約 1,947,816 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/76.html
535. ひゅうが 2011/11/06(日) 17 48 55 提督たちの憂鬱支援SS――東北航空小史1 1930年4月 アメリカ ペンシルバニア州ウィリアムズポート 「では、我々に、日本へ移転しろと、そう仰るのですか?」 「その通りです。」 はぁ。とエリオット・ローバンは溜息をついた。 大恐慌が世界を覆う中、実業家である彼の持つ事業は次々に赤字となっていた。 ニューヨークで行われていた彼の有線放送事業は破産寸前であり、またフォードなどの大企業の自動車やレールカー向けに行っていたガソリンエンジン供給も、今年はまだ発注がゼロだ。 加えて、世界恐慌前にはじめた航空機用エンジン開発も負担を大きくしていた。 ボーイングやライトなどの大手なら、いや、グラマンやヴォート、リパブリックくらいの体力があれば生き残ることはできただろう。 だが、彼らは運に見放されてもいた。 まず、工場が辺鄙なところだった。ペンシルバニア州の郡都で、サスケハナ川という大河を利用した製材・輸送業で栄えたウィリアムズポートは19世紀末には衰退し、巨大な製材工場の跡地を利用し、Demorest社というミシンメーカーが工場を構えた。 だが、五大湖沿岸に近いペンシルバニアでもこのウィリアムズポートは交通の整備が遅れており、ミシン工業から発展して自動車エンジンの部品製造にはじまる自動車産業が興りつつあったもののその地位はデトロイトなどの巨大工業都市に奪われつつあった。 ――裏を返せば、それだけ発展余力があるのだが・・・とローバンは嘆息した。 政府は北部は自由という名の自助努力を推奨しているし、近頃はテネシー川や西海岸に巨大ダムを造るという「国土の東西均衡のとれた発展」を志向している。 彼らのような、中小メーカーのことまでいちいち構っていられないのだ。 「ミスター・ローバン。」 「エドで構いませんよ。ドクター・クラサキ。」 ありがとうございます。と、極東の島国からやってきた倉崎重蔵という名の機械メーカーのオーナーははにかんだ笑みを見せた。 だいぶ年はとっているが、その目は少年のように輝いている。 マンチュリアで数年を過ごしたことのあるエリオット・ローバンは、旅行した先の日本で時折見かけた同じ色の目に顔をほころばせた。 彼らの笑顔は、ときどきしか見られないがその分とても輝いている。 フロンティアスピリットといえばそれまでだが、あの国を自分たちがこれから作るのだという希望に燃え、それを実現してきた男たちの目だ。 ローバンは、そういう色が好きだった。 「我々は、御社とともに飛行機を作りたいのです。」 倉崎氏は言った。 「わが国は、半世紀あまりの努力のすえ、自分で船を造り大洋を渡り、世界と繋がることができるようになりました。ですが――」 倉崎氏は言った。 まだまだ発展途上国である我々は、自分の夢を形にできるだけの技術力がない。 聞けば、大恐慌の中で今にもついえようとしているメーカーはこの新大陸にたくさんあるという。 あなたたちの力を貸してほしい。と。 「メーカーが移転となれば、技術だけ持っていって我々はお払い箱という形にはなりませんか?」 ローバンは、メインバンクのデューセンバーグ銀行から事業売却をせっつかれていた。 そこへ来たこの東洋の人間。売却は規定路線だったがそれでも懸念はあった。 なんとなれば、今、この生産ラインで腕を組み倉崎氏をにらんでいる工員たちはローバンと一緒に空への夢を追いかけてきた仲間だ。 536. ひゅうが 2011/11/06(日) 17 51 47 「いえ。そうはしません。詳しいことは書面にしますが、基本的にあなたがたには日本へ来ていただき、雇用を継続したいと思っています。また、退職を希望される方には我々負担で退職金も出します。」 「そいつはありがたいが、でもよう。ジャップ・・・いや失礼、ニップのことを俺らは知らない。言葉の問題もあるし、何よりあんたがた、そんな金どこに持ってたんだ?」 労働組合の議長で、ローバンとは「それなり」に仲のいいレントン・バースが精いっぱい分かりよいようにゆっくり喋った。 日本人はペンシルバニア訛りの強い英語(アイリッシュ英語に近い)が聞き取りづらいだろうと配慮したのだ。 「1兆ドル・・・これが我々の資産の元手となります。」 倉崎がにやりと笑った。 「い・・・一兆!?」 「まぁ正確には、我が国の国家元首が保有される個人資産――土地や金、家伝の美術品などをあわせたものですが。それを担保にしてお金を借り、運用を政府や今後成長を見込まれる分野に投資されたというわけです。 我が国はまだまだ外国から学ぶべきことが多いですからね。」 「ひゅ〜っ。そいつは豪気だ。エンペラーってだけあるわな。」 「あ。これは公言しないで下さいね。それと、給料などについても相談に応じますし、ご家族などには宿舎も支給します。メイドは付きませんが、日本で暮らしていただけるなら日本語などの講習は行いますし、望まれる方には高等教育も提供いたします。」 工場に集まっていた工員たちやエンジニアがざわつく。 「・・・そこまでしていただける理由は、何でしょうか?」 ローバンは半信半疑で問うた。破産会社の責任者として裁かれる覚悟できたのに、いつのまにかこんな話を聞かされて戸惑っているのだ。 「『空への希求』。私とノースロップ氏がともに抱く夢です。同じ夢を見ようという皆さんは、私たちと志を共にするのですから、それを遇するのに何の不足がありましょう?」 日本では、徳田球一らの尽力により実現しつつあった労使協調型の終身雇用制度。 それは、アメリカにとっては目新しいものだった。だが、倉崎は空への希求という言葉でそれをひとくくりにした。 なるほど。ノースロップもあっちに行くのか。とローバンは納得した。 ならば、労働者の待遇はよくしなければ。でなければライバル会社にノウハウもろとも貴重な労働力をとられてしまう。 「私は、太平洋と北米大陸を超えて1日で人を地球の裏へ送る飛行機を作りたい。一緒にやりませんか?」 ――1930年6月。日本帝国の東北地方、宮城県仙台市に新たな企業が誕生した。 倉崎グループの一角を構成する航空機メーカーであり、のちにはロールスロイス社が作り上げた「マーリン」エンジンをライセンス生産し、さらには発展型の「グリフォン」エンジンやそれをはるかに上回る「セイバー」エンジンを量産するという快挙を成し遂げた。 巨大な爆撃機「富嶽」の心臓部を安定して生産し、日本初のジェットエンジンの燃焼室部分を作る高度なエンジンメーカー。 創業の地であったウィリアムズポートのある郡の名をとったそのメーカーの名を、 (株)ライカミング・倉崎・エンジンという。 【あとがき】――世界恐慌の中でけっこうな企業を買収した描写がありましたので投稿。 ライカミングはその筋ではXR7755という2.7トンの怪物エンジンを作った会社として有名ですが、 CH-47のエンジンも作っているなかなかいいメーカーです。 ノースロップ社の移転話を見て思いつきました。
https://w.atwiki.jp/minsyuto/pages/18.html
ポイント 消費税は上げない・国債は発行しない、残る財源は? ※消費税に関しては方針のブレがあるので専門項参照 実際は大幅増税し財源化する可能性あり コストがかからないボランティアが中心で頑張れる社会(???) 無駄遣いを省く(必要な財源と省ける金額が全く不一致) 埋蔵金利用 ※この重要な問題は専門項で 研究費への課税(産業の根幹に対する締め付け) 相続税の増税(相続は認めない=共産主義国家そのものです) 法人税の増税(会社が国外に逃げる) 富裕層の増税(この人たちが金を使わないと、景気は良くならない) 資産課税 (マイナス金利) 最悪最後の選択は紙幣大量印刷でのインフレ 無駄遣いを省く民主党の「緊縮財政」=成長経済が求められる不況化、世界の先進国で今こんな方針をとる国はない。 また民主党が槍玉に挙げている八ツ場ダムは建設が7割まで進んでおりこれをいまから白紙に戻すというはそれこそ無駄遣い。国立メディア芸術総合センターを槍玉にあげ補正予算打ち切りを唱えるが、補正予算にはインフルエンザ対策、景気対策、大学への助成金等さまざまな要素が組み込まれており芸術センターはそのごく一部。 「CHANGE!」の印象を作るための現実を考えない理想論です。 民主党顧問「財源はそこまで触れなくていいんだ。どうにかなるしどうにもならなかったならごめんなさいと言えばいい」 2009 7/8 読売朝刊 ボランティア友愛社会 「ボランティアが中心で頑張れる社会なんですから。コストがかからない」 2009年5月27日 党首討論 より鳩山発言から抜粋 ↓クリックで表示 +... 極めて上から目線の麻生総理で、お答え頂いたなぁ、と思います。 私はもっとわかりやすく言えば、政府による解決は、 これはお金がかかりすぎる、ある意味での悪平等という弊害に陥る。 それに対して、市場原理というものにすべてを委ねると、今度は弱肉強食という世界に入ってしまう。 悪平等と弱肉強食。これは、どちらとも、国民の皆さま方に幸せを与えるものではなかった。 だから、私たちは今、第3の道を模索をしなければならない大事な時なんだ。 その発想はむしろ、今までボランティアとか、NPOとか、コミュニティースクールとか、 なかなか大きな光というものが政治に与えられてこなかった分野に対して、 もっともっと、政治に、そういう政治に光というものを当てることによって、 全体として、全体として、コストもかからないんです。 ボランティアが中心で頑張れる社会なんですから。コストがかからないし、満足もより得られる。 そういうさまざまな仕組みが、もういろんなところで、できてきているんです。 もっともっと真面目に、総理、そして麻生政権を構築しておられる方は、 そのことを真面目にごらんになっていただかないと大変であると。 だからこそ私たちはやはり、分からない方々がそちらにおられると、 政権交代をしてスタートしなきゃならないな。その発想にならざるを得ない。 えー、私はここで、あえて申し上げたい。 友愛社会の国家を築いていくときに、二つのことが必要なんです。 それは、一つはやはり、国民の皆さんに、そうは言ったって、 政治に対して「信頼ないね」いわれたら終わりですから、 政治に対する信頼というものを回復させなければならないこと。 それからやっぱり、上から目線の官僚主導の政治というものを打破していかなきゃならないんです。 党首討論 発言全文の項から、ぜひ全文や動画で確認ください。 民主党が財源にするため打ち切ると宣言してる補正予算内容 【雇用関係】 1 雇用調整助成金の拡充等 6,066億円 2 再就職支援・能力開発対策の推進 7,416億円 3 緊急雇用創出事業の拡充 3,000億円 4 内定取消し問題、外国人労働問題等への適切な対応 106億円 5 失業等給付費等の確保 6,836億円 6 住宅・生活支援等 1,704億円 【地域医療関係】 1 地域医療の再生に向けた総合的な対策 3,100億円 2 医療機関の機能、設備強化等 2,096億円 3 革新的な医薬品や医療機器の開発支援、審査体制の強化 917億円 4 新型インフルエンザワクチンの開発・生産体制の強化 1,279億円 5 レセプトオンライン化への対応 291億円 【介護関係】 1 介護職員の処遇改善 3,975億円 2 介護基盤の緊急整備等 3,294億円 3 福祉・介護人材の資格取得等のキャリアアップ支援等 98億円 4 社会福祉施設等の耐震化等 1,068億円 【子育て関係】 1 子育て応援特別手当の拡充 1,254億円 2 地域における子育て支援の拡充等 3 ひとり親家庭の支援、社会的養護等 1,510億円 4 特定不妊治療への支援 24億円 【安全・安心施策】 1 がん対策の推進 237億円 2 難病患者に対する支援 29億円 3 年金記録問題の解決の促進 519億円 4 障害者の自立支援対策の推進 1,579億円 5 高齢者医療の安定的な運営の確保等 156億円 6 生活衛生関係営業者の支援 1.6億円 7 地上デジタル放送への対応 117億円 8 検疫所及び水道施設の機能、設備強化 79億円 9 社会保障カード(仮称)の実施に向けた環境整備 71億円 補正予算ふくめ民主党の財源確保で省かれる要素 ★扶養者控除がなくなる ★配偶者控除なくなる ★エコポイントなくなる ★独立行政法人の危機(国公立大学、公立病院、各種研究機関 育英会の存続が危ない) ★住宅ローン控除廃止 ★補正予算を執行停止により休業補償や若年者の雇用対策は無くなる 介護報酬も減額 ★私学助成金廃止 幼稚園から大学まで私学の授業料アップは必須 ★教科書採択方法が変わり、サヨク、日教組、中国韓国が好ム自虐教科書のみ採用 ★国立国会図書館法の改悪(恒久平和調査局設立) ★補正予算案停止により、新型インフルエンザ対策 インフルエンザワクチンの開発・ 製造に関する予算もなくなる。 ★補正予算案停止により、公立学校の耐震化工事、外郭環状道路の建設が中止。 ★退職年金積立金に対する法人税課税停止 弱小企業の退職金なくなる 報道 鳩山代表:国債の新規発行抑制を示唆 10年度予算で 毎日新聞 - 08月23日 19 14 http //s04.megalodon.jp/2009-0824-1136-23/mainichi.jp/select/seiji/news/20090824k0000m010025000c.html 民主、租税特別措置3割廃止で1兆円超捻 2009年8月7日 読売新聞 ↓クリックで表示 +... 民主党は6日、衆院選政権公約(マニフェスト)に掲げている、一部の税金を例外的に増減税している租税特別措置見直しについて、継続年数、適用件数、政策効果の三つの尺度から判断していく方針を固めた。 政権を獲得した場合、現行の減税措置約300項目などを調べ、2011年度税制改正で少なくとも3割以上の廃止で1兆円超の財源を捻出(ねんしゅつ)したい考えだ。一方、優遇策を失いかねない業界団体などは民主党の動きに神経をとがらせている。 財務省試算では、08年度の租税特別措置は減税分が約7・5兆円、増税分が約2・3兆円で、差し引き約5・2兆円の減税となっている。民主党は「利益誘導的な措置が多い」と批判しており、〈1〉時限措置にもかかわらず長期間継続〈2〉適用件数が少ない〈3〉政策的効果が乏しい――の3原則に基づき、是非を判断する。 例えば、住宅ローン減税(8240億円)は「最高控除額が大きすぎる」、企業の研究開発を後押しする試験研究費の特別控除(6510億円)も「どの程度の効果があるのか不明」などと指摘している。民主党は、減税適用者に明細報告を義務づける「租税特別措置透明化法案」を遅くとも10年の通常国会で成立させ、実態調査を急ぐ方針だ。11年度から廃止する方針を示している所得税の扶養控除、配偶者控除分と合わせ、2・7兆円分の財源を確保したい考えだ。 しかし、産業界からは「住宅ローン減税は確実に住宅需要を下支えしている」(住宅業界)、「低燃費自動車や省エネ関係の減税廃止は、広く産業界に影響が出る」(自動車業界)などの声が出ており、見直しの動きが本格化すれば反発が強まりそうだ。 また、住宅ローン減税を縮小すれば、住宅購入意欲を高めて景気を下支えしてきた効果が薄れる。企業の投資を促進する減税の見直しも、日本経済の競争力強化を図る流れと逆行しかねない。 民主党も政策的意義や効果があると判断すれば、措置の継続や恒久化を検討する考えだ。石油化学製品の原材料となるナフサへの免税措置(3兆7890億円)については、プラスチックなど幅広い製品価格の上昇にはね返るため、すでに免税の継続方針を示している。(久保庭総一郎) http //www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/atmoney/20090807-OYT1T00017.htm 民主「八ッ場ダム中止」公約、関係知事反発 (2009年7月31日20時27分 読売新聞) http //www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090731-OYT1T00839.htm?from=top 埼玉県知事が民主党の八ツ場ダム中止公約を徹底批判 http //www.nicovideo.jp/watch/sm7986490 http //www.nicovideo.jp/watch/sm7986490 (コメントを消して動画を見る場合は、右隅のヒヨコのマークをクリックしてください。) 2009.07.29追加 朝日新聞 2009年7月28日13時3分:民主マニフェスト、自民が総攻撃「我々以上のばらまき」 その魚拓 読売新聞 2009年7月27日22時53分:民主公約…課題は財源、埋蔵金の見直しは難題 日テレニュース24 民主党マニフェストに閣僚から批判相次ぐ 日テレニュース24 民主党・鳩山代表、閣僚からの批判に反論 民主公約「うそ八百」=鳩山前総務相 以下民主党マニフェスト等より 既存の政策・支出は全て検証し 不要不急事業は凍結・廃止。 必要な事業は政策コストを徹底的に削減した上で 確実に実施。 財源の説明 国の総予算207兆円を全面的に組み替え 税金のムダづかいを根絶。 政治家中心に、外部有識者なども加えて 既存の政策・支出を全て検証し たとえば 川辺川ダム(熊本県・事業費2650億円) 八ツ場ダム(群馬県 4600億円)など不急不要な事業は中止。 天下りの根絶・入札改革・事業仕分けなどによって 物品調達や事業委託などの政策コストは徹底的に削減。 独立行政法人・特殊法人・公益法人などが行っている事業も 全て検証し、天下りのために存在するような法人は廃止する。 これによって、独法への補助金などを削減。 マニフェストに掲げた「租税特別措置の抜本見直し」や 「所得税制の改革」の実現による増収分を活用する。 さらに財源が必要な場合は 「埋蔵金」の活用も検討する。 ムダづかいをなくすための政策 ●天下りのあっせんを全面的に禁止します。 特別会計、独立行政法人、公益法人の仕事を 徹底的に見直します。 ●官製談合と不透明な随意契約は一掃します。 ●国家公務員の総人件費を2割削減します。 ●国が地方に使い方を指定する「ひもつき補助金」は 廃止します。 ●企業団体による献金、パーティー券購入を禁止します。 ●国会議員の世襲は禁止します。 ●衆議院の比例代表定数を80削減します。 税金は、官僚と一部政治家のものではありません。 国民の税金を、国民の手に取り戻します。 国の総予算207兆円を全面組み替え。 税金のムダづかいと天下りを根絶します。 議員の世襲と企業団体献金は禁止し、 衆院定数を80削減します。 国民生活にとって必要なものは何か? 必要なものは増やし、そうでないものは削る。 明快な基準で全てを組み替えた予算が、 あなたの暮らしを良くします。 ↓自動検索による外部リンクリストです。参考にしてください。 #bf #bf #bf ※以下広告
https://w.atwiki.jp/0ny0ny0ny/pages/638.html
養護老人ホーム・託児所を空き屋を使って一学区にひとつを目安に設立します。また、これに公務員の住居を利用し、夫婦で運営することで人件費削減分が補填できます。 元気な高齢者で子供を育てた経験のある人の持ち家が一定の条件を満たしている場合、簡便な訓練をして託児所の免許を与える。これによって高齢者の社会的貢献が促進され、税金を使わずに託児所が増加して働く人が仕事に専念できる。現在の午前8時から午後6時までといった中途半端な時間ではなく、いつでも預かれるというメリットもある。 独り暮らしの老人の家をバリアフリーに改築し、それまで住んでいた自宅を売り払った人たちと数人で共同生活ができるようにする。そして介護者の派遣時間を長くしたり、住み込みにしたりする。そうすることで公的資金を使って老人ホームを作らなくても、民間資金で充実した老人対策が可能になる。また、自宅を売って入居する側はかなり潤沢な資金を持ち込むことになるので、老後の不安がいっそう少なくなる。
https://w.atwiki.jp/0ny0ny0ny/pages/485.html
養護老人ホーム・託児所を空き屋を使って一学区にひとつを目安に設立します。また、これに公務員の住居を利用し、夫婦で運営することで人件費削減分が補填できます。 元気な高齢者で子供を育てた経験のある人の持ち家が一定の条件を満たしている場合、簡便な訓練をして託児所の免許を与える。これによって高齢者の社会的貢献が促進され、税金を使わずに託児所が増加して働く人が仕事に専念できる。現在の午前8時から午後6時までといった中途半端な時間ではなく、いつでも預かれるというメリットもある。 独り暮らしの老人の家をバリアフリーに改築し、それまで住んでいた自宅を売り払った人たちと数人で共同生活ができるようにする。そして介護者の派遣時間を長くしたり、住み込みにしたりする。そうすることで公的資金を使って老人ホームを作らなくても、民間資金で充実した老人対策が可能になる。また、自宅を売って入居する側はかなり潤沢な資金を持ち込むことになるので、老後の不安がいっそう少なくなる。
https://w.atwiki.jp/j-smeca/pages/11.html
2.財務・会計 (科目設置の目的) 財務・会計に関する知識は企業経営の基本であり、また企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表 等による経営分析は重要な手法となる。また、今後、中小企業が資本市場から資金を調達したり、成長戦略の 一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュフローの手法を 活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要もある。このため、企業の財務・会計 について、以下の内容を中心に知識を判定する 簿記の基礎 簿記原理、 会計帳簿、 決算処理一巡 (試算表・精算表の作成、決算仕訳、貸借対照表・損益計算書の作成) 企業会計の基礎 損益計算書(収益の会計、費用の会計)、 貸借対照表(資産の会計、 負債の会計、純資産の会計)、 キャッシュフロー計算書、 企業結合(合併・分割、連結決算)、 会計ディスクロージャー、 税効果会計 原価計算 原価概念、 原価計算の種類と方法 経営分析 経営比率分析(収益性、流動性、生産性、成長性)、 損益分岐点分析、 利益増減分析 利益と資金の管理 利益計画(限界利益と貢献利益、プロダクト・ミックス)、 予算・実績差異分析、 資金繰りと資金計画 キャッシュフロー(CF) CF の種類と算出(CF の概念、営業 CF、投資 CF、財務 CF)、 CF マネジメント(フリー CF、運転資金の管理、CF 関連比率) 資金調達と配当政策 資金調達の形態(内部金融と外部金融、直接金融と間接金融、自己 資本と他人資本、企業間信用、リース)、 資本コスト(借入金のコス ト、社債のコスト、普通株式のコスト、剰余金のコスト、加重平均資 本コスト)、 配当政策(配当の種類、配当性向、配当政策の効果)、 最適資本構成(財務レバレッジ、モジリアーニ・ミラー(MM)理論) 投資決定 貨幣の時間価値と割引キャッシュフロー(DCF)、 投資評価基準(回収期間法、会計的投資利益率法、内部収益率(IRR)法、正味現在価値(NPV)法、収益性指数法)、 不確実性下の投資決定 証券投資論 ポートフォリオ理論(ポートフォリオのリスクとリターン、効率的 ポートフォリオ、最適ポートフォリオの選択)、 資本市場理論(資本資産評価モデル(CAPM)の理論、指数モデル、CAPM と財務決定) 企業価値 株価の算定(配当割引モデル、株価収益率、株価純資産倍率、株価 キャッシュフロー倍率)、 企業価値評価モデル(割引超過利益モデル、 割引キャッシュフローモデル)、 企業合併・買収における企業評価(収益還元方式、純資産方式、市場株価比較方式 デリバティブとリスク管理 リスクの種類、 オプション取引(コールオプション、プットオプション)、 先物取引(先物為替予約、通貨先物取引)、 スワップ(金利スワッ プ、通貨スワップ) その他財務・会計に関する事項
https://w.atwiki.jp/kaito/pages/19.html
小技、小ネタ このページでは海都での生活においてちょっと役に立つ小技、小ネタをご紹介します 節約陸上探検 陸上探検で使う資源、特に人夫は結構貴重なもの。ですがパミール高原や天山南路の探検に使う騎馬部隊、馬車部隊は1回の派遣でかなり人夫を消費します。 そんな大食い部隊にお悩みのあなたにオススメしたいのが各種商人の活用。 商人を部隊に組み込むと1人に付き担当地域の適性が20%上がります。しかも商人を追加しても資材消費はあまり上がりません。 そこで資源消費が最小である徒歩部隊5+担当地域の商人5という編成を組むと、地域適正100%なのに格安で派遣できる部隊ができあがります。 もちろん、騎馬や馬車部隊で200%部隊を作るのが成果としては上がりやすい(なので積載命の交易には不向き)ですが、探検に限っては地域適正100%でもある程度成果を持って帰ってきてくれます。(体感都市数15位まではしっかり都市を見つけてくれます。) 部隊の資源消費でお悩みの方は是非ご活用ください マッチポンプ交易 陸上、海上どちらでも使えるが、自分で都市を発見してお目当ての交易品が出たら職業、方針を変えて自分で交易する。 メリットとしては仕入れ値が実質半額になる(代金の半分は都市利益として出発時に自店に入っている) 特に仕入れ値が高くなりがちな一部素材などに非常に有効。酒取引用の酒を買うのもいいだろう。 デメリットは方針、職業切り替え時に熟練度のリセットがかかってしまうので、派遣で消費する時間は莫大なものとなってしまう。 時間に余裕があればやってみるのもいいだろう。 出店市、競売を倉庫代わりに 海賊、海軍が得る交易品は艦隊出発時に出ている都市の中からランダムに選ばれるため、特定の交易品が偏ってしまうことがままある。 特にそれが商館で金貨に変えることができない交易品の場合、売るか捨てるか、加工の素材にするかしかないが、消費ペースより倉庫に貯まる速度の方が早かったりする。 最初は当然貸金庫やギルド倉庫に片付けると思うが、それも一杯になってしまった場合の最終手段が出店市と競売。 出店市3枠、競売6枠と最大で9枠分の倉庫として使うことができる。 出品時に商品は倉庫から無くなるが、取り下げれば戻ってくるため倉庫の様に使うことが可能。 他のプレイヤーが買う可能性もあるので、価格設定は買われてもいい位の値段はつけておこう。 注意点として、出店市は出品から168時間立つと消滅する。消滅前に取下げて商品を回収しておくようにしよう。 また、倉庫目的で資金競売に出す場合はチャリティに設定しておこう。でないと出品時に税金を取られる
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2106.html
――喜んでくれるかしら。 鼻腔を満たすカカオの香りを楽しみながら加藤武子は鍋の中で粘性を帯びる液状と化したチョコレートを箆で掻き混ぜる。焦げ付かないよう丁寧に、丁寧に。 掻き混ぜながら味付けも考える。 チョコを渡す相手は苦いものがあまり好きではない。武子が“彼”に珈琲を淹れるときも砂糖とミルクを苦味が薄れるまで入れてから出すようにしている。 珈琲が持つ苦味もまた味わい深いものなのだけれど甘くした珈琲を美味しそうに啜る彼の姿を見ていると、楽しみ方は人それぞれなのだろう。 苦いものが苦手な彼の好みを考えると大人向けのビターな味はやめたほうが良い。 だから甘くしよう。うん、そうした方が良い。うんと甘いの食べて欲しい。 口元を綻ばせながら物思いに浸っていると緩やかに胸の内が温まっていく錯覚を覚えた。自分だけが彼の好みを熟知し、それに合わせた味にする。 あたかも恋人じみた行動を取っていることに気がついた途端、少女の整った頬に熱が込み上げはじめた。 武子「(べ、別に私と彼はそういう関係じゃ……)」 頬を赤らめ独り、胸裏で言い訳。 改めて自分と彼の関係がどういうものなのか認識するため、手は動かしたまま彼と共有した時間を思い浮かべてみる。 寝癖をついた髪をブラシで治したり、掛け間違えたボタンを一から付け直したり。蘇る思い出の大半は自分が世話を焼いてばかりな気がするが何故だろう。不思議と悪い気はしない。 時折見せる子どもっぽさとは裏腹に夜遅くまで部隊管理の仕事に付き添ってくれたり、独り隠れて自主訓練を繰り返していたりと妙な部分で大人びている。 その格差を目の当たりにしてからというもの彼を目で追いかけている回数が心なしか増えている気がしてならない。 今もこうして彼のことを考えていると胸の奥が温まっていることもまた事実。 互いに気持ちを確かめ合ってもいないし、自分の気持ちが恋慕と言えるかも定かでない。結局のところ友人以上の関係であろう。少なくとも自身はそう考えているし、そうであって欲しいとも願っている。 ふと視線を左右に向ける。同じように軍服の上からエプロンを身につけ、慣れない作業に悪戦苦闘する友人たちの姿が視界に入り込む。 智子「うー。思うように、いかないわねっ」 彼から褒められた自慢の黒髪を後頭部で結い上げ、子どもっぽく歯軋りして箆を握る手を動かす智子。エプロンには所々飛び散ったチョコレートが付着している。 初めはあまりにも危なげな手つきに何度も変わってあげましょうかと声をかけたがその度に彼女は首を横に振った。 これくらい自分で作れるわ――と自信に満ちた笑みを口元に浮かべながら。 溶かしたチョコレートでエプロンを汚す姿から何の説得力も見出せないけれど武子はそれ以上の口出しを止めた。 頑固なのは相変わらずだが、きっと理由は今回のチョコレート作りに彼が関わっているからなのだろう。 彼。智子にとっては兄のような男。家族以上の存在。そして、初恋の相手。 武子「どう? 焦げてない?」 智子「えぇ。焦げてはいないみたい……よかった」 言葉に安堵の念を滲ませながら、嗅覚を最大限に動かして手を動かし続ける。 今日が何かの記念日というわけではなく、ただ日頃から世話になっている彼に感謝の想いを伝えたいと思い立ち、智子はチョコレート作りを提案した。 本音を言えば形として残る物を贈りたかったのだが、手製の菓子のほうが思いも伝わり易いと考え直しチョコレート作りを仲間たちに持ちかけたのだ。 市販品ならばこうしてエプロンを汚すような苦労も掛からないのだろうが、いくらなんでも味気なさ過ぎるし、女としての矜持がそれを許さなかった。 幸い厨房には菓子に用いるナッツが備蓄として保管されていたので、智子を含む四人はそれをアクセントにすることにした。 武子「焦らずゆっくりね?」 智子「わ、わかってるわ……」 どこか姉妹のそれにも聞き取れる二人の会話を耳にしつつ加東圭子は細かく砕いたナッツをまだ液状のチョコレートに散りばめる。 洋菓子作りの経験はないが、こうして実際に手を動かすと想像していたよりも難しくはなかった。 強いて注意すべき点を挙げるならばチョコレートが焦げ付かないよう細心の注意を払うことだろうか。 贈る相手の笑顔を浮かべながら、ナッツが全体に行き渡るようチョコレートを掻き混ぜる。 美味しいと言ってくれるかしら。ううん、彼のことだからきっと不味くても、そう言うに決まってる。 圭子「こんなものかしらね」 火を止め、チョコレートを流し込むための型を手にとる。中には可愛らしいハート型もあったが、いくらなんでも恥ずかしいのでやめておいた。 それに、隣で同じように型を探す黒江の目もある。ここは無難に丸型を選んでおくのが吉だろう。 けれど、もしもハートの形をしたチョコを贈られたら彼はどんな反応をするのだろうか。 驚くだろうか。それとも恥ずかしがって顔を赤くするのだろうか。顔を赤らめた彼……うん、可愛い。 圭子「ふふっ」 黒江「何をにやけている?」 圭子「にやけてなんかないわよっ!?」 武子「そう? 口元が緩んでいるように見えるけど?」 智子「顔も赤いわ。熱でもあるの?」 圭子「平気よ!? 本当に大丈夫よ!?」 言うなり、洗った型にチョコレートを流し込む。狼狽する態度とは裏腹に手の動きは落ち着いた状態を維持している。優秀な航空歩兵の片鱗が垣間見える動作。 圭子「(そんなに顔に出ていたかしら……)」 箆を使って残りのチョコレートを型に落としながら、胸裏に洩らす。 身体を寄せると顔を赤くする彼。自分の膝の上で眠りこけ、無防備な寝顔を晒す彼。うん、やっぱり可愛い。 直後、慌てて顔を上げる圭子。 黒江「どうした?」 圭子「いいえ……なんでもないわ」 どうやら今度はニヤけていないらしい。 小さく息を吐き、チョコを流し込んだ型を大型の冷蔵庫に入れる。後の作業は固まってからだ。 同じように四角の型を黒江が、長方形型を武子が、菱形のを智子がそれぞれ冷蔵庫にしまっていく。 智子「早く固まらないかしら?」 黒江「固まったあとは型から取り出すのか……難しそうだな」 丁寧に型から外さなければチョコレートに傷が入ってしまう。 自分で食べる分には多少の傷は気にならないが人に、ましてや気になる相手に贈るのであれば話は違ってくる。 圭子「とりあえず休憩にしましょう?」 武子「そうね。次の作業も気を遣うわけだし」 使い終えた器具の片づけを終え、厨房を出て行く少女たち。 しかし、彼女たちは気がつかなかった。 既に冷蔵の奥にもう一つ型が入っていたことに。既に洗われてあった器具一式の存在に。 数時間後、基地内を歩く武子の姿があった。脇に緑色の包装紙に包まれた箱を抱えて。 あれから固まったチョコレートを型から取り出した武子はすぐさま箱に移し変えて厨房を後にした。夕食後に渡せば良いのだが、隊長である江藤敏子の目もある手前、それは避けたい。 時計を確認する。長針はちょうど二を指していた。休みの日のこの時間はいつも自室でト修練を繰り返しているはず。二月であるにも関わらず柔らかな今日の日差しを考えると早く手渡さなければならない。 足早に俺の部屋へと向かい、扉の前で一度立ち止まる。扉に伸ばす手も、引き戻す。 何て言って渡せば言いのだろう? いつもありがとう? 良かったら食べて? こんなことなら珈琲も一緒に持ってくるべきだったと後悔しながら意を決して扉を叩く。 すぐさま返ってくる返事。若干息を切らしている口調から、やはり修練中だったようだ。 武子「そのっ! 私だけど……いま時間ある?」 「うん? 開いてるぞ」 武子「し、失礼します」 室内に入ると頭にタオルを乗せ、柔軟運動をこなす俺の姿が真っ先に飛び込んできた。 タンクトップの上からでも分かる引き締まった肉体は、修練の賜物か年齢とは裏腹に逞しい筋肉が身についている。 とりわけ、ラインが浮き出た鎖骨や躍動感に富んだ首筋は年相応の少女には刺激が強過ぎた。 急速に紅潮して行く武子の頬。質の悪い風邪に掛かったかのように全身が熱を発していく感覚を抱きながら、視線を向けては逸らすといった動作を繰り返す。 武子「~~~~ッ!!」 俺「悪いな。いま少し身体動かしててさ」 武子「だ、大丈夫よ。押しかけてきたのは……私のほう、だから……」 俺「そう言って貰えると助かるよ。それで今日は何の用だ? 書類作りなら喜んで手伝うけど」 ふるふると首を振る武子。 見惚れている場合ではない。チョコが溶ける前に渡さなければとぎこちない動作で脇に抱えた箱を差し出す。 心なしかその細い両腕は震えていた。 武子「ああああのっ! こ、これっ!!」 俺「……くれるのか?」 武子「書類仕事とか手伝ってもらってるし……感謝の気持ち、なんだけど」 俺「ありがとう。開けてもいいか?」 武子「えぇ。口に合えば良いんだけど……」 俺「食べ物か……なんだろう」 ベッドに座り丁寧に包装紙を開けていく俺の隣に腰掛け、その様子を見守る武子。 味付けは彼好みに仕上がった自信はある。形も……そこまで不恰好ではないはず。 俺「チョコレート?」 武子「嫌い……だった?」 俺「いいや。甘い物は好きだぞ? 本当に貰っていいのか?」 武子「もちろん」 俺「それじゃ」 箱から取り出した長方形状のチョコ板を口元に運び、一口齧る。 疲れたときには甘いものがいいとは良く言ったものだ。 ナッツが混ぜ込められたチョコが口の中で溶け、チョコが持つ甘さが全身に染み渡っていく感覚に思わず笑みを零す。 それまで身体に重く圧し掛かっていた倦怠感が嘘のように霧散していく。これならまだ修練を続けられそうだ。 武子「美味しい?」 俺「……うん。んぐ……美味いよ。本当にありがとう」 武子「そう……ふふっ」 子どもみたいな笑みを零しながら夢中でチョコレートに齧りつく少年の姿に頬を綻ばせる。 どうやら不安は杞憂に終わったようだ。ただ心残りがあるとすれば、やはり珈琲を淹れてこなかったことだろうか。 どうせなら自分が淹れたコーヒーも手製のチョコレートと一緒に味わって欲しかった。 けれども、こうして彼の喜ぶ姿が見ることが出来ただけでも良しとしよう。 俺「これ、武子が作ったのか?」 武子「えぇ。初めてだったから……ちょっと自信が無かったんだけど」 俺「そんなことないぞ?」 武子「そ、そう?」 矢継ぎ早に奏でられるパキパキと小気味の良い音に自然と唇が吊りあがる。 よく男はあまり甘い物を食べないと云う言葉を耳にするが彼は例外らしい。 本当に甘い物が好きなのか両手に納まるほどのチョコレートはあっという間に片手と同じサイズまで小さくなっていた。 俺「あぁ。これならまた修練が続けられそうだ。エネルギーも補充できたし」 修練――その言葉が俺の口から出た途端、武子の柳眉が微かに反応した。 武子「最近は……よく鍛えているわね」 以前から彼が隠れて特訓を重ねている光景を何度か目にしたことがある。 ただでさえ猛訓練が連日行われているにも関わらず何度も素振りや筋トレ、衝撃波の制御を繰り返している姿は関心の域を通り越していた。 日の始まりと同時に燃料が尽きるまで飛び回る訓練と並行しての自主修練。 傍から見れば自分を痛めつけているようにしか見えない苦行だが、彼はこうして何食わぬ顔でいま自分が贈ったチョコレートを租借しているのだ。 初めは痩せ我慢かと思ったが、そんなものが長続きするほど自分たち第一戦隊の訓練は甘くはない。 俺「まぁ、な。俺はお前たちのこと守りたいと思ってるけど……口だけならいくらでも言えるだろ?」 武子「……えぇ」 俺「口先だけにはなりたくない。だから修練を繰り返してるんだよ。守りたいなんて言った手前、いざって時に動けないんじゃみっともないしな」 回復している。 たった一晩寝るだけで披露の殆どを身体から除去しているのだ。 無論、寝ぼけたまま現れたこともあれば梅雨に一度風邪をこじらせたこともあったが修練が原因で大事に至ったことなど一度も無い。 それでも、 俺「……武子?」 武子「……あまり無理しないで」 身を乗り出して彼の瞳を見つめる。 そうすることで彼の心に近づけられるような気がしたから。 俺「別に無理は――」 武子「守ろうと思ってくれることは嬉しいの。けど、私たちのためにそこまで身を削らないで?」 俺「だけど――」 言い返す俺の唇に指を伸ばし、続く言葉を遮る。 武子「節分のときもそう。智子を守るために自分が下敷きになって頭を打った」 俺「そ、れは……」 武子「貴方の言いたいことも分かるけど、打ち所が悪かったら死んでいたかもしれないのよ?」 諭すような口調に俺が黙り込む。 告げられた言葉が正論故の沈黙。 武子が言わんとしていることを俺自身も理解はしているのだろう。それでもまだ納得がいかないといった表情に武子は身を乗り出し、彼の顔を覗きこむ。 武子「ねぇ、俺? 私たちは……信用できない? 弱く見える?」 俺「そ、そんなことない!」 寂しげな色が混ざった言葉を即座に否定する。 ツバメ返しを得意とする智子はその華麗な戦闘機動によって何機ものネウロイを撃墜した。 無双神殿流なら居合い術を用いて二機のネウロイを破壊した武子は部隊単位での戦術を模索する努力家である。 圭子は見越し射撃によって部隊内でも高スコアの撃墜数を誇っている。 雲耀なる必殺技を編み出そうと日々鍛錬を積む黒江。 扶桑の航空歩兵のなかでも優秀な部類に入る彼女らを信用できないはずがなく、ましてや弱く見えるなどありえない。 武子「だったら、そんなに焦らないで?」 唇に伸ばした指をそっと頬に添える。 家族を喪うことを心の奥底から恐れる臆病な少年の頬に。その恐れを少しでも取り払うために。 武子「貴方が私たちを守るというなら」 「私たちが貴方を守ります」 一呼吸置き、思いの丈を正直に吐露した。 武子「もっと私たちに背を預けてもいいのよ? ううん、預けて?」 私たちは仲間なのよと続け、笑みを零す。 戸惑う子どもを柔らかく抱きしめるような母性に満ちた微笑み。 俺「……ごめん。少し、急いでた」 武子「トレーニングを積むなとはいわないけど、もっと自分を労わって? 貴方になにかあったら、みんな心配するのよ?」 俺「……うん。気をつける、よ」 弱々しく頷く少年。 そんな彼の頭に手を伸ばし、そっと髪を撫で付ける。素直に謝ることが出来た子にはやはりこれが一番だろう。 武子「はい。よく言えました」 俺「ちょっ! 子供扱いするなよ! 俺のほうが、年上なのに……」 恥ずかしげに顔を赤らめ、頭を撫でる武子の手を払いのける。ほんの一瞬でも心地良いと感じてしまった自分を恨めしく思いながら。 そんな少年の心情を知ってか否か武子は笑みを深め、更に顔を近づける。 近づく端整な容貌。必然的に跳ね上がる心臓の鼓動。吐き出した息が白く染まる季節であるというのに俺はまるで夏の日差しを全身に浴びているかのような錯覚に陥った。 武子「あら? 心配かけたのは誰だったかしら?」 俺「俺です……はい」 悪戯めいたものへと変わった笑みを前に俺はそれ以上の抵抗が無意味だと悟り、項垂れる。 武子「よろしい。チョコ、ちゃんと食べてね?」 頭に残るむず痒さを感じつつ、手にした木刀を振り続ける。腕の動きに合わせて飛び散る汗。時たま吹く風が火照った身体を冷やしていく。 素振りを始めてから一体どれだけの時間が経過したのか。 ポケットにしまい込んだ腕時計を確認すれば分かるのだろうが、時間を確認する暇すら今は惜しく感じられた。 俺「ふッ!!」 腹腔に溜め込んだ氣を吐き出すと同時に一閃。 鋭利な風切り音を奏でながら木刀を振り下ろす俺が不意に顔をしかめた。脳裏に蘇るのは武子と過ごした先刻の情景。 柔らかな微笑み。温もりを帯びた手の平の感触。優しげな手つき。 その全てを心地良く感じ、挙句の果てに享受し続けたいとまで考えた己に胸中で叱咤する。 ――自惚れるんじゃない。彼女はただ自分の身を案じていただけだ。勘違いは起こすな。 煩悩を打ち払うべく木刀を大上段に構え、前方の空間に縦一閃の軌跡を刻み込む。 俺「破ッ!!」 しかし、裂帛の気合を伴って繰り出された斬撃は硬質な物体によって阻まれた。 両腕に伝わる鈍い衝撃。周囲に広がる乾いた音。 視界の真横から伸びて俺の一撃を遮るそれは、いま彼が握り締めているものと同じ訓練用の木刀だった。 顔を逸らし乱入者の姿を視界に捉えた瞬間、俺は目を丸くした。 黒江「随分と、精が……出るなッ。こんな人目につかない場所で修練とは」 顔を顰め、振り下ろされた一刀を押し返す乱入者。 音も無く間合いに近づいてきたこともさることながら、自身の一撃を片手で受け止めたことも驚愕に値した。 俺「綾香?」 黒江「……武子に聞いてな。いつもはここで修練を積んでいるそうじゃないか」 目を丸くしたままの俺を尻目に手にした木刀を肩に担いで周囲を見回す。 周辺を木々で覆われた閉鎖的な空間。基地の端に位置するこの場所は滑走路や資材倉庫、宿舎からも離れており人が立ち入る要因が見当たらない。 なるほど、たしかに。人知れず修練を繰り返すには絶好の場所だろう。 俺「あぁ。それで何か用か?」 黒江「あ、あぁ! まぁ、な。大した用事でも……ないがな…………」 問いかけを投げかけられた途端に跳ね上がる黒江の心臓。頬も心なしか赤みを帯び始めている。 事実、少女は内心狼狽していた。泳がせる視線を自身が脇に抱える袋に落とす。 武子から俺の居場所を聞き出したまでは良かったが渡すことだけを考えていたせいで如何に渡すかまったく考えていなかった。 居場所を尋ねたときはやたら上機嫌だったがどんな手を使って渡したのか。それとも深く悩んでいる自分がおかしいのだろうか。 兎に角早く渡さなければせっかく作ったチョコレートが溶けてしまう。考え込んでいる暇などないと口を開く。 黒江「うむ……その、なんだ。少し……うん、お前に渡したいものが、あってだな……」 俺「渡したいものって……その脇に抱えている袋か?」 歯切れの悪い言葉を繋げる自分に叱咤しつつ、少年の目が脇に抱える袋に注がれていることに気がつくと小さく頷いた。 彼と二人だけの時間を過ごすときに限って日頃の快活さが鳴りを潜めるのは何故なのか。 黒江「うむ! こ、これだ!! 受け取ってくれ!!」 半ば押し付けるように彼へと差し出す。 女らしさが足りないだとか、強引過ぎるだとかそういった細かい話はこの際置き捨てよう。いまは少しでも早く受け取って欲しい。 そう思い至り少女は勇気を振り絞った。 初めてストライカーを身に着け空を舞ったときよりも凄烈に、初めて怪異に刀を振るったときよりも勇壮に。 俺「いいのか?」 黒江「当たり前だ。お、おまえのために作ったのだからな!」 これ以上言わせるなと釘も刺す。 俺「ありがとう、綾香。これもチョコレートか?」 黒江「あぁ。疲れたときには甘いものを摂ると良いからな!」 俺「本当にありがとうな。嬉しいよ」 黒江「うん……」 邪気の無い笑みを零しながら包装紙を開けていく姿に、黒江は胸中が温まる感覚を覚えた。 淑やかさには欠けたが、勇気を出して渡せたことへの充足感が少女の全身を包み込んでいた。 こんなにも喜んだ表情を見せてくれるのなら、また来年も作ってみるか。今度はもっと手の込んだものを食べて欲しい。 取り出したチョコレートに齧りつく様子に口元を薄めながら、そんな考えに耽るのだった。 俺「ごちそうさん。本っ当に美味しかったよ」 黒江「そう言ってもらえると作った甲斐があったな」 俺「しっかし何も返せないのが辛いな。いま何も持ってないぞ……」 黒江「渡したチョコがお返しなんだぞ? 逆に返されても……いや、まて」 腹を擦る俺に微笑みかける最中、不意に脳裏を過ぎった言葉に沈思する。それは戦隊長である江藤が何気なく呟いた一言だった。 ――俺が北郷章香の二刀の内の一本を弾き飛ばした―― その事実が江藤の口から洩れた瞬間、黒江は己が耳を疑った。 北郷章香といえば扶桑皇国に属する航空歩兵において最強の呼び声が高い魔女だ。確かに彼は以前、江藤に命じられ講道館に派遣された。 おそらくはそのときに一戦交えたのだろうが、飛行第一戦隊内で行われる巴戦の模擬戦闘で毎回黒星の彼が如何にして軍神が繰り出す二刀を捌き、内の一刀を無力化したのか。 仮に江藤が放った言葉が真実であるならば、見てみたい。軍神に一矢報いた彼の実力を。 黒江「北郷章香」 俺「……」 軍神の名を出した途端、微かに強張る少年の身体。 黒江「手合わせしたんだろ? 隊長から聞いたぞ。二刀の一本を叩き落したとも」 俺「まぐれだよ」 返事に黒江は唇を釣り上げた。黒真珠を髣髴させる澄んだ双眸には煌びやかな光沢が湛えられている。 過程はどうであれ一刀を弾き飛ばした事実を彼は否定しなかった。それはつまり江藤が呟いた言葉が真実であるということ。 この男は本当に軍神が手にする二刀の一本を奪ったのだ。 黒江「この話を聞いたとき不思議に思った。巴戦で部隊最弱のお前がどうして北郷少佐の一刀を弾き飛ばすことができたのか」 その疑問を抱き続けた黒江はあるとき、一つの事実に思い至った。 黒江「思えば私は……いいや私たちはこうして地に足をつけた状況でお前と刃を交わしたことはなかったな」 俺「何が言いたい?」 黒江「手合わせしてくれないか? 私とも」 遥か高みの存在に指をかけた男が目の前にいる。 その事実がどうしようもなく嬉しく感じ、思わず身を乗り出してしまう。 いまの黒江を動かすもの――それは剣士としての性だった。強者との一戦により自らを更なる高みへ押し上げられることへの興奮と喜びだった。 俺「…………ルールは?」 黒江「そうだな。互いの木刀を叩き落した方の勝ち、というのは?」 俺「あぁ。それでいいよ」 推奨BGM: 手にした木刀を右肩に担ぎ黒江は精神を研ぎ澄ます。 一方で俺も左腰に木刀を添える。居合い抜きの構えにも見受けられる体勢に黒江は胸裏で感嘆の息を吐いた。 巴戦のときとはまるで違う立ち振る舞い。地に足がついているせいもあるのか、一切の隙が見出せない。無風の湖上を思わせる姿に黒江は唾を飲み込んだ。 自身の体内時計が正しければ、木刀を手に取りこうして相対してから五分近くの時間が経過している。 敵の隙を探るのも戦術の基礎だが、こうして初手を打ちあぐね続けるまま立ち尽くすのも好ましくない。何より先ほど抱いた情熱を冷ましたくはない。 風が吹き、木の葉が俺との間を横切ったのを皮切りに黒江は地を蹴った。芝生を踏みしめる音だけが周囲に響くなか、両脚に力を込めて一気に走破。 迅速に相手との距離を縮めていく。 黒江「はぁッ!!」 踏み込むと同時に上段からの斬撃を叩き込む。俺もまた抜き放った木刀を黒江が振り下ろす一撃の進路に割り込ませた。周囲に広がる木材同士が激突する音。 先刻、自身が受け止めたときとは比べ物にならないほどの衝撃を両腕に感じ、少女は頬を綻ばせた。 膨張していく喜悦を感じつつ右薙の一撃。けれども再び阻まれる。その都度、疑問を抱く。 目の前にいる少年は本当に巴戦の模擬戦において毎回のように黒星を飾る彼なのかと。 自身に踊りかかる攻撃の威力に、切り返しの速さ。おそらくは我流剣術なのだろうが、そのどれもが背筋が凍るほどの精密さを誇っていた。 鍔迫り合いに持ち込み、すぐさま魔法力を発動。 身体の構造や体格差から純粋な生身での力比べでは少年に分がある。故に魔法力を行使することで黒江はその差を埋めることを選んだ。 歯を食いしばり、全身に圧し掛かる重圧に耐え忍ぶ。両脚に力を注ぎ、膝のバネを駆使して押し返すも勢いは弱々しい。 俺の頭部には使い魔の耳は発現していなかった。つまり彼は身体能力だけで、魔法力で強化した自身に抗っていることになる。 俺「おぉぉぉぉぉっ!!」 黒江「ぐっ、ぁぁ!!」 拮抗状態は一転して瓦解した。裂帛の怒号を吐き出した俺が黒江を押し返す。純粋な生身の身体能力が魔法力を上回った瞬間だった。 集中力が途切れ、黒江の頭部から使い魔である薩摩犬の耳が消失。次いで少女の身体が後方へと吹き飛ばされる。着地と同時にすぐさま迎撃体勢を整える。 この隙を逃がすはずがないと瞳を正面に据えると同時に、彼女の黒い双眸に驚愕の念が浮かんだ。 ――俺は、どこだ? 僅かに怯んだその隙に俺は姿を消していた。 逃げた? 否。勝負の最中に背を向けて逃げるほど不誠実な人間でもないし、逃げるほど技量に差があったとは思えない。それに、逃げるにしても目を離したのはほんの一瞬である。 いくら彼が健脚の持ち主とはいえ、瞬間的に姿が完全に見えなくなるほどの疾走を行えるとは考え難い。 ――だとすれば、どこに消えた? 胸裏で零した瞬間、背筋を走る寒気。黒江は背後に振り向きざまの斬撃を浴びせた。 間髪入れずに木刀が硬質な何かに激突する。すかさず体勢を後方へと向け、迫る切っ先の存在に唇を釣り上げる。 黒江「縮地か!? いいや違うな!!」 俺「やっぱバレるか!! 結構上手くいったと思ったんだけどなァ!!」 奇策を見破られ、苦笑いを浮かべながら後方へ飛び退る。 俺が使用したのは、足の裏から放出する衝撃波を用いた“縮地もどき”。 かつて軍神と刃を交えた際は突進技にしか使用できなかった魔技を少年は短期間で対象の背後に回り込む域にまで昇華させていた。 尤もこうして黒江にも見破られてしまったが、以前と比較すれば大きな進歩といえよう。 再度魔法力を発動させる黒江。俺もまた木刀を右八双に構える。 黒江の肩から流れ落ちる強烈な一撃を受け止めた瞬間、手首の力を巧みに使い分けて受け流す。少女もまたステップを踏み、繰り出される斬撃を躱すと同時に斬りつける。 決着がつかず、二人が繰り広げる打ち合いは必然的に数十にも及んだ。 袈裟懸けに振り下ろす木刀が受け止められ、両腕に衝撃が伝わるたびに黒江は端整な頬に浮かべる笑みを深くさせる。 全力を引き出せるこの一時に、自分だけが彼の実力を知ることができた喜びに至福を抱きながら。 体力の限界を感じ、両者共に間合いを取った。頬を紅潮させ、白い息を吐き出す二人の瞳に宿る凄烈なる意思の光。 次の一撃で決着を着けると互いに告げる眼光であった。 双者同時に肉薄し、繰り出す一撃に全霊を傾注する。 激突する二刀は互いの衝撃に耐え切れず、持ち主の手から吹き飛ばされた。 俺「引き分け、か」 黒江「みたいだな……うわっ!?」 俺「おっと!」 互いの健闘を湛えようと距離をつめ、握手のために手を伸ばした矢先、足が躓く。 揺れる視界のなかに入り込んだのは先ほど俺が縮地もどきを使用した際に放った衝撃波によって僅かに抉れた地面だった。 前のめりに倒れる黒江の身体。本来ならば何ら問題無く体勢を整えられるが、俺との試合によって体力の消耗が予想を遥かに上回っていた。 家族にも等しい仲間が黙って地面に倒れ伏すのを良しとしない俺はすぐさま彼女の身体を抱き止める。 瞬間、息を呑む俺。 本当に、本当にこの少女が自身に熾烈な一撃を何度も叩き込んだのかと疑うほどに。黒江の身体は柔らかかった。 女性らしく丸みを帯びた肩。汗の匂いに紛れるシャンプーの香り。胸板に密着する彼女の頬の感触。そして、実った果実の柔らかな弾力。 とても先刻まで打ち合いを繰り広げていた相手とは思えない柔らかさに俺は息を呑み込んでしまったのだ。 黒江「お、おれ!?」 放った言葉が裏返る。顔に当たるのは逞しい胸板の感触。 いままで身体を動かしていたせいか汗が浮き出ているものの、不思議と不快感は覚えない。 それどころか、いつまでもこうして顔を摺り寄せていたい欲求すら出てきている。 布団に包まったときを遥かに凌駕する安心感。世界で最も心を落ち着かせることができる場所と豪語できるほどの安寧に、黒江は瞼を閉じて肩の力を抜いた。 ただ単に男の胸板だからなのではなく相手が気心のしれた俺だから、気になる異性だからこその感情なのだろう。 俺「た、立てるか?」 黒江「あ、あぁ……いや! そのっ……」 既に両脚には力が入る。 けれども黒江は少年が持つ温もりを手放すことはできなかった。 俺「……うん?」 黒江「もう少し……このままが、いい……」 いつかこの感情の正体が判るときがくるのだろうか。そのときが訪れたら、自分と彼の関係はどのように変わっているのだろうか。 願わくは、共に笑い合える関係でありたい。 そんなことを考えながら、体力が回復するまでのあいだ逞しい温もりに身を任せる黒江であった。 後編に続く
https://w.atwiki.jp/yonta/pages/261.html
でぃーグル号再建計画書 イベント108空爆の開始にて、よんた藩国所有長距離輸送システム でぃーグル号(レムーリア行き)が敵の攻撃を受け破壊されました。 しょんぼりしてても始まらないので、大雑把ながら藩王の考えをまとめます。 でぃーグル号再建計画の開始である。 必要なコスト テンダイス「裏マーケット(その2)」 ○施設破壊時の保険、売ります(藩国向き) 一つの施設につき75マイル(あるいは15億)で、壊れたら復旧までやるね。(掛け捨て) 壊れたら300マイル(60億+資源10万t)かかるところよ。 みんなどんどん保険買うといいね。 つまり 資金60億+資源10万t もしくは 300マイル で、保険がなくとも壊れた施設は復旧させることができるようである。 よんた藩国 今後の財政指針 まずは、現在の資産。 資金調達について コストから考えて、300マイルよりも、資金60億+資源10万tの方が稼ぎやすそうなため、主に資金集めに動くことになります。 まず、市場でも不足しがちな資源を再建用の10万tを残し、すべて売却します。(所有が29万tのため、19万t:18日現在) 生物資源は、歌枕さんの稼ぎの見込み15万tがあるので、そのまま15万t売却します。(歌さん ありがとうありがとう) 食料についてですが、わんだっくでは常に食料が飽和状態にあります。 そのため、取引停止にならないよう、20~30万t程度の売却を検討しています。 これで、1万t=1億計算だとして60億に届く計算です。 資金回収のために でぃーグル号が直ったらレムーリアへの道が再び開かれます。 そのため、藩国で冒険組合を設立し、レムーリアで資源を採掘します。 資源は帝国・共和国ともに不足がちのため、食料に比べると高値が付きやすいため、これがうまくいけば資金の回収は難しくないでしょう。 なお、冒険組合設立のためのマイルはよんた藩王とかくたさんの個人マイルがあてられる予定です。 さらに、冒険組合設立であまったマイルと、今度のイベントのインタビューの収入で、次のターンの税金を支払う予定です。 よんた藩国民の皆様へのお願い 可能な限りで構いませんので資産・マイル獲得にご協力ください。 たとえ、1マイル、2マイルでも構いません。 少しでも稼いでいただければ、それだけよんた藩王をはじめ、大量出資者の方々の負担を減らすことができます。 体を大事にしつつ、少しずつの協力をお願いいたします。 (記・雷羅 来)
https://w.atwiki.jp/yonta2/pages/297.html
でぃーグル号再建計画書 イベント108空爆の開始にて、よんた藩国所有長距離輸送システム でぃーグル号(レムーリア行き)が敵の攻撃を受け破壊されました。 しょんぼりしてても始まらないので、大雑把ながら藩王の考えをまとめます。 でぃーグル号再建計画の開始である。 必要なコスト テンダイス「裏マーケット(その2)」 ○施設破壊時の保険、売ります(藩国向き) 一つの施設につき75マイル(あるいは15億)で、壊れたら復旧までやるね。(掛け捨て) 壊れたら300マイル(60億+資源10万t)かかるところよ。 みんなどんどん保険買うといいね。 つまり 資金60億+資源10万t もしくは 300マイル で、保険がなくとも壊れた施設は復旧させることができるようである。 よんた藩国 今後の財政指針 まずは、現在の資産。 資金調達について コストから考えて、300マイルよりも、資金60億+資源10万tの方が稼ぎやすそうなため、主に資金集めに動くことになります。 まず、市場でも不足しがちな資源を再建用の10万tを残し、すべて売却します。(所有が29万tのため、19万t:18日現在) 生物資源は、歌枕さんの稼ぎの見込み15万tがあるので、そのまま15万t売却します。(歌さん ありがとうありがとう) 食料についてですが、わんだっくでは常に食料が飽和状態にあります。 そのため、取引停止にならないよう、20~30万t程度の売却を検討しています。 これで、1万t=1億計算だとして60億に届く計算です。 資金回収のために でぃーグル号が直ったらレムーリアへの道が再び開かれます。 そのため、藩国で冒険組合を設立し、レムーリアで資源を採掘します。 資源は帝国・共和国ともに不足がちのため、食料に比べると高値が付きやすいため、これがうまくいけば資金の回収は難しくないでしょう。 なお、冒険組合設立のためのマイルはよんた藩王とかくたさんの個人マイルがあてられる予定です。 さらに、冒険組合設立であまったマイルと、今度のイベントのインタビューの収入で、次のターンの税金を支払う予定です。 よんた藩国民の皆様へのお願い 可能な限りで構いませんので資産・マイル獲得にご協力ください。 たとえ、1マイル、2マイルでも構いません。 少しでも稼いでいただければ、それだけよんた藩王をはじめ、大量出資者の方々の負担を減らすことができます。 体を大事にしつつ、少しずつの協力をお願いいたします。 (記・雷羅 来)
https://w.atwiki.jp/aias-closurecompiler/pages/25.html
トップページ Closure Compiler Application Closure Compiler Application コマンドラインオプション このページでは、Closure Comiler Applicationのコマンドラインオプションについて詳細に説明します。Closure Comiler Applicationの使用方法についてはこちらを参照してください。 このページは--helpオプションで出力されるヘルプの情報を元に作成しました。尚、管理人が使い方を理解できなかったオプションについてはヘルプの原文(英語)をそのまま記載しています。 目次 主なオプション --charset --compilation_level --externs --formatting --help --js --js_output_file --manage_closure_dependencies --use_only_custom_externs --warning_level その他のオプション --compute_phase_ordering --create_name_map_files --create_source_map --debug --define (--D, -D) --jscomp_dev_mode (--dev_mode) --jscomp_error --jscomp_off --jscomp_warning --logging_level --module --module_output_path_prefix --module_wrapper --output_manifest --output_wrapper --output_wrapper_marker --print_ast --print_pass_graph --print_tree --process_closure_primitives --property_map_input_file --property_map_output_file --summary_detail_level --third_party --variable_map_input_file --variable_map_output_file 主なオプション --charset --charset VAL 全ての入力ファイルの文字エンコーディングを指定します。(入力ファイルは全て同じ文字エンコーディングを使用していなくてはなりません。)省略した場合、ファイルの文字エンコーディングは UTF-8 であると解釈されます。 --compilation_level --compilation_level [WHITESPACE_ONLY|SIMPLE_OPTIMIZATIONS|ADVANCED_OPTIMIZATIONS] JavaScriptに適用する圧縮と最適化の度合い(コンパイルレベル)を指定します。以下の3つのレベルがあります: WHITESPACE_ONLY JavaScriptから空白・改行とコメントだけを削除します。 SIMPLE_OPTIMIZATIONS WHITESPACE_ONLY での処理に加えてローカル変数のリネームを行い、コードの圧縮と最適化を行います。このレベルではコンパイルされたコードとそれ以外のコードとの連携が妨げられることはありません。 ADVANCED_OPTIMIZATIONS SIMPLE_OPTIMIZATIONS での処理に加えてグローバル領域を含むシンボルのリネームを行い、最高レベルの圧縮度を実現します。 ADVANCED_OPTIMIZATIONS を使用する場合、外部のシンボルとの参照関係を維持するために追加の手順を実行する必要があります。 ADVANCED_OPTIMIZATIONS レベルのコンパイル処理が求める様々な制約については、こちらを参照してください。 オプション指定を省略した場合は SIMPLE_OPTIMIZATIONS が適用されます。 --externs --externs VAL コンパイル対象となっていないコード上で定義されたシンボル名がリネームされるのを防ぐためのexternファイルを指定します。このオプションが効果をもつのはcompilation_levelオプションの値が ADVANCED_OPTIMIZATIONS の場合のみです。externに関して詳しくはこちらを参照してください。 複数のexternファイルがある場合はこのオプションを複数指定してください。 --formatting --formatting [pretty_print|print_input_delimiter] 出力されるコンパイル済みJavaScriptコードの整形方式を指定します。このオプションは pretty_print または print_input_delimiter のどちらかの値をとりますが、2つの formatting オプションによってこれらを同時に指定することが可能です。 pretty_print と print_input_delimiter は整形方法のそれぞれ異なる側面についての指示であるため、重複しても互いに影響しあうことがありません。 pretty_print 人間が読み易くなるよう出力コードに改行とインデントを付加します。以下にその例を示します: function hello(a) { alert("Hello, " + a) } hello("New user"); pretty_print がない場合は次のようになります。 function hello(a){alert("Hello, "+a)}hello("New user"); print_input_delimiter 各入力ファイルの範囲を示す文字列を出力コード内に付加します。例えば2つのファイルを一緒にコンパイルした場合、出力は次のようになります: // Input 0 alert("hi"); // Input 1 alert("bye"); ファイル間の境界を表す区切り文字としてClosure Compilerは「 // Input X 」を挿入します。これらの区切り文字はコメントであり、JavaScriptの動作を妨げない点に注意してください。入力ファイルの区切りには、例えば各ファイルのサイズ圧縮度の把握を助けるというような用途が考えられます。 --help --help コンソールにオプションのリストを表示し、処理を終了します。 --js --js VAL 入力JavaScriptファイル名を指定します。複数の入力ファイルがある場合はオプションを複数指定してください。このオプションが未指定の場合、出力結果は空文字列となります。 --js_output_file --js_output_file VAL 出力ファイル名を指定します。省略した場合、処理結果は標準出力に出力されます。 --manage_closure_dependencies --manage_closure_dependencies [true|false] true を指定した場合、 goog.provide で定義されたシンボルは必ずそれを要求する goog.require より前に存在する、という関係に基づいて自動的にファイルのソートを実行します。もし定義されたシンボルが一度も要求されなかった場合、そのシンボルはコンパイル結果から除外されます。このオプションの詳細についてはこちらを参照してください。デフォルトは false です。 --use_only_custom_externs --use_only_custom_externs [true|false] Closure Compilerは document オブジェクトやそのメソッドのような標準的なシンボルを宣言したexternファイルを持っており、デフォルトではそれを使用してシンボル名の保護を行います。 --use_only_custom_externs オプションに true を指定するとこれらの標準的なexternを使用しなくなります。デフォルトのextern宣言に関する詳細はこちらを参照してください。デフォルトは false です。 --warning_level --warning_level [QUIET|DEFAULT|VERBOSE] コード内の問題になりそうな箇所に関する情報の量を指定します。警告レベルには以下の3種類があります: QUIET 現在のコンパイルでのcompilation_levelに基づく最適化パスで生成された文法エラーと警告のみを出力します。 DEFAULT 最適化パスで生成された文法エラーと警告に加え、選択されたコードチェックパス上で生成された警告を出力します。 warning_level オプションのデフォルト値です。 VERBOSE 最適化パスで生成された文法エラーと警告に加え、実行された全てのコードチェックパス上で生成された警告を出力します。 エラーと警告は標準エラー出力に出力されます。 その他のオプション --compute_phase_ordering --compute_phase_ordering Runs the compile job many times, then prints out the best phase ordering from this run. --create_name_map_files --create_name_map_files [true|false] If true, variable renaming and property renaming map files will be produced as {binary name}_vars_map.out and {binary name}_props_map.out. Note that this flag cannot be used in conjunction with either variable_map_output_file or property_map_output_file. --create_source_map --create_source_map VAL Closure Inspectorのソースマッピング機能で使用するソースマップファイルの出力ファイルパスを指定します。ソースマップファイルにはコンパイルされたコードとオリジナルのコードとの位置関係がマッピングされています。指定に %output% という文字列を含めると、それはコンパイル結果の出力ファイル名がその位置に展開されるプレースホルダとして機能します。 --debug --debug [true|false] true を指定するとデバッグ用の出力を行ないます。デフォルトは false です。 --define (--D, -D) --define (--D, -D) VAL @define タグが付けられた変数を指定の値で上書きします。このオプションの値の書式は name [= val ] で、 name には @define タグが付与された変数の名前を、 val には置き換えたい値を指定します。 val の値にはブール値、数値、シングルクォートされた文字列(ただしシングルクォートを含まない)を使用できます。 val が省略された場合は true が適用されます。 このオプションについてはこちらも参照してください。 --jscomp_dev_mode (--dev_mode) --jscomp_dev_mode (--dev_mode) [OFF|START|START_AND_END|EVERY_PASS] Turns on extra sanity checks. --jscomp_error --jscomp_error VAL Make the named class of warnings an error. Options accessControls, checkRegExp, checkTypes, checkVars, deprecated, fileoverviewTags, invalidCasts, missingProperties, nonStandardJsDocs, strictModuleDepCheck, undefinedVars, unknownDefines, visibility --jscomp_off --jscomp_off VAL Turn off the named class of warnings. Options accessControls, checkRegExp, checkTypes, checkVars, deprecated, fileoverviewTags, invalidCasts, missingProperties, nonStandardJsDocs, strictModuleDepCheck, undefinedVars, unknownDefines, visibility --jscomp_warning --jscomp_warning VAL Make the named class of warnings a normal warning. Options accessControls, checkRegExp,checkTypes, checkVars, deprecated, fileoverviewTags, invalidCasts, missingProperties, nonStandardJsDocs, strictModuleDepCheck, undefinedVars, unknownDefines, visibility --logging_level --logging_level VAL The logging level (standard java.util.logging.Level values) for Compiler progress. Does not control errors or warnings for the JavaScript code under compilation. --module --module VAL A javascript module specification. The format is name num-js-files [ [ dep ,...][ ]]]. Module names must be unique. Each dep is the name of a module that this module depends on. Modules must be listed in dependency order, and js source files must be listed in the corresponding order. Where --module flags occur in relation to --js flags is unimportant --module_output_path_prefix --module_output_path_prefix VAL Prefix for filenames of compiled js modules. module-name .js will be appended to this prefix. Directories will be created as needed. Use with --module. --module_wrapper --module_wrapper VAL An output wrapper for a javascript module (optional). The format is name wrapper . The module name must correspond with a module specified using --module. The wrapper must contain %s as the code placeholder. --output_manifest --output_manifest VAL 値としてファイル名を指定し、コンパイルされた全てのファイルのリストをそこに出力します。--manage_closure_dependenciesオプションが有効な場合、使用されなかったためにコンパイル対象にならなかったファイルはリストから除外されます。The %outname% placeholder expands to the js output file. If you re using modularization, using %outname% will create a manifest for each module. このオプションについてはこちらも参照してください。 --output_wrapper --output_wrapper VAL このオプションに指定された文字列にコンパイル結果を内包して出力させます。以下に例を示します: --output_wrapper (function(){%output%})() %output% がコンパイルされたコードのプレースホルダとなります。上のような形式で出力するとコンパイルされたコードのスコープは外側の関数内に限定されるため、リネームされたシンボルによるグローバル領域の汚染を防止することができます。デフォルトのプレースホルダ %output% は--output_wrapper_markerによって任意の文字列に変更できます。 --output_wrapper_marker --output_wrapper_marker VAL --output_wrapperオプションにおいてコンパイルされたコードのプレースホルダとして使用されるトークン文字列を指定します。 --print_ast --print_ast Prints a dot file describing the internal abstract syntax tree and exits. --print_pass_graph --print_pass_graph Prints a dot file describing the passes that will get run and exits. --print_tree --print_tree Prints out the parse tree and exits. --process_closure_primitives --process_closure_primitives [true|false] goog.require() 、 goog.provide() 、 goog.exportSymbol() のようなClosure Libraryの関数をコンパイル時にコードに展開します。デフォルトは true です。 ヘルプには上のように書かれていますが、管理人の試した限りでは展開されるのは goog.require() と goog.provide() だけのようでした。 --property_map_input_file --property_map_input_file VAL File containing the serialized version of the property renaming map produced by a previous compilation. --property_map_output_file --property_map_output_file VAL File where the serialized version of the property renaming map produced should be saved. --summary_detail_level --summary_detail_level N Controls how detailed the compilation summary is. Values 0 (never print summary), 1 (print summary only if there are errors or warnings), 2 (print summary if type checking is on, see --check_types), 3 (always print summary). The default level is 1. --third_party --third_party Check source validity but do not enforce Closure style rules and conventions. --variable_map_input_file --variable_map_input_file VAL File containing the serialized version of the variable renaming map produced by a previous compilation. --variable_map_output_file --variable_map_output_file VAL File where the serialized version of the variable renaming map produced should be saved.