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@ねとらじは『livedoor』から放送しています。 ※『ねとらじ』について知りたい方はコチラ。 URL http //top.ladio.livedoor.com/ 使用の案内 このWikiに掲載されているの台本は公開済みのラジオドラマの台本です。この台本の使用は自由(フリー)ですが、著作権は台本作成者『本人』にあります。台本を使用した場合は『各台本のページのURL』を必ず貼るようにお願いします。使用報告は任意です。 使用報告:nisemono_e_mail@yahoo.co.jp 禁止事項 『再配布』『二次配布』 台本の『改変』(一人称を変えるのは可) 『宗教サイト』『アダルトサイト』『違法サイト』での使用 ラジオドラマ[熱血系] ラジオドラマ[熱血系] 突発戦隊ガンレンジャー(特別編) 過去に書いた台本⇒【クリック】
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台本を置いておきます. img10031039281.jpeg 更新日時 12/7 台本(12/7 ver.) 配役 佐々木 : 森 : 部長(シャア),松岡修造 : ガンダム : さっち : じゅんな : あーちゃん(セイラ) : 武田 : <スライドキュー> ・・・ スライドを次のページへ <照明 ON/OFF> ・・・ 照明を点灯/消灯 <PS ON/OFF> ・・・ ピンスポット(PS)を点灯/消灯 会場の照明はOFF === <照明 OFF> <PS ON> 「この物語は、ロボット部の平凡な日常生活を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。あと、部屋は明るくして、舞台から3メートルは離れてみやがってください。」 <スライドキュー> <PS OFF> <照明 ON> ある日のロボ部の風景.平社員二人が立ち話をしている. そこに部長登場. 部長「やあ,がんばってるかね」 佐々木「これは部長.いやー,なかなか難しいです」 <スライドキュー> PPTでシェアのグラフ.アシモ,同じくらいのシェア.他には,先行者,まほろさん,ドラえもん. 佐々木「こちらつい最近行った市場調査の結果なのですが,H社のあれはやっぱり強いですね.最近は諸外国の追い上げもすごいです」 部長「我々も新型機を投入してシェア拡大を図っていかなくてはいかんな...」 森,部長に近寄る. 森「部長,先日お話していました新型ロボットの試作機が完成しました」 部長「何,本当かね.さっそく見せてくれ」 <スライドキュー> イントロ ♪ジャパネットたかた ジャパネット風の商品紹介が始まる. 森「今日ご紹介するのはこちらの商品です」 美少女アンドロイド3体登場.横に整列.真ん中が羽多野. 森「美少女アンドロイド型ロボット,Pシリーズです」 <スライドキュー> Pシリーズのロゴのスライド 佐々木「うわー,かわいいロボットですね.まるで本物の人間の女の子みたいだ.」 森「まずは彼女たちから自己紹介をしてもらいましょう」 3人,パフュームですみたいな自己紹介. さっち「さっちです」 じゅんな「じゅんなです」 あーちゃん「三波晴夫でございます」 さっちとじゅんなであーちゃんに突っ込み. 森「すごいでしょう.このロボット,最新のAIを搭載しておりまして,このように複数台が協調して抜群のチームワークを発揮することができるんです」 3人,得意げに決めポーズ. 森「では今度こそ,自己紹介をしてもらいましょう」 さっち「さっちです」 じゅんな「じゅんなです」 あーちゃん「あーちゃんです」 3人「3人合わせて,バキュームです」 森「いかがですか,三人のチームワークは.そしてみてくださいこのボディ!というかフェイス!」 佐々木「すごいですね,本当に人間と見分けがつかない.特にこの子なんて・・・」 佐々木,あーちゃんの顔を触りまくる. 部長「こんなに精巧なロボット,値段も相当高くなってしまったんじゃないか?」 森「ご安心ください.そこは私どもが頑張らせていただきました.」 森「美少女アンドロイド型ロボット,Pシリーズ.安心の3週間保証をお付けして,こちらの価格で提供させていただきます」 <スライドキュー> スライドに値段が表示される.1億9800万円. 森「1億9800万円です.今回は24回までの分割払いもご用意いたしました.月々9800円からお求めいただけます.もちろん金利手数料はジャパネットが負担」 佐々木「それなら今の僕にも買えそうだな」 森「さらに,今お使いのロボットを下取りさせていただければ,お値段5万円引きさせていただきます.ただし,リサイクル料金はごめんなさい,別途いただきます」 部長「あの,真ん中の子も同じ値段なのかね」 森「やはり,真ん中の子が気になりますよね.実は,この子は今日だけの特別仕様なんです」 佐々木「え,そうなんですか.道理でほかの2体と比べると雰囲気が違うというか,体格が違うというか・・・.とにかく,スペシャルな感じがしますね」 森「その通り,スペシャルなんです.今日は特別に,こちらの2体をセットでご購入いただいた方に,この3体目をプレゼントしようという企画なんです」 部長「ええ.じゃあ絶対2体セットで買わなきゃ」 森「数量限定ですのでお申し込みはお早目に」 <スライドキュー> 電話番号の曲. 森「お電話お待ちしております.では最後に,3体による歌とダンスをどうぞ」 <スライドキュー> 森,佐々木,部長退場.マイクを片づける. イントロ ♪ポリリズム 3人歌って踊る.後ろで本物のPV <スライドキュー> 森,佐々木,部長登場. 森「バキュームのみなさんでした.ありがとうございました」 アンドロイド退場. 森「どうですか部長.ぜひ製品化しましょう」 森と部長,相談を始める. 佐々木,誰かと電話する.電話が終わると部長に近寄る. 佐々木「部長.わがMS開発Gも新型ロボットの試作機がたった今完成しました」 部長「なに、君の所も新型が完成したのか」 佐々木「はい、こちらです。」 ガンダム,一人で歌いながら登場. ガンダム「萌えあがーれー×3 ガンダムーん♪(歌う)」 佐々木「こ、こいつ動くぞ・・・。」 森「そりゃ、動くだろ」 部長「で、こいつは何が出来るのだ?」 佐々木「なんでもできますよ。」 部長「な、なんでも!?では、何かわしが命令をだしてみてもよかですか?」 森「部長キャラかわっとるがな」 佐々木「よかですよ。」 部長「じゃあ・・・、逆立ちとかできる?!」 ガンダム「ガンダム、サカダチ、オーケー」 ガンダム「ぶい、ぶいーーーん・・・・・」 ガンダム,逆立ちしようとして四つん這いになる.そのまま動かなくなる. 佐々木「ん?どうしたんだ?」 佐々木,ガンダムを診る. 森「こいつの材料なんなんだろう・・・。やけに安っぽいな・・・。」 <スライドキュー> 「不正な処理を行ったため強制終了します」のスライド 森「こ、こいつWindows98かよ」 佐々木,ガンダムを修理. <スライドキュー> Windowsの起動画面.ガンダム,立ち上がる. ガンダム「ぶいーーーーん!!!」 佐々木「ふう。OS更新しました。」 部長「しっかりしてよ、ビルゲイツ」 <スライドキュー> 佐々木「実は、このロボットは歴代のロボット部のロボットの機能を全て兼ね備えているんですよ」 部長「それはすごい。では自律移動は勿論できるのだろうな。」 佐々木「はいのように走ることだってできます。」 ガンダム「ぶいーーーーん!!!」 ガンダム,走る 佐々木「どうですか部長」 部長「なかなかやるじゃないか。他に何か新しい機能・・・例えばショートコントとかできないの?」 <スライドキュー> 佐々木「ショートコント。女湯を覗く藤岡弘、と中尾彬」 佐々木「おいおいおいおい・・・。」 ガンダム「丸みえだねー。」 佐々木,ガンダム,得意げに部長を見る。 部長「え、それだけじゃないよね?」 <スライドキュー> 佐々木「続きまして、ショートコント。女子更衣室を覗く藤岡弘、と中尾彬」 佐々木「おいおいおいおい・・・。」 ガンダム「目のやり場に困るねー。」 佐々木,ガンダム,得意げに部長を見る。 部長「もっと、芸術的な機能はないのかね?」 <スライドキュー> 佐々木「そうですねー。では似顔絵でも描かせてみましょうか。森君をモデルにしよう。」 じゅんな,紙を持ってきて佐々木に渡す.佐々木,ガンダムに紙を渡す ガンダム「ガンダム、ニガオエ、モリユウト、オーケー」 森「かっこよく描いてね。」 ガンダム,絵を描き、佐々木に渡す。 佐々木「すばらしい。見てください部長。」 佐々木,部長に絵を渡す。 部長「うほっ。そっくりじゃないか!!すごいな!」 <スライドキュー> メガネの絵が表示される. 森「って、メガネだけじゃないかよ!!俺ってそんなにキャラ薄いのかよ!!」 部長「他には?他には??」 <スライドキュー> 佐々木「音楽の才能だってあります。トランペットもふけるんですよ。」 さっち,トランペットを持ってくる. 佐々木,トランペットをケースから出し,ガンダムに渡す。 ガンダム「ガンダム、トランペット、セカイニヒトツダケノハナ、オーケー」 ガンダム,トランペットを構え、世界に一つだけの花を歌う 佐々木「どうですか、部長!!?」 <スライドキュー> 長台詞.その間にさっちはトランペットを片づける.じゅんなはマイクを片づける. 部長「んー実にすばらしい。パワフルかつ繊細な息遣い、絶妙なビブラート、そして自然で心地よささえ覚えるタンギングとスラー。聞く者の心を楽園へといざなうかのごとく、しなやかで完璧な指さばき・・・。なんて優しいんだ・・・。そう、まるで田舎のお袋のしょっぱい味噌汁のようだ・・・。セルゲイナカリャコフでもルイアームストロングでも真似することのできない演奏だ・・。すばらしいよ!!!」 森「はい。よくかまずに言えましたー。」 佐々木「部長、他にもいろいろできるんですよー。そうだなーポニョを歌いながら腹踊りだって・・・」 森「いやいや、もうええんちゃうのー?」 <スライドキュー> 部長,うしろを向く. 佐々木「部長!聞いてますか!?部長!!」 森「部長、こんなロボット、ボツですよね。ねー部長!!」 森と佐々木,部長に詰め寄る. 部長,笑いだす.振り返ると変なマスクをつけている. 部長「はっはっはwwww連邦軍のモビルスーツとやらはその程度かwww」 佐々木「ん?部長??」 部長「私の名は,シャア・アズナブル」 はっち登場.シャアに剣を渡す. はっち「キャスバルにいさん!」 はっち退場. 森「うわあああ,うちのアンドロイドは戦闘用じゃないのにどうしよう」 佐々木「はっはっは。落ち着きなさい森君,君たちは安全なところに避難するんだ!!」 森「わかった,この場は任せたぞ.いろんな意味で」 森退場 佐々木「ここは俺たちの出番だなガンダム」 ガンダム「ガンダム、トモダチ、シャア、ワルイヤツ、ガンダム、ユルサナイ」 佐々木「アムロいきまーーーーーーす!!!!」 <スライドキュー> ♪ドラクエ3 戦闘 佐々木,ガンダムを残して退場. ガンダムVSシャア.シャア逃げる. <スライドキュー> ♪FF ファンファーレ 入れ替わりで佐々木,森,アンドロイドが戻ってくる 佐々木「こ、これが戦い・・・」 森「やっと終わったのか.ところで本物の部長はどこに...部長ーーー ぶちょおーーーー!!あ,発見!」 部長(本物)のところに駆け寄る 森「良かった・・・ご無事でしたか.ところでどちらのロボットを製品化いたしましょう?もちろん美少女アンドロイドですよね?あんなにかわいいんですよ。クリスマスを孤独に過ごす哀れな男たちの救世主ですよ!!」 アンドロイドは部長に投げキッス. 荻野部長「じゃあ女の子のほうで」 <スライドキュー> アンドロイドが選ばれたスライド.3人大喜び. 森「ありがとうございます!よーし,いそがしくなるぞー!」 森とアンドロイド退散. <スライドキュー> ちゃらりー <照明 OFF> <PS ON> ガンダム,崩れ落ちる。酒を飲み始める。佐々木,肩をたたきなぐさめる。 <スライドキュー> イントロ♪~酒と泪と男と女~ 佐々木「わすれて~ しまいたい~ ことや~(歌う)」 ガンダム,歌中 酒飲み続ける 歌い終わり. <スライドキュー> 二人の松岡修造が登場. 松岡「お前の気持ちはそんなものか?」 松岡(武田)「酒でごまかせるようなものだったのか?」 ガンダム「あなたに何がわかるんですか?作られては捨てられていく機械たちの気持ちが,あなたにはわかるっていうんですか!!!!???」 松岡「甘ったれるな!!!お前にはこんなにたくさんのロボ部の仲間がいるじゃないか!!!」 ガンダム「うぅ・・・(涙)。」 松岡「赤字がなんだ!!工場応援がなんだ!!そんなものお前の熱いハートで燃やしてしまえ!!!!」 ガンダム「あなた、一体誰ですか?」 松岡「松岡修造だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 松岡(武田)「武田です」 <スライドキュー> 全員登場.マイクを持ってくる. イントロ♪~ヤングマン~ 松岡修造「ん~~ヤンマン!んさあたちあぐゎーれよう!(歌う)」 佐々木、ガンダム 松岡の両サイドで一緒に歌う 歌のフェードアウトとともに全員退場. <スライドキュー> ガンダム「美少女アンドロイドは商品化.大ヒットしました」 <スライドキュー> ガンダム「私はスクラップ処分になりました」 <スライドキュー> 全員登場. イントロ♪~サライ~ キャスト紹介&スタッフロール 観客、全員号泣。 THE END
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キャラ崩壊台本 きゃらほうかいだいほん【登録タグ オフェンス 冒険家 呪術師 墓守 声劇 機械技師 野人】 nana-music.com 台本作成 白藤 参加キャラクター 野人 墓守 冒険家 呪術師 機械技師 オフェンス 台本 機械技師「だから〜!!僕のロボットさえあれば、ゲームなんか余裕で勝てるんだって!!!いい?ロボットがどれだけすごいか教えてあげる!!」 野人「ろぼっ…と…?なにそれ…?そ、そんなことより、皆イノシシかわいいよ、撫でて落ち着こ…?ね、ほら。もふもふだよぉ。もふもふ…んふふ…」 呪術師「あら、あんな所にSUUMOがいるわだんだんだんしゃーん!あはははは、とっーても楽しいパーティーね!!今日は私がたくさん歌ってあげるわ!!えーっと、次の曲は…」 オフェンス「パトリシアうるさい…まともな曲はないのか…?はあああ……なんで、俺の衣装増えねぇんだ…?ほんっとに、なんでなんだ…」 冒険家「みんな〜!荘園の秘密、聞きたいかい??そうかそうか!えっとね…新しく入ってきた彼はどうやら…ってあれぇ?アンドルー?飲んでなくなーい?」 墓守「んー……」 墓守以外「アンドルー?」 墓守「んー…!!だかあぁぼくあもぐあじゃにゃいっていってるらろ…!!しょえにきみたちらってぼくのこお………すぴー…すぴー…(訳 だから僕はモグラじゃないっていってるだろ!それに君たちだって僕の事…)」 冒険家「え、寝た?寝ちゃったの…?俺の話きいてよぉー……」
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戦国BASARA2台本全集に載っているセリフで実際のゲーム中とは異なるセリフのまとめです。 基本的に 台本→実際のゲーム中 という表記です。 気がついたことがありましたらどんどん編集お願いします。 (カテゴリ分けに迷いがあるので気になったら追加・修正してください) 仕様変更系 慶次の挑発 逆立ち歩き→「アンタも、踊って踊ってぇ」 未使用系 小十郎の政宗、お市の長政、かすがの謙信、半兵衛の秀吉に対する、死亡時セリフ&倒したプレイヤーに一言(死亡で勝利条件達成のため) 明智通常攻撃8段目 快・感!(未確認)
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秀吉謹製台本 読み:ひでよしきんせいだいほん カテゴリー:Set 作品:バカとテストと召喚獣にっ! ATK:(+2) DEF:(+2) 【セット】〔自分の手札の バカとテストと召喚獣 のカード1枚を控え室に置く〕 [永続]お互いのキャラすべてはエクストラキャラの[自動]によるダメージを受けない。この能力は【裏】でも発動する。 これは…台本? illust: BT-201 U 収録:ブースターパック 「バカとテストと召喚獣にっ!」
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@ねとらじは『livedoor』から放送しています。 ※『ねとらじ』について知りたい方はコチラ。 URL http //top.ladio.livedoor.com/ 使用の案内 このWikiに掲載されているの台本の使用は自由(フリー)ですが、著作権は台本作成者『本人』にあります。台本を使用した場合は『各台本のページのURL』を必ず貼るようにお願いします。使用報告は任意です。 使用報告:nisemono_e_mail@yahoo.co.jp 禁止事項 『再配布』『二次配布』 台本の『改変』(一人称を変えるのは可) 『宗教サイト』『アダルトサイト』『違法サイト』での使用 ラジオドラマ[恋愛] ラジオドラマ[ほのぼの] ラジオドラマ[ギャグ] ラジオドラマ[涙] ラジオドラマ[BL?] ラジオドラマ[企画] ラジオドラマ[恋愛] 初恋は紅茶の味 なぁー?先生? 白い鳩 恋愛と卒業と ラジオドラマ[ほのぼの] 優香の大冒険 ラジオドラマ[ギャグ] 海パン・アタック ラジオドラマ[涙] 俺と四葉とホワイトデー 母さんが死んだ理由 ラジオドラマ[BL?] あってはならないボタン交換 危ない学校生活 ラジオドラマ[企画] 仰げば尊し
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瀨戸島倶 「セト トウグ」♂ 辛島徒鳥 「カラシマ トトリ」♀ 筒木島藤花 「ツツキジマ トウカ」♀ マスター 来嶋為価 「キジマ ナルカ」♂ 美里島 「ミリジマ」♀ 幸島敏益 「コウシマ トシエキ」♂ 井島地力 「イジマチ リキ」♂ 琴島 「コトシマ」♀ 筒木島「では、部屋の状況へ」 辛島「防音室、だったっけ? 天井が全部スポンジだとか」 筒木島「厳密に言うと、スポンジでもないんですが、近い感触です。壁はコルク壁で、その奥はウレタンだのが詰まってるらしいですね。窓はありますけど、三重窓です。密閉度を上げるような仕掛けがついていました。北海道の窓、凄い版ですよー」 瀨戸「窓ガラスのカギは三重の全てについてんのー?」 筒木島「ついてます。二枚も閉めれば、外の車のエンジン音すら聞こえなくなりましたよ。あとは、換気扇ですね。壁に埋まるように付いていて、使わないときは二重のカバーをするそうです」 辛島「うわっ、くだらないこと思いついたんだけど」 瀨戸「お前も?俺も俺も最強につまらなくて無いわそれと思った」 筒木島「なんですかー、二人して分かった感じで。適当にヒントを出して、私にも分かった感をくださいー」 辛島「全部閉めて、換気扇を回して真空に」 瀨戸「同じだ同じでもありえないよな」 筒木島「うっわ、答え言いましたよこの人たち。でも、どうして駄目なんですかー?」 瀨戸「換気扇を回して空気を外に出す入れるをしたとしてその逆になる口がもう一つあるんだよ通気口って奴かなそれがある限り真空にはならないし安全設計上この二つが完全にふさがる事はない」 筒木島「あー、そういうことですか。そりゃそうですよね、真空にするための部屋じゃないんですから、出入り口はありますよねぇ」 辛島「もう一つ言えば、部屋を真空にする程の換気扇なんて、羽が直径で二メートルぐらい必要。あと、真空やそれに近い空気濃度になったら、そも窒息以外の死因になるしね」 筒木島「窒息以外というと、具体的には?」 瀨戸「大気圧は一平方センチメートルあたり一キロで人間の表面積からするとおおむね一トンの圧迫力があんだよそれが真空になることによってゼロになるから内側から破裂するし沸点が人間の体温以下になるから血液やら体液髄液が沸騰して血管を破壊したりするし――」 筒木島「わぁー、待って待って! ここ、喫茶店ですよ喫茶店。言葉のグロテロリストなんて忌避される場所なんですからね!」 辛島「目ん玉の中の体液が沸騰して目玉ボーン」 瀨戸「うおっグロ!」 辛島「あなたの言い方の方が酷かった。まっ、これぐらい一般常識でしょう? みんなテレビで気づかぬうちにすり込まれて宇宙への恐怖を抱いてる。実はこれ世界規模で行われてて、宇宙を我が手にしようという野望を持った世界政府高官の教育結果――」 瀨戸「なのか?」 辛島「だったら此処にMIBが来るけど……来ないようだから、別にそんなことはなかったよね」 瀨戸「なんじゃそりゃつか此処に黒づくめが来たらお前以外の人間にも今の話は本物だーって存在で証明してるじゃねーかあっでもピカッてやる例のアレでポッシビルな記憶をエリミネートされっかもななら平気かカモーンMIB!」 辛島「………………」 瀨戸「………………」 筒木島「………………」 来嶋「………………」 筒木島「で、えっと、なんでしたっけ?」 辛島「そうね、確か部屋の状況を聞いてて、部屋を真空にする馬鹿げた空想をぶちこわした所で……どうなったの?」 瀨戸「ありえねーふぅははははって笑って終了したと思うぞ」 辛島「脳天気馬鹿連結システム搭載がそういうなら、そうなんでしょうね」 瀨戸「今のけなし言葉まったく必要じゃなかった気がするぜ?馬鹿だから覚えてるとか適当にリンクさせすぎだろう」 辛島「でっ、他に部屋の様子で言ってないことは?」 瀨戸「無視ですかーまたまたー無視ですかー」 筒木島「自殺に使用したと思えるイスが、部屋の中にぽつんと。立ってましたよ、倒れてないです。他にもテーブルとかあったんですけど、なぜか壁際に寄ってましたよ」 辛島「あら、それは偽装だから良いとして、もう一つ、重要なのがあるでしょう?」 筒木島「それはもちろん。今回は吊り針が沢山あって、なんと八本でしたよ!」 辛島「……首吊りロープが、八本?」 筒木島「そうなんですよ。素材はナイロンロープ。これがですね、一本でも十分な程太いのに、天井から八本もぶら下がってたのです」 辛島「んー、被害者って、男性だよね? ロープが足りないような……」 筒木島「はれっ? 言ってませんでしたか、女性ですよ、女性」 辛島「あっ、そうなの? 美里島さんが女性で、そんな彼女が半狂乱でと言うから、好いた好かれたの間柄、男性かと思ったのだけど」 筒木島「その二人の仲、調べて来ました。聞きますか?」 辛島「動機を暴かない。私たちの不文律、でしょう?」 筒木島「私たち報道関係者からすると、そこがまさに重要なんですけど」 辛島「現実の報道でも、動機がどうとかこうとか言うのが多いわよね。でもそれって、その部分が一番人間の興味を惹くと分かっていて、テレビが押し出してるから。テレビの恣意が入るテレビドラマなんて、どこみても殺人は動機動機動機……いいわよねぇ、彼ら彼女らは死を食い物にしていいってんだから」 筒木島「知らないんですか? 人が知りたいと思うから、私たちは目の前にえさをぶら下げるんですよ。民衆が肯定した、民主主義と共に、です。数が正義。そして日本国が後押しする、資本主義の名の下に、です。儲けた者が英雄。大多数の大衆は私たちを儲けさせるよう、動くと良いのです」 辛島「包み隠さないところがよろしい。でっ、女性だった訳ね。美里島さんぐらいの年齢で良いのかしら?」 筒木島「良いですよ、その想定で。平均的なプロポーションでして、その年代を想定したマネキンを持ってきても、そっくりだと思いますよ」 辛島「それは逆に凄いうらやましい、あれって女性の理想体型だもの。まっ、そうなると体重は二十代女性の平均五十五ぐらいね。これで、はい、八本のロープにかかる平均的な加重は?」 瀨戸「人間の首を重心とした場合は重心が高くなるからブラブラ揺れるがそういった諸々の条件をさっぴいて一本ごとに均等な加重がかかった場合は単純に八等分して良いとすると一本あたり五十五割る八で約七キロちょいってところか」 筒木島「そうですねー、人間の首を重心とした場合は、重心が高くなるからどうしても揺れてしまいます。そういった不均等性のある諸々の条件を考えず、一本ごとに均等な加重がかかった場合、単純に八等分して良いとすると一本あたり五十五割る八で約七キロちょっとですか」 辛島「正解よ。えらいわねー」 瀨戸「お前ら目の前で不都合な事が起きても目をそらす奴らみたいじゃないかよ!出番が無くなっていきやがる!!」 辛島「あっ、マスター、コーヒーのおかわりを」 筒木島「私、レモンティーが良いです。あと、私はお熱いのがお好き」 来嶋「てまえら本当に俺の店でフリーダムだよな、人類とかも救わないし。まぁ、待ってろ」 瀨戸「マスター!あんたまで俺を俺を裏切るのかー!」 来嶋「ほれ、コーヒーおかわりだ」 辛島「ありがとう」 筒木島「私のはまだですか~?」 来嶋「コーヒーみたいにお湯入れるだけー、とかなら楽なんだがな。葉が開く直前に持って行く、あとは自分好みの時間まで蒸らせ」 筒木島「お茶のサービスは、良い感じですね」 来嶋「他の部分も評価して欲しいね」 筒木島「何ですかあの壁に掛かったアンデス奥地の部族がかぶってそうな仮面は、ダサイ。全体的に秘境文化を押し出しすぎて、キモイ。あっ、他のメニューは注文したときに評価します。そうそう、マスターのおもしろおかしい言動は、早速ネタにしますよー」 来嶋「あぁ、オススメはチーズケーキだ――まて、見たままを喋ったような口調でウソを言うな、どこにあるんだよそんな仮面が! ナチュラル過ぎてスルーしそうになるんだよ! 言動おかしいのはてまえらがふざけたこと言うから、突っ込んでるからだろうが!」 筒木島「あっ、もしかして八本のロープに体重を分散させて、スポンジでも耐えられるようにしたんですか?」 来嶋「ふざけんなよ、ナチュラルに話しもどんじゃねぇ。ウソネタ書かないって確証出してから続き話せよ! ――ほれ、ティーセットだ」 辛島「さて、適当に種明かし。一本のナイロンロープに七キロの加重がかかるけど、それを天井のスポンジにただ刺しただけでは意味がない。ここではね、スポンジの摩擦力を使うことを考えた方が良い。どういう事かと言えば、天井のスポンジに刺した後、放射状にロープを張り巡らせる」 筒木島「―――というと?」 辛島「部屋の中心に首を吊る物体。そのまま垂直ではなく、やや斜め、若干中央から外れた場所がロープの入り口。ロープを入り口から壁側へと進ませていく。あっ、壁側に迫っていくにつれ、十センチのスポンジの中を奥にあるコンクリート面に近づいていくようにする。これも斜め。でっ、壁についたらあとは適当に。更に他の場所へ伸ばせば摩擦力は増すから、吊り上げておける時間は増えるんじゃない?」 筒木島「なるほどなるほど。でも、いくら摩擦力が増えてもナイロンロープ一本に七キロ、結構な摩擦力が必要だと思うんですけど……」 辛島「いえ、重力加速度を上回れば良いだけだから簡単。ロープにかかる荷重が七キロだから、摩擦係数が0.2以上で釣り合う。普通のスポンジは2もあるから、全然平気」 筒木島「ありゃま。よく分からないんですが、全然平気、なんですね」 辛島「それに大丈夫、吊った時点で勝利。暴れたらナイロンロープがより首に絡んで、頸椎骨折するでしょうね。心臓止まるからほぼ即死。暴れなくても、人間は首を吊ったら三十分で死ぬ。これぐらいなら、保つでしょう」 筒木島「ずいぶんな推理ですね、これ」 辛島「良いじゃない。暴論でも、言った者勝ちがTRPGの鉄則」 筒木島「別にゲームじゃないんですけれど……」 辛島「良いじゃない。さっ、とりあえず一つ案は考えた、次は人間の行動についていきましょうか」 瀨戸「なあマスター同盟作らないか同盟その名前は『いんびじぶる』で名は体を表すを地で行く素晴らしい同盟なんだが」 来嶋「黙ってろよ。それにその同盟、解釈のしようによっては『私は無視されて喜ぶまぞひすと』って聞こえるぞ」 瀨戸「あー出番くれー」 来嶋「無かったことにしたか。賢明だ、同情するぞ」 筒木島「了解です。さって、まずは第一発見者の方から行きましょうか」 辛島「ダウト。そいつが犯人だからおもしろくない」 筒木島「はれまっ、そうですか?」 辛島「わかりやすさは、最大の利点にして弱点。今回は、弱点だと思うけれど」 筒木島「でも本当に、先輩の言うとおり美里島さんで確定なんですか?」 辛島「これは揺るがないと思うけれど……とりあえず関係ないんだけど、先に確認。カギ、マスターキーと予備の二本があって、マスターは厳重に保管されていた、予備は密室の中。そうでしょう?」 筒木島「そうでーす」 辛島「ああ、それならチェックじゃない。あとはどうやって殺したかをもう少し考えて、終了よ」 筒木島「――まさかですけど、新本格とかのルール破りますけど、カギがもう一本、あったりします?」 辛島「それが、現実よ。この世界で起きた事件だからね。ミステリーとは、違うわ」 筒木島「でも、警察ならその程度、直ぐに分かるんじゃないですか?」 辛島「簡単な話。密室を作り上げた予備の予備が、出てこないから」 筒木島「あー、直接的すぎる物証ですからね。犯人は隠しますよねー」 辛島「直ぐに出てくると思うけどね……どうなるかしら」 筒木島「直ぐに、とは?」 辛島「今日見つかる可能性がある。最大のチャンスは遺体を焼くとき。あら、これって答えとイコールね」 筒木島「遺体に、隠したっていうんですか?」 辛島「相当、辛いと思うけどね。出来なくはないでしょう。あごをあげて舌を引っ張って胃袋まで一直線にして、ポイッ。まっ、仮説一が出来たところで、そろそろタイムラインにも興味を持ちますか」 美里島「えぇ、どうしてか分からないんです。防音室の内線にかけても出ませんし……内線の呼び出し音は最大にしてありますし、防音室内だからこそ、そういう自分が意図しない音には敏感で。気づかない事はない、はずです」 幸島「カギはかかっている、と。やはりあなたも一本、予備のカギを持つべきでは? マスターキーを催促しに別棟まで来るのは、大変でしょう」 美里島「そうかもしれないんですけれど、私がカギ持っているとなくしてしまいそうで。小さい物がテーブルの上にあると、書類とかの間に紛れてしまって」 幸島「先生方はそういう人が多いですなぁ。いえいえ、私は平気なので良いのですよ。先生のようなお若い綺麗な方と肩を並べて歩ける機会は、もう過ぎ去って久しいですからな!」 美里島「そんな、私なんてもう若くは……ほんと。ご迷惑をかけているのは事実ですし……」 幸島「ハッハッハッ! お互い気を遣い気を遣われあいですな、これでは千日手だ――と、見えてきましたな」 美里島「はい、すみませんが、お願いいたします」 幸島「カギを開けるだけの簡単なお仕事です、そうかしこまらんでください。えっと、防音室だからエフの七番七番……ありました。それじゃ、開けますよ」 美里島「お願いします」 幸島「どれ――はい、どうぞ」 美里島「それでは、失礼します。琴島さん、どうして内線にでな――琴島さん!?」 筒木島「こんな感じですね、発見直前は」 辛島「まだ第三の人間は絡んでないのね?」 筒木島「彼は、警察が来る直前に防音室に現れたと幸島さんが証言しています」 幸島「落ち着きなさい、先生! もうすぐ警察が来てくれる、それまであんまり部屋を荒らしちゃいけない!」 美里島「そんな、荒らしてなんかいません! だって、この子は生きてるかもしれないのに……!」 幸島「さっき確かめたろう、脈は無かった! もう、死んでるんだ!」 美里島「それで……それでもっ!」 井島地「おいおい、どうしたんで――な、なんじゃこりゃ……」 筒木島「某刑事ドラマに出てきそうな台詞の後、警察がやってきたとのことです」 辛島「そこからはもう良いわ。次、それぞれが最後に被害者と接触した時の状況」 美里島「防音室で最後の仕上げ?」 琴島「はい、コンクールまで一週間を切りましたし、細かいところを詰めておきたいんです」 美里島「でも、今からって……もう、遅い時間よ?」 琴島「今日はこのまま、大学にいようかなって。寝るときは仮眠室に戻るつもりですけど」 美里島「担当教員に話はついてるの?」 琴島「はい、平気です」 筒木島「で、この後、琴島さんはそのまま部屋へ。以降の目撃情報はありません」 井島地「おう、琴島。ちょっと良いか?」 琴島「はい、なんでしょうか」 井島地「書類、やってきたぞ。お前が待ち望んでた、コンクールからだ」 琴島「――! 本当ですか!? け、結果は――」 井島地「おちつけよ。悲願だったからな、分からんでもないが。合格だ、出場できるぞ、お前」 琴島「あぁ、そんな――ついに!」 井島地「出場できるって決まっただけだからな? 気を抜かず、しっかり練習に励めよー」 筒木島「このタイミングで琴島さんは許可を貰ったそうです」 辛島「幸島さんは?」 筒木島「まっ、用務員さんですからね。普通の生徒さんには接点ありません」 辛島「それもそう……他の情報は?」 筒木島「打ち止めでーす。これ以上を求めると、ちょっと怖い黒ずくめの男が来ますよー」 辛島「そっ……なら、ここまでね」 瀨戸「はいはーい俺の出番俺の出番?」 辛島「どうぞ」 瀨戸「ひゃっほー!ついに俺の時代が俺を中心軸とした世界軌道が俺の俺による俺のための世界がー!」 辛島「その世界、あなたしかいないって結末?」 瀨戸「最終最後まで生かされてしまう俺!なにせ世界の中心ですからー!愛とか叫ぶと良いよ-!好きだー結婚してくれ-!」 来嶋「ほれ、プレゼント」 瀨戸「――アァッ!――オマッ――――ナンゾコレッ!!」 辛島「コーヒーの滝って、泥水が流れてるようね」 来嶋「いいかー、ここは俺の店だー、俺の俺による俺のための銭洗い場だー」 辛島「マスターを見てくれ、どう思う?」 筒木島「凄く、金の亡者です……」 来嶋「だから、たとえ世界がお前を中心に回っていたとしてもー、ここの中心は、俺だ。おっけー?」 瀨戸「すんげーべとべとすんだけど」 来嶋「おっけー、で、す、か?」 瀨戸「――おうおっけーだ平気大丈夫心配すんなおとなしくくっちゃべるだけにする」 来嶋「ん? 妙に聞き分け良いな。まっ、良いだろう。静かにしてりゃ文句は言わん。あとで服、洗濯してやろう」 辛島「良心の呵責は金銭欲をも超える!」 筒木島「あっ、いつもとのギャップ萌え。これは確かに駄目だ、あとで録音したの聞こう、ループしよう」 辛島「えっ? 録、音……?」 瀨戸「なん、だとぉ?」
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瀨戸島倶 「セト トウグ」♂ 辛島徒鳥 「カラシマ トトリ」♀ 筒木島藤花 「ツツキジマ トウカ」♀ マスター 来嶋為価 「キジマ ナルカ」♂ 美里島 「ミリジマ」♀ 幸島敏益 「コウシマ トシエキ」♂ 井島地力 「イジマチ リキ」♂ 琴島 「コトシマ」♀ 胡摂津 「コセッツ」 ♀ 鍛冶島 「カジマ」♂ 設定項目 特徴 → キャラクターの特徴。演技する上での指標 物語上の役割 → 表はcryシリーズ 裏はラフパレット 演技する上で → 主に声に焦点を当てたキャラクターの特徴。 追記 → 演技を聞いていて、作者が感じたこと。 舞台設定 流れは 群衆のなかで瀨戸と辛島が待ち合わせ 喫茶店までの会話 喫茶店での会話 です 群衆内での会話は、特に声を大きくする必要もないです。 二人は集合し、お互いの声が普通に聞こえる程度に近い場所に居ます。 喫茶店での話し合いはゆったりと、飲食しながら会話や推察を楽しんでいる。というイメージで。 喫茶店の中は、他の客は居ません。 多少血なまぐさい話であっても周囲を気にする必要はないです。 マスターも他の客が居ないならとスルーします。 瀨戸島倶 「セト トウグ」 19歳 専門学校生 特徴 感情が1アクション毎でしか変わらない。代わりに表情はコロコロ変わる。 喋るとガトリングガンが見える。具体的には、句読点のないしゃべり。 物語上の役割 表の探偵andピエロ 裏のナビゲーター 演技する上で 辛島の対比として句読点を入れていません。 長めのセリフもありますが、なるべく早口にならないように。 息切れしないように吸うのはOKです。 キッパリ一語一区を発音、伸ばさない。 セリフはじめのテンションを保つこと。喜のテンションで入ったら、そのセリフは最後まで喜。 途中がどれだけ怒哀楽になっていそうでも、そこは変えず。 辛島徒鳥 「カラシマ トトリ」 20歳 大学中退から専門へ 特徴 かっこいいお姉さんを目指してる。 そのキャラ作りなのか、声は意図的に低くしている。 長続きしない、無理してるので。 かっこいいお姉さんってのは、仕事出来るバリバリなキャリアウーマンの事らしい。 なぜ声が低めなのかは分からない。彼女のイメージだとしか言えない。 口調が男っぽい。なにこの姉御。 物語上の役割 表の探偵 裏の観客 演技する上で この子も口調は平坦で。瀨戸との対比で、句読点は長めに切って。 感情もあまりいれないように。話もゆっくりペース。 ただ、ギャップとして一話に一回ぐらい、感情が表にでる瞬間があります。 普段とは違うキャラを辛島が演じてる時です。そこは、感情を入れてください。キャラ崩すレベルで。 ex)辛島「鍛えに鍛えたたった一つの武器は、唯一、己を立たせるための礎!」 マスター 来嶋為価 「キジマ ナルカ」 特徴 イジラレキャラ。 物語上の役割 表のイジラレキャラ 裏のイジラレキャラ 演技する上で 筒木島が来るまで、マスターが明るい面を引っ張ります。 大げさなぐらいに騒いでください。テンションクライマックスで。 辛島・瀨戸とマスターは対比です。 ちなみに、そっとメニューを出すときは、ギャップを出すために穏やか執事風。 媚びを売るんです、商売人ですから。 そういう二面性を強く強くだしましょう。 筒木島藤花 「ツツキジマ トウカ」 17歳 高校生 特徴 ブン屋志望。底抜けに明るいキャラ。 結構他人に気を使うらしい。 物語上の役割 表のワトスン君 裏の名探偵兼真犯人の1人 演技する上で マスターと交代するように出てくる明るいキャラ。 キャラは小動物系。しかし中身は黒いです。腹黒系台詞はお前誰だよ!ぐらい変えてください。 地が出てくると、若干声は低くなります。 普段は高め。テンションは登場人物1。字面を追わず、自らの判断で明るい読み方してください。 殺人現場でも騒ぎ、刑事に怒られても懲りずにテンション上がっていく人。 ↑ 2012/08/19 更新済み ↓ 以下次回 美里島 「ミリジマ」 25歳 大学にて音楽設備全般の監督を行っている。(地位的には助教授ぐらい) 本来の性格はドングリかじってはちらちら遠くを窺ってる、小心者ハムスター。 \ カ ワ イ イ ! / 見栄を被せて、一般的な女性像まで引き上げてる。小物。 しゃべりは大人しめ。感情が高ぶっても、あまり変化はしない。 もっとも、張っている見栄が破られた場合は別。 事件の容疑者であり死体の第一発見者であり犯人。 Q.なんで美里島さんだけ名前が無いんですか-? A.琴島もないですよ? つまりはそういうこと。 物語上の役割 表の真犯人 裏の真犯人orパペット 演技する上で あまり台詞がないので大変だと思います。(この人から下は、みんなそう) 感情の起伏がとても強い。 一つの出番で、喜怒哀楽の全てを出し切るように設計されていますので、演技もそのようにしていただきたく。 バリバリのキャリアウーマン的なキャラの想像で良いです。 幸島敏益 「コウシマトシエキ」 43歳 大学の用務員。 人間の完成型。精神は成熟し大人しく、肉体もある程度鍛えてありデスクワーカーとは比べてはいけない。 人当たり良く、対人が多い用務員という仕事も楽にこなしている。 口を開けば調子者、太閤関白程度には人タラシ。喋っていて楽しい人、はっきり喋る。全ての言葉をしっかり考えているので、会話が詰まったりすることはない。 おおよその予想に反して、彼は用務員という役職に落ち着いている。幸島としても早く今のぬるい生活を抜けだそうとは思っているが、どうにも行動に起こせないようだ。 物語上の役割 表の好々爺 裏の正体不明 演技する上で 43の外見で、50~60ぐらいの精神年齢。 愛想の良い言葉遣いです。 人当たり良く頼られる感じに設計してあります。 土台がどっしりしていて、安定感がある声で。もてそうですね。 井島地力 「イジマチ リキ」 37歳 大学の助教授。 これといって出番がないので書くことがn(ry 妻子持ち、くわえたばこ。長いこと同じ場所で同じ事を職業にしているので、若干適当になっている。 だらだら話す。大人の余裕に見えなくもない? 物語上の役割 表ののほほん完璧超人 裏の臆病者 演技する上で これで通じるなら、楽です。「ラブひなの瀬田さん」 あれよりもがさつな感じです。 白衣を着崩し、基本くわえたばこ。身だしなみはあまり気遣っていませんが、背が高くちょいワルのような外見。 大学には珍しいタイプの男性なので、この人ももてそう。 琴島 「コトシマ」 20歳 大学生 物語上の役割 表の空気 裏の中心 演技する上で 一般人。 埋没するキャラクター。 なんの感情も入れず、棒読みで。 胡摂津 「コセッツ」 32歳 占い師 今まで、一度も占いを外したことがないらしい。宝くじの運命とか見て欲しい所。本人からしたら、他の占い師と同じ事をしているらしいが、どうだか。 さらに、あのマスターの伴侶。ビックリする。この人は絶対に詐欺られて結婚させられたんだろう。(アレ? 占いでそういうのばれない?) 基本いい人だと思う。けれど、時たま鋭い雰囲気を醸し出しているので要注意かも。 物語上の役割 裏のメタキャラ、全部の謎を把握できる唯一の部外者。 演技する上で 神秘キャラ。 裏世界の闇を知っているけれど、落ち着いて対処する系。 辛島の理想系の一つ、美里島の落ち着いた部分だけ抽出。 メタ存在なので、他のキャラが首をかしげるような発言をする。但し、聞き側はそれをスルーしていくような自然さで、強調せずに。 キャラクター雑設定 瀨戸 どーしてそーなったん? 「親がせっかちでダラダラ喋ると顔が怖くなんだよねだからなるべく言葉を出そう出そうとしてたらそうなってた」 でも、たまには句読点入ったりするんじゃないの? 「自分の発言以外を口に出すときだなモノマネとかそれでも珍しい部類だがな」 教師受けは悪いんじゃない? 「すわっ虐待かと疑われたがんなこたーなかった普通の親だし普通の親子関係だと思ってるぜ」 でも、極端すぎない? 「だって極端って楽だぜ?」 自分について一言 「自分のことだから言いたくは無いが人の中では上手くやっていけないよな本当はなんとかなってるんじゃなくてフォローがあるから助かってるだからこそ最上級のつきあいをあいつとはしてると思うぜ?ってこれ自分のことか?」 辛島 どーしてそーなった 「何が?」 確かに、何がでしょう? 「――ないなら、帰る。すること残ってるから」 あっ、ちょ、待った――行っちゃった(こういう流れが、彼女のキャリアウーマンなイメージのようだ) なんでキャリアウーマン目指してるんですか? 「いや、別に目指してないから。どっから得た誤情報なわけ?」 あの男から得た情報なわけ 「――ほほぅ」 すんげー顔してる。かくしてかくして(こういうやりとりもイメージらしい) あっ、そういえば結構おちゃめというか、装ってると知ってるとかわいく見えますね 「――ッ! な、なんなんだよ、お前!」 うわっ、なにこの反応怖い 来嶋 どーしてそーなった 「暴言を吐けばそうなる」 大人が子供に暴力ってないですよねー。このご時世 「黙れクソガキが! しかもなんだよ、俺がたまたまコーヒーお届けサービスとかやってなかったら、その変な原稿を学校中にばらまかれてたってか?」 YES 「ひらきなおってんじゃねぇよ」 でも、客商売として、その態度はヤバクネ? 「いいんだよ、あんな門構えの店に来る奴なんざ、変人ばっかりだからな! ――なんで自分の店けなしてんだよ、俺は」 知らんです 先輩方、なじみの店にしたみたいですけど 「迷惑だ。誰か奴らの頭から俺の店への道順を消してくれ。物理的な方法に訴えるのも可」 犯罪ですがな でも、良い店ですよーって褒めてましたよ? 「本当に? いや、言わなくても良い。良さがお子様にも分かるほど、にじみ出てるってことだよな、素晴らしい」 うわっ、なにこのポジティブ怖い 名言を一つどうぞ 「客は金鶴」 くされよ大人 筒木島 どーしてそーなった 「時代の要請です。私にもっと情報を集めろとささやく何かがあったんです」 サブカルに精通しすぎ。もう少し押さえても文句はどこからも上がってこないけれど 「押さえないから楽しい。そういうのもありますよ、きっと」 「というか、インタビューされる側って、私にはちょっと……」 へぇ、立場が変わると、恥ずかしい? 「いえ、そういうわけでは――あっ」 ふふふふっ、かわいいわね――どうしたの、朱くなって 「いえ、あの、その……顔が」 顔が? 「近くにある瞬間を取ったら、売れそうだなって……ごめんなさい!」 ちょ! 今遠くで光ったのはなに? なんなのよ! 世界観 補足 未来のお話。 人は宇宙へ簡単に出られるようになったし、他の惑星見つけたり、そこに住んでたりする世界。異星人との遭遇は未だ無し。 地球での暮らしは地上50メートル上のプレート上部で営まれている。もっとも、こんな設定は今回の話ではまったく役に立たない。 地上は西暦二千年頃の生活で止まっている。科学3、魔法7の世界でありながら、人間の生活が科学よりで固定されているため。魔法よりにならないと、地球上では進化できない。予定。 事件の舞台。ある大学。総合的な芸術学科があるようだ、防音室あるし。 校風は大人しめ。なにせ、芸術を爆発させてれば気が済む連中ばっかりなので。 ただ、あふれかえる作品の山が一般人を「やべぇ、ピカソってまだ生きてたんだ」と思わせている。自重がない。 そこで起きた殺人事件を、暇な専門校生がだべる話。 解決なんてない。探偵が警察とリンクしていないから。ミステリーなんてない。全ての事象を聞き出す手段がないから。 全ては終わるのに、先がない探偵物語。
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設定はこちら 瀨戸島倶 「セト トウグ」♂ 辛島徒鳥 「カラシマ トトリ」♀ マスター 来嶋為価 「キジマ ナルカ」♂ 筒木島藤花 「ツツキジマ トウカ」♀ 美里島 「ミリジマ」♀ 幸島敏益 「コウシマ トシエキ」♂ 瀨戸「よおおまたせさん」 辛島「やっと、来たか。こんな場所に呼び出しておいて待たせるとか、衆人環視は嫌いだ」 瀨戸「低い声無理に出してんじゃねーよきもちわるい」 辛島「――それで、今回はどんな話をしに来たんだ」 瀨戸「ばっか野郎まずはイステーブルコーヒーだ近くの店までお預けだ」 辛島「呼び出しておいてそれか。救いが無い」 瀨戸「んなもんがあったらお前はそんなキャラになってねぇし俺も俺で違うだろうが」 辛島「身のない話をして、適当にごまかすんじゃない」 瀨戸「気にすんなよ今はペースに乗せられてろよそのうちお前の独壇場だ」 辛島「……了解、とりあえず、お前の言う店に行こうか」 瀨戸「あいよこっちこっち商店街のいっちゃん外れだぜ」 辛島「近くない。それは決して近くない。どうして商店街の端から端まで歩かないといけないんだ」 瀨戸「ちけぇんだよ全くもってちけぇ俺がちけぇって言ってんだからちけぇんだよ分かったか?」 辛島「んなに連呼するな。分かった、おとなしくついて行くからさ、早く足を動かしてくれよ」 瀨戸「最初から殊勝な心がけが出てくると神様にも仏様にも閻魔様にも良いように取り計らって貰えるぜってなこっちだこっち」 辛島「クソッ、最初からその場所を指定してくれれば、無駄な時間を使わずに済んだってのに……」 瀨戸「無駄は無駄だが様式美みたいな物があるだろうが待ち合わせして目的地までたわいのない会話とかがよ」 辛島「お前との間にそんな美しさはいらない」 瀨戸「言ってろよ今更そんなこと言ったって困るだの意味ないだの言うつもりはないんだろうが」 辛島「そんな仲、なりたくなかったよ」 瀨戸「そいつは良いね俺もだよ」 瀨戸「よっしゃ着いたここだここマスター元気してるか死んでないかー?」 辛島「わおっ、すげぇレトロ。また随分と雰囲気を大事にしてるね、ここは。旧時代的というか、懐古主義者のソサエティとかがありそうだね。ワクワクするかも」 瀨戸「棒読みでワクワクとか言ってんじゃねーよ瞳輝かせて心拍数が頻脈になってるなら話は別腹だが」 辛島「んなわけ、ないじゃん」 瀨戸「ですよねー流石スーパードライ」 辛島「どんな形容詞だよ、のどごしスッキリ過ぎて味わいないってか? あっ、コーヒーください。ぬるめで」 瀨戸「お前もお前で脈略ないなマスター呆れてんぞ俺はコーヒー砂糖漬け」 来嶋「てまえらは、なんだ? 雰囲気テロリストか? 分かっててやってんだろう、そのコント」 辛島「いえ、全くもって。あっ、初めましてマスター。私、このヘビーマシンガンの友達やってます。是非、縁切りの仕方を大人の視点から聞いてみたいです」 来嶋「無理だ、諦めろ」 辛島「うっわ、使えないねー、この人」 瀨戸「おいおいやめてやれよマスター泣いちゃうだろこの間も妻に出て行かれそうになって足にまとわりついて『嫌だ、やめてくれ! 君が出て行ったら僕のご飯は誰が作ってくれんだい!?』とかわめいちゃったばっかりでご近所さんに冷たい目で見られてるんだから俺の妄想の中での話だが多分現実」 辛島「あっ、すげぇマスター。妄想の中とはいえ読点使わせた」 来嶋「てまえらは、リアルに抹殺したい。迅速に、速やかに、最速で、最高速で!」 辛島「あれ、否定しないんですね」 来嶋「否定する必要がないほどにウソだからだよ、てまえも妄想って言ってたじゃないか!」 辛島「妄想も、その一言を意図的に記憶から消してしまえば、真実になりえますよ」 来嶋「なんで意図的に事実改ざんしてんだよ! まじで近所付き合い駄目になるだろうが――あっ、コーヒー砂糖漬け出来たぞ」 瀨戸「さすがマスター客の注文にだけはしっかりしてるね金の亡者だな」 来嶋「それもやめろ、仕事してるだけだ――ぬるめお待ちどうさま。でも、この温度で作ってもろくに美味いの作れないぜ?」 瀨戸「下手だなーマスター」 来嶋「物理法則まげてやンよ。とか言えないからな、俺」 瀨戸「んなネタ要らないからってことで向こうで話そうそうしよう」 辛島「了解。お世話になります、マスター」 来嶋「えっ、何々、もしかして客として居座るつもりな訳?」 瀨戸「そりゃそうだコーヒーだって買ったんだものここのイステーブルでくつろぐよん?」 来嶋「いいぞ、その程度のグラス。持ち帰りを許すから外に出て行って――まったまった、他の客は別腹だ代金払え出て行くな!!」 瀨戸「マスター太っ腹ー」 辛島「いよっ、マスター男前」 来嶋「黙れよてまえら、アジってんじゃねーぞ!」 辛島「あぁ、ようやく座れた……落ち着くわね」 瀨戸「良い場所さこの店の中でも最高に雰囲気がマッチした所だ」 辛島「雰囲気? それはこのレトロな感じの内装が、全て調和して見える場所って事?」 瀨戸「あのマスターがそこまで考えてるかは微妙だがな」 辛島「そういうこと。だから窓際の席ではなく、奥の四人がけまでわざわざ来たのね」 瀨戸「他にも意図があるんだけどなっさてと落ち着いたしマスターも弄ったし本題に入ろうか」 辛島「やっぱりあのマスター弄るの、通過儀礼みたいなもんだったのね。私の空気読みっぷりってすごい」 瀨戸「大丈夫だあのマスターは特に分かりやすいからそれでお前をわざわざ休みの日に呼んだ理由なんだがな」 辛島「いや、その辺りは分かってる。今回もどうせあれでしょう、二人して優雅な一日を過ごすフリをして、人がどのようにして死んだかを、考えようってんでしょ?」 瀨戸「いやまそうなんだけどさどうしてわかった?」 辛島「最初から、どんな話って聞いてるでしょうが。あれは、どんな話で呼ばれたのかを聞いたんじゃなくて、その内容がどんな話か知りたかっただけ」 瀨戸「そいつは話が早いやりやすい」 辛島「でしょうね、私もそれぐらい出来る女って訳よ」 瀨戸「かっこつけても意味ねーけどなよし話そう」 辛島「お願いする。あっ、マスター。普通のコーヒー作って」 来嶋「はいはい、お呼びですかな……まて、てまえ、猫舌じゃないのか? わざわざぬるめ指定なんだし」 辛島「はぁ? ……ふざけてるの?」 来嶋「うぜぇ! なめんな! チクショー!」 辛島「負け犬の遠吠えって、良いわよね」 瀨戸「黙れサドとりあえずあらましから行こうか何時も通り伝聞だぜ」 筒木島「えぇ、そうです、人死に。理由は分かりませんよ、例によって。あんなの自殺と同じような物ですから」 辛島「相変わらず冷たいわね、あの子。見た目とかからじゃ想像つかないぐらいに、毒々しい」 瀨戸「リアリストなのかリアリティズムなのかまっそういうのが若い奴の間に流行ってるんじゃないかね」 辛島「それで? わざわざその話を私に聞かせるぐらいだし、普通の死に方してないんでしょう?」 筒木島「はい、そうですそうです。また密室ってやつですよ。みなさん、二時間ドラマとか見過ぎですよねー。不思議が含まれないと満足出来ないのは、それだけファンタジーを渇望しているからであって、現実逃避したがりばっかってことです。昼からテレビ見まくってるオバサンとか、その典型ですよね。みんなメンヘラなんですよ――メンヘラ、ですか? ググってください」 辛島「嫌な現実突きつけるわね。でも、娯楽無しじゃ生きていけないわよ、人間」 瀨戸「それが人死にに関係してないなら別に良いんだと思うぜ良心が痛まなくて」 辛島「その程度の事で痛む良心があったら、全財産を発展途上国に寄付するわね、私なら」 筒木島「抜け道はいくらでもありそうです。中央に首吊り死体。出入り口になりそうなのは、カギがかかるドアが一つ、窓が一つ、換気扇が一つ。場所的な制約のせいで、首吊るのに苦心してるかもしれないです」 辛島「これ、密室なの? 攻略可能な密室は密室って言わないわよ?」 瀨戸「確かに出入り口がある時点で密室は人工って決まってるがなそれよりも死に方がすげぇぜ」 辛島「それが、首吊りに苦心するってやつ? まさか――」 筒木島「いいえ、そうじゃありません。天井に引っかかりが無い、ではありません。天井が、人を支えられないほど柔らかい物で出来ていた、が正しいのです」 瀨戸「だってさすげぇよなどんな天井だよ実物見てみてぇ」 辛島「――防音室?」 筒木島「いわゆる防音室、らしいです。パチ物ですけどね。天井は音波を吸収する様に、十センチもの厚さでスポンジが詰まっています。その先はコンクリートの天井で、一切傷つけられた様子は無かったらしいです」 瀨戸「正解だよくわかったな」 辛島「この程度なら、どうにでもなるわよ」 瀨戸「普通の人には分からないと思うけどな」 筒木島「どうやって首を吊ったのかがよく分かっていません。ブランブランしてる所を見つけた人が、半ば発狂しながら死体を地面に降ろしたらしいですから。現場保存も、結局はミステリーの中だけですよねー。あっ、その人が第一発見者、です。もう一人いますけど、タッチの差ですよ」 辛島「なんというか、駄目な気がするのはなぜ?」 瀨戸「駄目っていうのはどういうことだよ」 辛島「分からないなら、良い。他に人は? 容疑者に該当しそう、という意味で」 筒木島「沢山、でもないですけど、いますよ? 全登場人物は三人。防音室の責任者に、唯一ドアを開けられるカギを持っていた用務員、偶々被害者を捜していた先生ですか。このうち、最初の二人が第一・第二発見者ですね」 辛島「分かってるじゃない。素晴らしい」 瀨戸「お前は人が増えると楽しそうに笑うのどうにかした方が良いぜ」 辛島「いやよ、これはドラマなんだから、ドロドロ人間展開とかが格別におもしろい」 瀨戸「良い趣味してるぜまったく」 筒木島「とりあえずはこの辺りで。また明日、ここでお話しましょうか?」 辛島「でっ、この話をしたのはいつなの?」 瀨戸「昨日」 辛島「ってことは、もしかして、二人掛けのテーブルにしなかったのって……」 筒木島「あっ、センパーイ、このお店の事だったんですねー『陰気くさくて流行る時代は三千世界の果てにも巡ってこなさそうでマスターが最高にMな喫茶店』っていうのは」 辛島「あらっ、マスター、泣いて飛び出ていったわよ」 筒木島「メニュー……頼みたかったのに」 瀨戸「メニューじゃねぇよひでぇな俺はそこまで言ってねぇ『マスターはMだからなじると喜ぶそんな店』ってだけだ」 筒木島「だから、六割なじりを追加してみたんですけど」 辛島「みんなして最低ね、人をいじめてなにが楽しいの?」 瀨戸「お前が言うなよ」 辛島「マスターは放っておいて、話の続きをしましょう」 筒木島「了解でーす。私も色々調べて来たんですよー」 瀨戸「でったプライバシー侵害手帳書かれた相手は恥ずかしさで死ぬ」 筒木島「いえ、私の前にお金を積むんです。つまり、サイフが死ぬ」 辛島「大虐殺ね。ユダヤ?」 筒木島「そのネタは相当に危険ですからね? 自覚してますか?」 辛島「つい、言いたくなったの」 瀨戸「ついじゃねーよついじゃついで済ませられる話じゃなくなるからなそれ」 筒木島「国家間戦争が始まりますからねー。まっ、それより身近なゴシップ記事ですよ、私たちが今欲しいのは」 辛島「確かに。さっ、話て。どうせ三文小説、ここでぬるいコーヒーと一緒に消化してしまうのが一番よ」 瀨戸「同感だね甘い話は要らないよすでにコーヒーがビチャビチャに砂糖漬けだ」 筒木島「……うっぷ。そのレベルの甘さは気持ち悪いです」 辛島「どうしてこう、私みたいに空気読めないのかしらね、あなたって。しっかりしてよ、話が進まないじゃない」 瀨戸「へーへー黙りますよーだ俺ばっかり悪者扱いでさーやんなっちゃうってんだよまったくもって困ったもんだぜ本当にやれやれ」 筒木島「随分長い転換式、謝罪編でしたね。まっ、とりあえず続きいきますか」 瀨戸「うおー無視かーい」 辛島「怪しい人物が三人ほど居たはずだけど、何か話は聞けたの?」 筒木島「もちろんです。何時もの通り、ゴシップ好きがなにか嗅ぎ回ってる装いで接近してきましたよ」 瀨戸「ちくしょう無視が一番辛いんだよでもドSだから分かってるんだろうなぁこいつら」 辛島「もちろん」 筒木島「です」 辛島「でっ、話を始めて?」 筒木島「それでは第一発見者の人から――」 辛島「いえ、セオリー通り、まずは状況からお願い」 瀨戸「お前らしくもないなそっちは俺に任せっぱなしなのに」 辛島「いいじゃない。良いから、お願い」 筒木島「了解ですよ。集めてありますからね、そっちも。じゃあ、流れからいきましょう」 筒木島「えっと、まずは密室が構築され、その中には死体があります」 辛島「出発点はそこでいいの?」 筒木島「それより前は人が絡んできますから。人を絡めた背後関係はまた後ほど、とういうことで」 瀨戸「了解とにかく密室がありました人が死んでいましたでそこからどうなるよ」 筒木島「死亡推定時刻なんて、警察関係者じゃないから知りません。噂では、早朝に近かったらしいですけど」 瀨戸「お前のように的中率百パーの噂屋が居るかよ裏付けだってしてあるくせに」 筒木島「なめたらあきまへん。ワテ、浪速のあきんどやさかい」 辛島「地元民が聞いたら一瞬にして消し炭なイントネーションだった。気をつけなさい」 筒木島「関西人が東京の商業学校へ? はっ、奴らの選民思想は飽き飽きでんがな!」 瀨戸「キャラが変わってるし敵を作りすぎだ」 辛島「情報屋がそれじゃ困る。しっかりしていってね?」 筒木島「別に差別してんじゃなくてパクってんですけどね。まぁ、良いです。次、十一時まで話は飛びまして、ここで第一発見者と第二発見者が現れます」 瀨戸「おぉそれっぽくなってきたなどうなるどうなる」 筒木島「第一発見者の美里島さんですか?」 美里島「――えっ? そ、そうですけど」 筒木島「あぁ、良かったです、間違えてなくて」 美里島「あの、あなたは……」 筒木島「あっ、通りすがりのマスコミです、よろしく」 美里島「マスコミッ……!」 筒木島「駄目ですってそんなに勢いよく立ち上がったら。立ちくらみがして、気づかぬうちに床に倒れているかも、しれませんよ?」 美里島「そんな、あなたは何を言って――どうやってマスコミが此処に入ってきたというの!」 筒木島「ブン屋にはブン屋のルートが存在したりしなかったり、です。大丈夫、こっちは警察と協力してやってるんですよ、プライバシーの保護、完璧です!」 瀨戸「いやお前なにやってんだよ詐欺とかそういうことはしないのが俺との紳士協定だろうが」 筒木島「私、女ですよ?」 瀨戸「んじゃ俺との淑女協定だな」 筒木島「先輩は男」 瀨戸「しまったー!」 辛島「なにこのコント怖い――ではなく、なにやっているの。マスコミなんていうウソをつく必要が全くないじゃない」 筒木島「でも、学生新聞社ですって言ってあしらわれるよりは良いんですよ。前のもこうやって情報手に入れたんです」 辛島「この策はこの策で穴がありそうだけど……ところで服装は? あなたの体型からして、ぱっと見が高校どころか中学だもの」 筒木島「私服に、腕に朝目新聞社ってワッペンくっつけてます」 瀨戸「ずいぶんな大御所サイト巻き込むなお前はアカいぞ腹が」 辛島「ダウト」 筒木島「です」 瀨戸「ちっ」 筒木島「あなたが二人目の幸島敏益さんですか?」 幸島「二人目というのは……いや、嬢ちゃん、どっからここへ来たんだ? 警察が関係ない人を入れないようにしていると言っていたが」 筒木島「えぇ、ですから逆説的に私は関係者である、という事ですよ」 幸島「おぉ……まぁ、そうなんでしょうな。どこからどう見ても刑事さんには見えないが……」 筒木島「うっ……」 幸島「あっ、いや、すまんすまん! 事件があってこっちも頭が働いていないようだ。外見での判断がどれだけ愚かなことか、知っていたはずなんだがな」 筒木島「いえ、あの、フォローとか良いんです……」 瀨戸「ちびって言われてるぜ!いやまじにちびだから仕事してる人間には見えな――!」 筒木島「ちっ、かわしやがった」 瀨戸「ひでぇぞお前死角から伸びるフリッカーアッパーとか切れ味日本刀並すぎて近寄れねぇよ!」 辛島「鍛えに鍛えたたった一つの武器は、唯一、己を立たせるための礎!」 瀨戸「お前はお前でキャラ変えてんじゃねぇでもそっちのほうが好きかも」 辛島「なっ――! なに、言ってるのよ、私に元気はつらつキャラなんて似合うわけないじゃない。でも、こっちが好きならこのままでも――べっ、別にあんたのためじゃないんだからね! とかで、満足?」 瀨戸「満足したー萌えたー普段はツンツンしてるくせに褒められると顔真っ赤にして驚くとか典型すぎて飽きてきましたー」 筒木島「あれ、先輩、案外骨抜きにされてたんですね」 辛島「使い捨てるにはもってこいよ。さっ、続けて」 瀨戸「使い捨て……」 来嶋「はぁ、無駄に商店街走り回っちまった……げっ、あのテーブルに人影が増えてやがる!」
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台本暗記クイズ【だいほんあんきくいず】 『ときめきの放課後』のミニゲームの一つだが、 文化祭限定でしか遊ぶことができない。 概要 演劇開始前に渡される台本を読み、正しいセリフを答えるゲームだが、 演目は『1』本編と違い「ロメオとジュリエッタ」(1年)、「九伊豆戦隊カルトマン」(2年)、「金太郎侍」(3年)になっている。 1年次はまだ内容も短く簡単だが、3年次は内容が長いため割と難しい。 また本編とは、微妙に台詞回しが変わっているのでそこにも注意しなければならない。 関連項目 ミニゲームetc