約 578,881 件
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/6311.html
autolink RW/W20-020 カード名:“一番の理由”小鳥 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:6500 ソウル:1 特徴:《植物》? 【永】あなたのストックが5枚以上なら、このカードのレベルを+1し、パワーを+1000。 …ほ、本気? レアリティ:C illust.
https://w.atwiki.jp/kodamasuru/pages/181.html
イグラ参加の理由 J02-075/R カード名:《イグラ参加の理由》 LPリミット:40% イベントアイコン:S END:- 【自分の場にクロスのサポートがある時】相手は自分のLPを10%ダウンする。 シキ「あの男の命を……、必ずこの手で握り潰す」 ブースターパック「咎狗の血」で登場したイベントカード。 効果を使う条件が緩い割に、このカード1枚で相手のLPを10%もダウンさせることができるため非常に強力なカードである。 このカードを1ターンに2枚使うことができれば、相手の進行を大幅に遅れさせることができる。 また、LPリミットも40%と低く設定されているので非常に使いやすい1枚である。
https://w.atwiki.jp/ipoipo/pages/15.html
IPOのおすすめの理由はざっくり以下のとおり。 まぢでみんなやったほうがいい。 少ない資金で年間数十万の儲けがでる >詳細 なのにリスクが異常なほど低い >詳細 知識やスキルは一切不要 >詳細 確定申告不要だし奥さんが儲かりすぎちゃっても扶養から外れたりもない >詳細 まぢでみんなやったほうがいい。 コメントはこちら 名前(空欄可) コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/4755.html
239 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/12(日) 23 35 25 ID ??? >生理的にキツイ エロゲの話を延々とするヤツならいたなぁ。 いくら女子がいなくてメンツが全員いい歳でオタ揃いとはいえ TRPGの話題そっちのけでエロゲの話ばっかされても困る。 しかもそれがTRPGの参考に使えそうなRPG系とかファンタジー系のエロゲならまだしも 鬼畜輪姦とか寝取られとか触手孕ませとか、人を選ぶようなのばっか嬉々として話して そういう話はヤメろと言うと「ウブだなあ、これだから童貞はwwww」と自分は童貞じゃないことをアピールして 上から目線で「エロゲの話にもついてこれない童貞乙」の自慢話。 あんましヒドいから鳥取から追放した。 もっとも追放の一番の理由は、どーせ風俗で捨てた素人童貞だろうと突っ込んだら もろ図星だったらしく逆ギレムギャオーしたせいだったがw 240 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/13(月) 02 50 22 ID ??? 239 GJ! 241 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/13(月) 02 51 02 ID ??? 235 席を立つのは良いな。 無言で帰ろうとするとかな。 243 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/13(月) 11 41 31 ID ??? 239 そいつみたいに「エロネタやめてね」ってお願いしたら 「エロネタ一つも使えないお子様プギャーw」ってなるヤツなんなの? しかもそういうヤツに限って彼女いなそうなブサだし。 244 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/13(月) 12 03 38 ID ??? 彼女いそうなやつは場の空気も読まずに調子こいてエロゲネタ連発とかしないからじゃないかね? 正直エロゲネタでもエロシーンじゃなく設定とかキャラとかストーリーとかゲームに使えそうなネタなら構わない。 あくまで個人的にはだし公共の場でない事が前提だが 288 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/14(火) 02 45 32 ID ??? この流れなら反省できる。 半年くらい前のコンベで、一緒に卓についていた貴腐人と腐女子トークで盛り上がってスイマセンデシタ……。 おまけに途中から見解の相違でスゲえギスギスした空気出してスイマセンデシタ……。 だってあの女、兄貴ネタ馬鹿にしたから……。だらしない俺を許してクダサーイ……。 スレ222
https://w.atwiki.jp/gup-br/pages/61.html
『――あーっ、皆さん聞こえますでしょうかっ! こちらに向かっている人がいたらすみません、私達二人は、これより先程爆音のしたエリアへと向かいます!』 飛び込んできたノイズ混じりの声を、予想できた者など誰もいない。 故に誰もがその言葉に、聞き入らずにはいられなかった。 半ば放心していたアンチョビだけは、例外と言ってよかったかもしれないが。 「……最悪級のバカだわ」 ひとしきりの演説が終わった後で、最初に口を開いたのはカチューシャだった。 銃に入れた力を抜いて、こめかみを軽く押さえながら言う。 はっきり言ってアンチョビの、煮え切らない態度に怒った直後に、この声というのは最悪だった。 だからこそ、一瞬前の協定の話も、この瞬間は綺麗に忘れ、頭痛をこらえるような仕草を取ったのだ。 「あわわわわ、今のは西隊長であります! 聞き間違えるはずもありません!」 「どうしよっか。交渉どころじゃなくなっちゃったけど」 ややあって、事態を飲み込んだ福田がようやく叫び、それを見届けた杏が、ばつの悪そうな顔で口を開く。 知波単学園の隊長・西絹代。 福田の先輩であり、上官である彼女が、何者かを伴って鉄火場へ向かい、そして先の発言を行った。 これは早急に対処しなければならない事態だ。 自分から協定の話を振っておいて、無かったことにするのも情けない話だが、そんなことを言っていられる場合ではない。 「バカにしてるとしか思えないわ! バカよ、ホントバカ! エキシビジョンの時にしたって、やりやすいカモだと思ってたけど、輪をかけて酷くなってんじゃないの!?」 「他人を堂々と導く覚悟のない奴に、隊長の資格はない……じゃなかったっけ」 「限度があるわよ! そりゃあ臆病者よかマシだけど、でもこういうのは別の問題! 手前勝手なワガママのために、ついて来た子に死ねって命じて、他の奴らにも死んでくれって! それ立派な隊長って言える!?」 ささやかな意趣返しをしたつもりだったが、見事にかわされてしまった。 馬鹿にされればすぐムキになる、そういう奴だと認識していたが、それを忘れてしまうくらいに、カチューシャは頭にきているらしい。 同感だと返事をしながらも、杏は苦笑し肩を竦めた。 「にしてもやってくれたね、西ちゃんは。どう動くにしても、これについては、すぐ決めなくちゃマズいことになる」 西の演説に付随する、大きな問題は合計三つだ。 第一に、味方を募るこの言葉は、味方だけが聞いているとは限らない。 爆発を起こしたという人物、そして他に殺し合いに乗った連中が、これを目印に西を追い詰め、殺しにかかるかもしれない。 第二に言えるのは、そこに西以外の何者かまで、既に連れ込んでしまっているということだ。 知ってか知らずか、自分だけでなく、この同行者の命ですらも、西は危険に晒していることになる。 そして最悪の第三は、この声を聞いた他の者が、西に協力するために、合流を考えた場合の話だ。 西と同行者だけでなく、無関係だったはずの第三者すらも、鉄火場に飛び込んでいってしまう可能性があるのだ。 そしてカチューシャは、恐らくこの点に、キレているのだろうと推測できた。 「……せっかくだから言っとくわ。カチューシャはこの殲滅戦から、最大多数で生還するために、貴方達の前に立ってるの」 協定の話が出た時点で、決めていたことではあったのだろう。 ここにきてカチューシャは、初めて明確に、己の方針を口にした。 相手が意にそぐわないのなら、協力することはできないと、そう判断する必要があったからだ。 「最大、多数……?」 最大限であって、全部ではない。 その言い回しを復唱する者がいる。 これまで沈黙しうなだれていた、アンチョビが消え入るような声で、しかしようやく口を開く。 そんな声にならない声など、聞いてやる義理などないという様子で、カチューシャは彼女のことを無視した。 「私は初めて会った時点で、既に福田に銃を向けられたわ。 だから最初から無傷で、穏便に全てを済ませることは、できないだろうと覚悟してたの」 「カチューシャ殿!? 殺し合いを認めないというのは、アレは嘘だったのでありますか!?」 「最後まで聞いて! 難しいってだけの話よ! 殺し合いに乗った奴らを、まとめて黙らせるためには、それなりに努力しないといけないってこと!」 誰もが貴方みたいに素直なわけじゃないんだから、と。 カチューシャは口を挟んだ福田に、半ば憤慨しながら言った。 説得でもいい。実力行使でもいい。殺し合いに乗った人間から、殺意を取り上げてやるために、最大限努力するつもりではある。 だがそうしなければこの状況を、切り抜けることは不可能だ。カチューシャはそうした現実を、正確に理解していたのだった。 だからこそ、事実を認めようとせず、努力を放棄しかねなかったアンチョビに、彼女は腹を立てたのだった。 争いを止めると息巻いていても、争いの有り様を理解できなければ、かける言葉など見つかるはずもない。 「でもって努力に依るからには、当然限界というものもある……そう言いたいわけだよね?」 「正直言ってこの件は、どうこうできるかって点では、かなり微妙なところなのよ」 ガラスをスルーしたあの時とは、まるきり事情が違っているのだ。 悪意をもってカチューシャを狙い、殺そうとする銃弾は、一発どころの騒ぎではない。 十発二十発の殺意の雨を、全て切り抜けることができるかどうか。 あるいは自分はできたとしても、責任を持つと決めた福田まで、守り抜くことができるのか。 「あまり認めたくないけど、最悪のケースも、考えなくちゃならないかもしれない」 「そんな! 西隊長を見殺しにするのでありますか!?」 「じゃあ何? 逆に聞くけど、貴方のところの隊長が、私の仲間を巻き添えにして、殺しでもしたらどうするの?」 カチューシャの瞳が、鋭さを増す。 二つ名通りの吹雪よりは、地獄の釜戸の炎のようだ。 これまで感じたことのない怒気に、福田はひっと小さく叫び、それきり何も言えなくなった。 「そんなことにでもなったら、見殺すどころの話じゃない。いっそカチューシャの手で、アイツを、あのバカを粛清してやるんだから」 何に代えても守りたい、ノンナを始めとしたプラウダの面々。 自分の知らなかった世界を教えてくれた、大洗女子学園のミホーシャ。 そしてついでに、茶飲み仲間の、聖グロリアーナのダージリンもそうだ。 そもそもがこの場にいてほしくない、無事であってほしいと願うような、そうした大切な友は大勢いる。 もしもそんな人々が、西の言葉につられてしまって、戦場へ飛び込んでいったらどうか。 あの大馬鹿に付き合ったがために、無用な戦火に巻き込まれて、命を落としていたらどうなるか。 それだけは認めるわけにはいかない。そんなことになる前に、なんとしても仲間の手を引き、安全圏まで連れ出さねばならない。 もしも間に合わなかったとしたら、その状況を生み出した馬鹿に、罪を分からせる他に取る手はない。 それほどまでにカチューシャは、あの西絹代の愚行に対して、怒りを募らせていたのだった。 「……あああああーッ!!」 そして彼女のその言葉を受け、怒り狂う者が、もう一人。 ◆ 別に彼女の在り方を、間違っていると言う気はなかった。 悔しいが彼女の言うことには、筋が通っていたのは確かだ。 同じ道を選びたいとは、どうしても思えなかったが、それでも彼女が状況打開を、本気で考えていたことは分かった。 そうだ。つい先程まで自分は、そういう風に受け取っていたのだ。 「そんなことにでもなったら、見殺すどころの話じゃない。いっそカチューシャの手で、アイツを、あのバカを粛清してやるんだから」 だというのに、それは何だ。 言い返すことはできないと、反論の余地はないのだと、認めていたつもりだったのに、その言い草は何なのだ。 見殺しにする? 挙句殺すだと? 殺し合いに乗っていないと、仲間を救うと言っておきながら、裏ではそんなことを考えていたのか? 何だそれは。ふざけているのか。 隊長の心意気を説いておいて、お前にその資格はないとほざきながら、やりたいことはそんなことか。 結局求めていた部下とは、自分にとって都合のいい、手駒達だけだったということか。 全てを救うつもりはない。生かしたい奴だけを生かしたい。 その眼鏡にかなわなかった、有象無象の邪魔者達は、全て消し去るつもりなのか。 私も、杏も、あいつらも――アンツィオの仲間たちまで殺すつもりか! 「あああああーッ!!」 我知らず、アンチョビは叫んでいた。 もはや先ほどまでの迷いなど、全て頭から吹き飛んでいた。 理性のヒューズが一瞬で飛び、両目を怒りで曇らせた少女は、真っ直ぐにその身を走らせると、強引に殺人者へと掴みかかった。 「わっ!?」 悲鳴と共に、ばたん、と音。 重みに耐えかねた小さな体が、横倒しに地面へと倒れる。 「ふざけるな! ふざけるなよ!」 構うものか。知ったことか。自らもその身に覆いかぶさると、手を上げながらまくし立てる。 一発、二発、そして三発。小さなカチューシャの顔に、容赦なくビンタを見舞いながら、アンチョビは猛犬のごとく吠えた。 「いっ……たいじゃないの! 何するのよ!?」 「おい、ちょび子!」 声を上げるカチューシャの、首根っこ部分を乱暴に掴み、小さな体を持ち上げる。 焦った様子の杏の制止も、彼女の耳には届かない。 「気に入らないから殺すだと!? 大口叩いておいて切り捨てるだと!? どうしてそう簡単に、命を粗末にできるんだ!」 どうしてそんなことが言える。 どうしてそう簡単に、誰彼も命を切り捨てられる。 お前も、杏も、他の皆もそうだ。 人は誰かが怪我しただけでも、その有様を悲しいと思う。 ましてやそれが致命傷となり、永遠の別れを招くとあれば、もはや想像もつかない悲劇となるはずだ。 命を値踏みする者よ。命を奪わんとする者よ。お前達はそんなことも、理解できないというのか。 そんな当たり前も知らないくせに、私を世間知らずと罵って、馬鹿にしているというのか。 誰もが当たり前に思うはずの、そんな悲しみをも否定し、せせら笑っているというのか! 許さない。絶対に許せない。 これ以上の減らず口は、もう絶対に叩かせはしない! 「お前には誰も殺させない! その口を閉じないつもりなら、私の方こそここで――ッ!」 「やめろちょび!」 「そうであります!」 掲げられた右拳が、制止の声にびくりと揺れる。 二つの声に呼び止められて、怒りに狂ったアンチョビは、ようやく己を取り戻した。 「あ……」 怒りは急速にクールダウンし、呆けた顔でそれだけを言う。 いつしか涙で滲んでいた、両目が正面に捉えたものは、頬を赤くした少女の睨み顔だ。 「……え?」 一体、自分は何をしていた。 今の今までアンチョビは、何をやっていたというのだ。 カチューシャの襟首を掴みあげ、何発も顔面を張り倒し、挙句言おうとした言葉は何だ。 「私、は……なに、何を……!」 その口を閉じないつもりなら――今ここでお前を殺してやる。 そんなことを言おうとしたのか? 私は危うくそんなことを、言ってしまいそうになっていたのか? 冗談も遠慮もないままに、この少女をこの右腕で、殴り殺そうとしていたというのか? 「何もしないなら、下ろしてちょうだい」 不機嫌な声でカチューシャが言った。 悪態をつかれても当然の行為だ。もちろんその声に対しても、反抗をできる道理がない。 言われるがままに彼女の体を、地に下ろすアンチョビの顔は、きっと酷い有様だったのだろう。 最悪だ。それこそドゥーチェ失格だ。 決意を否定されたにとどまらず、自身で裏切りもしてしまった。こんな無責任なリーダーに、皆を導く資格などあるまい。 結局我こそがリーダーだと、冷徹に振る舞った杏の方が、正しかったということか。 「……福田ちゃん?」 そんなことを考えて。 視線をそちらへと向けた時、おかしなことに気がついた。 事は全て終わったというのに、場の緊張感が消えていない。 凶行を未遂に終わらせて、目的を果たしたはずの二人が、未だ安堵していない。 どころか福田の両手には、なおもこちらへと目掛けて、鉄の銃口が向けられている。 何でだ。どうしてそんな風にしている。 確かに悪かったとは思うが、その様子は何と言うべきか――どこか、不自然ではないのか? 「どういうつもりかしら」 疑問はすぐに氷解した。 なるほど、その違和感は真理だ。何故なら最初から福田の銃は、アンチョビを狙ってなどいなかった。 黒光りするピストルは、むしろアンチョビの方でなく――カチューシャへと向けられていたのだから。 ◆ 「どういうつもりかしら」 まったく、なんて有様だ。 上官へと銃を突きつけて、睨みをきかせる福田の姿を、カチューシャはため息と共に見据える。 無礼にもその身を押し倒し、あまつさえ傷つけたアンチョビへの怒りも、その光景を目の当たりにしては、立ちどころに消え去ってしまった。 「その人の言う通りであります。西隊長を見殺しにするなら、自分はカチューシャ殿を許さない」 なるほど、そういうことだったか。 暴力を振るったアンチョビではなく、振るわれたカチューシャを狙った。そんな福田の行動の理由は、先の失言にあったのだ。 論理的な判断を、理屈で割り切れない者はもう一人いた。 全てを救えるなどという、脳みそお花畑な理屈を、本気で口にしたアンチョビだけでなく。 むしろ西絹代を尊敬し、付き従っていた福田の方が、そうする可能性は大きかったのだ。 「もしもカチューシャ殿が、そうすると仰るのであれば……自分はこの引き金を引くのであります……!」 無論、だからといって決意など、簡単に固められたわけでもない。 出会った頃とまるきり同じだ。銃はガタガタに震えているし、支える足すらも覚束ない。 ただしかし、一つだけ違いがあるとするなら、それは眼鏡の向こうの決意だ。 恐れながらも、緊張しながらも、大きく丸い双眸には、明確な意志の光があった。 絶対に西を助けに行く。その邪魔をカチューシャがするというのなら、撃ち殺してでも前に進む。 恩知らずにも程があるが――それでも、無視はできない瞳だった。 目的がシンプルで明確である分、我を忘れたアンチョビのものより、胸に堪えたかもしれなかった。 「正気でそう言ってるのね?」 「正気でありますッ!」 嘘つけ。胸を張れるタマか。 そう簡単に殺せるのなら、今チームを組んでいること自体、あり得ないということが分からないのか。 それでも、そんな無理を強いたのが、他ならぬ自分自身であるのは確かだ。 「……分かったわよ。私も貴方をこんなところで、見放したいとは思わないわ」 故にこそ、素直に認めるしかなかった。 だから隊長への反逆行為は、この一度だけは忘れてあげると。 そう言いながらカチューシャは、降参といった具合に両手を挙げた。 もっとも、引き金を引くべき銃など、アンチョビに襲われた時点で、既に落としてしまっていたのだが。 「言っとくけど、嘘は言ってないわよ。勝手なことは認めないって、貴方に言ったのは本当だから」 「! では……!」 「行くだけは行ってあげるわ、西の所へ。最悪の選択を覚悟するのは、カチューシャが打っていいと思う手を、全部打ってからの話」 「あ……ありがとうございます、カチューシャ殿っ!」 やめてくれ。今はそんな満面の笑顔、情けなくて見ていられない。 先ほどの形相はどこへやら、ぺこぺこと頭を下げる福田の姿に、カチューシャは我知らず顔を背ける。 西の行動は腹立たしいが、それも諸悪の根源である、文科省のそれに比べればどうということはない。 そう口にするのは簡単だが、彼女のプライドと自己嫌悪が、それを許しはしなかった。 結局のところ、騒動の理由は、アンチョビでもましても福田でもない。 彼女の文句を受け流しきれず、情けなくもムキになった自分が、無責任に暴言を吐いたおかげで、この二人は怒り狂ったのだ。 自分の至らなさのせいで、面倒見ると誓った相手に、殺しの業を背負わせるような、最低な結果を招くところだったのだ。 こんな状況なればこそ、カンシャクも自制せねばと思っていたのに。結局のところ自分自身も、この場の殺意にあてられて、どうかしてしまっていたらしい。 「行くってんなら、私らも行くよ。その方がうちのチームメイトも、納得してくれるだろうし」 うなだれるアンチョビを見やりながら、残る角谷杏が言う。 そういえばこいつのことを忘れていた。一番警戒すべき女は、この生徒会長であるというのにだ。 「まぁいいわ。手伝ってくれるっていうのなら、貴方の協定とやらの中身も、一緒に聞かせてもらおうかしら」 「ありゃ、意外と抜け目ないね」 意外とは余計だと反論するも、相手は舌を出しとぼけるだけ。 あんなことがあったというのに、すぐに切り替えられるのは、さすがと言うべきか、なんと言うべきか。 そこだけは、未だしかめっ面を作っているであろう、自分も見習わなければならないのかもしれない。 ともかく、道中での交渉を取りつけると、カチューシャはくるりと踵を返し、ずかずかとアンチョビの元へと向かう。 「……敢えて、貴方に言うわよ」 本当ならばこんなこと、どの面を下げて、となじられるべきだ。 それでも敢えて、己が失態を、棚上げにしても言わねばと思った。 奴があの時見せた力を、未だに燻らせているのなら。 絶望一色のその顔の奥に、未だドゥーチェならんとする意志が、残されているとするならば、だ。 「さっきのは間違ってなかったわ。同志が大事だっていうなら、それを蔑ろにされて怒ったり、そのために戦おうとするのは当然のこと」 「あ……」 「だけどそれは、その同志達も、同じように思ってること。そういう当たり前の現実と、向き合って戦わなくちゃいけないのよ、貴方は」 仲間を強く想うが故に、凶行に走らんとするのは自然なこと。 それは己のみならず、守るべき仲間達にとっても、自然なことであるはずだ。 ドゥーチェの命を守るために、ドゥーチェの敵を殺してやる。 そういう決意と向き合うことが、指導者(ドゥーチェ)を名乗るアンチョビに、課せられた責任でもあるのだ。 不殺と平和の二つを掲げ、その殺意を踏みにじるのならば、なおさら意識しなければならないのだ。 「貴方は同志達の想いを、否定するために戦うの。それだけはわきまえておきなさい」 最後にそう締めくくりながら、カチューシャは背を向け先頭へ進む。 言われた側のアンチョビが、どんな顔をしていたのかなど、確かめたいとも思えなかった。 見れば嫌な思いをする。情けない顔に怒りを覚え、そんな有様へ追い込んだ自分に、嫌気がさすことは間違いない。 そうやって己の発言に、カチューシャは背を向け逃げたのだった。 きっとそのような感傷は、前に進むには不要なのだと、もっともらしい覚悟を繕いながら。 ◆ 「悪い。庇ってやれなかった」 西絹代のもとへ向かうアンチョビに対して、杏がくれた言葉はそれだけだ。 それでも、頭の冷えた今ならば、十二分の価値があると、素直に認めることができた。 一時は杏の腹のうちを、卑しくも疑ってしまっていた。 それでも短い言葉に込めた、罪悪感は本物なのだと、目に見えて理解することができたのだ。 であるならば、信じてやれる。むしろ疑った自分の方こそ、申し訳ないと思うことができる。 過程の捉え方は違っていても、恐ろしいほど冷静であっても、共に戦いたいという、その想いだけは信じられる。 角谷杏は間違っても、命を蔑ろにするために、行動するような女ではない。 こうして出発する頃には、角谷杏に対する疑念は、誤解であったと割り切ることができた。 (想いを否定するため……か) それでも、とぼとぼと歩く足取りは重い。 全ての悩みが消え去ったなど、口が裂けても言えるはずもない。 守るために抱く殺意は、誰しもが抱くべき自然なもの。仲間を愛しく思えばこそ、凶行に走ることもある。 そんなことはあり得ないと、必死に否定してきたことだ。 しかし、現実に見てしまった。そして味わってしまった。 あの知波単の福田という少女は、西の命を守るために、カチューシャに凶弾を向けようとした。 他ならぬアンチョビも、カチューシャ許すまじと、殺意の拳を振るおうとしたのだ。 であれば、もはや無視することはできない。 ペパロニも、カルパッチョも、その他大勢のアンツィオの仲間も、誰彼も皆重いほどに、自分を慕ってくれている。 そんな仲間のうちの誰かが、自分を守らんとするために、殺意を抱いても、おかしくはない。 (キツいな) きっとカチューシャに言われるまでは、そんなことは望んでいないと、無責任にも言えたのだろう。 それでも、今ならば分かってしまう。 貴方のためにと頑張ってきたのに、どうして分かってくれないのだと、言い返される未来が見えてしまう。 怒る者もいるだろう。涙する者もいるだろう。 そんな優しい想いであっても、殺意であることに変わりはないのだと、自分は踏みにじらなければならないのだ。 アンチョビが選んだのはそういう道だ。それが何よりも苦しかった。 自分が逆の立場であったら、きっと苦しむことになるだろうと、まざまざと理解できてしまっていたから。 「あの……アンチョビ殿」 横から、声がかけられる。 自分の隣を歩いているのは、今は福田一人だけだ。 残るカチューシャと杏は、同盟関係を取り付けるために、三歩ほど先を歩きながら、あれこれと言葉を交わしている。 結局のところ何もせず、後ろを歩いているアンチョビは、未だ現実を受け入れきれず、遠巻きに傍観していたのだった。 「おう……どうした?」 「先ほどは、その……ありがとうございました。西隊長のために、怒っていただいて」 「ああ……うん」 違う。そんなことを言われる資格はない。 ばつの悪い顔をしながら、アンチョビは生返事で応じる。 きっと自分はそこまでのことを、明確に考えてなどいなかった。 ただ漠然と、命が大事だと、そんな一般論だけを考えていた。むしろそうしない輩への、怒りの方が強かったとも言えた。 すると結局、蔑ろにされた人間は、誰でもよかったということになるのだ。 なればこそ、その程度の人間である彼女に、その感謝を受け取る資格はなかった。 「……もし、そう思うのなら、一つだけ約束してくれるか」 それでも。 せめてあの西絹代のために、一つだけ言えることがあるなら。 結局己を守るためでも、結果的に西の心も、いくらか救われるというのならば。 福田に対してこれだけは、頼んでおきたいということが、アンチョビには一つだけあった。 「もう二度と、殺してやるだなんて、そんなことは言わないでくれ」 大切な人を狙う者を、憎いと思うのは分かる。 大切な者を奪う敵を、殺したいという気持ちには共感できる。 それでも、だとしてもそんなことは、言ってほしくないと思った。 己も誰のためであっても、あんなことはもう二度と、口にしたくないと思った。 「きっと西はそう言われると、つらくなると思うから」 誰かに想われることは嬉しい。 けれども自分の存在を理由に、誰かが道を踏み外すのは悲しい。 安斎千代美はその痛みを、既に知ってしまったのだから。 【F-3/一日目・午前】 【☆カチューシャ @カチューシャ義勇軍】 [状態]頬の痛み(小) [装備]タンクジャケット APS (装弾数20/20:予備弾倉×3) 不明支給品(ナイフ) [道具]基本支給品一式 不明支給品(その他) [思考・状況] 基本行動方針:最大多数での生存を図るわよ! 1:しょうがないから西達を助けに行くわ! ……でもあまり期待しないでよ 2:協定の話も聞くだけ聞いてあげる! それで、どういう条件を取り付けたいわけ? 3:プラウダ生徒・みほ・ダージリンあたりと合流したいわ! 4:カチューシャの居ないところで勝手なことはさせない! 5:全部のチームをカチューシャの傘下にしてやるんだから! [備考] チーム杏ちょびとの間に、協定を結ぶための交渉を行っています。内容は後続の書き手さんにお任せします 【福田 @カチューシャ義勇軍】 [状態]健康 [装備]タンクジャケット M2カービン(装弾数:19/30発 予備弾倉3)不明支給品(ナイフ) [道具]基本支給品一式 不明支給品(その他) [思考・状況] 基本行動方針:不安を消すためになにかしら行動する 1:西隊長を助けに行く 2:カチューシャと行動を共にする 3:出来ればアンチョビ達と協力したい 4:銃を人には向けたくないのであります…… 【☆角谷杏 @チーム杏ちょび】 [状態]健康 [装備]タンクジャケット コルトM1917(ハーフムーンクリップ使用での装弾6:予備弾18) 不明支給品-ナイフ [道具]基本支給品一式 干し芋(私物として持ち込んだもの、何袋か残ってる) 人事権 [思考・状況] 基本行動方針:少しでも多く、少しでも自分の中で優先度の高い人間を生き残らせる 1:西達を助けに行く。道中でカチューシャを味方に抱き込む 2:アンチョビと共に行動し、脱出のために自分に出来ることをする。可能なら大洗の生徒を三人目に入れたい 3:その過程で、優先度の高い人物のためならば、アンチョビを犠牲にすることも視野に入れる(無意識下では避けたいと思っている) 4:カチューシャとは同じチームにはなりたくないが、敵には回したくない 5:放送まではなるべく二人組を維持したい [備考] カチューシャ義勇軍との間に、協定を結ぶための交渉を行っています。内容は後続の書き手さんにお任せします 【アンチョビ @チーム杏ちょび】 [状態]大きな不安と劣等感 [装備]タンクジャケット+マント ベレッタM950(装弾数:9/9発:予備弾10) 不明支給品-ナイフ [道具]基本支給品一式 髑髏マークの付いた空瓶 [思考・状況] 基本行動方針:皆で帰って笑ってパスタを食べるぞ 1:西達を助けに行く 2:誰も死んでほしくなんてない、何とかみんなで脱出がしたい 3:例え手を汚していたとしても、説得して一緒に手を取り脱出したい(特にアンツィオの面々) 4:杏の考え方は少し怖いが、通じ合える部分はあるはず。共に戦っていけると信じたい 5:カチューシャと共に戦うというのならそれでもいい。それでもいいのだが…… 6:……どうするのが正しいんだ? 私に仲間の想いを、受け止めることはできるのか? 時系列順 Back 霜と烏/Мороз и Ворона Next 善く死ね 投下順 Back embrace Next 霜と烏/Мороз и Ворона 登場順 Back Name Next 028 理想 カチューシャ 038 ヴェンデッタ 028 理想 福田 038 ヴェンデッタ 028 理想 角谷杏 038 ヴェンデッタ 028 理想 アンチョビ 038 ヴェンデッタ
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/4757.html
361 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/10/03(日) 01 43 13 ID ??? ずっと三人で暮らす夢を見た。 何の代償もなく、ただひとつの欠損も綻びもない。ただ、一緒にいるだけ。 私はテーブルの上に並べられたお菓子をひとつひとつ口に運んでは舌鼓を打つ。 プルツーはそんな私の顔を見ながら相槌を打ち返し、柔らかく微笑んでいる。 窓から斜めに差し込む陽光が、傍らに立つマリーダをまるで聖母のように照らす。 大好きな妹達と一緒に、いっぱい笑いながら、無限に楽しい時間を過ごす。 それは多分、幸福と同義だった。 夢から覚める。 見慣れた天井を見つめながら、身体の中に滞留するざらついた悪寒に身震いした。 あんなに楽しい夢を見たのに、どうしてこんなに哀しいんだろう。 どうして現実は、あの夢のように完璧な世界ではありえないんだろう。 どうして私達は、いつか離れて行ってしまうんだろう。 哀しみはやがて絶望を呼び、ただ、声にならない声を上げて泣いた。 心は救いを求めて朝を待ったけれど、夜はまだ、世界の隅々にまで満ちていた。 プル 「それからだったかなぁ……『妹魂』への参加を決意したのは」 プルツー「要するに姉さんの甘えん坊が高じる余りに、ってことか」 マリーダ「ああいう手合いは姉さんの情操教育によくありませんから、今すぐ脱退を……」 プル 「ダメ! プルツーやマリーダに誰ともフラグが立たないようにするんだから」 プルツー「こういう時に限って妙な行動力を発揮する……」
https://w.atwiki.jp/horusrevision/pages/16.html
修正要望とその理由 ・ステータス(光ホルス) ・回復力(光ホルス) ・タイプ追加(火ホルス・光ホルス) ・ステータス(光ホルス) 光ホルスの+換算値が、究極前ホルス同等の値に上方修正される事を希望します。 理由 究極進化にも関わらず「+換算値」が進化前より下がっている。 ガチャ神の究極進化で+換算が進化前より下がっているのは光ホルスだけです。 モンスター名 HP 攻撃 回復 +換算 炎隼神・ホルス 3005 1124 570 715.3 白光炎隼神・ホルス 2805 1824 90 675.3 ・回復力(光ホルス) 具体的な数値は示しませんが、光ホルスの回復力の上方修正を希望します。 理由 回復が0→90に上方修正されましたが、依然として上級者向けすぎると思います。 光ホルスは回復力が少なく、スキル貯めが難しくなっています。 よって、大量の+を前提としたパーティ編成を強いられます。 また、「ギガグラビティ」等はスキルlvマックスが必須条件と言っても過言ではないでしょう。他のスキルにおいても、20ターンを超える場合は貯めるのが困難です。 このように光ホルスは、パーティ編成の段階からして、いささか上級者向けすぎるのではないでしょうか。 これが修正を望む理由です。 ・タイプ追加(火ホルス・光ホルス) 火ホルス・光ホルスへのタイプ追加を希望します。 理由 今まで、24種のガチャ限定神が究極進化していますが、その中でタイプが追加されなかったのはホルスとラーだけです。 特に、光ホルスは極端に攻撃に偏ったステータスであり、攻撃タイプが付いてもおかしくありません。タイプ追加が無い事に対する理由が説明されない限り、ユーザーは納得できないと思われます。 今まで、ガチャ神の究極進化の際に必ずタイプが追加されてきた事を鑑みれば、ユーザーは当然のようにタイプ追加を期待していたと考えられます。 また、タイプ追加は、パーティ編成の幅を広げるため、ユーザーにとっては非常に大きな楽しみです。そのようなタイプ追加が無かった事は残念でなりません。 今からでも、ホルスにタイプが追加される事を切に望みます。 .
https://w.atwiki.jp/pieces_of_peace/pages/7.html
名前: タイトル: 本文: (無題) -- (名無しさん) 2005-09-20 07 58 43 2005年9月11日の選挙で民主党は惨敗した。 岡田当時代表が足早に辞任し、菅と前原が次期党首の座を争って党内の代表選出戦を戦い、前原が勝った。 この前原で次の参院選を戦って勝てるだろうか? 答えは否だ。次の参院選でも、自民党は再び圧勝するだろう。 民主党は惨敗の本当の理由を理解していない。60以上の議席を失った理由を正確に指摘する議員は、民主党議員の中に誰もいない。驚いたことに、田原総一郎や星浩のような政治通もまったく的外れなことばかりいっている。 だから私が指摘する。 民主党が議席を失ったのは、郵政民営化法案に反対したからだ。 民主党が衆議院と参議院の両方で郵政民営化に賛成していれば、衆議院は解散されず、60もの議席を失うことはなかった。 特定郵便局局長の職は世襲で、家賃だけでも80万円/月くらいで、それに給与と数百万円の手当てがつく。収入は勤務医師並だ。 不景気であちこちにリストラ解雇の悲哀が見られる今日、既得権益への憤りは国民の中に蓄積されていて、それが世襲の権益を対象とした小泉純一郎の斬り込みを後押しした。 責められるべきは民主党だけではない。 社民党や共産党も目を覚ますべきだ。「君たちの先達は、あれほど、身分制度や世襲権益に異を唱えていたのに、君たちはそれを忘れたのかい?」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trinity_kristo/pages/758.html
新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大により、執筆現在(2020/4/29)までに世界中で何十万人もの死者が出てきています。そこで今回のまとめを書こうと考えました。 なぜ死や病、災いがあるのか 医学や科学技術の進歩により、現代に生きる私たちは、様々な病気の原因を知っている。中でも、感染症の原因が微生物であることは、17世紀に光学顕微鏡の発明により細菌が発見されることによって明らかになったし、ウイルスの存在も20世紀に電子顕微鏡が発明されると明らかになった。 あるいは災害においても、例えば地震や津波のメカニズムが地質学的に解明されてきており、大地のプレートテクトニクスにより定期的に引き起こされる現象であることが明らかとなった。 しかしながら、ここでいうのはそのような話ではなく、なぜそもそも「病が存在するのか」、もっと簡単に言えば病により人は死ぬのだから「そもそもなぜ人は死ぬのか」いう話である。 もともと人間は死ぬことのない存在として創られていた。しかしながら、アダムは知恵の果実を食べるという罪を犯してしまった。パウロはこれが、人が病に苦しむ原因になったと書いている。 創世記2 16-17 主なる神は人(アダム)に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」 創世記3 13 主なる神は女(エバ)に向かって言われた。「何ということをしたのか。」女は答えた。「蛇がだましたので、食べてしまいました。」 創世記3 17-19 神はアダムに向かって言われた。 「お前は女(エバ)の声に従い 取って食べるなと命じた木から食べた。 お前のゆえに、 土は呪われるものとなった。 お前は、 生涯食べ物を得ようと苦しむ。 お前に対して 土は茨とあざみを生えいでさせる 野の草を食べようとするお前に。 お前は顔に汗を流してパンを得る 土に返るときまで。 お前がそこから取られた土に。 塵にすぎないお前は塵に返る。」 ローマ5 12-14 このようなわけで、一人の人(アダム)によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。 律法が与えられる前にも罪は世にあったが、律法がなければ、罪は罪と認められないわけです。しかし、アダムからモーセまでの間にも、アダムの違犯と同じような罪を犯さなかった人の上にさえ、死は支配しました。実にアダムは、来るべき方(イエス・キリスト)を前もって表す者だったのです。 このように、死や病が存在するのは、最初の人間(アダム)が罪を犯したから、つまり原罪のためというように一般的に考えられている。 病気になるのは罪を犯したからではない しかし、それは単に「なぜ死や病が存在するか」の説明でしかなく、「病気になった人は罪を犯したからだ」という因果関係にはならないことに注意したい。 そもそも、人は誰しも理不尽な不幸を体験しうるものである。 コヘレト9 11-12 太陽の下、再びわたしは見た。 足の速い者が競走に、 強い者が戦いに 必ずしも勝つとは言えない。 知恵があるといってパンにありつくのでも 聡明だからといって富を得るのでも 知識があるといって好意をもたれるのでもない。 時と機会はだれにも臨むが 人間がその時を知らないだけだ。 魚が運悪く網にかかったり 鳥が罠にかかったりするように 人間も突然不運に見舞われ、 罠にかかる。 理不尽な理由で病や死は起こる 聖書には、善人が病気になる場面が描かれている。たとえばヨブ記では、それまで善人として生きてきたはずのヨブに対して、ヨブの信仰心を試すという理不尽な理由のために、主はサタンの行為を許可した。 ヨブ記1 8-12 主はサタンに言われた。「お前はわたしの僕ヨブに気づいたか。地上に彼ほどの者はいまい。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きている。」 サタンは答えた。「ヨブが、利益もないのに神を敬うでしょうか。あなたは彼とその一族、全財産を守っておられるではありませんか。彼の手の業をすべて祝福なさいます。お陰で、彼の家畜はその地に溢れるほどです。ひとつこの辺で、御手を伸ばして彼の財産に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」 主はサタンに言われた。「それでは、彼のものを一切、お前のいいようにしてみるがよい。ただし彼には、手を出すな。」サタンは主のもとから出て行った。 そして、ヨブの使用人(牧童、羊飼い)や子供達が亡くなった。さらにヨブ自身が皮膚病(らい病)になることも主がサタンに許可している。 ヨブ記1 13-19 ヨブの息子、娘が、長兄の家で宴会を開いていた日のことである。 ヨブのもとに、一人の召使いが報告に来た。「御報告いたします。わたしどもが、牛に畑を耕させ、その傍らでろばに草を食べさせておりますと、シェバ人が襲いかかり、略奪していきました。牧童たちは切り殺され、わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」 彼が話し終らないうちに、また一人が来て言った。「御報告いたします。天から神の火が降って、羊も羊飼いも焼け死んでしまいました。わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」 彼が話し終らないうちに、また一人来て言った。「御報告いたします。カルデア人が三部隊に分かれてらくだの群れを襲い、奪っていきました。牧童たちは切り殺され、わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」 彼が話し終らないうちに、更にもう一人来て言った。「御報告いたします。御長男のお宅で、御子息、御息女の皆様が宴会を開いておられました。すると、荒れ野の方から大風が来て四方から吹きつけ、家は倒れ、若い方々は死んでしまわれました。わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」 ヨブ記2 1-7 またある日、主の前に神の使いたちが集まり、サタンも来て、主の前に進み出た。(中略) 主はサタンに言われた。「お前はわたしの僕ヨブに気づいたか。地上に彼ほどの者はいまい。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きている。お前は理由もなく、わたしを唆して彼を破滅させようとしたが、彼はどこまでも無垢だ。」 サタンは答えた。「皮には皮を、と申します。まして命のためには全財産を差し出すものです。手を伸ばして彼の骨と肉に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」 主はサタンに言われた。「それでは、彼をお前のいいようにするがよい。ただし、命だけは奪うな。」 サタンは主の前から出て行った。サタンはヨブに手を下し、頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせた。 このように、人が病気を患う理由、さらには亡くなる理由は、単に本人の善悪の問題で片づけられず、極めて理不尽であることがわかる。 さらにイエスは、罪を犯したから病気になる、というわけではなく、「神の業が現れるため」だとはっきりと述べている。 ヨハネ9 1-3 さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」 イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。」 この次の場面で、この盲人は神の奇跡により盲目が治癒するが、現実のほとんどの例ではそのようにはならないだろう。 このように、病気の存在そのものは人の原罪が原因であるが、罪のない個人が病気になることはありえ、それは善業を積んだからといって避けられるようなものではないのである。 ヨブ記の中で、主はヨブに対して次のように述べている。 ヨブ38 3-4 わたしはお前に尋ねる、 わたしに答えてみよ。 わたしが大地を据えたとき お前はどこにいたのか。 知っていたというなら 理解していることを言ってみよ。 人に神の計画を知ることなど不可能であり、人間の考えの及ぶ因果律ではとても説明のできない理由で、人は病になり、時に亡くなるのである。 神義論の発展 こうした「なぜ神は完全であるのに、この世に悪(死や病、災い、悪事など)があるのか」という議論は古代より議論されてきた。現代では神義論として、発展的な内容が議論されている。
https://w.atwiki.jp/45451919/pages/90.html
「なあ須賀、麻雀部インターハイ行くんだろ? すげーよな」 京太郎「ああ、みんな凄えよなー」 「つーかお前も決勝まで行ったんだろ? それもスゲーじゃんか」 京太郎「んー…夢中っていうか、あれよあれよって感じだったからなあ」 「意外に麻雀強かったんだな、お前。こないだまで素人とか言ってたくせに」 京太郎「いやいや素人だって。大会前になんとか計算も覚えたんだよ」 「ふーん…てかそれなら何で麻雀部入ったんだよ? 咲ちゃんはお前が入った後だよな?」 京太郎「あー、あんときは……」 京太郎『部活何にするかなー…やっぱ運動系か?』 京太郎『とりあえず適当に見学してからで、っと!』ドンッ 和『きゃっ…ご、ごめんなさい。前を見てなくて』 京太郎『こっちこそごめん。怪我とか無いか?』 和『はい。それじゃあ私はこれで…』 京太郎『ああ』 「へー、原村さんとぶつかったのか。羨ましいねえ…あのおもち、触ったか?」 京太郎「覚えてねーよ。まあ目は向いたけどさ」 「へえ…そんで、原村さんを追って麻雀部か?」 京太郎「いや、その後でさ」 優希『そこの金髪! ちょっと待つがいいじぇ!』 京太郎『ん…誰?』 優希『おっ、興味ある系か? しょーがないな、私の名前は片岡優希! 覚えとけー』 京太郎『片岡さんか。なんか用?』 優希『用といえば用だな。麻雀部を知らんか?』 京太郎『麻雀…? そういや部活案内の紙に…あった、部活棟の奥の方っぽいぞ』 優希『なるほどなー。それじゃあ行くか!』ギュッ 京太郎『へ?』 優希『タ・コ・ス・だーっしゅ!』 京太郎『ちょおおお!』 優希『ここか! 我が青春の舞台裏!』 京太郎『は、はえーよ…なんで俺まで…』ハアハア 優希『須賀、ご苦労! もう一息だじぇ、オープンザドアー!』 和『ロンです…ユーキ? 先に行ったと思ったのに、どこに行ってたんですか』 優希『タコスが私を呼んでいたんだじょー。そんで須賀が道案内をしたいと言い出してなー』 京太郎『言ってねーし…とりあえず片岡の目的はここなんだろ? 俺はそろそろ行くわ』 優希『そっかー、その前にお礼にのどちゃんのおもちでも揉んでけ!』 和『……ユーキ、あまり馬鹿なことを言わないでください』ツーン 優希『やれやれ。ほんとは揉みしだいて欲しいくせに、とんだムッツリさんだじぇー』 和『……』ツーン 京太郎『アホなこと言うなっての』 京太郎『えーと……何でこうなってんだ?』 久『そうねえ。麻雀部部長の私としては、麻雀を知らない人にも牌に触れて楽しさを知って欲しい…とか』 まこ『一日だけでも体験してくれるとありがたいのう』 優希『これもなんかの縁だ!』 和『ルールとかは私が教えますから…一緒にヤってみましょう』 京太郎『あ、ああ…隣に座るのか?』 和『すみません、邪魔かもしれませんが近くじゃないと』タプン 京太郎『いや別にいいけどさ。えーと、原村さんはいいのか?』 和『ええ、大丈夫です』ニコッ 和(あんまり胸も見てきませんし…少しくらいなら…) 京太郎(なーんかさっきの言葉、変なニュアンスが混じってたような…) 和『これで三つ揃いましたから、この牌を捨てるとテンパイ…ここの牌が来れば和了りです』 和『そうですね、それを切ったほうが待ちは多いですよ』 和『……あの、須賀君』 京太郎『次はこっちを切って…ん? どうした?』 和『その…気に、ならないんですか…?』 和『私の…』 京太郎『あー…いやまあ、何回も見るのとか失礼だろ』 久『あら紳士ねえ』 優希『なかなかやるじぇー、同じ一年として誇らしいぞ!』 まこ『悟り開いとりゃせんか?』 和『……あっ、そ、そのっ!』カァッ 和『パンツ穿いてきます!』ダダッ 京太郎『照れ隠しとして最大限におかしいよねそれ!』 京太郎(そうか…なんか気になると思ったら)トン 和『それは白ですね、正式名称はパイパンと言います』 京太郎『その情報は麻雀をやるうえで必要か?』 京太郎(原村さん、咲に似てんだよな…ところどころ下ネタ入れてくるところとか) 京太郎(…つーか、下ネタ言いだしてからイキイキしだしたな) 優希『のどちゃん、なんだかイキイキしてきたじぇ』 和『まだイってません!』 久『あらあら』ニコニコ まこ『楽しい下級生じゃのー』ニッ 京太郎(しかもこいつらも同類くせえ…) 京太郎(嫌な人たちじゃないけどな…今決める必要もないし、適当なとこで抜けさせてもらうか) 京太郎『おし、次で最後だな』グイッ 和『きゃっ!』 京太郎『っ、悪い! 髪引っ張って…痛くなかったか?』 和『い、いえ…近くで髪を垂らしていた私が悪いですから』 和『ちょっと待ってくださいね』 いや、別に大したことじゃないんだけどな。 二つに括ってた髪が流れて、一つになって。 腕を上げて、一つに纏めて…ポニーテールっつうか。 間近で見た白い首筋がさ。髪との対比で淡い色合いでさ。 和『ん…どうでしょうか』 最後に手でそっと首筋を撫でるんだよ。意図はなくとも見せつけるみたいにさ。 京太郎『部長』 久『ん?』 京太郎『入部届、どこに出せばいいですか』 「へえ、じゃあ原村さんに一目ぼれってことか! 咲ちゃんもいるのになあー」 京太郎「まあ正直勢いだったから、その後はそんな気は起きなかったけどな」 京太郎「ま…でも全然後悔してないな。あいつらと居ると楽しいし」 京太郎「……ちょっと大変だけどな」 「? まあ楽しめてるんならいいんじゃねーの」 京太郎「だな。っと、そろそろ部活行くわ」 「おう、咲ちゃんたちによろしくなあ」 京太郎「へいへい、ちゃんと忘れとくわ」 京太郎「お、和。今から部活か?」 和「須賀君。はい、せっかくですし一緒に行きましょうか」 京太郎「おう……」 和「……」 京太郎「今日の髪型さ」 和「はい」 京太郎「似合ってる、と思う」 和「ありがとうございます…普段はあんまりしないんですが」 和「二度目、ですね。須賀君の前で」 京太郎「うん」 和「貞操帯を付けているのは」ポッ 京太郎「おかしいなあ、一回目を知らないぞー?」