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ある日の放課後、いかせのごれ高校の図書室。 図書委員会が始まろうとしていた。 「全員いるかー?」 「「「いまーす」」」 「よーし。じゃあ委員会の活動を始める。 今回の活動内容は、図書の整理と新書の入れ替えだ。 特に図書整理はコーナーがばらばらになっているので、心して直すように」 「「「はーい」」」 「委員長、心して直すって具体的にどんな感じっすか?」 「ん?んー…ほら、本棚の隙間とかに薄い本が落ちてたりするじゃない」 「あー、ありますね」 「あと、本棚の上に置かれてたりとか」 「うんうん」 「そういうものもきちんと見つけて本棚に返すこと!じゃ、始め!」 図書委員長、我孫子佑の一声を皮切りに、図書委員の面々が各々本棚へと散らばった。 「せんぱーい、入れ替えた新書ですけど、これはどこに置いたらいいですかー?」 「あー、それは動植物コーナーに入れといてー」 「委員長ー、シリーズ物が一冊足りませーん」 「ああ、それはいいんだよ。借りられてるから」 「…あ!三鷹かもめさんの新作…」 「こら!勝手に読まない!!」 「だって面白いんですよ!?」 「分かってるよ!私だって仕事放ったらかして読み耽りたいの抑えてやってんだから! だからちゃんと委員会の仕事終わらせなさい!」 「委員長ー、本音出てる本音ー」 時折脱線しつつも、何とか委員会の仕事は無事終了したようだった。 「…うん。今日はこのぐらいかな」 「「「お疲れ様でしたー」」」 「はい、お疲れー」 委員会は終わったようだが、誰も図書室から出ようとはしない。 それどころか、各々読みたかった本を手に取り読み始めた。 …図書室から人がいなくなるのは、もうしばらく後のようだ。
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【検索用 Abyssしんえん 登録タグ 2008年 A KAITO MEIKO VOCALOID シンP 初音ミク 曲 曲英】 + 目次 目次 曲紹介 訳詞 コメント 作詞:シンP 作曲:シンP 編曲:シンP 唄:KAITO、MEIKO、初音ミク 曲紹介 曲名:『Abyss -深淵-』(Abyss -しんえん-) 訳詞 われわれはどこから来て そしてどこに行くのだろうか この世界はいつから生じ そしていつ消えるのだろうか この世界に果てはあるのだろうか その先には何があるのだろうか 時間はなぜ動き出し そしていつか止まるのだろうか この大地には風が吹き 多くの動植物であふれている 蒼い海は多くの命をはぐくみ 血液のように循環する 大空からは太陽の恵みが 新しい活力を与えてくれる もし自由に空間を移動できる 船があったらどこに行こうか もし時間を自由に操れる 時計があったら何をしようか 今まで見えないものが見れたら 世界はかわるのだろうか それとも我々はその大きさに 押しつぶされてしまうのだろうか だがこのちっぽけな生物は 探求することをやめないのである この宇宙は無限の真空から 生まれたといわれている そしてまた無へと収束しそれが 繰り返されるといわれている 我々は何も知らないまま消え行く はかない存在なのだろうか いや, この世界の行く末を 見届けるまであがき続けるのだ コメント 仕事早wwでも、これってある意味で歌詞じゃないよね。訳詞(笑)!? -- 名無しさん (2008-07-13 21 26 52) アルファベットの歌詞職人待ちですな -- 名無しさん (2008-10-02 12 20 12) この曲、知らない間にipodに入っていた。 アルバム名ヴォーカロイド アーティスト名匠シン -- 名無しさん (2009-04-28 23 45 33) 名前 コメント
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RANK 》A ヒルベルトAC // ズィーベンゲボーテ Hilbert // SIEBEN GEBOTE ”気楽にしたまえ。君が失敗したとしても、そのときは死ぬだけだ。” 機体名 ズィーベンゲボーテ - SIEBEN GEBOTE 識別名 ヒルベルト - Hilbert 所属 惑星封鎖機構/ピジョンズ 戦闘評価 Aランク 強化世代 第2世代 老練の独立傭兵。惑星封鎖機構が雇用したピジョンズの一員。 木星圏のアリーナにおいて特例上位ランカーの昇格を担当する監査役であり、彼を実力で打ち倒すことが 木星圏で最も至強な傭兵の座を志す者にとっての、最後の試練となる。 かつては98.6%という傑出した作戦成功率を誇った歴戦の傭兵であり、そんな彼の戦績にただひとり 土をつけた者こそかつての伝説、アインザックの操るナイトホークであった。彼らは互いについて、無二の 戦友にして宿敵であったといい、数多くの戦場をともにし、ときには敵として死闘を繰り広げた。 今なお現役の傭兵として活動しており、オールマインドによる高等傭兵試験の監査も務めている彼だが、 アインザックが封鎖機構の依頼を受ける際に声をかけたところ、二つ返事で承諾したという。 趣味は動物を飼うことであり、様々な動植物が飼育されている彼の私室は、「箱舟」と呼ばれている。 搭乗機体は、多様な企業のパーツで構成された重量二脚型で、火力、耐久性、状況対応能力のいずれにも 秀でたハイレベルオールラウンダーの機体に仕上がっている。それゆえどのような機体で挑んだとしても、 本人の実力が伴わなければ勝利には能わない。対峙する者の力を試すかのような機体構成は言いようのない 威圧感を放ち、寡黙な彼が辿ってきた戦歴を雄弁に物語る。 関連項目 ≪ピジョンズ≫ ヴェロニカ アインザック ブラッドベリ オーラヴ キャスパリーグ ソロリーヴス 投稿者 redbeko
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”雪解けの時”/The Thaw 世界呪文後に始まった、全ドミナリア/Dominaria規模の温暖化、それに伴う諸々の現象およびその期間を指す言葉。 2934ARから20年間続き、一旦霧氷風/Rimewindの影響で2年間中断するが、それ以降、気候が安定するまで気温は上昇した。 温暖化により、融けゆく氷河の下から新たな大地が現れ、やせた土地は緑豊かになり、凍りついていた海は再び船の行き来が可能になった。しかしその反面、海面の上昇による洪水・土地の水没、氷河の後退によるクレバス、難民、飢饉、動植物の減少や大移動、疫病の大流行、大小様々な規模の雪崩などの災厄が襲った。 上記の事象を反映して数多くの別名を持つ。例えば、花の時代(the Age of Flowers)、嵐の時代(the Age of Storms)、洪水の時代(the Age of Flood)など。 恩恵を受ける人々は、世界呪文をかけたフレイアリーズ/Freyaliseやそれに関係した者(ヤヤ・バラード/Jaya Ballardやジョダー/Jodahら)を褒め称える。だが一方、疫病や洪水、天変地異に苦しめられる人々は、彼らをウルザ/Urzaやミシュラ/Mishraと同列に扱い、呪詛の言葉を浴びせる。 2954〜2956AR、寒冷を魔力の拠り所とする霧氷風教団/Rimewind Cultはこれに反発し、再び氷河期を到来させようと試みテリシア/Terisiare大陸で戦いを起こした。 ”雪解けの時”は、これまで「アライアンスの時代」や「同盟時代」などと呼び習わされてきた期間で、コールドスナップにおいて新規に設定された名称。 参考 アイスエイジ アライアンス コールドスナップ フレイアリーズの世界呪文/Freyalise s World Spell The Eternal Ice(小説) The Shattered Alliance(小説) 背景世界/ストーリー用語
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このページの説明 質問このスレについてこのスレってなんなの? なりきりスレって? RPってどうしたらいいの? キャラクターってどうすれば…… 入りにくい 世界観についてここってどこ? どれぐらい強いの? 勝てるの? なら圧倒的能力でケモノ相手に無双だ! キャラクターについてこの手術っていうので得られる能力はなに? 何人まで作っていいの? このページの説明 単純にいうと疑問とか一括で答えてしまおうという場です それほど充実していません、今は 質問 このスレについて このスレってなんなの? なりきりスレです なりきりスレって? RPG(ロールプレイングゲーム)のように自分がそのキャラクターになりきる、それがRP(ロールプレイ) それを行うスレがなりきりスレです RPってどうしたらいいの? 分からないなら一度スレの流れを読んでみましょう それでも分からない場合は避難所で質問するのも手です キャラクターってどうすれば…… 避難所で一度聞いてもらえればお答えします 入りにくい 入ったら意外と楽しいものです、みんな誰でも最初は初心者、気楽に肩の力を抜いて 世界観について ここってどこ? 異世界です、ケモノという化け物に侵略されています どれぐらい強いの? 腕の一振りで普通の人間を十数人なぎ倒すほどに 勝てるの? あなたがRPするのは強化改造人間です、心配しなくても大丈夫です なら圧倒的能力でケモノ相手に無双だ! 出来ません 何度でも言います、出来ません 人を簡単になぎ倒すケモノ相手にたかが強化人間で無双できるわけないですから キャラクターについて この手術っていうので得られる能力はなに? その動植物によりけりです ただ、その動物のいい点だけではなく悪い点も引き継がれるので注意しましょう 何人まで作っていいの? メインとサブ、合わせて二名までです、少なくとも今はそうです
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/`X r―-‐y'// ∧ _,,,. -――- ..,,_ r=ニ三/´ ̄ ̄ ̄`丶ー-----=ニ.._ `丶. \、〃 . "´ \ `丶、 丶、 / .. ヽ ` . 、 \ ,' . ヽ 丶 \ ,' . } \ ヽ |. / ヽ , | / .', ', | / } l| ', ,' / | | ' l | | | ヽ ' | j.ノ 丶 / ', /′ \ 〃 V \ __/ \ } ヽ \ ハ n l },、,、( 丶- _____,ノ 、U / _r_) , ヽ_ _r_) , ヽ_ iト ∞ァ' 'ー―〈 r|ー一' 'ー―〈 r|一' `ヽ._ノ ヽ| ヽ| 名前:ハト 性別:オスorメス 原作:実在動物 一人称:なし 二人称:なし 口調:鳴き声 AA:汎用AA/動植物/動物/鳥 世界的に広く分布する、ハト科の鳥類の総称。 紀元前から人間に飼育されていた記録があり、その歴史はニワトリに匹敵するほど古い。 その用途も伝書鳩やレース鳩、手品など幅広く、中国や地中海沿岸では食用にされたりもしている。 丸っこく愛嬌のある体型をしており、警戒心が薄く人里でも平気で暮らすことからか、 聖書や多くの神話で神の使いとされたり、穏健派の政治家を「ハト派」と呼ぶなど、協調や平和の象徴にされたりしている。 近年ではそのイメージのために捕獲や駆除の対象にならず、数が増えすぎて害鳥(*1)扱いされることもある。 やる夫スレに出る場合も、神の使者だったり神そのものだったりで、ハトそのもので出ることはあまりない。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 異世界掲示板の片隅で オリジナル 掲示板の管理者である神の一柱 準 第1話 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考
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詩歌藩国では昨今の異常気象に関して調査を続けてきましたが、原因の一つとして地熱の上昇が挙げられます。 なぜ地熱が上昇しているのか、引き続き調査を進めますが、住民各位には変事への対応をよろしくお願いします。 エコポイントの導入と冷房機器の税制優遇 詩歌藩国では暖房機器は行き渡っていましたが、冷房という概念がほとんどありませんでした。 急激な温暖化の結果、この夏は冷房機器が必要となっています。 冷房機器の導入、冷蔵庫の買い替え、TVの購入などで環境にやさしい省エネ製品を購入してもらえれば温暖化をわずかなりと抑えられますし、自然との共存という国の方針とも合致します。 エコポイントはそういった製品の購入の際、より環境にやさしい製品ほど多く与えられるポイントです。 このエコポイントは省エネ家電や商品券と交換する事が出来ます。 また、冷房機器に関しては当面税制の優遇措置を撮ります。 避難準備 地熱の上昇が火山の噴火に繋がる場合、王都の山脈側地域などに被害が出る可能性もあります。 火山活動が活発化している場合、地震などの予兆が現れるため、避難指示が出た際には静粛に従ってください。 避難場所として火山の影響を受けない浮遊島、次いで別の島となる第二階層を開放します。 繰り返しになりますが、まったく予兆なく噴火することなどはありません。 大地の声に耳を澄まし、異変に適宜対処する事が必要です。 防溝工事、地質調査 チップボール部隊による防御溝構築と、山脈周辺の地質調査を行います。 地熱上昇の原因究明、周辺の動植物の保護を兼ね、対策を講じます。 #溝を掘って防御陣地を構築します 。気休めではありますが、調査を兼ねて。 地鎮祭のお知らせ 霊峰シュティオンを戴く亀神殿にて、地鎮祭が行われます。 皆さんお誘い合わせの上おいでください。 九音・詩歌
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イメージ 南洋に浮かぶ太古の原生林に覆われた巨大な火山島。 恐竜種を初めとする原始の巨大生物や竜種にも匹敵する強力な魔物が多数生息している。 島の中央部にはこの島に暮らすデルモンガ族が作った石造りの迷宮があり、最奥には膨大な量の金銀財宝が隠されているとの事。 それ以外にも火山周辺やその地下深くには数々の魔石やアダマンタイト等の希少金属の一大鉱脈が眠っているとも噂される。 莫大な資源や財宝を目指して数多の冒険者やトレジャーハンターがこの島に挑んだが、無事に帰って来た者は少ない。 強力な原生生物や部外者に敵対的な原住民達に阻まれ、迷宮に辿り着く事すらも困難を極めると云う。 迷宮へ到達した数少ない一人であるリスリー博士によれば、迷宮内部も夥しい量のトラップが仕掛けられており生半可な装備では入り口から一歩も前に進めなくなるだろうとの証言も。 屈指の危険地帯として恐れられているが、同時に多くの冒険を成し遂げた実力者達が自らの力を試そうと目指す『冒険の最果ての地』とも呼ばれている。 関連 デルモンガ族 モンガ港 この島唯一の港。 モンガ湯 ス・ンゲェ滝 デ火山 ラシ・マロタウウ アミュグダルス・ペルシカ シウ=カトル デオ=トル 大戦士 デク=トリ 部族長 バルガ:ビドガ:ブドル:ベドル ブルゴ・ウル・パワ ムビエル三兄弟 イカカ・ラーカ イル・ウーン デルモンガの仮面 デルモンガの投げナイフ デルモンガの槍 ラム・ダオ 樹上猿酒 ヘブンズゲート モンガビール 「デルモンガの木の実集め」 生息する動植物 アグリマイムー エレキカンディル 騎鳥(奇種) ギャングバット 串刺し蜂 グルシュコルゲィン ゴリフォン シヅツマテガイ スカーク スラトパル デーフォルミス・アルノルディ デルモンガクルミ デルモンガサーベラス デルモンガデンキウナギ デルモンガリザード デルモンペッパー トールファーン ラマニュ リトルドラグ 精霊 クァトルマーヤ ラステカケツァル 目次に戻る
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文化 名前 1位 2位 3位 トルヒーヨ テルナーテ アンボイナ リマ 備考 地理学入門 15 ○ × × 海洋測量技術読本 ○ × × 動植物図鑑 ○ ○ 暴君のオーブ 25 ○ × ○ ○ ギリシャ神(女神)の護符 12 25 30 ○ × × ○ 太陽の護符 25 × × ○ ○ 月の護符 25 ○ ○ × × ヒンドゥー神(女神)の護符 37 × ○ ○ × トンスラ 10 ○ × ドガリーヌ 12 25 30 × ○ 降誕節用アルバ 75 90 ○ ○ ○ ○ 縫製R15 復活節用アルバ 125 150 ○ × × × 探索:ビスケー湾南岸 葬送用アルバ 125 150 ○ × × 殉教節用アルバ 125 150 ○ アッラシードの像 80 ○ × × 探索:トルコ北岸・紅海東岸 ディアナの像 50 60 ○ × フレイアの像 50 60 × ○ × ヴィーナスの像 65 81 × ○ × × ダヌの像 ○ × ホーネット × × ○ 海竜の紋章 商業 名前 1位 2位 3位 トルヒーヨ テルナーテ アンボイナ リマ 備考 羽付きボネ 5 ○ ○ マント&ダブレット 20 × ○ ケープ&ダブレット 25 ○ × ジュエルターバン 45 54 ○ ○ ○ ○ 縫製R8 シルク製シャマール 45 × × ○ ○ サテン製シャマール 30 ○ ○ × × 名君のオーブ 50 60 ○ × × ○ 聖母の御守り × ○ ○ × ジュエリーカット緑の書 50 60 ○ ○ × ジュエリーカット青の書 50 60 ○ ○ × × ジュエリーカット赤の書 50 60 × × ○ ○ ジュエリーカット黄の書 50 60 × × ○ ○ 道化服の縫製法 180 ○ ○ ○ 高級胴衣の縫製法 180 ○ ○ ○ ○ 武装 名前 1位 2位 3位 トルヒーヨ テルナーテ アンボイナ リマ 備考 ケルトの腕輪 25 50 60 × ○ ○ 将軍のオーブ 25 50 60 × ○ × × メイントップローヤルスル 35 ○ ○ ○ 硬化銅板 45 90 ○ × 硬化ローズウッド板 50 100 120 ○ × × 削剥ローズウッド板 50 100 120 × × × 大型船首楼 37 75 90 ○ × × 大型船尾楼 50 100 120 × ○ × × 追加大スパンカー 60 70 × × ○ ○ 追加大スプリット 45 × ○ ○
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サイレンが鳴り響いた。 「怪獣襲来!怪獣襲来!」 授業中の教室がざわめく。 ここはとある目的のために作られた全寮制の女子高だった。 ここでは、全国から集められた女の子が集い、普通の学生生活を送る。 とくにどこが違うということはない女子高だった。 このときを除いては。 放送は続けて言う。 「今日の食事当番は1年7組に決定しました。 1年7組の生徒たちはすぐに用意をしてグラウンドに集まってください」 1年7組のざわめきがひときわ大きくなる。 驚きの表情のまま固まる者、やおら涙を浮かべ泣きはじめる者、 決意の表情で黙りこむ者、母親の名前を叫ぶ者。 すぐに担任の先生が教室にやってきた。 「先ほどの放送のとおり怪獣が南海上に現れました。 ただいま変身担当の方が巨大化の準備を始められています。 あなたがたもすぐに服を脱いでグラウンドに集まってください」 表のプール。普段使われているプールとは別に用意された赤茶色の液体が満ちているプールには 一人の男が全裸で浸っていた。 このプールにはさまざまな動植物から集められた栄養素。特にたんぱく質が満たされており、 特殊体質の隊員がそこに入ることで、栄養素を吸収、急速に巨大化できるという仕掛けだった。 しかし、動植物だけでも巨大化は出来るがそれだけでは困った副作用が現れる。 彼が地球を救うヒーローとなるためにはもうひとつの条件が必要だった。 服を脱ぐのを躊躇している生徒がいたのを見た先生がその生徒に近づいていった。 「ぐずっ…せん…せい…あたし…どうしても…食べられなきゃ…いけないの?」 それを聞いた先生は優しく覗き込んで諭してやる。 「そうよ。ちなみちゃん。あなたたちはそのためにいるの。」 ちなみと呼ばれた少女はぐずりながらうなずく。 「残念ながら人類には巨大な怪獣を独力で倒す力はないの。 いつも警備隊の人たちが出て行ってるけど、みんなあっという間にやられてしまう。 最近は相次ぐ消耗で技量が低下したのか怪獣に不用意に近づいていっては叩き落とされたり、 遮蔽物のないところで戦車の大群を出して踏み潰されたり。そんなことしかできなくなった。 だから、今巨大化しているあの人が戦わないといけないの。 そのために、あなたたちが栄養になるためにいるのよ。 あなたが栄養にならないとあなたの家族や親類、友人。弱い子供や老人が何人も殺されちゃうのよ。」 やがて、覚悟を固めたのかその生徒も服を脱ぎ、下着に手をかけ始めた。 それに満足した先生はそのままその場を立ち去り、教壇に戻った。 やがて、全裸になった生徒たちが列を組んでグラウンドに集まっていた。その数30数人。 それを2つのグループに分ける先生たち。 「前のグループの人たちはグラウンドの中央に集まってください。 残りの人たちは後ろで待機。前のグループの人たちが食べられてから中央に移動してください。 いわれたとおりに10人程度の生徒たちが中央に集まった頃、「それ」はやってきた。 銀色の体に黄色い目、その両手は翼のように広がり、いくつもの牙と赤い粘膜を露にしていた。 怪獣としか表現しようのない姿、それこそが先ほど特殊プールに身を投じた隊員のなれの果てだった。 動植物だけで構成された栄養。それをあまりに多く取り過ぎたために 人間の姿、理性を保つことが出来なくなった姿はまさに怪獣そのものだった。 この怪獣が世界を救うヒーローになるためには、それに匹敵する人間、 それも少女を栄養として大量に摂取しないといけない。この女子高はそのために作られたものだったのだ。 教室からは、友達の姿を見届けようという生徒たちが窓際に張り付いていた。 怪獣は、中央の生徒たちを抱え込むようにさらい上げ、大きく開いた翼型の口に放り込んだ。 わきあがるどよめきは3種類に分けられた。 後ろの列の女の子が発する悲鳴。 窓際の女の子が放ったどよめき。 そして、食べられた生徒たちがはなつ最期の叫び声。 外からは大きく膨らんだ口がもごもごと動きながら生徒たちを咀嚼している様がうかがえる。 口の中から上がる悲鳴が徐々に小さくなり、消えてゆく。 それに代わって、女の子の骨や肉を噛み砕く音が大きくなってゆく。 時々、口の隙間からこぼれる手や足の一部、それに真っ赤な血液が彼女たちの運命を 雄弁に物語っていた。 それを見て泣き出す少女たち。 とくにグラウンドに残る全裸の少女たちは真っ青になっていた。 自分も、もうすぐああなる。 徐々に小さくなってゆく口。その中では食べられた少女たちが少しずつ飲み込まれ、消えていっていた。 怪獣の体が徐々に滑らかな銀色に変わり始め、顔も少しずつ変化していった。 体も大きくなっていた。 それを見た先生が残った20人の生徒をグラウンドに集めはじめる。 そのなかには、先生に諭されて栄養になることを決意したちなみもいた。 「洋子ちゃん、ひろみちゃん、千尋ちゃん…うう…ぐす…」 さっき食べられた友達の名前をいいながら泣く。 捕食の現場を見たばかりだけに、何人かの生徒たちはぐずりながら立ち尽くしていた。 もう、逃げる気力も残っていない、そんなありさまで立ち尽くしていた。 失禁した生徒もいたが、誰も問題にはしなかった。 「ちなみちゃん、わたしがいるよ」 勤めて気丈な声で隣の少女がいう。 「和美」 和美と呼ばれた少女はクラス委員長だった。 自分の運命を覚悟したのか悟りきった表情で、ちなみに声をかける。 「わたしが、最後までちなみちゃんのそばにいてあげる。みんな一緒だから。」 「…あ…ありがと…う…ぐす…」 泪をぬぐって上を向く。すでに、大きな口は目の前に覆いかぶさっていた。 一瞬、足元の地面が消え、ふっと体が宙に舞う感覚があった。 視界は暗転し、生徒たちの悲鳴がこだまする。 口の中に納まった少女たちはもみくちゃにされながら唾液にからめとられていく。 すぐに、口内の幾つもの牙が少女たちを貫き、むさぼり始める。 「ぎゃぁ!痛い!痛いよぅ」 「助けて!ママ!」 手や足、お腹を噛み砕かれた生徒が悲鳴をあげる。 ざく、ざくと咀嚼を繰り返すたび生徒たちの体はすりつぶされ、血を飛び散らせ始める。 ちなみは、中央部にいたのが幸いしてかまだ無傷だった。 しかし、唾液や生徒たちの血、それに肉や骨が飛び交う中、牙が襲うのは時間の問題だった。 真っ暗な中、自分がどこにいるのか分からない、その中で目の前にごろりと噛み砕かれた首が飛び込んできた。 暗い中でも、その顔は不思議とはっきりわかった。和美だった。 表情は穏やかで、満足して食べられたことを示していた。 「いやぁぁぁ!」 和美の首を抱えながらちなみは泣いた。 それを封じるように、牙がついにちなみにも襲い掛かる 最初に噛み千切られたのは下半身だった。腹部が貫かれ、太腿の肉が咀嚼される。 上半身が千切れ飛ぶ寸前、ちなみははぐれそうになった和美の首をしっかりと抱きしめた。 「最後まで、いっしょにいよう」 そうつぶやいたままちなみの意識は消えていった。 ちなみの下半身は他の生徒の体と交じり合い、ミンチへと変わっていった。 はぐれた上半身は内臓をあちこちにまきながら血や唾液とともにもまれる。 その中でも、腕はしっかりと和美の頭部を抱えたままだった。 その上半身に、牙が襲い掛かった。 ちなみの頬が、胸が、残った和美の頭とともにバラバラになり、 撒き散らされた自分や友達の中身とともに交じり合ってゆく。 もはや、生徒たちの中で形をとどめているものはいなかった。 噛み砕かれた彼女たちの顔や乳房、粉々になった膣や内臓、繊維のようにぼろぼろになった 柔肌や手足の肉にその名残を残しながら、怪獣に生身の女の子の味を伝えるだけだった。 滴るような女の子の旨みを味わうようにぐちゃぐちゃと長い時間をかけて 咀嚼した怪物は、少しずつ、それを飲み込み、消化していった。 すべてが終わったとき、グラウンドには撒き散らされた生徒の名残と、聳え立つ銀色のヒーローがいた。 ヒーローは地面を蹴り、空を飛んでゆく。 怪獣を倒し、地球の平和を護るために。 名前 コメント すべてのコメントを見る