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198 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 08 52 ID WOTXHHfxO 恋愛ゲーってどうなんだ? やったら負けという気持ちと食わず嫌いは良くないという気持ち半々… 199 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 12 24 ID A/wJ5HMd0 198 合う人と合わない人が綺麗に分かれるジャンルだし、合わない人は無理に手を出さなくていいと思う。 200 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 14 37 ID rOEWrB2E0 恋愛ゲーはひとりでニヤニヤしながらプレイするのが楽しい ただ、これで無駄に時間を浪費した時の虚しさは他のゲームより大きい 201 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 19 23 ID shTk/fCV0 198 恋愛を題材にしたコミックや小説を読むのを躊躇うかい? つまりは、そういうこと。ゲームも同じ。 主人公=自分、よりも現在の主流は主人公=物語の登場人物って感じ。 202 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 39 54 ID 8xbrORQD0 恋愛ゲーは、半分ネタとして楽しめる人じゃないと辛いと思う。 ゲーオタの俺がこういうこと言っちゃマズイのかも知れないけど、 恋愛ゲー本気でのめりこんでるような人とは関わりたくないし、自分の周りにはいないと信じたい。 203 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 57 29 ID 9sIpuFr2O 198 最近、死滅しつつあるときメモみたいな育成ギャルゲーと、 サウンドノベルタイプで全然違うんで何とも言えんが、 前者ならゲーマーにはオススメできる。 後者は「気になるものをやってみて決めて」としか言えない。 どちらの要素もあるような違うような、バルドは大好き。 207 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 07 11 29 ID emG4LPh+0 ギャルゲはEver17やっとけ。 208 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 07 46 40 ID lxPEZ/750 P17nことプリズマティカリゼーションをですね(ry 209 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 07 56 45 ID qGB/g8no0 ヤンデレ祭りのネクストキングも忘れてもらっちゃ困るぜ 212 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 08 15 56 ID QzTOHonO0 PCだけど初ギャルゲーとしてリトルバスターズを遊んだら存外に面白かったり 227 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 12 23 46 ID HqAdIJFu0 ギャルゲが合うかどうかは、好きな漫画やらアニメやらで考えてみればわかるんじゃないかね 最近のハルヒだのらきすただの、あるいはハヤテとか色々。 女キャラがメインで進むストーリーに抵抗が無いなら、ジャンル自体に向いてないってことはないと思うよ 212の言ってるリトルバスターズなんて恋愛メインですら無いからなw 213 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 08 41 47 ID KAhRYzOC0 一月に乙女ゲーに吶喊予定な俺もいますが。 俺は面白ければなんでも良い雑食ゲーマーだから。 ・・・そういや今年ギャルゲーと呼ばれるジャンルをほとんど遊んでないな。 214 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 08 58 03 ID v/v52CGCO 最後に遊んだギャルゲーはPSの久遠の絆だったかな。 あれは面白かった。 215 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 09 11 08 ID qGSRx0sw0 ギャルゲーは縁がないね 絵や年代が似たようなのばかりだからなあ ケン月影の人妻ゲーならやってみたい 220 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 10 03 35 ID WgchsYi6O ときメモ2は発売当時に買って、後のEVSアペンドディスクも全部買ったが 本命を含む何人かが未クリアだ あの時ほどギャルゲー体力の衰えを感じたことはない 221 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 11 35 52 ID /8ejQ80s0 ときメモ2は子供時代のマップ移動がタルかったのが積み要因だったな。あれ以来ギャルゲーやってない。 EVSはある意味初音ミクの先祖なだけに惜しいシステムだった。 228 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 12 23 53 ID EyXi/MuR0 198 ADVゲームとして純粋にレベルの高いゲームもあるから、一括りにして敬遠するのはちと勿体無い。 ADVが好きなら、シナリオの評判が良いのを見繕ってプレイしてみると吉かも。 個人的には『Eve burst error』とかは震えたな。 純粋に恋愛シミュ系だったら・・・個人的には、『プリズムコート』が最高峰w 234 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 15 22 09 ID WPehdL+O0 228 ZERO ONE(SP)と同様にパロディだらけで、 名前からして推理小説家のパロディだったり、イベント名がアニメ・特撮の第●話のタイトルだったりするアレですね プリコーは恋愛SLGというかスポ根育成SLG+パロディ+恋愛ADVのようなw 名前ネタで興味湧いて十角館の殺人を買って読んだのは内緒w 富士通さん、2はでないんですか?(棒 251 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 17 08 21 ID EyXi/MuR0 234 確かに一口に恋愛SLGというとちょっと語弊があるかも。 初っ端のヒロインの自己紹介からして 「バレーは出来ないけど、きっと覚えます。だから、連れってってください!」 (返答の選択肢の一つが「馬鹿を言うなよ」) だったりと、古いパロディだらけだし。 でもADV部分もSLG部分も真面目に良い出来。 232 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 15 04 47 ID x9H3nhxu0 ギャルゲーだからと言って面白ゲームにめぐり合うチャンスを 棒に振るのはもったいないこと 233 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 15 19 20 ID KGogvxQU0 今はシステムに凝ったエロゲーも少なくなったような。 注意!以下のレスには「みつめてナイト(R含む)」のネタばれを含みます! +ネタばれを含むレスを見る ネタばれを含むレスを閉じる 253 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 17 24 00 ID q24agfGqO 俺はやった事無いけど、みつめてナイトは無印・Rともに友人がはまってて、よく話を聞いた。 ファンタジーな世界で戦争なんかが起きてるんだけど、ヒロインの一人が正体を隠した敵の将軍だったりするのは当たり前、 病弱ヒロインの飼ってた小鳥が死んだ時の選択肢で「お前も小鳥の所に行け」みたいのを選ぶと本当に自殺したりと、 名前から想像も出来ないくらい殺伐としてたとか。 あと、ヒロインにロリィとレズリーとかいうのがいた気がする。 やりすぎだろコナミw 255 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 18 13 14 ID 8gBjY6xT0 253 みつめてナイトは俺もおすすめ システムはまんまときメモで分かりやすいし 裏の設定が色々あるので TOのウォーレンレポートとかガンパレの諸々とか好きな人は会うと思う 注意!以下のレスには「みつめてナイト(R含む)」のネタばれを含みます! +ネタばれを含むレスを見る ネタばれを含むレスを閉じる 265 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 19 16 19 ID WPehdL+O0 253 Rはマスターアジア風味の師匠が良かったけど、無印の世界観ぶち壊しなので無印主義者にはオススメ出来ないw 無印は普通にオススメ出来るな ただ普通にイベントで死ぬ場合がある人が5人、生死不明が2人(病弱キャラ、確か未遂で終わったような)、 生死の狭間を彷徨った挙句主人公に見捨てられる人が1人、殺人未遂されたり誘拐されたりする人が1人 と実に殺伐としておりますが、無印・Rともにな(´・ω・`) 257 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 18 20 01 ID yi92fD7R0 コンシューマのADVならば アカイイトが好き…… 258 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 18 25 32 ID jWsmyW6GO どき魔女 異論は認めない 637 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 23 57 48 ID 56x2qyJw0 198 ようやく規制解除になったんで激しく遅レスで申し訳ないが、恋愛ゲーっぽい要素もある 東京魔人學園と九龍妖魔學園激しくオススメ 後者はカレーも食べ放題だしな… 名前の挙がったゲームタイトル一覧(ギャルゲかどうかはさておく) アカイイト 九龍妖魔學園紀 久遠の絆 東京魔人學園 シリーズ どきどき魔女審判! ときめきメモリアル2 ネクストキング 恋の千年王国 プリズマティカリゼーション プリズムコート みつめてナイト みつめてナイトR 大冒険編 リトルバスターズ! EVE burst error Ever17 -the out of infinity- ZERO ONE (SP)
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番外編 鹿児島IF バレンタイン 京太郎「…バレンタインでなんで俺がチョコレートを作ってるんだろ」 巴「それを私に聞かれても…」隣で手伝いをしていて 京太郎「そもそも巫女さんの立場的にバレンタインって大丈夫なんですか?」 巴「…大丈夫でしょ、多分」 京太郎「それならいいんですが…」 巴「…ねえ京太郎君、なんで私を誘ったの?」 京太郎「えっ?」 巴「だって普通、誘わないよ?」 京太郎「……言っても良いですが笑わないでくださいよ?」 巴「笑う?まあ、笑わないよ」 京太郎「…一緒に作ったら狩宿先輩の好みになるじゃないですか」 巴「そうだね」 京太郎「その…好きな人に渡すチョコレートがその人の苦手だったら嫌だったんです」 巴「えっ?」 京太郎「やっぱり気がついてなかったんですか」苦笑い 巴「私はてっきり姫様や春ちゃんが好きだと…」顔が真っ赤になっていく 京太郎「俺は狩宿先輩…巴さんの事が好きです」 巴「あぅ…でも私は皆みたいに胸ないよ?」 京太郎「おもちの大きさが全てじゃないです」 巴「姫様みたいに優しくないし…その」わたふた 京太郎「俺じゃ駄目ですか?」 巴「…ふ、不束者ですが、よ、よろしくお願いします」顔を下に向けて 京太郎「はい、よろしくお願いします」 カン!
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男A「今週のヤンガンのグラビア見たか?」 男B「見た見た。MAKOやべー、超カワイイー」 男A「だよなー。ムラムラ来るよな!もう今週のオカズ困らなねーわ」 男B「そろそろテレビとか出てもいいのにな。後、なんで帽子とかかぶってる写真ばっかりなんだろうな」 男A「実は円形脱毛症とか?www」 男B「ねーよwwwなぁ、京太郎」 京太郎「お、おぅ。・・・せやな」 京太郎(みなさん、こんにちわ。悩める大学一年生、須賀京太郎です) 京太郎(突然ですが・・・みなさんは、自分の彼女を堂々と友達に紹介出来ますか?) 男A「後、MAKOって喋ってる動画とかないよな?」 男B「うん、俺の記憶が確かなら、声すら謎につつまれてるよ」 男A「まぁあまり多くがわからないからこそ、神秘性があると言うか…」 男B「だよなぁ。きっと良家のお嬢様とかなんだろうなー。想像が膨らむわー」 京太郎「はははー、だといいなー」 ワイワイガヤガヤ 咲「染谷先輩もこの授業取ってたんですね」 まこ「おぅ。一年の頃、雀荘に通いすぎてな。この単位、取り逃がしたんじゃ」 優希「大学に居る時間より、雀荘に居る時間のが長いじぇ」 まこ「だなぁ。ちーとは、真面目にならんと。あっ、昨日徹マンしてたから、風呂に入ってないのぉ」 和「あっ、私の香水使いますか?」 まこ「おぅ」プシュープシュー 男A「出たワカメとその一味」 男B「原村さんだけは大学のトップ5に入るくらいカワイイけど、他はなぁ…」 男A「片岡は声だけはカワイイぜ」 男B「あんなの幼児体型じゃん。お前、ロリコンなの?」 男A「ちげーよ!宮永は麻雀が鬼のように強いらしい」 男B「麻雀強くてもなぁ…。ってか顔と体が…」 京太郎「和に聞こえたら、消されるから辞めとけ」 男A「しかしあのワカメ、ジャージでよく大学に来るな」 男B「女として終わってるよな。メガネとかいつの時代のメガネだよって感じだしな」 男A「しかも雀荘に入り浸ってるらしいぜ」 男B「うわー、引くわ。パチンコや競馬やってても、おかしくないぜ」 京太郎「はははー、意外と料理作ったりするのが得意だったり家庭的だったりするんだよなぁ」ボソッ 男A「ん?なんか言ったか?」 京太郎「いやー、何でも。ほれ、和のおもちが今日も揺れてるなーってな」 男B「おおぅ…最高だわ。宮永は毎日揉んでるのか?あの地味女、俺と代われ」 優希「おーす、犬共、おはようだじぇ」 咲「・・・京ちゃん達、おはよう」 和「・・・どうも」→汚物を見るような目つき まこ「おおー、京太郎、来ておったか!先週のノート見せてくれ」ズィ ピタ 京太郎「わかりましたよ。後、あんまりくっつかないで下さいよ」サッサ まこ「どうしたんじゃ?今日はつれんのー」 京太郎「す、すいません。ちょっと香水の匂いがキツくて…」 まこ「うーん、かけすぎたかの。加減が難しいわい」 男A「おいおい、ジャージでワカメでメガネで香水臭いって、どんな汚物だよ…」ヒソヒソ 男B「ありゃー、彼氏出来た事ねーべ。ってかあそこも臭そうだなぁおい」ヒソヒソ 咲「京ちゃん、冷たいですね」 まこ「ベッドの上ではカワイイヤツなんじゃがな」 和「それって///」 まこ「おぅ、毎週欠かさずヤってるぞ」 優希「犬の性欲はすごそうだじぇ」 講義が終わり 京太郎「さーて、帰るか」トントン まこ「おぅ、京太郎。たまには一緒に帰るか?」ピトッ 京太郎「・・・」ジーー まこ「ん?」 京太郎(何度見ても、ワカメ+メガネ+普通おもちで…、ややブスだわなぁ…) 咲「和ちゃん、今日は一緒に帰ろう」ギュッ→手を握る 和「はい、パフェでも食べますか?」ギュッ 優希「和ちゃんと咲ちゃんは、アツアツだじぇ」 男A「宮永が羨ましすぎて、死ぬ」 男B「わかるわ。帰りにMAKOの新作写真集でも買って、家で抜くか」 優希「何を抜くんだじぇ?」 男A「バーカ!恥ずかしい事聞いてんじゃねーよ」 男B「おめーは一人でタコスでも食ってろ!」 京太郎(はぁ…、正直、咲が羨ましい…。あんなカワイイ彼女が居るなんて…) 優希「タコスと言えば…。そーいえば新作が出たな。ピポパ」prrrr 優希「部長、今から行こうじぇー」 久『お腹すいてたし、いいわよ』 優希「では、犬、まこ先輩。また明日」ドヒュー まこ「みんな行ってしもたなぁ」 京太郎「じゃあ、俺達も帰るか…」 まこ「京太郎、手繋いでいいか?」 京太郎「だが、断る!」 まこ「それでなー、その時ちゃちゃのがなー」 京太郎「へぇーへぇー。生ちゃちゃのんとかカワイイだろうなー」 まこ「そりゃ高校生からアイドルやってたけぇ。かなりの美貌じゃ」 京太郎「お前も、最近、人気出てきたらしいじゃん」 まこ「あぁ、見てくれてたか。ちゃちゃのんは、テレビで広島弁喋りまくってるのに、わしは喋ったらあかん とか」 まこ「おかげで、テレビの仕事は全部断っとるよ」 京太郎「ちゃちゃのんの広島弁は方言萌えだからなぁ…」 まこ「わしはテレビ受けせんと?」 京太郎「ええっと…まぁ…そうゆうわけではないんだがな…」 まこ「冗談じゃ。別にわしはそんなに仕事増やしとうないし、今の収入があればええ」 京太郎「そう…だな…」 まこ「水着の写真かて、ホントは京太郎以外に見られるの嫌なんじゃ」 京太郎「そんな乙女心あったのか!?」 まこ「アホぅ!あるに決まっとるだろ!まだ心も体も10代じゃ」 京太郎「じゃあ、映画でも見るか」 まこ「おぅ、ええの。北野武監督の新作がなー」 京太郎「ははは、まこはヤクザ映画好きだよなぁ」 京太郎(まぁ、今の姿のまこデートするのは誰かに見られると恥ずかしいからな…。映画とか都合がいい) キンクリ 京太郎「はっ…はっ…、うっ!出すぞ」ギシギシ まこ「ええぞー!今日は安全日やけん」ギシギシ 京太郎「はー、いっぱい出したー」 まこ「ベットの上では獣じゃな」ゴロゴロ 京太郎「出した後にひっつかないでくれ」パシッ まこ「わしかて、たまには甘えたいんじゃ」ペロペロ 京太郎「あーもう。うっとうしい!ってか、なんで普段もMAKOみたいな服装しないわけ?」 まこ「だって、バレたらあかんってマネージャーさんに言われとるけん。後、メガネの方が楽じゃ」 京太郎「だよなぁ…。そーいや、グラビアではストレートじゃ無かった?」 まこ「あれはストパーじゃ。なんかワシの頭、癖っけがひどくて一日しか持たん」 京太郎「六月とかひどいよな…」 まこ「芸術と天パは爆発じゃ!」 まこ「急にどうしたん?なんか言いたい事あるんかいの?」 京太郎「・・・」 京太郎「ちょっとな。俺の彼女ってややブスかなって思ってさ まこ「はぁーーーーー!?そんな事、思ってたん!?」 京太郎「いや、いや、ちょっと誤解。うん誤解!」 まこ「わし、グラビアアイドルやっとろうが!」 京太郎「それは、MAKOであって、まこじゃないじゃん」 まこ「まぁ…、かなり無理してるのがMAKOじゃ」 京太郎「清澄が全国優勝した頃くらいからかな…。俺が高1の時さ。まこは…、清澄で…、一番ブサイクって 言われてて」 まこ「くっ…」ポロポロ まこ「わかってる…わかってるおったよ…。ネットの掲示板くらいわしかて見た事あるわい…」ポロポロ まこ「だから…色々頑張ったんじゃ…。グラビアアイドルとか恥ずかしいけど、受けてみたんじゃ…」 京太郎「まぁ…、受けてみたらって勧めたのは俺だしな」 まこ「うむ。ただ、神秘性が売りじゃけー、絶対にバレんようにしとったんじゃ」 京太郎「だよなぁ…。でも、友達に紹介しにくいと言いますか…。何と言いますか…」 まこ「お主が人前で、手を握らない理由ってやっぱり恥ずかしいからか?」 京太郎「・・・それもあるかな」 まこ「そうじゃな…。男なら和とかがいいよな…」 京太郎「いや、そうじゃない。俺が好きなのは、まこだよ。お前がすごくいいヤツなのは俺が良く知ってる」 まこ「・・・」 京太郎「そりゃ、和の美貌やおもちはまこには無い物を持ってて、いいなーって思う事もあるけど」 まこ「・・・」 京太郎「男なら仕方ない事なんだよ!美人は三日で飽きるって言うしな!」 まこ「ほうか…」 京太郎「暗いなー。クチュクチュしてやるから機嫌直せよ」サワサワ まこ「誰のせいやと思っとるんじゃ…」 後日 まこ「みんな、おはよ」 優希「おはようだじぇ」 咲「今日はカワイイ服ですね」 和「ええ、とってもお似合いですよ」 まこ「そうかー///衣装さんが選んでくれた服じゃないけん、不安じゃったが…」 咲「衣装さん?」 まこ「あぁー、何でもない!こっちの話じゃ」チラッ 男A「でさー、その奈良円光シリーズがすばらに抜けるんだわ」 京太郎「へぇー、俺にも貸してくれよ」ハハハ まこ「ジーーー」 男B「おいおい、ワカメ先輩、俺達を睨んでるぜ」ヒソヒソ 男A「この前、お前が悪口言ってたからじゃね」ヒソヒソ 京太郎(あれ、今日はジャージじゃないのか…。そーいや、雀荘通いも最近辞めたらしいな) 京太郎(まぁ、俺には関係ないけどな) 京太郎「・・・」メヲソラス まこ(はー、服装変えたくらいでは、近づいてくれんか…) 和「咲さん、今日はヘアピンしてるんですね」 咲「あっ、たまにはね。どうかな?」 和「似合ってますよ。可愛さが跳満しちゃいました☆」テヘッ 咲「じゃあ、次は倍満がんばるね」フフフ 和「今日は、咲さんのあそこを嶺上開花してもいいですか?」サワサワ 咲「う、うん。四本場までおっけーだよ」 まこ(バカップルええのー) 優希「今日は暑いじぇ」 また後日 まこ「おはよー」 優希「おぉー、まこ先輩が…」 咲「イメチェン!」 和「メガネ変えたんですね。確か、私が副将戦で対戦した時にそんなメガネの子が居たような」 まこ「あぁ、絹恵ちゃんとお揃いじゃけ。たまたま仕事で大阪行って、メガネ見てたら、声かけられてな」 咲「へぇー、すごい偶然」 まこ「メガネ屋でバイトしてるらしい。勧められて、買い替えたんよ。商売上手じゃ、大阪の人は」 和「ですねー。私も奈良に住んでた時は、大阪に行くといつも色々買ってしまいました」 咲「大阪かー。私、行ってみたいなー」イチャイチャ 和「そーいえば、穏乃達に恋人の紹介してませんでしたね。いい機会ですね。紹介しとかないと…」イチャイチャ 和「私の嫁の宮永咲さんです」キリッ 和「って感じで」 咲「私の嫁が和ちゃんだよー」イチャイチャ 優希「これ、冷凍タコスだじぇ。最近暑いから。まこ先輩も食べるじぇ?」 まこ「あぁ、わしはいい」 まこ(にしても…)チラッ 男B「でさー、アラフォーならヤれると思ってナンパしたわけよ」 男A「ほぅほぅ。穴はついてるしな」 男B「だろー。40代なのにお肌が30代ですね!言ったわけよ」 京太郎「ふーん。で」 男B「アラサーだよ!ってさー。とほほー」 男A「バカだなー。地雷踏んでるじゃん」 まこ「ジーーーー」 京太郎(あれ?まこ、メガネ変えたのか…) 京太郎(MAKOってバレなきゃいいけど…) 男A「そーいやさ。最近のワカメって、ちょっとだけ可愛くね?」 男B「わかるわ。最近、ようやく女の自覚に目覚めたと言うか…」 男A「MAKOそっくりAV女優くらいには似てるよな」 男B「そうそう、メガネにぶっかけてーなー!」 バン! 京太郎「俺、今日サボるわ…」スタスタ 男A「お、おぅ」 男B「わかった」 京太郎「まこ、ノート後で見せろよ」スタスタ 咲「京ちゃん、今、まこって言わなかった?」 和「ですね。普段は染谷先輩とか言うのに」 優希「犬はまこ先輩と付き合ってるのずっと隠してるじぇ」 まこ(まこ…まこ…まこ)ジーン まこ「うおぉぉぉぉぉぉぉ、ノート取るぞー」スチャ 咲「先輩、麻雀の時みたいにメガネはずしてしまうと、前が見えませんよ」 後日 まこ「とゆうわけなんじゃ」 ちゃちゃのん「そんな男、別れたらいいばい。違う男くらい、まこちゃんなら見つかるよ」 まこ「それは出来んな。わしは京太郎に心底惚れとる」 ちゃちゃのん「えー、ルックスしか取り得ないんじゃろ?」 バン! まこ「そんな事はないけぇ!アイツはわしが、一番悩んでる時に一番力になってくれたんじゃ!それからそれ から…」 ちゃちゃのん「はいはい、わかったわかった。私がすまんかった」 ちゃちゃのん「もう…バラしてもいいんちゃう?」 まこ「ええかのぉ…」 ちゃちゃのん「広島弁アイドルが一人になるのは、寂しいけど…」 まこ「アイドルって彼氏居ても、続けられん?」 ちゃちゃのん「難しい。そんなアイドル、今まで居た事あるかのぉ?」 まこ「まぁ…、別にアイドルは諦めていい夢なんじゃ。わしには麻雀と京太郎があればそれでええ」 また後日 ざわっ… ざわっ… ざわっ… 男A「お、おい。あれ見ろよ!」 男B「お、おぅ。俺は夢でも見てんのか…。あの謎に包まれたアイドル、MAKOがこんな田舎の大学に居るなん て…」 MAKO「サインは並んでね?」ニコッ 男A「ひゅー、ビューティフルボイス。コイツはヘビーだぜ…」 男B「あぁ、俺はチ○コ触った手で、握手して貰って来る!」 まこ「そんな汚い手で、握手なんかせんぞ」 男B「あれ…、この喋り方…」 男A「ってか隣に居るヤツら…」 咲「どうもー」 優希「だじぇ」 和「三馬鹿トリオのお二人さん、今日もバカやってますねー」 京太郎「まこ!?なにやってんだよ!その姿!」 咲「私のお馬鹿な幼馴染の京ちゃんだー」 優希「私のバカ犬の京太郎だじぇー」 和「お馬鹿な知り合いの須賀君です」 まこ「わしの恋人をバカバカ、言わんでくれ!」 男A「なんですとーーーーー!? 男B「なんとーーーーーーー!?」 男A「あ、ありのまま起こった事を話すぜ…」 男B「抜いて抜いて、抜きまくったグラビアアイドルが、突然俺達の前に現れて、恋人居ます宣言」 男A「俺達が妄想の中で、MAKOにエロい事してたら…」 男B「京太郎は実際にエロい事をしてると言う…。なに言ってるのか全然わからねーと思うが…」 モモ「へぇー、須賀君って恋人居たんっすね」 文堂「あれー狙ってたの?」 モモ「バカ言わないで下さいっす。童貞だと思ってただけっす」 泉「へぇー、あんなアホでも美人の彼女出来るんやなー」 ざわっ…、ざわっ… MAKOに彼氏居たんだー。 ってかMAKOが、うちの大学の染谷さんなんだー。 須賀君が彼氏なのかな まこ「・・・うぅ///すまん、京太郎」 京太郎「えー、俺は別にいいけどさ…。お前、アイドル活動とかはよ…」 咲「これ今週号の、ヤンガン。りつべ先生が原稿落としたから、京ちゃん買わなかったでしょ?」 京太郎「あぁ…、裏面見て、すぐ閉じたから…」 和「はい、これ」 京太郎「なになに…、謎に包まれたグラビアアイドルMAKOが、どんな質問にも答える特集だと…」 まこ「へへへ、最後に恋人居るって書いてしもた(笑)」 京太郎「んなっ!?まこのアイドル人生、終わりじゃねーか!?」 まこ「別に終わってもいいじゃろ。これで堂々と、京太郎が友達に彼女を紹介出来るじゃろ?」ツンツン まこ「元グラビアアイドルのMAKOって言えばいい」エッヘン まこ「髪の毛はストパー当てたし、今はコンタクト、胸はパットで盛っとるが…」クルリ まこ「まぁ、ぼちぼちって所じゃろ?」 京太郎「…俺のために、ここまでしてくれたのか?」 まこ「そうじゃなー。わしって、ほら。尽くす女じゃし」 咲「あー、今日は寝癖ついたまま来ちゃった」ペタペタ 和「ふふふ、寝癖ついてる咲さんもカワイイですよ」 咲「」イチャイチャ 和「」イチャイチャ まこ「理想はあそこのバカップルみたいなのじゃが…。わしは、京太郎が友達に胸を張って彼女居ますって紹 介してくれるだけで満足じゃ」 京太郎「・・・まこ、意外と乙女なんだな」 まこ「ずっと、ゆーておろうが。ワシは、案外豆腐メンタルなんじゃ」 京太郎「ふーん。そっか…。まこ…おい、こっち向け」 まこ「なんじゃ…」クルッ ぶっちゅ~~~~~~~~~ 京太郎「」チュー まこ「///」 優希「」ポロッ→タコス落とす 和「咲さん、私達も負けてられませんよ!」 咲「いや、流石に人前でキスは、私は出来ないよ///」 京太郎「えー、とゆうわけだ。男性諸君!」 京太郎「MAKOのグラビアで、抜くの禁止!!!!!!!!」ドン!! 男A「ぎゃあああああああああ!」 男B「爆発!爆発!リア充は、ワハハカーに轢かれて死ね!!」 和「咲さん、むちゅーっとむちゅーっと」グッグッグ 咲「わー、無理やりはヤダよー!優希ちゃん、タコス奢るから、和ちゃんを引き離して!」 優希「わ、わかったじぇ」 だいぶ後日 男A「なぁなぁ、MAKOも良かったけど、やっぱりグラビアアイドルはおもちじゃね?」 男B「だよなー。時代は、おもち艦隊だよな」 男A「松実姉妹…ええわー。特に姉」 男B「わかるわ。水着のグラビアなのにマフラー装備とか、エロ過ぎて、俺の息子が四槓子ですよ」 男A「カン、一回は玄ちゃんで使おうや」 男B「玄ちゃん、なんで正面向いてる写真がほとんどないの?」 男A「知らね」 まこ「京ちゃん、だーれだ」パッ 京太郎「咲っぽく言ってるけど、まこだろ?」 まこ「やっぱりわかるかー」ハハハ 京太郎「当たり前だろ。もう何年の付き合いだよ」 まこ「三年くらいかのぉ?」 京太郎「大学リーグどうなの?」 まこ「やっぱりコンタクトよりメガネの方が、調子良くてな。試合はメガネつけてるよ。すまんな」 京太郎「…別にいいよ」 まこ「へっ、何が?」 京太郎「俺、メガネ萌えだから!ずっとメガネかけてていいって言ってるの!」 まこ「ははーん、ワシのメガネ姿に惚れ直したなー」 終わり
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出会い 桃子「はぁ・・・・」 東横桃子は子供の頃から影が薄く人の気付かれる事が多くなかった。 勿論、両親もたまに桃子の姿を見失ってしまう事も少なくなく、桃子を完全に認識できる誰もいなかった。 ただ、一人の少年に出会うまでは…。 少年「お~い」 ふと、遠くでこちらに向かって声をかける少年がいた。 桃子は『どうせ私の後ろにいる友達に声をかけてるっす』と自虐的に心の中でそう思ってると 少年「お前に声かけてるんだけど・・・?」 桃子は声のする方を見ると目の前には金髪の少年がすぐ近くにいた。 影が薄く人に気付かれにくい桃子は何度も人とぶつかるような距離になることは多く、その全てにおいてぶつからない様に避けていた彼女にとって『気付かれている相手』と『ぶつかりそうな距離』になるなんて初めての体験だった。 桃子「あ・・・あの・・・私のこと見えるっすか?」 桃子は恐る恐る金髪の少年に聞いてみた。 少年「何を言ってるかわかんないけど・・・・・一人なら一緒に遊ぼうぜ」 少年はそう言いながら桃子に手を伸ばした。 人に無視され続けた少女にはその手は少年の髪の毛と相まってとても眩しく見えた。 少年「俺、須賀京太郎。お前は?」 桃子「・・・わ、私は東横桃子っす!」 それが桃子と彼との出会いであった。 小学生の頃 桃子「京太郎くん。話があるっす」 京太郎「んー?」 桃子「今私たちのクラスでは仲のいい友達とあだ名で呼び合うってのが流行ってるらしいっす」 京太郎「あーそういやそんなこと俺のクラスでもあったようななかったような・・・」 京太郎「でもまぁ気にすることないんじゃねー?」 京太郎「桃子は桃子だろ?」 桃子「そりゃそうっすけど・・・」ウワメヅカイ 桃子「私、もっと京太郎くんと仲良しになりたいっす」 京太郎「よ、呼びたかったら勝手に呼べばいいだろ・・・」マッカ 桃子「やったっす! じゃあじゃあ」ピョンピョン 桃子「京太郎くんのことを今日から京さんって呼ぶっす!」 桃子「これでまた仲良しの階段を上ったっすよ!」 桃子「あ、私ばっか喜んでる場合じゃないっすよね」エヘ 京太郎「あんなにはしゃいでたのにクラスの誰一人も気付かないって・・・」 桃子「昔はこの体質が嫌だったっすけど、今は京さんがいるからへっちゃらっす」ニヤニヤ 京太郎「何度も友達作れって言ったのに今だに俺だけとか・・・」メソラシ 桃子「そんなことどうでもいいことっすよ!」 桃子「今は京さんが私にあだ名をつけることが重要っす!」エッヘン 京太郎「んーそうだなぁ・・桃子だから・・・」 桃子「・・・・・」ワクワク 京太郎「じゃあ今日から桃子のことモモって呼ぶことにする」 桃子「おーなんかあだ名で呼ばれるとムズムズするっすね」 京太郎「モモも俺のこと京さん・・・だっけ? そう呼ぶみたいだしさ」 桃子「これで私たちもあだ名で呼び合う仲っすね!」テヲサシダシ 京太郎「そうだな。これからも仲良くしようぜ」テヲニギリ 桃子「もちろんっす。ずっと仲良しっすよ」ギュウ 桃子(どうか末永くこの時間が続きますように・・・♪) 小学中学年 京太郎「そういや来週から林間学校なんだけどさ」 桃子「勿論、京さんと班が一緒っすよ」 京太郎「先生が気を利かせて一緒の班にしたんだろ」 桃子「えへへーちょっと嬉しい気遣いっすね」テレテレ 京太郎「準備した?」 桃子「もちろんっす」エッヘン 桃子「トランプにUNOにジェンガに花札にオセロに」 京太郎「ちょっと待て」 桃子「え、まだたくさんあるっすよ?」 京太郎「それ全部やるつもり?」 桃子「もちろんっす!」 京太郎「トランプだけにしようぜ」 桃子「えーもっと京さんと色々遊びたいっすよー」 京太郎「いいから」 桃子「京さんが言うなら・・・」シブシブ 当日 バス内 京太郎「すぅ・・・すぅ・・・」 桃子「んぅ・・・きょーさん・・・」 先生「あらあら、移動で疲れて寄り添って寝てるのね」 桃子「・・・えへへ」 小学校中学年 フォークダンス 京太郎「おい」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「なんで俺がフォークダンス踊れないんだよっ?!」 京太郎「なんでモモと一緒に皆でフォークダンス踊ってるの見てないといけないんだよ?!」 桃子「練習でもそうだったっすけど、フォークダンス踊っても誰も私の手を握れないからっすね」キッパリ ※先生が気を利かせて二人を見学にさせたようです。 京太郎「でもさ、そんなことねーよ」テヲニギリ 京太郎「ほらな」 京太郎「モモの手、握れるじゃん」 桃子「京さん・・・//」ポッ 京太郎「ここで皆のフォークダンスを見てるのなんか悔しいからさ」 桃子「そうっすね・・・。そうっすね!」 京太郎「俺たちも踊ろうぜ」 桃子「私の踊りに付いてこれるっすか?」 京太郎「あったりまえだ。ずっとモモと練習してきたんだからな」 先生「あの二人、なんだか楽しそうでよかったわ」 小学高学年 修学旅行 桃子「今日は待ちに待った修学旅行っすね!」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「まさか同じ班になれるとは思ってなかったっす」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「京さん、私の話聞いてるっすか?」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「同じ班の人が「須賀くんしか東横ちゃんとお似合い人いないと思うから」って言ってくれて」テレテレ 桃子「これで二人きりっすね」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子(むむむー) 桃子「えいっ」ギュ 京太郎「くぁwせdrftgyふじこ」ビクッ 桃子「えへへー今日は思う存分楽しむっすよー」 京太郎「わかったわかったから抱きつくなって///」 桃子「はーい」ニコニコ 京太郎「ったく・・・向こうの水族館にみんな行くみたいだからそっち行くぞ?」 桃子「了解っす」 京太郎「ほれ」テヲダシ 桃子「はいっす」テヲニギリ 京太郎「迷子にならねーよーに離すんじゃねーぞ」 桃子「死んでも離さないっす!」 京太郎「縁起でもないこと言うんじゃねーよ」 桃子(京さんはいつも私の手を引いてくれるっす) 桃子(だから絶対何があってもこの手だけは離さないっすよ) 京太郎「ほら、皆待ってるぞ」スタスタ 桃子「京さん、ちょっと速いっすー」トテトテ 中学1年(春) 京太郎「・・・モモ」 桃子「グスッ・・・なんっすか京さん」 京太郎「そんなに泣くなって」 桃子「だって今日で京さんが・・・遠くに行っちゃうっす」グスグス 桃子「だからもう遊べなくなるって思ったらすっごく悲しくなって」 桃子「それにっそれにっ」 京太郎「携帯番号もメールアドレスも知ってるんだから心配すんなって」 桃子「毎日してくれるっすか?」 京太郎「おう、毎日してやる」 桃子「ん・・・うん・・・それなら我慢するっす」 京太郎「また会えるし長い休みになったら会いにくるから」 桃子「絶対・・・絶対っすよ?」 京太郎「おう! 男に二言はないぜ」ナデナデ 桃子「あぅ・・・わかったっす」 桃子「京さんに逢えるの楽しみに待ってるっす」 京太郎「いっぱい遊ぼうな」ナデナデ 桃子「はいっ!」 須賀母「ちなみに引っ越し先は県内だからすぐに遊びに来れるわよー」 京・桃「 」 ※ちなみに咲ちゃんに京太郎が出会うまで毎週のごとく二人で遊んでいたようですがまたそれは別のお話です ステルス少女とチョコレート 桃子「京さん。バレンタインチョコあげるっすよ」ワタシ 京太郎「おっマジか。サンキューモモ」ウケトリ 桃子「京さんは今日何個貰ったっすか?」 京太郎「・・・・・・・言わせんな恥ずかしい」 桃子「あははは、京さんカッコいいからもっと貰ってるかと思ったっすよ」 京太郎「幼馴染みのモモくらいだよ・・・・やっぱりこの髪の毛のせいなのかな・・・」 桃子「絶対ダメっすよ! 黒とかに染めたりしたら」ゴッ 京太郎「お、おう・・・モモがそこまで言うなら・・・変えないけどさ」ゾクゾク 桃子(京さんの髪色はいつも眩しくて綺麗っすからね) 京太郎「ん? 俺の髪の毛になんかついてる?」 桃子「なんにもついてないっすよ」 京太郎「そっか。ありがとなチョコ」ナデナデ 桃子「な、何するっすか?!//」マッカ 京太郎「チョコのお礼」ナデリナデリ 桃子「そんなことされたら髪の毛くしゃくしゃになっちゃうっすー///」 桃子(私のほうこそ京さんに沢山のもの貰ってるっすよ♪) 桃子(だからこれからもどんどんお返しするから覚悟するっすよ、京さん♪) スキンシップは突然に 桃子「きょーさん♪」ダキッ 京太郎「うわっ何するんだよ!」 京太郎(モモのおもちが背中にっ!) 桃子「お久しぶりっす」 京太郎「昨日ぶりじゃねーか//」アタフタ 桃子「10時間以上会えなかったっすよ?」 京太郎「分かったからそれより早く離れてくれ///」 京太郎(じゃないと俺の理性が) 桃子「いやっすね」ムギュゥ 京太郎(ふぉぉぉぉぉおもち最高ぅぅぅぅぅ!!!) 桃子(耳まで真っ赤になってるっす・・・あと一押しっす) 京太郎(鎮まれ俺のリー棒、ここでリーチ立てたら変質者扱いされるぅぅぅぅ) 京太郎「うぉぉぉぉぉぉ!!!」ブンブン 桃子「きゃっ」ハンシ 桃子「何するっすか!?」 京太郎「そりゃお前のほうだろうがっ」 桃子「だって寂しかったっすもん」ションボリ 京太郎「あー・・・俺も寂しかった・・・・・ぞ?」 桃子「えへへー」ニカー 桃子「以心伝心っすね!」 京太郎「そりゃ小学校からの付き合いだし」 桃子「これからもずっと一緒にいるっすよ」 京太郎「いやいや高校違うんだからずっとは無理だろ」 桃子「そりゃそうっすけど・・京さんと一秒でも長く傍に居たいっす」 京太郎「仕方ねぇな、モモが一人立ち出来るまで傍にいてやるよ」 桃子「嬉しいっす!」 桃子(私が一人立ち出来るようになったら、その時の隣は京さんだけっすよ♪) ステルス少女はお料理上手? 京太郎「おはようさんっ」 桃子「おはようっす、京さん! 逢いたかったっす」 京太郎「昨日夕飯作りに行ったろうが」 桃子「また作りに来てくれるっすか?」 京太郎「また今度な」 桃子「約束っすよ? 破っちゃイヤっすよ?」ウキウキ 京太郎「ほら早く行くぞ?」スタスタ 桃子「待ってくださいっす~」 京太郎「あー」フリカエリ 桃子「どうかしたっっすか?」コクビカシゲ 京太郎「別にモモが俺の家来て晩飯作ってくれてもいいんだぜ?」 桃子「・・・・・」ポカーン 京太郎「あーモモの料理上手いからたまには・・・な」ポリポリ 桃子「・・・・・・・」ウツムキ 桃子「・・・・・・・・・・」プルプル 京太郎「どうしたんだモモ?」 桃子「いよっしゃああああああああああっす!!!」ガッツポーズ 京太郎「・・・・・・っ」キーン 桃子(母から教えてもらった『男は胃袋から落とせ作戦』が実りつつあるっすね!) 桃子(このまま結婚までステレスモモの独壇場っすよ!) ラブレターとステルス少女 小学校編 京太郎「・・・・ん?」ポカン 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「いや、なんでもないわ」イソイソ 桃子「ならいいっすけど・・・」 桃子(なんだか怪しいっすね) 京太郎(初めてラブレター貰っちまった・・・!)ガッツポーズ 桃子(なんか嫌な予感がするっす) 京太郎「モモ、早く教室行こうぜ」テクテク 桃子「待ってくださいっすー京さんー」コバシリ 桃子(隠し事したって無駄っすよ!) 桃子(京さんの隠し事なんで全て暴いてやるっす) 京太郎「はぁ・・・結局断っちまった」 桃子「えへへ、嬉しいっすね」ニコニコ 京太郎「だって・・・モモ友達いないし」 京太郎「というか、そもそもモモが友達を作らないからでモモに友達の一人や二人がいたら俺だって告白だって受けてたっつーの」 桃子「京さんにこんなに考えてもらえるなんて私は世界一幸せっすね!」ニコニコ 京太郎(俺がラブレター貰ったって知ったら死にそうな顔してたくせによく言うぜ・・・) 京太郎「このことが知れ渡ったら他に告白してくれる子なんていないだろうしなぁ」 桃子「むー私がいるじゃないっすか!」 京太郎「モモは人から認識されないから一人で空気に話しかけてるみたいになるから」トオイメ 桃子「・・・・・・もうバレンタインも誕生日もクリスマスも初詣も一緒に過ごしてあげないっす」プイッ 京太郎「私めが悪うございました」ドゲザ 京太郎「この私と一緒に過ごしていただけないでしょうか?」フカブカ 桃子「もう~京さんは仕方ないっすね~」 桃子「私は優しいのでそんな京さんを見捨てないで一緒に過ごしてあげるっす」ニコニコ 京太郎「ははーありがたき幸せー」 桃子「くるしゅうないくるしゅうないっすよ」 桃子(こんな日が続くならずっと友達はいなくていいっす) 桃子(京さんが一緒にいてくれるならっす♪) ステルス少女と嶺上少女 桃子「むむむ」グルル 咲「ううう」アウアウ 桃子「京さん! これはどういうことっすか!?」 京太郎「えっと・・・これには深い訳があって・・・」ヒヤアセ 桃子「どうせ京さんのことだからこの子が教室で一人ぼっちになってるのを見てついつい話かけて仲良くなっちゃったんっすよね」 咲(この子もあだ名で呼んでる。なんか嫉妬しちゃうなぁ) 京太郎「・・・さすがモモだな、その通りご名答っす」アハハ 京太郎「とりあえずお互いのこと分からないしさ、自己紹介しよう。な?」 咲「えっと・・・あの、私は宮永咲って言います」 桃子「どうもっす。私は東横桃子っす」ジー 咲「京ちゃんとは同じ中学校で同じクラスです」 桃子(京ちゃん? むむーあだ名で呼ぶなんてライバル出現っすね) 咲「えっと、読書が趣味であんまり人と話すのが苦手だったんだけどね」 咲「ある日、そんな私に京ちゃんが話しかけてくれてそれをきっかけに仲良くなって今に至るというわけです」ニッコリ 桃子「私は小学校の時に京さんに一人でいるところを遊びに誘ってもらって以来ずっと仲良しさんっす」ニッコリ 桃子「もちろん何度もお互いの家に行ったり、お泊りもしたっす」 桃子「私と京さんとは幼馴染みだから当然っす」 咲「私は京ちゃんと一緒にお昼食べたり一緒に登下校してるもん」 桃子「・・・・」 咲「・・・・」 京太郎(・・・どうしてこうなった) 桃子「京さん!」ゴッ 咲「京ちゃん!」ゴッ 京太郎「はい! 何でございましょう?!」ガタガタ 桃子「今日は」ギュウ 咲「私と」ギュウ 京太郎「なぜ二人は俺の両手を掴んでるでしょうか・・?」ガタガタ 桃子「遊ぶっす!」 咲「遊ぶんだからね!」 ※この後色んな場所に連れ回されたようですがそれはまた別のお話 てるてるステルス 京太郎「ただいまー」 照「おかえり」 京太郎「・・・誰です?」 照「酷い・・・あんなに愛し合った仲なのに・・・」 京太郎「誰かが聞いたら誤解するようなこと言わないで下さい!」 桃子「・・・京さん?」ニッコリ 京太郎「誤解だあああああああああああ!!!」 桃子「もちろん京さんがそんなことしないって信じてるっす」 桃子(あんなに抱きついたりしても手の一つも出してこないっすもんねぇ) 桃子「で、この女性はどちらさまっすか?」 京太郎「咲のお姉さん。宮永照さんだよ」 桃子「あーなるほど。確かにそっくりな部分があるっすね」 照「なんか貶されてる気がするんだけど」 京太郎「き、気のせいじゃないっすかねぇ?」 照「京太郎、咲が今日休んだと思うんだけど何か持って行く物ある?」 京太郎「相変わらず律儀ですね」ガサゴソ 京太郎「はい、これですね」ワタシ 照「ありがと」ウケトリ 桃子「あ、照さん」 照「?」 桃子「私、東横桃子っす。咲ちゃんとは仲良くさせてもらってるっす」 照「咲から聞いてる。影の薄い女の子と友達になれたって」 照「でも咲は強いよ?」 桃子「もちろん負けないっすよ」 照「ふふ」 桃子「えへへ」 京太郎(俺の家なんだけどなぁ) ステルスと宮永姉妹と麻雀と 京太郎「」 桃子「ごめんなさいっす」 咲「ごめんね京ちゃん」ペコリ 照「今日もお菓子が美味しい」ポリポリ 京太郎「いやうん仕方ない初心者だし」 京太郎「それにしても皆すげー・・・こういう場合は強いでいいのか?」 桃子「そりゃそうっすよ」エッヘン 桃子(京さんと会えないから麻雀ばっかりしてたなんていえないっす///)イヤンイヤン 京太郎(モモがトリップしてる・・・話しかけないでおこう) 京太郎「そういや咲もすげー強いよな」 京太郎「なんつーかそこの違うとこの牌であがったりとか」 京太郎「照さんは南場?になったらずっとあがり続けてたり」 京太郎「咲があがらなかったら点数なくなってたぜ?」ナデナデ 咲「あぅぅ・・・///」プシュー 照「ちなみに私はまだ後三回の変身を残してる」 京太郎「勘弁してくださいマジで洒落にならないっす」ガタガタ 照「冗談」ポリポリ 京太郎「真顔で言われると冗談に聞こえないんですけど」 桃子「そういえば京さん」 京太郎(お、トリップ状態から帰ってきたのか) 京太郎「んー?」 桃子「携帯のアプリで麻雀出来るっすよ?」 京太郎「あるのは分かるけど、そういうのって沢山あってどれがいいかわからないんだよなぁ」ポチポチ 桃子「ちょっと見せるっす」ズイッ 京太郎(うぉぉ・・胸が肩に・・当たってる・・・モモのやつまた大きくなったか?///)マッカ 咲「京ちゃん鼻の下伸びてる」ジトー 照「やっぱり男の子だね」 京太郎(見られてるぅぅぅぅぅ////) 桃子「京さん、ちゃんと聞いてるっすか?」ギュウ 京太郎(さらに押し付けてきた!//) 京太郎「あ、ああ。ありがとなモモ//」 桃子「京さんのためだったら全然大丈夫っす」ハナレ 桃子「あと、麻雀で分からないことがあったら私に聞いて欲しいっす」 京太郎「ああ、頼らせてもらうぜ! 後でメールで送るからアプリで麻雀しようぜ」 桃子「もちろんっす。京さんの頼みであればたとえ火の中水の中っすよ」 京太郎「ありがてぇありがてぇ」ナムナム 咲「お姉ちゃん」 照「なに?」 咲「私も携帯欲しいんだけど」 照「じゃあ今度家族麻雀でお父さんから勝って買ってもらおう」 咲「ふふ、麻雀って楽しいよね」ゴッ 界「」ゾクッ 界「今なんか寒気が」 ※この後家族麻雀でボコボコにされた界さんがいらっしゃいますが本編とは関係ありません 海だ水着だステルスだ!~水着選び編~ 京太郎「夏と言えば海だよな!」 桃子「あー確かにっす」 京太郎「というわけで海に行こうぜ」 桃子「いいっすよ」 桃子「ただし、今から水着買いに行こうと思うんで京さんにも着いて来てもらうっす」ギュ 京太郎「ア、ハイ」 デパート~女性水着売場~ 桃子「京さ~ん」 京太郎「あのさ、ここにいるのすげー気まずいんだけど・・・」 桃子「逃げたら許さないっすからね!」 京太郎「逃げないから安心しろって」 桃子「私的にはこっちの黒のビキニとかもいいと思うっすけど京さんはどれがいいと思うっすか?」 京太郎「そうだなぁ・・・これとか?」 桃子(白のセパレートタイプっす。これを着て欲しいってことっすかね?) 桃子(ちょっと照れるっすね///) 桃子「京さんが着て欲しいなら・・・これにするっす///」 京太郎「おう、似合うと思うぜ///」 桃子「そうっすか///」 京太郎「ああ///」 桃子「じゃ、じゃあお会計に行って来るっす///」 京太郎「ちょっと待て」 桃子「え?」 京太郎「それ買ってやるよ」 桃子「いやそれは悪いっす。自分で払うっす」 京太郎「いいから。俺が海行きたくて俺がモモの水着も選んだんだからそれくらいさせて」 京太郎「たまには男をたたせてくれって」ニコッ 桃子「むぅ・・・じゃあ京さんの水着は私が払うっす!」 京太郎「あープレゼントみたいに?」 桃子「もちろんっす」 桃子「じゃなきゃその水着は私が払うっす」 京太郎「わかったわかった。じゃあそれでいいから」スタスタ 桃子「京さんに似合う水着選んどくっすー」テクテク 京太郎「さてと、お会計するか」 ※海水浴編に続きます お泊り会~小学校編~ 桃子「えへへー京さんと一緒のお布団っす」 京太郎「モモももっと近くにこいよ」 桃子「はいっす」 桃子「なんかこうしてると昔の私が嘘みたいっす」 京太郎「昔のモモのことはわかんねーけど、今のモモはすっげー楽しそうだぜ」 桃子「そりゃそうっすよ! だって最高の友達が出来たっすから!」 京太郎「俺もモモのこと最高の友達だと思ってるぜ」 桃子「仲良しさんっすね私たち」 京太郎「当たり前だろ」ナデナデ 桃子「えへへーっす」スリスリ お泊り会~中学校編~ 桃子「京さーん、なんで別の布団に入るんすかー」 京太郎「そりゃ昔みたいに同じ布団に入るなんて出来ないからな」 桃子「私は気にしないっすよー?」 京太郎「俺が気にするの!」 桃子「もーじゃあ、手だけでもいいんで握ってくださいっす」 京太郎「まぁ、それくらいなら」ギュウ 京太郎(やわらけぇ) 桃子「京さんと手を繋いでるとなんだか安心するっす」ニコニコ 桃子(本当は抱きつきたいっすけどね) 京太郎「モモはやっぱり寂しいか?」 桃子「そうっすね、学校行っても京さんがいないって思うと寂しいっす」 京太郎「いまさらだけどごめんな」 桃子「全然大丈夫っす。こうやって私のワガママでお泊りさせてくれるだけで」 京太郎「・・・・」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「悪い」モゾモゾ 桃子「こっちのお布団の方がいいっすか?」 京太郎「俺もちょっと寂しかったしな」ナデナデ 桃子「私、京さんの手で頭撫でられるの結構好きっすよ」 京太郎「そっか」ナデナデ 桃子「えへへー」ニコニコ
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ガチャッ 京太郎「買い出ししてきましたー」 優希「お、ご苦労様だじぇ!」 京太郎「こら、飛びつくな! ちゃんとタコスはあるから」 優希「いぇーい!」 まこ「いつもご苦労様じゃな」 京太郎「いえ。あ、染谷先輩に頼まれていた奴ですけど……」 まこ「ん? ああ、それは後ででええ」スタスタ 京太郎「? そうですか? じゃあ和、これ」 和「ありがとございます須賀君」 咲「私にはー?」グイグイ 京太郎「はいはい。これな」 久「須賀くぅーん」ニコニコ 京太郎「ありますってば」 久「わーい、大好きよ」 京太郎「もう、みんなして!」 キャッキャウフフ まこ「調子がええのぅ……」フフ 京太郎「(いつも思うけど、どうして――染谷先輩はいつも)」チラッ まこ「……」クスッ 京太郎「(最後尾、なんだろう)」 __ __ / \_/ \ / トヽV/; | \ ,. ―' !゙゙`´"'ツ }ヽ f',ィ / ノ /ノ ヽ }. レ 、 ,ィ'―- レ'-\ ノ | イィ / |fフヾi 、 , ィァ=、 } ヽ {. ノイ i ハ、|゙、 ノノート_ ! ノレ1、 } \ f'-‐{ K i |"-" ' "-"イノ レ| );ヽ ノ 从 、 \_ ー ‐ _ノ ノ人 ( ツ \へ、 rー-‐' |ノノ ノ'" ヾ ___ノi ノー-、_ r'" . . . . ト---/ . . . . . . .>=、_ / ト、 . . . . | / . . . .;.イ r==i .} / V| \ . レ' .___/ / レ' | i. / 〈/ ̄Τ`Tー-―"| / | \_ /f三ヽ、 __|二L__. ヽレ / ├==' 人'へ-√´ \ ヽ\ / | { ' '´ / ー-≠- 、 } 、 _,..ィ_´ V `ーr--イ | | くー- 、_ ノ | 〈 | ! ヽ 、_二 ̄ ノ | | ヽ } 〉 / ヽ | ソ 〈 |ー―------- -―'" 〉 フー--r―----r―‐r―く / / / | | i ヽ/ / / ノ |! i! \ 第十章【いつだって最後尾 不思議なディスタンス!】 京太郎「お茶を淹れましたよー」 優希「いっちばーん!」ダッ 咲「ありがとう、京ちゃん」 京太郎「いいっていいって」コトッ 久「やっぱり須賀君がいると助かるわー」 京太郎「あっ、染谷先輩もどうぞ」 まこ「ん? あぁ、先に和にせぇ」 和「すみません」スッ 京太郎「……?」 まこ「なんじゃ?」 京太郎「いえ、なんでもないです」 まこ「……」 京太郎「(染谷先輩はいつも、自分の番を最後にする)」 お茶を飲むのも、何かを貰う時も 全部一番最後 京太郎「(こういうの、なんていうんだっけ?)」 奥ゆかしいって言うのか、なんていうのか 京太郎「(なんだか気になる) これが、俺と染谷先輩の奇妙な関係の始まりだった 翌日 京太郎「ふんふ~ん」フキフキ ガチャッ まこ「お、ご苦労様じゃな」 京太郎「あ、染谷先輩。お疲れ様です」 まこ「……一人か?」 京太郎「はい。ちょっと早く来すぎちゃって」 まこ「そうか……っと、わしは少しトイレに行ってくるけぇ」 京太郎「え? あ、はい」 まこ「すまんのぅ」 バタン 京太郎「……」 うーん なんだろう、俺……避けられてるのかな 京太郎「いやいや、そんなことは無いって」 ガチャッ 咲「もー! 一人で先に行くなんて酷いよー」 京太郎「ああ、咲。おつかれさん」 咲「ううん。大丈夫、京ちゃんこそご苦労様」 京太郎「慣れてるからな。それより、染谷先輩のことなんだけどさ」 咲「染谷先輩?」 京太郎「俺、なんだか避けられるみたいでさ」 咲「えー!? それは無いと思うけど」 京太郎「そうか?」 咲「うん。絶対そんなこと無いよ!」ブンブン 京太郎「そっか、ならいいんだけど」 ならどうして、俺と二人きりになってくれないんだろう 男の人が苦手なのか? いやいや、染谷先輩に限ってそれは無いだろう 京太郎「うーん」 咲「?」 部活終わり 京太郎「お疲れ様でーす」 久「んっしょ。はぁー、終わったわねぇー」 咲「ねぇねぇ京ちゃん! 駅前のファミレスに行こうよ!」 京太郎「あそこか。まだオープンしてないんじゃなかったか?」 咲「あれ? そうだったっけ?」 優希「なら、私とタコスの屋台に行くじょ!」 和「いえ、それよりは私と……」 久「あら、モテモテね須賀君」 京太郎「あはは、そうですね」 まこ「……」 京太郎「そうだ! 染谷先輩も一緒にどうですか?」 まこ「ん? わしか? わしは……そうじゃな」チラッ 咲「?」 優希「どうかしたじぇ?」 まこ「あ、いや。家の手伝いがあるけぇ……すまんな」 和「そうですか。それは残念です」 京太郎「……(まただ)」 また、染谷先輩は一歩引いてしまう なんでだ? 俺といるのがそんなに嫌なんだろうか 久「そんなに忙しいの?」 まこ「かきいれ時じゃけぇの」 京太郎「……なら!」 まこ「?」 京太郎「俺、染谷先輩の店を手伝いますよ!」 久「!?」 優希「じぇ!?」 和「じょ!?」 咲「和ちゃんっ!?」ビックリ 京太郎「どうですか?」 まこ「ど、どうですかも何も……急にそんな」 久「あら? いいじゃない。仲間のピンチに力にならないとね」 まこ「部長!」 久「まこ。最近、少しおかしいわよ? 須賀君の好意、無駄にする気?」 まこ「……それは」 咲「私も手伝います! みんなで力を合わせなきゃ」 和「ええ。咲さんの言う通りです」 優希「全国大会前に、染谷先輩に倒れられちゃ困るじょ」 まこ「……すまんのぅ」ペコリ 京太郎「じゃあ、決まりですね」 まこ「ただし、ちゃんとバイト代は出すけぇの」 久「ふふ、最初からそのつもりよ」 優希「タコス代の足しにしてやるじぇー!」 咲「楽しみだね」 和「はい。それより須賀君の衣装についてなんですがやはりゼロのコスチュームは不可欠だと思います。なぜなら須賀君の声、身長、それらを総合するとゼロが一番似合っているからです。それにコードギアスは若者を中心に人気なアニメですから知名度も高いですし、お店の売り上げアップにもつながると私は確信しています。なので須賀君にはゼロのコスチューム以外ありえません。むしろ推奨されるべきではないでしょうか? いえ、推奨などという甘い言葉ではダメですね。確定です。それオンリーです。須賀君にはゼロの格好が義務付けられるべきではないですか? ですよね? そして私がカレンの格好をすることによって全てうまくいきます。きっとお店のファンの方々も満足いただけるかと。そしてつきましては私と須賀君の挙式をあげましょう。須賀君の年齢がネックですが、ゼロで姿を隠すことにより年齢の問題など全てクリアされます。いえ、彼風に言うなれば条件は全てクリアされた、とでも言うべきですね。ふふふふふふっ、須賀君。さっそくゼロのコスチュームに着替えてください!!」ペラペラペラ 咲「?」 優希「?」 久「?」 まこ「……」 京太郎「うん! そうだな!」 Roof-top 京太郎「いらっしゃいませ」 女生徒H「あ、あの! 私、こういうお店初めてで!」 京太郎「お一人様ですか? ではどうぞ、こちらへ」ニッコリ 女生徒H「ひゃ、ひゃひっ//」 京太郎「どうかしましたか?」 女生徒H「わっほい! きゃぁっ!」ドンガラガッシャーン 和「結局ルルーシュのコスプレに落ち着きましたか……でもこれはこれで」ムフフ 優希「のどちゃんのツモ番だじぇー」 和「分かってますよゆーき」スチャッ ゆみ「随分気合の入った格好だな、原村」 桃子「知ってるっすよ。それ、コードギアスとかいうロボットアニメの……」 和「ギアスはロボットアニメじゃありません!」クワッ 桃子「ひぇっ」 和「あれはギアスという力を使ってのうんたらかんたらほにゃらら!!」 久「(スパロボに出ておいて何を言ってるのかしら)」ウーンコノ ゆみ「次はでこちゃんの番だぞ」 優希「でこちゃん言うな! このスーパーアイドルの優希ちゃんが!」ギャーギャー 咲「みんな楽しそうだなぁ」 京太郎「いいんじゃないか? お店も繁盛してるし」 咲「うん。(でも京ちゃん目当ての女性客はいらないなぁ)」 ガヤガヤ 京太郎「ふぅー」 まこ「お疲れさん。少し休憩にせぇ」 京太郎「え? でも、染谷先輩も休憩入ってませんよね?」 まこ「わしゃ入らんでも大丈夫じゃけぇ」 京太郎「だって、今日は一度も」 まこ「それなら、みんなが入った後に入る。じゃから心配せんでも……」フラッ 京太郎「! 染谷先輩!?」ガシッ まこ「くっ……ちょっと、ふらついただけじゃ」 京太郎「全然ちょっとじゃありませんよ」ギュッ まこ「いいから。みんなには何も言うな」 京太郎「ダメです。休んでください」フニフニ まこ「京太郎」 京太郎「……」ジッ まこ「……分かった。休むから腕を離すんじゃ、いつまでも、その」カァッ 京太郎「へ?」モニモニ まこ「胸を、揉まれると……んっ、変な、感じじゃ……//」カァァ 京太郎「ほわぁっ?! すすす、すみません!?」サッ まこ「……別にええ。これぐらい、気にせんからのぅ」プイッ 京太郎「……」 久「あら? 二人共なにしてるの?」 まこ「!」 久「今から休憩? 私達はまだ対局があるから、二人は先に入ってていいわよ」 まこ「じゃ、じゃが」 京太郎「染谷先輩」グイッ まこ「!? きょ、京太郎!」 京太郎「じゃあ、行きますね」 久「ええ。ゆっくりしてきなさい」 休憩室 まこ「……」 京太郎「お茶です。どうぞ」 まこ「あぁ、すまんのぅ」 京太郎「やっと、ですね」クスッ まこ「?」ゴクゴク 京太郎「やっと――染谷先輩に、最初にお茶を受け取って貰えた」 まこ「っ!」ゴフッ 京太郎「うわぁっ!? 大丈夫ですか!?」 まこ「な、なんでもないけぇ」ゲホゲホ 京太郎「無理しないでくださいよ」 まこ「だ、誰のせいじゃと思うとるんじゃ」ギュッ 京太郎「え?」 まこ「……無理やり、わしを休憩させおって」ガシッ 京太郎「それは、だって……」 まこ「わしは最後で……ええんじゃ。いつだって、最後で」クンクン 京太郎「あの、それ……一体、どういうことなんですか?」 まこ「……京太郎には関係の無いことじゃ」スリスリ 京太郎「本当にそうですか?」 まこ「……」ギュゥー 京太郎「俺には、染谷先輩が無理をしてるように見えます」 まこ「わしが? とんだ節穴じゃな」ハムハム 京太郎「なら、答えてください」 まこ「……」グリグリ 京太郎「どうして、どうしてですか?」 まこ「っ」プルプル 京太郎「一体どうして!!!」 まこ「ふぁっ……んぅ」スリスリ 京太郎「さっきから俺の体を堪能してるんですか!?!!?」 まこ「はっ!? しまった?!」 京太郎「へ? 自制していた?」 まこ「ああ。誤解させていたようじゃな。逆じゃ、逆」ケラケラ 染谷先輩は笑いながら俺の肩を叩く どうやら、いつもの様子に戻ったらしい まこ「すまんのぅ、悪気は無かったんじゃが」 京太郎「どういう、ことなんですか?」 まこ「つまり、じゃな。わしは……その、京太郎のことが気になっておってのぅ」 京太郎「え?」 まこ「じゃが、わしはほら。この見た目じゃろ?」 京太郎「どの見た目ですか?」 まこ「……あー、わしはきっと、そういうところが好きなんじゃろう」 京太郎「えっ」ドキッ まこ「ま、京太郎がどう思おうが、わしはほら、世間一般的に人気が出るような顔じゃない」 京太郎「ええ!? そんなオカルトありえませんよ!」 まこ「言動に気をつけるんじゃぞ京太郎。今のわしはいつ、京太郎に襲いかかるか分からんけぇのぅ」 京太郎「」 まこ「まぁ、とにかく。わしは咲や和、優希や部長のように可愛らしい部類には含まれんらしい」 京太郎「……反論したいですが、一応続きを聞きます」 まこ「これはあくまで仮定の……話じゃが」 京太郎「はい」 まこ「お前に好きな女がいたとするじゃろ?」 京太郎「え、ええ」 まこ「その女の周りには、自分より格好良い男が沢山おる。そして、その男達の全員が女のことを好きなんじゃ」 京太郎「……それは、辛いですね」 まこ「そして、その男達はお前の大切な仲間じゃ。京太郎なら、どうする?」 京太郎「どうするもなにも……きっと、諦めて……みんなを応援するに……あっ」ドクン そこで気づく まさか、染谷先輩が言いたいことって…… まこ「……分かったじゃろう。わしが、最後尾にいる理由が」 まこ「外見も釣り合わん。中身も対して可愛くないわしより」 京太郎「……」 まこ「仲がいい、可愛らしい、スタイルがいい、色気ある、あいつらの方がいいじゃろう?」 京太郎「なんですか、それ……」 まこ「事実じゃ。それに、わしがお前にアタックするより、他の子と時間を使った方がええ」 京太郎「……」 まこ「わしはあの中で一番理性があると思うちょる。わし一人が犠牲になって、みんなのやる気が維持できるなら」 京太郎「そのために、染谷先輩だけが諦めるんですか?」 まこ「そうじゃ。わしがお前を我慢するだけで、みんなが大会で実力を発揮できる」 京太郎「……そもそも、みんなが俺を好きかどうかもわからないのに」 まこ「いずれ分かる。あいつらの、お前の気持ちは本物じゃからのぅ」 そう言って、染谷先輩は立ち上がる 俺の顔を見る瞳は、恐ろしいほどに無機質だった まこ「京太郎。お前は無防備過ぎるけぇ。近くにいる女はみんな、京太郎のことを好きになる」 京太郎「ありえませんよ、そんなの」 まこ「……今はそう思っちょろうが、すぐに分かるじゃろ」 京太郎「待ってください」 まこ「……なんじゃ?」 出ていこうとする染谷先輩の腕を掴む その腕は震えていて、冷たかった 京太郎「確かに染谷先輩のいうことには一理あると思います」 まこ「……」 京太郎「誰だって可愛い子の方がいいに決まってるし、スタイルがよければ嬉しいでしょう」 まこ「そうじゃ」 京太郎「一人が犠牲になることで、みんながやる気を出せるなら、それが正しいんでしょう」 まこ「そうじゃと言うちょろうが」 京太郎「でも、そんなの俺……嫌です」 まこ「……」 京太郎「だって、約束したじゃないですか。みんなで全国で優勝しようって」 まこ「じゃから、わしは……そのために」 京太郎「染谷先輩がいない」 まこ「っ!」 京太郎「そりゃ団体戦に染谷先輩はいます。活躍もするかもしれない」 まこ「当たり前じゃ。わしを誰だと……」 京太郎「だけど! 染谷先輩一人が辛い想いをして、苦しんで、耐えて、手に入れた勝利なんて!」 まこ「!」 京太郎「そんなの、絶対おかしいですよ……」グスッ まこ「……京太郎」スッ 京太郎「そ、染谷先輩」 まこ「わしはな、最初……見つめるだけで満たされてたんじゃ」 京太郎「……」 まこ「ひと目、京太郎に逢いたくて、声が聴きたくて」 京太郎「染谷先輩……」 まこ「じゃが、傍におっても京太郎の傍には常に誰かがおる」 京太郎「でも、それは」 まこ「わしだけの場所なんてない。それでも、みつめるよりは幸せだと……自分に嘘を吐こうとした」ジワッ 染谷先輩の柔らかな感触が、俺の体を包む まこ「情けないほどに、愛しちょるのに……やり場のない想いだけが残った」ギュッ 京太郎「……俺は」 まこ「臆病な素顔を隠す為に、無理に笑う事ばかりが上手くなったんじゃ」 背中に回された両手が、わなわなと震えている まこ「時が経てば忘れられる。そう、自分を慰めて、虚しいほど本気だと気付けんかった」 京太郎「そうですよ。本心を隠したって、苦しい思い出ばかりが溢れるだけですから」 まこ「あぁ……そうじゃな。こうしているだけで――わしの決心なぞ、吹き飛びそうじゃ」ギュゥゥ 京太郎「染谷先輩。俺、思うんです」 まこ「?」 京太郎「誰がお似合いだからとか、あの人が相応しいとか、理論付けて自分を納得させることは出来ても」 所詮、そんなものでは―― 京太郎「心にだけは、嘘を吐けない」 まこ「!」 京太郎「頭でいくら理解しても、納得しても。心は好きな人を求めてしまう」 まこ「……」ブルブル 京太郎「だから、自分の心が納得するまで……戦うしかないんです」 まこ「たたか、う?」 京太郎「俺はここにいます。傍に誰がいても、俺という存在はここにいます」 まこ「……あぁ、わしの腕の中じゃ」 京太郎「染谷先輩はずっと待ってたんでしょう!?自分が我慢しなくても済む、みんなの敵にまわらなくても済む……そんな誰もが笑って、誰もが望む最高なハッピーエンドって奴を。今まで待ち焦がれてたんでしょう?そんな展開を……何のためにここまで歯を食いしばってきたんですか!?自分のその手で大切な仲間を助けて見せるって誓ったんじゃないんですか?染谷先輩だってヒロインの方がいいでしょ!? 脇役なんかで満足しないでください、命を懸けて自分の気持ちを守りたいのなら! だったらそれは全然終わってません、始まってすらいない……ちょっとくらい長いプロローグで絶望しないでください!手を伸ばせば届くんです! いい加減に始めましょうよ、先輩!!!!」 /⌒ー‐‐/ ヽ / ∧ ∨ ィ ∧ _〃 !ー'ー∨ー! ∧ / ナ- L __ \ V〈 ィ─ 、 _ヽ` ハ 〉 X 〈 f j ヽ__/ .f j 〉ヽ ノレ|`' / 代 └' ノ ! └' }-、 L V〈 ヽ!  ̄ ̄ ` ー─'7ノ ト 〉 V ∧\ , -‐-、 / 、 j ヾ〉 ` \ヾー....._.......<レ' ∨′′ .-,,┘ 〈二_ まこ「長い、三行で」 京太郎「先輩 諦めないで 真矢みき」 まこ「あぁ、そういうことか」ポンッ 京太郎「……泣いてもいいですか」 まこ「冗談じゃ」クスクス 京太郎「じょ、冗談ですか」ショボン まこ「まぁのぅ。じゃが、京太郎の気持ちは伝わったけぇのう」ギュゥ 京太郎「そ、染谷先輩っ//」カァッ まこ「……ありがとうな。京太郎のお陰で、心が楽になった」 染谷先輩は俺から手を離して、背を向けた まこ「ほら、早く仕事に戻るんじゃ。みんなが待ってるけぇ」 京太郎「は、はい!」 俯いたその表情は見えないけど、俺には分かる まこ「(部長達もまごついておるようじゃし、ここいらで最前列に出るのも悪くないかのぅ)」ニッ きっと先輩は、今までに見たことがないくらい―― ___ __r¬ブ--ヘ、_r¬-、 /_厂、/ 、 ∨ /ヽ / 〈 、/ ト\ `´ \ / 厶y′ ドミミv彡l l l / ,√´ ‐-、_/ `^^゙l ヽl | / レ´ , ,≦ニミヽ | 〉 _ノ 〈イ ,イ〈了⌒」゙ ヽ z_=ヽ、 V! / 从i トヘヾ 辷ソ ;-、/7,ハVハ lハ l / 八 `‐' `ー,,-'′ ヽヒ'ソイ丿 ル′ レ'〈 ` ー、 ,、_ ` ,,ーl´イ ___ 丿 ン / lヽ 丶二7 八 \ / ̄`,二ユ`ー<レ'八、ィ」 \ イ ,ハノ. / / └、‐-\-‐´ `¬-、`-r< 八_ン′ 〕ヽ/ \__ \ r===ミr个、ゝイ --;¬─‐-、. 厶 { / r┘ーヘ、{{ /ソ小K´ ̄l|__/ l / ヘ / `¬ニソヘヾ=≠″| lヾ\_リ _i} -y | ! __ ハ、/ __ ,、 〉」 | |│|`´lヽヘ∠-‐- 〈  ̄〕,〈 /,∠ニヽ\ ̄`-Lj-Ll __」 V__,、--¬、 \ゝ、 /// ,⊆ニユ、  ̄`ヽ二_ j 〉  ̄`辷ス´ / ヾニ二ヽ\_ __r-─ヘ、_厂 { \ /7⌒ ̄ ̄/ \ \}__ ヽ l\ l レ ' ヽ 〉 \\ l \ / 〉__/ ヽ ヽ.〉 , --─-- 、 ヽ /\ / _,、--´ ̄ l. 〈 \∨ ヽ--ニ ̄ \ _ | ヽ 〈 l ̄ ̄`ー---‐′ まこ「……コンタクトと、ストレートパーマ……試してみる価値はありそうじゃな」クスクス 晴れやかな表情で、笑ってくれているって 第十章【いつだって最後尾 不思議なディスタンス!】 カンッ
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怜「このまま眠ってしまいそうになるわ」 京太郎「いやダメですよ、こんなところで寝たら……」 竜華「ゴルァ須賀!! はよ怜から離れんかーい!!」ウガー 京太郎「うわっ! し、清水谷さん!?」 竜華「あァ゛ん? 一年坊主がなに気安う呼んでくれてんねん!」 京太郎「はい! すんませんした清水谷先輩!!」 怜「こら竜華、うちのきょーたろーになにすんねん」 竜華「と、怜!? ちゃうねん、うちは怜のためを思って……」 怜「そんなん知らんわ。ほらきょーたろー、なでなでしたるからこっち来ーや」 京太郎「は、はい」 怜「きょーたろーは背ぇ高いなー。撫でるのも一苦労やわ」ナーデナーデ 京太郎「ははは……」 竜華「ぐぬぬ……!」 ************************************************************************** 怜『きょーたろーの膝枕ってがっしりしててなんか安心感があるよ』ウフフ 京太郎『そ、そうですかね』アハハ 竜華「ぐぬぬ・・・急に怜に近いづいてきて、須賀とかいう男、絶対裏があるはず!」 バーン 竜華「船Q!須賀・N.P・京太郎のデータはあるか!」 船Q「あ、これはこれは部長。もちろん調べてありますとも・・・N.Pってなんですか?」 竜華「ネットペニス」 船Q「あ、はい」 船Q「身長体重生年月日平均自慰時間etc色々ありますけどどれに」 竜華「全部!全部だ!」 竜華「ほうほう なるほど ふむふむ んん!? ふむ・・・まあ・・・ うわー・・・」 船Q「性癖に関しては多少信憑性に欠けますがね」 竜華「ありがとう大体わかったよ・・・須賀NP京太郎・・・ギルティだな」 船Q「ダメですか」 竜華「巨乳好きのくせに怜に近づくのは怪しい!一番大きいのはわたしだろ!?」 竜華「100歩譲ってナイチチ好きに変わったとしてもこの咲とかいう幼馴染でいいだろ!」 船Q「いやまあそれは・・・恋に落ちるのに理由は必要ないといいますから」 竜華「怪しすぎる。きっと病弱で儚げな怜の体のあんな所やこんな所の隅々まで舐めしゃぶり尽くして」ジュルリ 竜華「楽しむだけ楽しんで最後はボロ雑巾のように捨てるつもりに決まってる」ハァハァ 船Q(何興奮してんのこの人) 竜華「ところで船Qさっきと声違くないか?」 船Q「気のせいです」 ************************************************************************** 怜「これはええわー…あかんな、思ってる以上にハマってしもうたな」スリスリ 京太郎「怜さん…ホントによかったんですか?」 怜「何がや」ジッ 京太郎(う……かわいい……) 京太郎「清水谷さんですよ。俺会ったことないですけど、仲がよかったそうじゃないですか。いつも膝枕してもらってたんでしょう」 怜「りゅーかがどうかしたん?」 京太郎「その人に知らせてないのに、こんなことして…。大丈夫なんですか?」 怜「りゅーかはりゅーか。京太郎は京太郎や」 怜「うちはどっちの枕も愛してるで」スリスリ 京太郎「そういう問題じゃないんですよ…」 怜「大丈夫や…竜華はうちを信頼してくれとる」 怜「それは間違ってへんけどな。竜華の膝枕も愛しとるし」 怜「とにかく今は、この時間を楽しませてくれや」スリスリ 京太郎「怜さん……」 京太郎(俺もこうやって怜さんと一緒に過ごすのは好きだけど) 京太郎(和や風越の部長さんを見てると、都合良く考えられないんだよなぁ……) 京太郎(そういや和が前に清水谷さんと電話してたこともあったっけ) 京太郎(珍しい名字だし、たぶん同じ人だよな……?) 京太郎(話してる内容は聞き取れなかったけど、優希がいうに邪悪なオーラを醸して出してるとかなんとか) 京太郎(こりゃなんとか) 怜「あ~、癖になるぅ~」スリスリ 京太郎(どうしたらいいんだろうな。わかんねえ……) 京太郎(でも嫌な予感は消えないな……) 京太郎(どうしたらいいかわかんないし、誰かに相談した方がいいか?) 京太郎(清澄でいえば、咲は頼りなさそうだし、優希はこういうのに慣れてなさそうだ。和は論外だし……) 京太郎(…となると、部長しかいないか。部長なら恋愛経験多そうだし、面倒見いいから相談にものってくれるだろ) 「あれか?」 京太郎(じゃあ、部長にメールを送っとくか。早い方がいいよな) 「そうです。あの金髪です。見たところ、辺りを警戒してる様子はありませんね」 京太郎『相談したいことがあるので、明日部活が終わったら相談にのってもらっていいですか?』 「もうそろそろいいんじゃない? 人通りも少ないし」 京太郎(送信、と) 「個人的には恨みはありませんが、仕方ありませんね。決行です」 京太郎(そういや最近になって、やたらと部長がかわいく見えるんだよな) 京太郎(前は和みたいなお嬢さんタイプにしか興味なかったけど、ああいう頼りになる年上ってのもいいかも) 京太郎「でも駄目か、部長にはあの風越の部長さんがいるし。それじゃまた同じことの繰り返しだ」 京太郎「やっぱり怜さんには何とか離れてもらって。また新しい人見つけるか」 「おい」 京太郎「え?」 「えい」バチッ 京太郎「…………――!!」 京太郎「……あッ……かっ……!」ドサッ 「お、意識あるね。もうちょい電圧上げてもよかったんじゃない?」 「悪いなぁ兄ちゃん、ちょーっとばっかし、付き合ってもらうで」 京太郎(声……お……女……? しかも……見……かわい――) 京太郎(………) 京太郎(……) 京太郎(…) 京太郎「…」 京太郎「……」 京太郎「………うっ」 京太郎「なんだ……これ?」 京太郎「縛られてる……」 京太郎「Tシャツとトランクスだけ……?」 京太郎「一体何が……」 「そりゃあこっちのセリフやなぁ」 京太郎「だ、誰……ですか?」 「いわなくてもわかると思うやけどなあ? 関西弁の女でキミにこんなことするやつは一人くらいしかいないとちゃうかな」 京太郎「ひょっとして……」 竜華「清水谷や。顔を見るんはウチも初めてや」 竜華「怜をたらしこんだ男の顔なんざ、見るだけで目ん玉が腐り落ちてしまうからな」 京太郎「あ、あの、その……」 竜華「はーい、ストップ」 竜華「キミは今からウチの質問に答える以外に口を開いたらダメ。『はい』か『イエス』以外は口にしたらアカンよ」 竜華「それが守れんとなると、ちょっぴりキツい罰が待っとるからな」ニッコリ 京太郎「え、いや、でも……」 竜華「憧ちゃーん、あれ持ってきてやー」 憧「はいはい……はいよっと。トゲついてた方がよかった?」 京太郎「!?」 竜華「ええよええよ。堅い素材で出来てるやったらなんでもええわ」 竜華「さーて、キミぃ。はいかイエス以外アカンっていうたよなぁ?」 竜華「お約束の罰や」 ビュ!! 京太郎「!!」 ************************************************************************** 怜「きょーたろー」ゴロゴロ 京太郎「何ですか?園城寺先輩」ナデナデ 怜「ごめんなーせっかくの休日やのに調子悪うて外出られんで」 京太郎「問題ありません。いつもパシられてる分休めてモアベターです」 怜「そうかー?よかったわー。で、きょーたろー。二人っきりの時は怜って呼んでゆーたやん」 京太郎「いや・・・そこに清水谷先輩いるじゃないですか」 竜華「」ピクピク 怜「竜華まだおったん?心配せんでも膝枕までの健全なお付き合いやんか」 竜華「アカンで怜!こんな男に膝枕されてたら三日三晩嘔吐と下痢が止まらんくなるで!」 怜「ノロウィルスか」ビシ 怜「じゃあ、竜華も一緒に膝枕で寝ようや」 竜華「えっ」 怜「たまには竜華もされるほうの気持ちになってみ~ええで~」 怜「遠慮せんとほら」ポンポン 京太郎(俺の膝なんだけど) 竜華「う・・・」 竜華(怜と頭と頭をくっつけて眠れる!) 竜華「し、しゃあないなあ。本当は嫌やけど、悪影響を体を張って証明したるわ」スッ 怜「え?なんでそっち側なん?」 竜華「いや、流石に逆サイやないと体が邪魔で入らへんやろ」 怜「こうすればええやん」ギュッ 竜華「と、怜」 怜「はよもっとくっつきや」 竜華「う、うん」ギュッ 怜「相変わらず竜華はええ体してまんなあ、またおっぱい大きくなったんと違う?」 竜華「な・・・/// 親父発言やめーや」 京太郎「・・・」 怜「どや?悪くないやろ?」 竜華「うーんそういえばわたしされるのは初めてやから」 竜華(怜・・・怜・・・ええ匂いや~) 怜「なんか安心して眠くなってくるで~・・・」ウツラウツラ 竜華(ああ・・・怜・・・このままずっとぉ・・・ずぅっとぉ・・・) 竜華「・・・」ウツラウツラ zzzZZZ 京太郎「・・・」ゴクリ 京太郎(あれ?これ別に俺いらなくね?) 京太郎(いや・・・この眺めに意味があると考えよう。役得だ) 怜「zzz」 京太郎(怜先輩、寝顔もかわいいです) 竜華「zzz」 京太郎(清水谷先輩もその・・・結構、あるよな) 京太郎(和とは流石に比べ物にならないけどうん、結構) 京太郎(おっぱい同士だとこんな柔らかそうな潰れ方をするのか・・・) 京太郎(ちょっとぐらい触っても・・・)ゴクリ 怜「ん・・・んん・・・」ムニャムニャ 京太郎(! いや!やはりよくないことだ!)ビクゥ 竜華「zzz」スースー 京太郎(いやだが据え膳食わぬわ男の恥と) 京太郎(いやいやしかしこれは据え膳というよりつまみ食いに近いのでは) 京太郎(よしわかった!指1本だけ!指1本だけでちょっとアレしてみよう) 京太郎「・・・」ソ~ 京太郎(千里山の制服ってよく見るとここ空いててエロイよな) 京太郎(気付かれないように素肌は避けて・・・)ススス 竜華「zzz」 プニッ 京太郎(柔ぁーーーーーーーい) 京太郎(くう・・・今まで生きてきた中でこんなに柔らかいものがあっただろうか。いや、ない)フゥフゥ ツンツンプニプニ 京太郎(特筆すべきは優しく指を押し返す弾力だ。この弾力こそがおっぱいたる所以なんだ)ハァハァ 竜華「んん・・・」ムニャムニャ 京太郎(くっ!落ち着け、突きすぎだ。流石にバレるぞ) 京太郎(・・・・・・一応怜先輩とも比較しておくべきだよな) 京太郎(後回しになってすいません怜先輩。この指めが勝手に先走りまして)ソ~ 京太郎(お詫びにしっかりと・・・)ハァハァ 怜「んん・・・うにゅ・・・」 京太郎(あ、動―――) ムニュッ 京太郎「ぅっ!」 京太郎(・・・挟まっちまった・・・) 京太郎(はぁぁぁーーー!しかしこの柔らかさは!圧力は!) 京太郎(人差し指の右半分に感じる怜先パイと左半分に感じる清水谷先パイが織り成すまさに乳肉の小宇宙!) プニプニムニュムニュ 京太郎(はぅ・・・抜く動きで乳摩擦が・・・くっ・・・抜ける・・・もうちょっとで・・・)フゥフゥ 竜華「んん・・・ときぃ」ムニャムニャ 京太郎「・・・・・・」 京太郎(・・・・・・まだ、起きないよな) 京太郎(あと、第一関節だけで抜けるけど・・・) 怜「zzz」スースー 京太郎(あと1回だけ、あと1回だけだから!)ググッ ムニムニュ 京太郎(はふぅ・・・やばい、ずっとこうしていたい5年くらい) 京太郎(いやいや、リスクを考えろ、このまま2人が起きた時どうなるか) 京太郎(清水谷先輩に殺されて怜先輩に嫌われる。順番は知らんけど) 竜華「zzz」スピー 京太郎(俺は一時の快楽で身を滅ぼすような男じゃねぇぜ、よし、ぱっと抜くぞ) スススッ 京太郎(くっ。おっぱいの熱が無くなって寂しいぜ) 京太郎「・・・・・・」 京太郎(・・・・・・あと1回、合計2回くらいまでなら起きないだろう。うん) ムニュウウ 京太郎(はぁぁああ・・・くほぁ・・・ただいまぁー) 京太郎(はっ!俺は一体何をしてるんだ!もう今抜けそうな所だったじゃないか!) 京太郎(今度こそ鉄の意思で) スススッ ムニュニュ ススッ プニプニ スススッ ムニュプニ ムニュウ 京太郎(なんだこれ麻薬か?全然やめられないんだけど)ハァハァ 竜華「ゃぁ・・・ときぃ・・・zzz」モジモジ 京太郎(ええもうギンギンですよ。清水谷先輩の頭を持ち上げそうなくらい)ビキビキ ムニムニュシュニュ 京太郎(よしもう往復のスピードで人差し指と中指を一気に引き抜いて・・・)スコスコ 京太郎(って何で指が2本に増えてるんだよ!!)ハァハァ ムニンムニン 京太郎(そろそろ、もう、マジでシャレにならないから!あと1往復!いやあと2往復で終わるからマジで!) 京太郎「ん?」 怜「・・・・・・」ジーッ 京太郎「ぁ」 怜「うー・・・おはよぅさん」 京太郎「オハヨウゴザイマス」 怜「はふぅ・・・思わず寝てもーたわーどれくらい寝てたー?」 京太郎「30プングライデスカネ」 怜「・・・・・・で、なんでおっぱいとおっぱいの間に指差し込んで盛大にテント張ってるん?(直球)」 京太郎「いやあのこれはそのあのあれがあれであれしてしまうそれでして」ダラダラ 怜「なーなー竜華起きてーな。きょーたろーがなー」ユサユサ 竜華「んー?ふぁぁ~」 京太郎「ジ・エンドォォォォォォォ!」 竜華「んむぅ~?何これ」ムニャムニャ ニギッ 京太郎「おうふっ」 竜華「・・・きゃあああああああああああ!」 竜華「何おっ立ててんの!?ホンマないわー!最低やわ」 怜「あははははしゃーないやん。健全な男子高校生ならよくあることやで」ヒーヒー 竜華「笑いすぎやで怜!消毒せな!ちょうお手洗いや。須賀あとでしばくから逃げんなや!」 京太郎「ひぃぃぃぃ!」 ~ WC 竜華「せっかく怜と抱き合って寝たのに何か変な夢見るし・・・あんの須賀のエロガキ」ゴシゴシ クチ 竜華「!」 竜華(えっ・・・ちょっと濡れてる・・・?) 竜華(そ、そうや。怜と抱き合って寝たからや。他に理由ないやろ)ドキドキ 竜華(・・・胸もなんか変な感じや・・・手も顔も熱いし)ハァ 京太郎「あの、怜さん。少年らしいやんちゃな好奇心でお胸を触ってしまった件については・・・」 怜「竜華には内緒にしといたる」ニヤニヤ 京太郎「ありがとうございます」ヘヘー 京太郎(とんでもない弱みを握られてしまった) 怜「取り敢えずソレどないしょ」 京太郎「うう・・・」ギンギン 怜「んー。お付き合いするといずれそういうこともせなアカンよなあ」 京太郎「えっ」 怜「どないしよ?いつ竜華が戻ってくるかわからんけど」ピト 京太郎「と、怜先輩」ドキッ 京太郎(ああ~いい匂い。甘い) 怜「お手々でよかったら、お姉さんがスッキリさせたろか?」サスサス 京太郎「!」ゴキュッ 京太郎「・・・・・・・・・お願いします!」ハァハァ 怜「あは、ほんま素直やなあ。・・・でもお姉さんも初めてやから、色々教えてな?」 京太郎「は、はい!」カチャカチャカチャ ガチャリ 竜華「怜~ただい……」 京太郎「うっでる!」ドピュ 竜華「ひゃっ」(ビュッ 怜、京太郎「あ…」 竜華「……ま……」 京太郎「ち、違うんです」 京太郎「これは 竜華「」 怜「あれな嫌がる私に無理や…」 京太郎「ちょっとーーーー怜さん!」 竜華「ほう」 京太郎「違うでしょ。ちゃんと説明し…」 竜華「おう少し黙っとれ」 京太郎「」 竜華「怜~大丈夫やったか?あの糞虫に無理やりされたんやな」 怜「いや、あのな」 竜華「辛かったな怜、もう大丈夫やで」 怜「いや、だからな」 竜華「あ~んもうみなまで言わんでもええでウチが守ったる」 怜「ああうん、ありがとうな」 京太郎「あの…怜さん?」 竜華「誰がしゃべってええと?ウチ黙れと警告したよな」 京太郎「」 怜「うん実はな竜華、アレ私が自分でやったんや」 京太郎「怜さん」 竜華(ギロリ 京太郎「」 竜華「かわいそうに怜、そう云えとこの糞虫に脅されたんやな」 怜「いやちゃうで本当に私の意志でやったんや」 竜華「そんなわけあらへんウチの怜がそんなわけないやん」 怜「ウチのて私は竜華のもんちゃうで」 怜「そら竜華は私にとって大事な人やけど」 竜華(大事な恋人〈ヒト〉) 竜華「ぐへへ」 怜「心の声漏れとるで」 怜「竜華や私みたいな女の子を前にしたら健全な男子高校生ならしゃーないやん」 怜「むしろ何も無かったら逆に失礼やで」 竜華「怜、そうなん?」 京太郎「は、はい!」 竜華「あ?」 京太郎「」 怜「せやで」 怜「お姉さんがかわいい後輩の相手してあげただけや」 竜華「怜は何もされてないん?」 怜(寝てるとき二人の胸触られたのは黙っとこか) 怜「……何もされてへんで」 竜華「今の間は何なん!絶対なんかあるわ」 怜「ほんま何もないで(竜華も触られとるんやけど)」 竜華「疲れてないん?」 怜「手が疲れたかな、ほら私病弱やし」 竜華「病弱アピールやめ」 怜「これでもうええか?」 竜華「ダメや!またやると怜が疲れるやろ?怜が倒れるなんて嫌や」 怜(え?またやるん?) 京太郎(またやってもらえる?) 竜華「せやから…こ、こ、今度は怜の代わりにウチがやったる///」 怜、京太郎(Oh…) 怜「竜華、本気なん?」 竜華(怜を守るため怜を守るため怜を守るため怜を守るため怜を守るため) 竜華「ほ、本気や///」 怜(ニヤリ 怜「別に無理せんでもええんよ?私が犠牲になればええだけやから」 竜華「アカン!それだけは絶対アカン」 怜「竜華…ありがとうな、私のために」 竜華(怜のため怜のため怜のため怜のため怜のため…) 竜華「任せとき」 怜(言質とったで) 怜「ほな契約成立やな」 竜華「け、契約?」 怜「良かったな京太郎、今度は竜華がやってくれるらしいで」 京太郎「マジですか」 竜華「ウチがやったるさかいもう怜に何もせんどいてな」 京太郎(どうする?どうするよ俺?) 怜「まだ大丈夫やろ?」 京太郎「え、えっと」 竜華「ウチじゃ無理なん?」ナミダメ 京太郎「ありがとうございます」 京太郎「じゃあ…」ズボンを下ろす 竜華「っ…!///」 怜「元気やなー」 京太郎「じゃ、じゃあお願いします…清水谷先輩…」 竜華「調子に乗るんやない…///」 竜華パンツ下ろす ボロン 竜華「うぅっ…////」目をそらす 怜「元気やなー」 京太郎(清水谷先輩の恥ずかしがっている顔…最高)ギンギン 怜「りゅーか、待っとるで」 竜華「っ…わかっとる…」 ジュル… 京太郎「ほぉぁぁあ…」 ジュプジュプ… 竜華「んっ…んっ…んっ…」ジュプジュプ 怜「りゅーかの顔がエロくなってきとる…」 竜華「ぷぁ…どうや?気持ちええか?」テコキ中 京太郎「っ…はい…すごく…んっ…」ビクッ 竜華「せやか…あむっ…」ジュルジュル… 京太郎「おほっ…」 怜(目の前でされるとこっちまで変な気分になってくるわ…////) ************************************************************************** 怜「きょーたろーの腕の中は気持ちえーなー」 京太郎「怜さん……」 怜「ん~♪」 京太郎「…気持ちいいのはいいんですけど……」 怜「なんや~?」 京太郎「その……『当たってる』ですけど……」 怜「ん~? なにが~?」 京太郎「いや……なんていうか……やわっこいものが……」 怜「え~? ようわからんなぁ~? もっとハッキリ言ってみぃ?」 京太郎「だからその……」 京太郎「……怜さんの……お、おっぱいが……」 怜「……んふっ」 怜「当 て て ん や で ♪」 京太郎「oh....」 竜華「と、怜ぃ。 そんなん引っ付いてないで……こっちの膝枕もあるんやでぇ?」 怜「今はきょーたろーの気分やねん、遠慮しとくわぁ」 竜華「そんな……」 怜「ん~……」 竜華「……っ」ジッ 京太郎「ハハッ……」 怜「なぁきょーたろー、もっとギュゥしてギュゥ」 京太郎「こ、こうですか?」ギュッ 怜「ああ……ええわぁ……」 竜華「っ! 引っ付きすぎやっ!」グイッ 京太郎「うおっ」 怜「わぁっ」 ギュムゥ... 竜華「ひゃぁ!?」 京太郎「oh....」 怜「あ。 りゅーかのおっぱい触った」 竜華「須賀ァ! おまっ……どさくさに紛れて何触っとんのや!」バッ 京太郎「いや、今のは不可抗力というかなんというか」 怜「きょーたろー……アカンやろぉ? 今のはぁ……」 京太郎「す、すいません……」 竜華「そうやそうや! 全く……こんなん近くにおったら何されるか……」 怜「触るならウチのやろ?」スッ... ムニュッ 京太郎「!!」 竜華「えええっ!!?」 怜「どうやきょーたろー……ウチのも以外と……ええやろ……?」 京太郎「oh....oooh.....」 竜華「ちょ、怜! なにしてんのや! ……お、お前も離さんかっ!」グイッ ムニュニュッ 京太郎「oooh......ooooh」 怜「んふふ~」 竜華「……全く……お前ってやつは……!」 京太郎「ハハハッ……」 怜「まぁまぁ。 悪いんはきょーたろーやなくてウチやて」 竜華「拒まないコイツもコイツや!」 怜「しゃーないやん。 きょーたろーも男の子なんやから」 怜「その証拠にほら……きょーたろーのあそこ……見てみぃ」 竜華「? ……ッ!」 京太郎のムスコ 「Hello」 竜華「な……んなっ……////」 京太郎「あっ! こ、これはその……」 怜「ふふ……こりゃ辛そうやなぁ……見るからにガッチガチやもんなぁ……」 怜「せやから……ウチが鎮めたるよ、きょーたろー」 ************************************************************************** 怜「なあ京太郎。たまにはウチが膝枕したるわ」 京太郎「どうしたんですか急に?」 怜「いつもしてもろとるし、お返しや。まあまあ、お姉さんにまかせえな」グイー 京太郎「ち、ちょっ!」ボフッ 怜「気持ちええか?」 京太郎「は、はい(凄くいい香りが!)」 怜「なんや京太郎。顔真っ赤やんか、もしかして照れとるん?」 京太郎「そ、そういう訳じゃないですけど」 怜「そんなこと言って、京太郎はうぶやなぁ~」 京太郎(ああ、先輩の甘い香りに加えて細いながらも柔らかな太ももが……)ムクムク 怜「(京太郎、何でウチがこんな側におるのに意識の一つもせんのやろ…?)」 怜「(もうちょっとアピールした方がええんかな……。ちょっと上目遣いにしてセーラー服の隙間を広げて…)」ジー 京太郎「国士無双緑一色大三元ブツブツ……」 京太郎「(ヤバいヤバい何かに夢中にならないと理性が崩壊しそうだ。…こんな可愛い人が俺の膝に…)」 京太郎「(…イカンイカン他の事を考えるな……国士無双緑一色大三元連発で20万点突破…)」ブツブツ 怜「きょ、京太郎。ウチが今から大人の世界見せてあげよか?」チラッ 京太郎「え………な…なっ…!!」バン 怜「きゃっ…!」ドン 京太郎「…ハァ…ハァ……ハァ…ハッ!俺は何を…」 怜「……ゥ…」ウルウル 京太郎「す、すいません!いきなりこんな……い、今すぐ退きますから!……って、え…」ガシッ 怜「……」ウルウル 京太郎「あ…あの…」オソルオソル 怜「……ぇぇょ…」ボソッ 京太郎「へっ…」 怜「せ、せやから…こんななったのもウチがこんな事したからやし…」 怜「ウ、ウチが責任持って……。ウ、ウチの事好きにして…え、ええよ…」モジモジ 京太郎「oh……」 ************************************************************************** 怜「京太郎ー今日も膝枕ー」 京太郎「またですか?最近毎日じゃないですか」 怜「ええから」 京太郎(しかし先輩は何で顔こっちに向けるんだ…立たないようにするの大変なんだぞ…) 怜(ここまで密着すると京太郎の匂いが…それに今おっきくなったら私の顔に当たるかも…) 怜(でも流石に言い出せんなぁ…) 京太郎 怜(欲求不満だ…『や…』) ************************************************************************** 京太郎「はぁ~……いくら慣れているとは言え毎回毎回お使いは流石に堪えるな…」 京太郎「俺も咲達と並べる位にまで麻雀の腕上げないとな…」トテトテ 怜「キャアッ!」ドン 京太郎「す、すいません!あの…お怪我の方は大丈夫ですか?」 怜「ご、ごめんなさい…ウチもちゃんと前を見なかったさかいに…」 京太郎「(あれ…この人って確か全国の……)」 怜「君も大丈夫そうやね…次からは気を付けるから…。」トテトテ 京太郎「あ、あの!!」 怜「……ん?」ピタッ 京太郎「お、園城寺怜さんですよね?全国に出てる」 怜「せ、せやけど…」 京太郎「俺に…俺に……麻雀を教えてください!!」 怜「……ええよ」ニコッ ************************************************************************** 部屋の中に肉と肉がぶつかる音が響き渡る。 卑猥な音と共に嬌声が漏れる。 「あかんよ……んっ……こんなことっ……したら……あっ……」クチュ 「姉さんは、俺のこと嫌い?」ズルッズッ 「そんなこっ……と……ンン!ないよ……でもうちら、姉弟やん、ン!か……」グチュッ 「こんなことするのは……アンッ!あか、んと思うねん……はぁはぁ……」ビクッ 「でも、俺、姉さんの事好きなんだ!」ズッズッズ 「姉さん……! 姉さん……!」 「あ、あかんて! 京ちゃん!?」 「あ、んん! 中はダメやって!?」ビクン 「姉さん……!俺もう……!」 息と腰の動きが次第に早くなっていき二人とも閾値の線を超える。 「きょ、京ちゃん!!」 脱力感と共に中に注がれる熱さ…… 頬を赤く染め、恍惚とした表情がまた扇情的で美しいと思う俺が居る。 姉の秘所から漏れ出る愛液と俺の精液が混ざり合って姉に対しての独占欲がすこし納まった。 「赤ちゃん出来てしもたらどうするん……」 「ごめん、もし出来たら二人で育てよう……」 「もうこんなことするのやめようや……」 「俺はどうやったって姉さんを放す気はないよ……」 ************************************************************************** 京太郎「……むむ」タン 怜「ロン、清一色」バララ 京太郎「ぁぁ…これで15連敗…」ガクッ 怜「須賀君はちょっと悪いクセがあるみたいやな」ガタッ 京太郎「悪い……癖…?」 怜「須賀君は待ちがバレバレやで」ニコッ 京太郎「あっ……!」 怜「須賀君の待ちはやっぱり……混一色とドラ2か…。ここは【南】を落とすより【南】を残した方がよかったなぁ…」 須賀「え…次の牌が…【南】!?まさか…次の牌が分かるんですか!?」 怜「ま、まぁ…ちょっとだけやけど…」 怜「あ、それと須賀君はもう少し他の牌も捨ててバレないようにせえへんと…。ええっとここをこうやって…」グイ 京太郎「!?(何か柔らかいモノが当たってる!しかも良い香りが…)」ドキドキ 怜「須賀君…」ジー 京太郎「は、ハイッ!!」ビクッ 怜「か、顔に現れすぎやで…。流石にバカ正直すぎるわ…」カァァ 京太郎「す、すいません!!」 怜「フフッ須賀君面白いな。ウチも鍛えがいがあるって言うもんやで」グイッ 京太郎「……!!!さ、さらに押し付けないでください!」パッ 怜大笑い中 怜「ハァハァ……き、京太郎君、お姉さんに任せとき。もっと特訓したるさかい…」 京太郎「(大丈夫なのか俺の理性!?)」 京太郎「(…って、あれ?俺の呼び方変わってる?)」ジー 怜「…?どうしたん京太郎君」ニコッ ************************************************************************** 京太郎「男の膝枕なんてゴツゴツして気持ちよくないでしょうに」 怜「これはこれでええ感じやで?なんや頼りがいがある感じで」 京太郎「そんなもんですか?」 怜「そんなもんや~」グリグリ 京太郎「ちょ!?」 京太郎(股間に頭が擦れて…ヤバ、鎮まれ、鎮まれ俺)ムク 怜「んー、どないしたん?」ニヤニヤ 京太郎「ナンデモナイデス」ムクムク 怜(頭に固うなったんが当たってるしバレバレやで) 怜(ちょっとからかったるだけのつもりやったけどもうちょいしたろ) 怜「なんや頭に当たるんやけどなんやろな~」ゴロン 京太郎「あっ、こっち向いちゃダメですって!」 怜「んー、当たっとったんはこれか?なんやこの出っ張りは?」ツンツン 京太郎「くっ、あっ」ピクッ 怜(真っ赤になってホンマかわええなぁ) 怜「まぁこれはこれでええ感じやけどな~」モゴモゴ 京太郎「あっ、ちょ、顔埋めたまま喋らないでくだ…くぁっ」 怜「」クンカクンカ 怜(ああ…この臭い…クラクラするわ…) 怜(この当たるんもなんや体が熱うなってええ気持ちになるし…京太郎の膝最高や…) ************************************************************************** 竜華「……ど、どや……?」 京太郎「……わ、悪くないんじゃないでしょうか……」 竜華「それやと嫌々みたいでなんかヤやわ……」 京太郎「ウソです気持ちいいです最高です幸せです」 竜華「そ、それやと言わされてるみたいやん……」 京太郎「あー……」 竜華「……京太郎は……ウチの膝じゃ満足できんのか……」 京太郎「……」ムクリ 竜華「……? 京太郎? っ、わぷっ」 ギュッ 京太郎「……聞こえます? 心臓の音……」 竜華「……すごい……ドクドクしとる……」 京太郎「竜華さんの膝枕のせいですよ」 竜華「ウチの膝枕で……京太郎がこんなんに……」 竜華「…………あはっ」 ************************************************************************** 怜「きょーたろー。 おいでー」 京太郎「どうぞ」スッ 怜「わーい」ポフッ 怜「ん~……飽きんなぁこの膝心地は」 京太郎「そんなにいいもんですか?」 怜「格別やね。 それと匂い」 京太郎「え"っ」 怜「……きょーたろー。昼にカレー食ったろ?」 京太郎「あー……やっぱ匂いますかねぇ……」 怜「ふふ。 ……それとぉ~……」 怜「このあたりが……イカ臭いなぁ~?」ツンッ 京太郎「!」 怜「ど~れ、何があるのやら……おねいさんに見せてみぃ?」ゴソゴソ 京太郎「Oh!」 ************************************************************************** 竜華「も……もう二度と……この遊園地には……来ん……!」 京太郎「いやはや、怖いものが苦手だとは思ってましたけど、まさかこれほどとは」 竜華「言うなや!! ……幽霊屋敷なんて二度と入らん……!」 京太郎「ハハハ……」 竜華「ウチ……重うないか?」 京太郎「全く。 軽すぎですよ」 竜華「そ、そか。 ……うぅ……腰抜かすなんて久々や……」 京太郎「それで? どうでしたか?」 竜華「……は?」 京太郎「デートコースの下見。 本来の目的でしょう?」 竜華「え? ……あっ。 あーあーあー! それなっ! あーはいはい……」 京太郎「忘れてましたね?」 竜華「や、やかましっ」 ************************************************************************** 遊園地 怜「京太郎あっちにいこや」グイー 京太郎「ひ、引っ張らないでくださいよ」 竜華「こら!怜をどこに連れてくつもりや!」グイー 京太郎「俺は何もしてませんよ!」 竜華「嘘や!どうせ人気の無い所に行って『ぐへへ、ここなら誰も来ませんよ』みたい言って嫌らしいことするつもりなんやろ!」 怜「竜華さっきからうるさいで。もう少し落ち着きや」 竜華「京太郎!」 京太郎「な、何で俺が……」 ************************************************************************** 怜「一回腕枕やってみて欲しかったんや、これはこれでえーなー」 京太郎「はぁ…でも気恥ずかしいですね」 怜「ウチときょーたろーの仲やん?今更やで」 京太郎「この体勢だと怜先輩が近いんですよ!」 怜「そこがえーんやて、わかってへんなー」 京太郎「わかってなくてもいいですから…そろそろ」 怜「…あれ?もしかして緊張してるん?かわええ奴やなー」ツンツン ************************************************************************** 怜「なあ、きょーたろー、膝枕してー」 京太郎「またですか…」 怜「別にええやんかー」 京太郎「いや、別に膝枕をするのが嫌なわけじゃないんです。ただ…」 怜「ただ?」 京太郎「その、男の膝枕なんかが気持ちいいものなのかなぁって…」 怜「ごっつ気持ちええでー、確かに竜華の膝枕とちゃうくて硬いけどそれがまたええんよー」 京太郎「はぁ…そうですか」 怜「ほら、分かったならはよしてや」 京太郎「分かりましたよ。はい、どうぞ」 怜「ほな、失礼してと」 ************************************************************************** 怜「なんや膝枕されるんも疲れてきたなぁ」 京太郎「清水谷先輩のよりも硬いからですかね」 怜「なんや京太郎、竜華の太もも触ったことがあるんか?」ムッ 京太郎「ええっ!?いやないですよ。想像です、想像!」 怜「私以外の女の子を想像て」 京太郎「いかがわしい意味ではなくて!」 怜「…まぁええわ。私が言いたいんはそういうことやなくて」 怜「つき合ってるとは言え知り合ったばかりやのに膝枕ばかりさせてるというのが心苦しくてなぁ」 怜「一応私のが年上やし」 京太郎「はぁ…」 怜「…代わろか?」 京太郎「でも怜さんは体が…」 怜「今は元気やし、遠慮せんでもええよ」 京太郎「え、えっと…」 怜「なんやきょーたろー、顔まっ赤にして。照れてんの?」 京太郎「まあ、その…俺も一応男子高校生なもんで、そういうのは恥ずかしいというか」 怜「一年生やろ。おねーさんに甘えたらええやん」 怜「それとも私の膝はイヤなんか?」 京太郎「そっ、そんなわけないじゃないですか!」 怜「わっ、えらい力はいっとるなぁ。そんならおいで」グイッ 京太郎「うわっ」 京太郎(うわっ、柔らけぇ!) 怜「……重い」 京太郎「ええっ!?」 怜「冗談や。彼女としてこれくらいはせんとな」 怜「頭もナデナデしたる」 京太郎「……///」 怜「かわいいなぁ。そんな顔されたらおねーさん、キスしたくなるわ」 京太郎「ちょっ…そ、それにはまだ心の準備が……」 怜「せやな、私もまだ早いと思うわ」 京太郎「そうすか……」 怜「なんで自分から拒否ってガッカリしてるん?」 ************************************************************************** 竜華「なあ京太郎」 京太郎「何でしょうか?清水谷さん」 竜華「その…怜とキスはしたのかいな?」 京太郎「ちょ、突然何ですか」 竜華「べ、別にええやんか!それでどないなん?」 京太郎「えっと…その、はい、しました」 竜華「そうか…」 京太郎「清水谷さん?」 竜華「京太郎!」 京太郎「は、はい!」 竜華「ウ、ウチとキスせーへん?」 京太郎「ちょ、さっきからどうしたんです!?」 竜華「いや、その怜とキスした京太郎とウチがキスしたら怜と間接キスになるかなぁと思ってな?」 京太郎「いや、なりませんよ!?」 竜華「そうか…」 ************************************************************************** 京太郎「男心は複雑なんですよ」 怜「優柔不断なだけやろ」 京太郎「」グサッ 怜「まあそういうところも可愛いんやけどな」 京太郎「…なんか怜さん、男の扱いに慣れてません?」 怜「そか?これでも結構緊張してるんやけど」 京太郎「でもいつも通りで冷静っていうか」 怜「二人っきりならヤバかったわ。でもそこに竜華おるしな」 竜華「怜ィ……なんでウチやなくてその木偶の坊なん?」 京太郎「その、直接怜さんに言ったらどうです?『キスして』って」 竜華「アホか!んなこと言えるわけないやろ!」 京太郎(俺にはキスしようって言ってきたのになぁ) 竜華「それに、今はもう怜は京太郎の彼女やろ?、んなことしたらあかんしな」 京太郎「分かってるんでしたら、なんで俺にキスしようと言い出したんです?」 竜華「何でやろうなぁ…なんでそんなこと言い出したのかウチにも分からんわ」 京太郎「清水谷さん…」 キョウータロー! 竜華「怜も来たみたいやし、ウチは行くな。ほなまた明日な」 京太郎「はい、また明日」 怜「お待たせー!えらい待たせてごめんな京太郎」 京太郎「いえ、そんなたいして待っていませんよ」 怜「誰かと一緒におったみたいやけど誰となん?」 京太郎「清水谷さんとちょっとおしゃべりを」 怜「竜華と?で何を話しとったん?」 京太郎「そんな大した事しゃべっていませんよ」 怜「ふーん?お姉さんに隠し事するつもり?あかんなぁー」 京太郎「本当に大した事じゃないですから!」 怜「なんか怪しいけどまあええわ。それじゃ行こかー」 京太郎「はい!」 ************************************************************************** 怜「Zzz…」 京太郎「Zzz…」 竜華「怜と二人きりでしかも腕枕までしやがって!ウチだってしたいのに!邪魔したるわ!」 数時間後 京太郎(なんで清水谷さんまで俺を腕枕にして寝てるんだ?) ************************************************************************** 怜「ん~♪」ギュゥ 京太郎「……」 怜「ええなぁ……男の子の香りや……」ギュゥ 京太郎「あの……怜さん……くっつき過ぎじゃ……」 怜「ん~? せやかて、抱き枕言うたらこーゆーもんやろ?」 京太郎「んまぁ……そうですけど……」 怜「ふふ……膝と腕はやったけん、これは新鮮でええねぇ」ギュー 京太郎「……まぁ、怜さんがいいならいいんですけど……」 ムニュゥ 京太郎「……あの……当たってますよ?」 怜「ん~? なにが~?」ギュ 京太郎「いや……だから……。 ……おっぱい……」 怜「……んふふ。 前にも言うたやん……」 怜「当 て て ん や で ♪」ギュムッ 京太郎「wao....」 竜華「と、怜ぃ。 いくらなんでもそれはやりすぎじゃ……。 ウチがしたってもええんやでぇ?」 怜「いやぁ……これはきょーたろーでしか満足できんのよ。 ゴメンなぁ」 竜華「そ、そんなぁ……」 怜「……んふふ~」ギュー 竜華「……っ」ウルウル 京太郎「そ、そんな……泣かなくても……」 怜「なぁきょーたろー。 頭撫でて頭」 京太郎「こ、こうですか?」ナデリ 怜「んっ……。 ええで……気持ちええよぉ……」 竜華「……っ」 クイッ 京太郎「?」 竜華「……う、ウチも……」 竜華「ウチも……入れて……?」 京太郎「waao」 竜華「須賀……もっとそっち詰めろや……。 ウチがはみ出る」スッ 京太郎「あ、はい……。 ……あの……怜さんの方じゃなくていいんですか?」 怜「駄目やなぁきょーたろーは。 ……リューカもきょーたろーに抱き枕したいんよ」 竜華「な、ちゃ、ちゃうで! ちゃうからな!!」 怜「んふふ。 ほーら、きょーたろー。 こっち向きや~」 京太郎「はい?」 ギュッ 京太郎「うおっ」 竜華「ああっ!?」 怜「ふふ……目逸らしちゃあかんよーきょーたろー?」ギュー 京太郎「wao...」 竜華「……そんな……怜ばっかり……!」 ギュムッ 京太郎「うおおっ」 竜華「……な、なぁ須賀? ……ウチもええやろ……? 悪ぅないやろ……?」 京太郎「waaao.....」 竜華「ああ……なんか……こういうのも…」 怜「悪ぅないやろ? リューカも病みつきやっ」 竜華「べ、別にそんな……」 怜「きょーたろー。 背中向けて~?」 京太郎「あ、はい」クルッ 竜華「ひゃっ……」 京太郎「あ、ども……」 竜華「きゅ……急にこっち向くなや……」 京太郎「す、すいませんっ」 竜華「……っ!」 竜華(須賀の股んとこ……テント張っとる……!) 怜「ん~きょーたろーの背中は広いなー」ギュー 京太郎「うっ……」 竜華(……つ、辛いんかな……? だったらウチが……慰めたり………)ポー.... ************************************************************************** 怜「京太郎の膝枕はやっぱええなあー」 京太郎「どうも」 竜華「怜ーウチの膝枕じゃダメなん?」 怜「竜華の膝枕も悪くないけど、今は京太郎の膝枕がええんよ」 竜華「なんでやねんよー」 怜「もしかして竜華も京太郎に膝枕してほしいか?」 竜華「全然ちゃうし!」 怜「でも京太郎の膝枕はウチが使ってるしなー」 怜「そうや!京太郎がウチに膝枕してるんやから、竜華が京太郎にしてあげて、ウチが竜華にしてあげたらいいんや。どうやそれで?」 京太郎「ええ!?」 竜華「それはええかもしれへんな…」 怜「ほな早速やってみようかー、てことで京太郎、竜華に膝枕してもらいなー」 竜華「ウチが特別に膝枕してあげるわ」 京太郎「は、はい。それでは失礼します」 京太郎(うわ、おもちが目の前に) 怜「どうやー、京太郎、竜華の膝はええ気持ちやろー」 京太郎「は、はい。とっても気持ち良いです」 京太郎(すごく膝は柔らかいし、いい香りもするし、なりよりおもちが近い!) 竜華「普段は怜にしかしないからなー。ウチもいつもとちゃう感じするわ」 数分後 怜「京太郎ー、ずっとそうしてたい気持ちは分かるけどそろそろ交代やでー」 京太郎「は、はい。清水谷さんありがとうございます!」 竜華「そんなに気に入ったならまたしてやるわ」 怜「それじゃー、今度はウチが竜華にしてあげる番やなー」 竜華「いくでー、怜」 怜「どうや竜華、ウチの膝は」 竜華「ごっつい気持ちええでー」 怜「おおきになー。これ終わったら今度は逆順なー」 京太郎「え、ええ!?」 ************************************************************************** 竜華「す、須賀」 京太郎「あっ清水谷先輩。お疲れ様です」 竜華「うん……怜は?」キョロキョロ 京太郎「今日はまだ来てませんけど」 竜華「そ、そか……」 京太郎「……しますか?」 竜華「………………する」 ポフッ 竜華「はふぅ……」 京太郎「すっかり膝枕の虜ですね」 竜華「う、うっさい! 長くはしてられへんのやから集中させぇ!」 京太郎「はいはい」クスッ 竜華「笑うなぁ! あとハイは一回や!」 京太郎「はーい」 ************************************************************************** 怜「zzz……(京太郎の腕の上)」スヤスヤ 京太郎「……どうしてこうなった……orz」 今から数時間前 怜「なぁなぁ京太郎」 京太郎「どうかしましたか園城寺さん」 怜「………二人きりの時は怜って呼んでって言ったやろ…」ムスッ 京太郎「あっ…すいません。怜さん。えーとそれで何を…?」 怜「やっぱりさん付けるんか…」ボソッ 京太郎「へ?何かイッ…」 怜「何でもあらへん…。なぁ、いつも京太郎に膝枕してもろてるけどたまには腕枕なんてのもしてくれへんかな…」 京太郎「いやいや!それは無理ですよ!ただでさえ誰かに見つかったりしたら!」 怜「ふーん…分かった」ニヤッ 京太郎「ホッ…分かってくれて何ヨ…」 怜「竜華~~~!!ちょっと来て~~~~!!」 京太郎「ワーッ!ワーッ!すいませんでした!分かりました!何でもしますからやめて下さいお願いします!」ワタワタ 怜「心配せーへんでも竜華は今お昼で出かけてるさかい」 怜「それよりも京太郎…。今何でもするって言ったやろ」ニヤッ 京太郎「oh……」 京太郎「わ、分かりました…。腕枕が良いんですよね」 怜「せやで。ウチはお姉さんであり先輩なんやからウチに任せれば良いんや」コロン 京太郎「は、はぁ…。し、しかし怜s…」チラッ 怜「……zzz…」スヤスヤ 京太郎「寝てる…。起こすのもアレだし少しくらいなら…」 回想終わり 京太郎「……と思って約数時間。この人全く起きる気配が無い…。どうしようか、腕が痺れて…」プルプル 怜「…ムニャムニャ……京太郎…腕枕…済ます…思ったん……」スヤスヤ 京太郎「(この人起きてたら一体俺に何するつもりだったんだ!?)」 怜「……zzz…竜華のおもち……食い足らへん…」ムニャムニャ 京太郎「この人が一体何を考えているのか分からなくなってきた…」 京太郎「それにしても、やっぱり間近で見ても凄い可愛い…。今ならつついてもバレないんじゃ…」ジー 怜「……zzz…」ストーン 京太郎「(何を考えてるんだ俺は!犯罪だぞ!一生後ろめたさに生きていくんだぞ!何より怜さんに失礼すぎるじゃないか!)」 京太郎「………でも、ほっぺぐらいなら……」オソルオソル プニッ 京太郎「柔らかい……」 怜「京太郎、ウチのほっぺの感触どう?」パッチリ 京太郎「ウボァッ!!」ビクッ 京太郎「イ、イツカラオキテ…」ビクビク 怜「えーとな、京太郎がウチのほっぺ触る2分前」 京太郎「(俺が怜さんのを見ていた頃じゃねぇかァァ~!!)」 怜「なぁ、京太郎。そんなにウチのほっぺ触りたいんか?」 京太郎「えーと…(ヤバい、こんな時どうすれば……どうやって答えれば良いんだ…)」 怜「もう、しょうがないなぁ…京太郎は。言ったやろ、ウチはお姉さんなんやからウチに任せれば良いんやって」ピトッ 京太郎「ファッ!?あ、あの…怜さん。アアアタアタアタッテ……」ワタワタ 怜「当たってんや無い」 京太郎「え?……え?」キョトン 怜「当 て て る ん や」ニヤッ 京太郎「oh……」 怜「なぁ…京太郎。チューせえへん?」モジモジ 京太郎「チ、チュー!?」 怜「ウチも初めてやから……変やったらごめんな…」 京太郎「……!!」ドキドキ 怜「京太郎…目閉じて。……いくで…」 京太郎「ンッッ……」パチッ chu 京太郎「ヘッ……!?」 怜「今はまだここまでな…」カァァ 京太郎「は、はぁ…(何だ、チューってほっぺにか…)」ホッ 怜「じゃあ、次は京太郎の番や」ニコッ 京太郎「へっ?」キョトン 怜「京太郎ウチのほっぺ触りたいんやろ?せやからウチのほっぺにチューしてええよ」カァァァァ 京太郎「あ、えぇと…」アセアセ 怜「さ、はよ」パチッ 京太郎「~~~~!」 chu 京太郎「………」 怜「……エヘヘ、京太郎のチューもええな…」ニヤニヤ 京太郎「………」ボーッ 怜「京太郎……もうちょっと寝かせて………zzz…」スヤスヤ 京太郎「ファッ!?俺もしかしてまた数時間このまま!?」プルプル 京太郎「…にしても……」チラッ 怜「……スー…スー」スヤスヤ 京太郎「柔らかかったな…」 竜華「(どないしよ…。凄い入りにくい雰囲気…。…でも…)」ジー 竜華「(あんな風に攻める怜も可愛えなぁ!!)」モジモジ ************************************************************************** 怜「ほなウチ出かけてくるから」 竜華「一人で大丈夫?怜」 怜「いけるって。すぐ帰ってくるし」 竜華「そうか…」 怜「ほな行ってくるでー」 竜華「行ってらっしゃい…」 京太郎「行ってらっしゃい」 竜華「やっぱごっつい心配やわー」 京太郎「心配しすぎじゃないですか?」 竜華「そやかてなー」 京太郎「本人が大丈夫て言っているんですし信じましょうよ」 竜華「それは分かってるんやけどなー」 京太郎「そうだ!清水谷さんもたまにはどうです俺の膝枕。少しは落ち着くかもしれませんよ」 竜華「はぁ!?なんでそないな話になるん!」 京太郎「まぁまぁ。ほら、遠慮せずにどうぞ」 竜華「しゃーないな…」 京太郎「どうですか。俺の膝枕の寝心地は?」 竜華「硬い」 京太郎「そ、そうですか。そりゃ、そうですよねー」 竜華「怜もこれのどこがええんやろ?まあ、ええわしばらく寝かさせといて」 京太郎「はい、良いですよ」 怜「ただいまー!帰ってきたでー」 京太郎「しー!怜さん静かにしてください」 怜「どないしたん?」 京太郎「清水谷さんが眠ってるんです」 竜華「Zzz…」 怜「京太郎に膝枕してもらいながら寝るなんて羨ましいやっちゃなー」 京太郎「怜さんにもまた後でしてあげますよ」 怜「おおきになー。まあ、竜華もこれで京太郎の膝枕がええ気持ちなの分かってくれるやろ」 ************************************************************************** 京太郎「怜先輩、膝枕しましょうか?」 怜「おぉ~、気が利くなぁ。なら遠慮なく」ゴロン 怜「♪~」ゴロゴロ 竜華(・・・怜、また須賀君の膝枕で寝とる・・) 竜華(最近はウチに頼んでこんし・・・) 竜華(そんなに気持ちエエんかなぁ) 竜華(・・・・・・・) 竜華(ちょっとだけ寝てみたい・・・) <翌日> 竜華「おはよ~、須賀君」 京太郎「あっ、清水谷先輩。おはようございます」 竜華「いつもありがとうなー、早くから部室の掃除してもらって」 京太郎「いえいえ、俺は1年ですし、好きでやってることですから」 竜華「それでもホンマに助かっとるんや」 竜華「せやから今日は手伝わせてや。な?」 京太郎「本当ですか?助かります」 京太郎「ふぅ・・・やっと終わりましたね」 竜華「せやね、何か飲み物買うて来るわ」 京太郎「すみません、ありがとうございます」 竜華「ええんや、気にせんといて」 ピッ ガタン 竜華(そういやまだ誰も来てへんかったな) 竜華(膝枕頼むなら今しかないなぁ・・・) 竜華(よし、なら帰って頼んでみるか) 竜華「買ってきたで。ハイ、須賀君」 京太郎「ありがとうございます」 京太郎「今日は凄く助かりましたよ」 京太郎「いつもより早く掃除が終わりましたよ」 竜華「そら、部室がこんだけ大きかったらなぁ・・」アハハ 京太郎「なので、お礼に何かさせてもらえませんか?ジュースも買って来ていただいたので」 竜華「ん?今なんでも」 竜華(思わぬチャンスや、膝枕やこちょっと頼みづらいから・・) 竜華「なら、膝枕してくれへん?」 京太郎「え、膝枕ですか・・それは・・・・」 竜華(ダメか・・) 竜華(怜にはいつもやっとんのに・・・) 京太郎(どうしよう) 京太郎(怜先輩に「ウチ以外にしたらアカンで」ってしつこく言われてるんだよなぁ) 京太郎(断るのもちょっと・・・しかし清水谷先輩の表情が・・) 竜華(もうちょっと頼んでダメなら諦めるか) 竜華「おねがい・・」ウルウル 京太郎(ヤバイヤバイヤバイ清水谷先輩超かわいい) 京太郎(涙目な所とかおもちが強調されてるポーズとか) 京太郎(膝枕してあげたい膝枕) 京太郎(見つからなければOKだよな・・)チラッ 竜華「・・・」ウルウル 京太郎「」 京太郎(こりゃ断れないわ) 京太郎「いいですよ、清水谷先輩」 竜華「ホンマ!?」パァ 京太郎「(かわいい)はい、どうぞ」 竜華(怜がハマる膝枕ってどんなんやろ)ドキドキ 竜華「なら、失礼して・・」ゴロン 竜華(思ったより硬い・・・) 竜華(でも何やろ・・こうやって寝とると安心する・・・) 竜華(しかも、須賀君の顔が思ったより近く・・) 竜華(・・・・///) 京太郎(清水谷先輩、いい匂いするし髪サラサラだ・・)ナデナデ 竜華「ひゃん・・!」 京太郎「わっ、すいません先輩。いつもの癖で・・」 竜華「ええんよ、ちょっと驚いただけやから・・」 竜華「もうちょっと寝かせて、な?」 京太郎「あ、はい。もちろん」 竜華(さっきは変な声出してしもーたけど、気持ち良かったな・・) 竜華(怜が気に入るのも分かるわ)ゴロー 竜華(もう1回してほしいけど今日は我慢や) 竜華(また今度お願いしよ) 竜華(そろそろ他の部員も来ることやし)ゴロー 竜華「ん、もうエエで須賀君、ありがとう」 京太郎「いえいえ」 京太郎(こちらも楽しませてもらったので」 竜華「え、今・・」 京太郎「わ、忘れて下さい!!」 竜華(そうか・・須賀君も楽しめとったんか) 竜華(にやり) 竜華「なら、忘れたる代わりにまたやってもらおうかな、膝枕」 京太郎「っ・・ええ、もちろん」 竜華「やった!ならまた頼むで!」 竜華「♪~」 京太郎「」ハッ 京太郎(どうしよう、次やって怜先輩にバレたら・・・) 京太郎「」カタカタ ~一方そのころ~ 怜「今日は何時もより早く来てしもーたな」 怜「おはよ・・・ん?」 怜(何やアレ、京太郎がりゅーかに膝枕しとる・・・) 怜(京太郎にはきつーく言っとるはずなんやけどなぁ・・) 怜(・・・・・・・・) 怜(んふふふ・・京太郎、今日は返さへんで・・・)ニタァ カン!
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前話 次話 京太郎インタビューその5 全国大会の開会式を終えた、各県代表の女子麻雀部、その精鋭達。 彼女等の青春を賭けた戦いが、始まろうとしていた。 これは、その裏で陰ながら彼女達を支える一人へのインタビューである。 京太郎「なんですかその漫画の紹介文みたいなの」 テコ入れは必要かと思いまして。 京太郎「はぁ……」 今回もよろしくお願いします。SK君。 京太郎「よろしくお願いしまーす」 本日は全国大会の開会式でしたが、どうでしたか? 京太郎「モニター越しですけど、錚々たる陣営って感じでしたね。雑誌や動画にも出てる人達が一堂に会してるって、なんか現実感が無いですよ」 SK君も雑誌や動画に出られてますが? 京太郎「あはは。俺なんか話の内容ばっかで写真は隅っこで小さくですし、動画だってほんの少しの一部の人にウケてるだけでしょう?」 ……ちなみに動画をご覧になった事は? 京太郎「まぁ、アップが始まってすぐにちょっとだけ。やっぱ自分の動画の全部を繰り返し見るとか精神的にキツイですしね」 ……成程。 開会式では、S君はどうしていました? 京太郎「例に漏れず、咲の奴が迷子になってたので迎えに行きました」 やはりですか。 京太郎「探してる時に穏乃から「京太郎君とこの宮永さん見た! すごいプレッシャーだったね!」ってLINE来て、大体どの辺で見たか教えてもらって、見つけたのはボイラー室ですよ」 何故そんな所に迷い込むんでしょうね……。 京太郎「あいつほんとは迷子になってるんじゃなくて、魔王オーラ撒き散らしに行ってるんじゃないですかね……」 魔王オーラ。 京太郎「って本人に言ったら「そんなわけないでしょ!」ですって。「じゃあただポンコツなだけか」つったらムキーしだしたんで、あいつ自身ポンコツなのは認めてきてるんでしょう」 それはただ怒ってるだけでは……? 京太郎「そういえば、開会式中でなんですけど」 はい。 京太郎「咲を送り届けた後、会場で調理出来る場所に行ったんですよ」 そんな所があるんですか? 京太郎「はい。もちろん無断では使えないんですけど、俺が会場内で調理出来るよう部長が許可をもらってきてくれて」 部長さんにも心境の変化が訪れたんですか。 京太郎「? さぁ。でもこの前「S君に雑用任せちゃうのは避けられないけど、せめてちゃんとした場を用意してあげないと」ってブツブツしてたのは聞こえちゃいましたね。部長もちゃんと俺の事気に掛けてくれてんだなーって思いましたよ」 成程……。それで、そこで何かあったんですか? 京太郎「えーと、そこでちゃんと調理出来るか確かめる為に、一度使ってみようとお菓子を作ってたんですよね」 作れるんですか? 京太郎「ええ。やっぱ女子の差し入れは甘い物が評判良いとの事で、一通りは。で、作ってたら突如部屋の扉がバーンと開かれて「なんか美味しそうな匂いがした!」と言って誰かが現れまして」 誰か、というと、誰だったんですか? 京太郎「それがなんと、開会式中の筈の淡……白糸台の大将の大星淡だったんですよ」 淡? 京太郎「あー。まぁまた話してる内に、ですね」 S君は他人と距離を詰めるのが上手いですね。 京太郎「どうでしょう。今回は向こうがぐいぐい詰めてきた感じだし」 それで、何故選手の一人が? 京太郎「あいつが言うところによると「他のとこのくじ引きなんてつまんなーい。うちはシードだし、どこと当たろうとうちらに勝てるのなんていやしないしー♪」つって、抜け出してきたそうで」 王者だけあって、自信に満ち溢れてますね。 京太郎「というか、あいつは普通に自信家なんだと思いますね。悪意は無いと思いますよ。多分ね」 それで、その大星さんが調理室にやってきたと。 京太郎「はい。んで、俺を見つけるなりあんにゃろう「あ! 長野のパシリのS!」とか抜かしやがりまして」 本当に悪意は無いんですよね……? 京太郎「誰がパシリだって返したら「えー。でもパソコン山に運ばせるとかありえなくない? パシリじゃないなら……先輩が鬼?」とか言うので、じゃあパシリでいいよと」 ああ、天然で人を傷付けるタイプですね。 京太郎「初対面がそんな感じだったんで、他校の選手といえどあんま礼儀正しくするのもアホらしくなってきたから、放っといてお菓子作りに集中しようとしたら、近付いてきて「ねーねー、何作ってるのー?」と」 お母さんの料理中に尋ねてくる子供ですか。 京太郎「印象はその通りでしたね。で、作ってるお菓子を答えたら「マジ!? 作れんの!?」って目ぇキラッキラさせてるんですよね」 尊敬の眼差しを向けられたんですね。 京太郎「いえ、あの目は「作れるんならこの可愛い淡ちゃんにも寄越せ!」っていうタカリの目でしたね」 キラキラした瞳で何を訴えてるんですか。 京太郎「あんまり嫌味を感じないのが不思議でしたねー……。とはいえ、部費で買った食材だったのもあり、そのままくれてやるのも癪だったので、欲しけりゃ食材買ってこいやって言ったんですよ」 乱暴な言い方ですけど、まぁ当たり前ですね。 京太郎「ところが予想に反して「わかった! 何買ってくればいい!?」と」 何故そこだけ素直なんですか。 京太郎「いや、多分あいついつも素直ですよ。自分の感情に」 京太郎「それで必要な食材と量を言ったら、スマホにキッチリメモってダッシュで買いに行きまして、近くに買える所があったので割とすぐ戻ってきました」 パシリ根性全開じゃないですか。 京太郎「どっちかと言うとお菓子買ってきていいとお小遣い渡されて駄菓子屋に向かう小学生のノリでしたね。まぁそこまでさせといて断る訳にもいかんので、追加でお菓子を作ってやったんですよ」 好評でしたか? 京太郎「そうですね。持ち帰る分とはまた別にその場で食べる分も作って食べたら、若干オーバー気味に美味い美味いってリアクションしてましたから」 それが切っ掛けで仲良くなったと。 京太郎「あー、いえ。それもですけどそれじゃなくて、ですね」 ? 京太郎「食べてる時に向こうが「ねーアンタさ、ドラゴ○ボール語れるってホント?」と」 大星さんもですか。 京太郎「まぁ世界的な漫画ですしね。ファン度が俺や穏乃と同じくらいだった淡なんで、同士と分かればそこから仲良くなるのに時間はいりませんでしたよ」 意外といえば意外な所で共通点が出来るものですね。高鴨さんと大星さんも相性が良いのかもしれません。 京太郎「うーん……。どうでしょうね」 ? 何か引っ掛かるものでも? 京太郎「いえ、同じ作品が大好きなのはそうなんですけど、その中でも違いってのはやっぱりありますから」 というと? 京太郎「ドラゴン○ールはですね、主人公とライバルが合体する時があるんですけど、その合体にもバージョンが2つあるんですよ」 合体元が同じならどちらも同じでは? 京太郎「それもそうなんですけど、やっぱり違うっていう意見もあります。俺もそうですし。で、この合体でどっちが好きかと言えば、穏乃は断然ベジ○トで、淡は絶対ゴ○ータって言ってるんですよ」 はぁ…………。 京太郎「というのもあくまで一例で、作品内でどういうカテゴリなら何が好きかってので、この二人ほぼほぼ噛み合ってないんですよ」 同じ作品が好きでも、そこで喧嘩は起こる可能性は有り得ると。 京太郎「まぁどっちとも俺と解釈違いなとこはありましたけど、それで楽しく語り合えたので、大丈夫だと思いますけどね」 S君から見て、大星さんはどういう方でしたか? 京太郎「まーアホで口悪いからあんまり理解されないかもしれませんが、話してみれば天然で純粋な奴なのは分かりますよ」 すっかり悪友みたいな口振りですね。 京太郎「それと、注目して見るとあいつ意外と女子力高いんですよ」 というと? 京太郎「家庭的とはまた違うんですけど、爪先が綺麗だったり髪の手入れが行き届いてたり。あと振る舞いですね。他の女子だったら意識してやってる事を無意識にやってる感じで」 S君が見てきた他の女子よりも、女子力が高いと? 京太郎「いや、女子力単体でなら和……はちゃっとズレてる所ありますけど、福路さんとかの方が高いと見てるんですがね。淡はギャップってのも相まって結構目につくんですよ」 ギャップですか。 京太郎「あとLINEのコメントやスタンプの使い方がいちいち可愛くて、逆に腹立つんですよね」 どういう感情なんですかそれ。 白糸台といえば……踏み込んだ質問になるんですけど。 京太郎「はい?」 女子高校生麻雀の王者、宮永照さんと、そちらの清澄におられる宮永咲さん。同じ苗字ですが、もしかして親戚なのでしょうか? 京太郎「ああー……。一応姉妹みたいですよ」 姉妹。 京太郎「と言っても、諸々込み入った事情があるみたいで、踏み込んだ事は出てこないですけどね」 宮永照さんの方とは面識があるのでしょうか? 京太郎「いえ。俺と咲が会ったのって中学だってのは言ったと思いますけど、その頃にはもう別居しちゃってたみたいで」 出会った頃の宮永咲さんが他人と関わりたくなさそうにしていたのも、そこに関係していると? 京太郎「さぁ? ただあいつ、昔から家族の事については父親の事しか話そうとしないんですよね。それでもあいつポンコツだから、話の節々から母親も姉もいるらしい事は伺えたんですけど」 その姉が宮永照さんだと知ったのは、いつ頃ですか? 京太郎「高校からですね。しかもあいつ、俺より先に和に話してたんですよ? 今では部活のみんなに知れ渡ってますし、中学からの腐れ縁相手に薄情だと思いません?」 S君だからこそ知られたくなかったのかもしれませんが……。 京太郎「まぁ今ここでこうして話してる俺が言えた義理じゃないけど、咲にしろお姉さんにしろ、家族の事情ですし話したくない理由もあるんだと思うので、あまり聞かない方がいいかと」 ですが、友人の家族関係が不仲に思えるのは気になりませんか? 京太郎「ならないといえば嘘になりますが、地雷踏むのもなと思いますし、咲自身もこの大会を通してお姉さんと向き合おうとしてるんで、余計な茶々は入れない方がいいかなって」 見守ろうと決めていると。 京太郎「ま、あいつが何か助けてほしい事があるなら、出来る限りはしてやろうとは思います」 では、最後になにか一言。 京太郎「俺の持ちキャラはバーダ○クです」 前話 次話
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346479251/ 優希「はぁ・・・」 咲「どしたの?」 優希「今月も赤字だじぇ」 和「またですか。そもそも一個数百円するタコスを毎日食べてるんですから当たり前です」 咲「一個300円だとして一日5個。それを一週間に五日で一ヶ月だと考えると・・・」 咲「嘘!?一ヶ月に30000円!?」 優希「休日にも食べるし300円より高いのだって食べるからもっといくじぇ」 和「いばらないで下さい」 優希「でも困ったじぇ・・・。このままじゃ借金が膨れ上がって体を売る破目になるかもしれないじょ・・・」 咲「えっ・・・優希ちゃん借金してるの!?」 和「バカなんじゃないですか。繰り返しますけど、優希はバカなんじゃないですか」 優希「てへ☆」 和「お茶目に舌を出してる場合じゃないでしょうに」 咲「アルバイトしたらどうかな、優希ちゃん」 優希「全国大会を控えたこの時期にバイトなんてできるわけないじぇ。常識で考えてよ咲ちゃん」 咲「ごめん・・・」 和「バカ優希。タコスで借金作ってる貴女が咲さんをどうこう言う資格はありません」 優希「はぁ・・・」 優希「おい京太郎。さっきから黙ってるけど、何してるんだじょ?」 京太郎「ああ。俺は県予選でも敗退しちゃったからな。バイトでも始めようと思って求人見てたんだよ」 優希「ほう、見上げた犬だじぇ」 京太郎「そうか?高校生なんだし別に普通だと思うけどな」 優希「京太郎に命じる。バイトをして私の借金を返済するんだじょ」 京太郎「は?やだよ。そんなのお前がなんとかしろよ」 和「優希は甘え過ぎなんですよ。この際、少し痛い目見た方がいいです」 咲「でも京ちゃん、借金が返せなかったら優希ちゃんは体を 売らなきゃなんないんだって。ねぇ、なんとかならないかなぁ・・・」ウルウル 優希「私が風俗で働いて変な病気で死ぬことになったら京太郎のせいだじぇ。お前は一生後悔するからな」 京太郎「咲・・・」 和「咲さんがそこまで言うのなら私が立て替えても・・・」ゴニョゴニョ 京太郎「わかったよ。優希がそんな目に遭うのを見過ごしても寝覚めが悪いもんな。 でも今回だけだぞ。あと、ちゃんと後で返してくれよな」 優希「やった~。お前はできる犬だと思ってたんだじぇ」 咲「よかったね、優希ちゃん」 和「死ねばいいのにこのタコス・・・」ボソッ 染谷「話は聞かせてもらったぞ、京太郎」 京太郎「染谷先輩!?」 染谷「優希の借金を返済するためにバイトするんじゃろ?よかったらわしの家でやっとる麻雀喫茶で働かんか?」 京太郎「いいんですか?」 染谷「おう、もちろんじゃ。その頭じゃバイト探すんも難儀するじゃろ」 咲「確かに金髪だとどこも雇ってくれるのためらっちゃうよね」 和「田舎ですしね」 京太郎「すみません染谷先輩」 染谷「何、困ったときはお互い様じゃあ」 優希「ねえねえ染谷先輩・・・」 染谷「なんじゃ?」 優希「先輩のお店になんだけど、京太郎のツケってことにしてタコス食いに行ってもいいか?」 京太郎「お前はまた借金を増やすつもりか!?」 咲「あ、あはは・・・」 和「ほんと、死ねばいいのに」ボソッ 京太郎(こうして俺は染谷先輩の麻雀メイド喫茶、Roof-topで働くこととなった) 染谷「こん店じゃあ広島弁ができんと話にならんけぇね」 京太郎「はぁ・・・」 染谷「まあおいおい慣れるじゃろ」 蒲原『すみませーん』 染谷「お客さんじゃ。よし、京太郎。注文をとってくるんじゃ」 京太郎「わかりました」 蒲原「ワハハー、メニューをもらおうか」 京太郎「はい、こちらになります」 衣「おい」 京太郎「はい、何でしょうか?」 衣「見ない顔だな。新顔か?」 京太郎「ええ。数日前から見習いという形でこの店に 衣「そうか。智美、もう決まったか?」 蒲原「うん。衣はメニュー見ないでいいのか?」 衣「衣の頼むメニューは決まってるからな」 蒲原「それじゃあ私は、このライトニングサンダータルタルエビフライ定食ランチをお願いしようかな」 衣「衣もそれで」 京太郎「えっ・・・」 京太郎(どうしよう・・・。マズイぞ・・・。ランチタイムはもう終わってるから、このランチタイム限定メニューは断らないと・・・) 京太郎「お、お客様・・・。失礼ですが当店のランチタイムは既に過ぎておりますのでそのメニューはちょっと・・・」 蒲原「ワハハ、そうなのか・・・。せっかく楽しみにしてたのにな・・・」 衣「なんとかならないのか?金ならあるぞ」 ドン! 京太郎(すごい札束だ!!ど、どうしたらいいんだ・・・!?染谷先輩・・・、俺は・・・) 京太郎(ざっと見て数十万以上はあるだろうな・・・。優希は月に数万単位でタコスを食ってる。 清澄に入学した4月からだからあれだけあれば優希の借金を払っておつりが出る・・・) 京太郎(まだこの店でお世話になって数日だから、知らないふりしてオーダー取っちまうか?作るのは厨房だしな・・・) 京太郎(で、でも俺にはそんなこと・・・) 京太郎「私の一存では・・・。上の者に聞いてきますので少々お待ち下さい」 蒲原「そうかー、わかったぞー」 衣「色よい返事を期待している」 染谷「あー、わかっとるわかっとる」 京太郎「えっ?」 染谷「よう頑張ったのう。たまに来るんじゃよ。ああいうの0が」 京太郎「そうなんですか?」 染谷「ああ。ランチタイム限定メニューをランチタイム外に出せっちゅうたり、 ディナー限定メニューを昼間に出せっちゅうばかたれがな」 京太郎「俺、どうしたらいいかわからなくて・・・」 染谷「今回はわしの対応をよく見て、次からはそれを見習った対応をするんじゃ」 京太郎「はい、わかりました!」 京太郎「すごいです先輩!まさかあんな強気な対応で断るなんて!」 染谷「ああいう客にいちいち付き合っとったらいくら時間があっても足りんけぇね。ああいうんをくれーまーいうんよ」 京太郎「でも、俺、自信ないっす・・・。もし変な接客してこの店の評判を落としたらって思うと・・・」 染谷「ふむ・・・。そんじゃあキッチンで働いてみるか?」 京太郎「俺がキッチンで!?」 蒲原「食べれなかったな・・・」 衣「うん・・・。衣、Roof-topのあの有名なライトニングサンダータルタルエビフライ定食ランチを楽しみにしてたのに・・・」 蒲原「学校終わってすぐ来たんだけど、ランチタイムには間に合わなかったからなー・・・」 衣「悔しくて衣は・・・衣は・・・」 蒲原「そういえば衣はなんでエビフライが好きなんだー?」 衣「話せば長くなるがいいか?」 蒲原「ワハハー、それじゃあ手短に頼む」 衣「あれは衣が中学に通っていたときのことだ・・・」 蒲原(何だか長くなりそうな気がするぞー) 衣「その頃、透華の父上も母上もお盛んで、衣は龍門渕の家に邪魔だったから東京の蒼山☆学院☆中等部に通ってたんだ」 蒲原「この長野からかー?」 衣「いや、衣は東京で独りで過ごさせられた」 衣「そこで衣は最初は普通の学校生活を送っていたのだが、ある一人の生徒に目をつけられたことから生活は一変する・・・」 蒲原「ある一人の生徒?」 衣「芸能人の黒鬼瞳の娘、伊知地萌子というんだ」 蒲原「黒鬼瞳っていったら超有名女優じゃないか!そんな大女優の娘に目をかけてもらったなんてすごいじゃないか!」 衣「・・・・・・・・・」 衣「その伊知地萌子は大女優の娘というだけあって親が学校に たくさんの寄付をしていたんだ。だから、どんな勝手も許された・・・」 蒲原「まあ大金持ちだし、名前も売れてるしな。学校も特別扱いしたくもなるさー」 衣「そうだな・・・。それで、その伊知地萌子なんだが、女優の娘というわりにはパッとしない容姿だった」 蒲原「地味なのか?」 衣「いや、こういうとき純ならなんというだろう・・・?ぶっちゃけ醜女だ、とでもいえばいいのだろうか?」 蒲原「つまりブスなのか・・・」 衣「うむ・・・。母に似ず、伊知地萌子は父に似たのかもしれない。 とにかく外見にコンプレックスを持っていたのか、衣を目の仇にし出したのだ・・・」 蒲原「そうだったのか・・・」 衣「伊知地萌子は卑劣な女だった・・・。小さくて抵抗できない衣をいいことに、暴虐の限りを尽くした・・・」 蒲原「酷い女だな、そのゴリラ」 衣「影ではそのあまりの傍若無人なわがままっぷりから、伊知地萌子を暴王の月(メルゼズ・ドア)と呼ぶ生徒もいたらしい」 蒲原「まあ、逆らえないなら陰でそう言う子が出るのもわからなくもないなー」 衣「最初はまだ可愛い方だった・・・。授業中にケシゴムの破片やカスを飛ばしてきたり、メカニカルペンシルで刺してきたり」 蒲原「いやいや、刺すのは可愛いなんてものじゃないだろ」 衣「いや、それ以上のことを衣はされてきたからな。列挙すると一時間では語り尽くせぬ」 蒲原「そんなに酷い奴なのか、その黒鬼瞳の娘の伊知地萌子って女は・・・」 衣「体育の授業の際、体操着への着替えは男女別々なのだが、 衣は伊知地萌子とその取り巻きに押さえつけられて男子の前で着替えさせられたことだって何度もある・・・」 蒲原「酷いな・・・」 衣「それだけじゃない・・・。立場の弱い男子生徒に無理矢理射精させて、 衣にその体液をかけさせたこともあるんだ・・・。伊知地萌子は笑ってたよ・・・。 いい笑顔だった・・・。母親である大女優、黒鬼瞳顔負けのな・・・」 蒲原「衣・・・」 衣「学校になんか通いたくないと衣はいつも思っていた・・・。 でも、不登校なんてしたら龍門渕の家の名前に傷をつけることになる・・・」 衣「そうなれば衣は龍門渕から追放されて行き場をなくすかもしれない・・・。 それに透華にも迷惑をかけたくなかったしな・・・。衣には逃げ場なんてなかったんだ・・・」 蒲原「・・・・・・・・・」 衣「それでも、衣は頑張って学校に通った。でも、伊知地萌子はそれを許さなかった・・・」 衣「小さくて可愛いって言われる衣が、あのゴリラみたいな顔のゴリラみたいな娘には気に入らなかったんだ・・・」 衣「親の金や権力でバレエの発表会の主役をしたり、 劇団したりしているあのゴリラには、小さくて可愛い衣が何よりも憎い存在に見えていたんだ・・・」 衣「そして大事となる事態が・・・起きたんだ・・・」 蒲原「衣、辛いなら無理に話さなくたっていいんbんだぞ?」 衣「いや、智美に隠し事はしたくない・・・。だから話させてくれ・・・」 蒲原「うん・・・わかったよ・・・」 衣「あろうことか、あの大女優である黒鬼瞳(くろきひとみ)の娘、 伊知地萌子はクラスメイトの男子に金を握らせて教室で公開レイプショーなどということを始めようとしたのだ・・・」 蒲原「何だって!?」 衣「教室にはたくさんの男子が詰めかけ、伊知地萌子はその男子たちから見物料としてたくさんのお金を巻き上げていた・・・」 蒲原「最低だな、黒鬼瞳(くろきひとみ)が38歳で高齢出産してできた娘、伊知地萌子っていう父親似のゴリラ女は・・・」 衣「伊知地萌子はその公開レイプシーンを撮影して、それを元にさらにお金を儲けようとしていた・・・」 衣「今までにも無理矢理脱がされて携帯で撮影されたりしたことは 日常茶飯事だった・・・。しかし、強姦されてるところを撮影しようだなんて常軌を逸している・・・。衣は逃げた・・・」 蒲原「でも、逃げ切れるものなのか・・・?」 衣「いや、衣は小さくて非力だ・・・。体力もない・・・。だから、女子トイレに逃げ込んだんだ・・・」 蒲原「なるほど、頭を使ったな。女子トイレになら男子は入ってこられない」 衣「その考えは甘かった・・・。逆に、密室は逃げ場がないということでもあったんだ・・・」 蒲原「そんな・・・まさか・・・」 衣「衣はトイレの中に鍵をかけて閉じこもった・・・。 だけど、伊知地萌子とその取り巻きはお金を握らせた男子共々入ってきたんだ・・・」 衣「鍵をかけたトイレなんて役に立たなかった・・・。あいつらは上から よじ登って衣の入るトイレに来て、中から鍵を開け衣を引き摺り出した・・・」 蒲原「衣・・・」 衣「そんなとき、トイレに間に合わない上級生が衣の学年のトイレに来たんだ・・・」 小走『おっと、そこのここは女性用トイレだぞ。何故男子がここにいるんだ?』 衣「上級生がトイレに来て、衣は一瞬助かることを期待した・・・。 だが、現実は衣に厳しかった・・・。衣は伊知地萌子とその仲間たちに、 人も来なくて逃げられないように別な階のトイレに連れ込まれたんだ・・・」 蒲原「・・・・・・・・・」 衣「抵抗は許されなかった・・・。衣は何度も泣いて許して欲しいと嘆願した・・・。 だが、大女優でる黒鬼瞳(黒木瞳)の娘である伊知地萌子は ニヤニヤしながらずっと衣にカメラのレンズを向けていたんだ・・・」 衣「男子生徒に何度も乱暴に犯され、射精され、衣は死にたいとずっと思ってた・・・。 逃げることも、抵抗することもできず、衣はただずっと犯されつづけた・・・」 蒲原「・・・・・・・・・」 衣「そして、伊知地萌子とその取り巻きはそれをニヤニヤしながら眺め、 男子生徒にもっと激しくするよう言い、衣は悪魔のようだと思った・・・」 衣「その事件は当然学校にも発覚した・・・。だけど、黒鬼瞳(くろきひとみ)の娘が 首謀者ということで隠蔽されることになったんだ・・・。学校も見てみぬふりなんだ・・・」 蒲原「そんな・・・」 衣「だけど、黒鬼瞳(くろきひとみ)に反感を持つ者たちが各所にリークしたんだ・・・。衣が犯されたその事件を・・・」 衣「衣はそんなのは無駄だと思って諦めてたし、衣が犯されて撮影され、 その動画を伊知地萌子に公開されたなんて知られるのは嫌だった・・・」 衣「龍門渕の名前に泥を塗ることにもなるし、衣は・・・衣は・・・」 蒲原「もういい、もういいんだ、衣・・・」 衣「結局、衣は停学処分を受けた・・・」 蒲原「えっ・・・!?なんで被害者の衣が停学になるんだ・・・!?」 衣「加害者である伊知地萌子とその取り巻きも、名目上停学処分となった・・・。 でも、親バカで知られる黒鬼瞳(くろきひとみ)は、学校への莫大な寄付金や知名度を盾に、 うちの子だけ処分されるのはおかしい!される方が悪いんだって口を出して・・・」 蒲原「あの娘あってあの親あり・・・か・・・」 衣「それで、学校は衣に厳しい処分を下したんだ・・・」 蒲原「そっか・・・」 衣「衣はもらわれた子だからな・・・。龍門渕が助けてくれるなんてことはなかった・・・」 衣「そんな事件があったことで、衣はもう蒼山☆学院☆中等部には いられなくなって、透華に連れられて長野にまた戻ってきたんだ・・・」 蒲原「学校の上層部ももみ消しに協力してるんじゃな・・・。 そして、黒鬼瞳(くろきひとみ)親娘に媚を売って被害者に停学処分を下すくらいだし・・・」 衣「傷付いた衣を優しく慰めてくれたのが透華だった・・・。透華は衣が東京を去るとき、エビフライをご馳走してくれたんだ・・・」 衣「その時衣は久しぶりに人の心の優しさに触れたような、そんな安堵感を感じたんだ・・・」 衣「衣はレストランの中だというのに泣いた・・・。泣きながら透華がご馳走してくれたエビフライを食べた・・・」 衣「正直、泣いていて味はよくわからなかったかもすれない・・・。 でも、間違いなくあれは天上たる美味であったと断言できる・・・。透華の優しさの味だったのだから・・・」 蒲原「それで衣はエビフライが好きになったのか・・・」 蒲原と衣がライトニングサンダータルタルエビフライ定食ランチを食べられることはなかった・・・ 京太郎はその後、Roof-topで頑張って一人前と認められるようになり、片岡優希の借金を完済した・・・ そして伊知地萌子は中学時代の恨みを晴らすべく、衣と共に居た蒲原もろとも衣を始末する・・・ しかし、黒鬼瞳(くろきひとみ)が各所に手を回し表沙汰になることもなく、伊知地萌子が罪に問われることもなかった・・・ 大女優でる黒鬼瞳(黒木瞳)とその娘である伊知地萌子は今日も笑っている・・・ 我々特権階級は何をしても許されるのだと・・・ 完
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―麻雀部部室― 今日も部室にはお馴染みの6人。 てかこの光景、前も見たような気がするな。何故だろう。 美幸「今日は皆で裸でおしくらまんじゅうするよっ!」 ……はい? いや、おしくらまんじゅうっていうのはさ。 寒いときに皆で体を寄せ合い、体を温める為にすることだと思うんだけど。 冷静になって考えてほしい。 今は夏だ。 暑い暑い夏だ。 そんな時におしくらまんじゅうとは。 ちょっと常軌を逸しているな。 よし、ちょっと反論するか。 京太郎「あの……」 梢「いい案ですね、さっそくやりましょう」 澄子「夏に裸でおしくらまんじゅうですか、面白そうです」 友香「早くやるんでー!」 莉子「み、みんながやるなら……私も……」 おいおい、マジかよ。 美幸「みんな、ありがとー!」 美幸「で、須賀くんもやるよね、もちろん」 京太郎「え、俺は」 美幸「やるよね」 あの、笑顔なのはいいですけど。 目が笑っていないのは大丈夫なんですかね……。 京太郎「あ、はい、やります」 くそ、気迫に押されてしまった。 まあ、適当にやっておくか。 はい、お決まりのように6人全員全裸です。 なんか今更全裸になられてもねぇ。 最初は興奮してたのかもしれないけど。 もう今はあまり何も感じなくなったな。 いや、別に俺が男としての本能を失ったわけじゃないぞ。 ただ、あまりにも日常的だとありがたみが薄れるんだよなぁ……。 おっと、早速始めるようだな。 美幸「ようし、じゃあ須賀くんを中央に」 美幸「私たちがその周りを囲むよ!」 ほう、俺が真ん中なのか。 言われるがまま、5人に囲まれる。 何か嫌な感じだ。 美幸「それじゃあ始めるよ」 椿野先輩の合図と同時に5人が一気に体を寄せ合ってくる。 何だ、こう、意外と悪くないな。 椿野先輩のスタイルの良い体。 依藤先輩の汗に濡れた体。 古塚部長のイメージとは違う幼い体。 友香の豊満な体。この5人の中で唯一の巨乳だろう。 莉子のまだ幼さが残る体。 様々な体が俺の体に押し付けられてくる。 俺も皆も汗かきまくりっす。はい。 美幸「須賀くん、温かい?」 澄子「気持ちいいですよね?」 梢「もっと楽しみましょう?」 友香「京太郎……いい気持ち……」 莉子「す、須賀さんが喜んでいるのなら私も頑張りますっ」 ああ、いい気分だ。 でも。 次の瞬間、事態が一変する。 そこまで5人は程よい強さで押し合ってきた。 しかし、急にその強さが段違いに強くなった。 もはやこれはおしくらまんじゅうではない。 痛い、体が痛い。 京太郎「あ……あの……みなさん」 京太郎「いきなり……ど、どうしたんですか……」 言葉を発するのも苦しい。 美幸「ふふふ」 澄子「ふふっ」 梢「うふふ」 友香「ふふふ」 莉子「うふふ」 み、みんなどうしたんだ一体。 押してくる強さがどんどん増していく。 不味い、このままじゃ……。 つ、潰れる……。 グシャッ 気づくとそこはいつもの部室。 ……夢か。夢だったのか。 良かった。 ふと見上げると、心配そうな表情の椿野先輩。 美幸「大丈夫、須賀くん?」 美幸「すごいうなされてたけど、何か変な夢でも見てたの?」 京太郎「は、はい……まあそんなとこです」 美幸「どんな夢だったの?」 京太郎「え、いや……それはですね……」 美幸「?、まあいいんだけどさ」 美幸「それより早く帰ろうよーもー!」 美幸「須賀くんが起きるまでずっと待ってたんだからー!」 京太郎「あ、そうですね……帰りましょう」 カン!
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咲「はっきり言って幻滅した。幻滅したよ!」 京太郎「薬なんて飲ませやがって」 咲「これはもうあれだね」 京太郎「服を脱ぐな服を」 咲「京ちゃんなんてやるくらいしか」 京太郎「なんてってなんだよ。俺だってなあ長身で金髪で、主役張れるくらいには」 咲「京ちゃん、自己評価高すぎじゃない?」 京太郎「怒った、もう怒った」 咲「ほっぺひっぱらないで~」 京太郎「たく」 咲「でも実際京ちゃんの清澄での評価ってこんな感じじゃないかな?」 咲「あ、麻雀の力は無いも同然だから聞くまでもないよね」 京太郎「むぐぐ、言い返せねえ」 咲「容姿は70で結構褒められてるんじゃないかな」 京太郎「だろ?」 咲「役立ち度、貢献度は87で上出来だよ!」 京太郎「何で上からなんだよ。まあ頼られて嬉しいけどさ」 咲「でね、私の好感度は」 京太郎「咲の好感度なんてわかりきってるつーの(どうせなら和の好感度が知りたいぜ)」 咲「じゃあ和ちゃんはね」 咲「最悪かな」 21 和「見れなくはないですね」 35 咲「和ちゃん優し~」 京太郎「なんでだよ!」 咲「だって」 和「……ですね」 京太郎「寝てる俺を犯した癖に!」 咲「ええ、だってムラムラしたから」 京太郎「俺はオ○ホか!」 咲「あはは、女の子は入れられる側だよ」 和「咲さん、相手にしないで行きましょう」 咲「うん。じゃあね京ちゃん」 京太郎「……意味わかんねえ」 京太郎「やられたのに最悪って何だよ……やられた側なのに」 久「あら須賀君、シーツ掃除するの?」 京太郎「ええ、汚れていたので」 久「相変わらずありがと。助かってるわ。何かお礼でも出来たら良いのだけど」 京太郎「いえ、そうだ部長、俺のことどう思ってます?」 久「須賀君のこと? ルックスも良いし働き者だと思ってるわ。女子にもてるでしょ」 京太郎「部長はどう思います? 勿論男として」 久「……下1ね」 久「悪くは、ないと思うわ……」 34 F 京太郎「ならこっち見てくださいよ」 久「いえね、須賀君は確かに声も良いし顔も整っているのよ」 京太郎「なら」 久「でも好みって大事でしょ?」 京太郎「まあ俺も巨乳は好きですが」 久「それよ! 須賀君は私のタイプじゃないの!」 京太郎「……」 久「あ、私まこに呼ばれてたから」 京太郎「出てってやる! 絞るだけ絞るこんな部活、出てってやる!」 久「あ、外でるならあれよろしく」 京太郎「ちくしょー! スポドリとお茶2リットル、お茶受けいくつか、ですね。わかりましたよ!」 久「領収書は貰って…って、言われなくてもわかってるはずよね」 京太郎「領収書だってなんだって持ってきますよ!」 久「いってらっしゃ~い」 きょうたろうがきよすみからにげだした 鶴賀 京太郎「蒲原さーん!」 蒲原「須賀君じゃないか―」 ゆみ「なんだ蒲原、知り合いか?」 蒲原「清澄のマネージャーだぞ。前に少し話をしてな、ワハハ」 京太郎「部員です!」 蒲原「ごめんごめん」 ゆみ「で、清澄の者が何故。練習試合でもやるのか?」 京太郎「実は」 京太郎は事の顛末を話した。 蒲原「ぷ、ぷくく」 ゆみ「わ、笑っては失礼だろ…しかし、久らしいというか、くくっ」 蒲原「ゆみちんだって笑って……もうダメ、ワハハ! だってこんなギャグみたいなことが」 ゆみ「まあ確かにルックスや声は目を見張るものがあるが」 京太郎「そんなこと言ってどうせ……」 ゆみ「本当だとも」 蒲原「そうだぞー。そうだ、ついでに私たちの好感度も教えてあげよう!」 ゆみ「私は初対面なのだが」 蒲原「まあまあゆみちん」 ゆみ「はぁ……私は下1だ」 蒲原「私は下2だぞ」 蒲原「友達としてなら悪くないと思うな―」 59 D 京太郎「ありがとございます」 蒲原「なーゆみちん」 ゆみ(しかしよく見ると顔も整って背も高い。それに声も特に) 蒲原「風邪か―?」 ゆみ「ああ、私は」ドキドキ 京太郎「薬でしたらこれなら」 ゆみ「これは、頭痛薬?」 京太郎「優しさが半分入っているので、よく効くと思います。あ、でもあまりに酷い症状なら病院へ」 ゆみ(優しさが半分、残りの半分は) 京太郎「御身体には気をつけてくださいね。加治木先輩」ニコッ ゆみ「くっ、その笑顔反則だ……」 93 A 蒲原「ゆみちんもたまにはボケるんだなー」 モモ「先輩風邪っスか!?」ユラッ 京太郎「うわっ!」 モモ「人を見て声をあげるとか失礼っすね。まあ慣れてるっスけど」 京太郎「ごめんなさい」 ゆみ「ああ。病にかかってしまったらしい」 モモ「難病っすか!?」 ゆみ「ああ。そうだ、モモ……」 モモ「なんすか? 水っスか? ああ、でも今は」 蒲原「ユミちんが聞きたいのは彼のことだと思うぞ、モモ」 モモ「……誰?」 ゆみ「ぱっと見の印象で良い。彼をどう思う?」 京太郎(おっぱい大きいな……この娘) モモ「えっと……下1っス」 京太郎「先ほどはすみませんでした。初対面で悲鳴を」 モモ「え……と」 京太郎「モモ、さんでいいですか?」 モモ「好きに呼べばいいっす。影が薄いからあれくらい」 京太郎「そんなこと、モモさんほど魅力的な(胸を持った)女性、そういませんよ」 モモ「い、言ってて恥ずかしくないっすか!?」 蒲原「ワハハ、真っ赤で桃みたいだな―」 モモ「そ、それと私の名前はモモじゃなく、東横桃子っす!」 京太郎「じゃあ桃子さん、良ければ俺と友達になってくれませんか?」 モモ「と、友達!?」 蒲原「ちなみに同学年だぞ」 京太郎「友達ならきっと、貴女の事を忘れることは無いと思うので」 京太郎「よろしければ、有効の証に握手を」 モモ(ナンパっぽい男の癖に…) モモ「じゃあ」ギュッ 京太郎「今日から友達ですね」 モモ(どうしてこんなに胸が高鳴るんスか―!?) 80 A 京太郎「あ、買い出しの途中でした」 モモ「も、もう行くっスか?」 蒲原「なら送ってくぞ」 京太郎「ありがとうございます」 ゆみ(命か愛か……) モモ「なら私も!」 蒲原「モモは部活があるだろー」 モモ「くっ!」 蒲原「ゆみちんはどうする? 帰りにドライブとでも」 ゆみ「い、いや、遠慮しとこう(行きは天国、帰りは地獄では)」 京太郎、神原さんと共に清澄に戻りました。 京太郎「ただいま戻りましたー」 和「あ、お帰りなさい」 咲「戻ったんだ、お帰り京ちゃん」 京太郎「部長、買い出しの品です」 久「ありがと。随分遅かったのね」 京太郎「鶴賀学園に行ってまして」 久「犯罪はやめてね」 和「同意ですね」 京太郎「いやいや、歓迎されましたから!」 咲「そっか。よかったね」 京太郎「憐れむような目をやめろぉ!」 京太郎「染谷先輩に優希も何か言ってくださいよ!」 まこ「確かに言いすぎじゃな。京太郎なら歓迎されるんは妥当じゃろ」 70 B 優希「犬はよくやってる方だじぇー」 68 C 京太郎「ですよね!」 咲「優しいなぁ」 京太郎「咲が冷たいんだよ」 咲「抱いた癖に……」 まこ「なに!?」 優希「なんだと!?」 まこ「ま、大方寝たところをいつも通りやったんじゃろ?」 咲「あ、ばれました? 京ちゃんあそこは大きくて」 優希「~~///」 咲「恋愛感情抜きにするなら、結構良いですよ」 和「私は結構ですけど」 久「私も遠慮するわ」 咲「二人も試してみると良いですよ」 まこ「あ、あほ!」 優希「さ、咲ちゃんのスケベ!」 咲「酷い言われよう!?」 京太郎「事実だろ」 咲「もう!」プンプン まこ「あ、そうだ京太郎」 京太郎「ああ、手伝いなら良いですよ」 まこ「すまんのう。父がギックリになんてならんけりゃ」 京太郎「バイト代も出るし、結構楽しいんで」 まこ「そ、そりゃあよかった」 京太郎「今からですか?」 まこ「うむ」 久「買い出しも終わったし、行って良いわよ」 京太郎「じゃあ行ってきます」 久「行ってらっしゃい。頑張ってね~」 優希「わ、私も」 和「優希はここで打ちましょう」 咲「面子足りないもんね」 久「そうね」 優希「うう~」 ルーフトップ おっさん1「お、若旦那と出勤?」 まこ「あ、あほ! 後輩じゃ!」 おっさん2「顔赤いぞ。青春だねー」 まこ「酔っ払い追い出すぞ!」 京太郎「あはは、って」 まこ「京太郎どこへ」 京太郎「こらこら、子供はこんな場所に来ちゃいけないよ」 まこ「子供?」 京太郎「しかも日本酒なんて飲んで」 まこ「日本酒?」 京太郎「着物着て大人っぽく振る舞っても、お兄さんは見逃しません」 まこ「ば、京太郎! その人は」 咏「ん~? 絡んでくるなんて酔っ払い?わっかんねー?」クピッ 京太郎「飲むな!」 咏「あー返せよ―!」 京太郎「ダメです」 まこ「ああ、やっぱり」 京太郎「染谷先輩の知り合いですか?」 咏「くっそ、背伸びしても届かないねえ」 まこ「その人は」 咏「清澄の次鋒さんの知り合いかい?」 まこ「知り合いと言うか後輩でして。麻雀初心者の高校1年生なんです」 咏「ふーん」 咏「お兄ちゃん、うたをいじめるの?」 京太郎「上目づかいもダメ!」 咏「んだよー。ロリコンじゃねーのかよ」 京太郎「酷い変わりよう!」 まこ「京太郎、その人はプロ、大人じゃ」 京太郎「んなバカな」 咏「ほい免許証」 京太郎「ノーウェイ!!」 咏「お兄ちゃん酷いな―、お酒盗られておもわず泣いちゃうところだったね~」 京太郎「か、数々の御無礼お許しを」 咏「わっかんねー。けどやだ」 京太郎「申し訳ありませんでした!」ドゲザッ 咏(この兄ちゃん面白いな) 京太郎「なにとぞ、なにとぞ」 咏「んー、しゃあないねえ」 京太郎「じゃあ!」 咏「アレしたら許してやるよ」 78 B 咏「店員さーん、熱燗くださーい」 まこ「はいはいただいま!」 咏「ほらほら、手が止まってるねえ、次は苺食べたい。あー」 京太郎「は、はい。口を開けてください」 咏「もう開けてるっての。あー」 京太郎(何で俺が食べさせる必要が) 咏「ん~、誰かに食べさせてもらうパフェは美味いねえ」 京太郎「さいですか」 まこ「あ、あの……熱燗です」 咏「サンキュー。ほらほら、注いで注いで」 京太郎「は、はい!」 咏「こりゃ小鍛治プロが見たら発狂するね。知らんけど」 まこ「あまり後輩においたは」 咏「ただ座ってるだけだって。東北で言う充電ってやつ? んー、ちょうど良い温度。やるねえ」 まこ「ありがとうございます」 咏「ま、今日1日は我慢してな。あ、それとお姉さんコレ」 まこ「スマホ?」 咏「記念記念。ほら笑って」 京太郎「に、に~」 咏「ぎこちないねえ。ま、いいけど……に~」 まこ「はぁ……」 カシャッ 咏「よく撮れてる。上出来上出来。ご褒美にパフェのサクランボをあげよう」 まこ「どうも……美味しい」 咏「こんなサクランボより彼のチェリーが欲しいってか?」 まこ「な、なっ」 咏「かわいい反応だねえ」 まこ「勘違いしている所申し訳ないですが三尋木プロ。京太郎はチェリーじゃないんじゃ」 咏「え゛」 まこ「京太郎ならとっくのとうに捨ててるからのう……咲で」 咏「ふ、ふ~ん」 京太郎「こんな所で何を話しているんですか、貴女達は」 「「わ、わっかんねー?」」 京太郎「仲いいな!!」 その日三尋木プロのブログには一般、芸能、様々な人物からアクセス、コメントが殺到したという。 咏「ん~、なんでこんなにアクセスが来るのかわっかんねー」 針生「休暇になにをしているんですか!」 咏「まあまあえりちゃん。場所も住所も店名も隠したし平気平気」 針生「もう少しプロである自覚をですね」 咏「わっかんね~!」 針生「とぼけないでください!」 咏「別に恋愛禁止じゃないんだし、いいんじゃね? 知らんけど」 長野 京太郎「目線ずれてる」 まこ「確信犯じゃな、すまん」 京太郎「いえ、俺が悪いんで……あ、桃子とゆみさんから」 優希「なんて書いてあるんだ?」 京太郎「あのサービスは有料なのか、学割はあるのか、らしいです」 まこ「いっそ有料にするか?」 優希「チェキ1枚 5000円!」 まこ「……」 優希「……」 京太郎「……大人買いされたらどうするんですか」 「「すまん(じぇえ)」」 咲「京ちゃん自惚れすぎだって」 久「ねえ、それに私にもゆみからメールが」 和「好き者もいるんですね」 咲「ね~」 清澄 京太郎「咲、また寝てる時に」 咲「んふっ」 京太郎「やめろって」 咲「だって、なんか欲しくならない?」 京太郎「欲しい?」 咲「誰かが欲しがってる物とか、離したくないものってさ」 京太郎「俺はおもちゃかよ」 咲「ううん、京ちゃんは大事な友達だよ」 京太郎「はぁ、すんだらさっさとどいてくれよ」 咲「勿論。あ、ゴムはしてるから心配しないでね」 京太郎「当たり前だろ」 咲「ちえっ(こんなに上等な物持ってる友達を、簡単に離すわけないよね)」 咲「もうすっきりしたから起きていいよ」 京太郎「はいはい、そりゃよかったですね」 咲(八方美人となんて、付き合いたくは無いけどさ) 京太郎「昨日も洗濯したのに、またするとは」 久「須賀君、今日はどうするの?」 京太郎「部長、どうって?」 久「まこの手伝いする?」 京太郎「え、でも」 久「買いだしも昨日してくれたし、シーツも洗濯してくれているから平気よ」 京太郎「そうですね」 久「それとも麻雀でもする?」 和「まあ、先輩のお店でも出来ますが」 京太郎「じゃあ下3で」 雀荘 まこ「なんじゃ、また来たんか」 京太郎「ええ」 まこ「それは確かに助かるが」 京太郎「今日は前回の様なミスはありませんよ!」 健夜「あ、君が噂の男の子かな?」 まこ「今回は有名人じゃけえ」 京太郎「た、確かに」 健夜「探すの苦労しちゃったよ。咏ちゃんもなかなか教えてくれなくて」 京太郎「そ、それはご足労を」 健夜「ううん、全然平気。むしろここまで来るのが楽しみだったっていうか」 美穂子「お初にお目にかかります。小鍛治プロの噂はかねがね」 健夜「わ、私ってそこまで焦ってる!?」 美穂子「? 麻雀の実力についてのつもりだったんですが、私もしかして」 健夜「あ、うん。私も知ってるよ。福路さんだよね。個人戦凄かったから」 美穂子「ありがとうございます」 京太郎「あ、部長の」 美穂子「貴方が須賀君ね」 京太郎「はい」 美穂子「全国では買い出しお疲れ様でした」 京太郎「いえいえ」 健夜(もしかして彼女も彼を?) 89 A まこ(まさか久にスパイでも) 美穂子「誰かのために力になろうなんて、素敵だわ」ギュッ 90 A 京太郎「手、手を」 美穂子「この手にはきっと、優しさがこもっているのね」 京太郎「あ、あの」 美穂子「あ、ごめんなさい。つい」 京太郎「い、いえ」 美穂子「でも会えてよかった」 京太郎「会えてよかった?」 美穂子「今日はお手伝いに来たの」 まこ「手伝いなら京太郎で間に合ってるが」 美穂子「久が二人が困ってるって教えてくれてね、力になれたらって」 まこ「そりゃあ、あんたの腕はしっとるから助かるがのう」 京太郎「じゃあお願いします」 美穂子「はい♪」 健夜「なら私も」 京太郎「小鍛治プロは打っている方が宣伝になるので、どうかお願いします」 健夜「あ、はい」 まこ(確かに福路さんのおかげで色んなことが捗るが……) 美穂子「須賀君、これ3番さんにお願い」 京太郎「はーい!」 美穂子「須賀君、これノリ巻きなんだけど、小鍛治プロに運んで貰えるかしら」 京太郎「先輩の手作り……」 美穂子「ふふっ。須賀君の分も作って良いか染谷さんに確認をとってあるわ」 京太郎「やった! 先輩ありがとう!」 まこ「お、おう」 美穂子「後でお休憩のお時間に頂きましょう」 京太郎「ひゃっほー!」 まこ(なんか納得いかん!) 京太郎「小鍛治プロ、ノリ巻きです」 健夜「うわっ、凄い綺麗に巻いてある」 京太郎「福路さんの手作りですから」 健夜「いまどきの女子高生ってすごいなぁ、はむっ。うわっ」 京太郎「どうかされました?」 美穂子「なにか粗相でも」 健夜「ううん、お母さんが作ったのと同じくらい美味しくて」 美穂子「まあ♪」 京太郎「俺も早く食べたいなぁ」 まこ「仕事終わってからじゃな」 美穂子「ノリ巻きは逃げませんから」 健夜「…! 京太郎くん、はいあーん」 「「!?」」 京太郎「え、えっと、いいんすか?」 健夜「良い、良いよ!」 京太郎「なら失礼して、あむっ」 美穂子「どうですか?」 京太郎「美味しい。これなら毎日でも」 美穂子「なら明日からでも」 健夜「福路さん!」 美穂子「はい?」 健夜「料理教えて!」 美穂子「えっと・・・私なんかが」 健夜「お願い!」 美穂子「わ、わかりました」 まこ「そんなにうまいんか?」 京太郎「え? 美味しいですよ」 まこ「わしの卵焼きよりも?」 京太郎「染谷先輩の卵焼きも美味しいですよ」 まこ「わしはどっちが美味しいか聞きたいんじゃ」 美穂子「なら」 京太郎「どうしてこんなことに」 まこ「さ、食ってみい」 美穂子「ノリ巻きに卵焼き」 健夜「味比べだよ!」 京太郎「えっと仕事は」 まこ「もう店じまいじゃ」 美穂子「須賀君の好きな方を選んでくださいね」 まこ「世辞はいらんけえ」 京太郎「わ、わかりました」 健夜「私の作った卵焼きやノリ巻きもあるから(下手だけど……)」 京太郎「俺が好きなのは……」 京太郎「染谷先輩の卵焼き、出汁が効いててとっても美味しいです」 まこ「じゃろ?」 美穂子「確かに、どうやって作ったか教えてもらってもいいですか?」 まこ「企業秘密じゃ」 京太郎「でも」 まこ「なんじゃ?」 京太郎「福路さんの海苔巻きのバランスには」 まこ「なんじゃと?」 京太郎「すんません。今回は福路さんの海苔巻の方が美味しいです」 美穂子「まあ」 まこ「くっ」 京太郎「本当に美味いっす」 美穂子「ふふっ。焦らないでも、京太郎くんさえよければ」 まこ「京太郎くんじゃと!?」 美穂子「だっていつまでも名字だと距離を感じるでしょ?」 まこ「そんならわしだって」 京太郎「えっと」 健夜「私も名前で呼んで構わないよ。距離感じちゃうし」 まこ(距離より年じゃろ) 京太郎「あはは、流石に大先輩の小鍛治プロを名前呼びなんて出来ませんよ」 健夜「だ、大先輩……」 美穂子「私はダメかしら?」 京太郎「えっと」 美穂子「京太郎くん」 京太郎「美穂子、先輩」 美穂子「嬉しいわ。これからよろしくお願いね京太郎くん」 京太郎「こちらこそ」 まこ(なんじゃなんじゃ! いきなり現れて人の領域荒らしおって!) 京太郎「あはは、なんだか今日は色々な人と仲良くなれた気がします」 美穂子「私もよ。ふふ」 健夜「また来るね」 美穂子「私もそろそろ。今日はお世話になりました」 京太郎「こちらこそごちそうさまでした」ペコリ 健夜「わ、私も次は美味しい料理作るから!」 京太郎「不格好でも、真剣に作ってくれた事はアレから十分に伝わりましたよ」 健夜「それでも! 次は負けないから!」 まこ(もう来るな) 京太郎(染谷先輩なんだか疲れてるなあ) 京太郎「染谷先輩、これ」 まこ「んん、ドリンクか」 京太郎「今日はお疲れさまでした」 まこ「ああ、疲れたわ」 まこ(こいつは鈍感じゃし、はぁ……わしなんで京太郎なんか好きに) 京太郎「いやー、今日は楽しかったな―」 まこ(でも諦めきれん、わな) まこ「次は負けん」ボソッ まこの好感度がB75→A80に上昇しました まこの父のギックリが完治したため、京太郎のアルバイトは終了しました。 京太郎「久々の学校、部活休み、どうするか」 透華 初対面 京太郎「ぶらぶらしよう」 京太郎「さて、するとは決めたがどうするか。懐はバイトであったかいけど」 京太郎「遠出する理由もないわな」 龍門渕方面 京太郎「そういや萩原さんってこのあたりなんだよな」 京太郎「挨拶でもしに行こうかな」 京太郎「確か龍門渕家の御屋敷で働いているとか」 ハギヨシ「呼びましたか?」 京太郎「うわっ。黒塗り!」 ハギヨシ「運転中に見知った顔が歩いていたので」 京太郎「あ、あの時はどうも。助かりました」 ハギヨシ「いえいえ。今日はどちらへ?」 京太郎「部活も休みだったんで、ちょっと散歩に」 「ハギヨシのご友人?」 ハギヨシ「ええ、全国の際に少々」 「この炎天下、外にいるのはかわいそうですわ。乗せてあげてもよろしくってよ」 ハギヨシ「お嬢様もこう言っておられるので、もしお時間があれば」 京太郎「えっと、じゃあお世話になります」 「この龍門渕家の優しさに感動なさい!」 京太郎「ありがとうございます」 ハギヨシ「しかし今日はどうして」 京太郎「本当にきまぐれですって」 透華「……」ジロジロ 京太郎「えっと、俺の顔に何か」 透華「別に。ハギヨシに相応しいかチェックしていただけですわ」プイッ 京太郎「あはは、確かに萩原さんは凄いですし俺なんかが」 ハギヨシ「そんなこ「そんなことはありえませんわ!」」 透華「貴方は私たちに相応しいと認めてあげても」チラッ A85 ハギヨシ「申し訳ありません。お嬢様は口下手なもので」 C63 気心知れた仲 透華「ハギヨシ!」 ハギヨシ「まあ須賀君はお気になさらずに」 透華「我が屋敷に着いても、御自宅のようにふるまってくださって結構ですわ」 京太郎「いや、でも……それにお土産も買ってないのに」 透華「(貴方が来るだけで十分。これ以上は)いりませんわ!」 ハギヨシ「お嬢様もこう言っておられるので、お気になさらずに」 京太郎「ありがとうございます」 透華「ところで須賀様はお食事はもう?」 京太郎「いえ、適当にハンバーガーでも」 透華「軽食なら……ハギヨシ!」 ハギヨシ「既に無線で連絡済みです」 透華「せっかくなので一緒に食べましょうか」 京太郎「?」 龍門渕家 京太郎「……いきなり着替えさせられたから何事かと思ったら」 透華「なにか?」 京太郎「なんで立食形式なんですか!!」 透華「客人に無礼な真似はできません事よ」 純「はーい、サンドイッチお待ち~」 歩「ハンバーガーならあちらのコーナーよりグリルで出来たてを」 京太郎「俺場違いじゃないですか? こういうの初めてで」 透華「ありえませんわ。それに須賀様、初めてなら私と共に」 京太郎「ええ、じゃあよろしくお願いします」 透華「ええ!」 智紀「透華ウキウキ」 衣「衣もエビフライ食べれて歓天喜地!」 純「あんなのがタイプなんだな」 智紀「ね…」 一「ほらほら、純君に智紀、サボらないで働く働く!」 純「へいへい」 透華「それで、須賀様は普段は何を?」 京太郎「まあ雑用ですね」 透華「まあ! 須賀様に雑用を!?」 京太郎「そんなに驚くことっすかね」 透華「原村ぁ……」 京太郎(めっちゃ怒ってる……アンテナびゅんびゅんだ) 京太郎「まあ俺が好きでやってるだけなんで」 透華「辛くないんですか? もし辛いのなら我が龍門渕が運営する高校へ」 京太郎「転校ってことですか?」 透華「ええ。私としましてはその方がよろしいかと」 京太郎「……」 京太郎「俺、清澄で1人だけ麻雀すっゲー弱いんですよ」 透華「まあ」 京太郎「一人だけ一回戦負けだし」 透華「それでも」 京太郎「けど部長に染谷先輩、優希に和、咲は俺を切り捨てることなく、先生たちに頼みこんでまで俺を全国に連れてってくれました」 透華「それは部員として当然ではなくて?」 京太郎「いえ、部費のことや性別の問題も旅費を考えれば、先生たちの発言は理にかなっています」 透華「確かに、女性陣の中に一人だけ普通の男が混ざっていれば、問題も想定されますわ。けど須賀様なら」 京太郎「そんな時、部長達は俺も大事な仲間だって先生たちに言ってくれたんです」 透華「……」 京太郎「だから俺、部長達を裏切ることはできません」 透華「須賀様は一途、律儀なのですね」 京太郎「そこまでとは」 透華「さしでがましい申し出、誠に申し訳ありませんでした」 京太郎「そ、そんな、頭をあげてください」 透華「ですがもし何かお困りならすぐ私に連絡を」 京太郎「あはは」 透華「必ずお役に立てるよう頑張りますわ。京太郎様」 京太郎「そんな、京太郎様?」 透華「ええ。何か問題でも?」 京太郎「名字で呼ばないんですか?」 透華「ええ。こちらの方が呼びやすいので」 京太郎(お金持って変わってるなあ) 透華(入婿として来た時のことも想定するのが、龍門渕家の女ですわ! オーホッホ!) 透華(京太郎様と結ばれた暁には、あのにっくき原村和の悔しがる顔が目に浮かぶ浮かぶ……浮かびまくりですわ!)ニヤニヤ 京太郎「あ、そういえば俺帰る方法」 ハギヨシ「お帰りの際は家まで私がお送りいたします」 京太郎「なにからなにまですみません」 ハギヨシ「いえいえ」 透華が京太郎様呼びを続けていたおかげで、一部の人々から次期婚約者候補として勘違いされました。 龍門渕家のイベント終了。 京太郎「ん~、今日も一日頑張ろう!」 学校 京太郎「咲、いつもの頼むよ」 咲「京ちゃんのエッチ」 京太郎「レディースランチのことだよ!」 咲「なんだ、それならそうって言ってよね」 京太郎「それくらいわかれよ……一応付き合い長いんだし」 咲「その言い方勘違いされるからやめて。はい、レディースランチ」 京太郎「サンキュー」 咲「じゃあ私行くから」 京太郎「おうありがとな」 久「相変わらず好きねー、レディースランチ」 京太郎「美味いんスよ」 久「美味しいといえば、美穂子に何したの?」 京太郎「何って?」 久「あれから美穂子、須賀君の話ばっかりするから」 京太郎「そうなんですか?」 久「てっきり須賀君が脅しでもしたのかなって。あ、これ美穂子から頼まれていた海苔巻よ」 京太郎「しませんよ!って、ありがとうございます」 久「実は一本貰っちゃった」 京太郎「4本残ってるんで別にいいですよ。それにしても美味いですよね。」 久「ええ、流石美穂子ね」 京太郎「ラッキー……また海苔巻食えるなんて」 久「あ、これ今日の買いだしメニューと財布ね」 京太郎「了解っす」 久「にしても美穂子が……あの美穂子がねえ」ブツブツ 部室 京太郎「買いだし終わりましたー」 久「おかえりー」 和「お疲れ様です」 咲「お疲れ様」 京太郎「ふー、疲れた」 優希「タコスいるか?」 京太郎「いや、いいや」 優希「そうか。ほしかったら言って良いんだじぇ。一口ならやろう!」 京太郎「はは、ありがとな」 まこ「そう言えば京太郎」 京太郎「先輩?」 まこ「最近客がな」 京太郎「何かあったんですか?」 久「それが面白いのよ。須賀君目当てのお客さん増えたんだって」 京太郎「俺?」 まこ「久……」 和「世も末ですね」 京太郎「失礼だよ! 俺だってルックスは整ってるし」 まこ「話は続けるが、ええか?」 京太郎「どうぞ」 まこ「勿論客の混乱を防ぐためにバイトはさせんが」 久「そのことなら私にも連絡来たわよ。靖子経由で」 まこ「なんじゃと?」 久「せっかくだしオーケーしたわ」 和「ええ」 京太郎「何か依頼ですか?」 咲「今度ここにプロが指導に来るんだよ。」 京太郎「へー、凄いな」 咲「でね、その条件が」 京太郎「ああ、俺がどっかでなんかしてくればいいのか」 和「そうです」 優希「嫌なら断っていいんだじょ?」 京太郎「別に俺は平気だけど」 まこ「無理してないか?」 咲「京ちゃんは元気が取り柄だから」 京太郎「ま、そんなところだな。で、誰が来るんですか?」 和「牌のお姉さんです」 京太郎「なに!?」 久「楽しみよね~」 京太郎「いいなぁ」 はやり「君が須賀君かな?」 まこ「ま、無事帰ってくるんじゃな……って」 はやり「はや?」 一同「えええ!?」 京太郎「……(本物!)」 はやり「…合格」ボソッ B70 京太郎「?」 はやり「瑞原はやり…じゅうはっさいです☆」 京太郎「初めまして」ペコリ 久「今回はお願いを聞いてくださり、ありがとうございます」 はやり「気にしないでね。後進の育成もプロの務めだから」 咲「じゃあ京ちゃん行ってらっしゃい」 はやり「何処へ?」 咲「え? 何処って北海道へ行くんじゃ」 はやり「行かないよ~。だってはやりもお仕事あるし、ね☆」 久「でもそれが条件のはずじゃ」 はやり「とりあえず一局打とうか」 まこ「は、はい!」 京太郎「じゃあ俺はお茶でも」 はやり「京太郎君はココ☆」 京太郎「対局席?」 はやり「半荘おーわり☆」 和「和了れない…」 はやり「でも降り方、牌効率はトップクラスじゃないかな」 和「ありがとうございます」 はやり「頭が固いのが難点、ちょっとオカルト混ぜられただけで振り込みやすくなるのは今後の課題だぞ☆」 和「ですが」 はやり「優希ちゃんは南場が弱いけど、集中力、糖分の問題なのかな?」 優希「うーん、でもチョコとかじゃ力でないじぇ」 咲「カン」 はやり「咲ちゃんは相変わらずかな?」 咲「お姉ちゃんとどっちが強いですか?」 はやり「うーん、どっちだろうね~」 咲「ところで瑞原プロ」 はやり「なにかな?」 咲「なんで京ちゃんの膝の上に?」 はやり「?」 咲「いや、疑問符出さないでください」 久「有珠山高校には連絡してきました」 はやり「ありがと。今度はやりもお詫びに指導しに行くね」 久「お願いします」 京太郎「あ、あの」モゾモゾ はやり「やん♪」 京太郎「ずっとこの体勢は」 はやり「でも咏ちゃんにやってたよね?」 京太郎「あ、あのブログ見たんですか!?」 はやり「プロの間では結構有名だぞ☆」 咲「京ちゃん顔真っ赤だよ」 まこ「そりゃあ憧れの女性が自分の膝に座ってれば」 和「それに須賀君の好きな巨乳…」 久「カチコチにもなるわね」 優希「私だって後3年くらいすれば」 はやり「はやりは小学生のころから結構あったぞ☆」 優希「ぐっ」ガーン はやり「はーい、メンバーチェンジだよ」 まこ「和、代わってくれんか?」 和「いいですよ」 優希「ちょっとやけ食いして脂肪つけてくる」 久「なら私が敵打ちをってね」 京太郎「あの」 はやり「次は京太郎君が打つ番だぞ☆」 京太郎「良いんですか!?」 はやり「はやりがしっかり指導してあげるから、ガンバ☆」 京太郎「はい!」 咲(京ちゃん人気者だなぁ……でも、お正月の賭け麻みたいに人が持ってる物を巻き上げるのって) 京太郎「よーし、やるぞー!」 はやり「えいえいお~」ぎゅっ まこ「後ろから抱きついた!?」 久「あすなろよ。あすなろ抱きよ!」 京太郎(胸が、胸が背中に) はやり「このほうが色々見やすいからね。深い意味は無いぞ☆」 まこ「京太郎」 咲「まさか…」 久「あはは」 京太郎「俺が……1位? や、やった!!」ガタッ 和「後ろから助言ありなんですから、当たり前です」 はやり「凄い凄い!」 京太郎「はやりさんのおかげです!」ギュッ! はやり「はやや。京太郎くんも良く頑張ったね」ギュゥッ! 京太郎「あはは、まぐれですよ」 はやり「ご褒美だぞ☆」チュッ 京太郎(き、キス) まこ「犯罪じゃ!」 はやり「ほっぺだからセーフだよ」 まこ「詭弁を…」 久「まぐれ、まぐれよね」 咲「私が京ちゃんに負けるはずないもん」 はやり「あはは」 まこ「何時まで抱きついとるんじゃ」 はやり「嫉妬かな? かわいい☆」 まこ「むかっ。離れんか!」 はやり「きゃっ」 京太郎「まさか俺が勝てるなんて」 はやり「素質はあるぞ☆」 まこ「京太郎と腕を組むな!」 はやり「やーん、怖い☆」 咲「もう一回」 まこ「じゃな」 久「和代わる?」 和「ええ。現実を教えてあげます」 咲「たった一回勝っただけで調子乗らないで」 京太郎「わかってるって。でも、牌のお姉さんってすごい」 はやり「今度はアドバイス少なめにするね」 咲「京ちゃんの癖に…」 まこ「(瑞原プロ)潰す」 京太郎「やぁってやるぜ!」 和「他人の力で…哀れですね」 はやり「京太郎君の対局結果は?」 対局終了 京太郎「みたかオラァ!!」 咲「お、おかしいよ! こんなの、おかしいよ!」 京太郎「1位だ!! 俺が、俺が1位だ!!」 和「悪夢ですね……」 京太郎「シャア!!」 はやり「凄い凄い!!」ギュッ 京太郎「はやりさん!」ギュゥ はやり「京太郎くん!!」チュッ 京太郎「勝った、勝ちました!!」 はやり「すごいすごい!」チュッ!チュッ! 京太郎「あはは、あははは!」 はやり「弟子になろ☆ はやりの弟子になろ!」ギュゥゥッ 好感度がB70からA80に上昇しました。 まこ「……」フラッ 久「あ、まこ」 まこ「便所じゃ……すぐ戻るけえ」 久「でも」 まこ「ちょっと一人で気張りたいだけじゃ……あはは」 和「あはは、嘘です。須賀君が」 久(咲達に良い牌が来れば九種九牌で流し、自身は次の配牌で確実に和了る。嫌な打ち方ね) はやり「やっぱり京太郎くんは」 咲「私もちょっと外の空気を吸いに行ってきます」 和「でしたら私も」 咲「ごめん、ちょっと一人になりたいから 和「咲さん……」 咲(お姉ちゃん……) 優希「どうしたんだじぇ? 犬がお祭り騒ぎって、なにキスしてるんだじぇ!!」 京太郎「あ、優希!」 優希「ななななにして」 京太郎「1位だ。俺が、俺が1位だ!」 優希「なにをわけのわからない事を」 久「須賀君が和、咲、まこを相手にトップで終わったのよ」 優希「じぇじぇじぇ!?」 京太郎「やったー!」 はやり「京太郎くんすごい! だから弟子になろ! はやりの弟子になろ!!」チュッ 優希「キスをやめろー!! 京太郎の口を塞ぐんじゃないじぇ!!」 京太郎「瑞原プロ、ありがとうございます!」 はやり「こちらこそごちそうさ、京太郎くんの才能にびっくりしたよ☆」 優希「は、牌のおねえさん! 決闘、決闘を申し込むじぇ!」 はやり「また今度ね」 はやりの好感度が80→90(ロックオン☆)に上昇しました。 その頃 咲「あ、お姉ちゃん、うん……」 咲「声が聞きたくなっちゃって」 咲「あはは、負けちゃった。2回も」 咲「ねえお姉ちゃん、本気出したのに、私負けちゃった……」 咲「それも京ちゃんと瑞原プロに」 咲「もう負けるつもりなかったのになぁ……」 咲「でも、あの時の京ちゃんはちょっと良い顔してたかな」 咲「次は負けないけどね」 女子トイレ まこ「うぐっ、くっ」 まこ「勝てるはずじゃった……いくら上手く打とうが、初心者は初心者」 まこ「全国での経験で初心者対策も出来ていたつもりじゃった……ぐすっ」 まこ「勝った京太郎を祝うつもりももちろんあったのに」 京太郎『シャア!!』 まこ「あんな笑顔、わしは今まで見たことがなかったんじゃ」 まこ「それに瑞原プロと……うっ、うっ…おええっ」 まこ「はぁ、はぁ」 まこ「京太郎……」グスッ まこ「わしは嫌な女じゃ……素直に京太郎を祝福出来ん女なんじゃ…うう」 数日後 京太郎「……手紙?」 京太郎「瑞原プロからだ」 京太郎「なになに」 京太郎「東京に来い?」 京太郎「……どうしよう」 京太郎「アレ、もう一通」 京太郎「三尋木プロだ」 京太郎「内容は横浜に、か」 京太郎「どうしよう」 京太郎「カピもいるし無理だよな。断ろっと」 京太郎「電話で良いか。電話番号書いてるし」 京太郎「ピポパっと」 京太郎「あ、瑞原プロでしょうか。須賀京太郎です」 京太郎「ええ、手紙届きました」 京太郎「返事の件ですが、やっぱり俺、清澄からは」 京太郎「いえ、はやりさんのことが嫌いなわけではありません。むしろ好意を抱いています」 京太郎「でも、やっぱり無理なんです。ここからは離れられなくて」 京太郎「泣かないでください。ええ、本当にごめんなさい」 京太郎「……心が折れそうだな。でもここは」 京太郎「三尋木プロのお電話で間違いないでしょうか?」 京太郎「ええ。俺です、須賀です本日は断りの」 京太郎「い、移籍金って何ですか!」 京太郎「あ、いえ。お金の問題ではなく」 京太郎「先ほどもはやりさ、瑞原プロにも断りを入れてきたんです」 京太郎「え、断って来たなら平気だろ? すみません」 京太郎「ごめんなさい。まだ高校生ですし。」 京太郎「転校しろ?」 京太郎「ごめんなさい。三尋木プロのご期待に添えなくて」 京太郎「よし、これでいいな」 後日休日 京太郎「……」 瑞原はやり『京太郎君へ 諦めないぞ☆』 三尋木咏『おにいちゃんへ。 わっかんねー。それとも私がそっちに住めってか? 知らんけど』 京太郎「二人から更なる手紙が」 丁重に断りました。