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ここを編集 ■スター☆トゥインクルプリキュア 作画監督 37(池・森・臼) ■爆丸アーマードアライアンス 作画監督 7(村・吉・大) 15(村・吉・大) 23(村・吉・大) ■関連タイトル Blu-ray スター☆トゥインクルプリキュア vol.1 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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露里 紺 (つゆさと こん) 【CG】 【プロット】 【シナリオ1】 【シナリオ4】 【紺ルートイベント「境遇」】 CG 絵師: Mドール ◆ZDrNErBpMU プロット 初期設定 小学4年生 長い黒髪で、目つきが悪く(常にレイプ目)大人しい……というよりも殆ど無感情。 成績は運動勉強共に超優秀。 夏でも長袖を着ており、ボロボロの人形を常に携帯している。 今は両親はおらず、主人公の家に引き取られている。 主人公含め、大人に触られるとビクリとする。 シナリオ担当からの追加&変更設定 主人公の家に引き取られた理由は、母親が若い男と蒸発し、 父親もまた、母親の面影を強く残す紺を育てる自信を失い、蒸発。 大人に触られるのを拒絶するのは、 自分を愛してくれていると信じていた両親に裏切られてしまい、 人間不信になっているから。 だけどその分、家族の愛情を求めている。 ストーリー展開 序盤は主人公に限らず人間関係を避けようとする紺と、 少しでも信頼してもらい、仲良くなっていく事に重点を置く展開を心掛ける。 中盤辺りにスレで提案のあった遠足での遭難イベントなんかをキーイベントとして組み込んで、 絶対の信頼を築いて、終盤は主人公とちゅっちゅしながら、 他の子供達や大人とも笑顔で接する事の出来る子になれるような話で締めくくる。 もしくは、紺の両親が自分達のした過ちを悔いて、紺ともう一度家庭をやり直そうという話にする。 シナリオ1 麗らかな朝の日差しがカーテン越しに差し込み、 雀やら梟やら、他にもあまり聞き覚えの無いような鳥の声でうっすらと目が覚める。 日差しは春を感じさせるような温かみがあるが、 大気はまだ、肌に張り付くような冷たい冬の名残を感じさせる。 まだ朝は早く、陽は完全に登っていないのに目が覚めてしまったのは、 馴れない環境で迎えた朝だからなのか、 それとも新しい生活にどこか心が昂ぶっているのか…… 僕「ん……折角早起きしたんだし、久しぶりに僕が朝ご飯を作るのも悪くないかな」 布団を捲って起き上がろうとすると、僕の脇で何やらもぞもぞと動く気配を感じた。 僕「ん?」 布団を捲り上げると、そこには僕の腰にしがみつくように丸くなっている女の子がいた…… 僕「……何これ?」 断っておくが、僕には幼女性愛嗜好も、 人様に目を向けられないような犯罪行為に手を染めた事も神に誓ってない。 だけど見る人が見れば、あらぬ嫌疑を掛けられてしまいそうな、 そんな光景が朝っぱらから目の前に広がっていた。 僕「まいったな……」 僕の腰にしがみついている女の子は、僕のパジャマの裾をぎゅっと掴んでいるせいで、 簡単に離せそうにはない。 僕「仕方ない。もう少し眠るか……」 女の子の頭を軽く撫でると、心なしか女の子の寝顔が穏やかになったように感じた。 僕「妹が出来るってこういう感覚なのかなぁ」 そんな事を考えながら、僕はもう一度目蓋を閉じた。 僕「おはよ~」 もう一度目を覚ますと、隣で眠っていたはずの女の子の姿は無く、 軽く目蓋をこすりながらリビングに降りると、 父さんが地方紙を読みながら、朝食を始めていた。 父「なんだ、料理人なのに随分朝が遅いんだな」 僕「今はまだ休職中」 父「お前、今流行りのニートって奴になりたいのか?」 僕「違うっての! 専門学校卒業してから五年間。ほとんど休まずにホテルで修行してたんだから、 少しくらい休ませろって話をしてるの!」 父「遂にうちの家系からニートを出してしまうとは……ご先祖様に何と申し開きをすればいいのか」 僕「人の話聞けよ……」 母「まあまあ、折角家族全員が久しぶりに揃ったんですもの。 しばらくはゆっくりと羽を伸ばしてもらっていいじゃないですか」 台所から盆を持って出てきた母さんは、テーブルに三人分の朝食を並べる。 母「はい、紺ちゃんも一緒に朝ご飯にしましょう」 母さんに呼ばれると、人形を抱えた女の子が不安そうな顔で、僕の様子を伺いながら、 僕と向かい合う位置に座る。 僕「おはよう、紺ちゃん」 紺「おはよう……ございます」 出来る限りの笑顔で僕は紺ちゃんに挨拶をするも、 紺ちゃんは挨拶を返してくれても、僕と目を合わせてはくれなかった。 朝、僕にしがみついていたこの女の子は、露里 紺。 両親は色々と生活にだらしがない人だったらしく、 借金に借金を重ねて遊び歩いた挙句、子供である紺ちゃんを置いて夜逃げ。 残された紺ちゃんには頼れる親族のいなかったので、 たまたまこの町に引っ越してきたばかりの僕の両親が事情を聞いて、 紺ちゃんを家で引き取っているのだった。 母「でも良かったわ~。二人とも会った早々、仲が良さそうで」 僕「何で?」 僕と紺ちゃんの間に流れているこの微妙な雰囲気の中でも、 母さんは平然と暢気な事を言ってのける。 母「だって~、夕べは二人で仲良く同じ布団で眠っていたじゃない。 お母さん、ちょっと驚いちゃった」 驚いたのは僕の方だ。何でそれを知っている? 母「夜中に紺ちゃんが部屋にいなかったのよね~。 ま~さか会ったその日に一緒の布団で眠っているとはさすがの母さんも思わなかったから、 見つけるのに時間掛かっちゃったわ」 人の心を覗いたかのように、母さんはにやにやと口の端を歪めて言う。 母「仲がいいのは結構だけど、あと10年は紺ちゃんに手を出しちゃダメよ。 可愛い息子が警察に連れて行かれる姿は想像するだけで、母さん胸が痛くなるから」 父「息子よ……俺はお前を理性ある大人に育てた上げたと信じているぞ」 僕「だーっ! 二人とも朝からくだらない事言ってんじゃねー!」 父「何を言うか。朝に愉快な会話があってこそ、 一日が楽しく過ごせるかどうか決まってくるんじゃないか」 母「そうよねぇ~。お父さんは良い事言うわ~」 紺「ご馳走様でした……」 うちの両親が馬鹿っ話をしている間に、紺ちゃんはご飯を食べきっていた。 母「おかわりはいらないの、紺ちゃん?」 紺「お腹…いっぱい……」 母「そう、じゃあいってらっしゃい」 紺「はい」 置いてあったランドセルを背負って、紺ちゃんはリビングを出て行く。 僕「ふ~」 父「なんだ、溜め息なんかついて?」 僕「いや、紺ちゃんに嫌われてるのかなと思ってさ」 母「何言ってるの。女の子は嫌いな男の子の布団に潜り込んだりはしないわよ」 僕「自分の部屋と間違っただけなんじゃないの?」 母「だとしても、嫌われてはいないわよ」 僕「だといいんだけど……」 母さんの根拠の無い自信はどこから出ているのか分からないけど、 これから同じ家で住むんだから、出来るだけ仲良くなれれば……とは思う。 紺ちゃんが学校に出掛けた後、 僕はコーヒーをすすりながら、 父さんが読み終わった地方新聞の社会欄を流し読んでいた。 母「今日はこれからどうするの?」 朝食の後片付けをしながら、母さんが聞いてくる。 僕「もう少ししたら学校の方に行ってみるよ」 母「あら、お仕事は来週からじゃなかったの?」 僕「調理機材、まだちゃんとチェックしていないからね。 いきなりぶっつけ本番ってわけにもいかないから」 父「しかし、本当にいいのか? 一流ホテルで修行したお前が、 田舎の分校で給食作りなんて」 僕「何だよ、最初に勧めたのは父さんじゃないか」 父「いや、勧めてはいないぞ。ハゲの話を聞くだけ聞いてやってくれとは言ったが……」 調理系の専門学校を卒業した後、僕は都心の一流ホテルで修行を積んで、 早期定年退職した両親の住む、この時間の流れが止まっているかのような田舎に帰って来ていた。 帰ってきたと言っても、両親がこの新居を建てたのは五年前で、 この家で暮らし始めてからまだ三日ほどしか経っていない。 父「まさか引き受けるとは思わなかったからなぁ……俺とビストロやるのがそんなに嫌だったのか?」 僕「嫌だったら、ホテル辞めてこっちに引っ越してこないよ」 僕が都心から離れて、両親の住む田舎にやって来た理由。 それは「田舎で小さなビストロをやらないか?」と、 両親から誘われての事だ。 自分の料理を作ってみたいという思いと、 自分の料理を食べてくれる人の顔をもっと近くで見たいという思いが強くなっていた僕は、 気がついていたらホテルに辞表を出していた。 本当なら今頃は、父さんと不動産屋でビストロを開くのに手頃な物件を探しに行っていたのだろう。 だけど、父さんの紹介という小学校の校長先生と話す機会があって、 その校長先生の僕を説得する言葉の上手さと、未知の仕事に興味もあったせいか、 僕は父さんの誘いを断って、この田舎の分校で給食を作る栄養士兼調理師の仕事を引き受けたのだった。 父「こんな事ならあのハゲにお前を紹介するんじゃなかった。 絶対に断ると思った俺が甘かったな……」 母「駄目ですよ、お父さん。恩師に向かってそんな事言ったら」 その分校は父さんの出身校で、今の校長先生は当時の父さんの担任だったらしい。 僕「それに、まだ僕は自分の店を持つには早いと思う。 人に使われるのは馴れたけど、人を使う事はあまり得意じゃないし」 父「我が息子ながら情け無い……俺がお前くらいの歳の頃にはな、 母さんと二人でそこそこ大きなビストロを切り盛りしていたんだぞ」 ため息をつきながらも得意顔で父さんは過去の武勇伝を話し始めようとする。 こうなってしまうとこの人の話はすぐには終わらないのだが、 母さんが上手い具合に話に割り込む。 母「大手チェーンに吸収されましたけどねぇ~」 父「し、仕方ないだろう。あの頃はまだこいつも小さかったんだし、 資金繰りも厳しかったんだから……」 母「いいんですよ、お父さんの決断を私は信じていましたから。 その結果、お父さんは出世もいっぱいして、私達を幸せにしてくれたじゃないですか」 父「そうだろう、そうだろう。さすが母さんは話が分かる」 なんなんだろうね、このいい歳した万年熱愛夫婦は。 母「だから、今度は自分の子供の決断を信じてみたいとは思いませんか、お父さん?」 父「うぐっ……」 僕が生まれた頃、両親は自分が経営していたビストロを大手チェーン店の傘下に入れる事で、 大手チェーンの幹部の椅子と安定した経営環境を手に入れる事が出来たらしい。 だが、そのビストロは元々母さん側の実家筋が権利者だったらしく、 猛反対する母さんの実家を上手く取りまとめてくれたのが母さんで、 父さんは母さんには一生頭が上がらないそうだ。 僕「父さんが誘ってくれた時は嬉しかったよ。 今でも父さんと一緒に料理が作れたらと思っている。 料理の楽しさと暖かさを教えてくれたのは父さんと母さんだからさ…… だから、僕もこれから住む事になるこの場所の子供達に、 そういう物を教えられる事が出来たら、それはいい事なんじゃないかなと思ってね」 父「この歳になって彼女の一人も連れて来ないくせに、 変に口説き文句だけは上手くなりやがって……」 僕「ぐっ……彼女なんか作ってる暇無かったんだよ」 父「暇なんてもんは作るもんだ、この馬鹿者。 とっとと孫の顔を見せやがれってんだ」 母「まあまあ、いいじゃないですか。そういう事は人それぞれなんですし、 それに孫がいなくても、紺ちゃんを可愛がればいいんですから」 父「仕方ないな。息子と一緒にビストロをやる夢はしばらく預けといてやるが、 俺の話を断ったからには、いい仕事しないと承知しないからな」 僕「分かってるよ。ありがとう、父さん、母さん」 シナリオ: 炉人 ◆AcrOZINAC6 シナリオ4 子供達とのカレーパーティの後、 今度は自分の家のキッチンで、我が家の夕食を作っていた。 学校の子供達とは頼子ちゃんやリアちゃんのの手助けもあってか、 上手く打ち解けられそうだ。 ただ、一番身近になる子である紺ちゃんとは、 僕がまだこちらに引っ越してきてから一週間経っても、 まだ挨拶程度の会話しか交わす事の出来ない関係だ。 どうすれば紺ちゃんと親しくなれるのかずっと悩んでいたけれど、 今日のカレーパーティがきっかけで、どうすれば良いのか少しだけ見えてきた。 僕「母さん、今日の晩御飯、僕が作ってもいいかな?」 母「あら、いいの? お仕事の準備があったんじゃない?」 僕「準備はもうあらかた終わったよ。冷蔵庫の中、適当に使っていい?」 母「いいけど、どうしたの? 急に?」 僕「料理人が料理作るのがそんなにおかしい?」 母「貴方、調理学校通ってた時もホテル勤めていた時も、家で料理を作る事はあっても、 それはあくまで勉強の為で、自分からご飯作りたいなんて言った事ほとんどないじゃない。 それがどういう風の吹き回し?」 僕「随分、棘を感じる言い回しだなぁ……」 母「可愛い息子が料理人になっても、ちっともお母さんの為に料理作ってくれた事ないなぁ~、 寂しいな~。なんて事はこれっぽっちも思っていないわよ」 僕「……ごめん、これからは少しは作るようにする」 母「ふふふ、期待してるわよ。それで、今日の晩御飯を作ろうって思ったのは、 お母さんに対する罪滅ぼしってわけじゃないわよね?」 僕「新しい家族の為かな……」 母「ああ、なるほどねぇ~」 母さんには全てを語らずとも、僕が意図している事は分かってくれたようだ。 母「正直、助かるわね。私はお父さんや貴方ほど料理は上手くないし、 かと言ってお父さんも子供向けの料理はあまり得意じゃないから、 どうしたらいいのか少し悩んでもいたのよ」 父さんは僕と同じフレンチを基礎に学んだ料理人で、 母さんは経営や接客に対しての専門家なので、 子供が喜ぶメニューを考えるのは少し難しいらしい。 母「うちの店でやってた子供向けのメニューを考えていたのは本社の人達だし、 貴方は子供の頃から好き嫌いがほとんど無かったし…… あの子が家に来た最初の頃、一度だけお子様ランチ的な物を出した事があるのよ。 でもあの子は食べ終わってこう言ったの 「とっても美味しかったです。だけど、出来れば私も叔父さんや叔母さんと同じ物がいいです」 ってね」 それは遠まわしに私に気を使わないで欲しいという、紺ちゃんの意思表示なのだろう。 母「だから出来るだけあの子が喜びそうな物と、 私達の好みを合わせた物を作っているつもりではあるけど、 小学生の女の子と還暦間近の私達が美味しく食べられる物となると、 色々と難しいのよ……」 僕「好き嫌いはあるよね、やっぱり?」 母「多分あるはずよ。たまに無理して食べていたような事もあったから」 僕「無理して食べていた物って何?」 母「生のトマト。煮込んだりした物や、ケチャップなんかは抵抗がないみたい」 僕「他には?」 母「牡蠣も駄目だったかしら。他は大体大丈夫だと思うんだけど、 感情をなかなか表に出さない子だから……」 僕「その辺りは手探りで見つけていくしかないか。 ま、苦手そうな物は食べやすいような形を考えるよ」 母「それじゃあ、私も手伝うわ」 僕「えっ、いいよ。たまにはのんびりテレビでも見てれば?」 母「夕方のテレビなんて、万引きする主婦がどうこうとかどうでもいいのばっかりなんだから、 料理していた方が楽しいわよ。 それに、貴方と一緒にキッチン立つのなんて久しぶりだしね」 僕「分かった。それじゃあ、サラダ用のドレッシング作ってもらっていいかな?」 母「ウィ、シェフ」 父「お~、なんか豪勢だな、今日の夕飯は」 夕飯が完成して、リビングにやって来た父さんが感嘆の声を上げ、 紺ちゃんも色とりどりの食卓を見て少し驚いていた。 母「それは当家自慢のシェフと主婦が二人懸かりで作ったんですもの。このくらいは当然よね」 母さんと二時間ほど掛けて二人懸かりで作った物は、 子供の好きそうな物として、ポテトグラタン、長く煮込んだトマトソースをベースにしたナポリタン、 ピリ辛の手羽先チキン、薄味の海老ピラフ、レモン風味のコールスローサラダ他色々。 父さんと母さん用には、カツオのタタキカルパッチョ風、ゴーヤのお浸しカツオ風味、 カツオのちんこ(心臓)の煮付け、大根と生姜のサラダ他色々と、 全部で大体20皿前後くらい作る事が出来た。 僕「見た目色々あるように見えるけど、量はそれほどでもないよ」 両親と同じ物が食べたいと遠慮をする紺ちゃんの為に考えた僕の作戦。 それは皿の種類を多くする代わりに、一皿の量を少なめにする事によって、 子供も大人も好きな物と苦手な物を自分なりにコントロールしながら、 みんなで同じ皿を食べる事が出来るという物だ。 母「それじゃあ、みんな出来立てのうちにいただきましょう」 僕「紺ちゃん、何から食べたい?」 紺「あっ、自分で取りますから……」 僕「いいから、いいから。最初はグラタンでいいかな?」 紺「は、はいっ」 僕がグラタンを乗せた皿を紺ちゃんに渡すと、 紺ちゃんは申し訳無さそうに少し目を伏せながらグラタンを口の中に入れる。 紺「美味しいです」 よく見ていないと気が付かないくらいにほんの少しだけ頬を緩ませて、 紺ちゃんは僕の作った料理を次々に食べてくれた。 父「このちんこ美味いな~。結構高かったんじゃないのか?」 母「こらっ、お父さん! 小さなの女の子の前で下品な事言わない!」 父「だって美味いもんは美味いし、ちんこはちんこだろ~」 僕「父さん……」 折角、紺ちゃんと僕の間で少し張り詰めていたような空気が、 いくらか軽くなったような感じがしてきたというのに、 父さんに空気を台無しにされた気分だ。 紺「くすっ」 あっ、紺ちゃんが笑ってる。 父「紺ちゃん、カツオの心臓の事をな、珍しい子って書いて、ちんこって読むんだ。 さ、さ、紺ちゃんも食べてみるといい。んでもって、お兄ちゃんのちんこ美味し~って言えば、 うちの馬鹿息子も大喜びだ」 紺ちゃんのお皿にロクデナシの父が珍子を二つ、三つと乗せていく。 僕「喜ばねーよ!」 紺「叔父さん、いただきます」 父「うんうん、魚は身体にいいからどんどん食べるんだぞ、紺ちゃん」 紺「ありがとうございます。あっ、本当に美味しい……」 父「よーし、そこでお兄ちゃんのちんこ美味し~って……」 がすっ! 母「いい加減、セクハラ親父ギャグは止めましょうね、お父さん?」 日本空手有段者である母さんの寸頸が、父さんのわき腹を抉る。 父「す、すびばせん……」 母「ほら、紺ちゃん。そこの叔父さんはほっといていいから、もっといっぱい食べてね~」 紺「は、はい」 とまあ、こんな感じで馬鹿げた雰囲気のまま夕飯の時間が過ぎていくのだった。 夕飯も終わって後片付けの後、まだ寝るわけではないが布団に潜って天井を見上げていた。 僕「久しぶりに疲れたかな」 昼間は学校の子供達の溢れんばかりのエネルギーを目の当たりにし、 夜は自分でオーダーを考えて作る料理の難しさを実感したせいか、 ホテル勤務の頃よりも身体が疲れていた。 僕「どっちも上手くいったから、まぁ、いっかな」 とんとん 僕「ん? 母さん?」 ノックの音に反応して僕は上半身を起こす。 紺「あ、あのっ……紺ですっ」 僕がこの家に引っ越してきてから一週間。 紺ちゃんが僕の部屋を訪ねてきてくれたのは始めてだ。 僕「開いてるよ」 紺「し、失礼します……」 紺ちゃんは緊張しながらドアを開けて部屋に入ってきた。 夕飯で少しは僕と紺ちゃんの距離感は近づいたように感じるけど、 まだお互いの距離は家族といえるほどには近くには無い。 僕「どうしたの? あっ、夕ご飯美味しかった?」 紺「はっ、はい。とっても美味しかったです」 僕「良かった。毎日は難しいかもしれないけど、これからも出来る限り僕が夕飯作るから、 楽しみにしてもらえると嬉しいな」 紺「は、はいっ」 僕「ああ、ごめん。僕の話ばっかりしちゃって。何か用があるんだよね、僕に?」 紺「あっ、あのっ、昨日……じゃなくって、今朝はごめんなさいっ!」 僕「今朝?」 何かあったっけ? 紺「勝手に布団の中に入ってごめんなさいっ!」 僕「あ~、そういえばそんな事が……」 紺ちゃんは謝られている僕の方が罪悪感を感じそうなくらい、何度も何度も頭を下げる。 紺「夜、お手洗いに行って、部屋に戻ろうとしたんだけど、 その……まだこの家の中の事が良く分かっていないから怖くって……」 僕と紺ちゃんの部屋は二階にあるが、僕の部屋はトイレに近い位置にあり、 紺ちゃんの部屋は奥の方にあるので、周りに外灯なんかがまるでないこの田舎だと 夜中は正に真っ暗闇なのかもしれない。 そりゃ、多分僕でも怖いと思う。 紺「だから、ごめんなさいっ!」 僕「いいよ、気にしていないから。それにどっちかって言うと嬉しいし」 紺「えっ、嬉しい?」 僕「僕たち、今日までちゃんとこうやって話す事出来なかったからね。 話すきっかけが出来ただけでも嬉しいな、僕は」 紺「…………………………」 紺ちゃんはどう反応したらいいのか分からないのか、 両手を合わせて指先をもじもじとさせている。 僕「なんだったら最初から一緒に寝る?」 紺「そ、それはちょっと……」 僕「ははは、冗談、冗談。 でもこれから一緒に住むんだし、そんな事くらいじゃ怒ったりしないから安心して」 紺「ありがとう……ございます」 僕「一緒に住むんだからさ、敬語もやめよう。もっとこう友達みたいな感じで話してくれると嬉しいな」 紺「……頑張ります」 僕「うん、じゃあこの話はこれでお終い。はい、昨日の事は忘れました」 紺「はい……じゃなくて、うん。ありがとう……お兄ちゃん。お休みなさいっ!」 たったった! と驚いた猫のように紺ちゃんは自分の部屋へと戻ってしまった。 僕「お兄ちゃん……か」 学校で頼子や他の子供達にも呼ばれたはしたが、 紺ちゃんにそう呼ばれると少しむず痒いが、 どことなく暖かな気持ちに包まれながら、僕は布団に入って目蓋を閉じた。 都会から田舎に引っ越してきてから十日間。 ひょんな事から引き受ける事になった学校給食を作る仕事と、新しい家族。 そしていくつもの新しい出会いとが、僕の新しい生活に彩りを添える。 時は春、冬を越えて蕾が芽を開き、花を咲かせるこの季節。 僕は決して咲かせてはいけない蕾をこの胸に守り続けるよう、永久に誓った…… シナリオ: 炉人 ◆AcrOZINAC6 紺ルートイベント「境遇」 夕食が終わると、母さんに「ちょっと二人で話がある」と言われて、 番茶をすすりながら母さんが夕食の片付けを終えるまで待っていた。 母 「お待たせ」 片付けが終わった母さんは、無くなりかけていた湯飲みに茶を注いで、僕の前に座った。 紳士「それで、話って何? 母さんが父さんに聞かせたくないような話なんて珍しいね」 母 「別に聞かせたくない話ってわけじゃないわ。 あの人、今日は夜釣りに行っちゃってるし、 少し真面目な話になるから、そう言っただけ」 紳士「真面目な話って何?」 いつもの穏やかな表情の母さんではあるけど、 どことなく真剣な雰囲気を醸し出していた。 母 「紳士は紺ちゃんがこの家に引き取られる事になった経緯をどこまで知っている?」 紳士「紺ちゃんの両親が離婚して、二人とも蒸発しちゃったから 親戚のうちが預かるって事になった。って事くらいかな」 母 「離婚の原因とか、うちで預かる理由とかは他の誰かから聞いてないわね?」 紳士「うん、聞いていない」 母 「本当なら聞くほうも聞かされる方も愉快な話じゃないし、 こんな事は知らない方がお互いの為と思っていたけど、 紺ちゃんは少しずつ紳士に心を開いている。 だからこれから貴方達が家族として、そして人間として紺ちゃんと関わっていく上で、 紳士があの子を傷つけなくて済むように、そして紳士がその事で傷つく事がないように、 私の話を聞いて欲しい」 紳士「うん……」 母 「あの子の両親が離婚したのが今から二年前。ちょうど今くらいの季節だった…… ある日あの子が学校から家に帰ると、おやつと一緒に母親のかき置きが残っていたの。 「本当に心から愛する人を見つけました。紺、お父さんと元気でね」って」 紳士「何それ……」 まるでどこかに買い物にでも出かけてくるかのような無責任な紙切れ一枚で、 紺ちゃんは母親に別れを告げられたのか…… 紳士「それで、紺ちゃんのお父さんはどうしたの?」 母 「それはもう落ち込んでいたわ。 何一つ自分に落ち度は無く、周りから見ても仲のいい夫婦だったのに、 将来を誓った相手の突然の心変わりに父親は心を痛め、 離婚の原因となった母親の浮気相手を知って、それまで彼が築いてきた家族への愛情、 一人の男として自尊心、そういった物が音を立てて崩れていってしまったようなの……」 紳士「壊れるって……どうして?」 母 「その母親の相手というのが、海外にまでチェーン展開している飲食店の御曹司だったのよ。 対して紺ちゃんの父親はこの田舎の小さな農業組合の一役員。 男としての格の違いを感じてしまったのか、母親の事はすぐ諦めてしまったみたい。 御曹司から多額の慰謝料が父親に払われる事で離婚その物はすんなりと決まったけど、 だけど問題は、残された子供である紺ちゃんをどうするかという話で揉めに揉めた。 母親は新しい恋人と1から全てをやり直したいから紺ちゃんは連れていけないの一点張り。 父親は男手一人では紺ちゃんは育てられない、 離婚を申し出たのは母親側なのだから、そちらが紺ちゃんを引き取るべきだ、 紺ちゃんを引き取らない限り離婚届けに判は絶対に押さないとか、 それはもう、ありとあらゆる理由……というよりは難癖をつけて、 どちらも頑として紺ちゃんを引き取ろうとはしなかった。 最終的には慰謝料を多く払う事で父親が紺ちゃんを育てる事に決まったんだけど…… 父親は離婚届に判を押したその足で、慰謝料が振り込まれた銀行口座から 全部お金を引き出して、紺ちゃんには文字通り何一つ残さずに蒸発したわ」 紺ちゃんの両親のあまりの身勝手さに、紺ちゃんに対する同情以上に、 彼らに対する怒りの方が僕の中にこみ上げてくる。 母 「両親の離婚が決まってから、離婚調停の間はうちで紺ちゃんを引き取る事に なったんだけどね、その時から紺ちゃんは笑わなくなった…… というよりは、感情を表に出す事がほとんど無くなってしまった。 無理も無いわよね、離婚までは愛情深く育てられて、家族で旅行に行ったり、ご飯を食べたり、 そんなごく普通の家族だったのが、今では両親がお互い自分を拒絶して、 まるで邪魔者でもあるかのような扱いを受けている……しかも実の両親から」 小学二年生の女の子にとっては、想像を絶するほど辛かったに違いない。 最も信頼していた人達から受けた仕打ちは、一人の女の子が背負うにはあまりにも重すぎる。 母 「結局、両親が二人とも紺ちゃんの親権を放棄した事になったから、 親戚であるうちが紺ちゃんを引き取る事になって、今に至る……」 紳士「人間なんだから結婚したって、それは離婚する事だってあると思う。 だけど……だけど、夫婦間での愛情が途切れてしまったからって、 それまでの紺ちゃんへの愛情までを否定するなんて、人の親がする事じゃない!」 胸の内の怒りのやりどころがなく、無意識に拳でテーブルを叩く。 母 「貴方がそうやって怒るのは正しいわ、紳士。 もちろん私とお父さんも今の紳士と同じ様に紺ちゃんの両親に対して憤りを感じていた…… だけど、父親が蒸発したのを知って、あの子はこう言ったわ。 「お父さんとお母さんがご迷惑をお掛けしました。 でもお父さんとお母さんを怒らないであげて下さい」って」 紳士「どうして紺ちゃんがそんな事を……あの子が誰よりも一番怒っていいはずなのに」 母 「私達も今の紳士と同じ質問をあの子にしたわ。あの子、何て言ったと思う?」 紳士「分からないよ」 自分と紺ちゃんのこれまでの人生と置かれた境遇とを比べると、 あの子がどんな思いでいたのか、僕には想像する事すら難しい。 母 「あの子はこう言ったわ「私、今でもお父さんとお母さんが大好きだから…… だからお父さんとお母さんを悪く言わないで」って……」 僕は言葉が出なかった。 紺ちゃんは両親に手酷く裏切られたというのに、 恐らく今でも紺ちゃんはまだ両親への愛情を失ってはいないのだろう。 だけど紺ちゃんが人と関わる事を極力避けているのは、きっと新しく築き上げた愛情でも友情でも、 ある日突然、大切な人達に裏切られ、失ってしまう事への恐れがあるから、 極力、人との関わりを避けている…… 誰よりも深い愛情を持っているが故の哀しさだ…… そう考えると紺ちゃんが必要以上に他人と距離を置きたがり、 感情を表に出さない事への説明はつく。 母 「これを紳士に話したのはね……貴方に期待しているからよ」 紳士「期待?」 母 「そう。あの子がこの家でお父さんと私に遠慮しているのは、紳士から見ても分かるでしょう?」 紳士「それは、まあ分かるかな」 母 「それは多分、私達があの子を同情しているから、 この家で面倒を見てもらえるんだっていう、後ろめたさがあるから」 紳士「実際の所、母さんも父さんも紺ちゃんに同情しているの?」 母 「それはあんな小さな子が両親の愛情を裏切られたんですもの、もちろん同情もしているわ。 だけど家族として暮らしていくのに同情だけでやっていけると思う?」 紳士「いや、思わないよ」 母 「私とお父さんがどれだけ紺ちゃんを大切に思っても、 私達に同情されていると思っているあの子にはきっと届かない。 でも、紺ちゃんの事を良く知らない村の外からやってきた人間で、 保護者という立場にもない紳士になら、あの子も心を開いてくれるかもしれない。 私もお父さんも、その可能性に賭けているわ」 紳士「責任重大だなぁ……」 母 「大丈夫よ、自信を持ちなさい。紳士は私の自慢の息子なんだから」 紳士「調子いいなぁ。でも、話してくれてありがとう」 母 「あっ、でも本当の家族って言っても、まだ紺ちゃんに手を出したら駄目だからね。 自分の子が警察に連れて行かれる姿は見たくないから」 紳士「出さねーよ!」 シナリオ: 炉人 ◆AcrOZINAC6
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《ミズキ()/Mizuki》 故郷 聖王国 性別 男 職業 神父 得意技 魔法 年齢 不明 人物像 聖王国出身。 王国の王女が行方不明で、パニックになっている為、探して来いとカオス界に送られた青年。風と雷の魔術が得意 金髪のショートカットで、いかにも魔法使いらしい緑のコートを着ている。父の形見の杖を持つ 目的は、キュウカとディーヴを王国に連れ戻し、また元通り二人に王女を務めてもらい、聖王国の平和を再び取り戻すこと 勿論一人で取り返すにはとても無理がある為、多くの部下(兵士)を従えている。 また、リコルとは違い気品があるが彼とは仲が良いらしい。その一方でディーヴとの相性は最悪 愛を語るが感情のない人物。他に、原因は不明だが彼は死ぬことが出来ない。 生い立ち 出身地はディーヴと同じ国だが、あまり裕福ではない家で育てられた。 本当の両親は行方不明、義理父は神父だったが何者かに教会ごと放火され亡くなってしまう。 王国が大変になったのにもかかわらず、勝手に国を抜け出したディーヴが許せずずっと彼女を捜していた。 彼女が混沌界にいることが分かったとき、国の方では誰が連れ戻すかを考えていた。その時、たった一人自主的に行動を取ったのが彼である。 一時期行方不明になったが、キュウカが敵に追われている際に姿を現す。 そしてついに、リコルが奴隷生活から脱出した際に国王と話を付け、結婚したばかりのディーヴの護衛ということになったそうだ。普段は神父として過ごしている。 彼は神の力を借り、水の国で神父をしていたためミナコとローベルトとは古い付き合い ちなみに、常に聖書を持ち歩いている。愛すべき名言は主の御言葉 ※以下、ネタバレ注意※ +... しかし、その正体は聖邪国を襲った“魔王”の一味であった。 だが彼は自分が“魔族”の血を受け継ぐというのにも関わらず、改心し神を信仰する。彼の誠実さに神は彼を暖かく見守り、神父になる夢は叶った 彼はベルリアの妹である“レヴィアタン”の魔女と呼ばれしゲルトルートの息子であり、彼にとってベルリアは叔父に相当する キュウカはそのことを知っており、前々から仲良くしていたのにも関わらず、彼から“再生”の結晶を奪い取る際に“悪魔”の癖に、と罵る。 ミズキはそれに対して憤りを覚え、かつて封じていた“感情”というものを露わにするようになる 彼が常に無表情だったのは、“魔王”の仲間であった時の記憶と決別するためだったそうだ。彼女は彼にそのことを思い出させてしまった ただ、神父であった彼の義理の父親を心から尊敬し、自分が魔族だというのにも関わらず育ててくれたということに深く感謝していたそうだ そのせいもあり、裏切りに怒り狂った彼の本当の母であるゲルトルートは彼の尊敬する父親を殺してしまった +... また彼の名前の由来は、昔、磔刑用に使用されていた“ハナミズキ”にちなんで名づけられたもの 本当の名は“ ”だが、この“ミズキ”と言う名は育ての親に名づけられた 以下、ドッグウッド(ハナミズキ)の言い伝え 昔、その木は大変堅く強かったので、磔刑の十字架用材木として選ばれていた。 このような残酷な目的に使われ、ハナミズキは酷く苦しんだのである。 神の子イエスは釘付けにされながらもこのことに気がつき、ハナミズキの悲しみと苦しみを優しく憐み、こう言った。 「私の受難に対するあなたの悲嘆と哀れみにより、ハナミズキの木は今後十字架に使われるほどには成長しないだろう」 それからというもの、木は曲がり、花は二つの長い花びらと短いものが十字架の形となり、 花びらの縁は釘の錆と血痕で茶色と赤に染まった。花の中心はいばらの冠を思わせる。見る人がいつまでも覚えていられるように。 これは、彼は魔族だという事実を背負いながらも神を信仰し生き抜いた証拠として、救われ、正しい道へ導かれたということを意味している 関連ページ キュウカ ディーヴ リコル 叔父 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト】へ戻る
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――現在・自販機前―― 京太郎(白糸台)「まぁこんな感じかな。」 京太郎(清澄)「あれ、白糸台の俺、優遇されてね?」 京太郎(小鍛治)「マジかよ……東京太郎リア充じゃねぇか……」 京太郎(白糸台)「何その略し方!?」 京太郎(宮守)「色んなタイプの女の人に囲まれててすげえな……」 京太郎(清澄)「幼馴染系お姉さんとかクールビューティなお姉さんとか眼鏡系無口お姉さんとか 頼れる姉貴とか生意気なかわいい同級生とか……」 京太郎(白糸台以外)「「「リア充爆発しろ!」」」 京太郎(白糸台)「お前らだって対して変わんねぇだろ!?」 京太郎(宮守)「いや、俺はなんとなくノリで。」 京太郎(清澄)「ほら、俺んところは年上は悪女系部長とわかめ系眼鏡だし……」(震え声) 京太郎(小鍛治)「俺はそもそも一回りくらい年上のお姉さん一択しか選択肢ないんだが。」 京太郎(白糸台)「…………なんかゴメン。」 京太郎(小鍛治)「謝るなよ!健夜さんめっちゃ良い人なんだぞ!?」 京太郎(小鍛治)「そりゃちょっと弄られ系で『アラフォー』とか『行かず後家』とか『干物女』 とか言われちゃってるけど俺の恩人なの!!」 京太郎(宮守)「一旦落ち着け。」 シロ「少し落ち着いて。」 京太郎(白糸台)「それでアラフォーお姉さんのところの俺はどんな人生だったんだ?」 京太郎(小鍛治)「アラサーだよ!」 京太郎(小鍛治)「……まぁとりあえず話を進めるか。」 京太郎(小鍛治)「俺も実は十年前東京に引っ越す時に人生が変わることが起きてな……」 ――実況席控え室―― 健夜「さーて、こーこちゃん打ち合わせ始めようか。」 恒子「……」 健夜「こーこちゃん?」 恒子「え?あ、すこやんどうしたの?」 健夜「いやだから打ち合わせを……」 恒子「うーん……」 健夜「なに?」 恒子「すこやんと京太郎君って姉弟の割りに似てないなーって」 健夜「…………」 恒子「それと京太郎君のすこやんの呼び方が姉弟っぽくないっていうか……」 健夜「……うん、そうだろうね。」 恒子「あ……もしかして地雷だったりする?」 健夜「ううん、別に隠すほどのことでもないし……」 健夜「まぁこーこちゃんになら話してもいいかな……」 健夜「実は京太郎君に出会ったのは十年前なの……」 ――十年位前・長野―― 京太郎父「京太郎忘れ物無いか?」 京太郎「あ、おもちゃ……」 京太郎父「引越しの荷物の中に紛れたんじゃないか?」 京太郎母「おもちゃくらい向こうで買ってあげるわよ。」 京太郎「うん、わかった」 ――車内―― 京太郎父「東京まで渋滞の情報は無いみたいだからすんなり行けそうだな。」 京太郎母「そうねぇ、向こうに着いたら荷解きしてそれからご近所周りに挨拶しないといけない わね。」 京太郎父「挨拶回り用の粗品とか用意しとかないとな。」 京太郎母「予定より早めに出たから向こうに着いたら私が買っておくわ。」 京太郎父「京太郎、向こうでたくさん友達が出来るといいな。」 京太郎「うん!いっぱいともだちつくるんだ!」 京太郎母「うふふ…………あら?」 京太郎父「どうした?」 京太郎母「あのトラック変な動きしてない?」 京太郎父「確かに……おい!!こっちに向かってきたぞ!?」 京太郎父「危ない!!」 京太郎母「京太郎!!」ガバッ 京太郎「え?」 オイ!ジコダ!ハヤクキュウキュウシャヲヨベ! ―――――――― ―――――― ―――― ―― 京太郎(小鍛治)「結論から言えば俺の両親は死んだ。」 京太郎(小鍛治)「白糸台の俺と照し合わせると忘れ物を取りに行けば俺の親は助かってたんだよ な……」 京太郎(小鍛治)「そしてそのあとに両親の葬儀が始まって――」 京太郎(小鍛治以外)「「「…………」」」 恒子「…………」 健夜「遠い親戚でもあり、生前すこしお世話になったことがある、京太郎君のご両親の葬儀で― ―」 京太郎・健夜「そこで健夜さん(京太郎君)と出合った。」 ――十年位前・葬式会場―― 「かわいそうになぁ……」 「相手の運転手は居眠り運転だったらしいわよ……」 フビンダナ…カワイソウニ… ――そんな囁き話が周りから聞こえてくる…… 如何にも同情してますって感じの会話だ。 私は一通り葬儀が終わり、落ち着いた会場で一人佇んでいた。 私の両親は何所かで他の親類と話しでもしているのだろうと思い、会場で待っていた。 そんな待っている間、一人の少年に目が留まる。 よく見るとずっと一人で座って、じっと遺影を見詰めている。 何故か放っておけない雰囲気がある少年に声を掛けた、掛けてしまっていた。 「ねえ、僕?お父さんやお母さんは?」 少年はスッと棺桶の方を指差していた。 しまったと思った、なんと無神経なことを聞いてしまったんだろうと後悔した。 よく考えてみれば回りに子供なんて目の前にいる少年しかいないのに。 カワイソウニというのは一人残された子供に対して言われてた言葉でもあることにそのとき気付いた。 私は次の言葉を出す為に、この子を慰める言葉を、この子を励ます言葉を必死に探していた。 「す、少しお姉さんと話をしようか?」 とりあえず何とか場を繋げようとか考えてみたが出てきた言葉がこれである。 自分の語彙の引き出しが乏しいのがこれほど恨めしいと思ったことはない。 戸惑いながら少年の返事を待っていると、その少年は微かにだが確かに頷いた。 「お姉さんの名前は小鍛治健夜。」 まず自己紹介をして相手に警戒心を抱かせないようにしないと思い、 自分が今年から高校生になるだの、好きな物はなんだの、とりあえず色々話しかけてみた。 そんな話(一方的ではあるが)をしていながらとあることに気付いた。 この子の目の下にははっきりとした隈が残っている。 眠れなかったのだろう、目の前で両親の死に行く様を、そんな衝撃的光景を見ていたのだろうか ら。 気付くと終始無表情であった少年を抱きしめていた。 何故いきなりそんなことをしたのか自分でもわからなかった。 ただなんとなくかもしれない、放っておけない雰囲気がそうさせたのかもしれない。 ほんの数秒か、はたまた数分か抱きしめていた時間が分からない中、少年はすうっと頬を濡らし ていた。 健夜「あ、ゴメンね、苦しかった?」 少年は首を横に振り、私の服の端を掴んでいた。 少年のその行為に戸惑いつつ、私はその状況を受け入れた。 その数分後、私の両親が戻ってきて親類との話を伝えてきた。 先ほど一緒に居た少年のことについてだ、結論から言えば少年を施設に預けるという話になった らしい。 周りでは預かれる状況にある人はいないらしく、他に近しい親類もいないらしい。 このままではこの子は一人っきりになってしまうのではないのかと思ったら勝手に口が開いて言 葉を発していた。 「あのこ家で預かれないかな。」 なぜそんな無茶なお願いをしたのか、両親にも少なからず負担が掛かるだろうに。 ただ、繊細なガラス細工みたいな印象を受けた少年をここで見放してしまうのは、絶対に後悔す ると思ったからだ。 そんな考えをするのだろうと思ったのか両親はこう言ってきた。 健夜父「やはりか。」 健夜母「そう言うと思ったわ。」 健夜「?」 健夜父「健夜も受け入れてくれるだろうと思って親戚には話を通しておいたんだよ。」 健夜「へ?」 この人たちには敵わない、と同時に頭が上がらないと思った。 健夜母「後は京太郎君がうんと言ってくれればいいのだけれど……」 そのとき初めて少年名前を知った。 あれだけ話していたつもりなのに少年は一切言葉を発していなかったのだから名前も何も知らな かったのだ。 健夜母「誰か京太郎君と話をしてくれる人がいるといいんだけどね~?」チラッ 健夜父「まったくそうだな~」チラッ この人たちはそうなることわかってて私を会場で待たせていたのだろう。 まったくこの二人は……。 健夜「私が行くよ。」 そう両親に告げて私は再び、少年の方に足を向けた。 少年の近くに行き、話しかける。 健夜「ねぇ、京太郎君、家の子にならない?」 少年は私の服の端を掴みながら小さく頷いた。 その日から小鍛治家には家族が一人増えたのだ。 ――小鍛治家―― 健夜父「さぁここが今日から京太郎君のお家になるんだぞ~」 健夜母「遠慮なんていらないわよ~」 健夜「さぁあがって?」 京太郎「………お、じゃま……します。」 健夜「京太郎君、今日からは『ただいま』、だよ?」 京太郎「……た、だいま。」 健夜「うん、おかえり。」 そんなやり取りをし、京太郎君が何所の部屋で寝るか決めることになった。 私は、私の部屋を進言した、まだ心の傷が癒えてないこの子を一人にさせたくないと思ったから だ。 夜、布団を引いて二人で並んで寝た。 京太郎君は中々寝付けないみたいだった、というより眠りたくないようだった。 事故の時のことが脳裏に焼きついているのだろう。 京太郎君は目を瞑る度にその小さな手足をカタカタと震わせていた。 こういった眠れぬ夜を過ごして来たのだろうかと思うと凄くやるせなかった。 健夜「京太郎君、寝るのが怖い?」 京太郎君が頷く、そんな様子を見て私は京太郎君を優しく包み込んであげた。 そんな行為がこの子の母親を思い出したのか、止めどなく溢れる涙を私に押し付け京太郎君は小 さく泣き叫んだ。 京太郎「ウッ……お…かあ、さん……ヒッグ……おと、うさん……」 健夜「大丈夫、大丈夫だから……」 健夜「もう眠っても、大丈夫だから……」 気付くと私までも涙を流していた…… どれほどそうしていただろう、いつの間にか私の体でも覆えるくらい小さな少年は泣き疲れて眠 っていた。 それから少しずつ、京太郎君は口を開くようになっていった。 元来明るく活発な子だったのだろう、両親とも打ち解けて私にも心を開いてくれた。 それによく私の後を付いて回ってきた、私に懐いてくれている証拠だろう。 この頃は私が部活等でやっている麻雀に興味を持ってくれたらしい。 試しに教えてみたが子供には中々難しいみたいだ。 それでも京太郎君は私と共有出来る物を得れたみたいで嬉しがっていたみたいだった。 私が学校に行っていて家に居ない時は一人で麻雀をしているみたいだった。 私が学校から帰ると直ぐさま玄関にやってきて「おかえり」と言ってくれる。 京太郎君に麻雀の基礎を教えながら遊んであげた。 麻雀について教えながら部活のこととか話しているうちに思い出したことを言った。 健夜「私ね、今度の全国大会に出るんだ。」 健夜「テレビにも出るみたいだから京太郎君も応援してくれると嬉しいな。」 京太郎「テレビに出れるなんて健夜お姉ちゃんすっごいね!絶対応援するよ!」 健夜「うん、ありがとう、京太郎君の応援に応えられるくらい頑張るよ。」 結果から言えば危なげなく優勝してしまった。 満貫すら振り込むことも無く、ただ自分の所に点棒を集めていった。 家に帰ってきてから京太郎君は「かっこよかった!」「すごかった!」としきりに私を褒めてい た。 それからしばらくは京太郎君の私を見る目がテレビに出てくるヒーローをみたいに映っていたみ たいだ。 それから二年、京太郎君は腕をあげてインターミドルに出しても恥ずかしくはないレベルにはな った、はず。 これは先生としては将来が楽しみだ。 そして今年も全国大会が近づいてきていつものように京太郎君に応援されて全国に行った。 そして準決勝で事件が起きた。 いや、事件というより事故に近いのだろうか。 対局者の一人に打ち筋がわからない相手がいた。 健夜(張ったのかな……?とりあえずこの牌は大丈夫のはず……)タンッ 晴絵「ロン!12000!」 健夜(な!?全然打ち筋が見えなかった!) 健夜(お、落ち着かなきゃ。) 健夜(このまま動揺した状態で打ったら崩れて相手の思う壺!) 健夜(なんとか持ち直さないと……) 健夜(それに教え子に無様な打ち方は見せられないし!) それからなんとか持ち直して打ったが、客観的に見てお世辞にも綺麗な打ち方とは言えなかった 。 対局者にも悪いことをしたし、京太郎君にも良くない打ち方を見せてしまった。 結局全国大会で負けはしなかったものの、心に残る結果となってしまった。 家に戻ってから京太郎君から謗りを受けるとも思ったがそんなことは無かった。 ただ、私に抱きついて一言。 京太郎「跳満が当たった時、健夜お姉ちゃんが遠くに行っちゃいそうで怖かった……」 私は決めた、もう二度とあんな無様な打ち方はしないと。 例え負けたとしても胸を張れる打ち方をしようと。 ――今から数ヶ月前―― 京太郎君も高校生になったころ一本の電話が掛かってきた。 京太郎君からだ。 健夜「もしもし京太郎君?どうしたの?」 京太郎「あ、もしもし、健夜さん?俺地区予選突破しましたよ!」 健夜「え!?おめでとう!じゃあ今度お祝いしないとね!」 京太郎「それはまだ待ってください。」 健夜「え、どうして?」 京太郎「お祝いをあとでもう一回やるのは二度手間でしょう?」 健夜「もう、全国で勝つつもりなんだ。」 京太郎「自信はありますよ?なんてたって俺には最高の先生が付いてますから!」 健夜「うふふ、ありがとう。」 京太郎「じゃあそっちに行ったらまた電話しますんで。」 健夜「んふふ、わかりました、全国でも気を抜かないでね?」 京太郎「分かってますって、それじゃ。」 健夜「うん、それじゃあね。」ピッ 正直複雑な気持ちだった私の人生を追ってくる彼を、 意図せずとも私の人生と同じ道を彼の人生にも強いてしまったのではないかと思ってしまった。 そんな気持ちが心のどこかにある。 だからこそ、私が支えて道筋を指し示さないといけないのだろう、人生の先輩として。 小鍛治episode 『救いの女神』 了
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観客数&オーケストラ参加者を集めろ!! 観客数について普通科:チケットマークが付くと2人増える(親密度が5になるとアイテムも貰える)。 音楽科:合奏可能になると1人につき4人増える。条件は情報画面参照。チケットマークや合奏マークが付いたモブは新たな観客にはならないので注意。 オーケストラ参加者について情報画面のオーケストラのところで□ボタンを押すと確認できる。 br()不足している楽器を演奏する音楽科の生徒が合奏可能になると自動的にオケに参加する。 フィールド画面でモブの位置を固定化する2と同じくフィールド画面でセーブ(もしくはQセーブ)するとモブの位置がその場で固定される。 ※具体的な使い方 クイックセーブの使い方としては、よく演奏を聞かせるキャラの配置が あともう一歩で枠に入るんだけどなみたいな時に クイックセーブ→モブ固定がオススメ。 クイックセーブしとくと、一度外出てもセーブしたときの配置で固まってくれるから、 一度リリのところ戻って買い物し直してから、とかも出来る。 ついでに、読みがはずれて更に悪い配置になってしまった時もセーブ呼び出すと、 モブの人さっきと全然別方向に歩いてくれたりするから、 狙った配置になってくれることが多い。 『時間よ止まれ』技を使う練習画面で『1人で練習』を選び光の輪を出したままで目的の場所に走る。 br()その間モブは時間が止まっているので狙った所でアンサンブル練習に切り替えも出来る。 br()またモブの位置が悪ければ練習解除してモブの位置を固定化技も出来る。 コンミス試験でSSSを狙うには 観客数を増やす br()難しいで観客数320人集客が課題クリア最低限なので420人以上集める事を目指す。 対立を起こして完成度を高める br()最低120程度は完成度を上げる。(冬海との対立のみ+20、他は+10上がる) 難度が高い曲または5人曲で完成度が高いものを最後に演奏する。 br()(選曲ボーナスが付く) SSSの取れる組み合わせの例 ボーナスの多い組み合わせの一例 →参考はこちら http //www39.atwiki.jp/corda2-encore/pages/84.html br()ふつう、難しいは技術レベル19以上の曲を1曲演奏する必要がある ※[曲調・技術レベル] 曲名/演奏者/完成度上限 ■ボーナス:多彩/5人曲/月森or志水 ・[愁・18] 弦楽四重奏曲「死と乙女」第一楽章/日野+月森+加地+志水/130 ・[彩・19] パガニーニの主題による狂詩曲/日野+月森+加地+志水+土浦/160 ・[清・19] 中央アジアの草原にて/日野+月森+志水+冬海+火原/150 ■ボーナス:彩華/5人曲/ロシア/月森or土浦or加地 ・[彩・16] ピアノ協奏曲第1番/日野+月森+加地+志水+土浦/160 ・[彩・19] パガニーニの主題による狂詩曲/日野+月森+加地+志水+土浦/160 ・[彩・20] 「ルスランとリュドミラ」序曲/日野+月森+加地+冬海+土浦/150 ※その他にも組み合わせは色々有ります。 他の人の習熟度を早く上げる秘訣? 香穂子自身の習熟度が低いほど、他メンバーの自主練習時の習熟度が上がりやすいという報告あり。 br()※ただし、だからと言って香穂子の習熟度0にしたままで間に合わなかったら元も子もないので気をつけて。 攻略スレ6より抜粋 646 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/11/05(月) 00 44 28 ID ??? 今難しいでパガニーニ、ある晴れた日に、メンコンにチャレンジしてるんだが、 メンバーの習熟度についてちょっと仮説…。 どうやら日野の習熟度と反比例してるっぽい。 予め練習しておいた曲でアンサンブル組んだら習熟度の上がりが悪く、 習熟度0の曲だと3日くらいでしあがってたりしたんだ。 …甘えやがってコンチクショーw 663 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 09 41 53 ID ??? gt; gt;646 ラズモフスキー、志水、加地で試してみた 香穂子の習熟0 志水37 加地37 30 志水29 加地28 39 志水26 加地26 73 志水17 加地16 97 志水11 加地10 100 志水10 加地9 明らかに香穂子に甘えてるw しかし香穂子の習熟30の時志水と加地の習熟に差があるのに(1だけだけど) 39だと同じだったのが謎
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最初は小さな違和感だった。 普通に小学校に通う自分、級友と普通に食事をとる自分、そして医者の父と専業主婦の母と裕福な家庭で普通に暮らす自分。 その全てが笛口雛実にとっては確かに幸福であり、同時に明確な異常で、 そして、それを自覚した瞬間、幼い喰種は全てを思い出した。 そう、喰種。自分は人間ではないし、普通の食事は摂れない。ましてや学校なんて通える筈もなく、両親だってーー パパは鳩に殺された。殺されて切り刻まれた。優しかったママは自分を守るためにパパの赫子で殺された。 大好きだったあんていくの皆も、私に文字を教えてくれたあの人もここには居ない。 その瞬間、少女の幸福は崩壊した。 普通の食事が一切摂れなくなった。 先日まで味わえた筈の食べ物が腐った生ゴミのような異物になり、食欲を刺激する芳しい香りもおぞましくなった。 大好きだった母の手料理も、たべるどころか嗅ぐことすら厳しい。 対して、それまで普通に接してきたクラスメートや周囲の皆が、とても美味しそうに見え始めた。 それが正常なのだ。逆に今までの生活が異常で、あり得なかったもの。 それだけなら、まだ耐えられた。 雛実が真に絶望したのは、引きこもった雛実を心配する両親から抱き締められた時。 鼻孔を擽る香りとともに、ふたりを美味しそうと感じた。感じてしまった瞬間だった。 ーーーやぁ、マスター 絶望する雛実の耳に、ふと声が届いた。 眼前の両親には聞こえず、無垢な彼女だけに聞こえる囁きで。 続けて目に飛び込んできた血のように赤いバルーンが、ふわふわと浮かんでいる。 風船の紐を手に持つ怪人は、透き通る青い瞳で雛実を見つめる。 白い衣装に真っ白なメイク、微笑みを浮かべる何かはお茶目な仕草で手を降り、そして…… ーーー浮かぶ時間だよ。私とふたりで皆をふわふわ浮かばせるんだ。『マスター』 部屋に戻ると、既にアサシンからの贈り物が机に置かれていた。 ふわふわと揺れる風船の紐の下に、無造作に鎮座する肉片をかじる。 マスターが人肉しか受け付けない体質であることを知ってからは、アサシンはこうしてちょくちょくと食料を届けてくる。 真っ当な英霊ならば即座に雛実を見捨てるだろうが、アサシンもまた人を喰らう怪物であった事が幸いと言えるかもしれない。 「……聖杯を作れば、幸せになれるのかな」 ソウルジャム。この宝石にサーヴァントの魂を捧げれば、何でも願いが叶うらしい。 雛実の願いは『平穏』。鳩にも怯えず、両親と皆で何時までも普通に暮らしたい。普通に学校に通って、勉強して、普通に生きていたい。 喰種に生まれた宿命か、幼さが抜けない少女が抱くとは思えない願い。 当に諦めていた筈のそれは、見滝原での生活で再び彼女に思い起こさせた。 アサシン……あのピエロの姿をした怪人は、雛実に対して何も強制しない。戦いに躊躇する心情も否定せず、喰種として人を襲う覚悟も持ち得ない点も殆ど触れなかった。 NPCの両親と過ごしたいと言っても、好きにすればいいと言ってくれた。 それだけなら、あの人は良い人なのかもしれない。 しかし、雛実はどうしてもアサシンを心から信用することができなかった。 理由としてはただ一点、アサシンが雛実を見る目に、危うい何かが見え隠れするから。 それが何なのかは本能的に悟っている。しかし、あえて考えないようにしていた。 サーヴァントが自身のマスターに『食欲』を感じていることなど、絶望以外の何物でもないのだから。 アラもう聞いた? 誰から聞いた? 妖怪ピエロのそのウワサ 最近物騒な見滝原、子どもたちを拐って消える怖いピエロ! 赤い風船に白いメイク、愉快な踊る道化師さん! でもでもそれはピエロじゃなくて、皆が見れば千差万別! ゾンビにミイラにお母さん!自分の一番怖いものに大変身! でも怖がったら駄目!何処かに浚われて影も形もない! 助けを呼んでもあら不思議!そこにいるのに居なくなって、あっという間に狼少年! 拐われたら二度と帰ってこなくて、皆で浮かぶのふわふわと!! バルーン! 【CLASS】アサシン 【真名】ペニーワイズ@IT/“それが”見えたら、終わり。 【マスター】笛口雛実@東京喰種 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力B 耐久EX 敏捷E 魔力A 幸運E 宝具EX 【クラススキル】 気配遮断:EX サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば特殊な才能を持たないNPCやマスターには一切視認されない。 このアサシンの場合、実体化しても殆どの大人には見ることができず、思春期の少年少女など、多感で夢のある子供にのみ姿が見える。 ただし、其処に要ると強く認識されると、誰の目にも明らかな程アサシンの姿は現実のものとなり、出現を余儀なくされる。 【保有スキル】 魂喰い:A+ ソウルイーター。 魂喰いによる魔力値が増大するスキル。 特に子どもの魂喰いには大幅な魔力ボーナスを得られる。 このランクだと数回の魂喰いにより、現界に必要な魔力はほぼ賄える。 反英霊、子喰らいの怪物ゆえのスキル。 シェイプシフター:EX 自由自在に変身し、神出鬼没に現れる魔性の存在。 変化、幻術スキルを内包し、肉体の破損を厭わず人々を襲う高い不死性を誇るが、 強く団結し恐怖を克服した相手には…… 下水道の怪物:C 街の地下に張り巡らされた下水道に陣地を作成できる。この陣地内では物理防御と魔術防御時に有利な補正を得る。 また、下水道からパイプで繋がっている場所にならどこにでも移動できる。 【宝具】 『IT(イット)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 各人にとっての恐怖の形。対峙した者を恐慌状態に陥れる。 恐慌状態となった相手からの物理攻撃、魔術攻撃及び奇襲攻撃に対して、アサシンは攻防ともに高い補正値を受ける。 対峙した相手の恐怖によってアサシンは強化されるが、その恐怖を克服したものに対しては害を及ぼせない。 この宝具はアサシンの力の源であるが、これを克服した相手に対しては無力である。 『再演(リターン・オブ・イット)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 死亡あるいは消滅等原因は問わずペニーワイズが「いなくなった」場合、27時間以内(マスターの魔力が高いほど早くなる)にマスターの元に再登場する。 ただしマスターが不在の場合はそのまま消滅する。また、宝具『IT』を真に克服した相手には再発動できない。 【weapon】 武器は持たず、爪と牙で人を狩り、相手の恐怖そのものを武器とする。 『風船』 赤い風船。ふわふわ浮かぶ。視界を塞いだり目眩ましに使えるかもしれない。 【サーヴァントとしての願い】 現世への復活。聖杯獲得の暁には見滝原に永住したい。 【人物背景】 ピエロの姿を取り、子供達を町から消し去ってしまう悪夢的存在。対象を威嚇・捕食する際は鋭い牙を剥き出す。 人々の恐怖と魂を食べて生きており、古来よりデリーに27年周期で現れ、その都度事故や天災に見せかけては住人を襲っていた。 原作出典ならフォーリナー適性もありそうだが、今回は基本的な設定は2017年放映の『IT/“それが”見えたら、終わり。』を基準とする。 【マスター】 笛口雛実@東京喰種 【weapon】 『赫子』 喰種の補食器官。 ヒナミの場合、攻撃力のある父の赫子と、防御に長けた母の赫子を両方受け継いでおり、非常に強力。 【マスターとしての願い】 両親に合いたい 【能力・技能】 参戦時期の都合上、まだ幼く未熟な少女ではあるが、赫子以外でも喰種としての才能は高く、潜在能力は底知れない。 【ロール】 小学生。医師の父と専業主婦の母の核家族として生活している。 NPCの両親は喰種ではなく人間である。 【人物背景】 20区にいる十代前半の喰種の少女。通称「ヒナミ」。 心優しいが引っ込み思案な性格をしており、戦闘には不向き。 父を失ってからは母親の笛口リョーコと二人で生活していた。 母・リョーコが人間を上手く狩れないこともあり、母子であんていくに食の面で世話になり始めた事から、霧嶋董香や金木研達と縁ができた。 義務教育を受けられずに育っているため、読み書きを教えてくれるカネキになついていた。アニメ版では恋愛感情を抱いているような描写がある。 【方針】 聖杯で本当の両親を生き返らせて、皆で幸せになる。NPCの両親にも愛情を感じているため、自分が喰種であることは知られたくない。
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樟南高校出身者 濱田恵太 濱上真友起
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名前:レクス・サクリフィネイン 年齢:19歳 種族:人間 性格 装備: 捕縛用の鋼糸 主に敵の捕縛に使う。 煙玉 主に逃走用に用いる。しかし、手のひら大の大きさと相応の重量から充分な機動力を確保するため一つしか所持していない 新品の短刀 唯一使える魔法の条件により、出かける際は未使用の武器を所持している。主に短刀が多い。 魔法: 【引き寄せる手(ファントム・アームズ)】 手持ちにある専用の羊皮紙を触媒として消費することで予め用意しておいた物を手元に呼び寄せる召喚魔法。 しかし召喚できるものにも条件がある。 条件1…レクスが持てるサイズ、重量であること 条件2…無機物であること(生物や生物に由来するものは対象にすることができない) 条件3…呼び出すものの構造を把握出来ており、明確にイメージできること(見ただけのものや構造が複雑なものは呼び出せない) 条件4…召喚する物の所有権が自分にあり、1度でも触れたことがあること(相手が使っているものや、売り物などは例え構造が分かっていても召喚して奪い取るなどができない) また、召喚した物が手から離れるとそれは元の場所に戻り、1日を過ぎるまでは再び召喚することはできない。 備考:出自はとある北方領で比較的裕福な家庭で育つ。物心着いた時には既に大戦が始まっており、間もなくして半ば強引に徴兵された。 しかしながらまだ幼く何不自由のない生活しか送ってこなかったレクスなど戦力になるはずもなく、戦場に出しても無駄死にが目に見えていたためその扱いに難儀していた。 タダ飯も食わせる訳にもいかず、明確な案が浮かぶまでは取り敢えず、秘密裏に動かしていた軍事研究施設預かりとなった。しかしそこでの研究とは主に薬物を使った実験による研究であった。軍としてもローコストで治療できる薬や兵士を奮起させる薬、拷問で使う薬などが急務であったため、そのモルモットとしてレクスを使ったのである。日々繰り返される投薬実験に加え、並行して成長した時に向けての厳しい戦闘訓練にも参加させられる毎日であった。 そして元々魔法適正がゼロであったレクスだが、繰り返される肉体改造や投薬実験により偶然にも後天的に魔法を身につけることに成功していた。 その後いよいよレクスを戦場に投入する段階で王国軍以下南方領主軍の勝利が確定し、レクス諸共、研究所も永久凍結となったのだった。 一方レクスの両親は息子を連れて行かれた悲しさに打ちひしがれる暇もなく、当時戦費が危うかった軍からその裕福さに目をつけられることになった。両親にはレクスを戦場に出さない代わりにと脅し、支援金として膨大な額の戦費を借金をさせてまで軍に融資させた。その結果、両親は一切の経済的余裕が無くなり、家は差し押さえられ、母は夜の水商売、父は奴隷のような土木業務に勤しむようになった。 全ては愛する息子のためにと働いていた両親だったが、1年もしないうちに母は病気を貰い急死、父も過労で倒れ、間もなく死亡した。 幸いにも2人の保険金のおかげで借金は帳消しになり、レクスに債務義務が発生することはなかった。が、レクスがこの事実を知るのは北方領主が敗走して終結し、家路を辿った数年後の対戦終了後になる。 その後、帰る場所も行き場も失い、現実に絶望したものの、今では割り切って考えており、ギルド『アプリビア』へ加入してからは人の温かみにも触れて、日々任務をこなし、日銭を稼ぎながら前向きになっている。 募集: ※付属ステータス(鯖主がプロフィールから独断と偏見で付けたもの。ロールプレイをする際の立ち回りに加味してください) タフガイ/度重なる身体への負荷に対して、”無視”をすることで耐性をつけた。(致命傷以外で怯まず、また描写に影響も受けない) 凍てつく心/血沸き上がることはあれども、これまで以上に凍り付くことは恐らくない。(戦闘や交渉時、動揺や外傷による影響を受けない。) 投薬限界(オーバードーズ)/限界は既に超過した。益も不利益も被らない。(薬草、毒、麻痺、睡眠等、外的要因による状態異常による”描写”への影響を受けず、自己治癒以外で回復しない。(石化や精神攻撃等、肉体を直接変化させたり、精神的なものは含まない。)) 自己治癒(リジェネレーション)/回復と破壊を経験した身体にとって、思わぬ副産物。(戦闘後に中傷までを回復する/セッション中、一夜を開ければ重傷までの傷を完全に回復する。) 神への反逆者(レジスタンス)/薬も効かず、攻撃に対しても怯まない、人を模倣する感情はあるようだが、これでは神から加護は与えられない。(自身に対する回復、防御系統の神聖魔法の影響を受けない。)
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初期ステータス 岐阜県出身 ATK 33 × 6 HP 145/145 WER 4 MNP 29 STM 83/83 DFM 0 NOT 4 ELM 12 11 12 7 DFD 19 MAG 17 STR HLT VIT TEC SPD INT MNP LUC CHA 33 32 36 9 23 17 29 21 15 初期装備なし STR,VITなどが高く、TECが極端に低いのが目立ちます。 STRが高いので強そうに見えますが、低いTECのせいで実質的な攻撃力は低く、アイテム投げにもそれほど期待できません。 HPの高さを生かして壁となり、魔力を強化するなり回復アイテムを使わせるなりして回復役に回るのが無難です。 UniqueSkillを持ちませんが、成長させていくと覚えます。 覚えるのはかなり後になりますし、そこまでして覚える価値があるかどうかは微妙なところですが。
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EV143 ”幸せってなんだっけ” 発表資料 お風呂での会話 仕事も無事終わり、家路に向かうとその途中仲のいい猫士と出会う。 その猫士はこの頃の災害で避難生活を送ってる。 今日は久しぶりに観光地区の温泉に行くということなので、 自分も一緒に行くことにした。 ゴロネコ藩国の温泉。通称「ゴロネコ温泉」 古くから忍者御用達の秘湯で傷を癒したり疲労回復の効能があるらしい。 現在では観光のひとつとなっている。 到着すると早速浴場へ。 猫用の浴場もあるが、一緒に入るために猫士には桶にお湯を入れてその中に入ってもらう。 湯船に入るとお互い 「ふぅ~・・・」 「にゃぁ~・・・」 と声がもれる。 「やっぱ温泉はいいよね~」 「そうだにゃ~」 仕事の後の温泉は至福のひととき 特に今日は手紙の捜索のあと、老夫婦の家のドアの修繕や 夕食の準備をする間の子どもたちのお守で1時間耐久オニごっこなどなど なかなか忙しい一日だった。 「そういえば今日、森の中手紙を探すってことがあってね…」 と、今日の親子の手紙ことを話すと、のんびり桶でリラックスしている猫士が 「やっぱり家族ってのはいいもんだにゃ~」 「そうだね~」 「そういえば家族っていうと最近こんなことがあったにゃ・・・」 /*/ 夕方、日課にしている散歩をしてたにゃ。 時間はちょうど学校や保育園が終わり下校途中だにゃ。 同じ避難場所にいる女の子に出会ったので「にゃー」と声をかけたにゃ。 「あ、ねこさん!」 女の子は私に気付いたようで駆け寄ってきたにゃ。 「今帰りかにゃ?」 「うん。ねこさんはお散歩?」 「そうにゃー。…」 そんな会話をしていると女の子が何か見つけたようだにゃ。 「あ、兄ちゃん。」 「お。今帰り?」 「うん!兄ちゃんも?」 「ああ」 「じゃあ部屋まで一緒に帰れる?」 女の子は輝かんばかりの笑顔。 「あー、今日は…(ちょっと友達と…)」 兄の方は少し困った顔をしたが、妹の目を潤ませ首を少し傾げ「ダメ?」という顔をしてるのをみて兄は妹のぷりちーさに負けたみたいだにゃ。 「よ…よし!じゃあ一緒に夕食の材料買って帰ろうか。」 「ほんと!?やったー!」 避難場所では各家庭の部屋でそれぞれ過ごしているが、食事はみんなで用意をしているにゃ。 この兄妹の両親は共働きで、両親はなかなか家に帰れないみたいだにゃ。 避難場所にもどると一人の青年が気付いて兄妹に近づいてきたにゃ。 「おーい。」 「あ、どうも。材料少しですが買ってきました。」 「ありがとう。」 「えっとね。お店凄い混んでたんだよ~」 「おお、そいつは御苦労さま。 農業博覧会近いからな、出品される野菜が凄い人気なんだろ(笑)」 軽い雑談をしながら手伝いに入る二人。私はその様子を少し離れたところで見てたにゃ。 ほぼ毎日やっている事だがみんなわいわいしながら楽しく準備をしているにゃ。ありがたいことに我々猫士や猫たちの分も作ってくれるにゃ。 準備が終わり、各自テーブルに座っている。 私ら猫士もテーブルに着き、みんなそろって『いただきまーす』『にゃ~』 今日はいつもより食事がおいしい。やっぱり私も買い物を手伝ったからかにゃ~? 「このサラダ旨い…」 「ほんと!?兄ちゃん!それ私が野菜切ったりしたんだよ~」 女の子はすごく喜んでいるみたいだにゃ。そして女の子はじーっと見てる。 妹の視線に兄も気付いたみたいだにゃ。 「…ん?どうした?」 「ううん。あのね 兄ちゃんもだけど…すごく美味しそうに食べるから、少し見てただけ。」 「あのね、私ね、美味しそうに食べる人見るの好きなんだ」 そして、女の子は心配そうな顔で兄の耳元で 「お父さんもお母さんもお仕事忙しいけど…作ってあげたらお兄ちゃんみたいに美味しそうに食べてくれるかな?」 「うん。大丈夫、俺が保証する。」 「うん!」 妹に笑顔が戻った。 周りも賑やかに過ごしている… /*/ 「やっぱみんなで食べるごはんはおいしいよね」 ほんと、みんなが笑顔になれるごはんってすばらしいことだと思う。 ・・・ 僕と猫士はお風呂でゆっくりしたあと、 「なんかさっきの話聞いてたらおなかがすいてきたねぇ」 「そうだにゃ~、何か食べにいくかにゃ?」 「そうだね。 それじゃ最近できたお店があるんだけど…」 それから僕らは家庭的は雰囲気の定食屋さんに向かった・・・。