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逃亡記 山本周五郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)囁《ささや》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)富|弥三郎《やさぶろう》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数) (例)※[#「陷のつくり+炎」、第3水準1-87-64] ------------------------------------------------------- [#6字下げ]一[#「一」は中見出し] 「お姉さま、わたくしよ」とみさを[#「みさを」に傍点]は姉をつかまえた、「お声をださないで」 あつみ[#「あつみ」に傍点]はとびあがった。そんなところに妹がいようとはまったく気づかなかったのと、「みつかった」という直感とで、抱えている包を危うくとり落しそうになった。 「心配なさらないでいいのよ」と妹は囁《ささや》いた、「わたくしのお部屋へゆきましょう、いいえ大丈夫、およそのことは知っています、まえから知っていたんです、それでお姉さまがどうなさるかしらって、わたくしはらはらしながら見ていたのよ」 「お願いよ、みさを[#「みさを」に傍点]さん」とあつみ[#「あつみ」に傍点]は妹に云った。 彼女は哀れなほど震えていた、「このままゆかせてちょうだい、こうするよりほかにしようがないのだから、ね、お願いよみさを[#「みさを」に傍点]さん、放して」 「しようはあってよ」と妹が云った、「あるからお止めするのよ、わたくし樅山《もみやま》さまのこと、ちゃんと知っていますわ」 あつみ[#「あつみ」に傍点]は闇の中で息をひいた。よほど驚いたのだろう、「は」と息をひくのがみさを[#「みさを」に傍点]の耳にはっきり聞えた。みさを[#「みさを」に傍点]は片手で姉の手を掴《つか》み、片手で背中をやさしく抱えた。 「それから横江さまのことも」と妹はすばやく囁いた、「横江さまのことはわたくしがお引受けしますわ」 「あなたがですって」 「大きな声をなさらないで」と妹は姉の背を抱えている手に力をいれた、「こんな場合ですもの、お姉さまでなくとも、人の命を救うためには手段を選んではいられませんわ」 「だってみさを[#「みさを」に傍点]さん」と姉はおずおず訊《き》き返した、「あなたいったいどうなさろうというの」 「わたくしのお部屋へゆきましょう」と妹は云った、「わたくしがどうするか聞いて頂いて、お姉さまのお知恵もお借りしたいの、さ、早く、人の来ないうちにゆきましょう」 「大丈夫なのね、みさを[#「みさを」に傍点]さん」と姉は震えながら云った、「もし間違うとわたくし死んでしまってよ」 「わたくしお姉さまの妹よ」とみさを[#「みさを」に傍点]はきっぱり云いった、「――さあまいりましょう」 [#6字下げ]二[#「二」は中見出し] 横江半四郎は予定より七日ほど早く江戸を立ち、まる十日も早く国許《くにもと》へ着いた。供は吉富|弥三郎《やさぶろう》、木内|又助《またすけ》、宮原|忠左衛門《ちゅうざえもん》。ほかに下僕五人で、下僕が多いのは荷物が多いためであった。――江戸を早く立ったのは、途中で三カ所、名所見物をする筈だったのだが、供頭《ともがしら》の吉富弥三郎がつまらないことにうるさく小言を云うので、「そんなら見物などはやめにしよう」と云い、宿も早立ち晩着きで道をはやめたから、しぜん日数も二割がた短縮したのであった。 横江は代々江戸邸の年寄役で、(禄《ろく》は千五百二十石、内四百七十石は与力馬乗)父の文左衛門は五十九歳だが、五年まえに隠居している。兄の文之進は三十五歳、家督相続と同時に文左衛門を襲名し、妻と二人の子があった。半四郎は兄より十歳も年下だった。学問や武芸の手ほどきも兄から受けたし、その後も「父上は四郎をあまやかす」ということで、ずっと兄の監督のもとに成長した。こんど、溝口《みぞぐち》と婿養子の縁談がはじまったとき、父は半四郎のために躊躇《ちゅうちょ》した。 ――溝口は城代家老であるし、相手は家付きの娘だからわがまま者に相違ない。 それでは四郎が可哀そうだ、というのである。しかし兄は耳にもかけず、独りでてきぱきとはなしを纒《まと》めてしまった。半四郎は黙って経過を眺めていたが、縁組が決定したと聞いてむっとした。 ――自分の一生の問題について、自分の意志がこんなふうに無視されるのは愉快ではありませんね。 と彼は抗議をした。兄の文左衛門は弟の顔をつくづくと見まもり、それからゆっくりと「おれはおまえを愉快な気分にさせようなどと思ってはいないよ」と云った。それで問答は終りだった。 ――ああそうですか。 と半四郎は云い、心のなかで「よし」と頷《うなず》いた。 溝口|掃部《かもん》は城代家老(禄三千二百石、内千二百石は与力鉄砲)で、あつみ[#「あつみ」に傍点]、みさを[#「みさを」に傍点]という二人の娘がいる。姉が十八歳、妹が十七歳。半四郎は長女のあつみ[#「あつみ」に傍点]と結婚するわけである。――城代家老は片山|主水正《もんどのしょう》と一代交代の定りだから、半四郎が溝口家を継いでも、城代にはなれない。だが家格は横江より上であって、彼がもしそのつもりになれば、兄を閉口させるぐらいのことはぞうさのないはなしである。彼が心のなかで「よし」と思った理由は、どうやらそのへんにあるようであった。 国許に着いた半四郎と従者たちは、片山主水正の屋敷で草鞋《わらじ》をぬいだ。主水正が仲人役で、祝言の日までそこに滞在する約束だったのである。しかし、半四郎の到着が十日も早かったため、片山ではまだ準備がととのっていなかった。 主水正は三十二歳であるが、母親や、部屋住の叔父や、二人の弟や妹が一人いるほか、子供が男女とりまぜて六人あるし、それらの召使や乳母たちなどを合わせると、二十人を越す大家族で、いま半四郎のために手入れをしている部屋が出来あがるまでは、客として泊められる座敷が一つもないのであった。 「こういうわけですから」と主水正は了解を求めた、「ひとつ溝口で泊ってもらいましょう」 半四郎は「はあ」と口ごもった。婿にゆく家へ食客にゆくというのは気が進まない、ほかに頼む家はないのだろうか。彼がそう思っていると、主水正は無頓着な性分らしく、もう家扶《かふ》を呼んで、さっさと必要な指示を与えた。 「どうせ溝口へはいることだし」と主水正は彼に云った、「溝口には空いている座敷も多いことだから、私の客として、二三日泊めてもらうことにしましょう」 「はあ」と半四郎は云った。 風呂をあび、支度をしていると、「溝口夫妻がみえた」と知らせて来た。半四郎たちは麻裃《あさがみしも》を着け、家扶にみちびかれてその座敷へいった。主水正の紹介で挨拶を交わし、吉富弥三郎と、木内、宮原の三人をひきあわせてから、そこで小酒宴がひらかれた。 掃部は四十四五歳、肥えた躯《からだ》つきで、眉が太く唇が厚く、眼はどんよりとして、いま眠りからさめたばかりといったような、もの憂げな色をしていた。妻女のたき[#「たき」に傍点]は三十五六歳で、色も白いし顔だちも美しく、躯が小柄なのでずっと若くみえる。上歯が少し反っていて、(それが恥ずかしいのだろう)笑うときにはちょっと手で口を隠すようにする、それが少女の含羞《はじらい》のように可愛らしくみえた。 ――娘がこの母親に似ていたらいいな。 半四郎は心のなかでそう思った。 縁組の話にはまったく触れず、単に主水正の客ということで、一刻ほどすると、溝口夫妻とともに、半四郎はその家へ移った。供は吉富弥三郎だけ伴《つ》れ、あとは片山家に残した。 溝口の家は大手前にあり、角《かど》屋敷で、敷地も広いし建物も大きく、庭には古い杉林があった。かねて命じてあったとみえ、客間へとおるとすぐに酒肴《しゅこう》の膳《ぜん》が出た。 「片山は家族が多くておちつけない」と掃部が云った、「ひとつくつろいでゆっくりやるとしよう」 掃部は肩の凝《こり》でもおちたように、さばさばした顔つきになり、どんよりしていた眼までが活き活きしてきた。酒の席に女は邪魔だそうで、妻女も引込んだままだし、娘たちも出ては来ず、若い二人の家士が給仕をした。掃部は酒が強いらしく、大きな盃《さかずき》でぐんぐん飲んだ。その盃は桑の白木《しらき》で、「これで飲めば断じて中風にはならない」ということだったが、よほど古くから常用しているのだろう、すっかり酒が浸込《しみこ》んで、飴色《あめいろ》に光っていた。 「いま新しく国絵図を作っているが」と掃部はとつぜん云った、「――去年、公儀からの通達でやっているのだが、知っているか」 「知っております」 「どんな人間が思いついたものか」と掃部は首を振った、「七十二年まえに作った国絵図がちゃんとあるのに、山川林野が動くわけでもあるまいし、いままた新たに作れなどとは、いったいどういう人間がどういう量見で思いついたものか、――これ紋弥、どこを見ておる、酌だ」 「費用は嵩《かさ》む、人手は足りない」と掃部は続けた、「特に、――北の井手領との境界が難物で、これにはどうやら手を焼きそうな案配だ」 このおやじ酔ったんだな、と半四郎は思った。初対面の自分などに、どうしてこんな話をするのか、こんなおやじを舅《しゅうと》に持つというのは、あまり愉快ではないな、彼は心のなかで呟《つぶや》いた。 「そこで早速だが」と、掃部は云った、「そのもとに国絵図の支配をやってもらう、いまの支配は木曾孫太夫という者であるが、これは気にいらない、わしは彼は気にいらない」 [#6字下げ]三[#「三」は中見出し] 掃部は「木曾孫太夫の気にいらない」ことを並べ、半四郎はそれを聞きながら飲んだ。すすめられるままにずいぶん飲み、殆んど泥酔してしまった。そんなに飲んだことも初めてだし、べろべろになるほど酔ったのも初めてであった。――弥三郎に支えられて、寝所へはいったことと、着替えもせずに袴《はかま》をはいたまま寝て、吉富に諄《くど》く小言を云われたことは覚えているが、それもはっきりしたものではなく、やがて誰かが自分をゆり起こしながら、 「横江さま、お起き下さい、横江さま」 と囁くのを聞いたときにも、まだ弥三郎が小言を云っているものと思い、「うるさい」と寝返りをうち、「いっそ寝てしまえ」とどなった。 すると誰かが彼の口を手で塞《ふさ》いだ。 「起きて下さい、横江さま」と半四郎の耳もとでその声が囁いた、「あなたのお命が危ないのです、お命が危ないのですから起きて下さい」 半四郎は眼をさました。それは若い女の声であり、彼の口を塞いでいる手は、なま温たかく、柔らかくしなやかで、そして、ひどくふるえているのが感じられた。半四郎は寝返った。有明行燈の仄《ほの》かな光りで、そこに、紫縮緬《むらさきぢりめん》の袖頭巾をかぶった若い女のいるのが見え、その女はまだ彼の口を押えたまま、 「しっ」と彼に頭を振ってみせた。 「どうぞ黙って」と彼女は囁いた、「静かにお起きになって下さい、静かに」 半四郎は起きあがった。「命が危ない」という囁きの異常さよりも、その声の緊張した調子や、相手のひどくふるえているのが、唯事でないという感じを与えたのである。――女は半四郎が着たまま寝ていたことを認め、 「そのままでいいから、刀だけ持っていっしょに来てくれ」と囁いた。半四郎は「どうするんです」と訊いた。 「わけはあとで申上げます、不寝番の見張がいますから気をつけて」と女は囁いた、「どうぞこちらへいらしって下さい」 「どこへゆくんです」 「此処《ここ》を出るんです」と女が答えた、「わたくしがいいと申上げるまで、なにも仰《おっ》しゃらないで下さい」 半四郎は頷いた。 彼はまだ酔っていた。抜き足で歩きだしてから、自分がまだ完全に酔っていることに気づき、激しい喉《のど》の渇きに気づいた。――中廊下をいって曲るとき、女は半四郎に向って、「あれを見ろ」という手ぶりをした。右側の、廊下を隔てた向うの座敷に、明るく灯がついていて、侍が一人、煙管《きせる》で莨《たばこ》をふかしている。そこにはもう一人か二人いるらしく、低い話し声も聞えた。それがたぶん「不寝番」なのだろう、女は半四郎の袖を引き、眼くばせをして、そこを左へ曲っていった。 ――このままこの女についていっていいのか、これは悪い冗談ではないのか、いったい誰がなんのためにおれの命を狙っているのか、この女はなに者なのか。 こういう疑問が、酔った頭の中でいたずらに空転し、だが彼は女の導くままについていった。 初めて泊った家のことで、どこをどうぬけだしたのかわからない。小さな戸口で草履をはき、庭へ出ると小雨が降っていて、きみの悪いほど気温の高いのが感じられた。――女が半四郎の手を握った。その手は小さくて、(彼の口を塞いだときよりは)しなやかに温たかく、緊張のためだろう、じっとりと汗ばんでいた。その手は半四郎を導いてゆき、やがて潜り戸をぬけて外へ出た。 女が潜り戸を閉めると、築地塀《ついじべい》に沿った暗がりから「善助です」という声がし、黒い人影がこっちへ近よって来た。女はその男と口早になにか囁きあい、男は「わかりました」と云って、闇の彼方へ消えたが、すぐに、駆け去ってゆく馬蹄《ばてい》の音が聞えた。 「こちらです」と女は半四郎の袖を引いた、「いそぎますから足もとに気をつけて下さい」 「喉が渇いているんだが」 「がまんして下さい、すぐにさしあげます」 女の言葉はきつかった。そして、さっさと先に立って歩きだした。 雨はやみもせず、強くもならず、同じ調子で降っていた。女は道をそれて、田圃《たんぼ》の畦道《あぜみち》へおり、それを幾曲りかして、林の中へはいった。半四郎は畦道で滑って、片足を田へ踏込んだ。その田は鋤《す》き返したばかりで、まだ水は張ってなかったが、雨で土がゆるんでいたため、踏込んだ足がくるぶしまで入り、やっと抜いたものの、足も草履も泥まみれになっていた。 「こいつはやりきれない」林の中へはいると、彼は肚《はら》を立てたように云った、「ここで少し雨やみをしましょう、足が泥だらけで気持が悪くってしようがない」 「いまは足どころではございません」と女は立停りもせずに云った、「いつ追手が来るかわからないんですから、少しでも遠くへいっていなければなりませんわ、いそいで下さい」 「ふん」と彼は鼻を鳴らした、「ではひとつ、歩きながらでも、わけを話してもらいましょうか」 「あとで」と女は云った、「少しは黙ってお歩きになれませんの」 半四郎はう[#「う」に傍点]といって黙った。 林をぬけると登りになり、いちど下って、また坂道になった。勾配《こうばい》もかなり急だし、粘土質らしく、半四郎は幾たびも滑り、いちどは尻もちをついてしまったが、女は馴れているのか、滑りもせずに調子よく登っていった。ばかなはなしだ、と手の泥を擦りながら、半四郎は心のなかで思った。 ――こんなわけのわからない、ばかげたはなしがあるか、この娘はきっとおれをひっかけたんだろう、うん、命が危ないなどと威《おど》して、この雨のなかを逃げまわらせたあげく、みんなで泥まみれになったおれを囲んで、手を叩いて笑うんじゃないか。 たぶんそんなことになるんじゃないのか、と半四郎は想像した。 「もしもそんなことであってみろ」と彼は声に出して呟いた、「万一そんなことであってみろ、ふん、思い知らせてくれるぞ」 「なんですか」と女が訊いた。 「なんでもない」と彼は云った、「――どこへゆくかあてはあるんですか」 「暢気《のんき》なことを仰しゃらないで」と女が云った、「こんな山の中をあてもなしに歩く筈がないじゃありませんか」 「するとあてはあるんですね」 坂は下りになっていた。 「気をつけて下さい」と女が云った、「ここは急坂で滑りますから」 そう云ったとたんに女が滑った。坂が急勾配になった処《ところ》で、とつぜん滑り、声をあげて半四郎に縋《すが》りついた。 彼はすばやく手で支えたが、女は両手でそれにしがみついたので、その重みでこんどは彼がよろめき、双足を滑らせて、女を抱えたまま仰向けに転倒した。 女は声をあげて笑った。折り重なって倒れたとき、(雨の匂いのなかで)半四郎は女のあまやかな肌の香と、温たかさと、抱いている腕に、彼女の弾力のある胸のふくらみを感じ、火にでも触ったように、腕をふり放しながら立ちあがった。 女はまだ声をあげて笑っていた。 [#6字下げ]四[#「四」は中見出し] 六尺四方もありそうな大きな炉で、焚木《たきぎ》の※[#「陷のつくり+炎」、第3水準1-87-64]《ほのお》が揺れ、薄い煙が立っていた。 炉端に半四郎と女が坐っていた。二人とも借り着で、女は解いた髪の毛を背中にちらし、前髪の垂れてくるのを、指で掻《か》きあげながら、低いけれどもしっかりした調子で話していた。 行燈は煤《すす》けているし、炉の煙がたちこめるので、彼女の姿は明瞭には見えない。 しかし、その年の若いのと、顔だちの際立って品のいいことに、半四郎はびっくりしていた。 彼女は溝口家の奥に仕えている侍女で、名はさと[#「さと」に傍点]というそうである。ここは彼女の乳母の家であり、与市という息子夫婦と、その子供が三人、与市の弟が二人いて、三町歩ばかりの田地山林がある、「今夜のことはかれらと相談のうえ」だそうで、少しも遠慮することはない、と彼女は云った。 二人を迎えたのは五十年配の肥えた女で、それが乳母だったのだろう、さと[#「さと」に傍点]を「お嬢さま」と呼び、着替えをさせたり、濡れた髪を解いて拭いたり、すべてを独りで、まめまめと手ばしこくやった。家族の者は一人もあらわれなかった、次の間あたりにはいたらしい、乳母がなにか命ずると、低い受け答えや、起ち居する人のけはいが聞えた。けれどもこちらへは、ついに誰も出て来なかったし、用が済むと乳母自身も去ってしまった。 「それで、――」と半四郎がさと[#「さと」に傍点]を見た、「詳しいことはまだ話してもらえないのか」 「夜の明けるまえに此処から出てゆかなければなりませんの」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「ここがわたくしの乳母の家だということはわかっていますから、追手の来ないうちに山越しをしなければ」 「この雨の中をか」と彼は遮《さえぎ》った。 「槍が降ろうともですわ」とさと[#「さと」に傍点]が答えた。 「いやだ」と半四郎は云った、「こんな、狐に化かされたようなことはもうたくさんだ、理由が聞けないならおれは溝口へ戻る」 「わけは申上げます、はじめからそのつもりでまいったのですから」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「けれどたぶん、横江さまにはあんまり思いがけなくて、すぐにはお信じになれないかもしれません、――これは古い桑の根っこなんです」 半四郎は「なに」と云った。さと[#「さと」に傍点]は長い金火箸《かなひばし》で、炉の中を突つきながら、「いいえ、この燻《くすぶ》っている木の根のことですわ」と云った。 さと[#「さと」に傍点]は、煙から顔をそむけ、ちょっと咳《せき》をして、それから半四郎をじっと見つめながら、低くひそめた声で話しだした。 半四郎はしまいまで黙って聞いた。それは思いがけないというよりも、彼には「作りばなし」か「まったく有り得ないこと」のようにしか受取れなかった。彼は黙ったまま、炉で揺れている※[#「陷のつくり+炎」、第3水準1-87-64]を見まもり、少し強くなったらしい雨の音を聞いていた。それからふと眼をあげて、「どうしておまえはそれを知ったのか」と訊いた。さと[#「さと」に傍点]は自分は奥勤めをしているから、ひそかにその密談を聞いたのだ、と答えた。 「わたくし横江さまをお助けしなければと思って、この乳母の家へ相談に来ました」とさと[#「さと」に傍点]は続けた、「そして乳母や善助たちと手筈をきめ、隠れ場所もすっかり準備して待っていたんですわ」 「善助というのは」 「ええ、お屋敷の裏にいたでしょう」とさと[#「さと」に傍点]は頷いた、「あれが与市の弟で、その下の弟の仁助もいたんです、二人はあのあとで馬に乗って、表街道のほうへいった筈ですわ」 「なんのために、――」 「追手の眼をくらますためによ、こんな雨になってはだめかもしれないけれど、裏に二頭の蹄《ひづめ》の跡が残っていれば、いちどはそれをめあてに追いかけるでしょう」 「この雨がなければね」と彼は頷いた、「うん、相当な知恵だ」 「さあ支度を致しましょう、馬の肢跡《あしあと》が役に立たないとすると、追手はまっすぐに此処へ来ると思います」 「だって雨が強くなったようだぞ」 「あなたはまあ、――」とさと[#「さと」に傍点]は彼をにらみ、首を振って乳母を呼んだ、「でかけるから支度をしておくれ」 「まあ待ってくれ」と彼は云った、「おまえはもういい、これからは自分でなんとかしよう、私のことは放っといてくれ」 「なんとかするって、どうなさるおつもりですか」とさと[#「さと」に傍点]が反問した、「追手がどこにどう手をまわしているかわからないのに、あなたは土地のようすをまるで御存じないでしょう、どの山を越えるとどこへ出るか、どの川はどこへ下るか、なにも御存じないのにどうなさるおつもりですか」 半四郎は「うん」と詰った。乳母がそこへ用意の品を持って来た。 「わたくしだって逃げなければならないんですよ」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「横江さまを伴れ出したのがわたくしだということは、もうわかっているに違いありませんもの、そうでしょ」 「うん、そうかもしれない」 「そうにきまってますわ、さあ着替えて下さい」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「わたくしだって捉《つか》まればどうされるかわからないんですから、あら、この合羽《かっぱ》は小そうございますわね」 「いいよ、これで充分だ」 二人は身支度を終った。さと[#「さと」に傍点]は手織木綿の粗末な筒袖を着、葛布《くずふ》の短袴《たんこ》をはいて、髪はうしろでひと束ねに括《くく》った。まるで少年のようなきりっとした姿になり、前半に短刀まで差した。大きな重詰となにかの包を旅嚢《りょのう》に入れて、それを背負った上から男の雨合羽を掛けると、半四郎をせきたてて草鞋《わらじ》をはいた。――このあいだも、家人は誰も顔をみせず、乳母がひとりで世話をした。乳母は戸口まで二人を送りだして、口の中で神仏の加護を祈った。 「洞の支度はすっかり出来ております」と乳母は云った、「夜になったら善助をやりますから、御入用な物があったら仰しゃって下さいまし」 「わかったわ」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「あちらのほうも話したとおりにしておいてね、さあ、横江さままいりましょう」 二人は雨の中へ出ていった。 夜明けまえに、かれらは「洞」へ着いた。それは渓流を前にした断崖《だんがい》にあり、灌木《かんぼく》の茂みが入口を蔽《おお》い隠していた。そこへ来るまでに約三時間かかった、山を越え、谷川を渡り、渓谷をのぼり、また山を越えるというありさまで、洞へ着いたときには、半四郎はすっかりへばっていた。 「さあ着きました、これがその場所よ」とさと[#「さと」に傍点]は洞の入口を示しながら云った。「ここなら大丈夫、ゆっくり休んで下さいな」 [#6字下げ]五[#「五」は中見出し] 二人はそこに三日間いた。 その洞は自然のものではなく、何十年かまえに銅を掘った廃坑だということであった。入口から五六間はいったところに、打藁《うちわら》を厚く敷き、その上に熊の毛皮が幾枚も重ねてあった。二人はそこへ横になって、毛氈《もうせん》を二枚ずつ掛けて寝た。熊の毛皮や毛氈などという高価な品を、こんな洞の中でむぞうさに使うというのは、さと[#「さと」に傍点]の実家がよほど富裕なのであろう、――また、そこには食器を入れる箱や、鍋《なべ》、湯沸しなどがあった。石で囲んだ簡単な釜戸《かまど》の脇に、細く裂いた焚木や、炭までが用意してあり、さと[#「さと」に傍点]はそこで食事を作ったり、湯茶を沸かしたりした。毎日一度、夜になってから善助が来た。握飯と菜の重詰を持って来、城下のようすを報告するためであるが、さと[#「さと」に傍点]は重詰は手をつけずに返した。 「食事はあたしが拵えるからいいわ」とさと[#「さと」に傍点]は善助に云った、「ばあやにもう持って来なくってもいいって云っておくれ」 それを聞いたとき、半四郎はうんざりした。さと[#「さと」に傍点]の炊く飯は半煮えで芯《しん》があるか、粥《かゆ》のようにぐしゃぐしゃだった。菜も同じように、煮物は半煮えだったり、甘すぎたり辛すぎたりするし、干魚を焼くとまるで火がとおっていないか、さもなければ炭のように焦がすのであった。しかもさと[#「さと」に傍点]自身はいかにも満足そうで、しばしば自慢をし、半四郎が褒めないと不服そうな顔をした。 「ねえ、楽しいでしょ」とさと[#「さと」に傍点]は彼に向って云う、「楽しいわね、横江さま、わたくしずっとまえからこんなふうに暮してみたいって思ってましたのよ、こういう山の中で、自分で御飯を炊いたりお洗濯をしたり、それから好きな殿方のお世話をしてあげたり、――ああ」と彼女は太息《といき》をつくのであった、「それがとうとう本当になったのね、誰も邪魔をする者はないし、あなたはいい方だし、ああ、――一生こうして暮せたらどんなにいいでしょ」 半四郎は憮然《ぶぜん》と彼女を見まもっていた。 「いったい、さと[#「さと」に傍点]の家はなにをしているんだ」と彼は訊いた、「商人か、それとも」 「商人よ、ええ商人ですわ」とさと[#「さと」に傍点]は答えた、「城下で兼庄っていうお店をやっていますの、呉服だの髪道具だの売っているし、材木屋もやっていますわ」 「呉服と材木だって、――」 「いいえ」とさと[#「さと」に傍点]は手を振った、「あの、材木屋のほうは弟、ええ父の弟がやってますの、ですから屋号も違うんですけれど、あなた魚をお釣りになったことあって」 そしてこの谷川には魚がたくさんいること、なかでも鮎《あゆ》は名物で、季節になると他領の人たちまで鮎漁に来る、などと云いだした。 「さて、詳しい話を聞こうか」と三日めの夜に半四郎が云った、「このまえのはあらましで、はっきりしないところがあった、今夜は仔細《しさい》を聞かせてもらうとしよう」 「だって、わたくしすっかり申上げましたわ」 「では繰り返しでもいい」と彼は云った、「もういちどゆっくり話してくれ」 さと[#「さと」に傍点]は咳をした。 「ようございます」と彼女は神妙に云った、「では辻褄《つじつま》の合うように申上げますわ」 さと[#「さと」に傍点]はゆっくり話しだした。 半四郎は横江の子ではなく、藩主の御|落胤《らくいん》であった。長門守祐永《ながとのかみひろなが》がまだ若く、大三郎といっていた時代に、侍女に産ませた子で、それをひそかに横江が引取って育てた。これは極秘で、長門守さえ知らないものと思っていたところ、重臣の一部が知っていたらしく、半四郎を世子《せいし》に直そうという計画が起こった。それは現在の世子である与五郎|永刻《ながとき》が、病弱のうえに暗愚で、とうてい一藩のあるじたる質がない、という理由なのだが、事実は一部の重臣たちが「半四郎擁立」によって、自分たちが藩政の中枢を握ろうとする野心から企まれたものである。――この計画を現老職が探知した。そうして、そんな危険な陰謀の根を断つためには、「半四郎をなきものにする」のが、もっとも単直であり確実な手段である、ということに相談がきまり、表面は「溝口の婿」という触出しで城下へ伴れて来、ここで暗殺をする手筈だった、というのであった。 半四郎は聞き終ってからも、やや暫く黙っていた。 まっ暗な洞の中に、渓流の音がこだましていた。追手に気づかれてはならないので、灯をともさないから、洞の中はまったくの闇であった。半四郎は熊の毛皮の上にあぐらをかいて座り、腕組みをして、じっとうなだれていた。 ――兄とおれは十歳も年が違う。 と彼は思った。二人きりの兄弟で、あいだが十年もあるというのは珍しいだろう。また、兄はよく「父上は四郎を「あまやかす」と云って、自分でびしびし彼を教育した。父が彼をあまやかしたのは事実である、半四郎は小さいじぶんから「おやじは甘いな」と思っていた。年をとってから生れた子だからあまやかすのだろう、と思っていたが、さと[#「さと」に傍点]の話が本当だとすれば、藩主の子であるために大切にしたのかもしれない。 ――そうだ、そう考えることは不自然ではない。 と彼は心のなかで頷いた。 「なにを考えていらっしゃるの」と闇の中でさと[#「さと」に傍点]が云った、「わたくしの申上げたこと、お信じになれないんですか」 「信じるも信じないも、――」と彼は浮かぬ調子で云った、「とにかく、これからどうするかということが」 「しっ」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「黙って、――」 半四郎は口をつぐんだ。 渓流の音を縫って、人の話し声が聞えて来た。善助なら一人で来る筈だし、そんなに高声をあげるようなことはない。半四郎は手さぐりで刀を取り、静かに入口のほうへ出ていった。――洞の口から覗《のぞ》いてみると、十間ばかり下のほうに、提灯《ちょうちん》が三つ見え、四五人の侍たちの姿が(灌木の茂みの向うに)影絵のように眺められた。 「あれがもと銅を掘った坑《あな》だ」と侍たちの一人が云っていた、「そこに入口があって、奥と川上のほうへ坑道が延びている、川上のほうにも坑の口がある」 「まだそこはしらべてないんだな」 「まだだ」とまえの侍が云った、「しかしおれは慥《たし》かだとにらんでいる、おれのにらんだ眼に狂いはないと思う、なんならこれから入ってみようじゃないか」 「そうさな」と他の一人が云った、「せっかく来たんだから、そうするか」 「入口はそこだね」 一人が提灯をあげながらこちらへ来た。半四郎は刀の柄に手をかけた。するとさと[#「さと」に傍点]が、うしろから彼にすがりつき、 「半四郎さま」とふるえ声で囁いた、「半四郎さま、追手ですわ」 さと[#「さと」に傍点]はぶるぶると震えていた。 [#6字下げ]六[#「六」は中見出し] 「ああ見えるよ、そこが入口だね」と近よって来た侍が云った、「すっかり草むらで塞がってるな、ずいぶん長いことうっちゃってあったようじゃないか」 「慥かだと思うかい」と他の一人が云った。 「慥かだと思うね」と初めの侍が云った。 「明日来てみよう、そうすればわかるよ」 「いま入ってみようじゃないか」 「明日にしよう」と他の侍が云った、「まさか夜のうちに逃げだすわけでもないだろうからな」 そしてかれらは去っていった。 「大丈夫だ」と半四郎はさと[#「さと」に傍点]に云った、「もう震えることはない、いってしまったよ」 「ここならみつかるまいと思ったのに」とさと[#「さと」に傍点]は彼にすがりついたまま云った、「夜の明けるまえに逃げだしましょう」 「逃げるあてがあるのか」 「もちろんよ」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「与市や善助と相談して、それだけの用意はちゃんとしてありますわ」 「坐ろう」と彼はさと[#「さと」に傍点]を押しやった、「さっきの話の続きだが」と彼は元の場所へ坐りながら云った、「私の立場がそういうことだとすると、なんとか身のふりかたを考えなければならない、いまのように、こんな山の中まで追手が来るんだから、領内でうろうろしているのは求めて危険を待つようなものだ」 「それはそうですけれど、ちゃんと隠れ場所があるんですから、そんなにいそがなくともいいと思いますわ」 「私は命を狙われているんだ、そうじゃないのか」 「こんなにまっ暗だと話もできませんわ」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「とにかくいまは此処から逃げだすということがさき、あとのことはまたおちついてからに致しましょう」 そして手さぐりで毛氈をひろげ、二枚を半四郎に、他の二枚を自分に掛けて「おやすみあそばせ」と横になった。半四郎も横になりながら、今夜は善助の来るのがおそいな、と云った。今夜は来ないでしょう、とさと[#「さと」に傍点]が云った。追手がはいったことを知っているに相違ないから、用心のために今夜は来ないと思う。うん、そうかもしれない、たぶんそうだろう、では寝るとしよう、と半四郎が云った。彼はなかなか眠れなかった。さと[#「さと」に傍点]はまもなく眠り、軽い鼾《いびき》をたて始めたが、彼は追手の侍たちを(現に)その眼で見、かれらの話す声をその耳で聞いて、自分の命が「狙われている」ということを現実に感じ、そのなまなましい現実感に圧倒されたようで、本当のところは眠る気持になどなれないのであった。 「ごめんなさい、ごめんなさい」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「すみません、堪忍して下さい」 「なにが、――」と彼は訊き返した。 「ごめんなさい」とさと[#「さと」に傍点]がまた云った、「お願いよ、……堪忍して下さい」 「なんだ」と彼は呟いた、「寝言か」 まさしく寝言らしい。そして、さと[#「さと」に傍点]は軽く呻《うめ》き声をあげながら、半四郎のほうへ身をすり寄せ、片手を(毛氈の下へ入れて)彼の躯へ巻きつけた。子供が眠りながら母親に抱きつくような、ごく自然な、あまえた動作で、半四郎もその手を押しのけることができず、微笑しながらじっとしていた。すると、さと[#「さと」に傍点]はもっと身をすり寄せ、彼の胸へ顔を押しつけながら、その腕ですっかり彼を巻いてしまった。――重なりあった毛氈のあいだから、温められた娘の躯の匂いと躰温とが、彼の全身をあやすように包み、そして彼の膚にしみこんでくるように感じられた。よっぽどのあまったれだったんだな、半四郎はそう思いながら、毛氈で顎《あご》の下をきっちり塞ぎ、温気の洩れないようにして眼をつむった。 彼が眼をさましたとき、さと[#「さと」に傍点]はもう起きて飯を炊いていた。洞の中が火で明るく、ぱちぱちと焚木のはぜる音がし、飯の炊ける甘い匂いが漂っていた。 「おめざめですか」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「おめざめならおちょうずを使って下さいな、もうすぐ朝餉《あさげ》のお支度ができますわ」 「まだまっ暗じゃないか」彼は伸びをした。 「明るくならないうちにでかけるんですから、ぐずぐずしてはいられませんのよ、今朝は」 おふくろか女房のようだな、と思いながら半四郎は起きあがった。ゆうべは子供みたようだったが、いまはおふくろか女房のようだ、飯を炊いたりしていると、女らしい自信たっぷりな気持になるんだな、と半四郎は思った。彼が洞を出て、渓流のほうへおりてゆくと、さと[#「さと」に傍点]がうしろから手拭や楊枝を持って追って来た。 「お顔を洗うのに手ぶらでどうなさいますの」とさと[#「さと」に傍点]はおとなぶって云った、「四郎さまにはどこかしら眼のはなせないようなところがおありだわ、いつも誰かが付いていてあげなければならないようなところが、――きっと末っ子でいらっしゃるからでしょ」 半四郎は流れの岸に跼《かが》み、口をすすいで歯を磨き始めたが、ふと振向いてさと[#「さと」に傍点]を見た。 「なんだって」と彼は不審そうに云った、「私が末っ子とは、どういうことだ」 「だって、――あら」とさと[#「さと」に傍点]は慌てて、なにかを持上げるような、あいまいな手まねをした、「だってあなたは、横江家としては、つまり末っ子だというわけですわ、そうじゃございませんの」 「さと[#「さと」に傍点]は私の兄のようなことを云う」と彼は渋い顔をした、「四郎という呼びかたも同じだ、いまに私を折檻《せっかん》するようになるんじゃないのか」 さと[#「さと」に傍点]は赤くなり、 「あら御飯が焦げていますわ」と云いながら、洞のほうへ走り去った。 空が白みかけるころ、二人は山越しをしていた。さと[#「さと」に傍点]も包を二つ持っているが、半四郎はばかげて大きな包を背負い、片手にもう一つ包を提げていた。――四月中旬の、早暁の山の空気は爽やかで、芽立ち始めた樹林に霧がながれ、しきりに小鳥の囀《さえず》りが聞えていたが、半四郎はそんなものは見もせず聞きもしなかった。彼は自分の恰好のぶざまさを呪《のろ》い、その重たさを呪った。まるで夜逃げだ、と彼は思った。江戸の市民たちのなかで、食い詰めると「夜逃げ」をするということをよく聞いた。売る物は売り、必要な道具だけを背負ったり持ったりして、夫婦親子が夜中ひそかに逃げだすらしい。 ――たぶんいまのおれの恰好みたようなもんだろう、この恰好はたぶん。 さと[#「さと」に傍点]が「あ」といって半四郎の腕をつかんだ。誰か来ます、隠れましょう、と彼女は云いながら、彼を引張って傍らの藪《やぶ》の底へともぐり込んだ。ばかげて大きな包を背負っている彼は、その包が邪魔になり、木の下枝につかえたり、転びそうになったりした。 「しっ、静かに」とさと[#「さと」に傍点]は藪蔭に跼みながら云った、「もっと低く、それでは頭が見えてしまいます、もっと低く、もっと、――」 [#6字下げ]七[#「七」は中見出し] 三人|伴《づ》れの侍たち(みな遠道の支度をしていた)が来て、通り過ぎていった。重い包を背負ったまま、不自然な恰好で跼んでいた半四郎は、かれらがやって来て、すぐ向うを通り過ぎるとき、息が詰って胸がつぶれそうになった。 「先頭にいた人は木曾孫太夫という方よ」とさと[#「さと」に傍点]が囁《ささや》いた、「三番めが樅山重三郎さま、みんな御|家中《かちゅう》の方たちですわ」 木曾孫太夫とは聞き覚えのある名だった。慥かにどこかで聞いたような気がする、と半四郎は思った。 「こっちもだめらしいな」と彼は云った、「ああいう侍が来ているとすれば、要所にはそれぞれ人数が配ってあるだろう、これはとうてい逃げきれないぞ」 「わたくしが付いていますわ」とさと[#「さと」に傍点]は手を貸して彼を立たせながら云った、「そんな心配をなさらないで、わたくしに任せていらっしゃればいいの、もうそれもほんの暫くの御辛抱なんですから」 「暫くの辛抱って、――辛抱すればどうにかなるというのか」 「まいりましょう」とさと[#「さと」に傍点]は歩きだした、「世の中のことって、いつなにが起こるかわからないし、起こったことがどう変るかわからないでしょ、千万長者が一夜|乞食《こじき》になったり、丈夫な人が急にぽっくり死んだり、それから、ええと」 「そう並べなくともいい、要するに逃げみちはあるということか」 「もちろんですわ」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「あるからこそこうして、あら、道が違ったかしら」 「もういちど聞かせてくれ、本当に逃げ道があるんだな」 さと[#「さと」に傍点]は「ええ」とはっきり頷《うなず》いた。 「人ひとりの命にかかわることですもの」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「いくらわたくしだって当もなしにうろうろしやあしませんわ、ああ此処《ここ》よ、この道をこっちへおりるんだわ」 彼女は道を右へ折れた。 深い雑木林の中の、細い踏みつけ径《みち》を、つづら折に下ってゆくと、下のほうから渓流の音が聞えて来た。半四郎は前をゆくさと[#「さと」に傍点]のうしろ姿を見ながら、ふと「可愛い娘だな」と思い、すると(まるでいま眼がさめでもしたように)とつぜん感謝と愛着の情がこみあげてきた。うん可愛い娘だ、縹緻《きりょう》も悪くはないし、云うことも気がきいてる、と彼は心のなかで呟《つぶや》いた。町家の生れにしては屹《きっ》としたところもあるし、気性もいい、気性はなかなかいい、それにこんな若さで、おれの命を助けるためにけんめいになってる、これはあだやおろそかなことじゃない、うん、決してあだやおろそかなことじゃないぞ、と彼は心のなかで自分に云った。 「もうすぐよ」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「滑るからお気をつけになって」 そう云ったとたんに、さと[#「さと」に傍点]自身がつるっと足をとられ、「あらあら」と声をあげながら、尻もちをついたまま、二間ばかり滑っていった。手を出すひまもない、半四郎は「危ない」と叫び、さと[#「さと」に傍点]は笑いだした。 「いやだわまた滑っちゃったわ」と笑いながらさと[#「さと」に傍点]は云った、「こんども自分で云って自分で滑っちゃったわ、いやだわ、ばかばかしい」そして尻もちをついたままで暫く笑った。半四郎が手を貸して立たせてやり、歩きだしてからも、なお「ああ損しちゃった、ばかばかしい」と云っては独りで笑いこけるのであった。 坂道を下りきると、流れの急な渓流があり、杣道《そまみち》がそれに沿って上下へ通じていた。そこは日陰で空気はひんやりと冷たく、杉林がつよく匂っていた。――これから少し下ったところに隠れ場所がある、とさと[#「さと」に傍点]が云いかけると、半四郎が「しっ、いるぞ」と云って、うしろからさと[#「さと」に傍点]の肩を押えた。渓流が曲っているので、見とおしは利かないが、若い杉林を透して、向うに四五人の人のいるのが見えた。 「戻るか、隠れるか」 「戻れませんわ」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「隠れてようすをみましょう」 二人は杉林の中へはいった。 杉の樹がつよく匂い、下生《したばえ》がきれいに新芽を付け、木洩れ日がその新芽を鮮やかに浮き出させていた。二人は下生の陰に隠れ、見ていると、六人の男たちが杣道をこっちへ来た。槍を持った小者が三人、そして他の三人は侍たちであるが、これも各自いろいろな道具を持っていた。 「慥かにこっちへはいってる」と一人が云っていた、「もう間違いはない、御支配に話して見張りを殖やすことにしよう」 「みつけしだいに斬ってしまうのさ」と他の一人が云った、「文句はあとだ、まず斬って、それからの掛合にすればいいんだ」 かれらは川上のほうへ去っていった。 「だめだわ」とさと[#「さと」に傍点]が囁いた、「これでは場所を変えなければなりませんわ」 「まだほかにあるのか」 「ええ」とさと[#「さと」に傍点]が頷いた、「でもそこへは善助といっしょでなければだめなんですの、わたくしではようすがわからないんですから」 「善助とはどこで会う」 「この向うの隠れ場所なんです、そこにいれば来る手筈になっているんですけれど、あんなに追手が入込んでいては、来られないかもしれませんわ」 「どうも塞がれたらしいな」と彼は太息をついた、「これはもう袋の鼠というかたちらしいぞ」 「此処で待っていましょう」とさと[#「さと」に傍点]はあたりを眺めまわした、「あそこの蔭がいいわ、あそこなら道からは見えないし、善助が来ればこっちからは見えますもの、まいりましょう」 二人はもう少し奥にある、下生の繁みの蔭へはいり、半四郎は背負っている包をおろした。 「堪忍して下さいましね」とさと[#「さと」に傍点]は包をおろすのを手伝いながら云った、「こんな物を背負わせたり、こんな山の中を歩きまわらせたりして、――済みません、どうかお怒りにならないで下さいましね」 「おまえがあやまることはないじゃないか、怒るどころか、私こそおまえに礼を云わなければならない、礼も云い詫《わ》びなければならないのは私のほうだ」 「それはそうだけれど」さと[#「さと」に傍点]は乾いた枯草を集めて坐る場所を作った、「此処へ坐りましょう、はい、四郎さまはこちら、おなかがすきましたわね、おむすびをあげましょうか」 「私はまだいい」 「わたくしおなかがすきましたわ」とさと[#「さと」に傍点]は自分の持って来た包の一つをあけた、「わたくしのおなか変なんですのよ、御膳を喰べて少しすると一遍きゅっとすいてしまうの、そのときなにか頂くといいんだけれど、すいたままにしておくとくうくう泣くんですの、ほんとよ、ほら、いまも泣いてるでしょ」 [#6字下げ]八[#「八」は中見出し] さと[#「さと」に傍点]は半四郎のほうへ向き直って、腹の鳴っているのを聞かせようとした。彼は眼をそらせながら、うんと頷き、「私はいいからお喰べ」と云った。こっちへ向き直ったさと[#「さと」に傍点]の、匂やかにまるい胸と腹部のふくらみが、あまりにまぢかで眩《まぶ》しかったのである。さと[#「さと」に傍点]は重箱をあけ、自分で握ったむすび飯を喰べた。その朝の飯は水が少ないうえに焦がしたので、よく握りが利かないのだろう、持っている手からぽろぽろとこぼれた。 午《ひる》ちかい時刻に善助が来た。彼は蓑《みの》と笠を着て、川下のほうからいそぎ足に来、さと[#「さと」に傍点]がそれをみつけて声をかけた。善助は流れに沿った杣道で立停り、杉林の中をすかし見て、さと[#「さと」に傍点]の姿を慥かめてから近よって来た。 「どうしたの、その恰好」とさと[#「さと」に傍点]が訊いた、「雨でも降ってるようじゃないの」 善助は笠をぬいで、今日は雨になります、と答えた。あら、こんなに晴れているのに。はい、今日はやがて雨になると思います、と善助はていねいに答え、それから、追手らしい人たちがいたので、昨夜は洞へゆけなかったこと、またこの辺にも御家中の人がだいぶみえるから、いっそ殿島へ御案内するほうがいいと思い、その手配をして来た、と云った。――彼は半四郎に向って、(いちど)極めて丁重な礼をしたが、それからは半四郎に遠慮するようすで、さと[#「さと」に傍点]にだけ低い声で話した。 「いいわ」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「では殿島へゆきましょう」 「明るいうちは困るのです」と善助が首を振った。「まわりに家がありますし、屋敷内でも人眼がございますから、日が昏《く》れてからにして下さいまし」 「だって雨になるとすると、此処で待ってるわけにはいかないでしょ」 「あの小屋でいいと思います」と善助が云った、「いま御家中の方たちが休まれたとき、鮫《さめ》ヶ|淵《ふち》までのぼってから城下へ帰る、と話しておられましたから、今日のうちは大丈夫だと存じます」 それならそうしましょう、とさと[#「さと」に傍点]は承知した。 半四郎の荷物を善助が背負い、さと[#「さと」に傍点]の包を半四郎が持って、三人は杉林を出、渓流に沿って三町ばかり下った。その谷間の勾配《こうばい》はかなり急で、流れは速く、到る処で川なかの石に砕け、白いしぶきをあげたり、滝のように落ちたりしていた。 「これはわたらい[#「わたらい」に傍点]川っていいますの」とさと[#「さと」に傍点]が半四郎に教えた、「この谷の切れるところで昨日の川といっしょになるんですけれど、こちらも鮎《あゆ》や山女魚《やまめ》がたくさん捕れますわ」 半四郎は黙って頷いた。追手が刻々と迫って来、じりじりと網をしぼられるようで、彼としては鮎や山女魚どころのはなしではないのであった。――その小屋は、川を前にした杣道の脇にあった。鉈目《なため》を付けた柱と厚い板で造ってあり、いかにもがっちりとして見え、土間には炉が掘ってあった。これは簗小屋《やなごや》よ、と中へはいりながらさと[#「さと」に傍点]が云った。 「梁小屋とはなんだ」 「あら御存じないの」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「この前の川に簗をかけて魚を捕るんですよ、そうして客があるときはこの小屋で、捕った鮎だの山女魚だのを料理して喰べさせるんですわ」 半四郎は「ふん」と無関心に頷いた。 善助は包を片づけてから、炊事道具や食器などは此処へ置いて、殿島へは躯だけいらっしゃればよかろう、と云った。今日はもう人は来ないだろうが、戸口を閉めて中から棒をかい、もし人が来たら裏からぬけ出すように、「私は日昏れまえにまたまいります」と云って、まもなく去っていった。 午後はさと[#「さと」に傍点]の楽しげなお饒舌りのうちに過ぎていった。 「少し黙っていられないのか」と半四郎が三度ばかり注意した、「追手が来るとその声で感づかれてしまうぞ」 「大丈夫よ、川の音が高いから聞えやしませんわ」とさと[#「さと」に傍点]は云った、「でも少し黙りましょう、わたくしも口が草臥《くたび》れましたわ」 そして坐り直して、「自分はふだんは決してお饒舌りではないのだ」と釈明し始め、そのままずるずると、また饒舌りだすのであった。半四郎はもう叱ろうとはせず、横になって黙って聞いていた。すると、さと[#「さと」に傍点]の話しぶりがさも楽しそうなので、こっちもいつかしら楽しい気分になり、話が彼女の姉の悲しい恋になると、身につまされてほろりとなりさえした。彼女には一つちがいの姉があり、或る人と激しく恋しあっている。だがそれは親たちに許されない、許される望みもないので、このまま放っておけば家出をするだろう。家出をしても二人で暮してゆけるわけがないから、やがては心中でもするにちがいない。それを思うと、自分は姉が可哀そうで身も世もないような心持になる、というふうにさと[#「さと」に傍点]は語った。 「うん、気の毒だな」と半四郎はしんみりと云った、「そんな心配もあるのに、おれのためにまたこんな苦労をさせるとは済まない」 「済まないなんてことはございませんわ、つまりは同じことなんですもの」 「同じことだって、――」 「ええ、いいえ」とさと[#「さと」に傍点]は慌てて唾をのみこみ、そして頬を赤らめながら頷いた、「ええ、だって、姉も姉ですけれど、四郎さまだってお命が危ないのですもの、あら、わたくしまたお饒舌りをしてましたのね」 「姉さんとその人を結婚させる法はないのか」 「四郎さま」とさと[#「さと」に傍点]は衝動的に云った、彼女の眼はそのとききらきらと光った、けれどもすぐにその光りは消え、「もうこのお話はよしましょう」と首を振った、「たぶんうまくゆくだろうと思うのですけれど、でもいまはもうよしましょう、おむすびをあげましょうか」 半四郎は「自分でお喰べ」と云った。 黄昏《たそがれ》になって善助が来た。雨は降らず、こんどは彼も蓑を着てはいなかったが、さと[#「さと」に傍点]は気づかないようすでなにも云わなかった。むすび飯と香物で夕餉を済まし、すっかり暗くなるのを待って、三人はその小屋を出た。――渓流に沿ってさらに四五町ほど下り、丸木橋で流れを越した。対岸は松林で、道は丘へと登りになる、「こっちは領分外ではないのか」と半四郎が訊いた。まだ御領内です、と善助が答えた。ずっと昔はこのわたらい[#「わたらい」に傍点]川が領境だったそうだが、百何十年かまえに改正されて、吉岡郷の矢倉山というのが領境になった。「それは御国絵図にもちゃんと書いてある」と善助は云った。 「御国絵図、――」半四郎はふと訊き返し、それから自分に頷いた、「ああそうか、あのとき聞いたのか」 [#6字下げ]九[#「九」は中見出し] 「なにをお聞きなさいましたの」 「なに、朝あの山道で見た男のことさ」 「樅山重三郎さまですか」 「いや木曾孫太夫のほうさ」と半四郎は云った、「どこかで聞いた名だと思ったが、いま気がついたんだ」 「あら御存じでしたの」 「いや当人は知りゃあしない、溝口さんから聞いたんだ」と彼は云った、「木曾という男はいま国絵図御改の支配をさせているが、溝口さんは気にいらないそうで、私を支配にするのだと云っていた、もちろんそれはでたらめだろう、私を暗殺するのが本来の目的なんだから、国絵図御改の支配にするなどというのはでたらめだろうが、孫太夫という男を好かないのは事実らしいよ」 「人家が近くなります」と善助が注意した、「どうぞお静かに」 半四郎は黙った。 丘を登りきると耕地がひらけ、風よけの樹立に囲まれた農家が、道の左右に見えはじめた。殿島というのは領内でも指折りの豪農だそうで、当主の八右衛門は五十七歳、藩主の長門守から特別の待遇を受けていて、城中でも寄合相当の格式が与えられており、――それは数度に及ぶ多額な上納金によるのだが、お城へあがるときは、馬乗塗笠を許されているということであった。夜だったのでよくわからないが、その屋敷は白い築地塀《ついじべい》をまわし、中には五棟の土蔵と、二階造りの母屋をはじめ、数寄屋、隠居所、長屋、厩《うまや》など、いろいろな建物が並んでいた。 三人は横の馬入れ門からはいった。そこに一人の老人がいて、善助が「義平という者です」とさと[#「さと」に傍点]にひきあわせた。老人は善助の兄(与市)の妻の親で、この屋敷の庭頭をしており、二人を匿《かく》まってくれるのだそうで、「すっかり準備ができています」とさと[#「さと」に傍点]に云い、一と棟の物置へ案内した。――母屋の二階には明るく灯がついて、酒宴でもあるのか、かなり離れているのに、賑《にぎ》やかなざわめきが聞えて来た。 そこは古い文書類を入れて置く建物とみえ、さして大きくはないが、床が高く、用材も造りもがっちりしたものであった。内部の三方には棚があって、これには栞《しおり》の付いた書冊が幾山か積んであり、また古文書《こもんじょ》を入れた櫃《ひつ》が五つ、それぞれ貼札《はりふだ》を付けて並べてあった。――また、書類を調べるときに使うのだろう、まん中が畳敷になっていて、料紙や硯箱《すすりばこ》の載った小机が据えてあった。 「ここへは人はまいりません」と義平が二人に云い、小さな燈明に火をいれた、「外へは洩れませんが、灯はこれで御辛抱を願います、あとで御寝具を持ってまいりますから」 善助は明日また来ると云って、義平と共にたち去った。 半四郎はおちつかなかった。山中の洞とは違って、ここは人の屋敷内である。この建物の外はいつ人が通りかかるかもしれないし、いつ誰に気づかれるかもわからない。「此処はまずい」と彼は思った。此処は危ない。早く領分外へ出るほうがいい。そんなことを思いながら、棚の前へいって、積んである書類を手に取ってみた。 「わたくしなんだか変な気持ですわ」とさと[#「さと」に傍点]が葛布の短袴をたたみながら云った、「洞の中や簗小屋のときはなんでもなかったんですけれど、こうして畳の上で四郎さまと二人だけになると、なんだか怖いような悪いような変な気持がして、胸がどきどき致しますわ」 半四郎は黙って書類をめくっていた。 それは年貢や運上の分限帳《ぶげんちょう》のうち、小物成《こものなり》の分だけを、年代順に積んだものであった。 「吉岡郷佐多村、東字より渡氷川《わたらいがわ》に至る矢竹、下草《したぐさ》、柴、川漁」などに対する小物成代として、しかじかの代銀を納めると、勘定奉行所に宛てた、殿島八右衛門署名の文書であった。もっとも古いのは六十年まえのもので、それは殿島の先代か先々代であろう、署名も五郎兵衛などというのがあった。 「なにを見ていらっしゃいますの」とさと[#「さと」に傍点]が振向いて見た、「なんですの、それ、草紙かなにかでございますか」 「いや」と彼は云った。「なんでもないよ」 そして、見ていたものを棚へ戻し、こっちへ来て坐った。 二人はそこに三日と二夜いた。そのあいださと[#「さと」に傍点]はすっかり羞《はにか》みどおしで、手まめに半四郎の世話をしながら、「どうしてこんな変な気持になるのでしょ」とか、「なんだか悪いことでもしているみたようよ」などと繰り返し、半四郎が相手にならずにいると、「まるで花嫁さまになったような気持だわ」と云って肩をすくめ、ちらっと彼のほうを横眼で見たりした。 ――ちゃんと聞えたよ。 と半四郎はそのとき心のなかで云った。それもいいかもしれない、おまえは好い娘だ。少しお饒舌りだけれども、可愛い饒舌りかただし、聞いていると楽しい気分になる。うん、と彼は心のなかで頷いた。そうだ、おまえを妻にしよう、無事に逃げのびることができたら、二人でどこかでおちついてもいい。よし、そうすることにしよう、と彼は思った。――義平は日に三度、食事と茶をはこんで来、「なにごともないから安心するように」と云って、空いている食器を持ってすぐに去り、よけいな世辞を云ったり、うるさく世話をやくようなことはなかった。 善助はあの翌日の夜に来、一日おいてまた来た。そして城下のようすを報告するのだが、二度めに来て帰ったあと、さと[#「さと」に傍点]がにこにこしながら、「勘違いでした」と云った。善助はさと[#「さと」に傍点]にしか話さないので、半四郎はさと[#「さと」に傍点]から報告を聞くのであるが、「勘違い」のわけを聞いて、彼はちょっと首をひねった。 「追手じゃあなかったって」 「ええ追手じゃあなかったんですって」とさと[#「さと」に傍点]が云った、「山道で会った木曾孫太夫さまたちは、国絵図御改の見廻りだし、わたらい[#「わたらい」に傍点]川で会った人たちはその絵図の測量をしていたんですって、それから洞のところへ来たのは、どうやら隣りの藩の侍たちらしい、っていうことでしたわ」 半四郎は「ふん」と訝しそうに首をひねり、だが「みつけしだい斬ってしまおう」とか、「こっちへはいったのは慥かだ」と云っていたじゃないか。ええそうよ、とさと[#「さと」に傍点]は頷いた。それにもわけがあるんです、というのは、隣りの松井藩であの洞からまだ銅が採れることを探りだしたそうで、自分の領地に入れてしまおうとしているんでしょう、しきりに領境を越して、人がはいりこむんですって。 「ふん」と半四郎は云った、「それで見張りを殖やせ、などと云っていたんだな」 「そのほうのごたごたで、わたくしたちのことはお預けになったのでしょ」とさと[#「さと」に傍点]はにこにこした。「もうそんなにびくびくしなくてもいいのかもしれませんわ」 [#6字下げ]十[#「十」は中見出し] 領地を接している諸侯のあいだに、境界の諍《あらそ》いの起こることは稀ではない。まだ測量法が不完全であり、各藩の国絵図なども明確でないものが多いから、(あの洞から銅が採れるということはべつとしても)こんどのように国絵図御改などという機会には、うまく他領を取り入れるような工作も行われかねないのであった。 ――そういうことだとすると、おれのことは本当にいちおうお預けになったかもしれない。 隣藩の者が領境を侵し、こちらが「みつけしだい斬れ」とか、「斬ってからの掛合だ」などと云っていたところで考えると、半四郎の捜索がひとまずあとまわしになる、という予想もさして不自然ではないだろう。そうだ、そう考えても不自然ではない、このひまに領外へ脱出しよう、と彼は思った。 「さと[#「さと」に傍点]、――今夜ここをぬけ出そう」と彼は坐り直した。「その騒ぎに紛れてぬけ出すんだ、どっちへでもいい、今夜のうちに領内から出ることにしよう」 「だってそれは、それはあの」とさと[#「さと」に傍点]は口ごもった。「そのことはわたしに、任せて下さる筈ではございませんか」 「いやこんどはおれがきめる」彼はきっぱりと云った、「もうおれがきめてもいい番だ、今夜どうしてもぬけ出すことにするよ」 さと[#「さと」に傍点]が「でも」と云いかけたが、半四郎は手を振って戸口を見た。すると、重い引戸が静かにあき、義平が一人の若者を伴れて、はいって来た。老人は引戸を閉めて近より、「和助という手代でございます」とその若者をひきあわせた。半四郎は、なにかあったな、と直感した。義平は声をひそめて「すぐお立退き下さい」と云った。「この物置は焼かれるのです」と平は云った、「仔細は和助から申上げます」 和助という若者が進み出た。 「いいえ、仔細はよくわかりません」と和助は低い声で云った、「大旦那と客の話を聞いたのですが、夜半を過ぎたら、この物置へ火をかけて焼いてしまう、ということで、お知らせにまいったのです」 「おれたちのことを感づいたのか」 「そうとは思えません」 「聞き違いでもないんだな」と半四郎は眼をそばめた、「――物置とはいえ、ちゃんと屋敷内に建っているものを、火をかけて焼きはらう、というのはおかしいじゃないか」それからふと、彼は和助を見た、「客というのはなに者だ」 「松原というお武家でございます」 「家中の者か」 「いいえ」と和助は首を振り、ちょっと躊躇《ためら》うように義平を見たが、「じつは」と口ごもりながら云った、「じつは、――隣りの松井藩の御重役でございます」 半四郎は「ふん」と唇を噛《か》んだ。 「わかった」と彼は云った、「ちょうど立退こうと思っていたところだ、このまますぐに出ていっていいか」 「暫くお待ち下さい」と義平が云った、「いま少しすると案内の者の手があきます、そのあいだに用意をして、私がお知らせにまいります」 半四郎は「わかった」と頷き、二人は出ていった。 義平と和助が出てゆくと、半四郎はとびあがるように棚の前へゆき、小物成の分限帳を一と山おろした。「どうなさいますの」とさと[#「さと」に傍点]が訝《いぶか》しげに訊いた。僥倖《ぎょうこう》だ、天の助けだ、おれもおまえも城下へ帰れるぞ、と半四郎は云った。さと[#「さと」に傍点]は口をあいた。半四郎はのぼせあがったようになり、並んでいる五つの櫃をしらべ、(鍵《かぎ》の掛っていない)櫃の一つをあけてみた。それには反故《ほご》や古布が詰っており、彼はにっと微笑して、その古布の中から一枚の風呂敷を取出した。 「なにがどうしましたの」とさと[#「さと」に傍点]が立ちあがった。「わたくしたちがどうして城下へ帰れますの、天の助けってなんのことですの」 「神祐天助《しんゆうてんじょ》だ」と彼はおろした一と山の分限帳を、風呂敷に包みながら云った、「勝負はわからない、だめかもわからないが、このうえ逃げまわるより、当って砕けてみる、のるかそるか、この切札で運をためしてみるんだ」 「あら、心ぼそい天の助けですわね」 「これは小物成の分限帳といって、郷村の草木や川漁の運上銀を記したものだ、これには殿島八右衛門の署名と、藩の勘定奉行の名が書いてある」と彼は云った、「つまり、吉岡郷がわが藩の所領だということは、この分限帳がはっきり証拠立てているのだ」 「だって、――」とさと[#「さと」に傍点]は反問した、「それがどうして神祐天助の切札ですの」 「神祐天助は此処へ来あわせたことだ、切札というのは」と彼は包み終ったものを手で叩いた、「この分限帳さ、これを国老のところへ持っていって談判をする、――よくお聞き、さと[#「さと」に傍点]が善助から聞いたとおり、いま領分境のことで諍いが起こっている、松井藩で領分境を侵そうとしている、と云っていたろう」 さと[#「さと」に傍点]は半四郎をみつめながらこっくりをした。 「殿島がこの建物を焼くのは、この分限帳を灰にするためだ」と彼は続けた、「焼く相談をしていたのが松井藩の重役だとあってみれば、おそらく松井藩となにか密約があるのだろう、百何十年かまえには、吉岡郷は隣藩の領分だったというから、境論が表沙汰になった場合に、この分限帳が無ければ松井藩の云い分がとおるかもしれない、いや、確実に勝つ目算があるから、これを焼くことになったのだと信ずる」 私はそう信ずる、と半四郎が云ったとき、引戸をあけて、義平が手まねきをした。半四郎はさと[#「さと」に傍点]に眼くばせをし、燈明を消し、そして風呂敷包を(義平に気づかれぬように)持って、土間へおりた。――外へ出ると、中年の下男ふうの男がい、茂平が「竹造という者です」と囁き、男が丁重におじぎをした。 「これが御案内を致します」と義平は囁いた、「どうぞ御無事で、――」 さと[#「さと」に傍点]は頷き、半四郎は「ぞうさになった」と会釈した。 空は暗く、雨もよいで、気温が高かった。竹造は二人の先に立って、馬入れ門から外へ出、黙ったまま、三日まえの梁小屋まで送って来た。 「どうぞ此処でお待ち下さい」と竹造は二人を小屋の中へ入れながら云った、「私はこれから善助さんの処へ知らせにまわります」 そして彼は出ていった。 まっ暗な小屋の中で、二人だけになるとすぐに、さと[#「さと」に傍点]がはずんだ声で、「わかりました」と云った。 「その分限帳があれば、松井藩の企みを潰《つぶ》すことができるんですのね」 「そして殿島の制裁もできる」と半四郎は闇の中で云った、「明日は堂々と溝口さんに会おう、そして私はこれを差出して、こう云うんだ、――私は町人になります、決して重職がたに利用はされません、町人になって、町家の娘を嫁にもらって、御家中とは一生|関《かか》わりなしに暮します」 「それが切札っていうんですのね、うまいわ、それなら間違いなしと思いますわ」とさと[#「さと」に傍点]は云って、ふとひらき直った。「でも、――あらいやだ、町人の娘をおもらいなさるって、四郎さまにそんな方がいらっしゃるんですか」 「さと[#「さと」に傍点]は町人の娘じゃあないか」 「あらいやだ、わたくしが町人の、――」とさと[#「さと」に傍点]は口ごもった。「だって、それでは、四郎さまがもらうと仰《おっ》しゃるのは」 「おまえは商家の娘なんだろう」 半四郎は闇の中ですり寄り、手さぐりでさと[#「さと」に傍点]の肩をつかんだ。さと[#「さと」に傍点]の躯《からだ》はぴくっと痙攣《けいれん》し、それからがたがたとふるえた。 「さと[#「さと」に傍点]は私の嫁になるのはいやか」 「ええ」とさと[#「さと」に傍点]は喘《あえ》ぎながら云った、「――もしも四郎さまが、お怒りにならなければ」 「私がなにを怒るんだ」 「わたくしお話し申さなければならないことがございますの、でも、――お話しすれば、四郎さまはきっとお怒りになると思うんです」 「私がなにを怒るんだ」と彼は双手《もろて》でさと[#「さと」に傍点]を抱きよせた。「さと[#「さと」に傍点]は私の命の恩人じゃないか」 「ええそのことなんです」さと[#「さと」に傍点]は彼の腕の中で震え、そして激しく喘いだ、「そのことなんですけれど、でもきっとお怒りなさいますわ」 「怒らない、どんなことがあっても怒りやしないよ」 「それなら初めに堪忍してやると仰《おっ》しゃって」とさと[#「さと」に傍点]は鼻にかかった声で云い、猫の仔《こ》のように半四郎の胸へ身をすりつけた、「たとえどんなことでも怒らない、きっと堪忍してやるって」 「刀に賭《か》けて誓う、私は怒らないぞ」と彼は云った、「――さあ、話してごらん」 「では、では、申上げますわ」 「待て」と彼が云った。「半鐘の音が聞えやあしないか」 半四郎は口をつぐんだ。板屋根を打つ、かすかな雨の囁きのかなたに、遠く、半鐘の音が聞えていた。 「火をかけたな、これでこの分限帳がものをいうぞ」彼はそう云って坐り直した、「――さあ聞こう、話してくれ」 [#6字下げ]十一[#「十一」は中見出し] 「そのときすっかり話したのね」とあつみ[#「あつみ」に傍点]が妹に訊いた、「それで、お怒りにならなかった」 「怒らないもんですか」とみさを[#「みさを」に傍点]は姉の晴着を衣桁《いこう》へ掛けながら答えた、「刀に賭けてなんて仰しゃったくせに、話の途中からもうかんかんよ、堅炭《かたずみ》が熾《おこ》ったみたようにかんかんになって、いったいどういうわけだ、って云うのが吃《ども》っちゃって云えなかったくらいよ」 「あなたの困ったお顔が見えるようよ」 「わたくしのほうは覚悟のまえよ、どなられたら却《かえ》っておちついて話せましたわ」とみさを[#「みさを」に傍点]は云った、「お姉さまが樅山重三郎という方と、死ぬほどの恋仲だったこと」 「まあみさを[#「みさを」に傍点]さん」とあつみ[#「あつみ」に傍点]は妹をやさしく睨み、そしてぼっと、はなやかに顔を染めた。 「いいことよ、もう御結婚なさるばかりですもの、恥ずかしがることなんかないでしょ」とみさを[#「みさを」に傍点]は云った、「それで、――四郎さまのいらっしゃるのが十日以上も早かったし、お姉さまは樅山さまとのことをうちあける暇がなかったため、家出をしようとなすったこと、それを止めるために、みさを[#「みさを」に傍点]が知恵を絞ったこと、そうして、あのような手段をとる以外には、方法が思い当らなかった、ということをゆっくりと話しましたわ」 「そうしたらお怒りがしずまって」 「御落胤とはなんだ、ですって」とみさを[#「みさを」に傍点]は続けた、「御落胤で命を狙われているなんて、まるで子供|騙《だま》しみたようじゃないかって、――ですから云ってあげたわ、そう申上げなければ脱け出しては下さらなかったでしょうって、それとも本当に御落胤で、お命を狙われているほうがいいのですかって、――わたくしそう訊き返してあげたわ」 「まあ」と姉は眼をみはった。「あなたのお口にはかなわないことね」 「殿島が松井藩と通謀していることを知ったのも、分限帳を手に入れることができたのも、みんな二人で逃げまわったからでしょ、そうではございませんの、って云ってあげましたわ」 「あの方なんと仰しゃって」 「それはまあそうだ、ですって」とみさを[#「みさを」に傍点]は巧みに半四郎の声色《こわいろ》をまねた、「それからわたくし坐り直して、わたくしは侍女のさと[#「さと」に傍点]ではなく、溝口家の二女のみさを[#「みさを」に傍点]でございます、って云いましたの、そうしたらあの方はとびあがって、なにかどなりそうにして、う、う、と吃ってから、こんどは丁寧な言葉で、――ほかにもっと驚かすようなことがあるなら、いまのうちに云って下さい、って仰しゃったわ」 あつみ[#「あつみ」に傍点]は袖で口を押えて笑いだした。 「わたくし、自分でも相当なんだなって思いましたわ」とみさを[#「みさを」に傍点]」に傍点]は云った、「――これでお姉さまが、樅山さまとこの溝口家をお継ぎになれば、申し分ないんですけれどね」 「いいえ」とあつみ[#「あつみ」に傍点]は首を振った。「もともと横江さまを養子としてお迎えしたのだし、あなたと御夫婦になって、あとを継ぐのが順当よ、わたくし樅山へ嫁げさえすれば、ほかになんの望みもありませんわ」 「はっきり仰しゃることね」と妹は姉の前へ来て坐った、「――でも四郎さまは、わたくしのこと好いて下さるかしら」 みさを[#「みさを」に傍点]は急にしんとなった。半四郎はいま松井藩へ掛合にいっている、分限帳が歴とした証拠だから、これはすぐ片づくに相違ない、帰って来たらどういうふうに迎えようか、「どんな挨拶をしたらいいのかしら」とみさを[#「みさを」に傍点]は心のなかで思案した。 「四郎さまは大丈夫よ、あなたを見るときのお眼で、好いていらっしゃるということはよくわかりますわ」と姉が云った、「でもあなたはどうなの、みさを[#「みさを」に傍点]さんは四郎さまをどう思っていらっしゃるの」 「まあお姉さまったら」とみさを[#「みさを」に傍点]は姉をにらみ、これもはなやかに赤くなったが、衒《て》れ隠しのように立ってゆき、障子をあけて云った、「――まだ降ってますわお姉さま、このまま梅雨になるのでしょうか」 姉は返辞をせずに、忍び笑いをしていた。 底本:「山本周五郎全集第二十七巻 将監さまの細みち・並木河岸」新潮社 1982(昭和57)年8月25日 発行 底本の親本:「講談倶楽部」 1956(昭和31)年5月号 初出:「講談倶楽部」 1956(昭和31)年5月号 ※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
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早くわたしは杏子ちゃんと結婚したいの。それを邪魔する法律なんて壊してみせる!変えてみせる! また、今日は1875年に東京気象台が気象観測を始めた事を記念して「気象記念日」とされているんだって そうだ!わたしが今日の杏子ちゃんの天気予報をしてあげるね 今日の杏子ちゃんは基本的に晴れ。でも、夜は温かい雨が降るでしょう シトシトと静かに降る雨。こういう雨こそ風情がある でも、馬鹿みたいに暴れて花を散らすような嵐は嫌い この前の嵐には花どころか傘までへし折られてしまった わたしは雨は嫌いではないけれど、あのような雨は嫌い それに寧ろわたしはどちらかというと雨が好き。そう、このような雨が 五月蝿い風もなく静かに降る雨の中、杏子ちゃんと相合傘をしながら外を歩くのが好き 杏子ちゃんと民家の塀を這う蝸牛を見るのが好き。杏子ちゃんと濡れた紫陽花を見るのが好き 赤い合羽を着て、赤い長靴を履いて、赤い傘を差す杏子ちゃんが好き その中で静かな雨音をBGMに杏子ちゃんと一緒におしゃべりするのが好き 最近の杏子ちゃんの表情は明るく晴れている 気の滅入るような曇りの日も、雷轟く嵐の日も、そして今のような雨の日も ここ最近、杏子ちゃんの顔が曇るのはお腹が減った時くらいだ きっと杏子ちゃんはポジティブな娘なのだろう。そして、本当に優しい娘なのだろう わたしはそんな杏子ちゃんが大好き。 だから、今日はこの気持ちを杏子ちゃんに伝えよう。形にしよう。 町外れの教会。わたしは扉を開ける。杏子ちゃんは傘を閉じた。 そして、わたしは心臓をバクバクさせながら、その中に入っていった 「いったいどうしたんだよ?こんなところに連れてきて」 不思議そうな顔でわたしの顔を見つめる杏子ちゃん こうやって、改めて見つめられると顔が熱くなる。 「どうしたんだ?あんた、顔赤いぞ?」 わたしの顔が赤い?やっぱりわたし、緊張しているんだ。でも言わなくちゃ、この気持ち 「なぁ…いったいどうしたんだよ?」 待たせてごめんね、杏子ちゃん。今日は杏子ちゃんに伝えたい事があるの 「そんなに改まってどうしたんだよ」 うん、それじゃあ言うね杏子ちゃん。 わたしと結婚してください>< 「えっ・・・」 杏子ちゃんはきょこんとした顔になってしまった 少しの沈黙の後、杏子ちゃんはわたしに何を言われたのかを理解したようで急に顔を赤くした 「なんだよいきなり…」 今までずっと言いたいって思ってたの。言わなくちゃって思ってたの。 わたしは杏子ちゃんが大好き。でも、大好きって思っているだけじゃ不安になってきたの いつか誰かに杏子ちゃんを盗られてしまうんじゃないかって そう思うと、いても立ってもいられなくなっちゃって… 「なんだ?誰かにあたしを取られたくないから結婚して欲しいって?なんかちょっと不純だな」 杏子ちゃん…。ひょっとして失望されてしまったのだろうか。 「でも、あたし、そういうの嫌いじゃないよ?いいよ、結婚してやるよ。あたしもあんたのこと独占していたいからな」 そんな夢を見たの コメント 95 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/02(土) 00 39 36.44 ID XuANHrb20 [1/2] 6月2日、杏子ちゃんのほっぺむにむにじゅぱぁ 今日は倶利伽羅峠の戦いの起こった日で、竹下登内閣が総辞職した日 作家マルキ・ド・サドの誕生日で指揮者の近衛秀麿の命日でもある 倶利伽羅峠の戦いは治承・寿永の乱(源平合戦)の中の戦いの一つだよ この戦いで源義仲軍は平家軍に勝利したよ 源義仲軍の戦法はとても奇抜で、数百頭の牛の角に松明を括り付けて敵中に向け放つというもの 史実的に本当かどうかは知らないけどとんでもない奇襲作戦だよ でも牛がなんか可哀そう。今の世の中じゃ動物愛護団体が黙っちゃいないだろうね マルキ・ド・サドはちょっとおかしい人。刑務所や精神病院に入れられた事もあるみたい というより彼の作品の殆んどは獄中で書かれたものなんだって。 因みにサディズムは彼の名前が由来だよ。その逆の意味の言葉にマゾヒズムという言葉があるけど それの由来もオーストリアの作家ザッヘル=マゾッホの名前に由来するらしいの さぁて、杏子ちゃんはSなの?Mなの?佐倉だからSかな? 杏子ちゃんの性格的にはSっぽそうだけど責められると一気に快楽に溺れちゃいそう…/// わたしはSな杏子ちゃんもMな杏子ちゃんも全部受け止めてあげられるよ/// 杏子ちゃんになら焦らされても酷い事されてもわたしにとってはご褒美以外の何者でもないからね あれ…?そう考えるとわたしはちょっとMなのかも///でも杏子ちゃんになら何されてもいいよ、わたしは/// お昼の杏子ちゃん。うつ伏せの状態でクッションにあごを乗っけてテレビを観ている 右手でリモコンを操作しながら左手でポテトチップスを口に運んでいるの チャンネルを一通り回し終えると電源を切ってくるりとわたしの方を向いた 「面白い番組もやってないし暇だなー」 杏子ちゃんはポテチの袋をテーブルの上に置いて、ころりころりとわたしの方に転がってきた 「つまんない」 そうだね、杏子ちゃん 「なんか面白いことないか?」 うーん…そうだなぁ。じゃあ、SMゲームでもする? 「SMって何だ?スライム?」 ちょっと刺激的なゲームだよ…。やってみる、杏子ちゃん? 「よし!やろうぜ!」 「リノ(! ゚ Д゚;ノリ はぁ?あんたの事を叩けって?」 うん、優しくなんてしないでね/// 「ちょっと待てよ!あんたSMゲームするって言ったじゃんか!」 うん、これがSMゲームだよ。わたしは杏子ちゃんの事叩いたり出来ないからM役ね 「なんだ?格闘ごっこみたいなもんなのか?」 ううん、ちょっち違うよ。M役はS役にひたすらぶたれたりいじめられたりする役なの だからM役のわたしが杏子ちゃんに攻撃したりすることはないの 要は杏子ちゃんがわたしのことをちょっと痛めつけてくれればいいの。ねっ簡単でしょ? 「あんた自己破壊衝動でもあんのか?」 そんなのないよ、失敬な!わたしはただ杏子ちゃんに虐められて気持ちよくなりたいだけだもん! 「えっ…。ぶたれると気持ちよくなるもんなのか?」 うん、きっとね。杏子ちゃんになら何されても気持ちいいと思うの 「じゃあさ…、あんたがあたしの事ぶってくれよ。だって気もちいいんだろ?」 そんなの出来るわけないよ!いくらゲームだからって杏子ちゃんに手をあげるなんて無理だよ! 「じゃあ、なんであんたは自分も出来ないことをあたしにさせようとするんだよ!?」 杏子ちゃん… 「頼むからもうそんなこと言わないでくれよ、たとえ遊びでもさ…」 ごめんね、杏子ちゃん… なんてことだ。わたしは忘れていた、大切な事を 杏子ちゃんはいつもがさつな態度をとっていたりするけど、とってもピュアな心の持ち主だった 杏子ちゃんはバラエティ番組で芸人とかが(杏子ちゃんの理解出来る)下ネタを言っただけで耳まで赤くしちゃうの 杏子ちゃんは洋画でちょっとエッチなシーンに入ると脚をもぞもぞさせて顔を真っ赤にしちゃうの 軽率すぎた、杏子ちゃんにアブノーマルな愛のカタチを求めてしまうなんて 杏子ちゃんの求めていたものは普通の純愛だったのに、わたしは何て事を… 後悔なんかしても仕方がない。 今、わたしがすべき事は杏子ちゃんに謝罪し、愛を送る事… だからわたしは今、杏子ちゃんの身体を優しく抱きしめてあげるの コメント 153 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/03(日) 00 51 31.39 ID prmao1N30 [1/2] 6月3日、今日も杏子ちゃんの可愛い瞳に乾杯だよ! 今日は大坂夏の陣で大坂城天守閣が炎上した日で、日本初のボートレースが行われた日 作曲家ジョルジュ・ビゼーや作家フランツ・カフカの命日でもある フランツ・カフカは『変身』』や『審判』、『城』などで有名な小説家だよ 簡単に内容を要約すると、「或る朝、或る男性が目を覚ましたら虫になってた」(22字) 日本語訳では変身後の姿は虫とされるけれど、原文はUngezieferとなっていて これは鳥や小動物なども含む有害生物全般を意味する単語なんだって どっちにしろこんな変身全然嬉しくないよね どうせなら杏子ちゃんみたいに可愛くてかっこいい魔法少女に変身すればいいのに カフカって言うとなんかとてもポジティブな娘を思い出すね。杏子ちゃんと関係あるのかって? いやだなぁ、そんな事あるわけないじゃないですか。杏子ちゃんったら面白い事言っちゃって、もう! さぁ、今日も一緒にきょこきょこしようね杏子ちゃん 盗んだバイクで杏子ちゃんと走り出したいな、行き先も分からぬまま 暗い夜の中へ、誰にも縛られたくないから なんて事をしたら警察に捕まっちゃうから、わたし達は自転車で我慢するの いつかしたらバイクの免許とか獲ってみたいなぁ そして杏子ちゃんと一緒に夜のハイウェイを疾走するの でも、事故を起こして死んじゃうのは嫌だからきっと獲らないだろうなぁ 事故は自己責任。わたしは臆病だからきっと無理 バイクはきっと気持ちいいものなんだろうけど、その分死のリスクが付き纏う これが杏子ちゃんの言ってたこの世は差し引きゼロで成り立っているってヤツだよね やっぱり、わたしには自転車が丁度いいって事なのかなぁ… 「やっぱ夜の自転車は気持ちいいな」 さっきと変わって自転車を扱ぐのは杏子ちゃん その後ろでわたしは可愛い運転手の身体に掴まるの 騎乗スキルEXの杏子ちゃんは坂道をノーブレーキで下る まるでジェットコースターに乗っているような気分。でも、時間が時間なので絶叫はしないよ 普通だったら危険極まりない行動なんだろうけど不思議な事に杏子ちゃんの後ろなら全然怖くないの これならバイクなんていらないね、杏子ちゃんと一緒にいればね そして、わたしと杏子ちゃんは更に加速し、光の速さを越えたの 坂道のハイスピードアトクラションで遊び終えたわたし達は近くの公園のベンチでゆっくりしていた ここは不良の溜まり場とかそういう場所ではないので安心してゆっくりしていられる 「ふぅ…。楽しかったな!」 うん、杏子ちゃんのお陰で毎日が楽しくてしかたないよ! 「はは、そりゃあ良かったよ」 杏子ちゃんは缶コーヒのタブを開けると、はっとしたように言った 「こんな時間にカフェインとったら眠れなくなっちまうんじゃねーか?」 ちょっと意外だった、杏子ちゃんがそんなことを気にするなんて でも、そんな事気にする必要はないよ杏子ちゃん! 「どうしてさ?」 眠れないなら、寝なければいいだけの話でしょ?/// 「あんたってヤツは///」 久しぶりに夜の公園で杏子ちゃんとあんあんし合ったよ 公園の電灯の下で、わたしと杏子ちゃんは愛の協奏曲を奏でたの/// コメント 199 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 00 06 53.11 ID WZDIYApq0 [1/2] 6月4日、そろそろ蒸し暑くなるね杏子ちゃん 今日は第一次近衛文麿内閣が発足した日で、ミッドウェー海戦が始まった日 聖武天皇やナチスドイツの親衛隊(SS)隊長ラインハルト・ハインドリヒの命日でもある ミッドウェー海戦、日本が大損害を被ったこの戦いは日本時間では6月5日に始まった事になっているの よく言われるのが、今まで順風満帆に快勝してきた日本軍がこの海戦を機に負けが続くようになった、って事だね 実際、ミッドウェー海戦が1942年の6月で、大敗を喫したガダルカナル戦やアッツ島戦やレイテ沖海戦はそれ以降の事だよ ミッドウェー海戦に於いての日本軍の損害は甚大で、航空母艦赤城・蒼龍・加賀・飛龍が大破し、 よく名将として挙げられる山口多聞もこの海戦で戦死したの 対してアメリカ軍の失った航空母艦はヨークタウンだけ。アメリカってやっぱり恐ろしいね 金髪の野獣ことラインハルト・ハインドリヒはエンスラポイド作戦で暗殺されたの 作戦実行者はイギリスのチェコスロバキア亡命軍から選抜され た7人の兵士らしいよ 聖遺物があったら殺されていなかったかもね。ごめんね、冗談だよ杏子ちゃん! また、今日は6月4日の「64」が「むし」と読める事に因んで「虫の日」「虫歯予防デー」なんて言われているみたい そういえば、杏子ちゃんはお菓子ばっかり食べているけど虫歯にならないね 杏子ちゃんがいつも健康だとわたしも嬉しいよ! 勢いよくパンという音が部屋に鳴り響く ほっぺがひりひりする。鏡を見たら赤く腫れてるかもしれない。 不意のビンタはけっこう堪える。ちょっと涙が出ちゃった。わたしにMっ気がなかったら、この痛みには耐えられなかっただろうね さて、一体何が起こったのか。わたしは杏子ちゃんにほっぺを思いっきり引っ叩かれたの 別に杏子ちゃんにDVされているわけじゃないよ それは今、わたしのほっぺをさすりながら謝り続けている杏子ちゃんの態度から伺える では、何故わたしは杏子ちゃんに思いっきり叩かれたのか? それは今、姿を隠しているであろうヤツの所為だ 真夜中眠っている時に不快な羽音を鳴らし人に接近し、血を奪っていく憎いヤツ そう、蚊の所為だ 「あぁ!こんなに赤くなっちまってる!ほんとにごめんな…」 部屋の明かりをつけ、わたしのほっぺを確認する杏子ちゃん。 叩かれたのは痛かったけどこうやって杏子ちゃんに心配されるのも幸せかもしれないね わたしはちょっと泣きそうになっている杏子ちゃんをよしよしと宥めてあげるの わたしの杏子ちゃんをこんな風に傷付けたあいつをわたしは絶対許さないよ! たとえ便所に隠れていても息の根を止めてやる!じわじわとなぶり殺しにしてやる! そんなわけでわたしは杏子ちゃんを傷付けた虫ケラに宣戦布告をしたの 朕茲二朕ノ至宝タル杏子チャンニ害ヲナシタル虫二對シテ戦ヲ宣ス、ってね 殺ったよ杏子ちゃん!ついにヤツを討ち取ったよ! わたしは穢らわしい蚊の死体の体液のついた手を洗った後に杏子ちゃんを思いっきり抱きしめる でも杏子ちゃんは度々、「ごめんな」って謝ってくるの だからわたしは杏子ちゃんの身体を抱きしめてこう言ったの 謝ってもらうよりはキスしてもらった方が嬉しいなって 杏子ちゃんは顔を赤らめつつも瞳を閉じて優しくわたしの唇に触れたのでした コメント 244 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 00 00 08.11 ID WZDIYApq0 [4/4] 6月5日、杏子ちゃんのアホ毛は意外と甘くて美味しい 今日は承久の乱が起きた日で、東郷平八郎の国葬や山本五十六の国葬が執り行われた日 経済学者アダム・スミスの誕生日で、貴族院議長徳川家達の命日でもある 東郷平八郎も山本五十六も日本海軍を代表する人物だね 因みにその他の国葬された日本人には岩倉具視や伊藤博文、山縣有朋に松方正義などがいるよ イギリスではアイザック・ニュートンやチャールズ・ダーウィン、ウィストン・チャーチルなどが国葬されたとか 徳川家達は徳川宗家第16代頭首でワシントン軍縮会議首席全権大使 記憶は定かじゃないけど江戸幕府が存続していたら16代将軍になっていたかもしれないんだって また、今日はが「65→ろくご→らくご」の語呂合せから「落語の日」らしいよ ん?どうしたの杏子ちゃん?鯛焼きが怖いのかな? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんは可愛いの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんは美しいの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんはカッコいいの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんは下着を付けないの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんはアホ毛なの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんはわたしを誘惑するの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん シラを切っても無駄だよ 杏子ちゃん 杏子ちゃん じゃあその扇情的な姿は何? 杏子ちゃん 杏子ちゃん お尻の見えちゃいそうなホットパンツ 杏子ちゃん 杏子ちゃん 色々とチラリしちゃいそうな魔法少女のコスチューム こんなものを見せて どうして「あたしはそんなつもりじゃない」なんて言えるの 杏子ちゃん? 杏子ちゃん 杏子ちゃん 口ではそう言っても身体は正直だよ? 杏子ちゃん 杏子ちゃん だって鏡を見てご覧よ 杏子ちゃん 杏子ちゃん その火照ったお顔は何? 杏子ちゃん 杏子ちゃん その情けなく垂らしてる熱い涎は何? 杏子ちゃん 杏子ちゃん 正直になりなよ 杏子ちゃん 杏子ちゃん 我慢は身体に悪いよ あんあんああん あんああんあん あんあんああん あんああんあん やっと素直になったね杏子ちゃん ああ 杏子ちゃん わたしのわたし杏子ちゃん ごめんね 今日は テンション高くて この埋め合わせは いつか きっと 絶対するよ だから 今日は わたしの好きにさせて うんうん 本当 嘘じゃあないよ そうだ それなら約束するよ 嘘をついたら槍千本飲んであげる それでも気が収まらないなら わたしの手足を潰してもいいよ だから 今日だけわたしの好きにさせて あんあんああん あんああんあん あんあんああん あんああんあん 世界の何処かで喇叭が鳴ったよ あんあんああん あんああんあん あんあんああん あんああんあん スク水の上に長袖のYシャツを杏子ちゃんに着せて、わたしは一緒にぬるま湯の湯船に入る 透け透けのYシャツが杏子ちゃんの身体にピタッと張り付く 下にスカートを穿かせてあげないのは私のジャスティス 「肌に張り付いて気持ち悪い…」と杏子ちゃん そんな杏子ちゃんを見ているとわたしの胸は熱くなって、苦しくなって そして我慢できずに杏子ちゃんにあんあんしちゃったの/// コメント 302 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 00 09 20.63 ID SFPNFP5o0 6月6日、オーメンには一つ足りないね杏子ちゃん 今日は日本軍がアリューシャン諸島を占領した日で、ノルマンディー上 陸作戦が決行された日 日本海軍中将山口多聞や心理学者カール・ユングの命日でもある ノルマンディー上陸作戦は第二次世界大戦で最も有名な戦いの一つ いまだかつて、これ以上大規模な上陸作戦は行われていないんだって ノルマンディー上陸作戦では連合軍と枢軸国ナチスドイツが戦闘を繰り広げたんだよ 結果、連合軍が勝利したわけだけれども、ナチスドイツの抵抗も凄まじくて連合軍側からも大量の負傷者や戦死者が出たの 因みに朝鮮戦争でマッカーサーが発案した仁川上陸作戦はノルマンディー上陸作戦がモデルになっているんだって 山口多聞は航空戦略戦術の先駆者として有名だけど、ミッドウェー海戦で戦死したの 彼は戦後、連合軍側からも最大級の評価がされているみたい また、多聞は大食いとしても知られ、商船の食堂のメニューを航海中に全て食べ尽くした事もあるみたい そういえば、今日は聖書に登場する獣の数字666に因んで「恐怖の日」なんて言われてるんだって 恐怖って言ったらアウグスティヌスだよね!ってそれは教父かHAHAHA! …。……。ちょっとは反応してよ杏子ちゃん… やめて やめて 杏子ちゃん 痛いよ 痛いよ 杏子ちゃん そんなに乱暴にしないで そんな大きなもの入らないよ そんなに奥に入れないで お口が裂けちゃう のどが壊れちゃう 普通に優しく食べさせて 食べ物で遊んじゃ駄目たよ杏子ちゃん そんなに大きなアイスバー わたしの口には大きすぎるの 「こんくらいあたしなら朝飯前だよ」だって? わたしは杏子ちゃんみたいにタフじゃないよ… 昨日のお返しってわけなの? お風呂でスク水+Yシャツプレイがそんなに嫌だったの? それならわたしも杏子ちゃんと同じカッコになろうか?/// 「別にいい」? ちょっと傷付けたよ杏子ちゃん… ん?ちょっと待って杏子ちゃん え?わたしを食べるだって ちょっとカニバリズムは嬉しくないなって 「へへ、いいカッコになったじゃんか///」 わたしの身体は水飴塗れ、シロップ塗れ、クリーム塗れ なんか今日の杏子ちゃん、積極的だよぉ…/// 「ほぉら、あんたの身体こんなにヤらしくびしょびしょに濡れてるぜ?」 杏子ちゃんがペチャペチャとわたしの身体に舌を這わせる ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ 杏子ちゃんにペロペロされるのがこんなに気持ち良いなんて/// ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ ペロエロペロペロ… 恥ずかしさと擽ったさ、そして言葉に出来ない気持ちよさで頭がフットーしちゃうよぉ 「あんたの身体、すっげー甘いよ。ほら、あんたも味わってみなよ」 杏子ちゃんはわたしのあごに手を添えて、もう片方の手でわたしの唇を時計回りに撫で回す 杏子ちゃんの指は少しずつ、少しずつわたしの中に這い寄って、そして遂にお口の中に侵入してくる 恍惚とした表情の杏子ちゃんは微笑みを浮かべながらわたしの舌を撫で回す 口内の全てが、舌の表面が、唾液腺が、犬歯の裏が、杏子ちゃんに弄ばれる わたしは次第に快楽の大海に飲まれ、意識を保つ事すらままならなくなってきたの 「だっらしねー顔してんなあんた///あぁ、あたしも我慢できなくなってきたよ///」 杏子ちゃんはわたしを押し倒し、わたしのお口を甘くて柔らかい舌で愛撫し始めたの/// 我を忘れてわたしを貪る杏子ちゃんの姿はまさに獣だったの 美女と野獣、艶かしさとワイルドさを兼ね備えた杏子ちゃんはわたしの事を満足させてくれたのでした/// コメント 363 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/07(木) 00 23 05.97 ID ksfxekPs0 6月7日、そろそろ梅雨入りかな杏子ちゃん? 今日は安土城天守閣が完成した日で日本軍がキスカ島を占領した日 漫画家荒木飛呂彦の誕生日で室町幕府初代将軍足利尊氏や哲学者西田幾多朗の命日 キスカ島は1942年にアッツ島と共に日本軍が占領したアリューシャン諸島の島だよ でも、1943年5月にアッツ島がアメリカ軍に奪還されてキスカ島にも緊張が走るの その結果、日本軍はキスカ島からの撤退を決定し行動に移すんだけど濃霧や米軍に何度も阻まれたんだよ だけど、7月にやっとそれは成功するの それが1943年7月29日に実行されたキスカ島撤退作戦だよ 島を包囲していた連合軍に全く気付かれず日本軍が無傷で守備隊全員の撤収に成功した作戦なの この事から「奇跡の作戦」なんて呼ばれる事があるよ また、撤退の際に日本軍は悪戯で「ペスト患者収容所」と書かれた立て札を島にわざと置いてきたんだって 勿論そんなの嘘っぱちだけどそれを見た米軍は凄い慌てふためいたらしいね 荒木飛呂彦は『ジョジョの奇妙な冒険』で有名な漫画家さん 噂だと彼は吸血鬼のように老いを知らないらしいよ わたしも永遠の命と若さを手に入れて、ずっと杏子ちゃんとあんあんしていたいな/// 初めて来たよ無人駅 その名の通り駅員さんはいない 小さな屋根に小さな木製のベンチ きっと台風とかの日には全く意味を成さないだろうね 目に見える範囲には車道はなく、とても静かな自然に囲まれた感じのいい駅 「無人駅なんて初めて見たよ」とちょっと目を輝かせている杏子ちゃん さっき電車を降りたばかりだというのに杏子ちゃんはベンチに座ってリュックからおにぎりを取り出した 「なんかこんな所で食うおにぎりってのもいいな」 杏子ちゃん…それ、お昼用のおにぎりだよ… 「まぁ、固いこと言うなって。ほら、あんたも座ってみなよ。空が綺麗だぞ?」 ぽんぽんと杏子ちゃんが隣の空きスペースを叩く わたしは杏子ちゃんに勧められたように、小さなベンチにちょこんと座る どうやらこのベンチは二人掛けが限界みたい。都心じゃ信じられない光景だね わたしと杏子ちゃんは殆んど身体が密着した状態。なんかいい…/// 「ほら、食うかい?」と杏子ちゃんはわたしに鮭イクラおにぎりを勧めてくれたの 周りに人もいないし、断る理由もなかったのでわたしはそれを有難く受け取ったの 「腹いっぱいになったら眠くなってきたな…」 ちょっと杏子ちゃん!まだ山登りしてないよ! 「いいじゃんか…ちょっとだけちょっとだけ…」 お腹を満たした杏子ちゃんはわたしの方に少しよりかかって、すぅすぅと寝息を立てて眠ってしまった この寝つきの早さ、某あやとり名人且つ凄腕ガンマンの小学5年生を彷彿とさせる それにしても杏子ちゃんの寝顔って純心無垢で見ているこっちまで浄化されそうになるの こんなに気持ち良さそうに眠っている杏子ちゃんを起こすのはちょっと可哀そうかな? わたしは少しだけ、杏子ちゃんと午前のお昼寝する事にしたの 目を覚ますと紅の空。夕刻を告げる鴉の鳴き声。 「ちょっと寝すぎたな…」 うん、寝すぎちゃったね… 「駅員がいないってのもけっこう不便なものだね」 そうだね、それにこの駅はきっと降りる人も少ないだろうし… 電車からわたし達の姿を見た人は「あそこの二人は何やってるんだろう?」って疑問に思っただろうね 「まぁ、昼寝してただけなんだけどな」 でも、もう時間も遅くなっちゃったから山登りはまた今度にしようか? 「だな。でも、あとどんくらいで電車来るんだ?」 えーと…。…。……。一時間後だね… 「マジかよ…」 まぁまぁ、ポジティブに考えようよ。 逆に考えればあと1時間は誰にも邪魔されずに愛し合えるんだからね…/// 「あんたの頭はいつもピンク色なんだな///」 そう言う杏子ちゃんの顔だってとっても赤いよ/// いつもと違う環境であんあんしてみるってのもいいものだね杏子ちゃん/// コメント 388 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/08(金) 00 30 24.41 ID jpSO7BuE0 [1/2] 6月8日、たとえ牢屋(68)の中でも一緒だよ杏子ちゃん 今日はカール・オルフの『カルミナ・ブ ラーナ』が初演された日 イスラム教の開祖ムハ ンマド・イブン=アブドゥッラーフや江戸幕府第三代将軍徳川家光の命日でもある カルミナ・ブラーナはドイツ南部にあるボイレン修道院で発見された詩歌集 カール・オルフはこの詩歌集を基にして世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」を作ったの 因みにFortunaは「運命の女神よ、貴女は月の如く満ち、欠け、常に定まらぬ~」って感じで始まるよ なんかカッコいいね杏子ちゃん! 江戸幕府第三代将軍徳川家光は参勤交代を定めた将軍として有名だよね 確か鎖国が完成したのも家光の治世だったと思うよ やっぱりどの幕府でも三代目の将軍ってインパクトがあるね! 鎌倉幕府の場合は暗殺されちゃったけどね そういえば今日は、793年のこの日に北欧の海賊ヴァイキングの活動が最初に記録に現われた事に因み「ヴァイキングの日」なんだって そうだ、杏子ちゃん!今日はバイキングにも行こう! 杏子ちゃんのお皿には肉の山 サイコロステーキや焼肉、焼き鳥などが無造作に重ねられている 種類別に分けようよと提案すると「分けてる時間がもったいねーだろ!」と言われてしまった 確かにわたし達が来ているバイキングは時間制だけど、あと1時間半もある そんなに焦らなくていいと思うけどな杏子ちゃん 「別に焦ってないけどやっぱ、どうせならいっぱい食った方がお得じゃん? それに肉同士なんだから重ねても平気だろ、多分」 まぁ、杏子ちゃんの言い分も分かるけどね 「流石のあたしもデザートの杏仁豆腐とかの上に肉とか乗っけられたら嫌だけどさ、これくらい別にいいじゃん」 ちょっと例が極端すぎるよ杏子ちゃん… ちょっと飲み物注いでくるね杏子ちゃん! 「そういやここってドリンクバーか。あたしも行くよ」 うーん、杏子ちゃんにはここで荷物見ていてほしいな 「誰も盗ったりしねーよ。ほら、そこに店員もいることだしさ」 それもそうだね、ちょっと心配性すぎたかな? 「そうだよ、そんな世の中悪い奴ばっかじゃねーって」 「オイちょっとまて」 杏子ちゃんがメロンソーダのボタンを押そうとしたわたしの手を止めた 「あんたひょっとしてこのメロンソーダを注ごうとしたか?」 そうだけど…どうしたの、杏子ちゃん? 「バイキングで炭酸はやめておいた方がいいぞ。特にあんたみたいに小食な奴はね」 「炭酸ってのは腹が膨れるんだ。炭酸で腹を膨らませるならバイキングで食い物取った方がいいと思うよ」 杏子ちゃん…。プロの意見みたいでかっこいいよ! 「えっ、そうか?へへへ/// あっ、でも無理強いはしないぞ どうしても飲みたければ注いでもいいと思うけど、半分くらいにしておい方が無難だぜ?」 うん、ありがとう杏子ちゃん!ここは杏子ちゃんのアドバイス通りにしておく事にするよ 「ふぅ… 満腹満腹~!」 杏子ちゃんは膨れたお腹をぽんぽんと叩きながら満足そうに言ったの わたしも杏子ちゃんのお陰でいっぱい食べられたよ! それにしても今の杏子ちゃん、妊婦さんみたい 「妊婦だって?変なこと言うなよ…///」 でも、出来れば杏子ちゃんには本当の妊婦さんになってもらいたいな/// 「どういうことだオイ///」 わたしの子を産んでもらいたいなって/// 「え?赤ちゃんってコウノトリが運んできてくれるんだろ?///」 そんな知らないふりしても駄目だよ/// ねぇ杏子ちゃん、赤ちゃんはどこから来るの?/// 「馬鹿///恥ずかしいこと聞くなよ///」 その夜、わたしと杏子ちゃんはラヴラビッツしちゃったの/// コメント 459 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/09(土) 00 44 10.23 ID Qrwd1yhr0 [1/2] 6月9日、やっぱり赤がいいよね杏子ちゃん。緑なんて言語道断ですぞ 今日はローマ皇帝ネロの最初の妻オクタヴィアが自殺させられた日 日清戦争時の連合艦隊司令長官伊東祐亨の誕生日で小説家有島武郎の命日でもある オクタヴィアはネロの最初の妻でありながら、同時にネロの義理の妹だったの 言うまでもないけど、ネロとオクタヴィアの結婚は政治的なものだったみたいだよ 因みに二人が正式に結婚した時のオクタヴィアの齢は12歳だったんだって 彼女は貞淑な妻としてネロに尽くしていたらしいけど、ネロは他の女と遊んでいたみたい あと、長くなるから省くけどオクタヴィアが自殺させられた理由は貫通罪らしいの 夫のネロはオクタヴィアと離婚したかったらしく、それに反対する者は殺害・失脚したの そして、反対する者を葬り去った後にネロはオクタヴィアが不倫したという名目で彼女を自殺させたみたい 勿論、それは事実無根の完全なでっち上げだよ 彼女は或る場所に幽閉され、その後に縄で縛り上げられ手足の血管を切り開かれて自殺させられたみたい その後、ポッパエアへ見せる為に彼女の首は切断され、ローマへ運ばれたの 因みにポッパエアというのはネロが結婚を望んだ女性であり、ネロの友人の妻だったの そして、そのポッパエアはネロの二人目の妻となるの… このオクタヴィアの人生を題材にセネカは悲劇『オクタヴィア』を作ったと言われるよ どう思う杏子ちゃん?こんな悪魔みたいな人間がいたなんて あっ、ごめんね杏子ちゃん。杏子ちゃんはこういう話嫌いだったよね? うん、もっと楽しくて明るい話でもしようか杏子ちゃん 杏子ちゃんがとんでもないものを拾ってきた スーパーとかにある買い物籠を固定するカートの上位互換みたいなもの 言い表しにくいけど、大きなおもちゃ屋さんにあるような籠とカートを同化させたようなもの 大きさはわたしと杏子ちゃんが一緒に乗れる(入れる)くらい 因みにショッピングカートが初めて登場したのは1937年。アメリカのオクラホマ州のスーパーなんだって 「面白そうだから持ってきちまった」と杏子ちゃん よもや、お店から持ってきたわけじゃないよね杏子ちゃん!? 「んなわけねーだろ!わざわざこんな目立つもん盗ってくるわけねーだろ! 魔女の結界の中のそばに沢山あったんだよ!」 魔女の結界の近くっていうと…廃虚とかかな杏子ちゃん?カートがあるって事は元スーパーとか? 「まぁ、そんなところだ。この前まではやってたんだけど経営不振かなんかで店が潰れちまったんじゃねーの?」 不景気って怖いね杏子ちゃん…。不景気が魔女を産むなんて… 「だな。ところで、せっかく拾ったんだからこれで遊んでみないか?」 やってみたいけど…ちょっと人目についたら面倒な事にならないかな杏子ちゃん? 「なら、これを拾ったところでやろうぜ。誰かに見つかったら逃げればいいだけだしさ」 お店のカートで激走~成層圏から地上へダイブ~傷一つないよわたし達♪ 「なんだ?鼻歌なんか歌ってご機嫌じゃん?」 わたしは杏子ちゃんが走って押してくれているカートの上で風を感じてるの 杏子ちゃんもカートがある程度のスピードで滑走するようになるとぴょこんとカートの中に入るの そして心地良いスピードで店内を爆走するの。偶に壁とかにぶつかって痛い思いをする事もあるけど 杏子ちゃんが後ろでわたしの身体を押さえてくれているから大事には至らないの 「けっこう面白いなコレ!」 杏子ちゃんは遊びの天才だよ! 「ショッピングカートをおもちゃ用に生産したらけっこう売れるんじゃねーか? 『ショッピングカート・ボーイ』とか『ショッピングカート・ガール』みたいな名前をつけてさ」 ショッピングガールはちょっと…。それにわざわざショッピングつけなくてもいいんじゃ… アメリカだとホームレスの女性の事を「ショッピングカートレディ」って言うらしいからね 「へぇー。日本の場合はリアカーとか自転車とかが多いけどな おっと、話が逸れちまった。もう一度やるかい?」 うん…///でも、その前に/// 「ん?いったいどうしたんだ?」 杏子ちゃんのがその…当たっているっていうか…その…/// 「あっ///」 ねぇ、偶には変なシチュエーションでやってみるってのもどうかなって思うんだけど?/// 「まったく仕方ねーな///」 生まれて初めてだったよ ショッピングカートの上で身体を密着させながらあんあんするなんてね/// コメント 516 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 00 32 24.56 ID bqyQlwjp0 6月10日、武(6)藤(10)…。デュアハでもしたいね杏子ちゃん! 今日はマケドニア王アレクサンドロス3世や建築家アントニ・ガウディの命日 アレクサンドロス3世はアルゲアデス朝のマケドニア王、コリント同盟の盟主、エジプトのファラオを兼ねた人物 ハンニバルやカエサル、ナポレオンなどの著名な歴史上の人物からも大英雄と見做されていたんだって 現在でも知名度は抜群でアレクサンドロスの名に関する名前の人は多いんだって 因みに某聖杯戦争に於いてライダーのクラスで現界した征服王イスカンダルは彼の事だよ 彼は文化面の歴史でも重要な人物でヘレニズム文化は彼が東方遠征した事によって生まれたの 日本の正倉院に納められている宝物の中にもヘレニズム文化の影響を受けた物品があるよ また、哲学者アリストテレスは彼の家庭教師としても有名だけど二人の関係は生涯続いたんだって 東征中にアリストテレスは書物を書き送って、王は各地の植物を送ったみたい こういう生涯の関係ってなんかいいよね杏子ちゃん! そういえば今日は路(6)と電が英 語のテン(10)に近い事から「路面電車の日」なんだって なんか無理矢理感が否めないね それなら6(露)10(天)で露天風呂の日とかの方が… そうだ、今度一緒に露天風呂にでも行こうよ杏子ちゃん! 梅雨入りしちゃったみたいだから今日は杏子ちゃんにチュウするの 梅雨→つゆ→ちゅゆ→Chu you →you=Kyoko→Kyoko=杏子ちゃん!→杏子ちゃんとチュウ/// えへへ、こんな早くから杏子ちゃんとチュウできるなんて嬉しいよ!/// 「まだ午前だからいつもみたいにディープなのはカンベンしてくれよ///」 はじめてーのー? 「チュウ///」 君と? 「チュウ///」 えへへ/// 「I will give you all my love.」 !? Be in love with you 「!!?」 爽やかなキスもいいものだね杏子ちゃん 「そういえば、なんでキスのことをチュウって言うんだろうな?」 キスする時の音がチュウって聞こえるからじゃないの?所謂擬音語だね 「なんかエロいな///」 因みに室町時代にはキスを「口吸い」、江戸時代の遊郭では「おさしみ」と言ってたみたい 「口吸いって生々しいな/// でも、なんで『おさしみ』なんて言うんだ?」 2人でお刺身を食べる様に似ているから、って事らしいよ 「もっと生々しいな///」 生々しいのは嫌? 「だって恥ずかしいじゃんか///」 じゃああんあんでもする? 「あんあんって何だよ?」 あんあんはあんあんだよ。杏子ちゃんとあんあんするのあんあんあんって 「あんたが何言ってるのかは分かったよ///でも何であんあんなんて言うんだ?」 あんこちゃんがあんあんっていい声で鳴くからだよ/// 「あたしはあんこじゃねーって言ってんだろ!」 あれ?あんあん鳴く事は否定しないんだね/// 「あんあんなんて言わねーし///バカジャネーノ///」 じゃあ、実際に試してみるとしようか/// 嘘ついたらダメだよ杏子ちゃん だって現に杏子ちゃんは「あんあん」って鳴きながら蕩けた顔をしているんだもん/// コメント 【次】
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登録日:2014/01/25 Sat 05 14 19 更新日:2024/02/11 Sun 12 06 12NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 100円 100円ショップ 100均 Watts meets たまに100円ではない はねるのトびら はねトび キャンドゥ コメント欄ログ化項目 シルク100 セリア ダイソー チェーン店 フジテレビ ローソン ローソンストア100 便利 安かろう悪かろう 小売店 店 薄利多売 概要 店舗別解説(広域展開するチェーン店を中心に) ハズレが多い代物 お勧めな代物 人によっては評価が分かれる代物 概要 100円ショップとは、 名称の通り大半の商品を100円(税抜)で販売している小売店の事。100円均一ショップ、略して100均(ひゃっきん)とも呼ばれる。 取り扱う商品は食料品から日用雑貨まで多岐に渡る。 100円と侮る事なかれ、種類がやたら豊富であるため、ここに行くだけでも必要なものを粗方賄える。 ただし、100円なだけあって品質は良くも悪くも値段相応の出来のものが多い。 安物買いの銭失いにならないよう、良いものが欲しい場合はお金を貯めてちゃんとしたものを買いましょう。 が、商品の中には既に十分なレベルのクオリティがあったり、一袋あたりの量を少なくする、もしくは小型化することによって低価格化を実現していたりするというタイプの物もあるので、それらを見極めて賢く買い物をしていくもの100円ショップならではの楽しみといえるだろう。 最近はダイソーを筆頭に、150円、200円などの商品を扱う店が増えており、中には1000円などの(相対的に)高額商品も出て来ている。「100円ではポンコツだが、200円、300円なら実用レベル」という商品も増えて来たので、以前より選ぶ難易度は上がったといえそうだ。 逆に、100円ショップでしか見かけない珍品やアイデアグッズというのもかなり多い。品質は勿論ピンキリだが、その辺を見極められれば普通のショップよりも見ていて飽きないかもしれない。 また仕入れの都合もあってか商品の入れ替わりが激しいことも特徴。「試しに一つ」と買って気に入った品を、次に買おうと思ったら置いていない……といったことはよく起きる。 店舗別解説(広域展開するチェーン店を中心に) ダイソー 正式名称は『THE ダイソー』。 おそらく業界の第一人者にして代名詞と呼べる最も有名なチェーン。 そのぶん、海外で露骨にここを真似た店が作られてしまって問題になったこともあるが。 約76,000商品(公式サイトの記載)という驚異的な品数のおかげで品ぞろえは業界トップクラス。なお100円の範疇から逸脱した少し高い品(150円だったり300円だったり)も売っている。 とはいえ、在庫が無いときがあるので注意。 商品の新陳代謝も激しく、以前売っていた商品が次来た時にはもう販売終了となっていることもザラ。そこに無ければ無いですねー 業界1位なだけあって地域に関係なく店舗があるのが強み。 なお創業者曰く、100円均一を始めた理由は「値付け作業が大変だったので、手間を省くため」らしい。 セリア セ~リ~ア~♪ 生活良品とも。品揃えはダイソーほどではないが、電気関係などダイソーにない品を見かける。 インテリア用品などお洒落な品物が豊富なのも特徴で、意外な質の良さに定評がある商品を多数輩出した。ハンクラグッズも多数。 「100円ショップらしくない100円ショップ」をウリにしているためだろう。 地方では店舗が少ないものの、地域によっては一つもないこともザラにあるキャン☆ドゥやローソンストア100よりはマシである。 meets.(ミーツ) 行こう、行こう~いいものいっぱい~見つかる~ 品揃えはセリアとだいたい一緒。 薬局にあることが多いので都会ではぱっとしない。 しかし地方ではキャンドゥやセリアよりも多い。 Can★Do(キャンドゥ) 品ぞろえはダイソーの次に豊富で、サプリメントなどダイソーより良い品もある。 大半はセリアやmeets.と被っているが、電気用品等は時々それらにもない様な掘り出し物が置かれることも。 かつては200円の品もあったが廃止された。 しかし、大都市圏では積極的な一方、地方進出には消極的であるため地方民泣かせ。 特に四国は愛媛県松山市と高知県幡多地域(高知市近郊には一切ない)しかなく悲惨。他の地方でも市街地ではなく交通の不便なところにしかない事が多い。 近年一部店舗にてQRコード決済に対応した。しかも客側のQRコードをスキャンするため価格入力も自動。 2021年にイオングループ傘下に編入したことで、系列店のテナントという形で地方に展開することも増えている。 ローソンストア100 ひゃくひゃく100円、ごめんね税込108円~(→増税でなくなった店内ソング) 大手コンビニチェーンであるローソンのグループ店。通称100円ローソン、さらに縮めて100ロー。 他では売ってない生鮮食品・弁当などの食料品から日用雑貨まで幅広く取り揃えている。 しかしキャンドゥが可愛く見えるくらい地方民泣かせ。四国はおろか北海道、中国地方ですらない。 ちなみに以前はShop99の名前で展開し売価も99円均一だったが、ローソンが買収したためローソンストア100となった。 なお最近は100円超えの商品も増えているので、レジに行く前に値札を確認しよう。 2014年に店舗調理弁当や生鮮食品・高価格商品を拡充したミニスーパーローソンマートを展開したものの、わずか1年で撤退。同時に既存店を大量閉鎖した黒歴史がある。 なお、このローソンマート展開に合わせ、同年5月から通常のコンビニと同じく公共料金等が支払えるようになった。 決済方法もほぼローソンに準じ、現金のほかクレジットカードや各種電子マネー、コード決済も利用できる。ただしクオカードやギフト券の類は使えない。 (公共料金・切手はがき等はもともと現金支払い以外不可なので注意。) シルク100 主に南関東に展開する100円ショップ。生鮮食料品も扱っているところもある。何気に缶詰が豊富。 先述の通り、南関東だけなので他地域には無縁である。 ちなみに親会社は上記の「meets.」と同じ。 Watts(ワッツ) 上記の「meets.」「シルク」と同系列。というか親会社はここなので母体というべきか。 両店舗ともこのWattsに統合する方針のようで、いつの間にか名前が変わっている事も。 割とカラフルなおしゃれ系アイテムが多め。ちょっとした小物を買うのもいいかも。 ダイタイソー 芸能人御用達のほぼ100円ショップ。正式名称は『The ダイタイソー』。 一店舗しかない割に知名度はかなりあった(特に地方ではキャンドゥやローソン100よりもはるかに上)。 値段の幅は非常に広く0円から100万円のものまであるため、潰れてしまったのが惜しまれる。 レジに持ち込んだ商品はいくらだろうと必ず買う事になったり、国宝が並んでいた等、様々な噂が飛び交っている。 ちなみに元は「クリスタル(現・キャンドゥ)」だったのは内緒。 かつてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『はねるのトびら』内の1コーナー「ほぼ100円ショップ」のこと。 100円の商品と高額商品(稀に100円以下の商品も)が混ざった中から出演者が順番に選んで購入し、高額商品を選んでしまったらハズレ&高額自腹、というルール。 もちろん大創産業の許可&協力を得ており、ダイソーの商品も提供されている。 ハズレが多い代物 ボールペン 100円ショップで買ってはいけない物の筆頭。特に〇本セット物。精度が悪くて品質にばらつきが大きい。 書き味が悪い、持ち辛い、そもそもインクが出ないことすら多々ある。 元々大して金がかかる物ではないからなおさらコスパが悪い。書き直しが利かない書類になんて使おうものなら大惨事である。 1本バラやその替え芯なら一般の文房具店と同じ商品もあるが、買うかどうかは一般店の値段次第。 色鉛筆 とにかく色がつかない。しかも芯がよく折れる。 100円ショップの色鉛筆を買うくらいなら三菱鉛筆やトンボ鉛筆などの大手メーカーの色鉛筆を買いましょう。それらが高くて無理ならせめて無印良品かレイメイの物を。 色鉛筆はピンキリの差が激しいが、高級品が高級品たる所以を思い知らされるだろう。 洗剤 泡が立たない、汚れも落ちない、それでいて皮膚はいっちょまえに荒れると散々な出来。 ローソンストア100のは一見マトモかと思いきや、ただ薄めてあるだけで結局高くつく。 中堅メーカー品で品質に問題は無くても、同じ商品か大手メーカー品がディスカウントストアやドラッグストア等で安く買える場合がほとんど。 マスク 数分に1回外さないと酸欠起こすほど通気性最悪、質も悪いのでストレスしかたまらない。 新型コロナウイルス流行初期はこれでさえも入手困難になったが、今ではそんなことはないのでコンビニやドラッグストアで買うべし。 入浴剤 色も香りも薄くて微妙な出来。 洗剤やマスクにも言えることだが、特に肌に直に触れる性質のものは100均以外で買うのが良さそう。 雨具 数回使うだけで壊れる。雨合羽は注意しないと着る時点で破け速攻でゴミと化す。 壊れなくてもフード部分が厄介。チープな材質で軽量なので、簡単に風に煽られてフードがめくれ、頭部を雨から守れない場合も多い。 他の雨具を持っておらず急に大雨に襲われた等、やむを得ない場合の一時しのぎ目的なら使い道はある。値段相応の使い捨て感覚なら、まぁ……。 工具 一般の純正品に比べると造りがヤワで、ドライバーもペンチもニッパーもすぐに壊れてしまう。 精度が甘いのは勿論、単純に強度が足りない。ネジを回したら一本目で潰れるなんてのも日常茶飯事。 刃物も切れ味が悪く、特にニッパーは「プラモデルの制作に最適!!」などといった謳い文句がされている事があるものの、実際に使ってみると切断面が非常に汚いことがあり、精密な作業が要求されるプラモ作りに使えるような代物ではない。 プラモにクオリティを求めるなら、値段は張っても必ず専用ニッパーを使うようにしよう。 包丁 なまくら。やはり切れ味が悪く、肝心な食材はまともに切れないのに下手をすれば自分の指はしっかり切りかねない。 刃物である以上念入りに研げば使い物になるだろうが、某圧倒的不審者氏を除きそこまでする人がどれくらいいるのか?と思うと……。 上記の工具もそうだが、長期間の利用を想定するもの、特に金属製品は100円ショップで買うべきではない。いくら金属製でほぼワンコインといっても何をどうケチってこうなるのか。 食料品 薬局やスーパーなどで同じ品が安売りしていることが多いのでそこで買ったほうが安い。 ただし店舗によっては下手なスーパーより品数が豊富だったり、運が良ければスナック菓子など賞味期限間近の品が捨て値で売られていたりすることもある。無名ブランド品を宝くじ感覚で買うのもあり。 調味料などは値段相応に小さめだが、一人暮らしなどで量は少なくていいならここで買ってしまうのも手。 近年では、放送が終了してしまったキャラクターもののお菓子などをゲットする目的で駆け込み的な需要がある。 衣類 下着のシャツは薄っぺらくて数度の洗濯でクタクタになるし、トランクスは同じ綿100パーでも固くて肌触りが悪い。まともなのはタオル・靴下・ストッキング・ハンカチくらいか。 泊まりなのに準備を忘れたなど使い捨て感覚ではともかく、常用目的で買うものではない。 エポキシ接着剤 いわゆる主剤と硬化液を混ぜて使う二液混合型の接着剤。 最近100円ショップにも出現し始めた。 ……が、硬化後は硬くて脆い。とにかく硬くて脆い。(大事なことなので二回言いました) 硬化後に剥がしてみればわかるが、固まった接着剤がガッチガチに硬くなっており「弾力性?何それ美味しいの?」。 このため衝撃に恐ろしく弱い。何か衝撃を加えた瞬間にすぐに「ポロッ」と逝く。 リールタイプのケーブル 実際に使ってみればわかるがケーブルが平べったい上に細く、伸び縮みさせるとすぐに内部の導線が断線する。 地雷中の地雷の1つ。てか、このタイプはケーブルの種類に関わらず「買ってはいけない」レベル。 乾電池式USB電源ボックス 「単三乾電池を2本入れるとUSBの5V電源になる」というアレ。 出力電流が論外レベルでショボく、ガラケーすらまともに充電できない(*1)。 スマホ?タブレット?Switch?ハハッワロス。下手すりゃ弱すぎて充電すらしてくれない事もあるレベル。 これでまともに使えるのはUSB接続のLEDライトか3DSレベルの携帯ゲーム機の急ごしらえくらい。 さらに昇圧回路部分からの発熱もかなりある。まあ電池式ホッカイロくらいにはつかえるんじゃないのか? 尚、似たようなものが○○ば○ーや○○a○○nにもあるが、パッケージの写真からして100円ショップで扱っているものと同型のものとみて間違いないので、これらもあまりおすすめはできない。 電池4本タイプの充電器が売られている場合もあり、そちらは実用レベルだが、当然100円では買えない(ダイソーの場合は500円)。また、スマホやタブレットではこれでも満充電には到底足りない(アルカリ電池4本で1350~1890mAh程度)。あくまで急場しのぎと割り切ろう。 災害時などの非常用の電源として乾電池式充電器も見直されているが、多少高くても品質のいいものを選ぼう。 USB TypeC-イヤホンジャックアダプタ 置いている大半がアナログ端子変換用なので、最近のスマホやタブレットに繋いでもまず使えない。 必ずDAC(デジタル-アナログ信号変換)対応のものを買うこと。 芳香剤 はっきり言って気休め程度の効果しか無い。 数百円余分に払ってでもファブリーズや消臭元などを購入した方がマシ。 虫除けグッズ 効果があると思うな。 虫除け成分が含まれているらしいが、その割に設置してもガンガン蚊が飛んでくる。 カラビナ 絶対に買わない方がいい。すぐに壊れて使い物にならなくなってしまう。 数百円余分に払ってでも、ホームセンターでちゃんとした物を購入しよう。 また、製品にも警告があるように売られているのは本来の登山等で使うカラビナではなく、あくまで軽いアクセサリー用。人の体重を支える設計は全くされていないので絶対に間違えて使わないこと。即転落事故を起こして命に関わる。 剣 割と普段使いには問題ないが、知恵のドラゴンと対峙中といった超重要な場面で折れかねない。 こうなってしまっては素手で戦うしかないが、剣が通じない相手に拳が通じるはずもなく、仲間に短剣を片方借りるしかなくなってしまう。 ……という漫画版『聖剣LOM』のネタ。折れた剣はドラゴン討伐のお礼として代わりを貰いました。 ファンタジーの世界でも「100均ショップ」は重宝されているのだ。 お勧めな代物 白熱電球 性能はさておき、大手メーカーが生産終了したため、いまや入手が困難となった白熱電球が手に入るだけでもありがたい。 調理用小道具 計量スプーン・カップ・小麦粉入れ・パン粉入れなど、あれば便利な調理用小道具が揃い、品質も悪くない。 それもそのはず。この手のプラ製品はけっこう日本製が多い。 ただし耐熱仕様でないものが多いのには気を付けること。 熱いお茶などを入れる目的で計量カップが欲しい場合は、素直にホームセンター等で買った方がいいかも。 電池 乾電池はGIGAMAXかGPかセリアの6本セットがオススメ。たぶん秋月電子によく行く人ならGPの電池なら安心して買えるよね? パワーや持続性はそれなりなため、ミニ四駆で使う場合は慣らし運転程度が丁度いい。 充電池も100円とは思えないほど性能は良い。でも急速充電できる物や大容量を求めるならパナソニックなどの有名メーカー品を買いましょう。 充電池の意外な利点として、外装の寸法が乾電池とほとんど同じであり(エネループなどの有名ブランドは通常の乾電池より若干太い)、有名メーカー品が物理的に入らない機器にも使えるというメリットもある。 充電器の方も中身が単純過ぎてセンサーやタイマーの類が全く付いていない為、電池の状態によっては逆にこれでしか充電できないというマニアックな利点もある。勿論、安全第一なら非推奨。 セリアで売っている電池スペーサーも災害時に役に立つので単3電池6本セットと一緒に買っておくといい。 モバイルバッテリー(リチウムイオン電池) 500~1000円+税の比較的高額商品だが、モバイルバッテリーとしては割安。 リチウムイオン電池の寿命はどの製品でも大差ないため、使い潰すには最適。ただし筐体の耐久性は値段相応なので、あまり手荒に扱わないように。発火事故にも注意。 また、間違っても単3乾電池2本の充電器を間違えて買わないように。 腕時計 デジタルのは正直オモチャ感が強めで大人向きではないが、アナログならかなりシックで使いやすいデザインの物が多い。 仕事などで愛用品を傷つけたくない時のサブや魔改造の実験台としても役立つ。 ストップウォッチ、キッチンタイマー 単純にボタンさえ押せればいいので、安物でも無いよりはマシ。 自炊する時なんかにも必携。 たいてい動作確認用としてすでに電池が入ってるので即使える。 LEDライト 100円でも充分明るく照らしてくれる。災害時に役に立つ。 イヤホン 音質にこだわらずとりあえず耳を賑やかせたい人にオススメ。 ダイソーの300円のとかだと音質も意外と捨てたものではない(*2)。見た目もちょっぴりオシャレ。 流石に強度面では本格的な物と比べると少々不安があるが、別に10倍高い商品なら10倍長持ちするというわけでもないので、それなら同じ金額で複数買って使い潰した方が案外長く使えるもの。 予備やサブ機として持っておいても良いだろう。 なお、同じくダイソーの300円のオーディオ用品であるUSBミニスピーカーはその圧倒的なコストパフォーマンスから大好評を博し、YouTubeに幾つも紹介動画や改造動画が投稿されるほどの人気商品となった。 miniUSBケーブル デジカメとかPSPとかをPCに接続する時に使うUSBケーブル。 大抵長さは短いが贅沢は言っていられない。今時miniUSBのケーブルを安定して入手可能な数少ない店舗が100円ショップなのだ。 不満ならUSB延長ケーブルも同時に買えばいい。 meetsで扱っているものがおすすめ。 但しリールタイプは地雷(すぐ断線する)。 MicroUSB通信・充電ケーブル スマホをPCに接続する時に使うおなじみのあのケーブル。 長さは50㎝程度とこれも短いが、PCの脇において通信するなら問題はない。これも不満なら(ry また『ポケモンGO』を長時間プレイするときにモバイルバッテリーと重ね持ちするときも、これくらいの長さのほうが却って好都合。 さらに最近一部のスマホに搭載されている「QuickCharge」機能(対応機種の場合、供給電圧を上げて高速で充電できるようにする機能)を発動させるためには通信ケーブルが必須だが、この点もクリアできる。 最近だと300~400円シリーズになるが、なんと60Wまでの急速充電に対応したType-CtoCケーブルなんかも発売されている。技術の進歩パネぇ。 但しやっぱりリールタイプは地雷。 USB OTGケーブル OTGケーブルってなんぞや?と言う人も多いかも知れない。 要するにスマホとかタブレット端末にマウスやらメモリーカードリーダーやらの「普通のUSB機器」を接続するために使うケーブルである。 家電量販店で買えば普及しているMicroUSB用でも300円前後、TYPE-C用に至っては場合によっては2000円前後するが、百均であれば100円+消費税で同等の性能のものが入手できる。接続安定度などの性能も大して変わらない。 USB3.0以降の高速タイプが欲しい場合は、ちゃんと相応のお金を家電量販店などで出そう。 ガラケー用充電ケーブル 今となっては100円ショップで探すほうが確実なアイテムの一つ。 2022年時点ではさすがに絶滅寸前なのか、別途USBケーブルが必要な変換アダプタのみの扱いとなっているようだ。 変換アダプタ microSDカードをフルサイズのSDカードに変換するものとか、MicroUSBをType-Cに変換するとかの各種アダプタ類。 この程度なら100円ショップにあるものでも十分使える。家電量販店で500円以上出して買うのがバカらしくなるレベル。 なお、この手に疎い年配者だとSDカードアダプタをSDカードそのものと勘違いする人も極たまにいる。 液晶保護フィルム 近年では主にiPhone用のラインナップが充実してきており、なんとガラスフィルムまでも各種普通に100~200円で販売されている。 ガラスフィルムはAmazonなどでも2枚セットとはいえ7~800円、電気屋で買うと1枚で2000円以上が相場…と考えると価格破壊もいいところである。 肝心の質も、流石に後者の高級ガラスフィルム程の硬度や機能には及ばないにせよ充分快適に使える。結局はガラスなので根本の質そのものはあまり変わらないのである。 1~2か月スパンで頻繁にキレイなフィルムに貼り換えたいという人や、あるいはフィルムを貼るのが苦手という人でもこれらをまとめて購入して数打ちゃ当たる的な感覚で使い潰せるのは精神衛生上非常に大きい。 最近はiPhoeのみならず有名メーカーのAndroid用や、画面サイズごとの汎用のガラスフィルムも出回ってきている。 文房具 ボールペン、色鉛筆は前述したように低品質なものが多いが、他はそれなりの性能であるので一通り揃えたいときに便利。 特にカッターマットは小さいながらも結構良い。 学校でよく使う三角定規2枚・分度器・直定規のセットはケース付きで100円。安すぎだろ……。 他にも消しゴムの正規品の製造過程でどうしても出てしまう、規格が合わない切れ端などが袋売りされている事も。 切れ端と言っても規格が合わないだけであって、消しゴムとしては問題無く使用可能。コスパ最高すぎて正規品を定価で買うのがアホらしくなるレベル。 掃除用品 洗剤は前述したように劣悪な品物が多いが、他はハンディモップなどニッチな物まであるなど品揃えが非常に良い。使い捨てるようなものなら惜しまず使える。 当然ながら掃除機は一般的な物は無く、電池式の卓上掃除機がせいぜいだが。 整理、収納用品 ラベルが付いたケースや多くの種類のファイルなど様々な形で収納できるものがある。 数個買っておけば、綺麗な部屋が出来上がるかもしれない。 ふた付きの物等、種類が豊富なプラスチック製のケースも物を入れるのに便利である。 SDカードを収納するケースもお勧め。100円でも充分実用レベルで使える。 DIY製品 100均で売られている有孔ボードやワイヤーメッシュボードと金具やフックなどを組み合わせたお手軽縦収納増設は、キッチンやトイレ、机周りの空間を有効活用する「100均DIY」の代名詞でもある。 また各種塗料やニス、各種金具、取っ手、リメイクシートなどのDIY用具はホムセンにも負けないオシャレ製品や実用的製品が多々並ぶ。 スノコやイーゼル、木製ボックスなどの100均木製製品を買ってリペイント・ステンシルして自分好みにアレンジする・リメイクシートを使ったお手軽模様替えなどもでき、100均商品だけでもある程度部屋のインテリア改修が出来るのも100均DIYの醍醐味。(電動ドライバー等が必要な場合もあるが) 中にはアイデアを凝らしたDIYを行ったり、サンダー等の本格的な工具まで買い出すなど沼に嵌って抜け出せない人などがいたりも……。 サプリメント 100円とは思えないほど種類が多いのでいろいろなサプリメントを試すことができる。 しかし取り扱っている店が少ないのが欠点。基本的にダイソーとキャンドゥくらいで、地方ではダイソー一択になってしまう。 ローソンストア100でも売っていることがあるが量が少ない。 小麦粘土 材質の性質上どうしても時間が経つとダメになるので、こればかりは質と量は関係ない。複数色のセットなのも良い。 半田 オーディオ関連など、よほど品質にこだわる必要があるものでない限り、100円ショップに置いてあるものでも十分すぎるほど使える。 園芸用品 大型の植木鉢やプランターが安価で手に入ったり、有機肥料などで意欲的な独自商品が展開されていたり、むしろ普通のホームセンターでは手に入らないものが手に入ることさえある意外な穴場。 さすがに腐葉土などは作り込みが甘いが、ある程度慣れた者であれば発酵を促進させたりして自力で解決できる上に、『ミミズの卵が混入している』という、人によっては嬉しい追加要素もアリ。 こんな追加要素がある商業用品なんて100円ショップの物くらいである。 しかしプランターの素材はほぼプラスチック系統なので、素焼きタイプのものが欲しい人はホームセンターに行こう。 釣具 竿やリールと言ったメインの釣具は勿論、ルアーや仕掛け等のロストしがちな物、消耗品等を低価格で揃えられコスパが非常に良い。収納ケースなんかも安いのでオススメ。 デザインが安っぽい、造形がやや荒い、大物が掛かると壊れてしまうといった欠点も商品次第では無くはないが、それを踏まえても釣り初心者から上級者まで使える役立つ商品が多い。 ナンプレブックシリーズ、パズルブックシリーズ(ダイソー) どちらも100+税円でこの問題数が楽しめるのはなかなかうれしい。 ハガキに近い大きさで携帯しやすいので、旅先での合間のお供にも。 ・ナンプレブックシリーズ いわゆる数独・ナンバープレイス。 気軽な初級者向け(☆1~☆3)~超難関を極めたい達人向け(☆5~☆7)まで全12種(いくつかすでにリニューアルされている様子)、各100問。おまけでバラエティ問題も数問プラスされていたりもする。 ・パズルブックシリーズ クロスワードパズルやイラストロジック(いわゆるピクロス)などが各種60~100問。 こちらにもナンプレがあるが、変わったルールつきの「バラエティナンプレ」が多めになっているのが特徴。 プラスチック製花札(ダイソー) ダイソーで売っている玩具。 プラスチック製なので水にぬれても平気な上に耐久性が良い。 なお、セリアなどでは紙製の花札が売られているが、紙製の花札が欲しいのなら任天堂製の花札を買ったほうが良い。 花札トランプ(ダイソー) ダイソーで売っている玩具。 紙製だが、角にはトランプの数字とマークが、真ん中は花札になっていて、1セットでどちらとしても使えるコストパフォーマンスのすぐれ物。 革命 大富豪(ダイソー) こちらもトランプセット。上記花札トランプと違い、特に変わった機能はない(一応大富豪用トランプなので大富豪のルールカードが付いているがそれ以外は普通のトランプである)。 こちらの最大の長所は無駄に絵柄がカッコイイこと。 なんとジョーカー合わせて54枚全てに絵柄が用意されており、それぞれに異なったキャラクターが描かれている。 キャラクターは数字で統一(Aなら剣士、2なら商人、3なら旅人など)されており、スートごとに細かい持ち物や装飾が異なる。 トランプだけでなく、TRPGのキャラクターカードとしても使えそうである。 なお、同じイラストレーターで人狼用カードも販売されている。用意されてるのは最低限の役職だけだが、雰囲気を味わうには十分なので合わせてどうぞ。 後に役職の拡張版が出た。基本版とセットでしか遊べないが様々な役職が増えたのでかなりお勧め。 将棋の駒 これもダイソーで売っている玩具。他店にもあるが、ダイソーは種類が豊富。 普通なら安いプラスチック製でも500円はするが、こちらは100円なのに木製な上に紙製の将棋盤まであるので高級感は少しある。また、100円で木製の将棋盤が売られているのでセットで買うとより本格的。 ただし800円の高級将棋セットは地雷。100~200円高いだけのハナヤマの本格将棋を買った方が良い。また、100円で将棋盤と駒のセット(木製タイプとマグネットタイプがある)もあるが、これを買うくらいなら200円出して駒と盤を買うことを強く勧める。 マグネットタイプは100円、300円、500円とあるがいずれも値段相応。500円は一般のおもちゃ屋のマグネットタイプとそれ程変わらないが、100円は小さすぎて実用的ではない。詰将棋や棋譜並べなら何とか使える。 TRPG用多面ダイス(セリア) 通販で買えば安くても700円はするものを110円でセットで買える。品質も申し分ないし、色も赤青緑など6種あるし、相当こだわりがない人以外はお勧め。袋やケースは別売りなので、他で買うといい。 メラミンスポンジ 湯垢などしつこくない汚れなら水をかけてこするだけで簡単に落ちる。安いので気軽に交換できるのも長所。 ラック(セリア) 何で100円ショップでラックなんか売ってるの?そもそも100円で採算が取れる訳が無いじゃん…などと疑問に思う方も多いだろうが。 これにはカラクリがあって、 「板1枚で100円」 「パイプ2本で100円」 「連結部品2個で100円」 という風に、ホームセンターのメタルラックや棚のように必要な部品をまとめて売るのではなく「部品毎にバラバラで売る」事で採算を取る事が出来ているのだ。 材質はプラスチックやアルミ、中には厚紙製の代物まであるなどピンキリだが、耐久性も安定度も意外と馬鹿に出来ないレベル。 さすがにメタルラックや棚に比べたら耐重量は劣り、例えばセリアのアルミラックだと板1枚につき8kgまでと注意書きされているが、それでもちょっとした小物やプラモデルなんかを飾る分には充分実用レベルだと言えるだろう。 作ろうとするラックのサイズによっては、コスト面から考えるとホームセンターで売っているメタルラックや棚を買った方が安上がりになってしまうケースもある。 だが、それでも 「必要な分だけ部品を買い、好きなサイズのラックに自由に組み立てられる」 「部品がバラで売られているので、持ち運びに苦労させられる事は無く、材質上非常に軽い」 「後でサイズを変えたければ組んだ部品をバラしたり、部品を追加して拡張出来る」 という汎用性、拡張性の高さは見逃せないポイントだろう。 ブタメン 上で食料品は割高と書いたが、店舗次第では逆に安くなる珍しいパターン。 2つで100円+消費税なので、実質1つ50円+消費税。 因みにイ〇ンなどでは1つ70円弱+消費税である。 …実は安い代わりにスーパーのものより麺の量が3g少なくなってたりするが。それでも手軽にまとめ買いできたり、安価で色々な味を楽しめるのは嬉しい。ダイソー限定味もあるよ! 除菌ウェットティッシュ 手だけでなく、机など汚れた所を拭くのに役に立つ。小分けで販売されているので携帯にも便利。 花火 100~500円で気軽に花火を楽しみたい時には便利。手持ちが中心だが、ちょっとした打上花火が売られていることも。 中国製花火で価格を抑えているが、花火として必要十分な出来である。 キャラクターグッズ 百均のキャラクターグッズなんて……と思うだろうが、これが意外と馬鹿にできない。 キャラクターそのものを「商品」として扱う企業の場合、特にディズニーやサンリオのような有名企業の場合は粗悪品による自社のイメージダウンを可能な限り避けるため、他愛もないキャラクターグッズであっても厳しい品質管理を求めてくるので一定以上のクオリティが保たれていることが多い。 ライセンス証のある商品であればほぼ問題はないだろう。 また、日本国内から事業撤退した多国籍企業の在庫品を引き受けているという場合も(恐らくは)あり、この場合もある程度以上のクオリティは保証されていると思っていい。 フィギュア用小物 1/12スケール程度サイズのフィギュアや美少女プラモデルと組み合わせられる椅子やテーブルなど。塗装されておらず組み立てが必要だが、専門メーカーのこの手のアクセサリが1000円〜2000円することを考えると、かなりリーズナブルかつ複数買いのハードルが低いのはデカい。 中にはコトブキヤ公認の商品もあるが、特に新商品は転売ヤーに狙われることが多いので要注意。 人によっては評価が分かれる代物 化粧品などの肌につけるものやコスメ全般 肌が荒れた、かぶれたという声があるが、使ってみて問題なければ非常にコスパがいい。 実際に大手のメーカーが少量サイズ版を販売している場合もあるが、そうでない場合は肌に合うかをじっくり吟味した方が良いだろう。尤もこれは100均以外の化粧品でも同じことが言えるが。 追記修正は100円ショップを調べながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ サウナスーツが意外とオススメ。そのままだとダサさしか無いが、ジャージを上から着れば問題ない。サイズもS・M・L・XLとあるし、洗濯は洗面器かバケツで水洗いでOK。洗濯機はダメ絶対。一回で破ける。 -- 名無しさん (2021-06-30 06 16 24) 110円貫いてるセリアはDAISOやキャンドゥ、ワッツの値段増し戦略は不要? -- 名無しさん (2021-12-26 14 04 52) ↑パックご飯ならワッツがオススメ。1個300g(茶碗2杯分)という大容量だし -- 名無しさん (2021-12-31 10 12 19) 虫除けジェルは地雷だけど、ハエ取り紙は性能充分。というか100均に限らずハエ取り製品色々試したけど結局100均のハエ取り紙が一番良かった。 -- 名無しさん (2022-05-12 21 25 54) ダイタイソーで駐車場(多分フジテレビの)で拾った小石とか伊藤ちゃん(北陽)の手芸品とか出されていた回はおもしろおかしかった(因みにどちらも0円) -- 名無しさん (2022-05-15 17 10 34) うっかり充電ケーブル忘れた!!ってときの緊急事態に手軽に買える充電ケーブルはマジで救世主。短いし基本長持ちはしないけど、その場しのぎさえできればそれでいいのだ。ただしリールタイプてめーはだめだ -- 名無しさん (2022-07-30 17 49 55) あと数年前まで冬になったら売ってた全部の指っていうか手袋全体がスマホ操作対応してた婦人用革手袋もすごい使い勝手よかった。また売って欲しいけど一度無くなった以上再登場は望み薄か… -- 名無しさん (2022-07-30 17 52 50) ダイソーの小型のポーチはYouTubeの動画で取り上げられて、「本革の製品をこの値段で提供するなんて不可能のはずなんだが…?」と専門家が首をひねる、一周回って闇深商品みたいになってたなw -- 名無しさん (2022-07-30 18 53 01) ログ化を提案します -- 名無しさん (2022-08-01 15 04 00) コレクションものの収納ではたびたびお世話になる人も多いと思う。フルボトルやウルトラメダルなどの収納にお世話になってた人は多いはずだ! -- 名無しさん (2022-08-01 22 53 07) 300菌のThreecoinsとか入れてもいいと思ふ -- 名無しさん (2022-08-01 23 19 02) デジタル腕時計のブループラネット、今でも売ってるけどなんかヤフオクとかで一時期とんでもない値上がりしてたよね。当時買おうとしても全然見かけなかったしありゃ何があったんだ? -- 名無しさん (2022-08-02 20 14 12) ダイソーは昔PCゲームを売っていた事があり、その中にはエロゲの体験版やエロ同人サークルが作ったゲームも混じっているという…何考えてんだ -- 名無しさん (2022-08-02 20 17 19) 普通の鉛筆は地雷なの? -- 名無しさん (2022-08-10 12 50 45) ↑昔の体験なんだけど、よくわからん見た目のやつだと芯の中に不純物が入ってたりして、それで描いてる途中途切れたり跡がついたり、ガリッ!って変な音が鳴ったりしたので大手メーカーのやつ以外はお勧めしないっす… -- 名無しさん (2022-08-10 13 45 51) たぶんセリア限定の食用クエン酸はカクテルにも使えて便利。クエン酸は疲労回復の効果があるし。 -- 名無しさん (2022-08-10 19 15 18) ↑4 エロ同人サークルのティンクルベルが作ったゲームが売られていた事なら知ってるな(一応、お色気はかなり強目だけど全年齢向け)。最初に同人ゲーとして頒布された時は結構話題作だったし、「とうとう一般市場で流通する位にまでなったかぁ」と感慨深かった。他のラインナップはsimple1500シリーズ並みに無難だったし、「せっかくだから何か可愛くて今風なやつも売ろう。同人を青田買いしちまえ」みたいな考えがあったのかも。 -- 名無しさん (2022-08-10 20 36 01) サプリおすすめって正気か? 成分表みてみなよ充足率(汚いことに書いてないが)アホみたいに低いぞ -- 名無しさん (2022-08-10 20 38 00) 日本の中小メーカーが作っている商品が最近は多いので、一昔前の安かろう悪かろうの雰囲気が薄くなってる。デザインもわりかしいいし、常用に耐える商品が多くて便利。 -- 名無しさん (2022-08-11 00 17 26) 細かい量測れるセットの計量カップなんかはものすごい使い勝手良かったしね。安い割に品質いいのも増えつつある…昔散々な目にあった鉛筆もましになってるもの並んでいるかなあ… -- 名無しさん (2022-08-11 02 41 26) ダイソーのアイシャドウやブラシが -- 名無しさん (2022-08-21 19 50 49) ↑デザインも普通にいいのでつい複数買いしてしまう -- 名無しさん (2022-08-21 19 51 31) ログ化をしました。 -- (名無しさん) 2022-08-29 16 52 58 昔100円ショップでプラモデル(完成品のソフビとかではなく)が売ってたらしいですが出来(組みやすさ含めて)の方はどうだったのでしょうか? 買って組んだ人いませんか? -- (名無しさん) 2022-10-19 17 36 49 カードとボード系以外のおもちゃってどうなんだろう。着せ替え、おままごとは多少質落ちても沢山種類買える方が嬉しいけど実際子供目線では…? -- (名無しさん) 2022-12-14 19 41 25 ダイソーでディズニーやトムとジェリーのDVDや古い名曲を集めたCDアルバムが売られているのを見たときには驚いた記憶がある。アニメの名曲アルバムにLiSAの「炎」まで入っていたのがさらに驚いた。 -- (名無しさん) 2023-02-12 09 06 21 普通のUSBをType-Cに変換するためのコネクタは、普通の電気屋でカネを出して買った物と百均で買った物とで全く性能や強度に違いがあるように見えない。こればっかりは百均が圧倒的に有利だと思う。 -- (名無しさん) 2023-03-29 17 28 00 ↑3オモチャはむしろ100円とは思えないコスパ良しで評判が良かったはず。人気過ぎて欠品するものもあるし。 -- (名無しさん) 2023-06-15 10 59 45 ダイソーが独自路線で出してるTCGシリーズがあるけど評判はどうなんだろ? -- (名無しさん) 2023-09-22 18 09 24 A4サイズの履歴書は案外普通の文房具屋より安かったりするし形式も十分。まあ、そんなに大量に購入するぐらいに就活手こずってるっていうことなんだけど… -- (名無しさん) 2023-10-06 17 21 03 名前 コメント 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ターミナル 0351 Pocopen(2007-10-3) そうですね☆ おしまい!!レスの後、感謝を込めて集計させて頂きますぅノシ お次のお題は・・・学園祭!? あと、バザーもやろうと思っております。ポポポの森のグレート幼稚園に子妖怪が通っているご家庭、またご近所の皆々様ご家庭で、ご不要のモノがございましたらどどど~んと持ってきて頂こうかと・・・あっ、詳細は、レス&集計が終わりましたらお知らせいたします!! 本当に皆々様、長らくお付き合い下さり 私の腹筋もハリセンも限界ですwwありがとうございます!!もう、しばしお待ち下さいノシ 0352 Pocopen(2007-10-6) 応援団:団長-akin8823 所持金:4900ペソ 設定料 100ペソ × 競技8 合計:5700ペソ あきさん こんにちは~☆いやァ~沢山ありがとうございますぅw 流石は応援団長!! -競技- 千の風に乗って びみょwに聞き覚えが・・・(笑)あみだくじみたいなレース(爆)だそうだから私の勘違いだな☆しかし、流石は風神様! 一度に千通りの風が起こせる。ゆるゆる風に、びゅーびゅー風、ゴーゴー風 そよ風 疾風 台風・・・ 百足一脚組対抗レースです。クラス全員の足を一本に縛りぴょんぴょん跳んでゴールを目指せ!え~ 百足競争!?も何パターンか出てましたがwこれはまた・・・爆w凄い一本!! ぴょんぴょんなんてカワイイもんじゃないぞォーダメですw 想像すればする程に笑いが止まらなくなりますwwどんなだよーーーー!!!! たんころりん走 たんころりんを頭に乗せて、力の限りダーーッシュ!もちろん落としてはいけませんwダダッダァーーーー何で、たんころりんを頭に乗せてるんだろう?とか思っちゃダメですね☆力の限りダーーッシュ!・・・って事は、頭上のたんころりんが煩くてもかまうなってことですね。無心になれ!ちょっと・・・やってみたいなァ~☆ 目目連探したくさん並べた障子の中から目目連さんを探し出す競技。破ってもOK!うん! 大張り切りww♪ なんて、楽しい競技なんだろう・・・はっ、目目連さんは・・・楽しい・・・かな?いつまで耐えられることやら~ 園児達は・・・容赦ナシだからねェ。 海砂糖海水に砂糖を足して、甘い水を作る競技です。…運動会???(^_^;)・・・「できるかな」? もしくは、実験!?(爆)え~ 海水に砂糖を足してとかる~く(笑)書いておられますがそう簡単には・・・簡単なのか!?甘くなるのかなァ・・・う~ん・・・不味そうです。 想像しただけで「かァ~ペっぺっ」てなります。 骨ユスリ 組対抗の競技です。みんなで、がしゃどくろさんの体をゆらゆら揺らすと肋骨とかポロポロ落ちてきます。落ちた本数を競います。おォ!! イイじゃないですかっ。まっ、ガシャドクロさんの心中は察しかねますがw園児達も喜んで揺らす事でしょうから、ガシャさんもニコニコ!? 人面果狩り 人面樹によじのぼって人面果をもごう!ただし、笑顔の人面果しかポイントにはなりませんww何かァ~感動です。 妖怪さんでこんな色々遊べて☆満面の笑みをゲットしろ!! 物岩渡り絶妙の配置で並べられた物岩さんの上を飛び移りゴールする早さを競う競技ですw跳躍力かァ~ 雨降り小僧さんは、凄いよねェ☆スネコスリも意外に飛んでたなァ。さァて、絶妙の配置(笑)を見切るのは誰だ! 0353 Pocopen(2007-10-7) 暗部:司令部-KARASU 所持金:6150ペソ 設定料 100ペソ × 競技 3 出し物 2 合計:6650ペソ からすさん おはようございます~☆ -競技-借りた物返さない競争他の妖怪の大事な物を奪ってゴールを目指す。奪って・・・ひったくるんだァw(爆)大事な物って・・・大事な物といえばw 豆腐小僧の「豆腐」とか!?・・・ガンバレ。 釣瓶脅し 釣瓶落としを驚かして引っ込めさせる。何秒で引っ込むかを争う。あっはははは~ イイ!! 最高!! 朧車覗きどどど~っと通っていく朧車の数を一瞬にして数えます。正解に近い方の勝ち。しかし朧車に見ていることを悟られたら失格。どどど~っと通っていく朧車も 凄いですが、覗くんかいww(爆)人影から~、物陰から~、覗き穴から~見付けた時の朧車の表情も笑えるwwきっとね☆ -出し物- 一本だたら倒し ドミノ式に一本だたらさんを並べて倒す。最後に色取り取りの一本だたらさんを倒すと現れる絵は鬼神ライダーかタイマツマンが人気。おォ!!最大の見せ場じゃないですかァ。今年は、どっちの絵が現れるんでしょうか?タイマツマンに跨った鬼神ライダーかも!? 勘当のフィナーレ 妖怪同士が親子の縁を切って独り立ちする儀式。もう親でも子でもねェ!! みたいな。卒園式も兼ねてますぅw(爆)感動する(かどうかは不明)・・・うん、私もノーコメント☆ 0354 Pocopen(2007-10-8) ボケ大魔王-hustle 所持金:3400ペソ 設定料 100ペソ × 競技6 合計:4000ペソ はっするさん おはようございますノシ 空を飛ぶしかないね!のツッコミには、笑わせて頂きましたよォ。突っ込ませ上手(笑)かと思いきや、ツッコミ上手で。-競技-キバ戦 蜃気楼さんとか、魍魎さんとか鬼さんとか…鋭い牙がある生徒たちの牙品評会w大根早かじり大会とかあります。出た!騎馬戦・・・と思ったらんん~?キバ・・・牙・・・品評会w(爆) 面白~い!!大根早かじり大会は、勇猛壮麗!?で見応え タァ~プリィ~☆ 渡辺の綱ひき 渡辺の綱さんにゲストとして登場していただきます。えりあしから「くじ」の紙が出ているので、それを奪いとってゴールを目指せ☆四天王登場w!!!!う~ん 油断は出来ませぬ。ってか、「綱ひき」と銘打って、「くじ引き」かw ギャハハハハってか強奪!?えりあしィ!! にも気を持ってかれますがw何と言っても、当たり賞品!! 妖怪ノート☆ 欲しいwwすべって転んで油すまっしゅ!ビニールシートの上に油すましさんからもらった「油」をまき、その上で皆でホッケーをします。 注意:あくまでも「すまし顔」をくずさぬこと! 出た、「油すまっしゅ!」w 転ぶと大変ですぅw 何もかもワヤになります!「すまっしゅ」の度に、飛び散る油もキラキラと光って、キレイではございますが、被害は甚大です。「すまし顔」(w爆)が崩れます!※合羽を御召しになってご観戦下さいましィ~ 「火」関係の妖怪さんは、ちょっとお休みで…(^_^;)・・・新撰組さんお休みです(笑) 夜道会 運動会の第2部。アポなしで泊めてくれる家を皆で探す。w爆・・・「ポポポの森」に泊まろう!?立て!繰り返し。皆でしゃがみポーズで「ヨーイドン!!」立ったり、しゃがんだり…を時間内まで繰り返します。たくさん回数できた人の勝ちwひィ~~タマランww 声に出して叫んでは笑ってます。「立て!繰り返し。」・・・「立て!繰り返し。」・・・「立て!繰り返し。」・・・ ガンバリの冒険☆ 障害物競争。 加牟波理入道さんをリーダーにグループでさまざまな障害を超えてゴールを目指せ!!wwこの薄っすら聞き覚えがある「競技名」・・・ひょんなキッカケから担ぎ出されたとしか思えない、加牟波理入道さん・・・♪ガンバリ、ガンバリ、ガンガンガンバリ♪と、テーマソング付きwで張り切って、冒険の旅へ☆ 0355 Pocopen(2007-10-8) shionさん 所持金:900ペソ 設定料 100ペソ × 競技4 合計:1300ペソ しおんさん おはようございます。その節は、ありがとうございましたノシノシ-競技- 座敷荒らし整然と物が並ぶ座敷を、一定時間内にどれだけグチャグチャに荒らせるかを競う競技。これはもう喜びますねェ♪ 大張り切りです!! 間違いなく。しかし、一文字違うだけでエライ事になるもんですなァ~(爆) 濡れ女渡り濡れ女の背中の上を、滑り落ちずにどれだけ進めるか競います。おォ!! あの魅惑の!?(笑)背中をよじ登るのかァ。滑り台もただ滑るより、逆に登る方がお子達は喜びますからな。皆、喜んでやるでしょう。 楽しみです☆ 海難奉仕 海で遭難した人間をどれだけ早く助けられるか競う。ただし、要救助者の人間は、この競技のためにわざわざ遭難させられます。あっはははは~ww善行かと思いきや・・・びみょ~wな☆ スネイパー 射撃競技ですが、動き回る曾根野スネ吉先生に、絶対に当たらないようにしないといけませんww喜んで参加しそうな某氏には、鉄槌どころでは済ませないそうです。ニヘッ☆スネ吉先生は、デカイからなァ~・・・当てられそうな(遠い目) 0356 Pocopen(2007-10-8) スネ愛護班-hyousen 所持金:1300ペソ 設定料 100ペソ × 競技1 合計:1400ペソ 鉄槌どころでは済ませない ひょうせんさん おはようございます☆ ご無沙汰しておりますが、某庵(笑)は大盛況の様で。今、頭を振ったり回したりして伺う準備をしております。さて、-競技-とんだりたべたり「亀山のおばけ」という名前でも知られるおもちゃ「とんだりはねたり」の巨大版にのっかって上空300メートルに浮かべてある「霊亀」さんから作ったゼリーをパクッと食べるかなり大規模な競技w かなり上空に浮かべてありますねェ(笑)キィーーーーーんっと飛んでくんだろうなァ~とんだり・・・たべたりwこう、ねっ。 胃も、かなり揺れそうで・・・でも、「霊亀」さんから作ったゼリーは食べたいぞ! あ~でも、落ちる時メッチャ怖いww 0357 Pocopen(2007-10-8) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4250ペソ 設定料 100ペソ × 出し物 1 合計:4350ペソ 私の胸を焦がした(笑)よしのさん、こんにちはノシ 「タイマツマン音頭」楽しみにしておりますよォ~♪ いつでも大歓迎ですから。-出し物- 方相氏ょーみんなで上手に方相氏を包装しよう!wというショーです♪何せ大きいですし、四つの目が隠れないように工夫しましょうwはい! 今回も炸裂しておりますぅw(爆) 全開です!!二重にダジャっております。しかし、方相氏も包まれるとは思わなんだでしょうwwズバッ☆っとならない様に、丁寧にね。四つの目を隠さずに・・・穴!? 0358 Pocopen(2007-10-9) ポポポの森のグレートうんどうかい~はじまりの式~1.園児入場 2.妖界旗 園旗掲揚 3.『タイマツマンの歌』 4.暗部のあいさつ -競技- / 計69 (す、すげェー!!!!)土転転がし 飯綱引き 騎馬戦 通り物競争 パン喰い尽くし競争 目玉入れ競争 猩々ブフ競争 百目ー取る競争 判官投げ 大百足競争 七人同行の百足競争 皿かぞえの円盤投げ 大あ?たま転がし さざえ鬼喰い競争 手負い蛇リレー 磨崖仏競争 豆腐リレー スネー膳リレー お見越しさんかつぎ 百鬼夜行リレー オーエス(OS)合戦 木綿上木綿奪い 海月の火の玉ころがし つつがむしむし競争 火間虫競争 首体操 トウビョウ引き 二人二脚 クロウ射撃 袖引き 足長手長たちによる騎馬戦 細手長手による輪投げ 目玉の親父愛用お碗運びリレー 百目、目玉潰し競争 ドン、オケツ合戦 土転がし だたらさがし おとろし落とし 注連縄飛び 妖怪バレエ団による演舞 子泣き相撲 病田耕し 土用坊主めくり 土用坊主パニック ウナギつかみ 108匹リレー 先生対抗「園長を探せ」 泥田坊倒し 千の風に乗って 借りた物返さない競争 百足一脚 渡辺の綱ひき すべって転んで油すまっしゅ! 夜道会 たんころりん走 座敷荒らし 釣瓶脅し 濡れ女渡り 目目連探し 海難奉仕 海砂糖 立て!繰り返し。 骨ユスリ 朧車覗き 人面果狩り スネイパー とんだりたべたり 物岩渡り ガンバリの冒険☆ 以上、投稿順。 0359 Pocopen(2007-10-9) -出し物- /計11 化け鳥とスネの捕り物劇 小豆はかりのマスゲーム スッポーンリレー 蝦蟇 ん 大会 タイマツマン音頭 饅頭撒き 施餓鬼 パーン喰い競争 仕組体操 キバ戦 一本だたら倒し 方相氏ょー 以上、投稿順 その他 応援合戦応援合戦は死屍累々で終わる-裏出し- -暗部PRESENTS-本物はどれだ!? 狐狸対抗・化かし合戦 フォークダンス「蛇ぁんか」 勘当のフィナーレ スネーク☆マンション 総計:87 皆々様☆ 本当に沢山ありがとうございましたノシノシお陰さまで、楽しい「うんどうかい」となりました事、疑う余地もございません。 因縁の対決 赤組VS白組 の行方 スネコスリの命運・・・ 宝田先生(笑)のご活躍!! 某氏に鉄槌以外の何が下ったか・・・ 狐狸化かし合戦の勝敗 一本だたら倒しの今年の絵柄 応援団長の今後の跳躍!?・・・などなど 気になる事が、沢山ございますが、其処は皆様の、この想像力を駆使して頂いておおさめ下さいまし。にへっ☆「うんどうかい」がこんなにも楽しく可笑しいものだとはっ!!もう私、胸が一杯です☆ 0360 Pocopen(2007-10-9) さてさて、yoshinoさんより『タイマツマン音頭』が届くかと思いますがw(笑)(何時でも何処でも、割り込んじゃって下さい♪)皆々様には、この先行われます学園祭の準備に取り掛かって頂きます。そこで、保護者やご近所の皆様に例年行っている「協賛品バザー即売会」へのご協力をお願い致したいと思っておりまするぅ~。バザーの収益は園児の為に、ポポポの森の為に タイマツマン飛来の被害収束費用に暗部活動資金にと、有効に!?使わせて頂きます。ご家庭で眠っている品物、不要になってしまったもの見るのが辛いもの、痛々しいもの、どんだけェ~☆なもの猫に小判、無用の長物、帯に短しタスキに長し・・・などなどご寄付下さい!! 妖怪名 と お品名 ご寄付頂ける経緯や理由など、ご自由に一言お書き添え下されば幸いです☆※壊れやすいものは「われもの注意」と明記下さい。それでは、ゆぅ~るりとご投稿下さい☆ 0361 hyousen(2007-10-9) Pocopenさん、盛大なる(一夜で到底こなせそうにないww)うんどうかいの競技&出し物のご集計お疲れ様でしたノシノシ 今度は、この時期にこれまた多く開かれるバザーですかwwwご収益の一助になりますかどうか未知数でございまするが品物を出させていただきます☆ 妖怪名 お歯黒べったり 品 名 三途たーの歯磨き粉つめあわせボックス ★以前、知り合いから毎年、お中元としていただいたのですがこの歯磨き粉、あまりにも能力がステキすぎて大事な歯の黒光りがみるみる取れてしまいます(汗)どうも我が家の家風には合いそうに無いので歯をつるつるピッカピカに保っておきたい妖怪さんのご家庭へお頒けしたいとおもいます。(出品するのは大体、未開封です) 0362 KARASU(2007-10-9) ぽこさんお憑かれ様でした!ではバザーに一品。妖怪名 豆腐小僧 品物 笊 「豆腐を載せるのにいいよ」と言われてもらったのですが、笊に載せたらすぐに水分が抜けてしまうので使えません。誰かほしい人に引き取ってもらいたいと思います。 0363 hyousen(2007-10-10) バザーにまた一品☆ 妖怪名 逆髪 品物 帽子各種 ★ショップの「袖引き小僧」さんに勧められて大量に買ってしまいました。1回、かぶっているものも含まれているのでもしかしたら、縦長の髪の毛がぶっ刺さっているかも知れませんのでかぶる前には少し確認してくださいっス。 0364 yoshino(2007-10-10) 来年のお盆までにはつくりますので(苦笑)では、お待ちかねのバザーへ、いざ!ゞ 妖怪名 長壁 お品名 赤手拭 こんにちは…(こっそり)人前には出ないんですけど、楽しそうですので出品だけさせていただきますね。もう、私といえばコレでございましょ。赤手拭と申しましても、山笠でも別の神社でもありませんのよ。あら、解りにくかったかしら…(うふ☆)なんでしたら、手癖のよろしくない妖怪さん除けに、蝙蝠でも派遣しましょうか? 0365 hustle(2007-10-10) ぽこぺんさん、集計作業お疲れ様でしたノシノシ では、私もさっそく… 妖怪名 河童 品物 代え用の皿 ☆こわれものです! ★お中元でお菊さんから大量にいただいたんですが。ちょっと私の趣味と合わないので、でも来客用の立派なものですよ?毒があるので食べ物はのせられません!(キッパリ☆)頭に載せる専用です。あ、時々は水をやってくださいなwえ?河童じゃないからいらない?…い~じゃないの!河童以外も皿のせたって!!これからは、コレがファッションになるかもよ?私がカリスマ店員も引き受けるわよwwwwじゃっ、よろしくお願いネ…☆ 0366 akin8823(2007-10-10) Pocopenさん、こんばんわ ノシノシ 集計お疲れ様でした☆まさに 大 運動会ですねwww何日かかるんだろう…(^_^;)それではバザーへの出品w 妖怪名 毛羽毛現 品物 ウィッグ なんかァ勧められて作ってみたんですけどォ作っても作ってもキリがないってゆうかぁ私の髪のおすそ分けってゆうか?そんな感じ~ 0367 KARASU(2007-10-11) どうもですw 妖怪名 寝肥 品名 写真集 私のファースト写真集です☆セクスィだったりきゅあんだったり素晴らしいカット満載の写真集ですが、引っ越すので置き場所がなくなりました。どなたか正しい審美眼の持ち主に引き取って頂きたいと思います。きゃは♪ 0368 Pocopen(2007-10-12) スネ愛護班-hyousen 所持金:1400ペソ 出品料 100ペソ × 2品 合計:1600ペソ ひょうせんさん こんにちはw労いのお言葉、ありがとうございます! お陰さまで、楽しゅうございました♪ ではでは、早速のご投稿、誠にありがとうございますノシ お歯黒べったりさんより 三途たーの歯磨き粉つめあわせボックス 三途たーって・・・ツボってしまったじゃァないですかァ(w爆)しかし、その知合いの方・・・気を使ったのか、軽い嫌がらせなのかはたまたウケ狙いなのか、粋な!?お中元の品ですな。はっ! 三途たーの社員!? もしくは、回し者かっ!?ともあれ、妖界の有名メーカーの「三途たー」しかも、大体未開封!!これは、喜ばれるでしょう♪ 完売じゃないでしょうか!?これで貴方の歯も黒光り・・・じゃなくてェ、ピッカと光る白い歯!!ですね☆ 逆髪さんより 帽子各種 帽子で何とかなるような御髪ではないですね・・・ハハハハwショップの「袖引き小僧」さん、恐るべし!!私の髪は、よく髪止めをバァーンっとぶっ壊してました。にへっ☆ かぶる前に、ぶっさ刺さっている毛を、ぶっこ抜かないと・・・貴方の頭に直撃だァーー!!!!面白そうなので、そのまま並べて販売しようと思ってます♪あっ、注意書きはしときますので、ご安心をw・・・ダメだァ~ 販売風景を想像して笑いが込上げるぅ クックックッw 0369 Pocopen(2007-10-12) 暗部:司令部-KARASU 所持金:6650ペソ 出品料 100ペソ × 2品 合計:6850ペソ からすさん、ありがとうございますノシ お陰で、いつ終わるとも知れないうんどうかいになりましたよwさて、豆腐小僧さんより 笊 そりゃァ~ね。豆腐をのせるにいいですが・・・水分が抜けちゃァ~台無しです!カビも生えやしません。笊は、色々と使い道もありますし喜ばれると思います☆ 寝肥さんより 写真集 え~、えっ!? ご自身の写真集ですか・・・(滝汗)ファースト・・・サカンドシーズンとかあったりするんでしょうか!?引っ越せるんですか? 引っ越さなくても置場が無いんじゃァ・・・そもそも置場なんて・・・それは・・・余ってる?んん~ 正しい審美眼の持ち主に引き取られるかどうかは・・・いやっ! やはり正しい審美眼でなければ駄目なのか・・・むむぅ Georgeさんが、買ってくる・・・かな!? きゃへっ♪ 0370 KARASU(2007-10-19) おひさです!さーて何かあったかな…ごそごそ… 妖怪名 刑天 グッズ名「KI」公認応援グッズ プロレスラー刑天さんを応援するグッズです。団扇とか鉢巻とか半被とかライトとか。刑天さんが引退してしまったので、思い出と共に出品します。感動をありがとう!! 0371 hyousen(2007-10-22) 角力だけかとおもったらw プロレスにも「刑天」さんが……(爆) こっちにもマダ何かありましたかねぇ、ごとがたどっしゃん、 妖怪名 海坊主 品名 塩(2俵)☆ゴボボボ、、うちの敷居や部屋の隅など、あちこちにつぶつぶ転がっていた塩の結晶を俵につめたものです。ゴボボボ、、、どうぞ。(もわーーー、)独特の潮香 0372 Pocopen(2007-10-23 ) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4350ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4450ペソ よしのさん おはようございます~ノシ私が生きている間にお願いしますよォ(笑)さて、長壁さんより 赤手拭 こっそりそろりとありがとうございます(笑)赤手拭ですか・・・実働部隊でも、商売繁盛でも、魚屋源三さんでもありませんかw(調べましたw 全然知りませんで。面白かったですぅ♪)いつの日か 暗部・鬼塚瑪瑙 VS 派遣蝙蝠 見られるかも・・・!? 0373 Pocopen(2007-10-23) ボケ大魔王-hustle 所持金:4000ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4100ペソ はっするさん ありがとうございます♪ 河童さんより 代え用の皿☆こわれものです!お菊さんと河童さんは「皿仲間」(w笑)来客用の立派な頭に載せる専用・・・郷に入れば郷に従え・・・河童を訪ねたら河童になれ!?う~ん・・・要るかなァ!?でもヒョンな事から、河童ヘッド大流行になるかも知れんしな・・・とりあえずカリスマ店員引受けてもらって、売込んでみますかな☆完売!目指して、カアリスマって下さい。 0374 yoshino(2007-10-23) 地味な設定と地味なネタだったので、自分でどうしようかと思ってました(苦笑)楽しんでいただけましたようで♪ではでは… 妖怪名 蟹坊主 お品名 脱皮した殻 ご機嫌如何かな。バザーとやらの話を聞いたもので、持って参りましたぞ。もう歳なぞ計算できぬほど生きておるから、脱皮も何度したものか知れぬわ。甲羅からは薬も作れるというし、グラタン皿やらフリッターとかいう小洒落た料理にも…まぁ、中身は用意してくれ(爆)ほら、役に立つじゃろう。ん? なぜ殻を後生大事に持っていたかとな?貧乏性なのものでの…(照) 0375 shion(2007-10-25) こんばんは。出品希望でございますw 妖怪名 黄粉坊 品名 お餅 いつも、お餅を体にペタペタ付けて、黄粉餅を作ってるんですが、先だって買い込みすぎたようで、このままじゃ来年の稲刈り時まで残ってしまいそうです。そういうわけで、出品いたしますです。 0376 nanaki(2007-10-25) ぽこさんノシノシ 遅ればせながらワタクシも一つ二つ… 妖怪名 片輪車 品名 車輪 いかんせん私は「車が燃えている状態」で登場しますので、我が家には「スペアの車輪」がストックされているのですが、ここの所、車妖怪の間では「燃費がかからない車輪」が流行っているようでございまして。ええ。私も先日、恥ずかしながら流行に乗りまして、車輪を新調したわけでで御座います。そうしますと、家でストックしてある沢山の車輪が不要になってしまいました…。すでに付喪神になっているので、不用品業者に頼む事もできませんので出品させていただきます。 0377 hyousen(2007-10-25) こんにちはノシノシ またまた出品させていただきます☆ 妖怪名 蛤女房 品名 木の樽 ワタシ、毎年1回近所のみなさまにだし入りのお味噌をお分けしたりしてるんですが一身上の都合で棲家を変えることとなりまして、それを詰める用にあつらえておいた小さな木の樽をバザーの品として出させていただきます。中に隠れて人間をびっくりさせるもよし、お酒を詰めて背負い歩いてもよし、家に飼い置いて足をニョキニョキ生やしてもよし、どーぞご活用くださいませ。 0378 suoh(2007-10-25) 皆様、ご無沙汰しております。さて、此方を出品致したく。妖怪名 白うねり と 一反木綿 商品 化王のばっちり白い洗濯洗剤 此方の新製品の洗剤、お互いきれいな白さを保つ為こぞって購入しましたところ、あまりの汚れの落ち方、洗濯後のフローラルな香りの為、大層気に入っておりました。しかも期間限定、特製洗濯板付。しかしながらやはり普通のお風呂で綺麗を保ちたいのが人の欲、ならぬ妖の欲。洗濯板のゴシゴシ感に耐えかね、出品致します。ちなみに出品物は買い込みの未使用ですのでご安心下さい。・・・たぶん。 0379 KARASU(2007-10-25) まだあったな、何か… 妖怪名 三味長老 品名 撥 長年木の撥を使用してきましたが、そろそろ私も大人なので思い切って「鼈甲」!!の撥に変えたいと思います。すると木の撥が要らなくなるので出品します。 0380 hustle(2007-10-25) ぽこぺんさん、お久しぶりです~wwwコメントもありがとうございますo(^-^)o 妖怪名 濡れ女 品名 脱皮したウロコ あたしもねぇ、昔の妖怪なもんで、蟹の旦那と一緒で捨てられなくってねぇ(苦笑)…でもさ!蛇のウロコって沖縄の方じゃ、金運のお守りなんだってさ!ずぅたいもバカでかいから、すごい大っきいのもあるんだけど~…ほら、「くつべら」ですって売っちゃえばいいじゃないwwwあ、あと「ツツガ虫の佃煮」とかも作ってみたんだけど持ってく?☆ 0381 hyousen(2007-10-29) バザーの品物も、いろいろ集まって来ましたね☆ではでは、もうちょっと押入れざらいを致しまして、こんなもの。妖怪名 みかり婆 品名 みみかき わしの顔を模したマツぼっくり細工が先っぽについとる耳かきじゃ。ぬらりひょんの所の朱の盤が「つくらせてくれ」なんて言うもんでこっちは「ああ、いいよ」と言ってやったんじゃがなんでも、重くてつかいづらいとのことでだいだらぼっち達以外の妖怪には対して捌けなかったそうじゃ。うちの押入れにワンダースあるから、出してしんじょ、 0382 Pocopen(2007-10-29) 応援団:団長-akin8823 所持金:5700ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:5800ペソ あきさん おはようございます ノシノシ 大変遅くなりました・・・毛羽毛現さんより ウィッグ 誰に勧められたのか、薄っすら気に掛かりますがァ(笑)ウィッグ!!これを被って、別人に変身というよりは・・・貴方も私も毛羽毛現!! いつでも何処でも毛羽毛現!!これから年末年始、宴会芸で大活躍!?のお品でしょうかな☆ 0383 Pocopen(2007-10-29) 暗部:司令部-KARASU 所持金:6850ペソ 出品料 100ペソ × 2品 合計:7050ペソ からすさん、おはよーございますノシ 此方の方こそ! お久ァ~ですぅ・・・(汗)刑天さんより「KI」公認応援グッズプロレスラー刑天!!・・・引退なさってたんですね。応援グッズ・・・団扇 鉢巻 半被 ライト・・・まるで、アイドルの応援グッズ!?感動をありがとうォ!!って、売っちゃうんだ!?(w爆) 三味長老さんより 撥 おお!! 鼈甲の撥になさるので。 おめでとうございます☆で、いらなくなったと。うん、うん。要らなくなったら即リサイクル!付喪神化を避ける最良の策かと存じます。これから!という方。 なり立てホヤホヤの三味長老さん!(ホヤホヤでも、長老w)いかがですぅ~? 格安ですぜェ~☆ 0384 Pocopen(2007-10-29) スネ愛護班-hyousen 所持金:1600ペソ 出品料 100ペソ × 三品 合計:1900ペソ ひょうせんさん おはようございます☆ 海坊主さんより 塩(2俵) ゴボボボ、、、音と共に広がる、コレ(もわーーー、)は・・・!?くんくん、くんくん・・・独特の、う~ん、綿埃の様に舞う潮香・・・?(笑)くすッ☆ 御自分で二俵分も つぶつぶ集められたんでしょうか!?その根気強さ!?に 私は今モーウレツに感動しております!! 蛤女房さんより 木の樽 あの絶品の味噌ではなくて、 それを詰める木の樽ですか・・・少々残念が気がしますがァ、色々と使いまわしが出来るようで、中々どうして優れもの!!私も一つ購入して、お正月には酒を並々と注ぎいれ、念願の鏡開きをしますかな☆背負いません!!(w爆)足がニョキニョキしてきたら 入園御待ちしてますよ。みかり婆さんより みみかき 捌けませんでしたかァw朱の盤さんも、マツぼっくりじゃなくてドングリにすれば良かったのに・・・(何がァw!?)細心の注意を要するのに、細いみみかきの先っぽに婆さんの顔のマツぼっくり細工が付いてちゃァ~手元が、ぷるッぷるッしますよォ。まっ、ワンダースですし、ハリキッて捌きましょうw 0385 Pocopen(2007-10-29) にゃはァ~☆皆様☆ いつもありがとうございます!!さてさて、バザーの協賛品も思った以上のものが、思った以上に集まり感謝感激雨アラレ♪でございます-平伏-レス途中ではございますが、なんせ『学園祭』なものですから~そろそろ本題に(笑)(忘れそうになってましたァww) 皆々様の作品絶品 大募集ぅ!!!! 各クラス作品 個人作品 先生方の力作 持込作品 いつもの如く何でも可!!です。ありとあらゆる作品の数々お待ちしております☆当園に展示し放題!!です。妖怪名と展示品の題名や内容などお書き添え下さい。では、一つ私もw 暗部制作:「ほんのり明るいランプ」 我が園の暗部の専売特許「ほんのり明るい」明るさをランプで表現!?してみましたァww 本を読むには暗くてェ・・・睦物語には明る過ぎる!?にたいな☆ それでは、皆様の作品を胸を躍らせて御待ち申し上げております。 0386 hyousen(2007-11-1) はい、おはよーございマダコ☆ 赤組担任の唐衣 蛸心(からころも たここ)です。ふぁぁぁぁぁ(寝不足)学園祭のために、こんな作品をつくったのです。ふぁぁぁぁぁ(巨あくび)赤組 たここ先生プレゼンツ いぼツルすべり台 タコ入道の足を忠実に再現した室内用小型すべり台ですwすべりおちる部分が表裏きりかえ可能(くるん、と回転できる)で吸盤のついてる側とついてない側、両方のびみょーなすべり具合を味わえまくるというなまぐさい作品です……ぐぅぐぅ(眠) 0387 KARASU(2007-11-1) おはよーございます。 元暗部 唯野 おにぎり(妖界地図型) お米一俵と海苔20メートル使いました。見ろ。 0388 Pocopen(2007-11-2) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4450ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4550ペソ よしのさん こんにちは~ノシ 蟹坊主さんより 脱皮した殻 ご機嫌麗しいですぅw 貧乏性(笑)な蟹坊主さん、ありがとうございます。脱皮するたんびに、大事にとっておいたんですねェ。邪魔じゃろうのぅ・・・中身は用意してくれ!!(w爆)・・・残念。 御身を頂きたかったぞ! あwヨダレがっ☆ 0389 Pocopen(2007-11-2) shionさん 所持金:1300ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:1400ペソ しおんさん こんにちはノシ 黄粉坊さんよりお餅 やったァーー!!!! 御餅大好きィ☆もう新米の季節ですものねェ。黄粉坊さん ありがとうございます。あ~、これで年末に餅つきしなくてもイイのかァ・・・楽ちん♪と、ちょっと本気で思った自分・・・どうよッ!? 0390 Pocopen(2007-11-2) スネ愛護班-nanaki 所持金:2100ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:2200ペソ ななきさんノシノシ こんにちは。 片輪車さんより 車輪 いかんせん私は「車が燃えている状態」で登場しますので・・・w爆!! 心をグッと持ってかれましたw葛の葉荘の102号室にも そんな「スペアの車輪」がストックされていたのでしょうか・・・と、懐かしい思い出に浸っている時間は、私には無いな!で、「燃費がかからない車輪」が流行ォ!!!! な、何ですと!? エコ車輪!?輪入道様も、エコ車輪ご愛用なのでしょうか・・・あw、何か気になることが一杯☆ではでは、まだまだ燃えまくるぜェ!! という強気!?な車妖怪さん流行に囚われない、マイウェイな車妖怪さんじゃじゃ馬馴らしが生甲斐の車妖怪さん付喪神化した車輪のストックごっそりお引取りを御待ち申し上げております!! 0391 Pocopen(2007-11-2) suohさん 所持金:0ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:100ペソ suohさん すっかり遅くなりましたw こんにちは。 当園ではお初ですよね!? お越し頂きありがとうございます!!白うねり と 一反木綿さんより 化王のばっちり白い洗濯洗剤 たぶん未使用(w爆)の新製品☆『期間限定特製洗濯板付』の洗剤~フローラルな香り~洗濯板でゴシゴシとがっつり日頃の垢をコソゲたい妖怪さん、どうどすぅ?際立つ白さにフローラルな香りで、其の存在を全面に押出して行こう!!さァさっ、早い者勝ちだよォー 0392 Pocopen(2007-11-2) ボケ大魔王-hustle 所持金:4100ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4200ペソ はっするさん こちらこそ!お久しぶり~です。 こんにちは☆濡れ女さんより 脱皮したウロコ 蟹の旦那と濡れの姉御は、「貧乏性」仲間w(爆)お守りやら靴べらwやら 色々作れそうです。うん! 売っちゃいます☆あ、あと「ツツガ虫の佃煮」w ありがとうございますぅ。うちの園長はコレに目が無くてねェ。 喜びますよ♪ バザーにも、「ツツガ虫の佃煮」をウロコにのせて恙茶とセットで出そうかねェ。 0393 yoshino(2007-11-2) こんばんはノシノシ 『学園祭』という設定をすっかり忘れていましたよぅ…(苦笑)では、暗部から!w 秋田雪子先生 制作 雪製造機 どう? 立派な機械でしょ。いままで出番がなかったのは、コレを作るのにかかりっきりだったからなの。そのくらい、渾身の作品なんだから!みるみるうちに、ポポポの森が銀世界になるわ。ステキでしょ☆子供たちの大好きな雪遊びがいくらでもできる、優れモノよ。え? ネコ型ロボットから借りてきたんだろうって!?違うわよ! いちいち雪雲なんか出さなくってもいいんだから。中谷宇吉郎先生も驚くくらいの、画期的な方法を編み出したんですからね。なに? 単なる大きな加湿器みたいだって!?そう見えるだけで、この機械には特別の装置がついてるのよ。ちょっと! 中を開けて見ないでよ!!人ひとり入れるようになってるって…気の所為だってば!ふぅ、危ない危ない…(氷汗) 0394 akin8823(2007-11-3) 持ち込みで~妖怪名 雪女さん 展示品 氷の彫刻 わたくし好みの男性の彫像を氷で作ってみました♪えっ?中に人が入ってる!?ななな、ナニヲバカナ…あっあっ溶かしちゃだめぇぇ~ 0395 KARASU(2007-11-3) 妖怪名 某化け烏 作品名 スネ組担任・氷厘亭氷泉先生の絵 家にあったから何となく…。 0396 hyousen(2007-11-5) なんとなく出品されてるww ではでは、近所のおじいちゃんの出品ブツ。 妖怪名 百々爺 作品名 金霊デコ 「金霊」さんを並べてつくった、ぜいたくなデコ作品。しかし、モチーフは「アイスの棒」や「おむすび」「ハンガー」や「電熱器」など、いたって庶民派。 0397 nanaki(2007-11-5) ではワタクシも。妖怪名 首切れ馬 作品名 首切れメリーゴーランド その名のとおり、首切れ馬さんのメリーゴーランドを作ってしまいました。材料は、妖界に生息している樹木子の木。流れる血が生々しくていいと、子鬼たちには大評判。 0398 Pocopen(2007-11-8) スネ愛護班-hyousen 所持金:1900ペソ 出展料 100ペソ × 2品 合計:2100ペソ ※警告※ なまぐさい作品です- いぼツルすべり台 赤組 たここ先生プレゼンツ はァ~い おはよーございマダコ☆まっ、たここ先生ッ。 ありがとうございマダコノシでも、巨あくびはご勘弁! 吸い込まれるかと思った のね。うっ、・・・臭い!? かと思いきや結構好きな臭い なのね☆吸盤に吸取られつつ滑るのが私の好み なのね。んww堪らないわァ~~ ちゅぅwwッぽん ちゅぅwwッぽん ちゅぅwwッぽん 展示後は、当グランドにて遊具として使用します!! 金霊デコ モチーフ:「アイスの棒」「おむすび」「ハンガー」「電熱器」など 近所のおじいちゃん:百々爺 これはッこれはッ、ポポポの森の金町四丁目のおじいちゃん ありがとうございますノシ うふっ☆ 相変わらず羽振りがよろしいようで何より なのね☆毎年、ぜいたくなデコ作品でのご参加、金町の華 なのねふんふん、今年は~「金霊」さんですかァ!!しかし、モチーフは・・・相変わらずセンスのな・・・いやいや、庶民派 なのね☆ 0399 Pocopen(2007-11-8) 暗部:司令部-KARASU 所持金:7050ペソ 出展料 100ペソ × 2品 合計:7250ペソ おにぎり(妖界地図型)~見ろ。~材料:お米一俵と海苔20メートル 唯野(元暗部) あ~懐かしいのね☆ 元気だったか? うッうッ・・・会いたかったのね。ありがとうなのね、唯野っ!!あのね、「見ろ。」っていうのが、あんまり面白かったからサブタイトルにしてみた のね。スネ組担任・氷厘亭氷泉先生の絵 某化け烏 やややァ~ 某化け烏(爆)さん! それは貴重な物を、何となくご出展w、ありがとうございますノシ そうなのね!当園のスネ組の氷泉先生は凄い方なのね!!皆の衆ぅ~ じィーーーーーーーーーっくりと堪能するがよろし☆ 0400 Pocopen(2007-11-8) 暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4550ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:4650ペソ よしのさん おはよーノシノシ ねェ~『学園祭』だということ、忘れてたでしょう(氷汗w) 雪製造機 暗部 秋田雪子先生 まぁまぁ、雪国パラダイス!! 暗部活動で忙しい!?なかありがとうございますノシえ~、渾身の作という事でww どれどれ・・・立派・・・ネコ型ロボットからは・・・借りてきてない!?と(爆)中谷宇吉郎博士・・・も、驚くぐらいだと!?特別の装置・・・ あっらぁ~、雪子先生が見当らないわァ~w開けてビックリな(w爆)仕掛け なのね☆仕掛けは兎も角! コレでポポポの森はいつでも好きな時に「銀世界」当園児達も大喜び~ 優れモノなのね。 ポポポの森の、その名も「グレート幼稚園」
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妖精タイプの、各イベントでの会話一覧です。 【 】の中には名前が入ります。 ※表情の略式は表情サンプル一覧を参考にしています。 【1ページ】 【2ページ】 【3ページ】 【4ページ】 new↑old↓ 2013/09:フェアドルワールドトラベルイベント 2013/09:もみじ狩りイベント 2013/08:肝試しイベント 2013/08:1stAnniversaryイベント 2013/07:らいあん島イベント 2013/07:ミュージックフェスティバルイベント 2013/06:でかでかイベント 2013/06:雨の日のおでかけイベント 2013/05:フルーツイベント 2013/05:こどもの日イベント コメント フェアドルワールドトラベルイベント 料理の国 あっちの子、ものすごいお料理の数です!? (驚) 【オーナー】さんはどんなお料理が好きなのです? (喜) このお店だったら毎日でも飽きないのですー♪ (笑) とっても美味しそうな匂いがするのですー (喜) わー、きましたですー♪クンクン…とってもいい匂いなのですー… (安) 音楽の国 あ、あのお店、たくさんお試し楽器があるみたいです!早速行くのです~! (瞑) 色んな楽器のお店がありますけど…見た事のない楽器がたくさんです~ (驚) お店の中から音楽が聞こえてくるですー! (喜) 音楽に合わせて噴水がふきだしてます!動きが見ていて楽しいのです~ (笑) さすが音楽の国なのです!体がリズムに合わせて動いちゃうのです~♪ (笑) スポーツの国 【オーナー】さん【オーナー】さん!この靴があれば私でも早く走れるみたいです! (驚) 競技場がたくさん、なのです!それに…すごく本格的なのです~… (驚) スプリンクラーで水がまかれてるから涼しいのです~!これならいくら動いても大丈夫なのです~ (笑) せっかくですし、私と一緒にちょっと走ってみませんか?向こうの木まで競争です~! (瞑) わ~、このグラウンド、とっても広いのです!横に百人並んで走っても全然余裕そうなのです~ (笑) 芸術の国 あのお家、何だか傾いてるのですー…倒れちゃわないのでしょうか? (喜) あのぐるぐるの絵、ずっと見ていると動いているように見えてくるのですー。不思議なのですー (驚) 壁にも地面にも色んな絵が描いてあるのです~。…これは顔です? (普) 天井の高さがぐにゃぐにゃでちょっと目が回ってきたのですー (泣) わぁ~!あんなに高い所まで大きな人の絵が描いてあるですー!? (驚) お菓子の国 お空の雲も何だかお菓子に見えてきたのですー (喜) ご自由にお食べください?えっこのお家まるごといいんです!? (驚) こんなお家を絵本で見た事があるのです!ホントにあったんですねー (笑) だだ、大丈夫です!あとでちゃんと歯みがきするのですー… (照) も、もうお腹いっぱいなのですー…甘い物はしばらくいらないかもなのです (照) 動物の国 あはは、くすぐったいです!とっても人懐っこいワンちゃんなのですー (笑) すごいですー!空港にまで動物さんがたくさん… (驚) ここならペットお断り…なんて所は絶対ないと思うのです! (瞑) 何だか道行く人たちが、みんな動物さんを連れているのですー (普) レストランの中にまで動物さんたちが…!あ、ケーキまで食べてるです!? (驚) 植物の国 このお花、何ていうお花なのです?初めてみたのですー (普) たくさんお花が咲いてるのです~!お花のじゅうたんなのです♪ (笑) 何でも一年中咲く花があるみたいなのですー…どんな花なのでしょう? (驚) ビニールハウス…です?これがあれば冬でもずっと元気なお花が育つのですねー (普) わぁ~!とってもきれいなお花なのですー♪ (笑) 風車の国 【オーナー】さん、あそこにお土産屋さんがあるのですー、きっとげんてー品があるのです! (瞑) お日様の光もなんとなく優しく感じるのですー (喜) 草の上でお昼寝したら、とっても気持ちよさそうなのですー (喜) そのダンボール、どうするのです?あ!分かったのですー!これですべるのですね!やるですー! (笑) とても静かで、風が気持ちいいのですー… (安) 職人の国 きれいな石をもらったのですー。これを磨いてキーホルダーを作るのです! (喜) 最後に穴をあけて…ひもを通して…完成!はい、【オーナー】さんにあげるです! (笑) 職人さん、すごい器用なのです!あんなに小さな時計に細かいもようが… (驚) 何か作らせてもらえるみたいなのです!うーん…私はキーホルダーを作るのですー! (笑) 私ももちろん作ったですー。おそろいなのです! (瞑) 編み物の国 このおっきな機械は何なのです?え!これまるごと全部ミシンなのです!?びっくりですー… (驚) 真剣な顔でもくもくと作ってる子がいたのですー… (驚) 縫い目がずれちゃったりして中々ミシンの扱いが難しいのですー… (泣) 妖精の服、です?皆で作ってたのですー。ただ、得意じゃない子もいましたけどねー (喜) 洋服を作ってみよう?【オーナー】さん【オーナー】さん!体験コーナーがあるです! (笑) 夢の島 赤いお花に~黄色のお花~♪たくさんたくさん咲かせましょう~♪ (笑) 【オーナー】さん!ここ、おまじないがたくさん使えるです!? (驚) それじゃあ私の一番得意なおまじないをお見せするのですー♪ (瞑) ふぅ。あっと言う間にお花畑の出来上がりなのです! (瞑) 他の子たちもおまじないを試してるみたいなのです!…あれ?お空の雲の形が変わってるです? (喜) 空港でお土産探し アイス……っは!いえ、お土産を選んでいたのですー! (照) あ!これは美味しかったのですー!ぜひ買ってかえりましょう【オーナー】さん! (驚) クッキー、キャンディ…色んなお菓子があって迷うのですー (怒) このお菓子、試食してみたらおいしかったのです! (瞑) 私、このぬいぐるみが欲しいのですー♪フカフカして気持ちいいのですー (笑) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さんはどこに行ってきましたかー? (喜) 色んな国を見れて楽しいのですー♪ (笑) 時々変わった機内食が出たりしたのですー! (驚) 晴れるといいですねー。私たちはこっちです!ではまたですー (瞑) 私、こんな風に色んな国を見て回るのって初めてなのですー (喜) ▲ページTOPへ もみじ狩りイベントイベント もみじ狩りに出発! あっ、あの山でしょうかー?少し見えてきたのです! (喜) 【オーナー】さん、所長さんがガイドをやってるのですー! (驚) こうしてるとなんだか遠足みたいなのですー! (喜) もみじ狩りってもみじを狩るのですかー? (笑) るんるん♪今からわくわくしてきたのですー♪ (普) 車窓から紅葉を眺めよう 一面がまっかっかなのですよ~!ふんふ~ん♪ (安) 【オーナー】さん、あれは何の木ですかー? (喜) 【オーナー】さん、バス酔いはしてないですかー? (愛) 【オーナー】さん見てください!カピバラさんがいるの ですー! (笑) 今日はいっぱい写真をとっちゃうのです~! (喜) 山道を散策しよう 【オーナー】さん、あっちの方に行ってみましょうなのですー! (笑) このさき、きけんって書いてあるのです!【オーナー】さん、気をつけましょうなのです~ (驚) どんぐり投げてる子がいるのですー…危ないのですー (泣) へくちゅんっ!山の中はちょっぴり寒いのです~ (照) 向こうの方にちっちゃい建物が見えるのです~! (喜) 不思議な祠を発見! ここ、地図にも乗ってないのです~?不思議なのです~ (驚) ここならおまじないがつかえるかもしれないのですー! (瞑) ここにいるとなんだか不思議な力を感じるのですー (安) 妖精界では秋を育てる仕事があるのですよ~ (瞑) 妖精界と同じ香りがするのです~ (安) おまじないをしてみよう ちっちゃいぶどうの木が生えてきたのです~!成功?でしょうかー (笑) ぶどう…ちっちゃすぎて食べられないのです~ (泣) もしかしてここのほこらは妖精界とつながっているのでしょうかー…? (普) やってみるのですよ~…にゃむにゃむ… (安) 妖精界にいる時より弱いですが、力を感じるのです~ (喜) 山の幸を食べてみよう おいしそうなキノコがいっぱいなのです~! (驚) 【オーナー】さん、食べ終わったら川に行ってみたいのです~! (笑) これならおうちでも作れそうなのです~♪ (瞑) 近くの川でカヌーの体験ができるみたいなのですー!ってお店の人が言ってたのです~ (喜) やった~!やった~♪お昼ごはんなのですー♪ (笑) カヌーに乗ってみよう あんなところにロープウェイ乗り場があるのです~!行ってみましょうですー (喜) うぅ~…前にいきたいのに後ろに進んでしまうのです~ (照) ジャブジャブ…ジャブジャブ~♪こぐの楽しいのです~ (笑) ほけ~!向こうの子がすごいスピードでこいでるのですよー! (驚) 水面にカラフルな落ち葉が浮かんでいて、とってもきれいなのですー♪ (笑) ロープウェイに乗ってみよう 【オーナー】さん、あんまり動くと危ないのですよ~ (喜) 今日は天気が良くてよかったのです~♪ (笑) 冬になったらスキーをやりたいのです~♪ (喜) ほぇ~…下を見たらこわくなってきちゃったのです~… (照) らん♪ららん♪頂上が楽しみなのです~! (笑) 山頂から景色を眺めよう 赤、黄、茶、青…?変わった色の木を見つけたのです~…! (驚) 【オーナー】さん、記念に写真をとりましょうですー (笑) 次は向こうの山も登ってみたいのです~ (喜) 道がでこぼこしてるので気をつけてくださいですー (瞑) わー!す、すごい景色なのですー!! (驚) 紅葉を見ながら帰ろう いっぱい遊んだら眠くなっちゃったのです~…すーすー… (安) いっぱい写真とっちゃったのです~♪あとでアルバムを作るのです~! (喜) えへへ~、おみやげもいっぱい買ったのです~! (笑) 【オーナー】さん、今日とった写真に変なのが写ってるのですー… (泣) カピバラさんも見送ってくれてるのです~!ばいば~い! (笑) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さん、一緒にもみじを集めましょうなのですー (瞑) 【相手フェアドル】さんにもみじ占いをしてあげるのですよ~ (喜) ほぇ?そうなのですかー (驚) ほんとですか?ありがとなのですー (笑) むこうで不思議な場所を見つけたのですよ~ふんふ~ん♪ (安) ▲ページTOPへ 肝試しイベント 肝試し会場に到着! 【オーナー】さんと一緒なら怖くないのです! (喜) 肝試し……ワクワクするけど…ちょっと緊張するのですー… (怒) 暗いですー…え!懐中電灯一個しか持ってきてないのです!? (驚) 所長さんのお話、きちんと聞くのですー! (喜) 本物の墓地ではないようなのです!安心したのですー! (笑) 墓地を歩こう あれ…?【オーナー】さん、あの緑色の炎はなんなのですー? (普) 今何か言いました?……え、言ってない?誰かに声をかけられた気がするのですー (泣) このお墓もセットなのです?このコケとか…すごくりあるなのですー (驚) ちょっと寒気がするのですー…【オーナー】さん、手離さないでくださいね? (泣) ひっ!…び、びっくりしたですー、猫さんだったのですー (驚) 林を歩こう …ゴシゴシ…。ちょ、ちょっと【オーナー】さん…あの人…浮いてるです…? (驚) とっても暗いのです…ころんじゃいそうでこわいのです… (泣) どんどん道が狭くなってきたのですー。ほんとにこっちで当ってるのです? (照) なんだか…振り返ってはいけない気がするのです… (ツン) 待ってくださいです!そっちは道じゃないのですー! (驚) 行き止まり? あ!あれはもしかしたら…あれ…違ったのですー… (泣) あ、あれ?道がなくなっちゃったのです。…行き止まりです? (普) 【オーナー】さん、こっちを照らしてくださいですー (喜) 所長さんがほこらを見つけてねって言ってたはずなのですー (喜) 食べ物の匂いがしませんか?うぅ…お腹が空いてきちゃったのですー… (照) 祠にお参りしよう く、暗いのですー。お月さまの明かりが頼りなのですー… (泣) そういえばさっき…しっぽが二つある猫さんを見たのです… (普) 食べ物の匂いはお供え物の匂いだったのです?まだ新しいのですー (喜) ちゃんとゴールできますように……あれ、お願い事ってしてもいいのです? (普) にゃむにゃむ……。あれ?そういえばお参りってどうやるのです? (照) お化けについていこう …それにしてもこの人全然しゃべらないのですー… (泣) !?こ、この人は誰です?付いて行っても大丈夫なのです? (驚) これからどこに行くのでしょうか? (照) そういえばお参りしたらそこにいるおばけについていくようにって言われたのですー (喜) 目が慣れたのですー。でも…おばけさんのお顔はよく見えないのですー (普) お化けの集団に遭遇!? ……しっ!動かなければきっと木に化け……られないのですー… (照) どどど、どうしましょう、私たちさらわれちゃうのです? (泣) なな…何も見えないのです…私には何も見えないのですー!! (照) ひゃぁっ!?お、お、おばけさんいっぱいなのです!? (驚) わ、罠だったのですー!どど、どうしましょう【オーナー】さん!? (驚) お祭りを楽しもう! あ!見てください【オーナー】さん!わたがしが売ってるのですー! (笑) いろんなおばけさんがいるのですー。あのお洋服きれいなのですー (喜) お祭り会場だったのです?びっくりしたのですー! (驚) どんどんどん♪どどんがどん♪ちょっと踊ってくるのですー! (瞑) 何でも食べていいのです?わーい!嬉しいのですー! (笑) 肝試しコースを踏破! ゴールなのです!お願い事、叶ったのですー! (笑) たくさん歩いたのですー。疲れたけど、とっても楽しかったのです! (喜) ふー、怖かったけど、とっても楽しかったのですー! (喜) また肝試ししたいのですー!おばけさんに会って一緒に踊るのです♪ (笑) もう真っ暗なのですー。あっと言う間だったのですー (安) 記念撮影をしよう あれ?何だか多くないです?ここですここ。うーん…知らない子なのですー (普) 【オーナー】さん!写真なのです!えーっと…ポーズポーズ… (喜) こんなにおばけさんいたんです?会わなかったおばけさんもたくさんいるのですー (普) 写真、あとでもらえるみたいなのですー。お家に飾るのです♪ (笑) にー♪うまくとれたです?さっそく見に行くのですー! (笑) 他のフェアドルとすれ違った! あ、【相手フェアドル】さんも来てたのです? (喜) あれ?【相手フェアドル】さん、二人で来てたんじゃないんですか? (普) 肝試し、怖いけど楽しいのですー (笑) 気を抜いたらお化けにさらわれちゃう…と聞いたのですー (怒) ちゃんとゴール出来るように頑張るのです! (笑) ▲ページTOPへ 1stAnniversaryイベント はじまりの平原 あっ【オーナー】さん、これが魔法の素材でしょうかー? (驚) 珍しい素材をたくさん集めるのですー♪ (喜) 夢見の遺跡…どんなところなのかとっても気になるのですー! (安) るん♪るるん♪のどかな場所なのです~ (笑) のどかな草原 この素材でどんな衣装が作れるのでしょうか~ (喜) ふんふ~ん♪ピクニックみたいで楽しいのですよ~♪ (安) わぁ~♪【オーナー】さん、珍しいお花が咲いてるのですー! (笑) そよ風の林道 あっ!あっちの方に森が見えるのです~!後で探検してみましょうなのです~ (驚) 【オーナー】さん、お弁当を持ってきたので、お昼にしましょうなのですー! (瞑) 【オーナー】さん、疲れたらおまじないをしてあげる のですよ~ (瞑) 不思議の森 月夜の霊園 煌きの浅瀬 砂漠のオアシス 闇夜の洞窟 星降る丘 夢見の遺跡 流星の狭間 フェアリーアイランド エレメンタルロード 光の丘 魔力眠る廃墟 夢見の神殿 海底洞窟 海の底にこんなところがあるなんて知らなかったのです~ (安) はわ~、とっても幻想的なところなのです~ (喜) ひょえ~、ウツボさんが顔を出してるのです~!! (驚) えへへ~、【オーナー】さんともっともっと冒険していたいのです~! (笑) 風の庭園 えへへ~、【オーナー】さんが飛ばされない様に手をつなぐのですー (笑) 白い花びらが舞ってて、まるで雪が降ってるみたいなのです~♪ (笑) す、すごい風なのです~!!飛ばされちゃいそうなのですー!! (泣) わぁっ!目に砂が入っちゃったのです~… (照) 妖精の祠 ここが夢見の遺跡なのですかー!なんだか不思議な雰囲気の場所なのです~ (驚) すてきな素材がいっぱい集まってきたのですー♪ (笑) 何か出てきそうで怖いのです~…【オーナー】さん、そばから離れちゃイヤなのですよ~ (泣) わぁっ!!ど、銅像が動き出したのですー!!あれ……?気のせいだったのです~ (驚) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さんの着ている服を作ってみたいのですー (喜) 面白い素材を見つけたのですよ~!ふんふ~ん♪ (安) 不思議な場所を見つけたので、一緒に行きましょうなのですー (瞑) 夢見の遺跡にはたどり着けましたかー? (喜) ▲ページTOPへ らいあん島イベント らいあん島に到着! 【オーナー】さん、はやくビーチに行きましょうなのですー♪ (笑) 飛行機、ちょっぴりドキドキだったのです~! (喜) 日差しが強くてじりじりするのです~… (泣) ふんふ~ん♪風が気持ちいいのですよ~ (笑) ほぇ~!海がとってもきれいなのですー♪ (驚) 砂の城を作ろう うぅ~…砂がなかなか固まらないのです~… (泣) 【オーナー】さん、水を取ってくるのでちょっと待っていてほしいのです~ (瞑) 【オーナー】さん、見てください!砂がさらさらなのですー (笑) えへへ~、お城ができたら【オーナー】さんと一緒に住むのです~♪ (笑) ふぅ…もうすぐで完成なのです~! (安) ビーチバレー対決! あと一点とれば私たちの勝ちなのですー!頑張りましょうなのです~♪ (笑) 【オーナー】さんと一緒なら、負けないのですよ~! (怒) えいっ!ここでスマッシュなのです~! (瞑) はい、【オーナー】さん、パスなのです~♪ (喜) ひゃ…貝殻につまずいてしまったのです~… (驚) 海で泳ごう 浮き輪があれば安心なのですよ~ふんふ~ん ♪ (笑) 【オーナー】さん、手を引っ張ってください~♪ (笑) えへへ~、冷たくて気持ちいいのです~♪ (笑) な、何かが体にくっついてるのです~!!…わかめ? (驚) バシャバシャ…バシャバシャ…上手く泳げないのです~ (泣) バナナボートに乗ろう イルカさんの群れがいるのです~!目がかわいいのです~♪ (喜) 【オーナー】さん、振り落とされないように気を付けましょう!なのですー (瞑) 思ったよりスピードが出てびっくりなのです~… (驚) はわわ…バ、バランスが取れないのです~! (驚) ひゃっ!水しぶきがとっても気持ちいいのです~ (笑) スキューバダイビング! あの岩の奥はどうなっているのでしょうか~? (泣) 海の中から見る太陽がとってもきれいなのです~♪ (笑) 海の中で息が出来るってちょっぴり不思議なのですよ~ (喜) きれいなお魚さんがいっぱいです~♪ (笑) まるで人魚になった気分なのです~♪ (笑) シャークツアーに参加しよう 【オーナー】さん、こわいので手をつないでくれるでしょうかー? (照) サメさん!エサをあげるのですー!えいっ!! (瞑) サメさん、怖いけどかわいいのですー♪ (笑) ひょえ~…船の近くにウヨウヨいるのです~ (泣) サンセットクルーズを体験! 【オーナー】さん、お魚さんがジャンプしてるのです~!!トビウオって言うのですかー (驚) 日が沈む瞬間って、なんだか少しさみしいのです~ (泣) 夕ご飯が出てきたのです~♪お腹ペコペコなのですよ~ (笑) 夕日を見ながらのご飯なんてロマンチックなのですー♪ (笑) わぁ~!お空がまっかっかなのですー!! (驚) ショッピングを楽しもう あっ【オーナー】さん、あそこで花火が売ってるのです~! (驚) 【オーナー】さん、あのサメさんのぬいぐるみがほしいのですー♪ (照) おもしろい商品がいっぱい売ってるのです~! (瞑) えへへ~、【オーナー】さんとお揃いのアロハシャツなのです~♪ (笑) トロピカルプリン…どんな味かするのでしょうかー (驚) ビーチで花火をしよう あっちでロケット花火をやってるみたいですー!【オーナー】さん、近くに行ってみましょうですー (瞑) 【オーナー】さん、線香花火、どっちが長く続くか勝負しましょうなのです~! (瞑) この花火、色が変わっていくのですー!!青…赤…みど…あっ (喜) みんなが花火をしているので、夜なのに賑やかなのです~! (瞑) 夜の海ってなんだかちょっとだけこわいのです~… (泣) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さん、泳ぎが上手なのです~! (驚) 【相手フェアドル】さんも一緒にビーチバレーで勝負なのですー! (瞑) 【相手フェアドル】さんも来てたのですかー (喜) あっ!【相手フェアドル】さんのその服、さっき売ってたのですー (驚) らいあん島バケーションをまんきつ中なのですー ♪ (笑) ▲ページTOPへ ミュージックフェスティバルイベント 会場の準備をしよう うんしょ…っと、この楽器とっても重いのです… (泣) 【オーナー】さん、見てください!だんだん会場ができてきたのですー (瞑) どんなフェスティバルになるのか今からワクワクなのですー♪ (笑) ひゃっ…コードにひっかかっちゃったのです~ (驚) らん♪ららん♪いっぱい飾り付けるのですー! (笑) ミュージックフェス開催!! 【オーナー】さんも一緒に踊りましょう! (瞑) 開会式があるみたいなのですー!【オーナー】さん、行ってみましょうなのですー! (喜) 向こうですごい恰好をしてる人たちがいるのです~ (驚) るるん♪るるんるん♪発表が楽しみなのですよー!ふんふ~ん♪ (笑) わぁ~、パレードが始まるみたいなのですー (喜) マーチングに参加!? あっ、【オーナー】さん、ちょっと間違えてるのですよー (安) うう~…リズムがうまくとれないのです… (照) 笛を吹きながら歩くのはちょっぴり難しいのですー… (泣) 見てください!動物さんたちも一緒に行進してるのです♪ (笑) みんなで同じ服を着るのっておもしろいのですー♪ (笑) チアリーディングで盛り上げよう 【オーナー】さん、今度踊りを教えてほしいのですー… (照) 今日はかわいい服がいっぱい着れて嬉しいのですー♪ (安) ひょえ~足が追いつかないのですー… (泣) みなさんとってもじょうずなのです~私もがんばるのです~! (喜) 私たちでいっぱい盛り上げるのですー♪ (笑) 吹奏楽を披露しよう この曲は妖精界でとっても有名な曲なのですよ~ (瞑) この日のためにいーっぱい練習してきたのです~ (愛) ふんふん♪ふんふん♪じょうずに叩けてるでしょうか~? (笑) みんなに見られててちょっぴり緊張するのです~… (照) 私は木琴を演奏するのですー♪聞いてくれますでしょうかー (愛) ロックバンドに参加しよう 【オーナー】さん、髪の毛がツンツンの人がいっぱいいるのですー! (驚) 【オーナー】さんはギターを弾けるのですか~?すごいのですー! (愛) どうしてみなさん首を振っているのでしょうかー? (普) ほぇ~!音が大きくて耳がキンキンなのですー! (驚) ロックバンドですか?なんだか難しそうなのですー (泣) フェアドル合唱会!? 【オーナー】さんも一緒に歌いましょう!なのですー (笑) 次の曲のタイトルは「妖精と夏の夢」なのですー!聞いてほしいのです~ (瞑) とっても声の大きい人がいるのです~ (驚) ふんふ~ん♪らんららん♪ (笑) みんなでお歌を歌うのですー♪ (喜) 後夜祭の準備をしよう ちょっと寒くなってきたのです~…【オーナー】さん、もうちょっと寄ってもいいでしょうかー… (照) 次は後夜祭の準備なのですね!がんばるのですー (瞑) まだまだお祭りは終わらないのですよ~♪ (笑) ライトをいっぱい付けるのです~きらきら~きらきら~♪ (笑) わぁ~!お外がすっかり暗くなってきたのです~… (驚) 後夜祭スタート!! あ!あの人はテレビに良く出てる人なのですー! (驚) お昼よりもお店がいっぱい出てるのです~!おなかがすいてきたのですー… (照) 会場がライトアップされててとっても綺麗なのですー! (安) かき氷が売ってるのですー!【オーナー】さん、一緒に食べたいのですー (喜) 後夜祭もどんな歌が聞けるのか楽しみなのです~♪ (笑) ジャズとギターに酔いしれよう 朝から夜までず~っと【オーナー】さんと一緒なのですー (愛) あっ!【オーナー】さん、ホタルがいるのですー! (驚) うぅ~…私もギターを弾けるようになりたいのですー! (泣) 心が透き通るような気分なのですー♪ (安) らんらん♪こういう静かな曲も好きなのですー (安) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さんの演奏、聞いてみたいのです~ (安) 【相手フェアドル】さんはどんな楽器を弾くのですかー? (喜) 【相手フェアドル】さんも一緒に歌うのですー♪ (笑) 今日はおもいっきり歌ったり、踊ったりできて楽しいのです~ (喜) ステージの上はちょっぴり緊張するのですー… (照) ▲ページTOPへ でかでかイベント 大きくなっちゃった!? いつもと違って【オーナー】さんを上から見るのは新鮮なのです~ (笑) おうちのドアを通れるでしょうかー? (泣) 大きくなった原因を探さないとなのです! (怒) ほぇ~!!からだが大きくなってしまったのです! (驚) 街を歩こう! あ、気づいたら【オーナー】さんよりも歩いちゃっていたのですー (照) こどもの風船が飛ばされちゃうのです!!キャッチするのですー! (瞑) 外に出れたのはよかったですけど、どこに行きましょうかー? (喜) まわりのものが小さくておもちゃみたいなのですー♪ (笑) わわっ、小さい子が上ろうとしてくるのです~ (驚) 公園に行ってみよう! いつも遊ぶ公園も、大きくなると違った見え方がするのですー (安) 大きくなったら、公園にあるものじゃ遊べなくなっちゃいましたー… (泣) 大きくなって大変ですけど、こどもたちが楽しんでくれて良かったのです~♪ (笑) こどもたちが周りに集まってきたのですー (喜) わ、私は遊具じゃないのですー! (驚) おまじないを使ってみよう! おまじないでは大きくなるのは止められなかったのです… (普) おまじないの効果でいっぱいお菓子が出てきたのですー (驚) おまじないの使い方はたしか~… (喜) このおまじないを使うと………何が起こるのでしょうか? (照) そういえば困った時の為の妖精界に伝わるおまじないがあるのです!! (瞑) おぼれている犬を助けよう! あ!川でワンちゃんがおぼれているのです!! (驚) 【オーナー】さん、タオルか何か持ってますかー? (喜) 大きくなっているから川でも足がついて平気なのです♪ (瞑) 大きくなってるから、ワンちゃんを助けられたのです♪ (笑) ワンちゃんを無事に助けることができたのですー♪ (笑) 空を飛んでみよう! 体が大きくなりすぎて、歩いて移動する場所を見つけるのが大変なのです… (泣) 雲の近くまで来たのです♪曇ってつかめるのでしょうかー? (笑) 空を飛んで色々な場所を調べるのです♪あれ、いつから飛べるようになったのでしょうか? (愛) 飛びますので【オーナー】さんは私の上に乗ってください♪ (瞑) 町は特に異常なさそうなのですー (喜) 山に腰かけよう いつのまにか小さいお山ぐらいの大きさになってしまったのです… (照) 色々な場所にいったので、ちょっぴり疲れたのです~ (泣) 【オーナー】さん、見失わないように頭の上に乗っていてほしいのです~ (喜) 大きくなったおかげで普段は見れない景色をたくさん見れたのです♪ (笑) とりあえずこの山で休憩しましょう!なのですー (喜 ハプニング発生! 【オーナー】さん!ちゃんといるでしょうかー (喜) 【オーナー】さん!ちゃんとしがみついててください! (ツン) く、くしゃみが出そうなのです!【オーナー】さん、危ないのです!! (照) 大変なのです!【オーナー】さんを見失ってしまった のです!! (驚) へっ…へくちゅん! (驚) 夢だったのかな? 【オーナー】さん、私変な夢を見て…え、【オーナー】さんも? (驚) 空を飛べたのは夢だったからなのですかー…少し残念なのです… (泣) とっても長い夢だったのですー (喜) 二人とも同じ夢を見るなんて不思議なのですー (喜) むにゃむにゃ…あれ?夢だったのですー (安) 窓の外を見てみよう 今日は良い天気なのです~♪カーテンを開けましょう~♪…あれ? (笑) そ、外に巨大な妖精さんがいるのです!! (驚) と、とにかく外に行ってみましょうなのです! (ツン) なんだか不思議なことがいっぱいなのですー (喜) 夢じゃなかったってことなのです?何が起こったのでしょうかー (愛) 他のフェアドルとすれ違った! あんまり悩んでも仕方ないのです!とりあえず大きいからこそ出来ることを楽しむのです ♪ (瞑) 体が大きくなったぶん、ご飯もいっぱい食べなきゃダメなのでしょうか~? (喜) 体が大きくなってしまうなんて大変なのです… (泣) 最近不思議なことがよく起こるのです。【相手フェアドル】さんも気を付けるのです! (普) 妖精界に伝わるおまじないを人間界で使うと効果が変わるらしいのです (安) ▲ページTOPへ 雨の日のおでかけイベント 部屋遊びをしよう 一緒にオセロをやりたいのですー♪ (笑) 【オーナー】さん!人生ゲームを一緒にやるのですー! (笑) お買い物なのです?楽しみなのですー♪ (笑) お日様隠れちゃったです? (普) 晴れたら一緒におでかけするのですー♪ (瞑) てるてる坊主を作ろう あの…作り過ぎちゃってちょっと…怖いので す… (照) えーっと…ここをこうして……できたー!のです♪ (笑) 【オーナー】さん、とっても器用なのですー! (驚) 今日こそ晴れますよーに!なのです! (安) ぐーるっぐるー♪おめめを~描くのです~♪ (笑) おでかけに誘おう 【オーナー】さんと相合傘…もいいと思うのです! (愛) お買い物なのです?楽しみなのですー♪ (笑) おでかけです?まだ雨降ってますよ? (普) どこにおでかけするのですー? (喜) 濡れないように傘を持つのですー! (喜) お店を探そう 雨が降っててもお散歩は楽しいですー♪ (笑) 動物さんたち、雨宿りしてるみたいなのですー (喜) どこにおでかけするのですー? (喜) どのお店に行くのですか? (普) 雨天グッズを買おう え!私に買ってくれるのです?ありがとなのですー♪ (笑) 【オーナー】さんの分は買わなくていいのです? (普) かわいい傘がたくさんあるのですー (喜) これが雨合羽!早速着てみるのですー! (喜) これさえあれば雨の中でも遊べるのです♪ (笑) かたつむりを探そう カタツムリって何を食べてるのです? (普) カラがないのはナメクジで…カラがあるのはカタツムリ……なのです…? (普) でーんでーんむーしむーし♪ (笑) どうやって動いてるのでしょうかー…じっくり観察するのです… (怒) 葉っぱの裏にもいたのですー (喜) かえるを探そう 雨の日だと元気になるのです? (普) 歌が上手ってどこかで聞いた気がするのですー (笑) かえるさーん、どこですかー? (喜) とっても大きなかえるさんを見つけたのです! (驚) あじさいを観察しよう あ!【オーナー】さん!あれ面白い形なのですー! (笑) ハートの形のを見つけたのです♪ (愛) 花びらがたくさんなのですー (喜) 持って帰っちゃだめです? (普) 水たまりで遊ぼう 【オーナー】さんも一緒に遊ぶのですー♪ (笑) 次はこれに……あ!?ふ、深いですー!? (驚) 長靴さえあればへっちゃらなのです! (喜) ばしゃーんばしゃーん♪ばしゃー…あぁ!【オーナー】さん、ごめんなさいです! (驚) 空の虹を見上げよう 【オーナー】さん、今日はとっても楽しかったのです!ありがとうございますー♪ (笑) とっても大きいのですー… (驚) やっと晴れたのです♪きっとてるてる坊主さ んのおかげなのですー! (喜) わー!とってもきれいなのですー! (笑) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さんは雨の日は好きです? (普) どうです?一緒に今日遊びませんか? (喜) 何だか今日はとっても良い日になる!気がするのです! (笑) つゆって言うらしいのです。ばいうぜんせんが……あれ、忘れちゃったです (照) ▲ページTOPへ フルーツイベント フルーツ施設に行こう! 【オーナー】さんはどんなフルーツが好きなのでしょうか? (喜) おっきな施設なのですー!色々な種類のフルーツがありそうなのですー♪ (驚) 今日は天気が良いですし、収穫日和なのです ♪ (笑) なんでもこの施設では普通よりも大きなフルーツが収穫できるらしいのです-! (瞑) 私はフルーツならなんでも大好きなのです♪ (笑) 施設の人に説明を聞こう! いっぱい収穫するほど、多く持ち帰ることが出来るのですーいっぱい収穫するのですー! (喜) おっきなちいさいフルーツとおっきなおおきいフルーツがあるのです?わかりづらいのです… (泣) おっきなフルーツを収穫する時は転がっていかないように注意が必要なのですー (愛) それにしても、この施設は広いのですー!いったいどれだけのフルーツがあるのでしょうかー? (ジ) どこからまわろう? 【オーナー】さんは最初に何が食べたいでしょうか? (喜) このカートに乗って移動するのでしょうか?楽しそうなのです♪ (笑) 最初はどのフルーツから収穫に行きましょうー?迷うのですー (愛) なるべく小さめのフルーツから収穫するのです!大きなフルーツを収穫すると疲れちゃうのです~ (喜) 他にも収穫に来たお客さん達がいるのですー頑張って他の人よりも多く収穫なのですー! (安) 小さな果物を収穫しよう! イチゴを収穫なのですー♪なんだか普通のよりも一回り大きいのです! (喜) ここで収穫したフルーツだけでも、十分おなかいっぱいになりそうなのですー!! (愛) こっちにはさくらんぼがあるのですー!これなら一口で食べれそうなのです♪ (笑) 少しだけなら、いま食べちゃってもいいんじゃないでしょうか? (照) 確かに小さな果物ですけど、普通よりも断然大きいのですー! (驚) 大きな果物を収穫しよう! おっきなフルーツがたくさんあるのです!!こんなの私たちで収穫できるのでしょうか!? (驚) このスイカすごく大きいのです…こんなのが転がってきたら全力で逃げるのですー!! (驚) こんなに大きなフルーツがあれば、一週間はおなかをすかすことはないのです! (笑) スイカやメロンってフルーツじゃなくて野菜なのです!!え?知ってたのです? (照) どうやってこんなに大きいフルーツを作ったのでしょうか? (喜) 少し休憩しよう ここになっているパイナップルも収穫していいのでしょうか? (喜) この休憩所、なんだかハワイアンな雰囲気なのですー♪ (笑) こんなに収穫しちゃって、ちゃんと移動でき るんでしょうか? (泣) ちょっとぐらいお昼寝しちゃっても大丈夫でしょうか? (安) 疲れたのですー…まさかスイカを転がして運ぶことになるとは思わなかったのですー… (照) ラストスパート! あう…腕が痛くなってきたのですー… (泣) 【オーナー】さん疲れてませんか?辛かったら休みましょうなのです! (喜) 頑張って最後の追い込みなのです!いっぱい収穫をするのです!! (ツン) このリンゴ結構重いのですー…頭の上に落ちてきたら大変なのですー!! (驚) これはレモンなのです?これは収穫してもすぐには食べられないのですー (ジ) 収穫した果物を届けよう! いったいどんな衣装と交換してもらえるんでしょうか? (笑) えっ、こんなにもフルーツもらっちゃっていいんでしょうか? (愛) ここのカートすごいのです!あんなにフルーツを乗せてたのに、すいすい走るのです! (喜) すごくたくさん収穫できたのですー!運ぶのが大変なのですー!! (驚) わわっ、スイカを運ぶ時は注意なのです、【オーナー】さん! (ツン) お家に帰ろう! お家についたら何から食べましょうかー楽しみなのです♪ (笑) このスイカ本当にもらってきて良かったんでしょうかー?食べ切れる気がしないのですー (ジ) このもらった衣装可愛いのですー♪ (瞑) フルーツが痛んじゃう前に早く帰りましょうなのです! (怒) フルーツを食べよう! このスイカどうやって保存しましょうか~…そうだ、お風呂に水を張って入れておくのです! (瞑) こんなに大きいのに、こんなにおいしいなんてすごいのです!! (驚) さっそく食べましょうなのです~♪ (笑) ほら、【オーナー】さん。このイチゴおいしいのです♪ (愛) また、一緒にフルーツ収穫に行きましょうなのです♪ (瞑) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さんは、どんなフルーツが好きなのでしょうか? (喜) ここのフルーツは全部大きいのですー!ビックリなのですー! (驚) 収穫って意外と大変なのですー… (泣) ス、スイカが転がっていくのですー!!【相手フェアドル】さん危ないのですー!! (驚) やっぱりイチゴっておいしいのです♪ (笑) ▲ページTOPへ こどもの日イベント 街のお祭りに参加! 【オーナー】さん、早くしないとみんなに先こされちゃうのです~… (泣) お祭りってなんだかワクワクするのです~♪ (笑) 今日は子供たちのお祭りなのですー (喜) 射的があるのです!あのクマさん欲しいのですー (照) スタンプラリーを楽しもう! あっちの子のカード、もうスタンプいっぱい集まっ てたのです~ (驚) いつもはあまり行かない場所に行けて嬉しいのですー♪ (笑) 全部貯まると何がもらえるのでしょうか~? (普) ブタさんとかクマさんのかわいいスタンプがいっぱいなのです~♪ (笑) も、もう少しで全部集まるのですー!景品ゲットまで頑張るのですー (喜) 福引を楽しもう! あっ!金色の玉が出てきたのですー! (驚) 【オーナー】さんも回してみて下さい~♪ (笑) がらがらー♪がらがら~♪回すだけでも楽し いのですー♪ (笑) どれが出たら大当たりなのでしょうか~…? (普) わっ!隣の子が1等当たったみたいなのですー!! (驚) 子供たちについて行こう! あっちの子に秘密の場所に誘われたのですー! (笑) 【オーナー】さん、みんなに着いて行きましょう!なのです! (喜) 秘密の場所ってなんだかかっこよくて憧れるのです~♪ (安) みんなお祭りそっちのけなのです~ (泣) 街外れの小道を歩こう! うんしょ、うんしょ…坂道が多くてちょっぴり疲れるのですー! (泣) 【オーナー】さん、足元がでこぼこしてるので気を付けてくださいなのです~ (愛) 【オーナー】さん!見て下さい!すごい色の鳥さんがいるのです! (驚) 神社の横にこんな小さな道があったなんて知らなかったのです~… (普) わ、わ、とっても狭い道なのです~! (驚) 秘密の場所に到着! 木の枝にブランコが付いてるのです~!乗ってみたいのですー! (笑) お弁当持って来ればよかったのです~… (泣) ひょえ~、ここからだと商店街がちっちゃく見えるのです~ (驚) 向こうに大きな木があるのですー!行ってみたいのですー (喜) 動物たちと遊ぼう! あっちでネコさんがお昼寝してるのですー♪ (笑) こんな所にウサギさんがいるなんてビックリなのです~! (驚) 動物さんみんな仲良しなのですー♪ (笑) ネコさんと一緒にひなたぼっこなのです~♪ (笑) 耳をすますと小鳥さんのさえずりが聞こえる のです~ (安) お花を摘もう! いっぱい摘んでお家に持って帰るのですー♪ (笑) 【オーナー】さん、あそこに珍しいお花が咲いてるのですー (喜) 【オーナー】さん!お花のかんむりを作ってみたのです~! (喜) カワイイお花があったので【オーナー】さんにプレゼントな のですー♪えへへ (愛) るん♪るるん♪お花がいっぱいで妖精界に戻って来たみたいなのです~♪ (笑) 秘密基地を作ろう! あっちで落とし穴を作ってる子がいるのです~…! (泣) 【オーナー】さんに買ってもらったお洋服が汚れちゃったのです~…ごめんなさいなのです~ (泣) 【オーナー】さんも一緒に作りましょう!なのです~ (瞑) 木の中に基地を作るみたいなのですー!私も作ってみたいのです~ (愛) みんなで作るとあっという間に完成していくのですー! (驚) お家に帰ろう! うぅ…もうちょっと探検したかったのです~ しょんぼり (泣) えへへ~♪今日は大冒険だったのです~ (笑) 【オーナー】さん、また明日も基地の続きを作るのです~♪ (笑) 今度はお弁当を持ってきてピクニックするのですー♪ (喜) 次は【オーナー】さんと二人だけの秘密基地を作るの ですー (愛) 他のフェアドルとすれ違った! 【相手フェアドル】さん、一緒に秘密基地を作るのですー (瞑) 【相手フェアドル】さん、秘密の場所に案内してあげるのですー♪ (笑) 今日はいいお天気なので、探検びよりなので すー! (安) 今日はおもいっきり遊ぶのですー♪ (笑) すてきな場所を見つけたのですー! (喜) ▲ページTOPへ コメント一覧 多人数での編集を円滑にするため、反映済みのコメントは順に取消線を引かせて頂きます。よろしくお願いします。 名前 コメント すべてのコメントを見る (c)Ambition
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0001-0050/0051-0100/0101-0150/0151-0200/0201-0250/0251-0300/0301-0350/0351-0400/0401-0450/0451-0500 0351 Pocopen(2007-10-3)そうですね☆ おしまい!!レスの後、感謝を込めて集計させて頂きますぅノシ お次のお題は・・・学園祭!? あと、バザーもやろうと思っております。ポポポの森のグレート幼稚園に子妖怪が通っているご家庭、またご近所の皆々様ご家庭で、ご不要のモノがございましたらどどど~んと持ってきて頂こうかと・・・あっ、詳細は、レス&集計が終わりましたらお知らせいたします!! 本当に皆々様、長らくお付き合い下さり 私の腹筋もハリセンも限界ですwwありがとうございます!!もう、しばしお待ち下さいノシ 0352 Pocopen(2007-10-6)応援団:団長-akin8823 所持金:4900ペソ 設定料 100ペソ × 競技8 合計:5700ペソ あきさん こんにちは~☆いやァ~沢山ありがとうございますぅw 流石は応援団長!! -競技- 千の風に乗って びみょwに聞き覚えが・・・(笑)あみだくじみたいなレース(爆)だそうだから私の勘違いだな☆しかし、流石は風神様! 一度に千通りの風が起こせる。ゆるゆる風に、びゅーびゅー風、ゴーゴー風 そよ風 疾風 台風・・・ 百足一脚組対抗レースです。クラス全員の足を一本に縛りぴょんぴょん跳んでゴールを目指せ!え~ 百足競争!?も何パターンか出てましたがwこれはまた・・・爆w凄い一本!! ぴょんぴょんなんてカワイイもんじゃないぞォーダメですw 想像すればする程に笑いが止まらなくなりますwwどんなだよーーーー!!!! たんころりん走 たんころりんを頭に乗せて、力の限りダーーッシュ!もちろん落としてはいけませんwダダッダァーーーー何で、たんころりんを頭に乗せてるんだろう?とか思っちゃダメですね☆力の限りダーーッシュ!・・・って事は、頭上のたんころりんが煩くてもかまうなってことですね。無心になれ!ちょっと・・・やってみたいなァ~☆ 目目連探したくさん並べた障子の中から目目連さんを探し出す競技。破ってもOK!うん! 大張り切りww♪ なんて、楽しい競技なんだろう・・・はっ、目目連さんは・・・楽しい・・・かな?いつまで耐えられることやら~ 園児達は・・・容赦ナシだからねェ。 海砂糖海水に砂糖を足して、甘い水を作る競技です。…運動会???(^_^;)・・・「できるかな」? もしくは、実験!?(爆)え~ 海水に砂糖を足してとかる~く(笑)書いておられますがそう簡単には・・・簡単なのか!?甘くなるのかなァ・・・う~ん・・・不味そうです。 想像しただけで「かァ~ペっぺっ」てなります。 骨ユスリ 組対抗の競技です。みんなで、がしゃどくろさんの体をゆらゆら揺らすと肋骨とかポロポロ落ちてきます。落ちた本数を競います。おォ!! イイじゃないですかっ。まっ、ガシャドクロさんの心中は察しかねますがw園児達も喜んで揺らす事でしょうから、ガシャさんもニコニコ!? 人面果狩り 人面樹によじのぼって人面果をもごう!ただし、笑顔の人面果しかポイントにはなりませんww何かァ~感動です。 妖怪さんでこんな色々遊べて☆満面の笑みをゲットしろ!! 物岩渡り絶妙の配置で並べられた物岩さんの上を飛び移りゴールする早さを競う競技ですw跳躍力かァ~ 雨降り小僧さんは、凄いよねェ☆スネコスリも意外に飛んでたなァ。さァて、絶妙の配置(笑)を見切るのは誰だ! 0353 Pocopen(2007-10-7)暗部:司令部-KARASU 所持金:6150ペソ 設定料 100ペソ × 競技 3 出し物 2 合計:6650ペソ からすさん おはようございます~☆ -競技-借りた物返さない競争他の妖怪の大事な物を奪ってゴールを目指す。奪って・・・ひったくるんだァw(爆)大事な物って・・・大事な物といえばw 豆腐小僧の「豆腐」とか!?・・・ガンバレ。 釣瓶脅し 釣瓶落としを驚かして引っ込めさせる。何秒で引っ込むかを争う。あっはははは~ イイ!! 最高!! 朧車覗きどどど~っと通っていく朧車の数を一瞬にして数えます。正解に近い方の勝ち。しかし朧車に見ていることを悟られたら失格。どどど~っと通っていく朧車も 凄いですが、覗くんかいww(爆)人影から~、物陰から~、覗き穴から~見付けた時の朧車の表情も笑えるwwきっとね☆ -出し物- 一本だたら倒し ドミノ式に一本だたらさんを並べて倒す。最後に色取り取りの一本だたらさんを倒すと現れる絵は鬼神ライダーかタイマツマンが人気。おォ!!最大の見せ場じゃないですかァ。今年は、どっちの絵が現れるんでしょうか?タイマツマンに跨った鬼神ライダーかも!? 勘当のフィナーレ 妖怪同士が親子の縁を切って独り立ちする儀式。もう親でも子でもねェ!! みたいな。卒園式も兼ねてますぅw(爆)感動する(かどうかは不明)・・・うん、私もノーコメント☆ 0354 Pocopen(2007-10-8)ボケ大魔王-hustle 所持金:3400ペソ 設定料 100ペソ × 競技6 合計:4000ペソ はっするさん おはようございますノシ 空を飛ぶしかないね!のツッコミには、笑わせて頂きましたよォ。突っ込ませ上手(笑)かと思いきや、ツッコミ上手で。-競技-キバ戦 蜃気楼さんとか、魍魎さんとか鬼さんとか…鋭い牙がある生徒たちの牙品評会w大根早かじり大会とかあります。出た!騎馬戦・・・と思ったらんん~?キバ・・・牙・・・品評会w(爆) 面白~い!!大根早かじり大会は、勇猛壮麗!?で見応え タァ~プリィ~☆ 渡辺の綱ひき 渡辺の綱さんにゲストとして登場していただきます。えりあしから「くじ」の紙が出ているので、それを奪いとってゴールを目指せ☆四天王登場w!!!!う~ん 油断は出来ませぬ。ってか、「綱ひき」と銘打って、「くじ引き」かw ギャハハハハってか強奪!?えりあしィ!! にも気を持ってかれますがw何と言っても、当たり賞品!! 妖怪ノート☆ 欲しいwwすべって転んで油すまっしゅ!ビニールシートの上に油すましさんからもらった「油」をまき、その上で皆でホッケーをします。 注意:あくまでも「すまし顔」をくずさぬこと! 出た、「油すまっしゅ!」w 転ぶと大変ですぅw 何もかもワヤになります!「すまっしゅ」の度に、飛び散る油もキラキラと光って、キレイではございますが、被害は甚大です。「すまし顔」(w爆)が崩れます!※合羽を御召しになってご観戦下さいましィ~ 「火」関係の妖怪さんは、ちょっとお休みで…(^_^;)・・・新撰組さんお休みです(笑) 夜道会 運動会の第2部。アポなしで泊めてくれる家を皆で探す。w爆・・・「ポポポの森」に泊まろう!?立て!繰り返し。皆でしゃがみポーズで「ヨーイドン!!」立ったり、しゃがんだり…を時間内まで繰り返します。たくさん回数できた人の勝ちwひィ~~タマランww 声に出して叫んでは笑ってます。「立て!繰り返し。」・・・「立て!繰り返し。」・・・「立て!繰り返し。」・・・ ガンバリの冒険☆ 障害物競争。 加牟波理入道さんをリーダーにグループでさまざまな障害を超えてゴールを目指せ!!wwこの薄っすら聞き覚えがある「競技名」・・・ひょんなキッカケから担ぎ出されたとしか思えない、加牟波理入道さん・・・♪ガンバリ、ガンバリ、ガンガンガンバリ♪と、テーマソング付きwで張り切って、冒険の旅へ☆ 0355 Pocopen(2007-10-8)shionさん 所持金:900ペソ 設定料 100ペソ × 競技4 合計:1300ペソ しおんさん おはようございます。その節は、ありがとうございましたノシノシ-競技- 座敷荒らし整然と物が並ぶ座敷を、一定時間内にどれだけグチャグチャに荒らせるかを競う競技。これはもう喜びますねェ♪ 大張り切りです!! 間違いなく。しかし、一文字違うだけでエライ事になるもんですなァ~(爆) 濡れ女渡り濡れ女の背中の上を、滑り落ちずにどれだけ進めるか競います。おォ!! あの魅惑の!?(笑)背中をよじ登るのかァ。滑り台もただ滑るより、逆に登る方がお子達は喜びますからな。皆、喜んでやるでしょう。 楽しみです☆ 海難奉仕 海で遭難した人間をどれだけ早く助けられるか競う。ただし、要救助者の人間は、この競技のためにわざわざ遭難させられます。あっはははは~ww善行かと思いきや・・・びみょ~wな☆ スネイパー 射撃競技ですが、動き回る曾根野スネ吉先生に、絶対に当たらないようにしないといけませんww喜んで参加しそうな某氏には、鉄槌どころでは済ませないそうです。ニヘッ☆スネ吉先生は、デカイからなァ~・・・当てられそうな(遠い目) 0356 Pocopen(2007-10-8)スネ愛護班-hyousen 所持金:1300ペソ 設定料 100ペソ × 競技1 合計:1400ペソ 鉄槌どころでは済ませない ひょうせんさん おはようございます☆ ご無沙汰しておりますが、某庵(笑)は大盛況の様で。今、頭を振ったり回したりして伺う準備をしております。さて、-競技-とんだりたべたり「亀山のおばけ」という名前でも知られるおもちゃ「とんだりはねたり」の巨大版にのっかって上空300メートルに浮かべてある「霊亀」さんから作ったゼリーをパクッと食べるかなり大規模な競技w かなり上空に浮かべてありますねェ(笑)キィーーーーーんっと飛んでくんだろうなァ~とんだり・・・たべたりwこう、ねっ。 胃も、かなり揺れそうで・・・でも、「霊亀」さんから作ったゼリーは食べたいぞ! あ~でも、落ちる時メッチャ怖いww 0357 Pocopen(2007-10-8)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4250ペソ 設定料 100ペソ × 出し物 1 合計:4350ペソ 私の胸を焦がした(笑)よしのさん、こんにちはノシ 「タイマツマン音頭」楽しみにしておりますよォ~♪ いつでも大歓迎ですから。-出し物- 方相氏ょーみんなで上手に方相氏を包装しよう!wというショーです♪何せ大きいですし、四つの目が隠れないように工夫しましょうwはい! 今回も炸裂しておりますぅw(爆) 全開です!!二重にダジャっております。しかし、方相氏も包まれるとは思わなんだでしょうwwズバッ☆っとならない様に、丁寧にね。四つの目を隠さずに・・・穴!? 0358 Pocopen(2007-10-9)ポポポの森のグレートうんどうかい~はじまりの式~1.園児入場 2.妖界旗 園旗掲揚 3.『タイマツマンの歌』 4.暗部のあいさつ -競技- / 計69 (す、すげェー!!!!)土転転がし 飯綱引き 騎馬戦 通り物競争 パン喰い尽くし競争 目玉入れ競争 猩々ブフ競争 百目ー取る競争 判官投げ 大百足競争 七人同行の百足競争 皿かぞえの円盤投げ 大あ?たま転がし さざえ鬼喰い競争 手負い蛇リレー 磨崖仏競争 豆腐リレー スネー膳リレー お見越しさんかつぎ 百鬼夜行リレー オーエス(OS)合戦 木綿上木綿奪い 海月の火の玉ころがし つつがむしむし競争 火間虫競争 首体操 トウビョウ引き 二人二脚 クロウ射撃 袖引き 足長手長たちによる騎馬戦 細手長手による輪投げ 目玉の親父愛用お碗運びリレー 百目、目玉潰し競争 ドン、オケツ合戦 土転がし だたらさがし おとろし落とし 注連縄飛び 妖怪バレエ団による演舞 子泣き相撲 病田耕し 土用坊主めくり 土用坊主パニック ウナギつかみ 108匹リレー 先生対抗「園長を探せ」 泥田坊倒し 千の風に乗って 借りた物返さない競争 百足一脚 渡辺の綱ひき すべって転んで油すまっしゅ! 夜道会 たんころりん走 座敷荒らし 釣瓶脅し 濡れ女渡り 目目連探し 海難奉仕 海砂糖 立て!繰り返し。 骨ユスリ 朧車覗き 人面果狩り スネイパー とんだりたべたり 物岩渡り ガンバリの冒険☆ 以上、投稿順。 0359 Pocopen(2007-10-9)-出し物- /計11 化け鳥とスネの捕り物劇 小豆はかりのマスゲーム スッポーンリレー 蝦蟇 ん 大会 タイマツマン音頭 饅頭撒き 施餓鬼 パーン喰い競争 仕組体操 キバ戦 一本だたら倒し 方相氏ょー 以上、投稿順 その他 応援合戦応援合戦は死屍累々で終わる-裏出し- -暗部PRESENTS-本物はどれだ!? 狐狸対抗・化かし合戦 フォークダンス「蛇ぁんか」 勘当のフィナーレ スネーク☆マンション 総計:87 皆々様☆ 本当に沢山ありがとうございましたノシノシお陰さまで、楽しい「うんどうかい」となりました事、疑う余地もございません。 因縁の対決 赤組VS白組 の行方 スネコスリの命運・・・ 宝田先生(笑)のご活躍!! 某氏に鉄槌以外の何が下ったか・・・ 狐狸化かし合戦の勝敗 一本だたら倒しの今年の絵柄 応援団長の今後の跳躍!?・・・などなど 気になる事が、沢山ございますが、其処は皆様の、この想像力を駆使して頂いておおさめ下さいまし。にへっ☆「うんどうかい」がこんなにも楽しく可笑しいものだとはっ!!もう私、胸が一杯です☆ 0360 Pocopen(2007-10-9)さてさて、yoshinoさんより『タイマツマン音頭』が届くかと思いますがw(笑)(何時でも何処でも、割り込んじゃって下さい♪)皆々様には、この先行われます学園祭の準備に取り掛かって頂きます。そこで、保護者やご近所の皆様に例年行っている「協賛品バザー即売会」へのご協力をお願い致したいと思っておりまするぅ~。バザーの収益は園児の為に、ポポポの森の為に タイマツマン飛来の被害収束費用に暗部活動資金にと、有効に!?使わせて頂きます。ご家庭で眠っている品物、不要になってしまったもの見るのが辛いもの、痛々しいもの、どんだけェ~☆なもの猫に小判、無用の長物、帯に短しタスキに長し・・・などなどご寄付下さい!! 妖怪名 と お品名 ご寄付頂ける経緯や理由など、ご自由に一言お書き添え下されば幸いです☆※壊れやすいものは「われもの注意」と明記下さい。それでは、ゆぅ~るりとご投稿下さい☆ 0361 hyousen(2007-10-9)Pocopenさん、盛大なる(一夜で到底こなせそうにないww)うんどうかいの競技&出し物のご集計お疲れ様でしたノシノシ 今度は、この時期にこれまた多く開かれるバザーですかwwwご収益の一助になりますかどうか未知数でございまするが品物を出させていただきます☆ 妖怪名 お歯黒べったり 品 名 三途たーの歯磨き粉つめあわせボックス ★以前、知り合いから毎年、お中元としていただいたのですがこの歯磨き粉、あまりにも能力がステキすぎて大事な歯の黒光りがみるみる取れてしまいます(汗)どうも我が家の家風には合いそうに無いので歯をつるつるピッカピカに保っておきたい妖怪さんのご家庭へお頒けしたいとおもいます。(出品するのは大体、未開封です) 0362 KARASU(2007-10-9)ぽこさんお憑かれ様でした!ではバザーに一品。妖怪名 豆腐小僧 品物 笊 「豆腐を載せるのにいいよ」と言われてもらったのですが、笊に載せたらすぐに水分が抜けてしまうので使えません。誰かほしい人に引き取ってもらいたいと思います。 0363 hyousen(2007-10-10)バザーにまた一品☆ 妖怪名 逆髪 品物 帽子各種 ★ショップの「袖引き小僧」さんに勧められて大量に買ってしまいました。1回、かぶっているものも含まれているのでもしかしたら、縦長の髪の毛がぶっ刺さっているかも知れませんのでかぶる前には少し確認してくださいっス。 0364 yoshino(2007-10-10)来年のお盆までにはつくりますので(苦笑)では、お待ちかねのバザーへ、いざ!ゞ 妖怪名 長壁 お品名 赤手拭 こんにちは…(こっそり)人前には出ないんですけど、楽しそうですので出品だけさせていただきますね。もう、私といえばコレでございましょ。赤手拭と申しましても、山笠でも別の神社でもありませんのよ。あら、解りにくかったかしら…(うふ☆)なんでしたら、手癖のよろしくない妖怪さん除けに、蝙蝠でも派遣しましょうか? 0365 hustle(2007-10-10)ぽこぺんさん、集計作業お疲れ様でしたノシノシ では、私もさっそく… 妖怪名 河童 品物 代え用の皿 ☆こわれものです! ★お中元でお菊さんから大量にいただいたんですが。ちょっと私の趣味と合わないので、でも来客用の立派なものですよ?毒があるので食べ物はのせられません!(キッパリ☆)頭に載せる専用です。あ、時々は水をやってくださいなwえ?河童じゃないからいらない?…い~じゃないの!河童以外も皿のせたって!!これからは、コレがファッションになるかもよ?私がカリスマ店員も引き受けるわよwwwwじゃっ、よろしくお願いネ…☆ 0366 akin8823(2007-10-10)Pocopenさん、こんばんわ ノシノシ 集計お疲れ様でした☆まさに 大 運動会ですねwww何日かかるんだろう…(^_^;)それではバザーへの出品w 妖怪名 毛羽毛現 品物 ウィッグ なんかァ勧められて作ってみたんですけどォ作っても作ってもキリがないってゆうかぁ私の髪のおすそ分けってゆうか?そんな感じ~ 0367 KARASU(2007-10-11)どうもですw 妖怪名 寝肥 品名 写真集 私のファースト写真集です☆セクスィだったりきゅあんだったり素晴らしいカット満載の写真集ですが、引っ越すので置き場所がなくなりました。どなたか正しい審美眼の持ち主に引き取って頂きたいと思います。きゃは♪ 0368 Pocopen(2007-10-12)スネ愛護班-hyousen 所持金:1400ペソ 出品料 100ペソ × 2品 合計:1600ペソ ひょうせんさん こんにちはw労いのお言葉、ありがとうございます! お陰さまで、楽しゅうございました♪ ではでは、早速のご投稿、誠にありがとうございますノシ お歯黒べったりさんより 三途たーの歯磨き粉つめあわせボックス 三途たーって・・・ツボってしまったじゃァないですかァ(w爆)しかし、その知合いの方・・・気を使ったのか、軽い嫌がらせなのかはたまたウケ狙いなのか、粋な!?お中元の品ですな。はっ! 三途たーの社員!? もしくは、回し者かっ!?ともあれ、妖界の有名メーカーの「三途たー」しかも、大体未開封!!これは、喜ばれるでしょう♪ 完売じゃないでしょうか!?これで貴方の歯も黒光り・・・じゃなくてェ、ピッカと光る白い歯!!ですね☆ 逆髪さんより 帽子各種 帽子で何とかなるような御髪ではないですね・・・ハハハハwショップの「袖引き小僧」さん、恐るべし!!私の髪は、よく髪止めをバァーンっとぶっ壊してました。にへっ☆ かぶる前に、ぶっさ刺さっている毛を、ぶっこ抜かないと・・・貴方の頭に直撃だァーー!!!!面白そうなので、そのまま並べて販売しようと思ってます♪あっ、注意書きはしときますので、ご安心をw・・・ダメだァ~ 販売風景を想像して笑いが込上げるぅ クックックッw 0369 Pocopen(2007-10-12)暗部:司令部-KARASU 所持金:6650ペソ 出品料 100ペソ × 2品 合計:6850ペソ からすさん、ありがとうございますノシ お陰で、いつ終わるとも知れないうんどうかいになりましたよwさて、豆腐小僧さんより 笊 そりゃァ~ね。豆腐をのせるにいいですが・・・水分が抜けちゃァ~台無しです!カビも生えやしません。笊は、色々と使い道もありますし喜ばれると思います☆ 寝肥さんより 写真集 え~、えっ!? ご自身の写真集ですか・・・(滝汗)ファースト・・・サカンドシーズンとかあったりするんでしょうか!?引っ越せるんですか? 引っ越さなくても置場が無いんじゃァ・・・そもそも置場なんて・・・それは・・・余ってる?んん~ 正しい審美眼の持ち主に引き取られるかどうかは・・・いやっ! やはり正しい審美眼でなければ駄目なのか・・・むむぅ Georgeさんが、買ってくる・・・かな!? きゃへっ♪ 0370 KARASU(2007-10-19)おひさです!さーて何かあったかな…ごそごそ… 妖怪名 刑天 グッズ名「KI」公認応援グッズ プロレスラー刑天さんを応援するグッズです。団扇とか鉢巻とか半被とかライトとか。刑天さんが引退してしまったので、思い出と共に出品します。感動をありがとう!! 0371 hyousen(2007-10-22)角力だけかとおもったらw プロレスにも「刑天」さんが……(爆) こっちにもマダ何かありましたかねぇ、ごとがたどっしゃん、 妖怪名 海坊主 品名 塩(2俵)☆ゴボボボ、、うちの敷居や部屋の隅など、あちこちにつぶつぶ転がっていた塩の結晶を俵につめたものです。ゴボボボ、、、どうぞ。(もわーーー、)独特の潮香 0372 Pocopen(2007-10-23 )暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4350ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4450ペソ よしのさん おはようございます~ノシ私が生きている間にお願いしますよォ(笑)さて、長壁さんより 赤手拭 こっそりそろりとありがとうございます(笑)赤手拭ですか・・・実働部隊でも、商売繁盛でも、魚屋源三さんでもありませんかw(調べましたw 全然知りませんで。面白かったですぅ♪)いつの日か 暗部・鬼塚瑪瑙 VS 派遣蝙蝠 見られるかも・・・!? 0373 Pocopen(2007-10-23)ボケ大魔王-hustle 所持金:4000ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4100ペソ はっするさん ありがとうございます♪ 河童さんより 代え用の皿☆こわれものです!お菊さんと河童さんは「皿仲間」(w笑)来客用の立派な頭に載せる専用・・・郷に入れば郷に従え・・・河童を訪ねたら河童になれ!?う~ん・・・要るかなァ!?でもヒョンな事から、河童ヘッド大流行になるかも知れんしな・・・とりあえずカリスマ店員引受けてもらって、売込んでみますかな☆完売!目指して、カアリスマって下さい。 0374 yoshino(2007-10-23)地味な設定と地味なネタだったので、自分でどうしようかと思ってました(苦笑)楽しんでいただけましたようで♪ではでは… 妖怪名 蟹坊主 お品名 脱皮した殻 ご機嫌如何かな。バザーとやらの話を聞いたもので、持って参りましたぞ。もう歳なぞ計算できぬほど生きておるから、脱皮も何度したものか知れぬわ。甲羅からは薬も作れるというし、グラタン皿やらフリッターとかいう小洒落た料理にも…まぁ、中身は用意してくれ(爆)ほら、役に立つじゃろう。ん? なぜ殻を後生大事に持っていたかとな?貧乏性なのものでの…(照) 0375 shion(2007-10-25)こんばんは。出品希望でございますw 妖怪名 黄粉坊 品名 お餅 いつも、お餅を体にペタペタ付けて、黄粉餅を作ってるんですが、先だって買い込みすぎたようで、このままじゃ来年の稲刈り時まで残ってしまいそうです。そういうわけで、出品いたしますです。 0376 nanaki(2007-10-25)ぽこさんノシノシ 遅ればせながらワタクシも一つ二つ… 妖怪名 片輪車 品名 車輪 いかんせん私は「車が燃えている状態」で登場しますので、我が家には「スペアの車輪」がストックされているのですが、ここの所、車妖怪の間では「燃費がかからない車輪」が流行っているようでございまして。ええ。私も先日、恥ずかしながら流行に乗りまして、車輪を新調したわけでで御座います。そうしますと、家でストックしてある沢山の車輪が不要になってしまいました…。すでに付喪神になっているので、不用品業者に頼む事もできませんので出品させていただきます。 0377 hyousen(2007-10-25)こんにちはノシノシ またまた出品させていただきます☆ 妖怪名 蛤女房 品名 木の樽 ワタシ、毎年1回近所のみなさまにだし入りのお味噌をお分けしたりしてるんですが一身上の都合で棲家を変えることとなりまして、それを詰める用にあつらえておいた小さな木の樽をバザーの品として出させていただきます。中に隠れて人間をびっくりさせるもよし、お酒を詰めて背負い歩いてもよし、家に飼い置いて足をニョキニョキ生やしてもよし、どーぞご活用くださいませ。 0378 suoh(2007-10-25)皆様、ご無沙汰しております。さて、此方を出品致したく。妖怪名 白うねり と 一反木綿 商品 化王のばっちり白い洗濯洗剤 此方の新製品の洗剤、お互いきれいな白さを保つ為こぞって購入しましたところ、あまりの汚れの落ち方、洗濯後のフローラルな香りの為、大層気に入っておりました。しかも期間限定、特製洗濯板付。しかしながらやはり普通のお風呂で綺麗を保ちたいのが人の欲、ならぬ妖の欲。洗濯板のゴシゴシ感に耐えかね、出品致します。ちなみに出品物は買い込みの未使用ですのでご安心下さい。・・・たぶん。 0379 KARASU(2007-10-25)まだあったな、何か… 妖怪名 三味長老 品名 撥 長年木の撥を使用してきましたが、そろそろ私も大人なので思い切って「鼈甲」!!の撥に変えたいと思います。すると木の撥が要らなくなるので出品します。 0380 hustle(2007-10-25)ぽこぺんさん、お久しぶりです~wwwコメントもありがとうございますo(^-^)o 妖怪名 濡れ女 品名 脱皮したウロコ あたしもねぇ、昔の妖怪なもんで、蟹の旦那と一緒で捨てられなくってねぇ(苦笑)…でもさ!蛇のウロコって沖縄の方じゃ、金運のお守りなんだってさ!ずぅたいもバカでかいから、すごい大っきいのもあるんだけど~…ほら、「くつべら」ですって売っちゃえばいいじゃないwwwあ、あと「ツツガ虫の佃煮」とかも作ってみたんだけど持ってく?☆ 0381 hyousen(2007-10-29)バザーの品物も、いろいろ集まって来ましたね☆ではでは、もうちょっと押入れざらいを致しまして、こんなもの。妖怪名 みかり婆 品名 みみかき わしの顔を模したマツぼっくり細工が先っぽについとる耳かきじゃ。ぬらりひょんの所の朱の盤が「つくらせてくれ」なんて言うもんでこっちは「ああ、いいよ」と言ってやったんじゃがなんでも、重くてつかいづらいとのことでだいだらぼっち達以外の妖怪には対して捌けなかったそうじゃ。うちの押入れにワンダースあるから、出してしんじょ、 0382 Pocopen(2007-10-29)応援団:団長-akin8823 所持金:5700ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:5800ペソ あきさん おはようございます ノシノシ 大変遅くなりました・・・毛羽毛現さんより ウィッグ 誰に勧められたのか、薄っすら気に掛かりますがァ(笑)ウィッグ!!これを被って、別人に変身というよりは・・・貴方も私も毛羽毛現!! いつでも何処でも毛羽毛現!!これから年末年始、宴会芸で大活躍!?のお品でしょうかな☆ 0383 Pocopen(2007-10-29)暗部:司令部-KARASU 所持金:6850ペソ 出品料 100ペソ × 2品 合計:7050ペソ からすさん、おはよーございますノシ 此方の方こそ! お久ァ~ですぅ・・・(汗)刑天さんより「KI」公認応援グッズプロレスラー刑天!!・・・引退なさってたんですね。応援グッズ・・・団扇 鉢巻 半被 ライト・・・まるで、アイドルの応援グッズ!?感動をありがとうォ!!って、売っちゃうんだ!?(w爆) 三味長老さんより 撥 おお!! 鼈甲の撥になさるので。 おめでとうございます☆で、いらなくなったと。うん、うん。要らなくなったら即リサイクル!付喪神化を避ける最良の策かと存じます。これから!という方。 なり立てホヤホヤの三味長老さん!(ホヤホヤでも、長老w)いかがですぅ~? 格安ですぜェ~☆ 0384 Pocopen(2007-10-29)スネ愛護班-hyousen 所持金:1600ペソ 出品料 100ペソ × 三品 合計:1900ペソ ひょうせんさん おはようございます☆ 海坊主さんより 塩(2俵) ゴボボボ、、、音と共に広がる、コレ(もわーーー、)は・・・!?くんくん、くんくん・・・独特の、う~ん、綿埃の様に舞う潮香・・・?(笑)くすッ☆ 御自分で二俵分も つぶつぶ集められたんでしょうか!?その根気強さ!?に 私は今モーウレツに感動しております!! 蛤女房さんより 木の樽 あの絶品の味噌ではなくて、 それを詰める木の樽ですか・・・少々残念が気がしますがァ、色々と使いまわしが出来るようで、中々どうして優れもの!!私も一つ購入して、お正月には酒を並々と注ぎいれ、念願の鏡開きをしますかな☆背負いません!!(w爆)足がニョキニョキしてきたら 入園御待ちしてますよ。みかり婆さんより みみかき 捌けませんでしたかァw朱の盤さんも、マツぼっくりじゃなくてドングリにすれば良かったのに・・・(何がァw!?)細心の注意を要するのに、細いみみかきの先っぽに婆さんの顔のマツぼっくり細工が付いてちゃァ~手元が、ぷるッぷるッしますよォ。まっ、ワンダースですし、ハリキッて捌きましょうw 0385 Pocopen(2007-10-29)にゃはァ~☆皆様☆ いつもありがとうございます!!さてさて、バザーの協賛品も思った以上のものが、思った以上に集まり感謝感激雨アラレ♪でございます-平伏-レス途中ではございますが、なんせ『学園祭』なものですから~そろそろ本題に(笑)(忘れそうになってましたァww) 皆々様の作品絶品 大募集ぅ!!!! 各クラス作品 個人作品 先生方の力作 持込作品 いつもの如く何でも可!!です。ありとあらゆる作品の数々お待ちしております☆当園に展示し放題!!です。妖怪名と展示品の題名や内容などお書き添え下さい。では、一つ私もw 暗部制作:「ほんのり明るいランプ」 我が園の暗部の専売特許「ほんのり明るい」明るさをランプで表現!?してみましたァww 本を読むには暗くてェ・・・睦物語には明る過ぎる!?にたいな☆ それでは、皆様の作品を胸を躍らせて御待ち申し上げております。 0386 hyousen(2007-11-1)はい、おはよーございマダコ☆ 赤組担任の唐衣 蛸心(からころも たここ)です。ふぁぁぁぁぁ(寝不足)学園祭のために、こんな作品をつくったのです。ふぁぁぁぁぁ(巨あくび)赤組 たここ先生プレゼンツ いぼツルすべり台 タコ入道の足を忠実に再現した室内用小型すべり台ですwすべりおちる部分が表裏きりかえ可能(くるん、と回転できる)で吸盤のついてる側とついてない側、両方のびみょーなすべり具合を味わえまくるというなまぐさい作品です……ぐぅぐぅ(眠) 0387 KARASU(2007-11-1)おはよーございます。 元暗部 唯野 おにぎり(妖界地図型) お米一俵と海苔20メートル使いました。見ろ。 0388 Pocopen(2007-11-2)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4450ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4550ペソ よしのさん こんにちは~ノシ 蟹坊主さんより 脱皮した殻 ご機嫌麗しいですぅw 貧乏性(笑)な蟹坊主さん、ありがとうございます。脱皮するたんびに、大事にとっておいたんですねェ。邪魔じゃろうのぅ・・・中身は用意してくれ!!(w爆)・・・残念。 御身を頂きたかったぞ! あwヨダレがっ☆ 0389 Pocopen(2007-11-2)shionさん 所持金:1300ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:1400ペソ しおんさん こんにちはノシ 黄粉坊さんよりお餅 やったァーー!!!! 御餅大好きィ☆もう新米の季節ですものねェ。黄粉坊さん ありがとうございます。あ~、これで年末に餅つきしなくてもイイのかァ・・・楽ちん♪と、ちょっと本気で思った自分・・・どうよッ!? 0390 Pocopen(2007-11-2)スネ愛護班-nanaki 所持金:2100ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:2200ペソ ななきさんノシノシ こんにちは。 片輪車さんより 車輪 いかんせん私は「車が燃えている状態」で登場しますので・・・w爆!! 心をグッと持ってかれましたw葛の葉荘の102号室にも そんな「スペアの車輪」がストックされていたのでしょうか・・・と、懐かしい思い出に浸っている時間は、私には無いな!で、「燃費がかからない車輪」が流行ォ!!!! な、何ですと!? エコ車輪!?輪入道様も、エコ車輪ご愛用なのでしょうか・・・あw、何か気になることが一杯☆ではでは、まだまだ燃えまくるぜェ!! という強気!?な車妖怪さん流行に囚われない、マイウェイな車妖怪さんじゃじゃ馬馴らしが生甲斐の車妖怪さん付喪神化した車輪のストックごっそりお引取りを御待ち申し上げております!! 0391 Pocopen(2007-11-2)suohさん 所持金:0ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:100ペソ suohさん すっかり遅くなりましたw こんにちは。 当園ではお初ですよね!? お越し頂きありがとうございます!!白うねり と 一反木綿さんより 化王のばっちり白い洗濯洗剤 たぶん未使用(w爆)の新製品☆『期間限定特製洗濯板付』の洗剤~フローラルな香り~洗濯板でゴシゴシとがっつり日頃の垢をコソゲたい妖怪さん、どうどすぅ?際立つ白さにフローラルな香りで、其の存在を全面に押出して行こう!!さァさっ、早い者勝ちだよォー 0392 Pocopen(2007-11-2)ボケ大魔王-hustle 所持金:4100ペソ 出品料 100ペソ × 一品 合計:4200ペソ はっするさん こちらこそ!お久しぶり~です。 こんにちは☆濡れ女さんより 脱皮したウロコ 蟹の旦那と濡れの姉御は、「貧乏性」仲間w(爆)お守りやら靴べらwやら 色々作れそうです。うん! 売っちゃいます☆あ、あと「ツツガ虫の佃煮」w ありがとうございますぅ。うちの園長はコレに目が無くてねェ。 喜びますよ♪ バザーにも、「ツツガ虫の佃煮」をウロコにのせて恙茶とセットで出そうかねェ。 0393 yoshino(2007-11-2)こんばんはノシノシ 『学園祭』という設定をすっかり忘れていましたよぅ…(苦笑)では、暗部から!w 秋田雪子先生 制作 雪製造機 どう? 立派な機械でしょ。いままで出番がなかったのは、コレを作るのにかかりっきりだったからなの。そのくらい、渾身の作品なんだから!みるみるうちに、ポポポの森が銀世界になるわ。ステキでしょ☆子供たちの大好きな雪遊びがいくらでもできる、優れモノよ。え? ネコ型ロボットから借りてきたんだろうって!?違うわよ! いちいち雪雲なんか出さなくってもいいんだから。中谷宇吉郎先生も驚くくらいの、画期的な方法を編み出したんですからね。なに? 単なる大きな加湿器みたいだって!?そう見えるだけで、この機械には特別の装置がついてるのよ。ちょっと! 中を開けて見ないでよ!!人ひとり入れるようになってるって…気の所為だってば!ふぅ、危ない危ない…(氷汗) 0394 akin8823(2007-11-3)持ち込みで~妖怪名 雪女さん 展示品 氷の彫刻 わたくし好みの男性の彫像を氷で作ってみました♪えっ?中に人が入ってる!?ななな、ナニヲバカナ…あっあっ溶かしちゃだめぇぇ~ 0395 KARASU(2007-11-3)妖怪名 某化け烏 作品名 スネ組担任・氷厘亭氷泉先生の絵 家にあったから何となく…。 0396 hyousen(2007-11-5)なんとなく出品されてるww ではでは、近所のおじいちゃんの出品ブツ。 妖怪名 百々爺 作品名 金霊デコ 「金霊」さんを並べてつくった、ぜいたくなデコ作品。しかし、モチーフは「アイスの棒」や「おむすび」「ハンガー」や「電熱器」など、いたって庶民派。 0397 nanaki(2007-11-5)ではワタクシも。妖怪名 首切れ馬 作品名 首切れメリーゴーランド その名のとおり、首切れ馬さんのメリーゴーランドを作ってしまいました。材料は、妖界に生息している樹木子の木。流れる血が生々しくていいと、子鬼たちには大評判。 0398 Pocopen(2007-11-8)スネ愛護班-hyousen 所持金:1900ペソ 出展料 100ペソ × 2品 合計:2100ペソ ※警告※ なまぐさい作品です- いぼツルすべり台 赤組 たここ先生プレゼンツ はァ~い おはよーございマダコ☆まっ、たここ先生ッ。 ありがとうございマダコノシでも、巨あくびはご勘弁! 吸い込まれるかと思った のね。うっ、・・・臭い!? かと思いきや結構好きな臭い なのね☆吸盤に吸取られつつ滑るのが私の好み なのね。んww堪らないわァ~~ ちゅぅwwッぽん ちゅぅwwッぽん ちゅぅwwッぽん 展示後は、当グランドにて遊具として使用します!! 金霊デコ モチーフ:「アイスの棒」「おむすび」「ハンガー」「電熱器」など 近所のおじいちゃん:百々爺 これはッこれはッ、ポポポの森の金町四丁目のおじいちゃん ありがとうございますノシ うふっ☆ 相変わらず羽振りがよろしいようで何より なのね☆毎年、ぜいたくなデコ作品でのご参加、金町の華 なのねふんふん、今年は~「金霊」さんですかァ!!しかし、モチーフは・・・相変わらずセンスのな・・・いやいや、庶民派 なのね☆ 0399 Pocopen(2007-11-8)暗部:司令部-KARASU 所持金:7050ペソ 出展料 100ペソ × 2品 合計:7250ペソ おにぎり(妖界地図型)~見ろ。~材料:お米一俵と海苔20メートル 唯野(元暗部) あ~懐かしいのね☆ 元気だったか? うッうッ・・・会いたかったのね。ありがとうなのね、唯野っ!!あのね、「見ろ。」っていうのが、あんまり面白かったからサブタイトルにしてみた のね。スネ組担任・氷厘亭氷泉先生の絵 某化け烏 やややァ~ 某化け烏(爆)さん! それは貴重な物を、何となくご出展w、ありがとうございますノシ そうなのね!当園のスネ組の氷泉先生は凄い方なのね!!皆の衆ぅ~ じィーーーーーーーーーっくりと堪能するがよろし☆ 0400 Pocopen(2007-11-8)暗部:統括部-yoshino 駄洒落キング◆yoshino 所持金:4550ペソ 出展料 100ペソ × 一品 合計:4650ペソ よしのさん おはよーノシノシ ねェ~『学園祭』だということ、忘れてたでしょう(氷汗w) 雪製造機 暗部 秋田雪子先生 まぁまぁ、雪国パラダイス!! 暗部活動で忙しい!?なかありがとうございますノシえ~、渾身の作という事でww どれどれ・・・立派・・・ネコ型ロボットからは・・・借りてきてない!?と(爆)中谷宇吉郎博士・・・も、驚くぐらいだと!?特別の装置・・・ あっらぁ~、雪子先生が見当らないわァ~w開けてビックリな(w爆)仕掛け なのね☆仕掛けは兎も角! コレでポポポの森はいつでも好きな時に「銀世界」当園児達も大喜び~ 優れモノなのね。 ポポポの森の、その名も「グレート幼稚園」
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雪解 兼太郎は点滴の音に目をさました。そして油じみた坊主枕から半白の頭を擡げて不思議そうにちょっと耳を澄した。 枕元に一問の出窓がある。その雨戸の割目から日の光が磨硝子の障子に幾筋も細く糸のようにさし込んでいる。兼太郎は雨だれの響は雨が降っているのではない。昨日午後から、夜も深けるに従ってますます烈しくなった吹雪が夜明と共にいつかガラリと晴れたのだという事を知った。それと共にもうかれこれ午近くだろうと思った。正月も末、大寒の盛にこの貸二階の半分西を向いた窓に日がさせば、そろそろ近所の家から鮭か干物を焼く匂のして来る時分だという事は、丁度去年の今時分初めてここの二階を借りた当時、何もせずにぼんやりと短い冬の日脚を見てくらしたので、時観を見るまでもなく察しる事が出来るのであった。それにつけても月日のたつのは早い。また一年過ぎたのかなと思うと、兼太郎は例の如く数えて見ればもう五年前株式の大崩落に家倉をなくなし妻には別れ妾の家からは追出されて、今年丁度五十歳の暁とうとう人の家の二階を借りるまでになった失敗の歴史を回想するより外はない。以前は浅草瓦町の電車通に商店を構えた玩具雑貨輸出問屋の主人であった身が、現在は事もあろうに電話と家屋の売買を周旋するいわゆる千三屋の手先とまでなりさがってしまったのだ()昨日も一日吹雪の中をあっちこっちと駈け廻って歩く中一足しかない足駄の歯を折ってしまった事やら、ズブ濡にした足袋のまだ乾いていようはずもない事なぞを考え出して、兼太郎はエエままよ今日はいっそ寝坊ついでに寝て暮らせと自暴な気にもなるのであった、もともと家屋電話の周旋屋というのは以前瓦町の店で使っていた男がやっているので、一日や二日怠けた処で昔の主人に対して小言のいえようはずもなく解雇される虞もない……。 窓の下を豆腐屋が笛を吹いて通って行った。草鞋の足音がぴちゃぴちゃと聞えるので雪解のひどい事が想像せられる。兼太郎は寝過してかえっていい事をしたとも思った。突然ドシーンとすさまじい響に家屋を震動させて、隣の屋根の雪が兼太郎の借りている二階の庇へ滑り落ちた。つづいて裏屋根の方で物干竿の落ちる音。どうやら寝てもいられないような気がして兼太郎は水洟を啜りながら起上った。すぐに窓の雨戸を明けかけたが、建込んだ路地の家の屋根一面降積った雪の上に日影と青空とがきらきら照輝くので暫く目をつぶって立ちすくむと、下の方から女の声で、 「田島さん。家の物干竿じゃありませんか。」 兼太郎のあけた窓の明りで二階中は勿論の事、梯子段の下までぱっと明くなった処からこの家の女房は兼太郎の起きた事を知ったのである. 「どうだか家じゃあるまいよ。」と兼太郎はそんな事よりもまず自分の座敷の火鉢に火種が残っているか否かを調べた。 「田島さんもうじきお午ですよ。」 襖の外で言いながら、おかみは梯子段を上り切って突当りに一間ばかり廊下のようになった板の間から、すぐと裏屋根の物干へ出る硝子戸をばビリビリ音させながら無理に明けようとしている。いつも建付けの悪いのが今朝は殊更雪にしめって動かなくなったのであろう。 この硝子戸から物干台へ出る間の軒下には兼太郎の使料になっている炭と炭団を入れた箱にバケツが一個と洗面器が置いてある。 「あら、まア田島さん。炭も炭団もびしょぬれだよ。昨夜の中にどうにかしてお置きなされアいいのにさ。」 物干竿を掛直したかみさんは有合う雑布で赤ぎれのした足の裏を拭き拭き此度は遠慮なくがらりと襖を明けて顔を出した。眉毛の薄い目尻の下った平顔の年は三十二、三。肩のいかった身体付のがっしりした女であるが、長年新富町の何とやらいう待合の女中をしていたとかいうので襟付の紡績縞に双子の鯉口半纏を重ねた襟元に新しい沢瀉屋の手拭を掛け、藤色の手柄をかけた丸髷も綺麗に撫付けている様子。まんざら路地裏の嚊とも見えない。以前奉公先なる待合の亭主の世話で新富座の長吉と贔屓の客には知られている出方の女房になって、この築地二丁目本願寺横手の路地に世帯を持ってからもう五年ほどになるがまだ子供はない。 「おかみさん。湯に行って暖たまって来よう.。今日は一日楽休みだ。」と兼太郎は夜具を踏んで柱の釘に引掛けた手拭を取り、「大将はもう芝居かえ。一幕のぞいて来ようかな。」 「播磨屋さんの大蔵卿、大変にいいんですとさ。」 「おかみさんまだ見ないのか。」 「お正月は御年始廻りや何かで家の人がいそがしいもんだから。」と女房は襟にかけた手拭を姉さまかぶりにして兼太郎の夜具を上げ、 「ゆっくり行ってお出なさい。綺麗に掃除して置きますよ。田島さん、そうそう持って来るのを忘れてしまった。牛乳が火鉢の処に置いてありますよ。」 「今朝はもう牛乳はぬきだ。日が当っていてもやっぱり寒い。」と兼太郎は楊枝をくわへて寝衣のまま格子戸を明けて出た。 路地の雪はもう大抵両側の溝板の上に掻き寄せられていたが人力車のやっと]台通れるほどの狭さに、雪解の雫は両側に並んだ同じような二階家の軒からその下を通行する人の襟頸へ余洙を飛している。それを避けようと思って両方かの軒下へ立寄ればいきなり屋根の上から積った雪が滑り落ちて来ないともわからぬので、兼太郎は手拭を頭の上に載せ、昨日歯を割った足駄を曳摺りながら表通へ出た。向儼は一町ほども引続いた練塀に、目かくしの椎の老木が繁茂した富豪の空屋敷。此方はいろいろな小売店のつづいた中に兼太郎が知ってから後自動車屋が二軒も出来た。銭湯もこの間にある。蕎麦屋もある。仕出屋もある。待合もある。ごみごみしたそれらの町家の尽る処、備前橋の方へ出る通との四辻に遠く本願寺の高い土塀と消防の火見櫓が見えるが、しかし本堂の屋根は建込んだ町家の屋根に遮られてかえって目に這入らない。区役所の人夫が掻き寄せた雪を川へ捨てにと車に積んでいるのを、近処の犬が見て遠くから吠えている。太い電燈の柱の立っているあたりにはいつの間に誰がこしらえたのか大きな雪達磨が二つも出来ていた。自動車の運転手と鍛冶屋の職人が野球の身構で雪投げをしている。 兼太郎は狭い路地口から一足外へ踏み出すと、別にこれと見処もないこの通をばいつもながらいかにも明く広々した処のように感じるのであった。そして折々自分はどうしても路地に生れて路地に育った人間ではない、死ぬまでにいつか一度元のように表通に住んで見たいものだと思う事もあるのであった。兼太郎がこの感慨は湯屋の硝子戸を明けて番台のものに湯銭を払う時殊更深くなる事がある。 築地のこの界隈にはお妾新道という処もある位で妾が大勢住んでいる。堅気の女房も赤い手柄をかける位の年頃のものはお妾に見まがうような身なりをしている。兼太郎は番台越しに女湯で着物をぬぎかける女の中に、小作りのぽっちゃりした年増盛のお妾らしいものを見ると、以前代地河岸に囲って置いた自分のお妾の事を思い出すのである。名はお沢といった。大止三年の夏欧洲戦争が始まってから玩具雑貨の輸出を業とした兼太郎の店は大打撃を受けたので、その取返しをする目算で株に手を出した。とんとん拍子に儲かったのがかえって破滅の本であった。四、五年成金熱に浮かされている中、講和条約が締結され一時下った相場はまた暫く途拍子もなく絶頂に一達したかと思うと忽にしてまた崩落した。兼太郎は親から譲られた不動産までも人手に渡して本妻の実家へ子供をつれて同居するという始末、代地河岸に囲ってあったお妾のお沢は元の芸者の沢次になった。幸い妾宅の家屋はお沢の名儀にしてあったので、両人話合の末それを売って新に芸者家沢の家の看板を買う資本にした訳である。兼太郎は本妻との間にその時八つになる男と十三になる娘があったにもかかわらず、いつか沢の家に入りびたりとなった。本妻の実家は資産のある金物問屋の事とて兼太郎の身持に呆れ果て子供を引取って養育する代り本妻お静の籍を抜きやがて他へ再縁させたという話である。 丁度そんな話のあった頃から兼太郎は沢次の家にもどうやら居辛いようになって来た。初めの中は旦那の落目に寝返りをしたなどと言われては以前の朋輩にも合す顔がない。今までお世話になった御恩返しをするのはこれからガと沢次は立派な口をきいていたが、一年二年とたつ中いつか公然と待合にも泊る。箱根へ遠出にも行く。兼太郎は我慢をしていたが、遂には抱えの女供にまで厄介者扱にされ出したのでとうとう一昨年の秋しょんぼりと沢の家を出た。さすがに気の毒と思ったのか沢次はその時三千円という妾宅を売った折の金を兼太郎に渡した(.以後兼太郎はあっちこっちと貸間を借り歩いた末、今の築地二丁目の出方の二階へ引っ越して来た時には、女から貰った手切の三千円はとうに米屋町で大半なくしてしまい、残の金は一年近くの居食にもう数えるほどしかなかった。 雪は止んだ。裸虫の甲羅を干すという日和も日曜ではないので、男湯には唯一人生花の師匠とでもいうような白髭の隠居が帯を解いているばかり。番台の上にはいつも見る婆も小娘もいない。流しの木札の積んである側に銅貨がばらばらに投出したままになっているのは大方隠居の払った湯銭であろう。兼太郎も湯銭を投出して下駄をぬこうとした時、ガラガラと女湯の戸をあけて入って来た一人の女がある。 色糸の入った荒い絣の銘仙に同じような羽織を重ねた身なりといい、頤の出た中低な顔立といい、別に人の目を引くほどの女ではないが、十七、八と覚しいその年頃とこの辺では余り見かけない七三に割った女優髷とに、兼太郎は何の気もなくその顔を見た。娘の方でも番台を間に兼太郎の顔を見るといかにも不審そうに、手にした湯銭をそのまま暫く土間の上に突立っていたが、やがて肩で呼吸をするように、 「まあお父さんしばらくねえ。」といったなり後は言葉が出ぬらしい。 「お照。すっかり見ちがえてしまったよ。」 兼太郎は人のいないのを幸い番台へ寄りかかって顔を差伸した。 「お父さんいつお引越しになったの。」 「去年の今時分だ。」 「じゃ、もう柳橋じゃないのね。」 「お照、お前は今どこにいるのだ。御徒町のお爺さんの処にいるんじゃないのか。」 お照は俄に当惑したらしい様子で、「今日はアノ何なの11ちょっとそこのお友達の内へ遊びに来ているんですよ。」 「何しろここでお前に逢おうとは思わなかった。お照、すぐそこだから帰りにちょっと寄っておくれ。お父さんはすぐそこの炭屋と自転車屋の角を曲ると三軒目だ。木村ッていう家にいるんだよ。曲って右側の三軒目だよ。いいか。」 その時戸を明けて貸自動車屋の運転手らしい洋服に下駄をはいた男が二人、口笛でオペラの流行唄をやりながら入って来たので、兼太郎はただ「いいかねいいかね。」と念を押しながら本意なくも下駄をぬいで上った。お照は気まりわる気に軽く首肯いて見せるや否や男湯の方からは見えないズット奥の方へ行ってしまった。 茶の間の長火鉢で惣菜を煮ていた貸間のかみさんは湯から帰って来た兼太郎の様子に襖の中から、 「田島さん。御飯をあがるんなら蒸して上げますよ。煮くたれててよければお汁もあります。どうします。」 「お汁は沢山だ。」と兼太郎は境の襖を明けて立ちながら、「おかみさん、不思議な事もあるもんだ。まるで人情げなしにでもありそうな話さ。女房の実家へ置き去りにして来た娘に逢ったんだ。女湯もたまにゃア覗いて見るものさ。」 「へえ。まアil。」 「その時分女房は三十越していい年をしていやがったが、よくよくおれに愛想をつかしやアがったと見えて他へ片付いてしまやアがったんで、つい娘や子供の事もそれきり放捨って置いたんだがね、数えて見るともう十八だ。」 「この辺においでなさるんですか。まアこっちへお入んなさい。」 「湯ざめがしそうだから着物を着て来よう。おかみさん娘が尋ねて来るはずなんだ。あんまりじじむさい風も見せたくないよ。」 兼太郎は二階へ上り着物を着換えてお照の来るのを待った。午飯を食べてしまったが一向格子戸の明く音もしない。兼太郎は窓を明けて腰をかけ口に啣えた敷島に火をつける事も忘れて、路地から表通の方ばかり見つめていたが娘の姿は見えなかった。お照はやはりおれの事をよく思っていないと見える。人情のない親だと思うのも無理はない。尋ねて来ないのも尤もだ。手の甲で水洟をふきながら首をすっ込めて窓をしめると、何処かの家の時計が二時を打ち、斜に傾きかけた日脚はもう路地の中には届かず二階中は急に薄暗くなった。長い間窓に腰をかけていたので湯冷もする、火鉢の火を掻立てて裏の物干へ炭団を取りに行くとプンプン鳥鍋の匂がしている。隣家は木挽町の花柳病院の助手だとかいう事で、つい去年の暮看護婦を女房に貰ったのである。二階から此方の家の勝手口へ遠慮なく塵を掃き落すというので出方のかみさんは田舎者は仕様がないとわるく言切っている。兼太郎は雪に濡れた炭団をつまんで独り火を起すその身に引くらべると、貰って間もない女房と定めし休暇と覚しい今日の半日を楽しく暮す助手の身の上が訳もなく羨ましく思われたので、聞くともなく物干一つ隔てた隣の話声に耳をすました。すると物干の下なる内の勝手ロで、 「おかみさん、留守かい。おかみさん。」と言う男の声。物干の間から覗いて見ると紺の股引に唐桟縞の双子の尻を端折り、上に鉄無地の半合羽を着て帽子も冠らぬ四十年輩の薄い痘痕のある男である。 「伊三どん、大変な道だろう。さアお上り。」水口の障子を明けたかみさんは男の肩へ手をやって、 「今日は二階にいるんだからね。」と小声に言った。 「そうか。貸間の爺かい。じゃまた来ようや。」 「何、いいんだよ。さア伊三どん。おお寒い。」 男を内へ上げた後、かみさんは男の足駄を手早く隠してぴったり水口の障子をしめた。男は伊三郎という新富町見番の箱屋で、何でもここの家のおかみさんが待合の女中をしている時分から好い仲であったらしい。兼太郎は去年の今頃は毎日二階にごろごろしていたので様子は委しく知っているのであった。その時分には二人は折々二階へ気を兼ねて別々に外へ出て行フた事もあった。 兼太郎は炬燵に火を入れて寝てしまおうかと思ったが今朝は正午近くまで寝飽きた瞼の閉じられようはずもないので、古ぼけた二重廻を引掛けてぷいと外へ出てしまった。本より行くべき処もない。以前ぶらぶらしていた時分行き馴れた八丁堀の講釈場の事を思付いて、其処で時間をつぶした後地蔵橋の天麩羅屋で一杯やり、新富町の裏河岸づたいに帰って来ると、冬の日は全く暮果て雪解の泥濘は寒風に吹かれてもう凍っている。 格子戸をあけると、わざとらしく境の襖が明け放しになっていて、長火鉢や箪笥や縁起棚などのある八畳から手水場の開戸まで見通される台処で、おかみさんはたった一人後向になって米を磨いでいた。 「おかみさん。とうとう来なかったか。」 「ええ。お出になりませんよ。」とかみさんは何故か見返りもしない。 兼太郎はわけもなく再びがっかりして二階へ上るや否や二重廻を炬燵の上へぬぎすてそのままごろりと横になった。向う側の吉川という待合で芸者がお客と一所に「三千歳」を語っている。聞くともなしに聞いている中、兼太郎はいつかうとうととしたかと思うと、「田島さん、田島さん。」と呼ぶ声。 階下のかみさんは梯子段の下の上框へ出て取次をしている様子で「お上んなさいましよ。きっと転寝でもしておいでなさるんだよ。まだ聞えないのか知ら。田島さん。田島さん。」 兼太郎は刎起きて、「お照か。まアお上り。お上り。」といいながら梯子段を駈下りた。 お照は毛織の襟巻を長々とコートの肩先から膝まで下げ手には買物の紙包を抱えて土間に立っていた。兼太郎は手を取らぬばかり。 「お照。よく来てくれたな。実はもう来やしまいと思っていたんだ。おれも今方帰って来た処だ。さアニ階へお上り。」 「じゃ御免なさいまし。」とかみさんの方へ何とつかず挨拶をしてお照は兼太郎につづいて梯子段を上った。 「お照、ここがお父さんのいる処だ.)お父さんも随分変ったろう。」と兼太郎は火鉢の火を掻き立てながら、「ぬがないでもいいよ。寒いから着ておいで。」 けれどもお照は後向になってコートと肩掛とを取乱された六畳の問の出入口に近い襖の方に片寄せながら、 「さっき昼間の中来ようと思ったんですよ。だけれどお友達と浅草へ行く約束をしたもんだから。」 「そうか、活動か。」と兼太郎は小形の長火鉢をお照の方へと押出した。 「お父さん、これはつまらないものですけれど、お土産なの。」 「何、お土産だ。それは有難い。」と兼太郎は真実嬉しくてならなかったので、お照が火鉢の傍へ置いた土産物をば膝の上に取って包紙を開きかける。土産物は何かの缶詰であった。 「お父さん、やっぱり御酒を上るんでしょう。浅草にゃ何もないのよ。」 「ナニこれアお父さんの大好きなものだ。」 兼太郎は嬉涙に目をぱちぱちさせていたがお照は始終頓着なくあたりを見廻す床の間に二合罎が置いてあるのを見ると自分の言った事が当っているので急に笑いながら、 「お父さん、やっぱり寝る時に上るんですか。」 「何だ。はははは。とんだものを目付かったな。何、これア昨夜雪が降ったから途中で一杯やったら、もういいというのに間違えてまた一本持って来やがったからそのまま懐中へ入れて来たんだ。」 「お父さん、今夜はまだなの。お上んなさいよ。わたしがつけて上げましょう。」 丁度手の届くところに二合罎があったのでお照はそれをば長火鉢の銅壷の中に入れようとして、 「この中へ入れてもいいんでしょう。」 兼太郎は唯首肯くばかり、いよいよ嬉しくて返事も出来ず涙ぐんだ目にじっとお照の様子を見詰るばかりである。お照が二合罎を銅壷の中に入れる手付きにはどうやら扱い馴れた処が見えた。 兼太郎は昼間湯屋の番台で出逢ったその時から娘の身の上が聞きたくてならなかった。しかし以前瓦町に店があった時分から子供の事は一切母親のお静にまかしたなり、ろくろく顔を見た事もなかった位。朝起きる時分には娘はもう学校に行っている。娘が帰って来る時分には兼太郎は外へ出て晩飯は妾宅で食べ十二時過ぎでなければ帰っては来なかったので、今日突然こんなに成長した娘の様子を見ると、父親としてはいかにも済まないような心持もするしまた何となく恨んでいはせまいかと恐ろしいような気もして、兼太郎はききたい事も遠慮して聞きかねるのであった。 実際その時分には兼太郎は女房の顔を見るのがいやでいやでならなかったのだ。気がきかなくてデブデブ肥っている位ならまだしもの事生れ付きひどい腋臭があったので嫌い抜いたあまり自然その間に出来た子供にまでよそよそしくするようになった訳である。兼太郎がその頃目をつける芸者は岡目には貧相だと言われる位な痩立な小作りの女ばかり。旅籠町へ遂に妾宅まで買ってやった沢次の外に、日本橋にも浅草にも月々きまッて世話をした女があったが、いずれも着痩のする小作な女であった。大柄な女はいかほど容貌がよく押し出しが立派でも兼太郎はさして見返りもせず、ああいう女は昔なら大籬の華魁にするといい、当世なら女優向きだ、大柄な女は大きなメジ鮪をぶっ乙うがしたようで大味だと冗談をいっていたのもそのはず、兼太郎は骨格はしっかりしてはいたが見だてのない小男なので、自分よりも丈の高い女房のお静が大一番の丸髷姿を見ると、何となく圧服されるような気がしてならないのであった。 それこれと当時の事を思い出すにつけて兼太郎は娘のお照が顔立は母に似ているが身体付は自分に似たものかそれほどデクデクもしていないのを見ると共に、あの母親の腋臭はどうなっただろうと妙な処へ気を廻した。しかしそれは折から階下のかみさんが焼き初めた寒餅の匂にまぎらされて.確かめる事が出来なかった、 お照は火針へ差かざす手先に始終お燗を注意していたが寒餅の匂に気がついたものと見え、「お父さん御飯はどうしているの。下でおまかないするの。」 「家にいる時はそうするがね。毎日桶町まで勤めに行くからね、昼は弁当だし帰りにゃ花村かどこかで一杯やらアな。」 「お父さん。それじゃ今は勤め人なの。」 「碌なものじゃないよ。お前は子供だったから知るまいが、瓦町の店へ来た桑崎という色の黒い太った男だ。それが今成功して立派な店を張っているんだ。そこへ働きに行くのさ。」 「桑崎さん、覚えているわ。どこだかお国の人でしょう。この頃はどこへ行ってもお国の人ばかりねえ。お国の人が皆成功するのねえ。」 「お父さん見たようになっちゃ駄目だ。御徒町のおじいさんも江戸ッ児じゃないよ。」 兼太郎は話が自然にここへ巡って来たのを機会にその後の様子を聞こうと、「お照。お前母さんがお嫁に行く時なぜ一所について行かなかったんだ。連れ児はいけないというはなしでもあったのか。」 「そうでもないけれど …・。」とお照は兼太郎の見詰める視線を避けようとでもするらしく始終伏目になっていたが、「お父さん、もうお燗がよさそうよ。どうしましょう。」 指先で二合罎を摘み出して灰の中へそっと雫を落している。 「お照、お前どこでお燗のつけ方なんぞ覚えたんだ。」 「もう子供じゃないんですもの。誰だって知ってるわ。」と猫板の上に載せながら、「お父さんお盃はどこにあるの。旨 兼太郎は肝腎な話をよそにして夜店で買った茶棚の盃を出し、 「どうだお前も一杯やるさ.お燗の具合がわかる処を見ると一杯位はいけるだろう。」 「わたしは沢山。」とお照は壜を取上げて父の盃へついだ。 「お照。お前にめぐり遇った縁起のいい日だからな。」とぐっと一杯干して、「お父さんがお酌をしよう。飲めなければ飲むまねでもいいよ。」 「そう。じゃついで頂戴。」 お照は兼太郎が遠慮して七分目ほどついた盃をすぐに干したばかりか火鉢の縁で盃の雫を拭って返す手つき、いよいよ馴れたものだと兼太郎は茫然とその顔を見詰めた。 「お父さん。いやねえ。先刻から人の顔ばかり見て。わたしだっていつまでも子供じゃないわ。」 「お照、お前、お母さんがお嫁に行ってから会っ治か。」 「いいえ。東京にゃいないんですって、大阪にお店があるんですとさ。」 「角太郎はどうしている。お前が十八だと角太郎は十三だな。」 「角ちゃんは今だってちゃんと御徒町にいるでし,。う。男ですもの。」 「女だといられないのか。」 「いられないっていうわけもないけれど、わたしが悪かったのよ。おじいさんの言う事をきかなかったから。」 「そんなら謝罪ればいいじゃないか。謝罪ってもいけないのか。」 「外の事と違うから、今更帰れやしませんよ。こうしている方が呑気だわ。」 「外の事とちがう。どんな事なんだ.、」 「どんな事ソて、その中に言わなくっても分りますよ。お父さんも道楽した人に似合わないのね。」 「わかったよ。だが、どうもまだよくわからない処があるな。お照、何も気まりをわるがる事はねえや。そんな事をいった日にゃお父さんこそ、お前に合す顔がありゃしない。お前がちゃんとおとなしく御徒町の家にいた日にゃ途中で逢ったって話も出来ない訳なんだ。そうだろう。乃公は女房や子供をすてた罰で芸者家からもとうとうお履物にされちまった。それだから、こうしてお前と話もしていられるんだ。」 「それアそうねえ。わたしが御徒町の家を出たからってお父さんが先のように柳橋にいたら、やっぱり何だか行きにくいわね。お父さん、何故柳橋と別れたの。」 「別れたんじゃない。追出されたんだ。もうそんな過ぎ去った話はどうでもいいや。それよりか、お照、お前の話を聞こう。表のお湯屋で逢ったんだからこの近所にゃ違いなかろうが、何処にいるんだえ。お嫁にでも行ったのか。」 「ほほほほ。お父さん。わたしまだやっと十八にな..たばかりよ。」 「十八なら一人前の女じゃないか。お嫁にだって何だって行けるぜ。自分でもさっきもう子供じゃないって言ってたじゃないか。」 「それアいろんな心配もしたし苦労もしたんですもの。」 「お燗はつけるしお酌はできるし、隅にゃ置けなそうだな。お父さんに似ていろんな事を覚えたんだろう。ははははは。当て見ようか。お茶屋の姐さんにしちゃ髪や風俗がハイカラだ。まずカッフェーかバーという処だが、どうだ。お照、笑ってばかりいないで教えたっていいじゃないか。」 「てっきりお手の筋ですよ。」 「やっぱりカッフェーか.、どうもそうだろうと思った。この近処にゃしかし気のきいたカッフェーはねえようだが、何処だい。」 「この間まで人形町の都バー-にいたんですよ.、だけれどももうよしたの。先に日比谷にいた時お友達になった姐さんがこの先の一丁目に世帯を持っているから二、三日泊りながら遊びに来ているのよ。もう随分…遊んだからそろそろまた働かなくちゃならないわ。」 「カッフェーは随分貰いがあるという話だがほんとかい。月にいくら位になるもんだね。」 「そうねえ、一番初めまだ馴れない時分でも三、四十円にはなってよ。銀座にいた時にはやッばり場所だわね。百円はかかさなかったわ。だけれども急がしい処は着物にかかるからつまり同じなのよ。」 「ふーむ偉いもんだな。どうしても女でなくちゃ駄目だ。お父さんなんか毎日足を棒にして歩いたっていくらになると思う。やっと八十円だぜ。その中で二十円は貸間の代に、それから毎日食べて行かなくちゃならないからな。そこへ行くと三十円でもくらしが出なけれア楽だ。」 「だから残そうと思えば随分残るわけなのよ。中には五百円も六百円も貯金している人もあるけれど、何の彼のって蓄ったかと思うとやっぱり駄目になるんですとさ。だからわたしなんぞ貯金なんかした事はないわ。有る時勝負で芝居へ行ったり活動へ行ったりして使っちまうのよ。」 「お客様に連れて行ってもらうような事はないのかい。カッフェーだって同じだろう。お茶屋や待合の姐さんと同じように好いお客や旦那があるんだろう。」 「ある人はあるし無い人はないわ。お父さんもうこれでおつもりよ。」 お照は二合壕を倒にして盃につぎ、「何時でしょう。わたしもうそろそろお暇しなくちゃならないわ。、二、三日中に行くところがきまったら知ちせるわ。」 「まだいいやな。あの夜廻は九時打つと廻るんだ。」 「今夜これから襦袢の襟をかけたりいろいろ仕度しなくちゃならないのよ。明日の晩にでもまた来ますよ。お酒と何かおいしそうなものを持って来ますよ。」とお照は立ちかけて、「お父さん、ここのお家、厠はどこなの。」 お照は約束たがえず翌日の晩、表通の酒屋の小僧に四合壜の銀釜正宗を持たせ、自身は銀座の甘栗一包を白木屋の記号のついた風呂敷に包んで、再び兼太郎をたずねて来た。甘栗は下のおかみさんへの進物にしたのである。乙の進物でかみさんはすっかり懇意になり、お照が鉄瓶の水を汲みにと、下へ降りて行った時袖を引かぬばかりに、 「お照さん、あなた、お燗をなさるんならこの火鉢をお使なさいましよ。銅壷に一杯沸いていますよ。何いいんですよ。家じゃ十一時でなくっちゃ帰って来ませんからね。いっその事今夜はここでお話しなさいましよ。田島さん、ねえ、田島さん。」と後からつづいて手水場へと降りて来た兼太郎にも勤めたので、二人はそのまま長火鉢の側へ坐った。 かみさんとお照はかき餅と甘栗をぼりぼりやりながら酌をする。兼太郎はいつになく酔払って、 「お照、お前がおいらの娘でなくって、もしかこれが色女だったら生命も何もいらないな。昔だったら丹さんという役廻りだぜ。ははははは。」 「丹さんて何のこと。」 「丹さんは唐琴屋の丹次郎さ。わからねえのか。今時の娘はだから野暮で仕様がねえ。おかみさんに聞いて御覧。おかみさんは知らなくってどうするものか。」 「あら、わたしも知りませんよ。御酒の好きな人の事を丹次郎ッていうんですか()アアわかりましたよ。赤くなるからそれで丹印だっていう洒落なんですね。」 「こいつは恐れ入った。ははははは。恐入谷の鬼子母神か、はははは。」 「のん気ねえ。ほんとにお父さんは。」 「酒は飲んでも飲まいでもさ。いざ鎌倉という時はだろう、ははははは。しかし大分今夜は酔ったようだな。」 「お酒のむ人は徳ねえ。苦労も何も忘れてしまうんだから。」 「だから昔から酒は憂の玉箒というじゃないか。酒なくて何のおのれが桜かなだろう。お酒さえ飲んでいれアお父さんはもう何もいらない、お金もいらない。おかみさんもいらない。」 「そんな事いったって、お父さん、一人じゃ不自由よ。いつまでこうしていられるもんじゃない事よ。」 「いてもいられなくっても最う仕様がないやな。まッ,お照そんな話はよしにしようよ。折角今夜はお正月らしくなって来たところだ。お照、お父さんのお箱を聞かせてやろうか。蓄音機で稽古したんじゃねえよ。」 やがて亭主が帰って来た。役者の紋をつけた双子縞の羽織は着ているが、どこか近在の者ででもあるらしい身体付から顔立まで芝居者らしい所は少しもない。どうやら植木屋か何かのようにも見れば見られる男で、年は女房とさして違ってもいないらしいが、しょぼしょぼした左の目尻に大きな黒子があり、狭い額には二筋深い皺が寄っている。かみさんは弟にでも勧言うような調子で、 「お前さん。田島さんのお嬢さんだよ。頂戴物をしてさ。」 「そうかい。それアどうも。」と言ったきり亭主は隅の方へ坐って耳朶へはさんだエヤシップの吸残りを手に取ったが、火鉢へは手がとどかないのか、そのまま指先で火を消した煙草の先を摘んでいる。 「どうです。芝居は毎日大入りのようですね。」と兼太郎は酔った揚句の相手ほしさに、 「一杯献じましょう。今年の寒はまた別だね。」 「ありがとう御在ます。お酒はどうも……。」と出方は再びエヤシップを耳にはさんでもじもじしている。 「田島さん。駄目なんですよ。奈良漬もいけない位なんですよ。」 「そうかい。ちっとも知らなかった。酒なんざ呑まないに越した事アないよ。呑みゃアつい間違いの喚とだからね。おかみさん、いい御亭主を持ちなすってどんなに仕合せだか知れないよ。」 かみさんは何とも言わずに台所へと立って膳拵えをしはじめた。 路地の内は寂としているので、向側の待合吉川で掛ける電話の鈴の音のみならず、仕出しを注文する声までがよく聞える。 「お父さん、それじゃわたし明日からまた先にいた日比谷のカッフェーへ行きますからね。通りかかったらお寄んなさいよ。御馳走しますよ。」とお照は髪のピンをさし直してハンケチを袂に入れた。 兼太郎は酔っていながら俄に淋しいような気がして、「寒いから気をつけて行くがいいぜ。今夜はやっぱり一丁目の友達のところか。」 「どうしようかと思っているのよ。今夜はこれからつぐ日比谷へ行こうかと思っているのよ。今日お午過ぎちょっと行って話はして来たんだし、それに様子はもうわかっているんだから。」 「今夜はもう晩いじゃないか。」 「まだ十二時ですもの。電車もあるし、日比谷のバーは随分おそくまでや4、てるわ。夏の中はどうかすると夜があけてよ。」 お照は出方の夫婦と兼太郎に送り出されて格子戸を明けながら、 「まアいいお月夜。」 建込んだ家の屋根には一昨口の雪がそのまま残っているので路地へさし込む寒月の光は眩しいほどに明るく思われたのである。 「なるほどいいお月夜だ。風もないようだな。」と上り框から外をのぞいた兼太郎は何という事もなくつづいて外へ出た。兼太郎は台処の側にある手水場へ行くよりも格子戸を明けて路地で用を足す方が便利だと思っているので寝しなにはよく外へ出る。 お照は二、三歩先に佇んで兼太郎を待っていたが、やがて思出したように、「お父さんあの人が芝居の出方なの。どうしてもそうは見えないわね。」 「むッつりした妙な男だ。もう一年越し同じ家にいるんだが、ろくそっぽ話をしたこともないよ。」 「何だか御亭主さん見たようじゃないわね。わたし気の毒になっちまったわ。」 路地を出ると支那蕎麦屋が向側の塀の外に荷をおろしている。芸者の乗っているらしい車が往来するぽかりで人通は全く絶え、表の戸を明けているのは自動車屋に待合ぐらいのものである。銭湯は今方湯を抜いたと見えて、雨のような水音と共に溝から湧く湯気が寒月の光に真白く人家の軒下まで漂っている。 「今夜は馬鹿に酔ったぜ。そこまで送って行こう。」 「お父さんソラあぶない事よ。」 「大丈夫、自分で酔ったと思ってれば大丈夫だ。」 「ねえ、お父さん。あのおかみさんは、わたし御亭主さんに惚れていないんだと思うのよ。」 「何だ。また家のはなしか。」 「惚れていない人と一緒になると皆ああなんでし,・うか。いやなものなら思切って別れちまった方がよさそうなものにねえ。」 「色と夫婦とは別なものだよ。惚れた同士は我壗になるからいけないそうだ。お前なんぞはこれからが修行だ。気をつけるがいいぜ。」 「お父さん。わたしが銀座にいた時分から今だに毎日々々きっと手紙を寄越す人があるのよ。わたしの頼むことなら何でもしてくれるわ。随分いろんなものを買.てもらったわ。」 「そうか。若い人かね。」 「二十五よ慶応の方なのよ。この間一緒に占いを見てもらいに行ったのよ。そうしたらね。 一度は別れるような事があるッて言うのよ。だけれど末へ行けばきっと望通りになれるんですッて。」 「いい家の坊ちゃんかね。」 「ええお父さんは銀行の頭取よ。」 「それじゃ大したものだ。あんまり好すぎるから親御さんが承知しまいぜ。」 「だから占を見てもらいに行ったのよ。だけれどね、お父さん。もしどうしても向のお家でいけないッて言ったら、その時は一所に逃げようッていうのよ。お父さん、もしそうなったら、お父さんどうかしてくれて。二階へかくまって下さいな。L 兼太郎は返事に困って出もせぬ咳嗽にまぎらした。いつか酒屋の四つ角をまがって電車通へ出ようとする真直な広い往来を歩いている。 「大丈夫よ.、お父さん、わたしだって其様向見ずな事はしやしないから大丈夫よ。カッフェーに働いていさえすれば誰の世話にならなくっても、毎日会っていられるんだから。いっそ一生涯そうしている方がいいかも知れないのよ。」 「お照、お前怒ったのか。」と兼太郎は心配してお照の顔色を窺おうとした時電車通の方から急いで来かかった洋服の男が摺れちがいにお照の顔を見て、 「照ちゃんか。日比谷だっていうから行ったんだよ。」 「これから行く処なの。」とお照は男の方へ駈寄って歩きながら此方を見返り、「お父さんそれじゃさよなら、もういいわ。さよなら、おかみさんによろしく。」 取残された兼太郎は呆気に取られて、寒月の光に若い男女が互に手を取り肩を摺れ合して行くその後姿と地に曳くその影とを見送った。 見送っている中に兼太郎はふと何の聯絡もなく、柳橋の沢次を他の男に取られた時の事を思出した。沢次と他の男とが寄添いながら柳橋を渡って行く後姿を月の夜に見送ってもういけないと諦をつけた時の事を思出した。思出してから兼太郎はどうして今時分そんな事を思出したのだろうとその理由を考えようとした。 お照と沢次とは同じものではない。同じものであるべきはずがない。お照は不届至極な親爺の量見違いから置去りにされて唯一人世の中へほうり出された娘である。沢次は家倉はおろか女房児までもふり捨てて打込んだ自分をば無造作に突き出してしまった女である。事情も人間も全然ちがっている。しかし夜もふけ渡った町の角に自分は唯一人取残されて月の光に二人連を見送る淋しい心持だけはどうやら似ているといえば言われない事もない。 お照はそれにしても不人情なこの親爺にどういうわけで酒を飲ませてくれたのであろう。不思議なこともあればあるものだ。それが不思議なら、あれほど恩になった沢次が自分を路頭に迷わすような事をしたのもやはり不思議だといわなければならない。 帽子もかぶらずに出て来た(りで娘が飲ませてくれた酒も忽醒めかかって来た。赤電車が表通を走り過ぎた。兼太郎は路地へ戻って格子戸を明けると内ではもう亭主がいびきの声に女房が明ける箪笥の音。表の戸をしめて兼太郎は二階へ上り冷切った鉄瓶の水を飲みながら夜具を引卸した。 路地の外で自動車が発動機の響を立て始めたのは、大方向側の待合からお客が帰る処なのであろう。 大正十一年一月-二月稿
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新ジャンル「底飛車お嬢」 623 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 04 00.81 ID RQc5VjeoO お嬢「ああ…」 男「どうした?そんなオーバーリアクションして」 お嬢「いえ、大変な事が起こりました」 男「どした?」 お嬢「これは最大級の失態を侵しました…駄目ですわ…私…」 男「どうしたんだよ!?」 お嬢「宝…」 男「宝?」 お嬢「宝くじが当たりました」 男「まさか一千万?」 お嬢「はい」 男「すげぇ!」 お嬢「もう…ラスベガス滞在中に暇潰しで買いましたのに…」 男「まさか…$!!!」 625 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 13 11.86 ID ycAhA3Ly0 男「購買に急がないと。食堂は改修中だから地獄だ」 嬢「あら、男さんは何を買うおつもり?」 男「コロッケパン。けど出遅れたんだ、贅沢は言えない」 嬢「それはよかった。私に任せて貴方は教室で待ちなさい」 男「何で嬢が俺のパンを買うんだよ! 待て!!」 女「オーホホホ、飲物も差し上げますわ!」 男「奢られてたまるか! くっ……俺より速い!?」 女「これが椅子に腰掛ける貴方と、床が似合う私の差よ!」 男「けど、それなら、おまえの昼食は俺が買う!」 626 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 14 29.70 ID RQc5VjeoO 625 1? 627 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 20 43.48 ID ahAsf0tg0 そこそこ親しい設定で 嬢「おーっほっほっほ! 男っ、私のみすぼらしい家に来てみてはいかがです!?」 男「あー、そういえば嬢の家行ったこと無いな。それじゃあ邪魔させて、っていや、行くから。どうせトイレが俺の家並に 広いのは予想つくから、だから行くって言ってるから会話させてくれ。あと飲み物いらないから、爺やも困ってるから、ほら」 628 625 2007/07/28(土) 00 20 43.66 ID ycAhA3Ly0 626 スレ祖である 1 ではない。このスレには数回カキコしたけど。 今回は 1の記録を何度も読み直して挑戦した。BGMは『アンインストール』 630 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 24 07.43 ID +3evM05FO お嬢『あら…こんな所に男様の体操服が…』ぎゅっ お嬢『…あぁ…男様の良い香りがしますわ…』 ぎゅーっ お嬢『…ッ!?わ…私とした事がなんて事を!!男様の高貴な体操服を手に取り、その上抱き締め、挙げ句の果てに私のような下賤な者の匂いを擦り付けるなんてっ!?今すぐ洗わなくてはいけませんわっ!!』 お嬢『洗濯機を準備したものの、返すためにもまた私が手に取らなくてはいけませんわ…一体どうすれば…』 男『いや、洗わなくていいから早く返してくれませんかね?俺の体操服、つうかこの洗濯機はどこから持ってきた』 632 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 24 31.82 ID ahAsf0tg0 627続き メイド十数名「「「「おかえりなさいませ、お嬢様」」」」 男「うわ、だだっ広い庭も驚いたけど、使用人がズラリと並んで挨拶もかよ……本当に漫画みたいな、って嬉々として飲み物を 小脇に挟んで配るな、困ってるからほらっ、爺やもう三個目だからっ!」 634 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 25 47.34 ID +3evM05FO 632 爺はその都度涙を流してるから水分が必要なのかもしれないなwww 635 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 29 20.48 ID ahAsf0tg0 爺「お飲み物ご用意させて頂きますが、ご希望はございますか?」 男「あ、じゃあコーヒーで……それで、嬢は?」 爺「お嬢様でしたらただ今ご自分の部屋で着替えておられます」 男「はあ」 「いけませんお嬢様! 庭の手入れなら庭師がおりますから! ほっかむりだけはやめてくださいいいいいい!!!」 男「……大変ですね」 爺や「失礼いたしました」 637 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 34 34.02 ID ahAsf0tg0 男「そもそもここの主なんだから、ゲストを歓待するのが本来の務めじゃないのか?」 嬢「も、申し訳ありませんわ、だから私は生きてる価値も……ここは私が責任を取って罰をっ」 男「おいおい」 嬢「そうですわね……鞭で百叩き、ローソク責め、熱した鉄棒でハァハァ……」 男「おいっ、て爺やも用意すんな! 俺に渡すな!!」 638 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 35 30.66 ID O6GUlzRA0 http //imepita.jp/20070728/020830 流れぶった切ってスマソ 639 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 38 15.96 ID j5fq6u5PO 638 イイヨーイイヨー 641 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 40 08.77 ID ahAsf0tg0 638 GJ 嬢「おーっほっほっほ! どうぞ、はしたない犬の餌のようなものですが食事も用意しましたわ!!」 男「コック長らしき人がものっそい顔してるけど、いただきます」 嬢「そうですわ! 私のような下賎な者と一緒に食事だなんて男に失礼ですわ! ここは犬と同じように地面で!」 男「おいおい、ちょ……」 爺「今、ワンワンプレイ思い浮かべまs 男「いいから一緒に座って食べようぜ! HAHAHA!! うまそーな飯じゃねーか!!」 642 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 42 58.69 ID ahAsf0tg0 大浴場 男「当然のように俺の家の敷地面積よりデカイ風呂で俺1人なわけだけど、嬢が背中流すって言い出した時の爺やさん含め 使用人たちの眼光がトラウマになりそうです。ええ」 カポーン 645 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 45 41.80 ID LY5Vdh/g0 こっちも底飛車になればお嬢と同等に! 646 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 49 10.57 ID ahAsf0tg0 642続き 俺「そしてほんのちょっと期待して、頼もうとか口走った俺へのあてつけですか?」 寝袋一つ 647 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 49 15.06 ID j5fq6u5PO 645 嬢「私のような下賎な者には勿体ないお言葉…」 男「いやいや俺の方がよっぽど惨めで(ry」 嬢「そんな事ないですわ!私の方が余程(ry」 以下、エンドレス 648 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 50 29.78 ID L02JX3kX0 638 全力で保存した (*´Д`) `ァ `ァ 649 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 00 53 25.12 ID ahAsf0tg0 朝 「ですからお嬢様!! 朝刊は私共が取りに行きますから!! 割烹着は勘弁してくださいいいいい!!」 男「……おはようございます」 652 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 01 05 56.28 ID uXGUZrek0 男「なんで、豆腐買い忘れたからってなんで俺が使いパッシリなんて。 あれ、公園でブランコに乗ってるのって、もしかして嬢か?」 嬢「シクシク」 男「泣いてる?おい、嬢!」 嬢「あ、男様」 男「なんかあったのか?よかったら俺が相談に乗るけど」 嬢「下を見てください」 男「下って蟻がいるだけだけど」 嬢「蟻様が一生懸命生きてるのに私なんかがこんなに暢気に生きてるなんて」 男「……」 655 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 01 14 01.51 ID MnEWmY4dO 惚れました 662 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 01 28 16.50 ID VxdrQRdsO メイド・お嬢様観察日記その11 14 24 この3階にある教室から車まで引いた赤絨毯が全てお嬢様に片付けられたと報告が入る。 ………追伸・準備を引き受けたメイド達が泣き崩れています。 ………返信・その涙は明日への糧にしろ。 14 25 お嬢様が教室に戻られた。………両腕にゴミ袋持って。 同刻 女「あ、男君て今日空いてるー?皆でカラオケ行くんだ~」誰か忘れたが、良くやったクラスメイト! 男「あ、悪い。俺今週掃除当番だわ」知らねーよ。 お嬢「あら、男様方!貴方様方が教室掃除など100年無駄ですわ。ここはこの存在価値すら見出せない私にお譲り下さいませんこと?」………お嬢さまぁ…。 14 27 ………何故クラス総出で教室掃除をしているのだろうか。………あぁ、お嬢様が輝いている。 14 32 終了。……恐らく世界一綺麗な教室だと思われる。……お嬢様、そのワックスとガラスクリーナーを何処から出したんですか………。 672 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 01 41 37.58 ID HcoVDTyhO どうみても高菜さんです。ほn(ry 673 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 01 47 43.48 ID RfzqASJD0 高菜はもっとツンシュールよりだと思うんだ 691 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 02 32 31.25 ID O6hfm2x5O 嬢「明日の朝食の仕込みをしませんと」 ガチャ 嬢「―――!?」 http //pict.or.tp/img/13035.jpg 692 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 02 33 45.13 ID 4ptbGlGp0 そこには(お嬢対策に徹夜で)既に仕込みを終えたシェフが爆睡する姿が――! ネタバレだったらゴメン 694 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 02 38 43.97 ID +3evM05FO メイド『んん~!っふぅ、三時か…流石のお嬢様もこの時間にはまだ寝てますよね…さぁ今日こそは掃除をさせて貰いまs… コンコン 誰ですか?』 お嬢『あら、起きてましたの?いつもならまだ寝ているのに今日は早起きですのね、残る掃除場所はここだけですわ、掃除はこの下賤な私に任せて貴女はもう少し寝ていなさい』ふきふき メイド『どうりで最近妙に部屋が綺麗だと思ったら…っじゃなくって!!お嬢様!掃除は私がやりますからっ!お願いですからお嬢様はお部屋にお戻りくださいませ!』 お嬢『何を言ってるのかしら?私のような下賤な輩に住まれてこの家もさぞ迷惑でしょう?だからせめて朝晩の掃除位は私が…』 メイド『そんなこといいながらいつもいつも掃除してるじゃないですかっ!その雑巾を私にくださいませっ!御手が汚れてしまいますっ!(お嬢様が拭いた窓に曇り一つ無いっ!?)』 お嬢『良いから貴女は寝ていなさいっ!私の唯一の償う方法を奪わないでっ!!』ふきふき メイド『何に償ってるんですかぁっ!お嬢様!お願いです!私に仕事をさせてくださいませ!(私に邪魔をされながら拭いていてさえも曇り一つないなんてっ!?)』 お嬢『だったらいつもの時間まで眠っていなさい!それが貴女の仕事よっ』ふきふき メイド『そんなの仕事じゃないですよっ!お嬢様~っ!』 お嬢『……!!』 メイド『……!…!』 お嬢『……!』 爺『今日も平和ですなぁ…ううっ』 695 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 02 43 42.18 ID ycAhA3Ly0 女生徒「似顔絵……ムズイなあ」 嬢「もう仕上げたのね。地上の亀にも劣る私には眩い仕事振りよ。では見せてくださいな」 女「え、ちょっとダメ! ごめんなさい! 今回は自信がないの!」 嬢「素晴らしいわ。貴女は私を描くためにこれほどの熱意を注いでくれたのね」 女「や、自信がないわけでもないというか、嬢の目は綺麗だな~と思って気合入れてみたんだけど」 嬢「けれど私は……嬉しいけれどあ、あまり美化されては困るわ!」 女「えっと、照れ隠し? そうだ、嬢の絵も見せてよ。途中でもいいから」 嬢「うぅ……わ、私ごときでは貴女を表現できないわ。きっと気分を悪くされるでしょう」 女「下手でも気にしないって! ほらほら早く……って逃げた!?」 男「嬢が描いた絵はこれか、凄いな。おまえの顔知らない奴はもうこの学校にいないと思う」 女「嬢はいつも気合入りすぎ! しかも廊下に張り出しってどんな羞恥プレイ!?」 696 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 02 46 20.34 ID IPKpU0CEO 男「嬢、いれるぞ」 嬢「おーほっほ、私のような不潔な人間の処女を奪ってしまうなんて一生の恥になりま」 男「ならないから!」 698 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 02 47 48.06 ID s9U0i2XA0 嬢「あら申し訳ありません。朝から私目のような醜いものをお目にかけ。。。」 男「親からもらった大事な身体をそんなに卑下するんじゃない」 デュクシデュクシデュクシ 勢いに任せて書いた 後悔はしないが反省している 699 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 02 50 22.64 ID aqCzDO070 691 どうしたwww 701 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 02 57 16.97 ID sdEfMHw50 698 クロスオーバーw 703 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 03 05 10.32 ID O6hfm2x5O 699 ヒント ・冷蔵庫を開ける ・夏によく出る悪魔が登場 ・魔封波 ・ノンフィクション 704 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 03 12 48.81 ID VxdrQRdsO メイド・お嬢様観察日記その12 14 33 取り敢えず下校時間。お嬢「皆様が歩かれる廊下など私が一緒に歩けるとお思いかしら?」と言って窓に手を掛けたので羽交い締めにして廊下に連れ出す。………教室の雰囲気からして何度かした事がある模様。厳重注意。 14 37 廊下まで引き擦り出すことに成功。………長い4分間だった。 14 47 玄関口に到着。お嬢様は教室を出てから上級同級下級男女教師阿倍と全員に隔たりなく丁寧に挨拶をしていた。………土下座は阻止した。 14 48 靴箱に男が居やがった。………何?傘忘れた?あ、本当に雨降ってる………。お嬢「傘が無ければ合羽を着ればいいんじゃなくて?」………うわお嬢様、本気で言ってる。あ、爺さん。 14 49 爺「お嬢様、お迎えに上がりました」 お嬢「そうね……この雨は地を進み川に出て海へと流れ、また水蒸気として空へ舞い上がり雲となってまた雨となる………。 この様な素晴らしい世界の連鎖に私のような薄汚れた者に触れた雨が混ざれば、世界対戦の引き金になりかねませんわね。爺、ありがt」 爺「お嬢様、雨に濡れますので土下座は……」羽交い締めって結構疲れますね。 14 53 玄関前まで車を寄せた。お、新車か。そういえば、運転手が喜びながら泣いてたな。『運転手「流石ベンツ!実に美しい輝きだな!……自分の手で…磨きたかった………」』南無過ぎる。 14 54 男「お、途中まで乗せてくれるのか」訳がないだろ。 お嬢「なりません!この様な黒光したチャバネGの様な下賎な車に男様が乗って良いハズがございません!!」泣くな運転手。今夜は飲み明かそう………。 706 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 03 12 50.83 ID 1erfS+2l0 703 なんという・・・ 707 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 03 13 09.61 ID 8Q3qBwdsO あら、Gなのかしら・・・ 708 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 03 14 03.37 ID ycAhA3Ly0 704 ヤバい奴が混じってるwww 717 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 04 03 46.35 ID tLtgXj7c0 704 羽交い絞めにされるお嬢を想像してニヤニヤ 723 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 04 44 29.81 ID J48r6CxT0 コ「私に料理をさせて貰えるまで・・・落とすものですか!」 727 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 05 17 24.05 ID QmOo/1ozO メイド「雅に保守よ!」 728 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 05 31 31.15 ID Z59BrLtt0 保守!保守! 男 「ふぅ…。 補習がこんな時間までかかるとは…。」 嬢 「おーっほっほっほ。男様、こんな時間まで御苦労さま…お勉強ですか?」 男 「ひいっ! な、何でこんな時間に掃除してるんだ!」 嬢 「ふふ、わたくしのような下賤なものが人目に多く触れたら皆様がかわいそうでございますわっ!」 男 「そ、そうか? …もうだいぶ遅いし一人歩きは危険だろうから家まで送ろうか?」 嬢 「そんな!勿体ないお言葉ですわ!わたくしのような下賎なものと一緒に帰ったらどんな噂をたてられてしまうか…、 それにわたくし、新しい交通手段を開拓いたしましたの。」 男 「はい?」 嬢 「 わたくしのような下賎なものはこのハエの様なヘリで人目を避けて通学するのがお似合いですわっ!」 男 「うわ!? ブラックホーク!?!!!!!!!!!!1!!!!?」 嬢 「おーっほっほっほ! それでは、失礼いたしますわ! ごきげんよう!」 男 「あ、ああ」 嬢 「さあ爺や、急いで下さる? ディナーの仕込みが待っておりますのよ。」 男 (レベルアップしてるなぁ…いろいろと…) 733 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 06 16 31.35 ID Z59BrLtt0 乙一はラノベに入りますかって質問は、 バナナはおやつに入りますかってとの同じ匂いがする今日この頃。 感動できる話もあるので乙一お勧め。 でもセブンズルームだけは読んじゃ駄目だ。 734 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 06 17 28.94 ID Z59BrLtt0 ぎゃぁあああああああああああああ誤爆したぁあああああああああああああ 735 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 06 20 42.95 ID 1erfS+2l0 733は誤爆に見せかけた保守臭がする 俺だけ? 736 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 06 25 13.02 ID tLtgXj7c0 733 俺も保守かと思ったw 742 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 36 42.44 ID O6hfm2x5O 嬢「無様で醜く視覚毒の一種としか言いようのない私に何かご用かしら?」 http //pict.or.tp/img/13055.jpg 744 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 40 07.00 ID w87iuqrv0 742 これが視覚毒はありえないなw 745 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 43 27.09 ID hrWeChOd0 744 きっと見すぎると中毒症状を起こすんだよ。 ふと気がつくと一日中お嬢様のことを考えていたり… これがいわゆる禁断症状ってやつか… 746 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 52 46.71 ID O6hfm2x5O 嬢「みなさん、おはようございます」 嬢「私の地域は今日がもえるゴミの日なので出してきますわ」 http //pict.or.tp/img/13057.jpg 747 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 57 19.41 ID OKfKUUnDO 746 これはもえる 748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 58 00.46 ID w87iuqrv0 746 GJ!!お嬢自重www 749 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 07 58 30.08 ID 4ptbGlGp0 メイド涙目www 754 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 08 36 02.92 ID K7kT0wdlO 厨房にて 嬢「さて、今日も皆様のために朝食の準備でも」 バサッ 嬢「ひゃっ!?」 シェフ・メイド「はっはっは!!引っ掛かりましたねお嬢様!今日こそは絶対朝食を作ってやろうと罠を仕掛けさせていただいたんですよ! お嬢様はどうかそこで見ていて下さいませ!!」 爺「おい、お前ら」 759 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 09 20 54.93 ID w87iuqrv0 登校中 男「ん?あれはお嬢」 お嬢「おーっほっほっほ。私などが歩いたらこの綺麗な道が穢れてしまいますわ」 男「道路に雑巾がけしてる・・!!!」 761 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 09 35 21.51 ID 4zzSQvGtO 穣「イヤーッ! なんて事ですの!?私とした事がこんな時間に起きるなんて…」 メイド「1年ぶりに仕事が出来ましたね」 爺「清々しい日ですな」 http //imepita.jp/20070728/342710 762 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 09 40 33.58 ID lzuvAkqO0 男「なぁ、やっぱ嬢は回転寿司とかじゃなくて、おやっさんが握ってくれる寿司しかいかないのか?」 嬢「おーほっほっ!私のような、前世から社会悪のような稀代の悪女であった私がカウンター寿司などへそで茶を沸かしかねない所業です事よ!」 男「(なぜ勝ち誇ったように・・・)じゃ、じゃあ小象寿司とか、kappa寿司とかいくのか?」 嬢「ええ、しかも私のようなものが他の方が食べたかったかもしれないお皿を取るなど笑止千万ですので、食べるのはガリとお茶だけですわっ!」 男「そ、そうか・・・(それもしかしてすげー迷惑な客なんじゃ)」 763 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 09 47 11.03 ID lzuvAkqO0 男「そういや、嬢って好きな食べ物とかあるのか?」 嬢「おーほっほっ、私のような下賤のものが食事のえり好みなど片腹痛しですが・・・///」 男「ですが?」 嬢「これは・・・その・・・私のような・・・ごにょごにょ///」 男「な、なにそんなに照れてんだ?好物くらいだれだってあるだろ?」 嬢「わ、私・・・こ、こんぺいとうが・・・好き、ですの・・・」 男「こ、これまたノスタルジックな・・・なんで?」 嬢「で、ですから・・・こんぺいとうのように小さなお菓子でしたら、わ、私のようなものがこっそり一粒くらい食べても お天道様がお許しになってくださるかなぁ・・・と///」 765 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 09 49 00.47 ID w87iuqrv0 授業中 先生「じゃあこのプリントを後ろに回してくれー」 お嬢「先生!私の触ったプリントなど汚くて読めたものではありませんわ!」 先生「あ、ああ・・仕方ない。男は印刷室行ってこい」 男「はい・・」 お嬢「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ・・」 771 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 10 33 44.75 ID VxdrQRdsO メイド・お嬢様観察日記その13 14 58 運転手なだめて出発。男?知らん。 15 30 普段よりもゆっくりと屋敷到着。………運転手、車庫では存分に泣いてくれ。 15 33 雨の為、屋敷中にて待機していたメイド達が挨拶……する前にお嬢様に先を越された。………土下座しない? お嬢「お~ほっほっほっ、この様な絨毯引きの部屋では絨毯が私で汚れてしまってよ?」………いや、土下座しないなら……いい…のかな?……何か違う…。 15 39 お嬢様の部屋の前までお送りする。………追跡観察、開始。 16 45 お嬢様が部屋から出てきた。………制服に……エプロン? 16 47 奇跡を見た。エプロンのポケットから雑巾はともかく、バケツとモップが出てきた。………我がご主人様は一体何処へ向かっているのだろう……。 16 49 メイド7人がかりでバケツとモップの回収に成功。 お嬢「わ、私の様な存在価値の低く過ぎる下等生物は、これくらいしかやれる事がないのでしてよ!」 メイド s『お仕事取らないで下さいよぉ~……』泣くな。例え既に掃除が終わっていても………。私達は試合は負けたが勝負には勝ったんだ!…………多分。 16 52 瞬きしたらお嬢様が廊下の端にいた。………100mはあるんですけど……って、見失った!? 774 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 10 57 24.17 ID O6hfm2x5O 754を描こうとして失敗してたー 画像は朝からグロ注意 メイド「お嬢様には勝てたが、あの下郎に負けた!!」 http //imepita.jp/20070728/384050 ついカッとな(ry 差分 http //imepita.jp/20070728/385590 775 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 10 58 19.77 ID 1erfS+2l0 774 これはえろいwwwww 777 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 07 53.70 ID O6GUlzRA0 http //imepita.jp/20070728/400330 さて、朝風呂行ってきます 778 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 09 06.33 ID RaDzgt5a0 777 これもエロエロwwwwwwww 781 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 18 48.66 ID O6hfm2x5O 777 爺「クララが立ちましたぞ」 782 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 22 41.99 ID hrWeChOd0 781 爺さんいい年してんのにお盛んだな。 783 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 34 56.13 ID i8n3HADG0 ある昼下がりの底飛車邸 新人メイド「お嬢様だけでお屋敷を維持できるなら私達いらなく無いですか?」 メイド「……私の様な下賎な者が広大で美しいお屋敷を占領しているなど、世にも許されざる大罪(ボソ」 爺「……路傍の埃にも劣る私の如きなど、ダンボール一枚頂けるなら有難い限りで御座いますわ(ボソ」 メイド「……そして正門に掲げられる『売家』の看板(ボソ」 爺「……数ヵ月後、町にはいきいきと空き缶を集めるお嬢様の姿が(ボソ」 新人メイド「……」 メイド「座ってお茶を飲んでいるのも私達の仕事よ」 爺「ゆめゆめ詰まらぬ事を申すでないぞ」 新人メイド「申し訳ありませんでした」 こうですか?わかりません>< 784 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 39 02.78 ID VxdrQRdsO 783 爺さんwww 787 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 11 41 38.88 ID LY5Vdh/g0 底飛車 お嬢 発音変えれば名前にもなりかねないwwww 788 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 43 46.30 ID WdbZrdOCO らんまに出そうだな 789 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 45 37.92 ID hrWeChOd0 787 そのうち 嬢「わたしの名前など”汚女”で結構ですわ」 とか言い出しそうだ。 790 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 11 49 21.18 ID LY5Vdh/g0 789 初対面の人への自己紹介では言いそうだなwwwww 792 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 12 03 36.18 ID VxdrQRdsO メイド・お嬢様観察日記その14 16 55 最早体裁も構ってられません。お嬢様、お縄頂戴いたします! 16 57 食堂前に到着。コックは倉庫にいた。 コック「………整理する事がないので在庫確認を……今日5回目ですけど……」………あーぁ。 冥度「あれ?昼食はいつもどうしてるんです?」 コック「……皆でサンドイッチ食べてます」 冥度「あはは、やっぱりサンドイッチじゃ満足は出来ませんかw」 コック「………冷蔵庫に……毎日…作ってあるんです………お昼にどうぞ、お嬢…って………」……どんだけー………。 18 03 中央控え室でコックを除くほとんどの者が泣き崩れていた。……この紅茶ですか?…あ、美味しいじゃないですか。……お嬢様が煎れたんですか………。 18 14 そろそろかと調理場を覗く。呆然とするコック発見。視線の先は…………完成済みの夕食が……。あれ、メモ……「粟と麦がありましたので夕食に頂きます。お嬢」………夕食まであと15分、捕まえてせめて席に座らせてみせる!! 795 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 12 30 35.94 ID VxdrQRdsO メイド・お嬢様観察日記その15 18 16 爺さんと執事に連絡し、屋敷の者総出でお嬢様捜索開始。 18 21 風呂掃除しているお嬢様発見。爺さん達に連絡。 18 22 風呂場周辺封鎖完了。お嬢様の捕獲に入ります。 18 24 お嬢「やはり私は、粟ではなく泡を食べる方がお似合いでしてよ。お~ほっほっほっ」捕獲完了。 ○=私達 ●=お嬢様 ↑ ○ ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○ ○○●○○ ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○ ○ ○ 18 25 お嬢様を食堂に移送。………逃がしません。 18 29 食堂到着。 796 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 12 33 25.49 ID MvjTPlf00 795 囲みすぎwwwww 797 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 12 33 59.08 ID zS50dtOs0 795 何だこれwwwwww 799 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 12 44 05.24 ID O6GUlzRA0 http //imepita.jp/20070728/458150 がんばれコック 800 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 12 44 21.40 ID O6hfm2x5O 790 http //pict.or.tp/img/13102.jpg 801 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 12 45 33.45 ID T4ze3xRy0 800 ちょwwwwwwww 803 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 13 01 30.43 ID lSks+Gww0 799 800 (´∀`*)カワエエ 805 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 保守 2007/07/28(土) 13 13 19.58 ID i8n3HADG0 お嬢のいない放課後 女友1「あんたってさー、結構長いよね」 男「長いって何が?」 女友2「言えてるー。そういえば新記録じゃない?」 女友3「だよね。2ヶ月超えてるし」 男「だから何が」 女友s『生存期間?うわ、ハモったwwwwww』 女友2「お嬢に調子こいた奴っていつのまにか消えちゃうんだよね」 女友1「小中高で同じってもうあたしら3人しかいなくね?」 女友3「私中学からだよ」 女友1「大してかわんねえしそれwwwwww」 女友2「あたしそろそろやばいかもwwwwここ一週間デス茶ばっか飲んでるし」 女友1「じゃあやばいねーwwwwバカヤロウwww無茶しやがってwwwwwww」 女友2「死ぬにはいい日だ……お前ヴィッペr?ヴィッペrだろお前wwwwww」 女友1「やべえwwwwバレタwwwwwwww」 男「おまえら何で笑ってられるんだ……」 デス茶=お嬢の買ってくるお茶。お言葉に甘え続けると失踪フラグ 806 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 13 18 31.91 ID lSks+Gww0 お嬢の後ろの人たちコワス((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 811 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/07/28(土) 13 40 44.88 ID O4Bjk0XKO TV「でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」 嬢「なんて高貴な立ち居振る舞い…私も是非学校で実せ…」 男「ちょ…待て、早まるな、お前の人生はまだ始まったばかりだ」 814 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 13 46 40.42 ID oZ/78BJ4O お嬢「ふう。少しばかり大掛かりな掃除をした所為か、汗をかいて仕舞いまいましたわ」 メイド「お嬢様、雑用は私共使用人が致しますので、どうか雑巾で汗を拭おうとするのはお止し下さい」 お嬢「ご安心なさい、自身の体液を染み込ませた布で掃除を続ける程のふてぶてしさは持ち合わせて居なくてよ」 メイド「?ええ、残りはやらせて頂きますので、ご休息下さい。お疲れの様ですので、マッサージ師を呼びましょうか?」 お嬢「そんな、プロの方の商売道具でもある御手を爛れさせるなんて真似はしたくありませんから、結構です。 疲れなんぞ、貴女がわたくしの様な愚かで賎しいクソ虫と名乗るのも甚だしい存在に声を掛けてくれただけで吹っ飛びましたわ。 この布は今後、わたくしのタオルとして活用させて頂きます。 幾分か製造者様に申し訳無い気は致しますが、未使用の綺麗なタオルを使い、こえだめに本美濃紙を浸けるに値する行為を行うよりはましでしょう?」 メイド「っお嬢様ぁああ!私はお嬢様を心からお慕いして居りまさぁああぁあ」 お嬢「あらあら、泣きながら嘘を吐くなんて演技派ですのねぇ。 嘘吐きは泥棒の始まりでしてよ?」 メイド「信じて下さい…」 爺「私は旦那様の代より仕えさせて居りますが、最近に為ってようやく信じて頂ける様に為りました。 入って数年の若造とは違うのですよ、若造とは」 メイド「(^ω^#)」 818 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 16 03.11 ID E78xR+dW0 お嬢幼少時代。 http //vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/32944.jpg 820 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 16 56.64 ID VxdrQRdsO メイド・お嬢様観察日記その16 18 31 食堂の鍵を掛ける。これで食事されるまで逃がしません! 18 32 ……お嬢様の姿が見えない。何処行ったんですか!? 18 34 お嬢様が食事を持って調理場から出てきた。なんでそこまでお皿並べるのが手慣れてるんですか………。 18 35 ……取り敢えずお食事開始です。 ○=私達 ●=お嬢様 〇〇〇 〇〇●○○ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 机 | 18 36 お嬢様……動かないでお食事をして下さい。お嬢「お茶を「私が煎れま」どうぞ」負けるな。もうすぐあの人が帰ってくる! 18 37 お嬢「皆は食べないのかしら?」貴女に食べて頂ければすぐにでも! 18 39 膠着状態が続く。?「………あぁ…めどい……」帰って来た!! 821 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 19 00.70 ID O6hfm2x5O 爺「皆の者、お嬢様に後れを取るな!」 新人冥土「……」 http //pict.or.tp/img/13111.jpg 822 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 20 17.97 ID hrWeChOd0 820 まさか…!?意味不か?手抜きか?それともメドイさんか? 大穴でコン様。知ってる奴いないとおもうけど。 824 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 24 04.64 ID w87iuqrv0 819 イメージぴったりだw 826 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 28 17.60 ID j5fq6u5PO この新ジャンルを見たあと高飛車なお嬢様を攻略したら、素直に萌えられるのだろうか… 「ちっとは働け」とでも感じてしまうのではなかろうか 828 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 31 57.95 ID Ffw9g/xpO 826 俺なら間違いなく後者 829 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 32 41.87 ID 9qzelKLgO 屋上 嬢「オーホッホッホッホ!男、昼休みの屋上で一人で何をなさっているのかしら?」 男「何って見ての通りお昼ご飯だが…」 嬢「お母様の愛情手作り弁当とはうらやましい限りですわ」 男「嬢のは違うみたいだな」 嬢「私のは物は赤の他人の作った得体の知れない代物ですのよ。愛情などカケラもございませんわ、オーホッホッホッホ!」 男「…とりあえず一緒に食わないか?見晴らしのいいこっちで」 嬢「私に眺められる景色の身にもなって欲しくってよ、こちらの階段脇で頂きますわ。」 男「そうか…」 男(一流シェフの料理とおぼしき物をあんな日影で…) 1みたいになりたいと思った、途中で諦めた… シェフが料理しました 834 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/07/28(土) 14 43 03.80 ID 9qzelKLgO 男「しかしいつ見ても嬢の警備は物々しいな…」 嬢「万が一にも私ごとき希代の恥さらしのために罪を犯すお方などあってはなりませんわ、オーホッホッホッホ」 男「いやまあ犯罪防止は賛成だけど…」 やっぱなんか違う・ω・ PREV 新ジャンル「底飛車お嬢」01_vol04 NEXT 新ジャンル「底飛車お嬢」01_vol06
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つゆのひぬま 山本周五郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)佃町《つくだまち》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)一|刻《とき》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (例)[#6字下げ] ------------------------------------------------------- [#6字下げ]一[#「一」は中見出し] その土地の本来の名は佃町《つくだまち》というのだが、たいていの者が「あひる」と呼んでいた。そこは深川の南の端で、海とのあいだに広く、芦原《あしはら》や湿地がひろがっており、晴れた日には海の向うに上総《かずさ》から安房《あわ》へかけての、山や丘を眺めることができた。――北側は堀で、蓬莱《ほうらい》橋というのを渡ると永代門前町になり、びっしりと建てこんだ家並のかなたに、深川八幡の高い屋根や、境内の森の梢《こずえ》が見える。その界隈《かいわい》には仲町、櫓下《やぐらした》、松本町など、料理茶屋や岡場所が多く、また、川向うとは違った意気で知られた、「羽折芸妓」などもいて、深川ではもっとも繁華な町であった。 通称「あひる」と呼ばれる佃町は、その繁華な町と堀ひとつ隔てているだけだが、いかにも地はずれの感じで、芦や雑草の生えた中に、三四十棟の家が不規則に建っており、空気にはいつも潮の香が強く匂っていた。「あひる」は土地の通称であると同時に、そこにある娼家の呼び名でもあった。仲町や松本町からあふれ出たものが、いつかそこへ根をおろしたのであろう。家数は絶えず増減しているが、多くても二十軒にはならなかったし、少ないときには六七軒になってしまうこともあった。――これらの中で、「蔦家《つたや》」だけが動かなかった。主人は女で、名はお富といい、年は三十二になる。もと新吉原で稼《かせ》いでいたという噂《うわさ》もあるが、真偽のほどはわからない。躯《からだ》の肥えた、まる顔の、おっとりとした性分で、ちょっと見たところでは娼家の女主人などとは思えないような、おちつきとおうようさが感じられた。みかけばかりでなく、ぜんたいとして彼女はおうような性分であったが、芯《しん》にはびっくりするほど打算的で冷静な、きついところがあり、一例をあげると、決して男をよせつけなかった。 「蔦家」を始めたころ、お富のとこへ一人の老人がかよって来た。せいぜい月に一度か二度、必ずなにかしら手土産を持って来て、一|刻《とき》ばかり静かに酒を飲むと、帰っていった。その老人がお富を廓《くるわ》からひかせ、「蔦家」の店を出させたのだといわれていたが、これも事実かどうか不明だったし、その老人が死んでからは、もう五年以上にもなるのに、一人の男も近よせなかった。親類もあるのかないのか、それらしい人間の出入りもない。ただ、去年あたりから月に一度ぐらいの割で、どこかへでかけてゆき、ときには泊って来るようになった。どこへゆくのかわからない。女たちは初め、よそに男がいるのだろうと思い、次には男を買いにゆくのだ、ということにきめていた。それは、その外出がいつも毎月のこと[#「こと」に傍点]の前後に当っていたからであるが、これもまた女たちの想像であって、慥《たし》かなことはわからなかった。 「あたしは浮気者やだらしのない女は置かないよ」とお富は云っていた、「少しぐらい縹緻《きりょう》が悪くっても、頭のいい、しまりのある女でなければだめさ、これはしょうばいなんだからね、客を気持よく遊ばせて、深入りをさせず、ながつづきのする馴染をつくるには、頭がよくて機転がきかなければいけない、それには銭金《ぜにかね》にしまりのあることが第一さ」 浮気者やだらしのない女は、自分の好き嫌いで客をふったり、こっちから惚《ほ》れこんだりするし、すぐひも[#「ひも」に傍点]付きになったりして、結局いい馴染客ができない、というのであった。「蔦家」にはいま女が四人いる。二十五になるおひろ[#「ひろ」に傍点]、二十一歳のお吉、二十歳のおぶん[#「ぶん」に傍点]、同じ年のおけい[#「けい」に傍点]、という顔ぶれであるが、四人とも女主人とどこか共通点があって、「蔦家」は他のどの店よりもうまいしょうばいをしていた。 おひろ[#「ひろ」に傍点]はいちばん年長で、また最古参でもあり、つねに五人か六人の、いい馴染客をもっていて、年が老けているのに、誰よりもよく稼いだ。店へはいって一年ほど経ったとき、おひろ[#「ひろ」に傍点]が「武家」の出であり、「病身の良人《おっと》と子供が一人ある」ということを知って、お富はちょっと首をかしげた。そういう素姓の女はお富には好ましくなかったのであるが、しかし、よく稼ぐのは「仕送り」をする必要があるからで、そのために客も大事にするし、始末もいいとなれば、文句はなく、やがてすっかりおひろ[#「ひろ」に傍点]を信用するようになった。 他の三人はさして特徴はない。お吉は肥えていて陽気なほうだし、おぶん[#「ぶん」に傍点]は少しばかり陰気で、温和《おとな》しい一方だった。おけい[#「けい」に傍点]は利巧で軽口がうまく、いつも巧みに客の評をしては、みんなを笑わせるというふうであった。――お富は彼女たちにほぼ満足していた。よその店ではしばしば女に逃げられたり、ひも[#「ひも」に傍点]付きの女を置いて辛きめにあったりしたが、「蔦家」ではそんなことはなかった。お富は女たちを大事にした。どの部屋もきれいに道具を揃《そろ》えてやり、食事も滋養のある美味《うま》い物を喰《た》べさせ、また病気の予防にはうるさいほど気をくばって、つねに注意することを怠らなかった。 その洪水のあった甲申《きのえさる》の年には、さすがの「蔦家」にもいやなことが重なった。まずお富が腸を病んで、春さきから夏いっぱい、寝たり起きたりしていたし、ようやく彼女が床ばらいをすると、おぶん[#「ぶん」に傍点]の家に間違いが起こり、そのためにこんどはおぶん[#「ぶん」に傍点]が、二十日ばかり寝るようなことになった。おぶん[#「ぶん」に傍点]の兄の増次が、病気の父親を殺し、自分も大川へ身を投げて死んだのである。――屋根屋の職人だった父は、三年まえに卒中で倒れ、半身不随のまま療養してい、増次は生れつき片足が不具であった。右の足が萎《な》えてしまって、十二三まで独りで歩くことができず、杖《つえ》を使うようになってからも、隣り町まで往復するのが精いっぱいであった。また彼は神経質なわりに不器用なたちで、自分は版木職人になるつもりだったし、ずいぶん熱心にやっていたが、思うように腕が進まず、癇癪《かんしゃく》を起こしてよく版木を叩き割ったり、道具を投げて泣くようなことがあった。 こういう事情は誰も知らなかった。女主人のお富でさえ殆んど知らず、おひろ[#「ひろ」に傍点]だけが女主人の留守に、おぶん[#「ぶん」に傍点]からうちあけられた。 「今年は年まわりが悪いらしい」とお富が床ばらいをしたときにいった、「おまけに来年は厄だから、店がひまなうちに、厄除け参りにいって来ようかね」 それからすぐにおぶん[#「ぶん」に傍点]が倒れたのだが、二十日ばかり経ち、おぶん[#「ぶん」に傍点]のおちついたようすを認めると、同じ土地の女主人たち三人とさそいあわせて、呑竜《どんりゅう》様で知られた上野《こうずけ》のくに太田の、大光院へ参詣《さんけい》にでかけた。 「頼むわよ」とお富はお金と帳面をおひろ[#「ひろ」に傍点]に預けて云った、「往き帰り七日か八日、おそくも十日めには帰るつもりよ、いいわね」 こんなときにはおひろ[#「ひろ」に傍点]の「武家出」ということが頼みになるらしい。おひろ[#「ひろ」に傍点]は女主人の眼をみつめて、はっきりと頷《うなず》いた。 [#6字下げ]二[#「二」は中見出し] 良助が来たのは、お富がでかけた日の、夜の十時すぎのことであった。 七月中旬で、暦のうえでは秋だが、まだ夏枯れが続いていて、客もあまりなく、おぶん[#「ぶん」に傍点]は共部屋でおひろ[#「ひろ」に傍点]と話しながら、肌着の繕いをしていた。そこは縦に長い六|帖《じょう》で、女たちが食事をしたり休んだり、また泊り客の付かないときに寝たりなどする、共同の部屋であった。 客を送りだしたおけい[#「けい」に傍点]が、薬湯をつかい、着替えた浴衣の帯をしめながら、共部屋へはいって来たとき、うしろからお吉が追って来て、「縁日へゆかないか」とさそった。おけい[#「けい」に傍点]は構わず鏡の前へ坐り、お吉も不決断にはいって来て、窓のところへ横坐りになった。 「いま帰ったお客ったら」とおけい[#「けい」に傍点]は鏡の蓋をとりながら云った、「もっとい(元結)を切って髪の根までさぐってみなければ、機嫌がいいのか悪いのか見当もつかないような人よ」 「へえー」とお吉が云った、「そうすると、つまりどういう人なの」 おけい[#「けい」に傍点]は返事をせずに、眼の隅でおぶん[#「ぶん」に傍点]のほうを見た。おひろ[#「ひろ」に傍点]は櫛の手入れをしており、おぶん[#「ぶん」に傍点]は針を動かしていた。 「あんたそんなことしていていいの、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん」とおけい[#「けい」に傍点]が云った、「まだ顔色だってほんとじゃないのに、寝ていらっしゃいよ」 「だいじょぶよ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は微笑しながらおけい[#「けい」に傍点]を見た、「病気じゃないんですもの、もう寝くたびれちゃったのよ」 お吉がふいに思いだし笑いをした。 「ねえ、このまえの人、なんだっけ」とお吉がおけい[#「けい」に傍点]に云った、「袋の中へぎっちり砂利《じゃり》を詰めたような人だったっけかしら、そうだったわね、あの人ほんとにそんなふうな人だったわ、あたし笑っちゃったわ」 おけい[#「けい」に傍点]は白けた顔をした。おひろ[#「ひろ」に傍点]はおぶん[#「ぶん」に傍点]となにかないしょ話をしていて、自分が来たのでやめたこと、自分たちがいなくなるのを待っているのだということが、おひろ[#「ひろ」に傍点]のようすでわかったからである。おけい[#「けい」に傍点]はざっと白粉《おしろい》をはたくと、「縁日へいこうか」とお吉に云った。お吉はすぐに立ちあがり、おひろ[#「ひろ」に傍点]に向って「不動様までいって来ていいか」と訊《き》いた。おひろ[#「ひろ」に傍点]は、あまりおそくならないようにと、二人のほうは見ずに答えた。おけい[#「けい」に傍点]は横眼でおひろ[#「ひろ」に傍点]を見、お吉といっしょに、黙って出ていったが、土間へおりてから、「ねえさん、お店がからになりますよ」とこわ高に云った。 おぶん[#「ぶん」に傍点]は暫くして、そっとおひろ[#「ひろ」に傍点]を見た。 「おけい[#「けい」に傍点]ちゃんどうかしたのかしら」 おひろ[#「ひろ」に傍点]は興もないという顔で、「おっ母さんは早く亡くなったの」と訊いた。 「あたしが七つのとき」 「それからお父さん、ずっと独りだったの」 「いちど貰ったのよ、いい人だったように思うんだけれど」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は針を動かしながら、ゆっくりと云った、「兄さんがそんなふうだし、お父っさんてひどい子煩悩だったから、あたしたちのことでうまくいかなかったんでしょう、それに、貧乏だったしね」 おひろ[#「ひろ」に傍点]は櫛を片づけて、それから独り言のように、「いいことないわね」と呟《つぶや》いた。 「いいことないね」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「お父っさんも兄さんも、ほんとにいいことってなかった、まるで苦しいおもいをするために、生れて来たようなものだったわ」 油で汚れた手を拭きながら、おひろ[#「ひろ」に傍点]は「あたしなんか罰が当るわね」と云った、「そういう話を聞くと、あたしなんか罰が当ると思うわ」 「あらどうして」 「親の云うとおりになっていれば、いまごろは武家の奥さまでいられたし、うちの人だって八百石の旗本よ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「それを、お互いが好きだったからしようがないけれど、世間知らずのお坊ちゃんだったうちの人を、あたしがそそのかしたようなもんでしょ」 「まあ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は眼をみはった、「あたしその話初めて聞いたわ」 おひろ[#「ひろ」に傍点]は眼を伏せ、櫛箱をしまいながら、「あたしも話すのは初めてよ」と云った。武家の出だということだけは云ってあるけれど、「詳しいことはかあさんにも話してないのよ」だって、侍の家に育ったのに、自分から男をそそのかしたなんてこと、恥ずかしくって云えやしないじゃないの。今夜はあんたの話につまされて、つい口がすべっちゃったのよ、「聞かないつもりでいてちょうだいね」と云って、おひろ[#「ひろ」に傍点]はさびしげに微笑した。 おぶん[#「ぶん」に傍点]は「ええ」と頷き、それから思いいったように溜息《ためいき》をついて、「その話をいつかもっと詳しく聞きたいわ」と云った。 「いつかね」とおひろ[#「ひろ」に傍点]がいった、「もうしぼんじまった花だけれど、あんたにはいつか聞いてもらうわ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]が「はい」と高い声で返辞した。おひろ[#「ひろ」に傍点]がびっくりして振向くと、おぶん[#「ぶん」に傍点]は膝《ひざ》の上の物をおろし、「お客らしいわ」と云って立ちあがろうとした。しかしおひろ[#「ひろ」に傍点]はそれより早く、自分が出るからいいと云い、おぶん[#「ぶん」に傍点]を制して出ていった。――すぐに、おひろ[#「ひろ」に傍点]と客の問答が、おぶん[#「ぶん」に傍点]のところまで聞えて来た。いま女たちが二人とも留守で、休んでいるこ[#「こ」に傍点]が一人しかいないから、とおひろ[#「ひろ」に傍点]が断わり、客はあげてくれとねばった。女の帰るまで待ってもいいし、「本当は女なんかどっちでもいい」という意味のことを、酔っているらしいが、むきな口ぶりで云っていた。その声を聞いて、おぶん[#「ぶん」に傍点]が立ちあがり、部屋から顔だけ出して、「ねえさん」と呼びかけた。そしておひろ[#「ひろ」に傍点]が振向くと、その眼に頷いてみせた。おひろ[#「ひろ」に傍点]は首を振ったが、おぶん[#「ぶん」に傍点]は大きく頷いてみせ、おひろ[#「ひろ」に傍点]は不承ぶしょうに客をあげた。 おぶん[#「ぶん」に傍点]は客を自分の部屋へ案内し、戻って来て茶を淹《い》れた。 「いいの、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が不安そうに訊いた、「あんたまだむりよ、二人が帰るまで待たしとくほうがいいわ」 「だいじょうぶよ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は微笑し、「それに」と口ごもって、また「だいじょぶよ」と、はずんだ声で云った。 その客が良助であった。 良助という名も、年が二十六だということも、それから三日めの晩、つまり二度めに来たとき、聞いたのであるが、こんなところには馴れていないらしく、自分でてれているようすや、口の重い、温和しそうな人柄がおぶん[#「ぶん」に傍点]の心に残った。――彼は痩《や》せているというより、疲れきった人のようにみえた。頬がこけて、皺《しわ》がより、油けのない髪がぱさぱさしていた。幾たびも洗濯した木綿縮《もめんちぢみ》の単衣《ひとえ》に、よれよれの三尺をしめ、草履もはき古して、鼻緒のあぶなくなっている麻裏であった。 その夜、彼が固くなって寝ているので、おぶん[#「ぶん」に傍点]があそばないのかと囁《ささや》くと、彼は首を振って、 「この次だ」と乱暴に云った。 「こんど来たときだ」と彼は云った、「もし来てもよければだがね」 [#6字下げ]三[#「三」は中見出し] 明くる日とその次の日、二日続けて雨が降った。そして三日めの夜、――もう店を閉めようとしていると、良助がはいって来た。 「うれしい」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は彼に囁いた、「来て下さらないかと思ってたわ」 彼の息はひどく酒臭かった。黙って、無表情な顔で、ずいぶん飲んでいるらしいのに、酔っているようにはみえなかった。 「横になりたいんだ」と部屋へとおるなり彼は云った、「済まないが先に床をとってくれ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は夜具を延べて、茶を淹れに戻った。内所にはお吉だけがいて、「ねえさんはお客よ」と云った。古い馴染の材木屋の番頭だそうで、「いまあがったとこよ、おつとめ(花代)はあとで勘定するんですってよ」とお吉はねむそうな声で云った。 茶を持っておぶん[#「ぶん」に傍点]が部屋へゆくと、彼は着たまま、夜具の上へ横になっていた。 「あがりを持って来たわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は枕許《まくらもと》へ膝をついて云った、「寝衣になっておやすみなさいな、それでは風邪をひいてよ」 彼はあいまいに「うん」と唸《うな》り、それから急に立ちあがった。手洗いにゆきたいのだと云い、おぶん[#「ぶん」に傍点]が教えると、着物の前を直しながら出ていった。――おぶん[#「ぶん」に傍点]は浴衣とひらぐけを出し、夜具を直した。枕が転げているので、置き直したとき、夜具の下になにかあるのに気がついた。手でさぐってみると、長さ一尺三寸ばかりの風呂敷包だったが、触った感じで、おぶん[#「ぶん」に傍点]は眉をひそめた。 「あれだわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は包を指で触りながら呟いた、「これがあれ、これは匕首《あいくち》、そうよ、これは匕首よ、慥かにそうだわ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は包を取出した。 色の褪《さ》めた紺木綿の風呂敷包は、重たく、ごつごつしていて、中になにが包んであるかよくわかった。おぶん[#「ぶん」に傍点]は立ちあがり、箪笥《たんす》の下の抽出《ひきだし》をあけた。そこには着古した浴衣や端切などが入っている、おぶん[#「ぶん」に傍点]はその包を端切の下へ隠し、その上へ古浴衣を重ねて、抽出をきっちり閉めた。――彼は嘔《は》いたらしい、戻って来た顔は白く、額には汗がふき出ていた。おぶん[#「ぶん」に傍点]は置いてあった茶を取ってやり、「なみの花を持って来ようか」と訊いた。彼は黙って首を振り、窓をあけて、その茶でうがいをした。 「水を貰えるか」 「ええ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた、「着替えてちょうだい」 「休んでからだ」 彼は夜具の上へ横になったが、すぐに、ぱっとはね起きた。はじかれたような動作ではね起き、夜具の下へ手を入れて、おぶん[#「ぶん」に傍点]のほうを睨《にら》んだ。白く硬ばった顔には、殆んど恐怖に似た表情があらわれ、その眼は怯《おび》えたようにゆらいだ。 「大丈夫、あたしが預かったわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]がなだめるように云った、「ときどき見廻りが来るのよ、そこではあぶないと思ったから、この箪笥へしまっておいたわ」 彼の肩がゆっくりとおちた。緊張のほぐれてゆくのが見えるようで、彼は「友達のものなんだ」と呟くように云い、財布を出して、定りの花代をおぶん[#「ぶん」に傍点]に渡した。おぶん[#「ぶん」に傍点]が彼に着替えをさせてから、水を取りにゆくと、おけい[#「けい」に傍点]が客を送りだしたところで、お吉が店を閉めていた。 雨のあとのせいか、ひんやりとする夜であった。 彼は仰向けに寝ていたが、おぶん[#「ぶん」に傍点]が横になって暫くすると、「まえにもこんなことがあったのか」と訊いた。 「まえにって、――」 「ああいう物を預かったことが、まえにもあったのか」 「ええ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた、「あったわ」 「馴染だったのか」 「三度か四たびくらい」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は陰気に答えた、「四たびくらいね、もう四十ちかい年の人だったわ」 彼は口をつぐんだ。やがて、眠ってしまったかと思い、おぶん[#「ぶん」に傍点]がそっと、掛け夜具を直してやると、眼をつむったままで、「そんな客に出るのはいやだろうな」と云った。おぶん[#「ぶん」に傍点]は「そうね」と暫く考えていた。 「そうね」と少し経っておぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「いやっていうより、身につまされるようよ」 「怖くはないのか」 「わからないわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は答えた、「べつにほかの人と変ったようには思わないわね」 「怖くはないんだな」 「おんなしようよ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は云った、「こういうところへ来る人って、みんな同じような感じよ、云うことやすることは違っていても、みんなどこかしら独りぼっちで、頼りなさそうな、さびしそうな感じがするわ、だからこんな、あたしたちみたいな者のところへ来るんじゃないかと思うの」 「おれは、――あんなような道具を持っている人間のことを、訊いてるんだ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は黙った。 「よくわからないけれど」とやや暫くしておぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「世の中には運のいい人とわるい人があるでしょ、運のいい人のことは知らないけれど、運のわるいほうなら叺《かます》十杯にも詰めきれないほどたくさん知っているわ、そして、男の人がやぶれかぶれになるのも、自分の罪じゃなくって、ほかにどうしようもないからだってことを知ってるわ、だから、そうね、――そんな人に逢うと、怖いっていうよりも泣きたいような気持になってしまうわ」 彼はしんと黙った。おぶん[#「ぶん」に傍点]はきまり悪そうに、「こんなお饒舌《しゃべ》りをしたの初めてよ」と口の中で呟いた。彼はかなりながいこと息をひそめていて、それから、おぶん[#「ぶん」に傍点]というのは本名かと訊いた。 「ええ、このうちではみんな本名よ」 「おれは良助っていうんだ」と彼は云った。おぶん[#「ぶん」に傍点]は「そう」と呟いた。 朝になって帰るとき、彼は「済まないがあれを預かっといてくれ」と云い、顔をそむけるようにして去った。いつもはそれからひと眠りするのだが、その朝はもう横になる気にならず、自分の部屋を片づけたあと、勝手へいって、つくねてあるゆうべの汚れ物を洗ったり、それから、かよいで来る飯炊きのおかね婆さんの来るまえに、釜《かま》へ米をしかけたりした。午後になって、おけい[#「けい」に傍点]に銭湯へさそわれたとき、おひろ[#「ひろ」に傍点]に呼びとめられた、「ちょっと話したいことがある」というので、おけい[#「けい」に傍点]とお吉の二人は出てゆき、おぶん[#「ぶん」に傍点]は残った。 「今日も涼しいわね、このまま秋になっちまうのかしら」 おひろ[#「ひろ」に傍点]は共部屋へはいってゆきながら、心ぼそいというような口ぶりで云った。そして、火鉢にかかっている湯釜のかげんをみ、茶道具を出して、二人分の茶を淹れながら、おぶん[#「ぶん」に傍点]のほうは見ずに「ゆうべのお客のことなんだけど」と口ごもり、ふいと眼をあげて「あんた好きになったんじゃないの」と訊いた。 「さあ、――」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は首をかしげた。 「あの人しょうばいはなんなの」 おぶん[#「ぶん」に傍点]はまた「さあ」と云った。 [#6字下げ]四[#「四」は中見出し] 彼とは二度しか逢わない。良助という名もゆうべ初めて聞いたのだし、どんな職を持っていたのかも知らない。したがって「好きになった」かどうか、自分でも判断ができなかった。――おひろ[#「ひろ」に傍点]は、それが危ないのだと云った。これまでそんなことはなかっただろうし、こんどだって好きでなければ「好きではない」とすぐに伝える筈である。どちらとも判断がつかないというのは、心の奥で好きになりかかっている証拠なのだ、とおひろ[#「ひろ」に傍点]は云った。 「そうかしら」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は陰気に云った、「あたしぼんやりだからわからないけれど」 「おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「ここのうちでは客に惚れることは法度になってるわね、それはしょうばいのためでしょ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた。 「あたしはしょうばいをはなれて云いたいことがあるの」とおひろ[#「ひろ」に傍点]は云った、「こういうところへ来る客にはしんじつがないってこと、あんたも知ってるでしょ、あの人たちにしんじつがないとは云わなくってよ、けれどもこういところへ来るときは普通じゃないわ、仕事がだめになったとか、家にごたごたがあるとか、仲のいい友達と喧嘩《けんか》わかれをしたとか、ゆくさきに望みがなくなったとか、それわけがあって、やけなような気持になっていることが多いわ、だから、あそぶことは二の次で、むやみにいばるとか、あまえるとか、だだをこねるとかするでしょ、いつかあたしの出た客で、子守り唄をうたってくれっていう人がいて、あたしひと晩じゅう、知ってる限りの子守り唄をうたったことがあるわ」 「ええ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が頷いた、「あたしそのときのこと、覚えてるわ」 「その人、――あたしの腕枕で、泣きねいりに眠ったわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]は続けた、「みんながみんなとはいわないけれど、たいていの人が、躯か心かどっちか、傷つくか病むかしていて、ほかでは気もまぎれず慰められもしないのね、こういうところのあたしたちみたいな女、いってみればどんづまりのせかいへ来て、はじめて息がつけるらしい、ちょうど、暴風雨《あらし》に遭って毀《こわ》れかかった船が、風よけの港へよろけこんで来るようなものよ、そう、ちょうどそんなふうなんだと思うわ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]はゆっくり頷いた。 ――あの人も毀れかかった船のようだ。 良助というあの男も、やっぱり暴風雨に遭って毀れかかっている船に似ている、とおぶん[#「ぶん」に傍点]は心の中で思った。 「港にいるうちは、船は港を頼りにするわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はまた続けた、「けれども、暴風雨がしずまり、毀れたところが直れば出ていってしまう、そうして、港のことなんかすぐに忘れてしまうものよ、ほんと、あたしよく知ってるわ、しんじつだと思うのも、ほんのいっときのことよ、露のあるうちの朝顔で、露が乾くと花はしぼんでしまう、――あたしとうちの人の仲だって同じことだわ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は眼をあげた。おひろ[#「ひろ」に傍点]は茶を啜《すす》り、どこか遠くを見るような表情で、「そうよ」と低く云った。 おひろ[#「ひろ」に傍点]は話した。彼女の良人は八百石の旗本の跡取であった。彼女も歴とした武家の娘で、親たちのきめた許婚者がいた。彼女は許婚者を嫌い、良人といっしょになれないなら、死ぬほうがいいと思った。こんなことはありきたりで、決して珍しくはない、しかし彼女はしんけんであった。想う人といっしょになれないくらいなら、「本当に死んでしまおう」と覚悟をきめ、そのことを相手に告げた。相手も同じ気持で、「それならいっしょに逃げよう」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云い、二人は家を出奔した。それから二年たらず、二人は江戸の隅を転々しながら、夜も昼も酔ったような気持ですごした。 「まる二年とは続かなかったわね」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はおもいいったように溜息をついた、「そう、酔っているような楽しいくらしは、一年半とちょっとだったわ、持って出たお金がなくなり、あたしに子供が生れると、たちまち明日の米をどうするか、ということになったの」 町人なら実家へ詫《わ》びをいれることもできる。だが武家では断じて許されない、居どころがみつかれば、伴《つ》れ戻されて尼になるか、わるくすれば自害させられるかもしれない。 ――良人も自分も世間を知らず、金がなくなったあとは、売れるだけの物を売ってくらした。自分の髪道具はもちろん、良人の刀まで売ってしまった。そして、良人が病気になった。癆咳《ろうがい》という診断で、高価な薬と、滋養のあるものを喰べさせなければならない。どうしたらそんなことができるか、どうしたら。……良人は「死のう」と云った。自分も死ぬほうがいいと思い、けれども子供が不憫《ふびん》で死ぬ気にはなれなかった。 「死ぬつもりならなんでもできる、そう思ってここへはいったのよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]は、まるでうたうような口ぶりで云った、「それからもうあしかけ五年、月づきの仕送りだけはしているけれど、初めの、二人で家出をしたころのような気持は残ってはいないわ、いまあたしとうちの人をつないでいるのは、月づきの仕送りだけといってもいいくらいよ――、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん、どんなにしんじつ想いあう仲でも、きれいで楽しいのはほんの僅かなあいだよ、露の干ぬまの朝顔、ほんのいっときのことなのよ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は黙ってうなだれ、それから、そっとこっくりをした。おひろ[#「ひろ」に傍点]はどこを見るともないような眼で、ぼんやりと向うをみつめた。 まもなくおけい[#「けい」に傍点]とお吉が帰って来たので、おひろ[#「ひろ」に傍点]は「またこの次にしましょ」と、話をやめたが、おかしなことには、話を聞いてから却《かえ》って、良助のことが深く自分の心に残っているのを、おぶん[#「ぶん」に傍点]は感じはじめた。「毀れかかった船」というおひろ[#「ひろ」に傍点]の言葉が、そのままに当嵌《あては》まるように思えた。預かっているあの道具が眼のさきにちらつき、あの道具を渡せば彼は沈んでしまう、「それであの人は沈んでしまう」と心の中で繰り返し呟いた。 ――こんど来て、あれを持ってゆくと云ったらどうしよう。 おぶん[#「ぶん」に傍点]は胸が塞《ふさ》がるように感じた。良助の来るのが待ち遠しく、同時に「来なければいい」とも思った。彼のことはなにも知らないが、道具を預けていったのはいちおう思い直したからであろう。思い直して、まじめな職につけたとすれば、当分は来ないに相違ない。暫く来なければまじめな職についた証拠だ、「どうぞ来ないように」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は心で願った。 良助は中二日おいて来たが、その日、彼の来るまえにいやなことがあった。 なにからそんなことになったか知らない、おぶん[#「ぶん」に傍点]が一人おくれて銭湯から帰ると、共部屋でおけい[#「けい」に傍点]とおひろ[#「ひろ」に傍点]がやりあっている声がし、廊下にお吉が立っていて、おぶん[#「ぶん」に傍点]に「はいるな」という眼くばせをした。 「笑わせないでよ」とおけい[#「けい」に傍点]の云うのが聞えた、「あたしちゃんと知ってるんだから」 [#6字下げ]五[#「五」は中見出し] 「云ったらいいじゃないの」とおひろ[#「ひろ」に傍点]がやり返した、「なにを知ってるんだか知らないけれど、云いたかったらさっさと云うがいいわ」 「云ってもいいの、云われて困るようなことはないの」そしてちょっとまをおいて、意地わるく誇張した声で云った、「ねえさん」 おひろ[#「ひろ」に傍点]の嚇《かっ》となるのが見えるようであった。 「云ってごらんよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が叫んだ、「こんなしょうばいをしていれば、人にうしろ指を差されるようなことの三つや五つ、誰にだってある筈だ、おまえさんそうじゃないのかい」 「お武家育ちにしてはいい啖呵《たんか》じゃないの」とおけい[#「けい」に傍点]が皮肉に云った、「おぶけさまのそだちにしてはね」 「なんだって、――」 「お武家育ちだなんて、ちゃんちゃら可笑《おか》しいっていうのよ」とおけい[#「けい」に傍点]が云った、「自分はれっきとした侍の娘、うちの人は八百石の旗本の跡取だって、ばかばかしい、笑わせないでよ」 「それがどうしたの」おひろ[#「ひろ」に傍点]の声はふるえた、「それがあんたにどんな関係があるの」 「人をばかにしないでっていうのよ」おけい[#「けい」に傍点]は辛辣《しんらつ》に云った、「あんたが武家育ちかどうかぐらい、あたしにはちゃんとわかっているんだから、本当に武家で育ったとしたらね、いくらおちぶれたって立ち居や言葉つきが違いますよ、おじぎ一つ見たってわかるものなのよ、ねえさんはご存じないだろうけれどね」 「そう、そんなことが云いたかったの」 「うちの人が癆咳で、子供があって」と、おけい[#「けい」に傍点]はなお続けた、「月づきずっと仕送っているって、みんな嘘じゃないの、お武家育ちも八百石の旗本も、癆咳の良人や子供のあることも嘘、みんな嘘っぱちよ。月づき仕送りをするなんて云って、稼いだおたからはみんな溜《た》めてるじゃないの。そうじゃないの、――ねえさん」 「いいわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]がふるえ声で云った、「あんたがそう思いたければそう思ってるがいいわ、ここであんたを云い負かしたって、べつに三文の得がいくわけでもないんだから」 「そうよ、そのほうが利巧よ、口をきくだけぼろが出ますからね」 そこまで聞いて、おぶん[#「ぶん」に傍点]はそっと廊下を通り、自分の部屋へはいった。すると、お吉があとからついて来て、「おけい[#「けい」に傍点]ちゃんて凄《すご》いわね」と云った。おぶん[#「ぶん」に傍点]は鏡に向いながら、「どうしてあんな喧嘩になったの」と訊いた。お吉は肥えた躯を重たそうに、そこへ横坐りになって囁いた。きっかけはつまらないことであった。お吉とおけい[#「けい」に傍点]が銭湯から帰り、共部屋で茶を啜りながら、おけい[#「けい」に傍点]がいつものように客の評をしていた。「ゆうべの二人めのお客ったら可笑しいの」おけい[#「けい」に傍点]がくすくす笑い、「子供のくせにお粥《かゆ》の炊きかたをお婆さんに教えるようなことをするのよ」と云った。するとなにが気に障ったものか、おひろ[#「ひろ」に傍点]が険のある声で、「でたらめもいいかげんにしなさい」と云い、おけい[#「けい」に傍点]が「なにがでたらめよ」とくってかかり、それからやりあいになったということであった。 「どうしたのかしら」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は鏡を眺めながら訊いた、「二人ともいい人だし、これまでずっと仲がよかったのに」 「わけはあるのよ」とお吉が囁いた、「このまえあんたが二十日ばかり寝たでしょ、そのあいだにおひろ[#「ひろ」に傍点]ねえさんが、おけい[#「けい」に傍点]ちゃんの客を取ったことがあるの、おけい[#「けい」に傍点]ちゃんには客があったし、ねえさんは知らなかったっていうんだけれど、それからおけい[#「けい」に傍点]ちゃんすっかりおかんむりなのよ」 「そう、そんなことがあったの」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は太息《といき》をついた、「かなしいわね」 お吉はなおなにか云いたそうだったが、おぶん[#「ぶん」に傍点]はそれを避けるように、「灯をいれるわ」と云いながら立ちあがった。 その夜はおけい[#「けい」に傍点]に一人、馴染の客があがり、お吉にふりの客が一人ついただけで、十時ごろになると、ひやかしの客の姿もなくなり、両隣りと向うの店とは、女たちがぐちを云いあいながら、表を閉めてしまった。――そのとき良助が来た。客を送りだしたお吉が、彼の来たことを知らせたとき、おぶん[#「ぶん」に傍点]ははっとしておひろ[#「ひろ」に傍点]を見た。おひろ[#「ひろ」に傍点]は気づかないようすで、知らん顔をしていた。 「ここでは酒は飲めないのか」と、部屋へはいるなり良助が云った。彼はその晩も酒臭い息をしており、痩せた蒼白《あおじろ》い顔をそむけたまま、「できたら飲みたいんだが」とせがむように云い、握って持っていた金を渡した。おぶん[#「ぶん」に傍点]は「少し待っててね」と云って共部屋へゆき、おひろ[#「ひろ」に傍点]に相談した。渡された金はこまかいのを合わせて、一分二朱あった。 「あんた飲ませてあげたいの」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はおぶん[#「ぶん」に傍点]を見た。 おぶん[#「ぶん」に傍点]はためらうように、「わからないわ」と呟き、それから「でも、もしよければ」と口ごもった。 「酒屋はもう閉ってるわよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「橋の袂《たもと》に出ているうどん屋へいってごらんなさい、少しぐらいなら分けてくれる筈よ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は「済みません」と云った。 岡場所では原則として、酒を出さないのがきまりだった。ことに「蔦家」はお富が嫌いで、ごく稀《まれ》にしか酒を出したことがない。したがって肴《さかな》の用意などはなかったから、おぶん[#「ぶん」に傍点]は酒といっしょに、そのうどん屋で、卵を二つ買って帰った。そして一つを煎《い》り卵にし、一つを汁にして、燗《かん》をした酒といっしょに、部屋へ持っていった。 「うちでは酒は出さないしきたりなの」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は膳《ぜん》を置きながら云った、「だからお肴がなんにもないのよ、あたしのいたずらで美味くはないでしょうけれど、ごめんなさい」 「済まない」と良助が云った、「肴なんか要らなかったんだ、有難う」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は燗徳利を持った。 彼は黙って飲んだ。おぶん[#「ぶん」に傍点]のほうはいちども見ず、ときどき荒い息をしたり、なにか荷物でも背負っていて、それを振り落そうとでもするかのように、骨ばった肩を幾たびも振った。 「あんた、――」とおぶん[#「ぶん」に傍点]がせつなくなって呼びかけた。「あんた、泊っていくんでしょ」 彼は吃驚《びっくり》したように「えっ」といって眼をあげた。突然おどかされたような表情で、しかしすぐに、「いや」と首を振った。 「いや」と彼は云った、「飲んじまったら、帰るよ」 「こんな時刻に、もうすぐ四つ半(十一時)になってよ」 「今夜は帰る、またいつか来るよ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は息を詰めた。彼をじっと見まもりながら、暫く息を詰めていて、それから思いきったように云った。 「あんた、あの道具を持ってゆくのね」 [#6字下げ]六[#「六」は中見出し] 良助の躯がぴくっとひきつった。彼は動かなくなり、持っている盃《さかずき》をみつめて、やがて荒く息をしながら、「やってみたんだ」と低い、呻《うめ》くような声で云った。 「このあいだの晩、おまえの話を聞いて、なんとかならねえものかと思って、あれから三日、とびまわってみたんだ」と彼は一と言ずつ噛みしめるように云った、「けれども、だめだった、おまえの云ったように、おれには運がないんだ、これまでずっとそうだった、いまさらとびまわることはなかったんだ」 「ねえ、お願いよ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「あたしに話してみて、膝ともなんとかってことがあるじゃないの、ねえ、話してみて」 彼はそっとおぶん[#「ぶん」に傍点]を見た。 「怒らないでね」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は云った、「あたしあんたが、自分の兄さんのように思えるの、初めての晩あたし休んでいたのよ、ねえさんがそう云ったでしょ、あたしぐあいを悪くして二十日ばかり休んでいたの、だけれども、あんたとねえさんの話すのを聞いていて、あんたの声があたしの兄の声にそっくりなので、ねえさんに出るって云ったのよ」 「そのことは覚えてる」 「こんなしょうばいをしているのに、兄のような気がするなんて云ってはわるいけれど」 良助は強く首を振って、「ばかな」とおぶん[#「ぶん」に傍点]を遮《さえぎ》った、「そんなことがあるか、おれは、おれは押込強盗をやろうとしている人間だ」と彼はしゃがれた声で云った、「こないだの晩あんなに親切にされなければ、もうとっくにやっていたんだ」 「あたし親切になんかしなかったわ」 「あの道具を隠してくれて、それから運のわるい人間のことを話してくれた、押込強盗のような人間でも怖くはない、身につまされて泣きたいような気持になるって、――あんなふうに、しんみに云われたのは、初めてだ、ほんとうに初めてなんだ、ほんとなんだ」 良助は持っている盃のふちを、片ほうの手の指でこすりながら、ぶきような口ぶりで話しだした。いかにもぶきようで、自分でももどかしそうな話しぶりであった。 良助は品川の漁師の子に生れた。彼が四歳のとき、父親が沖で死に、母は彼を伴れて再婚した。義理の父は軽子《かるこ》で、十歳をかしらに五人の子があり、半年ほどすると、母は彼を置いて出奔した。極端な貧乏と、六人の子の面倒をみるのとで、精が尽きたものらしい。近所にいた若い人足と、駆落ちをしたということであった。義理の父はすぐに彼を追いだし、彼は母を捜して街をうろついた。 「おれは五つだった、僅か五つだったんだ」と良助は頭を垂れた、「ちょうど夏のことで、五月ごろだったろう、そんな季節だからまだよかったが、冬だったらこごえ死んでいたろうと思う」 彼は拾い食いをし、よその物置や軒下に寝ながら、秋にかかるまで市中を彷徨《ほうこう》した。そのあいだに覚えたことは、拾い食いや物乞《ものご》いをするのは裏店《うらだな》のほうがいいこと、犬を抱いて寝ると温かいことなどで、そういう犬の一|疋《ぴき》が彼になつき、――それは彼の倍くらいもある、黒斑《くろぶち》の大きなのら犬だったが、五つの彼にずっと付いて歩いたという。まもなく、彼は麻布四の橋で、町木戸の番太にひろわれ、七つになるまでそこの番小屋でくらした。番太は久兵衛といい、頸《くび》に瘤《こぶ》のある老人だったが、彼が七歳になると、赤坂|榎《えのき》町の酒屋へ奉公に出した。もちろん年季奉公で、久兵衛は向う八年分の給銀を先取りしていた。そこの奉公があまり辛いため、耐えかねていちど逃げだしたが、すぐに捉《つか》まり、捉まってから初めて、彼はその事実を知った。 「おれは八つだったが」と云って、良助は言葉を切り、眼をつむった。盃を持っている手に力がはいり、指の節のところが白くなった、「たった八つの子供だったが」と彼は眼をあいてゆっくりと続けた、「その子供の頭でも、おれは売られたのだ、と思った、売られたのだ、ってな」 人別《にんべつ》のことがあるから、年季のあけるまで辛抱したが、そのときすでに人間も世の中も信じられなくなっていた。生みの母親に捨てられ、ひろってくれた老人に売られ、そして、酒屋では年季いっぱい、容赦なくびしびしと働かされた。――十六の年に酒屋を出て、桂庵《けいあん》の世話で青物市場に雇われ、ついで車力になった。人も世も信じられなくなっていた彼は、どこでも折合いがわるく、次つぎと職を変え、二十歳のとき神田大工町の「よし川」という小体《こてい》な料理屋へはいり、そこでおちつくことになった。「よし川」の主人は万吉といい、彼が青物市場にいたとき、買出しに来て知りあったのである。店は小体だが、客筋がよく、かなり繁昌していて、主人の万吉も、お芳という妻も親切にしてくれた。夫婦には子供がなく、万吉が板場をやり、お芳が二人の小女と店を受持っていた。良助は主人と買出しにいったり、材料を洗ったり、あと片づけや掃除や、また下足番、客の送り迎えなど、下廻りをせっせと働いた。 ――庖丁《ほうちょう》を持つようになったら給銀をきめよう。 という約束だった。それまでは食い扶持《ぶち》。ぜひ必要な小遣はやるから「遠慮なく云え」とも云われた。彼はここでおちつこうと思った。何年かかってもいい、板前の仕事を覚えて、できたらいつか小さな店を持ちたい。そう思って働き続けた。主人夫婦は親切にしてくれたが、仕事はいつまでも下廻りで、三年経ち、五年経ち、彼は二十六歳になった。そうして彼はふと疑問をもった。夫婦が親切にしてくれるのは、彼を食い扶持だけで使うためではないか、という疑いである。まさかそんなことが、と思い直してみても、どうにも気持がおちつかなくなり、彼は思いきって万吉に当ってみた。万吉はとりあわなかったが、彼はねばった。すると万吉は穏やかな口ぶりで、彼には板前になる素質がないと云った。 ――この仕事は勘のものだ、いくら教えても勘のない者はいちにんまえの職人にはなれない、そいつは諦めたほうがいい。 彼は頭がぼうとなり、「それはまえからわかっていたのか」と訊いた。万吉は「おまえわからなかったのか」と意外そうに反問した。そして彼はとびだした。 「その晩、ここへ来たんだ」と良助は暗いほうへ眼をやりながら云った、「一日じゅう街をうろついた、永代橋を渡ると、潮の匂いがし、品川じぶんのことがなつかしくなった、それで、こっちへ来て、門前町で夜になるまで飲んだ」 自分で酒を飲むのは初めてであった。ひどく酔って出ると、また潮の匂いにひかれ、ふらふらと蓬莱橋を渡り、海ばたへ出て、蘆の中へ坐りこんだ。 [#6字下げ]七[#「七」は中見出し] この「蔦家」へ来るまで、彼は蘆の中に坐って、ぼんやりと暗い海を眺めながら、自分というものに絶望し、すっかりやけな気持になった。 「初めて泊った明くる日、おれはよし川へ帰って給銀を呉《く》れと云った」と良助は続けた、「主人もおかみさんも態度が変っていて、払うようすがなかった、それでおれは組合へ願って出ると云った、すると主人は明日まで待てと云い、明くる日、一両二分よこしたうえ、これで文句をつけるなら、こんどはこっちから強請《ゆすり》で訴えると云った、強請で訴える……、六年も働いて一両二分、それを手でつかんで、店を出ると、おかみさんがうしろから塩を撒《ま》いたっけ」 彼はそこで黙り、片手の甲で眼を拭いた。 塩を撒かれたことで、彼は肚《はら》をきめた。そっちがそうならこっちもと思い、素人考えで押込の道具を買った。それでも二度めに「蔦家」で泊った晩、おぶん[#「ぶん」に傍点]の親切で気持がにぶり、もういちどやってみようと、「よし川」にいたときの客を訪ねたり、桂庵へ当ってみたりした。 「けれどもだめだった、二十六にもなり、手に職のない人間には、しょせん堅気な勤め口はありゃしない、わかるか」と良助はおぶん[#「ぶん」に傍点]を見た、「おれは五つの年から、人に踏みつけられ、ぺてんをくわされて来た、こんどはおれの番だ、この気持がわかるか」 「わかるわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた、「よくわかってよ、良さん」 「こんどこそおれの番だ」と彼は呻くように、低く押しころした声で云った、「こんな世間にみれんはありゃあしねえ、取られただけを取返して、あっさりおさらばするつもりだ」 「むりはないわ、むりはないわよ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は指で眼を拭いた、「これまでよくがまんしたほうだと思うわ」 「おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん、――っていったけな」と彼はおぶん[#「ぶん」に傍点]をみつめた、「おまえ、おれがこんな人間でも、あいそをつかしゃあしねえのか」 「ええ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた、「あいそをつかしたりなんかしゃあしないわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は云った、「あたしの身の上だって、あんたよりよくはなかったのよ、もしも兄が満足な躯をしていたら、兄だって良さんのような気持になったかもしれないと思うわ」 「兄さんの躯って、――どこかぐあいでも悪かったのか」 「生れつき片足が蹇《な》えていて、満足に歩くことができなかったんです、でも、こんな話よしましょう」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頭を振った、「あたしお酒をつけて来るわ」 そして燗徳利を持って立ち上った。 酒の燗をして戻ったとき、おぶん[#「ぶん」に傍点]は眼を泣き腫《は》らしていた。彼女はそれを隠すようにしたが、眼をひどく泣き腫らしていることは、良助にはすぐわかった。彼にはそれがこたえたらしく、衝動的になにか云いかけて、しかし言葉がみつからなかったのだろう、唇をふるわせながら、黙って二つ三つ飲んだ。 「その、――」とやがて彼は訊いた、「兄さんていう人は、いまどうしているんだ」 「死んでしまいました」 「死んだって、――どうして」 「お父っさんを殺して、自分は大川へ身を投げたんです」 彼は「あ」という眼をした。 「お父っさんは卒中で寝たっきり、兄は版木彫りをしていたんです」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は呟くように云った、「足の不自由な者は手がきようだっていうけれど、兄はぶきようなたちで、六七年もやっているのに腕があがらず、よく癇癪《かんしゃく》を起こしてくやし泣きに泣いていました、お父っさんは治るみこみがないし、自分のゆくさきにも望みがない、生きている限り、妹のあたしに苦労させるばかりだと思ったんでしょう、書置もなにもなかったけれど、あたしには兄の気はよくわかりましたわ」 「だって、それじゃあ」と彼は吃《ども》った、「それじゃあおぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃんをどうするんだ、それじゃあおまえのこれまでの苦労を、無にするようなもんじゃないか」 「あたしはそうは思わないわ」 「いや違う」と彼は強く首を振った、「妹のおまえにこんな苦労をさせているんだ、版木彫りがだめだとしてもほかになにか職があるだろう、たとえば草鞋《わらじ》を作り、紙袋を貼《は》ったって生きてゆける筈だ」 「あんたはそう思うのね」 「そうでなければ、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃんの苦労がまるで無になってしまうじゃないか、あんまりそれじゃあ勝手すぎるよ」 「あんたほんとにそう思って、――」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は良助の眼をみつめ、それから、「あたし」と口ごもった、「あたし、わからないけれど、意地わるなこと云って、いいかしら」 良助は黙っていた。おぶん[#「ぶん」に傍点]が喉《のど》で笑いだした。にわかに感情が昂《たか》ぶり、気持が混乱して、自分で自分が制しきれなくなったらしい。く、く、と喉へこみあげた笑いが、そのまま泣き声になるようで、なおおろおろと、言葉を捜し搜し云った。 「あたしじゃない、あんたよ、あたしはこんなこと考えもしなかった、あんたが云ったのよ、いまあんたに云われて、気がついたのよ、良さん」そこでおぶん[#「ぶん」に傍点]の声ははっきり鳴咽《おえつ》に変った、「あんたがもしも、本当にいまのように思うんなら、あたしも同じことをあんたに云いたいわ」 「おれがなにを云った」 「草鞋を作っても、紙袋を貼っても、生きてゆける筈だって、――良さん」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は泣きながら彼の膝をつかんだ、「兄が生きてゆける筈なら、あんたこそ生きてゆける筈よ、あんたには厄介な親もいないし、躯も満足じゃないの、年もまだ若いし、丈夫だし、しようと思えばなんだってできるわ、いいえ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は、なにか云おうとする彼を遮った、「いいえ待って、なにも云わないで、いまはなんにも云わないで、あたしにも本当はよくわからないの、本当はこんな、意地わるなこと云いたくないのよ、でもお願いだから、二人でもういちど考えてみましょう、当分のお金ならあたしがなんとかするわ、お父っさんや兄さんにする代りに、あんたにするわ」 「ばかな、そんなことを」 「ばかなことじゃないわ、あんたいま云ったじゃないの、兄があたしの苦労を無にしたって」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は首を振った、「そんならあんたがな[#「な」に傍点]してちょうだい、あんたならあたしの苦労がな[#「な」に傍点]せる筈よ、ねえ、考えてみると云って、それがいけなければ、もういちどだけ、あの道具を預けておいてちょうだい」 彼は黙ったまま、自分の膝をつかんでいるおぶん[#「ぶん」に傍点]の手を、上から押えた。おぶん[#「ぶん」に傍点]は声をころして嗚咽し、「お願いよ」と囁いた。ごしょう一生のお願いよと囁き、崩れるように彼の膝の上へ俯伏《うつぶ》した。良助は放心したような眼で、上からおぶん[#「ぶん」に傍点]を見おろしていた。 [#6字下げ]八[#「八」は中見出し] 明くる日の午後になって、おぶん[#「ぶん」に傍点]は彼のことをおひろ[#「ひろ」に傍点]に話した。話したくなかったが、前借の相談をするためにうちあけて話すよりしかたがなかったのである。おひろ[#「ひろ」に傍点]は明らかに不承知だった。云わないことではない、という顔つきで、なんども溜息をし、「よしたほうがいい、とんだめにあうよ」と繰り返した。 「そういうのがたいていしまいにはひも[#「ひも」に傍点]になるのよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]は云った、「そんな金はかあさんは貸しゃあしないし、あんただってせっかく身軽になったばかりじゃないの、ここはしっかりして自分のことを考えるときよ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は息をひそめていて、「ねえさんはお武家育ちだから、わからないかもしれないけれど」と、いつものゆっくりした口ぶりで、低く、独り言のように云った。 「たった五つくらいで、おっ母さんを捜しながら、拾い食いをして街を歩いたって、――犬を抱いて寝ると、野宿をしても温かいっていうのよ」おぶん[#「ぶん」に傍点]は畳を指で撫《な》でながら、べそをかくように微笑した、「あの人の倍くらいもある犬が、なついちゃって、ずっといっしょに歩いたっていうわ、五つばかしの小ちゃな子のあとから、黒斑の大きな犬が、この人が頼みだって顔をしてついて歩くの、そのようすがあたしには眼に見えたわ、こんな小ちゃな子が、なにか喰べ物を貰うか拾うかして、それを自分の倍くらいもある犬に分けてやるのよ、いっぱし飼い主らしい、まじめくさった顔つきで、――いまこうしていても、あたしにはそれが眼に見えるようよ、ねえさん」 「いくら武家育ちだって、そのくらいのことはあたしにもわからないことはないわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「あたしが云いたいのは、女というものがすぐそういう話に負けて、自分から苦労を背負いこむってことなの、いまあんたはその人にうちこんでいる、その人のためなら、どんな苦労をしてもいいっていう気持だろうけれど、それは長くは続かないのよ、ほんのいっときのことなのよ、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん」 「あの人に大事なのはいまなの、いまの、このいっときなのよ、ねえさん」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「たったいま、その横丁を曲るか曲らないかで、あの人が死ぬか生きるかがきまるの、そしてあたしは、ただ、その横丁を曲らせたくないだけなの、それだけなのよ、ねえさん」おひろ[#「ひろ」に傍点]は溜息をつき、「しようがないわね」と呟いた。 二人はお内所で話していた。お吉とおけい[#「けい」に傍点]は共部屋にいたが、少しまえに店へ誰かはいって来、おけい[#「けい」に傍点]が出て、その人と話しているようすだった。こっちの二人は気にもとめなかったが、そのときおけい[#「けい」に傍点]がいそぎ足にやって来て、障子をあけながら、「みの家のかあさんよ」と云った。「みの家」というのは、この土地で同じしょうばいをやっており、女主人はお富といっしょに、呑竜様へいった筈である。おひろ[#「ひろ」に傍点]は振返った。 「うちのかあさん、向うで寝こんでるんですって」とおけい[#「けい」に傍点]は云った、「呑竜様までいかないうちに病みだして、がまんしてたんだけれど、帰りに館林っていう処《ところ》へまわったら、そこで倒れてしまったんですって」 「それで、――いいわ、あたしが出るわ」 「みの家のかあさんはもう帰ったわ」とおけい[#「けい」に傍点]が云った、「花の家のかあさんがあとに残ってるそうだけれど、誰かすぐにお金を届けてもらいたいっていったわ」 「お金を、その館林までかい」 「もちろんよ、館林の武蔵屋っていう宿屋ですって」 医者の診断では、まえの腸の病気がぶり返したので、「少し長くかかりそうだ」と云ったそうである。おぶん[#「ぶん」に傍点]はその話を脇で聞きながら、いまこのときに、と思って絶望した。 ――こんなときにかあさんが病気になるなんて。これで良助の話もおしまいだ。おぶん[#「ぶん」に傍点]はそう思い、気のぬけたような顔で、二人の話すのをぼんやり眺めていた。 「済まないけれどあんたいってちょうだい」とおひろ[#「ひろ」に傍点]がおけい[#「けい」に傍点]に云った、「あたしは店を頼まれたから出られないわ、館林といっても、駕籠《かご》でゆくんだからそう苦労じゃないでしょ」 「あたしが、ねえさん」とおけい[#「けい」に傍点]は驚いたように訊き返した、「あたしがゆくの、あたしでいいの」 「あんたよ、ほかにいないじゃないの」 「だって、――」とおけい[#「けい」に傍点]は妙な声で口ごもった、「だってねえさん、あたしをやって、もしもそのお金を、持ったまま逃げるってこと、心配しなくって」 「しないわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「あたしあんたの性分を知ってるもの」 おけい[#「けい」に傍点]は微笑し、「いいわ」と頷いて、顔をそむけた。微笑した唇が歪《ゆが》んで、いまにも泣きだしそうにみえた。 「いそぐほうがいいわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]がせきたてた、「お吉ちゃんに駕籠を呼んでもらって、あんたはすぐに支度してちょうだい、あたしお金を包んどくわ」 そしておひろ[#「ひろ」に傍点]は立ちあがった。 ――おけい[#「けい」に傍点]ちゃんどうしたのかしら。 どうして泣きそうな顔なんかしたのかしら。そう思いながら、おぶん[#「ぶん」に傍点]は自分の部屋へ戻った。そこにいても用はなさそうだし、役に立とうという気持も起こらなかった。部屋へはいって窓をあけ、坐って窓框《まどがまち》に凭《もた》れながら、「そろそろお湯へゆくじぶんね」と呟いた。なま温かい風がかなり強く吹いており、空は重たく曇っていた。 「たか[#「たか」に傍点]ちゃん干し物をしまいな」と隣りの松葉家の女が云っていた、「風が強くって飛んじゃいそうだし、降ってくるかもしれないよ」 おひろ[#「ひろ」に傍点]が覗《のぞ》きに来るまで、おぶん[#「ぶん」に傍点]はそのままぼんやり坐っていた。小半刻《こはんとき》も経ったであろうか、肩を叩かれて振向くと、おひろ[#「ひろ」に傍点]が来ていた。風の音がひどいので、呼ばれたのが聞えなかったらしい。おひろ[#「ひろ」に傍点]は、「お湯へゆきましょう」と云った。空もようがおかしいから降りださないうちにいって来よう、というのである。おぶん[#「ぶん」に傍点]は「そうね」と気のない返辞をした。おひろ[#「ひろ」に傍点]は窓を閉めて坐った。 「あんたかあさんのこと、いま聞いたでしょ」 「ええ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた、「わかったわ」 「あたしいまみの家さんへいって、ようすを聞いて来たの」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「その話によると、途中で水にあたったらしいのよ、それをむりしたもんだから、すっかりこじらしちゃったんですって、ことによると二三十日かかるんじゃないかっていうのよ」 「わかったわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いて、おひろ[#「ひろ」に傍点]を見た、「もうおけい[#「けい」に傍点]ちゃんはでかけたの」 「わかってくれるわね、お金が出せないってこと」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「二三十日もかかるとすると、また届けなければならないかもしれないし」 「わかったわ、いいのよねえさん」 「その――良さんて人、あんたのお金をあてにしていたの」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は「いいえ」と首を振った。 [#6字下げ]九[#「九」は中見出し] 「いいえ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は云った、「まだ少し持っているし、桂庵を廻ってみるって、あたしにはお金の心配なんかするなって云ってたわ」 「お湯へゆきましょう」とおひろ[#「ひろ」に傍点]は立ちあがった、「早くしないと降ってきそうよ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は疲れたように立ちあがった。 雨が降りだしたのは、夜の八時ごろであった。夕方からしけもようのせいか、この町へはいって来る客もなく、九時すぎると、あたりの店は次つぎと表を閉めだした。お吉はおちつかないようすで、立ったり坐ったりしながら、「おけい[#「けい」に傍点]ちゃん途中で降られてるわね」とか、「知らない宿屋で心ぼそいでしょうね」などと、しきりにおけい[#「けい」に傍点]のことを心配していた。 ――あの人どうしたかしら。 おぶん[#「ぶん」に傍点]は良助のことを考えていた。 自分がおけい[#「けい」に傍点]なら、あの金を持って逃げたかもしれない。そして良助と二人で、どこか遠くへいって、二人だけで世帯を持ったかもしれない。そうかしら、「ばかね」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は心の中で苦笑した。だってどうして良さんと逢うの、いま良さんがどこにいるか、わかりゃしないじゃないの。それに、あたしにそんな度胸がある筈がないわ。そうよ、「そんな度胸があるもんですか」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は思った。 「おけい[#「けい」に傍点]ちゃん面白いこと云ってたわ」とお吉がおひつに云った、「着物を着替えながらよ、ねえさん、ねえさんにあんたの性分を知ってるって云われたときね、――ちょうどなにか喰べちゃったあとで、その中に毒がはいってたって、云われたみたいな気持がしたって」 おひろ[#「ひろ」に傍点]は黙って、帯の繕いをしていた。 十時になると、店を閉めて寝ることにした。風は弱くなったが、雨はどしゃ降りで、お吉の部屋で雨漏りがするらしく、手桶《ておけ》だとか金盥《かなだらい》だとかいって、騒ぐのが聞えた。――おぶん[#「ぶん」に傍点]は良助のことが気になり、ことによると来るのではないかと思って、十二時の鐘を聞いてからも、かなり長いこと眠れなかった。 夜の明けがたから、暴風雨になった。 凄いような烈風と豪雨で、それが夕方になってもやまず、佃町の端にある漁師の家が倒れたとか、不動様の大屋根の瓦が飛ばされたとか、どこそこの橋が流された、などという噂《うわさ》が伝わって来た――お吉は「これじゃあお湯屋さんへもいけないわねえ」と暢気《のんき》なことを云っていたが、日が昏《く》れてしまい、ますます激しくなる雨風の音を聞いていると、しだいに不安になったようで、「あたしちょっとようすを見てくるわ」と云いだした。 「危ないからおよしなさい」とおひろ[#「ひろ」に傍点]がとめた、「この風ではなにが飛んで来るかわからないじゃないの、少しおちついて坐ってらっしゃいな」 だがお吉は出ていった。尻端折をし、頭から雨合羽《あまがっぱ》をかぶり、はだしでとびだしていった。まもなく飯炊きの婆さんが、「帰ってもいいでしょうか」と訊きに来て、風はもうまもなくやむだろうと云った。おひろ[#「ひろ」に傍点]が「水は大丈夫かしら」と訊くと、婆さんは「ここは大丈夫だ」とうけあうように云った。竪川《たてかわ》のまわりや八間堀あたりはすぐに水が浸《つ》くけれども、このくらいのしけ[#「しけ」に傍点]でここが水に浸かったことはない、二十年ぐらいまえにいちどあったが、「それも床下まででしたよ」と云って、帰っていった。 ――それからかなり経って、お吉がずぶ濡れになって戻った。風で合羽を吹き飛ばされたそうで、頭からぐっしょり濡れ、土間へはいって来るなり、泣き声をあげて、「大変よ、ねえさん、逃げなくちゃだめよ」と叫びたてた。 「黒江橋も八幡橋も落ちちゃって、永代のほうへはいけないのよ」とお吉が云った、「近所でもみんな逃げ始めてるわ、早く逃げないと大変よねえさん」 そして、おひろ[#「ひろ」に傍点]のおちついたようすを見ると、「あたし先に逃げるわ」と云い、濡れた躯で、はだしのまま自分の部屋へとびこんでいった。おぶん[#「ぶん」に傍点]はおひろ[#「ひろ」に傍点]を見た。おひろ[#「ひろ」に傍点]は舌打ちをし、「大きななりをして、――」と呟いたが、ふとおぶん[#「ぶん」に傍点]の眼に気がつき、「あんたもいっしょにいったらどう」と云った。 「ねえさんは」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が訊いた。 「あたしはだめよ、あたしは店を預かってるんだもの」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はおちついていた、「こんな雨風ではもう荷物だって出せやしないし、店をあけて出るわけにはいかないわ」 「あたしもいるわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は云った、「水は大丈夫だって、いま婆やさんが云ってたし、婆やさんはこの土地の人ですもの、大丈夫だと思うわ」 「そりゃあ、あたしだって大丈夫だとは思うけれど、でも――」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はおぶん[#「ぶん」に傍点]の眼を見まもった、「あんたもしかしたら、良さんという人が来るとでも思ってるんじゃないの」 「わからないわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は眼を伏せた。 「もしもそうなら逃げるほうがいいわよ」 「どうして、――」 おひろ[#「ひろ」に傍点]が「あたしは来ないと思う」と云いかけると、お吉が大きな風呂敷包を背負って出て来た。おひろ[#「ひろ」に傍点]は吃驚したように、「まあ」と声をあげた。あんたそんな大きな物をどうするの。だって、とお吉は泣き声で云った。だって大水になれば流されちゃうじゃないの。ばかねえ、そんなに背負い出したって、この雨では堀を渡るまでに濡れちまうわ、同じことだから置いてゆきなさいな。だって、おけい[#「けい」に傍点]ちゃんの物もあるのよ。いいから置いてゆきなさい、どっちみち水浸しになるのなら、わざわざ重いおもいをすることないじゃないの、ばかな人ねえ、とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った。しかしお吉は背負って出た。流されてしまえばおしまいだけれど、濡れるだけなら「しみだし[#「だし」に傍点]にやればいい」と云い、頭から手拭をかぶって、肥えた躯をよろよろさせながら、出ていった。「ばかな人ねえ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「どこへ逃げるつもりかしら」 それが七時ごろのことであった。 向うの甲子家から女が来、みの家から人が来た。いずれも「逃げよう」というさそいだったが、おひろ[#「ひろ」に傍点]は「もう少しようすをみる」と断わった。九時ごろに二人で食事をし、「寝るわけにもいかないわね」などと云っているうちに、夜番の金さんという老人が来て「畳をあげるほうがいい」と云った。十二時ごろが満潮だから、ことによると高潮が来るかもしれない。大川の上《かみ》のほうから来る水なら、却ってここは大丈夫だが、海から高潮が来ると危ない。自分が手伝うから、念のために畳をあげておこう、そう云って二人を立たせた。 それから約半刻、共部屋へ箪笥《たんす》を二|棹《さお》移し、その上へ畳を積み、さらにその上へ、箪笥から抜いた抽出や、衣類の包や、飯櫃《めしびつ》や食器などをあげた。金さんは満足そうに、もしも水が浸いたら、その畳の上へあがっていればいい、「まさかそこまで浸く水もないだろう」と云って、吹降りの中を去っていった。――そして午前一時ごろ、金さんの心配した高潮が来た。 それは普通の出水とは違っていた。 お内所に一帖だけ残した畳の上で、二人が茶を啜っていると、急に風がやみ、雨の音がまばらになった。おぶん[#「ぶん」に傍点]が「あら、風がやんだわ」と云い、おひろ[#「ひろ」に傍点]が「雨も小降りになったじゃないの」と云った。風は吹き返して来たが、まもなく本当におさまり、雨もすっかり小降りになった、「やれやれ、人騒がせなことをするわ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が欠伸《あくび》をし、「まるでばかにされたみたいじゃないの」と云いかけて、はっと口をつぐんだ。 風がやんで、急にしんとなった戸外の、かなり遠いところで、早鐘の鳴る音が聞えたのである。ほかの音ではない、慥かに早鐘である。おひろ[#「ひろ」に傍点]は立って廊下へ出た。おぶん[#「ぶん」に傍点]は坐っていたが、すぐ裏手で人の声がし、ざぶざぶと、水の中を歩くような音が聞えた。 「そうだ、八幡様だ」と裏で云っていた、「いそいでな、――八幡様だぞ」 そこへおひろ[#「ひろ」に傍点]が戻って来た。 「土間が水よ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「土間が水でいっぱいよ、高潮らしいわ」 [#6字下げ]十[#「十」は中見出し] おひろ[#「ひろ」に傍点]とおぶん[#「ぶん」に傍点]は屋根の上にいた。 まだ午前二時ごろであろう、押して来た水は静かだったが、信じられないほどの早さで嵩《かさ》を増し、二人が引窓から屋根へぬけだすまでに、半刻とは経っていなかった。――おひろ[#「ひろ」に傍点]はあがってしまい、おぶん[#「ぶん」に傍点]はおちついていた。暴風雨はきれいに去って、空には星がきらめいていた。おそらく、ほかにも屋根に登っている者があり、それを拾ってまわるのだろう、門前町の向うのほうで、櫓《ろ》の音や人の呼び交わす声が聞えた。おひろ[#「ひろ」に傍点]はそのたびに立ちあがって、声いっぱいになんども叫んだ。声のかれるほど叫んだが、こっちへ舟の来るようすはなかった。 水は軒まで浸いていて、ときどき家ぜんたいが身ぶるいをし、ぎしぎしときしんだ。 「いいわよ、ねえさん」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「呼んだって聞えやしないわ、水だってこれ以上あがりゃしないわよ」 おひろ[#「ひろ」に傍点]は腰をおろし、あたりを眺めながら「みんな逃げたのね」と呟いた。前も、左右も、軒まで水に浸かった屋根ばかりで、星明りに見えるその、ひっそりとした無人の屋根が、(見馴れないためだろうが)ひどくぶきみに思えた。 「おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が調子の変った声で呼びかけた、「あんたこのあいだ、おけい[#「けい」に傍点]ちゃんの云ったこと聞いたでしょ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は振向いて、おひろ[#「ひろ」に傍点]を見た。 「あたしが嘘をついてるって、武家育ちだっていうのは嘘だってこと」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はしゃがれた声で云った、「旗本の跡取と駆落ちしたことも嘘だって、あたしには良人も子供もないし、仕送りをしているっていうのも嘘だって、おけい[#「けい」に傍点]ちゃんの云うの聞いたわね」 「聞いたわ」おぶん[#「ぶん」に傍点]は頷いた、「おけい[#「けい」に傍点]ちゃんどうかしていたのよ」 「いいえほんとなの、ほんとだったのよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が遮った、「おけい[#「けい」に傍点]ちゃんの云うとおり、あたしは武家育ちでもなんでもないし、病気の良人も子供もありゃあしないの、仕送りするなんていって、稼いだものをみんな溜めている。っていうことも本当なのよ」 「だって、ねえさん」とおぶん[#「ぶん」に傍点]は不審そうにおひろ[#「ひろ」に傍点]を見まもった、「だってそんなこと、あたしそんなこと本気にできやしないわ」 「恥ずかしいけれど本当だったのよ」 「わからないわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「もしそうだとして、それがねえさんの得になるわけじゃないでしょ」 「生きる頼りよ、生きる頼りだったの」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が云った、「初めは人からばかにされないために、拵《こしら》えた嘘だったけれど、しまいには自分でも本当のように思えてきたの、おけい[#「けい」に傍点]ちゃんにああ云われるまでは、自分が本当に武家育ちで、病気の良人と子供に、仕送りをしているんだっていう気持がしていたの、それがあたしの、たった一つの生きる頼りだったのよ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は黙っていて、それから、「でも」とおひろ[#「ひろ」に傍点]に訊いた。 「でもどうして、いまあたしにそんなことを云うの」 「云いたくなったの、嘘をついたままで死にたくなかったからよ」 「死ぬって、――ねえさん」 「たとえばの話よ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]は水面を見やった、「もしかしてこの水で、もちろんそんなことはないだろうけれど、でももしかということがあるから」 おぶん[#「ぶん」に傍点]が「黙って」と手をあげた。 暗がりの向うに「おーい」という声がし、ぱしゃぱしゃと水を掻《か》く響が聞えた。おーい、とその声は叫んだ。「蔦家の人いるか」と叫ぶのが聞えた。おぶん[#「ぶん」に傍点]はあっと声をあげ、「良さんだわ」と云って立ちあがった。 「良さん」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が絶叫した、「こっちよ、良さん、あたしいるわよ」 おぶん[#「ぶん」に傍点]はふるえだした。足が滑りそうになり、片手で棟を支えた。 「あの人来たわ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]はふるえながら夢中のように呟いた、「あの人来てくれたわ、やっぱり来てくれたわ」 そして繰り返し、良助に叫びかけ、水音はこっちへ近よって来た。それはじれったいほどのろく、ぱしゃぱしゃと水音をさせながらようやく近くなり、やがてそこへ来た。 「待ってたのよ」とおぶん[#「ぶん」に傍点]が云った、「良さんが来るだろうと思って、あたし待ってたのよ」 舟が軒にどしんと着いた。それは海苔採《のりと》りに使う小さな平底舟で、彼は棹でも櫓でもなく、櫂《かい》を持っていた。良助は、「こんな物で漕《こ》いで来たんだよ、櫓が使えないからね」と云った、「まさかいようとは思わなかったけれど、それでも念のためにと思ってね」 「うれしいわ、うれしいわ良さん」おぶん[#「ぶん」に傍点]は手を伸ばしながら泣き笑いをした、「あたしもう逢えないかと思ってたのよ」 良助は片手で屋根につかまり、足で舟を支えながらおぶん[#「ぶん」に傍点]の手を握って、「お」といった、「おまえだけじゃないんだな」 「おひろ[#「ひろ」に傍点]ねえさんよ」 「そいつは――」と彼は口ごもった、「おれは舟が漕げねえし、この小さな舟で三人となると」 「あたしはいいのよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が首を振り、「いいえいいの」と、おぶん[#「ぶん」に傍点]がなにか云いかけるのを強く遮った、「あたしは店を預かった責任があるもの、いいからおぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃんいってちょうだい」 おぶん[#「ぶん」に傍点]は「だってそんなこと」と泣き声をあげ、おひろ[#「ひろ」に傍点]は寄って来て、片手でおさんの肩をつかみ、「よく聞いて」とその耳へ口をよせていた。 「この水の中を来てくれたこと、忘れちゃあだめよ、これが、しんじつっていうものよ、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん、あたしいつか、なにもかも露の干ぬまのことだなんて、きいたふうなこと云ったわね、あれは取消してよ」おひろ[#「ひろ」に傍点]の喉が詰り、くっといって、なお続けた、「あたしにはそうだったけれど、そうでない場合だってある、あんたはきっとそうじゃないわ、――二人でやってみるのよ、二人で、わかるわね」 おぶん[#「ぶん」に傍点]が「ねえさん」と云い、おひろ[#「ひろ」に傍点]は持っていた財布を、おぶん[#「ぶん」に傍点]のふところへ押込んだ。その財布はかなり重く、おひろ[#「ひろ」に傍点]は「あたしの溜めたものよ」と囁いた。「二人の役に立ててね」と囁き、それから良助に向って、おぶん[#「ぶん」に傍点]を乗せるようにと云った。 「すぐほかの舟をよこします」と良助はおひろ[#「ひろ」に傍点]に云った、「すぐによこしますから待っていて下さい、さあ、――おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃん」 おぶん[#「ぶん」に傍点]はさからったが、おひろ[#「ひろ」に傍点]に押され、良助にどなられて、半ばむりやりに舟へ乗せられた。 「頼んだわよ」とおひろ[#「ひろ」に傍点]が叫んだ、「良さん、おぶん[#「ぶん」に傍点]ちゃんを頼んだわよ」 良助の答える声より、おぶん[#「ぶん」に傍点]の泣き声のほうが高かった。その泣き声と、ぱしゃぱしゃという、やかましい水音が、しだいに遠のいてゆき、おひろ[#「ひろ」に傍点]はまた、屋根の上へ腰をおろした。 「一人ぼっちね」とおひろ[#「ひろ」に傍点]はゆっくりあたりを眺めまわし、それから空を見あげて呟いた、「――お星さまがきれいだこと」 底本:「山本周五郎全集第二十七巻 将監さまの細みち・並木河岸」新潮社 1982(昭和57)年8月25日 発行 底本の親本:「オール読物」 1956(昭和31)年12月号 初出:「オール読物」 1956(昭和31)年12月号 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
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ウェイバー・ベルベットの憂鬱(何度目) ◆HOMU.DM5Ns ▼ ▼ ▼ 雨の強い日だった。 外に出るのも億劫になる、暗い淀んだ空。地面を削るように打つ水滴の音。 そんな悪天候でも、遊びたい盛りの少年にとっては新しい遊び場なのは変わらない。 雨には雨の日の楽しみ方がある。雨合羽に長靴の防水装備で、側溝に浮かんで進む、新聞紙で出来たヨットを追いかけている。水がある限りどこまでも続くおいかけっこ。 しかし遊びは唐突に終りを迎えるもの。流れるヨットはそのまま、用水路に続く大きく空いた溝に流されてしまった。 「僕のお小遣いがドブに!」 なぜそんなものをヨットに入れて流したのか。 急いで溝の傍に駆け寄って中を窺うが、残念ながらとうにヨットは見えない。 「ハァイ、ジョージー」 諦めて立ち去ろうとする少年に、その時陽気に呼びかける声があった。 前には誰もいない――――――と思った瞬間、ひゅうん、と音がした ピエロだ。白粉を塗りたくったメイク、真っ赤な髪と鼻のピエロが薄暗い排水溝から顔を出したのだ。 「映画『デッドプール』観た?」 ピエロはそう問いかけた。 知らない少年、驚きながらも首を横に振る。 「えー、面白いのに。今ならレンタルやってるよ」 「言うてアメコミでしょ?ガチムチはないわ」 「いやいや、そう嫌厭しなさんなって」 興味無さそうな素振りを見せる少年にも、ピエロは宥めて言葉を続けた。 「ヒーローのデッドプールはおしゃべりで画面の前の視聴者にも話しかけてくるお調子者だ。コミカルで日本人受けもいい。 でも映画の内容はラブストーリーだ。おちゃらけた孤独なヒーローが愛する人のために命を懸けて戦う王道を行くんだ。どう?」 語る内容に聞き入ってるうち、少年も面白そうに笑顔を見せる。 「面白そう!『インフィニティ・ウォー』観るわ」 「待てや!」 まさかの逆張りにノリツッコミ。 ピエロ、慌てて態度を直してあるものを取り出した。 「これを置いていっていいのかい?」 「僕のお小遣い!」 流されてしまっていたヨット(お小遣い入り)である。 失ったと思った宝物に少年の関心は再びピエロに向く。 「返して欲しければデッドプールを観ろ」 ピエロの脅迫、もとい要求に少年の顔はたちまち渋いものに変わった。 「おぅ……そんな嫌そうな顔しなくても」 本当に嫌そうだった。 「更にお買い得情報もあげちゃう。続編のデッドプール2もレンタル開始だ。 今度はハートフルなファミリー映画だぞ。予算が出たから演出も大幅アップで新キャラだってたくさん出る。なんとあの超豪華俳優もサプライズ出演してるぞ!」 「ウルヴァリンも出る?」 「えっあっうん」 ピエロ、言い淀む。 少年との間に気まずい空気が流れる。 「デッドプールはいいぞ、ジョージー」 ねっとりとした声で念押しするピエロ。 しつこい誘惑に少年もおずおずと手を伸ばす。少なくともヨットは取り戻したい。 「金枠詐欺の屑十連引くよりも何倍もお得だ。だから―――」 もうすぐ手がヨットに触れようとする直前、 「お前もユキオ沼に沈め!」 代わりにピエロの白い手が掴む。 最後に見たのは、大きく開けた口から覗く、牙が。 ――― ジョージは死んだ。ユキオちゃんの出番が少なすぎたのだ。 でもネガソニックちゃんと常に一緒ながらもベタベタくっつき過ぎない距離感は素晴らしかったと思います。 同性にせよ異性にせよカップルとはこうあるべきものだ。ワイトもそう思います。 どうかお幸せに。 ▼ ▼ ▼ 雨の中でしめやかに行われる葬式の場面に移ったところで、テレビの画面が切り替わった。 テレビショッピングらしき番組では、深夜帯であるのを感じさせないテンションで商品を置いてけぼりに司会が笑顔を振り撒いてる。 「この時間ろくな番組やってねーな。深夜アニメは日本のオハコじゃなかったのかよ。クソアニメ炎上させてやろうと思ったのに。 お、CCCチャンネルの司会変わってんじゃん。うわ今度は邪悪ロリかよ。この前はジャガーノートみてえなデカ女だったし節操ねーなー」 チャンネル連打して飽きたのか、スイッチを切って最後にリモコンを投げ飛ばす。 衝撃でリモコンは中の電池が外れてバラバラに散っていった。 「ふう、スッキリしたわ。手狭だしブラッドバスもないしで不満だらけだけど、これも庶民のワビサビってやつね。 ホラ子ブタ、こっち座りなさいよ。話するんでしょ?」 リフレッシュにはなったのか、体を洗って心なしか気分も良さそうだなエリザが、ちょいちょいと隣の席を指差す。 「随分、時間がかかりましたね」 「そりゃあアタシ、アイドルだもの。身だしなみに手をかけるのは常識でしょ?いついかなる時にも見られる用意を忘れないのがプロの気構えよ。 アナタもレディならちゃんと着飾ってみなさい?アタシほどじゃないけど、素材はいいんだから勿体無いわよ」 「これはちゃんと意味のある服装です。とやかく言われる筋合いはありません」 「そうだそうだ、言ってやれ!今でも十分エロい格好だが、もっとエロい服に着替えれば俺もまたセイバーの身体に興奮できるってな!」 「そうだぜねーちん、堕天使エロメイド霊衣解放のチャンスを待ってる読者(プレイヤー)のためにも今こそひと肌脱ぐ時だぜ。そして着る時だ」 「そしてなぜ意気投合してるんですか貴方達は………………いえ、わかってます。理由はわかってますけど……」 「そもそもお前ら、どうして僕の家に集まってるんだよ……」 「そりゃフラグ体質だからよ。あ、そうだウェイバーたんセーブ確認した?デスノボリ確認忘れんなよ? 俺ちゃんみたいに死亡地点で復活(リスポーン)できるわけじゃねえんだから。幸運255全振りだから自動で成功してるだろうけど」 エリザとセイバーが話をしたり、孝一とバーサーカーは肩を並べてやんややんやと囃し立てたり。 その脇でウェイバーはげっそりとしていたり。 手狭な部屋は今は随分と賑やかだ。 三組のマスターとサーヴァントが一同に集まればこうもなるだろう。 「ちょっとデップー。アタシ喉乾いたわ。飲み物とってちょうだい」 「えーこのカルピス俺ちゃんが飲みたかったのに。代わりに新鮮なブラッド割りでどう?腕をスパッとすりゃ1リットルぐらい出るよ?」 「イヤよ。アタシ今は節約、もとい節血中なの。それにアナタの血、なんか魚の脂みたいにギトギトして美容に悪そうだし。どうせ飲むなら清らかな少女のが欲しいわ。 そのーーー本当に必要な時は……気に入った人のなら、ちょっとぐらいはいいけどね?ね?」 「そんなあざといチラッ視線は全スルーですと。じゃあエリちゃん、つまりねーちんならOKってこと?白い花咲かせちゃう? いいよどんどんやってこうこの業界そういうの寛容だし。なにせトップのハゲが……これはいいか。 あ、吸うのはおっぱいからが伝統だから忘れないでね」 【ネガソニ×ユキオいいよね】【おい誰だ今の】 「……んー、そうね。確かに血は美味しそうだけど、ちょっと好みからは外れてるわね」 「今とても失礼な誤解をされた気がするのですが。違いますから。そもそも英霊に年齢とか外見とかあまり関係ないのでは?」 他愛ないやり取りに、月の裏での生徒会活動を思い出す。 レオが普段とは想像もできない弾け方をして主に凛が被害に遭い、ラニが追い打ちをかけ、ガウェインは爽やかに流してユリウスがフォローに回っている。 隅っこではガトーが暑苦しくも回線越しにジナコにかまい、またにシンジも来たりする。 ムーンセルでは無かった出来事になり、憶えているのは自分だけになった記憶。 けれど過去がないこの体にとっては、抱きしめるように仕舞い込んだ楽しい思い出だった。 「さて……それでは始めても宜しいでしょうか」 気を取り直したセイバーは全員を見渡してから一息置いて、意を決したように話を切り出してきた。 D-6マンションのキャスター戦からの付き合いになる、ウェイバー・ベルベットと覆面のバーサーカー。 さっきコンビニで知り合った、真玉橋孝一とウェスタンルックのセイバー。 そして自分とエリザ。 3組で小さなテーブルを囲む。真ん中にはさっきコンビニで買ったサンドイッチに各種お菓子類。 戦いもせずここまでマスターとサーヴァントが集うのは、ここでの本来の聖杯戦争では珍しいだろう。 それというのも目的は戦闘ではなく話し合い、情報の共有だ。 「前置きを抜きにして伝えます。我々の目的は、聖杯戦争を変えることです」 「は、はぁ?」 「聖杯戦争を変える?どういう意味、それ?」 ウェイバーとエリザの困惑ももっともだ。かくいう自分も最初聞いた時は似たような反応だった。 「簡単だ。俺は聖杯が欲しい。それを使ってどうしても叶えたい願いがある。みんなのおっぱいを幸せにしてやりてえんだ」 疑問への答えは孝一が答えた。 「おっぱ…………は!?」と狼狽えるウェイバーを他所に孝一は続けて言葉を重ねる。 「けど、その為に誰かを殺して、殺して回って手に入れるなんてのは真っ平ごめんだ。 おっぱいはな、やわらけえんだよ。恭子のおっぱいがなけりゃダイミダラーのコクピットもあんなに虚しいんだ! おっぱいの為に命が犠牲になるなんて、絶対にあっちゃならねえ!」 グッ、と拳を握って力説する。 節々の言葉のおかしさは置いといて、その言葉には偽りではない熱があった。 邪ではあるが邪悪ではないとでもいうのか、清々しくなるほどに真っ直ぐで、裏など見えない思いが気迫。 「だから俺はどっちも取る。おっぱいがふたつあるなら両腕で揉めばいい、それと同じだろ! ここの聖杯戦争で人が死ぬっていうなら、そこから変えさせる。無理なら脱出して別の場所でやりゃあいい。 俺は何度も別の世界ってやつを見てきたし、行ったこともある。だったら可能性はゼロじゃねえ。ゼロじゃなけりゃあ、なんとかなるはずだ。 無理とか無茶だとかは聞かねえ。俺は聖杯戦争でこうするって決めた。だからその為に動く。それだけだ!」 聖杯戦争に優勝する、というのではなく、ただ否定するだけじゃない、第三の選択肢。 聖杯戦争という枠組みを覆す、という方針を孝一とセイバーは掲げるのだ。 聞いただけでは突拍子もない計画だ。とても実現するとは思えない。 まるで水面に映った月を掴むような行為。 そんな無謀をしようとしていた存在を―――自分は知っていた。 「ああ―――そういうこと。BBがやろうとしていたのと、似たようなことをやるつもりなのね」 エリザもやはり、同じ相手と結びつけていた。 月の裏のサクラ迷宮。暴走した上級AI、BB。 彼女が冒した無謀な違法(チート)の数々による、ムーンセル中枢への侵食事変だ。 戦いを回避できるとしたらそれが一番理想的な結末だ。 だが自分達は既に知っている。ムーンセルのシステムを改変する事が、どれだけ重い代償を支払う羽目になるのか。 百数十体ものサーヴァントを取り込み、女神の権能を手に入れたBBですら致命的な故障(バグ)を負ってしまった。 ■■■によって狂わされ、あらゆる制約を破ったBBは現実の地球人類を絶滅させるようムーンセルを運営した。 異星文明の遺物であるムーンセルの防壁を破るのはそれほど厳重なのだ。 それを侵食するとすればそれこそ同じ、異なる文明の飛来物のような特例でしかない。 アークセルとムーンセルは別の存在だ。けれど平行世界を渡り泳ぐ方舟、強大極まるのはどちらも変わらない。 あの出来事を知る身としては、慎重に考えざるを得ない。 「……何だよ、それ」 零れた声が、いっとき静まった部屋に小さく響いた。 ウェイバーのものだ。 表情は困惑を超えて、わけがかわらないといったように憔悴している。 「戦う気がないって……じゃあお前、なんで聖杯戦争に参加したんだよ!」 「なんでって……ペンギン帝王からこいつを貰って、とんでもなくエロいイベントがあるって聞いたからさ」 「ふざけるなよ!そんないい加減な理由で……」 「じゃあさウェイバー、お前は何の為に聖杯が欲しいんだ!?」 「え……」 なおも食ってかかろうとしたウェイバーだが、孝一の言葉に頭から水を浴びせられたように急に動きを止められた。 「お前の願いは、おっぱいを奪う事より大きいっていうのか!?巨乳好きかよお前チクショウ俺だって大好きだ!」 「お―――胸の事ばっかり言うなさっきから!」 「え、ウェイバーたん巨乳派だったの?事件簿でバディがグレイたんだったしロリショタ派だと思ったのに。 それとも将来に向けてゲンジ・ヒカル計画でも立ててる?確かにスゲエもんな乳上」 「お前は黙ってろよ!あと誰だグレイって!」 「そうですね。まずはそこを知っていなければ我々の話も進まない。 貴方方の、聖杯に託す願い。それを教えては貰えないでしょうか」 興奮する孝一(そしてバーサーカー)を制しながらセイバーは、全員に向けてそんなことを尋ねてきた。 「私は―――少しでも多くの人が幸せになれる未来を求めてサーヴァントとして現界しました。 絵空事と笑われてもおかしくないとしても、私はそれを諦めきれない。この魔法名(な)の誓いを捨てる気はない。 そういう意味では……あくまでそういう意味のみでしたら、マスターと共通した願いであるといえます。 ですから――――――それが人と世を乱す邪悪でない限りは、皆の願いも叶えられるべきである。私とマスターはそう考えています」 つまり、セイバー達の望みを叶えることは、他の願いも聖杯に受け入れられる結果に繋がるかもしれない、ということだ。 みんなを幸せにする。曖昧で、明確な境界線が無い、魔法のような言葉。 心からそれを願いだと口にしたセイバー。あるいは奇蹟によって名を残した、聖人のような英霊なのかもしれない。 「子ブタ。コイツらのこと、信用するの?」 自分の中で最も冷え切った部分が、彼らと共にいる危険性を警告している。 現状、二人の目的は具体性に欠いたものだ。 聖杯戦争の改変、打破は方舟への反逆の方針だ。裁定者であるルーラーと対立する結果もあり得る。 目標が一致してるのは途中まで。最後にどうなるかまでは未知数だ。どこかで、道を分かつかもしれない。 鋼となった血肉。叩き上げられた精神。 表の聖杯戦争。戦いの王の後継者を育てるべく改竄された熾烈な生存競争の勝者としての感覚。 それらの全てが、他者の夢想に付き合い破滅する愚を訴える。 隣に座る少女を見やる。 魔性の角。染み付いて落ちない血臭。落ちに堕ちた半英雄。 けれど今は頼もしい味方である、自分のサーヴァント。 「な、なによ、そんなにまじまじと熱っぽい視線で見つめて……。 ひょ、ひょっとしてどこか変なとこある?鏡チェックしたわよちゃんと?」 そう。駆け抜けてこれたのは、ただ勝つことを目指したからじゃなかった。 敵だった相手、戦う仕組みだけの相手に手を伸ばしたこともあった。結果としてエリザのように並び立つ関係になってもいる。 聖杯戦争のルールに則り勝ち上がりながらも、最後にはその頂きに立つ何者かを否定した。 そうしたのは単純な理由、命が失われるから。 先程まで話していた相手が、今は世界のどこにも存在しない。 その声も姿も意志も願いも、二度と還らない。 対戦者を倒す度覚えたあの喪失感と痛み。戦争を否定する理由なんてそれだけで足りている。 きっと理屈じゃない部分で、自分はそういう風に出来ている。 「――――――ま、そうよね。アナタがそうする男だから、アタシも少しだけ救われたんだし。 先に言っとくけど、アタシの願いはこの子ブタに力を貸すコト。 永遠に救われないアタシに許された、許されないはずの贖罪の機会。そのためなら田舎から金星まで今は地道に巡業中ってワケ」 溌剌としたエリザの言葉に心が軽くなる。 自分の願い、先程セイバーに伝えていた通りの答えを改めて告げる。 喪われた記憶を取り戻す。方舟の真相を、聖杯戦争の謎を解き明かす。そのためになら、協力関係を結びたい。 「―――ありがとうございます。助力に心から感謝します」 姿勢を正してセイバーが頭を下げる。 孝一は気持ちのいい笑顔を見せて親指を立てていた。 「ああ、よろしくな白野。しかし幸先がいいぜ。いきなりペンギン帝王に近いやつに会えるなんてな!」 ペン………………なんだって? いま、とても不思議な響きの言葉を聞いた気がする。 「気持ちはわかります。すみません、後で説明をしますので」 こちらの主従も中々大変そうだ。主にサーヴァントの気苦労の面で。 ともかくこれで同盟成立だ。一日が経ってからようやくのそれらしい前進、結果何が待つかはまだ不明瞭だが、最初の一歩といえるだろう。 「じゃあ、次はウェイバーだな。お前、聖杯に何を願うんだ?」 ▼ ▼ ▼ ウェイバー・ベルベットが聖杯戦争に挑む理由は明らかであった。 若輩ながら才ある己を歴史の浅さから顧みもしない魔術協会へ痛烈なカウンターを浴びせる。 権威も肩書も意味を成さない実力勝負、自らの力量を魔術世間に知らしめる一大好機と見て、偶然手にした聖遺物――― 師にあたるケイネス・エルメロイが聖杯戦争に参加するにあたって取り寄せていた触媒を用いて海を渡って舞台たる日本に向かっていた。 全ては自分が一流の魔術師であるのを証明するため。 魔術の歴史に不朽の名を残すべく、生を受けたこの身の不条理を覆すべく全てのチップを賭けたのだ。 「……」 いまウェイバーは問われてる。なんのために聖杯戦争に参加したのか。聖杯を手に入れ何を願うのか。 魔術師としての名声と誇りを手中に収める。あるいは欠けている魔術の力量を埋めるよう願うでもいい。 魔術師なら誰もが口を揃えてそう言う。なんら恥じ入るものではないはずだ。 なのにいつまで経っても、ウェイバーの理想は言葉にならず口ごもるばかりだった。 ―――なんなんだろう、コイツらは…… 目の前の二人のマスターは、正式な魔術師ではない。 白野は魔術戦では何らかの礼装に頼ってるらしく、本人の技量は大したものではない。 孝一に至っては煩悩まみれの単細胞だ。どうしてこんな奴がここまで残ったのが不思議でならない。 そんな二人は、聖杯戦争の改変を目指すとのだという。 方舟のシステムを探求し、誰も犠牲にすることのない場所で聖杯戦争を再開させるのだと。 現実の見えてない絵空事と一笑に付せばよかった。ここに来る前のウェイバーなら考えるまでもなくそうしただろう。 それがもうできないでいるのは、彼らが『戦う者』の目をしていると感じ取ったからだった。 岸波白野。見るべきものもない、どこにでもいそうな平凡な印象の少年。 彼はこことは違う『月の聖杯戦争』に参加し、そして最後まで勝ち抜いたのだという。 更には月の裏などという、得体の知れない体験もしているらしい。 それが虚偽や虚仮威しでないことは、これまで見た戦いで十分理解している。 ニンジャのアサシン戦で見せた肝の据わりようと、戦術の指示の冴え。幾度となく死線を超え、逆境を乗り越えたた戦士であると証明していた。 あの真玉橋も、いつもの巫山戯た調子は完全に鳴りを潜めさせて熱弁を振るっていた。 そこには希望的観測ではない確信が伴っており、世界を移動云々も信じさせてしまう謎の説得力がある。 あんな間抜けですら、本人なりに命を懸けて、掴んだ成果があるというのだろうか。 そしてそんな両者と比して―――今の自分の有様はどうか? 地上の冬木とは違う、月を望むアークセルの聖杯戦争に招聘される羽目になったのを皮切りに、ウェイバーの目論見はいとも容易く瓦解した。 召喚されたのはまるで制御の利かないバーサーカー。お喋りで意味不明な発言を吐き出す品性下劣な男。 勝手に行動して戦闘してたのを令呪を消費してまで呼び戻し、また勝手に行動してアサシンと戦闘し、マンションのキャスター討伐では魔力の過剰供給に嘔吐した。 ブレーキの壊れた車の如き無軌道ぶりにウェイバーは終始振り回されっぱなしだった。 一度としてこの暴れ馬を制御できた試しがない。常にやってくる問題に受け身になるしかなく、ウェイバー自身の意思で行動できた事は数えるほどもなかった。 「ぼ、僕の望みは……望みはな――――――」 自著の論文を講義にひけらかせてとわれれば堂々とやってのける自信があるのに、いまは胸がつかえたように言葉が出ない。 とどのつまり、ウェイバーはとてつもなく場違いなのだと感じ始めていた。 二人が方舟では異端の立場だとしても、自分の卑小さを散々見せつけられた形となった今となっては、沽券にこだわる自分がどうしようもなく無様に見えたのだ。 時間が経つごとに葛藤が胸を焦がす。 時計塔でケイネス講師に屈辱的に痛罵された時とも、戦場でバーサーカーに振り回された時とも違う未知の感情が熱となってウェイバーの内面を蝕んでいく。 「オイオイお前ら次作書くのに前作見直してないのかよ。映画のあらすじ見ないで視聴しちゃうタイプ?【スキップしますか?】のアイコン見えてないの? 俺ちゃんはFate作品にデビューお願いしたいから事件簿で主人公やったり他作品出ずっぱりのウェイバーたんをマスターに選んだって言ってたじゃん。 外部コラボ頑なに拒んでるけど俺ちゃん映画もあるし金チラつかせればいけるって」 【つまり実写映画化か】【やめろ『グリーンランタン』の比じゃねえぞ】 そして悩みの種である当のバーサーカー、デッドプールは空気を読まず、お喋りな口を割り込んできたのだった。 「デップー、うるさいわよ。口を糸で縫い付けられたいの?今はアナタのマスターに聞いてたんじゃないの」 「喋らない俺ちゃんとかエリちゃん拷問えげつねえな。糸の出せなくなったスパイディかよ。 そんなんされたらタイムマシン使って過去の自分撃ち殺すわ」 ……信じがたいことだが、さっきから白野のランサーだけはバーサーカーとある程度会話が成立しているようだった。 「類友……」と白野が誰にも聞こえない声量でぼそりと呟いたのをウェイバーは聞いた気がした。 「スパイディ(蜘蛛男)?なに、アナタNY出身の英霊?やだ、アタシの名前ってそっちにも知れ渡ってるの? 流石アタシ、気づかない内に英霊界のハリウッド進出を果たしてたなんて……!」 「ああバリエーションの多さは人気キャラの証だ。ハロウィンにもビキニ勇者にもメカにもなってるし量産もされてる。 しかし魔○村からメカゴ○ラとか作者何考えてんだろうな。ヤバイ吹き出しでも見えてる? 多分次のハロウィンはゾンビとかだぜ。定番だよなズンビーヒーロー」 「メカってなによーーーーーーーーー!?ゾンビになんか死んでもならないわよ!? それじゃあ、イロモノのヨゴレ芸人みたいじゃない!」 「えっあっうん」 「否定しなさいよーーーーーーーーーーーーーー!!」 「ッッ!ああもううるさいうるさい!!」 ランサーの壊れたラジオじみた叫び声とバーサーカーの異界の言語じみたスラングの嵐。 悪夢のコラボにキンキンと痛む耳鳴りに晒される内に、とうとうウェイバーの苛立ちは頂点に達した。 「なんで勝手に僕がおまえらに協力する話で進んでるんだよ! 方舟がなんだとか、聖杯戦争を変えるとか人助けとかッ、僕はな、そんなのはまったく、これっぽっちも興味はないんだ!」 自分でも説明のできない巨大な感情を吐き出す。癇癪といわれようと構わない。 自分の首を絞めると思考で分かっていながらも、言わずにはいられなかった。 「お、おいどうしたウェイバー。欲求不満か?」 「いいから出てけよ……僕はお前たちに協力なんかしないからな!絶対だ!」 席を立って拒絶を示すように踵を返す。自分から逃げてるようだ、とは努めて考えなかった。 「ウェイバーたん……それってテンプレーション?」 「絶対だからな!」 返事を待たずに扉を締める。 白野も、孝一も、何よりも目障りなバーサーカーをとにかく視界から遠ざけたかった。 流されるまま流されて波に飲まれて消える自分の惨めさだけが、ジグジグと鈍痛になって残っていた。 ▼ ▼ ▼ 「くそぅ、ウェイバーのやろう何が悪かったっていうんだ……もうエロ本や覗きじゃ物足りないっていうのかよ……!」 仕方なく取り付く島もないウェイバーを置いて外に出る。 夜はまだ更けているが、そう遠からず日の出が見えてくる頃合いだ。 「少し、話を急かしすぎたようですね……」 ウェイバーに拒絶された理由は、彼の動機に不用意に触れてしまったからだ。 誰にだって触れられたくない心の部分がある。それが願いとなるほど真摯に思うものならなおさらのこと。 聖杯戦争に挑む者とは誰もがその決意を抱えた者達だ。自分や孝一はいわば異端の立場のほうだろう。 「まったくだわ。礼儀もなってない上、ちっちゃいプライドに拘っちゃってみっともないネズミよね」 「ツン期の到来だな。ジンクスがあるんだよ、ツンデレは早死にしやすいって」 「そしてなぜ、貴方も外に出ているのです?」 バーサーカーも、ドアに寄りかかって孝一が置いてった雑誌を読んでいた。 「しばらく顔を見せるなってさ。まだマスクの中も見せたことないのに失礼だよな。 けどこの贈り物もよくないぜ。3Dのおっぱいが目と鼻の先に届くのにエロ本に″頼る″とか虚しくならない?」 パラパラと扇情的な表紙の雑誌をめくって、袋とじを指で乱雑に裂いて中身を見ている。 どうやら彼もウェイバーに追い出されたらしい。自分のサーヴァントも締め出すとは、思ったより根が深そうだ。 「なんでしばらくブラブラしてるわ。流石に今回は空気読んで他の予約に割り込んだりもしない。賢者タイムってやつ。 けどもしウェイバーたんがツンデレ拗らせて優勝ルートに舵切ったらまずタイトルを『デッドプールキルズ・タイプムーン』に変更させる。 はくのん切嗣マン赤アーチャーBANして、そっから1ページにつき1組殺していってコミック一巻分で完結って寸法なんで、そんときゃヨロシクね」 【吹き出しの色が赤くなったら開始のサインだな】【ウィキじゃなきゃ色出ないだろ】 「あーあー、やっぱ征服王みたくはいかねえなー」と去り際に零しながらバーサーカーは階段を降りていった。 その背中からは、いつもの調子の良さが少しだけ抜け、別の感情が見え隠れしていた。 他者から理解できなくても、狂人には狂人の理念がある。 彼なりにもこのまま孤立するウェイバーの身を案じてるのかもしれない。 「それより追い出されちゃったわよ、部屋どうするの?子ブタの家まで戻るの?」 C-8にある自宅のアパートまではそう遠くないが、エリザの言う通り少しでも休息は取りたいところだ。 帰路の途中で敵に襲われでもしたら目も当てられない。 「それなら俺の家に来いよ。丁度聞きたいこともあるしよ。ウェイバーだって気が変わってエロ本を取りに来るかもしれねえしな」 ウェイバーの部屋の隣のドアを指さして、孝一からそんな提案をされた。 ついさっきまでそこに入っていたのだし、確かに抵抗もない。エリザの方を見ると構わないわ、と返事が来た。 厚意に甘えて厄介させてもらう。 「よし、じゃあ聞かせてもらおうじゃねえか白野。優勝者の武勇伝ってやつを。 おまえが聖杯戦争で出会った中で―――一番揉みたいおっぱいについてな! へへ、覚悟しろよ。今夜は寝かさねえぜ……!」」 と思っていたところにまさかの徹夜突入宣言。 生徒会での記憶が蘇る。これはレオとガウェイン、ユリウスの四人で囲んだこともある、同性のみに許された男子トークタイム……! 「なんとなくだが、初めて会った時からおまえからはエロい逸話を持ってる気がしてならないんだ。妹もエロい格好してたしよ」 だから妹については誤解なのだが…………………… しかし孝一の嗅覚は侮れない。サクラ迷宮攻略の過程で生じたセンチネルの攻略において、不本意ながらも女性の嗜好問題について触れる機会は多くあった。 赤裸々に語っていいものでもない―――そもそもそのうちの一人がここにいるエリザだ。 なので話題に出さなかったのだが、それを察知したのだとしたら彼のエロの探求力は本物と言わざるを得まい。 どうする。このまま夜通し彼女たちのSG(シークレットガーデン)を開示するしかないのか。 「いえ、マスター。今夜はもう遅いですし明日に備えて眠ったほうがいいでしょう。彼も疲労してるようですし、さらなる負荷をかけるものではありません」 止めに入ったセイバーの心遣いが身に染みる。 孝一を抑えられる彼女がある意味、このチームの防波堤なのかもしれない。 ひとまず今夜は体を休めて、朝になったらもう一度ウェイバーを尋ねて話をしてみよう……。 「あ、ちょっと待った。いま閃いたんで最後に聞いてくれ」 そこに、戻ってきたバーサーカーがにゅっと顔だけを出してきた。 「ねーちんの新霊衣、上半身マッパでおっぱいのさきっちょにピエロの鼻みてえに真っ赤なイチゴ乗せて隠すってのはどうよ?」 「そ――――――――――それだぁ!」 「寝ろ!!」 セイバーの豪速のハイキック二連が、鮮やかな角度で二人の頭部へと決まった。 ……ちなみにこの後、質問攻めに耐えかね 『96が階段上から顔にダイブ』『160の谷間をまさぐる』等の事例を白状する羽目になり 孝一からは揺るぎない信頼と敬意を得られたが、女性陣からはナイフより冷たくえぐる視線を送られる夜を過ごした、とオチがつくのだった。 【C-5/賃貸マンション・ウェイバーの自室/未明】 【真玉橋孝一@健全ロボ ダイミダラー】 [状態]瘤と痣、魔力消費(小) 、白野への揺るぎない敬意(エロ方面) [令呪]残り1画 [装備]学生服、コードキャスト[Hi-Ero Particle Full Burst] [道具]ゴフェルの杭 [所持金]通学に困らない程度(仕送りによる生計) [思考・状況] 基本行動方針:いいぜ……願いのために参加者が死ぬってんなら、まずはそのふざけた爆乳を揉みしだく! 0.他のマスターを殺さずに聖杯を手に入れる方法を探す。 1.白野陣営と協力する。ウェイバーとはもっかい話したい。 2.ペンギン帝王のような人物(世界の運命を変えられる人物)を探す。 3.好戦性の高い人物と出会った場合、戦いはやむを得ない。全力で戦う。 π.救われぬ乳に救いの手を―――! 4.アサシン(カッツェ)の性別を明らかにさせる。 5.お、おっぱいのスケールで………………………ま……………………………………まけた。 [備考] ※バーサーカー(デッドプール)とそのマスター・ウェイバーを把握しました。正純がマスターだとは気づいていません。 ※アサシン(カッツェ)、アサシン(ゴルゴ13)のステータスを把握しました。 ※明日は学校をサボる気です。 ※学校には参加者が居ないものと考えています。 ※アサシン(ゴルゴ13)がNPCであるという誤解はセイバーが解きました ※白野陣営と同盟を結びました。『聖杯戦争の真相を究明する』という点で協力します。 【セイバー(神裂火織)@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康、魔力消費(小) [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:救われぬ者に救いの手を。『すべての人の幸福』のために聖杯を獲る。 0.他のマスターを殺さずに聖杯を手に入れる方法を探す。 1.マスター(考一)の指示に従い行動する。 2.白野陣営と一時的に協力。 3.バーサーカー(デッドプール)に関してはあまり信用しない。 4.アサシン(カッツェ)を止めるべく正体を模索する。 5.聖杯戦争に意図せず参加した者に協力を求めたい。 [備考] ※バーサーカー(デッドプール)とそのマスター・ウェイバーを把握しました。正純がマスターだとは気づいていません。 ※真玉橋孝一に対して少しだけ好意的になりました。乳を揉むくらいなら必要に迫られればさせてくれます。 ※アサシン(ゴルゴ13)、B-4戦闘跡地を確認しました。 ※アサシン(カッツェ)の話したれんげたちの情報はあまり信用していません。 ※アサシン(カッツェ)は『男でも女でもないもの』が正体ではないかと考察しています。 同時に正体を看破される事はアサシン(カッツェ)にとって致命的だと推測しています。 ※今回の聖杯戦争でなんらかの記憶障害が生じている参加者が存在する可能性に気づきました。 [共通備考] ※今回の聖杯戦争の『サーヴァントの消滅=マスターの死亡』というシステムに大きな反感を抱いています。 そのため、方針としては『サーヴァントの消滅とマスターの死亡を切り離す』、『方舟のシステムを覆す』、『対方舟』です。 ※共にマスター不殺を誓いました。余程の悪人や願いの内容が極悪でない限り、彼らを殺す道を選びません。 ※孝一自身やペンギン帝王がやったように世界同士をつなげば世界間転移によって聖杯戦争から参加者を逃がすことが可能だと考えています。 ですが、Hi-Ero粒子量や技術面での問題から実現はほぼ不可能であり、可能であっても自身の世界には帰れない可能性が高いということも考察済みです。 岸波白野@Fate/EXTRA CCC】 [状態]:ダメージ(微小/軽い打ち身、左手に噛み傷、火傷)、疲労(中)、魔力消費(大) 、女性陣の視線が痛い [令呪]:残り三画 [装備]:アゾット剣、魔術刻印、破戒の警策、アトラスの悪魔 [道具]:携帯端末機、各種礼装 [所持金] 普通の学生程度 [思考・状況] 基本行動方針1:「 」(CCC本編での自分のサーヴァント)の記憶を取り戻したい。 基本行動方針2:遠坂凛との約束を果たすため、聖杯戦争に勝ち残る。 0.凛………………ありがとう。 1.今は孝一の自宅で休息する。 2.今日一日は休息と情報収集に当て、戦闘はなるべく避ける。 3.孝一陣営と一時的に協力。 4.朝になったらウェイバーともう一度話したい。 5.『NPCを操るアサシン』を探すかどうか……? 6.狙撃とライダー(鏡子)、『NPCを操るアサシン』を警戒。 7.アサシン(ニンジャスレイヤー)はまだ生きていて、そしてまた戦うことになりそうな気がする。 8.聖杯戦争を見極める。 9.自分は、あのアーチャーを知っている───? [備考] ※“月の聖杯戦争”で入手した礼装を、データとして所有しています。 ただし、礼装は同時に二つまでしか装備できず、また強力なコードキャストは発動に時間を要します。 しかし、一部の礼装(想念礼装他)はデータが破損しており、使用できません(データが修復される可能性はあります)。 礼装一覧>h ttp //www49.atwiki.jp/fateextraccc/pages/17.html ※遠坂凛の魂を取り込み、魔術刻印を継承しました。 それにより、コードキャスト《call_gandor(32); 》が使用可能になりました。 《call_gandor(32); 》は一工程(シングルアクション)=(8); と同程度の速度で発動可能です。 ※遠坂凛の記憶の一部と同調しました。遠坂凛の魂を取り込んだことで、さらに深く同調する可能性があります。 ※エリザベートとある程度まで、遠坂凛と最後までいたしました。その事に罪悪感に似た感情を懐いています。 ※ルーラー(ジャンヌ)、バーサーカー(デッドプール)、アサシン(ニンジャスレイヤー)のパラメーターを確認済み。 ※アーチャー(エミヤ)の遠距離狙撃による攻撃を受けましたが、姿は確認できませんでした。 ※アーチャー(エミヤ)が行った「剣を矢として放つ攻撃」、およびランサーから聞いたアーチャーの特徴に、どこか既視感を感じています。 しかしこれにより「 」がアーチャー(無銘)だと決まったわけではありません。 ※『NPCを扇動し、暴徒化させる能力を持ったアサシン』(ベルク・カッツェ)についての情報を聞きました。 ※孝一陣営と同盟を結びました。『聖杯戦争の真相を究明する』という点で協力します。 【ランサー(エリザベート・バートリー)@Fate/EXTRA CCC】 [状態]:ダメージ(大)、魔力消費(大)、疲労(中) [装備]:監獄城チェイテ [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:岸波白野に協力し、少しでも贖罪を。 1.とりあえず、今は孝一の自宅で休む。 2.白野とともに休息をとる。 3.アサシン(ニンジャスレイヤー/ナラク・ニンジャ)は許さない。 [備考] ※アーチャー(エミヤ)の遠距離狙撃による襲撃を受けましたが、姿は確認できませんでした。 ※カフェテラスのサンドイッチを食したことにより、インスピレーションが湧きました。彼女の手料理に何か変化がある……かもしれません。 ※なぜかバーサーカー(デッドプール)とはある程度意思疎通できるようです。 【ウェイバー・ベルベット@Fate/zero】 [状態]:魔力消費(極大)、疲労(小)、心労(大)、自分でも理解できない感情(大)、自己嫌悪 [令呪]:残り二画 [装備]:デッドプール手作りバット [道具]:仕事道具 [所持金]:通勤に困らない程度 [思考・状況] 基本行動方針:現状把握を優先したい 1.今は何も考えたくない。 2.バーサーカーの対応を最優先でどうにかするが、これ以上令呪を使用するのは……。 3.バーサーカーはやっぱり理解できない。 4.岸波白野に負けた気がする。 [備考] ※勤務先の英会話教室は月海原学園の近くにあります。 ※シャア・アズナブルの名前はTVか新聞のどちらかで知っていたようです。 ※バーサーカー(デッドプール)の情報により、シャアがマスターだと聞かされましたが半信半疑です。 ※一日目の授業を欠勤しました。他のNPCが代わりに授業を行いました。 ※ランサー(エリザベート)、アサシン(ニンジャスレイヤー)の能力の一部(パラメータ、一部のスキル)について把握しています。 ※アサシン(ベルク・カッツェ)の外見と能力をニンジャスレイヤーから聞きました。 ※バーサーカーから『モンスターを倒せば魔力が回復する』と聞きましたが半信半疑です。 ※放送を聞き逃しました。 【バーサーカー(デッドプール)@X-MEN】 [状態]:魔力消費(大) [装備]:日本刀×2、銃火器数点、ライフゲージとスパコンゲージ、その他いろいろ [道具]:??? [思考・状況] 基本行動方針:一応優勝狙いなんだけどウェイバーたんがなぁー。 0.ツンデレルート突入する?相思相愛じゃないと爆死しちゃうんだよな。この前読んだ。 1.一通り暴れられてとりあえず満足。次もっと派手に暴れるために、今は一応回復に努めるつもり。 2.アサシン(甲賀弦之介)のことは、スキル的に何となく秘密にしておく。 3.あれ? そういやなんか忘れてる気がするけどなんだっけ? [備考] ※真玉橋孝一組、シャア・アズナブル組、野原しんのすけ組を把握しました。 ※『機動戦士ガンダム』のファンらしいですが、真相は不明です。嘘の可能性も。 ※作中特定の人物を示唆するような発言をしましたが実際に知っているかどうかは不明です。 ※放送を聞き逃しました。 ※情報末梢スキルにより、アサシン(甲賀弦之介)に関する情報が消失したことになりました。 これにより、バーサーカーはアサシンに関する記憶を覚えていません………たぶん。 BACK NEXT 162 リブート 投下順 [[]] 162 リブート 時系列順 [[]] BACK 登場キャラ:追跡表 NEXT 163 EX tella 岸波白野&ランサー(エリザベート・バートリー) ウェイバー・ベルベット&バーサーカー(デッドプール) 真玉橋孝一&セイバー(神裂火織) ▲上へ