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登録日:2010/07/13 Tue 19 30 42 更新日:2023/07/29 Sat 04 41 46NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 17歳教 ×吉野家 ○吉野屋 ひだまりスケッチ やまぶき高校 よっしー コスプレイヤー セクハラ教師 トラブルメーカー 先生 処女疑惑 変態 巨乳 愛すべきバカ 教師 松来未祐 校長先生ご苦労様です 牛丼先生 痴女 美術 頻尿 「ひだまりスケッチ」の登場人物。 CV 松来未祐 やまぶき高校で美術の授業を担当する女性教師。 ゆのと宮子の1年と2年の時の担任で、ゆのと宮子が入学前のヒロと沙英が1年の時の担当であり、 やまぶき高校の卒業生でゆのたちの大先輩に当たる。 美人だが年齢は不詳。本人曰く「永遠の17歳」。しかしアニメの公式ガイドブックには「実は中の人と同じ年齢」と記述されている。 ひだまり荘の近くで両親と共に暮らしている。弟や甥・姪らがいる。 髪はモスグリーンのロングヘアーを黄色のリボンでまとめていて、瞳もモスグリーン。 フリルなどが付いたひらひらした服、あるいは露出度の高い服を好む。 コスプレをすることがしばしばあり生徒は迷惑。 本人曰く「コスプレではなく身だしなみ」。そのための衣装はすべて自分で作っている。友人のウェディングドレスの制作依頼を受けるほど腕は確か。 年賀状や暑中見舞い等は、卒業生・在校生を問わず・担当した生徒全員に送っている! しかし内容は自身のコスプレ写真がメインで、一人ひとり衣装やポーズや背景等がそれぞれ異なるという非常に凝ったもの。しかも一人一人写真がすべて違う。 コスプレ教師とか普通に羨ましいぜ! おっとりした雰囲気だが子供のような性格で、ミスや暴走をしては校長に説教されている。てか学校内をひっかき回すトラブルメーカーの一人。 それでもゆのや沙英の描いた絵を褒めたり、宿題を忘れたゆのが提出の延期を願い出た時には厳しく却下するなど、大事なところで教師らしさも見せており、 普段手を焼いている校長も美術への取り組みや生徒に対する真摯な態度に関しては高く評価している。 裏表紙曰わく、その頭はちょっとヘンだけど悪くはないらしい。 しかし課題や作品の評価はかなり適当であり、保健室でよくサボったり美術室を占拠したり校長の悩みの種は減らないようです。 またとても教師とは思えないようなかなり際どいセクハラ的発言をすることもあるため、生徒はあきれかえってるし、仕舞には誤解されることも…… たまに良いことを言っても、普段の行いが行いなのでセクハラ発言扱いされてしまったりする。 ちなみに男性経験はないらしい… 処女疑惑?? 校長先生には内緒で、追記・修正おねがいしますね~ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ヒロさんへの進路相談したときは先生してたな -- 名無しさん (2013-12-08 13 31 35) 黙っていたら美人…黙っていたら美人なんだ…大事な事なので2回言い(ry -- 名無しさん (2014-04-23 14 04 08) 吉野家先生やさわちゃんより、烏丸先生の方がまともだな。この2人駄目教師だし。でも結局生徒思いだから憎めないんだよ。 -- 名無しさん (2014-04-23 16 38 41) 奇行を除けば、生徒愛・熱意は本物なんだよね~。ヒロさんの件みたいに、先生らしいところをキッチリ出してるしなぁ。 -- 名無しさん (2014-10-05 23 35 32) 何か…中の人まんまじゃないか…。 -- 名無しさん (2014-10-17 19 46 19) 吉野家先生........ゆの達を置いて逝くな...... -- 名無しさん (2015-11-03 07 56 28) せめて吉野家先生には作中ウェディングドレスでバージンロードを歩いてもらいたい -- 名無しさん (2015-11-03 10 18 53) ↑なんか、レイヤーとしてでは無く凄く似合いそう。 -- 名無しさん (2015-11-06 14 23 04) 名前 コメント
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autolink 01-078 カード名:吉野屋先生 カテゴリ:キャラクター 色:青 コスト:2 ソース:1 AP:30 DP:10 特徴:【水着】【教師】【美術】 先生だって夏休みいっぱい欲しいんです。 レアリティ:★★ 作品:ひだまりスケッチ ブースター
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autolink 01-077 カード名:吉野屋先生 カテゴリ:キャラクター 色:青 コスト:3 ソース:2 AP:30 DP:30 特徴:【水着】【教師】【美術】 このカードがアプローチでポイントを与えた場合、カードを1枚引く。 プールはご褒美なんです。 レアリティ:★ 作品:ひだまりスケッチ ブースター
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autolink 01-079 カード名:吉野屋先生 カテゴリ:キャラクター 色:青 コスト:0 ソース:1 AP:無し DP:無し 特徴:【教師】【美術】 このカードが自分の【制服】を持つキャラが2枚以上いる状態で登場した場合、カードを2枚引く。その後、手札を1枚位選んで捨て札にする。 はい、みなさん席についてください。 レアリティ:★★ 作品:ひだまりスケッチ ブースター
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autolink 01-015 カード名:吉野屋先生 カテゴリ:キャラクター 色:赤 コスト:1 ソース:2 AP:10 DP:10 特徴:【サンタ服】【教師】【美術】【コスプレ】 このカードが登場した場合、全てのプレイヤーはカードを1枚引く。 みなさんのお家に愛と幸せをお届けに参りました。 レアリティ:★ 作品:ひだまりスケッチ ブースター
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autolink 01-058 カード名:吉野屋先生 カテゴリ:キャラクター 色:緑 コスト:2 ソース:2 AP:10 DP:20 特徴:【メイド】【教師】【美術】【コスプレ】 このカード以外の【コスプレ】を持つキャラが登場した場合、ターン終了時にカードを1枚引く。 演劇部の衣装がこんなに充実しているなんて。 レアリティ:★★★ 作品:ひだまりスケッチ ブースター
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やまぶき地蔵は、すごいらしい。 やまぶき地蔵とは校内の竹林にある薄汚い地蔵の事だけれど、実を言えばこれ、やまぶき学園教師である吉野屋が学生時代に作った彫刻が風化して――どれだけの年月なのかは分からないけれど――出来たものなのだ。 だから、この地蔵には一部の生徒の間で広まっている噂がある。 「――胸が大きくなりますように!」 両手を合わせて柏手をぱんぱんと2回打ちながら沙英は熱心に祈る。 沙英だって年頃の女の子なのだ。女性らしい豊かな胸の膨らみには憧れるし、地蔵に祈る事でその望みが少しでも叶うなら有り難い。 だから放課後一人でこっそりと祈ってみてはいるけれど、今のところまだ効果は無いようだった。 それでもいつかそうなる日を願いながら沙英は今日も地蔵に祈る。 「あらあら、効果はありました?」 「いやぁまだ全然――」 後ろからひょいと現れた人物に話しかけられて、沙英は苦笑いしながら答えるけれど、はたと気付いてぎくりと動きを止めた。 効果のほどを聞かれたと言う事は、つまり先ほど地蔵に祈っていた所を人に見られていたと言う事で。 「よ、よしっ、吉野屋先生!?ななななんでここに!?」 「だって教師ですからー」 顔を真っ赤にしてうろたえる沙英とは対照的に、彼女――吉野屋はにこにこと楽しそうに微笑む。 吉野屋は露出癖というか目立ちたがりというか、ヌードデッサンのモデルを自ら進んでやりたがったり、大掃除の日にはメイド服で過ごしたり、生徒にセクハラまがいの発言を連発したり、と一癖も二癖もある教師で、そんな彼女に――それも地蔵の制作者本人に見られたのでは堪ったものではない。 「先生あの……見てました?」 「はい、ばっちり。悩み多き乙女ですものね」 「あは、あははは……」 そう悪戯っぽく言われても沙英はただ照れ隠しに笑うしか出来ない。 こんな食えない人に弱みを握られては、対抗する余地が無いのだ。 「……でも、あなたのその健気な願いは先生の心に響きました!こうなったら私にまかせて下さい!」 そう言って吉野屋は瞳を熱っぽく潤ませ、どんと自らの胸元を叩いた。わけがわからずきょとんとしている 沙英の首根っこを掴んで有無も言わさずどこかに歩き出す。 「……え?」 沙英の呟きの後には、ただもの言わぬやまぶき地蔵だけが静かに佇んでいた。 □ □ □ 「……あ、あの、先生」 「なんですかー?」 連れて行かれた先は人気の無い美術資料室だった。 無造作に置かれた木製の椅子――デッサンの授業の時に使っているやつだ――に腰を降ろした 沙英は、何故かいそいそとスーツの上着を脱ぎ始めている吉野屋に遠慮深げに声をかける。 「……まかせるって言われても、よく意味が分からないんですけど」 「大丈夫ですよ。私にまかせていれば良いのです」 「いや、だから何をどうまかせろと……」 どうにも会話が成り立たない。自由奔放に生きている人だから――1年生の時は担任だったから良く分かる――と言えばそれで済むのだろうけれど、正直早く帰りたかった。あんまり帰りが遅いとヒロが心配してしまう。 「ずばり、胸を大きくするお手伝いをします」 「む、胸って……えっと、バストアップ体操とかそういう?」 沙英と向かい合うように椅子に座り、自信ありげにぐっと身を乗り出してくる吉野屋を見ていると、なんだか余計に不安な気持ちになってしまった。 それに嫌な予感というのは大抵は的中するもので―― 「他人に揉まれると大きくなるっていうじゃないですか?だから私が、と思って」 「……」 着ているブラウスのボタンを外しながら、さらりと彼女はとんでもない事を言う。 前をはだけたブラウスの隙間から、白磁のような肌と豪奢なレースに包まれているたわわに実った膨らみがあらわになり、思わず目を凝らしそうになった沙英は慌てて顔を背けた。 「あ、今ひょっとして私のこの胸が殿方とあんな事やこんな事をして育ってる所を想像したんですか!? やだ、えっちです!セクハラです!」 「ち、違います!」 頬を朱に染めて恥ずかしそうに腕をぱたぱたと振る吉野屋に、セクハラはどっちだと思いながら否定する。 確かに少しは考えたかもしれないけれど、そこまでディープな事は考えていない……はずだ。 豊かな想像力というのも時々困りものである。 「安心して大丈夫ですよー。それとも、もう決まった相手がいたりします?」 「あ、相手はその……いや、とにかくそういう問題じゃなくてですね――」 確かに沙英には大好きなヒロがいるけれど、その関係をわざわざ教師に暴露する事は無い。 うろたえながら誤魔化し、抵抗しようとする沙英を見て、吉野屋は悲しそうに目を伏せた。 「……そんなに先生が信用出来ないって言うんですか?私の事……嫌いですか?」 「違いますけど……えと……うぅ」 めそめそと泣き出されて戸惑ってしまう。彼女が校長に叱られて泣き出すところはよく見るけれど、目の前で泣かれてしまうとどうも自分の方が悪者になってしまったようで落ち着かなかった。 「せ……先生、あの」 俯いて肩を震わせている吉野屋に怖々と手を伸ばす。なんだか、無理に断るのも可哀相な気がしてきた。 彼女は好意で言ってくれているのだし、マッサージか何かだと思えば良いのではないだろうか。 そう、マッサージなのだ。体操の延長線上にあるだけの、ただのマッサージ。 無論沙英の想い人はヒロだけであって、いやらしい考えなどは断じて絶対おそらく多分無いのである。 「まかせてくれるんですねっ」 「あ、はい……まぁ」 ぱぁっと顔を輝かせる吉野屋に曖昧な笑顔を返しながら、そわそわと沙英は彼女の胸元に視線を彷徨わせる。 実際、吉野屋の胸はかなり羨ましく目を引くのだ。童女のような幼い顔立ちをしているのに、身体の方は何を食べればあんなグラビアモデルよろしくのプロポーションに育つのか。 身近で言えばヒロだってそれなりだし、宮子もかなりのものだけれど――自分とゆのについてはコメントを控えておく――なんといえば良いのか、大人の雰囲気が漂う淫靡さがそこにはある。 「じゃあ、じっとしてて下さいねー」 「え、いや、自分で……」 「駄目です。私が全部してあげますから」 「そ、そうですか」 嬉しそうにこちらの制服を脱がしにかかる彼女にされるがままになりながら、ひょっとして自分は何かとんでもない事を許可してしまったんじゃないかと沙英は少し後悔した。 そもそも、吉野屋まで脱ぐ必要性は無かった気がする。 いや、大体沙英が脱がずとも服の上からでも十分で―― 「あら、ブラウスは第1ボタンまできちんと閉めないと駄目ですよ?」 「……あ、すいません」 ――まあ、もう遅いのだけれど。 教師らしくたしなめるような吉野屋の声に思わず頭を下げるけれど、脱がせている側が服装の乱れを指導するのは少し滑稽だ。それに椅子に座ったままでこけたりはしないだろうか。 彼女の細い指先が時折肌に触れるのがくすぐったい。確かに恥ずかしいのだけれど、こうして幼子のように服を脱がされていると頭の中がぽーっとして不思議な気分だった。 ヒロに対する罪悪感は、もちろんある。強く断れない自分を情けなく思うし、駄目だなと思う。 でも身体が自然と逆らえなかった。スカートは履いているとはいえ、上着はそばに折り畳まれて置かれ、ブラウスのボタンは吉野屋と同じく全て外されていて。素肌を晒した酷く無防備な状態が、熱を出した時のように沙英の意識をどこか不安定な場所へ押しやってしまっている。 「――いいですか?」 「……んっ」 吉野屋がそっと沙英の胸元に触れる。自分の手と他人の手では感覚が全く異なっていて、彼女の指先が肌の上をまさぐり、這い回っていく度に、ぞくりと肌があわ立ち心臓の鼓動が早くなった。 シンプルな形のブラを外され、空気に触れた控え目なふくらみがすぅすぅする。期待感で待ち切れないのか、先端はすでに尖り始めてつんと上を向いていた。 「っ…あ……は……」 手のひら全体を使って乳房を優しく撫でさするような動きに沙英の吐息は熱を帯びていき、小さな喘ぎが零れてしまう。前を向くと悪戯っぽく微笑む吉野屋と目が合ってしまい、耳まで赤くなりながら視線を落とした。 すると今度は自分の胸を愛撫している指が視界に入ってしまい、沙英は仕方なくぎゅっと目を閉じる。 「今のままでも、十分魅力的だと思いますよ?」 「でもやっぱり……ん……大きな方が……」 「じゃあ、もう少し続けましょうか」 「は…い……っひぁ……!」 耳元で囁かれる興奮で少しうわずった調子の声にこくこくと頷きながら、先生は意地が悪いと思った。 すでに与えられる刺激は快楽を求めるためのものになっていて、胸を大きくするだなんて全く関係がなくなってしまっている。 先ほどの質問に頷いたという事は、これ以上の事をされても抵抗する気は無いと認めたも同然だった。 「乳首、すっかり硬くなっちゃってますね……」 「せんせ……それだめです……っ!」 ぴんと勃ちあがった乳首を爪先で小刻みに擦られて快感で泣きそうになる。ぞわぞわと広がる刺激に身を竦ませる沙英の首筋に唇を寄せながら、吉野屋は神経の集中した先端を執拗に嬲り続けた。 少しぴりぴりするような痛みも今は快感に変わってしまっていて、頭の中にかかった霞みはどんどん濃くなり白くなっていく。 「……私も触ってもらえますか?」 すっと彼女の胸元に手を導かれて、そのまま吸い寄せられるように沙英は手のひらを動かす。 フロントホックのブラはすぐにぱちんと外れ、水蜜桃のような瑞々しい乳房が形を崩すことなくこぼれでた。 重量感のある双乳はマシュマロのようにやわらかくたわみ、張りのある肌は心地の良い弾力を返してくる。 吉野屋の頬は桃色に上気し、瞳はうっとりとした様子で潤んでいた。その淫らな表情に見惚れながら、 沙英は仕返しとばかりに彼女の乳房を荒々しく揉みしだき、熟れて尖った先端を責め苛む。 それでも主導権を握っているのはやはり生徒よりも教師の方で、すぐに沙英は背筋を走る快楽に思考を絡めとられて再び彼女にされるがままとなった。 ふいに、吉野屋の動きが止まる。 「せんせえ……?」 お互いの腕をゆっくりと身体から離されて沙英は悲しそうに首を傾げた。 まだまだ物足りないのに、何故急にやめてしまうのだろう。もっともっと、ずっとこうしていたいのに。 淫らな思考は熱く渦を巻き、理性をすでに焼け焦がせていた。じっともの欲しげに吉野屋を見つめていると、彼女はくすくすと困ったように笑いながら、だらしなく開いたままになっている沙英の口元をぺろりと舐めあげる。 「ん…はぁ……んちゅ……」 「っふ……う……?」 背中に腕をまわされきつく抱き締められたかと思うと、貪るように唇を重ねられた。下唇を食むように嬲られ、熱くぬめった舌が口内に入り込みながら暴れ、沙英の舌をぐちゃぐちゃに絡めとり蹂躙していく。 流し込まれた唾液を懸命に飲み込みながら、沙英はぎゅっとすがるように彼女のブラウスの端を掴んだ。 これは、ヒロと交わすような互いに愛おしむ口付けとは違い、性的興奮を高めるための疑似的なセックスなのだろう。 「ぷぁ……んっ……あむぅ……!」 喘ぎ喘ぎ息をしながら、胸にぴったりと押しつけられている吉野屋の胸が意識を更に苛んでいく。 身動きをする度に曲線がなまめかしく歪み、硬く敏感な乳首がこりこりと擦れ合って痺れるような刺激を生み出した。 今にも達してしまいそうな気持ち良さが弾けて止まらないのに、それでもまだ胸を締め付けられるような切なさが消えてくれない。もじもじと太腿を擦り合わせると、ぬるりとした感触がべったりと内側に張り付いてしまっていた。 それを察したのか、吉野屋の手がするりとスカートの中に入り込み太腿をすりすりと撫でさする。 「やぁ…っ……んぷっ……ふぅぅ……!」 何か喋ろうと唇を離そうとしても、すぐに掴まってむしゃぶりつかれてしまう。 と、酸欠になりそうでぼやけていた頭が急にぱっと白く瞬いた。下着の横から潜り込んできた吉野屋の指が、どろどろに溶けた沙英の秘裂を小さくかき混ぜたせいだ。 何がなんだか分からなくなる。全身がバターのように溶けてしまう錯覚に陥りさえした。 舌は絶えず相手を求め蠢き絡まり合い、乳房はぐにゅぐにゅと密着し形を一定にとどめる事がない。 秘裂からは蜜がとろとろと溢れ、彼女の指でめちゃくちゃに犯される事を歓喜している。 脳髄が快楽のせいで蕩け、ぱちぱちとはじけた。 「っあ…あ……!だめ、せんせいもうだめ……っ!」 蜜にまみれた性感の塊である突起を擦られ、沙英はすすり泣きながらいやいやをするように首を振る。 やめてくれという哀願ではない事は明らかだった。吉野屋は執拗に指を動かし突起を弄り続け、肉襞の中をかき混ぜ続ける。粘ついた水音が鼓膜に絡み付いて離れなくなり、余計に興奮を掻き立てた。 「あ、やぁ……ああぅ……!」 やがて沙英がか細い声で啼いて、びくびくと身体を跳ねさせた。胎内を犯していた指がきゅうっと締め付けられ、達してしまった事を相手に伝える。 吉野屋にぐったりと寄り掛かりながら、沙英は真っ白になった頭でしばしのまどろみを楽しんだ。 □ □ □ やまぶき地蔵は、あてにならない。 すっかり暗くなった校内を歩きながら、沙英はのろのろと自宅へ足を進めた。こんなに遅くなってしまった理由をなんて説明すればいいのだろう。考えると頭が重い。 実のところもう少し早く切り上げていればまだマシな時間に帰れたはずなのに、ずるずると2回目3回目と続けてしまった自分が恨めしい。 吉野屋は「今日の事は内緒ですよ」だなんて呑気そうに笑っていた。人に話せる内容では無い事を分かって言っていたに違いない。本当に食えない人だ。 竹林のそばを通りかかってちらりと地蔵の方に目をやる。もう、あれに祈る事はないだろう。 「……」 ――それでもやっぱり、また祈るかもしれないな、と微かな期待を抱いてしまって。 沙英は大きな溜め息を吐きながら愛しい人の待つひだまり荘へと急いだ。
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「ゆのっち、ご飯だいじょぶ? どこ行ってたの?」 「はぅ……宿題、休み時間じゃ間に合わなかったよ……」 休み時間にひだまり荘で宿題を終わらせるつもりでしたが、とうとう間に合いませんでした。 新学期早々宿題を忘れてしまうなんて。 宮ちゃんはきちんと終わらせてたのに。 「吉野家先生、怒るかな……」 先生は今日提出を厳守するように言っていました。しかし、このペースでは今日にはとても間に合いません。 「仕方ない。後できちんと訳を話しに行こ……」 そう思って、私は食堂を後にしました。 同じ間に合わないのでも、謝っておくのが礼儀ですから。 …… (16:12) 「あらぁ……それは困りましたねぇ……」 いつもの夢を見てるようなおっとりとした口調で、やっぱり難色を示す吉野家先生。 「明日には提出しますので……」 「う~ん。でも、今日徹夜して明日フラフラで授業を聞けないんじゃそれも困りますしねぇ……」 完全にこの後の私を見透かしています。やっぱり先生なんだなぁ、と妙に感心してしまいました。 でも、宿題を受け取ってもらえないのは困ります。冬休みの宿題も単位のうちなのです。 そう悩んでいると、不意に吉野家先生が切り出しました。 ……少し、笑みが妙に感じますが気のせいでしょう。 「……じゃあ、これからゆのさんに実技をやってもらって、それを宿題代わりにしましょうか。 それなら今日中に終わるし、ゆのさんも今日提出したことになりますし」 「え? いいんですか? その、お時間とか……」 予想外の提案でしたが、今日中に確実に終わるなら、確かにありがたい話です。 「ええ。今からやっても2時間くらいで済みますから。 じゃあ、先に教室に行っていてください。私はちょぉっと、準備してきます」 「は、はい! ありがとうございますっ!」 ああ、話にきて正解だった……。 心からそう思う私でした。 (16:30) 当たり前と言えば当たり前ですが、もう誰もいない教室で私は先生が来るのを待っていました。 「うーん。先生まだかなぁ……。 でも、実習って何やるんだろ。デザインの実習なんてあるのかなぁ。 準備って何の準備なんだろう……。 吉野家先生、無茶な実習しないよね…… うぅ……緊張してきたよぉ……」 ねりねり。なかなか落ち着けません。 すると、扉を開け、閉め、 「えーと、かぎ、鍵……と」 なぜか錠を閉める音とともに吉野家先生が入ってきました。 「おまたせしました~。時間かけちゃってごめんなさいね」 手には体育着でも入っていそうな紐付き袋とイーゼルに画板。思っていたより普通の道具です。 「あ、いえ、よよろしくお願いしますっ」 少し噛んでしまいました。 そんな私を見て微笑み……多分、微笑みながら、吉野家先生はその辺の席から椅子を持ってきて私の机の前に座りました。 「では、これよりゆのさんには実習をしてもらいます。 説明するから、よく聞いてくださいね?」 机を挟んでお互いの息が感じられそうな距離。先生の少し潤んだ目が私の目と合い、髪の香りがふわっ、と私の鼻をくすぐりました。 今更だけど。 吉野家先生、キレイだな……。 そう思ってると急に恥ずかしくなって、私は目を逸らしながらこくん、と頷きました。 「とは言っても、見ての通りです。 ゆのさんにはデッサンをしていただきます。 モデルは、もちろんわたくしです♪」 本当に嬉しそうに話す先生。 私も、課題が意外にも普通で一安心しました。 ああ、それで袋に入れて服を持ってきたんだ。 着ていくと校長先生に怒られちゃうから。 私はすとん、と納得しました。そのつもりでした。 「分かりました。頑張ります!」 私は立ち上がってイーゼルを組み立て、用意を始めました。 「今日は台がないので……そうですね。カーテンも閉まってるし、教卓を使っちゃいましょうか」 いたずらっぽく話す先生の声が後ろから聞こえてきます。 もっとも、もう学校にいる人は少ないでしょう。残ってくれている先生には感謝しないといけません。 私は用意し終わると、先生に声をかけました。 「先生、もう始められますよ」 「はい。じゃあ、始めましょうか」 そう言って教壇に腰掛ける先生。もちろん、服はさっきと同じです。 「あれ、先生着替えないんですか?」 「え?」 なぜか目を丸くしています。 「だ、だっていつも先生メイドさんとか、ネグリジェとか着たりしてるじゃないですかっ?」 私の質問に、先生はうっすらと、絶対にさっきまでとは種類の違う笑みを浮かべました。 その妖しさに、思わず固まってしまった私を知ってか知らずか、先生は私に返事をします。 「ああ……。そういうことですか。 ゆのさんもああいう格好の私、好きですか?」 「いいいえ、そ、そういうわけではっ」 失礼かも知れないけど全力で否定する私。でも吉野家先生はそんな私に構わず 「今日はちょっと趣向が違うんですよ……」 と言いながら、おもむろに自分の上着を脱ぎ始めました。 「違う?」 でも、先生の手は下に着ていたブラウスのボタンを外していきます。 私の反応を楽しむように一枚一枚脱いでいく先生。 「今日の実習は……私の裸婦画です♪」 下着姿になった先生は、ブラジャーのホックに手をかけながら、本当に、本当に嬉しそうに宣言しました。 ぶるんっ、とこぼれ出た外見相応の大きな乳房を見た私は、息を詰まらせながら真っ赤になっているしかありませんでした……。 …… (17:05) 最後にチャイムが鳴ったのはいつだったんだろう。10分前にも、20分前にも感じられます。 私といえば、体……特に頭にのぼった熱が収まらず喉はカラカラに渇き、鉛筆を持つ手は思うように動きませんでした。 そして私の目線の先には、教卓に腰掛けながら私の方に足を広げ、大切なところに手を沿わせながら、時折 「んっ……ぁぁっ……!」 と喘ぐ『モデル』がいました。 「あぁ……い、いくっ……ぅうっ!」 「うぅ……」 恥ずかしさで泣きそうになる私。 なんで、こんなことになっちゃったんだろう……。 私の知識では、裸婦画のなかの女性は、立ったり横になったりするだけです。 自慰だなんて……そんな考えるのも恥ずかしいことをしている絵は見たことないし、きっと無いんだと思います。 絶頂に達してもポーズをそのままにしてくれるのはある意味ありがたいのですが……。 でも、最初にわがままを言ったのは宿題を出せなかった私です。 先生だって私の都合に合わせてくださっているのだから、私が嫌だとは言えません。 それに……恥ずかしさ以外の何かが私を取り込んでいる気がしてきました。 私はなんとか震える腕を押さえるようにしながら、先生の指の動きに合わせて微妙に揺れる、全生徒あこがれの胸のラインをさっとキャンバスに引きました。 (17:58) 体のほとんどが終わった頃には、私はもうほとんど倒れかかっていました。 自分でも息を荒らげて顔を真っ赤にして、吉野家先生の痴態にあてられているのが分かってしまいました。 しかし、最後に残ってしまった理性が私の筆を止めていました。 「っふぅん……ど、どうしました、か……ぁあん!」 何度目か分からない絶頂に浸りながら、いっこうに筆が進まない私に問いかけます。 「ぁ、あの……ほとんど描き終わったんですけど……っ」 「けど……っ?」 私は意を決して、外に聞こえてしまうとかそういう当たり前のこともはばからずに、一気に言いました。 「そのっ…… ぁ……あそこがっ、描けないんです!」 もうこれ以上無いほど恥ずかしい宣言でした。 理性はどうしても、先生の性器を描くのをためらわせていたのです。 私は死んでしまいそう、というのも通り越した羞恥を感じていました。 だというのに。 「あそこ……。どこでしょう~?」 上気した顔で、先生はとぼけました。目があの妖しさを帯びているのです。 「せ、先生の、大事なところですっ!」 「ふふっ……。冗談ですよ。 ゆのさん、とても可愛らしかったですよ……」 そう笑いながら、教卓から降りて私の耳に息を吹きかけました。 「ひゃん!」 「こんな可愛い顔して、こんなに真っ赤になって、 ……こんなに濡れちゃって」 「いっ、ぁああああっ!!」 スカートに入った先生の指が、指摘通りすっかり水分を含んでしまった股布をさすります。 「これだけびしょびしょなら今日の『実習』に入れますね……」 先生が、持ってきた袋から取り出した丸っこい何かを息も絶え絶えな私の下着に入れ、あまり触らない敏感な一点がその振動に弾かれた時…… 「わっ、いぃ、いき、いきますっっ、うぅぅ!!」 私は、理性と完全にさよならを告げていました。 (18:15) 空もとうに暗くなりそろそろお腹が減ってきた頃、私は自室で次回作のプロットをああでもないこうでもないと考案していた。 「あら。もうこんな時間。ご飯用意するね、沙英ちゃん」 いつもながら食事を作ってくれるヒロの声で、私は自分の頭を現実に切り替えた。 「あ、もうこんな時間か……。私も手伝うよ。何すればいい?」 私が手伝いを申し出ると、食材を切り始めようとしたヒロは急に不安そうな顔をした。 「いや、あのさあ……。私だって女なんだから家事ぐらい……」 「え? ああ、ごめんなさい。そのことじゃないの」 『そのこと』自体も否定して欲しかったけど、ヒロに先を促す。 「うーん。さっき買い物の帰りに部屋の窓見たら、ゆのちゃんまだ帰ってなかったみたいなのよね……。電気ついてなかったし」 「あれ? とっくに帰ってるのかと思ってたけど」 いくら何でも、二人とも階段を昇る音を聞き逃していたなんてまずあり得ない。ましてやこの安普請なら。 「まあ、まだ学校なんじゃない? 宿題が出せない~、ってお昼に言ってたじゃない」 「だけど心配よぉ。あの子、沙英みたいにマジメすぎるところがあるから。 今頃お腹減らして倒れてるかも知れないわ……。 沙英、もうしばらく帰ってこなかったら見に行ってあげて。私、お味噌汁作って待っているから」 ゆのの母親であるかのような心遣い。 果報者だなぁ、ゆの。 私は微笑ましさを押し隠して立ち上がった。 「ん。分かった。 じゃ、それまで手伝わせてよ」 せめて、下ごしらえくらいは。 (ほぼ同刻) この教室に入ってから何度目かのチャイムが聞こえたような気がします。 「はい、ゆのさん。服を脱いだらこちらに座ってくださいね」 「は、はぁい……」 気がつくと、私は吉野家先生の言うがままに制服を脱ぎ捨て、私の机に座る吉野家先生の膝を目指して、ふらふらと歩いていました。後ろの席には袋に入っていたのでしょう、スタンド付きの鏡が置いてあります。 私のあそこはさっきの先生みたいに激しく濡れて内股にあの汁が垂れて、けれど体は欲望に染まっていました。 もっと、気持ちよくして欲しい……。 私のそれとは対照的な先生のたわわな胸を背中に感じつつ、体をより深く委ねると、先生の方に顔を向かせられます。 「はしたないお顔ですね……。淫乱ゆのさんも可愛いですよ」 そう言って、舌で私の唇を舐ってくる先生。 「ふわぁあっ! ……あむ、くちゅぅ……むぅ。ぷはっ。 ちゅぅっ……」 先生の舌に触られた歯茎や舌の性感を電気のように感じながら、それに答えて先生の口に同じようにやり返せる私は、先生の言うとおり完全な淫乱女でしょう。 一瞬驚いたような顔をして、すぐに先生は微笑みながら、 「ぺちゃ……ふぅむうん! ん、んんぅ!」 私の体を抱き寄せるようにしながら、まだ薄い私の胸を揉み、十分に堅くなった頂点を摘んで揺らしました。 頭の中がさっきみたいに真っ白になります。まるで私の胸から何か気持ちよくなる成分が注入されているよう。 私はさらなる快楽を得ようと、自ら足を広げてあそこに手をのばしました。 「……ちゅうっ。ゆのさんのお胸、いい感度ですよ。 ほらぁ、ゆのさん、前を見てごらんなさい」 「……あ、ああぁっ」 前に置かれた鏡には、私と先生の股間が生々しく反射していました。 自分のあそこから汁がどんどん湧き出て、お尻の穴まで伝って……。 私は思わず見惚れてしまいました。 「もう恥ずかしくないでしょう? ゆのさんの、このエッチなお口で、ゆのさんのあそこを『描写』してみてください……」 もう止めるものはありませんでした。 「は、はい」 「買っておいて良かったです……。こんな可愛い娘の初めてを貰えるだなんて……」 吉野家先生の声。 机に伏せたまま、まだ肩で息を続ける私には見えない位置です。 「んっ……はぁ、大きい……」 あ、そう言えばほっぺたに私のお汁がべっとり付いちゃってる。まあいいや……。 「後ろならいいですよね~」 上半身が持ち上げられたような気がします。 「やさしく、してあげますからね……」 そして、さっきより太く、深く、強く。 何かが私のお尻の穴を『貫通』しました。 「……んんひゃああああぁぁぁぁあああっ!?」 お尻の穴が開いたまま閉まらないような違和感とかすかな痛みで、私は絶叫していました。 「はぁぁあ……。いい、いいですよゆのさんっ!」 私の足を持ち上げて子供がおしっこさせられてるようなポーズにしながら、胸を押しつけてくる先生。 「せんっ、先、生! こ、これヘン……ぁおぅっ!」 「は、はぁっ……淫乱ゆのさんならぁっ、すぐに、良くなりますよっ!」 私を持ち上げていた先生の手が私のおまんこをこすり、ついでに私のお尻にかかる重さがより強くなります。 「!!!!」 「ど、どうですかぁっ?」 私は、また机に突っ伏す形になりました。 「おまんことぉ、 お尻のムズムズがぁっ!」 信じられないくらいに私はお尻に順応していました。 自分で胸や股間をいじり、お尻のもたらす快感に酔いしれていました。 「ゆのさん、ゆのさん!」 机に倒れかかっている私の体がくるんと回り、腸がひねり回され、 「ゆの、さぁんっ!」 先生が腰を思いっきり突き、それが最後のスイッチになりました。 「……いぃ、いぐ、いぎますぅぅっ!!!!」 「ああ、ゆのさん素敵……いいいっ!!」 もう、戻れない……。 私は、何となくそう確信しながら、人生最高の絶頂を感じていました。 (18:50) ……後のことは、ほとんど記憶から抜けてしまっていました。 気が付いたら教室で一人、きちんと制服を着て。 来たときと変わっていたのは、私の体と記憶だけでした。 (数分後) 夜の学校の、懐かしい教室への廊下を行く。 さっき外から見たときはあの教室に電気がついていた。 私たちも去年はこの廊下を通ったものだ。 ドアを開ける。 すると案の定、私たちの寮の大切な娘がちょこんと座っていた。 目の前まで近づき、 「よっ、お疲れ!」 いつものように声をかける私。 私の声にぼんやりしながら反応し、私を見て、 「……。 あはっ、沙英さん……」 微笑むゆの。 でも、その目は虚ろで、焦点があっていない。 「ゆの?」 不審に思い顔を覗き込む。 すると。 甘えた声で。 「沙英、さぁん……っ」 「ん、んん!?」 不意打ちの、私は小説でしか体験していないような甘ったるいキス。 潤んだ目で私を見つめ、私の口を陵辱する、私の決して知ることの無かったゆのが、いた。 「……っ、けふっ、けほっ」 むせる私を見て、ゆのは夢見るように言う。 「……私、宮ちゃんもヒロさんも沙英さんも大好きなんですよ。とっても」 「……?」 急の事故に混乱しながら、私はその言葉の意味を図りかね、ただ呆然としていた……。 「ふふっ、じゃあ帰りましょうか。沙英さん?」 fin 同じ時間軸の話→「ヒロ×宮子」
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出会い マイページ 通常 日直 登校 朝 昼 夜 アルバイト 好感度レベルアップ デート 約束 当日 ボス戦 勝利 敗北 バトル 勝利 敗北
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晩秋の放課後、ゆのは、ひだまり荘に帰るために教室から廊下に出た時、髪を長く伸ばした女性教師が佇んでいた。 「吉野家、先生? 」 暫くは躊躇っていたが、思い切って空を眺めている先生に声をかけることにする。 「あっ、ゆのさん…… 」 吉野屋先生は半ば呟きながら、ゆのの方に振り向いた。 いつもなら、エキセントリックで、ハイテンションで、周囲を混乱の渦に巻き込んでばかりいる先生が、 今日は物憂げな表情を浮かべている。 「ごめんなさい。ゆのさん。少しばかり悩んでいたものですから」 先生は、艶のある長い髪をゆっくりとかきあげて謝る。 「あの、何かあったのですか? 」 ゆのは傍に近づいて、心配そうな顔つきになって尋ねた。 「いえ、特に何もないの…… 」 吉野屋先生の微笑みはとても柔らかい。しかし、表情に陰りがあってどこか危うい。 「でも」 ゆのは言いかけて口ごもった。 何かを言いたかったハズなのに、言葉となって外に出る前にかき消えてしまう。 「ふふ。私だっていつもビキニにエプロンを着て、はしゃいでいる訳ではありませんよ」 「そ、それは、そうですけど」 小柄なゆのの肩に、軽く手を添えた吉野屋先生は、微かに口元を緩めて語り始める。 「教師という職業を、何年もやっていますとね…… 多くの生徒さんが大きく変わっていく様子を、 目の当たりにすることになります」 「は、はい」 「ゆのさんみたいなとても可愛らしい子が、まるで蛹から蝶になるように、どんどん成長して大人になっていくのに、 自分だけがずっと変わらないでいることが、寂しくなることは否定できません」 「せんせい」 吉野屋先生の意外な一面を目の当たりにしたゆのは、呆然として佇むことしかできないでいる。 「ふふ、気にしなくていいですよ。ただの独り言ですから」 生徒の濡れた瞼の下を、細い指先で拭き取りながら、吉野屋先生は穏やかに微笑んだ。 「ですから、ゆのさんは卒業しても私を憶えていてくださいね」 言い終えると、くるりと回って歩き始める。 背筋はすらりと伸びていて、傍から見ると落ち込んでいる様子を窺い知ることはできない。 「待ってください! 」 ゆのは、遠ざかりつつある吉野屋先生の背中に向けて叫んだ。 「私、忘れませんから。先生との出会いや、先生のお話を、ずっと宝物にしていますから! 」 吉野屋先生は、ゆのに対して、何か言葉を返すことはしなかった。 しかし、先生は一瞬だけ立ち止まると、右手を高く上げて、少女に向けて手首をひらひらと振ってみせた。