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「……おはよー!」 朝から元気だなぁ…そう苦笑しながらコーヒーをすする。 カービィが元気よく食堂の扉を開け入ってきたところだった。 「…フォックスもおはよ。」 「おう、おはようカービィ。」 カービィは俺を見つけるとすぐに俺の隣の席に座る。 元々面倒見はいい方なので子供達に構っていたのだが、いつのまにかこの子に好かれていた。 弟のように慕ってくるものだから、ついつい俺も保護者のような目で見てしまう。 最初に会った時は不思議な丸い生物だと思ったのにな… いろいろな世界の者が集まったこの屋敷で生活していく上で会話は必要だ。 そんなわけで俺達人間でない奴らはこうやって擬人し、言葉を交わせるようにさせられたわけだ。 …それなのに、俺の耳としっぽはあるんだけど。 「もふもふー♪」 カービィはカービィで俺のしっぽに触ってくるし…というかじゃれている、と言った方が正しいかもしれない。 「みなさん、朝食ができましたよー」 「待ってましたー!」 リンクの声で全員が食事にとりかかる。 一応当番制なのだが、リンクの飯はメンバーの中でも一番美味い。 だから結構な人数が必ずおかわりする。 俺は成長期の子供たちに遠慮してあんまりしないんだが。 「ん、どうした?カービィ。」 ふと隣を見ると、カービィの分があまり減っていない。 擬人する前はあれほどの食欲があったというのに、どうしたんだろうか。 「…うん…ちょっとお腹いっぱいで…」 「しっかり食べないと大きくなれないぞ。」 「ううー…」 そう言ってなんとかカービィに食べさせる俺は、どう見ても保護者にしか見えない。 以前ファルコにも言われたことがある、お前ら兄弟みたいだな、と。 …兄弟、か。 「…もう…むり…」 「…仕方ないな。」 本当に苦しそうだったので残した分を食べてやる。 それにしても一体どうしたと言うのだろうか。さっきまであんなに元気だったのに。 朝食を終えて子供たちは遊びに行ったのに、珍しくカービィの姿がない。 変だと思って部屋に行ってみると、カービィがベットで横になっている。 「…カービィ?」 「……ん…だれ……?」 ベットに近づくとカービィが気付いたのか目を開いてこっちを向く。 見ると顔が赤い。 「…お前…熱出てたのか?」 「…わかんない…ただちょっと頭がぼーっとしてて…」 「…やっぱ熱だ。気付かない奴、たまにいるんだよな…」 熱が出てもそんなに支障がない者もいる。 だがそれゆえに発見が遅れ症状が悪化する場合もあるという。 俺はすぐに冷却シートと毛布、それと水を持ってきた。 「まったく…調子悪いなら悪いって言えよな。」 「ごめ…食べてる時…あんま美味しくないって思ったらなんかダルくなってきて…」 「……いいから…ゆっくり休んでろ。」 そういってカービィの頭を撫でてやる。 カービィは安心したように目を瞑る。 するとすぐに安らかな寝息が聞こえてきた。 息も乱れていないようだし、多分すぐ治るだろう。 宇宙人とはいえ、子供だしな。 …っと…俺も宇宙人か。 こうやって俺も昔看病されたことはある。 …家族とか、そういうんじゃないけど…それでもチームの仲間は家族も同然だ。 カービィも俺と同じように身内なんかいない。俺が兄代わりになれたら、そう思ってる。 …1人の寂しさを、こいつに経験させたくなんてないから。 「確かに乱闘では強いけど…やっぱり子供なんだよなぁ…」 安らかな寝顔を見ると、不思議と笑みがこぼれてくる。 少なくとも、ここにいる間は。 できることなら、それからも。 お前の兄のような存在でいたいよ。お前が1人にならないように。 あとがき …やたら兄弟ってことを強調してた^q^ なんかCPっぽく見えないこともないですね…orz 2人共身内とかいませんからねー。 昔この2人が仲いいサイトさん見てハマったのがきっかけです。 別にCPでもいいけど。フォックスは大人なので。あ、俺の中ではずっと18です( CP的なのも書きたいなーと…思って……うーん… あとスマブラサイトにはよくある冒険モノも書きたいですねぇ。 ただし長編は飽きるので中編で^q^ 他キャラとかRPGネタとか書きたいなー…w
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「夢のような日々」(ゆめのようなひび)は、B zの楽曲。作曲は松本孝弘、作詞は稲葉浩志。 10thアルバム『Brotherhood』収録曲。 オープニングの音はブースにいた松本と黒瀬蛙一、満園庄太郎の会話をコンソール室にいた稲葉が面白がってこっそり録音した時のもの。 1番後と2番後の間奏部分では松本がボーカル部分をソロで歌っている。これまで松本はコーラスを務めることはあったが、B zの作品でソロで歌うのは初めてである。 同年の「B z LIVE-GYM 99 -Brotherhood- SHOWCASE B zepp 」「B z LIVE-GYM 99 Brotherhood 」「B z LIVE-GYM 99 Brotherhood -Intermission- 」「B z LIVE-GYM 99 Brotherhood -Extra- 」でエンディングSEとして使用されたが、実際のライブでは未演奏である。 PVも存在し、木に腰掛けながらエレキシタールを弾く松本と歌う稲葉の映像で構成されている。このPVの一部がB z20周年記念によりB z Partyが製作したDVD『B z Official Bootleg Hidden Treasure 〜Typhoon No.20〜』に収録されている。 参加ミュージシャン 松本孝弘:ギター・作曲・編曲 稲葉浩志:ボーカル・作詞・編曲 小野塚晃:オルガン 満園庄太郎:ベース 黒瀬蛙一:ドラム SUZUKI SATORU:マニピュレーター クリス・ファーマン:ミックス 収録作品 1999年7月14日 Brotherhood
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Inter ludeに戻る ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (こなた視点) 長い冬の寒さに耐え抜いた全ての植物達が、一斉に自己の存在を誇示している4月初旬。 私とゆーちゃんは、満開近くまで開いた川沿いの桜並木を歩いていた。 堤防上の道をゆっくりと進んでいくと、多数の屋台が視界に入ってくる。 行き交う人の密度が急に濃くなり、同時に楽しげな喧騒が耳朶に届いてくる。 屋台に並んでいる品々を眺めていると、傍らを歩く少女が尋ねてきた。 「こなたお姉ちゃん。綿菓子、買ってもいい? 」 「いいよん」 綿菓子を嬉しそうに買っているゆーちゃんの後ろ姿は、どうみても小学生にしか 見えなかったけれど、本人には決して言うことはできない。 ゆーちゃんは、白いふわふわとした塊を、はふはふと言いながら食べ始める。 しかし、綿菓子は、彼女の小さな口と比べるといかにも大きかった。 「ゆーちゃん」 「なあに? こなたお姉ちゃん」 「顔に、ついているよ」 「え?、ええっ!? 」 慌てて首を左右に振るけれど、生憎、綿菓子と手提げ袋で、彼女の両手は 塞がってしまっている。 「ちょっと、じっとしていてね」 私は、苦笑を浮かべながら近づいて、鼻の上にくっついていた白いかたまりを、 口で掬い取ってあげた。 「とれたよ」 「あ、ありがとう 」 「ゆーちゃんはやっぱり萌えるねえ」 私は、ゆーちゃんの頭を撫でながら笑みをみせる。 「もう、子供扱いしないでよお」 頬を風船のように膨らませて、不満そうな声を出したけれども、どんな表情でも 可愛らしく思えてしまう。 「綿菓子を鼻にくっつけている子が、大人って言ってもねえ」 「ううっ、お姉ちゃんのいじわるっ! 」 「ごめん、ごめん」 本当に子供っぽいのは、ゆーちゃんではなくて私の方かもしれなかった。 無音で舞う、無数の花びらが、春の日差しを浴びて輝きを放っている。 一年で今の時期しか見ることができない、美しくて儚い景色を眺めながら、 私達は、川沿いの道を上流に向かって歩いていく。 川幅はかなり狭くて、両岸から覆うように伸びた枝から咲いた花が、 水面上を覆い尽くしてしまい、幻想的な雰囲気が醸し出されている。 桜並木の半ばまで歩いた時に、私はゆーちゃんに声をかけた。 「そろそろ、お昼にしよっか」 「うん。こなたお姉ちゃん」 行き交う人の流れから外れて、二人はゆっくりと堤防を降りていき、 水面にほど近い場所でビニールシートを広げる。 見上げると空は濃密な桃色で覆われており、暫し、圧倒されてしまう。 「お姉ちゃん。あーんして」 可愛らしい声に振り返ると、ゆーちゃんが満面の笑みを浮かべながら、 玉子焼きを差し出していた。 反射的に開いた口の中に入れると、ほんのりした甘味がひろがってくる。 「美味しいよ。ゆーちゃん」 「ありがとう。こなたお姉ちゃん」 ゆーちゃんは、全てを魅了するような笑顔をみせてくれた。 最近、めきめきと料理の腕をあげたゆーちゃんが作ってくれたお弁当を、 胃袋に収めてから間もなく、眠気が襲ってくる。 昨日は、夜遅くまでバイトをしていたから、疲れが出たのだろう。 「どうしたの? お姉ちゃん? 」 ゆーちゃんは私の変化に敏感だ。 あくびを噛み殺し始めた私に向かって、心配そうな声をかけてくる。 「いや、ちょっと眠気がね…… 」 私は言葉を濁した。 デートの最中に眠ってしまうのは、いくらなんでもまずいだろうと思ったから。 「ごめんね。お姉ちゃん。疲れているのに無理に誘っちゃって」 ゆーちゃんは申し訳なさそうに謝ったが、却って罪悪感がわいてしまう。 「ううん。気にしないで」 「あの、それでね。こなたお姉ちゃん」 「なあに」 ゆーちゃんは少し恥ずかしそうにしながら、正座になって言葉を紡ぐ。 「もし、よかったら私の膝、つかって欲しいの」 「本当に良いの? 」 「うん。いいから」 「ありがと。ゆーちゃん」 私は、身体を横に倒してから、ゆーちゃんの膝の上に頭を乗せた。 スカートの布地越しに、ひんやりとした太腿の感触が頬に伝わり、とても心地良い。 見上げると、ゆーちゃんの髪とあどけない顔が間近に迫って鼓動が速くなってしまう。 「こなた…… お姉ちゃん? 」 「ゆーちゃんが可愛すぎて眠れない」 私は、何を言っているのだろう? 「え…… そんな」 戸惑っているゆーちゃんを気にせずに、私は頼みごとを口にする。 「良く眠れる『おまじない』してくれるかな? 」 「おまじない? 」 「そだよ」 ほんの少しだけ、ゆーちゃんは考え込んでいた。 しかし、程なく言葉の意図を察してくれて、木漏れ日のような微笑みを浮かべながら 頷いてくれる。 「うん。いいよ」 「ありがと」 ゆっくりと瞼を閉じて数秒後…… 温かくて柔らかい感触が、確かに私の口もとに伝わった。 (了) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Escape 第1話へ続く 23-251氏に戻る コメントフォーム 名前 コメント ↓↓どんだけ〜 -- 名無しさん (2010-04-25 01 41 42) ↓どんだけ〜 -- 名無しさん (2010-04-06 23 09 41) ちょっと! これじゃみなみちゃん達の苦労が無駄に・・・ こなた&ゆたか僕はお前らを許さない!!!! -- みなゆたが大好き (2010-04-05 04 19 43) 名古屋。 にしても幸せそうだなあ……これで終わるのかな……………… -- 名無しさん (2008-05-08 22 11 09) そいや、二人は今何処に住んでるんだっけ? -- 名無しさん (2008-04-12 16 53 46) これはいいほのぼの -- 名無しさん (2008-04-12 14 34 13)
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とある世界 この世界では二つの勢力による戦争が絶ず行われている 二つの勢力の内、片方(ここでは甲と呼ぶ事にする)の勢力が新兵器を開発、もう片方(乙)の勢力を叙情に追いやっていった そして甲は乙に止めを刺すべく、とある能力者を雇った ――甲の簡易基地 いくつかのテントが張られ、兵士がその中で銃の手入れや雑談をしている そんな休戦の一時を過ごす基地の中を、急に張り詰めた空気が支配した 軍服を来た顔に髭を蓄える小太りの男、その男が基地の真ん中を歩くと兵士は直立し敬礼をする その小太りの男の後ろを髪の長い女が歩き、周りを軽く見渡している そして男と女が通り過ぎると、兵士達はやれやれと元やっていた事を再開した A「…指揮官が連れてたあの女、誰だ?」 四人の兵士が木箱を囲みトランプで賭け事をしている その中の一人の兵士がカードを配りながら疑問を口にする B「さあな、捕虜かなんかじゃねぇの?」 向かいに座るもう一人の兵士がカードを受け取りながら話す Aそれにしちゃ綺麗すぎねぇか?」 C「あの女と目があったぜ、目茶苦茶綺麗だった、多分愛人かなんかだな」 スペードから見て右側に座るもう一人の兵士がカードを配られる様を目で追っている D「お前等しらねえのか?あいつレイル・ソルバルだぜ」 手札を並べ替えながら口を開く兵士の言葉に、他の兵士は目を丸くした A「おいおいマジかよ?」 B「名前くらいは知ってるが…まさかあいつが…?」 C「あんな綺麗な女だったのか…」 その言葉に三人の兵士が様々な反応をする D「俺の記憶違いでなきゃ、あいつはレイルだ、それ相応の金さえ積めば何でもやる傭兵…レイル・ソルバル」 そう言いながら、兵士は煙草をくわえ火を着ける D「悪魔のような契約で、英雄のような強さを誇り、勝利をもたらす…ってな」 B「って事は…ついに畳み掛ける気か…」 C「まったく、獅子は兎を狩るのも本気たぁよく言ったもんだぜ」 手札を交換しながら、兵士達はハハ、と笑った D「…しかし、あいつにはよくない噂もあるからな」 一人の兵士がコインを木箱に起きながら言った A「それは俺も知ってる、ていうかよくない噂だらけだ」 こちらの兵士は更に二枚コインを置く B「なんだそれ、聞きてえぞ」 札を木箱にダン!とたたき付けながら言う C「あー…んじゃ俺が一つ」 ノーペアの手札を投げた兵士が言葉を続ける C「昔あいつを敵地のド真ん中に落っことした軍隊がいたって話だ」 B「そりゃひでえ話だな」 C「そしたらどうなったと思う?敵の数は千を超えてたってのに帰ってきたんだぜ?無傷で」 D「…それが本当なら化け物だな」 最初にコインを置いた兵士が言いながら更に一枚札を置いた A「んじゃ、次は俺だな」 コインを二枚置いた兵士が二枚札を置く A「あいつ、レイル・ソルバルが隊の一番前に出る、そしたらどんな隊列でも即座に隊全体がそいつを残して後ろに下がるんだ、何故かわかるか?」 兵士は軽く笑いながら続ける A「下がらねえと味方の隊も巻き込まれて、そこにいる人間すべてがやられるからなんだってよ」 その話を聞いて、周りの兵士はあまりの馬鹿馬鹿しさに一斉に笑った B「ははははは!!そんな馬鹿みてぇな話あるわけねぇだろ!」 A「だよなぁ!?流石にそりゃねえよなぁ!?」 笑いの中、最初にコインを置いた兵士が口を開いた D「じゃ、次は俺か…」 B「おう、なんだなんだ」 D「…あいつがついた側の勢力はな…どれだけ勝っていたとしても…最終的に負けちまうんだそうだ」 その話を聞いた瞬間、その場の空気は凍り付いた A「…おいおい、洒落になんねぇ事言うなよ…」 D「ま、噂だ噂、所詮はな」 言いながら兵士は笑う C「その噂が本当じゃなかったらいいがな」 ツーペアのカードを出しながら兵士が言う A「ま、なんであれあいつがいるとあっちゃ俺達の勝ちは見えたってこった」 そう言いながら兵士がフルハウスの手札を出す D「…そうなるといいがな」 そして残った兵士が手札を出そうとした時 「こんな所で人の噂話かい?楽しそうだねぇ?」 噂をしたら影がさした C「ひ、ひいいいぃぃ!!これはこれは!失礼しました!!」 B「す、すすすすすいません!!」 突如現れた彼女に兵士達は驚き、それでもぴしっと直立して敬礼をする 「いやぁ、いいよいいよー、噂になるってのはそれだけ有名って事だからねー♪」 「それに敬語なんかいらないって、私もあんた達と同じ兵隊だからさー♪」 彼女、レイルは気さくに笑いながら話す まるでちょっと近くに買い物しにきたような、そんな軽々しさだった 「いやぁ、ちょっと何してるか気になっただけでさー、特に用はないよー」 B「そ、そうでありますか…」 「ま、噂話も程々にね、じゃあねー♪」 そんな軽い声と動作でレイルは去って行った D「なんだったんだ…?」 C「さあ…な…?」 兵士達はポカンと口を開けその様子を見送った A「…ま、何はともあれ金は貰うぜ」 フルハウスを出した兵士が金を取ろうとした時、手札を出しそびれた兵士が木箱に手札を投げた その手札を見た他の兵士は目を丸くした D「ロイヤルストレートフラッシュ…俺の勝ちだな」 ――乙領土内 荒れ地の中を一台のバイクが走っている そのバイクが急に動きを止め、ドライバーが後ろを振り向く 「さーて…これくらいでいいかな…」 ドライバー――レイルが懐から取り出したスイッチを押す すると少し時間を置いてレイルが走って来た方向――甲の基地があった辺りから爆炎が上がった その様子を見てレイルは通信機を取り出し、何者かと通話する 「あー、あー、任務完了、一つ基地潰したよー」 『ご苦労、一旦こちらに帰って来てくれ、その分の金額を払おう』 「はいはーい、一つにつき150ってこと忘れないでねー」 『解っている、期待しておけ』 それだけの通話を交わし、通信は切れた 「さーてと…んじゃあ一旦帰りますか」 レイルはバイクのアクセルを全開にし、戦場の真ん中を突っ走る 今、ただの噂が真実となろうとしていた 『傭兵が金を荒稼ぎする方法』 『負けてる方は必死なので、謝礼金に期待ができる!』
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このページはこちらに移転しました 傷のような雨のような 作詞/420スレ429 作曲/コロ助 なんか雨が降ってた 誰かに心削られる度 なんか泣いてるみたいだ なんか鳴いてるみたいだった 明日朝起きて空晴れてたら 背伸びして全て忘れられたら おはようっていえたら ごめんねっていえたら いえたらいいのに いえたらいいのにな 音源 傷のような雨のような
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怪物のような人間◆EPyDv9DKJs 少年は、スラム街の孤児として生活を強いられていた。 ストリートファイトで僅かながらも食い扶持を稼ぐ生活。 力なくしては、この街では今日を生きるのは苛酷な環境だ。 そんな中、少年は一人の少年と、その姉の女性と邂逅する。 特に少年とは気が合うのか、程なくして親友となった存在だ。 姉に対して少年は慕うに近く、三人で撮った写真が今でも宝物である。 ある日、二人は少年が集団にリンチされている現場に出くわした。 その少年は助かることはなく、二人は少年を埋葬すると、親友はつぶやく。 『戦わずして朽ち果てたくない。いつかここを抜け出して、全てを手に入れてやる。』 少年もこんな場所で死ぬつもりはなく、親友の固めた決意に同意し、彼を助けると誓った。 その悠久の絆は何年経とうと、どれだけ傷つこうとも、変わることはなく。 ――― 一人の男が、路地裏で囲まれていた。 二メートルはあろう巨躯に、露出した筋肉はかなり鍛えられたものだ。 一方で、上はマントしか羽織ってなく、上半身の鍛えられた筋肉全てが露出しており、 顔は袴と同じ、赤茶色の陶器の仮面を被り、統一性もなければ一般的な格好からかけ離れた人の姿 異様な雰囲気を醸し出す男を、黒服の男達は十数人ほどで逃がさないように取り囲んでいた。 「油断するなよ、こいつは何人もの刺客を返り討ちにしてる怪物だ!」 一人の男が、周囲の仲間へと促していた。 この状況の経緯は大したものではない。あるマフィアにおける内輪もめだ。 今、彼らが属するマフィアのリーダーは、若くして組織のトップにのし上がった。 それだけの手腕、才能がリーダー、および補佐にあるのは事実だが、早すぎる出世を好まぬ幹部も多い。 故に、多くの暗殺者をその男へと彼らはけしかけてきたが、悉く仮面を被った男がそれを阻み続けてきた。 目の前にいる仮面の男こそ、今までの暗殺を阻止し続けてきた、リーダーの守護者たる補佐だ。 「貴様らの所業は既に理解している。暗殺執行の計画を企てた貴様らへ告ぐ。 盟友からの伝言だ。『これ以上暗殺を執行しようものなら、制裁を下す』と。」 様々な得物を構えられながらも、陶器の仮面の奥から覗く視線は変わらない。 声色は人数差もものともせず、動揺もしてないのだろう。 ただ淡々と、盟友から頼まれた伝言を部下へと伝えるだけだ。 「おいおい。この数で勝つつもりでいるのは、流石に自惚れが強すぎるんじゃ―――」 「手を引くなら今までの刺客の件、全てを不問とすると盟友からの通達だ。 この場で攻撃する意志を見せたならば、命と共に話は無に帰ると知れ。」 部下の言葉を遮るように、再び仮面の男警告をする。 それが調子に乗ってると判断したのか、一人が先走って鉤爪を持って襲い掛かった。 機敏な動きで翻弄されているのだろうか、仮面の男は動く様子を見せない。 そして死角となる背後に、機敏な動きながら音もなく忍び寄り――― バキッ 何かにひびが入るような音とともに、 陶器の男は振り向きざまのアッパーが、鉤爪の男の顎へと叩き込まれる。鉤爪は肌に届いてすらない。 一瞬間をおいた後、男は勢いよく空を舞い、間をおかず次の一人へと突進し、これも吹き飛ばす。 続けざまに仮面の男の近くにいた部下が銃を構えて、仮面の男の胸元を狙うが、狙いをつける前に跳躍。 跳躍と同時に空中からの飛び蹴りで一人を蹴り飛ばし、続けて一人を掴んで頭から地面に叩きつける。 バックドロップのようなものではない。箱を持つように軽々と人を持ち上げ、頭から叩き落したのだ。 一瞬にして数人が蹴散らされ、空を飛んできた男が落下し、残った者に恐怖が伝染するが、もう遅い。 彼らは魔人を縛っていた盟友の誓いの楔を、自分達で解き放ってしまったのだ。 「汝らがさだめ―――滅びなり!」 楔から解き放たれた魔人は鉤爪の男とは比にならない、 とても巨体とは思えぬスピードで、蹂躙を開始した。 僅か数分。ほんの数分である。 男は何一つ傷を受けることなく、その身一つで数の差を圧倒した。 彼に武器など必要ない。拳と足だけで生き抜いてきたのだ。 それだけで、彼は盟友から刺客を守り続けている魔人である。 「まずは、報告か。」 部下の謀反だが、処遇は盟友が決めることで、彼ではない。 その為、全員重傷もいるが、誰一人として殺めてはいなかった。 全員を無力化させたことで、彼が守り続ける盟友の下へ歩き出す。 だが、彼は気づいていなかった。 この場に居合わせた暗殺執行の計画した犯人は、もう一人いることに。 その男は仲間がやられながら、その機会をうかがっていた。 完全に油断したその瞬間を、獲物を狙う獣のように。 そして、機会は訪れる。 仮面の男が背を向けた、その瞬間。 物陰から、サイレンサー越しの銃口が彼を狙う。 弾丸を放つ寸前、その場が眩い光に包まれる――― 「ハッ、弱者らしい小細工だな―――」 光と共に、一人の男は姿を現すと同時に、腰に携えた刀を抜き、刃で弾丸を弾く。 同時に刀身が燃え上がり、その炎を払うように物陰の男へと飛ばす。 炎は男を包み込み、暫くした後、一つの巨大な炭を作り上げる。 本来なら、そのまま彼の胸に弾丸が打ち込まれていたのだろうか。 殺気に気づき、振り向いている彼の様子からは、はっきりとは分からない。 ただ一ついえるのは―――彼の前に立つ男が、彼を凶弾から守ったこと。 燃え尽きた人だったそれを一瞥した後、仮面の男は彼を見た。 男の姿は、彼と同様に、異様な格好をしている。 紫の着流しに、皮ブーツという格好もさることながら、 全身を覆う包帯姿は、ミイラを髣髴とさせる姿だ。 「―――礼を言おう、サーヴァント。」 そういって、仮面の男は礼を言う。 対処できていたかもしれないが、助けてもらったのは事実。 殺さないようにするのが盟友の命令ではあるが、 あくまで殺さないようにするのは『自分の命令』で、 今のはサーヴァントの防衛であり、咎めることはない。 それよりも、彼は自分の頭に流れ込む聖杯戦争を優先した。 凶弾に撃たれるその寸前、彼は思い出した。 状況は違えど、似た出来事があったことに。 盟友から凶弾を庇い、それは今も自分の胸に埋まっていて自身を蝕み、余命が僅かと宣告されていることも。 そして、KOF(キングオブファイターズ)を勝ち進んできた者との戦いに敗北し、死を迎えるその寸前 空から風に乗って彼の手元にやってきた、一枚の白紙のトランプが光り、この世界へ招かれたことも。 「偶然とは言え、そいつは俺に引き金を引いた。いうなれば、 ただの正当防衛に変わりはしねえよ。礼を言う必要はどこにもねえ。」 「そうか・・・・・・我は力の殉教者―――グラントという。 我が願いは理想も持たず、惰性に生きる者を嫌う、盟友の願いの成就。 力だけで生き抜き、弱者に明日なき街を目指す。それが、我が望みだ。」 まずは自分の意に賛同するか否か。 それが出来なければ、今後やっていくのは難しいだろう。 場合によっては、令呪の強制も辞さないほどに 仮面の男、グラントはセイバーへと問いかけるが――― 「・・・・・・フッ、ハハハハハハ!!」 グラントの言葉を聞くと、唐突にセイバーは笑い出す。 路地裏に響き渡るほどの、快活な大声だ。 「何がおかしい?」 自分の聖杯を求める理由を述べただけで、 笑える要素など、何処にもないはずだ。 それは真面目なグラントでなくとも思うだろう。 別に不快感はない。たとえ理解されなくとも構わなかった。 理解されない程度で、彼と盟友の目指すものは揺らぐことはない。 「いや、何。まさかいいマスターに巡り会うとは思わなかったからな。 此処まで俺の思想とあまりに似ていて、つい笑いが出ちまっただけだ。 所詮、この世は弱肉強食だ。強い奴だけが生き残り、弱い奴は死ぬ。 そうだ、それが正しい。弱ぇ奴に明日なんざねえ、優者必勝の摂理。 テメエの・・・・・・いや、テメエの盟友って奴の思想は俺と同じだ。 もっとも、俺が手にするのは街なんて小さなもんじゃあねえ―――国だ。」 「国、か。」 「どうだ? 街一つといわず、国ごと弱肉強食にするのも悪くはねえだろ?」 キセルで喫煙をしながら、セイバーはグラントに持ちかける。 国ごと弱肉強食にすれば、盟友の目指す目的も変わらないものだ。 盟友の願いは、平和になったセカンドサウスを再びスラム化させること。 国と言う、壮大な部分までは考えていたかどうかは分からない。 「いずれはそうなるやもしれぬが、あくまで我が願いは盟友のためにある。必要以上の行為は望まぬ。」 とは言え、盟友が望むのは一先ず街であって、国ではない。 同じ弱者に明日を生きる資格がないという思想は同じではあるが、一先ず保留とした。 「そうか。ま、『志』は同じくする『雄』同士、仲良くやっていこうじゃあねえか。」 ポン、と肩を叩き、セイバーは霊体化してその場から消える。 セイバーの消えた場所を一瞥した後、グラントは盟友の下へと向かう。 戦いの殉教者は、幕末の人斬りと共に聖杯を狙う。 全ては己の為ではなく、元いた世界の悠久の絆結びし、本当の盟友の夢の為に。 【出展】るろうに剣心 【CLASS】セイバー 【真名】志々雄真実 【属性】混沌・悪 【ステータス】 筋力:B++ 耐久:B++ 敏捷:B++ 魔力:E 幸運:B 宝具:B 【クラス別スキル】 対魔力:E 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する しかし、魔力と無縁に近い彼には、気休め程度の耐性しか施されない 騎乗:D 騎乗の才能。馬を乗りこなす経験があるが、同時にそれを用いた戦闘をしておらず、ランクは低い 一般的な乗り物も騎乗スキルによって使った事がなくとも乗りこなすことは可能 【保有スキル】 炎を統べるもの:A 警官隊五千人を軽く上回るほどの人数の部下、僅か十人(一人は非戦闘要員実質九人)で二百の兵団を屠る強さの十本刀 彼に恩があり、彼を慕い、彼の思想に理想を求め、彼を殺そうとする為にとついていった者達、 雑兵には『真の自由と平等の時代を創るため』と伝えており、熱狂的な支持を受けている 粗野な口調とは裏腹に言動には高い知性をうかがわせるのも、彼の魅力の一つだろう それらの人物の上に立つ男が持つカリスマは絶大であり、信念も最期どころか死んですら曲げない 軍略やカリスマと言ったスキルが混合し、信念の強さから精神干渉魔術への耐性に加え、精神異常:D- も有する 精神異常の割りに意志の疎通に全く支障はないが、誰に対しても口が粗野であり、 凄惨な光景も動揺する事はなく、むしろその光景を生み出した者を賞賛するかもしれないと、 人としての感性から見れば明らかにいかれている部分があるだろう 心眼(真):B+ 修行と鍛錬に基づく戦場での洞察力 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理 龍鎚閃・牙突零式・回天剣舞六連といった多くの技を防いできた逸話から来るスキル 事前に情報があったとはいえ、天翔龍閃だと察知して一撃を防げたのもあるだろう また、ある人物に中に人がいると察していたり、部下の一人の本質も見抜いている 一方で一度見た技は通じないと豪語したが、二度目の攻撃を受けた事が災いし、 卓越した技量を持ちながらもランクAには届かない 異常体温により、その能力はさらに発揮できる 異常体温:A- 全身の火傷により体温の調節が出来ないが、変わりに異常なまでの体温を得ている 氷といった低温に関する攻撃に耐性がつくが、極端な温度差の攻撃は防ぐ事は出来ず、 氷を槍の様にして飛ばすなど温度差関係なく物理的に攻撃を仕掛けるものも、僅かに威力を抑えられる程度 十五分以上全力で戦うと人体の限界を超えて、体温が高まり続け最終的に人体発火を起こすが、 低温の環境であれば、結果は人体発火であっても戦闘できる時間は伸びる可能性がある なお、一般的な環境において三十分以上の戦闘で人体発火を起こす可能性が極めて高い あくまで極めて高いだけであり、十五分以上の戦闘でも発火の可能性がありうるし、 常に全力で戦っていた場合、十五分どころではすまないかもしれない 志々雄の体内には内燃機関に近いものが備わり、高温になればなるほどその力は増していく 戦う間徐々に強くなり、サーヴァントの幸運以外のステータスが最大で1ランク上昇するが、 1ランク上がる=十中八九人体発火を起こすぐらいの戦闘時間が必要となり、現実的に不可能 (勿論、何らかの外的要因やマスターが変われば不可能ではなくなるかもしれない) 戦闘を終えてクールダウンすると、上昇したステータスはすぐに戻る また、外見からは想像できぬほどに怪力やタフさを誇り 『無銘の脇差だが片手で握り潰し、へし折る』『肩の肉を食い破る顎』 『手袋をつけた状態で貫手をすると第二関節まで突き刺し入れる』 『一撃必倒と言われた攻撃を(使用者は負傷してたが)直撃で受けながら耐える』 『作中屈指の打たれ強い男を剣ではなく、拳の一撃で壁を粉砕する威力で殴り飛ばし気絶させる』 など、人間離れしたパワーについてはいくつもある(これらはさほど高温にならずとも発揮してるので、素の実力) タフさも、全員負傷してたと言えども一人で四人を連戦で相手し、さらに多数の大技を受けながらも倒れないほど 【宝具】 『壱の秘剣 焔霊(ほむらだま)』 ランク:E~C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:1~3 刀が燃える技。燃えた無限刃で相手を斬り、更に傷口に火傷を負わせる 斬ると焼くを同時に味わわせるため、浅くともダメージがかさみ、傷の治癒が遅れる 一方で無限刃は構造上、切れ味が落ちるため、斬るダメージはさほど大きくはない なのだが、試し切りの際は火達磨にするほどで、幸運判定によって威力が上下する 『弐の秘剣 紅蓮腕(ぐれんかいな)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1(爆風は1~3以上) 最大補足:1(爆風は1~5) 相手の胸倉をつかみ、掴んだ手の皮手袋に仕込んだ火薬を無限刃で着火させ、至近距離で大爆発を起こす 威力は直撃で仮死状態にするほどだが、皮手袋に仕込んだ火薬を要求する技なので、予備がなければ二発しか使えない また、威力が大きすぎて使用すれば手袋は大体壊れる。自身への反動は皮手袋の下にある手甲で相殺 矛先を変えられ自爆という形で破られる可能性があり、見切られると結構危険な技。とは言え当たれば瀕死である 尚、本当に殺る気なら普通に首を取れる状況になるが、聖杯戦争なら爆発の方が有利かもしれない 『終の秘剣 火産霊神(カグヅチ)』 ランク:A 種別:対人、対軍宝具 レンジ:1~2 最大補足:1(残り火や衝撃は測定不能) 無限刃を鞘で発火。全発火能力を解放し、無限刃を炎の竜巻が覆い、相手にぶつける大技 威力は紅蓮腕を超えており、ある男に使用した際一瞬にして辺り一帯を火の海に変え、 さらにその炎を纏った斬撃は直撃すると相手は炎の柱となりその身体を燃やしつくし、その後も燃え続けた程 対人宝具ではかなりの高性能だが、他の二つと違って火が大きく、周りに引火する可能性が非常に高い その為、引火するものが多い場所や狭い場所での使用は控えなければマスターはおろか、自分も巻き添えになりかねない 『恐を運ぶ黒船来航(大型甲鉄戦艦煉獄)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:測定不能 最大捕捉:測定不能 一見巨大で使い込まれた木造船・・・・・・に見せかけて、その実は大型甲鉄戦艦 爆発を意図的に起こすことで、その木造船から鋼鉄の戦艦が姿を現す構造をしている 大型甲鉄戦艦だけあって、筋力:B以下の攻撃は無効化され、A以上でも一撃での破壊は非常に難しい(あくまで一撃の話) ただし、対煉獄を想定した炸裂弾によって僅か三発の手投げ炸裂弾で轟沈したことから、 対城宝具に対しては逆に装甲が下がり、対城宝具の性質も相乗してしまい、最悪の天敵 確率は低いが、船影を見るだけで相手に恐怖を与える精神攻撃も併せ持つ 黒船来航を剣心が例えた逸話が昇華した一方、その前に計画を阻止されたので確率は低い 性質上、水上で呼ばなければ船と言う優位性が失われる。スノーフィールドに湖はあるが、海は果たして・・・・・・ (陸で呼べば重火器は扱える、或いは盾にしたり押しつぶすなども可能ではある。使い方は完全に間違ってるが) 兵器の使い方は理解しているが準備に手間がかかり、結果的に宝具としてはランクの割りに使い勝手が悪い 元々、志々雄一派の部下が操作し、参謀である方治が指揮していたもので、人員を要求するものだからと言うのが大きい 海上からの一方的な攻撃が可能な一方で、自分も逃げ場がないので飛べる相手、即座に泳いで到達できる相手も分が悪い そうなると大量の重火器がある以上、彼のスタイルの無限刃の戦闘はかなり危険なものとなる もっとも船で決着をつける誘いに乗ろうとしたことから、持ち出さなければ甲板に引火するものは恐らくないのだろう (元より轟沈手前の船だから関係ない、と言うのもあるのかもしれないが真偽は不明) また、近付く相手はガトリング砲で対処出来るので完全にどうしようもないわけではない 一度姿を晒した場合、以後常にその姿で呼び出される(ガトリング砲は艤装ではないので使用しても木造船のまま) あくまで規格外の強さを誇るわけではなく、人間が作り出した兵器であることから、 宝具の巨大さに反しては呼び出したり維持する魔力は低い(あくまで低いだけで結局の所それなりに要求する) 搭載、あるいは搭乗されている兵器など アームストロング砲 方治の発言ではアームストロング砲だが、当時は安式と呼ばれる模様 深い穴が出来るぐらいの威力は勿論あるが、その分連絡して装填と撃つのに時間がかかる ガトリング砲 二輪で転がして持ってくるタイプのガトリング砲。気軽に使える 小船 脱出用。少なくとも数隻はある 他にも多くの重火器があると思われるが、 ムーンセルが観測できたのはそれらと未使用の主砲のみで再現されていない 主砲はどの主砲でも使用は可能 【weapon】 無限刃(むげんじん) 刀匠 新井赤空(あらい しゃっくう)の最終型殺人奇剣 通常の刀が人を斬り続ける事で刃こぼれが生じ切れ味が鈍るため、 発想を逆転し、あらかじめ刃をある程度こぼしておく事で切れ味を一定に保つ事を可能にした刀 その為、刃はよく見なければわからない程度にだがギザギザでのこぎりに近い それ以外は、一般的な日本刀と余り変わりない姿をしているが、切れ味は性質上一般的な刀に劣ってしまう 刃の間にはこれまで志々雄が斬った多数の人間の脂が染み込んでおり、そのため摩擦熱で斬ると同時に発火が起きる 弱者を糧に己の力を高めていくという、弱肉強食の思想を持つ志々雄を体現しているともいえる刀 【人物背景】 千八百四十八年(嘉永元年)、八月生まれ、出身は京都府(余談だが新京都編では新月村に変わっている) 『志』を同じくする『雄』と書いて『ししお』と読み、『真実』と書いて『まこと』と読む 幕末期にて長州派維新志士として活動し、緋村剣心に変わる影の人斬りとなり 政府からは剣の腕と頭の切れは剣心と互角以上と評された実力者ではあったが、 その政府にとって口外されれば致命的になりうる暗殺もしており、同時に弱みを握る存在となっていた 仲間である維新志士らが戊辰戦争の混乱に乗じて昏倒させ油をかけ、彼は全身を炎で焼かれてしまう (アニメにおいては頭を狙撃されたとされているが、大久保利通の言及では上述の通り) このことが原因で汗腺がほぼ全滅。発汗による体温調節が出来ず、常時異常なまでの体温を纏う事になった 九死に一生を得た彼はその後、多くの実力者や政府を恨む者を集め、さらにバケモノ狩りと称して精鋭十本刀を集め、 ある男から『煉獄』を購入し、明治政府の転覆と、日本征服を狙う一大兵団『志々雄一派』を築き、その指導者となる なお、明治政府への恨みは『良い経験になった』程度にしか考えてない 弱肉強食こそこの世界の摂理と言う信念を持っており、徹底した自然淘汰による優者必勝社会の世界を志向する 因みに、彼が国盗りに成功した場合、彼が関わり地獄絵図と化した新月村が、日本全土に行き渡っていたとされるだろう 強者や覚悟を決めた者なら敵味方問わず敬意を払い、行動を共にする事情は、たとえ自分を殺したい奴でも構わない 弱者が嫌いではあるものの、見所のある者には配慮を行い、取引に応じる一面も持ち合わせている だが、どれだけ優秀な部下や同志であっても、一切迷わず自らの目的への捨て駒とする非情さも併せ持つ 京都を火の海にする京都大火、そしてその大火の裏に計画していた東京襲撃が立て続けに失敗し、 軍艦の煉獄はおろか、十本刀まで失うことになり、剣心達を国盗りの障害と認識し、 比叡山のアジトにて迎え撃ち、剣心たち一向と対峙する (正確に言えば、軍艦を失ったとき既に敵と認めて、十本刀は後に全滅する) 全員が手負いにしても、立て続けに四人との連戦であろうと退けるほどの実力、洞察力、タフさを備え、 また、身体から放つ剣気の昂ぶりは、周囲の巨大な炎さえも影響を受けるほどであり、 最後の一撃を入れる際も満身創痍でありながら、周囲の岩盤が吹き飛ぶほどの斬撃など、絶大な力を持っている 血液が蒸発するほどに熱が高まりながらも、なお戦う意志を捨てなかった志々雄だが、 肉体的限界を超えた超高熱により体内の脂肪とリン分が人体発火を引き起こし炎上 剣心の目の前で巨大な火柱となりながらも笑い声を残して灰になるという、壮絶な最期を遂げた 死後は地獄にて彼が殺した駒形由美と、後に政府に絶望し自殺した佐渡島方治の二人と共に、 閻魔相手に地獄の国盗りを行うと宣言し、高笑いを揚げながら地獄へと向かって行った 『時代が俺を恐れて奴に力を貸した』と剣心に負けたとは全く思ってなく、『ここには悪人しかない』と楽しそうに語る 後に人誅編で生き地獄に落とされた剣心の夢の中にも出てくるが、それが本人どうかは定かではない ただ、『地獄に連れて行ってもいい』と言っていた事から、もしかしたら当人なのかもしれない なお、剣心は最後まで彼の思想を否定したが、皮肉にもこの後明治政府は富国強兵政策を取り、 日本という国が力による支配という志々雄の思想をそっくりそのまま体現する歴史を辿ってしまった ※日本が植民地化になるなど仕方がない部分があるのだが、此処で語る事ではないので割愛 その他情報として 身長:170cm 体重:59kg 血液型:O 趣味:湯治 キセルでよく喫煙している 火傷を負う前の彼の姿は、サムライスピリッツの牙神幻十郎という人物そっくりそのままである 剣に対する考え方もモロに彼の座右の銘、『剣の道とはしょせん殺人剣。それ以外に道はなし』である 彼は知る人ぞ知る存在で、その偉業もなそうとしただけでなせたわけではなく、 強さこそ英霊に匹敵するかもしれないが、英霊の座につく器になるのは難しい それでも呼ばれたのは、死後何年も経っていながら彼の事を忘れられなかった武藤のように、 人口からすれば多くはないものの、それでも多くの人々に慕われていて支持を受けたことか、 或いは死後もある男の方便を真に受けた部下の一人が、語り部として後世に彼の事を語り継いだのが繋がったのか グラントの『弱者に明日を生きる資格はない』という考えに引き寄せられたのかもしれない 【サーヴァントとしての願い】 日本の国盗りだが、聖杯戦争が弱肉強食そのものであり、楽しむつもりもある もし日本の国盗りが面白く感じなくなる、或いは無駄だと思ったり、 地獄の方に興味が沸いたのなら、願いを地獄の国盗りに変えるかもしれない 【基本戦術、運用法】 基本的に無限刃の応用による戦いになる 十五分以内に勝負をつけなければ危険な状態になるが、 三十分以内なら寧ろ活性化して強くなる可能性があり、 その後早急に身体を冷やすなどで、発火の危険を防ぐのがベストか また、奇襲対策として頭の包帯の中には鉢鉄を仕込んでおり、 相当な威力を誇る牙突の衝撃も防げる代物 他にも前述の通り、全身火傷とは思えないぐらいに怪力とタフさを有しており、 魔力も『恐を運ぶ黒船来航』を除くと、酷く要求するものもなく安定しているが、問題が二つ 一つは数で圧倒する攻撃には対処する手段がないということ 『恐を運ぶ黒船来航』を盾にするという豪快な無駄遣いをしなければ防ぐことも儘ならない 何よりの問題は、異常体温による時間制限。雪原地帯などの低温の環境や状況を覗き、 十五分以内に決着をつけなければ、発火して自滅する危機すらありえる 異常体温により強化もされるが、安全を考えるとよくて二十分の戦闘が限度となるだろう それでも発火の危険を押さえるため、身体を冷やすなどのケアが望ましい 『恐を運ぶ黒船来航』を使用する場合、マスターや同盟を組んだ相手との連携が必須になる 人員が多く、連携が取れれば戦艦らしい豪快で一方的な蹂躙も難しくはないだろう 【方針】 弱肉強食だが、前述の通り肝の据わった人物や見所がある奴、強者とは協力も考える 一方で、非情な方法での切り捨ても考えるだろう 【出展】 餓狼 MARK OF THE WOLVES(マーク オブ ザ ウルヴス) 【マスター】 グラント 【weapon】 本人は持たないが、マフィアなので拳銃ぐらいは扱える、はず 【参戦方法】 サウスタウンでKOFを勝ち進んできた者に立ちはだかり(原作におけるボス戦)、 その者に敗北し、死を迎える寸前に風が運んできた白紙のトランプによって招かれた ※誰に敗れたかは、誰でもいいようにあえて曖昧にしてます(原作は操作したキャラが倒した扱い。正史ならロック?) 【人物背景】 本名アベル・キャメロン、アメリカ生まれ スラム街の孤児として生活を強いられていたところ、 カイン・R・ハインラインとその姉メアリーと邂逅し、カインとは特に仲がよく程なくして親友となった存在 ストリートファイトで僅かながらも食い扶持を稼いでいたある日、二人は少年がチンピラにリンチされる現場に出くわした その少年は死に、埋葬したカインは『戦わずして朽ち果てたくない。いつかここを抜け出して全てを手に入れてやる』と決意 アベルも彼の固めた決意に同意し、カインを助けると誓う。これが、二人が誓う悠久の絆である 月日は流れ、ストリートファイトで腕を鳴らしたカイン(当時八歳)は、 ドン・パパスと言うマフィアの幹部から強さを買われスカウトされる アベルはカインに付き従い、誓いの通り盟友を裏から支え続け、いつしか仮面を被りグラントと名乗って活動する (正確に言うと、グラントとして活動していたのはいつからかは不明) アベルの補佐は完璧で、その甲斐もあってカインは僅か十年でドン・パパスを追放し組織のトップにまで上り詰める だが早すぎる出世を好まない幹部達も多く、度々カイン暗殺が敢行されたが、その都度仮面の男が犯行を阻み続けた そしてある時、裏切った幹部がカインに銃を向け、放った凶弾から庇ったことで、盲管銃創となってしまう ギースの死後、荒くれ者が多かったサウスタウンは自由の街セカンドサウスへと変わった だが自由に浮かれ、平和な日々を過ごす人々を、何の理想も持たず、惰性に生きる者と嫌ったカインは野望を抱く セカンドサウスの完全独立化、そして全地区のスラム化。幼い頃を生き抜いた力だけの街を、 真の自由をセカンドサウスにもたらさんと画策したのだった その計画の手始めとしてギースの死後、十年ぶりにKOF(キングオブファイターズ)を開催する アベルもカインの理想に殉ずるべく、KOFを勝ち進んだ強者の前へと立ちはだかる 異様な格好だが、その実は魔人と呼ばれる破滅の存在。彼が関わってゴーストタウンと化した街は数知れない 自身を力の殉教者、戦いの殉教者と称しており、言うだけに見合った実力を有している なお、盲管銃創とは銃弾が心臓付近に残り、徐々に心臓へと近付くという、実在する病名である 心臓付近に盲管するのは極めて危険な状態であり、作品の当時の医療技術もあいまって治療率は低い 銃弾の位置があまりに心臓に近く、運動機能に障害は無いものの外科手術では摘出不能になってしまい、 余命はおよそ数年なので、聖杯戦争で死亡する心配はないが、外的要因で進む可能性がある ※今では人工心肺装置を使って除去する技術があるが、身元確認などの問題で出来ないかもしれない この事をカインには隠しているが、どうやらカインは気づいていた様子 年齢は不明だが、カインとそう歳は違わないものと思われる 三十五歳のテリーを老兵という当たり、二十代~三十未満の可能性が高い(にしては顔が渋い) また、いつからかは分からないが、仮面を脱いだ顔には大きな生傷がある 傷を隠すためなのか素性を隠すためなのか、それもまた謎 目立つが醜い顔と言うわけではないので恐らく後者 その他 身長:201cm、体重:105kg、血液:A型 髪色:銀髪(白髪?) 好きな食べ物にビーフシチュー、好きなものは民族的な仮面、嫌いなものは命乞い 苦手なものは湿気の高い場所(恐らく湿気で仮面が蒸れるからかも)、得意スポーツに重量あげ 【能力・技能】 暗黒空手 恐らく流派・・・・・・なのだが、その実態は原作からして不明 盟友がドイツの技名で暗黒真空拳とか言う胡散臭さ爆発しているので、恐らく我流に名前をつけただけの可能性 手足は両方用いるが、その巨体に見合わない機敏さを使った攻撃から、巨体に見合ったパワフルなのも多い 影武者らしき人物(アーケードにおける同キャラ戦)曰く『人を超えた拳』と賞賛される 技らしきものは以下の通り。オーラは基本紫色だが、破天弾や円月輪の狐を描く際はは炎のような色もある 暗黒落とし:相手を掴み、頭から地面へ叩き落す 魔壁:両手をクロスさせながら前進しそれを開いて攻撃する。大胸筋を突き出し攻撃してるように見えるが違う 黒炎流:オーラをまとったアッパーカットを出す。オーラの範囲が広く、視界を遮れるかもしれない 凶鳥刃:片腕を振り上げながら空高く飛び上がり、落下時は地面を突く。飛ぶ間に滅焼飛刹を繋げたり 滅焼飛刹:足を中心にオーラを纏い、空中から斜め下へ向かって飛び蹴り 剛裂衝:腕を大きく振り下ろしてからさらにもう片方の腕を振り上げて相手を殴り飛ばす 豪弾劾:身を屈めて構えてから、前方へ素早く突進する。巨体に見合わぬ速度を誇る 魔神岩:横蹴りからショルダータックル(頭突き?)に続け、とどめにツッパリに似た攻撃で相手を突き飛ばす三連撃 魔神破天弾:巨大なオーラを片足に纏い、斜め上前方へ蹴り技の一撃を放つ。対空攻撃のようなもの 魔神円月輪:前進しながら脚で何度も円弧を描くように蹴り、締めに『豪弾劾』を叩き込む どんな感情も押し殺すことが出来る 特技に表記されており、殺気を悟らせないことも可能と思われる 性格から動揺はしないだろうけどそういったものも出ないのだろう 物事を冷静に判断することも可能なはず 陶器作り 戦闘には全く関係はないが、彼は陶器作りが趣味である 恐らく身につける仮面も、その陶器作りによって誕生したものだろう 【ロール】 スノーフィールドに巣食うマフィアのリーダーの補佐 プロローグで言及されたマフィアが彼の組織なのかどうかは不明 ※どちらでも構わないという意味でもあります 此処でのリーダーも原作のカインのようにのし上がっているが、 スノーフィールドにおけるリーダーがカイン・R・ハインラインかは不明 ※此方も、どちらでも大丈夫なようにあえて曖昧にしてますが、 若くしてリーダーへと上り詰めた経歴を持っています 【マスターとしての願い】 盟友の願いである、セカンドサウスの全地区スラム化 彼自身の願いはなく、死の結末も変えるつもりはない 盟友の為に、全てをささげる 国盗りは現在は目的としていない 【方針】 協力は考慮の余地あり 弱者とは組むつもりはないが、サーヴァント同様、ただの弱者でないなら考える 【情報把握】 るろうに剣心 京都編のラスボスだが、京都編初期からたびたび登場するので京都編全編と言った方が良い 人誅編でも出てくるが、前述の通り夢に出ただけなので余り必要ではないだろう スピンオフも存在しており、裏幕『炎を統べる』は把握には事実上必須 アニメの把握でも問題ないが、アニメと原作では展開が少々違うので注意 (前述の頭の狙撃など差異はあるが、多少違うだけで根本的な問題にはならない) アニメだと三十話より彼の名前が登場し、そこから京都編が始まる 実写映画版は設定、描写がかなり違うため別物に近いので、把握の必要はない (例を上げれば政府に恨みがある、決戦の舞台は煉獄など、アニメと違い差異で済ますのが難しい) 餓狼 MARK OF THE WOLVES(マーク オブ ザ ウルヴス) PS2のゲーム(海外だとPS4やVitaでも出た模様)かACとして稼動する本ゲームで把握が可能 ACでの情報収集は現実的ではないので、PS2の本作か、プレイ動画が望ましい この作品だけで殆どが把握できる一方、この作品はコミックスも小説も一切出ておらず、 外部の出演もNBC(ネオジオバトルコロシアム)にて背景キャラとしての出演のみ
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バールのような物 概要 テコの原理を利用した大工道具の一つであるバールのようであるがバールであるとは特定できない物のことを指す 類義語として鈍器のようなもの、刃物のようなもの、拳銃のようなもの、実質勝利したようなもの、おまえものー、ほぼリア充、やおい穴などがある 日本でのそれ 日本ではバールのような物を利用した犯罪が比較的多く報告されている バールのような物はあくまでバールのような物であり国内でも入手ルートが特定されることは希である ゲームにおいて ゲーム世界においてはバールのような物は入手が比較的簡易でる 使用法は主に振り回すことが多い、ような物のわりには用法がしっかりしているところが魅力である ハーフライフのゴードン・フリーマンがこのバールのような物を振り回していることで有名である
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※クリックでダウンロード (アンプラグドバージョン)※クリックでダウンロード lyrics 茉梨華 氏 Music ピコピコ 氏 Lyrics:真紅 Music :金糸雀 黒く塗りつぶしたノート 退屈な時間 耳に入り込むやたらとすました言葉 「ごきげんいかがですか?お嬢様」(「Wie geht es Ihnen? Eine junge Dame」) まるでB級映画の 王子様(Prinz)のように 主従でも「幸せ」だと貴方は言うの 無邪気な笑顔は嘘をついていない 私は嘘を彼についてるのだろう 一人にしかなれない運命だから… 止まらない針に刺さる小さな指輪 女神に祈る永遠 紡げない糸 「君を守れたら僕はそれでいい」 紅涙に映る 一つのメール 雁字搦めの鎖 解けない言葉 叫んでも 止まない雨 声をかき消す 「さようなら」は(「Auf Wiedersehen」) 聞こえてはいない 紅い思い出と絆 蒼に消して―― コラボ作品保管庫へ
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秋雨のような人だと思った。 ふわふわとしていて、ひやりと冷たく、次の瞬間にもすうと何かにとけて消えてしまいそうな。 時雨のように激しい物ではなく、朝露のようにひそやかな物でもなく、霧と呼ぶほど覚束ない物ではなくて、だからやはり、秋雨のような人だとチャトラは思った。 「鬱陶しいとこもそっくりだよな。洗濯物はかわかねーし。外では遊べねーし。憲兵は濡れて風邪引くし。ろくなもんじゃねぇよ」 もう一週間、一向に晴れ間を見せない秋の曇天を恨みがましそうに見上げ、チャトラはだらしなく窓辺に寄りかかった。 「詩的であると……思ったのだがね」 「何が?」 下唇を突き出したまま振り向くと、先ほど秋雨に例えた男が長椅子に寝そべったまま本の頁をひらりと捲る。 皇帝である。 目は文面を追ってはいなかった。ちりばめられた言葉を齧って頁を繰るだけの手遊びだ。 「私は秋雨なのだろう?」 「夏の豪雨って感じじゃねえだろ?」 「で、あろうね」 しゃららと、皇帝の肩から髪の束が滑り落ち、はらはらと本の頁に降りかかる。 これも雨のようだとふと思い、チャトラは窓から離れて皇帝の近くに歩み寄ると、ぺたりと床に座り込んだ。 「あのさ」 「うん?」 「髪、編んでやろうか?」 「編む」 「そう。ほら、下働きの姉ちゃんとかでさ、編んでる人いるだろ? あれすげーよな。だって髪だぜ? それをするするするーって編んじゃうの。で、この前編み方教えてもらってさ。たぶん上手く出来ると思うんだけど……」 ほう、と一言こぼしたきり、皇帝は答えずチャトラを見下ろす。 「鬱陶しいだろ、長いと」 「秋雨のように?」 今度は間を置かずに皇帝が言った。 「あ? あー。ああ、だな。そう、だらだら長くて鬱陶しいんだ」 けど、とチャトラはいいつなぎ、皇帝の髪をひと房手にとってさらさらともてあそんだ。 「嫌いじゃないよ。俺。秋雨」 「では……好き、であるのだね」 「うん。まあ、そうね。わりと好き」 「私が」 「はぁ!?」 「私は秋雨なのだろう?」 言われてチャトラは大きく息を吸い込んで、何も言えぬまま見る見る表情を険しくさせた。 「言ってろ馬鹿皇帝! 誰が髪なんか編んでやるか!」 怒鳴って乱暴に立ち上がり、チャトラは皇帝から一番遠い窓まで走っていって憤然と腰を下ろした。 皇帝はその、ぴんぴんと跳ねるチャトラの髪に目を細める。 その髪は癖が強くて、どうにも自分勝手に跳ねるから、どう頑張ってみても雨には例えられそうもない。レンガに跳ねる雨脚と言えるかも知れないが、秋雨に比べれば大分情緒が薄れるという物だ。 ふと、雨上がりが楽しみになった。濡れた葉や水溜りに反射する、キラキラと賑やかな日の光が、今無性に見たいと思う。 ああ――と。皇帝は吐息のように呟いた。 「鬱陶しい雨だ」 そのまましばらく、二人はしとしとと降りしきる雨を無言で眺め続けた。 ただ、気まぐれな秋晴れを待つ。 そんな静かな午後だった。 ----------------------------------------------- 【逃げの一手】のN氏から送られてき……ッ……k……ッなにこr滾る!!! チャットしてた時に、「一度でいいから誰かが書いた兄さま読みたい」ってダダこねたら、N氏がこんなもの送ってき……っ…・・・ヒャッホーーーーーウ!! この路地裏を裸足で駆け出しながら、YES!YES! とヘヴィメタルばりに叫びだしたい衝動はどこにぶつけたらいいのか。 もう眼から嬉しすぎて汗でてきた……。 Nさん本当にありがとうございました!!
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まぼろしのような【登録タグ L-tone ま 曲 鏡音レン】 作詞:note(L-tone) 作曲:note(L-tone) 編曲:luna(L-tone) 唄:鏡音レンAppend 曲紹介 L-tone68作目。 L-tone vol.05収録曲。 歌詞 譜面上の可能性を 彼方へ 世捨て人は 祝福を唄う 地球上の価値観を 彼方へ 世捨て人は 時間さえ止まりそうな 感情を日ごと夜ごとに 後始末をして 顔を無くして 幻のような 月光のような 誕生を唄う 譜面上の可能性が 彼方の世捨て人へ いたずらに憑依して唄っていく 哀れでも それで良いと言う 地球上の価値観が 彼方の世捨て人へ いたずらに憑依して夢を孕む 哀れでも 哀れでも それでも良いと言う 彼を忌み嫌っていく 忌み嫌っていく 幻のような 世界の檻の中 描く唄 彼は唄う 例えば可能性と 世界を繋げたとして 産めぬ日々が 最大の毒で 産めぬ日々が 処理を考えて 幻のような 月光のような 誕生を唄う 幻のような 一瞬の夢を 幻のような 世界の檻の中 描く唄 彼は唄う そいつを構築し続けた 器が壊れていきました 気心の知れた君でしょう 何が無駄か知っているでしょう 高速に這う短針に 逃避を促していたから 永遠に這う永遠に 彼は独り気付かないでしょう コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-10-22 20 41 02) ふおおかっけえ・・・ -- 名無しさん (2013-12-09 20 33 47) レンくんの声ヤバイ…好きすぎる///ホントカッコいい -- 鈴 (2015-01-24 04 39 55) 名前 コメント