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金髪に青い眼の美少女。 固い物言いで世間知らず、才色兼備な帰国子女という設定で学園に紛れ込んだ 情報盗賊、ネガティヴ・グロリアスの戦闘員の一人。 ただし、性格は本当にカタブツで世間知らず。 普段はきちんと制服を着こなしているが、 夜になると一転して黒いゴシックロリータの服装に身を包み、校内で魔物と戦っている。 ワイヤーガンを武器にしているが、身体能力が高く、成人男性を軽々持ち上げる事も出来、 しかも本来の能力の5%程度しか使っていないとされる。 黒金絹夜にちょっかいを出され本気で嫌がりながらも 彼に協力の打診を根気よく続け、彼を変えた人物の一人である。 背が低く、人形のような容姿であるが、アイドル、というよりマスコット的存在。 調理実習の時間、一般的な材料から新種の生き物を作り出すという、 料理下手を通り越した神業を持つ(字利家蚕から感染したバグが原因かと思われる)。 詳しくはチロルを参照。
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魔術的なナフラの依代の作成方法1 ★依代は絶対必要なわけではありません。 また、作り方もそれぞれあるので、個人にあった方法で依代を作成してください。 材料 ナフラ自身が良いと感じるような、またはナフラにあったパワーストーン★パワーストーン以外でも壊れにくいもの汚れても掃除できるもの 塩(出来れば天然の塩) 作り方 まずはパワーストーンを塩に完全につけてて置きます。パワーストーンが塩に弱い場合にはナフラに合う、月光、日光、流水から選んで暫く石自体をナフラが住みやすいように浄化します。 浄化が整ったら今度はパワーストーンを流水で7回くぐらせます。塩でつけている場合は綺麗にしてから7回くぐらせます。 潜らせた後、パワーストーンを両手に包み「これは<ナフラの名前>」の依代」と3回心を籠めてパワーストーンに伝えます。 その後は貴方自身のパワーストーンから感じるナフラをイメージしてナフラの依代は大切に管理します。
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【名前】 メタルエテモン 【読み方】 めたるえてもん 【世代】 究極体 【種族】 サイボーグ型 【タイプ】 ウイルス 【必殺技】 バナナスリップ 【所属】 ナイトメアソルジャーズメタルエンパイア 【詳細】 かつて「キング・オブ・デジモン」と呼ばれた究極体のサイボーグ型デジモン。 強者を求めて過酷な戦いの旅に出て、貴重な戦闘データを得られたが、連戦による身体的な損傷もかなりの物だった。 そこで戦いで得たデータから自己の弱点を研究し、自身のフルメタル化で「究極の戦闘マシーン」として完全復活した。 体表面はメタル系デジモンに使われる「クロンデジゾイドメタル」でフルコーティングしている。 ストロングスタイルもダーティースタイルもこなす無敵のファイターが誕生したが、基本戦闘能力を最大限に上げておきながら下記の必殺技を使用する。 ワルもんざえモンとは悪友の関係を持ち、彼からプレゼントされた黒い熊の縫い包みを腰に付けている。 必殺技 バナナスリップ 相手の足を掬う。
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超鉄鋼獣アイゼンイェーガー~漆黒凱風~ R 闇 6 進化クリーチャー:ダーク・モンスター/アーマロイド/ハンター 6000+ ■進化- 名前に《アイゼン》とあるクリーチャー1体の上に置く。 ■このクリーチャーがバトルに勝った時,バトルゾーンにある相手のタップされていないクリーチャーを1体選び,破壊する。 ■相手のクリーチャーが4体以上破壊されたターンの終わりに,自分の山札を見る。その中から名前に《アイゼンシュナイダー》とあるカードを1枚選び,バトルゾーンにあるこのクリーチャーの上に置いてもよい。その後,山札をシャッフルする。 ■ハンティング ■W・ブレイカー 敵の本陣へ向かう一人工事中だよ(´・ω・`)と一匹,だが群がる敵達に刻々と削られていく残り時間。その時,進化の光が鋼の獣を包み・・・? 作者:かみど 別√第二形態,無限アタックを犠牲に確定除去を得る。 関連:真異編(レコード・ブレイカー) 名前 コメント
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クリスマスも終わるわねぇ、と何だか感慨深げに彼女は呟いた。 「はしゃいでましたねぇ」 「そりゃあそうよ。二年前はボッチ。去年は二人ボッチ。こんな人数でクリスマス出来るなんてはじめてよはじめて」 「まあ、それにしても、って感じでしたね------」 「なによぅ。キャラに合わないとでも言うつもり?」 「いや、別にそこまで言うつもりはないですが-----」 「ま、いいじゃない。私は今年で最後だしね-----」 12月25日。クリスマス。 冬休みの最中、清澄高校麻雀部は昼に集まりささやかなパーティーを開いた。 ケーキを囲ってクラッカー鳴らしてプレゼント交換会。別段、きどった内容でもあるまい。 とはいえそれでも諸々準備はしないといけない訳で。そこそこの労力が必要となるのだ。 そして―――その企画をたてた挙句運営をまこと京太郎に全て投げつけた竹井久は、明らかに一番はしゃぎ倒していた。 おい企画者と思うのも無理からぬ話だろう。 「クラッカー鳴らすのが楽しいって十五本も消費した人初めて見ました」 「楽しいものは楽しいから仕方ないの」 「ケーキもわざわざ予約して」 「おいしいケーキ食べたいじゃない」 ケラケラと笑う彼女には悪びれる様子は一切存在しない。 意外に子供っぽいのだなぁ、と思う。 「まあ、でも、片付けはしっかり手伝ってくれましたね。ありがとうございます」 「今となっては引退して部外者だしね。流石にそこまでひどい女じゃないわよぅ。私だって」 まこはお店。一年生組もそれぞれ事情があって片付けの途中で帰宅した。 明日また片付ければいいと現部長も言った訳であるが、別段用事もない京太郎は別段用事が無い現実から逃避する為最後まで片づけを敢行した。 うん。悲しくはないぞ。 そしてそれは、隣を歩く彼女とて同じらしい。 暇人同志、タラタラと片付け続け、時刻は夕刻。 そのまま解散かと思われたが何故だか彼女に誘われるまま街中を歩いている。 「----で、暇なんですか?」 「----で、彼女いないのかしら?」 「-----」 「-----」 「止めましょうか。こう、お互いの傷を抉り出すようなことは」 「そうね。それなら舐め合った方がマシってものよ」 クリスマス。それはまさしく孤独を浮き彫りにする罪深いイベントである。 日本独自の進化を果たしたこの日に、ジーザス様は何を思うのだろう。 きっと何も思うまい。この日に陰気臭い顔で教会でお祈りされているか馬鹿騒ぎしているか。 そんな事の違いで一々目くじらを立てたりはするまい。 だからこそ----こんな日に味わわされる必要のない苦味を喰らわされている人間に救いの手を差し伸べるべきなのではないだろうか? 「―――須賀君」 「はい?」 「はい、プレゼント」 唐突に。 彼女は手提げカバンから―――包み紙を取り出した。 「久サンタからの贈り物です」 ガサリと押し付けられた包み紙。その感触的に―――衣類だろうか? 毛糸の感触が、紙越しに伝わってくる。 「-----ありがとう。この一年。それだけ」 「-----俺、お返しもってないですよ」 「だったら、―――来年、返してもらおうかしら」 彼女は―――似合わない、ぶっきらぼうな声で、そう言った。 「―――来年も、よろしくね?」 ちょっとだけ縋る様な彼女の目が、―――何だか、もの凄く、印象に残った。 何と言うか。 人の孤独だけじゃなくて、意外性までも浮き彫りにするのがクリスマスなのかな。そんな風にも思えてしまった。
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世界で一番、近くにいるのに/牙真SS(終章) 其の十八 終幕『ふたり』 BGM: http //www.youtube.com/watch?v=xJB-izBiPlA 舞い落ちる薄紅(うすべに)の花びらの中、二人は、どちらからとなく寄り添って歩いていた。 「こうして並んで歩くの、初めてでしたね」 「そうだったか? …いや、確かにそうだな」 「こんな日が来るのを、私、ずっと待っていたんです」 琴音はそこで言葉を切り、少し怒ったような調子で続けた。 「牙真さんがいけないんですよ? いつもいつも、私を待たせてばかりで。 …やっと来てくれたと思っても“馳走になった、ではな”って、 何か話す間もなく帰ってしまうんですもの」 「そう…だったかもしれん。とんだ甲斐性なしだな、俺は」 「本当です」 頭一つ分、背の高い牙真の顔を仰ぎ見ながら、 これ見よがしに渋面を作ってみせた後、琴音は不意に顔を綻ばせる。 「でも、そんなあなただったから、 私……好きになってしまったのかもしれません」 「だとしたら、この気の回らぬ性分も 珍しく物の役に立った、と言ったところか」 「ふふふ…。 私以外の女には通用しませんからね、どうか勘違いなさいませんように」 「それは結構なことだ。 俺にとっても、芯から惚れ抜くことができる女など …お前一人で十分だからな」 一陣の風が、辺り一面を桜花の色に染め上げていく。 長く伸ばした二人の髪も、宙を舞いながら同じ方向にたなびいている。 しばらく風に吹かれるままにしていた髪をそっと押さえ、 琴音は俯(うつむ)き、憂いを帯びた面持ちで再び口を開いた。 「悪かったのは、きっと私の方ですね」 「何を言っている」 「私に、ほんの一握りの勇気さえあったなら きっともう少し早く、お互いの気持ちに素直になれたのに……」 「言うな、琴音」 同じ苦渋と後悔が、牙真にもあった。 しかし、時を戻すことなどできはしない。あの夕陽の峠道に、もう戻ることはできない。 「俺には、お前以上に詫びねばならないことがある。 だが、もう顧(かえり)みるのは止めにしよう。 …俺は何よりも今、この時をお前と笑い合って過ごしていたい」 一息に言い終えると、 牙真は懐(ふところ)に手をいれ、皺(しわ)だらけになった古い紙包みを取り出した。 その包みに、琴音は見覚えがあった。 忘却の彼方にあったはずの、それでいて、あまりに鮮烈な記憶の断片。 「それは……あの時の?」 「そうだ。結局渡しはぐってしまったが、やっと機会を得たようだ」 僅かに驚きの表情を浮かべた琴音は ゆっくりと顔を上げ、込み上げてきた感情に揺れる鳶色の瞳を、真っ直ぐ牙真に向けた。 「我ながら未練なことだが、捨てるに捨てられず、こんなところまで持ってきてしまった。 …受け取ってくれぬか、琴音」 「………」 包みの中から現われたのは、精緻な彫り物が施された金の簪(かんざし)。 忘れようはずもない。 一度は手に取りつつ、つまらぬ意地を張って受け取らなかった、あの簪であった。 琴音は差し出された牙真の手を見つめ、僅かな逡巡の後、答えた。 「…いやです」 「そ、そうか。いや…か」 「はい。 ……牙真さんが差してくれなきゃ、いやです」 「こういう時、“似合っている”と言うのは自賛に聞こえてしまうだろうか」 「いいえ。本当にそう思っていただけたのなら、どうか仰ってください。 私たちに足りなかったのは、きっと、そういった他愛のない言葉。 感じたことを、ありのままに口にすることのできる…」 「良い意味の愚直さ、ということか」 柔らかな微笑を浮かべ、それに応える琴音。 ―― ありふれてる幸せに恋した 「牙真さん。 ひとつだけ、お願いを聞いていただいてもいいですか?」 「…あぁ、何でも言ってみろ」 「この簪(かんざし)、真琴が年頃になったら渡してやってはもらえませんか」 「真琴にか? 俺は構わんが、別にそれでなくても良いのではないか」 「私は、真琴に何も残してあげることができませんでした。 だから…せめて私の一番大切なものを、あの子に譲っておきたいんです。 最愛の人が心をこめて選んでくれた、この最初で最後の贈り物を」 ―― そんな時が、今も優しくて 「……琴音。 本当に逝ってしまうのか?」 「そんな意地悪を仰らないでくださいまし」 その声音(こわね)に、言葉通りの強い響きはない。 包み込むように穏やかで、かつ、どこか超然とした口調で琴音は続ける。 「私だって、いつまでもこうして、牙真さんと一緒にいたい。同じ景色を眺めていたい。 でも、それは叶わない夢なんです」 「そうか。 俺はまた、こんな時でさえ益体(やくたい)もないことを言って、お前を困らせる」 ―― 触れた指に伝う鼓動さえも 「…牙真さん」 居ずまいを正すような、琴音の気配が感じられる。 気がつけば、辺りは眩しい光に包まれ、 目の前にいるはずの琴音の姿すら、僅かに輪郭を認められるだけだった。 「今まで、本当にありがとう御座いました。 私、あなたに出会えて良かった」 「俺もだ。俺も、心からそう思う。 琴音。お前に会えて良かった、と…」 ―― そのすべてが、愛おしかった 目覚めるとそこには、いい加減見慣れてしまった船室の天井があった。 「(まったく、我ながら埒(らち)もない)」 自嘲気味に、牙真は思う。 「(つくづく未練極まりない夢を見てしまったものだ…)」 いつの間に取り出したものか、牙真の右手には金の簪が握られている。 櫛(くし)の部分に引っ掛かっていた栗色の長い髪の毛が、 はらりと一筋、床の上にこぼれて落ちた。
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厨房にパンプキンパイの甘い香りが漂います。 ここは喫茶店オウマがトキ---------人外女児の拠り所。 この喫茶店の調理を担当しているアンコが、腕によりをかけてパンプキンパイを作っていました。 「あっつ!」 突然アンコが大きな声を上げました。焼きたてのパイをオーブンから取り出した時に火傷してしまったようです。 「あ~」 でもアンコは気にも止めませんでした。料理をしていれば、これくらいの事故はいつでも起こります。 急いで冷水で患部を冷やしましたが、まだ指先がジンジン痛むようです。 アンコは痛む左薬指を刺激しないようにラッピングする袋とリボンを掴みました。 「今日は魔法の夜だから、オカシな世界にいこ~ 街にイタズラしかけて、とてもワクワクするの♪」 アンコは歌を口ずさみながら翼を羽ばたかせました。 夜の風達がアンコを歓迎し、虫達の合唱がアンコを出迎えています。 ここは夜の青空町---------アンコは沢山のパンプキンパイが入った袋を抱え、それぞれの家に向かおうとしているのでした。 始めにやって来たのは皆からライジングちゃんと呼ばれている女の子の家でした。 どうやらライジングちゃんは友達を呼んで、自宅でハロウィンパーティをしているようです。 窓の外から人数を確認し、その分だけ袋から取り出して玄関に置きます。 チャイムを鳴らして物陰に隠れると、直ぐに玄関が開きました。 「どちら様~?ってあれ?」 ライジングちゃんは玄関に置いてある袋を不思議そうに見つめました。 「どうしたの?」 青色のポニーテールの女の子が後ろから呼び掛けました。 「あ、五月!なんか置いてあって……あ、これパンプキンパイだ!」 ライジングちゃんは袋を開けると、匂いを嗅いで嬉しそうな顔をしました。 「わぁ、美味しい!これ、かき氷味だ!」 「って兎羽!危ないよ!毒入ってるかもしれないよ?!」 兎羽と呼ばれた子は五月という子の言うことを聞かず、パンプキンパイをもう一口齧りました。 「毒なんて入ってないよ!美味しいんだもん!」 アンコはその声に満足したのか、ふわりと浮き上がりました。 ふと、窓の奥にいた少女二人と目が合いました。 灰色の髪をした暗めの少女と、8歳くらいの幼い女の子です。 幼い子が手を降ってきました。アンコはにこりと笑い、手を振りかえしてから空を飛んでいきました。 次にアンコが降り立ったのは、友達にきゅーばんちゃんと呼ばれている女の子の家でした。 きゅーばんちゃんの部屋の窓からこっそり覗くと、二人の女の子がおもちゃを片手にカメラを構えていました。 窓越しに見るその二人は、とても良く似ていました。 カメラで一枚写真を撮り、少しだけおもちゃを動かす、コマ撮りという物です。 アンコは袋から二つプレゼントを取り出し、ベランダにそっと置いて離れました。 と、緑色の髪の女の子が直ぐに窓を開けて出てきました。 「ろくばんちゃん!どうしたの?」 「いや、なんか妙な気配がして」 紫色の髪の毛の女の子---------きゅーばんちゃんがプレゼントに気づきました。 「わぁ!なにこれ!サンタさん?」 「ちがう、サンタさんはクリスマス……」 「あはは、そうだよね!」 きゅーばんちゃんが包み紙を開き、グラスの形をしたパンプキンパイを取り出して見せます。 「でも素敵なサンタさんだよ、季節外れなね」 明日、琲雪ちゃんやイブキちゃん、お姉ちゃんに自慢しよう!と言うきゅーばんちゃんの言葉を聞きながら、アンコは次の家に飛んでいくのでした。 今度は海の近くにある家です。中を覗くと、銀髪をポニーテールにした女の子がいました。 早速プレゼントを置こうとすると…… 「そこにいるのは誰?」 いきなり声をかけられ、アンコはビックリして飛び上がりました。 「あれ、なんかいた気がするんだけどな……おかしいな、まあいっか、むらサメちゃ~ん」 声の主は後にアナザーむらサメちゃんと呼ばれる事になる御柱キオンちゃんです。 キオンちゃんはアンコが落としたプレゼントに気付かず、むらサメちゃんの家に入っていきました。蟹の形をしたパンプキンパイは、こうしてむらサメちゃんに届くことはありませんでした……(次の日、起こしにきてくれた友人の四ツ橋ちゃんが見つけてくれたので、無事にむらサメちゃんの手には届きました) アンコはまだドキドキしながら次の家に向かいました。 「音楽に揺れる白いコたち♪ ロウソクとハートを灯す~ 今宵イタズラしかけて、街をカラフルにする♪」 歌を歌いながら、今度は駄菓子屋の前に降り立ちました。 中には友達から天号ちゃんと呼ばれている子がいます。 アンコはこんこんとドアを叩き、プレゼントを置いて隠れました。 「おやおや、こんな時間に誰かね……」 出てきたのは腰の曲がったおばあちゃんでした。 「おや可愛らしい贈り物、送り主は……ふふ『あそこ』からか。号姫や~らみ子や~」 プレゼントが無事に子供達の元へ届けられるのを見届けると、アンコは四つの翼を広げて飛び立ちました。袋の中は順調に軽くなっていきます。 気持ちの良い風に吹かれながら、次の家に向かいます。今度は冬実さんという名前の家の子、雪乃ちゃんの家です。 「あれ?」 窓の外に、籠が引っ掛かっていました。 その中には美味しそうなチョコレートクッキーが。雪乃ちゃんが作ったのでしょうか? 『お化けさんへ、どうぞ持っていってください』 籠の上にそんな置き手紙がくくりつけられてありました。 「ふふ、ありがとうございます」 アンコはクッキーを一つ摘まむと、梟型のパンプキンパイが入ったプレゼントを籠の中に置いて飛び立って行きました。 次にアンコは、音羽初という名前の子の家に行きました。 窓が空いていて、何やら話し声が聞こえてきます。 「へえ、ドアを開けたらプレゼントが、そんな事があったの」 部屋の主は、誰かと電話をしているようでした。 アンコはこれ幸いと、パンプキンパイを二つ置いて飛び立とうとしました。 「にゃあ~!とり!」 アンコはビクッとしました。猫耳と尻尾を生やした少女が、こちらを見ているのです。 「ちゃば、どうしたの?」 少女がこちらに振り返ります。 「あれ、君は……」 アンコは思わず飛び出してしまいました。 「あ、行っちゃった。でも謎のパンプキンパイの秘密は分かったかも」 初はそう呟き、電話の相手---------ぐれあというあだ名の少女との話しに戻りました。 次にアンコは、薄紫色の髪を一つに纏めた、紫水龍香と言う名前の子の家に向かおうとしていました。 「ん、あれ…?」 ふと下を見ると、その女の子が歩いていたのです。 「珍しい、こんな時間に一人でいるなんて」 アンコはそう呟き、高度を下げました。 「さっきのシードゥス、しぶとかったね」 「ああ、そうだな」 龍香ちゃんはそんな事を言っていました。一人言でしょうか?いえ、その場には彼女以外にも言葉を発する存在がいました。 「ど、どうしよう。見ては行けないものを見てしまった気分……」 アンコは他の人外の存在に、少し戸惑いを見せました。 「いたッ!」 木の影に隠れたアンコは、つい袋を強く握りすぎて、さっき火傷した指を刺激してしまいました。 「誰?!」 少女の鋭い眼光に、アンコは面食らいます。 少女が来る前に、急いでプレゼントを投げ渡す位しか出来ませんでした。 「あれ、これは……」 龍香ちゃんの意外そうな声を耳にしながら、アンコはバサバサと羽音を立てて飛び去って行きました。 次の家に降り立ち、アンコは深呼吸しました。 美味しそうなご飯の香りが鼻を刺激します。そこは定食屋さんの離れでした。家の表札には『嵯峨』の文字が。 アンコは玄関をノックし、プレゼントを置くと、直ぐにそこから離れます。 「姉ちゃん!」 素早く開けられた扉、鳶色の髪を持った少年が飛び出てきました。 「……そんなわけないか」 辺りを見渡して、誰もいない事が分かると、少年はしょんぼりしてしまいます。 「お?」 少年が地面に置いてある二つの袋を見つけます。 「なんだこれ」 アンコはその様子をこっそり伺っていました。あの包み紙には、双子の兄弟の分のパンプキンパイが入っているのです。 「一悟、どうしたの」 唯一の兄弟の声が聞こえ、少年はしばし暗闇を見つめ、プレゼントを置いて家の中に入っていきました。 「別になんでもないよ」 扉を施錠する音が虚しくアンコの胸に響きます。 アンコは悲しくなりながら空を飛び立って行きました。 次で最後の家でした。アンコはベランダに降り立つと、そっと中を確認します。 紺色の髪の女の子が、ピンク色のベッドの上で眠っています。 「あなたで最後」 アンコはそう囁き、それをベランダの隅にそっと置いておきました。 他の人よりも少し大きなパンプキンパイです。 「さよなら、大石愛歩さん」 アンコはそっと空に舞い上がりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ふぅ、疲れたぁ」 こうして空飛ぶ宅急便は終わりを告げました。 普段あまり運動しないアンコは、肩を回しながら職場に戻ります。 喫茶オウマがトキでは、メローネさんが待っていました。 全身エメラルド色の少女、彼女がアンコに仕事を頼んだ張本人です。 「お疲れ様、ありがとうね~♪」 「いえいえ、これくらい!」 にこやかに笑うメローネさんに、アンコもつられて笑います。 「あ、そうだわ~♪これからお茶会にしましょう。私、お茶いれるわ♪」 「あ、お茶なら私が……」 パティシェの血が疼いて、アンコはそう申し出ました。 「何言ってるの~♪今日の功労者はアンコちゃんなんだから、座って待っててくれればいいのよ♪」 「あ、はい!喜んで!」 「あら?」 紅茶とお茶菓子を持ってきたメローネさんの驚いた声に、アンコはニヤリとしました。 「えへへ、ご注文のパンプキンパイのついでに作っちゃいました♪」 テーブルの上には砂糖菓子で作った緑色の花飾りを堂々とつけた、可愛らしいメロンパイが一切れ置かれていました。 「まあ、とっても嬉しいわ♪」 メローネさんが顔を綻ばせ、アンコはまたにっこりしました。 「皆さんの分もあるんですよ!なんだか作りたくなっちゃって」 ギィィと音を立てて寝室のドアが開きます。中には七つに並べられたベッドに、六人の少女が身を寄せあって眠っていました。 アンコはまるでサンタさんのように、それぞれのベッドの近くにプレゼントを置いていきます。 フロートさんにはブルーベリーで飾り付けた甘さ控えめのミントパイ。 アイベリーさんにはブラックペーパーの刺激を加えて髪飾りのハートをモチーフにしたチョコの 飾りをつけたピリッとしたストロベリーパイ。 シトロンさんには中にトロッとしたカスタードが入った花の形のチョコを乗せたレモンパイ。 マーマレードさんにはスナック菓子のようにサクサクとした食感の、シトロンさんと色違いの花の形のチョコを飾り付けたレモンパイ。 プラムさんにはとびっきり甘い砂糖菓子をつけたとびっきり甘いピーチパイ。 ピオーネさんには星と月の砂糖菓子が乗った甘い甘いグレープパイ。 「うん、これでよし」 全員の枕元にパイを置き終わると、アンコはにっこりしました。 「後は明日来るバイトさんと本屋の二人ね」 アンコはキッチンに戻り、四つパイを置いておきます。 赤と黒の包み紙に入っているのがのじゃロリ猫先輩のパンプキンパイ。猫の形のパイの上に、ウイスキーボンボンが乗っています。 ビビットピンクと濃い紫の包み紙にはくゆりさんの為のパンプキンパイ。蜘蛛の形をしています。 濃淡な青の包み紙に黒白のリボンをつけたのがジュジィさんへのパンプキンパイ。仮面の形をしたパイは、ホワイトチョコとビターチョコの二層になっていて、二人でも楽しめる筈です。 淡い緑の包み紙に薄ピンクのリボンをつけた物は淡雪さんへのプレゼントです。枕の形をしていて、中にマシュマロが入っているので、ふわふわの食感が楽しめます。 「さあ、後は本屋!」 アンコはそう呟き、プレゼントを二つ持って本屋に向かいました。 「あらアンコちゃんじゃない、まだ起きてたの?」 本屋に行くと、まだ起きていたマリネッタが、アンコをからかってきました。 「ええ、そちらこそ今日は随分遅いんですね、お昼に良く眠れたのですか?」 昼寝の件を皮肉ったアンコに、マリネッタは遠くを見るような目をしました。 「明日は満月なのよ」 「ああ…そう……」 思いがけない言葉に、アンコは少したじろぎました。 「で、こんな時間まで何してたの?」 「あ、これ」 アンコはプレゼントを手渡しました。 「もうすぐハロウィンだから、お店の宣伝にパンプキンパイを配って来てくれない?ってメローネさんに言われて」 本当は別の意味もありそうだけど…とアンコは思いましたが、それは黙っておきました。 「私にもくれるの?」 マリネッタの意外そうな声に、アンコは答えました。 「他の皆に作って、貴女だけ作らないわけにはいかないじゃないですか」 「ふーん」 マリネッタは嬉しそうな感じで包み紙を開きました。 それは三日月型のパンプキンパイでした。 マリネッタは口に放り込み、咀嚼して飲み込みます。 「美味しいじゃない。好きよこれ」 「ありがとうございます」 満月の前夜だからか、お互い少し素直に話すことが出来ました。 「それじゃあ、私先輩にも渡して来ますので」 「先生ならまだ起きてるわよ」 「そうですか、……マリネッタさん」 アンコはマリネッタの目を見て言いました。 「明日、もし貴女が狼になったら、温かいココアを淹れにきますね」 先輩は相変わらず本の山に埋もれていました。 「先輩、大丈夫ですか?」 「大丈夫……ちょっと読書しながら微睡んでたら本棚にぶつかっただけだから……」 本の山の底から、先輩の白い腕が見えます。 その白い腕が天井を指差し、くるりと回ると、本棚が元通りになり、床に落ちていた本が本棚に吸い込まれるように戻っていきました。 「…アンコ、悪いけど窓を開けてくれない?今日は一回も外の空気を吸ってないから」 本の山が消えて現れたのは、床につきそうな程長い緑髪を二つに結わえた女性---------この本屋の主です。 主はあくびをし、伸びをしながら言いました。 アンコはそんな先輩に呆れつつ、いつものようにあの言葉を呟きました。 「はい喜んで!」
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ARIA The CONCERT 「泣きたくなるほど幸福な音楽」が今宵あなたを包みます。豪華アーティストが贈る、一生に一度、一夜限りのユーフォリア。ARIA The CONCERT 開催決定!! <日時> 2007年11月30日(金) 開場17:30 開演18:00 <場所> 日本青年館大ホール(東京都新宿区霞ヶ丘7番1号) 前売り\5,800(税込) 全席指定 チケット発売日:2007年9月1日(土) <出演> Choro Club feat.Senoo、牧野由依、窪田ミナ 葉月絵理乃、河井英里、ROUND TBALE、SONOROUS (順不同) 【プレイガイド】 キョードー東京 03-3498-9999 電子チケットぴあ 0570-02-9999 ローソンチケット 0570-084-003 CNプレイガイド 0570-08-9999 イープラス http //eplus.jp 主催:キョードー東京 http //www.kyodotokyo.com 03-3498-9999 協賛:ARIA company 制作:JVCエンタテインメント 制作協力:ホリプロ
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【名前】 アルフォースブイドラモン 【読み方】 あるふぉーすぶいどらもん 【世代】 究極体 【種族】 聖騎士型 【タイプ】 ワクチン 【必殺技】 シャイニングVフォース 【所属】 ウイルスバスターズロイヤルナイツ 【詳細】 伝説上の究極体の聖騎士型デジモン。 古代デジタルワールドから伝わる「予言」の中だけに登場し、その「予言」にはネットワークの守護神「ロイヤルナイツ」の出現が書かれている。 「『ロイヤルナイツ』と呼ばれるデジモン達はデジタルワールド最大の危機の時に『予言』の元に集う」と謂われ、ロイヤルナイツの中でも神速のスピードを誇る自身の動きを追える存在は皆無に等しい。 両腕に「Vブレスレット」を装備し、そこから武器やシールドが展開する。 更にクロンデジゾイドの中でも希少な存在で最軽量のレアメタル「ブルーデジゾイド」製の聖鎧に身を包み、空を裂き、大地を割る。 X抗体バージョンも存在する。 必殺技 シャイニングVフォース 胸部のV字型アーマーから光線を掃射する。
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23時 ■性別 女性 ■学年 三年生 ■所持武器 刹那主義 ■ステータス 攻撃:3 防御:0 体力:10 精神力:5 FS(快楽):12 23時のシンデレラ タイプ:特殊カウンター型 効果 :このキャラクターは処理を戻す能力がある 移動、攻撃、発動をするかしないかを変更する...FS1 移動進路、攻撃・発動対象の変更...FS2 攻撃・発動処理のダイス振りなおし...FS3 変更タイミングは対象行為を終え翌行動に移る前まで 範囲+対象:周囲1マス 時間:一瞬(単発) 制約 :効果末のFS消費 発動率:100% 成功率:100% 能力原理 時間を巻き戻す能力を持つ。 戻せる時間は総計一時間のみ。 キャラクタ説明 なんらかの心理的欠陥を持つ少女のみが目覚める特異型魔人「シンデレラ」。 彼女は刹那的快楽を好み、自ら幸福から遠ざかっていた。 高級な衣、装飾品、香水に身を包み、ハデすぎない化粧で男を漁っている。