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こらーーー 誰やーーーとは、倉庫マン中心にくろすて枠の一部のリスナーが使用するネタである。放送ネタのAmazon貼り付け機能終了により、発言できなくなってしまった。 概要 「こらーーー 誰やーーー」をコメントすると棒読みが絶妙な伸ばしで発音する。この絶妙な読み上げが面白く、倉庫マン以外にも一部のリスナーがネタで使用している。これは、カツラなどのハゲに関連するグッズが貼られた時に「こらーーー 誰やーーー カツラwww」「こらーーー 誰やーーー 書籍www」「こらーーー 誰やーーー スカルプDwww」などとコメントされる。誰やーーーの後は貼られたものによって変わる。緑の帽子と言うかぶるくんの帽子とは関係のないCDが貼られた時はかぶるくんが「こらーーー 誰やーーー 緑の帽子www」と言うなど、バリエーションも多い。 関連項目 倉庫マン ハゲ カツラ くろすて枠用語の一覧
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エリザベスバルキリー内! (律「澪っ!」) 澪「」ガクガクブルブル くそっ…、意思とは関係なく身体を動かすことができない…。 私の感情は恐怖で支配されていた。 (唯「Let’s sing もっともっともっと声高く~♪くちびるに希望携えて~♪」) (梓「きゃああああああっ!!」) 唯の歌よりも大きくバルキリー内にこだまする梓の悲鳴。 澪「!?」 私が顔を上げた目の前に広がるのは信じたくない光景。 ガオーク形態のムスタングが“影”に捕まっていた。 澪「律っ!」 ムスタングがもがくが振りほどけない。 “影”が触手を伸ばし始める。あの触手がコクピットへ届けば全てがおしまいになってしまう! (唯「ワード放つたび光になるワタシタチノカケラ~♪」) 澪「え!?」 ムスタングのコクピットが開いている。 コクピットの前に人影? 澪「り、律っ!?」 ムスタングバルキリー! (唯「思い出~♪なんていらないよ~♪」) 梓「律先輩!?」 律「大丈夫だ、梓。」 誇るべき私の親友はそのとき、両手を伸ばしてコクピットの前に立っていた。 大切な仲間を守るために…。 (唯「だって“今”強く、深く愛してるから~♪」) エリザベスバルキリー内! 澪「り、律…」ガクガク “影”の黒い鎌が律に迫る。 (唯「思い出浸る大人のような甘美な世界~♪」) エリザベスから見える律は、両手で風を受け誇らしげにほほ笑んでいた。 (唯「まだちょっと~♪」) 最後の瞬間、私は見逃さなかった。 誇らしげにほほ笑む律の頬に光るものを…。 (唯「遠慮したいの…。」) 鎌が触れた瞬間、律は霧となり、空へ消えた。 (梓「律先輩っ~~!!」) 澪「律ぅーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」 バトルセブン艦内! 律が消えた後、サウンドフォースによって“影”は撃退された。 律一人の犠牲が私たちの命を守ったのだ。 澪「…。」 涙は出なかった。 “悲しい”というよりも、今まで律や皆と過ごしてきた現実が、スクリーンに映し出されたもので、それが目の前で崩れていったような感覚だった。 “現実”というものがかくもはかないものであることを私は思い知った。 唯「澪ちゃん…。」 澪「…。」 律の写真、ドラムスティックを囲むように皆が立っている。 ガムリン「田井中律大尉に、敬礼!!」 軍人たちが律に向かって敬礼する。 大尉?3階級特進?ふざけるなよ。 茶番だ。私たちの律を返せ! 澪「…。」 しかし私は声も、力も出なかった。 紬「ふざけないで!!律っちゃんを返してよっ!!!」 ムギが私の感情を代弁するように大きな声を上げる。 唯「ムギちゃん…。」 紬「うえ~~~ん」 ムギが泣きだすと、私の目からも涙があふれてきた。 マクシミリアン「本当に、本当にすまない…。」 唯「ムギちゃん、澪ちゃん、落ち着いて…。」 バサラ「バカバカしいぜ…」 プシュー(ドア) バサラさんがぶっきらぼうに退室する。 ミレーヌ「ちょっとバサラ!何がバカバカしいのよ!」 バサラさん達に怒りを向けてもしょうがない。 わたしはただただ自分自身を責めていた。 澪「あのとき私が歌っていたら…」 その後、私たちはガムリンさんの計らいで退室し、宿舎へと帰った。 アクショ! 宿舎を抜け出し、アクショをさまよう私の身体は死体のようだった。 澪「り、りつ…」ゆらゆら 友を見捨てたこの身体は、“私”は、ここで朽ち果てるのがふさわしい。 澪「律…、ウソだろ…」 そう思いながらも私の身体はどこかへと歩みを進める。 シティセブンの公園! たどり着いたのは律と最後に二人きりで話したシティセブンの公園だった。 澪「!?」 どこかからギターの音色が届く。 参考 (MY SOUL FOR YOU♪) http //www.youtube.com/watch?v=M1YEJ4Xzit4 feature=related バサラ「お前が~、風になるな~ら~♪」 澪「バサラさん…」 律と誓いを立てた丘の上では、バサラさんが一人ギターを抱えて歌っていた。 バサラ「果てしない~、空になりたい~♪」 私はバサラさんの隣に座り、うつむく。 バサラ「激しい雨音に~、立ちすくむ時は~♪」 澪「やっぱり…、私のせいですよね…。」 演奏の手を止め、バサラさんがつぶやく。 バサラ「くだらねえぜ…。」 澪「くだらないって…!?律は私の大切な大切な親友なんですよ!!」 バサラ「親友ならなんで信じねえんだ!なんで聞こえねえんだよ!!」 再びバサラさんが演奏を始める。 バサラ「ギターをかき鳴らし~、心を鎮めよう~♪」 澪「え!?」 バサラ「あいつの、“ビート”がよ…」 澪「!?」 バサラさんがまたシティセブンの夜景に向かって歌い始める。 バサラ「COME ON PEOPLE 信じて欲しい~♪」 律の…、ビート!? バサラ「今すぐ~、分からなくていいから~♪」 バサラさんには聞こえるのか? バサラ「COME ON PEOPLE 命の限り~♪」 親友なのに…、信じていたか?律を! バサラ「お前を~、守り続ける MY SOUL FOR YOU~♪」 私は…、親友の死を、決めつけていないか!? 澪「ごめんなさい!」がばっ ひと言だけ言うと、私はその場から立ち上がり、走り出した。 バサラ「へへっ…」 シティセブン! 参考 http //www.nicovideo.jp/watch/sm3704031 (REMEMBER16♪) http //www.nicovideo.jp/watch/sm3704031 シティセブンの街を、私はただただ走った。 ―「ここに来ると思いだす~、まだ夢ばかり見ていた頃を~♪」 友が待っているところへ、ただただ走った。 澪「はあ、はあ…」 ―「星からたなびく風が~、俺を昨日へとさらってく~♪」 ドンッ 市民「いてっ」 澪「す、すみません!」 ―「派手なブルーの空~♪」 ドクン、ドクン、… 聞こえる! ―「笑顔を写す君~♪」 ドクン、ドクン、… 私の鼓動、 ―「ふたりで描いた千年先の未来~♪」 ドクン、ドクン、… 律のビート!!! 澪「まだ忘れたわけじゃないんだぜ~♪」ハアハア 律、聞こえるか? 澪「あの時の約束を~♪」ハアハア 私の歌、私の鼓動、 澪「同じ強さで、同じスピードで~♪」ハアハア 必ず届けるから! 澪「夢の途中~、REMEMBER16~♪」 宿舎! プシュー(ドア) 澪「はあ、はあ…」 唯「澪ちゃん!」 澪「みんな…」ハアハア 澪「律を…、律を迎えに行くぞ!」 さっきまで泣いていたムギは目に涙をいっぱいためながら笑顔をこちらへ向ける。 紬「うん!」 ふさぎこんでいた梓も身体を起こす。 梓「はい!」 不思議なものだ。4人が同時に同じ“予感”を感じていたのかもしれない。 唯「じゃあみんな、行くよぉ!」 バトルセブン会議室! マクシミリアン「では、次回の襲撃の際にはダイヤモンドフォース、エメラルドフォース、サウンドフォースが中心となってしのいでくれ。」 「了解!」 プシュー(ドア) 唯「ちょっと待った~!」 マクシミリアン「放課後…、ティータイム!?」 ガムリン「君たち、大丈夫なのか!?」 梓「はい!私たちも行きますから!」 バサラ「かたき討ちにでも行くのか?」ニヤ バサラさんがおちょくるように言う。 澪「バカ言え。律に私たちの歌を届けに行くのさ!」 唯、ムギ、梓が無言でうなずく。 バサラ「へへっ、ノッてきたじゃねえか!」 なんだか機嫌がよさそうだ。 紬「実はみなさんにお知らせしなくておかなくてはならないことがあります。」 マクシミリアン「なんだ?」 紬「信じてもらえないかもしれませんが、私たち、過去の時代から来たんです。」 会議場が一瞬静まり返る。 梓「意外と、驚かないんですね。」 マクシミリアン「やはりそうか…。」 唯澪紬梓「!?」 エクセドル「君たちの格好や持ち物、発話のアクセントは数十年前の地球のもの。」 マクシミリアン「実は君たちの歌エネルギーを検出する直前に、特殊なフォールド断層とデフォールド反応を検出していたんだ。」 エクセドル「信じる根拠は十分にある、ということになりますな。」 唯「『特殊なフォールド断層』…?」 エクセドル「おそらく敵が作り出したもの…」 澪「だったら神だろうがなんだろうが敵の首根っこ捕まえて、律と一緒に私たちの時代に帰るまでだ!」 マクシミリアン「無論、私たちも全力で協力させてもらう。」 澪「ありがとうございます!」 梓「5人でいっしょに帰りましょう!」 唯紬「うん!」 マクシミリアン「問題はいかにして敵と対峙するかということだな。」 千葉「せめて“彼のもの”とはなにものかが分かれば手の施しようがあるのですが…。」 エクセドル「遺跡が消滅してしまった今、文言の続きを知る手だてがありませんからな。」 プシュー(ドア) 和「『“彼のもの”は無限であり、そして“我”もまた無限である。無限は無限から生みだされる。無限から無限を取り出しても、それはまた無限なのである。』」 一同「!?」 澪「和!」 唯「和ちゃん!どうしてここに?」 和「唯…。私も舞台にいたから、巻き込まれちゃったみたいね。ようやくここにたどり着いたわ。」 ドアの向こうから現れたのは疲れた表情の和だった。 ガムリン「どうやってバトルセブン艦内に!?」 和「彼女のおかげよ。」 背後からプロトデビルンの少女が姿を現す。 シビル「バサラ…、コォーーーーーーー!」 うるさい。 バサラ「シビル!」 エクセドル「“満たされたもの”とは…?」 和「ええ。宇宙の根源、そして私たちの心の、主体の根源です。」 一同「!?」 マクシミリアン「しかし、なぜ過去から来たはずの君たちがプロトカルチャーの遺跡の文言を知っているんだ!?」 和「いえ、プロトカルチャーの遺跡のことはもちろん知りませんでした。」 千葉「じゃあさっきのは何なんだ?」 和「ウパニシャッド。今のはイーシャ・ウパニシャッドですが、いずれも紀元前のインドで書かれたものです。」 エクセドル「なるほど…。古代文明はプロトカルチャーの影響を直接受けている可能性が考えられますからな。」 唯「なんでそんなこと知っているの?」 和「倫理のレポートがあったでしょ。私はたまたまそこまで調べてたから覚えてたのよ。」 梓「さすが和先輩。」 澪「で、律をさらっていった影は何者なんだ?」 シビル「ヤーマ…。」 少女が答える。 澪「ヤーマ?」 シビル「死神…。」 澪「えっ…。」 死神…。 7
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和「生と死をつかさどる神よ。」 紬「律っちゃん…。」 澪「そんなの関係ない!律を取り戻しに行くぞ!」 エクセドル「しかし私たち自身の根源、宇宙の根源などと戦えるものなのですかな。」 プシュー(ドア) バサラさんが突如退室しようとする。 ミレーヌ「ちょっとバサラ!何処行くのよ?」 バサラ「ここで待ってたってしょうがねえだろ!」 レイ「しょうがないって言ったって…。」 バサラ「銀河に俺の歌を響かせてやるのさ!」 澪「私も行きます!」ガタッ プシュー(ドア) ガムリン「そんな無茶苦茶な…、相手はどこにいるのかすら分からないんだぞ!」 紬「行っちゃった…。」 和「あながち無茶ではないかもしれません。」 エクセドル「と、言いますと…?」 和「“彼のもの”は時間や空間を生みだした存在。もし遺跡やウパニシャッドに書かれた通りならばいつ、どこにいても想いや歌は届くことになります。」 千葉「なるほど。敵が現れないにしても何らかの反応があるかもしれない…。」 マクシミリアン「よし、各バルキリー隊緊急配備!オペレーションコード“ぴゅあぴゅあはーと”!」 「了解!」 マクシミリアン「シビル、和君、君たちもブリッジに来てくれ。オペレーターとして協力願いたい。」 和「分かりました。」 シビル「分かった。」 和「唯、気をつけてちょうだいね。」 唯「うん、いっしょに帰ろうね!」 バルキリー前! バサラさんと私だけが先にバルキリー前へ到着した。 澪「よし。」タッタッ これからまたこの兵器に乗って、戦場へと向かう。 しかし私の心は不思議と落ち着きはらっていた。 澪「バサラさん…。」 バサラ「どうした?」 澪「私たちの歌、敵に通用しますかね?」 大丈夫さ。―そんな分かり切った答えをバサラさんの口から聞きたかった。 バサラ「敵なんていねえぜ。」 澪「!?」 バサラ「あるのは、あいつらを“敵”だと思う俺たちの心だけだ!」 澪「は、はい!」 何か私の心の視界が大きく開けた気分だった。 バサラ「ボンバー!」 私たちはバルキリーに乗り込んだ。 宇宙! 宇宙空間に浮かぶエリザベスとファイヤーバルキリー。 参考 (Angel Voice♪) http //www.youtube.com/watch?v=9rRTYj6qz7g マクロスセブンを背景にバサラさんが宇宙へ語りかけるように歌いだす。 バサラ「耳をすませば~、かすかに聞こえるだろ、ほら~、あの声~♪」 澪「(律…。)」 バサラ「言葉なんかじゃ~、伝えられない何か~、いつも感じる、あれは天使の声~♪」 ―何読んでるの? ―へえ!みおちゃん左利きなんだ!すごぉい! バサラ「メロディーは消える~、闇に沁み込むように~、エコー残して~♪」 ―どうしたの? バサラ「静かに降りてく~、ディープブルーのオーロラに~、俺も歌うぜ~♪」 ―パイナップル!みおちゃんが、緊張しないようにって! 澪「律…。」 バサラ「信じ続けていたものがある~♪」 ―バンド、やろうよ~! バサラ「バカだと言われたけれど~♪」 澪「律…!」 澪バサラ「変わらなかった~、あの日の夢~♪」 澪バサラ「Angel voice~、見つけたのさ~、地平線の向こうに~♪」 唯たちや、各バルキリー隊が背後から私たちを追いかけてくる。 澪バサラ「キラリ~、光った~、おまえの姿は~、夢じゃなかった~♪」 澪「(感じる…。)」 澪バサラ「流れ流れて行こう~、いつかまた会おうぜ~♪」 バトルセブンブリッジ! エクセドル「バサラたちが歌ってますな。」 (澪バサラ「瞳~、閉じれば~、いつも心の中に響くAngel Voice♪」) サリー「艦長、前方に巨大なデフォールド反応です!」 マクシミリアン「よし、モニターを回せ。」 ミホ「か、艦長…!」 エクセドル「いらっしゃいましたな。」 前方から眩いばかりの光を放ちながら“神々”が姿を現す。 サリー「方円の陣でこちらに向かってきます!その数…、分かりません…。」 同心円状の陣形で神々がこちらに向かってくる。 大きいものは数百メートル、小さいものでもバルキリーほどの大きさがあるそれらが向かって来る様は、恐ろしいというよりも壮大である。 (バサラ「心は変わる~、景色と同じように~、仕方ないのさ~♪」) マクシミリアン「一体何体いるんだ…。」 神々の巨大な軍隊を目の前にして艦長がつぶやく。 和「古典の通りなら300と3柱、そして3000と3柱のヴィシュヴェーデーヴァと呼ばれる無数の神々。」 そこには“アスラ”達の姿もあった。 マクシミリアン「そんなにいるのか!?」 (バサラ「神様なんて~、どこかきまぐれだから~、あてにするなよ♪」) 和「そしてそれらは8柱のヴァス神軍、11柱のルドラ神軍、12柱のアディティヤー進軍、インドラ、プラージャパティの計33柱の神々をよりどころとしています。」 エクセドル「3000体を相手にしてもきりがないということですな。」 和「はい。そしてそれらのよりどころとしてアグニ(火)、大地神、ヴァーユ(風)、空神、太陽神、天神の6柱が内側に陣取っているはずです。」 マクシミリアン「うむ。」 和「さらに内側に3柱、2柱、1柱半と続き、中央に“彼のもの”が位置しているはずです。」 エクセドル「数千の敵を突破しなければ本命にはたどり着けないわけですな…。」 エリザベスバルキリー内! (バサラ「wo~,wo~,wo~♪」) 澪「(感じる…。確かに中央に律がいる…。)」 (バサラ「wo~,wo~,wo~♪」) 澪「梓、ひとりで大丈夫か?」 一人でムスタングバルキリーを操縦する後輩に呼び掛ける。 (梓「はい、大丈夫です!」) そのとき、数千の敵の背後が眩いほどに光りだした。 バトルセブンブリッジ! バシューーーーーーーーーーーン!!!!!!! マクシミリアン「なに!?」 サリー「アスラの隊群が一瞬にして全滅!!その数、1000を超えます!」 マクシミリアン「フレンドリーファイヤーか?意味が分からない…。」 爆風の中から姿を現したのは巨大な一体の神。 金色の光を纏い神々しく私たちの前に立ちはだかる。 シビル「インドラ…」ブルブル エクセドル「インドラ?」 和「(どうしてこんな大物が最前線に…?)」 シビル「ヴァジュラの主…。」 マクシミリアン「なに!?ヴァジュラだと?」 和「ええ。ヴァジュラは工技神トゥヴぁシュトリによってインドラに与えられた武器です。」 エクセドル「絶体絶命のようですな。」 エリザベスバルキリー内! (バサラ「wo~,wo~,wo~♪」) 見たところ“ヴァジュラ”とやらはいない。 しかし危険な相手であることには違いないであろう。 澪「唯、ムギ、梓、気をつけてくれ!」 (紬「うん。マルチスピーカーポッド射出!」) (梓「ピンポイントバリア展開!澪先輩、後方に回ってください!」) サウンドバリアとピンポイントバリアで敵の攻撃に備える。 ピンポイントバリアを持たないエリザベス(VF17S改)は唯たちの後方に回る。 澪「ああ。」 そのとき。 キィイイイイイイイン!! インスタントカメラがフラッシュをたくような高い音が辺りを覆う。 バシューーーーーーーン!!! インドラから放たれた巨大な稲妻が数百機のバルキリーを撃墜したと同時にバルキリー内が真っ暗になる。 澪「え…。ど、どうなってるんだ。」 前方の唯たちのバルキリー、右前方のダイヤモンドフォースと右後方のサウンドフォースも無事であるが、全く動かない。 バトルセブン、シティセブンも真っ暗だ。 バトルセブンブリッジ! ミホ「各機体の損傷状況、艦内の損傷状況等一切不明!」 マクシミリアン「非常用電源はどうした!?」 サリー「それが、小さいバッテリーも含めて一切の電源が使えない状況になっています。」 マクシミリアン「どういうことだ!」 和「インドラ…」 インドラがその身体を金色に輝かせ再びエネルギーをため始める。 エクセドル「絶体絶命ですな。」 シビル「バサラ…。」 エリザベスバルキリー内! 澪「誰か、応答してくれ!」 暗闇の中で再び恐怖が襲ってくる。 澪「!?」 澪「聞こえる…!?」 ファイヤーバルキリー内! バサラ「へへっ…」ジャカジャン~♪ 参考 http //www.youtube.com/watch?v=gYtn1jUvAb8 feature=related バサラ「行くぜ!」ジャカジャン~♪ バサラ「」ジャカジャン~♪ バサラ「」ジャ、ジャ、ジャ~ン♪ バサラ「振り向くな~、いつだって、情熱の向かう先に~、そこはきっとある~♪」 エリザベスバルキリー内! 澪「聞こえる…!!」 バサラさんのギターストローク! 澪「あんた…、立派なバカだ…。」 澪「砕け散る~、星たちよ~、新しい光となれ!闇を照らせよ~!♪」 ファイヤーバルキリー内! バサラ「へへっ、燃えてきたぜ!」 バサラ「Long long time、忘れてただけさ~♪」 バサラさんのギターストローク、私たちの歌に皆の演奏が重なり始める。 バトルセブンブリッジ! (澪バサラ「扉はもう開いているのさ、後は飛び込んじまえよ!♪」) 参考 (NEW FRONTIER♪) http //www.youtube.com/watch?v=s_jxeluNY88 宇宙空間の黒をバックに輝き始める2機のバルキリー ミホ「2機のみが動き始めました!!」 (澪バサラ「It’s new forontier!そうさ俺たちここにいると、鐘を打ち鳴らせ!wo~!wo~!♪」) エクセドル「ファイヤーバルキリーとエリザベスですな…。」 和「澪…」 シビル「バサラ…」 ギータバルキリー内! 紬「澪ちゃん。」 唯「私たちも歌うよ!」 紬「うん!」 (澪バサラ「It’s new forontier!だからもっと胸に火をつけろ~、かけがえのないもの~、解き放つさ~♪」) バトルセブン艦内! (澪「目を覚ませ~、感じるさ、魂とこの宇宙が~、クロスしてると~♪」) サリー「各バルキリー隊、及びマクロスセブンの電源が回復していきます!」 (バサラ「口笛で答えろよ~、その胸にこのメロディー、響かせるから~♪」) マクシミリアン「こんなことが起こるとは…。」 エクセドル「奇跡、ですな。」 (バサラ「Long Long Way、一歩踏み出せよ~♪」) (インドラ「ぐッ…」) サウンドビームが中し、攻撃の手が弱まる。 千葉「サウンドビームも効いているようだな!」 (澪バサラ「心を縛るすべてのものを~、引きちぎれば始まりさ~♪」) エクセドル「しかし数千の敵を全て撃破するのは不可能ですな。」 マクシミリアン「ステルスで突破することは不可能なのか?」 ミホ「エメラルドフォースのVF19、ガムリン大尉のVF22で試みていますがすぐに感知されています!」 エクセドル「エネルギーそのものを感知されている可能性がありますな。」 マクシミリアン「アクティブステルスでも通用しないのか…。」 エリザベスバルキリー内! 澪「バサラさん!」 (バサラ「ああ!行って来い!」) 律…。 澪「私の歌を聞けーーーーーーっ!!」 私が届けたい律への想い。 そのイントロはバサラさんのギターソロで始まった。 参考 (ふでペン~ボールペン~♪) http //www.youtube.com/watch?v=b_GkHH8TXxY feature=related 澪「ふでペンFuFu~、ふるえるFu Fu~、初めて君へのgreeting card♪」 皆の演奏が重なる。 ギータバルキリー内! 紬「澪ちゃんがいないわ!」 唯「歌は聞こえるのに、どこにいっちゃったんだろう?」 (澪「ときめいてPassinon!あふれてAction! はみ出しちゃうかもね~♪」) 梓「こっちにも見当たりません!」 バトルセブンブリッジ! (澪「キミの笑顔想像していいとこ見せたくなるよ~、情熱を握りしめ振り向かせなきゃ~♪」) ミホ「艦長!HT3を見失いました!」 マクシミリアン「なに!?」 サリー「レーダーにも反応ありません!」 千葉「歌は聞こえるのに歌エネルギー反応もない!」 8
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参考 (突撃ラブハート) http //www.youtube.com/watch?v=GWHd8IvmjYs 澪「レッツゴー、突き抜けようぜ♪夢で見た夜明けへ、まだまだ遠いけど♪」 バババババババッ! ガムリン「澪さん!あぶない!!」 澪「メイビー、どうにかなるのさ愛があればいつだって♪」 澪「おれの歌を聞けば、簡単なことさ、二つのハートをクロスさせるなんて♪」 ピシューーーン 律「行くぞ!」 紬「うん!」 梓「はい!」 唯澪「夜空を翔けるラブハート♪燃える想いを乗せて~♪」 唯澪「悲しみと~、憎しみを~、撃ち落として行け~♪」 “本当の空へ。本当の空へ。命輝く空へ。” ドイツの哲学者の言葉に『大地という現実に忠実に生きよ』というものがあるらしい。 時に空想や夢を抱きながらも、ささやかだけれど幸せな高校生活という“現実”を、私たちは大切にして来た。 しかし、“大地という現実”に忠実に生きた者のみが飛び立つことのできる“本当の空”が、“命輝く空”があるとしたら…。なんてことは考えたことがなかった。 高校三年間最後の学園祭ライブ。そんな平凡で幸せなある日に「出会い」は訪れる。 ライブ前!部室! 律「おい、澪、なんか変な音が聞こえないか?」 澪「耳鳴りか何かと思ってたんだけど…、律もか…。」 遠く、低く、耳鳴りというには深すぎるうめき声の様なものが頭の中と体中に響く。 律「大丈夫か?」 澪「あ、ああ。そろそろステージ行かなくちゃだしな。」 眩暈がするが、高校生活最後のライブ。そうも言っていられない。 学園祭ライブ! 演奏が始まると“眩暈”はもっと激しくなっていく。唸り声と違和感に他の三人も気づいたようだ。 梓「(え…、なにこれ!?)」 唯澪「ああ神様お願い、ふたりだけの♪ドリームタイムください♪」 律「…。」ツツタン♪ツツタン♪ 紬「(なんだか、違うわ…)」タータター♪ 唯澪「お気に入りのうさちゃん抱いて~、今夜もオヤスミ♪」 梓「(体がねじれるような…)」 澪「う…わ…」 ピューーーーーーーーーンッ!! サビ入ろうとしたとき、私たちはまばゆい光と巨大な唸り声に包まれた!! シティセブン!広場! ピューーーーーーーーーンッ!! 唯澪律紬梓「!?」 私たちが放り出されたのは青空の下。芝生が広がる公園の様な場所だ。 唯「ふわふわ時間♪」 澪「ふわふわ時間♪」 なにが何やら分からずしばらく私たちは演奏を続けていた。 青空!?空はよく見るとガラスのドームに覆われていて、なにかスクリーンの様なものに青が映し出されている。 事に気づいて5人が同時に演奏をやめる。 澪「な、なあ。なんか変だよな!?」 律「ここはどこなの…?」 紬「一旦落ち着きましょ。」 辺りでは家族連れの子供たちが遊んでいる。危険な場所ではないようだ。 しかし、何かがおかしい。 梓「なんで急にこんなところに来ちゃったんでしょう…」 バトルセブン艦内! 千葉「マクシミリアン艦長!バサラ君たちと同等の歌エネルギーを感知しました!」 マクシミリアン「何!?本当か!」 エクセドル「本当なら救世主ですな。」 マクシミリアン「場所はどこだ?」 千葉「シティセブンのB4地区です。協力要請に向かいますか?」 エクセドル「バサラ君たちがいない今、市民に要請するのもいたしかたありませんな。」 マクシミリアン「私も向かう。私が直接話した方が早いだろう。」 シティセブン!広場! シューーーン! 唯澪律紬梓「!?」 私たちがしばらく途方に暮れ、辺りをさまよっていると、4台の車に囲まれた。 車といってもタイヤがない!宙に浮いている! ガチャ マクシミリアン「私は統合軍、バトルセブン艦長のマクシミリアン・ジーナスだ。」 車の中から軍人風の男性が数人出てきた。話しかけてきた男だけが立派な衣装を纏っている。 マクシミリアン「君たちに協力を要請したいことがある。バトルセブンまでついてきてくれないか?」 律「ついていかないと殺すってか?」 マクシミリアン「市民を守るのも統合軍の任務だ。そんなことするはずがない。」 千葉「レスポール!?ジャズベースとムスタングもある!」 梓「楽器、お好きなんですか?」 千葉「あ、ああ。紹介が遅れた。私は軍医の千葉だ。」 千葉「艦長!こんなビンテージ物を持っているとは、なかなかの凄腕かもしれません!」 マクシミリアン「頼む。参加は任意だ。説明だけでも聞いてくれ。」 唯「行ってみようよ~♪」 紬「悪い人たちじゃなさそうだし、困っているみたいだしね。」 律「うーん…、そうだな。」 澪「え、ええ…?」 何が何だかさっぱり分からない。ついていかなくてもどうせ途方に暮れるだけである。 私たち五人は車に乗り込んだ。 車内! アニメでしか見たことのないような近未来的な建物、道路が窓の外を目まぐるしく通過していく。しかし先ほどから、空とこの空間そのものに私は違和感を覚えていた。 通過する景色から察するに、相当のスピードが出ているはずなのだが、揺れはほとんど感じない。タイヤのある車よりも乗り心地がいいかもしれない。 マクシミリアン「これからお話しすることは、軍の重要機密ということで、一切口外しないでいただきたい。」 澪「は、はい…。」 律「口外する相手もいなさそうだけどな。で、話って何なんだ?」 マクシミリアン「私たちは今、正体不明の敵と戦っている。」 二人の顔つきが変わる。 千葉「敵には一切の兵器が通用しない。しかし先の戦いのプロトデビルンと同様に歌エネルギーが有用であることが分かっている。」 梓「歌…!?ぷろとでびるん!?」 律「おっさんたち、厨二病なの?」 紬「失礼よ、律っちゃん。続けてください。」 マクシミリアン「しかし、敵によってあのサウンドフォースが戦闘不能状態へと追い込まれてしまった。」 唯「さうんどふぉーす?」 千葉「君たち、FIRE BOMBERを知らないのかね?」 澪「有名人なんですか?」 マクシミリアン「ああ。その若さで知らないとは…。もしかしてシティセブンの市民ではないのか?」 律「シティセブン?」 梓「私たちは桜ケ丘市民です。」 千葉「桜ケ丘!?」 唯「日本だよ。」 マクシミリアン「日本!?まさか君たちは地球から来たのか!?」 律「じゃあおっさんは宇宙人なのかよ。」 マクシミリアン「いや、私も地球人だ。」 律「話がさっぱり見えん。」 そうこう話しているうちに検問らしき場所を通り、窓の外の景色が変わっていく。 先ほどの様な緑は一切なく、無機質な空間にドでかい機械が並んでいる。 「軍事施設」というのは本当のようだ。 バトルセブンブリッジ! 律「う、宇宙だぁ~~~っ!!!」 唯「星!星だよ律っちゃん!」 マクシミリアン「何をそんなに驚いている?」 驚かないほうがどうかしている。 連れてこられた場所は船の操縦席のようになっていて、外には暗闇の宇宙空間が広がる。 ヌワーーン エクセドル「いやいや、これまたかわいらしいお嬢さんたちですな。」 澪「う、うわぁああああ!」ガクガクブルブル 目の前に巨大な人間の顔が現れた。顔だけで私たちの身長の2倍はある。 エクセドル「プロトデビルン…!」ブルブル 梓「ん?」 なぜ梓を見ておびえるんだろうか。 マクシミリアン「こちらはエクセドル参謀だ。マイクローン化していないゼントラーディを見るのは初めてかな?驚かせてすまない。」 ぜんとら…?マイクローン?さっぱり意味が分からない。 唯「かわいい♪」 エクセドル「おじさん恥ずかしい///」 さっぱり意味が分からない。 梓「それで、『協力してもらいたいこと』ってなんなんですか?」 律「まさかさっき言ってた『正体不明の敵』と戦えっていうんじゃないだろうな?」 マクシミリアン「そのまさかだ。話が早い。君たちには戦場で歌ってもらうだけで良いんだ。」 律「おいおい…。」 千葉「こちらは君たちの高い能力を検出してお願いしている。君たち以外に頼めるものがいないんだ。」 澪「…。」 プシュー(ドア) ドアから、20代前半くらいの男性が入ってきた。 若干おでこが後退しているが、姿勢のよさから潔い人柄が伝わってくる。 ガムリン「お呼びですか?艦長。」 マクシミリアン「ああ、ガムリン大尉。新しいサウンドフォースのメンバーが到着した。」 ガムリン「ダイヤモンドフォースのガムリン・木崎大尉であります!」ピシッ(敬礼) 唯「はっ!」ピシッ(敬礼) 律「おいおい…」 マクシミリアン「我が艦きってのエースパイロットだ。君たちの護衛および訓練の指揮を取ってもらう。」 マクシミリアン「5人を宿舎へ案内してやってくれ!」 ミホ「はい!」 ミホ「こちらです。」 澪「あ、ありがとうございます。」 プシュー(ドア) 私たちはオペレーターと思しき女性に連れられて宿舎へと向かう。 泊る場所のあてもなく、とりあえず身の安全だけでも確保してくれそうな人たちだったので促されるままに従った。 ガムリン「あんな子供たちにバサラやミレーヌさんの変わりができるとは自分には思えません!!」 マクシミリアン「それを言うならミレーヌだってまだ15歳だったんだ。」 ガムリン「しかし…」 エクセドル「もはや希望の光は彼女たちにしかありませんからな。」 宿舎! 梓「意外と広いですね♪」 あまりものがそろっているとは言い難いが、必要最小限のものがあり小奇麗だ。 寝具なども清潔感があり、案外に心地よい部屋である。 唯「合宿みた~い♪」 澪「なんでそんなに能天気なんだよ…。」 私にとっては、というか冷静に考えれば絶望的な状況の中で、4人はいつもよりむしろ楽しそうだ。 紬「ねえ、律っちゃん、カレンダー見て?」 律「2046年…!?」 梓「まさか…。未来に来ちゃったの?」 あり得ない。 しかし異様に発展した科学技術を見る限り、あり得ない話ではないと思えてしまう。 律「唯…」 唯「律っちゃん…」 唯律「新大陸だぁ~~~~~っ!!」 大陸じゃねえし。 澪「でも、どうするんだよ…。もう帰れるないかもしれないんだぞ?」 唯律紬梓「……。」 皆なにも言えなくなった。 しばらくして、沈黙を破ったのは律だった。 律「まあ、艦長さんたちに協力するしかないだろうな。あの人たちなら帰り方も分かるかもしれないし。」 プシュー(ドア) ミホ「艦長がお呼びです。バルキリー格納庫まで来てください。」 唯「は~い♪」 バルキリー前! 無機質な格納庫に3機のロボットが並んでいる。その全長は20mくらいであろうか。 一同は見上げた姿に絶句する。 マクシミリアン「これが今までサウンドフォースが使っていたバルキリーだ。」 律「す、すげえ…!」 アニメなどで出てくるようなロボットであるが、間近で見ると金属の重厚感が威圧的である。 千葉「左から紹介しよう。律君と紬君に乗ってもらうVF-17T改ストームバルキリーだ。」 律「よし!」 紬「うん!」 千葉「真中が唯君と梓君に乗ってもらうVF19改ファイヤーバルキリー」 唯「うん♪」 梓「はい!」 千葉「そして澪君に搭乗してもらうのがVF11MAXL改ミレーヌバルキリーだ。」 唯「澪ちゃんのだけかわいい!」 梓「ずるいです!」 確かに私の前にあるロボットだけが白を基調とし、女性的なフォルムをかたどっている。 しかし、よく見ると傷を修復し跡があり、確かに「兵器」として使われているものであることを伺わせる。 澪「なんで私だけ一人なんだよ…。」 そしてなぜか私だけが赤いレオタードを着させられている…。 澪「っていうかなんで私だけこんな格好してるんだよ!」ブルブル 千葉「それはミレーヌ君が着ていた服だ。君にはそれを着てもらわないと歌エネルギーを存分に発揮できないからな。」 絶対にウソだ…。 律「よく似合ってるわよ、澪ちゅあん♪」 澪「///」 プシュー(ドア) ガムリン「バルキリーの点検、終わったか?」 千葉「はい。今この子たちに明日乗るバルキリーを紹介していた所です。」 グババ「キィー!」 ガムリンさんの背後から全身毛でおおわれたまりものような小さなネズミが嬉しそうに駆け寄ってくる。 唯「なにこれ~!かわいい!」 ガムリン「これは銀河ネズミのグババだ。」 グババ「キー、キー!」ピョンピョン グババ「キー♪」スリスリ グババは私の肩に飛び乗り頬ずりしてくれる。確かにかわいい。 澪「か、かわいいな//」 唯「澪ちゃんばっかりずるい~!」 ガムリン「(グババが初対面の人になつくなんて…)」 千葉「これはバサラ君たちが歌っていた歌の楽譜だ。」 梓「あ、はい…」 千葉「サウンドブースターは今はバサラ君たちの歌に最適化してある。是非覚えていただきたい。」 澪「分かりました。」 ガムリン「バルキリーの搭乗訓練は明日の正午だ。それまでゆっくり休んでくれ。」 唯「イエッサー!」ピシッ 澪「おい…」 宿舎! その晩はバルキリーの操縦の仕方を一通り教わって、明日の訓練に備えることとなった。 思っていた以上に操作はシンプルだったが、あのどでかい鉄の塊の中に入って戦場へ行くのかと思うとなかなか眠れなかった。 澪「…。」 梓「」すー、すー 唯「」すぴー、すぴー 律「澪?」 澪「律…」 律「眠れないのか?」 澪「あ、ああ。」 律「大丈夫。大丈夫だから。」 澪「う、うん…。」 いったい何が「大丈夫」なのかは分からないが、律の声を聴いた後は安心して朝まで眠れた。 紬「しゃれこうべ…」 2
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あまみそがくしゃみをしたときに出る音。 拾われるネタがあれなものばかりなので、この時点で当ギルドエロ支部長に勝手に任命した。 後にスカイプ中に当人からヴーーーンと言う音が聞こえて来たのでこうなった 元の名前は自重する 原因は多分リトバス
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あんぶれーら! ごすろりーな! ω
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シティセブンの公園! 夜の公園。 アクショのはずれの小高い丘にそこはある。 澪「……。」てくてく シティセブンの夜景を見降ろすことができて、なんだか夏フェスの夜を思い出す。 リー、リー、リー 鈴虫が泣いている。芝生も木々も“自然”そのものを再現できているはずなのであるが、やはり“不自然”。 澪「……。」 私は何かがもやもやしていて眠れなかったのだ。 「恋をするように~、声を重ねれば~、oh kiss!♪」 参考 (my friends) http //www.youtube.com/watch?v=eEHb6lryHzc 澪「ん!?」 律「私のハートは~、ここにあるよいつだ~って♪」 澪「律!?」 丘の上の歌声は律だった。 律「あ、ああ。澪。」 澪「ミレーヌさんの歌か。珍しいな。」 律「ああ、なんか恥ずかしいな…。」 澪「…。」 律「だけどoh君の~、輝く目は何を~、探し続けるの~♪」 澪「眠れなくてさ…。」 律「そういえば今日全然歌ってなかったよな。」 澪「!?」 私ははっとした。歌わなかった?歌えなかったんじゃないだろうか…。 バサラさん達は自身が歌う“意味”を知っている。 “私はなぜ歌うのか?”そんな素朴な問いが初めてぶつけられ、葛藤していたのかもしれない。 律「oh my friend~♪」 この幼馴染はすべてお見通しなのだろう。 律「君と走り出す~、夢の続く星へと~♪」 律「私だって怖いさ…。」 澪「律…。」 律「でもここにあるのは私たちの未来かもしれないんだ。」 律がシティセブンに灯る光を見つめながら言う。 律「君と探してた~、未来の地図を持って~♪」 澪「…。」 律「走り続けたら~、たどり着くはずだから♪」 律「澪!」 澪「ん?」 リー、リー、リー 律「私、澪には本当に感謝してる。」 澪「なんだよ、急に。」 律「音楽始めたのも澪のおかげだし、音楽続けてるのも澪やみんなといっしょにいたいからだ…」 澪「わ、私こそありがとう…。」 そうだ!かけがえのない友と、律といっしょに歌える。 理由なんてそれだけで十分だ! 律「それで、聞いてくれるみんなも幸せになれたらやっぱ最高じゃん?」 律がとびっきりの無邪気な笑顔を見せる。 この笑顔は小学校のころから変わらない。 澪「そうだな!」 この笑顔を、大切にしたい。 律「」タカタカタン♪ 律がスティックで石を叩く。 律「君と探してた~♪」ツツタン 澪「uh~、uh~、uh~、uh~、uh~♪」 律「未来の地図を持って~♪」タタタ 律「走り続けたら~♪」 澪「wa~、wo、wa、wa~、ha~♪」 律「たどり着く~、はずだから♪」 リー、リー、リー 私と律と、鈴虫が、夜のシティセブンに向かって歌っていた。 バトルセブン艦内! バトルセブン艦内にある会議場。 私たちは緊張し、行儀よく座る中、バサラさんだけはいつもと変わらない。 バサラ「…。」 ミレーヌ「ちょっとバサラ!大事な会議なんだからちゃんとしなさい!」 バサラ「うるせーなぁ。」 プシュー マクシミリアン「待たせてすまない。今日集まってもらったのはほかでもない、今回私たちが戦っている敵についてだ。」 律「なにか分かったのか?」 マクシミリアン「ああ。千葉、頼んだぞ。」 千葉「はい。こちらをご覧ください。」 ホログラムに映し出されたのは、敵の立体映像。そして赤と青の折れ線グラフ。二つはほぼ重なっている。 千葉「赤い曲線はシティセブン市民の不安度を表している。プロトデビルンとの戦いの前後から急上昇していることが分かる。」 唯「ふむふむ。」 千葉「そして青いグラフは潜在的な敵の戦闘力を表していて、青い点は敵が現れたポイントを表示している。」 レイ「うむ。」 千葉「グラフを見ていただいた通りなんだが、敵の強さ、出現率と市民の状態不安の間には統計学的に有意な正の相関があることがわかる。」 バサラ「何がいいてえのかさっぱりわからねえよ。」 我がHTTにも二名ほどさっぱり意味が分かってなさそうな顔をしているやつがいる。 澪「つまり、今回の敵の出現はシティセブンの人たちの不安となんらかの関わりがあるっていうことですね?」 千葉「ああ、その通りだ。」 マクシミリアン「だからこそ、敵にも市民にも君たちの歌を聴かせると効果があるということの根拠になりうる。」 バサラ「そんなの最初から分かってたことじゃねえか。」 ぶっきらぼうに聞こえるが、バサラさんはすでに自分が歌うということに何がしかの“確信”を持っていたのだろう。 エクセドル「『“彼のもの”への恐怖こそが風を生み、“彼のもの”への恐怖こそが太陽神を現す。また、“彼のもの”への恐怖こそが“アグニ”や“インドラ”、“死神”などを生むのだ。』」 マクシミリアン「アグニ?いったい何を言っているんだ?」 エクセドル「プロトカルチャーの遺跡に書かれていた文言です。」 マクシミリアン「何!?なぜ今まで黙っていた?やつらの正体はなんなんだ?」 エクセドル「…。」 エクセドル参謀が口をつぐみ、一時会議室を沈黙が支配する。 エクセドル「神々…。プロトカルチャー以前に智慧を持っていた神々、原理であると…。」 全員「…!?」 一同は絶句した。 沈黙を破ったのはレイさんだっだ。 レイ「お、俺たちは神々を相手に、戦争しているっていうのか…?」 エクセドル「遺跡に書かれていた通りならそういうことになりますな。」 律「し、しかも、少なくとも“アグニ”と同様かそれ以上の敵がまだいるってことか…。」 エクセドル「いや…。神々を生みだしたという“彼のもの”はそれ以上どころか桁違いな相手でしょうな…。」 マクシミリアン「その“彼のもの”とはいったい何ものなんだ…。」 ウーーー! ウーーー! ウーーー! ウーーー! 艦内に警報音が鳴り響く。 マクシミリアン「敵襲か!?」 プシュー オペレーターの女性が2人、あわてた表情で会議室へ駆けつける。 サリー「艦長、敵がシティ内に入り込み市民を襲っています!」 マクシミリアン「シティ内?どうやって入りこんだんだ…。敵は今どこにいる?」 サリー「B3地区で市民を攻撃した後B7地区に移動。その後見失いました。」 マクシミリアン「しらみつぶしに探すしかないか…。」 エクセドル「レーダーが通用しないのであれば仕方ありませんな。」 マクシミリアン「ダイヤモンドフォース及びHTフォースはB5地区から捜索し北上せよ!」 ガムリン「了解!」 律「了解!」 マクシミリアン「エメラルドフォース及びサウンドフォースはC2地区から捜索し、南下するように!」 ドッカー「了解!」 レイ「了解!」 マクシミリアン「各バルキリー隊を緊急配備し、市民をシェルターに避難させてくれ!」 ミホ「了解いたしました!」 シティセブン市街! 緊急発進した私たちはファイター形態で市街へと飛ぶ。 ガムリン「D1からダイヤモンドフォース及びHTフォースへ。市街へ到着後は散会し、敵を捜索するように。なにか異変があったら即時報告しろ。」 「了解!」 市街へ到着後、ギータとムスタングは“ガオーク形態”と呼ばれる戦闘機とロボットの中間形態へと巧みに変形する。 唯「あずにゃん、私は右を探すから!」 梓「了解です!」 シューーーーーンッ その後も2機は変形、旋回を繰り返し、煩雑な市街を素早く飛び回る。 エリザベスバルキリー内! ピッ (ガムリン「澪さん、市街ではガオーク形態へ変形するんだ!その方が機体が安定し、小回りが利く!」) 澪「は、はい!」 急いでエリザベスもガオーク形態へ変形する。 澪「唯と梓の動きについていけない…」 私からすれば数日であそこまでの操縦技術を身に付けた二人は“天才”としか言いようがない。 (ガムリン「VF17とVF19、22とでは機体性能も違う。特に大気圏内ではVF17は無理が利かない。自分にできることをするんだ!」) 澪「は、はい!」 ピッ ビビビビッ… (梓「HT1から全機へ…!C3地区で敵と…思しき“影”を…発見…!」) 通信に少しジャミングがかかっているようだ。 梓の少しあわてた声がバルキリー内にこだまする。 澪「(影…?)」 (「了解!」) 澪「りょ、了解…。」 C3地区! 澪「な、なんだあれは…?」ガクガク そこにあるのは文字通りの巨大な“影”。 “影”は形を留めず、時折人の形に変形したり、おぞましい形相でこちらを睨む。 市民「ひ、ひい…」ガクガク 逃げ遅れた市民はその姿に腰を抜かす。 ヤーマ「フ…」 シューーーーーー “影”は鎌の様な黒い触手を市民たちに向ける。 市民「う、わ…」ガクガク 触れられたものはその瞬間に黒い霧となって中空に消えてしまった。 エリザベスバルキリー内! 澪「こ、これは…」ガクガク ピッ (ガムリン「D1からダイヤモンドフォース及びHTフォースへ。敵に近づきすぎるな!フォーメーションBで!」) (「了解!」) 6機のバルキリーが距離を取りながら“影”を取り囲む。 ブシューーーン! ブシューーーン! ブシューーーン! ブシューーーン! ババババッバババッ! ダイヤモンドフォースの実弾兵器は全て“影”を通り抜けてしまう。 ヤーマ「フ…」 バシューーーーーン! “影”から同心円状に衝撃波が繰り出されると辺りのビルが半壊していった。 (律「くっ…。このままじゃまずい…。いくぞ!ワンツー!」) ヤーマ「」ギンッ 律のカウントと同時に“影”の赤い目が私を睨んだ。 おぞましい、おぞましい、今までに味わったことのない恐怖! 澪「う…、あ…」ガクガク テレー、テ、テー、テ、テーン、テテーー♪ 参考 (No thank you♪) http //www.youtube.com/watch?v=JXQ8HzF2TlI 4人の演奏が始まるが、私は身体が震えて演奏することができない。 (唯「澪ちゃん!?どうしたの?」) 澪「あ…、あ…」ガクガクブルブル (律「しょうがない!唯!頼むぞ!」) ギータバルキリー内! 唯「ホワイトボードでひしめき合う~♪落書き、自由な願い事~♪」 ヤーマ「フ…」 バシューーーン! 再び衝撃波が私たちを襲う。 唯「放課後のチャイム夕闇に響いても~♪夢見るパワー、ディスれないね、生憎♪」 (梓「な、なんで歌が効かないんですか!?」) 紬「5人そろってないからサウンドブースターが起動しないのよ!澪ちゃん!」 6
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俺の懐にはナイフが握られる。 俺の力は、震えはじめる。 世界は、鼓動である。 人の心は、鼓動によって、粉々となる。 世界とは、 「意識なき、にくたい……」 この意識なき肉体に、意識やどるとき それが 「そうつまり」 俺は、マシーンを操る存在 「高きにたち」 そう、 「宇宙よ」 そう、 「大地よ」 俺は、探している かつて、俺が生み出したもの マシーン 俺が操るもの その名は 「 」 俺は、今、向かっている。 あらゆる場所にむかっている。 アメリカ、フランス 「世界がっ」 唐突に、隣を歩いている少女の首を、 俺はナイフで凪いだ。 信じられない、という顔をして少女の首が落ちていく 「インターフェイス、再生」 関係ない。 俺には関係ない。 一切の呪文は、俺には向こう。 少女は首から血を吐きながら、倒れていく。 「宇宙人の侵略は、阻止する」 その時、既に、俺には判っていた。 「この時代に侵略者がいる」 俺の、ビジタリアー感覚が、既にそれをとらえていた。 いや、俺は、千年前からそれを知っていた。 俺は、十六だが、 「俺の認識は時空を超える」 少女の肢体が俺の背後に去る。 人々はうまい具合にいなかった。 そう、向かわねば。 「ガッコウ?」 俺は、理解する。 宇宙人侵略の拠点、それは 「キタコウ」 今、俺の正義のフィジカルバトルが始まる。 俺は、英雄。 宇宙からの侵略者を、滅ぼす。 英雄。 確かに 優れた言葉 宇宙 それが俺の敵 判っていた事。 そう、既に、俺は 「うおおおうおう」 俺は、新しいナイフを抜き出した。 ナイフは数本ある。 「ナイフ三本、ガッコウ」 俺には、既に、見えていた。 「宇宙人を退治するため、ガッコウで、ナイフ三本」 英雄としての宿命、それが見えていた。 やがて、キタコウの生徒たちが見えてきた。 坂の上に 「侵略基地がある」 俺は、さざ波のように冷静だった。 核兵器、それすらも、無力な相手 だが、 英雄とは、ナイフ一本で、アメリカにも勝利する存在を言う 「世界、叫ぶ」 シャウイン 再び、俺のナイフが振るわれる。 少女の首が落ちる。 この学校、やはり、多くいる。 シュウイン シャウイン 恐ろしい。 この学校。ほとんどの生徒が人間ではない。 シャウウウウイン 「お前なにをしている」 教師、か? 宇宙人の味方をするものも、また。 シャウイイン 首が落ちる。 「ひええええええ」 髪の長い、童女のようだが、体が発達した女が腰を抜かしている 「お前、宇宙人じゃない」 俺は、通り過ぎようとする 「うん? お前?」 時代の侵略者か。 だが、こいつは無害。 俺は見過ごす。 シャウイイン シャウイン 俺は、世界を切り取る。 世界は正常化した。 目の前の少女も首をかしげて歩き出す。 そう英雄は目立ってはいけない。 世界を切り取る技 「リセット・ワールド」 今殺した宇宙人たちは、元々いなかったことになる。
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何かが、俺を狙っている。 何が、俺を? 世界の主役であるがゆえに、狙われる運命なのか? 俺の中に、超人の孤独が宿る。 空に向かって叫びをあげたいほどの孤独! だが、耐え抜く。 ここで叫べば、通りで叫べば、ただのバカだからだ。 宇宙が俺を求めている。 それは幼稚園の頃から判っていた。 しかし、高校生となり、回りに尾行者が現れ 更に、それが真実である事が判った。 俺は、男であるが、男ではないのだ。 「あなたの中には女がいるのよ。さよなら」 幼稚園のころから付き合っていた女に、 その初夜に、そう言われて去られた時 俺は、悟った 「俺は、中心なんだ」 と、俺は、なさねばならない。 世界に、叫ばねばならない。 「輪廻結合」 次元の誕生…… 俺の中にある「それ」が 「目眩の白濁」 叫びをあげていた。 宇宙は生命であった。 そして、黙っている。 叫べる時を黙っている。 俺にはすべてが判っていた。 「潜入活動」 すべてが指示していた。 「潜入、結合、挿入」 判るはずの未来。 俺を監視するやつら。 指示されたそれらが、俺に確信を抱かせる。 「宇宙人が地球に攻めてきている」 俺は、既に理解していた。 大いなる侵略が開始されている事を。 そう例えば、今、俺の隣を歩いている。 セーラー服を着た女子高生。 「それが宇宙人かもしれない」 ひそんでいる。ひそんでいる。 狙い、ひそんでいる。 目を閉じる。 「一人や二人ではない」 日本だけに、何故か、多くの宇宙人がひそんでいる。 それが俺のシグマ感覚によって暴かれているのだ。
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日向坂で会いましょう #194 ツキで年女が決まるMidnight! 第1回ラッキーガール選手権!! 高瀬は余裕の勝利を魅せた。 第1回ラッキーガール選手権と題して、新春の運試し企画が行われた。高瀬は予選Cブロックのロシアンラビット(箱に落ちてはいけない椅子取りゲーム)に参加した。 1曲目♬月と星が踊るMidnightが流れる中、箱の周りを歩くメンバーたち。高瀬は春日にトゥースを飛ばす、ハートを作るなど猛アピールを魅せ、春日のご満悦顔を引き出した。曲が止まると、高瀬と佐々木久美はぶつかりあい、箱の取り合いに発展した。 「最初はヒ」から始まる日向坂ジャンケンの結果、負けた佐々木久美は怪しんでいた箱に移動し、不安は見事的中。箱の中へ落ちることとなった。ジャンケンで勝利して勝ち残ることができた高瀬は、佐々久に向かって「いぇーーーーい」とピースサインを送るなど余裕を見せていた。