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誕生日に友達から電話の着信があったら、悪い気なんてするわけない。 それが誕生日当日に直接会えなかった友達だったら、尚更満更じゃない気分になる。 でも、その電話の着信が夜の十時過ぎだったのは、ちょっとどうなのかなあ……。 しかも、会話の内容が誕生日と全然関係が無いとなると、微妙な気分になっちゃっても仕方が無いと思う。 「明日、七時から部室で朝練しようよ。 あ、憂達にはもう連絡しておいたから、その辺は心配しなくても大丈夫だよ」 それだけ言って、私の返事も聞かない内に電話を切ったのは純だった。 相変わらずマイペースと言うか、人の都合を聞かないと言うか……。 折角の私の誕生日なのに、そんな事お構い無しみたいな純の声色には、正直ちょっと呆れてしまう。 私相手だから別にいいけど、こんな事を他の子にやってたら友達失くすと思う。 純ったら他の子にもこういう態度を取ってるのかなあ。 まあ、いつもの純らしいと言えば、純らしいんだけどね。 電話が切れた後、私はしばらく純の声を思い出して苦笑していた。 だって、純はいつでも、何をやってても相変わらずだと思ったから。 出会った時から……、ってわけじゃないけど、 それでも、純は私と友達になってから、いつもマイペースで遠慮が無かった。 連絡も無く私の家に訪問しては本だけ読んでゴロゴロしてたり、 こっちの都合も聞かずに休日に私を街中に連れ出したり、 私の目が回っちゃうくらい何度も何度も振り回された気がする。 ううん、気がする、じゃなくて、実際にすっごく振り回された。 三年に進級して純が軽音部に入部してくれて、 純と一緒に居る時間が増えて、余計にそれが身に染みて分かった。 純は私を振り回して楽しんでる節があるんじゃないかって。 そう思っちゃうくらい、純との軽音部の活動は大変だった。 「ふふっ……」 自分でも驚くくらい柔らかい笑い声が、私の口から漏れる。 気が付けば私の苦笑は普通の笑顔に変わってしまってたみたいだった。 友達になって以来、私は純に振り回された。 すっごくすっごく振り回されて、困らせられた事も一度や二度じゃない。 でも、やっぱり私はそれが嫌じゃないんだと思う。 唯先輩や律先輩と長く一緒に居たせいなのかな。 いつの間にか私は、危なっかしい人が居ると、つい放っておけないタイプになっちゃったみたい。 最近、特に純は危なっかしくて目を離せない。 何だかんだ言っても、唯先輩と律先輩は何処か安心して見られる所もあった。 ライブとかちゃんとする所はちゃんとしてくれる先輩達だったしね。 でも、純は違う。 純は同い年の同級生だし、音楽の実力も同じくらいだし、 何より唯先輩と律先輩に対する澪先輩みたいなフォロー役は、純には私以外に居ないもんね。 私がしっかりしなくちゃいけないんだもんね。 勿論、憂は頼りはなるけど、あの子は一歩引いて私達を見守ってる所があるから。 だから、私は純を見てなくちゃって思うし、いつの間にかそれが楽しくなっていた。 私の想像も出来ない事を始めるなんてよくある事だし、 それが不思議とプラスに働いて、助けられる事も何度もあった。 今回の電話だってそう。 学祭の終わったこの時期に朝練をするなんて、私には思いも寄らない事だった。 何をするつもりなのかはまだ分からないけど、 もしかしたら純は朝練をする事で、後輩二人に少しでも思い出を作ってあげるつもりなのかもしれない。 こう言ったら純は怒るかもしれないけど、不思議と純はそういう気配りが出来る子でもあるから。 うん、何だか私も、何とかしてあげなきゃ、って気分になって来た。 純が私の誕生日を憶えてなかったのは残念だけど、そんな事なんて今はどうでもいいよね。 今は私の思いも寄らなかった事を思い付いてくれた純に感謝するべきだと思う。 残り半年を切った高校生活、私はやれる事をやっておくべきなんだ。 まあ、純には放課後に鯛焼きでも買ってもらって、それを私の誕生日プレゼントにしてもらうけどね。 だって、私も純の誕生日は祝ったんだし、それくらいはしてもらっても罰は当たらないはず。 私はそんなちょっと不純な決心をして布団に入って、早起きして急いで部室に向かった。 今日の朝練頑張ろうって決心を胸の中に強く抱いて。 相棒のムスタングを腕の中に抱えて。 だけど、部室の中で私が目にしたのは少しだけ意外な光景だった。 部室の中には純が居た。 居たんだけど、居たのは純だけだった。 純は紙袋を抱えて長椅子に座って、 私の方……、つまり部室の扉の方を見つめていた。 これはかなり珍しい光景だったと思う。 滅多にしない朝練とは言っても、菫や憂は今までいつも私より先に来てたから。 毎回、純が来るのは、私と同じくらいか最後の方なんだよね。 「あれ? 憂達は? 散歩にでも行ってるの?」 私はムスタングを部室の壁に立て掛けてから純に訊ねてみる。 純が一番乗りで部室に到着してるなんて、いくら何でもちょっと変だ。 散歩っていうのは冗談のつもりだったんだけど、 もしかしたら本当に散歩に行ってたりするのかもしれない。 「憂達……って?」 純が紙袋を長椅子の上に置いてから、首を傾げて応じる。 その表情は何故だか少し愁いを帯びて見えた。 って、あの純が愁い? 自分で考えた事だけど、あの純にそんな事あるはずないよね……? 私は自分の心臓が少し激しく動くのを感じながら、もう一度純に訊ねてみる。 「何言ってるのよ、純。 今日、皆で朝練するんでしょ? 朝練なのに憂達がまだ来てないっておかしくない?」 「ううん、おかしくないよ、梓」 「どうして?」 「だって、朝練するって嘘だもん。 勿論、他の皆も呼んでないよ」 「えーっ……」 私は呆れた声を出して、思わずその場に崩れ落ちてしまう。 朝練が嘘って、純……。 自分が脱力するのを感じるのと同時に、私は胸を撫で下ろす気分も感じていた。 朝練なのに純が一番乗りしてるって妙な事態の理由は、 単に純が私以外の部員を呼んでなかったから、って事が分かったからだ。 純が私以外を呼んでなかった事は釈然としないけど、 少なくともちょっとした異常事態の説明は付いたんだもんね。 それならそれでよかったって思う所なんじゃないのかな。 ただ、勿論、それで完全に納得出来たわけじゃない。 私は床に両手を着いて、上目遣いに純を見ながら溜息混じりに訊ねてみる。 「じゃあ、一体、何をする気なのよ、純……。 こんな朝っぱらから人騒がせな事までして……」 「ごめんごめん、ちょっと梓と二人で話したい事があったんだよね。 でもさ、二人きりで話したい、なんて伝えたら、誰でも身構えちゃうでしょ? ちょっとね、私はそれが嫌だったんだ。 梓には身構えずに部室まで来てほしかったんだよね。 でも、やっぱり梓には悪い事しちゃったよね。 嘘吐いちゃってごめん、梓」 「ううん、そういう事なら、まあ、いいけど……」 純が妙に真剣な表情を私に向けるから、私はそうやって頷く事しか出来なかった。 純が滅多に見せない真剣な表情。 私はその純の表情に気圧されてしまう。 純がこんな表情を見せる事なんて、今までほとんど無かった。 そう、確か、前に純が私にこんな表情を向けたのは確か……。 「まあまあ、梓もそんな所に座ってないでこっちにおいでよ」 気が付けば、純が私の傍まで近寄って、 崩れ落ちている私に手を差し伸べてくれていた。 私は「ありがと」と言いながらその手を取って身体を起こすと、 純のとても温かい手に導かれるままに、部室の長椅子に純と肩を並べて腰を掛けた。 純と肩が触れ合うのを感じて、私は何となく緊張してしまう。 ……って、駄目駄目。 私ったら何で純相手に緊張しちゃってるの? 純が私を朝から部室に呼んだ理由をちゃんと訊かなきゃ……。 私は小さく深呼吸をすると、緊張で少し震える唇をゆっくり開いた。 「ねえ、純、今日は一体何のよ……」 「あ、ちょっと待って、梓」 「えっ?」 「これは嘘吐いちゃったお詫び。遠慮無く食べてよね」 純はそう言うと、長椅子の横に置いていた紙袋を私に手渡した。 「あったかい……」 想像してなかった紙袋の温かさに、私は思わず声を漏らしてしまう。 なるほど、純の手がとても温かったのは、この紙袋を触ってたからなんだ。 何が入ってるのかと思って紙袋の中の覗き込んでみると、餡子の甘い香りが私の鼻孔をくすぐった。 中に入っていたのは私の好物の鯛焼きだった。 数えてみると五つも入っている。 こんなに貰っていいのか不安になって視線を向けてみると、純は軽く微笑んで頷いてくれた。 「遠慮無く食べてって言ったでしょ? 嘘吐いちゃったお詫びなんだから、貰ってくれないと私が困るんだよね。 ここは私の顔を立てると思ってがっつり食べちゃって!」 「がっつりって何よ、がっつりって……。 まあ、そういう事なら遠慮無く貰っちゃうね。 それじゃあ、いただきます」 私は袋の中の鯛焼きを一つ掴み、頭から一口頂く。 鯛焼きの皮と餡子の食感が私の口の中に広がる。 すぐに気が付いた。 これは純と何度か行った私の好きな鯛焼き屋さんの鯛焼きだ。 「ねえ、純、これってあの店の……」 「そうだよ、それはあの店の鯛焼き。 昨日の内に買っといたんだ。 うちの電子レンジで温めたやつだけど、まだ温かいでしょ?」 「うん、温かいし、すっごく美味しいよ。 ありがとう、純」 「やめてってば、梓。 それはお詫びなんだしさ」 「あ、うん、そうだったね。 でも、こんな鯛焼きまで用意して、結局何なの? 私は別にいいけど、純って朝苦手だったでしょ? それなのに、早起きしてまで、私に話したい事って何なの?」 「あ、一つ訂正させてほしいんだけど、私は別に朝が苦手なわけじゃないよ、梓。 髪型のセットに時間が掛かってるだけで、早起きが苦手ってわけじゃないんだから。 これでもジャズ研の朝練で鍛えられてるんだからね!」 その割には軽音部の朝練にはいつも遅刻ギリギリだった気がするけど……。 まあ、そこは今は突っ込まなくてもいい事だよね。 私は「ごめんごめん」と謝ってから、もう一度純に同じ事を訊ねてみる。 すると純は長椅子の下に置いていた鞄から、何枚かの紙切れを取り出して私に見せた。 「これは……、楽譜……?」 確かめるみたいに呟いてみる。 ううん、呟かなくても一目瞭然だった。 純が手に持っているのは楽譜だ。 それも五線譜の上に音符と歌詞が手書きされた……。 これは何かを食べながら見る物じゃないよね。 私は手に持っていた鯛焼きを一気に頬張ってから、またその楽譜に視線を向けた。 見る限りはギターの楽譜みたい。 何度も何度も消しては書き加えた跡がある。 工夫と苦悩と研鑽の跡がある。 そして、歌詞の筆跡に私は見覚えがあった。 授業中なのに、何度も回って来た手紙と同じ筆跡。 「もしかして、この楽譜は純が……?」 私が純の顔を見ながら訊ねると、純は頬を少し赤く染めた。 照れてるんだ。 純が照れるのなんて、何だか凄く久し振りに見た気がする。 純は自分の鼻の頭を軽く掻きながら、私の言葉に頷いた。 「まあね! 私ってば作詞・作曲も出来る子だからね!」 「純ってそんな事出来たのっ?」 「出来るよ! って言うか、新曲の作曲の協力もしてたじゃん! 見てなかったのっ?」 「打ち込みが珍しいから見てるだけかと思ってた……」 「梓が私の事をどう見てるかよく分かったよ……。 そりゃ私だって最初は興味本位だったけど、 打ち込みの協力とジャズ研の経験から、それなりに作曲出来るようになったんだよ……」 「ご、ごめんってば……。 そんな膨れ顔しないでよ、純……」 慌てて私が謝ると、純はすぐに笑顔になって私の頭に手を置いた。 軽く撫でながら、優しい声色で続ける。 「まあ、梓はドラムとか色んな手伝いしてたから、 私のやってる事までは気付かなくても仕方無いのは分かってるよ。 自分で言うのも何だけど、結構皆に隠れて作曲の勉強をしてたからね」 「皆に隠れて……、ってどうして?」 「そっちの方がカッコいいでしょー? 作詞も作曲も出来ないと思ってた先輩が実はその爪を隠したってやつ! そういうのってすっごくカッコいいし、皆をびっくりさせられるじゃん?」 「確かにびっくりはしたけど……」 純はそういうカッコよさにこだわる所が結構ある。 それだけの理由で皆に隠れて作曲の勉強をしてたなんて、呆れるを通り越して感心しか出来ない。 こういう所は凄い行動力なんだよね、純って子は……。 でも、そこで私は一つの疑問に思い当たった。 何で皆をびっくりさせようと思ってたいたのか、ってその理由が分からなかったんだよね。 私がそれを訊ねると、純は「何言ってるの、梓!」とちょっと興奮気味に答えてくれた。 「卒業の時に後輩に曲を贈るのが軽音部の伝統行事なんでしょ? だったら、私達もその伝統をしっかり守らないと!」 普段、古い行事なんて嫌いとか言っていながら、妙に自信たっぷりな言葉だった。 でも、それでよかった。 全然よかった。 凄く嬉しかった。 純ったら……、私の話を憶えててくれたんだ……。 二年生の頃、先輩達が卒業する時、私は先輩達から一つの曲を贈られた。 『天使にふれたよ!』って贈られる本人としてはちょっと恥ずかしくなるタイトルの曲。 でも、私の事を心から想って、先輩皆で作ってくれた曲だ。 その曲を贈られて、私はとっても嬉しかった。 とってもとっても幸せだった。 だから、今年、二人の後輩が出来た時に思ったんだ。 私も後輩達のために曲を贈ろうって。 二人を大事に大事に想って、心の底からの感謝を届けようって。 でも、私に作曲は出来ないから、そろそろ勉強しないといけないって思ってた所だったんだよね。 少しずつ勉強して、受験が終わった頃に集中して純達と作らなきゃって思ってた。 純はそんな私よりも先に、後輩達の事を考えて作曲を始めてくれてたんだ……。 気が付けば私は純の手を取っていた。 嬉しさでどうにかなっちゃいそうだった。 この気持ちを言葉にしなくちゃ、本当にどうにかなっちゃいそう。 私は純の瞳を見つめて、自分の今思う素直な気持ちを口に出した。 「うん、そうだよ! そうだよね、純! 伝統……、守らなきゃね! 私の話、憶えててくれたんだ! ありがとう、純!」 「お礼を言うのは早いって、梓。 この楽譜は梓と憂に添削してもらおうと思ってるやつなんだからさ。 作曲は始めたばっかりだから、残念だけどまだ自信が無いんだよね。 でも、それでもいいかなって思うんだ。 私一人で完璧な曲が作れてもつまらないし、カッコよくないじゃない? だからさ、私達三人で作りたいんだよね、あの子達に贈る曲を。 三人でいい曲を作って贈ろうよ、梓」 「うん!」 私は純の手を強く握って頷く。 思った。絶対にいい曲を作ろうって。 私達が贈れる最高の曲を作ってみせようって。 それがきっと卒業する私達が、あの子達に作ってあげられる最後の思い出なんだと思うから。 思い出に残る素敵な曲を作るんだ、三人で絶対に……! ……って、あれ? 私はそこで首を傾げてしまう。 それなら先にしなくちゃいけない事があると思ったからだ。 私は純の手を握っていた手のひらから力を少し抜くと、それを純に訊ねてみる。 「ねえ、純……?」 「どうしたの?」 「それなら私だけじゃなくて、憂も今日呼んでおいた方がよかったんじゃない? 三人で曲を作るんなら、ちゃんと憂にも伝えておかなきゃ……」 「ああ、その事。 うん、分かってるよ。 憂にはちゃんと今日の帰り道にでも伝えるつもり。 別に憂を仲間外れにしたわけじゃないんだよ。 今日、梓に嘘を吐いてまで来てもらったのはね、梓にもう一つ大切な話があったからなんだ……」 私にもう一つ大切な話がある? 何の話なんだろう? 少なくとも、私には後輩二人に贈る曲以上に大切な話が思い浮かばない。 それだけで十分過ぎるくらい、大切な話だった。 でも、純にはまだ私に話があるらしい。 一体、どんな話を私にするつもりなんだろう? 「えっとさ……。実はね……」 純がまた自分の鞄の中に手を突っ込んでから、珍しく頬を染めて言い淀んだ。 鞄の中に何かを入れてるんだろうけど、それが何なのかまでは勿論私には分からない。 ひょっとして後輩達に贈る予定の曲を演奏して、デモテープでも作ってるのかな。 それなら純が珍しく言い淀んでる理由にも説明が付くんだけど……。 「ええい、儘よ!」 漫画みたいな事を言ってから、純は鞄の中から何かを取り出して私に手渡した。 その何かは残念ながらと言うべきなのか、 私の想像してたデモテープじゃなくて、また数枚の紙……、楽譜だった。 憂に渡す方の楽譜かなって一瞬思ったけど、そうじゃないのはすぐに分かった。 よく見なくても、さっき渡された楽譜と今渡された楽譜の中身が違うのは一目瞭然だったから。 記号も音符の配置も歌詞も全然違っていたから。 「後輩に贈る曲の二曲目?」 私が首を傾げて訊ねると、純はちょっと肩を落としたみたいだった。 純は脱力した感じになって、絞り出すみたいに言葉を続けた。 「違うってば、梓……。 そう何曲も贈られたってあの子達も困るだけでしょ? そんなのサプライズも思い入れも無くなっちゃうじゃない。 勿論、その楽譜はそんなのじゃなくてね、えっと……」 「何?」 「あー、もう、梓ってばホントに鈍いなあ! それはプレゼントだよ、プレゼント! 梓への!」 「え? 私に? どうして?」 「それ本気で言ってる? 誕生日プレゼントだよ、梓!」 「えっ……?」 私は予期してなかった事態に言葉を失ってしまう。 誕生日を祝ってもらえる事は勿論嬉しい。 しかも、それが純の自作の曲だなんて、嬉しくないわけなんて無い。 すっごく嬉しいに決まってるじゃない。 でも、どうしてプレゼントをくれるのが今日なのか、私にはそれが分からなかった。 だから、私はいつの間にか、自分でも間抜けだって分かる質問を純にしてしまっていた。 「純、私の誕生日を憶えててくれたの?」 「勿論だよ、梓。 そりゃまあ、最近まで忘れてたけどね……。 でも、先月くらいから憂が梓の誕生日の話をするようになって、 それで私だってちゃんと梓の誕生日が近いんだって事を思い出したんだから。 プレゼントだって先月からずっと準備してたんだよ?」 純がまた頬を染めて、私から目を逸らしながらも私にそう話してくれた。 いつも奔放に見える純でも、私に誕生日プレゼントを渡すのは照れ臭い事みたい。 そんな純の横顔を見て、私は自分の胸が高鳴るのを感じる。 純ってば、私をそんなに大切な友達だって想ってくれてたんだ……。 やだな……、嬉しいのに何でだろう。 胸が詰まって、私、ちょっと泣きそうになっちゃってる……。 ううん、駄目駄目。 今泣いちゃっても、純を困らせるだけじゃない。 私は潤み始めた目尻を指先で擦って、照れ隠しに少し軽口を言ってみる。 「誕生日プレゼント、ありがとね、純。 私、すっごく嬉しいよ。 でもね、純、私の誕生日、昨日だよ?」 「うっ……」 2
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あずさメール「思い出に(マイク)」 取得条件:Dランクの営業「ライブ(テーマパーク)」でパーフェクトを取る おつかれさまです。あずさです~。 今日のライブ、けっこういい手応えでしたね~♪ あの赤ちゃんとお母さんにとっての、いい思い出になったでしょうか~? でも、あの子が物心つくまで、あと2、3年は、かかるんですよね~? あのお母さんが、今日の思い出をあの子に話すまで、 私、芸能界にいられるんでしょうか~```。 「あの人は、今```」なんて番組を見ながら、思い出されるのは、 ちょっと寂しいかもしれません~(泣き顔) せめて、あの子が物心つくまで頑張り続けられますよう、 これからも、どんどんご指導おねがいしますね~(笑顔) あずさメール一覧に戻る トップページに戻る
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当wikiは、Simutransというゲームを広く広めるためのwikiです。 利用するに当たっては以下の文章の内容をよく読み、 マナーの良いwikiになるよう、皆様のご協力をお願いします。 1.当wikiの提供するサービス Simutransの魅力の紹介 Simutransとはどういったゲームなのか、また、 ダウンロード、インストールから実際に動かしてみるところまで アドオンの追加の仕方、作り方 Simutransで使用できるアドオンの代理公開、追加の方法、 作り方までサポート コミュニティーエリアの提供 Simutransに関する掲示板や情報提供の場所など、 皆で語り合える場所の提供 2.wikiの利用者様へのお願い 荒らしは無視して下さい。反応するとさらに増えます。 なお、荒らしが発生してもバックアップを取ってあるのでご安心ください。 ページの編集にはログインが必要です。新規登録はこちら(準備中)からお願いします。 ログインされた方も、大がかりなページ編集やページ新規作成の時は、 管理人まで連絡をお願いします。
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1. 政治活動をする目的はなんですか。 その活動によって、「誰に」「どんな事」をして欲しいと思っていますか 例:デモによって「国会議員に」「○○法案に反対」して欲しい。 例:デモによって「国民に」「○○問題を知って」欲しい 目的のための運動が、運動のための運動にならないよう気をつけてください。 2. 目的を達成するのにはその活動が最良の方法ですか。 もしかしたらもっと簡単な方法で達成できるかもしれません。 同じような活動をしている人、組織がすでにあるかもしれません。 本当にその活動をする必要がありますか? 3. その活動はプロに繋がりますか。 政治にはプロ、つまり政治家がいます。 貴方が政治活動をしたとして例えば国会で票を入れる事が出来るでしょうか。 貴方が政治家で無い限り、それは無理でしょう。 政治活動が政治に影響を与えるには、政治家へのアプローチが必要になるわけです。 逆に言えば貴方がどんな活動をしても、最終的にそれが政治家に届かなければ意味が無いのです。 プロの仕事、プロの領域に対して、どう応援するか、どう影響を与えるか。 貴方の行おうと思う活動は、プロとどう繋がりますか? 4. 活動を最後までやり遂げる覚悟はありますか。 政治活動への参加は楽しかったかもしれません。 しかし運営・主催者は、楽しいだけではありません。 政治団体の運営やイベントの開催には大変な労力と時間を消費します。 もしかしたらトラブルに巻き込まれるかもしれません。 しかし、いやになったから辞めるとはいきません。 活動に関わる多くの人に迷惑がかかる事になります。 貴方のやろうとしている活動に、それだけのリスクを負う価値がありますか? 最後までやり遂げる覚悟はありますか? a
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思い出にもなれない 藤崎诗织和馆林见晴的Image Song之一。 歌曲信息 作詞:工藤哲雄 作曲:宮島律子 編曲:米光亮 Guitar All Other Instruments:米光亮 Chorus:広谷順子,河合夕子,木戸やすひろ 演唱:金月真美,菊池志穂 歌词 きっと言えるわ 強い気持ちで あなたへかけたテレフォン なのにどうして また今日も 世間話だけで おやすみ… くさびるが だめね 臆病で だめね 好きですと動かない このままで ずっと 友だちを ずっと 続けちゃうのかな いつになっても 出番が来ない かばんの中の ラブレター 同じ電車で 帰り道 チャンスはもう すごく あるのに… まなざしが だめね 照れるから だめね まっすぐに見られない このままじゃ そうね 思い出に さえも きっとなれないね 眠れない毎日に 羊を数えるより 今夜こそは必ず I can say "I love you" くさびるが だめね 臆病で だめね 好きですと動かない このままで ずっと 友だちを ずっと 続けちゃうのかな まなざしが だめね 照れるから だめね まっすぐに見られない このままじゃ そうね 思い出に さえも きっとなれないね 收录CD 心跳回忆 启程之诗 so long 藤崎诗织1 (1999/05/28) 心跳回忆 Vocal Collection まだ逢えるね (2001/03/21) 相关页面 音乐
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教育迷子になる前に ここでは「どうして勉強しなくてはいけないのか?」という定番の疑問について考えていきたいと思います。 はじめに ここでは「教育には色々な考え方がある」という前提のもとで話を進めていきます。 例えば、国によっても教育の考え方は大きく違います。 フィンランド 勉強面は基礎の徹底に留め、それよりも自主性や個性を伸ばすことに重点を置く。 ドイツ 職業訓練なども行われていて実用的・実践的。「社会人になるための訓練」という意識。 アメリカ 教育を通じて各自に自信を持たせつつ、さらに強いリーダーシップを持つ人物を育成する。 インド IT先進国を目指しているので、特に英語や数学に力を入れている。 中国・韓国 学力中心の教育で、非常に強い競争主義・学歴主義。 教育学という学問的な考え方も様々あります。 プラグマティズム 経験と勉強の循環を重視。勉強ばかりに偏りがちな近代教育に批判的。 シュタイナー教育 学力よりも知性を重視。豊富な自然体験や芸術作業を通して感性から育てる。 モンテッソーリ教育 自発性を重視しつつ、そのための方法に子供同士の学び合いを用いて社会性を養う。 一般社会からの要請でも様々な教育観が形作られていきます。 エリート教育 量よりも質。少数でも構わないので優秀な人材を育成する。そのため弱者は切捨て。 平等主義 能力に関係無く全員に同じ教育をする。勉強する権利は平等だが、苦手分野でも自分のペースで勉強することはできない。 能力別編成 飛び級や留年を積極的に採用。勉強のペースは個人でバラバラ。その反面、学習到達度は全員が一定水準をクリア。 日本の教育に限って見ても、時代によって変化していることが分かります。 ~1990年代 学力重視の学歴社会。エリート教育や詰め込み教育が多い。 2002年度~ ゆとり教育。いじめや不登校などの問題に対処するために「心の教育」を強化。 2011年度~ 脱ゆとり教育。学力重視に回帰したいが、心の教育も必要。「結局、全部教えるしかないんだ」的な考え方。 塾や予備校と学校、さらに大学との間にも大きな差異があります。 学校 全人教育。勉強だけではなく感性や徳性も重要。人間としての総合的な育成が目標 ⇒「生きる力」 塾 大半が勉強専用。そのため勉強効率は学校よりも高い。学力・成績の向上のみが目標。 大学 研究機関。研究者たちが協力するために集まった環境。教育はあくまでその副産物。 子供たちから見た授業形態でも分類できます。 消費する授業 説明を受けることを主体とした受け身の授業。消費なので「楽で楽しいこと」が基本条件になる。 創造する学習 自らチャレンジすることを主体とした能動的な学習。挑戦なので「難しくて失敗ばかり」が普通。 また、そもそも一般人と文部省の考え方にも大きな隔たりがあります。 一般人 学力重視。学校とは勉強するところ。子供はもっと勉強するべき。 文科省 学習姿勢の構築が目的。学校とは生涯学習の入り口。大人こそ勉強して手本となるべき。 このように、教育には実に様々な考え方があります。 簡単なイメージ:教育観の違いをグラフにすると、こんな感じ? ひと口に「教育」と言っても、その形は千差万別。 目的の有無 教育には様々な考え方があります。 それを踏まえた上で、改めて問題提起です。 Q:どうして勉強しなくてはいけないのか? この疑問に対して、一般的によくある回答として次のようなものがあります。 A:子供は黙って勉強すればいいんだ。 本当によく耳にする回答だと思いますが、しかし、これが一般的になっている状態は非常に深刻な事態だと言えます。 何故なら、このように何の説明にもなっていない脆弱な返答が意味しているのは、即ち勉強の基本的な目的すら定まっていない、あるいは分かっていないことを意味するからです。 それでは、子供たちに勉強を強要していながら、しかし同時に「勉強なんてどうでもいい」と暗に述べているようなものです。 例えば、社会科の授業で「戦争」について学ぶ場合、「戦争が起きても勝てるように学ぶ」ことと「戦争を起こさせないために学ぶ」ことでは、学ぶ目的が大きく違うでしょう。どちらも大枠では「戦争」という同じジャンルについて学んでいるかもしれませんが、目的が違えば実際に学ぶ具体的な内容や学び方が大きく変わります。それによって得られる知識、意欲、思想などについても同様に違ってきます 戦争が起きても勝てるように学ぶ → 攻撃がメイン。兵器開発・侵略戦略・支配の効率化など。 戦争を起こさせないために学ぶ → 和平と防御がメイン。経済格差と協力・貿易外交・異文化理解など。 勉強の基本的な目的を説明することもできない状況とは、この例で言えば「授業を真面目に聞いてさえいれば、戦争について賛成しようが反対しようがどちらでも構わない」と言っているようなものです。授業がそのような無目的な姿勢で行われていれば、当然その授業から学ぶ子供たちも「重要なのはテストで良い点数を採ること。それ以上は、別に戦争になんか何の興味無い」と感じるようになるでしょう。 学校教育の目的は「勉強」なのか、それとも道徳や対人関係なども含めて「総合的に人格を育成すること」にあるのか、そういった考え方の違いは子供たちの理解・意欲・姿勢・目標・成長などにも非常に大きな違いをもたらします。目的が違えば、それに伴って過程や結果も変わります。 基本的な目的が定まっていないというのは、その違いについて考慮すらしていないことを意味します。それでは教育になりません。 これは教育に限らず何にでも通じることですが、基本的な目的の有無は非常に重要です。 目的の無い努力は、努力が空回りするだけで成果は得られません。何らかの形で結果を得られたとしても、それが良いものなのか悪いものなのか、必要なものか無駄なものか、その判断がつきません。状況を改善しようにも、それ以前にまず何を「善」として評価すべきなのか、その方向性すら定まりません。 このように、基本的な目的さえ定かではない活動は、その存在意義すら疑わざるを得ないでしょう。 説明の必要性 もう1つ、よくある回答として次のようなものがあります。 A:勉強する目的は、自分で見つけなさい。 この回答は決して間違いではありません。しかし、この回答は単体で述べても役には立ちません。 先ほど述べたように、目的の有無は非常に重要です。それは教師側のみならず、当然子供たち側においても同様です。 教師だけがどれほど情熱を持って教育していても、子供たちにやる気が無ければ効果はあがりません。そのため、子供たちの「やる気」は現代教育の非常に重要なテーマになっています。何とか子供たちのやる気を引き出そうと「自分の目的を見つけて勉強に取り組みなさい」と説くのは自然なことだと言えます。 しかし、だからと言って、それは「子供たちも目的を持つことが重要である」と述べているにすぎず、決して「子供たちが自分の目的を持っていれば、教師側は教育の目的について説明しなくてもいい」という理屈ではありません。双方共にしっかり目的を持っている必要があります。 教育=教師 × 子供 教育は「教える側」と「教わる側」の相互作用。どちらか一方でも、やる気ゼロだと教育にならない。 「A:勉強する目的は、自分で見つけなさい」という回答は、その前提として、まず先に教師側がしっかりと説明していなければなりません。 勉強を通じて子供たちに自分の夢や目標を見つけさせること、それは教育のとても大切な役割です。つまり当然ながら、教育とは大人が子供を誘導することであって、子供が大人を誘導することではありません。まず先にしっかりしなければならないのは大人であり、その逆はありえません。 大人たちがまず手本となることで、子供たちそれぞれが自分の目的を見つけられるように手伝う。それが教育のとても大切な役割です。大人側がまずしっかりと説明して積極的に手本を示していない限り、子供たちに「A:勉強する目的は、自分で見つけなさい」と述べることはできません。 教育は、教える側と教わる側のコミュニケーションが基本になります。 そのため、教師側が教える目的を持っていても、子供たちが学ぶ目的を持っていても、それだけでは不十分です。それぞれが独自に目的を持って、バラバラに努力していては教育になりません。教師と子供たちとが目的を共有し、協力関係を築くことが不可欠です。 教育の範囲=教師の目的 ∩ 子供たちの目的 教育が有効に機能する範囲は、教師と子供たちの目的意識が重なっている場所だけ。 このことから、各自で目的をただ持っているだけでは不十分であり、しっかり説明して互いの目的を近づけていく作業が必要だと言えます。もし「勉強する目的は、自分で見つけなさい」と述べるだけで、教師側が考えている勉強の目的についてのきちんと説明しないのならば、どんなに情熱があっても教育は成り立ちません。 このように、「Q:どうして勉強しなくてはいけないのか?」という疑問は、昔からある定番な疑問として、単なる子供の疑問として軽く扱われがちですが、それに反して非常に重要な本質的な疑問です。 この疑問に大人たちがどう向き合っているか、その姿勢を見るだけでも、その国や時代において教育がどれほど大切にされているのかを伺い知ることができます。 当たり前? 繰り返しますが、教育には実に様々な考え方があります。だからこそ、教育の目的を明確にし、それをしっかり説明して共有する必要があります。学校が、あるいは自分が、どの考え方に賛同しているのかを把握していないと、どんなにコミュニケーションを繰り返しても齟齬や誤解だらけになってしまうからです。 しかし、それに反論する人も数多くいるでしょう。 A:勉強が大切なのは当たり前。当たり前すぎるから説明するまでもない。 確かに、子供のワガママや屁理屈に付き合って、当たり前のことまでいちいち説明していたらキリがありません。 そもそも教育は「子供たちがまだ知らないことについて教える」という過程が中心になります。「子供が嫌がっているから教えない」では教育になりません。たとえ子供たちが嫌がっても、まずは教えてみないことには始まらないと言えるでしょう。このようなことから「子供のワガママに耳を貸すべきではない」「当たり前のことまで、いちいち説明していられない」という反論が生じるのも頷けます。 しかし、ここには注意点があります。 1 まず、確かに「いちいちは説明していられない」にしても、だからと言って「全く説明しなくても構わない」ということにはならない点です。説明が無いといつまでも疑問が残ってしまうため、かえって子供たちはいつまでたってもズルズルと質問し続けてしまいます。「いちいちは説明していられない」のならば、尚のこと始めにしっかり説明すべきと言えるでしょう。 2 もう1つは、その当たり前のことを本当に説明できるのか、という点です。説明を省略するのと説明できないのとでは意味が違います。説明できない人の場合、普段の言動や行動が矛盾しやすくなる上、その矛盾を指摘されても本人にはそれを理解できません。このような人から何を言われても、たとえ正しいことを言われたとしても、子供たちはウンザリするだけでしょう。もし今回は正しかったとしても、それはたまたまのまぐれであり、どうせ次にはまたそれと矛盾することを言うかもしれないからです。たとえ正しくても信頼などできません。このような事態を避けるためにも、たとえ説明を省略するとしても説明できることは必須です。 そして、ここでさらに確認が必要になるのは、勉強が大切であることは「本当に当たり前なのか?」という点です。 何度も繰り返すようですが、教育には様々な考え方があります。 学校と塾を比較しても勉強の目的は大きく違いますし、同じ学校の授業においても教師側の考え方と通う子供たちや保護者側の考え方は大きく異なっています。立場の違い、見方の違いで「当たり前」の意味する内容も当然異なります。「正しい教育」にもたくさんの種類があるのです。 では、それらの中でどれが「当たり前」なのでしょうか? 例えば、現状では塾の方が学校よりも効率よく成績をアップさせることができますが、では学校は塾の勉強法を取り入れるべきでしょうか。フィンランドの教育は世界一の水準とも称されていますが、では日本はすぐにでもそのフィンランドの教育を模倣すべきでしょうか。 当然ながら、答えはどちらもNOです。何故なら、目的が異なっているからです。 目的の異なる考え方を混同してしまうと、目的が分からなくなって矛盾が発生してしまいます。それでは教育が混乱してしまうので、子供たちはそれ以上に混乱してしまいます。「ゆとり教育」はその典型と言えるでしょう。 ↓これらは全部、考え方がバラバラ。1つ1つは、どれも”正しい”。 学校 エリート教育 脱ゆとり教育 塾 能力別編成 フィンランドの教育 創造する学習 このように様々ある中で、仮にどれか1つが「当たり前」であるならば、その他のものは全て「当たり前」ではありません。「当たり前」として選べるのは1つだけです。基本的な考え方が違うので、2つ以上選んでしまうと矛盾が生じてしまいます。 学校 + 塾 + フィンランド + エリート教育 = ?混乱? 教育の考え方は、足し算的に考えることはできない。たとえ1つ1つは正しくても、それらを単に組み合わせるだけでは「より良い教育」にはならない。 そして、ここで重要になるのは「それを子供たちが分かるのか」という点です。 たとえ大人にとっては「当たり前」であっても、大人だけが分かっているだけでは教育になりません。子供たちも、それを理解する必要があります。どれが「当たり前」で、どれが「当たり前」ではないのか。それを子供たちが理解・共有・区別できなくてはなりません。 何の説明になしに、子供たちにそれができるでしょうか? 「A 当たり前すぎて、説明するまでもない」というのは、そういうことです。 「一切何も説明しなくても、全ての子供たちは勉強の大切さに自然に気が付く」という期待の上にしか成立しません。子供たちから「どうして勉強しなくてはならないのか?」という質問によって説明を繰り返し求められているにも関わらず、です。 そんな期待の仕方は、無理以外の何ものでもないでしょう。 もし、本当に「勉強が大切なのは当たり前」だとするならば、それを説明することなど簡単にできるはずです。それにも関わらず「子供たちにはあえて説明しない」という選択をすることにどんな意味があるのでしょうか。 メリット 説明する時間と手間の省略できる。 デメリット 勉強が嫌いになる。教育を信頼できなくなる。 このように、メリットとデメリットの差は、あまりに大きすぎます。 もし、本当に「当たり前」のことを説明するだけならば、年度の始めにでも簡単なオリエンテーションの場を設けるだけで充分でしょう。もし、たったそれだけの時間と手間を惜しんだがために、多くの子供たちが勉強自体を嫌いになってしまうかもしれないとしたら、割に合わないにもほどがあります。 あるいは「しっかり説明しようと思ったら、いくら時間があっても足りない」としたら、それは「勉強」というテーマが実は相当に難しいという意味であり、決して説明不要な「当たり前」などではないことになります。なおさら「説明なしでも理解しろ」という考え方がいかに愚かで横暴か、それが際立つでしょう。大人たちでさえ説明に苦労するならば、余計に子供たちには、どんなに時間かけてでも、しっかり説明しなければなりません。 もし、ここで「どうせ理解できないんだから、説明なんてするだけ無駄」と反論するとしたら、教育に価値はありません。 教育とは「分からないことを分かるようになるため」に行われる活動です。子供たちから「分からないから教えて」と頼まれているにも関わらず、それに対して「そんなもの分かる必要無い」なんて答えるとしたら、教育など存在する価値すらありません。 このように「当たり前すぎるから説明するまでもない」なんて考え方は愚策と言うほかありません。 当たり前であるならば、当たり前だからこそ、始めにしっかり説明すべきです。 「はじめに」のまとめ 教育には実に様々な考え方があります。 だからこそ、自分はその中でどれを正しいと思っているのか、それを考えなければなりません。 現在の日本において、教育に対する需要と期待は非常に高いと言えます。 しかし、それは前向きな期待ではなく、「今の教育ではダメだ」という不安の表れでしょう。 では、何が問題だと思いますか? どうすれば良いと思いますか? そういった点を整理していかないと話が前に進まないのは当然でしょう。 簡単に言えば、次の3点。 目的 :子供たちをどのように育てたいのか? 内容 :そのためには何を教えるといいのか? 方法 :具体的にどんな方法が適しているのか? これらを整理できないようでは、教育の改善などできるはずがありません。 そして、これらの疑問を最も簡単な形でまとめて表現しているのが「Q:どうして勉強しなくてはいけないのか?」という疑問です。 これは日本の教育の未来を左右するほど非常に重要な疑問であると言えるでしょう。
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あなたをおもいだせなくなるまえに【登録タグ あ るきや 初音ミク 曲】 作詞:るきや 作曲:るきや 編曲:るきや 唄:初音ミク 曲紹介 「ねえ、神様。どうか私を嫌わないで」 絵「キルシェ」 歌詞 (概要欄より転載) いいの、私はもういいの あなたが私を忘れていても いいよ、私はもういいよ あなたを思い出せなくなるから 過去に戻れる魔法を手に入れた でも未来は変わらないらしい それでもいいから あなたの匂いや仕草や笑顔も ただいまおかえりって言えないんだ あなたのかたちや言葉や私にくれたプレゼント 忘れたくない いいの、私はもういいの あなたの寝癖をなおせなくても もういいよ、私はもういいよ 今日はあなたの誕生日でしょ? 過去に戻れる魔法を手に入れた でも未来は変わらないらしい 「涙が止まらないよ。」 ねえ、神様。どうか私を嫌わないで まだあの人に出せてない返事があるの 左の薬指ばっか触ってて、愛しかった あなたの匂いや仕草や笑顔も ただいまおかえりって言えないんだ あなたのかたちや言葉や私にくれたプレゼント 忘れたくない 時間がない、時間がない もうすぐ私が生き尽くすから 時間がない、時間がない あなたが私を忘れないで コメント 名前 コメント
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作詞:ROY 作曲:ROY 編曲:ROY 歌:神威がくぽ 翻譯:yanao 在變成回憶之前…… 被秋風吹動著 枯葉飛舞的散步道路上 妳突然停下了腳步 說出了「再見」 黑暗迫至的 公園的天空 和那時 明明沒有任何改變的…… 請在變成回憶之前 讓我再一次的擁抱妳 彷彿是為了不要讓落下的雨水 浸濕妳的身心般 月色直射而入 在單獨一人被留下的房裡 單單只是注視著 始終沒有響起的電話 因為對受傷這種事 過於害怕 又讓我們倆人 擦肩而過了啊 請在變成回憶之前 讓我再一次的擁抱妳 在飄落而降的白雪 將心凍結之前 被人潮打亂消散的 我的聲音 妳的呼吸 連快樂與悲傷甚至也都能喜歡上了 此刻的話一定能夠…… 請在變成回憶之前 讓我再一次的擁抱妳 彷彿是為了不要讓流轉著的季節 將兩人沖散般…… Oh Yeah!!
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