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「動かないで。」 朱堂ジュンは出会い頭に刀を持った少年へと拳銃を突きつけた。 一時間以上は歩いていて油断していたために間近になるまで気づかなかったのを考えると、先手を取れたのは僥倖だ。 もしかしたら相手も、同じように油断していたのかもしれない。 とっさに抜刀はしたもののそこで動きが止まり、だから額へと銃口の狙いをつけられた。 「片手を頭の上に置いて、もう片方の手で刀を地面に突き刺して。」 「くっ……! 乗っているのか?」 「早く! 刺したら下がって、うつ伏せに寝転がって。」 有無を言わせずに武器を置かせる。勝負では主導権を握った方が勝つ。 悔しそうな顔で言うとおりにする少年に内心でわずかにほっとしながら、それでも油断無く少年の背中に膝立ちになり、今一度頭に銃を突きつけた。 そこで、頭の後ろで組まれた手から紙片が覗いていることに気づく。 「もらうよ」と言って奪い取ると―― 『装備:命の百合 場所:一本杉の根本 説明:どんな傷も癒やす蜜を出す百合。器一杯飲めば永遠の命が得られる。』 「わたしだけじゃなかったんだ」自然と言葉が漏れる。 それを聞いてか、少年は伏せていた目を上げる。 ジュンと目が合う。 その目は、彼女を負かした少年の目にそっくりだった。 朱堂ジュンは小さい頃から足が速かった。 走るのが好きだから速くなったのか、走かったから走るのが好きになったのかは覚えていないが、ジュンの好きという気持ちと走る速さは比例して増していった。 親はそんなジュンを応援した。 その甲斐もあって彼女の努力は実り、いまやジュンは将来を有望視されるアスリートにまでなった。あと数年もすればオリンピックの育成選手にもなり得るだろう。そんな時だ。 ジュンの母親は病に倒れた。 治る見込みは無かった。 彼女を今まで支えてきた存在は、近い将来、彼女がアスリートとして大成するよりも確実に早く死ぬことになった。 だが、そんな時だ。 ラストサバイバル、人生逆転のゲームに参加するチャンスが巡ってきたのは。 毎年小学6年生が、優勝者にはなんでも願いが叶うという景品のために、命がけで戦うゲーム。 それがラストサバイバル。 ジュンはそれに参加した。 種目はひたすら休みなく歩き続けるサバイバルウォーク。長距離をメインとする彼女が勝つためにあるような競技だった。 そして彼女は敗北した。 最終盤までトップにいながら、ノーマークだった少年に最後の最後に負け、願いを逃した。 母親を助ける手段を失った。 彼女は泣いた。 叫んだ。 そして後悔した。 何が足りなかった? 覚悟が足りなかった。 何が足りなかった? 決意が足りなかった。 決死さが足りなかった。必死さが足りなかった。死ぬと決めたと書くから決死なのだ。必ず死ぬと書くから必死なのだ。彼はそれを持っていた。自分が死ぬことを覚悟していた。その意気を感じた。 そしてその上で、楽しんでいた。 彼は、自分の命を捨てることすらも楽しんでいたと、彼女はあれを振り返って感じた。 だから、彼女は決めた。 たとえ命を失ってもではなく、必ず命を失うと決めて戦うと。 「オレは藤山タイガ。EDF第3師団K部隊だ。」 突然の言葉でジュンは我に帰る。 ほんの僅かな間だろうが、自分の内面に沈みこんでいた。 それに気づくと同時に、なぜ?と思う。なんで少年は名乗ったのか。 「名前あるんだろ、名乗れよ。」 「なんで。」 「なんでって、じゃあなんて呼べばいいんだよ。」 「そうじゃなくて、わたし、君を殺す気なんだけど。」 「本当に殺す気あるなら話しかけないで撃つだろ。」 ギリ、と頭に銃口を押しつける。 ますます、少年があの子に重なって見えた。 「違うって言ったらどうする。」 「妹がいる。」 「は?」 「もしかしたら、妹もここにいるかもしれない。できればでいい。殺すのは後回しにしてくれないか。間違っても殺し合いに乗るようなヤツじゃないんだ。」 「ちょっと待って、君言ってることわかってる?」 「ムチャクチャだよな。でも、こうして話してるってことは、ちょっとは頼めるんじゃないかって思って。」 「……」 「頼む。オレを殺すのは、まあ、ホントはすごい嫌だし、助けてほしいけど、でも殺るんなら、妹だけは殺さないでほしい。」 妹のため、それが決定的だった。 この子は同じ人間だ。 あの子、桜井リクと同じタイプの人間だ。 銃口を離す。 乗っていた背中から足をどける。 銃は向けたまま、後ずさって距離を取った。 「タイガくん、もし君が優勝したら、妹さんの次でいいから、わたしの、母親を助けてくれない?」 「……は?」 「前さ、これと似たようなゲームに参加したことがあるんだ。それは本当に死ぬようなことはなかったんだけれど、首輪じゃなくて腕輪みたいなのつけてさ。優勝したらなんでも願いが叶うっていうの。」 「……ギャンブルの話か?」 「そんな感じ。鞘をこっちに投げて。」 そのまま回り込むと、突き刺さっていた刀の下へと行く。銃で腰の鞘を抜くように示すと、飛んできた鞘を片手で掴み、銃をポケットへと押し込んだ。 タイガは動かなかった。 刀を地面から抜き、鞘へとしまう。今度は納刀したそれで立ち上がるように指示した。 「今度のこれも、似たようなものなんじゃないかな。優勝したら願いが叶うとか、そんなふうな。少なくとも優勝できなかった子よりは生きてる可能性が高いでしょ。だから、もし君が優勝したら、わたしの家族に会いに行ってほしい。それで、できる限りでいいから助けてほしい。わたしが優勝してもそうするから。」 「無理だな。」 拳銃を抜く。 「オレの親は行方不明だ。お前に見つけられるのか。」 「心配しないで。わたしの親も病気で長くないから。」 「……なのに、そんなこと頼むのか?」 「だから、頼むの。恨むんなら地獄で恨んどいて。」 「勝手に地獄行きにするんじゃねえ。」 「地獄みたいなものでしょ、ここも、ううん、その前も。あはは、この先もか。ずっと地獄じゃん。」 「何がおかしい。」 ギラついた目をタイガは向ける。 それ目掛けてジュンは、刀を投げ渡した。 「うわっ!」と情けない声を上げてタイガは受け止める。 「……一人よりは二人のほうがマシでしょ。今は殺さないでおく。代わりにわたしの前を歩いて戦って。断ったら撃つ。」 そしてタイガの足元に向けて発砲した。 「オーケー?」 「……クソ、わけわかんねえ……!」 「オーケー!?」 「くっ……オーケーだ! オーケーだよ!」 「あと振り返っても撃つから。」 刀を腰に、手を頭の上に置かせて前を歩かせる。 ジュンはわからないように、銃をポケットへと入れた。 「今の銃声何かしら。ねえ?」 「……さあ。」 折れた枝を手に取る。 超能力で先を尖らせる。 そして投げる! を、繰り返す! ドス「あぶな!」ドスッ「ちょ」ドドス「ま」ドドスドドスドス「待って」ドドスドドスドス「助けて!」ドドスドドスドス「お願いします!」ドドスコスッ「わああああああああああ!!!???」 「返事ぃ!」 「はい……」 「はいじゃないわ、何かって聞いとんねん。耳義足なん?」 「耳が義足ってなんだよ……」 「なんでツッコミだけはちゃんと話すねん!」 「いたーい!?」 サイキックで浮かした小石をケツへと直撃させる。 悲鳴を上げてゴロンゴロンと地面を転がる少女、玉野メイ子を前に、名波翠は確信を深めた。 (コイツの行動、全部デジャヴや。予知夢を見たんか、もしくは、時間がまき戻った、とかか?) 翠は超能力者だ。こういう異常事態にも何度か遭遇したことはある。さすがに爆弾だか毒だかが入った首輪をつけて殺し合えなどと言われたことはなかったが、それこそ神の一柱や二注と遭遇したこともあるので、多少の動揺はあれど比較的冷静だった。 そう、殺し合えなどと言われたことなどなかったのだ。つい数時間前までは。 翠の能力はどちらかと言えば念動力を主とする。力に目覚めて日が浅い蘭にテレパシーの潜在能力では劣るものの、サイコキネシスの操作技術では一日の長がある。 しかしそんな彼女でも、自分が戦いの果に死ぬという経験をタイムリープでした以上、記憶の残留は蘭と同等以上だった。 (タイムリープなんかタイムスリップなんか未来予知なんかわからんけど、この展開は知ってる。一度読んだ本を読み返すようにな。だから、同じ行動を取り続ければ、同じ行動になるはずなんや……) (今やってそうや。セリフを同じにしたら同じセリフが返ってきた。同じ行動をすれば、同じ結果が出るはずなんや。なのに……) (蘭……なんなん? さっきアンタの声が聞こえた。ここに来てテレパシー全然使えんのに。なあ? なんでなん?) 冷静に、努めて冷静に、翠は考える。 無駄に大仰に深呼吸して、考えを整理しようと試みた。 この殺し合いが始まって、翠はしばし記憶の混濁に混乱したあと、なんとか前と同じ行動をしようと努力してきた。 前回の記憶を活かすためには、極力変更点を減らしたい。タイムリープは自分の行動だけで変化する都合上、100%の再現性が期待できるのだ。期待できるはずなのだ。 なのに、翠からは冷や汗が止まらない。 同じ行動をしていたはずなのに、今から10分ほど前に聞こえてきた、聞き覚えのない蘭の悲鳴の意味を、必死で考えていた。 それを思い出すたびに、作った確信が崩れていく。自分が動かなければ未来は変わらない。そういうもののはずなのに、未来が最悪の方向に変わっていたから。 (記憶をロードしたうちが行動を変えなければ、シナリオは変わらん。) (同じ行動をしてたのに、蘭の悲鳴が聞こえた。) (おかしいやんこんなの、矛盾して、矛盾……) 何か熱いものが頬を落ちる感覚がしてハッとなる。 それを恐る恐る指先で触れる。 その熱源が、自分が流した涙だと理解して、翠は決壊した。 「蘭……アンタ……ムチャしたんやろ!」 嗚咽交じりにそう言う自分をメイ子がギョッとしてまじまじ見るのもはばからず、翠は声を上げて泣いた。 翠は理解していた。記憶を残していた者でなければ未来は変えられないのに、勝手に未来が変わっていた理由。 なんのことはない、記憶を持つものが複数いたからだ。 蘭が自分よりもそういった感覚に強いことは、この一年の冒険で何度も実感している。自分が記憶を憶えていたのだから蘭も憶えていただろうと、自信を持って言える。そしてきっと、このクソッタレなゲームに一緒に巻き込まれたであろうことも確信している。 それがわかっているから、涙を止められなかった。突然感じた蘭の悲鳴のイメージ、強い悲しみ、無力感、負の空気。エスパーの感受性で読み取ったそれを心のままに判断するのなら、蘭の死という答えしか出なかった。 蘭の性格はよくわかっている。きっとこの場所で記憶を元に未来を変えようと動いたのだろう。おおかた、死んでしまった自分を助けるために。 つまり、翠のために蘭は死んだ。 そこまで考えて、翠は寒空の下に裸で放り出されたような感覚を覚えた。ブルりと身を震わせ続け、肌の露出を手で隠そうとし、両手で顔を覆った。 「ちがう……こんなことしてたらアカン。まだシナリオ通りにやらな……」 「あ、あの、うわ。」 「……『やっぱお前の心覗くわ。』」 頭の上に手を置こうとする翠と、それを抵抗できないメイ子。と同時に二人の周りに不可思議な力が満ちる。メイ子の頭から何かを引っ張ろうとするそれはまさしく異能。その正体は、サイコメトリーだ。 メイ子は強力な霊視能力を持つ。その力で前回同様、最初出会った参加者である翠の人となりを知ろうとした。 そして翠は能力者特有の勘の良さで自分を見ている存在に気づき、殺意のイメージを見せることでメイ子の動揺を誘い、位置を掴むとサイキックでやきを入れたという次第である。 読み取ったメイ子のクズさにデジャヴを感じて無理矢理に切り替えていく。そして気配を察知、これで未来の分岐点になんとか間に合う。 (このあとは、変な服を着た男子と、髪の長い女子から逃げようと森の中行って、そしたら、そう、黄金の鉄の塊でできた鎧の騎士に襲われたんや。) 聞こえてきた銃声に、逃げるのではなく立ち向かう。きっと変えるべき選択肢はここだ。 前回は森に逃げたらそこにいた騎士に4人まとめて襲われた。今回はリスクを覚悟でこれから出会う2人を叩く。相手が能力者である可能性や自分が能力者だとバレる可能性はあるが、ここで動かなければ記憶の意味が無い。 翠は小石を操るイメージトレーニングをしながら2人を待つ。 【0121 森の近く】 【朱堂ジュン@生き残りゲーム ラストサバイバル 最後まで歩けるのは誰だ!?(ラストサバイバルシリーズ)@集英社みらい文庫】 【目標】 ●大目標 優勝する。 ●小目標 命の百合を手に入れる。 【藤山タイガ@絶滅世界 ブラックイートモンスターズ 喰いちぎられる世界で生き残るために@集英社みらい文庫】 【目標】 ●大目標 主催者をぶちのめして生き残る。 ●小目標 今はシュンに従う。 【玉野メイ子@サイキッカーですけど、なにか? (1)ようこそ、ウラ部活へ!?@ポプラキミノベル】 【目標】 ●大目標 まず死にたくない、話はそれから。 ●小目標 今は翠に従う。 【名波翠@宇宙からの訪問者 テレパシー少女「蘭」事件ノート9(テレパシー少女「蘭」事件ノートシリーズ)@講談社青い鳥文庫】 ●中目標 未来を変える。 ●小目標 男女二人組(朱堂 タイガ)に接触する。
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生存本能に由来する戦闘適性 極めて微弱ながら、一寸先を見通す直感。 自身の生存確率を高める程度の効果は得られるが、 所有者の性質がそれに反する方向を選び易い為、効果は薄い。 気力120以上で発動 回避率+10% ダメージ-10% HP50%以下で発動 回避率+10%
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Break Card E.G.O. 2F/1C スキャナー♀/ワーカー♀ 3/(2)/2 レジスト・極星帝国/チャージ1 No.0012/0027 Rarity UC/PF Illustrator 山鳥おふう Expansion 始まりの地球 カード考察 対抗色へのレジストを持った軽ブレイクのサイクル。 さりげなく持っている精神攻撃力とワーカー分類による横取りによって、極星帝国相手でなくとも役に立つ。
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夜明けの街で 面白かった。でも結婚したばかりの女が読むものではない。 妻と娘と三人家族の渡部はもうすぐ40歳。不倫なんてする奴は馬鹿だと思っていたのに、勤めていた会社の派遣社員秋葉と、不倫関係に陥る。真面目な渡部は、家族を取ろうか秋葉を取ろうか悩むが「結婚したらもう男と女ではない」という友人の言葉通り、妻よりも秋葉の方に傾いていた。普通の不倫話と違うのは、秋葉には何か秘密があるから。秋葉の実家で起こった殺人事件に彼女も係わっているようだが、何も話してはもらえない。渡部の不倫劇はどういう結末を迎えるのか。過去の殺人事件の犯人は誰か。 不倫の話も殺人事件の話も、単体だとありがちに感じるが、二つが合わさるとそうでもなかった。意味深な言動が多い秋葉が得体の知れない女に見えて、結末が気になった。 渡部が語り手なので、秋葉や妻や娘への心情が描かれていて、読むのが堪えた。「不倫なんて!」ではなく、「なんかもうしょうがないのかなぁ」という気持ちになった。「妻は良い妻だと思うが女でない」「娘は可愛い」「でも秋葉と一緒にいたい」てな感じの渡部に対して、嫌悪感よりも同意してしまいそうな自分がいるからだ。「私もそう思うかも」じゃなくて、「そう思っても責められないのかな」という気持ち。渡部が不真面目で不誠実なら、そんなふうには思わなかったのに。不真面目な人を除いて、不倫する/しない人がいるのは単にそういう機会に恵まれるか恵まれないかの差じゃないだろうか。不倫しなかった人はたまたま出会いがなかった運の良い(悪い?)人。勿論、機会があってもしない人はしないだろうけど、長い人生そういうエアポケットのような時期があると思う。だから結局タイミングなんじゃないか。と、読みながら考え込んでしまった。新婚なんですってば。 東野圭吾の本は、作者の主張というものを感じない。「文章が東野圭吾っぽいなぁ」とか「東野圭吾っぽい持って行き方だなぁ」というのを、思わない。登場人物の向こうに、作者が透けて見えるようなことがなく、登場人物はあくまでも登場人物で、作者の主張を代返しているわけではないのだ。それはいい悪いではなくて、単なる特徴だと思う。東野圭吾は一冊一冊新しい気持ちで読める。「登場人物の口を通して作者の主張を叫ぶ」ような話ではなく、「作者が透明な代返者」であるお話。だから東野圭吾の本は食傷気味にならないのかも。作者なりにきっと目的や試みがあるのだと思うけど、今回読みながらそんなことを思った。 好き嫌いはあるかもしれないが、私はこの本は面白かった。続きが気になったし、きっちり終わるところも好き。淡々と描かれているけど、ちょっと心に響いた。泣いたりはしなかったけど、特に既婚者は思うところはあると思う(笑) ここから先はネタバレです。 渡部の不倫に妻は気づいていたところとか、愛人がちょっと乗り気になったら怖気づく夫とか、殺人事件は実は自殺だったとか、良く考えたらベタやなぁ。でも最後まで面白かった。おまけ(?)の友人の話も程ほどにブラックで面白かったし。妻はどのへんから気づいてたんやろ、とか夫の不倫が発覚した時の妻の対応としてそれは賢明だったの?、とか気持ちが冷めるのはしょうがないのかなぁ、とか不倫から夫が戻ってきたとしても夫婦は元に戻れるの?と、あまり本筋に関係ないようなことを考えた。面白かったけどテンションは上がらなかったな~。これも読むタイミングなんだろう。結婚してなかったらどんな感想になったのか、興味ある。 秋葉が事件の真相をずっと黙っていた動機が思いもつかなくて、この作者はほんと色んな動機を思いつくなぁと思った。 (2008/05/11) 使命と魂のリミット ものすごく感動したり、胸に響いたり、そういう本ではありませんでしたが、面白く読めました。一気に読んじゃった。 幼い頃父を亡くした夕紀は、今まさに父を手術した医師の下で研修医として働いている。元気だった父の突然の死、そして現在その医師と交際を始めた母。夕紀はある疑いを抱き、その為に医者を志した。あの日手術室で何があったのか。それを知る為に。一方、何らかの目的を持って看護士に近づき、ある高名な入院患者の情報を探ろうとしている男がいる。彼は何をしようとしているのか。二つのストーリーがくっついたり離れたりしながら、最終的に一つになったようななってないような(どっちやろ)お話。 医学的にも恐らく取材を繰り返したんだなぁと思いました。それから機械的なお話も出て来て、そのあたりは『探偵ガリレオ』を思い出します。ちょっとほろりとしそうになりましたし、良いミステリだと思います。 この作者さんの本はとても多く、そのジャンルがまた多彩で「引き出しいくつあるんだ!」と毎回読むのが楽しみです。またどれもが面白く、安心して読めます。ただこの人の本で、打ちのめされたり、のた打ち回ったり、大ハマリしたことはまだありません。そのうち、そういうのが出るといいなぁ。人によっては『手紙』『白夜行』がそれにあたるみたい(映像化されて有名になったからかもしれないけど、よく聞く)ですが、私は今一つでした。『名探偵シリーズ』はこういう切り口があるんだ!とかなり新鮮でしたが。あ、『悪意』は衝撃だったかも。『~が彼を殺した』も「試みが面白い!」だったしなぁ。『秘密』は泣けたけど、号泣って程でもないし。この『使命と魂のリミット』はほろっと来ましたが、それは「泣かせよう」という描写じゃなくってすごく淡々とした文章だったのですが、それでも泣けるところはすごいと思います。 全部面白いから贅沢言ってるだけかもしれません。なんだかんだ言って好きなのです。時代物は描いてくれないかなぁ。次読むのも楽しみです。 (2007/07/08) 容疑者Xの献身 久しぶりの東野最新作です。予備知識無しで読んだんですが、これは「探偵ガリレオ」の登場人物、湯川と草薙が出てきてました。あれは一冊で終わってるのかと思っていましたが、シリーズになっているんですね。「予知夢」というのも出ているようなのでまた読みたいと思います。 ガリレオの登場人物が出てはきますが、今回は主要な脇役のようです。主な登場人物は高校の数学教師の石神という男性、そして母子家庭の母親靖子。「探偵ガリレオ」は「どのようにして犯行を行ったか」に着目した化学的な短編集でしたが、今回はどうも違うようです。どこまで書けばネタバレにならないのか難しいですけど、「どうやって警察の追及を逃れるか」に焦点をあてた作品というのでしょうか。題名の意味は、前半割と早い時点で分かります。 感想ですが、「なるほど。面白かった」ってとこでしょうか。350ページ程でしたが、一気に読み進められました。私はジャンル分け苦手なんですが、謎解き物?推理物?ってとこかな。「秘密」や「白夜行」の類ではありませんでした。なのでそういうのを求めるのなら、あまりお勧めしません。感動とか泣ける!とかではないので、何回も読み返すものでもなく、おおまかなストーリーを忘れた頃にもう一度読みたい本ではあります。推理小説好きならよいと思います。 湯川は化学の天才でしたが、今回の主人公石神は数学の天才です。天才を描くのって大変ですよね。矛盾してたり間違えてたりしちゃいけないんですから。東野さんはそういう分野にも手を出そうとしていて、素直にすごいというか、偉いと思います。リアリティを持たせようとしたら、登場人物に生半可なこと言わせられませんものね。まぁ私には作中の数学的なお話は、さっぱりわかりませんでしたが。数学も究極に難しくなると、問題は非常に曖昧になるんですね。 終わり方は少し哀しいものを選んだのだな、という感想を抱きました。石神が自分を犠牲にしても守りたかったものを、湯川が破るのですから。謎解き役が湯川じゃなかったら、シリーズ物じゃなかったら、もしかして完全犯罪の結末を選んだんじゃないかと思ってしまいました。石神が無実になるわけではありませんし。 証拠品をいくつも残すけれど、それは一般に出回っているものだからなかなか足がつかない。そうして警察が多数の証拠品を前に走り回る内に痕跡を消してしまうっていうストーリーはどこかで読んだことがあるのですが、あれは何だっただろう。確か三億円事件をモチーフにしたお話だったと思うんですが、喉まで出掛かっているのに…。この本を読んでいて、そんなことを思い出しました。石神はいくつかの謎を作中に散りばめていますが、最後にどんでん返しにはびっくり。そういえばそれを匂わす記述はいくつかあったのに、全く思いつきませんでした。「献身」という題名がはまりますね。 (2006/05/05) 変身 読んだと思ってたのですが、全く思い出せなかったのでもう一度読んでみました。最後まで読んで「あ~読んだことあったかなぁ」って感じでした。あまり印象に残っていなかったんですね。 主人公はある事故の為に脳移植をした男性です。手術自体は成功したのですが、段々性格が変わっていく自分に気付きます。この変化は何なのか。題名の通り「変身」する自分についてどう折り合いをつけるのかというお話です。 どっかで読んだような気がするのは一度目の感想を忘れているからでしょうか。でも移植したらドナーの記憶を持ってしまうというお話は、他でも読んだような気がします。例えば角膜移植したらそこにない物が見えて、それはドナーが殺害された時の犯人だった、とか。だから着想自体はオリジナルではないと思うんですよ。だから見所としては、色々あるどんでん返しとか、変わり行く自分に対しての心理描写や、彼が選び取った結末だと思います。 結末に関してはちょっとホロリと来ましたし、語弊があるかもしれませんが「美しい」終わり方だったと思います(少なくとも私は)。この人のプロットは絶妙だと思いますし、読み終わるまで飽きさせません。最後の一行まで気を配っているお話でした。ミステリ(かなり広範囲ですが)が好きな人にはお勧めです。ただ泣きたい人には不向きかな。 東野さんの本は全部それなりに面白いのですが、「これ!」と言えるものがないように思います。全部が及第点というのはすごいと思いますし、はずれがないのでいつも楽しみです。安心して読めます。ただ、大げさに言うならば「号泣した」とか「人生観が変わった」とか「これぞ新境地」とか、そんな感想を抱くことがあまりありません。いや新境地っぽいのはあるんですけど、ある種の衝撃がないというか。実はこの「変身」もある人が絶賛していたので「読み直そう」という気になったのですが、それほどの感銘は受けませんでした。「あー面白かった」で終わります。私は読んだ後に「面白かった」で終わる本が好きなので東野作品は割りと買うんですが、それが物足りない人はいるんじゃないかなと思います。 このお話では主人公の書く絵が、重要な小道具となっていますね。最後の恵の絵にはそばかすが書かれていたところで、ほろっと来ました。対極にあるのはピアノでしょうか。そっちはさらっと流されているような印象を受けましたが。 移植された脳が犯人の脳だった、脳の影響で変わる性格、自分を騙す医者達、ドナーの生い立ち、恵が戻ってくる、自分を取り戻す。いろんな要素が詰め込まれていて、でも綺麗にまとまっているなと思います。私はハッピーエンドが好きですが、このお話のこの終わり方は美しいと思いました。というかそこに向かうしかないのかなと思いました。これで、自我が戻って恵とハッピーエンドだったら、本を投げ捨てていたでしょう。 でもなんかもう一つあってもよかったかなと思います。全部のどんでん返し、例えば脳は犯人のだったとか、読んでいてなんとなく推測できたので少し物足りなかったです。(それは一回読んだからか?)「うまいっ」と思えるところがあればよかったなぁ。 (2006/04/19) 名前 コメント [カウンタ: - ]
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M-Cup2020未来予知賞ポイント表 未来予知賞ポイント表 視聴者名 累計ポイント 火の玉小僧さん 6 putisaboさん 1 Icedtea7さん 1 クボーボ ヤスレールさん 1 LewisHamideltinさん 2 r nさん 3 いも imo46さん 1 ※【未来予知賞】とはM-Cupに今年より、新設されたライブ配信視聴者参加型の賞品を争いながら楽しんでレースを観戦する、という賞となります。 1シーズンを通して、各レースごとにそのレースのポディウムを予想して頂き、シーズンで一番多くポイントを取った方にM-Cup運営より、賞品を進呈致します。 なお未来予知賞の各レースのポディウム予想受付時間は放送開始から、決勝のスタートするブラックアウトまでに配信チャットに皆さんの予想を書き込んで頂く形で受け付けております。 楽しいので、宜しくお願い致しますm(_ _)m こちらのポイント表は、レースごとに更新していきます。 シーズン終了までに誰が一番的中するのか? 今から運営も楽しみにしております。
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朱鷺宮神依の場合 ※レイ「ガン攻めシン?ふはは、リリカめ、やりおるわ」 リリカ「私じゃないしそれキャラ違うから!絶対違うから!!!」 1 「わふー、シン殿ー、もふもふしてくださりませー」 「お、いいぞ」 関東大崩壊から10日後 シンからの告白で付き合い始めたシンと神衣が公園の野原で座っていた 「・・・ふふ」 微笑む神依。 神衣とシンが付き合い始めたのを都立御苑女学園中に回るまでまだ時間が早すぎる頃。 シンは神依とデートをした。 場所はアミューズメントパークが近くにある東京の自然公園。 神依は時代に追いつけない。 だがしかし追いつけないことがもう一つあった。 それは恋愛沙汰である。 神依は冷静なように見えるが。実際のところは―― (シンの恋人でシンとでぇと・・・!) 内心では、つないでるシンの手の脈が心臓に伝わって体中にその脈の鼓動が走るかのように 緊張をしていた。 このはと、そしてこの場には居ないがエリオと一緒に来てるおかげもあって それはある程度安らいでいるが、それでも、彼女は乙女である。 千年守も初恋にはついていくので精一杯な状況である。 親しいシンも、それを分かってるから「最初から色々するのは無理だ」と判断して、 恋人としての交流をちょっとずつしている。 それこそ告白の時はキスをしたが、今それを同じ事をしろといわれれば無理である。 「そ、その、シン・・・」 何か、話題があるのか、とりあえずつなぎの話をしようとした時。 「神依さんももふもふしますか?」 「―――っっ!!」 氷のような美貌の顔が赤く染まる。 「わふー、神依様ももふもふされるでござりますー」 そして、その手を頭に乗せる。 シンの手の鼓動が頭から伝わって。そして心臓、手、足、胴体。それら全体に伝わって。 「シ、シン、そ、その。これは」 「何言ってるんですか。恋人だからこれぐらいしても問題ないでしょうに」 シンは確信犯でやっている。間違いなく。 「む、そ、そうなら、私も、その――むむ」 言葉が遮られる。何かをしたかったのだろうか。 そして、シンが時計を見た。 「あ、もうこんな時間か。神衣さん、行きますよ」 「え、えっと、どこにだ?」 「アミューズメントパークですよ」 ――― 「ここが、あみゅぅずめんとぱぁくか」 午後2時、彼らはアミューズメントパーク「ポパイ」に行った。 それの目的は遊ぶためだが、シンはもう一つの目的があった。ちなみにこのはは遊園地でエリオと一緒に遊んでいる。 そう、ぬいぐるみである。 神衣は普段隠しているが、ぬいぐるみが好きなのである。そしてUFOキャッチャーにあるのはぬいぐるみ。 シンは神依にプレゼントがしたいのだ。 そしてシンは財布の中身を確認する。中身には100円玉が何枚もある。それらでぬいぐるみをとるのである。 そして神依はやはりフロントガラスごしにあるぬいぐるみにガン見。そこには犬のぬいぐるみが何個か。 「やりますよ、ちょっと待っててください」 「え、その、これはなんだ」 「これはUFOキャッチャーといって、そこにあるぬいぐるみがとれるんですよ」 「そうなのか」 と、聞くと妙に顔が和らぐ。取れるかもしれないのだ、そうなる。 「さて、取りますよ」 と言ってコインを投下。 「まずはこのボタンを押して奥まで移動させて、離して横に移動するボタンを押すんですよ」 「む、やってみるか」 といって、ボタンを押そうとすると シンが、手を、神依の手と重ねたのである。 「・・・なっ」 「一緒に、取りましょう」 と言ってボタンを押す。この時神依はそれどころではなかった、一言でいえばパニック、目がぐるぐるマークになる勢いである。 悶えていた。神依は悶えているのである。千年守も初恋の初々しい行動には成すすべも無いだろう。 と、そしてボタンを押す。そして犬のぬいぐるみと同じ位置にUFOを下ろす。見事つかみ、そして手に入れた。 「さ、神依さん。それを」 「あ、ああ」 あの緊張から解き放たれたのか、ぼーっとしていた神衣は気を取り直す。そして取り出し口からぬいぐるみを取り出した その日はとても楽しい時間だったのは言うまでもないだろう。 ――― 帰り道寄った公園の丘の上。 午後5時 このはとエリオは電車で先に帰った。その頃の話である。 「シン・・・」 昼間の時、いえなかった事を言おう。それを神依は決意した。 「・・・綺麗な、夕日ですよね」 夕日は赤かった。それだけでなく、暖かい赤色をしていた。 太陽は彼らを暖かく包む、それをしていた。 彼の世界では、この夕日は残酷な光をしていた。 まずは男一人が死に、そして彼の身内は悲しみ、更に死が増えて。 結果、町が死んでしまう事になる それをさせないが為にシンは元の世界で一生懸命頑張った。 人を殺し、家族を、町を殺してしまう事になろうと。そんなことが無い世界の為に。 結果、今の彼はここにある。その心の傷は六課でほぼ治った――はずだった 怖かった、シンは大切なものを失くす事を。 「・・・シン、どうしたのだ」 「あ、いや、何もありませんよ。ちょっと考え事を」 何も無い、とは言っていたものの、顔が悲しんでいた。 そして、シンと親しい神依は察する。彼が、少し悲しんでいる事を。 「・・・シン」 「なんですか」 「私を、もふもふして、くれないか」 凄く恥ずかしい、だけど、彼の悲しみを失くす為に言葉を言った。 その言葉は凄くたいした事は無いかもしれないが、それでも、言わなきゃいけないかもしれなかった。 「え、そ、その」 と、シンは戸惑うが、そこに。 神衣がシンを抱きついた。 「かむ・・・いさん」 「このままで、頼む・・・」 「何を考えていたか分からない、だが、しかし」 「私は、居なくならない。お前の傍にずっと居たい、そして、ずっと居る――!」 「―神依、さん!」 そして、神依はもふもふされる。暖かい、手で。 2 ティニーが突然出現しました事件から4日後 このはは妹が出来たかのように喜んでいた。 当然であろう。このはは以前こんなことを言ったのだから ――― 「神依殿ー」 「ん、なんだ、このは」 「このはも妹が欲しいでございまするー、シン殿と子供を作ってほしいでありまするー」 「なっ・・・!?」 赤面する神依。それは、「アレ」をしろと同じ意味である。 アレとは内緒ではある。嗚呼人間不思議なのバンザイ。 「こ、このは、その話は、その・・・い、今は無理だ」 「あれ、どうしてでございますか神依様ー」 「そ、その・・・もう少しシンと親密になってからじゃないと・・・」 凄い可愛らしい顔で可愛らしい言葉(クーデレ的な意味で)を言う神依。 「・・・?」 そして首をかしげるこのは。このはは「アレ」を知らないのである。 ――― こんなことがあった事からこのはは妹を欲しがってる事が分かるが、 本当になったので喜んでいる。 「わふーっ、ティニー一緒に遊ぶでございまするー!」 「わーい!」 といった感じで遊んでいる。たまにこのはがティニーにもふもふしたりする。 たった4日で親密になれるこのはは神依と似て保母さんの気があったりする・・・かもしれない そしてそれを静かに見守るシンと神依。 まだ初々しいながら少し恋愛に関しては大人っぽくなった神衣とシン。 二人はちょっとずつ恋愛経験を積み重ねて、そして、体を重ねあった仲だ。 知らない者が見たらまるで夫婦みたいに見えるか、勘違いするかのどちらかだろう。 「シン・・・その、今日も、いいか?」 「いいですよ。神依さん」 といって、口付けをする二人。ちなみにナニするかはアレである。 あっさり出来るようになってからまだ日が浅くて、体を重ねあったのは何回かだけだが、立派な恋人同士。 更にこのはやティニーを付け加えるとまさに家族である。 数ヶ月前は手を繋げる事すら顔を赤らめてた頃とは大違いだ。 ――― 「・・・」 シンが居る部屋が「シーン」とした 「・・・ゆ、め、かぁぁぁぁぁっ・・・!!!」 例によって夢落ちだ。なんだよ体を何回も重ねた仲って。 それってもしかして(ピーッ!)して(ピーッ!)して(ピーーーッッ!!)じゃないか。 幸せなのは幸せだがティニーって誰だよ(アルカナハート2より大分前です) と、シンはそんな細かいところまで気にしていた。ちなみにこれ、予知夢です。 3 Galaxy Destiny-04便乗ネタ ベッドの前にやって来たのは――、 F.神依だった。 「大丈夫か、シン」 一緒に料理を作ったときの服、あのワンピースの服で神依は聞く。 「す、すみません。なんか俺油断していたみたいで・・・げほっげほっ」 「今から看病してやるからな」 え?とシンは聞き返したくなった。 恋人から看病を受ける?それも神依から? 「そ、その。だ、大丈夫ですっていうかインフルエンザがうつるんじゃ・・・!」 「大丈夫だ。私はちゃんと予防接種を受けている」 インフルエンザは予防接種で「ほぼ」予防できる。 というかそんな問題ではない。シンは今とりあえず何がなんだか分からないがとにかく困っていた。 「熱は・・・」 といって前髪を払い、でこをつける神依。 この時シンは凄くドキドキしていた。なんでこんな、凄く、恥ずかしいではないか、と。反論できる力は無かったが。 「熱は相当あるな・・・今しぼりを持ってきてるからそれを」 「あ、ああ・・・すみません、神衣さん・・・」 と、言ってしぼりを頭に乗せる神衣。 「あの・・・神依さん・・・いいんですか?こんなこと・・・してもらって」 と、シンは弱弱しい声で聞く。 「これぐらい当たり前だ。用事が何も無い時に恋人が病を患って倒れたと聞いたら真っ直ぐ行くものだろう」 と、神依は返す。当然であろう。流石に次元の歪みが起きたとかはそちらに優先せざるを得ないという千年守の宿命があるが、 それが無いなら看病に行くものである。 「シン。私はお前の恋人だ・・・これぐらいの事はさせてくれ」 「――っっ」 シンはその言葉を聞いた時、おきて神衣の胸に顔を押し付けた。 神依は拒絶せず、その頭を抱える。 「シン・・・」 「神依さん・・・その・・・ありがとう、ございます・・・」 「大丈夫だ、私はお前を置いてどこかには行かない」 決意の言葉だろう。その言葉はへんてつの無い言葉だけど、凄く、シンには嬉しかった。 そして、そのまま、口付けを―― 「―げほっ!げほっ!」 「ほ、ほら言わんこっちゃないですよ・・・神依さん・・・」 今度は神依にインフルエンザがうつった。幸い予防接種をしていたおかげで ある程度ましになってるものの、床に伏せていた。 「神依さん、少し熱はかりますよ」 「む、たすか――っ!?」 今度はシンが前髪を払い、でこをつけた。まるでこれでは前の夜の立場が逆ではないか。 「シ、シン。これは、その」 今度は神依が顔を赤らめる番だった。 「何言ってるんですか。少しくらい仕返しぐらいさせてください」 「神依さん、俺は、神衣さんの恋人なんだから・・・」 「っ、そ、その・・・」 と、いって神衣を起こして抱き上げる。 「これぐらいの事、させてください。俺、神依さんのことが好きだから」 「――っ」 そして、そのまま、口付けを―― ―― 「てな事があったんだ」 「か、かむかむ先輩!続き!続きーっっ!!」 昼休みの学校、冴姫とはぁと、リリカや頼子や舞織は一緒に雑談していた。 その時シンとはどうなったかと聞かれて話したわけだが。 「ま、まあ・・・その、その後は治るまで看病してくれたんだ」 「うわーお・・・あつあつ」 リリカは冷静に言った。多分これは全員の気持ちを代弁してる。 「神依さーん、何話してるんですかー」 「む、すまない。少し・・・まあ、その、インフルエンザの時を話していた」 そこにシン助教授が来た。 「シン先生ー!キスをしたって本当でありますかー!」 「き、キスって・・・!」 冴姫がとまどっていた。はぁとは聞いた。どう見てもわくわくてかてかしてます、本当にありがとうございました 「ん、ま、まあ・・・その・・・」 「ほらやっぱり!かむかむ先輩キスしたんですね!」 「む、むう・・・」 両者は顔を赤らめていた。耐性が無い冴姫や舞織はとまどう。 「・・・ま、まあ、その、少しぐらいは」 「うわーお・・・アツアツだねぇー・・・」 「さーたん一緒にキスしよーっ!」「ちょ、やめっ、はぁとっ」 と、いつもどおり平和でした。 Happy End 午前12時、yagami介入失敗☆ 前に戻る 次へ進む 一覧へ
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和「もう終わってます。これ以上は弾の無駄なんですからね」 さわ子「うう……」 和「……あの、私はさわ子先生も綺麗だと思いますよ」 さわ子「どうせこころの中では「年増~」とか思ってるんでしょう?」 和「いや、そんなことは」 さわ子「どうせ私はあなた達の知ってる山中さわ子より三才年取ってるわよお……」 澪「ああ、私今日の夜は眠れない気がする」 梓「私もです……」 律「あ、おーい。二人とも無事だった……」 澪「……」 梓「……」 律「……何、やってるんだ? 二人して」 和「ち、違うわよ!? 私は別に着たくて着たんじゃ」 さわ子「和ちゃんの魅力であいつらをメロメロにしてたのよ」 和「せ、先生! 嘘……と言うわけでもないけど、誤解させるようなこと言わないでください!」 律「そ、そうか。……やっぱり、ゾンビは好きな相手とか……ゾンビなのか」 和「な、ち、違うわよ! 何を言ってるのあなたは!」 澪「い、いくらゾンビとはいえ、求婚する相手くらい選んだ方が」 和「ああもう! 哀れみの入った目でみないで頂戴!」 梓「……」 和「唯一の良心であるあなたにそんな目をされたら、私はどうしたらいいのよ……」 和「着替終わったし。あとはムギを助けに行くだけね」 さわ子「え~、そのままでよかったのに」 和「あんな恥ずかしいかっこうして行きたくないわよ」 澪「しかし、裸の和をこんなところでみるとは……」 和「……色が悪くなってたでしょう?」 律「いや、一部のマニアには受けるんじゃないか」 和「受けたくないわよ……」 梓「それよりも……!」 さわ子「ええ、早くムギちゃんを追いかけに行きましょう!」 『おー!』 憂『ふーん。やっとくるんだ。……楽しみだなぁ』 … 唯「……憂」 さわ子「ごめんなさい! 私が、私が軽率なことをしなければ!」 唯「……さわちゃん先生は悪くないよ。……悪いのは、私だから」 梓「そんな! 唯先輩は悪く無いです!」 唯「ううん。……こうなるってわかってたはずなのに。わかってたはずなのに!」 唯「どうして止めることができなかったんだろう! ずっと、ずっと側にいてあげるって言ったのに!」 梓「……唯先輩」 澪「あれから3年。……やっと復旧したっていうのに」 律「またあの時代で、同じことが起こるのか……」 梓「きっと、私たちの前の人も、その前の人も……同じことを……」 唯「終わらせないと。私で終わらせないと! じゃないと……じゃないと」 唯「なんとかならないの? もう元には戻らないの?」 さわ子「今、ムギちゃんが一生懸命頑張ってくれてるけど……」 唯「憂……」 … 唯「……ほぇ」 憂「どうしたの、お姉ちゃん」 唯「なんだろう。なんだか、夢を見ていた気がする」 憂「夢?」 唯「うん。……でも何か本物っぽい夢だったよ」 憂「……もしかして、予知夢なのかな……」 唯「そうだったとしたら。……私。がんばらなきゃ」 憂「何を?」 唯「憂を守ってあげるのを!」 憂「お姉ちゃん……。ありがとう」 唯「うん。……それにしても、ここはどこなんだろうね」 憂「周りを見渡しても何も無い場所だね」 唯「少なくとも、あの時見た海じゃないよね」 憂「うん。ちがうと思う」 唯「う~ん」 憂「あ、あれ見てお姉ちゃん。あそこに何かあるよ!」 唯「本当だ……!」 憂「行ってみようよ」 唯「うん!」 唯「なんだろうこれ。ピラミッドみたいだね」 憂「本当だ。……これ何に使うんだろう?」 憂『あれ、そっちの方が先に来ちゃったんだ』 唯「! 憂!」 憂「憂、さん」 憂『ふーん。仲直りできたんだ。……それにしても、どうやってここまで来たの?』 唯「よくわからないけど、演奏したらここに来たんだよ!」 憂「間違ってないけど。……それだけじゃよくわからないと思うよ、お姉ちゃん」 唯「と、とにかく。同じ憂なのにどうしてこんなことをするの!」 憂『その話は前に憂ちゃんにした気がするんだけど』 唯「そうなの?」 憂「……うん。その人は、さわ子先生のタイムマシンで過去に行ったんだよ」 憂「……でも、そのタイムマシンが何故か故障しちゃって、それでずっと元の時代に戻れなくなってしまった」 唯「過去に行ったってことは……もしかして」 憂『うん。ずっとお姉ちゃん達を見続けてきたよ。お姉ちゃん達の成長過程も、ね』 唯「えへへ、なんだか照れるな~」 憂「お、お姉ちゃん。照れてる場合じゃないよ」 唯「そう? でも私の色々なところみられちゃったから、ちょっと恥ずかしいなぁ」 憂「もう、お姉ちゃんたら」 憂『……』 憂『本当に、イライラするなぁ』 憂『私はもうお姉ちゃんに甘えることができないっていうのに、私の前でイチャイチャして……』 憂『イライラする。……イライラするよ……!』 唯「う、うい……?」 憂『憂ちゃんにも言ったけど。私ね、もうこの世のすべてが嫌いになったんだ』 憂『律さんも澪さんも紬さんも梓ちゃんも純ちゃんもさわ子先生も和さんも憂ちゃんもお父さんもお母さんもお姉ちゃんも!』 憂『誰も私を助けてくれなかった! 誰も私をみてくれなかった!』 唯「憂……」 憂「憂、さん……」 憂『特に、今私の目の前で見せつけてくれるあなた達は一番嫌いだよ』 唯「う……うい」 憂「だから、なるべく苦しんで死んで欲しいんだ。……それでね」 憂『一体どんなのが、お姉ちゃん達にとって一番苦しい死に方なのか、私一生懸命考えたんだよ』 憂『一番最初に考えついたのが、憂ちゃんに殺される。またはお姉ちゃんに殺されるって言う展開』 憂『でも、二人はそんな私の策を破ってきちゃったから、これは無し』 憂『それじゃあ、その次に苦しい死に方って? なんだか分かる?』 唯「……」 憂「……」 憂『……やっぱり、同じけいおん部の人に殺されることかな。ってね?』 紬「……」 唯「ム、ムギちゃん!」 憂「紬さん!? い、一体何を!?」 憂『お姉ちゃんなら経験があるでしょう? 梓ちゃんや律さんがおかしくなった時のこと』 唯「う、うん。急に私たちを倒そうとしてきて……」 憂『あれね、私の血を二人の中に注入したからなの。……ゾンビの統率者がそれぞれのゾンビを統率できるように』 憂『私も、私の血が流れてる人間を操ることができるんだ。……だから、梓ちゃんや律さんがお姉ちゃんを殺そうとしたんだよ』 憂『そして、今度は紬さん。……それに、今度は持ってる武器が機関銃だよ』 憂『さぁ、紬さん。お姉ちゃん達を蜂の巣にしてあげてね』 憂『私のことは気にしなくていいから。ちゃんと殺してあげて、ね?』 紬「了解、射殺します……」 … 澪「しかし、なんなんだここは」 和「あの光ってたところから出たらすぐ外だと思ったけれど」 さわ子「なんか螺旋階段になってるわねえ」 律「それはいいんだが、降りていくってのがどうにもな」 梓「少し怖い気がします」 澪「そうだな。……お、底がみえてきたぞ」 律「はあ、やっとか。長かったなぁ」 和「そうね。でもこれからが本番よ。気を引き締めていかないと」 梓「ムギ先輩、無事でしょうか」 さわ子「なぁに。ムギちゃんのことだから心配はいらないと思うわよ」 澪「……そうだな。なんたってこんな時までお茶とお菓子を持ってくるくらいだからな」 律「おーし。それじゃあ早い所助けにいこうぜ」 和(……唯。貴方は今どこにいるの?) さわ子「……きっと、大丈夫よ、ね」 澪「ふぅ、ついた。……な、なんだここ!?」 律「どこを見ても同じ景色ばっかりだな~」 梓「それに、なんだか空が変です」 和「……しっ! ……どこからか銃声が聞こえるわ」 澪「なんだって!? む、ムギが危ない!」 律「どの方向から聞こえてくるんだ?」 和「……あっちの方向からね」 さわ子「あっち? ……その方向に、変なものが見えるわよ」 律「決まりだな! その方向に向かって行こう」 澪「……ムギ、無事だといいな」 さわ子「きっと大丈夫よ」 和「……感じるわ」 梓「何をですか?」 和「その方向に憂ちゃんがいる。……多分、唯もいるわ」 澪「本当か!?」 梓「あれ、何か変なものが見えてきましたよ」 澪「本当だ。……なんだあれ」 律「ピラミッドみたいだな。……まさか、あれはミイラの墓!」 澪「や、やめろよ。ミイラなんている訳ないだろ!」 和「……」 さわ子「和ちゃんが何か言いたそうに澪ちゃんを見ている……」 和「いや、別に何でも無いけど……」 澪「……あ」 律「どうし……この音は!」 梓「和さんの言ったとおりです! これは銃声ですね」 さわ子「……それにこれはムギちゃんのマシンガンの音ね。……そうすると堕辰憂と戦ってるのかしら」 和「でも、堕辰憂の姿が見えません。……私たちには見えないだけなの?」 澪「ここからじゃまだよく分からない……もっと近づいてみないと」 律「そうだな。皆、急ぐぞ!」 澪「……な、何か様子がおかしくないか?」 律「確かに……やっぱりあのでっかいタツノオトシゴっぽいやつの姿は見えないしな」 さわ子「あら、あそこにいるの唯ちゃん達じゃない?」 梓「ほ、本当だ! よかった、無事だったんですね」 和「いや……待って、何か変よ」 澪「だから様子がおかしいって私が言ったじゃないか」 和「そう。おかしいのよ。……どうして」 和「どうしてムギが唯達に向けて発砲しているの?」 律「な……!」 梓「ま、まさか」 さわ子「暫く足止めしていたのはこういう理由があったのね。……皆、今すぐ加勢しに行くわよ」 澪「加勢って……何をすれば」 さわ子「とりあえず憂ちゃんをとっちめればなんとかなるでしょ!」 和「安易な……と言いたいところだけど、それが一番良さそうね……!」 …… 唯「うわぁ!」 憂「お姉ちゃん!」 唯「憂、手をはなさないでね!」 憂「う、うん!」 ダダダダダダダ 唯「と、とりあえずこのピラミッドの反対側に回らないと」 憂「う、うん。……でも、これからどうするの?」 唯「ど、どうするって言っても。……そうだ、あずにゃん達を元に戻したのはたしか石太のおかげだったよ!」 憂「じゃ、じゃあそれを紬さんにあてれば……!」 憂「……! お姉ちゃん、そっちに行って!」 唯「え?」 ダダダダダ 唯「あ、危なかった~……憂が教えてくれなかったら……」 憂「……やっぱり、私なら紬さんが何処にいるか大体分かるみたい」 唯「そ、そうなの?」 憂「うん。……とりあえず、暫くはそうやって何とかかわしていけると思うけど……」 唯「その間に、何かいい方法を考えなくちゃいけないんだね……」 憂「うん。……今のところは、やっぱりその……えぇと」 唯「石太!」 憂「……を使うことが重要だと思うけれど」 唯「そうだね。……それじゃあ、タイミングが大事だね……」 憂「うん。何とかして……。お姉ちゃん! 右から来てる!」 唯「わ、わかった!」タタタタ 紬「……」 唯「ム、ムギちゃんが怖い……」 … 澪「あれは!」 律「ム、ムギ!」 和「……どうやら、憂に操られてるみたいね」 さわ子「このままじゃお茶とお菓子が食べられないわ」 梓「そんなこと言ってる場合じゃ……」 憂『あ、やっときたんだ。……もう、待ちくたびれちゃったよ』 和「そう。それは悪かったわ。お詫びに一思いで終わらせてあげる」 さわ子「そして早くムギちゃんを元に戻してもらうわよ」 和「……そうね。ムギが今狙ってるのはあいては……大方予想がつくけど」 憂『はい、お姉ちゃんと憂ちゃんを殺すようにいいました』 梓「なっ!」 律「やっぱり、ムギも私たちと同じようなことしたんだな」 澪「同じようなこと……?」 憂『……まぁ、積もる話もあるでしょうけど。そんなに話してる時間もないでしょう?』 和「当たり前じゃない。……さっさとそこをどきなさい」 憂『いいですよ。私はどいてあげます。……私はね』 梓「あれ、どいちゃいましたけど……」 和「……そうね」 さわ子「あの変なでかいのを出してくるんでしょう? まったく意地が悪いと言うか」 律「と、とにかく。さっさと倒してムギを元に戻して」 澪「後は唯達を助けるだけだな」 憂『そうですね。それでは頑張って下さい』 『ゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウ!』 『ィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイ!』 憂『堕辰憂と蚕子相手に、ね』 律「にぃっ……!?」 澪「二匹いいい!?」 19
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唯「あれって…」 子供「早く渡れよ!」 唯「川で遊ぶ子供…」 唯「そして8時15分にはあの車が…」 ブォォォォン 唯「………繰り返してる予知夢じゃない4月16日を繰り返してる」 唯「でも…最初憂は泣かなよね?」 唯「昨日はあずにゃん来なかったし」 唯「少しづつ違ってる…ほとんど同じだけど…所々少しづつ違う」 唯「何でかな?」 唯「とりあえず学校に行こう」 唯「そういえば鞄もギターも忘れちゃった…」 唯「…………怖いよぅ」 唯「早く学校に行こう行ったら澪ちゃん達がいるから…」タッタッタッタッ 唯「はぁはぁはぁはぁ着いた」 紬「あら?唯ちゃん?」 唯「ムギちゃん…ねぇ果物を持って来てる?」 紬「何でわかったの!?」 唯「そんな気がしたから(やっぱりループしてる…)」 紬「あと…唯ちゃんコレ可愛いお花でしょう?あげるわ」 唯「お花を私に?」 紬「ええ!」 唯「でも何でいきなり……お花なの(この場面も違う…)」 紬「あら、いきなりじゃないわ…お花いるかなと思って」 唯「そ、そうなんだ…ありがとうムギちゃん」 唯「…先に行ってるね」 紬「えぇ…(また明日も持ってこないと)」 和「おはよう唯」 唯「う、うん」 和「どうしたの?顔色が悪いわよ?」 唯「な、何でも無い(4月16日を繰り返してるなんて言っても信じて貰えないよ…)」 和「そうなの?あ…コレあげるわ」 唯「え?またお花?」 和「またって…誰かから貰ったの?」 唯「ムギちゃんから貰った…」 和「そうなの?ほら受け取って唯」 唯「…ありがとう」 律「よ!唯」 唯「りっちゃん…」 澪「どうしたんだ?」 唯「ううん…何でも無いよ…」 律「あ…そうだコレ私達から」 澪「あぁ…二人でお金を出し合って花をかったんだ…」 唯「お花…ムギちゃんと和ちゃんからも貰った」 律「私達も唯に花あげるよ」 唯「あ…ありがとう…」 唯「でも…皆同じ花だね」 和「うん…マリーゴールドとペンタスって花よ」 唯「そうなんだ…」 澪「綺麗だろ」 唯「匂いもいい匂いだよ!」 律「アハハそっかぁ…」 和「そろそろ…授業始まるよ席に付きなさい」 キーンコーンカーンコーン 唯「終わった…」 澪「なぁ…唯いい忘れてたんだけどさ」 唯「今日の部活遅れるんでしょ?」 律「何で知ってるんだ?誰かから聞いたのか?」 唯「そんな気がしただけだよ、先に行ってるね」 律「お、おう」 律「すまん!待たせた」 唯「全然いいよ、でもギー太忘れちゃったんだ…だから練習は出来ないからごめんね」 ムギ「いいのよ…でも唯ちゃんなんか元気無いわね?」 唯「そ、そんな事無いよ!私は何時も元気だよ!」 澪「そうか…」 唯「あれ?またあずにゃんいないね…」 澪「体調が悪いらしくてな学校に来て無いんだ…」 唯「そ、そっか…」 律「それじゃあなー」 澪「みんなさようなら!」 紬「また明日~」 唯「う、うん(本当に明日が来たらいいんだけどね…)」 唯「………帰ろう」 唯「ただいま…」ガチャ 唯「憂?うーいー?まだ帰って来て無いのかな?」 唯「………アイス食べよっと」 唯「その前にお花を飾らなくちゃ」 唯「わぁ!可愛い!」 唯「部屋中いい匂いだよぉ~」 唯「憂の部屋にも飾ってあげなくちゃ」 唯「おじゃましまー……………」 唯「……………憂?あれ何で…何で…いやああああああああああああ」 ―――私は憂の部屋を開けた瞬間、時が止まったように感じた。 この4月16日を三日程ループしたけど…今日で少しづつ変わってる事に気が付いた。 あずにゃんが部活に来ない事、皆から花を渡された事。 そして、憂の部屋を開けた時、今日の夜にループした日の中で1番変わってる事に私は驚愕した。 憂が…私の妹が天井から首を吊って死んでいた――― 唯「はぁはぁはぁはぁ」ガバッ 唯「夢?……夢?」 唯「憂!?うーいー!!」 憂「どうしたの?お姉ちゃん!!!」 唯「よかった…よかったよ憂よかった…よかった本当によかった」ポロポロ 憂「どうしたの?」 唯「夢を見たのぉ…憂が死ぬ夢ひっぐ…うぇぇぇぇん」 憂「大丈夫だから…私は大丈夫だから」ナデナデ 憂「落ち着いた?」 唯「う…うん」 憂「…………お姉ちゃん!ちょっとお姉ちゃん!!アレ見て!ギー太が!お姉ちゃんギー太が!」 唯「えっ………嘘だよこんな何で…」 唯「……ギー太がぐちゃぐちゃだよ…何で…何で!!!!」 唯「何で…ギー太私何もしてないよ…」 憂「お姉ちゃん…」 唯「ギー太……憂、今日は何日?」 憂「……4月16日だよ」 唯「また…もう嫌だよ……」 憂「ねぇ…とりあえずギー太を紬さんに…」 唯「でもぐちゃぐちゃだよ…こんなの直ら無いよ…」 憂「ダメだよ希望を捨てたらダメだよ!!!」 唯「…………」 憂「見せてみようよ紬さんに」 唯「わかった…」 憂「きっと直るから…私は先に行ってるね」 唯「え…一緒に行こうよ!」 唯「私、怖いんだ最近外に出るのがだから…一緒に行こうよ!」 憂「ごめんねそれだけは出来ないの…ごめんね」 唯「……なんで?」 憂「ごめんねお姉ちゃん…バイバイ」バタンッ 唯「あ…待って!!早く制服に着替えなきゃ…」 唯「……よしっギー太今からムギちゃんに見せるから待っててね」バタンッ 唯「憂!?うーいーいない…先に行ったのかな!?」 男「お嬢さん」 唯「………また」 男「まだこっちに来ないのか?」 唯「……え?あの!す、すいません急いでるんでごめんなさい!」タッタッタッ 唯「はぁはぁはぁはぁ」 タッタッタッ 子供「早く渡れよ!」 唯「はぁはぁはぁ」タッタッタッタッタッ 子供2「嫌だ…怖いよ…」 唯「うーいー!!!!何処ぉ!?」 子供「違うよお前に言ってるんじゃ無いよ」 唯「何処なの…」タッタッタッ 子供2「じゃあ誰に言ってるの?」 唯「はぁはぁはぁ」タッタッタッタッ 子供「あのお姉ちゃんに言ってるみたいだけど…聞こえて無いみたいなんだ」 唯「先に行ったのかな…」タッタッタッタッ プォォォォォン キィィィィ 唯「うわぁっ」 若い男「本当にすみませんでしたぁ!」 ブォォォォン 唯「行っちゃった…何で謝ってたんだろ?それに何か車が凹んでた…」 唯「はぁはぁはぁ着いた…やっと…」 唯「ムギちゃんは?ムギちゃあああん!」 紬「…どうしたの?」 唯「ギー太がぐちゃぐちゃになったの!あと憂を見なかった!?」 紬「ねぇ…唯ちゃん?」 唯「ギー太は直るの!?」 紬「私は希望をまだ捨てて無いわ」 唯「………え?」 澪「私も捨てて無いぞ」 唯「み…澪ちゃん?」 律「私もだ唯」 唯「りっちゃんまで…」 唯「何で…皆どうしたの?」 和「憂ちゃんの事は残念だったわね…」 唯「和ちゃん!憂がどうかしたの?」 澪「憂ちゃんはな…唯お前がどうしても助から無いと医者から聞かされて…」 律「死んだんだ首を吊って…な」 唯「憂が死んだ?私が医者から助から無いって言われた」 唯「ど…どういう事?」 律「4月19日の夜に首を吊ってな憂ちゃんは死んだ」 唯「死んだ死んだ言わないでよ!憂はさっきまでいたもん!本当だもんそれに、今日は16日だよ!」 紬「思い出すのよ」 澪「ほら、頑張れ」 律「お前なら出来る」 和「思い出して…ほら」 唯「やめて!みんなやめてよ!!!!」 ~~ 憂「お姉ちゃん起きて朝よ~」 唯「ふわぁ~もう朝?」 憂「うん、ほら早く着替え無いと」 唯「ふぁ~わかったぁ~」 憂「それじゃあ私はご飯の用意してるね!」 唯「うん!何時もありがとう」 憂「今日のご飯も美味しいよ!」 唯「わぁ!楽しみだなぁギー太おはよう!」 唯「今日もいい朝だぁ!」 唯「よーし着替え終わったぁ」 憂「お姉ちゃんまだー?」 唯「もう行くから待っててーよいしょ」 唯「ギー太も一緒に行こうね」 憂 唯「ごちそうさまでしたぁー」 唯「じゃあ学校に行こうか憂」 憂「うん!そうだねお姉ちゃん!」 唯 憂「それじゃあ…行ってきまーーす!」 唯「今日のムギちゃんのお菓子何かなぁ?」 憂「あ…梓が言ってたわよ今日は梓の手作りのお菓子を持ってくるから紬さんは持って来ないって」 唯「あずにゃんの手作りお菓子!!すごく楽しみ!」 唯「だんだん暖かくなって来たね憂」 憂「そうだね!あっ!」 唯「どうしたの?」 憂「私、忘れ物しちゃったから取りに行くね」 唯「待ってようか?」 憂「いいよいいよ先に行ってて」 唯「うん、わかった!」 ―――思い出した全て思い出したこの後、私は車に轢かれたんだ。 8時15分…私は車に轢かれたんだ。 そっか…全て思い出したよ皆――― 澪「お前は今、夢を見てるんだ」 律「お前が全て繰り返してた4月16日は全て夢」 唯「これは…夢何かじゃないもん!分かるもん…」 和「唯はね…今とっても危ない状態なの」 紬「だから私達は出来る限りの事をしたわ果物を持って行ったり」 澪「花を持って行ったりしてなだけど唯は目を覚まさない」 唯「夢じゃないもん!」 唯「皆の花もちゃんと貰ったし…今もこうして話してる何処が夢なの?」 澪「唯………」 律「お前がいなかったら軽音部は楽しくねぇだろ!」 紬「唯ちゃん耐えて…お願いだから生きて!」 和「神様お願い唯を助けて…」 唯「…皆どうしたの急に?」 唯「うわぁっ!」 唯「あれ?みんなぁ!澪ちゃん!ムギちゃん!和ちゃん!りっちゃん!」 唯「いなくなっちゃった…いなくなっちゃったよ…」ポロポロ 唯「……………」 唯「一人にしないでよ!みんな何処ぉ?」 唯「………答えてよ」ポロポロ 男「ねぇお嬢さん」 唯「ひっぐ………何ですか?」ポロポロ 男「憂ちゃんがいる所知ってるよついてきなさい」 唯「……本当に?」ポロポロ 男「あぁ本当さこっちだよ」テクテクテクテク 唯「憂はまだ生きてるんだ…死んで無いんだよきっとそうだよ!」 男「ほら、この川の向こう側を見てごらん」 憂「お姉ちゃーーーーーん」 唯「う、ういー!!」 憂「まだこっちにいなかったの?お姉ちゃん」 唯「こっち?」 憂「ずっと待ってたんだよ早くこの川を渡って来てよ」 唯「うん!今すぐそっちに行くからね!」バシャバシャ 憂「えへへ…お疲れ様!ねぇ…お姉ちゃんこれからも一緒だよね?」 唯「うん!当たり前でしょ!」 憂「あと、お姉ちゃんに謝りたかった事があるの」 唯「なーに?」 憂「あの時、私が忘れ物をしなければお姉ちゃんは…」 唯「誤ら無くていいよ!憂は悪く無いんだからね!」 憂「ねぇ…お姉ちゃん」 唯「まだ何かあるの?」 憂「大好きだよ」ギュッ 唯「えへへ…照れるよ…でも私も大好きだからね!」 …… 澪「行ってきます」 唯が死んでから一年経った。 今日は4月20日、唯と憂ちゃんが眠っているお墓で皆と落ち合うつもりだ。 唯が死んでから私達は色々と変わった本当に変わった。 律「あ!澪こっちだこっち!」 紬「こんにちは澪ちゃん」 澪「あぁ…皆来てたのか早いな」 和「アナタは珍しく遅かったわね」 澪「あぁ…これをマリーゴールドだよ」 梓「あ…あの…」 澪「梓…体調の方は大丈夫か?」 梓「はい…私もあの時、唯先輩に渡せ無かったから持って来ましたマリーゴールド」 和「きっと唯と憂ちゃん喜ぶわ」 律「まぁ!私達が来ただけでもアイツはきっとピョンピョン跳ねて喜ぶぜ」 梓「はい…私も唯先輩が抱き着いてくるような気がします」 紬「ねぇ…梓ちゃんマリーゴールドとペンタス皆はこの二つの花言葉知ってる?」 梓「いえ…」 紬「生きると願うよ二つ組み合わせれば生きる事を願う」 澪「私達は唯が生きる事を願ってこの花を渡したんだ」 律「でもマリーゴールドはまた別の意味があるんだよな」 和「えぇ…そうよ今にぴったりの花言葉」 梓「それは…何ですか?」 澪「…悲しい別れだよ」 END 戻る 別ルート
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日本 照咲陽菜 天照大御神の巫女。『カミガカリ』のリーダー。 二節藤花 大百足の巫女。伝統的な舞で戦う。 片峰 藍 天満大自在天神の巫女。猫耳が特徴。 櫛灘 姫 須佐之男命の巫女。所属グループの壊滅後『カミガカリ』に移籍した。 スバル・ササラ 弁財天=サラスヴァティの巫女。『LUCKY 7s♪』に所属する。日本とインドのハーフ。 白瀬 狐 白狐の神装巫女。神社の一人娘の小学生。 真上 菖子 大口真神の人柱。故人。暴走の果てに討たれた。 月見里 月見 月兎の神装巫女。小柄な配信者系バーチャルアイドル。 青春堂さくら/朱夏亭ひなた/白秋院みのり/玄冬殿みゆき それぞれが四神獣を司る神装巫女。最近デビューした期待の新人四人組グループ『巫護座◇(みもりざスクエア)』。 須久奈 れいな 少彦名命の巫女。小柄な体躯だが成人済。 矢田 翠 八咫烏の新米神装巫女。照咲陽菜の大ファン。 緋色 剣 建御雷神の巫女。剣の道を進むブシドーガール。 離道 瑠奈 月読命の巫女。 敷島 心華 倭建命の巫女。神剣『天叢雲剣』に選ばれし新米剣士。 玻亭 梨訶 鬼子母神の巫女。みんなのおかあさん。 鏡谷 万由莉 闇御津羽(クラミツハ)の巫女。忍の末裔。 箭括 標 夜刀神(やつのかみ)の巫女。 珠玉 市杵嶋姫命の巫女。かつては伝説の太夫だった、らしい。 狛乃 美愛/狛乃 美羽 狛犬の神装巫女。わんこ系双子姉妹。 禁厭 詛夷 大国主神の巫女。カプ厨キューピット(厄)。 見代和 千伶 不動明王の巫女。強面だが多くの巫女に頼られる相談役。 昭下 思依 オモイカネの巫女。人脈広し自称アラフォー学者。 岩永 知流 石長姫の巫女。「美しいもの」を憎み、焦がれる。 玄寺 墨花 烏天狗の神装巫女。酒気厳禁な元スピリチュアル野生児。 穂村 灯 火之炫毘古神の巫女。咎の業火に身を包む元罪人。 鬼ヶ原 冥 鬼の神装巫女。ボリュームたっぷりの獄卒さん。 梅乃家 福乃 座敷わらしの神装巫女。福来たる旅館の守り手。 華露 ひる 蛭子神の巫女。常よりはぐれし迷い巫女達の受け皿。 銀杏森 無路那 隠神刑部の神装巫女。信用できない腹黒狸。「人間」であることに拘る。 白波 皐月 白蛇の神装巫女。神託告げる達筆幼女。 織部郷 千代利 絡新婦の神装巫女。静謐の糸紡ぎ。 春夏冬 亀子 銭亀の神装巫女。商い上手の勘定娘。 知里 雪花 ホロケウカムイの巫女。道産子ハンター。 八坂 玻璃 牛頭天王の巫女。疫療手繰る長身美女。 中国 巫 魅音(ウー ミオン) 眼光奶々の巫女。視力の良さを活かしたスナイパー。 仙月(シェンユェ) 月兎の巫女。神薬による治療を得意とする。 謝 玉魚(シエ ユーユウ) 白無常の巫女。破滅主義のシスコン姉。 范 玉魚(ファン ユーユウ ) 黒無常の巫女。残忍なシスコン妹。 天華 ヤマ(閻魔)の巫女。隠し立て不能の尋問官。 趙 蓮(チョウ リィエン) 哪吒太子の巫女。巫女スポンサー『趙商会』の嫡子。 卯 美雨 犰狳の神装巫女。年齢に見合わない発育の良さを誇る(ストレス由来)。 インド・東南アジア エーシャ ハルワタートの巫女。アメーシャの双子の姉。 アメーシャ アムルタートの巫女。エーシャの双子の妹。 シャルマ ヴィシュヌの巫女。歌の上手いバーチャルアイドル。 マヤ・ガラム ヤマ(閻魔)の巫女。世界を旅する神出鬼没の元お嬢様。 キラニィ・ラングール ハヌマーンの巫女。快活な元気っ娘。 カマラ ヴィシュヴァカルマンの巫女。神出鬼没のクロ寄りのグレークリエイター。 シリン・ナージャ ハオマの巫女。薬膳酒をお届け。 ラナージャ シヴァの巫女。堂々とした風格を放つ輪廻の回し手。 アーシュナ アグニの巫女。心血燃やす業火の申し子。 トゥラーミャ・フランマン ブラフマーの巫女。真理の傍らに佇む隠者。 カシア=アジュワイナ インドラの巫女。武を追及する戦闘狂(光)。 ニニ ヴァルナの巫女。テンション凪な露出狂。 チャリホ=エレルファンタ ヴァーユの巫女。自己に忠実な揺蕩う風。 ストーリャ=カーンダーハナ ラートリーの巫女。闇夜に紛れるアサシン少女。 ビマ・ガルト ガルダの神装巫女。天舞うジャスティスウィング。 中東・オリエント シャルナ バアルの巫女。宿した神格の影響で人格が分裂している。 シェーラ=トワイライト シャマシュの巫女。自由気ままのバックパッカー。 レアム=クレンペラー ホルスの巫女。朝と夜を見通す自由の翼。 レイラ=チャルハナール マルドゥークの巫女。恐怖をもって囚人(龍)を支配せんとする獄卒。 北アメリカ大陸・ハワイ諸島 ファラ=クラウド サンダーバードの神装巫女。アメリカ先住民族の末裔。 ニーナ=クエイルード アザトースの巫女。予知夢で運命を占う。 スカーレット=ジェファーソン リベルタスの巫女。テンプレアメリカン。 ルアナ・リリレフア ヒナの巫女。ハワイ文化の伝導者。 ヘレナ=ロコモーション グレムリンの神装巫女。気紛れメカニック。 キャスリン=ガーフィールド ジャック・オー・ランタンの神装巫女。単純思考の映画マニア。 ライナ=ロビンスン スリーピー・ホロウの神装巫女。無貌の亡霊騎士。 アイナ・ラウレア カナロアの巫女。海原に抱かれしハワイ諸島のまとめ役。 勇魚 マナ カーネの巫女。日本育ちのお人好し。 リリーナ=フラゴナール ユニコーンの神装巫女。沸点低めの潔癖ナイト。 アメリア=レイノルズ ガタノソアの巫女。善性の淵にて踏み留まる邪視の使い手。 メグ=シェードクラーク ウェンディゴの神装巫女。影に徹する諜報員。 マリー・スミス 人工神性ラー=エスの巫女。 見 た な 。 中南米 イメルダ=オセアノス カリュプソの巫女。アウトロー気質の女海賊。 レメディオス=アリサバラガ トラウィスカルパンテクートリの巫女。金星ビームで敵を殲滅する。 エルヴィタ=トレージェス イツパパロトルの巫女。寡黙なるバトルマニア。俺っ娘。 イネス=アルコナーダ ショロトルの巫女。献身的なわんこ娘。 ドロテア=ネグロトル テスカトリポカの巫女。欲望愛でし「悪党」。 マルティナ=ジラソール ケツァルコアトルの巫女。ヒロイック・デル・ソル。 セルバ・アルマ オセロメーの神装巫女。忠義に篤い煙る鏡の眷属。 ハスミン=トレージェス トラロックの巫女。降りず降らずみ水玉涙雨。 欧州 主の巫女 キリスト教唯一の神「主」をその身に降ろした巫女。救世主とも呼ばれる。 ジークルーン=メルテザッカー クロノスの巫女。お堅いミリタリック委員長。甘党。 クヴェレ・モルゲンメルグ シロナの巫女。ミス・メンヘンチック(約2m)。 ネリヤ=ニキフォロフ キキーモラの神装巫女。ドルオタ針子。 イストーニャ・ジャノヴナ・ロザスキー ルサールカの神装巫女。霊感系アクアダンサー。 イーダ=スチェスニー ノームの神装巫女。素朴な田舎っぺファーマー。 ソーフィヤ・シシュキナ スネグーラチカの神装巫女。聖夜のゆきんこ。 リーゼロッタ・トラウム ナハトコボルトの神装巫女。ナイトメアドリーマー。 アンリエット=ラグランジュ ヘルメス・トリスメギストスの巫女。アルケミックマッドサイエンティスト。 リーナ・ミュラー コルンキルトの神装巫女。豊作願う実りの申し子。 リーザ・ミュラー コルンムーメの神装巫女。小麦粉万歳なお姉ちゃん。 リリアン=ベルジュール クトゥグァの巫女。放火を繰り返す生ける炎。 北欧 ソールヴァイ=ストルテンベルグ オーディンの巫女。『@sGirls』のリーダー。貪欲に勝利を渇望する大神の依代(未熟)。 ウルフヒルド=アンデルセン トールの巫女。『@sGirls』に所属。欧州屈指の実力を誇る槌の姉御。 エレオノーラ=パーテライネン フレイの巫女。正義感の強い駆け出し剣士。 メルキルデ=ストルテンベルグ 『@sGirls』の先代リーダー。故人。ソールヴァイの姉。 フリスト=ヴィザルソン ロキの巫女。イタズラ好きの小悪党。 エイル=ヤーステイン ヘイムダルの巫女。引きこもり気質の見張り番。 ウリカ=レーヴェンハウプト ヴィーザルの巫女。ユニット内のご意見番。 ソグナ=リリエフォッシュ バルドルの巫女。仲間想(重)いの控えめガール。 ミスト=ウーデゴール イドゥンの巫女。世間知らずの没落お嬢様。 フローレン=パーシヴィルタ フレイヤの巫女。理想にあらんと邁進するストイックプリンセス。 リーゼル=コルマウクル ロキの巫女。嘲笑浮かべし破滅の道化。 レーナ=フォルセンス ウッコの巫女。ウズウズせっかちウーマン。 サクリ=フェルスセーブ ヘルの巫女。死者の声聴く探偵少女。 ヘレナ・ヴェステゴー ヘズの巫女。古き信仰に身を寄せる。 ヨタ=カールフェルト ニョルズの巫女。隠れ(てない)ネガティブプリズンガード。 ギリシャ・地中海 アリアドネ ディオニューソスの巫女。女性から大人気のイケメン女子。 ルディア エリスの巫女。あざと可愛い努力家。 シルヴィア=コンスタンツェ フォルトゥーナの巫女。享楽主義者のギャンブラー。 ミリアム・ウェーバー ザミエルの巫女。儀式はコンサートやライブではなく演劇の形を取る。 ヒエロ•プトレマイス トートの巫女。気の強い脳筋少女。 オッタビア=グリエルモ ヘファイストスの巫女。先天的に両脚が不自由。 イリス=A(アルター)=イルテリアス ゼウスの巫女。尊大なる全能神の代行者。 ネクタル・エウクラシア 100年前に活躍したヒュギエイアの巫女。『ヒュギエイアの杯』の礎を作った。 メラ・イモータル フェニックスの人柱。不死に囚われた犠牲者。 ドロシー パンタソスの巫女。ぼんやりとしたゆるふわ絵師。 ルナ・ボウ アルテミスの巫女。月に照らされし射手。 コリンナ=アタナシアディス ハデスの巫女。陰キャぼっちガール。 コロニ・アトパイオス アポロンの巫女。医療と疫病の側面を司る。 グラロス=イポヴリキオン ポセイドンの巫女。オリュンポスの超ボス(自称)。 ヘオース・クリソトノロス エーオースの巫女。やきうのおねえさん。 カロス・マルガタリ アフロディーテの巫女。傾国にして絶世の美少女。 カサンドラ=イプシランティス ヘラの巫女。ドSの女王様トレーナー。 クロエ=ノロシダ アレスの巫女。真っ赤に燃える狂犬。 フィアマ・ロッシ ヴルカンの巫女。情熱灯す造り手。 ゾイ=アンブロシア ハデスの巫女。闇に堕ちたる裏切りの黒妃。 アストリア=ディアマンティス テミスの巫女。レディ・ジャスティス。 ソフィア=カラマンリス アテナの巫女。完璧で究極の偶像(虚無)。 レイナ•ブラックローズ ペルセポネの巫女。一見危ういが一応オリュンポスメンバー。 テレサ・メロディ カルキノスの神装巫女。厨二病気味のカニ娘。 パーター プルートの巫女。恐れに立ち向かう冥府の花。 ネリス・アルピエ・アリギエーリ ハルピュイアの神装巫女。旋風巻き起こす健啖家(悪食)。 リハル=ミスタリレ タナトスの巫女。故人。呪いに斃れる。 ヴァレンティナ・タスカ ユウェンタスの巫女。広島訛りの妹分(Not舎弟)。 ミモザ=ナルキッサ デメテルの巫女。包容力豊かな恐るべきママ。 ヴァニリア=パパンドレウ ヘルメスの巫女。スクープ狙うフリーダムパパラッチ。 テオドシア=コスモブロス アルテミスの巫女。ムーンライトメカニカル電波アーチャー。 エリカ=ギルランダイオ ユピテルの巫女。眠れるナチュラルグラディエーター。 ルクレツィア=ファブレット マルスの巫女。勇猛果敢なクソ真面目プリンス。 リーディア・テレジオ ミネルヴァの巫女。綻んだ絆を再び結ばんとする姉。 カーティア・テレジオ ミネルヴァのフクロウの神装巫女。己を卑下し距離を置く妹。 サビーニア=バルトロメウ クィリヌスの巫女。人生アドリブフルスロットルガードナー。 フィラメナ=アガペッサ ヘスティアの巫女。愛嬌満ちる天性のアイドル。 イギリス・ブリテン スノウ・フロスト ジャックフロストの神装巫女。暑がりな氷属性少女。 ベイヴィル=オルドリッジ ヌアザの巫女。自己犠牲に囚われた復讐者。 ユナサハ=コーズウェイ ルーの巫女。天才肌だがやや無神経。 イオラ=ウィンダミア ヴィヴィアンの神装巫女。夢手折られし湖の乙女。 ティア・フェアリー ティターニアの神装巫女。『臨界者』へと至りし妖精妃。 カレン=ステープルトン ディアン・ケヒトの巫女。不器用極まれり系無愛想ドクター。 リィン・チャーム ギャン・カナッハの神装巫女。罪作りな変身系王子様。 フィオナ=クロムウェル ダグザの巫女。情緒豊かな神翁宿せし『臨界者』。 エルナト=グリフィズ ケルヌンノスの巫女。双角の狩人。 サブリナ=アンカージャック マナナン・マクリルの巫女。施しの羅針盤。 オリファ=ロードボルク ブレスの巫女。野心滾らせる暴君の卵。 アリス・ヘルキャット(チェシャ) チェシャ猫の神装巫女。オンオフ切り替えるトリックスター。 アフリカ ネフェルティア=イチイタウイ ネフティスの巫女。涙腺がナイル川の氾濫。 サヌラ メジェドの巫女。謎に包まれたシーツおばけ。 ザヘリ セベクの巫女。勤勉実直なワニ娘。 ビスビス バステトの巫女。気まぐれニャンコ系娘。 スィン アヌビスの巫女。責任感の強い冥府の走狗。 ケセナ=テテシュメリ オシリスの巫女。全身に傷痕を刻む歴戦の猛将。 サフラン=ハルマッタン セトの巫女。砂漠の灼熱の如き嫉妬を燃やす。 ヘゼナトゥトゥ イシスの巫女。無駄を是とする玉座の魔女。 不明/その他 ヱリヲ 古の御神の巫女。神も本人も謎めいた存在。 ユニ チェルノボグの巫女。積極的に他の巫女を加害しようとする危険人物。 ロジェ タナトス及びヒュプノスの巫女。多重神性連融計画の生き残り。 ケルちゃん ケルベロスの神装巫女。『奈落』を守護する頼れる()番犬。
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登録日:2018/06/27 Wed 06 20 46 更新日:2023/09/01 Fri 02 41 56NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 L字 O かませ ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマンR/B ウルトラマンオーブ ウルトラマンティガ ウルトラマン必殺技項目 オーブリングNEO スペシウムゼペリオン スペシウム光線 スペリオン光線 ゼペリオン光線 チェレーザ 不遇 光 光線 光線技 必殺技 必殺技項目 愛染マコト 深水元基 石黒英雄 スペリオン光ぉぉぉぉぉ線っ!! 画像出展:ウルトラマンオーブ(2016年7月9日~12月24日) 第1話「夕日の風来坊」より ©円谷プロ、「ウルトラマンオーブ」製作委員会 スペリオン光線とは『ウルトラマンオーブ』に登場するウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンが使用する必殺技である。 【概要】 ウルトラマンとウルトラマンティガの光の力を一つに集めて腕を十字に組んでから放つ、スペシウムゼペリオンの主力にして最大の必殺光線。 技名はこのフュージョンアップ形態と同じくウルトラマンの「スペシウム光線」と「ゼペリオン光線」から由来している。 右腕を真上に掲げた後、左腕を真横に構えるL字ポーズを取ってエネルギーをチャージするが、 これはウルトラマンのスペシウム光線とティガ マルチタイプのゼペリオン光線を組み合わせたものとされる。 因みに発射時にクロスさせた左腕の位置はスペシウム光線よりも浅く、 ゼペリオン光線より深くなって丁度中間に位置しており、これも2つの光線を組み合わせているからと思われる。 発射前にチャージする際、前面にO状の光輪が展開し、水面の揺らめきにも似た波紋が発生。 十文字の光が形成された後、腰を低く落としつつ、右脚を引きながら両腕を交差する事でO状の波紋と共に発射される。 光線の形状もスペシウム光線をベースに、ゼペリオン光線にも似た紫の閃光が螺旋のように纏わりつくものとなっている。 次々回作『ウルトラマンR/B』でも、オーブリングNEOを所持する者がスペリオン光線を使用可能。 中央のボタンを押し、発射ポーズの構えを取る事で発動する。 スペリオン光線使用回一覧 各話ネタバレあり ◆第1話『夕陽の風来坊』 風ノ魔王獣 マガバッサー戦で使用。 第1話から初使用だけあって補正が働いている。 スペリオン光輪で翼を攻撃したスペシウムゼペリオンが、スカイタイプの能力を使ってマガバッサーを地上に叩き落とした後、カラータイマーが点滅。 立ち上がったマガバッサーに向けて放ち、トドメをさした。 ◆第2話『土塊の魔王』 土ノ魔王獣 マガグランドキング戦で使用。 マガグランドキングの硬い装甲と強大なパワーに怯まずスペリオン光線を放つが、呆気なく弾き返されてしまう。 その様は戦いを録画していたSSPの早見ジェッタをして「なんて頑丈な装甲なんだ!」と実況解説のごとく称してしまう程で、胸部から放つマガ穿孔に圧倒されてしまう。 しかし、マガ穿孔が田口清隆監督特有のミラービルのように鏡面に反射する特性を見抜いたスペシウムゼペリオンは、 スペリオンシールドを張り、渾身の力でこれを跳ね返して大打撃を与える。 「中国に登場する矛と盾、これぞ『矛盾』!」(BySSPの松戸シン) そしてマガグランドキングのどてっ腹にできたダメージ部に向けて2発目を発射。 身体を異常に膨れ上がらせながらマガグランドキングは粉々に粉砕されたのだった。 ◆第4話『真夏の空に火の用心』 火ノ魔王獣 マガパンドン戦で使用。 オーブ水流でも消しきれず、特大スペリオン光輪を焼き消す火球状のバリアに対し、スカイタイプの能力を使って高速移動。 とにかく回ればなんとかなる戦法で分身を生成し火球の周囲を取り囲む形でスペリオン光線を放つが、全く効果がなかった。 その後、ナオミの言葉からヒントを得たクレナイ ガイはバーンマイトとなり、ストビュームバーストでバリアを消し飛ばし、燃える闘志でマガパンドンを打ちのめす。 そして豪快に投げ飛ばしてから再びスペシウムゼペリオンとなり、着地しながらスペリオン光線で撃破した。 スペシウムゼペリオンの一人称視点でスペリオン光線を受けながらゆっくりと歩き続けるマガパンドンのカットは中々緊張感のある場面である。 ◆第7話『霧の中の明日』 硫酸怪獣 ホーに対して使用。 ハルカの予知夢を振り払うかのようにホーの不意打ちを回避したバーンマイトはスペシウムゼペリオンにタイプチェンジ。 活動を停止したホーをスペリオン光線で消滅させた。 ちなみに、ティガもイーヴィルティガをマサキ・ケイゴの姿に戻すため、破壊光線以外の用途でゼペリオン光線を放っている。 思えばこれが『オーブ』本編におけるスペリオン光線最後の輝きだったのかもしれない……。 ◆第11話『大変!ママが来た!』 スペリオン光線不遇の始まりである大魔王獣 マガオロチ戦で使用。 6体の魔王獣の力を宿した怪獣カードにより封印が破られ、復活したマガオロチはスペシウムゼペリオンの攻撃をことごとく跳ね返していく。 必殺のスペリオン光線すらも弾かれてしまい、オーブはやむなくハリケーンスラッシュにタイプチェンジするが……。 ◆第14話『暴走する正義』 シビルジャッジメンター ギャラクトロン戦で使用。 ナオミがギャラクトロンの体内に捕らえられているせいもあって、防戦一方に陥るスペシウムゼペリオン。 動きを止めるために足元を狙ってスペリオン光線を放つものの、魔法陣状のバリアーで阻まれてしまった。 ◆第16話『忘れられない場所』 合体魔王獣 ゼッパンドン戦で使用。 自身を見つめ直すために訪れたロシアのルサールカ地方で、ガイは朋友にして宿敵であるジャグラス ジャグラーと遭遇。 ゼッパンドンを召還したジャグラーにスペリオン光輪を美味しく粉々に噛み砕かれ、ゼッパンドンシールドでスペリオン光線も弾かれてしまった。 ◆第18話『ハードボイルドリバー』 シャプレー星人カタロヒにより召還されたベムラー(強化)との戦いで使用。 …したのはいいものの、ベムラーの角に吸収された上にハイパーペイル光線による反撃を受ける羽目になってしまう。 ◆劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします! ウルトラマンエックスとタッグを組んで奇機械怪獣 デアボリック相手に共闘。 エックスのザナディウム光線に合わせてスペリオン光線を放つ。 ……かと思いきや! 松岡修造星人奇機械宇宙人 ガピヤ星人サデスによるマシンガン速射攻撃により阻まれてしまう。 「2対1なんてズルいよぉ~!僕も楽しませてくれよぉ~!」 その後、2対2の戦いに仕切り直し。 オーブはサデスを迎え撃つため、サンダーブレスターに姿を変えた。 スペリオン光線、ここにきて遂に初の発射キャンセルに見舞われてしまった事例である。 前番組主役との同時攻撃もキャンセルされてしまったため、余計にスペリオン光線の肩身が狭くなってしまった。 ◆ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします! 亡霊魔導士 レイバトスとの小惑星上での戦いで使用。 レイバトスが再生した怪獣軍団をルナミラクルゼロに任せ、 スペシウムゼペリオンは宇宙空間に飛びレイバトスを追跡。 月面で追い詰めてスペリオン光線を放つが、放射状のバリアで完全に防がれ、レイバトスシュートの反撃を受けてしまった。 『ウルトラファイトオーブ』本編に登場したフュージョンアップ形態では唯一敵を倒していないため、余計不遇っぷりに拍車が……。 ◆劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!! 沖縄に出現したシビルジャッジメンター ギャラクトロンMK2戦で使用。 今回はいつにも増して気合を入れた技名叫びと共に発射。その甲斐あってか、バリアを貫通してダメージを与える事に成功している。 その後のゼットシウム光線とレッキングバーストの同時発射はサンブレのジンクスのおかげか防がれてしまっており、久しぶりの活躍となった。 ◆ウルトラマンR/B第10話『湊家の休日』 アバンタイトルでウルトラマンロッソ ウインドが使用。 ウルトラマンブル グランドがアースブリンガーで古代怪獣ゴメスの動きを封じた後、 ロッソのインナースペースで湊カツミがオーブリングNEOを使用し、スペリオン光線で撃破した。 その後、愛染マコトことチェレーザが「ウルトラマン最終試験」と称して召喚した暴獣 ホロボロス戦ではロッソ グランドが使用するが、 片手で弾かれてしまい、その余波でビルが崩壊し、 湊ウシオ と 湊アサヒ が危うく事故に巻き込まれかけた。 辛うじてロッソ グランドが彼らを救ったものの、結局ホロボロスの猛スピード攻撃の前に敗北。 オーブリングNEOは再びチェレーザの手に渡ってしまった。 ◆ウルトラマンR/B第12話『俺たちの守るべきもの』 謎の女性・美剣サキが謎のジャイロで召喚したホロボロスにより、チェレーザことウルトラマンオーブダークが倒された後、オーブリングNEOはアサヒの手に渡る。 ロッソとブルの正体が2人の兄だという事を知ったアサヒの「カツ兄!イサ兄!私は2人を信じてます!!だから……負けないで下さい!!」という叫びに応えるかの如く、オーブリングNEOは2人のウルトラマンの元へ渡った。 この時、スペリオン光線はイサミ/ブル アクアが使用。 この後バトンを渡す形でカツミ/ロッソ フレイムに手渡し、ゼットシウム光線とトドメのトリプルオリジウム光線の発射に繋げている。 ※ウルトラマンR/B第14話『お前は誰だ』 アイゼンテック社の社長室におけるチェレーザのオーブごっこ内でオーブ(になりきるチェレーザ)が使用。 敵相手にスペシウムゼペリオンにフュージョンアップしてスペリオン光線を撃ち込んだものの、 防がれて全く効果がなく、カラータイマーも鳴り始めたのでオーブオリジンに変身して倒す…という流れ。 「駄目だ、効かない…!」 ……どうやらチェレーザからもスペシウムゼペリオン及びスペリオン光線は前座として認識されているようだ。 この時、チェレーザ役の深水元基氏のガイさんの声真似が非常に似ていると視聴者側から評判を得たとか……。 ◆ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ Episode 8冒頭にてオーブダークネスに対してスペリオン光線を使用。 …が、オーブダークネスには避けられてしまった。 余談 スペリオン光線のSEは、DXオーブリングでは原典のスペシウム光線とゼペリオン光線のものが同時に鳴り響くちょっと煩わしいものだったが、 『オーブ』本編ではオーブオリジンの必殺技であるオリジウム光線のものが使われている。 放送開始当初は「オーブの基本形態」ということで各メディアや各種グッズでもセンターに立っているなど一番目立っていたが、 オーブ本来の姿であるオーブオリジンが登場してからは、徐々にその地位を譲る事となる。 更に商業上の都合から他のフォームも出さないといけないため、 中盤以降は 『スペシウムゼペリオンで苦戦→他のフォームで勝利』 の流れが確立されていた(希にその逆もあるが)。 その煽りを受けてか、マガオロチ登場以降はスペリオン光線(およびスペリオン光輪)を強敵に弾かれる、もしくは無効化される描写が目立った。 もっとも、ガイさんがオーブオリジンになりたてだった頃はオリジウム光線の使いどころを見誤る場面もあったため、 長い戦いの中で強敵相手に一気に決めようとして大技を出し反撃を受けてしまう癖が無意識に身についてしまったといえる……かもしれない。 追記・修正は「ウルトラマン フュージョンファイト!」でスペリオン光線を使い怪獣を倒した方が『お願いします!』。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作中どころかウルトラ史上でも1,2を争う不遇光線 -- 名無しさん (2018-06-27 09 10 48) つなぐぜ!願い!!でギャラクトロンMK2のバリアぶち破ったときは久々の活躍だと思ったな -- 名無しさん (2018-06-27 10 16 29) スベリオンを連想するのは自分だけだろうか -- 名無しさん (2018-06-27 10 50 19) ラストスベリオン! -- 名無しさん (2018-06-27 11 38 33) ↑4 戦績の悪さならストビュームダイナマイトとか倒した回数1、他全部不発or失敗だぞ -- 名無しさん (2018-06-27 12 08 35) ↑ストダイは倒したのはマガジャッパとブラックキングで二体だぞ。 -- 名無しさん (2018-06-27 23 55 12) ↑ごめん10話忘れてた -- 名無しさん (2018-06-28 03 30 52) 鳳凰変身! マッハスペリオーン!! ……ごめんなさい、言ってみただけです(土下座 -- 名無しさん (2018-06-28 10 51 10) 劇場版ジードの活躍を書いてないのは意図的?それとも良い活躍したからスルーした? -- 名無しさん (2018-06-28 13 51 25) 建て主の判断はわからないけど、どうせならソフト化後にじっくり書くのもいいかもね -- 名無しさん (2018-06-28 13 54 40) ヒペリオンヒラタクワガタというクワガタがいる -- 名無しさん (2018-06-28 22 16 41) 久々に強豪となったゴメスを倒して活躍したね -- 名無しさん (2018-09-25 19 08 15) チェレーザさんにまでスペリオン光線ネタにされてるのかよwww -- 名無しさん (2018-10-06 11 43 04) 社長の記憶の中でも開幕ぶっぱで耐えられてて草 -- 名無しさん (2018-10-08 16 14 06) ↑7 自分の前に、そのネタを出してきた人がいるとは!w Σ -- 名無しさん (2019-08-04 15 40 15) マガバッサーを倒した映像はちょいちょいクロニクル系で使われるから良い意味の印象は残せつつあるかな -- 名無しさん (2023-05-11 20 07 03) 名前 コメント