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21 09 (GMnase) 現在の状況 17 00 封印の竜を沈めトリエラの命を救うも、狂炎の王がその姿を見せる 21 09 (GMnase) 妖精の蜜(全滅)・万能薬(全滅)・焼き菓子1 21 09 (GMnase) ムギ28 消費『威圧・付与・付与 (血戦場)』 獲得「雪結晶*2」 21 09 (GMnase) サテン25 消費 獲得「毛皮」「オローリオの札」 21 09 (GMnase) フォル23 消費『治癒』 獲得「雪結晶*2」 21 09 (GMnase) ネフィ21 消費『資産・商談・発見』 獲得「うさぎ(戦線離脱)」「冬宮の双百合」 21 09 (GMnase) ジョズ21 消費『結界・百科・詠唱・治癒・再生・範囲』 獲得「毛皮*2」「雪結晶*2」「崩れゆく黄金」「素材箱」 21 09 (GMnase) エレーナ20(氷血1) 消費『応援』戦線離脱(小屋) 獲得「傷薬(ジョズから)」 21 09 (GMnase) トリエラ10 蘇生完了・戦線離脱(小屋) 21 09 (GMnase) これで、まちがいありませんか? 21 10 (Mugi28_1) あ、武器はカジキにしてます! 21 10 (Folt_23_1) 武器はたぶん片手持ちだったような 21 10 (GMnase) 武器の変更やアイテムの譲渡はまだ大丈夫です 21 10 (Saten25_2) 雪結晶は一人1つずつに分配した方が良いだろうか… 21 10 (Neffy21_2) 武器はウィンチェスターにしてます 21 10 (Folt_23_1) 今回はムギさんの武器属性が面白いくらいハマるなー 21 10 (Joss21_3) とりあえず配っておきましょうか>雪化粧 21 11 (Joss21_3) 結晶 21 11 (Neffy21_2) 分配しといた方がいいんじゃないかな 21 11 (Neffy21_2) 幸い6つあるから一人1個はいける 21 11 (GMnase) 登場した炎の王は皆さんを認識したというところまででしたね 21 11 (Mugi28_1) ですですー 21 12 (Neffy21_2) あー弾どうしようかな 21 12 (GMnase) 魔物知識では残念ながら詳細は不明でした 21 13 (GMnase) ですが並々ならぬ魔力と嫌の予感は感じたでしょう 21 13 (Joss21_3) 嫌の予感 21 13 (Neffy21_2) GMー、ウィンチェスターの弾丸って使用する場合、装填時に宣言しとかないとダメでしたっけ 21 13 (Saten25_2) 嫌の予感しかしない 21 13 (Neffy21_2) イヤン 21 13 (GMnase) そうですね 21 14 (GMnase) 今なにが入っているか宣言する必要があります 21 14 (Neffy21_2) ではAASSと通常弾を装填しときます 21 14 (GMnase) 先に放つのAASSですね 21 14 (Neffy21_2) いえす。 21 14 (GMnase) 了解しました 21 14 (Mugi28_1) あれシナリオ名なんでしたっけ? 21 14 (GMnase) で、ここから前回の続きですが 21 15 (GMnase) 雪結晶と双百合を所持の方、まあ配ったので全員になるでしょうが 21 16 (GMnase) 王の存在に対して所持しているそれらが反応したのを感じれます 21 16 (GMnase) 魔力的に増幅したという感じでしょうか 21 16 (Neffy21_2) ほうほう 21 16 (GMnase) 霊的視力であれば輝きが増した 21 16 (GMnase) そのような感覚ですね 21 16 (Joss21_3) ほほう 21 16 (Mugi28_1) ほうほう 21 16 (Saten25_2) ふむふむ 21 17 (GMnase) では、何もなければこのままイニシですが 21 18 (GMnase) なにかなされますかい? 21 18 (Joss21_3) うーむ 21 18 (Mugi28_1) 雪結晶投げてみるかw 21 19 (Neffy21_2) 貴重な200G相当が! 21 19 (GMnase) なにをするにも一人だけなにかできるとします 21 19 (Neffy21_2) んー 21 20 (Folt_23_1) むーぎんが王の口に氷結晶をシュート 21 20 (Joss21_3) 結晶をどうするかよーわからんからのう 21 20 (Mugi28_1) 付与ないし出来ることないぜ! 21 20 (Neffy21_2) じょずっぽさんに回復の石渡しておこうかしら 21 20 (Saten25_2) 投げるんだったら百合持ってるネフィさんが投げるべきですねー 21 20 (GMnase) 実際接触していないので未知ですね 21 20 (Neffy21_2) ●回復の石*1(非売品 アイネさんから購入時5000G) 21 20 (Neffy21_2) ※ 精神/2で全体回復、使い捨て 21 21 (Neffy21_2) んーむ 21 22 (GMnase) ではそのまま戦闘開始しますか? 21 22 (Mugi28_1) よし雪結晶投げよう! 21 23 (Joss21_3) んー 21 23 (Joss21_3) なんかこう 21 23 (Joss21_3) 結晶の中に 21 23 (Joss21_3) 何か映ってたりとか 21 23 (Mugi28_1) ジョズさん結晶みて何か分かったりしないですか? 21 24 (GMnase) この状況下の結晶を調べるでよろしいですか? 21 24 (Saten25_2) 私はそれで良いとー 21 25 (Neffy21_2) おまかせるー 21 25 (Folt_23_1) おねがい賢者様 21 25 (Mugi28_1) まかせたぜ! 21 25 (GMnase) では精神でどうぞ 21 25 (Joss21_3) はーい 21 25 (Joss21_3) 2d6+10 うらー 21 25 (Toybox) Joss21_3 - 2d6+10 = [1,5]+10 = 16 21 25 (Joss21_3) びみょう 21 25 (Mugi28_1) 固定値って強いなー 21 26 (GMnase) では氷竜の忘れ形見である雪結晶が狂炎の対して何らかの効果を発揮するのは判ります 21 26 (GMnase) 直接敵にぶち込めば相手を弱らせるか何か、所持していれば身を守ってくれそうな感じまでは判りますが 21 26 (GMnase) ※雪結晶により沸血耐性(所持で自動適用、@1点) 21 26 (GMnase) ※消費することで自身に氷血を与え、自身への炎攻撃を1/2の確立で無効化する 21 26 (GMnase) ※消費することで炎属性防御時のダイス+1d6 21 26 (GMnase) 現状防御的な能力として以上の効果がありと理解します 21 27 (Folt_23_1) 氷血の代わりに1/2で無効かー 21 27 (Neffy21_2) これ 21 27 (Neffy21_2) もしかして 21 27 (Mugi28_1) これはいいね 21 27 (Joss21_3) 「とりあえずこれを奴にぶつけると何かしら効果があるだろう、程度の事と」 21 27 (Neffy21_2) 冬宮の双百合はなんかこいつに対してすごいアイテムなんじゃ・・・ 21 28 *nick M_ratafl_ → M_ratafly 21 28 (Mugi28_1) 百合が役に立ちそうだ 21 28 (Folt_23_1) 百合を相手に投げる。 相手は死ぬ 21 28 (Joss21_3) 「奴の炎から身を守るために使える、程度だな。今わかるのは」 21 28 (Mugi28_1) 投げなくても装備していれば攻撃で使える 21 29 (Folt_23_1) 百合のデータを全然覚えていなかった 21 29 (GMnase) では雪結晶の輝きに反応するように奴は動き始めるよ! 21 29 (GMnase) ずずー 21 29 (Saten25_2) キター 21 29 (Folt_23_1) そにゃさん来てー! 21 30 (Joss21_3) いくぞうらー! 21 30 (GMnase) 精霊というか炎の化身というか形状は不定形ななにかです 21 30 (Mugi28_1) 百合って誰が持ってたっけ? 21 30 (GMnase) ではイニシだ! 21 30 (Folt_23_1) ネフィさんなはずだ 21 30 (Neffy21_2) 私ですわねー 21 30 (Mugi28_1) 誰か装備して使ったほうがいいんじゃないかな? 21 30 (Neffy21_2) 手業早業でいつでもスイッチはできるよ 21 31 (Folt_23_1) もしかしたら王には実値でダメージが入るとかありそうだ 21 31 (GMnase) 1d20+3 @狂炎 21 31 (Toybox) GMnase - 1d20+3 = [9]+3 = 12 21 31 (Joss21_3) ですのう 21 31 (Neffy21_2) 1d20+10 とりあえずイニシだネフィ 21 31 (Toybox) Neffy21_2 - 1d20+10 = [12]+10 = 22 21 31 *nick M_mifune → Zac27_2 21 31 (Mugi28_1) ネフィさん最初に百合装備してやってみませんか? 21 31 (Folt_23_1) 1d20+3 @フォル 21 31 (Toybox) Folt_23_1 - 1d20+3 = [15]+3 = 18 21 31 (Joss21_3) 1d20+1 @ジョズス 21 31 (Toybox) Joss21_3 - 1d20+1 = [14]+1 = 15 21 31 (Saten25_2) 1d20+3 さてん 21 31 (Toybox) Saten25_2 - 1d20+3 = [7]+3 = 10 21 31 (Neffy21_2) もう武器宣言しちゃったしなぁ 21 31 (Mugi28_1) 1d20+1 @ムギ 21 31 (Toybox) Mugi28_1 - 1d20+1 = [7]+1 = 8 21 32 (Mugi28_1) ふふ安定のイニシだぜ 21 32 (GMnase) ネフィ>フォル>ジョズ>王>サテン>ムギ 21 32 (Saten25_2) 7は良い方ですよ 21 32 (GMnase) ゆらゆら~ 21 32 (GMnase) まあ一発殴ってみるといいさ 21 33 (Mugi28_1) がんばれー 21 34 (Neffy21_2) とりあえず弾丸打ち込むゾ 21 34 (GMnase) AASSか… 21 34 (Folt_23_1) もしかしたら防御にもボーナスつくかもしれないよ! 21 34 (Folt_23_1) えーえーえすえす 21 34 (GMnase) さて、これどう処理しようかな… 21 35 (Neffy21_2) GMがふきつなこといってる。 21 35 (GMnase) 悪いがそのとおりだ! 21 35 (Saten25_2) うむ。ふきつだ 21 35 (Folt_23_1) ダメージで防御値を一つ-1か、いいな 21 35 (Neffy21_2) でもとりあえず撃ちこむぞー、武器の概要はBattleに貼っといたので確認しといてくだち 21 36 (Neffy21_2) 2d6+13-2 機敏射突打 ※AASS使用 とりゃー 21 36 (Toybox) Neffy21_2 - 2d6+13-2 = [5,4]+13-2 = 20 21 36 (Mugi28_1) おおーいいね 21 37 (Saten25_2) 素晴らしい数値だがっ 21 37 (GMnase) 2d6+4 機敏防御 水-3 氷-2 炎吸収 21 37 (Toybox) GMnase - 2d6+4 = [6,6](6ゾロ)+4 = 16 21 37 (Neffy21_2) あれー? 21 37 (Saten25_2) …… 21 37 (GMnase) ぶっふいた! 21 37 (Mugi28_1) おい 21 37 (Folt_23_1) ふきつとかそれ以前に6ゾロ 21 37 (Neffy21_2) さらば2000G。 21 37 (GMnase) ま、まあ、王の片鱗を味わったてきなあれ! 21 37 (GMnase) そしてですが 21 38 (Neffy21_2) 「うそ、弾丸が届く前に溶けてしまうなんて・・・!」 ビビってよう 21 38 (Saten25_2) 裁定なんて考えなくて良いんだよという… 21 38 (Folt_23_1) な、なんだこのバケモノ…!? (テンプレ) 21 38 (GMnase) その攻撃があたる瞬間、王の周囲を包み込む炎が揺らめきます 21 38 (GMnase) それはあらゆる存在の進入も存在も許さない圧倒的な熱量による【空間の歪】みです 21 38 (Mugi28_1) 「うげ、なんだあれ」 21 38 (Folt_23_1) これ接近攻撃できないのでは 21 38 (GMnase) 【空間の歪】炎魔道書+1 雪結晶@+1 冬宮の双百合+4 伝承知識+2 魔族社会+2 メモの内容+2 21 39 (Neffy21_2) メモの内容って、この前家で見つけたアレですか? 21 39 (GMnase) はいな 21 39 (Joss21_3) 空間の歪みー 21 39 (Folt_23_1) メモの+2と結晶の+1は皆付くなたぶん 21 39 (Neffy21_2) これは今知識判定しちゃったいいのかしら 21 39 (GMnase) 今可能です 21 39 (Neffy21_2) 手番消費ないなら振ってみよう 21 39 (GMnase) まざまざと最大限に見せ付けられました 21 40 (Saten25_2) メモのプラスは全員入れていいんです? 21 40 (Neffy21_2) 雪結晶@+1というのは所持してる雪結晶1個につき+1という認識だけど問題ない? 21 40 (GMnase) ひとつにつき+1づつですね 21 40 (GMnase) 多いほど感じるものがあります 21 41 (Joss21_3) 2d6+10+1+1+2 ぺーい 21 41 (Toybox) Joss21_3 - 2d6+10+1+1+2 = [5,6]+10+1+1+2 = 25 21 41 (Joss21_3) よしっ 21 41 (Folt_23_1) 文句なし 21 41 (Mugi28_1) 流石! 21 41 (Saten25_2) 2d6+1+1+2 一応ねっ 21 41 (Toybox) Saten25_2 - 2d6+1+1+2 = [3,5]+1+1+2 = 12 21 41 (Saten25_2) うん賢者さんの結果を正座で待とう 21 42 (GMnase) 他の人は腐乱かね? 21 42 (GMnase) 腐らない! 21 42 (Folt_23_1) ファンブル率があがるだけじゃないですか! 21 42 (Neffy21_2) 2d6+1+1+4+2 一応自分でもふってみるよ 結晶一つと双百合とメモの補正あり 21 42 (Toybox) Neffy21_2 - 2d6+1+1+4+2 = [2,2]+1+1+4+2 = 12 21 42 (Neffy21_2) うん。 21 42 (GMnase) あぶない 21 42 (GMnase) ではジョズさんは一瞬で理解します 21 43 (GMnase) それを目の当たりにして思い出すでしょう、世界を一晩で炎に包んだ化物の本当の恐ろしさを 21 43 (GMnase) それはあらゆる存在を遮断する炎によって作られた次元の断層・『絶焔』です 21 43 (Joss21_3) ほほう 21 43 (GMnase) ですが圧倒的な冷気があれば、その力を中和し押さえ込むことも可能なことも知っています 21 43 (Mugi28_1) なんか強そう! 21 43 (Folt_23_1) これ、やっぱり百合がキーアイテムだと思うのですよ 21 44 (GMnase) ※絶焔:あらゆるダメージに対して100%無効能力 21 44 (GMnase) 氷血及び雪結晶の投入により10%ずつ効果が減少する(0%まで) 21 44 (GMnase) 雪結晶の投入は攻防対抗判定、一度に投入できる数はひとつまで、防御されると喪失する 21 44 (GMnase) 以下のスキルは雪結晶の投入時に特殊な処理を適用できる 21 44 (GMnase) ・カウンター:カウンター成功時に投入可能、更に絶焔を無視してダメージを与える 21 44 (GMnase) ・急所:投入成功後の雪結晶の効果を2倍(-20%)として扱う 21 44 (GMnase) ・連続:連続で投入を選択した場合、片方の攻撃が失敗しても二つ投入できる 21 44 (GMnase) ・転移:精神攻撃達成値0による自動成功(精神/2個まで)、業火は全て貰う 21 44 (GMnase) ・結界:投入成功後、削減効果を放棄することで、直後の絶焔を無視する 21 44 (GMnase) ※ブライニクルとの併用は可能 21 45 (Mugi28_1) 投入の判定は何でもいいの? 21 45 (GMnase) 攻撃値で可能です 21 45 (Joss21_3) 「……炎のあまりの強さに次元の断層が生まれている。アレがある限りは何をしても通じない」 21 46 (Neffy21_2) 氷血及び雪結晶の投入ってことはつまり 21 46 (Neffy21_2) ブライニクルで1回攻撃するごとに10%減るのか 21 46 (Saten25_2) 「それでどうすればいい」 21 46 (GMnase) そうなりますね、その攻撃に結晶を載せれば-20となります 21 47 (Neffy21_2) おぉなるほど 21 47 (GMnase) 稼ぎも-200となります 21 47 (Neffy21_2) あぁん 21 47 (Mugi28_1) これ50%だったらダメージも半分ってこと? 21 47 (Neffy21_2) 10与えても5しか通らないってことだろうねぇコレ。 21 47 (Joss21_3) 「この結晶を放り込むか、ヘルが落とした結晶を武器にして攻撃すればいい。それで少しずつ弱くなる普通にやってれば計十回程度で全て消える」 21 47 (GMnase) そうですね 21 48 (Mugi28_1) 氷属性の攻撃とかも意味ないですよね? 21 48 (Saten25_2) しかもエンド時に回復するよ… 21 48 (Neffy21_2) 「つまりさっき見つけたコレなら対抗できるんですわね」 21 48 (Saten25_2) 「…了解した」 21 48 (Mugi28_1) 「うわ、そりゃ面倒だな~」 21 48 (GMnase) 意味がありません、あらゆるダメージに対してです 21 48 (Folt_23_1) 「こりあえず、あの炎をどうにかするしか方法はないわけか」 21 49 (Folt_23_1) とりあえず 21 49 (Joss21_3) 「上手くやれば1回あたりの効率を上げることも出来るが…とにかく数を重ねるしか無いな」 21 49 (GMnase) 以降アイテムの譲渡は移動扱いとします 21 50 (Joss21_3) つまりあえて動かなければ 21 50 (Joss21_3) 渡しつつ殴ってもおk? 21 50 (Mugi28_1) 1人一個持ってるんだっけ 21 50 (GMnase) 可能です 21 50 (GMnase) 受け取って殴るでも可能です 21 50 (Saten25_2) ふむふむ 21 50 (Neffy21_2) 1つずつ持ってるから、誰か2個持ってる可能性あるけど 21 50 (Neffy21_2) 決めてなかったよね。 21 50 (Folt_23_1) ネフィさんにしようそうしよう 2こ 21 51 (GMnase) 隊列は同列を対象としますので 21 51 (Mugi28_1) サテンさんでもいいと思う 21 51 (GMnase) そのへんは盾かざしてきなあれとおもってくだしあ 21 51 (GMnase) 譲渡 21 51 (Neffy21_2) 了解ー 21 51 (Folt_23_1) はーい 21 51 (Saten25_2) はーい 21 51 (Mugi28_1) はーい 21 52 (GMnase) では現状、無敵ふはははー 21 52 (Saten25_2) 急所いれるかどうかは相手の武勇防御にもよるなあ… 21 52 (GMnase) もうなにもこわくない! 21 52 (Folt_23_1) とりあえず機敏の素は3、機敏防御は4 21 52 (GMnase) あとですねネフィぃさんの攻撃に対して 21 53 (Folt_23_1) それ以外はまだかー 21 53 (Mugi28_1) 武勇高だな~なぎはらい持ってるし 21 53 (GMnase) 敵の身体を包む炎がまるで生き物のように襲いかかってきたのを確認しています 21 53 (Joss21_3) なぎはらいは別に 21 53 (Joss21_3) 武勇じゃなくても使えるので 21 53 (Joss21_3) あまり参考には…… 21 53 (Saten25_2) そして多分精神も高いので… 21 53 (Joss21_3) まぁでも機敏低いしあるとしたら武勇なのだろうか 21 53 (Neffy21_2) 確か遠距離攻撃以外はダメージ反射するんだったなこいつ 21 54 (GMnase) 達成値勝負で負けるとその分ダメージです 21 54 (GMnase) ※業火:特殊反撃・防御判定で上回った達成値分のダメージ(火)を攻撃者に与える、火防御修正適用、射撃&投射に効果無し 21 54 (Saten25_2) つまり高い固定値で殴れば問題ない! 21 54 (Joss21_3) ジョズスも今回大分噛み合ってるな…… 21 54 (GMnase) まあそういうことですね 21 55 (Joss21_3) とりま 21 55 (Joss21_3) フォルさんや 21 55 (GMnase) ではフォルさんだよ 21 55 (Saten25_2) 投擲がんばれ 21 55 (Mugi28_1) 投げつけろー 21 56 (Folt_23_1) つまり攻撃値で対抗判定、勝利で投げつける成功ですか 21 56 *Neffy21_2 topic ネフィ>フォル>ジョズ>王>サテン>ムギ 21 56 (GMnase) そうなります 21 56 (Folt_23_1) 機敏安定かなあ、精神は6だけど相手も高いだろうし 21 57 (Folt_23_1) 2d6+4 機敏・氷結晶スロー 21 57 (Toybox) Folt_23_1 - 2d6+4 = [4,3]+4 = 11 21 57 (Mugi28_1) いいね! 21 57 (Folt_23_1) 悪くない 21 57 (GMnase) 2d6+4 機敏防御 水-3 氷-2 炎吸収 21 57 (Toybox) GMnase - 2d6+4 = [2,4]+4 = 10 21 57 (GMnase) ふなあああ 21 57 (Mugi28_1) よしよし 21 57 (Saten25_2) よし! 21 57 (Joss21_3) あぶあぶ 21 57 (Folt_23_1) 「よし、こんな感じか」 ぽーい 21 57 (Mugi28_1) これって氷-2も入るの? 21 58 (Joss21_3) 入るといいなぁ 21 58 (GMnase) ではその障壁にあたった雪結晶は砕け、障壁を中和するように溶け込みます 21 58 (GMnase) 攻撃の属性修正は入ります 21 58 (Folt_23_1) 「ちっ、一回でこれだけか……骨が折れるぜ」 21 58 (Saten25_2) いいね 21 58 (GMnase) わずかながら綻びが見え始めますね 21 59 (Mugi28_1) 「まあ効果はあるんだ、地道にやってこうぜ!」 21 59 (Joss21_3) 「……そうだな。そうするしかない」 21 59 (Joss21_3) というわけで 22 00 (Mugi28_1) 賢者投げだー 22 00 (Joss21_3) 精神で攻撃する。結晶で 22 00 (GMnase) こいさー 22 00 (Joss21_3) 2d6+15 「賢者ドリル……絞れ」と、ドリルの先に結晶を結びつけて 22 00 (Toybox) Joss21_3 - 2d6+15 = [2,6]+15 = 23 22 00 (Joss21_3) 飛ばす 22 01 (Mugi28_1) 固定値怖い! 22 01 (Folt_23_1) 凄いことになっている 22 01 (GMnase) 2d6+6 精神防御 水-3 氷-2 炎吸収 22 01 (Toybox) GMnase - 2d6+6 = [5,6]+6 = 17 22 01 (GMnase) ちぃ! 22 01 (Mugi28_1) 精神6か~ 22 01 (Neffy21_2) ナイス固定値 22 01 (Saten25_2) 相手も高いがっ 22 01 (Saten25_2) やはり賢者 22 01 (GMnase) では再び雪結晶が砕けていきます 22 02 (GMnase) では王の手番ですね 22 02 (Mugi28_1) ひぃいいい 22 02 (Folt_23_1) 来るかラオウ…!! 22 02 (GMnase) 常時連続ですので気になさらず 22 02 (Neffy21_2) 何が王だよバカバカしい! 22 02 (Saten25_2) ひゃっふう!! 22 03 (GMnase) では皆さんのいる真ん中辺りに小さな紅い点が現われます 22 03 (Mugi28_1) メラか! 22 03 (GMnase) それは想像を絶する熱量の塊、同時に周囲の空間が熱で歪みます 22 03 (Folt_23_1) これはメラではない、メラゾーマだ! 22 04 (Joss21_3) 今のはメラではない……余のメラゾー言われた 22 04 (GMnase) 次の瞬間それは弾け、凄まじい熱波による炎傷が皆さんの身体を切り裂きます 22 04 (GMnase) 2d6+7 範囲幻の火(達成値×2 最終半減) 22 04 (Toybox) GMnase - 2d6+7 = [6,3]+7 = 16 22 04 (Folt_23_1) うげえ 22 04 (Saten25_2) これはひどい 22 04 (Joss21_3) 2d6+11 ぼうぎよ 22 04 (Toybox) Joss21_3 - 2d6+11 = [2,4]+11 = 17 22 04 (Mugi28_1) うわー 22 04 (Joss21_3) えーっと 22 04 (Folt_23_1) 2d6+5 防御 22 04 (Toybox) Folt_23_1 - 2d6+5 = [4,4]+5 = 13 22 04 (Saten25_2) 2d6+2+2 防御札付き 22 04 (Toybox) Saten25_2 - 2d6+2+2 = [2,5]+2+2 = 11 22 04 (Folt_23_1) 32ですか…。 22 04 (Neffy21_2) えーとちょっとまって 22 05 (Mugi28_1) これ32か 22 05 (Joss21_3) 15ダメージの半分で8か…… 22 05 (Neffy21_2) 今銃装備してるから、鏡の盾装備してないから精神防御3か 22 05 *nick Joss21_3 → Joss13_3 22 05 (GMnase) 達成値32ですね、それから防御して半分 22 05 (Neffy21_2) 2d6+3+2 でも火耐性2だからまだよかった 22 05 (Toybox) Neffy21_2 - 2d6+3+2 = [5,4]+3+2 = 14 22 05 (Folt_23_1) 19の半分を切り上げで10かな 22 05 (Saten25_2) 21の半分は11か… 22 05 (Mugi28_1) 2d6+1 死ぬー 22 05 (Toybox) Mugi28_1 - 2d6+1 = [5,2]+1 = 8 22 05 *nick Saten25_2 → Saten14_2 22 06 *nick Mugi28_1 → Mugi16_1 22 06 *nick Folt_23_1 → Folt_13_1 22 06 *nick Neffy21_2 → Neffy12_2 22 06 (Neffy12_2) 9ダメージいたたた 22 06 (Saten14_2) 一瞬で屍累々 22 06 (Mugi16_1) もう一発あるのかorz 22 06 (GMnase) 余のメラだ 22 06 (GMnase) 1d6 対象 22 06 (Toybox) GMnase - 1d6 = [2] = 2 22 06 (Joss13_3) 範囲は二枚でも 22 06 (Joss13_3) 幻の火はもうないはずだ 22 07 (GMnase) サテンさんへ 22 07 (Saten14_2) ひぃっ 22 07 (Mugi16_1) がんばれー 22 07 (Saten14_2) 幻の火じゃなくても辛いから!! 22 07 (GMnase) 2d6+7 沸血精神(火) 22 07 (Toybox) GMnase - 2d6+7 = [3,3]+7 = 13 22 07 (GMnase) やさしめ 22 07 (Saten14_2) 2d6+2+2 札は壊れるよー 22 07 (Toybox) Saten14_2 - 2d6+2+2 = [1,1](1ゾロ)+2+2 = 6 22 08 (Saten14_2) うん 22 08 (Joss13_3) さてんさあああん 22 08 (Mugi16_1) うん 22 08 (Saten14_2) うん… 22 08 (GMnase) これは 22 08 (Mugi16_1) ま、まあダメージじゃないから 22 08 (Saten14_2) うん…… 22 08 (GMnase) うんだね! 22 08 (Joss13_3) まぁ 22 08 (Joss13_3) せやね…… 22 08 (GMnase) 敵の炎が紅い閃と瞬き、紅い糸となり全身を貫きます、傷自体は小さく痛みすら感じないでしょう 22 08 (GMnase) ですが不意に血液が沸騰したような熱を感じ 22 08 (Mugi16_1) 沸血で良かったと思おう! 22 08 (GMnase) 指先をわずかに動かすだけで骨が焼かれるような凄まじい苦痛が襲いかかります 22 09 (Mugi16_1) 「大丈夫かサテン!?」 22 09 (Neffy12_2) 行動1回のたびHP1減るのはしんどいな・・・! 22 09 (GMnase) 移行あらゆる行動で1ダメとなりますが結晶があれば平気です 22 09 (Saten14_2) 「ああ大……ぐっ!?」一瞬の出来事で何も反応できなかったよ 22 10 (GMnase) なんだろう、この圧倒的な感じ 22 10 (Joss13_3) びっぐとよもう>大ぐっ 22 10 (GMnase) ぼすっぽい! 22 10 (Saten14_2) 「…撤回する。あまり良くない」 22 10 (Mugi16_1) これイニシ固定ではないんだすよね? 22 10 (GMnase) 雑魚じゃないので毎回振ります 22 11 (Saten14_2) しかしまあ結晶投げるしかないわけで 22 11 (Mugi16_1) 先に自分が行動して武勇の値を確かめますか? 22 11 (Joss13_3) とりま 22 11 (GMnase) 男前だな…サテンさん 22 11 (Joss13_3) むーぎんにお願いしようかの 22 11 (Saten14_2) お願いしよう。 22 11 (Neffy12_2) それがいいね 22 12 (Mugi16_1) 「ち、歯がゆいな全く」 22 12 (Saten14_2) 戸惑って動きが鈍くなってるので先に動いてもらう幹事で 22 12 (Mugi16_1) 投擲します 22 12 (GMnase) 素手で打ち込んでもいいのよ絵的に 22 13 (Joss13_3) カジキの尖った部分の 22 13 (Joss13_3) さきっぽに雪結晶くっつけtれ 22 13 (Joss13_3) 刺すんだ 22 13 (GMnase) 焼き魚になるな… 22 13 (Folt_13_1) カジキがこんがり焼けてまう 22 13 (Saten14_2) 解凍されてしまう 22 13 (GMnase) 属性・旨 22 13 (Neffy12_2) カジキマグロがマグロのタタキに・・・ 22 13 (Mugi16_1) 2d6+13 打氷武勇 カー君で結晶を打ち込む 22 13 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6+13 = [5,5]+13 = 23 22 14 (GMnase) 2d6+6 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 22 14 (Toybox) GMnase - 2d6+6 = [3,1]+6 = 10 22 14 (Mugi16_1) くらえ我がバッティングを! 22 14 (GMnase) では三つ目を受ける 22 14 (GMnase) 目に見えて次元のずれを認識できるようになって来ました 22 15 (GMnase) 空間がひび割れたように見え始める 22 15 (Saten14_2) その防御値に氷マイナス入ってますか? 22 15 (GMnase) 達成値だと7となります 22 16 (GMnase) いや8か 22 16 (Mugi16_1) 8じゃないかな? 22 16 (Saten14_2) よし。防御値は6か 22 16 (Mugi16_1) サテンさん頑張れ! 22 16 (Folt_13_1) サテンさんやってまえー! 22 17 (Saten14_2) 誰が持ってるかわからないけど2個目の氷結晶貰いつつ 22 17 (Saten14_2) 急所狙いで投擲します 22 17 (Saten14_2) 2d6+9 武勇斬 22 17 (Toybox) Saten14_2 - 2d6+9 = [1,4]+9 = 14 22 17 (Saten14_2) うん 22 17 (Folt_13_1) 通ってくれー! 22 17 (Mugi16_1) 通れー 22 18 (GMnase) 2d6+6 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 22 18 (Toybox) GMnase - 2d6+6 = [6,5]+6 = 17 22 18 (Joss13_3) いけい! いけい! 22 18 (Saten14_2) ひどい 22 18 (Joss13_3) くそあー! 22 18 (Neffy12_2) グェー 22 18 (Mugi16_1) orz 22 18 (Folt_13_1) ダイス様はどうしようもねえ 22 18 (Saten14_2) ダイスさんはきびしいなー 22 18 (Mugi16_1) これは仕方ない 22 18 (GMnase) では、その果敢な行動はすさまじい炎によって阻害されます 22 18 (GMnase) 業火で3点どうぞ 22 19 (Mugi16_1) 1点では? 22 19 (Joss13_3) 業火は 22 19 (Joss13_3) 攻撃失敗時の 22 19 (Joss13_3) 反射ダメージですね 22 19 (Joss13_3) 行動時のダメージはまだ 22 19 (Saten14_2) 炎の懐に入る、が炎に巻かれてバックステップかな… 22 19 (Mugi16_1) 氷で-2なので15じゃないかと 22 19 *nick Saten14_2 → Saten11_2 22 20 (Joss13_3) サテンさん氷でしたっけ。属性 22 20 (Folt_13_1) ああ、元々の武器属性か 22 20 (Saten11_2) 武器に属性ついてないよ! 22 20 (GMnase) ですね 22 20 (Mugi16_1) あ、氷結晶だから投擲も-2かと思ってたぜ! 22 21 (GMnase) では雪結晶がひとつおなくなりになりました… 22 21 (Saten11_2) 「すまない。身体が、重い」 22 21 (Saten11_2) 短く言って敵に向き直っておこう 22 21 (Saten11_2) ……ちくしょー 22 22 (GMnase) では2ターン目のイニシです 22 22 (Folt_13_1) 「さっきの怪しい光線の効果か…。」 22 22 (Mugi16_1) 「気にすんな!まだまだ戦いはこれからだ!」 22 22 (GMnase) 1d20+3 @狂炎 はやくうごけー 22 22 (Folt_13_1) 1d20+3 フォル 22 22 (Toybox) GMnase - 1d20+3 = [19]+3 = 22 22 22 (Toybox) Folt_13_1 - 1d20+3 = [5]+3 = 8 22 22 (Folt_13_1) はええわ! 22 22 (GMnase) うごいたー 22 22 (Mugi16_1) うえ 22 23 (Neffy12_2) 1d20+10 ネフィ 22 23 (Toybox) Neffy12_2 - 1d20+10 = [9]+10 = 19 22 23 (Saten11_2) 1d20+3 早いよ! 22 23 (Toybox) Saten11_2 - 1d20+3 = [19]+3 = 22 22 23 (Mugi16_1) 1d20+1 @ムギ 22 23 (Toybox) Mugi16_1 - 1d20+1 = [16]+1 = 17 22 23 (Neffy12_2) ぬふぅ 22 23 (Joss13_3) 1d20+1 じょず 22 23 (Toybox) Joss13_3 - 1d20+1 = [2]+1 = 3 22 23 (Saten11_2) こっちも早いけど意味ないわ 22 23 (Joss13_3) ほりでい 22 23 (Folt_13_1) サテンさんの体が軽い! 22 23 (Mugi16_1) これで何も怖くない! 22 23 (Saten11_2) それフラグだからー!! 22 23 (GMnase) 王=サテン>ネフィ>ムギ>フォル>ジョズ 22 24 (GMnase) ではサテンさんどうぞー 22 24 (Saten11_2) うーん結晶投げちゃうのは怖い 22 25 *Neffy12_2 topic 王=サテン>ネフィ>ムギ>フォル>ジョズ 22 25 (Saten11_2) 毎ターン1ダメージが 22 26 (Mugi16_1) 正直攻撃するならネフィさんの後の方がいい 22 26 (Joss13_3) さてんさんまだ 22 26 (Joss13_3) 結晶あるので 22 26 (Joss13_3) それ持ったま 22 26 (Joss13_3) 殴りますか…… 22 27 (Joss13_3) 足の早いネフィさんがブライクニル持ってるのは 22 27 (Joss13_3) 幸いだった 22 27 (Saten11_2) もし結晶投げたらダメージは今回から入りますかね 22 28 (GMnase) 今、30ですね 22 28 (Mugi16_1) 現在30%か 22 28 (Saten11_2) まあ良いか結晶投げよう 22 28 (Mugi16_1) がんばれー 22 28 (GMnase) こいさー 22 28 (Saten11_2) ちなみにダメージは沸血のことを聞いてつもりでした 22 29 (Saten11_2) て→た 22 29 (GMnase) ああ、今回は減りません 22 29 (GMnase) まだ行動時に持っていますから 22 29 (Saten11_2) 2d6+9 はーい。それでは武勇斬をくらえー 22 29 (Toybox) Saten11_2 - 2d6+9 = [3,2]+9 = 14 22 29 (Saten11_2) ダイスさん… 22 29 (GMnase) 2d6+6 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 22 29 (Toybox) GMnase - 2d6+6 = [1,5]+6 = 12 22 29 (GMnase) うなー 22 29 (Neffy12_2) いいね! 22 29 (Mugi16_1) よしよし! 22 29 (Saten11_2) よしセーフ! 22 30 (Folt_13_1) 通った! 22 30 (GMnase) 40㌫だ 22 30 (Neffy12_2) そして王。のターンか・・・ 22 30 (Mugi16_1) 怖いな~ 22 30 (GMnase) では王が動くぞ 22 30 (Joss13_3) うおおう 22 31 (GMnase) 1d6 行動 22 31 (Toybox) GMnase - 1d6 = [6] = 6 22 31 (GMnase) ああ、これは… 22 31 (Folt_13_1) 最大値…。 22 31 (Mugi16_1) 範囲か 22 31 (Saten11_2) な、何が起こるんです? 22 31 (GMnase) では炎が地面にだらだらと血のように落ちていきます 22 31 (GMnase) その炎は生き物のごとく蠢き地面に見たことの無い文字で炎の魔方陣を形成し 22 32 (GMnase) それは瞬く間に戦場全体へと広がっていきます 22 32 (Mugi16_1) ぎゃー 22 32 (Folt_13_1) 範囲だー 22 32 (GMnase) 支配の言葉…いえ、もっと古く言葉すら産まれる前の純粋なる魔力による支配です 22 32 (Neffy12_2) わぁい。 22 32 (Saten11_2) 遠い目をしたくなる 22 32 (Folt_13_1) うん、回避だな 22 32 (GMnase) 支配の言葉(精神値/2)つまり-3 22 32 (Mugi16_1) あ、死んだかも(遠い目 22 33 (Saten11_2) おわた 22 33 (Mugi16_1) どういう効果? 22 33 (GMnase) このたーんあらゆる行動に-3 22 33 (Folt_13_1) あ、このターンならもういいか、受けよう 22 33 (Mugi16_1) ああ攻撃じゃないのか!! 22 33 (Joss13_3) まぁ 22 33 (GMnase) 攻撃はこれから選ぶんだ 22 33 (Joss13_3) あんまり関係ないから 22 34 (Joss13_3) それはいいか 22 34 (Joss13_3) ん 22 34 (Joss13_3) ああそうか 22 34 (Joss13_3) 常時連続か…… 22 34 (GMnase) 1d3 22 34 (Toybox) GMnase - 1d3 = [2] = 2 22 34 (Saten11_2) こっちに攻撃きたらおわた 22 35 (Mugi16_1) まだ希望を捨てるんじゃない! 22 35 (GMnase) 2d6+7 武勇なぎ鞭/火 22 35 (Toybox) GMnase - 2d6+7 = [6,3]+7 = 16 22 35 (Neffy12_2) なぎっていってますよね。 22 35 (Saten11_2) おわた 22 35 (Folt_13_1) 前衛が掃除されてしまうわ 22 35 (Mugi16_1) なぎ払い? 22 35 (Joss13_3) 射程は2? 22 35 (GMnase) 射程は2です 22 36 (Mugi16_1) 2d6+9 「魔術師舐めんなぁぁあああ!!」 22 36 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6+9 = [3,5]+9 = 17 22 36 (Neffy12_2) 2d6+2+2 火耐性でしのぐしかねぇ・・・ 22 36 (Toybox) Neffy12_2 - 2d6+2+2 = [2,2]+2+2 = 8 22 36 (Neffy12_2) だめだわ。 22 36 (Saten11_2) 2d6+4 生き残れるといいですね 22 36 (Toybox) Saten11_2 - 2d6+4 = [1,1](1ゾロ)+4 = 6 22 36 (Folt_13_1) 2d6+4 頑張る 22 36 (Toybox) Folt_13_1 - 2d6+4 = [5,5]+4 = 14 22 36 (Saten11_2) ああ駄目だわ 22 36 (Mugi16_1) サテンさーん!!! 22 36 *nick Neffy12_2 → Neffy4_2 22 36 (Saten11_2) 私は!別に!シーリンさん路線目指してないよ!! 22 36 (Folt_13_1) ああ、この防御も-3かな 22 37 (Mugi16_1) ああそっかこれも-3か 22 37 (GMnase) ですね 22 37 *nick Neffy4_2 → Neffy1_2 22 37 (Neffy1_2) あぶねぇ! 22 37 *nick Mugi16_1 → Mugi14_1 22 37 *nick Saten11_2 → Saten0_2 22 37 *nick Folt_13_1 → Folt_8_1 22 37 (Folt_8_1) なんとかのこった! 22 38 (Saten0_2) なんでこの人こんなに1ゾロが出るんだろう… 22 38 (Joss13_3) さてんさあああん 22 38 (Neffy1_2) あぁ!サテンがやられた! 22 38 (GMnase) 今日多いよね 22 38 (Mugi14_1) 傷薬の効果とかも-3ですか? 22 38 (Folt_8_1) 今回多いですね 22 38 (Mugi14_1) やばいね 22 39 (GMnase) 上空の龍がなぎ払うかのように横から襲い掛かる的ななぎはらい 22 39 (Saten0_2) 6ゾロは…ああドロップのときにいたな… 22 39 (Neffy1_2) うーむこれ初期装備10にしたのは失敗だったにゃー・・・ 22 39 (Neffy1_2) 10じゃねえよ銃だよ 22 39 (Mugi14_1) ww 22 40 (Neffy1_2) あれまてよ 22 40 (Mugi14_1) 「くそサテン生きてるか、こんな所で死ぬんじゃないぞこの野郎」 22 40 (Joss13_3) 傷薬は判定じゃないんじゃないでしょうか! 22 40 (Saten0_2) 跳ね飛ばされて動かないよ 22 41 (Joss13_3) 「まずいな……」 22 41 (Folt_8_1) 「くっ……やべっ!!」盾でなぎ払い自体は弾くが尾を引く炎が引火した 22 41 (Neffy1_2) GM、HP減らしちゃったけど雪結晶使用ってできますかね 22 41 (Neffy1_2) 火ダメージを1/2の確率で無効の方を使いたい 22 41 (GMnase) 可能ですよ 22 41 (Folt_8_1) 幸い、同隊列だった 22 41 (Neffy1_2) では使用します 22 42 (Neffy1_2) 1d6 奇数なら成功 22 42 (Toybox) Neffy1_2 - 1d6 = [5] = 5 22 42 (Mugi14_1) おおー 22 42 (Folt_8_1) よし! 22 42 (Saten0_2) 素晴らしい 22 42 *nick Neffy1_2 → Neffy12_2 22 42 (Neffy12_2) 氷血なので最大HP18ですねー 22 42 (GMnase) ではネフィさんは不思議な力で守られます 22 43 (GMnase) 同時に雪結晶が砕け散りますね 22 43 (Neffy12_2) 「あう・・・!」 体の一部がちょっと凍りついたけど大きなダメージは受けてないね! 22 43 (Joss13_3) しかしこれはジリ貧だ…… 22 43 (Neffy12_2) だねぇ・・・ 22 44 (Folt_8_1) 今の残り氷結晶って幾つでしたっけ 22 44 (Mugi14_1) ネフィさんのが通ってやっと50か 22 44 (Neffy12_2) ネフィ1回使用、じょずっぽ1回使用、むーぎん1回使用、サテンさん2回使用、フォルさん1回使用 22 44 (Neffy12_2) あれこれ全部使ってません? 22 44 (GMnase) もうないかな 22 45 (Saten0_2) ないねー 22 45 (Neffy12_2) こりゃHPを削るしかないな・・・ 22 45 (Joss13_3) ネフィさんがブライクニルもあわせて 22 45 (Folt_8_1) ネフィさんがんばれー! 22 45 (Joss13_3) 削っていくしか 22 45 (Neffy12_2) だねぇ 22 45 (Neffy12_2) ではGM 22 45 (GMnase) こいさー 22 46 (Mugi14_1) 頑張れー 22 46 (Saten0_2) すまんよー 22 46 (Neffy12_2) 〈手業早業〉で装備をウィンチェスターから冬宮の双百合に変えます 22 46 (GMnase) えっとですね 22 46 (GMnase) 装備は装飾品を変えることになります 22 46 (Neffy12_2) あ、これ装飾品なのか! 22 46 (GMnase) 武器の変更は手番とか使いません 22 46 (Mugi14_1) 装飾品なのか! 22 47 (GMnase) 武器への変更ですね 22 47 (GMnase) 瞬時に変貌します 22 47 (GMnase) 変貌後、装備していた武器は効果を失います 22 47 (Folt_8_1) つまり武器への変更(手番無し)→武器装備(手番有り) 22 47 (Folt_8_1) ということですかね 22 48 (Saten0_2) 今持ってる武器を核にするなら、武器装備も手番なしっぽい? 22 48 (Joss13_3) ネフィさんの持ってる回復の石 22 48 (Joss13_3) ほしいな 22 48 (Neffy12_2) つまり、装飾品を装備しなおす(本来ならここで1ターン)で、冬宮の双百合を装備した瞬間武器も変更させることができる 22 48 (Neffy12_2) ってことでいいのかな 22 48 (GMnase) 今のネフィさんなら装飾品の変更(手業)、ブライニクルへ変更(手版なし)攻撃と可能です 22 48 (Neffy12_2) 了解了解 22 49 (Mugi14_1) あ~なるほど 22 49 (Joss13_3) つまり 22 49 (Joss13_3) ブラが用済みになったら 22 49 (Joss13_3) そのまま手業早業で変更して 22 49 (Joss13_3) 攻撃できる? 22 50 (GMnase) 即時に元の武器に戻ります 22 50 (Joss13_3) おおー 22 50 (Neffy12_2) ではまずは〈手業早業〉で猫耳フード→冬宮の双百合に変更します 22 50 (Mugi14_1) おおーいいね 22 50 (Saten0_2) ふむふむ 22 50 (GMnase) ブライニクルの使用に手番とかありません 22 50 (Neffy12_2) 猫耳フードを脱いでいつもの帽子にかぶり直したあと、冬宮の双百合を左手に握るゾ! 22 50 (GMnase) イメージてきにはファフナー的な結晶化です 22 51 (Mugi14_1) 懐かしいw 22 51 (Neffy12_2) オローカーデーイイノダロー 22 51 (GMnase) はいなー 22 51 (Neffy12_2) あ、アイテム移動は同じ隊列にいないとダメなんだっけ・・・ 22 52 (Mugi14_1) あれ?最初にジョズさんに渡すって言ってませんでしたっけ?回復の石 22 52 (Joss13_3) それはできてない 22 52 (Neffy12_2) できてないですね 22 52 (Joss13_3) 出来る行動は 22 52 (Joss13_3) 1つだけなんで 22 52 (Saten0_2) 渡してなかったのか 22 52 (Joss13_3) 雪結晶調査で 22 52 (Joss13_3) 時間切れです 22 52 (Neffy12_2) うむ。 22 53 (Saten0_2) いや、アイテムの譲渡は時間かけなくてもいいんじゃなかったかな 22 53 (Mugi14_1) アイテムの譲渡は大丈夫だったんじゃなかったっけ? 22 53 (Joss13_3) おおうっと 22 53 (Joss13_3) まぁ 22 53 (Saten0_2) それで雪結晶分配したわけですし 22 53 (GMnase) あのタイミングでのアイテムの譲渡は自由です 22 53 (Neffy12_2) 今は無理だね・・・ 22 53 (Joss13_3) 申し訳ねぇ…… 22 53 (Saten0_2) まあなんとかなるさ多分 22 53 (Neffy12_2) 渡しとこうかといったけどじょずっぽさんから返答なかったから渡してないってことで。 22 54 (Folt_8_1) 賢者スルー! 22 54 (Joss13_3) ごめん! 22 54 (Neffy12_2) まああれだ、ネフィさん死んだらじょずっぽさん隊列繰り上がるから 22 54 (Joss13_3) まぁとりあえず 22 54 (Neffy12_2) そのとき回復の石ひろってくなり、懐中時計拾ってくなりしてくれ! 22 54 (Mugi14_1) あ、でもブラは射程任意だから3列目に下がったらいいんじゃないか? 22 54 (Folt_8_1) ネフィさん死ぬ状況とか絶望すぎるじゃないですかー 22 54 (Neffy12_2) こっちが 殴れ ない 22 54 (Saten0_2) ごめんよごめんよ… 22 54 (GMnase) 槍にすれば届きますよ 22 55 (Neffy12_2) マジで。 22 55 (Joss13_3) とりま 22 55 (Joss13_3) むーぎんかな 22 55 (Neffy12_2) そういえば形状自由か 22 55 (Neffy12_2) まだネフィさん攻撃してないよ!? 22 55 (GMnase) ガンランスてきな形にすれば 22 55 (Folt_8_1) 弓にすると投射がないから無理なのか 22 55 (Joss13_3) おおっとすまぬ 22 55 (Folt_8_1) 槍いいね 22 55 (Mugi14_1) 槍かっこいい! 22 55 (Joss13_3) 氷の槍か…… 22 55 (Saten0_2) 今からお前は槍だブライクニル! 22 56 (GMnase) バスターランチャーかまえるネフィさんもーたーへっr 22 56 (Joss13_3) 槍だ! 槍になるんだ! 22 56 (Mugi14_1) 獣の槍になるんだ! 22 56 (Neffy12_2) それなら槍にしよう。射撃も投射もないとなると、射程3で攻撃するには槍しかないな 22 56 (Neffy12_2) いやまて 22 56 (Folt_8_1) アークフィアの杖になるんだ!ブライクニル! 22 56 (Neffy12_2) 鞭(両手) 22 56 (Neffy12_2) ※隊列ルールを使用しての戦闘時… 2列ルール:射程2 3列ルール:射程3 として扱う 22 57 (Neffy12_2) とあるから鞭でもいけんじゃね。 22 57 (Saten0_2) インディー! 22 57 (GMnase) 氷の鞭だと! 22 57 (Mugi14_1) 鞭の方が似合ってそうだw 22 57 (Folt_8_1) ネフィさんがムチ……ごくり 22 57 (GMnase) いけますよー 22 57 (Neffy12_2) 鞭にしよう(どやっ 22 58 (Joss13_3) 女王様か…… 22 58 (Mugi14_1) いいな 22 58 (Neffy12_2) では、銃をさっと背中に片付けて、左手の双百合を氷でできた鎖に変えるよ!(鞭イメージ 22 58 (GMnase) シャラ 22 59 (Joss13_3) さぁ 22 59 (Neffy12_2) あれこれサテンさん死んでるからぼく隊列さがると繰り上がるんじゃね 22 59 (Joss13_3) 王をべしべしと 22 59 (GMnase) 二列になりますね 22 59 (Neffy12_2) よし、隊列移動なしで殴ろう。 22 59 (Saten0_2) …繰り上がるね 22 59 (Joss13_3) よし 22 59 (Joss13_3) ちと危ないが 22 59 (Joss13_3) ジョズスが前に出て 23 00 (Joss13_3) ネフィさんに貰って 23 00 (Folt_8_1) ネフィさんが賢者を鞭で中列に引きずり出すのかー 23 00 (GMnase) ジョズさんが動くだと… 23 00 (Mugi14_1) まあ今は全ての行動が-3だからな 23 00 (Saten0_2) これも!あれも!あの1ゾロが!! 23 00 (Joss13_3) また下がりつつ回復しよう 23 00 (Neffy12_2) それならじょずっぽさん、ネフィは隊列3に下がってから攻撃するよ 23 00 (Joss13_3) フォルさんに下がって貰って 23 00 (Folt_8_1) おうけい 23 00 (Joss13_3) ネフィさんと二人で後方にいるのも 23 01 (GMnase) 下がって二列にして、ジョズさんがもらって下がって3列かな? 23 01 (Saten0_2) 良いですね 23 01 (Neffy12_2) ネフィさん下がる→隊列繰り上げでじょずっぽとネフィさん前へ→次のじょずっぽがもらって3列に移動 23 01 (Neffy12_2) これだ。 23 01 (Joss13_3) もらうのは 23 01 (Joss13_3) 移動扱いなんで 23 01 (Joss13_3) 貰ったターンでは移動はできぬ 23 01 (Joss13_3) なので貰ったら即 23 01 (Joss13_3) 使います 23 02 (Joss13_3) 皆消耗してますし 23 02 (Neffy12_2) ふむ、了解です 23 02 (GMnase) 了解しました 23 02 (Mugi14_1) 助かるー 23 02 (Neffy12_2) ではネフィさんが後ろに下がる! 23 02 (Folt_8_1) ちゃんと渡すというより触れて即消費ってイメージか 23 02 (Saten0_2) ゴロゴロ 23 02 (Neffy12_2) すると不思議なことにじょずっぽが前に出る! 23 02 (GMnase) 不思議 23 02 (Joss13_3) しゃるうぃー 23 03 (Neffy12_2) というわけで3列移動→自動的に2列目に移動 状態で攻撃だー 23 03 (Neffy12_2) じょずっぽさん前に出といてね 23 03 (Mugi14_1) いけー 23 03 *nick Joss13_3 → Joss13_2 23 03 (GMnase) こーい 23 03 (Neffy12_2) 2d6+10+5-3 機敏鞭 『ブライニクル』装備状態 23 03 (Toybox) Neffy12_2 - 2d6+10+5-3 = [4,6]+10+5-3 = 22 23 04 (Mugi14_1) いいね! 23 04 (GMnase) 2d6+4 機敏防御 水-3 氷-2 炎吸収 23 04 (Toybox) GMnase - 2d6+4 = [4,3]+4 = 11 23 04 (Folt_8_1) べしぃ! 23 04 (GMnase) うけれるかー 23 04 (Mugi14_1) これで50やっと半減か 23 04 (GMnase) ではその鞭はやすやすと障壁を削ります 23 04 (GMnase) 王の最大HPが3減りました 23 05 (Neffy12_2) 「お願い・・・『ブライニクル』!」 両手で氷の鎖を掴むと、鎖が勝手に動いて狂王の周囲を取り囲んで縛り上げる感じだ! 23 05 (Neffy12_2) まぁ握ってるネフィさんの両手も凍りつきはじめてるけどね! 23 05 (GMnase) ギリギリ、パキパキ 23 05 (Neffy12_2) 「う、あぅぅ…」 いたいいたい 23 06 (Neffy12_2) というわけでむーぎんいけー 23 06 (GMnase) ネフィさんが喘いでる、これはいいものだ 23 06 (Joss13_2) GM…… 23 06 (Neffy12_2) なせっぽさん何言っちゃってんの!? 23 06 (Joss13_2) なせさんはこれ 23 06 (Joss13_2) 平常運転やん 23 06 (Folt_8_1) なせっぽさんだから仕方ない 23 06 (Mugi14_1) 「いくぞカー君!!」 23 07 (Mugi14_1) 2d6+10 氷打 おらー 23 07 (Toybox) Mugi14_1 - 2d6+10 = [1,2]+10 = 13 23 07 (Neffy12_2) ダイスぅぅ 23 07 (Mugi14_1) ぐはっ 23 07 (GMnase) 2d6+6 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 23 07 (Toybox) GMnase - 2d6+6 = [6,6](6ゾロ)+6 = 18 23 07 (Neffy12_2) -3だから達成値10だよむーぎん・・・ 23 07 (Neffy12_2) ってエエエエ 23 07 (Folt_8_1) おい 23 07 (GMnase) ぶー 23 07 (Saten0_2) 本当に手厳しいなあー 23 07 *nick Mugi14_1 → Mugi11_1 23 07 (Joss13_2) いてぇ…… 23 08 (Neffy12_2) えーとこれどうなるんだ 23 08 (Saten0_2) やっぱりこのほとばしる魔王力がいけないんじゃないかな 23 08 (Joss13_2) そしてむーぎんの攻撃力は-3でもこんな感じでは 23 08 (Joss13_2) ないでしょうか 23 08 (Mugi11_1) では振りかぶって撃ちこもうするが火に包まれて吹き飛ばされる 23 08 (GMnase) えっとムギさんの達成値が10で 23 08 (Neffy12_2) 狂王が氷-2だから達成値だから16になるんかなこれ 23 08 (Folt_8_1) いてえ! 23 08 (GMnase) ですね 23 08 (Neffy12_2) つまり6点火ダメージ・・・? 23 08 (GMnase) うむ 23 08 (Saten0_2) いや攻撃基本値13だから 23 09 (Joss13_2) うむ 23 09 (Neffy12_2) あぁそうか 23 09 (Joss13_2) これ-3もう 23 09 (Joss13_2) 入ってますよね 23 09 (Neffy12_2) 入ってるのね 23 09 (Saten0_2) うん 23 09 (Mugi11_1) してありますー 23 09 (Neffy12_2) なら3点だね! 23 09 (GMnase) では3点ですね 23 09 (GMnase) カー君をこんがり 23 10 (Neffy12_2) カジキマグロがタタキになってしまう・・・ 23 10 (Mugi11_1) お腹すいてきた 23 11 (Joss13_2) ふぉ、フォル君がんばといいつつ 23 11 (Joss13_2) とりあえず下がってくれるといいかも 23 11 (Mugi11_1) 「くそ、まだだ…」 23 12 (GMnase) 次元の隙間から黒い何かが見える 23 12 (Mugi11_1) まだ何か出てくるのか!? 23 12 (GMnase) 何もでないよ! 23 12 (Folt_8_1) ふむ、攻撃が通るとは思えないからなあ 23 13 (Folt_8_1) 装備を変更します。 片手持ち→両手持ち 23 13 (Mugi11_1) フォルさんには突撃という一撃必殺技があるじゃないですか! 23 13 (Folt_8_1) うむ、だからこその武勇強化です 23 14 (Mugi11_1) まあ今は-3されてるから攻撃しても通りにくいね 23 14 (Folt_8_1) では、装備変えて終了ですね 23 14 (GMnase) はいなー 23 14 (GMnase) ではジョズさんです 23 15 (Folt_8_1) 「今はきついが――もうすぐ攻めるタイミングが来るはずだ」 盾を後ろに仕舞って両手持ちに変更 23 15 (Joss13_2) 誰か2列目埋めて欲しかったけどもしょうがないな…… 23 15 (Joss13_2) ネフィさんに「借りるぞ」と回復の石貰って 23 15 (Joss13_2) 使います 23 15 (Folt_8_1) あ、そうか、武器変えながら移動できるか 23 15 (Mugi11_1) え、まずくないか今使ったら 23 15 (Joss13_2) 回復値って 23 15 (Neffy12_2) 回復の石はダイスふらないんです 23 15 (Joss13_2) 判定無いですよね 23 15 (Joss13_2) うむ 23 15 (GMnase) ですです 23 15 (Neffy12_2) 精神/2 回復です 23 15 (Mugi11_1) aa 23 16 (Folt_8_1) 精神/2ですね 23 16 (Neffy12_2) なのでじょずっぽが使えば全体5回復 23 16 (Mugi11_1) ああそっかじゃあ-3されないのか 23 16 *nick Joss13_2 → Joss18_2 23 16 (Neffy12_2) 「ええ、お願いします・・・!」 鎖をつかむのに必死 23 16 (Joss18_2) 以上 23 16 *nick Mugi11_1 → Mugi16_1 23 16 *nick Neffy12_2 → Neffy15_2 23 16 *nick Folt_8_1 → Folt_13_1 23 16 (GMnase) では次のターンだ 23 16 (Neffy15_2) まあネフィさんは氷血×2状態だからここまでしか回復しないんだけどね。 23 16 (Mugi16_1) 「すまん助かる」 23 17 (Saten0_2) ぱやぱや 23 17 (Mugi16_1) イニシだー 23 17 (GMnase) イニシ振るよー 23 17 (Mugi16_1) 1d20+1 @ムギ 23 17 (Toybox) Mugi16_1 - 1d20+1 = [16]+1 = 17 23 17 (Neffy15_2) 1d20+10 ネフィそいや 23 17 (Toybox) Neffy15_2 - 1d20+10 = [20]+10 = 30 23 17 (Neffy15_2) ワーオ 23 17 (Folt_13_1) 1d20+3 フォル 23 17 (Toybox) Folt_13_1 - 1d20+3 = [14]+3 = 17 23 17 (Mugi16_1) はえー 23 17 (GMnase) 1d20+2 @狂炎 23 17 (Toybox) GMnase - 1d20+2 = [4]+2 = 6 23 17 (GMnase) おそーい 23 17 (Mugi16_1) よし!! 23 17 (Joss18_2) 1d20+1 うえーい 23 17 (Toybox) Joss18_2 - 1d20+1 = [1]+1 = 2 23 17 (Joss18_2) おせええええ 23 18 (Neffy15_2) これはひどい。 23 18 (Mugi16_1) ジョズさぁぁあああん 23 18 (Joss18_2) ま、まぁ 23 18 (Joss18_2) なんとかなるさ 23 18 (Folt_13_1) ほりでい 23 18 (Mugi16_1) なぎ払いもうないし大丈夫さ 23 18 (Folt_13_1) むしろ狂炎の後ろに行動できる人がいてよかった 23 18 (Neffy15_2) ネフィさん3列目に移動しもいいかしら皆さん 23 19 (GMnase) ネフィ>ムギ=フォル>王>ジョズ 23 19 (Mugi16_1) どうぞどうぞ 23 19 *Neffy15_2 topic ネフィ>ムギ=フォル>王>ジョズ 23 19 *nick Neffy15_2 → Neffy15_3 23 19 (Joss18_2) うむ 23 19 (Neffy15_3) では3列目に下がってー 23 19 (Neffy15_3) じょずっぽさん何とか耐えておくれ・・・ 23 19 (Joss18_2) 基本的に後ろにさえ下がってしまえば 23 20 (Joss18_2) ジョズスにとって怖い攻撃は 23 20 (Joss18_2) あんまり飛んでこないから 23 20 (Joss18_2) 1ターンデコイになるぐらいでいいんだ 23 20 (Neffy15_3) がんばれ・・・! 23 20 (Folt_13_1) じょすさんすまねえ 23 20 (Mugi16_1) がんばれ! 23 20 (Neffy15_3) 2d6+10+5-3 機敏鞭 『ブライニクル』装備状態 「もう一度・・・『ブライニクル』!」 23 20 (Toybox) Neffy15_3 - 2d6+10+5-3 = [2,2]+10+5-3 = 16 23 20 (Neffy15_3) あ、-3いらないね、19だ 23 20 (Joss18_2) ターン変わってますね 23 20 (GMnase) 2d6+4-1 機敏防御 水-3 氷-2 炎吸収 23 20 (Toybox) GMnase - 2d6+4-1 = [2,2]+4-1 = 7 23 20 (GMnase) むりだよー 23 21 *nick Neffy15_3 → Neffy12_3 23 21 (GMnase) 60% 23 21 (Mugi16_1) よしよし 23 21 (Saten0_2) うーむ 23 21 (Joss18_2) よすよす 23 21 (Folt_13_1) いよし 23 21 (Joss18_2) やっておしまいむーぎん 23 21 (GMnase) 再びその障壁が砕けていきます 23 21 (Folt_13_1) 私もいるぞ! 23 21 (Joss18_2) フォル君はこっちきてください 23 21 (Neffy12_3) 「くぅ…んっ…」 両手から更に右胸と右太ももあたりが凍りついてる 23 22 (Joss18_2) 「まずいな……ネフィもそう持たんぞ」 23 22 (Folt_13_1) 後退しつつ突撃か、意味分からんな 23 22 (Neffy12_3) 後ろに向かって全力前進だ! 23 22 (GMnase) 突撃して反動で戻る 23 22 (Folt_13_1) ちょっとかわいい 23 22 (Mugi16_1) 自分が下がりましょうか? 23 22 (GMnase) ぼいーん 23 22 (Folt_13_1) うーん、どっちのほうが耐えるかなあ 23 23 (Folt_13_1) やはり私のほうがいいな、うん 23 23 (Folt_13_1) では、ムギさんが動かないのなら私はとりあえず下がります 23 23 (Mugi16_1) よしじゃあ殴るか 23 24 (GMnase) よしこーい 23 24 *nick Folt_13_1 → Folt_13_2 23 24 (Mugi16_1) 「……フォルいくぞ」 23 24 (Mugi16_1) 連続行動使用します 23 24 (Joss18_2) 実のところあんまりこの状況 23 24 (Joss18_2) 1列目と2列目大差ないですしね…… 23 24 (Neffy12_3) うn 23 24 (Mugi16_1) うんw 23 25 (Joss18_2) どっちでもいいんだ。2列目にいてくれる人居たらw 23 25 (GMnase) ひどいw 23 25 (Mugi16_1) 2d6+13 氷打 「おらぁぁあああ!!!」 23 25 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6+13 = [2,3]+13 = 18 23 25 (Folt_13_2) 「っ――わかってるっつーの!!」 剣を一文字に構え、突撃体勢 23 25 (Mugi16_1) ひくーい 23 25 (GMnase) 2d6+6-1-1 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 23 25 (Toybox) GMnase - 2d6+6-1-1 = [2,4]+6-1-1 = 10 23 25 (Mugi16_1) 6天下 23 25 (Saten0_2) どのみちどっちか落ちたら隊列変更ですからねー 23 25 (Folt_13_2) 2d6+6*3 23 25 (Toybox) Folt_13_2 - 2d6+6*3 = [3,2]+6*3 = 23 23 26 (Folt_13_2) 3 23 26 (Folt_13_2) あ、武勇・切(雷)の突撃です 23 26 (GMnase) 連続行動じゃないかな 23 26 (Mugi16_1) うん 23 27 (Neffy12_3) 連続行動で通常殴りからの突撃かな? 23 27 (Joss18_2) まぁどうせ 23 27 (Neffy12_3) あぁ違う最初に殴ってるのむーぎんだ 23 27 (GMnase) ムギさんのは12の6割で8点 23 27 (Joss18_2) 同時行動ですから 23 27 (Joss18_2) 処理してしまえばいいんです 23 27 (Folt_13_2) 割り込んでしまったけどまあ同時に仕掛けるっぽかったから許してちょ 23 27 (GMnase) 2d6+6-1-1 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 23 27 (Toybox) GMnase - 2d6+6-1-1 = [5,4]+6-1-1 = 13 23 28 (Joss18_2) 6ダメージかな 23 28 (Neffy12_3) 10点の6割だから6点ですかね 23 28 (GMnase) 10の6割で6点 23 28 (Folt_13_2) 計算しやすい数値だ 23 28 (Mugi16_1) 自分も10点なので6点ですね 23 28 (GMnase) いま14点 23 28 (Folt_13_2) そしてむーぎんぶちかませ! 23 29 (Neffy12_3) 今氷血で最大HP6点減ってますよね狂王さま 23 29 (Joss18_2) いてまえー! 23 29 (Mugi16_1) 突撃を使用します 23 29 (Neffy12_3) ヤル気だ…! 23 30 (Saten0_2) さあいけひどい固定値! 23 30 (Mugi16_1) 2d6+13*3 氷突 「ぶち抜けぇぇええええ!!!」 23 30 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6+13*3 = [1,6]+13*3 = 46 23 30 (Joss18_2) よい期待値だ 23 30 (Neffy12_3) これはいけるんじゃないか…! 23 30 (GMnase) 2d6+6-1-1 武勇防御 水-3 氷-2 炎吸収 23 30 (Folt_13_2) すげえ期待値だ 23 30 (Toybox) GMnase - 2d6+6-1-1 = [3,4]+6-1-1 = 11 23 30 (GMnase) うなあ 23 30 (Joss18_2) 35のー 23 30 (Joss18_2) 6割 23 31 (Mugi16_1) 37の6割ですね 23 31 (Folt_13_2) 計算しやすさでは勝ったな(ドヤッ 23 31 (Joss18_2) 22かな 23 31 (Neffy12_3) 2d6*0+35*0.6 23 31 (Toybox) Neffy12_3 - 2d6*0+35*0.6 = [2,5]*0+35*0.6 = 21 23 31 (Folt_13_2) ひゃあすげえや 23 31 (GMnase) 22。2の繰り上げて23 23 31 (Joss18_2) 23か 23 32 (Neffy12_3) 23ですね 23 32 (Neffy12_3) つまり総ダメージ40点ぬ 23 32 (GMnase) えとと氷血6+ムギフォル12+ムギ突撃23 23 32 (Neffy12_3) いや違う 23 32 (Joss18_2) そして貞治のターンか…… 23 32 (GMnase) 41か… 23 32 (Mugi16_1) 後9点かな 23 33 (Joss18_2) だといいな 23 33 (GMnase) の一撃は王の身体を霧散させ、周囲を埋め尽くしていた魔力を消し去ります 23 33 (Neffy12_3) ん? 23 33 (Joss18_2) ほう? 23 33 (Saten0_2) ほう 23 33 (Mugi16_1) え? 23 33 (Joss18_2) 一定以上ダメージ受けると 23 33 (Joss18_2) 防壁消えて攻撃に回すとか 23 33 (Joss18_2) かな 23 33 (GMnase) 王の身体は龍に姿を変えて再び地面の中へと消えていくでしょう 23 33 (Joss18_2) 消えた!? 23 33 (Folt_13_2) や、やったか!? 23 33 (Joss18_2) 「……何?」 23 33 (GMnase) 上空に展開していた炎の魔方陣が光を帯びて消えていきます 23 34 (Mugi16_1) 「はあはあなんだ・・・・・終わったのか?」 23 34 (GMnase) 周囲を覆っていた炎の魔力も急激に引いていくでしょう 23 34 (Neffy12_3) これは…どうなんだ 23 34 (GMnase) 倒したよ! 23 34 (Folt_13_2) 「油断するな、まだ――いや、どうなんだ?」 23 34 (Neffy12_3) マジで! 23 34 (Saten0_2) やったー! 23 34 (Folt_13_2) まじか 23 34 (Mugi16_1) おおー 23 34 (Folt_13_2) やったー! 23 34 (Joss18_2) 流石にあの防御能力あるから 23 34 (GMnase) いてえよ!突撃が! 23 34 (Joss18_2) HPは低めに設定か 23 35 (GMnase) では皆さんが封印された狂炎の一部を辛うじて消し去ることができました 23 35 (Folt_13_2) 第一部 完! 23 35 (GMnase) しかし完全に倒したわけ訳では無いでしょう 23 35 (Neffy12_3) こいつ1/47だから実際のHPは40程度×47で1880ぐらいあるのかもしれないHP 23 35 (Joss18_2) 「……流石に分け身ならあんなもの、ということか」 23 35 (GMnase) 封印が解けている以上、すぐに魔力を回復させて再び他の封印を解放するために動き始めるはずです 23 35 (Joss18_2) うええ 23 36 (Neffy12_3) どうにかしてぇな 23 36 (GMnase) ではではですね 23 36 (Folt_13_2) 「アレで一部か…とんだ怪物だぜ」 23 36 (Saten0_2) とにかく洞窟だ!洞窟にいかないと! 23 36 (Joss18_2) 「……どうする? どうにかして封印しないとまずそうだが」 23 36 (GMnase) 王が消え去った場所には【真っ黒な灰】がヒラヒラと舞っていますね 23 36 (Neffy12_3) なにそれきになる。 23 36 (Mugi16_1) 「はぁはぁ…・・そうだサテンは?サテンの奴は大丈夫か!?」 23 36 (Saten0_2) 世界樹くるー? 23 36 (Folt_13_2) 「地中に鎮めよ……だっけか?」 23 36 (Neffy12_3) 「はぁ…はぁ…」 体の4割ぐらいは凍ってそうだな、この状態だと 23 37 (Saten0_2) サテンさんは少し離れた場所に倒れ付しています 23 37 (GMnase) では戦後ロールがすみましたら精神判定は自由にどぞ 23 37 (Mugi16_1) ではよろよろしつつサテンさんの方に近づいて様子を見よう 23 37 (Joss18_2) 灰をちょっと 23 38 (Joss18_2) 見てみよう 23 38 (Mugi16_1) ああドロップか 23 38 (Joss18_2) 補正はなんか 23 38 (Folt_13_2) 「サテンがマズイか、悪ぃが俺はもう回復に宛てる魔力は…。」 23 38 (Joss18_2) かかりますか 23 38 (Neffy12_3) 最悪、『天啓のスクロール』消費するしかないな・・・ 23 38 (GMnase) 【真っ黒な灰】風来技能・伝承知識・野外活動・イバ信仰+2 23 38 (Neffy12_3) 世界樹だコレ。 23 38 (Joss18_2) 2d6+10 何一つない! 23 38 (Toybox) Joss18_2 - 2d6+10 = [6,5]+10 = 21 23 38 (Mugi16_1) おおー 23 38 (Joss18_2) どうだ 23 38 (GMnase) すげえ 23 38 (Neffy12_3) すげぇ 23 39 (Folt_13_2) ダイス様がすげえ 23 39 (Mugi16_1) あ、サテンさんに傷薬使用可能ですか? 23 39 (Saten0_2) 探索だと本気を出すダイス様 23 39 (GMnase) 【世界樹の灰】 23 39 (GMnase) ロスト常態に使用できる 23 39 (GMnase) 全ての獲得スキル英雄点武器装備所持金記憶を失い、獲得経験点全てを未使用な常態で生まれ変わる 23 39 (GMnase) ロスト前に得ていたスキルは未使用経験点を使用することで即時習得可能となる 23 39 (GMnase) ロスト時に受けた攻撃属性が弱点(2倍)となる 23 39 (Joss18_2) 「彼女の旦那が残した素材箱がある。時間さえあれば薬を作れる」 23 39 (GMnase) ジョズさんはこれにより旦那を生き返らせることができるまでわかっていいでしょう 23 40 (Saten0_2) 「……っ」ムギさんの呼びかけに小さくうめきつつ顔を上げよう 23 40 (Neffy12_3) パネェ 23 40 (Joss18_2) 「……これは」 23 40 (Folt_13_2) そ、そうきたか! 23 40 (Saten0_2) うむ 23 40 (Mugi16_1) 「いや俺も持ってるから大丈夫だ」 23 40 (Joss18_2) 「この灰は」 23 40 (Mugi16_1) GM、傷薬サテンさんに使用可能ですか? 23 40 (GMnase) 伝承過ぎて売れない、というか信じてもらえない 23 40 (Joss18_2) 「死人を生まれ変わらせる灰だ」 23 41 (GMnase) 可能とします 23 41 (Joss18_2) 「俺も初めて見た。実在するとはな」 23 41 (Mugi16_1) 「は~ならそれで旦那さんの方も生き返らせる事が可能なのか?」 23 41 (Neffy12_3) 「…! これでエレーナさんの旦那さんを蘇生すれば狂王の封印について聞けるかもしれません!」 23 41 (Joss18_2) 「出来る……記憶は戻らんが」 23 42 (Saten0_2) 「俺が死んでいないということは、無事終わったか」ゆるゆると頭を振りつつ起き上がってよう(背景 23 42 (Neffy12_3) 「記憶が…そんな…」 ドヨーンとしてよう 23 42 (Mugi16_1) 1d6 傷薬使用 「ほれ、大丈夫か?」 23 42 (Toybox) Mugi16_1 - 1d6 = [5] = 5 23 42 (Folt_13_2) 「それは……本当に転生っつーことか」 23 42 (Joss18_2) ん 23 42 (Joss18_2) HP0の状態で普通の傷薬って 23 42 (Joss18_2) 効くんですか 23 42 (GMnase) フレーバーでいいよそこは! 23 42 (Saten0_2) 戦闘不能だけど回復していいってことかな? 23 42 (Saten0_2) ああそういうことか 23 42 (Folt_13_2) フレーバー治療でフレーバー元気 23 42 (Mugi16_1) ああ~じゃあフレーバーって事で! 23 43 (Neffy12_3) 実質HP0だから戦闘不能だけど動くのはいいよってことだね 23 43 (Joss18_2) だから薬作れる言うたんですよ。素材箱で 23 43 (GMnase) 戦闘ができないだけなので 23 43 (Saten0_2) よしフレーバーで歩けるくらいまでには回復した 23 43 (GMnase) 体育とかはできる 23 43 (Mugi16_1) これ灰って何人分手に入ったの? 23 43 (GMnase) 一人分ですね 23 44 (Mugi16_1) そっかー 23 44 (Mugi16_1) ドロップも振っていいんでしょうか? 23 44 (Saten0_2) 他に生き返らせたい人が!? 23 44 (Joss18_2) 「それでもこれを使うのなら、俺は特に何も言わん。持っててもしょうがないしな。誰にも信じてもらえんから売り物にもならん」 23 44 (GMnase) どうぞ 23 44 (Mugi16_1) 2d6 23 44 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6 = [1,3] = 4 23 44 (Mugi16_1) orz 23 44 (Neffy12_3) そういう日もあるさ・・・ 23 45 (GMnase) うん二個だね 23 45 (Neffy12_3) 何が…? 23 45 (GMnase) 雪結晶がありますね 23 45 (Neffy12_3) マジで。 23 45 (Folt_13_2) あの炎の中2個だけ溶けないで頑張っていたのか 23 46 (Mugi16_1) ああーこれダイスが高かったらもっと手に入ってたのかな~ 23 46 (GMnase) あの炎の中でブライニクルとの共同作業により残った品でしょう 23 46 (Joss18_2) 「……どうする。戻るか?」 23 46 (Folt_13_2) 「それを決めるのは俺らじゃねえと思うぜ」 使うなら止めない 23 47 (Mugi16_1) 「ああまあ取りあえず戻るか……は~疲れた」 23 47 (GMnase) では小屋に戻りますか 23 48 (Saten0_2) 「ああ。どの道、この怪我では戦力外だが」たぶん飛ばされた衝撃で足とか折れてる 23 48 (Neffy12_3) 一旦小屋に戻りたいね・・・ 23 48 (Neffy12_3) 封印もどうにかしたいけど 23 48 (Mugi16_1) 「ほれ無理すんな」サテンさんを背負って戻ろう 23 49 (Saten0_2) か、肩を貸すくらいでっ 23 49 (GMnase) それでは小屋へ戻りますとエレーナが心配そうに娘を抱いています 23 49 (GMnase) 意識はまだ戻っていないようですがすいぶんと安定しているのはわかります 23 49 (Mugi16_1) 巨人なんで肩を貸したらサテンさん浮かんじゃうんだぜ! 23 50 (GMnase) エレーナ「ああ、ご無事で…いったい外で何が?」 23 50 (Joss18_2) 「……あんたの旦那を呼び戻せる。ただし生きていた頃の事は覚えていないだろう」 23 50 (Folt_13_2) 肩を空中で固定されてブランブランしてるサテンさんを想像した 23 50 (Joss18_2) 即言う 23 50 (Saten0_2) うわあ 23 50 (GMnase) エレーナ「!?」 23 50 (Joss18_2) 「それでも良いならやろう。どうする」 23 51 (GMnase) エレーナ「……」 23 52 (GMnase) エレーナ「クラウスは私のことを…トリエラのことも忘れてしまうのですか…?」 23 52 (Joss18_2) 「恐らくは」 23 52 (GMnase) エレーナ「……」 23 52 (Joss18_2) 「生きている頃に身につけた技術、経験は身体が覚えているだろう。だが、それだけだ」 23 53 (GMnase) しばし、うつむきますが 23 53 (GMnase) エレーナ「彼を…救ってください…」 23 53 (Joss18_2) 「……そうだよな」はぁ、と俯いて 23 54 (Joss18_2) 「灰を貸してくれ」 23 54 (GMnase) エレーナ「あの人を…どうか…」 23 54 (Mugi16_1) 「ジョズっちがんばれー」後ろで応援してよう 23 55 (Joss18_2) ではこう 23 55 (Joss18_2) 灰の使い方とかは決まってます? 23 55 (Saten0_2) 特に何の感慨もなく、部屋の隅で座って見てよう 23 55 (GMnase) 炎をほんの少し灯せば 23 55 (Neffy12_3) 「…」 真剣な面持ちで見守っておこう 23 55 (GMnase) 炎の中から蘇る的なあれです 23 56 (Joss18_2) では 23 56 (Joss18_2) 灰をクラウスさんにかけて 23 56 (Joss18_2) 賢者ファイヤーを灰に小さく 23 56 (Joss18_2) ともそう 23 56 (Saten0_2) 火の鳥的なアレだ 23 56 (Joss18_2) 賢者ライター 23 56 (Mugi16_1) しゅぼ 23 56 (Folt_13_2) 「……。」 詰まらなさそうにフン、と鼻を鳴らそう 23 57 (GMnase) では、それは白い炎となって男の身体を包みます 23 57 (GMnase) その炎は激しく、そして直視するのが困難なほどの光を放ちます 23 57 (GMnase) ですが不思議と熱は感じません 23 57 (GMnase) やがて炎は小さくなり、その光の中に先ほどの男が見えるでしょう 23 57 (Mugi16_1) 「おおー凄いなー」 23 58 (GMnase) ゆっくりと身体を起して不思議そうに辺りを見渡します 23 58 (Joss18_2) 服は着てますか 23 58 (GMnase) クラウス「…君たちは…」 23 58 (Folt_13_2) 言葉は喋れるのか 23 58 (GMnase) 着ていません!キリ 23 58 (Mugi16_1) 「魔筋肉の使徒だ!!」 23 58 (Joss18_2) だと思った! 23 58 (Mugi16_1) 裸かw 23 58 (GMnase) クラウスは状況が読み込めていないように周囲を見回します 23 58 (Joss18_2) 「……とりあえず何か着るものはないか」 23 59 (GMnase) エレーナ「あなた…」 23 59 (Joss18_2) 炎の中からの復活(全裸)って 23 59 (Joss18_2) 定番じゃないですか 23 59 (GMnase) エレーナはそんな彼に抱きついて、少女のように涙していますね 23 59 (Mugi16_1) これが女性だったら嬉しいイベントなのに 23 59 (GMnase) 定番は外さない方がいいんだ! 23 59 (Neffy12_3) 「…思いっきり見ちゃったよぉ」 かおまっかにしてうつむいておく 00 00 (GMnase) クラウス「…どうして…君は泣いているんだ…?」 00 00 (Folt_13_2) 「……。」 険しい表情でそのやりとりを見ていよう 00 00 (GMnase) クラウス「僕はいったい…」 00 00 (GMnase) どうやら記憶が無いようですね、恐らく全て失っています 00 00 (Joss18_2) はぁ、と溜息をついて 00 01 (Joss18_2) 「自分の名前は分かるか?」 00 01 (Mugi16_1) 「まあめでたしめでたしって奴か?」嬉しそうに笑ってる 00 01 (GMnase) クラウス「名前…僕の…くぅっ」頭を抑える 00 02 (Joss18_2) 「……彼女はあんたの家族だ。詳しいことは後で教えてもらうといい」どう扱うかは 00 02 (Joss18_2) 本人に任せよう 00 02 (Neffy12_3) 「えっとえっとえっと、と、とにかく服を着てくださいー!」 00 02 (GMnase) エレーナ「クラウス…」 00 02 (Saten0_2) 「……」負傷してるので服を渡す気は無い 00 03 (Folt_13_2) 「……。」ピクッと反応するね めでたしめでたし 00 03 (GMnase) クラウス「クラウス…それが僕の名前なのか…?」 00 03 (GMnase) エレーナ「ええ…」 00 03 (GMnase) といった感動の再開が続いていますが 00 04 (GMnase) 精神で判定どうぞ 00 04 (Mugi16_1) 賢者ふぁいとー 00 04 (Folt_13_2) 2d6+4 精神 00 04 (Toybox) Folt_13_2 - 2d6+4 = [6,5]+4 = 15 00 04 (Mugi16_1) おおー 00 04 (Saten0_2) 2d6+1 やってみるだけー 00 04 (Toybox) Saten0_2 - 2d6+1 = [1,2]+1 = 4 00 05 (Mugi16_1) 2d6+1 00 05 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6+1 = [6,4]+1 = 11 00 05 (Saten0_2) 本当にそれだけだった 00 05 (GMnase) サテンさんの後遺症かひどい 00 05 (Neffy12_3) 2d6+1 精神? 00 05 (Toybox) Neffy12_3 - 2d6+1 = [6,6](6ゾロ)+1 = 13 00 05 (Neffy12_3) あれー? 00 05 (Folt_13_2) おお! 00 05 (GMnase) フォルさんとねふぃいいさん!? 00 05 (Mugi16_1) おおー 00 05 (Folt_13_2) ネフィさんがここでやりおった! 00 05 (Saten0_2) たかー! 00 05 (Joss18_2) 2d6+10 一応 00 05 (Toybox) Joss18_2 - 2d6+10 = [4,3]+10 = 17 00 05 (GMnase) とジョズさんは小屋の上空 00 06 (Saten0_2) うむみんな私の分のダイスを受け取るといいさ!! 00 06 (GMnase) 空間がゆがむ気配を感じます 00 06 (Joss18_2) 「……なんだ?」 00 06 (GMnase) 具体的にいえば何かが転移する前兆 00 06 (Joss18_2) そにゃさんかな 00 06 (Folt_13_2) そにゃさんかー 00 06 (Mugi16_1) 「なんだ敵か!?」大剣を構えよう 00 06 (Neffy12_3) クリット出しちゃってるしネフィさんも気づくんだろうかこれ 00 07 (GMnase) ネフィさんも気がつきます 00 07 (Folt_13_2) 「ん……いや、この感覚はたぶん」 00 07 (GMnase) 軽く鈴の音が聞こえてもいいでしょう 00 07 (Neffy12_3) 「…?」 ドアを開けて上空を見てみよう 00 07 (Saten0_2) 一応音の方に意識を向ける 00 07 (Mugi16_1) 音の方に剣を向けよう 00 08 (GMnase) では空を見上げると上空の空間が歪み一匹の飛竜が転移してきます 00 08 (Saten0_2) 竜! 00 08 (Mugi16_1) 攻撃しよう 00 08 (GMnase) その背には街まで転移させた少女と軍装に身を包んだ男の姿が見えます 00 08 (Neffy12_3) おや、誰だろう 00 08 (Neffy12_3) 「あら…?」 00 09 (GMnase) ばさばさと小屋の上空をホバリングしていますね 00 09 (Neffy12_3) 外に出て応対しよう 00 09 (Saten0_2) ムギさん攻撃してないだろうな!? 00 09 (GMnase) では男の方は年の頃は20台半ば…細身で精悍、赤毛の颯爽とした感じの若者ですね 00 09 (Mugi16_1) 攻撃するぜー 00 10 (Folt_13_2) 止めます 00 10 (Folt_13_2) 武勇パンチで 00 10 (Joss18_2) なせさんが野郎NPCだと 00 10 (GMnase) 飛竜と揃いの鎧は黒地に銀の紋章、シバ北方の空を守護する精鋭部隊、リンドブルムの紋章です 00 10 (Joss18_2) いや中身は男装の麗人かもしれない 00 10 (GMnase) 軍属であれば彼の階級がかなり上位の者であると判ります 00 10 (Neffy12_3) わーお 00 10 (Saten0_2) ひゅー 00 10 (GMnase) また、ネフィさんはかつてその飛竜の装具を見た記憶がありますね 00 10 (Mugi16_1) 「また敵かぁぁあああ!!!」切りかかろう! 00 10 (Folt_13_2) 2d6+3 むーぎんにツッコミ武勇パンチ 00 10 (Toybox) Folt_13_2 - 2d6+3 = [3,5]+3 = 11 00 10 (Neffy12_3) …リンドブルムってあーた 00 11 *nick hiiro_40_8 → hiiro_40_5 00 11 (Saten0_2) それなりに厳しいパンチ 00 11 (Mugi16_1) 2d6+9 カキーン 00 11 (Toybox) Mugi16_1 - 2d6+9 = [4,3]+9 = 16 00 11 (Neffy12_3) 学園にいたよ!飛竜使いいたよ! 00 11 (Folt_13_2) 防いでくれると信じていた 00 11 (Neffy12_3) レーヴくんがめっちゃからまれてたよ! 00 11 (GMnase) では小屋から出てきた皆さんを見つけると声を出しますね 00 11 (Neffy12_3) 「あ、あれはリンドブルムの紋章? もしかして・・・」 00 11 (GMnase) 男「我は北方守護リンドブルムの指揮を執るヴァレリア・マリーノである!」 00 11 (Saten0_2) 「知り合いか」 00 11 (GMnase) ヴァレリア「空からの非礼、容赦ねがいたい!」 00 12 (Mugi16_1) 「どうしたフォル?」特に殴られたと思ってない 00 12 (Joss18_2) 「なら降りてきたらどうなんだ」>非礼 00 12 (Folt_13_2) 「……なんでも」 00 12 (GMnase) ヴァレリア「クリスタルヴェールに異変ありと聞いてきた、何があったか聞かせて貰いたい!」 00 12 (Mugi16_1) 「おお~敵じゃないのか~」切りかかるのをやめよう 00 12 (Neffy12_3) 「いえ、あの殿方は初めてお見受けします。ただあの飛竜の装具は同じ物を見たことがありますわ・・・」 00 12 (GMnase) 上空から凛とした涼やかな声が周囲に響きますね 00 12 (Neffy12_3) ここはネフィさんが応対しよう 00 12 (GMnase) その後ろにいる少女は、もう大丈夫ですよといった笑顔で小さな鈴の付いた髪飾りを指さしますね 00 13 (Saten0_2) 「そうか」後は任せたという風に緊張を解く 00 13 (Saten0_2) ごろん 00 13 (Neffy12_3) 「私は冒険者のネフィと申します。詳しい事情をお話したいので、まずは降りてきていただけませんか?」 00 13 (Folt_13_2) そういえば足が折れていた 00 13 (GMnase) では周囲の状況から安全と判断したのか地面に降り立ちます 00 14 (Neffy12_3) 小屋の中に入れる・・・のは全裸の男がいるので気まずいから外で応対しよう 00 14 (GMnase) ヴェレリア「失礼、緊急事態と聞いてきたのでね」 00 14 (Neffy12_3) 「私達はこのイフリートガーデンまで護衛するという依頼を請け負ったものです。それで…」 かくかくしかじか 00 15 (Saten0_2) 誰か早い所服を用意してあげて… 00 15 (Mugi16_1) 説明してるのを後ろで眺めてよう 00 15 (GMnase) ではかくしかですが 00 15 (Folt_13_2) 服なんてないわ! 00 15 (GMnase) 状況説明はロールすると長いのでかくしかでも大丈夫ですが 00 15 (Neffy12_3) 判定か! 00 15 (GMnase) 説明しだいで英雄点に影響するかもしれません 00 15 (Neffy12_3) えーと、ネフィさん的には正直に話をしたいところなんだけど 00 16 (GMnase) この事態の顛末をどのようにお話しますか 00 16 (Folt_13_2) 私達が! この私達が倒したのです! 英雄点+10 00 16 (Mugi16_1) 全部言っちゃっていいんじゃないか? 00 16 (Saten0_2) そう、氷竜もな!<英雄点 00 16 (GMnase) 謎の冒険者や、クラウスたちのことや、封印を解いたのは誰かとかまあいろいろありますが全部話すならそれでもかまいません 00 17 (Joss18_2) 知識がかかってきそうな部分は 00 17 (Joss18_2) よこから補足します 00 17 (GMnase) では全部包み隠さずに話したでいいですね 00 17 (Joss18_2) うむ 00 17 (Neffy12_3) いいんじゃないかな 00 17 (Neffy12_3) 恥ずべきことは何もありませぬ(きりり 00 17 (GMnase) ヴァレリア「なるほど…まこと大義であったな」 00 17 (GMnase) ヴァレリア「破壊された封印の再構築となれば当家の手に余る、おそらくは王家の仕事となろう」 00 18 (Mugi16_1) 「なはは~照れるぜ~」 00 18 (Neffy12_3) 「申し訳ありません。何か私に手伝えることがあればよろしいのですが・・・」 00 18 (GMnase) ヴァレリア「なに後のことは我らに任せたまえ、すぐに中央に進言し専門の機関の派遣を願おう」 00 18 (Neffy12_3) うーん、封印に役立つなら冬宮の双百合渡したいけど 00 18 (Neffy12_3) どうなんですかね 00 18 (GMnase) では焼けた地図はヴァレリアが回収しますね 00 19 (GMnase) 封印に役立つものでもないですが 00 19 (Folt_13_2) 秘宝だから渡したら帰ってこなさそうだなあ 00 19 (GMnase) 渡せばエレーナの出自がばれるぐらいなあれです 00 19 (Neffy12_3) あぁそれは… 00 19 (Neffy12_3) まずいな 00 20 (Saten0_2) そっとしまっておこう… 00 20 (GMnase) では一通り終わりまして 00 20 (Mugi16_1) まして 00 20 (GMnase) ヴァレリア「それで…10年前、たった一人でクリスタルヴェールを救った英雄はどこに?」 00 20 (GMnase) ヴァレリア「いや、二人かな?」 00 20 (Neffy12_3) ネフィさんはこれがエレーナさんが駆け落ちするとき持ってきたのを感づいてるから双百合のことについてはそっとしておこう 00 21 (Joss18_2) 「今はとりあえず」 00 21 (Joss18_2) 「そっとしといてやってほしいんだが」 00 21 (Neffy12_3) 「今、この小屋の中にいますが…」 00 21 (Neffy12_3) 「すいません、今は10年ぶりに家族と過ごしているところですので、しばしお待ち頂けますか?」 やんわりと微笑みつつ 00 22 (Mugi16_1) 「うん、というわけで後にしてくれ!」入口の前に座ってよう 00 22 (GMnase) ヴァレリア「よかろう、本隊か来るまでしばらくかかろう」 00 22 (GMnase) では軽い雑談などありまして 00 23 (GMnase) ヴァレリア「その銃をみたところウインチェスター家に所縁の者とみるが…」勘違い 00 23 (GMnase) とかなんとか 00 23 (Neffy12_3) 「あ、いえこれはいろいろあって知人から譲り受けたものでして・・・」 ごまかしごまかし 00 24 (GMnase) ヴァレリア「妹の学友にバーネットというお嬢さんがいてね」とかなんとか 00 24 (Saten0_2) 貴族談義に花が咲く 00 24 (Neffy12_3) 「まぁそうでしたか」 。o (あぁやっぱりー!? 00 24 (GMnase) ではでは皆さんはエレーナたちになにか伝えることはありますか? 00 25 (GMnase) この後、みなさんはヴェレリアの計らいで王都まで飛ばしてもらえるでしょう 00 25 (Joss18_2) 邪魔すんのは気乗りしないなぁ…… 00 25 (Mugi16_1) う~んお幸せにぐらいしか言う事ないな~ 00 25 (Neffy12_3) 今家族の様子ってどうでしょう。ちょっと覗いてもいいかな 00 26 (Saten0_2) この人が言うことはないな 00 26 (GMnase) エレーナはクラウスに服を着せたりしていますね 00 26 (Folt_13_2) 私は特にないな 00 26 (Neffy12_3) あ、中はいれないわこれ。 00 26 (GMnase) クラウスはなぜこの人が自分に優しいのかも理解できていない 00 27 (Mugi16_1) ああ~彼女欲しいな~ 00 27 (Saten0_2) 知識としては家族としったけど、実感は何もないだろうからなー 00 27 (GMnase) そうですね 00 27 (Mugi16_1) 邪魔をするのは野暮だな 00 27 (Joss18_2) その辺は時間をかけるしか 00 27 (GMnase) それでもエレーナは幸せでしょう 00 27 (Joss18_2) ないだろうなぁ 00 28 (GMnase) では飛ばすぞ! 00 28 (Folt_13_2) 「ジョズス」 00 28 (Neffy12_3) とりあえず依頼完了しました、私たちは一足先に戻ります、もうすぐ迎えが来るのでその時までゆっくりしていてくださいみたいなメモを分かるところに置いておいて帰ろう 00 28 (Folt_13_2) 飛ばした先での会話でいいな! 00 29 (Joss18_2) 「……なんだ」 00 29 (GMnase) では皆さんは王都までとばない? 00 29 (Folt_13_2) 「やはりクラウスは、一度死んだのか?」 00 29 (Mugi16_1) 自分が冒険者になった理由を改めて自覚しつつ帰ろう 00 29 (Folt_13_2) あ、飛ばした先か途中の会話ってことでお願いします 00 29 (Neffy12_3) ネフィさんはメモだけおいて王都に帰りますよ 00 30 (Joss18_2) 「……何か気になることでもあったか」 00 30 (GMnase) では途中の会話とします 00 30 (Folt_13_2) 「いや、ただの個人的な興味だ」 00 30 (Saten0_2) エレーナさんに誰かがついててくれるなら普通に帰ろう 00 30 (Joss18_2) 「……死んでいた。蘇ったのは間違いなくあの灰の効果だ……」 00 30 (Joss18_2) 「誰か、灰を使いたい相手でも居たか」 00 31 (Folt_13_2) 「肉体として蘇ったのか…。 いや、俺は別にそっちには興味はない」 00 31 (Folt_13_2) 「ただ、記憶の喪失は死として考えるべきなのか、そんなことを考えてた」 00 32 (Joss18_2) 「記憶か……」 00 32 (Folt_13_2) 「くだらねえ戯言だ、気にすんな」 00 32 (Joss18_2) 「クラウスという個人は」 00 32 (Joss18_2) 「クラウスによってのみ成立するものじゃない」 00 33 (Folt_13_2) 「ああ、分かるぜ」 00 33 (Joss18_2) 「彼を識っている誰かが居る、彼を記した何かがある。その時点ではクラウスという人間はどこかに残っているし、彼自身が失ったとしても埋めることが出来る……」 00 33 (Joss18_2) 「と、言ってはみたが」 00 33 (Joss18_2) 「俺も言い切っていいものかは分からん」 00 33 (Joss18_2) 「後は彼女次第だ」 00 34 (Folt_13_2) 「そうか、悪いな、付き合ってもらって」 00 35 (Joss18_2) 「……いや、おかげで多少整理は出来た」 00 36 (GMnase) では王都までとびますよー 00 36 (Folt_13_2) はーい 00 36 (Mugi16_1) とべとべー 00 36 (Neffy12_3) バヒューン 00 36 (GMnase) 閉めに入るぜー 00 36 (Saten0_2) ピューン 00 36 (Neffy12_3) いいぞよ! 00 36 (GMnase) 皆さんの活躍はネージュの耳にもすぐに入りますね 00 36 (GMnase) 宿に帰ると皆さんを温かく迎えてくれます 00 36 (GMnase) ネージュ「お帰りなさい、もう話は聞いているわよ」 00 37 (Neffy12_3) とりあえず体を解凍したい(氷血*3) 00 37 (Folt_13_2) ネフィさんをレンジで3分 00 37 (GMnase) そういって奥の席にちょこんと座る、皆さんを転移させた少女の方を見ますね 00 37 (Neffy12_3) チーン 00 37 (GMnase) 少女はにっこりと微笑んでお茶を飲んでいます 00 37 (Neffy12_3) 帽子を脱いでその少女に一礼しよう 00 38 (Mugi16_1) 「たっだいまー無事に依頼完了だぜ!!」いつも通り楽しそうに笑って用 00 38 (GMnase) ぺこりと小さく返してきますね 00 38 (Saten0_2) 足を引きずりつつ手ごろな椅子に座ろう 00 38 (GMnase) ネージュ「はい、これ約束の報酬よ」 00 38 (Joss18_2) 「とりあえず、ゆっくり休ませてくれ。怪我をしてる奴も居る」 00 38 (Neffy12_3) わーいほうしゅう。はかせほうしゅうだいすき 00 38 (GMnase) っ3000 00 39 (GMnase) ネージュ「それとこれは私からのプレゼントよ」 00 39 (Saten0_2) 目だけで報酬を確認して小さく息を吐こう 00 39 (Mugi16_1) 商談を使おうかどうか悩む 00 39 (Saten0_2) わーいプレゼントだ 00 39 (GMnase) そういって小さな白い鈴をテーブルに並べます 00 39 (Neffy12_3) 鈴だー! 00 39 (GMnase) っ【雪結晶の鈴】 00 39 (GMnase) ※雪結晶の鈴(非売品・持ち主の意思で破壊すると近くにいる所持者(半径50km)の鈴が共鳴、効果は一日) 00 39 (Mugi16_1) わーい 00 39 (GMnase) 効果はまあ今回見たようなあれそれ 00 39 (Folt_13_2) いちどにたくさんください! 00 39 (Mugi16_1) よし、ボーナスという事で商談使おう 00 40 (Saten0_2) ひどい 00 40 (Neffy12_3) 「この鈴のお陰で無事戻ってくることができました。ありがとうございますわ」 00 40 (GMnase) ネージュ「ありがとう…彼女を救ってくれて…」 00 40 (Mugi16_1) ネージュさんの善意ということで! 00 40 *nick M_resol → M_esol 00 40 (Joss18_2) 「……アフターケアはそっちでやってくれ」 00 40 (Saten0_2) 善意を商談で、くれ! 00 41 (GMnase) 商談を使用するのですか 00 41 (Neffy12_3) 「そうですね、私たちはきっかけを作っただけ。大事になのはこれからですわ」 00 41 (Mugi16_1) 「なっはっはボーナスをくれてもいいんだぜ!」商談使用 00 41 (Mugi16_1) 1d6 00 41 (Toybox) Mugi16_1 - 1d6 = [2] = 2 00 41 (Mugi16_1) 運知ってた 00 41 (GMnase) 3600になりました 00 41 (GMnase) こっそり増やしてくれていたようです 00 41 (Mugi16_1) わーい 00 41 (Folt_13_2) いやっふう 00 41 (Saten0_2) ネージュさんのポケットマネーが危ない 00 41 (GMnase) ネージュ「さてと、それじゃあ一日遅れの聖なる夜を祝いましょうか」 00 41 (Joss18_2) ではその中から 00 42 (GMnase) おおじょずさんが男前だ 00 42 (Joss18_2) 3000Gをサテンさんに渡そう 00 42 (Neffy12_3) そういえばサテンさんに渡すって言ってたね 00 42 (GMnase) ほぼ全額… 00 42 (Joss18_2) うむ 00 42 (Saten0_2) では、置かれた金を見たあと 00 42 (Folt_13_2) 賢者がマジ尊敬だわ 00 42 (Joss18_2) しかし自分で言ったことだ 00 43 (Saten0_2) ジョズさんに向き直る「依頼人」 00 43 (Mugi16_1) ああ~じゃあ半分じょずさんに渡そうかな 00 43 (GMnase) ネージュはそんな若々しいやり取りをほほえましげに見つめてる 00 43 (Joss18_2) 「何だ。不足とかいうのは勘弁してくれ」 00 43 (GMnase) 昔を思い出す女将さん 00 44 (Saten0_2) 「正直に言って良い。今回の俺の働きは、お前の依頼へ充分に足りるものだったか」 00 44 (Joss18_2) 「まずもって」 00 44 (Saten0_2) 狂王との戦いにおいて途中で落ちたことを気にしています 00 45 (Joss18_2) 「あんたが動けなくなったのは俺の依頼を果たした後だ」 00 46 (Saten0_2) 「そうか。ならばネージュにこれを問うべきか」 00 46 (Joss18_2) 「最初の依頼を果たすための障害を排除しようとして足が折れたのは確かだが、それは俺がどうこう言うべきじゃない」 00 46 (Saten0_2) 「わかった」ならば3000Gを受け取りましょう 00 47 (Saten0_2) 働きと報酬は釣り合っているべきだよね 00 48 (GMnase) ネージュ「難しいお話は終わりかしら?」にこにこ 00 48 (GMnase) ネージュはてきぱきと支度をし、美味しそうな料理が次々テーブルを埋め尽くします 00 48 (Joss18_2) 「……あまり食えんぞ」 00 48 (GMnase) そして揺らめくキャンドルの火が辺りを幻想的に包みます 00 49 (GMnase) ネージュ「あら、遠慮しないで、食べないと大きくならないわよ?」 00 49 (Mugi16_1) 「よ~しじゃあ成功祝いに皆でドンチャン騒ぎだな!!」 00 49 (GMnase) 彼みたいにとムギさんのほうをチラ 00 49 (Saten0_2) ネージュさんのほうを向いて、途中で依頼が続行できなくなったけども報酬はそのままでいいのかとか確認しつつ 00 49 (Folt_13_2) 「サービスだってんなら遠慮なく貰うぜ」 00 49 (Saten0_2) 食事はありがたくいただくよ 00 49 (GMnase) では皆さんグラスを手に手に 00 50 (GMnase) ネージュ「それじゃあ、準備はいいかしら?」 00 50 (Folt_13_2) 「……わからんね、欲しいなら貰えば良いしいらねえんなら返しゃいいだろうに」 サテンさん 00 50 (Mugi16_1) 「おうともさ!!」 00 50 (GMnase) いいな 00 50 (Saten0_2) 「働きに見合った報酬を受け取りたい。それだけだ」 00 50 (Neffy12_3) 「えっと、こういうのってどうするものなのかしら?」 とりあえずグラスを手に取る 00 50 (Saten0_2) 「過剰には受け取りたくない」 00 51 (Saten0_2) 言いながらグラスを軽く持ち上げる 00 51 (GMnase) ネージュ「では…愛する家族と仲間に…そして…」 00 51 (GMnase) 皆さんを見回してから 00 51 (Folt_13_2) 「俺には、なんで自ら好んで仕事に束縛されたがるのか毛頭検討もつかねえや」 グラスをあげよう 00 52 (GMnase) ネージュ「すばらしき聖夜の英雄達に乾杯っ♪」 00 52 (GMnase) プロォォォォォォジット!ガシャーーーン! 00 52 (Joss18_2) 「そういう生き方をする人間だって必要だ。誰もが好き勝手をしていいわけじゃない」といいつつ 00 52 (Joss18_2) 弱々しくかしゃーん 00 52 (Mugi16_1) 「乾杯!!!」 00 52 (Folt_13_2) 無言でかしゃん 00 52 (Mugi16_1) 思いっきりがしゃーん 00 52 (Joss18_2) こぼれるな 00 52 (Folt_13_2) むーぎん割れとるってそれ! 00 52 (GMnase) という感じで真白に染まった静謐な夜は更けていきます 00 53 (Neffy12_3) では両手でグラスもってかちゃんと 00 53 (GMnase) 後日、この一件は王家の公文書にはこう記されるでしょう 00 53 (GMnase) ------------------------------------------------ 00 53 (GMnase) 王国暦303年12月24日 00 53 (GMnase) 北部辺境にクリスタルヴェールに異変あり 00 53 (GMnase) 永きに渡る風雪止み、世界樹の地に炎龍あらわる 00 53 (GMnase) 北方守護ヴァレリア卿より大樹の封破れると報告あり 00 53 (GMnase) 王領守護より三皇を派遣し王の名の下に再び此を封る 00 53 (GMnase) ------------------------------------------------ 00 54 (GMnase) そこには氷炎に曝されながら戦った皆さんの名はどこにもありません 00 54 (Joss18_2) ただジョズスは飲むと吐くので乾杯するだけである 00 54 (GMnase) 10年前に命を投げ出してシバ王国の危機を救った親子の名もありません 00 54 (GMnase) ですが粉雪が羽のように舞い散る季節になれると聞こえてくるでしょう 00 54 (GMnase) 暖かな暖炉の前、子供たちの前で吟遊詩人が詩う、あの雪の日の思い出を 00 54 (GMnase) 名も無き冒険者達が起した、聖夜の奇跡を… 00 55 (GMnase) 終わりだ! 00 55 (Neffy12_3) お疲れ様です 00 55 (Folt_13_2) お疲れさまでしたー! 00 55 (GMnase) 『memory of snow』はこれで終わりだ 00 55 (Mugi16_1) おつかれさまでしたー 00 55 (Neffy12_3) うおおおエレーナさんにブライニクル返すつもりだったのに返しそびれたぁぁぁ 00 56 (Saten0_2) お疲れ様でしたー 00 56 (GMnase) リザルトするぞ! 00 56 (Mugi16_1) はーい 00 56 (Joss18_2) お疲れ様でしたー 00 57 (GMnase) 報酬 18000 00 57 (GMnase) シュガームーンロップ 3000 00 57 (GMnase) 冬宮の双百合 5000 00 57 (GMnase) 雪結晶 200×2 00 57 (GMnase) 毛皮 100×3 00 57 (GMnase) 素材箱 1000 00 57 (GMnase) 崩れゆく黄金 5000 00 57 (GMnase) こうかな? 00 57 *nick hiiro_40_2 → hiiro_48_24 00 57 (Folt_13_2) シュガームーンロップ売り飛ばされたのね…。 00 57 (Neffy12_3) そういえば 00 57 (Neffy12_3) エレーナさんが抱いたままだったねうさぎ・・・ 00 57 (Saten0_2) うさぎー! 00 57 (Neffy12_3) でもあれは仲直りできるっていう曰くもあるし 00 58 (Neffy12_3) エレーナさんが持ったままでいいかもしれない。 00 58 (GMnase) いいのかい! 00 58 (Neffy12_3) というかそのつもりで捕まえたんだよ実は 00 58 (Folt_13_2) 1d1-1+18000+3000+5000+200*2+100*3+1000+5000 00 58 (Toybox) Folt_13_2 - 1d1-1+18000+3000+5000+200*2+100*3+1000+5000 = [1]-1+18000+3000+5000+200*2+100*3+1000+5000 = 32700 00 58 (Mugi16_1) 1人6540? 00 58 (Folt_13_2) ここからウサギ分を引いたのが報酬かな 00 59 (GMnase) ではその分は後日ヴァレリア卿から褒章的なあれをいただこう 00 59 (GMnase) 安いw 00 59 (Neffy12_3) もっと奮発してよヴァレリア卿! 00 59 (Mugi16_1) けちいなw 00 59 (Neffy12_3) とりあえずうさぎちゃんはエレーナさんへー 00 59 (Neffy12_3) たまにもふもふしにエレーナさんのところに遊びに行くと決めたネフィさんであった。 01 00 (GMnase) 一人6540ですね 01 00 (GMnase) 経験点は6点です 01 00 (Neffy12_3) めっちゃでた 01 00 (Mugi16_1) ひゃっほーい 01 00 (GMnase) 2+2+1+1 (基本+母生存+娘生存+父復活) 01 00 (Saten0_2) やったー 01 00 (GMnase) そして英雄点ですが! 01 00 (Joss18_2) 崩れゆく黄金と素材箱はほしいな 01 00 (GMnase) まず基本点の2点を差し上げます 01 01 (Neffy12_3) ホイホイ 01 01 (Joss18_2) ほほう 01 01 (Saten0_2) ふむ 01 01 (GMnase) そして残り20点を任意で分けるといいのです 01 01 (Mugi16_1) ほう 01 01 (Neffy12_3) まじで。 01 01 (GMnase) これは、みなさんがヴァレリアにどのように説明したかによります 01 01 (Mugi16_1) おおー 01 01 (Saten0_2) うわあい!? 01 01 (Neffy12_3) 全部 じょずっぽに おしつける 01 01 (GMnase) みんながんばったよーで平均してもいいですし、放棄しても誰かに差し上げても構いません 01 01 (GMnase) 完全に放棄してなかったことでもかまいません 01 02 (GMnase) そして見事にクリスタルヴェールの街を救った皆さんは『バリア1突破』となります 01 02 (Joss18_2) 皆頑張ったじゃん! 01 02 (GMnase) 何回も破ってるかもしれませんが… 01 02 (Mugi16_1) わーい 01 02 (Neffy12_3) わぁいネフィさんこれで4回目だ 01 02 (Mugi16_1) 初めてバリア1突破だぜ! 01 02 (Neffy12_3) おめっとー! 01 03 (GMnase) 面識としてはヴェレリアとソーニャをどうぞ 01 03 (GMnase) エレーナたちも当然ありますが 01 03 (Saten0_2) 一気に面識が増えた 01 04 (GMnase) ヴェレリアはアニエーゼの兄です、バーネットと仲が悪かった女の子ですね 01 04 (Neffy12_3) 覚えてる、超覚えてるヨ 01 04 (Mugi16_1) ふ、全然分からんぜ! 01 04 (GMnase) 盗まれた装具は新調したのでしょうw 01 04 (Neffy12_3) そ、それはネフィさん知らないし! 01 05 (Folt_13_2) な、なんの話ー! 01 05 (Neffy12_3) 詳しくはネフィさんがウィンチェスターを手に入れた話を見てくるんだ 01 05 (GMnase) あとネフィさんはバーネットカスタムの弾丸を今回買えます 01 05 (Neffy12_3) http //www29.atwiki.jp/taigamonogatari/pages/1007.html ここ参照 01 05 (Toybox) (FetchTitle) TRPG 大河物語 @ ウィキ - 突発273回 なせっぱつ学園潜入(仮 [AR] 01 05 (Folt_13_2) これは楽しそうだ 01 05 (Neffy12_3) えーと消費したAASSを購入しときたい。2000Gで大丈夫ですか? 01 05 (Joss18_2) 素材箱と崩れゆく黄金買い取りたいが 01 06 (Joss18_2) 他に欲しい人居るかな! 01 06 (GMnase) 2000で大丈夫です 01 06 (Neffy12_3) では っ2000 01 06 (Mugi16_1) 冬宮の双百合が面白そうだし欲しいな~ 01 06 (GMnase) まいど 01 06 (Joss18_2) 双百合は処置して使えるようにせんとの 01 06 (Saten0_2) 私は欲しい物特にないのでどうぞどうぞ 01 07 (Joss18_2) では6000Gかな。お支払いしま。2460Gの赤字だ 01 07 (Mugi16_1) あれ?エーリヴァーガル使用してないから処置必要ないんじゃないか? 01 08 (GMnase) 処置必要です 01 08 (GMnase) 一場面使いましたので 01 08 (Saten0_2) 武器にすると問答無用で修理費かな 01 08 (Neffy12_3) 修理費というかあれだね 01 09 (Mugi16_1) これって使用するたびに2000で修理しないといけないって感じかな? 01 09 (GMnase) あとは使うことはできません 01 09 (Joss18_2) 違うと思います 01 09 (Neffy12_3) 25000Gでちゃんと使えるようになるってことかな 01 09 (GMnase) いえ、いちど魔力を貯めれば 01 09 (Folt_13_2) 英雄点の話を見逃していた! 01 09 (GMnase) 以降は普通に毎回つかえます 01 09 (Joss18_2) ねふぃさんの言うとおりで言うとおもふ 01 09 (Neffy12_3) ネフィさんが今回使ったのは、魔力切れ寸前のヤツだったのでコレで魔力切れ 01 09 (Saten0_2) ああなるほど 01 10 (Neffy12_3) 神殿で25000G払ってチャージ・インすれば次回からは魔力ぱんぱんなので何回も使えるよって感じでしょう 01 10 (Mugi16_1) あ~なるほどね 01 10 (GMnase) 見てのとおり使うとだいぶ痛いです自分が 01 11 (Neffy12_3) 使うたびに最大HP-3だからねぇ 01 11 (Mugi16_1) 使いどころが難しそうだからこそいい! 01 11 (Mugi16_1) これって装飾品なんでしたっけ? 01 11 (Joss18_2) 基本 01 11 (Joss18_2) 装飾品です 01 12 (Neffy12_3) ネフィさんも興味はあるけど、流石に使いこなせなさそうだし辞退しとこう 01 12 (GMnase) 王宮内での壮絶な権力争いと、相手と刺し違える覚悟の結晶みたいなものです 01 12 (Neffy12_3) 猫耳フードと手業早業買ったおかげでお金不足だ・・・ 01 12 (GMnase) 基本装飾品ですので武器化する三枠を消費することになりますね 01 12 (Neffy12_3) あ、でも氷結晶1個おみやげに貰ってっていいかな 01 13 (Neffy12_3) 雪結晶か。 01 13 (Mugi16_1) 3枠を消費? 01 13 (GMnase) 装飾品と両手を塞ぐので 01 13 (GMnase) 一概の強力という訳でもない 01 14 (Mugi16_1) 使う時は行動消費はしないんだっけ? 01 14 (GMnase) 武器化は瞬時です 01 14 (Mugi16_1) 解除して持ちかえる時は手業早業がいいって事ですね 01 14 (GMnase) 持ち帰るという動作が存在しません 01 15 (Joss18_2) 後、どれだけ達成値出してもダメージ出ませんしねぇ>一概に 01 15 (Neffy12_3) うむ 01 15 (Joss18_2) 補正値が非常に大きいのでとりあえず判定で勝つだけなら楽なんで 01 15 (Joss18_2) 特化より平べったい人 01 15 (Joss18_2) 向きですね 01 15 (Mugi16_1) ですねー 01 15 (Saten0_2) まあ殴った方が断然お得ですからね 01 15 (Saten0_2) むぎさんは 01 15 (Neffy12_3) 武精型が一番使えそう 01 15 (Folt_13_2) ノ 01 15 (Mugi16_1) フォルさん 01 15 (Saten0_2) いたわ 01 15 (Saten0_2) 威圧もあるわ 01 16 (Mugi16_1) フォルさんんの方が使えそうだ 01 16 (Mugi16_1) 威圧も関係あったっけ? 01 16 (Neffy12_3) エーリヴァーガルは精神攻撃だしね 01 16 (Folt_13_2) 3/3/4のぺったんこですぜー 01 16 (GMnase) 英雄天は平均していいのかな? 01 16 (Joss18_2) いらんひといないなら 01 16 (Neffy12_3) どうしましょ、平均すると4点ずつかしら 01 16 (Joss18_2) 普通に分けましょう 01 16 (Folt_13_2) うーむ、面白そうだ 01 17 (Joss18_2) 基本の2点が別にあるはずなので 01 17 (Neffy12_3) あぁそうか 01 17 (Joss18_2) 全員6点になる 01 17 (Mugi16_1) じゃあフォルさん買いますか! 01 17 (Saten0_2) みなさんがいいなら平均でー 01 17 (Neffy12_3) 平均でいいかな、面倒だし 01 17 (GMnase) 経験英雄ともに6点ですね 01 17 (Mugi16_1) 平均でー 01 17 (Neffy12_3) ただネフィさん的に有名になりすぎるとごにょごにょ 01 17 (Folt_13_2) 本体は5000Gかー 01 17 (Joss18_2) 実家か…… 01 17 (Mugi16_1) 使うにはさらに2500ですね 01 17 (Saten0_2) 威圧は本来の装飾品の効果で補正地が上がります<双百合 01 17 (Joss18_2) シール貼るといいですよシール 01 18 (Folt_13_2) よし、買いですね! 01 18 (GMnase) ヴァレリアなんかは君はどこかで?とか言うかもしれませんね 01 18 (Neffy12_3) ご! ま! か! す! ヨ! 01 18 (Saten0_2) さあ修羅場ってまいりました 01 18 (Neffy12_3) でもバーネットさんにはバレてるからきっと後でばれるよねー!! 01 18 (GMnase) 後続部隊にアニエーゼが混じってて即ばれコース 01 19 (Mugi16_1) なんか良く分からんが頑張れー 01 19 (Neffy12_3) 猫耳フードを深くかぶってごまかすレベル。 01 19 (GMnase) 後でばれますたぶん、弾買ったし… 01 19 (Neffy12_3) アウチ 01 19 (Folt_13_2) では、5000G減らして百合頂きますー 01 19 (GMnase) では双百合はフォルさんが所持しました 01 19 (Mugi16_1) どうぞどうぞー 01 20 (GMnase) 毛皮とかはいいのかな 01 20 (Folt_13_2) わーい、初ユニーク武器だー 01 20 (Neffy12_3) 自分はAASS購入と、あと記念に雪結晶1つ持っていきますので2200Gをお支払いということで 01 20 (Saten0_2) そしてジョズさんから報酬を貰ってしまったので自分の今回の収入が8940です 01 20 (GMnase) はーい 01 20 (Saten0_2) わあい…ごめんなさい 01 20 (Joss18_2) いいんだ 01 20 (Mugi16_1) う~んジョズさんに1600ほど渡すつもりがタイミングを逃してしまった 01 21 (Joss18_2) というか 01 21 (GMnase) ポケットにつっこむ! 01 21 (Saten0_2) ガッ!! 01 21 (GMnase) へやー 01 21 (Joss18_2) 素材箱と崩れゆく黄金がすげぇキャラに合ってるので 01 21 (Folt_13_2) あ、ブライニクルの情報しか乗ってないな 01 21 (Joss18_2) 多少赤字でもほっくほくだ 01 21 (Folt_13_2) なせさん、百合自体のデータ載せていただけませんかー 01 21 (Joss18_2) あ、素材箱の中身と黄金も改めてお願い出来ますか 01 22 (Folt_13_2) 崩れゆく黄金なんかは 01 22 (GMnase) 『冬宮の双百合』 装飾品 売値5000 01 22 (GMnase) 強烈な冷気を帯びた氷結晶を加工した装飾品、持ち主の望む形状になる 01 22 (GMnase) 威圧魅了芸能等の意識的な対抗判定を必要とする場面に修正を得ることができる(得た修正値×3の最大HPを失い、治療は氷血に準ずる) 01 22 (GMnase) また1戦闘に1度だけ所有者が望んだ形状の武器『ブライ二クル』へと変貌する 01 22 (GMnase) ※形状変化後は、装備中の両手装備(武器・盾)を結晶核とするためそれらのいかなる効果も失われる 01 22 (GMnase) : 01 22 (GMnase) 『崩れゆく黄金』錬金術レシピ 売値5000 01 22 (GMnase) 貴金属を分解、変質させる方法が書かれた錬金術の書物 01 22 (GMnase) 目標値14、他は錬金術ルールに準ずる 01 22 (GMnase) ・ミスリル → 金*5 01 22 (GMnase) ・金 → 銀*2 01 22 (GMnase) ・金 → 上等な鉄*2 01 22 (GMnase) ・銀 → 上等な鉄*1 01 22 (GMnase) ・銀 → 鉄*5 01 22 (GMnase) ・上等な鉄 → 鉄*5 01 22 (GMnase) : 01 22 (GMnase) 素材箱(カブラ苔*2 緑光黴*2 トカゲの糞*2 毒線*2 油*2 ムシクサ茸*2 布地*2 クルカの葉*2) 01 23 (GMnase) これで大丈夫かな? 01 23 (Saten0_2) 素材の宝庫だ 01 23 (Joss18_2) ありがとうー 01 23 (Joss18_2) 超ありがたいです 01 23 (Folt_13_2) これはフォルが能動的に威圧をかける時でも 01 23 (Joss18_2) クラウスさん生き返ったんでちょっと 01 23 (Joss18_2) 悪い気もするんですけど 01 23 (Folt_13_2) 補正は入るのかな 01 23 (Neffy12_3) まあ記憶はないし、そもそも自分のものとも思ってないに違いない 01 24 (Saten0_2) 記憶がないから錬金の技術ははどうなるんだろう 01 24 (Mugi16_1) これ受動的な時じゃないのかな? 01 24 (Saten0_2) 知識ないと厳しいよなー 01 24 (Neffy12_3) レシピは忘れてるけどレシピさえあれば体が覚えてるとかそういう感じ? 01 24 (Folt_13_2) 意識的な対抗判定かー 01 24 (GMnase) かける場合でも有効です 01 24 (Mugi16_1) おおーいいね! 01 25 (Folt_13_2) そしてえーと、もう一度使えるようになるには幾らでしたっけ 01 25 (Mugi16_1) よし、フォルさんさっそく今から模擬戦だ! 01 25 (GMnase) 『ブライ二クル』 5/5/5(氷)両手 形状射程物理属性任意 01 25 (GMnase) ・この武器による攻撃で対象にダメージを与える事はできない※1 01 25 (GMnase) ・この武器による攻撃が成功した場合、対象に氷血を与える事ができる※2 01 25 (GMnase) ・攻撃毎に自身は氷血を受ける 01 25 (GMnase) ・1セッションに一度だけ「エーリヴァーガル」を使用できる※3 01 25 (GMnase) ※1 スタンや盗み等のダメージ放棄系の要件を満たさない、また武器修正値は攻撃にのみ適用される 01 25 (GMnase) ※2 HP30/30に攻撃すれば27/27になるが、HP3/30に攻撃しても3/27になるだけなので注意 01 25 (GMnase) ※3 エーリヴァーガル 精神値攻撃範囲(武勇値抵抗・対象累積氷血補正ダメージ 詠唱時×2) 01 25 (GMnase) あと一場面だけ使えるが、その後は魔力を失い使用不能となる 01 25 (GMnase) 神殿などに25000支払うことで以後通常使用可能となる 01 26 (GMnase) 25000ですね 01 26 (Folt_13_2) つまり装飾品としてだけ使う場合は 01 26 (Folt_13_2) いらないのですかね 01 26 (GMnase) 言えその場合も必要です 01 27 (Folt_13_2) 金を払わなければ、今の所ただの氷の塊ということですかね 01 27 (GMnase) 今はただのフレーバーにアイテム状態です 01 27 (Folt_13_2) なるほど 01 27 (Mugi16_1) フォルさんのお金をためる日々が始まる! 01 27 (Folt_13_2) という訳で今すぐ模擬線しても何も新しいことはないがそれでいいならやるぞー! 01 28 (Mugi16_1) よし勝負だー 01 28 (GMnase) ではではこれにて『memory of snow』はぶじに終了となります 01 28 (Folt_13_2) 一方的にボコされるだけだよ!わあい! 01 28 (GMnase) 長いことお疲れ様でした 01 28 (Saten0_2) ありがとうございましたー! 01 28 (Mugi16_1) 俺は経験点が溜まったので不屈を覚えたぜー 01 28 (Folt_13_2) お疲れさまでしたー 01 28 (Mugi16_1) お疲れ様でしたー
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朝- 京太郎「ん……」zzz 京太郎「ふぅ、寝覚めの良い朝だな」 トシ「目覚めるのが早いね」 京太郎「お、トシさんどうもです」ペコッ トシ「みんなを起こしてあげてくれるかい?」 京太郎「了解です」 ガラッ 京太郎「みん……」 豊音「ふぇ?」キガエチュウ 塞「ん?」オナジク 胡桃「あ」オナジク 白望「……ダル」オナジク エイスリン「ヒャワッ!?」バッ 京太郎「す、すみませんでしたぁっ!!」 ピシャッ! 豊音(み、見られちゃった……こ、これはもう……結婚だよー)ハワワワッ 塞(み、見られても嫌な感じしなかった、わ、私どうした!?)アセッ 胡桃(み、みんなの体と比べて貧相だし、うわぁ~)ブンブン 白望(別に、良いけど) エイスリン(見られた!見られちゃった!?)カァァッ 45日目- 京太郎(くそっ、気まずい!?朝食が美味い!) トシ(こりゃなんかあったね) 豊音(うぅ、顔まともに見れないよー)カァッ 塞(昨日あんなことあってただでさえ気まずいのにっ)カァッ 胡桃(とりあえず、この後は祠だよね) 白望(ダル……) エイスリン(きょ、京太郎に、見られたっ)カァァッ 京太郎「結局そのまま朝御飯を食べ終わってしまった、どうするか」 京太郎「あの~胡桃さん?」 胡桃「ん、京ちゃんどうしたの?」 京太郎(気にしてない?) 京太郎「いえいえ、ところで蔵に行くにしてもどうしますか……今から行っちゃいます?」 胡桃「あぁ、その方が良いかもね」 京太郎「じゃあ行きましょうか」 トシ「おや、どこか行くのかい?」 京太郎「ちょっと蔵に」 トシ「なるほどね、気を付けて行ってくるんだよ」 京太郎「はい」 12次元の鏡の間の祠のある蔵前- 京太郎「さて、入りましょうか」 胡桃「う、うん」ゴクッ 京太郎「手、繋ぎますか?」 胡桃「こ、子ども扱いいくない!」 京太郎「……はい」ニコッ 胡桃「ちょ、ちょっと心の準備が!」 京太郎「やっぱり手、繋ぎましょうか」ソッ 胡桃「……ごめんね」 京太郎「いえ、可愛らしいじゃないですか」 胡桃「……馬鹿に、してるでしょ?」ジトー 京太郎「してませんよ、男としては守り甲斐があるってもんです」フフン 胡桃「そ、そっか」ギュッ 京太郎「さて、行きましょう」 胡桃「うん!」 ギィィッ 京太郎(この手は……離さないように)ギュッ スカッ 京太郎「あれ、胡桃さん……いない?胡桃さーん!」 京太郎(ていうか周囲も異常なほど暗い、だと?) 鏡「」ギュォッ 京太郎(俺が写って……でも、なんか違う?) 12次元の鏡 鏡「」ゴゴゴゴッ 京太郎「ん?」 鏡「」ビュオッ 京太郎「なっ、風っ!?」ブォッ 鏡から溢れた風により吹き飛ばされる京太郎。 京太郎「ぐおぉっ!?」ゴロゴロッ 京太郎(外まで吹き飛ばされたっ!?) 京太郎「げほっ、ったく……口の中切れやがった」ペッ ガタンッ 胡桃「京ちゃん!?」 京太郎「あぁ、胡桃さん」ゲホッ 胡桃「ち、治療しないと」 京太郎「いやぁ、どうしましょう……」 京太郎「もう一回行ってきます、幸い時間はそれほど経ってませんし」ツゥー 胡桃「京ちゃん口から血がっ!」 京太郎「あ、ちょっと口内切っただけですから」 胡桃「ほ、本当?」 京太郎「まぁ、本当ですよ」 京太郎(痛ぇ……) ギィィッ 鏡「」ギュォッ 京太郎(また俺が写った……) 京太郎「これ、前も?……痛っ」 鏡「12次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ」 京太郎(鏡の中の俺が喋ってるな) 鏡「さぁ、今お前が選べる二つの次元から、お前の記憶を呼び覚ます」 京太郎(二つの次元の、俺か……) 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶……どちらにする?」 鏡「相変わらずの平和ボケだな」 京太郎「うるせぇよ」 鏡「……あんま俺みたいになって欲しくないんだけどな」 京太郎「ん?」 鏡「良いか、これが卓を殺す力……お前とは、見えてるものが違う!」ザクッ ギィッ 胡桃「あ、帰ってきた」 京太郎「そんなに時間は経ってませんか?」 胡桃「うん、そうだよ」 京太郎(最初の時より必要な時間が短くなってるみたいだな) 胡桃「私もなんか手に入れたみたいだし、帰ろうか?」 京太郎「あ……そう、ですね……痛っ!?」 胡桃「あぁもう、ほら言わんこっちゃない!」 京太郎「あぁ、すみません」 熊倉トシ家- 京太郎「ただいま戻りましたー」 トシ「あらあら、ずいぶん……って怪我してるじゃないか」 京太郎「すみません、しくっちゃって」 トシ「はぁ、奥に行きな」 京太郎「すみませんっ」ハハッ トシ「はぁ~困った子だよ」 胡桃「私、濡らしたタオルとか持ってくるね!」タタッ 京太郎「さて、奥の部屋だな」 京太郎「誰もいないか、よっ」ヌギッ 京太郎(上半身だけ脱いだけど、脇腹にかすり傷か……転がった時に石にでも掠ったか?)ズキッ 胡桃「京ちゃっ……ごめんっ!」バッ 京太郎「あ、こっちこそすいません」 胡桃「み、見て大丈夫?」カァァッ 京太郎「大丈夫ですよ、すみません」 胡桃「うぅん……」カァァッ 胡桃(京ちゃん、たくましいな)ソッ 京太郎「濡れタオル、ひんやりしてて気持ちいいですね~」 胡桃「う、うんっ」ナデッ 京太郎「ぐっ」 トシ「救急箱だよ」 京太郎「どうも」 胡桃「わ、私がやるから!」 トシ「そうかい?」 胡桃「う、うん!」 胡桃(超意識してるし!)カァァッ 京太郎「ふぅ、胡桃さんありがとうございます」 胡桃「うん、気にしないで」 京太郎「あ、もうお昼ですね」 胡桃「うん、そろそろみんな帰ってくるかな?」 豊音「ただいま~!」 トシ「おかえり、みんな帰ってきたみたいだね」 京太郎「おかえりなさい、さて……」 胡桃「京ちゃん、弟子になるにいたって戦い方、教えて欲しいんだけど」 京太郎「だから弟子って、まぁそれはともかくとしても戦い方ですか……俺ってデジタルなんですけどちょっと変則的で」 胡桃「ん、デジタルか……私とあんまり変わんないんだね」 京太郎「やっぱりそれでもオカルトあっての、ですからねそうじゃないと全国でやりあうには……」 胡桃「だよね、じゃあ京ちゃんにしっかり育ててもらわないと!」 トシ(どこを育てるのかねぇ?) 京太郎「お、ソーメンですか」 豊音「私がゆでたよー」 白望(茹でるだけだから……ダル) 京太郎「さて、いただきます!」 胡桃「あ、京ちゃん脇腹気を付けてね?」 京太郎「はい」 塞「どうかしたの?」 京太郎「怪我しちゃいまして」 塞「え、大丈夫なの!?」 京太郎「まぁなんとか……塞さんに傷口塞いでもらえればいいんですけどね」ハハッ 塞「できれば良かったんだけどね」クスッ 京太郎「さて、この後どうします?」 トシ「奥の部屋に自動卓があるよ」 京太郎「おお、麻雀ができるんですか!」 塞「うん、だからここに泊まったわけだよ!」 京太郎「なるほど、だったら……」 京太郎「じゃあ麻雀しましょうか」 豊音「やったー!」 白望(そろそろ、怠惰を見せる時……) 胡桃(新しい力、気になる)フンス 塞(今度は塞ぐ!) エイスリン(ま、また食べられる?)ゾクッ 白望「じゃあ私」 豊音「私もだよー」 胡桃「よし!」 京太郎(さて、使ってみるか?) 白望(怠いけど……) 胡桃(よし、頑張ろう!) P能力『気配遮断:A』発動 相手の点数を-される効果を受けない 豊音(今日は倒すよー) 京太郎(くそっ、どうするかっ……) 豊音(結構きついかなーこれはー) 胡桃(なんか、打ってる感じから違う!) 白望(さて、結構良い感じ?) 京太郎(ん、なんだ……見える?) 豊音(京ちゃんの目が、青くなってる?) 京太郎(黒い線と黒い点……なんだこれ?)ダンッ 能力『卓の死点』発動 豊音(どうしたんだろう) 白望(大罪じゃないか) 胡桃(あれが、京ちゃんの新しい力?) 豊音(じゃ、じゃあこれで!) 能力『六曜:友引』をチェーン発動 豊音(来たッ……!?) 白望(また暴食?) 胡桃(これ、危ないやつだ) 京太郎(喰らうぞ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎「」ニッ 豊音「ひぅッ!?」ウルウル グァッ 豊音(でっかいのがくるよぉー)フルフル 京太郎「」ニッ 胡桃(今のうちに!) 能力『気配遮断』発動 京太郎(……またかよっ!)ギンッ 能力『心鎮壷のレプリカ(喰)』を発動 成功判定無し 相手のオカルト能力を無効にする 胡桃(くっ、やっぱ京ちゃん相手にこれはっ!) 白望(……動こうか) 能力『怠惰:サボタージュ』発動 京太郎(くそっ!これ以上は相手できない!) ◇効果処理開始 白望(あぁ、怠い……)ゴッ 能力『怠惰:サボタージュ』 次の全員の点を自分の点分下げる 京太郎(よし!)グッ 能力『心鎮壷のレプリカ(喰)』 相手のオカルト能力を無効にする 胡桃(ううっ) 能力『気配遮断』無効 京太郎(これでゆっくり喰えるな!)ニッ 能力『魔物喰い』 相手のオカルト能力を無効にして、相手の点決めコンマを01にする ブチリッ 豊音(ひぅぅっ!?た、たべられちゃったよー)グスッ 能力『六曜:先負』無効 ◇効果処理終了 京太郎(これならどうだ?) 豊音(うう、どうしよう) 胡桃(あぁ~やばい!) 白望(これが私の、怠惰……) 京太郎(黒い点……ここにこいつを、ぶち込む!)ダァンッ 能力『卓の死点』イベント発動 オカルト80以上の相手の点数判定を-30する 豊音(え、これってー……) オカルト95につき効果適用 胡桃(ん?) オカルト90につき効果適用 P能力『気配遮断』にて効果適用外 白望(牌の感覚が……?) オカルト90につき効果適用 京太郎(くそ、手痛いな……) 白望(あぁ……怠い) P能力『怠惰:溜息』発動 すべてのP能力を無効にする 胡桃(よし、この調子で!) P能力『気配遮断:A』発動 相手の点数を-される効果を受けない 豊音(こ、今度こそ頑張るよー) 京太郎(今回は良い感じだ) 豊音(うぅぅ~)グスッ 胡桃(あれ、私……気配を消せてない?) 白望(……怠い) 京太郎(このまま、なんとか勝てるか?) 胡桃(なら、私が!) 能力『気配遮断』発動 豊音(これって!?) 白望(暴食かな) 胡桃(やばっ) 京太郎(喰らうぞ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎「」ニッ 胡桃(なっ!?)ゾクッ グチュッ ブチッ グチッ ググッ ブチリッ 京太郎「」ニッ 胡桃(ひぃんっ!?)ビクンッ 白望(ん?) 豊音「え、胡桃!?」 胡桃(なっ、なにこれぇっ!?)ビクンッ 京太郎(やべ、今の違和感は……発動したか?) 胡桃「ぁっ……あぁぅっ」ガクンッ 京太郎「胡桃さん!?」 京太郎「ッ……胡桃さん!」 胡桃「っ~~!?」トロン 京太郎(だ、大丈夫か!?) 胡桃「あ、あはは、大丈夫だ、からっ」 トシ「寝室に連れて行ってもらえるかい?しばらくそのまま見といてくれると助かるね」 京太郎「は、はいっ!」 京太郎「えっと、布団しきます?」 胡桃「う、うんっ……」ガクッ 京太郎「ほ、ほんとに大丈夫なんですか!?」 胡桃「だ、大丈夫だからっ」ハァハァッ 京太郎「えっと……」 胡桃「きょ、京ちゃんっ……こっち来てっ」トロン 京太郎(どうしよう、顔赤いな風邪か……?) 京太郎「えっと……」 京太郎「氷でも持ってきますね!」 胡桃「ぁっ」 ドタドタドタッ 胡桃(ふぁっ……きょ、京ちゃんっ……)ジュンッ 京太郎「大丈夫ですか胡桃さん?」 胡桃「ん……あ、京ちゃん、私寝ちゃってた?」 京太郎「はい」 胡桃「あ~冷やっこい」 京太郎「なら良かったです」 胡桃「ん……えへへっ」ニコッ 京太郎「さて、胡桃さんが起きたようなので俺みんなに話してきますね?」 胡桃「うん」 夕方- 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「少し出かけてきます」 トシ「帰ってくるのはいつごろになるんだい?」 京太郎「あ~あんまり考えてませんね」 トシ「遅くならないだろうから、これメモだからお使いお願いするよ」 京太郎「あ、了解です」 胡桃「京ちゃん、私も行くよ!」 トシ「おや、もう倒れないなら良いけど」 胡桃「も、もう大丈夫!」カァッ 京太郎「じゃあ行きましょうか」 胡桃「う、うん!」 胡桃(これってデート!?地元デートってやつ!?) 京太郎「まぁ適当に散歩しようと思って出てきただけなんで特に何も考えてないんですよね~」 胡桃「じゃ、じゃあ、私が良い場所教えてあげるから、ね!?」 京太郎「あ、はい」 胡桃(だ、大丈夫!自信持て私!) 京太郎「うわっ、綺麗ですねー」 胡桃「で、でしょっ!ここちょっと危ないけど、私の、いや私たちの一番の場所なんだ!」 京太郎(山が見えて、そこに夕日が隠れてく……) 胡桃「あ、あのね京ちゃん……私ね、京ちゃんのこと……好きだよっ!」 京太郎「……え?」 胡桃「京ちゃんのこと、好き」カァァ 京太郎(本当に最近はどうなってんだろう……) 胡桃「京ちゃん、大好きだよっ」ギュッ 京太郎「あ、の……」 京太郎「俺も好きだ」 胡桃「えっ……?」 京太郎「ま、まぁこんな大事なところで嘘は言いませんよ」ダキッ 胡桃「ふぇ?」ギュッ 京太郎「えっと……と、とりあえず色々と待っててください、やるべきことがあるんで」グッ 胡桃「う、うんっ……待ってる」ギュッ 数年後- 咲「ロン」 京太郎「ぐぁっ!?」 照「ロン」 京太郎「ふがぁっ!?」 健夜「ロン」 京太郎「なんとぉっ!?」 京太郎「ぼ、ボロボロかよっ結局……」 健夜「まぁ私たち三人、須賀君のこと狙ってたし」 京太郎「酷いんじゃありません?」 咲「全盛期の京ちゃんだったら倒せたよね?」 照「弱くなった……ロリコンになったせい」 京太郎「酷い!ロリコンじゃないし!」 健夜「いや、お嫁さんがあれでロリコンじゃないっていうのは」アハハ 京太郎「ひ、ひでぇっ!」ダッダッダッ 咲「あ、出て行っちゃった」 照「追いかけようか」 京太郎「情けないよなぁ……」 ??「京ちゃん」 京太郎「ん?おう胡桃!」 胡桃「ふふん、車の免許取ったから迎えにきたよ!」 京太郎「いや、足届く?」 咲「無理だよね」 照「合法ロリとかずるい」 胡桃「そこ、静かに!」ピシャッ 京太郎「胡桃~みんなが俺をいじめるよ~」ダキッ 胡桃「もう、京ちゃんは仕方ないな~」 咲「ほら、京ちゃん!」 照「私たちの方が包容力溢れてる」 胡桃(気持ち悪い……) 京太郎「俺は胡桃一筋だー!」 胡桃「でも京ちゃん、私のこと好きになったって……間違いなくロリコンではあるよね?」 京太郎「あぁ!」グッ 鹿倉胡桃ED2 京太郎「うわっ、綺麗ですねー」 胡桃「で、でしょっ!ここちょっと危ないけど、私の、いや私たちの一番の場所なんだ!」 京太郎(山が見えて、そこに夕日が隠れてく……) 胡桃「あ、あのね京ちゃん……私ね、京ちゃんのこと……好きだよっ!」 京太郎「……え?」 胡桃「京ちゃんのこと、好き」カァァ 京太郎(本当に最近はどうなってんだろう……) 胡桃「京ちゃん、大好きだよっ」ギュッ 京太郎「あ、の……」 京太郎「……」 胡桃「いいよ京ちゃん、返事なんて最初から期待してないし!」 京太郎「す、すみません」 胡桃「ううん、でも師匠って言ってる相手に変だね」クスッ 京太郎「そんなことありませんよ……さて、トシさんに頼まれたもの買って帰りましょうか?」 胡桃「うん!」 熊倉トシ家- 京太郎「ただいま帰りました~」 胡桃「ただいま~」 ドタドタドタ 豊音「おかえりーなにか買ってきた?」 京太郎「一応おやつなんてのも」 豊音「おやつだー」ワーイ 京太郎(子供か!可愛いからいいけど!) トシ「ほら、お風呂は沸いてるよ」 京太郎「お先にどうぞ」 胡桃「うん!」 京太郎「さて、俺はどうするかな」 京太郎「晩御飯作るの俺がやりますよ!」 トシ「そうかい、悪いねぇ」 京太郎「いえいえ」 京太郎「あ、塞さん」 塞「手伝うよ京太郎君」 京太郎「どうもありがとうございます」ニッ 塞「う、うんっ」カァッ 京太郎「今日はなに作りましょうかね、やっぱりお肉も余ってるんで昨日のミニハンバーグを普通のハンバーグにして、肉は野菜と炒めますか」 塞「そうだね、任せといて!」 京太郎「さて、じゃあやりましょうか」ニッ 塞「やる!?」 京太郎「え?」 塞「あ、あぁなんでもない!」カァァッ ワタワタ 京太郎「そうですか、まずはこねましょうか」 塞「こねる!?」 京太郎「え?」 塞「ひゃっ!な、なんでもないからっ!」 京太郎「さて、もうやることもないし風呂に行くか」 ガラッ ピシャッ 京太郎「先に晩御飯食べててくれても良いけど、まぁみんな優しいからな」ヌギヌギ 京太郎「ふぅ~さっぱりした~」 トシ「京ちゃん、晩御飯並べてあるよ」 エイスリン「スワル!」 京太郎「お待たせしました」 京太郎「じゃあ失礼して」 豊音「いらっしゃいだよー」 白望「ん、これでよりかかれる」グダッ 京太郎「く、くっつきすぎですよ」 京太郎(おもちがっ、おもちがぁっ!) 豊音「私もー!」 京太郎(双方から柔らかい感触、そうか天国はここにあったのか……) 胡桃「」ムッ 塞(私、今イラッとした……) 豊音「ふわ~」アクビ 京太郎「もう眠いですか?」 豊音「うん、いつももう寝てるからー」 京太郎「なるほど」 豊音「京ちゃんと一緒に寝たいよー」ダキッ 京太郎(この人、さては俺のこと意識してねぇな)カァッ 塞「ほら豊音離れなって、一緒に寝てあげるから」 豊音「ほんと!?塞優しいー」ダキッ 塞「あぐっ!?」 豊音「あっ、私重かったよねーごめんねー」ウルウル 塞「だ、大丈夫だから」 ガラッ 塞「じゃ、じゃあおやすみ」 京太郎「おやすみなさい」 豊音「おやすみー」 ピシャッ 京太郎(俺も色々疲れたし、眠いな……) 京太郎「ん……」クラッ…クラッ… 白望(眠い?) 胡桃(眠そうだ) エイスリン(どうしよう……) 白望「京太郎、おいで」スッ 京太郎「ん、悪ぃ」フラッ 胡桃(し、シロが京ちゃんに!) エイスリン(ひ、膝枕!?) 白望「ん……ダルくない」ナデナデ 京太郎「ん……」zzz… 白望「……フフッ」 胡桃(し、シロがあんな穏やかな笑みを!) エイスリン(な、なんでか悔しい!) 白望「私もすぐ寝るから……布団、出さなきゃ」 エイスリン「ワタシヤル!」バッ 胡桃(色々、負けたっ) 京太郎「んぅ……」zzz 白望「おやすみ、京太郎」チュッ ガラッ ピシャ 京太郎「んう」zzz 45日目終了- 46日目- 朝- 京太郎「んぅ……」zzz 京太郎「んぁ?」 白望「おはよ、京太郎……」 京太郎(おっきなおもちと、シロの顔が俺の視界にっって!?)ビクッ 京太郎「おおお、お前なにやってんだ!」 白望「京太郎が中々起きなかったから」 京太郎「だからって膝枕って」グッ 白望「起き上るんだ?」 京太郎「精神衛生上良く無いからな」 白望「ふぅん……まぁダルいからこれ以上は聞かないけど」 京太郎「トシさんの御飯、おいしかったなぁ」 胡桃「京太郎、調子はどう?」 京太郎「あぁ、例の怪我のことなら全然平気ですよ」 胡桃「じゃあ麻雀のこと教えてよ」 京太郎「構いませんよ、これでも師匠なんで」ハハッ 胡桃「じゃあお願いね、師匠」 白望「新手のプレイ?」 胡桃「そこ、静かに!」ビシッ 胡桃「ありがとうね京ちゃん!」フリフリ 京太郎「はい、どういたしまして」フリフリ 京太郎「まだ時間が余裕であるな……」 胡桃「京ちゃん、麻雀教えて」 京太郎「さっき教えませんでした?」 胡桃「もうちょっと、今度はオカルト的な方も気になるし、でもデジタルも、う~ん」 京太郎「じゃあ、どうしましょうか」 京太郎「ネトマしますか!」 胡桃「ネトマなんて……」 京太郎「ほらほら、そんなこと言わずに」ノーパソ 胡桃「あ、じゃあ京太郎で充電しながらやれば良いんだ!」 京太郎「充電?」 胡桃「とりあえず座って、胡坐で良いから」 京太郎「はい」ストン 胡桃「で、ここに座る!」ストン 京太郎(あ、柔らかい) 胡桃「やろ!」 京太郎「あい」 京太郎「昼はどうします?」 豊音「お鍋だよー」 京太郎(こんな暑い日に!?) 京太郎「あ、暑いですね」ダラダラ エイスリン「oh……アツイ」 白望「ダル……」グデッ 京太郎「くっつくなよシロ、暑くて死ぬ」 白望「と言いながら手が止まってない……」モグモグ 京太郎「美味い」 エイスリン「オイシイ……アツイ……」ダラダラ 京太郎(おう、薄い服で汗だくだく、透けて……) 白望「……」ムッ 白望「京太郎?」 京太郎「ん?」 白望「暑いね」ハタハタ 京太郎「ッ!?」 京太郎「ふぅ暑かった……さて、この後どうするかー」 京太郎「少し出かけてきます」 トシ「行先はどうするんだい? 京太郎「ん~何も考えてないんですよね~」 白望「私も行く」 京太郎「ん、シロもか?」 白望「うん……ダルいけど」 京太郎(ダルいなら来なくても……いや、言うな) トシ「じゃあ行ってらっしゃい、あと帰る時間には気を付けるんだよ?」 京太郎「あぁ、間に合う時間に帰ってきます」 ガラッ ピシャリ 白望「どこ行く?」 京太郎「ん~……」 12次元の鏡の間の祠のある蔵前- 京太郎「さて、来ましたね」 白望「ダル……」 京太郎「どうしますか」 白望「ん~」 白望「ん、待ってる」 京太郎「じゃあ、行ってきます!」 白望「頑張ってね」 京太郎「はい!」グッ 12次元の鏡 京太郎「ん、昨日もこんな感じだったな……忘れてた」 鏡「12次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ」 京太郎(知ってる) 鏡「さぁ、今お前が選べる二つの次元から、お前の記憶を呼び覚ます」 京太郎(二つの次元の、俺だな……) 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶……どちらにする?」 鏡「なんだ、決闘者としてオレたちのチームに入るか?」 京太郎「やっぱり意味がわからん」 鏡「俺を満足させてみろ」ギラッ 京太郎「お、おう」 鏡「良く見ておけ、三皇帝を倒すには必要だった力だ……これが無ければ俺と仲間たちは……行くぞ、クリア・マインド!」 京太郎「なにがなんだか」 ギィッ 白望「おかえり」 京太郎「はい、って夕方ですねもう」 白望「うん、そろそろ帰らないと不味い?」 京太郎「不味いですよねぇ」 京太郎(ここでの生活、良いなぁ~) 夕方- 京太郎「さて、どうしましょうか」 白望「ん、まだどこか行く?」 京太郎「じゃあシロに任せるか」 白望「じゃあ、部室行こうよ、近いし」ダキッ 京太郎「うおっ」 白望「おんぶして、ゴー」 京太郎「はいはい、よっと」 部室- 京太郎「ここに入るのも久しぶりだなー」 白望「でしょ?」 京太郎「……ん~、なんでここ?」 白望「ここが一番、私が私でいられる場所だし」 京太郎「そうか、あのさ―――」 白望「二人で、麻雀打つ?」 京太郎「ん……あぁ、どうするか」 京太郎「んじゃ、二人でか?」 白望「うん、それが一番わかりやすいから……」 京太郎(わかりやすい?) 京太郎「さて、じゃあやりましょうか!」 白望「うん」 京太郎「ロン……2900」 白望「負けた」 トップ 京太郎 ラス 白望 京太郎「これで、満足か?」 白望「うん、ちょっとだけわかったから」 京太郎「わかった?」 白望「なんとなくだけど……ねぇ京太郎、私と一緒にならない?」 京太郎「は、はぁ!?」 白望「特に深い意味はない、“怠い”の嫌いだし“ダルい”のも嫌いだから」ソッ 京太郎「ちょっ、部室だぞここ!」 白望「鍵はみんな一つずつ持ってるから、誰か来ちゃうかもね?」 京太郎「待て待て!」 京太郎「ちょ、ちょっと待てシロ!」 白望「どうしたの?」スッ 京太郎「お、お前なぁ!なんでこんなことっ!っのわっ!?」ドサッ 白望「ソファに寝てくれるなんて……ツイてる」ドサッ 京太郎(し、シロが馬乗りにっ!?) 白望「怠いから、あまり抵抗しないでね」 京太郎「ちょ、ちょっと待て!」 白望「全部、京太郎に入ってる色欲が悪い」 京太郎(ちょっと待て、俺……話したか?はやりさんだけが感じられるわけじゃない?) 白望「繋がりが強いから、もっと……沢山繋がりたい……」スッ 京太郎「お、おい……し、シロっ……」 白望「うん、ジッとしててね?」 数ヶ月後- ドサッ 咲「あぁ……なるほどね、京ちゃんが全部食べちゃったわけだぁ……ハハッ」 京太郎「俺の勝ちだな、咲」 咲「そっかぁ……私の負け、かぁ……でも京ちゃんだって、失ったものは多いでしょ?」 白望「もう良いんだよ、京太郎の六つと私の一つで完成なんだよ」 咲「あ、あははっ……さっさと潰しちゃえば良かったんだっ、なんだろっ、私の力、食べられちゃったかな?」 白望「私のことばっかり狙ってたし、それが無かったら京太郎に勝てたかもしれないのに」 京太郎「俺は強欲だし嫉妬深いし、すぐ怒るしな」スッ 白望「それでいて大食いで色が強いし、傲慢だから……」ギュッ 咲「面倒になっちゃったね、京ちゃん……」 白望「食べられて疲れちゃったでしょ、おやすみ」 咲「京ちゃんに、触らないでっ、京ちゃんはっ!私のっ!」 京太郎「さよならだ、咲」 咲「わ、たしがっ……絶対、京ちゃんの、全部を壊す!」 白望「行こっか、京太郎」 京太郎「おう、そうだな」 咲「う゛ぁぁっ!京ちゃんの全部を壊して、もう一度繋げるっ……わ、たしがぁっ……」 白望「京太郎、次はどうするの?」 京太郎「特に考えてない、怠いから」 白望「そっか、怠いならしょうがないね」ニコッ 怠惰EXED 京太郎「これで、満足か?」 白望「うん、ちょっとだけわかったから」 京太郎「わかった?」 白望「なんとなくだけど……ねぇ京太郎、私と一緒にならない?」 京太郎「は、はぁ!?」 白望「特に深い意味はない、“怠い”の嫌いだし“ダルい”のも嫌いだから」ソッ 京太郎「ちょっ、部室だぞここ!」 白望「鍵はみんな一つずつ持ってるから、誰か来ちゃうかもね?」 京太郎「待て待て!」 京太郎「待てよシロ!」ガシッ 白望「ッ」ビクッ 京太郎「おい、なんのつもりかぐらい言えよ……じゃないとな」 白望「京太郎は、私のこと好き?」ジッ 京太郎「は、はぁ?」 白望「私のこと、好き?」 京太郎「そ、そんな言い方されたら好きなものも嫌いになる」 白望「私は、好きだよ……京太郎のこと」 京太郎(ど、どうなってんだよ、胡桃さんにもシロにもなんてっ) 白望「だからね京太郎……私のこと、受け入れてよ」 京太郎「……」 白望「ん、なにも答えないで……」 京太郎「は、は?」 白望「それで良いから、ごめん、余計なこと言った」 京太郎(わけがわからん) 白望「ほら、そろそろ帰らないと不味いんじゃない?」 京太郎「あっ!やばい!」 白望「おぶって」 京太郎「は?」 白望「せめてそんぐらい、良いでしょ?」 京太郎「たく、ほら乗れ」 白望「んっ」ドサッ 京太郎「走るぞ」 白望「うん」 熊倉トシ家- 京太郎「それじゃお世話になりました!」バッ 白望「ん、気を付けて」 塞「また来てよね!」 胡桃「また麻雀しよ!」 豊音「ま゛だね゛ー」ボロボロ エイスリン「マタ、キテ!」バッ (京太郎とトシと麻雀部の並んだ絵) 京太郎「はい!」 トシ「いつでもおいで、その時はまた泊まって行きな」 京太郎「はい、ありがとうございますトシさん!」バッ 京太郎(よし、今度来るときはもっと強くなるぞ!) 夜- 自宅・自室- 京太郎「あ~疲れたぁ」 京太郎「よし、ネトマしよう」 一人目 シロ 二人目 きょーこ 三人目 かずちゃん 京太郎「おう、シロと末原さんと南浦さんか」 シロ:よろしく きょーこ:よろしゅう頼みます かずちゃん:よろしくお願いします キョータロ:こちらもよろしくお願いします! トップ 京太郎 二着 きょーこ 三着 シロ ラス かずちゃん シロ:さすがに強い かずちゃん:まぁネトマなんてほとんど運だろう きょーこ:あんまそうやなかったりもするで? かずちゃん:そうなの? きょーこ:そうそう キョータロ:難しいところですよねー 京太郎「ん、ウィスだ」 京太郎「あ、末原さんからだ」 きょーこ:なにかと接触した? キョータロ:怠惰とですかね きょーこ:ん~わかった、ところでもう少しで団体戦も個人戦も始まるけど、平気なん? キョータロ:武者修行にも行ってるので きょーこ:男やね、それにしても須賀君と会えるなんて羨ましいわ キョータロ:俺も末原さんと会えるの楽しみにしてますよ きょーこ:私も楽しみにしてるよ、おやすみ 京太郎「ん、ログアウトしたかぁ」 京太郎「ん、メールだ」 京太郎「えっと」 京太郎「お、シロからだ……さっきから良く絡むなぁ」 差出人:白望 本文『今日は楽しかった ありがとう』 京太郎「シロらしいなぁ、なんか」 本文『俺も楽しかったよ、同類の中じゃたぶん一番仲良いから』 差出人:白望 本文『良かった それじゃあおやすみ』 京太郎「ほいほい、おやすみっと」ポチポチ 京太郎「次は、池田さんか~」 差出人:池田華菜 本文『明日、風越に来るし!先輩からの呼び出しだし!』 京太郎「いやいや」 本文『池田さん違う学校じゃないっすか、ていうか大丈夫なんですか?』 差出人:池田華菜 本文『許可なんか後からでも簡単に取れるから、来い!』 京太郎「……確かに、池田さんと会うと良いことがあるかもしれない、同類と引き合うものがあるかもしれない」 本文『だが断る』 差出人:池田 本文『なんでだし!来いよ!いい加減私も混ぜろよ!』 京太郎「あぁ~」 本文『気が向いたら行きます』 差出人:池田 本文『絶対来い!来なかったらお前の家まで行くからな! おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみなさいっと」ポチポチ 京太郎「次は照さんか」 差出人:照 本文『京ちゃん、淡となにかあった?』 京太郎「ん?」 本文『特になにもありませんよ』 差出人:照 本文『最近妙に京ちゃんのこと言うから、気になっちゃって』 京太郎「あぁ~同類だしな」 本文『まぁ気も会う友達って感じなんで気にしないでください』 差出人:照 本文『なんか腑に落ちないけど、わかった おやすみ』 京太郎「おやすみなさいっと」 熊倉トシ家- 白望「ん」 塞「シロがメールなんて珍しいね?」 白望「京太郎としてた」 塞「!?」 胡桃「!?」 エイスリン「!?」 豊音「いいなー私も今度してみよー」 池田家- 華菜「須賀の奴、調子乗りやがって」ギリッ 華菜「あの得意げな顔泣き顔に変えてやるし、ぶっ飛ばしてやるし!」ゴッ (東京)宮永家・照部屋- 照「京ちゃん、相変わらずモテる」ハァ 照「もっと構ってくれてもいいのに」 自宅・自室- 京太郎「さて、カピー!」パンパン カピー「カピ」ツゴウノイイオンナジャナイ 京太郎「ほらカピー、一緒に寝よう!」 カピー「カピー」シ、シカタナイ! 46日目終了- 47日目・朝- 京太郎「……ん、昨日もなんか胸がおかしい感じしたんだよな」 テクテクテク 京太郎「お、純ちゃ~ん」 純「だからちゃん付けで呼ぶなって!」カァッ 京太郎「ハハハッ、いやこういうと可愛いから」 純「か、可愛いって……」カァァッ 京太郎「あ~おもしろ」 純「ふんっ!」ゴッ 京太郎「痛ぇっ!」 授業- 京太郎「歩、次の授業は?」ホーリーライトニング 歩「ん、あれ時間割……あれ?」ムックス? 男子D「私が見せよう!」ブックス! 京太郎「体育かぁ……化物揃いだしなぁ」 男子「おい須賀、テニスの時間だ」 京太郎「いいかげんテニスしようや」 昼- 京太郎「さて、昼は~」 京太郎「今日も教室で二人か」 歩「嫌なら別にいいけど」ムッ 京太郎「構わないけどさ」 歩「そう言えば最近ここらでちょっとだけある噂聞いた?」 京太郎「噂?」 歩「うん、麻雀で負けると廃人にされるって話、龍門渕の生徒も何人か被害にあってるらしくて」 京太郎「はいはい、都市伝説はこうし生まれていくんだな」ズキッ 京太郎(なんだ、今の感覚……一瞬黒い線と点が机にも見えた気が……) 歩「もぉ、聞いてるの?あぁ、そう言えばあれ、男子麻雀部の件なんだけど」 京太郎「あぁ、聞いてる聞いてる……男子麻雀部、おもしろいかもな」 放課後- 京太郎「そういや風越の件もあったけど……まぁどっちでも良いか、池田さんのことだし」フッ 部室- ガチャッ 京太郎「おっす」 透華「京太郎、おもしろい噂がありますのよ!」 京太郎「歩に教えてもらった」 透華「歩ぅ!」 歩「わ、私のせいじゃありませんよぉ!」 アンテナ「」ビーン 京太郎「すまんな歩」 歩「本当だよ!」 京太郎「話をしお」 衣「ん?」 京太郎「いや、なんとなくな」 衣「そうか」トスッ ハギヨシ「衣様は本当に京太郎君の膝の上が好きですね」クスッ 衣「うん、衣は京太郎の膝大好きだぞ!」 京太郎「ははっ、衣は子供だなぁ」 衣「衣は子供じゃないぞ!」 京太郎「ん、そうだな、子供じゃないな」 衣「まったく」 京太郎(性格的に胡桃さんよりロリっぽいなぁ) 放課後2- 京太郎「さて、どうすっかなぁ~」 京太郎「噂について調べてみるか……都市伝説の件なら透華たちからまだ知らないことを聞くのも良いよな」ウン 京太郎「そういや麻雀に負けると~って奴の話なんだけどさ?」 透華「私は虚な目をしている人間に負けるとって聞きましたわ、智紀から」 一「長野のとある雀荘でって聞いたよ、智紀から」 純「負けるとそいつの意志なくどこかに連れて行かれるって聞いたぞ、智紀から」 京太郎「全部智紀からかよ!」 智紀「みんなが聞きに来たから」 京太郎「ミーハーなんだな」 透華「ミーハーで何が悪いんですの!」 衣「私はなんか怖いからその話は嫌いだ」 ハギヨシ「なら私と麻雀をしませんか?」 衣「そうしよう!」 京太郎「さて、その噂についてなんだが?」 智紀「わかんない、一応龍門渕の生徒からも出てるらしいんだけど……本当なのかどうかも」 京太郎「なるほどな……」ムムッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっか、例の噂……」 京太郎「よし、調査してみるか……」ダッ 京太郎「母さん、出てくる」 須賀母「気を付けてね」 京太郎「了解~」 ガチャッ 京太郎「さて……」 京太郎「やっぱこんなド田舎でもここは結構明るいし人も多いな……」フゥ 京太郎「ここらへんで見つかるとは思わないけど……いや、行先なら山ほどあるか、どっかの店で聞いたりするのもありだよな」 京太郎「ここなら色々コアな奴が……ああいうのとかか?」 男A(なんか見られてる) 京太郎「すみません?」 男A(ひぃ、金髪長身の若者に絡まれたぁ!?) 京太郎「あの、最近噂になってる麻雀に負けると廃人にされるっての、知ってます?」 男A「あ、あの吸血鬼事件ですか?」 京太郎「吸血鬼、ですか?」 男A「首に二つ、吸血鬼に噛まれたみたいな傷があるらしいんですよ、それで廃人になるらしくて……でも中には行方不明になる人もいるらしく」 京太郎「行方、不明?」 男A「はい、でもおかしいのがそれでも夜の街中で行方不明になった人間が時たま現れるらしいんですよ」 京太郎「……不思議ですね?」 男A「そうですねぇ」 自宅・自室- 京太郎「お、メールだ」 京太郎「誰から?」 京太郎「ハギヨシさんからだ!」ピョンピョン 差出人:ハギヨシ 本文『例の噂を調査しているようですね』 京太郎「ウェッ!?」 本文『なんで知ってるんですか?』 差出人:ハギヨシ 本文『京太郎君はみなさんに心配をかけますからね、私も心配しているんですよ、怪我して帰ってきましたし』 京太郎「さすが、気づいてたのか」 本文『ご心配おかけして申し訳ないです できる限りは気を付けます』 差出人:ハギヨシ 本文『でしたら良いのですが、それではおやすみなさい』 京太郎「おやすみなさいハギヨシさん!っと」ポチポチ 龍門渕家・ハギヨシ部屋- ハギヨシ「まったく、貴方を大事に思ってる人がどれだけいるかわかっているんですか?」フゥ ハギヨシ「さて、次元が二つほと近づいていますよ?」フッ ハギヨシ「問題は山積みですね……京太郎君?」 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るか」 カピー「カピカピ」キョウハアソンデ! 京太郎「ん~」 京太郎「カピー、遊んでやるぜ」コイヨ カピー「カピッ」ソ、ソンナヤスイオンナジャ… 京太郎「そう言いながらも来たな!」モフモフモフ カピー「カピー」ダ、ダメ、モウカラダガッ! 47日目終了-
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CODE GEASS――鋼のレジスタンス ◆.WX8NmkbZ6 北岡秀一とジェレミア・ゴットバルト。 二人が最初に接触したのは第一回放送直後の頃であり、別行動を取っていた時間を鑑みてもそれなりに長い付き合いになっていた。 お互いの能力も性格も把握済み。 片や近距離、片や遠距離での戦闘に特化しており役割分担もはっきりしている。 ジェレミアが銃弾に耐性を持ち、北岡が多少無理な弾幕を張って巻き込んでもそうそう被害が出ないという利点もある。 共闘する上で、二人の相性は決して悪くない。 それでもなお苦戦を強いられているのは一点、ごくごく単純に、相手が強大過ぎるというだけの話である。 第七世代KMF(ナイトメアフレーム)、ランスロット。 踵部分に取り付けられた車輪・ランドスピナーによって、足を動かす事なく地を滑るように疾走する人型兵器。 生身の人間であるジェレミア達と交戦している今、使用する武器はスラッシュハーケンに限られていた。 ランスロットの両手の甲など計四カ所に設置された、ワイヤーロープ付きの錨状の装備だ。 ハーケンの先端は鋭く鉤になっており、形状も使用方法も矢尻に似ている。 射出して相手に突き刺す――突き破る事も、手の甲に収納したまま近接戦闘に用いる事も可能。 その威力は一撃で量産型KMFを破壊出来る程である。 また例えば高層ビルの壁面などに突き立ててそのままワイヤーを巻き取れば、ランスロット本体が引っ張られて高所へ移動出来る。 立体的な動きにより活動範囲が広がり、移動速度も跳ね上がる。 KMFの装甲を破る硬度のブレード、KMFの重量をも支えるワイヤー、この二つが組み合わさった主武装こそがスラッシュハーケンだ。 だがランスロットが最も得意とする攻撃は武器を必要としない「ただの蹴り」だった。 これにはランスロットのパイロットである枢木スザクの戦い方がそのまま反映されている。 それが北岡達を優位にする要因となるかと言えば、否。 ランスロットは全高五メートル近く、重さ七トンにもなる巨体を持つ。 そんな物体が車輪とハーケンによる高速移動中に蹴りを繰り出せば、ハーケン以上の脅威にさえなるのだ。 どんな戦況からでもブリタニア軍を勝利させる嚮導兵器。 同じKMFの中で比較しても怪物と呼ぶに相応しいスペック。 フロートユニットを装着した状態で活躍したE.U.戦線では『ブリタニアの白き死神』と称された。 それを相手どっているのが人間だと説明したところで、信じる者はいないだろう。 無謀でこそないが、無茶に変わりはない。 そして北岡がゾルダに変身していられる時間は、僅か十分間。 この十分間で、勝敗が決する。 ▽ 晴れた日の空のように深く鮮やかだった青は、見る陰もなく血と泥を吸って汚れ。 陽光を浴びた雲の如き白も同様に黒ずんで。 度重なる戦闘で斬り裂かれた騎士服は元の高貴さをとうに失っていた。 几帳面に整えられていた碧色の髪も乱れたまま、服に隠していた機械の左腕を外気に晒して。 常ならば醜態とさえ称していたであろう姿となっても、ジェレミアは足を止めずに駆け抜ける。 月が天頂から大きく傾き、朝が近付くものの辺りは未だ暗い。 そして危険が嵐のように絶え間なく降ってくる状況。 それでも、北岡もジェレミアも諦めてはいなかった。 F-8を東西に横断する大通りに、激しく砂埃を立てながら駆けるランスロット。 KMFが動き回ってもなお余裕がある広さの四車線の道路、その両側に聳えるのは高さ十メートルを超えるビル群。 ジェレミアは地上を、北岡はビルの屋上から屋上へと飛び移って走る。 ゾルダの攻撃は、本来は更に遠距離から定位置を作って狙うのが理想的だった。 しかしランスロットのサイズでは距離が空き過ぎればビルの陰になってしまう。 またランスロットの至近距離にいるジェレミアの危険が余りに大きく、すぐにサポート出来る距離を保つ必要があった。 片腕を北岡のマグナバイザーを防ぐブレイズルミナスの展開に使い続けるランスロット。 その状態でジェレミアに踵落としを繰り出す。 ランドスピナーに装着された車輪が頭上から降ってくるその攻撃を、身を低くして地上を這うように跳んで回避した。 そしてジェレミアは右手に贄殿遮那を構えたままデイパックからブラフマーストラを抜き、コックピットブロックめがけて撃つ。 一度に最大七発の弾丸を、無尽蔵に撃ち出すボウガン。 初撃――五発の弾丸が吐き出された。 ランスロットの装甲は拳銃の弾程度なら跳ね返してしまう。 故にランスロットはブレイズルミナスの展開も防御行動も取らなかったのだが、弾丸を受けて巨体が僅かに揺れる。 コックピックブロックには確かに五ヶ所の傷が付いていた。 貫通こそしていないが無視出来るものでもない。 ブラフマーストラは強力な銃であり、それを扱うジェレミアの攻撃力もタルカジャによって上昇しているからだ。 ジェレミアは走りながらブラフマーストラを撃つが、二撃目はランスロットが急発進し回避されてしまう。 そしてランスロットはジェレミア達に背を見せた状態で止まり、片足の車輪だけを逆回転させる事によってその場で旋回。 一層濃く粉塵が舞い、車輪と地面が擦れ合う耳障りな音が空気を掻き乱す。 両腕にブレイズルミナスを発生させ、マグナバイザーとブラフマーストラを防ぎながら突進する。 ジェレミアはギリギリまでその場に留まって引き付け、衝突の瞬間にランスロットとすれ違う形で躱す。 だがランスロットは再度旋回して振り返り、ジェレミアに向けてハーケンを打ち込んだ。 「くっ……!」 右手に贄殿遮那を構え、左腕で刀の峰を支えてハーケンを受け止める。 両腕に掛かるのはトラックに衝突されたような衝撃。 足に力を籠めて踏み止まろうとするが押され、アスファルトに罅を入れながら五メートル以上後退させられた。 ハーケンを巻き取りつつ、ゾルダ対策に左腕で発生させていたブレイズルミナスを解除するランスロット。 無防備を晒すが、マグナバイザーは当たらない。 ランドスピナーを細かく動かす事で前後左右に高速で移動しており、北岡の射撃でも捉えられないのだ。 そして跳躍しながらハーケンを真下に向かって突き立てて更に上昇、そこをマグナバイザーが狙うもランスロットが突然軌道を変える。 北岡が立つビルの外壁に向かって、引き寄せられるように速度を落とす事なく移動。 残りのハーケンを壁に刺した上でワイヤーを巻き取り、機体をそちらへ引っ張らせたのだ。 両のハーケンを収納しつつランスロットはその外壁を蹴り、道路上空を横断して向かいのビルの外壁を蹴る。 ただ蹴るだけでなく、左右を行き交いながら上へと向かって駆け上がっていく。 北岡でさえ捕捉出来ない複雑な軌道を描き、弾丸の如き速度でビルの最上階へ。 「一人だけ安全な場所からってわけにはいかないか……いや、知ってたけどね!!」 ランスロットが壁を離れ、屋上よりも高くに舞い上がった。 そしてブレイズルミナスを展開してマグナバイザーを防ぎつつ、縦に回転。 足が天高くに振り上げられ、それが北岡に向かって落ちていく。 ビルの屋上を砕く一撃に、北岡は回避を兼ねてビルから飛び降りた。 ただし、それは軽率な行動である。 北岡は地面を背にしながら落下し、追い掛けるように飛んできたハーケンをマグナバイザーで撃って弾く。 そこまではいいが、もう一つのハーケンが北岡を逸れて真下の地面に刺さった。 ランスロットが北岡を追って飛び降りる。 ワイヤーが巻き取られる。 自由落下する北岡よりもワイヤー移動をするランスロットの方が、速い。 危険。 ジェレミアも北岡もその二文字の単語を脳裏によぎらせる。 だが唐突にランスロットが腕を振ってハーケンを地面から外した。 地上にいたジェレミアがワイヤーの切断するべく刀を構え、ランスロット側がそれに気付いて対処したのだ。 自由落下よりも多少速い程度であれば、先に落ちた北岡の方が着地が早い。 北岡は地面に着いて即走り、北岡がいなくなった着地点にランスロットが落ちてきた。 ここまでの一連の攻防が、一分に満たない時間に行われている。 ジェレミア達が有利か不利かで言えば、圧倒的に不利。 ブレイズルミナスを多用している以上ランスロットのエナジーは長く保たないはずだが、時間制限があるのはお互い様だ。 ゾルダの変身が解除される時は刻一刻と迫っている。 しかし諦めて退避した時、それは狭間偉出雄の負担となる。 ランスロットの破壊が無理でもせめて装備やエナジーを削らなければ、戦う意味がない。 それにジェレミアはスザクに大きな借りがあり、自ら止めると覚悟を決めている。 日本最後の侍と呼ばれた枢木ゲンブ首相。 その息子であるスザクは、世が世ならやはり侍と呼ばれていたのだろう。 日本人でありながらブリタニア軍に身を置き、第三皇女の騎士となり、ナイトオブラウンズにまで登り詰めた少年。 彼が何故そのような手段を取ったのか、理由も目的もジェレミアが知る事はない。 だが少なくとも地位や名誉、私利私欲の為に祖国を裏切るような人物ではないという事だけははっきりしている。 そうせねばならない理由があったのだろう。 そうせねば果たせない目的があったのだろう。 その為に同胞を手に掛ける事すら厭わず、独り戦い続けた――侍のように。 ルルーシュの為に祖国ブリタニアを裏切り、黒の騎士団の一員となった今だからこそ、ジェレミアにもそれが理解出来る。 理解出来るからこそ、志々雄が用意したこの現状を許せるはずがない。 ――意味のない戦いを、見過ごすわけにはいきません!! スザクはそう言って純血派同士の戦いに止めに入った。 誰よりも正しさを求めていた。 今ここで行われている戦闘もまさに、意味のないものと言えるだろう。 スザクがこんな戦いを望んでいたはずがない。 彼の抱いていた決意を嘲笑い、尊厳を踏み躙る行為。 それに対して死したスザクが何も言えないというのなら、ジェレミアが代わって異議を叫ぶ。 借りを返すべき相手は既に死に、何もかもが手遅れで。 それでも今こそが、筋を通す時だった。 ▽ 再びビルの上へと移る機会を窺いながら、北岡が地上を駆ける。 ランスロットが射出するハーケンを何度か躱すものの、北岡は仮面の下で冷や汗をかいていた。 危険とは知っていたが、ジェレミアの言った通りランスロットは人間が相手にするような兵器ではない。 またランスロットのこの速度では、鈍重なマグナギガを召還しても攻撃を当てられないまま破壊されてしまう。 まして一度壊されてしまえばゾルダがブランク体となって役に立たなくなるとあっては、迂闊には出せない。 危険なラインのまま膠着する状況に、北岡が手で合図するとジェレミアが頷いた。 車内で練り、言い含めてあった策のうちの一つ。 成功する確率は高くない上にデメリットもあるが、成功すれば一気に優位に立てる。 ジェレミアが仮面を開いて左目を晒し、ギアスキャンセラーを発動。 左目を中心に青い光が球体状に広がり、北岡もその領域の中に巻き込まれる。 北岡の脳裏に、会場に連れてこられた際の記憶が蘇る。 そして北岡はランスロットの蹴りを回避しながら『ビルの窓ガラスに体当たりした』。 だがガラスは割れない。 北岡の体が溶けるようにガラスの中に飲み込まれたのだ。 北岡を追っていた蹴りがガラスを叩き割っても、そこに北岡の姿はない。 足下のジェレミアに向かって蹴りを繰り出そうとするランスロット、その背のコックピットブロックで弱い爆発が起きる。 そこにはゾルダのマグナバイザーによる射撃が命中していた。 ランスロットの背後の窓ガラスの中には、銃を構えたゾルダが映っている。 ――北岡秀一、大人しく私についてこい。 ――そして会場に着いたらこの事を忘れ『ミラーワールドには入るな』。 銀髪の青年から受けたギアスが解除され、ミラーワールドへの行き来が可能になったのだ。 「これなら……!」 一方的に攻撃する事が出来る、つまりマグナギガの召還とファイナルベント・エンドオブワールドが可能。 ランスロットにブレイズルミナスがあっても全身を覆えるわけではなく、大ダメージは必至。 北岡がデッキからカードを抜いた。 だがランスロットは会場に残ったジェレミアではなく、北岡の映るガラスに向かってハーケンを飛ばす。 その一撃は、北岡には届かないにも関わらず。 「えっ……」 届かない、はずのハーケンが。 ガラスを割る事なく『ガラスの中に吸い込まれた』。 「な、やば、」 先端が鋭いブレード状になったハーケンが、ミラーワールド内の北岡に迫る。 北岡は咄嗟に別の窓から外の世界へ逃れ、ランスロットもミラーワールドからハーケンを引き寄せて回収した。 「ちょっと、あんな機能が付いてるなんて聞いてないんだけど!」 「私も知らん!! V.V.が手を加えたのだろう、相手の手の内の一端が知れただけ無駄ではない!」 ランスロットの攻撃を避けながら、道路の両端にいる相手に届かせる為に互いに怒鳴るような声量で言い合う。 仕切り直しと言っても状況はむしろ悪化していた。 ジェレミアは掛けられた制限により、キャンセラーを使うと体力が削られる。 今は些細な差でも、戦闘が長期化すれば確実に大きな負担になるだろう。 ランスロットの両のハーケンが同時に射出され、すぐ脇の窓へ沈む。 そしてランスロットと併走していた北岡とジェレミアのそれぞれの真横の窓に映る景色が歪み、ハーケンが飛び出した。 ランスロットのスラッシュハーケンにはブースターが搭載されており、射出後にある程度軌道を曲げる事が出来る。 ミラーワールドに入ったハーケンが中で向きを変化させ、別の窓から元の世界に戻ったのだ。 どの角度から来るか予測のつかない攻撃に、ジェレミアは反射的に身を反らして躱したが北岡は間に合わない。 ハーケンが腕を掠める。 掠めただけ、ラクカジャによる防御力の上昇もある――だがハーケンはKMFの装甲をも容易に突き破る代物。 結果ライダースーツが裂け、腕の肉が抉れた。 「ッ……やっぱり最悪じゃないか!! ジェレミア、頼む!」 「分かっている!」 北岡がリフュールポットで回復する間、ジェレミアがランスロットの注意を引き付ける。 北岡はランスロットと距離を取り、ジェレミアはランスロットの前で敢えて高く跳んで無防備を晒した。 ランスロットが巨大な腕でそれを振り払う。 ジェレミアが贄殿遮那で受け止めながらもビルの外壁へと弾かれる。 だが空中で身を捻らせ、外壁に対し垂直に着地。 間髪入れずに外壁を蹴り、その着地点に振るわれた拳を躱した。 ジェレミアの体が自由落下を始めると、落下する先には既にランスロットの蹴りが迫っている。 足場のない状況でジェレミアは外壁に刀を突き立て、強制的に急停止。 ビルの一階部分にランスロットの蹴りが刺さり、建物全体が揺れるがジェレミアは落ちない。 壁に刺さった刀に片手でぶら下がった状態でブラフマーストラを持ち上げ、ファクトスフィアを狙い撃つ。 ランスロットがそれをブレイズルミナスで防ぎつつハーケンで反撃し、ジェレミアは外壁から刀を抜いた勢いを利用して回避した。 漸く地面に降り立ったジェレミアに、ランスロットが拳からハーケンのブレードを突き出させて殴り掛かる。 しかしランスロット目掛けて張られた弾幕に、ランスロットは攻撃から防御へ移った。 北岡は既にリフュールポットでの回復を終えており、ランスロットがブレイズルミナスを張りつつ後退。 状況は仕切り直しである。 しのぎを削る戦いに、時間は刻々と流れていく。 この事態を好転させるかも知れない鍵を握った少女は、まだ戻らない。 ▽ 柊つかさは箒に跨ってF-9上空を飛ぶ。 目指すのは南隣りのエリア、志々雄真実が示したG-9。 月と星による限られた明るさの中、コンパスに従って移動していた。 冷たい夜風を切り、たった一人で空を泳ぐ。 輝く月や星には目もくれず、ただ遙か下にある地上を凝視する。 「何も、ない……?」 会場の南東部は市街地が大半を占めている。 故に、そこには街灯が夜空の星の如く輝いている――はずなのだが。 G-9と思われる地域、その一部には何もなかった。 他の地域には光が点在するというのに、そこだけが大穴を空けたかのように暗闇に満ちている。 つかさには知る由もない事だが、G-9の中心部はカズマと桐山和雄が衝突した場所。 街灯はおろか、建物すらも軒並み吹き飛んでいたのだ。 「騙されちゃった……のかな」 心に湧いた疑念を口に出してしまい、頭をぶんぶんと振って切り替える。 実際の地上にエリアを区切る線が走っているわけではないが、G-9は決して狭くない。 何もなくなってしまった箇所だけがGー9ではない、探してみなければ分からない、そう自分に言い聞かせた。 G-9を通り過ぎてしまわないよう目印にしたのはG-10遊園地。 G-9の東隣りのエリアだ。 遠くからでも見える観覧車は虹色にライトアップされ、くるくると彩りを変えながらゆっくり動いている。 皆で遊べたらきっと楽しいだろうな、と。 「もういない」と分かっていても無意識のうちに姉妹や友人達の事を考えてしまっていた。 目元を拭い、心に思い浮かべるのはランスロットや煉獄に立ち向かう仲間達。 彼らの為に成果を持ち帰らなければと、つかさは高度を落とし始めた。 中心部に何もないのなら、周囲の家屋を一つ一つ調べるべきだろうか。 『G-9にプレゼントがある』という言葉だけでは余りに曖昧だった。 しかし地上が近付くと、何もない地域について気付く事があった。 街頭がなく「大穴を空けたかのように暗闇に満ちている」。 しかし近付いてみれば当然、そこには大地がある。 大地がほのかな月明かりを反射し、夜目の利かないつかさにもその存在を捉えさせる。 だがその中で本当に「大穴を空けたかのように」――否、確かに「大穴を空けた場所」があったのだ。 定規で線を引いたかのような、十メートル四方ほどの正方形の穴。 自然に出来たものではない、人工的なものだ。 周囲を見回しながら、つかさは更に地上へ接近していく。 大穴の縁に降り立って、中を覗き込んでみるが何も見えない。 深さも分からない。 ランタンを点けても光が奥まで届かない。 つかさは生唾を飲み込んだ。 (狭間さん、ごめんなさい……) 見てくるだけ、近寄らないと、そう言った。 けれどここで引き返してしまっては彼らに何も持ち帰れない。 意を決し、ランタンを片手に再び箒に跨る。 バランスを崩さないようにしながら少しずつ、穴の中に降りていく。 「えっ……」 そしてつかさは、“それ”を発見した。 ▽ ランスロットと二人の間の距離は五十メートル以上。 交戦開始以来走り詰め、更にキャンセラーによって体力を消耗したジェレミアが一つ息を吐いた。 熱くなった体に、ビルとビルの間を吹き抜ける夜風を当てて冷ましていく。 北岡に目配せして頷き合うと、北岡はビルの上へ移った。 北岡は屋上から、ジェレミアは地上からという元の陣形で、ランスロットを迎え討つ。 前傾姿勢を取るランスロット。 ランドスピナーが起動、車輪の回転で爆発的な推進力を得て発進した。 巻き上がる砂埃、足から伝わる地震の如き振動。 一直線に向かってくるランスロットを狙い、北岡がマグナバイザーを連射する。 ランスロットの左腕はブレイズルミナスを展開してその状態を維持、同時に右腕のハーケンを撃ち出した。 ハーケンは窓ガラスに飲まれ、ジェレミアの死角となる斜め後方から出現。 ジェレミアは地面に転がる形でギリギリの回避に成功するが、ランスロットが跳躍してブレイズルミナスを消し、上空から左のハーケンを放つ。 ジェレミアの手と膝がまだ地に着いた状態にある中、ハーケンが到達する。 「くっ……おおおおおお!!!」 手足の力で跳ぶ。 今まさに迫り来るハーケンに向かって、だ。 弾丸にも等しい速度のハーケン、その軌道の僅かに上。 ハーケンとジェレミアがすれ違う瞬間、ハーケンを足場にして更に前へと跳ぶ。 「はあああ!!!!」 ハーケンを蹴る際に角度を付け、体に回転を加える。 そして宙で刀を構え、真っ直ぐに伸びたワイヤーに向けて振り下ろした。 KMFの巨体すら支えるカーボンワイヤーが切断される。 ハーケンが地に突き刺さり、動かなくなった。 だが先端の重りを失ったまま巻き取られるワイヤーが蛇のように蠢く。 ジェレミアの腕がワイヤーで弾かれ、中空でバランスが崩れたところへ、ビルの壁面を蹴って落下地点を調節したランスロットが降ってくる。 着地するまでジェレミアに足場はなく、それでは回避が間に合わない。 ――SHOOT VENT―― ジェレミアが踏み潰される寸前、北岡が巨大バズーカ砲――ギガランチャーを両腕で支えて撃つ。 ブレイズルミナスによる防御の上からでもランスロットの巨体が揺れ、落下地点がズレた。 その恩恵でジェレミアは回避に成功するものの、ランスロットの連撃は続く。 着地してすぐにランドスピナーが起動、回転する車輪によって推進力を得て蹴りを放った。 下から掬い上げるような一撃をジェレミアが避ける、今度はそれが踵落としとなって戻ってくるのをまた避ける。 踵落としでコンクリートが砕け、ジェレミアの足場が不安定になったところへ残る右のハーケンが飛来。 北岡のギガランチャーで再度ランスロットの体が傾き、ジェレミアは軌道が逸れたハーケンをかろうじて回避した。 ハーケンを一つ奪った事は大きなアドバンテージになるが、それでもランスロットの強さは健在。 北岡はギガランチャーを装備した事で火力が上がった代わりに、連射は出来なくなった。 移動速度も著しく下がり、ここまでのように動き回るのは難しいだろう。 ジェレミアにもキャンセラーによる疲労が現れ始め、次から次へと襲ってくる巨大な凶器を避けるのがやっとである。 ジェレミアは手にしていたブラフマーストラをデイパックに戻し、贄殿遮那による防御に専念する。 攻撃と回避で一進一退だった攻防は、少しずつ防戦に追い込まれていく。 だがランスロットの蹴りを回避して地面を蹴った瞬間、路地から飛び出した影がジェレミアの足に組み付いた。 転倒しないよう咄嗟に踏み出した足で踏み留まるが、速度が急激に落ちる。 足にしがみついていたのは、一度殺したはずの相手だった。 「ロロ……!?」 黒の学生服に身を包んだ栗色の髪の少年。 志々雄がさざなみの笛で蘇らせたのは一人ではなかった、そこまで考えが及んだ時にはランスロットの爪先が迫っていた。 防御しようとして構えた刀が弾かれ、手から離れる。 車よりも重く速く鋭い一撃が腹部にめり込み、そのままコンクリート製のビルの外壁との間に挟まれて潰された。 前後からの圧迫は一瞬。 ランスロットの蹴りを受けた壁は砂の城の如く容易く崩れ、ジェレミアはビルの中へ押し込まれた。 ▽ 北岡は大通りにいるランスロットに向けてビルの屋上から射撃していた。 ギガランチャーを抱えたままでの全力疾走、内心にあるのは焦り。 ライダーには暗視能力があり、視力も優れている。 故にジェレミアが突然何者かに襲われ、そのままランスロットの攻撃の直撃を受けたのも見えていた。 生存者が残り少ない今、横槍を入れられる者は限られている。 「まーた志々雄が余計な事をしたってわけ……!」 いい加減にしてよね、とごちようとするが、足下にハーケンを打ち込まれて跳び退る。 ジェレミアが離脱すれば狙われるのは必然的に北岡。 屋上に刺さったままのハーケン、ワイヤーを巻き取りながらランスロットが迫ってくる。 「このっ……」 北岡はギガランチャーで迎撃するが、ランスロットは通りを挟んだ左右のビルの外壁を蹴りながら高速で移動していた。 ギガランチャーはブレイズルミナスを発生させるまでもなく回避され、見る間に接近される。 二人でも限界があるというのに、一人でランスロットを相手にするのは無理だ。 逃走が一歩遅れた北岡はギガランチャーを放棄した。 ほんの一秒前に北岡が立っていた場所にランスロットの脚部の車輪が振り下ろされる。 使い捨てられたギガランチャーが砕け、屋上全体に亀裂が走り、蹴りを受けた場所には穴が空いていた。 北岡は既に隣の建物に跳び移っていたが、背筋にぞっと悪寒が走る。 「ちょ、冗談じゃない……!」 まさか死んでないだろうなとジェレミアの安否を気に掛けるが、確認しに行く余裕はない。 それどころか今この瞬間も北岡自身が危うい。 逃げる北岡の進行方向にあった、北岡が今立っているビルよりも高い建物の壁にハーケンが打ち込まれた。 ワイヤーが巻き取られ、横へと跳んで回避した北岡をランスロットが追い抜く。 ランスロット本体に気を取られているうちにランスロットが振り返り、もう一方の手からもハーケンが射出。 近くの窓に吸い込まれたハーケンが北岡の背後の窓ガラスから飛び出し、肩口にハーケンのブレードが突き刺さった。 「ぐああ!!」 吹き飛ばされてビルから落下し、地面に叩き付けられる。 その上からランスロットが縦回転を加えながら落ちてきた。 ランスロットそれ自体の重さに加え、遠心力。 先程はジェレミアのサポートで免れたが、今ジェレミアはいない。 回避する手段は残されていなかった。 ▽ ランスロットの蹴りに揺さぶられ、ビル全体が大きく揺れる。 天井や壁に罅が入った内部、そこにジェレミアは倒れていた。 ラクカジャの効果でかろうじて意識を繋ぎ留めていられたが、全身を痛みに蝕まれる。 「っ……ぐ……」 仰向けのまま瓦礫の上で呻き、血の混じった胃液を吐く。 離れた場所に転がったデイパックを手繰り寄せようと右手を伸ばすが、阻むようにロロがその手首を掴んだ。 さざなみの笛でUNDEAD化した者は物理攻撃を無効化する、故にランスロットの攻撃でも無傷だったのだ。 ジェレミアの手首を押さえ付けたまま、ロロは先程ジェレミアが手放した贄殿遮那を構える。 顔面に突き立てられようとした刃を、ジェレミアは左手で握り込んで食い止めた。 「こ、の、……っ」 しかし、手の力が抜けていく。 睨むジェレミアに対し、ロロは無表情。 殺害した際に彼が見せた激情は影もなく、そこにあるのはただの死体だった。 ジェレミアの手が震え、ロロの体重の掛かった切っ先が徐々に近付いてくる。 歯を食い縛り、軌道を逸らしてから手を離す。 贄殿遮那はジェレミアの頬を斬り裂きながら床に突き刺さった。 刀を抜こうとして動きを止めたロロに対し、ジェレミアは自由になった左手で懐の昇天石を掴み取る。 至近距離から投げ付け、ロロの周囲に石の輝きと共に現れたのは無数の護符。 ロロに纏わり付き、目に刺さる程の強く白い光が迸る。 瞬きする間に光が止まり、ロロの体が糸が切れた操り人形のように崩れ落ちた。 後に残ったのは、死体一つ。 ジェレミアは息を乱しながら、倒れ込んできた死体を押し退けた。 改めてリフュールポットを使用して立ち上がる。 ランスロットの駆動音は遠ざかっていた――北岡が引き付けているのだろう。 ロロに代わって贄殿遮那を抜く。 そして北岡のもとへ駆け付ける前に死体の傍らに膝を落とし、見開いていた目を閉じさせる。 イケブクロでルルーシュの学友シャーリーを、この会場でアイゼルを殺害した少年。 「ロロ・ランペルージ、ルルーシュ様の偽りの弟……。 私は貴様と最期まで分かり合えなかった。 だが――」 年齢も出自も違う、積み重なるのは互いに嫌い合う要素ばかりだった。 ナナリーの件、アイゼルの件、今更ロロと分かり合いたいとも思わない。 ロロの方からしても願い下げだろう。 だがロロは、ゼロでも皇子でもないルルーシュ・ランペルージ個人の家族として時間を共有していた。 一年間――ジェレミアにしてみればとても長いその時間、ルルーシュにとって最も身近な存在としてそこに居た。 シャーリーやアイゼルを殺したのも、純粋にルルーシュだけを想った結果だった。 ジェレミアには出来なかった事をしたのだ。 嫌悪も憎悪もある、しかし敬意も羨望もある。 「貴様のルルーシュ様への思いに偽りがなかった事は、覚えておこう」 手向け代わりの言葉を残し、ジェレミアはその場を後にする。 ランスロットの攻撃によって脆くなっていた天井が崩壊し、遺体は瓦礫の中へ飲み込まれた。 ▽ 地上に倒れた北岡。 ビルの上から降ってくるランスロット。 腕が千切れかけていた。 立ち上がる暇もない。 潰される。 そう北岡が諦めそうになった時、声がした。 「北岡さん!!」 風と共に空を切る箒。 ランスロットが着地したその場所には、誰も残っていなかった。 「助かった――から大きい声では言えないけど、無茶はやめてよね」 「ごめんなさい……」 ランスロットが地面に辿り着く直前、つかさは地面すれすれを最高速度で通過した。 北岡はその時を逃さずに箒の柄に掴まって難を逃れたのだ。 今はハーケンも届かない所まで高度を上げ、北岡が箒にぶら下がった状態のまま会話している。 そしてつかさはリフュールポットで北岡の肩を治療しながら、G-9で見たものを語った。 「……それ、ジェレミアにはもう話した?」 「すみません、今戻ったところなので……」 初めは耳を疑った。 志々雄の真意は相変わらず分からないままで、ジェレミアの意見を聞かない事には動けない。 「とにかく今はジェレミアを探し――ッ」 息を飲み、「避けて」と叫ぶ。 地上にいたランスロットは青い銃を上空、つかさと北岡に向けていた。 つかさが箒を旋回させる。 すぐ真横を風と衝撃が駆け抜け、煽られて箒の軌道がぶれた。 人間が扱うには大きすぎる、ギガランチャーと比べてさえ巨大なランスロットの銃・ヴァリス。 その詳細はジェレミアから聞かされていないが、命中すれば形も残らないだろう。 そう思わせるに足る威圧感が、数百メートルと距離を取ったこの高さまで届いている。 第二撃も北岡がつかさに指示を出して回避をするものの、北岡の体勢が悪く長続きしそうにない。 ヴァリスの銃口が光る。 第三撃が放たれようとした時、銃身が揺れた。 ジェレミアが上へと集中していたランスロットの体を駆け上がり、ヴァリスに直接蹴りを入れたのだ。 「遅いよ……!」 北岡はつかさに高度を下げさせ、箒に掴まっていた手を離してビルの屋上に着地。 マグナバイザーの連射でブレイズルミナスを発生させ、足止めを再開した。 手にはつかさから受け取ったフラムがある。 そしてつかさに指示を出し、ジェレミアのもとへ送り出した。 ▽ ビルの屋上に北岡、地上にランスロットとジェレミア、上空につかさ。 つかさは更に高度を下げて戦場に接近する。 基準とするのは北岡の位置。 ランスロットに対し北岡以上に近くなれば攻撃目標にされてしまう。 北岡の言い付けに従い、離れた地点から叫んだ。 「ジェレミアさん!」 ジェレミアはその声に反応し、つかさの位置を視認する。 しかしつかさの接近に伴ってランスロットが動きを変えた。 右腕のハーケン一機だけでなく、腰部にも取り付けられた二機を加えた三機を一度に打ち出す。 搭乗者がパスワード入力をしなければ使用出来ない特殊な技、ハーケンブースター。 ハーケンは窓ガラスの中へ吸い込まれ、更に別の窓から北岡、ジェレミア、つかさの三人に飛び掛かる。 北岡が寸でのところで跳び退って避ける。 ジェレミアはつかさの姿を目にした直後に既に走り出しており、一機目をそのまま避けた。 片手に刀を構えたまま空いた手で箒ごとつかさを抱き止める。 足は止めず、つかさの背後の窓ガラスから飛び出したもう一機のハーケンを躱した。 ハーケンを回避されたランスロットは姿勢を低くして疾走、つかさとジェレミアに接近する。 つかさを抱えたまま、ジェレミアはランスロットの体当たりを横へと避けた。 だが通り過ぎたランスロットは急停止と共に旋回して向きを変え、再びジェレミアに向かってハーケンを打ち込む。 つかさの目からも、それが避け切れない一撃だと分かった。 ジェレミアが片腕だけで扱う刀では防御も不完全になる。 結果ジェレミアはランスロットに敢えて背を向け、ハーケンを装甲で受け止めた。 つかさの耳に届いたのは装甲に亀裂が走る音とくぐもった声、そして突き抜けた衝撃に揺さぶられる。 左腕を下にして地面に打ち付けられたジェレミアに庇われ、つかさは無傷だった。 二人に足を振り下ろそうとするランスロット、そこへジェレミアがフラムを投げた。 アイゼルが遺したフラムだ。 ブレイズルミナスとて一瞬で展開出来るわけではない――その僅かな時間を稼ぐ為に、ランスロットは後退した。 後退し、フラムが届くまでの一秒もない時間でブレイズルミナスを発生させて爆発から身を守るランスロット。 そこへ北岡がマグナバイザーで追い打ちを掛け、注意が引き付けられている間にジェレミアが立ち上がった。 ランスロットから距離を取る間もつかさは抱えられたままだ。 「あ、ありがとうございます……」 肉体の傷とは違い、機械部分の損傷は薬では直せない。 直す手立ては現状では見付からず、それ故に深刻。 しかし今はそれすら後回しにせねばならない程に状況が切迫していた。 気を取り直したつかさは声を張り、報告する。 話している間もジェレミアはつかさを抱えたままで、時折打ち込まれるハーケンを回避する。 追い詰められ切った状況の中、つかさは走り続けるジェレミアに“それ”を伝えた。 「……私が直接行って確かめるしかあるまい。 援護を、任せる」 G-9へ向かう、ジェレミアはそう決断した。 つかさは地面に降ろされて箒を受け取る。 ジェレミアにしてみればつかさを戦闘に関わらせたくはないだろう。 それでもこうして任せるのはそれだけ状況が差し迫っているから――そして信頼があるからだ。 それが分かっているから、つかさはランスロットと相対す恐怖があっても躊躇いはなかった。 手持ちの昇天石を使ってしまったというジェレミアに、つかさは自分の分を渡す。 逆にジェレミアからは「預かって欲しい」とデイパック本体を差し出された。 少しでも身軽になった方がいいとの事で、これでジェレミアの所持品は贄殿遮那と昇天石のみとなった。 更につかさはジェレミアの指示に従ってデイパックからブラフマーストラを取り出す。 それは、ズシリと重い。 自分の身を守る為の道具――ではなく相手を攻撃する為の武器。 「もし嫌なら私が、」 「いいえ、使います!!」 ジェレミアの声を遮る。 つかさがこれまでに引き金を引いたのは二度。 その二度とも人の命を奪った。 出来ればもう触れたくないと思っている。 だが自分の事を信じてくれている相手から渡されたそれを、拒みたくない。 皆で帰る為にも、これが今の自分に出来る事。 ブラフマーストラを握るつかさの手はやはり、震えてはいなかった。 箒に跨って浮き上がり、動作に問題ない事を確認。 そしてジェレミアから「近付き過ぎるな」ともう一度念を押され、強く頷いた。 時系列順で読む Back package h.GRY.ed Next CODE GEASS――BLACK REBELLION 投下順で読む Back package h.GRY.ed Next CODE GEASS――BLACK REBELLION 164 3/5 北岡秀一 167 CODE GEASS――BLACK REBELLION ジェレミア・ゴットバルト 柊つかさ
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民主党ですがわが党に明るい未来はあるか? http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1224254607/ 534 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 34 59 ID ??? というわけで軍板らしく情報活動についてやってみようか ところで皆様。『知識』と『情報』の違いは何でしょう?(軍事的な意味で 537 名前:名無し第三皇女 ◆1LxEVEeIgU [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 37 10 ID ??? _ _ / ,. -、`r― 、`ヽ、 _,イ ヤ┴┴- 、\ ヒー 、_ 知識を元に情報を分析し、情勢に対応すると言う事でわかっています r / / | ヽ. ヽ∨ ノYi、 { | | イ / / ヽ イ ソ i_∨ !(从し ー- ヽ{ソ ソ `Kゝ{ ● ● ! ゝ-イ || リ⊃ 、_,、_, ⊂⊃イイ∥| /⌒ヽ|| |ヘ ゝ._) イ/⌒i∥l \l Y`||yー>、_ イァ/ _ ./ | | (~ ||//(@)\_/Y /フ i |/ `ハ | l___ __ソ 、__イ |l | / ,l|ミl ∀ `l, { | |ミ|\ 539 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 37 45 ID ??? 534 「知識」は一般的・抽象的な事柄をさすのに対し「情報」は具体的・個別的な事柄を 指すんじゃないの? 545 名前:フィーメイルドレス ◆HHnm1kjdqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 38 54 ID ??? 534 知識は原則として事実であらねばならず、情報とは常に未確定要素をはらみ蓋然性で語られるのです。 546 名前:♭音叉♪ ◆YAMAHA//qE [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 39 01 ID ??? ?2BP(133) 534 InformationとIntelligence? あれ?Knowledgeは・・・? 555 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 40 42 ID ??? 534 「情報」が、ありとあらゆる手管で集められた「情報資料」をろ過、分析検討した ものですよね? 「知識」のほうは・・・・、よく分かりません。 556 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 40 45 ID ??? 534 間違った認識かもかもしれませんが 知識:いわゆる紙に書いてあること。過去の事例や経験など 情報:リアルタイムを含む、今起きていることの経過、過程など と認識しています つまり情報のほうがより「生きた」ものではないかと考えています 557 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 40 58 ID ??? 534 まぁ、知識 「確定しているもの」 情報 「つねに変動するもの」 こんな感じに自分勝手に解釈しています。 例えば、戦車だと サイズとか形状とか基本的なスペックとか何年度に何台生産されたとか そういうのは知識 今現在、どこに何台配備されているとか稼働率とか そういうのは情報 560 名前:ななしさん[] 投稿日:2008/10/18(土) 21 41 38 ID NgzQdqsR 最近の若者は情報を知ってても知識がない、なんて言われてるな。 知識=人生(実地)経験とかも込みって事かな。 軍事的にとか言われると中途半端な軍オタの俺にはちょっとw 561 名前:舞鶴の質屋 ◆Wcnk3S8mG6 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 41 38 ID ??? 534 知識 情報を判断する為の情報 情報 これ、前もやったよねぇ……… 563 名前:名無し因果応報 ◆4dGOthLouM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 41 59 ID ??? 554 そもそも、『知識』と『情報』なのか『ナレッジ』と『インフォメーション』なのか、明確にしないと無意味ですだよ。 軍事学的な意味でいうなら後者でしょうし。 569 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 43 39 ID ??? Date……あっきゅん Information……けーね Intelligence……えーりん Knowledge……パッチェさん 570 名前:名無し休業中 ◆SKYeLLowZI [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 43 47 ID ??? 知識=記録であり、過去の事例を参照して得られる有益な事柄 情報=行動を決定する因子 浅いか。 580 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 45 40 ID ??? Λ,,Λ 「情報」が常時使用可能なように規格化されて ( ´・ω)。 他情報と連結されれば「知識」になる ( .. つニフ センサー放り込んで「情報」を得ても、分析して考察しないと意味ないっしょ  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ そして標準化されれば次の情報に対する分析が容易になる 582 名前:扶桑萌萌委員会 ◆7gIjaxK1Ow [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 46 15 ID ??? 534 知識;判断基準 情報;あいまいなので回答不能 559 わざとぼけてますね、そうですね。 586 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 47 34 ID ??? 「情報」を加工して「知識」にする 589 名前:名無し因果応報 ◆4dGOthLouM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 47 57 ID ??? 569 Wisdomは誰でしょうねえ。 諜報的な意味でのIntelligenceだったら、さとりんですなw 571 あほか(・∀・;) 598 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 50 20 ID ??? 情報理論だと「受け手に変化を起こさせるもの」が情報だな。スルーされる情報は情報じゃないw 予期していない情報ほど価値が高い。 602 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 50 50 ID ??? 537 聞いてることと回答がつながってないよパパンw でまあ、だよもん認識では「知識」とは『意味あるデータ』です 事実かどうか、何らかの目的を有しているのかは問いません。 たとえば「りんごは赤い」「ナシは美味しい」「りんごは青森産が有名」とかですかね 要は経験等を含め知覚され集積された情報ですね ならば情報とは何か 誤解を恐れずに書けば『目的を持った兆候として認識する知識』ですね 早い話が判断(決断)に必要な知識です 607 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 51 28 ID ??? 598 要するに「エントロピーの逆」だな 610 名前:全裸黄金P[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 52 32 ID ??? 知識 自分の脳みその中にある情報 情報 自分の脳みその外にある知識 こりゃあひでぇw 618 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 54 33 ID ??? Λ,,Λ 「知識」の確立っつ時点で必ずバイアスがかかるもんですよ ( ´・ω)。 主義主張とかかわってくる ( .. つニフ  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ ̄ 626 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 55 54 ID ??? 主成分分析はどうしたって情報ロスが出ますからねえ 634 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 57 28 ID ??? 618 だからこそバイアスを排除して規格化したものが情報だという気が。 知識を情報として取り扱えるように規格化したものがナレッジベースのような。 反対に情報に自分なりのバイアスをかけて取り込んだものが知識のような。 641 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 59 37 ID ??? 戦場や「現場」に転がっている「情報」と、ネットで拾える「情報」は違うもの だとおもうんだが 今のところ同列に語られているようだな 642 名前:食道楽 ◆EXhyPq5tSo [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21 59 52 ID ??? Λ,,Λ コテ外れていたっぽい・・・まあいいや ( ´・ω)。 世を忍ぶ仮の仕事の人の「情報」は一般で言う「報告」に近い気が 602 ( .. つニフ 自分のとこでは分析してない生データ=情報だったり  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ ないよりマシ でも役には立たない 646 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 00 33 ID ??? 641 つか、ネットで拾えるのは圧倒的に知識の方が多いような気が 690 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 08 35 ID ??? 598 お、同じソースを使ってる方がいたw 610 あ、プロ来たwにわか知識でやる前に逃げ出そうかしらw 618 そう、だから知識の時点では成否は問わない。ただ集積するだけです まあ、物事の判断(決断)には必要な知識と必要でない知識があるわけですな でそれを「情報」にするにはまず 「何の判断をするために知識を集めるのか」をはっきりさせないといけないのです (例、りんごの産地についての判断を下すのにりんごについての知識は必要だが 特に、梨についての知識は必要とされない 断片的な知識は兆候であり、 たとえば将来の予測(正誤の判断)を行うとするならば 「~~が起きる。(~~が正しい」という兆候(知識)と 「~~は起きない(~~は間違い」という兆候(知識)の二種類があるわけです 両方大切な知識です こういったものをまとめたものが「情報見積」となりこれを元に判断を下すわけです たぶんこうなるであろうという断片的な知識の集積が『情報見積もり』でありこれが「兆候」ですな 714 名前:扶桑萌萌委員会 ◆7gIjaxK1Ow [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 12 53 ID ??? 602 「リンゴは赤い」はデータに近いです。 「ナシはおいしい」は経験です。 「リンゴは青森産が有名」が知識です。 あなたがそこで言っている「情報」は「インテリジェンス」に属します。 634 理学工学の世界の情報は 「データ」「インフォメーション」「インテリジェンス」に分けられます。 データをまとめたのがインフォメーション、インフォメーションをもとに 判断材料となるものを提供するのがインテリジェンスです。 試験データ、グラフ、論文といいかえてもいいですが。 727 名前:食道楽 ◆EXhyPq5tSo [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 16 13 ID ??? Λ,,Λ 「情報」ではないかもしれませんが、末端にフォーマットを配るのがData集めの基本です ( ´・ω)。 規格化して単純化する&「無い」ってことも必要Dat ( .. つニフ それを集めて集計して分析考察  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ ̄最初の規格化が間違っていると、有効な分析ができず、結果はともかく考察はできません 末端ではチェックシートで済むようにすることが必要かなー 末端が訓練された人という前提なら違ってきますけど 729 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 16 21 ID ??? 641 それ両方知覚されたデータ(contents)でしかないわけで。 知識ではあるが情報ではないです 689 それ逆 714 なるほど。横文字にして伝えたほうが良いのかw 書いてる内容には同意します データが知識 インフォメーションが情勢見積もり インテリジェンスが情報見積もりですね まあ、この時点ではまだ「情報」とは呼べないわけですが 730 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 16 33 ID ??? 725 つか、日本は銃規制が厳しくてよかった もし手元に○○があれば・・・ そんな感じですね 748 名前:ミーくん ◆3Y7FF0oA1A [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 21 42 ID ??? データ収集用フォーマットがウンコなのを、段取り先取りで工夫して作った時間とエクセルで 補って改善提案するとか。でも業務の70%に影響する、たった五行の改善提案すら読む余力が無い上司は さらにそ奴が無駄に疲れないように気を配らなきゃならんしなぁ。けっ。 765 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 26 56 ID ??? 752 つか、教育システムは重要ですよね。 ちなみに、サカーでゴール前でパスをしてしまう悪弊は 養成システムのどこかに致命的な欠陥があるのでは という説が有力で 関係者一同 原因と対策を探しているけど なかなか具体策が見つからないとか 768 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 27 28 ID ??? 761 本来、それで問題ないような組織とすべきか、あるいはそういった人材を育て上げる教育システムを作るべきなのではないかと思うのです ま、べき論でまったく無意味な意見ですけど 773 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 28 33 ID ??? 729訂正 データが知識 インフォメーションが情報見積もり インテリジェンスが情報です でまあ 「適時、適切性」の程度について評価されていること 「真偽」事実、あるいは事実に基づくものであるかどうか、について評価判断されていることが情報には必要です 情報理論でいう『資料の処理』ですね 775 名前:扶桑萌萌委員会 ◆7gIjaxK1Ow [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 28 54 ID ??? 729 日本語の情報は、全部ひっくるめた概念ですから (逆に言うと、英語では厳密に区分されている部分が 日本語ではあいまいにしか表現できない) だよもんのいう「情報」が、横文字のデータ、インフォメーション、 インテリジェンスにさえ当てはまらないならば、それは もう情報と呼んでいいものではないです。 781 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 29 21 ID ??? 761 「権限と責任」の概念が教え込まれてないのがまずいんじゃないかなと 思いつきの書生論ぶってみる 785 名前:本好き猫 ◆hoCa1I7DQA [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 29 59 ID ??? 768 システム工学が苦手な民族だからなあ。 「優秀な現場」という極めて属人的な手段で破綻しないよう糊塗してるだけというか。 789 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 31 15 ID ??? 751 うんむ。正しく教育を受けたわけではないのでアレですが この場合の「普通」とはなにをさすのでせうか? 775 いんや、あなたのほうで正解です インテリジェンスがだよもんのいいたい「情報」でし 795 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 32 56 ID ??? 789追加で 扶桑の人 まあ、英語的な意味を勘違いしてたわけでそこは謹んで謝罪を 797 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 33 14 ID ??? 789 インテリジェンスの和訳は、知性とか知恵とかの方が適切かも 805 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 35 20 ID ??? 789 一般に「情報」の方がより低レベルな物を指す。センサーが検出した信号とかそのログとか。 807 名前:♭音叉♪ ◆YAMAHA//qE [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 35 37 ID ??? ?2BP(133) 797 Wisdomは~? 811 名前:食道楽 ◆EXhyPq5tSo [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 36 11 ID ??? Λ,,Λ Intelligence=情報って訳は初めて聞いた ( ´・ω)。 ふつうは知識とか知性のあたりかな ( .. つニフ 情報を統合して判断するという意味で使う気がする  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ ̄ 813 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 36 42 ID ??? なんか一般と長方形とで情報と知識の定義の枠が違うんではと思ってみたり 814 名前:扶桑萌萌委員会 ◆7gIjaxK1Ow [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 36 55 ID ??? 767 レベルが低いとはいえ、ドラゴンの紋章でやられてるんで、 低レベル雑魚にやられたわけではない罠。 つーか、ヒュンケルとかあの辺りが化けもの。 773 知識はインフォメーションを読み解く「キー」ですよ。 情報とは違うものです。 827 名前:名無し因果応報 ◆4dGOthLouM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 40 28 ID ??? つーか、上で書きましたけど、日本語としての『情報』やら『知識』と『インテリジェンス』やら『ナレッジ』はそもそも意味が違ってきますがな……。 不毛だ。 831 名前: ◆2Ys/AQ6eG2 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 41 35 ID ??? 知性と叡智は違うでしょ 834 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 41 49 ID ??? おばあちゃんの知恵袋はナレッジ 838 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 42 25 ID ??? 797 んーその場合EEIとかは言葉的にどう訳すんだろう?w EEI Essential Element of Information 軍事的には情報主要素というのですが 814 まあ言葉の定義が理系と軍事で違うのかもしれませんな というか、分かりやすく言ってるだけで知識と分けてるだけで普段は情報と呼んでますし 846 名前:扶桑萌萌委員会 ◆7gIjaxK1Ow [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 43 47 ID ??? 797 知性とか知恵とかとはまた違うんですよ>インテリジェンス 知識にしろ知恵にしろ、人間の頭にあるものですから。 812 シュートの失敗を恐れているんではとサッカーなんて 体育でしかやったことない人間が言ってみる。 847 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 43 53 ID ??? 838 インフォメーションは「情報」で合ってるだろ? 850 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 44 12 ID ??? 827 まあその通りですな 言葉の定義が違うのは理解してるんですが此処で認識を統一しないと次に進めないのですw 852 名前:整備兵@携帯[SAGE] 投稿日:2008/10/18(土) 22 44 39 ID ??? インテリジェンス=情報は、軍事英語の基礎の基礎です。 ところで3行お願いできますでしょうか? 864 名前:名無し因果応報 ◆4dGOthLouM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 46 59 ID ??? 850 言葉遊びとしては楽しいですけれど、「私はあなたを愛しています」と「I love you」と「ウォーアイニー」は似ているにしてもイコールでも 何でもないわけで。 866 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 47 34 ID ??? MageとWizardとSageとSorcererとSpell(Magic) Master(User) の区別を論ずるスレはここですか? 867 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 47 50 ID ??? 847 英語の定義は英語弱いのでアレですが 情報という意味ではデータもインフォもインテリも全部「情報」なんですよ。 軍事的な情報判断の定義としての話で そもそも英訳の定義を話し合ってるわけではなく軍事的な話でー 870 名前:食道楽 ◆EXhyPq5tSo [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 48 02 ID ??? Λ,,Λ 某バスケット常勝高はそれでやってますね 854 ( ´・ω)。 時間内に答えが出せない=意味がない ( .. つニフ そのためのミーティングっつーか討議の時間も必要です  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ ̄ 876 名前: ◆2Ys/AQ6eG2 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 49 07 ID ??? 867 軍事的にはヒューミントやシギントでは? 879 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 49 34 ID ??? コンピュータ工学が情報工学になってるこんな世の中じゃ 885 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 50 14 ID ??? 876 それは情報収集の手段じゃまいか? 886 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 51 14 ID ??? データ:個別情報チャンク? インフォメーション:通知? インテリジェンス:認識? 891 名前:名無し因果応報 ◆4dGOthLouM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 51 46 ID ??? 866 Mage→スモウレスラーの髪型 Wizard→MS-DOS用のバックアップソフト Sage→そんなエロゲブランドがあった気がする Sorcerer→キャロットとかにハントされる貴族の皆さん Spell→綴り Magic→優勝までどのくらい? Master→フォークランド帰りのオブ User→ソフトのインストールとかに制限があります 894 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 52 13 ID ??? 876 んー今回の話の筋とは関係のないお話ですなぁ それはデータをどう集めるかの話です 881 そういうことです うむ。本来なら一行ですむ説明にだよもんは何行ロスしたのであろうか (無能の証明orz 897 名前: ◆2Ys/AQ6eG2 [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 52 58 ID ??? 894 うーん、ちょっと頭痛が酷くてw 898 名前:整備兵@携帯[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 53 05 ID ??? とはいえ、言葉遊びと言われようが何であろうが、定義なり定訳なりを決めておくのが、議論の出発点ですね。 902 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 53 34 ID ??? 884 つか、自分が「専門家」なのに素人気分で指示待ちしてるなよ、 とかそういうことかなぁと思ってみたりなのです。 そこに付け込む「素人マンセー」マインドも裏表なんかなぁ…… 933 名前:全裸黄金P[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 59 25 ID ??? 890 うん。 もう見たくても見れないんです・・・ 一番好きな絵師さんでした。 情報 乱暴だけど データ:原材料 インフォメーション:一次加工 インテリジェンス:二次加工 ジャストタイムで納品:完成品 荒っぽすぎるとな!? 935 名前:エロ要員 ◆DD110ageVM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22 59 30 ID ??? | #160;| | #160;| エロ要員は頭わるいし、用語の定義とかよく解らないですが・・・ | #160;| 「情報」は外部に存在する生のデータ | #160;| 「知識」は脳内ハードディスクにストックされた情報 | #160;|∧ 「知恵」は過去の経験から情報の法則性を理解し、 |_|・*) それを元に情勢を判断する、未来を予測する・・・ |軍|.o みたいな・・・? | ̄| """""""""" 949 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 01 28 ID ??? 933 ぱぱ。大体この辺は打よもんよりそっちのほうが専門でry まあ書いてることには前面同意なんだけど 952 名前:フィーメイルドレス ◆HHnm1kjdqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 02 05 ID ??? 923 本の丸暗記は得意だけど、それ以上のことは知らんって人は、本と本のあいだにつながる情報を 見つけたときのアドレナリンじゅわっ感を知らんのだなと思うとMOTTAINAI! 965 名前:扶桑萌萌委員会 ◆7gIjaxK1Ow [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 03 59 ID ??? 935 当委員会が大学の授業で聞いたお話 「100のデータ(試験結果)から1の知識が、 100の知識から1つの知恵が生まれる」 ようは、そういうことですよ。 民主党ですがいつまでたっても解散しません http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1224338547/ 20 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 14 23 ID ??? 一乙 人に説明する、て難しいなぁ 面と向かってなら反応を確かめたりいろいろ分かりやすく伝えることが出来るんだろうけど というか、だよもんも基本教育される側だw 31 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 17 38 ID ??? 情報理論ってあまりメジャーじゃないのかな。工学系でも一通りやるかと思ってた。 軍でも同じような用語法を使うというのは発見でしたね。 43 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 18 54 ID ??? 31 んー。言葉の定義的にはだよもんに近かったということですかな 94 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 34 50 ID ??? さて、情報理論の本を引き釣り出してきたんだが。 (松村氏の『意思決定のための作戦情報理論』) だよもんが書き込んでた内容でおおむね間違ってないので 先ほどの定義で行きます データ=原材料=知識 インフォ=一次加工=情報資料 インテリ=二次加工=情報見積 で ところでまだこの話題に興味のある人はいるのだろうかw 101 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 38 06 ID ??? 94 データという時点で「計測されたもの」であり一時加工品だ!と更に混乱させてみる。 単に知覚されただけで計測されていないもの(「短い」とか「熱い」とか)はデータじゃないのじゃよー 114 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 41 22 ID ??? 参加し損ねたけど、自分の考えだけ書いておこう。 情報・・・人間の6感で感じた状態の知覚。意味づけを行っていないもの。 知識・・・情報を意味づけ、再利用できる形にしたもの。(過去の過ちを繰り返さない、ってな。) 教養・・・知識の異なる観点からの引き出し方。(歴史を引用することで、ビジネスの決断に利用、等。) 知恵・・・上記3種類の変換方法スキル。うまい人ほど、少ない情報から、使える知識を選び出し、教養の引き出し口が増える。 118 名前:エロ要員 ◆DD110ageVM [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 42 54 ID ??? 94 | #160;| | #160;| ををー | #160;|∧ エロ要員は、情報とは自分の外に在る生のデータで、 |_|・*) 知識とは得た情報を取捨選択し、必要・重要・有用であると |軍|.o 判断したものを記憶して取り込んだものというイメージですた・・・ | ̄| """""""""" 121 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 43 42 ID ??? 96 98 どもどもでは続けます 101 だよもん的には 「どこそこで足音が聞こえた」「戦車が何両が北へ移動中」「~に敵散兵5」 は全部同じデータですねぇ て言うかもとめられてるデータと用途が違うでしょうがw 123 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 43 48 ID ??? 114 すると 情報:加工前の生 知識:お料理済み 教養:お料理うんちく 知恵:料理と人生 こうですかねえ 125 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 44 37 ID ??? 101 まぁ、自動車の設計現場でも個人の知覚データは、重要な意味合いを持つケースも多いので、 間違っては居ないかも。 126 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 44 40 ID ??? 114 知恵・・・上記3種類の変換方法スキル。うまい人ほど、少ない情報から、使える知識を選び出し、教養の引き出し口が増える。 これは知恵というより要領ではないかな? 知恵は漏れ的には「用途によって教養から無駄をそぎ落としたもの」って位置づけだ罠 いわゆる「おばあちゃんの知恵」みたいに「なんでそうなるかは分からないけど、こうやれば絶対にこうなる」ってなの 138 名前:名無し猫又友の会 ◆d/Ss304xco [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 47 44 ID ??? 94 インテリジェンス関連の本はただいま積読中… なので前もって頭の中を整理しておきたいであります。 レスは出来ませんが読んどります。 120 全体がカリカリなのではなく、 端っこだけカリカリ。 これぞ我がジャスティス。 151 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 50 15 ID ??? 130 要領は技能で、知恵は情報だと思うんだが 154 名前:まこたん ◆XqO.D6uhjQ [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 51 19 ID ??? 情報工学の「情報」は、情報として流れるデータの質には無頓着なものですから あまり話せるネタがありませんねえ(´・ω・`) 156 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 52 10 ID ??? インテリジェンス関連で一般生活に生かそうとするなら、 「情報セキュリティ読本―IT時代の危機管理入門」や 「企業危機管理 実戦論 (文春新書)」 が双璧。 この辺りの実践法則を孫子やインテリジェンスから引き出せる人が、まさに知恵のすごい人じゃないかなーと思う次第。 158 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 52 31 ID ??? 121 引っ掛けたかったのは、抽象を抽象として扱う場合の用語と抽象を具象として扱う場合の 用語で、日本語は特に使い分けしてないんじゃないの?って点です。 「どこそこで足音が聞こえた」というデータは観測点に関しての情報がはっきりしているので 確度が低くとも意味を持ちうるんですが、そのデータを観測した主体についての情報が はっきりしていない場合は意味を持たない(規格化して具象に落ちてない)んじゃないかと。 つまり、「いや今天神市場にいると思うんだけど、右に赤提灯が見える」ではデータにならないと。 「赤提灯を正面に見て右に●●、左に○○が見える」ならデータになりますが。 160 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 52 35 ID ??? 146 経験から直接、ないし単純な展開→知識分類 経験を大幅に加工、ないしは応用的展開→知恵 というように感じましたよ>分類 150 類型のキャラを状況に落とし込んで使ってるんだな、と感じました。 区別可能で十分役割を達成しているという意味では。 167 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 54 02 ID ??? 156 人間には、公理演繹思考の主と、 単純な因果律なら大丈夫な人と、 状況と感情こそが事実な人がおりますでのー 168 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 54 03 ID ??? 154 逆に情報工学って、情報内部の事項の相互関係の結びつきについての研究はまだまだだなぁ、と思う次第。 特許の仕事には情報工学が全然使えやしねぇ。とほほ 169 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 54 27 ID ??? 114 「知覚がない」というのが情報になる場合があるんですね。例えば「いつも来る猫が来なかった」というのは 情報です。 183 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 56 50 ID ??? 146 手元にある「D&Dがよく分かる本」では、 「空から水が降ってきたとき 知識はそれが雨と言う現象だということを教え、 知恵はどこかに雨宿りしないと風邪を引くであろうことを教える」 とあったりする 184 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 56 51 ID ??? 171 それが、特許の世界にはなかなか降りてこない・・・。 おかげで、特許分野の分析って、とんでもなく分析単価が高いのですよ。 (相場の目安としては、探偵料金の5割増し、とお考えください。) 189 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 58 20 ID ??? フォーマットに乗ってこない情報は無視されやすいってことですね 158 195 名前:整備兵@携帯[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23 59 41 ID ??? 94 我が社的には、「情報見積」は別の用語になるので、誤解を招く恐れが・・・ 197 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 00 05 ID ??? 184 資料のつながりあい研究でされていたのは、 マップを作って、ひたすらつながりあいを可視化していました。 だから特許の「その特許の目的」情報まで洗い出せたら、 目的同士をつなぎ合わせて可視化したら、 まあ、個人的財産にはなるんじゃないか、と ビジネスマンの耳にビジネス念仏唱えてますね、わたしw 189 フォーマットの載せるだけでも意味あります。 ラベルがついていると検索が楽になります。ラベルをつける人の主観に拘束されやすくもなりますが。 検索エンジンの開発者は面白い体験的知識を持ってるんじゃないかなあ。 193 いつ感想を書こうかと、オロオロしてたんでこれから読んできますw 203 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 01 37 ID ??? 183 私の場合、「上からの水は雨という現象」と「上から雨が降ると濡れる」と「濡れると風邪を引く」と「現在、風邪を引くと今後の行軍に支障が出る」 という知識を組み合わせられる人が知恵のある人じゃないかな、と思う次第。 むぅ、自分の知識と知恵をもっと鍛える必要がありそうです。 219 名前:カードのまにあ ◆p66HcwP3Ks [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 04 37 ID ??? 197 >だから特許の「その特許の目的」情報まで洗い出せたら、 やってくださいー、って、知り合いの情報学の大家の教授をたきつけて会社を興してもらいました。 まだまだですけど、がんばって欲しいです。アイマスのログを分析するだけで、2ちゃんねらーの脳内百合妄想が自動的にグラフ化できるようにしてください!! って、3年以上前からお願いして居るんですが、なかなか・・・。 236 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 07 48 ID ??? 219 ああ(なるほど、サイエンスZEROの取材の応じたのはその人だな) これはどんな情報でしょうか?w 246 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 10 17 ID ??? 158 ぬーあなたの定義で言うデータはだよもんの定義の場合はどちらもデータなんですよねぇ まあ、信頼性と確度の問題で後々切り捨てられるでしょうが つまり、「いや今天神市場にいると思うんだけど、右に赤提灯が見える」ではデータにならないと。 「赤提灯を正面に見て右に●●、左に○○が見える」ならデータになりますが。 上でも少なくとも『赤提灯の見える位置には居る』ということは分かりますし。 下のほうはEEIとして利用できますがw 250 名前:ミーくん ◆3Y7FF0oA1A [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 10 42 ID ??? 意図・目的をきちんと説明してから情報収集に当たらせるような上司の下だと働きやすいですよね~ 273 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 15 14 ID ??? 195 うんむー、といいつつ身内の資料を根拠にするわけにも・・・・・・・ 250 というか、意図目的を定義せずに情報資料を集めることが可能なのだろうかw 282 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 16 38 ID ??? 273 とにかく情報を集めて来い(しかも語外に俺にとって有用なものだけ) そして教えろ(露骨に俺が今必要とするものだけ) という態度の人はいますよ。 それは目的の把握から分析まで、みんな俺がやるのかって話ですがw 284 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 16 41 ID ??? とりあえず5W1Hくらいはフォーマットとして必要 実際の現場では訓練した人間からのUPでも欠落します それは複数の情報源の組み合わせで推測して補完 フォーマットが決まっていないと、何が欠落しているかさえ分からなくて困ります その上+フォーマットにのらない「付記」を考慮で判断 最初からチェックシート作って放すのが正確な調査のためには必要です チェックシート以上の精度を求めるなら、観察者に訓練が必要だが高価 292 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 18 06 ID ??? あ、そうか情報をインテリにすればいいのか 情報見積は「こうなると予測される事項」でいいですかね 整備の人 318 名前:整備兵@携帯[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 24 03 ID ??? 273 身内の資料を出すのはアレですが、少なくともバッティングが起きないように気をつけて欲しいところです。 ちなみに、情報見積はintelligence estimateでしたか。 358 名前:整備兵@携帯[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 33 00 ID ??? 292 だから、どこかでは「情報見積」は一般名詞ではなく固有名詞だと小一時間・・・ 単なる「見積」では用語としてご不満ですか? 407 名前:だよもん星人 ◆V2ypPq9SqY [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 47 25 ID ??? 358 あー 見積もりでOKです……orz 此処でこんなことする前に普通に自分が勉強しないといけないですねぇ・・・・・・ 410 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00 49 05 ID ??? 407 勉強の過程でわかったことをもらしてくれるとうれしいですw 408 さあおいで、今夜も可愛がってあげる。
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「また君を……。」の続き。 原作ルルーシュ転移。 帝都の休日系世界線。 生まれ落ちた場所は。 箱庭と呼べる世界だった。 衣服も。 物も。 住むところも。 身の回りにある総てが。 自身の為だけに用意された世界。 何一つとして自らの力で手に入れた物ではない、ただ与えられただけの環境。 管理された幸せと無情の愛を本当の幸福だと信じながら。 仲の良い兄弟達と笑い、遊び、喧嘩した日々。 そこに存在していた総てが。 無自覚な悪意を振り蒔く大人達によって作られていただけの偽りの優しさとは知らず。 ただ……、ただ安寧のままに時を過ごしていた。 だが――。 いつまでも続いていくのだと思っていた平穏な箱庭世界は。 その環境を作り出した無自覚な嘘に塗れた大人達の都合によって形を失い。 やがて。 壊れ行く。 “弱者に用はない” なぜ母を守らなかったのか? 起きたことに対する家族としての当然の抗議を、その男は一言の下に切り捨てた。 訪ねた相手は自らの父であり、訪ねたのは父の子である自分だというのに。 『くだらぬ。お前はそんなことを伝えるためにブリタニア皇帝の貴重な時間を割かせたのか? 愚かしい。我が息子ながら何たる愚かしさよ』 そのたった一言に、幼い心は如何ほどの傷を負ったのだろう。 あの男にとって自分など居ても居なくてもどうでもいい存在。 幾らでも替えの利くただの政治道具。 その時より俺は男を父として見なくなった。 例え真意がどうであったにせよ。 子を、家族を護らぬ男が父親であるはずがない。 冷たい目をした男への憧憬は消え失せ。 俺の世界は灰色に変わっていった。 そんな冷たい男に何も知らぬまま総てを奪われ辿り着いたのは遠い異国。 そこには、一人の少年が居た。 少年は箱庭世界から放り出されてしまった俺と、心と体に大きな傷を負った妹を暖かく迎え入れてくれた。 味方などいない。 この世界の何処にも。 信用できるのは血を分けた我が妹だけ。 それがこの世界の不変の理なのだ。 あの時。 少年と出会うまでの間、ずっとそう考えていた。 世界に覇を唱えんとし、その実は自分達こそが誇大妄想に取り付かれていた勝手極まりない大人達の“侵略”という行いは、この異国に於ける自分と妹に悪意となって返っていた。 侵略者の子。 呪われた皇子と皇女。 人質。 住民達が持つ感情は至極当然の事だろう。 罪なき者を、その地で平和に暮らしている住民達の国を攻め滅ぼし殺戮を続けるあの男の血を持つ子供がどう思われるかなど、容易に想像が付く。 それを単純に敵だと思えたのは、今にして思えばきっと幼さから来る反発もあってのことだったのだと思う。 しかし。 そんな中にあってもたった一人だけ偏見の目で視ることなく受け入れてくれたのがあの生涯の友となった少年であった。 暑い夏。 晴天の下で出掛けた砂浜で魚釣りをした。 自分と身体が不自由な妹と、そして少年の三人だけで。 少年との力比べで己の貧弱さを改めて思い知らされたのもその時だ。 自分よりも力のない妹。 何もできないと思っていた妹よりも釣り竿の扱いが下手だと思い知らされたのも。 『くそっ。なんなんだこの釣り竿は』 自分の要領が悪くて真っ直ぐ飛ばせないだけだというのに竿の所為にして少年に笑われたり。 『次こそは君に勝ってみせるぞ』 『負けず嫌いなやつだなあ』 『それがお兄さまですから』 結局自分は0で少年と妹は8匹も釣れて。 それが自分の負けず嫌いを大きく刺激したり。 何でもないことだったけれど。 あの男の箱庭にいた時よりもずっと充実した……、生きている……。 そう、生きていることを実感できる。 そんな毎日。 少年と共に作った。 少年と妹の三人で作り上げた優しい日常。 追いやられた新天地にて見つけた自分達の新しい居場所。 その未だ幼い精神では気付く事無き本当の優しさの中で、俺は短く儚い幸せを知ったんだ。 本当の幸せとは何もない日常の中にこそ存在していたのだと。 物が無くとも。 お金が無くとも。 父や母など居なくとも。 幸せという物は有ったのだと。 だが。 その小さな優しさと居場所さえ、この冷たい世界と大人達は奪い去る。 ただ静かに生きたかった。 ただ自らの居場所を護りたかった。 それだけを望んでいたのに子の心など顧みることのない大人達は心配していると言いながら平気な顔をして平穏を壊し略奪していく。 どうして奪う? なぜ壊す? 何もしていないのになぜ世界はこんなにも多くの悪意を振り向けてくるんだ。 そんなにも悪い事なのか? 小さな幸せを手に入れたいという願いはそんなにも望んではいけない程の大それた願い事だとでもいうのか? まるで自らという存在を拒絶するかのように奪われていく幸せな時間。 お前に幸せは必要ない。 お前とお前が護ろうとする者総てはこの世界に生きる事を許さない。 世界より突き付けられし冷たい刃はただ何も語らずその意思のみを示し続けてきた。 ならば……。 ならばそんな世界は要らない。 そんな冷たい世界は……。 ただ静かに生きようとする権利さえ剥奪するような世界は……。 俺のこの手で 息の根を止めてやるッ! そして大切な人達の為に真の優しい世界を作り上げる。 幸せな時を焼き尽くし破壊していく戦火の中で立てた誓い。 そこから……総ては始まった。 だが……そうやって歩み走り続けたその先で知る。 その決意は。 その決意と自らの意思は。 自分達を排除したこの世界と。 偽りの優しさを押し付けてきた嘘塗れな醜い大人達と。 ――なにひとつ変わらない身勝手な考えでしかなかったのだと。 ねえ…… ゼロって…… 弱い者の味方なんだよね…… なら…… なんで ――――私のお父さんを殺したんだろう―――― restart 憎しみに囚われて突き進むが余り、自らが否定した大人達と同じ事をしていたことにさえ気付けなかった。 『お父さん、優しくて……』 憎しみは。 『私っ、ぶたれたこともなくてっ……』 憎しみを生み。 『なんにも悪い事……、なのに……、どうしてっ……?』 憎しみは。 『なんでお父さんっ……わたしっ……、』 大切な者をも。 『いやっ……いやァァァァァァ――!!』 ――傷付ける。 簡単に分かる筈の法則にすら。 曇り淀んだ己が眼では……、気付なかった……。 護ろうとした物がこぼれ落ちて行く。 作りたいと思う世界とは真逆の世界が見え始める。 くすぶり続ける憎悪に身も心も支配されながらエゴを押し付ける身勝手な王となった俺は、数多の命とそこにある日常を奪い。 壊した。 失われる命の数だけ憎しみは増大し。 肥大化し行く人々の憎悪は更なる悲劇と戦火を産む。 終わる事なき憎しみの連鎖の果てに残っていたのは、孤独という名の牢獄だけ。 優しさの代りに憎しみを、生の代りに死を振りまき続けた自らには相応しい牢獄の中で、漸く気付いた己が過ち。 自らが戦いを起こさねば。 理を曲げる力を憎しみのままに使い続ける事をしなければ。 失われる事はなかったであろう多くの命。 “王の力は人を孤独にする” 魔女の忠告通りとなった自らを取り巻く環境は愛した者さえも失われてしまうという冷たく暗い深淵の世界だった。 そう、日常に生きていた優しい“彼女”を。 いつも眩しい笑顔を浮かべていた明るい彼女を。 俺は……、奈落の底へと突き落としてしまった。 彼女の肉親の命を奪い。 彼女を深く傷付けただけには飽きたらず。 遂には――。 彼女自身の命さえも。 奪う切っ掛けを作り出した。 かつての俺と同じ平穏な世界で生きていただけの彼女を巻き込んでしまったのは、誰あろう彼女を愛した自分自身。 恨まれてもいい。 憎まれてもいい。 いや……。 寧ろそれをこそ望んでいた。 大切な者を奪った俺を憎み抜いてくれ。 君の抱いた憎しみでどうか俺の存在を抹消してくれ。 自らの望みを優先して世界を巻き込んだあの大人達と同じ汚れた血の流れるこんな俺を……。 君の手で……。 いつしか、あの大人達に負けないくらい身勝手な人間と成ってしまった俺は知らずのうちに望んでいた。 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアという存在を、未来永劫に憎み続けて欲しいと。 俺は彼女が好きだった。 いつも俺だけを見てくれていた彼女が。 いつも傍に居てくれた彼女の事が。 だから俺は俺を許せなかった。 大好きな彼女から総てを奪った俺自身を。 好きだからこそ憎まれていたい。 好きだからこそ俺のような人間を好きで居続けてくれることに堪えられない。 憎まれる人間で有らねばならないのだと分かっているからこそ。 せめて君にだけは愛されていたいと思う気持ちとは裏腹に。 世界中の人間に許されても。 君だけには許されてはならないのだという相反した思いを抱く矛盾に塗れた俺を。 世界で一番大切な君から。 君の大切だった物全てを奪い去ってしまった。 愚かで。 身勝手で。 醜くて。 救い様のない程の卑怯者であるこの俺を。 彼女はそれでも 消え行く命の狭間にあっても こんな俺を 身勝手を極めてしまった愚かな男を その無限とも言える大きな愛で ただ……優しく……。 包み込んでくれた……。 * ……ル …ルル ルルってば 「ん――」 遠くから、それでいて直ぐ近くから聞こえた声に。 暗く閉ざされていた視界が開かれる。 幼き頃より歩んできた道程を映すスクリーンが消え。 もう居ない筈の彼女の姿が視界の先に現れた。 長く伸ばされた艶やかな栗色の髪。 いつも俺を映してくれていた薄い緑色の瞳。 それは、この腕の中で息を引き取り。 もう二度と会うことが出来なくなってしまった少女の姿だ。 嘘か本当かの確認さえ不可能な死後の世界とされる場所。 Cの世界には居るかも知れない彼女が。 此処に居る。 ということは。 この身が無事に死を迎えられたという事なのだろうか? ……。 嬉しい……な。 死後の世界があるなど半信半疑であり信じていなかったが、例えこれが幻であっても俺は嬉しかった。 君ともう一度再会できたのだから。 「迎えに来てくれたんだね……」 死の間際に観るという幻でもいい。 世界の悪意が作り出した偽りの君であってもいい。 君にもう一度触れたい。 ただ、もう一度だけ、君に触れたい。 「え…? ちょ、ちょっとルル……?!」 いいじゃないか。 俺は君を失ってから、ずっとこうして君と触れ合える瞬間を夢見てきたんだ。 心行くまで君と触れ合いたいという俺の想いを。 どうか理解してほしい……。 シャーリー……。 ――ゴホン。んっ、んんっ…… 五月蠅いな いまシャーリーとの再会を喜んでいるところなのに── ゴホンっゴホンっ! いい加減にしろ五月蠅いぞっ! ランペルージ君っ、君は私の講義がそんなにつまらないのかねっ?! * 突如として響いたのは怒りの色を帯びた声。 夢見心地のふわふわした感覚が薄れ、止まっていた思考が急速に加速していく。 ぼやけたセピア色の世界が消え行き、戻ってくるのは色彩豊かな景色。 「ん……」 色を取り戻した景色の中に見つけたのは、顔を真っ赤にしたシャーリーの姿だった。 「シャー、リー…?」 「ル、ルル……」 俺の手はその彼女の右頬に触れていて……。 「聴いているのかねランペルージ君ッッ!」 再び響いた怒声にシャーリーの頬から慌てて手を離しつつ、折り曲げ伏せていた身体を素早く起こした。 「春先だからといって気が緩みすぎだぞッ、それも名門中の名門たる我がアッシュフォードに中途編入した分際で堂々と居眠りとは貴様私を舐めてるのかっ!?」 怒りを露わにする“アッシュフォード学園大学教授”。 クスクスと聞こえる笑い声。 「も、申し訳ありませんでしたっ…、」 (夢……だったのか……) 遠い…… とても遠い日の……夢。 本当は一年にも満たない過去の話だというのに、もう何十年と昔のように感じてしまう“あの頃の”夢。 ふと隣を見遣ると、まだ頬を赤くしたままのシャーリーが此方を気にしている。 血の海に沈む青白い顔をした彼女ではない、正真正銘生きているシャーリーの頬は生気に溢れていた。 どうやら俺は――居眠りをしていたようだ。 * 昼休み。 「ル~ルく~ん、チミは一体どんな夢を見ていたのかね~? んん~? ほれほれ~正直に言ってみ~」 講義中の居眠りに続く失態を近くで見ていたらしい友人がしつこく問い質してくる。 「だから夢など見てないと言ってるだろ」 外側に跳ねている青みがかった黒髪の少年。 友達という関係を築いてよりまだ一年と経っていないがその性格も口癖も俺は良く知っていた。 貴族相手の非合法チェス勝負では散々一緒に金を巻き上げた。 修学旅行を休まざるを得なかったときには花火で迎えてくれた。 楽天的でお調子者で遊びの天才。 生徒会では書記を務め、恋には一途。 いつも周りに気を配ってひっそり生きる俺の学園生活に色を添えてくれた得難き友達――リヴァル・カルデモンド。 だがそれは、飽くまでも似て非なる別人の話だ。 今目の前にいるのはかつての俺と友達だったリヴァルとは違う別の軌跡を辿ってきたであろうまた別のリヴァルなのだから。 無論、彼だけではない。 凡そ此処に来てから知り合った総ての人が、俺の知る人達とは別の人間だった。 (新世界……か) 死を迎えた先に広がっていた平和な世界。 来ないと思っていた、来てはならないと思っていた明日。 日本とブリタニアが同盟を結び歩む戦火なき優しい世界。 俺はいま、そんな優しい世界で新しい人生送っている。 (みんな同じだ……あの頃と……) リヴァルはお調子者で、ミレイ会長はお祭り好きで、ニーナは研究が好きで。 そこに生きる人達との触れ合いは、まるであの学園生活の続きのようにも思え毎日が楽しかった。 そして、彼女は……。 「誤魔化すなよ~、シャーリーにあんなことしておいてさぁ」 「だからあれはシャーリーの頬に何か付いていたからとってやろうとしてただけだと何度も説明しただろう」 シャーリー・フェネット。 向こうで俺が好きだった……俺のような自分勝手な男を好きでいてくれた心優しい少女の存在に、どれほど俺は救われたのだろう。 (運命……なのかな?) スザクの手に掛かり死んだ筈の俺が富士の樹海にいて、そこを調査に訪れていた彼女の父ジョセフ・フェネットに拾われたのは、果たして偶然だったのだろうか? 俺がナリタ連山で命を奪ってしまった彼と同一の人間に拾われ、俺が愛したシャーリーと再び出逢う。 (まるで……。そうまるで導かれるように俺は彼女と再び出逢った) 出逢い、そしてもう一度恋をした。 連れて行かれたフェネット家は、いまジョセフの仕事の都合で東京に居を構えている。 地質学の第一人者として、日本や東南アジアの国々から様々な調査を依頼される為に此方へ引っ越してきたのだという。 ブリタニアよりも遥かに多くのサクラダイトが埋蔵されている日本の地質調査は枚挙に遑が無い。 その為国内の学者だけでは到底手が足りないとして同盟国や友好国の地質研究グループにも積極的に呼び掛けては日本への招聘を行っているらしい。 妙な話だが、日本が地質学者の出稼ぎ先と成っているような状況だ。 ジョセフはブリタニア政府から幾つもの地質調査を命じられて成果を上げてきた人間であり、調査グループの長も勤めている関係からいの一番に声が掛かっていた。 ブリタニア国内での大きな仕事を終えたばかりで暫くの間はフリーとなっていた処に政府筋より声が掛かり、日本行きが決定したと聞いているが。 『私は仕事の関係で家を留守にする事が多くてね。娘にはいつも寂しい思いをさせているんだ。そこで提案があるのだが、良ければこのまま家で暮らさないか?』 富士の樹海で出逢った時に記憶喪失であると偽った俺はジョセフに引き取られていたが、日本を拠点にフィリピンやインドネシアなどへも仕事で飛んでいる所為か、あまり家には帰れないという彼はこのまま家の子にならないかと提案してきたのだ。 当初は迷った。 世界の迷い子である俺に居場所はない故その申し出は大変嬉しかったのだが、本当に良いのだろうか? 多くの人の命を奪い人生を壊してきた俺が、今更居場所を与えられてぬくぬくと平穏に生きるなど許されない事ではないのかと。 しかし、結果として俺は思い悩んだ末にジョセフの提案を受け入れる。 その動機と成ったのは、やはりシャーリーの存在だった。 向こうで護れなかった彼女と同じでいて、非なる彼女。 だが、世界は違えどやはりシャーリーはシャーリーだ。 明るくて、父が大好きで、水泳部員で、生徒会の……大学では学生自治会の一員。 ジョセフに引き取られた日。つまり世界の迷い子となったあの日からずっと観てきたが、なにひとつ違わず俺の知るシャーリーと同じだった。 声も、性格も、怒った顔も、“記憶喪失”な俺を気遣ってくれるその優しさも。 魂を同じくする者故にとでもいうのか? 俺はかつてと同じ様に、再び彼女に惹かれていった。 だが、その想いを伝えることが出来ないでいる。 それはいま抱いているこの想いがシャーリーに向けられた物なのか? それとも“彼女”を意識した物なのか? 自分でも良く分からないからだ。 “彼女”の影を引き摺っていたことは確かだ。 シャーリーと“彼女”は同じ存在なのだから。 故にこの気持ちが“彼女”への想いを前提としたものであったならば、それはシャーリーに対する侮辱であるとして伝えることを躊躇してしまうのだ。 シャーリーと再び出逢い自分の想いを再確認したからこその悩み。 袋小路に陥った想いをどうすれば良いのか? この答えを持つ者は他ならぬ自分自身でありながら、俺は自分で答えが出せないでいた。 「そうやって隠すと? はいはい分かった分かりましたぁ。はぁ~あ、いいよなぁ~お前は。そう暢気に構えてられてさぁ」 軽い調子で言ってくれるリヴァルだが、俺の事情を知らない彼には想像も付かないだろう。 好きである女性が同じ女性であるからこそ伝えられないで居るこの悩みというのは。 だが同時にリヴァルの抱えている悩みも俺には想像できない物だ。 「まだ、諦めてないのか?」 「まだっていうかさ、そう簡単に諦められる訳ないだろ……。無理だぁ~、不可能だぁ~、ってのは分かってるんだけどさ。なんていうの? ほら、ゴールインするまでは~ってやつ?」 「そこまでの想いがあるのなら告白くらいはしたらどうだなんだ。してはいけないという法律もないし心は自由なのだからな」 自分の事は差し置いておきながら俺は平然と言い放つ。 どこかで彼の出す答えを求めているのかも知れない。 答えを出すことが出来ない彼がその答えを自身で出したとき、自分が追い求める答えへもまた辿り着けるのではないのかと思うから。 そう、リヴァルもまた恋をしているのだ。 しかしその恋は越えようとしても越えられない大きな壁によって阻まれた、成就させるのが殆ど不可能に等しい恋。 それは彼自身が良く理解しているようだが、それでも想いを断ち切ることが出来ないでいるらしい。 「馬鹿、無理に決まってるだろ。相手は公爵家令嬢で、それも幼少の砌より決められた婚約者まで居るんだぜ? その婚約者ってのが――」 “ルルーシュ殿下なんだぞ?” リヴァルが想いを寄せている相手。 それはアッシュフォード公爵家のミレイ・アッシュフォード公爵令嬢。 此方でも同じく先輩・後輩、会長・書記の関係だったらしい、あのミレイ会長だった。 友達になったばかりの頃に恋の悩みがあるという話を聞いたときから予想はしていた。 相手はきっとミレイ会長だろうなと。 「どんな裏技を使ったら平民の俺の割り込む余地があるっていうのさ……」 無論この恋は実らないだろう。 最初から諦めるというのは嫌いだが、どう足掻いても不可能な事は存在する。 かつての世界ではブリタニアを壊すとまで決意し、結果壊してしまった俺であっても、制度の枠内から物事を打破するのは容易ではないと知っている。 植民地人――イレヴンという立場に在りながら実力と謀略でラウンズにまで上り詰めた俺の知るスザクが内側から国を変えようとして変えられなかったように。 『枠内』、という物に収まっている以上は、所詮それなりの処までが限界なのだ。 出来ればバックアップする形で彼の恋の成就に力添えをしたいと思っている。 俺も伝えられない想いを抱いている関係上他人事であるとは思えないし、なにより友達だから。 しかし、この世界でも変わらぬブリタニアの国家としての形、枠がそれを許さない。 言わずもがな、神聖ブリタニア帝国というのは大きく分けて13の階級より成り立っている絶対的階級制国家だ。 細かく分ければさらに多くの階級が階位内に存在する程の厳格さを持つ……。 市民生活、給金、仕事。 ありとあらゆる方面で階級によって固定化された『枠』が存在している。 ミレイ会長は高等部在籍時は生徒会長。大学進学後はアッシュフォード学園学生自治会長として学園内では貴族・平民の区分無く誰とでも付き合ってはいる物の、一歩外に出ればブリタニアの大貴族――アッシュフォード公爵家令嬢としての身分を持つという、本来平民のリヴァルでは接することさえ不可能な身分差のある相手だ。 第1階位Commoner(平民)と第2階位Knight of honor(武勲侯)第3階位Knight(騎士)この範囲内ならばまだ可能だ。 1階級上の武勲侯、2階級差の騎士。ここまでは努力次第では平民にも到達できる場所である為に、世間的にも制度的にも婚姻関係を結ぶに当たっての壁となる障害はほぼ皆無。 しかし3階級上の第4階位Baron(男爵)からは状況が一変して、目に見える形で貴族と平民の壁が立ち塞がるようになるのだ。 更に言えば同じ貴族内でも第5階位Viscount(子爵)と男爵の力関係が雲泥の差となって表れるように、男爵とそれ以下では完全な別枠扱い。 上に行けば行くほどに階級差による権力の固定化と力の差は大きくなり、細分化された同一階級の中でも第6階位Earl(伯爵)の上位まで進むと最早平民との差は天地の差といっても過言ではない程の開きとなってしまう。 俗に言う大諸侯とは領地持ちの第7階位Margrave(辺境伯)以上を指すが、広義には上位伯爵からそう呼称しても問題は無い処に此処からもう一つ大きな壁が存在していると言えた。 そしてミレイ会長のアッシュフォード家第9階位Duke(公爵)と、第1階位平民リヴァルとの間には都合9階級にも及ぶ絶望的な壁、『枠』が存在している。 大貴族と平民が結ばれるという創作上の物語はあっても、現実で結ばれる例は基本的に存在しない。 ブリタニアの階級制度が内包する厳格さは、世界が違うとは言えあの国の皇族であった手前良く知っていた。 その俺が言う。 この枠を崩すのは実質国を破壊するような行為だと。 平和な世界で皇族・貴族・平民が手を取り助け合っている理想的な国となっている以上、枠の破壊や制度の転換など百害あって一利無し。 では、枠の中で有り得ぬ前例を作り出せるのかといえば、これもまた『否』だ。 例外的に平民出身の皇妃マリアンヌが居たが、彼女の場合はその騎士としての天性の素質を発揮し、軍内部兼階級制度の枠内にて一代限りの選ばれればだが例外的に特進可能な第11階位Knight of Rounds(ナイト・オブ・ラウンズ)にまで上り詰めたうえに、日本で言うところの【ブリタニア五・六事変】または【ブリタニア5月クーデター】。 1997年5月6日に発生して多くの犠牲を生んだ通称【血の紋章事件】において、現在在位中の第98代帝シャルルの側に付き、反乱軍に加わっていた当時のラウンズを幾人も討ち取るという功績を挙げていた。 その戦いの中でシャルルとの信頼を築き上げた彼女は第1階位平民からの第12階位Imperial family(皇族)という、軍や警察、会社での階級とは違い、基本的に変えることが出来ない国家制度としての階級に於いて11階級特進をやってのけたのだ。 あの自分勝手な大人代表の母を知る者としては英雄視されているマリアンヌの本当の顔が気になったが。 とにかく、例え平民でも国家の英雄ともなれば話が違ってくるという前例でもあったわけだ。 だが、この例を持ち出すのは無意味にも程がある。 何故ならば、リヴァルは英雄でもなければ天性の素質を一つたりとも持ち合わせていない、正真正銘ただの平民にして大学1回生なのだから。 これでは前提条件からして破綻していた。 しかもリヴァルのライバル……悪いが、彼ではライバルにも成れないであろう、俺と同一の存在にして別人な彼。 神聖ブリタニア帝国第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアがミレイ会長の婚約者として立ちはだかっていた為に、勝ち目はゼロに近い。 天文学的数値を持ち出せば或いは可能性を見出せないこともなかったが、ブリタニアの国家制度である階級の『枠』がその僅かな可能性をも潰していた。 もちろんこの枠から脱する方法は非合法ながら幾らか存在する。 その一例としては、ミレイ会長が公爵家令嬢という身分を捨ててリヴァルと駆け落ちし、アッシュフォード公爵家の手が届かないところまで逃げるといったものだ。 深く愛し合う男女の逃避行。 匿ってくれたり支持してくれたりする人間とて何処かに現れるかも知れない。 そうして逃げた先で全てを忘れ別人として生きる。 別人として生きたことがある経験上、逃避行その物は成功確立0ではないと個人的にはそう思う。 但し。 これにはたった一つにして最大の前提条件が必要だ。 (ミレイ会長がリヴァルに好意を抱いてくれているのならば、なんだがな) そう、これは会長がリヴァルと両想いであり、そこまでの覚悟がリヴァルに有った場合を前提とした話。 しかし、聴くところに依ると残念ながら会長の心はルルーシュへと向いているようだった。 生憎鈍いという表現の塊みたいな彼の方は会長のアプローチに気付いて居ないという専らの噂だが、彼も自らの婚約者であり、長き時を同じ学舎で送り続けている彼女を嫌ってなどいないだろう。 自分で言うと自惚れているようにしか聞こえない物の、ルルーシュは聡明で思慮深く何でもそつなくこなしてしまう相当優秀な男だ。 リヴァルとシャーリーが学生自治会に所属し、彼もまた同組織に所属しているという関係から彼の話題は良く上がる。 現役の学生皇子様なのだから興味を持つのも話題に出るのも当然と言えば当然であったが。 彼等以外でも他の学生の話やシャーリー伝手でジョセフが面会したりすることもあって彼の人となりを伺い知る機会は多く、様々な話しを総合した結果99.9%リヴァルの勝ち目は無いと断定せざるを得なかったのだ。 (ふ……、俺が俺を評価する。これほど奇妙な事もないな) 「な~にをニヤついてんだこの殿下のバッタモンは~。俺が悩んでるのがそんなに笑えることなのかよ~」 「あ、ああ悪い。ちょっとした思い出し笑いというやつだ。気にするな」 最初の頃、アッシュフォードに編入となった俺は当然出だしからで躓いた。 高校も通ってない扱いの俺が超が頭に付く名門のアッシュフォードに入れるわけがないからだ。 この世界に戸籍なんてないただの記憶喪失者。それが俺という存在。 大学への編入には高卒という学歴が必要。基本的にであって全ての大学で必要なのでもないがしかしアッシュフォードという名門中の名門に入るには……まあ、言うまでもない事だ。 ではどうやって編入されたか? それは他でもない政府筋にまで顔が利くジョセフのコネと当のアッシュフォード公爵家のゴリ押し。 正確には俺の存在を知ったミレイ会長の「面白そう」の一言で、編入可能となったのだ。 あの会長のことだ、恐らくは駐日ブリタニア総領事を勤める祖父にでも頼み込んだのだろう。 「殿下そっくりな人間が居て面白そうだから入れてあげたい」などという軽い感じで。 もちろん編入に当たってはIQテスト、アッシュフォード及びコルチェスター高等部卒業程度認定試験、アッシュフォード学園大学編入試験、等々の通常の入学や編入とは異なるより高いハードルをクリアしなければならなかったが……。 無論俺はクリアした。これでも勉強には自身がある。 唯一この世界の歴史についてだけは不安があったが、それもジョセフの所有する歴史書を読みあさり、日本の国立図書館通いが成果を上げて見事合格ラインの点数を取ることが出来た。 そうしてアッシュフォード学園大学への編入資格を得て編入となった訳だが、言うまでもなく大騒ぎになった。 『で、で、で、殿下っ! 殿下が二人ィィィィ!!』 『う、うそ~マジ!? そっくりってレベルじゃないわよこの人っ!』 まあ、想定内の反応だった。 髪型、虹彩、慎重、体つき、声。 総てが双子かと思われる程にそっくりだとくれば騒ぎにもなる。 しかもそっくりな相手が世界最大の超大国神聖ブリタニア帝国の第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとなればな。 だがこの世に二人も同じ人間は存在しない。 そして彼は双子ではなく正真正銘一人で生まれてきた。 では俺という存在は、ルルーシュ・ランペルージは何者なのかとなる訳だが、これもやがてはそっくりな他人ということで落ち着く様になる。 (世界に幾つもの例があるのは助かったが、確かに不思議ではあるな) この世に瓜二つな人間は三人居るという。 細かい部分を分析してもまったく同じの人間すら不思議なことに存在するのだ。 まあ世界全体で70億も80億も人間が居ればどこかしらまったく同じになる人間も出て来るだろう。 俺という存在はその非常に稀な例の一つとして認識されていた。 そもそも、それ以外に解釈のしようがないからだ。 この種の世界中に似たケースは幾つもあるという前例が後押しとなってくれたのは良かったのだが、万が一の確認としてDNA検査を強要されたときは焦った。 同一人物ならばこそまったく同じ型になる筈だから。 態々そこまでする理由は皇帝の隠し子なのではないかという疑惑が持ち上がったからだ。 言わずもがな98代帝シャルルは歴代のブリタニア皇帝の中でも最も多く妃を持つ恋多き男。 皇家の血を絶やさぬ為とする一夫多妻なのは当たり前だが、それにしてもシャルルが娶った女性は多いのだ。 無論のこと、その女性達との間に設けた皇子・皇女もまた総勢3桁に上るという前代未聞の人数。 となれば明らかになっていないだけで市井の女性と関係を持ち子を授かった事もあるのではないか? 次々に妃を娶り子を設ける程の超人的な精力を持った彼ならば、妃以外と関係を持ってもおかしくないのでは? といった、実に不敬極まりない話しが宮廷で持ち上がったそうだ。 多くの妃に取り囲まれて詰め寄られた本人は「絶対に無いっ!」と否定したらしいが念のためにと。 (皇子と似ているからとはいえ記憶喪失の平民相手に大騒ぎをするなど、向こうでは考えられない事だ) 採血をされたときに事の真相を話してくれた皇族の専属医という医者は面白可笑しく話していた。 平和なのだろう。皇帝も“あの男”とは比べるのも愚かな程に多くの人間から慕われているのだろう。 (父親か) …………ルルーシュが、彼が少し羨ましい。 偽りの愛ではなく、俺が終ぞ手に入れられなかった。触れることすらできなかった本当の父の愛を受けている彼のことが。 学生自治会の人間ではない俺は隠し子騒ぎの際に少し顔を合わせただけだが。 「身内の馬鹿騒ぎに巻き込んで済まなかった」と心から謝罪していた彼と顔を合わせた時、あまりにそっくりで鏡を見ているような錯覚を覚え彼と二人して驚いていたがただ一点、その瞳には憎しみの色が無い事に気付く。 誰かを憎悪しなくても良い環境で育ってきたであろう事を伺い知れるその事実に、俺は思わず問い掛けていた。 『ルルーシュ殿下は……陛下を……、御父上を愛しておられるのですか?』 問い掛けた自分を殺したくなるほど怖気の走る質問であったが、彼の答えを聞いてその怒りは霧散してしまう。 『ふん……。そうだな……。色々と騒ぎを起こしては親族から煙たがられているむさ苦しく迷惑な鬱陶しい男だが』 一度言葉を切った彼は逡巡しながらも言い切ったのだ。 “あんなのでも……大切な父上だから、な。まあ……、愛してはいるよ……” 少し照れ臭そうに「今のは誰にも言わないでくれ」と口止めする彼に、俺が感じたのは少しの嫉妬と言い知れぬ歓び。 “優しい世界に生きる俺は、歪んだ自己満足な愛ではない本当の愛をあの男から受けている” かつて夢見た場所に居る自分が羨ましくもあり微笑ましかった。 そして思う。 家族の愛を手に入れられなかった俺の分まで幸せになり、破壊と殺戮を繰り返してきた俺の分まで人に優しい君で居て欲しい。 君には幸せになる権利があり、そして民を幸せにする義務があるのだから。 悪逆皇帝である俺が出来なかった総てを君にはやって貰いたい物だと。 (ふ、考えても詮無きことか) 誰に望まれなくとも彼ならそうするだろう。 家族と民を愛し護るシャルルに育てられた彼なら。 採血の結果についてだが、幸いにも俺とルルーシュの型は完全一致しなかった。 非常に酷似した型で殆ど同一らしいが、細部において僅かな違いがあったらしい。 こればかりはどうしてなのか自分でもわからない事であったが、消えてしまった俺のギアスが何らかの作用を身体に与えていた可能性が拭いきれない。 (コードもギアスも、その詳細については未だ謎が多いからな) 此方の世界ではどれだけ研究が進められているのか不明なれど基本的にあの力は未知の物だ。 どうして相手の精神を操ったり出来るのか? あの力を生み出したというが、どうやって生み出したのか。それも人の手で。 総て分からず仕舞いだが消えて良かったと。 そう思う。 (もう、力が暴走することも。誰かの尊厳を踏みにじったりする事もしなくていいんだ) ふと、思い出したのは。 桃色の髪を持つ腹違いの妹のこと。 (ユフィ) ギアスの力を暴走させ、最後はこの手で殺害し貶めてしまったユーフェミア。 まだ会った事はないが、ブリタニア第三皇女たる彼女と平民である自分では相見える事もないと思っているが、当然、彼女もこの世界には居る。 (駐日ブリタニア大使補佐官か) 2018年から駐日大使に就任したコーネリアの補佐として共に来日したらしいが彼女らしいと思う。 学業よりも皇族としての勤めを優先する辺りが特に。 (……) ふと思った。 もしも、もしもだ。 もしも彼女と相見えるようなことがあったとき、俺は普通の対応を取れるのだろうかと……。 自分自身が手に掛けた彼女に。 望まぬままに命を奪ってしまった彼女に。 (まあ……出会うことなんて、無いだろうがな……) (………そういえば) ユフィといえば、とんでもない婚約発表をしていた事を思い出した。 予想だにしない事ばかりするのが彼女であったと覚えているが、あの婚約発表の会見には度肝を抜かれた。 もしも俺の親友だった向こうのスザクが観たら我を失いそうな程に。 会見その物は普通の婚約会見だ。 相手との出逢いから馴れ初めまで。 実に良くお似合いな雰囲気でお互い深く愛し合っている事をテレビ越しにも伺い知ることはできた。 だが、その相手がまさか―― (還暦の老――) 「おいルル聞いてんのかよ俺の話!」 「ん? あ、ああ聞いてるよ」 編入時から色々あった出来事を振り返っていた俺はリヴァルの声に引き戻される。 (…………) また……。 今度ゆっくり振り返ろう。 今はリヴァルの件もあるし。 俺自身の事でも頭がいっぱいだ。 あの頃の夢を……。 あの時の夢を見た所為か余計にシャーリーへの想いと“シャーリーへの想い”がせめぎ合っている。 同じだからこその悩み。 いつかは伝えられる日が来るだろうか? 今の俺が抱えている二つにして一つの。 一つにして二つのこの想いに、自分なりのケジメをつけられた時。 その時にこそ伝えられるだろうか。 『restart』 俺の再スタートは 新しいスタートは まだ 始まったばかりだ おまけ 「よし! 決めたぞルル!」 「なんだ、結論が出たのか」 声色からして何かしらの決意をしたようにも感じたが、どうするんだ? 「俺、勇気を出して会長に告白する!」 どうやら固めたみたいだ。 「頑張れ。告白するのはタダだし平民とはいえ学生自治会書記の立場にいる君なら会長に近い立ち位置だ。タイミングさえ合えばいつでも出来るだろう」 応援しよう。 あのルルーシュが相手では多分、いや絶対に大撃沈な気もするが、誰を好きになるかは自由だ。 「会長が卒業するまでには!」 (……) 「……俺は今すぐという感じで聞いていたんだが」 「いや~あはは、やっぱりいざとなると色々考えちゃってさァ~、振られたらもう絶望的だし学生自治会所属だから毎日顔合わせるわけでその後ずっと針の筵っぽくなりかねないしさァ。ルルーシュ殿下とも気まずくなったら怖いし……」 これは……駄目かも知れないな。 結局胸に秘めたままで終わらせそうなパターンだ……。
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550 :休日:2012/12/14(金) 21 05 51 自分なりに思うところがあって帝都の休日 加筆改稿版書いてみた。前のとは違う世界線と考えて欲しい モニカSS同様平和その物 ブリタニアはお友達 嶋田さんロマンス及び独身設定 性格改変注意 Yさん独身設定 Yさんロマンス 提督たちの憂鬱とコードギアスクロス 投下 551 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 07 00 「はぁ、」 休日の公園にて溜息を付く男。 彼の名は嶋田繁太郎。 現在は一線を退いているが世界に冠たる2大超大国の一国、大日本帝国の宰相を務めていた男だ。 但しそれは表の役職を降りただけで、裏の役職たる夢幻会の重鎮としては未だ絶大な影響力を保持していた。 尤もその仕事といったら以前と変わらぬ山のような書類を処理するという物であり、彼自身は(早くやめて静かな老後を送りたい)などと考えていたのだが。 「貴重な休みをこんなところで費やすのは勿体ないとは思うが、仕事のしすぎでやりたいことを考える暇もないからな・・・」 我ながら充実した人生なのか。 損ばかりの人生なのか。 よく分からないまま忙しい毎日を過ごす彼はたまには纏まった休みが欲しいと願い、周りに目を遣る。 家族連れ、恋人、友人同士、皆が皆楽しそうに過ごしている。 (本来、休日というのはこういうものなんだよなぁ・・・) 羨ましそうに眺める彼に気付く者は一人もいない。 今の彼はせいぜい公園で休んでいる近所のおじさんといった感じで、到底元帝国宰相には見えなかった。 そもそも彼は夢幻会の役職を除けば現在唯の一般人でしかないのだから、気付かれないというのが普通なのかもしれない。 (ん・・・?) そんな影が薄くなった彼の目に何やら不穏な空気を醸し出す一団が止まった。 『なあいいだろ? 俺たちと遊ぼうよ』 『や、やめてください、離してっ、』 十代後半と見える鮮やかな桃色の長い髪の少女が、二人組の見るからに不良といった感じの柄の悪そうな男達に絡まれている。 (ナンパ・・・か) どこにでもある日常の光景だが、桃色の髪の少女は明らかに嫌がっていた。 にも拘わらず男達は強引に誘って、腕を掴んだまま放さない。 (しかし無理矢理というのは、な) 見てしまった以上黙っている訳にもいかんだろうと歩み寄った彼は、「君たち、ちょっといいかね」とナンパ男達に声を掛けるのだった。 552 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 07 47 * 「痛たたたっ」 「大丈夫ですかおじ様・・・?」 「はは、大したことはないよ。君こそ大丈夫か?」 「はい、お陰様で助かりました」 桃色の髪の少女を助けに入った嶋田は海軍時代に身体を鍛えていたお陰でナンパ男達を撃退できたが、久しぶりの無茶な動きに少し腰を痛めてしまった。 (昔ならどうということも無かったが・・・やはり歳には勝てんな) 「本当に大丈夫ですか・・・?」 「ああ、本当に大丈夫だよ」 心配そうな少女を安心させようと身体を大きく動かす嶋田。 助けに入って置いて心配されていたら世話はない。 そして身体を動かしながら少女を見る。 肌の色は白人特有の白。 膝裏まで届く艶やかな長い髪は桃色。 白のワンピースにオレンジのスカート。 (ブリタニアの人かな?) 白人といえば真っ先に思い浮かぶのはブリタニア人。 EUも白人国家だが、一般的日本人の意識としては白人=ブリタニア人のイメージが強い。 大日本帝国と神聖ブリタニア帝国は共に超大国同士なのに最友好国、同盟国同士であるという奇妙な関係なのだ。 これには嶋田たち前世代の指導者の影響が強かった。 『コードギアス』 作品の概要しか知らない嶋田や山本五十六などこれが初めての転生となる者達を除く、二度目の転生となる夢幻会の面々はこの世界をよく熟知している。 その熟知している面々の話では、今を生きるこの世界はギアス世界のパラレルワールドであるらしく、国の政策や考え方がまるで違うというのだ。 彼らが知るブリタニアとこの世界のブリタニアは人物、帝政、貴族制、他の追随を許さない圧倒的国力、アメリカ大陸丸ごとが国という巨大国家であることこそ同じだが、 かたや世界を混乱の坩堝に陥れる侵略国家。 かたや国際社会と協調路線を取り、より良い人類社会を築いていこうとする平和主義国家という絶対的な違いが存在していた。 ならば夢幻会のとる方針も一つ。彼の国との友好関係を築きながらも自国を発展させていくというものだった。 そんな努力の甲斐もあり今やブリタニアに匹敵する国力と、一部では更に先を行く最先端技術を保持するに至ったのである。 それでいて尤も仲の良い国同士というのだから、この世界にもやはり存在している一部の侵略性の高い独裁国家やテロ組織には堪ったものではない。 下手に周辺国地域への侵略行動に出て、万が一日本人やブリタニア人、その友好国人に被害が出れば日ブ同盟軍に袋叩きにされるのだから。 更にEUや中華連邦など日ブに次ぐ大国とも友好関係にあるので、世界は概ね平和であった。 553 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 08 38 * 「あの、おじ様?」 「ん? ああ、すまないね。ちょっと考え事をしていたので」 このブリタニア人と思わしき少女を見て、馴染みのある付き合いの長い友人を思い出していたのだ。 先日日本に訪れた際、一番可愛がっている息子に冷たくされたとくだを巻いていた友人を。 (まあ、こんな美少女を見てあの強烈なシャルルさんを思い出すなんて失礼極まりないことだけどな・・・) 「まぁ、いくら帝都の治安がいいと言ってもああいう輩は居る物だから気を付けて歩きなさい」 「あ、はい。わかりました」 少女に注意した嶋田は先ほどまで座っていたベンチに座るとまたぼんやりと空を見上げ始めた。 「・・・・・・」 穏やかな風が吹く。 「・・・・・・」 その風に煽られて靡く桃色。 「・・・・・・」 それは未だ嶋田の視界に入ったまま。 「・・・・・・」 風が吹き抜ける度に空を泳いでいる。 554 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 09 08 「・・・・・・なにか用かな?」 ぼんやりしたままその桃色の長い髪の持ち主に問いかける嶋田。 「え、あ、あのっ、」 彼が助けた桃髪の少女は何故か嶋田の側から離れずに彼をジッと見ていたのだ。 「おじ様はこれからどうなさるのかと、思いましたので・・・」 「別に何もしないよ・・・また明日から始まる仕事漬けの日々を前に、黄昏れてるんだよ・・・」 嶋田は言ってて悲しくなる。 七十二時間働けますか? が待っているのだから。 「お、おじ様はお忙しい方なのですね」 「忙しい、か。それを認識できる内はまだ可愛い物だよ。そのうち時間の感覚が麻痺して来るんだ。いつ家に帰ったか、飯はいつ食べたのか、今は朝? それとも夕方? そして仕事が終わると怖い魔王がやってきて言うんだ『貴方の闘いはこれからですよ』とね」 「それは・・・・・・大変なのですね」 でも、と少女は続ける。 「わたくしも、おじ様のように頼りにされてみたいです・・・。誰かのお役に立ってみたいです・・・」 お飾りの存在。 居ても居なくてもいい存在。 誰の役にも、何の役にも立てない存在。 自分はそんな人間ですという彼女。 「わたくしは家族や国の人、困っている人の役に立てるお仕事をしたいと思い、姉に相談したのですが『お前には早い』と言われてしまいまして・・・今回も無理を言って姉に付いてきたのですが、 重要なお話の場では一切発言させてくれないのです・・・」 そう言って悔しげに唇を噛む少女を見て嶋田は一度溜息を付いて立ち上がる。 「君は、これから予定はあるのかな?」 「えっ? いいえ、予定はありません。その、わたくしこの国に訪れたのは初めてでして、どのような国なのか見たいと思い抜け出して来ましたから」 「なら丁度いい。おじさんの暇つぶしに付き合ってはくれないか?」 555 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 09 47 * 嶋田は少女を連れて帝都内の観光スポットや名所を巡った。 お台場、東京タワー、皇居、雷門、秋葉原、思い付く限り、時間の許す限り歩き続け出会った公園の近くに戻ってきた頃にはもうすっかり日が暮れていた。 「お疲れ様。連れ回して済まなかったね」 「いえ、とても楽しい・・・有意義な一日でした」 「それはよかった。私も楽しい一日を過ごせたよ」 空には満月が輝き、優しい光で二人を照らしている。 「さて、ここでお別れだが・・・一ついいかな」 「なんですか?」 「君は役に立たないと言ったがそんなことはない。今日、私は君と過ごせて楽しかった。君が居たからいつもと違う休日を過ごせたんだ」 「おじ様・・・」 「少なくとも今日、君は私の役に立ってくれた。つまりだ、気付いていないだけで君は沢山の人に必要とされているだろう、ということだよ」 「わたくしが、おじ様の役に立った・・・。わたくしは・・・必要とされている」 「そうだ。君が居て初めて回る何かもあるだろう。でもね、君はまだ若い。若いから経験値も低い。だからお姉さんも『まだ早い』と言ってるんだよ」 嶋田は彼女の頭に手を置き、数回優しく髪を撫でながら続ける。 「きっとお姉さんも周りの人たちも君のことが大事で大好きだからこそ、たくさん勉強して一人前になってから本格的なお仕事を頼みたいと考えてるんだと思うよ」 「そう、でしょうか・・・?」 「ああ、おじさんは君よりずっと経験してきてるからわかる」 言い終えた嶋田は彼女の桃色の髪の感触を楽しむように撫でていた手をそっと離した。 「あ・・・」 「ん?」 「い、いえ・・・」 自分の髪を撫でていた嶋田の手が離されたことに少女は一瞬表情を曇らせた。 彼の温かい手の温もりをもう少し感じていたかったのだ。 年相応に皺のあるその手はとても温かく、まるで柔らかな日の光のような感じさえした。 その日差しのような温もりが消えてしまったことが酷くもの悲しく感じてしまうのである。 そうとは気付かない嶋田は「時間も遅いし送ろうか?」と訊ねる。 「大丈夫です。おじ様にいっぱい元気を貰いましたから」 「はははっ、君みたいな美少女にそう言われると嬉しいよ」 「そ、そんな、美少女だなんて、」 頬を赤らめて照れる少女にもう一度可愛いよと言った彼は「それじゃおじさんも行くから君も気を付けて」と別れを告げて背を向けた。 彼女の笑顔を見てもう大丈夫だと確信したから。 しかし。 「ま、待ってください、」 そんな嶋田を呼び止めた少女は彼の元に歩み寄る。 自分を助けてくれた彼と、自分を元気付けてくれた彼と、まだお別れをしたくはないのだ。 かといってこれ以上引き留めるのも彼に迷惑が掛かると考えた彼女は。 「んっ、」 振り向いた嶋田の唇を自らの唇で塞いだ。 いきなりのことに目を見開く嶋田。 (な、なんで・・・こ、この湿った感触、は・・・く、くちびる・・・?) 重なり合う唇。温かくしめった彼女の唇の感触は柔らかく、いい匂いと甘い味がする。 556 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 10 22 そしてゆっくりと唇を離した彼女は言った。 「き、今日の・・・お礼です」 「き、君・・・」 「お嫌・・・でしたか?」 自分から口付けを交わした彼女はそう言って不安げな表情で俯き、上目遣いで彼を見る。 「そ、そんなことない、嬉しいよ、」 彼女にそんな顔をされた嶋田は必死に弁解する。 彼女のような美少女にキスをされて嬉しくない訳がない。 思っても見なかったことをされて思考が付いていかなかっただけなのだ。 「よかった・・・そ、それでは、もう一度だけ・・・いいでしょうか?」 「あ、ああ・・・いいよ・・・」 彼女はもう一度キスを求める。 嶋田は(お礼としては貰いすぎだと思うけど)と考えたが、求められた以上拒否するのは悪い気がした。 せっかく元気を取り戻してくれたのに、拒否して彼女の柔らかい微笑みを曇らせたくはない。 そうして彼女の唇と嶋田の唇がもう一度重なった。 「んっ」 今度は同意の上でのことだからか、お互いの腰と背に腕を回して、少しだけ顔を傾けての口付け。 お礼として求められた物をいい加減にしてはプレゼントを突き返すような物。 嶋田にそんなことは出来るはずもなかった。だからこそしっかりと身体を抱き締めて、感謝しながら彼女からの贈り物を受け取るのだ。 そうして大切にするが故、意図せずして深い口付けになってしまった。 「んっ・・・あむっ、んっ、」 だがお互い納得ずくの口付けである。 ここまでしてしまって今更止める訳にも行かず、二人は唇を重ねたまま甘いキスを続けた。 触れ合う舌と舌。混ざり合う唾液。ゼロ距離での息遣いがお互いの顔に掛かる。 甘酸っぱい味が口の中に広がり、背筋にぞくっとした物が走り抜けた。 互いの唾液を少し飲んでしまった二人は一分ほど重ね合っていた唇をゆっくり離した。 「・・・」 彼女の頬はもう目に見えてわかるくらい真っ赤に染まっている。 それは彼も同じだ。 しようと思ってこんなに深く口付けた訳ではないのだから。 「・・・・・・そ、それでは、わたくし行きます・・・」 「あ、ああ・・・その、気を付けて・・・」 さっきとは逆に少女の方から別れを告げて背を向けると小走りで行ってしまった。 桃色の長い髪を靡かせて走り去る彼女の後ろ姿を見ながら嶋田は一言呟いた。 「最近の子は、お礼でキスを交わすのか・・・」 世も変わった物だと呆けたように呟いた彼は知らない。 それが少女にとって初めての口付けであることを。 大切な初めての接吻を、彼に捧げてくれたことを。 何より年長者として行った善意が、彼女の心に小さな灯火を宿してしまったということを・・・。 そしてその火を消す方法は存在しないというのを・・・この時の彼が気付くことはなかった。 558 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 11 42 * 翌日。 夢幻会傘下のとあるビルの一室。 執務室でもあるその部屋の机の上には堆く書類が積まれ、その部屋の主である夢幻会の重鎮、嶋田繁太郎が必死に書類を捌いていた。 「お、終わらない、やってもやってもキリがない、」 昨日の休日、見知らぬブリタニア人の少女と過ごした楽しく穏やかで、ちょっぴり甘かった時間は何処へ行ってしまったのか? 幻のように消え去った休日を振り返りながら、彼は書類と格闘する現実に悪戦苦闘していた。 そんな彼の元にやってきた前世からの仲間であり友人で、同じく夢幻会の最高意思決定機関『会合』のメンバー辻は、差し入れとして持ってきたパンとお茶を彼に差し出す。 「嶋田さん、そろそろ休憩にしましょうか?」 「そ、そうしてくれると助かるよ。このままじゃ目と手がおかしくなる」 「ご苦労様です」 差し出されたお茶を飲みながら今日の予定を確認した嶋田は、書類に埋もれていた朝刊を引っ張り出した。 「ふ~ん、カラレス大使に変わる新しい大使はコーネリア皇女か」 その一面には不祥事続きで先頃更迭されたカラレス大使に変わって、新しく赴任してきた大使であるブリタニア帝国第二皇女コーネリア・リ・ブリタニアが映っていた。 「嶋田さんはご存じなかったのですか?」 「そもそも引退してからこの五年、書類に追われて世間に目を向ける余裕が無かった物ですからね・・・」 「書類は友達さ」状態の嶋田はそれを持ってくる辻に不満を漏らす物の、彼は何処吹く風という感じで涼しげにお茶を飲んでいた。 「もう引退して五年ですか・・・早い物ですねぇ」 「早いです、早いですが・・・想像してた隠居生活との違いに落胆しています」 「今もバタバタしていますからね」 「誰のせいですか誰の・・・・・・ああ、せめてその日のニュースを見ながらのんびり出来る日が欲しい」 そんな世間の誰もが謳歌している日常を羨ましいと思いつつ、見ていた新聞を捲った瞬間――。 559 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 12 23 「ぶうううううう―――ッッッッ!!!」 と、口に含んだお茶を盛大に吹き出してしまった。 そのまま新聞を落としてゴホゴホ咽せる嶋田に辻は「何をしてるんですか汚いですねぇ」と背中をさする。 「す、すみません辻さん、その新聞に映ってる人はっ!?」 「え、どれです?」 辻がお茶まみれになった新聞を拾い上げるとそこには膝裏まで届く鮮やかな桃色の長い髪をポニーテールに纏め、白のタイトスカートを着用したブリタニア人の少女が映っていた。 髪は下ろしていたし服装も普通のワンピースだったが、確かに昨日の休日を一緒に過ごしてキスまで交わしたあの少女と同一人物だ。 「ああこの方ですか? この方はブリタニア帝国第三皇女のユーフェミア・リ・ブリタニアさんですよ。コーネリアさんの妹さんですね。 公務を行うために日本に来たのはこれが初めてじゃないでしょうか? それまでは向こうのアッシュフォード学園高等部に通っていたはずです」 ギアスを知ってる人間なら知ってて当たり前の人物だという話しに(俺は知らねーよっ!)と心の中で突っ込む嶋田。 彼が知っているのはコードギアスというタイトル名と、SF戦争物アニメであったということだけで、登場人物のことなど全く知らないのだ。 「で、ユーフェミア皇女がどうかしましたか?」 「い、いいえ、なんでもないですよ・・・と、ところでこのユーフェミア皇女とはどういった人物なんです?」 「一言で言うなら虫も殺せない心優しい少女・・・といったところですね」 「な、なるほど、見た目そのままですか・・・」 昨日一日を過ごした印象は、とにかく心優しい少女という物。 辻の説明に外見通りであるし中身もそうだったなと思い出した嶋田は辻の話しに再度耳を傾けた。 「ただ、こうと決めた事には一切引かない強さも持っています。差別が大嫌いで世界中の人がみんな仲良く暮らせたらと本気で思ってるはずですよ」 「聖女みたいな子ですねぇ」 「でも結構独占欲強いと思いますよ? 原作の世界線ではある男の子に『私を好きになりなさいっ!』なんて言ってるくらいですから」 「ほう、それは彼女と付き合うことになったり、結婚することになる男性は大変だ」 「まるで他人事ですね」 「事実、他人事でしょう」 (昨日彼女にキスされたことは黙っておこう。それに政界引退した以上会ったりすることもないだろうしな・・・) 同じブリタニアの皇族と言ってもシャルルやV.V.は同年代であり、現役時代からの数十年に渡る友人である。 それに対してユーフェミアは今年17になったばかりの年若い少女であり、会ったのも昨日が初めて。 いくら友人の娘とは言ってもほぼ接点など無い。現役も退いているし二度と会わないだろうからと考えるのが普通だ。 そう思う彼であったが昨日彼女と出会った時点で既に縁は出来ていた。 そして辻の前で取った不自然な反応。 彼がこれを見逃すはずがなかったのだ。 560 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 13 00 * 皇族の大使就任ということで開かれた就任祝いの会場にて、出席者全員に対し順番に挨拶していくコーネリアとユーフェミア。 「ど、どうも初めまして嶋田繁太郎です、」 嶋田が何故ここに出席しているかというと、表向き政府関係者として出席する予定だった辻が急病で倒れ、代わりに出てくださいと頼まれたから。 (絶対仮病だろっ!!)と思った嶋田だったが出ないわけには行かず、こうして出席と相成ったのである。 会ったりすることはないだろうという考えは僅か数日で木っ端微塵に粉砕されていた。 「初めまして、コーネリア・リ・ブリタニアです。貴方のことは父から色々と伺っております」 「そ、そうですか、シャルルさんはなんと?」 「シゲタロウは良い奴だ! 儂の心友だ! と」 「は、はは、心の友ね・・・」 (どこのタケシ君だよ!) 苦笑いする嶋田にコーネリアの隣に居た少女が声を掛けてきた。 「あ、あの・・・」 こういった場所ではパーティードレスが普通なのに今の彼女は新聞で見たのと同じ姿だった。 長い髪はポニーテールに纏めて白のタイトスカートを着用した公務スタイル。 それは仕事への意気込みを感じさせる物で、彼女の真剣さを伺うことができる。 「ああ失礼。これは私の妹でユーフェミアです。この度私の補佐官として日本に常駐することになりました」 「ユ、ユーフェミア・リ・ブリタニアです」 「し、嶋田繁太郎です、」 普通に挨拶を交わす二人。 だがその挨拶が実にぎこちなく不自然になっている。 それはそうだろう、つい数日前に熱い抱擁を交わしながら口付けをした相手なのだから。 意識しない方がおかしい。 幸いなことに変だなと思いつつ次の出席者に挨拶に向かったコーネリアは気付かなかった。 二人が互いに「初めまして」と言っていないことに。 嶋田は焦り気味で、ユーフェミアに至っては頬を赤らめていることに。 「そ、それではわたくしは他の方にも挨拶に向かわないといけないので・・・」 ユーフェミアは名残惜しそうに嶋田の元を離れていく。 彼の元に留まっていたいという様子が在り在りと伺えた。 側に居て色々とお話がしたい。貴方のことが知りたい。 そんな様子が見て取れた。 「はぁぁ~っ、焦った・・・」 テーブルにあったグラスのワインを一気飲みするも、からからになった喉が癒されない。 彼の中ではまだキスの一件が引っ掛かっているのだ。 「まずいな・・・これってひょっとして辻さんの差し金か? キスしたこと知られてるのか? でもどうやって・・・」 それを知るのは辻本人だけであり誰にも分かることではない。 大体辻の思惑を推理するのは非情に難しく、意図を知るのはほぼ不可能であった。 561 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 13 37 * 「ビックリしました、おじ様が父が良く口にする心友のシゲタロウさんだったなんて」 挨拶回りを終えたユーフェミアは他には目もくれず一目散に嶋田の側に来ていた。 その様子は彼以外一切興味がないと言わんばかりだ。 地元の名士やブリタニアの貴族、日本政界の重鎮達はコーネリア皇女は勿論のこと、見目麗しいもう一人の皇女ユーフェミアにもお近づきになろうと試みていたが、彼女の側に立つ嶋田の姿を見てすごすごと引き返していく。 表の顔を知る者は『元総理が話し相手になっていては割り込み辛い』と考え、嶋田繁太郎という人物の真の姿『夢幻会の長老』という顔を知っている者は恐ろしくて声を掛けられない。 お陰で彼は、いやこの場合彼女か? とにかく嶋田はユーフェミアが独占出来ていた。 その分、更に話し相手をする人数が増えてしまったコーネリアはかなり大変そうだったが。 「それはこちらの台詞ですよ。まさか君がシャルルさんのお嬢さんだったとは・・・。シャルルさんには悪いですが全然似てませんよ。 何をどうすればシャルルさんから君のような美人が生まれるのか・・・」 ごつい身体でロール頭で、厳つい顔をしたあのシャルルからユーフェミアのような美人が生まれるのは七不思議だと半ば本気で考えている嶋田に。 一方の彼女は美人だと言われて顔を赤らめる。 普通に言われても嬉しいというのに、彼から言われると胸がきゅっとなるのだ。 締め付けられるような苦しいような、それでいてとても温かい。 この不思議な感じは悪い物ではない。そう思った彼女は自分がしたことを思い出して頭を下げた。 「この間はすみませんでした」 「ひょっとしてあの、き、キスの?」 「は、はい」 「い、いやいいんですよ、」 彼女はキスのことを思い出してまた赤くなる。 湿った唇の感触と絡み合わせた舌の感触、それに甘酸っぱい唾の味を思い出したのだ。 そのことを持ち出されると嶋田まで恥ずかしくなる。 何せユーフェミアのような美少女にキスをされたのだから。 特別な何かでは無いとはいえ男冥利に尽きるという物。 尤も彼女の心が分かるでもない以上嶋田の勝手な決めつけなのだが、常識で考えて17,8の娘が60を越えた男に懸想する訳がない。 そんなことを断言する嶋田は完全にユーフェミアの気持ちを無視している。 彼がどう思おうがそれは所詮彼の考えであって、彼女の気持ちではないのだから。 「あれは君のお礼だったのでしょう? 私はそのお礼をありがたく頂いた・・・それでいいじゃないですか」 「おじ様・・・」 「名前で呼んでもらってもいいですよ。君のお父上も叔父さんも名前で呼んでますから」 「あの、じゃあ、シゲタロウ・・・」 (いきなり呼び捨て!?) と思うも下の名で呼ぶ人間にさん付けしてくる人はいないので別に良いかと思い直す。 まあ彼を下の名前で呼ぶ人間は今世では今のところシャルルとV.V.ぐらいしかいないが。 彼女が栄えある三人目。女性としては初めてであった。 「わたくしのこともユフィと・・・それに敬語をやめてください・・・」 更に彼女は敬語を使われるのも嫌だという。 ただ嶋田としては余程親しい前世からの友人達にさえ丁寧語で話す相手の方が多く、タメ口というのは違和感を感じてしまうのだ。 出会ったときは普通の話し方だったと指摘されると受け入れざるを得ないが。 「わかった・・・じゃあユフィ。これでいいかな?」 「はい・・・シゲタロウ」 こうして名前で呼び合うようになった二人は祝賀会が終わりを迎えるまで寄り添ったまま話を続けていた。 嶋田が何の気無しにユーフェミアの髪を撫でたり。 ユーフェミアが嶋田の口元に付いたケーキの食べかすを拭ったり。 『お前らどこのバカップルだ!』とでも罵られそうな行為を終始続けていたのだ。 たちが悪いのは何処かで意識し始めたユーフェミアに対し、嶋田は彼女の髪を撫でその感触を楽しみながらも殆ど意識していないという部分。 そんな彼がちょっぴり意識したのは終了の挨拶の時、帰り際に二人きりになった瞬間、ユーフェミアからされた口付けのときだけ。 それでさえ深く口付けたお陰であって、触れ合わせるだけの物であったなら全く意識していなかっただろうと推察された。 562 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 14 37 * 『ど、どうしてこんなキスを・・・』 『この間シゲタロウと口付けを交わしたとき・・・気持ち良かったんです・・・』 『なるほどそれでキスを・・・。う、うん、気持ちいいのはいいことだが・・・』 『で、でもっ! こんなことするのはシゲタロウにだけですよっ!!』 『そ、そう、まあ、あれだね・・・キスってのは軽はずみにする物じゃないしね・・・』 魔王「ふふふっ、様子がおかしかったのでちょっと探ってみましたが嶋田さん中々やるじゃないですか」 Y「まさかこんなことになっているとはな」 魔王「ですが、あれですね。もう鈍いなんてレベルを通り越して最早馬鹿の領域ですよ」 Y「いや、嶋田はもともとあんな感じの男だろう」 帝都内の某所。 その一室にて男達が会合を開いていた。 そのテーマは。 【嶋田君の様子がおかしいよ? こっそり調べちゃお!】 という物だった。 尤もスピーカーから流れる甘い言葉の数々、止めに唇の粘膜が触れ合う音を聞いた瞬間怨嗟の声に包まれてしまったが。 涼しげに、かつ楽しそうにしているのは某お金を司る魔王ぐらいのものだ。 後は若干名「応援しよう」と言っている者も居た。 某海軍大臣を務めていた男はその若干名の一人。 親友の幸せを願う彼は「こいつらを止めんといかんな」と呟き魔王から「流石はYさんです」と賞賛されていた。 どうやら魔王も応援する様子だ。 そして・・・ こいつら「こ、こ、殺す・・・殺してやるぞ嶋田ぁぁぁぁあぁぁあっっっ!!」 こいつら「死ねっ! リア充死ねっっ!!」 こいつら「交通事故っていつ起こるか分からないよね?ね?」 こいつら「長らく核実験してないな・・・南太平洋のどこかで人一人ぐらい灰になっても気付かれないだろう」 Y「やはり止めないとダメだな。嫉妬で核実験なんぞされたら大変だ」 魔王「やれやれ困った人達です」 そんな彼らを余所にスピーカーから聞こえる甘酸っぱい会話は続く。 『おっと、肝心なことを言うのを忘れていた。大使補佐官就任おめでとう』 『ありがとう・・・』 『でも凄いな君は。今年で17なんだろう? その歳でこんな公職に就くとは』 『まだお飾りです。でもいつかお飾りなんて言わせないように、お姉様や皆さんに認めて貰えるように頑張りますっ!』 『その意気だ。手伝えることがあったら力になるよ』 『ええ、そのときはお願いしますね』 そして更にもう一度キスを強請るユーフェミアに嶋田が「いいよ」と了承して聞こえた息遣いと水音に とうとう『こいつら』の内の一人がスピーカーをたたき壊してしまった。 こいつら「聞いたなおまいら?」 こいつら「聞いた・・」 こいつら「聞いたとも・・・」 こいつら指揮官「これよりオーバーSSS級リア充犯っ! 嶋田繁太郎に天誅を下すっ!! 各員第一級戦闘配置に付けェェェェェェ!!!」 こいつら隊員「ラジャーっっっ!!!」 魔王「心の狭い人達ですねぇ。何故仲間の幸せを喜んであげないのですか」 Y「こいつらに言っても無駄だ。取りあえず止めるぞ?」 魔王「はあ、仕方ない。お手伝いしますよ」 気勢を上げるこいつら達は、一応のところ魔王とYに鎮圧された。 で、一方の嶋田はというと、そんなことがあったとは露知らず次の休日を御一緒したいと申し出たユフィと二人で会う約束を交わし、 携帯番号とメルアドの交換をして、別れ際にもう一度キスを交わしていたりするのだった。 563 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 16 39 おまけ 「シゲタロウ、今日はどこへ連れて行ってくれるのですか?」 「そうだなぁ。ユフィはどこに行きたい?」 「わたくしは・・・」 通りを歩く一組の男女の後を追う影があった。 一つではなく幾つものその影は、数分の後には地面に昏倒していた。 それを行ったのはコードネームYという人物。 「ふう、相も変わらず邪魔しようとするとは・・・別に現実が充実していてもいいと思うのだが・・・」 そう呟いたYは彼らを駆逐し終えたところで新たな人影を発見した。 「またか・・・」 うんざりしながらその人物に近付いていく。 だが・・・ 「ん? どうやら違うようだな・・・」 その人物は男女の邪魔をしようとしている他の面々とはどうやら関係のない人物だったようだ。 それもそのはず、邪魔をしようとしているのは全員男で、件の人物は女なのだから。 その人物は腰まである長い金髪をしており、先を歩く男女の女の方とほぼ同年代の少女だ。 身のこなしから見ると軍属と思われる。 「関係ないとは思うが・・・邪魔させるわけにもいかんからな」 彼はその少女に声を掛ける。 「あの二人の邪魔はさせんぞ?」 「きゃっ・・・!」 後ろから羽交い締めにされた少女はそのまま人気のないところに連れて行かれた。 564 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 17 24 * 「な、なにをする気なのっ!?」 こういう状況は大体が誘拐と相場が決まってはいる物の、彼女は気丈に振る舞う。 「何もせんよ。ただどうして人の後を付けるような真似をしていたのか聞こうと思ってな」 こんな男に負けてなるものかと思う彼女だったが、それが全くの見当違いで逆に追い詰められる事になるのであった。 そう、彼の目的は彼女自身が行っていた行為についての事だったのだ。 「つ、付けてなんかっ」 指摘されたことに後ろめたいことがあるのか少女はYから目をそらす。 そんな彼女に対し追及の手を緩めないY。 「いや、付けていた。しっかり見ていたからな」 「っ・・・!」 全部見られていたのは彼女に取って大誤算。 どういう言い訳も全く意味をなさないのだから。 Yは元よりこうなることが分かっていた。そりゃあ一部始終を見ていればイカサマ博打のような物だ。 結局、観念した少女は事情を話し始めた。 自分はブリタニア大使官の警備をしているブリタニア軍の軍人で、街を歩いていたらあの二人を偶然見掛けたこと。 二人がどういう関係か興味があって面白そうだから付けていたことなど。 要するにYの取り越し苦労でしかなかったことが判明したのである。 「失礼だけど、貴方こそ何? ユーフェミア様の知り合い?」 「いや、男の方の友人だ」 「ああ、言われてみればあの人と歳近そう・・・」 少女は納得がいったという具合に頷く。 「でも貴方こそどうして後を付けていたの?」 「いや、実はな・・・」 565 :帝都の休日1話 改稿版:2012/12/14(金) 21 20 07 大まかに事情を話すY。 話を聞いた彼女は「そうなんだ・・・」と不思議そうな顔をしていた。 「これを聞いて君はどうするんだ」 「別にいいんじゃないかな? そういうのって他人がどうこう言うことじゃないし・・・」 「ふう、それを聞いて安心したよ。てっきり邪魔されるかと思ったからなぁ」 お互い誤解が解け、事情が分かったことで一転和やかな感じになる。 「でも、それだと邪魔する人達追い払うのおじさん一人じゃ大変なんじゃないの?」 「まあ大変といえば大変だな」 「う~ん・・・」 Yの口から大変だと聞いた少女は一瞬難しい顔をして考え込むと今度は顔を上げて自分の手を打つ。 何か自己解決したようだ。 「私も手伝ってあげましょうか?」 「な、なに、君がかね?」 「ええ、だってそういうの女として許せないし、ちょっと面白そうだしね」 「だが、それでは君の休みが台無しじゃないか」 「ううん、特にやること無いから大丈夫! それにおじさん歳考えないと、一人でやってたら倒れちゃうわよ」 「年寄り扱いするな! 儂はまだ60過ぎだ!」 「そんなこというのがもう年取ってる証拠よ。で、どう?」 「う、うむ・・・そうだな・・・・・・」 確かに一人ではしんどい。 追い払っても追い払っても「リア充は犯罪なんだ!」と訳の分からない屁理屈を言って諦めないのが彼らだ。 コードネーム魔王もいつも空いてる訳じゃない。 他は「興味ない」といった感じだ。 (はあ、ここは猫の手も借りたい、か) 「それじゃあ、君の休みが合うときに頼む」 「了解♪ 毎日暇だったから丁度良かったわ」 「軍人や騎士が暇なのは結構なことだと思うが」 「うん、それはいいんだけど。私まだ日本に赴任して日が浅いから休みって言ってもやることなくて」 「そうか。まああまり暇だと碌な事せんからな」 「碌な事って?」 「若い奴は主に博打と女だ」 「おじさんも?」 「儂は博打だけだよ。これでも強いんだぞ?」 「へぇ~」 生真面目そうな顔の割に結構遊んでるんだという少女。 そして――。 「あ、まだお互い名乗ってなかったわね。私はリーライナ、リーライナ・ヴェルガモン。おじさんは?」 「リーライナか、いい名前だな。儂は、や――」 当然ながら連絡を取り合うためYとリーライナは携帯とメールを交換。 この日よりYの携帯には時折リーライナから電話が掛かってくるようになった。 日本に来て日が浅いという彼女に日本の良さを知って貰おうとYとリーライナの二人で出かけることも・・・。 そしてYは気付く。 嶋田を邪魔しようとしていたメンバーが減っていることに。 時々変なことを言われるようになったことに。 そう、つい先日まで友人の嶋田にしか言われていなかったあの言葉を、彼もまた言われ始めたのだ。 “リア充死ね” 566 :休日:2012/12/14(金) 21 22 20 終わり まだまだ精進が足らない 日々努力するぞ Wiki転載OK 567 :休日:2012/12/14(金) 21 28 22 書き忘れ・・・
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9394.html
登録日:2010/02/24(水) 18 54 58 更新日:2024/03/21 Thu 01 23 03NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 5D's開始時「バイクww」→ZEXAL開始時「どうしてDホイールに乗らないんだ…」 Dホイール Sp おい、デュエルしろよ どうしてDホイールと合体しないんだ… アクセラレーション カードゲーム ←レースゲーム スピードの世界で進化したデュエル ネオ「スピードスペル?なぁにそれ?」 ノーヘル バイク フィール フライングデュエル ライディングデュエル ランニングデュエル 交通事故 曲乗り 曲芸 決闘疾走 究極のアクションデュエル 遊戯王 遊戯王5D's 遊戯王ARC-V 遊戯王ファイブディーズ 馬 『デュエルモードオン、オートパイロットスタンバイ』 「「ライディングデュエル! アクセラレーション!!」」 ライディングデュエルとは遊戯王5D sに登場するデュエル方式である。 ●目次 遊戯王5D'sでのライディングデュエルの概要ライディングデュエルとスタンディングデュエルの基本ルールの違いスピードカウンター 《スピード・ワールド2》 D・ホイール代表的なDホイールの名前と所有者(漫画版含む) World Champion Ship 漫画版遊戯王5D'sのライディングデュエル 遊戯王ARC-V 遊戯王ARC-V(漫画版) 遊戯王デュエルリンクス 遊戯王5D sでのライディングデュエルの概要 「D・ホイール」と呼ばれる、ライディングデュエル用のバイク型デュエルディスクに乗って走りながら行う非常に危険なデュエル。 その危険性については作中でも認識されているようで、ライディングデュエルを行うにはライセンス(免許)が必要となっている。 そうしたD・ホイール乗りのことは「D・ホイーラー」と呼ぶ。 なお、ライディングデュエルが行われる際には専用のフィールド魔法《スピード・ワールド》が発動される。詳細は後述。 「おい、(普通に)デュエルしろよ」と突っ込むのは御法度。 (一応、D・ホイールに乗らないで行う「スタンディングデュエル」をする時もある) 作中ではネオドミノシティの他、世界中で流行している人気のデュエル方式であることは盛んに描写されるが、「バイクに乗ってデュエルする意味」は作中で一度も説明されていない。 単純に面白いからなのか……まあ、このアニメのジャンルは「遊戯王」だから。 一応、モーメントのエネルギーを最大限発揮するためという理由があるらしいが…。 一応、基本はオートパイロットになっており、深影さん曰く「通常のライディングデュエルでは絶対に事故は起きない」との事。 だがしかし、描写の都合上事故が発生する事はよくある。 初めて事故を起こしたのはフォーチュンカップ決勝戦でのジャック・アトラス。さすが元キング。 その後もジャックはライディングデュエル中にしょっちゅう転倒している。不動遊星やクロウ・ホーガンが重傷を負った事もあった。 他にも、勢い余って道路から飛び出したり、転倒したりといった事故はしょっちゅう発生し、怪我をする事は多い。 つまり、通常じゃないライディングデュエルが通常のように行われる。 逆に通常のライディングデュエル自体はほとんど皆無。 というか、牛尾さんの試験でのセリフからすれば「物が落下するぐらいでは事故にすらならない」という事に……。 まあこれも死と隣り合わせな、一種の「闇のゲーム」なのかもしれない。 余談だが、現実におけるスキーのジャンプなども重傷者が出ても競技が続行されるスポーツなので、 上記の牛尾さんの言葉が現実に全く則していない5D's世界特有の常識、と言うほどでもなかったりする。 クロウによると、マニュアルモードも使用可能でテクニック次第で相手の攻撃をかわせるらしい。 そのためデュエル前に地縛神の攻撃をかわそうと考えていた。また、遊星は鬼柳との初戦でオートパイロットが祟って地縛神に(比喩ではなく)殺される寸前まで追い込まれている。 また、下記のデュエルボードにおいて、ルチアーノ・龍亞・龍可の三つ巴デュエルでは、 龍亞へのダイレクトダメージを龍可が庇って引き受ける描写があるが、ルール上どう扱われるのか不明。 ネオダイダロスブリッジ完成後の第2期では、 WRGPの宣伝も兼ねてライディングデュエルが推奨されるようになり、道路がライディングデュエル用と一版車両用の道路を分割するように変形するギミックが公道に搭載された。 色々おかしいが遊戯王ではよくあること。 変形シーンはカッコいいが、退避させられる一般車両にとってはいい迷惑である。 『デュエルが開始されます。デュエルが開始されます。ルート上の一般車両はただちに退避してください。繰り返します…』 『レーンセレクション、使用可能な最適レーンをサーチ。デュエルレーン、セントラルに申請。AUTHORIZATION』 実際に最終回で一般市民(遊星の知り合い)から文句を言われていた。やはり迷惑な事は迷惑らしい。 ちなみに実際の対戦は専用のレーンで行われるため、道路の変形はレーンに向かうD・ホイールが一般車と接触しないようにする一時隔離の意味が強い。 ダイダロスブリッジ完成と同時に《スピード・ワールド》が《スピード・ワールド2》にパワーアップした。 物語中盤には、スケートボードとデュエルディスクを連動させ、 Dホイールとライセンスを所持していなくても簡易的にライディングデュエルが可能となる「デュエルボード」も登場した。 (遊星は龍亞に頼まれて、一晩でデュエルボードを作った事も。さすがメ蟹ック) 登場当初は当然物議をかもしたが、原作者高橋和希氏発案のアイディア。 というか、原作古代篇、3000年前に王様が盗賊王バクラと馬に乗ってのディアハ(モンスターの精霊同士を戦わせる古代のデュエル)を行っている。 原作にもライディングデュエルの源流はあるというか、これが元祖・発想の元の一つなのかもしれない。 放送を通じて熱い演出・ストーリーも相まって受け入れられていき、 次回作「遊戯王ZEXAL」発表時には「デュエルなのにバイクに乗らないのはおかしい」 「どうしてバイクに乗らないんだ…」という意見まで出るほどまでになった…。 ライディングデュエルとスタンディングデュエルの基本ルールの違い 「ライディングデュエル! アクセラレーション!」のかけ声でデュエル開始。 第1コーナーを取った決闘者が先攻となる。(マニュアルモードの場合)つまり、マニュアルモードの場合先攻/後攻決定までは単なる二輪レースである。まあ遊戯王だから仕方ない。 フィールド魔法《スピード・ワールド》後に《スピード・ワールド2》がデュエル開始時に発動される。除去したり無効にはできない。(*1) 従来の魔法カードは使用できず、代わりに「Sp(スピードスペル)」という専用魔法カードが存在する。スピードカウンターの個数や消費が条件になっている。 相手に周回差をつけるごとに「スピードカウンター」が1つ増える。(スピードカウンターについては後述)スピードカウンターが最大値の12になると、代わりに相手のスピードカウンターが1つ減る。 スピードカウンターが一方が12、もう片方が0の時、更に周回差をつけられると棄権と見なされ敗北となる。要は、特殊決着条件として「一定以上の周回遅れ」がある訳である。 コースアウトした者は失格となる。 走行中の決闘者に触れると失格となる。 Dホイールから脱落した者は失格となる。 Dホイールの破損、不具合による事故が発生した場合、そのデュエルは無効となる。つまり「決闘者に責任がある原因でデュエル続行不可能になった場合は失格」「単なるマシントラブルにより続行不可能になった場合はノーゲーム」。 タッグデュエル時は片方がコースアウトなどにより失格となってもデュエルは続行される。 バトルロイヤルモードの場合、ターン開始時「オレのターン!」と宣言したプレイヤーのターンとなる。 通常走行している決闘者にライトを数回点滅(パッシング)する事はデュエルの申し込みサインである。「首都高バトル」のバトル申し込みを連想してもらえればいいか。ちなみに実際のモータースポーツでもパッシングは挑発の意味合いがあったりする。 スピードカウンター 《スピード・ワールド》の効果によって溜まり、「Sp(スピードスペル)」と名のついた魔法カードの発動に必要なカウンター。 先攻1ターン目を除くお互いのスタンバイフェイズごとに1つ増え、連動してDホイールが加速する。 しかし、一度に1000以上のダメージを受けた場合、1000ダメージ毎にスピードカウンターが1つ減り、連動してDホイールが減速する。 スピードカウンターが12個乗った状態では、時速250km前後のスピードを出す事が可能。 また、「Sp」以外の魔法カードを発動した時、「スピード・ワールド」の効果で2000ポイントのダメージを受ける。アニメの初期LPの半分である。 前述の「従来の魔法カードは使用できない」というのは、厳密にはこのダメージにより「一度の使用でも致命傷となるため事実上使用不可能」という意味と思われる。 そのため、作中でライディングデュエル中に通常の魔法カードが発動された事はない。 だが、クロウの手札に通常魔法《シンクロキャンセル》の存在が確認されていたり(*2) 特定の永続魔法を召喚コストに要求する《ヴォルカニック・デビル》(*3)などの姿が見られた事から、 2000ポイントのダメージをも厭わずに使用するキャラクターもいるのかもしれない。 魔法カードに発動の制約が加わっているため、スタンディングデュエルに比べてデュエルスピードやソリティアプレイは少し弱まっている。 ライディングデュエルを実装したDSゲーム版が顕著。 《スピード・ワールド2》 《スピード・ワールド》に新ルールが加わった強化版。基本は1と同じだが、1000ダメージごとのカウンター消滅がなくなった。 カウンターを取り除く事で、以下の効果が使える。 4個→手札の「Sp」の数×800ポイントのダメージ 7個→1枚ドロー 10個→フィールド上のカードを1枚破壊 このルールの追加によってより戦略的・攻撃的にSpカウンター数を運用・利用していけるように修正されたと言える。 「相手のスピードカウンター4個以上」「ライフ800以下」はデッドゾーンとなり、よりスリリングになった。 ……はずだが、いかんせんスピード・ワールド2のダメージで勝負がつくと絵的に地味なので、 ライフが800未満になると対戦相手が魔法カードを引かなくなるなどといった怪現象が発生するようにもなった。 チーム太陽の例(*4)やアニメならではのビートダウン思考があるとはいえ、正直800ダメージ(アニメ版初期ライフの1/5)は調整ミスレベル。 ゲーム「WCS2011」では少し調整され、効果の使用に手札のSp1枚を見せる必要があり、ダメージ効果も手札のSpの枚数に関係なく800ダメージと設定されている。 また破壊効果も条件の難しさや温存もあってそれほど使われず、スピードカウンターは専ら第2の効果のドローに費やされる事が多い。 D・ホイール デュエルディスク内蔵バイク。遊星粒子をエネルギー源とするモーメント機関で駆動する。 「ダイン」という、クラッシュタウン産の鉱石がパーツに含まれる。 最終的には決闘者とD・ホイールがシンクロする。 ちなみにライディングデュエルにおける平均的な時速は150km前後。 チーム5D'sは遊星の開発した新型エンジンにより時速350km前後まで加速できる模様。 デュエルボードもこの速さで走る事を考えたら、江戸川コナンさんもビックリである。 代表的なDホイールの名前と所有者(漫画版含む) 遊星号 所有者 不動遊星 全体的に赤を基調としており、エンジンからディスクまで全てが手作り。 ライディングとスタンディングの両方が行えるハイブリッドタイプ。 崖から落ちても、爆発しても無傷。名前は本編では言及されないが、タッグフォースなどでは普通に使用されている。 WCSではクリア後のレースゲームをやり込むことで入手できる。 手作りではあるが生っ粋のメ蟹ックの手で作られるだけあり性能はトップクラスで、特に加速性能がいい。 WRGP編から前述の新型エンジンを搭載した「ボルガニック遊星号」にパワーアップ。 ついに光を超えた。あと、飛んだ。 事故率も低く、鬼柳との初戦でリアルダメージに耐えかねてクラッシュしたのみ。 ちなみに強化前の本機とブラック・バードは乗り手の手製ということもあり、本体にはモーメントとデュエル機能がなく、デュエルディスクを接続することで賄っている。 ホイール・オブ・フォーチュン 所有者 ジャック・アトラス 全体的に白を基調としており、モノサイクルという一輪バイク。 ハムスターがカラカラ回すヤツをイメージしてくれればいい。 通常と同じ速さでバック走行ができる。岩を粉☆砕しても無傷。 WCSでのレースゲームでも遊星号と同様にクリア後に使用できる。 最高速度が非常に高い上に機体の横幅が狭く、横移動で発生する慣性が小さい(滑りにくい)ので全機体中ブッチギリで安定感が高い。 現実でも同じコンセプトの物が存在しているためそれがモデルと思われる。(もちろん前が見にくいため速度はかなり限定されてるが)(*5) ブラック・バード 所有者 クロウ・ホーガン 全体的に黒と橙を基調としており、乗り手であるクロウ本人も存在を知らなかった《ブラックフェザー・ドラゴン》が隠されていた。 翼を展開して短時間の飛行が可能だったり、ワイヤーアンカー内蔵だったりと多機能。恐らく「伝説のD・ホイーラー」の機体をリスペクトしたものだと思われる。 よく事故る。 WRGP編から遊星号と同じく新型エンジンを搭載した「ボルガニックブラック・バード」にパワーアップ。 WCSでのレースゲームでは上述の通り滞空時間が少し長いという特徴があり、旧ハイウェイ等の不安定なコースで中々役に立つ。 ホイール・オブ・フォーチュンとブラック・バードの上記二機体は後述のARC-Vにも登場しており、 見た目はほとんど変わっていないがディスク部分がARC-V仕様になっている。 ブラッディー・キッス 所有者:十六夜アキ 遊星とクロウ、カウルの塗装はジャックの手によるハンドメイドマシンであり、アキのライセンス取得テストの日に三人から贈られた。 中古のジャンクパーツを組み合わせたリサイクルモデルであり、ボルガー カンパニー製の新型エンジンも搭載していないため、遊星・クロウ・ジャックの3機に比べると馬力が小さい。 その代わり、クラッシュや接触等を考慮してかアキを守るようにアームガードが大型になっている。 ターンバックを連続して行えるなどかなり取り回しがいいみたいだ。 そのため、アーククレイドル侵入の際には他のD・ホイールに後れを取る描写があった。 スピードカウンターがハート型になっていたりと妙なところが凝っている。誰がこのような仕様を望んだのかは密に、密に。 チーム・カタストロフによって事故らされて大破するなど、結構酷い目に会う。 ギガントL 所有者 鬼柳京介 ボマーのDホイールほどではないがかなり巨大で全体的に黒と青を基調としたデザイン。 遊星曰く「輝いていた頃」の満足さんが乗っていた。ちなみに漫画版満足さんも使用。 同型モデル「ミネルヴァ(旧名:ギガントR)」も存在する。こちらの所有者はカーリー渚。 「WCS2010」では大量のスターチップと引き換えで入手できる。 T・666(テリブル・オーメン) 所有者 プラシド 白を基調にした、近未来的デザイン。 「これがD・ホイールの最終進化形態だ!」のかけ声と共に持ち主と合体する。 グリーフ・ヘカトンケイル 所有者:ホセ ホセのD・ホイール。1軸2輪駆動の珍しいD・ホイールであり、やはりというべきか搭乗者との合体機能を有している(ホセ獣輪態)。 なお、そのままの状態ではどう見てもD・ホイールとして使用できそうにない。合体ありきなのだろうか……? なお、ホセ自身はこのD・ホイールと同じ速度で自走する事ができる。 アンバー・クツァルカートル(A・ファヴニール) 所有者:ルチアーノ スキエルのような青い装甲が特徴的な、ルチアーノ専用の大型D・ボード。クツァルカートルとはケツァルコアトルのことである。 スタートダッシュでホイールオブフォーチュンを追い抜くなどD・ホイールと変わらない速度を出すことができる。 あまり気づかれないが、案の定搭乗者との合体機能を有している。 TF6ではアポリアから何故かA・ファヴニールと呼ばれていた。 トリニダード・ウロボロス 所有者:アポリア 三皇帝のDホイールが変形合体したアポリア専用機。 グリーフ・ヘカトンケイルがベースになっているためシートが存在せず、アポリアが直接合体することで操る(アポリア無双態)。 地味に四輪であり、バイクというより自動車に近い。 デルタイーグル 所有者 謎の覆面D・ホイーラー 前輪が存在しない斬新なD・ホイール。(*6)見た目はもろ修正テープ。 ゲーム「WCS2011」では同型モデル「オメガホーク」も存在する。こちらの所有者は謎の女性D・ホイーラー。 マシン・デイ・ブレイク 所持者 チーム太陽 チーム太陽が使ったDホイール。 ハンドメイドタイプで全体的に黄緑色でデュエルディスクは黒(*7)。 元々はチームリーダー・太郎の父が使っていたもので、お下がりのこれを空き缶、ハンガーなどの廃材で壊れた部分を修繕したオンボロバイク。 後にプラシドに壊され、エンジンすらかからない状態になったが、メ蟹ックたちによって完全修理され、そのスピードは相当早かった。(*8) ちなみにこれ1台しかないためチーム太陽はこれをノーマルカード、ヘルメットと共に使い回している。 巷では特殊能力を持ってない一般的なものでは一番早いと評判。 余談だがデイ・ブレイクは「夜明け」を意味する言葉。 パラドックス機 所有者:パラドックス パラドックスが使用しているD・ホイール。正式名称は不明。 白を基調としたカラーリングで、直列3輪である点はT・666を、先頭のカウルのデザインはT・ウロボロスを髣髴とさせる。 さらには加速することでタイムスリップすることができるというデロリアンの如きタイムマシン機能まで備えている。 スタンディングデュエル時には変形して宙に浮く。特に意味があるのか不明だが、ある意味一種のハイブリッドタイプと言えるだろうか。 モーメント・コア・フライホイール 所有者 Z-ONE Z-ONEの専用機。 コピーの遊星号に改造を重ねたなれの果てで、車輪がなくなっているが、バックレストの形状はそのまま。 手足が壊死したZ-ONEにとっては文字通り体の一部であり、浮遊機能に加えて専用の石板サイズデッキホルダー+巨大なマシンアームが用意されている。 ちなみに漫画版ではセイバルにこれの同型が存在。 デステニー・クラウン 所有者 イェーガー 漫画版イェーガーのD・ホイール。機首に顔がデザインされている。 最新の加速装置「Dブースト」を装備。 レクス専用機 所有者:レクス・ゴドウィン アニメと漫画でそれぞれ違う機体。 アニメ版の方はクロウの語る昔話の中で「伝説のD・ホイーラー」の専用機として登場しており、バックレストのない赤い車体が特徴。 後輪周りにブースター、車体中心に滑走翼がある。レクスがダイダロスブリッジから飛んだ際に失われた模様。 漫画版の方はなんと3機あり、一つは決闘神官時代に使っていたモーメント・コア・フライホイールの同型機、2機目はホイール・オブ・フォーチュンの同型機。 3機目は天空城セイバルに埋まっていたオーパーツで、デフォルトで飛行可能な搭乗型。こちらは究極幻神と同化した際に失われている。 クラッシュタウンやナスカまでD・ホイールで行っている事から、常識に捕らわれない走りが可能なようだ。 なお、 走行中の相手のD・ホイールを蹴り飛ばす 走行中の相手のD・ホイールに故意に接触する などもライディングデュエルのラフプレイとして存在している。ルールどうした(あくまでグレーゾーンではあるが)。 ※実際にバイクに乗りながらデュエルを行う行為は、道路交通法違反で罰せられます。絶対にするなよ!! World Champion Ship DSのWCSシリーズではこのルールが実装されておりストーリーの一部ではこのルールでデュエルしなければならない。 当然ながら疑似オートパイロットであるためデュエルをしながらD・ホイールの操作をするという場面は存在しない。 ちゃんと専用の「Sp」の魔法カードも存在し、それのみを収録したパックもある。ライディングデュエル専用の罠も一部存在する。 デッキも専用のものとなり、デッキ編成で「Sp」以外の魔法カードは入れられない。 2009は《スピード・ワールド》のルールで、2010と2011が《スピード・ワールド2》のルールとなっている。 2009では《スピード・ワールド》の仕様上カウンターを貯めて使う「Sp」が使いにくく、罠ゲーと化していた。 2010および2011の《スピード・ワールド2》では「Sp」が使いやすくなったが、アニメの通りバーン効果が大変優秀であり微妙にバランスを崩している面がある。 ゲーム版の「Sp」は《Sp-エンジェル・バトン》《Sp-シルバー・コントレイル》《Sp-ジ・エンド・オブ・ストーム》などのアニメオリジナルのものから、 《Sp-死者蘇生》《Sp-ブラック・ホール》《Sp-禁じられた聖槍》《Sp-地砕き》《Sp-封印の黄金櫃》《Sp-収縮》などのOCGのカード、 《Sp-ソーラー・エクスチェンジ》《Sp-地縛旋風》《Sp-ミラクル・フュージョン》 《Sp-剣闘訓練所(グラディアルトレーナー)》《Sp-真炎の爆発》《Sp-終焉のカウントダウン》と言った特定のデッキ専用のカード、 果てには《Sp-サンダー・ボルト》《Sp-苦渋の選択》《Sp-強引な番兵》と言った禁止カードまで存在する。 アニメオリジナルカードは一部効果とコストが調整されており、 《Sp-エンジェル・バトン》はスピードスペル消費7とかなり重くなった。さすがに重すぎると判断されたのか、後に4に緩和されたが。 効果が強力なカードほどコストが高く設定される傾向があるため、 《Sp-サンダー・ボルト》は例え三積みしてもコストが重いため、結果的に腐る可能性が高くなる。 その他の部分も一部再現されており、D・ホイールを使ったレースのミニゲームも存在。 自分でDホイールをカスタマイズすることもできる。 ただし、ライディングデュエル中はD・ホイールの性能は関係ないため、 最高速をいくら高めてもスピードカウンターが溜まりやすくなるといった恩恵を受けることはできない。 だが、2011では「最初のコーナーを曲がった方が先攻」と劇中の要素が再現されており、 一部の対戦相手には実際にこの方法で先攻後攻を決定することになる。 ある程度強化していればほぼ確実に先攻を取れるが。 2011ではストーリー後半WRGPに参加することになるがここでの勝ち抜きチーム戦も再現されており、 勝ち残ったプレイヤーはLPとフィールドと手札の状況が引き継がれる。 つまりエクゾディアを揃えると…… 余談だが、タッグフォース3に登場した三沢氏は自転車で行うサイクリングデュエルを考えていると発言をしていた。 ※自転車乗りながらデュエルしても「危険運転」扱いのため、道路交通法違反で罰せられます。 漫画版遊戯王5D sのライディングデュエル 設定が根幹から違うため、《スピード・ワールド》の代わりに「フィール」がメインの要素となっている。そのため「Sp」も無く、実際のルールに準じる。 あと、基本ノーヘル。 例外がオリキャラの伊集院セクトと、骸骨騎士ことルドガー。 読者がすっかり麻痺していたのか、フィールの存在が明らかでなかった初期には「バイクに乗っただけの普通のデュエル」とか言われていた。 フィールは、正式には「仮想立体触感(バーチャル・ソリッド・フィール)」といい、 かつてサテライトの最古島でレクス・ゴドウィンの主導で開発された技術。ジャックと鬼柳はこの研究開発を行っていたラボの出身である。 ソリッドビジョンを利用した疑似触感システムであり、後のARC-Vで零王が「開発」したリアル・ソリッド・ビジョンに近い。 モンスターの攻撃時、D・ホイールを加速させることで実際の衝撃を生み出して対戦相手に叩きつけるという物騒なものであり、基本的には衝撃による減速が主眼。 だが、加速力とモンスターの攻撃力によっては物理的ダメージを伴い、クラッシュに繋がることも多い。 一部の決闘者が使う「闇のフィール」は破壊力が尋常ではなく、肉体的ダメージどころかD・ホイール自体が木端微塵になる程の威力を発する。 ゴドウィンがフィールとその発生デバイスたるD・ホイールを開発し、 サテライトから全域に広めたのは結構最近のことであり(少なくとも10年は経過していない)、ライディングデュエル自体も歴史はかなり浅い。 フィール発生装置の正体は、本作のキーカードである「決闘竜(デュエルドラゴン)」達がカードになる前の力を再現するためのシステムである。 その意味では彼らを浸食する闇の瘴気による「闇のフィール」、その大本たる究極神のフィールこそが、本来のフィールと言える。 ちなみにこの世界ではサテライトとシティが最初から分かれている(*9)のと歴史が浅いため、迷惑機構はない。 そもそもこの世界観におけるライディングデュエルは、10000年前の超古代文明期、魔術師や神官によって行われていた儀式である「決闘疾走」が本家で、 当時の人間であるゴドウィンがそれを現代の技術で蘇らせたものである。 また、スピードに命を懸ける者達のことをこの世界では「決闘疾走者(ライディング・デュエリスト)」と呼ぶ。 ルールも簡素であり、 相手のライフを0にする 相手がライブラリアウトする 相手のD・ホイールが走行不能になる 相手より先にゴールする 相手がコースアウトする のいずれかを満たすと勝利。双方のライフが同時に0になった場合は走行時間が長い方が勝利だが、空中に投げ出されるなどの時は生存した方の勝利となる。 この世界ではフィールという物理攻撃が常識であるためこんなルールになった模様。 走行不能については原因の如何を問わず「止まったら負け」というものであるが、フィールで空を飛ぶのはOK。両者共に飛行している場合、墜落した時点で走行できなければ負けとなる。 遊戯王ARC-V D・ホイール… デュエルディスクを進化させたそのマシンを駆使し戦う「ライディングデュエル」は、 スピードとスリルに溢れた最高のショーであり、 自由の象徴であった 遊戯王アニメシリーズ第五作目であるARC-Vにて再登場。 主にシンクロ次元編で行われるが、D・ホイール自体はスタンダード次元編にて先行して登場している。 シンクロ次元にある「シティ」で行われており、 上記の5D'sとほぼ同じ仕様の一般人大迷惑なデュエル優先公道も当然のごとく存在。 本作では下級階層であるコモンズがバイクに乗ってデュエルした結果流行した様子。彼等にとっての自由の象徴だった。 しかし、本編開始時点ではトップスのためのショーと化しており、バイクことD・ホイールに乗ってデュエルするのも ショーやエンターテイメント性の追求によるもので、デュエリストのためというよりは観客のために発展していったようである。 迷惑システムも少し変更されており、5D'sのそれよりは多少マシになっている。 デュエルガ開始サレマス、デュエルガ開始サレマス、ルート上ノ一般車両ハ避難シテクダサイ。 ちなみに5D'sと違いデュエル中にコースのルートを変更する事ができる特徴がある。 《スピード・ワールド》は新たに《スピード・ワールド-ネオ》となっている。 5D'sの問題点であった「スピードスペルとそれ以外の魔法カード」に関するルールが消滅しており、 テキスト量はなんとあのアクションフィールドすら下回る簡素っぷりで 「(1):このカードは破壊されない。」の一文のみ。 故にスピードスペルが存在しないも等しい状態(アニメ版5D'sと漫画版5D'sのデュエル方式を足して割った感じ)。 まあ、ネオ以外のスピード・ワールドだとペンデュラムを使う遊矢や沢渡達のデッキが機能しなくなるので仕方ないが。 とはいえ、訓練された視聴者からは「結局普通のデュエルじゃん」「ライディングデュエルである意味がない」とあまり評判は良くない。 OCGプレイヤーからはマジックカードが普通に使用可能となったことで5D's時の問題が解決されたので上々のようだが。 フレンドシップカップでは赤馬零児の要望を聞き入れた行政評議会によってルールが改正され、アクションフィールドが急遽導入されている。 アクションフィールドは《クロス・オーバー・アクセル》。まさか、ライディングデュエルにアクションカードを持ち込むとは……。 アクションカードはやはりコース上に設置されているので、取るためにはD・ホイールの操縦テクニックが重要になり、「デュエルをバイクでやる意味」に説得力も増した。 遊戯王ARC-V(漫画版) ライディングデュエルこそ 運動神経 動体視力 反射神経 集中力 直観力 その全てを兼ね備えなければ頂点を極められない 究極のアクションデュエルだ!! 漫画版ARC-Vでは最初からアクションカードを使用するアクションデュエルの一種として登場。 あとやっぱりノーヘル。 普通のバイクにはヘルメット付けて乗ってるのに アニメとの相違点はコースは1本道の場合は対戦相手より前に出ないとアクションカードが拾えないこと。 またアクションカードは手で直接拾わず、レースゲームのパネルのようになっているアクションカードを踏むことで手札に加わるようになっている。 作中の最高クラスのD・ホイーラー「蓮」によれば、複雑なコースを最高速300キロ以上のスピードで走りながらデュエルをするライディングデュエルこそ、 全てを兼ね備えなければ頂点を極められない究極の「アクションデュエル」とのこと。 そこまで理解しててノーヘルなのか……。 アクションカードの使用が前提であるためアドバンテージを稼ぐ以上は相手の前に出なければならず、 (通常のアクションデュエルと違いモンスターによる妨害行為はできないようなので)基本的には走行技術の差が勝敗に繋がることになる。 とはいえ、某満足集団のように手札の枚数を一定数で維持しなければいけないデッキの場合は無理に前を走ると効果が使えなくなる場合もあるが。 また、「複雑なコンボで相手のライディングへの集中を削ぐ」のがライディングデュエルの上級テクニックで、プロの世界では常套手段らしい。 ソリティアしろと申すか 遊戯王デュエルリンクス 一部イベントで特殊ルールとして実装。使用できるキャラは5D'sとARC-Vのキャラのみ。 基本的には「ライディングデュエルグランプリ」として行われる対人戦が基本だが、後にフリー対戦でも選択できるようになった。 スピードカウンターのルールが適用されているが仕様が異なり、 使用するD・ホイールは事前に選択可能。なのでWOLに遊星が乗るということもできる スピード・ワールドはなく、D・ホイールごとにスピードカウンターが管理される スピードカウンターはお互いのスタンバイフェイズ(先攻含む)で1、モンスターの通常召喚で2、シンクロ召喚成功で3つ増え、モンスターが破壊されると1つ減る。最大12 スピードスペルはなく、スピードカウンターはD・ホイールごとに設定されたEXスキルのコストとして使われる EXスキルはデッキにセットしたスキルと併用可能(*10) という感じ。EXスキルは全て「Sp-●●」という名称になっている。 『「スピード・ワールド2」、セット!』 『追記・修正!アクセラレーション!!』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-02-11 11 29 32) 漫画版ARC-V 「ライディングデュエルこそ、運動神経、動体視力、反射神経、集中力、直観力、その全てを兼ね備えなければ頂点を極められない究極のアクションデュエル」← 一理ある 「複雑なコンボで相手のライディングへの集中を削ぐのが常套手段」←ソリティアしろと申すか -- 名無しさん (2016-09-02 11 21 10) 生存した方の勝利とかフィールで空を飛ぶのはOK。両者共に飛行している場合、墜落した時点で走行できなければ負けとなるとかちょっと何言ってるか分からないです -- 名無しさん (2017-02-03 16 55 05) ↑同感だが劇中の描写見てるとそうとしか言いようが…… -- 名無しさん (2018-03-06 11 13 38) 公道でのバイクに乗りながらデュエルが道路交通法違反なのは安全運転義務違反に該当するから? -- 名無しさん (2018-03-06 11 33 47) 放送前「どうしてバイクに乗って決闘しているんだ」→一年後「どうしてバイクに乗って決闘しないんだ」→二年後「どうしてバイクと合体しているんだ」→二年半後「どうしてバイクと合体しないんだ」→ZEXAL直前「どうしてバイクに乗って決闘しないんだ」 -- 名無しさん (2018-03-06 12 27 26) 遊星号は名前自体はおかしくないけど、それに乗ってるのが遊星なせいで妙な笑いを引き起こしている感じw -- 名無しさん (2018-03-06 12 31 03) 遊星号の名前はラリーが付けたやつだから しかたないね。否定しない遊星も遊星だがw -- 名無しさん (2018-03-12 21 15 16) スピードデュエル! -- 名無しさん (2018-04-15 02 08 40) ↑7アニメ超官曰く「走れなくなったDホイーラーにターンは回ってこない」なので。 -- 名無しさん (2018-05-02 15 26 19) ↑肝心の超官が棒立ちなんですが、って突っ込んじゃダメ? -- 名無しさん (2018-05-02 16 07 02) 狂気・・・ -- 名無しさん (2018-05-11 16 15 10) 魔法カードの発動のみにマナの要素が入ったゲームと見ることもできる気がする。環境で魔法乱発から暴れまわるデッキがトップにいると羨ましくなるルール。 -- 名無しさん (2018-06-28 13 01 31) ぶっちゃけバイクに乗る意味はあんまり無いけど視覚的には最高だった -- 名無しさん (2018-07-29 16 09 45) リンクス実装キタこれ -- 名無しさん (2019-01-30 14 05 32) ↑3 GXの終わりの頃にはドクターコレクターみたいに魔法を使いまくるソリティアが多かった記憶がある。 -- 名無しさん (2020-02-10 20 49 13) 新弾のカードで出るらしいな?これ絡みのカードが。 -- 名無しさん (2022-01-06 15 05 34) スピードワールドは現代なら無効に出来るじゃんとか出そうだけど、あれフィールドにあるけど存在しないカードだからガチで一切の効果を受け付けないしチェーンの類いも一切不可能なんよね。だからダメージ無効手段はないんだよな -- 名無しさん (2022-11-10 17 41 50) 海外のアニメ「ジェリーストーン!」でなんかライディングデュエル?がパロディーにされてた。何故か車に乗りながらカードバトルを繰り広げていて、カードを引いたら何故か車がハンマーに変形、相手の車を潰したけど、相手は「まだ2台目の車があるぜ!お前には無いだろ!」とか言ったらなぜか最後はカードとは関係ないコンビネーション技で警官を召喚して駐車違反で取り締まって貰ったという訳がわからん展開が繰り広げていた。海外のカートゥーンで日本のカードゲームアニメっぽいの作るとこうなるんだ……。 -- 名無しさん (2024-02-23 14 05 15) もしもが許されるならDM GX組がライディングデュエルをするシナリオを見てみたい 闇遊戯や海馬辺りどうデュエルするか気になるし -- 名無しさん (2024-03-21 01 23 03) 名前 コメント
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前半は、昭和天皇参照 エピソード 皇太子時代 幼少時、養育係の足立たか(後の鈴木貫太郎夫人)を敬慕し、多大な影響を受けた。学習院初等科時代、「尊敬する人は誰か?」という教師の質問に対し、生徒の全員が「明治天皇」を挙げたのに対し、裕仁親王一人だけ「源義経」を挙げた。教師が理由を聞くと、「おじじ様(明治天皇)の事はよく知らないが、義経公の事はたかがよく教えてくれたから」と答えたという。 初等科時代の学習院院長・乃木希典を「院長閣下」と呼び尊敬していた。ある人が「乃木大将」と乃木を呼び捨てたのに対し、「それではいけない。院長閣下と呼ぶように」と注意したという。1912年(大正元年)の乃木殉死の日、乃木の「これからは皇太子として、くれぐれも御勉学に励まれるように」との訓戒に対し、裕仁親王は「院長閣下はどこに行かれるのですか?」と質問した。乃木の殉死に薄々感づいていたのかもしれないTemplate 要出典?。 司馬遼太郎の「殉死」によれば、この際乃木は山鹿素行の『中朝事実』の講義を行なったという。これを読んだ中曽根康弘が約55年の後、その事実について尋ねたところ「あったのかもしれない」とのみ述懐した。乃木の朱が入ったその稿本は、宮内庁書陵部に長く保存されていたという。 学習院時代、学友たちがお互いを名字で「呼び捨て」で呼び合うことを羨ましがり、御印から「竹山」という名字を作り、呼び捨てにしてもらおうとした(実際、この皇太子の提案に学友が従ったかどうかは不明)。 皇太子時代にイギリスを訪問したときロンドンの地下鉄に初めて乗った。このとき改札で切符を駅員に渡すことを知らず、切符を取り上げようとした駅員ともみ合いになり(駅員は、この東洋人が日本の皇太子だとは知らなかった)、とうとう切符を渡さず改札を出た。この切符は後々まで記念品として保存されたという。 この外遊に際して理髪師大場秀吉が随行。大場は裕仁親王の即位後も専属理髪師として仕え続け、日本史上初の「天皇の理髪師」となった。天皇の専属の理髪師は戦前だけで五人交代している。この大場を始め、昭和天皇に仕えた近従は「天皇の○○」と呼ばれることが多い。 皇太子時代から「英明な皇太子」として喧伝され、即位への期待が高かった。北海道、沖縄はじめ各地への行啓も行なっている。北海道行啓では先住民族が丸木舟に乗って出迎えた。 天皇時代 戦前 大正天皇が先鞭をつけた一夫一婦制を推し進めて、「側室候補」として「未婚で住み込み勤務」とされていた女官の制度を改め「既婚で、自宅通勤」を認めた。 父・大正天皇について、激務に身をすり減らした消耗振りを想起して「父は天皇になるべきではなかった」と語ったことがある。長弟・秩父宮も同様の発言をしている。 晩餐時、御前で東條英機・杉山元の両大将が「酒は神に捧げるが、煙草は神には捧げない」などと酒と煙草の優劣について論争したことがあるが、自身は飲酒も喫煙もしなかった。酒は一度試して悪酔いし、以後だめになったとも伝わる。 「天皇の料理番」秋山徳蔵が晩餐会のメインディッシュであった肉料理に、天皇の皿だけ肉をくくっていたたこ糸を抜き忘れて供し、これに気付いて辞表を提出した際には、招待客の皿について同じミスがなかったかを訊ね、秋山がなかったと答えると「以後気をつけるように」と言って許したという。孫の紀宮清子内親王にも同様のエピソードが伝わっている。 学習院在学中に古式泳法の小堀流を学んだ。即位後、皇族でもできる軍事訓練として寒中古式泳法大会を考案した。御所には屋外プールが存在した。 アドルフ・ヒトラーから当時ダイムラー・ベンツ社の最高ランクだったメルセデス・ベンツの770K(通称:グロッサー・メルセデス)を贈呈され乗っていたが、非常に乗り心地が悪かったため好まなかったと伝わる。ちなみにこのグロッサーの車体はドイツ製ではなく、日本で作られたもので骨組みは竹製、外装は樹脂製であったという。このほか、菊紋をあしらったモーゼルなども贈られたと言われる。 戦時中 南太平洋海戦の勝利を「小成」と評し、ガダルカナル島奪回にいっそう努力するよう海軍に命じている。歴戦のパイロットたちを失ったことにも言及している。 ミッドウェイ海戦の敗北にも泰然自若たる態度を崩すことはなかったが、ガタルカナル以降は言動に余裕がなくなったという。戦時中の最も過酷な状況の折、宮中の執務室で「この懸案に対し大臣はどう思うか…」などの独り言がよく聞こえたという。 原爆や細菌を搭載した風船爆弾の製造を中止させたと伝わるなど、一般的には平和主義者と考えられているが、戦争開始時には国家元首として勝てるか否かを判断材料としている。戦時中は「どうやったら敵を撃滅できるのか」と質問することがあり、太平洋戦争開戦後は海軍の軍事行動を中心に多くの意見を表明し、積極的に戦争指導を行っている。陸軍の杉山参謀総長に対し戦略ミスを指弾する発言、航空攻撃を督促する発言なども知られる。 ガダルカナル島の戦いでの飛行場砲撃成功の際、「初瀬・八島の例がある。待ち伏せ攻撃に気をつけろ」と日露戦争の戦訓を引いて軍令部に警告を発したが、参謀の妨害にあって(事故とも伝わる)伝わらず、結果お召し艦であった比叡を失った。 天皇として自分の意を貫いたのは二・二六事件と終戦の時だけであったと語っている。このことを戦後徳富蘇峰は「イギリス流の立憲君主にこだわりすぎた」などと批判している。 1945年(昭和20年)8月15日には事前に録音された玉音放送が流され、天皇自身の声が国民に終戦を告げた。この放送における「耐へ難きを耐へ、忍び難きを忍び」の一節は終戦を扱った報道特番などで度々紹介されており、非常に知名度が高い(しかし、その発言はさほど重要ではない。詳しくは玉音放送を参照のこと)。 戦争を指導した側近や将官たちに対してどのような感情を抱いていたのかを示す史料は少ない。『昭和天皇独白録』によれば、東條英機に対して「元来、東條という人物は話せばよく判る」、「東條は一生懸命仕事をやるし、平素いっていることも思慮周密で中々良い処があった」と評していた。もっとも、追い詰められた東條の苦しい言い訳には顔をしかめることもあったと伝わる。しかしながら、のち、東條の葬儀には勅使を遣わしている。また、『昭和天皇独白録』などにより松岡洋右や宇垣一成などには好感情を持っていなかったと推察されている。また、二・二六事件で決起将校たちに同情的な態度を取った山下奉文には、その人柄や国民的な人気、優れた将器にもかかわらずこの一件を理由として良い感情を持たなかったとも伝わる。マレー作戦の成功後も、天皇は山下に拝謁の機会を与えていない(もっとも、拝謁の機会を与えなかったのは東條英機の差し金によるものとも言われる)。なお晩年、『猪木正道著作集4』を読み「特に近衛文麿と広田弘毅については正確だ」と首相・中曽根康弘に伝えたという。この本では両者とも批判的に書かれており、天皇の人物観の一端が窺えるTemplate 要出典?。 戦後 GHQ占領期 1946年初春、巡幸が開始された当時は「神ではない、ただの猫背の中年男」、「石のひとつも投げられればいい」と天皇の存在感を軽視していたGHQは、これを見て大いに驚いた。当時の英国紙は「日本は敗戦し、外国軍隊に占領されているが、天皇の声望はほとんど衰えていない。各地への巡幸において、群衆は天皇に対し超人的な存在に対するように敬礼した。何もかも破壊された日本の社会では、天皇が唯一の安定点をなしている」と書き、驚嘆を表した。 天皇の余りの影響力に、1946年12月の中国地方巡幸の兵庫県における民衆の国旗を振っての出迎えが指令違反であるとしてGHQ民生局は巡幸を中止させたが、国民からの嘆願や巡幸を求める地方議会決議が相次いだため、1948年からの巡幸再開を許可した。 巡幸開始の直前、1946年1月18日には名古屋で洋品店を経営していた熊沢天皇(寛道)がマッカーサーに陳情を行ない、天皇の巡幸の後を追いかける格好で全国遊説を開始し対面を要求した。当初GHQは熊沢に利用価値を認め、外電や雑誌『ライフ』に報道、遊説には護衛の将校をつけると篤く遇していたが、天皇への国民の敬意が深いことが知れると、GHQの熊沢への処遇はどんどん薄くなっていった。同時に19人もが存在した自称天皇も姿を消していった。 初の日本社会党政権の片山哲に対しては「誠に良い人物」と好感を持ちながらも、急激な改革に走ることを恐れ、側近を通じて自分の意向を伝えるなど、戦後においても政治関与を行なっていたことが記録に残っている。 1949年5月22日の佐賀県基山町の因通寺への行幸では天皇暗殺を目的として洗脳されたシベリア抑留帰還者が天皇から直接言葉をかけられ、一瞬にして洗脳を解かれ「こんなはずじゃなかった、俺が間違っておった」と泣き出したことがある。天皇は引き揚げ者に「長い間遠い外国でいろいろ苦労して大変だったであろう」と言葉をかけ、長い年月の苦労を労った。 同地ではまた満州入植者の遺児を紹介され「お淋しい」と言い落涙した。別の遺児には再会を約する言葉を残している。 行幸に際しては、食事についてなど、迎える国民に多くの生活に密着した質問をした。行幸の時期も、東北地方行幸の際には近臣の反対を押し切り「東北の農業は夏にかかっている」と農繁期である夏を選ぶなど、民情を心得た選択をし国民は敬意を新たにした。 行幸先で労働者から握手を求められたことがある。この時にはこれを断り、お互いにお辞儀をするという提案をして実行した。 独立回復後 アメリカからの使節が皇居新宮殿について感想を述べたとき、「前のはあなたたちが燃やしたからね」と皮肉を返したと伝わる。皇居新宮殿以前に起居していた御常御殿は戦災で焼失しており、吹上御所が完成する1961年まで、天皇は戦時中防空壕として使用した御文庫を引き続いて住まいとしていた。 戦後の全国行幸で多くの説明を受けた際、「あ、そう」という無味乾燥な受け答えが話題になった。もっともこの受け答えは後の園遊会などでもよく使われており、説明に無関心だったというよりは単なる癖であったと思われる。本人も気にして「ああ、そうかい」と言い直すこともあった。寛仁親王も、「陛下は『あ、そう』ばかりで、けっして会話が上手な方ではなかった」と語っている。もっとも謁見の機会を得た細川隆元は、その「あ、そう」一つとっても、 「ああ、そう、そう」 「あ、そう」 「ああ、そーう」 「ああ、そう、そうか」 「あ、そう、ふーん」 「ああ、そう、うん」 などのバリエーションがあったと書いている。細川曰く「同感の時には、体を乗り出すか、『そう』のところが『そーう』と長くなる」(『天皇陛下と語る』)とのこと。 一方で表情は非常に豊かで、満面の笑みを浮かべる天皇の表情のアップなども写真に残っている。ちなみにこの、『あ、そう』と独特の手の上げ方は非常に印象的で、昭和天皇の癖として小中学生果ては幼稚園児にいたるまで、国民に広く知られており、似た挨拶の仕方をする者に「陛下」との通称がつくほど親しまれていた。この所作を物真似する者も多かった。過去には、タモリが声真似をレパートリーとしていた。 1969年(昭和44年)1月2日に、皇居新宮殿が完成してから初の(1963年以来の)皇居一般参賀で長和殿のバルコニーに立った際、パチンコ玉で狙われた(負傷せず)。これを機に長和殿のバルコニーに防弾ガラスが張られることになった。犯人は映画ゆきゆきて、神軍の主人公奥崎謙三で暴行の現行犯で逮捕された。 皇居の畑で芋掘りをしていたときヤツガシラが一羽飛来したのを発見。侍従に急ぎ双眼鏡を持ってくるように命じた。事情のわからない侍従は「芋を掘るのに双眼鏡がなぜいるのですか」と聞き返した。このときのヤツガシラは香淳皇后が日本画に描いている。 イギリスなど王政を執る国に対しては、新興国のイランなども含めて好感と関心を抱いていたという。逆に共産主義陣営には不信感をぬぐえず、ペレストロイカが進んだ晩年においても懐疑的な発言がしばしばあったとされる。 第二次世界大戦を戦った経験もあってか、各国の戦争問題については特に関心が深く、時にはかなり踏み込んだ発言も行なっていたという。そうした言葉が表に出ることはないが、天皇の戦争についての考察は常に「命令権者」、即ち往年の大元帥としての視線だったと指摘する声がある。フォークランド紛争においては、英国は軍事行使に出ないと外務省も踏んでいた中、その帰結を一人正しく予期していた節があり、北方四島問題についての進講の際も、ふと「北方四島と北海道の間にある海峡は、潜水艦は通れるのか」と官僚に尋ねるなどしている。 生真面目な性格もあり、政争絡みで政治が停滞することを好まなかったことが窺える。「入江相政日記」には、いわゆる「四十日抗争」の際、参内した大平正芳に一言も返さないという強い態度で非難の意を示したことが記録されている。 同じ時期、政治家たちの会食中「皇居の堤防からは都内が良く見えますが、陛下はどこをご覧になりますか」との質問が飛んだ。天皇は「言うまでもないではないか、国会議事堂だよ」と言って笑ったという。政局に明け暮れる政治家たちへのきつい皮肉に、一同は「恐れ入りました」と思わず平伏したと言う。 1945年(8月20日及び11月臨時大招魂祭、昭和天皇行幸)、1952年(4月10日、昭和天皇、香淳皇后行幸)、1954年(10月19日、創立八十五周年、昭和天皇、香淳皇后行幸)、1957年(4月23日、昭和天皇、香淳皇后行幸)、1959年(4月8日、創立九十周年、昭和天皇、香淳皇后行幸)、1965年(10月19日、臨時大祭、昭和天皇行幸)、1969年(6月10日、御創立百年記念大祭、昭和天皇、香淳皇后行幸)、1975年(11月21日、大東亜戦争終結三十周年、昭和天皇、香淳皇后行幸)と靖国神社に参拝している。(靖国神社公式サイト内神社年表、『靖国神社 正しく理解するために』監修:三浦朱門、海竜社などを参照のこと) 1964年8月15日には靖国神社で行われた全国戦没者追悼式に参加した。1965年からの日本武道館での全国戦没者追悼式にも崩御直前の1988年まで欠かさず出席していた。 歴史教科書問題の持ち上がった1982年には「わが庭のそぞろありきの楽しからず わざわひ多き今の世を思へば」、自身最後となる戦没者慰霊式典に参加した1988年8月15日にも「やすらけき世を祈れどもいまだならず くやしくもあるかきざしみゆれど」との御製もある。御製に関しては、昭和天皇の大御歌も参照のこと。 1975年 1975年5月7日、1971年の訪欧の返礼としてエリザベス2世が来日した。警備要員として5万人の警察官が動員され、77万人の観衆が沿道に詰め掛けるフィーバーとなった。しかし国鉄労組のストのため、女王は関西に向かう往路での新幹線乗車を果たせなかった。 9月30日からは三年越しの計画であった訪米が二週間の日程で挙行され(1973年には田中角栄内閣で計画されたが、突発的な立案であったこともあり実現せず。1974年にも計画があったが、実務レベルでの調整不足により実現せずに終わっている)た。 訪米出発まで国内では東アジア反日武装戦線をはじめとする新左翼を中心に反対運動があり、訪米阻止のデモ行進や、9月4日には東宮御所爆破未遂事件、中核派爆弾製造アジト誤爆事件、15日には新左翼団体による葉山御用邸火炎瓶事件、原宿駅発煙筒事件と天皇を標的とした同時多発テロが発生し、都内は厳戒態勢が取られた。 同15日には共産主義者同盟戦旗派による伊勢神宮放火事件、自衛隊武器補給所前爆発事件も発生し、この日だけで計4件、皇室関係だけでも3件のテロが起こっている。 国会において野党・社会党の皇室の宮中祭祀への攻撃も強まり、5月29日秦豊参議院議員の参議院内閣委員会における「侍従は国家公務員であり、天皇の名代ということも個人的な資格ということが許されないと思う。伊勢神宮は明らかに宗教法人であるありように合わせ明らかに憲法二十条に抵触する習慣であると思う。これを習慣として見逃すことは余りにも重大であると思う」との国会質問に対して政府委員角田礼次郎内閣法制局第一部長が賛成答弁を行い、これを受けて9月以降、宮内庁は宮中三殿での祭祀の方式を簡略化、伊勢神宮、橿原神宮に派遣される勅使を従来の侍従から国家公務員の身分を持たない掌典に変更した。 この1975年11月21日の参拝を最後に昭和天皇は靖国神社への参拝を行わなくなった。以後、天皇の靖国神社参拝は三十二年にわたって途絶えている。1978年、極東国際軍事裁判被告人として絞首刑となったり獄中死した14名の重臣が合祀された際も、参拝することはなかった。なお、靖国参拝が途絶している正確な原因はいまもって不明である。富田メモ(日本経済新聞、2006年)・卜部亮吾侍従日記(朝日新聞、2007年4月26日)といった史料が真相を記したものと報道されているが、これらに続く史料は発見されていない。 訪米に出発する前の9月上旬には米NBCテレビと、20日にはニューズウィーク誌の東京支局長バーナード・クリッシャーと単独会見を行った。帰国後の10月31日には、日本記者クラブ主催で皇居「石橋の間」で皇室初の記者会見が行われた。10月31日の会見にはグレーのスーツ姿で記者会見場に姿を現した。(日本記者クラブ「特記すべき記者会見」[1] の「天皇・皇后記者会見 1975年10月31日」) NHK朝の連続テレビ小説を見るのが日課だったらしいが、前述の1975年10月31日記者会見で「テレビはどのようなものをご覧になるか」という質問に対し、微笑を浮かべ身を乗り出して、「テレビは色々見ますが、放送会社の競争がはなはだ激しいので、今ここでどういう番組が好きかという事はお答えできません」と微笑みつつ冗談交じりに返した。記者達はこの思わぬ天皇の気遣いに大爆笑した。(同上) アメリカ人記者から「『王子と乞食』のように一般人になりたいと思ったことはありませんか」の問いには「幼いころ『王子と乞食』を読んで、そのようになりたいと思ったが、この作品と同じ結末になったと思う」と応えた。 在位五十周年 在位五十年記念事業として、立川飛行場跡地に国営昭和記念公園が建設された。 記念硬貨として昭和天皇御在位五十年記念百円ニッケル貨が1976年12月23日から発行され、発行枚数は7000万枚に上った。 その他 歌番組も楽しみにしており、祭祀を行うため最後まで見られなかった紅白歌合戦の結果を近習に訊ねたり、昭和天皇時代の内廷皇族(明仁親王一家、特に当時の三皇孫)が揃って歌謡曲通であったという雑誌記事が伝わっている。 1982年(昭和57年)の園遊会で黒柳徹子と歓談。その際、黒柳が当時出版した自著・「窓ぎわのトットちゃん」の説明をし、「国内で700万部出版し、世界35ヶ国でも翻訳されました」との言葉に対して、「大そうお売れになって」と答えた。この天皇の答えにより、黒柳がまるで天皇に自著の自慢をしてるように周囲の目に映ってしまった。周囲は大爆笑し、黒柳は照れ笑いを浮かべるほかなかった。 このほか、柔道の山下泰裕選手が天皇の質問の中にあった「骨を折る」という語の意味を「骨折」と取り違え、しかもそのことに気づかず朗らかに返答するといったハプニングも記録されている。 晩年、足元のおぼつかない天皇を思いやって「国会の開会式には無理に出席しなくとも……」の声が上がった。ところが天皇は逆に、「むしろ楽しみにしているのだから、楽しみを奪うようなことを言わないでくれ」と訴えたという。 1988年8月には、歩行も思うに任せぬ状態になっており静養先から都内までの移動には従来のお召列車ではなく陸上自衛隊のヘリコプターを使用したが、全国戦没者追悼式会場での文書の朗読の声は従前と変わらぬ朗々たるものであった。 崩御に際しては元軍人を中心に殉死者が出た。確認されているだけで3件の殉死事件が発生し、未遂1人を含むと11人が殉死(自刃、飛び降りなど)を遂げている。このうち一人についてはニュースで取り上げられ、方法が切腹であったこと、殉死した場所である公園と「すめらぎの…臣殉ず」の辞世が報道された。 大膳を務めた谷部金次郎(秋山徳蔵の後任の主厨長)は、崩御を機に退官している。ある意味、天皇に殉じたと言える。神道界の重鎮小泉太志命も、天皇と運命を共にすると公言していた。 人物像に関するもの 3人の弟宮との関係は良好で、特に性格のほぼ正反対と言ってよい長弟秩父宮雍仁親王とは忌憚の無い議論をよく交わしていたという。秩父宮が肺結核で療養することになると、「感染を避けるため」見舞いに行くことが許されなかったことを悔やんでいた。その為、次弟高松宮宣仁親王が病気で療養するとたびたび見舞いに訪れ、臨終まで立ち会おうとした。臨終の当日も見舞いに訪れている。高松宮と末弟三笠宮崇仁親王は天皇の参拝が途絶えた後も靖国神社参拝を継続している(2006年7月21日東京新聞朝刊)。皇太子明仁親王の結婚問題においては、三笠宮が皇族を代表して賛意を表明することで一件落着を助けるなど、天皇と連携しこれを補完する形で行動した。いわゆる富田メモとされる文書にも、昭和天皇が高松宮の人物評をしたとされる箇所があるが、「自分にはない軽妙に外国人と付き合い戦後一時期はこの国にも役に立った面があり評価している」などと、長所短所を述べ公平に評した記録が残っており(「富田メモ抜粋」日本経済新聞2007年5月1日・同2日)、忌憚なく意見を交わす仲であったことがうかがえる。また天皇と三人の弟はその妃たち同士も仲が良く、これも関係を良好に保つ大きな助けとなった。前述した皇太子明仁親王の結婚問題では香淳皇后が秩父宮妃、高松宮妃と共に天皇に反対を唱えるといった一件も起こっている。 香淳皇后のことは良宮(ながみや)と呼んでいた(良子皇后は皇族の久邇宮家出身である)。 香淳皇后との夫婦仲は円満であった。はじめ皇女が4人続けて誕生したときには側近が側室を勧めたほどだが、これに対し「良宮でよい」と答えたという。また、行幸先では必ず「良宮のために」と土産を購入した。訪欧時にも、皇后を気遣ったエピソードがある。 ひげを蓄えたのは、成婚後からで「成婚の記念に蓄えている」とも「男子、唯一つの特権だから」と、理由を説明している。他方、1986年以降文仁親王が口ひげをたくわえはじめたときには「礼宮のひげはなんとかならんのか」と苦言を呈した。ちなみにこのときは両親である明仁親王夫妻が取り成して結局許されている。 第1子照宮成子内親王が誕生した際、「女の子は優しくていいね」と喜んだ。 スポーツに関しては「幼いときから色々やらされたが、何一つ身に付くものはなかった。皇太子(明仁)がテニスが上手いのは良宮(香淳皇后)に似たのだろう」と発言している。自身は乗馬が好き(軍人として必要とされたという側面もある)で、障害飛越などの馬術を習得しており、戦前は良く行っていた。戦後でも記念写真撮影に際して騎乗することがあった。また水泳(古式泳法)も得意で、水球を楽しむ写真も残っている。青年期にはゴルフに熱中したが、自ら言うようにあまり上達はしなかったようだ。 独立回復後はキリスト教を好まず、独立前の常陸宮正仁親王が美智子皇太子妃とキリスト教について語らい、喜んでいたことを知った際には激怒し皇太子妃がひれ伏して許しを乞うてもなかなか怒りが解けなかったと伝わる。もっとも敗戦直後にはキリスト教に対し容認的な姿勢をとっていた(現に皇太子の家庭教師は宣教師のヴァイニング夫人である)。 知的好奇心が旺盛で、天皇の質問に対しては、一切のごまかしも通用しなかったほどあらゆる出来事に精通していたといい、質問を受けた者は常に緊張していたという。その質問は予想もしないようなところから飛んでくるものも多く、しばしば相手に冷や汗をかかせた。もっとも相手を追い詰めるような質問はすることがなかったという。 進講などを受けるときには、両手を膝の上に置き、足をそろえてじっと相手の話に聞き入った。話が一通り終わると、メモも取っていないにも拘らず要点を適切に捉えた質問を向けたと言い、多くの人が天皇の記憶力の確かさに驚いたことを述べている。 学問に関しては、後述の生物学研究や御製の「おおらか」さなどから理科系人間である。秦郁彦は「さきの大戦のとき政府の要人で理科系の人物は昭和天皇だけであった(文藝春秋)」と評している。ちなみに敗戦後、皇太子明仁親王に送った手紙には「精神を重んじ科学を軽んじた」「米英を侮った」ことなどが敗退を重ねた原因であると記している。 一方で歴史、特に西欧の中世から近世にかけての国家の興亡史に造詣が深く、箕作元八の『仏蘭西大革命史』や『西洋史講話』はボロボロになるまで読んでいた。皇太子時代の訪欧では「わが国の歴史に十分な理解を持っている」との現地での評が残っている。独特の歴史観と言うべきものを有しており、発達した西洋文明をローマ帝国になぞらえ、その未来を憂うことがあったという。 1983年5月行田市の埼玉県立さきたま史跡の博物館を行幸したとき、ガラスケースの中の金錯銘鉄剣を見ようとしたとき、記者団が一斉にフラッシュをたきその様子を撮影しようとしたところ、「君たち、ライトをやめよ!」と記者団を叱った。フラッシュがガラスに反射して見えなかったのを怒ったものである。昭和天皇が公式の場で怒りをあらわにした唯一の例とされる。 男はつらいよシリーズの大ファンで、ビデオは全て持っていたと言われる。 独特の魅力を持っており、アメリカのフォード大統領も訪日の際、昭和天皇に謁見したが、そのカリスマに終始手を震わせたと帰国後に告白している。鄧小平も1978年の訪日の際、懸案となるであろうと予想された両国の過去の問題について開口一番率直な謝罪を述べた天皇に「電気にかけられたようになって震えていた」と入江相政が語っている。国内では河野一郎が「俺には『この人には敵わない』という人が地上に二人いる、フルシチョフと天皇陛下だ」と述懐したと伝えられる。崩御の際には人種・地域を問わず、世界各国から代表者が顔を揃えた事からも、彼が世界に与えた影響を窺い知る事が出来る。 特に海外の要人に対する心遣いが深く、1984年のブルネイ国王ハサナル・ボルキア一家の来日においては、挨拶の際に王女たち一人ひとりに対してまで、彼女たちの趣味などを話題にしながら会話を交わしたという。こうした真摯な態度が、多くの人々を魅了した一因でもあろう。 猫背、猫舌で、蕎麦と鰻茶漬が好物であった。月一回の蕎麦が大変な楽しみで、配膳されたときには御飯を残して蕎麦だけを食べたという。猫舌については、浜名湖で焼きたての鰻の蒲焼を食べて火傷をした逸話が伝わる。このほか、鴨のすき焼きも好んだと伝わる。このほか、食に関する逸話は非常に多い。 朝食にハムエッグを食べることを好んだという。 戦後はオートミールとドレッシング抜きのコールスローにトースト二枚の朝食を晩年まで定番とした。 晩年には体調が悪化したため好物の肉料理が食事に出なくなったことを残念がっていた。 魚が好きであり、臣下との会話で魚の話題が出ると喜んだという。趣味として釣りも楽しんだ。沼津において、常陸宮正仁親王を伴って磯釣りに興じたことがある。釣った魚は研究のため、全て食べる主義であった。終戦直後には「ナマコが食べられるのだから、ウミウシも食べられるはずだ」と、葉山御用邸で料理長にウミウシを調理させ食したという。 1959年の伊勢湾台風の直後、被害状況を説明する農林大臣の福田赳夫に突然「時に農林大臣、桑名のシジミはどうなったか」と尋ねた。桑名と言えばハマグリなのになぜシジミ? と福田は疑問に思いつつ退出したが、後で調べると当時桑名ではハマグリはほとんど採れず、シジミが名産品となっていた。福田は天皇の魚介類に関する知識の豊富さに舌を巻くとともに「要するにからかわれたのだ」と気付いて苦笑したという。 1962年の若狭行幸ではフグの蓄養を見、ハマチ釣りをして大変に喜んだという。若狭にはこの時のほかにも数回行幸しており、馴染みの宿も現存している。 1964年に下関に行幸した際には中毒の恐れがあるからとフグを食べられないことに真剣に憤慨し、自分たちだけフグを食べた侍従たちに「フグには毒があるのだぞ」と恨めしそうに言ったという逸話もある。その一方で同所ではイワシなど季節の魚に舌鼓を打ったという。 宮中にフグが献上された場合も同じ理由で食すことを止められ、時には「資格を持った調理人が捌いたフグを食べるのになんの問題があるのか」「献上した人が逆臣だとでも言うのか」と侍医を問い詰めることもあった。ついに生涯、食べることができなかった。 シーラカンスの解剖に立ち会ったことがある。これを食したかどうかについては語られていない。 相撲好きであり、蔵間を贔屓にしていた。蔵間が大関昇進を果たせないことを大変残念がり、「蔵間、大関にならないねえ」とこぼしたこともある。このほか、「突貫おじさん」こと富士桜の取り組みも大変楽しんだとされる。なお前述のぼやきは当時の春日野理事長を恐縮させ、蔵間は日本相撲協会理事長室に呼びつけられて叱責されたという。もっとも「一視同仁」、というわけで天皇自身がこうした力士の好みを口にすることはなく、天覧相撲の際にも極力抑えた態度で観戦していた。しかしプライベートでは別で、テレビ観戦時には身を乗り出してひいきの力士の取り組みを見守る天皇の姿があったという。 徳仁親王、文仁親王の留学に随行する侍従・警護官の人選など、東宮家の諸事に関して最終決定を行っていた。 太平洋戦争史上最大の激戦と言われたペリリュー島の戦いの折には「ペリリューはまだ頑張っているのか」と部隊長の中川州男大佐以下の兵士を気遣う発言をした。中川部隊への嘉賞は11度に及び、感状も三度も与えている。 特攻には批判的であったとされる。特攻第一号の報告がもたらされた際には「馬鹿なことを…だが、よくやった」と言ったとされ、特攻した兵士の覇気を讃えた。 南方熊楠のことは後々まで忘れることはなく、その名を御製に詠んでいる。南方および弟子からは都合四回にわたって粘菌の標本の献呈を受けている。 喫煙せず、煙草は喫煙者の臣下に下賜していたが、その際に「僕は煙草はのまないから煙草呑みにやろう」と言い、近臣が「陛下、朕と仰って下さい」と慌てる場面などもあったという。 見学した新幹線の運転台が気に入り、侍従に時間を告げられてもしばらくそこから離れなかったこともある。訪欧時にもフランスで鯉の餌やりに熱中し、時間になってもその場を離れなかったエピソードがある。 武蔵野の自然を愛し、ゴルフ場に整備されていた吹上御苑使用を1937年に停止し、一切手を加えないようにした。その結果、現在のような森が復元された。また「雑草という植物はない」(ただしくは「雑草と言う言葉には不快感がある」)といったことでも有名。 「テツギョ」というキンギョとフナの雑種とされる魚を飼育していた。後にDNA鑑定でキンブナとリュウキンの雑種と判明。 天皇の日常生活をいくらか近代的なものにした。宮城内に通常の半分の9ホールからなるゴルフコースを作ってゴルフをプレイしたり、天皇として初めてレコードを聴いたという。 運動神経の良い香淳皇后には自分が教えたゴルフで負け通しだったが、それでも笑っていたという。 海洋生物学を研究する関係からか、英語よりフランス語を得意としたと伝わる。訪欧時フランスのバルビゾンのレストラン「バ・ブレオー」でエスカルゴを食べる際、その個数について日本語とフランス語をかけて近臣をからかったこともある。 富士産業と三菱からスクーターを献上された。ラビットスクーターSー12型に乗ったことがあり、東宮御所においてこれに乗っている写真が現存する。乗っているのは三菱シルバービジョンc-11型であるとも言われる。 後述とも関連するが、学者としても一級であった。天皇の書いた論文を読んだイスラエルの学者が「この論文を書いた学者に会いたい」と言い、署名を見て論文の作者を知り非常に驚いたというエピソードがある。 現人神としての天皇に関するもの 戦前「天皇は神である」ということが喧伝されており世界的にも知られていたため、戦後日本に進駐したある米兵は日本人が進化論を知らないと思い込み、日本人相手に大真面目で講義を行った。相手の日本人は「中学で習ったことをいまさら教わるとは思わなかった」との感想を述べている。 昭和後期、欧米のテーブルトークRPGに天皇が登場したことがあり、1980年代末になって日本の富士見ドラゴンブックから発行されたTRPG関連書籍で紹介された。このときのゲーム上での設定は極めてよく研究されたものであり、「レッサー・ゴッド級の魔法を使う」など現人神としての性格が強調されていた。 政治学者の太田一男は「子供のとき学校でどう教えられたかというと、天皇陛下をまともに見たら目が腐るというのですね。それだから見てはいけない、そういうことを学校の先生がまじめに教えたんですよ」(1999年07月16日、衆議院内閣委員会)と証言している。 1997年8月29日、民放のドキュメンタリー番組驚きももの木20世紀で昭和天皇誤導事件が取り上げられたことがある。このとき再現ドラマにおいて、道を間違えた先導車の運転手である警察官はハンドルを握ったまま硬直し、泣きそうな顔、上ずった声で「ま、間違えました~!!」と、道を間違えたことを激しく狼狽する様子を演じていた(番組CMでもこのシーンは流された)。当時、神である天皇の先導という大任を任せられながらミスをしでかしてしまった者の心情、また天皇がいかなる存在として見られていたかがよく分かる内容となっている。この運転手の上官である警部は責任をとるために自殺を図ったが、一命を取り留め天寿を全うした。 現人神、最高指導者としてのイメージおよび残影は戦後も長く残り続け、黒豹シリーズにおいてはさすがに名は伏せられていたものの、天皇が主人公・黒木豹介に事件の解決を文字通り「泣いて頼む」シーンも描かれている。崩御後には仮想戦記シリーズにも登場している。 A級戦犯の容疑をかけられた徳富蘇峰(内務省勅任参事官などを歴任)の日記の『頑蘇夢物語』(講談社、2006~2007年、全4巻)では昭和天皇が敗戦の最大の責任者として批判され、また明治天皇と比較して「天皇としての御修養については頗る貧弱」、「マッカーサー進駐軍の顔色のみを見ず、今少し国民の心意気を」などと述べられている 山本武利「徳富蘇峰が「幻の日記」に記した敗戦の原因 ―右派ジャーナリズム最大のタブー「昭和天皇批判」が随所に―」「現代」40巻9号、2006年9月号p248~254、講談社参照。。 後半は昭和天皇-3参照 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年5月5日 (月) 16 14。
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砕けた幻想/上条当麻の後悔 ◆IVe4KztJwQ 日本人を殺す。 神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミア・リ・ブリタニア。 彼女はかつて人々の平和を願い、神聖ブリタニア帝国エリア11副総督として、 日本人とブリタニア人の間に平等の世界を築くという理想を掲げて必死に奮闘していた。 しかし理想の世界が実現するほんのわずかな手前でその惨劇が起きてしまう。 引き金となったものはギアス。人の意思を捻じ曲げる悪魔の力。 日本人を殺す。 ユーフェミアの意識をここまで繋ぎとめていたゼクス・マーキスは既にいなく、 彼女の意思は悪魔の力よって完全に支配されていた。 そして、より多くの日本人を殺すために、海岸線より南に見えるタワーを目指して 彼女が歩こうとしていた矢先に、ヒイロ・ユイの自爆音とは異なる乾いた音が、 そう遠くはない距離から一発の銃声がユーフェミアの元に響き渡った。 音のした方角を振り返るユーフェミア、その脳裏に浮かんだものは二つの顔。 それは。 血飛沫を上げ無様に死んでいった男、伊藤開司。 驚愕の表情を浮かべて崩れ落ちた女、白井黒子。 幾多の日本人の命を奪った。撃った。殺した。虐殺した。でもまだ足りない。 引き金を引く感触を思い出したユーフェミアが参加者名簿上の赤いマークをなぞり、 日本人の名前を眺めて蕩けたような恍惚の表情を見せる。 「うふふ、今の音は何かしら?もし、近くに日本人がいるとしたら殺さないといけませんわよね」 ほんの少し歩いた所で周囲に漂う血の臭いと大量の血痕を見つけたユーフェミアが嬉しそうにはしゃぎ、 ゆっくりと地面へ屈み込んだユーフェミアが目の前に広がる血溜りの中に人差し指をそっと沈めてみせる。 とたん指先に絡みついてくる特有の感触、ほんの少し粘り気のあるソレは紛れもなく此処で人の命が散った証だった。 ユーフェミアが赤く濡れた指をその舌でちろりと舐める。 「ふふっ、まだ温かい……」 彼女の喉がごくりと鳴って、その唇が半月に歪み、そこには妖艶な笑みが浮かんでいた。 そして、少し離れた位置にある先程より小さく赤黒い血溜りからは、 住宅街の合間へと続いている微かな血の痕が見てとれた。 「そちらへ行けば日本人に会えるのかしら?」 ギアスによって自らの意思を完全に支配されたユーフェミアが、血痕の続く先へと再び歩きだした。 ■ E-5エリア、住宅街の合間を吹き抜ける風、大通りよりわずかに外れた空き地、 その場所には口論を繰り広げる枢木スザクと上条当麻の姿があった。 彼らの元へと後から駆けつけた戦場ヶ原ひたぎとC.C.は、 レイ・ラングレンの死の真相や、一体彼らの間に何が起こったのかを二人に問いただしていく。 まずはE-6エリアでアーチャーの元を飛び出した上条が信長と戦ったこと、ア-チャーが死んだこと、 その後、御坂美琴の遺体を取りに来た民家の中で、サーシェスに騙された上条らとスザクが戦闘になったこと、 上条とレイが口論になり、結果として彼が自殺したこと、ひいては彼らが口論になった理由のことを話す。 全てを確認し終えた四人はE-5エリアに広がる住宅街の中を、 まるで人目を避けるように、薄暗い路地裏の道を選びながら西へと歩いていた。 天上の月は暗雲で陰り、眼下を歩く彼らの足どりはとても重たい。 そして、口論の原因となったレイの遺体はスザクが、御坂美琴の遺体は上条が、 今はそれぞれのデイパックに入れてて持ち運んでいたのだが、 実は遺体の扱いについてもひと悶着があった。 上条が御坂の遺体をデイパックに入れることへと猛反発をしたからだ。 「冗談じゃねぇぞ。たとえ死んじまったとしてもこいつは物じゃねぇ。 御坂美琴っていう名前をした一人の人間なんだよッ!!」 レイの遺体をなんの躊躇もなくデイパックに入れたスザクとは違い、 遺体の扱い方に対して上条は怒りを露にして声を荒げていた。 そんな状態の上条をなだめようと、御坂の遺体を見つめたひたぎが話しかける。 「上条君が御坂さんを物のように扱いたくない、 その気持ちはわからないでもないけれど、 あまり女の子の痴態を周囲に晒し続けるのは感心しないわね」 上条が背負う御坂の遺体はレイの銃撃によって頭部が打ち砕かれて、 その隙間からは赤黒い血が流れ、脳漿らしきものが見え隠れしており、 ひたぎが言う通りに、無残な様子を周囲に晒していた。 「そうだな……そっちの方が確かに御坂に悪いよな…。 すまない御坂、元の世界に帰るまでほんの少しだけ我慢してくれないか」 戦場ヶ原に礼を言いながら上条は御坂の遺体をデイパックに入れる。 そんな二人のやりとりを冷ややかな視線で眺めている者が居た。 スザクだった。スザクは上条からそっと目線を外し、相変わらず偽善者ぶりを 遺憾なく発揮するその様子に不信感と不快感を募らせていく。 「平気か?スザク」 いつの間にか厳しい顔を漏らしていたのだろう。 スザクの顔を真横から覗き込みながらC.C.が声をかける。 「ああ、僕は大丈夫だ。それよりも、君達をビルに残したままにしていたのはすまなかった」 「仕方なかろう。どうしてそうなったのか、おおよその理由は聞いたからな。 まあ、あの坊やとお前では水と油、わたしと戦場ヶ原とは真逆な意味でも 相容れないだろうからな、坊やの毒は強すぎるのさ」 「毒か…、それは彼のアレの事かい?」 C.C.が言った『毒』という言葉を聞いて、スザクが真っ先に思い浮かべたものは、 上条がスザクとぶつかるたびに何度も口にした、あの決め台詞だった。 『その幻想をぶち殺すっ!!』 幾度となく他人の幻想を打ち砕いてきた上条の言葉を英霊アーチャーは毒と称した。 自らを世界を侵す毒と言われた事で激しく反発をする上条当麻。 ほんの半日前だろうか、まだアーチャーが健在だった頃の様子を思い出してC.C.が語る。 「まあ…、それがあの坊やの強みなのだろうが、ああいった類の偽善は、 お前やルルーシュがもっとも嫌う性質のものだろうからな」 「しかしC.C.、僕にはアレが偽善だとさえ思えないんだ」 レイ・ラングレンの死、その最後の心の叫びを聞きながら、レイの全てを否定した上条当麻、 上条当麻がレイ・ラングレンを理解しなかったように、枢木スザクは上条当麻を理解できない。 ──いや、許せなかった。 ■ どれほど歩いたのだろうか、此処まで移動する前に北の方角から聞こえてきた爆発音も既に止んで久しい。 ある程度は身の安全を確認した四人の足元には、再び静寂が訪れていた。 ほどなくしてその沈黙を破り、スザクがおもむろに口をひらく。 「上条当麻、改めて話がある。違うな、君に確認したい事がある」 「ああ?言っとくが、さっきみたいなあんたの説教なら俺はご免だからな」 合流前のやりとりを思い出した上条がスザクの言葉に思わず身構える。 その様子を見たスザクは、あくまで冷静な口調をとりながら言葉を続けていく。 「君が御坂さんの復讐したいと思わないのも、殺人者を殺さないというのも僕には別に構わない」 「一体、何が言いたいってんだ!?」 「それでも、もしも僕たちがサーシェスのような相手にこの先で遭遇した場合、 僕はその相手を全力で排除しようとします。つまり相手を殺す、ということです」 「なっ…てめぇ…っ!!まだそんな事を言いやがるのかっ!!」 「まずは僕の話を最後まで聞いてください」 先程と違ってこの場にC.C.とひたぎがいる事により、自身にブレーキをかけているのだろう。 吼える上条に対してスザクは冷静な態度を崩さない。 「僕らが移動を開始する前に聞こえてきた戦闘音は、位置から推測しても多分あの信長だと思う」 信長という単語に反応した三人が、それぞれの思考の末に静かに喉を鳴らした。 「神原さんとアーチャーさんの命を奪った戦国武将、織田信長。 その事実を差し引いたとしても、信長は間違いなく危険な敵だと僕は思う。 たとえ話になってしまうけれど、再び僕らが信長と戦う事になったと仮定しよう。 いや、僕らが生き残る為にはその可能性は高いかもしれない」 よりいっそう神妙な顔つきをしたスザクが一呼吸の間を置く。 「上条当麻、信長はとても説得が通じるとは思えない規格外の存在だ。 あれほどの危険な相手を前にしたとして、サーシェスの時と同様に、 君は相手を死なせず殴るだけで済ます、信長を殺さずに済む方法があると言えるのか?」 そんな事は不可能だと、スザクが心中で告げている事が言葉の節々から伝わってくる。 スザクの言葉を理解した上条の顔が見る間に怒りで染まっていった。 「てめぇっ…!!神原が死んだ…アーチャーが死んだっ…!! そりゃぁ俺だって悔しいし悲しいさ、でも、だからってなぁ!! 相手を憎んで復讐して、そんな事を繰り返して、 一体その先に何があるってんだ!! なあ、戦場ヶ原、C.C.、お前らだってそう思うだろ!?」 拳を握り締めて両手を振り上げながら上条が叫ぶ。 「ふん、どちらが正しいかなど、わたしは知らないし興味もないさ」 C.C.は答えない。上条当麻はアーチャーの為にC.C.が涙を流した事を知らない。 その胸の内を知らない。しかし、ひたぎの前でひとしずくの涙を流した時のように、 C.C.が自ら他人にそれらを語ることはもうないのだろう。 「私が神原を殺した信長を許すと思うのかしら? 上条君のそういった所は嫌いではないけれど。 そうね、もしも私の最愛の阿良々木君が誰かに殺されたとしたら、 私はどんな手段を使ったとしても、その相手を必ず殺すわよ」 ひたぎが答える。それは阿良々木暦との一方的な約束にすぎない。 それでも、だとしても、ひたぎを殺人者にしない為に、 阿良々木暦は何があっても絶対に生き延びようとするだろう。 それがひたぎの愛を受け止めた阿良々木暦の選択なのだから。 それが二年もの地獄からひたぎを救い出してくれた暦への愛の約束だった。 C.C.とひたぎの本心は決して、おいそれと他人に語るものではないのだろう。 ぶっきらぼうに、不器用に、二人が思い思いの言葉を口にした。 しかし、ひたぎの言葉を聞いた上条が彼女に対して怒りの声をあげる。 「戦場ヶ原…お前まで何言ってんだよ!! 違うだろ…そうじゃねぇだろ…ッ!?」 「ごめんなさい、私は別に上条君の想いを否定はしない。 けれど私の阿良々木君への想いも誰にも否定なんてさせないわ」 両手を振りあげ必死に叫ぶ上条の姿、できることならその肩を持ってあげたいと思う。 それでも最愛の人に誓った自分の本心に、たとえ表面上の言葉だったとしても、 ひたぎという女は決して嘘の言葉を吐く事が出来なかった。 ■ 上条当麻はただ許せなかった。 基本的な身体能力や学校の成績はあくまで普通の高校生であり、 奇跡の右腕以外には、なんの特別な力を持たない少年。 しかし彼は今一人ではなかった。自分よりも遥かに強いだろうスザク、 ここまで行動を共にしてきたひたぎとC.C.の三人が一緒だった。 主催に反抗する意思を持った人間がこうして四人も集まっているというのに、 なぜ誰も彼もが殺し合いを否定する事を、殺し合わないという事を、 こうも簡単に諦めてしまうのか。 上条当麻はただそれが許せなかった。 「そうかよ…、戦場ヶ原…ッ、…お前までそんな事を言うのかよ! 俺は殺し合いなんて絶対に認めねえ、今までだってそうしてきた。 だからッ、スザク、戦場ヶ原、お前らがどうしてもその考えを 捨てれねぇって言うんなら、俺は何度だって言ってやるッ!!」 上条の言葉(毒)を遮る者(レイ)はもう居なかった、彼は死んだのだから。 「────俺がそのふざけた幻想をぶち壊すっ……ッ!!」 啖呵を切った上条がその右腕を真っ直ぐに突き出した。 その瞳にはひとかけらの曇りもなく、それは見るものによっては偽善であり、 偽善というよりは、とても狭い正義に違いなかった。 しかし上条の迷いのないその言葉は、スザクに深い失望を与えるだけだった。 レイ・ラングレンは己の命を賭してまで、他人の幻想(ユメ)を打ち砕くという行為の罪深さを伝えようとした。 その想いは上条当麻に何一つとして届かずに、あっさりと踏みにじられて地へと投げ捨てられたからだ。 スザクの胸で一度は抑えた上条への悪感情が再燃、静かに爆発する。 一瞬の沈黙を置いて冷たい眼をしたスザクが言った。 「そうか。それならば君とはここまでだ」 ■ 言葉が終わると同時に、スザクは素早くベレッタを引き抜くと、その銃口をピタリと上条へ向ける。 「てめぇッ!!」 「「スザク!!」」 その光景にスザク以外の三人が同時に叫ぶ。 「C.C.、それに戦場ヶ原さん、僕の話を聞いてください。上条当麻、君もだ」 「てめぇ、枢木スザクッ!!人に銃を突きつけながらなに言ってやがるんだっ!」 あくまで冷静な装いを崩さないスザクに上条が勢いよく噛み付いていく。 「君と一緒に行動していたら、僕はC.C.や戦場ヶ原さんを守れない。 いいや、正確に言うならば君の存在が彼女らを守る為に邪魔になる。 そう言ったほうが正しいな、ここまでの経緯を聞いてそう確信したよ」 「何を…勝手に決めてんじゃねえぞ、枢木スザク!! 戦場ヶ原の事も、あいつの恋人も、俺が守ってやるって約束したんだッ!!」 「偽善者の御託はもういらない。これ以上君と話していても堂々巡りを繰り返すだけだ。 君が現実を見ずに、そうやって理想を並べ立てている間に、一体何人の人間が死んだと思っているんだ。 君の身勝手な理想に付き合っていたら」 スザクの視線が殊更強く上条を射抜く。 「いずれ、僕たちは全滅する」 「……んなッ!!」 スザクが発した思いもよらぬ言葉に上条は絶句する。 「だから、君とはここまでだ」 言葉を終えたスザクは踵を返して背中を見せる。その後姿に上条が吼えた。 「理想を掲げて…、何が悪いッ!!」 スザクが立ち止まった。微かな溜息が聞こえてきたのは気のせいではないだろう。 「君が元いた世界は、よほど君にとって優しい世界だったんだろうな。 でもここは違う。君の理想は誰にも届かないし響かない。だからレイさんは、自ら死を選んだんだ」 「なんでだよッ!!なんでッ、誰もが幸せになれる未来を、ハッピーエンドを諦めちまうんだよ!!」 「じゃあ君は、最後まで命をかけて戦場ヶ原さんを守った神原さんの事を否定するのか?」 「誰もそんな事は言ってねえ!!それでも、あの時だって他に何かやりようがあったかもしれないだろッ!!」 「そうやって人の言葉を頭ごなしに否定して、耳を貸さなかった事で戦局を混乱させた、 その結果、君がサーシェスを死地に追いやった事をもう忘れたのか?」 「…あれは、あの状況でどっちが敵か味方かなんてわからねえよッ!!」 「それだけじゃない、なぜ僕が全滅すると言ったのか、C.C.に聞いて解ったんだ。 君はアーチャーさん対して俺一人の力が足りないのならお前の力を貸せ、そう言ったそうだな」 「ああ、確かに言ったさ。俺だけの力が足りないってんならC.C.や戦場ヶ原だっている。 あんただって俺より強い力を持っているんじゃねえかッ!!」 「その僕らを遥かに超えた力を持ったアーチャーさんは死んだ。それは何故だ?」 「それは、アーチャーは信長の奴にッ…」 スザクがちらりと後ろを振り返り、上条の姿を捉えて言った。 「それが違う。上条当麻、君がアーチャーさんを殺したんだ」 「なっ…、なにを言ってやがるッ!?」 「信長を振り切った僕らとアーチャーさんは合流した後ですぐに象の像へと向かう予定だっだ。 それなのに黙って勝手に飛び出した君を助けるために、アーチャーさんは信長と戦って死んだ。 ひいては君の行動の結果が、僕らが未だにE-5エリアに留まる事になった原因を作っている。 それが戦場ヶ原さんの恋人との合流の可能性を遅らせているのかもしれない。 他人の考えを全て否定する自分勝手な君は、そんな事を考えたことさえないんだろうな」 声の温度を下げながら、スザクが上条の全てを否定する。 「んなッ…」 「アーチャーさんを殺したのは君だ」 その言葉に愕然とした上条が崩れ落ちるように地に膝を付ける。 思い出したのは信長を倒すと言ったアーチャーの最後の背中だった。 「そんな訳があるかよ……アーチャーが死んだのが……俺のせいだってのかよ!!」 もう一度だけスザクは上条を真正面から見つめると、これが最後だと言わんばかりの決定的な決別の言葉を発した。 「訂正しよう、君の言葉は偽善者ですらない。ソレは悪意の扇動者が口にする言葉だ」 ■ 「いい加減にしないかお前たち、一体いつまで言い合っているつもりなんだ」 終わらない二人のやりとりに業を煮やしたC.C.が彼らの間に割って入る。 「…すまないC.C.、だけど僕は彼とは一緒に行動できない」 スザクが自らの判断をハッキリとC.C.に告げる。 「わたしは別段それでも構わないさ。 元々その坊やとわたしは何の関係もないからな。 しかし戦場ヶ原、お前はどうなんだ?」 C.C.に言葉を投げかけられたひたぎ、彼女は無言のまま地に伏せている上条の元へと移動する。 「立ちなさい上条君」 そう声をかけたひたぎはゆっくりと身を屈ませて、上条の顔と同じ高さまで自分の頭を下げる。 上条の眼はまるで泥のように暗く濁っていた。それを見たひたぎが彼女にしてはとても珍しく、優しい声で彼へと右手を差し出した。 「あなたも私たちと一緒に来るのよ。上条君は私の事を守ってくれるのでしょう?」 「くッ………うるせェ………うるせぇよ…ッ。 戦場ヶ原ッ…お前だってスザクと同じ考えなんだろッ!? だったら、俺の事は放っといてアイツらと何処へなりとも行っちまぇばいいじゃねェか!!」 ひたぎの右手を邪険に振り払た上条が、何かに堪えるように唇を噛み締めながら地を殴る。 「クソッたれがッ…一体…俺にどうしろってんだよ!!」 「……上条君」 上条に振り払われたひたぎの掌が微かに赤く腫れていた。 拒絶された右手を擦り、ひたぎがほんの一瞬だけ辛そうな表情をする。 しかし、必死に地面へと拳を振りかぶっていた上条はソレに気が付かない。 「まったく見ていられないな、この我侭坊やの事はもう放っておけ。 阿良々木暦を探すのだろう、行くぞ戦場ヶ原」 ふぅと短く溜息をついたC.C.がひたぎの元へ駆け寄り、赤く腫れていない左手をぐいっと掴む。 ひたぎは右手と左手を、上条とC.C.を見て逡巡する。その瞳が悲しみを秘めていた。 「たとえお前の無茶な行動でアーチャーが死んだとしても わたしは決してお前を責めたりはしないさ。 だけどな、女に手を上げて当たり散らすような男には正直失望したよ」 「………ッ!!」 「それに、どうやらお前の右手は幻想を砕くのではなく、女の右手を叩く為にあったようだしな」 容赦なく侮蔑の言葉を投げかけるC.C.。 上条は苦虫を噛み潰した表情で押し黙る事しかできずにいた。 そんな様子の上条に、C.C.に手をひかれながらも感情を押し殺した声でひたぎが言う。 「上条君、ほんの少し先に行っているけれど、あなたも必ず後から追い駆けてくるのよ」 ひたぎの声を聞いても上条は動かない。 「そこで腐っているのはお前の自由だろうさ。それでも今の戦場ヶ原の言葉を決して忘れるな」 C.C.の言葉を最後に、スザクの元へと駆け寄った二人は西へと向かって共に歩きだした。 自らの偽善を打ち砕かれた上条当麻の眼には、もはや彼らの後姿さえ入ってはいなかった。 ■ 「戦場ヶ原さん、ここまで彼と行動を共にしてきたあなたには申し訳なく思います。 それに彼に対して神原さんの事をあげてしまったのもすみませんでした」 神原が死んだのは元を辿ればスザクらの力が足りなかったからだと、 その想いを込めて、スザクは後ろを歩くひたぎに再度頭を下げる。 「いいのよ、きっとあの子も、満足して死んでいったはずだから。 いいえ、これはきっと、生きている者が自分を慰める為の言い訳ね」 どこか哀しげな色を浮かべたひたぎの瞳が揺れる。 「坊やの事は本当にあれでよかったのか?」 「上条君自身が私を拒んだのだから、仕方がないでしょう」 「…そうか」 「ええ、今は早く阿良々木君を探しましょう」 気持ちを切り替えたかのように質問に答えたひたぎが殊更明るく振る舞った。 C.C.はひたぎのその姿に多少の違和感を感じながらも、ソレに気付かぬ振りをした。 「しかしスザク。お前はあの時に本当は坊やを撃つ気がなかったようだが。 もしもそのまま、坊やと一緒に行動することになっていたら。その時は一体どうしていたんだ?」 「それは僕にも正直わからない。本当に撃つ事になっていたのか。それとも」 これでよかったのだ、自らの判断は決して間違っていない。 そう思いながらも、別れた際の上条当麻を思い出したスザクはほんの少しだけ顔を歪めてしまう。 「今はともかく西へ向かいましょう。象の像への集合時間にはだいぶ遅れてしまったけれど、 この方角に進めば誰かしらとは合流できるでしょうから」 上条当麻をE-5に残した三人はD-5エリアに差し掛かかる。 この別れは果たして双方にどういった結果をもたらすのか。 待ち受けるは新たな出会いか再会なのか。 夜空に浮かぶ月にはいまだに暗雲が立ち込めていた。 【D-5 南西/一日目/真夜中】 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:疲労(小)、左腕骨折(処置済み)、脇腹に銃創、「生きろ」ギアス継続中 [服装]:ナイトオブゼロの服(マント無し) [装備]:ベレッタM1934(5/8)、GN拳銃(エネルギー残量:中) 、鉈@現実 [道具]:基本支給品一式×2、デイパック(サーシェスの死体入り)、ノートパソコン@現地調達、オレンジハロ@機動戦士ガンダムOO、9mmショート弾(14発) 救急救命セット@現実、柳刃包丁@現実、工具一式@現実、雑誌@現実×多数、真田幸村の首輪、 果物ナイフ@現実 作業用ドライバー数本@現実 タバコとライター@現実、ショットガンの予備弾丸×78 文化包丁@現実 レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード、ドラグノフ@現実(10/10)、 GN首輪探知機@オリジナル、平バール@現実、麻雀牌@咲×31個、ユンケルスター@現実×8、パチンコ玉@現実×大量、 コンビニの商品多数(内容は後の書き手さんにお任せします) [思考] 基本:この『ゲーム』を破壊し、ゼロレクイエムを完遂する。 0:ルルーシュと合流する。 1:ひとまず象の像か西にいるであろう対主催と合流する。 2:首輪を外せる技術者を探したい。 3:ルルーシュに危険が及ぶ可能性のある要素は排除する。 4:明智光秀、織田信長、平沢憂、バーサーカー、ライダー、黒服の女(藤乃)に用心する。 5:確実に生きて帰る為の方法を探す。 6:上条当麻に強い不信感。 [備考] ※ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期から参戦。 ※主催が不思議な力を持っていることは認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。 ※もしかしたら『敵のアジト』が『黒の騎士団のアジト』ではないかと少し疑っています。 ※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランを政宗と神原から聞きました。 ※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。 ※政宗、神原、レイ、アーチャー、一方通行と情報を交換しました。 ※飛行船についての仮説、ライダーの石化能力と藤乃の念動力についての分析を一方通行から聞きました。 ※赤ハロとオレンジハロ間で通信が出来るようになりました。通信とは言えハロを通しているため、声色などはハロそのものにしかなりません。 【戦場ヶ原ひたぎ@化物語】 [状態]:ポニーテール、戦う覚悟完了 [服装]:直江津高校女子制服 [装備]:文房具一式を隠し持っている、ヘアゴム スフィンクス@とある魔術の禁書目録、あずにゃん2号@けいおん! [道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3、確認済)、バールのようなもの@現地調達 [思考] 基本:阿良々木暦と合流。二人で無事に生還する。主催者の甘言は信用しない。 0:スザク、C.C.らと象の像を目指しながら阿良々木暦を探す。 1:ギャンブル船にはとりあえず行かない。未確認の近くにある施設から回ることにする。 2:正直、C.C.とは相性が悪いと思う。 3:…上条君。 [備考] ※登場時期はアニメ12話の後。 ※安藤から帝愛の情報を聞き、完全に主催者の事を信用しない事にしました。 【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:健康、腹部に刺傷(応急手当済み、ほぼ治癒済み)、戦う覚悟完了 [服装]:血まみれの拘束服 [装備]:アーサー@コードギアス 反逆のルルーシュR2、赤ハロ@機動戦記ガンダム00 [道具]:基本支給品一式 阿良々木暦のマジックテープ式の財布(小銭残り34枚)@化物語 ピザ(残り54枚)@コードギアス 反逆のルルーシュR2 [思考] 基本:ルルーシュと共に、この世界から脱出。 不老不死のコードを譲渡することで自身の存在を永遠に終わらせる――? 0:スザク、ひたぎと西へ向かう。 1:戦場ヶ原ひたぎと行動を共にし、彼女の背中を守ってやる。 2:スザクに放送の内容と特に織田信長の生存を伝える。 3:いずれルルーシュとは合流する。利用出来る者は利用するが、積極的に殺し合いに乗るつもりはない 4:阿良々木暦に興味。会ったらひたぎの暴力や暴言を責める。 5:正直、ひたぎとは相性が悪いと思う。 [備考] ※参戦時期は、TURN 4『逆襲 の 処刑台』からTURN 13『過去 から の 刺客』の間。 ※制限によりコードの力が弱まっています。 常人よりは多少頑丈ですが不死ではなく、再生も遅いです。 ※赤ハロとオレンジハロ間で通信が出来るようになりました。 通信とは言えハロを通しているため、声色などはハロそのものにしかなりません。 ◆◇◆◇◆◇◆ 「ちくしょう……わかんねえよ……!!」 薄暗い路地裏にたった一人取り残された上条当麻。 否、戦場ヶ原ひたぎの差し伸べた手を、自ら振り払った彼は未だ地に伏せていた。 何が間違いで何が正しいのか。どれだけ考えても答えは出ない。 違う、そうじゃない。自分が間違っているなんて、一度たりとも考えた事がない。 スザクの言った通りだった。上条は一体何を根拠にして、あれほど強気で傲慢な言葉を繰り返してきたのだろう。 『君が元いた世界は、よほど君にとって優しい世界だったんだろうな』 今までが上手く行き過ぎていたという事なのか。不幸の裏返し、偶然という名の幸運の数々。 『君の理想は誰にも響かない』 スザクの幻が叫ぶ。生きている者、死んでいる者、上条の中で多くの言葉が呪いのように浮かんでは消えていった。 『お前の言葉は、毒だ。確かに一見すると正しいだがそれは単なる理想でしかない』 『誰かの幻想(ユメ)を殺すということの罪深さを、お前はまったく理解していない』 『誰かの気持ちを理解しようとすることを、なぜ諦められるんだ』 『君は相手の事なんか最初から考えちゃいない』 『だが、その甘さに潜む毒は、いずれその全てを屍に変える事になる』 『上条当麻、君がアーチャーさんを殺したんだ』 お前は偽善者だ。事実その通りなのだろう。 これまでも幾度となく数え切れない人間にそう罵られてきた。 自らの偽善を自覚しながら上条当麻は変わらない。 それは過去の記憶、禁書目録との出会いでその一切を失くした自分。 たとえ誰になんと言われようとも、上条当麻は己の内から沸いてくる たった一つの感情を決して変える事など出来ないからだ。 その上条当麻をして、有無を言わせぬ説得力を持った背中を思い出す。 「アーチャー…あんたは…この偽善の先に何があるのかを知っていたのか?」 上条の呟きが、誰もいない路地裏に空しく吸い込まれていった。死者は何も語らない。 「殺し合いなんて…そのふざけた幻想をぶち壊す…。 そう言って俺は誰かを救えたのかよ…、誰も救えてないじゃねえか…」 地面を殴り過ぎたのだろう。いつの間にか右拳の皮が擦り剥けて赤い血が流れていた。 『君の言葉は偽善者ですらない。ソレは悪意の扇動者が口にする言葉だ』 再度スザクの幻が叫ぶ。幻をかき消そうと必死に前へと出した両手があっさりと空を切る。 何故か瞳からは涙が溢れてきた。 「ちくしょう…」 どれほどそうしていたのかわからない。 ほんの一瞬のような気もすれば、長い時間が経っているような気もする。 ほんのわずかな刻で答えを出そうとした、その事がすでに間違いなのかもしれない。結局なんの答えも出なかった。 だから、偽善と呼ばれた過去の自分に必死に縋り付くことでしか、上条は自分を保つことが出来なかった。 「くっ……ふざけんじゃねぇ!!お前らの言ってることが俺にはわからねぇんだよ!」 俺は絶対諦めねぇ…たった一人でだって何度でも言ってやるッ! 復讐なんて認めねえ!たとえ誰かに殺されそうになったって、相手を殺していい理由にはならねえ!!」 地に伏せていた上条は、赤くなった眼を擦りながら、己の信念を再確認しようと勢いよく立ち上がる。 ぐだぐだと考えるのは性に合わない。そう言わんばかりに思いっきり地を踏みしめた。 幻想殺しの右手を握り締め、必死に縋り付いた想いを、その言葉へと変えてゆく。 「俺が…このフザけた殺し合いなんていう……その幻想を必ずブチ壊すッ……!!」 それは嘘の決意を秘めた必死の叫びだった。 だとしても、上条当麻の声が所せましと彼の立つ路地裏を駆け抜けていく。 ■ ──ガシャン。 不意に響き渡る音。 音のした方向を見やる上条。 その瞳に一人の女性の姿が映る。 「おいあんた…!!」 「あの、すみません。人の声がしたものですから、どなたかいらっしゃるのかと思い」 上条の張り上げた声にびっくりしたのだろう。 路地裏から少しだけ離れた住宅街の合間からは暗闇の中にありながらも、 とても際立つ鮮やか桃色の髪とそれを包み込む可愛らしい小顔が覗いていた。 「申し送れました。わたくしはユーフェミア・リ・ブリタニアと言います」 「あっ、ああ。俺の名前は上条当麻だ」 ユーフェミアに名乗り返した上条が近づいてきた彼女を顔を見る。 その微笑がどこか人形じみた表情に見えるのは気のせいだろうか。 いや、違う。彼女は肩に深い傷を負っていた。 上条に会った事で緊張の糸が解けたようにその場で蹲るユーフェミア。 「おい、あんた!!大丈夫なのか、しっかりしろ!!」 咄嗟にユーフェミアへと駆け寄った上条が肩を掴んで体を支えてやると、 その綺麗な額にうっすらと浮かぶ汗や唇から漏れる荒い息遣いに気付く。 「すいません…わたくしは…大丈夫ですから」 その言葉と態度は半分が嘘で半分は本当だった。 『うふふ、今度日本人に会った時は確実に殺すために慎重に行動しましょう』 いかに日本人を殺すのか。ユーフェミアはここまでの道筋でその事ばかりを考えていた。 しかしその様子は一見すると怪我を負いながらも必死に痛みに耐えているようにしか見えない。 だから上条はユーフェミアの本当の思惑に気が付かない。 「大丈夫って、んな訳ないだろ。酷い傷じゃないか。 待ってろ、何処か休める場所をすぐに探してやるからな!!」 今にも地面に崩れ落ちそうなユーフェミアに上条が肩を貸して住宅街へと歩こうとした。 その時。 「ありがとうございます。ところで、上条さんに少しお聞きしたい事があるのですけれど」 「ああ、こんな時になんだッ!?」 上条はすぐ隣にあったユーフェミアの顔を覗き込み、ユーフェミアは簡単な事だと話す。 「あなたは日本人ですか?」 上条を見つめるその瞳が朱色の燐光を帯びていた。 【E-5 住宅街と路地裏の間/一日目/真夜中】 【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 [状態]:疲労(中)精神的疲労(中)右拳に擦り傷、 [服装]:学校の制服 [装備]:なし、 [道具]:基本支給品一式、御坂美琴の遺体、 [思考] 基本:インデックスを助け出す。殺し合いには乗らない。御坂の遺体は必ず連れて帰る。 0:目の前の女(ユーフェミア)を今は助ける。 1:一方通行を探し出す。 2:戦場ヶ原ひたぎを追い駆ける?阿良々木暦を探す?戦場ヶ原ひたぎと3匹の猫の安全を確保する? 3:インデックスの所へ行く方法を考える。会場内を散策し、情報収集。 4:壇上の子の『家族』を助けたい。 5:俺の行動は間違っていたのか…。 [備考] ※参戦時期は、アニメ本編終了後。正体不明編終了後です。 【ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:全身打身、肩口に刺傷(中)、疲労(大)、ギアス発動中 [服装]:さわ子のスーツ@けいおん! [装備]:脇差@現実 [道具]:基本支給品×4、アゾット剣@Fate/stay night、ティーセット@けいおん!、ルイスの薬剤@機動戦士ガンダムOO、 特上寿司×17@現実、空のワインボトル×4@現実、ピザ×8@現実、 シャトー・シュヴァル・ブラン 1947 (1500ml)×25@現実、 ペリカード(3000万ペリカ)@その他、3449万ペリカ@その他、レイのレシーバー@ガン×ソード、 即席の槍(モップの柄にガムテープで包丁を取りつけた物)、シグザウアーP226の予備弾倉×3@現実 [思考] 基本:他の参加者と力を合わせ、この悪夢から脱出する。自分にできる事をする。 特殊:日本人らしき人間を発見し、日本人である確証が取れた場合、その相手を殺害する。 0:あなたは日本人ですか? 1:この島にいる日本人は皆殺し。 2:安全な場所で怪我の手当てをする。 3:体力の回復、武器の調達を行い、日本人を皆殺しにする為の準備を整える。 4:タワーへ向かう。放送、もしくは通信の機材があれば偽ゼロの情報を伝え、同時に日本人を一ヶ所に集める。 5:スザクに会ったら……。 [備考] ※一期22話「血染めのユフィ」の虐殺開始前から参戦。 ※ギアス『日本人を殺せ』継続中。特殊条件を満たした場合、ユフィ自身の価値観・記憶をねじ曲げ発動する。 会場において外部で掛けられたギアスの厳密な効果・持続期間は不明。 ロワ開始時点やアーニャと行動を共にしていた時とは、ギアスの発動条件や効果等に変化が起こっています。 ※ギアスの作用により、ヒイロのことは忘れています。 ※ギアス発動時の記憶の欠落を認識しました。発動時の記憶、ギアスそのものには気付いていません。 ※アーニャの最期の言葉を聴き、『ギアス』の単語を知りました。 「状況追記」 上条当麻がひたぎの元へ置いていったデイパックを今回の合流で回収しました。 中には基本支給品一式と御坂の遺体が入っています。 時系列順で読む Back Moonlight Black Next 残酷な願いの中で 投下順で読む Back Moonlight Black Next ディートハルト・リートの戸惑い 253 幻想(ユメ)の終わり(後編) C.C. 267 生物語~すざくギアス~(上) 253 幻想(ユメ)の終わり(後編) 戦場ヶ原ひたぎ 267 生物語~すざくギアス~(上) 253 幻想(ユメ)の終わり(後編) 上条当麻 271 そにぶ? 253 幻想(ユメ)の終わり(後編) 枢木スザク 267 生物語~すざくギアス~(上) 252 Innocent Days ユーフェミア・リ・ブリタニア 271 そにぶ?
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登録日:2016/07/21 (木) 23 07 00 更新日:2023/10/07 Sat 00 12 07NEW! 所要時間:約 22 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO くっころ どうも息子がお世話になってます カルデアキッチン組 サーヴァント チャリオット バーサーカー ブリテン ブーディカ マイルームの癒し ママ モデル体型 ライダー ローマスレイヤー 人妻 勝利の女王 垂れ乳 女王 巨乳 復讐者 斎藤千和 未亡人 母性 爆乳 童顔 経産婦 膝枕 良妻賢母 赤髪ロング 長身美女 騎士 ブーディカだよ。よろしく 気軽にブーディカさん、と呼んでもいいよ 『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントの一人。 クラスはライダー。 CV.斎藤千和 ILLUST:蒼月タカオ 身長:174cm 体重:62kg 出典:史実 地域:欧州 属性:中立・善 性別:女 ◆ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 C B+ C D D B+ ◆スキル クラス別スキル 対魔力:D 魔法に対する抵抗力。ランクDでは、一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:A 乗り物を乗りこなす能力。ランクAでは、幻獣・神獣ランク以外を乗りこなす。 保有スキル 女神への誓い:B 古代ブリタニアにおける勝利の女神アンドラスタへの誓い。 勝利すべき仇、と定めた相手への攻撃にプラス補正がかかる。ブーディカの場合、ローマに属する相手に対してのみ補正が働く。ローマ特効。 勝利の女王 A 上記スキルの強化版。後世にそう称賛された由来によるもの。 戦闘続行:A 戦闘を続行する能力。 決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負っても戦闘が可能。 不屈の闘志で強大なローマ帝国軍と戦い続けたブーディカの逸話がスキル化したもの。 戦場の糧:A+ 詳細不明。 アンドラスタの加護:A 勝利の女神アンドラスタによって与えられた加護。 集団戦闘の際、ブーディカとその仲間の全判定にプラス補正がかかる。特に防御のための戦闘で最大の効果を発揮する。 ◆宝具 『約束されざる守護の車輪(チャリオット・オブ・ブディカ)』 ランク:B+→B++ 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大補足:50人 守ってみせる!『約束されざる守護の車輪(チャリオット・オブ・ブディカ)』! 戦車。チャリオット。本来の姿は名馬による二頭立て。 ブリタニア守護の象徴であり、高い耐久力を誇る。 真名解放すると戦車が出現して、ブーディカとその仲間を守る。 ケルトの神々の加護を受ける事で飛行能力こそ得ているものの、突進能力はさほど高くない。仲間を守る「盾」として機能させるのが正しい運用法。 演出としては無数の戦車の車輪がパーティーの周囲を旋回するだけ...だったが、アーケード版では本来の姿で登場し、宙を駆けて加護を振り撒く→従来のモーションの順で展開するように。 2021年2月のモーション変更に伴い宝具演出が同じものに改められた他、EXアタックでも召喚して敵を轢き潰す。 ゲーム的にはArts属性で、パーティに3ターン持続する防御力UP効果と1ターン限定で防御力を大きくUPさせる効果を付与する。相手の宝具などに合わせて使おう。 同系統のマシュの宝具と組み合わせたりするとまさしく鉄壁となる。 『約束されざる勝利の剣(ソード・オブ・ブディカ)』 ランク:B 種別:対人宝具 ソード・オブ・ブディカ。ブーディカ自身と同じ「勝利(Victory)」の名を冠する片手剣。 だが、決して星の聖剣ではなく、勝利も約束されない。完全ならざる願いの剣。 おそらくブーディカがイラストで帯びている剣のことだと思われる。 能力は魔力塊を打ち出す事。一発一発は小ぶりで低威力だが燃費が良く連発も効く。真名解放せずとも使用可能だが真名解放すると大量の魔力塊を連射する。 戦闘モーション改修後は通常Quick攻撃で振るうようになった他、遠距離Buster攻撃では小規模だがビームを発射する。 ◆史実におけるブーディカ 1世紀頃に実在したケルト人イケニ族の女王。生年は不詳で、60年(61年)に死亡。 当時絶大な支配力を有していたローマ帝国に、不満を持つ多くの部族をまとめあげて大規模な反乱を起こした女王として知られている。 腰元まである赤毛と高身長の知性溢れる女性だったが、同時に荒々しい声と鋭い瞳を持つ女性であったと伝わる。 イギリスではビクトリア朝時代、当時の女王であるヴィクトリア女王と同じ意味の名を持つ女王として伝記が広まったことをきっかけに有名となり、 現在ではイギリスの重要な文化的象徴として大きな知名度を誇る。 その名は"勝利"と同一の語根を持つ。 元はイケニ族王プラスタグスの王妃であり、夫が存命中はローマ帝国と同盟を結ぶことで部族も独立しており、当時のローマ長官と小競り合いはあっても安定していた。 王との間には2人の娘も産まれ、ブーディカは王妃として、娘が跡を継いだ後は王の母として一生を終えるはずであった。 しかし、プラスタグス王の死後、ブーディカの人生は一転する。 ローマ帝国は、プラスタグス王の「自身の死後は娘とローマ皇帝が自国を共同統治する」という遺言を逆手に取り、 当時の「女性に財産の継承権はない」とされていた法律を盾に領地と財産の半分を奪った上、 ブーディカの2人の娘に統治権はないと言わんばかりに、強引にローマ帝国の属州(皇帝属州)扱いにして併合してしまう。 プラスタグス王は生前、死後娘たちが皇帝と共同統治できるように根回しをしていたとされるが、無駄に終わってしまう結果になった。 ※ちなみに当時のローマ帝国は「同盟を結んだ王が死去した時点で同盟は破棄する」のが当然と考えており、 イケニ族以外にも同盟した王が死去した後に強引に属州とされてしまった事例が存在した。 また、当時ブーディカたちが住んでいた領土を収めていた総督は豪奢な暮らしの結果莫大な借金を背負っており、 同じく多額の借金を背負う官僚と共謀してイケニ族を陥れたとされる。 イケニ族は貴族であろうともこのローマ帝国の理不尽な決定によって奴隷同然の地位に落とされ、領地も財産も没収された。 ブーディカは元首の地位を継いだはずの娘2人とローマ帝国行政長官カトゥスのもとに抗議に向かうも、カトゥスからは嘲笑を浴びせられ、 見せしめと言わんばかりに鞭打たれ、娘2人共々陵辱される(*1)。 自国を理不尽に奪われ、自身どころか愛する娘まで侮蔑され、穢され、傷付けられたブーディカの怒りは頂点に達し、ローマ帝国への反逆を決意する。 そして西暦60年。ブーディカはイケニ族のみならず近隣のローマ帝国に叛意を持つ部族を集め、ローマ帝国への反乱を開始する。 反乱軍の長を任されたブーディカは、反乱の吉兆を占う儀式を執り行う。吉とする結果が出たことを受け、ブーディカは勝利の女神アンドラスタへと祈りを捧げた。 この儀式により、ブーディカの名前に「勝利」の意味が含まれたという。 占いの結果通り、ブーディカ率いる反乱軍はカムロドゥヌム、ロンディニウム、ウェラニウムの3都市を瞬く間に攻め落とし、蹂躙した。 この戦いで3都市は尽く廃墟と化し、そこの住民や反乱を迎え討った7、8万人ものローマ人は、 わずかな生き残りを除いて全員が絞首刑、火あぶり、磔刑などに掛けられ、虐殺された。 それほどまでに、ブーディカを含めた反乱軍のローマ帝国に抱く憎悪の念は深かったのだ。 事実、ブーディカは自身が率いる反乱軍に向けて、「自分は復讐者としてここにいる」「私には勝利するか、(敗北して)死ぬかしか道はない」と告げている。 しかし、3都市を生贄にして時間を稼ぎ、鎮圧に十分な兵力を蓄えた当時の総督ガイウス・スエトニウス・パウリヌスが反攻を開始する。 スエトニウスは北アフリカ植民地の反乱を鎮圧し、ローマ人としては初めてアトラス山脈を越えた優秀な軍人であった。 彼がドルイド族反乱鎮圧のためブリテン島を不在にしていたことも、ブーディカが反乱を起こしたきっかけの一つである。 スエトニウスはドルイド族との和平を急ぎ取り付けるとブリテン島に戻り、ロンディニウムへ急行するが、 反乱の元凶であったカトゥスの敗北と逃走の報を聞いてロンディニウム救援を断念。 戦力をかき集め、決戦の地としてワトリング街道に陣を張る。(*2) ローマ軍1万に対し、反乱軍は23万であった。 元々属州(実質的な植民地)であったために貧弱な武装しか出来ず、数と緒戦の勝利の勢いで反乱を優位に進めていたに過ぎなかった反乱軍に対し、 敗退したかに見えたローマ帝国軍は最新鋭の装備を身に付けた熟練の兵士を集め、虎視眈々と反撃の機会を狙っていた。 ブーディカより250年前にハンニバル・バルカを苦しめた「全く同じ練度、全く同じ装備の兵士たちが、倒しても倒しても現れる」というローマお得意の総動員体制が此処でも炸裂したのだ。 加えて膨大な人員に膨れ上がった反乱軍は統制が取れず、また戦車を駆使した機動戦も行いづらくなっていった。 ブーディカの才覚では、これほどの大軍を指揮する事はできなかったのだ。 そして迎えた運命の「ワトリング街道の戦い」。 「あの騒がしい蛮人どもなんか恐れるに足らない」 「あいつらは女の尻に敷かれた情けない連中なんだ。奴等は戦士なんかじゃ無い」 「証拠に、あの貧弱な武装を見てみろよ」 「俺たちの武器と気概を見せ付けて、やっつけてしまおうじゃないか」 「一団になるんだ。槍を投げて、前に進め。盾で奴等を撃ち、剣で止めを刺せ」 「略奪は忘れろ。勝って、もっとたくさんの戦利品を得ようじゃないか」(*3) 1:23の戦力比を覆すべくスエトニウスは森に挟まれた狭い街道で反乱軍を迎え撃ち、数の利を奪った上で投槍を駆使して徹底的に攻撃、反乱軍に大損害を与えた。 そして投槍を使いきると後退、街道先の広野へと反乱軍を誘い込み、今度はV字型に隊列を組んで突撃を開始する。 後方に待機させた非戦闘員を満載した馬車群(*4)とローマ軍に挟まれた反乱軍は撤退できず、身動きも取れないまま擦り潰されるようにして壊滅した。 一説によるとローマ軍400人の犠牲に対して8万人もの死者を出した末、二人の娘を失ったブーディカは服毒死したとされる。 しかし、ブーディカ率いる反乱軍はローマに敗北こそしたものの、3都市を壊滅せしめたこの大反乱はローマ帝国に恐怖を与え、 それまでの属州への苛烈な締め付けを見直させるに至った。 勝利こそできなかったが、ブーディカの決意と彼女に付いていった反乱軍は、解放まではできずとも自分たちと同じ境遇に喘ぐ同胞たちを救ったのである。 なお、ブーディカが反旗を翻した頃のローマ皇帝はネロだったりする。 一方スエトニウスは反乱鎮圧後も軍残党へ苛烈な粛清を加えようとしたため、一転して植民地解放政策に取り組んだネロによって任を解かれる憂き目にあっている。 その後ネロの死に伴って勃発したローマ内戦では第二皇帝オト配下の将軍として采配を振るうも、最終的には敗北。 一説にはこの敗北は意図したものであり第三皇帝ウィテッリウスに許されたと言われるが、以後の消息はわかっていない。 彼もまたブーディカともども、史実とFateに共通するネロの気分屋な性格の犠牲となったとも言える…。 但し、ネロとブーディカは史実では結局、一度たりとも面識はなかったとされている。 当時の縦割り社会や領土が広すぎた事が災いし、イケニ族の窮状やブーディカの抗議は何一つ彼(Fateでは彼女)の耳に届くことはなかったとされている。 反乱鎮圧後にブーディカの動機を知ったネロは激怒し、主犯であるカトゥスを含めた将校たちを激しく叱責・罷免したとの事である。 ローマ帝国最高権力者として責任を追求されて然るべきではあるが、ネロ自身には(少なくとも直接的な)落ち度はなかった事を付け加えておく。 歴史に「もしも」はあり得ないが、ネロとブーディカが直接対面できていれば、ブーディカが復讐者に堕ちることはなかったかもしれない…。 そして、ブーディカは死後、中世まで祖国といえるイギリスでもその名前を忘れ去られていたが、ルネサンス期に彼女の伝説を記した歴史書が発見されたことをきっかけに、 様々な芸術家が彼女の鮮烈な生涯を戯曲や詩にしたことで徐々に世間に知られ始め、 上記の通りビクトリア朝時代に、時の女王ヴィクトリアと同じ意味の名前を持つ女王として一気に知名度が上がる。 イギリス海軍の軍隊名に彼女に因んだ「Boadicea」の名前が採用されたり、彼女と愛娘二人を形どった銅像が造られたりし、 イギリス国民の間に「ブーディカ」の名前と伝説は広まることとなった。 死後1800年を経て、「勝利」の名を持つ女王の伝説は祖国に復活したのである。 ◆『Fate/Grand Order』におけるブーディカ きよひーらと同じく、シナリオクリア報酬で確実に入手できるサーヴァントの一人。クラスはライダーで、レアリティは☆3(R)。 襟元や肩、袖、そして足元は服やブーツで隠れているものの、胴体部分はビキニか下着かといった程度の布面積の服しか着ておらず、 へそ出しスタイルで尋常じゃねぇローライズを履き、胸元は谷間が丸見えという、挑発的とかいうレベルじゃない大胆な格好の、剣と盾を持った赤毛の美女。 もう一人の稼動初期ライダーといい勝負の痴女っぷりだが、霊基再臨を重ねることでスカートやコルセットを身に付けていき、最終的にはやや露出が目立つくらいの女性に。 第三段階では腰元まで伸びる長い赤髪になって頭には王冠を被り、女王らしい風格を備えるに至る。最終再臨では草原に腰掛けて優しい笑顔を向けてくれる。 見た目こそ20代後半くらいの女性だが、中身は晩年までの記憶を有しているためか、余裕のある落ち着いた性格で現界している。 好きなものは「空と大地と人の営み(そして美味しいゴハン)」という慈愛に満ちた女性で、サーヴァントとなった今でも夫や娘を愛し続けている。 マスターやマシュにも愛情をもって接しており、絆レベルがまだ上がっていない頃から「あたしでよければなんでもするよ」と言ってくれる。ん? 今なんでもするって その愛情は祖国を同じくする英霊たちにも向けられ、例えばブリテンを治めた騎士王等には、構いたがりの親戚のお姉ちゃんのようになるという。おば↑さん↓だと!? ふざけんじゃねえよお前、お姉さんだろォ!? 一方で、数少ない嫌いなものには「ローマ」を挙げており、「ローマだけは好きになれないな」と苦笑する。その生涯を思えば仕方ないだろう。 また、史実では苛烈な性格と伝わる彼女だが、Fateでは召喚した時から「ブーディカさんと気軽に呼んで」と言うほど気さくな性格の持ち主であり、 経産婦ならではの余裕とノリの良さでピクニックに誘ってきたり、膝枕してくれようとしたり、息を切らしていてもバカ2人の「くっ、殺せ!」小芝居に付き合ってくれる。 一方で「女性」として見られることには慣れていないようで、 バレンタインでは「あはは……困ったな、そーゆーのは予想してなかったかも」と照れ笑いしたり、 マスターからの「優しいお姉さん」という認識に合う振る舞いをしようとして悩んだりと、可愛らしい一面も見せてくれる。 なんとなく会話集めにブーディカをお気に入りにしたら彼女がマイルーム固定サーヴァントになってしまった、というマスターもいることだろう。 「お腹すいた? よーし、何か作ろっか!」 シナリオでは第二章「AD.0060 永続狂気帝国セプテム“薔薇の皇帝”」にて自軍サーヴァントとして登場。 皇帝ネロ率いるローマ帝国の将軍となり、連合ローマ帝国と戦っていた。 人当たりの良さはここでも発揮され、ネロどころか会話は出来ても意思疎通はできない筋肉とも普通に接していた。 年代こそ一緒だが、主人公たちが着いた頃には既にブーディカは死去しており、ネロとは違って死後間もない時代に召喚されたサーヴァントである。 ブーディカは現界当初、ローマやネロに復讐する絶好の機会と考えるも、蹂躙され、破壊されていくローマの都市や住民を目にして、復讐よりも彼らを守りたいという想いを強く持ち、 敵国であり、憎んでしかるべき国であるローマ帝国の民のため、皇帝ネロの側で剣を執ることを選んだという。 まさしく英霊というべき気概だが、当人は「復讐に囚われて蹂躙と虐殺を行ったロンディニウムの罪滅ぼしのつもり」と自己分析している。 ちなみにシナリオでのブーディカは第二段階のスカートやコルセットを身に付けた姿で登場していたため、 クリア報酬でもらった際に初めて第一段階の痴女めいた服装を目にして驚いたマスターも。 ゲーム中の性能はHP寄りのステータスを持ち、宝具も防御タイプという耐久型のサーヴァント。 しかし、スキルが「女神への誓い」(自身に「ローマ」特攻状態を付与)、「戦闘続行」(自身にガッツ状態付与)と、 マシュやレオニダスらと違って自力で無敵やターゲット集中などができないため、 パーティの盾とするには心もとないサーヴァントであり、少し使いにくい。盾になってもらうなら概念礼装などでのフォローは必須。 彼女の特徴ともいえる「女神への誓い」も、正直「ローマ」を持つエネミーやサーヴァントはそこまで多くないため、汎用性は低い。 敵で出てくるとめんどくさいことに定評が有るカリギュラに強い、というのは魅力かもしれないが。 最終再臨後に追加される強化クエストは2022年現在最多の4つ(ただし一つは初期勢によくあるスキル追加)。 まず1つ目のクリアでパーティ全員のArtsカードを強化する「アンドラスタの加護」を習得。 自身の強化はもちろん、ジャンヌなどの耐久型でArts属性の宝具を持つサーヴァントとの相性がさらに良くなり、使い勝手は向上したといえる。 2つ目のクリアで宝具に【3ターン味方全体の攻撃力アップ(OCで効果上昇)】が追加、火力サポートも可能になった。 しかし、ここでもマシュの「いまは遥か理想の城」と効果が被るのが難点。 一応マシュ+ブーディカ+αで低レア低コスト耐久パを作る分には更に相性が良くはなっている。 3つ目のクリアで「女神の誓い B」が「勝利の女王 A」に変更。 ローマ特攻が味方全員にかかるようになり、最大50%のクリティカル威力アップ(3ターン)が追加。 自身が星を吸いやすいというサポーターとしての欠点改善にはなっていないが、全体クリティカルバフは貴重。 特攻も倍率は高いままなので、今後ローマ特性エネミーが増えればあるいは、といった所。ビーストフラグ立ってるネロとか …と思いきや、期間限定で実装された双子座のサガロムルス・クィリヌスの宝具にまさかの「ローマ」特性を付与する効果が与えられ、 彼と組ませることで、誰に対しても「勝利の女王」の特攻を乗せることが可能となった。「汝は竜」とか「おまんも人」並に理不尽な言いがかりである。 クリティカル威力アップも絡むため、スキルひとつで凄まじい火力を生み出す事が可能となった。 怨敵であるロムルス・クィリヌスとの相性が抜群とは皮肉もいいところであるが 4つ目のクリアで「戦闘続行:A」が「戦場の糧:A+」に変更。 最大HPアップ(1000~2000)が追加された上で任意の味方へ付与出来るようになりCTが-1される。 取り回しが良くなっただけでなく、今なお貴重な他人へのガッツ付与という事で相性の良いサーヴァントが増えるようになった。 一時期は所有スキルの全ての使いどころが限定的すぎる上にステータスも貧弱だったため、ライダーどころか全サーヴァント中でも最弱と言わざるを得なかったが、 順当に強化が進んだ現在ではアーツをメインとした耐久パーティーまたはクィリヌスを軸にした編成ならば充分に選択肢に入る性能になったと言える。 ◆関連人物 皇帝ネロ 「あいつのことは……。叶うなら、あんたたちに頼みたいのよ」「行け! この、馬鹿皇帝! いいから、あんたの世界ってのを守ってみせなよ」 シナリオで共闘した因縁のローマ皇帝。 ブーディカの娘たちの領土や財産が狙われた要因の一つは彼女の浪費癖ではないかと囁かれている。(*5) ローマ自体への憎しみは未だ消えておらず、主人公たちに戦う理由を尋ねられた時も「皇帝(ネロ)のためでなく、傷付けられる市民のために戦う」ことを強調している。 が、ネロ個人の性格は嫌いではないため、むしろ彼女を気遣う場面もあるなど、現在では年の離れた友人として接している。(*6) 上記の通り、史実ではこの二人は直接の面識はなかったとされているが、現界してようやく対面が叶った際にネロ本人から謝罪を受けたものと思われる。 この時彼女の人となりを見て、彼女を気に入ったのも共闘した要因なのかもしれない。 余談だが、この二人はパーティーで組ませてもかなりのベストパートナーである。 スパルタクス 「うわあ、珍しいこともあるんだぁ。スパルタクスが誰かを見て喜ぶなんて、滅多にない」「あ、ううん、訂正。他人を見て喜んでるのに襲い掛からないなんて、滅多にないわ」 同じくシナリオで共闘した、自身と同じく権力に抗う反乱を起こしたことで有名な英霊。 コミュ力お化けなブーディカをもってしても意思疎通は出来ていないのだが、なんとなく言いたいことはわかるのか、親しげに接している。 ちなみに彼の没年は紀元前71年のため、ローマ帝国時代とはいえネロ、ブーディカらとは100年以上の差がある。 プラスタグス王 「あたしの旦那は最高の旦那さん。世界がひっくり返っても裏切らないから」 史実におけるブーディカの夫。サーヴァントとしてこの先登場するかは不明だが、ブーディカは彼と愛娘2人に、今でも愛を捧げている。 史実においては雷鳴に驚いた暴れ馬からブーディカを庇って死亡したとされているが、ゲームでのブーディカのセリフによれば「殺された」という事で、どうやら暗殺であったらしい。 娘たち(名前は不明) 「実際のとこ、女王ってのはガラじゃなかったんだよね。でも旦那が王で、殺されて…その後を継ぐ子も居なかったから、ってだけ」 ブーディカの娘たち。 本編中ではあまり語られていないが、ブーディカの性格(空の境界イベントで見せた面も含めて)を考えると、大事にされていたのは疑いの余地が無い。 本来、彼女たちが婿を取って夫に王位を継がせる予定だったのだが、辱めを受けた。未亡人母娘姉妹丼とかレベル高ぇなローマ 注意:近年「エスィルトとネッサンという名前だった。死に方はこうこうだった」とまことしやかに日本のネット上で語られているが、これはサトクリフの小説「闇の女王に捧げる歌」の設定にすぎない。 ブーディカの記述の原典であるタキトゥスもカッシウス・ディオも娘たちの名前については伝えていない。 二次創作などをする時には充分注意されたし。 マシュ・キリエライト 「あたしには、あんたは妹みたいなもんだ。あんたたちは、かな」「こんなに可愛いんだから、花嫁修業はやっておかないとね!」 生真面目で初心なマシュの言動はブーディカの心の琴線に触れるのか、初対面からハグしたり料理を教えたりと親戚のお姉さんのように可愛がっている。 また、マシュと融合している英霊の正体にも心当たりがある模様。 宝具の効果が被っているため役割面で競合する……と思いきや「能力バフは重ねるもの」なゲームシステム上、 むしろ組み合わせることで高レベルの耐久パーティー(どちらも宝具強化済みなら攻撃面も及第点以上)が組めてとても相性が良い。 主人公 「君みたいなコ、嫌いじゃない。…あー、いや、違う違う。こういうことはちゃんと言っとかないと、あとで後悔するもんね」「大好き。君のコト、マスターとしても人間としても、好きだよ。あたし」 マスター。シナリオでは「初心な子」と評しており、マシュ同様心の琴線に触れるものがあったのか、初対面から好意的に接する。 マイルームではこちらの身を気遣ってくれたり、手料理を振舞ってくれようとしたりと、世話好きなお姉さんかお母さんかといった接し方をしてくる。 絆クエストでは彼(彼女)を膝枕していい子いい子したいという望みを邪魔したエネミーに怒りを爆発させた。 円卓の騎士達 「円卓の子たちはね……あたしにとっては弟みたいに見えるんだ。だから甘やかしたくなるんだよね。皆可愛いじゃない?」 ブリテンと縁のある後輩英雄達。自分には出来なかった「ローマからの独立・勝利」を一時とはいえ成し遂げた事もあり、先述の通り何かと構いたがっている。 特にそんな円卓の騎士たちを纏め、ブリテンを守護した騎士王に対しては、 「頑張った、よく戦ってくれたね。わかるよ。諸侯をまとめるの、大変だったでしょう? おいで、よしよししたげる」とその偉業と苦悩に理解を示し、慰めている。お姉さんじゃなくてお母さんだコレ またガレスちゃんには「あー、もう、ウチの子にしたい! ぎゅーっとしたげる! ほら、ぎゅーっ!」と娘にする気満々。 エミヤ、タマモキャット 「あ、エミヤ! いいトコに! 一緒に地下行かない? 今夜の食材、見繕おうと思って」 「キャットだ! あのさぁ、前言ってたケーキなんだけど……ふんふん……なるほどなるほど……オーブンの……あー、そういうことね! ありがとう! ホント、キャットは頼りになるわぁ」 カルデアキッチン仲間。日頃から調理技術やレシピについて情報交換をし合っている模様。 エミヤとは(理由こそ異なれど)騎士王ことアルトリアを放っておけない点で、キャットとは良妻属性でそれぞれ繋がりがある。ついでに言うとキャットとは中の人が同じである ロムルス(ロムルス=クィリヌス) 「あのね、神祖さんだか神様だか知らないけど。あたしの、ことを、ローマって、言うのは、やめて。わかった?」 憎きローマの象徴、最大の怨敵。彼(等)の前では怨念を抑えきれずにいる。 クィリヌスの方からは「その怒りこそ私の罪だ。勝利の女王よ」と評しその怒りも受け入れられており、 幕間では一戦交えた後ブーディカから「異聞帯との戦いが全て終わったら改めてその首を取りに行く(意訳)」と宣言され了承した。 ゲーム的には前述の通り相性抜群 ◆余談 イラストではさほど長身に見えないが、実は身長はあのメデューサをも超える長身で、それでいて出るところは出ているモデル体型。それであの顔、性格で未亡人で経産婦…色々悩ましいお方である。モーション改修に伴いグラフィックが書き直された事で等身が上がり、立ち絵ではより綺麗さが際立つようになった。 絆クエスト「ある日、森で……」では、マスターやマシュとの一時を邪魔したエネミーに「絶対、負けない!」というある意味定番の敗北フラグを見事に立ててしまう。結局勝利はするものの、その見事なフラグ建築に心を奮わされたバカ2人+1匹に「くっ、殺せ!」寸劇に付き合わされる羽目に。 シナリオや絆クエスト等では優しく気の良いお姉さんだが、それだけに、そんな彼女を修羅へと変貌させたローマ帝国への憎しみがどれほどのものかを考えると空恐ろしくなる。実際、小川マンションに囚われた際はその片鱗を覗かせており、バーサーカーやアヴェンジャーといったクラスで復讐に囚われた時の彼女が召喚されるのではと考えるファンも。(ちなみにこのバトルのブーディカはバーサーカークラスである) 地元ではちょくちょく彼女の幽霊が目撃されているらしい。晩年の彼女の戦いの苛烈ぶりは有名なため、日本でいう平将門的な扱いをされることもあるとか。 母親っぽい接し方ということでロリおかんやら好きになった相手のママに強制的になる人やらと一緒に彼女にもバブみを感じるマスターが多い。二人が変人すぎてまともなブーディカさんがむしろ少数派みたいに見えてしまう不思議。 追記・修正っと。ふふ、気にしないでいいよ。項目の編集は割と好きなの。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アヴェンジャーで呼んだらヤバそうだよね -- 名無しさん (2016-07-21 23 18 11) ↑実際、らっきょイベでその片鱗は見せていたしね。イギリスでは日本で言う道真公や将門公みたいな御方でもあるし。オルタ化したら間違い無くおっかない方。 -- 名無しさん (2016-07-21 23 42 44) ライダー版は母性溢れる側面なだけで、より有名な復讐者としたの側面が出れば星5のバサカかアヴェになるんだろうな -- 名無しさん (2016-07-22 00 28 05) 「女性に財産の継承権はない」 型月世界だとよりによってネロちゃまが皇帝なので変な感じに -- 名無しさん (2016-07-22 09 26 06) 緑鬼の全体攻撃でバタバタ倒れていく中でマシュとブーディカだけ残ってたのは最近の驚き。 -- 名無しさん (2016-07-22 09 34 08) 彼女がアヴェになった場合、自分ひとりで暴走するんじゃなく、復讐の同志を募って集結させるスキルを持ちそうだ。 -- 名無しさん (2016-07-22 10 53 52) ↑4別に星は関係ないと思うが… -- 名無しさん (2016-07-22 11 40 43) 頼光とはイラストだと10cmぐらい違いそうなのに実際は1cmしか差がないのか -- 名無しさん (2016-07-22 12 02 51) ↑5 ネロママが一時ほぼ実権握ってたような国だから、結局はやり方次第だったんじゃないかな。「ローマ市民」と「その他」レベルで権利の扱いが違った時代だし -- 名無しさん (2016-07-22 15 51 09) 地味 -- 名無しさん (2016-07-22 16 16 45) 狂か讐で呼んだらローマ特攻串刺し炎上宝具になるのかね… -- 名無しさん (2016-07-22 16 51 41) ライダー版は母親というか素のブーディカなんだろうけど。英霊召喚なら普通は狂、復讐者版がデフォルトの人だよなあ。 -- 名無しさん (2016-07-22 17 14 08) 多分バーサーカー、アヴェンジャーで真価を発揮する人。その時はネロちゃまも悪堕ちしてそうなんだよな… -- 名無しさん (2016-07-22 18 28 13) 土下座して頼めば、情けの筆おろししてくれる可能性がありそうな、そんなことはなさそうな...... -- 名無しさん (2016-07-22 18 32 49) おかーさんに派手さはいらん いつでもいてくれることに感謝するみそ汁のような存在感よ -- 名無しさん (2016-07-22 19 46 49) ↑2ブーディカさんはガチ説教するタイプだろう。旦那一番なんだし -- 名無しさん (2016-07-22 20 15 59) 絶対アヴェンジャー適性あるよな -- 名無しさん (2016-07-23 07 15 17) 個人的にはブーディカさんの別クラスはアヴェンジャーよりもバーサーカーだと思う。具体的には『ローマに関係するものを問答無用で破壊する』事に思考を固定された状態で狂ってる感じ。 -- 名無しさん (2016-07-23 18 21 26) 要はスパさんと似たような状態になる可能性が? -- 名無しさん (2016-07-23 18 34 59) そのタイプだとfakeのバーサーカーエジソン?みたいなタイプね -- 名無しさん (2016-07-23 18 53 30) ネロとは現界するまでお互い面識がなかったんだろうな。それで実際にネロの人となりを知って気に入ったというのも、味方に回った要因の一つなのかもしれない。 -- 名無しさん (2016-07-23 22 28 31) ネロもマザーハーロット版で登場が確定してるし、ローマスレイヤー版のブーディカさんの実装にも期待してる -- 名無しさん (2016-07-24 00 11 19) ブーさんいいよね -- 名無しさん (2016-07-24 15 48 52) ローマスレイヤーVS伝説を再現された狂える皇帝ネロ…うへぇ… -- 名無しさん (2016-07-25 02 42 21) ↑アベンジャーブーディカVSネロオルタか -- 名無しさん (2016-07-25 02 58 18) ブーディカさんにスエトニウスさんについてどう思ってるか聞いてみたい -- 名無しさん (2016-07-26 12 35 55) 本気で命賭けるくらい惚れたぐだ夫が現れたらどうするんだろうか -- 名無しさん (2016-08-14 20 12 31) 史実ではネロはブーディカの事を後に知った際マジギレしてカトゥスやブーディカらの凌辱に関わった将校を厳しく叱責したとの事。本当に生きている間に出会えていれば… -- 名無しさん (2016-08-16 00 33 33) ↑そりゃローマって俗州を懐柔して版図広げて来たから、恨み骨髄まで搾取虐待して崩壊を招くのは愚策中の愚策だしね -- 名無しさん (2016-08-16 01 18 54) リアル嫁に欲しいという声が多い女子鯖。大いに同意。 -- 名無しさん (2016-09-04 20 47 57) 都市3つを滅ぼした反乱軍を召喚する -- 名無しさん (2016-09-04 21 03 00) ↑ツヅキ 召喚する能力や宝具がないのは彼女に国を治めるカリスマ系列のスキルがなかったからだろうか? -- 名無しさん (2016-09-04 21 05 08) 彼女を見ていると、騎乗位が上手そうだな......という、邪な考えが時折頭を過ぎる。 -- 名無しさん (2016-09-07 17 54 53) 身近にこんな頼れるお姉さんいてほしいぜ -- 名無しさん (2016-09-11 22 08 53) マテリアルで、三段階目見たけど良い・・・・・・ -- 名無しさん (2016-09-19 00 42 04) ほんとに強さ的にはバーサーカーやアヴェンジャーで真価を発揮する人なんだろうけど、本人はイヤなんだろうな…。復讐で犯してしまった悪行を反省・後悔しているし…ネロを恨む事はお門違いだとちゃんと認識はしているようだし -- 名無しさん (2016-09-19 07 03 20) ↑5そもそも鯖召喚系宝具自体が相当特殊で超レアで(そしてその割に対して強くない)からなぁ。 ↑そこはまあこの人に限った話じゃない。正当なクラスで召喚されたら復讐者である事を恥じ、そうでないクラスで召喚されたら復讐者である事に生きる、それがサーヴァント。 -- 名無しさん (2016-10-31 19 41 13) 最終章で思ってたことを言い合えてよかったよ… -- 名無しさん (2017-01-11 05 26 02) ↑2ちゃうんや、対して強くないわけやないんや……相手が悪いだけなんや……。無限の剣を持った所で究極の一を持った 相手には対抗出来ないような相性ゲーなんや -- 名無しさん (2017-01-11 08 29 16) 史実でもこの人凌辱されてたっけ。なんか昔きのこがかわいそうかわいそうする為だけに凌辱設定つけてたしその系統か -- 名無しさん (2017-04-16 08 28 23) 普段の気さくさが霞むくらいに重い設定のお姉さん -- 名無しさん (2017-04-16 09 01 14) まさかのがんばれスタンプ… -- 名無しさん (2017-05-30 17 21 41) ↑×2 いやあ、空の境界コラボは強敵でしたね。 -- 名無しさん (2017-05-30 17 41 32) まあどっちかっつうとライダー時のほうがオルタ(反転)で本来は復習に狂った姿が通常の英霊、というか多くの人々の思い描く姿なんだろうな。 -- 名無しさん (2017-07-04 11 47 53) ジェロニモさんとかと似たようなタイプよね 本来は狂か讐のほうがそれらしい -- 名無しさん (2017-07-19 13 31 46) この人とコアトルさんはライダー時だと綺麗なお姉さんって感じだけど別側面で召喚された場合を考えると何とも言えない気持ちになる -- 名無しさん (2017-07-19 14 18 08) 本人わかってないから別にくっ殺に付き合ってくれてるわけではないんだよなあ…まあ意味わかってても付き合ってくれそうではあるけど -- 名無しさん (2017-07-19 15 37 27) 2周年記念の英霊正装最高かよ・・・ -- 名無しさん (2017-08-02 01 16 45) 漫画版でオルタ化したの出てきたなキャスニキに瞬殺されたけど -- 名無しさん (2018-02-14 15 37 35) 1部最終章で言うこと言えてスッキリしたおかげか、ネロ祭り見てわかるけど、アイツ→ネロ公と分かりやすいレベルで軟化してるんだよね -- 名無しさん (2018-02-14 20 01 19) ハンニバル「ローマの属州は勝っても勝ってもこっちについてくれなかったのに、200年も経つと変わるもんですねぇ」 -- 名無しさん (2018-07-07 23 25 59) 敵全体にローマ特性が付与できる鯖が登場したが、それがよりにもよってローマ建国の神祖ロムルスという皮肉よ… -- 名無しさん (2020-04-19 14 43 35) 対国・文化のローマ特効より対個人のアーサー特効の方が対象者が多いFGO -- 名無しさん (2020-09-05 18 35 49) ローマへの憎しみが強くなりすぎちゃったのかローマ特効を他人にも付与できるようになってしまっている現状 -- 名無しさん (2020-09-07 04 23 30) ゼノビアさんと気が合うかもしれない、あっちは生き残ってローマ貴族と再婚したけど。 -- 名無しさん (2021-12-15 08 47 56) ↑今年の塔イベとか見るに実際仲は良いみたい。あと史実はともかく鯖としてのゼノビアは再婚していない(orする前の時期な)模様 -- 名無しさん (2023-10-07 00 12 07) 名前 コメント