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松岡修造の歴史 ニコニコ動画における松岡修造の軌跡 ニコニコ動画での人気沸騰以降のテレビでの活躍も掲載 子供~現役時代 1967年11月6日 プロテニスプレイヤー、松岡修造誕生。父は東宝芸能社長の松岡功、母は元宝塚歌劇団の千波静。 1977年頃 漫画『エースをねらえ!』に憧れて本格的にテニスを始める。それ以前は水泳が大好きだった。 1984年頃 慶應高校からテニスの名門である福岡県の柳川高校に編入。同年高校総体単・複・団体で三冠を達成。俺テニスやってねーと思ってた奴下手だと思ってる奴いい加減にしろ!! 1984年頃 世界的に有名なボブ・ブレット氏と出会い柳川高校を中退、単身渡米してハリーホップマン・テニス・キャンプに参加。地元にあるパーマーアカデミーを卒業後プロに転向。 1988年4月15日 ジャパン・オープンにおいて、当時の世界トップ選手で金メダリストのミロスラフ・メチージュを撃破し、世界に通用する日本人プレーヤーの出現を印象づけた。 同年初めて世界ランキングトップ100の壁を破り、世界のトッププロの仲間入りを果たす。 1989年 ヒザを痛め2度にわたり手術する。 1990年 厳しいリハビリの末にツアーに復帰を果たすものの、セイコースーパーテニスで足首の靭帯を損傷。 1991年 再びカムバックを果たし、前年に全米オープンで初のグランドスラムタイトルを獲得したサンプラスを破る。 1992年4月15日 韓国オープンで、日本人の男子プロテニス選手として初のATPツアー優勝を達成。 1992年6月頃 ステラアルトワ・グラスコート選手権で準優勝。世界ランクも自己最高の46位にまで上げた。しかし、同年ウィルス性の病気により3ヶ月の療養を余儀なくされる。 1993年3月頃 病気から復帰し、5大会でベスト8入りを果たす。しかし、世界ランキングは100位以下で終わる。 1994年 世界ランキングは100位以下のままで、苦しい戦いが続いた。 1995年7月3日 ウィンブルドン選手権男子シングルスで日本人男子選手として1933年の佐藤次郎以来「62年ぶり」のベスト8進出を果たす。 試合中は「この一球は絶対無二の一球なり」(福田雅之助の「庭球訓」の一節)などと、日本語で自己暗示を掛け続けていた。 ベスト8を決めた瞬間は歓喜の余りコートを駆け回った後コートで大の字になり、その様子がBBC等で熱い男だと大々的に放映された。 1996年4月28日 フェドカップ、伊達公子とシュテフィ・グラフ(ドイツ)の試合中、松岡が観客席で「頑張れ!頑張れ!」とデカイ声で叫びながら迷惑なサイズの旗を振り回して応援し、ワイドショー等で話題になる。 伊達公子はその試合を振り返って、「あのウルサイのは誰だ!もー!、と思ってスタンドを見たら松岡さんだった。」「1球ぐらい(修造にサーブを)打ち込んで黙らせようかと思った。」と語っている。 現役引退後~2007年 1998年春 現役テニスプレイヤーを引退。同時にジュニアの育成とテニス界の発展の為にテニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」を設立。 引退会見の際は「これは終わりではなく新しい修造の始まり。」と語り、彼自身が嫌う「限界」や「無理」という言葉は会見で一言も発しなかった。 後に報道ステーションの席で「引退の理由は負けても全然悔しいと思わなくなった自分に気が付いてしまったから」と引退の理由を語った。 2000年頃 『くいしん坊!万才』のレポーターを担当する。 2001年7月16日~7月29日 福岡で行われた世界水泳選手権の番組進行役を務める。 2001年8月1日 現在の修造ホームページが開設。 2002年2月8日~2月24日 冬季ソルトレイクオリンピックでメインキャスターとして現地に行った際、 ジャンプ競技で応援している姿が現地のカメラに「痛い日本人がいる」と言う事で国際映像でぬかれる。 同様にオリンピックの競技中に応援に熱が入りすぎたために役員に「うるさい」と注意される。 2002年8月24日~8月29日 パンパシフィック水泳選手権にて番組進行を担当する。 2003年7月13日~7月27日 バルセロナで行われた世界水泳選手権の番組進行役を務める。 2004年1月15日~3月11日 『エースをねらえ!』が実写ドラマ化、出演者のテニス監修を担当した。 最終回では自身も岡ひろみとお蝶婦人の試合をテレビ解説する「松岡修造」としてドラマに出演した。 2004年1月30日 『笑っていいとも!』のテレホンショッキングに初出演。 2004年4月5日 『報道ステーション』がスタートし、月曜スポーツの顔になる。 2004年8月13日~8月29日 アテネオリンピックのメインキャスターを務める。 2004月12月27日 HPにメッセージ動画が新コンテンツとして登場する。一番最初のメッセージ動画は修造が走って応援してくる“もっと頑張りたいあなた” 2004年12月31日 『修造学園』が放送される。 2005年7月22日 モントリオール水泳選手権にて番組進行を担当する。 2006年2月13日~2月27日 トリノオリンピックのメインキャスターを務める。 2006年4月28日 『修造学園2』が放送される。 2006年12月12日 ニコニコ動画の原型となる(仮)が始動。 2006年12月26日 『修造学園3』が放送される。 2007年1月1日 動画“2007年新年のご挨拶‘一所懸命””が公式にアップされる。 2007年4月頃 『からだであそぼ』に『しゅうぞう・ちひろとみんなでボールであそぼ!』のコーナーがスタートする。 2007年4月6日 ニコニコ動画最古の修造動画「松岡修造からのビデオメッセージ「あきらめかけているあなた…」」が投稿される。 2007年8月9日 『修造学園4』が放送される。 2008年~現在 2008年1月1日 動画“2008年新年のご挨拶‘本気””が公式にアップされる。 2008年1月4日 「【松岡修造】ニコニコユーザーへ向けて応援メッセージ【熱血】」がニコニコ動画に投稿される。 うpされた当時の再生、マイリストはランキングには程遠い数字であった。 2008年03月11日 「【松岡修造】ニコニコユーザーへ向けて応援メッセージ【熱血】」を素材とした最古の修造MADである「松岡修造は大変な諦めんなよっ!!!」がニコニコ動画に投稿される。 2008年4月18日 「松岡修造は大変な諦めんなよっ!!!」がランキングにランクイン。 2008年4月19日 「松岡修造は大変な諦めんなよっ!!!」のランクインの影響で「【松岡修造】ニコニコユーザーへ向けて応援メッセージ【熱血】」が上位にランクイン。 ここから松岡修造が音MAD素材と認識され始め、少しずつ松岡修造MADが増えていくものの、ランクインまでする動画は現れなかった。 2008年5月2日 『修造学園5』が放送される。 2008年5月3日 「【MAD】ビッグブリッヂの修造」がニコニコ動画に投稿される。 2008年5月8日 「ポジティブフェイス【ネイティブフェイス×松岡修造】」がニコニコ動画に投稿される。 2008年6月19日 ポジティブフェイス【ネイティブフェイス×松岡修造】」がランクイン。最終的には8位まで上り詰めた。 2008年6月20日 続くように「【MAD】ビッグブリッヂの修造」がランクイン。最終的には10位まで上り詰めた。 低迷していた修造MADであったが、この2日間のランクインによりファンが増加し、修造MADが多く投稿され始める。しじみネタや腋シューネタはこの頃に定着する。 2008年6月29日 修造が評価され始めたのに気づいた「【松岡修造】ニコニコユーザーへ向けて応援メッセージ【熱血】」の投稿者が「【熱血】ニコニコユーザーへ向けて応援メッセージ2【松岡修造】」を投稿する。 これによりお米ネタやウィンブルドンステップを始めとした良質な素材が増える。 2008年7月28日 「松岡修造CM集」が初めて投稿され、素材として使われ始める。以降もある程度の本数が溜まるごとに続編が投下されるようになる。 2008年7月30日 2chのYouTube板に松岡修造スレが立つ。 2008年9月19日 ランキング入りがそれ程珍しくなくなった修造MADで「Hot knows... 【松岡修造×God knows...】」が初めて19日~20日の間、2日連続マイリスト(本日)ランキング1位を獲得。 また、同時期に公式HPのコラムにアップされた動画のみを集めた「松岡修造の素材集」が19日に投稿される(これも以降シリーズ化)。 この出来事からさらに修造人気は高まり、ニコニコ動画を代表する音MADの一つに数えられるようになる。 2008年9月22日~23日 「松岡動画流星群」が22日~23日の2日間、総合マイリストランキング上位3位内にランクイン。 2008年10月4日 めちゃイケの岡村オファーシリーズ「心のエースをねらえ!絶対無二のスペシャル」が放送。ナインティナインの岡村にテニスの熱い指導を行い、最後には岡村と杉山愛が対決し、感動を呼んだ。岡村氏は最初少々テニスを見下していたが、松岡氏の熱血指導によりテニスの魅力に気付き始める。練習内容はユニークなものが多く視聴者の笑いを誘った。修造氏は自ら企画書を著したり、「熱血修造キャンプ」、「エースをねらえ!」の歌声(録音)、試合直前のエースをねらえ!のコント(同作品の宗方仁に扮装)を披露するほどこの企画には好意的だった。修造は収録日は北京五輪の応援で不在していることが多かった。ちょうどニコニコ動画で修造が話題になってたこともあり視聴率は好調だったようである。 2008年10月7日 三菱鉛筆(uni)によるキャンペーン企画の予告CMである「修造式!英単語・四字熟語道場【予告編】」が投稿され、後に修造定番素材として定着する。 2008年10月8日 「年刊 松岡修造ランキング」が投稿される。これ以降かー氏によって2ヶ月毎に修造限定ランキングが作られるようになる。 2008年11月1日 めちゃイケ「心のエースをねらえ!絶対無二のスペシャル」の未公開が放送される。指導や杉山愛との対決の裏側やめちゃイケメンバーを圧倒する修造の様子が放映された。矢部の可能性が垣間見えた回でもあった。 2008年11月6日 修造の誕生日(11月6日)に松岡修造関連の動画をアップ、視聴することで松岡修造の誕生日を祝う、松岡誕生祭が開催される。 一部の予想を越えた盛り上がりを見せ、松岡修造MADが非常に大きな音MADジャンルになった事を見せつける事になる一方で、同日ランキング1位の他ジャンル動画を荒らすなどの行為も目立った。 2008年12月27日 『修造学園6』が放送される。 2009年1月1日 動画“2009年新年のご挨拶”元気”が公式にアップされる。 2009年1月4日 全ての発端である「【松岡修造】ニコニコユーザーへ向けて応援メッセージ【熱血】」がニコニコ動画に投稿された日(1月4日)を記念して、冬の寒さを払拭する熱い動画を投稿することで今年一年も元気に行こうという企画、松岡投稿祭が開催される。 松岡誕生祭のすぐ後であった事と正月の間での開催だったためか、松岡誕生祭を越える盛り上がりは見せなかったが、十分祭りとして成功を収めた。 2009年2月24日 三菱鉛筆提供のキャンペーン企画「修造式!英単語道場」のケータイ限定ムービーの一部が特設ページにて配信され、これを一つにまとめた動画「修造式!英単語道場1日目&3日目&5日目&10日目&15日目」が後に投稿される。無編集の素材でありながらランキング上位にもランクインし、再生数10万を超えるという強烈な伸びを見せた。 この動画も当然以後の修造MADにおいて盛んに使われるようになる。 2009年3月26日~3月27日 三菱鉛筆による新たなCMムービー「修造の家庭訪問!」が特設ページにて公開される。クルトガ篇、ユニαゲル篇、シフト篇の3つが存在し、これらをまとめた動画「修造の家庭訪問! クルトガ編&アルファゲル編&シフト編」が後日に投稿される。同日のランキングにも堂々ランクインを果たし、多くの視聴者達に修造の新たな可能性を見せ付けた。 2009年4月12日 テレビ朝日のナインティナインのスポーツ特番「ナインティナインの伝説・アスリートグランプリ」にて彼らと再共演を果たす。この番組では修造のジョン・マッケンロー氏との名対決や同局の「徹子の部屋」に出演し、司会の黒柳徹子氏にことごとく勝った(普通は徹子が番組を締めるのだが、修造が出た回は全て自分で締めている。そして徹子に勝ったゲストは修造のみである。)修造の様子が放映された。 2009年5月5日 『修造学園7』が放送される。 2009年6月22~24日 6月22日に投稿された「松岡修造で天国と地獄【ハイスピードver】」が「Hot knows... 【松岡修造×God knows...】」以来の3日連続総合マイリストランキング1位を獲得し、新記録を生み出す。同時に再生数も3日足らずで30万を突破しており、これは松岡修造関連の殿堂入り動画としても史上最短記録である。 2009年7月2日 テレビ朝日の深夜番組「いいはなシーサー」に出演。応援に熱中するきっかけになったエピソードを語ってくれた。 2009年7月3日 松岡修造が1995年7月3日に、日本人で62年ぶりにウィンブルドン選手権ベスト8に進出するという日本人皆が熱くなる快挙を成し遂げた日を祝う、松岡ウィンブルドンベスト8祭が開催される。今回は総勢50人以上のMAD製作者による修造初の合作MAD「熱っぽい」も投稿され、好評を博した。が、時期的な影響もあってか全体的な盛り上がりは、かつての松岡誕生祭や松岡投稿祭よりも小規模であった。 2009年7月4日 コナカ東戸塚総本店に、一日店長就任という名目で松岡修造本人が来店。熱血トークショーを始め、質問コーナーやサイン&握手会といった何とも貴重な時間が設けられる。15時からは修造氏が一日店長となり、コナカクリーンスーツの良さを積極的にアピールしていた。修造氏の高い人気故か、当日はコナカ本店側の予想を大きく上回る数の客が集まり、修造氏も大変驚いていたようである。ちなみに、トークショーの様子を撮影した動画も有志によって投稿されており、後にこれはニコニコラムでも紹介された。 2009年8月頃 世界水泳ローマの司会進行を務める. 2009年8月5日/12日 日本テレビのKAT-TUNのレギュラー番組「カトゥーンKAT-TUN」に2週に渡って出演。ユニークで熱い特訓を彼ら(亀梨・田中・田口の3人と「北陽」の虻川)と共にした。 2009年8月21日/28日 TBSの「中居正広の金スマ」に2週に渡って出演。1週目は放送時間は2時間で、自身のテニス選手育成プログラム「修造チャレンジ」の子供たちとの練習風景を放映。ニコニコ動画で見る修造氏とは違い厳しくシリアスで重い印象が見受けられた。しかし練習法にはユニークなものもあり、放映の終盤では同局の男性アナ「安住紳一郎」氏と四字熟語を言い合いながらのテニス対決を繰り広げた。2週目は放送時間は通常の1時間で、1週目とは打って変わって面白さを重点にし、修造の食へのこだわりや自身の生い立ちを放映。またメッセージ「一番になりたいあなたに」「いきいきしたいあなたに」が流れてしまった。さらに同番組のレギュラー、ベッキーは修造の公式サイトを知っていた様子。なお生い立ちの再現ドラマには「ぼれろ」の小庭が修造役として出演。 2009年9月26日 ニコニコ動画発の東方Project動画投稿祭り『東方ニコ童祭』に合わせ、東方Project系列の曲のみで製作された合作「東方熱血漢メドレー ~ A Man of the Highest Heat」が投稿される。動画の長さは全体で26分超えという修造動画において未だかつてない規模の物となった。東方系動画が数多く投稿される中での参戦ではあったが、当日から暫くはランキング上位にも上り詰めており、合作として十分な成功を収めたと言える。 2009月10月19日 日本テレビの「心に響く4コマ劇場」で公式ホームページが紹介された。流れた動画は「一番になりたいあなたに」「一番になりたいあなたに part2」「強い心を持ちたいあなたに」の3つ。この場面のくりぃむ有田がまれにMAD素材として使用されることがある。 2009年10月22日 テニスマガジンで連載中のコーナー「修造マガジン」12月号における『今月のおまけ』での記述から、松岡修造氏本人の修造MAD公認の事実が確定。 2009年11月3日 『修造学園8』が放送される。 2009年11月6日 松岡修造氏の誕生日を祝う松岡誕生祭が本年度も開催された。今年は開催直前に松岡修造本人のMAD公認(容認)が確定したという事もあり、昨年度に匹敵する程の大きな盛り上がりを見せた。当日のランキングにおいても、過度な工作はされずに上位から下位までバランス良く修造動画が振り分けられた好ましい状態となった。また誕生祭開幕と同時に0時丁度からニコニコ生放送にて、新着修造MADを只管流し続けるライブ生放送も行われ、最高来場者数は1000人以上にも昇った。 2009年11月7日 新たなレギュラー番組『松岡修造の情熱チャージ 熱血!ホンキ応援団』がスタートする。 2010年1月1日 動画“2010年新年のご挨拶”できる”が公式にアップされる。しかし、ニコ動では年明け前にアップされていたという事態も。 2010年1月2日 とんねるずのスポーツバラエティ特番「夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ」に出演。杉山愛とダブルスを組み、途中とんねるず側に寝返った自身の「修造チャレンジ」の教え子たちに苦戦しながらも、とんねるずと熱く素晴らしい勝負を繰り広げた。 2010年1月4日 例年通り松岡投稿祭が開催。2009年度より盛り上がりは著しく悪かったが、待望の「七色の松岡動画」が人気動画となる。 2010年1月18日 1月11日に投稿された「【松岡修造アニメ】 Hot knows...」が松岡修造関連の動画で初の週間ランキング1位を獲得する。 2010年2月4日 ソニーコンピュータエンタテイメントより発売のPSP用ソフト「みんなのテニスポータブル」のCMキャラクターとして起用される。「全員修造」というフレーズが話題になり同ゲームのCM「熱狂ダブルス編」が高ランクを獲得。 2010年2月12日 バンクーバー冬季オリンピック開幕。松岡修造氏も応援団長として本大会に同行。ロッテの日本代表応援CMではモーグルの上村愛子、フィギュアスケートの浅田真央の二人と出演し、二人を激励する。 2010年2月18日 「みんなのテニスポータブル」の公式サイトにて松岡修造氏によるコンテンツ満載の講座コーナー、「みんテニスクール」が開講。同ゲームの講座動画の他、左記の「補習編」や同ゲームのイメージソング「修造テクノ」など新たな素材が続々登場する。 2010年3月13日 お台場でみんなのテニスポータブルのイベント『SHUZO OPEN』が開催。修造氏もこの大会に同行し、元プロテニスプレーヤー・杉山愛もスペシャルゲストとして登場。大会の様子はニコニコ生放送でも中継された。尚、修造氏本人が間接的とはいえニコニコ動画公式の番組に関わったのは今回が初である。氏は当日生放送の中継カメラに向かって「ニコニコ見てんだったら、いつもニコニコ!」というメッセージを送った。 2010年4月19日 日本テレビの昼番組「おもいっきりDON!」の1コーナー「今日は何の日?」にて、この日が修造氏の結婚記念日だと判明。とても濃い特集がなされた。 2010年4月23日 我々の感覚とは違った「しじみの日」であった。そのため数は少ないが、この日に修造動画を投稿する人がいた。 2010年5月5日 『修造学園9』が放送される。 2010年5月15日 自身のレギュラー番組「熱血!ホンキ応援団」にて遂に自ら応援人として出向く。 2010年7月3日 松岡修造ウィンブルドンベスト8祭(通称 松岡ウィンブル祭)が二年目に突入。合作動画「We are SHUZO!!~全員修造~」などがアップロードされ、一年目に比べれば小規模ではあるが、相応の盛り上がりを見せた。 2010年7月下旬~8月初頭 アサヒビールの新商品「ダブルゼロ」のイメージキャラクターに起用される。CMは8月3日から放映。 2010年9月11日 エスポートミズノにて一日店長を務める。 2010年9月20日 丸の内 丸善本店にて、自身の著書『ドントウォーリー!ビーハッピー!!』のサイン会を行う。女性向けのイベントだと宣伝していたが、イベント当日は男性も多く見受けられた。 2010年9月23日 日本テレビ系列で22時から放送中の、アイドルグループ 嵐のレギュラー番組「嵐にしやがれ!」にゲスト出演。「諦めかけているあなたに」が地上波で流れる。
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登録日:2010/03/24 (水) 18 43 57 更新日:2024/04/17 Wed 10 50 59NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 NHK RIPSLYME たまに涙腺崩壊 アニメ アメリカ アワワワワワ キェェェエエエァァァアアア キチガイアニメ グロ注意 シャァベッタァァァアアア ジョニー・デップ スポンジボブ スポンジボブ・スクエアパンツ ニコロデオン ハッピーセット パラマウント マジキチ 上級者向けアニメ 意味不明 愛すべきバカ達 敵も味方も変な奴 松野太紀 汚肌 海外アニメ 海底 鶴博幸 「スポンジボブ・スクエアパンツ」とはアメリカの幼児・児童向けのケーブルテレビチャンネル、ニコロデオンで主に放送されているアニメの名前。またはその主人公の名前。ただし日本ではニコロデオンが2009年、2022年ごろに二度も放送を辞退しているため、基本的にはNHK教育テレビで土曜日の午後5時55分から見ることを推奨する。現在、スポンジボブ本編の海外との放映スケジュールとは1~2年程度のずれが生じている。 姓はスクエアパンツ、名はスポンジボブなので「ボブ」と呼ぶのは間違い。(Wikipediaより) 【概要】 海底都市ビキニタウンで巻き起こる様々な出来事を描いたギャグアニメ。大まかに分けると話のテンポは時代背景とともに2回くらい大規模に変更された時期があり、具体的にはシーズン1~3、4~10、11~で脚本のシステムが大幅に変更されている。原作者のステファン・ヒーレンバーグはシーズン1~3を主に全面監督した。シーズン4~9はポール・ティビット氏が事実上の監督を担当。スポンジボブの本質を理解したいのであれば全部見た方がよいのかもしれない。 まさにニコロデオンの代表的なカートゥーン作品。もはやニコロデオンにとって誇りなのはスポンジボブだけである。「海中なのにどうしてしゃべれるの」とか「海中なのにどうしてコップで水が飲めるの」とか「なんで海の中にまた海があるの」とか誰も気にしない。恐らく油のような疎水性の液体なのだろう。 アメリカのアニメらしく子供から大人まで楽しめるように作ってある。 独特のグロ描写、意味不明な展開、突然の哲学的台詞、実写映像(*1)など本当に大人でも楽しめるが、好き嫌いは大きく分かれる。たぶんゴルシもドン引きしてる ていうか本当に子供達はこれを見ているのだろうか。 女子中高生に人気でストラップ等を付けているのをよく見かけるが、恐らく彼女らはアニメの方は見たことがないのだろう。 この項目を読んだ方はそんな層への布教に努め、事情聴取されて欲しい。 本場では知らない人はいないという程人気が高く、ニコロデオンの看板的キャラクターを務めている他、数多くのネットミームが作られている一方、日本人にはあまり知名度がなく(*2)、ネット上でも精々一部のマニアにのみ知られている存在だった …が、某ファーストフード店のハッピーなセットのCMのおかげでそれなりの知名度向上を果たした。 日本ではNHK教育(現・Eテレ)で放映されていた。しかし第一話の「バイト募集中」だけDVDのファーストシーズンコンプリート版に入っていない。現在は放送再開中。 Huluでシーズン3を除いた全シーズン(*3)が配信されているので気になる方は見てみよう。 ちなみに劇場版も存在する。ただし日本語音声は声優が本編と異なる場合があるため注意が必要。 スポンジボブ・スクエアパンツ ザ・ムービー 2004年という3DCGの大ブーム期に2D映画で登場。当時はスポンジボブの完結編を想定して制作されたのでこれを見るだけでスポンジボブの世界観を理解できるが、今となっては事実上本編とは異なるパラレルワールドの話である(*4)。フィルム撮影の実写映像でデヴィッド・ハッセルホフ氏が最後の方にいきなり登場することで有名。 この映画でとにかく頻繁に出てくる台詞は「グーフィー・グーバー」である。どういう意味かは映画を見て確かめるべき。 スポンジボブ 海のみんなが世界を救Woo! 2015年に公開。前半(スポンジボブとプランクトンがタイムマシンを開発し、秘密のレシピが消えて無法地帯と化したビキニタウンを何とかしようとする話)と後半(突然スポンジボブの主要キャラ全員が3Dになり、実写映像でもともとパラマウントが提供していたはずの映画のA..のパロディを始め、実写のベアードという男を倒そうとする話)があまりにも乖離しているため、非常にカオスな内容となっている映画。映画が終わる直前にカモメとイルカが互いをおちょくりまくるラップまでやる。主題歌の中毒性が異様に高い。 スポンジ・ボブ スポンジ・オン・ザ・ラン 2021年に劇場公開をすっぽかしてNetflixなどで公開された3DCG映画。キアヌ・リーブスが出てくる。 【主な登場人物】 括弧内は日本語版の担当声優。 スポンジボブ・スクエアパンツ(鶴博幸→松野太紀) 本作の主人公。見た目は黄色の四角形に細い手足が付いているスポンジ。モデルは海綿動物(*5)。 チーズに見えることを気にしている。「アワワワワワ」と笑う。(*6) カーニさんの経営するカニカーニでフライ係をしている。昔はお金を払ってまでフライ係をしていた程フライ係という職を愛している。何故かパイナップルの家に住んでいる。スポンジボブには両親がいるので少なくとも海に落とされたスポンジから生まれたわけではない模様。 ズボンは父から、顔は母から受け継がれている。ブラックジャックという従兄弟がおり、子供の頃はいじめられていた。 よく手足が取れたり、全身の皮が剥がれたりするが誰も気にしない。歌が異常に上手い。 パトリック・スター(谷育子→かぬか光明、長嶝高士(劇場版1)) 「やった!午前三時だ!(*7)」「フィンラーーーンド!(*8)」「いいやおいらはパトリックだ!(*9)」 通称「パトリック」。スポンジボブの唯一無二の親友。赤いヒトデで常にデカパン一丁。不潔で食いしん坊。脳みそが明らかに小さい。腐った生ゴミでも平気で食べる。ニート。2020年代ではとうとう「パトリック・スター・ショー」という外伝作品まで作られた。 耳と鼻がないことを気にしていた。石の下にある砂でできた家に住んでいるのでどうやって生活ができるのか意味不明であるが、おそらくスポンジボブなどの家に何回も勝手に侵入することで賄っている模様。 色々とぶっ飛んだ言動が目立つが、たまに真っ当な台詞を言うことも。 「お金に良いも悪いもないよ。持ってるか持ってないか、それだけさ。」 なお、谷育子氏が演じていた頃のパトリックは英語版と日本語版で声優の性別・声質が大幅に違っており、谷氏の声に慣れた人が原語版を聞くとびっくりされやすい。 シーズン9からはかぬか光明氏が演じている。こちらは英語版と同じく低い声で声色も似通っている。 サンディ・チークス(小木曽裕子→松浦チエ) メスのリス。水中で呼吸ができないため外(海中)では空気の入ったヘルメットと宇宙服のようなものを身に付けている。サンディの家はガラスで覆われているので外から丸見え。他の海洋生物が水の補給なしで入ると干からびて実写のスポンジやヒトデに戻ってしまうため、顔に水の入ったヘルメットをかぶる必要があるが、なぜヘルメットのガラスから水漏れしないのかとか突っ込んではいけない。 科学者で「地上でやれることは全てやった」と言い、ビキニタウンに来た。スポンジボブの中でまともな良識人はサンディ、カレン、ゲイリーくらいしかいない。空手が得意で力もかなり強い。 故郷のテキサスを誇りに思っており、テキサスの事をバカにされると激怒する。また、一度ホームシックになったことがある。 ユージーン・ハロルド・カーニ(奥田啓人) カニで金の亡者。「カーカカカカカ」と笑い、語尾に「ガニ」を付ける。パールという娘が1人いる。 レストランの「カニカーニ」を経営している。結構繁盛している。お金の為なら何でもする一面が年々ヤバくなっており、ことあるごとにカー二バーガーの価格を倍増させたり、公務員から従業員の勤務体制を指摘されないようにイカルドやスポンジボブにツケを押し付ける一面がある。 カニカー二を経営しているが、本編でいくらカニカー二の支店を建設しても必ず崩壊する。カーニバーガーは異常なレベルで住民から信仰されているので、カーニバーガーの販売をやめただけで住民が暴動を起こしまくったり、科学技術で作ったバーガーを食わせただけで住民が全員カーニバーガー型のモンスターに変貌したりする。 昔は軍隊に所属しており「鎧腹のカーニ」の異名を持つほどの屈強な肉体を持っていたが、同窓会に行くタイミングで脱皮してしまい、フニャフニャな体を見せたくなく、自身の殻を被ったスポンジボブを代わりに行かせるエピソードもあった。 ライバルはプランクトンが経営するエサバケツ亭。そのためプランクトンが何か不幸に見舞われるのが好きである。 メインキャラクターのなかではシリーズ初期から声優が変わっていない唯一のキャラクターである。 スポンジボブ達に金を稼いでもらうと、何らかの理由でなくなったりするフラグが立つ。 イカルド・テンタクルズ(納谷六朗→上田耀司) 老人のようなしゃべり方をするタコ。イカルドなのにタコ。名前を「タコルド」にすると英語のスペルが読みづらくなるので「イカルド」になったらしい。 常に不機嫌で毒舌。カニカーニで受付係として働いている。家はスポンジボブの隣にありモアイの形をしている。 趣味はクラリネットだがかなり下手。プロになる為の資金集めの為にカーニバーガーで働いているらしい。絵画を販売しようとしても絵がアレすぎて全く売れない。 高校時代のライバルにイカリムがいる。イカルドとは違い、かなりの金持ちである。 カニカーニの扉で顔を強く打ったことで骨格が変形してハンサムになったことがある。そのシーンが登場するエピソードの終盤のイカルドは必見。 迷惑なお隣さんであるスポンジボブやパトリックのことを嫌っているが、時折スポンジボブのことを想った発言をしたり、あるエピソードでスポンジボブが死ぬと聞いたときは思わず涙を流したりと内心はそこまで嫌っていない模様。(*10) こいつがスポンジボブの言ったことを否定すると、どんなあり得ない事でも起こってしまうフラグが立つ。 納谷六朗氏が2014年に死去したことに伴い、同じくシーズン9からは上田耀司氏が演じている。 シェルドン・J・プランクトン(小木曽裕子→松浦チエ、チョー(劇場版1)) 緑の体に一つ目のプランクトン。かなり小さく、スポンジボブの足首くらいまでしかない。 カニカーニの向いのエサバケツ亭を営んでいるが全く人気がないので、よくカニカーニの人気メニュー、カーニバーガーのレシピ(英語 Secret Formula)を盗もうとするがいつも失敗する。 コンピューターの妻 カレンがいるが、カレンのコンピューターは明らかに性能が古すぎる。大卒。 こちらもパトリックと同じく英語版と日本語版で声優の性別・声の高さが違う。あまり違和感を感じることはないので今も声優に違いがあるまま続行されている。 ちなみにエサバケツ亭は彼以外店員と呼べるものがおらず(*11)、また料理自体も赤色の生エサしか使用されていないため食用ではない。 かつてはカーニと親友同士だったがあることがきっかけで決裂することになる。 ゲイリー スポンジボブのペット。ネコ科カタツムリ。靴ひも結び、手紙渡しなど、スポンジボブの手伝い役でもある。声優はトム・ケニー(スポンジボブ役)で、日本語訳は行われない。 なんとボート(この世界における車)の運転ができる。 パール(谷育子→高橋里枝) カーニの娘のクジラ…といっても鯨。実の娘ではなく養子でないとおかしい。金髪。 カーニの金好きな性格に呆れている。ちなみにカー二の家はなぜか中がくりぬかれた錨。 クジラは本来海中での呼吸ができないはずだが、彼女は普通に海中で過ごしている。むしろ陸に上がると干乾びる パフ先生(谷育子→高橋里枝) スポンジボブが通っているボート教習所の教師であるフグの女性。 いつもスポンジボブの危険運転によって酷い目に遭わされている。彼をこの世から葬り去ろうとした回まである。 実は年齢がそこそこあるのでカーニと交際している。 カレン(谷育子→高橋里枝) プランクトンのコンピューターの妻。レシピ泥棒に毎度失敗しているプランクトンに呆れているが、それでも彼の事は一応好きではある。 だが頻繁に喧嘩しており、プランクトンを追い出すもしくは自ら家出する事がよくある。 初期はプランクトンがメインキャラとして扱われていなかったため、モニター型で感情表現もなかったが、現在は普通に車輪で移動するようになり、手も付いてモニターに表情を映すなど感情表現が豊かになった。 ラリー(奥田啓人) 海浜のグー・ラグーンかその辺のプールで監視役を務めている場合が多いマッチョのロブスター。影がかなり薄いキャラクターなのになぜか出番が減らない。 バブルバス(谷育子→納谷六朗→松野太紀→拝真之介) いわゆるナード。スポンジボブのライバルとして登場する場合が多く、母親に尻ぬぐいされるオチになることも多い。アメコミのフィギュア集めが趣味。 さまよえるオランダ人(納谷六朗、奥田啓人、魚建) 緑色の亡霊で、たいていビキニタウンの上空に緑色の幽霊船とともにやって来る。とある回で水爆の映像を直で流した元凶である。 フレッド(かぬか光明、山﨑竜一) 「My leg!」(日本語 「足が!」) 本来ただのモブキャラ住民だったはずの茶色のズボンを着た魚だったのだが、いつの間にかことあるたびに足を骨折しては上記の台詞を叫ぶだけのキャラになった。治療代は医者の娘の大学代にまわされてしまった。 ルーブ(藤原大智) 「Amazing!」(日本語 「すんばらしい!」) 「The tidal zone」と呼ばれる現象で本来ビキニタウンにいないはずの魚が召喚されて登場。紫色で常にビキニタウンのあちこちで写真を撮りまくろうとしている。しかし、プランクトンが秘密のレシピのためにカメラの中に入ると中身が空っぽであり、カメラとルーブ本人も唐突に消滅した。その後も頻繁に登場する。 ナレーター(納谷六朗、奥田啓人 →奥田啓人 / トム・ケニ) 「A few minutes later...」「The Next Morning...」 フランスなまりの英語で、話の間に突然挟まれるアイキャッチで喋る人。日本語版では映像内の英語字幕を和訳するときにも登場。シーズン12以降は実写の顔を隠した人物(*12)で表現される傾向にあった。 マーメイドマンとフジツボボーイ(谷育子→納谷六朗→奥田啓人(青年期含め)/小木曽祐子→奥田啓人、松浦チエ(青年期)) マーメイドなのかマーマンなのかややこしいマーメイドマンと、イカルドに似た垂れた鼻を持つフジツボボーイのコンビ。敵は「ダーティ・バブル」や「マン・レイ」が頻繁に出てくる。 二人とも老いぼれており現在は海底の老人ホームで老後を過ごしているが、かつてはビキニタウンの平和を守るスーパーヒーローだった。 当時は筋骨隆々で現在とは全く違う印象であり、数多くの悪党と決戦を交わしてきた。 その名残か老後でも何の器具もなしに海底で普通に生活でき、ビキニタウンの住民とも会話できる数少ない人間。 シーズン9以降は米国版の声優が亡くなったのでほとんど登場しなくなった。 スポンジボブとパトリックは彼らのファンであり、二人に憧れを持っている。 【OP】 OPはスポンジボブのズボンが四角である事を軽快に只管繰り返すもの。 スクエアパンツだからね、仕方ないね。 歌詞(耳コピ) 海賊(演 トム・ケニー) 準備はいいかね? 他(スポンジボブの仲間達?) アイアイキャプテン! 海賊 聞こえないぞ! 他 アイアイキャプテン! 海賊 ウ~ パイナップルに住んでいる 他 スポンジボブ ズボンは四角 海賊 黄色いスポンジ穴だらけ 他 スポンジボブ ズボンは四角 海賊 いつも楽しく暮らしてる 他 スポンジボブ ズボンは四角 海賊 魚はチョット怖いけど 他 スポンジボブ ズボンは(海賊 いくぞ!)四角 海賊 他 スポンジボブ ズボンは四角 スポンジボブ ズボンは四角 スポンジボブ ズボンは四角 海賊 スポンジボブ ズボンは四角 ウェハハハハー 【第58回NFLスーパーボウル】 2024年に行われた第58回NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)スーパーボウルのアメリカ本国のニコロデオンの子供向け放送(*13)では、ニコロデオンの看板キャラクターでもある本作がフューチャーされているが、 なんと第58回スーパーボウルの会場であるラスベガス・アレジアントスタジアムをスポンジボブ達がいるビキニタウンにまるごと転移したという設定となりあくまで演出のため「選手たちは息は大丈夫か?」とか気にしなくていい。 スポンジボブとパトリックがゲスト実況・サンディらが現地リポーターとして務めた。 さらに試合開始前には原作でスポンジボブらが「バブルボウル」のハーフタイムショーに出演し、ボブの得意な歌「Sweet Victory」を演奏するというエピソードをまさかの公式の「スーパーボウル」で再現するというパフォーマンスを行った。 「スポンジボーブ!早く追記・修正するガニ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スポンジボブ ズボンは四角 -- 名無しさん (2013-12-01 01 30 30) のどが カラッカラ! -- 名無しさん (2014-01-09 16 04 31) キェェェェェェァァァァァシャベッタァァァァァァァァァァ!!!! -- 名無しさん (2014-01-09 16 06 03) これサイコー! -- 名無しさん (2014-07-17 21 22 08) 海から出ると実写になるのが面白い -- 名無しさん (2014-07-18 05 31 23) サンディの家(地上と同じ環境)に行ってスポンジボブとパトリックがカラッカラになるお話を覚えてたから映画の話には驚いた‥‥!ホントの地上は別なのか? -- 名無しさん (2014-10-05 21 49 37) ナンバープレートのMEAN2Uってなんだ?(フジツボマンがグレる話の奴なんだが -- 名無しさん (2014-12-05 12 41 48) 子供の頃好きで見てて最近再放送見てるけどかなりのマジキチアニメだな・・・ -- 名無しさん (2015-09-15 14 59 59) 面白い作品 -- 名無しさん (2016-10-14 14 58 01) パトリックは谷育子さんが演じていた時は独特の世界観を持つ変人って感じで、今のかぬかさんだともっさりした馬鹿って感じの印象だな。 -- 名無しさん (2019-03-13 10 00 22) なんでカーニさんとイカルドだけ日本語名を和訳したのか -- 名無しさん (2019-03-13 10 13 24) RIP SLYMEと小栗旬がゲスト声優で登場する特別編が好き。 -- 名無しさん (2020-07-19 16 40 22) 劇場版三作目には、キアヌ・リーヴスが出演 -- 名無しさん (2020-09-04 17 05 12) プランクトンは千葉繁さんのほうが合ってると思う -- 名無しさん (2020-09-04 17 27 51) Did you say chocolate??(チョコレートって言ったか?)っていうセリフが気に入っている俺はどうしたらいいんだ -- どっかの名無し (2021-05-05 14 08 38) 『名はスポンジボブなので「ボブ」と呼ぶのは間違い』ってあるけど、ボビーの愛称がボブだったりするから、スポンジボブの愛称がボブでも間違いではないのでは・・・?『名はスポンジボブなので「スポンジ・ボブ」と区切るのは間違い』なら分かるけど -- 名無しさん (2021-08-05 11 49 39) 「○○hours later」の素材の元ネタ -- 名無しさん (2022-08-08 03 03 26) 爆炎の描写は基本的にキノコ雲なアニメ -- 名無しさん (2023-02-03 17 57 52) 歌詞『黄色いスポンジあなただけ』だと思ってた -- 名無しさん (2023-04-22 18 36 07) スポンジボブとウマ娘って接点があるのか…? -- 名無しさん (2023-09-08 22 28 48) キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!! -- 名無しさん (2023-10-25 08 57 10) 本編見るまでは日用品を擬人化したアニメかと思ってた -- 名無しさん (2023-12-19 15 13 40) 結構ブラックなのに、日本ではEテレで続いてるのが不思議。 -- 名無しさん (2023-12-24 11 15 23) イカルドの吹き替えは、当初は今は亡き永井一郎氏が演じてたのかと勘違いしてた。特に「エイプリルフール」のエピソードでパトリックを𠮟りつけた時の声が波平っぽく聞こえたからなぁ -- 名無しさん (2024-04-03 16 01 30) 名前 コメント
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語り部:ベアトリス・マクスウェル エーテル能力―― 星から排出され、有機無機の関係無く、全ての物質に内包される未知のエネルギー。通称エーテル。 そのエーテルを自らの意思で自在に操って、殺して、壊して、踏み躙る事だけに特化した異能の力。 力を持たない人間……無能力者は私達、エーテル能力者を恐れる。 そして、力の低い低級能力者は力の強い、上級能力者を妬む。 誰もが恐れ、羨む異能の力……こんな力が宿ったせいで、私の全てが狂った。狂わされた。 この力は未来を切り開く力なんかじゃない……ただ絶望と、死を広げるだけの狂った力。 こんな能力があるせいで、何もかも全部、みんな、みんな、私の前からいなくなってしまった。 パパ、ママ、庭師のライコフ、メイドのアリエッタ、コックのサントス、ペットのロッソ、親友のリズ。 命以外の全てを失ったあの日から三年―― ただ死んでいないだけの無意味な命を守るために、私は私以外の他人を踏み躙り続けて来た。 今日も、明日も、明後日も、来週も、来月も、来年も、死神の鎌が私の首に振り落とされる日が来るまでずっと、きっと…… だって仕方が無い。理不尽に抗う術は無く、反抗する力も無いんだから、殺されないように殺すしか無い。 私のせいで、大好きだったあの人たちはみんな死んじゃった。死んじゃった人たちのためにも私は死ねない。 ――ソレハ、ゼンブウソ――タダノ、イイワケ――ワタシハ、シヌノガコワイ――シニタクナイ―― 嗚呼、何て私は醜いんだろう。何て私は情けないんだろう。何で――私は弱いんだろう。 帝国なんか怖いだけで思い入れなんて無いし、共和国に怨みがあるわけじゃない。 地球人類の統一なんてどうでも良い。幸せだった、あの日を返して。 ――お願いします。返して下さい。 帰ってこない穏やかで幸せな日々――それを奪い取る側の立場になったくせに返してだなんて都合の良い話。 自分勝手で何が悪い? 望んで何が悪い? 自分勝手な事を考えても、望んでもどうせ手に入るわけが無い。 せめて、心の中で都合の良い未来を妄想して何が悪い? 悪くない。悪いはずがない。 悪いのだとしたら、どうすれば良い? 無謀にも抗えば良いの? それとも死ねば良いの? ――ふざけるな。フザケルナ。フザケルナフザケルナフザケルナ―― 自分がやっている事が悪い事くらい最初から分かっている。 だけど、抗えるものなら抗っている。抗えなんて簡単に言わないで。 じゃあ、死ねって? 死ぬのが怖いって何度も同じ事を言わせないで欲しい。 怖いから、優しい妄想を思い浮かべるしか残されていないんだから、それに縋って良い筈。 みんな同じ。みんな同じように奪われて、同じように絶望したのに……何で、あの人はみんなと同じじゃないんだろう? 人間狩りに襲われて、目の前で親しい人を多くの人を殺されて、圧倒的な力で抑え付けられたのに何で折れないの? 何で反抗しようとするの? 何で戦えるの? その身に宿るエーテル量は私と同程度、戦いに関しては素人で私よりもずっと弱い。 なのに私の事を同情してくれた、理解しようとしてくれた。私と違う。 エーテルナイトの存在すら知らなかった癖に陸戦騎を奪い取って、簡単に起動させた。 そんな能力者を見た事も無ければ、聞いた事も無い。私たちと全然、違う。 無駄なのになんで? なんで違うの? ――嗚呼、どっちにしても私に殺されるから、なんでなのか聞く事も出来ないのは少し残念。 あの人が差し伸べてくれた手は救いだったのかも知れない。 なのに、それを振り払ってまで、妄想の世界に救いを求めている自分の弱さが嫌になる。 誰か、この世界から私を助け出して……私に気付いて……私はずっと此処で泣いている……! 機神幻想Endless 第二話 エーテルナイト スクレイル帝国本土から遥か南方の広大な海に浮かぶ、七つの小島。通称セブンス。 文明と、時代と共に三国が引き起こした戦争からさえも置き去りにされた楽園。 だが、その楽園も一世紀遅れで惨劇の時を迎えた。 女、子供、老人、病人、怪我人の区別無く、命ある者は全て惨殺され、まるで絨毯の様にその残骸を大地に広げていた。 どれが誰の残骸なのかも定かで無い程の死界。気が狂いそうになるような惨状に人々の無念がセブンスの大空を茜色に覆い尽くした。 そして、この世の地獄と化したセブンスに四つの醜悪なオブジェクトが屹立していた。 セブンスのエーテル能力者と“交渉”するために派遣された人型機動兵器。 スクレイル帝国の主力兵器、エーテルナイト。その一号機、陸戦騎である。 尤も、四機の内一機はセブンスのエーテル能力者、閼伽王によって奪取されている。 最早、交渉の余地など何処にも無く、後は誰が死んでセブンスの土になるか、誰が生きてセブンスから出て行くかを決める為に殺し合うだけだ。 帝国兵が駆る三機の陸戦騎は脚部のローラージェットからエーテル光を放ち、砂塵を巻き上げながら油断無く、閼伽王を包囲した。 エーテルナイト乗り――エーテルライダーとしての経験は素人同然だが、帝国兵達は閼伽王に対して一切の油断も無く、侮りもしない。 本来、陸戦騎のカラーリングはカーキ色だが、閼伽王が奪取した陸戦騎は乳白色に染まっている。 特別仕様に塗装したのでは無い――ある意味、それでも間違ってはいないが、塗料を使って色を変えたのでは無い。 エーテルナイトにエーテルを使用するという性質上、力の強い能力者が搭乗すると、搭乗者のエーテルの色に染まる事がある。 乳白色に染まった閼伽王の陸戦騎。その白濁の色こそが閼伽王のエーテルの色であり、強い力を持つ能力者であるという事を示している。 能力者としての力量は閼伽王の方が遥かに上。その厳然たる事実が彼等から慢心を完全に奪い取っていた。 だが、愛機と共に幾多の死地を踏破して来た実績、三対一という数の利が彼等の表情から悲観の色を打ち消していた。 それに閼伽王が優れた能力者であるとは言え、その能力をエーテルナイトに生かせられるか如何かは別の問題だ。 相手を侮らず、油断せず、慢心せず。さりとて、恐れ過ぎる事無く、三人の帝国兵は一撃必殺の機を虎視眈々と狙う。 竜巻の様な高速旋回。迫り来る津波の様に間合いを詰めたかと思えば、何の行動を起こす事も無く、引き潮の様に間合いを広げる。 間合いの定まらない、その動きは包囲した者に疑心と、焦りを呼び、集中力を磨耗させ、精神力を削り取る。 ――その筈だった。 「こっちは既に右の頬を殴り飛ばされてんだ! 兆倍にして返してやんよォッ!!」 猛る怒りで、冷静な思考力を失った閼伽王に、帝国兵達の動きなど意識に無い。 閼伽王にあるのは、平穏を乱した輩が不愉快で仕方が無い。だから、ブチのめす。徹底的にブチのめす。ただ只管、ブチのめす。 精々、その程度の事しか無く、相手の意図など気付きもしない。 三機の陸戦騎が間合いを詰めた瞬間、閼伽王は白濁のエーテルを背に、弾丸の如く帝国兵の陸戦騎へと肉迫した。 警戒も、躊躇も、恐れも、迷いも無く、抜刀すらせずに拳一つ構えて、砂塵を巻き上げながら一直線に駆け抜ける。 彼等はその様を見て、閼伽王の事を一つの事しか考えていないが故に、迷いも恐れも無い。だからこそ質が悪いと評した。 そして、その評価は概ね正解。と言うよりも、今の閼伽王に余計な思考を差し挟む事が出来るだけの余裕は残されていない。 コクピットと一体化したエーテルジェネレーターが、閼伽王に流れるエーテルを喰らい尽くさんと貪欲に奪い取る。 陸戦騎を操る際に消耗するエーテル量は普段能力を使う時の比では無く、まるで血液ごと抜き取られていく様な虚脱感が全身に圧し掛かって来る。 だからこそ―― 「秒殺されちまいなァッ!!」 咆哮と共に力強い足取りで大地を蹴り抜き、閼伽王は迅雷の如く勢いで正面の陸戦騎に追走する。 それを迎え撃つ帝国兵は閼伽王の陸戦騎に向き直り、腰部にマウントされた強化セラミックソードを引き抜き、斜に構えて攻撃に備えた。 更に閼伽王の背後に回った二機の陸戦騎が強化セラミックソードから水飛沫の様なエーテル光を迸らせ、閼伽王を両断せんと駆け抜けた。 それでも、閼伽王は背後から迫り来る二振りの斬撃を意に介する事無く地を蹴った。 そして、閼伽王の拳が正面に捉えた陸戦騎に炸裂すると共に、頭部への縦一文字、腰部に横一文字、二つの剣閃が閼伽王に喰らい付いた。 閼伽王が放った乳白色のエーテル光を纏った拳打は盾代わりに構えられていた強化セラミックソードを圧し折り 閼伽王に放たれた剣閃は拳同様、装甲表面を満遍なく覆う乳白色のエーテル光に阻まれ、かすり傷一つ付ける事が出来ないでいた。 エーテルナイトは搭乗するエーテル能力者の能力を増幅し、その性能を何倍にも発揮するという性質を持っている。 そして、エーテル能力はより強いエーテルによって打ち滅ぼされる。それがルールであり、摂理である。 それまでに彼等がやってきた数の暴力を質の理不尽で捻じ伏せるというものを、そっくりそのまま閼伽王に返されたのである。 「くぅぅぅたぁぁばれぇぇぇぇぇぇぇッ!!」 帝国兵の硬直は一瞬。だが、その刹那の瞬間を無限に拡張するのがエーテル能力者という存在だ。 刹那の瞬間が無限ならば、最早、目の前の障害などただの案山子でしか無く、案山子を相手に技や構えなど無用、純粋な力が一つあれば事足りる。 閼伽王は逆手に引き抜いたセラミックソードを目の前の案山子の股間から斬り上げた。 閼伽王の怒りが込められた烈火の如き苛烈な一撃は、エーテル震となって空間を蹂躙し周囲を轟音で包み込んだ。 エーテル震が鳴り止むと同時に閼伽王の一撃で、へしゃげた強化セラミックソードごと一刀両断にされた陸戦騎が地面に崩れ落ちた。 その断面は滅茶苦茶に湾曲し、切り裂かれたと言うより力任せに捻じ切ったような有様ではあるものの 電光石火の早業は陸戦騎に乗る帝国兵に断末魔の声すら上げるどころか、自らの死を知覚する暇すら与えていない。 「まずは一機……ッ!?」 閼伽王が意気揚々と声を張り上げると共に分断された陸戦騎から分断された陸戦騎から爆轟が巻き起こり、密着状態にあった閼伽王を弾き飛ばした。 生命や物質が崩壊する際に発生するエーテルの突風――エーテルバーストと呼ばれる現象である。 本来ならば周囲に影響を及ぼす事は無く、エーテル能力者ですら意識を傾けなければ知覚するのも困難なのだが エーテルナイトの力で増幅されたエーテル能力と同様、エーテルバーストもまた増幅され、爆轟となって閼伽王を襲い掛かったのである。 閼伽王にとっては災難だが、帝国兵にとっては状況を打破する千載一遇の好機。 そして、エーテルナイトが破壊された際に発生する強烈なエーテルバーストの事を熟知している帝国兵達は 既に安全圏に離脱し左手に空間が歪曲する程の高密度のエーテルを収束していた。 エーテルを纏った陸戦騎の左手首の手甲がスライドし、排煙と共にエーテル発生装置の姿が露になる。 そして、発生装置から三叉槍の様な刀身が形成され、空を引き裂く甲高い音と共に閼伽王に向けて放たれた。 「ッざけてんじゃねぇぞ!!」 やぶ蚊の様に飛び交う二つの飛刃を紙一重の所で身を捩って避けると、鋭く尖ったエーテルの刀身は墓標の様に大地に深々と突き立ち、その動きを止めた。 だが、閼伽王が一息吐いたのも一瞬。 武装名、エーテル制御式ショットランサー。 エーテルによって形成された刀身を持ち、エーテルによって制御される無線遠隔攻撃装置である。 その名が示す通り、エーテルによって形成された不可視の腕に地面から引き抜かれ、再び、勢いを取り戻して閼伽王に襲い掛かる。 立ち上がる暇も無く、地面を転がりながら乳白色の装甲を泥で汚しながら、必死に逃げ惑う閼伽王を嘲笑うかの様にエーテルによって制御されたランサーは 常に最高速度を維持しながら、慣性を無視した軌道で獲物を狙う蛇の如く閼伽王を確実に追い詰めていく。 「しゃらくせェッ!!」 逃げ続けていては埒が開かないと、フラストレーションを溜め込んだ閼伽王は、怒声と共に背中のバネを使って宙を舞う。 その瞬間、ショットランサーの軌道が変わり、閼伽王を刺し貫かんと二条の閃光が空を走った。 そして、閼伽王が装甲全体を補強すると同時に二本のショットランサーが陸戦騎の両肩に突き刺さる。 閼伽王は生唾を飲み込むと同時に機体全体に回したエーテルを両肩に収束し、損傷を最低限に押さえ込むんだ――というのが閼伽王の目論みだった。 だが、閼伽王がエーテルを操作するよりも早く、両肩を捉えたショットランサーは間抜けな音を立てて地面を転がった。 「ああ?」 決死の覚悟とは裏腹にあまりにも間の抜けた結果に閼伽王は肩透かしを食らったような表情を浮かべる。 不発か? 否――帝国兵が企てた計略は、ほぼ完成していると言っても良い。 ただ閼伽王の意識をショットランサーに向ける。それも可能な限り長く。それが彼等の目的だった。 陸戦騎が弾き飛ばされる程のエーテルバーストに驚き戸惑った閼伽王が、愚直な怒りさえも忘れた事を帝国兵達は見逃さなかった。 そこで思考を乱した閼伽王に感知されるだけの膨大な量のエーテルを収束し、その警戒心を煽る。 案の定、閼伽王は膨大なエーテルの収束直後に放たれたショットランサーが一撃必殺の威力を持つエーテル兵器であると誤認した。 だが、事前行動とは裏腹にショットランサーに込められたエーテルは、発動に必要な最低限度の極僅かなエーテルのみ。 クラス分けされる程に差がエーテル能力者を相手に、不利を覆すのは並大抵の事では無い。 ましてやセラミックソードの直撃にも耐え得る閼伽王を相手に、ショットランサーでは威力不足であるのは彼等にとっても承知の上の事だった。 それでも、彼等に撤退の二文字は無い。何故なら、その不利を覆すだけの威力を持った兵器が陸戦騎に装備されているからである。 エーテルキャノン――搭乗する能力者のエーテルを物理的な破壊衝動に変換し撃ち出す、陸戦騎に装備された唯一のエーテル兵器である。 能力者の力量に大きく影響される上、発射準備にかなりの時間を要し、能力者に与える負担も決して無視出来ない程の物だが 大きな代償と引き換えに、大半の戦闘兵器を一撃で消滅させて有り余る圧倒的な火力を誇り、正しく切り札という形容が相応しい兵器である。 そして、帝国兵の思惑通り、閼伽王が長々とショットランサーに気を取られていた隙に、悠々とエーテルキャノンの発射準備を終える事が出来ていた。 陸戦騎の左腕に収束されていた膨大なエーテルはエーテルキャノンの砲口に飲み込まれ、二機の陸戦騎の姿を陽炎の様に揺らめかせた。 次の瞬間、無音の光芒が二条の閃光となって閼伽王の心臓を喰らい尽くそうと獣の様に宙を駆ける。 刹那――視界がセピア色に染まり、閼伽王は流れる時間が遅くなっていくのを感じた。 (どうせ殺るなら一思いに一気に殺りやがれってんだ……!) 時間の流れが遅く感じられても、自分の動きが早くなったわけでは無い。 ゆっくり――ただ只管、ゆっくりと眼前に迫り来るエーテルキャノンの弾光に閼伽王は内心で悪態を吐いて、破壊衝動の波に呑み込まれた。 だが、帝国兵の表情に喜色の色は無く、エーテルキャノンの再チャージを開始する。 エーテルナイト同士の戦いが始めてという事もそうだが、力が増幅された上位能力者との差が大きく広がっている事を嫌という程思い知らされた直後である。 既に彼等の頭の中では、今の攻撃で閼伽王を撃破出来ていなかった場合の対応策が頭の中で練られ始めていた。 そもそも、撃破出来ていない事はエーテルバーストが発生していない事からも明らかであった。 良くて虫の息。最悪の場合、無傷で反撃の機を伺っているという可能性も充分すぎる程に考えられる。 もしも、これで閼伽王が無傷だとしたら、必殺の機会を逃した彼等に勝ち目は無くなったと言っても良い。 今の一撃が彼等に出せる最大の一撃で、何をどう足掻いても先程以上の威力を出す事も、奇襲を仕掛けるのも困難だ。 何の脈絡も無く、唐突にBクラスのエーテル能力者にクラスアップすれば話は別だが、そんなに都合の良い話は滅多に無い。 そして、恐れていた最悪の事態が起ころうとする兆しが見え始め、彼等は思わず息を呑んだ。 セブンス全体を覆い尽くす程の急激なエーテルの高まり。大地から立ち上る、乳白色のエーテル光。 これが閼伽王から放たれているエーテルである事は把握出来るものの、閼伽王の気配は愚か、陸戦騎の姿すら何処にも見えない。 エーテルの出所を探ろうにも閼伽王のエーテルはセブンス全体に満遍なく、均一に広がっており、何処にでも居るような錯覚を起こしそうな程であった。 一回り近く年下の上官に縋り付きたくなる様な気弱な感情を必死に押し殺し、二体の陸戦騎は無言で背中合わせに立って全周囲を警戒する。 だが、一度自覚した恐怖を容易く払拭出来る筈も無く、背後から閼伽王が剣を振り被っているのではと根拠の無い疑心を抱く始末だった。 恐怖を自覚出来る程度には冷静なのだと自身を言い聞かせ、押し潰されかけた自らの意思を奮い立たせようとするが、その思考こそが恐怖に屈した事を意味する。 現に恐怖に破れたが故に彼等のすぐ傍で息を潜めている閼伽王に気付く事が出来ないでいたのだから。 「間一髪って奴かぁ? マジで死ぬかと思ったぜ……流石に年がら年中戦争やってる兵隊サンは場慣れしてやがんぜ」 閼伽王は陸戦騎のコクピットの中で冷や汗を拭う様な仕草をして深い溜息を吐いた。 「けど、使い方は把握した! 一方的にぶん殴られんのは終わりだ、な?」 必要以上にエーテルを膨張させ、帝国兵の恐怖心と、警戒心を煽り、検討違いの方向を警戒させる。 そして、湧き水の様に溢れるエーテルで砲弾を鋳造し、思考の海に浮かぶ砲身へと装填し、錆付いた撃鉄を火花と共に引き落とす。 照準を合わせる必要は無い。三者の距離は殆ど零距離。外しようが無い。 「ブッ飛べェェェェェェェッ!!」 閼伽王の咆哮と共に二機の陸戦騎の足元に亀裂が走り、その破片を押し上げるように乳白色の巨大な光芒が天を貫いた。 そして、光の昇天に呑み込まれた二機の陸戦騎が爆散し、大規模のエーテルバーストを引き起こした。 「畑弄りに能力を使っていたのが、こんな所で役に立つたぁな……世の中、何が役に立つか分かりゃしねぇな」 閼伽王は得意気な口振りで、地中から飛び出し、地表へと降り立った。 エーテルキャノンに飲み込まれる瞬間、閼伽王は足元の地面を溶かし、地下へと逃れ、帝国兵の足元という絶好の射撃ポジションを確保していたのだった。 セブンスに流れ着いて三年。途切れる事無く、能力を使ってセブンスの畑を耕してきた閼伽王にとって地質を操る程度、造作も無い。 それでも、気を抜ける様な状況では無い。セブンスに降り立ったエーテルナイトは四機。そして、始末した帝国の能力者は四名。 そして、セブンスに訪れたエーテル能力者は五名、後一人。セブンスの人間狩りを指揮するエーテル能力者―― 「ベアトリス……何処に行った……?」 一方、ベアトリスはアルトールの小屋から一歩も動かずに閼伽王の戦いを眺めていた。 同格の力を持つとは言え、つい先程、エーテルナイトの存在を知ったような物知らずが陸戦騎を帝国兵から奪取し 何の訓練も受けていないにも関わらず、容易く、陸戦騎を起動させ三人の帝国兵を撃破。 「そんな捕縛対象、見た事も聞いた事も無い……アイツが共和国に渡ったら、帝国は困った事になる……」 少数で戦火を広げ、戦渦を巻き起こし、戦果を得る力を持つ、エーテルナイトの台頭により帝国は圧倒的な力を身につける事が出来た。 それに対する共和国は技術力で帝国に遅れを取っているものの、潤沢な資源、物資、物量だけで帝国と拮抗出来るだけの力を持ち合わせている。 初期量産型の陸戦騎など帝国にとって人間狩りの部隊に宛がうか、廃棄処分して再利用する程度の価値しか無い。 だが、閼伽王が陸戦騎を手土産に共和国へと流れ、大量生産などされでもしたら帝国には打つ手が無くなる。 ベアトリスにとって帝国がどうなろうと知った事では無いが、そうなった場合、彼女に科せられる処遇は――ベアトリスは考えたくも無いと首を振った。 「おいで……」 その小さな呟きに応え、空の彼方から風を越え、雲を突き抜け、天空を自在に舞う第二の騎士がベアトリスの前に降り立った。 姫君に頭を垂れる騎士の様に肩膝を付いて、ベアトリスの搭乗を待つエーテルナイトは細身のシルエットをしており、陸戦騎の様な質実剛健さは無い。 だが、搭載されたエーテルジェネレーターは、陸戦騎に搭載されている物よりも遥かに大容量で、エーテルの循環効率に優れている。 更に血管の様に張り巡らされたオリファルコンの含有量は、陸戦騎の二十パーセント増で、搭乗する能力者のエーテルを余す事無く生かすことが出来る。 Bクラス以上のエーテル能力者の中でも、一際優れたエーテルライダーに支給されるエース専用エーテルナイト―― 「行くよ、空戦騎」 ベアトリスがコクピットに乗り込み、自身のエーテルを流し込み循環させると迷彩模様の空戦騎の装甲が深緑に染まり、額の単眼が深緑の光を放った。 背中のドラム缶の様な形状の二基のブースターから深緑のエーテル光を迸らせ、その名が示す通り空へと飛翔する。 そして、左腕に携えた長槍、強化セラミックランスを構え、閼伽王へと落雷の様に肉迫する。 「そのエーテルはベアトリスか!?」 雷光の如く勢いで急接近するエーテルを察知した閼伽王は、振り向き様に叫びながら剣を水平に振り抜いた。 間一髪――背後から陸戦騎を貫かんとしていた長槍は閼伽王の剣に阻まれ、火花を散らしながら陸戦騎の左肩を掠めた。 硬直する両者。閼伽王はベアトリスが二の手を使うよりも早く、更に一歩深く踏み込みながら、一刀両断にせんと縦一文字に剣を振り落とす。 「やっぱり、騎士の能力者を相手に格闘戦は不利……」 ベアトリスは臆するわけでも無ければ、口惜しげにするわけでも無く、淡々と述べながら残像を残して、斬撃の間合いから逃れる。 「逃がすかよッ!!」 閼伽王の叫び声と共に浮遊していたショットランサーが疾風を切り裂き、空戦騎に襲い掛かる。 「でも、騎士の能力者が魔弾の能力者に飛び道具を使うのは無謀――」 空戦騎の右腕に構えられたエーテルライフルに深緑のエーテル光が収束され、ショットランサーを飲み込んで尚、陸戦騎を穿たんと疾駆する。 「チッ……騎士だの、魔弾だの意味分かんねぇっての!」 閼伽王は吼えながら脚部のローラージェットから、乳白色のエーテル光を吹かしながら、空戦騎の銃撃を避け続ける。 怒鳴ってみせたは良いが、閼伽王の内心は焦りの色が見え初めていた。空戦騎の機動力は陸戦騎を遥かに圧倒している。 その上、空に逃げられたら陸戦騎には追撃の手段が乏しいのにも関わらず、空戦騎のエーテルライフルのチャージ時間は無いに等しい。 「対抗する手段はコイツだけか……」 左肩のエーテルキャノン。陸戦騎を一撃で葬り去る程の威力を持つが、チャージに時間がかかり過ぎる。 エーテルライフルを避け続けながら、チャージを完了させる事が出来るのだろうか? 両者の能力者としての力は同程度。一撃で仕留められる程、容易い相手なのか? 「まあ……知った事じゃねぇよなァッ!!」 一々、考えていては知恵熱を起こして脳が壊死してしまう。そして、閼伽王は自分の頭で考えても結果に繋がらない事を自覚している。 だからこそ、取り合えずやってみれば良い。なる様になるだろうという短絡思考で、迷う事無く動き出す事が出来る男なのだ。 閼伽王はローラージェットから出鱈目な軌跡を描きながら、空戦騎から断続的に放たれる銃弾を避け、エーテルキャノンのチャージを開始する。 「初めてでよく粘る……でも、もうこれまで」 「勝手に決め付けてんじゃねぇ! 俺はお前等なんざとは違うんだよォッ!!」 「そうだね……本当にそう思う。能力もだけど心も強い。此処まで歯向かえる能力者と出会えたのは初めて。 でもね、私も死ぬのが嫌だから……私が生きるために死んで……私から逃げる事が出来ても、もう道は無い」 「勝手に決め付けて、勝手に諦めて、勝手に帝国なんぞに負けてんじゃねぇ! 死ぬのが嫌なら歯ァ食い縛って死に損なえ! 先に道がねぇんなら、テメェで切り開け! テメェに宿ったエーテル能力は何だ! ただの貧乏くじか! テメェより弱い奴を殺す力か! それとも何か! テメェより強い奴に尻尾ふる力かよ! そんな奴等を相手に誰が逃げるかよッ!!」 「五月蝿い! 何も知らないくせに……!」 「自分の事を知らせようともしねぇ他人の事なんざ知るか! 辛いんだったらなぁ! 辛いから助けてくれって腹の底から叫んでみせろ! 勝手に絶望して、勝手に塞ぎこんで、勝手に自己完結してんじぇねよ、馬鹿餓鬼が! 心を殺さなくたってなぁ! 道なんざいくらでも選べんだよッ!」 そして、閼伽王は陸戦騎のローラージェットを停止させ、その動きを止める。 左肩のエーテルキャノンの砲口には乳白色のエーテル光が球状に収束され発射されるその時を今か、今かと待っている。 「ベアトリス。これで最後だ。俺は進むべき道を見つけた。お前はどうする?」 ベアトリスは閼伽王の問いかけに対し、エーテルライフルを下ろして応えた。 「私に同情してくれるって、私の言う事なら何でも聞くって言ってくれて……私の事を理解しようとしてくれてありがとう。 今も私を救い出そうとしてくれてありがとう……私と同じ立場なのに……本当に嬉しかった……」 「ベアトリス……」 ベアトリスの空戦騎が纏うエーテルが苛烈な物から穏やかな物へと変わり、閼伽王の表情が柔らかくなる。 「でも、ごめん」 ベアトリスのエーテルは穏やかでありながら、静かに研ぎ澄まされた殺気へと変貌し、ライフルの銃口には空間が歪んで見える程の高密度のエーテルが収束されていた。 「これが私の選んだ道……後には引けない。だから……さようなら」 ベアトリスにとって閼伽王の言葉はあまりにも甘美な猛毒の様なものだった。後一つ、小さく些細な切欠があれば帝国を棄ててしまいそうになる程の。 だから、ベアトリスは張り裂けそうになる想いを殺意で押し退け、言の葉を銃弾に変えて、閼伽王と共に行く道を撃ち貫いた。 「馬鹿餓鬼が……!」 閼伽王はこれ以上の説得は無意味だと悟り、空戦騎から放たれる光弾を飲み込む程の巨大な光芒を放った。 「本当にごめん……そして、騎士の能力者が、飛び道具で魔弾の能力者に戦いを挑むのは無謀だと言った」 光芒と光弾が衝突する寸前、光弾はその軌道を変え、光芒を縫う様に駆け抜け、陸戦騎のエーテルキャノンを破壊する。 そして、空戦騎へと迫る光芒にベアトリスは眉一つ動かさずにエーテルライフルを構え、光弾では無く、光芒を放つ。 空戦騎から放たれた光の柱はエーテルキャノンの光芒ごと、一瞬にして閼伽王の陸戦騎を飲み込んだ。 巨大なクレーターを穿たれ、セブンスから平穏な日々を謳歌していた島民達の痕跡が消滅し クレーターの中心地では、装甲を欠落させ、満身創痍の体となった陸戦騎が膝から崩れ落ちた。 とは言え、行動不能に陥っただけで閼伽王自身の死には程遠く、ベアトリスは感心の中に苛立ちを含ませた。 だが、それも此処までだ。ベアトリスは躊躇う事無く、エーテルライフルの銃口を陸戦騎のエーテルジェネレーターに向ける。 「バイバイ……嫌いじゃなかったと思うよ」 そして、ベアトリスが無感情にトリガーを引こうとした、その瞬間――空戦騎の右肩が爆発を起こした。 「エーテル攻撃……!」 陸戦騎が戦闘不能に陥った今、ベアトリスの空戦騎にエーテル攻撃を仕掛けられる相手は限られている。 と言うよりも空戦騎に攻撃を仕掛ける命知らずなど一陣営しか存在しない。 「共和国の戦闘航空機……今なら勝てると思ってるんだ……随分と甘く見られている」 ベアトリスが戦いに身を投じるようになって三年。閼伽王の様な敵と戦うのは初めてだったが、空を覆い尽す共和国の部隊と対峙してみて分かった事がある。 「他人の命なんて軽いくらいで丁度良い……」 自分を理解しようとして、必死に声をかけてくる閼伽王を撃った時の気分は最悪以外の何物でも無く、後ろめたさしか残らなかった。 だと言うのに、自分に殺気を向ける共和国の兵に向けて放つエーテルライフルのトリガーは何と軽い事か。 「だから……殺してあげる」 四機の陸戦騎を失った上に捕縛対象の閼伽王は死んだも同然。せめて、共和国の一部隊くらいは滅ぼしておかなければ割に合わない。 ベアトリスの呟きと共に空戦騎からエーテル光が放たれ、空を深緑に染めると同時に共和国の戦闘航空機――ズィーダーは一斉にエーテルキャノンを発射する。 刹那――ベアトリスはエーテルキャノンの弾道、弾速を読み取り、迫り来る弾幕に真正面から飛び込んだ。 そして、砲撃の軌跡が空戦騎の肩や脇、腰の隙間を、紙一重の所で通り抜けていくのを尻目に航空機部隊の中心に躍り出た。 一斉に散開しようとする戦闘航空機の中から、僅かに逃げ遅れた者がセラミックランスをコクピットの中に叩き込まれ、ズィーダーの中で木端微塵に弾け飛んだ。 更に空戦騎は錐揉みしながらエーテルライフルのトリガーを引き、放射線状に光芒を放ち、敵部隊の半数を撃墜し、速度重視の弾丸を鋳造し三連射。 何と無く逃げ足が遅い気がする――曖昧な判断基準で選ばれた敵は必死に回避運動を取ろうとするが、光弾はその軌道を自在に変え、猟犬の様に追い立てる。 そして、光弾を振り抜き、雲を抜けた瞬間、ズィーダーのキャノピーに差す陽光が、暗い影に覆われて途切れ――パイロットの意識は途切れた。 「この程度で私に挑むなんて、とんだ馬鹿……」 ベアトリスの表情から疲労の色は隠せないが、ズィーダーのエーテルキャノンでは脅威足りえるには程遠い。 エーテル兵器とは言え、エーテルジェネレーターで増幅されていなければ、通常兵器に毛が生えた程度の性能しか無いのだから。 それでも、共和国の兵士達は健気にもエーテルキャノンで必死に応戦しようとする。 ――強いエーテル能力は、より強いエーテル能力によって捻じ伏せられる 一斉に逸れた筈のエーテルキャノンの軌跡が鞭の様に撓りながら突如と軌道を変え、豪雨の様に空戦騎に降り注いだ。 閼伽王を撃った事による動揺、能力と性能差のある相手への慢心がベアトリスを窮地に追い込んだ。 「何……!?」 微弱なエーテルの中にその姿を隠していた禍々しいエーテルが急速に膨張し、深緑の空を白濁に染めていく。 だが、閼伽王は未だ陸戦騎と共に沈黙を保ったまま。閼伽王と同じエーテルの色を持ち、尚且つ、ベアトリスのエーテルを侵食する程の力の持ち主―― 「ドゥアーッハッハッハッハッハーイ!! どうよ、帝国の小鳥ちゃんよぉぉぉぉお!!」 「……気持ち悪。濃い、暑苦しい、汗臭い」 実際に顔を合わせたわけでは無く、ただの印象でしか無いが、その印象は概ね正解と言えた。 小麦色に焼けた肌は鍛え抜かれた筋肉で脂ギッシュにテカリを放っており、ズィーダーのコクピットの中で缶詰の様に抑え付けられている。 そして、顔はバナナの様に長く弧を描くように反っており、顎は二つに割れ、顔の半分程もあるのでは無かろうかという程の巨大な口に図太い眉毛。 鶏の鶏冠の様に立派にそそり立つ金髪のモヒカンはズィーダーのキャノピーで押し潰されていた。 これをベアトリスの言葉で簡潔に一言でまとめると―― 「不快」 「人の事を気持ち悪いだの不快だのとよぉぉぉお!! このAクラス能力者ワーグナルド・ミッテルシュナウダー様を舐めてんのかあああん!?」 「名前もウザいし、そもそも、聞いてない」 不快とは言え、Aクラスのエーテル能力者である事には変わりは無い。 そして、その実力はエーテルジェネレーターで能力を増幅していないにも関わらず、仲間の弾丸を操作し、空戦騎を追い詰めた事から察するに余る。 だが、それ以上に―― 「顔見てないけど、顔が生理的に無理」 ベアトリスは空戦騎のエーテルジェネレーターからスパークが迸っているのも無視して、侮蔑の言葉と共にエーテルライフルをマシンガンの様に連射した。 ワーグナルドは少女の声で自身を徹底的に否定され悲しみに暮れている所に銃弾を打ち込まれ、慌てて回避に転じる。 「あんまり手間ぁかけさせるなよォ? 大人しくソイツを渡せば、上には従順だったって報告出来るんでなァ!」 「こうも同じだと本当に嫌になる……」 つい先程の自分を焼き増したようなワーグナルドの言葉にベアトリスは不快感を露にした。 こんな不快な男と同じ言葉を発していた事に――閼伽王は今の自分と同じ気持ちになっていたのかと思うと―― 「……本当に不快」 「いい加減に黙れやァァァァァアア!! お前の言葉は地味に傷付くんだよォ!! そういう事を言っちゃダメって、ママから言われなかったんかぁ!? ああん!? 十八歳未満お断りなお仕置でもされたいんか、アアン!? 寧ろ、ヤんぞゴルアアアアッ!!」 「下衆」 ワーグナルドの怒鳴り声を一言で一蹴し、ライフルの銃口に収束したエーテルを散弾の様に拡散し、弾幕の網でワーグナルドを封じ込める。 「共和国のAクラス能力者ならミスの埋め合わせに丁度良い……私が生き残るために死んで……それに不快」 「まァだ言うか、この雌ガキャアッ!!」 空戦騎のライフルの銃口に深緑のエーテルが、ズィーダーのキャノンの銃口に乳白色のエーテルが収束され、まさに一触即発の状況。 そんな最中、空戦騎のコクピット内に新たな命令が届き、その命令内容にベアトリスは驚いた様な表情を浮かべた。 「現作戦及び、戦闘行動を破棄並びに中断。即時撤退命令……Sグレードの最優先命令……どう言う事……?」 だが、ベアトリスが疑問を差し挟む余地は何処にも無い。 どんな状況下にあろうとセブンスに放置されている四機の陸戦騎の残骸を放置してでも所属基地へと戻れ。それが、ベアトリスに下された命令である。 「エーテルナイトを棄ててでも戻って来い……帝国にとって私はまだ利用価値がある……まだ……生きていられる……」 「なァにをブツブツ言ってやがる!! ぶっっっっっ殺すぞぉぉぉぉああ!!」 「勝手に殺して、死んでいれば良い……下衆に付き合っていられない……」 ベアトリスは空戦騎を反転させ、空間が捻じ曲がりかねない程のエーテル震を巻き起こして、空の彼方へと飛び去った。 「暴言吐くだけ吐いて逃げんのか!? おおい!!」 ワーグナルドが叫び終わった頃には既に空戦騎の姿は芥子粒程の光点になるまで遠ざかっている。 追いかけようにも単機で帝国本土付近の海へと接近する程、無謀な男でも無い。 気を取り直したかの様な表情で、セブンスに穿たれた巨大なクレーターの中心地に横たわる陸戦騎を睥睨した。 「陸戦騎四機分の残骸に死に損ないのBクラスが一人か……」 セブンスのエーテル能力者、閼伽王の存在に気付いていたのは共和国も同じだったが、立地の都合上、帝国を出し抜くのは不可能だった。 其処でワーグナルドは、この事態を静観しつつも、彼の権限で動かせる兵力をベアトリス達に勘付かれない地点に配置させていた。 そして、セブンスで始まった戦闘は彼にとって非常に好都合なものだった。 閼伽王の手によって三機の陸戦騎が撃破され、閼伽王の陸戦騎も比較的綺麗な状態で撃破された。 彼等にとって一番厄介だった空戦騎と、ベアトリスは閼伽王との戦闘でエーテルを消耗し、精神状況も決して良好では無い所まで追い詰められていた。 残った陸戦騎の能力者も消耗状態。貴重なエーテルナイトのサンプルを手に入れる潜在一隅のチャンスが到来したというわけだ。 「空戦騎も欲しかったんだが……まあ、一先ずは成功だなぁーハッハッハッハァッ!!」 誰も為し得る事の出来なかったエーテルナイトの鹵獲。与えられる恩賞は如何程の物かを想像して、込上げる笑いを堪える事無く、大空に大きな笑い声を鳴り響かせた。 一方、帝国では―― 下士官の軍服に身を包んだ若い帝国兵が基地司令の執務室で、虚空に映し出された共和国の将官の立体映像と向かい合っていた。 「其方にエーテルナイトのサンプルと、野良を送った……G計画の進捗はどうなっている?」 「陸戦騎の鹵獲という切欠を得た今、長く見積もっても二ヶ月といった所だ」 「取り合えず、十機程完成させたら此方を襲わせろ。性能を確認しておきたい」 「了解した……相変わらず、随分な暴れようだな?」 帝国の下士官の背後には、帝国の将官や下士官達の骸が折り重なり、壁や天井には、おびただしい量の鮮血が飛び散り、あるいは滴り落ちていた。 「芝居に夢中になり過ぎる癖があってな。偶には塵を塵扱いしておかなければ、本当の自分を忘れそうになるのでな」 「……二ヶ月以内にGによる強襲を仕掛ける。そのつもりでいろ」 帝国の下士官は悪びれた様子も無く、おどけた態度で肩を竦めていると共和国の将官は呆れた口振りで通信を終了した。 「き……貴様……共和国のスパイか……!」 その一部始終を見ていた帝国兵が骸の山から這い出て、呼吸の乱れた荒い声を上げた。 自身の物か、それとも、他人の物かも分からないおびただしい量の血液に全身を染め上げた、その姿は地獄から現れた亡者の様にも見える。 「おやおや……すまんな」 スパイの容疑をかけられた帝国の下士官は、その様が無性に愉快だったらしく、目を細めて、口角を吊り上げ―― ――殺し忘れていた そして、紅い血肉が弾け飛び、新たに鮮やかな紅が執務室を塗り潰した。 【次回予告】 ヴィルゲスト共和国本土に運び込まれる四機の陸戦騎の残骸と、閼伽王。 遂に共和国はエーテルナイトの開発に大きな一歩を踏み出し、帝国に対し反撃の狼煙を上げた。 その最中、閼伽王は時代の影で、人を喰らう異形の群れと戦う学徒――君嶋悠との出会いを果たす。 機神幻想Endless 第三話 覚醒者 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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とある学校の校庭。 一人の少年が、横たわる。 ただ、そうはいっても何も寝ている訳ではない。 というよりも。 心臓にポッカリと穴をあけた状態で寝られる人間が何処にいようと言うのか。 帽子のつばを後ろに持ってきて、普段は少しばかり目つきの悪いその目を閉ざし、ゆっくり、ゆったりと意識を手放していく。 かさついた、乾いた砂の上に熱く紅い血をだらだらと垂れ流し、辺りを覆う。 赤黒く変色していく砂をただ、ぼんやりと見つめながらかれはただ最後に今までの短すぎる人生を軽く。 ほんの触りの部分だけ思いかいし、ふっ、と言った具合にぎこちない笑みを零す。 初めての相棒。 初めての捕獲。 初めての勝利。 初めての栄光。 初めての頂点。 思い返せば返すほど、満足の出来た人生だと実感できて。 その分ここで倒れていくのが残念他ならないが、それでももう過ぎてしまったことだった。 そもそもの話、今の彼には無駄な足掻きなど出来る状態でもない。 手で、一つの石ころを弱々しい握力で握る。 それは偶然にも整った球体となっており、モンスターボールを握り慣れている彼の手にはすっぽりと違和感なく収まった。 そんなことも今では微笑ましい限りで、せせら笑う限りで。 現実の重さを受け入れるしかなくて。 彼は最後に――――最期にこう思い、旅立ってゆく。 (―――――楽しかったなぁ) 無口な彼は、せめて心の中だけでもそう残して。 永遠なる眠りへと、旅立った。 最期、微かに開けれた瞼の向こうには、満天の星空が見えた。 ○ ○ ○ 彼、都城王土は六歳から一二歳までの七年間。 ひとり路上で生きていた。 泥水をすすり木の根を食べ、屑籠を漁りながら生きつつも。 だけど彼はそんな生活を恥じたことは一度もなかった。 なぜなら。 その頃には既に彼は己を王だと認めていたからだ。 他人の心を意のままに操る異能。 他人の個性を意のままに取り立てる異能。 世界を支配するためにあるとしか思えないそんなふたつの異常性(アブノーマル)を彼は使うまでもなく認識していて。 しかし彼はそれらを王としての資格ではなく、王としての試練だととららえていた。 『偉大なる俺はまずこの「支配」という異常性を支配しなければならない』 六歳の都城王土はそう考えたのだ。 間違ってもこの強大過ぎる力に溺れてはならない。 力に使われるようなことがあってはならない。 それは彼にとって義務ではなくもはや使命だった。 さしあたって彼は両親を捨てた。 ごく普通の一般人である彼らがもしも息子のそんな異常性を知ったならば、 それを、どう低俗に利用するか想像に難くなかったからだ。 家を出るとき少しだけ悲しかったけれど、しかしだからといって両親の心を操るなど彼の良識が許さなかった。 世界を平和にするため。 民衆を幸せにするため。 それ以外の用途で彼は己が支配性を発揮するつもりは一切なかったのだ。 だから地域の警察官に保護されるまでの七年間。 彼は自分の異常性を研鑽することのみに勤めた。 自分以外の誰一人実験台にすることなく、 自分以外の何一つ犠牲にすることなく。 イメージトレーニングだけで彼は独自の帝王学を築き上げたのだった。 あとは機会を待つだけだった。 人から保護されることができるほどにコントロール可能になった支配性を世に示す―――絶好の機会を。 そして、ついにその日が来た。 中学校の入学式。 話題の転入生として代表の挨拶を任された彼は、そここそ王の出発地と位置付けた。 『よりよく生きろ』 『家族と友を思いやれ』 『幸せになれ』 そんな命令を口にするつもりで都城王土は初めて言葉を口にした。 『 跪 け 。 』 ――――と。 なんのことはない。 七年間の努力やがんばりもむなしく、結局彼は己の異常性を支配することなどちっともできてなかったらしく。 むしろ笑えることに彼の方こそずっと異常性に支配されていたようで、 それから箱庭学園入学までの三年間。 都城王土がどこでどのように生きてきたかを知る者はいない―――。 そして、先日。 黒神めだかと言う人ならぬ『化物』は、彼を見つけた。 ○ ○ ○ 王土が目を覚ました時に広がった光景と言えば、何のことはない。 ホールだ。 広大なるホール。 余計な気飾りなど一切なく。 先ほどまで否応なく見せつけられた目隠しにより作られた漆黒とはかけ離れた純白な空間。 遠近感が狂う、と王土は少しばかり感じた。 だがそれも些細なことだった、と意識をはっきりとさせ視界を明瞭なものとさせた時、彼は気だるい身体を持ち上げる。 立ち上がり、睨みつける―――――眼前にいた男を。 「おい、貴様――――」 目の前にいた男に、言葉を放つ。 ただそれだけなのに威圧感を感じる。 王者の風格。 「―――この普通なる俺に一体全体何の用だ」 元、王者の風格が――――確かにそこに在った。 逆立つ金の髪は堂々たる元王たる彼の姿勢から放たれる威圧を増長させる。 普通(ノーマル)の人間であれば、そんな彼の姿を見ただけで恐れ退いたところでなんら不思議ではない。 むしろ自然な成り行きと言っても良いのかもしれなかいということをひしひしと感じるに至る。 だが、眼前にいる男。 ――――幅野遊馬は、依然として態度を変える予兆は感じさせない。 彼は黒色の落ち着いたサラサラとした髪を少しかきあげて、 全体的な色合いには少しばかり不格好に見えてしまう鮮やかな翡翠色をした瞳から――――王土とも負けずとも劣らずの眼光を突き刺す。 その双眸は凍てつくような冷たさを兼ね、微塵の容赦もなく王土の瞳を射抜いていく。 瞳の次は、その胸を、その手を、その腹を、その腰を、その足を、最後に戻るように首へと。 まるで観察でもしているかのように。 さながら精察でもしているかのように。 掻きあげた手のひらを、腰へと落ち着かせる。 そんな一挙一動から、王土はこいつの存在感と言うものを感じ取る、 不敵に笑うその端正な顔には、今までの明るさなどが一切消えてただただ威圧的な彼の姿を見て正体を理解するのにさほど時間はかからなかった。 そんな頃になって、ようやくと言った具合で遊馬は口を開く。 先ほどまでの態度とは打って変わり、あからさまに彼ら―――王土を見下した態度で口を開く。 「何の用かと問われれば野暮用と答えておく」 低い声。 されど透き通る聞き取りやすい声は王土に言葉を返す。 「別に貴様は喋らなくてもいい。むしろ喋ったら消す。ていうか今のおまえは無力化されているはずだ。 つまるところおまえの『異常性』は今現在は俺達が奪取している。下手な抵抗は生の終わりを意味することをその身に刻みこんでおけ」 静かに淡々と。 あり得ないことを平気で呟く。 才能を奪うだの――――それこそ都城王土の本領である。 ただ事実として、王土は先ほどから実を言うと『異常性』をこの場に限り行使しようとしたが失敗している。 失敗と言うよりは不発。 約束を破ってまで『異常性』を行使したと言うのに、まるで成功の兆しが現れないのだから何とも言えない。 「そんな気張んなくてもいーよ。ていうか《この程度》で気張るんじゃこの先不安だぜ」 「ふはっ! いいだろう。元王たるもの貴様たちの様な普通なる俺は相手取ってやろう。それで要件とは何だ、言ってみろ」 「言われなくても言ってやる。指図なんかしてんじゃねー。でだ。俺の要件と言えば一言で済むんだがな」 王土は眉間に皺を寄せながら、あからさまに怪訝そうな表情を浮かべ、ただその話を静かに聞く。 悔しく惨めでこそあるが命の握られているのもまた事実。 彼はまだ―――死ぬわけにはいかなかったのだ。 だからこそ今は静かに耐え忍ぶ。 腕を組みながら堂々といた立ち振る舞いで彼の言葉を待つ。 一方で幅野遊馬といえば、やはり先ほど若葉美咲が隣にいたときとは態度を急変させたままである。 気だるそうに、されど様になる物腰を晒し続けながら言葉を紡ぐ。 「貴様、都城王土をこちら側のジョーカー係として任命したい」 そんな調子で、軽い調子で、シリアスさなど微塵も感じさせない語り口で発する言葉は、 確かに予想が出来た物でもあり、同時に、やはり動揺を誘うのにも十分な。そんな内容。 「…………ほう」 だから精一杯に言葉を振り絞り言葉を吐きだす。 「つまるところ、貴様をこちら側の手駒――――切り札としたいと言うことだ」 「…………」 「無論のところただで、というわけにはこちらもいかんのでな。 報酬は用意する。―――――王の重い腰を上げるためだ。一応は聞いてやる」 報酬とは何なのか。 素直に都城王土は感じた。 既に彼らは「優勝さえすれば願いを一つ叶える」。そんな旨のことを言っているのは記憶に新しい。 ならばこれ以上の報酬などなにがあるというのだろうか。 だが、聞くには及ばない。 何故ならば―――――― 「まあ、いい。どうせ幾ら王を引退したとはいえ簡単に人の指図は受けるつもりはないのでな」 任命を辞任するからだ。 言いかえるならば、余計に深追いしてミイラ取りがミイラになるつもりは一切ない。 「………ほう、ならば貴様はこの『異常性』はいらないのか」 「いらん。元々もはやその『才能』は普通なる俺にとって不要なものに過ぎん」 簡潔。 「報酬はいらんのか?」 「いらん。そんな事言ってる暇があれば俺をさっさとどうにかしろ。その実験とやらに送ればいい」 完結。 「………足掻くか、貴様も」 「足掻く以前の問題だと気付くべきだと普通なる俺でも感じるぞ」 つまるところ、今の改心しきった彼にとってそんな囁きなど無粋以外なにものでもなく。 悪魔の囁きには程遠い。 今の不動たる彼を動かすにはあまりにも魅力が薄い。 そして――――そんなことは遊馬にとっても可能性の範疇に収まっていた。 「ふ、いうな。―――――ならばこちらも面倒っちゃ面倒だが仕事なのでな」 ふとしてそんな事を言うと。 瞬間、どこかで機械的な音が鳴る。 ピピピ、と。 甲高い耳障りな音が都城王土の鼓膜を刺激する。 五時間ほど、あるいは五刹那ほど。王土はその音を堪能した。 嫌な予感が脳裏に走る。 背筋が凍るのを身で感じる。 生存本能にも似た何かが、都城王土の何かを掻きたてた。 「――――――――なんなんだっ!」 思わず、声を荒げる。 血相変えて、顔ごと振り乱しながら辺りを見渡す。 右を見れば左を見れば、上を見れば下を見れば。 360度全てを見渡した時――――ようやく見つけるに至った。 ―――――彼の後方にいた。 「行橋…………」 一人の人間が。 僅かに笑みを浮かべながら。 辛そうに、苦しそうに。 瞳を虚ろ気に、虚空を据えて。 風邪をひいたとはあまりにも違う絶望感を纏い、王土の瞳に移す。 その矮躯で王土のもとへ駆け寄ろうとして、転んで、立ちあがって。 只管に、懸命に、我武者羅に。 自らが認めた王、否。元王へと駆け寄ろうとする だがしかし、感動の再開には余りにも程遠く。 無情に音は続く。 発信源は―――――行橋につけられた首輪。 「――――――ッッ!」 王土は直ぐ様、彼の『異常性』たる『人心支配』――――電波の操りを試みようとして、気が付いた。 ――――徴税されていることに。 まるで機能しない『異常性』を使おうと、叫ぼうとも、悶えようともまるで意味を成さない。 そんな中に一筋の闇。 音が止み、一瞬の間の後に王土の鼓膜には一本の訃報が届く。 ピィ―――――――――。 一際大きく、甲高く、そして、何よりも不吉なその音は確かに真っ白なホールを揺らいだ。 真っ赤で真紅の鮮血を穢し、元王の膝を――――床に付かせる。 遅れてくるように、何かが倒れる無骨で飾り気のない音がした。 同時に王土の中で何かが欠落する音も、微かに響いた。 だがそんな隙を見逃すわけが無い―――何のための見せしめだと言うのか。 やはりそれは、分かり切っていたことで。 「ふん、貴様のすることは簡単だ」 動揺を誘う。 あんまりにも子供じみて、そのうえ子供の我儘のように性質が悪い。 膝をつき、どうしようもないやるせなさに打ち震えている王土を見下しながら遊馬は告ぐ。 「人を殺す。それだけでいい」 冷酷に、告げる。 淡々と、坦々と、耽々と。 意味が返って無くなるかと思えるぐらい、攻め立てる。 いや正直言うと彼の薄っぺらな言葉など王土の心を掻きたてるに足りない訳だが、目の前で起こった惨劇が惨劇だった。 「そしたら、願いは本当の意味で何でも叶えてやる―――恒例の願い事100個にしろとかでも一向に構わん。 貴様がこの共同生活に貢献してくれたのであれば俺達は骨身惜しまずなんでもやってやる。 無論――――この計画を無かったことにする。そんな荒唐無稽な事でも叶えてやろう。本当に何でもいいさ」 一瞬希望かと思えたが――――明らかに絶望。そんな言葉を吐き捨てる。 惨劇。この眼前で起こった一連の出来事を惨劇と呼ぶに足りるのか。 甚だ疑問なところではあるがやはり、彼にとっては惨劇以外なにものでもない。 目の前で、大切な相棒が死んだのだ。 それも、自らがしっかり場を読めてさえいれば回避できたような死。 たとえば王土が『異常性』を奪われていなかったら。 たとえば王土が『重大さ』に気付けていたならば。 たとえば王土が『裏切り』に乗るに適っていたならば。 たとえば、たとえば、たとえば。 そんなイフの世界が脳裏に動く。 それと同時に罪悪感の行進曲が狼煙を上げる。 俺が、偉大なる俺が、普通なる俺がしっかりしていれば。 攻め立てる、責め立てる。 あんな未来を見て絶望し。 こんな行方を視て傷心し。 そんな此先を看て挫折し。 どんな末々を観て失意する。 付いた膝を持ち上げるに至らず、終いには両手を地に付けた。 普段の澄まし顔からは予想できないほど、その顔には明らかに厭世の文字が浮かび上がっている。 だが、最後の質問は刻一刻と迫っていた。 命運を分ける、二択の尋問は――――回答の時間が訪れようとする。 「さぁ、どうするんだ。普通なる都城王土よ」 王土の視界を覆うのは暗闇。 睡眠ガスが何時の間にかこの部屋に充満していた。 それに気付けないほど、王土の思考は犯され始めていた。 呻こうが、唸ろうが、魘されようが今になっては後の祭り。 重い瞼を開こうと努めたところでやはり意味が無かったりする。 「さぁ―――――都城王土」 されど、囁きは続く。 答えを出すまで何時までも。 「貴様の答えは―――――どちらだ」 そして、王土は掠れた声で一つの答えを示した。 口先の軌道は、確かに一つの答えを、運命を刻む。 ――――乗ってやろう――――。 確かにそう言った。 聞いた遊馬は――――静かに嗤ったのであった。 ○ ○ ○ 黄金を象る少年の傍らには一人の高校生の姿が在る。 無論話の流れ的には当然であるが都城王土、その人だ。 「まずは――――、一人目か。」 冷たく、言い放つ。 そこにはもはや、改心した都城王土の姿はなかった。 そこにいたのは、普通なる人物ではない。――――かといって王かと言えばそれもまた異なる。 「………俺は、優勝しなければ」 そこにいたのはもはや「狂戦士」。 自分が優勝しなければ皆幸せにならない。 ただの一般なる参加者に与えられる願い事では――――どうしようもならないかもしれない。 そんな焦燥感に駆られ、彼は歩くのだ。 堂々と、されど臆病に。 彼は、ただただ当てのない旅路を歩く。 切り札の名のもとに。 彼は、殺人を――――決意する。 血濡れた右手を、感慨もなく、舐めた。 鉄の味がして、塩の味がして――――何よりも不味かった。 【ゴールド:ポケットモンスター金銀:OUT】 【行橋未造(非参加者):めだかボックス:死亡】 【一日目/深夜/D-2 学校・校庭】 【都城王土@めだかボックス】 [状態]健康、精神的疲労(中) [装備] [道具]KS×2、RS×(4~6) [思考] 基本:皆を幸せにするため優勝する 1:当てもなくうろついて参加者を見つけ次第殺す 2:知り合いとは会いたくない [備考] ※「十三人の十三組」以降からの参戦です ※能力の制限はほぼありません(ジョーカー特権) ※『異常性』は返してもらいました ※使える異常性は現在は、「人心支配」の一つです ○ ○ ○ そこには、死体の一つもない。血の跡の一つもない。 真っ白な空間。下手な凹凸などなくあって壇上一段分の段程度である。 最果ては遥か遠く。そんな風に不思議と感じさせた。 そんな空間に一人の男が立つ。 畏まった黒いスーツを身に纏い、それに負けず劣らず黒い滑らかな髪をいじりながら、携帯電話で会話をする彼。 言わずと知れているであろうが、幅野遊馬。その人だ。 紅く簡素な携帯の向こうでは確かに人がいる。そして同時に遊馬と喋っていた。 これが、今頃若葉美咲の身体を借りてとある選ばれし五人と喋っている ふうせんかずら がいう4人のうちの一人なのだろうか。 否、それが何であろうとも主催の一人と交流を持っているだけで脅威と言えば脅威なのだろう。 「………っち、たく。何が共同生活だよ。未来から俺らを派遣しておいてこんな悪趣味な企みを持ちだしてるんじゃねぇよ」 『大変だな、主も。―――まあこちとら忙しいんだ。精々あの人たちのお遊戯につきやってくると我としても幸いだな』 「………はあ。テメーの頼みとなると断れねえじゃねぇかよ。―――まあいいよ。 どうせこっちもこっちで《過去の人種》って奴の資料は慢性的に不足してるんだ。付き合ってやる。ただし、だ」 『「俺の美咲には手を出すな」だろ』 「イエス。まあ分かってりゃいいよ、分かってりゃ」 『大変だな。主も』 「さっき聞いた」 『いやはや、恐れ入るよ。――――我も見習いたいものだ』 「はっ、言うな」 そんな風に嘲笑いながら、面白そうに遊馬は言葉を返す。 されど相手の方は、事務的に所感を述べてゆく。 『……では、こちらからは抜粋が成功したという報告が聞けて満足してる』 「……あっそ」 『まあお勤めご苦労だった。―――さて』 「ああ、じゃあまた連絡をする」 『ああ』 そんな感じで、簡単に互いの状況の確認をとると、プツンと連絡を切り落とす。 だけど彼の仕事はまだ終わらない。もしくは終われない。 今度は若葉美咲の電話番号でかけ直す。 だがご存知かもしれないが、今若葉美咲は ふうせんかずら に憑かれている、ないしは既に気絶している状態だ。 電話になんぞでるわかがない。 「――――あれ」 数コール後、遊馬もその異変に気付く。 彼女が彼の電話に出ないことなんて今まで一度もなかったというのに、今は出ない。 そんな不思議な事実が、遊馬を動かした。 「おーい、美咲―」 そして舞台は、先の合流へ。 そんな舞台裏のお話でした。 【幅野遊馬@オリキャラ】 [思考]:ゲーム遂行 貫き通す副会長 投下順 気づいた時には終わっていたという話 GAME START 都城王土 GAME START ゴールド GAME OVER 安心と信頼のオープニング 幅野遊馬 ココロコネクト-シトランダム-
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迷いの森 自然系と人型系が多いので炎と雷の属性を持っていくと楽ができる クリアするとマルチプレイの「馬屋」が解禁される。 出現モンスター:ドラゴンリスク、ファイター、グラディエーター、キラーフィッシュ、エビルウィザード、ウッドゴーレム、ビットバイパー、ヴァンパイアバット、ワスプ、セイバートゥース、リザードマン、ドラゴニュート Aルート攻略 BOSS ゲイザー Bルート攻略 BOSS キラーラビット 関連依頼 コメント欄 Aルート攻略 渡し舟渡し舟に乗ると渦を避けろ、と出るが、キラーフィッシュを討ち漏らしたり渦に何度か突っ込むと船が壊れて溺れる。壊れた場合はマッドゴーレムの出る洞窟へと進む。後述する水晶窟に比べるとメリットは無いに等しいが、依頼「仄暗い水の底には」の達成にはわざと溺れる必要がある。 キラーフィッシュに混じってリザードマンが飛び乗ってくる。こちらを攻撃してくるほか、船を叩いて耐久力を減らしてくることもある。ハード以降はドラゴニュートも乗り込んでくるようになる。 タイミングよく上下移動でキラーフィッシュやリザードマンをやり過ごすこともできるが、前者は反対側から戻ってくるので打ち落とし推奨。後者は船に乗り損ねたりこちらの攻撃で叩き落とすとウボァーする。 船を壊さずに突破できれば宝箱のある水晶窟へ行ける。スコアが大量に稼げる上に置いてある宝箱も高ランクが出やすいので通常プレイ時はこっちを狙ったほうがお得。 紫水晶回収の依頼ではここに来る必要がある。 BOSS ゲイザー 初期 Lv17 N Lv17 H Lv45 I Lv75 種族:魔物 弱点属性:炎、氷、雷 耐性属性:- 状態異常耐性:炎上、凍結、毒、石化 ギミック - 行動名 追加効果 予備動作 対処法など ファイアーウォール 炎上(100%) ボスが変形し周囲に火柱が現れる ボスの周囲に火柱を上げる。火柱の出がかりに判定が無いため見てから避けられる ビーム - 小さく鳴く ボス左右6本の小さい触手のどれかからビームを撃つ。素早く回避しないと長時間炙られて大ダメージを受ける。ちなみに雷属性 カース カエル(100%) ボスが変形する 左右に射程の短い弾を出す。触れると蛙に変えられる マジックミサイル - 触手が紫色に光る 触手から誘導弾を3発発射する。誘導性能が高く長時間追ってくるため連発されると攻撃がしづらい。回避を合わせて無敵時間中に体当たりで強引に消すという手も 火炎弾 炎上(100%) 触手がオレンジ色に光る 触手から火炎弾を数発発射し、地面に着弾すると縦一列に火柱が上がる。火柱が隙間なく並ぶためジャンプか回避で抜ける必要がある 噛み付き - 大きく口を開ける 口を開けて縦軸を合わせ、一気に接近して噛み付いてくる。距離を開けるより密着した方が避けやすい 巨大ビーム - 変形して力を溜める 変形して力を溜め、周囲に火柱のようなものを噴出させる。溜めている間は無防備なのでチャンスだが逃げ遅れたり仲間と反対方向に逃げたりすると悲惨なことになる。体力が減ると溜め時間が短くなる。一定以上のダメージを与えると攻撃をキャンセルしてスタンさせることができる。展開してる間は無敵。ちなみに雷属性 強烈な魔法封じを持つが、実は魔法に弱い。 ゲイザーの向いている側からはマジックミサイル、杖、本、巻物、指輪、エレメントロアーを含めて魔法が一切使えない。特に本は発動しないまま詠唱の硬直が続くので、ただちにキャンセルすることただし、瞬間移動やファイアーウォールなど一部のモーション中はその限りではなく、正面にいても魔法を発動できるタイミングが存在する ゲイザーの巨大な目玉に見られている間は足下に目のマークが付き、魔法が発動できなくなる。 挟みこむようにして後述の自爆以外は対処する うにっぽく全身に突起が出ている状態だと魔法封じと物理耐性がなくなるが、火柱を周囲に上げる事もあり回避。 火柱を出さない場合は自爆だが、しばらくは完全に無防備になり、一定量ダメージを与えるとダウンする 注意点として後述の理由もあるが画面が4人で共有のため離れすぎないこと、逃げ切れない味方が出てくる 自爆は一定距離以上離れるとワープしてくる とにかく挟みこむのがどの職業でもダメージアップかつ安全になるため一人で離れすぎるチキンプレーはNG、エルフなどは特に注意しよう 参考までに魔法使いソロで挑む場合纏わり付いて雷降らせとけば向きは余り関係無くなる 瞬間移動で消えたらこちらの近くに現れるのを見越して対空魔法を置く。逆方向に現れても泣かない ファイアーウォールの範囲外から大魔法を撃ち込む 噛みつきをゲイザーに向かってR長押しで回避(イヴェイドLv.1修得推奨)して後ろから大魔法 誘導弾や火柱はテレポートやレヴィテーションでやり過ごす。距離が開くのでMP回復でもしておきたいが、瞬間移動で近寄ってくる場合もあるので油断しない □長押しでMPを回復する時などは、不意にレーザーで炙られないように縦方向の移動で軸ずらしを意識しておく 噛みつきは3回ほど続けて出してくることが多い。準備動作でゆっくり接近してくるタイミングで間合いを離せばMP回復どころかモグモグする余裕すら作れる 実は魔法封じはレジストボトルで無効化出来る。慣れれば通常ルートでは必要なくなるがボスがオーラ化する夢幻の天廊では重宝する。 Bルート攻略 2部屋目洞窟手前にTHFあり 3部屋目グラディエーターが大量に出るので必要なら置いてあるバリスタを使って対処バリスタは□ or ○を押しながら↑↓で発射角度の調整、調整後は□ or ○で射出 BOSS キラーラビット N Lv23 H Lv54 I Lv84 種族:自然 弱点属性:炎 耐性属性:- 状態異常耐性:炎上、凍結、毒、石化、スタン ギミック:あり(時間制限) 行動名 追加効果 予備動作 対処法など 走り噛み付き - 噛みながら走る 序盤に出す比較的おとなしめの攻撃。しかしボスが小さいので確認しづらい 連続噛みつき スタン(100%) ジャンプする 食らえば確実にスタンさせられそのまま噛みつきまくられる。ボスの見えない乱戦時には特に注意が必要 武器散らし - 分身しながら飛び掛る 四方向に分身しながら飛び掛かる。着地した際に飛び散る犠牲者の武器にも攻撃判定あり サイクロン - 勢いよくその場で左右に動く 高速移動で竜巻を作り出す。予備動作から攻撃終了まで完全無敵なので逃げるしかない。こちらをゆっくり追ってくるので巻き込まれないよう常に距離を保ちたい 一撃死噛みつき 即死 オーラを出して身構え、凶悪な唸り声を発する 恐ろしい速さで遠くから飛び掛ってくる。インフェルノでは分身つき。食らうと頭蓋骨を吹き飛ばされて即死。着地するまで止まらないので進行方向に全員で並んでいると頭蓋骨4枚抜きされる。オーラが見えた&唸り声が聞こえたら全力で逃げよう 見た目は普通のウサギだが即死級の攻撃を多く持つ とびつきからの噛みつきは味方が殴れば剥がれるがダメージが高い+レバガチャの要求値が非常に高いのでソロでは危険 ハード以降は竜巻終了後に大量の武器が落ちてくるので注意。 足元噛みつきはダウン、空中にも当たるので画面端で噛まれると連続して何発も貰う、必ず緊急回避を縦方向に連打 オーラを纏ったら一撃死の合図、現在HPの100%割合ダメージなのでどれだけHPを高くしても即死。パンプアップ・レデュースダメージ、プロテクション、天守など一部のスキルで耐えられる。 動作をよく見て戦いたい所だが、複数人プレイだとエフェクトであっという間に本体が見えなくなるので、基本はヒットアンドアウェイで戦う。 ソーサレスのグラヴィティ、アイスジェイル、ウィザードのスロウが非常に有効。動き回るラビットを釘付けにできるので後は好きにするとよい。当たり前だが近づきすぎると攻撃を受けるので注意。 財宝取得条件は騎士団到着前に倒す事。条件成立でトレジャー(+タリスマン)が貰える。 関連依頼 共通森林警備隊(高難易度ほど大量涌きしやすい) Aルート人食い魚の駆除 紫水晶の入手 仄暗い水の底には 異世界の調査 Bルートオウルベアー駆除 ボルガの剣闘士たち(Bルートに固定湧きポイントあり) 兎との一騎打ち Aルートはキラーフィッシュ討伐に便利。 Bルートは分岐直後にオウルベアーが出現する可能性あり。また、グラディエーターの討伐数稼ぎに適している。 コメント欄 全ステージの雛形つくりましたので追記、編集を宜しくお願いします -- 名無しの遺骨 (2013-07-27 22 35 25) A ゲイザーLv17、B キラーラビットLv23 -- 名無しさん (2013-07-28 18 29 43) キラーラビット、メジャーすぎるの間違いでは・・・?>マイナーすぎる相手 -- 名無しさん (2013-07-29 02 04 03) うーさぎうさぎ何見てはねる、首見て刎ねる -- 名無しさん (2013-07-29 02 56 35) キラビに即死攻撃があり、ハード以上からしてくる模様、Infだと攻撃時に分身が出る(?) -- 名無しさん (2013-07-29 03 59 08) 即死攻撃食らうとレントゲン写真みたいになるのかね?インフェルノで初めて見たんだけど。 -- 名無しさん (2013-07-29 04 52 26) ちょっとネタが古すぎるかも知れんので一応、元ネタはウィザードリィに登場した「ボーパルバニー」、一見、ただの白ウサギだが、冒険者の首を刎ねて即死させてくる。さらに言うとボーパルバニーの元ネタはヘンテコな映画らしいのだがそこまではさすがに詳しくない。 -- 名無しさん (2013-07-29 05 04 40) ウサギの即死はノーマルでも使用。主に瀕死になってオーラを纏うと使用してくる。 -- 名無しさん (2013-07-29 08 16 50) ウサギは4人infでもスロウ+ファイアゲートのブレイズ2~3セットで沈み、竜巻一回ぐらいするのがやっとなので火属性弱点かと思われます -- 名無しさん (2013-07-29 08 22 46) 暇だったのでキラーラビットに関するどうでもいい情報を追記した -- 名無しさん (2013-07-29 12 31 22) うさぎの頭割ってくる攻撃が即死だと思ったんですが耐えました。ノーマルのみ確認。 -- 名無しさん (2013-07-29 13 07 53) 騎士団がウサギを殺しに来るってモンティパイソンのホーリーグレイルだよな。あの映画だと騎士団はウサギに返り討ちにあって全滅するw -- 名無しさん (2013-07-29 17 45 49) ちなみに爆弾を持ってくるのもモンティパイソンから。最終手段の「聖なる手榴弾」なるもので撃退する。 -- 名無しさん (2013-07-29 21 19 07) ↑↑そのせいで「栄光は君たちのものだ」の後ろに「(ドヤァ」が自動補完される -- 名無しさん (2013-07-30 01 44 27) 即死ではないね>レントゲン infでもアマゾンの人が999→80位まで削られたけど死ななかった -- 名無しさん (2013-07-31 02 45 25) レントゲン噛み付きをパリイすると凄いことになる -- 名無しさん (2013-07-31 16 35 13) エルフのソロプレイ時はウサギの方から縦軸を合わせてくれるので、優秀な回避も相まってエンチャ空中N弓で完封可能。高度が低いと脳天割られるのでしっかり躱そう。 -- 名無しさん (2013-07-31 23 53 41) Aルートの船の難易度が酷すぎる -- 名無しさん (2013-08-01 00 02 50) 舟は渦に当たらないようにするのとキラーフィッシュに気を付ければ大丈夫です。来る前にキャラクターが「来る...」などと言ったら飛び出してきます。参考に -- 名無しさん (2013-08-01 17 02 12) キラーフィッシュはNPC氷杖持ちが居ると喋ったあと↑+○の竜巻でベシベシ叩き落としてくれたりするね -- 名無しさん (2013-08-02 02 02 09) うさぎのサイクロンはプロテクション貰っていればよろけないので突っ立ってもぐもぐしてる方が安全だったり・・・ -- 名無しさん (2013-08-02 02 38 02) 頭蓋割の攻撃が即死ではなく純粋なダメージだと初めて知った、半減で耐えれる -- 名無しさん (2013-08-02 06 30 04) パーティ4人いっぺんに即死した時は横一列にレントゲン並んで吹いた -- 名無しさん (2013-08-02 16 07 28) エルフは只管風起こしながら船頭してると楽。トカゲを蹴り飛ばすと跳ね返って舟の上に戻ってくるがスカッシュしてる暇はない。 -- 名無しさん (2013-08-02 16 52 08) ゲイザーが爆発攻撃で膨らみ出した時にひたすら殴ると暴発してゲイザーが気絶し無防備になる。間に合わないと大ダメージ食らうから過信は禁物だけど -- 名無しさん (2013-08-03 01 50 29) 難易度inf CON+なし 自然系被ダメ-97% 無属性-17% 75%プロテクション HP920からソサ即死したの魔法職で耐えるのはかなりキツイですね -- 名無しさん (2013-08-03 03 39 06) 4亀に載ってるデータ見る限りどうも威力0の即死100%みたいですね・・・装備効果の%での無効化か半減が発動しない限り即死かもしれません -- 名無しさん (2013-08-03 09 35 47) 難易度infで確率半減装備発動時に即死噛みつきダメージをくらうだけで済んだ。 -- 名無しさん (2013-08-03 14 00 54) 船のキラーフィッシュは前から来たのを縦移動でやり過ごすと後ろから戻ってくるのね -- 名無しさん (2013-08-04 00 07 38) ↑×15アマゾンのカオス装備にHP50%以上時、即死ダメージに耐えるってのがあるからそれじゃないの? -- 名無しさん (2013-08-04 00 21 28) ゲイザーさん難易度上がるとカエル魔法使ってくる -- 名無しさん (2013-08-04 00 23 13) ノーマルで即死食らったw 復活直後だったから間違いないかと -- 名無しさん (2013-08-04 15 51 20) inf自然耐性+プロテクションで即死はしなかった。8割ぐらい削られて⊂(^ω^)⊃ セフセフ!! -- 名無しさん (2013-08-04 20 36 14) 自分も8割くらいだった 即死という人はノーマルで試してみ -- 名無しさん (2013-08-05 01 04 50) 4亀の攻略だと100%即死ってなってるけどもう一つの威力100噛みつきとごっちゃになってないか -- 名無しさん (2013-08-05 17 31 23) HARDでも耐性山積みの時に食らったら首の皮一枚残った。馬鹿みたいに威力高いだけみたいね。 -- 名無しさん (2013-08-05 22 56 02) レントゲン出るから間違えないと思うけどなぁ -- 名無しさん (2013-08-06 01 09 50) 混沌7層のBOSSうさぎからは無対策のエルフLv.90でも500程度しか喰らわなかったな。ゲイザーの光線(大)は画面端で距離が取れない場合、縦軸の端っこに行くと中々当たらない。NPCは吹っ飛ぶ。 -- 名無しさん (2013-08-07 08 19 59) 混沌14層のソサソロで75%軽減状態のプロテクション使用で、HP900以上の状態でレントゲンされたが死ななかった。あと既知だろうけど竜巻もグラビティで止めれるので、竜巻中は少し離れたところでグラビ書を発動しっぱなしにすると途中でグラビが切れても安全 -- 名無しさん (2013-08-11 08 09 29) ノーマルの兎さんとサシでやってみたけどこれきついわ -- 名無しさん (2013-08-14 23 48 13) 対ウサギで全キャラ一騎討ちしたけど即死=現在HPの100%の割合ダメ喰らうってことだったわ、HPはどれだけ上げても即死する。パンプアップ、レデュースダメージで50%残ってプロテで25%残った、尚装備OPの常時被ダメ軽減は無視する模様 -- 名無しさん (2013-08-15 05 20 38) あとウサギは竜巻だろうがなんだろうがアイスジェイルの壁を越えられないので封殺できる、グラヴィティより持続時間も長いので効果的 -- 名無しさん (2013-08-15 05 26 24) ノーマルで悪いがファイターのガードで生き残ったんだがこれは思い違いじゃないよな? -- 名無しさん (2013-08-16 03 12 32) ウサギのレントゲン付きの噛み付きが即死かどうか判別つかないからとりあえず難易度がどれかを示したほうがいい。ノーマルは即死しないからな。 -- 名無しさん (2013-08-16 04 02 12) 最初は難易度や耐性によっては耐えられるって書いてあったはずだが誰か消したのか -- 名無しさん (2013-08-16 11 18 26) うさぎさん倒した後の聞き覚えのある声ってなんだ? そんなやつ出てきたか? -- 名無しさん (2013-08-17 01 05 47) 時間切れの演出みればわかるよ -- 名無しさん (2013-08-17 02 52 44) 使用するキャラによってはゲイザーの方がキツイな。マルチだとわざと噛み付かれてその隙に叩いてもらったりする役をやってみたり。 後、ウサギは毒と炎上だったかな?の状態異常が効いたと思う。 -- 名無しさん (2013-08-18 10 30 07) 近接ソロだと後半攻撃するタイミングがほとんどない、ゴリ押し以外の攻めができなくていらいらする -- 名無しさん (2013-08-18 10 56 21) ↑回避ができない行動(テンペストやフレンジーの最終段とか)を出さないようにすれば見てから全部回避で避けれる。もしくは攻撃動作みえたら同様にメガクラ。 -- 名無しさん (2013-08-20 22 47 12) ↑*3ウサギに異常が入るのは混沌の中ボスのみ、普通のは入らない -- 名無しさん (2013-08-20 22 48 10) ウサギは竜巻状態の時無敵かと思ってたけど、ダメージ与えられるんだね。最近気付いた -- 名無しさん (2013-08-24 23 40 12) Aルート川下りの魚とトカゲは、着地点が決まってるので船の舳先から中央方向へ向かって攻撃範囲の広い攻撃してるとみんなひろうね、軸ずらした後の斜めジャンプ魚も後方からの魚も全部拾った -- 名無しさん (2013-08-25 05 16 47) パンプアップトレデュースは確かに防げたんだがソロファイターのサクリファイスだと即死防げないなカットの判定が違うんだろうか -- 名無しさん (2013-09-02 08 42 48) ↑1 もしかしてだけどサクリファイスで軽減されるのは他キャラから代わりに引き受けるダメージだけで、ファイター自身が直接受けるダメージは軽減されてないとか? -- 名無しさん (2013-11-03 00 52 34) 渡れねえよ・・・どうやったら向こう岸までいけるんだ・・・ -- 名無しさん (2013-12-30 01 13 17) エルフソロでキララビきつい… 弓が当たりづらくて矢回収が蹴りか精霊だから結構攻撃喰らうし。 -- むめい (2021-06-18 00 09 55) 回避→空中弓連打と火オイル精霊、竜巻終わりに上マルチを狙っていけばかてるよ! -- 名無しさん (2022-03-08 11 57 00) 名前 コメント
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VIP東方スレの古参。 正確な出現時期は不明だが、恐らく現役組の中では最古参の一人であろう。 ただし、『雑草』は複数人が抱える共有メタネームであることを留意。 雑草の他、神王刃、会話の奇術師など、様々な異名を持つ。 非常にアクティヴな人物で、(色々な意味での)東方スレへの貢献度では常連随一。 通常のレス投下からスレ建て、SS投下といった創作に至るまで、幅の広い行動を継続して行っている東方厨である。 古くからいる東方厨や、様々な趣向を凝らした見世物を出した東方厨は他にもいるが、雑草ほど 長く東方界隈にいて根気よく物事を続けてきた厨は他にはない。 現在もなおネタで一線を突っ走る、ネタ東方厨の筆頭でもある。 これだけ長くいるのだし当たり前だが、一応は会社に勤めているらしい。でもニートキャラで売ってもいた。どっちだ。 雑草は、区分としては半コテに属すが、その認知度はコテ並みである。 というのも、09年前期頃は、東方スレにおける半コテの在り方は現在のような○○厨といったものを 指すのではなく『名前欄にはなにも書いていなくても中の人が個々に対応する名前を持っている』状態であったので 実質コテ以上にコテの如く機能し、認知も同様にされていたのだった。 コックだのキムチだの師匠だの、そういった半コテが、当時はスレに多く潜んでいたのである。(※) 一目で中の人がわかるコテとは異なり、09年以前の半コテは定型という便利なツールを持たなかったため レスには捻りや創作物を付与する等こだわりがあったものの、一貫性がなく、すぐ上に書いたように 「このレスの仕方はあいつ」という認知はなかなか直感的には起こりづらかった。 そんな中で雑草を筆頭に、幾人かの名無しはその特徴的な絡み方(例えば一貫した同じ立場や主張を 続けるだとか創作物を投下するだとか)によってキャラを確立させ、住民からも友好的に話しかけられたり アンチされたり煽られたりバカにされたりと、コテとはまた違う立ち位置での認知をつかんでいた。 ■キャラスレでの立ち位置 一般には、特に09年頃を中心とした「風見幽香とかいうブス」という定型文句およびそれに係るスレ建て、 言動のため、『幽香厨の一人』としての認知がよくされている。 しかし如何せん、コテを名乗らず嫁キャラを一人に特定せず(スレでも幽香一本推しをしない)、べったりした 馴れ合いもしない、また定型に依存せず奔放に発言するため、○○厨という認知のされ方からは外れがち。(※2) そのため、定型を主流とし、嫁を一本で通し、○○厨同士で馴れ合うのが主流だった09年後期頃からのキャラスレには 風見幽香厨としてはあまり現れなくなり(規制のせいも多分にある)、キャラスレにおいては次第に常連からの 認知も幽香厨^^や日記幽香厨などといったわかりやすいアピール方法を用いる厨たちの後塵を拝すようになっていった。 また、飽くまでツンデレとしてあった「幽香をブスだキチガイだと罵るネタ」であるが(後でちゃんと褒めてる)、 悪い事に、一部の、それをツンデレだと気付けなかった或いはそうしたネタ自体を許せない堅物な住民によって 穿った見方をされ「幽香アンチめ!」と攻撃されることもあった。 ネタで煽るものもいたようだが、中には明らかにガチでキレてたものもおり、雑草自体への認知、ネタへの理解度、等々 住民層の違いに苦労したであろう事は想像に難くない。 ■性格まわり 丁寧な口ぶりでいる事が多いが、スイッチが入るとすぐに口が悪くなるので油断はならない。 自身をして情緒不安定。一人称も「僕」だったり「俺様」だったり「私」だったり、性格や嗜好も時々による。 幻想郷で上位に位置する力の持ち主を語るときもあれば、どうしようもない非力を嘆くときもある。 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 12 35 02.85 ID qB44p2Fh0 風見幽香さんはやくきて おねがい くるしい 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 12 38 43.50 ID AQ8KOIDTO 閉店だ 諦めろ 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 12 39 19.25 ID qB44p2Fh0 風見幽香さんは24時間営業です嘘つかないでください 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 12 43 06.70 ID czzO8O+50 ワロタwww 30 : ◆MoMIJiRXGw [sage]:2009/06/26(金) 12 57 11.81 ID YUoU2OioO 只今幽香はひまわりのお世話&ランチタイムなんだよ 手伝ってきなさい 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 13 07 36.75 ID qB44p2Fh0 くそ俺もお世話してほしいのに向日葵しねよマジで 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 13 19 28.08 ID qB44p2Fh0 風見幽香ランチでも向日葵の世話でもとっととすましてこいよノロマ だからゲームでもあんなトロいんだよ 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 13 25 12.08 ID qB44p2Fh0 いい加減にしろ 暑さで頭がやられそうなんだよ なでなでしろ 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 13 32 11.81 ID qB44p2Fh0 あついよ たすけてよ 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 13 45 50.03 ID qB44p2Fh0 たすけて 風見幽香さんたすけて おねがい 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2009/06/26(金) 13 56 45.03 ID qB44p2Fh0 はやくこい いずれの場合でも馴れ合いには好意的で、レスをもらえば大抵気さくに応じるし 自分から他の厨へレスを送ることもある。かつてはSSリクエストに即興で応じていたこともあった。 ただ、さすがの雑草も、単純に面倒くさいだけの事には消極的らしい。他板からの荒らしや カニバとしての個性を身につけ有象無象から脱却しはじめた若き日の博麗霊太の相手を頼まれたときは 心底めんどくさそうに断りを入れていた(そもそも雑草は何度か霊太やそれ以前のカニバの相手をしているが、 盛り上がらないためか、あまり彼らと絡むことに積極的ではなくなっていった)。 また、自分の建てたスレの中で、雑草と特定される事を嫌うようである。 キャラ作ってるのを台無しにされるからだろうか。確認する際は空気を読んで、どうぞ。 自身が好意を寄せる相手も同様、時期によってころころ変えている。 さとり、フラン、ナズーリン、幽香、輝夜等々、求婚する相手は一人に留まらず(十数人はいる)、 大妖精やら幽香やらと結婚しておきながら以降もなお幻想郷の様々な少女たちに手を出している。 曰く「節操はないが分別はある」とのこと。(※3) 「○○厨」という括りにこだわらず、「雑草」というより上位にある個が、色々なキャラクターを演じているという事だろう。 実際、色々なスレに色々なキャラでもって現れるため、ひょっとすると当wikiの○○厨という項目にも「中の人は雑草でした」 というものがあるかもしれない。 レスの方向性は、純愛よりも少し捻ったシチュエーションを軸に設定することが多い。 ツンデレだったりいぢめ嗜好だったり服従姿勢であったりと、こちらも千変万化。 「来て下さい」と呼びつけておきながら腹パンかました相手を、後日また呼び出して今度は只管へこへこする―― 「女性にいかがわしい事をするなんてあなた最低ですね」といっておきながら裏スレでは東方キャラをレイプする―― 気分屋なのか「面白ければええやん」というスタンスなのか、ともかく本音の見えない性格である。 それでも、特に雑談系スレ住民には、雑草の性質をよく理解した上で望んでネタに乗っかりにいった人がたくさんいた辺り、 よく慕われた人物であったようだ。 ■スレでの振舞い 「東方Projectの○○さん来て下さい」、「東方Projectの○○と結婚する方法教えてください」といったスレの他、 AAスレ雑談スレ弁当スレ議論スレ等々、自分でも様々なタイプのスレを建てる。 というか「東方Projectのうんたらかんたら」は大体ほとんどこいつのスレである。 雑草が建てるこの手のスレでは、雑草を認知するもの(テラフレアなど)がAAやネタを携えて現れ 該当するキャラになりきったり茶々を入れたりして、雑草とA雑の流れを組んで掛け合いに興じる、 というのが定番の流れとなっている。 ただ、いつもスレタイに応じたキャラが現れてくれるとは限らず、例えばナズーリンではなくスターリンが現れた事も。 もちろん、名無しとの掛け合いもメインコンテンツであり、雑草のアドリブが利いた柔軟な対応の仕方もあって 雑草スレは数百レスと伸びることもしばしばである。 AAが来てくれるまでは、住民と雑談しながら暇を潰し、催促のレスを落としたりするのが常。 自分でもAAを使うことがあり、雑草自身をあらわすという草のAAは本人も気に入って用いるのだが……。 東方Projectの霊烏路空さん来て下さい 41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/01(土) 12 41 40.48 ID oIZkRr6i0 [18/125回発言] _ノ`ー 、_ ) (⌒) ( l\ `ヽ-、/´ /! 〉 lヽ、 ァ‐-、,o,_ ,.ィ /l 〉 もうすぐ来て上げるからね♪ | ノヽ,r〉; ´ `ヽ)イ | く 、 〈 Y!ノメ人ス) 〉ノ l フ i`ヽ;〉 ノルリ ゚ ヮ゚ノリ /イ 、゚ 。` ーイ 〈,_i(( !)〉]つ0匚lア ミミ \。゚ 〈/ン ^~フヽ、゚/ (俺) うん! ` く/ ト,ラ^i_ラ ´ ´ ヽ|〃  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/01(土) 12 47 45.08 ID 2KwoUYDT0 [1/7回発言] . 41 キモすぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/01(土) 12 51 16.13 ID SVma1QyLO [17/51回発言] . 41 キモすぎワロタwwwwwwwwwwwwwwww 51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/01(土) 12 53 36.92 ID oIZkRr6i0 [21/125回発言] _ノ`ー 、_ ) (⌒) ( l\ `ヽ-、/´ /! 〉 lヽ、 ァ‐-、,o,_ ,.ィ /l 〉 気持ち悪くなんかないよ、かっこいいよ♪ | ノヽ,r〉; ´ `ヽ)イ | く 、 〈 Y!ノメ人ス) 〉ノ l フ i`ヽ;〉 ノルリ ゚ ヮ゚ノリ /イ 、゚ 。` ーイ 〈,_i(( !)〉]つ0匚lア ミミ \。゚ 〈/ン ^~フヽ、゚/ (俺) キモイって言われちゃった…… ` く/ ト,ラ^i_ラ ´ ´ ヽ|〃  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ それ花のAA。 他所のスレでもAAに対して目ざとく反応を示し、「なでなでしろ早くしろ」という定型をつける。 これは雑草が持つ定型の一種で、敬語で喋っている途中でもAAが貼られると急にこの口調になるのでちょっと面白い。 この定型に限らず、落ち着いている様子なのに急にはっちゃけたり拗ねたりキレ出したりするのは 雑草がつくる流れの特徴である。 15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/28(金) 04 46 17.71 ID dK9B7GvoO [4/13回発言] 昨日変な紳士と話したせいで雑草がマトモに見える、ヤバい 16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/28(金) 04 58 08.20 ID tgQo6egB0 [6/18回発言] 俺は至極まともなつもりなんだがな これでも結構周りに気をつけてるんだがな おいあきゅう耳掻きしろ 17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/28(金) 05 01 08.40 ID JoKe3hfJ0 [3/8回発言] _....._rァ、 , ´ @7 ! ( ノ ノ) );) ノ; ハi - -ノリ i´Yソr ) カリカリ , 〈_,ゝ _〉、 ` r_ァr_ァ ´ 18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/28(金) 05 03 19.96 ID tgQo6egB0 [7/18回発言] うっあっおういいい・・・いい・・・ ありがとうあきゅううおおお・・・ああ・・・うう・・・ 19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/28(金) 05 07 30.45 ID dK9B7GvoO [5/13回発言] 優しいな阿求さん あぁ雑草はマトモ…じゃないや全然 SSはいぢめからギャグ、ほのぼのまで手広く手がける。09年時には、かの弁当スレでも中心的な存在として 先導、ときに執筆も行っていた。弁当スレについては、自身でも何度かスレを建てている。 文章作法を修めており、地の文ありの小説形式からVIPでよくみられる台本形式のものまで様々な形式を試す。 他の人間も参加しやすい形式だからか、単に自分で書くとき楽だからか、台本形式での投下が多め。 登場させるキャラは特に決まっておらず、大体誰でもカバーする。 基本的に、上記のように文章作法に則って文を書くので用いる三点リーダは二つ重ね。 ただし、10年頃までは時折作法が歪なときがあり、『・・・』はともかく『…』や『………』を使ったりと安定しなかった。 理由は推察出来るが、いずれにせよ、敢えてなのかどうなのかは本人のみぞ知る。 現在はほぼ完全に二つ重ねで固定。 ■スレッドストッパー「おぜう」との関係 おぜうは東方スレを終日追い回しては厨のものだろうとアンチのものだろうと東方スレであれば 気に入らないものすべてをスレストする粘着キチガイとして知られている人物である。 その徹底した姿勢と執念から、彼の事を蛇蝎の如く嫌っている東方厨も少なくない。 しかしその内実は多分に動的であり、決して単純な東方アンチとして括ることはできないのだ。 おぜう自身は八雲藍他を好む一人の東方厨である。コンドーム石井は彼の別名。 『おぜう』『コンドーム石井』それぞれの由来は{『以前、本人がレミリアの事が好きだと発言したのを切欠に、 周りがおぜうと呼び出した』、『【東方】俺vsおぜうスレにて 44がぽつりとコンドーム石井という単語を投下した』}の各。 スレストの理由も『レミリアの名前が挙がるのを嫌って』という説があるが、こちらについては 諸説あるのでなんとも言えない。『【東方】コンドーム石井 vs 俺ら』スレでその事について 本人が周りをからかってもいるし。下で説明する『暇つぶし』が支持としては主流である。 普通の東方スレをスレストする一方で、アンチ東方スレや特定キャラをリョナるスレなどもスレストするので おぜうによるスレストは時によって住民に歓迎されたり、要請されるときもある。 また、おぜうが目こぼししたのか流れが気に入ったのか、伸びてもスレストされることなく そのまま天寿を全うするスレもある。 実際に、同じような時刻に建っていた二つの東方スレのうち片方は速攻でスレストしたものの、 一方の流れが良い方には手を出さず荒れ始めた辺りでようやくスレストした、といった事も一度や二度ではない。 おぜう自身、ふつーに雑談へ参加することすらあった。 敵か味方かスレストおぜう。 スレストする理由はお金が余ってるから暇つぶしで止めているとのこと。 実際、おぜうが今まで止めてきたスレの数は膨大なもので、凄まじい額のお金がスレストに費やされているのは確か。 お金が余っているというのも嘘ではないのかもしれない。 もっとも、身を削って止めているのだとしたらちょっと笑えないが……。日課がスレストってのもちょっと……。 それはともかく割と空気を読んだりネタに寛容だったりするところもあって、他のスレストよりも住民と距離が近く 一際目立って認知されていた人物であった。 さて、そんなおぜうであるが、彼はかつて、とある名無しによって雑草との関連性を疑われたことがある。 詳細は各自ググって頂くとして、要するに、『同一日時におぜうと雑草のIDが一致していたのが判明→同一人物!?』という内容だ。 たしかに、二人とも敵のようにあるいは味方のようにと立場や言動をころころ変える節があり 文章作法を共通して修めているなど細かい点においても相似はあった。 とはいえ、根拠となるIDの一致は確実な証とは言い難い。 2chにおいては稀ながらID被りが起こるものだし、串を使うことでもIDは被る。 当人たちがそれを認めたわけでもなく、大本に絶対がない以上、当項目で「二人は同一人物である」と 断じて記載する事は出来ない。 そもそも、雑草は一時派手に動きすぎたためか、おぜうに粘着されていた事があり、ヘコんで活動を縮小した事があった。 「雑草枯れ果てたな」「枯死」と回りに煽られたり「元気出せよ」と励まされたりして、数日後復活したのだが…… 同一人物だとしたら手が込みすぎである。雑草はキチガイだが、さすがにそこまでイっちゃってはいないだろう。 雑草が、おぜうが、何者であるかははっきりと書けないが、まぁそんな話もあったのだと留めておくのはよいのではなかろうか。 ※:そう考えると、09年後期からの、thスレとの関わりが薄くなったキャラスレ住民の「新しい半コテ化の定義」というのは 旧来との断絶、革新という意味でなかなか考えるところの多い現象だったのかもしれない。 ※2:嫁キャラ一人について何度も何度も発言し続けるか、定型をしつこく使い続ければ○○厨と認知してもらえる、 そういう流行りであったから、流れを外れた場合、それだけ○○厨としての認知は低くなる。 ※3:いちおう、風見幽香に関しては「幽香だけはやめろ」という発言にみられるように 彼女を特別視している向きはある。 名前 コメント
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【一日目終了時の状況】 【貴方】 魔術師の家系としては日の浅い家に生まれ(家系『6』) あまり、魔術の才には恵まれなかった(素質『4』) 現在聖杯戦争に参加中『アサシン』を召喚 【死亡回数 0】 アサシン 『主従』…忠実なるサーヴァント 『サーヴァント』 【アサシン】黒衣白面の集団 真名:百の貌のハサン 宝具:妄想幻像(ザバーニーヤ) 主人:【貴方】令呪使用回数:0 【ランサー?】蒼い獣のような槍兵 真名:不明 宝具:不明 主人:【遠坂凛】令呪使用回数:0 【キャスター?】不明 真名:不明 宝具:不明 主人:不明 【セイバー】【アーチャー】【ライダー】【バーサーカー】 未登場 512 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 24 42.70 ID 3Sjhcsi50 1に質問、百合とかっていけるほう? というかぶっちゃけ、安価次第で女主人公でも女キャラと恋愛フラグ立てれる? 515 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 32 04.16 ID zVq4II/so 512 容認しています 逆もまたしかり 二日目、深夜 貴方は『アサシン』の声によって起こされる アサシン「…サーヴァントの戦闘を確認しました」 なるほど、初日から戦闘か 情報を集めるのにはちょうどいい 戦闘が起きているのは 1.学園 2.センタービル 3.外人墓地 4.港 5.自由安価 安価 下3 518 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(空)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 32 41.10 ID rxfbi8Y30 1 520 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 40 03.21 ID zVq4II/so 戦闘が起きているのは、学園らしい 片方は、遠坂 凛のサーヴァント なるほど、実力を見ておくべきだろう 貴方は、『アサシン』に抱きかかえられ、学園へと急ぐ 貴方がたどり着いた頃には グラウンドでの戦闘は、膠着状態で有った あの遠坂と互角らしい 遠坂 凛のサーヴァント戦っていたのは? 自由安価 下3 523 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 40 44.81 ID mZLU/Xqdo 湖の騎士 525 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 46 17.95 ID zVq4II/so 遠坂 凛のサーヴァントと戦っていたのは、黒い鎧の騎士だった 狂ったように、動き回るその姿 『バーサーカー』だと予想が出来る 『ランサー』の高速の連続突きを軽く『バーサーカー』は回避する ランサー「ええい!ちょこまかと!」 凛「大丈夫よ、『ランサー』、あんなのまぐれに決まってる」 凛「狂った『バーサーカー』が貴方の動きを見きれるはずがない」 黒い靄に隠れた騎士のマスターは 自由安価 下3 (その場にいない、も可) 528 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 47 38.58 ID Z+JFyf1To ワカメ 538 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 54 33.13 ID zVq4II/so 慎二「ア――ッハッハッハッハ、あの遠坂が」 男が笑う、厭らしく顔を歪め 慎二「僕のサーヴァントに押されてるじゃないか!」 『バーサーカー』が、爆ぜるように吶喊 素早い身のこなしで、『ランサー』の槍を潜りぬけ、『ランサー』の腹部を蹴り上げる ランサー「嬢ちゃん、あの『バーサーカー』は厄介みたいだぜ」 ランサー「狂いながらも、武技は全く衰えちゃいねぇ…」 貴方は息を呑む、これが英霊の戦いか… 貴方は 1.この場から退くことにする 2.わざと大きな音を立てた 3.自由安価 安価 下3 541 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 19 55 32.75 ID Cg+U3uxm0 一般人が巻き込まれていないかチェックする 巻き込まれているなら早急に退避させる 547 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 01 25.23 ID zVq4II/so 貴方は、一般人が巻き込ま得ていないか、周囲を警戒する 周囲を『アサシン』に探らせるが、誰も居ないようだ 貴方は、安堵の息を吐く そして貴方は 1.この場から退くことにする 2.わざと大きな音を立てた 3.自由安価 安価 下3 550 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 01 47.02 ID +06gNpVOo 戦いを観察 555 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 08 20.18 ID zVq4II/so [37/76] 貴方は、この戦いを観察することにした 慎二「おい、遠坂、さっきの威勢は何処に行ったんだよ!」 『バーサーカー』の攻めがやまない 無手であるにもかかわらず、間合いの広い『ランサー』を押す 凛「…慎二に『バーサーカー』を維持出来るだけの魔翌力があるわけがない、まさかあの子が…」 遠坂の視線が鋭いものになる 凛「『ランサー』、援護するわ、宝具で決めちゃって」 遠坂は、宝石を握り締めると、慎二に向かい走り出す 慎二「お、おい『バーサーカー』!僕を守れ!」 『ランサー』を押していた『バーサーカー』が慎二の元へと走る 貴方は、令呪の使用のような雰囲気を感じたが、どうやら違うようだ 慎二、の手の中の本の力なのだろうか? 『バーサーカー』が慎二の元へ向かった事によって、『ランサー』に時間を与えてしまう ランサー「…その心臓、貰い受ける!」 直後の書き込みにて、コンマ判定 一の位にて宝具成功判定 (敵の判定には素質『8』のものを使用します) 556 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 08 33.85 ID iX/i0wXxo どうだ 565 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 18 06.82 ID zVq4II/so 宝具成功判定『5』 ランサー「―――刺し穿つ、死棘の槍ッ(ゲイ・ボルグ)」 放たれた紅の槍 『バーサーカー』へ向かうはずもない軌道が、捻れ曲がり彼の心臓へと向かった、のだが 慎二「僕を、守れ!『バーサーカー』!」 『バーサーカー』の左腕が、その宝具を掴みとった だが、浅くだが槍は、『バーサーカー』を貫いている ランサー「俺の『刺し穿つ死棘の槍』を掴んだ、だと…!?」 傷口より、黒い靄を垂れ流しながらも、紅の槍を掴む『バーサーカー』 掴まれている部分より、黒い何かが、槍を侵食していく 凛「不味いわ、『ランサー』!」 『ランサー』は槍を掴む、『バーサーカー』の腕に蹴りを放ち、その勢いのまま後退し凛の横に立つ しかし、あの『ランサー』、宝具が『ゲイ・ボルグ』だと言うのならあの英雄だろうか…? 貴方は 1.この場から退くことにする 2.わざと大きな音を立てた 3.傍観を続ける 4.自由行動 安価 下3 568 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 19 39.68 ID iX/i0wXxo 2 573 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 27 25.83 ID zVq4II/so 貴方は、わざと大きな音を立てる事にした 丁度、足元に乾いた木の枝がある ソレを大きく上げた足で踏みつぶした ――――パキンッ 静まり返った、戦場にはその音は痛いほど響く 凛「…見られた?『ランサー』お願い!」 慎二「遠坂!逃げる気か!何やってんだよ、追いかけろ『バーサーカー』!」 凛「馬鹿慎二!目撃者よ、魔術師ならソレぐらい理解しなさい」 貴方を追う、凛と『ランサー』 そしてそれを追う、『バーサーカー』 なるほど、こういう状況になったか 上手く行った、と貴方は笑う 『アサシン』達によるバケツリレーのように運ばれる貴方 流石の『ランサー』とは言え、追いつけないようだ 貴方は 1.残った『バーサーカー』のマスターを狙う 2.『ランサー』を『アサシン』で足止め、『バーサーカー』との挟み撃ち 3.拠点に逃げ込む 4.自由行動 安価 下3 576 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 28 15.36 ID 7lRh6DzRo 1 584 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 31 13.30 ID zVq4II/so 残った『バーサーカー』のマスターを狙う 貴方は、充分に距離を開けると待機させてあった『アサシン』に告げる 貴方「…せめて痛みの無いように、一撃で」 『アサシン』達の行動は早かった 直後の書き込みにてコンマ判定 一の位にて暗殺判定 不意打ちにより+1補正 585 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 31 13.70 ID Cg+U3uxm0 想像したら可愛いじゃないか… 601 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 34 59.94 ID zVq4II/so 585の判定にて 暗殺判定『0』クリティカル 貴方は気付いたことがあった この『アサシン』達は、個々に個性がある 暗殺の得意な者、投擲が得意な者、家事が得意な者までいるようだ そんな中で、残してきたのは特に戦闘能力の高い者だけ 慎二「それにしても、傑作だったな、あの遠坂のか―――」 一瞬にして、慎二の首が地面へと落ちる 貴方は目を閉じ、神に祈る せめて、彼の魂に救いを、と 607 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 46 16.95 ID zVq4II/so 凛「…マスターだったのね、逃げられたわ」 ランサー「それより、嬢ちゃん…あれ見ろよ…」 グラウンドに転がるのは、間桐 慎二の死体だけだった 直後の書き込みにてコンマ判定 一の位にて寝起き判定 608 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 46 17.01 ID xfqblOGyo ここまで計画通りか・・・・・・ いい感じだな 623 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 49 09.76 ID zVq4II/so 608の判定にて 寝起き判定『1』ファンブル 貴方が目を覚ましたのは、もう夕陽が沈む頃だった 深夜に戦闘を行ったとはいえ、戦争中の魔術師として、自分はどうなんだろう、と貴方は頭を抱える 『アサシン』の報告によれば あれ以降、戦闘は起きていないそうだ まあ、体力回復を置こなたと思えば… 自由行動安価 下3 626 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 49 45.91 ID GzH2StFRo アサシンを偵察にいかせる 638 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 55 11.60 ID zVq4II/so 貴方は『アサシン』による情報収集を続ける 二日目の夜ともなれば、そろそろ各陣営動き出すはずだ、と貴方は考えた 街の至る所に、動き最小限に、ただ只管に情報を集めさせる アサシン「…サーヴァントによる戦闘です」 来た、貴方は素早く身支度を済ませそこへと向かう 貴方が向かう先は 1.センタービル 2.外人墓地 3.港 4.自由安価 安価 下3 641 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 55 30.12 ID iX/i0wXxo 3 651 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 57 59.09 ID zVq4II/so 物船舶用の船着場で戦闘は行われていた 倉庫の立ち並ぶ中、中央の開けた場所で戦闘を行うサーヴァント達 そのサーヴァント達とは? 自由行動安価 下3 下5 654 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(兵庫県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 58 26.59 ID Cg+U3uxm0 あの化け物に出会ってしまったら十中八九死ぬしかないじゃない! 655 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 58 35.57 ID GzH2StFRo セイバー 656 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 58 37.27 ID iX/i0wXxo 狐の耳をはやした女 657 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 58 41.53 ID mZLU/Xqdo 呂布 658 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 58 51.66 ID 7xIqBiVXo キャスター 661 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 20 59 55.98 ID zVq4II/so 656-657は該当クラスが埋まっているため無効 セイバー安価 下3 664 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 00 22.88 ID GzH2StFRo ガウェイン 669 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 02 08.22 ID zVq4II/so 片方は、白銀の鎧を着た騎士だった その輝きは太陽を連想させるほど、神々しい 剣を振るうそのさまはまさに『セイバー』 そのマスターは? 安価 下3 672 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 02 43.95 ID mZLU/Xqdo レオ 690 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 07 11.22 ID zVq4II/so 赤い服が特徴的な少年だった ??「…ガウェイン、決めてしまいましょう」 あの少年、聖杯戦争を理解しているのか? 赤い少年は、『セイバー』を真名で呼んだ ブラフ?…いや、自信なのか?絶対に勝ち抜くという、自信 キャスター「…やるわね、でもガウェインと言ったかしら?」 キャスター「それが本当だとしたら、何故夜に戦闘を行うのかしらね」 紫のローブの女がその相手のサーヴァントか 見た目からすれば魔女…『キャスター』のようだが ローブの女のマスターは? 安価 下3 693 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 07 43.90 ID iX/i0wXxo かりやおじさん 719 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 16 21.40 ID zVq4II/so ??「…無駄口を叩いてないで、どうにかしろ『キャスター』」 『キャスター』のマスターはこの男か 苦しそうに顔を歪め、2体の英霊の戦いを眺める男 キャスター「無理よ、『キャスター』が『セイバー』に一騎打ちで勝てるとお思い?」 その言葉に、男は余計に顔を歪めた ??「…こんな事をしている暇があったら、魔翌力を集めなければいけないのに…桜ちゃん」 キャスター「竜牙兵ももう持たないでしょうね…どうするつもりかしらマスター?」 竜牙兵、と呼ばれた骸骨の兵士たちが『セイバー』を囲んではいるが 一体一体、確実に、叩き潰されていく 貴方は 1.『キャスター』に加勢した 2.『セイバー』に加勢した 3.傍観を続ける 4.この場を去る 5.自由行動 安価 下3 722 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 16 49.92 ID VQdp70Yz0 3 740 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 25 01.74 ID zVq4II/so 貴方は、傍観を続けた セイバー「…この数、少し厄介ですね」 一薙で3体の竜牙兵を地に伏せた『セイバー』がそんな事を言う 赤い服の少年は周囲を見渡し、首を振る ??「…この場所で宝具は周囲に与える影響が大きすぎます」 この『セイバー』の宝具は強力なものらしい 確かに、神秘は隠されるべきもの この場所を破壊すれば、何かしらの痕跡を残してしまうか キャスター「…マスター、この隙に逃げるわよ」 ??「それじゃ、集めた魔翌力が!」 キャスター「…魔翌力なんて、いつだって集められるわよ!」 『キャスター』達がその場から消えた まさか、転移したのか?この短時間で、何の準備もなく? 『キャスター』は、当然のことながら相当な力を持つ魔術師のようだ セイバー「申し訳ありません、逃しました」 ??「いえ、充分に情報は得られた…それに」 『セイバー』陣営も此処は退くようだ、『セイバー』が霊化し …?こちらに、向かってくる ??「そろそろ、出てきたらどうですか?」 まさか、感知されている? 貴方は 1.素直に姿を表す 2.逃げ出す 3.自由行動 安価 下3 743 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県)[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 25 40.09 ID 15kbER610 2 753 名前:1 ◆8NYroe5tmA[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 21 29 45.79 ID zVq4II/so 貴方は、逃げ出した 言いようのない不安と恐怖…何なんだ、あの少年は 貴方は『アサシン』に抱きかかえられると周囲に配置した『アサシン』を撤収させ 貴方自身も拠点に向い、逃げ出す ??「逃しました、ね」 セイバー「…『アサシン』ですかね」 ??「気配がありませんでしたから『気配遮断』スキルでしょう」 【二日目、終了】 一日目 - 二日目 - 三日目 - 四日目 - 五日目 - 六日目-1 - 六日目-2
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352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 28 39.18 ID 2bKbpg+U0 文才ないし・・・遅いけど勘弁してね 「初めまして!マスター!」 段ボール箱に入っていた初音ミクを起動させるとそう挨拶した。大きな目、ツインテール、貧乳・・・ 僕好みの女の子だった。 ミク「マスター!おはようございます!」 ミク「マスター!ご飯準備できてますけど、食べますよね?」 ミク「マスター!それ、新しい曲ですか!?」 何人かの女友達は居たが、 ここまで慕ってくれる女性は過去に居なかった。 そんな僕にとって、ミクは女神のようだった。 ミクは僕を慕ってくれている。 僕もミクを可愛がった。 とても幸せだった。 色んな所にデートに行った。ミクの為に色々曲を作った。 どんなに疲れていても、ミクと一緒に居るだけで・・・ 354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 34 00.85 ID 2bKbpg+U0 女「君さ、最近変わったよね~」 僕「そうかな?」 女「前より親し気になったと言うか・・・かなり感じが良くなった」 僕「そう言って貰えると、嬉しいな」 大学生活が始まって二年目、ミクと暮らし始めて三ヶ月目。 ミクとの幸せな生活で僕はかなり明るい性格に変わっていった。 前は女性と嫌われるのを恐れて、まともに話したことは無かったが ミクと話すことが、ある意味で練習の様になっていて かなり饒舌にもなっていた。 ミク「お帰りなさい!マスター!」 僕「只今、ミク。今日も授業中に曲を考えてたよ」 ミク「もう!さぼっちゃ駄目ですよ!」 僕「教科書とか読んで、軽く聞いてれば事足りるんだよ」 ミク「もう・・・頭良いのをそうやって自慢する!(笑)」 僕「三年生になったら研究詰めになりそうだからね。今の内だけだよ」 ミク「しっかりしてくださいね!・・・お風呂にしますか?ご飯にしますか?」 僕はミクをからかった後に風呂に入る。唯一、自分の作曲時間が風呂の時間だ。 正直、授業は真面目に聞いている。留年なんてしていられない。 「家の事情」だ。「留年したら、退学」が約束で大学に行かせて貰っていた。 授業の無い時間帯も勉強しているから作曲などしている暇は無い。 風呂から上がると夕食を済ませ、ミクとTVを見る。 一時間ほどTVを楽しんだ後にPCを立ち上げ、 風呂の中で考えていた曲を譜に起こす。 そして、ミクの歌の調教。 一番の至福のときだ。ミク、愛してるよ。 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 38 18.43 ID fBGZpjVA0 虐待がまだはじまらん 357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 39 39.49 ID 2bKbpg+U0 それから五ヵ月後 ごめん、もうちょい待って. 356 僕「嘘・・・だろ?」 大学の掲示板に貼られた紙に僕は目を奪われた。 英語、落第者の学生番号が貼りだされているのだ。 そこに、僕の番号がある。 頭がボーっとし、足が重くなる。 近くに教授がいた。僕が入りたい研究所の教授だ。 教授「君、私の研究所に入りたいといっていた学生だったよね」 僕「はい・・・。」 教授「君は中々勉強熱心に見えたんだがね・・・期待はずれも良いところだ。」 僕「・・・」 教授「私の研究所は英語の落第者は取らないんだ。残念だが、他の所を探しなさい」 僕「知っています・・・」 歩いていく教授の後姿を僕は見つめていた 女「仕方ないよ。君は外国語がかなり苦手じゃん?」 近くにいた女友達が声をかけてきた。 女「他の教科はかなり良かったらしいよ。外国語も留年は無いようにしてもらえると思うし・・・ ねぇってば」 僕の耳は彼女の声を受け入れていた。でも脳が反応しなかった。 重い重い足をゆっくり動かし、家に帰っていく。 358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 40 44.91 ID 2bKbpg+U0 ミク「お帰りなさい!マスター!」 僕「・・・」 ミク「どうしたんですか?マスター」 僕はゆっくりとバッグを床に置いた。 俯き只管、落ち込んでいた 「何のための勉強だったんだ? 何故、僕が? どうして? あの教授の元に行けば、親に楽させられることは間違いないのに 一部上場企業のエリートコースにいけたのに 何で? 何で? 何で? ミク「マスター?」 俺「お前のせいだ」 361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 46 05.00 ID 2bKbpg+U0 ミク「え?」 俺「お前の曲など考えているからこんなことになったんだ」 ミク「マスターまさか・・・英語で・・・?」 俺「お前に心配されるなんて・・・心底イライラするよ」 ゆっくりと立ち上がり戸棚を探る ミク「いつもみたいに「僕は大丈夫」って言ってください・・・そんなに暗いマスターを見たくは・・・」 俺「黙れ、五月蝿い」 素早くミクをうつ伏せに倒す ミク「うぐっ!」 身体を押さえつけた後にガムテープで手首と足首を固定する ミク「マスター!?何をするんですか!!」 俺「五月蝿いって言ってるだろ!」 僕はミクの顔を踏みつける。 喘ぐミクの声も僕の脳には届かない 俺はミクの髪を掴み上げる。 ミクの目からは涙が零れていた 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 51 20.81 ID 2bKbpg+U0 え?何かごめん。無茶苦茶かな? 俺「貴様の所為で俺のこれからの人生は無茶苦茶だ」 ミク「そんなことはないです!マスターの尊敬していた教授の研究室に行けなくても・・・」 俺「機械に何がわかるんだよ」 ミクを床に叩きつける。 俺「俺の痛みを知れ」 包丁を持ち出し左腕を刺す ミク「あ゛ああ゛ああああああ゛ああぁああ゛あああぁぁぁ!!!!!」 俺「左腕を刺されたぐらいでそこまで叫ぶなよ、大袈裟なんだよ」 ゆっくりと包丁を抜いた後、頭を踏みつける。 血の滴る包丁で、俺が買ってあげた服を全部切る。白く細い身体が露になった。 368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/26(水) 10 57 06.27 ID PEwZzX+X0 逆恨みだろwww 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 10 59 58.33 ID 2bKbpg+U0 . 368 そうだよwwwwだって虐待って意味わかんねぇから、理由も意味わかんなくしたかったんだよw 俺は包丁を放り投げた。血が滴って部屋が汚れるだろう、クズが ミク「マスターの・・・買ってくれた・・・服なのに・・・」 俺「関係ねぇよ。寧ろ俺の金で買った服だろ、どうしようと勝手だ」 ミク「マスター・・・寒いです・・・」 俺はミクの裸体をじっと見つめる 俺「無駄にリアルなんだよな。血とか、肌とか。性器とかもついてんのか。無駄だな。 製作者側の意図が読めねぇよ。無駄に飯も喰う、風呂にも入る、便所も行く」 俺「 お 前 の 全 て が 無 駄 な ん だ よ 」 俺はそういうとミクを思いっきり踏んだ。何度も何度も。 叫び声?呻き?そんなのは聞えない。兎に角、このゴミを踏み潰したかった。 俺は息を乱していた。 ミク「ます・・たぁ・・・」 俺「・・・」 俺はミクを抱き起こし椅子に座らせた ミク「ますたー・・・?気が・・・済みましたか?」 にっこり微笑むミク。 ミク「ミクは・・・身体は痛いですけど・・・マスターが・・・」 ドカッ ミクは後頭部を打つ形で引っ繰り返った 俺「何が言いたいんだ?ゴミ。」 372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 11 07 31.37 ID 2bKbpg+U0 遅くて本当にごめんね。 ミクは後頭部を打って痙攣していたが関係ない。 俺は乱暴に布団を引き出しそのまま潜り込んだ ―次の朝 ミクは既に気が付いていたようだった。未だに目が涙で潤んでいる。左腕の血は止まっているようだ。 ミク「マスター・・・?おはようございます」 僕はコップに水を注ぎ鵜飼をする。落ちている包丁を拾い上げ、丁寧に血を洗い流す ミク「マスター洗物はミクがします。このガムテープをほどいて頂けないでしょうか・・・?」 僕「ミク、ちょっと出かけてくる。御免けど、暫く待ってて」 僕の口調に安心したのかミクは微笑んで頷いた。 僕は色んな店で色んな物を買ってきたので手が買い物袋でふさがっていた。 買い物を済ませて帰ってきた僕に ミク「お帰りなさい!ごめんなさい、とても寒いんです!このガムテープを」 僕「解く必要はないよ、ミク」 俺「最大の屈辱と痛みを教えてやるから、ゴミ」 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 11 15 44.08 ID 2bKbpg+U0 前置き長いな~俺。 ミクは震えている 俺は口の端を歪める 買い物袋をひっくり返すと色々なものが落ちる 100円ショップで変えるものもある、大人のおもちゃも。日曜大工用品もある。 俺「屈辱と痛み。もう何するかは想像つくだろう?ゴミでも」 ミク「え・・・笑えない冗談ですよ?」 俺「無駄な物を僕の喜びに変えるために必要な物なんだ、これは冗談じゃないんだよ」 まずミクにディルドーを見せてみた。引きつった面を見せる 俺「そんな知識もあるのか、本当に無駄な知識だな。無駄」 でも俺は此処で気付く。足首を固定しているのにどうやってこれを入れるんだ? 俺「解く・・・しかないのか?」 ミク「解いてください!お願いします!マスター!」 俺「そんな事したら逃げるだろ」 ミク「逃げません!」 俺「そんな事より良いこと思いついたよ。」 もう1つの買い物袋から出したのは、日曜大工用品、鋸だ。 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 11 24 59.28 ID 2bKbpg+U0 ミク「マスター・・・?鋸で・・・何を・・・?」 俺「お前にこのディルドーを突っ込みたい。でも足は閉じたままだ。 解けばお前は逃げる。じゃあどうすれば良いと思う?」 ミク「え・・・・・・・・・あの・・・」 俺「脚が一本無ければ良い」 ミク「嫌・・・・いや・・・辞めてください!マスター!」 俺「無駄じゃん。脚。」 僕は新品の鋸を丁寧に持ち上げミクの左太腿にあてがう ミク「嫌です!嫌です!マスター!!!マスタァァァァアアー!」 グッと鋸を差し込む。滲む血。 ゆっくりと引き、そして押す。 ミク「痛い・・・・!痛いです!マスター!!!」 少しずつ早めていくと大腿骨に達したのか、少し重くなる ミク「痛いィィィィ!やめ・・・・・・・・・ああああああああああ!!!!!!!!!!!!! グgggggggっがああああああああああああああああああああああ!」 うるさい 380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 11 35 32.02 ID 2bKbpg+U0 . 374の一言でちょっと俺が凹んだ 最後の一引きを終えた。 ごろんと転がるミクの左脚。 ミクは「う・・・・あ・・・・・・・ううう・・・」 と呻いている。 俺「やれやれ、無駄なものが御目見えだ」 性器に目をやる。 ミク「ますたー・・・痛いよぅ・・・マスター・・・・」 俺「とりあえず、挿してみよう」 無視。 今まで無臭性動画とかそういった類でしか見たことが無かった僕だが何の興奮も覚えない 俺「やっぱりゴミだからかな」 そう呟くと無理矢理入れようとする ミク「痛い!痛いです!」 俺「おかしいなぁ・・・中々入らない」 所謂、小さいというわけか?濡れてないというやつか? 僕は買い物袋の中のローションでディルドーを濡らした後にミクの性器に当てがい少しだけ入れる。 ミクは相変わらず「マスターマスター」と息絶え絶えに言っていた。 俺「ミク?」 ミク「ま・・・マスター?」 俺「ちゃんと意識あるじゃねぇか、気を失ってるかと思ったよ」 俺は少しだけ入っていたディルドーを脚の裏で踏み込んだ 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 11 48 19.01 ID 2bKbpg+U0 励まされてる、俺ドS。 ミク「あああああ!」 俺「ちゃんと処女膜あったのか。本当に無駄だな」 もう、太腿から流れた血なのか性器から流れ出た血なのか分からなくなっていた。 俺「ミク?気持ち良い?ねぇ」 いきなりだったが、かなり速いペースで前後させて見た。 踏み込んだのが良かったのか、ローションの所為か、はたまた血か。動きはそれなりに良かった。 ミク「うぐ・・・ふむ・・・う・・・」 俺「気持ち良い?」 ミク「アッ・・・ウッ・・・!マスターぁ・・・」 俺「ミク気持ちいいの?ねぇ?濡れてきてるけど、脚が一本ないくせによがってるの?」 ミク「あっ!」 386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 11 55 24.47 ID 2bKbpg+U0 ミクは軽く身体を痙攣させた。それでもまだディルドーを前後させ続けていた。 俺「ミク?ミク?気持ち良いのかが聞きたいんだよ?」 ミク「ふわぁっ・・・!マスター・・・!マスター・・・!」 俺「気持ち良いんだよね?」 ミク「アッ・・・アッ・・・アッ・・・マス・・・マスター・・・・マス」 俺「気持ち良いかって聞いてんだよ!」 俺はすっと立ち上がり思いっきり蹴り込んだ ミク「!!!あがgてあrがえがtrががっががあがいghgggっが!!!!!」 俺「質問が聞えねぇならその耳いらねぇな」 昨日、ミクの服を切り裂いた包丁をもう一度取り出す。 388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 12 01 13.35 ID 2bKbpg+U0 ミク「あ・・・・・・が・・・・・ぐ・・・・」 俺「子宮の中の方まで入ったのかな?ミク?」 ミク「い゛・・・だ・・・・・・・・・」 俺「やっぱり要らないな。その耳」 乱暴に髪を掻き揚げ右の耳を見た 俺「そうだったな。此処だけちょっと機械っぽいんだったな。切れないな・・・う~ん」 ミク「マスター・・・・もう・・・勘弁してください・・・」 俺「聞えない耳に言っても意味ないだろうけど I ll kill you . ははっ、陳腐な英語しか使えなくて悪かったな!」 新品のスタンガンを持ち出すと耳に押し付けた ミク「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」 俺「機械だけにスタンガンのほうが効くのか、さぞかし気持ち良いんだろうなぁ?ゴミ」 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 12 06 04.12 ID 2bKbpg+U0 ミクがゆっくり話し出す ミク「マスター・・・・まだ・・・ミクは・・・修理すれば直ります・・・ どうか・・・どうか・・・」 俺「どうせ修理する人間もミクの異変に気付いて僕に二度とミクを発注しないだろうさ」 ミク「私は・・・マスターの作る歌が好きでした ポップ、ロック、ラップ・・・時々凶暴的なメタルもありましたけど どれも何処かマスターの優しさがあって・・・ お願いです。修理したら無理にでも戻ってきますから・・・ マスターの歌を歌わせてください・・・」 俺「・・・」 俺はゆっくり立ち上がり譜面を丁寧に整理してあるファイルを持ってきた ミク「その中の歌は私の全てです・・・お願いです、マスター」 俺「ミク・・・」 ファイルを優しく床に置き、ゆっくり立ち上がった。 ミク「マスター!まだ!まだやり直せます!ねぇ?マスター」 俺「機械のお前はな。俺の人生やり直せないんだよ」 さっき使えなかった包丁でファイルを滅多刺しにした。 ミクの号泣を背中で聞いていた。 392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/26(水) 12 11 31.25 ID 2bKbpg+U0 譜面はもう譜面としてではなく只の紙として存在してた。 紙を持ち上げミクの上にばら撒く。 俺「またゴミが増えたよ」 ミクは自分が傷付けられた時より更に大きな声を出して泣いていた 俺「そんなにこれが大事かよ。よかったな、同じゴミ同士仲良くやれよ」 ミク「マスター!マスターの新しい曲でも良いんです!また!また歌わせてください! ミクはマスターの曲を歌えることだけで幸せなんです!」 俺「そろそろさっきの英語の通りのことをしようかな」 ミク「今度は愛の歌が良いです!マスター!!」 俺「喉を砕いてあげるよ、歌とともに死ねば良い」 俺は金槌を持ち出した。 ミク「マスター!マスターの事を思いながら歌いますから!きっと素晴らしい歌になると思います!」 俺「その歌は今度、リンとかレンに歌わせるから」 ミク「私の声をどうか!私をもう一度!マスターと一緒に!」 俺「じゃ、歌を作ったから歌ってくれよ。死の歌。良かったね。バイバイ」 思いっきり振り下ろした。最期のミクの歌。死の歌。良かったよ。 Fin
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先行してきた最後の一騎の幽鬼兵がライダーの双剣の二振りによって搭乗した騎馬もろとも切り伏せられる。 「カルデアのマスターに侵略者の小僧、そして彼方に見えるのは五虎将の軍勢か。随分と大勢の客を連れて来たな、ライダー」 「すまぬな、ジェロニモ殿。本来であればビリー殿と立香殿だけの筈だったのだが」 すれ違い様に立香とビリーに笑いかけながら、騎乗したジェロニモがライダー同様に迫りくる騎馬に備える様に前に出る。 その手に槍を携え、彼を守護するコヨーテの精霊が彼の側へと立った。 ライダーはこの助っ人の存在を承知していたようだが、ビリーには何も知らされていなかったらしい。彼もまた立香同様に目を丸くしている。 「ライダー、ジェロニモとも知り合いだったの!?」 「彼はこれから向かう予定だった魏に協力しているサーヴァントの一騎さ」 「そしてライダーも協力者の一人という訳だ。現地のサーヴァントであり土地勘もあるらしい彼に敵地の密偵を依頼していたのさ」 『なるほど、複数のサーヴァントを相手に魏が持ちこたえていたのはそういう理由だったからか!』 「詳しい話は後にしよう、今はあれを迎え撃たねばな!」 ジェロニモの参戦。 これで彼我のパワーバランスは僅かばかり立香に傾いた事になる。 血濡れの悪魔という戦闘スキルにより、ジェロニモはキャスターでありながら接近戦もこなせる稀有なサーヴァントだ。 近接戦に特化したサーヴァントには劣るものの、サーヴァントにも至らぬ相手であれば互角以上に渡り合える。 彼の使役するコヨーテも含めて幽鬼兵を迎え撃つだけの戦力は十全に整ったと言っても過言ではない。 再度の衝突の合図は一発の銃声。 立香目がけて放たれた弓矢がビリーの撃った銃に迎撃され、勢い殺がれて転がった弾丸と矢が地響きを鳴らす騎馬の蹄に踏み荒らされて大地に埋まる。 迎え撃つサーヴァント達と騎馬の集団が激突した。 突き出された槍をライダーが右手の剣で跳ね上げて、馬の突撃をかわすように右回りに跳躍しながら一回転。 すれ違い様に馬上の幽鬼兵の胴を左手に持った剣で薙ぎ払うと、腹を裂かれた幽鬼兵が力なく地面に転がる。 主のいなくなった馬にライダーが飛び乗った。 幽鬼兵と同様に死霊の馬であるが、高い騎乗スキルを持つライダーであれば操ることなど造作もない。ここからが騎乗兵のクラスの本領である。 馬に乗ったジェロニモが槍を振るうと幽鬼兵が騎馬から突き落とされた。 1対1では不利と感じた幽鬼兵が2騎がかりで襲い掛かる。 だが2本の槍がジェロニモに届くよりも早くその片方の首筋にナイフが突き立ったかと思うと、周囲に稲妻が走り運悪く近くにいた兵士を巻き込みながら吹き飛ぶ。 腰元に差していたナイフに精霊の力を込めて投擲したジェロニモは、目論見を果たせなかったもう一人の幽鬼兵を槍で穿ちながら次の騎兵へと向かっていった。 そんな中、幸運な幽鬼兵が二人きりの防衛網を潜り抜け、その先に進もうとする。 だが、それが叶う事はない。横合いから飛びかかったコヨーテの爪に切り裂かれ、塵となって霧散していく。 機動力のあるコヨーテは遊撃担当といった所だ。騎兵隊の槍も剣もコヨーテの更に後ろに控える二人に届くことはない。 そうして形成された安全圏にいるビリーと立香の仕事といえば前衛で戦う三人の援護だ。 三連射で放たれた弓矢に対し、リボルバーのハンマーに右掌を添えファニングショットで同様に三連射。その悉くを撃ち落とす。 この状況で一番警戒すべきことは乱戦エリアの外から放たれるサーヴァントの攻撃だ。それに対する妨害にビリーが全神経を傾ける。 立香の方はと言えば、乱戦から外れた幽鬼兵目がけてガンドを放っていく。先の様に突撃してくる対象の動きを急に止めてしまえば転倒し負傷は免れない。 仮に動ける場合だとしてもそれはコヨーテの格好の獲物だ。 戦局は極めて有利。端から見れば、誰もがそう答えるような展開だった。 そう、ここまでは。 『先輩! 前方で魔力の増大を確認! これは間違いなく宝具が……!』 魔力が膨れ上がる気配がした。通信機から流れるマシュの警告。 兵士に比べてあまりに消極的な行動をとっていた二騎のサーヴァント。 何かがあると警戒しながらも襲い来る幽鬼兵達に対処せざるを得なかった立香やサーヴァント達の悪い予感が的中する。 妨害をしなければと考えるも、それは叶わない。 遠距離を狙える攻撃手段はビリーの射撃とジェロニモの宝具の二つ。 だが、ジェロニモは乱戦に巻き込まれて宝具を解放する余裕が与えられず、ビリーはアーチャーの放つ矢への対応を余儀なくされ、宝具を使うつもりであろうもう一騎のサーヴァントへの対処が行えない。 ライダーが乱戦を突破する手はどうか。彼の騎乗能力であれば不可能ではない。 とはいえそうなると残った兵士をジェロニモとコヨーテだけで受け持たなくてはならなくなる。そうなれば障害の一つ減った幽鬼兵達は立香らに殺到することは明白だ。 二騎のサーヴァントが前線を張っているという状況だからこそ、彼らはここまで戦えているのである。 今の戦線をこの配置で維持する以上、敵の宝具を防ぐことは不可能だった。 「いいぞアーチャー、その調子であの白人を釘付けにしておいてくれ」 「OK、そっちもしっかり決めてよね」 五虎将のキャスターの言葉に応える様に、五虎将のアーチャーが立て続けに弓を射る。その全てがビリーが対応せざるをえない位置に放たれた矢だ。 時は少し遡る。 ジェロニモが参戦した時点で彼の真名に見当のついた五虎将のキャスターは宝具の開帳を決めた。宝具を使用しなければここで彼らを仕留めきれないと判断したのだ サーヴァントが3騎にマスターが1人、魔力の消耗に比べれば十二分にお釣りのくる戦果となるだろう。 懸念すべき事柄は遠距離攻撃による宝具の妨害だ。 藤丸立香のガンドには乱戦を抜けてこちらを狙い撃つだけの技量はない。 ビリー・ザ・キッドの射撃はアーチャーの射撃の対応に回す事で封じられる。 ジェロニモは前線に留まらなければならない状況を作り出すことで魔術の使用を封じた。 ライダーの宝具は未知数だが、彼もまた乱戦に巻き込んでしまえばこちらの宝具を防ぐ事は難しいだろう。 そしてその条件は満たされた。 後は宝具を解放し、眼前の障害を骨の欠片すらも残さずに吹き飛ばすだけである。 いつのまにかキャスターの傍らに白い少女が姿を現す。 ジッと見上げてくる少女に向かい、感情の読み取りがたい厳めしい表情のまま、キャスターは頷いた。 後は宝具を解放するだけ。 その時だった。 「なあっ!?」 驚愕に満ちたアーチャーの叫びに、何事かとキャスターの意識が逸れる。 視線は自然と敵のいる場所――前方の乱戦地帯――に動き、そして彼女が驚いた理由を知った。 先ほどまでジェロニモの乗っていた馬に、ビリー・ザ・キッドが乗っていた。 曲撃ち染みた銃撃によって近づこうとした幽鬼兵が撃ち抜かれていく。馬の扱いも巧みなもので意図的に暴れさせる事で他の騎馬が容易く近づけない様にしているのだ。 だが、そんな事は重要ではない。 ビリー・ザ・キッドがジェロニモのいた場所にいるというのであれば、本来そこにいたジェロニモはどこ行ったのか? 前線を放棄してまでこの状況で何をするつもりなのか? キャスターの脳裏に浮かんだ疑問から生じた推測は、前方から高まる魔力によって正解であること証明されてしまう。 ジェロニモが宝具を展開する準備に入ったのだ。 不測の事態に自身の宝具の展開を中断してしまった、己の迂闊さにキャスターは歯噛みする。 だが、それを悔やむだけの時間はない。 一縷の望みかけてキャスターは己が宝具を解放した。 「精霊よ、天なる恵みよ」 「精霊よ、太陽よ」 街道に二つの声が木霊する。 「今ひと時」 「今ひと時」 迸る魔力がコヨーテと少女に、それぞれ流れ込む。 「我に」 「我に」 コヨーテの全身が総毛立ち、少女が純白のアメリカバイソンへと姿を変えた。 「その大いなる裁きを!」 「その大いなる悪戯を!」 シャーマン達は朗々と、己の宝具の名を宣言する。 「大いなる神秘の先駆け(プテ・サン・ウィン)!」 「大地を作りし者(ツァゴ・デジ・ナレヤ)!」 これは精霊たちの逸話の再現。 伝承に曰く、白いバッファローの仔牛の少女は邪な思いを抱いた男を罰する為に竜巻と稲妻を起こした。 猛牛の嘶きが暗雲を呼び、雷光と竜巻を作り出して進路上の全てを薙ぎ払いながら進む。 伝承に曰く、コヨーテは煙草を盗み、それに気づいた太陽はコヨーテを追いかけた。 コヨーテの遠吠えが雲間を晴らし、陽光を迸らせて立香らの周りにいた幽鬼兵や死霊の馬を灼きながら前方の敵へと降り注ぐ。 交差するは熱波と風雷。 稲光と陽光が弾けては明滅して視覚を奪い、雷鳴と風切り音が聴覚を塞ぐ。 敵対者を滅ぼす自然の猛威は拮抗し侵食するようにぶつかり合う。 遠目から見れば太陽と暗雲が喧嘩をするようにせめぎ合っている様に見えただろう。 五虎将のサーヴァント達に向かって放たれる陽光は暴風と雷光に阻まれ、微かに視界を晦ます程度。 立香らに向かって放たれた竜巻と稲妻は熱波に妨げられ、強風に視界を塞がれる程度。 灼熱の日差しが五虎将のサーヴァントを焼き払う事はなく、また暴威の嵐が立香らを粉砕する事もない。 精霊達が起こした自然の猛威はそうして相手へとその牙を届かせる事なく、威力を衰えさせていく。 一際大きな音を立てた後、二人のシャーマンの放った宝具は互いに致命傷を与えることも無く対消滅した。 嵐と白光が消えて失せた後、暴風に散らされた木々が転がる街道に蜀の軍勢の姿はとうにない。 そこには3騎のサーヴァントと立香の姿だけがあった。 「仕留められぬと見た瞬間、即座に撤退を選んだか」 立香の横で荒い息を吐きながら、青白い顔をして地べたに座り込んだジェロニモが呟く。 既に発動の準備を整えていた五虎将のキャスターの宝具に対抗する為、現界する為のリソースを宝具を使用する魔力にあててまで急速充填した結果だ。 守護獣であるコヨーテもいつの間にかその姿は消えている。それ程までの消耗であり、暫くの間は宝具の行使にも支障は出るだろう。 とはいえ、それに見合うだけの結果を手に入れた事でジェロニモは安堵の溜め息を吐いた。 どのようにしてジェロニモを前線から下げ、宝具を撃たせる事に成功したのか。 そのタネは立香にあった。 彼が今回のミッションで装着している魔術礼装のカルデア戦闘服に搭載されているオーダーチェンジと呼ばれるスキル。 霊子でサーヴァントが構成されていることを利用し、味方として霊基を登録したサーヴァント2騎を霊体化させ、瞬時に互いの位置を入れ換える機能である。 サーヴァントという膨大かつ複雑な情報体を転移・置換する以上は負荷が酷く、乱用も出来ない文字通りの切り札と言えるスキルだ。 敵の宝具を止める為にジェロニモが宝具を使用する状況を整える事と、その為に前線を崩壊させない事。 その両方を満たす事ができる唯一の手だった。 「助かったよジェロニモ」 「それはこちらもだ。よく機転を利かせてくれたな、立香」 緊張から額に噴き出ていた汗を袖口で拭いながら、立香が傍らに座り込むジェロニモに手を差し出す。 ジェロニモが僅かに口角を上げて立香の手を取り立ち上がる頃には、ビリーとライダーも二人の元へと戻って来ていた。 「やあ、まさかこっちでも君と手を組む事になるなんてね」 「それは私も同意見だ。しかもあの大陸とはかけ離れたこの地、この時代に我々が揃って召喚されるとはな」 ウエスタンショーさながらの大暴れを見せた馬から降り、にっこりと笑うビリー。 ジェロニモもそんな彼に何とも言えない表情で返す。 「それにしても、ライダーが魏に協力してるなんてね」 「一応は密偵の様なものだったからね。どこに監視の目があるかも分からない以上、少なくともジェロニモ殿と合流するまでは明かす訳にはいかなかったのさ。申し訳ない」 『ジェロニモと君が魏に協力しているということは分かったが、他にも協力しているサーヴァントはいるのかい?』 「ランサーとアサシンの2騎がいる。我々の取り纏めを行っているのはランサーだな」 「もともと有能な将だったのだろうね、普段の言動に覇気はないが魏がもっているのは彼が指揮を執っているところが大きいと私は見ているかな」 「アサシンは少々扱いづらい気性の持ち主だ。彼女は魏を守るためというよりは五虎将と敵対しているから私達に協力しているといった方が正しいだろう」 ライダーとジェロニモから明かされた、2騎の新たなサーヴァントの存在。それは立香にとって光明だ。 五虎将のサーヴァントに対し、こちらも5騎のサーヴァント。頭数だけでいえばこれで戦力は互角となった事になる。 『構図としてはランサーの取りまとめる魏軍に私たちも協力して新生蜀軍と対決する。という事になるのかな』 「そうなるだろう。今、魏軍の前線部隊は五丈原と呼ばれる場所に布陣している。ライダーが連れてきたという事は君たちも協力してくれるものと思っているが相違はないか?」 「まあ、元々僕も立香もライダーには協力するつもりだったし、断ったところで蜀の奴らからは命を狙われてる訳だからね」 「うん、一緒にこの特異点を解決しよう」 立香とビリーがジェロニモの確認に対して快く返答する。 「心強い味方が増えたものだ。もっとも収穫はそれだけではないが」 「収穫って?」 「敵のサーヴァント、恐らく五虎将のキャスターだろう。彼の真名が分かった」 敵の真名の判明。ジェロニモの口から出た言葉にその場にいる全員がそれぞれの反応を見せる。 「多分、ジェロニモと同じインディアンのサーヴァント、だよね?」 「ふむ? あの距離とこの乱戦の状況から遠くにいた彼の姿が見えていたのかね?」 「いや、そういう訳じゃないんだけど」 立香の言葉に興味深そうに尋ねるジェロニモ。 それを否定し立香はこの特異点に来る前、ワカン・タンカと呼ばれる場所で彼に宣戦布告をしてきたキャスターの事を告げる。 先の戦闘で立香は敵のサーヴァントの姿を目視する事はできなかった。だが、彼の耳は宝具同士の衝突が起きる前にバイソンの嘶きを聞いている。 この中国でバイソンと関係のあるサーヴァントが2騎も召喚される可能性がどれだけ低いものだろうか。 立香は、自分達の追撃にやってきたサーヴァントの1騎があのキャスターであると推察していた。 「ワカン・タンカに白い少女、恐らく私の予想と立香の推察しているキャスターは同一人物だろう」 ジェロニモが立香の推察を肯定する。 「動物達と語らい、大いなる神秘へと至ることが出来る程の優れたシャーマン。私と同じ時代を生き、場所は違えど同様に白人達に抵抗した戦士にしてバッファローの加護を受けた男」 ビリーがハッとした表情を浮かべた。同郷であるが故に、ジェロニモの説明で誰が召喚されたのか予想がついたのだろう。 ジェロニモの表情は複雑だ。 かつて、肩を並べることはなくとも同じ想いの元、白人への敵対行動をとっていた謂わば同志とも言える相手が敵となった心境はどんなものか。 「シッティング・ブル。それが五虎将のキャスターの名前だ」 スー族の戦士。 座する雄牛。 白人達に日常を脅かされ、最後の一瞬まで抗い続けた男の名をジェロニモは口にした。 真名判明 五虎将のキャスター 真名 シッティング・ブル ◇ 漢中から成都へと向かう街道を騎馬が駆ける。 五虎将のアーチャーとキャスター、2騎のサーヴァント。 北へと向かっていた時には十数騎の兵士を伴っていたが、その悉くが先の一戦で塵へと還ってしまった。 宝具を解放までしたというのにカルデアのマスターもはぐれサーヴァントを倒すことも能わず、只管に馬を走らせる。 その様は敗北と形容する以外に何と表現すればいいだろうか。 「すまない、私の落ち度だ」 ポツリとキャスター、シッティング・ブルがアーチャーに向けて謝罪する。 絶好の機会だった筈だ。だが、それを一瞬の不注意でフイにしてしまった。 戦力が無かった筈のカルデアのマスターは今や3騎のサーヴァントの協力関係にある。 だが、事態はそれだけでは終わらないだろう。 立香やはぐれサーヴァントは異変の中心地である蜀の成都に向かわず北上していた。それが意味する事は。 恐らく、蜀と敵対している魏に向かうつもりなのだろう。単純に蜀と敵対しているからか魏に所属しているサーヴァントの存在を認知しているからかまでは定かではないが、まず両者が手を組むであろう事は予想できるものだ。 ここで、それを何としてでも防ぐべきだったのだ。それを果たせなかった以上、戦局は彼らの望ましくない方向へと転がっていくだろう。 「むざむざ宝具を撃たせちゃったって意味じゃ、僕も同罪だよ。僕があの時に変な声をあげなきゃキャスターは宝具を撃つのを中断しなかったでしょ」 アーチャーがシッティング・ブルに対して言葉を返す。 慰めようなどという感情はこもっていない。彼女は彼女で、自分の落ち度を認識しているのだ。 打てる手としては最善であったという認識は二人ともにあった。 ただ、一手。 たった一つの想定外の一手が二人の目論見を破綻させてしまった。 間が悪かった。言葉にすればなんとも単純な結論だろうか。 「でも、まだ負けてない」 強い口調でアーチャーが続けた。 前を見据えるその瞳に、諦めも自棄の色も存在しない。 まだ、彼女の闘志は挫けてなどいないのだ。 「僕と君は失敗しちゃった。でも、まだ負けてない。そうでしょ?」 「無論だ」 アーチャーの質問にシッティング・ブルは当然の様に答えた。 五虎将のサーヴァントの心はこの程度の敗走で折れることなどありえない。 敵の戦力は看過できない程に膨れ上がったことだろう。 兵も失った。だが、五体はまだ満足だ。 打てる手も戦うだけの力もまだ十二分にある以上、この様なところで消沈している暇など存在はしない。 「なら、まだ勝てるさ。そのためにはどうしたらいいかな?」 「セイバー達の元に向かおう。ランサーが合流したとはいえ、サーヴァントが5騎に増えれば彼らとて旗色は悪い。漢中王への報告は私の使い魔に行わせる」 シッティング・ブルの打ち出した方針にアーチャーが頷く。 2騎のサーヴァントは馬首を返し、漢中の山へと馬を走らせる。 五丈原。 かつて諸葛亮孔明と司馬懿仲達が激突し、蜀の運命を決定づけたと言っても過言ではない戦の舞台となった戦場。 そこにまた数多の将星が集まっていく。 五虎将率いる蜀とそれに抗する英雄達が集結した魏。 凍える春の風吹く五丈原、落ちる将星は果たしてどちらのものになるのか。 その答えを知る者は、この地にはいない。 BACK TOP NEXT 其の参:漢中にて(2) 最終北伐戦域 漢中 其の肆:戦う意味は
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「うう……」 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、途方に暮れながらレジカウンターの奥に蹲っていた。 ここはデパート、階層は二階の書店コーナーだ。 人気の漫画から難しくてよくわからない新書まで平積みになっており、素人目にも品揃えの良さが窺える。 だが当然、イリヤにそんなことを気にしている余裕などありはしなかった。 ある並行世界の彼女ならばいざ知らず、今此処にいるイリヤスフィールは血で血を洗うような陰惨な遊技盤に放り込まれて平然と順応できるほど、人間離れした価値観を持ってはいない。 殺し合いが始まってから早三十分。その間、イリヤはただ蹲って震えているだけだった。 『イリヤさーん……そろそろ私達もちょっとは動きましょうよー。まだ名簿や支給品も確認してないでしょう?』 「だって……」 『だってもヘチマもありません。というか貴女仮にも主人公でしょう! あーもうしゃんとしてください!!』 騒ぎ立てる相棒……カレイドルビーに押されて、漸くイリヤは自分のディパックに手を付ける。 いくら彼女でも、これがドッキリや悪ふざけの類でないことくらいは理解していた。 漆黒の中、開戦を宣言した漆黒の神父……イリヤの世界にもあの神父は存在しており、些か愉快な人格の持ち主になって彼女と邂逅を果たしたことがあった筈だったが、ついぞ彼女がそれに気付くことはなかった。 『邪悪』という概念を鍋で煮詰め、そこにありったけの毒物を加えたような――そんな人物。 あんな者を前にして、まともでいられる子女など存在すまい。 未だ覚めない胸の厭な高鳴りを抑えながら支給品を慎重に取り出し、床に並べていく。 『ふむ……どうやら、私も支給品の一つとしてカウントされているみたいですね』 「あ、でもクラスカードがあるよ。……アサシンの。いざという時には役立ちそうだね!」 『欲を言えばセイバーやランサーのものが欲しかった所ですが、贅沢は言えません。喜んでおきましょう、流石の幸運』 しかし、支給品の確認という至極セオリー通りの行動であっても、何か行動をするということはイリヤにとってプラスに作用した。結果的に当たりと呼べるものも入っていたし、気分転換としては上等だったといえる。 が、その喜びも束の間。次に手に取った参加者名簿には、最悪な事実が容赦なく並べ連ねられていた。 「美遊、クロ、凛さん……――お兄ちゃん……!!」 美遊・エーデルフェルト。 クロエ・フォン・アインツベルン。 遠坂凛――そして、衛宮士郎。 イリヤの日常を形作る大切な人達も自分と同じように此処へ放り込まれていると知り、背筋が粟立つ感覚を覚える。 もし美遊が、クロが、凛さんが、……大好きなお兄ちゃんが死んでしまったら。 そう思うだけで、叫び出したいほどの恐怖と、怒りにも似た感情に襲われた。 そしてそれは決して、過剰な悲観ではない。 ルールというものが凡そ存在しないこの場所では、人の命など即ち塵芥と変わらないのだ。 聖職者も、魔法少女も、英霊も、勇者も魔王も皆須らく、濁流の流れに押し潰される瓦礫さながらに呆気なく消えるだろう。 それは余りにも恐ろしい想像で……イリヤスフィールという少女に、絶対にこの殺し合いは止めなくてはならないのだと使命感を抱かせた。流石にそこは、多くの非日常的経験を潜り抜けてきた、ルビーの言葉を借りて言うならば『主人公』というべきか。兎も角、行動指針は一つだった。最悪の結末の回避、そして―― 「止めなきゃ。……こんなの、おかしいよ。私は、皆で殺し合うなんて嫌だ」 『賢明ですね。私もあの気障ったらしい神父の言うことを聞くのは丁度癪だと思っていたところです』 「じゃあ、こうしちゃいられないよね」 怖いという思いは今もある。 でも、皆を失わない為に殺し合いを止めると決断したからには、行動あるのみだ。 カレイドステッキを握り締め、立ち上がる。 ……そうしたはいいものの、はてさてこれから何処に行こう。 うーんと考え込み始めた時、イリヤは並んだ書棚の向こうに人がいることに気が付いた。 「あ……」 整った顔立ちの、所謂イケメンと呼ばれる人種。 清潔な召し物に同じく清潔感漂う黒髪、眼鏡をかけた人相は非の打ち所もない。 既に意中の人がいるイリヤであったが、それでも一瞬気を抜いてしまう非現実感が彼にはあった。 青年もイリヤに気付いたようで、口元に薄い笑みを浮かべて此方へ視線を向け―― 『……イリヤさんッ!』 「――――え?」 次の瞬間には、目の前まで接近を果たしていた。 涼しい顔のまま、欠片ほどの不自然さもなく、さもそれが常識であるかのように堂々と。 イリヤとの間合いを詰めた男は、静かにその右腕に握っていた得物を掲げる。 ――細剣。宝具といった上等なものではないが、かと言って鈍かと問われれば否。 接近行動と、それを掲げる動作の意味。……もはや考えるまでもなかった。 「…………!」 ――――この偉丈夫は、殺し合いに乗っている。 今までにも魔法少女として戦ったことは何度もあったが、その中でも眼前の彼は一際異質だった。 何を考えているのか分からない鉄面皮。それでいて一手一手が確実に詰ませに来ている。 レジカウンターを隔てているという地の利を応用して三まで斬撃を回避したイリヤだったが、体感的にはそれらはほぼ一発と変わるところがなかった。異様なほどの速度から繰り出される故、回数すら正確に予測させない。 『行きますよ、イリヤさん!』 「うん!」 『――コンパクトフルオープン! 鏡界回廊最大展開!!』 その口上を皮切りに、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは文字通り変身を遂げた。 ピンクの衣装に身を包んだ姿は、彼女のもう一つのカタチ。 プリズマイリヤ……カレイドの魔法少女の姿である。 この男は見たところ目立った魔術も武装も使ってはいないが、危険度は頭抜けている。 なるべくなら戦いたくはない相手だが……撤退を選択するにしても、相手の攻撃に対応する手段は必要だろう。 無力化できれば勿論御の字、けれど無茶はせず堅実に。 変身を完了し、魔力を用い砲撃の準備を整えた彼女に、男はしかし冷静に応じた。 「――――、」 地の利を全て無視し、剣閃により生ずる衝撃波を以って刃とする。 それはイリヤの放った魔力弾と相殺し、第三次の衝撃波を生んでカウンターにあった筆記用具などを吹き散らした。 突風めいた衝撃が止むのを待たずに男は特攻を仕掛けてくる。 咄嗟に飛び退くイリヤだったが、これで地の利は今度こそ完全になくなった。 迫る男はまるで猟犬。ストイックかつ確実に死を狙ってくる姿は寒々しい程に殺戮機械を地で行っている。 魔力障壁でそれを躱しつつ、砲撃を複数放つも、それでは全く捉えることが出来ない。 『イリヤさん、落ち着いて聞いて下さい! 私の見立てですが――あの男、どだい魔術師ですらないようです!』 「は、はあ!? 何の力も使わないでこれだっていうの!?」 『いえ、恐らく何かしらの異能は使っているのでしょう。ただ……どうもそれが、私の管轄外の方面なようでして』 混乱するイリヤの首筋目掛け、一際鋭い突きが轟く。 モロに喰らえば確実に死ぬだろう一撃をすんでで回避し、お返しとばかりに今度は踏み込んでみせた。 今まで防戦一方だったイリヤの攻勢にやや男は眉を動かしたが、彼女にそんなことを気にしている余裕はない。 魔力を――研ぎ澄ます。 厚みは薄く、形状は鋭く。 そう、刃のように。 「――斬撃(シュナイデン)ッ!」 しかしそれは彼を捉えるに至らず、その刀身で持って受け止められる。 ならば押し切るのみ。そう高を括ったイリヤだったが、次の瞬間彼女の放ったそれは霧散霧消していた。 「なっ!」 返し手は熾烈極まる斬撃が為す。 疾風めいた踏み込みから連続する突きは魔力障壁を一撃ごとに揺らす。 執事風の優男な外見に違わず太刀筋は繊細だ。それでいて、恐ろしく暴力的な殺意をも秘めている。 暫く防御と攻撃が只管ぶつかり合う時間が続いたが、男はそこでふっとあれほど激しく連続させていた攻撃の手を止める。 怪訝な顔をして動向を見守るイリヤ。 すると男は、初めて口を開いた。 「一つ教授をしてやろう。―――盾を過信するのは程々にした方が良い」 そして、また刃が振るわれる。 それを、イリヤもまた同じように止める。 が――細剣の強打を受けた途端、魔力が掻き乱されるのを感じた。 消されていく。イリヤの身を守っていた魔力の盾が、細剣に触れる度理不尽な勢いで摩耗していく。 崩壊は呆気なく訪れた。苦し紛れの砲撃はひらりと躱され、気付けば後ろに迫っているのは壁。 『あちゃあ……これはちょっと、不味いですね……』 「……っ……!」 支給されたクラスカードがセイバーやランサーのような、所謂武闘派のものだったなら状況は違ったかもしれない。 一言で延べて、実力が違いすぎる。 単純な能力値ならイリヤだって決して低くはない。むしろ上等な部類だろう。 ならば何がここまで戦況を分けているかといえば、それは戦闘経験だ。 一体どんな経歴が彼にあるのかは定かではなかったが、この男は間違いなく人外のそれに近いレベルの研鑽を積んでいる。 身体能力の強化と魔力瓦解の能力を踏まえずとも、彼の体術は明らかに第一線級のものであった。 じり、と後退りする。こうなればもう、有効な手立てはそれこそ撤退くらいしか思いつかない。 だが背後は壁。横にずれて逃げることも可能だろうが、眼前の猟犬もそれは予期している筈。 どうする、どうする、どうする、どうする――――思考回路がパンクしそうな程の自問を繰り返すイリヤ。 しかしそんな彼女を待たず、無情に男は最後の一手を下した。 視界がスローモーションになる。 鋭剣は突き出され、イリヤの喉元を狙った。 避けられない。障壁を貼ろうにも間に合うかわからないし、またあの瓦解を使われればそれこそ本当に詰みだ。 視界が潤む。まだ死にたくない――そんな少女の願いも、剣を携えた猟犬には羽毛の如く軽い物でしかなく。 此処に、死は執行される。 「――はあああああああァァッ――――!!」 それを阻んだのは、まだ少女期の甲高さを残した裂帛の雄叫びだった。 「――、―――」 彼女の足が纏うはインテリジェントデバイス・マッハキャリバーAX。 それは勇敢な女魔導師の、少女(イリヤ)を助けたいという感情に呼応して脚力を爆発的に加速させる。 右手に装着したアームドデバイス・リボルバーナックルに力を込め、真実全力をもって男へ奇襲する! 既に攻撃態勢へと入っていた男は、イリヤを追い詰めた戦闘経験の賜物である危機感知を用い魔導師の接近を察知。 流石にこの状態から回避へ移るのは後続の動作が苦しくなる為選択肢から除外、防御という形を選ぶ。 キィンッ――喧しく衝突音を鳴らし、拳と剣が衝突する。 数秒の拮抗の後、双方共に後退した。 「……もう大丈夫、助けに来たよ!」 「あ……あなたは?」 「今はとりあえず走って逃げて! ここは――あたしが食い止めるから!!」 勇猛に宣言してのけた魔導師に、剣の猟犬はあくまで変わらない冷たいままの瞳を向ける。 あまりに空虚。されど情念の存在する双眼が、彼がこれまでの経験を総動員しても勝てるかわからないほどの難敵であることを自然と理解させる。……全力でぶつかっても、勝てるかは分からない相手だ。 だが逃げる訳にはいかない。恐怖はなかった。あるのはただ、殺し合いに乗った参加者を管理局の戦士として鎮圧し、やがては安楽椅子に座ってこの悪趣味な催しを観覧しているのだろう主催者たちを打倒するという強い意思。 これはその第一歩だ。だから――真っ向から挑み、乗り越える。若き魔導師、スバル・ナカジマは決意した。 ◆ 『イリヤさん、その傷……大丈夫ですか?』 「……痛むけど、そんなに深くはないみたい。でも手当しないと、ね……っ」 スバルの機転によって離脱を果たしたイリヤだったが、浅いとはいえ細剣の太刀に首筋を裂かれていた。 彼女は非常に高い幸運の持ち主だ。したがって、振り返りざまの切っ先に頸動脈を切り裂かれるという、半ば事故死にも近いような死に様を辿る未来を回避することが出来た。 けれどその表情は決して明るくない。首のあまりにリアルな痛みもそうだが、助けてくれた恩人が一人で戦っているにも関わらず、一人逃げるしかない自分への無力感が彼女の胸中を占めていた。 もし他の誰かが今のイリヤを見ても、まず攻めたりしないに違いない。 彼女は勇敢に戦った。それでも殺されかけ、まさに間一髪のタイミングであの女性に助けられたから今がある。 意地を張ってあそこに残っていても邪魔になるだけだったろうし、もしその無謀が原因で命を落とすようなことになったら、それこそあの人は浮かばれない。……だから今は、逃げるしかない。頭ではそう分かっていても、心に思う所はあった。 『……あまり気に病まない方がよろしいですよ。それより今は、あのイケメンをさっきの方がばこーんとぶっ倒しちゃう絵面を想像しようじゃありませんか』 「うん……そうだよね。信じてあげなきゃ、ダメだよね」 ルビーの励ましに、イリヤは沈みかけた感情をどうにか持ち直す。 身体を張ってまで自分を助けてくれた恩人だ。勝利を信じてあげるのが筋というものだろう。 階段を降り、ひとまず鏡のあるトイレを目指す。 出血は急を要するほど酷くこそないが、万全を期すに越したことはないしやはり痛みもある。 応急処置を終えたら、今度こそ自分なりに殺し合いを打倒すべく動こう。 「――あ」 決意を新たにするイリヤは、しかしまたしても前方に人影が見えたことで思わず足を踏み外しそうになる。 何せ最初に出会った参加者があの男だったのだ。 突然の遭遇というものにすっかりある種の嫌な印象を刻み込まれてしまった彼女は動きを止めてしまう。 でも今度の遭遇者は、イリヤを傷つけようとする人間ではなかった。 「お……! なあお前、この殺し合いの参加者か? ――ああもう、そんなに警戒しなくても大丈夫だって! あたしは真奈瀬晶ってんだ。こんな馬鹿げたお遊びに乗るほど落ちぶれちゃねーっつの」 「うう、ごめんなさい。……私も参加者で、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンっていうの」 『おお! 仲間が増えるよやったねイリヤさん!』 「おいやめろ……って、なんかものすげーナチュラルに杖が喋ってるんだけど」 げんなり、といった様子で溜息をつく晶。 こういう訳が分からないものにはとりあえず納得しておけと、度重なる非日常の中で彼女は悟っていた。 それに今は漫才をしている場合ではない。 参加者か否かを聞いたのは様式美のようなもので、本当に聞きたいことは別にある。 「まあいいや、それより! イリヤ、お前上の階から来たんだよな? ……やっぱり、誰かがやり合ってるのか?」 「えと……、実は……」 斯く斯く然々、イリヤは先程までの戦いの一部始終を晶へ語って聞かせた。 顔を顰めて聞いていた晶だったが、その表情はイリヤが男の外見について触れた途端一変する。 「執事服に眼鏡のイケメンで、細剣……イリヤ、本当に間違いないんだな?」 「うん。ルビーも見てたよね?」 『間違いないですねー。ていうかあんな出来た見た目の人、忘れようと思ってもそう忘れられないですよ』 晶はがん、と手近な壁を殴りつける。 手に鈍痛が走ったが、気にしてはいられなかった。 「――幽雫、さん……!」 彼女はずかずかと階段を上がっていく。 イリヤとルビーが静止の声を掛けると彼女は振り向き、言った。 「あたしはその、イリヤ達を助けてくれたっていう奴に加勢してくる。お前たちは……とりあえず安全なとこまで逃げとけ。あたしも後で追いかけるから、心配すんなよな」 「そ、そんなの駄目だよ! あんなところに飛び込んでいったら、晶さん……」 「はは、イリヤは優しいな。けど、あたしも他の誰にも負けない取り柄を持ってんだよ。――首、触ってみな」 「…………!」 言われた通り、首筋に手を当ててイリヤは驚く。 いつの間にか、その傷は消え去っていた。 あの会話の中で、或いは自己紹介をしている間には既に、治癒を施されていたらしい。 『心配なさそうですよ、イリヤさん。むしろ晶さんは行かせるべきかと』 「そういうこった。あたしは優しい女だからな」 冗談めかして笑うと、晶はそのまま、未だ戦闘音の止まない書店へと足を踏み入れていった。 自分も追随しようか迷うイリヤだったが、ルビーに窘められて言われた通り、出来る限り逃げることにする。 スバル・ナカジマと真奈瀬晶、二人が無事にあの鉄火場を切り抜けられることを祈って、魔法少女は戦線より離脱した。 【一日目/深夜/デパート2F 書店→ 1F スーパーマーケット】 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 【状態】健康 【装備】カレイドステッキ(ルビー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 【所持品】基本支給品一式、クラスカード(アサシン)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、不明支給品1 【思考・行動】 0:殺し合いには乗らない。 1:とりあえずここから離れる。晶達にはまた会いたい。 2:美遊たちを探す。 3:執事風の男(幽雫)への恐怖。 【備考】 ※ツヴァイ本編終了後からの参戦です。 ◆ 真奈瀬晶と幽雫宗冬は、本来同盟関係にある。 戦真館と貴族院辰宮は共闘戦線を結び、彼女も宗冬のことを信頼していた。 だが、彼は今晶達にとっての不倶戴天の敵……甘粕正彦という魔王の眷属になったと聞いている。 名簿で名前を見た時にももしやとは思っていたが、よもやこんなに早くその時が訪れようとは。 ……見過ごしてはおけない。彼が殺し合いに乗るというならば、甘粕打倒を誓った自分達の手で彼を倒すべきだ。 意気込んで、晶は戦場へ参戦する。 宗冬はちらりと彼女を一瞥するが――そこに、かつて戦いの法を教授した先輩としての感情はなく。 偏に、彼女も又、幽雫宗冬という男にとっては羽毛の如く軽い存在でしかないと暗に告げられていた。 幽幻艶美の剣士が望むのは、愛する女を殺すことで己の愛情を証明すること。 それまでは殺し合いを加速させる歯車として廻り続けるまで。 ああ、故に――俺の愛(みち)を妨げる者など許さない。 【幽雫宗冬@相州戦神館學園 八命陣】 【状態】健康 【装備】細剣@相州戦神館學園 八命陣 【所持品】基本支給品一式、不明支給品3 【思考・行動】 0:辰宮百合香を殺し、自分の愛を証明する 1:その時が来るまでは『歯車』として行動する 2:真奈瀬晶、拳闘士(スバル)への対処。 【備考】 ※水希ルート、鳴滝との再戦前からの参戦です 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのは】 【状態】疲労(中) 【装備】リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのは、マッハキャリバーAX@魔法少女リリカルなのは 【所持品】基本支給品一式、不明支給品1 【思考・行動】 0:殺し合いを止め、主催者を逮捕する 1:幽雫宗冬を無力化する。 【備考】 ※Force時間軸からの参戦です 【真奈瀬晶@相州戦神館學園 八命陣】 【状態】健康 【装備】帯@相州戦神館學園 八命陣 【所持品】基本支給品一式、不明支給品2 【思考・行動】 0:主催者を倒して元の世界に帰る。 1:幽雫を止める。 2:四四八達と合流したい。余裕があればイリヤとの再会も。 【備考】 ※水希ルート、関東大震災勃発直前からの参戦です 時系列順に読む 前:二つの闇 次:[[]] 真奈瀬晶 次:[[]] 幽雫宗冬 次:[[]] スバル・ナカジマ 次:[[]] イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 次:[[]]