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antiphon だから口付けは大事にとっておくのですよと懸命に説明され、そうですかと頷いた。 寝床の中である。 寝間着を被り、向かい合った主は、決まりごとって難しいのですとボヤいていた。詭弁だものな。 決まりごととは名ばかりの、年を経た大人の言い訳。 聞いて私は思わず笑う。 ふた月に一度の報告の夜のできごとだった。 森の暮らしでは手に入れることのできない町の様々な雑貨や食べものを背負って、私は幽谷へ足を踏み入れる。魔物がすむと噂の流れる、森だった。近隣の村では魔物をおそれ、ほとんどの人間の近付くことがない。 中途、待ち合わせた場所で私を見止めた同僚は、久しいというより先に、まるで行商だなと言った。聞いた私は思わず肩をすくめる。ぎろりとにらまれた。彼は腹に仔を入れた山羊を脇に抱えている。 どう見ても行商の人間にしか見えないのはお互いさまだと思う。 睨みを利かせたまま、グシュナサフが先に立つ。無駄口をほとんど叩かないのは相変わらずで、だから二人でいるとたいがい自分が一方的に話をしている。どういう訳か、世間話を掛け合っているはずが、ふた月のあいだの状況を説明している態になる。 どうせあとには見張り塔で待つラルヴァンダードへ説明しなければならないのだから、ある程度こうして頭の中を整理できることはわりと都合が良い。それを含めてわたしは同僚を利用しているだけなのかもしれない。 そうして一昼夜かけ森の中を歩き通し、いい加減足が太腿のつけ根から痛みはじめるころ、すっかり馴染のものになってしまった塔の上部が目にはいる。目に入ってからが意外と距離があることを、今では私は知っている。さすがに喋りつかれ、足元だけながめ黙々と歩いた、すると遠くから自分の名を呼ぶ声がする。 空耳かとも思ったけれど、もう一度。今度はもうすこしはっきりとおのれの名を呼ぶ幼い声がして、顔をあげた。 喜色満面と言った風で、ちいさな体がこちらへ向かってかけてくる。ああそんなに走って転んでしまってはどうするのだと思いながら、全身をつかって必死な様子の彼女が実のところ可愛らしいので、口に出さない。 矛盾しているのかもしれない。 そんなことを考える私に走ったいきおいのまま主は飛びかかり、私は彼女のちいさな体をいきおいごと受け止めようとし、 「う、わ」 受け止めかねて数歩たたらをふんで、折よく腕を伸ばしたグシュナサフに引きもどされる。 「……鍛錬不足だ」 呆れたような溜息とともに一言釘を刺された。 生返事をかえす。 まったくもってその通りではある、しかしこちらの本職は宮廷楽士であった。 戦場においても笛だの太鼓だのを持ち、陣営を回っては鼓舞する役目の自分と、両手斧だの両手剣だのを節操なくふり回し、一日馬に乗って戦場を駆け回っても尻の皮も剝かず、直に土の上でも鼾をかいて眠るような、それだけで豪気物が一冊書けてしまう人種と一緒にしないでほしいともちらと思った。 そんな私の腰あたりにしがみついた主はがばと顔を上げ、ひさしぶりですとそう言う。興奮したまなこがきらきらと光って、彼女の白目のすいこまれる青さに目眩のする思いだ。おさなごの目が青いというのは嘘や誇張では決してないのだなと妙なところで感心しながら、私は膝をつき彼女を視線の高さを同じくする。 「姫」 またすこし背が伸びたように思った。 この時分の子供のぐいぐいとのびる容赦ない成長速度を思い、そんなことを思う私を主がのぞきこむ。 「手紙よりずいぶん遅かったので心配しました」 「ああ……こいつが」 言って私はグシュナサフを指さしてみせた。 「思ったよりゆっくり歩くので」 「……よく言う」 呆れた声で同僚が応える。 「お前が到着時刻より遅れたろう」 「都合の悪いことは忘れる性質なんです」 「……」 やってられんと肩をすくめ、グシュナサフがこちらへ背を向け歩き出した。冗談の通じないところも相変わらずだった。愛想のない彼に自分は慣れているので、取り合わないことにする。 「野犬に襲われたのではないかと心配していたのです」 「この通り」 どこも大事ないですと私はおのれの胸をたたき、それから彼女の言葉を遅れて理解して野犬がでたのですかとたずねた。 「はい。先月このあたりを」 「お怪我はありませんでしたか」 「はい。わたしは平気だったのですけれど、……レヴが」 「……親父さん、」 かすかにくもった彼女の表情に、一瞬ひやりとするものを感じて私は慌てて立ち上る。 見渡した。 「いまは、どこに」 「ホゥル」 対処できる大人は彼一人だ。なにかおおごとな傷でも負って動けなくなったのではないかと、 「――なにを慌てている」 ちいさく引きとめる彼女の声を背にし、小走りに進むと森がひらけ目の前にちいさな畑があらわれる、その畑の端のほうで馬の首背あたりを軽く叩きながら当の本人が立っており、息せき切らせたこちらを見た。怪訝な顔をしている。血相を変えた私になにごとかと言った。 無意識に彼の全身を見やり、目立った外傷はないようだと確認する。早とちりだった。 ほっとした。 「野犬に襲われたと聞きました」 「ああ……、」 聞いてラルヴァンダードの視線が私の後方へと向けられ、主の姿をさがした。彼女から聞いたかと彼が思考を繋ぎ合わせているのがわかる。どうしましたと問うと、ハブレストの猟犬だと短く言葉が返ってきた。 「怪我は」 「……たいしたことはない。ただ、追いやるときに引っかけた傷が悪さをして熱を出した」 もうどこもかわりないと応じる。 「熱を」 「失態だ」 姫に申し訳ないと再び苦笑し、ラルヴァンダードは先だって家に入ったグシュナサフを追いかける仕草を見せた。極まりが悪かったのだと思う。 「本当に、たいしたことは」 ななめ下へ視線を向けると、遅れて息を切らせ、追いついた黒の瞳とかち合った。たいしたことはないのでしょうかとたずねると、大丈夫だと思いますと彼女はいらえる。 「熱を出して寝ていたのも、一日だけでした」 「姫が看病されたのですか」 「看病」 私の言葉を口の中で転がすようにして彼女は頭をかしげ、 「ほとんど何もできなかったです」 言った。 「でも付き添われたのでしょう」 「そうですね」 頷いてもっと勉強が必要でしたとつづけた彼女は、それから何か思いだした風に急にきらきらと目を輝かせ、片手を口に当てた。他には聞かせたくないらしい。小声で囁くのへ、私は屈み、耳を寄せる。 「……あのね」 「はい」 「誰にもないしょですよ」 「はい」 「レヴが熱を出してとても心配しましたし、どうしたらいいのかわからなかったのですけれど」 「はい」 「……でも、お世話をするのが、お嫁さんみたいで。その。……ちょっとだけ、嬉しかったです」 嬉しかったと思うわたしはいけない人間でしょうか。 嬉しいと思いながら困っている。罪悪感と呼ぶのかもしれない。苦しんだ相手に対してひけめを感じながら、それでも誰かに言ってしまいたい考えをかかえるときがある。 その複雑さが手に取るように判った。だから問いかけられて咄嗟に否応と返すことができなかった。そうですねとあいまいに頷き首をかしげて誤魔化す。 「嫁、ですか」 「でもないしょです」 まだ幼い、男と女の何たるかも知らない彼女は、けれどあと数年もすると成人としてあつかわれることになるのだ。私はそれを知っている。 「ないしょ――ですか」 「言ったら、だめなのです」 「……だめですか」 それはと私はたずねていた。だめだと言った彼女がうつむき、愁いをかすかにおびた顔になったからだった。 「お嫁さんになりたいというとレヴはとても困った顔をするから」 「それは、」 だから口に出して困らせてはいけないのだと少女は呟いた。大人気ないなと相手の顔を思い浮かべて私はちいさく罵った。口約束が何だというのだ。 彼女のかかえる思いというものは、おそらく幼少のころに誰もがかかえたことのある、自分には決してなしえない大きな存在に対する憧憬といったもので、大きくなったらだれそれと結婚する、なにがしかの職業に就く、可不可は別としてそれは「夢」である。 律儀というには過ぎる。堅苦しいにもほどがある。 「……でも、いいんです」 おさない子供の夢をこわすとは何たることだ、話を合わせてやってはいかがか、あなたは頭が固いと一言苦言を入れてやろうか。私が思いだしたころあいを見計らったように、コロカントが顔をあげた。 「もうちょっと、大きくなるまでそのお願いはとっておくことにしました」 「大きくなるまで……」 「はい」 一生に一度のお願いをホゥルが教えてくれたでしょう。言って彼女は唇の前にちいさく指をたてしぃいと言った。愁いが消え目が笑っている。 「一生に一度しか使えないんですよね」 「ああ……、そう、……そうです」 だから、ここ一番、とっておきの時にしか使えないのですよと、いつだったか以前寝物語で彼女に吹きこんだのは私だ。 「大人になって。……いつか、お嫁さんになれるくらい大人になったら、レヴにお願いするのです」 「一生に、一度」 「はい。だからそれまでとっておきます」 「なるほど」 たいそうな願掛けをされてはきっと口約束では済まされない。 無下にことわることもできない。 言われた彼が、一体あの鹿爪らしい顔をどう崩してどうこたえるのか、その現場に立ち会って見てみたいものだと思った。 「ないしょですよ」 念を押されてはいと私は頷く。 「わかりました」 それから肩に食い込む荷紐をゆすりあげ、家に入りましょうかと私は言った。 「重くなってきました」 「ああ……!ごめんなさい」 驢馬並に荷駄を背負っていることを失念していたのだろう、気付いた彼女はたちまち目を丸くし、なにか持ちますと言った。 「もう、すぐそこなので平気ですよ。……それよりも俺は腹が減りました」 「二人がくると言っていたので今日はご馳走です」 「それは楽しみだ」 笑って私は立ちあがり、斜め下の頭へ手を伸ばす。ぐしゃぐしゃと撫ぜ、毛のしなやかさにどこかほっとしている自分がいる。いくさを引き上げ国へ帰り、部屋に戻るとまず居ついた猫の腹に顔をうずめる行為とどこか似通っているような気がする。あたたかく湿度のある毛並みのやわらかさ。 その性癖を同僚に話すと本気であきれられたが。 「それよりも姫は忘れてませんか」 「……、忘れる……?」 「俺だって姫をお嫁さんにしたいんですよ」 「まあ」 「枠に入れておいてくださいね」 親父さんの次でいいので。言うと真面目な顔ではいと頷かれてしまった。同僚といい、純粋培養された我が主といい、まったく冗談の通じない相手だ。おかしくなってげらげら笑うと、なにごとかと戸が開けられラルヴァンダードが顔をのぞかせた。 * 台所には、コロカントの言った通り、「ご馳走」が卓上いっぱいに並べられていた。 畑で採れた根菜の羹。干し肉を湯で煮戻しこりこりと歯ごたえのする実と味付けしたもの。木苺を糖蜜で煉ったもの。鶏卵を小麦で溶き焼いたもの。山羊の乾酪は普段より厚切りにされて火であぶられ、銘々の黒パンの上にナイフで削ぎ盛られている。荷物をおろし顔と手を洗い、椅子について葡萄酒が注がれるころには生唾がわいていた。ここしばらく「まとも」な食事をしていなかった私やグシュナサフは勿論のこと、普段はつつましい食事をしているだろうコロカントも食前の祈りが終わると、ほとんど口を利かず一心に詰め込んでいる。 私たちが「外」からやって来ることが嬉しいのが半分、私たちがくることでうまいものを食べられることが嬉しいのが半分。きっとあるのだろうなと必死に食べる様子の彼女を見てちらと思った。それにしても頬をふくらます態がまるで栗鼠だ。おかしみをおぼえて笑う。 観察できたのは一通り腹におさめ、ようやくひとごこちついたからでもある。 そんな私の杯にまた酒が満たされた。珍しいなと顔をあげる。ひとり、それほどがっつくこともなく同じように卓を囲みながら給仕もこなしていたラルヴァンダードが、こちらは茶をすすりながらもうよいのかと言った。 「はあ」 「お前が黙っていると気味が悪い」 「そりゃひどいですよ」 「……口から生まれてきたからな」 「おい」 グシュナサフに横槍を入れられて憤慨して見せながら、ひとくち。酒を口に含み、私はおもむろに立ちあがって背負ってきた背嚢へ近付く。埃まみれたそれは、戸口近くに立てかけられてあって、近付く私に興味をしめして同じく戸口付近で飼い葉を食んでいた馬が、鼻を鳴らした。 「ハナ」 元気だったかと鼻づらを撫でてやりながら、しゃがみ込み、荷紐を解いた。 「ホルミスダス。まだ食事中だ」 行儀が悪いとたしなめられ、けれど私は肩をすくめて無礼講ですよと言った。胃に流したすこしの酒も作用しているのだと思う。 「俺は食い終りました」 「姫がまだ食べている」 「いいんです。いつもはだめですけど、今日はいいんです」 「……お前が決めたんだろう」 「俺が決めました」 同じように満足し、こちらは行儀よく椅子に着いたままの同僚へ大仰に頷いて返して、私は背嚢をまさぐり、いちばんに渡したかった包みを見つけて引き出す。四角くて、平たくて、かたい包みがひとつ。やわらかくて、両てのひらほどの、丸い包みがひとつ。 取り出して振り返る。口は動かしながら視線をこちらへ向け、興味津々といった風のコロカントへ差し出してみせた。 「姫から頼まれていたものと、……それと、俺とこいつからのプレゼントです」 「まあ」 ごくんと口の中のものを飲みこみ、こたえる。彼女の目が輝いていた。 すぐ立ちあがらないところは、さすがだと思うけれど。 しかし彼女の興味が、目の前の料理から私の差しだした包みへとうつっていることはあきらかだった。 皿の上と私が差しだした包みを見比べ、考えている彼女をながめこっそりほくそ笑む。大人気ないことは判っていた。教育上たいへんよろしくないだろう。黙って眺めているラルヴァンダードが面白く思わないことも承知済みだ。 だのに浮つく彼女が見たかった。自分の完全なわがままである。 そわそわとしながら、それでもコロカントは自分から席を立とうとはしない。食欲はとっくにふっとんでいるのだろうと思う、けれどきちんと食べきり皿を空にするまでは席を立たない、そう躾けられている彼女は食事を中断するすべを思いつかないようだった。 「……姫」 やれやれといった調子で頬杖を突き、呼びかけたラルヴァンダードにひくんと肩がうごいてコロカントの背筋が伸びる。 「残りは明日食べましょうか」 「……でも」 「食事どころじゃなくなりましたでしょう」 「でも。よいのですか」 男の顔をうかがった彼女の目が丸くなる。彼が折れるとは思わなかったのだろう。 「良いも悪いも。邪魔したのはこの男です」 今日はとくべつです、仕方ありませんと頷くラルヴァンダードを見て、彼女の顔がぱっと明るくなった。はいとこたえ、立ちあがりかけ、慌ててフォークをおいてごちそうさまでしたと手を合わせる。それからあらためて席を立ち、私の差しだした包みへ走り寄った。 「ありがとうございます」 このくしゃくしゃに崩れた顔をはやく見たくて先走ったのだと言い訳したら、こわい教育係殿は許してくれるだろうか。 「……お前はあとで説教だ」 コロカントを眺める彼を見やる。こちらを牽制するような彼の目は、けれど和やかなものだった。よかった本気で機嫌を損ねてはいないなとどこかで胸をなでおろしながら、床に座り込み四角く平たい包みをひろげる彼女の脇へ、私も腰を下ろす。 「なんでしょう」 「開けてみてください」 中身を知っているはずなのに、わくわくと結び目を解く彼女を眺めているうちになぜかこちらも高揚してくるから不思議なものだ。わりとしっかりと結ばれたかた結びは、力任せではほどけない、辛抱強く指でほぐし、やがて叶い包みをひろげた彼女は歓声をあげた。 あっけらかんとした、驚きを隠さない喜びの声。 ふたりで(というより私が)選んだ包みは、植物のこまかな図とその特徴を書きしるしたもので、いわゆる図鑑だ。彼女が自力で読むにはまだずいぶんと難しい語句も混じっていたけれど、教え聞かせてやれる人間は近くにいる。手習いには少々堅苦しいけれど、それも良いだろうと思われた。 なにより、以前から彼女が森の植生をもっと知りたいと口にしていたので。 「すごい……!すごいです」 興奮に頬を染めてコロカントは顔を上げ、私とグシュナサフを交互にながめてありがとうございますとまた言った。そうして適当なページをひろげてのぞきこみ、まあと言う。 「これ!今日食べた木の実ですね」 「そうですね」 「こっちは、」 「こっちは亜種ですね。葉の形が違うでしょう。もうすこし南方の国に生ります」 「南方の……」 先ほどの食事どきに見せた真剣さと同じまなこで、わあだとかひゃあといちいち大喜びしながら、しばらく必死になって彼女は図鑑に食いつき+、それから不意に顔を上げ、 「本当にありがとうございます」 とても嬉しい。言って飛びついてきた。今度はきちんと抱きとめる。 「姫に喜んでもらえてよかったです」 選んだ甲斐があるというものだ。 「これで毎日勉強します」 重かったでしょう。ありがとうと百篇いっても足りませんね。 いまだ興奮冷めやらぬ態で彼女がそう言って、かるく私の頬に触れる素振りを見せた。ちゅと小さな音が耳元でひびいて次いでそれからあ、と我に返った声をあげる。 「どうしました」 「キスしちゃいけないんでした……」 「いけない?」 どういうことだと私が首をひねるとはい、と至極真面目な顔をしてコロカントが頷く。 「簡単に、口づけをするのはよくないのだそうです」 「簡単に」 「えっと……。ものがたりでは、王子様が口づけをするとよくない魔法がとけますね」 「ああ、はい……とけますね」 「普段から口づけをすることになれてしまうと、効果が薄れてしまうと教えてもらいました」 「なるほど」 ちらと私は教育係殿を省みる。複雑な顔でこちらを見ていた。彼女はもしかするとこの持ち前の無垢さで、なにがしかラルヴァンダードを面食らわせることをしたのかもしれない。 しかし、世のご婦人方は騎士への褒美として口づけをするものなのだし、 「大丈夫です」 彼女に触れうる数少ない機会を逃してなるものかと思い、大真面目な顔をして私はきっぱり頷いてみせた。 「キスは大丈夫です」 「……大丈夫なのですか」 「キスと口づけは別ものなので」 「そうなのですか」 「そうです。別です」 「別ですか。別なら、効果は薄れませんね」 「薄れません。こちらの頬にもどうぞ」 「はい」 じゃあ安心ですね。言ってコロカントは先とは逆の頬にちゅ、とかるく音だけの口づけをし、それからグシュナサフのもとへも駆けていった。ラルヴァンダードを見やり、一瞬悩んだ風だった同僚は、それでも身を屈める。 「……ホルミスダス」 「うわは」 先とはちがう、ゆらと地を這う声をラルヴァンダードからかけられ、私はおどけて振り返る。心なしか殺気も混じっているような気がした。 「はい」 「折檻も追加だ」 「親父さん、こわいですよ」 ああ。視線が剣呑だ。 これはもしかすると絞られてしまうなと思いつつ、反省と言う二文字はとりあえずどこかへ投げ捨てた。戻ってきたコロカントのからだを再びだきしめ、仕方なく私は肩をすくめて笑って見せた。 (20120617) -------------------------------------------------------------------
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名称:鉄鼠(ライゴウアジャリ) レベル: ランク: 出現場所: ◆解説 ボロボロの袈裟に身を包み、石のような肌に黒光りする鉄の牙を生やした強力な〈鼠人間〉《ラットマン》型のボスモンスター。ラットマンの手下を引き連れ、邪毒属性を伴った強力な魔法攻撃を撃ってくるが、この攻撃の脅威はダメージだけでなく、周囲に存在するラットマンを操り、犠牲者に殺到させてくるところにある。また、〈冒険者〉に隙を見つけるとその所持品やお金を盗み取ることもある。 鼠系エネミーを増殖させる特殊能力を持つと言われており、放置すれば都市一つが食い荒らされるほどの被害を産むことだろう。 アイテム モンスター 用語 冒険者 システム サブ職業 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 神祇官 施療神官 暗殺者 古来種 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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e 助辞(格辞):方向、使役の対象、~に、~へ ej 名:~化、~になること emeyn 名:「エメイン」、水酸化ナトリウム、NaOH emiran 名:「エミラン」、ナトリウム、Na en 名:偉大、素晴らしい、英雄 enah 名:素晴らしい、称賛に値する、ブラボー ene 助(終助詞):願望、ように、どうか enener 名:永遠、永続、永久、ずっと、長く、ずーっと、 ener 名:肌、皮膚、表面 eneron 動:包む、包み込む、包容する、受け入れる、認める、理解する、抱く、抱きしめる、抱擁する、ハグする eneronuz 名:革、皮、覆い、包み、カバー、入れ物、パッケージ、箱 eneronuzu chindj 名:抱き枕 eneviyeh 動:面倒だ、面倒だと思う、めんどくさがる eneviyehuz 名:めんどくさがり、怠け者 eng 名:左 er 動:である、だ、です、なり、たり erhey mishah 名:ミシャ、エレイ・ミシャ、惠禮彌紗 ey 助辞(格辞):~に、~で、連用 eyruf 名:である、です、であります、なのです、なり、たり eyshah 名:市街地、街、市内、中心地、センター eyurhopah 名:ヨーロッパ、欧州 ez 助詞(接続助詞):~または~、~か~、~もしくは~、選択
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厨房にパンプキンパイの甘い香りが漂います。 ここは喫茶店オウマがトキ---------人外女児の拠り所。 この喫茶店の調理を担当しているアンコが、腕によりをかけてパンプキンパイを作っていました。 「あっつ!」 突然アンコが大きな声を上げました。焼きたてのパイをオーブンから取り出した時に火傷してしまったようです。 「あ~」 でもアンコは気にも止めませんでした。料理をしていれば、これくらいの事故はいつでも起こります。 急いで冷水で患部を冷やしましたが、まだ指先がジンジン痛むようです。 アンコは痛む左薬指を刺激しないようにラッピングする袋とリボンを掴みました。 「今日は魔法の夜だから、オカシな世界にいこ~ 街にイタズラしかけて、とてもワクワクするの♪」 アンコは歌を口ずさみながら翼を羽ばたかせました。 夜の風達がアンコを歓迎し、虫達の合唱がアンコを出迎えています。 ここは夜の青空町---------アンコは沢山のパンプキンパイが入った袋を抱え、それぞれの家に向かおうとしているのでした。 始めにやって来たのは皆からライジングちゃんと呼ばれている女の子の家でした。 どうやらライジングちゃんは友達を呼んで、自宅でハロウィンパーティをしているようです。 窓の外から人数を確認し、その分だけ袋から取り出して玄関に置きます。 チャイムを鳴らして物陰に隠れると、直ぐに玄関が開きました。 「どちら様~?ってあれ?」 ライジングちゃんは玄関に置いてある袋を不思議そうに見つめました。 「どうしたの?」 青色のポニーテールの女の子が後ろから呼び掛けました。 「あ、五月!なんか置いてあって……あ、これパンプキンパイだ!」 ライジングちゃんは袋を開けると、匂いを嗅いで嬉しそうな顔をしました。 「わぁ、美味しい!これ、かき氷味だ!」 「って兎羽!危ないよ!毒入ってるかもしれないよ?!」 兎羽と呼ばれた子は五月という子の言うことを聞かず、パンプキンパイをもう一口齧りました。 「毒なんて入ってないよ!美味しいんだもん!」 アンコはその声に満足したのか、ふわりと浮き上がりました。 ふと、窓の奥にいた少女二人と目が合いました。 灰色の髪をした暗めの少女と、8歳くらいの幼い女の子です。 幼い子が手を降ってきました。アンコはにこりと笑い、手を振りかえしてから空を飛んでいきました。 次にアンコが降り立ったのは、友達にきゅーばんちゃんと呼ばれている女の子の家でした。 きゅーばんちゃんの部屋の窓からこっそり覗くと、二人の女の子がおもちゃを片手にカメラを構えていました。 窓越しに見るその二人は、とても良く似ていました。 カメラで一枚写真を撮り、少しだけおもちゃを動かす、コマ撮りという物です。 アンコは袋から二つプレゼントを取り出し、ベランダにそっと置いて離れました。 と、緑色の髪の女の子が直ぐに窓を開けて出てきました。 「ろくばんちゃん!どうしたの?」 「いや、なんか妙な気配がして」 紫色の髪の毛の女の子---------きゅーばんちゃんがプレゼントに気づきました。 「わぁ!なにこれ!サンタさん?」 「ちがう、サンタさんはクリスマス……」 「あはは、そうだよね!」 きゅーばんちゃんが包み紙を開き、グラスの形をしたパンプキンパイを取り出して見せます。 「でも素敵なサンタさんだよ、季節外れなね」 明日、琲雪ちゃんやイブキちゃん、お姉ちゃんに自慢しよう!と言うきゅーばんちゃんの言葉を聞きながら、アンコは次の家に飛んでいくのでした。 今度は海の近くにある家です。中を覗くと、銀髪をポニーテールにした女の子がいました。 早速プレゼントを置こうとすると…… 「そこにいるのは誰?」 いきなり声をかけられ、アンコはビックリして飛び上がりました。 「あれ、なんかいた気がするんだけどな……おかしいな、まあいっか、むらサメちゃ~ん」 声の主は後にアナザーむらサメちゃんと呼ばれる事になる御柱キオンちゃんです。 キオンちゃんはアンコが落としたプレゼントに気付かず、むらサメちゃんの家に入っていきました。蟹の形をしたパンプキンパイは、こうしてむらサメちゃんに届くことはありませんでした……(次の日、起こしにきてくれた友人の四ツ橋ちゃんが見つけてくれたので、無事にむらサメちゃんの手には届きました) アンコはまだドキドキしながら次の家に向かいました。 「音楽に揺れる白いコたち♪ ロウソクとハートを灯す~ 今宵イタズラしかけて、街をカラフルにする♪」 歌を歌いながら、今度は駄菓子屋の前に降り立ちました。 中には友達から天号ちゃんと呼ばれている子がいます。 アンコはこんこんとドアを叩き、プレゼントを置いて隠れました。 「おやおや、こんな時間に誰かね……」 出てきたのは腰の曲がったおばあちゃんでした。 「おや可愛らしい贈り物、送り主は……ふふ『あそこ』からか。号姫や~らみ子や~」 プレゼントが無事に子供達の元へ届けられるのを見届けると、アンコは四つの翼を広げて飛び立ちました。袋の中は順調に軽くなっていきます。 気持ちの良い風に吹かれながら、次の家に向かいます。今度は冬実さんという名前の家の子、雪乃ちゃんの家です。 「あれ?」 窓の外に、籠が引っ掛かっていました。 その中には美味しそうなチョコレートクッキーが。雪乃ちゃんが作ったのでしょうか? 『お化けさんへ、どうぞ持っていってください』 籠の上にそんな置き手紙がくくりつけられてありました。 「ふふ、ありがとうございます」 アンコはクッキーを一つ摘まむと、梟型のパンプキンパイが入ったプレゼントを籠の中に置いて飛び立って行きました。 次にアンコは、音羽初という名前の子の家に行きました。 窓が空いていて、何やら話し声が聞こえてきます。 「へえ、ドアを開けたらプレゼントが、そんな事があったの」 部屋の主は、誰かと電話をしているようでした。 アンコはこれ幸いと、パンプキンパイを二つ置いて飛び立とうとしました。 「にゃあ~!とり!」 アンコはビクッとしました。猫耳と尻尾を生やした少女が、こちらを見ているのです。 「ちゃば、どうしたの?」 少女がこちらに振り返ります。 「あれ、君は……」 アンコは思わず飛び出してしまいました。 「あ、行っちゃった。でも謎のパンプキンパイの秘密は分かったかも」 初はそう呟き、電話の相手---------ぐれあというあだ名の少女との話しに戻りました。 次にアンコは、薄紫色の髪を一つに纏めた、紫水龍香と言う名前の子の家に向かおうとしていました。 「ん、あれ…?」 ふと下を見ると、その女の子が歩いていたのです。 「珍しい、こんな時間に一人でいるなんて」 アンコはそう呟き、高度を下げました。 「さっきのシードゥス、しぶとかったね」 「ああ、そうだな」 龍香ちゃんはそんな事を言っていました。一人言でしょうか?いえ、その場には彼女以外にも言葉を発する存在がいました。 「ど、どうしよう。見ては行けないものを見てしまった気分……」 アンコは他の人外の存在に、少し戸惑いを見せました。 「いたッ!」 木の影に隠れたアンコは、つい袋を強く握りすぎて、さっき火傷した指を刺激してしまいました。 「誰?!」 少女の鋭い眼光に、アンコは面食らいます。 少女が来る前に、急いでプレゼントを投げ渡す位しか出来ませんでした。 「あれ、これは……」 龍香ちゃんの意外そうな声を耳にしながら、アンコはバサバサと羽音を立てて飛び去って行きました。 次の家に降り立ち、アンコは深呼吸しました。 美味しそうなご飯の香りが鼻を刺激します。そこは定食屋さんの離れでした。家の表札には『嵯峨』の文字が。 アンコは玄関をノックし、プレゼントを置くと、直ぐにそこから離れます。 「姉ちゃん!」 素早く開けられた扉、鳶色の髪を持った少年が飛び出てきました。 「……そんなわけないか」 辺りを見渡して、誰もいない事が分かると、少年はしょんぼりしてしまいます。 「お?」 少年が地面に置いてある二つの袋を見つけます。 「なんだこれ」 アンコはその様子をこっそり伺っていました。あの包み紙には、双子の兄弟の分のパンプキンパイが入っているのです。 「一悟、どうしたの」 唯一の兄弟の声が聞こえ、少年はしばし暗闇を見つめ、プレゼントを置いて家の中に入っていきました。 「別になんでもないよ」 扉を施錠する音が虚しくアンコの胸に響きます。 アンコは悲しくなりながら空を飛び立って行きました。 次で最後の家でした。アンコはベランダに降り立つと、そっと中を確認します。 紺色の髪の女の子が、ピンク色のベッドの上で眠っています。 「あなたで最後」 アンコはそう囁き、それをベランダの隅にそっと置いておきました。 他の人よりも少し大きなパンプキンパイです。 「さよなら、大石愛歩さん」 アンコはそっと空に舞い上がりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ふぅ、疲れたぁ」 こうして空飛ぶ宅急便は終わりを告げました。 普段あまり運動しないアンコは、肩を回しながら職場に戻ります。 喫茶オウマがトキでは、メローネさんが待っていました。 全身エメラルド色の少女、彼女がアンコに仕事を頼んだ張本人です。 「お疲れ様、ありがとうね~♪」 「いえいえ、これくらい!」 にこやかに笑うメローネさんに、アンコもつられて笑います。 「あ、そうだわ~♪これからお茶会にしましょう。私、お茶いれるわ♪」 「あ、お茶なら私が……」 パティシェの血が疼いて、アンコはそう申し出ました。 「何言ってるの~♪今日の功労者はアンコちゃんなんだから、座って待っててくれればいいのよ♪」 「あ、はい!喜んで!」 「あら?」 紅茶とお茶菓子を持ってきたメローネさんの驚いた声に、アンコはニヤリとしました。 「えへへ、ご注文のパンプキンパイのついでに作っちゃいました♪」 テーブルの上には砂糖菓子で作った緑色の花飾りを堂々とつけた、可愛らしいメロンパイが一切れ置かれていました。 「まあ、とっても嬉しいわ♪」 メローネさんが顔を綻ばせ、アンコはまたにっこりしました。 「皆さんの分もあるんですよ!なんだか作りたくなっちゃって」 ギィィと音を立てて寝室のドアが開きます。中には七つに並べられたベッドに、六人の少女が身を寄せあって眠っていました。 アンコはまるでサンタさんのように、それぞれのベッドの近くにプレゼントを置いていきます。 フロートさんにはブルーベリーで飾り付けた甘さ控えめのミントパイ。 アイベリーさんにはブラックペーパーの刺激を加えて髪飾りのハートをモチーフにしたチョコの 飾りをつけたピリッとしたストロベリーパイ。 シトロンさんには中にトロッとしたカスタードが入った花の形のチョコを乗せたレモンパイ。 マーマレードさんにはスナック菓子のようにサクサクとした食感の、シトロンさんと色違いの花の形のチョコを飾り付けたレモンパイ。 プラムさんにはとびっきり甘い砂糖菓子をつけたとびっきり甘いピーチパイ。 ピオーネさんには星と月の砂糖菓子が乗った甘い甘いグレープパイ。 「うん、これでよし」 全員の枕元にパイを置き終わると、アンコはにっこりしました。 「後は明日来るバイトさんと本屋の二人ね」 アンコはキッチンに戻り、四つパイを置いておきます。 赤と黒の包み紙に入っているのがのじゃロリ猫先輩のパンプキンパイ。猫の形のパイの上に、ウイスキーボンボンが乗っています。 ビビットピンクと濃い紫の包み紙にはくゆりさんの為のパンプキンパイ。蜘蛛の形をしています。 濃淡な青の包み紙に黒白のリボンをつけたのがジュジィさんへのパンプキンパイ。仮面の形をしたパイは、ホワイトチョコとビターチョコの二層になっていて、二人でも楽しめる筈です。 淡い緑の包み紙に薄ピンクのリボンをつけた物は淡雪さんへのプレゼントです。枕の形をしていて、中にマシュマロが入っているので、ふわふわの食感が楽しめます。 「さあ、後は本屋!」 アンコはそう呟き、プレゼントを二つ持って本屋に向かいました。 「あらアンコちゃんじゃない、まだ起きてたの?」 本屋に行くと、まだ起きていたマリネッタが、アンコをからかってきました。 「ええ、そちらこそ今日は随分遅いんですね、お昼に良く眠れたのですか?」 昼寝の件を皮肉ったアンコに、マリネッタは遠くを見るような目をしました。 「明日は満月なのよ」 「ああ…そう……」 思いがけない言葉に、アンコは少したじろぎました。 「で、こんな時間まで何してたの?」 「あ、これ」 アンコはプレゼントを手渡しました。 「もうすぐハロウィンだから、お店の宣伝にパンプキンパイを配って来てくれない?ってメローネさんに言われて」 本当は別の意味もありそうだけど…とアンコは思いましたが、それは黙っておきました。 「私にもくれるの?」 マリネッタの意外そうな声に、アンコは答えました。 「他の皆に作って、貴女だけ作らないわけにはいかないじゃないですか」 「ふーん」 マリネッタは嬉しそうな感じで包み紙を開きました。 それは三日月型のパンプキンパイでした。 マリネッタは口に放り込み、咀嚼して飲み込みます。 「美味しいじゃない。好きよこれ」 「ありがとうございます」 満月の前夜だからか、お互い少し素直に話すことが出来ました。 「それじゃあ、私先輩にも渡して来ますので」 「先生ならまだ起きてるわよ」 「そうですか、……マリネッタさん」 アンコはマリネッタの目を見て言いました。 「明日、もし貴女が狼になったら、温かいココアを淹れにきますね」 先輩は相変わらず本の山に埋もれていました。 「先輩、大丈夫ですか?」 「大丈夫……ちょっと読書しながら微睡んでたら本棚にぶつかっただけだから……」 本の山の底から、先輩の白い腕が見えます。 その白い腕が天井を指差し、くるりと回ると、本棚が元通りになり、床に落ちていた本が本棚に吸い込まれるように戻っていきました。 「…アンコ、悪いけど窓を開けてくれない?今日は一回も外の空気を吸ってないから」 本の山が消えて現れたのは、床につきそうな程長い緑髪を二つに結わえた女性---------この本屋の主です。 主はあくびをし、伸びをしながら言いました。 アンコはそんな先輩に呆れつつ、いつものようにあの言葉を呟きました。 「はい喜んで!」
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クリスマスキティ福袋レシピ レシピ 調理時間 提供数 /1h ランク 備考 キティのフィナンシェ 3時間 45 15 2 キティリボンのミネストローネ 3時間 45 15 2 キティのピッツァ 5時間30分 76 13 3 キティのプッシュドノエル 5時間30分 85 15 3 ※マスター時 クリスマスツリーサラダ 5時間30分 77 14 3 キティのミニキッシュ 5時間 69 13 3 クリスマスチキンプレート 6時間 82 13 3 キティのクリスマスカップケーキ 5時間 69 13 3 キティのクリスマスショコラ 6時間 83 13 3 キティのクリスマストマトパスタ 5時間30分 77 14 3 キティのサーモンマリネ 6時間 83 13 3 リースパーティチラシ寿司 10時間 143 14 4 ※マスター時 キティのクリスマスパフェカップ 10時間30分 136 12 4 キティのクリスマスシャンパン 10時間30分 137 13 4 キティのクリスマスクッキー 11時間 142 12 4 キティのパイ包みホワイトシチュー 11時間 142 12 4
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【バレンタインデーには】 「師匠!師匠!」 朝っぱらからうるさく起こしてくる。今日はやけに楽しそうに起こしてきた、まったく良い迷惑である。 「おはようございます師匠!」 「…うん、おはよう」 本当に今日はどうしたのだろう?何の記念日だったか… それを聞くと上機嫌で今日の日付とイベントについて話しだした。 「今日は2月14日ですよ?」 「そんなこと言われなくても解ってる」 「じゃあどうして聞いたんですか…?今日のイベントはご存知ですよね?」 「なんかあったっけ」 「ぁぅ…師匠はお忙しいから忘れてしまったんですか…」 とりあえず、今日はバレンタインデーだということは知っている。知っているが、僕に何の関係があるというのか、、、。 考えようとしたが、そのまえに。 「着替えたいんだけど、観覧料払う?」 そうそう、こいつがあまりにも楽しそうでハイテンション(?)だったものだから、うっかり着替えを忘れるところだ。 にこりと笑顔を向けるとボフッと音がしそうなほど顔を赤らめて出て行った。 「しっ、失礼致しましたっ!!!」 むぅ…師匠は何がしたいんでしょうかっ、あぁーあ…チョコ…渡せないかもしれない…。 「あぁっ!?」 朝ごはん作るの忘れてたぁあぁあぁ!?怒られないうちにでかしてしまおう。そうだ、間に合うかもしれないし!あとで謝ろう…。 着替えて戻ったら弟子が豆腐と格闘していた。いや、必ずしも手で豆腐を切らないといけないことはないと思うが…面白いので放っておこうか。しかしなんでいつも豆腐を持ち寄るのか…。 「あ、おはようございます師匠」 おこされた時も言っていた台詞をもう一度繰り返すというこの上なく可笑しい弟子に呆れつつ朝の話の続きを促す。 「二度目の挨拶ご苦労様」 「?あえ、二度目でしたっけ?すみません…」 「そうだ、お前今朝14日がどうのこうのって言っていただろう、何だったっけ」 「あ、あぁ!そんなこと言っていましたね!」 お前が言ったんだろうが覚えていろと突っ込みたい。 「うん、で?」 「あ、す、すみません…。 それでです師匠。」 切り替えの早い奴だ… 「今日はバレンタインデーなんだそうですよ!」 「そうだね」 「チョコレートをつくって、男の子にあげるイベントなんだそうです。」 「なんか違うと思うけど。」 「??」 「あーなんでもない。」 「そうですか…? えと、バレンタインなのでこれどうぞ!」 渡されたのはチョコが入っているらしい包み紙だった。牙裂紅の手には沢山の包み紙が入った紙袋が二つ。誰に渡すというのか… 「毒なんか入ってないよね?」 「入ってませんよ?!何の恨みがあって師匠に毒を盛らないといけないんですか?!」 「それ、誰に渡すつもりなの?」 あわてて否定している牙裂紅を半ばスルーし、紙袋の渡す相手を聞く桐ヶ谷。 「あ、これですか? お店にいらっしゃったお客さんに御礼のチョコとこっちはいつもお世話になっている方々のためのチョコです!師匠のは特別なんですけどね」 「そうなんだ。」 「はい! それじゃあ、ちょっと配ってきますね!」 そういうと牙裂紅は玄関を出て行くのでした。 おしまい。。 ◆◇◆◇◆◇◆ 解らなくなってきたのでおしまいです。 師匠わからないです。ごめんなさい
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クリスマスも終わるわねぇ、と何だか感慨深げに彼女は呟いた。 「はしゃいでましたねぇ」 「そりゃあそうよ。二年前はボッチ。去年は二人ボッチ。こんな人数でクリスマス出来るなんてはじめてよはじめて」 「まあ、それにしても、って感じでしたね------」 「なによぅ。キャラに合わないとでも言うつもり?」 「いや、別にそこまで言うつもりはないですが-----」 「ま、いいじゃない。私は今年で最後だしね-----」 12月25日。クリスマス。 冬休みの最中、清澄高校麻雀部は昼に集まりささやかなパーティーを開いた。 ケーキを囲ってクラッカー鳴らしてプレゼント交換会。別段、きどった内容でもあるまい。 とはいえそれでも諸々準備はしないといけない訳で。そこそこの労力が必要となるのだ。 そして―――その企画をたてた挙句運営をまこと京太郎に全て投げつけた竹井久は、明らかに一番はしゃぎ倒していた。 おい企画者と思うのも無理からぬ話だろう。 「クラッカー鳴らすのが楽しいって十五本も消費した人初めて見ました」 「楽しいものは楽しいから仕方ないの」 「ケーキもわざわざ予約して」 「おいしいケーキ食べたいじゃない」 ケラケラと笑う彼女には悪びれる様子は一切存在しない。 意外に子供っぽいのだなぁ、と思う。 「まあ、でも、片付けはしっかり手伝ってくれましたね。ありがとうございます」 「今となっては引退して部外者だしね。流石にそこまでひどい女じゃないわよぅ。私だって」 まこはお店。一年生組もそれぞれ事情があって片付けの途中で帰宅した。 明日また片付ければいいと現部長も言った訳であるが、別段用事もない京太郎は別段用事が無い現実から逃避する為最後まで片づけを敢行した。 うん。悲しくはないぞ。 そしてそれは、隣を歩く彼女とて同じらしい。 暇人同志、タラタラと片付け続け、時刻は夕刻。 そのまま解散かと思われたが何故だか彼女に誘われるまま街中を歩いている。 「----で、暇なんですか?」 「----で、彼女いないのかしら?」 「-----」 「-----」 「止めましょうか。こう、お互いの傷を抉り出すようなことは」 「そうね。それなら舐め合った方がマシってものよ」 クリスマス。それはまさしく孤独を浮き彫りにする罪深いイベントである。 日本独自の進化を果たしたこの日に、ジーザス様は何を思うのだろう。 きっと何も思うまい。この日に陰気臭い顔で教会でお祈りされているか馬鹿騒ぎしているか。 そんな事の違いで一々目くじらを立てたりはするまい。 だからこそ----こんな日に味わわされる必要のない苦味を喰らわされている人間に救いの手を差し伸べるべきなのではないだろうか? 「―――須賀君」 「はい?」 「はい、プレゼント」 唐突に。 彼女は手提げカバンから―――包み紙を取り出した。 「久サンタからの贈り物です」 ガサリと押し付けられた包み紙。その感触的に―――衣類だろうか? 毛糸の感触が、紙越しに伝わってくる。 「-----ありがとう。この一年。それだけ」 「-----俺、お返しもってないですよ」 「だったら、―――来年、返してもらおうかしら」 彼女は―――似合わない、ぶっきらぼうな声で、そう言った。 「―――来年も、よろしくね?」 ちょっとだけ縋る様な彼女の目が、―――何だか、もの凄く、印象に残った。 何と言うか。 人の孤独だけじゃなくて、意外性までも浮き彫りにするのがクリスマスなのかな。そんな風にも思えてしまった。
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闇の戦士 キュアディティ エスティーバとなったアオイがベラノと共鳴して変身する闇の夏の戦士。 サソリの尾のような三つ編みポニーテールと虚ろな茶色い瞳、枯れたひまわりの髪飾りと露出度の高い服が特徴。イヤリングは黒い太陽の形。 武器は太陽を象った鎖付きの鉄球『モーニングサン』で、破壊だけを目的とした攻撃を繰り出す。 属性は炎。キュアヒマワリの時よりも威力が上がっている。 悪キュアにしてお色気担当。本体がアオイなので同時に出せないのが難点 技・必殺技 プリキュア・ディティブロークン 第二十九話で初使用。通常技の一つで、本編では技名を言ったことがない。 両拳を炎で包み、凶悪なパンチを繰り出す。 ドロップキックを弾き返すほどの威力を誇る。 プリキュア・ゾマーボルケイノ 第三十話で初使用。キュアディティを代表する必殺技。 モーニングサンを振り回し、炎の渦に相手を閉じ込めて焼き尽くす。 プリキュアの変身が解けてしまうほどの威力がある。
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金髪に青い眼の美少女。 固い物言いで世間知らず、才色兼備な帰国子女という設定で学園に紛れ込んだ 情報盗賊、ネガティヴ・グロリアスの戦闘員の一人。 ただし、性格は本当にカタブツで世間知らず。 普段はきちんと制服を着こなしているが、 夜になると一転して黒いゴシックロリータの服装に身を包み、校内で魔物と戦っている。 ワイヤーガンを武器にしているが、身体能力が高く、成人男性を軽々持ち上げる事も出来、 しかも本来の能力の5%程度しか使っていないとされる。 黒金絹夜にちょっかいを出され本気で嫌がりながらも 彼に協力の打診を根気よく続け、彼を変えた人物の一人である。 背が低く、人形のような容姿であるが、アイドル、というよりマスコット的存在。 調理実習の時間、一般的な材料から新種の生き物を作り出すという、 料理下手を通り越した神業を持つ(字利家蚕から感染したバグが原因かと思われる)。 詳しくはチロルを参照。
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魔術的なナフラの依代の作成方法1 ★依代は絶対必要なわけではありません。 また、作り方もそれぞれあるので、個人にあった方法で依代を作成してください。 材料 ナフラ自身が良いと感じるような、またはナフラにあったパワーストーン★パワーストーン以外でも壊れにくいもの汚れても掃除できるもの 塩(出来れば天然の塩) 作り方 まずはパワーストーンを塩に完全につけてて置きます。パワーストーンが塩に弱い場合にはナフラに合う、月光、日光、流水から選んで暫く石自体をナフラが住みやすいように浄化します。 浄化が整ったら今度はパワーストーンを流水で7回くぐらせます。塩でつけている場合は綺麗にしてから7回くぐらせます。 潜らせた後、パワーストーンを両手に包み「これは<ナフラの名前>」の依代」と3回心を籠めてパワーストーンに伝えます。 その後は貴方自身のパワーストーンから感じるナフラをイメージしてナフラの依代は大切に管理します。