてたのかな -- 名無しさん (2017-01-27 10 57 52) 大多数は外道だらけなんだろうけど、この人とか胸像の人とか池光子とか、ちゃんと自分の「個」をもって善意で動いてるのもいる辺り他の宗教系や企業系団体とは違って「アーティストの集団」って感じがする -- 名無しさん (2017-01-27 13 52 21) ↑3 この芸術家の遺した文章や本家ページを見る限りでは「彼ら」の方から接触してきてこの芸術家に能力を与えたように思える。 -- 名無しさん (2017-01-28 03 37 19) 真の芸術家だよこの人は・・・ -- 名無しさん (2017-01-29 01 23 59) 「Are We Cool Yet?(俺達はクールだったろ?)」に対しての「Are You Really Cool?(お前(達)は本当にクールなのか?)」か… -- 名無しさん (2017-02-05 20 53 34) その全てを持って問いかけた一人の芸術家 或いはその選択こそ彼らが接触してきた理由だったのかもしれない -- 名無しさん (2017-02-21 06 30 26) 凄い能力を得て、それ作った作品でさえ"は"この人の生き様こそ、あるいは -- 名無しさん (2017-04-09 03 16 34) 「彼ら」からすれば“クール”じゃないかもしれないけれど、芸術家としては色んな意味でクールでそれでいてアツい人だったんだな -- 名無しさん (2017-07-07 09 35 29) まさかとは思うが、この芸術家の自殺は実は自殺ではなく、AWCY主流派による私刑だったりする可能性はないか? -- 名無しさん (2017-07-07 11 06 03) ↑奴等ならもっとろくでもないアートにするはずだ -- 名無しさん (2017-09-19 23 18 03) 被曝と曝露の字が違ってるので権限がある人がいれば修正願う。 -- 名無しさん (2018-07-08 13 36 10) awcyは何がクールだテメーってなるオブジェクト割とあるからなぁ -- 名無しさん (2018-11-18 23 34 47) ↑AWCYのオブジェクトは作ったやつにとって「イカしてる」だけだからな……基本的に周囲の共感なんざ知ったこっちゃない連中の集まりよ。だからこそこの人の最後の反抗が輝くわけだが -- 名無しさん (2019-05-01 17 44 34) さすがに関係ない(であろう)オブジェクトにリンク飛ばしすぎでは?多分SCP-151とか173とか意識して記事書いたわけじゃないと思うんだが -- 名無しさん (2020-03-09 23 41 00) この最後の文章こそこの人の最後の作品であり最大の芸術だと思う -- 名無しさん (2020-04-09 12 45 57) ↑2本家ディスカッションをどうぞ -- 名無しさん (2020-04-09 15 06 29) クビキリサイクルに「見る人を選ぶようなものを私は芸術とは呼ばない」っていうセリフがあったけどこの人が目指そうとしたのは正にソレなんだろうなぁ。芸術は誰にとっても「cool」でなければならない。製作者の「cool」を一方的に押し付けるAWCY?と馬が合わないのは当然。 -- 名無しさん (2020-12-09 17 07 45) ↑なるほど、わかるな。そんな力が勝手に芽生え(彼らに与えられ)てしまったから自殺したってことか -- 名無しさん (2020-12-15 18 15 29) しかし芸術を究めて、見た人すべてが涙する彫刻を作り上げられたならそれはSCPなのだろうか?感動による涙か、異常性による涙か区別できるだろうか? -- 名無しさん (2021-04-17 13 04 04) もしSCP-1074と同等の物を非異常性な手段で描きあげた場合どう判断するべきなんだろうな。Keter→Explainedが妥当か -- 名無しさん (2021-07-17 01 41 17) 現代芸術で霧のアートや水銀のアートがあったりするけれど、あれらみたいな観る人の感性が必要とされる区分のものがあったりするから「観た人すべてが総意する」ものじたいが、感性の統一化でもされないかぎりないのではないのかな -- 名無しさん (2022-02-19 22 02 18) 見たやつの感情を無理くり変える、強制感動が芸術ではなく、強制感動から生まれる何かを芸術としてるとと思ってるから、AWCYの思想を理解してないだけではと思ってしまう -- 名無しさん (2022-05-12 13 08 51) ↑その思想も含めての本当にクールな芸術か?という問いにも思えるが… -- 名無しさん (2022-06-24 08 08 48) ↑2それに加えてあいつら「俺たちはクールだったろ?」って意見押し付けてくるから……少なくとも財団や被害者にとっては「んな訳ねーだろ」ってなる -- 名無しさん (2022-06-25 16 36 52) 名前 コメント
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所有者:天寧 分類:装着/刃物or打撃 物理固定ダメージ(刃物) +4 物理固定ダメージ(打撃) +3 ※物理固定ダメージ(打撃)は峰打ちのことを指す。 この武器を所有しているものは、 所持している間だけ魔法適性が+10される。 代わりに攻撃が-5される。 また、固有スキル【情け】を取得している探索者は 「自身の攻撃で対象のHPを0にすることが出来ず、必ず1残る」 とあるが、【朱立羽蝶】の[物理固定ダメージ(刃物)]で ダメージ判定を行う場合のみ、この限りではないものとする。 蝶は舞う。狐は踊る。 雪は舞う。血は踊る。
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冷静に考えれば、二十一世紀と言うのは凄い時代になったものだと、新宿警察署のベテラン刑事、田山彦一は夢想する。 テクノロジーの発達や、生活水準の向上が、と言う意味ではない。刑事の観点から考える凄い時代と言うのは、物騒さ、と言う意味でだ。 マスメディアは凶悪な犯罪だけをピックアップして、現代がさもいやな時代なったと言うイメージを大衆に抱かせる様な報道を行い、 人々の不安を煽り立てるが、田山には解っている。年々殺人や放火などの、万人が想像する様な凶悪な犯罪は、低下傾向にある事を。 だが、物騒さと言う種は消えていない。日本はアメリカなどと違い銃火器の所持には非常にうるさい国であるが、その一方で刃物に関してはルーズな面がある。 今日日百円ショップに行けばなまくらの包丁など幾らでも買える時代だ。人を殺せる凶器など、この国には幾らでも転がっている。それが銃か刃物か、という違いでしかない。 刃物による殺しは、ポピュラーな殺人方法である。刃物が手に入りやすい日本に限った話ではない、海の向こうの諸外国でもそれは同じだ。 聞いた事があるが、銃社会と言うイメージが広く浸透したアメリカにおいてですら、五分に一人は刃物で傷つけられたり殺されたりしているという。 刑事生活二十五年。刃物による殺人は田山も多く見て来たが、ガイシャは圧倒的に刺されて殺されている事の方が多い。 この理由はシンプルで、市販の包丁やナイフで人を斬ると言うのは、とんでもなく難しい行為なのだ。先ずガイシャは死なず、下手をすれば反撃すら喰らってしまう。 次に、これは経験則であるが、人を刃物で刺すと言う行為は、所謂、「ついカッとなってやった」時に行う事が多い。 突発的な感情の爆発が起こり、そして、偶然近くに刃物があった時。人は、斬るよりも刺す行為を選択する。 そして何よりも重大な事は、人は本能的に、刃物は斬る事よりも刺した方が致死率が高くなる事を理解しているのだ。 だから、刃物沙汰の事件と言うのは、斬るよりも突いて行う事の方が多い。経験則から言って、そう言う物だと田山は認識していた。 ――……だけどよぉ―― この事件は、異常だ。その事を、長年培われ、磨き上げられて来た刑事のカンが告げている。 ガヤガヤと野次馬が煩い、 新宿 は荒木町荒木公園だった。 黄色地に黒い文字でKEEP OUTと言う立ち入り禁止のテープを張り巡らせ、彼らの侵入を、新宿警察の一員達は防いでいた。 逸った無鉄砲者が中に入り込んだとしても、直にその意気軒昂とした気分はぶち壊され、その場で嘔吐してしまうだろう程の惨状が、その中で広がっていた。 ――嘗てこの国で、井の頭公園バラバラ殺人事件と言う日本の近現代の犯罪史でも稀なる猟奇殺人が起った事がある。 バラバラ殺人と言う名前の通り、被害者は斬られて殺されたのが当然の事。刃物で刺すのではなく斬って使う事で相手を殺した殺人事件も、少なくない事は田山も知っている。 この事件では、遺体は二十七個の断片にされた状態で、半透明のビニール袋に詰め込まれ、池の周囲に設置されたゴミ箱に小分けにされて捨てられていた。 殺人事件と言うものは、推理小説の様には行かない。犯行手順がシンプルであればある程警察も犯人を突き止めやすいが、逆に変に複雑であればある程でも、 犯人の特定は容易である。そのバラバラ事件の特異な所は、バラバラにされた全てのパーツが、ほぼ二十数cmの長さで綺麗に切断され、それだけでなく、 太さまでもが肉を削ぎ、筋肉を削るなどして揃えられていたのである。また遺体は実に丁寧に洗われ、血管から絞りだすようにして血抜きされていた。 これだけ面倒な手順を踏めば、当然犯行の特定も容易い――と思われがちだが、現実は違った。この事件は結局誰の犯行なのか、と言う決定的な証拠を見つける事無く。 悔しい事だが、警視庁の未解決事件の目録に加え入れられてしまった。時効は、二千九年の四月。最早犯人に罪を追及する事は出来ない。 その事件と荒木町の公園に広がるこの惨事は、よく似ていると田山は考えた。 田山は、最早この国の警察ではほぼ伝説になったと言っても過言ではない、井の頭の公園のあの事件は担当した事がない。 した事がないが、似ていると思ったのだ。これも、刑事のカンである。 「どう思う、遠野」 田山は隣に佇んでいる相棒の刑事に思う所を問うてみた。 刑事歴は七年程。ようやく刑事としてマシになって来たが、彼からすればまだまだ半人前。 カンは鋭い所があるので、此処を磨き、経験を積めば、良い刑事(デカ)になるだろうと見抜いていた。 「どう思うも何も……これは、異常としか……」 「……俺も、それ以外の言葉が見当たらん」 言って二人は、目線の先数mの地面の上に転がっている物を見て、言葉を漏らす。 刑事経験を積んで来た二人ですら、正直な話、直視するのも嫌なものだった。 それは、率直に言えばバラバラにされた死体であった。 先程引き合いに出した井の頭のバラバラ殺人は、胴体と頭が見つかっていない状態なのだが、荒木公園に転がっている死体は、全パーツ揃っている。 問題は、そのバラバラ振りであった。荒木公園のこの死体は、鑑識によれば二百五十七に分割されていると言うのだ。 そんなバカな、と思われるが二人の視界に広がっている、肉塊の堆積を見れば、鑑識の言っている事が嘘ではない事が解る。 だがもっと異常なのが、その切断面である。見るが良い、その滑らかさを。鮮やかさを!! 剣豪が名刀で斬ったとしか思えない程、見事な斬り口だった。遠目から見ても、その見事さが窺える程だ。 適当な肉塊と肉塊の切断面を触れ合せればくっ付いてしまう程、平らな面。筋繊維の一本一本、神経系や骨の粗密すら確認出来る程、美しい面。 ジャック・ザ・リッパーも、このような切断面を求めて、娼婦を切り裂いたのではと夢想せずにはいられなかった。 この場にいる刑事や鑑識の誰もが、この死体を見て性別を一目で判別が出来なかった。 大体身体の一部分を見れば、彼らは性別と言うものが何となく解る。だが、今回は余りにもパーツが細かく分けられている為、一目では解らないのだ。 殺された人物が果たして誰なのか。DNA鑑定の結果が、待たれる所だ。 「俺から言える事は、犯人は、この公園で人知れず、ホトケを切り刻んだって事だな」 「こ、此処でですか!? だって……」 遠野の言いたい事は解っている。そもそも人間を殺した後でバラバラにすると言う事は、とんでもない程の大作業である。 先ず以て、人間の身体をバラバラにすると言う事自体が難しいと言うのに、これに加えて大量の血が出る為、これを洗い流すのに大量の水が必要となる。 どちらも、一般家屋ではまず行えない事だ。それを、家屋よりも更に条件の悪い、しかも何時誰が見てるかすら解らない公園のど真ん中でやるのだ。遠野がありえないような表情を浮かべるのも、無理からぬ事だった。 「俺だって信じたくねぇよ。見ろよ、あの大量の血液を吸った地面をよ」 遠野も気付いたらしい。死体が転がっている砂地の地面、其処に吸われた大量の血液を。 その死体の周囲数mはどす黒い赤色で染まっており、その部分だけ色水を染み込ませたような雰囲気になっている。 恐らくは、体中の全ての血液が溢れ出ているのだろう。此処で全ての血を流し尽した……と言う事は、だ。 『別所で被害者を寸断し、この公園に遺棄した』、と言う線は完全に消滅した事を意味する。何故なら別所で人をバラバラにしたのならば、其処で血液が流れるのだから、この公園に人体の血液の総量が流れ出る事は、ありえないのだ。 「ですが、この公園で此処まで人をバラすなんて……」 「解ってる。それ自体が、ありえない事なんだ」 結局、問題の根本は解決していない。 どのようにして、犯人は一人の人間を、公園で此処までバラバラに出来たのか? 目撃者の情報を募っているが、誰も異常を感知していなかったと言う。 そしてそもそも、どうやってあんな斬り口を再現出来たのか? 今の司法解剖の技術は凄まじい。どんな銃で撃ち殺されたのか、どんな刃物で斬られ刺されたのか? その程度の情報など、簡単に識別出来る。今では田山も、ある程度までならどんな凶器で殺されたのか、判別出来る。 だが今回のそれは、明らかに包丁でもなければ刀剣類の類でもなく、況してや電機や油圧の力で動く業務用カッターの類でもない。 もっと別種の……いやそもそも、『刃物』ですらないのかも知れない。ありえない話なのだが……どうにも自らの刑事のカンを否定出来ない。 「――悪魔が殺ったのかも知れねぇな……」 らしくない事を呟き、田山は死体の周りを再びうろつき回り始めた。 犯行現場を舐めるように観察し、事件を推理すると言う方式を見つけ、それを続ける事、二十年。 この公園に着いてから三時間以上観察を続けているが、異常性の欠片もないのであった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「ベリアル、と言う堕天使の事をご存知?」 怜悧と言う言葉がこれ以上と無いほどに似つかわしい、女性の声だった。 性欲だけを募らせた童貞男が聞けば、自分が理想とする所の美女を連想してしまうような、美しい声であった、が。 その声には今、限りない侮蔑の色が込められていた。マゾの気質のある男は、それだけで射精すらしてしまいかねない程だ。 「神秘学はどうも教わっていなくてね」 女性の声に対してそう返事をしたのは、二十を過ぎて数年と言った年の頃の男の声だった。 そう、その声は、ただの人の声である、筈なのだ。なのに、何だ。この天上の楽師が爪弾いた琴を思わせるような、美しい声は。 性別の垣根を超え、人の心を蕩かすような、艶やかな声は。例え同性であろうとも、この声を聞けば皆こう思うだろう。先程の女性の声よりも、この男の声は美しい、何時までも聞いていたい、と。 「ソロモン王が使役したとされる七十二の魔神の一人よ。その容姿は天使達の住まう天界にあって最も美しく、その不埒な性格の強さたるや世界全土を見渡しても比類がなかったそうよ」 「ふむ、面白い存在だね。で、僕に対してそう切り出した訳はなんだい?」 「皮肉を理解する程の教養もないのかしら。貴方がまさにそうだって言っているのよ」 軽蔑を隠しもせず、女性が言った。 青一色のスーツを着用した、プラチナブロンドの大人びた女性である。 声は、体をよく表していた。清楚さの中に知性と艶美さを内包した、非常に美麗な顔立ちをしており、身体つきの方も、その顔の良さによくあっている。 出るところは出、くびれる所はくびれて。美の神が、女性美と言うものの基準を全人類の中から一人定めなければならない局面に当たった場合、先ず間違いなく選ばれるのは、彼女だったろう。 ――だが男性の方は、その女性の美など鼻で笑ってしまう程の『美』の持ち主であった。 女性が人類の美の基準点とするのならば、その男は宛ら、天上楽土の世界の美の基準と言うべきなのだろう。 その男には女性美も男性美も関係ない。およそ万物全ての『美』の規矩と言われても、誰もが納得する所であろう。 彼は、黒いインバネスコートを着用していた。コートの中のシャツからスラックス、靴や手袋に至るまで、全てが黒。黒一色である。 黒とは、目立つ色であると言うのは服飾の世界での常識である。そして、黒は、身に着けた人物の姿形を兎に角引き立たせる。良い意味でも、悪い意味でも。 黒は服飾の業界ではポピュラーな色であり、そして、着こなしがとても難しい色なのだ。それをこの男は、我が身の一部とでも言わんばかりなまでに、着こなしている。 この色はきっと、神がこの男の為だけに態々造り出した色なのだと言われても納得が行く程、黒と彼とは合致していた。 「つい先程の事を言っているのかい? 僕はただ、敵を排除しただけなんだが。キミのサーヴァントとして、ね」 「嬲り殺した事については、どう弁解するつもりなのかしら?」 非難がましい――事実非難している――目つきで、『アサシン』のサーヴァントとして呼び出されたインバネスの男を睨みつけ。 彼のマスターである、『マーガレット』は問い質しに来た。彼女は、アサシンの顔を睨みつけている。信じ難い話である。 大人の男ですら、余りの美しさに頬に朱がさす程の美貌の持ち主であるアサシンを、異性の彼女が真っ向から見据えているのだ。 女性であれば魂すらも煮溶かしてしまう程の美に対して、真っ向から食って掛かる、マーガレットの胆力の凄まじさよ。「ほう」、とアサシンが嘆息を漏らしたのは、そんなマーガレットの肝っ玉を、賞賛したからなのか。 「敗者は勝者に蹂躙される。……それの何処がおかしいのかな?」 ニコリ、とアサシンはマーガレットに微笑みかけながらそう言った。 まともな神経の持ち主であれば、心臓麻痺すら起こしかねない程の、圧倒的な美の奔流がマーガレットを襲う。 クッ、と彼女が目を伏せる。アサシンの言っている事が一理あると言う事もそうだったが、その美に、彼女の精神が耐え切れなかったからだ。 事の発端は荒木町のとある公園での事に遡る。つい十分程前の話だ。 何て事はない。 魔震 に見舞われた 新宿 の散策をしている途中に、敵のサーヴァントに出会ったのだ。 逃走の姿勢を、マーガレットは見せようとしていた。セオリー通りであればアサシンは、気配遮断で姿を隠し、マスターを暗殺するクラス。 つまり、直接戦闘には向かないのだ。姿を眩ませ、逃げ出そうとした時である。このアサシンは、自分に任せて欲しいと言って、敵のバーサーカーの前へと堂々と進んで行った。 ――誰が信じられようか、と言う現象が、二つ起った。 先ず一つ。敵の主従が共に、星の放つ幽玄な光だけを集めて形作らせたようなアサシンの美貌に怯んだのだ。 敵のマスター――しかも女性――が怯むのは、理解出来る。だが、理性を奪われ戦闘力を極限まで高められたバーサーカーが。 美醜など理解出来る筈もないバーサーカーが、美に驚いたのだ。次に驚くべき現象が起ったのはその直後。 バーサーカーが茫然となってから、ゼロカンマ一秒経ったか否か、と言う短い時間だったであろうか。 バーサーカーの身体が、何百もの肉片となり細切れにされたのである。しかも、身に纏っていた鎧や、宝具と思しき武器ごと、だ!! 霊核すらバラバラにされたであろうバーサーカーが、その時点で即死したであろう事はマーガレットも想像が出来る。 残るはマスターの処遇である。契約者の鍵を破壊し、令呪の発現されている部位を切断するだけで済まし、命だけは助けようかとマーガレットが考えていた時だった。 未だアサシンの美貌に恍惚としていた相手マスターの衣服が、千々に吹っ飛んだのである。 夜気に晒される、張りのある二十代半ばの女性の裸体。桜色の乳首も、縮れた毛の密集した股間部も、全てが露になる。 生まれたままの姿を晒されているにも拘らず、相手のマスターは恥じらう事すらしない。いや、忘れていたと言うべきか。アサシンの美は、羞恥の心をも忘却の彼方に吹き飛ばす。 そして其処から起ったのは、月と星とマーガレットだけしか観客のいない、アサシンによる残虐な公開処刑であった。 敵のマスターの乳首が斬り落とされる。漸く其処で痛みに気付いたのか、彼女もハッとした表情を浮かべるが、アサシンが微笑みかけるのを見ると、 凍り付いた様に動かなくなる。次に斬り落とされたのは、クリトリスであった。痛みを感じる前に、今度は両方の乳房が斬り落とされる。 其処から先は、瞬く間の出来事だった。臀部の肉を斬り落とされ、耳も、鼻も、唇も、足も、膝も、肘も、肩も、胴体も。 流れるように彼女の身体から別れて行き、地面へと落下して行く。数秒経つ頃には、敵のマスターは二百を超す分断された肉の堆積になっていた。 最後まで、何か言葉を発する事も出来なかった。圧倒的な美とは、モルヒネ以上の麻酔効果を人に与えるものなのか、と。思わずにはいられなかった。 ――終わったよ、マスター―― 全てが終わった後で、にこやかな笑みを浮かべ、アサシンはマーガレットの方に向き直った。 そうして、現在に至る。あの後すぐに荒木町の公園から場所を移し、とあるビルの屋上にまで二人は移動した。目撃者の目から逃れる為である。 マーガレットは、このアサシンの行った事に対して、心底反吐が出る思いであった。 命令無視であろうとも、一思いに殺すのであれば、戦いの常として、仕方がないと割り切る事も出来よう。 だが、このアサシンが行った事は、自らの嗜虐心を満たす為だけに行った嬲り殺しだ。 こんな物、如何に暗殺者のクラスで召喚された男とはいえ、英霊と呼ばれる程の者がやって良い行為の筈がない。自らの美を用い、嬉々として女性を嬲り殺しにするこのベリアルのような男に、マーガレットは心の底からの嫌悪を隠していなかった。 月と、都会特有の疎らな星々が、二人を見下ろしている――いや、違うか。 月と星とが見ているのは、アサシンだけである。マーガレットにはきっと、目もくれまい。 遥か何百光年先で輝く天体すらも魅了するその男は、あるかなしかの微笑みを浮かべ、マーガレットの事を注視している。 自分ですらも、あの魔技で切り刻むのではないかと、思わずにはいられない彼女。何を思ったか、アサシンは突如口を開き、言葉を紡ぎ始めた。 「嘗てね、この街には、世界の全てがあった」 マーガレットから目線を外し、アサシンはフェンスの方へと向かって行く。 網目状のフェンス越しには、深夜一時の、夜の帳の降りた 新宿 の風景が広がっていた 「暴力があった、富があった、魔法使いがいた、吸血鬼がいた、殺し屋がいた、化物や魔物もいた、そして。自由が、あった」 フェンスに手をかけ、アサシンは言葉を続ける。アサシンが手を触れた物は、例え少し錆びついたフェンスですらが、魅力的なものに見えてならない。 本物の美を持つものは、触れた物にすら、その美の一かけらを付与する事が出来るのだ。 「全ての命に価値がない街だった。例えヤクザや魔法使いだってある時は殺され、年端のいかない子供だって、ある時は殺人鬼に変貌する。 性風俗も乱れていたな。自分の身体を熊にする薬なんてのが流通していてね、熊に変身した男が、その獣のペニスで女を犯す事だってあったさ。まさにソドムだ。 拳銃や裏ルートから流れ込んで来た各国の軍隊の装備が流通してるから、暴力沙汰なんて当たり前。治安維持の為の法律なんて実質あってなきが如く。 だがそれ故に、平等だった街。どんな障害を身体に持っていようが、どんなに醜かろうが、どんな経歴を持っていようが、生きる自由が誰にもあった街。 それが、“魔界都市 新宿 ”なんだ。僕が支配するに相応しい街だったんだ」 ――「なのに、何だこの街は?」 「 新宿 が 新宿 たる所以が、全て失われているじゃないか。暴力も富も、魔法使いも吸血鬼も殺し屋も、妖物も全ていない。 僕が 新宿 を支配しようと思い立った全てが、此処にはない。あるのはただ、魔界都市になり損ねたスティグマの、 亀裂 があるだけ」 「……何が言いたいのかしら、アサシン」 腕を組みながら、マーガレットが聞いた。言われてアサシンが、夜空に輝く黄金の月を見上げだす。 アサシンの目線を真に受ける月。今にも月と星とが恥じらいで、黄色からルビーのような紅色に変わり出しても、おかしくはない。 「折角聖杯戦争とやらにサーヴァントと言う身分に呼び出されて見れば、こんな 新宿 だ。不愉快以外の何物でもない。だからこそ、だ」 マーガレットの方に身体を向け、アサシンは更に口を開く。心なしか、星月の光が寂しそうに褪せたような気がした。 「僕がこの街を魔界都市に変えて見せよう。この世の悪徳の坩堝。生まれも育ちも関係なく人が死ぬ街。それ故に誰もが平等だった街に」 アサシンがそう告げた瞬間、マーガレットが左手の甲をアサシンへと見せつけるように構えた!! 細い糸のような曲線と直線が、人間の頭を模した球体に巻き付いているトライバル・タトゥーが彼女の手の甲に刻まれていた。それは、令呪だ!! 「僕に自害を命令するのかい、マスター?」 「……貴方は、呼び出されてはならない存在だと言う事を骨の髄まで思い知らされたわ」 世界が羨む美貌の中に、途方もない邪悪を宿した男。これを、ベリアルと呼ばずして、何と呼ぶ。 「だから、僕を殺すのかい。まあそれも良いかも知れないね。マスターの願いは叶う事はないだろうが」 「私が聖杯を欲する様な存在だとでも?」 「君の願いは、聖杯を手にする、と言う所にないのではないのかい?」 マーガレットの瞳が、一瞬大きく見開かれた。その様子を、アサシンは面白そうに眺める。 「心配しないでくれ。ただちに魔界都市にこの街を変貌させる気はない。いや、事と次第によっては魔界都市にしないかも知れないな。マスターと僕は相容れない存在なのかも知れないが、当面の目的は合致してる」 スッ、と。アルカイックスマイルを突如アサシンは消し、真顔になり始めた。 心根の弱い者は、それだけで脊髄が凍結しかねない程の凄味に、その顔つきは溢れていた。 本物の美は、人を恍惚とさせるだけではないし、茫然とさせるだけでもない。完成された美には、人は恐怖と死をも連想する。 「僕は魔界都市を侮辱したこの聖杯戦争の主催者を葬りたいんだ。僕が命を懸けてまで手に入れると値した街を此処まで貶められる才能を、僕は称賛したい。 そして、賞賛しながら、我が妖糸の技で斬り刻む。……君も、同じ事を考えているのだろう、マスター?」 「……」 答えない。 「心配しないで良い。君はとても優秀なマスターだ。今の所僕も君を裏切るつもりはないし、僕も志半ばで死ぬつもりもない」 インバネスを気障ったらしくはためかせながら、再びアサシンはマーガレットに背を向ける。 最早彼は月に興味を示していない。闇に眠る荒木町の商店街を、無感動に見つめるだけだ。 「――僕の幼馴染がいるだろうからね」 「……幼馴染?」 マーガレットが疑問気にそう口にするが、今度はアサシンの方が返事をしない。 瞑目しながら、彼は思いを馳せていた。生前の魔界都市での出来事。其処で起った、壮絶な戦いの一部始終を。 その男は、アサシンが生まれる一時間前にこの世に生まれた男だった。 その美貌は、アサシンが誇るそれに匹敵、いや、それを上回るかも知れぬ程。彼と同じで、黒の良く似合う男だった。背格好も良く似ている。 そして、何の悪戯か――彼も、アサシンと同じ『技』を使った。目に見えぬ、細さ1/1000ミクロンの特殊チタン製の糸を操る妖糸の技。 宿命も何も知らなかった子供の頃は、親子間の軋轢など誰が知るかと言わんばかりに、仲よく遊んだ事もある。しかし、逃れられないからこそ宿命なのだ。 それから十五年後、再び出会った時には互いは敵だった。自らの父である男が追い求めた、魔界都市を手中に収められる『封印』を、アサシンと、彼の幼馴染も求めようとした。 そして、今まさに『封印』が手に入ろうと言う局面で、嘗ての友とアサシンは戦った。 繰り出される、目で見る事も存在を感知する事も出来ない程細い糸の応酬。大地が割れ、建物が斬り刻まれ。 指一本を少し動かすだけで。百千の細い殺意が相手に殺到する、魔人の戦い。そしてその戦いに、アサシンは敗れた。 首を斬り落とされた感覚は、今でも思い出せる。思いの外痛くもないし、死ぬと言う事は呆気のないものだとも、今際の際に思い知らされた。 魔界都市、ひいては、世界の王になり損ねた男は、『魔界都市になり損ねた』、 新宿 のデッドコピーの街に今君臨している。 根拠もなければ理屈もない妄想に聞こえるかも知れないが、アサシンは確信していた。あの戦いに敗れた自分がこの街にいると言う事は。 ――魔界都市の象徴の一つである、あの白亜の大病院と同じ名前の建物が信濃町にあると言う事は。結論、アサシンの幼馴染であり、友人、そして宿敵もこの街にいるのだ。 出来損ないの魔界都市は、微かに残った魔都の力を振り絞り、魔界医師と、自分。そして、あのせんべい屋の男をこの街に引き寄せたのだ。 首もとで左の人差し指をクイクイと動かすアサシン。フッ、と笑みをこぼし、彼は口を開いた。 「首に糸は巻き付いていない」 安心したと言った風に、アサシンが言った。 「今回は僕が勝たせて貰うとしようか。――せつら」 世界の王になり損ねた男は、静かにそう呟いた。 彼の名は、『浪蘭幻十』。一時は 新宿 をその手に収めかけた魔王。目的の為ならば手段を選ばない外道。秋せつらと同じ技をこの世でただ一人操れる、双魔の片割れ。 【クラス】 アサシン 【真名】 浪蘭幻十@魔界都市ブルース 魔王伝 【ステータス】 筋力C+ 耐久C 敏捷B++ 魔力B 幸運D 宝具A 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B++ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 アサシンの場合は使う武器の都合上、Bランク以上の直感や感知に類するスキルがない限り、気配遮断のランクは落ちない。 【保有スキル】 妖糸:A++ 細さ1/1000ミクロン、人間の目には映らない程細い特殊加工チタンの糸を操る技量。 ランクA++は歴史を紐解いたとしても、数人も発見できるか否かと言う程の腕前の持ち主。 美貌:A+++ 美しさ。アサシンの美貌は神秘に根差したそれでなく、持って生まれた天然の美貌である。それ故に精神力を保証するスキルでしか防御出来ない。 性別問わず、Aランク以下の精神耐性の持ち主は、顔を直視するだけで茫然としたり、怯んでしまったりする。常時発動している天然の精神攻撃とほぼ同義。 ランク以上の精神耐性の持ち主でも、確率如何では、その限りではない。またあまりにも美しい為に、如何なる変身能力や摸倣能力を以ってしても、 その美しさが再現出来ない為、アサシンに変身したり摸倣する事は不可能。人間に近い精神構造を持つ存在になら等しく作用する。 悪逆の性根:A 後述する宝具によって長年培われた、魔界都市の住民に相応しい精神性と物事に対する考え方。 目的の達成の為なら一切躊躇をせず、女子供であろうと容赦もしない人間性。同ランクの精神耐性と信仰の加護の複合スキル。 【宝具】 『教育機関(浪蘭棺)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 生前、やむにやまれぬ事情により、幼少の頃から十五年間もの間、起きずにずっと睡眠を強要され続けたアサシン。 その睡眠中のアサシンに『教育』を行って来た棺が、宝具となったもの。棺の表面には、黄金の山羊の頭の紋章(クレスト)と、 その角に、顎髭の下で結ばれたマンドラゴラの蔓が纏わっていると言う意匠が凝らされている。棺の内部には霊的作用を豊富に含んだ土が敷き詰められ、更にその中にはアサシンの父である浪蘭廟璃の切断された首が入っている。 所謂睡眠学習の要領でアサシンに諸々の知識を授ける宝具であり、生前はこの宝具を以て魔界都市 新宿 の様々な知識及び一般的な座学などを頭に叩き込んでいた。 だが、此度の聖杯戦争に際しては、開催場所が魔界都市 新宿 ではない為、土地柄の情報は一切期待は出来ない。 この宝具が持つ真の効果はそれではなく、修行の必要なく、眠りながらにして『アサシンの妖糸スキルの数値を際限なく上昇させて行く』と言う事。 宝具の中に安置された父・浪蘭廟璃の首による『教育』による、戦闘技能の向上こそがこの宝具の真価。 破壊しようにも棺の表面に塗られた特殊な体液により、異様なまでの頑丈さを発揮しており、Aランク以上の宝具の直撃でやっと破壊出来るかと言う程。 アサシンにとっては掛け替えのない『我が家』であり、唯一の安息の場所でもある宝具。 【weapon】 妖糸: アサシンが操る、細さ1/1000ミクロン、つまり1ナノmと言う驚異的な細さを誇る、人間の目には絶対捉えられない糸。 材質はチタンであるが、魔界都市の特殊な技術で作られており、非常に強固。その強固さたるや、銃弾や戦車砲の直撃で千切れないばかりか、 摂氏数十万度のレーザーですら焼き切る事が敵わない程。これだけの強度を持ちながら、風にしなったり、たわんだりする程の柔軟性を持つ。 アサシンはこれをもって、主に以下のような技を操る事が出来る。 切断:妖糸を操り、相手を切断する。妖糸のスキルランク以下の防御スキルや宝具を無効化する。 糸砦:妖糸を張り巡らせ、不可視のトラップの結界を構成させる。無造作にそのトラップに突っ込もうものなら、体中をバラバラにされる。 糸鎧:妖糸を身体に纏わせ、不可視の防御壁を構成する。妖糸のスキルランクより低い筋力や宝具の攻撃を無効化する。他人にも可能。 糸の監視:妖糸を広範囲に張り巡らせ、其処を通った存在を察知する。妖糸スキルランクと同等の気配察知に等しい効果を発揮する。 人形遣い:妖糸を相手の体内に潜り込ませ、相手の意思はそのままに、アサシンの自由に身体を動かせる技。サーヴァントレベルなら抵抗可能。また、死人も動かせる。 糸縛り:糸を相手の身体に巻き付かせ、捕縛する。無理に抵抗すると身体が斬れる。 糸探り:不可視の糸を伸ばし、糸の手応えで空間の歪み、空気成分、間取り、家具調度の位置から、男女の性別、姿形、感情まで把握する。 妖糸は指先に乗る程度の大きさの糸球で、2万km、つまり地球を一周しておつりがくる程の長さを賄う事が出来、 アサシンはこの大きさの糸球をコートのポケットや裏地など様々な所に隠している。アサシンから妖糸を取り上げる事は、ほぼ不可能。 【人物背景】 嘗て“魔界都市 新宿 ”で生を授かったとされる男。この世のものとは思えない人外の美と、卓越した妖糸の技の持ち主。 自分よりも一時間先に生まれたせつらとは子供の頃は友達同士だったが、ある時已むに已まれぬ事情により、父である浪蘭廟璃の首が納められた棺の中で、 十五年の時を過ごす事になる。そして復活した浪蘭幻十は、父が追い求めた『封印』を求め、秋せつらと戦うが―― 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争の主催者の殺害。恐らく呼ばれているだろうせつらとの決着。そして、受肉。 【基本戦術、方針、運用法】 【マスター】 マーガレット@PERSONA4 【マスターとしての願い】 ??? 【weapon】 ペルソナカード: 弾丸以上の速度で射出したり、縁の部分で切断したり出来る。マーガレットが使えば、下手な宝具とでも打ち合える程。 ペルソナ辞典: 妹は縁や表紙の部分で殴ったりしていた。恐らくマーガレットも、同じ事は出来るだろう。 【能力・技能】 ペルソナ能力: 心の中にいるもう1人の自分、或いは、困難に立ち向かう心の鎧、とも言われる特殊な能力。 この能力の入手経路は様々で、特殊な儀式を行う、ペルソナを扱える素養が必要、自分自身の心の影を受け入れる、と言ったものがあるが、 超常存在ないし上位存在から意図的に与えられる、と言う経緯でペルソナを手に入れた人物も、少ないながらに存在する。 だがマーガレットに限らず、彼らベルベットルームの住人は、如何なる経緯でペルソナ能力に覚醒したのかは、一切不明。 彼らのペルソナ能力を操る才能は、同じような世界観の並行世界を含めて考えても最高クラスのそれであり、彼ら自身が下手をすればサーヴァントとして招かれかねない程。 以下のペルソナを使用可能 愚者:ロキ 皇帝:オベロン 皇帝:オオクニヌシ 剛毅:ジークフリード 塔クー・フーリン 塔:ヨシツネ 審判:アルダー 星:ルシフェル 総じて、所謂『イケメン』のペルソナを扱う事で知られており、この事から面食いと言う噂が立っている。 【人物背景】 ベルベットルームの住民。力を管理する者。長い鼻の老人に仕える女。 【方針】 ??? 時系列順 Back 荒垣真次郎&アサシン Next 結城美知夫&キャスター 投下順 Back 荒垣真次郎&アサシン Next 結城美知夫&キャスター Character name Next→ マーガレット 全ての人の魂の夜想曲 アサシン(浪蘭幻十)
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本を取り戻せ ◆ARkjy9enog かつて人は、物事を伝えるために口伝を用いるしかなかった。 だが当然のように人から人、その人からまた別の人へと1つのことが伝わっていくにつれ、 やがて情報は今で言う伝言ゲームのように誰の悪意を一切受けることなく、自然と元ある形を歪ませていく。 このままでは間違った情報が蔓延してしまうことになると、当時の人々は頭を悩ませた。 そこで発明されたのが、本である。 様々な知識を正確に伝えるものとして歴史上他に類のないほど画期的な発明だったといえるこれは、 古代インカ帝国の石版を起源とし、中国における竹札、メソポタミアにおける粘土板文書、古代エジプトにおけるパピルス書物という風に 全世界に爆発的に広まっていった。 仮に世界中全ての本を読みつくすことが可能であれば、恐らくその人間は神と並べるほどの全知を有するであろう。 それどころかもしも運命的な本と出会えたならば、それまで自分が世界と信じてきたものの殻を一瞬で突き破り、新たな地平を見渡すことすらできる。 本とは世界。世界とは宇宙。宇宙とは全て。全てとは人。 嗚呼、神様。この世に本と、そして私をお作りくださって本当にありがとうございます。 「…………で?」 何やらどこぞの危ない宗教家のように語りだした眼前の女を、スパイクは冷めた視線で眺めていた。 工業区の波打ち際。コンクリートと海の段差はざっと見て2メートル前後か。 間違って足でも踏み外して落ちようものなら、少なくともここらへんでは二度と地上に上がってこれないだろう。 なのでスパイクは、海を背にして多少離れた位置にあぐらで座り込んでいた。 右手には相変わらず最初に支給された道具の1つであるやけに分厚い本を持っている。 昔の連中にとって画期的な発明だろうが至高の文化的財産だろうが、彼にとっては少なくともこの本は せいぜい角で殴れば少しは武器になるくらいのただのゴミという認識でしかない。 それこそ古本屋に売るしか価値がない。 ただ、そんなゴミを意地で渡そうとしないというのもまた滑稽な話ではあるのだが…… ともあれ、まだ辺りは暗いというのにそこだけ天から光が舞い降りて輝いているように見える女……読子・リードマンは 先刻まで胸のあたりで指を絡めて明後日の方向を向きながら陶酔していたが、スパイクがそう半分投げやりな言葉をかけると くるっとその長い黒髪を翻してこちらに向き直り、まったく邪気のない笑顔で要点を告げた。 「というわけでその○極○彦先生の本、読ませてくださいっ」 「なにが『というわけで』だ!? 前後関係まったくわかんねえよ!」 思わず体を前に乗り出して怒鳴り返す。 だが本人は特にその勢いに怯んだ様子もなく、形の良い眉を八の字に曲げつつ両手で黒縁メガネの端を押さえると どこか舌ったらずな口調で先ほどの論調について解説し始めた。 「えー? ですから私が言いたいのは本というものは素晴らしきものであって、読むことに価値があるっていうか読ませてくださいっていうかむしろ読ませろっていうか……」 「ダメだ。何度も言うが、これは俺のモンだ」 「そんなケチなこと言わなくてもいいじゃないですかぁ……」 大きな愛嬌のある瞳を涙で潤ませている。大抵の男ならここで思わず胸打たれるところだろう。 だが色々とスレきった半生を送ってきたスパイクには、女の涙は通用しない……ある程度までならば。 半泣きになっている彼女から顔を背けると、小さく舌打ちして毒づく。 「ちっ、これだからガキは嫌いなんだよ」 ガキという人種はスパイクの嫌いなものベスト3にランクインしている。 言うこと聞かないわ、無邪気に邪悪なことをやってのけるわ、すぐ泣くわ。まったくもってこちらとしてはいい迷惑でしかない。 ちなみにベスト3の他の2つは蓮っ葉な女とケダモノだ。 ……その割に彼は普段ビバップ号にてそれら全てと同居生活を送っているのだが、それはまた別の話。 読子はなおも涙ぐんでいたが、スパイクのその誰に聞かせるつもりでもなかった言葉を耳ざとく聞き取ると、 不思議そうな顔をして彼の前に座り込んできた。そしてその顔を覗き込むように凝視してくる。 彼は思わずたじろぎ、少しだけ後ろに後ずさる。 「な、なんだよ」 「いえ……ただ私もう30歳なんですが、それで子供っていうのならあなた実は相当お年を召してらっしゃるんですねえ」 一見皮肉とも取れる言葉。だが彼女は真顔で……混じりっ気なしの真顔でそう言ってのけた。 その言葉の意味するところを理解するため、スパイクは数秒の時間を要することになる。 ……やがて。 「30……ってアンタ俺より年上!? その面でか!?」 スパイクは目を見開いて彼女の顔を見る。それに驚いた様子で、今度は読子が少し後ろに後ずさった。 30歳。自分よりも3つ年上。 この女、どう見ても10代後半かハタチそこそこだと思っていた。 トーヨー人というものは見た目よりずっと若いとはよく聞くが、これほどまでに顕著な例は見たことがない。 そういえばトーヨーに出没するセンニンとかいうのは数千年も同じ姿で生き続けるものらしいとジェットあたりが言ってたような…… 対して自分が妖怪か何かの類だと疑われているとも知らず、読子はまた両手でメガネの位置を直すと笑顔で口を開いてきた。 「そういえば、自己紹介がまだでしたよね。私、読子・リードマンといいます。今は……無職です」 「……無職、ねえ」 多少落ち着きを取り戻すと……30という年齢に関しては多少疑いを持ちつつも…… 相手に気づかれない程度にスパイクは読子をじろりと観察する。 無職。道理でこんな野暮ったい服を着ているはずだ。曲がりなりにも女なら、少しは見た目に気をつかったらどうなんだ。 髪は寝癖がついてボサボサだし、微妙に埃でまみれているようにも見えるし…… ……………………。 「アンタ……リードマンだっけか? 言っちゃ悪いが、ちゃんと風呂入ってるか?」 「え? ああはい。ナンシーさんもいますし、ちゃんと毎日入ってますよ。 あ、でもここ3日くらいは引きこもってずっと本読んでたから……」 「…………」 あまり考えないほうがいいのかもしれない。 さりげなく本に伸ばそうとしていた彼女の手を払いのけると、スパイクもまた簡単に自己紹介をする。 「俺はスパイク・スピーゲル。賞金稼ぎをやってる」 「スパイクさんですか。かっこいいお名前ですねえ」 「そりゃどうも」 両の手のひらを合わせてわけのわからない褒め方をしてくる読子を適当に、本を狙おうと死角から伸ばしてきた彼女の左足と共にあしらう。 「それはともかくリードマン……アンタ、ここがどこかわかるか? 俺にはどうも見覚えがない場所なんだが」 「すみません私にもわかりません……いつものように本読みながら寝てたら、いつのまにかこんなところに来てまして」 目の前のこのリードマンとかいう女も、気づいたらここにいたらしい。 力づくで本を奪おうと、自分を押し倒して馬乗りの体勢になってきた彼女の両手を抑えながらスパイクは分析する。 あの時のヒーロー戦隊ごっこみたいなのは夢じゃなかったとしても、ならば何故このようなわけの分からない状況に陥っている? 何かのゲームの一環だというのならまだなんとか納得のしようがあるが、 だがそれにしたって強制的に、かつ気づかない内に一瞬で妙なところへ飛ばされたとあってはどうにも腑が落ちない。 あの禿オヤジの話していたことをもうちょい真面目に聞いておくべきだったと、今更ながらに少しだけ後悔する。 まあいずれにせよ、いつまでもここにいる義理はない。とっとと帰って相棒の作る不味い飯でも食べるに限る。 そう決めると、本を掴む右手の指を懸命にこじ開けようとしている読子を押し戻して立ち上がる。 「あ、本~」などとわめいてくるがその声は当然無視する。 「ったく本、本ってうるっせえなあ。アンタずっとそればっかだけど、帰りたくねえのかよ」 なおも右腕にナマケモノがごとくしがみついてきて いい感じの重みを自分に与えてくれる女を呆れた目で見つつ、問いかけとも愚痴ともつかぬことをこぼす。 すると彼女はキョトンと首をかしげ、即座に首を横に振ってきた。 ……中身が耳あたりからこぼれてくるんじゃなかろうかと他人事ながら心配してしまうほどに。 「そんなわけないじゃないですかスパイクさん。 私、もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとも~っとも~っとも~~~~~~っと! たっくさん色んな本を読みたいんですから。なんとしてでも帰らないと! ……それにナンシーさん1人を放っといたままこっちに来ちゃいましたからね」 ……そのナンシーというのが誰かは知らないが、 まあともあれ彼女の帰りたいという意志が常人には理解しがたいベクトルで強固だということはわかった。 完全に右腕から読子をひっぺがすと、スパイクは1つ大きなため息をついた。 「ああ、そうかいそりゃよかった。んじゃ俺はこのへんで……」 「へ?」 突然自分から離れて適当に歩き出したこのスパイクの行動に、読子は目が点となる。 2秒ほど何が起こったのか理解できずに硬直していたが、やがて突然バッテリー満タンの電池が入ったおもちゃのように やけに素早い動作で離れて行こうとするスパイクの前に回りこんだ。 「なんだよ」 不審な目で見下ろしてくるスパイク。 それに対して読子はとりあえずスパイクの進行方向を阻もうと全身をあたふたさせる。 「スパイクさん、1人で行っちゃうなんてひどいじゃないですかぁ~」 「あん?」 この言葉に、今度はスパイクのほうが目が点になる。 一体何を言っているんだこの女は。 「おいおい俺とアンタが一緒に行動するなんていつ決まった? そこらへんのガキじゃないってんなら、1人で行動くらいできるだろ。 別にとって食われるわけでもあるまいし」 まさかこの空間で参加者同士の殺し合いが行われているとは夢にも思わず、スパイクは自身の頭を手に持った本の角でボリボリと掻く。 普通に考えればこんな暗い夜道に女性を1人置いていくという現代男性におけるあるまじき行為をしているのではあるが、 彼の場合周りにいる女性が女性なため、そのような考えが基本的に欠落していた。 それに彼の信条として『自分のことは自分でやる』というものがあることも起因しているかもしれない。 読子は困ったように両の人差し指をクルクルさせながら、上目遣いでもごもごと言葉を発する。 「決まってはないですけど……そっちの方が楽しいじゃないですか」 「楽しい……ってアンタなあ」 「それに、本もまだ読ませてもらってませんし」 「だーかーら! これは俺のだ!」 もう完全に無視を決め込んで強行突破してやる。 そりゃ多少はこの場に彼女を残すことに抵抗を感じないこともないが、男だろうが女だろうが自分の身くらい自分で守るべきだ。 そう決断して、前方を塞ぐ読子の身体をどけようとスパイクは空いている左手で彼女の肩を掴もうと腕をあげた。 と、その拍子に彼女のメガネに指が軽く触れる。 「あ、悪り……」 瞬間。 スパイクの全身に『何か』が走った。 後から冷静に判断してみればそれは悪寒というものだったのだろうが、脳がそうと認識するよりも早く身体が動いていた。 上体をギリギリまで逸らし、直後に数瞬前まで顔があったところで空気を切り裂く鋭い音がしたのを聞く。 何が起こったのか把握できない。ただ彼にわかることは、今何か身の危険に晒されるようなことが起きたということくらいだ。 「あ! す、す、す、すみませんつい条件反射で……あの、メガネはちょっと」 一拍遅れて、慌てたような読子の声がやってくる。 だがスパイクもそれがわざとだろうがそうでなかろうが いきなり攻撃されたとあっては「いや~別に構やしないさハハハ」と笑ってすますのは無理というものだ。 先ほどの音は経験上、刃物で切りつけようとした音だとわかる。 刃物なんてどこに隠し持っていたのか知らないが、とにかく一言怒鳴らなければ気が済まない。 どんな文句を浴びせてやろうかと思案しながら逸らしていた上体を元に戻す。 「お前なあ!」 ビシッと右手に持った本を人差し指がわりに突きつけ、抗議の意を示さんとする。 ……が、そこでスパイクはあることに気づいた。 1つは読子は刃物なんて持ってなく、かわりにメガネにかけた右手の指に1枚の紙が挟んであったこと。 先の攻撃は、たしかに刃物だったはずだ。まさかそんな、ペラペラの小さな紙で攻撃してきたわけじゃあるまい。 そりゃあ紙だってうまくすれば物を切ることだってあるかもしれないが、それにしたって先ほどの風切り音はあまりにも鮮やかすぎた。 そしてもう1つ……彼女が、時が止まったかのようにぴくりとも動かずにじっとただ1点を見つめていること。 その両の視線が注がれているのは、突き出している自分の右手。 (……あ) と思った時には既に彼女は行動を開始していた。 「はあああぁぁぁぁ~~~本! ○極○彦先生の本~~~~~!」 歓喜の奇声をあげながら右手の本を両手で掴み、そんな小っこい体のどこにそんな力があるのかと思うほど全力で引っ張ってくる。 相当見境がなくなっているが、腹を空かせた猛獣の目の前にいきなり小鹿が現れたようなものだろう。無理もないかもしれない。 たかだか本1冊に小鹿ほどの価値を見出すその気持ちは到底理解できないが。 「んなろっ!」 だがスパイクもむざむざこれを人にくれてやるわけにはいかない。 たとえ自分にとってただのゴミだとしても。他人にとってどれだけの価値があろうとも。 こちとら賞金稼ぎだ。少しでも金になりそうな可能性を捨てることなどできようか! ありったけの握力を右手に込め、一気にそれを後方に引っ張る! ……結論からいえば、それは成功した。 本とセットでそれを掴む読子も引っ張る羽目になるんじゃなかろうかと一瞬思ったが、幸いにも彼女の指から本は離れて右腕が一瞬で軽くなる。 だがそれは勢いが余ったためか、はたまた彼女に渡さずにすんだという油断があったためか、またはその両方か。 不覚にも後方にやった自分の手からもまた、本は離れていってしまった。 まるで時間がスローになったかのような錯覚。 スパイクからも読子からも自由となって空中に羽ばたいたその本は、後方……すなわち暗い海へ吸い込まれるように向かってゆく。 スパイクはそれを呆然と眺めていたが、視界の端から何か黒い影が躍り出たのを捕らえていた。 それは……いちいち確認するまでもなくわかってはいたことだが、まさしく読子・リードマン。 既に本は海に飛び出している。掴もうとするためには、自身も共に海へと投げ出さなければ無理だろう。 そしてこの女は間違いなくそれを何の躊躇もなくやってのけるであろうことを、既にスパイクは知っていた。 「本~~~~~~~~~っ!」 案の定、読子は地面を蹴ると海なんて眼中になく、本しか目に映っていないかのごとく……実際そうなのだろうが……飛び出していった。 伸ばした手が本に触れると、次の瞬間にはそれを 苦渋の選択で遠くに捨てたのに、帰巣本能で戻ってきた愛犬を涙ながらに迎える飼い主以上の愛情をもって抱きしめた。 先ほども述べたが、海とコンクリートの地面の差は2メートル前後。落ちたらここら辺では上がってこれない。 だがこのままだとそうなることは目に見えている。 いくら自分のことは自分でやれというスパイクでも、目の前で死地に向かう人間を助けないほど冷血ではない。 「くっそ、これだからガキは嫌いなんだよ!」 吐き捨てると全速力で海に駆け、なんとかギリギリ読子の右足を引っつかむ。 その時に彼女のデイパックから何かがこぼれ落ちていったような気がしたが、それを確認する暇などない。 さすがに女とはいえ人1人分が飛び出す勢いを止めるのは容易なことではなかった。 自身も彼女に引っ張られ、海に落ちそうになる。 (冗談じゃねえ! 今時無理心中なんて流行らねえんだよ!) 意地でも落ちまいと全身に力を込めるが勢いは止まらない。どんどん暗い海が近づいてくる。 これは本格的にやばいと、本能がそう告げてくる。 手を離せば自分だけは助かるのかもしれないが、その時は何故かその可能性については考えもしなかった。 もはやスパイクが地面に足をつけている部分はつま先しかなく、そして次の瞬間にはそこに感じる地面の堅い感触も消え去ることは決定事項だ。 これは本当に、落ちる……! 「えい!」 「!?」 読子が上半身の向きを陸地の方に変えたかと思うと、何やら白い紐のようなものが彼女の手から飛来した。 それはどこまでも伸びていき地面に立っている電灯に到達すると、見る見るうちに巻きついてゆく。 直後、先ほどまで海に引きずり込まんとしていた勢いが突然止まり、 電灯、紐を掴む読子、地面にギリギリつま先立ちしているスパイクの3点で支えられるトライアングルのような形で固定された。 「………………」 「大丈夫ですか? スパイクさん」 「……この体勢は大丈夫とは言いがたいな……」 つま先が震えてそろそろ限界が近いということを実感しつつも、 とりあえずスパイクはなんとか海に落ちるのだけは回避できたことを理解した…… ◆ 「つまりアンタは紙を自由に操ることができて、別に俺が助けにいこうがいくまいが大丈夫だった、と」 さっきの辛い体勢からようやく解放された2人は、最初にいた位置よりもさらに海から離れた場所に座り込んでいた。 確認してみたところ、読子のデイパックから海に落ちたのはどうやらあの飲みかけの酒だったらしいが、 まあ酒の1本や2本、命に比べればなくしたところで特に問題はない。 紙使い。その名の通り紙を色々な用途に扱える能力を持った人間。 正直どこのマンガの世界だと思ったが、実際見てしまったからには信用しないわけにはいかない。 それに紙を刃物と錯覚してしまったことについても、これで説明がつく。 「まあ、それでも結果的に俺自身もアンタに助けられた形になったわけで……いやどうなんだ? そもそもアンタが飛び込もうとしなきゃああいうことにもならなかったんだし……いやでも……」 彼の信条は『自分のことは自分でやる』というものだが、『受けた恩はなるべくできる範囲で返す』というのもまた存在していた。 この場合、自分は恩を受けた側になるのかそうでないのか、非常に判断が難しいところだ。 「まあでも、やっぱりこのまま放っていくのも寝覚めが悪いか……しゃあねえ、ついてってやるよリードマン」 決断を下すと、ここで初めて彼は読子に顔を向けた。 その彼女はというと……さっきからやけに静かだと思ったが、遂に奪い取った本を至福の表情で読みふけっていた。 スパイクの口元が軽くひきつる。 「……おい」 「あ~っ、何するんですかスパイクさん。本、返してくださいよぉ」 なんだか色々あって本に対する執着はもうあまりないのだが、これがあってはこの女、人の話を聞いてくれない。 読子から分厚い本を取っ払うと、再び彼女の手が届かない位置にまで持っていく。 当然本を取り返そうと躍起になってくるが、スパイクはそれを放って立ち上がるとさっさと歩いていく。 ただし、今度はちゃんと彼女に声をかけて。 「ほら、行くぞリードマン」 「へ? 行くってどこへですか?」 「あー……さっき地図があったから見てみたが、もうちょい歩けばオンセンがあるってよ。 天然の風呂みたいなもんだって相棒が言ってたことがある。別にこれといった行き先もねえし……」 いつの間にか一緒に行動してくれることになったらしいことに『?』マークを浮かべている彼女に、スパイクはしっかりと言い切った。 「とりあえずアンタはそこで風呂に入れ」 【G-1 一日目・黎明】 【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 [状態]:疲労 [装備]:デザートイーグル(残弾8/8、予備マガジン×2) [道具]:デイパック [思考] 1.とりあえずオンセンに行ってから帰る。 2.読子と一緒に行動してやる。 【読子・リードマン@R.O.D(シリーズ)】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:デイパック、飛行石@天空の城ラピュタ、拡声器、○極○彦の小説 [思考] 1.○極○彦先生の本を読破する。 2.スパイクと一緒に温泉に行ってから帰る。 ※不死の酒@BACCANO バッカーノ!は海に落ちました。 どこに流されるかは不明。 時系列順で読む Back 業苦 Next 紙のみぞ知る 投下順で読む Back 業苦 Next その名は絶望 011 Cat Blues スパイク・スピーゲル 087 肉はない。が、監視はある 011 Cat Blues 読子・リードマン 087 肉はない。が、監視はある
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人型スタンド。 『スタンドの軌跡』から『刃物』を生み出し、その軌跡と『同じ軌跡』で撃ち出す能力。 『刃物』の作製や、作製からの撃ち出しまでに時間差を作ることは可能。 しかし、『軌跡』は全部で1つまである。 サイズや本数、作製位置や向きはその軌跡の中に収まるなら自由自在であり、撃ち出すパワーとスピード及び、その距離は『軌跡』作製時のそれを上限とする。 『刃物』の切れ味も軌跡作製の際のパワーに依存する。 『クリムゾン・ライダー』 Crimson Rider 破壊力:A スピード:B 射程距離:E 持続力:A 精密動作性:C 成長性:A
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福島3区をお気に入りに追加 福島3区のリンク #blogsearch2 福島3区の報道 <いぎなり仙台/キッチンカー>ぷりぷり感で消費拡大 - 河北新報オンライン 2021年Google検索ランキング 47都道府県別ランキング【Google調べ】(Web担当者Forum) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 来夏参院選、福島県医師会副会長・星氏に出馬要請へ 自民 - 福島民友 高齢者と5~11歳並行、複数打ち分け...3回目接種、準備手探り - 福島民友 【箱根への道】青学大・横田俊吾は“激レアさん”「腕振りが大きすぎて失格になった人」独特フォーム(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 皇后さま58歳 愛子さまが成年皇族の務めを果たされるようになることを願う(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【サンケア】春に差が付く真冬のUV対策に!すっと馴染む美容クリームのようなUVミルクがKOKYUより新発売! - PR TIMES 福島県沖が震源の地震相次ぐ「地震活動活発化の可能性があり注意が必要」専門家(khb東日本放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【福島県磐梯町】「シニア向けスマホ教室」開催中~通信インフラをライフラインとしてとらえ通信端末の利用率の向上を目指す~:時事ドットコム - 時事通信 最大3時間待ちの大行列…噂の「肉パン」とは?絶品肉グルメBEST6 - anna-media.jp 福島県・宮城県で震度3の地震発生 - ウェザーニュース 福島県・宮城県で震度3の地震発生(ウェザーニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第49回衆議院議員選挙:福島民友新聞社 みんゆうNet - 福島民友 海の文化・環境問題を楽しく学べる 福島県福島市で子ども海のライブクイズイベントを開催! - PR TIMES 本当に大切にしたい「その土地の個性とらしさ」をデザイン目線で案内するガイドブック、福島版が制作スタート! 震災後 ではない、今に根付き未来に繋げる福島の個性・らしさを見出す一冊、2022年春発売予定 - PR TIMES プロバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」と haccoba がコラボした Sake「Raspberry bonbon」を12月14日より発売。12月11日~12日の試合会場で先行販売予定。 - 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霧の森 湖の森 真っ暗森 雪の森 紅ずきんの森 エンディング 霧の森 +... 紅ずきんの家 書き置き 紅ずきんへ今夜はずっと雨が降るそうだから、外へ出ちゃダメだよ。悪い狼さんがうろついているからね。お婆ちゃんが帰ってくるまで、ちゃんと良い子で留守番しておいてね。それと地下室は絶対入っちゃいけないよ。-祖母より 地下室 狼(初回) 狼…わ、わんっ!紅ずきん何で狼が家にいるの?剥ぎ取るわよ狼待って、こっそり忍び込んだのは謝るよでもこれっぽちも襲おうとか考えてないから紅ずきん…あなた前にどこかで見た気がするわね狼…気のせいじゃない?紅ずきんそう。それで何しに来たの?狼商売しに来たんだ。探索に便利な道具を売ってるよ紅ずきんお金なんて持ってないわ狼そっか…なら貯まったらでいいよ。僕しばらくここにいるから紅ずきん…迷惑なヤツ 狼(2回目) 何か用? ☞話す紅ずきん狼がお金を集めてどうするの?狼商売はお金のやり取りがあるから成立するもの。一度やってみたかったんだー紅ずきん…狼に小判ね 狼(武器強化) どの武器を強化する? ➜武器選択この武器を強化するには強化石がn個必要だよ強化する? ☞はいうんっ!バッチリ強化できたよ ☞はい(強化石不足)強化石が足りないみたい… 霧の森 毒蜘蛛撃破 紅ずきん…蜘蛛は朝も夜も殺していいよね 兵士 兵士うう…紅ずきん大丈夫?兵士う…これは幻聴か…死の間際に女性の声が聞こえるなんて恥を好んで申すが私は童貞なんだ…頼む、死ぬ前に交わらせてくれないだろうか?紅ずきんえっ兵士もちろん、礼はする…どうか慈悲をくれないか ☞セックスさせてやる紅ずきんいいですよ、その代わりお金くださいね兵士ああ感謝する。もちろん、やれる物はやろう ☞断る兵士そ、そうか…気が変わったらまた話しかけてくれ…紅ずきん(…こいつピンピンしてない?) 兵士(事後) 紅ずきん兵士さん、生きてる?……死んでるまあいっか。約束どおりお金貰うね 兵士(死後) 返事がない。ただのしかばねのようだ。紅ずきん射精して死んじゃうだなんて、私淫魔みたい 霧の森 最深部 狼 狼紅ずきん、霧に乗じて厄介な魔物が紛れ込んだみたい紅ずきんどんな魔物?狼とても巨大な古の樹木だよこの先にいるみたい紅ずきんそう、じゃあ会って確かめてみる狼無茶しないでね… 湖の森 +... 地下室 狼 ☞話す狼おなかすいたなー紅ずきんあなた何を食べるの?狼…普通にお肉食べるよ? 霧の森 夢魔(初回) あら、貴女…フフッ、なんでもないわ。何か買っていく? ➜購買終了あまり長居しない事ね 夢魔(2回目) ここは深すぎて、私も自由に動けないわ 湖の森 白鳥 オホホホホホ。みずぼらしい小娘だこと貴女なんて深海の餌になるといいわ。オホホホホ カエルのハインリヒ おや可愛らしいお嬢さん。君みたいな子が冷たい水に濡れるなんてかわいそうだそうだ、ボクのようにジャンプすれば水に濡れることなく足場を越えて湖を渡れると思うよ足取りは軽やかに… 狼 狼ぴょんぴょんジャンプするの楽しそうっ!僕もやりたいなぁ紅ずきんやってみたら?途中で落ちて溺れても助けないけど狼やっぱやめる… 女神の湖 狼 狼うわぁ…ついに泉の女神様も殺しちゃうなんて紅ずきん事故よ狼犯人はみんなそう言うんだ紅ずきん黙りなさい 深海への湖畔 海底からの使者撃破 紅ずきん半漁人を食べる時は魚料理として扱うのか人肉料理として扱うのかそれが問題ね 深海 狼 狼すごいや紅ずきん。水の中でも息ができるんだ紅ずきんあなたはできないの?狼僕もできてるっ!紅ずきんじゃあみんなできるわよ狼そういうものなの…? 真っ暗森 +... 地下室 狼 ☞話す狼紅ずきん、疲れてない?おなかすいていない?紅ずきん大丈夫よ。親みたいなこと言わないで狼うー、心配なんだからねー 真っ暗森 立札 行方不明の母親と父親を探しています。見つけた方はただちにお知らせください。-紅ずきん 道標 ↑この先、胞子に支配された廃村←この先、アンドール城 キノコ群集地 アルラウネ アルラウネあら。誰かと思えば紅ずきんじゃないの紅ずきん?アルラウネ私を覚えてないの?酷いわ。同じ学校だったのにまあいいわ。いつも通り可愛がってあげるわぁねぇ?ださいフードの紅ずきんちゃん♡ アルラウネあははあははあははッ!!この程度であたしに勝ったつもりっ!?ほんと甘ったるいわよねあんたはああああああッ!!! ギガラウネぎっ…がぁっ…あたしに歯向かうなんて生意気なッ…紅ずきんで、誰だったかしら 大橋 立札 狂乱の王を殺せ。さもなくば深遠の闇が広がってしまう。 狼 紅ずきんあんた、どこにでもいるのね狼僕はどこにでもいるし、どこにもいないの紅ずきんチェシャ猫の真似は似合わないわよ狼むぅ…そろそろ、思い出せたかな?紅ずきん…分からないでも、もうすぐね。そんな気がする狼この先の城は手ごわいよ、がんばってね アンドール城 狂乱の王(騎士殲滅で下線部追加) 王城内に侵入者が出たと聞いたが…小娘ではないかしかしここまでやって来るとは、只の小娘ではなかろう。…ちょうどいい深遠の闇が世界を覆うまでの間、余興を楽しむとしようか… 王いでよ、我が騎士達よ…何故誰も来ぬ…?まさか全員倒されたというのか…?我が精鋭の騎士達がッ!? 馬鹿なッ…! 王愚かな…。我を倒したとて、深遠の闇を止める事はできんそう…全世界を暗黒の夜へと陥れるのだ…ククッ…ハハハッ…… 紅ずきん騎士がいなけりゃ何もできないのねさて、深遠の闇とやらはこの先かしら 雪の森 +... 地下室 狼 ☞話す狼……紅ずきん珍しいわね、思いつめたような顔して狼どんなお話もいつか終わってしまうのかな…紅ずきんそうね。これがお話ならいつか終わりがあるきっと、それも近い 始まりの雪原 羊 羊おや、こんな深層まで来るなんて珍しいもんだでも気をつけて、何が起きるか分からないから意識すればするほど行動は制限されていくたとえ人にどんな過去があろうと…忘却の彼方に葬る事はできない紅ずきん… 立札 ふたつにひとつ 黒い鏡 冬の贈り物メリークリスマスッ! 紅ずきんサンタさんか…私には来なかったな… 終末の火山 獣骨 紅ずきんこれ、狼の………気のせいだったわ 回想 紅ずきんそこの狼さん。少し、いいかしら???えっ?僕?紅ずきんそうよ。灰色の毛皮で獰猛な爪を持っている凶暴な狼さん、食べて欲しい人がいるの???僕はそんな、ただの臆病な狼だよ…紅ずきん野生の動物は餌事情に困ってるって本で知ったわおなかすいてるんでしょ????うん…でも…人を襲うことなんてできないよ…紅ずきん…そう、分かったわ。じゃあ、私が餌を持ってきてあげる少し臭いがするけど、無駄に肉が付いてる素敵な餌よポロわぁ、君って優しいんだね僕はポロ、楽しみに待ってるねっ!紅ずきんうふふ、全部食べ切ってほしいからしっかりお腹をすかせておいてね 祖父ぐへぇっ…!なぜ、こんな…祖父のドテ腹に刃物を突き刺す。人を殺すのは初めてだが、とても興奮する。祖父や、やめてくれ……××。悪かった…。助けてくれ……げっ…がぁっ……!!何度も何度も突き刺す。血を吐きながら白目を剥いて祖父は倒れた。紅ずきんずっと、こうしたかったんですよ。おじいちゃん祖母が帰ってくる前に、この肉達磨をあの狼に食べさせよう。紅ずきんは持ち運びやすいように「パーツ分け」した。これで…平和な生活が帰ってくるに違いない。紅ずきんは静かにそう、確信して笑みを浮かべた。 地下室 紅ずきん……ああそっか。なんで忘れていたんだろうそれで、ポロに祖父の肉を……祖母と一緒に仲良く暮らして…………ここはどこなの? 紅ずきんの森 +... 紅ずきんの家 掲示板 森全体を霧に覆った魔物。深海からの歌が鳴り響く神の稚魚。深遠を覗く時、深遠もまた此方を覗いている。灼熱の門からいでしは地獄の魔王。 ポロ 紅ずきんポロ…ポロハァッ…ハァッ…紅ずきん…僕、なんかおかしいよ…満たされないんだ…一人なんだ…寒いんだ…恋焦がれるんだ…お腹がすいて、たまらないんだ…僕はもう一度あの肉の味を…確かめてみたいんだっ!紅ずきん……ごめんなさい。私のせいだね少し、落ち着いてもらうわよ ポロ紅ずきん…?紅ずきんん、気が付いた?ポロその怪我、もしかして僕がっ…!?紅ずきんかすり傷よポロご、ごめんなさいっ…どうしよう、僕酷いことを…紅ずきん……酷いことをしたは私よあなたに人肉の味を覚えさせてしまったごめんなさいポロそ、そうじゃないの。僕がここに来たのは紅ずきんを守りたくて…でも、覚えてなかったみたいで…なかなか言い出せなくて…ぐすっ紅ずきん…ポロ、おいで 紅ずきん薄々気が付いてたけど…ここは現実じゃないのねポロそうなの?紅ずきんうん、きっとこれは……なんでもないわ。奥まで進めば分かるでしょポロ紅ずきん、僕もついていくよ君を守りたいんだ…紅ずきん守られるほど私は弱くないよポロじゃあ、手助けするからっ!紅ずきんそう。じゃあよろしくねポロうんっ! 戦闘 相棒 ポロ僕に任せてよっ! 地下室 ポロ ☞話すポロ紅ずきんってえっちが好きなの…?紅ずきんあなたとするのなら、好きよポロばか…… 紅ずきんの森 立札 君は余りにも愚かだったのだ。あのまま祖父を殺さなければ、祖母はいなくなることはなかったのに。君の行動は孤独しか生まないというのに。 ポロ ポロ紅ずきん、裏庭に誰かいるみたいきっと、一度入ったらもう戻れないかもしれない紅ずきん…。このまま…ずっとこの世界で暮らしてもいいんじゃないかな紅ずきん……ポロ分かってる、全部分かってるよ…それでも…このまま終わるのは切ないよ紅ずきんありがとうポロ。でも、いい加減現実を見なくちゃポロ……紅ずきん行くよ グランマザー 紅ずきん…おばあちゃん祖母あの日を覚えている?紅ずきん。そう、こんなどしゃぶりの雨の日だったあなたが夫を殺して近くの森の狼に食べさせたことそれを私がたまたま目撃してしまったこと嗚咽しながら走り去る私とそれに気づいて追いかける貴女。そしてそのまま私は川沿いで足を滑らせて…紅ずきんごめんなさい…おばあちゃん、ごめんなさい…おばあちゃんだけは、優しかった。傷つけたくなかった祖母黙りなさい綺麗言葉もいい加減にしなさい私の夫を殺しただけでも貴女は大罪なのよポロ紅ずきん、自己否定に押し潰されないで。彼女は、本当の祖母じゃない紅ずきん……祖母適当な事を言うわね。私は貴女に復讐してもいいぐらい恨みを抱いているのよここは私の世界、貴女が私に何をするべきか。何を思うのか。そんなことはどうでもいい死になさい、紅ずきん紅ずきん……っ! グランマザー終わらないわ…これは私の夢よ私の楽園を終わらせるのは私の手。お前が触れて良い物ではない…!グラン・ナイトメア踊ってみなさいな紅ずきん。この悪夢の中で エンディング +... ラスボス撃破 紅ずきん……ポロこれで、終わりだね紅ずきん……ポロきっともうすぐ夢から醒める。この世界の出来事は無かったことになる紅ずきん……ポロポロ…なぁに?紅ずきん抱いてほしい…ポロ……わかった 事後 紅ずきんポロもう目覚めなくちゃポロ……紅ずきんさようなら、ポロポロやだぁ……いやだよぉ…行かないでよぉ…ぐすっ…紅ずきん……紅ずきん……ごめんねまた、会えるからそれまで……さようなら 森 狼……紅ずきんおいで、ポロ
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主に学園者シリーズでの追加装備が書かれています ここにあるものは買えますが、大抵が複雑なルール、および特殊装備になります クマ版のザ・ワールドから500年以上未来の話なので、技術的には進歩している事がありますが 大抵は失われた技術であったり、発明当時より退化しており伝わっている技術を元に作り出す程度です。 武器 火器 比較的高価で、非力なものでもダメージを与えやすいのが特徴です。 全ての銃器は弾薬を装填する必要がありますが、同時装填できる数が決まっています。 この装填数回数攻撃しきると、3Rかけて弾薬を再装填する必要があります 物理タイプと魔法タイプが存在しますが、物理タイプは 命中判定で03以下、つまり自動失敗すると暴発し、自分に当たります。 この際の威力は銃器の元々の威力×2+D10 CL9です。軽減は防御判定で行います。 ちなみに、銃器に魔法武器は存在しません。 理由は至極簡単で、古代時代に存在しえない兵器だからです。 戦闘に関して注釈 接射可能 射撃武器なんで全力攻撃は不可能 狙撃は可能 二丁拳銃余裕で可能 二回攻撃は基本的には不可能 エンチャントに関しては、弓と同じように、本体にかかる扱い。つまり、打ち出す弾薬全部影響受ける 備考 GM判断ですが ダメージは基本的に小数点以下切捨て(ただし、0.75以下は1とする)をオススメします。 でないと、グラスランナーの強化具合がとんでもない事になります。 物理タイプ 命中は武器基礎値+戦闘可能技能Lv×10+器用+D100 威力は武器基礎値+戦闘可能技能Lv+D10で算出します。 学園版の場合は、この戦闘可能技能を、 命中は、機械操作技術Lv/2 威力は、各武器知識(銃)のLv/2に置き換える事もできます。 防御は物理攻撃と同等で扱われます。 ちなみに刃物として扱われます。 どー考えてもゴーレムを相手にぶち抜ける気がしないので クイックショット 300+(150)G 命中 +20% 攻撃 5 CL9 要:筋力無し~-10 同時装填数は2+(1)。 防御判定後の通ったダメージ0.25倍 小型の銃器で、比較的扱いやすいのが特徴です。 ですが、大威力を与える事が出来ません シャープショット 500+(150)G 命中 +20% 攻撃 1+(1) CL8 要:筋力無し~-5 同時装填数は2+(1)。 防御判定後の通ったダメージ0.5倍 小型の銃器で、高い貫通力と精度が良いのが特徴です。 ですが、同時装填可能数が少なく、弾の衝撃が低いため硬い敵には不向きです。 スマートショット 600+(150)G 命中 +10% 攻撃 6+(1) CL9 要:筋力-10~0 同時装填数は2+(0.5)小数点以下切捨て。 防御判定後の通ったダメージ0.25倍 小型の銃器で、威力と精度のバランスが良いのが特徴です。 ですが、同時装填可能数が少ないのが難点です。 ラージショット 600+(150)G 命中 -20% 攻撃 6+(1) CL9 要:筋力0~20 同時装填数は5+(0.5)小数点以下切捨て。 両手で扱った場合は命中+20 防御判定後の通ったダメージ0.75倍 中型の銃器で、それなりの威力のダメージを与えることが出来ます。 しかし反動が大きく照準がずれやすい欠点があります。 ドルフィンEX 800+(200)G 命中 +0% 攻撃 4+(1) CL9 要:筋力-10~10 同時装填数は4+(0.5)小数点以下切捨て。 防御判定後の通ったダメージ0.5倍 中型の銃器で、女性にも扱いやすいと定評があります(?) 総合的なバランスが良いのが特徴です。 アサルトショット 800+(150)G 命中 -20% 攻撃 0+(1) CL9 要:筋力-10~20 同時装填数は2+(0.5)小数点以下切捨て。 防御判定後の通ったダメージ2倍 両手で持つと命中+20 中型の銃器で、破壊力に特化しています 貫通力こそ低いですが、ひとたび相手に当たればかなりの威力が期待できます。 ですが、重く、照準が合わせずらい上に弾薬層に余裕がありません。 ワイバーンバスター 命中 +0% 攻撃 6+(1) CL9 要:筋力-10~20 同時装填数は2 防御判定後の通ったダメージ0.5倍 両手専用 ワイバーンの外皮すら貫くといわれたボルトアクションの大型銃です。 この銃だけが特殊で、装填に1Rしかかかりません。 フェイファー・ツェリザカ 10000+(1000)G 命中 -50% 攻撃 30+(1) CL9 要:筋力25~ 両手で持ったときは命中+20 同時装填数は5 自動失敗率20%(命中判定において20以下を自動失敗とする) Pfeifer Zelisskaは史上最強最悪の破壊力を持つ究極の拳銃である。 古今東西、ありとあらゆる拳銃・ハンドガンの頂点に立つ破壊力を有するという迷品です。 魔法タイプ 魔法弾を打ち出す銃器です。 今から400年以上前、「非力な物でも、身を守れる武器を作り出したい」 そんな願いを持ったある一人の天才が晩年に作り出した火球を打ち出す物が原案です。 このタイプは魔力を充填できるエナジークリスタルを弾薬にします。 また、コモンルーンに似た、魔法の発動源(ルーンメモリー)を装備する必要があります。 これにより、エナジークリスタルを消費して、ルーンメモリーに書かれた魔法を発動します この際、最小限発動に必要なMP点以上の点数のクリスタルを装填していないと発動しません 合計点ではダメです。一個一個に必要以上の点数が必要です。 例えば、エナジーフォース 消費MP点1は、 エナジークリスタル(マジッククリスタル)の1点以上が装填されていれば使えます。 マジック・ミサイル・レイン消費MP点3は、3点もの以上が装填された状態でないと撃てません なお、過剰クリスタルを装填した場合でも、必ず一発につき一個消費します。 威力は武器基礎値+戦闘可能技能Lv+D10で、 防御は経験+D10です。 なお、全ての魔術銃器は、値段を10倍にする事で発動体にできます。 マジッククイックショット 100G 命中 +40% 攻撃 1 CL9 要:筋力無し 同時装填数は3。 ルーンメモリー装備可能数3 防御判定後の通ったダメージ0.5倍 魔法タイプでもっとも基本的な武器です。 軽く、とても扱いやすいですが威力を期待してはいけません。 マジックショット 命中 +40% 攻撃 5 CL9 要:筋力無し~0 同時装填数は3+(0.5)小数点以下切捨て。 防御判定後の通ったダメージ0.25倍 ルーンメモリー装備可能数2 魔法タイプで貫通力に特化したタイプです。 ダメージを与えやすいのですが、大威力を与える事は難しいでしょう マジックカノン 800G+(100)G 命中 +30% 攻撃 4 CL9 要:筋力無し~0 同時装填数は2+(1)。 両手専用 ルーンメモリー装備可能数3 防御判定後の通ったダメージ0.5倍 破壊力の大きい大型銃です。 アリス・カノン 6000G 命中 +40% 攻撃 3 CL9 要:筋力無し 同時装填数は3。 両手専用 ルーンメモリー装備可能数5 防御判定後の通ったダメージ0.25倍 オリジナルを作ったアリス・プラムが考案した銃の正統改良タイプです。 多くのルーンメモリーを装備できる利点があります。 が、量産は向かず、とっても高価です ルーンメモリー 基本取引価格:本文参照 希少度:- ルーンメモリーはマジックアイテムではありますが、特殊なマジックアイテムと言えます。 物品への魔法の付与技術は古代魔法王国の滅亡とともに失われていますが、ウィンター・フィールドの賢者の学院長が、非常に限定的でありますが長い研究の末にある程度まで復活する事が出来ました。 さらに、そこから特定の魔法を、特定のエネルギー物質から使えるようにする、 ルーンメモリーを作り出したのがアリス・プラムと呼ばれた人物だといわれています。 ルーンメモリーは古代魔法を物品(基本的に小型の金属)に付与し、特定の刺激とエネルギーを与える事で、魔法の素養がないものでも魔法を使えるようにしたものです。 この場合、仮に使用者が古代魔法技能を持っていたとしても、ある一定のエネルギー(MP)分のマジッククリスタルなどが必要となります。 この付与技術は後々の暗黒戦争の際に大いに活躍し、現在でもその製法は伝わっています。 よって、稀少度と言うのは存在しません(現在進行形で作られているので) しかし量産が難しく、また時間がかかる為、値段が比較的高価となります。 ちなみに、旧ダールの位置にある町の冒険者の学院には、最初のオリジナル系である、 マジッククリスタルからファイアボールを発射する魔術銃器が飾られています (点数は内部装填されているマジクリの合計で使用できる) 100G エナジーフォース 消費MP1点 1000G マジック・ミサイル・レイン消費MP点3 エメラルドスプラッシュ消費MP4 3000G HQ1マジック・ミサイル・レイン消費MP点2 ライトニング消費MP点4 5000G HQ2マジック・ミサイル・レイン消費MP点1 HQ1ライトニング消費MP点3 10000G HQ2ライトニング消費MP2 ファイアボール消費MP4 20000G HQ3ライトニング消費MP1 HQ1ファイアボール消費MP3 複合用ルーンメモリー オートリローダー 消費MP5 弾薬装填をMPを消費する事で自動で行ってくれる優れものです。 原理は精霊さんに頑張ってもらってるらしいです。 ラピット 消費MP2 命中-20で二回攻撃できるようになります。 当たり前ですがその分弾薬は消費します つまり、残弾が残ってないと使えません。 複合タイプ 物理と魔法の複合タイプです。 ルーンメモリーセット層 エネルギー弾セット層 実弾セット層が用意されています 当然大型化し、また装填可能数が少ない欠点があります。 クイックシューター 1000G 物理 命中 +0% 攻撃 5 CL9 要:筋力無し 同時装填数は2。 エナジークリスタルの装填可能数は2 ルーンメモリー装備可能数1 防御判定後の通ったダメージ0.25倍 小型銃です。 魔法攻撃時は 命中 +20% 攻撃 1 CL9 として扱います スマートショット 2000G 命中 -10% 攻撃 4+(1) CL9 要:筋力-10~0 同時装填数は2+(0.5)小数点以下切捨て。 エナジークリスタルの装填可能数は2 ルーンメモリー装備可能数1 防御判定後の通ったダメージ0.5倍 両手で持つと命中+20 中型銃です が もはや重くて片手で扱うのが難しくなってきています 魔法攻撃時は 命中 +0% 攻撃 4 CL9 として扱います。 矢類 銀化できます。その場合は値段5倍です。 小型弾薬(クイックショットなど、小型銃に使用する弾) 10個で30G 中型弾薬(ラージショットなど、中型銃に使用する弾) 10個で50G 大型弾薬(ワイバーンバスターなど、大型銃に使用する弾)10個で100G 特殊弾薬(フェイファー・ツェリザカ専用) 5発で1000G エネルギー弾薬 エナジークリスタル 1点物10G 2点物150G 3点物300G それ以上MP点数の二乗×50 大抵の機械を動かすのに必要です。 これらから魔力を引き出すのは特殊な装置が必要な為、マジクリのような使い方はできません。 実は、マジッククリスタルでも代用できますが、こっちの方が安価です。 生産が効くので、大きな都市などでは普通に売ってます。 ただし、ほとんどのものは1点物を大量に投下した方が燃費がよく、 10点物を越えると商業用となるため特注になります。 その為、プレイヤーが注文するとなるとマジクリと同等の値段(MPの二乗×100)になってしまうでしょう。 でも手に入ります。 実は生産コストあんまかかんないんです。ぼったくりです。足元見られてます。