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原曲・中森明菜 作詞・来生えきこ 作曲・来生たかお 女性歌手・中森明菜が1982年に発表した楽曲。 【登録タグ 1982年の楽曲 J-POP アイドルソング 中森明菜】 カバーした声優 鳥海浩輔 野中藍
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終わりなき禁断 セカンドキンダム SR 闇/火文明 (6) D2フィールド ■相手のクリーチャーに封印が付く時、そのクリーチャーにさらに封印をひとつ付ける。 ■Dスイッチ:自分のターンの終わりに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、バトルゾーンの相手のクリーチャーを2体まで選び、相手は選ばれたクリーチャーに封印をひとつ付ける。 作者:V=ε 評価 うーん、魅力的だけどフルスペックを活かしきれなさそうなもどかしさを感じます -- Orfevre (2017-04-06 22 23 52) やはりそうですか。ドキンダムらしくしたかったのですが、うまくはいきませんね。 -- V (2017-04-07 23 03 33) 結局、簡易ドルマゲドンになってますからね。自分の封印をすべて外す。このようにして外した枚数1枚につき相手のクリーチャーを1体選び封印する……。とかなら面白そう -- Orfevre (2017-04-07 23 27 20) 個人的にはドキンダムソウルでした。Orfevreさんのいう能力だと確かに面白いのですが、ドキンダムエリアに近い気がしますね。 -- V (2017-04-08 16 59 52) 名前 コメント
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英名:Second Sight レアリティ:C 絵師:つかぽん 番号:BS06-107 収録:ブースター06-爆神 コスト:3 軽減:1 シンボル:黄 種類:マジック 『メイン』 自分のデッキを上から3枚オープンして、好きな順番でデッキの上に戻す。 『フラッシュ』 このターンの間、スピリット1体をBP+2000する。 備考/性能 山札操作/オープンカード 公式Q&A/ルール 更新:110128/Q1-2 Q.1 「オープンする」とは、相手にもカードを見せるということ? A.1 はい、相手にもカードを見せてください。 →カードの効果 汎用編 を参照 Q.2 デッキの上に戻す順番も相手に見せなきゃいけないの? A.2 はい、相手にも順番を見せてください。 エピソード/キャラクター 千里眼 ここを編集 BS06-黄へ戻る
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チャレンジクエスト一覧ページ チャレンジクエスト/モンハンフェスタ02 概要 9回力尽きるか、タイムアップでクエスト失敗扱いとなる。 武器別攻略 双剣 攻撃力:182 防御力:229 発動スキル:ランナー、腹減り倍化【小】 装備 備考 武器 インセクトスライサー 頭 胴 腕 腰 脚 護石 支給品:応急薬グレート*10、回復薬グレート*10、支給専用秘薬*2、携帯食料*10、砥石*20、解毒薬*10、麻痺投げナイフ*3 攻略: 狩猟笛 攻撃力:728 防御力:228 発動スキル:回避距離UP、寒さ無効 装備 備考 武器 ヴァルキリーレコーダー改 火180 頭 胴 腕 腰 脚 護石 支給品:応急薬グレート*10、回復薬グレート*10、支給専用秘薬*2、携帯食料*10、砥石*20、解毒薬*10、支給専用閃光玉*3 攻略: ランス 攻撃力:276 防御力:213 発動スキル:広域化+2、ガード性能+1 装備 備考 武器 スピンクロウラー 麻痺120 頭 胴 腕 腰 脚 護石 支給品:応急薬*10、応急薬グレート*10、回復薬*10、回復薬グレート*10、支給専用秘薬*2、携帯食料*10、砥石*20、 解毒薬*10、怪力の種*2、支給用大タル爆弾*1、小タル爆弾*5 攻略: チャージアックス 攻撃力:504 防御力:219 発動スキル:装填数UP 装備 備考 武器 ディア=ヘカテル 火330 頭 胴 腕 腰 脚 護石 支給品:応急薬グレート*10、回復薬グレート*10、支給専用秘薬*2、携帯食料*10、砥石*20、解毒薬*10、支給専用閃光玉*1 攻略: ライトボウガン 攻撃力:208 防御力:221 発動スキル:反動軽減+1、防御力UP【小】 装備 備考 武器 飛雷弩 頭 胴 腕 腰 脚 護石 支給品:応急薬グレート*10、回復薬グレート*10、支給専用秘薬*2、携帯食料*10、解毒薬*10、支給専用閃光玉*2、 LV2通常弾*99、LV2散弾*60、電撃弾*60、LV1麻痺弾*12 攻略: コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ※コメント欄は質問や雑談をするところではありません。質問や雑談は掲示板で。不要なコメントは随時削除します。
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LIFE制でデッキ能力が影響するタイプの難易度別クエストモード。サバクエ。 ノルマ、クリア回数報酬やデイリー&ウィークリーランキングの報酬が手に入る。 デッキの効果 LIFE(デッキランク) 攻撃力&防御力&属性 サバクエ専用スキル 難易度と報酬 難易度 推奨ランク 消費スタミナ 銅ノルマ 銀ノルマ 金ノルマ 特級 40 70 原珠★3 強化アイルー大 SR召喚チケット 上位 27 60 素材★3 こんがり肉 ゴールド召喚チケット 下位 15 60 狩友P500 素材★2 スキルチャチャ【30】 訓練所 8 50 強化アイルー小 強化アイルー中 強化アイルー大 攻略テクニック ポイントを稼ぐためにはダブルアップで周回を繰り返す事が重要。 下位以上の難易度は1周目で隅々まで稼いで、2週目以降は無理に探索せずボスを見つけたら倒して進むのが良い。 訓練所でひたすらダブルアップを繰り返して稼ぐのが時間はかかるけど確実で効率的! カードを選ぶ優先度 稼ぎたい場合:敵カード>?カード>素材カード>その他カード 安全に進む場合:緑カード>素材カード(なるべく銅)>?カード>敵カード 金の素材カードは失敗すると大ダメージを受けるので、LIFEに余裕がある時以外はとらない 攻略デッキ指南 とりあえず自動設定でステ高いものを作って設定しておけばOK ちょっと手間はかかるけど、ボスの弱点属性に強くなるように調整しておくとなおよし。 諸事情により移転しました!→モンハン大狩猟クエスト非公式wiki
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ようこそ、ここはGREEアプリ『モンハン探検記 幻の島』の情報サイトです。 モンスターや攻略についての情報を追加していきたいと思います。 まだ未完成ですが、どうぞよろしくお願いします。 また、情報提供してくださると助かりますので、ご協力をお願いいたします。 管理人:りゅう 【開設日2012/3/4】 メニュー TOP 更新内容 システム 交流pt モンスター ノーマル ノーマル+ レア レア+ Sレア Sレア+ ランキング スキル 角 爪 牙 イベント 覇竜アカムトルム撃退戦 憤怒の金獅子 霧の密林調査隊 紫雲に消ゆ 黒鎧竜戦 古龍戦 巨大モンスター戦 甲殻カーニバル 進撃の巨龍 王獣の巣窟 クエスト(情報募集中) 赤き毒の活火山 沼地の猛突進 寒空の白い眼光 密林の青い狩人 その他 情報提供 要望
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スクリプト/API
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※この章の最後にちょろんとオリキャラ登場します。オリキャラ嫌いな方は注意にょろ。 3 次の日、 昨日の一件が心をかすめ胸中おだやかでない中、 俺は早朝ハイキングコースをノタノタと重い足取りで歩いていた。 天気は昨晩に引き続き、雨だ。水溜りでスボンの裾が濡れて、鬱陶しいことこの上ない。 ハルヒとの電話を思い返す。 「はぁ・・・」 俺は思わず陰鬱なため息をついた。 ハルヒからの謝罪表明・・・それはあいつを泣かせてしまった俺の罪悪感を増長させた。 昨日のハルヒの言葉が、俺の脳内にコダマする。 「デートのことはあんたの好きにしていいから」 それと同時に、俺の心に罪悪感とは別の感情が湧き上がった。なんだろう、この気持ち。 この違和感。モヤモヤと形を成さないその感情は、俺の心にとどまり続けた。 「好きにしていい・・・か」 なんだよハルヒ。俺がクリスマスイブのパーティに参加できなくてもいいと言うのか。 学校に到着した俺は生徒用玄関でハルヒと出くわした。 正直に言うと、焦った。鼓動が高鳴る。 何か言わなくては。でも何を?何でもいい。とにかく声をかけろ! しかし、先ほどのモヤモヤとした感情が俺の邪魔をする。くそ、鬱陶しい。 なんとか俺の口から出た言葉が、 「よ、よお。」 だった。ここで「よ、よお。」はねえだろ俺。 「・・・・・・。」 無視された。完全にスルーだ。泣いていいか? 結局その日、俺はハルヒと言葉を交わすことはなかった。 ハルヒは授業中はひたすら窓の外を眺めて俺の方を見ようとしなかったし、 休み時間になるとその場に突っ伏して寝たフリをしていた。 放課後部室に行けば、ハルヒと会話するチャンスがあると思ったのだが・・・ 「ちわっす・・・あれ?二人だけか?」 クリスマス風に彩られた部室には、 昨日と同じサンタコスチュームに身をつつんだ(ハルヒの命令だ)朝比奈さんと、 パイプ椅子に鎮座して読書に励む長門の二人しかいなかった。 「キョンくん、こんにちは。」 と、朝比奈さん。長門は無言で俺を一べつし、すぐにハードカバーに視線を戻した。 「二人・・・だけですか?ハルヒと古泉は?」 その場に突っ立ったまま俺はもう一度聞きなおした。 「古泉くんはさっき、アルバイトがあるからって先に帰っちゃいました。 涼宮さんのことは何も聞いてないけど・・・掃除当番とかじゃないんですか?」 ではハルヒは帰ったのだろう。俺が教室を出たとき、あいつはすでにいなかったからな。 「そうなんですかぁ。珍しいですねぇ。じゃあこれを着る必要もなかったかな。」 朝比奈さんは自分の着ているサンタ服の胸元をつまみ上げながらそう言った。 いえ、とんでもございません。正直、たまりません。それ。 「あ、今お茶煎れますね。」 笑顔でそう言ってからガタガタと席を立ち、お茶の用意に取り掛かる朝比奈さん。 癒やし系っていうのはこの人のために作られた言葉なんじゃないかな。 「はい、どうぞぉ。」 緑色の液体で満たされた湯のみを受け取り、俺は自分の定位置であるパイプ椅子に腰かけた。 一口すすり、考える。 ハルヒはともかく、古泉まで欠席か。 古泉のアルバイト・・・まさか。嫌な予感がする。 「あのぉ・・・キョンくん?」 その言葉で我に返る俺。 「どうしたの?口に合いませんでした?」 心配そうに俺の顔を覗き込む朝比奈さん。 「いえ、とてもおいしいですよ。朝比奈さんの煎れてくれたお茶が、口に合わないはずありませんから。」 俺がそう言うと朝比奈さんはニコリと頷き、トタトタと自分の定位置に戻った。 再び思考を再開する俺。 閉鎖空間、ハルヒの機嫌が悪くなると地上に発生するドーム状の空間。 神人、閉鎖空間内で暴れまわるでっけえ人型のばけもん。 古泉の「アルバイト」は、その神人を「狩る」ことだ。 神人を倒せば、地上を覆っていた閉鎖空間は消滅する。だったな、古泉。 とすれば、今まさに閉鎖空間が発生しているのか?なぜ? 答えは一つしかない。昨日の一件だ。 俺との喧嘩は、そこまでハルヒの機嫌を損ねてしまったのだろうか。 「キョンくん?」 深刻な表情を顔に浮かべた俺を見かねたのか、朝比奈さんが声をかけてくれた。 「本当にどうしたの?具合でも悪いの?お茶、やっぱりおいしくなかった?昨日・・・」 朝比奈さんはそこで一旦言葉を区切り、核心をついた。 「・・・涼宮さんと何かあったの?」 その言葉を聞いた長門がハードカバーから目を逸らし、顔を上げて俺を見つめた。 どうなんだ?なにかあったのか?と、無機質な顔で俺に訴えかける長門。 俺はとっさに笑顔を作り、 「なんでもありません。ちょっと、考え事をしてだけですよ。」 と、嘘をついておいた。おまけに、 「俺、用事を思い出したので今日はもう帰ります。すいません朝比奈さん。じゃあな、長門。」 と言い放ち、鞄を引っつかんだ俺は部室を飛び出した。 ちくしょう。一体なんなんだこの気持ちは。 モヤモヤしてムシャクシャして、鬱陶しいったらありゃしない。 閉鎖空間?そんなもんどうでもいい。古泉がなんとかしろ。 俺には関係ない。俺は!! 俺は・・・ ハルヒが俺を引きずってでもクリスマスイブのパーティに連れて行く事を期待していた。 「団員を出し抜いてデートなんて許さないわ!恋愛感情なんて気の迷いよ!」 ハルヒならそう俺を言いくるめ、俺のネクタイを引っつかんで部室まで引っ張っていくことだろうと、期待を抱いていたんだ。 これじゃ俺がまるで・・・その先は言いたくない。 だが電話越しのハルヒは言った。俺の好きにすればいい、と。 なんでだよ?ハルヒ。本当にいいのか?行っちまうぞ。デート。 玄関まで来てしまってから、俺は部室に傘を忘れたことに気がついた。 あんなに勢いよく飛び出しておいて、今更取りに戻るのも気が引けた。 まだ雨が降っている。 しょうがないか、と俺が濡れて帰る覚悟を決めたそのときだ。 「あの・・・キョンちゃん?」 後ろから声をかけられた。キョンちゃん? 振り返ると、可愛らしい顔立ちをした女子がそこに立っていた。 驚いたな。俺はこの女子を知っている。こいつは・・・ 「相沢。」 俺宛のラブレターの差出人、相沢だった。 言葉を交わすのは実に1年半以上ぶりだ。 昨晩卒業アルバムで確認した幼げな顔より、若干大人びている。 髪型も変わっていて、中学時代は外ハネのショートカットだったのが、今はあろう事か短めのポニーテールだ。 あえて言おう。萌え。 「えへへ。久しぶりっ。キョンちゃん。」 写真より、全然かわいい。 それにしても、キョンちゃんて。 「傘、忘れたの?良かったら・・・一緒に帰ろ。入れてあげるから。」 相沢は上目遣いで俺を見つめ、傘を握る両手をモジモジと持て余しつつそう言った。 二日続けて違う女子と相相傘で下校・・・なんていうシチュエーションはなかなかないだろう。 もし俺が谷口ばりの女たらしだったなら、話は別だが。 しかし、今の俺はまさしくその状況だ。 昨日はハルヒ、今日は相沢。 俺の横を歩く相沢は、さっきからもじもじと肩を揺らしている。 その姿がとても愛らしく見えた俺は、傘を相沢の方に寄せてやった。 「あの・・・手紙、読んだ?」 相沢が、頬を赤らめつつ心配そうに聞いた。 「ああ。」 内心緊張していたのだが、俺はできるだけ普通を装って答えた。こいつこんなに可愛かったか? 「ごめんね。いきなり。困ったでしょ・・・。」 心配そうに俺の顔を覗き込む相沢。 「そんなことねえよ。」 「えへへ、良かった。」 そう言ってはにかんだ相沢の笑顔は、正直もうまいっちゃうくらい可愛く見えた。 「じゃ、じゃあさ。クリスマス・イブは・・・ヒマ?あんな事書いちゃって、迷惑じゃなかった?」 返答に困る俺。 『あんたの好きにしていいわよ。』 ハルヒの言葉がもう一度よみがえる。 「ごめんね・・・。」 俺の沈黙をどう勘違いしたのか、相沢はうつむいて消え入るような声で言った。慌てて俺は、 「謝ることねえって!イブなら俺もヒマしてたし、二人でどっか行こうぜ。」 そう答えていた。 「本当!?えへへ、絶対だよっ。」 途端に笑顔を取り戻す相沢。 もう一度言ってみる。こいつこんなに可愛かったか? その後俺たちは中学の思い出話に花を咲かせ、駅前で別れた。 コンビニでビニール傘を購入した俺は、駐輪所に停めていた自転車に跨って帰路についた。 「まいったな。」 OKしちまった。勢いで。 「ごめんね・・・。」とつぶやいたときの相沢のあの泣きそうな顔は、俺の母性本能を的確につついていた。 あんな顔されたら、誰だって落ちるさ。 雨はますます激しさを増す。 灰褐色の空は、俺のことを非難しているように見えた。 「そう攻めるなよ。俺だって悩んでるんだ。」 俺は空に向かってそう言った。 明日は祝日だ。クリスマスイブは二日後に迫っていた。 ←2 4→
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5 終業式での校長先生の話なんてのは、大多数の生徒と同じように俺だって真面目に聞いたためしがない。 たいていは寝ているか隣のやつと話をしているかだ。 センター試験がどうのこうのとねっとりした口調で語る校長を尻目に、俺はぼんやりと考え事をしていた。 12月24日。クリスマス・イブ。今日で二学期が終わる。 そもそもクリスマスというのはイエス・キリストの降誕祭であり、 神様が人間としてこの世に降臨したことを祝うのが本質であるらしい。神様・・・ね。 古泉言わく神の申し子であるハルヒがキリストの生誕を祝おうとパーティを企画したのだから、 ある意味理に適っているように思える。 古泉と長門の話によると、近々その申し子によって世界改変が行われることはほぼ間違いないと見ていいらしい。 原因は俺。全ては一通のラブレターから始まった。 今日、俺はケリをつける。 昨日までの悪天候が嘘であったかのように、今日の天気は紫色をした冬の晴れ空だ。 今年もホワイトクリスマスにはなりそうにない。 長かった校長の話も終わり、全校生徒はその場で解散となった。 途端に体育館の出入り口付近は生徒でごった返す。 俺は7組の列にならんでいた女子生徒を適当につかまえて聞いた。 「なあ、相沢っているか?ちょっと話したいことがあるんだけど。」 「相沢さんなら『大事な用があるから』って真っ先に出てったわよ。」 女子生徒は体育館の入り口を指差した。 俺は人ごみを掻き分けてその先の廊下へと今にも姿を消しそうな相沢の背中を確認した。 しまった。遅かったか。 追いかけようにも出入り口付近は生徒がたかっていて一筋縄じゃいかない。 やっと外に出られたときには既に相沢の姿はどこにも見えなかった。 「まいったな。」 思わず口に出る。迷ってるヒマはない。 待ち合わせは二時に駅前だったな。 俺は相沢を追って学校を後にした。 坂道を猛スピードで駆け下りつつ、俺はハルヒの事を想った。 ―「ただの人間には興味ありません。宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」 あの自己紹介からもう1年半以上経つ。 なんとなくあいつと話すようになったのが去年のGW明け。 なんだかよくわからんうちにSOS団設立に付き合わされて、 宇宙人と未来人と超能力者に出会って、様々な奇怪な事件に巻き込まれ続けてきた。 俺の隣にはずっとハルヒがいた。 振り落とされないように必死だった。 置いていかれないようにひたすら走った。 それは何故だ?決まってる。俺がそう望んだから。ハルヒがそう望んだから。 これからもずっとハルヒと一緒にいたい。 ハルヒに振り回される俺でいたい。― 息を切らしつつ駅前まで到着すると、相沢が俺を待っていた。 「キョンちゃん。やっぱり来てくれたんだ!」 笑顔で俺を出迎える相沢。違うんだ、相沢。俺は。 「すっごい楽しみにしてたんだあ。ねえ、どこ行こうか?」 「楽しみにしてた」というフレーズが俺の胸に突き刺さる。 「あれ?なんかキョンちゃん汗掻いてない?息切れしてるし、どうしたの?」 「ごめん、違うんだ。相沢。」 「え?」 一瞬、相沢の笑顔が怪訝そうに曇る。 「本当に申し訳ないと思ってる。でも俺、今日はやっぱり行けない。」 俺は正直に言った。 「・・・どうして?だって・・・約束・・・。」 突然の俺の言葉に相沢は何が起こったのかわかりかねているようだ。 「・・・ごめん。どうしてもやらなくちゃいけないことがあるんだ。」 「・・・今日じゃなきゃ、駄目なの?」 相沢はうつむいて震えながら俺に聞いた。瞳が潤んでいる。ここで負けてはいけない。『答え』にはたどり着けない。 「ああ。どうしても今日じゃなきゃ駄目なんだ。」 しばしの沈黙。 「そっか。」 「すまん。」 相沢は再び笑顔に戻って俺に向き直った。 「それじゃ、しょうがないね。」 何かを理解したように頷いた相沢はくるりと半回転し、俺に背を向けて、 「私はキョンちゃんが好きだけど、キョンちゃんが違うならしょうがない。」 と言った。 振り返って俺に極上の笑顔を向けた相沢は最後に、 「キョン、ファイト!頑張ってこいっ!」 そう言って俺に親指を突き出した。 「ああ、じゃあな。」 中学時代と同じ口調に戻った彼女の言葉に後押しされ、俺は再び学校への坂道を走り出す。 もう一度、あの部屋へ。 ハイキングコースを全速力で駆け上り再び汗だくの息絶え絶えになった俺は部室までやってきた。 中から物音などは聞こえない。 終業式が終わってから既に結構な時間が経っていた。 パーティはもう終わったのか?ハルヒはもう帰ってしまったのだろうか。 俺はドアを開いた。 ガラリとした部屋にただ一人ハルヒが団長机に突っ伏していた。 三日前俺と古泉がクリスマス風に飾りつけした部室はもう本来の姿を取り戻している。 パーティは既に終演したようだ。 俺が部屋に入る物音にハルヒはうつ伏せのまま一瞬ピクリと反応し、そしてゆっくりと顔を上げた。 「よお。」 「キョン!」 俺の顔を見つめるハルヒの瞳が驚きで大きく見開いていく。ついでに口も開く。アホ面。 「あんた、なんでここにいるのよ?デ、デートは!?」 よく見ると、ハルヒの目元は若干赤く腫れている。泣いてたのかこいつ。 「その事なんだが、やっぱり俺はデートには行かないことにしたよ。今断ってきた。」 「なんでよ?あたしは好きにしていいって」 「違うんだ。ハルヒ。」 ハルヒの言葉を遮った俺は、まだ驚きの表情を崩さないハルヒの元まで歩み寄った。 「な、なによ。」 その場で立ち上がり後ずさるハルヒ。 「話したいことがある。」 俺はハルヒの両肩をつかみ、目を見つめた。不安そうに瞳を潤ませるハルヒ。 この瞳には混乱のステータス異常を招く効果があるに違いない。頭がボーッとする。思わず抱きしめてしまいそうだ。 この場面で口にする言葉と言えば一つしかなかろう。 言うんだ。俺の気持ちを。『答え』を。 あとで殴られてもいい。俺の気持ちにハルヒが応えてくれるかなんて、どっちでもいいんだ。 『キョン、ファイト!頑張ってこいっ!』 相沢の言葉が蘇る。そうだ。今だ。言え。 しかし、やはり気が動転していたのだろう。俺は・・・ 「ハルヒ、俺と結婚してくれ。」 アホな事を口走っていた。 ハルヒがキョトンとした顔で俺を見上げている。 緊張の糸が切れた。ハッと我に返る俺。おい、俺は今なんと言った?マズい!マジで殴られる! 「ぷっ」 ぷっ? 「プーッ!アッハッハッハ!け、け、結婚ってあんた何!? 珍しくマジな顔して何言うかと思ってたら、け、け、け、結婚って!」 ハルヒは咽返りながらヒーヒー腹を抱えて笑っていた。 ハルヒがこんなに笑っているところを見るのは初めてだ。 「やっぱあんた真性のアホよキョン!あたしにプロポーズするためにわざわざデート断ったわけだ!」 楽しそうに笑うハルヒの顔を見て、俺は本当に言おうとしていたことも忘れて安心した。 「はは・・・そうだな!アホだ!俺!ハハハハ!」 ハルヒにつられて俺も笑い出す。次の瞬間信じられないことが起きた。 「ハハハ・・・んぐ!?」 突然ハルヒが身を乗り出し俺の唇を奪った。ハルヒとの二度目のキス。 そのまま押し倒される俺。背中から床に倒れる。派手な音が部室内に響き渡る・・・ どれくらいそうしていただろう。ハルヒは俺の腹上に馬乗りになって俺と唇を重ねていた。 ハルヒが顔を離すまで俺は目を閉じることも忘れていた。 「っぷう・・・ってどうして目ぇ開けてるかな、あんた。」 「すまん。いきなりだったから。」 あまりのことに俺はそれ以外何も言えずにいた。 「好き・・・。」 「あ?」 「何度も言わせない!だーかーら!」 ハルヒは頬を赤く染め、か細い声で言った。 「好きよ、キョン。」 そうか。俺も好きだ。 「本当!?マジ!?」 マジ。本当。 俺は『答え』にたどり着いた。 俺たちはその姿勢のまましばらくお互い無言で見つめあった。 というよりマウントポジションを獲得したままハルヒが動かないので、俺も動けなかった。 「ハルヒ。」 「何?」 「そろそろ降りてくれ。重い。」 「ああ、ごめん。」 ハルヒは立ち上がってパイプ椅子に腰掛けた。俺も腰を上げる。よっこらっせと。 頭の中は意外と冷静だ。 「ああ、そういえば・・・。」 そう呟いたハルヒは自分のかばんを引き寄せ中から何かゴソゴソと取り出した。 ソレを俺から隠すように自分の背中に回し、俺の方に向き直るハルヒ。 「あんたのプロポーズ、考えてあげてもいいわ!ただし!」 ただし? 「あたしと付き合いなさい!話はそれからよ!」 ハルヒはいつもの命令口調+満面の笑みで俺にそう告げた。 俺の返答は決まっている。 「わかったよ。団長様。」 俺の答えを聞いたハルヒはニヒーッと笑い、 「じゃ、はい!これ!」 俺の目の前に先ほどかばんから取り出した何かを突き出した。マフラーだ。驚いたことに、 「手編みなんだからね!大事に使いなさい!」 ああ、大事にするさ。俺は両手でそれを受け取り、自分の首に巻きつけた。 でもこれ、プレゼント交換用のやつだったんじゃないのか?どうしたんだ? 「くじ引きでプレゼントを決めたらね、あたしったら自分のに当っちゃったのよ。せっかくだからあんたにあげるわ。」 なるほどね。 俺は急にハルヒが愛おしくなって抱き寄せた。 「ちょ、ちょっと、何すんのよ。」 「なあ、もう一回だけ。」 「えっ・・・・?」 俺たちは3回目のキスをした。 ハルヒは1回目のキスを夢だと思っているから、2回目か? ←4 →エピローグ