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キャラに付いて書いていってね 仲間にする方法、プロフィール、性能、感想、メモなど… 最終更新 2016年02月29日 (月) 18時28分53秒 ■エインフェリアエマ エントリヒ オヤジーニ&サヤカ ガラン・ガルダーズ ギガロマニア キングフィッシャー ザ・ジャスティス 曙山 デヴィッド ドリュグイー フィニヤ 松葉菊 ユイマ 羊羽 ラグナナナ リン ルミナス ■エインフェリア エインフェリアはカースグレイブに封印された人物達。 封印を解くことにより仲間に出来るが、どのキャラクターが現れるかはランダム。 狙ったキャラクターを引くためには何度もロードすることになる。 エインフェリアはダイオンのスキル「エインフェリア召喚」で呼び寄せることが出来る。 また、エインフェリア達はそれぞれ特殊な能力をもっている。戦闘を有利に進めるものや、ちょっとしたお役立ち効果まで様々である。 世界にカースグレイブは5本しか存在しない。そのため狙ったキャラクターがいるなら絞る必要がある。カースグレイブの所在は以下。闘技場前 狩人たちを試した氷湖 光る雲を突き抜ける塔 大砂漠へと続く洞窟 妖魔たちの森 クレセントの村の神父によると、エインフェリアは全部で17人。 エインフェリアはアトモスヘイズにて、資金で強化することができる。1段階ごとに[HP+50/AP+25/腕力+10/魔力+10/素早さ+5]からどれかひとつ選ぶことが出来る、最大8段階まで腕力と魔力は統合され腕力+10 魔力+10上がる 強化は全てのエインフェリア共通 5段階まで強化するとセレクトパラメーターを選択できる、セレクトパラメーターはアトモスヘイズでいつでも変更可能。持久戦型:HP+100/AP+30 攻撃力重視型:腕力+30 魔力重視型:魔力+50 高速型:素早さ+10現在?では攻撃と魔力が統合されており決戦型:腕力+20&魔力+30 となっている エマ 職業:天才術士 奥義承認の瞬間、自分のHP全回復+戦闘不能回復+AP30回復 初期パラメータLv1/HP120/AP100/腕力48/魔力75/素早さ47 初期装備ポカーンバトン/旅人の服 スキルガンツァーナックル Lv2 ネーミングバスター Lv10 クリティカルボマー Lv12 パラーラ Lv14 スペルオブデス Lv18 ガンツァーレイブ Lv18 バスタードバラージ Lv22 ☆チョコボ Lv24 攻撃魔法の使い手 ネーミングバスターを覚えるまで火力が心もとないので、一番最初に仲間にするには不向きかも奥義も覚えてないだろうし ネーミングバスターの御蔭で、魔力を上げておけばドゥーワ迷宮で結構暴れられる エントリヒ 職業:獣人剣士 初期パラメータLv1/HP121/AP100/腕力45/魔力32/素早さ60 初期装備鋼のつるぎ/鉄のよろい 武器系統短剣/剣/槍/鈍器/斧/鎌/矛 防具系統盾/腕輪/帽子/兜/服/鎧 スキルラピッドソウル AP3 Lv5 強撃 AP20 Lv7 殴技 でたらめケアト AP7 Lv12 真空剣 AP20 Lv15 斬技/冷属性 単体に多段ヒットダメージ ラビットトループ AP40 Lv18 全体高速化 竜破剣 AP20 Lv20 斬技/竜族に有効 時間圧縮 AP20 Lv25 全員コマンド受付体制になる エインフェリア能力奥義使用時のAP回復が2倍になる オヤジーニ&サヤカ キャラクター原案:河野慧一 職業オヤジーニ:ヘビーアームズ サヤカ:ファンタジーナイト 初期パラメータオ:Lv1/HP/AP100/腕力80/魔力2/素早さ44 サ:Lv1/HP113/AP100/腕力46/魔力73/素早さ56 初期装備オ:ブラスター砲、チョバムアーマー サ:ポカーンバトン、旅人の服 スキルオヤジーニ交代 初期習得 AP0 サヤカと交代 オヤジーニミサイル AP22 単体大ダメージ 奥義承認中のみつかえる大技 サヤカ交代 初期習得 AP0 オヤジーニと交代 サヤカバースト AP25 単体大ダメージ&全体回復 奥義承認中のみ使える大技 エインフェリア能力スキルの交代でオヤジーニとサヤカを交代できる。レベルも装備もHP,APも完全独立。同時に二人は出せないが、4枠のパーティーを擬似的に5人にできるお得キャラ。 アメリカのアクションゲームの出てきそうなガッチリオッサン風と、魔法学校に通う魔法少女。対照的すぎる二人。 オヤジーニの装備はロボットのものが使える。 ガラン・ガルダーズ 職業:暗黒魔道士 初期パラメータLv1/HP109/AP50/腕力57/魔力82/素早さ41 初期装備ポカーンバトン/旅人のふく 武器系統短剣/杖/炎の指輪 防具系統腕輪/魔術士用腕輪/帽子/服 スキル黒ノヴァ AP40 初期習得 ポイゾ AP8 初期習得 ダメージ+毒 エインフェリア能力最初から黒ノヴァが使える 初期習得以外技が増えない。APも低く、ウリの黒ノヴァも一発しか撃てない。序盤の救済キャラくらいの役目…? ギガロマニア 職業:プレシャスハンター セーブポイントでタダで回復、脱出が出来、ミミックを自動で倒すことができる キングフィッシャー 職業:フォースシューター 戦闘開始時に(Lv×10)ゲシュタ貰える。多少金額はバラける スキル超破砲 AP 0 超破弾を消費して単体強攻撃。 スキンオブチップ AP 3 防御低下効果の攻撃 TXジターバグ AP 5 全体攻撃 広域スキンオブチップ AP 15 全体に防御低下効果。ダメージは与えない ピアッシング弾 AP 15 防御無視攻撃。追加効果で防御低下効果(小) 自己クイック AP 20 Lv20 陰陽弾乱れ撃ち AP 0 全体攻撃。陰陽弾二個消費 卑屈な銃使い。眼帯。笑い方が可愛く無い。はずれって言うな。 効果は戦闘開始直後発動。敵の強さや数には当然一切影響を受けない 効果的には雑魚戦向きか。速さと腕力を上げて全体攻撃で削る感じ 超破砲が強力だが一度に二発しか撃てない。 専用アイテム:超破弾の補充はアトモスの道具屋の傍の陰陽弾屋。補充はタダなのでまぁ総合的に見ても悪くないのかも? 自己クイック→スキンオブチップorピアッシング→超破砲 早めに仲間にして置けば店売り装備そろえたり施設開発したりに役立つのかも知れない ずっと使ってると確実に金が余る。自身(エインフェリア)やロボ強化、カードダスなど、お好きにどうぞ 要するに金の掛かるキャラと相性が良い 序盤だと金が掛かる薬魔法なんかとも相性が良いのかも知れない 名前はキングだけど少女です。 17歳、A型 オメガ「なんだこのブラッドmk.2は… ザ・ジャスティス エインフェリア特徴戦闘開始時にステータスがランダムで上下する 初期パラメータLv1/HP156/AP100/腕力90/魔力2/素早さ43 初期装備グラップラーの心/旅人のふく とりあえず腕力が高く 通常戦闘では戦闘力が若干安定しないがボス戦では攻撃力が増加する模様 曙山 職業:? 戦闘開始後しばらく麻痺する 頭と身体の装備が外せない しょざん デヴィッド キャラクター原案 大西弘人 職業:デストロイヤー 防具が初期の服しか装備できない 無限にAP回復が出来る ドリュグイー 銃使い 戦闘するたびにパワーダウン。アトモスに帰るとリセット。 44歳、O型 フィニヤ エインフェリア特徴ダンジョン内にある隠されたワープポイントを発見することが出来る 松葉菊 職業:剛剣士 初期パラメータLv1/HP134/AP100/腕力67/魔力4/素早さ58 初期装備斬山ザンバー/てつのよろい 武器系統超剣 防具系統 横払い 一刀 狂戦士モード ためる ホークアイ エインフェリア特徴戦闘開始時に全員のAPが5回復 ユイマ キャラクター原案 油井誠 職業:デモンスラッシャー 初期パラメータLv1/HP137/AP100/腕力85/魔力55/素早さ45 初期装備はがねのつるぎ/鉄のよろい 武器系統短剣/剣/槍/鈍器/斧/鎌/矛 防具系統盾/腕輪/帽子/兜/服/鎧 スキル超重力 AP3 Lv5 かすみ二段 AP3 Lv8 斬技 魔力シフト AP3 Lv10 イリュズ AP10 Lv10 クロスエアレイド AP8 Lv12 光属性 シャアキラー AP4 Lv14 赤い敵に有効 腕力シフト AP3 Lv16 凶斬り AP32 Lv18 斬技/素早さ低下 広域超重力 AP15 Lv20 白ノヴァ AP35 Lv22 エインフェリア能力奥義承認の瞬間、全ての能力が大きく上昇 羊羽 職業:アロースマッシャー 初期パラメータLv1/HP109/AP100/腕力38/魔力38/素早さ55 初期装備? スキルでたらめ射ち Lv7 ロックオンスナイプ Lv12 コメットスマッシャー Lv12 沿波射ち Lv17 リミッター解除 Lv22 エインフェリア能力隠された宝箱を発見することができる ラグナナナ 職業:魔帽子戦士 初期パラメータLv1/HP112/AP100/腕力41/魔力26/素早さ52 初期装備悟史の金属バット/アマツハット/旅人のふくアマツハットは専用装備で、かつ外せない。防御力0、腕力+20、波防+2の付加あり。 武器系統鈍器/銃 防具系統腕輪/服/女性用服 スキルファイナリティホームラン AP0 初期習得 鈍器技/使用後ピヨり、攻撃力低下、防御力低下、狂戦士モード デストラクション AP26 Lv7 殴(鈍器)技/麻痺の追加効果 トリプルシュート AP20 Lv12 銃技/三回攻撃 ヒートモード AP3 Lv15 攻撃力中アップ/行動毎にHP10%程度ダメージ ホローポイント弾 AP15 LV16 銃技/全体攻撃 バスタースマッシュ AP30 LV18 殴(鈍器)技/単体ダメージ、不安定 陰陽弾乱れ撃ち AP0 LV20 銃技/敵全体ダメージ、陰陽弾2つ消費 ためる AP5 LV22 次回の攻撃力アップ エインフェリア能力奥義承認の瞬間、最大HPが二倍になりHPが全回復HP二倍のbuff名が「H倍」でなんかえろい リン 職業:ソードマスター エインフェリア特徴戦闘開始時に全員のHPが回復する。戦闘不能は治らない スキル連ね斬り 高速ナブラ クイックトリック 神速全体斬り 猛襲フォーム 雑魚戦で非常に便利、便利すぎるほどに便利ホーリーウェイブなんて始めから無かった 逆を言うとホーリーウェーブを習得しある程度クローバーが揃う頃が、他のバ火力との交代時期なのかもホーリーウェーブと違い、闘技場の様な連戦でも確り発動するのはメリット 回復量は500固定?終盤瀕死状態で戦闘に入れば流石に全回復とはいかない ストQのリンと名前が被るが気にする事は無い 超剣は装備できるが聖剣は無理、多分魔剣も無理さり気にアイスソードは装備できる 高速ナブラがメイン攻撃になる。全体攻撃も覚えて結構便利だが、ボス戦での火力はそこそこと言った所。 斧が装備できるので、必中のカードとあわせて装備すると火力アップで良い感じかもナブラもともと斧技だし リンに限ったことでは無いが、何だかんだで皆物理攻撃は結構外す。斧+必中カードはイケてる組み合わせ 因みに砂漠の大陸へ行く途中のリン メイプルヒルとの連戦イベントでパーティにいると、セリフが入る セーブ画面のドット絵が女の子っぽい 普通に男キャラです。 ルミナス 職業:ビショップ 初期パラメーター Lv1/HP120/AP100/腕力32/魔力73/素早さ45 初期装備ポカーンバトン/はねつきぼうし/旅人のふく 武器系統短剣/杖 防具系統腕輪/帽子/服/女性服 特技ケアト Lv2 ステュア Lv4 パワーレイズ Lv5 ケアティス Lv11 フォースシール Lv12 自己クイック Lv15 ラケアト Lv15 リザイヴ Lv15 パワーレイズアッパー Lv16 ステュアーザ Lv17 ケアティスタ Lv18 ラケアティス Lv20 広域フォースシール Lv23 フルラケアティス Lv25 リザイヴィス Lv28 エインフェリア能力戦闘中毎ターンHP回復(パーティ全員) HP回復量はルミナスの最大HPの10%のようです エインフェリア能力のリジェネに加えてヒーラー能力も平均以上を持っているので回復役としてはかなりのもの、大巨人のカードあたりを付けておけば雑魚戦ではケアトいらずの働きを見せてくれます。
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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE HARD SYMPHONIC 煉獄のエルフェリア 猫叉Master+ 183 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント ☆7ノーマルとしては、押しにくい配置が多くハードだと地味に削られやすい。中堅ぐらいはあるかな -- 名無しさん (2014-05-23 23 10 26) 本曲の解禁までが非常に長い。N譜面でも頑張れば上から女の子が降りて来て微笑む演出あります。 -- 名無しさん (2014-07-07 00 07 53) 序盤に片手パート多し。 -- 名無しさん (2014-07-30 12 22 36) 名前 コメント
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オフェリア ifに登場するキャラ。 本編のオフェリア オーディンの娘。 つまりこの人の孫。 星界で育てられ、オーディンの書物や言動に影響を受け、夢見がちな性格となった...つまりこちらも所謂中二病を拗らせている。 自称「宵闇のオフェリア」 オーディンのものと比較するとオーディンは「漆黒」「魔」などのワードが多いのに対してオフェリアは「聖」「星」といった「きらーん」としたワードが多い。 オーディン同様決して悪い子ではなく、自身の魔道の力を各所で人の為に役立てようとしている。 彼女が仲間になる外伝ではクリア後に彼女の専用武器「ミステルトィン」が手に入る。 オーディンの聖痕はハイドラの術により見えなくなってしまっているが、彼女はハイドラから術を受けていないため腕に聖痕がある。 彼女の両親はエピローグで姿を消してしまうが、彼女はこの時代に残り、魔道の研究の為に遠い大陸へ旅立つ。 性能 専用武器としてミステルトィンが使用可能。 父親のオーディンが魔力よりも力が上がるステータスだったが、こちらは素で魔力の成長、限界が高く、母親のカップリング次第では高い魔力補正を受けられる。 一方力は父親とは異なりあまり伸びない。 というか祖母の成長寄り。 個人スキルは「乙女心の躍動」 魔道書を3冊以上所持している時、必殺が上昇する。 オーディンのものと比べてお手軽度は低いが 錬成できないエクスカリバーやミステルトィンなどの武器の必殺を上げられるというメリットがある。 魔法系運用なら 持つ本はミステルトィン、ミョルニル、自由枠といった構成がテンプレか。 自由枠はミョルニルかミステルトィン以外使うつもりはないならブーストサンダーやプチファイアーなどの微妙な魔道書を持つと良いだろう。 DLCのオフェリア DLC「泡沫の記憶編」では オーディンがハイドラから受け取った転移石を渡される。 ソレイユも同じ石を託されており、 この石はハイドラとの最終決戦へ赴く際に使われた。 オフェリアとマルス 彼女は聖痕を受け継いでおり、 エピローグで覚醒の時代へ旅立たず、別の大陸へ行った事から マルスの祖先なのではないか?という説がある。 そうなると彼女はウード、リズ達の先祖であり子孫というなんだかややこしい事になってしまう。
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ベルフェ 《観察卿》ベルフェ 無数の動物を従えた、上等な服を着た見目麗しい少年。 ステは以下の通り0336 HP40 MP??? 【獣欲のパレード(動物に嫌われるキャラのみ:イニシ時命10威力8の攻撃)】【フォーリンダウン(補助魔法:対象の行動をイニングごとに決定。HPを10イニング終了時に支払う事で解除できる)】【属性:邪】 #7で再登場した際のステは上記と同じであるため割愛
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目の前には、蹂躙される「正義の味方」。 ただひたすらに、手も出せずに撃たれ、今にも倒れそうで。 一人立っているその手は、悪鬼に届くことは無い。 「ドチクショウが……!」 現実は非情である。 力を持っていなければ、どんな正論も無力である。 力があれば。誰もが思うであろう、もしもの世界。 そんなもので、現実を変えることはできない。 「あなたは、何を望むのですか?」 願望を現実に変える。 その力は、怒りを以て悪鬼を砕く、希望の力。 桜華絢爛ベルフェリオン 第二話「デバイス・オン! 立てよ名も無きベルフェリオン!」 一面が白で覆われた部屋。光射す窓から覗く空の青さ。 目覚めた総一は、見知らぬベッドに寝かされていた。 「ここは……?」 起き上がろうとして、駆ける痛みに呻き声。 巻かれた包帯に、おぼろげながら記憶が戻ってくる。 「そっか……俺……」 生きていたのか。 利き手の左腕が無事だったのが幸い。 右腕も左足も撃たれた記憶はあり、胸の辺りの傷にも身に覚えがある。 「ここまでやられて、よく生きてたモンだよ、全く」 カプセルに倒れこみ、その衝撃で破れた切っ先が胸の辺りに突き刺さり―――少女に手を伸ばした。 記憶はそこまで。奇跡に近いこの状況に、安堵のため息が洩れる。 「って、落ち着いてる場合か!」 痛みをこらえ、なんとか起き上がる。 当然、他の人たちも自分同様に捕らえられていた。その中には、春緋や誠二も――― 「ここだ。寝てるかもしれないから極力静かに……」 ぴしゅ、と開いたドア。 そこには、見知らぬ男に連れられて、今思い浮かべていた二人が居た。 「あ……」 「ハル……誠二……?」 一瞬の沈黙。 「―――総一ぃ!!」 その間を破ったのは、感極まって抱きつく春緋だった。 言葉はろくに出ず、ただ彼の存在を確かめるように、胸に顔を埋めながら泣きじゃくる。 「えぅ、ひぐ……っ、よかった、死んじゃうかって……」 「あががががががががががが今死ぬすぐ死ぬ骨まで砕ける!?」 彼の胸の上方に傷があることにも気付かずに。 困り果てて誠二の方を見ると、彼は総一に対してため息をつきながら首を振って返し。 結局落ち着くまで痛みと耐え抜くことになってしまった。 「……それで、話進めていいかい?」 その言葉に、未だすすりながらの春緋、包帯に覆われた傷跡を抑え荒く息をつきながらの総一、呆れてため息をつきながらの誠二。 三者三様の頷きが返ってきた。 「天城君には言ってなかったな。俺は角川俊暁、巡査長だ」 俊暁と名乗った男は警察手帳を見せる。どうやら本物のようだ。 「先日の拉致事件、そこで君だけは他の被害者から、離れたところで深手を負って発見された。 大体の事件の流れは二人からも聞いたから、二人と別れてからどうしたのか教えてくれないか?」 「離れたところって……建物の中じゃなく?」 「ああ。建物の外で発見された」 記憶と食い違う。 しかし、いくら思い返しても、部屋で銃撃を受け倒れた前後の記憶までしかない。 仕方なく総一は、なるべく伝わるように話した。 「……つまり、記憶はその部屋で銃撃を受けて途切れたと。その部屋は覚えてないんだね?」 「はい。ところで、その部屋で青い長髪の女の子を見ませんでしたか?」 記憶を辿ると、見つけた少女は青の長髪だった覚えがした。 「他の身体的特徴は?」 「あー……すません、覚えてません」 必死だったためか、それ以外の特徴はよく思い出せなかった。 その直後、特徴ではなかったが、少女が一糸纏わぬ姿だったということを思い出し、 もし鮮明に覚えていたら色々と困っていたろうな、と頭を痛める総一が居た。 「そうか。わかった、今後の捜査で見かけたら声をかけてみるよ。 まずそのカプセルが見つかって、君が倒れこんだって確証が見つかってからになるけど」 面倒なことになったな、とため息をつきながら、ふと視線を窓に移す――― 飛び込んできたのは、巨大な銃弾だった。 コクピットの中で、放った銃弾が病院に突き刺さるのを確認した。 これで目標の撃滅を確認できれば、それだけで今回の任務は終わる。簡単な話だ……。 発射体勢から、再び姿を隠そうとする機体にアラートが走る。 「此処のルールを知っていて、やったのか?」 それは信じられない光景だった。 発射したまま水平を保っていたとはいえ、レールガンの上に人間が立っていた。 「病院近辺は非戦闘区域。許可を受けた機体以外は、持ち出すことを許されない」 聞く必要もない、レールガンを振り払う。 人間は直前に飛び上がり、地上から見て……考えるまでもない、その高さから落ちるのは即死確定。 しかし、それなら何故危険な行為に走ったのだろうか? 答えは簡単だった。 「wake up―――」 突如地を割り顕れる、白と紅の巨体。それが人間を拾い上げる。 既に手段は整っていた、その上であの行動―――簡単なこと。 「FLAMBERGE」 今の行為は、単なる警告だった。 「何これ!? 事件が転じて超☆ラッキー! フランベルジュの『戦闘』なんてそうそう見られないわよ!」 ファインダーの先では、問答無用で所属不明のBMMを殴りつけ、光の剣で裂く機体の姿。 フランベルジュ―――エルヴィン内でもひときわ有名な、黎明期の機体。 多くが謎に包まれているワンオフ機で、伝わっているのは基本武装と所持者くらいだという。 「……待て。フランベルジュがわざわざ顔を出すってことは、相当な大事じゃねーのかよ?」 相変わらずの野次馬気質に、傷口を抑えながら頭を抱えて総一の一言。 しかし、肝心の春緋は残念ながらまったく聞こうとせず、 『ブラスターファング!』 「わっほぅ!」 これである。 フランベルジュの繰り出す腕部付属の有線武器を飛ばしての攻撃に沸いている彼女を相手に、 まともに話が通用するわけもなかった。 しかしその攻撃は正確にBMMを捉え、砕いていく。 「お前が心配するまでもなく、終わりそうだな、天城」 「まったくだ」 杞憂だったか、とため息。現に、フランベルジュは正当な『戦闘』では負け知らずなのだ。 その強さは本物であり、BMMで相手になるわけでもなかった。 『ファング……バイト!!』 エネルギーを纏い、一機に拳を叩きつける。そのエネルギーは後方まで貫通し、 ステルスで隠れていたであろう敵すらも砕いた。 未だ無敗の巨人。剣の線を、秩序を乱す者を決して許さない。 その力こそ、剣の線の護り手(ソードラインガードナー)フランベルジュ。 「しかし、何故にフランベルジュがこんなとこに?」 総一の疑問ももっとも。 そんな有名人がこのような場所にいるのは、偶然だと考えるのが一番早いだろうが……。 「俺が呼んだ。警察の方もあの事件で5機破壊されたりで大変だから応援が欲しかったんだよ」 「うっそ、呼べる立場!?」 「すっげー。そんな人とは全然思えなかった」 あのねえ……と、二人の反応に頭を抱える俊暁。 確かに誰から見ても普通の警官なのだが、その事実だけでそこまで驚くのもどうか。 「失礼だ、二人とも」 あきれ果てた誠二も意に介さず、総一の視線は避難している人に向いていた。 「……呼べる立場だから俺らのとこに居るのかと思った。 普通ああやって避難手伝ったりするのが警察の仕事かと」 「俺は君らについてやるのが仕事なの!」 こんな手のかかる奴らのお守り、好き好んでしたくねえよ。 角川俊暁、心の中で盛大なため息。 「……お?」 避難の光景を眺めていた総一に、ふと青髪ポニーテールの少女が目に映る。 服は……着ていた。見るところはそこじゃない。 少女から眼が離せない。 しかし、特徴をよく覚えていなかった総一には、それが一度会った少女かどうか断定はできなかった。 「……あいつか?」 逃すより行動。まず行動する、それが天城総一だった。 「総一? どうした?」 「話の女だよ! いるかもしんねェ、探してくる!」 「おい、ちょ……」 追いかけようとする誠二を手で制止する俊暁。 彼を見ると、俊暁は顎で指し示す。 そこでようやく、誠二は気付いた。何か大きなものが空に浮かんでいるのに。 「……何だあれは?」 「さあ? 飛行ロボットか何かじゃない?」 「待て。さすがにそこまで呼べるのか? ここですら常時飛行はレアロボだろ?」 多様な意見を飛ばしつつ、上空に浮かぶものに眼を向ける二人。 「警察もあんなもの所持してないし、広瀬も持ってきてないはずだ」 「ってことは―――」 直後、その上空から電気を纏った投網のようなものが広がり落ちてきた。 ……病院をまるごと覆うように。 『ダ―――ンッ、カァ―――ン!』 奇声を放ちながら降り立つ奇妙なロボット。 その外見は頭のアフロ。まずアフロ。白アフロ。 腕部、膝部にパイルを装備したその姿でもっとも印象に残るのは、だがアフロ。 『おおっと残念ながら防がれてしまった感』 余裕綽綽と言わんばかりに見下ろすその先には。 『く……ぅ……っ』 対抗手段がないと悟り、自分に絡ませることで病院への被害を防いだフランベルジュ。 『まあ、対抗手段がなくば当然とはいえるが。 というわけで……これ以上邪魔をするというならば、お引取り願おうか?』 ガコン、と両腕の長大なパイルが引かれる。 これを何度も打ち込まれたら、さすがのフランベルジュも大打撃は免れない……。 『弾が貫くと書いて弾(ダン)・貫(カン)! 思う存分、打ち込んだらぁぁぁ!!』 天城総一は、その光景を見上げていた。 結局少女を見失い、避難が進んでいるのか誰も居ない街角で、その光景は鮮明に写る。 一撃、二撃。小気味よいとまでいえるパイルの連打……。 「な、何だよ……これ……!」 目の前には、蹂躙される「正義の味方」。 ただひたすらに、手も出せずに撃たれ、今にも倒れそうで。 一人立っているその手は、悪鬼に届くことは無い。 「ドチクショウが……!」 現実は非情である。 力を持っていなければ、どんな正論も無力である。 力があれば。誰もが思うであろう、もしもの世界。 そんなもので、現実を変えることはできない。 「あなたは、何を望むのですか?」 願望を現実に変える。 その力は、怒りを以て悪鬼を砕く、希望の力。 「俺ァな、友達が苦しむのは見たくねェんだよ。誰かが近くで困ってると何かしたくなるんだよ」 フランベルジュが倒れれば、当然奴らの牙は自分に。他の被害者達に。 何より、春緋に、誠二に。 「他人だからって放っておけるか! 自分だけよけりゃいいっつーなら、 困ってる他人にどうにもできない自分がいいたァ思えねえよ!」 言葉の出所はわからない。 ただ、言葉が届けば、その先には何かがあるとまで、呑気な思考も感じていた自分が客観的に見える。 「今ここで手が届かなかったら自分が許せない! 何もできなかった無力な自分が!」 少年は叫ぶ。あてもない、誰も居ないはずのこの空間で。 「ならば力を与えましょう。運命の枷を与えましょう。求める力を与えましょう!」 吹き荒れる風、少年の目の前で溢れる光。 少年は直感した、理解した。 「お前……か……っ」 目の前の少女は、少年を此処まで導いた少女は、あの時自身を導いた少女と同じなんだと。 「我はベルフェリオン第七素体。盟約を」 言葉に導かれる。それ以上の説明は不要。 頭に焼きついていく方法に従い、もはや自分の意志が消えうせ、 何かに操られているかのように、自然と身体が動く。 唇が彼女と重なる。何かが刻まれていく、心の中でそう感じた。 ―――動く。 身体の自由を感じた総一は、迷わず彼女の右手に自身の左手を絡め、前に突き出す。 自身の望みが叶うなら、力がこの手で震えるならば。 「「―――デバイス・オン」」 そして、二人の声は重なる。 『あまり気は進まないが、これもお仕事ですってなぁ~!』 連打、連打。厚い装甲が一点集中により穿たれ、突破口を開かれはじめる。 こうなれば、もはや装甲としての意味は薄い。 『そろそろ終わりにしてやろう!』 両腕のパイルが同時に引かれる。 今日は日が悪いな……フランベルジュの『呻き』を感じ、操縦者は一人つぶやく。 本来ならば、ここに割って入るパターンに自身はいるのだが。 『ちぇいやああああああ!!』 さて、どうするか。この状況でどう逆転するか。 その思考は――― 目の前で沸いた腕に、止められた。 『ぶべっ!?』 勢いをそがれ、盛大に青天するアフロ。 浮いていた腕は、前に進むとともに実体を顕す。 握る拳、大地を踏みしめる足は蒼き姿。 そこには、他の兵器と同等の姿をもった巨人が居た。 「ちょっと、何あれ!? 聞いてないんだけど!?」 「警官さん、あれも呼んだのか?」 いや、と首を振る俊暁。フランベルジュとアフロの間に割り入ったのは謎の機体。 マッシブな形状のそれは、アフロの前に立ちふさがっている。 「あんなロボット、俺も見たことないぞ。というかあれ、ロボットなのか……?」 あっけにとられる二人、ひたすらシャッターを切る春緋。 『おのれ何者―――む、もしやそれはベルフェリオン!?』 『はいはーい♪』 『って、いきなり誰よ!? さっきと性格変わりすぎじゃね!?』 あ、総一だ。 付き合いの長い春緋と誠二の二人には、声だけですぐ分かった。 『誰って、これが素ですよ? あ、名前言ってませんでしたね。 私はパール、ベルフェリオンのデバイスです』 『その説明でわかると思うかああああああ!!』 こんな状況でも、全力で自分の性質を存分に発揮している。 「……もしかすると、あれって」 指さして示しながら問う俊暁に、静かに頷く二人。 そういうことか……光景を目の当たりにしながら、一人納得する俊暁。 今立ち尽くすその機体は、いつか見た悪魔。 あれこそ、ベルフェリオンという姿なのだと。 「で、どうすりゃいいんだ」 視線は大きく。アフロも、そしてフランベルジュも人並みに見える。 『とりあえず、全力であれをボコ殴りにしちゃってください』 「おうよ―――って、武器は?」 殴りにかかる直前、ふと気付く。相手はパイル装備、こちらは素手で戦うというのだろうか? 「銃は?」『ありません』 「剣」『ないですよ』 ……ない? 「弓! 斧! 槍! ハンマー! ヨーヨー!」 『マスターにそんな玩具は必要ないです』 なにもなかった。 お前、武器のひとつもなきゃ何にもできねーだろうが……! 心の中でつぶやくも、状況が変わるわけでもなく。 『だから前回みたく、殴り勝てばいいんですよ』 「馬っ鹿、それができりゃ……」 『貴様……なめとんのか?』 気付けば、アフロが既に立ち直り、拳を向けていた。 「う、のおおおおおお!?」 反射的。やられると思ったその瞬間、全力で思い切り拳を握り締め―――。 『べごがぁ!?』 殴りぬいた。相手より先に。 そしてその威力とくると、頭部がその拳に思い切りへこまされ、無残な状態に。 なんだ、俺ってけっこうやれそう? 『うぉのれええええ!!』 その油断を打ち砕いたのは、腕から飛んできたパイルだった。 「ぃ……ってぇぇぇ!? あだだだだだ!?」 悶絶。 突き刺さったそのパイルから、本人に直接響く痛み。 『あ、言い忘れてましたけど。今のマスターはベルフェリオンと感覚を共有しています。 ベルフェリオンが痛いならマスターも痛いってことですね』 先に言え。そう言おうとした総一の眼前に、 『隙を見せたのが命取りだ!』 パイルを引き出したアフロが迫っていた。 「な、な、どああああああ!?」 これ以上喰らったらまずい。あんなパイルを喰らえばひとたまりもない。 せめてパイルさえなければ、まだ何とかなるのに……! ベルフェリオンは『がんぼうき』。望みを叶える『がんぼうき』。 『―――な』 「マジ、かよ」 その時、起こった現象は。果たして、彼が願った以上のものだった。 アフロの機体が放った拳は、ベルフェリオンに届くことなく。 総一が突き出したその掌の先から、そのまま消えてしまっていた。 「隙を見せたのが命取りだ!」 立ち直ったのは、総一が速かった。振りかざしたその拳を、全力で――― 「自分で言ってちゃ、世話ねェよなぁぁぁ!!」 打ち付ける。 『ぬお、おあああああ!?』 自慢のアフロを含め、銀色に光る拳が、頭部を削りぬいた。 その状態のまま、胴体に思い切り膝を打ち込む。高く吹き飛んだその機体は。 『貴、様……このままでは済まさんぞおおおおお!!』 脱出装置が吹き飛ぶ、直後に爆散。 周囲を見渡す……レーダーがついていないのがもどかしいが、とりあえず他には何も見えない。 「終わり、か?」 あわただしくなる周囲、ふと病院の前を見ると。 シャッターを切りまくる春緋、呆然と立ち尽くす誠二、なにやら連絡をとっている俊暁。 「……戻るか。話は後だ、ちゃんとついてこいよ?」 『はい、マスター』 短く声を立て、戻ろうとする――― 「待て。マスターって何だ?」 『マスターはマスターですよ、私のご主人様です』 凍りつく。 その後状況が落ち着き、再び話を整理するまで時間を要することとなった。 少年は力を手にした。この事実が、世界にどう響くか……それは、誰にもわからない。 3話予告 総一「ふう、死ぬかと思ったぜ」 春緋「それ定例にしないでよ?」 総一「わーってる。多分最後だ」 誠二「とりあえず状況は落ち着いたな」 パール「これから何するんですか?」 総一「尋問」 パール「ほえ?」 総一「てめーの事全部話して貰うぜ」 パール「ま、マスターのけだものっ!?」 総一「どういう思考でそうなる!?」 春緋「え・ろ・す! え・ろ・す!」 総一「DA☆MA☆RE」 誠二「…………。 次回、桜華絢爛ベルフェリオン『騒動、その後で』 お前ら、次回予告くらいちゃんとしろ」 総一・春緋「「こいつが!」」パール「マスターが!」 誠二「……はぁ」 桜華絢爛ベルフェリオン・SSに戻る next back
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概要攻略本より(単語集やインタビュー) テイルズリングエターニアファラから見たインフェリア キールから見たインフェリア ファラによるセイファートの説明 「エターニア世界には、どんな国があるのですか?」 概要 攻略本より(単語集やインタビュー) 晶霊を神聖視するあまり、活用する技術が発達しなかった。一方で歴史を重んじるため学問や芸術の発展が目覚ましい キールは異物であるメルディに強い拒否反応を示すあたり、とてもインフェリア人らしい。(一方で異説を唱えて異端児扱いされてもいる訳だが) テイルズリングエターニア ファラから見たインフェリア インフェリア人は割と肌が白い。日焼けすると肌が赤くなり痛い。 髪の色は結構暗め。 服装はラシュアン染めといわれていて色とりどり。 普通はドエニスの花、ファラとリッドは村にあるプーチという花で染めている。 キールから見たインフェリア Q:インフェリアの海が青いのは? A:レオナー百科全書第一巻28章によると、 インフェリアの水中には水晶霊が無数に存在しており、 それら水晶霊がカロリック流動によって運動軌跡を変異させるとき その放線方向に波長の短い光波を放出する。 それのおかげで海が青いそうです。 ファラによるセイファートの説明 インフェリアで奉られている神様の名前。 4000年前にエターニア世界を創り、 2000年前にセレスティアで暴れていた ネレイドという破壊の神を捨て身で倒し、 世界に平和をとりもどした。 彼が創ったと言われるセイファートリングを インフェリアの住民は生まれたときから 眺めているので、親近感は高い。 インフェリアの住民は 「一日セイファートのご加護がありますように」 という挨拶をする。 「エターニア世界には、どんな国があるのですか?」 インフェリアでは、インフェリア王国だけ。 インフェリア王の賢明な統治により、安定している。
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[[用語辞典]] ***カフェリア家 カフェリア家とは、正確には[[ラティの父親 レオ=カフェリア]]の代からのことを言う。~ [[ラティの父親レオ=カフェリア レオ=カフェリア]]は、現[[ミルティア王国]]国王[[ミルティア=レンニュ=クリムッド=カフェリア]]の息子であり、[[ラティ ラティ=カフェリア]]は孫ということになる。~ 王族であるため本来は「家」とはつかないが、ラティの父親[[レオ=カフェリア]]は、医学を勉めるため王室にとどまることを拒否し、自分の家庭を作ったのである。
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#nofollow #norelated オフェリア・ロンド attachref プロフィール 性別 乙女 種族 コノハズク獣人 職業 職…業…? 年齢 18歳 身長 180cmくらい 体重 焼き鳥○本分 紹介 ど田舎からPetitへ、ひょんな事から巡礼へ。巡礼団との旅における冒険と生命の危機、貞操の危機と日々戦いながらも、立ったまま眠っている事が多い。~必殺技はスローイングフェザー。皆のクッション的存在だが、ミミズクやフクロウに間違われると突っ込みを欠かさない。お料理上等、変態上等。でも食べちゃ駄目ぜったい。 旅での出来事とか 『 目が覚めたらーーそこは、巡礼団のお尻の下でした。 』 6/27:洞窟都市「ドンドドガガンドドン」「クイズ!トロッコアドベンチャー!」にて初登場。 Petitで請け負ったとある仕事の途中、遠路はるばる空を越えて来た疲労から人知れず手近な木箱で仮眠を取っていた。 この木箱が、後に巡礼団の女性陣が乗り込むクイズトロッコ(1号車)である。 トロッコアドベンチャーにて、序盤は1号トロッコの生きたクッションとして活躍。そして常に全裸(服を着用していない的な意味)であることが判明。 ・真の全裸になるには羽毛を倒すしか無い。羽毛の中に手を突っ込むとその時点で痴漢行為に相当するので気をつけよう。 鳥だけどフォークを持ってパスタだって食べられる。 巡礼団の旅の進路が自分の辿るべきそれに近い事、ブラズィルラヴァモールに戦いを挑んだ際に負った翼の損傷により長距離の飛行が困難である事などを理由に、彼らへの同行を申し出る事に。 アイニィ嬢にサラマンダー(食用)を買ってもらう。 大きく、美味しいお肉におなりと願いを込めてサラミ(仮)と名付け、羽毛に隠して大切に育てる事にした。 「ありがとうございまス! ユングさんともおソロひゃっホウ! おソロ…ですヨ、ネ?」 ・大切に育てていた筈だが、ご飯を食べているサラミちゃんでユベルティを叩くなど扱いが偶に雑だった。可愛がっていることは確か。 ・巡礼団内で非常食として愛されているオフェリアの非常食でもある。 夜行性。コノハズクっぽく飛んでガシッと狩りをする。歩く猥褻物(もしかして:ラゼット)を掴んでキャンプファイヤーに投げ込むのにも使われた。 ・飛ぶときは音が立ちづらく夜目も利くのでスパイに最適。 [開拓都市「ベルダレイ」]では空から[メル・リル]の行方を探したり。 6つ葉アオツメクサを見つけたときは喜びの高速4回転ジャンプを披露。普通に怖い。 9月某日:巡礼団から離脱。漁船の網に引っ掛かってうっかり運ばれた先から一度アスピデに戻る。サラマンダーのサラミ(仮)を無事回収し、団の皆に「お世話になりましタ。お達者デ!」と告げてから巡礼者のオーブでPetitに帰って行った。 コメント(編集案・情報等) 「ハイです! おソロですです~♪ ちなみにユンのサラマンダーちゃんは、赤っぽいオレンジ色ですよです~!」 -- ユング (2014-07-03 12 42 37) 「ホホホ…、どちらの火蜥蜴ちゃんがより美味しく育つカナ? いざ尋常に、参ル!…よーしよしよしよし!」 -- オフェリア (2014-07-08 11 55 18) 名前 コメント
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それは碧に身を包んだ巨人。 それは空を制し、空にたたずむ巨人。 ―――まさしく、正体不明。敵か味方かも分からない。 ただ一つ、言える事があった。 『……ベルフェリオン』 パールの呟き。 見上げる空に立ち尽くす、それは『風』を司る。 桜華絢爛ベルフェリオン 第五話「遭遇! ジャンヌダルク」 ツヴァイドリル、ドライフォートを持ち出した特訓から数日後。 4人の目の前のテーブルに示されたのは、大会のポスター。 此処エルヴィンでは、定期的にこういったロボット大会が開かれている。 なにも裁判や事件だけが戦闘の場だけではない。 娯楽である以上、エンターテイメントである以上、こういった場は人気イベントのひとつとなっている。 そして――― 「一週間後、私はこの大会に出ることになった」 張り出されたのはトーナメント形式の大会『ロボカップ』。 個人戦・チーム戦それぞれ『エキシビジョン』ということで優勝者と涼が戦うことになる。 「でけー」 今の総一には、間抜けっぽいがこの一言ぐらいしかひねり出すことはできない。 こうして目の前にいる彼女に雇われるということは、 状況が状況だったとはいえ、三人からしてみればありえないといっても過言ではないことだった。 実際涼の下についている身からは……いまだに現実味がない。 「はいはーい。広瀬さん、カメラ持ってってもいいですかっ?」 だが一人、春緋は順応していた。 元々野次馬的性質を持つ春緋は、涼のもとに着いてから精力的に働いてはいたものの、 どうしてもカメラだけは手放せなくなってしまったようだ。 デジカメとデジタルビデオを同時に扱う程度造作もない。 「撮影は禁止されてないからな……好きにするといい」 「わっふぃ!」 喜ぶ春緋、対して総一の表情はあまり喜ばしくないといった感じだった。 「質問、いいですか」 そして、いつもなら一歩退いた関わり方をする誠二は珍しく興味を示していた。 ん、と頷く涼に、自分から話を振ってくる。 「この大会、どの企業が参戦するか、しそうかとかは分かりますか?」 「一応、これはしそうだって目星は多少つくな」 大会―――それは企業が自分の宣伝を大々的にすることができる場。 華々しく活躍を残した機体、そしてパーツは放送される番組で宣伝され、 人気商品となるのである。 「ああ、お前んとこ工場勤務だったっけ」 総一は思い当たる。誠二の父はエルヴィンのとある工場で働いていた、という記憶。 その言葉に頷いて、二人は再び話し込む。 正直、あまり会社のことを知らない総一には今ついていくことはできない。 「マスター、マスター」 声の方を向くと、 むに。 そこには指があった。向くと頬が指に押されるような位置に指を置かれていたのだった。 「……パール?」 子供みたいな悪戯に引っかかった自分が許せなかったのか、パールの頬をぐにーと両側ひっぱってやる。 「いひゃいいひゃい」 解放されると、頬を抑えながら涙目のパール。子供か、と本気で呆れる。 「で、マスター」 「まともな質問じゃねェと聞かねーぜ」 「まともですよーっ。どうして弁護士の涼さんがえきしびじょんってのをするんですかってことですよ」 そういえば、パールは常識というものを知らなかった。 やれやれ、と溜息をつきながら、仕方なく総一は説明することにした。 「じゃあまず大前提からな。広瀬さんは『無敗』の『弁護士』なんだよ。 そして、結果的にエルヴィンという都市のバランスを守る一員になってるんだ」 「バランス、ですか?」 首を傾げるパール。構わず続ける。 「そう。住民側を守る立場の人な。で、ここの管理してる側はある程度の問題は裁くが、 判断が微妙だったりする場合にはロボット同士『戦闘』して決めるわけだ。 その問題を起こしている側が、個人より強い集団である『企業』だから、 企業が強いままだとやりたい放題になっちまう」 戦闘に裁判の結果が左右されるこの街では、住民を守る側が弱くては、 様々な意味で強い力を持っている企業が住民に対して異様に強くなってしまう。 そうまでになると、当然苦しくなるのは住民である。 しかし、此処に居るのは無敗の弁護士。 彼女は住民を護る側にいる人物の一人であり、不当な扱いから住民を護ることができる。 彼女が強いということは、結果的に住民側を護る力が強いということ。 「だから、俺ら住民を守ってくれる中で一番強いって言われてる涼さんは その力を企業たちにも、世間にも示す必要があるんだよ。 それで、こういう大会にもゲストで出演したりするわけ」 勿論、エンターテイメント性を欠くため大会の本編には参加できず、 彼女自身の都合のため、あまり積極的に参加というまでにはいかないが。 幸い、彼女の戦いの本質は『逆転』であり、 相手がそれなり以上に強ければ見所のない戦いは基本的に起こりえない。 言うならば、キングのデュエルはエンターテイメントでなければならないといったところか。 「そーなのかー」 「お前本当に分かってンのか?」 返事があまりに呑気すぎる。分かれよ、と力強く言いたくなったがここは堪える。 そうこうしているうちに、誠二と涼の話が終わったようだ。 「……さて、大会の間君達にやってもらいたいことは追って説明する。 少なくとも、参加はしないにしろ当日は君達も一緒に来てもらうことになるということは覚えてくれ」 「大会……ねえ」 ふー、と大きく息を吐いて呟く総一。ぐったりと机の上に突っ伏して。 「まあ、参加自体は俺達には遠い話だな」 「そうよねー。エル高といってもまだ授業って段階だし」 一人ぐったりしている総一の近くに誠二が来て、前の席の春緋が後ろを向いて。 特訓が始まってから、これがいつもの光景と化していた。 「でも、私としちゃ特等席、おまけに観戦費かからないでいっぱい撮れるだけで問題なし!」 「売るなよ?」 ちゃっかり通り越してちょっと邪な顔になっている春緋に釘を刺そうとする総一。 しかし、彼がそんなことを言おうとしたところで 「バラ撒くわよ?」 「すいまえんでした;」 ほらこんなもん。結局彼が春緋を御することは相当難しいのである。 「……ぁー?」 そんな彼の視界。一瞬、視線が包帯の少年とあう。 先日、最悪のタイミングで最悪の答えを返してしまったクラスメイト……井上純(いのうえ じゅん)。 総一の視線を感じたのか、何かに怯えるように純は顔を背け、歩いていってしまう。 (あー、謝らねェとな……) そう。あれから総一は、結局謝るタイミングを見失ってしまった。 「ハルさんハルさん、バラ撒くって何をですか?」 「ああ、それはねー……」 聞こえるのはひそひそ話くらい。 パールに何か吹き込む春緋、呆れる誠二―――って、パール? 「……は?」 「ひふっへほー?」 そこには確かにパールが居た。 「お前何で常識皆無な癖にそんなネタばっか拾ってんだってかお前ここ学校だろ出てくんなひっこんでろー!?」 あまりにわかりやすく苛立ちながら、廊下を歩く一人の男、アフロ。 その筋肉質で、あまりにも脳筋的な見た目をしているその男、アフロ。 この白アフロ―――ダンカンである。 彼は屈辱に震えていた。 どこの馬の骨とも知れぬ、突然現れた巨人に敗北を喫した。 それゆえに、彼のプライドは大きく揺らいでいた。 「やあ、負け犬さん」 突如として。そんな言葉とともに、背後から現れる少年とも少女ともつかない人間。 ダンカンが即座に放った回し蹴りは空を切り、 「いきなりご挨拶じゃないか、脳筋白アフロさん」 「黙っとれフォース! このダンカン、今非常に機嫌が悪い!」 血走った眼が、フォースと呼ばれたそれを見据える。 「あれあれ、いいのかなー? 僕は君と違って、総統の直下にいる研究員なんだけど?」 「たかが研究員、実働部隊の隊長たる我に現場判断の口出しが出来ると思ってかぁ?」 フォースの挑発に易々と乗ってしまう、それほどに今のダンカンは苛立っていた。 当然である。苛立たないわけがない。 「まあ、何も武器持ってないベルフェリオンに負けちゃ格好つかないよね」 「な、なにを貴様……」 図星を突かれたダンカンが言葉を浴びせる前に、目の前に出された携帯レーダーっぽい何か。 「この街にもう一つあるのが分かったから、これでデバイス探してこいってさ。 これ、総統からの命令だよ?」 そう口走ると、次の瞬間フォースの姿は見えなくなっていた。 「……どうにもアレは好かん」 前回の失敗のときはこっぴどく絞られ、関係者追撃を断念せざるを得なくなってしまった。 だが、いつか絶対にあの巨人にはリベンジを果たす。でなければ、我のプライドが許さない! 新たに意気込みを入れ、とりあえずはその下積みとして現状の任務を遂行することを優先した。 フォースという者はいけすかないが……。 エルヴィン第一総合高校。縮めてエル高。 ここはエルヴィンの中で最も巨大な高校である。 入りやすく学費も安い、設備も上々、特に現環境では「就職に役立つ」と人気の ロボット関連学科が充実しているということで、高校自体の人気は高い。 総一、春緋、誠二の三人は全員この高校に進み、クラスが同じである。 ……セキュリティは割と厳しく、当然部外者が勝手に入っていけないのであり。 「……何かと思ったら、そういうことね」 学校からの通報を受け、駆けつけた俊暁は頭を抱えることになった。 一応授業が終わった後だったので、総一が平謝りする羽目になってしまった。 「すみませんでした」 「いや、流石に俺も想定外だったよ……で、何で出てきたんだ?」 二人からの視線を受け、普通なら少しはそれらしい素振りを見せてもおかしくはなかった。 「暇で窮屈でした」 だが、この女はきっぱりと一言で切り捨ててしまった。 全く悪びれてない。 ……だめだこいつ、早くなんとかしないと。 「こいつどうしようトシ兄」 「トシ兄ってなんだトシ兄って」 「じゃあとっしゃん」 「普通に呼べ!」 「なんだっけかー、えー……俊彦?」 天城総一、実は他人の名前を覚えるのは苦手である。 「どうしようっつったってなあ……とりあえず涼にもかけあってみるよ。 折角だから今日は乗ってくか? 車で来てるし」 「あ、どもです」 歩きでは大変、かといって交通手段を使うのもしんどい。 総一がこの話題を受け入れないわけがなかった。 「じゃあ私助手席で」 とりあえずパールはほっぺたひっぱっておく。うにゅー。 「全く、あやつめ我々を使いッぱしりにしおって……!」 携帯電話とさほど変わらないサイズのレーダーを見ながら歩いている白アフロ。 ぶつかる? 心配はない。周辺の連れ以外は全員彼を不審人物と見ていて、避けているからだ。 「……ときにミュー、何故我々は避けられているのだ?」 「さあ……? 分かりません」 周辺の連れもこれまた変な格好だった。 黒づくめの服装の上に、一人残らず仮面をつけているのだから。 一人連れの中で背丈が低い、少女の声をした人物がミューと呼ばれ、答えを返す。 「おかしい。我の何処にも不審はない、パーフェクトなはずなのだが」 首を傾げる白アフロ。 半裸でもなく、ちゃんと上着は着ている。何故避けられているのか、彼には理解できなかった。 「黒尽くめの仮面集団とかどう考えても不審人物だろ……常識的に考えて……」 そこを通りかかった俊暁の車は信号待ち状態だった。 彼らは運が悪かったとしか言いようがない。 むしろ、リベンジを誓った相手とかち合ったことは幸運といえるのだろうか? しかし、そんなことなど総一は知る由もなく。 「どうします? あれ」 呆れながらも聞く総一、返す言葉は――― 「職質だなこりゃ」 ですよねー。 シャッター音が車内で鳴り響く中、適当なところに車を止める俊暁。 「ハル、いいかげんやめい」 「ぇー」 むー、と膨れる春緋をよそに、俊暁が車を立つ。 「何やってるんでしょうね?」 「俺が知るか」 「お前ら静かにしろ、状況が読めない」 誠二の言葉に、さすがに総一も黙らざるを得なくなった。 一人その光景を見つめているパールは、んー? と首をかしげている。 職務質問に向かった俊暁、数秒後警察手帳を出した瞬間にアフロは逃げた。 「……どうするんだ、あれ?」 「面白そっ!」 「ちょ、おいハル!?」 総一が制止する間もなく、飛び出していく春緋。 「しゃーね、車頼む! 来いパール!」 「はいさーっ」 後を追うように総一が、そしてパールが飛び出す。 「……あのなあ」 行くに行けない誠二は、車の中で待ちぼうけになってしまった。 「ぜぇ、ぜぇ……もう、逃げられないぜ?」 追うこと数分。なんとか路地裏までアフロを追い込み、銃を構える。 仲間に連絡し、応援を頼み、それでも捕まえきれずだった。 息を切らしながら、これまでのしぶとさに心中で敬意を表しながらも。 「おとなしく、同行……願おうか」 「それもいいが……古人の言葉に、頭上注意というものがあってな?」 追い詰められながらも、余裕の表情で上を指す白アフロ。 つられて上を見た俊暁の上には、巨大な足があった。 「ゲゲェー!? あのときの白アフロ!?」 いつぞやの巨大な姿。見るものを圧倒させるそのアフロの存在感。 「マスター、白アフロってことは職務質問のあの人……」 「ありうるな。ってか、トシ兄どうしたんだ!?」 追いかけている途中で全員を見失い、その光景に呆れまくっていた総一は、 そこではっと我に返り焦る。勝手に携帯に連絡とかすると邪魔だろうし…… 「ったく、とりあえず」 ここにいても仕方ない、まずは待たせている誠二のところに戻るか。 そんな思考で踵を返し、もと来た道を戻る――― 「ぬがっ!?」 「きゃん!?」 横から来た人に衝突を喰らってしまう。 痛い、特に痛いのは胸の傷ダイレクトに突き刺さった何か。 「大丈夫ですかマスター。仮面ぶちあたると痛いですねマスター」 「黙ってろお前」 しかしその言葉で気付く。 背格好は他より小さいが、黒のコートに黒の帽子、そして何より仮面。 ―――あの黒尽くめの中にいた人間の一人であると。 白アフロが関わっていた以上、この黒尽くめもジャンヌダルク? 身構えて警戒をしようとする総一、しかし黒尽くめはそれより早く――― 「す、すみませんっ」 平謝りで一礼。 「あ、ああ」 あまりにも予想外な行動に、呆然と返事をすることしかできず。 「……あんな女もいるんだな」 声質と感触で女だと断定した総一は、数秒呆れた末にこんな言葉しか出せなかった。 「それなんてギャルゲ?」 だからそういう知識ばかりどっから拾ってきた! 突っ込みを入れようとする総一の耳に届いたのは、自分の携帯の着メロだった。 開いてみると、その連絡先は俊暁。あちらから連絡してくれたのならば都合がいい。 「もしもしトシ兄!? そっちどうなってんスか!?」 『トシ兄違う! さっきの白アフロがあれのパイロットだ、 悪いけどこのまま抑えてくれないか! 今すぐ来れるのは君しかいないんだ! 俺の機体、この前ので壊れちまったしな……とにかく頼む!』 「えちょ」 切れた。あまりに一方的過ぎて、反論のしようがなかった。 確かに言い分は正しいし、まあわかるのだが。 「……いけってことかよ」 「信用なりませんか?」 「違う。またあいつかってことだよ」 仕方ない、諦めた。今自分がやるべきことは一つ、奴を止めること。 半ば強引にパールの手を取り、前に突き出す。 「女の子のエスケープがなってませんよ?」 「エスコートだ、しかも意味合いが違う。―――やるぜ」 ―――デバイス、オン! 眼前に見据えるは一機、他には見当たらない! 「先手必勝ってな!」 速攻で飛び蹴りを叩き込もうとする総一。 しかし、それが不意の一撃になるほど甘くはなかった。 「……って、マジか!?」 それどころか、その一撃を『受け止める』行為が、総一の出鼻をくじくこととなった。 『弾を感知すると書いて弾(ダン)・感(カン)! 屈辱を味わわされた貴様の気配なんぞ、 とうに覚えたわあああああ!!』 「それ単にダンカン言いたいだけじゃねーかあああああああ!?」 大きく投げ飛ばされ、建物に突き当たって止まる。 「ってて……つー……!?」 それで止まるダンカンではない。 動けない隙に距離を詰めたダンカンが目の前にいた。 『もらいやァァァ!!』 「ち、くしょ……っ!」 ―――迫る拳、バンカーはすでに準備完了していた。 腕で受け止めようとして、思い出す。 『しっかり自分でベルフェリオンを動かせるようになるまで、その腕は絶対に光らせるな』 涼の言葉。 最初は聞くつもりがなかったものの、その言葉で使用を一瞬でも躊躇った。 気の迷いが状況を悪転させてしまう。 「―――、が、は」 突き刺さるのはバンカー。一撃が重く鋭く、ベルフェリオンを穿つ。 貫通こそしなかったものの、重い一撃はその身体を傷つけ。 何より、総一へのダメージが大きく響いていた。 「マスター! しっかりしてください!」 「つっても……!」 実際、一点集中で重い一撃を与えるタイプのバンカーは大きくダメージが残る武器であり。 喰らった機体がまともに動くことはまず少ない。 ダメージが自分に跳ね返ってくるベルフェリオンであればなおさらである。 『好機、貰い受ける!』 気付けば、二撃目がすぐ傍に。 「なろ!」 咄嗟に、総一は思い切り『肩を押す』。 ―――人型ロボットといえど、想定はしていなかったことだったが。 間接の都合上、肩を前に動かせなくなったダンカンの攻撃は大きく勢いをそがれた。 そのままバランスが崩れたダンカンは、情けなくも後ろにバランスを崩す。 追撃ができるほどの体勢は整っていない……何とか、両者起き上がる。 「構造が人間とあんま変わらいのが救いだな……」 確かどっかの番組かなんかでやっていたのを思い出した。 しかし、ここまでの段階で総一は致命的な欠点を感じていた。 バンカーによる重い一撃を備え、格闘攻撃を受け流し反撃ができるほどの 能力を持っているダンカンの機体。 対してベルフェリオンは、下手を打たなければまだ攻撃を凌ぐことはできる。 しかし、あの光る腕がなければ効果的な一撃を与えることは出来ない。 「他に何かないのかよ、何か……!」 再び始まったダンカンの猛攻を、避け、流し、かすり、考える。 このまま反撃に移れる余裕などない。 やれるとしたら、不意を打った強大な一撃のみ――― そして。 あらゆる考えが錯綜する総一の横から、巨大な『壁』が吹き飛んできた。 それは碧(みどり)に身を包んだ巨人。 それは空を制し、空にたたずむ巨人。 ―――まさしく、正体不明。敵か味方かも分からない。 ただ一つ、言える事があった。 『……ベルフェリオン』 パールの呟き。 見上げる空に立ち尽くす、それは『風』を司る。 『ぬぐぐ……貴様何奴!』 風という壁に殴りつけられたのは、総一だけでない。ダンカンも同様だ。 怒り心頭といった様子で、投げかける言葉も荒い。 『本来の目的を忘れるな。お前は何のために此処に来た?』 返す言葉、ベルフェリオンからの言葉は電子音声だった。 「できんのかよ、あれ」 『さあ?』 ベルフェリオンで電子音声? 徹底的に正体を隠すつもりなのだろうか。 だが、そんなことを呑気に考えている空気ではない。 ベルフェリオンが総一を向く。咄嗟に身構える総一。 『……お前では私に勝てない』 たった一言。 直後、吹き荒れる風を感じた総一の視線は、雲ひとつない冬晴れの空に飛ぶ。 出そうとした言葉は潰され、高く宙を舞った総一のベルフェリオンはそのまま落ちる。 『捜索作業は一時中断だ、引き上げろ』 風のように現れた碧のベルフェリオンは、言葉通り風のように、消えるように去っていった。 『くぅーっ……とんだ邪魔が入りおったわ』 白アフロがブースターをふかし離脱するのを、総一は止める気になれなかった。 背中が痛い? 動くと街が壊れる? 否。 「なんだ……あいつ」 あれが、ベルフェリオン。 あれが、自身の敵。 あれが、戦う相手。 たった一撃で、全てを思い知らされてしまった。 天城総一は、あんな強さの敵と命の奪い合いをしなければならないのだと。 「はぁー……ん」 大きく伸びをしながら、カメラを首から下げて歩く春緋。 見えてきた車には、一足先に総一が乗り込むところだった。 直後。 「―――ってぇ!?」 「ってぇ、じゃない! お前らまで勝手にふらついてどうするんだ!」 「ありゃハルがどっか……」 「どうせ携帯とかあるし、終わったら連絡入れるとかあるだろ! 馬鹿か!」 珍しく誠二の怒り声が聞こえる。 そういえば、総一とパールがあの状況で私を追いかけてきたら、 誠二一人が車の中だったっけ、と春緋は一人納得する。 「やっぱ誠二も人の子なのねー」 そして、春緋もまたその輪の中に戻っていく。 ―――一瞬曇った表情を、笑顔に戻して。 桜華絢爛ベルフェリオン・SSに戻る next back
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【パーソナリティ】 名前:フェリア 年齢:14 性別:女 レベル:3 ワークス:女僧侶 非常に小柄 思慮深く、慎重堅実 【能力値】 体力:2 運動力:1 知力:4 魔力:7(+2) 【副能力値】 防御:胸8/腰6/その他0 FA3/MA9 HP:32 MP:15 IV:4 ex 27 【魔法】MP:15 スプリット 能動 魔術 4 なし 単体 直後の[魔術]による魔法の対象を、"単体"から"範囲"に 変更する。 シールド 受動 魔術 3 あり単体【魔力】ぶんだけダメージを減少させる。 ガッツ 特殊 任意 3 なし判定のダイスを振る直前に使用を宣言する。判定に+1D。 マジックルーン 補助 魔術 2 なし 自身 直後の[魔術]による判定に+1D6を得る。 ルミナスレイ 能動 魔術 3 あり 単体 2D6+【魔力】のダメージを与える[魔術]攻撃。 ウィークポイント 能動 一般 3 あり 単体 3対象の【防御力】を、【知力】分減少。 【クライシスアクト】 ポテンシャル 特殊 任意 判定に+[(消費したCP)D6] レゾリューション CP3 【HP】が0になり、戦闘不能になった状態から、 【HP】が最大値の半分まで回復した状態で復活できる。 オーバーロード CP3 直後の魔法の判定に+5D6の修正を得る。 杖 [魔術]判定に+2を得る。 プリティローブ ねこみみ 1 0 視覚に関する一般行為判定に+1D6を得る。 【クライシスアクト】 CP: SP:26 名称 CP SP 使用条件 潮吹き 2 1 HPへダメージ 隷属の喜び 2 1 視姦の檻 1 1 淫らなる緊縛 2 1 [拘束]状態になった時 ぱんつはいてない 1 1 腰APへダメージ 秘密の花園 1 0 汚された肢体 1 0 HPダメージ 疼く体 1 1 APないしHPへダメージ 異世界より飛ばされてきた、僧侶の人。 右も左も分からないところを、悪魔と戦えとの天啓を受け、とりあえずそのとおりに。