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8-1 8-2 8-3 8-4 8-5 8-1 第一戦 報酬 資金x1,400 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 シューター 120 単体 1 3 0 2 3 アーチャー2 80 単体 1 3 2 2 3 ヴァンパイア 90 ライン(電) 1 5 0 2 3 ランサー2 60 単体 1 2 2 2 配置 後 ■ ■ シューター ■ ■ シューター 中 ■ ヴァンパイア ■ アーチャー2 ■ ヴァンパイア ■ アーチャー2 前 ■ ランサー2 ■ ■ ランサー2 ■ 8-2 第一戦 報酬 資金x1,400強化フレーム 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ゴブリンロード 105 ライン(突) 1 2 0 2 3 イントルーダー2 70 単体 2 1 2 2 3 レギオン 90 単体 1 2 0 2 3 ランサー2 60 単体 1 2 2 2 配置 後 ■ レギオン ■ ■ ■ レギオン 中 ■ ランサー2 ■ ゴブリンロード ■ ゴブリンロード ■ ランサー2 前 ■ イントルーダー2 ■ ■ ■ イントルーダー2 8-3 第一戦 報酬 資金x1,400 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ウォリアー 105 単体 1 2 0 2 3 イントルーダー2 70 単体 2 1 2 2 3 ファントム 120 ライン(支) 1 3 0 1 3 アーチャー2 80 単体 1 3 2 2 配置 後 ■ ■ ■ ■ 中 ■ ファントム ■ アーチャー2 ■ アーチャー2 ■ ファントム 前 ■ イントルーダー2 ■ ウォリアー ■ ウォリアー ■ イントルーダー2 8-4 第一戦 報酬 資金x1,400ムラクモブースト設計図 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ホブゴブリン2 105 単体 2 2 0 2 3 ホースフライ2 120 単体 2 3 0 2 3 ホーネット2 90 単体 2 2 0 2 配置 後 ■ ホースフライ2 ■ ■ ■ ホースフライ2 中 ■ ■ ホースフライ2 ■ ホースフライ2 ■ 前 ■ ホブゴブリン2 ■ ホーネット2 ■ ホーネット2 ■ ホブゴブリン2 8-5 第一戦 報酬 資金x1,400 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ゴブリンロード 105 ライン(突) 1 2 0 2 2 アラクネ 1200 クロス 1 5 1 1 3 ファントム 120 ライン(支) 1 3 0 2 3 ヴァンパイア 90 ライン(電) 1 5 0 2 配置 後 ■ ヴァンパイア ■ アラクネ ■ ヴァンパイア 中 ■ ■ 前 ■ ゴブリンロード ■ ファントム ■ ファントム ■ ゴブリンロード 名前 コメント
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闇を欺いて 刹那をかわして ◆gsq46R5/OE 結論から言うと。 ホル・ホースとセルティ・ストゥルルソンの二人では、針目縫を打倒することは不可能だ。 少なくとも、普通にやっていては。 セルティの影は針目のハサミを壊すことは出来ないし、素の身体能力でも優っているのは針目の方。 ホル・ホースの弾丸をものともしない強度のスーツも、かの片太刀バサミを相手にどれほど活躍できるかは怪しい。 そしてホル・ホース。 彼の場合、針目縫はセルティ以上に相性の最悪な相手だった。 彼の体は紛れもない人間のものだ。 セルティのように身を守る手段もなければ、先ほど惨殺された『勇者』のような力もない。 なせば大抵なんとかなるなどという胡乱げな理屈で奮戦するには、彼の状況はあまりにも心許なかった。 もし針目が本気でホル・ホースのみを狙ってきたのなら、彼の首と胴が離れるまで数十秒とかからないだろう。 (舐められてるってことかい。ヘッ、男のイロハも知らねえような年頃で生意気なことだぜ) 立派な男を名乗るなら、此処は軽んじられている事実に憤りの一つも燃やすところに違いない。 しかし生憎と、ホル・ホースはその手の誇りやプライドを戦いの中に持ち込まない主義だ。 強いて言うなら女相手への『尊敬』くらいのものだったが、今相手にしているのは間違いなく『尊敬』するべき相手。 すなわち、女。だがホル・ホースは先刻、彼女へと『皇帝』の銃口を向けた。 ――冗談じゃねえ。ありゃ、見てくれは女でも怪物だろう。 ホル・ホースはその選択を悔やんではいない。 針目縫は化物だ。 見てくれは妖精か人形を彷彿とさせる可憐なものだが、その内側にはドス黒いものが犇めいている。 そのことは、少女を惨たらしく殺し、死後さえ弄んだことからも明らかだ。 下手な情け容赦を抱いてこれと関われば、今度は自分があの悪趣味な人形劇の主役にされてしまう。 (けど、ま……飛び火が飛んでこねえってことは好都合だぜ) 針目の心中はホル・ホースには推し量れない。 戦術どうこうの質ではなく、もっと人格的な部分で、だ。 今手を出してこないのだって、単に自分を侮っているわけではないのかもしれない。 さっき、奴は自分をデザートと呼んだ。 ひょっとすると、散々奴自身の強さを見せつけ、堪らず逃げ出したところで背中を刺す魂胆なのか。 それは分からないが、ホル・ホースはそれでも現状を好都合だと信じる。 (なんたって、嬢ちゃんがこっちを向かないでいてくれる間は――絶対死なねえんだからよ) 命あっての物種という諺ではないが、生に勝る益はない。 侮辱でも軽視でも何でもいい。 大事なのは生きて、物事を考えられるということだ。 そうすれば、必ず活路が見えてくる。 ナンバーワンよりナンバーツーであること。 それを信条とするこの男は、早くも首なしライダーというナンバーワンに隠れることで、虎視眈々と期を窺っていた。 セルティの影で編んだ鎌が、針目縫の持つ片太刀バサミと甲高い音を立てて衝突する。 だが今度は先の打ち合いと異なり、セルティはやや消極的な姿勢で戦っていた。 感情の問題ではなく、戦いのスタイルがだ。 鎌をまた弾き飛ばされるようなことがないように気を配りつつ、敵の間隙を縫うようにして振るう。 当然針目は、たったそれっぽっち戦略を変えただけでどうこうできる存在ではない。それは彼女とて承知だ。 しかしそれでも、確かに効果と呼べるものは挙がっていた。 防戦に徹していることで、針目の攻める速度を低下させている。 あらゆるものを断つ鋏が相手とはいえ、ほんのかすり傷程度の当たりでは影のスーツを貫通できない。 事実針目はむっとしたような顔をして、ムキになり鋏を振るう手を早めてきた。 これを好転と判断するべきか否かは、判断の分かれる所だろう。 針目の手は早くなり、状況は最初よりもむしろきつくなってすらいる。 ただ、池袋に名だたる首なしの化物が――全力で逃げと護りに徹しているのだ。 如何に同じ化物と呼ばれた存在である針目でも、数秒、数十秒の速さで削り切れるほど甘くはない。 更に言うならば。 セルティ・ストゥルルソンの力は鎌(それ)だけではなかった。 「わわっ!」 針目縫の足元から、水面に石でも落としたような波紋と共に黒い影が球体状に現れる。 これで彼女を内へ幽閉できれば、たとえ破壊されようとも絶対に秒単位での隙が生ずるはずだと彼女は踏んだ。 後は容易い。中から出てきた瞬間、首なり頭なりに鎌を叩き付けて昏倒させてしまえばそれで終わりである。 だが当然、そうそう上手く物事は運ばない。 影が閉じ切る瞬間に、その裂け目へと片太刀バサミが突き込まれた。 後はそのまま、抉じ開けるようにして針目が中から現れる。 好機と見たホル・ホースが『皇帝』を発砲するが、弾丸は首から上を軽く動かすだけで躱された。 恐るべき動体視力だ。 閉じかけた影の球を抉じ開ける芸当をやってのけながら、高速で飛来する弾丸まで回避するとは。 怪物だな――セルティは自身のことなど棚上げにしてそう思う。 「芸がないなんて言っちゃってごめんね! すごいよ、まるで手品みたい☆」 尽くした手を手品呼ばわりされては、いよいよもって立つ瀬がない。 これだけやって、まるで消耗している素振りがないのも恐ろしかった。 セルティはギリギリの鬩ぎ合いで、肉体以上に精神が疲労してきているというのに。 頭抜けているのは体だけではない――ということか。 「でも、マジックにしては危なすぎるなあ。プンプンだよ、もう!」 狂気的な笑みと共に再開される鋏での攻撃。 それを鎌で止める。 ――危ない。今のを止め損ねていれば、間違いなく串刺しにされていた。 背中に冷たいものが走る感覚に戦慄しながら、セルティは再び数歩後退する。 しかしこの場の判断に限っては、針目縫が勝った。 後退することを予期し、彼女はその超人的な身のこなしでいち早くセルティの背後に回ったのだ。 ――しまった! そう思った時には時既に遅し。 針目の一閃が、セルティの背中に袈裟懸けの斬傷を刻んだ。 そこからの追撃をさせなかったのは、やはりナンバーツーにおいてこそ映える男。 「もー、うるっさいなあ」 眉間目掛け駆け抜ける弾丸を、鬱陶しげに地面へ叩き落とす。 それを確認し、ホル・ホースはチッと舌打ちをした。 その反応は彼らしくニヒルなものだったが――内心は違う。 今の舌打ちだって、針目に弾を落とされたことに対してのものではない。 『首なしさんよ、何俺が居るってのに殺られかけてんだぁ~!? 危ねえだろうがッ!』の「チッ」だ。 (――やべえやべえ! このホル・ホースとしたことが、どうやら出しゃばり過ぎだったみてぇだぜ…… でも仕方ねえだろ今のはよッ! アイツが殺されちまったら、次に狙われんのは百パーおれなんだからよぉ~ッ!!) 針目は、ホル・ホースへと一歩を踏み出した。 だがその瞬間、体勢を立て直したセルティの大鎌が彼女を襲う。 ――言うまでもなく、止められる。背後からだろうと、お構いなしだ。 セルティとホル・ホースは最初のやり取り以来、これまで互いに一切の意思疎通を図っていない。 そんな状況にありながら、セルティは共闘相手を狙わせてはならないことを理解していた。 彼は恐らく生身だ。 あの恐ろしい少女と戦闘していたらしい、最初に殺された少女以上に、きっと体は脆いだろう。 それこそ、奴の攻撃など受ければ、たった一発でも十二分に致命傷として機能し得てしまうほどに。 そしてそのことは、針目縫もまた理解していた。 彼女にとって、ホル・ホースという男はまさしく『デザート』。 影使いの首なしは彼女基準で強くこそないものの、簡単には攻め切れない“少し”面倒な相手だ。 それに比べこの彼はあまりに弱い。 針目の動体視力をすれば止まって見えるような豆鉄砲を撃ってくるだけのお邪魔虫。 だから殺すのはセルティが死んだ後なり、本格的に尻尾を巻いて逃げようとした辺りなりでいい。 まさに食後のデザートのように、彼を認識していた。 が、せっかく仕留め切れるという場面で邪魔立てをされれば針目とて鬱陶しく思う。 仕方のないことだったとはいえ、セルティにあの形で助太刀を試みたのは明らかに失策だった。 セルティの妨害を物ともせず、針目は勿体ぶった足取りでホル・ホースの方へ歩んでゆく。 「お……オイオイ、オイオイオイオイ! やめろ、来んじゃねえよッ!!」 彼は情けなく尻餅を付いた。 それから不格好に後退りしつつ、苦し紛れの射撃を針目へ放っていく。 弾を弾く。 避ける。 軌道を変えて襲いかかったものをまた避けて、 時には叩き落としてから踏み潰す。 セルティが影の壁を生み出した。 ――飛び越える。 『皇帝』の弾丸を弾くどころか、器用に角度を調整してセルティへと放つ芸当さえ披露する。 常人はおろか、超人でもそうそう不可能であろう魔域の御業。 しかし、針目縫という存在に限っては赤子の手を捻るよりも数段容易いことだった。 なぜなら彼女はREVOCS社が世界に誇る高次縫製師(グランクチュリエ)。 究極の神衣を作り上げるという崇高な役目を帯びた職人の仕事には、ミクロ単位のズレさえ許されない。 これはあくまでその応用だ。 彼女にとっては何も特別なことではないし、何故このくらいのことが出来ないのかと不思議に思ってすらいる。 「ち……ちくしょうッ! なんで当たらねえんだッ! 俺の銃はスタンドだぞッ!?」 「なんだか知らないけど~、おじさまが弱すぎるだけじゃなーい?」 針目との距離は狭まっている。 背を向けて逃げればまだマシだろうに、彼がそうする気配はなかった。 ……もっとも、そうした瞬間、追いかけて刺し殺す算段なのだが。 最後の抵抗なのか、一際激しいペースで乱射される銃弾を払いながら、針目はにっこり微笑む。 それを見て、最早諦めたのか。ホル・ホースもふっと笑い返した。 「下手くそなピストルをどれだけ撃ち散らかしても、ボクには無意味だって気付いてもらえたかな?」 「………」 『皇帝』の弾数に限りはない。 だが、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとは相手が『狩人』の場合を除外した場合の話だ。 少なくとも、針目は彼に狩られる軟弱な獲物ではなかった。 「……あぁ、分かったさ。あのことわざ、ど~も嘘吐いてたみてぇだなあ」 その時、針目は小さな疑問を抱いた。 いよいよどうしようもなくなって、にっちもさっちもいかなくなった時。 人間とは、生きることを諦めて訳の分からない行動に出たり、馬鹿みたいに笑ったりするものだ。 しかし、今目の前の男が浮かべている笑みは――、 「けどお生憎様だぜ。このホル・ホースは、『下手な鉄砲』なんざ撃たねえのさ」 利益を確信している者の笑み。 そして、その視線が針目ではなく、彼女の背後空間へ向けられていると気付いた時に、針目縫は失笑した。 それは、時間差で襲いかかってくる数発の弾丸だった。 大方、お得意の軌道変更だろう。 僅かにタイミングをずらすことでまぐれ当たりを期待したのかもしれないが、そんな小細工に不覚を取る針目ではない。 わざとらしく振り返って驚くジェスチャーを見せてから、あっさりと片太刀バサミの一振りで終わらせた。 実に――実に呆気なく。ホル・ホースの最後の一手は砕け散り、 「『上手い鉄砲』に、数はいらねえ」 ――針目縫の胸を、一発の鉛弾が撃ち貫いていた。 ● ホル・ホースは、やけっぱちだった。 針目の標的がセルティから自分へとずれたその瞬間から、これはもう逃げようがないと確信していた。 全て計算ずくに見えるが、尻餅をついたところまでは彼の素である。 だが逆に言えば、それからの行動は全て打算ありきのものだ。 銃の乱射も、情けない言動も。 ――全ては最後に勝ちを狙うための布石。 無策に乱射しつつ、時折スタンドの力による軌道変更弾を混ぜる。 これでは相手にスタンドの特性を把握されてしまうが、それで良かった。 それでこそ、相手を真に油断させることが出来るだろうと思ったからだ。 針目縫はDIOをすら思わせる邪悪な怪物だが、しかし思慮深い方ではないとホル・ホースは踏んだ。 いや、賭けた。 外れれば終わりだが、どの道臆病風に吹かれたところで待ち受けるのは死、のみなのだ。 であれば、少しでも望みがある方に望みを託す方が賢明に決まっている。 そして思惑通り、針目縫はホル・ホースの真の狙いに気付かず、『油断した』。 「…………、」 針目は、地を噴き出す自分の胸へ手をやり、きょとんと首を傾げる。 それから、ホル・ホースへ目をやった。 「油断したな、嬢ちゃん。そいつが命取りよ」 彼が手にしているのは、白煙をあげる小さな銃。 その気になれば手のひらにさえ収められそうなほどの。 デリンジャー。古くより暗殺用に愛用されてきた小型拳銃。 これこそが、ホル・ホースが針目縫を殺すために用いた切り札だった。 自分の武器が『皇帝』だけだと錯覚させ、背後からの軌道変更弾による奇襲を『切り札』であると重ねて誤認させる。 それから真打ちたる、このデリンジャー拳銃で勝負を決める。 標的に据えられた時に即興で思いついたというだけはあり、作戦と呼ぶには単純すぎる。 しかし、いざ実際に決行されてみて、土壇場で気付き、対処できる人間はごく少数だろう。 元々このデリンジャー拳銃は、支給されていることは確認していたが、使い時でないと押し込めていた代物だ。 事実セルティとの戦いでも役に立つ場面はなかった。 が、この少女にセルティのような強固な護りがあるようには見えない。 使い所さえ見誤らなければ、ひょっとすると効果を発揮してくれるかもしれない。 そう考え、セルティと針目が打ち合っているどさくさに紛れてカードから取り出し、袖の内側へ隠しておいたのだ。 ホル・ホースはその場から、飛び退くようにして脱する。 彼女の鋏の間合いから外れるためにだ。 撃った箇所からしてまず助からないだろうが、最後っ屁を食らっちゃ敵わない。 ……もっとも、彼女が本気になったなら、これしきの距離を文字通りすっ飛ばすことも苦ではないだろうが。 さて、どうなるか。 ホル・ホースがじっと針目の一挙一動へ目を凝らす。 するとそこでは。 「ふ、ふふふ」 胸の傷を見て、針目縫が怒るでも泣くでもなく、――笑んでいた。 これまで通り、一見すると愛らしい、しかしその本性を顧みるとどこまでも冷たく恐ろしい笑顔で。 場数を踏んだスタンド使いであるホル・ホースさえも、素直に恐怖したくなるような表情で笑っていた。 「おじさま、やるぅー。普通なら死んでたよ、これ」 「……あん?」 「ボクじゃなかったら、ね☆」 体をくねらせて嗤う針目。 明らかにそれは、胸を撃たれた人間の動きではない。 何かがおかしい。 その違和感にホル・ホースが気付くまで、そう時間は掛からなかった。 「……! 『治って』やがるのか……!?」 針目の胸の傷口から漏れ出る血液の量が、時間進行と共に目減りしているのだ。 ――普通なら。 ――ボクじゃなかったら。 “針目縫”でなければ、死んでいた。 その意味を理解したホル・ホースは、思わず叫ぶ。 「て、てめえ……『不死身』かッ!」 ――――彼が叫ぶのと、一陣の黒い『風』が吹き抜け、彼を攫っていくのはまったく同時の事だった。 ● セルティ・ストゥルルソンは、ホル・ホースの叫びを聞くなり即断した。 針目縫は確かに許しがたい。 しかし、擬似的であるかもしれないとはいえ不死身と錯覚させるほどの生命力を持っている相手。 対するこちらは既にジリ貧の傾向が見え始めており、明らかに彼女と張り合うには戦力が足りないのが現状だ。 ――これ以上は拙い。 そう見なしたセルティは支給品のバイクを乱雑に取り出すや否や乗車。 事故にならない程度に抑えてこそいれど、それでも高速なことに変わりはない運転で、ホル・ホースを連れ去った。 一歩間違えば大惨事になりかねない超人技だが、なりふり構ってはいられなかった。 ……それに、これでもドライビング・テクニックには一日の長があると自負している。 自分に対し銃を向けて来た男など、放っておけばいいと言えばそれまで。 だが、セルティ・ストゥルルソンはお人好しである。 たとえ一時的なものであろうが、共闘関係にある相手を見捨てて逃げ出すような真似を彼女は決してしない。 ……尤も、セルティに抱えられるような形になっている当の彼は、突然の事態に未だ混乱しているようだったが。 それにしても、激しく、厳しく、何より苦い戦いだった。 これからのことについて考えるためにも、一旦どこかで休憩を取りたい所だ。 ただ逃げ切れた確証もない以上、此処ならば流石に安全だろうという位置までは最低限離れる必要があるだろう。 (少しばかり暴れ馬だが……まぁ、乗りこなせないレベルじゃないか) 愛馬の代わりに駆る機械の馬の乗り心地を評しながら、セルティは戦地となった分校より逃走する。 ――彼と彼女の安息は、もう少し遠くになりそうだ。 【E-4/一日目・黎明】 【セルティ・ストゥルルソン@デュラララ!!】 [状態]:疲労(中)、胴体にダメージ(小)、背中に切り傷(軽度)、針目縫に対する強い怒り、少女(犬吠埼樹)を失った悲しみ [服装]:普段通り [装備]: 犬吠埼樹の首(影の籠の中) 、V-MAX@Fate/Zero [道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)、 黒カード:PDA@デュラララ!!、不明支給品0~1枚 [思考・行動] 基本方針:殺し合いからの脱出を狙う 1:今は逃げる。どこかで期を見て休みたいし、男(ホル・ホース)との情報交換もしておきたい。 2:首を隠す手段を探す。できればヘルメットがほしいところ 3:知り合いとの合流。臨也には一応注意しておく。 4:鋏の女(針目縫)はいずれどうにかする 5:旦那、か……まあそうだよな……。 [備考] ※制限により、スーツの耐久力が微量ではありますが低下しています。 少なくとも、弾丸程度では大きなダメージにはなりません。 【ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 [状態]:疲労(小)、混乱 [服装]:普段通り [装備]:デリンジャー(1/2)@現実 [道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)、黒カード:不明支給品0~2 [思考・行動] 基本方針:生存優先。女は殺さない……つもり。 1:な、なにがどうなってやがる……!? 2:ジョースター一行やDIOには絶対に会いたくない。出来れば会う前に野垂れ死んでいてほしい。 [備考] ※参戦時期は少なくともDIOの暗殺に失敗した以降です ● 「ふーん。あの女の子、ボクの体に何かしたんだ」 不服そうに唇を尖らせて、針目縫は呟いた。 彼女の『不服』を買うことがどれほど恐ろしいことを意味するかは、彼女を知る者ならば誰もが承知だろう。 体の不調に針目が気付いたのは、首なしの化け物がバイクでもってガンマン共々逃走した後のことだった。 ――胸の傷の治りが、いやに遅い。 普段なら数秒もすれば完治してしまうような軽い傷なのに、三十秒近く経ってもまだ傷口が生きている。 この様子では、たかが小さな銃創相手に一分、遅ければ一分半は回復までに掛かるということになりそうだ。 無論、これしきの傷で動きを阻害されるほど針目縫は弱く出来てはいない。 ただ、それでも総体的に見れば弱体化しているのは確かに違いあるまい。 例えば、もし件の傷を作るに至った銃弾がもう少し位置がズレていて、心臓を直撃でもしていたなら。 「……さてと。もう追い付けないかな~?」 口ではそう言いながらも、針目はセルティたちが走り去った方向へと歩み始めた。 曲がりなりにも殺されかけたことへの苛立ちも確かにある。 しかしそれ以上に、この体へ手を加えるような真似をした主催者――繭へと、針目は苛立っていた。 針目縫にとって、自らの体は誇りであり、素晴らしいものだ。 素晴らしき、生命戦維で編まれた体。 あろうことか、それにゲスな手で触れ、『改悪』しただなんて。 ――断じて、許せる訳もない。針目縫は笑顔の下に邪悪な怒りを燃やし、北へと往く。 自らが好き勝手に弄んだ『勇者』の成れの果てになど、最早見向きさえせずに。 【F-4/旭丘分校周辺/一日目・黎明】 【針目縫@キルラキル】 [状態]:胸に銃創(回復中、行動に支障なし)、繭への苛立ち [服装]:普段通り [装備]:片太刀バサミ@キルラキル [道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)、黒カード:なし [思考・行動] 基本方針:神羅纐纈を完成させるため、元の世界へ何としても帰還する 1:男と首なしを追いかけてみるけど、間に合うかなあ。 2:流子ちゃんのことは残念だけど、神羅纐纈を完成させられるのはボクだけだもん。仕方ないよね♪ 3:何勝手な真似してくれてるのかなあ、あの女の子(繭)。 [備考] ※流子が純潔を着用してから、腕を切り落とされるまでの間からの参戦です。 ※流子は鮮血ではなく純潔を着用していると思っています。 ※再生能力に制限が加えられています。 傷の治りが全体的に遅くなっており、また、即死するような攻撃を加えられた場合は治癒が追いつかずに死亡します。 ※分身能力や変装能力の制限がどうかは、後の書き手さんへお任せします。 ● セルティ・ストゥルルソンとホル・ホースが逃げ去り。 それを追う形で生命戦維の化け物、針目縫も去ったその数分後。 誰もいなくなった旭丘分校を訪れる、少女の姿があった。 片目を眼帯で覆った、どこか浮かない顔をした彼女の名前は犬吠埼風。 同郷の『勇者』と別れ、彼女は取り敢えず北側の島へと渡ることに決めた。 別に意識したつもりはなかったが、東郷の言った南東の市街地へは、彼女の提案通り行かないことになる。 彼女はこれから市街地へ向かい、あの銃で命を奪うのだろう。 誰かを救うためにある勇者の力で、人を、殺すのだろう。 「……銃声、した気がしたんだけどな。誰もいないや」 こんな顔をしてどうする。 何を迷うことがある、やると決めたというのに。 何を慮る必要がある――東郷は、あんなにも見事に殺し合いへ順応していたのに。 部長の私が、どうしてこんなに宙ぶらりんなのだ。 「はぁ……」 分校の中に参加者がいるかどうか確認してからでも、少し中で休もうかな。 ふと、風はそんなことを考える。 身体的な疲れは微々たるものだが、今の内面のままで殺し合いへ挑むなど自殺行為にも程があるというものだ。 少し、色々と、整理したい。 東郷のこと。 勇者部のみんなのこと。 そして、樹のことも。 「……ん?」 そこで、ふと。 風は、そこに転がっているあるモノを見つけた。 片目なこともあって今ひとつ見辛いが、奇妙な形をした何かが、赤い液体らしきものをぶち撒けている。 赤い液体。 否応なしにその正体を連想し、連鎖的にあれが何かも理解した。 「死体……か」 やはり、銃声はここから鳴っていたようだ。 大方あれは、この戦いで死んだ哀れな犠牲者の遺骸だろう。 そんなものを進んで観察し喜ぶ趣味はないが、ひょっとするとカードが残っているかもしれない。 少し呼吸を整えてから、死体を検分すべく近付いて―― 「……あ」 世界が、止まった。 その死体には『首』がなかった。 すっぱりと、綺麗に切断されていた。 首から上がないから、それが誰かは分からない。 けれど。 着ている服と、その体格。 それを見て――犬吠埼風は、分かってしまった。 「……い、」 べしゃりと。 死体が作る血溜まりに座り込んで。 名前を、呼ぶ。 「い、つき?」 その瞬間――犬吠埼風の中の何かが、完全に壊れた。 【F-4/旭丘分校/一日目・早朝】 【犬吠埼風@結城友奈は勇者である】 [状態]:腹部にダメージ(小)、精神的疲労(極大)、錯乱 [服装]:普段通り [装備]:風のスマートフォン@結城友奈は勇者である [道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10) 黒カード:なし [思考・行動] 基本方針:繭の力で、世界を正しい形に変えたい 1:??????? [備考] ※大赦への反乱を企て、友奈たちに止められるまでの間からの参戦です。 ※優勝するためには勇者部の面々を殺さなくてはならない、という現実から目を背けています。 ※東郷が自分と同じ理由で殺し合いに乗ったと勘違いしています。 支給品説明 【デリンジャー@現実】 ホル・ホースに支給。 手のひらサイズの小型拳銃で、暗殺用として主に使用される。 時系列順で読む Back 僕の修羅が騒ぐ Next 本能字の変(1) バクチ・ダンサー 投下順で読む Back The World Nightmare Next I ll smile for yours 045 1+1+0+1−1= セルティ・ストゥルルソン 102 まだ見えぬ未来(よる)の先にーーInter sectionーー 045 1+1+0+1−1= ホル・ホース 102 まだ見えぬ未来(よる)の先にーーInter sectionーー 045 1+1+0+1−1= 針目縫 081 夜と朝の間に 050 New SPARKS! 犬吠埼風 074 犬吠埼風は■■である
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最新版は 連絡/市場調査結果/2010-05-21 調査内容 シャフトホルダー、落下防止リング(各内径15mm)の取り扱い、取り寄せは可能か。 銅箔に変わる、ステンレス箔(厚さ0.1mm)の購入。 ステッピングモーターの軸となるダボ(D型、太さ6mm、長さ12mm以上)の購入。 スリップリング周り、縦パイプに最初に付ける(電気を通さないための)ホース(内径15mm、外径19mm) スリップリング周り、縦パイプに二番目に付ける(導線の溝を作れるような)ホース(内径20or22mm、厚さは任意) 結果 シャフトホルダー、落下防止リングは取り扱い、取り寄せ両方不可。ハンズは一般消費者を対象にしているためだそうです。 ステンレス箔はハンダ付け不可能なので難しいかと。ハンダ付け可能な真鍮箔は置いてある。厚さ0.1mm×縦365×横600で1900円。 条件に合うダボは見当たらず。六角形ダボは振動に弱いとのこと。3Psとして直径6mm、長さ35mmの円形ダボがあるなら、削ってD型にした方が良いのでは。 ホースは両方見当たらず。 課題 シャフトホルダー、落下防止リングは工業用なので、工事現場で働くような人が行くような専門店に行った方が良いと勧められた。 ホースもコーナンプロなら様々なサイズがあるかもしれない。 参考資料:金属素材の特徴(画像荒くてごめんなさい。下の添付ファイルから見た方が少しは見やすいです) ハンズ三宮店調査、ご苦労様です。 -- ルウ (2010-05-13 16 03 30) ご苦労様です. コーナン PRO, 原付で行ってみます. なければ通販ですね. -- haruto (2010-05-13 20 23 16) 名前 コメント
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消防用途の設備・装置 通常用いられる消防用設備等屋内・外消火栓設備 スプリンクラー設備 動力消防ポンプ設備 自動火災報知設備 消防機関へ通報する火災報知設備 非常警報設備 避難器具 誘導灯及び誘導標識 連結送水管 非常コンセント設備 消火栓 屋内消火栓の分類1号消火栓開閉弁・ノズルに対し操作が分割 2名に因り操作 (いそうさせい)易操作性1号消火栓容易が操作 1名に因り操作 2号消火栓ノズルにて開閉弁を操作 1名に因り操作 屋内消火栓の性能・特性1号消火栓警戒区域半径 25[m]以内 放水圧力 0.17[Mpa]以上・0.70[Mpa]以下 放水量 130[l/min] ホース収納 櫛(くし)型 複数消火栓の同時使用における所要性能0.25[MPa]以上の下限圧力 100[l/min]以上の放水量 2号消火栓警戒区域半径 15[m]以内 放水圧力 0.25[Mpa]以上・0.70[Mpa]以下 放水量 60[l/min] ホース収納 ドラム型 易操作性1号消火栓の操作遷移開閉弁を開放追従動作ポンプが始動 表示灯が点滅 ベルが鳴動 ノズルを持ちホースを伸張 ノズルコックを保持し放水 屋内消火栓の付設部位における所要性能送水量 設置数に対し150[l/min]を確保 備蓄水源量 20[min]間の放水量に因り換算V[m3] 総所要水量 20[min] 送水時間 k[qty] 係数階毎における屋内消火栓設置数の最大値 上限は2 Vn[m3/qty] 単位消火栓毎の所要水量1号消火栓 2.6[m3/qty] 2号消火栓 1.2[m3/qty] 算出式 パッケージ型消火設備 種類・主要部位構造・設置制約パッケージ型消火設備I型耐火構造6F以下 3000[m2] 他構造3F以下 2000[m2] パッケージ型消火設備II型耐火構造4F以下 1500[m2] 他構造2F以下 1000[m2] 共通の設置禁止要素地階 無窓階 火災時の顕著な煙の充満に対する懸念部位 消火剤流路における制約ホースリール以降の構成に対し移動式不活性ガス消火設備に同一 ホースにおける制約I型 25[m]以上 II型 20[m]以上 ノズルにおける制約開閉弁 開閉方向表示の付加 放出状態の切換棒状放射 霧状放射 付設構造における制約消火薬剤貯蔵容器直近に設置赤色の灯火 パッケージ消火設備である旨の標識 配置における制約階層毎の各部位から単一のホース接続口間の距離I型 20[m]以内 II型 15[m]以内 温度・環境温度40[℃]以下 変化が小幅 環境下記に対し影響が軽度な場所直射日光 雨水 防護対象物の表面積上限における制約I型 850[m2]以内 II型 500[m2]以内 消火薬剤・型別充填量 +... 消火薬剤 型別充填量 I型 I型 第1種浸潤剤等入水 200[l]以上 60[l]以上 第2種浸潤剤等入水 120[l]以上 第3種浸潤剤等入水 80[l]以上 強化液 200[l]以上 第1種機械泡 200[l]以上 第2種機械泡 120[l]以上 総合操作盤 表示機能表示分類CRT表示 グラフィック表示 液晶表示 視認における制約明確 容易 表示における制約規定シンボルの利用 消防・防災用途の設備表示設置状況 全防火対象物の監視 火災・災害状況の表示表示図面平面図 断面図 表示単位警戒区域 放射区域 防護区画 表示方法逐次表示 被害拡大状況の表示 水平・垂直方向 防火区画別 警報機能
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第四章 湖の秘密 人魚の像 監視カメラを調べる。 コネクトを使用する。 湖を調べる。 水質検査キットを使用する。 ボートハウスの湖を調べる。 水質検査キットを使用する。 廃屋前の橋の湖を調べる。水質検査キットを使用する。 上のうち2箇所の水質調べるとメッセージ5入手。 リチャードのコテージ ドアを開ける。 ☆君のカバンかい? 最初の選択肢で小さいのと答えると小さいカバンを持ってくる。 小さなカバンを調べる。 浴室のドアを調べる。 最初の選択肢で小さいのを選んでいると、 ダンが再びカバンを持ってくる。 カバンを調べる。 ダンに話しかける。 あんなところ?のキーワード ボブ?のキーワード 建設中止?のキーワード 浴室のドアを調べる。 まさかギター?のキーワード 夢みたいなこと?のキーワード パパの夢?のキーワード 科学者になりたい?のキーワード 建設中止のコテージ 温室前 ☆何をしてたんだい? 建設中止のコテージ 地面の排水口を調べる。 ピックケースが取れない。 近くにある古いホースを入手。 蛇口にホースを着ける。 リチャードのコテージ・寝室 引き出しを開けガムテープを入手。 ガムテープと古いホースを組み合わせる。 建設中止のコテージ 蛇口にホースを着ける。 ピックケース入手。 レストラン 店はつぶれる?のキーワード 思い出作り?のキーワード いとこのジャネット?のキーワード ☆聞かせてくれないか? 音楽の趣味?のキーワード みんな忙しそう?のキーワード ☆食べていくかい? サーモン・ライスバーガー?のキーワード 特別なメダル?のキーワード 壁の写真を調べる。 ある人?のキーワード メニューのヒント?のキーワード 誰かを待っていた?のキーワード サーモン・ライスバーガー入手。 リチャードのコテージ・寝室 サーモン・ライスバーガーを渡す。 本を片付ける。 リビング 玄関のドアを開ける。 冷たい声?のキーワード ライアンのコテージ
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ミッキーの誕生日 原題:Mickey's Birthday Party 公開:1942年2月7日 ミッキーマウス・シリーズ:No.112 ストーリー ミニーマウスの家には大勢の仲間たちがこっそり集まっていた。ミッキーマウスがミニーの家に到着すると、「おめでとう!」という掛け声とともにミッキーを驚かせた。今日はミッキーの誕生日であり、サプライズ・パーティーの日だったのである。ミニーのオルガンに合わせてミッキーのダンスを楽しむ。 グーフィーは一生懸命ケーキを用意するが、失敗の連続。最終的に市販のケーキで間に合わせるが、うっかりケーキをミッキーの顔面に放り投げてしまう。ケーキまみれのミッキーはみんなに祝福されて幸せそうであった。 概要 『ミッキーのバースデー・パーティー』(1931年)のカラー・リメイク。オリジナル版ではミッキーマウス、ミニーマウス、ホーレス・ホースカラー、クララベル・カウ以外はブタなどのエキストラが数多く出演していたが、本作では1931年以後に登場したキャラクターが総出演した。 『グーフィーのステイホーム教室』では、本作のBGMやグーフィーのギャグが引用されている。 『蒸気船シリー』には、本作のデザインのミッキーが登場する。 キャスト ミッキーマウス ウォルト・ディズニー ミニーマウス テルマ・ボードマン ドナルドダック クラレンス・ナッシュ グーフィー ピント・コルヴィグ ホーレス・ホースカラー - クララベル・カウ - クララ・クラック フローレンス・ギル スタッフ 監督 ライリー・トムソン 製作 ウォルト・ディズニー 音楽 チャールズ・ウォルコット 収録ソフト タイトル 収録ソフト メディア 音源 ミッキーの誕生日 ミッキー・マウスの楽しいショー VHS/LD 旧吹替版 ミッキーの誕生日 ミッキーたちのパーティー VHS/LD 新吹替版 Mickey's Birthday Party ★ハロー!ミッキー (北米版) VHS/LD 英語版 ミッキーの誕生日 ミッキーマウス 70th アニバーサリーアルバム VHS/LD 新吹替版 ミッキーの誕生日 ミッキーマウス カラー・エピソード Vol.2 限定保存版 DVD 新吹替版 ミッキーの誕生日 セレブレーション!ミッキーマウス* DVD/Blu-ray 新吹替版
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トイレの傍の民家で、ハチに襲われた状況を整理していたホル・ホース、宮本明、鹿目まどかの三人。 そんな彼らのもとにも容赦なく放送の声は響き渡った。 「うそ...マミさん...仁美ちゃん...」 巴マミと志筑仁美。 放送で呼ばれたその名前は、まどかの心をひどく動揺させていた。 巴マミ。 まどかが魔法少女を知るキッカケとなった先輩。 彼女の背中は大きく、誰かの為に戦い続ける彼女の存在は、まどかにとっては心底敬愛すべきものに映っていた。 それと同時に、彼女が教えてくれた本当の気持ち。寂しさと戦い続けてきた彼女の本音を聞いたとき、隣で支えてあげたい。共に手をとりあっていきたいと思わずにはいられなかった。 魔女との戦いで命を落としてしまった後も、彼女の存在はずっと色濃く残り続けていた。 志筑仁美。 さやかと同じく、小さい頃からの大切な友達で、いつも三人一緒だった。 登下校も、クラスでも、遊ぶ日も。いつも一緒だった。 上条恭介とのことで彼女とさやかと壁が出来てしまったときは、気まずさから疎遠になりつつあったけれど。 それでも、またいつかもとに戻れると信じていた。 けれど。 二人は放送で呼ばれてしまった。死んだのだと。 嘘だと思いたい。でも、ここで嘘をつく意味なんてないから。 悲しめばいいのか。怒ればいいのか。憎めばいいのか。 もう頭の中がぐちゃぐちゃでどうすることもできなかった。 そんな彼女の意識外で、明はスッ、スッ、と指でジェスチャーをし、それを確認したホル・ホースはコクリと頷き共に部屋をあとにした。 ひとりきりになった部屋で、まどかの目からはようやく水分が滲み出し、頬を伝ってようやく嗚咽が漏れ出した。 そして。 ただ、ただ、泣いた。 なんで死んでしまったのかだとか、誰が殺したのかだとか。怒りとか憎しみとか。 そういったものは全て後回しになって。 大好きな人たちが死んでしまったことが、彼女たちにもう二度と会えないことが。言葉にできないぐしゃぐしゃな感情が。 ただ、ただ、涙となって溢れ出し、止めることすらできやしない。 気がつけば、まどかは子供のように声を挙げて泣き出していた。 ☆ まどかの泣き声が響き渡る。 明は、その声を背に受けながら、入り口に陣取り、ドラゴンころしを携え周囲を警戒していた。 一方、ホル・ホースは物陰に身を潜め、明とは逆の方角の警戒に努めている。 「よかったのかい、旦那。こういう時は慰めの言葉のひとつもかけてやるべきじゃねえのか?」 「...いまはそっとしておいてやれ。感情を誤魔化さない時間も必要だ」 大切な者を失った悲しみ。明はそれを痛いほどわかっている。 だからこそ、死地にあっては彼らの死を乗り越えなければならない。 かといって、下手な慰めの言葉は葛藤を生みかえってまどかの負担になってしまう。 ならば、こうして彼女を一人にして思うがままに感情を発散させてやるべきだ。 その間は、自分たちが護ってやればいい。 「...ま、旦那がそう言うならそれでいいけどよ」 一方のホル・ホースは明の判断に半ば納得はしていなかった。 確かに明の考えも間違いではない。だが、それはあくまで戦士の持論である。 まどかは周囲の環境こそは異常だが、それを除けばただの一般人。 ああいった少女は感情の捌け口を求めるのが常であり、優しい言葉を求めている。 いまの彼女にこそ、このホル・ホースの話術が効果覿面なのだ。 ...まあ、そんな己の考えを押し付けてせっかく手に入れられた頼りになる『相棒』と仲違いすることもないので、今回は明に従っているが。 (それよりも問題は俺のほうだぜ...これから先は出会ってきた奴等への対応は慎重にやらねえとなぁ) シェンホアとの情報交換で、ホル・ホースは他の参加者の名簿に自分は載ってないという希望を見出していた。 もしもその通りであれば、承太郎やDIOは自分についての情報を他の参加者に伝えていないことになる。 つまり、奴等に実際に遭遇する前に、赤首輪の参加者を倒すなりなんなりで脱出してしまえばそれで万歳な結果になるということだ。 しかし、こうして放送で存在を広められてしまえばその手段に縋る難易度は格段に跳ね上がる。 DIOは気が向けばこちらも有利になるよう他の参加者にも好印象な情報を共有してくれる可能性はある。 だが、承太郎はヤバイ。あいつは必ず警戒するよう呼びかける。もしそうなれば、ここにいる明とまどかとの協力体制も危うくなるかもしれない。 そのため、他の参加者に会ったらこれまで以上に懇切丁寧に対応するべきだろう。 数分ほど経過しただろうか。 まどかの泣き声は聞こえなくなり、二人がそっと室内を覗き込めば、スゥスゥと可愛らしい寝息を立てるまどかが横たわっていた。 「だいぶ疲れちまったようだな。...まあ、吸血鬼に襲われたぶんもあるんだ。仕方ねえェか」 「そういうアンタも奴等に噛まれていただろう」 「俺は男一匹の風来坊なんでね。精神的には嬢ちゃんよりはマシなのさ」 承太郎とDIOについては言及しない。 どういう関係性なのかを問われれば返答に困ること間違いなしだし、DIOに至っては吸血鬼に憎しみを抱いている明に話すのは憚れるからだ。 余計なことは漏らさない、これがホル・ホース流の処世術のひとつだ。 「旦那よ、当然ここから移動するんだろうが、嬢ちゃんは俺が背負ってくぜ」 「いいよ。あんたも疲れてるだろ」 「いや、明の旦那にはいざって時にその剣を振り回してもらわなきゃならねえ。その点、俺は嬢ちゃんを背負ってても『皇帝』ならさっきみてえに旦那をサポートするぶんには大した問題はねえ」 「...わかった。まどかはあんたに任せるよ」 こうして相棒の好感度をさりげなくあげていくのも彼なりの処世術のポイントである。 「それで、旦那よ。これからどこへ向かう?」 「ひとまずは病院に向かおう」 「病院...そいつはまたなんでだ?」 「あそこならそこまで遠くないし、ハチにやられたあんたの腕に効く薬もおいてあるかもしれない」 「確かに、このままじゃチト痒いからな。しかし先に中央付近の町に出なくてよかったのかい?」 「あんたの出会った蜂が邪鬼かもしれないからだ」 邪鬼(オニ)。その効きなれぬ単語にホル・ホースは思わず疑問符をうかべる。 「邪鬼は、人間の血を吸わなかった吸血鬼の慣れの果てだ。異形に姿を変えるだけじゃなく、身体能力が向上したり妙な体質になったりするんだ。 俺の知ってる限りだと、硫酸の母乳を噴出す奴や、腹から自分の顔のついたゴキブリを産み出すやつなんかがいた」 「げ、ゲェ~ッ。想像しただけで気色悪ィな」 「だから、あんたが受けた毒液も早めに治療してもらった方がいい。もしかしたらマーキングみたいなものかもしれないしな」 「マジかよ...」 ただでさえトレードマークのテンガロンハットを捨ててきてしまったというのに、邪鬼の話を聞き更に萎えてしまったホル・ホース。 まあ、彼としてはまだどこへ向かうべきかが目星がついていないため、病院へ行くのに反対するつもりもなかった。 あのぶっきらぼうな承太郎が怪我人をわざわざ運びそのまま付き添うとは思えず、更に言えば、こんな早い段階であの最強格のスタンド『スタープラチナ』を有してなお病院が必要な事態に陥るとは思えない。 精精、寄ったとしても怪我人を病院へ連れて自分は別行動をとるだろう。 ならばここで明に従い病院へと向かうのは『吉』だ。 ホル・ホースはまどかを背負い、明と共に歩き出す。 だが、彼は知らない。 DIO以外にも空条承太郎を脅かせる者がまだいること。 その怪物に承太郎は重傷を負わされたこと。 そして、ホル・ホースがぶっきらぼうと証した空条承太郎は、弱者の保護と共に未だ病院で療養していたことを。 【G-2/一日目/朝】 【宮本明@彼岸島】 [状態]:雅への殺意、右頬に傷。 [装備]:ドラゴンころし@ベルセルク [道具]: 不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針: 雅を殺す。 0:ホル・ホースとまどかを病院に連れて行く。 1:吸血鬼を根絶やしにする。 2:ホル・ホース及びまどかとしばらく同行する(雅との戦いに巻き込むつもりはない) 3:邪魔をする者には容赦はしない。 4:隊長...まさかな ※参戦時期は47日間13巻付近です。 ※シェンホアと情報交換をしました。 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(大)、精神的疲労(大)、失禁、疲労による睡眠 [装備]: 女吸血鬼の服@現地調達品、破れかけた見滝原中学の制服 [道具]: 不明支給品0~1、小黒妙子の写真@ミスミソウ [思考・行動] 基本方針: みんなと会いたい。 0:ほむらとの合流。さやか、杏子が生きているのを確かめたい。 1:明とホル・ホースと同行する。 2:あの子(ロシーヌ)の雰囲気、どこかで...? 3:マミさん...仁美ちゃん..そんな...! ※参戦時期はTVアニメ本編11話でほむらから時間遡航のことを聞いた後です。 ※吸血鬼感染はしませんでした。 ※シェンホアと情報交換をしました。 【ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:疲労 (大)、精神的疲労(大)、失禁、額に軽傷、スズメバチの毒液による腫れ [装備]:吸血鬼の服@現地調達品、いつもの服、ポッチャマ...のヌイグルミ@真夏の夜の淫夢派生シリーズ、 [道具]:不明支給品0~1、大きめの葉っぱ×5 [思考・行動] 基本方針: 脱出でも優勝でもいいのでどうにかして生き残る 0:できれば女は殺したくない。 1:しばらく明を『相棒』とする。 2:DIOには絶対に会いたくない。 3:まどかを保護することによっていまの自分が無害であることをアピールする(承太郎対策)。 4:そういやこいつら、スタンドが見えているのか 5:とりあえず病院に向かう。...まあ、流石に承太郎がいることはねえだろう。 ※参戦時期はDIOの暗殺失敗後です。 ※赤い首輪以外にも危険な奴はいると認識を改めました。 ※吸血鬼感染はしませんでした。 ※シェンホアと情報交換をしました。 時系列順で読む Back 療養提案おじさん Next 人間なんて 投下順で読む Back 療養提案おじさん Next 人間なんて 警鐘 宮本明 知らぬが仏 鹿目まどか ホル・ホース
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<< part19-106 >> ドリーム・ホース 夢魔を駆る死霊 《ドリーム・ホース》 効果モンスター 星2/闇属性/アンデット族/攻 500/守 400 このカードが攻撃する場合、ダメージステップ終了時まで このカードは相手の魔法・罠・ 効果モンスターの効果の 対象にならない。 part19-106 コメント 名前 コメント 《夢魔を駆る死霊》 効果モンスター 星5/闇属性/アンデット族/攻 800/守 600 「魂を削る死霊」+「ドリーム・ホース」 このカードは戦闘によっては破壊されない。 魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、 このカードを破壊する。 このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、相手はランダムに 手札を1枚捨てる。また、このカードが攻撃する場合、ダメージステップ終了時 までこのカードは 相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。 part19-106 コメント 名前 コメント << part19-106 >>
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見滝原の公園近くの寂れたホテルの一室で、ある男が目覚める。 しかしそれは目を覚ますなどという生温いものではなく、飛び起きると言った方がいいような目覚めであったが。 飛び起きた余波で、既に使い古されてボロボロになったベッドは今にも壊れそうにギシギシと音をたてて軋む。 男はその端正な顔立ちを恐怖心に歪め、顔中から汗を噴き出している。息も絶え絶えだ。 中途半端に突き出した左腕はまるで、『何か』から逃がれようとしているかのようである。 そんな異様ともいえる寝起きを披露した彼だったが、異様なのはそれだけではない。 有り体に言ってしまえば、彼が着用している服。 普通、寝起きと言えば、パジャマを想像するのが常だろう。 しかし、彼が着ているのはパジャマどころか普段着としても着用しないようなウェスタンファッションなのである。 100人の人間がいたとして、92人は彼のことを徹底したコスプレイヤーか何かだと認識するだろう(そして残りの8人は脳ミソの代わりにクソが詰め込まれている異常者だ、と考えるだろう)。 しかし彼が所有している衣装はあいにくこれだけなので仕方がない。 『夕陽のガンマン』に出てくるクリント・イーストウッドを彷彿とさせる西部劇さながらのカウボーイ風の服を纏った彼の名はホル・ホース。 『幽波絞』と呼ばれる精神エネルギーを持つ凄腕の殺し屋だ。 彼は備え付けのサイドテーブルから煙草のケースを掴み、その中の一本を咥え、未だ恐怖に震える指でライターの火をつける。 (チクショオーッ、またあの夢だぜ) ここ数日、彼は毎晩のように悪夢に悩まされていた――尤も、そのおかげで彼は記憶を取り戻し、『聖杯戦争』への切符を手に入れたのだが。 彼の心は――邪悪の化身に支配されていた。 『何か……用か?』 『それで…といったのはおまえのことだよ、ホル・ホース』 『情報連絡員なら誰にでもできるぞ』 『2度も失敗して…逃げ帰って来たな…』 『殺して来てくれよ。わたしのために』 『さもなくばわたしがおまえを殺すぞ!』 『本当にオレを撃とうとしているのか?』 ホル・ホースは過去に2度もジョースター一行を仕留め損ねていたのだ。 そして3度目もまた、失敗した。 ならば待ち受けている運命が「死」のみであることは『トト神』を見るまでもなく確実だ。 実際、DIOからもそういった旨のことを告げられていた。 このままおめおめと退院後にDIOの元へと戻れるはずもない。 いや、既にホル・ホースを始末すべく刺客が放たれているかもしれない――そんなことを考えていたのだが。 (ラッキーだったぜ。前にDIOの館からくすねておいた宝石のおかげで一時的にでもヤツから逃れてこれたんだからなッ! おまけに、なんでも願いを叶えてくれる願望器だと! こいつぁついてるぜ!) 聖杯をDIOに捧げれば――いや、聖杯の力でDIOや配下どもを亡き者にしてしまえば。 命の危険はなくなるし、財宝だって総取りだ。 だが、それには熾烈な争いを勝ち抜かねばならない。他の参加者を蹴落とし、『奪う者』にならねば。 もはやホル・ホースからは恐怖は消えていた。 汗が引き、呼吸の乱れも消え、その瞳には『覚悟』が宿っていた。 「DIO! おれはあの時てめーに屈服させられ跪いちまった。呪うぜ……精神的に屈した自分をな! だがな、魂だけは死んでも売り渡さねぇ! 2度とあの時のみじめなホル・ホースには絶対に戻らないッ!」 (な~んて啖呵切ったが、あいつで大丈夫なのかねぇ) 『一番よりNo.2』を人生哲学とするホル・ホースにとって誰とコンビを組むかは死活問題だった。 そういう意味では相方をあてがってくれる聖杯戦争のシステムはありがたいものだったのだが――召喚されてきたサーヴァントが問題だった。 ステータスを確認しようにも、靄がかかったようになって見えないのだ。 しかもそのサーヴァントは、ホル・ホースが尊敬している女――それも年端のいかぬ少女だった。 (召喚した時に魔法少女だとか言ってたからキャスターってやつなんだろうが……相方の能力を知らないってのはやりにくいぜーッ ファンタジーやメルヘンみてーにどジャアあああ~~~ンって感じにお菓子の家でも出せんのかッ! そもそもあんなお嬢ちゃんを戦わせていいのかよーッ) (あれ? そういえばそのキャスターはどこ行きやがったんだ?) ホル・ホースが慌てたように自身のサーヴァントを探そうとしたその瞬間――― 「――ぴたり」 「ッ!」 彼の首筋に、わざわざ横を向かなくても確認できるような重厚感のある刃物が突きつけられた。 凄腕の暗殺者であるホル・ホースに気配を悟られずに背後に回り込むのは人間離れした芸当――ならばサーヴァント。 このままではあとコンマ数秒もしないうちに彼の頭は斬り落とされるであろう。 そこで問題だ! 首に刃物を当てられているこの絶望的状況、どうかわすか? 3択――ひとつだけ選びなさい 答え① ハンサムのホル・ホースは突如反撃のアイデアがひらめく 答え② キャスターが来て助けてくれる 答え③ かわせない。現実は非情である。 (おれが○をつけたいのは答え②だが期待はできない……あのトボケたようなキャスターがここぞとばかりにジャジャーンと登場して「まってました!」と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーぜ。やはり答え①……自分でなんとかするしかねーぜ) 瞬時にそう判断した彼はサイドテーブルを蹴り上げた。 そして相手が気をとられている隙に座ったままの体勢でベッドから転がり落ちる。 「武器を持ってないと思って甘く見たなッ! あんさんの負けだッ!」 煙草を吐き捨てながら右手を上げる。 メギャン! するとホル・ホースの掌にどこからともなくリボルバー式の拳銃が現れる。 これこそが彼のスタンド『皇帝』。この至近距離であれば彼の独壇場。寸分違わず相手の眉間に風穴を開けるだろう。 ―――が、彼の『皇帝』が火を噴くことはなかった。 彼は攻撃しなかった――否、攻撃できなかったのである。 「ゆらーりぃ……あなたマスターですよね?そのひだ」 喋るのに疲れたらしく、そこで言葉を切って休憩する。 「りての令……なんだっけ……? ゆらり…ええっと……左ってどっちだっけ……? あれ? あたしって誰だっけ? ああ、西条玉藻ちゃんでした」 その銃口の向かう先にいた、脳内のネジが2,3どころかすべて抜け落ちてそうな少女は―――紛れもなく彼のサーヴァントだった。 「にゃあにいいいい~~~~~ッ!?」 「えーっと。そう。あなたはあたしとあたしのマスターが聖杯を獲るのに邪魔です。だから――」 自分で「じゃきーん」と擬音を口にしながら両手に携えた刃物を胸の前で交差させる。 「ズタズタの八つ裂きにしちゃいます。えへへ」 「ま、待てよ、キャスターのお嬢ちゃん! おれだ! ホル・ホースだ! お嬢ちゃんのマスターだッ!」 「? あたしのマスターは子お……いえ、それは生前の話でした………生前……あたし死んだんですか? まあいいや、それであなたがあたしのマスターなんでしたっけ」 「ああ、そうだよ!」 「じゃあ刺しちゃいけないですねー……ゆらりぃ……それなら誰を殺せばいいんですかね……えっと、手近なところでまず自分から……」 言いかけて慌てて首を横に振る。 「ダメダメ、自分は刺しちゃいけないってちゃんとあたし学びました。『馬の面に屁を浴びせると鬼が笑う』です……」 そんな自身のサーヴァントの様子を見て、ホル・ホースはハットを目深に被りため息をつく。 「……」 (おいおい、こいつ大丈夫なのかあ~~~ッ!! しょ、正気の沙汰じゃあねーーーーこっ、この女!) ホル・ホースがハットの下から訝しむような視線を送っていると、彼女は「えへへ」と照れたような笑みを浮かべる。 凝視していて気がついたのだが、どうも彼女の姿を明瞭に捉えることができない。 この間合いで、しかも弱々しいライトスタンドだとはいえ、光源だってきちんとあるのに。 まるで膜が張っているかの如く、その姿は曖昧だ。 (そういえば、さっきだってまるで気配を感じられなかった……このおれの背後をああも容易く……) ひょっとしたらこのサーヴァントはスゴいやつなんじゃねーのか。 そう考えると、自然に闘志にますます火がついて熱くなってくる。 どんどんと熱さは増していく。 ホル・ホースの中で燃えたぎる闘志は――― 「いや、ちがうッ! これは! ベッドが燃えているんだッ! アチぃっ! キャスター、さっさと逃げるぞ! さもないとおれたちまで……」 先程ホル・ホースが吐き捨てた煙草が出火の原因だったが、そんなことはお構いもなしに逃げようとする。 そんな彼を尻目に、「ゆらり」と呟いて燃え盛るベッドの足を掴む者がいた。 「おいっ! おめー自殺願望か!? 何やってんだよ、キャスター!」 「火事は怖いですからねー。『地震はおやじの元』って言葉知らないんですか?」 彼女はその細腕のどこにそんな力があるのか、ベッドを持ち上げると、そのまま――投げた。 窓の外に。 幸い、ホテルのすぐ裏は公園の池なので二次災害はなさそうだが。 (迅速な火元の排除、冷静な判断力……間違いない、コイツは“アタリ”だッ! これなら聖杯を獲ってDIOの野郎どもを始末できるッ!) 「おれたちは無敵だッ! タマモとこのホル・ホースは無敵のコンビだぜーっ!!」 ―――――このとき、ホル・ホースは不幸にも2つの読み違いをしていた。 1つは、彼のサーヴァントである西条玉藻はキャスターなどではなく、文字通りのバーサーカー、狂戦士であること。 これについては、彼女が初対面のときに「魔法少女、西条玉藻ちゃん、です……」と言ってしまったのに加え、後に図書館で玉藻前という妖狐の記述を見つけてしまったのが原因なのだが。 2つ目は――この戦争の舞台にDIOがいるということだ。 【真名】 西条玉藻@クビツリハイスクール 【クラス】 バーサーカー 【属性】 混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:B+ 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 狂化:EX 読んで字の如く狂戦士。 一応コミュニケーションはとれるが、意思の疎通はほぼ不可能。 全てのパラメーターをアップさせる。 【保有スキル】 澄百合学園:A 表の顔は天下に名だたるお嬢様学校。 しかし、その実態は傭兵育成機関。 自らのステータスを隠蔽し、筋力と敏捷のステータスに補正を得られる。 殺戮技巧(道具):C 使用する道具の「対人」ダメージ値のプラス補正をかける。 戦闘続行:B 瀕死の傷でも意識を失わない限り戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 【宝具】 『闇突』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:― 常時発動型宝具。 霞のように捉えられない彼女の通り名にして存在そのもの。 Bランク相当の気配遮断とAランク相当の精神汚染を得られる。 さらに彼女が戦いに「病み付き」になったときに、筋力に補正を得る。 【Weapon】 大振ナイフ2つを逆手持ちで装備している。 右手にエリミネイター・00。 左手にグリフォン・ハードカスタム。 【人物背景】 全国に支部を持つ澄百合学園の生え抜きの1年生。 期待のルーキーとして『クビツリハイスクール』に登場するも、気絶している間に糸で首を切断されて死亡。 その強烈なキャラクター性故か、主人公の戯言遣いの記憶に色濃く焼き付いたようで、度々回想されている。 その後、スピンオフ作品の『零崎軋識の人間ノック』では花も恥じらう初等部時代の彼女が描かれている。 【サーヴァントとしての願い】 ゆらぁーりぃ……聖杯獲ったら子荻先輩喜びますかねぇー 【マスター】 ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース 【weapon】 『皇帝』 【破壊力:B スピード:B 持続力:C 射程距離:B 精密動作性:E 成長性:E】 拳銃の形をしたスタンド。 撃ち出される弾丸もスタンドであるため、弾道を自在にコントロールしたり瞬時に消したりできる。 弾数はスタンドパワーの続く限り無限でリロードも必要なし。 【能力・技能】 スタンド使い:傍に現れ立つ精神エネルギー『スタンド』を使う者。 スタンド使いはひかれ合う。 【人物背景】 DIOがジョースター一行に差し向けたスタンド使いの1人。 No.2をモットーとしており、スタンド使いには珍しく他人に能力を隠さずにコンビを組む。 初登場時には、J・ガイルとのコンビでアヴドゥルを一時再起不能にするものの、花京院とポルナレフの2人によってJ・ガイルが殺されたために逃亡した。 2度めの登場では、味方のはずのエンヤ婆に逆恨みされてポルナレフ共々殺されそうになるが、なんとか生還。ジープを奪って退却した。 その後は伝令係めいたことをしていたものの、DIOに咎められる。その際、DIOを暗殺しようとするが、能力の片鱗をみせられ失敗。 物語の終盤で、同じく相方を失ったボインゴと無理矢理ではあるがコンビを組んで承太郎たちのもとへ姿を現した。 ブスだろうが美人だろうが女を尊敬しているらしく、嘘はつくが殴りはしないと豪語していた。 外伝小説の『OVER HEAVEN』ではDIOから、その善にも悪にも属さない飄々とした性格をもって、個人的な好みとして捨てがたいと評されている。 【参戦時期】 ボインゴとのコンビが敗れ、入院している最中。 【マスターとしての願い】 聖杯を獲り、その力でDIOとその配下どもを斃して粛正から逃れる。DIOの財宝もすべて頂く。
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