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プロローグ 神威。それは名が示すとおり「神の力」。人を恐れさせ従える力。彼らは自らを神の使いと信じ、「楽園再興」の名のもとに世界の浄化を目論んだ。そのため、われわれは神威を従え我らに刃向かった少女「キ=クッチ」を魔神と呼び二度とこの世界に戻ってこれぬよう惑星の中心核へと封印した。彼女は永遠に眠るだろう。彼女の願いが決してかなわぬ幻想であると気づくその日まで。 楽園の考察 彼らにとって、第八のセフィロトとは「楽園」を意味する。魔神の考える「楽園」についてまとめると以下のようになる。 楽園とは中二病から解放され、人間として強くなった者たちの住む世界である。自然界では弱く、お互いすら信じあえない人間が力を得ることで、慈愛に満ちた世界を作ることができると彼女は考えている。 我々が持つ「魔眼(この当時邪気眼は吉岡邪気しかもっていなかった)」と彼女の持つ「聖痕」は人々を楽園へと導くものに課せられた「試練」である。これを乗り越えることで能力者は楽園への「鍵」を手にいれ人々を「楽園」へと導くことができる。 そう、今現在彼らが我々に対し求めている「鍵」とは「聖痕」の根源であった彼女が中二病を乗り越え手に入れた力である。今現在彼女が「聖痕」を乗り越えた際に手に入れた「記憶」を「姫」が管理し、その際手に入れた強大な力は「王子」が管理している。そしてもし、彼女が再び鍵を手に入れれば、強大な力を手に入れることになるだろう。ちなみに彼女が中二病を乗り越えた際、彼女は強大な力を手に入れただけで世界には何も起こらなかった。このことに関してはいくつかの仮説が邪気眼学者により提唱されている。 中二病を乗り越えたところで能力が飛躍的にあがるだけでそれ以上は何も起こらないのではないか。 吉岡邪気の「邪気眼」は彼女の「聖痕」とは異なった能力である。そしてこの世界は「聖と魔のバランス」により動いているので、第八のセフィロトには「聖」と「魔」の力の両方必要なのではないか。 彼女はそもそも中二病を乗り越えたために強大な力を得たのではなく、「中二病の暴走」による一時的な感情の高ぶりにより力を得たに過ぎないのではないか。そもそも中二病を乗り越えたのなら勝ち目もないのにカノッサ機関に戦いを挑まないだろう。 守護星神 魔神を惑星中心核に封じ込めたことにより当時最強の聖痕の能力者が地上からいなくなった。だが彼女は封印される直前にその力の半分をこの世界に放った。彼女の放った「聖」の力は「火」「水」「土」「風」となり「守護星神」という四柱の聖霊を 生み出した。彼らは世界中に散り「聖」の力を守り続けた。カノッサに刃向かうこともなく、邪気眼を滅することもなく、ただ「聖」の力を守り続けた。 鍵 神威が「鍵」と呼ぶもの、それはキ=クッチが聖痕の力を「解放」(邪気眼の「覚醒」とは違う)した際に手に入れた「聖の根源」と、解放した際に見た「記憶」である。我々は彼女を封印する際、万一封印が解かれた場合彼女が再びカノッサ機関に刃向かわぬよう「聖の根源」を「王子」に、「記憶」を「姫」に託しキ=クッチを封印した。そしてこの二人が近付けば「聖の根源の解放」がおこる可能性があるので二人をそれぞれ転生させどの時代でもこの二人が会わぬようにした。 どうやら鍵に関しては最近では違うことがわかった。「王子」はたしかに魔神の力の源を持っているが「姫」に関しては違うらしい。正確には「姫」が魔神の記憶を管理しているのではなく、魔神の記憶をよびさますカギとなるものをしっているにすぎない。 そして、姫は楽園の「鍵」となるなにかをもっているらしい。それは術式なのか、能力なのか、それとも彼女自身がカギなのか、詳しいことはわかっていない。 ここから先は神威サイドで述べていきます。 神威 プロローグではあんな感じだが実際は神威ができたのは魔神が封印されたあとである。おそらくカノッサ機関もしくは世界樹が神威を「悪」とするための策略としてそう述べているのだろう。 神威の歴史 かつて一人の男がいた。彼は異能の力を持っていたわけでも、特別な才能を持っていたわけでもないただの人間にすぎなかった。物語では、才能を持たぬ者は努力でそれを補うことで才能あるものを倒すだろう。 しかし、実際の世界ではどうだろうか。異能の力を持つ者にただの人間が勝つなど到底不可能である。そこで彼は考えた。どうすれば人間が異能の力を持つ者に勝てるかを。そして彼は答えを導き出した。中二病の者が決して持つことはない「団結心」、これこそが力を持たざる人間が異能の力に打ち勝つ唯一の手段であると気づいた。 だが、人間がいくら集まったところで異能の力に勝つことはできない。そこで彼は邪気眼に対する異能の力、「聖痕」を持つ者をまとめ、邪気眼に打ち勝つ武器「神武威」を作り出した。これが、神威の始まりである。 神威と魔神の関係 ここから先は神威すら正確な記述書を持っているわけではないので全ては現在の神威の長、「トム・ティッパー」が代々受け継いだ口伝をもとにしている。 かつて、まだカノッサ機関が小さな組織だった頃一人の青年と少女が出会った。青年はのちに神威を創設する「レヴランド」、少女の名は「」である。きっかけはある食堂でのことである。少女がいきなり「傷が、かつての傷痕が・・・」と言い出した。周りの人間はただ驚いている、というより呆れているように見えた。
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■アイテムのランク別詳細◆〈通常品〉《ノーマルアイテム》 ◆〈魔法級〉《マジックアイテム》 ◆〈製作級〉《クリエイトアイテム》 ◆〈秘宝級〉《アーティファクト》 ◆〈幻想級〉《ファンタズマル》 ◆〈秘跡級〉 耐久度 ■アイテムのランク別詳細 ◆〈通常品〉《ノーマルアイテム》 店で売っている通常のアイテム。装備可能レベルにより差はあれど、同レベル帯の中ではもっとも性能が低く、魔法的な効果は持っていない。 一般的な消費アイテム(たとえば、弓矢の矢など)安価なためのこのクラスを利用する〈冒険者〉が多い。 ◆〈魔法級〉《マジックアイテム》 魔法のアイテム。多くの場合、ノーマルアイテムに特殊な前置詞や後置詞が付く。 ロングソード(通常品)に対してファイヤ・ロングソード(魔法級、火の長剣)といった具合である。これらの付随能力は、1個~2個程度である。魔法の品を扱っている大地人から購入することも出来るし、ダンジョンの宝箱などからも比較的多く入手することが出来る。 入手頻度は一回の冒険で10個程度。6人で冒険してても1~2個は持ち帰れる事になる。 〈冒険者〉にとってはレアというほどのアイテムではないが、ダンジョンで拾えば換金目的に持ち帰りはする。また、大災害以降は、このアイテムを生産に活用しようという工夫が増えている。 ◆〈製作級〉《クリエイトアイテム》 〈冒険者〉が作成できるアイテムは幅が広く、実際の希少度はノーマルアイテムからアーティファクトにまで及ぶ。しかし一般的にクリエイトアイテムと言えば、マジックアイテムのひとつ上の階級であり、アーティファクトの下ということになる。 クリエイトアイテムは、ノーマルアイテムを高品質化し基礎能力を向上させた上で、前置詞、後置詞を含め特殊能力が3~5つ付属したものをさす。特殊能力の種類もマジックアイテムより幅が広く、結果として有用なものがつく可能性が存在する。 ランクとしてはアーティファクトよりも低いのだが、入手まで含めるとアーティファクトはランダム性が高い(自分の好みにあったものが入手できるとは限らない)ために、クリエイトアイテムを主力として愛好する〈冒険者〉は多い。 高名な生産職は、主にこのクリエイトアイテムによる高級品を目標に研鑽を重ねている。素材としては、通常のノーマルアイテムやモンスターからドロップする魔法的素材を用いるのだが、〈大災害〉以降は、他の素材活用や、作成手順の工夫などが研究されている。 ◆〈秘宝級〉《アーティファクト》 モンスターやダンジョン、クエストで入手する強力なアイテム。 高確率でロックシステムが付随しているために、一度持ち主を決定すると、他の人は装備できなくなる。未ロックのものは「白モノ」などと呼ばれ、委託販売システム上では流通していることもあるが、総じて非常に高価である。 強力とはいえ、ランクとしてはパーティーで入手されるアイテムである。パーティーでダンジョンに2週間こもれば、1個程度は入手可能であり(それでも6人中1人が手に入れるわけでレアなのだが)、毎日のようにプレイしているハードなゲーマーならば、90レベルに達するまでに数個は触れる機会がある。一般的な90レベル〈冒険者〉であれば、全ての装備のうち、1~2個がアーティファクト級ということになると思われる。 入手そのものは時間さえかければ難事という程ではないが、自分の好みにぴったりとあった品を見つけるとなると、これは非常に難しい。 (『アーティファクト級の武器を一個手に入れる』より、『アーティファクト級の長弓を手に入れる』のほうが20倍以上難しいだろう) そのため、本人の好みに合致したアーティファクト級のアイテムは非常に価値があり、また頼もしい相棒になり得る。 ◆〈幻想級〉《ファンタズマル》 サーバにおける存在個数に制限がある強力なアイテム。 流通することはなく、そもそも手渡せない。また全てのアイテムはロック式である。 入手に関しては、大規模戦闘の勝利が必須要素となる。ボスクラスのモンスターからドロップをするか、大規模戦闘の勝利達成、もしくはそれに準じた生産が必要なクエストの報酬としてあらわれるせいだ。 そのため、パーティ……つまり6人程度では入手の可能性すらなく、24人の仲間を集めて、長い時間にわたる修練と勝利を経て、数個手に入る可能性があるという、非常に希少価値のあるアイテムとなる。 種類自体は多いのだが、個数制限もあるために1時代(拡張パックごと)に500個くらいがサーバに放出されれば多い方だと云える。もちろん、能力の方は非常に強力で、アーティファクト級以下では見られないような特殊能力を見せる(たとえば、話すなど)物も存在する。 ファンタズマルアイテムを手に入れた場合、大災害以前は、入手メッセージがサーバ単位で流れていた(「プレイヤーAさんが、ゾーンnにおいて、幻想級アイテム『XXXXXX』を手に入れました」といった具合)。このため、ファンタズマルアイテムの取得は隠すことが出来ず、サーバーレベルでの栄誉となった。プレイヤー間での二つ名は、こういった希少アイテム入手をきっかけに付けられることも多い。 ◆〈秘跡級〉 おそらくゲーム時代には存在しなかったと思われる謎のアイテムランク。 アイテムとしては、ロエ2が持つ〈一握の記憶〉が〈秘跡級〉にあたる。 耐久度 装備品には耐久度が設定されていて、損耗は店や生産系サブ職業のスキルで修理可能。 大災害後の実際についた汚れや傷などは、耐久度の値に合わせた状態へと自動的に復元されるため、汚れも消える。 アイテム モンスター 用語 冒険者 システム サブ職業 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 神祇官 施療神官 暗殺者 古来種 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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名前 一叢 夕水(かずむら せきすい) 性別 男 年齢 18 所属 八雲学園3年 刀楼会会長 容姿 頭頂付近で結った黒髪、白っぽく濁った切れ長の瞳。左目には深々とした刀傷。 専ら寒暗色の和装を好んで身に纏い、左腰には大小を差す。 肌を裂く程に凍てついた、冬の池の佇まい。 異能 弐型特異體 異能を一切持たない。しかし、その身体は正真の異常である。 異能を保持する者は同時に恵まれた身体を持ち、並外れた運動能力を発揮することが多々にある。 そして異能の強度が微弱な者にはそれを補うかのように、より強い身体が与えられる事も、また。 では異能者と成りうる素質を持ちながら、異能を全く欠片程にも有していない者ならば――――その答えの一端が、一叢夕水の持つ“異常”である。 その拳は、その脚は、その知覚は――――彼の身体の全ては、異次元の領域に在った。 腕を振るえば鋼鉄を水飴のように千切り、脚を踏み鳴らせば岩盤を砕き、目で耳で鼻で舌で肌であらゆる存在を感知する。 それは異能を有するに等しい特性であり、彼がこの街に居るに相応しい理由。 しかしその異常は、夕水の身体を強く蝕む呪いでもある。 闘いの度に筋骨は引き千切れ、臓腑は悲鳴を上げる。故に本気を出せる時間は数秒から数分程度。 持久力、継戦力と言った面に於いては、下位の能力者にすら遅れをとることも。 深眼流兵法八雲伝 一叢家において代々口伝を用いて継承される流派。後述の刀共々起こりは羽州。 刀法だけでなく體法や槍法、弓法等百般に広がる数多の術を有するが、夕水は中でも體法と刀法を得手とする。 高質量を有する甲冑に対しての攻略が念頭に置かれており、體法では構造的急所を攻めるための挫きや鎧貫、刀法では甲冑の間隙を縫って急所を斬るための柔の剣が特徴。 共に夕水が持つ身体異常との相性は良好。 銘羽州住出羽入道鬼王丸作号刄涅(めい うしゅうじゅう でわにゅうどうきおうまる さく ごう はぐろ) 一叢家に代々伝わる家宝、慣例として当主ないしその跡目が帯刀を許される。 (編集済) [19 47] 羽州伝と呼ばれる鍛刀技術は既に断絶して久しいが、その名は未だ根強く残っている。その理由こそが異能の原理を組み込んで打たれた、“霊刀”と称される業物達。 中でも羽州三汕と呼ばれる三振りの刀は強い力を帯びており、一叢に伝わる刄涅もその一振り。 刄涅に込められた異能とは万象の解明。物理的質量に留まらず、異能に由来する形なき存在ですらその刃は捉え、一刀を以って割断する。 概要 ① 冷静沈着、謹言にして実直。“止水”と渾名される年不相応の落ち着き。職務に当たっては機械仕掛けのような精緻を見られよう。 冬の池が如き冷たさを漂わせているが、その内心は何よりも八雲の事を想い、無心に尽くす情を持ち合わせている。 彼の意はたった一つ。八雲の土地に属する総ての者を護る事。 過剰な迄の達観と挺身は悲痛を通り越し、凄惨さすら漂わせるほど。 ② 刀楼会と剣令館の軋轢は強い。歴史的背景やそれに端を発する所属生徒の小競り合い――――それ等が長きに渡り積み重なった今、修復は到底不可能な程に溝は深まっていた。 それこそ組織の長が望んでいなくとも、関わる者がそれを許そうとしない程度には。 それでも尚、夕水は関係改善の為に苦心する。それは愛する八雲に、新たな桜を咲かせたいが為であり――――剣令館に属する、ある旧知との約束の為でもあった。 彼が武力の主導を取らんとするのは、剣令館の執政に絶大な信頼を置き、それに専心して欲しいが為。そして、八雲の誰かが――自身を除くが――傷付く事を心の底から嫌うが故。 刀楼会の長という立場や感情というものを極力伏した立ち振る舞いのせいで誤解される事が多いが、本人は彼等との友好を強く望んでいる。 刀楼会の面々に対しては、八雲を護る同志と認識し、並々ならぬ仲間意識を持つ。 一方未だ剣令館との怨恨を残す会員には、それとなく窘め関係改善に向け働きかけることも。 また入学以来加速度的に悪化する身体のせいで実力の全てを発揮することが難しく、それらの要因は一部の会員から長としての素質を疑われる原因になってしまっている。 ③ 剣の一族である一叢家の歴史は長く、八雲の土地にて代々鎮守の一翼を担ってきた武門である。その嫡男である夕水は必然的に、八雲に根差し、八雲に尽くす使命を持って育てられた。 幼少の砌より武芸、学問、所作の全てに至るまでを厳しく躾られてきたが、それを苦痛と感じた瞬間は無い。父や母、一族全ての者が例外無く愛を注ぎ、その身を奉じた八雲のことを、夕水もまた深く愛していたから。 従って刀楼会の長へと登り詰めた時も、特別な事をしたという感慨も、自身が何かになったという認識も無かった。 土地を、人を、風を、全てを護る為に身を粉にすることはこれ迄と変わらぬ日常であり、これからもそうであり続けるが故に。 ただ一つ惜しむらくは――――夭逝の家系である一叢において、殊更に歪な身体を酷使し続けてきた結果、残された時間はほんの僅かなものであるということ。 時折、人目の届かない場で血の混じった咳をする姿を知る者は、極めて限られる。 満開に咲き誇る八雲桜は、これ以上無い程に美しい。だが己は、あと何回それを見られるのか。 願わくば――――伝えられた統べてを次代に託した時、より一層に咲き誇らん事を。
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名称:〈調教師〉 呼称:《ちょうきょうし》 大分類:ロール系 ◆解説 〈調教師〉は、調教(テイム)によって動物などを手なづけ、自分のペットにできるサブ職業である。レベルが上がるほどに手なづけることのできる対象は増えていき、気性の穏やかな動物からはじまって、最終的には獰猛なモンスターまでも調教できるようになる。 〈召喚術師〉の従者と違い、〈調教師〉が調教しているペットは連れ歩くか、専用の厩舎に預ける必要があるなど、様々な制約がある。この制約は、レベルの高い〈調教師〉が十分な調教を重ねて、そのペットを召喚笛で呼べるようになるまで解消できない。しかし、連れ歩くのに魔法のようなMPの消費や再使用規制時間もない彼らは、まさに〈調教師〉たちにとって、頼りがいのある冒険の相棒だ。 モンスターを調教できない場面であっても、種として調教可能な対象との戦闘では低確率で相手を怯ませたり、戦意を奪うこともある。 敵であるはずのモンスターと心通わせ、味方とする特殊なサブ職業。それが、〈調教師〉だ。 ◆セルデシアにおける〈調教師〉 〈大地人〉にとっての〈調教師〉とは、主に馬や牛といった労働力となる家畜を調教、販売する職業であると認識されている。農村や牧場など、動物を労働力として使役する場所ならば、少なくとも一人は〈調教師〉が働いている。 腕のいい〈調教師〉ならば、貴族の下で馬の世話を行っているものや、軍馬の訓練などを行っていることもある。 また、変り種としては、動物に芸を覚えさせて日銭を稼ぐ旅芸人の一座で働く〈調教師〉の存在が挙げられる。この場合は、珍しく見た目の映える、熊や虎などの猛獣の調教がなされることもある。こうした獰猛な気性の動物を調教することは難しく、〈調教師〉として高いレベルを要求されるため、それができる者は各地で貴重なエンターテイナーとして歓迎される。 ◆ゲーム時代の〈調教師〉 〈エルダー・テイル〉がゲームであった頃、〈調教師〉は特定層にコアなファンを持つサブ職業だった。メイン職業の特技によって従者召喚されるものと違い、多くの場合〈調教師〉のペットは戦闘をさせることができない。このため、数値的な有利を求めるプレイヤーからの評価はいまひとつだったものの、様々な動物、モンスターを連れ歩けることから、〈召喚術師〉等と同様に、ペットが好きなプレイヤーたちに好まれたのだ。様々なエネミーを倒さず弱らせて捕獲するという転職クエストは高難度で知られるが、それをものともしない者たちが〈調教師〉となっていった。 そんな〈調教師〉が調教できるモンスターの中でも花形は、〈巨大梟〉などの飛行可能な乗騎だ。こうしたモンスターの調教には高いレベルが前提となり、また、ある程度弱らせなければ調教が成功しないことから、戦闘能力も要求される。特に〈鋼尾翼竜〉《ワイヴァーン》は調教の難易度が極めて高い大型飛行乗騎として知られ、一流〈調教師〉のステータスでもあった。 〈調教師〉によって十分な調教がされた動物やモンスターは、特定の手順を踏むことで、召喚笛で呼び出す乗騎として、他人に譲渡もできる。このため、駆け出しの〈冒険者〉を相手に、調教した馬を売って商売をする者もいた。しかし、大多数はペットを愛でることを目的とした趣味のプレイヤーが選択することの多いサブ職業であった。 ◆〈大災害〉後の〈調教師〉 動物やモンスターと心通わせる〈調教師〉の能力は〈大災害〉後も健在である。しかし、単にコマンドを実行するのではなく、対象に触れる、声をかける、餌を与えるなどの具体的な行動が必要になったことから、調教の難易度は上昇している。 また、生身で動物やモンスターに間近で対峙する必要があることから、その精神的な負担も大きく、これに耐えかねて〈調教師〉を辞めた〈冒険者〉もいる。 一方で、これまでデータ上でしか存在していなかったペットが実体をもって自分の隣にいる、という事実に喜んだ〈調教師〉も少なからずいた。そうした〈調教師〉らはゲーム時代以上にペットに愛情をもって接しており、より深い絆で結ばれるようになった。 〈調教師〉は〈ザントリーフ戦役〉を中心とした攻略戦において脚光を浴びたサブ職業の一つだ。かの戦いでは 〈魔狂狼〉や〈梟熊〉といった魔獣に騎乗した〈緑小鬼〉の機動戦法に〈冒険者〉たちは苦戦したが、それに対抗し、大きな成果をあげたのが、〈グランデール〉のウッドストック=Wが率いた、飛行生物を中心とした〈調教師〉らで編成された機動部隊だったのだ。広域に渡る戦線の補給や輸送にも彼ら航空機動部隊は奮闘し、まさに全軍の生命線となった。 また、〈緑小鬼の調教師〉から入手したアイテムや魔獣を使役するその戦いぶりにヒントを得て、〈冒険者〉側でもこれまで調教対象とはならなかった魔獣、その他の生物に調教を試みる者が現れるようになった。そうした〈調教師〉の試みの幾つかは成功し、アキバの街では日々新しいペット動物が発表されている。最近では、〈棘茨イタチ〉や、〈山羊スライム〉などが成功例として知られている。 アイテム モンスター 用語 冒険者 サブ職業 システム 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 暗殺者 古来種 施療神官 神祇官 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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(エルクレトス・)バズ・ゾアメルグスター 種族:人間 年齢:18歳 性別:男 クラス:サモナー5ヒーラー1 属性:火、魔 出身:南部 学科:召喚術学科(?) 外見:赤毛の短髪に吊り上がった赤目、黒い肌の筋骨隆々とした男。平熱は38度。全長190cm超、体重90kg超 腰丈で履いてる黒いズボン、上半身は虎を摸したタトゥーのみ、トドメに茶色で細いファッショングラスと威嚇的な風貌。 経歴 ガルシルト国内の山奥で細々と生活していた蛮族の一員。 部族の巫を務める一族の出で姉と弟が一人いる。 聖火を崇め自然と共に生活する部族の中で、薬草学と弓術に長けた若者として育っていた。 15歳の時に『オークと暮らし火を崇める半裸の部族』を調査に来た大学院の薬学部教授と出会い、その類稀な指圧の技を見抜かれ勧誘される。 その後、3年かけて一般常識を学び、他より二年遅れで推薦入学。 入学時にどっかのハゲの連れていたケット・シーに魅入られて召喚術学部の入試会場へ迷い込み、そのまま受かってしまう。 そもそも、無類の可愛い物好きで小さいもの好き。ケット・シーとかラブ・スターとか、もう駄目。うん。 召喚対象をあまりに偏愛する為に可愛い物しか呼べない。召喚符を使っても。 夢はこの世界の何処かにあると言う猫の道から行ける猫の王国で好きなだけモフること。猫とか、猫とか、猫とか。 子供が好きだが、ツリ目が怖がられるのでサングラスをかけたらもっと怖がられるようになった。 性格は露悪的だが女子供に優しい。動物とスピリットにモテる。 地元では『ゴッド・フィンガー(神の指)』、『ゴッド・ハンド(神の手)』という二つ名で親しまれていた。マッサージ的な意味で。 学校でも、マッサージをしてくれと頼んでくる教授陣や、薬学部に入れと言う教授軍団などでいろいろ忙しい。特に年配の方々に。 召喚術の才能は下の中。雑念が多く、可愛くない物は呼ばない為だとか。Sサイズの召喚ですら失敗することも多い。 呼称は『バズ』。両親や妹など親しい人間のみ『エル』と呼ぶ。 昔、部族がエルド教の討伐対象に指定されたこともあり、エルド教が苦手だった。 特に派遣されてきた異端審問官が奇妙な髪の色をした好色で残忍な男だった為、色々とトラウマがある。 自分の出身がコンプレックスな事もありあまり過去については語りたがらない。 元より地方的に辛めの味付けを好んでいたが、サザンに来てたまに無性に食べたくなるのでとうとう自炊を始めた。 唐辛子と山葵は薬学部の畑の一部を間借りして自家栽培している。酒も辛口の酒が好きだが流石に自力で味まで考えて酒を作るのは無理らしい。 雑多な生活費を稼ぐ為に闘技場で医療班のバイトを始めて半年、なかなか筋が良く卒業後の進路として勧誘されている。が、流石に初めて死体を見たときは吐いた。 元々、性格そのものは悪くないので薬学部、召喚術学部ともに親しい友人も増えてきたが、学院の不良債権気味な連中に因縁を付けられたり、良い意味でも悪い意味でも人気者になりつつある。 人間関係 クロードに対しては、研究室での数少ない野郎友達として親近感を抱いている。 彼の夢に対してはエルド教の教えがあまり広まっていない南部では一夫多妻も普通に有り得る事なので、 「学生なのに嫁探しもしないといけないなんて名家ってのは面倒だな・・・」とあまり、理解できていない。 最近になって、面白さからメンバー集めには協力することを約束した。おちょくりたいだけかもしれないが。 アレリィとは食欲繋がり。元々、些細な事を気にしないので死霊術師だとかそういう事に関係なく気軽に話せる友人だとみている。 オルレウスはツッコミ仲間で下ネタ仲間。色々と意味深なことを言われる物の応援はしている。 相変わらず、専門分野の話は合わないが。 ミスティに関しては、知識人、ご隠居的な感覚。 バズの経験や口伝などから来る伝承知識と彼女の情報媒体由来の知識とは噛み合ったり噛み合わなかったり。知識を得るだけじゃなく生かせる人間になれれば噛み合うのだろうか? 神学部の教授が怖い。白くて好色というだけで怖いのに、エルド教の使徒なのでトラウマを直撃される。 進路 元々、彼自身の当初の希望進路は医者兼獣医として部族に最先端医療(それでも魔術は用いないのだが)を持ち帰る事だったのだが、うっかりと召喚術学部に入ってしまった事と、彼が学院で勉強し始めてから聞いた南部情勢の危うさから、昨今起こりうるだろうソラステルの侵攻に備え戦略級召喚術師、若しくはウォーロックとなり国防に携わると言う進路を考えるようになった。 問題は彼は戦争に参加するにはあまりにも平和的だという事。本人も適性の無さは自覚している。 現在、男子教授会にて先行きを審議中。 現在 自らの役割を弓撃ちと割り切って以降の彼は、益々火力に拍車を掛け、場合によっては彼の存在が敵に威圧感を与える程となった。 因みに、成績が悪いので必修以外の単位はあらかた薬学部の授業で稼いでいる。 しかし、試験などは所属学部の科目が必修なので厳しい羽目に。 ドーピングも相まって素の防御力は高いのだが防御技術は習得していない為、多勢の攻めに押されることが多い。 召喚可能なモンスターはケット・シーのキース、リースとセイレーンのニース、ミース、フェアリーのイース。
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【検索用 ほーしょんせろしき 登録タグ VOCALOID thus ほ 初音ミク 曲 曲は】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:thus 作曲:thus 編曲:thus 唄:初音ミク 曲紹介 どうも、薬剤師thusです。時、早くも「The VOCALOID Collection 2021 spring」の時期になりました。ほんの最近「The VOCALOID Collection 2020 winter」が催されたばかりな気分ですが…。 出展作品決定の時点で、奇遇にも私の中で最も新しい曲を出す運びとなりました。いかがなものでしょう。何かに出展する時は、張と決まり通りに投稿できているか心配で心配で、予約投稿でさえ神経をすり減らすところがあります。…いや振り返ってみれば、普段の予約投稿から既に神経をすり減らすものが有りますね。ということは、投稿行為に何かしら特別なものがあるのでしょうかね。 前回の「The VOCALOID Collection 2020 winter」に於いては、2日目、3日目に向けて出した2曲が1曲目と比してあんまり聴かれませんでした。そんな前回の反省を踏まえ、今回は1曲だけの出展にしようと思っている次第でございます。(祭典期間が前回より1日短いということも1つにありますが…) ところで、「ポーション」とか「零式」とかいう言葉を目にすると、もうそれはFFという言葉に省略されるあれではないのかと、否が応にもあれを想起してしまう訳ですが、特にこれといった関連は何もありません。曲を一言で表した際の最も適切だと私が考えたものが、偶然にもそういうタイトルになって了っただけであり、特段の意図・企図はございません。デデドン。 曲名:『ポーション零式』(ぽーしょんぜろしき) thus氏の65作目。 『ボカコレ2021春』TOP30参加楽曲。 歌詞 (YouTube動画概要欄より転載) ぽつぽつ ポツポツ 溜めている それを 兀々骨々溜めている 貴方は ぽつぽつ ポツポツ 溜めている それを 兀々骨々溜めている 貴方は 歳月重ね 硯を呵する僕は 先見知らずと 余白を瞥すれば 今日も 千度の機会を生かして 只 洽く用途で充填せんとまがなう 一つ一つを瓶へと煮詰めては 標本 刺し祈り間誤付く 毎日に もう疲れ果てていて 次第に また前代未聞な押し問答に裂く 黎なくらい昔日のレシピに倣って 一蔑に馴れ 悪心と過ごして 又 へらへら 疎意に浸かり 逸しては蠕動が逼る清浄作用 義体が如き凋落の已む無しが 罷り通らんと 君の腺から泌む体液を 全て閾量 服せば 或いは 時代の寵愛恩恵を受けて きっと何不自由なく生きれるだろう その甘露を一滴 頂戴よ ほんの本当に一寸で良いから 君の優しい純垢な心を受けて 醜い思想の穢れを落としたいのさ ぽつぽつ ポツポツ 溜めている それを 兀々骨々溜めている 貴方は ぽつぽつ ポツポツ 溜めている それを 兀々骨々溜めている 貴方は 虫の良い距離で 零れを期する旨 「忘れた」皮肉が孕む 嫌悪感で 命対象 傷んで失句す遺体に 只 嬉々とし 美味とす 無関心の怪物を 三杯酢に漬けて浸して 溶かす具現 面白味 故に挙って 意識が斂 暈し眩んで リタイア 目前に在る暗点に視野狭窄した 妙に暗い旭日のレストルームへ離れて 一瞥にまた 悪心を感じ見て 只 冷や冷や 十五にぶらり 提がる 籠絡犯 信頼に絆され 襞を押し退け 忽として穢された触媒を洗うため 君の腺から泌む体液を 全て閾量 服せば 或いは 時代の泥砂利汚濁に曝された訳を 完全に矛盾なく解せるだろう その甘露を一滴 頂戴よ ほんの本当に一寸で良いから 僕の穢い悖る魂に触れず 綺麗な純 解れ湿気ぬように 歳月重ねを読み終えた私は その門戸に佇む貴方 目を遣れば 凌辱に耐える時の顔していた だから 黒曜石を垣間見せた 「私の腺から泌む体液を 全て致死量 下せば 或いは」 「時代の寵愛恩恵に矯められた苦から 完全に放たれ逝けるのだろう」 「この血露を全摘 あげましょう そして宛ら眠りに就きましょう」 「蓋し『優しい』『綺麗な』心は 搾り取られた末路 世界の掃き溜めだ」 僕等の腺から泌む体液を 全て閾量 下せば 或いは 時代の要矯請に犯されず きっと外傷毀損無く乖せるだろう その甘露を共に作りましょう 哀は本当に一寸で良いから 口伝の第零薬箋 処方して 君を純苦に累る純 緩ませ今 初めて見た 腫瘍が崩れるような 無色透明な 禍を飲ます泗 ぽつぽつ ポツポツ 溜めている 今日も 兀々骨々溜めている 僕等は ぽつぽつ ポツポツ 溜めている 今日も 兀々骨々溜めている 私等は コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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826 名前: NPCさん 04/06/05 03 22 ID ??? 軽いジャブ程度の話な上、実際に卓に入ってた訳ではないのだが… 数年前とあるサークルに居た頃、先輩達が「熱血専用!」のキャンペーンをやっていた。 俺は自分の卓も終わって、当時新作だった「熱血専用!」に興味もあったので 様子を見ていたんだが…… ・今でいう「シーン制」っぽいプレイだったのだが、ほとんどGMとPL1人のマンツーマンでの プレイで、他のPLは各々勝手な事やって、GMとシーンPLの話なんざ聞いちゃいねぇ。 ・話聞いちゃいねぇPLの数人は、自分達のキャラを使ったコマ漫画をニヤニヤしながら 描いていた。自分たちの冒険を綴った物とかなら分かるが、実際のセッションとは関係ない 自己満足の同人誌レベル。内輪なギャグ満載で、無理矢理見せられて鳥肌立った。 ・ちなみにその時のセッションは、始めにマンツーマンでやっていたPLのみのセッションで、 他のPCは一切登場無し。話を聞くと、毎回そんな感じらしく「ここ2回ほど話が回って 来ないなぁ」なんていう人も居た。 …まぁこれだけなら、目眩はするが「ああ、そういう楽しみ方もあるのね」で、自分も 納得するのだが… [続く] 827 名前: 826 04/06/05 03 23 ID ??? [続き] そんなセッションも終わり、帰りにその先輩達と一緒に食事に行く事になったのだが、 そこでの話題は終始「そのキャンペーンに参加してるとあるPLおよびPCの悪口」だった。 兎に角気持ち悪い。あいつとは絡みたくない。邪魔だ。とっとと殺して別のPL募集するか …そんな話をずっとしている。勿論、話題の中心たるそのPLはその場には居ない。 っつーか誘われてない。 それからも何度かそのキャンペーンを成り行き上見学する事はあったのだが… 傍目から見ても皆からハブにされてるそのPC…というかPLへの仕打ちは、酷かった。 自分も何度か「中途参加でも大丈夫ですよ」なんて言われて誘われたりもしたが、 内心「冗談じゃない」と思いながらやんわりと断り続けた。 まぁ、その後自分も別のキャンペーンに入ったり、MTGなんかもやったりして そのキャンペーンの末路はよく知らないのだけど…話を無駄に膨らませすぎて 頓挫したとかそうでないとか…。 あんまり面白くも、困ったちゃんな話でもなく、しかもオチもなくてスマソ。 839 名前: 826 04/06/05 04 12 ID ??? せっかくだからもう一つ。 これは俺の友達からの口伝なのであやふやな部分が多いのだが…またその先輩達の話。 「エルジェネシス」をプレイしたらしいが、他のPCがどれもこれも「暗殺者」だとか「孤高の戦士」 とか、絡みづらい奴らばかり。この時点で俺の友人は「ヤバイ」と感じて、皆をとりまとめるような キャラ設定にしたらしい。 で、セッションが始まったのだが…予想通りみんなバラバラに動き、他のPCと絡む気ゼロ。 俺の友人だけが孤軍奮闘して接触しようとしても、箸にも棒にもかからない態度。 もうダメダメなPCな上…シナリオは領主の舘および宝の警護だったのだが…GMも、 「それじゃあ宝の警備につきます」と宣言した友人の言葉を聞きながら、その直後のシーンで 「警備兵は全て倒され、宝は奪われたようだ」の一言。「ちょっと待ってくれ!俺、警護に ついてたんだけど!?」という友人の言葉に「ああ、それじゃあ君もやられて気絶してた事で」 …何が何でも宝が奪われないといけないシナリオだったのかもしれないが、流石にこれを 聞かされた時には絶句した。 [続く] 840 名前: 826 04/06/05 04 14 ID ??? [続き] …まぁその後、色々あって戦闘シーン。ちなみにまだPC同士は知り合ってすらいない。 当然、友人は「だったら誰が敵かなんて分からないだろうな」と、他のPCを警戒しつつ 敵と戦う為の術を模索。 だが他のPCは、まるで古くからの戦友であるかのような素晴らしいコンビネーション! 当たり前のように今初めて出会った暗殺者に支援魔法が飛び、 当たり前のように先程まで胡散臭そうに見ていた戦士の傷を癒す。 当然、友人にも当たり前のように「カバーを頼む!」という指示。 …その後、もう1回ラストの戦闘があったらしいが…当然その時も知らない人同士が 互いに知らないまま絶妙のコンビネーションを繰り出すという奇妙奇天烈な戦闘だったらしい。 で、知らない人同士のままシナリオ終了。狐につままれたような顔をしてるのは 俺の友人だけで、他のメンバーは大満足顔。 「でもまぁ、面白いもの見れたと思えば…」と、今では友人は笑って言うが… …ノリやロールプレイだけで成り立たせてるような奴らなら、こんな事は起きないと俺は思うのだが… 結局、駄目な奴は何やっても駄目かと。 842 名前: パペッチ☆ポー 04/06/05 04 27 ID ??? あー、昔、知人がGMしてた女神転生の単発セッションでも、似たような事があったの思い出した。 それまで話振っても誘導しても、一切本筋に絡んでこようとしなかったPCが、 ラストバトルになるや、現場に颯爽と現れて、面識も無い筈のボスをボコボコにしていったという…。 スレ18
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持ち回りキャンペーンwiki ※optさんのページを参考にしています。 持ち回りキャンペ(ぐりこ主導)について 主催について主催であるぐりこは「毎回の日程の決定」「参加PC選考」「毎回の拘束帯経験点設定」「第一話(前後編)GM」「まとめ切れなかった場合の最終話GM」を行います。「毎回の拘束帯経験点設定」について……第1回は9万点以上は拘束でも、2回目からは91200点からが拘束になります。このように、毎回変動します。拘束は、持ち回りキャンペーン参加PC内の経験点差をこれ以上離さない為に存在させるものとします。 GMについて参加者全員が1回以上GMを行います。前中後編など回数を増やしたい場合はそう設定して構いません。むしろどんとこい(・∀・) 次の回のGMは立候補制で、多数いたり、誰もいない場合はランダムとなります。 GMのキャンペ参加PCは、NPCとして必ずセッションに登場させてください。(「別の仕事を与えられての一時離脱」などでもOKですが、一回は顔を出させてください。)戦闘に参加させるかどうかは各GMに依存します。 GMルールを使用するかどうかは、各GM任せとなります。 自分がGMの時に得たGMBの投入は、任意とします。このGMBのみ、参加PCの総経験点が拘束帯に入っていても追加できるものとします。 シナリオについて舞台はリーゼン地方のいずれかとなります。なるべく、オリジナルのもののみになるよりも、公式の地名や設定、公式NPC(ルルブ3をメインに、DSゲームやリプレイ、小説等でもOK!)を織り交ぜるとGJ!です。皆で協力して、色々な国を旅していきましょう。 前回までのGMが出した設定を、「真実はこうだった」「実はこういう設定もあった」など、適宜 変化・追加させてもかまいません。例)①闇に隠れて生きる/②俺たち妖怪人間なのさ/③人には見せられないこの体/④早く人間になりたい という設定があったとします。キャンペーン第一話にて、NPC1の設定の①と②のみ提示された場合、以降のGMは①と②のみを守れば良いとします。また、設定を「④’なるべく人間になりたくない」と改変してもかまいません。 キャンペーン内の特殊アイテム、魔剣などを登場させることは可能としますが、それの設定を後のGMが使用するかは自由とします。 注意事項ストーリーは、全体に広げた大風呂敷のうちの少しでも解消できる流れにしてください。起承転転転転転にならないように、多少でいいので、注意してください。 そのストーリーに参加したことで得ることのできる報酬・コネ修得権利などは、必ずその卓内の清算でPCに渡してください。●GMの時の仕事の報酬が、▲GMの時の仕事の報酬と一緒に払われる際に、▲GMのPCがA●GMの報酬を貰えなくなるという事態など、報酬配布のごちゃごちゃを防ぐために、ご協力をお願いします。 そのストーリー内でNPCの基本的な設定はすべて出すようにしてください。例)「襲いかかってきた謎の人物を倒した冒険者。はたしてその目的は……?」ここで切らずに、「襲いかかってきた謎の人物を倒した冒険者。その目的は、PCAが持つ剣の奪取だった」まで設定してください。後に、他のGMがそのNPCに、さらなる設定を付け加えることはOK!です。 NPCデータ 名前:アシェル 愛称:アシェル 種族:人間 生まれ:デュポール王子 年齢:17 性別:男 穢れ値:0 概要:身長182センチ、金色の髪、ハシバミ色の瞳の、鎧に身を包んだ大柄な青年。 持ち回りキャンペーン「ドラゴンテイマー」のメインNPC。ぐりこの創作NPC。 「竜騎士王」ベルナール・ファルクの晩年にできた息子。従騎士として5年の研鑽を積んだが、いまだ飛竜でさえ乗れない。 バカで細かいことは気にしない性格。 名前:アナスタシア 愛称:アティ 種族:エルフ 生まれ:魔術師 年齢:219 性別:女 穢れ値:0 概要:キャンペーン第一話&2話のNPC。ぐりこGMのPC。 名前:アルベルト 愛称:アルベルト(仮) 種族:人間 生まれ:一般人 年齢:17 性別:男 穢れ値:0 概要:キャンペーン第一話&2話のNPC。 4人組の冒険者のうちの主人公担当の青年。 どうみても仮名。 名前:ホーク 愛称:ホーク(仮) 種族:人間 生まれ:傭兵 年齢:28 性別:男 穢れ値:0 概要:キャンペーン第一話&2話のNPC。 4人組の冒険者のうちのリーダー格の青年。 どうみても仮名。 名前:ジャミル 愛称:ジャミル(仮) 種族:ナイトメア 生まれ:魔術師 年齢:28 性別:男 穢れ値:1 概要:キャンペーン第一話&2話のNPC。 4人組の冒険者のうちの後方支援担当の青年。 どうみても仮名。 名前:グレイ 愛称:グレイ(仮) 種族:タビット 生まれ:学者 年齢:10 性別:男 穢れ値:0 概要:キャンペーン第一話&2話のNPC。 4人組の冒険者のうちのもふもふ担当の青年。 どうみても仮名。 設定など用語集 ドラゴンテイマー デュポール王子であるアシェルが、王家に伝わる口伝をもとに建国王ロジエールの残した古文書を探し当てた秘技。 竜に乗らずに竜を操る、竜の友として認められるための証。「紋章の盾」と呼ばれている。
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インビディブルクローク プリトウェン ジャモジョヨクリス オートクレール アルマッス デュランダル ウコンバサラ ナルタモンガ アレクサンドロスクローク リンガ プルパ 屍食教典儀 タルムード ミシュナの耳飾 ゲマラの指輪 金枝篇 ヤドリギの筆 ズカウバの香炉 イブン=グハジの粉末 ゴーテンダーク インビディブルクローク 所有者:【殺神貴(さつじんき)】ミッドナイト 所有者備考:ミッドナイトは、裏の世界において千を超える拠点と二十の種族、二つの国を敷く闇の組織ニュクスを創り上げ、リード(盟主)の地位を有す。 ミッドナイトは、九年前、宝具を持たず人間の武器と己が力のみで神を討滅したことで〝神を殺す貴き人〟【殺神貴】という忌み名を得るに至った。 ただし、この名は、神を至上とする現在の世界では禁句中の禁句とされ口に出す者は少なく、発した言葉を神や、その信奉者に聞かれるようなことがあれば、問答無用で連行されることは言うまでもない。 彼は、表にて【七七七人殺し】の仮面を被り、裏では【殺神貴】として夜を闊歩する。 【殺神貴】を名乗ったミッドナイトは、使用する宝具の数が異なる。 魔神具:外套(マント)『インビディブルクローク』 ≪ソロモン七十二柱≫ 〝不可侵なるモノ〟を意味する外套 九年前の〝ヴァルト戦争〟の折、【雨月の幽帝】ガープとの戦いに勝利した際に、手に入れたものである。 ガープが有した不可侵領域の能力と同質の力が籠められており、これを纏うことで、視覚はおろか、神族の超感覚的な勘からも逃れることができる。 実質的にいって世界最高峰の隠匿宝具である。 作りは、豪華な金糸細工が施された漆黒の外套で、翻し裏地を外にして纏うことで効果を発揮し、使用者を不可侵化する。 ただし、逃れられるのは〝あらゆる存在の五感あるいは第六感〟からのみであり、物理的、魔力的攻勢を無効化することはできない。 使用者は、頭から被っていても、外套を障害物とせず透過するように外を見ることができる。 ミッドナイトは、ニュクスでの指揮、〝十三夜想会〟での会議、そして、とある公務を行なう際の限られた場所でのみ着用している。 プリトウェン 所有者:【金猫眼】イガ 所有者備考:ニュクスのセカンドミニスタント(盟主補佐役)を務め、ミッドナイトと共にニュクスを創った創設者の一人。 聖具?:盾?『プリトウェン』 ≪アーサー王伝説≫ 実質は、イガの持ち物というよりも〝ニュクス〟の宝具といえる。 金の細工が施され、聖母の絵姿が描かれたヒーターシールド(騎兵が用いる盾で、騎乗時に狙われ易い足も合わせて保護できる巨大な盾、主に騎士用である)で、見た目にもイガには手に余る印象を受ける。 実際、魔術師や盗賊、弓兵などが装備するのは、本来ラウンドシールド(主に木製の小型盾)やバックラー(軽量の鉱物や頑強な獣の皮などを使った小型盾)であることが一般的であるため、イガが持つとどうしても大きく感じられてしまうが、どうやら重さは羽毛ほどしか感じないらしい。 ただし、この盾はイガ以外に所持されることを嫌い、他者、特に男性が持つと象の身ほども重くなるという。 そのため、普段は〝宵闇の降魔亭〟の地下にある酒蔵から進入できる隠し部屋に封印されているらしいが、時折、必要に応じてイガが背負って出掛けている姿が見受けられる。 『プリトウェン』には、あらゆる強制力、術式、因果によって放たれた攻勢を完全に無力化し、反射する特殊能力が存在し、この盾を使用すれば、例え『ティルヴィング』の放った決殺の一撃であっても反射することができる。 普段は、ミッドナイトに付き従うイガも、時折、主の奔放さにイラッとするときがあるものだ。 そんなときは、イガがミッドナイトに『プリトウェン』をこれ見よがしに掲げるという恐ろしい姿が時折目撃されている。 もちろん、ミッドナイトがイガに『ティルヴィング』を振るうなどということは在り得ないだろうが、もし誰かに決殺の一撃を加えようとしたとき、もし傍にイガがいたら、もしそのとき、自分のせいでイガの虫の居所悪かったら、もし放った瞬間『プリトウェン』を構えて〝誰かと自分の間〟に割り込んできたら。そんなことは考えたくもない。 当然、イガが『プリトウェン』をチラつかせるということは、何気にミッドナイトのせいで何かが鬱積しているという証拠でもあるため、爆発する前にミッドナイトも流石に黙る。というかむしろ引く。そして自分の尊厳が失われない範囲で機嫌をとるの三段コンボを決めるのだ。 ただし、純粋な魔術攻勢、物理攻勢に対しては、まるで硝子で作られたかのように脆い。 ミッドナイトの命令により盾としての使用は禁止されている。 『プリトウェン』の真の能力は、必要に応じて盾から空を飛ぶ魔法の船へと変化するというところにある。 それは、黄金細工の帆船であり、乗員数二千を超える巨大飛行艇だといわれている。 一応、ミッドナイトの名誉のために補足するが、ミッドナイトが『プリトウェン』の盾として使用を禁じているのは、何も『プリトウェン』をチラつかせるイガが何気に恐ろしいからではなく、単純な攻勢に対して硝子のように脆い『プリトウェン』が、万が一にもが破壊される場合を危惧してのことである。 もっとも、装備しているだけでも自身に働く因果や強制力、術式といったものを無力化することは可能である。 ただし、反射するには盾を構える必要があり、力の方向性が影響力を発揮する流れに対して盾を構えることで反射することができる。 周囲に影響を与える広範囲の力に対しては反射することができず、反射することができるのは、盾の使い手に対して向かってくる力のみである。 ジャモジョヨクリス 所有者:【金猫眼】イガ 魔道具:短剣『ジャモジョヨクリス』 ≪インドネシア伝承≫ 〝魂の宿りし者〟を意味する。 ジャモジョヨ王が修験者から授かった物。 込められた魔力により、クリスを持ちつづける限り敵の物理攻勢を無力化する。 武器としての力は、通常のクリスに魔力補正が掛かり、多少は威力が向上されているものの、特別高度な魔術式や能力は付与されておらず、神や魔神を傷つけるほどの力はない。 矛盾してはいるが、完全な〝防御武器〟といえる。 ただし、『ジャモジョヨクリス』を長く持ちつづけると、物理的な痛みというものに恐怖を覚え、この短剣が奪われると所有者は戦えなくなるといわれる。 これは、決して呪いの類ではなく、使い手の精神的な問題で、攻勢の無力化により痛みを感じなかった分だけ、短剣を失った後は、極端に痛みに対しての恐怖が心を支配するのだという。 オートクレール 所有者:【無冠の勇往】 所有者備考:ニュクス創設の瞬間に立ち会った人物の一人、ミッドナイト、イガ両名の信頼も厚い人物。ニュクスのサードインスペクト(党員監査)を務める。 魔道具:炎帝の刃『オートクレール』 ≪フランス『ローランの歌』≫ 炎熱地獄の業火に匹敵するといわれる大火力を刃に宿した剣 あらゆる物質を無に帰す業を負っている。 特別な意識はもっていないが、自ら使用者を選ぶ魔法剣であり、適格者以外が手にすれば、たちまちにして業火が襲い掛かり、この世に生きた痕跡すら残さない。 また、例え適格者であっても、使用できるのは剣の業火が発する異常なまでの魔力に耐えうるだけの強靭な精神力を持つ者だけといわれている。 遥か昔に、強大な力を有したとされる魔法使いが複数集まり、長い年月をかけて作り上げた魔道具で、その能力は神具、魔神具に匹敵する。 ただし、それ故に使い手にも高い能力を要することとなり、未だにこれを使用できた人間は数えるほどしかいない。 人類が作り出した魔道具、霊具のなかでも、間違いなく最高位に存在する武具である。 氷王の刃『アルマッス』とは兄弟剣にあたる。 アルマッス 所有者:【無冠の勇往】 魔道具:氷王の刃『アルマッス』 ≪フランス『ローランの歌』≫ 氷結地獄の極氷に匹敵するといわれる絶対零度を刃に宿した剣 あらゆる物質の活動を凍結させる業を負っている。 特別な意識はもっていないが、自ら使用者を選ぶ魔法剣であり、適格者以外が手にすれば、たちまちにして極氷が襲い掛かり、生命の活動はおろか時間の経過すら凍結させる。 また、例え適格者であっても、使用できるのは剣の極氷が発する異常なまでの魔力に耐えうるだけの強靭な精神力を持つ者だけといわれている。 遥か昔に、強大な力を有したとされる魔法使いが複数集まり、長い年月をかけて作り上げた魔道具で、その能力は神具、魔神具に匹敵する。 ただし、それ故に使い手にも高い能力を要することとなり、未だにこれを使用できた人間は数えるほどしかいない。 人類が作り出した魔道具、霊具のなかでも、間違いなく最高位に存在する武具である。 炎帝の刃『オートクレール』とは兄弟剣にあたる。 デュランダル 所有者:【僧侶】ラウンド=ビショップ 所有者備考:ロイヤリスト(幹部)筆頭を務め、十人の幹部に与えられる真実の名〝ベリティ〟をミッドナイトより与えられ、〝ビショップ(僧侶)〟の名を有している。 九国全権監督の地位を任されている。 聖具:聖剣『デュランダル』 ≪フランス『ローランの歌』『シャルルマーニュ伝説』≫ 人間世界に伝わる武具のなかで、もっとも古い部類に数えられ、いかにして作られたのかということさえも不明である。 名匠の鍛えた業物であるが、聖なる属性を付与するために、あえて反発してしまう魔力的加護を使用していないらしい。 魔力の代わりに強大な霊威が籠められており、刀身は強靭かつ鋭い切れ味で、人間世界のあらゆる装具を切り伏せることができる。 更に、籠められた霊威により、魔剣よりも神に与える攻撃力は高いとされ、現在の世界で、ここまで高位の霊力を刀剣という形に籠められる鍛冶師は、世界中を探したとしても存在しないと思われる。 ただし、この剣のもっとも特筆すべき点は、切れ味などではない。 デュランダルは、黄金の柄の中に〝サン・ピエールの歯〟〝サン・パジールの血〟〝サン・ドニの髪〟〝サント・マリアの衣の布端〟などの数多くの聖遺物を収めているのだ。 これらは、すべてが生前絶大な力を誇った〝聖者〟たちの遺品である。 デュランダルの使い手は、聖遺物の力を借りて、本来人間には使用不可能な神聖魔術を行使することができる。 ただし、これらの聖遺物は、ある程度の自我を有しており一振りの剣に最低でも四人の意識が混在している形になる。 そして、剣の奇跡を使用するには、その四人の意思に認められていなければならない。 例え認められていなくとも、剣自体を握り、振るうことはできるが、やはり神聖魔術を使用することはできない。 ラウンドは、どういった経緯かは不明だが、これら聖者の自我から使い手として認識されており、彼が行使する神聖の奇跡は、もはや魔法に匹敵する部類であるらしい。 一説では、死後数時間以内であれば、その力で死者を蘇生させることもできるという。 それ故の【僧侶】の渾名である。 デュランダルは、人間以外を使い手と認めない剣だが、その中でも奇跡を行使できた者は極わずかである。 人類最古の英雄時代、トロイを生きたイーリアスの英雄〝へクトル〟、ペンテレシア王妃の子孫、神聖騎士〝アルモント〟、レコンキスタを駆け抜けたフランク帝国の十二勇将が一人〝ローラン〟、そして現在、新神暦を生きる〝夜に与する黒き僧侶〟ニュクスのラウンドという、わずかに四名のみであったと伝えられている。 そして、デュランダルの奇跡を魔法の域にまで引き出すことができる使い手は、後にも先にもラウンドただ一人であろうといわれている。 ウコンバサラ 所有者:【天蓋(てんがい)】シュトルツ=テンペスト 所有者備考:幹部二席の地位を有し、ミッドナイトより〝テンペスト(嵐)〟の名を与えられている。 〝天穿つ嵐〟とも呼ばれ、〝アスガルズ神聖帝国〟の総監督を任されている。 神具:戦斧『ウコンバサラ』 ≪フィンランド神話≫ 雷と嵐を呼ぶ斧、単純な能力だが、その威力は至宝具にもっとも近い宝具の一つに数えられる。 シュトルツは、精霊系統の上位魔術である天候変化の魔術と併用することで、常に威力を増幅する使い方を好む。 普段は、ウコンバサラを腰の鞘に収めているが、大気を雷の複合精霊で満たすことで、斧に触れていなくとも全身が常に帯電状態を保っている。 シュトルツがウコンバサラを振るう姿を見た物は、ニュクスの【十三夜想会】メンバーでも少ない。 ナルタモンガ 所有者:【参業の不縛(さんごうのふばく)】アルビオ=カルマ 所有者備考:幹部三席の地位を有し、ミッドナイトより〝カルマ(業)〟の名を与えられている。 その容姿と物腰から〝独善偽悪の犯罪紳士〟とも呼ばれ、〝ヴァナヘイム協和信仰国〟の総監督を任されている。 神具:杯『ナルタモンガ』 ≪ナルト叙事詩≫ 魔力に満ちた酒を無限に生み出すことができる魔法の杯 手で触れずとも空中に浮き、自らが所有者と認めた人物以外が口をつけることを許さず、満たされた酒はどれほど傾けようとも杯から零れることはない。 アルビオは、『ナルタモンガ』の力を使い、常に体内を絶大なオド(己の内にある小さな世界を満たす力、外界に満ちる力をマナ、内界に満ちる力をオドといい、オドはマナを精製して体内に蓄えたモノだが、蓄えられる量は個人の資質によるところが大きい)で満たしており、あらゆる魔術を行使したとしても、魔力を枯渇させることがない。 本来、エレメントを構成する根源そのものであり、神秘性と超自然力を意味するマナは、いかに大気に満ちていようとも魔術や術式として人が行使するには恐ろしく困難な代物であり、通常はマナを取り込み、オドとして体内に蓄える方法が一般的である。 もちろん、マナを直接使用する者も存在するが、それは神と呼ばれる種族であり、人間種では上位の魔法使いに限られるだろう。 ただし、彼ら魔法使いにしても、わざわざマナを使用するよりもオドを使用した方が精神的にも負担が少ないことはいうまでもない。 アルビオの内界に蓄えられる魔力総量は、魔法使いにも匹敵するほど強大であるといわれる。 もっとも、魔術知識は独学であるため、知識という面から見ても経験という面から見ても、魔法使いとは呼べない。 使用できる魔術も暗黒系統に基因した単純な攻勢魔術と結界に限られる。 ただし、アルビオの行使する魔術の純粋な力は魔法使いのそれにも匹敵するほど強力である。 更に、魔術師の弱点ともいえる内界のオドの枯渇(ゲームなどでいうMP切れという現象、一度オドが失われると外界のマナを取り込み、オドに精製する過程を踏まねばならず、決して一日やそこらで満たせるものではなく、まして戦闘中に行なえる作業では絶対に在り得ない)を恐れることがなく、思う存分に魔術を行使することができる。 魔術師ならば誰もが喉から手が出るほど欲しい夢の宝具である。 アルビオは『ナルタモンガ』を用い、自らが悪と定めた者を裁き、自身が信じる正義を行なうことを至上としており、そのためならば、侵害されざる三つの業、すなわち〝身〟〝言〟〝心〟を侵すことも厭わない。 それが他者であろうと自身であろうと躊躇いすらない。 それ故の【参業の不縛】の渾名であり、その所業故の〝独善偽悪の犯罪紳士〟である。 アレクサンドロスクローク 所有者:【兇穏(きょうおん)】ローレンシア=イヴルフェイト 所有者備考:幹部四席の地位を有し、ミッドナイトより〝イヴルフェイト(禍がつ運命)〟の名を与えられている。 弱きを助け、悪しきを挫くことを至上とする自身の理念故に、〝幼き聖女〟と呼ばれることもある。 〝アルフヘイム光王国〟及び〝スヴァルトアルフヘイム闇帝国〟の総監督を任されている。 魔道具?:外套(マント)『アレクサンドロスクローク』 ≪アレクサンドロス伝説≫ 〝聖者の血に塗れた外套〟を意味する真紅のマント 人が選ぶべき人生の選択権を断ち切り、常に凶を呼ぶ運命を導く、導かれる運命の内容は使用者にも知ることができない。 使い手であるローレンシア本人も、この外套の正しい使用方法を正確には把握していない。 心根の優しい彼女の気質故か、ローレンシアがこの外套を使用することは滅多になく、もし使用するとしても、敵対組織内での単独殲滅戦などに限っている。 使用の際は、マントを外し、一度振ることで、振った瞬間を目撃した者すべてに禍々しい運命を呼ぶといわれるが、それが死という直接的なものであるかは不明である。 これは、振る回数によって相乗効果を生むとされるが、ローレンシアは一度以上振ることはなく、またそれ以上は彼女自身も見るに耐えないということらしい。 彼女曰く、これは、自身が考えたマントの使い方であり、正確な使い方ではない。とのことだ。 その製作法の詳密は不明とされているが、一説には、魔術の薬液を熱した鍋に、数多くの聖者を生きたままいれ、死体すら残らぬほどぐずぐずに煮込み、薬液と聖者の亡骸が混ざり合った液体で、布に着色を施して作られるマントだという。 染み込んだ薬液には、聖者の怨嗟が込められており、常に良い運命を否定する。 ローレンシアは、産まれて間もない乳飲み子であった頃に、孤児院の前に捨てられていたらしいが、そのとき彼女の身体は、この外套で包まれていたという。 その後、十四の歳までを穏やかに過ごすが、彼女を包み込んだ優しい街は、一夜にして九国大陸の大地から姿を消し、同時に人々もローレンシアを残して行方不明となった。 何が起こったかは不明だが、数日後、国家直属衛士隊が、本来街の存在した場所で自失するローレンシアを見つけ、何が起こったのかを聴きだした際、彼女は、それが自らの所業であると認め、更に『〝あれ〟が正しい使い方だったのですか?』と誰にともなく呟いたという。 その日以来、彼女は、ニダヴァリール連邦国の第一級指名手配犯となり【兇穏】の渾名で呼ばれることとなった。 彼女が、ニュクスへの入団を果たしたのは、それから半年後のことである。 逃げ惑う彼女をニュクスへ導いたのは、盟主ミッドナイト本人だという。 この外套が、彼女自身への災厄を呼ぶかは不明だが、こうして未だ幼い彼女がニュクスという闇に身を寄せている事実こそ、既に呼び込まれた災厄なのかもしれない。 リンガ 所有者:【根葉の述懐(ねはのじゅっかい)】エリザベス=カース 所有者備考:幹部五席の地位を有し、ミッドナイトより〝カース(呪詛)〟の名を与えられている。 その能力故に、単純に〝呪い〟と呼ばれることもある。 〝ニダヴェリール亜種連邦〟の総監督を任されている。 魔道具:呪詛人形『リンガ』 ≪チベット伝承≫ 〝自我という名の魔〟を意味する呪い人形 大きさは20cmほど、人形の中にある空洞に、呪詛をかける相手の肉体の一部(爪や髪など)または、所有から一年以上が経過した持ち物、更には、対象者が触れて一時間以内の品(食器の欠片など、人形に入る小さい物に限るが)を入れて、呪いの短剣『プルパ』で傷をつけることで、対象者に同様の傷を負わせることができる。 ただし、対象者に傷をつけられるのは、呪いの短剣『プルパ』だけである。 この装具は、『リンガ』と『プルパ』の二つを合わせて、かつて〝法の敵対者〟の異名を持って恐れられた代物で、現在の世界で法を築く者、すなわち神すら殺せるといわれる魔道具であり、二つを合わせれば、神具、魔神具にも匹敵する宝具である。 ただし、神を殺す場合も、必ず対象者の所有物が必要であり、そもそも神から所有物を奪う時点で至難の業であるため、現代におけるこの宝具の知名度は低い。 製作者は不明だが、一説には、〝明の終焉〟戦争の折に、数多の魔術師が儀式魔術により生み出した世界の災厄の一欠けらだといわれている。 エリザベスは、腰に自家製人形ケースを一体につき一つずつ装備しており、合計五体の『リンガ』を腰に所持している。 プルパ 所有者:【根葉の述懐】エリザベス=カース 魔道具:呪詛短剣『プルパ』 ≪チベット伝承≫ 〝我殺す者〟を意味する強力なる呪いの短剣 呪い人形『リンガ』の呪いを引き出すことができる唯一の武器。 『プルパ』自体に殺傷能力はなく、この短剣で他者を直接傷つけることはできない。 屍食教典儀 所有者:【月光蝶】ルナリア=バタフライ 所有者備考:幹部六席の地位を有し、ミッドナイトより〝バタフライ(蝶)〟の名を与えられている。 〝ヨトゥンヘイム鉅人公国〟及び〝ムスペルヘイム冤枉国〟の総監督を任されている。 魔道具:魔法書『屍食教典儀』 ≪クトゥルー神話≫ 通常の魔道書とは異なり、自身の手になくとも、使用者と認められた者が本を最初に開きさえすれば、どこに置いてあろうとも効果を永続させられるという特異な魔道書。 その能力とは〝昼に蓄え夜に解き放つ〟というもので、詳細としては、『屍食教典儀』を開き、昼のうちに異性の心臓を生きたまま抉り出し、それを食すことで、夜になると食らった心臓の分だけ自らの命が延びるというものである。 効果としては、食らった心臓の主が、本来持っていた寿命分の延長、死んだ場合は食らった心臓の数だけ蘇生、心臓の主が有していた力を自身に取り込む、といった三種類のことが可能である。 ただし、この効果が得られるのは日が沈んでから夜が明けるまでに限られ、日中はただの人と変わりがない。 更に、心臓を食らうのも夜ではなく昼でなければならず、心臓は生きたまま抉り出すことが必須条件であるため、夜が超人であるにも関わらず、わざわざ昼の弱い人の身で異性を殺さなければならないという矛盾も含んでいる。 当然、心臓を食らう際には『屍食教典儀』が開かれていなければならない。 褐色の肌と銀の髪、美しい容貌を持ったルナリアだからこそ成立する〝異性殺し〟であり『屍食教典儀』だといえるかもしれない。 補足すると、夜であったとしても、誰かが一度『屍食教典儀』を閉じてしまうと効果が絶たれ、ルナリアはただの人間に戻ってしまう。 更に、効果を復活させるには、自らが『屍食教典儀』を開きに戻らなければならないため、隠し場所には細心の注意を払い、誰一人としてその場所を知る者はいない。 『屍食教典儀』は月の秤動である月齢に大きく関わっており、月が新月から月隠に到る二七日間を通して開かずにおくと、今まで蓄えた心臓の数と力はすべてリセットされる。 昼間のルナリアは、異常なまでの警戒心を持っており、会うことができるのはニュクスの面子でも、恐らく盟主ミッドナイト以外には存在しないだろう。 タルムード 所有者:【白堊の枉駕(はくあのおうが)】アルト=ディストール 所有者備考:幹部七席の地位を有し、ミッドナイトより〝ディストール(歪曲)〟の名を与えられている。 渾名とはまったく関係ないが、常にアサトと行動を共にしており、アサトの使い走りをさせられる彼を仲間内では〝苦労人〟と呼ぶ。 〝ヘルヘイム大冥王国〟の総監督を任されている。 魔道具:魔法書『タルムード』 ≪口伝のトーラ≫ 〝口伝律法〟を意味する魔道書 使い手が『タルムード』を開き、例えば〝盗みは善行〟と叫ぶと声量の範囲において、言葉を聴いた者たちに〝盗みは善行〟であると信じ込ませることができる。 その後は『タルムード』を閉じても効果は持続される。 まさに口伝律法の名に相応しく、口で伝える絶対法律の魔道書である。 効果時間は、聞き手が聴いた声量により変化するが、囁き声を最低として数分から最大で二十四時間まで、あるいは、聞き手が眠るまでといわれている。 『タルムード』は、あくまでも人々に律法を植え付けるための魔道書である。 そのため、〝奴を殺せ〟〝アレを行なえ〟といった命令は実行されない。 行なえるのは、洗脳ではなく、あくまで律法を信じ込ませることであり、真実の歪曲と精神の汚染、道徳観の排除である。 もっとも〝人殺しは善行〟などと吹き込むことはできる。 『タルムード』の厄介なところは、自身の声を聴いてしまうと、使い手でさえも自らが告げた律法を信じてしまうことにある。 それを未然に防ぐことができるのは『ミシュナの耳飾』と『ゲマラの指輪』のみであり、この二つのどちらかを身に付けている者は『タルムード』の効果対象外となる。 ただし、アルトが発する声には、これといって特異性はなく、単純に声を聴かなければ『タルムード』を防ぐことは容易い。 もっとも、どんなに精巧な耳栓を使っても外界の音を完全に遮断できる訳ではないし、何より周りの音が聴こえない状態では『タルムード』以前に格闘戦に支障をきたすことは十分に考えられるため、もっとも単純かつ効果的な方法は、魔術による音声遮断だろう。 ミシュナの耳飾 所有者:【白堊の枉駕(はくあのおうが)】アルト=ディストール 魔道具:耳飾『ミシュナの耳飾』 ≪口伝のトーラ≫ 魔道書『タルムード』の効果を無効化するための耳飾 身に付けた者は『タルムード』の効果から除外される。 特に使用者を選ぶ性質はなく、ただの道具である。 現在は、アルトの手から離れ、常に行動を共にするアサトが所持している。 ゲマラの指輪 所有者:【白堊の枉駕(はくあのおうが)】アルト=ディストール 魔道具:指輪『ゲマラの指輪』 ≪口伝のトーラ≫ 魔道書『タルムード』の効果を無効化するための指輪 身に付けた者は『タルムード』の効果から除外される。 特に使用者を選ぶ性質はなく、ただの道具である。 現在もアルトが指に嵌めている。 金枝篇 所有者:【漆黒の大我(しっこくのたいが)】アサト=アートマン 所有者備考:幹部八席の地位を有し、ミッドナイトより〝アートマン(大我)〟の名を与えられている。 〝ミドガルド共生国〟の総監督を任されている。 魔道具:魔法書『金枝篇』 ≪『史実』『アイネイアス神話』≫ 自身と他者の境界を曖昧にする全十三巻からなる魔道書 ただし、魔道書としては珍しく、中身は完全な白紙である。 白紙の頁に名前を書き込むことで、名を記した者のそれまでの半生が浮かび上がる。 名前を書き込ませる方法は、洗脳でも強制でも何でも構わないが、書き込む場合は、聖なる木であるヤドリギから作られた専用の筆を使用しなければならない。 名前を書き込むことで、一頁につき一人分の人格、技術、知識、経験、記憶といったすべての事柄を収めることができる。 これを使用する際は、使い手が名前の項を指でなぞると指先にインクが移るので、これを飲み込むようにすると人格を含むすべてを入れ替えることができ、逆に解除する場合は、他の名前を飲むことで前回使用した名前は本来の場所に戻る。 『金枝篇』に記した名前を使用すると、使い手は名前の主に〝類感〟し、更に周りの他者すら〝共感〟し、やがては、噂の中ですら〝彼女は昔からそうだった〟と誰もが〝感染〟するという特異性を持ち、使用者が変質するだけでなく他者の意識的境界すら侵食する力を持つ。 それ故の〝アートマン(大我)〟の真名である。 ただし、問題点もある。 『金枝篇』は、本来他者を欺く〝類感〟〝共感〟〝感染〟の呪術を極限まで強化した代物であるが、アサトがもつことでその能力は極限まで高められている。 その理由としては、アサト=アートマンという存在が〝穢れた聖女の血統〟に列なる者であり、その身に〝闇聖女の血〟を流す人物であることに基因する。 〝闇聖女の血〟は、別名〝漆黒の血〟とも呼ばれ、あらゆる術式を強化することができる血といわれている。 これにより、その能力を極限まで高められた『金枝篇』は、書き込まれた人物の能力を百パーセント完全に模倣することが可能であり、名を書き込ませることさえできれば、神の存在すら模倣することが可能と思われる。 だが、それと引き換えに、本来ならば可能である自身と他者との人格区分と、他者の存在遮断、排除といったことが不可能になってしまった。 それにより、アサトは常に〝誰か〟の存在をその身に宿さねばならず、それを排除するには上記の如く新たな名前を飲まねばならないため、決して他者の意思が消えることがなくなってしまい、現在に到っては、アサト自身にも本来の自分の性格や人格、記憶といったモノがどれであるのか判然としない状況である。 他者の存在を消す唯一の方法は、専用の『ヤドリギの筆』を使い名前の主を殺すことで『金枝篇』に記された名前を削除することができ、この行為を〝王殺し〟という。 ただし、『ヤドリギの筆』以外の死因で既に名前の主が死んでいる場合『金枝篇』の頁から名前を削除することは永遠にできない。 因みに『ヤドリギの筆』は、あくまでも筆であるため、武器としての強度や殺傷能力は存在しない。 例えるならば、万年筆で人を殺す感覚である。 『金枝篇』は一冊がA4ノートほどもあるため、普段は選んだ一冊のみを持ち歩いている。 『ヤドリギの筆』も現存する物のみで、生産も不可能なため普段は二本だけ持ち歩き、残りは部屋に置いているが、まだ二八十本ほどあるらしい。 ヤドリギの筆 所有者:【漆黒の大我(しっこくのたいが)】アサト=アートマン 魔道具:万年筆『ヤドリギの筆』 ≪『史実』『アイネイアス神話』≫ 『金枝篇』に名前を書き込む際に使用する万年筆 それ以外の使用法としては『金枝篇』に書き込まれた名前を削除するために、名前の主を殺す凶器として使用する。 この魔道具は、今は失われた聖地〝アリキアの木立〟に群生したヤドリギでのみ作られる筆であるため、現在では生産することができない。 因みに、アサトが現在所持している本数は、二八三本だという。 ズカウバの香炉 所有者:【艶蛇の荘厳】セレーヌ=マジェスティ 所有者備考:幹部九席の地位を有し、ミッドナイトより〝マジェスティ(威厳)〟の名を与えられている。 九国大陸外の支部統率担当者の一人で、東欧諸島の総監督を任されている。 魔道具:香炉『ズカウバの香炉』 ≪クトゥルー神話≫ 虚像の威厳を纏うための香炉 『ズガウバの香炉』で専用の粉末を焚くことで、虚像の威光を身に纏うことができる。 その威厳は、絶大であり王や神にも匹敵するといわれている。 条件としては、一回分の粉末を必ず密室で焚き、燃え尽きるまで部屋を出てはいけない。 一回分は、一人分であり、必ず一人で煙を纏わねばならない、という二項のみである。 ただし、香というだけに水には弱く、浴びると効果を失ってしまうため、雨などはセレーヌの天敵といわれる。 一度纏った香の持続時間は十二時間、効果が切れるまでは次を纏うことが出来ず、また複数回分を一度に纏うことも出来ない。 この魔道具は、別段使用者を選ばないが、纏った威厳は本物であり、簡単には抗えないため、手軽ではあるが強力な魔道具である。 ただし、この魔道具は嗅覚を刺激して他者に認識させ、視覚によって使い手を視認し確信させるという工程を辿るように作られており、嗅覚が使えない者には、そもそも効果がなく、更に嗅覚は確かでも視覚が不能ならば香の効果を意識することができず、効き目は半減してしまう。 イブン=グハジの粉末 所有者:【艶蛇の荘厳】セレーヌ=マジェスティ 魔道具:香『イブン=グハジの粉末』 ≪クトゥルー神話≫ 『ズガウバの香炉』と併せて使用する専用の粉末 専用の布袋の中で、毎日必ず倍の量に増えるため最後の一掴みさえ使わずに残しておけば、無くなってしまうことはない。 ゴーテンダーク 所有者:【鎮座する楼閣】ヴァルド=ルーク 備考:幹部十席の地位を有し、ミッドナイトより〝ルーク(城郭)〟の名を与えられている。 九国大陸外の支部統率担当者の一人で、東洋大陸と極東島国の総監督を任されている。 魔道具:フレイル『ゴーテンダーク』 ≪史実≫ 〝こんにちわ〟を意味する名を持つフレイル系武具で、常に自身が放った力加減の1.5倍の威力を発揮する。 この武器は、時折、気まぐれに〝ゴーテンダーク(こんにちわ)〟と篭った野太い声で啼くことがあり、一啼きで放たれる威力1.5倍の更に1.5倍、もう一啼きで更に1.5倍と水増しされていく。 だが、この武器が啼くのは本当にランダムであり、自身で操作することは出来ない。 そして、この武器が啼き、威力が水増しされる度に、その重さも1.5倍に水増しされていく諸刃の武器でもある。 どこまで水増しでき、何倍の威力まで武器が耐えられるのかは、試そうにもその前に戦いが終わってしまうことや、使い手が重さに耐えられなくなることが多く、正確に検証した者はいない。 普段は、フレイルの柄の部分に専用の革ケースを付けておくことで、啼かなくなり、重さも威力も本来のものに戻る。
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/632.html
アルナス六支族「岩の部族」の長。厳格だが筋を通す人格者として、またアルナス各地の戒律を知り尽くした学者として知られ、「戒律の番人」と呼ばれ敵味方を問わず畏敬を受けた。 ナルディアの即位に反対し、ドルナードと共に反乱を起こすが敗退。その後スネアの乱に参加。味方からも警戒されるスネアを補佐し、反対部族の結集に大きな役割を担う。 内政面で力を発揮。砂漠の民の実情にそぐわないナルディアの改革を廃し、混乱した砂漠に平穏を取り戻した。 各支族の口伝に依存し複雑化していた戒律を整理。戒と律を分離し、戒は「アルナス神学」として基礎を確立、律は「アルナス律法典」を編纂。中世アルナス社会の骨格を作り上げた、と評価される。 こちらもいい感じ。 「内政面で力を発揮」の前に「反乱成功後は、主に」の言葉を加えると良いかも。 -- 名無しさん (2010-08-02 01 32 01) 一番最後の後世評価は少し気になるかも。 他のキャラでも戦乱収束後の人生や消息については意図的に避けてるような気がするし(例外はイーサリーやエルティアくらいか?)、 S6時点でナルディアが野心を抱えつつ存命であることを考えるとウルス側の人間が中世社会と呼ばれるスパンでの中核を担う旨の表現は非推奨かもしれない。 -- 名無しさん (2010-08-02 01 36 48) つまりナルディアたちが復権できなかったことを前提にしてしまっているわけか -- 名無しさん (2010-08-02 02 59 53) 勝手なイメージかも知れんが、世界史に散見されるように、いかな砂漠地域とはいえ、守旧的な戒律社会は廃されて然るべきだと思うんだよな。だから厳密には、ナルディア一派の革新に反対して、アルナス地域の近代化への道を滞らせた人物、という評価が最も適切だと思う。 列伝案ってのは、別にいいところを書きゃいいわけじゃないし、一定の統一的な視点から描き下ろされるべきだと思うんだ。つまり、その記述そのものに無理はないか、それからナルディアやその他ナルディア一派の列伝案との整合性をあるか、そのうえでもその記述は抵当なのか、と問うてほしい。 -- 名無しさん (2010-08-02 08 06 51) 改革が全て正しいという訳では無い。中間的に考え、後世では評価が分かれた的な事を列伝に書けば良い。 -- 名無しさん (2010-08-02 10 58 58) 政治面はともかくとして、学問面については評価されてしかるべきだろうな、この功績だと。 ナルディアがこの後復権を果たしたとしても、弾圧でもしない限りそれほど矛盾はないと思う。 ↑↑戒律社会は廃されて然るべき、なんていうのは、言ったとおり勝手なイメージだと思うよ。 ナルディアだって悪く言えば改革を求めて砂漠を混乱させた人だし。 -- 名無しさん (2010-08-02 18 11 28) キャラ一人一人に列伝があるわけで更にほとんど全部を主人公として使えるわけだよね。 その点からして例えば↑↑↑のナルディアを正義としてその周りを書いていくっていうのはどうかな。 このゲームの正史がどうであるというのはほとんど公式では言及されてないし、 とか言うのはまあ全部すでに上で言われてるけど、 とにかく自分としては人材プレイやらで主人公にしたい、と思える列伝が増えてほしい。 その点ではこの列伝はいいと思うよ、ナルディアの改革を廃し、ってのは気になるけど。 -- 名無しさん (2010-08-02 20 36 25) お、拙文で議論が活性化してる。初投稿だけど、勇気を出して投稿した甲斐がありました。皆様感謝。 ルールーニは、現状でナルディアよりもスネアがマシ、と考えただけでウルスに死ぬまで付き合う義理は(まだ)無いと思うんですよ。 だから、一番下の記述は「ウルスで」って表現を意図的に省いたんだけど足り無いですかね? ルートガルトが再建される過程で、旧レオームよりも強力な政権が立つし、イオナはリチムク程度で死にそうなタマじゃないから、ラザム教団をパワフルに組織化してガンガン布教してきそう。 アルナスが独立を維持するには、社会基盤の強化が必要で、誰かにはやらせなきゃならない。 ナルディア周辺には武辺者とアウトローしか残ってないから、復権したところで出来そうなアルナス人はこいつじゃないかなと。 -- 投稿者 (2010-08-02 23 16 49) ↑↑公平に主人公扱いする必要はないのでは? ひとりのキャラにとってはよくても横並びで主人公では物語全体がつまらなくなる ルーニーニなら一部の人たちの狭い価値観では正義であった、という扱いでもいいと思う ヨネアのように正悪の判定を放棄したような列伝ではダメなのだろうか -- 名無しさん (2010-08-03 01 21 23) ↑続き)出来事を記す伝記に留めて無理に評価を固める必要はないと思う -- 名無しさん (2010-08-03 01 29 11) ナルディアの列伝案によると、彼女の改革は「開明的(肯定的意味合い)」で、こちらの列伝案によると、こいつらの改革は「実情的(肯定的意味合い)」と書かれているから、真っ向から二項対立が起こっているんだよね。 守旧的改革を肯定するか、革新的改革を肯定するか。 それで、もしもヴァーレンの世界に現実の世界史風な解釈を持ちこんで、しかも歴史を解釈する視座を我々の時代に据えさせてもらうならば、宗教的戒律社会→自由社会の流れは、肯定的に捉えたほうがよいんじゃなかろうか、というような意味合いを俺は伝えたかった。 もちろん、鼻っから二項対立を避けた列伝案を作るのもよい。 だが、現状のままだと、「その他ナルディア一派の列伝案との整合性」がないので、どうすべきだろうかと議論を提起した次第。 -- 名無しさん (2010-08-03 03 32 15) ちょっとまて、キャラの最終的な評価はプレイヤーに委ねるべきではないのか 誰の評価が正義なのか決めるのが議論なのか?だとしたら不毛だな -- 名無しさん (2010-08-03 17 57 56) 列伝が一定の視点から書かれた方が、ってのは僕は反対ですね。 歴史って様々な立場の人が書きのこした史料や史跡、口伝なんかから総合的に作られるものじゃないですか。 ナルディア派のメンバーはルートガルトの史料から「俺たちの文明的な制度を真似すればいいのに」、 ウルス側のメンバーはアルナスの史料から「俺たちの独自性を守った」って視点で書かれてた方が面白いんじゃないかなと思うんですよ。 (クルトーム謀殺?病死?の証拠が、ン千年後ラザム神殿の文書庫公開で出てくる、とかだと夢が広がったり) 事実は一つだけですが、真実は関わった人の数だけあるわけでして。 ナルディアの改革の評価はまた別に議論したくもあるんだけど、避難所にそんなスレがあるわけでもないしなあ。 -- 投稿者 (2010-08-03 20 54 22) だが、この列伝のままだとどうしても『ウルス側・善、ナルディア側・悪』みたいなイメージが 付き纏うのも事実。 『ナルディア時代の急激な改革案を砂漠の民の実情に沿った形へと修正することで混乱を抑え……』 これくらいの表現だったら『あぁ、ナルディアが改革の際に突っ走り過ぎた部分を上手く抑えたんだなぁ』と 両者のイメージを損なわず、且つルールーニの功績自体も評価されると思うのだが。 -- 名無しさん (2010-08-03 21 38 36) 俺含めてみんな呆れるほど議論好きだな ロダで作者が毎回素材提供者への謝意を示していることが意味深に見えてくるな いくら議論が白熱しようが具体的な列伝案提供に勝るものなしってことだろう どうしても我慢ならない人は新しい列伝案書くしかないんじゃないの? -- 名無しさん (2010-08-04 00 35 32) あくまでも正史の場合(個人的な立場)で考えると、いくつかの歴史書ごとに評価が異なるんならばともかく、少なくとも一つの歴史解釈の中じゃ、二項対立的な解釈は許されないだろう。 だって両者は矛盾しているんだから。 守旧的な改革こそが良い結果を招いたという解釈と、革新的な改革こそが良い結果を招いた(そしてそれからも良い結果を招いただろう)という解釈は、明らかに並び立たない。 一面では良い結果を招いたし、一面では悪い結果を招いた――というような多面的な解釈は許されるが、これは矛盾した解釈とは別の次元の話だよ。 せめて列伝案同士の矛盾をなくすか、多面的な解釈といったレベルに求めるか、それとも↑↑↑の人のようにするか。 つまり、あくまでも稗史みたいな感じで、歴史書そのものがたくさんあると考える、という解決策さ。 それはそれで一考の余地があると思う。 ↑↑↑↑ それならば現状の列伝案の多くに懐疑的にならざるをえない。 というより、列伝案というアイディアそのものも難しくなるんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2010-08-04 23 36 09) 作者の琴線に触れる創作物を出さなければ無力。 なのに創作力のない者同士で「後生だから俺の素敵意見を元に誰かゲーム作れ」って騒いでいる。 ↑それだけの長文が書けるならそろそろあなたの理想の“列伝案2”を投稿してはどうですか? コメント欄のシステムでこの長文の連投は異常。少し頭冷やそうか。 -- 名無しさん (2010-08-05 02 32 50) なぜかこの列伝だけ人気がある。 -- 名無しさん (2010-08-05 15 43 49) ルールーニってこんなに人気だったんだな -- 名無しさん (2010-08-05 16 49 02) ・・・ -- ホルス (2010-08-05 17 40 42) 原案に疑問があるならその箇所と訂正文を具体的に書けばいいでしょう。 あなたは抽象論を延々と繰り返してしかも全て他人のせいにしているよ。 こんな繰り返しのやりとりは読みづらいしストレスがたまる。 あなたは自分の欲望からひとりの反論者をやりこめようとして結果的に他の閲覧者に負担を強いているんですよ。 ですから新規に列伝案の投稿をお勧めしたのですがおわかり頂けないようで。 -- 名無しさん (2010-08-06 20 21 03) コメントなんて三行以内にまとめてくれないとほとんどの人間は読む気起きないと思うよ 少なくとも俺は最初の行しか読んでない -- 名無しさん (2010-08-06 21 59 12) コメントを読む人のことを考えていない姿勢を問題にしているのです。 正論ならばとんちんかんをいつまでも相手にしなくても他に読んだ方々が理解を示すはずです。 君の「理想を押し付けるな」という言い分 意味がわかりません。列伝案の投稿を勧めたのですからそこで理想を提案するのはかまいません。 それと修正と創作、提案と押し付けを混同されているように見えます。 -- 名無しさん (2010-08-07 00 20 32) 創作哲学はよそでやれ ここは ルールーニの 列伝についてのコメント欄 -- 名無しさん (2010-08-07 00 41 05) ↑わかってはいたがゴメンよ、とりあえず、俺の発言の中で列伝に関係ない部分は消しておく。 この発言も少し経ったら消しておく。後それから、不毛なやり取りの原因は一方に着せられないんだから、あちらさんも自分で消しといてね。 -- 名無しさん (2010-08-07 00 55 27) ひでえ流れw 普通に考えてナルディア→正統な後継者 な時点で おっさん→急進的過ぎるとか建前は色々有るが自分の国が欲しかっただけ に思えるけどw 「全ての人物を主人公に」とか「現実の歴史から見て」とかマジ勘弁 -- 名無しさん (2010-08-08 13 07 37) 「~に思えるけど」とかマジ勘弁 -- 名無しさん (2010-08-08 19 33 29) と、キチガイが喚いております。 -- 名無しさん (2010-08-08 21 12 14) まあこれだけ愛されてればルールーニも幸せだろう -- 名無しさん (2010-08-08 21 27 10) そのうちムームー王国がルールーニー国になるかもしれない。 -- 名無しさん (2010-08-09 00 01 06) VT3.40で採用された列伝だが、アルナスの砂漠よりも不毛な争いが起きるとは…… -- 名無しさん (2010-08-10 01 55 40) 砂漠は不毛ではない。荘厳である。 -- ルールーニ (2010-11-22 20 52 01) 長い議論だったね… -- 名無しさん (2024-02-19 18 32 46) 名前 コメント