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Rachemace エルヴァーン♂、3a(黒髪)、通常配置無し。 サンドリアから派遣された偵察部隊の一員。 ソロムグでピンチの所を冒険者(プレイヤー)らに助けられる。 関連イベント クエスト「憂国の使者」「降臨、異貌の徒」等 代表セリフ集 「……す、すまない!どなたか!どなたかーっ!!」 「……はぁ。ありがとうございます……。おかげで助かりました。いやぁ、みっともないとこ見せてしまって……。」 「もちろんです!共に連合軍として戦う身、拒む理由はありません。貴女の気高く美しい志に、心打たれました……。」 「……嫌な予感がする。やっぱり、王立騎士団が援軍を出さないと取り返しのつかないことに……。」 「<PC Name>!ティルさん、ミルさん!この前のお礼に来たよ!」 関連事項(補足) 名前の発音は「ラシュマス」。 所属部隊と共にヤグードの伝令が携える、結び縄文字の教書「百八結節のキープス」を奪う。 しかし、その後追っ手の襲撃を受けキープスは取り返されてしまった。 更に本隊ともはぐれ、休憩中にサソリに襲われてしまった所を冒険者らに発見される。 下心見え見えのTihl Midurhiを信じて、その「優しさ」に感動してしまう。 ウィンダス人のTihl Midurhiらを信頼し、キープス解読の際の情報の共有に合意。 特使としてサンドリアに来ていたPattna-Ottnaから、王立騎士団長が援護の騎士団の派遣を断ったと聞いてショックを受ける。 一行にJoseaneautを紹介、キープスの解読を共に聞くことになる。 ウィンダスに危機が迫っていると聞き、Joseaneautと共に援護の要請を訴えに向かう。 結果的に王立騎士団と共にカルゴナルゴ城砦防衛線に参加。 ソロムグで助けてもらった恩を返す形でウィンダス軍の窮地を助けることになる。 ヘタレキャラではあるが、実直で義理堅い性格であり、キーパーソンの一人となった。 関連事項 Tihl Midurhi Mihl Pakorhma Joseaneaut Joseaneaut (詳細・ネタバレ編) Pattna-Ottna Pattna-Ottna (詳細・ネタバレ編) 王立騎士団
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職業 ウサコはプリティーでキュートなウサコウサッ♪ 属性 キュートタイプウサ。クールやパッションじゃないウサ。 能力 ウサコの耳はとおくの声も聞けるウサ。誰かの悩みの声が聞こえたら駆けつけられるようにウサ。 詳細説明 謎のウサギパペット。持田亜里沙の右手担当。 亜里沙は常にこのウサコと共に行動しており、 パペットを外したところを見たものも、持田亜里沙の右手を見たことあるものも全く居ないらしい。 お喋りなウサギで、亜里沙の言葉を補足したり、代弁したりする。 とは言え、あくまでパペット。もちろんウサコの言葉は亜里沙が腹話術で喋っている・・・・・・はずである。 右手から外さない、ウサコが喋っている時は亜里沙の口は動いていない、 そもそも亜里沙自身、ウサコに対しては他人と話すのと同じ様ように振舞っている。 と言った事から「ウサコ寄生獣説」もあるとかないとか。 この件に付いては、てんてーもウサコもノーコメント。 『ガブリエル』 受胎告知で有名な、熾天使の一人。神の力。 昔は洞窟で瞑想してたオジサンに何年も付き纏って神の言葉を伝えたりした事もあったらしい。 伝令の天使であり、全能神と人間を繋ぐメッセンジャー。 持田亜里沙に『メッセージ』(聞きたい事を聞き、伝えたいことを伝える力)を伝えた。 ”神の力”と呼ばれ、神のメッセンジャーとして働き、 多くの命の誕生と死を見守ってきた彼女は、人々の持ち得る”能力”についても詳しいのだが、 地上にカースが大量に現れたことによって、彼女の力は大幅に制限されてしまったらしく、 知識を引き出す事も、本来の能力を十分に発揮する事も難しくなっているようだ。 現在は持田亜里沙と共に、カースを退治できるヒーロー達の後押しをしながら、カースについて調べまわっている。 本来の姿をみせることはないが、すぐ近くで持田亜里沙を見守っているらしいウサ 関連アイドル 持田亜里沙 関連設定 天使?
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【巫女名】アンリエット=ラグランジュ 【出身地】フランス 【身長】156cm 【体重】84kg 【年齢】20 【3size】80/56/81 【一人称】我輩 【血液型】AB型 【好きな食べ物】直ぐに栄養を摂取できるもの 【イメージカラー】悪趣味な金、エメラルド 【アライメント】混沌・悪 【所属組織・グループ】イリーガル・パニッシャーズ 【最大シンクロ率】78% 【私服】汚れた萌え袖白衣、宇宙猫Tシャツ、タイトスカート、グルグル瓶底眼鏡、爆弾付きの首輪 【巫女装束】黄金のローブ、腰のベルトに謎の液体で満たされたフラスコや試験管が多数、白手袋、エメラルド板 ピンク色の長い髪を雑にツインテールで纏めた女性。普段は野暮ったい眼鏡のせいで見えないが、その下には深い緑の瞳が隠されている。 芝居がかった胡散臭い慇懃無礼な口調で喋る。 巫女やドラゴンの謎を全て解き明かすことを目的とし、その過程で行った実験で色々とやり過ぎて『イリーガル・パニッシャーズ』に所属することとなった研究者。 自身の肉体に様々な改造を加えており、体重が不自然に重いのはそのせい。グループの他の巫女にも善意から改造を施そうとするなど、やはり倫理観のタガが外れている典型的なマッドサイエンティスト。 興味の対象に出会うと涎を垂らす癖がある。 【神名】ヘルメス・トリスメギストス 【権能】三位一体よ、我に叡智を授け給え(アルス・マグナ・トリニティ) 手にしたエメラルド板を媒介として、自身のあらゆる要素を3倍にする。単純な攻撃の威力や速度から、魔術の効果のブーストまで幅広く及ぶ。ただし、一度の対象は一つきり。 戦闘においては錬金術を用いる。土中の金属成分を操作して槍を生み出したり、黄金の津波へと錬成して敵を飲み込む。 【信仰度】ヨーロッパ中心に錬金術師に信仰された。伝令神ヘルメスと叡智神トート、そして賢人ヘルメスの三つの存在が混ざった神性。
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属性 水属性 最大Lv 70 初期HP 3175 最大HP 4762 レアリティ ★5 タイプ 妖精 初期攻撃力 1188 最大攻撃力 1782 初期防御力 903 最大防御力 1354 初期スピード 1198 最大スピード 1797 +HP上限 2700 最大HP上限 7462 +攻撃力上限 1320 最大攻撃力上限 3102 +防御力上限 600 最大防御力上限 1954 +スピード上限 1185 最大スピード上限 2982 リーダースキル 森のニュース [円環]持ちユニットのスキル攻撃力45%アップ フォーススキル1 ムニンの尾翼 水属性のn%防御無視全体攻撃。中確率石化。HP半分以上なら威力2.0倍。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 108 111 114 117 120 - 127 ディレイターン 6 効果持続ターン - フォーススキル2 森の伝令者 HP50%消費し、水属性のn%全体攻撃。高確率CT1遅延。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 進化前 なし 155 159 164 168 173 178 182 通常進化 [記憶を司る烏]ムニン ディレイターン 5 効果持続ターン - 幻獣契約 [主神の左なる翼]ムニン 特殊能力 円環 / 先制再生[強] / [強]妖精キラー 契約素材 [邪狼]フェンリル(3)[水銀の羽]マキュラ(2)[剛雷猿]ボルバザーク[魔湖の姫]ウンディーネ 契約使用先 - 入手方法 ・レアガチャ、他。 備考 CV 丸岡 和佳奈・新ユニット確定のキャンペーン実施中!『神宿りの森』ガチャ開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=1751 k=3 ・フルボイスキャラ列伝『世界樹が視る夢』登場!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=1755 k=2 資料 *初期ステータス。 コメント 名前
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空 (9) 「!」 また一つ帝國軍の陣前で爆発が起きる。土柱が高く上がり、さらに白い煙が塊のまま高く上る。すでにいくつもの爆発が、帝國軍の陣前で起きていた。 ようやく動き出したヴェストラ軍の、その右翼列から、兵らが進みだしてしばらくしてののことだ。そこは同時に丘にある帝國軍陣地の右翼側で、ルキアニスたちからは良く見えない。 進みだした兵らは長鑓ではない。戦列を保ってもいないようだった。散兵かと言えばやや違う。散兵を伴ったなにかだ。散兵らはそれらの兵と共に自ら進み出て、携えた銃を放ち、進み出てゆく兵らを援護している。そのぱらぱらと噴き出す小さな白煙を縫うように、小さな兵らは帝國軍陣地の丘の斜面を登ってゆく。 「!」 彼らが何者なのかは、地を震わせる響きと、吹きあがる土煙でようやくわかった。梱包爆薬を携えた工兵らだ。昼までの戦いで、帝國軍の最初の陣地線は打ち据えられ、捨てられた。部隊は背後の第二線に退いている。それでも第一線前には機装甲の突入を防ぐ阻塞物が置かれている。先をとがらせた杭であったり、くい打ちして枠とし石を詰め込んだ胸壁らだ。 「!」 今再び大きな爆発が起きて、土煙が吹き上がる。先のとがった丸太が宙を舞う。敵の工兵はその阻塞物を破壊している。 さらに一つ、また一つ。吹き上がるその土柱の向こうで、ようやく、ヴェストラ軍の動きが見えた。すべてではない。三列陣形の一番東端、その前列の機装甲戦列だ。長鑓を携えた歩兵戦列が続く。さらにすぐに騎兵の横隊が続く。中隊かそこらだろうか。三百ほどに見える。 「・・・・・・」 かすかにおかしいと思いけれど、帝國のやり方を必ずしもゴーラでは行わないと思い直す。 帝國の陣地でも動きがあった。前列で射撃を繰り返していた歩兵が退いてゆく。片膝をついて列を成す機装甲戦列の背後に回り込む。それを待って機装甲、青の三たちが一斉に立ち上がる。三段構えの一つの戦列中隊を三つ、一個連隊が前へと進む。すでに阻塞物の列はいくつも断ち切られ、機装甲が優に流れ込める穴となっている。青の三の戦列は、その阻塞物の孔を前に止まり、長鑓を構える。 その先を、ゴーラの機装甲は進んでくる。そのすぐそばに土柱が吹き立つ。いつものように帝國軍の砲兵は素早い。それまでの工兵を打ち払う葡萄弾をやめて、機装甲を打ち倒す砲丸に切り替えている。背後の歩兵と、さらに続く騎兵を守るように、機装甲の列は進む。一つが打ち倒される。火花を上げて砲丸が跳ね飛ぶ。掘り崩された斜面にその機はどうと倒れるが、すぐさま隙間は埋められる。ゴーラの錬度は高い。前に見た軍勢と変わりない。あるいはそれ以上に。 再び火花が散った。しかし今度は、何者も打ち倒さない。それは、打ち弾かれていた。ゴーラの戦列群を先導する一機の重機装甲が、その手の得物を振りぬいている。帝國軍の大斧とは違う、幅広の斧頭を持つ両刃の斧だ。そしてその機は何事も無かったかのように進む。 ゴーラの機列は進みながら、ゆっくりと鑓を構える。そして、一斉に足を止めた。 そうする要など無いはずなのに。今まで少しも揺るがずに戦列を保ち続け、止まらずともそのまま帝國軍と戦えるのに。また一機が砲弾によって打ち倒される。着弾の土柱が吹き上がる。 しかしその時だった。機装甲の戦列の脇を、何かの群れが通り抜ける。茶色のもの、土を蹴りたてて走る。初めは馬だけかと思った。だが違う。それには確かに乗り手がある。歩兵の後ろにいた騎馬の列だ。それが歩兵を追い越し、機装甲を追い越し、疾走して踊りだしてくる。 何をしようとしているのか、見ているルキアニスにも判らない。しかし、彼らを阻む葡萄弾も、銃撃も無い。そのまま阻塞物の線の穴に流れ込んでいる。 そして、飛んだ。 飛んだとしか、言いようがない。馬の乗り手たちは一斉に飛んだ。魔術なのはすぐにわかる。飛蝗の群れのように飛んだそれらは、阻塞物の切れ目の上を飛び越えて、その後ろで待ち受けていた青の三の戦列へと舞い下りてゆく。小さいけれど、数えきれない爆発が起きた。そのほとんどすべてが、青の三の機の上で起きていた。煙を引いて次々と倒れてゆく。機装甲の数少ない弱点が、魔術の中枢となる仮面だった。機体と操縦漕の乗り手、その双方がつける、一対の仮面、その機体側のものを飛びついて、吹き飛ばしたのだ。 遠く見ていても信じがたいことが起きて、その場にいるものに、何をかできるはずもない。何もかもがひととき、止まっていた。動いていたのは、ゴーラの機装甲だけだ。あの大斧の機を先導にして、阻塞物の穴へとなだれ込んでくる。乱れた戦列に、それを押さえる力は無い。大斧が振るわれて、退かなかった長機が斬り倒される。 抑えられないのは、見ているだけでわかる。乱れた戦列は、三分の力も振るえない。鑓を振って抗っても、倍の、三倍の敵の鑓は防げない。そうやって突き倒され、ゴーラ軍は阻塞物の穴から次々と踏み込んでくる。だが、今度はそれに帝國軍の歩兵が応じた。 飛ぶような大仰な技などない。あるのは刺突爆雷だけだ。短い槍のような、その先に爆雷をつけただけのもので、人の五倍はある身の丈の機装甲へ突っ込む。一つ、二つと爆発が起きる。 「伝令ー!」 背後からの声にルキアニスは振り返る。 北方軍本部から、伝令が騎馬で駆けてくる。それですぐにわかった。すぐにわかったが、あえて待った。 伝令が大隊本部に駆け込み、そして大隊本部から大隊長が自機へ向けて駆けだすのを。 「小隊搭乗!」 ルキアニスは叫ぶ。その声に、一瞬、コルネリアははねるようにルキアニスを見返す。後ろの機の影からアスランが飛び出してくる。 「なにが・・・・・・」 「急げ!小隊搭乗!乗ってから通達!」 ルキアニスは片膝をついた自機の背中を這い上る。その後ろに続いて機付長が昇ってくる。ルキアニスは背中の甲蓋を引きあけ、その中に滑り込む。 「閉鎖!」 機付長が叫んで閉じる。ただそれだけ、ただ一拍か二拍の時間を縮めるだけだけれど、すべて物のわかったものが段取りするのは心強い。その間にルキアニスは仮面をつけ、黒の二と一つになる。魔力を機体の全てに行き渡らせ、機体は己の体と見分けられなくなる。 黒の二は機神と呼ばれるなりの力を持っている。その中枢は心に似たものがあり、乗り手もそれを感じる。そしてそれはルキアニスの心と一つに重なる。その時には機体はもうルキアニスのものとなる。血が隅々に行き渡るように、魔力が機体の隅々に行き渡ってゆく。その目で見るものはルキアニスが見ると同じく感じられ、機に響いてくることものは耳に聞こえると同じだ。 『機付長機体離脱!周囲解放!発進どうぞ!』 その声はもちろん機付長のものだ。風水晶の魔法陣を震わせる。 「注意!アモニス機、起立する!」 己の足に力こめるようにすれば、黒の二は思うままに立ち上がる。今回も、弓は持たない。二機を指揮するなら、前列に立つしかない。今の得物は、以前に武器庫で見つけた手槍とも直剣とも見える柄尻に房を着けたものと、段平を少し短くさせて片手でも扱えるようにしたものだ。 「アスラン!コルネリア!」 だが応答はない。まだ機体起動に手間取っている。 『アトレイデス騎士、発進準備良し!』 『マクシムス騎士、発進準備良し!』 両機とも立ち上がってゆく。同じ黒の二に見えて、得物と立ち居振る舞いを見れば、それぞれの機の主がわかる。アスランの機は帝國軍制式そのままの大斧を携えていた。コルネリアは、結局は一から新しい得物を作らせることになった。馬上槍に似た槍で、柄元に鍔をもった、敵と近場でやりあうためのものだ。 「大隊長へ、アモニス本隊発進準備良し!」 『参謀長了解。大隊長、大隊全機発進準備良し』 大隊本部にもすでに大隊長小隊と、参謀長の乗る黒の二が立ち上がっている。 『全機聞け』 すぐにフォン・ベルリヒンゲン大隊長の声が響く。 『大隊は第7軍団指揮下となる。大隊まるごとぶちこむ大事だと思え』 大隊長機はすでに立ち上がり、いつもの、あの常識はずれの、鉄板のような段平を肩に担いでいる。 『つまり首獲れってことだ』 『『はい!大隊長どの!』』 『だが軍団正面だ、大隊がまとまって入ることなんかありゃしねえ。投入もあちらさんの考え次第だ。気ぃ引き締めて行くぞ』 『『はい!大隊長どの!』』 大隊長機は段平を空に向かって振り上げる。 『速足前進、大隊、前へ!』
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■信仰ごとの追加・変更 ルールブック記載のデータから、信仰ごとの「戒律」「技能」「特殊技能」「呪文」などについての修正を記載します。 エルファは「氏族レベル1」「氏族レベル2」であっても、森の外に冒険に出ていて構いません。ただし、「特殊な背景」が5CP必要です。 ▼レスティリ ▼プファイト ▼ジャング ▼カアンルーバ ▼シグルリード ■信仰ごとの追加・変更【レスティリ】 ▼特殊技能の修正 〈高級処置〉(精神/並) 技能なし値:なし 習得難度を「並」に変更します。 ▼特殊武器の修正 ▼ファスト・ボウのデータを以下のように変更します 攻撃型 致傷力 正確さ 半致傷 最大射程 価格 重量 必要体力 その他 ファスト・ボウ 刺し 突き+2 体力×15 体力×20 2 500ムーナ 1.5kg 7 最大致傷1d+3 ■信仰ごとの追加・変更【プファイト】 ▼特殊技能の修正 〈プファイト・スロウアー〉(肉体/難) 技能を廃止します。「プファイト・スロウアー」の使用には、〈投石器〉技能を使用してください。 加工されたプファイトの実は、一つ10ムーナ(重さなし)で購入できるものとします。 〈準備/プファイト〉(肉体/易) プファイトを取り出す時に成功すれば取り出す効果の他、-2のペナルティを受けてもう一度判定に成功すれば同じターンで即座にプファイトを込めることができます。失敗すると普通に1ターンかけてプファイトをこめることになります。 ■信仰ごとの追加・変更【ジャング】 ▼特殊技能の修正 〈ポイズン・ブレード〉(肉体/難) 技能を廃止します。「ポイズン・ブレード」は〈ナイフ〉技能で使用してください。 ■信仰ごとの追加・変更【カアンルーバ】 ▼特殊技能の修正 〈幻覚察知〉(精神/難) 技能の習得難度を「難」に変更します。 〈フェイント・ソード〉(肉体/難) 技能を廃止します。「フェイト・ソード」は〈剣〉技能で扱って下さい。 〈扇動〉(精神/至難) 技能を廃止します。〈吟遊詩人〉技能で代用してください。 ただし、この技能の効果を目的として〈吟遊詩人〉技能を扱えるのはシャストア信者かカアンルーバ氏族の者だけでしょう。 ▼ボーナス技能の修正 ボーナス技能に以下を追加 ・〈手品〉 ■信仰ごとの追加・変更【シグルリード】 ▼特殊技能の修正 〈ムーヴ・ウィップ〉〈ブランコ〉(肉体/易) 習得難度を「易」に変更します。 ▼ボーナス技能の修正 ボーナス技能に以下を追加 〈オリエンテーリング〉〈行軍〉〈飛行〉〈ランニング〉 ▼呪文の追加 ▼氏族レベル1の呪文に以下を追加 ・《生命感知》《水浄化》《水中呼吸》《水変化》《空気作成》《騒霊》《飛ぶ剣》《作音》《発声》《拡声》 ▼神官の呪文に以下を追加 ・《浮揚》《水作成》《水破壊》《水泳》《水中呼吸》《遅発伝言》《雷》《音噴射》 ▼高司祭の呪文に以下を追加 ・《飛行》《高速飛行》《高速飛行》《遺言》《瞬間伝令》 ▼特殊呪文の追加 特殊呪文に以下を追加します。 《遺言》/特殊 この呪文で作り出した遺言は、術者が死亡するまで発するのを控えられています。遺言を受け取る者は雑音もなくはっきりと聞き取ることができますが、受け取り人以外の耳には聞こえません。術者に《魔法感知》をかけると、何らかの遺言があらかじめ仕込まれていることまではわかりますが、クリティカルでないとその内容まではわかりません。クリティカルの時は次の中からいずれかが明らかになります(ランダムで決めてください)。伝言の受け取り人、伝言の言葉(それがなんの合図であるかは不明)。 受け取り人は呪文を唱える際に決めますが、顔を知っている相手であれば誰でも構いません。顔を知らず、所在地や名前だけを知っているだけの相手であれば、―3のペナルティです。 この呪文は「かかっている」とは考えません。魔術師はいったん唱えると、その存在を忘れてしまっていいからです(呪文維持にかかるペナルティが追加されません)。 この呪文はシグルリードの「導き手」だけが習得できます。 持続時間:術者が死亡するか、この呪文をかけ直すまで。 エネルギー消費:単純な1文ごとに2。1文にはいる考えは一つだけ。維持は不可。 準備時間:1秒 前提条件:《遅発伝言》 《瞬間伝令》/通常 《瞬間移動》によく似ていますが、0.5kg以下の物体、それも術者が読解できる何らかの文字が記された物体のみを対象とします。この呪文によって物体を届ける対象は、人を指定します。ガープス・マジックP10の「長距離の修正値」を適用してください。普通は、馴染みのある相手を指定します。ファンブルしたらでたらめな相手に届いてしまいます! 誰に届くかはGMが面白いと思った相手を選んでください。冒険者が受け取ったら冒険のきっかけになるかもしれません。 この呪文はシグルリードの「導き手」だけが習得できます。 修正:馴染みのある相手なら修正なし。顔と名前を知っているだけの相手なら-2、顔を知っているだけなら-3、名前しか知らないなら-5。 エネルギー消費:4 準備時間:1秒 前提条件:《瞬間移動》
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136 :ひゅうが:2016/08/19(金) 18 09 55 艦こ○ 神崎島ネタSS――「第二次上海事変」その1 ――同 7月1日午前3時 上海 黄浦江岸 観音開きの扉が開き、跳ね橋のようになっている通行板が埠頭におりた。 大陸の河川らしく、「埠頭」があるこの「河港」は下手な漁港のそれよりも規模が大きかった。 停泊している船舶は、普段よりもやや少ない。 現地に生きる人々は、国民党軍の槍先はもっぱら日本人に向いていることを知っていたし、彼らとつながりのある人々は早々と脱出していた。 欧米人は関わり合いにならぬようにしており、日本総領事がどれだけ要請しても舟を出そうとはしなかった。 つまりは、ここにいたのは親国民党か中立勢力ばかりということになる。 そのため、陸戦隊も無茶を通せた。 出港用意を調えながらも日本人だけ乗船を拒否する船を退去させ、その位置に飛行艇を滑り込ませることができたのだ。 そして、その機首から、「戦車」がおりてゆく。 「すげぇ。戦車を空輸してるぞおい。」 海軍詫間航空隊が運用する97式大艇からおりたった陸戦隊員たちがぽかんと口をあけて見送る中、砲塔に海軍の旭日旗を描いた戦車9両と装甲車7両が隊列を作り、領事館前まで走り始める。 そして、埠頭では入れ替わりに、避難民が荷物を埠頭に置いたままで搭乗を開始した。 「手荷物はひとつまでです!それ以外は船便で輸送しますので、貴重品などを手元にまとめてください!」 「置いていく荷物はひとまとめに!番号札をお渡しします!」 「これから1日あたり7往復します!慌てず騒がず搭乗してください!」 「旅券は必ず手元にお願いします!」 詫間空の機体に便乗してきた内務省職員たちが声を張り上げる。 しかし手が足りないのか、搭乗員たちが列を整理し、荷物の分類を行う一幕もあった。 「なんとまぁ…力業だな。」 上海特別陸戦隊を率い、籠城戦の覚悟を固めていた大川内伝七少将は、先ほどまでの絶望感から解放された避難民の列を見守りながら少し呆れた声を出した。 「予想以上に中華民国軍の動きが早く、このようになってしまいました。」 海軍詫間航空隊の臨時指揮官である日辻常夫大尉は恐縮しながら頭を下げる。 その彼にしても、ここまで揃った飛行艇の数に半ば呆れていたのだが。 137 :ひゅうが:2016/08/19(金) 18 10 30 「それで、第3艦隊の到着予定は?」 「明日までに。東シナ海を全速でこちらへ向かっています。」 「河口は確保しているのだったな。」 「はい。空中挺身部隊――略して空挺部隊という落下傘部隊が確保したとのことです。」 「重火器は足りるのか?」 落下傘ときいて、大川内は眉をよせる。 兵士が持つレベルの火器では、機械化されている陸上部隊に対抗できるか疑問があるからだ。 「その点は大丈夫です。温水司令のあの化け物みたいな大艇から、歩兵砲すら落下傘で…」 「なんとまぁ…どれだけ積めるんだ、あの機体。」 挨拶もそこそこに、全幅75メートルの巨人機へと避難民を誘導する作業に戻った神崎島の若い指揮官は、時間を惜しむあまりにそのあたりを説明してくれなかったのだ。 「200トンは積める、と聞きました。詰め込むだけ詰め込んで500人は運べるそうです。」 なるほどなぁ。と大川内は少し納得する。 一度に1500人、7往復ができたとして1万人だ。そりゃぁ何とかなるといえるわけだ。 「司令。」 伝令が駆け寄ってきた。 「フランス領事館から、便乗させてくれと――」 「あとにしろ。なんだかんだとわが軍を矢面にたたせた上で、我々のためには船を出さなかったのだ。それくらいは覚悟しているだろう。」 予期していたらしい伝令はそのままきびすを返す。 この頃の共同租界において、日本人はそういう扱いだった。 「司令。戦車部隊です。」 「おう。うわさにきく97式か。これでだいぶ楽になるな。」 その時点まで、大川内は上機嫌ですらあった。 避難民の救出には目処が立った。空輸だけでなく、第3艦隊と高速輸送船がこちらへ向かっているのなら、脱出は容易である。 掠奪に任せる可能性が高かった租界内の資産の搬出もかなうだろう。 いや、もしかしたら租界から脱出したがっている居留民も点数稼ぎに保護できるかもしれぬ。 などと考えていたのだった。 だが、彼の頭を疑問と驚愕が埋めていくのにそう時間はかからなかった。 97式戦車――ということになっているM24-――から降り立った指揮官は、見事なストロベリーブロンドの髪をなびかせ…あ、こけた。 縞パンだ。 「神崎島海軍特別陸戦隊所属 エレン・フォン・バウアー中尉であります。これより貴隊の指揮下に入ります!」 のちに縞騎士と呼ばれることになるその妖精さんは、多くの例と同様に、元ネタの影響を受けていたのだった。 138 :ひゅうが:2016/08/19(金) 18 11 13 【あとがき】――縞騎士中隊(仮)あらわる。 155 :ひゅうが:2016/08/19(金) 19 07 33 おっと修正。 M24で。パーシングは重すぎる… M26をM24に修正
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翌朝。 憲長隊は夜が開けきらぬ内に合戦場予定地に向け出発した。 柴田隊も同様である。 本隊に先立って伏兵を敷き、浅野の軍勢を待ち受けるためだ。 特に自衛隊車両は移動に大きな音を立てるので、なおさら浅野勢が来る前に配置を済ませておく必要があった。 移動は事前に道順を確認し、偵察警戒車が先導を行っている。 自衛隊の車列は90式戦車3両と74式戦車、偵察警戒車が各2両、そして輸送の中型トラックと、馬に荷物を載せた小荷駄隊である。 移動中、上半身をハッチから出して周囲監視を行っていた佐野は大事なことを一つ忘れていたことに気が付き、 車内の砲手席に座っている憲長に尋ねた。 戦車乗員と偵察隊員に既に死亡したもの3名と戦闘に参加できない重傷者1名がいるので、定数割れを 起こしているため戦車1両分の人員が足りず、また憲長が戦車に乗りたいというか佐野と直接話して指示を 行うことを希望し、佐野の乗る小隊長車の砲手を他の車両に回して憲長を乗せたのだ。 90式戦車は車長席からも砲を操作できるので、特に問題にはなっていない。 「確認するのを忘れていましたが、浅野に我々の伏兵が気づかれる恐れは?」 「問題ない。 敵の斥候は事前に我らの配下、滝川葛益の忍び衆が始末することになっておる。 葛益はお主らを見つけ柴田が捕まえる助力をした功の者ぞ。 お主ら、我らが監視していたことに ついぞ気づかなんだであろう? 安心して葛益に任せよ」 と言っても敵の斥候の全部を潰してしまっては、今度は斥候が戻ってこない事に浅野が不審がる。 こちらを見つけたり遭遇してしまいそうな斥候は排除するが、そうで無い物は素通りさせる。 今回の作戦の肝に浅野を上手く布陣の中に誘導するというものもあるので、ある程度はこちらの陣容を教えてやる必要もあった。 砲手席で腕組みしながら答える憲長は戦車の乗り心地に満足したのか上機嫌だった。 いったいどうやったのか、器用にも甲冑を身に着けたまま車内に上手く入っている。 (しかしその代わり、後で戦車から降りるときには今度はなぜか甲冑がハッチを上手く通らず、酷く 苦労することになってしまっていたが、この時はそんな事は知る由も無かった) 日は昇り、時刻が正午にも達する頃、黒田・浅野の両陣営はほぼ布陣を完了した。 浅野の布陣は事前の予測どおり魚鱗陣形、そしてちょうどこちらの鶴翼陣形の中に入った状態となる。 ただし、浅野の魚鱗陣形は先頭中央の備えが予想よりやや厚く、こちらが浅野の本陣を襲撃するより先に黒田側の本陣が破られる恐れがあった。 「その代わり、左右の備えはやや薄うござろう。 若殿はご安心して戦われなされ」 浅野の斥候の排除と敵配置の情報収集を終えた滝川葛益が自身の配下の数名とともに憲長の元へ直接出向き、報告した。 彼と憲長の周囲には佐野、鹿嶋と伊庭他偵察班数人が車両を降りて立っている。 まだ戦が始まるには少し時間があった。 自衛隊は草木に隠れる偽装にはかなりの自信があり、また何者かが接近してもすぐに対応するつもりでいたが、 滝川と忍び衆はいとも簡単に自衛隊を発見し、接触して見せた。 予定された布陣図があり大体の居場所はわかっていたとはいえ、滝川に言わせれば自衛隊の偽装はまだ荒く不自然な所が多すぎるとの事だった。 「空挺や特殊作戦群だったら陸自も忍者に負けてねえよ」 とは、偵察班の一部の者の対抗心からでた言葉だ。 言ったのは小川曹長だが、伊庭は曖昧な返事をしておいた。 まあ、いくら草を貼り付けて蓑虫みたいにしたとしても、自然に見せかけるのは無理があるのだが。 それに元々戦車の偽装は遠目に見たとき解りにくいするようにするためだ。 彼が忍者と聞いていたので佐野の他、数名は黒装束を纏った一般的な忍者のイメージを想像していたのだが、 葛益たちは普通に鎧(と言っても、西洋風チェインメイルに所々日本風の意匠を施したプレートを付けた、 妙な違和感を覚えるもの)を着ていてどちらかというと一般的兵士の姿だったので、その期待は裏切られた。 ただし、鎧や衣服のあちこちには返り血らしき染みがある。 彼らが平然と報告をしつつも、既に敵と死闘を演じてきたことを窺わせた。 鎧を脱いでいた憲長はうむ、と頷いた。(ハッチを通れずに結局脱いだ。 また、二度と鎧を着たまま乗るまいぞ、と呟いていたのを何人かが聞いた) 「それで、父上への報告は?」 「は、既に配下のマギにより済ませております。 我らは若殿の護衛に。 それと、若殿はマギを供にするのを お忘れになりましたでしょう。 伝令もおりませんし、若殿と本隊との連絡が…」 ああ、失念しておったわ…と憲長はため息をついたが、佐野たちには話が通じない。 「どうしたのですか?」 「俺としたことがマギを連れて来るのが頭から抜け落ちておった。 不覚」 「マギとは?」 「修行により異能の力を身に付けた者たちだ。 例えば、言葉を発さずとも頭で考えるだけで仲間同士で会話ができる。 黒田では斥候に同行させて、いち早く敵の動向を本陣に伝えるように使っておる」 憲長はそう説明し、現代語に言い換えればこの情報収集能力と伝達能力の速さが黒田の強みだ、という意味の解説を行った。 それに対し、伊庭がボソリと呟いた。 「それ、偵察だけでなく本陣と他の部隊との連絡にも使えば、伝令を走らせる必要は無いんじゃ…?」 それを耳にした憲長が腕組みをして眉根をひそめ、滝川は頭をかきつつ天を仰いだ。 今まで思いつかなかった、という訳では無さそうだが、何か不味いことを言ったのでは?という空気が蔓延して 伊庭に視線が突き刺さった。 余計な事を言ってしまったのか?と伊庭が少し青くなる。 「それ、むずかし、もんだいです。 くろだのひとたち、みんながマギのちから、みとめたわけでは、ありません」 片言のややおかしな発音で話し始めたのは、滝川の配下の中にいた一人でフードを被った長身の男だ。 周囲の人間より頭一つ分は飛びぬけていた背丈のその人物がフードを取ると、その下からは金色の髪と青い瞳、 そして明らかに日本人離れした顔が現れる。 「外人!?」 「外人だ」 思わず伊庭を含む何人かが声に漏らす。 その人物はどうみても、憲長や滝川といった日本人に近い顔立ちというより、白人系の顔のつくりをしている。 どことなくその顔は東側某国元大統領に似ている気がする、と伊庭は思った。 ただちょっと違うのは無精ひげを生やし、やや若々しい辺りだ。 「官兵衛だ。 これが今言った、マギよ。 マギを伝令に使うのも、官兵衛が発案した」 憲長が紹介すると、官兵衛はやや不機嫌な表情になった。 どうも憲長の呼んだ名前が気に入らないらしい。 片言のフソウ語(日本語)で懸命に抗議する。 「にぇっと。 かんべ、ちがいます。 わたしのなまえ、じょぉすいぃ、いいます」 「じょすいでは言いにくい。 今はお主は改名して官兵衛だ」 「じょすい、ちがいます、じょ・ぉ・すいぃ。 わたし、かんべ、いいにくいです。 きちほうしさま、くににいられなくなて、 フソウにきた、わたし、たすけてくれた、かんしゃしてる、でも、かんべ、なまえきにいりません」 「慣れよ」 「にぇっと…」 官兵衛は元々は大陸のルシアンという国の東部沿海州に住んでいたというが、そこで紅旗教という新興の 宗教集団が布教を始め、当時官兵衛が使えていた主君は紅旗教への布施を拒否したために、いつの間にか 民衆の敵ということにされてしまい、領民に殺されたのだという。 ルシアンではこの宗教が次々と勢力を広めてゆき、紅旗教を認めない者はいかに正しいことをしていようとも 粛清と称したリンチや暗殺の対象になるため官兵衛は外国に亡命しようとした。 最初は大陸の国家であるシンに行こうとしたのだが、海路を選んだため運悪く船が難破してしまい、フソウに流れ着いた。 放浪の後、元服前の吉法師という幼名だった時代の憲長に出会い、仕えるようになったのだという。 「今は葛益の配下につけて忍び衆の中から素質あるものを選び、マギの技能を仕込んでおる。 大陸ではマギはこうした事に使われるのが一般的だそうだ。 …が、フソウでは馴染みが無い故に受け入れられにくい。 官兵衛が紅毛人というのもある」 「拙者ら忍びの者は元々常人からみれば十分異能の者と思われておりますれば、我ら自身はさほど マギの力や官兵衛殿に抵抗は感じませぬ。 されど、お屋形様や柴田殿などは…」 要するに、理解不足と運用実績の少なさ、それに多少は人種や異文化偏見というのもあるらしい。 なんとなく、佐野らは自衛隊という組織や官僚にも似たような保守的過ぎて硬質な点で思い当たるところがあると思った。 それにしても、滝川は自分で言ったのでともかく憲長がそうした偏見が無いのは何故だろうか。 佐野は思い切って尋ねた。 「俺も最初は官兵衛を紅毛人ということでただ珍しがっておった。 が、官兵衛もしだいにフソウの言葉を憶えるにつれ、 会話が出来るようになってな。 大陸の色々な話、知らぬことを教えてくれた。 そして解った。 大陸人もフソウ人も同じだとな。 そして、フソウがどれだけ狭いかも知った。 なのにフソウの外の国々のことを多くの者が知らぬ。 戦に追われて周りを見る余裕がないのだ。 俺はこの国のそのような時代を終わらせたい。 大陸にはフソウより進んだ国も多くある。 今は一部の貿易商人のみが大陸とフソウを繋いでおるが、商人どもに独占させておくにはあまりにも勿体無い。 この国は外国から良い物を取り入れねばならぬ。 新しい風を吹き込み、澱んだ空気を取り払わねば、この乱世は終わらぬ。 それには、俺自身がまず変わらねば、成せぬ」 佐野たちは納得した。 なぜ憲長が自衛隊の装備を見て、その力の程を読み取ったのか。 なぜ自衛隊を自勢力に積極的に取り込もうとしたのか。 未知のものを抵抗なく受け入れることができるのか。 憲長は既に官兵衛という「未知な存在」と触れ、学習したことにより旧来の狭い世界の常識に囚われない 柔軟な視点の考え方が出来るようになったのだ。 官兵衛と出会ったのが少年期であったことも精神形成に大きな影響を与えたに違いない。 佐野が戦車の能力や運用方法を憲長に説明したときもそうだ。 そこでふと、佐野は自分たちは憲長という この少年にどれだけの影響を与えたのだろう、と思った。 もしかしたら、彼という人物を大きく変えさせる、とてつもない「きっかけ」となってしまったのではないだろうか? なんとなく空恐ろしいものを感じていると、今まで話に参加せず虚空を見つめていた官兵衛が突然憲長の前に移動し、口を開いた。 「きちほうしさま、まえだどの、まいられる、よです」 「…何? 此処にか? あ奴は父上直下の黒母衣衆であろうが。 伝令か? よもや布陣に何か変更でも」 「いえ、まえだどの、おひとりで。 でんれいならば、ふたり、くるはずです」 質問される前にすかさず葛益が佐野にマギの能力の一つに、一定範囲内に接近してくる人間を敵味方 区別付きで把握することが出来る、と説明する。 そして鹿嶋が黒母衣衆とは、?と尋ねると、憲長は黒田家の家中より選りすぐりの若武者を集めた、 騎馬武者のみの部隊で、伝令や攻勢に出るときの予備戦力として使われる。 伝令は敵味方入り乱れる戦場をペアとなる2騎のみで駆け巡るため、特に肝の据わった勇敢な者が選ばれ、 それゆえに死ぬものも多いが生き残ったものは必ず将来黒田の中核を担う家臣になる、と説明した。 要するに将来を期待されたエリートによる少数精鋭部隊なのである。 「で、なぜ本陣におるはずの犬千代が此処に来る。 勝手に戦列を離れては咎めを受けるであろう」 「はい、しかし、もうきた、よです」 官兵衛が言い終わると同時に、高らかな馬の駆ける音とともに「わーーーーかーーーーとーーーーのーーーー!!!!」と叫ぶ声が近づいてくる。 伏兵として偽装してまで居場所を隠しているというのを知らないのか、大声で、おそらく憲長をだろう、呼んでいる。 憲長は渋面を作って、片手で頭を抑えた。 浅野側に声が届いたらなんとする… 「いーーーずーーーこーーーにーーーおーーーらーーーれーーーまーーーすーーーっ!! 利信が参りましたーーー!!」 「何者ですか。 お味方のようではありますが」 「前田又佐衛門利信…俺は犬千代と呼んでおる。 俺の乳兄弟で、若干齢16にして黒田随一の槍の使い手だ」 「はあ…で、叫びながら通り過ぎて行きましたね」 鹿嶋と憲長がそのようなやり取りをする間に、騎馬武者は四方八方によく通る大声を撒き散らしながら憲長たちの 伏せている陣地の前を通過し、速度を落とさず疾走して行った。 「葛益…呼び戻して来い。 浅野の方へ行かれて討ち死にしても困る」 「御意にて」 1分後、馬にどうやって追いついたのか不明だが、前田犬千代は葛益によって呼び止められ引き返して来た。 犬千代は朱塗りの槍を手に、背に大太刀を背負ったなかなかの丈夫である。 顔はやや幼いが、体格からはとても16歳に見えない。 着ている漆黒の甲冑は和式甲冑でいう南蛮胴具足にも似ていたが、肩当てや篭手、脛当てなども 西洋式フルプレートメイルに似たデザインになっている。 彼が背中の大太刀を下ろすと甲冑の背中部分に白い字で「大ふへんもの」と書かれていた。 にこやかな笑みを浮かべながら馬から下りてきた犬千代を、憲長は睨み付けた。 「若殿! この利信を若殿の初陣たるこの戦に、若殿の隊にて「先駆け」を任じくださいますよう、参上してございます!!」 先駆けとは突撃の際の最先頭に立って誰よりも先に敵陣へ突っ込む役を担う、言わば切り込み隊長である。 危険な任務であると同時に名誉も大きい。 が、憲長は冷たい口調で犬千代の要望を却下する。 「ならぬ。 咎めを受けぬうちにはよう父上の本陣へ戻れ。 咎めを受けても父上には後で俺から取り成してやる」 その声は厳しく彼の要望を受け入れる余地などどこにもないといった風であった。 犬千代の表情が硬くなり、うっと言葉に詰まる。 自分の行動は軍律違反だからである。 既に戦の直前であり、事前の計画通りに全軍が動いている。 個人の勝手なわがままなど通るものではない。 しかし、犬千代は頑として引き下がらない。 がば、と両手を地面に付き、頭をこすり付けるようにして懇願してくる。 「なにとぞ、なにとぞどうか! 利信を若殿の側で働かせてください! 此度の出陣、若殿は家中のものではなく、 この者らのみを手勢として戦われるよし、あまりにも無情にございまする! 若殿は家臣よりもこの得体の知れぬ者どもを 信用なさるおつもりですか!? この利長さえも、信用できぬ、お役に立てぬとお考えでございましょうか! 後生でございます、利長が今この戦で若殿のために槍働きができぬと申されるならば、いったいこの先、 いや、若殿が黒田の大将となられた後も、どうして若殿のためにお仕えできましょうか! 若殿が黒田家中のものをお使いになさらないならば、どうして我らが若殿に付いていきますでしょうや!」 ふむ、と憲長は頷いた。 佐野たちは憲長と家来の間での事らしいので様子は見ているものの黙っている。 「連れてってやればいいんじゃないか?」という呟きがどこかから聞こえた。 「まあ、お主の言うこともっともである」 憲長のその言葉に犬千代が顔を上げる。 その表情は明るく喜びに満ちていた、が憲長の表情は変わらない。 犬千代の表情が再度硬直した。 そして宣長は彼に厳しく冷たい口調のままで続けた。 「そういう事であれば戦の始まる前に申し出て置くものだ、うつけめ。 全く…ええい、もうすぐ浅野の前衛とわれらの本隊が戦端を開くであろう。 今から戻ってもどうせ間に合わぬし、お主を処罰しておる時間も無いわ」 「は…!」 「好きにせい。 付いてくるのは勝手だ。 功を上げれば罪と相殺にしてやる」 そう言うと憲長は犬千代に背を向け、90式戦車の方へ歩き出した。 一瞬伊庭がちらりと見たその横顔は、わが意を得たり、というような満足そうな笑みを浮かべている。 犬千代は「ありがたき幸せに存知まする! 若殿のために存分にこの力を奮いますゆえに!」等と感涙にむせび泣きながら叫んでいた。 美しい主君と家臣のやりとりの場面だなあ?、などと小川は冗談めかして呟くが、矢野はうかない顔をしている。 伊庭はどうした?と声をかけた。 「いえ…柴田権六朗、て俺たちの歴史の柴田権六つまり勝家と名前が似ているし、前田又佐衛門にしたって、犬千代とくれば前田利家だなって」 「はあ? 柴田とか前田とかってのがどうしたよ」 小川は何をよくわからない事を、という表情をしている。 矢野は、いえね、と慌ててわかりやすく説明を始めた。 「柴田勝家と前田利家って言うのは、織田信長の家臣なんですよ」 「織田信長…ホトトギスは殺せっていった武将がどうしたよ」 小川の歴史知識はその程度であるらしい。 伊庭も似たり寄ったりで、織田信長といえば鉄砲を集中運用したり本能寺の変で死んだという歴史教科書に乗っている程度でしかない。 が、矢野は多少詳しいようで、歴史上の人物を共通する色々と奇妙な点を見つけたことを言い出していた。 「この地域は緒張…織田信長がいたのは尾張、現在の愛知県です。 で、ここの領主が黒田。 黒田上総介憲長と 織田上総介信長ってなんか名前が似てると思いませんか? 加えて幼名がお互い吉法師、です」 伊庭、小川がそれぞれ「あっ!」「うん?」と呟く。 「それじゃあ何か、俺たちの目の前にいるのは織田信長ってことか?」 「それも違う気が…名前や地名だけでなく暦とかも俺たちの歴史と全然違うみたいですし、鎧の形とか食い物とか微妙に日本のものじゃないでしょう? 言葉もなんか俺たちの現代日本語がそこそこ通じてますし、昔の日本語って時代劇で聞くようなのじゃなくもっと違ったはずなんですよ」 伊庭もだんだんと考え始める。 確かにここは日本に似ている世界で、日本で言う戦国時代に近い状態であるようだ。 全く日本と同じでないからタイムスリップで昔の日本に来ている訳では無さそうだし、違うところも多い。 人物に関してもそうだ…さっき犬千代の背中に書かれていた「大ふへん者」という文字だが、伊庭は漫画でしか しらないが本来それは利家ではなく前田慶次(利益)の方ではなかったろうか? だがもしここが日本に近い姿をした別の世界で、黒田憲長が織田信長に相当する人間なのなら、いま黒田と 一緒に戦っている自分たちは、織田の鉄砲隊ということになるのだろうか? いや、鉄砲隊というより戦車隊になっている気がするが。 「あと、滝川葛益も滝川一益なら、彼は忍者の出身っていう説があるし、官兵衛の元の名前もジョスイ… 如水=官兵衛ならそれは竹中半兵衛とならんで織田軍の軍師と呼ばれる黒田官兵衛だ。 でもこの時期黒田官兵衛は織田に仕えてないし如水と名乗るのはずっと後だし…」 「知るかよ、そんなことまで。 どっちにしろここは俺たちの世界と違うんだ、全部が同じってわけはねえよ」 なおも腕組みして考え続ける矢野に対して小川は不得意な分野なので既に気にするのを放棄しているようだ。 確かにそうだ、似ているとはいえ違う部分も多いこの世界では、仮に憲長が織田信長だったとしても、 これからの彼の行動や人生がそのまま織田信長になるわけではない。 ただ、この世界の奇妙さが増しただけだ。 それでも伊庭は、気になる点がまだ残っているような気がした。 黒田の旗指物に描かれている家紋もだ。 織田信長の家紋を伊庭はよく覚えていないが、戦車に付けよと 言われて渡された旗指物に描かれているのは、桔梗の花をモチーフにした5枚弁の家紋である。 この家紋は、どことなく自衛隊の桜マークにも似ている気がしてくるのである。 「そういえば、マギは決定的に違う点だな…離れた人間と会話したり人が近づくのを察知したりというのは超能力か? いや、俺たちの世界にも科学的に証明されて無いだけで実在するかもしれないが」 他にも、伊庭はまだ見たことは無いが業隷武という自動で動く機械のような存在がある事についても考えた。 少なくとも戦国時代、中世期の日本に自動機械の類は無かったような気がする。 からくり人形などはあった様だが…機械が作れるということは、案外この世界は自分たちの日本の戦国時代よりも科学が発展しているのだろうか? ならば、燃料や弾薬の精製、製造は可能にならないのだろうか? 今の状況は物資がとても足りているとはいえない。 遅かれ早かれ戦車も小銃も使えなくなる時が来るだろう。 現地で作れる、再現できるものがあるなら、手段を探してみることも必要ではないのだろうか。 伊庭がそのような思案を始めていたとき、遠くのほうからほら貝を吹くような音が聞こえてきた。 「始まったようだ。 本隊と浅野がまずは様子見にひと合戦といったところか。 さて、黒田の一番槍は誰になったか」 憲長が戦車の砲塔の上に立ち、本陣の方向を見る。 此処からでは旗が動くのみで戦場の詳細な様子はわからない。 佐野と鹿嶋はそれぞれ戦車隊と偵察隊に全員乗車、戦闘準備を命じた。 急いで車体を上り、ハッチに飛び込もうとする佐野に憲長が声をかける。 「まだ焦らずとも良いぞ、突撃の時期は本隊よりマギか伝令で指示が来る」 「は、全車、エンジンはまだかけるな」 伊庭達も自分らの班の偵察警戒車に戻る。 乗り込む前、ふと伊庭はポーチからマガジンを取り出して89式小銃に装てんした。 上から、小川の声が降ってくる。 「まだ早いからな、安全装置はかけとけよ」 伊庭は、無言で頷いてから車内に入りハッチを閉めた。
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プロフィール 年齢 16歳(享年) 身長 162cm 体重 0kg 来歴等 パラドックス侵攻初期に本編と同じく最奥部まで向かえたものの、タイムマシンを止めることは出来ずやむなく撤退。 その後、自警団兼前線組織として野生ポケモンとトレーナーで構成されるエレムルスを結成し、セルクルを中心に活躍。1月にはテーブルを奪還し拠点を移した。 しかし、脚本家から実力の高さと勘の鋭さを危険視されたことにより一緒にいたエレムルス構成員ごと大きな襲撃を受ける(激戦)。なんとかパラドックスポケモンの掃討・パルデアの防衛には成功したが重傷を負い帰還することは出来ずそのまま死亡した。 ヤドリギ 死亡したが素質により実体化ができる幽霊として存在。流石にレイナとして活動はできなかったため、自身の誕生花であるヤドリギを偽名として使っていた。 最前線でパラドックスを狩り尽くしていたところ黒幕という噂がたち、それがきっかけで戦友であるミズヒキと再会することになる。 現在はピケの要塞で過ごしつつ戦線で戦う日々を過ごしている 性格 思い悩むことの多い本編世界やB世界よりメンタルが強く、大体寝るか( ᐛ )してればすぐに明るさを取り戻す。 根っこは変わらないが本編より厳しい世界で生き抜いてきたためか、若干気が強めで悪態をついたり威圧を放つこともしばしば。また思考回路はシビア寄りで、心が痛まないわけではないが時に非情ともとれる判断を下すこともある。シビアすぎて本編に自爆用想定の小型爆弾を渡した 本編より人間不信は薄いが人間関係は狭い。 手持ち 本編と変わらず。激戦で主人と共に命を散らした。しかしラウドボーンは戦死後もずっと着いていってるため強さに磨きが掛かっている その他代表的なポケモン シャンデラ…戦死後の副将。火力がとても高い。ジバコイルを越えられない先輩だと尊敬している ファイアロー…ピケの要塞で伝令役をしている幽霊ポケモン。いつもピョアピョア鳴いている。 フワンテ・フワライド…手持ちではないがレイナの部下的存在。 関連人物 演出家(サワラ)…自身の部下。
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ネファル王国とワリャーグ王国の艦隊が激突した海戦。 この戦いにより、ネファル王国は大きく飛躍し、ロジアン艦隊を率いたドルバッキー提督は英雄と呼ばれた。 ◆エスタリア北西海域における海戦◆ 818年。 周囲の海域に勢力を拡大しようと画策するネファル王国と、 周辺海域を根城に海賊行為を行うワリャーグ王国との間に起こった戦い。 ネファル王国のロジアン艦隊は旧型船で編成されているものの、その数は他国を遥かに凌いでいた。 一方の、ワリャーグ王国のワリャーグ艦隊は、数こそ少ないものの造船で有名なバーランの新造戦艦を有していた。 ロジアン艦隊指揮官は、艦隊戦の鬼才ドルバッキー、 対するワリャーグ艦隊は、国王ワトキン自ら率いた。 ロジアン艦隊提督ドルバッキー ワリャーグ国王ワトキン 両艦隊は、エスタリア北西海域で対峙した。 量で勝るロジアン艦隊と、質で勝るワリャーグ艦隊の対決だった。 ■エスタリア海戦-戦況1■ 戦いを前に、ワリャーグ国王ワトキンは、高らかに語った。 「旧型戦艦など、我が精鋭艦隊にとっては、取るに足らないものだ!! しらみつぶしに叩いてくれよう!!」 しかし、ロジアン艦隊の提督ドルバッキーは、すぐさま伝令を伝えた。 内容は、即時の包囲殲滅。 数が多いうちに敵艦隊を包み込むものだった。 ドルバッキーの指示に従い、ロジアン艦隊は展開した。 ■エスタリア海戦-戦況2■ ロジアン艦隊は、正面と両翼に展開し、ワリャーグ艦隊を包み込んだ。 圧倒的な物量の前に、ワリャーグ艦隊は艦隊運用がスムーズにいかず、本来の威力を発揮できないまま、国王ワトキンが討死する大敗北を喫した。 この海戦は、後世の戦史においても模範的とされるほど見事な勝利だった。 その後、壊走するワリャーグ艦隊を追撃し、ロジアン艦隊はワリャーグ王国の王都バーランを包囲、ワルド離宮を灰燼に帰した。 王族は全員連行され、ワリャーグ王国はネファル王国に編入された。 この後、提督ドルバッキーが率いたロジアン艦隊は『ドルバッキー艦隊』と呼ばれる事となる。