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[09/04/11-12書き込み] 仲直りイメプレ編01 仲直りイメプレ編02
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のどっち:風呂上がりにコーラってのも中々いいもんだな 紫炎姫: ステルスモモ: namber: のどっち:何で?何でそこで黙っちゃうの?何か変なこと言った? 紫炎姫:あ、いや ステルスモモ:おっぱいさんにコーラって、何か似合わないなぁと namber:少し意外でした のどっち:お前ら私にどんなイメージ抱いてんだよ 紫炎姫:つ 炭酸が飲めない ステルスモモ:つ 健康に悪そうだから飲まない namber:つ コーラを知らない のどっち:南場、お前マジで殴るぞ ~~~ のどっち:今日の帰りにタコスに誘われて色々買い込んだんだよ。お菓子とかジュースとか 紫炎姫:やっぱそういう機会じゃないと飲まないんだな ステルスモモ:中~高単価のコーヒーや紅茶を飲んでそうなイメージっすね のどっち:で、その時に今まで食べたことがないお菓子も色々買ってきた namber:いつだったか、初めてうまい棒を食べたって話をしましたっけ のどっち:今のチューインガムってずいぶんお洒落なんだな。びっくりした ステルスモモ:他社製品との差別化が激しいっすから。今はどこの業界でも のどっち:でさ、メントスなるものを買ってきたんだよ ステルスモモ:メントスっすか のどっち:・・・・・・美味しいけど、これやたら歯にくっつくな namber:あまり噛まないで、時間をかけて味わうといいですよ。メントスは 紫炎姫:・・・・・・ 紫炎姫:おい奇乳、知ってるか? のどっち:ん? 紫炎姫:コーラにメントス入れるとな、泡がシュワシュワってなって面白いんだぞ のどっち:え、マジで? ステルスモモ: namber: 紫炎姫:おう。一回試してみろよ のどっち:どれどれ ステルスモモ:あ namber:ちょ のどっち: のどっち:なnこrw 紫炎姫: ステルスモモ: namber: のどっち:ああああああああああああああああああああああああ ~~~ ステルスモモ:むらさきさん。今回ばかりはやりすぎっす namber:そうですよ。コーラでびしょ濡れですよ?のどっちさん、きっと怒ってます 紫炎姫:・・・・・・ のどっちさんが入室しました ステルスモモ:あ、おっぱいさん namber:大丈夫でしたか? のどっち:ん。机は何とか片付いた 紫炎姫:・・・・・・あー、その。奇乳 のどっち:何だよ 紫炎姫:悪かった。謝る。あれやったらどうなるか知ってた のどっち:そうか 紫炎姫:コーラのせいで何か汚れちゃった物があったら、弁償するから。遠慮なく言ってくれ のどっち:結構です 紫炎姫:・・・・・・ってことは、あるんだろ。言えよ のどっち:放っておいて下さい。どうせ弁償なんてできません 紫炎姫:させてくれよ。何だっていいから のどっち:本 紫炎姫:本? のどっち:本をどうやって弁償する気ですか 紫炎姫:そりゃあ、新しいのを買って のどっち:咲さんが貸してくれた、大事な本です。咲さんの大切な本です 紫炎姫:あ・・・・・・ のどっち:お姉さんと一緒に読んだことがある、思い出が詰まった本だそうです のどっち:たとえ貴女が新しく買ってくれたとしても、私は咲さんにそれを渡せません 紫炎姫:・・・・・・ namber>ステルスモモ:あの、あの、これはどうしたら ステルスモモ>namber:今は何を言ったってどうにもならないと思うっすよ 紫炎姫:・・・・・・その。何て、言ったらいいか のどっち:ですから気にしないで下さい。もうこの件については何も言わない下さい 紫炎姫:私はそんなつもりじゃなかt のどっち:分かってて私を騙したんですよね 紫炎姫:私は、そんな のどっち:もういいです 紫炎姫:本当、ごめん のどっち:謝罪も結構です 紫炎姫:ごめんなさい 紫炎姫:ごめんなさい。本当にごmんなさい ステルスモモ:・・・・・・ namber:・・・・・・ ~で~ ~二日後~ namber:やっぱり今日も来ないんでしょうか、二人とも ステルスモモ:まぁ予想はしてたっすけどね namber:・・・・・・私達はどうすればいいんでしょう ステルスモモ:どちらにせよ、今のおっぱいさんに聞く耳があるとは思えないっす namber:そう、ですけど。でもこのままじゃ何も解決しませんよ? ステルスモモ:それは本人達が一番よく分かってると思うっす namber:・・・・・・ ステルスモモ:南場さん。こういう場合は、年上の方がいいんすよ namber:え? ステルスモモ:説教役ってのはそういうものっす。誰が動くかは分からないっすけどね namber:はぁ ステルスモモ:まぁ多分、清澄の部長さんなんかが動くんじゃないっすかねー ~清澄部屋~ のどっち:何かご用ですか。透華さん 龍門渕透華:話は全て、智紀から聞かせてもらいましたわ のどっち:・・・・・・何のことでしょう 龍門渕透華:まさかあの智紀が、泣きながら私に相談事を持ち掛ける日が来ようとは 龍門渕透華:それに、貴女と智紀に、ネット上とはいえ交流があったこと自体にも驚きですわ のどっち:それで、ご用件は何ですか? 龍門渕透華:今回の件、私からもお詫び申し上げます のどっち:透華さんに謝っていただく理由はありません 龍門渕透華:智紀は私の家族ですわ のどっち:なら、家族が介入するまでもない問題です 龍門渕透華:・・・・・・やれやれですわね。ずっとそうやっていじけているおつもりですの? のどっち:いじけてなんていませんよ 龍門渕透華:どちらにせよ、私はこのまま放っておくつもりはありませんわ のどっち:結構です。放っておいt 龍門渕透華:お黙りなさい!!!!! のどっち: 龍門渕透華:家族が泣いて困っているのを放っておけと?冗談じゃありませんわよ のどっち:・・・・・・ 龍門渕透華:確かに智紀の悪戯が原因で汚れてしまった本は、もう元通りにはなりませんわね 龍門渕透華:ですが、貴女と智紀はそうではないでしょう のどっち:・・・・・・ 龍門渕透華:もし貴女が、ずっとそうやって意地を張り続けるおつもりならば 龍門渕透華:私は、貴女を軽蔑いたしますわ のどっち:透華さん・・・・・・? みやながさきさんが入室しました みやながさき:あ、のどかちゃん。やっぱりここにいたんだ のどっち:咲さん? みやながさき:けいたいにれんらくしてもでなかったから・・・・・・ のどっち:・・・・・・ごめんなさい。気付きませんでした みやながさき:あ、りゅーもんさんもきてたんですね 龍門渕透華:本日は智紀が急に押しかけてしまい、失礼いたしましたわ のどっち:え? みやながさき:のどかちゃん。りゅーもんぶちのさわむらさんって、しってるよね? のどっち:・・・・・・はい みやながさき:がっこうがおわったあとに、さわむらさんがうちにきてね みやながさき:わたしがのどかちゃんにかしたほん、よごしちゃったって、あやまりにきたんだ のどっち:・・・・・・そう、だったんですか みやながさき:のどかちゃん。わたしはあのほんがよごれちゃっても、だいじょうぶだよ? みやながさき:だってほんがよごれても、おねーちゃんとのおもいでは、そのままだから のどっち:・・・・・・ のどっち:・・・・・・咲さん みやながさき:なに? のどっち:ごめんなさい みやながさき:え、どうしてのどかちゃんがあやまるの? のどっち:いいんです。謝らせて下さい のどっち:それに・・・・・・透華さん 龍門渕透華:何ですの? のどっち:私はこれから、長野女子部屋に行ってきます のどっち:・・・・・・なので、その 龍門渕透華:何も仰らなくて結構。智紀には私が伝えますわ のどっち:え? 龍門渕透華:次に私の家族を泣かせるような真似をしたら、容赦いたしませんわよ のどっち:・・・・・・ありがとうございます。透華さん のどっちさんが退室しました 龍門渕透華:やれやれ、ですわね みやながさき:りゅーもんさん、うちのぶちょうみたいです 龍門渕透華:それはどういう意味ですの? みやながさき:うーん。よくわかりません 龍門渕透華:・・・・・・ ~ドラゴンズ部屋~ 龍門渕透華さんが入室しました 龍門渕一:あ、透華。どこにいってたの?長野女子部屋? 龍門渕透華: 亜空間:なんだ、どした? 龍門渕透華:・・・・・・嫌われた 龍門渕一:え? 龍門渕透華:絶対に嫌われてしまいましたわああああああああああああああああああ 亜空間:おい、一体どうしたんだよ!? 龍門渕透華:あああああああああああああああああああああああああああああああああ 龍門渕透華:のどっちかむばああああああああああああああああああああっく!!!!! 龍門渕一:のどっち? 亜空間:何か原村に嫌われるようなことでもしたのか? 龍門渕一:おっしゃああああああああああああああああああああああああああああ 亜空間:国広君それはひでぇよ!!!!! 龍門渕一:しゃらあああああああああああああああああああああああああああああ 龍門渕透華:いやああああああああああああああああああああああああああああああ 一ちゃん……その魂の叫びログ残ってるよ -- 名無しさん (2010-06-22 03 03 08) 一ちゃん糞ワロタw -- 名無しさん (2010-06-22 03 27 05) オチは感動の……かと思ったらクソワロタwww -- 名無しさん (2010-06-22 05 37 11) 誰が仲裁役で登場?と引っ張ったと思ったら少し意外なキャラが。と思ったらこのオチっすかw -- 名無しさん (2010-06-22 12 55 37) とーかマジお母さん -- 名無しさん (2010-06-24 11 48 31) 一ちゃん、ちょっとお痛が過ぎますよwww -- 名無しさん (2010-06-25 23 48 05) ともきーは一応説明してる気もするな。「CDチンすると青く光ってきれいだよ」程度だけどさ -- 名無しさん (2010-06-26 04 26 37) 名前 コメント
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ここは都内某所のあるスタジオ。茶の間を賑やかす番組が、日々産み出されている場所である。 どうやら今収録されているのは、深夜番組のようだ。 一面ブルーの壁を背に、四人の少女が立っている。 一人はあほ毛、一人はメガネ、残りの二人は姉妹である。 「いや~まさかアニメ化とはねぇ。今だに信じられないよ」 「皆様が御贔屓くださったおかげですね」 「すごいなぁ…緊張するね、お姉ちゃん。」 「……だから…で………そうなるから……うん…」 女三人寄れば姦しい。 四人ならば尚更だろうが、ツインテールの薄紫、ツンデレ印のツリ目の少女は、地面を睨んでブツブツ ブツブツ。 何やら一人で唱えている。 「それでは、一応本日の予定を確認します。」 責任者らしき男の声に、私語も一旦おさまって、八つの瞳が集中する。 「引き続きOPの収録です。皆さん各々のソロは既に撮ってあるので、今日は四人でのダンスをメインに、細かなシーンを撮っていきます」 無言で頷く少女達。更に2、3の注意を伝えると、男は開始を宣言した。 曖昧3cm そry「つかさ。アウト~」 軽快に始まった音楽を、男の声が遮る。 開始から一時間にわたり、繰り返されている光景である。 「あっ、すっ、すいませぇ~ん」 「早いなぁつかさー。みゆきさんの記録を塗り替えたね、こりゃ」 「つかささん…お互い頑張りましょう」 元より機敏な動きとは無縁の二人。遺憾無くその個性を発揮しているようで、 つかさが気張ると、みゆきがトチる。みゆきが力めば、つかさがチョンボ。 ト言う具合いだった。 今までの撮影から、スタッフもある程度は覚悟していたのだが… どうも彼等のスカウターは旧式だったようである。 「大概にしなさいよつかさ!全然進まないじゃない!」 「ご、ごめんなさい…」 姉の叱咤を受けながら、つかさは動きを確認する。 「ほらほらかがみ、大声ださないで。つかさも反省してるんだからさ」 「…………………ふんっ」 産まれた時から一緒の二人、互いに相手の得手 不得手、一切承知の筈なのだが、今日に限って…随分きびしい。 「では、頭からもう一度お願いしまーす。3・2・1…」 姉を失望させたく無い。 その一念が足を引っ掛け、つかさは派手に転倒した。 「ま゙っ!」 ごつんと響いたその後に、プツンと切れる堪忍袋… 「つかさぁ…アンタわざとやってんでしょ!!!」 胸ぐら掴んで噛みついた。 「そ、そんなこと…ないよ…」 「なら本当にノロマなのね!分かってんの?皆が迷惑してんのよ!!」 「…ご、ごめ…なさい…ぅ…ヒック…エック…」 つかさは遂に泣き出した。どうも…よろしくない雰囲気である。 「………え~と…とっ、とにかく休憩にしましょう。つかさ君も落ち着けば大丈夫ですよ!」 男の言葉を聞いたあと、暫くしてからかがみは放した。 泣き崩れる妹をしり目に、何処ぞえ去ろうとするのを、ガシッと捕まえるこなたの腕。 「………な、何よ…」 振り向いたかがみに向かい、奇妙なポーズでこなたは言った。 「表へ出ろ」 人気の少ない場所へかがみを引っ張っり、鋭い視線を相手に向けて、こなたはゆっくり問掛ける。 「一体どうしたの?かがみらしくないよ、さっきの」 「……………………別に」 うつ向きながらぽつりと一言。それが大分さわったようで、 「しっかり理由を聞かせてよ。いつまでもそんな態度だと、私も穏やかじゃいられない」 瞳に冷たい怒りを燃やす。 「………分かったわよ…」 漸く観念したのか、かがみは静かに話しだした。 「OPにさ…私とこなたのツーショット…あるでしょ」 「………(いい加減にしなさい)の所?」 「そう」 「それが何?」 「…最近。ソロの収録が忙しくて、なかなか会えなかったでしょ?やっと会えて、しかもツーショットなのに…つかさったら…」 下唇を噛みながら、目をうるませて告白する。 『なぁんだ』と、こなたは思った。 「だから…だから私――――――えっ!?」 「もういいよ。寂しがり屋さん」 ぎゅっと抱き締めるその胸は、何とも言えず暖かく、やっと堪えた涙の粒が、ポロポロポロポロこぼれだす。 「私…私…つかさに…酷いこと…ぅぅ…」 「大丈夫。そう思えるなら、きっと大丈夫だよ」 「こなたぁ…こなたぁ…ヒック……うわああぁああぁん!!!」 少女の叫びが空に散る。 優しく背中を摩りつつ、こなたは全部泣かせてやった。 泣きたい時に泣けぬのは、とっても辛い事だから… 「落ち着いた?」 「……うん………ごめん」 「言う相手が違うでしょ」 「………………うん」 「じゃあ行こっか。もうすぐ休憩終わっちゃうし」 踵を返して行こうとすると、クイッと袖が掴まれる。何かと思って振り返ると、かがみが顔を真っ赤にしていた。 暫く黙ったこなただが、どうやら意図に気付いたらしく、かがみに体をスッと寄せ、その唇にキスをした。 離れるそれを追うように、かがみは言葉を口にする。 「大好きだよ……こなた」 終 コメントフォーム 名前 コメント opの曲は難易度高い。踊りも歌も。つかさはドジっ娘だから苦労したろうな〜 -- アオキ (2012-02-07 23 56 02)
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【種別】小ネタ キョウを殴ってしまったルーシェン。二人に和解のときは訪れるのか…? 198 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/04/28(金) 15 12 00 ID RMRdrJYf 些細な誤解から生じた和解が前提の衝突なんて、見てても面白みに欠けるわな。 (゚д゚)悪かった。お前もボクを殴れ ('A`)そんなことできるかよ (゚д゚)それじゃボクの気がすまない ('A`)だからもういいって! (なんだかもみあいになる)ムニュ (*゚д゚)キャッ!! (*'A`)お前まさか… ナカナオーリ(*'A`)人(゚д゚*)ナカナオーリ 2ch本スレPart7より。ルーシェンが女子だったらこういうのもアリなのかな…。 コメント 名前 コメント
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古泉パート 「長門さん、朝比奈さん、お二人とも今の状況を分かっておられますか?」 「えっ…ななななんで、何がなんですかぁ?」 「古泉一樹、あなたの発言の意図が不明。説明を。」 「……」 流石に頭を抱えたくなってきました。 僕が間違っているのかと勘違いすら起こす程です。 今はお二人に説明するのは置いておいて、状況の確認をしましょう。 今日は日曜日です。 昨日は土曜日でした。当然ですが。 さてその昨日ですが、いつものお決まり、土曜の市内探索で涼宮さんと、鍵である彼がくじ引きで同じ組になったんです。 ――午前も午後も。 午前、くじをひいた時の涼宮さんの驚く様子から、その時神は力を使わなかった――偶然であったと考えられますが、午後は果たしてどうだったのでしょうか。 あの期待していたものが手に入り、満足するような――月並みな例えですが、クリスマスの朝の子どものような表情は。 さて、昨日から今日の今現在――午後1時54分ですね――までの間に何があったか。 何故僕を含め三人だけで集まり、しかもこうして協力して事を収束に向かわせようとしようとしているのにも関わらず役に立たないどころかむしろ邪魔を…邪魔しないで下さいよ、もーーっ! ……取り乱してしまった。 何故そんな異常事態が起きているのか。 理由はシンプルですね。 涼宮さんと彼が喧嘩しました。 ちなみに状況を彼に訊いても 「何故か怒りだして、半狂乱になって、俺を殴って帰りやがった。もう今日はいいだろう。俺も帰る。」 って冗談はもみあげだけにしろーーーっ!! ………また取り乱してしまった。 まぁそんな事があって今現在――午後1時56分ですね――涼宮さんと彼をそれぞれ駅前に呼び出し、とにかく一緒に行動してもらって、かつ同時に僕ら三人で集まって、喧嘩の再発を防ぎ、かつ早急に、無理なく仲直りしていただく対策を練りながらそれを実行する事になりました。 きちんと話し合いの結果そう決まったんですよ? 仲直りのきっかけを作る対策を練りつつ、同時に実行です、はい。 なのに、何でこの二人足手まといにしかならないんだーーーーっ!!!ものすごく邪魔してるよ?!もれなくお邪魔キャンペーン鋭意実行中~2時間拡大スペシャル~だよ。 …もうヤダ。 「やはり宇宙人と未来人には、現代地球人の仲直りの支援なんて荷が重いのでしょうか。」 あぁ。早くいつものように穏やかな空気の中、お茶を飲みたい。 あ。いつもの喫茶店…。 長門パート 「長門さん、朝比奈さん、お二人とも今の状況を分かっておられますか?」 「えっ…ななななんで、何がなんですかぁ?」 「古泉一樹、あなたの発言の意図が不明。説明を。」 「……」 古泉一樹の発言停止。 同固体の様子を確認。 しゃがみ込み、通常時より約12~19度の範囲まで俯き、2分14秒間複数の表情を浮かべたと認識できる。表情の解析・分類は後ほど自宅にて行うことにする。 通常時より7度頭蓋を持ち上げ、下顎を4mm下げる。 「…はり宇宙人…未来人には、……人の……り………んて荷が重い………うか。」 パーソナルネーム:長門有希の聴覚受信レベルを、一時的に37レベルからバックアップシステム推奨レベル85に切替。 バックアップシステムデータ保存ボックス9のデータのLOOK―UP…再生。 「やはり宇宙人と未来人には、現代地球人の仲直りの支援なんて荷が重いのでしょうか。」 何故。 私の役割においても、「私」という固体の望むことにおいても涼宮ハルヒと彼の和解、ひいては社会的観点にとらわれない癒着的な高次的コミュニケートの実行を望んでいる。 それは古泉一樹の例える現代地球人のいう「彼氏・彼女」という立場にこだわらないが、親密な、親子のような、友達のような、手を繋いで歩けるような仲になってほしいということ。 ならば何故。 ある現代地球人はいう。 「自分の嫌な事は、人にもしないこと」 それは裏を返せば、自分が望む事を、人にすると良いという事。 ある現代地球人はいう。 「人には優しくしなさい」 それは穏やかなコミュニケーション関係を築き、継続するには、人が精神的な喜びを感じられる言動を心掛けるべきということ。 ならば何故。 私は、何か、私の好きな書籍をあげたいと考えた。 それにより、涼宮ハルヒと彼に喜んでもらえば「仲直り」もスムーズに進行するはず。 そして更に、彼らの精神的デメリットを最小限に収えるよう心掛けた。 直接手渡しする事による「気後れ」など精神的不都合もなく、学生が持つにも無理のない金額「図書カード3000円券」が、的確に、彼らの手に入るよう、空中に放る。 その行為を何故古泉一樹は制止するの。 状況解析。 可能性が高いのはこれ。 「2枚用意しなかった為に、喧嘩の再発の原因になる」 やはりこれしかない。 「もう僕が頑張るしか…二人は頼りにならないもんなぁ」 人間とは難しいもの。 みくるパート 「長門さん、朝比奈さん、お二人とも今の状況を分かっておられますか?」 「えっ…ななななんで、何がなんですかぁ?」 「古泉一樹、あなたの発言の意図が不明。説明を。」 「……」 どうしてなんでしょうか。 古泉君はちょっとイラ立っちゃってるみたいです。 かと思えば落ち込んで独り言を言ってます。 長門さんも。 私、また何かおかしな事してるんでしょうか。 はぁ~どうも過去の人たちってちょっと怒りのツボが違って…ううん。こんな事考えてちゃ、きっと失礼ですよね。 今の一番の問題は、せっかく古泉君がきっかけを作って、長門さんが後押ししている、最高にいい機会の仲直りデートなのに、二人が無言でただすたすた歩いてるだけって事ですね、きっと。 う~んと。う~んと。つまりは静かなのがいけないんだから…やっぱり近場のカラオケとか、ゲー…ムセン……カー?とかに誘導しちゃって、どうしても声を掛け合わなければいけなくしちゃうしかないですね。 ちょっと強引ですけど、きっと「いやよいやよと好きの口」ですよ。 声を掛け合っている間に、いつも通りの会話に戻って、仲直りの印に王子様は白雪姫にキ……き、禁則事項ですっ! とにかく、だから、そう思って、映画撮影で使ったメガホンで 「カラオケ今なら安いよーっ」 とか 「音のゲーム…音楽感覚……あっリズム感覚ゲームとかで対戦するのが今いいですよーっ!ブームでーーすっ!」 とかお二人の仲直りのきっかけを宣伝してみたんです。 そしたら古泉君がついに怒りだしちゃって……。 さっき、長門さんがカードを涼宮さんたちに投げだした辺りから確実にちょっとずつ怒ってます。 それは「危ないから」って事でしょうけど、どうして私は怒られちゃったんだろう。 ……もっと大きな声じゃないと意味が無いって事ですかね? それとも長門さんみたいに私も、例えばカラオケのクーポン…クーコンだったかな?とか渡した方がよかったんでしょうか? う~ん過去人って奥が深いですねぇ。 「もう確実に僕たちの尾行しながらの仲直り支援はバレてるだろうなぁ。二人とも素直じゃないから正面からいっても……いや、逆にもう面に出ていって仲直りしてほしいと伝えるか……いや、失敗した時のリスクは……いや…」 「人間とは…」 古泉君、長門さん、独り言はやめて相談しましょ~っ! キョンパート 何だありゃ。 一応あいつら俺らの様子を影から見に来てんだよな? なのに長門は図書カード投げてくるし。――まぁ、今度変わった本でも買って来いって事だろう。 朝比奈さんはメガホンで何かとアピール。――直接誘っていただければ、カラオケでもゲーセンでも喜んでお連れしますよ。 おい、古泉。お前だけ電信柱や壁から体丸見えだぞ。他の二人は小さいから結構隠れてるのに、それじゃ尾行が台無しだ。 奴らは今、いつもの喫茶店の影から覗いてる。 とにかく昨日の今日だから心配してくれてんだろう。 ありがたいねぇ。 まぁいつもならありがたくて感謝を歌にでも込めてギター引っ掛け屋上に全員ご招待するとこだが、今はやめておこう。 何せさっきからの奴らのアピールで何故かハルヒの不機嫌がMAXに急接近しているからな。 何つーアヒル口だ。 とっとと帰りたいけど、あいつらが見てるからキレて途中で帰るのが恥ずかしくなったからとか、疲れたとか、雑用係がいうことをきかないとか、まぁ色々あるんだろうが。 やれやれ。 もうメンドいから俺から謝っとくか? 癪だな。いくらなんでも。 しかしあいつらの目もあるし。ここはとにかく動くか。 「おい。」 「何よ。」 ハルヒパート 何なのかしら、アレ。 あれでも名誉なるSOS団の副団長、副々団長、万能選手なのかしら。 有希は物で釣ろうとするし、みくるちゃんはとにかくアタシたちがアクションを起こせばいいと思ってるし、古泉君は役に立ってないみたいだし。 まぁね?団長であるアタシに雑用係が刃向かうのが間違ってるんだし、もしおかしな行動でも起こそうものならとんでくるって発想なら、それは至極当然ってものだわ。 団長の顔を立てる為に、「アタシたちだけの話し合いの場」っていう体で雑用係を呼び出してくれたのも嬉しいけど。 そうよ。第一こんな事が起きてるのがおかしいはずよ。 雑用係が気を効かせないから注意したら、アイツったら文句いうのよ? いくらアタシが先に歩いてたからって、エスカレーターは普通、男が先に乗るものでしょ? …って昨日の朝読んだ雑誌に書いてあった。 だから、つい、昨日は殴っちゃって、やりすぎたかな、とか思うけど、ううん。やっぱり団長が平に頭を下げるなんて…ううん、でも…う~ん… 「おい。」 ちょっといきなり声かけないでよ!今どうやってキョンと仲直りするか考えてんだから! 「何よ。」 「あいつらはいつもみたいに喫茶店行ったり、本屋行ったり、カラオケやゲーセンに行きたいらしい。」 は? 「だから何?」 「俺も行きたい。」 ?? 「行けばいいじゃない」 「俺には今、茶飲んでゲーセンに行くくらいの財布の余裕はある。何なら今日は全部俺が出してもいい。図書カードもあるから本屋にもスイスイだ。」 ??? 「…だから何?」 「しかし、歌に自信がないんだ。ハルヒ、俺の歌唱力アップに協力してくれ。 あと、文芸部員のお眼鏡にかなう本を選ぶのと、ゲーセンで古泉を完膚なきまでに叩きのめす力をつけたい。」 「はっ?え?でもそれって――」 仲直りしてからする事なんじゃ? そう思ってる内に右手が暖かくなって、見るとキョンの左手が―― 「行くぞ!時間がなくなるから走れ!」 「はぁっ?ちょっと何、早いってば!」 後ろを振り返ると、一瞬だけ皆の顔が見えた。 多分今のアタシと同じ表情。 多分キョンも。 アンタ、耳赤いわよ? →終わり
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214:黒井 2012/08/31(金) 11 18 13.73 ID Iirw/GSlO [仲直りの術] [用意するもの] 恋愛の場合は赤のリボン 恋愛の場合は赤のキャンドル [術のかけ方] 1.満月の次の日の夜から始める 和解を祈りながらロウソクの火のもとでリボンの端に結び目を作る 2.同じように祈りながら毎日ひとつずつ15個結び目を作る。 3.新月の日月の力を吸収するように一晩外(ベランダでよいです)に置く 4.それからまた和解を祈りながら1日にひとつずつ結び目をほどいていく 5.全部ほどいたら満月の力を吸収するように一晩外に置く このリボンをお守りにする 相手との和解交渉の場や仲直りの手紙を書いたりするときに利き手の手首に巻いておくと良いです~ 222:本当にあった怖い名無し2012/09/01(土) 01 20 22.35 ID f+c5UKadO キャンドルは同じものを使用して、最後までおわったら処分でよろしいですか? また、自宅にいない日があるのですがみられなければ外出先で術をかけてもよいですか? 229:黒井 2012/09/02(日) 10 25 19.13 ID /ug9Xt2wO その通りです~頑張って〜 225:本当にあった怖い名無し 2012/09/01(土) 21 58 06.77 ID f+c5UKadO 今月は新月が16日、満月が30日で、リボンの結び目が15個になる日と ずれるのですが、どちらを優先したらよいですか? 229:黒井 2012/09/02(日) 10 25 19.13 ID /ug9Xt2wO 結び目優先でお願いします~
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709 名前:仲直り【SS】[sage] 投稿日:2011/02/26(土) 23 30 27.64 ID avqW4n7mO [3/3] 久しぶりにバカップルの姿でも見ておこうかと、天気のいい日曜日、私は高坂家に向かった。 私を出迎えたのは、あの二人の愛の結晶である兄妹たち。しかし、いつもと感じが違う。 「二人とも、元気がないじゃない。パパとママはどうしたの?」 「黒猫のお姉ちゃん、あのね、パパとママ、けんかしちゃったの」 妹の京(みやこ)ちゃんが今にも泣き出しそうな目で私を見つめてくる。 「それは大変ね。桐(とう)くんなら、喧嘩の理由が分かるかしら?」 「うん、なんとなく」 流石はお兄さん、というか、あるいは子供にでも分かる単純な理由か…… とにかく、この状況を放ってはおけない。 「あなたたち、聞こえてるかしら。子供達をしばらく借りていくわよ」 そう言うと、私は二人を連れて近所のレストランへ向かった。 ※※※ 「今日は運動会だったのね。これは頑張った二人への私からのご褒美よ。 さあ、召し上がりなさいな」 ケーキとジュースのおかげで、京ちゃんは大分笑顔を取り戻したようだ。 「さて、桐くん。私に学校でのパパとママの出来事を詳しく聞かせてくれるかしら?」 「うん、実は……」 桐くんが話した内容は、大体は私が予想してた範囲内の出来事だった。 懐かしいワードで説明すると 「父兄参加の競技で活躍する兄さんの姿によその若奥様方から歓声があがって、 ついつい兄さんがデレデレしてしまった事にあのビッチが過剰反応した」 まあ、こんなところかしら。 しかし、いくらバカップルなら仲直りは容易だろうと、子供達に心配をかけさせるのは感心できない。 私は、「喧嘩するほど仲がいい」という言葉があって、 あなたたちのパパとママはまさにその言葉がピッタリなのだと。 だからすぐに仲直りできるから安心しなさいな、と説明した。 そして二人に、仲直りするための秘密の呪文を授けた。 微笑みながら手をふる子供達を見送り、私は家に戻る。 ※※※ 効果は覿面だったらしく、すぐにバカップルから私の元に感謝の電話がかかってきた。 「黒猫、心配かけてすまなかったな。だがな、息子にあの話をしなくてもよかったんじゃないか?」 「あら、あなたの息子さんが、何を話したのかしら?」 「いきなり『パパはママと仲直りしないと寂しくて死んじゃうかもしれないんだから、 早く仲直りしてよ』って言われたぞ」 「それはそれは♪」 「じゃあ、桐乃に代わるぞ」 「お久しぶり。今日は随分と元気にしてたようね」 「…アンタ、娘になんてこと話してくれたのよ!」 「娘さんが何と言ったのか、よかったら聞かせて貰えないかしら♪」 「…『ママ、兄パンクンカして落ち着いたら、パパと仲直りしてね』って…」 「母親想いのいい娘さんじゃないの、羨ましいわ」 「ぐぬぬ……」 「これに懲りたら、可愛い子供達を心配させるような喧嘩は控えることね」 「わかったわよ。ところで、あんたに今回のお礼をしたいから 改めて我が家に来なさいよね!」 「あら、どんなご馳走が待ってるのかしら」 「それは来てからのお楽しみ。あと最後に、 ホント、ありがとね。家族みんなを代表して、あんたへの感謝の気持ち。じゃあ」 私が千葉の堕天聖なら、あの兄妹はさしずめチバカップルといったところね。 大人になってもこうした関係が続くなんて、運命とは面白いもの。 この先どんな出来事が待ち構えているかしら…… -------------
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569ベルリとスレッタの仲直り2023/01/12(木) 21 43 12.79ID 3izfe7/40 543 決闘の口上を書いてるということはスレッタの方も殺人を止めたい心理があるのかも…と考えて派生ネタ作った。吃音は家族になってまだ間もないからということで 『ベルリとスレッタの仲直り』 湿布を貼って家で寝転がるベルリ ベルリ「とほほ…。兄弟が増えてさらに影が薄くなりそうだと危惧していたら喧嘩を挑まれるなんて、新年早々なんて不幸なんだ…」 スレッタ「スレッタ、ベルリ見つけった! なーんt」 ベルリ「ぎゃあー!!!」 スレッタ「わああああ!?」 ベルリ「ひいぃ! 何!? 勝負はお互い力を出し尽くしての痛み分け、もうしないって約束したでしょ!?」 スレッタ「ちち違」 ベルリ「血? 血を見るまで戦いをやめないのが水星育ちの習い性なのかあー!畜生くるなら来てみなさいよ! 倒します!」 スレッタ「違いま!(↑)す(↓)。ごほっ。…声をかけたのは、多大なご迷惑をおかけしたお詫びがしたくて」 スレッタ「かつ丼が好きだって聞いたから、おいしいかつ丼さんのある店、行きましょう。ベルりっ」 ベルリ「え、遠慮します」 スレッタ「あう」 ベルリ「…自分の中でこの間の整理がついてないし。あと距離の詰め方が急すぎて怖い」 ベルリ(それにミオリネに誤解されたら面倒だという気持ちも少しある) スレッタ「ああー」膝を折りうずくまる スレッタ「そ、そうだよね…。怖い思いをさせられた人と仲良くなんかできないよね」指で地面をいじる スレッタ「それにわたし陰キャだし、と、トイレでご飯食べたことあるし」地面をいじる ベルリ(か、かわいそうだけど流されないぞ!) スレッタ「転校しても困ったらお母さんに甘えてばかりだし、陰キャだし、友達が出来ても自分だけ弁当が足りないのを言えないコミュ障だし」 スレッタ「さっきの冗談も滑ったし、こんなつまらない私なんかと仲良くしたくない、です、よね…」ため息をつく ベルリ「ああもう面倒くさい! 分かった! 一緒に出掛けるからいい加減で自虐は止めなさいよ。聞いてて辛い気持ちになる」 スレッタ「本当、ですか。ベルリ」 ベルリ「まだお腹も空いてないしご飯を食べるまでについでにあちこち見ていこうか。シャンクを準備するから待ってて」 ベルリ(はあ結局流されてしまった。でも何となく放っておく気になれないのはどうしてだろう) 570ベルリとスレッタの仲直り たぶん2/52023/01/12(木) 21 49 02.38ID 3izfe7/40 小さな定食屋で スレッタ「ここ!ここはすごくご飯が美味しくて! お勧めで!本当に目玉が飛び出した人がいるんですよ! ぽーんって」 くわっと目を引ん剝くスレッタ ベルリ「なにそれ怖い!? 変なもの入ってる?本当に食べても大丈夫なやつなのっ」 湯気の立つかつ丼を前に ベルリ(うう、見た目はおいしそうだけど正直肩に力が入りすぎてる人間の前だと緊張する) スレッタが瞬きもせずこちらを凝視している。凝視している。沈黙 ベルリ「(多分これがスレッタなりの心遣いに違いない!)えーいままよ! う!? こ、これは…」 (この肉厚のカツ、柔らかく噛めばまるで涎のように肉汁が溢れてくる。濃厚な肉の旨味が口からこぼれそうででも噛むのを止められなくて口を強制的に動かされる。しかも衣は当然サクサクだから歯を立てて肉をかみ切るまでの感触が気持ちいい 口の中で軽やかな音が鳴って顎を動かすのが楽器を鳴らすみたいに楽しくて、まるで小さい子供になって遊んでいるようだ。 それから程よく甘みがあってとろりとした卵の感触を舌で味わって、全てを喉に流し込めば、僕は、僕は…これまでのごたごたなんて水に流せる!) ベルリ「これは美味い! 学生が行ける店でこんなものが食べられるなんて信じられない」 ごはんをかき込むベルリ スレッタ「喜んで貰えて嬉しい! おかわりもどんどんしてください! 今日はお姉さんが大盤振る舞いしてあげます!」 ベルリ「なんじゃとて!? じゃあかつ丼10杯ごちなりあす!」 スレッタ「じゅじゅ10!? そんなに食べたらお腹爆発しませんかっ」 ベルリ「と言うのはうっそー」 スレッタ「嘘ぉ!? おおお姉さんをからかうと罰が当たりますよ! 罰が!」 ベルリ「あはは」 ベルリ(打ち解けた雰囲気で食事ができそうだ) ベルリ「あー美味しかった」腹をさする スレッタ「ベルリのお口にあって本当に良かった。これでやりたいことリストをまた一つ叶えました!」 ベルリ「さっきの買い物中に端末をいじっていたのはそれが関係してたんだ?」 スレッタ「うん。兄弟がいると聞いてからこうして一緒に遊びに行くのが夢でした。シャンクにも乗ってみたくって。このお店もミオリネさんが――」 スレッタがうつむく ベルリ「いいよ続けて続けて」 スレッタ「引っ越してすぐミオリネさんが教えてくれたんです。ここ穴場らしいから連れてきたらって。私が皆と打ち解けられるように家族と街の事を調べてくれてたんですね」 スレッタ「……ほ、本当、は、自分でも仕返しが行き過ぎてるって分かってるんです…。だけど誰かの役に立たなきゃ、そして褒められたい、それがミオリネさんからであってほしい、ミオリネさんを守らなきゃって気持ちで、頭が一杯で。いつの間にかわーとなって」 スレッタ「そうして気づいたら……」 膝の上で手を固く握るスレッタ スレッタ「ベルリには本当にごめんなさい。他の皆にだって酷いこと、しました」 ベルリ(ああそうか。分かったぞ放っとけなかった理由が) 571ベルリとスレッタの仲直り 3/52023/01/12(木) 21 55 22.92ID 3izfe7/40 ベルリ「やり方は過激だけど少し昔の僕と似ている気がする」 スレッタ「ベルリが? 私と?」 ベルリ「僕の育ての母―ウィルミットさんというんだけど―ある時その人が実の母親ではないのを知ったとき、勉強も運動ももっともっと頑張らなきゃって思ったんだ」 自分のコップの氷をいじる ベルリ「今にして思えば、だけど、小さいなりに成果を出して運行長官の息子であることとガンダム家の一員であることを一度に証明しようとしてたんだな」 スレッタ「そんなことがあったんだ…。でも今のベルリは自然体に見えます。どうして?」 スレッタが身を乗り出す ベルリ「一つは行き詰まりを感じてる時に家族に会ったから。テリトリィに偶然セレーネ姉さんが出張で滞在してたんだよね」 ベルリ「話をして自分が一族から厄介払いされたわけではなくて、義母も僕を預けられて困っているわけじゃないって分かって、それからは義母と兄弟の存在が僕の誇りになった」 ベルリ「あとの一つは、それからしばらくして海賊に攫われたことだなあ。金星の近くまで連れていかれて――」 スレッタ「えええ!? ニュースになってたあの事件、ベルリが人質だったんですか?」 ベルリ「順調にキャピタル・ガードになる道を外れてしまったけど、結果的に世界には色んな人がいて知らないことが沢山あると気づいて、もっと外に目が向くようになった」 ベルリ「素人考えだけど、多分スレッタは家族が増えて人間関係が変われば環境まで違ってしまって戸惑いと焦りが出ているんだと思う」 ベルリ「それが今ある大事なものを、ミオリネを守らければって必死にさせている。だけど過激な行動に出なくたって大丈夫だよきっと」 スレッタ「……私も、もっと余裕を持てるようになりたいと思ってます。でもどうすればいいんだろう」 ベルリ「うーん僕みたいに旅に出るとか兄弟みたいに体を鍛えるとか、方法は色々? でもその前に話し合うべき人がいるよね」 スレッタの傍らの小さな紙袋を指す ベルリ「さっき買い物したそのかわいい?マスコットだってミオリネに渡したいんでしょ」 スレッタ「でもミオリネさん私の事すごい怖がってて、私なんかときっと顔を合わせたくない」 ベルリが首を傾げる ベルリ「僕はそうは思わないけど何なら尋ねてみるといいんじゃないかな、後ろで僕らを見張ってる本人に」 スレッタ「えっ」 572ベルリとスレッタの仲直り 4/52023/01/12(木) 22 00 57.62ID 3izfe7/40 席を立ってやって来るミオリネと刹那 スレッタ「ミ、ミ、ミ、ミオリネさんんー??」 ミオリネ「……」 刹那「まさか尾行に気付かれるとはな」 ベルリ「刹那が変装して完璧な追跡をしても同行者が気取られまいと不自然な動きをすれば、それがヒントになる」 スレッタ「どどdど、ど、どうして」 刹那「気を悪くしないでほしいが、一連の『事案』で姉さんはCBをはじめ各組織・機関から警戒されていたんだ。それがつい先日私闘を行った兄弟とどこかに出たらしいと情報が入った」 ベルリ「そして僕らの行き先に心当たりがないか二人の共通の知人に尋ねた、というわけだ。きっと当たりでしょ!」 刹那「そうだ。ミオリネに一人で動く方がやりやすいと説明したがついてくると言って聞かず、案の定こうなった」 ミオリネ「悪かったわね。足手まといで」 スレッタが肩を落とす スレッタ「…そっか、そうだよね。学校でしたことを考えたら誰かに監視されてもおかしくない」 スレッタ「ミオリネさんも、驚きました、よね。また暴れるかもしれないって、不安になりました、よね。だから――ぐふっ」 ミオリネに手のひらで顔を挟まれるスレッタ ミオリネ「……違う、全然違う! あんたがベルリと出掛けていると聞いたとき、私はすぐにこの店のことを思い出した!」 ミオリネ「そしてここに続く通りであんた達を見つけたとき確信した! あんたが私の言ったとおりに兄弟と仲良くするつもりなんだって! 人を傷つけるなんて思わなかった!」 スレッタ「それならどうして…」 ミオリネ「あんたが何を考えててどんな気持ちを胸にしまっているのか知りたかったからじゃない! 私を後回しにして兄弟に打ち明けようとして、何で肝心な時に私から逃げようとするのよこのヘタレ!」 スレッタの胸を叩く ミオリネ「私はあんたの花嫁なのよ? どんな時でも私を優先しなさいよ!」 スレッタがミオリネの腕を掴んで スレッタ「私だって、私だってミオリネさんにはベルリより先に私と話をしてほしかった! 隠れないでほしかった! ずっと、ずっと怖かった!」 スレッタ「こんなにミオリネさんと一緒にいたいのに、守りたかったのに、認めて貰いたかったのに、私なんか側にいない方がいいのかもって怖かった!」 ミオリネ「ごめんねスレッタ、ごめん。わたし世界で最高の花婿に寂しい思いをさせた」 スレッタ「ごめんなさいミオリネさん。世界で一番の花嫁を置き去りにしてしまって…」 かたく抱擁する二人 呆気にとられる刹那 祝いの気配に沸くギャラリー 拍手と歓声が続いた 573ベルリとスレッタの仲直り 5/52023/01/12(木) 22 08 38.43ID 3izfe7/40 ミオリネ「――たとえ何時か旅に出るつもりでも私を置いて行くなんて許さないんだから。一緒じゃなきゃ絶対だめ」 スレッタ「はい。素敵なハネムーンにしましょうね、ミオリネさん」 じゃれる二人を横目に 刹那「言い争いを始めたと思えば急に抱き合ったり。良く分からないが姉さんが抱える問題の大部分は解決に向かうということで良いのか」 ベルリ「きっとそうさ。それにしても刹那は優しい所あるなあ。ミオリネに食い下がられようが撒こうと思えば簡単にできたでしょ」 刹那「無意味だ。行き先に見当をつけられている以上、振り切ったところで結局ここに辿り着かれてしまう。同行させたのは単に彼女の存在が事態を好転させる可能性に賭けた方が良いと判断したまでだ」 ベルリ(それはミオリネの人間性に信頼と期待を置かないとできない賭けだし、そもそもそんな賭けをせずとも強引なやり方でついて来させない方法はあるよね…と言いたいが素直になれない弟の為にやめておこう) スレッタとミオリネはまだ甘えあっている ベルリ「…まったくガールフレンドがいない連中のことも考えてほしいよ。それにしてもこの二人、お互いが同じくらい"そう"だからこそ釣り合っているのかもしれないけれど、本当の本当に重くて面倒くさいなあ!」 エピローグ あれからスレッタは自らのしでかした暴力行為の数々を学園に報告し謹慎処分を受けた。地球寮のメンバーの分を含めるとミオリネ達が僕に話していたよりもずっと沢山の被害を長期に渡り受けていたこと。 スレッタに報復された側は力を重んじる学園にあって一方的に叩きのめされたという不名誉を拡散されたくなかったこと。学園の方では暴力のエスカレーションを放置した責任を追及されたくないこと。 そうした多様な思惑や都合で動く各陣営と内部の人間たちの間で力学が働いて、スレッタは退学にならずに済んだようだ スレッタは謹慎中ずっと寮に留め置かれていたが、調書を取られている合間、いつも傍らで彼女を励ましたり授業に追いつけるよう親身に勉強を教えてやった伴侶がいたことは言うまでもない ――ガールフレンドがいない連中のことも考えてやれ! 未だに一部の生徒からは恐怖と警戒の目で見られるようだけど、スレッタだってそのことはよくよく覚悟しているし、時間が経てば周囲も反省したことを分かってくれるだろう。何も心配していない そういえばあの時のご飯屋さんだけど、現場に居合わせた人が仲直りの様子をネットに投稿したのがバズってデートスポット的に繁盛しているらしい いつの間にかノレドと親しくなっていたスレッタが今度は僕と4人でそこにダブルデートをしましょう、なんて息巻いてる。女の人のこういう、知らない所であっという間に仲良くなるところは僕には不思議で良く分からない それにしてもあんまり勢い込まれるのは困るなあ。そりゃノレドは大事な友達だし、ずっと助けられているけれど外からこうして突っつかれるのは気恥ずかしい おかげで最近少し会話がぎこちないしこれじゃあまるでお互い意識してるみたいだ。そうこぼしたら、今更?とミオリネに鼻で笑われた。人を悩ませるのもいい加減でやめなさいよ!【終わり】 574ベルリとスレッタの仲直り 補足2023/01/12(木) 22 19 47.25ID 3izfe7/40 スレッタがお姉さんぶっているのは自分の奢りをベルリが遠慮しないようにしたいからでこのSSでも特に同い年の兄弟間での序列は決まってないです やろうと思えば姉ぶることも妹ぶることもできるはず。ベルリの過去は捏造なので過去のエピソードと食い違っていたら申し訳ない。以上です。