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未投下 前へ 目次へ戻る 次へ 夜 10 59 ---基地内廊下--- 俺はエーリカに言われた通りバルコニーへと向かっていた。 俺(さっきエーリカさんなんて言ってた・・・?俺を・・・好き・・・?じゃあなんだ?俺・・・告白されんのか!?) 俺(でも・・・俺には他に好きな人が・・・いや・・・それもどうせ叶わない恋だもんな・・・だったら・・・いや、でも・・・ああもう!) あれこれと考えて居ると、バルコニーの方角から歌声が聞こえてきた。 ♪~♪♪~ 俺(あれ・・・この歌・・・) その歌に誘われるかのように、俺はバルコニーへと足を進めた。 ♪サーニャの歌 11 00 ---基地内バルコニー--- たどり着いたバルコニーに、エーリカの姿はなかった。代わりに、別の少女が一人、天に祈りを捧げるかのように手を胸元で組んで歌っていた。 俺「サーニャ・・・さん・・・?」 サーニャ「♪~・・・? 俺・・・さん?」 バルコニーに居たのは銀色の髪の少女。サーニャであった。 彼女はその身に赤いマフラーと、グレーのコートを纏い、頭にオラーシャ帽を被っていた。 俺「なんで・・・ここに・・・?」 サーニャ「・・・エーリカさんに呼ばれて・・・・・」 俺「そ、そうなんスか・・・俺もなんスよ。」 サーニャ「そう、ですか・・・」 それからしばらく、2人はエーリカを待ち続けた。 ~5分後~ 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 ~10分後~ 俺「・・・クシュン!」 サーニャ「あ、あの、よかったらマフラー・・・」スルリ 俺「あ、あぁ。すみませんっス。お借りするっス・・・」マキマキ ~15分後~ 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺(こ、来ねぇ・・・どういうことだってばよ・・・) いくら待ってもエーリカが姿を現すことはなかった。待ち続ける2人の間にも、どこかもどかしい雰囲気が流れていた。 俺(ど、どうしよ・・・とりあえず何か話すか・・・) サーニャ(なにかお話しした方がいい・・・かな・・・) 俺&サーニャ「あ、あの!」 俺&サーニャ「ご、ごめんなさい・・・」 俺&サーニャ「・・・・・」 俺&サーニャ「ふっ・・・」 俺「くくっ・・・ははははは!」 サーニャ「ふふっ・・・」クスクス 俺「ははは・・・なんか、前にもこんなことあったっスよね。」 サーニャ「はい・・・なんだか、おかしいです。ふふっ・・・」 以前、一緒にお菓子を作った時にも同じようなことがあった。その時の事を2人は思い出す。 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 しかし、それからまた会話がなくなってしまった。いざ話そうにも、なかなか続かない。 俺(今・・・他に誰もいないよな・・・) 俺には彼女に伝えたい思いがあった。それは、長い間内に秘めてきた淡い恋心。 俺(でも、サーニャさんにはエイラさんがいるし・・・やっぱり・・・) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 芳佳「確かに、エイラさんはサーニャちゃんのことが好きで、サーニャちゃんもエイラさんの事好きかも知れません!いえ、きっとそうです!」 芳佳「でも、想いも伝えないで諦めたら、それこそそこで試合終了なんじゃないですか!?」ドン! 芳佳「俺さんは頑張るべきです!むしろ当たって砕けろです!!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺(そう・・・だよな・・・どうせ叶わない恋なんだ・・・) 俺(それに、今言わなかったらたぶん俺、一生言わない・・・だったらいっそ、思いを伝えて砕けた方がいいよな・・・) 俺(何も言わないで終わる方が、悔いが残るもんな・・・うっし!) 自身に喝を入れ、彼女に向き直る。 俺「・・・あの、サーニャさん・・・・・」 サーニャ「はい・・・?」 俺「その・・・ありがとうございました。」 サーニャ「?」 俺「俺、ここに来ていろんな思い出ができました。誕生日祝ってもらったり、逆にお祝いしたり、お菓子作ったり、祭り行ったり、お芝居とかもして・・・」 俺「本当は戦ってるはずなのに、それを忘れさせてくれるような・・・そんな毎日が、すごく幸せで楽しかったです。それって、やっぱりサーニャさんやみんながいてくれたからっス。本当に、ありがとうっス。」 サーニャ「それは私も同じ・・・俺さんが来てから私、今まで感じたことの無い新しい気持ち、いっぱい知ることができました・・・私のほうこそ、ありがとうございました・・・」 俺「はは・・・じゃあ、お互い様っスね。」ニッ サーニャ「はい。」ニコ 俺「それで・・・」 そこで一瞬言葉を詰まらせる。 俺「・・・あの・・・サーニャさん・・・今から俺が言うこと・・・どうか、驚かないで聞いてもらえますか・・・?」 サーニャ「? は、はい・・・」 突然、俺の声が真剣なものへと変わる。うつむいた瞳をなんとか彼女へ向ける。 俺「その・・・俺・・・」 意を決して発する。ずっと言いたかった言葉。 俺「俺は・・・!」 思いの丈の、全てを。 俺「サーニャさんのこと、好きです・・・!」 サーニャ「えっ・・・」 俺「仲間とか、友達とかじゃなくて・・・その・・・一人の、女の子として・・・」 サーニャ「!!」 突然の告白。サーニャは驚き、口許を両手で覆った。 俺は恥ずかしくなって再び視線を落とす。 俺「あなたと出会って、一緒に過ごすうちに・・・その・・・好きになっちゃいました・・・」 俺「でも、サーニャさんがエイラさんの事、好きなのは知ってます・・・それでも、この気持ちだけは、どうしても伝えたかったから・・・」 俺(勢いで言っちった・・・でも、これでいいよな・・・覚悟はできてるんだ。後は・・・) 俺が思いのすべてを伝え終わり、もう一度、彼女の顔を覗く。 そんな彼女の瞳には、今にも溢れそうなほどの涙が湛えられていた。 俺「! ご、ごめんなさい!あなたを・・・泣かせるつもりじゃなかった・・・」 俺「そうっスよね・・・こんなこと急に言われて、驚くなって言う方が無理っスよね・・・まして、俺なんかに・・・」 サーニャはその言葉を首を横に振り、否定する。 サーニャ「ううん・・・違う・・・違うの!」 俺「え・・・?」 サーニャ「嬉しかった・・・あなたに、好きって言ってもらえたこと・・・」 サーニャ「だって・・・」 少女も伝える。ずっと伝えたかった思いを。 サーニャ「私も、俺さんの事、大好きだから・・・」ニコッ 彼女が笑顔を見せると同時に、その瞳から大粒の涙が零れ落ちた。 あまりの予想外の返事に今度は俺が驚き、困惑する。 俺「え・・・?なんで・・・?・・・エイラさんは・・・?」 サーニャ「えっ・・・?」 俺「だって、サーニャさんは、エイラさんの事が好きで・・・それで・・・」 サーニャ「信じて、くれないんですか・・・?」 俺「・・・・・」 サーニャ「じゃあ――」 サーニャが、俺の目の前へと歩み寄る。 スッ それから、俺の肩へ手を添え、少し背伸び。ゆっくりと目を瞑りつつ、俺との距離を縮めてゆく。 俺「え・・・」 そして少女は、自分の持つ精一杯の勇気を振り絞って、 チュッ… 俺「!!」 俺の唇に、そっと口づけた。 それから、ゆっくりと唇を離してゆく。 サーニャ「・・・こ、これで・・・信じて・・・くれますか・・・?///」 俺「サーニャさん・・・」 サーニャ「私も、俺さんの事・・・ずっと・・・ずっと、大好きでした・・・一人の、男の人として・・・」 俺「・・・ホントに・・・本当に、サーニャさんは・・・俺なんかで・・・よかったんですか・・・?」 サーニャ「当たり前です・・・私が好きなのは、俺さんだから・・・」 俺「っ・・・!!」 ヒシッ… サーニャ「!」 胸の中の抑えきれなくなった思いが弾け、俺はサーニャを掻き抱く。 俺「・・・ありがとう・・・サーニャさん・・・俺、今すごく幸せっス・・・」ポロポロ サーニャ「うん・・・私も・・・すごく嬉しい・・・です・・・」ギュゥ サーニャはそう言って、俺の腰へと手を回し、抱きしめ返す。 サーニャ「あの・・・『サーニャ』って・・・」 俺「え・・・?」 ふと、サーニャが顔を上げて言った。 サーニャ「これからは、『サーニャ』って、ちゃんと・・・呼んで欲しいです・・・」 俺「いや・・・でも、サーニャさんは上官っスから・・・」 サーニャ「なら・・・上官、命令・・・///」 気恥ずかしそうに、サーニャが上目遣いで目配せしながら訴える。 俺「・・・わ、わかったっス。じゃあ・・・呼びます・・・」 サーニャ「・・・///」コクッ 俺「・・・さ・・・ささ・・・さー・・・///」ドキドキ しかし、中々言い出すことができない。女性を名前だけで呼ぶことに、俺は慣れていなかった。 俺「・・・あの・・・俺だけじゃ、不公平っス・・・だから・・・その、俺の事も、よかったら『俺』って呼んでほしいっス・・・」 サーニャ「・・・そうしたら、呼んでくれますか・・・?」 俺「は、はい・・・」 一呼吸置き、決心した後、サーニャは呼ぶ。 サーニャ「お・・・俺・・・・・///」ニコ それに応えるように、俺も呼び返す。 俺「サー・・・ニャ・・・///」 照れ笑いを浮かべながらも、心を込めて、お互いの名前を呼び合う。心はそれだけで、いっぱいに満たされた。 それから少しして、自然と二人の視線が交わった。 サーニャ「・・・・・」 俺「・・・・・」 抱擁を交わしながら、しばらく黙ったまま見つめあう。サーニャは潤んだ瞳で俺を見つめ、俺もじっとそれを見つめ返す。 サーニャ「んっ・・・」 ふと、サーニャが目を閉じた。少女なりにがんばって勇気をだしたおねだり。 その意味に気付いた俺は、戸惑いながらも少しづつ、唇を寄せてゆく。 目を閉じながら、徐々に距離を埋める。その途中で、そっと彼女の左の頬に手を添える。 近づいてゆくうちに、今までの思い出が走馬灯のように駆け巡る。俺は、そんな思い出をくれた彼女に感謝と愛情をこめて、 唇を、サーニャの唇へと重ね合わせた。 たった4、5秒の出来事。でも、その瞬間に俺が感じた幸福は、今まで感じたどんなことよりも幸せであった。 それから名残惜しむように、ゆっくりと唇を離し、瞳を開いてゆく。 サーニャ「・・・///」ニコッ 目の前に、うっとりとした表情で微笑む彼女がいた。 そんな彼女がとても愛おしくて、もう一度きゅっと抱きよせる。 俺「サーニャ・・・」 サーニャ「はい・・・」 俺「ありがとう。それと、色々と辛い思いさせて、ごめんなさい・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺「ここに戻ってきた時、俺、君があんなに心配してくれるとは思わなかったっス・・・みんなにも聞きました。ずっと、心配してくれてたって・・・」 俺「ただでさえご両親の事で苦しい思いをしてるのに・・・俺、そんなことも知らず君をもっと苦しませたっス・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺「だから、これからは・・・できるか分からないけど、君に幸せになってもらえるように頑張るっス。だから・・・その・・・俺の・・・恋人になってくれますか・・・?」 サーニャ「はいっ・・・///」ニコッ 俺「・・・ありがとう・・・」スッ 俺は片手でサーニャの柔らかな髪をそっと撫ぜる。サーニャは気持ち良さそうに目を細めた。 それから暫く、二人は手を繋ぎ語らう。今まであった事、そして、これからの事・・・ 俺「ってか、結局エーリカさん来なかったっスね・・・」 サーニャ「うん・・・」 俺「寒くなってきたし、そろそろ戻りましょっか・・・」 と、俺が基地へ戻ろうと振り返った時 クイッ 俺「?」 見ると、サーニャが俺の袖を引っ張っている。 俺「どうしたっスか?サーニャ?」 サーニャ「もう少し・・・」 俺「え・・・?」 サーニャ「もう少し、一緒に・・・いたい・・・」 俺「いや、でも・・・」 サーニャ「お願い・・・」 俺「・・・じゃあ、俺の部屋、来ますか?」 サーニャ「! ・・・///」コクッ 俺「・・・・・」 長い時間、二人で一緒に過ごした。 ―――――― ―――― ―― 12/30 僕との約束の日の前日 ---基地内ラウンジ--- 宮藤から少し話したい事があると皆が集められた。 ペリーヌ「どうしましたの、急に?」 芳佳「はい・・・あの、私の中のネウロイ・・・ヒュプノスが話したい事があるって・・・」 ミーナ「ヒュプノス・・・って、あの人型ネウロイの事かしら?」 芳佳「はい、今あの子とかわります・・・」 リーネ「かわるって・・・」 すると宮藤が使い魔を発現させ、両目を赤に染める。 ヒュプノス「・・・はじめまして。」 宮藤の声色が心なしか無機質なものに変わる。 ゲルト「!?」 ミーナ「あなたが・・・ヒュプノス?」 ヒュプノス「はい。私が対ネウロイ非常制圧特殊生物兵装。通称、ヒュプノスです。現在、私は宮藤芳佳の所有する言語中枢を利用し、あなた方とコンタクトを図っています。」 リーネ「あの、芳佳ちゃんは・・・」 ヒュプノス「ご心配いりません。今は彼女と人格を交代してもらっているだけです。彼女は、意識の根底でこの話を聞いています。」 リーネ「よかった・・・」 ミーナ「それで、お話って一体・・・」 ヒュプノス「私も一連の話は宮藤芳佳の体内で聞いていました。あなた方にお願いがあり、今日お話しさせていただく次第です。」 坂本「願い・・・?」 ヒュプノス「明日、彼を・・・デスを殺してください。」 ルッキーニ「え・・・?」 俺「・・・どうしてっスか?」 ヒュプノス「デスが言っていた通り、母なるものを倒すことなど不可能だからです。あれはあなた方の言語で言う『死』そのもの。そもそもその事象を消すなど不可能です。」 エイラ「でも、アイツを殺せば、今までの記憶が消えちゃうんダロ?それに、そんなことしたら本当に世界は滅びちゃうんダロ?」 ヒュプノス「それでもです。私は、あなた方に苦しんでほしくない。」 ミーナ「あなたもネウロイなのに、どうしてそう思うのかしら?」 ヒュプノス「私も、この宮藤芳佳の体内にいたことで、デスと同じく、僅かながら人としての性質が・・・心が芽生えてしまいました。」 ヒュプノス「宮藤芳佳があなた方とのコンタクトを重ねる度、私もあなた方の輪の中に入れた気がしました。それが私は幸福だった。」 ヒュプノス「ネウロイとして居場所を失った私にも、居場所ができた気がした。だから、その居場所をくれたあなた方を苦しませたくない。そう思いました。」 坂本「ネウロイとしての居場所・・・お前は、宮藤と接触するまでどうしていたんだ・・・?」 ヒュプノス「私は、ご存じのとおり人工のネウロイ。故に、同胞であるネウロイからも問答無用で敵視され、攻撃を受け続ける日々を送っていました。」 ヒュプノス「一番初めに逃げ延びた場所のスオムスという国で、私は一度同胞に連れ去られました。」 ヒュプノス「彼らは私の姿と、私に搭載されたコアコントロールシステムを解析し、模倣。そして、姿を私のような人型に変え、洗脳という術を身につけました。」 エイラ「聞いたことある・・・前にカウハバの基地でも、ネウロイに洗脳されたウィッチがいたって・・・確か、507の中尉が・・・」 坂本「迫水のことか・・・」 ヒュプノス「私はなんとか彼らの手から逃げ延び、再び逃げ続ける日々を送りました。」 ヒュプノス「その途中、ブリタニアと呼ばれる国でネウロイの力を用いた兵器の開発現場を目撃しました。」 ゲルト「ブリタニア・・・ネウロイ兵器・・・ウォーロックの事か・・・」 ヒュプノス「しかし、その時の私はすでに疲弊しきり、その現場を破壊することはできなかった。加えて、そこ研究者たちにも見つかり、攻撃を受けました。」 ヒュプノス「それから私は再び逃げ、傷を癒すために、私は残された力でコアコントロールシステムを用い、一つの巣を掌握し、そこに居座りました。それがあなた方と初めてコンタクトした・・・」 ペリーヌ「ガリアの・・・巣の事ですの・・・?」 ヒュプノス「はい。そして私は彼女と・・・宮藤芳佳と出会いました。」 ヒュプノス「私は自らをネウロイと認識しつつも、彼女を攻撃する気にはなれませんでした。その理由は私にもわかりません。でも、彼女となら分かり合える。そんな思考がふとよぎりました。」 ミーナ「ネウロイにも・・・意思があるってことかしら・・・?」 ヒュプノス「残念ですが、それは分かりかねます。・・・それから私は彼女を巣へと誘い、見せました。私という存在と、今まで見てきたもののすべてを。そして彼女は私という存在を理解し、認めてくれました。」 ヒュプノス「その矢先でした、あの時見た、人工のネウロイ兵器に撃滅されかけたのは・・・」 エーリカ「されかけたってことは、大丈夫だったってこと?」 ヒュプノス「はい。私はそれから時間をかけてゆっくりと再生し、次に逃げ延びた国・・・ロマーニャと言いましたか・・・そこで再び私は人間とのコンタクトを図ろうとしました。」 坂本「トライアヌス作戦の時か・・・」 ヒュプノス「しかしながら、今度は同胞により私は粛清を受け、巣ごと撃滅されかけました。それでも私は生き延び、再び逃げ続ける日々を送りました。」 ヒュプノス「そして、私は力尽きる寸前で再びこの少女に出会い、融合を果たし、今に至ります。」 ミーナ「そう・・・話してくれてありがとう。それで、彼を殺してほしいという話だけれど・・・」 ヒュプノス「はい。あなた方がこれ以上抗おうとも母なるものを倒すことはおそらく不可能です。勝ち目のない戦いに、私は命を懸けてほしくない。」 シャーリー「それでもさ、やっぱり諦めるのは嫌だよ。絶対に。」 ゲルト「ああ。その通りだ。勝つか負けるかなど、抗ってみなければわからないからな。」 俺「それに決めたんス。絶対に、守り抜いてみせるって。」 ヒュプノス「・・・元はと言えば、私があなたの中にデスを封印したのが原因・・・それさえなければ、あなた方が苦しむ必要はなかった・・・」 俺「俺は、あなたの所為だなんて思ってない。むしろ、感謝してるっス。」 ヒュプノス「何故?」 俺「だって、こんなこと言っていいのか分からないけど、あいつが・・・デスが俺の中にいなけりゃ、俺は魔力を覚醒させることもなかった。」 俺「そうじゃなきゃ俺、こうして皆とも出会えなかったっス。それに、俺も昔からウィッチみたいにみんなを守れるような力が欲しかった。」 俺「だから、そういう意味じゃ、あなたには感謝してるっス。」 ヒュプノス「・・・・・」 俺「だから、俺は守りたいんス。こうして出会えたみんなとの思い出と、これからを。」 エイラ「守りたいって思ってるのはオマエだけじゃない。ワタシだってそうサ。」 サーニャ「私も、同じ気持ちよ・・・」 皆も一様にうなずく。 ヒュプノス「・・・どうしても、抗うというのですか・・・?」 ミーナ「ええ。もう、決めたことだから。」 落ち着いていながら、しっかりとした覇気を込めてミーナは言い返す。 ヒュプノス「・・・何を言っても無駄なようです。分かりました、私も、最後まであなた方に力を貸します。」 ミーナ「それは助かるわ。ありがとう。」 ヒュプノス「それと、坂本美緒。」 坂本「?」 ヒュプノス「あなたに攻撃したこと、今更ながら謝罪させていただきます。申し訳ないことをしました。」 坂本「はっはっは!昨日の敵は今日の友ともいうからな、もう気にしてなどいない。」 ヒュプノス「そうですか・・・それともう一つ。俺。」 俺「はい?」 ヒュプノス「やはり、あなたの人生を狂わせてしまったことは詫びなければなりません。申し訳ありませんでした。」 俺「だから、俺はむしろ感謝してるくらいっスから。もういいっスよ。」 ヒュプノス「そのお心、感謝します。・・・では、失礼します。」 そう言い、ヒュプノスが目を閉じると使い魔の尾と耳が引っ込む。 彼女が再び目を開けると、目は元の色に戻っていた。 リーネ「芳佳ちゃん・・・?」 芳佳「うん。大丈夫だよ、リーネちゃん。」ニコッ そして迎える12月31日・・・ 約束通り、僕がやってきた。ついに決断の時だ。 僕「やぁ、久しぶりだね。もうすぐで0時、約束の時間だ。答えはもう・・・出てるのかな・・・?」 俺「ああ。もう決まったよ。」 僕「もう一度だけ言っておくけど、僕を殺すということで選択を曲げる必要はない。僕はどのみち消える存在だ。変な同情心は起こさないでほしい。」 ミーナ「・・・・・」 僕「それじゃあ、答えを聞こう。」 エイラ「俺、言ってやれヨ。」 シャーリー「ああ、ガツンとな。」 ルッキーニ「俺ならできるよ!」 エーリカ「キミが正しいと思ったことを言うだけだよ。難しいことじゃない。」 ペリーヌ「きっと、今は皆、あなたと同じ方向を向いているはずですわ。」 ゲルト「頼むぞ。俺。」 ミーナ「みんな、あなたを信じてるわ。お願い。」 坂本「安心しろ。お前が選び取った未来を、誰も責めるようなことはしない。」 リーネ「私も、今のこの気持ちに正直でいたいです。」 芳佳「お願いします、俺さん!」 サーニャ「俺・・・」 俺は首だけ振り向き、一度頷居た後もう一度僕へと向き直り、告げる。 俺「俺は・・・いや、俺たちは・・・」 決断の時。 僕を殺し、記憶を手放して滅びの時まで何も知らずただ死を待つか。 それとも、僕を殺さず、滅びに抗い続けるか。 選択は俺の手へと委ねられた・・・ 続き→ペルソナ19 -ページ先頭へ
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裏ワザ 強い武器を壊させない クエストダンジョン内でアクセサリーが壊れてもHPが減らない現象を利用して 入る前に強い武器を装備 ↓ 入ってすぐに装備変更で壊れてもいい武器に変更 ↓ 強いほうの武器は壊れず (備考)能力は変わるかは不明 しかし、HPはそのままでプレイできた。 クエスト即クリア? ※装備武器を見つけるクエスト限定 アイテムの所持をMAXにする ↓ 1つ目見つける→進むを読み込む途中で中断 ↓ 入れ替えを選択 ↓ 入れ替えが終わりクエストに戻ると2つ見つけたことになっている。 (備考)クエストで発見する装備はその時の一番いいアイテムのがおおいので この方法は過去のクエストで早く終わらせたい時などに推奨 ※携帯によってはできない可能性も十分にあります。自己責任でお願いします。 小ネタ 死神タイプとのエンカウントについて(8月19日現在) 「進む」を2、「ゆっくり」を1、「走る」を2と数値化し 合計24になった時点で死神とエンカウントする模様 仲間、友達以外の人はコミュ1回が得? コミュは1日200回まで。 そしてこのゲーム特有のシステム「互いにコミュしあったら+2」 は皆さんご存じだと思います。 実はこの「互いにコミュしあったら+2」ですが 1回同士でも3回同士でも+2は変わりません。 つまり同じ人と3回しあっても、自分の3+ボーナス2+相手からの3=8 しか増えず、 逆に3人に1回づつ互いにしあえば(自分の1+ボーナス2+相手からの1)×3人=12 と同じ3回でもこんなに違ってきます。 ※これはあくまでもコミュした人が返してくれたらの計算です。 しかしデメリットは時間がかかるだけなので、暇なときはやってみるといいかも? バグ? 教皇の塔 クエストに必要なペルソナがないときに表示される画面が「教皇の塔 エリア○ ~~」と 表記されているが、女教皇の塔ではない場合がある。 だいたいはひとつ前のエリアor塔のクエストのはずなので クエストタイトルをよく確認しましょう。
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奴は既にネウロイ研究の権威となり、その研究所の所長へと昇格していた。 しかし過去に見たアイツの面影はどこにも無かった。 奴は研究を続けるうちにネウロイの力に魅入られ、その力を利用しようと企んでいた。 そしてその力で何か途方もないものを造り出そうとしていた。 芳佳「途方も無いもの・・・?」 そう、時空間を操る神器だ。 ミーナ「時空間操る神器・・・」 言葉の通りだ。時の流れや空間さらには次元までもを操作し、あらゆる事象を意のままに操る道具だ。 奴はネウロイの時空や次元に干渉する力に心酔し、それを我が物とし、世界の全てを支配しようとした。 俺「や・・・野望のスケールがデカい・・・」 本来ネウロイの弱点を探り出したり、その力の一部を軍事利用するためだけのはずだったその研究は、アレイスターの指示によりおかしな方向へ進んでいった・・・ アレイスターがおかしくなったのは、奴が最愛の妻を失ってからだと言う話を聞いた。 それからの奴は生きる目的を失い、己の空虚な心を満たすためだけに研究を続けた。 次第に奴の目的も歪み始め、遂には単なる支配力の追求ををはずれ、滅びを求めるようになった。 アレイスターはとり憑かれたかのように研究員にネウロイのコアを集めさせた。 そして、奴はその集めたネウロイの力で人工のウィッチと人工のネウロイを造りだしていた。 全て、世界を滅ぼすための道具とするために・・・ だが、人工のウィッチの開発に使われたのは行き場を失った孤児たちだった。 研究員の一部は疑問を感じていたようだがそれを止める事は出来なかった。 ある日、もう一度私がアレイスターの元を訪れ、その事実を知った時・・・ クロウリー「君は実に有能なサンプルだ・・・」 マロニー「これ以上はやめろ、アレイスター!」 私は奴の研究をやめさせようとした。 奴の人としての間違いを正すために。 クロウリー「なぜやめる必要があるのだ、マロニー。」 クロウリー「この研究が成功すれば、もはやネウロイなど恐れる必要もなくなるのだぞ?」 マロニー「ふざけるな!そのためにこの子達の命が奪われるのはおかしいだろう!お前は命をなんだと思っているんだ!?」 クロウリー「命など・・・無意味だ。」 マロニー「なに!?」 クロウリー「無意味なのだよ。生きている以上人はいつか死ぬ。その時期が少し早いか遅いかの違いだけだ。」 マロニー「血迷ったか、アレイスター!!」 クロウリー「血迷ってなどいない。私は正常だ。」 マロニー「いや、お前はおかしい!今のお前は紛れもない悪魔だ!」 クロウリー「なんとでも言うがいいさ。」 マロニー「くっ・・・このわからずやめ!」ツカツカ… その後も何度も説得に訪れた。だが・・・ クロウリー「戦争に利を見出すような腐りきった世界は、一度滅ぼさなければ救われないのだよ。」 何度訪れようとこの台詞の一点張りだった。 ・・・私は奴の説得をあきらめた。もう奴に私の言葉は届かない。 そう確信したからだ。 ・・・私が最後の説得に訪れたた日、ふと一人の女性研究員に声をかけられた 白髪の女性「少し、よろしいでしょうか・・・」 マロニー「あ・・・ああ、構わない・・・」 私はその女性に別の研究セクションへ案内された。 そこにはデスとは別の人工ネウロイがいた。 そのネウロイは人のような姿をしていた・・・かと思えば急に鋭角状に形を変えたりと不思議なネウロイだった。 マロニー「これは・・・」 白髪の女性「それはヒュプノスです・・・」 女性の研究員は私にそういった。 マロニー「ヒュプノス?」 白髪の女性「この話は所長にはご内密に・・・」 その後、私はそのネウロイ、ヒュプノスについて話を聞いた。 ヒュプノスは元々アレイスターによって作られた最初の人工ネウロイだった。 初め、奴は世界を滅ぼす手段としてネウロイを操り、自らの力にしようとしていた。 そこで開発されたのが「コアコントロールシステム」。 ミーナ「たしか・・・それは・・・」 そう、私が開発させたウォーロックにも搭載されたものだ。 元々この技術はアレイスターによって開発されたものだ。 ヒュプノスは、そんなコアコントロールシステムが搭載された初の人工ネウロイだった。 だが、アレイスターはより確実に世界を滅ぼす方法としてデスの存在を発見した。 それからのやつは人工的にデスを開発しようと躍起になり、同時にヒュプノスは廃棄される事になったそうだ。 だが、ヒュプノスは別のセクションへと移され、アレイスターの思想に疑問を抱くものたちによって秘密裏に改造された。 そして、新たにヒュプノス与えられた目的。それは集めたネウロイ、そしてデスが暴走した際の保険。 その改造のきっかけは、宮藤博士にあると聞いた。 芳佳「お父さんが・・・」 博士はどうやら新たなストライカーの開発を行うためにアレイスターからネウロイのデータを提供してもらっていたそうだ。 だが博士はアレイスターがこんな危険な研究をしてるとは知らなかったようだな。 研究所を直接訪れて初めて、博士はアレイスターの恐ろしい研究の内容を知ったそうだ。 そして、デスを見た宮藤博士はこのネウロイの危険性をいち早く察し、裏で別の研究員にデスを止めるための手段を開発するよう提案したそうだ。 そこでアレイスターに疑問を抱いていた研究員達は、廃棄されそうになっていたヒュプノスを再利用する事を決めた。 あくまでデスを鎮圧するための手段としてな。 宮藤博士の提案どおりヒュプノスの再開発は秘密裏に進められ、時折博士自身も様子を見に来ていたそうだ。 開発に携わった研究員達は、ネウロイに学習能力があることを利用し、まだ自身をネウロイとも認識していない無垢なヒュプノスに、自らの役割を認識させるために何度も刷り込みを行った。 その後もヒュプノスはそのまま見つかることなく開発が進められた。 そして9年前の事故。 表向きでは単なる爆発事故として報道されたが、本当は研究所で開発された人工ウィッチのサンプルによる暴動。 俺「・・・・・」 事実とはいつも隠されるものだ・・・ その事故で偶然生き残った研究員から聞いた話では、その時にアレイスターは死んだそうだ。 そしてヒュプノスについて話してくれた彼女も・・・ 暴動の際、デスの入っていた容器がサンプルによって破壊され、デスは不完全な状態で暴走した。 だが、同時に研究員の誰かの手によってヒュプノスが起動した。 そして、ヒュプノスによりその場でデスは鎮圧された。 だが、同時に役目を終えたヒュプノスは完全にネウロイと化した。 元々ヒュプノスは純度の非常に高い、ネウロイに近い存在だった。 与えられた役割を失ったヒュプノスは自らをネウロイと認識し、同胞の元へ帰るために飛び去ったという・・・ そして今から約2年前、ヒュプノスは我々の前に再び現われた。 完全なネウロイとしてな。 芳佳「まさか・・・」 そう、君が接触したあの人型ネウロイこそヒュプノスなのだよ。 当時の私はアレイスターの事など殆ど忘れ去っていた。 大将の座についてからの私は権力に溺れ、世界的なイニシアチブを握る事に躍起になっていた。 そしてその実現のために無意識の内にアレイスターの研究に手を出し、ウォーロックを作り出した。 だが、そんな中ヒュプノスの存在を君たちより少し早く観測した。 そこで私は我に返った。ヒュプノスもいわばアレイスターの研究の一部だ。 それが世界に知れれば、瞬く間にその研究の技術は浸透し、再びアレイスターのように滅びを求めるものが現われるかもしれなかった。 私はウォーロックの開発を急がせた。ヒュプノスを撃滅するために・・・アレイスターの研究を後世に残さないために・・・ だが、それ以前に私自身もアレイスターの研究に手を出していた事に気がついた・・・ 自分の愚かしさに腹が立った。だが、ヒュプノスはどうしても撃滅せねばならなかった。 そしてウォーロックを出撃させた日・・・まだ調整が必要だったウォーロックはそれでもヒュプノスを撃滅する事に成功した。 更には、開発の目的の一つであった、ネウロイの巣の単機での破壊も難なくやってみせた。 だが、何の理由かウォーロックは暴走し、君の乗っていた赤城や扶桑皇国艦隊を襲い始めた。 芳佳「・・・・・」 完全に誤算だった。巣の破壊を終えた後、早急に廃棄するつもりが赤城と融合してしまったのだからな・・・ ――――― ――― ― マロニー「それでもウォーロックは君たちの手により撃破された。」 マロニー「正直な話、君たちには感謝せねばならない。私の罪すらも取り払ってくれたのだからな・・・」 ミーナ「深入りは禁物・・・以前あなたが寄こした手紙に書いてあったこと・・・」 ミーナ「あれはこの事を知られないためのものだったと言うことですか・・・?」 マロニー「その通りだ。君達はあまりにもアレイスターの・・・ネウロイの研究に近づきすぎていた。」 マロニー「ヒュプノスの存在を君達が上層部に明かせば、いずれ誰かがそれを回収し、その技術で別の者が再びネウロイの研究を始めたかもしれない。」 マロニー「それだけはダメだ。あんな危険な研究は二度とあってはならない。」 マロニー「だが聞いた話では、ロマーニャでの作戦の際もコアコントロールシステムが使われたそうだな?」 ミーナ「ええ。魔道ダイナモという改良した形でですが・・・」 マロニー「・・・結局、私のせいでアレイスターの研究は残ってしまったというわけだな・・・」 マロニー「権力の追求に溺れていたのが愚かだったのだ。全く、あの頃の自分を殴ってやりたいものだ・・・」 マロニー「君たちには謝っても謝りきれない。今更だが、本当にすまないことをした・・・」 芳佳「マロニーさん・・・」 一度マロニーは一度ため息をつく。 マロニー「済まない・・・もう疲れてしまった・・・私に話せるのはこのくらいだ。」 マロニー「そういえば私の家に当時の研究員が残した音声記録があったな・・・」 マロニー「恐らく今は連合国側に押収されているはずだ。君の上層部の人間に旨を伝えればまわしてもらえる筈だ。」 マロニー「もしかしたら君達の役に立つかもしれない。私が君たちに出来る罪滅ぼしはこのくらいだが、よければ役立てて欲しい。」 ミーナ「閣下・・・」 芳佳「あの、一つ聞かせてください!」 マロニー「なんだね?」 芳佳「お父さん・・・いえ、宮藤博士が亡くなったのもちょうど9年前なんです。」 芳佳「もしかして、博士もその日、研究所に居たんでしょうか・・・?」 マロニー「すまない、私もそこまでは知らないのだ・・・」 芳佳「そうですか・・・」 ガックリと肩を落とす宮藤。 俺「宮藤さん・・・」 看守「そろそろ時間です。」 ミーナ「貴重なお話、どうもありがとうございました。では、失礼します。」 マロニー「ああ。」 三人はその場を後にした。 数日後・・・ 夜 ---バルト海上空--- エイラとサーニャの二人は夜間哨戒の任務に出ていた。 ブロロロロロロロロ… サーニャ「・・・!」ヴン 突然、サーニャの魔導針が点滅を繰り返す。 エイラ「どうした、サーニャ?」 サーニャ「帰ってきた・・・」ブロロロロロ サーニャは急いでミーナ達の乗っている輸送機へと向かう。 エイラ「お、オイ!サーニャ!まってくれヨ~!」ブロロロロロ 次いでエイラも後を追い、二人が輸送機へと近づく。 サーニャ「おかえりなさい。」 エイラ「なんだ、そういうことかヨ・・・」 ミーナ《ご苦労様、サーニャさん。エイラさんも一緒ね。誘導、お願いできるかしら?》 サーニャ「了解。」 サーニャは誘導のために歌を口ずさみ始める。 芳佳《ほら俺さん、サーニャちゃんとエイラさんですよ?》 俺《うぇっぷ・・・すいません・・・それどころじゃ・・・》 芳佳《いいから!》グイッ 俺《ぬおぅ!》 宮藤は俺の上体を無理やり起こし、窓を向かせる。 サーニャがそれに気づき、手を振る。 エイラ(サーニャ・・・いつもより嬉しそうダ・・・しっぽもあんなに立てて・・・) 芳佳《サーニャちゃーん!エイラさーん!ほら、俺さんも手、振ってください!》フリフリ 俺《あはは・・・》フリフリ サーニャ「ふふっ・・・?」 サーニャが向けた視線の先で、エイラが俯いてどこか暗い顔をしている。 サーニャ「エイラは手、振らないの?」 エイラ「・・・・・」 サーニャ「エイラ・・・?」 翌日 ---ブリーフィングルーム--- 聴取へと向かっていた3人は先日マロニーから聞いたことを一通り隊員に話した。 皆、各々思うところがあったようで、マロニーへの認識を改めていた。 そして夜、持ち帰ってきた約束の音声記録を再生する事になった。 ミーナ「では、再生したいと思います。」 音声はレコードに記録されていた。 早速レコードをかける。 雑音が混じりながらも悲鳴や爆音のような音が聞こえてきた。 ザザ…ザザザ・・・ ?「この記録が、心ある人に聞かれていることを願います・・・」 聞こえてきたのは女性の声。 俺(この声・・・) ?「所長は忌まわしい思想に魅入られて変わってしまいました・・・」 ?「この実験はやはり、行われるべきではなかったんです・・・」 ?「今日、あの子達が解放され、今、研究所を破壊しています。」 ?「その衝撃で・・・先ほど・・・デスが不完全な状態で覚醒してしまいました・・・」 ?「不完全であったデスは12のネウロイを飛散させました・・・」 ?「この飛び散ったネウロイが後世に悪影響を及ぼすのは間違いないでしょう。」 ?「お願いです・・・よく聞いてください。」 ?「飛散したネウロイに決して触れないでください!」 俺(たぶん・・・いや・・・間違いない・・・) ?「この研究、私にはとめることができませんでした・・・」 ?「所長には私ごときの声は届きませんでした・・・」 ?「あのネウロイは互いを食い合い1つになろうとします・・・そうなれば、世界は破滅してしまうでしょう・・・」 ?「もう一度言います!ネウロイには決して触れないでください!!」 俺「おふ・・・くろ・・・」 ?「私はもう助からないでしょう・・・」 ?「いま私の息子が、この研究所の避難用シェルターにいます。」 ?「私は・・・所長に脅しをかけられ息子をここへ連れてきてしまいました・・・」 ?「私は最低の母親です・・・息子を・・・実験のサンプルにしようとしたのだから・・・」 ?「・・・この記録を聞いた誰か・・・もし、できるならば・・・シェルターを開けて息子を助けてください・・・」 ?「おねがザザ・・・ザ・・・ザザザ・・・」 ここで音声は途切れた。 俺「そんな・・・おふくろ・・・」 俺「う・・・ぐ・・・くっ・・・」ボロボロ ゲルト「俺・・・?」 俺「うああああああぁぁぁぁぁぁ!!」ボロボロ そのまま泣き崩れ机に顔を伏せた。 俺「なんだよ・・・おふくろは・・・母さんはこんな研究のために死んだってのかよ!!」 俺「くっそおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」ガンガンガン!! 俺は泣き叫んだ。 母を失った時の悲しみと苦しみ、そして今生まれたやり場の無い怒りを全て吐き出すように。 何度も、何度も机を殴打する。慣れないことをしたせいで、次第に彼の拳からは血が滲み始めた。 ミーナ「俺さん・・・」 ルッキーニ「おれ・・・泣かないで・・・」グスッ 皆が哀れむような目で俺を見つめる。 ルッキーニは今にも嗚咽しそうだった。 トン… と、俺の背中に暖かい熱が伝わる。 サーニャ「もう・・・やめて・・・」 エイラ「・・・・・」 サーニャがそっと俺の背中に体を寄せ、宥めていた。 俺「うぅ・・・くっ・・・」ボロボロ サーニャ「・・・・・」 しばらく机に突っ伏した後、俺は徐々に落ち着きを取り戻した。 俺「・・・すみません・・・サーニャさん・・・もう、大丈夫っス・・・」グスッ サーニャがゆっくりと離れる。 俺は顔を上げて服の裾で涙を拭った。 俺「・・・取り乱してすみませんでした・・・その・・・今の声、多分・・・おふくろのだったんで・・・」グスッ ミーナ「そう・・・あなたのお母さん、研究員だったのね・・・」 俺「はいっス・・・まさか、ネウロイの研究だとは思わなかったっスけど・・・」 坂本「さっき、息子がシェルター内にいるといっていたがあれは・・・」 俺「俺のことっス・・・当時のことはショックでよく覚えてないんスけど・・・」 俺「あの日はいままで散々おふくろにわがまま言って、やっと研究所につれてってもらった・・・ずっとそう思ってました・・・」 俺「でも俺、実験台にされようとしてたみたいっスね・・・はは・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺「それで、その時、あいつらの襲撃にあって・・・おふくろは死んだっス・・・」 全員が黙ってしまった。 俺「ごめんなさい・・・俺のせいで空気悪くしちゃって・・・」 ミーナ「謝ること無いわ。あなたの気持ち・・・よく分かるから・・・」 嘗て最愛の人を失ったミーナにも、彼の気持ちが痛いほどよく分かっていた。 ミーナ「今日はもう、解散にしましょう。」 この日のブリーフィングは解散になった。 ---巌戸台--- 俺「・・・・・あれ?」 一度眠りについた後、再び巌戸台の地に降り立っていた。 しかしどうも様子がおかしい。 街のあちこちに棺桶のようなオブジェが幾つも並んでいる。 夜空は奇妙な緑色の燐光を湛え、その頂点に不気味な程巨大な月が佇んでいた。 俺「なんだよ・・・これ・・・」 更に、地面に目を向ければ血のような赤い水溜りがそこら中に出来ている。 目を疑った。今までとはあまりにも違いすぎるその景色は妙な悪寒をそそった。 そこへ突然誰かに声をかけられる。 一郎「君は・・・俺君?」 それは、以前接触した宮藤博士だった。 俺「宮藤博士!?」 一郎「久しぶりだね・・・」 俺「博士・・・これは一体・・・」 一郎「ああ・・・これはこの世界特有の現象でね、午前0時を過ぎると1時間だけこの時間が発生するんだよ。」 一郎「この時間は『影時間』と呼ばれているらしい。」 俺「影時間・・・ですか・・・」 一郎「うん。それで、この時間は普通の人間には感じ取ることの出来ない時間らしいんだ。」 一郎「この時間を認識できるのは適性を持つ者だけ。」 一郎「つまり私と君は適性を持っているということだね。」 俺「はぁ・・・」 と、生返事を返す事しかできなかった。 一郎「いきなり言われても分からないよね。でもここはそういう世界なんだ。」 俺「あの・・・博士・・・」 一郎「なんだい?」 少し表情を硬くし、博士に今の世界の状況を伝える。 俺「今、俺らの世界で異変が起きてるっス・・・」 一郎「それはどういう・・・」 俺「突然街中にネウロイが現われて、そいつに襲われた人は無気力になっちゃう病気とか・・・」 俺「デスっていう滅びを呼ぶ者が復活しそうになったりだとか・・・」 一郎「デスだって・・・!?」 思わず博士が声を荒げた。 俺「はいっス。先日、マロニー元空軍大将から人工ウィッチと人工ネウロイの話を聞きました。」 俺「その時、ヒュプノスの開発に博士が携わっていたと・・・」 一郎「・・・その通りだ。私はヒュプノスの開発を手伝っていた。」 否定する様子も無く、宮藤博士は続けた。 一郎「デスの研究・・・勿論人工ウィッチの研究もだが、それが危険なことはあまりにも明白だった。クロウリー博士はデスの強大な力を利用してこの世界を滅ぼそうとした。」 俺「はい。それは、マロニー元大将から聞いたっス・・・」 一郎「そうか・・・それで、人工ウィッチが暴動を起こした日、私はヒュプノスの最終調整を見るためにその研究所にいた。」 俺「博士が・・・あの日・・・」 一郎「襲撃にまき込まれた私はかろうじて生き残った。そしてデスは私の予想通り不完全な状態で暴走した。」 一郎「ヒュプノスは私が開放した。そして、ヒュプノスは研究者達が刷り込んだようにデスを倒すために動いてくれた。」 一郎「正直そのときは、意識が朦朧としていたからあまり詳しいことは覚えていない・・・」 一郎「私が最後に見た光景はヒュプノスが何者かにデスを封印していたところだ。」 一郎「それが誰だったかはよく見えなかったけど、デスは間違いなく封印された。」 一郎「そのあと意識を失って気がつけばこの巌戸台にいたんだ。」 一郎「おそらく、ネウロイのもつ時空間に干渉する力が、元々ネウロイの中でも特殊な存在であるデスとヒュプノスが衝突した際に発生したんだろう。」 ネウロイの力は、宮藤博士自身の体にも影響を及ぼしていた。 博士の体は、この世界に来てから空腹や眠気といった人間が感じるはずの生理現象の一部を一切感じなくなったという。 つまり、博士自身の体の時間が止まっていたのだ。 俺「ん?ちょっと待ってください・・・妙に話がかみ合うんですけど、これもしかして夢じゃなくて・・・現実・・・?」 一郎「夢?何を言ってるんだい?」 俺「だって俺、この前だって目覚めたらちゃんと基地に戻っていたし・・・」 一郎「君はここを夢として訪れている・・・と言うことかい?」 俺「そのはずっス・・・」 一郎「そうか、道理で君が別の人間には認識されていないわけだ。あの後私たち遭遇しなかったのも合点がいく。」 一郎「一つ言えるのはこれは紛れも無い現実だってことだ。」 俺「そうか・・・現実・・・なのか・・・」 一郎「・・・ところで、私たちの世界で無気力症の人がいるという話だけど・・・」 博士が話題を元の路線に戻す。 俺「はいっス。ネウロイに襲われた人が次々に・・・」 一郎「そうか・・・実は、この世界にも似たような現象が起こってるんだ。」 俺「はい。前に見たことあるっス。」 そうだったのかと博士が一言言った後に続ける。 一郎「この世界にはネウロイではなくシャドウという存在が蔓延っていてね、それに襲われた人は無気力になったり場合によっては死んでしまうんだ・・・」 俺「シャドウ・・・」 一郎「ああ・・・おっと、そろそろかな。」 直後、異様な存在感のあった月の気配が薄れる。 そして、天を彩っていたはずの緑色の燐光は消え失せ、月は白くなり、星が瞬き始める。 つまるところ、影時間が明けたのだ。 棺桶のようなオブジェも消え、その場所から人が次々に現われる。 一郎「私はそろそろいくよ。君も元の世界に帰るといい。」 俺「はいっス。あの、博士。」 一郎「何かな?」 俺「俺、きっと博士をこの世界から元の世界に連れもどす方法見つけるっス。だから、待っててください。」 一郎「ありがとう。私も引き続き戻る方法を模索する。家族もきっと待ってくれているだろうからね。」 一郎「それじゃあ、またいつか。」 俺「はいっス。」 段々と意識が遠のいて行く・・・ 続き→ペルソナ15 -ページ先頭へ
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えっくすわん/えっくすつー 詳細 新世塾が開発した人型歩行兵器。「向こう側」でのロンギヌス13を模して作られた。 動力部に人体の脊髄を移植した非人道兵器でもある。 天誅軍の切り札とも言え、「X-1」は廃工場で弟の引き渡しを待っていた 云豹率いる天道連を「用済み」とばかりに襲撃し、廃工場奥に逃げた云豹も射殺する。 また、日輪丸では計4体(1体は達哉が撃破)のX-1が、須藤竜蔵が逃げるための時間稼ぎに使われた。 「X-2」は水陸両様型の人型歩行兵器で、海底遺跡に向かう神取鷹久・石神千鶴の護衛として同行していた4体と、 達哉が海底遺跡に向かう際に奪取した1体が確認される。 いずれも物理攻撃に強く、飛具属性の攻撃を得意とするが電撃属性には弱い。 また、妖刀村正の力をコピーした「ムラマサコピー」でペルソナを3ターン使用不可能にする攻撃手段も持つ。 PSP版「アディショナルシナリオ」の「孤影2」では試作機である「X-0」が登場した。 「X-1」「X-2」と似た攻撃手段を取るが、何故か核熱属性に弱い。 南条コンツェルンの補佐役・松岡は事件から南条コンツェルンの痕跡を消すよう根回しした中で、 廃工場での戦いからこの兵器のデータを回収していた模様である。
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荒れないように願います -- 名無しさん (2014-04-14 11 28 42) 番長と違ってワイルドだけどアルカナ:死神使い的イメージ -- 名無しさん (2014-04-15 17 38 26) ↑番長は初期のイザナギが専用ペルソナって感じが一番強いけどキタさんはパッケージでもそうだけどタナトスがメインの印象あるしね -- 名無しさん (2014-04-15 18 55 47) 映画ではあそこまでオルフェウスがカッコ良く見えるとは思いませんでした -- 名無しさん (2014-05-27 13 16 47) 「本当です、信じてください!」・ぶったるんどるぞ! →・どうでもいい -- 名無しさん (2014-05-27 13 42 32) 媒体によって性格が全く違う。それどころかドラマCDだけでもそれぞれ違いすぎる。 -- 名無しさん (2014-06-07 19 28 27) ペルソナQだと爽やか+おちゃめが入ってる気がする。これはこれでいい -- 名無しさん (2014-06-07 20 44 52) 映画でも一章と二章で受ける印象が全然違うんだよな。 -- 名無しさん (2014-06-08 13 58 22) ↑2「…それ、僕も言わなきゃダメ?」 -- 名無しさん (2014-06-18 10 49 34) とうとうこの右目を解放する時が来たか…!前髪上げるだけ。 -- 名無しさん (2014-07-15 16 27 08) ↑というよりむしろ髪型は某GN電池 -- 名無しさん (2014-07-15 16 40 44) 映画は何であんなバトルマニアに…ラストで「守りたい」に気持ちがシフトしたっぽいけど -- 名無しさん (2014-07-19 02 31 30) ↑どうも感情未発達で「楽しい」って感覚が明確に理解できてないところに真田の発言で「戦いが楽しい」になった模様(もちろん真田はそんなつもりはなく指摘しただけ)。更にタカヤのせいでおかしな方向に思い込んだ。 -- 名無しさん (2014-07-19 04 46 07) 番長は鳴上悠がアニメで浸透したから性格が固まったけど、キタローは漫画版の名前+どうでもいいが浸透してるだけで性格はプレイヤーによって微妙に印象違うんだよね。まぁ二次創作でもいろんなキタロー見てきたから今更劇場版やQの性格に違和感なんてないけど -- 名無しさん (2014-08-07 01 08 11) 漫画版ではどうでもいいより、眠いってよく言っているせいか、他の媒体より雰囲気が柔らかい気がする。 -- 名無しさん (2014-08-29 21 26 35) 覚醒したユニバースの力で、ニュクスを封印する「門」に自らを変化させた結果、人間としての肉体が滅びたんだっけ? -- 名無しさん (2014-09-05 18 17 12) そして最強エレベーターガールが正妻の座を狙って、人間に引き戻すべく計画中 -- 名無しさん (2014-09-05 18 25 26) ↑2 少し違う。あの封印はキタローの命を使ったもので、命を失ってしまったから肉体が死んだ。だからキタローが封印から解放された時に新しい肉体があれば蘇る可能性がある……というネタを四コマで見た事がある -- 名無しさん (2014-09-05 18 30 56) 漫画と映画見比べると、なんか理は乗り物乗れるけど、湊は乗り物ダメな感じだな。 -- 名無しさん (2014-09-14 16 17 32) ↑理は電車の運転の止め方知っていてバイクにも乗れたけど、港は適当に押したら電車がとまり、某電車ゲームをさせたら大惨事になっていたな。 まあ湊は電車がわからないだけで他は平気かもしれないが。 -- 名無しさん (2014-09-14 23 45 50) 漫画版のキタローはなんとなく食べるのと寝るのがすきだし、なんとなく某ピンク玉を彷彿とさせる -- 名無しさん (2014-09-20 20 46 25) ↑「あらゆる能力を使い分ける救世主」「基本無口」「(実は)大食い」あれ…? -- 名無しさん (2014-09-20 21 37 07) 結局キタローの見つけたいのちのこたえって何? -- 名無しさん (2014-09-25 23 52 11) ↑明確な答えは出てないから各自が考えるしか無い。俺は自分の命の使い方を見付けた=命の答えだと思ってる -- 名無しさん (2014-09-25 23 56 43) キタローの命の答えには様々な説があるんだよな。 一説には死があるからこそ人は生きていけるなどがある。 -- 名無しさん (2014-10-20 00 08 59) 仲間が生きてるうちに開放される事を切に願うわ。両親失って、馬鹿な大人の尻拭いやらされて、永劫錠前やらされるとか本人納得してても報われなさ過ぎる。 -- 名無しさん (2014-10-20 00 16 29) エリザベスに期待するしかないな。 一応p4Uで番長たちと関わって手応え掴んだらしいし。 -- 名無しさん (2014-10-20 01 39 28) ↑×6幾月(どこかのマル◯やマホ◯アポジ)に躍らせて事態を悪化させても丸く収める大物差も共通点だなw -- 名無しさん (2014-10-20 01 44 42) ↑書いといてなんだけど本人ぎせいになっている時点で丸く収まってなかった。 -- 名無しさん (2014-10-20 01 48 19) PQの某キャラと比べられることあるけど、納得して満足して笑って逝ったからキタローは幸せなんだよな。少なくとも当人は。 -- 名無しさん (2014-10-20 18 29 33) マーガレットがいつかエリザベスが途方もない時間をかけてキタロー救出を成し遂げられるみたいなこと言ってたけど、やはり何百年何千年かそれ以上なのかな? -- 名無しさん (2014-11-05 19 53 58) 今日P3Pクリアしたんだけど、 キタロー死んだのかよ... -- (2014-11-11 23 13 58) ↑っP3F -- 名無しさん (2014-11-12 06 23 38) P3Fやると見方かわるね・・・ -- 名無しさん (2014-11-12 08 30 23) ↑2 プレイ動画ちょっと見たが、辛いな.. -- 名無しさん (2014-11-12 19 58 01) 実際何も言わずにユニバースやったから余計周りが面倒なことになったんだよね。本人は皆が笑ってんの見て満足したろうけどせめてさよならは言うべきだった。 -- 名無しさん (2014-11-19 18 49 19) 3メンバーは近い人の死経験しまくりで踏ん切りつかねぇ子ばっかりだから余計ね……… -- 名無しさん (2014-11-19 18 52 42) 二人別れた真田と天田1人別れた(かけた?)順平、コロマル、美鶴先輩、経験のないゆかりとアイギスで別れてて楽しさはともかく納得した続編だったんだけどなfes -- 名無しさん (2014-11-19 19 49 10) ハム子の方が仲間が優しいし生存ルートあるし、キタローの価値ってなんだ? -- 名無しさん (2015-02-07 02 09 16) 何百年何千年たってもアイギスとエリザベスは帰りを待っててくれそう -- 名無しさん (2015-02-25 03 58 56) きっとキタローはエリーと一緒に恥球のテロリストに生まれ変わってるよ… -- 名無しさん (2015-02-26 23 03 18) ↑×2 劇場版のアイギスの台詞はラストを知っている身としては色々と心に来るものあがあった… -- 名無しさん (2015-04-28 06 11 02) 劇場版ってアイギス主人公の後日談までやるのかなあ -- 名無しさん (2015-10-06 06 40 35) イレギュラーな存在っ子萌えとあるけど実際キタローと仲が良いイメージがあるのはアイギスかエリザベスな気がする -- 名無しさん (2016-02-10 00 42 43) なんかソニーのハイレゾのCMは笑ってしまうww -- 名無しさん (2016-03-26 01 42 27) シリーズ物の宿命とはいえ、文字通り命懸けで世界を守ったにも関わらず10年も経たないうちに2回も世界滅亡の危機が訪れちゃうんだよなぁ…。結果として2回とも他の人物の活躍によって破滅は回避されてるけど、それでも報われないよなぁ…w -- 名無しさん (2016-11-10 21 30 34) 体内にデスがいた関係か、歴代主人公の中じゃ、色んな意味で規格外なんだっけか(強い弱いは別として)。 -- 名無しさん (2016-12-30 11 44 48) 3Dの発売が決定したけど時系列どうするんじゃろな。キタローがEDの後イェーイチェケラって言いながら起きる世界もあるのか…とか言われてて笑ったけどw -- 名無しさん (2017-10-24 03 08 12) ファフナー風にキタロー返せ―そしてペルソナQ2人気投票覇権圧倒的頂点おめでとう -- 名無しさん (2018-11-14 12 52 05) PQ2で結城くんにしようかと思ったがそうしたら世紀末覇者先輩と名前の読みが同じになってしまうな。有里くんにしようかな -- 名無しさん (2018-11-14 18 39 02) p5rでは番長と同様戦えるんだっけか -- 名無しさん (2019-10-17 11 29 30) ペルソナQ(無印)ではサブにしたとき結構明るい感じで喋ってたのが意外だった。 -- 名無しさん (2019-10-24 19 54 40) ↑2 普通に倒すだけなら簡単だけどスコア狙うなら番長より面倒。認知の産物のためか弱く感じた -- 名無しさん (2019-11-25 09 19 17) 昨日Twitterでトレンド入りしてて何事かと思えばそういや命日だった…今でも大人気キャラですなぁ -- 名無しさん (2020-03-06 06 22 04) 他のペルソナ主人公に比べて項目名酷くない? -- 名無しさん (2020-03-06 07 29 42) PQ2では中盤も終わりに差し掛かろうかと言う時にようやく合流。そして難しい事情に対し「ふーん、そっか」でサクッと受け入れて終わった。相変わらずマイペースな… -- 名無しさん (2020-05-25 00 51 44) ↑4 オリジナルと全く同じ力持ってるなら、初手ハルマゲンドンとかやりそう(こなみ) -- 名無しさん (2020-09-20 18 51 08) ↑それはクソゲー過ぎる -- 名無しさん (2020-11-17 17 13 11) ちなみに石田彰は一度も鬼太郎のアニメに出演したことはない。 -- 名無しさん (2020-12-19 08 05 34) ちなみに舞台での温泉イベントは、キタローだけ回避(先に上がったため)して残りの男性陣がおしおきされるというオチだった。 -- 名無しさん (2021-03-26 15 01 12) 最近P3M見返したけど、端々から見える理のアイギス愛がほんとな…恋愛感情とかそういう狭い括りに囚われない好意というか、そういうのが見えるぶんラストがしんどいのなんの -- 名無しさん (2023-02-04 16 47 03) コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2023-03-12 20 48 17) ログ化しました -- (名無しさん) 2023-03-28 20 16 55 石田さん今度の鬼太郎映画に出演するね -- (名無しさん) 2023-09-06 07 48 26 メタファーの主人公がキタロー+メサイアっぽい感じ、もしかしたら間接的に繋がりがあったり…? -- (名無しさん) 2024-04-23 18 33 53
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ペルソナ/レベル順/FES/LV50-LV90 ここはペルソナをレベル順でまとめるページです アルカナ順は【ペルソナ/アルカナ別/FES】を参照 仲間のペルソナは【ペルソナ/仲間】を参照 レベル順、レベルが同じならアルカナ順 レベルが高い方が下 特記すべき事項があるなら備考へ 継承タイプは合体時の、スキルの継承傾向のこと。 タイプごとの詳細は【合体・受胎】のスキル継承対応表を参考。 ペルソナ/レベル順/FES ┣LV01-LV49 ┗LV50-LV90 Lv アルカナ 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 50 隠者 ネビロス デビルスマイルメギド 亡者の嘆き(52)ムドオン(53)恐怖ブースタ(54)淀んだ空気(55) 31 42 32 34 30 - - - - - - - 弱 無 バステ 要 糸の切れた人形 50 愚者 デカラビア 淀んだ空気マハタルンダメギド 真・氷結見切り(52)マハラクカジャ(54)氷結耐性(56) 28 39 29 29 32 - - - 無 弱 - - - - オール 皇帝フォルネウスとミックスレイド 50 女帝 ヤクシニー デッドエンドセクシーダンス 利剣乱舞(52)マハラギオン(53)魅力ブースタ(54)デスバウンド(56) 33 32 26 33 33 - - - 耐 - - - - - 斬撃 - 51 節制 スザク マハラギオンマハスクカジャ アギダイン(53)メディラマ(54)ハイグロウ(55)氷結耐性(57) 32 39 32 40 29 - - - 無 弱 - - - - 火炎 - 51 正義 ソロネ ハマオンハマブースタマハンマオン リカームドラ(53)メディアラハン(55)闇耐性(57) 35 32 26 34 33 - - - 耐 - - - 無 弱 光 - 52 魔術師 スルト アギダインデスバウンド火炎ブースタ マハラギダイン(54)ラグナロク(58)火炎ハイブースタ(59) 40 49 35 26 32 - - - 吸 弱 - - - - 火炎 魔術師コミュ10 52 悪魔 パズス ポイズンミストガルダイン 吸魔(54)ポイズンアロー(55)ウィルスブレス(57)アローシャワー(58) 34 41 31 36 34 - - - - - - 無 弱 耐 バステ - 52 皇帝 バロン ヒートウェイブヘビーカウンタ毒防御 ウィルスブレス(54)気功・中(55)マハラクカオート(56)闇からの大生還(57) 40 36 30 28 29 - - - 弱 - 無 - 無 弱 斬撃 - 53 法王 だいそうじょう ハマオンディアラハンハイグロウ 回転説法(56)闇無効(58)ハマブースタ(59) 32 44 36 29 38 - 耐 - - - - - 無 弱 光 5身合体 53 戦車 トール ジオダイン烈風波ハイパーカウンタ マハタルカオート(55)電撃ハイブースタ(59)鈍器の心得(60) 42 45 34 30 34 - 無 - - - 無 弱 - - 電撃 戦車コミュ10 53 女教皇 キクリヒメ メディラマ気功・小マハラギオン 勝利の息吹(55)ディアラハン(56)氷結耐性(58)火炎ハイブースタ(59) 29 45 28 30 34 - - - 反 弱 - - - - 回復 - 54 刑死者 ヘカトンケイル ギガンフィスト真・打撃見切り 烈風波(56)光からの大生還(57)マハムドオン(58)リカームドラ(59) 37 32 45 20 35 - 耐 - - - - - 弱 耐 打撃 - 54 運命 アトロポス マハガルーラ疾風ブースタ コンセントレイト(57)ガルダイン(58)電撃耐性(59)疾風ハイブースタ(60) 26 45 27 31 40 - - - - - 弱 無 - - 疾風 - 55 太陽 ジャターユ ガルダインハイグロウ混乱防御 アムリタ(57)電撃無効(59)マハガルダイン(60) 35 40 31 44 39 - - 弱 耐 - 弱 吸 無 - 疾風 - 55 剛毅 カーリー 利剣乱舞アドバイスマハラクンダ デスバウンド(57)レボリューション(59)ハイパーカウンタ(60) 42 30 33 36 31 無 - - - - 弱 - - - 斬撃 - 56 隠者 クヴァンタ アギダインマハスクカオート 悩殺防御(58)火炎ハイブースタ(59)治癒促進・中(60)警戒(62) 38 37 35 45 20 - - - 吸 - - 弱 - - 火炎 - 56 死神 アリス デビルタッチ吸魔 死んでくれる?(59)マハラクンダ(60)闇反射(61)ムドブースタ(62) 31 50 27 42 39 - - - - - - - 弱 反 闇 4身合体 57 皇帝 オーディン ジオダインマッドアサルトマハジオダイン 電撃ハイブースタ(60)真理の雷(63)魔術の素養(65) 39 52 33 36 39 - - - - - 吸 弱 - - 電撃 皇帝コミュ10 57 節制 ビャッコ マハジオンガ電撃ブースタデスバウンド ジオダイン(59)食いしばり(61)マハジオダイン(63) 49 36 34 48 32 - - - 弱 - 吸 - - 弱 電撃 57 女帝 ラクシュミ マハブフーラブフダイン 氷結ガードキル(59)闇無効(61)火炎耐性(62)アムリタ(63) 31 45 32 33 37 - - - 弱 無 - - 耐 - 回復 - 58 星 ガネーシャ デスバウンドチャージ警戒 マハガルダイン(61)ハイパーカウンタ(62)疾風ハイブースタ(63)食いしばり(64) 49 35 39 32 40 - - - - - - 吸 - 弱 斬撃 - 58 月 チェルノボグ マハムドオン利剣乱舞斬撃無効 デスバウンド(60)疾風無効(62)メギドラ(63)気功・中(64) 46 47 32 36 34 無 - - - - - 弱 - 無 闇 - 58 愚者 ロキ アドバイスガルダインブフダイン メギドラ(60)淀んだ空気(61)火炎無効(63)火炎反射(65) 41 47 30 42 21 - - - 弱 耐 - 吸 - 耐 オール - 59 審判 アヌビス マハンマオンマハムドオン マカラカーン(61)氷結無効(62)電撃無効(64)治癒促進・大(66) 41 50 38 37 36 - - - - - - - 耐 耐 光・闇 - 59 剛毅 ジークフリード 五月雨斬りチャージマハスクカオート ハイパーカウンタ(62)空間殺法(63)武道の素養(65)大剣の心得(66) 50 43 40 41 32 無 耐 - - - - - 無 弱 斬撃 剛毅コミュ10 59 正義 メルキセデク 烈風波メディアラハンマハタルカオート 拳の心得(60)アカシャアーツ(64)闇反射(65)ゴッドハンド(69) 50 46 43 36 31 - 耐 - - - - - 反 弱 打撃 正義コミュ10 60 隠者 アラハバキ ウィルスブレス烈風波マハラクカオート 警戒(62)テトラカーン(64)氷結反射(66)打撃無効(67) 42 50 51 32 34 - 弱 - 無 弱 耐 - 無 耐 バステ 隠者コミュ104身合体 60 刑死者 ヘルズエンジェル アギダインマハラギダイン 火炎ハイブースタ(62)烈風波(63)食いしばり(64)火炎吸収(66) 49 35 49 40 14 - - - 反 - 弱 - - - 火炎 要 赤いマフラー 60 塔 ビシャモンテン マハラギダインディアラハン 火炎ハイブースタ(62)アローシャワー(63)刹那五月雨撃(65)武道の素養(67) 47 44 41 34 39 - - 無 無 弱 - - 耐 - 火炎 - 61 恋愛 ラファエル デスバウンドマハラクカオート悩殺防御 メディアラハン(63)マハタルカジャ(64)五月雨斬り(67) 44 42 31 31 42 - - - - 耐 - - 反 弱 斬撃 - 61 悪魔 リリス セクシーダンスマハジオダインマカラカーン メギドラ(63)逃走加速(64)電撃ガードキル(65)疾風吸収(67) 39 52 38 40 36 - - - - - 吸 弱 弱 反 バステ 要 百合の花びら4身合体 62 運命 ノルン マハガルダイン疾風ハイブースタ万物流転 治療促進・大(66)気功・大(67)電撃吸収(69) 40 54 32 46 44 - - - - - 弱 吸 - - 疾風 運命コミュ10運命/アトロポス×運命/ラケシス×運命/クロト 62 女帝 ハリティー ディアラハンメディアラハンブフダイン サマリカーム(64)ポイズンアロー(65)マハスクカオート(67) 38 44 34 39 38 - - - - 反 - - - 耐 回復 - 63 永劫 ウリエル マハンマオンマハラギダインデスバウンド 火炎ハイブースタ(65)五月雨斬り(66)ハイパーカウンタ(67) 44 51 41 41 38 - - - 吸 弱 - - 無 弱 光 - 63 太陽 ホルス マハンマオンメディアラハンハイグロウ マハスクカオート(65)ブフダイン(67)闇反射(68) 49 50 33 44 39 - - - - 無 - - 無 弱 光 - 64 女教皇 スカアハ 刹那五月雨撃マハブフダイン アムリタ(66)マハガルダイン(67)チャージ(69)気功・大(72) 51 53 29 49 40 - - 耐 弱 耐 - 耐 耐 - 貫通 女教皇コミュ10 64 死神 タナトス 亡者の嘆き五月雨斬りメギドラ マハンマオン(66)小剣の心得(68)ブレイブザッパー(71) 48 51 44 39 40 耐 耐 - - - - - 弱 反 闇 死神コミュ106身合体 64 節制 ユルング マハブフダインガルダイン 氷結ハイブースタ(66)ハイグロウ(67)メディアラハン(68)サマリカーム(70)光反射(71) 43 47 49 34 41 - - - - 無 弱 無 - 弱 氷結 節制コミュ10 65 星 ガルーダ マハガルダインメディラマアローシャワー アムリタ(68)ハイパーカウンタ(69)疾風反射(70) 47 42 35 53 41 耐 耐 - - - 弱 耐 反 弱 疾風 - 65 審判 トランペッター ハマオンムドオンガルダイン マハブフダイン(67)氷結ガードキル(68)テトラカーン(70) 43 47 43 46 43 - - - 弱 耐 耐 - 無 耐 光・闇 - 66 月 セト アギダインマハラギダイン 火炎ハイブースタ(68)火炎ガードキル(69)氷結無効(71)光反射(72) 48 53 46 34 40 - - - 反 - - - 弱 耐 火炎 - 66 法王 コウリュウ サマリカームメディアラハン体調不良酔拳 気功・大(68)マカラカーン(70)打撃無効(71)貫通無効(73) 49 51 58 30 41 - - - - - - - 無 - 回復 法王コミュ104身合体 67 刑死者 アティス リカームドラ亡者の嘆きメギドラ サマリカーム(70)光反射(71)不屈の闘志(75) 46 54 56 44 32 耐 耐 耐 - - - - 弱 - 回復 刑死者コミュ105身合体 67 塔 セイテンタイセイ アローシャワーアドバイス逃走加速 体調不良酔拳(70)槍の心得(71)治癒促進・大(73) 51 38 43 51 45 - - 無 弱 - - 耐 - - 貫通 - 68 恋愛 キュベレ サマリカームマハラクカオート刹那五月雨撃 メギドラ(70)弓の心得(73)魔術の素養(75) 49 55 40 42 50 - - - 耐 - 耐 - - 無 回復 恋愛コミュ10 68 悪魔 アバドン デビルスマイル体調不良酔拳ハイパーカウンタ 打撃無効(71)斬撃無効(72)貫通無効(73)打撃吸収(74) 49 52 49 33 44 - - - 無 弱 - - 弱 無 バステ - 69 女帝 ガブリエル ブフダインマハンマオンハマブースタ マハブフダイン(71)闇反射(73)刹那五月雨撃(75) 43 49 35 45 42 - - - - 反 - - 反 弱 氷結 - 69 永劫 ニーズホッグ マハムドオンウィルスブレス レボリューション(71)マハタルンダ(72)貫通吸収(74) 55 45 55 32 48 - - - - 耐 - 弱 弱 反 闇 - 70 太陽 スパルナ マハガルダインディアラハン 疾風ハイブースタ(72)マハブフダイン(74)テトラカーン(76) 44 52 43 54 45 - - 弱 - - 無 無 無 - 疾風 - 70 星 カルティケーヤ 刹那五月雨撃マハスクカジャ マハジオダイン(72)ハイパーカウンタ(73)電撃吸収(75)イノセントタック(77) 52 44 42 53 43 - 耐 - 弱 - 無 - - 弱 貫通 要 七色の羽 71 月 バアル・ゼブル マハムドオンポイズンミストメギドラ ブフダイン(72)ムドブースタ(73)マハラギダイン(75) 50 55 47 44 41 - - - 弱 - 耐 耐 弱 反 闇 - 72 審判 ミカエル マハジオダインメディアラハン マハブフダイン(74)闇反射(75)天軍の剣(77) 51 47 46 50 51 - - - - 耐 耐 - 反 弱 電撃 - 73 塔 マサカド 五月雨斬りマハラクンダチャージ マハガルダイン(75)刹那五月雨撃(76)武道の素養(79) 56 46 52 49 45 無 - - - - - - - 反 斬撃 - 74 女帝 マザーハーロット マハムドオンジオダイン ムドブースタ(76)セクシーダンス(77)バステブースタ(78)火炎無効(80) 48 55 50 43 51 - - - 弱 - 反 - - 反 闇 - 74 月 サンダルフォン マハンマオンハマブースタマカラカーン アカシャアーツ(76)治癒促進・大(78)メシアライザー(83) 54 54 50 47 51 - 無 - - - - - 反 - 光 月コミュ105身合体 75 永劫 アナンタ メディアラハンデクンダ 体調不良酔拳(76)ハイパーカウンタ(78)サマリカーム(79)疾風吸収(81) 52 56 60 39 48 - - - - 耐 - 弱 無 - 回復 - 76 愚者 スサノオ ブレイブザッパーテトラカーン逃走加速 空間殺法(79)治療促進・大(81)打撃反射(83) 57 51 53 49 53 - - - - - 耐 耐 弱 - オール 愚者コミュ106身合体 77 塔 マーラ 刹那五月雨撃マララギダイン イノセントタック(79)チャージ(80)テトラカーン(82)氷結吸収(84) 60 50 52 48 51 - - 吸 反 弱 - - - - 貫通 5身合体 78 星 サトゥルヌス マハラギダイン火炎ハイブースタ真・氷結見切り ハイグロウ(80)イノセントタック(82)氷結反射(83)氷結吸収(84) 52 58 45 52 53 - - - 吸 弱 - - 無 - 火炎 - 78 太陽 ヴィシュヌ アカシャアーツジオダインブフダイン コンセントレイト(80)ゴッドハンド(82)メシアライザー(86) 53 58 47 56 51 - - - - 無 無 - 反 弱 打撃 - 79 審判 サタン メギドラマハラギダイン 治癒促進・大(81)気功・大(82)光反射(83)漆黒の蛇(86) 51 60 52 47 58 - - - 反 - - 弱 - 反 光・闇 - 80 女帝 スカディ マハブフダインテトラカーン氷結ハイブースタ アカシャアーツ(83)火炎吸収(84)ニブルヘイム(86) 48 57 47 45 50 - - - 弱 吸 - - - - 氷結 - 80 永劫 アタバク マハンマオンメギドラ アカシャアーツ(82)メディアラハン(83)ブレイブザッパー(85) 57 54 50 54 56 - - 無 - 弱 - - 反 弱 光 - 81 悪魔 ベルゼブブ マハガルダインマカラカーン イノセントタック(83)マハジオダイン(84)ハイパーカウンタ(85)勝利の雄たけび(87) 53 62 56 55 54 - 無 - 弱 - 無 無 弱 反 バステ 悪魔コミュ10・6身合体 82 塔 シヴァ マハジオダイン不屈の闘志セクシーダンス プララヤ(85)気功・大(86)勝利の雄たけび(88) 60 55 48 59 56 - - 無 - 弱 吸 - 無 耐 電撃 特殊合体 84 女帝 アリラト 治療促進・大マカラカーンマハブフダイン 斬撃反射(88)打撃反射(89)貫通反射(90) 53 64 61 52 60 耐 耐 耐 - - - - - 弱 回復 女帝コミュ10 85 太陽 アスラおう アギダインアカシャアーツ不動心 テトラカーン(87)メギドラオン(88)魔術の素養(91) 62 60 58 56 57 - - - 吸 - - - 反 弱 火炎 太陽コミュ106身合体 86 塔 シュウ 空間殺法気功・大 イノセントタック(89)打撃吸収(91)武道の素養(92) 65 56 62 54 59 耐 - 耐 - - 弱 - - - 貫通 塔コミュ10 87 永劫 メタトロン マハンマオンマハタルカオートゴッドハンド メギドラオン(90)氷結反射(91)電撃反射(92)火炎反射(93) 61 65 57 61 56 - 耐 - - - - - 反 弱 光 永劫コミュ104身合体 88 星 ルシフェル イノセントタックマハラギダインコンセントレイト 明けの明星(91)斬撃吸収(92)メシアライザー(94) 64 63 61 57 58 耐 耐 耐 - 弱 - - 無 - 打撃 星コミュ10 89 審判 ルシファー マハジオダインブレイブザッパーマカラカーン メギドラオン(91)魔術の素養(93)勝利の雄たけび(95) 65 68 64 52 52 耐 耐 耐 - 弱 無 - - 反 闇 5身合体 90 愚者 オルフェウス・改 - 勝利の雄たけび(97) 62 62 62 62 62 耐 耐 耐 耐 耐 耐 耐 耐 耐 オール 全コミュ106身合体 90 審判 メサイア メギドラオン治癒促進・大ゴッドハンド メシアライザー(93)気功・大(94)貫通吸収(95)不屈の闘志(97) 63 62 60 62 63 - - - 耐 耐 耐 耐 反 弱 光・闇 審判コミュ10死神/タナトス×愚者/オルフェウス
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1週間後 坂本「やぁっ!!」ヒュン! 俺「おおおぉッ!!」シャン! キィン! 俺「くっ・・・」ゼェゼェ 坂本「どうした、腰が引けているぞ。それとも、真剣では恐いか?」 来たるべき戦いに備え、俺は坂本と稽古に打ち込んでいた。 何故二人が真剣で打ち合っているか。事は5日前にさかのぼる。 ~5日前~ ---基地内ラウンジ--- それはラジオへ耳を傾けていた時であった。 ラジオの声《・・・依然、絶望病患者数は増加の一途を辿っており、政府も対応に追われています。》 ラジオの声《現在、世界規模で地上型の超小型ネウロイの出現が多数確認されています。》 ラジオの声《それに伴い、現在、連合国軍総司令部から緊急外出禁止令が発令されおります。》 ラジオの声《該当のネウロイ出現地域にお住まいの方はくれぐれも外出は控えるようにしてください。》 ミーナ「これも・・・彼の言っていた母なるものの影響かしらね・・・」 坂本「ああ・・・それに、その話にかこつけて妙な思想も出てきたそうじゃないか・・・」 ゲルト「終末思想とかいう話か・・・それなら私も新聞で見たな。」 エーリカ「バッカみたい。そんな事あたしらがさせないっての。」 シャーリー「ま、わからない気はしないけどな・・・こんだけおかしな事が起きてりゃ、そりゃ不安にもなるって・・・」 ミーナ「そうね。一般の人たちはこの事を知らないものね・・・」 その時だった。 ラジオの声「では、次のニュー・・・ザザ…ザザザ…」 突然ラジオの声にノイズが混ざり始める。 坂本「どうした?故障か?」 ゲルト「妙だな・・・」 ラジオの声《ザザ…皆様、ごきげんよう。》 俺「この声!?」 芳佳「確か、イヴって人の・・・」 ラジオからは突然、グレゴリの1人であるイヴの声が聞こえてきた。 ラジオの声《人間は今、憎悪の連鎖と将来の不安とが循環する目に見えない牢獄の囚われとなっています。》 ラジオの声《しかし、今世界は私たちを新たなステージへと引き上げる存在が訪れようとしている。》 ラジオの声《私は、その力・・・ネウロイの力とその真実に触れ、一足先にその力の一部を獲得しました。》 エイラ「コイツら・・・何言ってるんダ・・・?」 ラジオの声《そして、その力を得て私は確信しました。ネウロイの訪れは、全ての人間、いや、生きとし生ける者は全てにとっての救いであると。》 リーネ「ネウロイが救いだなんて・・・」 ペリーヌ「全くの真逆ですわ!」 ラジオの声《私はこれより、ネウロイの母たる存在の来訪を、より確かなものとするため、約束の地へと赴きます。》 ラジオの声《彼の者が訪れれば、全てのものが皆等しく救済されます。今は来るべき時に思いを馳せ、その日を待つだけでいい・・・》 ラジオの声《何も心配する事はありません、待つ事のみが、唯一の正しい選択なのだから。》 ラジオの声《同士諸氏よ、私と共にその日を待とうではありませんか!》 ラジオの声「ザザ・・・ザザ・・・ザー・・・」 ミーナ「・・・・・」 ゲルト「どうやら、妙な思想の原因はこいつらのようだな・・・」 ルッキーニ「シャーリー・・・」 シャーリー「大丈夫だ、ルッキーニ。みんなが居るんだからさ。」 坂本「しかし・・・なかなか尻尾を出さないと思ったらこんなところで出てくるとはな・・・」 サーニャ「あの人たちとも・・・戦わなくちゃいけないんでしょうか・・・」 ミーナ「そうね・・・彼女たちにとって私たちは障害でしかないわ。・・・最悪、彼女達とも戦わなきゃいけなくなるわね・・・」 全員が押し黙る。 俺「その時は・・・」 その沈黙を、俺の言葉が破った。 俺「その時は、俺があいつらを倒します。」 ・・・ ・・・ ・・・ ~現在~ 俺「・・・・・」チキッ… 坂本「はぁっ!」ブン! 俺「おおおお!!」シャン! キィン トサッ 刀が宙を舞い、地面へと突き刺さる。 坂本「勝負ありだな。」フォン 俺の喉元に刀を突きたてる坂本。 坂本「やはり、死闘の場において相手を殺さずに勝利を得ることなど不可能だ。わかっただろう?」 俺「分かってます、そんなこと・・・それでも・・・」 坂本「・・・?」 俺「それでも、俺はやります。たとえそれで、俺が死んだとしても。必ず。」 坂本に真剣な眼差しを向ける俺。 坂本「・・・お前の覚悟は分かった。私も最後まで付き合おう。だが、二度と死ぬという言葉は口にするなよ。いいな。」 俺「はいっス。」 坂本「では、もう一度だ。」 俺「よろしくお願いします!」 それから相次ぐネウロイの侵攻と、訓練の日々を経て決戦の前日を迎える。 決戦前夜 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「それでは、明日の最終作戦についてのブリーフィングを行います。」 ミーナ「明日、我々人類連合側は全ての統合戦闘団と各国の主力艦隊を結集し、北海海上に現れたあの塔で、ネウロイの元凶・・・母なるものを迎え撃ちます。」 ペリーヌ「全てって・・・その間、空いた場所の防衛はどうするんですの!?」 ミーナ「ええ・・・その間、苦しいでしょうけれど、各国が保有するウィッチの総力を持って防衛に当たるよう連合国側からの命令が出ているわ。」 エーリカ「そうしなきゃ、本当に世界がなくなっちゃうもんね・・・」 ペリーヌ「・・・・・」 坂本「大丈夫だペリーヌ。お前の祖国のウィッチたちは強い。それとも、お前は仲間を信じられないのか?」 ペリーヌ「! そう、ですわね・・・少佐のおっしゃる通りですわ。ありがとうございます、少佐。」 坂本「うむ。では、続けてくれ、ミーナ。」 ミーナ「ええ。先ほど言ったように全統合戦闘団と、各国の主力艦隊が今、北海へと進路を向けてすでに集まろうとしています。」 ミーナ「我々も明日、この基地からブリタニア連邦の航空戦艦、『ライオン』へ搭乗。そのまま例の塔へと向かいます。」 ミーナ「その後はストライカーで塔の頂上へと行き、そこで母なるものが現れるまで待機。母なるものの出現後、可能な限りの戦力を用い、これの討伐に当たります。」 ミーナ「これが明日決行される最終作戦、オペレーション『ラグナロク』です。」 ミーナ「決して失敗の許されない作戦です。失敗すれば、世界が滅びます。」 シャーリー「ガリアやロマーニャの時よりも規模が大きいな・・・」 ゲルト「どうしたリベリアン?今頃怖くなったか?」 シャーリー「怖いっちゃ、怖いな。でも、もう引き下がる気はないよ!」 ゲルト「当然だ!」 ミーナ「何があっても、明日で全てに決着がつきます。」 ミーナ「必ず・・・必ず勝つわよ!」 全員「了解!!」 芳佳「あ、あの!一ついいですか!」 ルッキーニ「どしたの芳佳?」 芳佳「みんなに渡したいものがあるんです。これなんですけど・・・」 そう言って宮藤は机にそれを並べる。 俺「リボン・・・?」 それはピンク色のリボンであった。数はしっかり12人分ある。 芳佳「あの時、僕さんが言ってましたよね、もし勝ったとしてもこの一年間の記憶は消えちゃうかもしれないって・・・」 リーネ「そっか・・・そういえば・・・」 芳佳「だから、坂本さんと考えたんです。この一年間の事を思い出せるきっかけが、何かあればなって。」 エイラ「それでこのリボンってわけカ。」 芳佳「はい。これを体のどこかにつけておけば、それを見たときに思い出せるんじゃないかって思うんです。」 ミーナ「いい考えね。みんなもどうかしら?」 ルッキーニ「さんせー!」 シャーリー「いいな、それ!」 満場一致で、宮藤の提案通り、皆リボンをつけることになった。 ゲルト「こ、こんな感じか?」 エーリカ「うん。トゥルーデ似合ってるぅ~」 シャーリー「ここをこうしてっと・・・どうだ、ルッキーニ?」キュッ ルッキーニ「ばっちし!にひー!」ニッコリ 各々がリボンをつけ終わる。 坂本「そうだ、前に果たせなかった約束をもう一度しよう。」 ペリーヌ「約束・・・ですか?」 坂本「ああ、花見だ。戦いが終わったら扶桑でみんなで花見をしよう。このリボンがあれば、この約束もきっと思い出せるはずだ。」 芳佳「そうですね!今度こそ約束です!」 坂本「日にちも決めなければな・・・桜が咲くころだと・・・4月の初めあたりか・・・」 ミーナ「あら、素敵ね。みんなは大丈夫そうかしら?問題がなかったら、私がみんなで一緒に扶桑へ行けるよう戦いが終わった後に連絡を入れておくけど・・・」 エイラ「どうする、サーニャ?」 サーニャ「うん。桜、見てみたいし、私も行くわ。」 エイラ「でも、お父さんとお母さんのことはどうするんダヨ?」 サーニャ「扶桑とオラーシャはそれなりに近いし、お父様とお母様もきっと生きてるから・・・だから、大丈夫。」 エイラ「そ、そっか・・・」 ミーナ「特にないみたいね。じゃあ、連絡しておくわね。」 坂本「すまんな、ミーナ。苦労を掛ける。」 ミーナ「前も言ったでしょう。もう慣れっこよ。」ニコ 芳佳「あの、それで場所はどうするんですか?」 坂本「横須賀でいいだろう。近くに花見に最適の場所がある。」 ミーナ「それじゃあ、このリボンは常につけていましょう。何があっても、絶対にはずす事の無いように。」 皆、一様に頷く。誓いのリボンが、より一層、皆の絆を深めた。 夜 ---エイラ&サーニャの部屋--- 俺、エイラ、サーニャの3人はインディアンポーカーに興じていた。ハートやダイヤなどのマークや色を使用しない、数字だけで勝負する簡単な形式だ。 俺「エイラ、かえた方がいいんじゃないっスか?その札、多分今日一番で最弱っスよ。」 エイラ「ヘン!お前なんかに騙されるかヨ!私は変えないかんナ。」 サーニャ「私も、かえた方がいいと思う。」 エイラ「さ、サーニャが言うならしょーがねーナ・・・」 渋々カードを捨てるエイラ。 エイラ「キング・・・ってやっぱり一番強かったじゃないカー!!」 俺「ははは!!これで勝ちはいただきっス。」 サーニャ「ごめんね、エイラ・・・」 エイラ「うぅ・・・くそぉ・・・」ペラッ エイラはもう一度カードを引き直し、カードを見ないようにしながら額へ当てる。 サーニャ「俺も、かえた方がいいと思う。」 俺「あはは、残念、俺はその手には引っかからないっス。このまま勝負するっスよ。」 エイラ「後悔すんなよナー」 俺「じゃあいくっスよ・・・せーの!」 三人が同時にカードを見せる。 俺【A】 エイラ【8】 サーニャ【Q】 俺「」 サーニャ「だから言ったのに・・・」 エイラ「ヘヘーン!ザマー見ろ!サーニャを信じないからこうなるんだゾ!」 俺「ぐぬぬ・・・ま、いっか・・・と言うより、こんなことできんのも今日で最後なんスかね・・・」 エイラ「何辛気臭いこと言ってんダヨ。明日も、その先もずっとできるに決まってんダロ。」 サーニャ「俺のそういうところ、良くないわ。」 俺「あはは・・・そっスね、ごめんなさい。」 エイラ「・・・あのさ、俺。オマエ、戦いが終わったらどうするんダ?」 俺「それ、もしかして俺に死亡フラグ立てさせようとしてんスか?」 エイラ「は?ふらぐ?」 俺「なんでもないっス・・・そうっスね・・・今はカールスラント空軍預かりってことになってるから、一度原隊復帰するかもしれないっス。まぁ、すぐに引退しますけど。」 エイラ「あのさ、もし、そのあとやることないんだったら一緒に、サーニャの両親を探さないカ?」 俺「え・・・?・・・俺も、一緒についていっていいんスか?」 サーニャ「一緒に来てほしいの・・・お願い・・・」 エイラ「サーニャも言ってるダロ。だから、ナ。」 俺「・・・そっスね・・・じゃあ、一緒に行かせてもらうっス。なおさら負けられないっスね、明日。」 エイラ「ダナ。じゃあ三人だけの約束ダ。必ず、生きて戻って来ようナ。」スッ サーニャ「うん。」スッ 俺「おうっス!」スッ 三人で手を重ね合う。リボンに新たな誓いが刻まれた。 俺「っと、じゃあ俺はそろそろ部屋戻りますね。」 エイラ「なんダ、もう帰るのカ?」 俺「もうって・・・もうすぐ消灯っス。規則は守らないと。」 エイラ「お前ってヘンなとこ真面目だよナ~」 俺「いや・・・実は、前に抜け出したらバルクホルン大尉にばれちゃって・・・怒られたんスよ・・・」 エイラ「ふーん・・・ま、いいけどサ。」 俺「じゃあ、お邪魔しました。」スクッ サーニャ「あっ・・・」 サーニャが俺を引き留めようと手を伸ばしかける。 俺「? どうかしたっスか?」 サーニャ「ううん・・・なんでもない・・・おやすみなさい・・・」 俺「はい、おやすみなさいっス。また明日。」ニッ ガチャ パタン サーニャ「・・・・・」 サーニャはどこか寂しそうな表情を浮かべている。 エイラ「・・・・・」 ---基地内バルコニー--- 坂本「すまなかったな宮藤・・・お前を連れてきた上に危険な目に合わせてばかりで・・・」 芳佳「謝らないでください、坂本さん。私、後悔なんかしてないです。」 芳佳「むしろ、ここに来てよかったです。みんなと会うこともできたし、なにより、たくさん、素敵な思い出ができましたから。」 坂本「宮藤・・・」 芳佳「だからこそ、明日は負けられません。坂本さんの分も、私、しっかり戦ってきます。」 坂本「・・・はっはっは!!言うようになったじゃないか宮藤!そうだな、お前には私の分もしっかり戦ってもらわないとな。」 芳佳「はい!」 坂本「必ず、生きて扶桑へ帰ろう、宮藤。」 芳佳「はい。」 ---芳佳&リーネ&ペリーヌの部屋--- ペリーヌ「・・・・・」 家宝のレイピアを見つめるペリーヌ。 リーネ「それ、たしかペリーヌさんの家宝の・・・」 ペリーヌ「ええ、大切なレイピアですわ・・・これを見ていると、祖国のことを思い出しますの・・・」 リーネ「ペリーヌさんは、ガリアが本当に大好きなんですね。」 ペリーヌ「もちろんですわ。あなたは、祖国を愛していないのかしら?」 リーネ「いえ・・・私も、ブリタニアは大好きです・・・」 ペリーヌ「そうでしょうね。なら、その愛する祖国を守るためにも、明日は負けられませんこと?」 リーネ「はい・・・絶対に、負けられません・・・勝って、ガリアもブリタニアも、全部平和にしたいです!」 ペリーヌ「ええ。必ず勝って帰りますわよ、私たちの祖国に!」 リーネ「はいっ!」 ペリーヌ「ふふっ・・・さぁ、カモミールを入れて差し上げますわ。よく眠れるように。」 ---ゲルト&エーリカの部屋--- コンコン エーリカ「あ、誰か来た。」 ゲルト「今開ける。」 ガチャ ゲルト「ミーナ?どうした、こんな時間に?」 ミーナ「今日ぐらいあなたたちと一緒に居たいと思って・・・」 エーリカ「入りなよ~」 ミーナ「そうね。お邪魔するわ。」 部屋へと足を踏み入れたミーナの眼前には、半分は綺麗に片づけられ、もう半分はゴミ屋敷と化したような不可思議な光景が広がっていた。 ミーナ「それにしてもフラウ・・・これは少し散らかりすぎね・・・」 ゲルト「掃除させようとしてもすぐどこかへ行ってしまうからな、コイツは・・・」 エーリカ「だってメンドくさいじゃん。」 ミーナ「はぁ・・・あなたは明日の戦いが終わった後、この部屋を掃除ね。」 エーリカ「え~!」 ゲルト「え~じゃない!やるんだ!」 エーリカ「ちぇ~・・・わかりましたよ~」 ミーナ「ふふっ・・・」クスクス ゲルト「? どうした、ミーナ?」 ミーナ「いいえ、フラウに掃除させるためにも、負けられないわね。明日は。」 ゲルト「ははは!そうだな。お前のためにも負けられん。」 エーリカ「え~・・・だったら負けてもいいよ~・・・」 ゲルト「バカをいうなハルトマン!」 エーリカ「冗談だってば・・・それにさ、トゥルーデとも約束したもんね。」 ミーナ「カールスラントの空を、私たちの手で取り戻す。だったわね。」 ゲルト「ああ。むしろうまくいけば世界の空を取り戻せるんだからな。これほどの喜びはない。」 エーリカ「じゃあもっかい約束。あたし達の手で絶対に取り戻そうね。」 ゲルト「ああ!」 ミーナ「ええ、もちろんよ!」 ---シャーリー&ルッキーニの部屋--- ルッキーニ「シャーリー・・・」 シャーリー「どうした、ルッキーニ?」 ルッキーニ「あたし、みんなとお別れしたくない・・・」 シャーリー「どうしたんだ突然?」 ルッキーニ「だって・・・戦いが終わったら、今まであった事・・・忘れちゃうんでしょ?そうなったら・・・」 シャーリー「・・・こっちおいで、ルッキーニ。」 シャーリーはひざの上にルッキーニを座らせる。 シャーリー「大丈夫だぞ、ルッキーニ。私たちにはこのリボンがあるんだ。」 そう言ってシャーリーは手首につけたリボンを見せる。 シャーリー「だから、きっと思い出せる。このリボンは私たちの繋がりの証だ。」 シャーリー「どんなに離れていても、このリボンが私たちを繋ぎとめてくれる。」 シャーリー「それに、お前にはこれもあるだろ?」 そう言って、ルッキーニの首にかけられたゴーグルを持ち上げるシャーリー。 誕生日に受け取って以来、ルッキーニはこのゴーグルを肌身離さず、ずっと首にかけている。 シャーリー「それにな、もしルッキーニが思い出せなかった時は、私が教えてやる。だからなにも心配しなくていいんだぞ。」ナデナデ ルッキーニ「・・・うん。ありがとう、シャーリー。」ギュッ シャーリー「きっと戻って、また一緒に旅しような。」 ルッキーニ「うん・・・!」 深夜 ---エイラ&サーニャの部屋--- すでに消灯時間を迎え、寝床についていた。 エイラ「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 エイラ「・・・なぁ、サーニャ。起きてるカ?」 サーニャ「うん・・・」 エイラ「・・・行かなくていいのか?」 サーニャ「え・・・?」 エイラ「さっき、俺に何か言おうとしてたダロ?伝えに行かなくていいのカ?」 サーニャ「・・・・・」 エイラ「行って来いヨ。モヤモヤしたままだと、眠れないゾ。」 サーニャ「・・・うん。いってくるね・・・」 エイラ「あんま遅くなんなヨ。」 サーニャ「うん。」 ツカツカ カチャ パタン エイラ「・・・・・」 ---俺の部屋--- 俺(寝れないな・・・もう少し、2人と話してたかったな・・・) 俺(ちょっと外の空気でも吸うか・・・) 扉へと歩み、ドアノブに手を掛け扉を開く。 ガチャ サーニャ「っ!」 俺「え・・・さ、サーニャ・・・?」 扉の前にサーニャが立っていた。 サーニャ「・・・・・」 ギュッ 俺「!? ど、どうしたんスか、サーニャ・・・?」 サーニャ「・・・・・」ギュゥ… 俺「・・・とりあえず入ってくださいっス。ココア、淹れますから・・・」 サーニャは無言で頷き、俺に連れられ、部屋へと入る。 俺は彼女をベッドへと腰かけさせ、ココアを手渡す。 俺「熱いから気を付けて・・・」スッ サーニャ「・・・・・」コクリ 一度頷いてからココアを受け取るも、一向に手を付ける様子がない。 俺「だ、大丈夫っスか?熱は・・・」 サーニャの額へ手を当てる。 俺「大丈夫みたいっスね・・・」 その後も手を付ける様子がないので、サーニャからカップを預かり、近くの台の上へ置く。 トサッ 俺「!」 不意にサーニャが俺の肩へ寄りかかった。 サーニャ「俺・・・」 俺「は、はい・・・」 サーニャ「好き・・・」 俺「へ!?あ、いや・・・俺も、大好きっスよ・・・」 サーニャ「お願い・・・いなく・・・ならないで・・・」ギュゥ そのまま俺の腕にしがみ付く。 俺「・・・俺は、どこにも行かないっスよ。」 サーニャ「でも、俺のこと忘れちゃうかもしれない・・・私の中で俺が、どこか行っちゃう・・・それが、怖い・・・」 俺「・・・あはは。嫌だな・・・まだ忘れるって決まったわけじゃな・・・」 サーニャ「・・・・・」 サーニャが健気な瞳を俺へと投げかける。その翡翠色の眼差しの奥で、涙が揺れ動く。 俺「・・・目、瞑ってください。」 言われた通り、サーニャは瞳を閉じる。 それから数瞬の間を挟み、 サーニャ「っ・・・」 唇に、何かが触れた。 そのまま数秒の沈黙が流れる。 ふと、触れていたそれがゆっくりと離れた。 俺「・・・・・」ニコ 瞳を開けば、俺が微笑んでいた。 俺はサーニャの両頬を包むように手を添え、額を軽く、こつりと合わせる。 俺「今のは、俺を忘れないおまじない。これでサーニャは俺の事、忘れないっス。」 サーニャ「・・・・・」 俺「だから大丈夫。何も、心配することはないっス。」 サーニャ「・・・・・」 それでもサーニャの顔が晴れることはなかった。それどころか、揺らいでいた瞳から今にも涙がこぼれ落ちてしまいそうだった。 俺「・・・・・」 チュッ 彼女を慰める術が俺には分からなかった。 今こうして口づけても、この子はきっと悲しいままなのかもしれない。 こんなにも大好きで愛おしいのに、こうするほかに自分には方法が見つからない。そんな自分が情けくて、悔しい。 しばらくして、頃合いをつけ俺が唇を離そうとする。 刹那、 俺「ん!?」 サーニャの唇が、不意に俺の唇を塞いだ。俺が一瞬息苦しそうな表情を浮かべる。 サーニャ「ん・・・」チュッ… それでも構わず、キスを続ける。 やがてキスに熱が入り始める。触れ合うだけだった口づけは、いつしか啄ばむようなキスへと変わり、互いに唇を吸いあう。 チュッ…チュゥ… 上唇と下唇をそれぞれをはむように口づける。その間に互いの指は自然に求め合い、絡まる。 サーニャ「んっ・・・は・・・ぁ・・・ちゅっ・・・」 俺「ん・・・ちゅ・・・ちゅっ・・・」 それからサーニャはもう一度俺に唇を押し付け、舌を口内へと滑り込ませる。 俺「っ!」 彼女の柔らかな舌が俺の舌を撫でる。2人は絡め合っていた手を離し、俺は腰へ、サーニャは首の後ろへと手を回す。 サーニャ「れろ・・・ちゅる・・・はぁ・・・ちゅ・・・」 俺「ちゅ・・・んっ・・・んくっ・・・」 ぎこちないながらも、ゆっくりと、お互いを確かめ合うように舌を動かす。 時折サーニャから漏れる甘い吐息と、舌の柔らかくねっとりとした感触が俺を昂ぶらせる。頭の中が蕩けてしまいそうだった。 もう、何も考えられない。 サーニャ「ちゅく・・・んぅ・・・ちゅっ・・・」 今は・・・今だけは・・・ 俺「・・・ん・・・ふっ・・・ちゅ・・・」 きみに触れていたい・・・ チュルッ… 唇が離れる。 二人の間に名残を惜しむように銀糸が伸び、切れてからベッドの上に滴り落ちる。 息を乱しながら、再び二人は抱擁を交わす。 サーニャ「はむっ・・・」 俺「っ・・・」 肩に頬を預けていたサーニャが、不意に俺の耳朶を食み、舐る。 俺「さ、サーニャ・・・」 サーニャ「ん・・・ちゅ・・・」チュピッ しばらくして食んでいた唇が離れ、サーニャは俺の肩へ再び頬を預ける。 そんな彼女を抱きしめながら、俺は右腕で彼女の髪を撫で続ける。 サーニャ「離れ・・・ないで・・・」 震えた声でただ一言、サーニャが耳元でつぶやいた。 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 見つめ合う二人。それから言葉を交わすことなく、 チュッ… 再び口づけ合う。 手を重ね合わせながら、俺はゆっくりとサーニャを押し倒した―― ―――――― ―――― ―― そして、決戦の日を迎える・・・ 続き→ペルソナ20
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---北海上空--- イヴ「雷撃よ、『ジオンガ』!」 イヴの目の前に現れる魔法陣。そこから電撃が直線状に放たれる。俺はそれをシールドによって防ぐ。 アダム「終いや!!」 後方からの斬撃。直感で体をそらし、何とか避ける。 イヴ「『ジオンガ』!!」 俺「しまっ・・・」 回避した態勢から戻る前に、俺へと電撃が飛んでくる。防御が間に合わない。 もうだめか・・・そんな思考が過り、俺は瞳を閉じる。だが、電撃が俺へと届くことはなかった。 俺「え・・・?」 芳佳「大丈夫ですか!俺さん!!」 瞳を開くと、目の前には赤色のシールドを展開した宮藤の姿があった。 俺「宮藤さん・・・なんで・・・」 芳佳「坂本さんの代わりに来ました。この女の人の相手は、私がします。」 俺「ダメっス!!戻ってください!!」 芳佳「ここまで来たら、もう逃げられないです。私も戦います。」 俺「でも・・・」 芳佳「でももだっても無いです。俺さんはそっちの男の人をお願いします。」 そう言って宮藤はイヴのいる方へストライカーを駆る。 アダム「どうすんのや、あの子?」 俺「・・・宮藤さんは強いっス。今は、彼女を信じます。」 アダム「そうかい。ほんなら、タイマン張るか?」 俺「アンタは・・・あのイヴって人、助けに行かなくていいんスか?」 アダム「イヴは負けへん。絶対にな。」 俺(・・・とりあえず、早いとこコイツを退けて、宮藤さんを助けなきゃな・・・) アダム「覚悟せぇや・・・オラァ!!」 俺「おおおおッ!!」 ギィン! その一方、宮藤は。 芳佳「どうしても、戦わなくちゃいけないんですか・・・?」 イヴ「あなた方が退いてくれるならば、戦う必要などありません。」 芳佳「私たち、その先にどうしても行かなきゃいけないんです。お願いです、私、できればあなたと戦いたくない・・・」 イヴ「退けば、あなた方は滅びを止めようと邪魔をする。滅びは確かに避けることは不可能。ですが、あなた方によって止められてしまうという可能性も無きにしも非ず。」 イヴ「芽は、早いうちに摘まねばなりません。あなた方がこの先へ行くというのなら、私たちはそれを全力で止めます。」 芳佳「どうして・・・どうしてそこまでして、この世界を滅ぼそうとするんですか!?」 イヴ「あなたに言っても仕方のないことです。焔よ、『アギラオ』。」 ボウッ、と火の玉がイヴの横に出現し、宮藤へと飛んでゆく。 芳佳「うっ!」 瞬時にシールドを展開。迫っていた火炎はシールドに接触すると、爆ぜ、消える。 イヴ「あなたも私たちと同じネウロイの力を持つというのに・・・なぜ滅びを受け入れようとしないのですか?」 芳佳「生きたいからです・・・これからも、この先もずっとずっと生き続けて、みんなと一緒にまた笑いたいから・・・だから、諦められないんです。絶対に。」 イヴ「笑顔の為だけに戦うと?生きることはただ苦しいだけだというのに。」 芳佳「生きることは、確かに苦しいかもしれないです・・・でも、その分、喜びもたくさんあります。生きているときに感じれる喜びは、きっと、どんなことよりも素敵なことだと思います。」 芳佳「私は、そんな喜びをこれからも感じたい・・・みんなと分かち合いたい・・・だから、それを守るために戦うんです。」 イヴ「なら、生を享受している間に喜びを感じられなかった私は、どうなるというのですか・・・?無駄な生だったというのですか・・・?」 芳佳「無駄な命なんて、一つもないです。あなたにもきっと、喜びを感じられる時が・・・」 それから、数秒の間が空く。 イヴ「・・・そんなの・・・そんなの綺麗事よ!!」 芳佳「!!」 突然イヴの口調が一変し、芳佳は驚く。 イヴ「ネウロイのせいで、目の前でお父さんもお母さんも死んだ・・・孤児院でできた友達も、みんな、実験に利用されて・・・みんな・・・みんな・・・」 イヴ「いつもそう・・・私にあるのは苦しいことだけ・・・喜びなんて一度もなかった・・・喜びを感じる前に、全て奪われて・・・いつの間にか私自身、嫌いだったはずのネウロイになってた・・・」 先ほどとは違い、彼女の目には明確な生気が宿っている。 イヴ「分かる・・・?あなたに、この苦しみが・・・」 芳佳「・・・分からないです。私は、あなたじゃないから・・・でも、これだけは言えます。あなたは、ネウロイなんかじゃない。」 イヴ「馬鹿言わないで・・・これを見てわからないの?このストライカーの模様。赤くなった目。私は、ネウロイなのよ・・・」 芳佳「違います。それなら私だってネウロイのはずです。あなたと同じようにストライカーに模様が入るし、目だって赤くなる。でも、私は自分をネウロイだなんて思いません。」 芳佳「ネウロイには感情がありません。でも、私には感情があります。みんなと笑ったり、泣いたりできる・・・あなただってそう。今みたいにそうやって、苦しんだり、悲しんだりすることができる。」 芳佳「だから、ネウロイみたいに全部壊そうとしなくたっていいんです。幸せや喜びは、この先になれば必ず、あなたにもある筈だから・・・」 イヴ「・・・ふ・・・フフフフ・・・あはははははは!!」 突然、狂ったように笑い始めるイヴ。 イヴ「・・・やはり、私とあなたはわずか程も交わってはいない・・・語るだけ無駄です。やはりここで消えてもらいます。」 そう言うや否やイヴが宮藤へと肉薄。腰に据えられたナイフを引き抜き、宮藤へと斬りかかる。 宮藤も瞬時に反応し、背中に帯刀していた烈風丸を抜刀。ナイフを受け止める。 芳佳「どうしても、戦わなきゃいけないんですか・・・」 イヴ「もう、遅いのです。なにもかも。」 ♪Heartful cry 先ほど見せた人間らしい感情。まだ、間に合う。ここで彼女を止めれば、まだ彼女を助けることが・・・宮藤は、覚悟を決めた。 芳佳「・・・あなたは、私が助けます!!」 ---第502統合戦闘航空団航空母艦 甲板--- ここは、502のメンバーが乗り込んでいる航空母艦。彼女たちも、今行われている戦いを見守っていた。 管野「・・・・・」 伯爵「どうしたんだい、ナオちゃん?随分と怖い顔だけど。」 管野「あいつ、あのままだと危ない。」 ニパ「あいつ・・・?あの、宮藤って子か?」 宮藤の存在は、他の戦闘団にも噂がいきわたり、すでに多くの者が宮藤のことを知っていた。俺についても同様であった。 管野「ああ。あいつ、剣の振りがなってない。あの男の方は、刀を当るか当たらないかのギリギリのとこで刃を峰に返してる。たぶん、相手を殺さずに倒そうとしてるんだ。」 管野「でも、宮藤の方は峰に返す瞬間がバレバレだ。それに、刀の振りが少し遅い。その証拠に、さっきから相手に避けられてばっかだ。」 ぶっきらぼうな面構えで腕を組みながら自らの考察を述べるこの少女、管野直枝。宮藤たちと同じ、扶桑出身のウィッチであり、ジャイアントキリングを好むピュアファイターである。 その隣にいるスオムス空軍の軍服を着た、エイラの親友でもあるこの少女は、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン。愛称は『ニパ』。 そして、菅野の後ろで、彼女の右肩に手を置きながらもう片方の手で双眼鏡を構え、上空の様子を見守る、どこか紳士的な雰囲気を醸し出しているこの少女。 かつてのエーリカの長機であり、バルクホルンたちとも面識があるカールスラントのベテランウィッチ。ヴァルトルート・クルピンスキー。彼女はその独特の雰囲気から、『伯爵』とあだ名されている。 ジョゼ「ぜ・・・全然わからないです・・・」 下原「私も・・・そこまで見えないよ・・・」 そう語るこの二人。片方はガリア出身の、この部隊の数少ない常識人であるジョーゼット・ルマール。愛称を『ジョゼ』。 その隣にいるうさみみを生やした扶桑人の少女は、下原定子。彼女は固有魔法に遠距離視と夜間視を持っており、それによって上空の様子をを見つめていた。 管野「・・・助けに行く。」 サーシャ「だ、ダメです!何を言ってるんですか!!」 制止するのはアレクサンドラ・I・ポクルイーシキン。愛称を『サーシャ』と言い、オラーシャ出身のこの部隊の戦闘隊長だ。 伯爵「止めてあげないでくれるかな、熊さん。こうなるとナオちゃんが止まらないの、知ってるでしょ?」 ロスマン「ちょっと!あんたまで何言ってんのよニセ伯爵!!」 ピシッ!と指導棒を伯爵に突き立て反駁する、銀髪で小柄なこの少女は、長年伯爵の戦友として肩を並べてきたカールスラントのウィッチ。エディータ・ロスマン。 伯爵「おやおや、怖い先生だ。」 サーシャ「ラル少佐ぁ・・・」 ラル「ん?ああ、いいんじゃないか?行かせてやれば。」 軽口でそう返す、この部隊の司令であるグンドュラ・ラル。彼女もカールスラント出身である。 ラル「ただし、ストライカーは壊さないでくれ。それが条件だ。あと、必ず戻って来るように。」 さばさばとしていながら、言葉からはどことなく重みを感じる。菅野はその言葉に力強く頷く。 サーシャ「もう・・・ここの人たちは・・・はあぁ…」 下原「行っちゃうんですか、管野さん・・・?」 管野「あいつだって、オレたちの仲間だろ。助けたいって思うのは当然じゃないのか?」 ニパ「仲間、か・・・そうだよな。」 伯爵「今日のナオちゃん、いつも以上にカッコいいね。うん、そういうところも好きだな、ボクは。」 ロスマン「なんの話しをしてるのよ、このニセ伯爵は・・・」 管野「とにかく、行くからな。」 ラル「ああそれと、落ちたらサメがいるかもしれないから、注意するように。」 サーシャ「そっちの心配ですか!?」 ジョゼ「気を付けてくださいね・・・」 管野「うん。行ってくる。」 ---北海上空--- 繰り返される斬撃の応酬。やがて二人は二匹の立ち上る昇竜の如く上昇をかけながら切り結ぶ。 散々打ち合った末、再び互いに距離を取る。 フッ 俺「!」ヴン ふと相手の姿が消える。すかさず俺は魔導針を発動させた。 俺「そこだッ!!」ヒュン ズパッ 俺「痛っ・・・」 新たに腕に刻まれた傷。 先ほどから相手が繰り返す、目の前から消える得体のしれない能力に翻弄され、俺は他の場所にも多くの傷を負っていた。 しかし、 アダム「どうやって・・・分かったんや・・・?」 消えていたはずの相手が姿を現し、脇腹を抑えている。どうやら俺の振りぬいた刀が当たったようだ。 俺が相手の問いに返すように、俺が眼鏡のつるをくいっと持ち上げる。黒目だった俺の瞳は、メガネの抑制が外れた途端、藤色を湛え始める。 アダム「ちっ・・・魔眼か。」 魔眼は、相手のステルス能力を見破ることができる唯一の対抗手段であった。 魔導針により相手の位置を捉え、魔眼により、相手の動きを見切る。俺は自信の固有魔法をフルに活用し、敵の能力を看破した。 だが、その考えに至るまでに負った傷の量はあまりにも多すぎた。 俺の意識が、少しばかり薄れ始めていたのだ。 ザクッ! 俺「グぅッ!?」 その一瞬の隙を突かれ、一気に距離を詰められた。俺の右肩は相手の刃によって貫かれる。 アダム「なんや、動きにぶっとるんやないか?オラァッ!!」グッ! 俺「ぐあッッ!!!??」 より深くへとねじこまれる刃。激痛が全身を襲い、顔には苦悶の表情が浮かび、瞳からは意思に反して涙が零れる。 穿たれた傷口から血が刃を伝って滴り、むせ返ると同時に口許からも血液が飛び散る。 インカムから誰かの声が聞こえたが、痛みのせいでそちらに気を配る余裕がなかった。 アダム「なぁ、ええ加減本気だせや。まだおるんやろ、『獣』が。」 俺「あいにく・・・はぁ・・・はぁ・・・俺が飼ってる獣は『淫獣』って名前のむっつりスケベだけっス・・・狂暴なのは余所をあたってください・・・」 アダム「フカシこいとる場合かワレ。このままやと死ぬで?助けでも呼んだらどうや?」 アダム「あぁ、アカンか。せやろな、ろくに戦う覚悟もあらへん連中やもんな。ったく、そんな覚悟もあらへんでよく軍人なんぞやっとるなホンマに。」 俺「・・・取り消せ・・・・・」 アダム「あ゛ぁ?」 俺「今の言葉、取り消せって言ったんだよ・・・!!」グッ 右肩を貫く刃を、左の手で握る俺。 アダム「ワレ、今の立場分かって・・・!?」 アダム(動かへん・・・どういうこっちゃ・・・) 動かそうにも、刃は微動だにしない。 俺「覚悟がない・・・?何も知らないくせに、勝手なこと言うなよ・・・」 アダム「なんや急に?」 俺「みんなそれぞれ覚悟をもってここまで来たんだ。全て終わるかもしれない・・・それでも生きたいから・・・かなえたい夢や、信念があるから・・・抗う覚悟をきめてここに来たんだ。」 俺「むしろ覚悟がないのは、生きることをやめようとしてるアンタとあのイヴって人だ・・・アンタらがやってるのは、単なる『逃げ』だろ・・・違うか・・・?」 アダム「おい。イヴを愚弄するような言葉吐きおったら殺す言うたやろ。ホンマシバき倒すぞ?」ギロッ 俺「ぬ・・・グゥ・・・ああああああああッ!!」ズボッ 刃を握っていた手に渾身の力を籠め、引き抜く。 俺「はぁ・・・はぁ・・・俺には、分からない・・・なんで、そこまでしてあのイヴって人に尽くすんだ・・・どうして全部滅ぼそうとするんだ・・・」 アダム「・・・お前には関係あらへん。オレは、イヴとやったらいくらでも不幸になったる。その先がたとえ地獄だとしても、オレはイヴの側に居続ける。そう決めたんや。」 アダム「他人のお前にとやかく言われる筋合いは・・・ない・・・ゴフッ・・・」 突然、男の口から赤い液体が吐き出される。それは紛れもなく血であった。 俺「!?」 アダム「ハァ・・・ハァ・・・糞ッたれ・・・もう時間があらへん・・・」 俺「時間・・・?どういう事っスか・・・?」 アダム「見ての通りや・・・無理やりネウロイの力埋め込まれて、今更体が拒絶しとる。イヴも同じ・・・どちらにせよオレらは近いうちに死ぬ・・・」 気づけば、相手の刀がネウロイ化を起こしている。次第に浸食され、体がそれに対して拒絶を行っていた。 アダム「決着・・・つけようや・・・はよせんと、つく前に死んで・・・ゲホッ!」 むせ返るたびに、男の口からは血飛沫が飛び散る。 俺「・・・・・」スゥ…キン! 俺は帯から鞘を抜き、刀を手に持った鞘へと納める。 この男の戦う真の理由。それは自分を満たす為ではなく、全て、あの少女の望みを叶えるためであった。 アダム「なに・・・剣しまっとんねや・・・ゴッホゴホ!!」 俺「これが、俺の戦い方っスから・・・」チキッ 自分にも、愛する少女がいる。腕に巻きつけたこのリボンを受け取った少女。その少女は世界の安寧を願い、これからもこの世界で生き続けたいと願っている。 俺も譲るわけにはいかない。俺は腕に巻いたリボンを一度握りしめ、静かに目を閉じる。 俺「俺にも、守りたい人が・・・守りたい人たちがいるんだ・・・今ここで斃れる訳にはいかない・・・アンタを越えて、その先へ進む・・・!」カッ 見開かれた瞳から発せられる威圧。それを相手へと送りつけながら、ゆっくりと姿勢を少しかがめ、抜刀術の構えをとる。 アダム「そうこななぁ・・・去ねやぁぁぁ!!」 俺「・・・おおおオオォォォォォォッ!!!」 片方は滅びの明日を願う少女のため。もう片方は平和で穏やかな明日を願う少女のため。互いの愛する者のため、それぞれの思いがぶつかり合う。 その一方で、宮藤は・・・ 俺の右肩が刀で貫かれる少し前。 芳佳「やあぁ!!」ブゥン! イヴ「それで攻撃しているつもりですか?」ヒラリ 峰打ちを狙うも、相手の不可解なベクトルの動きにより躱されてしまう。 その時、 俺≪ぐあッッ!!!??≫ インカムから俺の悲鳴が聞こえる。右肩を貫かれたのだ。 芳佳「俺さん!!」 宮藤が俺のいる方角へ振り返る。遠目だが、俺を何かが貫いているのがわかる。 ?≪よそ見するな!!宮藤!!≫ 芳佳「え?」 背後を振り返る。イヴがすでに詠唱を終え目の前に魔法陣を展開していた。宮藤の背に冷たい汗が流れる。 イヴ「『トリスアギ・・・』」 発動される魔術の名を言いかけたその時、 バキィ! イヴ「!!」 イヴは何者かに殴り飛ばされた。 芳佳「あ・・・あなたは・・・」 管野「管野一番、推参。」 そう吐き捨てた菅野はなぐりつけた拳にフッと息を吹きかける。 芳佳「あ、あの・・・」 管野「馬鹿やろう!!」 芳佳「え・・・」 耳を劈くような、菅野の怒号。 管野「どうして振り返ったんだ!?死ぬ気か!!」 芳佳「だ・・・だって、俺さんが・・・」 管野「だってもどうしてもない!!お前が死んだら元も子もないだろう!!」 芳佳「! ・・・」 伯爵≪ザザッ・・・おしゃべり中失礼するけど、ナオちゃん、相手を見た方がいい。≫ 管野がインカムからの伯爵の言葉通り、相手の顔を見る。 イヴ「何故・・・邪魔をするのですか・・・?」 管野「お前が仲間を傷つけようとしたからだ。それ以外に理由はない。」 イヴ「仲間・・・下らない。そんな綺麗事はもう聞き飽きた・・・」 管野「下らなくなんかない。個人の不可能は、仲間が変えてくれる。孤独を選んだお前はそれを知らない。だから綺麗事に聞こえるんだ。」 イヴ「うるさい・・・うるさいうるさいうるさい!!」 頭を抱え頭を振るイヴ。 イヴ「・・・もういい・・・ここで、全部消す・・・」バッ 手を開いたまま両手を前に突出す。次第に手のひらに赤いエネルギーが収束しはじめる。 エイラ≪ザザッ・・・まずい・・・逃げロ!宮藤!!≫ エイラの固有魔法が、目前に迫る脅威をいち早く察知した。 エイラ≪ビームだ!!それも、すごく強力な!!!≫ エイラの脳裏には、宮藤たちを焼き尽くし、海上の母艦や駆逐艦すらもすべて巻き込み破壊しつくす、赤い極太の光軸が放たれるビジョンが鮮明に映し出されていた。 しかし、宮藤は逃げなかった。自分が避ければ、どちらにせよ仲間に危険が及ぶ。 管野「どうする、宮藤?」 芳佳「・・・あなたは、私の後ろにいてください。」 管野「どうするつもりだ。」 芳佳「守ります。みんなを。だから、力を貸してください。」 管野「・・・もちろんだ。」 イヴ「消えろおおおぉぉ!!!」ビシュウウウウゥゥゥ!! 収束された膨大なエネルギーの束が宮藤たちに襲い掛かる。 ・・・ ・・・ ・・・ アダム「破亜亜あああぁぁぁッ!!」 俺「おおおォォォォォッッ!!!」シャン! それと並行して、二人の男の雌雄が決しようとしていた。 抜刀術。 相手を座して待ち、迎え撃つ一撃必殺の対人剣術。相手は、それを知っていた。抜刀術が『一撃必殺』の剣術であることを。 剣気一閃。電光石火の速さで鞘から抜き打たれる刃。剣速はすでに達人の域を逸しており、常人ならば見切ることはほぼ不可能。 しかし、相手はその更に一手先を読んでいた。あらかじめ間合いを見切られ躱されたのだ。 刃は相手に届くことなく、ただ虚空を一閃する。 アダム(躱した!今や!!)ヒュン! 後方へと瞬時に退き、すぐさま上段に構えなおし、 アダム「終いやあああぁぁぁ!!」 片手で唐竹に刃を振り下ろす。が、 グキィッ!! アダム「ぬあッ!!?」 衝撃。 俺の抜刀術は『一撃』ではなかった。 ニ撃目。もう片方の手に、逆手に握られた鞘が相手の刃を握っていた腕をへし折った。腕から抜け落ちた刃は、海へと落ちてゆく。 これこそが、坂本と共に編み出した二段構えの抜刀術。 通常の抜刀術は踏込みを行う必要がある。しかしここは空中。踏み込む地面など、どこにもありはしない。 そのため、鞘から引き抜かれた刃の威力は通常の約半分。そのための二撃目。一撃目の刀を振りぬいた勢いを利用し、鞘を相手へと叩きつける。 一刀目の「爪」を躱そうとも、二刀目の「牙」が相手に襲い掛かる。相手が躱す術はほとんど無いに等しかった。 俺はすかさず刀を納刀。納刀した鞘で相手の顎を打ち上げ、動きを封じ、柄で腹の急所を打つ。 相手の意識はそこで手放された。俺はすかさず気を失ったアダムを抱える。 俺「ふぅ・・・!?」 しかし、溜息をつくのもつかの間、網膜に強烈な光が焼き付いた。気づけば宮藤たちに、赤い破滅の光が襲い掛かっていた。 ・・・ ・・・ ・・・ 芳佳「烈ッ風ゥー斬ッ!!」 烈風丸に赤い魔力が纏われる。それは瞬く間に巨大化。膨大な魔力を纏った刃をビームに対して振り下ろす。 瞬間、カッ!と眩い閃光があたりを一瞬包み込んだ。 イヴ「!?・・・そん・・・な・・・」 次に目蓋を見開いた時には、ビームは掻き消え、傷一つ負っていない宮藤と、連合軍の艦隊が映った。 イヴ「ケホッ!」ピシャッ… 喀血が始まった。もう自分も長くない、そんな思考を巡らせていると、 ブロロロロロロ ストライカーの駆動音が耳に入り、音のする方へ視線を向ける。 下方から管野が拳を構えながら迫っている。朦朧とする意識の中、何とか両手を構え、再びビームを放とうとするが、 ゴスッ! 管野の拳が、イヴの腹の急所を抉るが早かった。イヴも、その場で意識を手放す。すぐさま管野が拾い上げる。 芳佳「管野さん!」 管野「手、貸してくれ。一人じゃ重い。」 ちょっぴりぶっきらぼうな表情の管野に宮藤は笑みを返し、二人は母艦へと帰還する。 ようやくついた決着。結局、誰も失うことなくグレゴリを退けることができた。 俺(よかった・・・無事みたいだ・・・) 二人の安否を確認した俺も、進路を皆の待つ母艦へと向けた。 その時、 アダム「・・・勝たな・・・勝たな、意味・・・あらへんのや・・・」カチャッ… 俺「っ!!」 俺の腹部に突き付けられた銃口。男の懐には、奥の手であるハンドガンが隠されていた。抱えられたこの男は最後の執念を振り絞り、その引き金を引く。 銃口に小さな赤い光が溜りはじめる。この男は、ハンドガンを介してのみビームを放つことができたのだ。 そして、それに俺が気づいた時には時すでに遅く、 ビシュッ! 俺の腹を一筋の細い光が貫いた。 ---航空母艦『ライオン』滑走路--- 先に帰還した宮藤を、501の全員が健闘をたたえる。管野は気絶したイヴを運び終えた後すぐに仲間の元へと戻って行った。 リーネ「よかった・・・よかったよぉ・・・芳佳ちゃん・・・」ギュッ 芳佳「うぅ・・・ちょっと苦しいよリーネちゃん・・・(でも幸せかも・・・///)」 ルッキーニ「あ!あれ!」 ルッキーニの指を指す方角から、ゆっくりと俺が降下し、着地した。俺は気絶しているアダムをゆっくりと降ろす。 すぐさまアダムは船員達により拘束、連行されていった。 サーニャ「俺・・・?」 体のあちこちに傷跡を作り、半ば満身創痍で戻ってきた俺。 よく見ると、切り傷とは別に、腹部に不自然な焦げ跡が残っている。その場所は深く穿たれ、留めなく血が流れている。 焦げ跡は、ビームが焼きついた跡であった。 俺「ゴフッ・・・」ドサッ 喀血。滑走路に赤い斑点がついたかと思うと、俺はそのまま地面へ倒れこんだ。同時にストライカーが足から外れる。 エイラ「!!」 サーニャ「俺!!」 サーニャは急いで俺へと駆け寄り、俺を抱え上げる。 俺「はは・・・ただいまっス・・・」ニコ サーニャ「嫌・・・どうして・・・死なないで・・・俺・・・」 俺「大・・・丈夫・・・ハァ・・・ハァ・・・俺は・・・死なないっスよ・・・約束を・・・守る・・・までは・・・ゲホッゲホッ!!」 途切れ途切れに、消え入りそうな声で懸命に言葉を返す。 サーニャ「でも・・・でも・・・グスッ・・・」 俺「心配・・・ハァ・・・いらないっス・・・それに俺、約束・・・破ったこと・・・ありますか・・・?」 サーニャ「うん・・・グスッ・・・」 俺「ハァ・・・ハァ・・・ありゃ・・・でも・・・二人との約束は・・・絶対に・・・守るっス・・・誓います・・・だから、お願いっス・・・泣かないで・・・ください・・・」 サーニャの頬を零れ落ちた涙を、震える俺の指がそっと拭う。 芳佳「俺さん!!」 宮藤が俺の元へと駆け寄り、使い魔を発現させ、治癒魔法をかけるために両手を俺へと翳す。が、俺は手でそれを制止し、首を横に振る。 芳佳「なんで・・・」 俺「こんな・・・ところで・・・ハァ・・・ハァ・・・力を・・・使っちゃいけない・・・ハァ・・・この力は・・・この後のために・・・取っておいてください・・・」 芳佳「でも、このままじゃ俺さんが・・・」 俺「俺は・・・平気っス・・・前だって・・・ネウロイのビームくらっても・・・ちゃんと・・・生きてたんスから・・・」 坂本「・・・俺の言うとおりだ。お前の力は、この後のためにとっておけ。宮藤。」 芳佳「坂本さんまで何言ってるんですか!?俺さんが死んじゃうかもしれな・・・」 坂本「宮藤!!」 芳佳「!!」 ただ無言で宮藤に視線を送る坂本。威圧にも似たそれに、宮藤は押し黙ってしまった。 俺「・・・エイラ・・・・・」 不意に、俺がエイラの名を呼ぶ。 エイラ「なんダヨ・・・グスッ・・・」 俺「エイラまで・・・泣いてるんスか・・・?」 エイラ「な、泣いてない!」ゴシゴシ 俺「よかった・・・俺・・・ちょっと・・・休憩させてもらうっス・・・だから・・・サーニャを・・・守ってあげてください・・・」 エイラ「休憩って・・・ヤメロヨ・・・今から死ぬみたいじゃんカ・・・」 俺「だから・・・死なないっス・・・絶対に・・・もどります・・・もどって・・・サーニャも・・・エイラも・・・みんなを・・・守ります・・・だから、それまで・・・」 エイラ「言われなくても・・・私は絶対にサーニャを守る・・・」 俺「はは・・・そう・・・っスよね・・・」 エイラ「絶対・・・戻ってこいヨ・・・死んだら・・・許さないからナ・・・」 俺「はい・・・っス・・・おねがい・・・しま・・・」ガクッ サーニャ「俺・・・?俺・・・!俺!!」ユサユサ シャーリー「お、おい!早く止血しないと・・・」 ミーナ「救護班は!?どこ!?」 ペリーヌ「わたくしが参ります!!」タッタッタ エーリカが駆け寄り、俺の脈に指を当てる。 エーリカ「・・・大丈夫、失血のしすぎで気を失ったみたい・・・まだ生きてるよ。」 ゲルト「だがこのままでは・・・」 ルッキーニ「おれぇ・・・」ポロポロ 心配もつかの間、ペリーヌが要請した救護班が俺の元へ駆け寄る。失血による気絶だと救護隊員にエーリカは伝えた。 俺は直ちに担架に乗せられ、救護室へと運ばれていった。 サーニャ「俺・・・」 エイラ「・・・・・」 そんなことは意にも介さぬように、非情にも船は再び歩みを進める。決戦の場所、ネウロイの塔へと向かって。 本当の決戦は目前へと迫っていた。 続き→ペルソナ21
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SD:ではそろそろ参りましょうか。 杏奈:お願いしますと言う事でー ジャック:よろしくお願いします 昴:宜しくお願いしますー SD:はい。よろしくお願いします。 というわけで、まずは現場リーダーを決めましょう。 現場リーダーの役割は、4版ルールにおけるコーラーです。リーダーというより、SDとの伝達役と思ってもらって構いません。 杏奈:ジャック君、行きますか? ジャック:俺ですか!? って、設定的なリーダーではないんですね SD:いえ、設定的にはリーダーです。ただ、PLにまでその重荷は背負わせません。PLとしては伝達役くらいに考えてください、ということですね。 それでも重荷は背負うので、みんなフォローしてあげてください。 杏奈:はいです。 紫藤:うい ジャック:じゃあ、問題がなければ自分がやります 昴:宜しくお願いします 杏奈:お願いしまする。 SD:では、長らくブランクも開きました。盛大に状況設定を詰めて参りましょう。 ジャック:あ、すいません。 皆さんのキャラの一人称って聞いてもいいですか? 昴:「僕」です 杏奈:わたし、ですな>一人称 紫藤:俺 ジャック:なるほど・・・じゃあ、私にしておこう SD:まずは今の日時。 ジャック:SD。状況的に今は自分が合流してない状況だと思うんですけど SD:ええ。まだ合流してないです。 杏奈:なるほど、はじめからというわけではないのですな>合流 ジャック:ですね。なので、合流するまでは皆さんを中心に動いてもらった方がいいかもです SD:で、今は12月です。 ジャック:割と、目と鼻の先ですね(苦笑 SD:本来なら、まだ余裕があります。が、あなたがたのタイムリミットは12月までです。なぜかというと、デス=篠宮蒼之が時の狭間に潜って、その時を早めようとしているからですね。 なので、どうにかしてこれを止めなければなりません。これが大きなM*のひとつ。 紫藤:近い・・・ SD:そしてもうひとつ。決戦までにタルタロスの頂上にたどり着かなければなりません。これがもうひとつのM* なので今は、狭間優先で塔も同時攻略中というわけです。 ジャック:遭遇したけど、PCとしては事情を知らないので、世間話? だけして別れました(苦笑>蒼之くん 杏奈:つか、普通にうろついてるのかよしのっち!w>遭遇 SD:まだ目的の場所にたどり着いてないのよw 昴:むしろ世間話する人間性が残っていたことを喜ぶかなw 杏奈:おちゃめだなぁw SD:シャドウはSEESの足止めに向かわせちゃってるし。 秋津:さまよえるオランダ人(何 紫藤:ははは 昴:シャドウが全部味方になってるわけじゃないのかな ジャック:一応、俺のPCと蒼之くんがシャドウに襲われる場面はありましたよ SD:さて、今回は影時間となり、狭間攻略に乗り出したところから始まります。 いないメンバー(見学メンバー含む)は、タルタロス攻略に向かってる設定です。 その他、今のうちに詰めておきたい設定があればどうぞ。時間は10分とります。 杏奈: 「さて、今回も行くのです」とりあえず、意味もなくメティスにすりすりしながら。 というわけで設定確定:メティスが付いてきている SD:それはSDの負担が増える気がするなw 昴:まあゆかりにメールでもw ジャック:SD、どうでもいい話しですが、自分はまだ召喚銃が手に入れられないので、根性(1、2と同じ方法)でペルソナ出していいですか? 秋津:つ「カード(ぇ 昴:メガネとか。 紫藤:いい方法があるよ! 拳銃に弾丸一発入れて、コメカミに当てて引き金を引こう 昴:死ぬからそれ! ジャック:それは他の人が銃を選んでなかったらやる予定だった(何 紫藤:死への覚悟で出すという立派な手段で(ry SD:戦闘になっても召喚器がなかったら根性でどうぞ。>ジャック 杏奈:んじゃあ、こっちはどうしようかな…… 杏奈:つか、何も設定してない状態ではメティスは今何をやってるんだ? SD:メティス「いいですか? 狭間の方は任せましたから、ちゃんとしてくださいねちゃんと」というわけでメティスはタルタロス組でお願いしますw 杏奈:「キャラが変わっているのです、ねえさま」ぐにー。 「もっとこー、露骨に照れるような恥ずかしがるような……」 SD:ブランクが……ブランクが悪いんや……(涙 昴:何があった・・・・ SD:じゃあ表情は恥ずかしがってます。みんなの手前w 紫藤:「・・・」しきりにグーパーグーパーしてる 「前の戦闘のダメージが抜けてないな・・・・・・ペルソナが出せない」 杏奈:「しょうがない、今回はこれでエネルギー補給終わりなのです」 昴:「・・・・ふう」(メールを送信して携帯の電源を切る) (いつの間にかスライド式だったはずの携帯がタッチパネルになっているが気にしない方針で SD:時代の流れってすげー(遠い目) 昴:アメコミだって70年代に起きたキャプテンアメリカが作中では90年代に目覚めたことになってるんだし問題なし! ジャック:あははw というか、普通に時の狭間に行けるんですか? SD:時の狭間は、寮の地下に生まれています。 ジャック:なんとまぁ SD:影時間になると、地下室が異常な空間になる感じですね。 杏奈:「……」うずうず。 言葉でああはいったものの、やはりまだ誰かにすりすりしたいらしい。 SD:ではまあ、影時間が近づいてきてタルタロス組は出発。あなた方も準備をしつつロビーに集まってる感じ。 杏奈:「……」うずうず。 ジャック:個人的な要望なんですが、皆さんが出発しようとドアを開いたときに登場したいです SD:そこはSDにお任せを。 ジャック:分かってますね、SDw SD:というか、ぶっちゃけますと、今日の目標はジャックのパーティインですw 紫藤:時の狭間も風花ナビでいいのかな SD:ですね。基本セッションが行われる方に風花がナビでついてると思ってください。 昴:「何度経験しても慣れるもんじゃないな、戦いの前は・・・」 杏奈:「リラックスは、大切ですよ?」 昴:「そうだね」 SD:というわけでそろそろ時間です。影時間がやってきます。 深夜0時。すべての、元あった時間が止まりました。 世界は青緑の色に染まっています。 杏奈:「さーて、それじゃあ零さ……じゃなかった」 「かるーく、影時間を始めましょうか」 昴:「行こう」 紫藤:「風花、ナビ頼む」 SD:風花「ええ、大丈夫。みんな気をつけてね」 紫藤:「ああ・・・その、なんだ」 「頼りにしてる」(ボソ SD:風花「……うん」 SD:なんとも言いがたい絶妙な距離の雰囲気w 杏奈:「行ってくるのです、おやっさん」 風花は、SEEDSメンバーのおやっさん。 ジャック:女子なのに・・・(苦笑 昴:まあ色々あってw>おやっさん SD:ともあれ、あなたがたが地下に向かうと、 昴:「?」 SD:いつものように揺らぐ空間に扉が浮かんではいるのですが、 そこに倒れてる人が。 昴:「!?」 杏奈:駆け寄ります。 ジャック:倒れてます。「う、うぅ・・・」 杏奈:「大丈夫ですか!?」 昴:「水と救急箱を取ってくる」 杏奈:ロボの力で、ビンタしようとしてみる。 紫藤:「・・・まて、なんで影時間に動いてる」 SD:では。これよりM*より始まるゲームの目的を記述します。 M* 謎の少年のSEES入りまでを描く 難易度160 ペルソナの成功要素はパワーが3分の1として扱う。 では10分かけて設定確定と参りましょう。 ジャック:じゃあ、「うぅ・・・声・・・?」と呟いたところで、ペルソナ使い同士の共鳴でも起こしましょう 杏奈:「……え?」 力を緩めるつもりだったのが、その共鳴に気を取られ ジャック:「・・・はっ!?」と起き上がって、一気にバックステップで後退。反射的にペルソナを出現させます 杏奈:ちょっと強めに、ばちこーん。 「あ?」 かわされた! 紫藤:共鳴はこのDICで採用になったの? ジャック:いや、俺が勝手に演出しただけです(苦笑 SD:だいたいそれっぽい演出と思ってもらえればw<共鳴 昴:というわけで上にいったん戻って取ってきますね ジャック:頭がスピーカーで、鏡張りの法衣を纏ったペルソナを出しますよー 紫藤:「っがぁ!!」出ないペルソナをむりやり出現させてルシファーを出現させる 杏奈:「ペルソナ使いの方ですか?」 紫藤:「大人しくしろ、何もしなければ危害は加えない・・・ゆっくりペルソナをしまえ」 昴:「いやそういう脅迫みたいな言い方は良くなんじゃないか・・・・」 紫藤:「目の前でいきなりナイフ抜いたようなもんだぞ、脅かしつけてしまわせるのが一番だ」 SD:ちなみに、まだ設定確定段階ですので、よく考えてね。 あんまり動くと後で出すものがなくなって大変よ?w ジャック:確かにw じゃあ、蒼之くんのときのことがあるので、攻撃はせずに「・・・お前達も、ペルソナ使いか?」と返そう 杏奈:「はい、ペルソナ使いです」 「貴方も、ペルソナ使いですか?」 ジャック:数的に不利なので「・・・ペルソナ使いっていうのは、こうも多いものなんだろうか」と大人しく収納 SD:あと、無理にロールで設定決める必要もないので、やりやすい方法で各自どうぞ。 杏奈:これって作戦フェイズなのですか?>SD SD:いえ、設定確定段階です。作戦フェイズに向けて、空白の設定を今のうちに埋めてください。 杏奈:了解です。 ジャック:ふむ・・・あ、SD。蒼之くんって制服着てたとしていいですか? SD:ああ、実際着てますね。 なぜかというと、その方がペルソナっぽいからw ジャック:よし、じゃあ皆さんの服装を見て「・・・その服、アイツと同じか」と言おう 杏奈:「アイツ?」 ジャック:「確か・・・篠宮蒼之だったか・・・」 杏奈:「……え?」 顔色が、変わる。 「ちょ、ちょちょちょちょちょちょ!?」 一瞬で、ジャックの目の前に現れた! ジャック:「うわぁ!?」 杏奈:「し、しのっちを知っているのですか!?」 ロボットの超パワーで、がっくんがっくん揺さぶる揺さぶる。 ジャック:「し・・・しのっち? あばばば・・・」揺さぶられてます 杏奈:誰かが止めないと、死ぬかもしれない。 ジャック:く! この女、敵か!? と、持っていたスレッジハンマーに手を伸ばすが・・・片手剣になってるので驚いて攻撃できない(何 秋津:ごめん、秋津君はいまコンバート中なんだ(ぁ>止めないと 杏奈:「お、教えてください教えてください教えてください!」女の子とは思えないほどの物凄い力、腕を動かすことすら出来ない! 紫藤:「すまんな、さっきのペルソナで疲れた」 SD:まあペルソナ使いも普通じゃないんで、死ぬことはないかな。死なれても困るw 杏奈:じゃあ、適度に泡を吹いたあたりのところで離しますw 「……あ、す、すみません!」 ジャック:泡吹いて倒れてますw 秋津:ほら、パトっても誰かが回復してくれるさ!(ぇ 杏奈:やっちまった、という感じの顔。 「……」 SD:で、あと一分ほどで設定確定が終わるけど、こんな状況からスタートでよいのかしらw 杏奈:「えへ」 設定確定としては、 ジャック:まぁ、目が覚めたあとに、簡単にあったことを話しますよ 杏奈:・しのっちという共通の知り合いがいたから、意思疎通は図り易い 紫藤:「まあいい、ペルソナ使えるみたいだから引きずっていって戦力にしよう」ずりずり引きずり SD:ええ。少なくとも話題には困らなそうです。 杏奈:「ご、ごめんなさいです……実は、その人はわたしのお兄さんなんです」>ジャック君に。 昴:・お人好しなので行き倒れていた人には親切 くらいで ジャック:「はぁ・・・なるほど」 杏奈:「色々あって、こんな所に家出してきて……」 間違ってはいない。 SD:はい。ではここまでで。 ざっと決まった状況を説明しましょう。 まず、ジャックの話から、彼がいつのまにか狭間で倒れていたこと。自分がペルソナを扱えることと、それらに関する知識をなぜだか持っていること。 危険と判断して出口を探してさ迷ったこと。篠宮と会ったことが語られます。 ジャック:そのとき、死神のアルカナにびびって攻撃しましたが、防がれました SD:ジャックの警戒はあにーの突撃や事情説明によって大分薄らいでいます。 ジャック:はい。強制連行されてる気分ですが、自分が何をやればいいかも分からぬ身なので、大人しくついていきますよ SD:昴は介抱しようとしてますし、しどりんも同じペルソナ使いならということでいい戦力になるかもと思ってます。 こんなところですね。 では作戦フェイズと参りましょう。10分差し上げます。皆で相談して、いい作戦を立ててください。 ジャック:はーい SD:前提変換に関わるかはこちらで拾って処理していきます。 杏奈:さっきの設定確定で、難易度は変わりました? SD:もう少し何かあれば70%になりますね。とはいえ、M*は加入までの物語を描くことなので、ほんのとっかかりになったくらいです。 ジャック:取りあえず、自分は皆さんに篠宮くんと交わした会話の内容でも伝えようかと思います 会話の内容としては、取りあえず「彼が何かを探すために狭間に来ているが、何を探しているかは自分でも分かっていない様子だった」という感じです ジャック:皆さんが取りたい作戦はどうなってますでしょうか?>ALL 杏奈:こちらは、それを聞いてぽろぽろ涙を流す……という感じにしたいですな>ジャック君との出会いを描くMの解決のための作戦 しのっちの事を思い出して、甘えん坊の心がうずいたという感じで。 昴:とりあえず介抱することで、ジャックさんを落ち着かせて意思疎通を促しますね 杏奈:Mって、ジャック君との出会いを描くという感じでよかったですよね?>SD SD:いえ、もう一度出しますね。 SD:M* 謎の少年のSEES入りまでを描く 難易度160 です。 杏奈:あ、なるほど…… ジャック:ふむ、じゃあそうですね SD:ああちなみに、彼はまだ正確にはジャックじゃなかったですよね。名無しです。 ジャック:名無しの権兵衛です 杏奈:はい>ななし 杏奈:まあ、でもさっきの作戦は通じるな>しのっちの話を聞いて、自然にぽろぽろ涙が出てきた 紫藤:「おい、権兵衛」(ぁ ジャック:「・・・」反論しようかと思ったけど、名前ないので言い返せず えーっと、自分が皆さんの作戦纏めて出すんでいいんですよね?>コーラー 杏奈:「しど兄は、男なのでデリカシーがないのです」 SD:ええ。でも、今回はまとめるまでもなく順番に拾っていけそうですね。 必要ならまとめてもらいますので、そのときはお願いします。 ジャック:了解です。天神さんは作戦どうします? 紫藤:ふーむ SD:ちなみにジャックは、泣いているあにーをみてどう思います? 杏奈:「……兄さん……」 ジャック:そうですね。何故かは自分でも分からないですが、彼らに協力した方がいいだろうと思います SD:OK では70%まで難易度減らしましょう。112になりました。 紫藤:ダチが馬鹿やってるから止めにいくんだ、力を貸してくれるなら貸してくれ というくらいしか SD:もうひとつ重要なこと。加入させるのがM*じゃないんです。加入までの描くのがM* 杏奈:ですな>加入「までを」描く SD:前者に必要なのは理由だけ。でも、後者となればドラマがいります。さっきのジャックとあにーのやり取りみたいなね。 50%まで削るキモはそこだと思ってくだされ。 ジャック:なるほど。じゃあ、神魔くんに問おう 紫藤:おう ジャック:「しかし、彼のペルソナはどう見ても普通じゃなかった。 彼を追うということは、相応の危険が付きまとうぞ。 それでも、君たちは彼を止めるというのかい?」 杏奈:「当たり前です!」 「兄さんは、ずっと辛い目にばかり合ってきたんだ。そんな人が、幸せになれないなんておかしい!」 紫藤:あにーのコメカミをぐりぐりしつつドかす(ぁ 杏奈:「にゃ!?」 紫藤:「ダチが馬鹿やってるのを止めるのに躊躇する必要があるのか?」 「ってか、よ。お前、ちょっと危ないと思ったら友達が悪さしてても見てみぬふりするのか?」 昴:「これでも、結構修羅場くぐってるんですよ。僕達」 杏奈:「ひ、ひどいのですしど兄……」頭を、すりすりと撫でながら。 紫藤:「いきなり被って来るのが悪い」フンス 昴:「まあまあ」 ジャック:なるほど。しかし、俺のキャラはコミュ0なので、彼らの熱い想いを理解するにはまだ経験不足! 紫藤:「で、質問を質問で返して悪いが、答えは?」 ジャック:でも、彼らが自分に欠けている何かを持っているのだと理解して、興味を持ちます 昴:じゃあこれから築こう!w>コミュ SD:OK では50%までかかりました。難易度80 前提変換の限界です。 ジャック: 「(・・・もしかしたら)」 「(彼らについていくことで分かるかもしれない・・・自分が何故、存在するのかを)」 と、心の中で呟く SD:昴はどうしよう? どう動く? 昴:介抱は・・・・もう必要ないかな? ジャック:まぁ、作戦の一部ですし、要素は通ると思います 紫藤:「答えが出ないなら、ついて来いよ」 ジャック:ちなみに要素の提出は、今の段階から始めていいんでしょうか? SD:ああ、改めてこちらからお願いします。<要素 昴:そうですね。介抱が必要なくなったら 話を出来る環境をととのえる・・・とかどうでしょう>ALL 杏奈:よいですな>環境を整える 昴:言っちゃうとお茶の準備 SD:OK 時間なのでここで切ります。では改めて。成功要素の提出をどうぞ。 杏奈: 14 :超が付くほどのさびしんぼ :その他:― SD:あにー通った。合計14 杏奈:うぃす。 ジャック:パワー16:ふと湧き上がる知識 彼らと会話をし、その意味を理解する為の知識が湧いてきます SD:通ります。合計30 紫藤:13 :揺るがぬ信念 :精神 :― 自分の信念を見せることで、少年を誘う 昴:パワー15 立場【走り回る裏方】:機動 で介抱。それが終わったらお茶の場をセッティングします SD:両方通った。合計58 残り22 では作戦フェイズが終わった時点での状況を描写します。 お茶の湯をセッティングしたということは、ロビーに戻った感じですね。で、そこで改めて話を聞こうと。 SD:残るわだかまりを解けば、M*はクリアされます。というわけでRPフェイズ。 時間10分。どうぞ。 ジャック:「・・・・」始めてお茶を見て呆然としている ジャック:ちなみに何を淹れたとかありますか? 昴:「どうぞ」 じゃあ無難に紅茶とケーキで。 昴:皆さんにも配りますよ。完全にお茶会ムードです SD:ただ、まだ影時間なのでそこは注意で。 杏奈:「……」がばー、と一気飲みして景気を付ける。 SD:紅茶は市販のものです。お湯を沸かしたりとかはできません。 昴:あ、影時間だから。 杏奈:ああ。それじゃあ、こちらが手首を外して、そこからぱたたたたとお湯を出します。 昴:「さすがというかなんというか・・・」 ジャック:なるほど。じゃあ、始めて口にする甘味に顔をしかめます、刺激に超弱いのです。 「うっ・・・これは、甘いな・・・食べ物を食べるのは始めてだったが・・・」 SD:まあ食物がどうなるのかは設定ないので、触れた時点で時間が解凍される感じで。 昴:かつサンド食べたりはできるので既存のものは問題ないんじゃないでしょうかw SD:そういえばそうですねw<かつサンド 杏奈:「このくらい、乙女のたしなみという奴なのです」 ジャック:「そ、そうなのか? しかし、私は男だが?」 杏奈:「?」 ジャック:すいません、甘いもの食べるのが乙女の嗜みかと思ったのです(汗 杏奈:いえいえw 昴:「・・・・・・」 (人造人間のたぐいには見えないけど・・・・・この人は一体?) 紫藤:「ラーメンくいてぇ」 昴:「後ではがくれに行こう」 SD:じゃあ風花はそんなしどりんの言葉にくすくすと笑おう。 杏奈:「甘いものをおごってもらうのも、確かに乙女の嗜みではあります」 しどりんの、ケーキをひょいぱくと奪い取り。仕返しのつもりらしい。 ジャック:「・・・なんなのだろう、ここは? 全く知らないことばかりだ」と、始めてみる外の世界に色々刺激を受けます ということで、SD。パワー14:記憶の欠落を出して、この世界の物や彼らの会話を耳にして、興味をより強く持ちます 杏奈:13:全てを包み込み受け入れられる強さ:精神:― で、強引にいつものノリを取り戻しました。 SD:ほいほい。普通にふたつとも通ってこの時点でクリアだけど、物語の完成としてはもうひとつ欲しいな。 紫藤:あにーの頭を万力のようにしめつける 杏奈:「にゃーーーーーー!?」 じたばた、じたばた。 「お、おやっさんに言いつけるのです!」 紫藤:「ほう、あにーが人の物を横取りしたことをか?」皿を指差し 昴:「失礼ですが………あなたは一体?」 「思えばお名前もお聞きしていませんでしたし」 と、ジャックもとい名無しさんに、パワー14 後ろ向きな自分 【遠慮がち】:精神 に問いかけます ジャック:それを問われると押し黙った後、「・・・名前、か・・・名前・・・・・・分からない」 SD:昴の成功要素は通った。 ジャック:「・・・思えば、シノミヤも名前を尋ねてきたが・・・普通は名前があるものなのだろうか?」と問い返す 杏奈:「わ、わたしは賠償を受け取っただけですううううう!?」 痛いらしい、かなり痛いらしい。 杏奈:良い感じに兄妹ゲンカできてるなぁ(笑) SD:うん。M*に関係してたらもっとよかったねw<ケンカ 杏奈:そ、それを見てジャック君が心を和ませたとかw 紫藤:・・・だせるものがねえな(ぁ ジャック:じゃあ、和ませましょう! 「さっきから気になってるのだが・・・それはコミュニケーション方法の一種なのか?」 SD:うん。そんな感じでしどりん上手くやってね。 杏奈:「な……仲良しさんは、皆アダ名で呼び合うらしいです」 「しど兄は、デリカシーのないDV男なのです!」 杏奈:じたばた、じたばた。 昴:『まあ、こうやって話しやすくはなるでしょう?」(苦笑しながら SD:さて、時間です。しどりん成功要素をどうぞ。 ジャック: 「あだ名・・・あだ名か・・・」と空中を見て少し考え 「・・・名前がない男性のことをジャックというあだ名で呼ぶみたいだ、それで呼んでくれると助かる」 杏奈:「名無しの権兵衛だから、島田敏なんて良いと思うのです」また、マニアックなことを。 「ジャックさん、ですか」 紫藤:うーむ SD:あと五分待とう。みんなフォローしてあげてね。 ジャック:「ジャックで頼む。権兵衛と言うには・・・私の見た目は欧米人よりだと思う(汗」 杏奈:「良いと思いますよ、じゃっくん」 ジャック、つまりじゃっくん。一秒で、アダ名が決まったらしい。 昴:「はい、宜しくお願いします」 (なるほど、社会的な知識はあるのか・・・・) ジャック:まぁ、仲間同士の結束のような物を示せるといいかも>アニーとじゃれあってる それなら、そうですね お茶が終わって、狭間に挑む際に最初に飛び込んで先導するってのはどうです? 紫藤:15 :切り込み隊長 :機動 :― いの一番に危険に飛び込む頼りがいで信頼を得よう SD:うん。そこまで含めてOKとしようかな。普通に通します。 M*はクリアされました。このまま流れで五分ほどロール入れて締めましょう。 杏奈:「というわけでじゃっくん、ちょっとこちらに」 何とか締め付けから脱したあにー、じゃっくんをちょいちょいと呼び寄せる。 ジャック:「なんです?」と手招きされたほうへ 杏奈:「えい」 ぎゅ、と思い切り抱きついた。三秒くらい、すりすり。 「……よし」 離れる。 ジャック:流石に行動理由までは分からず「?」となるが、出会い頭のこともあることですし 誰かを締め付けるのが趣味なのだと、間違った理解を示し「・・・なるほど」と頷く 杏奈:「ふう……これは、家族になるための儀式なのです」 昴:「これからよろしく」 杏奈:「ここの家族は、まず誰もが一度わたしに抱きしめられなければならないのです」 「というわけで、よろしくです♪」 秋津:……秋津君はそんなことあったろうか?(ぇ 杏奈:今度は、普通に手を出してきて。 ジャック:「なるほど、分かった。よろしく頼みます」 紫藤:「よろしくな、お前も今日から仲間だ」 ジャック:と、握手した後に全員にハグします 杏奈:実は、抱きついた事もあったり(笑) 「おお」 風花にも、抱きつくよね?w SD:風花「よろしくね、ジャック君」 風花「って……」 ジャック:折角だから抱きついて、二人に刺激でも与えておきます 紫藤:風花にハグしようとした瞬間首を掴んで止めます 杏奈:「……おおー」 ジャック:あ、阻止されたー 昴:「おや?」 紫藤:「そこまでだ」ギリギリギリと掴んだまま持ち上げる・・・あ、浮いた ジャック:「紫藤、家族の儀式がまだ済んでいないのだが・・・」 SD:風花「し、紫藤君。大丈夫だから」 紫藤:「・・・俺がよくない」 ジャック:「何を言っているのか、意味が分からない・・・げふぅ」 杏奈:「しど兄は、しっとの鬼なのです」 紫藤:「ふんっ」ぺいっと投げる SD:風花「……うう。ええと、ジャック君。女の子相手にそれは気をつけようね?」 杏奈:「しっとマスク一号なのです」 ジャック:「・・・何故?」とクエスチョンマーク 杏奈:微妙に、根に持っているらしい。 SD:とまあ、オチもついたあたりで締めましょう。 杏奈:はいーw ジャック:はーい SD:おめでとうございます。M*は達成されました。 リザルトとして成長点10点を差し上げます。 杏奈:ありがとうございましたーw ジャック:ありがとうございます 紫藤:ありがとうございました 昴:ありがとうございました
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らすと・ばたりおん 概要 ヒトラー(フューラー)率いる第三帝国の軍勢。 橿原明成がかつて記した「イン・ラケチ」出版に基づくラスト・バタリオンの噂が現実となり、 後半に珠閒瑠市を襲撃してきた。 多数の機械化された兵士やロボットを有し、珠閒瑠市の無秩序化と混沌の拡大をさらに悪化させた。 蝸牛山・カラコル・4神殿・シバルバーなど重要な地域各所で出現する。 PS版では「NATIZ」カテゴリの敵で性格も「ナチズム」だったが、 PSP版では「帝国兵」カテゴリの敵で性格は「主義者」となった。 また、一部の敵名の変更(SS(PS版)→親衛隊(PSP版)。ナチスの親衛隊を意味する略称故)、敵ボイスの変更などがなされている。 考察 市内各所で炎上テロが起こり始めた頃からラスト・バタリオンの噂は流れ始めるが、 多分イデアル先生が野外音楽堂炎上の際、狂乱して叫んでいた 「ヒトラーの手先の鬼畜生め」という言葉が出現の引き金となったのだろう。 橿原本人も妻・純子に依頼され浮気調査をしていた私立探偵・轟大輔を ラスト・バタリオンの一員と勘違いした挙句時計台から転落死しているのだから。 余談 基本的にPS版のムービーの使い回しであるPSP版だが、 「ラスト・バタリオン襲来」のムービーだけはナチスの象徴・ハーケンクロイツがドイツの伝統的な象徴であるバルケンクロイツ(鉄十字)に修正されている。 また、PSP版『ペルソナ2罰』でアメノトリフネ7Fで転送機を発見した時の達哉のセリフも、 PS版では「ナチ印だった」という物が、PSP版では「鉄十字だった」に変更されている。