約 36,384 件
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/103.html
人工言語のあゆみ もともと人工言語は、共通語として作られてきました。 中世ヨーロッパではラテン語が共通語になっていました。 しかし徐々に各国の国語が強くなってきたため、ラテン語は共通語でなくなっていきました。 共通語がないと困るので、西洋人は共通語を開発することにしました。 しかしどれも鳴かず飛ばずで、流行りませんでした。 そうこうしているうちにフランスが力を付け、フランス語が共通語になりました。こうなったらもう人工言語は要りません。 1866年に、当時の権威のパリ言語学会は、人工言語に関する論文を受け取らないと決めました。これにより、人工言語ブームは終了しました。 実はエスペラントができる前が人工言語の一番のブームだったというのは驚かれることでしょう。 それでも、共通語があれば人々は分かり合えるようになるだろうという夢は消えませんでした。 その結果エスペラントが作られました。最初の出版は1887年です。 20世紀になると航空技術と通信技術が発達し、世界は狭くなります。 また、アメリカが一番の大国になり、歴史の中心がヨーロッパでなくなります。 20世紀後半では日本を筆頭に、アジア各国が力を付けてきました。 これにより、世界の中心は「アメリカ+ヨーロッパ+アジア」になりました。 エスペラントはヨーロッパ語を元に作られているため、アジアが力を付けるにつれ、人類にとって平等な言語ではないと批判されるようになりました。 ヨーロッパが権威を失い、英語が共通語になったため、エスペラントの人気は陰りました。 フランス語が共通語になったときもそうでしたが、自然言語から共通語が出ると、とたんに人工言語は冷める傾向にあります。 詳しく歴史を知りたい方は、人工言語学の「黎明期」以降をご参照ください。
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/16.html
人工言語とは 英語や日本語など、自然とできた言葉のことを、自然言語といいます。 逆に、誰かが意図的に作った言語を人工言語といいます。 「日本語だって日本人が作った言語だから人工言語じゃないの?」という疑問がよくあります。 民族単位で作った言語は人工言語にカウントしません。 「水という単語は「ミズ」と読むようにしよう」というような打ち合わせを、日本人はやったわけではありませんよね。 自然と民族が作っていったものは、除外されます。 どんなものがあるの? 一番有名なのはポーランドの眼科医ザメンホフが作ったエスペラントです。 人工言語は意外と多く存在します。前世紀で既に1000以上の人工言語がありました。 筆者が作っている人工言語アルカもその1つです。 何のために作るの? それは言語によって異なります。目的は様々ですが、いくつかに分類できます。 1:普及型:世界の共通語にしたい(エスペラントなど) 2:演出型:小説に雰囲気を出すため、異世界や異星人の言葉を作りたい(トールキンの『指輪物語』など) 3:計算型:コンピュータのプログラムに使う言語を作りたい(C言語など) 4:研究型:自然言語にない特徴を持った言語を作って、その言語が実用可能か調べたい(言語学の文献では、しばしば言語Lとして登場することがあります) 5:暗号型:暗号として使いたい(秘密の日記を書くとか) このうち、一番多いのは普及型です。一番有名なのも普及型です。 また今現在、一番数が増えているのは演出型です。ゲームや小説などの雰囲気を出すために作られる頻度が、前世紀に比べて増えています。 プログラム言語も人工言語? そうです。C言語とかBASICとか。いずれも人工言語です。 人工言語学では人工言語の歴史について説明していますが、ここを読むと、実はプログラム言語は人工言語史から生まれたものだと分かります。 人間用も機械用も、元は同じだったんです。 現在、人間用の人工言語とプログラム言語は、だいぶ内容や体裁に差が開いてきました。 なお、このサイトでは主に人間用の人工言語について説明しています。 身の回りの人工言語 このサイトに来ている皆さんは、エスペラントは確実に聞いたことがあると思います。 では、ほかに人工言語はどのようなものがあるのでしょう。実は意外とゲームなどで使われています。 ただし、あくまでゲームのスパイスなので、作り込みは深くないというのが共通の特徴です。 言うなれば、レトルト人工言語です。 .
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/37.html
人工言語は言語学の対象ではない。これは言語学の常識であるとともに暗黙の了解でもある。美しい国語や正しい日本語について論じることがないのと同じで、人工言語について論じることは通常ない。 ただ、それはあくまで現代の言語学においてである。言語学にも潮流やパラダイムがあるので、別に人工言語を論じてはならないという決まりが立てられているわけではない。強いて言語学の中でこれは論じないようにしようと合意を受けたのは言語の起源である。言語の起源は1866年のパリ言語学会で関連記事を掲載しない措置を受けた。だがこのようなことは稀である。(注:周知のとおり、このとき「普遍言語」も拒絶されているが、この皮肉に対する説明は本論の通時論で展開される) 言語に優劣はないというのは現代言語学の常識であるが、この常識は通時的に見ることができる。かつて西洋が世界の中心だった時代は西洋思想がはびこっていたため、屈折語は最も優れた言語で中国語のような言語は文法を持たないとか、日本語には文法が存在しないとか、日本語は非論理的な言語だといった主張がまことしやかに囁かれていた。現在の言語学に言語の優劣を問うと示し合わせたかのように声を合わせて否定するのは、かつての言語差別への大きな反動が関与している。このように、言語学は潮流があり、パラダイムもある。言語学は確固とした不動の存在ではなく、そのことは言語学者自身が痛感している。したがって人工言語が言語学の対象にならないという常識も確固不動のものではない。 そもそも人工言語と自然言語の違いは人為性であり、殆どの人工言語は自然言語と同じく言語学の分析対象となる音韻・文法・文字などを持つ。自然言語を分析する手法はそのまま人工言語に応用することができる。しかし完全に同じ手法ではない。人工言語と自然言語は同一物ではないので、分析には異なったアプローチが必要である。 本論は人工言語学を提唱する。今までの言語学を自然言語学と位置づける。両者を合わせたものが言語学になる。ただし、自然言語学は無標なので普段はこちらを言語学と呼ぶ。人工言語学は自然言語学と平行関係にあり、言語学の下位概念である。したがって術語や研究アプローチは共通する部分が多い。ゆえに本論では逐一言語学の概説書のような術語の説明はしない。その代わり、人工言語学にあって自然言語学にない概念を打ち立てたり説明したりする。 人工言語学にも音韻論や統語論や類型論がある。基本的に自然言語学と同じだが、分野によってはかなり異なる場合がある。たとえば人工言語は自然言語と違って「なぜ作られたか」という理由がある。それは意図された言語の目的や機能であり、自然言語にはない概念である。したがって人工言語学で類型論を述べる場合は屈折語や膠着語といった文法的な類型だけでなく、人工言語の機能分類や目的分類などに基づいた類型を述べる必要性がある。このように、人工言語学は自然言語学と趣を異にするので、本論は自然言語学との差異について重点的に述べる。 尚、本論は日常言語学に対比される人工言語学を意味しないので注意すること。ヴィトゲンシュタインに代表される人工言語学派は本論とは関係がない。尚、人工言語学派の考えを本論の人工言語学に当てはめると、概ね研究型人工言語に相当する。 いずれにせよ人工言語が言語学の対象にならないのであれば、誰かが対象にしてくれるのを待つしかないが、筆者はそこまで気長ではない。
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/61.html
ほとんどの人工言語作成者は人工言語だけを作っています。 ですが、言語というのは文化のひとつです。よく言語文化と言われるので横並びと考えられがちですが、その民族の絵画や建築技術などと同じく文化のひとつです。 文化は言語を包みます。風土と並んで言語の土台となります。 『エスペラントの話』三宅(昭51 大学書林)のp13によれば、「人間種族の平和と幸福とをもたらすためには、公平な共通語を持たなければならない」とあります。 ですがザメンホフは語彙の源泉に西洋語を選びました。文化は事実上西洋のものを拝借しています。 これは本当に公平でしょうか。公平でないとどういうことが話者間で定められなくなるのか、ちょっと言語の作成者に聞いてみましょう。 1 貴方の言語で太陽は何色ですか? 2 貴方の言語で虹は何色ですか? 3 貴方の言語で牛と米を表わす単純語はいくつありますか? 4 貴方の言語にオーロラやスコールはありますか? 5 貴方の言語で兄弟は男女や長幼で分けますか、それとも分けませんか? 6 貴方の言語の調理動詞は焼く系と煮る系のどちらが細かいですか? 7 貴方の言語で高貴な色は何色ですか? 8 貴方の言語で狼は何を象徴しますか? 9 貴方の言語で林檎は赤いものですか? 10 貴方の言語でプロトタイプの鳥は何ですか? 大体の人工言語ではこれらが不定です。話者・作者によってまちまちです。考えなくとも決まってるからです。 そう、それは西洋文化か自分の文化です。これは公平ではないし、話者間で誤解も招いてしまいます。 文化は言語に影響します。数式などを除いて剥離できません。 ゆえに文化は言語を補完します。文化は言語に恩恵を与えます。 文化について考えなかったり無視することに対して私は警鐘を鳴らしました。 これまでの人工言語は形態論、統語論、音韻論、果ては文字論といったレベルをメインに考察していました。言語そのものの内面的なシステムです。 しかし、それを取り囲む環境という部分には触れていませんでした。 いえ、正確には触れる段階に達していなかったのでしょう。 個人でなさってる場合、5年10年ほどやってようやく辞書や概説書がまとまればいいほうです。文化まで手が回らないというのが実情でしょう。 自言語がどの文化・風土に依拠するかはきちんと設定しておきましょう。そうでないと話者間の誤解が絶えませんから。 依拠するのは自然文化でも人工文化でも構いません。 ただ、普及型は政策上、特定の文化を選べない立場にある点でジレンマを抱えているので即決はできないという問題があります。
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/73.html
結論からいうと、人工言語は意外に難しいです。構造自体が簡単でも学習が難しいからです。 言語が簡単というのは、文法システムや音韻システムの面だけではありません。 人工言語にもコロケーションや語法があり、結局は個々に覚えねばなりません。 語学というのは要するに壮大な慣れです。 検定でも3級くらいなら言語の仕組みを掴みやすい人は簡単に取れます。 でもそれ以上は反復練習の賜物なので、良い教材を集中して複数回繰り返す作業に落ち着きます。 人工言語をやっていて思ったのは、教材が少ないということです。全て自作ですからね。 CDブックも自作ですし、DVD映画作成は絶望的ですし、その上辞書や小説や歌謡曲まで作るというのは大変過ぎます。 英語などの自然言語に比べて圧倒的に教材となる資料が少ないのが難点です。また、留学先が存在しないこともネックです。 つまり、言語そのものの構造が簡単であろうと、学びの環境は劣悪だということです。 結局学習環境が悪ければその言語を学んでも効果は期待できません。 そういうわけで人工言語は意外と難しいと思います。骨子を作るまでは簡単なのですが……。
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/104.html
人工言語のこれから 2008年にアメリカが経済的に大打撃を受けました。 もしこれを期にアメリカが潰れれば、歴史は非情にも英語を切り捨てます。 英語はゆっくりと現在のフランス語の地位に落ち着いていくでしょう。 代わりに中国語が共通語になるでしょうか?しばらくはなりません。 中国はかつての植民地時代に植民地を持たなかったので、英語やフランス語ほど世界に広まっていないためです。 従って、共通語のない時代に戻ります。(アメリカが潰れたらの話ですよ) そうなれば、人工言語は返り咲きます。常に栄枯盛衰の繰り返しです。 今度は「ヨーロッパ+アジア」すなわち「ユーラシア」の共通語が求められるでしょう。 アメリカ人はもともとヨーロッパ人ですから、ヨーロッパに含めています。 しかしこれが前途多難です。 アジアとヨーロッパは文化があまりにも異なるからです。 カトリックとプロテスタントから共通の宗教を作るのがエスペラントだとしたら、これはキリスト教と仏教とイスラム教から共通の宗教を作るようなものです。 エスペラント以上に話がまとまらなさそうなのは明らかですよね。 ユーラシアの共通語を作る場合、アジアとヨーロッパの特徴をそれぞれ採っていくという方法が考えられます。 実際そういう言語は既にあるのですが、色んな言語の特徴を採りすぎたせいで、逆に「誰にとっても分かりづらい」という結果になってしまいました。例えば―― 「え、亀は日本語から来ていてkame、水は中国語から来ていてshui、火は英語から来ていてfireなのか……。で、娘はfille、世界はWelt、おはようはアッサラーム……って、そんなの覚えられるか!( ゚Д゚)」 ――という感じです、簡単に言えば。語学オタクにとっては面白い言語ですが、ふつうの人の感性では理解しがたいと思います。 かといって、ある地域ばかり集中して選んでしまうと、それはそれで不平等になってしまいます。 例えば筆者の好みで選んでいったらフランス語と日本語をメインにすると思いますが、そしたら当然ドイツ人やタイ人は面白くないですよね。 やはりこの手の言語は難しく、話がなかなかまとまらないようです。 それを踏まえると、恐らくアジアの共通語を作るほうが現実的でしょう。 漢字をベースに使いやすいように変えていって人工言語を作るという方法が現実的かもしれません。中国ベースですね。 ただ、日本や韓国は対応できるとして、中東はそうはいかないでしょうね。漢字を知りませんから。 そこで、アジア東部でくくるというのが現実的かもしれません。
https://w.atwiki.jp/lideldmiir/pages/53.html
地球のグローバル化に伴い、それまでは殆ど西洋に封印されていた人工言語の概念は20世紀には世界各地に普及していた。日本にも20世紀にエスペラントは既に持ち込まれていた。世界3大宗教と人工言語の割合の分布の違いは明白である。アラブ圏にいけばイスラム教徒が多く、西欧ではキリスト教徒が多い。地域ごとに比率が異なる。しかし人工言語はそうでない。概ねどこへ行こうがエスペラントのシェアが最も高い。人工言語の割合はむしろコンピュータのOSに近い。ウィンドウズが大概最大のシェアを占めるように、エスペラントが群を抜いている。日本でもそれは同じで、エスペラントが最も多くのシェアを占める。書店で購入できる書籍を比べてみてもインターネットの日本語サイトの件数を比べてみても明らかである。 グローバル化に伴い西洋から人工言語が伝来し、日本では人工言語といえばエスペラントという公式が生まれるに至った。これは今日でも変わらないが、作成者の側では21世紀に入って大きな変化が訪れた。 20世紀末にパソコンが普及したことにより、ネットも徐々に普及していく。 21世紀にかけてネットの加入者は爆発的に増え、常時接続が普及し、大容量ブロードバンドが普及した。人工言語が最も社会に歓迎されたのは17世紀の普遍言語時代であるが、この時代でも人工言語で儲けたり飯を食うのは極めて難しかった。いわんや現代は英語が国際語として機能している。ネットによって世界は更に狭くなり、英語はデジタルを通して更に普及している。 この社会的背景でいま人工言語が持つ機能とは何であるか。暗号型は軍隊などが使う本格的なものとしては望めない。およそ人工言語を資料ひとつ残さず複数人に丸暗記させるのは不可能である。ただ、個人或いは団体がちょっとした秘密の書字として使う程度なら機能するだろう。また、排他的な共通の言語を使うことにより使用者間に連帯感が生まれることがあるため、符牒型の言語も機能するだろう。ゴドウィンの月世界のような演出型の人工言語も現代では小説や他のメディアの中に頻出している。トールキンの『指輪物語』に出てくるエルフ語や、『スタートレック』のクリンゴン語などがそうである。 今までの人工言語史とその成果を見ると、人工言語の機能としてこれからも生き残るのは「暗号型」「符牒型」「演出型」の3点であると考えられる。暗号と符牒は似たところがあるので、要するに大きくまとめれば「秘密の言語」と「空想の言語」の2点である。 尚、普及型はこの4世紀の間もっぱら扱われてきたものだったが、普遍言語ないし国際語として普及したものはいまのところ無い。最も有望視されるのはエスペラントである。しかし、ネットや交通によって英語が世界中に浸透していく中、乗り遅れずシェアを維持或いは増やすには、地道な普及運動と利用者にとって有益と思われる情報を発信するより他はない。 さて、現代のネット社会は作成者が言語を作成する段階にも影響を与えた。ザメンホフがそうであったように、今までは人工言語を発表するにはしばしば多額の費用をかけて自費出版するしかなかった。人工言語は上述のように金には変わらないためである。その経済的敷居の高さゆえ、人工言語を作ることはできても発表することはままならなかった。発表がままならず、他の人工言語についての書籍も手に入りにくい時代では容易に人工言語を作ることはできない。手に入る資料がエスペラントばかりであればこの改良品を作ることが念頭に浮かび、別の型を作る契機にはなかなかならない。 しかしその敷居をネットが急落させた。人工言語をネット接続費用程度の小額で発表できるようになった。人工言語がネットで公開されればそれは他の作成者の資料になるため、他の作成者にとって更に人工言語作成の敷居は下がる。こうして人工言語の作成については17世紀の普遍言語時代と同じくらい爆発的に増えることとなった。 だが容易に発表できるということは18世紀のように前時代の焼き増しを行った粗い言語の出現も意味する。自費出版という大きな自腹を切る場合、原稿の隅々まで考察して見直してから出版するだろう。しかし気軽に行えるネット言語の場合そうとはかぎらない。精度を高め、多額の出費も厭わない言語が自費出版を踏み切る。だが今はその必要性もないのでいわば考察の甘い覚悟の弱い言語が頻出することになる。 18世紀に見られたような焼き増し現象が将に21世紀に返り咲いている。言語や語学が好きという好事家が容易に言語を作成し発表できるというのは一長一短である。 人工言語の今後についてだが、公開が容易であることと作成のための資料が集めやすくなったことから、ネット言語の氾濫が予想される。それは玉石混交で、精度の高いものもあれば即興的なものもある。 言語を作る行為は大変なもので、言語学や語学に留まらず、ウィルキンズの計画のように博学的知識まで必要とする。更に今まで見てきたように、人工言語は当時の科学力を反映している。これからの人工言語は2次曲線を描いて昇華した20世紀の科学を反映する。既にウィルキンズの時代で人が一生かけても作りきれないほど多かった分類や概念を、どう新概念の増えた現代人が行うというのか。現代の学術用語が利用しているラテン語を機械的に写し取る方法を取らない限り語彙を作りきることはできない(厳密には語彙は開かれた体系なので終わりはない)。 尤も科学技術の単語は必要になった際に作ればよいわけだから語彙の問題は置くことができる。しかしそれでも言語を作ることは容易いことではない。玉石の石のほうは恐らく作者がすぐに飽きて捨て去ってしまうだろう。また人工言語が乱立する中で学習者は殆ど見込めないだろう。結局多くの言語が公開から数年も経たぬうちに消えるか更新されない亡霊として残るだろう。そしてその間にもまた新しいものができるという連鎖を繰り返すだろう。 普及型の言語すなわち国際語や国際補助語は歴史も現状も顧みず無謀にも作られるであろう。だが普及は成功せず、学習者も極めて少ないというのが考えられる実情である。小数の協力者との限られたコミュニティの中でその国際語は存在し、暫くもすれば自然と符牒型やコミュニティの暗号型に変わっていくことだろう。 また、ネット言語が乱立すればそれをまとめたリンク集やポータルサイトが出現するし、自言語の紹介ではなく人工言語そのものを論じたものも現われるだろう。これは中世・近世において紙で行われていたことをデジタルにしただけのものであるから発想としては斬新ではない。ただ、ポータルサイトの類は紙よりネットのリンクのほうが遥かに便利であるため、その有効性はかつてのものより高いと考えられる。 自然言語の総数が減少の一途を辿るのに人工言語が増加の一途を辿るというのは興味深い視点である。ただ、増えていく人工言語が自己のレーゾンデートルを持たぬ限り、 そして、そのレーゾンデートルが上記3点の人工言語の有効な機能に当てはまらないかぎり、その灯火は短いものだと思われる。
https://w.atwiki.jp/uchu01satellite/pages/5.html
人工衛星は、どういうものか知ってますか? よく、今朝~衛星が、種子島から打ち上げられました。 とかニュースでありますが、人工衛星って何をするものなのか、わからない人もいるでしょう。わかる人は、とばしてください。 人工衛星は、その名のとおり、人間が作る、衛星です。 ほんと、まんまですが。 人間が作らない衛星もあります。 地球の衛星はひとつあります。 月です。地球という惑星の周りをまわる月は、地球の「衛星」とよびます。 地球の周りをまわり、人が作るのが人口衛星。 だから月や他の星に行く衛星は人口衛星じゃなくて 探査機というんです。 地球の周りをまわる人工衛星は、 「地球を見たり」 「地球と通信したり」 することが多いです。 これは、便利だからです。 「地球を見る」と、天気予報ができたり、地球の土地の様子がわかったり、いろいろ便利です。 「地球と通信」すると、遠いお国の映像をすぐにみれたりできます。 便利なので、お金をだして、みんな使います。 なので、商用衛星、といいます。 商用衛星じゃないものもあります。 研究のための人口衛星です。 将来の地球のため、知的好奇心のために作ります。 研究所や大学が作って、オーロラをみたり、宇宙の環境を調べたり、太陽を見たりします。 これを科学衛星、といいます。 探査機は、科学衛星のようなものです。 人口衛星でも、探査機でも、人間が特注で心をこめて作ります。心を込めて作らなければ、うまくはいきません。 人工衛星をつくるときのポイントは、心を込めて作ること。
https://w.atwiki.jp/munou/pages/15.html
人工無脳とは 人と会話するためのプログラムのこと。botとも呼ばれる。 人工無脳小史 1966年のELIZAが初期のものとして有名。1990年代にはCGIやIRCを利用したものが登場し、最近ではtwitterを利用したtwitter botも多い。
https://w.atwiki.jp/munou/pages/43.html
FLASHじんこうむのうめーかー【登録タグ F 人工無脳】 公開ページ FLASH人工無能メーカーの詳細情報 Vector ソフトを探す! 作者 Shoji 公開日 2003年? 紹介 ブラウザ上で動作する人工無能の製作ツールです。 画像とテキストを変更するだけで作ることが出来ます。(readme.htmlより) FLASHで会話。辞書型。 画像、タグ、擬似変数・関数を使える。 作者サイト はリンク切れ。 「人工無能メーカー」とは別ソフト。 リンク コメント 名前 コメント