約 1,161,226 件
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/776.html
ルーゼルの死 「ハッハッハッハッ」 一定のリズムで呼吸を刻みながら半獣の悪魔グエンは疾走していた。 こんなにも走る事が喜びであった事があろうか。 匍匐茎が張り巡らされた地面は、蹄を突き立てると心地よい抵抗を返し、更なる加速を促す。 馬上槍の風切り音が心地よく耳をなでていった。 ルートガルト平野――西はブレア地方から、北はハルトまで続く広大な黒土層の平地地帯である。 森林が少なく、イネ科の植物群がどこまでも続く草原を成しており、馬での移動に優れる。ファルシス騎士団を育んだ「土壌」であった。 敵部隊には各小隊に1体の漂う者がいて、後方から魔法の支援攻撃を続けていた。最右翼の漂う者、 その更に斜め後方に回り込んだグエンは急速に距離を詰め始める。 敵がグエンを察知したのは丁度魔法を打ち終えた後で、次の魔力の集中はまるで間に合っていなかった。 「遅い!」 グエンの槍が漂う者を突き上げる。耳障りな叫び声とも付かぬ異音を発し、掻き消えていった。 (これほどあっけないとは・・・ルーゼル様の見立て通りだ・・・) 飛べない悪魔――劣悪な地形の多い魔界においてグエンの体は足枷でしかなかった。同族に馬鹿にされ、 己の足がこの世で最も嫌いな物だった。悪魔の形は様々であったがグエンの体はひと際「普通」と違い、中には本気で獣と思っていた悪魔もいたのだ。 「何故俺には、こんな醜い足しかないのか」自分の足を引きちぎろうとした事すらあった・・・・・・ 1体目を始末した後、スピードを落とすことなく軌道修正のみで立て続けに次の獲物を貫ぬく。グエンは足に更なる力のみなぎりを感じて地を蹴った。 目前に現れた岩を軽やかに駆け上がり跳躍すると、高揚する心を抑えきれずにグエンは叫んだ。 「我は魔王軍騎兵隊長、グエンなりィィィーーーーー!」 パルスザンは精兵2名を引き連れ左翼にいた。大きめに回りこむだけで、地を這う者はみなルーゼルに殺到していた。 間合いをかすめる様に通過すると、漂う者はたった3体の悪魔相手に距離をとって魔法を放つ。 (まるでカラクリ人形だな、定められた動きしか出来ない。) パルスザンの任務は漂う者達が逃げぬように牽制し、グエンの突撃をサポートする事にあった。 部下に巧に指示を出しながら、グエンに身振りで追い込む位置を知らせる。この役目を軍師のパルスザンは黙々とこなした。 パルスザンにとって己の取った首級の数は問題ではない。地位におぼれることなく縁の下に徹することが出来る悪魔らしからぬ気質は、 パルスザン最大の特徴でありルーゼルが信頼を寄せる理由にもなっていた。 (どれ程の力を持っていようと、戦略を持たぬ相手など何の脅威でもない。私はなんと未熟だったのか・・・) パルスザンは預かった軍の大半を失った自らを戒め、改めて主人ルーゼルの力と戦術を敬い喜んだ。 だが、パルスザンの自責は的を得ているとは言い難い。この作戦はルーゼルがあって初めて可能となるものだったからだ。 ルーゼルは力を取り戻しつつあった。群がる敵を一瞥すると大きく腕を振る。 地を這う者の腕が、足が、肉片と体液とが飛び散り、地面が悲鳴を上げるような音を立てて引き裂かれ、ちぎれた草が舞った。 見えない巨大な鍵爪が、間合いに入ったもの全てを空間ごと引き裂いている様であった。 手が飛ぶ位で止まるような敵ではなかったが、2撃、3撃と重ねると小隊ごと肉塊と化した。 (ホルスのバカタレにもお見舞いしてやりたいが、後の楽しみとするか。) 時に後退しながら、時に敵一団の周りを旋回しながら、ルーゼルは「悪魔の爪」を叩き込み続けた。 地を這う物たちは動きの速いルーゼルに対し散開して囲もうとする事もなく、ただ殺到し砕かれた。 「昨日の屈辱をッ、全て晴らさせてもらうぞ!」 ルーゼルがハルトに到着し受けた報告は、戦力の2/3を失ったこと、殆ど戦果を挙げていないこと、押し込まれ続け戦線の維持も絶望的であることだった。 「そうか。」と一言答えたが、信頼してルートガルトに置いたパルスザンに対する苛立ちは消せなかった。 (壊滅状態ではないか、多少の不測には十分な軍勢を任せたはずだぞ。) 敗北に次ぐ敗北で消耗し、士気が著しく低下した兵達を確認すると、ルーゼルは直ちに出撃する事を決めた。 勝利により、士気と勢いを取り戻そうと思ったのである。ルーゼルの到着に沸いた今こそ好機であった。 移動する中規模部隊を横から強襲し、そのまま背後を取るように斜めに展開する。 状態異常が通用しない事は報告で知っていたので、戦列を維持しながらゆっくりと後退しつつダークブレスの斉射で敵を飲み込んだ。 ルーゼルの最初の違和感はここであった。ダークブレスの影からするすると敵前線が接近してきた。 地面をのたのた歩く敵が予想外のスピードで間合いを詰めてきたのである。 (く、もう接近戦か、もう少し削りたかったが・・・) 「波動!」 ルーゼルの号令に従い、デーモン達は近接攻撃主体へと移行した。 だが、敵の攻撃は苛烈で、鍛え上げられたデーモンたちの肉体を容赦なく引き裂いた。 馬鹿な・・・心のどこかで、ゾンビやマミーといったアンデットを想定していた・・・多少強い位だろうと・・・。 戦闘を開始してどのくらいの時が経ったろうか、僅かの間に阿鼻叫喚の地獄と化した戦場に、ルーゼルは現実味を失っていた。 最前線は次々と切り伏せられ、後ろから一個小隊の一斉射撃のように魔法をばら撒く別種の敵が空中を漂っている。 そこかしこで血を思わせる様な赤い渦巻く炎が上がり、渦の中央付近のデーモンは見る間に焼け落ちた。 パルスザンの「有効な攻撃が可能」との要請によりラザム戦線から同行させたグエンは、何体かを串刺しにしたものの自身も満身創痍であった。 気が付くと、ルーゼルは効果が期待できないと報告を受けていた筈のナイトメアを放っていた。 だが、そのおかげで自分がパニックによりただ立ち尽くしていたことにも気が付けた。 「退却!退却だ!全力で退却せよ!」 声の限り叫び、さながら壊走のような退却でハルトに戻ると、既に出撃した兵の1/4以上を失っていた。 主人を案じたパルスザンが近くに来ると、搾り出すような声で呟いた。 「パルスザン、今まで良くぞ持ち堪えた。」 その小一時間後のことである・・・ 「明日、早朝に出撃する!」 「しかし、たった今退却して来たばかりです。出撃できる兵が有りません」 「私と、パルスザン、グエン、精兵一小隊のみにて出撃する。何とかかき集めろ。」 パルスザンとグエンは訝しがったが、ルーゼルは冷静であった。 (この戦いで分かった事がある。私の力、思い知らせてくれる・・・) グエンとパルスザンが最後の漂う者を地に沈めると、地を這う者もあらかた片付いていた。 昨日手酷くやられた相手を被害を出す事もなく殲滅したことで、勝利の予感が現実味を帯びてきた。 「さて、奴を殺しにいくか。最初からそうするつもりだったからな。」 斥候の報告では、死霊軍を指揮するムクガイヤは未だ無人となった王都に居るとの事であった。 パルスザンの見立てではムクガイヤさえ討てば、統制の利かなくなった死霊どもは軍でなくなる筈である。 「無人の都で王様気分とは、哀れですな。」 グエンがいななく様に鼻で笑った。 2階正面入口から大広間に入り、そのまま真直ぐに進むと謁見の間へと通じる階段がある。ルーゼルは悠然と階段を上がってゆく。 周辺の死霊は既に殲滅したが、王都に接近しつつある死霊軍の撃退にゼオンが苦戦しており、パルスザンとグエンを向かわせていた。 階段を上がりきった部屋は、宮殿の中でもその部屋のみ一階分高く作られた最上階で、窓が多く戦争用とは言いがたい。 シルクとコルクウールを使った織りの細かい上品な絨毯が階段から真直ぐに敷かれている。その先の王座には、身じろぎもせず座る影があった。 「どうだ、私を使って王になった気分は?お目にかかれて光栄とでも言っておこうか。もう死ぬがな、この卑種めが!」 ムクガイヤであった躯はゆるりと王座から立ち上がる。 ルーゼルが腕を振り上げたその時、躯から放射状に氷塊が飛びルーゼルを打った。 「グゥ!(重い!かなりの魔力が乗せられている。)」 氷塊に壁が砕かれ、謁見室の天井が落ちてくるとルーゼルと躯は外へと飛び出した。 窓にはめられたグラゥスの細かい破片がキラキラと光りながら散り落ちる中、ルーゼルは空中で距離を詰める。 (こいつも漂う者の系統か。ならば接近戦でかたを付ける!) 眼下に広がる城下町に雷や隕石が雨のように降り注ぎ、悪魔の爪が塔を破壊する。世界の終わりのごとき激戦が無人の街を震わせた。 戦いの中、ルーゼルは不利を悟りつつあった。悪魔の爪は魔力を自身の攻撃力に乗せて放つ技であるが、敵の魔力に対する抵抗力が規格外に高かった。 かといって闇の力も通用しない。 (何と言うことだ、これは相性が悪い。) 自分が敵わなければ、魔王軍に成すすべは無い。パルスザン達を始めとして全て飲み込まれてしまうであろう。 「俺様を侮辱した貴様にだけは負けるわけにはいかない!これでも食らいやがれ!」 ルーゼルは躯に掴みかかるとそのまま町の東門の見張り塔の壁に押し付け、身に宿る全ての魔力と生命力を活性化させ炸裂させた。 「ドゴォォォーーーー」 凄まじい音にパルスザンが振り返ると、王都に紅い火柱が上がっていた。 「ル、ルーゼル様・・・。あれは・・・敵の仕業なのか。あれほどの破壊力を奴は持っているのか。あれではルーゼル様は・・・」 「あれは、おそらく・・・ルーゼル様の自爆です。」ハルトから援軍に来ていたリリックであった。 「自爆?ルーゼル様は無事なのか?」 「己の纏う魔力を外に打ち出すことなく直接炸裂させたのです。自らの血肉を爆発させるに同義なれば・・・・・・自身が助かるはずも在り申しません。」 「そ、そんなことが・・・」 「ここは引きましょう。先ずは体勢を立て直さなくてはなりません。これからの事も決めなければ・・・」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/478.html
ナイトメア ルーゼルの特技。 魔王ルーゼルの専用技。眠り属性つきの直線攻撃で、範囲は5マス。 高い威力と射程を誇り、ルーゼルの攻撃力とあわせて非常に強力な一撃をお見舞いする。 耐性の無い敵は死なずとも無力化できるのでお得感もある。 問題は消費の高さで、ルーゼルの高いMPをもってしても乱発するのはやや躊躇われる。 -- 名無しさん (2009-01-30 02 29 48) ルーゼル軍に攻め込まれた時、撃たれると結構困る特技のひとつ。 後衛を逃がせない状況だと特に厄介。 -- (´・ω・`|∀・)っ|) (2009-02-13 23 04 40) おやすみ。 -- 名無しさん (2009-12-10 02 21 33) 使い手の高い移動力と相まって特技の中でも特に凶悪な性能 人材や一般最上級でも眠り耐性がないユニットは多く、これ一発で戦況が一変することも -- 名無しさん (2020-12-27 01 33 54) ナイトメアー!と叫びながら撃たなければならない -- 名無しさん (2022-08-07 01 58 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/721.html
魔王陛下 不毛の山脈から更に北上した白銀色の雪原、埋もれるように存在する古びた城。 古城の建立と同時に構えられて以来、幾人もの君主を頂き そして時を経て打ち捨てられたと思しき玉座。 高く据えられたそれを踏みつけにするように座し、王の間から広間と雪原を 睥睨するかのように泰然と佇む存在。 放棄され時が過ぎ去った今になって、かつてその椅子に座したどんなものよりも 高等な存在を迎え入れる事になったのは、皮肉な事だった。 玉座の下、王の間の奥、悪魔のひしめく広間の前。そこで二人の高位の悪魔は口論を繰り広げる。 ムナード「ここは雪原の原住民どもを根絶やしにして、万全を期するべきかと」 パルスザン「まず厄介な竜乗り達を一気に滅するべきでしょう」 先程から二体の悪魔による舌戦は平行線を辿るばかりで、一向に進展を見せない。 パルスザン「逃げ回るばかりの鼠を延々と追いかけても何の益も無いでしょう」 ムナード「その鼠の為に、防衛戦力を割き続けるなど愚かにも程がある」 二体の悪魔の間に、冷たい空気が走る。 ムナード「見るに、王国の人間どもは血族同士の骨肉の争いに執心している様子」 ムナード「捨て置き勝手に自滅を待つのが得策」 パルスザン「ルーゼル様は一刻も早いムクガイヤの処刑を臨んでおいでです」 一方は侮蔑するかのように、一方はうんざりしたように互いを睨む。 パルスザン(何を意地になってるいるんだ、コイツは) ムナード(いちいち魔王陛下をかさに着て卑小な男) 一向に進展の見えない無益な作戦会議はなお続く。 既に半刻が過ぎ去り、巡回と称して不参加を決め込んでいた 他の高位悪魔達も王の間の様子を伺う。 ショハード「うへえ、まだ終わってねえのかよ兄貴」 フーリン「ルーゼル様の御前だ、控えろよ」 ショハード「あ!?んだと!」 将校達の対立に、どよめき浮き足立つ悪魔達。 ルーゼル「黙れ」 しかしそれも、深淵から響き渡るような声色によって一瞬で静まりかえる。 先程まで無関心に見下ろしたまま沈黙を保っていた存在が、口を開いたのだ。 瞬間、悪魔達は寒気に凍りついたかのようにピシリと硬直し 慌てふためくような、怯えたような冷たく緊張した空気が広間を支配する。 ルーゼル「俺の命令は変わらん」 ルーゼル「鏖だ」 ルーゼル「この地における不快な生き物は皆殺しだ」 ルーゼル「例外は無い」 その言葉に、各々は唖然としたかのようで、ある者は閃きを受けたかのようで ある者は朗報を受けたかのようで、反応は様々だった。 二人の高位悪魔は口角を吊り上げ喜びを隠さない。 ショハード「ヒャハッ、虐殺!最高!」 フーリン「きっと激戦になるな、楽しみだ」 パルスザン(この徹底的なまでの害意、感嘆とさせられますね) ムナード(どこまでも苛烈。悪魔美学というものを心得てらっしゃる) 玉座の下、二体の悪魔は玉座に向き直り、各々のやり方で一礼する。 パルスザン「畏まりました、ルーゼル様」 ムナード「御意の侭に、魔王陛下」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/747.html
二人の王 「ハッハッハッハッ」 一定のリズムで呼吸を刻みながら半獣の悪魔グウェンは疾走していた。 こんなにも走る事が喜びであった事があろうか。 匍匐茎が張り巡らされた地面は、蹄を突き立てると心地よい抵抗を返し、更なる加速を促す。 馬上槍の風切り音が滑る様に耳をなでていった。 ルートガルト平野――西はブレア地方から、北はハルトまで続く広大な黒土層の平地地帯である。森林が少なく、イネ科の植物群がどこまでも続く草原を成しており、馬での移動に優れる。ファルシス騎士団を育んだ「土壌」であった。 敵部隊には各小隊に1体の漂う者がいて、後方から魔法の支援攻撃を続けていた。最右翼の漂う者、その更に斜め後方に回り込んだグウェンは急速に距離を詰め始める。 敵がグウェンを察知したのは丁度魔法を打ち終えた後で、次の魔力の集中はまるで間に合っていなかった。 「遅い!」 グウェンの槍が漂う者を突き上げる。耳障りな叫び声とも付かぬ異音を発し、掻き消えていった。 (これほどあっけないとは・・・ルーゼル様の見立て通りだ・・・) 飛べない悪魔――劣悪な地形の多い魔界においてグウェンの体は足枷でしかなかった。同族に馬鹿にされ、己の足がこの世で最も嫌いな物だった。悪魔の形は様々であったがグウェンの体はひと際「普通」と違い、中には本気で獣と思っていた悪魔もいたのだ。 「何故俺には、こんな醜い足しかないのか」自分の足を引きちぎろうとした事すらあった・・・・・・ 1体目を始末した後、スピードを落とすことなく軌道修正のみで立て続けに次の獲物を貫ぬく。グウェンは足に更なる力のみなぎりを感じて地を蹴った。 目前に現れた岩を軽やかに駆け上がり跳躍すると、高揚する心を抑えきれずにグウェンは叫んだ。 「我は魔王軍騎兵隊長、グウェンなりィィィーーーーー!」 パルスザンは精兵2名を引き連れ左翼にいた。大きめに回りこむだけで、地を這う者はみなルーゼルに殺到していた。 間合いをかすめる様に通過すると、漂う者はたった3体の悪魔相手に距離をとって魔法を放つ。 (まるでカラクリ人形だな、定められた動きしか出来ない。) パルスザンの任務は漂う者達が逃げぬように牽制し、グウェンの突撃をサポートする事にあった。 部下に巧に指示を出しながら、グウェンに身振りで追い込む位置を知らせる。この役目を軍師のパルスザンは黙々とこなした。 パルスザンにとって己の取った首級の数は問題ではない。地位におぼれることなく縁の下に徹することが出来る悪魔らしからぬ気質は、パルスザン最大の特徴でありルーゼルが信頼を寄せる理由にもなっていた。 (どれ程の力を持っていようと、戦略を持たぬ相手など何の脅威でもない。私はなんと未熟だったのか・・・) パルスザンは預かった軍の大半を失った自らを戒め、改めて主人ルーゼルの力と戦術を敬い喜んだ。 だが、パルスザンの自責は的を得ているとは言い難い。この作戦はルーゼルがあって初めて可能となるものだったからだ。 ルーゼルは力を取り戻しつつあった。群がる敵を一瞥すると大きく腕を振る。地を這う者の腕が、足が、肉片と体液とが飛び散り、地面が悲鳴を上げるような音を立てて引き裂かれ、ちぎれた草が舞った。 見えない巨大な鍵爪が、間合いに入ったもの全てを空間ごと引き裂いている様であった。 手が飛ぶ位で止まるような敵ではなかったが、2撃、3撃と重ねると小隊ごと肉塊と化した。 (ホルスのバカタレにもお見舞いしてやりたいが、後の楽しみとするか。) 時に後退しながら、時に敵一団の周りを旋回しながら、ルーゼルは「悪魔の爪」を叩き込み続けた。 地を這う物たちは動きの速いルーゼルに対し散開して囲もうとする事もなく、ただ殺到し砕かれた。 「昨日の屈辱をッ、全て晴らさせてもらうぞ!」 ルーゼルがハルトに到着し受けた報告は、戦力の2/3を失ったこと、殆ど戦果を挙げていないこと、押し込まれ続け戦線の維持も絶望的であることだった。 「そうか。」と一言答えたが、信頼してルートガルトに置いたパルスザンに対する苛立ちは消せなかった。 (壊滅状態ではないか、多少の不測には十分な軍勢を任せたはずだぞ。) 敗北に次ぐ敗北で消耗し、士気が著しく低下した兵達を確認すると、ルーゼルは直ちに出撃する事を決めた。 勝利により、士気と勢いを取り戻そうと思ったのである。ルーゼルの到着に沸いた今こそ好機であった。 移動する中規模部隊を横から強襲し、そのまま背後を取るように斜めに展開する。状態異常が通用しない事は報告で知っていたので、戦列を維持しながらゆっくりと後退しつつダークブレスの斉射で敵を飲み込んだ。 ルーゼルの最初の違和感はここであった。ダークブレスの影からするすると敵前線が接近してきた。地面をのたのた歩く敵が予想外のスピードで間合いを詰めてきたのである。 (く、もう接近戦か、もう少し削りたかったが・・・) 「波動!」 ルーゼルの号令に従い、デーモン達は近接攻撃主体へと移行した。 だが、敵の攻撃は苛烈で、鍛え上げられたデーモンたちの肉体を容赦なく引き裂いた。 馬鹿な・・・心のどこかで、ゾンビやマミーといったアンデットを想定していた・・・多少強い位だろうと・・・。 戦闘を開始してどのくらいの時が経ったろうか、僅かの間に阿鼻叫喚の地獄と化した戦場に、ルーゼルは現実味を失っていた。 最前線は次々と切り伏せられ、後ろから一個小隊の一斉射撃のように魔法をばら撒く別種の敵が空中を漂っている。 そこかしこで血を思わせる様な赤い渦巻く炎が上がり、渦の中央付近のデーモンは見る間に焼け落ちた。 パルスザンの「有効な攻撃が可能」との要請によりラザム戦線から同行させたグウェンは、何体かを串刺しにしたものの自身も満身創痍であった。 気が付くと、ルーゼルは効果が期待できないと報告を受けていた筈のナイトメアを放っていた。だが、そのおかげで自分がパニックによりただ立ち尽くしていたことにも気が付けた。 「退却!退却だ!全力で退却せよ!」 声の限り叫び、さながら壊走のような退却でハルトに戻ると、既に出撃した兵の1/4以上を失っていた。 主人を案じたパルスザンが近くに来ると、搾り出すような声で呟いた。 「パルスザン、今まで良くぞ持ち堪えた。」 その小一時間後のことである・・・ 「明日、早朝に出撃する!」 「しかし、たった今退却して来たばかりです。出撃できる兵が有りません」 「私と、パルスザン、グウェン、精兵一小隊のみにて出撃する。何とかかき集めろ。」 パルスザンとグウェンは訝しがったが、ルーゼルは冷静であった。 (この戦いで分かった事がある。私の力、思い知らせてくれる・・・) グウェンとパルスザンが最後の漂う者を地に沈めると、地を這う者もあらかた片付いていた。 昨日手酷くやられた相手を被害を出す事もなく殲滅したことで、勝利の予感が現実味を帯びてきた。 「さて、奴を殺しにいくか。最初からそうするつもりだったからな。」 斥候の報告では、死霊軍を指揮するムクガイヤは未だ無人となった王都に居るとの事であった。パルスザンの見立てではムクガイヤさえ討てば、統制の利かなくなった死霊どもは軍でなくなる筈である。 「無人の都で王様気分とは、哀れですな。」 グウェンがいななく様に鼻で笑った。 2階正面入口から大広間に入り、そのまま真直ぐに進むと謁見の間へと通じる階段がある。ルーゼルは悠然と階段を上がってゆく。 周辺の死霊は既に殲滅したが、王都に接近しつつある死霊軍の撃退にゼオンが苦戦しており、パルスザンとグウェンを向かわせていた。 階段を上がりきった部屋は、宮殿の中でもその部屋のみ一階分高く作られた最上階で、窓が多く戦争用とは言いがたい。シルクとコルクウールを使った織りの細かい上品な絨毯が階段から真直ぐに敷かれている。その先の王座には、身じろぎもせず座る影があった。 「どうだ、私を使って王になった気分は?お目にかかれて光栄とでも言っておこうか。もう死ぬがな、この卑種めが!」 ムクガイヤであった躯はゆるりと王座から立ち上がる。 ルーゼルが腕を振り上げたその時、躯から放射状に氷塊が飛びルーゼルを打った。 「グゥ!(重い!かなりの魔力が乗せられている。)」 氷塊に壁が砕かれ、謁見室の天井が落ちてくるとルーゼルと躯は外へと飛び出した。窓にはめられたグラゥスの細かい破片がキラキラと光りながら散り落ちる中、ルーゼルは空中で距離を詰める。 (こいつも漂う者の系統か。ならば接近戦でかたを付ける!) 眼下に広がる城下町に雷や隕石が雨のように降り注ぎ、悪魔の爪が塔を破壊する。世界の終わりのごとき激戦が無人の街を震わせた。 戦いの中、ルーゼルは不利を悟りつつあった。悪魔の爪は魔力を自身の攻撃力に乗せて放つ技であるが、敵の魔力に対する抵抗力が規格外に高かった。かといって闇の力も通用しない。 (何と言うことだ、これは相性が悪い。) 自分が敵わなければ、魔王軍に成すすべは無い。パルスザン達を始めとして全て飲み込まれてしまうであろう。 「俺様を侮辱した貴様にだけは負けるわけにはいかない!これでも食らいやがれ!」 ルーゼルは躯に掴みかかるとそのまま町の東門の見張り塔の壁に押し付け、身に宿る全ての魔力と生命力を活性化させ炸裂させた。 「ドゴォォォーーーー」 凄まじい音にパルスザンが振り返ると、王都に紅い火柱が上がっていた。 「ル、ルーゼル様・・・。あれは・・・敵の仕業なのか。あれほどの破壊力を奴は持っているのか。あれではルーゼル様は・・・」 「あれは、おそらく・・・ルーゼル様の自爆です。」 ハルトから援軍に来ていたリリックであった。 「自爆?ルーゼル様は無事なのか?」 「己の纏う魔力を外に打ち出すことなく直接炸裂させたのです。自らの血肉を爆発させるに同義なれば・・・・・・自身が助かるはずも在り申しません。」 「そ、そんなことが・・・」 「ここは引きましょう。先ずは体勢を立て直さなくてはなりません。これからの事も決めなければ・・・」 おっと題名を失敗した。 対峙は王座でも爆発は町の外れなのです。 -- 投稿者 (2011-02-04 21 58 15) 的を得て、じゃなくて的を射て、な -- 名無しさん (2011-09-23 15 06 25) 「的を得る」は「正鵠を得る」の派生であり間違いではない。 得るを間違いとする理由は「的は射るものだから」であるが、この主張は「正鵠を得る」の存在に矛盾する。 正鵠は的の中央の黒丸で「得る」は当たるを意味しているからである。中国の古典に「正鵠を失する」という言葉があり、当たり外れを得る失するで表現するのである。 つまり的は射るものでも得る(当たる)ものでもあるので誤用の根拠が崩れる。 「得る」と「射る」は語感が近く「当を得る」という近い意味の表現もあるので、それらも相まって性急に誤用だと確信されてしまったのではないかと、、 最近誤用が叫ばれるまで(テレビで見た気がします)、逆に「射る」の表現を使っていた人はかなり少なかったのでは? 憶測でしかありませんが、「得る」のほうが広く一般的に用いられているのは元々の表現が得るだったからではないかと、「当を得る」の影響の可能性もありますが、これはこれで「当」と「的」どちらが先なのか、、 なお「的を射る」「正鵠を射る」も共にあって、古くから用いられていた言葉のようです。 -- 名無しさん (2011-10-01 01 38 56) 誤用が有名になり、最近はまた射るが主流になってきた -- 名無しさん (2023-10-30 09 20 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/724.html
魔王の軍勢 雪原、山脈、中原への足掛かり。 悪魔による大陸の蚕食は北部の不毛の地を覆い、既に王国に食い込むように進行していた。 かつての自ら滅した都市の成れの果て。 中原を一望出来る廃都の高み、瓦礫と化した尖塔の上に魔王は座し 軍勢は周囲を固め陣は成される。 人間文明の領域への本格的な侵攻に、悪魔達は高揚の色を隠せない。 陣の最中、尖塔の下。控える悪魔の将校達。 昂ぶる悪魔達の中、一際激昂した筋骨隆々の高位悪魔。 その筋肉質の男に胸倉を掴み上げられる高位悪魔。 それを見ておろおろするばかりの娘。他の悪魔は、我関せず。 ゼオンの怒気と殺意の篭った眼光を、パルスザンは煩わしそうに避ける。 ゼオン「おいコラ、人間界とやらはロクなのがいねえぞ。話が違うじゃねえか」 シャルロット「あの・・・パルスザン様を放してあげて下さい」 パルスザン「随分と焦りますね。メインディッシュはこれからだというのに」 大男に胸倉を掴まれて尚悠然と、高位悪魔の顔には気だるい薄笑いが浮かぶ。 メインディッシュとやらへの興味に、大男の憤怒の表情はやや収まる。 シャルロット「あのぅ、パルスザン様を・・・」 ゼオン「何が出るんだ?くだらねえものだったらブチ殺すぞ」 パルスザン「本命は、ルーゼル様の召喚に成功した魔術師達の軍勢、ですよ」 ゼオン「ほお?期待出来るんだろうな」 ルーゼル「いかにも」 一陣の風が辺りを駆ける。いつの間に彼等の横には、尖塔から魔王が降り立っていた。 魔王の姿を確認するが否や、パルスザンは強烈な魔力の奔流を迸らせ ゼオンの腕を払いのける。 そのまま優雅に魔王に向かって一礼する為に。 セオンも強烈な魔力の奔流でダメージを受けた様子も無く、魔王の方に向き直る。 ルーゼル「いかにも、だが奴自身は俺がこの手で八つ裂きにするがな」 魔王はそれだけを言い捨て、魔王は一人市外の方へ向かってゆく。 ゼオン「そればっかりはしょうがねえ。…軍勢、と言ったな。他も喰い放題だろ?」 フーリン「まぁ、早い者勝ちだけどな」 ショハード「出遅れんなよ、フーリンちゃんよぉ」 フーリン「なんだと?」 魔王ルーゼルはそのまま開けた大地向かって歩む、瞳に映る景色は徐々に開けたものに変わる。 そのままもう少し歩いた頃、泡のようなものがルーゼルの横の虚空から突如湧き出る。 泡と共に現れた少女は、しなを作りながら魔王に深々と頭を垂れた。 だが魔王は虚空に湧き出る泡にも、現れた淫魔の少女にも、意に介した様子も無い。 キオスドール「彼の者の命を慰み者にした後、貴方様は如何なさるおつもりですの?」 ルーゼル「使い潰す。この地を、生き物を、生命の脈動を全て」 淫魔はその答えが意外だったのか、少し驚いたような表情と声色で更に尋ねる。 キオスドール「あら、折角のニンゲンも潰してしまうおつもりですの?」 あんっ、などと小さく嬌声をあげながら自らの肩を抱き、勿体無いと言わんばかりに。 キオスドール「老若男女全て?攫ってしまいたいような男の子も?可愛らしい乙女も?」 魔王の後を追ってきた高位悪魔達も、困ったように肩を竦める。 ムナード「私も、てっきり新たな畜舎を版図にお加えになるものかと」 ナーム「人畜計画も考え直さねばなりませんな」 だが魔王は彼女達に視線を向けさえせずに、断言した。 ルーゼル「剥ぎ取る、全て」 キオスドール「あっは、豪放な方。私、ゾクゾクしてきちゃいましたわ」 魔王はなお歩を進める、続々と周囲に集う悪魔達が陣となる。 魔王の軍勢は今や二つの王国に肉薄していた。 ルーゼルいいよね -- 名無しさん (2023-04-30 11 18 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/493.html
トライトⅤ世 リオーム王家第26代目の王。 彼の統治はとても優れていたといわれるが、 ムクガイヤ に呼び出された 魔王ルーゼル に殺される。 彼の死により、大陸は混沌をむかえる。 ファーレントゥーガの主人公ゴートⅧ世の父にして、先代の王。 賢明な王であったがムクガイヤの謀にかかり、召還されたルーゼルと戦い殺された。 その際に一命を賭してルーゼルの力を封印し、魔王の力はなかば失われたが 彼の死は大陸を大きく揺るがし、未曾有の大乱を呼び起こすこととなる。 -- 名無しさん (2009-01-30 01 26 18) 物語開始の時点で故人のため登場せず。 改造版のヴァーレントゥーガはルーゼル召喚から始まるので登場するがすぐに死ぬ。 -- 名無しさん (2023-05-03 05 53 47) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/449.html
魔王ルーゼルの側近。 魔界で知らぬ者はいないと言われる程の切れ者で、ルーゼルも全幅の信頼を置いている。フーリンと共にルーゼルを補佐し、特に戦略面において魔王軍に貢献する。フーリンと同じく、人間に対する敵意はあまりなく、信頼するルーゼルの為に辣腕を振るう。 人間界の魔法に対して強い関心を持ち、しばしば資料の保存や研究を行っていた。この姿勢は人間を敵視する悪魔の反感を買い、特にムナードからは非常に嫌われていた。これが、後のムナード反乱に繋がる結果になってしまった。 切れ者の割に実績ががが -- 名無しさん (2023-04-27 18 25 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/745.html
題名 主な登場人物 備考 最終更新 アルナスとラザムとコーヒーの話 2011/02/04 21 22 05 イオナとニースルー 2011/04/08 13 17 25 異説セレン伝 2011/03/23 23 57 35 妹 スヴェ、エルフィス、アーシャ、キニー エルフィスとエルラム エルフ狩り ニューマック、エルラム おい、フーリン フーリン 王都攻略戦(SS) 王都攻略戦を取り巻く人間模様 王の帰還 ゴートⅢ世とイオナ 王都攻略戦その後 置き去られた死体 ハイトロームとエルラム イオナ国の大陸統一その後 お姉ちゃん エルフィス、ルオンナル 温泉回 ルーゼル、パルスザン、ドラスティーナ、ガルダーム、スヴェステェン、セレン、アルティナ 彼についてのちょっとした回想 ヤヌーク 2020/06/30 22 57 06 帰国 イオナ国とオステア人達 騎士達の想い ロイタール、ホーニング、クックリー ファルシス騎士団滅亡 吸血魔導 ゾーマ グリーン・ウルスとリューネ騎士団の同盟締結における一幕 カルラ&ポートニックと竜騎士たち 軍師なヨネア ヨネア IF 2020/03/27 18 03 07 穹廬奴 演習場 チョルチョ、ゲルニード、モーゼン 2011/03/25 23 33 56 穹廬奴の再興 ゲルニード、チョルチョ、ソルソーン、イオード 穹廬奴の魔術師 スーフェン ゴートとイオナ 五彩の旗 カルラ 大陸平定、グリーン公国の樹立 サンタガールアルティナ アルティナ 自主亡命 セレンとルオンナル、ミシディシ 自由のために オステア軍vsイオナ軍 聖杖オステア アルジュナ、ピコック セレンとアルティナ 幼き日のセレン セレンとルオンナル 大切な会員 アルジュナ 互いの温もり 穹廬奴の大陸平定その後 天使のように ロザイナ、ニーナナス、ルーネン フェリル連合の崩壊 とある女直参竜騎士 リューネ騎士団の竜騎士 とある兵士 レオーム王家に仕える兵士の物語 同盟締結の会談模様 カルラとアルティナ 毒蛇は頭を潰せ ナルディア、スネア、オステア国の興亡 2011/04/02 14 46 29 トルネード漁法 ポートニック、カルラ 名も無き騎士像 ネアトン ニースルーの紅茶とシチュー ニースルーのちょっと大人な話 ニースルー 沼地の巫女 チョルチョ 願い ニースルーとラザム神殿(イオナ、ホルス、ラファエル) 悲愴なる進軍 S5オステア 一人の鬼畜 エルアート 碑の建つ丘 アルジュナ 戦乱終息、その後 ピヨンが生まれた理由 ピヨンのクーデター カルラ、ポートニック、ピヨン フェリル連合崩壊 ムッテンベル、イーサリー 二人だけの空 リジャースドとアーシャ 2012/08/04 11 38 02 二人の王 ルーゼル、グウェン、パルスザン ホアタの会戦 イーサリー ホアタ本陣にて ナシュカ、マクセン、ホーニング 奉仕する聖女 ラザム神殿の制度 ホルスマスターイオナ イオナ(ラザム)他 魔王の軍勢 ルーゼルと悪魔達 魔王陛下 ルーゼル、パルスザン、ムナード 魔王ルーゼルの復活 ルーゼル、ドラスティーナ、パルスザン、ヨネア 魔女の瞳 イオナ国の大陸統一その後(暗転)ヨネア、??? mukugaiya s if part1 ムクガイヤ、ゴートⅢ世 2011/03/06 22 45 26 mukugaiya s if part2 ムクガイヤ、ニースルー 2011/03/09 15 04 20 守られるのも悪くない ナオーン もしVTの世界にバレンタインがあったら・・・ラザム同盟編 ホルス IF 2020/03/27 18 00 28 もしもセレンが俗物だったら セレン IF 2012/08/04 12 24 27 約束 スヴェステェンとアルティナ ULシリーズ ラクタイナ、アルティマイト 雪の記憶 ピヨン、カルラ、ポートニック 2011/04/08 13 23 31 百合という花 アルティナとセレン、ルオンナル、アーシャ ヒュンター リジャーズド・イレギュラーズ ルートガルト第三軍 リッチームクガイヤ リュッセルオーダー誕生 リジャースド、スーフェン 2011/02/09 19 05 22 ルーゼルの死 ルグナナムとヒューマック ロイタスの海賊旗 元レオーム王朝の水軍将校・海賊シャイトック 老リザード ジェイクとチョルチョ
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/1106.html
デフォルトシナリオのみ。オリシナの情報はオリシナ辞典にお願いします。 マスター 初期配置専用人材 イベント加入人材 放浪人材(人材捜索専用) イベント専用人材、未登場人材など マスター マスター ※勢力情報は陣営一覧を参照、慎重度一覧は慎重度を参照 # 名前 備考 # 名前 備考 1 ゴートⅧ世 ホルスにマスター交替可 2 アルテナ 3 ムクガイヤ 60ターン以降は転生可 4 ルーゼル 5 ラムソン 6 ゲルニード 7 バルバッタ 8 エルフォード 9 ウォーラック 10 ピヨン 11 ブレッド 12 ナルディア 13 ホルス 14 リッチームクガイヤ ※デフォルトシナリオのNPC専用マスターはマスター登録されていないカルラのみ、他は全てプレイアブル 人材とは、 ゴートⅧ世 の フィーザレス みたいに、普通のキャラクターよりも強く、部隊雇用では雇えず、人材捜索でのみ仲間にできます。 人材を雇うと、毎ターンごとに決まった費用がかかります。つまり自国の収入が減ります。しかしその分、戦争で活躍してくれるでしょう。 人材は全部で100人を超えます。しかし、 種族 の相性というものがあるので、すべてを仲間にすることはできません。 ファーレントゥーガの世界には数多くの種族が存在しますが、大きく7つの種族とモンスターに分けられます。 マスター と同種族でない部隊には命令することはできません。また、街の開発や人材捜索などもすることはできません。 人材を発見しても、種族同士の相性によって仲間になるかどうかの確率が違います。その相性は次の相性リングでわかります。 相性リングで近くにある種族が相性のいい種族になります。人間にとって1番相性のいい種族はエルフとアイスマン、2番目にいい種族はゴブリンとドワーフ、最も相性の悪い種族は悪魔になります。 (※相性リングの画像が追加出来る方居ましたら追加してください。) 初期配置専用人材 初期配置専用人材 名前 配置先 備考 フィーザレス ゴートⅧ世 ドルス 44ターンに寿命イベント スヴェステェン アルテナ サルステーネ ムクガイヤ パルスザン ルーゼル フーリン ユネーファ ラムソン ジェイク ゲルニード チルク バルバッタ ゼグス ウォーラック ババラッカス ブレッド クルトーム ナルディア カルラ 中立地帯 仲間にする手段なし イベント加入人材 イベント加入人材 ※記載の条件の他、基本的に加入予定エリアにユニットの空きが必要 名前 条件 仲間にできるマスター 備考 マクセン シナリオ1である南ホアタ平原を領有 ルーゼル以外 テステヌと同時加入 テステヌ マクセンと同時加入 ダルカン シナリオが1か2であるフェリル城を領有 ゴートⅧ世アルテナムクガイヤラムソンブレッドナルディア イオナ シナリオが1か2である30ターン以降であるルーニック島を領有確率(5分の1のランダム) ゴートⅧ世 ラクタイナ シナリオが1か2である45ターン以降であるナース火山を領有確率(5分の1のランダム) ルーゼル以外 フォルゴット シナリオが1か2である40ターン以降であるホラガスを領有確率(8分の1のランダム) ルーゼル以外 ワットサルト シナリオが1か2か3である45ターン以降であるガルガンダ山を領有確率(6分の1のランダム) ルーゼルとウォーラック以外 ポートニック シナリオが1か2か3である50ターン以降であるロイタスを領有確率(4分の1のランダム) ルーゼルとリッチームクガイヤ以外 ホルス シナリオが1か2か3か4である110ターン以降ラザム神殿を領有 ゴートⅧ世アルテナラムソンエルフォード アルティマイト ラクタイナから大いなる力について聞いた※50-55ターンに発生するイベント聖地グリンシャスを領有オルジンに聖地を封印されていない ブレッド バッドエンド(ほぼ)確定 ネアトン シナリオが1か2であるプレアを領有 ルーゼルとラムソンとナルディア以外 ムナード シナリオ1である16ターン以降 ルーゼル ショハードと同時加入 ショハード ムナードと同時加入 ミルフォース シナリオ1であるルグザム火山を領有 ルーゼル以外 アルテナのみ専用会話あり※リュッセル北と南を領有して事前イベント起こす必要あり ヨネア シナリオ1であるルートガルト港を領有 ルーゼル以外 ニースルーと同時加入 ニースルー ヨネアと同時加入 ゾーマ シナリオ1か2であるヨネアが所属している40ターン以降確率(5分の1ランダム) ルーゼル以外 ヤヌーク シナリオ1であるルートガルト2区を領有 ルーゼル以外 勝手に、仲間になりました。 ノーア シナリオ1であるオステア港を領有 ルーゼル以外 ガルダーム シナリオ1か2であるニーア沼を領有ゲルニードが滅亡 アルテナ カリン シナリオ1か2である41ターン以降東アルナス砂漠を領有 ルーゼルとラムソンとバルバッタとリッチームクガイヤ以外 モーゼン シナリオ1であるコリカ沼を領有 ゲルニード メーヤ シナリオ1であるフェリル北を領有 ラムソンとバルバッタとリッチームクガイヤ以外 ルーゼルで仲間にできる貴重な人間系人材 オーティ シナリオ1である16ターン以降 アルテナ レグリス シナリオ1か2である56ターン以降確率(5分の1ランダム) ナルディア キオー シナリオ1である北パーサの森を領有 全マスター キニー シナリオ1である西パーサの森を領有 全マスター ナシュカ シナリオ1である16ターン以降ヒュン島を領有 ゴートⅧ世アルテナムクガイヤラムソンバルバッタピヨンブレッドナルディアホルス 放浪人材(人材捜索専用) 放浪人材(人材捜索専用) 名前 種族 雇用費 登場ターン 備考 アーシャ 人間系 25ley アイアン 人間系 25ley アスターゼ ゴブリン系 60ley 50ターン アルジュナ 人間系 40ley イーサリー 人間系 10ley イオード リザードマン系 25ley ウェントル 人間系 20ley エフォード モンスター系 10ley エルアート エルフ系 0ley エルティア 人間系 10ley エルフィス エルフ系 25ley エルラム エルフ系 175ley 30ターン エンドラム ゴブリン系 5ley オートム ドワーフ系 20ley オワン アイスマン系 0ley ガウエン リザードマン系 15ley ガルサダス ドワーフ系 10ley ガンター 人間系 15ley キオスドール モンスター系 35ley ギストー モンスター系 25ley キスナート ゴブリン系 25ley キュラサイト 人間系 20ley キュレンソー 人間系 0ley グウェン 悪魔系 30ley クウォード モンスター系 10ley クックリー 人間系 25ley グリンジャ 人間系 40ley クレア 人間系 40ley 25ターン ケニタル ゴブリン系 15ley ゲロゲロ リザードマン系 75ley コーネリー 人間系 45ley 20ターン サーザイト 人間系 0ley ザエソート モンスター系 30ley シェンテ アイスマン系 0ley ジオム ドワーフ系 100ley 40ターン シャイトック 人間系 15ley シャルロット 悪魔系 25ley ジャンク ドワーフ系 45ley ジャンクシャン 人間系 15ley スーフェン リザードマン系 10ley 15ターン スネア 人間系 25ley ゼオン 悪魔系 150ley セレン 人間系 100ley 45ターン ソルソーン リザードマン系 15ley ダイナイム 人間系 15ley ダレスタラム モンスター系 80ley チックニア 人間系 25ley チューニッヒ 人間系 3ley チョルチョ リザードマン系 0ley ツヌモ ゴブリン系 5ley テオード アイスマン系 0ley デオフォーム モンスター系 30ley 15ターン デッドライト モンスター系 125ley 55ターン デデンデ ドワーフ系 25ley ドラスティーナ 悪魔系 200ley 40ターン ドルステン ドワーフ系 5ley ドルナード 人間系 20ley ナーム 悪魔系 100ley ナオーン アイスマン系 0ley ニーナナス 人間系 65ley 40ターン ニューマック エルフ系 0ley ノードガイル モンスター系 25ley ハイトローム 人間系 20ley ハウマン ゴブリン系 15ley ヒオット アイスマン系 0ley ピコック 人間系 20ley ビッテトール 悪魔系 25ley ヒューマック 人間系 10ley ヒュンター エルフ系 5ley フーリエン ゴブリン系 5ley フォルサーム 人間系 25ley 35ターン フリンク 人間系 5ley 15ターン ヘオトン 人間系 5ley ベガレス ドワーフ系 25ley ポイトライト ゴブリン系 30ley ホーニング 人間系 10ley ホーリートーン エルフ系 25ley 20ターン ポポイロイト モンスター系 35ley マタナ ゴブリン系 10ley マビドレ モンスター系 25ley ミシディシ 人間系 50ley ムーア 悪魔系 15ley ムームー 人間系 5ley ムッテンベル ゴブリン系 20ley メルトア アイスマン系 0ley ラファエル 人間系 0ley 35ターン ラングドス モンスター系 150ley 65ターン リジャースド 人間系 35ley リリック 悪魔系 20ley ルウェンダー モンスター系 25ley ルーネン 人間系 10ley ルールーニ 人間系 0ley ルオンナル 人間系 10ley ルグナナム 人間系 60ley ルック アイスマン系 0ley ルルニーガ ゴブリン系 65ley 30ターン レドザイト モンスター系 35ley ロイタール 人間系 45ley ローニトーク エルフ系 15ley ロザイナ 人間系 5ley イベント専用人材、未登場人材など イベント専用人材、未登場人材など オルジン データのみ存在、イベントで登場するだけで操作不可 エルカ 公式制作講座「ファーレントゥーガ改造計画」に登場 レオナール ボルテス トライトⅤ世 テキスト・ヘルプ類に名前のみ登場、ゴートⅧ世の父
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/145.html
パルスザン ルーゼル 直属の悪魔族。 ルーゼル 軍の知恵者として活躍した。 フーリンの印象が強すぎる分、忘れられやすい存在 -- 名無しさん (2008-09-05 19 13 38) 毒ブレスと魔法で堅実に攻めるタイプ。 -- 名無しさん (2008-11-08 22 48 26) フーリンに比べると地味だが魔法も得意で毒ブレスが使える為、 味方の補助役として優秀である。 -- 名無しさん (2008-11-09 10 47 00) 名前の由来は「風林火山」から……だと思う。 OPで、ルーゼルに対して冷静に助言する一方で、 クロウボールの到着にはしゃいだりもするお人。 -- 名無しさん (2009-02-03 22 54 36) 風林火山か、思い付かなかった -- 名無しさん (2010-09-17 13 26 54) 面白いものが届きましたよ。 -- 名無しさん (2011-06-29 03 33 16) クロウボールです! -- 名無しさん (2012-04-04 11 05 37) 能力よりもルーゼルは頭の良さで右腕として使ってたんだろうな -- 名無しさん (2015-02-23 10 22 52) 悪魔族の縁の下の力持ちといえるキャラ 彼の諌言と補助魔法がなかったらフーリンは死んでいた -- 名無しさん (2015-07-06 17 28 39) クロウボールです!^q^ -- mititdoll (2020-01-10 08 32 45) リオームに仕えるドルスザンの兄 -- 名無しさん (2020-04-29 22 25 19) ↑アルテナに仕えるスヴェステエスザン?? -- 名無しさん (2020-10-10 00 31 45) 名前 コメント