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紬「」じーっ めるめる 唯「おーい、ムギちゃ~ん」 紬「」じ-っ めるめる 唯「返事がない、ただの屍のようだ」 紬「」じーっ めるめる 唯「うわ~ん、ムギちゃんがツッコんでくれないよ~!」 唯「りっちゃ~ん!」 律「どうしたんだよ、唯?」 唯「ムギちゃんが私のボケにツッコんでくれなかった~!」 律「どうボケたんだ?」 唯「えっと、それはね……」 律「……ふむ、多分ムギ知らなかったんじゃないか?なあ、ムギ」 紬「」じーっ めるめる 律「……おーい、ムギ!」 紬「」じーっ めるめる 律「返事がない、ただの屍のようだ」 唯「ね!言ったでしょ、りっちゃん!」 律「ああ……私たち完璧にシカトされてるな」 唯「シカト!?ムギちゃんはそんなことしないよ~!」 梓「何してるんですか、唯先輩と律先輩?」 唯「あ、あずにゃ~ん!」 律「お、いい所に来たな梓!ちょっと来てよ!」 梓「どうしたんですか?」 律「ちょっとさ、ムギ呼んでみてよ」 梓「ムギ先輩を?別にいいですけど……ムギ先輩、律先輩が呼んでますよー」 紬「」じーっ めるめる 梓「返事がない、ただの屍のようだ」 律「さっきからあんな感じなんだよ、ムギの奴」 梓「ど、どうしちゃったんですかねムギ先輩……」 唯「もしかしてムギちゃん『私たちの声が聞こえない病』にかかったのかな!?」 律「そんな病気あるわけないだろ」 梓「全然面白くないですよ、それ」 唯「」 ガチャ 澪「遅くなってゴメン!」 律「澪!いい所に来た!」 梓「澪先輩!」 唯「うわ~ん!澪ちゃ~ん!!」 澪「ど、どうしたんだ……?」 澪「ムギが呼びかけても無視する?」 律「そうなんだよ、だから澪も呼んでみてくれよ!」 梓「ここは澪先輩にかかってますよ!」 唯「澪ちゃ~ん!2人が私のボケをバッサリと切ったんだよ~!」 澪「うん、それ全然面白くなかったもん」 唯「」 澪「とにかく……ムギ呼べばいいんだろ?」 律「そう!頼むぞ澪!」 梓「頑張ってください!澪先輩!」 澪「おーい、ムギ」ぽんぽん 紬「どうしたの、澪ちゃん?」 律「え」 梓「え」 唯「」 紬「ずっと呼んでたの?ホント?ゴメンね、全然気づかなくて……」 律「まあいいよもう……でも、まさか肩叩いたらすぐ振り向くとは思わなかったな~!なあ、唯?」 唯「」 梓「唯先輩?」 唯「」 澪「またこれか……」 律「ああ~!悪かったって!唯!お前のボケは世界一だって!」 唯「……私のボケはツッコむ価値もないんでしょ?」 律「唯のボケのレベルが高すぎて誰も付いていけなかったんだよ!なあ、梓?」 梓「え、わ、私ですか?……そ、そうですよ唯先輩!唯先輩ならR-1も優勝出来ますよ!」 澪「それ言い過ぎ」 唯「それはないよ~」 律「だな」 梓「」 律「流石にこの件も飽きたな……」 唯「そうだね~」 梓「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!私にも一言くらいフォロー入れてくれたって……」 澪「で、ムギはさっきから何やってるんだ?ずっと携帯いじってるけど」 紬「」じーっ めるめる 律「おーい、ムギ!」ポンポン 紬「あ、ご、ゴメンね!一度打ち出すと集中しちゃって……」 唯「打ち出すって?ゲームか何か~?」 紬「ううん、メールよ」 律「誰とメールしてるの?」 紬「最近ネットで知り合った人、すごく私と話があってお互いの携帯のアドレスも交換しちゃったの」 律「しゅーうーごーう!!」 唯「お~!」 ひそひそ 律「ムギのメールしてる相手って誰かな?」 梓「もしかしたら……男の人じゃないですかね」 澪「お、男!?ネットで知り合った男と!?」 律「バカ!声デカイぞ澪!」 澪「す……すまん」 唯「でも男の人だとしたらさ~、気が合うって言ってたしもしかしたら付き合っちゃうのかな~?」 律「なん……」 梓「だと……?」 ひそひそ 澪「バカか!私たちまだ高校生だぞ?異性と付き合うなんてそんな……」 梓「何言ってるんですか澪先輩?」 律「そんな清純アピールしなくたってお前十分人気だろ」 唯「澪ちゃん貪欲だよね~」 澪「」 律「って!この件はもういいんだよ!」 梓「今重要なのは……ムギ先輩がメールしてる相手がどんな男性かってことです!」 唯「イケメンかな~?それともお金持ちなのかな~?」 澪「……男であることは前提なのな」 ひそひそ 紬「……はあーっ、送信っと」ぽちっ 紬「どんな子なんだろうな……みwikiさん」 …… みゆき「」じーっ めるめる こなた「おーい、みゆきさ~ん」 みゆき「」じ-っ めるめる こなた「みwikiさ~ん?」 みゆき「」じーっ めるめる こなた「返事がない、ただの屍のようだ」 かがみ「おーっす、こなた」 こなた「かがみん!いい所に来た!」 かがみ「?」 こなた「ねえねえかがみん、ちょっとみゆきさんに声かけてみてよ?」 かがみ「みゆきに?いいけど……おーい、みゆきー!」 みゆき「」じーっ めるめる かがみ「返事がない、ただの屍のようだ」 こなた「ね?なんかみゆきさん変でしょ?」 かがみ「そうだな……実は寝てるとか」 こなた「いくらなんでもそれはないよ、かがみん」 かがみ「だよな……うーん」 つかさ「こなちゃん遅くなってゴメンね~!あ、お姉ちゃんも来てたんだ~!」 かがみ「お、つかさ!いい所に来た!」 こなた「つかさ、ちょっと来て」 つかさ「へ?」 つかさ「いいよ~、じゃあ言ってくるね~!」 こなた「つかさ、全ての命運はつかさの手にかかってるんだよ!」 かがみ「そんな大げさなことでもないだろ……」 みゆき「」じーっ めるめる つかさ「ねえねえ、ゆきちゃ~ん」ぽんぽん みゆき「はい?あ、つかささん。どうしたんですか?」 こなた「……あれ?」 かがみ「案外あっさりといったな」 みゆき「すいません……メールを打つのに集中してまして……」 かがみ「ふーん、メール打ってたのか」 かがみ(誰とメールしてたんだろう?) つかさ「ゆきちゃん誰とメールしてたの~?」 かがみ「こ、こらつかさ!それはデリカシーがないだろ!」 みゆき「大丈夫ですよ、かがみさん。実は最近インターネットで知り合った方がいまして……」 こなた「ほお……ついにみゆきさんもネトゲデビューしたんだ!困ったことがあったらいつでも私に言ってね!」 かがみ「そんなわけないだろ」 みゆき「ええ、ネットゲームではないんですけど……で、その方とすごく気があってお互いの携帯のアドレスを交換したんです」 つかさ「ゆきちゃん、その人っておと……ふがっ!」 みゆき「?」 かがみ「みゆきとすごく気が合う人なんだから大人な会話をするんだろうな、アハハハハ!」 つかさ「む、む~っ!」もがもが ひそひそ かがみ「つかさ!そんな皆まで聞く必要ないだろう!」 つかさ「ぷはぁ~!び、びっくりした~!ご、ゴメンねお姉ちゃん」 かがみ「で、こなた……どう思う?」 こなた「うん、間違いなく男の人だよね……それも多分みゆきさんは好きだよ」 つかさ「ええ~!?ゆきちゃんに好きな……ふがっ!」 かがみ「だから声デカイってつかさ!」 つかさ「ご、ゴメンお姉ちゃん……」 ひそひそ こなた「でも、運いいよねーその男の人……みゆきさんみたいな上玉を釣るなんて」 かがみ「だな……みゆきと気が合うってことは賢そうだし」 こなた「高学歴高収入かー……いいね、私もそんな人と付き合いたいよ」 かがみ「なっ!?」 こなた「うん?何焦ってるのかがみん?」ニヤニヤ かがみ「な、何でもないわよ!」 こなた「大丈夫だって、かがみんは心配しなくても私の嫁だよー」 かがみ「ば、バカ!何言ってるのよ!」 ひそひそ つかさ「ねえねえ、ゆきちゃん」 みゆき「はい?」 つかさ「その人とは会ったりしないの?」 こなた「あ」 かがみ「な……何言ってるのよつかさ!ね、ねえみゆき?」 みゆき「そうですね……お会いしたいとは思ってるんですけど中々言い出せなくて」 かがみ「……あれ?」 こなた「なーんだ、ならこれを機会に誘ってみなよ!みゆきさん!」 つかさ「そうだよ~!ゆきちゃんなら会って嫌われることなんて絶対ないって~!」 みゆき「そ、そうですかね……なら、お誘いしてみたいと思います」 こなた「おおー!ガッツだぜ、みゆきさん!」 つかさ「ファイト~!ゆきちゃ~ん!」 かがみ「……随分とアグレッシブだな、おい」 …… 紬「りっちゃん、今週の土曜日って部活あったわよね?」 律「あー、あるけどどうして?」 紬「実は前に言ってたメールしてる人と会うことになったんだけど……」 唯「お~!」 澪「え!?」 梓「ホントですか、ムギ先輩!?」 紬「うん、この前誘われたの……で、その日休んでいいかしら?」 律「もちろん!行って来い、ムギ!」 紬「ホント?ありがとう、みんな!」 てくてく 紬「じゃあ私こっちだから、じゃあねみんな!」 唯「バイバイ、ムギちゃ~ん!じゃあ、私も憂におつかい頼まれてるから……」 律「ちょっと待て、唯!みんなも一旦ストップ!」 唯「うん?どうしたのりっちゃん?」 律「土曜日、みんなでムギを尾行するぞ!」 唯「お~!面白そう~!」 澪「な、何言ってんだ律!ムギに悪いだろう!」 律「でも、もしムギに食いついたのが悪い男だったらどうするんだ?」 梓「……ムギ先輩が危ないです!」 澪「待て待て、まだ男って決まったわけじゃ……」 唯「何かあったらみんなでムギちゃんを助けよ~!!」 律「おー!」 梓「おー!」 澪「……はぁ、全然話聞いてくれない」 2
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テレビ朝日系列 テレビ朝日 水曜 あいつ今何してる? スポンサー情報 あいつ今何してる? 2018年10月~18年12月 あいつ今何してる? 2019年10月~19年12月 あいつ今何してる? 2020年1月~20年3月
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978 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/12/20(日) 10 30 03 ID jlfICgLL 「お姉ちゃん、なにしてるの?」 「あー、ういー!入ってきちゃダメ」 「え?え?なんだかいい匂い」 「あー!ダメダメ!まだ全然だから…」 「…なんか、私お姉ちゃんから隔離されてるんだ…」 「か、隔離って……唯先輩に?」 「うん…ぐすっ」 「いやいやいや、杞憂だって……」 「そうかな…」 「…ただいま…」 「おかえり!ういー!」 「お姉ちゃん!?部活は!?」 「今日はね~…早帰り!りっちゃんも澪ちゃんも用事があるって…」 「そうだったんだ…」 「でねー?」 「??」 「…憂に…渡すものがあるんだ…」 981 978の続き [sage] 2009/12/20(日) 15 16 29 ID HkcRHB9u 書きためはしてない 今、渡さないと。でもいざとなると自信がなくなる。 憂が私を見ている。今日までチョコを作るのに憂を避けてきたから 憂が落ち込んでるのは分かってた。 憂「…お姉ちゃん、どうしたの?」 私をマジマジと見てくる。 チョコおいしいって言ってくれるかな…自信ないな… ――でも、渡さなきゃ!! 唯「憂!はい!これ憂にあげる!」 憂「お姉ちゃんこれは?」 もう後は食べてもらうしかない…。素直に伝えよう! 唯「憂にあげるバレンタインチョコだよ~憂にいつもお世話になってて それでね、バレンタインに憂に手作りチョコをあげようとおもって 頑張って作ったんだ~」 言った!!ちゃんと言えた! 憂は黙っている。でも、私は食べてもらうだけだ。憂に私の気持ちを… ――このチョコで伝えるんだ!! 唯「だから、憂…私のチョコを食べて!!」 憂「うん!」 憂は元気になっていた。ごめんね、無駄に心配かけて。 憂「パクッ」 憂が私のチョコを食べる。また、憂の表情が曇る… ――ど、どうしよう…やっぱりまずかったのかな…。 憂「うぅ…ぐすっ、ぐすっ、うぅ…」 な、なんで泣くの…憂……? 982 978の続き [sage] 2009/12/20(日) 15 46 35 ID HkcRHB9u 唯「だから、憂…私のチョコを食べて!!」 そっか!お姉ちゃん夜ずっとこそこそしてたり、 私を妙に避けてたのはそのせいだったんだ。良かった。 でも本当に極端だな~お姉ちゃんは…。 お姉ちゃんのチョコ…食べてみよう。 包みからチョコを出す。少し形がおかしかったけど、 ハートの形だとわかった。不意に目が熱くなるが堪える。 憂「パクッ」 チョコを食べる。 ――おいしい、おいしいよ!お姉ちゃん。 嬉しくて、嬉しくて、なんか鼻の奥がツーンと刺激されて… 憂「うぅ…ぐすっ、ぐすっ、うぅ…」 な、涙が止まらない。嬉しくて。 本当は満面の笑みで、おいしいよ!って答えたいのに、 お姉ちゃんが私を心配して見ている。言わなきゃ! 憂「…おいしい、おいしいよ、お姉ちゃん…グスッ」 唯「じゃ、じゃ、なんで泣いてるの?やっぱりまずかったんでしょ? む、無理しなくていいy 憂「本当においしかったよ!!!!」 唯「!!!」 憂「お姉ちゃんが作ってくれたチョコ…今まで食べたチョコの中で一番 おいしかったよ!お姉ちゃんが頑張って作ってくれたのを考えると 感動しちゃって…私なんかのために苦手な料理を頑張って…すごく 嬉しかったの…」 お姉ちゃん、本当にうれしいよ! 憂「ありがとう!とってもお姉ちゃんの愛がこもってて、すごくおいしいよ!」 唯「よかった~憂に喜んでもらえて!憂に感謝のチョコを渡せて本当にうれしいよー」 感謝なんて…いいのに。でも本当においしいよ。 私はお姉ちゃん気持ちのこもったチョコを味わって食べた。 そのチョコは本当に ――世界で一番おいしいチョコだった。 fin 書きためなしに書くとつらい。 バレンタインデーじゃないのにごめん。 978の続きがもったいないと思って書いただけなんだ。 失礼した。
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ただ単にプイレイヤーを移送しています。 (ちゃっとしながらとか)遠い所に行く時におつかい してください。
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あいしてるのうた【登録タグ GUMI あ 曲 梅とら】 作詞:梅とら 作曲:梅とら 編曲:梅とら 唄:GUMI 曲紹介 うちのグミさんが「どうしても路上やりたい」と言うので、雨が降ってるにもかかわらず、桜木町でアコギ弾いてきました。(作者コメ転載) 本作のコンセプトは、70年代フォークソング。 イラストは なな氏 が手掛ける。 歌詞 愛してる 愛してる そうやって君に伝えたいや それだけでいいや ねぇ知ってる?ねぇ知ってる? 誰かを愛せるってことはさ 幸せなんだって ららら... 嗚呼 君と言う人はどれだけの涙流してきたんだろう? 誰かのために泣いた事だってあるだろうしさ なんでだろう?そう思うだけで胸の奥の方から 苦しいような痛いような気持ちこみ上げる 弱いヤツだろ? 僕は弱いヤツだね 愛してる 愛してる ただ君の事を愛してる それだけでいいや ねぇ知ってる?ねぇ知ってる? 君という人の笑顔はさ 何よりなんだって いくつものの日々を 重ねたその先でもね 君の隣には僕がいてもいいでしょうか? なんて...笑い飛ばしてくれてもいいや ららら... 今日もずっと 明日もずっと ただひたすらに在る想いは 変わる事ないまま 愛してる 愛してる そうやって君に伝えたいや それだけでいいや ねぇ知ってる?ねぇ知ってる? 君がくれた幸せはずっと 消えないままだって いつだって ここに在るんだって ららら... コメント 大好きな唄です -- そら (2012-07-15 10 44 52) もっと評価されるべき! -- 涼 (2012-08-08 20 11 23) 歌詞いい( ´艸`) -- 春 (2012-09-09 19 12 06) 大切な人に贈りたい唄です -- 名無しさん (2013-01-08 22 33 59) すっごいいい唄です!私の大好きな歌です!♡ -- 杏 (2013-02-03 15 38 27) 歌詞全然ちがう..? -- 名無しさん (2013-07-01 18 43 35) やばいすきかも《*≧∀≦》 -- あみたん (2013-11-17 08 20 18) 名前 コメント
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初めてのデート。へ戻る 4 あれから、一月半が過ぎた。事態は、大きく動いている……というか…… 「幸人君?どうしかした?」 「あぁ、いえすみません。ちょっと考え事を。」 雛子先輩が二着の服を両手にもって話しかけてくる。それに少し気がつかなかったみたいだ。 いまいるのは街のショッピングモール。ウィンドウショッピングというか、雛子先輩がちょっと見て回りたいから付き合って。との依頼を受けての学校帰りだ。 「だいじょうぶ?ごめんね?いきなり誘ったりして。」 「いえいえ、僕も今日はバイトとかなかったんで、お誘い嬉しかいですよ。すみません、本当に気にしないでください。 で、その二着ですか?」 「あ、うん。幸人君はどうおもう?私としてはこっちのほうがいいんだけど、これからの時期を考えるとなぁって。」 ぱっと見だと薄い厚いの違いもそうない様にみえる。そもそもどちらも可愛らしいデザインだってくらいしか、わからない…… 「あ~、そうですねぇ。たしかに……あ、でもならいっそ上になにか羽織る前提で考えてみたらどうです?それなら好きなデザインのほうでいけるんじゃないでしょうか。」 「あぁ、なるほど。確かにそれもてかだねぇ。あ、でもそういう見方をするならさっきの……」 そういいながら先輩はまた店の奥の方に歩いていく。ぶらっとその後を着いていきながら眺めてみると……こういう店って大抵セールやってる印象があるなぁ。秋物50%オフか。 うん。わかってる。そういう事がいいたいんじゃないよな。 最近、こうなんだ。あの『相談』の夜を過ぎてから、恵美先輩、雛子先輩、俺。でつるむ時が多くなってきた。もちろん、それはそれまでにに比べてって位だったんだけど…… 半月程たった時に、恵美先輩がそこからいなくなった。派手に喧嘩をしたらしい。今でこそ落ち着いてきたのか、どっちも『私が悪かったのかなぁとか言いだしているが』当初はこれもどちらもが『もう知らない!』ってな状態だった。てかお互いが悪かったって思い出してるなら、仲直りをすればいいとおもうのだが……いざ俺が話題にだすともう知らない状態に戻るのだから……性質が悪すぎる。そもそもが――― 「でね、こっちなら上に着る前提ならいい感じだと思うんだけど。」 ―――もうすぐ秋も終わろうというのに、その短い期間に上に羽織ってまで着るために何千円とかけるのが俺には理解のは……っと、いかん。 「ですね。すごく可愛いとおもいますよ」 「もぉ、いくつかお店みてきたけど、幸人君最終的には全部それだもんなぁ。」 「あはは……いや、それが結局の本音なんすよ。雛子先輩に似合いそうなのばっかりなんですって。」 これは嘘ではない。女性の服の事なんぞよくわからないからかもしれないが、雛子先輩がこれはどう?ってもってくるものはどれも先輩によく似合って可愛くなるだろうって思うものばかりだ。 ……好きの贔屓目じゃないかといわれればそれまでだが…… 「む~~……ん!ここはこんなもんかな。」 で、見るだけ見て聞くだけ聞いても買うとは限らないのだから、本当に不思議だ。 また通路をきょろきょろとお店を見ながら歩く先輩の後ろをついていきながらい、思考をもどす。 で、その喧嘩があってから、なぜかこうなっている。雛子先輩が俺を買い物や、買い食いや、ちょっとした遊びやらによく誘うようになったんだ。 最近では週に2度位お弁当を作ってくれたりまでしている。先輩がもってきているお弁当とは内容すら違う。先輩のが大抵可愛らしいお弁当箱、内容に納まっているのにたいし、こっちは大きめで、肉とかごろごろって感じのだったり。先輩曰く「男の子なんだからこんな感じで!」だそうだが……じみに偏見はいってないか? 雛子先輩と一緒にいる事が多くなったぶん、少し疎遠になっている友達とかは俺と雛子先輩がつきあいだしたと思っているらしく、よく冷やかされるんだが……その辺の状況としてはあの夜から変わらず。恋人への距離が縮まったというわけではない。 「あ、アリスが1000円セールだって!これは買うしか!みにいこう!?」 あぁ、次の店が決まったんですね。はいはい、ついていきま…… 「いやいやいや!下着のお店じゃないっすか!さすがにそこは抵抗あるというか……いけませんって!」 「あ!あぁ~……そうだよね。ごめんね?つい恵美ちゃんと一緒の感覚で」 うん。ようは今の俺の立場は、喧嘩した恵美さんがいた位置って感じなんだろう。 遊びに誘ってもらっているのも、俺とどうこうっていう気持ちはないんじゃないだろうか。一応、あれだけの話をしたんだから少しは意識をした結果も伴ってほしいけど……雛子先輩だしなぁ で、結局こんなのはどう?って俺に店の外ぎりぎりまで聞きにくるので……はじめてそういう場所にはいったりしました……どっちがより恥ずかしいかは、選べない経験だったな…… 電車にのって一緒に帰る。駅としては先輩の方が先に降りる事になるんだが。ちょっと入れ知恵があって、先輩にきりだしてみる 「先輩、もう暗くなってますし、家まで一緒に送らせてもらえませんか?先輩って、駅から徒歩ですよね。」 「え?うん、確かにそうだけど……」 「ええっと、た、他意はないですよ?本当に、送っていくだけっす。まぁ、万が一ってレベルですし、時間もまだ暗いとはいえ早いですからむりにとは――― 「そか、そういうことか……じゃぁ、お願いしようかな。」 ……え? 「家まで、送ってもらえる?幸人君。」 「はい!ありがとうございます!」 「……ぷ。なんでお礼なの?それはこっちがいう事だとおもうんだけどな?」 「あ、はい!すみません。……送らせてもらいます。」 よっし!OKもらえるかなんともだったけど、よぉっし! 先輩の家は、駅を降りて徒歩5分。いわゆるアパート情報の5分だから実際は10分弱位か?のところにあるらしい。その道を二人で歩く。 「そだ、明日お弁当作るよ。なにかリクエストはある?」 もうすぐ着くっていうあたりで、先輩が聞いてくる。 「あ~、そうっすねぇ。たまにはこぉ、軽いというか。魚とかもいいなぁって。いつも肉系ばっかりですし。お肉のかわりに、どうでしょう」 「……だめだよ。お魚もいれてもいいけど、男の子なんだからお肉ははずせないかな!」 先輩、だからそれは絶対偏見はいってますって…… 「とりあえず、お魚だね?お肉はさぁ、私が我慢してるぶん幸人君にしっかり食べてもらいたいんだ。 だからお魚はいれるよ。肉に追加で!うわぁすごいボリュームだぁ!」 楽しそうですね、先輩……食べ切れはするでしょうが、きっと苦しい戦いになるだろうな。 「あはは……そいつはすごいやぁ……」 「うん、まかせといて?幸人君を唸らせて見せるから。あ、それじゃここまでかな。」 どうやらアパートの前に着いたらしい。先輩が足を止めてさよならをつげてくる 「あ、はい。じゃぁまた明日。今日はお誘いありがとうございました。」 「こっちこそ、わざわざ送ってもらってありがと。心強かったよ。」 「えっと、なら、また出かけた時とかに、送ってもいいですか?」 だめもと……ってほどではないだろうけど、聞いてみる。 「うん。またお願いしてもいい?私のおうちも思い出してもらえたみたいだし。」 先輩が少し音量を落としていった事を聞きとがめる。?思い出した?あれ、俺聞いたことあったかな。でも、先輩自身から聞いてたなら、あっさり送りOKがでたのも納得できるか?前に聞いて忘れてるのかな……うかつすぎだろ、俺。まぁ、実は他の人から聞いたんですよ。っていうのもなんだし、話をあわせてしまおうか。 「はい。ありがとうございます!」 「ふふ……だから、お礼を言われるのはへんだってば。」 そういって笑いあう。こりゃぁ、ありがとう、情報提供者。今夜報告させてもらいます。 「先輩、ありがとうございます。これで一歩前進できたかもしれません。」 「お、てことは家まで送る事ができたんだ。よかったじゃない。」 夜、情報提供者……ってまぁばればれなんだろうが、恵美先輩に報告をする。 恵美先輩としては、喧嘩はしても雛子先輩は友達で、俺をくっつけてやろうって気持ちに変わりはないようで。こうやって電話をしたりも続いている。 多分というか、当然というか、雛子先輩も気づいているんじゃないかな?とおもう 「今日はちょっと。こぉ、人のペースで歩き続けるのって、結構きついんすねぇ……」 「あんたそれ、ひなに言ったらだめだからね?」 「いいませんってば。てか、恵美先輩、変な事ききますけど、雛子先輩と下着とか見に行ったりしてたんすか?」 「っぶ!はぁ!?なにいきなりいいだしてんの?」 む、思った以上にリアクションがはげしいな。俺は今日あったことを先輩に話す。 「あ~、あのブランドか。うん、確かに見に行ったりしたかなぁ。 てか、あんたをあそこに連れ込んだのか。」 「はい……そのうえ感想まで求められるんだから、ものすごく恥ずかしかったです。 いまの僕の立場って、やっぱ恵美先輩の代わりなんすかねぇ……」 「う~ん……そのへんはないとはいえないけど……でもそれだけってわけじゃないと思うよ?」 「そうでしょうか。今日も言ってたんすよ。恵美先輩と一緒の感覚で誘っちゃったって。」 「まぁそのへんはさぁ、ひなだから……」 あぁ、なんか納得…… 「まぁ、それはおいとくにしても。私にお弁当を作ってきたり~とかはなかったし。私と気まずくなってるから代わりっていうのは、ひなに失礼なんじゃないかなぁ。」 「それは……そうなんですけど。あぁ、そうだ先輩。それですよ、それ。いい加減か仲直りしません?もうそろそろ、いいんじゃないですか?」 何度目かの提案をまたいってみる。さすがにもう一月以上たつし、どうだろうか 「う~……一応さ、あたしのほうからとか、ひなのほうからもまったく話をしないってわけではないんだけど……もめた原因がどうにかならない限りなかなかさ~……」 「その原因ですけど、まだ僕に話してはもらえないんですか?」 大体の見当はついている。ていうかほぼ間違いなく樹先輩関係の話だろう。結局調べるといったその辺の話も恵美先輩から続報はないし。 「もうすこし、待ってほしいな。ある程度見当ついてるだろうけど……ひなともうすこしなんとかなってから話したい。 まぁ、でもあれだ。この感じだとあんがいこのままでもうまくいくかもしれないし、それなら知らないままでもいいんじゃない?」 「いやぁ……なんかこのまま曖昧なっての……楽だけどきついんすよ?」 実際幸せなんだとおもう。毎日楽しいってのも嘘じゃないんだけど……ふとした拍子につらくなるんだよなぁ。好きが空回りするっていうか 「うん、ごめんね?なんかほんと。悪いんだけどもう少し、そういう意味でもひなのこと頼むわ。」 「雛子先輩も、恵美先輩とはやいとこ仲直りしたいって思ってると思いますよ。なんだかんだでよく話題にでてますもん。」 「あっははは……うん、おやすみ~」 ぷっと電話が切れる。 逃げた!まったく、人の事をへたれだなんだっていうくせに、自分だとこうなんだもんなぁ…… こっちの事には俺じゃ手は出せないだろうし、気にはなるけどでかたしだい、か。 俺の方も、こうなるともう少しって欲もでてくる。今日は一歩前進したとおもうし、もう一歩もう一歩って進んでいこう。踏み抜かない程度に、気合入れてさ。 さて、明日の雛子さんのお弁当はすごいことになりそうだし、朝は、食べないでおこうかなぁ…… 雛子先輩が家にくる!へ
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あいつ今何してる?(2015.10~2021.09) ※テレ朝ほか大半の局以外は19 54飛び降り(2017.07~2021.09) ※テレ朝ほか一部の局以外は19 00飛び乗り(2020.10~2021.09) (2020.04~2021.09、この期間は再び全編ローカルセールスで、2020.09までは19 00開始による60分枠。2020.10~2021.09は18 45開始による75分枠) テレ朝/- (2016.04~2020.03、ここから水曜19時枠。この期間は前半ナショナルスポンサーセールスと後半ローカルスポンサーセールスに分割。2017.06までは全編ネットワークセールスでの構成による56分枠、2017.07~2020.03はネットワークセールス54分+終盤任意ローカルセールス6分での構成による60分枠) 前半ナショナルスポンサー(2016.04.06~2020.03.25) (2020.01~03) 0'30"…ROUND1、P G、東海漬物+不定期5社 (2019.10~2019.12) 0'30"…ROUND1、P G、創味食品、東洋水産、東海漬物+不定期3社 (2019.04~09) 0'30"…ROUND1、アース製薬、東海漬物、小林製薬+不定期4社 (2019.01~03) 0'30"…ROUND1、東海漬物+不定期6社 (2018.10~12) 0'30"…SoftBank/Y!mobile(不定期交代)、ROUND1、東海漬物+不定期4社 (2018.08~09) 0'30"…太田胃散、ROUND1、東海漬物+不定期4社 (2018.07) 0'30"…太田胃散、アース製薬、ROUND1、東海漬物+不定期4社 (2018.04~06) 0'30"…太田胃散、アース製薬、ROUND1、東海漬物、KINCHO+不定期4社 (2018.01~03) 0'30"…太田胃散、ROUND1、東海漬物+不定期4社 (2017.10~12) 0'30"…太田胃散、ROUND1、東海漬物、DAIHATSU(PT)+不定期4社 (2017.08~09) 1'00"…HONDA 0'30"…AEON、太田胃散、ROUND1、SUBARU+不定期2社 (2017.07) 0'30"…AEON、太田胃散、ROUND1、アース製薬+不定期4社 (2017.05~06) 0'30"…AEON、太田胃散、ROUND1、アース製薬、KIRIN(PT)+不定期3社 (2017.04) 0'30"…AEON、太田胃散、ROUND1、YKK AP、アサヒビール(PT)、KIRIN(PT)+週替2社 (2017.01~03) 0'30"…AEON、太田胃散、proactiv+、SoftBank/Y!mobile(不定期交代)、YKK AP+不定期3社 (2016.10~12) 0'30"…AEON、太田胃散、小林製薬、proactiv+、SoftBank/Y!mobile(不定期交代)、Kao(花王)(PT)+不定期2社 (2016.08~09) 0'30"…AEON、太田胃散、TOYOTA+不定期4社 (2016.07) 0'30"…AEON、太田胃散、TOYOTA、小林製薬、アース製薬、SUBARU+不定期2社 (2016.05~06) 0'30"…AEON、LION、太田胃散、TOYOTA、小林製薬、アース製薬+不定期2社 (2016.04.06~20) 0'30"…AEON、P G、太田胃散、TOYOTA、SUNTORY、Unilever(PT)、アサヒビール(PT)+週替1社 後半ローカルスポンサー(2016.04.06~2020.03.25) テレ朝/- (2015.10.11~2016.04.02、この期間は土曜24時B枠かつ30分枠。及びこの期間は全編ローカルセールス) テレ朝/ 特別番組は「あいつ今何してる? (イレギュラー)」を参照
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118 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/08/02(火) 20 55 50.85 ID ??? ディアナ「ええと、ギンガナム艦隊ですが昨日は何を」 ハリー「は、戦闘演習を行ったようでございます」 ディアナ「本日は?」 ハリー「戦闘演習でございます」 ディアナ「…明日の予定は?」 ハリー「戦闘演習のようでございます」 ディアナ「…艦隊司令官の減給を、よしなに」 120 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/08/02(火) 21 29 33.82 ID ??? 118 軍隊が暇なのは平和で良いことだと思います、女王様! ???「送信…」 121 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/08/02(火) 21 36 53.42 ID ??? 118 月が一大事にならん限り動けないんだからかんべんしてあげて!ディアナ様! 122 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/08/02(火) 21 53 24.70 ID ??? 118 一国の主が、その辺のサヨク運動家みたいなこと言ってちゃ困りますw とはいえ、自前のディアナ・カウンターもあるから軍事費が二重にかかって死活問題なのかも。 ディアナ「では平等に、ハリーの阪神グッズ代と甲子園への遠征費用の経費引き落としはなしにしましょう」 ハリー「ユニヴァァァァァス!!」
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こなた「みゆきさん、その後どうなったの?」 みゆき「その後と言うと……?」 つかさ「この前言ってた、ネットで知り合ったっていう人のことだよ~」 みゆき「あ、その方とのことですね!報告が遅くなってすみません」 かがみ「みゆき、言いたくなかったら別にいいのよ?」 みゆき「いえ、大丈夫ですかがみさん。みなさんのおかげでお会いすることになりました」 かがみ「ええっ!?」 こなた「おー!」 つかさ「ゆきちゃんやる~!」 こなた「みゆきさんいつ会うのー?」 みゆき「今週の土曜日です」 つかさ「どこで会うの~?」 みゆき「池袋の予定です」 こなた「2人で会うんだよね?」 かがみ「おい、お前らそんなに質問してみゆきが可哀想だぞ……大体2人で会うとか当たり前のことを……」 みゆき「いえ、3人です。もう1人共通の知人がいまして」 こなた「え」 つかさ「え」 かがみ「ええっ!?」 みゆき「じゃあ、また明日」 こなた「バイバイ、みゆきさーん」 かがみ「なあ、こなた……」 こなた「うん、3人って言うのは少し怪しいよね」 かがみ「じゃあ、みゆきに言って行かせないようにしよう!」 こなた「でも、誘うよう仕向けたのは私たちだしねー……うーん」 つかさ「ねえねえ、なら私たちでゆきちゃんのボディーガードをしようよ~!」 かがみ「ボディーガード?」 つかさ「うん、ゆきちゃんが危ない目に合わないように付いてくの!」 こなた「それいいね、つかさ!うん、そうしよう!みんなでみゆきさんを守るぞー!」 つかさ「お~!」 かがみ「……絶対見たいだけだろ」 当日 唯「」じーっ 律「」じーっ 梓「」じーっ 澪「な、なあ……」 唯「どうしたの澪ちゃん?」 律「どうした澪?」 梓「どうしたんですか澪先輩?」 澪「もうやめないか……ムギが可哀想だろ」 唯「澪ちゃん!せっかくここまで来たんだよ!?」 律「そうだ!ここまで来たら引き下がれないだろ!」 澪「でも……」 梓「あ!誰かムギ先輩に話しかけてます!」 …… こなた「」じーっ つかさ「」じーっ かがみ「はあ……もう帰らない?」 こなた「後少し……後少しだよ、かがみん!」 つかさ「もう少しの辛抱だよ、お姉ちゃん!」 かがみ「よく考えてみたらさ、みゆきがそんな危ないことに首突っ込むわけないんだよな」 かがみ「だから、今日はもう尾行なんてやめて……」 こなた「かがみんシーッ!」 つかさ「ゆきちゃんが誰かに話しかけられてる!」 …… 紬「……」 まちまち 紬(待ち合わせの場所はここだけど……少し早かったかしら?) 紬(一応メールして着いてることを知らせとこう) めるめる みゆき「……」 まちまち みゆき(待ち合わせ場所はここであってますよね?……早すぎたでしょうか) みゆき(連絡を入れといた方がいいですよね) めるめる ?「あのー、たくあんさんとみwikiさんですか?」 紬「え?」 みゆき「はい?」 ?「あ、すいません……私なくらです」 紬「なくらさん……あ!どうも初めまして、たくあんです」 みゆき「あ、たくあんさんだったんですか……さっきからすごく近くにいたんですね」 紬「みwikiさんですか?……ウフフ、こんなに近くにいらっしゃったんですか」 ?「なんだ、2人はもう挨拶を済ませてるのかと思いましたよ」 紬「すいません、こうやった形で人と会うのは初めてなんで……」 みゆき「お恥ずかしながら私もそうでして……」 ?「初めてはみんなそんなもんですよ、じゃあ行きましょうか?おいしいレストランが近くにあるんですよ」 …… 唯「りっちゃん!ムギちゃんが動いたよー!」 律「よし!私たちも動くぞ!」 梓「はい!」 澪「あ……ちょ、ちょっと待てって!」 すたすた こなた「みゆきさんたち動いたね……私たちも行こう!」 つかさ「お姉ちゃん、早く早く!」 かがみ「あ、う、うん……」 てくてく 唯「なんか随分と暗いとこ歩いてるね~」 律「おいしいレストランってのがこんな路地裏にあるもんか?」 梓「そうですよね、こんな人通りの少なそうな場所でわざわざ開かなくても……」 澪「隠れた名店って奴なんじゃないか……って!ああ!?」 唯「ムギちゃん!?」 てくてく こなた「なんか怪しい場所歩いてるよね」 つかさ「うん、怪しいよね~」 かがみ「アンタたち少しは隠れるみたいなことはしないの?」 こなた「大丈夫大丈夫、みゆきさんは気づかないよー」 つかさ「大丈夫だよねー、なんか尾行って楽チンだね~!」 かがみ「何言ってるのよアンタたち……って!ああ!?」 こなた「みゆきさん!?」 こなた「え……?」 唯「へ……?」 律「もしかして今金髪の子と歩いてた女の子の友達の方ですか?」 かがみ「そうですけど、今のって……!」 澪「誘拐……!?」 つかさ「ど、ど、ど、どうしよう……!?お姉ちゃん!」 梓「せ、先輩!とりあえず警察!警察に連絡しましょう!」 律「ああ!わかってる!」 …… 紬「む!むーっ!」じたばた みゆき「むーっ!むーっ!」じたばた ?「おい!暴れるんじゃねえよ!じっとして黙ってろ!!」 紬「……」びくっ みゆき「……」びくっ ?「そうだ、大人しくしてろ……大人しくしてたらすぐ済むからよ……!」 ?②「うわああああああ!」 キイイイイイイイッ!! ?「ど、どうした!?」 ?②「ば、バイクがいきなり前を横切って……!!」 ?「バイク……?な……!まさか!」 すたすた すたすた ?「首無しライダー!!に、逃げろ!!」 ?②「ひいいいいい!」 セルティ「……」 てくてく 紬「……」ぶるぶる みゆき「……」ぶるぶる セルティ「……」 ばりりっ ばりりっ 紬「は……はあ……はあ……あ、あの……」 みゆき「あ……ありがとう……ございました……」 セルティ「……」 『お前達を連れてきて欲しいと頼まれている』 紬「え……」 みゆき「あ、でも……」 セルティ「……」 『身に危害は及ばない、保障する』 紬「……わかりました」 みゆき「……連れてってください」 セルティ「……」 『ここの屋上に行け』 紬「……」 てくてく みゆき「……」 てくてく 紬「……あ、あの」 みゆき「……は、はい」 紬「あの人……どうして話さなかったんですかね」 みゆき「すみません……わからないです」 紬「そう……ですよね」 みゆき「でも……あの人は信じてもいい気がします」 紬「……」 てくてく 紬「……」 みゆき「……」 紬「誰も……いない……?」 臨也「はーい、どうもー」 紬「!」 みゆき「!」 臨也「嫌だなー、そんな警戒しないでよ……あ、自己紹介がまだだったかな」 臨也「なくらです、スゥーっといなくなってしまいたいなくらですよ」 紬「なくら……」 みゆき「さん……?」 臨也「ええ、そうです」ニヤリ 紬「ひょっとして……助けてくれたのってなくらさんですか?」 臨也「はい、僕です」 みゆき「あ、ありがとうございます」 臨也「怖かったですか?」 紬「……はい」 みゆき「……はい」 臨也「大変でしたね」 みゆき「でも……どうしてわかったんですか?」 臨也「だって、彼らにたくあんさんとみwikiさんを拉致するよう頼んだのは僕ですから」 ……………… ………… …… 紬「……」 みゆき「……」 バタンッ! 唯「ムギちゃん!」 こなた「みゆきさん!」 紬「唯……ちゃん?みんな……!」 みゆき「泉さん……それにかがみさんとつかささん!」 律「大丈夫かムギ!ケガはないか!?」 梓「ムギ先輩すいません!私たち何も出来なくて……」 澪「ゴメン、ムギ……こんな怖い目に合わせてホントゴメン……!」 紬「大丈夫、大丈夫だからみんな……ありがとうね」 かがみ「みゆき!大丈夫!?ケガは!?」 つかさ「うわ~ん!ゴメンねゆきちゃ~ん!」 こなた「みゆきさん……私が会ってみればなんて言わなかったらこんなことにならなかったのに……」 みゆき「皆さん……大丈夫です、私は皆さんが来てくれたのがすごく嬉しいです」 律「ってわけで、尾行してたんだよ」 かがみ「私たちも全く同じ」 紬「そうだったの……驚いたわ」 みゆき「でも……なんでここがわかったんですか?車に乗せられてから見失ったんじゃ……」 唯「それはね、こなたちゃんのおかげなんだよ~!」 こなた「池袋にネトゲ仲間がいてさ、その人が2人の特徴に良く似た人をこのビルの前で見たっての聞いたんだよ!」 紬「……あの、もしかして」 みゆき「……泉さん、その知り合いの名前は何ですか?」 こなた「え?……なくらって人だけど、どうかしたの?」 …… 臨也「あーあ、ネットって何が起こるかわからないから怖いよねー」 臨也「かわいい女の子たちのほんわかした話が見れると思った?残念」 臨也「どれが本当でどれが嘘か、ちゃんと自分の目で見抜けないと痛い目あうよー」 臨也「それにしても……友情って美しいよね?そう思わない?」 臨也「僕は人間が大好きだから、人間関係を見るってのも大好きなんだけどさ」 臨也「おっと、今日はここまで……そろそろ時間だ」 臨也「くれぐれも簡単に騙されちゃ駄目だよー、じゃあね」 臨也「あ、今日はもっと相応しい言葉があったね……ばいにー☆」 戻る
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時間がゆっっくりと流れていく。 重力が500倍くらいになったみたい。 もうすぐ深夜0時。 いつもはあっつい部屋の空気が重くて冷たい。 あー…何でこんなことになったんだろ…。 「ねぇ…。梨華ちゃん?」 「……」 顔を向けずに、ちらりと美貴を見るその目が怒りに満ちてる。 それこそ殺意を感じるキレた眼差し。 全身で触れるなといわんばかりで…。 あーもー…どうすりゃいいのよ! 「梨華ちゃん、その…ねぇ…あの…」 えーーーーっ! なんて言えばいいのよぉ! なんか知らないけど、梨華ちゃんは今日一日激しくご機嫌斜め。 っていうか、90度くらい切り立っちゃってて…超お怒りモード。 あいさつもぼそっって、すっごい低い声で一言。それからちっともしゃべってくれきゃ、顔を向けてもくれないし…。 そりゃあさ、二人が付き合ってるのはいちおー秘密なわけで、二人っきりのときはもう、ほんっとにらぶらぶなわけですけれども、なのに今日は全くもって無視…。 「何よ」 ようやく交わした本日の第一声は、がっちり凍り付いてる。 「あ…あのね、美貴……なんかした?」 ぴきっ…! な…なに? この音、何の音…って、梨華ちゃんのマユゲがさら釣りあがって表情が凍りついた音。 うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 怒り倍増させてますぅ!? 美貴ってば!? 「なんか……したぁ?」 「えっ!? ええっ!? 梨華ちゃん!?」 ちょっと…ちょっと! なになになに? ほんっとに心当たりがないんですけど? そしたら、梨華ちゃんが「はーーーっ…」って、すっごい重いため息をついた。 「美貴ちゃん」 「はい…」 「本気ですきって…言ったよね」 「言いました…」 「愛してるのはあたしだけ……そうも言ったよね」 「はい…」 「ねぇ。結局、すべての恋はシャボン玉なの?」 「は!?」 「この恋はあたし名義じゃないみたいだし」 「梨華ちゃん?」 『まだわかんないの?』って、じとーっと睨みつける目が訴えてる。 「美貴ちゃん…」 一度視線を外して小さくため息をついた。そして窺うようなためらいがちの上目遣い。 「何で昨日…ウソついたの?」 「ウソ? 美貴が!?」 「昨日、用事があるからって…言ったよね」 「うん。言った」 本当は梨華ちゃんちに泊まる予定だったんだけど、どうしても避けられない予定が急に入って、泣く泣く断念した。お仕事は午後入りだったから、ゆっくりできると思ってただけに…すっごくショックで…。 梨華ちゃんがまた一つため息をこぼす。 「それって、あの子に逢うためだったの?」 「えっ…」 「聞こえたよ。昨日…電話…」 「梨華ちゃん…?」 「ちょうど今くらいの時間だよね。電話もらったの…。急なことだったし…楽しみしてたから……うれしかった。けどね…」 言葉が途切れて、梨華ちゃんの怒りに凍てついた眼差しが再び美貴を射抜く。 「後ろから聞こえた。楽しそうに笑う…亜弥ちゃんの甘えた声…」 何で? 何で…そんなこと言うの? 「気のせいなのかな? それとも…? ねぇ、美貴ちゃん?」 ぐっと息を飲み込んで、大きく深呼吸。 そして、しっかりと梨華ちゃんの瞳を見据える。 「昨日、たしかに亜弥ちゃん、来てたよ。用事が済んだ後、偶然会って…ご飯食べに行った。それで、その後…来たいっていうから……」 無表情でじっと美貴を見つめる梨華ちゃん。 ぎゅっと拳を握り締めた。 あぁ…のどが渇く…。 「泊めた…」 梨華ちゃんがふっと息をこぼして小さく肩を揺らした。 「そうなんだ…」 どこかあきらめたような口ぶり。 「だったらさ、言ってほしかったな」 そして、さびしそうに笑った。 そんな顔して笑わないで。そうさせる美貴が悪いんだけど…見てらんない…。 うつむいて目を逸らした。 「でも、亜弥ちゃんは美貴が梨華ちゃんと付き合ってるの、知ってるじゃん」 「だからって、黙ってたらそれでいいわけ?」 「それは……梨華ちゃんを信じてるから…だから…」 「でも、あたしはそれで美貴ちゃんがわからなくなった…」 つぶやくように掠れた声。 「美貴ちゃん。あたしがたとえばよっすぃを泊めて、それを黙ってたら…どう思う?」 「…」 「あたし、美貴ちゃんの何?」 「梨華ちゃん…」 「あたしのことを信じてるから黙ってた…。それ、違うよね。亜弥ちゃんのことを信じてるから黙ってたんだよね。一言でも言ってくれればこんなこと思わなかった。何で言ってくれなかったの? ねぇ、何もなかったって…言い切れる?」 パン! 真っ白になった。 梨華ちゃんの顔が横にぶれて、じんとしびれる右手の痛みでゆっくりと、だけどはっと我に返った。 「なによ!」 赤くなった頬を押さえた梨華ちゃんの刺すような目。 「なかったって言い切れるの!? 信じてって…なにをどう信じればいいのよっ!」 「理由も方法もどうでもいい! 信じてっ! 美貴を信じてよっ!」 かーっと頭と体が熱くなる。 その熱にすべてを任せて梨華ちゃんを強引に抱きしめた。 「やぁっ! やめてっ! 離してっ!」 「やだ」 ぎゅうっと強く強く、腕の中で暴れる梨華ちゃんが叩こうが咬みつこうが、絶対に離さない。 「お願いだから…信じて」 梨華ちゃんの体から力が抜けていく。 「お願いだから……」 「……」 「信じて……」 まるですがるように抱きついてた。 そっと梨華ちゃんの手が美貴の頬に触れた。 「…不安に……させないで…」 「ごめん…」 「美貴ちゃんのこと…すきだよ」 チクタクチクタクチクタク……。 「でも、時々わからなくなる…。すきなのに…すきだけど、遠く感じるのは…どうして?」 抱きしめる腕に自然と力がこもって、首筋に顔をうずめる。 痛い…。痛いよ……。 梨華ちゃんの声は、切なげに微笑んでいるようで…。 「亜弥ちゃんにとって美貴ちゃんは恋人。もし仮に…たとえそれが冗談かもしれなくてもね、あたしには冗談には聞こえない」 「でも、恋人じゃない…」 「…そうだね。友達以上恋人未満って言ってたっけ」 小さくうなずくと、すっと髪を鋤くようになでられた。 「その場のノリかもしれない。でも、ウソじゃない言葉なんだよね…」 「…」 「時間には勝てないの。美貴ちゃんがあたしとよっすぃに感じてる時間の重さを、あたしは亜弥ちゃんと美貴ちゃんに感じてるの。過ごした時間の深さと重さ。だからね、つまらないウソが重く感じる…。不安になるの…」 髪をなでていた手が頬を包んで、そっと顔を上げさせられた。 ようやく見ることができた笑顔は悲しみに曇っていて…。 「梨華ちゃん…」 そんな風に思ってたんだ…。 そんな風に思わせてたんだ…。 美貴は…梨華ちゃんにそんな風に思ったこと……あったかな? 「ごめん…」 それしか言えなかった。 梨華ちゃんは小さく首を横に振って美貴の背中に腕を回すと、こつんと額をくっつけた。 「ううん。あたしもきっと、美貴ちゃんを不安にさせてることはあると思う。それにね、それまでの時間には勝てないけど、でも、これからたくさんの時間を使って深く強くしていくことはできるんだよね?」 「……うん…」 頬が少し冷たい梨華ちゃんの手に包まれる。 「本当に…何もなかったんだよね?」 「うん。ウソじゃないから」 「わかった…。お願いだから、もう…つまらないウソはつかないで」 「うん」 「約束ね」 そして、唇にふわりと降りたキス。 ぎゅって抱きしめた。 不安にさせないように、強く。痛いくらいに強く…。 「すきだよ。梨華ちゃん…」 誰よりも。 あなただけ…。 あなたは美貴の何って聞かれたら、こう答える。 『世界で一番愛しい人』 何の迷いもなく、曇りもなく、まっすぐに、その素直な瞳を見つめて。 きっとあなたは同じ質問に、こう答える。 『この世で一番愛する人』 何の疑いも迷いもなく、美貴の目を見つめて微笑みながら。 愛してるのはあなただけ…。 (2004/3/24)