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公式情報 不思議、なんだか懐かしい響き 考察 予知夢は基本ゼルダの家系が見る能力かと思っているんだけど、リンクの何人かも予知夢を見ているので、別にゼルダに限った能力じゃないのかも。最初はスカウォでリンクとゼルダが本当に結婚したならありえるかと予想したけど空リンクも予知夢を見ている。「なんだかなつかしい響き」ということは時ゼルダは勇者の事を覚えてるのかも。時オカゼルダ姫は歴代の中でもかなり魔力や予知能力が優れてる気がする(2014/12/11) ゼルダがガノンドロフの悪事を未然に防ぐ時点までリンクを帰還させたなら、もしかしたらデクの木がゴーマに寄生される前まで戻して 本当の意味で冒険も戦いもゼロの所まで送ったのだろうか。するとその世界線のゼルダの予知夢内容は変わる。何も持たない少年が来る。でもデクの木枯れてた方がコキリ族が唯一トワプリに居ない説明がつく(2015/03/15) タグ:ゼルダ 時のオカリナ 王家 考察
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唯「しまった!」 けたたましく鳴る目覚まし時計の音に気が付いて私は目を覚ました。 今日は5月13日…軽音楽部のみんなとバスで遊びに行く予定だ。 唯「は、早く用意しないと…その前にみんなに電話しなきゃ!」 唯「も、もしもし澪ちゃん!!」 澪ちゃんは大きな声を出して私に一言。 澪『何やってんだ!ずっと待ってるんだぞ!!』 唯「ご、ごめん」 澪『バスも五回見送ったし!!早く来て!』 唯「す、すぐ行くから!じゃあね」 携帯を閉じはぁっとため息…。 私って何でこんなにドジなんだろう。 唯「憂ー!!!」 大声で妹の名前を呼ぶと五秒も経たずに扉が開いた。 憂「お姉ちゃんなに?」 唯「私、今日の昼ご飯いらないから!」 憂「う、うん…わかった…」 唯「それじゃあ澪ちゃん達の所に行って来るね」 憂「あ…朝ご飯もいらないの?」 唯「うん!…早く着替えなきゃ」 私は急いで私服に着替えた。 憂「お姉ちゃん…洋服散らかしてるよ!」 今は片付ける余裕が無い。 唯「後で片付けるからよ!早く行かなきゃ!」 携帯のバイブの振動が服を通して肌に伝わる。 見なくても分かるきっと澪ちゃんからだろう。 唯「そ、それじゃあ行って来るね!!」 憂「気をつけてね…」 唯「ありがとう憂!」 勢いよく玄関の扉を開け私は家を飛び出す。 まだケータイのバイブは振動している。 唯「はぁはぁはぁ…おまたせ!」 律「遅いぞー!!」 りっちゃんは軽く私の頭にチョップをした。 唯「あいてっ!」 梓「本当です何してたんですか?」 澪「寝てたんだろ!」 当たりだ…目覚ましはきちんと設定したんだけど…気付くのが遅すぎた。 唯「ごめんなさい!」 あれこれ考えても仕方ない…私はただ頭を下げてみんなに謝る事に専念した。 紬「いいのよ~私、友達をバス停で待つのが夢だったの…」 目を輝かせてムギちゃんは言った。 安い夢だとは言わずにニコリとムギちゃんに向かって微笑んだ。 唯「次のバスはいつ来るの?」 梓「えーと…三分後には来ますよ」 澪「本当に2時間も休憩させてくれてありがとうな唯」 澪ちゃんは皮肉を聞いて…私はもう一度謝った。 澪「お!来たぞバス」 律「二分遅れてるけどなぁ~」 唯「本当!困っちゃうよね!」 澪ちゃんからチョップ。 ほんの冗談のつもりで言ったのに。 紬「さぁ乗りましょう」 梓「はい!」 梓「席…あまりあいて無いですね」 律「後ろ…前以外は全部埋まってるな」 唯「私は前がいい!あずにゃんも前だからね!」 梓「べ、別に何処でもいいですよ」 照れ隠しなのか本心なのか分から無いけど私とあずにゃんは前の席。 澪ちゃん達は後ろの席で決まった。 唯「そー言えばあずにゃん今日は何処行くの?」 梓「忘れてたんですか?今日はボーリングですよ」 唯「あぁ…思い出したムギちゃんがしたいって言ってたもんね!」 梓「はい!私も皆さんと一緒にしたかったんですよ!」 唯「私もだよ!」 ―――ボーリングが終わり夕方に私達はバスへ乗った。 誰がボーリングで一番なのかは言わない…言いたくも無い。 ただ次の日から私は不思議な夢を見る。 妙にリアルで生々しく非現実的な夢。 それから…夢で起こった事が現実に起こる。 予知夢を見る事になる。 この予知夢が私やあずにゃん…そしてみんなを苦しめる事になる――― 唯「うわぁっ!!」 目覚ましより早く起きた私は辺りを見渡した。 唯「夢か…」 酷い夢を見た…憂と学校に行く途中に猫が車に弾かれ私の制服に血が付く。 そして私は悲鳴をあげると同時に目を覚ました。 憂「お、お姉ちゃん!?」 勢いよく扉が開き憂が私の元に駆け寄る。 唯「だ、大丈夫だよ」 寝汗がびっしょりだ。 憂「本当に大丈夫なの?」 頷いて答えた。 憂「よかった……それじゃあ私ご飯の用意してるからね」 唯「う、うん」 憂が私の部屋を出てしばらく経つと目覚ましが鳴った。 唯「怖い夢を見たなぁ…」 私は目を擦りながらリビングへと向かった。 唯「今日の朝ご飯は何かな~?」 夢の事など忘れていた。 憂が作るみそ汁の匂いで今日の朝ご飯のメニューは何か?と言う事で頭がいっぱいだった。 憂「今日はみそ汁とご飯と納豆だよ!」 朝ご飯らしいメニューだ早く食べたい。 5分くらい経つと憂がみそ汁を運んで来た。 唯「私二人分のご飯をついでるよ!」 流石に毎日、妹に朝ご飯の用意をさせたら悪い。 憂「うん!お願い!」 炊飯ジャーを開けると良い匂いが私のお腹を刺激する。 唯「お腹減った~」 ご飯の用意が終わると私達は食卓に付いた。 唯「いただきます!」 憂「いただきまーす」 納豆を混ぜご飯の上に乗せる…そして一口。 唯「うまい!」 憂「えへへ~みそ汁も飲んでみて」 みそ汁を飲む…口いっぱいに味噌の風味が広がりご飯を胃に流し込む。 唯「うまい!」 ご飯を食べ終えごちそうさまをすると私達は制服に着替えた…勿論ギー太も一緒だ。 唯「今日はいつもより早く行けそうだね!」 憂「うん!」 憂が玄関のドアノブを握り扉を開ける。 温かい風が私を包んだ。 唯「行ってきまーす!」 憂「行ってきます」 しばらく憂と歩いていると私は夢の事を思い出した。 少し先の横断歩道…あそこで猫が弾かれて私は血を浴びる。 無意識に歩くスピードを私は遅くしていた。 憂「お姉ちゃん」 憂が私の服を掴む。 憂「靴紐ほどけちゃったみたい」 唯「う、うん待ってるから」 憂「ありがとう…」 憂は靴紐を結び始めた。 私は横断歩道をじっと見つめていた。 唯「あ………」 何処から現れたか分から無いが猫が横断歩道をのろのろと歩いている。 危ない!と思った時には遅かった。 ドン…っと音がして猫は車に跳ねられ大きく飛んだ。 私は宙を舞う頭が無い猫を見てただア然としていた。 車は気が付か無いフリをしているのかそのまま走り去って行く。 憂「よし…終わったよ」 唯「そ、それよりも見て猫が…猫が…」 憂「………可哀相跳ねられたんだね」 見るも無残になった猫を見て憂は言った。 唯「……………」 助けられたかもしれないのに…私は初めて動物が死ぬ瞬間を見た。 あまりいい気分では無い。 憂「す、少し遠回りして行こうお姉ちゃん」 唯「…………うん」 学校に付くと私は憂と別れ教室へと向かった。 律「唯おいーっす」 唯「おはよ……」 律「どーした?元気無いぞ!」 朝から猫が死ぬ瞬間を見たんだ…元気が出る分けが無い。 唯「うん…ちょっと眠たくて…」 律「ちゃんと寝ろよな~」 誰も朝から猫が死んだ話を聞きたくないだろう。 私はりっちゃんに嘘を付いて机に俯せた。 私は今朝みた夢の事を考えた。 あれは予知夢だと思う。 いや…きっとそうだ。 唯「…………はぁ」 助けてあげればよかった…。 朝からこんな思いをしなくて済むし何より猫が可哀相だ。 あの時、私がどうにかして横断歩道から猫を追い払っていれば…。 授業が全て終わり放課後。 私は足早に部室へと向かった。 きっと…あの猫は寿命が来たんだ仕方ない。 そう考えるだけで気分が少し楽になる。 今日はムギちゃんのお菓子でも食べて忘れよう。 唯「みんなー来たよ!」 返事は無い…まだみんなは来ていないようだ。 唯「少しだけ…寝るか!」 私はソファーに横になって目を閉じた。 唯「うわっ!!」 律「うわぁぁ!」 紬「び、びっくりしたわ~」 夢を見た…今朝に比べるとまだマシだけど。 澪「ど、どうしたんだ?」 唯「い…いや…何でも無いよ!」 まさか今度の夢も予知夢な分け無いよね。 妙にリアルだったけど…。 梓「でも急に大声出して起きるなんて…変な夢でも見たんですか?」 唯「う、うん!澪ちゃんが………」 澪「きゃっ!!!」 大きな音がした方向に目線を向けると…澪ちゃんが倒れていた。 澪「痛ててて…」 紬「み、澪ちゃん大丈夫?」 唯「………転んだ」 私が今見た夢は澪ちゃんが転ぶ夢だ。 ………また予知夢だ。 律「だ、大丈夫か?」 澪「あ、あぁ…コードに引っ掛かって転んだ…あの時の事が………」 だんだんと顔が赤くなって行く澪ちゃんを尻目に私は驚きを隠せなかった。 唯「澪ちゃんが転んだ…夢の通りだ…」 みんなは私の独り言に気付かずに澪ちゃんを心配している。 唯「………予知夢凄いよ」 部活も終わり私は家へと帰っていた。 私は予知夢の事はみんなに話さなかった。 既に起こった事を夢で見た通りになったっ言っても信じて貰え無いだろう。 だから…もし明日も夢を見たら、すぐにみんなに電話を掛けて予知夢で見た事をみんなに教える。 それが見事的中して…。 唯「みんなから褒められる!!」 でも…もう予知夢を見る事が無いと言う事もあるかも知れない。 唯「こんな凄い事…何回も続くのかなぁ…」 とにかく私は明日が待ち通しかった。 唯「おかえり~」 憂「おかえりお姉ちゃん!」 私が帰って来ると同時に憂が出迎えてくれた。 それに…この匂いは…。 唯「今日カレー?」 憂「うん!そうだよ」 唯「やったぁ!」 私は嬉しさの余り憂に抱き着いた。 憂「もう…お姉ちゃんったら…」 唯「もうお腹いっぱいだぁ~」 憂「えへへ…はいお水だよ」 唯「ありがとう!」 水を受け取り一気に飲み干す。 唯「ぷっはぁー!!!」 お風呂に入りパジャマに着替える。 時刻は12時…そろそろ寝る時間だ。 唯「ふわぁ~そろそろ寝るね…」 憂「う、うん!おやすみ」 唯「憂はまだ寝ないの?」 憂「見たいテレビがあるから…」 唯「そーなんだ…おやすみ憂」 憂「おやすみお姉ちゃん…」 唯「はぁ~」 ベットに横になり目を閉じる。 明日も予知夢を見るのだろうか? 唯「楽しみだな~見れるといいな」 この日から私は普通の日常を過ごせ無くなる。 唯「おやすみ~」 予知夢が私を苦しめる事になる事を私はまだ知らない。 みんなとボーリングに行った日から二日経った。 今日も目覚ましより早く起きる事になる。 あの予知夢のせいだ。 唯「りっちゃん…りっちゃん!!」 目を覚ました私は友達の名前を叫んだ。 早く電話をかけないないと大変な事になる。 もしも、私が今見た夢が予知夢なら。 りっちゃんは左手を失う事になる。 昨日より寝汗が尋常じゃない。 2
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唯「りっちゃん…」 私はケータイを扱いりっちゃんに電話をかける。 五コール目でりっちゃんは出てくれた。 唯「もしもし!」 律『どーしたんだ?こんな朝早くから』 唯「い、今から私が言う事をよく聞いてね!」 今見た夢が予知夢等と言う確信は無い。 だけど…もし予知夢だったら…。 そう考えるだけで恐ろしい。 唯「りっちゃんあのね…今日は学校行っちゃダメ!ダメだからね!」 律『は、はぁ?何で?』 唯「だから…夢を見て…りっちゃんが車に弾かれたの!それで右手が無くなって」 律『アハハ…恐ろしい夢だなぁ…大丈夫だってただの夢だろ?』 唯「予知夢なんだって!」 律『アハハハハ…じゃあ私は今日右手を失うんだな!』 りっちゃんは軽く笑い飛ばして言った。 多分まったく信じて無い…。 唯「本当だよ!!」 律『わかったわかった…じゃあ学校で会おうな』 唯「ま…待って!」 それ以上りっちゃんから返事は帰って来なかった。 唯「どーしよう……りっちゃん……」 唯「どーしよう……」 私は考える必死に考える。 唯「澪ちゃんだ!!」 確か…りっちゃんが車に弾かれるのは朝だ。 何とか…りっちゃんを学校に行かせ無いようにすれば…。 唯「澪ちゃんに電話かけないきゃ…」 唯「もしもし澪ちゃん」 澪『あぁ…唯かどうしたんだ?早起きだな今日は』 唯「そんな事はどーでもいいんだよ!!今日りっちゃんが車に弾かれるの!」 澪『は、はぁ?』 唯「信じて…お願い…」 私の目から涙が溢れ出す。 澪『わかったから落ち着いて…とりあえずなんで律が車に弾かれるか話してみて』 唯「……うん」 澪『なるほど…昨日予知夢を見たから今日の夢も予知夢だと思ったのか』 唯「……うん」 澪『しかも今日の夢は律が車に弾かれる…大変だな』 唯「信じて…お願い!!」 涙をパジャマで拭いながら私は言った。 澪『………わかった信じるよ』 唯「ほ、本当?」 澪『あぁ……』 唯「じゃあ…今日りっちゃんと登校する時に赤いスポーツカーに気をつけて!」 澪『わかった……極力注意を払うよ』 唯「ありがとう…澪ちゃんありがとう」 澪『大丈夫だって…その夢がもし予知夢だとしたら大変だからな…じゃあ私は律を迎えに行くからな』 唯「うん…バイバイ気をつけてね!」 澪『あぁ…それじゃあまた』 憂「お姉ちゃん朝だよ……もう起きてたんだ」 唯「うん………」 憂は私の顔を覗き込んだ。 憂「どーして…泣いているの?」 唯「えーと…これは目薬だよ!心配しないで私は大丈夫だから」 憂「うん…もうご飯出来てるからリビングに降りて来てね」 唯「わかった…」 肌に少しの振動を感じた。 澪ちゃんから電話だ。 唯「憂…後から行くから先にリビングに行ってて」 憂「うん、わかった…」 憂が部屋にいなくなり私はすぐに電話に出た。 唯「も、もしもし…」 澪『ゆ、唯か!落ち着いて聞いてくれ』 唯「まさか……」 悪い予感しか思い付かない。 唯「りっちゃん…りっちゃんでしょ?」 澪『違う!!今さわ子先生から電話が掛かって来たんだ』 唯「よかった…りっちゃんじゃないんだ…」 澪『全然良くないぞ!ムギが…ムギが車に弾かれたみたいなんだ!』 唯「…………え?」 唯「なんで…ムギちゃんが…なんで…」 私の目から大粒の涙が流れる。 唯「なんで………」 澪『幸い…右足の骨折だけで済んだらしいんだけど…』 唯「ひっぐ…うぅぅ…ムギちゃん…」 澪『今日は私達は学校を休むよ…梓も休むって言ってた…明日お見舞いに行こうな唯』 唯「うん…私も休む…」 澪『あぁ…さわ子先生には私から伝えて置くから…じゃあな』 唯「うん……」 憂「お姉ちゃん入るよー!!」 今は言葉を出す気にもならない。 しばらく経つと扉が開き憂がひょこっと顔を出して来た。 憂「お姉ちゃん…やっぱり泣いてる…どうしたの?」 唯「ムギちゃんが…車に弾かれたんだよ…」 憂「紬さんが……大丈夫なの?」 唯「足を骨折したんだって…私今日学校休むよ」 憂「う、うん…わかった…」 憂が学校へ行った後、私はベットに横になり考えていた。 予知夢の事を考えていた。 りっちゃんが車に弾かれ右手を失う夢。 これはきっと予知夢だ。 確信は無い…だけどあの夢なのにリアルな感覚。 前に似た夢も同じ感覚だった。 そうだ…私は二日続けて予知夢を見続けている。 でも…なんで私はりっちゃんが車に弾かれる夢を見てムギちゃんが車に弾かれる夢を見なかったのか? 何か見なかった理由があるはずだ…まずは調べてみよう夢の事を。 唯「そっか……」 なんで私がムギちゃんが車に弾かれる夢を見なかったのか分かった。 当然だけど夢は寝ている時に見る、そして睡眠には二種類あるらしい、ノムレム睡眠とレム睡眠。 ノムレム睡眠は深い眠りでレム睡眠は浅い眠り。 この二種類の睡眠はだいたい一時間半の周期で繰り返すらしい。 最初はレム睡眠そして一時間半経ったらノムレム睡眠また一時間半経ったらレム睡眠。 これを寝ている時に繰り返す。 そして夢を見るのは浅い眠りの時のレム睡眠。 当然、レム睡眠も眠むっている時に繰り返すから私は夢を何度か見る事になる。 人間は寝ている時に何度か夢を見るが、起きた時に夢を覚えているのは最後のレム睡眠時…つまり目覚め直前の夢しか覚えられない。 だから…多分だけど私はムギちゃんが車に弾かれる夢を見たけど覚えていなかった。 起きる直前に見た夢がりっちゃんが車に弾かれる夢だから…。 じゃあ…どうやって私は眠っている時に見る全ての夢を覚えられるか。 唯「………一時間半の倍数の時間に起きて見た夢をノートに書く」 これで私は全ての夢を覚えられる。 唯「大変そうだけど…私なら出来る…出来るよ!」 憂「お姉ちゃんおかえり…」 そうか…もうこんな時間なのか…。 唯「おかえり憂」 憂「うん…おかえり…私ご飯の支度するね」 私が頷くと憂は台所へ向かう。 何処か表情が暗い…きっとムギちゃんの事で元気が無い私に気を付かってるのだろう。 ご飯を食べ終わり私はすぐに自分の部屋へ戻った。 まだ寝るのには早い時間だが…私は寝たい。 机にはノートとボールペンがある。 これで見た夢を何時でも書ける。 目覚ましも一時間半後にセットしてある。 唯「おやすみ……」 誰もいない部屋でポツリと言うと私は目を閉じた。 翌朝…酷く目覚めが悪いが…幸い誰も酷い事に合う夢は見なかった。 ノートにはいくつか私が見た夢が書いてある。 私はリビングに降りて憂を呼ぶ。 唯「憂いる?」 憂「あ…おはようお姉ちゃん」 唯「今日…学校行くから一緒に行こうよ」 憂「うん!」 何時ものようにご飯を食べ制服に着替えギー太を背負い学校へと向かう。 憂「あ…お姉ちゃんちょっと待って!」 唯「どうしたの?」 憂「忘れ物しちゃった…一緒に取りに行ってくれる?」 唯「う、うん…憂が忘れ物なんて珍しいね!」 憂「う…うん…ごめんね…じゃあ家に戻ろうよ」 唯「うん、わかった」 憂の忘れ物を取りに行き私達は再び学校へ向かう。 憂「ごめんね…お姉ちゃん」 唯「ううん…全然いいよ、まだ時間はあるしね」 憂「ありがとう…」 やっぱり憂の表情が少し暗い。 私が元気が無いから憂も元気が出ないんだと思う。 唯「憂…心配しなくていいよ」 憂「え……うん…」 唯「それじゃあ教室に行くからね…バイバイ」 憂「うん…バイバイお姉ちゃん」 そー言えば澪ちゃん達は学校に着ているのだろうか? 昨日は休むと言ってたけど…もしかしたら今日も学校を休んでるかもしれない。 どっちにしろムギちゃんのお見舞いに行く時に会うだろう。 唯「あ……澪ちゃんとりっちゃん」 よかった…来てた。 律「あぁ…唯か」 唯「うん…今日ムギちゃんのお見舞いに行くんでしょう?」 澪「うん……そうだな梓も来てるみたいだから全員で行こうな」 唯「うん…」 律「それと…部活は今日は休みにするから…」 唯「わかった…ムギちゃん元気だといいね」 授業が終わり放課後。 私達は校門の前で落ち合いムギちゃんが入院している病院へと向かった。 病院へ向かう途中で澪ちゃんから聞かされた…昨日の朝に赤いスポーツカーがりっちゃんの目の前を凄いスピードで走ったらしい。 そして今日りっちゃんが石につまづいてこけた。 これは夢で見た事だ。 唯「うわぁ…人がいっぱいいるね…」 澪「ここ本当にムギの病室か?」 律「ムギーー!!!」 りっちゃんが大声でムギちゃんを呼んだ。 紬「入って来ていいわよ!」 入りたいんだけど人が多過ぎて入れ無い。 紬「すみません友達が来たので席を外して下さい」 大勢の人達がムギちゃんの病室から出て行く。 紬「ごめんなさい…どうぞ入って」 唯「うん……」 ムギちゃんは病室のベットに横になっていた。 足には包帯を巻いてある…痛そうだ。 梓「ムギ先輩大丈夫ですか?」 紬「えぇ…少し痛むけど大丈夫よ」 澪「よかった…元気そうで…」 紬「ありがとう澪ちゃん」 紬「それより…みんな聞いて」 唯「どーしたの?」 紬「私がね…車に弾かれ日の事何だけどね」 唯「う、うん…」 紬「奇跡が起きたのよ!」 唯「……奇跡?」 紬「そうよ!奇跡よ…私を弾いた車は時速80キロのスピードを出してたの」 律「そ、そんなに!?」 紬「えぇ…普通そんな車に弾かれたら普通は死ぬわよね…でも足の骨折だけで済んだの」 律「ムギ…頑丈だな…」 紬「ウフフ…りっちゃんったら…」 この日から十日経った。 私は予知夢を見続けていた。 何も起きない…誰も怪我をしない予知夢を…。 ただ十日後の今日、私は頭がおかしくなりそうな夢を見た。 澪ちゃんが車に弾かれ骨折する夢。 りっちゃんが車に弾かれ骨折する夢。 そして……あずにゃんが死ぬ夢。 一度に私はこの三つの夢を見た。 本当に頭がおかしくなりそうだった。 いや…徐々に私も頭がおかしくなり始めていた。 唯「………嫌だよぉ」 ノートを見つめながら涙を流した。 もし予知夢なら私は三人を救わなきゃならない。 早くみんなに電話を掛けないと…。 予知夢じゃなければいいんだけど…。 唯「あれ?昨日…確かケータイ机の上に置いてたはずなんだけど…」 ケータイが無い…。 いや…確かにケータイを机の上に置いた覚えてる。 唯「何で…無いの?」 ケータイが無い…無い無い何処を探しても見当たらない。 唯「憂!!」 すぐに扉が開いた。 憂「どーしたの?」 唯「私のケータイ知らない!?」 憂「え…昨日お姉ちゃんリビングの机の上に置いといてって、私に頼んだからリビングの机の上にあるよ」 唯「え……そ、そっか…わかったありがとう」 すぐにリビングへ向かいケータイを探す。 唯「あ…あった…」 まずはあずにゃんからだ…早く掛けなきゃ…。 唯「も、もしもし」 梓『はい…唯先輩?』 唯「あ、あのね…今日学校行ったらダメだからね!家でじっとしてて!」 ケータイから小さなため息が聞こえた。 梓『何言ってるんですか…今日は学校休みですよ』 唯「え……そ、そうなの?でも今日は金曜日だよ」 梓『今日は日曜日ですよ!』 本当だ…テレビを見ると確かに日曜日だ。 唯「ご、ごめん…」 梓『いいですよ…でも何で私が外に出たらダメなんですか?』 唯「あずにゃんが…死んじゃうからだよぉ!」 私は泣いて必死に訴える。 梓『で、でも…今日私が死ぬだなんて…信じられません、それに純と遊ぶ約束だってしていますし…』 唯「お願い…今日は外に出ないで…」 梓『ご、ごめんなさい…純が来ましたから切りますね…きっと悪い夢でも見たんですよね?元気出して下さい…それじゃ』 危機感が津波のように私を襲う。 3
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【書きかけ】東野圭吾「予知夢」 予知夢 (文春文庫) 評価 ひとこと 分類 ミステリー(日本人作家) 短編夢想る 霊視る 騒霊ぐ 絞殺る 予知る ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品) ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品) 気になる表現 メモ 参考 主人公 帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学
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1282.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1282.jpg 妖精軌導 ・予知夢 :坂下真砂@よんた藩国 1335.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1335.jpg ワ=シによる策敵:うかい@伏見藩国 ※ワ=シの詳細は以下のURLを参照してください。 http //www.cronos.ne.jp/~tdsnihon/idress/idress/2nd/I=D_FX.html 1433.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1433.jpg 予知夢 投稿者:棉鍋ミサ@鍋の国
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偵察・予知夢 1282.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1282.jpg 妖精軌導 ・予知夢 :坂下真砂@よんた藩国 1335.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1335.jpg ワ=シによる策敵:うかい@伏見藩国 ※ワ=シの詳細は以下のURLを参照してください。 http //www.cronos.ne.jp/~tdsnihon/idress/idress/2nd/I=D_FX.html 1433.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1433.jpg 予知夢 投稿者:棉鍋ミサ@鍋の国
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ケインの予知夢とは予知夢 掲示板に2013年10月20日よりケインと名乗る人物による予知夢の書き込みです。 内容は政治的世界情勢から宇宙や異常気象など多岐に及んでいるが、 中でも2013年12月28日の予知夢の内容のシラスウナギの豊作、南米の地震などの点が 時が経つにつれ現実化しており、2chオカルト板の予知夢スレなどで話題となった。 現在では単独の検証スレも立てられている。(現行スレケイン予知夢検証スレ) 2014年 4月29日 2014年 4月19日 2014年 4月 3日 2014年 3月17日 2014年 3月20日 2013年12月28日 2013年12月25日 2013年12月21日(考察あり) 2013年11月24日 2013年11月13日 2013年10月26日(考察あり) 2013年10月24日 2013年10月22日(つぶやき?) 2013年10月22日 2013年10月21日 2013年10月20日(続き) 2013年10月20日 ※引っ越します。こちらもどうぞご覧ください。ちょっと見やすくしました。http //yogenkein.wiki.fc2.com/
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りっちゃんも同じ様に話しを信じてくれなかったけど澪ちゃんが信じてくれた…今日はりっちゃんを監視すると言っていた。 唯「あずにゃんを…助けなきゃ…」 憂「梓がどうかしたの!?」 唯「あずにゃんが危ないの!!だから…助けなきゃあずにゃんの家に向かわなきゃ…」 憂「何で危ないの?」 唯「夢を見たの!予知夢ずっと見続けているんだよ!きっと今日も予知夢だよ!だからあずにゃんが…」 憂「お、お姉ちゃん…………外に出るの?」 唯「うん…早くあずにゃんの家に行かないと…死んじゃう…」 憂「わかった…私も行くよ…」 唯「信じてくれるの?」 憂「うん、それに危ないからね…私も行くよ…」 唯「ありがとう!!早く向かおうよ!」 憂「うん!」 私達は家を出て、走ってあずにゃんの家に向かった。 あずにゃんが外に出る前に家に着かないと。 憂「着いたよ!!」 唯「う、うん……」 心臓がバクバクと動いている。 どうか…あずにゃんがいますように。 私は祈りながらインターホンを押した。 唯「……………」 憂「………出ないね」 唯「電話…電話かけてみるよ!」 唯「出ない…出ないよぉ……」 憂「………………」 唯「あずにゃん…ひぐっ…うぅぅ…嫌だよぉ」 泣きじゃくる私を憂はそっと頭を撫でてくれた。 憂「お姉ちゃん…梓はどうやって死ぬか分かる?もしかしたら居場所が分かるかも…」 唯「うぅぅ……バラバラになるんだよぉ…体がバラバラに…そんなの嫌だよぉ…」 憂「お願いもっと…思い出して………」 私は今日見た夢を思いだす…。 何故かバラバラになって宙を舞うあずにゃん。 車に弾かれたのかも何故バラバラになったのかも分からない。 ………………そうだ。 唯「確か…駅員さんの声が聞こえた…白線までお下がり下さいって…」 憂「電車…この近くに駅があったはずだよ!!早く行こうよ!」 唯「うん!!」 …… 梓「ふわぁ~こう天気がいいと眠いわね~」 純「本当だね~」 梓「電車来るまで後5分だね~」 梓が後ろを振り向いて言った。 後ろには純と男が並んでいる。 梓は男と目が合い慌てて目を逸らす。 男は死んだ魚の目をしている。 梓(怖い人だなぁ……) 純もそう思ったらしく耳元で気持ち悪いと梓に言った。 「まもなく電車がまいります白線までお下がり下さい」 梓(よかった…もうすぐ来る…) 線路を見ると向こうから徐々に電車が迫って来る。 純「ちょっ…何するんですか!!」 男は純を押しのけ梓に迫る。 梓「……………え?」 男は気持ち悪い笑みを浮かべ梓のツインテールの髪を引っ張る。 梓「きゃっ!!や…やめ辞めて…誰か助けて!」 電車が近くなって来た。 男は無言で梓の髪を引っ張りズルズルとホームへ向かう。 梓「誰かぁぁぁ!!助けて!!!嫌ああああ!」 他の人達はただア然と梓と男を見ている。 抵抗しようにも梓の力じゃ歯がたたない。 梓「いやあああああ」 電車が迫る…もう梓との距離も近い。 梓の体に強い衝撃が走った。 憂が男に体当たりをして男と梓は横に倒れた。 唯「はぁはぁはぁ……」 よかった…間に合った。 唯「だ、誰かこの人を捕まえて下さい!早く!!」 駅員が慌てて男を取り押さえる。 男は未だに暴れている。 梓「憂…唯先輩…うぇぇぇ怖かったよぉぉ」 あずにゃんが泣いて私に抱き着いて来た。 唯「もう…大丈夫だからね大丈夫」 私はあずにゃんの頭を撫でた。 憂「純も安心して…」 純「う、うん……」 よかった…本当に安心した…。 私はあずにゃんと一緒にその場に座り込んだ…。 唯「つ、疲れたよぉ…」 夕方、私達はあずにゃんの家にいた。 予知夢の事もあずにゃんに一通り話し信じてくれた。 梓「予知夢何て信じられないよね…憂」 憂「う、うん…信じられない」 唯「でも…無事でよかったよ…これからは私の言う通りにしてね」 梓「は、はい…」 コーヒーを飲んで一息付くと電話がかかって来た。 さわちゃんからだ。 唯「はい…さわちゃん?」 さわ子『今、澪ちゃんとりっちゃんの親子さんから電話かかって来てね』 唯「は、はい…?」 さわ子『二人が車に弾かれたらしいの……』 唯「え…………?」 さわ子『………どうして立て続けに軽音部のメンバーだけ事故に合うのよ……』 唯「いや…先生………えーと…嘘だよね?」 さわ子『いくら私でもこんな趣味の悪い冗談言わないわよ…』 唯「………嘘だよ…だってりっちゃんと澪ちゃんは私がちゃんと伝えて」 さわ子『二人の親子さんに詳しく聞くとレフェティーフェアをやっている楽器店に行く途中で事故に合ったらしいの…』 唯「…だ………大丈夫なの?」 さわ子『大丈夫じゃないわ…でも凄い事故だったらしいわよ…でも奇跡よ』 唯「………なんで奇跡なの?」 さわ子『大きな巻き込み事故に二人は巻き込まれてね……不幸中の幸、澪ちゃんは腕を骨折…そしてりっちゃんは右腕を失うだけで済んだの』 唯「………………」 梓「唯先輩どーしたんですか?」 唯「さわちゃん切るね……」 さわ子『えぇ…さようなら…ツライと思うけど頑張ってね』 唯「うん…………」 澪ちゃんを信じていたのに………いや、わかっていたのに二人の所に行かなかった私のせいだ。 梓「どーしたんですか…?」 ……夢と違う。 いや…一概にそうは言えないのかもしれない。 私は二人が車に弾かれる所だけしか夢に見ていない。 梓「ゆ、唯先輩!!!!」 唯「うわっ……どーしたの?」 梓「何があったんですか?」 唯「えーと………澪ちゃんとりっちゃんが車に弾かれたらしいの……」 梓「そ、そんな……澪先輩と律先輩が………」 憂「………………」 泣いているあずにゃんを私はそっと抱きしめた。 二人を守れなかった…私も罪悪感を感じて泣いた。 あずにゃんと別れ…帰り道。 私と憂は会話をせずにただひたすらに家へと向かって歩いていた。 憂「…………待って」 憂が口き言った。 私は立ち止まり憂を見る。 憂「今日のご飯の材料買わないと…」 唯「そうなんだ……私先に帰ってるからね」 憂「お姉ちゃんも付いて来て……一人は嫌だよぉ」 唯「わかった……」 この日から一ヶ月経った。 私は毎日のようにみんなのお見送りに行く。 澪ちゃんやムギちゃんは元気そうだったけど。 りっちゃんは……ドラムが叩けないと言っていた。 その言葉を聞いて私の胸は張り裂けそうだった。 私が………悪い。 澪ちゃんに頼った私が全て悪いんだ。 そして…私は毎日のように夢を見る。 毎日、毎日毎日毎日あずにゃんが死ぬ夢だ。 私は毎日毎日毎日毎日毎日毎日あずにゃんを助ける。 毎日毎日毎日毎日…もう夢なんか見たく無い。 頭も最近おかしくなって来ている。 今日が学校だと思ったら休み明日の天気は晴れだと思ったら明後日の天気は雨休みだと思ったら部活。 医者にも相談したが原因が分から無いらしい。 ただ私の精神状態が異常だと言う事だけしか聞かされなかった。 私は…私は…どうすればいいの? 今日もあずにゃんが死ぬ夢をノートに書く。 それ以外の夢もノートに書く。 唯「うん…あずにゃん気をつけてね……うん、学校休むからバイバイ」 ため息を付く……今は何時だろう。 わからない…確かなのは朝だと言う事だ。 最近目の隈も酷い…ろくに寝て無いからだと思う。 憂「お姉ちゃん今日も学校休むんだね…」 憂が扉越しに話しかけて来た。 唯「う、うん……」 憂「じゃあ私も今日休むから……何かあったら言ってね」 私が学校を休むと憂も一緒に休んでくれる。 心配しないで行けばいいのに……。 次の日。 また…あずにゃんが死ぬ夢だ。 電話であずにゃんに何に気をつけるか伝え私は制服に着替える。 今日は学校に行こう…単位が取れないから。 唯「憂…今日私学校に行くから……」 憂「う、うん…それじゃあ一緒に行こう」 唯「う、うん…行ってきます」 憂「行ってきます…」 学校に付いて教室に行き窓の外を見た。 姫子「平沢さん元気無いね…大丈夫?」 隣の席の立花さんが話しかけてくる。 唯「う、うん…大丈夫だよ」 無理矢理、笑顔を作り彼女に言うと机に俯せる。 少し寝よう……今日はあずにゃんが死ぬ夢も見たしたいした夢は見ないだろう。 梓『………今日、唯先輩が行ってた事は確か…火に気をつけろだったよね…』 梓『今日は理科の授業で火を扱う実験するし…それから家のガスの元栓も閉めてあるし大丈夫だよね…』 これは……夢だ私は夢を見ている。 梓『外に…出ていいのかなぁ?大丈夫だよね…近くの自販機に行くだけだから…』 しかも…こんなに詳しく見た事なんか無い…。 梓『………大丈夫だよね…自販機に行くぐらい…いってきます…』 梓『はぁ…いい天気だなぁ…』 あずにゃんは歩き出す。 回りには誰もいないが…少し遠くからトラックが迫っている。 梓『もう…9時か…学校に行きたいなぁ…』 あずにゃん気付いて…。 梓『………あった…たまに飲みたくなるんだよねコーラ』 急に今まで見てた視点が切り替わりトラック側から見た視点になる。 …………寝てる。 運転手が寝ている!!! 梓『………え?』 あずにゃんが気付いた時には遅かった。 トラックがあずにゃんに迫り…………。 轟音がした…そして私は目が覚めた。 唯「はぁはぁはぁ………………」 私は跳び起き辺りを見る。 さわ子「どーしたの?唯ちゃん」 唯「……さわちゃん今何時!?」 さわ子「今は………8時56分だけど……」 一気に血の気が引くのがわかった。 早く電話を………。 唯「すいません…あずにゃんに電話かけます!」 唯「出ない…出ない出ない出ない…」 ケータイの時間を見る。 8時59分………ダメだ……もう間に合わ無い。 唯「……うぅぅ…ひっぐ…嫌だよぉ…嫌だよぉ………」 学校の9時を知らせるチャイムが鳴った………。 私はただ泣く事しか出来なかった。 翌日………あずにゃんが死んだ事を軽音部のみんなに言った。 結局…みんなを救えなかった。 あずにゃんが死んで一ヶ月経った。 私は学校で一人ただぼーっとしていた。 あれから…予知夢は見なくなった。 ムギちゃんは学校に来るようになったが…二人はまだ入院中。 紬「…唯ちゃん大丈夫?」 唯「いいや……元気じゃないよ…」 紬「早退したらどう?先生には私から言っておくから…ね?」 唯「うん……」 未だに…未だに…夢を見る。 予知夢じゃない…あずにゃんが死ぬ夢だ。 繰り返し繰り返し繰り返し……。 私は荷物をまとめ学校を出る。 唯「もう…死にたい…」 澪ちゃんやムギちゃんを骨折させたのは私だ…。 りっちゃんをドラムが叩けない体にしたのは私だ…。 あずにゃんを殺したのは私だ…。 何もかも…私のせいだ。 私は猫が弾かれた横断歩道を渡る。 道端には弔いのつもりが猫缶が置いてある。 唯「……………ん?」 声が聞こえた……憂の声だ…。 憂「お姉ちゃん!!!!危ない!!」 唯「え……………」 気付いた時には遅かった。 まだ死にたく無い…お母さん…お父さん…澪ちゃん…ムギちゃん…りっちゃん…憂。 走馬灯のように家族や友達の顔が脳裏に浮かび。 強い衝撃と共に消えた。 憂「お姉ちゃん……嫌ああああああ!!!!」 遅かった…遅かった…。 憂「嫌だ…お姉ちゃん…嫌だよぉ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」 遅かった…………。 憂「………お姉ちゃん」 車に弾かれたお姉ちゃんは……もう生きていない。 一目見れば……分かるぐらいに酷かった…。 せっかく…予知夢を見ていなかったのに…梓が死んだ日から見なくなっていたのに……。 唯「予知夢」END 戻る 憂「予知夢」
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1 2 3 4 注意:BADEND・微鬱 2010/05/16 参考:ホラー映画『デッドコースター』(原題 Final Destination 2) http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1273946007/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 同じ元ネタと思われるSSに 唯「ブラックアウト」がある。そっちも好き -- (名無しさん) 2018-11-12 15 38 23 実にいい。 憂視点の捕捉もあり、分かりやすいし -- (名無しさん) 2014-02-19 00 16 38 補足の淡々としてる感じがなんかたまらん -- (名無しさん) 2014-02-18 17 49 02 まさにBADEND -- (名無しさん) 2012-04-03 19 46 15 バスに乗って死ぬ運命だった唯達は、一生死を避けつづけなきゃいけなかったわけか。 原作知ってたからさらに楽しめた -- (名無しさん) 2011-05-29 01 45 47 最近元ネタを見たので 避けられない運命って残酷だよね -- (名無しさん) 2010-12-31 14 37 50 憂はあずにゃんの事を梓ちゃんって呼ぶよ。 -- (名無しさん) 2010-09-18 21 29 07 いらん能力だ。 こういうのを見てその先絶対いやなこと起きそう。 -- (通りすがり) 2010-09-18 17 30 31 予知夢こぇええ・・・・ -- (名無しさん) 2010-09-18 12 22 34 予知って良いことがないね…。 -- (名無しさん) 2010-07-01 22 43 18
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1282.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1282.jpg 妖精軌導 ・予知夢 :坂下真砂@よんた藩国 1335.jpg http //namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1335.jpg ワ=シによる策敵:うかい@伏見藩国 ※ワ=シの詳細は以下のURLを参照してください。 http //www.cronos.ne.jp/~tdsnihon/idress/idress/2nd/I=D_FX.html