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基準タイム 良2 03.0 稍重2 02.5 重2 02.0 不良2 03.5 RR1 59.2 シーズン 出走頭数 枠番 馬番 勝ち馬名 性別 勝利騎手 斤量 オッズ 人気 馬場 タイム 指数 勝利馬主 1 7 6 6 マリエヘイ 牡3 瀬尾薫 54.0kg 2.1 2 良 2 03.7 93 蟷螂之斧矍鑠 2 12 8 11 セマイヨノナカ 牝3 パーマ 52.0kg 2.8 2 重 2 00.8 112 サロン 3 16 6 11 カルビドリーム 牡4 スタミナ 58.0kg 3.7 3 良 2 01.0 120 カルビ丼 4 16 3 6 ダートノカタミ 牡3 パーマ 54.0kg 5.2 5 不良 2 01.7 118 サロン 5 15 2 2 エーシンローマン 牡5 あぶみ 56.0kg 6.1 6 重 2 00.0 120 わたらい牧場 6 16 8 15 スミレミヤビ 牝4 桜まさえ 55.0kg 4.0 2 重 2 00.0 120 雅永太郎 7 10 7 7 ウッドファンタジー 牡7 ニラミア 56.0kg 2.0 1 稍重 2 00.5 120 マユファーム 8 5 4 4 タウンズカナー 牡6 瀬尾薫 59.0kg 1.0 1 不良 2 01.7 118 トウロウ 9 16 5 9 ヤキソバコロコロ 牝4 ちか 55.0kg 3.4 1 稍重 2 00.5 120 どんぐり太郎 10 12 8 12 アムアムゾンビ 牝5 薬莢 58.0kg 2.4 1 良 2 00.1 129 キャロット 11 16 5 9 ゴールドカラ 牡6 ニラミア 59.0kg 2.1 1 良 2 00.2 128 マユファーム 12 13 2 2 ゼットグール 牡5 z-中ダ 56.0kg 2.4 1 稍重 2 00.0 125 z 13 11 7 9 オールドドワン 牡5 イースト 56.0kg 2.1 1 不良 2 01.1 124 MOON 14 13 7 11 カンパワン 牡5 ナック 56.0kg 6.0 7 不良 2 01.4 121 ACE 15 15 8 14 カンパワン 牡6 ナック 57.0kg 5.3 5 良 2 00.8 122 ACE 16 9 2 2 インカントブルーム 牝5 砂野帝王 57.0kg 1.5 1 不良 2 00.9 126 のむ 17 13 6 8 アメリファ 牝5 中山理恵 54.0kg 3.1 2 良 2 00.5 125 ドライバ 18 10 8 9 カゲアマゾン 牡6 白影 57.0kg 2.1 1 良 2 00.7 123 影 19 13 4 4 エースクリア 牡5 ナック 57.0kg 3.0 2 良 2 00.5 125 ACE 20 12 3 3 ホクトオーバル 牡4 サッポロ 56.0kg 3.2 2 良 2 00.8 122 北酒場 21 13 4 4 ノイスライオナ 牡7 ニラミア 57.0kg 5.6 6 稍重 2 00.3 122 マユファーム 22 10 1 1 モノクロトウキョー 牡5 ナック 59.0kg 1.8 1 稍重 1 59.9 126 ACE 23 16 1 1 ポイントガルフ 牝4 ニラミア 54.0kg 3.3 3 良 2 00.9 121 マユファーム 24 14 6 10 カッチプルーン 牝5 ひでくん 55.0kg 3.3 2 不良 2 01.2 123 カッチ 25 13 5 6 ニッテファノス 牡5 ニラミア 56.0kg 2.8 1 良 2 00.8 122 マユファーム 26 9 2 2 セレットノース 牡7 ニラミア 59.0kg 1.6 1 稍重 2 00.2 123 マユファーム 27 9 4 4 ハリーバリー 牡6 レイカ 59.0kg 9.2 7 良 2 00.7 123 セーフ 28 11 6 6 ハルノサイテン 牡5 砂野帝王 59.0kg 3.1 3 不良 2 01.0 125 のむ 29 11 8 11 グッチ 牝5 砂野帝王 56.0kg 2.4 1 良 2 00.5 125 のむ 30 6 1 1 センテンスプリング 牡5 砂野帝王 59.0kg 1.5 1 重 1 59.5 125 のむ 31 7 3 3 ニッテスルコン 牡6 ニラミア 58.0kg 2.5 3 良 2 00.6 124 マユファーム 32 11 8 10 スイラブ 牝7 砂野帝王 57.0kg 3.4 3 不良 2 01.0 125 のむ 33 13 2 2 ラッシュ 牝7 砂野帝王 57.0kg 2.8 1 重 1 59.5 125 のむ 34 9 7 7 ブロックリー 牡5 伊達 56.0kg 2.8 3 良 2 01.0 120 一歩 35 6 5 5 ワーキングホリデー 牡6 砂野帝王 59.0kg 1.2 1 良 2 00.5 125 のむ 36 6 4 4 バンドジャナイモン 牝5 砂野帝王 55.0kg 1.0 1 稍重 1 59.7 128 のむ 37 7 7 7 シスアイーダ 牝5 ASAE 54.0kg 2.0 2 良 2 00.0 130 システィーナ礼拝堂 38 7 6 6 シャキファーレス 牡6 ニラミア 56.0kg 1.3 1 良 2 00.8 122 マユファーム 39 8 8 8 ボッチ 牡7 砂野帝王 58.0kg 1.5 1 不良 2 01.0 125 のむ 40 7 5 5 オジサマ 牡5 すごい人 57.0kg 2.1 2 不良 2 00.5 130 マジンブー 41 5 5 5 コブシファクトリー 牝6 砂野帝王 57.0kg 1.0 1 重 1 59.2 128 のむ 42 9 2 2 アシノニホヒ 牝7 補欠 56.0kg 6.2 6 良 2 00.4 126 マジンブー 43 9 1 1 サブナック 牝6 森内俊之 55.0kg 1.9 1 不良 2 01.2 123 ちびた 44 6 1 1 トマラヌボンノウ 牡6 ひでくん 59.0kg 1.3 1 不良 2 00.5 130 カッチ 戻る 新国内歴戦記録Ⅲ 戻る 新国内歴戦記録Ⅱ 戻る 新国内歴戦記録 戻る 国内歴戦記録(国内重賞記録) トップ
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動かない大図書館「パチュリー・ノーレッジ」 読み:うごかないだいとしょかん「ぱちゅりー・のーれっじ」 カテゴリー:Chara/女性 作品:東方混沌符 属性:無 ATK:1(+3) DEF:3(+2) [自動]このキャラが登場かレベルアップかオートレベルアップした場合、目標のキャラ1体に3ダメージを与える。 …またネズミがいるようね illust:有子瑶一 TP-SB02 T 収録:スターティングデッキ「OS:東方混沌符 2.00」 参考 ネームが「パチュリー・ノーレッジ」であるキャラ・エクストラ一覧 魔法(主に属性)を使う程度の能力「パチュリー・ノーレッジ」 紅魔館の頭脳「パチュリー・ノーレッジ」 紅魔館の陰と陽「パチュリー・ノーレッジ」 「紅 美鈴」 知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」 属性を操る魔法使い「パチュリー・ノーレッジ」 少女密室「パチュリー・ノーレッジ」 動かない大図書館「パチュリー・ノーレッジ」 ヴワル魔法図書館「パチュリー・ノーレッジ」 ラクトガール「パチュリー・ノーレッジ」 ファイブシーズン「霧雨 魔理沙」 「パチュリー・ノーレッジ」 アグニシャイン「パチュリー・ノーレッジ」 Stage4 暗闇の館「小悪魔」 「パチュリー・ノーレッジ」 東方紅魔郷 魔法少女達の百年祭「パチュリー・ノーレッジ」 「フランドール・スカーレット」 東方紅魔郷 「パチュリー・ノーレッジ」
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知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」 読み:ちしきとひかげのしょうじょ「ぱちゅりー・のーれっじ」 カテゴリー:Chara/女性 作品:東方混沌符 属性:無 ATK:1(+2) DEF:1(+3) [自動]メインフェイズ開始時、属性1つを宣言してもよい。そうした場合、このキャラはターン終了時まで、指定した属性を得る。 [自動]自分のキャラにバトル以外のダメージが与えられる場合、そのダメージを3減少する。 私はあなたみたいに鳥目じゃないわ illust:おーじ TP-009 C 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 1.00」 新たに属性を得る能力と効果ダメージを軽減する能力を持つキャラ。 1つ目の能力は火水木金土符 賢者の石の威力を底上げできる他、各属性を対象にした強化も受けられる。 それらを重視した構築であれば非常に強力なキャラとなるが、反面このカード単体では何の意味もない能力でもある。 2つ目の能力で効果ダメージを軽減できるが、同じ能力を持つ紅魔館のメイド「十六夜 咲夜」と比べると耐久力で僅かに劣る。 とは言え本当に僅かであるため、補正値で差別化は図れる。 両方の能力を生かす場合、安定性や自身のサイズを考えるとパートナーにするのが無難だろう。 1つ目の能力は『自分の』等の指定がないので、相手ターンのメインフェイズ開始時でも発動する。解決は任意なので、属性を宣言しなければ『宣言しなかった』ことになるので注意。 参考 ネームが「パチュリー・ノーレッジ」であるキャラ・エクストラ一覧 魔法(主に属性)を使う程度の能力「パチュリー・ノーレッジ」 紅魔館の頭脳「パチュリー・ノーレッジ」 紅魔館の陰と陽「パチュリー・ノーレッジ」 「紅 美鈴」 知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」 属性を操る魔法使い「パチュリー・ノーレッジ」 少女密室「パチュリー・ノーレッジ」 動かない大図書館「パチュリー・ノーレッジ」 ヴワル魔法図書館「パチュリー・ノーレッジ」 ラクトガール「パチュリー・ノーレッジ」 ファイブシーズン「霧雨 魔理沙」 「パチュリー・ノーレッジ」 アグニシャイン「パチュリー・ノーレッジ」 Stage4 暗闇の館「小悪魔」 「パチュリー・ノーレッジ」 東方紅魔郷 魔法少女達の百年祭「パチュリー・ノーレッジ」 「フランドール・スカーレット」 東方紅魔郷 「パチュリー・ノーレッジ」
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知識と日陰の少女 パチュリー・ノーレッジ No.1000 知識と日陰の少女 パチュリー・ノーレッジ 属性:妖怪 魔法使い 紅魔館 体力17 回避2 決死判定(3) [充填フェイズ・戦闘フェイズ・起動フェイズ]常時 自分のリーダー は、相手のイベント・特殊能力の目標にならない。 [戦闘フェイズ/迎撃時]常時 フェイズ終了時まで、 戦闘中の相手スペル は「攻撃-1」を得る。 《「Type 紅」製品版》 「……猫イラズ、猫イラズ」 《「Type 萃」製品版》 「なによ、また来たの?」 illustrator/雪汰郎、ムラ黒江 登場作品/東方紅魔郷 -the Embodiment of Scarlet Devil. 考察
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海に潜む、巨大な白と青い体を持つシャチ型の神獣。 体から、それぞれ自分の意思で操る事ができる顔がついた4つの触手を持ち。 非常に知能が高く獲物を狩る時は触手を使って追い詰め捕らえる。 触手の口からは、強烈な水鉄砲を発射することができ。 その水圧は、軽々と船底を貫通することが出来る程の威力。 海の主とも呼ばれており、航海の際には非常に警戒される危険な生物。
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「お母さんが言いました。逃げたら一つ、進めば二つ、手に入るって」 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公であり同TVシリーズ初の女性主人公*1。 担当声優は 市ノ瀬加那 女史*2。 セーラー戦士や『ガンダム・ザ・バトルマスター』シリーズの登場人物とは無関係。 シン・セー開発公社CEOのプロスペラ・マーキュリーの娘であり、赤髪に褐色肌に太い麻呂眉と言った顔つきが特徴。 なお、正面向きのイラストでは分かりづらいが髪は結構長くて後ろで縛っている。 ファンからはタヌキ顔と言われ、二次創作でも彼女がタヌキ化したイラストも多く見られる (苗字のせいかセーラー戦士のコスチュームを着せられたイラストも投稿されている)。 おかげで「水星たぬき」と呼ばれた上、放送時期が近い『仮面ライダーギーツ』の仮面ライダータイクーンと合わせて、 「日曜日のたぬき」とも呼ばれ、双方共に衝撃的な展開を迎えた事でネットが騒然となった そしてスレッタは2期19話にて、言い訳しようがないレベルのたぬきムーブをした事でその地位を完全に確立する事に…… が、実際のモチーフはタヌキではなく犬との事*3(タヌキもイヌ科なので当たらずも遠からずではある)。 「タヌキ」のあだ名を付けられたように、単独の公式イラストを見るとややずんぐりした小柄な少女に見えるが、実際はガタイのいい長身女であり、 劇中に出てくる同世代女子連中では一番大柄(男子達と比べると互角からやや低め)である。 尤も件のイラストも良く見ると頭身が高い(=身長が高い)のだが。 ちなみにスレッタの身長は170cmであり、TVシリーズの歴代主人公の中ではアムロ・レイ(『逆シャア』時172cm)や 『00』の刹那・F・セイエイ(『2nd』時175cm)、『AGE』のフリット・アスノ(成人~晩年189cm)のように後に身長が伸びたケースや、 『∀ガンダム』のロラン・セアックや『Gのレコンギスタ』のベルリ・ゼナムのように身長が設定されていないケースを除けば、 『Gガンダム』のドモン・カッシュ(180cm)、『AGE』第2部のアセム・アスノ(172cm)に次ぐ長身だったりする。 「エアリアルは、たかがじゃありません! 私とずっと一緒に育った、私の家族なんです!」 幼い頃からの愛機であり"家族"であるガンダム・エアリアルのパイロット。 作中では人類の生存圏である事すら一般的に意識されなくなっている水星軌道上の出身であり、 故郷では若年ながらエアリアルを手足のように操り、資源採掘作業や人命救助に従事していた。 しかしそんな環境で育ったためか他者とのコミュニケーションが苦手で、当初は同年代の子供が相手でもまともな会話ができていなかった (ただし緊張しまくって適切な受け答えができずとも、会話自体には積極的に応じるし、 特にエアリアルのパイロットとしての自身の実力への自信は凄まじく、そこに関する自己主張は実の所かなり強い)。 A.S.(アド・ステラ)122年、母プロスペラの推薦でモビルスーツ産業最大手のベネリットグループが運営する教育機関、 アスティカシア高等専門学園のパイロット科2年生として編入されるが、 編入初日に同作のもう1人の主人公であるミオリネ・レンブランが宇宙空間を漂流している場面に遭遇し、救出 (実際はミオリネが理事長でもある父親に反発し学園から逃走しようとした現場に通りがかっただけだった)。 善意からとはいえ自身の行動を邪魔されたミオリネからは責任を取るよう求められるわ、 彼女の婚約者である学園最強のパイロットにしてヒロイン、グエル・ジェタークの横暴を止めようとして決闘に臨む事になるわと、*4 スレッタ自身の夢見ていた平穏で楽しいそれとは無縁の波乱の学園生活をスタートさせてしまった (なお、スレッタは水星ではエアリアルのライブラリに保存されていた古いアニメ等をよく鑑賞していたらしく、 学校やそこでの生活というものに対するイメージもここで形成されている。 「やりたいことリスト」を作るという形で学園生活へもかなりの期待があったようだが、 彼女自身はそれとは別に水星に学校を作るという夢を持っている)。 そんな中で、グエルに並ぶ決闘委員会のトップであるシャディク・ゼネリやエラン・ケレスからの興味を買ったり、 ミオリネや地球出身の学生達と次第に打ち解け、彼女達と立ち上げた「株式会社ガンダム」の発展のために務めていくが、 同時に母プロスペラやミオリネの父、デリング・レンブランの陰謀に知らず知らずに巻き込まれていく……。 なお、アスティカシアの制服は本来緑色で初期に公開された番組キービジュアルでもスレッタはこれを着用しているが、 理事長の娘であるミオリネを花嫁とする権利、通称「ホルダー(花婿)」の座を第1話で手に入れた事で、学園最強のパイロットの証である白色に変化している (学生証を操作する事で色が変化する素材らしい)。 「で、でもわたし、女ですけど……?!」 「───水星ってお堅いのね。こっちじゃ全然ありよ」 「よろしくね、花婿さん」 この怒涛の展開から、シリーズ構成の大河内一楼氏がノベライズを担当した『少女革命ウテナ』に掛けて『少女革命スレッタ』というネタも生まれた。 余談だが「GUND-ARM」の普及を目指してミオリネが設立した「株式会社ガンダム」のプロモーションビデオも作られており、 スレッタもそのPVに出演しているが肝心の内容は非常にツッコミどころ満載。 株式会社ガンダムPV(腹筋崩壊注意) 「乗って! 安心! 動いて! 安全! 飛べるぅ! 踊れるぅ! エアリアルぅ~!!」 + と、一見おとぼけキャラのように見えたが……(『水星の魔女』第一期ネタバレ グロ注意) 「やめな…さいッッ!!」 スレッタ自身が明るく楽しいおとぼけキャラとしての気質を持っているのは事実ではある。 一方でプロスペラの復讐の道具として大きく偏った教育を受けていた事が窺える描写も散見され、本作の第一期の最終回は、 その明るさの象徴とも言える「逃げれば一つ、進めば二つ」の言葉によって、 殺し合いに否定的だったはずのスレッタがミオリネ(とその父デリング)をもう殺されるという土壇場の状況で、二人を救うために生身のテロリスト(銃で武装はして発砲寸前だった)をエアリアルの掌で叩き潰して殺害。…は不可抗力として、殺人を犯した罪悪感を感じさせない「明るい笑顔」で血塗れた手をミオリネに差し出すという姿で締め括られた。 この展開はミオリネのみならず視聴者にも大きな衝撃を与えたのは言うまでも無い。 そのため、殺人への忌避感ゼロだった前作主人公でさえ「自分が人殺しである事を自覚していただけスレッタよりマトモ」と言われる事態に。 また、事を起こした後笑っているという共通点から、 『Ζガンダム』の主人公カミーユ・ビダンが第1話にて生身の人間にガンダムMK-IIのバルカンを撃ったシーンが挙げられるが、 こちらは殺意は一切無い威嚇行為であり、スレッタとは全くベクトルの違う行動である (カミーユはプチモビの大会で優勝する程の操縦技術を持っているため、絶対に当てないという自信と腕があった。……十分問題行動だけど)。 また、『水星の魔女』第1期放送開始の同年に公開された映画『ククルス・ドアンの島』では、 『1st』の主人公アムロ・レイが民間人を守るために生身のジオン兵をガンダムで踏み潰している。 しかし、アムロはこの際苦渋に満ちた表情を浮かべるというスレッタと真逆の様子を見せており、 「アムロですら苦悩したのに」と比較される事態にもなった。*5 あと、『水星の魔女』とコラボしたとあるスナック菓子のフレーバーが作風の影響で ヤバい方向で考察される羽目になってしまい 、仕入れた店が阿鼻叫喚に 「助けに来たよ!ミオリネさん!」 「……なんで笑ってるの? 人殺し……!!」 そして第2期16話では前述の件でミオリネから謝罪されるも「お母さんは間違っていなかった」と答えた事で、 驚愕した彼女に「母親が言うなら水星に学校を作る夢もガンダムで人を救う夢も捨てられるのか」と詰め寄られるが、 スレッタは迷いを見せながらも「お母さんが言うならそうします」「お母さんはいつも正しいのですから」と答えてしまう。 プロスペラの操り人形と化している事実を知ったミオリネは愕然とし、紆余曲折の果てにある決断をする遠因となる…。 また、本編前の第0話に当たる「プロローグ」にて、 義肢技術「GUND」をMSに応用した副作用で死者を出したGUND-ARM(ガンダム)を恐れてデリングも関わったヴァナディース機関の抹殺から、 4歳と言う歳でガンダム・ルブリスと副作用無しでシンクロし、父親を殺した追手3機を状況も分らぬまま笑顔で撃墜した研究員の娘、 エリクト・サマヤとは酷似しており、追手を欺くため名を変えたエリクトその人と思われ、教育方針を抜きにしても実はハードな生い立ちを持っている。 ……と、思われていたのだが、ヴァナディース機関の生き残りがプロスペラの行為を指して「21年前の復讐」と呼んでおり (=本編時点でエリクトは25歳、スレッタと酷似したエリクトの眉毛は父親似で既に父が他界しているので妹説も考えにくい)、 当初考えられていた以上にただならぬ事情が示唆されている。 + 空っぽな私たち(『水星の魔女』第二期超ネタバレ注意!) プロスペラの正体はエリクトの実の母親エルノラ・サマヤであり、スレッタはエリクトの遺伝子から作られたリプリチャイルドだった (一種のクローン人間。ガノタ的にはプルシリーズやイノベイドのような存在と言えば分かるだろう。 加えてエリクトのリプリチャイルドはスレッタ以前にも多数生み出されているが、 現在はその全員が肉体を持たず、意識データとしてエアリアルのエスカッシャン(ビット)の中の人となっている)。 そしてエリクトはプロローグでの戦闘で肉体的には死亡してしまったが、 その意識や記憶、人格といった「魂」とでも呼ぶべき情報はガンダム・ルブリスの中で完全に一体化していた (元来GUND医療は人間が厳しい宇宙環境に適応して生き抜くためのものなのでその究極の形と言える)。 そしてエアリアルは近代化改修&外見への偽装を施されたルブリスそのものであり、いわばエリクトの仮初の身体でもあるのだ。 スレッタはエリクトが生きられるデータストームの範囲を広げるためにエアリアルがパーメットスコアを上げるまでの鍵として生み出されたが、 エリクト自身はスレッタの事を妹として家族愛は持っており、現状の世界を敵に回す母の計画に巻き込む事には反対していた。 エリクトを救うためにスレッタを利用していたプロスペラも、平等ではないにしても娘の一人としてはスレッタを愛しており、 パーメットスコアが上がり、エリクトの意思でエアリアルが動くようになった後は計画とは無関係に学園で平和に暮らせるよう配慮していた。*6 しかし、プロスペラ陣営とミオリネ陣営が本人の意向を無視して色々動いた結果、スレッタは全てを失い宇宙で救助を待つ憂き目を見た。 学園に戻った後も塞ぎ込んでいたが地球寮の生徒の協力によって立ち直り、再び起きた学園への無差別攻撃で多くの負傷者が出た際は、 自分のケガも顧みずに人命救助や食料の配給を行うなど、自発的に動くようになる。 そして宇宙議会連合から協力を要請され、自身の出生を皆に明かしたスレッタはプロスペラが説得に応じない事を承知しつつも、 その計画を阻止するため、かつてルブリスより前に建造されながら封印された「化け物」の名を持つガンダム・キャリバーンに乗り込み、 エリクトが操るエアリアルと対峙する。 「そのために、たくさんのフロントを飲み込むの?命を奪うの!?」 「だから、止めたいの!お母さんを……悪い魔法使いにしたくない!!」 「私は……エリクトが好き!お母さんが好き! お母さんが泣いてるなら……抱きしめてあげたい! そばにいてあげたい! 忘れるなんて……!できないよ!!」 キャリバーンに長時間乗り続けた影響でデータストームに汚染され、操縦も満足にできなくなってしまうが、 それでも諦めないスレッタの前に強化人士4号を始めとするガンダムの犠牲になった者達が現れる。 彼らの魂は死後にデータストームに還っており、全てのガンダムによる協力でパーメットスコア8の突破に成功。 この機に乗じてベネリットグループを潰さんと目論んでいた議会連合の惑星間レーザーを無効化すると、 役目を終えたガンダム全機はパーメット粒子に分解されて消えていき、 プロスペラも夫や恩師、研究仲間との対話、そしてエリクトとスレッタに諭された事で復讐の呪縛から解放され、ガンダムによる事件に終止符が打たれた。 3年後を描いたエピローグではミオリネと結婚、静かに余生を送る事を決めたプロスペラを連れて地球に移住しており、 地球にも学校を作るという新たな夢を叶えるべく、リハビリに励む姿が描かれた。 最終話でパーメットスコア8の先を発現してエアリアルを失ったエリクトも、スレッタの助けで「ホッツさん」というデバイスに移住し、 「ボク少女な実年齢成人女性で毒舌気味な小姑を名乗るキーホルダー」という濃すぎる存在として生き延びた。 このデバイスにGUNDフォーマットが使用されているという設定は、少なくとも劇中では説明されていなかったので困惑した視聴者も多かったとか ちなみにTVシリーズのガンダムとしては初の放送期間にニコニコでの配信も行われている。 配信から1週間限定で無料視聴可能であった。 外部出演としては前述した『バトルアライアンス』でDLCとして参戦。 残念ながらサクラとの絡みは無かったが 『パズル&ドラゴンズ』とのコラボでは放送時期が近かった事もあり、発表当時から参戦が期待されていたが、 コラボイベントのボスとして登場し、ユーザー達を驚かせた。 MUGENにおけるスレッタ・マーキュリー 希望vs絶望シリーズの作者であるhumi氏により、 エアリアルに搭乗してではなくスレッタ本人がMUGEN入りを果たした。 同作で生身でMUGEN入り出来そうなキャラは他にいるのだが…… まあ原作からガチガチに素手で戦える事で有名な方々はともかく、ロボットアニメのパイロットが生身で戦うのはMUGENでは日常茶飯事だけど ……しかしその実態は、「スレッタ・ワスレッタ」と言うスレッタの皮を被った何かである。 自らの周りに白い何かが囲み相手を攻撃したり、「やめな…さいッッ!!」と言いながら相手を叩き潰したり、 グエルを召喚したりと実にやりたい放題のカオスキャラ。 ランクは氏恒例の狂キャラ。 参考動画(カオス注意) 「スレッタ、忘れった」 (※第10話にてとっさに放った迷言。アド・ステラでは日本語が公用語として話されているのだろうか) なお、宇宙世紀にも「ズゴックE」を「凄くいい」に聞き間違えた奴がいる。もっと言うと一人称の使い分けについて言及したやりとりもある 出場大会 「[大会] [スレッタ・マーキュリー]」をタグに含むページは1つもありません。 *1 TVシリーズ以外の映像作品では『MS IGLOO2 重力戦線』第3話や『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』、 映像作品以外だと漫画『エコール・デュ・シエル』や、ゲーム『バトルオペレーション コードフェアリー』等の前例はある。 なお、よく誤解されるが『機動戦士ガンダム0080』の主人公はガンダムNT-1のパイロットであるクリスチーナ・マッケンジーではなく、 ジオン新兵のバーナード・ワイズマン…ですらなく、一般市民の少年アルフレッド・イズルハである (要はこいつと同類。サブタイトルの『ポケットの中の戦争』も、 一つのコロニー内で終わった出来事というのと同時に「ポケットに兵器の玩具を入れてるような子供から見た戦争」という事である。 一応、アル・バーニィ・クリスの「ABCトリオ」全員を主人公とする意見もなくはないが)。 また、声も子役時代の浪川大輔氏が演じているため(『Gジェネ』では女性声優が代役しているが)、 「映像作品で初の女性声優が演じた主人公」でさえもない(それだと該当するのは『∀』のロラン)。 ちなみに「非主人公含めてのガンダムパイロットの女性」であれば、制作順では第二作目『機動戦士Ζガンダム』にて、 ガンダムMk-IIのテストパイロットであるエマ・シーンが登場するため意外に古くから存在する (ただし、宇宙世紀内での時系列では前述のクリスに加え『第08MS小隊』のカレン・ジョシュワが先。 また正パイロットに限らなければ『1stガンダム』でセイラ・マスがガンダムを操縦した事があり、 それを理由に初代格ゲー版ではリュウに対するケンに相当するキャラとして「セイラ専用ガンダム」が登場している。 しかもアムロ用より強いとか。まぁ初代『ストII』でもケンの方が強かったし…)。 *2 サンライズ作品では『境界戦機』の紫々部シオン、ガンダム関連では『水星の魔女』が放送開始する直前に発売されたゲーム、 『SDガンダム バトルアライアンス』に登場する仮想人格のサクラ・スラッシュを演じている。 余談だが『バトルアライアンス』では「名字がマーキュリーのライバルキャラにサクラが一時的に洗脳される」という展開があったため、ユーザーの間でネタにされていたり なお、市ノ瀬女史は後年『アイドルマスター シンデレラガールズ』にてライラ役を演じる事となったのだが、 彼女の見た目がシャディクを思わせる事からアイマス・ガンダム界隈では「スレッタがシャディクの義妹になった」とネタにされた (ライラの登場時期自体は『水星の魔女』放送開始よりも遥か昔。 なお、シャディク役の古川慎氏は『アイドルマスター SideM』にてアスラン=ベルゼビュートII世を演じている。 勿論、こっちのアスランとは無関係)。 *3 なお、バンダイナムコのプラモオリジナルメカ少女シリーズである『30ミニッツシスターズ』にルルチェと言う褐色娘がおり、 こちらはデザイナー自身がタヌキがモチーフと明言している(同梱の強化パーツに狸耳と(徳利型の)尻尾がある)。 そしてFigure-rise Standard版スレッタは、関節部を30MSから流用した事から30MSとの互換性があり、 発売直後はルルチェ用水着(バンドゥビキニ)ボディにスレッタの頭を載せる遊びでネットがにぎわった。 更には花嫁であるミオリネの方もFigure-rise Standard版がリリースされ、30MSのティアーシャとの互換性からかスク水姿にされた。 そして(先輩であるリシェッタやティアーシャを差し置いて)ルルチェ用の第二の水着ボディが発売される事が発表され、 それが白スクだった事もあり「ホルダー(スレッタ)用か?」と言われたりしている。 基本的にティアーシャ用スク水ボディの色替えではあるため貧乳だが… *4 「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず」 「操縦者の技のみで決まらず」 「「───ただ、結果のみが真実!!」」 アスティカシア高等専門学園は経営戦略科・パイロット科・メカニック科の三つの学科を持つ教育機関であるが、 入学にはベネリットグループ傘下の企業による推薦が必須であるなどその実態は私塾に近い(スレッタ自身もグループ下位とはいえ社長令嬢である)。 そして学園内では生徒間のトラブルを解決する手段としてモビルスーツを用いての決闘が公式に行われている。 この決闘はモビルスーツの性能やパイロットの技量を競うのみならず、あらゆる形での支援体制やその力関係をも競う、 身も蓋もない言い方をしてしまえば裏工作すら黙認されるという決して公正とは言い難い物だが、 そもそも「結果のみが真実」という大前提の下、その勝敗に言い訳は不可能となっている。逆に言うと権力者側が負けても結果は覆せない。 しかし、上記のデリングはエアリアルが「呪いのモビルスーツ」と呼ばれ、 開発・運用が禁止されているGUNDフォーマット搭載型MS「GUND-ARM」である事を理由に、 第一話で行われたグエルとの決闘の結果を認めず、審議会にてミオリネから「ダブスタクソ親父」と痛罵される事となる (デリングは元々は軍人であり、かつて無人機を主力とした大規模な戦争に参加した経験から、 「兵器はあくまでも人殺しの道具であり、使用者の命を危険に晒すようなものは必要無い」 「戦争とは人と人の命の奪い合いこそが最低限の作法」 という思想を掲げており、それを基にガンダムの存在を認めない方針を取っている)。 また「ビーム兵器まで使った決闘って余裕で死人が出るよね?」はよくあるツッコミ (国家同士の代理戦争であるガンダムファイトでは、不慮の事故によるガンダムファイターの死は織り込み済みだが、 こちらはあくまでも学生(しかも一部は大企業の御曹司)同士で行う校内行事である)。 一応は学園で運用されているモビルスーツは軍用機とは異なる弱装出力のビームを使用しており、 小説版や第2期等ではコクピットや機関部への意図的な攻撃を不可能とするシステムがモビルスーツ側に組み込まれている事や、 そうした重要部分には低出力のビームが貫通できないだけの防御を施す等の安全規定がある事が明示されている。 しかしそれでも装甲に覆われた巨大ロボを達磨ににするだけの出力はあるわけで…。 劇中で死者が出ていないのは、偏に決闘の参加者達が一線を超えないように配慮している部分が大きく、やはり危険な催しには違いないのだろう。 そして第2期開始早々、学園に潜入したテロリストが実戦仕様のガンダムや無人兵器による無差別攻撃を行った結果、 実際に死人が出た事で、モビルスーツは人殺しの道具でもあるという現実が学生達に突き付けられてしまった (生徒の中にはショックのあまりモビルスーツや決闘への忌避感を示す者や退学者も現れ、 ガンダムへの恐怖からスレッタや地球寮の生徒すらテロリストの一員と見なし、学園から追放しようとする者まで続出した)。 *5 アムロはMS戦においてコクピット狙いの非情な戦闘スタイルを取っているが、 大元はサイド7にてザクIIの爆発による二次被害で父親を巻き込んだ事もあっての戦い方であり 生身の人間に対してはTVアニメ版『1st』にてMSでジオン兵を殺さないように立ち回ったり、 初期にライフルを向けたものの葛藤の末に威嚇射撃に留めたシャアがザクに乗って現れたら 「相手がザクなら人間じゃない」と言っている通り、あくまでもMS等兵器の撃墜であり殺人をしている訳では無いと罪の意識を誤魔化している。 本作を含めた『THE ORIGIN』シリーズは『1st』とは世界線が違うとはいえ、この時は緊急的な対応を取っていたと見るのが自然であろう。 *6 プロスペラやエアリアル等、本作にはウィリアム・シェイクスピアの戯曲『テンペスト』から引用されたと思しき固有名詞が散見され、 放送開始前~第二期中盤まではその内容と照らし合わせ、 「プロスペラは家族を奪われた復讐のためにエアリアルを利用している(そして結果的には和解する)」 という事情や展開を予測していた視聴者が多かったのだが、結果的には彼女の行動する理由は単なる復讐では無く、 仇敵でもあるデリングとも互いの利益の一致から協調している (更には作中でもミオリネが『ロミオとジュリエット』の話題を出している事からアド・ステラの世界にもシェイクスピアの作品は存在し、 メタ的な視点からの命名ではなく、プロスペラが自身の偽名やエアリアルの名前を『テンペスト』から意識して引用した事が窺える)。 計画遂行のために無関係な人間を多数巻き込んで命まで奪っている事は全く擁護できないが、 その行動が一貫して、親としての愛娘への愛情に基づく物であった事は事実である。 スレッタに対するプロスペラの様々な言動も背景事情等を鑑みればきちんとスレッタの安全と幸せに配慮しており、 彼女を利用していた事と大切に思っていた事も、いずれも間違いの無い事実であったのだろう。 「帰りましょう」 「はい!私お腹空いちゃいました!」 「私も!」
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ルイーズガブリエルジュリードロアン(ルイーズ=ガブリエル=ジュリー・ド・ロアン) フランスのゲメネ公の系譜に登場する人物。 関連: エルキュールメリアデック (エルキュール=メリアデック、父) アンヌジュヌヴィエーヴドレヴィ (アンヌ=ジュヌヴィエーヴ・ド・レヴィ、母) エルキュールメリアデックドロアンゲメネ (エルキュール=メリアデック・ド・ロアン=ゲメネ、夫) シャルロットルイーズマドモワゼルドロアン (シャルロット=ルイーズ・マドモワゼル・ド・ロアン、娘) ジュヌヴィエーヴアルマンド (ジュヌヴィエーヴ=アルマンド、息子) ジュールエルキュールメリアデックドロアン (ジュール=エルキュール=メリアデック・ド・ロアン、息子) マリールイーズ(5) (マリー=ルイーズ、子) ルイアルマンコンスタンタン (ルイ=アルマン=コンスタンタン、息子) ルイルネエドゥアールドロアンゲメネー (ルイ=ルネ=エドゥアール・ド・ロアン=ゲメネー、息子) フェルディナンマクシミリアンメリアデックドロアン (フェルディナン=マクシミリアン=メリアデック・ド・ロアン、息子) 別名: ルイーズドロアン(2) (ルイーズ・ド・ロアン)
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~ゆっくりパチュリーの生涯~ 「むきゅうぅぅぅ・・・」 木の洞(うろ)の中から弱々しい声が聞こえてくる。 声の主はゆっくりパチュリーだ。今にもその命の灯が消えようとしていた。 ゆっくり種というのは頭は悪いが、生命力だけはあるというのが特徴である。 しかし、ゆっくりパチュリー種だけは違う。とても体が弱いのである。 生まれたときから喘息(ぜんそく)を患っているため、満足に獲物(昆虫など)を追いかけることが出来ない。 また、木の実などを食べていると、ゆっくり魔理沙や霊夢がどこからともなくやってきて、 「さっさとどいてね!」 「私達がゆっくりするよ!」 と体当たりされ、 「むきゅうー!」 と泣きながら転がっていく。もちろん食べ物は横取りされてしまう。 こうして食べる物は辺りに生えている雑草くらいしか無くなってしまうのである。 このようなことは野生のゆっくりパチュリー種において珍しいことではなく、栄養不足によって死んでしまう ことはよくあることであった。 「むきゅぅ・・・」 先ほどよりもさらに弱々しい声を上げるゆっくりパチュリー。もう動くだけの体力は残っていない。 薄れゆく意識の中、足音のようなものが聞こえた気がした。 「むきゅ?」 見知ぬ一室のふかふかなベッドの上でゆっくりパチュリーは目を覚ました。 周囲を見回す。窓とドアが一つずつ、とても清潔な感じの部屋だった。 キョロキョロとしているとドアが開き金髪の女性が部屋へ入ってきた。 「むきゅ!」 警戒するゆっくりパチュリー。野生のゆっくりパチュリーはとても警戒心が強く、人里の畑などを荒らすゆっ くり霊夢や魔理沙と違い、人間の前にはめったに姿を見せないのであった。 「あらあら、そんなに警戒しなくていいわよ。あなたを治療したのは私なのよ?」 そう言うと金髪の女性はゆっくりパチュリーの前に色とりどりのお菓子を置いた。 最初はむきゅーと警戒してお菓子を口にしようとしなかったが、空腹に耐えかねてすぐにお菓子に飛びついた。 「むきゅっ、むきゅっ、おいしいよおねえさん!」 いつも食料を横取りされていたゆっくりパチュリーにとってまさに天国だった。 置かれたお菓子を食べ終わるとゆっくりパチュリーはむきゅー!っと元気のよい声を上げた。 そして金髪の女性は話し出した。 「森を散歩していたら木の洞の中から弱々しい声が聞こえてきて覗いてみたらあなたが今にも死にそうだったの よ。急いで家までつれて帰って治療したってわけ。」 金髪の女性に言われ、ゆっくりパチュリーの脳裏にはあの時の状況がよみがえる。そして感じた死の恐怖を思 い出し、ガタガタ震え涙を流す。 「大丈夫よ、ここにいればゆっくりできるわ。」 「あ゛りがとおぉぉぉ、おね゛えさぁぁぁん。」 「私の名前はアリス・マーガトロイド、アリスでいいわ。今日はゆっくりと休みなさい。」 そう言うとアリスは部屋から出て行った。 お腹がいっぱいになったゆっくりパチュリーはゆっくりと眠りについた。 次の日、目を覚ますと目の前には笑顔のアリスが立っていた。 「おはよう、ゆっくりできたかしら?」 「むきゅー、ゆっくりできたよ!ありがとうありす!」 満面の笑みでお礼を言うゆっくりパチュリー。 「あなたにお饅頭を食べさせてあげようとしたんだけど失敗してばらばらになってしまったの。見た目は悪くて も味はいいはずよ。食べてもらえるかしら?」 「むきゅー!たべたい!たべたい!」 普段からまともな物を食べることが出来ないゆっくりパチュリーにとって見た目などどうでも良かった。 アリスは部屋から出ると餡子と皮がぐちゃぐちゃになった物を皿の上に乗せて戻ってきた。 普通の人間だったら口に運ぶのさえ敬遠する形状であったが、おかまいなしにむきゅーとばらばらになった饅 頭(?)に飛びつくゆっくりパチュリー。 「かわったあじだけどとってもおいしいよ!ありがと!」 食べながらアリスの顔を見てお礼を言うゆっくりパチュリー。アリスの笑顔が目を覚ました時見たものとは若 干異なっていた気がしたが目の前のばらばらの饅頭を食べるのに夢中ですぐに忘れた。 アリスの看病のおかげでゆっくりパチュリーはみるみると元気になっていった。 「そろそろお家に帰っても大丈夫そうね。」 アリスはゆっくりパチュリーを野生へ返そうとしていた。しかしゆっくりパチュリーはそれを聞くと震え、 「おうちいやだぁぁぁ!こわいよぉぉぉ!」 ついには泣き出してしまった。 「あらあらどうしたの?」 ゆっくりパチュリーは説明した。 おいしいそうな木の実や果物を見つけるとなぜかすぐにゆっくり魔理沙や霊夢が現れていつも横取りされてし まう。それでもなんとか生きていく分の食料は得ることができていた。そうあの時までは。 秋が終わりに近づきゆっくり種の中では頭の良いゆっくりパチュリーは巣に食料を蓄えていた。 冬は食べ物が少なくなり、こうしなければ体の弱い自分は生き残ることができないとわかっていたのだ。 そしてぎりぎり冬を越せるぐらいの食料を蓄えた数日後、事件は起こった。 いつものようにせっせと食料を集め巣に持って帰る(ほお袋に入れて)ゆっくりパチュリー。 「むきゅ~♪」 最近はゆっくり魔理沙や霊夢に邪魔されず順調に食料を蓄えることができてご機嫌である。 しかし巣に戻ると驚愕した。巣の中でゆっくり魔理沙と霊夢の2匹が自分が一生懸命集めた食料をむさぼって いた。 「むぎゅー!なにじでるの゛ー!」 普段はおとなしいゆっくりパチュリーであったが顔を真っ赤にして怒り、果敢にも2匹に体当たりをする。 しかし、 「おおこわいこわい。むぎゅー!だってさ。」 「いまはれいむとまりさがゆっくりしてるの!じゃましないでね!」 あえなく返り討ちにあうゆっくりパチュリー。目の前で自分の食料がどんどん減っていくのをただ見つめるこ としかできなかった。 「じゃあね!またくるよ!」 「ちゃんとたべものあつめておいてね!」 2匹が去り、巣に残ったのは集めた食料の残骸(2匹の食べ残しや食べかす)だけであった。 「むぎゅうぅぅぅ、むぎゅうぅぅぅ」 ゆっくりパチュリーはただ泣くことしかできなかった。 本格的な冬を迎え、食料を失ったゆっくりパチュリーはだんだんと衰弱していった。 「そう、そんなことがあったの。つらかったわね。」 そう言うとアリスはゆっくりパチュリーの頭をなでてあげた。 「それなら違うお家に引っ越してみない?私の家のすぐ近くの木にも大きめ洞があるわよ。何かあったら私が助 けてあげるわ。」 恐る恐るゆっくりパチュリーは聞いた。 「そこはゆっくりできるところ?」 「えぇゆっくりできるわよ。」 「むきゅー♪」 うれしそうに声を上げるゆっくりパチュリーであった。 「ここよ。」 ゆっくりパチュリーはアリスに案内され木の洞の前までやってきた。 「どう?気に入るといいのだけれど。」 ゆっくりと洞の中へ入っていくゆっくりパチュリー。入り口は小さかったが、中は以前自分が住んでいた洞の 2~3倍の広さはあった。ここなら十分ゆっくりできそうであった。 「きにいったよ!きょうからここがぱちぇのおうちだよ!」 「そう、よかったわ。今は冬で食べ物も少ないでしょうからプレゼントするわ。」 アリスの後ろを二匹の人形が大きな包みを抱え飛んでいた。アリスが指示すると二匹は洞の中へ入って行き、 包みの中身を中へ広げ戻ってきた。 「私が作った特別製のお菓子よ。痛みやすいから今日中に食べなさい。」 アリスはゆっくりパチュリーの前に洋菓子を置いた。 「そろそろお別れよ、さようなら。」 アリスは手を振りながらもと来た道を戻っていった。 「むきゅー、ありすありがと~」 飛び跳ねながらアリスを見送るゆっくりパチュリー。アリスがくれたお菓子を食べると巣の中へ入っていった。 目の前に山いっぱいの食料が広がっていた。以前の巣で冬越し用に蓄えた食料の量をゆうに超えていた。 さっそく食べようとしたが、急に眠気がおそってきて意識はまどろみの中へ消えていった。 次の日、ゆっくりパチュリーはなぜか巣の外で目を覚ました。しかも体にいくつか傷を負っていた。 巣の方からはなにやら音が聞こえてくる。急いで巣に戻ると言葉を失った。 ゆっくり霊夢、魔理沙さらにアリスまでもが自分の食料をむさぼっていた。 「む゛、む゛、む゛ぎゅー!」 ゆっくりパチュリーの声を聞いて3匹が振り返る。 「またむぎゅー!だってさ、こわいこわい。」 「やくそくどおりまたきたよ!」 「こんなぜいたくなたべものはいなかもののぱちぇにはもったいないわ。とかいはのわたしたちがたべてあげるわ。」 前回と同じように果敢にも体当たりするが相手が3匹では当然敵うはずもなく、 「まりさたちのじゃまをしないでね!」 「ここはもうれいむたちのゆっくりぽいんとだよ!」 「いなかもののぱちぇがいるだけでゆっくりできないのよ、でていって!」 トリプル体当たりをくらい「むぎゅー」と泣き転がって巣の外へ追い出されてしまった。 「どうじで、どうじで、ゆっぐりざぜでぐれないの~。」 涙が滝のようにあふれてくる。 「あらあらどうしたの?そんなに泣いて?」 振り向くとそこにはアリスが立っていた。 「あ゛、あ゛、あ゛りずぅぅぅ~。ゆっぐりでぎなぐなっちゃだよぉぉぉ。」 「そう、また食料を横取りされてしまったのね。」 「あ゛、あ゛りずだずげでぇぇぇ。」 「それじゃ食料を横取りしたゆっくり達をゆっくりできなくすればいいのかしら?」 「おでがい、ありずぅぅぅ。」 「えぇ、も・ち・ろ・ん・よ!」 アリスは見たものを恐怖に陥れるような笑顔で笑い、ゆっくりパチュリーをおもいっきり木の洞目掛けて蹴った。 「む!むきゅぅぅぅ!」 何が起こったかまったくわからなず転がるゆっくりパチュリー。食料をむさぼっていた3匹が再び入ってきたゆ っくりパチュリーに気が付く。ゆっくり霊夢が先陣を切ってゆっくりパチュリーに体当たりを仕掛けようとする。 「わたしたちのゆっくりぽいんとだってわからないの!」 しかし次の瞬間、 「ゆ゛!、ゆ゛ぅぅぅぅ!!! 」 悲鳴を上げ、八つ裂きにされるゆっくり霊夢。 「「れいむぅぅぅ!」」 ゆっくり魔理沙とアリスは絶叫した。 ゆっくり霊夢を八つ裂きにしたのはアリスの操っている上海と蓬莱人形だった ゆっくりパチュリーは目の前で絶命したゆっくり霊夢の光景を見て一気に顔が青ざめた。 もともと体が弱く臆病なゆっくりパチュリーにとって(いやゆっくり達にとっても)悪夢のような光景だった。 しかし、その悪夢はまだまだ続いた。 その光景を見るや否や我先にとゆっくりアリスを置いて洞から脱出しようとするゆっくり魔理沙。 もちろん二体の人形は見逃さない。上海がゆっくり魔理沙の体を壁に押し付けると蓬莱が金槌とごっすん釘を取り 出す。それを見たゆっくり魔理沙は必死に、 「あ、ありすがここでゆっくりしようっていったんだよ!、ま、まりさはわるくないよ!、ゆっゆっゆっくりしてね!、 こ、こっちにこないでね!、い、いや゛あ゛ぁぁぁぁぁ!」 ゆっくり魔理沙の必死の懇願もむなしく額にぐっすん釘が打ち込まれる。 「いだい、いだい、や゛め゛でぇぇぇ!」 ごっすん釘を打ち込みゆっくり魔理沙を動けなくなった。2体の人形を見てゆっくりアリスはガタガタ震えている。 「ご、ごめんなざいぃぃぃ、あ゛りずはどがいはじゃないのぉぉぉ、ほんとうはいながもののゆっぐりなのぉぉぉ!」 ゆっくりアリスの願いが届いたのか2体の人形は洞から出て行った。 「た、たすかったの?」 ゆっくりアリスは急いで洞から脱出を計る。 (もうゆっくりパチュリーをいじめるのはやめよう。新しいゆっくり魔理沙をさがしてゆっくりしよう。) 暗い洞の中から光あふれる外へ勢いよく飛び出すゆっくりアリス。 「ゆ゛!?ゆ゛う゛ゔゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」 悲鳴を上げながらゆっくりアリスの体は3枚におろされ、黄色のどろっとしたものを回りに撒き散らす。 ゆっくり霊夢や魔理沙の中身は餡子だがゆっくりアリスの中身はカスタードクリームなのだ。 「あら、逃げられるとでも思ったの?」 笑いながら冷たくあしらうアリス。 ゆっくりパチュリーの青ざめた顔はもう真っ白になっていた。そして涙を流しガクガクとおびえていた。 巣の外からアリスの声が聞こえる。 「約束通り助けてあげたわよ。うれしいでしょう?」 「ひ、ひどいよありす!や、やりすぎだよ!」 「あら、何言ってるの?食料を横取りしたゆっくり達をゆっくりできなくすればいいのかと聞いたらあなたがお願い と言ったのよ。私はあなたのお願いを聞いてあげただけ。しかも特別に新たな食料まで用意してあげたのよ。」 ゆっくりパチュリーは周囲を見回すが、あるのはゆっくり霊夢の成れの果てとごっすん釘で固定されたゆっくり魔 理沙だけであった。 「あなたの、目の前にある残骸とゆっくり魔理沙よ。」 「む、むぎゅぅぅぅ、た、たべられないよ!」 「何言っているのかしら?私の家でたくさん食べていたじゃない。変わった味だけどおいしと言って。」 ゆっくりパチュリーは目の前に広がるゆっくり霊夢の成れの果てを見て、アリスの家で自分が食べた物とそっくり なのに気が付く。 「い、いや゛あ゛ぁぁぁぁぁ。ゴ、ゴホ、ゴホッゴホ、ゲホ、ゲェェェェェ。」 自分が食べていた物がゆっくりの残骸だと気づくと悲鳴をあげ持病の喘息が発症し、むせ返るゆっくりパチュリー。 「そうそう、あなたがもう邪魔されずにゆっくりできるように入り口に特製の糸を張っておいたわ。もし誰かがあな たの邪魔をしようと巣の中へ入ればさっきのゆっくりアリスの様に3枚におろされるわ。もちろんあなたも例外では ないから気をつけなさい。」 「あ゛りず、どうじでごんなひどいごとするのぉぉぉ。ゲホッゲホ。」 しばらくの沈黙の後アリスは答えた。 「あなたがあの紫もやしと同じ名前だからよ!」 吐き捨てるように言うとアリスは家へ帰っていく。 「ごごがらだじでぇぇぇ!ゴホッゴホッ。」 ゆっくりパチュリーの泣き声はアリスに届くことはなかった。 -アリス邸- 「あの紫饅頭最後まで私のことを呼び捨てにしてたわね。今思い出すだけでも腹が立つわ!」 アリスは椅子に座り紅茶を飲んでいた。 「それにしてもあの紅白と黒白饅頭思っていたより使えたわね。ゆっくりアリスまでいたのはびっくりしたけど。」 -1ヶ月半前- 「おーいアリスー。」 上空から手を振るのは霧雨魔理沙、アリスが好意を寄せる人間だ。 「いらっしゃいお茶の用意をするわ、あがって。」 「おう、遠慮なくあがらせてもらうぜ。」 何か特別なことをするわけでもなく、アリスは魔理沙との何気ないお茶会と雑談を楽しんでいた。 しかしそんな楽しい雰囲気も魔理沙の一言で終わりを告げた。 「そうそう、昨日図書館に行ったらパチュリーが古い魔導書を見つけたらしいんだ、しかも複数!」 「へ、へぇそれはすごいわね。」 (なんで私の目の前であの紫もやしのことなんて話すのよ) 「それでな、けっこう昔の文字らしく解読が必要で泊りがけで一緒に解読しないかって誘われたんだ。」 パリン アリスの握っていたカップが床に落ち割れた。 「おいおい、気をつけろよ。」 「ご、ごめんなさい。」 動揺するアリス。 (な、泊りがけですって!あの紫もやし魔導書をエサに魔理沙をつるなんてなんて卑怯なの!) 「そ、それで魔理沙はどうするの?」 「もちろんいくさ!」 その瞬間アリスの心は絶望のどん底に叩き落された。 「・・・どのくらいの期間なの?」 「パチュリーは最低でも1ヶ月近くはかかるんじゃないかって言ってたぞ。」 (1ヶ月!ダメよダメよ!魔理沙!行っちゃダメよ!) 「というわけでしばらくアリスには会えないんだ、悪いな。」 「え、えぇ私のことは気にしなくても大丈夫よ。」 (何言ってるのよ私、ここで止めないと1ヶ月も魔理沙に会えなくなっちゃう!) 「そうか、それじゃ雲行きが怪しいしそろそろ帰るかな、またくるぜ。」 「見送るわ。」 外に出ると魔理沙はほうきにまたがり、 「またなー。」 と言って帰っていった。 雨が降ってきた。アリスの心を反映しているかのようだった。 「ま゛り゛ざぁぁぁ、どうして私じゃだめなのぉぉぉ!あのもやしなのぉぉぉ!」 アリスは雨に打たれながらその場に泣き崩れた。 数日後、アリスは椅子に座ってボーっとしていた。まだショックから立ち直れていないようだ。 庭からなにやら音がする。窓から覗くとそこにはゆっくり霊夢2匹、魔理沙1匹が花壇の花をムシャムシャと食べ ていた。普段なら追い返すが今のアリスにとってどうでもいいことだった。 しかし次の瞬間アリスの頭の中にある計画が思いついた。再び生気が宿ったアリスはすぐさま人形達に森に住むゆ っくりパチュリーを気づかれないように探し出すよう命令した。そしてアリスは庭に出て行った。 「おねぇさんだれ?」 「ここはまりさたちのゆっくりぽいんとになったんだよ!」 「じゃまするならでていってね!」 なんてふてぶてしいゆっくり達だろう。勝手に人の庭に入ってきて自分の場所だと主張するなんて。 「1匹には見せしめとして死んでもらいましょうかね。」 そう言うと手をゆっくりの方へ向け、詠唱を始める。 そして出現した火の玉がゆっくり霊夢に命中し一瞬で消し炭となる。 悲鳴を上げながらゆっくり霊夢と魔理沙は一目散に逃げ出すが人形達が押さえつける。アリスが近づくと、 「わ、わるいのはあのしんだれいむだよ!れいむがここをゆっくりポイントにしようっていったんだよ!」 「おねがいゆるしてぇぇぇ」 泣き叫ぶ2匹のゆっくり。そこへ先ほどゆっくりパチュリーを探しに行った人形達が帰ってきた。 「これで役者がそろったわ。」 そう言うとアリスはかがみこみ2匹のゆっくりに話し出す。 「私の言うことを聞くなら助けてあげてもいいわよ。そのかわり、少しでも逆らったらあの死んだゆっくりの様になる わよ。」 「わ、わかったよ、いうこときくよ!」 「いうことききます!だからたすけてぇぇぇ!」 -時は戻って再びアリス邸- 「私の指示通りきちんと紫饅頭のエサを横取りしていたようね。」 ゆっくりパチュリーがエサを横取りされたのも餓死しかけたのもすべてアリスの計画だった。 「わざとエサを集めさせて蓄えたエサを一気に食べられたときの紫饅頭の顔と言ったら最高だったわ。睡眠薬入りのお 洋菓子も何の警戒もなく食べちゃうし、本当にばかな紫饅頭ね。」 -閉じ込められて3日後- 「おでがい、ゆるじでぇぇぇ。」 弱々しく泣き叫ぶのはごっすん釘で固定され、動くことができないゆっくり魔理沙だった。ゆっくり種は中の餡が 無くならない限り死ぬことはない。だがそれが仇となりゆっくり魔理沙は苦しみ続けていた。 ゆっくりパチュリーはと言うと空腹に犯されていた。目の前にはゆっくり霊夢の成れの果てが散らばっていたが口 にはしていなかった。 「おなかへったよぉぉぉ、ぱちゅりーがたべないならまりさがれいむをたべるうぅぅぅ。」 「むぎゅぅぅ、しずかにしてね。」 ゆっくり魔理沙がわめき散らしていたが体力を消耗するだけなのでゆっくりパチュリーは無視して目を閉じた。 次の日、ゆっくりパチュリーが目を覚ますと空腹がおさまっていた。 目の前に散らばっていたゆっくり霊夢の成れの果てが無くなっているのに気が付いた。 「ひどいよ、ひとりでぜんぶたべちゃうなんて、ぱちゅりーのいじわる!」 「むきゅ?なにいってるの?」 「とぼけないでよ、まりさのめのまえでれいむをたべてたじゃない。」 ゆっくりパチュリーは固まった。ゆっくりまりさはごっすん釘で固定されていて動くことができない。唯一の出入 り口はアリスによって封鎖されている。そうなるとゆっくり霊夢を食べたのは・・・。 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 突然悲鳴を上げるゆっくりパチュリー。死んでいたとはいえ無意識にゆっくり霊夢を食べてしまったことを信じた くはなかったのだ。 「ぱちぇじゃない、ぱちぇじゃない、ぱちぇはたべてない。」 自らに言い聞かせるように何度も繰り返すゆっくりパチュリー。 「まりさのめのまえでおいしそうにぱちゅりーがたべてたよ。」 「うそだーーーーー!」 普段はおとなしいゆっくりパチュリーの大きな悲鳴を聞いてゆっくり魔理沙は口を閉ざした。 ゆっくりパチュリーはゆっくり魔理沙から一番離れた壁に顔を張り付けひたすら、 「ぱちぇじゃない、ぱちぇじゃない、ぱちぇはたべてない。」 と次の日も次の日も言い続けた。 -閉じ込められて6日後- ゆっくりパチュリーが目を覚ますとまた空腹が収まっていた。恐る恐るゆっくり魔理沙の方へ振り返るとごっすん 釘に固定されたゆっくり魔理沙はいた。白目を見開いて体を痙攣させ体の半分が無くなっているゆっくり魔理沙が。 「む゛、む゛、む゛ぎゅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 これまでにないほどの悲鳴を上げるゆっくりパチュリー。そして、 「おっまんじゅう~♪おっまんじゅう~♪」 と歌いながら残りのゆっくり魔理沙をむさぼる。ゆっくりパチュリーの目はうつろで生気が消えていた。 餓死しようとしていたときの恐怖。やさしかったアリスの変貌。目の前で起こった虐殺。 そして無意識にゆっくり霊夢と魔理沙を食べてしまったのを認めることができない自分。 短期間にゆっくりパチュリーに降りかかったその惨劇はついにゆっくりパチュリーの精神を破壊してしまったのだ。 「あら、もう壊れちゃったの?せっかくもっといたぶってあげようと思ったのに面白くないわね。」 アリスは洞の中から聞こえるゆっくりパチュリーの声を聞くと残念そうに言った。そして入り口の糸をはずす。 「上海!蓬莱!」 命令されると2体の人形は洞の中へ入りゆっくりパチュリーを引きずり出す。 「おっまんじゅう~♪おっまんじゅう~♪おっいしっいな~♪」 「これは完全にダメね、しかたないわ。」 アリスはゆっくりパチュリーに糸を巻きつけると上海と蓬莱にゆっくりパチュリーを木の上へ固定させる。 「そのうちゆっくりを捕食するゆっくりにでも食べられるでしょ。」 そう言うとアリスは家へ帰って行った。 その夜、まだゆっくりパチュリーは歌っていた。 「おっまんじゅう~♪おっまんじゅう~♪」 その声を聞きつけてか遠くから丸い物体が飛んできた。 「おまんじゅうだ~♪いっただっきま~す♪」 大きな口をあけてむかってくる饅頭を食べようとするが次の瞬間ゆっくりパチュリーは真っ二つになり地面へぐ ちゃっと音を立て落ちた。 「うー♪うー♪」 ぐちゃぐちゃになったゆっくりパチュリーを食べているのはゆっくりれみりゃ。スピードを利用し羽で真っ二つに したのだ。 こうして、運悪くアリスの標的となってしまったゆっくりパチュリーの生涯は閉じたのであった。 End 作成者:ロウ 後書き 最後まで読んでくださった方々、まずはお礼を申し上げます。 ゆっくり達の生涯シリーズ(?)第4弾『ゆっくりパチュリーの生涯』はいかがでしたでしょうか? 今回のコンセプトは精神的いじめです。過去3作は意外と頭の中に文章がポンポンと浮かんできたのですが、今作 はなかなか文章や内容が思い浮かばず苦労しました。気が付くとけっこうな長文となってしまいました。 ちなみに、私にはSSを書くとき一つのポリシーがあります。それはなるべく幻想郷の人物を登場させるというこ とです。加工場の設定を使わせていただくときは職員を登場させなければなりませんが、オリジナルのキャラクタ ーをなるべく登場させないようにしています。 理由は単純で、東方が大好きだ!というだけです。 (旧作はやっていませんが紅魔からの作品はすべて持っています) オリジナルのキャラクターが登場する作品が嫌いなわけではありません。むしろ最近はさまざまなSSが投稿され てうれしいくらいです。誤解のないようお願いいたします。 (最近のSSではゆっくりきゃっちゃーがお気に入りです) 次回作は既に頭の中に浮かんでいます。最近はやり(?)のゆっくり一家に登場してもらう予定です。 毎回言うようですが私は文章を考えるのが苦手&遅いのでゆっくりと書かせていただきます。 そういえば、私は幻想郷のキャラいじめ板の頃からSSを投稿していますが、その頃から読んでくださっている方 はこのスレにもいるのかな? ↓今回のおまけは後日談です。 -後日談- 次の日朝早くから扉をたたく音がしてアリスは目を覚ました。 「もぉ、朝っぱらから誰よ。」 扉を開けるとそこに立っていたのは魔理沙だった。 「よぉ、アリス久しぶりだな、元気だったか?」 あまりの出来事に声が出ない 「どうした?体調でも悪いのか?なんなら出直すが。」 「だ、だ、だ、大丈夫よ、全然体調なんか悪くないわ。それにしてもどうしたの?こんな朝早くから。」 「1ヵ月半もかかったけど魔導書の解読が大体終わってな、アリスに読ませてやろうと思ってパチュリーが寝ている隙 にかっぱらってきたぜ!あと、しばらく泊まらせてもらうぜ!」 「え!と、泊まる!?」 「いやなら別に帰るが、ダメか?魔導書の量もあるし、アリスは昔の文字なんて読めないだろ?」 「ま、魔理沙がどうしてもって言うなら泊めてあげてもいいわよ。」 (何言ってるのよ私!素直に泊まってってどうして言えないのよ!魔理沙が帰ったらどうするのよ!) 「そうか、それじゃ遠慮なく泊まらせてもらうぜ!それよりアリス、それ寝巻きか?なかなかかわいいじゃないか。」 アリスは一気に顔を赤くして、 「魔理沙のばかぁぁぁ~。」 と言いながら急いで着替えに戻って行った。 「なにあいつ赤い顔なんてしてるんだ?」 こうしてアリスは魔理沙とゆっくりと楽しい時間をすごした。 目を覚ましたパチュリーは目の前に置かれていたメモを見ていた。 (魔導書を持ってアリスのところへ遊びに行ってくるぜ。) 「む、むきゅ~~~~~!」 パチュリーの声は紅魔館中にこだました。 おまけEnd
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後来の神ステイシー・マーキュリー(コウライのカミ~) p e 属性 火 コスト 38 ランク S 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 846 1,096 ? 70 1,539 2,192 ? 最大必要exp 63,204 No. 0739 シリーズ ステイシー Aスキル サラマンダー・アグニ 敵単体を4回連続攻撃(?%) Sスキル アーリーミックス ジャンルパネルをシャッフル(3turn) 売却価格 ? 進化費用 - 進化元 紅蓮なる時の女神ステイシー(A+) 進化先 - 入手方法 進化 備考