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順位 役名 俳優 得票 総得票に占める割合 1 お船 常盤貴子 29 35% 2 伊達政宗 松田龍平 26 32% 3 直江兼続 妻夫木聡 6 7% 3 上杉景勝 北村一輝 6 7% 5 本間高統 春田純一 4 6 遠山康光 螢雪次朗 3 7 茶々 深田恭子 2 7 愛姫 杏 2 9 徳川家康 松方弘樹 1 9 榊原康政 川野太郎 1 9 大国実頼 小泉孝太郎 1 9 片倉景綱 曽根悠多 1 計 82 番外 1 終了直後の「あなたは偽善者で すか?」土曜ドラマの予告テロップ 1 1 木彫りの犬 1
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概要 不破の国クリスタルウォールの遥か北方に存在すると言われる妖魔の国 しばしばクリスタルウォールへ攻め込もうとする気配を見せるが 未だかつて成功した事はない。 歴史 現在未定 特徴 妖魔達が主体となって作ったと言われる国、何人かの妖魔王達がその中枢にいるらしい。 また、それと同時に上位魔族も同じく中枢にいるとの話も聞かれる。 国データ 国家名:アルフハイトブルク国 首都名:ヤヴァンハール 統治形態:?? 現在の首長名:?? 宗教:邪神信仰 言語:共通語 人口:約2000万? :フォモール、オウガ、バグベア、ヴァンパイア、トロウル、魔族 割合は不明 #現在思案中、状況によっては削除
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MH5(5発) 支給者 水銀燈 現在の所有者 ゼロ 説明 大戦槍 支給者 水銀燈 現在の所有者 ゼロ 説明 ドン・クリークの両の肩当を合わせた巨大な槍であり爆弾付槍。衝撃に比例して爆発力を変える重量は1tもあり人類の扱える物では無い。 ウシウシの実・野牛(モデル・バイソン) 支給者 伊波まひる 現在の所有者 ライダー(イスカンダル) 説明 和道一文字 支給者 ベナウィ 現在の所有者 ゼロ 説明 ゾロの親友くいなの形見である大業物21工の一振り。見た目は白い拵(こしらえ)の太刀 雪走 支給者 衛宮切嗣 現在の所有者 ロロノア・ゾロ 説明 三代鬼徹 支給者 エルルゥ 現在の所有者 リヴィオ・ザ・ダブルファング 説明 ローグタウンの武器商イッポンマツから譲り受けた業物の妖刀。触れるだけで石斧を簡単に両断する切れ味を持つ。その一方、「主人の斬りたい時にだけ斬れる」という名刀の言葉を無視する問題刀でもある。 天候棒(クリマ・タクト) 支給者 蒼星石 現在の所有者 リヴィオ・ザ・ダブルファング 説明 スモーカー大佐の十手 支給者 ハクオロ 現在の所有者 ライダー(イスカンダル) 説明 正式名称は七尺十手。海軍のスモーカー大佐が使う、大きな十手。 先端には海楼石が仕込まれており、押し付ければ悪魔の実の能力者を弱体化できる。 排撃貝(リジェクト・ダイアル) 支給者 トウカ 現在の所有者 佐山・御言 説明 ハナハナの実 支給者 上条当麻 現在の所有者 園崎詩音が口にし能力者となった。 説明 任意の場所(自身の体含む)に、自分の部位を生やす事ができる 制限 生やせる部位は『腕』のみ。今は『腕』を2本、それも互いにそれほど離れた位置には生やせません。時間の経過、能力への慣れによっては本数が増える可能性もあります。また、生やした全ての部位に意識を向けるので、慣れていない状態では単純な動作しかできていません。生やせる場所は、使用者を中心に15メートルの範囲内に制限されています。生やした部位がダメージを受ければ、本人にもダメージが伝わります。 電伝虫×2 支給者 ヴァッシュ・ザ・スタンピード 現在の所有者 ゼロ 説明 カタツムリのような姿をした生物で、作中では電話やファックスの役割を果たしている。元々、電波(念波)で仲間と交信する性質を持っており、人間が受話器とボタンを取り付けたことで、特定の電伝虫と交信することが可能になった。通信が行われていない時は寝ているが、人間が受話器に喋ると受信側の電伝虫が口パクする(この時、喋ってる人間の感情を真似している)。また、背中の殻を壊されても別になんともない。 ワイパーのバズーカ 支給者 エルマー・C・アルバトロス 現在の所有者 破壊 説明 故郷を取り戻すため空島でゲリラ活動を続けるグループ「シャンディア」、そのリーダーであるワイパーが愛用するバズーカ。バズーカ内の貝(ダイアル)を風貝(ブレスダイアル)に入れ替える事で燃焼砲(バーンバズーカ)という、レーザー砲のような見た目をした青白い巨大な火柱を撃てる。また通常の貝(ダイアル)でも相当な威力の砲弾を放てる。単行本27~29巻のどれかを見れば把握可能ですが、手っ取り早く把握したい人は28巻のルフィ戦を見るのがオススメです。 アミウダケ 支給者 エルルゥ 現在の所有者 クリストファー・シャルドレード 説明 猛毒のキノコ。その毒の強さは口にしたら一時間も生きてられないほど 風貝(ブレスダイアル) 支給者 ラッド・ルッソ 現在の所有者 破壊 説明 風やガスなどの空気をため込むことができる。ワイパーはバズーカーに仕込み、バズーカの動力源にしていた。 ウェイバー 支給者 ジョルノ・ジョバァーナ 現在の支給者 粉々に四散しました…… 説明 キックボードのような形状をしており、後部にある貝(ダイアル)から風を噴射し、その勢いで進む物である。地上を走ることもできるが、水の上を走ることもできる。しかしその船体の軽さゆえ小波でも舵を取られてしまうほど操縦が困難な代物。 噴風貝(ジェットダイアル) 支給者 ジョルノ・ジョバァーナ 現在の所有者 G-4北の湖岸に落ちています 説明 ウェイバーの動力として使われていたダイアル。風を溜め込んで文字通りジェットのように噴出する。 秋水 支給者 劉鳳 現在の所有者 ロロノア・ゾロ 説明 スリラーバーグにて雪走に代わる刀として手に入れた刀。 大業物21工の一振りで、鍔、刀身共に黒色。 また「恐竜が踏んでも一ミリも曲がらない」強度を持ち、先代の雪走と比べるとかなり重いらしい。 原作47巻から後を読めば把握できます。 麦わら海賊団の手配書リスト 支給者 劉鳳 現在の所有者 ロロノア・ゾロ 説明 45巻にて新聞と一緒に配布された麦わら海賊団の手配書。 当時のメンバー全員(ブルックを除き)のフルネームと顔写真、賞金額が載っている。 因みにルフィは三億ベリー、ゾロは一億二千万ベリー、チョッパーは五十ベリー、そげキング(ウソップ)は三千万ベリー。 チョッパーの写真は人獣形態で撮られています。 海楼石の網 支給者 グラハム・スペクター 現在の所有者 グラハム・スペクター 説明 ローグタウンで海軍がバギー一味に向かって投げた網 海と同じエネルギーを持つといわれている海楼石でできており、網に触れてる間は悪魔の実の能力が失われてしまう上に力が出なくなる。 黒電伝虫と受話器なしの電伝虫のセット 支給者 無常矜侍 現在の所有者 破壊 説明 盗聴用で通話はできない黒電伝虫と、受話器がついていない電伝虫のセット ボムボムの実 支給者 土御門元春 現在の所有者 吉良吉影が口にし能力者となったが、本人にはまだその自覚が無い。 説明 この実を食べた人間は、体の各所を爆発させる事が出来る爆弾人間になる。原作では腕や足は勿論のこと、鼻くそから自身が吐いた息まで爆発させる事が可能だった。また爆発させるタイミングは任意で変更できる。現段階では四肢を爆発させるのが限度ですが、時間の経過や慣れによって爆弾化できる範囲が増減する可能性もあります。 象剣ファンクフリード 支給者 翠星石 現在の所有者 ライダー(イスカンダル) 説明 CP9長官スパンダムが使用していた、ゾウゾウの実を食べた剣、であり、完全に剣の形態、剣の柄から上半身が生えて華が刃になっていて相手への突進が可能な形態、完全に象である形態の3つを持つ。剣と半分剣の時には重さは大分軽くなっていて非力そうな人間でも片手で扱えるほどである。使用している描写は43巻、44巻を参照。 ランブルボール×4 支給者 無常矜持orレッド 現在の所有者 トニートニー・チョッパー 説明
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学校 室蘭工業大学 (道南 / 室蘭市)
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大黒島 【場 所】室蘭市 【交 通】絵鞆岬からみえるが行けない 【分 類】自然 一般には立ち入りできない場所だった気が。 いけるよ!って人、行き方教えてください。 よって謎につつまれた島。 しかし室蘭八景のうちのひとつ。 コメント 名前 コメント
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居酒屋・バー カフェ居酒屋おぶりがぁど (道南 / 室蘭市) 洋風居酒屋プラム (道南 / 室蘭市) 味喜屋 (道南 / 室蘭市)
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とん食っ食 【場 所】室蘭市中央町2-5-15 【交 通】中央町商店街内 【分 類】飲食店 肉料理ならここ。期待を裏切らない。 メニューによってはご飯のお代わりができる。 ヘルシー料理あり。店のおばちゃんが良い。 コメント 名前 コメント
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祝津臨海公園 【場 所】室蘭市祝津町4丁目 【交 通】道の駅みたらすぐとなり 【分 類】公園 ここはかなりいいです。海好きの方で晴れわたる午前~正午に行けば、 室蘭市が風と海と光の街だってことがわかります。 夕方もおすすめ。幸せの鐘がある。 近くには道の駅みたら、むろらん温泉ゆらら、白鳥大橋、エンルムマリーナなんかがある。 コメント 名前 コメント
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2006年03月04日(土)00時18分-藤枝りあん はじまりはじまり 妙訳参上! ごめんなさい、作品の冒涜のつもりじゃないんです! ただ某人が『昔口調だとわかりにくい』ってんで勝手気ままに日本語調にしてみただけなんです! ついでに騎士団の隊長やらなにやらの口調とか・・・ぶっちゃけ、ひどい有様です。 お嫌なら、コメント欄に一言、 『 消せ 』 と書いてくだされば消えますので。そりゃもうスミマセン。 でわ、妙訳スタート。 一.ルベスケンス騎士団長、王の命によって北征を行う さて、騎士団長インディカム・ルベスケンスは、アルボア・ティロピラス公爵が反乱を起こしたという報告を聞き、国王オニドの命令によって出征した。それに従うのは、第一隊長トレメル・メセント、第六隊長オーラト・トリコル、第十二隊長ジャンシア・ボーニーン、先鋒は第七隊長レンス・ティロピラスである。このレンスはアルボアの息子であるが、国王の威厳と徳望に従い、忠義をもって応じ報いようと、特別に先陣を願い出た者である。北へ遠征に出る前に、ルベスケンス団長が国王に申し上げるに、 「ティロピラス公爵は手強く、その軍の兵士は精鋭揃いです。騎士団の半数を割くといえども、勝利を得ることは難しいでしょう。諸侯の兵を合わせ、公爵を撃つべきではありませんか」 国王オニド答えておっしゃるには、 「ならば、すぐにでもボヘミク・ヴェルパ侯爵、並びにカロ・ボレタ伯爵に使いを遣り、兵を出させよう。合流の地はレピオタ城にするのがよかろう」 都を去ること三日、レピオタ城に入った。ティロピラス城よりわずかに100キロメルトルほどの場所である。しかし、いまだボヘミク侯爵、カロ伯爵の兵は到着していない。しばらく待っていると、ボヘミク侯爵とカロ伯爵に送った使者が帰って来て言った。 「ヴェルパ侯爵様は、重病で鎧をまとうことが出来ず、動くことすらかなわないとおっしゃっておりました。しかし、そのお顔は血色が良いように感じられました。私がそのことを問うと、『顔色が優れているのは薬のおかげであり、本当は話すのも苦痛なのだ』とのお返事がありました」 「ボレタ伯爵は、まだ兵糧が整っていないとのことです」 先鋒レンスはテーブルをドンと叩き、こう罵った。 「兵は拙速を以って貴しと為す――出来よりも仕上がりを優先すべきだとの先人の言葉だ。ヴェルパもボレタも待つ必要などない。すぐに出て行って、一戦交えてやる!」 それに対し、ジャンシアがこう諌めた。 「騎士団でも勝利が難しいために、かの二侯に援軍を頼んだのです。待たないなどと言っていられますか。わかるはずです。いま無理に戦を起こせば、何か得るものがあるにせよ、多くの兵士達を傷付けることになりましょう」 レンスが答えるに、 「王に従って命を捨てるのが騎士の本領だ。傷付くのを恐れて戦を避けるとなれば、人々は騎士団をどう思うだろうな? 騎士団が軽視されれば、さぞ王国に背を向ける者が増えるだろうよ」 オーラトは年長者であり、先の戦に従軍したこともある。よって、こう言った。 「レンス、お前はまだ若く、アルボア公爵を侮っている。彼の性格は偏屈でな、強さを軽く、弱さを重くみる。つまり、兵士達にこそ労いの言葉をかけるのだな。それによって兵士達は、彼を慕って勇を奮う。攻めれば取り、戦えば勝つのだ。そしてルベスケンス団長、ポドストーマ副団長のお二方は、攻めの人ではない、守りの人だ。そのため、先のメラノスポルム大戦において、最も多く敵を殺し、城を奪い、先陣にて武勲を競ったのはお前の父、アルボアだ。さらに、ティロピラス城にはお前の母、ミラビリがいる。白馬にまたがり、白銀の槍を閃かせる、女丈夫だ。優れた武人は三軍にも匹敵する。ゆえに、メラノスポルムの人々が、お前の父を『黒死の戦士』、お前の母を『純白の戦乙女』と呼んで恐れていたのだ。兵士は多く、かつ勇猛。武将は精鋭、かつ手練れ。断じて軽く見てはならない」 レンスは奮い立って言った。 「だが、ルベスケンス殿は父に敗れたことはない。軽く思わぬにしても、決して恐れるべきではない!」 オーラト首を振り、 「それは侯爵と伯爵の援軍があっての話だ。ヴェルパの地は肥沃で兵は弱く、反対にボヘミク侯爵は極めて猛々しいお方だ。熊手という武器を得手としていてな、重さは確か60キログラムルだったか。一方のボレタの地は狭く兵の数が少ない。しかし、皆、魔法を見事に使いこなす。カロ伯爵は聡明で、学問の知識も深い。魔術を得てとし、また杖術もかなりのものだ。そのため、メラノスポルムの人々は、ボヘミクを『巨翼の熊』、カロを『天這い蛇』と呼んで最も恐れていた。それはこういった理由のためだ」 レンスは床を踏み鳴らし、机を叩き、 「ボヘミク、カロが屈強の戦士であっても、だ。病がどうだ、兵糧がどうだので来ようとしない。援軍の意思がないのは明らかだ! 彼らを待ってどうするというのだ!」 トレメル、レンスが怒り猛って譲らないのを見て、インディカムに尋ねた。 「ならば団長殿の意思はどうなのだ?」 ルベスケンス団長が応じて言うには、 「アルボアは強敵であり、騎士団一つの力で撃つのは生半可なことではあるまい。だがしかし、レンスの言うこともおそらくは正しいのだろう」 こうして軍の会議は終わってしまった。レンスは、騎士500騎、兵士500人を従えて出陣した。インディカムは騎士2000騎、兵士20000人を率いて後続についた。 さて、インディカム騎士団長、アルボア公爵と戦って勝敗はどうなるのだろうか? 次回をお楽しみに。 二.インディカム、三将と激突 さて、レンス・ティロピラスは軍を率いて40キロメルトルを進み、そうしてアルボア公爵に遭遇した。アルボア公爵に従う騎士は1200騎、兵士は14000人である。レンス、声を怒らせ、フレイルを取って言うには、 「我が名はレンス・ティロピラス! 国王の命に従い、汝、アルボアを討たんとす! ――だが、貴方は私の父だ。貴方と戦うのは私の望みではない。鎧を捨てて降れば、貴方のために弁明し、罪一等を減らしましょう――返事はどのようなものだ?」 純白の戦乙女ミラビリは、この時アルボア公爵に従って側にいた。彼女が進み出て言うには、 「お前の大言、笑わせてもらったよ。私らの本領は敵を斬り、城を奪うこと。寝る時、食べる時においても鎧をかぶらないことがあるだろうか・・・否。否だ! そして、今は敵を前にしている――剣を置くことなどあろうものか! 私は、アルボアを国王にするまでは、槍を捨てないと誓うよ!!」 この言葉を聞いて、アルボア公爵は大変喜んでこう言った。 「おお、我が妻、ミラビリよ、お前こそ王妃であるべきだ! 儂もまた誓おう・・・お前を王妃にするまでは、この斧を置くことなど無いのだと」 ミラビリが涙を拭いて言う。 「あぁ、私はなんと幸せ者なのだろうか!」 レンスは激昂して罵った。 「剣を持ってなお喜劇を演じるのか、このバカップル! 絶対に許さん!!」 フレイルを掲げ、馬を駆り立てる。ミラビリは、白髪を振り乱し、槍を提げて迎撃した。打ち合うこと20回、勝敗は決まらない。ミラビリは一撃を空に見舞うと、馬を返して走る。レンスは母を追ったが、どう思ったのだろう――ミラビリが振り向いて短刀を投げようとは! どうやってかわすことが出来ようか。レンスは胸を撃たれて落馬してしまった。インディカムは兵にレンスを助け出させ、自ら馬を進めた。 「ミラビリ夫人、あの時以来か、久しいな! お前の武芸が素晴らしく、容姿美麗なところも全く変わっていないな!」 ミラビリは、ほほほ、と笑う。 「お前の才知にあふれた容貌も、また素敵じゃないか。そうだねぇ、この王国じゃあお前こそ、三本の指に入るんじゃないのかい」 インディカムが答えるに、 「三本指か。ならば第一、第二の人は誰なのだろうな?」 ミラビリは槍を提げて言う。 「第一は我が夫、アルボア・ティロピラスさ! 疑うものなど無いだろうよ。そして第二は・・・私のことさ!!」 素早く馬を鞭打って殺到する。インディカムもまた槍を振ってこれに応じた。インディカムの甲冑は黄金で、ミラビリの具足が白銀。それはまさしく千回戦があろうとも見ることが出来ないほどの光景であった。戦い、打ち合うこと50、アルボアが、ミラビリが勝利することが出来そうに無いのを見て取り、声高に叫んだ。 「ラルガはいるか!?」 声に応じ、一将が軍営より飛び出した。身の丈は3メルトルを超え、体格や顔つきが人並みはずれて大きく、そして立派で、翼の生えた巨大な犬にまたがっていた。この男こそ、『剛剣士ラルガ』その人である。騎乗する犬を駆ってインディカムに向かい合った。インディカムはこう怒鳴った。 「お前は魔衆ではないか! 何の故があってアルボアを助けるのだ?」 ラルガは大きな口をあけて笑った。 「はっはっはっは! 剣を振るい、敵を斬る――そう、戦こそが俺の居場所よ!!」 インディカムは、ミラビリ、そしてラルガを敵として打ち合うこと100回、まだ勝敗は定まらない。アルボア公爵はニカッと笑い、 「お前はやはり好敵手だな。その武勇は九の軍勢にも匹敵すると言えよう! いざ、雌雄を決しようぞ!!」 斧を掴み、馬を駆り立てる。騎士団第一部隊副隊長は、名をフォミスと言うのだが、年若く、血の気も多い。そのため、アルボアを阻んでこう言った。 「三騎で一人の将軍を囲むのが騎士のやることか? ルベスケンス団長に代わり、このオレが戦ってやる!」 アルボアは目をカッと見開き、怒った。 「お前のような小童など、斧の錆とするのも惜しいわ!!」 馬を交わすことたったの一撃で、フォミスは斧の柄で衝かれて馬から落ち、陣へと走って逃げた。アルボアは彼を追わず、インディカムに向かってひた走った。 インディカムはその武勇を遺憾なく発揮し、なんと、ミラビリ、ラルガ、アルボアという猛将三人を相手として一歩も譲らなかった。戦うこと200回、それでもまだ雌雄を決することが出来ない。そうこうしているうちに、黒い雲が湧き上がり、太陽を隠してしまった。辺りはすでに闇に包まれている。 この時、騎士団の東西に軍勢が現れた。東軍を率いるのはボヘミク・ヴェルパ侯爵、西軍を引くのはカロ・ボレタ伯爵である。トレメルは少しばかり安堵して言った。 「援軍だ! 援軍が来たぞ! この機を逃すな、勝利を我らのものにするのだ!」 オーラトは、左右の軍の殺気が尋常でないのを見、声高に叫んだ。 「援軍ではない! もとから派兵の意があるのならば、何故病を偽ったのだ!? これもまた叛乱の軍! ヴェルパ侯爵、並びにボレタ伯爵は国を裏切ったのだ!!」 そのまま馬に鞭打ち、ボヘミクと戦う。騎士団左翼を率いるジャンシアは、ボレタと技を競う。インディカムは三人もの勇将と戦っており、救出に向かう好機が無い。騎士団は三方より攻められ、次第に困窮していく。トレメルは情勢が良くないのを見ると、退却の鐘を鳴らし、太鼓を叩いて軍を撤退させた。そしてその夜、ルベスケンス団長は兵を率い、再びレピオタ城に入ったのだった。さて、インディカム団長は、どのようにして公爵を討つつもりなのだろうか? 次回をお楽しみに。 三.王都転覆、騎士団レピオタ城にて困難窮まる かろうじて危地を脱したとはいえ、兵卒に死者は多い。レンスやフォミスをはじめ、傷を受けた者は数えるすべも無い。まして、ヴェルパ侯爵、ボレタ伯爵がティロピラス公爵に従って王都に叛いたのだ。敵勢は盛んだが、味方は意気を喪失してしまっている。そのため、ルベスケンス団長は、険しい表情を崩すことなく、陰鬱としていたのであった。 その次の日、ティロピラスは兵卒を率いて、城下に迫って戦いを挑む。インディカムは、『魔使いの騎士ジャンシア』に迎え撃たせる。ジャンシアが城門を出ると、アルボアが大声で怒鳴った。 「お前など敵ではない! インディカムを出せ」 ジャンシアは冷笑して答える。 「貴方は高齢でいらっしゃり、その力も以前よりも衰えたとか・・・団長の手を煩わせるまでもないでしょう」 アルボアは激怒した。 「かの戦士コプロフは、齢80にして勇者ルブリカに従い、その勇名を天下に轟かせた。あの魔主と戦い、傷付けること三度! どの国の小童も知っておるわ! ましてこの儂はまだ70にもなっておらん。壮年であると言うだけのことよ!」 巨斧を掲げて馬を駆る。ジャンシアは宝剣を捧げ、呪文を唱える。 「水は氷とならずといえども、なお硬きこと鉄のごとく――鎧を貫くにとどまらぬ! 『アクアブレード』!!」 どういった力のためであろうか、水が集って剣の形となり、アルボア目掛けて飛来した。ティロピラス公爵は、斧でそれを受ける。水剣は斧を貫くことが出来ず、斧は水剣を砕くことが出来ない。劣勢になり始めたのを見て取り、後営からカロ・ボレタ伯爵が出陣した。カロは杖を捧げ、 「お前の術など足元にも及ばん!!」 と、カロが呪文を唱えると、水の剣が現れて敵中へと飛んだ。アルボアは再び馬に鞭打った。ジャンシアも剣でこれに対応するも、もともと力押しする戦法は不得手、すぐに馬を返して城内へ戻った。アルボアは城下に行って罵ってみたが、インディカムは門を閉ざして何の反応も無い。太陽が傾き始めたので、ティロピラス公爵は8キロメルトルほど引いた場所に布陣した。 ジャンシアが敗れたということもあり、城内の兵はいよいよ士気を失っていた。トレメルは、インディカムにこう告げた。 「ティロピラス公爵は武芸に優れ、兵法も巧妙そのもの、彼一人であったとしても、まだ我らの及ばぬところがあるでしょう。まして、ヴェルパ侯爵、ボレタ伯爵が、王都に背いて公爵の援軍として馳せ参じております。これと戦うのは至難の一言です。すぐにでも王都に使者を送り、窮状を告げて援軍を請い、兵が到着するのを待って敵を攻めるべきではありませんか」 オーラトが言うには、 「それは無理だろう。ヴェルパ侯爵は正直者で、そして忠義にも厚い。王都に叛くには必ず何かしらの理由があるのだろう。ボレタ伯爵は頭が切れ、知恵も聡い。国家に叛くには勝算があるからに他ならない。わからぬことが多すぎる。情勢を見透かせると思ってはならないのは確かだ。幸い、この城は堅く、兵糧もまだ余裕がある。しばらく相手の出方を見て、どうするべきなのか決めるのがよろしいかと」 議論は入り乱れ、全く決まらない。インディカムがこう断言した。 「今日はアルボアも退いたが、明日はこの城を包囲することだろう。ならば今日、すぐに使者を遣らなければ明日は城を出ることも出来ん。足の速い者を、ここへ」 まさに使者を選ぼうとしたその時、城門より兵が走って来てこう言った。 「第十一部隊副隊長サキュラ・グロフォラス殿、第五部隊百騎長エリュベス・グロフォラス殿、王都より参上なされました!」 ルベスケンス団長は訝しみ、 「王都はすでにヴェルパ侯爵とボレタ伯爵の謀叛を知っているのか? サキュラとエリュベス、彼らに従う援兵の数はどれほどなのだ」 報告しに来た兵士はこう答えた。 「援兵はありません。サキュラ殿、エリュベス殿のお二方のみでございます」 インディカムはますます不審に思い、二人を呼んで中に入らせた。サキュラの肌は煤だらけで、髪はところどころ焦げている。一方のエリュベスは、甲冑は壊れ、刃はこぼれ、全身傷だらけといった有様だ。美女と見紛うほどのサキュラの容貌も、りりしい顔つきだったエリュベスも、その表情には憔悴しか浮かんでいない。インディカムは驚き、 「これは一体どうしたのだ!? 何があった。お前たちのような勇士が、このような様相になってしまうとは!」 サキュラははらはらと涙を流した。 「謀叛です。王都が、王都は転覆し、国王オニド様・・・ご崩御」 インディカムはこれを聞いて大声で泣き叫んだ。従っている騎士達もまた悲嘆して泣いた。泣き終わって涙を吹っ切ると、ルベスケンス団長は彼らに尋ねた。 「首謀者は」 エリュベスが言う。 「メラノスポルムの残党です。しかし、魔衆もまたそれに助力を」 ルベスケンス団長は嘆いて言った。 「魔衆の剣士もまたティロピラス公爵に従っていた。ならばアルボアが王国に叛いたのは、私を王都から遠ざけるためか。だが、王都守護の騎士も少なくは無い。メラノスポルムの残党はそれほどまでに多かったのか?」 サキュラが言う。 「数はそれほど多いというわけではありません。ですが、宰相府補佐官スクレロ卿、そして義子である第四隊隊長ダーマ・スクレロ殿が、残党に内通していたようなのです。そのため、王を守ることが――」 エリュベスが言うには、 「国王が討たれた後、コルヌ副団長はやっと叛徒を鎮め、王都を元のように戻しました。しかし、叛徒の多くは逃れ、北方において再起を期すつもりであると聞きました。王国は動揺しており、それをすぐに討つのは難しいでしょう。それに――魔術師団団長ラクタリウス・ラエティコロラス、第八隊隊長アエルグ・ギムノピルは――お二方は――敵と戦い、見事に散ったと。そして数多くの者が、行方不明となっております。宰相アルベオ・ポリポルスをはじめ、第五隊副隊長クロット、第十一隊長フラーヴァ、魔術師団団員シークレア・・・そして、宰相府秘書官フラヴィダム・ルベスケンス様、第五隊隊長トリュフォー・ルベスケンス様のお二方です」 エリュベスは言葉を切ったが、インディカムは唇を固く結んだままだった。よって、先の言葉をつむぐ。 「――王の一族はことごとく殺されたようです。王女スキュアローサ様もまた行方知らず。ただ、モーグ王子が難を逃れ、即位されました」 トレメルが嘆いて言う。 「そのような窮状ならば、援軍を請うことは出来ぬか」 エリュベスが言う。 「コルヌ、あん畜生、あの男が、援軍を出そうとしないだけだ!」 オーラトが咎める。 「副団長をそれだけ罵るとは、どういった理由があるのだ?」 エリュベスが答えて言う。 「あの野郎、トリュフォー隊長の行方がわかないのをいいことに、隊長ダーマが王を討ったのを兄貴が助けたのだと流言したのだ!! それだけではない! 奴は既に団長、父である貴方と、そして義兄である秘書官フラヴィダムもまた叛徒である、と、新王に追討の旨を奏上したのだ! モーグ国王は傀儡にすぎん・・・特に何も言うことは無い」 レンスが言う。 「トリュフォーは騎士にも兵卒にも人望が厚い男だ。彼を叛徒と考える者は少ないんじゃないか」 エリュベスは言う。 「・・・エオルスとフラムルが、兄貴――トリュフォー隊長がダーマと王を討ったところを見たと証言した。フラムルは慎み深く、正直で真面目だ。信望も厚い・・・誰も疑いはしない! フラムルの野郎、本当は兄貴を妬んでそんなことを言ってるんじゃないだろうな! コルヌが団長を嫉んだのと同じように!」 トレメルとオーラトは、長い間フラムルと共に戦っており、その性格を良く知っている。そのため、ますます訝しんだ。インディカムもまた、フラムルを良く知っている。そして密かにこう思った――「テューバー、トリュフォー・テューバー、我が息子よ、お前はついに仇を遂げたのか!」 サキュラが言う。 「私達は、コルヌの流言など信じない、ません。だからこうして、報せに来たのです」 この後、使者が来て、北方総督だった男が討たれ、メラノスポルムが再興したと報じた。ルベスケンス団長、および従ってきた騎士や兵卒は、小城にこもっている。兵糧には限りがあり、かつ、四面は皆、敵である。さて、インディカム団長の生死はいかに? 次回をお楽しみに。 四.ティロピラス公爵、単身レピオタ城へ向かう さて、アルボア・ティロピラス公爵は、レピオタ城を完全に包囲していた。自らは正門前に陣を敷き、騎士が出ることは不可能である。ヴェルパ侯爵は東門前に布陣し、ボレタ伯爵は南門前に布陣している。ミラビリ、ラルガは、メラノスポルムに備えてティロピラス城に戻っていた。 城内の兵卒は疲弊していた。第六部隊副隊長シモコスが、隊長のオーラトに言うには、 「こうなったら仕方がねぇ。死を覚悟で門を開き、夜の闇に紛れて急襲、アルボアの首を取り、それでもって罪を償って、王都に戻るしかねぇ!」 オーラトがそれを止める。 「そのようなことは、まず確実に不可能である! アルボアは歴戦の戦士であり、夜警は厳しい。それこそ、蟻の子一匹見逃さぬほどにな。さらに急襲は得るものよりも失うものの方が大きい。無駄に兵を傷付けるだろう。ましてコルヌ副団長は団長を憎み、罪無きを罪とし、仲間を討とうとしている。アルボアの首が、どうして贖罪に足るだろうか!」 シモコスはそれを聞かず、自身の意見をジャンシアに告げた。ジャンシアが言うには、 「兵士は少なく、兵糧にも限りがあります。今、危地を脱しなければ、仲間達は皆、無為に死に、反逆者の謗りを受けるでしょう・・・今夜は新月です。すぐに兵を整えましょう」 こうしてジャンシアは、シモコス、フォミス、及び第十二部隊副隊長リューコムを率いて、その夜に正門から出立した。それに従う兵卒は2000人。ティロピラス公爵の陣内に入ると、そこはひっそりとして人の声が聞こえない。兵卒や兵器は、並んで影も形も見えない。にわかに、砲声が響く。ジャンシアが叫ぶ。 「功を焦って罠に陥ったか!!」 急いで左右の者に退却を命じる。が、公爵の兵士が早くも四方を固めていた。公爵が進み出て笑う。 「小童め、生命を終わらせるのは今日だったということだな!!」 ジャンシアは、奮戦して包囲を破り、兵を率いて逃げ出した。リューコムもそれに従う。公爵は、逃げるシモコスを追って言う。 「戻って来い、このワンころめ! 十手二十手を指南してやろう!」 シモコスは激怒した。 「黒死の騎士――それがどうした!! テメェを捕らえりゃ功績第一位だ!!」 馬を返して公爵に向かう。ジャンシアが慌てて呼び止めようとしたが叶わなかった。馬を馳せ合うことわずか一回にして、シモコスが馬上から落ちた。公爵の兵が、シモコスを捕らえようとする。彼は飛び上がって剣を抜き放ち、一般兵を追い散らして叫ぶ。 「槍では多少劣るとはいえ、剣ならばどうだ!?」 公爵はガハハと笑い、馬を下りて斧を捨て、剣を抜いた。 「世を知らんワンころよ、その大口を止めてやろうぞ!!」 剣で打ち合うこと五回足らず、シモコスはまた衝かれて倒れた。公爵は、それを兵士に捕らえさせ、自分はジャンシアを追ったが、城門に近付いて来るにつれてそれもやめた。 ジャンシアは、戻ってインディカム団長に報告した。彼は嘆いて言う。 「何たる無謀! このように無益なことで、シモコスや兵士を失おうとは!!」 これがあって後、城内の士気はますます低下した。そのため、公爵らの兵卒は皆、落城の時は近いと知ることとなった。 三日目、突如城内に報告があった。 「公爵が、白旗を掲げて、やって来ました!」 インディカム・ルベスケンス団長、ならびに各隊長が驚くことはこれ以上なかった。トレメルが問う。 「従う使節は何人だ?」 報告した門兵が答える。 「使節はありません。ただ、シモコス副隊長を連れています。門前にて入城の可否の返事を待っております」 ジャンシアが言う。 「これはまさしく、『鳥が自ら網に飛び込む』というものですね。アルボアを斬れば包囲は解けるでしょう」 オーラトが言う。 「不可能だ。両軍が戦うといえども、使者は斬らず。まして公爵が自ら来たるは、礼の極み。こちらも礼をもって応じなければなるまい」 レンスが言う。 「アルボアは反逆者だ。反逆者と馴れ合うのは騎士の所業ではない。でしょう?」 ルベスケンスが言う。 「レンスの言葉はもっともだ。ただ、公爵の意図がどこにあるのかはわからん。まずは彼を宴席にてもてなそう。彼の語る言葉を聞き、しかる後に処断するべきだ」 よって、トレメルは騎士や兵卒に命じて酒と肉を出させ、席を設けた。一方、公爵が入るよりも前に、ジャンシアは密かにリューコムを呼んだ。 「リューコム、団長が何を考えているにせよ、私にはこの好機を黙って見逃すことは出来ません・・・何かいい考えはありませんか?」 リューコムは暫し黙考して、口を開く。 「ジャンシア隊長は舞をたしなんでいるとか・・・お姿も美しいですし・・・いや、その、ですから、宴がたけなわになった時、貴方が進み出て剣で舞ってはいかがでしょう。貴方でしたら怪しまれることはないでしょう。そして隙をみて公爵を・・・」 ジャンシアはこれを承諾した。 しばらくして、公爵はシモコスを連れて入って来た。インディカムは、アルボアを上座に座らせ、 「今日はいい日だな。友を迎えて席を設けるのはなんとも嬉しいことだ。しばしの間とはいえ、剣を忘れ、槍を置けるのはこの上ない喜び・・・そうは思わないか? さあ、まずは飲め。粗酒とはいえ、傍らにいる者が良ければどんな酒であれ、とてもうまいものだ」 アルボアが笑って言う。 「その通り! 葡萄の美酒に、鹿肉の肴、まったく素晴らしいものだな。だが儂が見るところ、肴に鹿ではなく、我が首を肴としようとする者もいるようだが」 アルボアは、ジャンシアに目を向ける。ジャンシアは目を伏せた。レンスが声を上げて叫ぶ。 「ルベスケンス卿は友の“よしみ”によって恨みを忘れ、酒食を供して貴方をもてなしているのだ。たとえ我が父であっても、そのような非礼は許されませんぞ!」 アルボアはニッコリと微笑み、 「そうだったな! すまぬすまぬ。我が無礼、どうぞ許してくれたまえよ」 よって、アルボア公爵は大いに飲み食いした。それからだいぶ経ったその時、ジャンシアが進み出た。 「このような狭い要塞には宴に相応しい興などありません・・・が、それもつまらぬことです。戯れではありましょうが、どうか私に剣舞をさせてはいただけないでしょうか」 ジャンシアは剣を抜いて舞い始めた。その意識は常にティロピラス公爵にある。公爵は、目を怒らせてジャンシアを見据えていた。ジャンシアは恐れ入ってしまい、手を下すことが出来なかった。かえって手足が震え、剣を取り落としてしまう始末。彼は慌てて謝罪する。 「酒に酔って失態をさらしてしまいました。どうかお許しください」 アルボアはニッコリと笑ってこれを許した。 「なに、舞姫も逃げ出すその美しさ、まさに眼福。次は別な場所で見てみたいものよな」 インディカムは、大杯を出して酒を注いだ。 「まあ、飲め!」 アルボアは、笑ってそれを飲み干した。インディカムは、アルボアに豚の方肉を切り分けた。アルボアは、おもむろに剣を抜いてその肉を切り、大いに食べた。インディカムはそれを見て笑う。 「お前はまことに、英雄であるな。まだ飲めるか?」 アルボアが答える。 「儂は、死ですら避けぬ。葡萄の美酒ごとき、どうして断ろうか? 無論、いただくぞ」 インディカムは訝しみ、こう問いかける。 「何故、『死』と?」 アルボアは笑って答える。 「儂は、マッタンゴー王国に叛くこと五度、それらを許されているのはひとえに王の仁愛の心のによるもの・・・とはいえ、お前の口添えあってのことだ、友よ。よって儂は、お前を救わんがため、命を賭けようとしているのだよ」 インディカムは襟を正した。 「・・・お前の言葉は正しい。私は、いや、我らは非常に急迫している。道を示してもらえんか」 アルボアは言う。 「二つの道がある。選べ。一つ・・・儂を討ってその首で罪をあがない、王都に帰順せよ」 サキュラが口を挟む。 「コルヌが団長をどれほど憎んでることか・・・罪なんて、許されるはずがありませんわ」 アルボアはさらに言葉を続ける。 「その通り。コルヌは羊の顔に虎狼の心を秘める男だ。インディカムは許されんだろうよ。しかしだ。トレメル、オーラト以下、騎士や兵卒は皆救われるだろう。それがお前の採るべき道の一つ」 インディカムは言う。 「その二を聞こう」 アルボアはこう答える。 「二は一に比べて非常に、そう非常に、難しい。それは・・・恥を捨てて儂に降伏することだ。そして共に王都に向かいコルヌを放逐、傀儡王モーグを退位させ、新たに王を立てる。無論、王は正統な者でなければならんがな。そしてしかる後、反乱軍――亡国メラノスポルムの亡者を討伐、魔衆を退けて太平の世へと押し戻してやるのよ。それがお前の採るべき道の二つ目だ。この道はどうだ?」 レンスが叫ぶ。 「ダメだダメだ! 絶対にダメだッ! 反逆者と共闘するなど騎士の所業か!? 正気とは思えんぞ!」 アルボアは怒って立ち上がり、 「レンス、この小童が! 口を挟むな! では問うぞ。無為に命を捨てるのは果たして騎士の所業か!? ましてやこの状況、王都が覆り、亡国が再び興り、この天下は騒乱を極めておる。お前は身を翻して民を守るべきであるのに、何故小事にあくせくしてつまらん義などにこだわっているのだ? 答えてみよ! 死にたければ死ねばよいではないか!! 儂は息子であっても止めはせんぞ!」 レンスは何も言えず、黙ってしまった。インディカムはそれでもまだ答えない。代わりにこう告げた。 「座れ」 アルボアはそれに従って座った。しばらくして彼は言う。 「返答は決めたか? 一を採るのか? 二を採るのか?」 インディカムは、ゆっくりと息を吐き出して、こう答えた。 「城内の騎士や兵卒を死なせるのは仁ではあるまい。王子を守らず、コルヌの罪を問わないのは義ではあるまい。情勢が今なお見えぬのに、いたずらに死ぬのは智ではあるまい・・・・・・二だ」 トレメルは、わずかに頷いた。オーラトは、目を伏せる。レンスは、唇を噛み締めた。ジャンシアは、嘆きの溜息をつく。サキュラ、エリュベスは、これに力を得て復讐に燃える。アルボアはその日のうちに包囲を解き、ティロピラス城に戻って王都を見据えた。ヴェルパ侯爵、ボレタ伯爵は、各人の領地へ戻って対メラノスポルムに備える。 さて、こうしてルベスケンス卿は、ティロピラス公爵に降伏した。しかし、どのようにしてコルヌ副団長を討ち、メラノスポルムを防ごうというのだろうか? その続きは・・・本編にて。お楽しみに。 いろいろあって、次々と玉座にやって来るご一行。以降、時間系列的に。 <設定> まず、玉座の間に王様が座っている。怪しげな笑みを浮かべている。 ○トリュフォー登場 周りに護衛兵がいないのを不審に思いながらも、王が無事で一安心。 登場場所は、玉座の後ろの脱出用通路。(普段はカーテンで隠されている) ○ダーマ(アレオレート・マグナトゥム)& レジスタンス登場 トリュフォーが入ってきてほんの少しした後に到着。 トリュフォーがほっとしたら乱入、のタイミング。 登場場所は、無難に入り口から。 お互いに目があって、ダーマ、走る。レジスタンス、なだれ込む。 トリュフォー、王に手で「相手にするな」と制され、怪しみながらも従う。 ダーマ、王には手を出すなとレジスタンスに命令。 ○トリュフォーと王が玉座が置いてある壇上、ダーマが階段の途中 トリュフォー、ダーマを説得。 ダーマ、トリュフォーを「本当に何も知らないのだな」と一蹴。 ○倒しても倒しても出てくる幻影兵士登場(影、とは少し違う?) 王、不気味な笑み。 突然のことで、ダーマが一歩下がる。レジスタンスらが相手を引き受ける。 ダーマ、階段を駆け上がり、王に向かって剣を向ける。 トリュフォー、背中を王に向け、ダーマの前で仁王立ち。 ダーマ、「どかなければ殺す」と言いながらも、切っ先が震えている。 ダーマ、「そこまでして王を守りたいのか? この善人面した極悪人を!」 王、ひどい言われようだと鼻で笑う。トリュフォーに、そこをどけと命令。 トリュフォー、首を振る。 ダーマ、混乱。トリュフォーを振りほどこうと抵抗するが、力ではトリュフォーの方が上。 トリュフォー、ダーマに、 「どんな理由であっても人の命を奪うことはしてほしくない」と告げる。 さらに、王に向かって何か言おうとして振り向こうとした瞬間、背中から刺される。 ○トリュフォー、死す? トリュフォーの鎧を突き破り、剣がダーマにも刺さる。ダーマ、右胸を浅く刺される。 王、剣を抜く。 トリュフォー、ダーマを逃がそうとするも間に合わず、ダーマの胸に崩れ落ちる。 ダーマ、トリュフォーを抱えた格好のまま倒れる。 王、トリュフォーを『立派な騎士』だと白々しく讃える。 レジスタンスら、ダーマに逃げるよう叫ぶが、 (トリュフォーを巻き込んだのは私だ)という責任感(+他の感情)のため、逃げようとしない。 王、ダーマの態度から標的を変更、 瀕死(まだ死んだわけではない。HP1ぐらい?)のトリュフォーに刃を向ける。 ダーマ、脅迫に負け、剣を投げ捨てる。 王、そのままダーマに向かってとどめの一撃を放とうとする。 ○プル登場 入り口の扉を粉砕して登場。爆弾でも使うか? 何もわからず混乱するも、とりあえずトリュフォーが大変なことになっているらしい。 ダーマ、王が気を取られた隙に、短刀で王を刺す。 王、だがしかし、驚いた表情をすぐに笑いに変える。死ぬはずなのに・・・ 王、ダーマを跳ね飛ばし、高笑い。 「余こそが世界最強の王なり」とかなんとかヤバイことを言い始める。 ついでに、自分の血縁を殺したことも判明する。すでに人間ではない、怪物になってしまったのだ。 ○王、変身 お約束の、変身。デカいぞ、強いぞ、ピンチだぞ。 そのままバトル! (パーティ:プル&ダーマ)イベント戦なので、軽く瀕死になります。 ○シャンプ&アルミラ登場、 登場場所はトリュフォーが現れたのと同じ場所。これで戦力が戻ったので、バトル。苦労して倒す。 ○王、ご崩御 とどめをさそうとするダーマを、プルらが押しとどめる。 ダーマ、王のせいでトリュフォーが死んだのだと半ば狂乱している。 と、彼らの間を抜けて一人の男が王の元へ歩いて行く。 驚く彼らを尻目に、血まみれの男は、元の姿へ戻った王に冷酷にとどめを刺す。 なんとその男は・・・トリュフォー! だが、それにしては様子がおかしい。 手放しで喜べない彼らの前に、魔衆(誰かは未定)が登場。 トリュフォーを「亡国の王子」と呼び、王を殺したことを褒める。 これで再び世界が混沌の渦に呑まれると。だがトリュフォー、さも楽しげに笑っている。 ○ルスラ登場 魔衆(未定)の気配を辿って来たルスラ、状況を悟る。 おぬしはトリュフォーではないなと語るルスラを、トリュフォーが嘲笑う。 目の前にいる、この残虐な笑みを浮かべた青年こそ、本物のトリュフォーなのだという。 ならば今まで仲間だったトリュフォーはと尋ねると、既に消滅したのだと返す。 (二重人格というか、解離性同一障害かな? 説明はまた後ほど・・・『後』があれば) トリュフォー、ダーマに向かって「手柄はお前にやる」とのたまう。 ○騎士団登場 エオルスとフラムル、入り口から登場。何が何やらな状況に驚く。 ダーマ、亡国の仇を取ったことを宣告。さらにトリュフォー、メラノスポルムの復興を宣言。 慌てる騎士団を尻目に、魔衆を筆頭に、レジスタンスらが姿を消す。 嫌疑をかけられ、プルら一行、捕縛。後を追えない。 <終> ○プル達のその後 牢屋に閉じ込められるも、脱出。 しかし、シャンプに邪魔だと告げられたプルは、意気消沈したまま、 ルスラによってランプテロミス村へと送り届けられてしまう。 一方のシャンプも、ここから先は自分達の戦いだからと死を覚悟してどこかへと姿を消す。 ○団長ら 北征中。裏切りにより、苦境に立っている。 ○副団長 まだ幼いマーダを擁護し、団長になる。ルベスケンスらを抹殺しようとする。 ○フラヴィダム いち早く状況を把握し、逃亡中? ただし、スキュアローサという切り札がある? 西の都市国家(プルが住んでる方角)に保護を訴え、かくまわれることに? ○トリュフォー、ダーマら メラノスポルムを復興させる。が、その背後には魔衆の影がちらついている。 ○ヴェルティナ 敵の策略に落ち、敵対することになる。魔衆の保護下にある? ○ミセナ みすみすヴェルを敵の手に渡してしまったことを悔やみ、一人で旅立った。 ○レーエ (行方不明者に名が挙がってないので)魔衆から逃げ出したようだ。 ただし、彼女の存在はトリュフォーに繋がっているため、動きがあるのは必須。 サキュラに言伝を残して、何かしらの行動を自分で始めた可能性もある。 ○エレビア 王都復興を手伝っている。 ○その他 知らねえ。いろいろ大変なのはわかる。 『飛び熊』と『飛び蛇』・・・いいのが思いつかなかった。アルボア夫妻のはそれらしくしてみたんだけどもね・・・ ちなみに、オーラトさんは獅子頭の獣人さんです。この部隊は獣人部隊というか、人間じゃない人部隊ですから。 それにしても、副隊長の出番が無いなぁ・・・仕方なし。 早くその場所まで書けって話だよね・・・うん。がんばりたい。 はい、ボヘミクとカロの呼び名変更。穂永氏のパクリっぽいけど字がちょこっと簡略化してあったりとかそんな程度。陳謝。 ちなみに、パスワードは『R』です。直したいとか消したいとかご自由に。消してもまた復活する可能性は無きにしも非ずですが、ね。 ようやく終わりましたよ皆様。ごめんよごめんよ、石投げないで。リレーもやるから。多分。いや、キノコはやるけど他のは・・・そろそろ作品持ち帰りの相談の時期ですかね? いやごめんなさい。岩投げないで。 ちなみに、原文とは違う部分がありますが、それはわざとです。 リューコムが踊ると何か呼び出されそうな気がして嫌だった+やっぱり舞といえば美形だろ=ジャンシアが踊れ というわけでございますね。
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/7962.html
DQⅡ Ⅱ名物、地名+方角だけの名も無き祠で、公式ガイドブックでもこのように呼ばれている。 旅の扉が3つ並んでおり、左から順に【ローラの門】、【炎のほこら】、【ムーンブルク西のほこら】へとつながっている。 また、ここにいる老人は、「ハーゴンの城の安らぎは幻。これに惑わされてはいけない。精霊の助けを得よ」というような助言をくれる。 祠の周囲が山に囲まれていて降りられないのでベラヌールから歩いてくる必要があるが、【ゴールドオーク】や【バシリスク】が行く手を阻む。