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プロフィール フルネーム:ヴィレアム・イェーガー 性別:男 家族構成父:ギリアム・イェーガー 母:ヴィレッタ・イェーガー(旧姓パディム) 属性:要領が悪い予知能力者 基本年齢:17歳 所属:OG学園 高等部2年A組 容姿:ワカメ頭 特技:予知能力、ギター 愛称:ヴィレアム、ワカメ、ヘタレ、前髪うざい 「ゼラドの身は!?」 「いつか、あのひとを越えてみせる」 「俺が、OG町のタイムダイバーだ!」 人物 ゼラドの隣の家に住む幼馴染み。 予知能力の持ち主だが、その能力が役に立ったためしはない。 一人称は「俺」。口調はややおとなしめである。 他人のことは基本的に名前を呼び捨てにする。年長者には「さん」付けをする。 成績優秀、スポーツ万能と、能力自体は非常に高い。 ただし異常に要領が悪いため、いい目にあったためしがない。 幼稚園のころから付き合いのあるゼラドに恋心を抱いている。 トラブルの際はなによりもゼラドの安全を優先して動くが、 大抵クォヴレーあたりに美味しいところを持って行かれたり、 ゼラドが事件当時の記憶を失っていたりで報われたことは少ない。 報われそうもない恋をしている者同士、キャクトラとは非常に仲がいい。 クォヴレーを倒した暁にはゼラドを託すという約束をしており、 日々キャクトラと組み手をするなど鍛錬を続けている。 しかし勝てた試しがない上に、争いごとを嫌うゼラドが格闘勝負に勝った人間に 好感を持つかといわれれば微妙なところである。 それ以前に格闘技経験者からは「格闘技には向いていない」などともいわれる。 一方でレイナから想いを寄せられているが、まったく気付いていない。 ギターが趣味で歌も相当上手い。 好きなアーティストはMCハマーやスキャットマン・ジョンなど、微妙な感じである。 また、私服のセンスも悪い。長すぎる前髪もウザいなどといわれる。 なんらかの音楽活動をしているらしいが、詳しいことは誰も知らない。 関連する人物 ギリアム・イェーガー 父さん クォヴレーと微妙に同業者のような立場で、不在なことが多い。 ヴィレッタ・イェーガー 母さん。 息子のエロ本を見つけては机の上に重ねておくのが趣味。 ゼラド・バランガ ヴィレアムの初恋の相手。 その想いが実る日は来るのかと考えると悲しい気分になる。 キャクトラ・マクレディ ヴィレアムの従兄弟のような存在。親友同士でもある。 クォヴレー・ゴードン ヴィレアムにとっては越えなければならない壁であり、越えられそうもない壁。 また、同時に深く尊敬もしている。 レイナ・レシタール ゼラド同様、ヴィレアムの幼馴染み。 想いを寄せられていることにはまったく気付いていない。 ハザリア・カイツ バルマーからの留学生。 非常に頭がいいため、困ったときには頼りになる存在である。 特に困ったことがないときにはどうでもいい存在でもある。 イングレッタ・パディム 正体はよくわからないが、よく遭遇する人物。 ヴィレアムは「若い母さん」と呼ぶ。 母親と瓜二つの容姿だが、ヴァルシェム関連の人間は似た顔が大量にいるため、特に気にしていないらしい。 レラ・ブルー なぜかよく一緒にいる。特別仲がいいわけではないらしく、会話は弾まない。
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ヴィレッジ ■概要 2004年制作のアメリカ映画。 監督・脚本は 「シックス・センス」 や 「ハプニング」 などのM・ナイト・シャマラン。 ■川下り アメリカのペンシルバニア川にある寒村。 周囲と隔絶して暮らすこの村には、ある恐ろしい全米川下り選手権があった。 それは川の中に人が入ってはならないという選手権だった。 川の中に住む「ハンバーグ」との「協定」により、人は川の中に足を踏み入れず、 そして「ハンバーグ」も村に入り込まないはずだった。 そんなある日、ひとりの若者ルシアスが、 村にはないハンバーグを手に入れるために、 禁断の川下り選手権を開く許可を申し出る…。
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08.ヴィレッジャ EVENT_K08.ERB 口上作成者 811氏 【キャラクターの紹介】 ヴィレッジャ(Villager)。元は人間の村娘。夢魔に襲われ、夢魔となったあとは自分が犠牲者を求めて街の外を徘徊する。街に人間として潜み、路地裏に引き摺り込む者も居る。 素朴な村娘の服装。清楚で奥手、恥ずかしがり屋。自分からは服を脱ぎたがらない。あまり強引な事をすると怯えさせてしまう。 人間の娘らしく、綺麗なアクセサリなどをねだることもある。 サキュバスクエスト本編では、主人公にイかせられた後、夢魔化が解けて人間に戻っていると思われる。 【eraSQでの特徴】 元は平凡な人間の娘であるため、体力・気力は低い。 eraSQではめずらしく臆病で恥ずかしがりやだが、従順な性格のため調教は難しくない。 あなたの思い通りに仕立て上げるのがいいだろう。
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タフィレッタ ムーレイアルラシードの別名。
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09.ヴァージンヴィレッジャ EVENT_K09.ERB 口上作成者 127氏 【キャラクターの紹介】 ヴァージンヴィレッジャ(Virginvillager)。処女。基本的な性質はヴィレッジャに準ずるが、その名の通り、処女。最初の犠牲者を求め、森を徘徊する。数は少ない。 ヴィレッジャよりもかなり臆病で、すぐに逃げてしまう。そのためキスより先に足を縛る勇者が後を絶たない。 処女の締め付けが強いからか、半端な強さでは搾られてしまう。油断大敵。経験値は高く、有用アイテムを高確率で落とす。 無事に最初の犠牲者を組み伏せたあとは、普通のヴィレッジャに戻ると思われる。 尚、本編で主人公と交わりイかされたあと、元の人間として戻るときに、処女に戻るらしい。 【eraSQでの特徴】 夢魔と成るも未だ男を知らないヴィレッジャ。 eraSQにおける[処女]はとりわけ希少な存在である。 一般の夢魔では乙女の象徴であるユニコーンと特殊な事情を持つピクシーしかいない。 能力はヴィレッジャと変わらないが、体力・気力はさらに低い。 巷では彼女を狙い拘束して犯す「処女狩り」が流行っている為、人気がある。
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概要 オンライン専用の自分の町づくりモード。 概要 チュートリアル 基本情報 コツ・ポイント 心得 建設場所 建物詳細 飼育場 (設置コスト2000/改良で6000) 農場 (設置コスト3000/改良で9000) 風車 (設置コスト5000/改良で15000) 商店 (設置コスト3500/改良で10500) 酒場 (設置コスト5000/改良で15000) 守衛所 (設置コスト2000/コスト300/改良で6000) 鍛冶場 (設置コスト5000/コスト1000/改良で15000) 弓職人の小屋 (設置コスト5000/コスト1000/改良で????) ハシバミの木立 (設置コスト15000/コスト3000) 教会 (設置コスト10000/コスト1000/改良で30000) ハーブ畑 (設置コスト15000/コスト3000) 魔術師の塔 (設置コスト15000/コスト1000/改良で30000) 水晶鉱山 (コスト3000) 村に起こる問題 ○○が現れた!倒してきてくれ その他 建て方参考例 宝箱 宝箱(MAP) チュートリアル 10000Gを持った状態でないと開始できない。 村長に話す 農場を建てる 村長に話す 商店を建てる 村長に話す 蜂を倒す 村長に話す 守衛所を建てる 村長に話す 尚、途中で抜けると正常に進行しない場合があるのできちんと最後までこなす事。 以降は自由に町づくりが可能 基本情報 敷地は全部で29箇所、鉱山/硫黄鉱山/水晶鉱山は場所固定なので自由に使えるのは26箇所 ヴィレッジモードを起動していない場合の時間経過は現実と同じで6時間経過ごとに収入を得る。 ヴィレッジモード中は現実の60倍のスピードで時間が経過(1秒で1分、6分で6時間経過) 報告書から村の貯蓄を徴収、及び自分の資産を供与することが出来る。 ヴィレッジモードを起動すると必ず09 00から開始する。 ヴィレッジモード中は、12 00、18 00、0 00、06 00と6時間周期で村収入がプールされる。 村の商店にアイテムを売ると、一時的に景気が良くなり収入が増える。 景気は村の商品在庫で決まるため、問題を放置し在庫がゼロになると収支が元通りなるまでしばらくかかる。 コツ・ポイント 心得 レベルの低いうちは無理して鉱山等を建てず、商店や飼育場/農場など収入に繋がる施設を建て、あとあとの為の貯蓄に回すのが吉か。 鍛冶場/弓職人小屋等の、高収入だが維持費のかかる施設が多いと問題発生時に赤字転換する恐れあり。 鉱山等、コスト3000の施設を複数維持するのはかなり無理がある。 素材にならないリングやアミュレットは村で売り、景気向上に役立てるのがオススメ。 建設場所 家の近くの敷地は商店用に空けておくと後々便利(最終的には5,6箇所必要か) 商店街のように作っても便利(例 MAP右下に固めるなど) 逆に商店以外の施設はそうそう立ち寄る必要も無いので遠い場所でok(酒場除く) 建物詳細 飼育場 (設置コスト2000/改良で6000) 肉を生産する施設。3種売り出される肉は調合の材料になる。余った土地にはとりあえず建てておけば間違いない。 農場 (設置コスト3000/改良で9000) 風車とセットで立てる。 風車 (設置コスト5000/改良で15000) 農場とセットで立てることでパンを生産し、街の幸福度を上げることができる 幸福度が上昇することで結果的に収入増加に繋がる。 風車1つで農場5つまでまかなえる。 パンはNPCの幸福度を表すバロメーターであり商店に並ぶわけではない。 商店 (設置コスト3500/改良で10500) 鍛冶場や各種工房を立てないと商品が補充されないので注意。 鍛冶場などの数により収入が増えていく。 改良して二人になった商人が重なってしまい話しかけられなくなることがある。施設の立て直しで治る。商人の前で武器を構えると治ることもあるが確実性は低い。 酒場 (設置コスト5000/改良で15000) 施設の改良で密売人が配置される。密売人は掘り出し物を売り出す事があるため、高レベルになるほどありがたい存在となる。 守衛所 (設置コスト2000/コスト300/改良で6000) 守衛所はコストが増えるが住民と幸福度が上がり、結果的に収入も増えるため、適当数の設置であれば収支への影響はあまり無い。最終的に村民は50人を超えるため、少なくとも4箇所は必要になる。 鍛冶場 (設置コスト5000/コスト1000/改良で15000) 必ず一箇所は立てる必要がある施設で、武器と防具を生産する。村で流通するアイテムが増えるため、コスト1000(改良で2000)を埋めるだけの儲けは出してくれる。 弓職人の小屋 (設置コスト5000/コスト1000/改良で????) 弓を生産する施設で、鍛冶場と違って必須ではないが、こちらも収支の点では優秀な施設。 ハシバミの木立 (設置コスト15000/コスト3000) 弓職人の小屋があってはじめて機能する施設。強力な弓の材料を供給する。各種鉱山と違い、汎用の土地を使うことになるので鉱山以上に扱いが難しい。 教会 (設置コスト10000/コスト1000/改良で30000) ポーションを生産する。他の生産系施設と比較して建築/改築費が高い割に、設置後の収支バランスはさほど良くない。 ハーブ畑 (設置コスト15000/コスト3000) 教会があってはじめて機能する施設。効果の高いポーションの原料を供給する。各種鉱山と違い、汎用の土地を使うことになるので鉱山以上に扱いが難しい。 魔術師の塔 (設置コスト15000/コスト1000/改良で30000) 爆弾を生産する施設。 水晶鉱山 (コスト3000) 魔術師の塔とセットで初めて機能する施設。水晶を採掘する。コストが高い割に品揃えは芳しくない。これを建てて村で水晶の入手を図るより、収入重視にしておいてオンでショップ巡りする方が効率が良いかも知れない。 村に起こる問題 ○○が現れた!倒してきてくれ 幸福度がガクンと下がり、生産も滞るため早期の解決を心がけたい。(幸福度は出現したモンスターが強いほど下がる?) 現場に行ってみると村の長の説明と異なるモンスターであることが多々ある。その多くは実はネクリスだったというパターン。 現れるモンスターの数/強さは問題発生の知らせを受けたキャラに依存。解決報告で得られる経験値はなかなかの量。 その他 建て方参考例 全く意味がわからんという人は真似してみるといいかも 例を挙げる際、参考にする際は、村の景気で収支が変化することを考慮しましょう。 その壱 農場6、風車2、飼育場4、商店6、守衛4、鍛冶屋1、弓矢1、酒場1、教会1、鉱山1 上記を全部改良(鉱山はデフォで改良不可なので除く)して 収入16700、維持費11400=利益5300 鉱山消せば維持費2000位浮くかな、確か。~ その弐(低コスト 密売人多め) 鍛冶場x1、守衛所x4、酒場x3、風車x1、農場x5、商店x5、飼育場x7、 収入12200、維持費4400で利益7800程、問題発生時でも赤字の心配なし。 密売人の品揃えに期待して酒場多め。飼育場を削って酒場をもっと増やすのもいいかも。 宝箱 村の宝箱は何度でも取れるし、中身は開ける人のレベル等によって変動。 ストーリーモードで入手したアイテムを売るついでに宝箱を空けて回ると効率が良い。 その間に、村の金も貯まるから一石二鳥。金稼ぎ&装備漁りに最適。 (ヴィレッジモードに入るたびに再配置されるので開封と入り直しを繰り返すだけも可能) 宝箱(MAP) 場所は以下の画像を参考のこと。 ゲーム内でマップにつけた印や設置した携帯式転送装置は残念ながらヴィレッジモード終了と共に消えてしまう。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (IMG_0349.jpg)
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パム・ヴィレッジ アーム城すぐそばにある小さな村。 スペースポートからもそれなりに近く、 村としての規模の割には結構重要な場所。 ただ、それ以外はさして重要な意味合いも持たず、 物語中でも地味な印象が強い。
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カラード・ヴィレッジ フェンリル・ヴィレッジへ行くための要所の一つ。 特に何があるというほどの事は無いが、 自然が豊かで、空気は綺麗な村。
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■CG ブリタニア軍人篇 [1ページ目] 1 惑星 模擬戦後の夢イベント 2 空 シミュレータイベント 3 アヴァロン キュウシュウ戦闘イベント前(純血派篇) 4 船 片瀬少将捕獲作戦イベント 5 キュウシュウ キュウシュウ戦闘イベント(親衛隊篇) 6 マリアンヌ死亡時の回想 マップ選択 庁エントランス ジェレミア(純血派篇) 7 ナリタ連山 「ナリタ攻防戦」 8 寝ぼけカレン マップ選択 教室 ルルーシュ、カレン、リヴァル 9 ユーフェミアとスザク 「騎士」(親衛隊篇) [2ページ目] 1 ユーフェミア ナリタ戦闘イベント 2 ユーフェミア 特区日本イベント 3 赤絨毯 「騎士」(親衛隊篇) 4 ロイド 「騎士」(親衛隊篇) 5 ヴィレッタ 「ヴィレッタとホラーハウス」 教室 ヴィレッタ(純血派篇) 6 ヴィレッタ 「ヴィレッタの思惑6」 公園 ヴィレッタ(純血派篇/△すごく美味しいですを選択) 7 ヴィレッタ 純血派ヴィレッタEND 8 セシルの手料理 「特派の良心セシルさん4」 特派ヘッドトレーラー セシル 9 ノネット 親衛隊篇END
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(投稿者:ししゃも) 「対G研究所まで残り二キロ。それと、同研究所にエターナルコアの反応が一つあります」 荒地を駆け抜けるジープに、四人のMAIDが乗っていた。運転席にはズィーが座り、助手席にはパニッシャーがMP40を構えている。後部座席には狙撃銃を持ったストレイトとSTG45を抱えているヴィレッタが周囲に異変が無いか見回していた。 パニッシャーは、エターナルコアのエネルギーを利用して「会話」を伝導しているアドネイターの報告に首をかしげる。 「エターナルコアの反応だと」 「はい、そうです。恐らく、研究所を護衛していたMAIDでしょうか。作戦本部からは特務SS所属、エリルスの反応だと」 単なる思い過ごしか、といわんばかりの表情のパニッシャーはMP40のコッキング動作を済ませた。それに倣ってヴィレッタもSTG45のコッキングを行い、初弾をチェンバーに送り込む。彼女の視線の先は、高い塀に囲まれた対G研究所に向けられていた。 「ズィー、ここで止めろ」 対G研究所の正面ゲート手前で、パニッシャーは車両を停止させるようにズィーへ指示を送る。ギニーピッグを乗せた車両は、不気味な静けさを保った対G研究所を前に、誰もが一言も声を発しなかった。 「二組に分かれるぞ。ズィーとヴィレッタは正面から。私とストレイトは裏口から回る。各自、状況はアドネイターに知らせろ。いいな」 真っ先に車両から飛び降りたパニッシャーは部隊に指示を出すと、そのまま早歩きで対G研究所の外周を回りながら、裏口へ向かう。その後ろをストレイトが追いかけた。 「行くよ」 腰に四十五口径マグナムをぶら下げたズィーは両手の関節を鳴らしながら、正面ゲートを潜ろうと歩き出した。 M.A.I.D.ORIGIN s Part II 第一話「実験部隊」 「不気味なぐらいに静かだね」 内部はさほど広くは無かった。ヴィレッタは同施設の縮図を事前に把握しており、ここが何処なのか、そして職員が避難していそうな場所も目星がついている。通路の壁に寄り添うようにして、ズィーとヴィレッタは慎重に進んでいた。 「パニッシャーより、ズィーへ。裏口から進入したが、職員及びGの気配は感じられない。ストレイトによると、瘴気の匂いも感じられないらしい」 「ってことは、Gは早々に撤退したと」 「まだ分からない。アドネイターによると、私たち以外のコア反応を感知している。ズィー、地下を調べてくれ。私たちはこのまま上階を調べる」 「了解」とズィーは応答し、後ろに居るヴィレッタに手合図で「ついてこい」と指示を送った。すぐに地下へと続く階段を見つけ、慎重に降りて行く。地下の中はちゃんと換気をしていないのか、湿気が溜まっていた。なんともいえない不快感がヴィレッタを包む。それは、ズィーも一緒だった。 地下階は一層だけ。もしこの場所に誰かが居なければ、残るは上の階になる。だがパニッシャーからはそのような情報は入らず、ヴィレッタの不安は募るばかりだった。 「荒らされた形跡はあるな。目標は近いかもしれない」 地下階のオフィスに散乱した書類や机を見て、ズィーは持論を述べる。ヴィレッタはそれに異議を唱えなかった。 部屋の隅の個室。もうそこしか残されていなかった。扉の左右にズィーとヴィレッタが各々の得物を構えたまま、待機。ズィーはパニッシャーと連絡を取りながら、突入の時を待ちわびていた。 「そちらの状況は把握した。突入を許可する」 パニッシャーからの返事。ズィーは無言でヴィレッタに「お前が扉を開けろ。私が突入する」と手合図を送る。ヴィレッタはそれを理解し、ドアノブに手をかけた。 勢いよくヴィレッタは扉を開けると同時に、間髪を容れずにズィーの巨体が軽快な動作で部屋に突入。ヴィレッタはズィーを援護するため、すぐに部屋へ入った。 しかし目の前には、ズィーの背中が立ちふさがっていた。勢いづけて飛び出したせいか、ヴィレッタは止まることもできず、そのままズィーの背中へ激突。 「痛っ」 ズィーの背中に鼻を打ちつけたヴィレッタは思わず声を挙げてしまう。そして微動だにしないズィーの背中から顔を出してみると、薄暗い室内の隅に白衣を羽織った集団が縮こまっていた。 「ズィー、ヴィレッタ。何があった」 こちらの異変にパニッシャーは気がつき、報告を求める。 「隊長、職員は無事です」 こちらをGだと思っていたのか、戦慄していた職員たちは安堵の表情を浮かべている。ヴィレッタは現状の報告を聞くために、ズィーの背中から回り込んで集団に向かった。 「了解した。こちらはGと遭遇していない。職員に現状の報告を聞いた後、こちらへ通信をしてくれ。以上だ」 そこでパニッシャーからの通信が終了する。ズィーは職員たちに向かったヴィレッタの後ろに付くと、周囲を警戒する。 「助かりました。MAIDの方ですね」 集団の名から、メガネをかけた女性が一歩前へと出てくると、近づいてきたヴィレッタに話しかける。怯えている職員たちの中で、彼女だけは冷静さを保っているようにヴィレッタは見えた。 「ノイワール野営陣地から救援に参りました、ヴィレッタ軍曹であります。ご無事で何より」 「対G研究所の主任を勤めるメレンスです。助かったわ、ヴィレッタ軍曹」 二人はお互いに自己紹介を済ませる。ズィーは何も言わず、ただ二人の会話を眺めているだけだった。 「それで、今の状況を説明してもらいたいのですが 「Gに襲撃された。それもかなり特殊なGだったわ」 「特殊なGですか」 メレンスの言葉にヴィレッタは復唱してしまう。特殊なGというフレーズに興味を持ったのか、ズィーが近づいた。」 「瘴気を発生しないGと言いましょうか。どういった種族のものか確認できませんが、二足歩行だったから、恐らくウォーリア級だと思う」 ストレイトが瘴気を感じなかったことに、ヴィレッタは合点がいった。その疑問が晴れると、もう一つの疑問が脳裏を過ぎった。 「ちなみに、護衛していたMAIDは」 アドネイターが感知していたエターナルコアの反応――この研究所を護衛していた特務SS所属のMAID、エリルスの安否をヴィレッタは尋ねる。 彼女の問いにメレンスは目を伏せ、首を横に振った。ヴィレッタはそれ以上、エリルスについて言及するのをやめた。恐らく、エリルスたちを助けるために命を賭してGと交戦したのだろう。 (エリルスの死亡。それは、つまり) 研究所に入る手前から反応していたエターナルコアの反応。研究所が襲撃されて約二時間が経過したときのことだ。恐らく一時間かその半分の間、この場所へメレンスたちが退避したと計算して――エリルスは恐らく襲撃されたと同時に、あるいは数十分後に死亡したとヴィレッタは逆算する。 ギニーピッグが研究所に到達したとき、既に彼女は死亡していた。つまり、彼女のコア反応をアドネイターが感知することは絶対に無い。 「パニッシャー隊長、エリルスの死亡を確認。しかし、所属不明のコア反応が一つ」 ヴィレッタとエリルスの会話から事情を察したアドネイターが、切羽詰った声でパニッシャーに連絡する。それに続いて、ズィーとヴィレッタが「最悪な敵」に備えようと、得物に手を伸ばした。 そのとき、出入り口のドアに近い壁が破壊された。圧倒的なパワーによってコンクリートの壁が粉砕され、灰色の粉塵を室内に撒き散らす。 ヴィレッタは踵を返し、メレンスを庇うように前へ立った。 次第に薄れていく煙から緑色に輝く二つの目が垣間見えた。徐々にそのシエルットが露になる。ズィーと同等の身長。左右に分かれ、丸太のように太く長い四つの腕。脚の関節が逆方向に折れ曲がっており、それらの外見的特長は人体の構造を無視していた。 「プロトファスマ」 Gの種類の一つである名前をメレンスは怯える口調で言った。ヴィレッタとズィーは表情こそおくびに出さなかったが、心の内では絶望的な状況に置かれていると確認する。 プロトファスマ。Gがエターナルコアを取り込み、突然変異した種族。個体数は少ないものの、その力は圧倒的で「最強のG」と称されるほど。MAIDといえど、プロトファスマと渡り合える者は少ない。ズィーはともかく、ヴィレッタはプロトファスマと戦って生き残れるという自信は皆無だった。 「ウォオオオオオオオオオオオオオオ」 プロトファスマは首を動かしながら咆哮をあげた。メレンスは尻餅を突くと、そのままヴィレッタから離れる。そして彼女を含めた職員たちはプロトファスマの咆哮に耐え切れず、耳を塞いでしまう。ヴィレッタとズィーはそれを我慢し、銃を構えた。 だがヴィレッタは初めて見るプロトファスマに圧倒され、身じろぎしてしまう。その一瞬の隙をプロトファスマは見逃さなかった。 「えっ」 瞬間移動と言うべきスピードで、プロトファスマがヴィレッタの眼前に接近。移動するときの予備動作を見逃さなければ、ヴィレッタでも対処できた。だが彼女は目の前の敵に対して萎縮し、失態を犯してしまう。 そうこうしているうちにプロトファスマの右腕が横殴りにヴィレッタへ襲い掛かった。彼女はそれをしゃがむことで回避し、お返しとばかりにMP40のトリガーを引いた。 ほぼゼロ距離での射撃。銃弾はプロトファスマの肉体に命中するものの、決定的なダメージを与えているとは思わなかった。その証拠にプロトファスマは痛がる動作をせず、顔をヴィレッタに近づけた。 プロトファスマの不気味な顔がヴィレッタの視界を覆う。しかし、ズィーの掛け声と同時に銃声が鳴り響き、プロトファスマはヴィレッタから離れる。 「ちっ、外したか。無事かい」 「ええ、なんとか」 態勢を立て直したヴィレッタはズィーの隣へ寄り添うと、マグナム弾を回避したプロトファスマにMP40の銃口を構える。プロトファスマは、自身が破壊した壁に近い位置へと立っており、逃走経路は確保している。ヴィレッタにしても、ズィーにしても、ここはプロトファスマに退却してもらうのが好ましいと思っていた。 「メードめ」 犬が唸るような重低音の中、プロトファスマの口から言葉が発せられる。それは明瞭に聞き取りづらいものの、確かにプロトファスマは「メードめ」という言葉を口にした。 「ワタシの邪魔をするな」 プロトファスマは捨て台詞を吐くと、もう一つの出入り口に向かって走り出した。ヴィレッタは瘴気こそ感じないものの、プロトファスマから発せられるプレッシャーが段々遠ざかっているのを確認。それが完全に消えると、深呼吸をして呼吸を整える。 程となくして、パニッシャーとストレイトがヴィレッタたちと合流した。 MAIDは死して尚、その身体にエターナルコアを宿している。死んだMAIDは二度と生き返らない。しかし、エターナルコアは物理的に破壊されない限り、その効力を失わない。 「回収、ですか」 「そうだ。MAIDおよびMALEの死亡が確認された場合、その遺体を回収し所属国へ送還することが義務付けられている」 パニッシャーの背中を追うように歩くヴィレッタの手には、大人一人が収納できるジッパー式バックの取っ手を握っていた。 二人はメレンス博士から事情を聞きだし、エリルスが死亡したとされる場所へ向かっていた。三階のオフィスルーム。そこが、プロトファスマによって殺されたエリルスの遺体がある場所。 ズィーとストレイトは職員たちの護衛のため、待機。パニッシャーとヴィレッタが「回収」の任務に就いた。 「こちら、アドネイター。『リモートホスト』の活動限界になりました」 ヴィレッタの頭の裏側から囁くようにアドネイターからの通信が入る。そのなんともいえない感触に慣れないヴィレッタは口元を歪ませる。 「了解。回復したら伝えてくれ。それまでは上空を視察。何かあったら無線で連絡を」 「分かりました。失礼します」 アドネイターは成層圏に限りなく近い場所で活動しており、瘴炉によって発達した視力によって高高度偵察機の役目を果たしている。彼女の能力「リモートホスト」はエターナルコアを媒体とした対象を捕捉したり、無線機を経由せずに通信が可能であった。しかしその能力は時間制限があり、一定時間以上の行使はアドネイターの崩壊を招く。 ヴィレッタはアドネイターのリモートホストによって囁かれた「自己紹介」を思い出しながら、パニッシャーの後を追った。 「ここだな」 オフィスルームに通じるドアの手前に辿りついたパニッシャーは立ち止まると、そのままドアノブに手をかけた。研究所内の電気供給があのプロトファスマによって破壊されており、室内は暗い。 催促するよりも早くヴィレッタはジッポライターを取り出し、パニッシャーに手渡す。そして暗闇のオフィスルームに僅かながらの灯りが点された。 職員たちの作業机や椅子がそこかしらに散らばっており、パニッシャーたちはそれらを大股で潜り抜けながら歩く。時々、空薬莢が転がる金属音が室内に響いた。 ここでエリルスが戦っていた。ヴィレッタは心の中で、彼女があのプロトファスマと絶望的で孤独な戦闘を繰り広げていたと思い、胸が傷む。 「プロトファスマめ。酷いことしやがる」 ヴィレッタの前を歩いていたパニッシャーは立ち止まるなり、感情に身を任せた言葉を言った。ヴィレッタはそんなパニッシャーの背中越しに、ライターの火で照らされるエリルスの悲惨な死体が数メートル先に見た。 彼女は壁に凭れながら絶命しており、自身の血でメード服が赤黒く染められている。さらに右腕が引き千切られており、血肉がこびり付いた肩の骨が枝葉のように突き出していた。そして腹部には大きな穴がぽっかりと開いている。それは間違いなくプロトファスマの拳が貫通した証拠であり、その一撃でエリルスが絶命したといっても過言ではない。 「ズィー、エリルスの遺体を確認した。が、遺体の損傷が激しい。ストレイトを残してこっちに来てくれないか。後、照明器具を三人分用意してくれ」 青ざめた顔色のヴィレッタを尻目に、パニッシャーは無線機を使ってズィーと連絡を取る。 「隊長、すみません」 何かを堪えているヴィレッタは前屈みの姿勢でパニッシャーに懇願する。何を懇願しているのか瞬時に分かったパニッシャーはヴィレッタの背中を擦りながら、彼女を遺体から離れるように部屋の隅へ引き連れた。 ある程度、遺体から離れたヴィレッタは倒れこむように両手を床に付け、吐瀉物を吐き散らす。その間にパニッシャーは、ズィーに水筒を持って来させるように指示を出した。 「すみません」 吐き出すものを吐き出したヴィレッタは申し訳ない口調で平謝りをする。パニッシャーは何も言わず、そっとヴィレッタの背中を擦っていた。 「へっへへへ。お嬢ちゃん、そんなんじゃこの先思いやられるよぉ」 突如、しゃがれた老婆の声が室内に響いた。ヴィレッタとパニッシャーは声の主に全くの面識がない。パニッシャーはSTG45のセーフティを解除し、素早く身構える。ヴィレッタは口元に付着した吐瀉物の残りを袖で拭き取りながら、腰に帯びている拳銃を抜き取った。 「おやおや。そんな物騒のものを構えないでおくれよ」 「君が敵ではないとしたら、まずはその姿を見せるべきではないのか」 一歩も引き下がらない口調のパニッシャーは左右の腕を交差させながら、STG45と火が点ったジッポライターを構える。だが、パニッシャーには相手が見えなかった。暗闇という空間という単純な理由で見えないからではない。室内に居るという感覚を感じるものの、まるで透明人間かのように相手は姿を消していた。 「私の姿が見えないのかねぇ。そりゃ結構」 こちらの考えていることを見透かしているように老婆の声がけらけらと笑う。 笑い声が納まった後、エリルスの手前。まるで擬態したカメレオンが本来の色に戻ったかのように、何もない空間からフードを被った何かが姿を現した。身長が150センチあるかないかぐらいの、ローブのような一体型の服を着た謎の人物。ヴィレッタをそれを狙い撃とうとすが、パニッシャーはそれを制する。 「ひっひひひ。そう怖い顔しなさんな、お嬢さんがた」 老婆の声は身体を震わせながら笑い、目深に被ったフードから顔を出した。 ライターの火で照らされる、白い包帯で二重三重に巻かれた顔。不気味に大きく見開いた両目が唯一、その人物が人間であることを照明していた。 「あっしの名はスカベンジャー。しがないMAIDでござんす」 けっけけけ、と自分を名乗ったMAID――スカベンジャーは顔と同じように包帯が巻かれ、肌が露出してない右腕をエリルスに突き出した。 「何をするのだ」 「そりゃ見てからのお楽しみですわ」 STG45の照準を自身に合わせたパニッシャーに対し、スカベンジャーは包帯で巻かれた左腕で「待った」のポーズを取る。直後、エリルスに向けられているスカベンジャーの右手から赤黒い炎が発光し、暗闇の室内に禍々しい光を与えた。圧倒されたヴィレッタは両手を使って、光を遮る。 パニッシャーは目を細くし、スカベンジャーを睨みつける。 「あっしは死んだMAIDのコアを回収することが仕事なんでね」 息絶えたエリルスの胸から十字の形をした宝石――エターナルコアが抽出される。MAIDが、MAIDたる由縁の結晶。 眩い光を放つエターナルコアはスカベンジャーの右手へ吸い寄せられ、彼女はそれを握り締める。すると赤黒い光が弱まり、室内は元の暗闇へ戻った。 「そこを動くな」 パニッシャーの怒号。それに続いてヴィレッタもスカベンジャーに拳銃の銃口を再度、向ける。 エリルスのコアを抜き取ったスカベンジャーに、パニッシャーは怒りを堪え切れなかった。ヴィレッタも同様に歯軋りをしながら拳銃のトリガーを引こうとしている。なぜエターナルコアを抜き取ったことでパニッシャーたちは怒りを抑えられないか理解できない。上手く表現できないが、スカベンジャーの行動は墓荒らしであり、死者を冒涜していた。 「穏やかじゃないねぇ」 「エリルスのコアを床に置け。その後、両手を上げて跪くんだ」 明確な敵意がこもったパニッシャーはスカベンジャーに命令を促す。 「もし命令に従わなかった場合、発砲を辞さない」 トリガーに指をかけ、威圧感を与えるパニッシャーに対しスカベンジャーはタチの悪い冗談を聞いたかのようにしゃがれた声で笑うだけだった。それに見かねたヴィレッタが威嚇発砲をしようとする。 「スカベンジャー、お遊びも程々にしておかないとな」 パニッシャー、ヴィレッタ、スカベンジャー。この三人ではない、別の女性の声が聞こえた。それはスカベンジャーの右側、部屋の隅から。靴底が床に当たる音が静まり返った室内に響き、パニッシャーたちに向かっているのが分かった。 パニッシャーはその方向にライターの火を向ける。 「私のMAIDが粗相をしたようだね。すまない」 暗闇から姿を現したのは、白衣を着た長身の女性。腰まで届く長い茶髪。そして、感情を失ったかのように気力のない表情をしていた。 出入り口が一つしかないオフィスルームで、スカベンジャーと同じように突然現れた女性にパニッシャーとヴィレッタは強い警戒心を抱く。しかし女性は二人のプレッシャーを感じていないのか、身じろぎをしない。 「自己紹介をしよう。私の名はアドルフ・ガブリエーレ。EARTH直属のMAID技師だ」 長身の女性、アドルフ・ガブリエーレは淡々と自己紹介を済ませた。 NEXT SCENARIO→「鬼才と呼ばれた女性」 SCENARIO LIST