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死亡者リスト(第二回放送時点・時系列順) 第一回放送時点 第二回放送時点 第三回放送時点 第四回放送時点 最終話時点 話数 時刻 死亡者(死亡時機体) 殺害者(殺害時機体) 死因 103 1日目20 00 バラン (獅王争覇グランドガンダム) 東方不敗(零影) 機体ごと消滅 104 1日目20 30 バグ (-) ヴィンデル(ジャスティスガンダム) 気絶していたところを踏み潰される 100 1日目 宙 (ベミドバン) アムロ(サザビー) コクピットを破壊される 100 1日目 ハイネル (幻魔要塞ヤマタノオロチ) アムロ(サザビー) コクピットを破壊される 111 1日目21 40 ハチロー (ジャイアントロボ) ヤザン(龍王機) 焼死 111 1日目21 40 ハマーン (アッガイ) ヤザン(龍王機) 機体ごと噛み裂かれる 112 1日目22 30 ゼンガー (サーバイン) ラッセル(マジンカイザー) 機体ごと爆散 112 1日目22 30 ラッセル (マジンカイザー) シンジ(大雷凰) コクピットを踏み潰される 113 1日目23 30 アキト (νガンダム) アムロ(サザビー) 機体ごと大破 113 1日目23 30 ルリ (スカイグラスパー) マサキ(レイズナー強化型) 絞殺 123 2日目 クルーゼ (ディス・アストラナガン) セレーナ(アーバレスト) コクピット破壊による爆死 119 2日目01 10 ボス (ダイターン3) ヤザン(龍王機) 失血死 最期の言葉 名前 最期の言葉 バラン・ドバン 「―――なんと!?」 バグ・ニューマン 「な!?」 司馬宙 「くっ!ヤマタノオロチめ、ちくしょう!」 プリンス・ハイネル 「そんなバカな!?」 ハチロー 「へ、へぇ!?」 ハマーン・カーン 「坊や!」 ゼンガー・ゾンボルト 「・・・・シンジ・・・・今を生きろよ」 ラッセル・バーグマン 「甘ぇぇぇぇんだよぉぉ!ファイアァァァブラスタァァァ!!!!」 テンカワ・アキト 「ル…ルリちゃ……逃…」 ホシノ・ルリ (ア…キト…さ…ん…) ラウ・ル・クルーゼ 「セカイヲ、ホロボス!ワタシヲキョゼツシタコノセカイヲォォ!」 ボス 「鉄也が急いで来てくれたのに・・・本当にすまねぇ・・・俺様の分までミケーネと戦か・・・」 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 アムロ・レイ 4人 アラド、ハイネル、宙、アキト 生存 無差別 2位 ヤザン・ゲーブル 3人 ハチロー、ハマーン、ボス 生存 無差別 3位T 木原マサキ 2人 シュウ、ルリ 生存 マーダー対主催 3位T セレーナ・レシタール 2人 ジャック、クルーゼ 生存 対マーダー 3位T 東方不敗 2人 三輪、バラン 生存 対マーダー 6位T フェルナンド・アルバーグ 1人 一色 死亡 無差別 6位T ゼオラ・シュバイツァー 1人 カツ 生存 奉仕(アラド) 6位T リオ・メイロン 1人 ラージ 生存 対主催 6位T ベターマン・ラミア 1人 B・D 生存 対アルジャーノン 6位T ウルベ・イシカワ 1人 アルマナ 生存 ステルス 6位T リョウト・ヒカワ 1人 テンザン 生存 対主催 6位T ゼンガー・ゾンボルト 1人 フェルナンド 死亡 対主催 6位T ヴィンデル・マウザー 1人 バグ 生存 ヘタレ 6位T ラッセル・バーグマン 1人 ゼンガー 死亡 無差別 6位T 碇シンジ 1人 ラッセル 生存 対主催 6位T ユーゼス・ゴッツォ 1人 柿崎 生存 主催者
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【登録タグ 作I 作り手】 【ニコニコ動画】inokix 特徴 222戦争当日に投稿された「ニコニコ替え唄メドレー Part 1」でブレイクしたP。 他にも、普段は既存の曲の替え歌やカバーの投稿が中心。 ネタ曲に定評があるため、たまにガチ曲をうpすると「有名Pの暴走シリーズ」タグを貼られる。最近では自らタグロックしている。 アーティスト名からもわかるとおり、アントニオ猪木を用いた人力VOCALOID作品を投稿することもある。 替え歌に関してはかの有名な嘉門達夫氏を彷彿とさせる奇抜なセンスを見せる。 MEIKO・KAITO・ミク・リンレン・がくぽ・ルカ・GUMIと、7つものVOCALOIDを所持している数少ないPの一人。 初のオリジナル曲は「夏だ!祭りだ!ぼーかろんど!」。 ボキャブロイド「太目ニク」というミク派生キャラによるsupercell楽曲の替え唄は調声も歌詞も秀逸で爆笑必至です。 視聴すると顎が伸びる。伸びすぎには注意しよう。 曲 キリサケ! 上ミノとタンでレバ つまめると どすこいは戦争 どっしん融解 夏だ!祭りだ!ぼーかろんど! ニコニコ替え唄メドレー 番外編 ニコニコ替え唄メドレー Part 1 ニコニコ替え唄メドレー 第3幕 ニコニコ替え唄メドレー その2 ニコニコ替え唄メドレー 4本目 はじけても5時はおやつ時 ブランコ★ノッタシュンカン 減ルト ワースゴイ美味イン 動画 オリジナル曲 替え歌 替え歌(太目ニク) | コメント ネ申 -- 名無しさん (2009-01-01 18 19 07) 大好きですw -- 名無しさん (2009-03-21 22 47 58) はじけても5時はおやつ時のページを誰か…! -- 名無しさん (2009-03-23 19 49 54) ↑同上 -- 名無しさん (2009-03-24 01 36 31) inokix様の替え歌やばいww歌詞見るだけで腹筋がもう駄目ww -- 名無しさん (2009-03-24 21 56 34) 「はじけても5時はおやつ時」の歌詞ページ作成しました。 -- 名無しさん (2009-03-27 15 21 40) ここまできたら「きみをわすれない」もニクちゃんに替え歌わせてほしい(笑) -- 名無しさん (2009-04-04 04 25 12) どっしん融解の追加求ム! -- 名無しさん (2009-11-29 21 56 58) どっしん融解♪ 追加して下さい! -- りある (2009-12-11 17 02 19) 追加しました。ほんとこの人替え歌うまいね。歌詞書き出しながら何度も吹いた -- 名無しさん (2009-12-11 18 01 45) すばらしい才能ですよね -- 葉月 (2009-12-31 19 10 14) inokixさんは最高だと思う。どれも上手いWW毎回笑うから腹筋がWWW -- りある (2009-12-31 19 46 09) 今聴いてるw -- 名無しさん (2010-02-07 14 23 58) Nice to 肉 chu!も可愛いよね。誰か追加求む…! -- 名無しさん (2010-10-21 04 18 50) 太目ニクシリーズ?はそろそろ新たな「被害者」に期待・・・・したい(ぉ -- 名無しさん (2010-12-22 21 12 57) 例:もーデブデブになっちゃってー・・・・いや、なんでもないです。 -- 名無しさん (2010-12-22 21 15 22) 限界エサくれーションは…?追加お願いします -- でぶ (2013-08-21 17 40 12) この人大好きww -- じゅり (2014-05-22 15 30 35) 名前 コメント
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ギャブレット・ギャブレー (未知なる力) CHARACTER CH-007 赤 2-2-0 R (自動A) このカードがセットされているユニットは「エース(1)」を得る。 (自動D) このカードが交戦中となった場合、ターン終了時にカード1枚を引く。 エルガイム系 男性 大人 [2][1][2] 出典 「重戦機エルガイム」 1984 (黒き聖域) CHARACTER CH-098 赤 3-4-0 R (自動A) このカードはユニットにセットされている場合、破壊されない。 (戦闘フェイズ) 《②》このカードを(別の)自軍ユニットにセットする。その場合、このカードをリロールできる。 エルガイム系 男性 大人 13人衆 [2][1][2] 出典 「重戦機エルガイム」 1984
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アジャブ イスラム教指導者の系譜に登場する人物。 関連: ハカムイッセイ (ハカム1世、夫) アブーアブドゥルマリクマルワーン (アブー・アブドゥルマリク・マルワーン、息子)
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ジャブロー 基本的にダメージを与えるのでなく、牽制に使われる連である。 ジャブがヒットした相手は少し後ろにズレるので、中距離ガード時に下段後ろ回し蹴りを、中距離隙時にハイキックやフロントキックからの連を組み込んでおくことで比較的敵に大きなダメージを与えることが出来る。 ジャブ(1~5回)→ローキック あくまでも敵との間合いを離し、中距離の技を当てやすくするためのものなので相手に与えるダメージは低い。
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敵キャラクター開発部 デジャブ系 既存キャラでパロネタ あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 英数字 その他 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 英数字
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草は枯れ、花は散る(3) * * * * * * * * * * * ――どうしてもっと早く気付かなかったんだろう。 ブライガーと対峙した時、ミオはクォヴレーの態度に、漠然とした違和感を感じ取った。 それと共に、彼から放出される思念が、ディス・レヴを通じて彼女の中に伝わってきた。 ミオはそれを知っていた。そして、すぐに気付くべきだった。 デビルガンダムのコアとなっている間、彼女はずっとその波動を一身に受けていたのだから。 「う……いったた……」 アストラナガンのコックピットを襲った衝撃に、ミオは軽く呻き声を上げる。 感じる痛みと眩暈が、自分がまだ生きていることを証明していた。 (今のって……嘘でしょ……) 以前読んだブライガーのマニュアルの記憶を掘り起こしながら、目を開く。 視界に最初に飛び込んできたのは、巨大なマジンカイザーの顔だった。 「ヴィンデルさん!?」 マジンカイザーはアストラナガンを押し倒し、覆い被さる体勢にあった。 ブライカノンの砲撃から身を挺して庇ってくれたのだろう。 「ヴィンデルさん!!ヴィンデルさん、大丈夫!?」 盗聴のことも忘れ、ミオは慌てて通信機で呼びかける。 しかし、通信機から聞こえるのは雑音だけ。 チャフの効果による電波障害が、マジンカイザーとの通信を妨げていた。 やむなく、ミオは外部スピーカーを使い、大声で呼びかけた。 「ヴィンデルさん、聞こえる!?返事して!」 いくら呼びかけてもマジンカイザーからヴィンデルの返事はなかった。 最悪の可能性を過ぎらせ、少女の顔色は見る間に青ざめていく。 「う……嘘でしょ!?ちょっと、そんな冗談笑えないってば!?ねぇ!?」 もし、クォヴレーが自分達を敵視する可能性を、少しでも事前に考えていれば…… ミオは後悔した。結果的にヴィンデルを危険へと導いた、自分の無警戒な行動に。 「ヴィンデルさん!!返事して、ねぇってば!!」 しかし、彼女を取り巻く状況は、彼女にゆっくり後悔や悲しみに浸らせる余裕すら与えない。 「ヴィンデルさ―――ッ!?」 背筋を寒気が走り抜け、ミオは思考を引き戻された。 ディス・レヴを通じて、再び思念が自分の中に流れ込んでくる。 「まだ……生きていたか……デビルガンダム」 憎悪の限りを込めたような低く冷たいその声に、ミオは視線を向けた。 思念を、声を発した人間――クォヴレー・ゴードンの乗る、ブライガーの方向に。 二人のいる場所から少し離れた所に、ロボットの残骸が散らばっている。 ブライガーと共にいた青い機体――レイズナーのものだった。 今のブライカノンの直撃を受け、完全に破壊されたようだ。 中に乗っていた木原マサキとかいう男も、恐らく生きてはいないだろう。 そしてそのさらに先には。 ブライカノンを撃ち終えたままの体勢で、ブライガーがミオ達を見据えていた。 クォヴレーが発する思念。それは紛れもなく『負の波動』だった。 憎悪を漂わせるブライガーの姿は、ミオが思い描いていたヒーローのものではなかった。 「クォヴレーさん!!待って、話を……」 「黙れ……!!」 呼びかけるミオの言葉を最後まで待たず、クォヴレーは一蹴する。 「結局、お前達も……奴と同じ、殺人鬼だったということか……!」 「違っ……話を聞いて!!あんた、このアストラナガンの操者なんでしょ!?」 「黙れと言った……!!」 聞く耳持たずとはこのことか。だが、ミオは諦めず呼びかける。 「思い出して!!この機体……ディス・アストラナガンは元々あんたが乗ってた機体なんだよ!! これに乗ったら全部わかるから!!そしたら、この殺し合いを止められるかもしれない!!」 ミオとて何の確信なしに言っているわけでもない。 自分がアストラナガンのシートに座ることで、アストラナガンの意思が脳内に伝わってくるように、 クォヴレーが同じようにシートに座れば、彼の記憶も蘇るはずだ。 しかし、彼の誤解が記憶喪失によるものだけなら、どれほどよかったことか。 「……そう言って、俺もDG細胞とやらに取り込むつもりか」 「そんなんじゃないってば!クォヴレーさん、あたし達は……」 「そうやって油断させて!!リュウセイやジョシュア達を殺したのか!!お前達は!!」 スピーカーを壊しかねないほどの大声で、彼は内に秘めた怒りをぶち撒けた。 ディス・レヴが伝える殺意が、急激に鋭さを増していく。 全身に鳥肌が立ち、寒気が走った。 ミオは愕然とする。人は、これほどまでの憎しみを抱くことができるというのか――? 「クォヴレーさ……!?」 ブライカノンの二門の砲身に、光が収縮していくのが見えた。 二発目が放たれようとしているのだ。 「お前達を……絶対に許すものか」 地獄の底から響くかのような声で、完全なる敵対宣告が行われる。 ディス・レヴが伝える殺意はさらに鋭さを増していた。 もう、止められない。 「後悔しろ……お前達のしてきたことを……!」 打つ手はなかった。 マジンカイザーに覆い被さられている今の自機の状態では…… いや、そうでなくとも満身創痍の今のアストラナガンでは、砲撃は避けられない。 あまりにも彼女は無力だった―― 「……諦めるな」 突然横手から聞こえた声に、ミオは振り返る。 それと同時に、彼女が振り返った先から、ブライガーへ向けて光線が走った。 光はブライガーの手前の地面へと撃ち込まれ、爆発する。 「ぐぅぅっ!?」 爆発と爆風、それらに伴い巻き上がった土砂により、ブライガーはのけぞり、態勢を崩す。 同時にクォヴレーは視界を阻まれ、ひいてはブライカノンの発射を妨げることにもなった。 「ヴィンデルさん!?」 アストラナガンに覆い被さっていた魔神はいつの間にか立ち上がり、ブライガーに向き直っていた。 「……翼を持っていかれただけですんだ。私は大丈夫だ」 返ってきたヴィンデルの声に、ミオは僅かに安堵する。 見れば、マジンカイザーからは背中のカイザースクランダーが丸々失われていた。 ブライカノンの砲撃で吹き飛ばされたのだろう。 だが、状況は彼の生存を喜べるだけの余裕を与えない。 「……これで誤魔化せるのは、さっきのチャフの効果が持続している今だけだ。 そして……奴を振り切るチャンスも、今しかない」 そう言いながら、魔神は赤き修羅を睨み付ける。 「……逃げろ」 「え!?」 「さっきお前が目覚めた場所まで、一旦退却していろ。その時間は、私が稼ぐ」 彼の言葉と行動が何を意味しているか、わからないミオではない。 「ちょ……ちょっと、ヴィンデルさん!?」 「後は私が残って、説得を続けよう。そして、お前のもとまで連れて行ってやる」 「せ、説得って……待って、今のあの人は……」 「奴はアストラナガンを目の仇にしている。 奴の怒りを鎮め、説得するためにも……お前は一旦奴の前から姿を消したほうがいい」 それはミオを納得させるための方便であることは明白だった。 「ヴィンデル……貴様ぁぁっ!!!」 ブライガーから、クォヴレーの怒りの絶叫が発せられた。 その声に即座に反応し、ヴィンデルはさらに光子力ビームを連射する。 ビームはブライガー本体には命中することなく、その周囲の地面を削り続けた。 あくまでけん制、威力も十分に抑えて。 これはブライカノンの発射阻止と、クォヴレーの目眩ましに過ぎない。それ以上の意味はあってはならない。 「そういうことだ。逃げろ……これが今思いつく限りの、最善の手だ」 けん制の砲撃を続けながら、ヴィンデルは言う。 「何言ってんのよ!!今のあの人相手に、そんなの無理に決まってるじゃん!!」 ミオはそれを拒んだ。このままヴィンデルを残せば、彼は確実に殺される。 クォヴレーは頭に血を上らせている。ヴィンデルのけん制は、それをさらに促したことだろう。 そして……ヴィンデル自身もそれを覚悟していることを、ミオは察していた。 「絶対ダメ!!死んじゃったらおしまいでしょ!!考え直して、一緒に逃げ……」 「甘えるなッ!!」 響き渡った怒声に、ミオは押し黙る。 それは、ミオにとっては初めて聞く、ヴィンデルの声。 いや、このゲームが始まってから、初めて彼の口から発せられた声だった。 即ち、シャドウミラー隊長の――指導者としての、力に満ちた声。 「お前はまだやるべきことが残っているはずだ。戦いを終わらせるために、為すべきことが」 厳しく、諭すような口調でヴィンデルは続けた。 そう、彼女の使命はディス・アストラナガンを完全な状態にするだけではない。 空間維持装置の破壊という、もう一つの目的。そして打倒ユーゼスのために為すべきことは、まだ沢山ある。 それらの情報を握っているのは、ゲッター線に接触したミオだけなのだ。 「それ、は……」 「忘れるな。お前の命はもはやお前一人のものではない。 お前がここで死ねば、アクセルやマシュマー達は、何のために命を賭けた!?」 「なんでよ……そんな、勝手なことばかり……」 死者の名を使う彼を、卑怯だと感じないわけではない。 だが、自分を助けようと死んでいった者達の想い、自分の無力さと八方塞な現状、 そしてヴィンデルの真意や覚悟を理解しているからこそ、ミオはそれ以上反論することはできなかった。 「W17……」 「え?」 ヴィンデルの突然の呟きに、ミオが聞き返す。 「いや、ラミア・ラヴレス……この殺し合いに参加させられている、私の部下だ。 以前のままの奴ならば……私の名を出せば、お前の力になってくれるだろう」 「ヴィンデルさん?」 自分の持つ情報を、ヴィンデルは淡々と、そして口早にミオに告げてくる。 「だが今の奴には、何やら不審な動きが見受けられる。 ……ユーゼスと通じている可能性すらもある。奴には十分に警戒を持って当たれ」 ヴィンデルは、託そうとしている。 アクセル、タシロ、副長、マシュマー……彼らから受け継いだ遺志を。 「……ヴィンデルさん」 「ふ……そんな顔をするな。私は死ぬつもりはない」 今のあたしは、どんな顔をしているというのだろう。 「言い忘れていたが……こう見えても私は、元の世界ではとある平和機構のリーダーでな。 数多くの紛争を、話し合いで解決してきた。この程度の修羅場など、大したことはない」 嘘だ。あたしを納得させるために、嘘をついている。大体この人、どう考えてもそんな柄じゃない。 「だから……私を、信じろ」 そんな臭い台詞は、正直苦手だ。なんていうか、思いっきり死亡フラグだし、それ。 どうしてこの人は、死を覚悟して、そうやって笑えるんだろう。 「今回も、無事に説得して……お前の所に連れて行ってやる」 自分も、戦いの中でもバカばっかりやって……真意を押し殺してたっけ。 それと同じ?それとも……? 「おぉぉぉぉぉっ!!」 クォヴレーの絶叫と共に、爆煙の向こうからブライガーが駆けてくる。 肩のブライカノンを放り出し、その左手には剣が握られている。ブライソードだ。 ブライカノンの発射が難しいと判断して、接近戦でとどめを刺すつもりなのか。 もう、猶予はなかった。接近を許してしまえば、今度こそ逃げる術はなくなる。 ミオにもまた、覚悟を決める時が来た。 「最後に言っておく。これは私のミスだ。お前が責任を感じることはない」 ビームを撃ち続けながら、マジンカイザーは肩からカイザーブレードを抜く。 「それでも、自分を許せんというなら…… 最後まで、諦めるな。希望を捨てず、絶望に抗い続けろ」 ヴィンデルの言葉に、ミオはアストラナガンを頷かせた。 そして、彼女もまた叫び返す。 「わかった。……だから、ヴィンデルさんも!」 「……無論だ。約束は、守る」 ミオの続きを待たず、ヴィンデルは彼女が言おうとしていたであろうことを、自らの言葉に乗せ被せた。 迫り来るブライガー。そこに向けて、マジンカイザーは光子力ビームを地に走らせる。 光はブライガーの進行を妨げるように大地を切り裂いた。 「ちぃっ!!」 噴き上がった土砂が壁を作り、クォヴレーの視界は再び奪われ、ブライガーは足を止めた。 「今だ!行けッ!!」 ヴィンデルが叫んだと同時に、アストラナガンもまた飛び立った。 一直線に北へと向けて、戦場から離脱していく。 振り返ることは、しなかった。 * * * * * * * * * * * (そうだ……それでいい、ミオ・サスガ) アストラナガンの飛び去る姿を見届けて、ヴィンデルはすぐにブライガーへと向き直る。 (あとは、彼女の離脱する時間を稼ぐ……ッ!) 全身を走る痛みに顔を歪める。デビルガンダム戦で受けた傷が、疼いた。 ブライカノンの砲撃からアストラナガンを庇った際の衝撃で、全身の傷口が開き始めていた。 それを振り払うかのように、ヴィンデルは操縦桿を強く握り締める。 満身創痍のアストラナガンと翼を失ったマジンカイザーでは、ブライガーからは逃げ切れない。 だから、ヴィンデルは自分が盾となることを選んだ。ミオを確実に逃がすために。 あれだけ大音量で叫んでいては、既にユーゼスにもミオの生存がばれたと見ていいだろう。 もっとも、それを悠長に気にしていられる状況ではなかったのも事実だが。 しかしばれたことを差し引いても、彼女の重要性に変わりはない。 彼女はこのバトル・ロワイアル破壊のための『鍵』であり、打倒ユーゼスのための『希望』なのだ。 ならば、それを守るために命を賭けるだけだ。アクセルやマシュマー達が、そうしたように。 これは、命の取捨選択。闘争の渦中においては、さして珍しいことでもない。 その天秤に、自分自身がかけられただけの話。闘争の世界を望んだ時から、そんな覚悟くらいはできていた。 ――はずだったのだが。 ふと、ヴィンデルの心が痛んだ。 最後に見えた、ミオの表情は―― 爆煙の中から、赤い影が飛び出してきた。 影の進路上に、ヴィンデルはマジンカイザーを割り込ませる。 「貴様ぁぁ!」 ブライガーは躊躇なくブライソードで斬りかかった。 寸でのところで、それをカイザーブレードが受け止める。 二本の剣がぶつかり合い、火花が散る。その衝撃は、互いのコックピットにも直接伝わってきた。 「ぐっ……!」 ヴィンデルが呻く。 機体の体格差とブライガー自身の勢いが、マジンカイザーをじわじわと後ろに追い詰めていく。 「待て……戦うつもりはない、こちらの話を聞いてくれ!!」 「今さら何を!!命乞いなど聞いてたまるか!!」 力任せに薙ぎ払われるブライソードで、カイザーブレードが弾かれ、宙に舞う。 それと共に、マジンカイザーもバランスを崩した。 「ぐ……頼む、聞いてくれ!私達は、お前にアストラナガンを……」 「煩い!!デビルガンダムの手先が!!」 ブライソードが一閃する。次の瞬間には、魔神の右手は斬り落とされていた。 斬られた部分からオイルが血のように噴出し、地面に落ちた右手に降りかかった。 「殺人鬼の一味が!!ユーゼスの犬がっ!!」 再度一閃。それを避けるべく、マジンカイザーが後ろにステップを踏む。 だが完全にはかわしきれず、左胸の放熱板が斬り飛ばされた。 「リュウセイの!ジョシュアの!皆の……仇がぁぁっ!!」 狂ったように吠え散らしながら、クォヴレーはブライガーを攻め立てる。 (くっ、無理もないか。けん制とはいえ、あれだけ攻撃を加えた後ではな) ミオを逃がすために取った行動は、クォヴレーの怒りをさらに煽ることとなっていた。 無論、ヴィンデル自身もそうなることも覚悟はしていた。 (当然の結果か。……だが、それを差し引いても……) 滅茶苦茶だ。クォヴレーの叫びを聞きながら、ヴィンデルはそう感じた。 クォヴレーの理屈は、支離滅裂を極めていた。いや、もはや理屈など意味を持たないのだろう。 目の前の人間が仲間を殺した。今の彼にとっては、それだけで十分なのだ。 (やはり……同じだ。あの時の私や、マシュマーと……!) B-3でのマシュマーとの戦いの記憶を――その時の自分達の感情を思い返す。 自分もマシュマーも、完全に怒りと憎しみに取り込まれ、ただ互いを殺すことだけを考えていた。 今のクォヴレーは、その時の自分達と同じなのだ。 自分自身の憎悪に振り回され、周りが見えなくなってしまっている。 このままでは遅かれ早かれ、クォヴレーは取り返しのつかない過ちを犯すだろう。 自分達と同じように。だが、それだけはあってはならない。 ここで彼の過ちを許すことは、希望が完全に絶たれることを意味するのだ。 先程取り落としたカイザーブレードを、左手で拾い上げる。 だがその際に生じた隙を、ブライガーは見逃さない。 耳元から発射されたブラスターが、マジンカイザーの装甲を掠めていく。 「ぐぅぅっ!」 「リュウセイを、ジョシュアを……セレーナを、エルマを、リョウトを…… そしてトウマを、ガルドを……あいつらを殺しておきながら……」 声が震えている。怒りか、それとも……泣いているのか。 「今さら、ただですむと思うなぁぁぁっ!!!」 乱射する。感情に任せて、ブラスターを撃ちまくる。 それが直撃こそしなかったが、その攻撃はマジンカイザーの逃げ場を確実に潰していた。 標的から外れた光線は周囲の草木を焼き尽くし、瞬く間に炎が包みこむ。 「誤解だ!私もあの子も、お前の仲間を殺してはいない」 「信用できないと言ったはずだ!!」 間合いを詰められ、再度接近戦に移行するのに時間はかからなかった。 ブライソードが振るわれる。闇雲に、力任せに、滅茶苦茶に。 それをカイザーブレードで捌きながら、ヴィンデルは防戦を続けるしかなかった。 「頼む、話だけでも聞いてくれ!これでは……ユーゼスの思う壺だッ!!」 「ユーゼスの手先の貴様が、言えたことか!!」 会話は交わることなく、ひたすら平行線を辿り続ける。 (どうする……?) ヴィンデルは考えた。クォヴレーを止める方法を。 (どうすればいい……?) だが、そもそも全くの初対面である彼の怒りを諌める術など、最初からありはしなかった。 (……平和機構のリーダーか。全く、出鱈目にも程がある) ミオを納得させるためについた嘘に、苦笑が漏れる。 平和を否定してきた人間が、今さら何を言うのか。 「お前達のような人殺しに、貸す耳は持ち合わせていないッ!!」 (そうだな。確かに、私は人殺しだ。それも、最悪のな……だが) 振り下ろされたブライソードが宙を切り、そのまま地面に思い切り叩きつけられた。 その僅かな隙を縫って、マジンカイザーはバックステップで間合いを取る。 「……お前と争う気はない」 「ほざけ!!」 「ならば……それを証明できれば、話を聞いてくれるか」 ヴィンデルは何かを決意したように、クォヴレーに問いかけた。 もう、自分の言葉では彼には届かない。ならば――態度で示すまで。 どの道、これではやられるのは時間の問題だ。ならば、一か八かの賭けに出る。 ……どこぞのベーオウルフとて、こんな馬鹿げた賭けにはまず乗るまいが。 「何が証明だ!!これ以上お前の戯言になど……」 ヴィンデルの言葉を無視してブライガーが飛び掛ろうとした、その時。 ガラン、と地面に激しい金属音が響いた。 皇帝の刃がその手から落ち、地面に転がった。 「な、に……?」 ヴィンデルの信じ難い、まず正気とは思えないその行動に、流石のクォヴレーも面食らう。 ブライガーの攻撃の手も、止まった。 「なんの……つもりだ」 「何ということはない。今の私には……こうすることでしか潔白を証明できなかった」 カイザーブレードを手放したマジンカイザーは、構えを解き、手を広げた。 無抵抗……のつもりだろうか。 「これが、敵意のない証明と……私の誠意の、つもりだ」 誠意――柄にもない己の言動に呆れつつも、ヴィンデルは続ける。 「……これから、機体からも降りる。 だから、もう一度言う。我々は戦うつもりはない。 今一度、我々と……あの子との話し合いの場を設けてほしい」 それは確かに、馬鹿げたほどに裏表のないストレートな、彼なりの誠意だった。 DC戦争を戦い抜いて、異星人との戦争を戦い抜いて、連邦軍を相手にクーデターを起こして。 そんな戦いしか知らぬような彼には、クォヴレーを鎮める手段は他に思いつかなかった。 「な、に、を……」 ブライガーの攻撃の手が止まる。迷っているのだろうか。 せめて、少しでも怒りが和らいでくれれば、ヴィンデルとしては御の字ではあった……のだが。 「ふ……ざけるなぁぁっ!!!」 クォヴレーの怒号が轟いた。 ヴィンデルの行動を受け入れるには、彼は憎悪に染まりすぎていた。 「お前にその気はなくとも、俺にはある!! リュウセイやジョシュア達を殺したお前達を、そんなことで許すと思っているのか!!!」 ヴィンデルの説得を振り切るかのように、クォヴレーはその誠意を斬って捨てる。 「ッ!!クォヴ――」 ヴィンデルが叫び返そうとした時には、ブライガーは動き出していた。 「がっ――!?」 パイルダー内部を激しい衝撃が襲う。 ブライソードが、マジンカイザーのボディを斬り裂いていた。 右肩から左腹部にかけて、大きな傷が刻み付けられる。 傷口からはオイルが激しく噴出し、返り血となってブライガーを濡らした。 (ぐっ――) マジンカイザーに態勢を立て直す余地を与えることなく、即座に二撃目が加えられた。 横薙ぎに振るわれたブライソードが、マジンカイザーの腹を抉る。驚くほど呆気なく、超合金が砕けた。 「ぐ……ぅぅぅっ!!」 再度襲う衝撃。ヴィンデルは飛びかける意識をかろうじて保つものの、それだけが精一杯だった。 そして、三撃目が振るわれる。その動きに、一切の容赦はなかった。 それに対処できるような余力は、マジンカイザーにも、ヴィンデル自身にも残ってはいなかった。 「あの世で詫び続けろ!!お前達が殺した、全ての者達にな!!!」 怒り。憎しみ。悲しみ。嘆き。恨み。憤り。絶望。そして持ち得る殺意の全てを込めて。 人間の持つ全ての負の感情が凝縮されたかと思えるような一撃が、振り下ろされた。 ふと、思い返す。 B-3で、マシュマーと戦っていたあの時。 アクセルを殺し、ミオを殺そうとしていた(と思い込んでいた)マシュマーが、 今の自分と同じことをして……自分は、それを受け入れられただろうか? ……。 (見当違いの偽善、か。慣れぬ真似は、するものではない……な) 視界が反転し、赤く染まり、最後に黒一色になった。 全身から猛烈な勢いで血を噴出し、魔神皇帝は崩れ落ちた。 大量の返り血をその身に浴びながら、ブライガーはそれを見届けていた。 (ミオが逃げるだけの時間は……稼げたか) 電波障害は収まり、レーダーは正常に作動している。 その範囲内に、アストラナガンの反応はなかった。戦闘空域から離脱できたようだ。 ひとまずは安心する。ただ、レーダーを凝視する自分の目の焦点は、どうやっても合わなかった。 機体がかろうじて大破にまで至らなかったのは、超合金ニューZαの為せる業か。 あるいは、クォヴレーの中で生じた僅かな迷いが――と考えるのは、些か楽観的だろうか。 だが、機体は大破を免れても、搭乗者へのダメージは深刻なものだった。 ヴィンデルの着ている服は、いつの間にか真っ赤に染まってしまっていた。 服だけではない。彼が座っているシートも、自らの血で赤く染め上げられている。 全身の傷口は、完全に開いていた。このまま放っておいても、失血死は免れない。 (やせ我慢も……ここまでのようだな……) 自らの限界を悟り、ヴィンデルは無念の表情を浮かべた。 (まったく……私は、何をしているのだ……) いかに説得のためとはいえ、何故あのような行動に出てしまったのか。 無意識のうちに、つまらない奇跡などを期待してしまったのだろうか。 (クォヴレーのことは言えん……私も、狂っているのかもしれんな) 皮肉を含めたような、自嘲に満ちた笑みを浮かべる。 そう、この世界は狂っていた。いつの間にか、取り巻く環境の全てがおかしくなっていた。 死ぬべきではない人間が次々と命を落とし、勇者は闇へと堕ちていく。 目の前の、戦いを止めるための抑止力となりえる男は、憎悪に囚われ壊れた。 永遠の闘争を望み、理想としていたはずの男は、今は反吐が出るほど青臭い綺麗事を謳っている。 滑稽だ。実に滑稽だ。皮肉というには、あまりにタチが悪い。 (ふ、ふふ……どこで狂ったのか……何故、こんなことになったのだろう、な……?) 気付けば、視線は傍らに向いていた。 そこには、いくつもの丸い玩具ロボットが、機能を停止させ転がっている。 (そうだ……こいつらだ。こいつらのせいで、私はつまらぬ夢を見てしまった) そう、この忌々しい玩具どもが起こしてきた奇跡が、自分を変えてしまった。 (最初にこいつらに出会ってから、全てがおかしくなり始めた……) ――「はぁ……はぁ……な、何故だ……何故私がこのような目に……」 『ホ゛ウヤタ゛カラサ』『エコ゛タ゛ヨ、ソレハ!』『シュウセイシテヤルー!』 「だぁっ! やかましいわっ、おのれらっ!」 『ミエルッ!!』『ソコカァッ!!』『オチロッ!!』 「ぐはぁっ!?」 ――『ウルサイソ゛、ウ゛ィンテ゛ル!!』 「あっ! す、すんません、すんません! 静かにしてますから、どうか……どうか、修正だけはっ……!!」 ――『アタマヲカカエテ、ト゛ウシタ?』 「ああ…お前らみたいな変な奴らと一緒じゃ頭も抱えるよ…」 『ナニカイッタカ、ウ゛ィンテ゛ル!』 「あ…す、すいません!!許してください…ホント口がちょっと滑っただけで…」 (……) これが死の間際の走馬灯現象という奴なら、もっとマシな光景を見たかった……などと思う。 最初にジャスティスのコックピットで出会って。 そこから先は、ろくな目に会わなかった。ひたすら虐げられては、涙を濡らす時間が続いた。 (本当に……ろくな目に会っていない) ヴィンデルの顔に何故だか笑みが零れ、目から涙が流れ出た。 忌まわしい記憶だったはずのあの時間が、今となっては懐かしく思えた。 出会ってから、たった二日しか経っていないというのに。 ヴィンデルにはそれが何年も昔の出来事のように思えた。 (どこまでも……馬鹿げているな) 友情が芽生えて、デビルガンダムと戦って……この二日間の記憶が、脳裏を駆け巡る。 そんなことを回想するのは、自分の命が尽きようとしている証拠でもあった。 (ここまで、か……どうにもならないのか……) 身体が動かない。目の焦点も合わず、視界に霞がかかってくる。 死が間近まで迫っている現実を、ヴィンデルは否が応にも感じさせられていた。 視界が、意識が、真っ白になっていく。 階段を、一段、また一段と降りていく。その度に、全身の痛みが消え、楽になっていく。 その真っ白な世界の中に、今までに出会ってきた人々の姿が映し出された。 アクセル。レモン。自分の理想についてきてくれた部下達に、W17を初めとするWシリーズまで。 それから、この世界で出会った者達。 マシュマー。タシロ。副長。さらに、アキト、ルリ、イサム、マサキまでも。 ひとつひとつ、瞼の奥に映し出され――消えていった。 そして―― 最後に、自分が守ろうとした、少女の顔が浮かんだ。 また、心が痛んだ。 結局、約束を一つも守れず、力尽きるのか―― 今はそれが、心残りだった。 別れ際に、最後に見えたミオの表情が、もう一度浮かんだ。 ああ、そうか。 あの子は泣いていたのだ。こんな自分のために―― 草は枯れ、花は散る(4)
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スノボキッズ アトラス 発売日 1999年2月19日 価格 7,140円 真剣スレの住人が天界でまったりゲームの話をするスレ31より 355 :名無しさん必死だな :2006/03/15(水) 00 19 39 ID ysSs0efi スノボキッズはぶっちゃけ64で5本の指に入るくらい好きな俺がきましたよ マリオカートとタメ張れる出来かも、と思ったら似たような事書かれてたな DS版はせっかくならWi-Fi対応してたら神だったのに 383 :名無しさん必死だな :2006/03/15(水) 02 12 01 ID 8A4zV1wN 355 書いてないのに俺が居る… 64版は二作とも遊びまくったなぁ 2でアイテムをトリックで反射できるとか追加されてたけど 全体的に2は演出が軽くなったから1の方が好きだったなー 隠しのスペシャルトリックを探すのにハマったりとかさぁ おじゃまアイテムにしてもジャンプする瞬間にパラシュートやると効果倍増とか 1位と離れすぎると逆転しにくいのはマリカと同じだけど ゲームの完成度はマリカに匹敵すると思う DS版はまだ買えてない俺が言うのもなんですが(; ̄Д ̄)
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―――ウルトラマン。 赤の代わりにドス黒く、捻じれた紋様を体に刻まれた最初のウルトラマンだった。 試作型のゼスト。 実験段階で、DG細胞に代わるものとして研究されたカオスヘッダーで作られた、できそこないのゼスト。 数多の打ち捨てられたユーゼスの妄執だけが容となったもの。 ウルトラマンを超えるウルトラマン、カオスロイド。 第252話 命あるもの、命なきもの 試作型ゼスト カオスロイド 登場 ◆ ◆ ◆ 「デゥヷッ!」 「―――速いッ!?」 軽く500mは離れていた距離を、残像だけを残しカオスロイドが走る。 組んだ両腕がギリギリで間に合った。そこに、カオスロイドの正拳が撃ち込まれた。 「しかも―――重い!」 不死鳥相手も一歩も引かなかったソウルゲインが後ろにたたらを踏む。 両腕を組んだためできた死角をかいくぐり、ショートフックがソウルゲインに叩きこまれる。 セオリー通りともいえるが、正確にインパクトの瞬間に拳をひねり、ダメージを倍増させるカオスロイド。 当たった瞬間、金属をこすれあわせるような不快な音が、ソウルゲインの集音マイクから聞こえてきた。 体が倒れるよりも早く、足を踏み出し軸とする。地面を蹴るようにアッパーカット。 ブレードの部分も合わせて、かなりの射程を持つこの一撃を、背面ぞりでカオスロイドはかわすと、 そのまま両足を空に浮かせ、逆にソウルゲインの顎に1発喰らわせて見せた。 一回転し地面に着く衝撃を足をバネに使い前へ跳躍する力にソウルゲインは変える。 だがカオスロイドも、縦回転蹴りの勢いをまったく同じ方法で前進する力に変える。 お互いの額がぶつかり、腕が組み合わされ、正面から力比べとなった。 「く……おおおッ!」 「ジュワッ!」 旺盛な修羅の生体エネルギーを吸い、フルポテンシャルを発揮するソウルゲインが、あろうことか押し負けていた。 組み合わされたソウルゲインの手には、ひびが入り始めている。 無理に手を返すと、磁石同士が反発するように距離をとる。すかさず、拳の雨が繰り出された。 腰を低くし、重心を下げていたカオスロイドは、背杉を伸ばし、高速回転。 回転の力でそのラッシュを左右にそらし―――さらに紫の輪が帯のように体からにじみ出る。 それでも連打を続行していたソウルゲインの腕に光がぶつかると、それは拘束具へと変貌。 腕をつたってソウルゲインの体へと巻きついてきた。 カオス・キャッチリングが、ソウルゲインに身動きを許さない。それを見届けて初めて回転を停止するカオスロイド。 もがくソウルゲインを、逆に暴れれば暴れるほどカオス・キャッチリングは、ソウルゲインを締め上げる。 カオスロイドが後ろに手をゆっくりと引く。 その腕が、光の粒子にほどけていく。そして、先ほどグルンガストとアンジェルグを引き裂いた輪へ。 腕全体を一般の刃へと変換するカオス・ウルトラスラッシュ。 それはオリジナルの八つ裂き光輪や、3人目のウルトラスラッシュのように手のひらサイズではない。 断頭台のギロチンのように巨大なそれが、もう一度放たれようとしている。 (―――ジュデッカより強い!) ソウルゲインを尻目に、腕を鋭く尖らせていくカオスロイド。それは徐々に弧を描くように曲がり、円を作る。 はやり金属音を打ち鳴らし、地面を奔るカオス・ウルトラスラッシュが――― 空を切った。 黄色い光がソウルゲインにあたり、カオス・ウルトラスラッシュの進路からはじき出した。 「まさかとは思ったが……こんなものまであるとはな。神になるというのはあながち嘘ではないようだな」 紅茶を飲み下し、男が呟いた。もうこのアクションで誰かわかる。 シロッコである。 乗っているのは、エステバリスカスタムにではない。なんと、ジ・Oに乗っていた。 「まだ設計すら終わっていない段階のこれがすでに完成品として存在する。なるほど、時空を超える証明だな」 ジ・Oのビームサーベルが、カオス・キャッチリングを溶かす。 どうやら、内から外れずとも、外からなら外すことは可能のようだ。 実はこの男、最初の段階……ミオが人質に取られた段階で、すでにエステバリスカスタムのコクピットにいなかった。 こっそり倒れこんだ隙に脱出し、乗り換える機体をラミアがフォルカに気を向けていた間に物色していたのだった。 そして、比較的多かったMSの中で、ジ・Oを発見し、乗り込んだというわけだ。 ちなみに…… 「ちょっとシロッコさん、私も機体を選ばなきゃ……」 「今出て行っては吹き飛ばされるだけだろうが、かまわんかね?」 ミオは、格納庫に転がっていた適当なマシン―――ブラックゲッターのコクピットにいた。 グルンガストもアンジェルグも、コクピットは胸にある。 つまり、誘爆さえしなければ、腰をぶった切られようがパイロットはなんでもない。流石は特機ということだ。 もっとも、これがまともなマシンのエネルギー攻撃なら爆破して臨終だろう。 フォトンをぶつける、ウルトラ一族特有の力をカオスロイドが持っていたからこそ助かった。 きれい過ぎる切断面。何の抵抗もなく2機を切り裂いたが、切れすぎるためきった周囲を傷つけることはなかった。 シロッコはジ・Oを手に入れたが、ミオはすぐに操縦方法の分かるロボットが見つからなかった。 なにしろ、あまり量産期やらバリエーションの面で劣るあの世界のマシンは、ここには用意されていなかったのだ。 だから、適当なマシンのコクピットに押し込んで……という調子だ。マシン同士の戦いの最中、生身というのは危険極まりない。 ラミアも、実はジ・Oの影になる場所にさっきまでいた。 フォルカとの会話の調子から、引き込むことはできると思ったのも半分、シロッコの嗜好の問題からも半分。 そういった理由でミオのついでに助けたわけだ。 この男の快進撃はさらに続く。 やたら捨て鉢なラミアの態度(もっともこれはラミアの心理状況のせいであり、見当ハズレだが)から、なにかあると推測し、 ジ・Oに乗るついでに端末からヘルモーズにアクセス。自爆があることまで掘り当てて見せた。 とにかく、この男はもっともおいしいところをかっさらっていた。 「フォルカ・アルバーグ、と呼べばいいかな? とにかくこの戦艦は残念ながらあと10分少々で爆発するようだ」 「何……!?」 「残念だが、事実だ。急いで脱出せねばならん。だがそのためには………」 カオスロイドのマッハ5の飛行能力を生かした飛び蹴り。2機とも、バーニアを吹かせそれをよける。 「……あれを倒さねばならん……お互い素性を説明する時間もないが、協力してくれるな?」 「分かった、後ろは任せる!」 フォルカも、時間を惜しみ即答。 シロッコと、フォルカ。 奇妙な共同戦線がここに張られた。 ◆ ◆ ◆ 私は……どうすればいいだろう? なにも守るものなく、生身のままラミアは目の前の戦いを眺めていた。 あれが、ゼストの試作型。……ユーゼスさまの最終目標、そのできそこないの人形。 カオスロイドは、自爆に巻き込まれれば自分も滅びるというのに、何の迷いもなく戦っている。 その神にもなれる力を、ただ単一の目的のために暴力的に振るうことを許されている。 迷いもしない。悩みもしない。目の前のものを抹消する……完璧な戦闘人形。 あれが、私の目指したものだったのか? ジ・Oとソウルゲイン、2体の軌道兵器を前に互角以上の戦いを繰り広げる黒い神。 いったん開放すれば、破壊しつくすまで止まらないため封印された。 意志を持たぬ力、それはユーゼスが最も忌み嫌ったであった。それをラミアは知らない。 だからこそ、意思を持たぬことはユーゼスに使える時では美徳と思っていた。 ヘルモーズへのダメージを気にすることなく、加速していく黒と黄と青の閃光。 カオスロイドに、機神拳が叩き込まれる。しかし痛みを感じることなくカオスロイドは応戦する。 当然だ、 い た い と認識する心すらカオスロイドにはないのだから。 あれが、私の目指したものだったのか? カオスロイドに自分を重ねようとして……どうしてもそれができなかった。 鏡写しのそれは、酷く醜かった。 やはり、顔をそむけてしまう。 それどころか、ラミアは自分がああなることを「いやだな」と思ってしまった。 何も疑わず、なにも選ぶこともせず、なにも感じずに生きて行ける世界。 それは、きっと楽園だろう。 だけど、一度知恵の実を口にした人間は、もう二度と楽園に変えることはできなかった。 いや、きっとそれは違う。 知恵の実を食べたからこそ、人間は人間になれたのだ。 人形のような生を否定し、荒野を歩き傷つくことを選択した。 そう、選択したのだ。誰からか強要されたのではなく、自分の意思で自分の自由を。 「―――自分の意思で選べ、か」 大きな衝撃で、格納庫の瓦礫が右へ左へと動く。それは、天井からも降り注いだ。 ラミアの上に、落ちてくる鉄塊。ラミアはそれを見つめて、これで終わるのか、と漠然と思い目を瞑った。 その時、一体の無事だったマシンが倒れ、彼女を守るようにそれを阻んだ。 いつまでたっても落ちぬ飛礫に、ゆっくりと眼を開ける。 そして自分を守ったものを見上げ、ラミアは目を見開いた。 今から楽園を捨て、荒野を歩こうとする『人間』を、楽園の使いである天使が守った。 先ほどまで、人形であろうとした自分の乗っていたものが、自分を守ったのだ。 穢れを知らぬ純白も、黒くくすんでいた。荘厳だった天使を模した神像だったころの見る影もなかった。 ―――神の卵より生まれし雛鳥だ 最初に乗る際、ユーゼスが言った(・・・・・・・・)言葉だ。 「そうか……お前もまだ生まれてなかったのだな」 そっと手伸ばし、手でくすみを払う。もっとも、大きすぎる体の前に、その行為にまったく意味はない。 単純に、感傷だ。人間のみが取りうる、意味のない『遊び』という概念に当たる行動。 不意に、神像から一条の光が放たれた。 最初の時と違う感情を抱き、最初の時のように腕を広げて光を迎え入れる。 ここからだ。ここからもう一度始めるのだ。そうだろう? 自分なりに、自分を探してみよう。そのためには、もう一度ユーゼスに合わなければ始まらない。 「謳おう―――ラーゼフォン!」 歌を歌う。生を謳う。 ラーゼフォンの真の眼が即座に解放された。どこからか流れ出す聖歌。 今までの死を運ぶ陰気な歌ではない。命の輝く様をありったけの方法で表現した生命讃歌。 「歌……?」 フォルカと、シロッコは、この戦場に流れる歌を耳にして、動きを止めた。 カオスロイドは、動きを止めない。心がないから戦場に歌が響くおかしさが分からない。 「受けろ、幻影の印を……!」 ラーゼフォンの光の剣が、カオスロイドに振り下ろされる。 そのまま、右斜め上に。次いで横に。今度は左下に。フィニッシュに、右上方に切り上げる。 「ミラージュ・サイン!」 機体の軌跡が、五芒星を描くのではない。剣の軌跡が、相手の体に五芒星を刻み込む。 最後に、すれ違い様に胸に剣を付き立てた。 紛うことなき、『A』の世界……彼女がもといた世界のアンジェルグに設定されていた本当のミラージュサインのモーション。 だが、カオスロイドの肉体に傷を付けることはかなわない。盛大に吹き飛びはしたが、外見上なんの変化もなかった。 カオスロイドが、またも高速回転。カオス・キャッチリングが、今度はラーゼフォンに。 しかし、当たる直前に音障壁が展開される。波動をあやつり物質を共鳴させる能力が、自由の拘束を一時阻んだ。 その一時の間に、環からラーゼフォンは脱出する。 天に掲げる腕から光が迸り、それは輝く弓を形作る。逆の手には光の矢が生まれる。 それらを一つに合わせ、一気に引き絞った。もちろん呼ぶ名は―― 「標準セット……イリュージョン・アロー!」 ――彼女の愛機のそれだ。 カオスロイドはそれが直撃することを平然と許し、真っ直ぐにラーゼフォンへ。 矢から、盾に。赤い盾が、カオスロイドのカカト落としを受け止める。ビッグオーの渾身の鉄拳より重かった。 だが、中身がない。破壊衝動はあっても、心の重心を定め相手を打ち倒そうという覇気がない。 イングラム・プリスケンのほうが、よっぽど強い。 腕が軋む。足裏が虚空を踏みしめ、体が沈んだ。更に槍のように真っ直ぐ捻り込まれる拳。 だが、ラミアからすればかわすのはたやすい。ユーゼスから、幾億の世界から集めた戦闘モーションを最適化して作るその動き。 それはラミアもそれは持っているのだ。だからこそ、分かる。 愚直なまでに、一片の揺らぎもないプログラミングの攻撃。そこからまったく変化や緩急がない。 誰かの繰り糸に従うままの戦闘人形。 ラミアが意図的に、大振りにラーゼフォンの腕とそこから伸びる光の剣を振るう。カオスロイドが姿勢を低くしたため、頭上を通り過ぎる。 それはカオスロイドへの攻撃ではなく、その頭上にたれる糸を断ち切るような動きだった。 伸ばしきった腕が、体を前に倒し、バランスが崩れた。その状態においてAIから選ばれる最適の行動をカオスロイドは実行。 すかさず足元をすくう屈み蹴り。 相手の動きを考え、それがくると予見し、自分の判断に従って、ラミアは事前にステップを踏むように飛翔。 蹴りは届くことはなかった。ラーゼフォンの腕からあふれる光が、カオスロイドを焼く。 相手がこちらの行動パターンを認識しているともカオスロイドは考えない。 だから、それに合わせて戦い方を変えようとも思わない。当然だ、カオスロイドにはそう認識する心がないのだから。 ラミアは、正確に相手の定まった動きを認識し、自分独自の動きを加え、戦い方を微細に変える。 横槍から、腰を軸に振りぬかれる拳がカオスロイドを追撃した。 ソウルゲインの機神拳が、カオスロイドの腹に拳のあざを作った。初めてカオスロイドにダメージらしきものが見える。 ダメージがあっても痛みがないため、動きが鈍ることはない。相変わらず機敏な動きを、ジ・Oのビームライフルが妨害した。 仲間と信じて疑わぬように、2機ともラーゼフォンに動きを合わせてカオスロイドを攻め立てる。 カオスロイドが、初めて後退して距離をとる。 腕を胸の前で組むと、そこから波紋のようにウルトラ念力が攪拌しながら撒き散らされた。 「こちらの後ろに下がれ!」 ラミアが、前に立つシロッコとフォルカに呼びかけた。 2人とも、その言葉の意味にある二重の意味を即座に理解した。 彼女が今仲間であること、そして何より自分たちの信じて賭けた可能性は、間違っていなかったと。 ソウルゲインと、ジ・Oが、ラーゼフォンの側にすっくと立った。昔から気心知れた戦友のように。 それを守るように同じく波紋を広げ、音障壁を展開。ウルトラ念力と音障壁がぶつかり合い、相殺されていく。 動くたびに金属音を鳴らすカオスロイド。それを退ける完全調和〈パーフェクトハーモニー〉。 「謳えラーゼフォン! お前の禁じられた歌を!」 何処からともなく聞こえるかすかな響きが、大きくなっていく。 護る歌から戦いの歌へ。声の質が移ろっていく。 ラーゼフォンが歌う。ラーゼフォンのみに歌うことの許された、調律の歌を。 3体に増えた外敵をまとめて消滅させるため、カオスロイドは躊躇なく切り札を切った。 それを使えば、エネルギー消費で自分の存在が危なくなるとか、そんなことは考えない。考える心がない。 カオス・ウルトラスラッシュと違い、両腕が発光する。形だけを真似られたカラータイマーから、両腕に力が流れていく。 黒い神の、究極の力………カオス・スペシウム光線! 「デュア!!」 ゆっくりと腕を交差させ、前に突き出す。漏れ出す力が、コントロールを失い暴れるが、それを強引にまとめあげる。 あるべきでない力を、暴れる力を一つにすることで、強烈な不協和音が、カオスロイドのいた場所から放たれる。 次の瞬間、収束と拡散を繰り返し切れ切れの光が巨大な柱となりラーゼフォン達に直進する! 『ラァァァァ―――――――――――――――――!!』 旋律が、カタチある歌となりラーゼフォンから放たれる。 今までのラミアでは引き出せなかった力をラーゼフォンは汲み上げた。 グランゾンの時のように、拮抗状態が作り出される。神の炎と天使の歌。押し合い、中心をゆがめていく。 だが、あの時のようにはならない。 なぜなら、今は共にある人間がいるのだから。 何も言っていないにも関わらず、重ね合わせるように闘気が歌に混ざっていく。 ソウルゲインの手から、青龍鱗に混じって放出される力で、より荒々しく、より激しい歌に変化する。 戦いしか知らぬ修羅の奏でる歌が、完璧の調和が作り出す。極限の虚無の力を押し返していく。 ジ・Oが、ビームライフルをカオスロイドのカラータイマーを打ち抜いた。 ほとんどダメージにならないそれは、カオスロイドの放つ力に間隙を作る。 そして、歌が一気に押し切った。 逆に、光に飲み込まれていくカオスロイド。光を拒否する神の断末魔が、最後に格納庫へ木霊した。 「終わったの……?」 ブラックゲッターを起こしながら、ミオは呟く。 コードなどの設置に手間取っていたが、ブラックゲッターはモーション伝達式のロボット。 いったん起動させれば十分ミオにも動かせた。 それにラミアが答える。 「終わったさ。……ひとまずはな」 シロッコが、時間を確認する。 「あと、5分弱。どうにか間に合ったか。……残念だが、話している暇はない」 シロッコが、安堵の空気を漂わせる全員に言った。やはり指導者というのだろうか、その姿は実に似合っている。 「……ああ、そうだな」 流石に修羅王にもこのときばかりは弛緩があった。 先ほどの戦闘で壁面は穴だらけだ。すっかり荒れ果て、瓦礫の山となっている上を、4機が飛ぶ。 あとは、脱出するだけ。 フォルカが、まず飛び降りた。ソウルゲインはジ・Oをぶら下げている。 何しろ、ジ・Oだけは単独で飛行ができない。この高さから落下すれば死あるのみだ。 「……落とさないように頼む」 「分かっている」 簡単なやり取りをしながら、落ちていく2機を、ラミアは見ていた。 「んー? どしたの、ラミアちゃん」 ラミアちゃん、という言葉に眉をひそめながら、ラミアは初めて自分の心情を吐露した。 「結局、自分のやったことは背信行為だ。自分のやったことは……正しかったのか? これでよかったのか?」 息を吐きながら、ラミアが言った。ミオは頬を指で書きながら、苦笑いで答えた。 「それは、私にもわかんない。けどね……」 指をびっと立てて、笑ったままミオは、 「自分が正しいことをしてるって、わかってやってる人なんてだれもいないよ。 だから失敗して頭えたりすることもある。あの時こうしてれば、って思うことだってあるよ。 でも、私たちは頑張って動かなきゃいけない。だって、私らは生きてるだから」 生きてるんだから、というところには強いアクセントがあった。 マシュマーたちの魂と触れ合ったからこそ、言える言葉だった。死んだ人たちだって、あれだけ頑張っている。 生きてる自分たちが、サボってる暇なんてない。 おそらく、そういうものだろうと、今のラミアは理解できた。 ポンポンと、ブラックゲッターがラーゼフォンの肩を叩く。 「………そういうものなのか?」 「そういうもの」 うんうんと頷くミオ。あと時間は、2分もないが、脱出するには十分すぎる時間だ。 ゆっくりと降下を始めようとした時、 時間が、ゼロになった。 瓦礫を吹き飛ばし、何か黒い影が2人に走った。 振り向く間もなく、ブラックゲッターにそれがまとわりつく。 「馬鹿な……ッ!?」 それは、カオスロイドだった。ひび割れ、砕けた部分を露出したまま、ブラックゲッターにしがみつく。 ゾンビを思わせる姿になっていたが、動くことをやめようとしなかった。決して、しがみつく手から力を抜かない。 当然だ、なぜなら心のないカオスロイドには、失われる魂がないのだから。 ラーゼフォンが、光の剣を発生させ、カオスロイドの皮膚に突き刺した。だが、一ミリも食い込まない。 エネルギーを失いつつも、神の肉体の硬度は依然として損なわれていなかった。 歌おうにも、この距離ではブラックゲッターも歌をあびてしまう。使うことはできない。 ラーゼフォンは腕力にものをいわせ、強引に引きはがそうとする。 すると、今度はラーゼフォンも道連れにしようとカオスロイドは手を伸ばし――― とん、と。 ラーゼフォンがブラックゲッターに突き飛ばされた。 「な――……」 浮遊感が、身を包む。落下するラーゼフォン。すぐに姿勢を立て直し、ヘルモーズに戻ろうとした。 「きちゃダメッ!」 それをミオが制止するよう声を上げた。 「何故だ、このままでは………」 「いや、そう思うんだけどね……多分来ても一緒。多分、無理だと思うから」 ミオからの通信。ミオは、まだ笑っていた。 「何を言っている、諦めるつもりか!」 「あきらめるわけじゃないんだけど……多分、ラミアさんも巻き込んじゃうだろうから」 真剣な声で、ミオが言った。 息が、できない。 あれほど軽いと思っていた自分の命を……この少女は案じている。なぜ、あの少女なのだ? 自分の命など惜しくない。あの少女の命のほうが、自分のと比べることすら愚かしいほどの重みを持っている。 だというのに……! 噛んだ唇から、血が出た。声を無視し、ヘルモーズへ戻るラーゼフォン。 その肩に、ゲッタービームが撃ち込まれた。今度こそ、落下していく。 「んじゃ、あの二人のことお願い。できたら、ヴィンちゃんも探してるだろうし、ユーゼスも、止めてあげて。 あとそれから……ああ、結構言いたいことって残ってるなぁ。……全部お願い」 ミオは、笑いながら震えていた。目尻には、涙がうっすら浮かんでいる。 彼女も、恐ろしいのだ。自分のと同じように。……それを、一生懸命耐えている。 逃げようとしていた自分と違って正面からまっすぐに。 「頑張ったんだけどな……私の分まで受け取って頑張って。もちろん、ラミアさんの信じる限りでいいから」 それが、最期だった。 ついに、戦艦が轟音と共に燃え落ちる。 ――全部お願い。 ―――私の分まで受け取って頑張って。 「分かった……確かに受け取った」 まっさかさまに落ちる中、自分の目からもミオと同じものが流れているのを感じ、さらにラミアは泣いた。 こんな自分に、託してくれた少女の分まで、生きてみよう。 それもまた、託されたものだろうから。 ジョシュアやセレーナからリュウセイへ。リュウセイからマイへ。マイからフォルカへ。 タシロと副将からヴィンデルとマシュマーへ。マシュマーとヴィンデルからミオへ。そして、ミオからラミアへ。 続いていく、命の連鎖。 その鎖の最後尾には………だれが繋がれるのだろうか? 【ミオ・サスガ パイロット状況:死亡】 【ラミア・ラヴレス 搭乗機体:ラーゼフォン(ラーゼフォン) パイロット状態:良好 機体状態:EN 1/3ほど消費、右肩を少し損傷 現在位置:E-5 第1行動方針:ユーゼスと会って、ゲームの終了を説得する。 最終行動方針:自分の確立】 【フォルカ・アルバーク 搭乗機体:ソウルゲイン(バンプレストオリジナル) パイロット状況:完治 、全快、首輪なし 機体状況: 損傷(小) ソウルゲインで再生中 EN1/2ほど消費 現在位置:E-5 第一行動方針:ユーゼスと会う 最終行動方針:殺し合いを止める 備考1:フォルカは念動力を会得しました。 備考2:ゾフィーの力により機体の神化が可能となりました 備考3:ユーゼスの目的を知りました】 【パプテマス・シロッコ 搭乗機体:ジ・O (機動戦士Zガンダム) パイロット状況:軽度の打ち身(行動に支障はなし) 機体状況:良好 現在位置: E-5 第1行動方針:脱出を目指す。 最終行動方針:主催者の持つ力を得る。 補足行動方針:十分な時間と余裕が取れた時、最高級紅茶を試したい(ただしもう気は緩めない)。 備考: ラミアを完全に彼は信用していません。マサキ危険視。 リュウセイのメモを入手。反逆の牙共通思考の情報を知っています。 ユウキ・ジェグナン厳選最高級紅茶葉(1回分)を所持】