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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE 電波 カジノファイヤーことみちゃん ARM feat. 山本椛+Brasscapsule 230 1271 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント 初見ハードぷち地雷。十段でも落ちかねない。BSSは強欲の声ネタ地帯のように前後にも皿が配置されていて難しい。中盤の声ネタ地帯の連皿中にふってくるCNは今までになかったタイプの譜面なので注意。連皿を越えた後はレベル10程度の同時押しなのでノマゲは易しめ。 -- 名無しさん (2013-04-09 02 32 35) 新型譜面。気づいたらゲージが無くなる。 -- 名無しさん (2013-04-09 08 03 27) EX難が地味に難しい。皿まわしながらCNのとこで何で減ってのるかよくわからないまま閉店したりする。独特譜面なので、自分は何回かやってるウチに自然に慣れて越せた。 -- 名無しさん (2013-04-09 10 22 58) 初見ハードは地雷。2pは鏡か乱推奨。ハードは連皿中に降ってくるCN地帯を抜ければウイニングラン。 -- 名無しさん (2013-04-09 13 42 00) 連皿+CNは今までありそうでなかった配置。ハード以上は片手力必須で、所謂量産型段位の人間には非常にきつい譜面。 -- 名無しさん (2013-04-09 15 38 15) 初見地雷。未難1なのに初見難落ちた -- 名無しさん (2013-04-21 03 19 20) ノマゲ、イージーは連皿+CN終わりで2%でも十分回復できるかと。 -- 名無しさん (2013-04-27 04 41 34) 前半難、不規則な皿にCNまで落ちてくるので意識していてもズレやすい。特に皿複合が苦手なら難はやめたほうがいい、得意な人でも厳しいかもしれない -- 名無しさん (2013-04-29 18 34 05) 難はノマゲなどで何回かプレイすればそれほど苦労しないがやはり連皿が苦手だと死ぬ。譜面傾向違うがデジタンと同じ位の難易度かも。 -- 名無しさん (2013-04-30 08 07 49) 難くらいなら連皿地帯は8部で回せばオッケー。BPMがかなり早いため前半は結構な打鍵速度が要求される。後半は多少易しくなるのでノマゲまではすぐつくと思われ。 -- 名無しさん (2013-05-04 00 06 18) 皿譜面。連皿といってもそんなに速くない、落ち着いて回そう。片手プレイが出来ると今後の皿曲でも便利なので、練習する価値あり。 -- 名無しさん (2013-05-06 23 15 41) 難は開幕ゲーノマゲは終盤の一瞬の皿複合ゲー -- 名無しさん (2013-05-07 22 18 03) ノマゲは皿の後から巻き返せるとは言え、それ程は余裕はないので注意。特に皿複合でゲージを持っていかれないように。 -- 名無しさん (2013-05-08 18 29 45) 皿はリトスマ並で、鍵盤も多い上にセリフに皿がアサインされているのでリズムがわかりづらく難しい事この上ない。逆に言えばリトスマが出来るくらいの皿力があれば皿は大丈夫 -- 名無しさん (2013-05-11 23 22 06) リトマスよりかはTROOPERS穴みたいな配置は単純だけど崩されやすいタイプ。適当に誤魔化さない意味で視点は皿置くべき。 -- 名無しさん (2013-05-12 01 23 14) 曲調とは裏腹に難の難易度は☆11でもトップクラスBSSや不規則皿と共に不規則に階段が降ってきて初見はBADハマり必至 中盤ではCNに目を取られて皿に目線を移し辛いのも辛いか しっかりと歯抜けを意識して回さないと一気に減るので要注意 -- 名無しさん (2013-05-15 19 16 33) 序盤のスクラッチに絡んでくるBSS、中盤のスクラッチ+CN、など、とにかく皿が絡む。鍵盤だけで見ればとても簡単で中盤抜ければウイニングラン、ただしそれだけ前半と中盤はかなりキツい、歯抜け皿がひっきりなしにくるのである程度リズムを覚えてないと抜けるのは至難 -- 名無しさん (2013-06-05 21 21 29) BSSは捨ててもそこまで影響はない。連皿は16分で回してると案外繋がる。連皿+CNで個人差はあれど、難でも☆12とはいかない印象。サムライや鉄針みたいな、☆11個人差の最上位譜面というところか -- 名無しさん (2013-06-09 01 57 31) EXH付けた途端異次元 -- 名無しさん (2013-06-09 11 45 37) ノマゲも皿が苦手だと☆11上位な気がする 十段だけど皿のリズム合わなくてノマゲ落ちした -- 名無しさん (2013-07-29 14 43 38) 序盤の連皿、中盤の片手地帯を抜けても8分で皿+12交互が後半にあるので1P要注意。難とスコア難度は☆11の中でもかなり上位 -- 名無しさん (2013-08-21 11 32 35) あまり類を見ない譜面構成。特に連皿+CNは初見では対応出来ない。まずは動画などでしっかり対策を練っておきたい。難は地雷。 -- 名無しさん (2013-11-04 21 10 17) これといいカイルアといいただ自力を上げるだけじゃ漂白出来なくなるのは厳しいなぁ… -- 名無しさん (2013-11-04 22 06 06) 声ネタ地帯を完璧に喋らせるには、皆伝クラスの地力が必要。十段下級程度ではカージノォすらまともに発音させない超絶高難度曲である -- 名無しさん (2013-12-04 21 12 15) 連皿にBSS、CNと非常に癖が強い。前作の全一スコアが☆11で最も低かったことからもわかる。 -- 名無しさん (2014-01-12 11 45 50) 連皿がある程度出来てもこの曲の中盤皿絡みは侮れない。適正レベルの人は易で様子見してから挑む方が無難。 -- 名無しさん (2014-03-26 07 28 03) 難は侍・BRAINSTORMと互角程度。面白い譜面だが、練習にはなりにくい。 -- 名無しさん (2014-08-26 16 44 58) EXHは本当に異次元、CN地帯は正規鏡が無難だけど凄まじく癖がつきやすい。連皿地帯で大暴れするのは正規345鍵(特に35)。判別するなら5ノーツ目が4鍵、直後のBSS中の2回目テケテンのそれが5および3鍵となる(→2回目BSSの8分2回同時押しでも判別可)。そんなに覚えたくねーよ!ということなら、初っ端BSS中の鍵盤が皿寄りならさっさと捨てていいかもねというところ -- 名無しさん (2015-03-05 10 05 57) 序盤のBSSはどうせ後で回復できるので鍵盤が疎かになるぐらいなら捨てて問題ない。問題の連皿地地帯は階段が絡んでる所は皿の密度が低く、階段が終わると徐々に皿の密度が高くなっていく。だが逆に鍵盤は片手で捌ける程密度が薄くなるので階段に越したら更に集中するといい。 -- 名無しさん (2015-05-28 15 03 21) スコア難度もかなり高い。連皿地帯がやはり厳しいが、前半の高速階段のような部分も中々光らせるのが大変。同時で稼げるのでAAはまだなんとかなるが、AAA取得となると☆11でもトップ層の難しさ -- 名無しさん (2015-06-08 14 18 41) 皿が得意なら☆11でも早くランプつくこともあるド個人差譜面。自分は☆11最弱と言われたラブエタがダメダメだった時にこれのノマゲがあっさりつきました。 -- 名無しさん (2015-10-31 19 30 58) BSS地帯+CN地帯のCNの音は裏で鳴ってるトランペットパートのリズムを演奏しているので、曲を聴き込めばCN地帯のリズムはある程度暗記が効く。皿はワンブルのような微妙な早さのリズムが続くので、早く回しすぎないことをとにかく意識しましょう -- 名無しさん (2015-10-31 21 33 43) 1P2P正規鏡ともに35CN皿地帯がやりづらい。R乱で1P46or57。2P13or24を待った方がいいかもしれない。 -- 名無しさん (2016-08-02 02 16 23) 十段1P正規ハード 皿を丁寧に回して鍵盤は殆ど片手でした -- 名無しさん (2017-05-06 19 13 45) RANDOM推奨譜面。正規鏡共に道中のトリルや階段がやり辛い -- 名無しさん (2017-08-23 00 26 18) 皿曲とか言われてるがこれは皿曲ではなくトリルとCN譜面、皿は適当に回してれば取れる程度のオマケ -- 名無しさん (2019-02-11 15 46 36) 皿+CN地帯は完全に片手で処理してしまう方が繋がり易い、ただし皿の入は若干密度濃いめなので片手に切り替える地点を予習すべし -- 名無しさん (2019-02-11 16 55 24) 2P正規でハード。曲開始最初の皿を引きにすることでCN皿が押しでとれる。プリーズユアベット以降の1→3→4→6繰り返しを134左手、6+皿で取って階段以降を片手で取ると安定する。 -- 名無しさん (2020-02-01 01 08 26) 乱でEX カーノウなどBSSは鍵盤の位置みて見切るのも大事 クセは強いが難所は皿多めのCN複合と割と地力寄りに感じた CNが非皿側に寄ると大分やり易くなる 序盤と皿CN地帯以外は全部回復なので抜ければ勝ち -- 名無しさん (2021-01-20 00 28 32) 片手苦手な人はR乱で最初のBSSと鍵盤が左右に分かれる当たり待ちすべし。それで難点きました -- 名無しさん (2021-07-01 22 24 22) 1P鏡で難。皿地帯の鍵盤パターンが読みやすくて、皿ガン見でも押せるようになるので2鍵(2Pは6鍵)まで非皿側の手が伸ばせるなら正規鏡も悪くない。皿は遅いので回すより叩く感覚でやるといい。 -- 名無しさん (2021-10-01 13 45 46) 1P正規で鳥、序盤と終盤の受け攻め〜地帯は左手頑張るしかない。中盤の皿地帯を光らせるのは無茶も大概なので如何に黄グレに抑えるかを考えた方が無難かと -- 名無しさん (2023-01-28 22 01 29) 名前 コメント
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ウィリアム・エルヴィス・タイソン 優先度A :能力値 24 優先度B :魔法 アデプト(魔力6、技能4) 優先度C :技能 28/2 優先度D :財産 50000\ 優先度E :メタタイプ ヒューマン 特徴:23-25=-2 卓越した能力値 敏捷 14KP 両手利き 4KP 導師精霊 サンダーバード 強打(素手攻撃) 行動規定:非武装の一般市民 一般的な軽度のアレルギー 汚染物質 -10KP 武術:ムエタイ 止めの一撃取得 武術:合気道 Throw Person取得 カウンターストライク取得 能力値:24 カルマ10消費で意志追加 強靱5 敏捷7(11) 反応5(8) 筋力5(9) 意志3 論理3 直感4 魅力2 エッセンス4 エッジ4 魔力4(6) エッセンスの穴0.28 肉体リミット 11 (筋力×2+強靭+反応力)÷3 精神リミット 5 (論理力×2+直感+意志力)÷3 社交リミット 4 (魅力×2+意志+エッセンス)÷3 アストラルリミット 5 精神と社交の高い方を選択 肉体コンディション 11 強靭÷2+8 精神コンディション 11 意志÷2+8 物理イニシアティブ 12+4d6 直感+反応+サイバーorバイオor魔法ボーナス アデプトパワー:4(6)+1(PP) 反射強化(3) PP3.5 強打(素手攻撃) PP0.0 殺戮の手 PP0.5 ラピッドドロウ PP0.5 元素属性打撃 PP0.5 イニシエーション1:アデプト集中力取得 イニシエーション2:擬態術 イニシエーション3:パワーポイント 能動技能:28/2 航法に2カルマ消費 エチケットに2カルマ消費 コンピューターに2カルマ消費 ピストル6+2(魔法技能で4習得+ヘビーピストル専門家) 忍び歩き6+2(都市に専門家) 自動火器6+2(アサルトライフルに専門家) 素手戦闘9+2(マーシャルアーツに専門家)知覚3+2(聴覚に専門家) エチケット1 航法1 コンピューター1 地上者操縦1 アルカナ2 運動グループ 2 コンタクト:6FP +1 フィクサー(R3/L4) アニー・シェルス 冷血なお姉さん、色んな人に裏切られ続けて人間不信中 基本的に脊椎反射で会話し、全く嘘をつかないこの少年に何となく興味を惹かれ初対面に関わらず仕事を託して以来そんな感じ 知識技能:14 日本語 2 戦術 6 英語N セーフハウス 3 シアトルの犯罪組織 3 財産 50000+20000 10カルマ 生活スタイル 下流 武器 アレスプレデター5 ヘビーピストル銃弾78発 予備クリップ(アレスプレデターⅤ)5つ 隠匿ホルスター 防具 アーマージャケット 装甲12 ファッションアイランド シナジストビジネススーツ 装甲9 ファッションアイランド シナジストビジネススーツ専用コート 装甲+3/10 人体強化 筋肉強化Lv4 γ 0.56エッセンス 筋肉調律Lv4 γ 0.56エッセンス 骨密度強化Lv4 δ 0.6エッセンス SIN 偽造免許(人工強化筋肉) レート4 偽造免許(ピストル) レート4 偽造SIN レート4 コムリンク レンラク センセイ トロード サブボーカルマイク その他 ゴーグル レート6 inスマートリンク in映像拡大 in大光量補正 in低光量補正 in視力強化レート2 イヤホン レート3 in聴力強化レート3 カルマ155取得 武術 ムエタイ取得 7消費 武術 合気道取得 7消費 合気道の技能取得 5消費 地上者操縦1取得 2消費 アルカナ1取得 2消費 エッジ3→4 20消費 秘密結社葉隠所属 5消費 素手戦闘 6→7 14消費 イニシエーション 11消費(大学&結社で軽減) 素手戦闘 7→8 16消費 アルカナ 1→2 4消費 お金をカルマに変更 40000新円→10カルマ イニシエーション 階梯1→2 15 意志力 2→3 10カルマ お金をカルマ変換 4000新円→1カルマ イニシエーション 階梯2→3 16 素手戦闘 8→9 18 現在残り7 手持ち38270$ 軽い設定 バーンナウト野郎の彼は元は普通の孤児だったのだが、覚醒者であったことがばれた時に企業に捕まり実験台になる 実験目的は魔法使いがバーンナウト化した後、どのような生体になるかの研究である ある意味、彼は恵まれていたのか三食でるし、実験は主に殺さない程度に戦闘訓練と数値取りであった 最も、モルモットであった事は本社のえらいさんに秘密だった為か、一寸ばれそうになった時に殺されかける その際、運よくバーンナウト二人組お人好しがその施設に潜入してきた為、運よく助けられる。 以後、先に救われた雪泉を姉御と呼び、一通りの訓練を受けた後、シアトルで生活できる金一月分(雪泉は中流だったがこいつは男だから下流)を渡され放り出される ちなみに名前は自分で考えた ウィリアム・ヘンリー・マッカーティ・ジュニア(ビリー・ザ・キッド) エルヴィス・プレスリー マイク・タイソン 自分が信じる一番格好いい、一番すげえ、一番強い名前をくっつけた、これで勝つる
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フリーザー・サンダー・ファイヤー入手方法 フリーザー れいとうポケモン 氷/飛行 プレッシャー 1.7m 55.4kg サンダー でんげきポケモン 電気/飛行 プレッシャー 1.6m 52.6kg ファイヤー かえんポケモン 炎/飛行 プレッシャー 2.0m 60.0kg フリーザー・サンダー・ファイヤーは赤緑世代で初登場した準伝説ポケモン。3匹の鳥なので、三鳥などと呼ばれている。フリーザー・サンダー・ファイヤーはポケモンXYでも出現する。 エンディング後、最初に選んだポケモンがハリマロンならフリーザー、フォッコならサンダー、ケロマツならファイヤーがカロス地方を飛び回るようになる。フリーザー・サンダー・ファイヤーはカロス地方各地の草むらや水上を移動していると、突然出現してバトルになる。 フリーザー・サンダー・ファイヤーはカロス地方全体を飛び回って徘徊するので、現在どこにいるかは直接分からない。しかしポケモン図鑑を使うことで居場所を特定できる。 まずはフリーザー・サンダー・ファイヤーに一度でも出会うことができれば、ポケモン図鑑に生息地を登録することができる。次にポケモン図鑑で生息地を確認すると、これらのポケモンが現在いる場所が光るのでそこに向かえばOK。「そらをとぶ」で一気に近づくとランダムで別の場所に移動してしまうので注意。ポケモンがいるエリアと主人公の現在地がうまく重なったら、草むらに入って遭遇しよう。 フリーザー・サンダー・ファイヤーはバトル開始後すぐに逃げ出してしまう。地方全体を飛び回るポケモンは過去作にも登場していたが、そのときは「くろいまなざし」などポケモンを逃がさない技を先制で使えば逃がさずにバトルすることができた。ポケモンXYでは仕様変更があり、こちらが「くろいまなざし」を先制で使おうとしても、技を選択する前に強制的に逃げられてしまう。また、相手ポケモンを逃げられなくする特性「かげふみ」を持つソーナンスを先頭にしていても、技選択をする暇もなく逃げられてしまう。 フリーザー・サンダー・ファイヤーを追跡して遭遇することを11回繰り返すと、フリーザー・サンダー・ファイヤーの生息地はアズール湾に浮かぶ小島にある海神の穴から移動しなくなる。海神の穴に行き、フロアの中央に近づくとフリーザー・サンダー・ファイヤー(Lv70)とバトルになる。このバトルではフリーザー・サンダー・ファイヤーは逃げ出さないので捕獲できる。 海神の穴でのバトルでフリーザー・サンダー・ファイヤーを倒してしまったり、バトルから逃げ出すと、フリーザー・サンダー・ファイヤーは生息地不明となり出現しなくなる。フリーザー・サンダー・ファイヤーは、もう一度殿堂入りし直すことで再びカロス地方各地を徘徊し始める。ただし、再徘徊直後はポケモン図鑑には生息地不明と表示される。再徘徊後に一度でもフリーザー・サンダー・ファイヤーに遭遇できれば再び生息地が表示されるようになり、追跡・遭遇を繰り返して海神の穴まで追い込むことで再びバトルができる。
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桂言葉とアトミックファイヤーブレード ◆xXon72.MI. 「はっ……、はっ……、はっ……」 桑原鞘子は走っていた。 「あたしはやれる!あたしは出来る子だ!」 時折、自らを鼓舞する言葉を叫びながら走っていた。 走っている内に頭からズレてきた66式鉄帽は手に持ち替え、鞘子は走り続けていた。 何故彼女は走っているのか、その理由を説明するためには、 正午にあった放送のさらに少し前まで、時間をさかのぼる必要がある。 「キリノ、タマちゃん、ミヤミヤ、ダンくん、どこ?」 放送前、彼女は鷹野神社付近で双眼鏡片手に室江高校の仲間を探していた。 コンパスや筆記用具、時計、それに地図と名簿は折りたたんでポケットに突っ込み、 その他のポケットに入らない支給品は、双眼鏡と66式鉄帽以外、 デイバックごと鷹野神社に隠しておいた。 最初は、元いた場所で例の拡声器の声を聞きつけた人が来ないか待っていたのだが、 しばらく待っても、あの山に入っていった二人の男子以外、誰もやっては来なかった。 きっと、島の南側であの声を聞いたのは、鞘子とその男子二人だけだったのだろう。 そこで鞘子は、もっと眺めのいい場所はないかと、少しずつ移動しながら仲間を探した。 幸い今の季節、山や林の木々は、そのほとんどが葉を落としており、 双眼鏡を使えばかなりの広範囲を見渡すことが出来た。 そうして鞘子が仲間を捜していると、鞘子の位置から見て西の方で何かが動いた。 「あ!あれは!!」 それはかなり遠くで、肉眼では豆粒ほどにも見えなかったが、 双眼鏡を使ってやっと人だと分かった。 どうやら、歩いている人が二人、ちゃんとした道を歩いている訳ではなく、 道無き道を進んでいるようだ。 そして、その二人の内のひとりに、鞘子は見覚えがあった。 「タマちゃん!!」 見間違えるはずがない。 室江校剣道部のエース兼コーチ兼マスコットの、ここ半年以上ほとんど毎日会って苦楽を共にしてきた仲間の川添珠姫。通称タマちゃんだ。 そのことが分かっただけで鞘子の心臓は高鳴り、目頭が熱くなった。 (くぅぅー、やっと室江のメンバー見つけたよ!) 今回のプログラムのルールなら、同じ学校出身者は確実に安全だろうし、 ルールなど抜きにしても、珠姫ならきっと殺し合いなんかしないだろう。 「あ、あれ?」 しかし喜びもつかの間、珠姫達の姿は、すぐに鞘子から見えなくなってしまった。 鞘子とその二人の間には、たくさんの木々が生えており、いくらほとんどの木が葉を落としているとはいえ、かなり見通しが悪かったのだ。 「待ってー!」 走り出そうとした鞘子だったが、すぐにピタッと足を止めた。 「落ち着けあたし!考えろあたし!」 鞘子と珠姫達の間の距離はかなり離れており、珠姫達も移動していたことを考えると、 今から珠姫達が見えたところへ駆けつけても、その場にたどり着く頃には、 珠姫達は、どこかへ行ってしまった後だろう。 「えっと、えーっと!」 はやる気持ちを抑えながら、鞘子は地図とコンパスを取り出した。 珠姫達が見えたのはおそらく、地図でいうとG-3かG-4の南側あたりだった。 そこを、鞘子から見て右、つまり北側へ向かって移動していた。 ということは、彼女たちが向かっていたのは……。 「平瀬村分校跡…かな?」 半分は勘だったが、珠姫達の見えた場所と移動していた方向から、 鞘子は彼女たちが平瀬村分校跡に向かったものと判断し、今度こそ走り出しだ。 その途中で放送があり、鞘子は無視するわけにもいかず、生唾を飲み込んで放送を聞いた。 名簿の順に読むという死者の発表で、室江が飛ばされた瞬間は涙が出るほど嬉しかったが、 その後読み上げられた死者の数には、信じられないくらい驚いた。 しかし今は、立ち止まっていられない。 禁止エリアも、鞘子には当面関係なさそうな場所だったので、放送が終わると、 鞘子は再び走り出した。 「待っててタマちゃん!待っててみんな!」 平瀬村分校跡では、川添珠姫が栄花段十郎を保健室に運び込み、手当てをしていた。 本当は、段十郎の傷を水で洗ったり、腫れているところを濡れタオルで冷やしたりしてあげたかった珠姫だったが、水道が使えないのでそれは諦めた。 しかし、その保健室には消毒液や包帯、絆創膏などの道具と、ベッドや椅子などの備品が、 この分校が使われていた頃のままの姿で残されており、 珠姫はそれらを使って、何とか段十郎を手当てをしていた。 手当てといっても、出血しているところは、タオルやガーゼで血を拭き取ったあと消毒し、 絆創膏を貼ったり包帯を巻いたりして止血する。 腫れたり、痣になっているところには冷湿布を貼る、といったことしかできなかったが、 やらないよりはマシだろう。 途中で放送が流れた時は、さすがに珠姫も段十郎の手当てを中断し、放送の内容を書き取った。 珠姫は、最初言葉と出会った時にもう死んでいた相馬光子を見ているので、 もう何人かは死んでいる人いるのかも知れないと予想はしていたが、すでに10人もの犠牲者が出ていることに驚愕した。 一人も殺さず正義の味方として、このプログラムを破壊すると、この島で最初に目覚めた時、 珠姫は心に誓ったが、現実には言葉ひとりにすら手を焼いている状況だった。 その間に、相馬光子を除いても9人、珠姫の知らないところで死んでいったことになる。 今回の放送時点では室江校剣道部の仲間は無事だったようだが、 こんな事ではプログラムの破壊どころか、仲間を守ることすら出来ないかも知れない。 (やっぱり、無理なのかな……) やはり、国家権力を前にひとりの高校生ができる事など、たかが知れているのだろうか。 珠姫は自分の無力さを痛感し、同時に少し弱気になっていた。 放送が終わると珠姫はそんな弱気を振り払うためにも、段十郎に声をかけ、手当てを続けた。 「栄花くん、大丈夫?」 段十郎に意識はなく、当然反応も無かったが、脈や呼吸はしっかりしているし、 それほど苦しんでいる様子もないところを見ると、重傷ではあるが、 今すぐ命に関わる怪我という訳でもないようだ。 そのうちに、段十郎はすやすやと寝息を立て始め、珠姫はそれを見て少し安心した。 それまでの間、桂言葉は珠姫を手伝う事も、邪魔する事もなく、 珠姫が段十郎を保健室に運び込むのも、段十郎に手当てをするのも、ただ黙って見ていた。 放送の時も、言葉は無表情で、禁止エリアをメモしたり、死者の名前に線を入れたりした。 自分と同じ榊野学園の加藤乙女と西園寺世界の名前が呼ばれた時も、それは変わりなく、 ただ作業的に、加藤乙女と西園寺世界の名前に線を入れていた。 もちろん、言葉は考える事をやめてしまった訳では無い。態度や表情に出さないだけだ。 珠姫が段十郎を手当てしている間も、言葉は言葉なりに頭を働かせていた。 考えていたことは、もちろん伊藤誠のことだ。 誠は無事だろうか? 誠と合流するにはどうしたら良いだろうか? こういったことが、言葉の思考の大半を占めていた。 放送も、誠の名前さえ呼ばれなければ、他はどうでも良かった。 禁止エリアは、誠を探す上で必要だからメモしただけ。 名簿に線を入れたのは、もし誠が優勝を目指していた時に必要になるかも知れないから。 全ては誠のためだった。 そして今現在、言葉が考えているのは、自分自身の現状についてだった。 誠を捜し出して守るのは、言葉自身の役目なのだから。 (良くないですね……) 盾代わりに良いし、利用してやろうと思って珠姫に従うことにした言葉だったが、 怪我人である段十郎との合流は誤算だった。 言葉としては、一刻も早く誠を捜しに行きたいところだったが、 珠姫と段十郎が合流したおかげで、今は保健室に足止めされてしまっている。 それに、先ほど逃げた、優勝を目指していると言ったあの男のことも気になっていた。 もし、自分達がこうしている間にあの男が誠を襲ってたら、そう考えると言葉は 居ても立ってもいられなかったし、今更ながら追わなかったことを後悔していた。 (もう、いっそのこと……) 用済みというわけではないが、珠姫と段十郎が自分にとって足枷となるのなら、 早い内に排除した方が良いのかも知れない。 言葉はそう考えはじめ、段十郎の手当てをしている珠姫の背中を見つめた。 言葉の瞳に、漆黒の闇が広がっていった。 「ん?」 そんな言葉の視線に気づいたのか、珠姫が後ろを振り返り、 言葉は目をそらすように、窓の外へと視線を向けた。 窓の外には小さな校庭が広がっており、言葉がその校庭を眺めるふりをすると、 ちょうど誰か校庭に入ってくるのが見えた。 「どうしたんですか?」 「誰か来たみたいですよ」 「え、本当ですか?」 珠姫の質問は、自分に向けられていた視線のことだったが、 言葉は、分校の敷地に入ってきた人物のことを答えた。 その言葉の声に誘われて、珠姫も保健室の窓に近づいた。 (サヤ先輩!) その人物は珠姫と同じ制服で、赤毛のロングストレートヘアー、 そう、珠姫と同じ剣道部の先輩、桑原鞘子だった。 (よかった、サヤ先輩、元気そう) (あとは宮崎さんとキリノ先輩を見つければ、剣道部のみんなが揃うな) (プログラムを壊すのが無理でも、せめて剣道部のみんなは守りたいな) (あれ?サヤ先輩、デイバック持ってない。どうしたんだろう?) 鞘子の姿を見て、停滞気味だった珠姫の頭に色々な考えが浮かんできた 「私、行きますね」 言葉はその間に、自分の刀だけ持って保健室を出て行ってしまった。 「待って下さい、あたしも行きます」 それを見た珠姫も、刀だけ持って言葉の後を追った。 段十郎を残していくのは気がかりだったが、刀を持った言葉を放っては置けなかった。 「タマちゃん!やっぱりタマちゃんだったんだね!」 そうして校舎から出てきた珠姫を見つけると、鞘子はすぐさま珠姫に駆け寄って抱きついた。 「会いたかったよー、タマちゃん」 「はい、あたしもです」 鞘子と珠姫のふたりの顔には、この島へ来て初めての笑みがこぼれていた。 「うー、タマちゃーん」 「あの、サヤ先輩、痛いです」 「あぁ、ゴメンゴメン」 感激のあまり珠姫をギューッと抱きしめていた鞘子だったが、 珠姫が声を上げたところで、やっと珠姫を解放した。 (また、川添さんの仲間ですか…) そんなふたりを見ていた言葉の瞳には、より一層深い闇が広がっていった。 (やっぱり、私ひとりで誠くんを捜した方が効率が良さそうですね) きっと、鞘子と珠姫のふたりは、段十郎が動けるようになるまでこの分校に留まるだろう。 そして、言葉を見張るという珠姫は、言葉の別行動など許さないかも知れない。 そんな風に考え、言葉は手に持っている刀にそっと視線を落とした。 「あら?タマちゃんそっちの子は?」 「あ、桂さんです」 そこでやっと、鞘子は珠姫の後ろにいた言葉に目を向け、紹介を求めた。 「どうも」 言葉もその声に視線を戻し、鞘子に軽く挨拶をした。 鞘子は、そんな言葉の目を見て、背筋が凍り付くのを感じた。 明らかに普通じゃない。鞘子は、何とも言えない混沌としたものを見た気がした。 「そっそう…、桂さん……」 それでも、珠姫が一緒にいるのだから害はないはずと考え、鞘子は何とかそう返した。 ちなみに珠姫は、最初に言葉と斬り結んで以来、一度も言葉と目を合わせていなかった。 普段から、珠姫は剣道以外ではあまり人と目を合わせない方だし、 一度、真剣で斬り合った相手と目を合わせるのは、何となく気まずかったのだ。 「あ、そうだサヤ先輩」 「ん、なあに?」 固まってしまっていた鞘子だったが、珠姫の声で我に返ると、珠姫に視線を戻した。 「ここの保健室に…」 ドン (え?) 「ここの保健室に、栄花くんがいるんです」そう言おうとした珠姫だったが、 その瞬間、突然背中を押され、体重の軽い珠姫はそのまま鞘子の方へ飛び込む形となった。 カチャ 押された瞬間には、何が起こったのか分からなかった珠姫だったが、 その音が、言葉が刀に手をかけた音だという事は分かった。 (しまった!) そこで珠姫は自分が言葉に突き飛ばされたということと、言葉の狙いを理解した。 (斬られる!) そう思った珠姫だったが、その時にはもう珠姫自身ではどうにも出来ないほど 体勢が崩れた後であり、珠姫はそのまま鞘子の体に飛び込むことしかできなかった。 「タマちゃん!」 言葉に背を向けていた珠姫は、言葉の動きが見えなかったが、 鞘子は、言葉と目を合わせた後だったこともあり、言葉のことを視野に入れて警戒していた。 そんな鞘子の反応は早く、言葉に突き飛ばされた珠姫を抱きとめると、 次の瞬間には珠姫の体をグイッと引っ張り、体の位置を入れかえた。 ヒュッ ガキィン そして鞘子は、手に持っていた66式鉄帽で、言葉の抜き打ちを受け止めた。 言葉にとって予想外の、鞘子にとってはある程度予想通りの振動が、ふたりの腕に伝わった。 「うっ」 「この!」 さらに鞘子は、言葉が予想外の鉄同士がぶつかる衝撃に怯んだところに、 中学時代ソフトボール部のレギュラーだったその強肩を活かして、66式鉄帽を投げつけた。 「くっ」 言葉は、とっさにそれを刀の柄で受け止めたが、その隙に鞘子は後ろにいた珠姫の手を取り、 一目散に走り出した。 「逃げるよ!タマちゃん!!」 「……逃がしません」 鞘子の剣道部での実力は、団体戦での彼女の対戦順が示す通り中堅程度だが、 基礎体力や運動神経に関しては、剣道部どころか室江高校全体でもトップクラスだ。 鞘子は、その健脚でグイグイと珠姫を引っ張り加速していく。鷹野神社からここまで、 ずっと走ってきて疲れてはいたが、そんなことで彼女の脚は鈍らなかった。 言葉も、刀の鞘を投げ捨てるとすぐに後を追ったが、これは追いつけないかも知れない。 (あの人、思ったよりもやりますね) 追いかけながら、言葉は「サヤ先輩」について考えていた。 確かに体格は良いし運動も出来そうに見える。現に足は相当速い。 しかし立ち振る舞いなどから、剣の腕は自分より劣るだろうと、言葉は思っていたのだ。 しかし、先ほど自信を持って放った抜き打ちを、あの「サヤ先輩」は受け止めた。 あれが偶然でないとすると、自分の中での評価を改めなくてはならないかも知れない。 しかし、実は言葉の抜き打ちが防がれたのは、言葉自身に原因があった。 言葉の居合いはとても美しく、しかも剣速は尋常でないほど速い。 ソフトボールと剣道で鍛えた鞘子の動体視力でも、その刃を目で捉えることは出来なかった。 しかし、言葉の剣はとても綺麗であるが故に、多少武道をかじったことのある者であれば、 言葉が実際に刀を振る一瞬前に、その太刀筋が「視」えてしまうのだ。 少し前に、空手の経験がある花澤三郎を斬り損ねたのも、これが原因だった。 一方、鞘子と珠姫は言葉を順調に引き離し、このまま分校の敷地を出れば逃げ切れるかに見えたが、ふと、珠姫は保健室にいる段十郎のことを思い出した。 自分自身が斬られそうになったことで忘れていたが、もし、珠姫達が逃げてしまったら、 言葉の矛先は保健室で寝ている段十郎へ向かうだろう。 「サヤ先輩、待って下さい!校舎の中に栄花くんがいるんです!」 「え!?どわあああ!!」 この季節、地面には霜が降りており、昼の日光がそれを溶かして、 ところどころ、土のぬかるんだ場所が存在していた。 悪いことに、珠姫の制止の声を聞いて鞘子が振り返ったその瞬間、 鞘子の足は、そのぬかるんだ地面を踏んでしまい、鞘子は派手にすっ転んだ。 それでも鞘子は転ぶ瞬間、珠姫を巻き込まないようとっさに手を放した。 人は転びそうになると、何かに掴まろうとするものだが、鞘子はその逆をやってのけたのだ。 彼女の高い運動神経と、後輩を想う気持ちが成せる技だった。 「大丈夫ですか!サヤ先輩!」 「もう、逃げないで下さいね」 「……!!」 おかげで珠姫は無事だったが、その間に言葉に追いつかれてしまった。 鞘子は転んだばかりで、まだ起きあがれないでいる。 それを見た珠姫は、鞘に収まったままの刀を構え、言葉へ一歩踏み出した。 (サヤ先輩は、あたしが守る!!) そのためには、相手に多少怪我をさせるのも仕方がない。手加減して勝てる相手じゃない。 守るべき人を背に、珠姫はこの島に来て初めて人を傷つける覚悟を決めた。 (川添さん、雰囲気が変わりましたね) 言葉は、ふたりに追いついた瞬間に斬り捨てようとしていたのだが、 珠姫の様子を見て一足一刀よりも半歩ほど遠めの間合いを取り、足を止めた。 最初に珠姫と斬り合った時感じた、どこか遠慮したような雰囲気が無くなっている。 どうやら、さっきので珠姫を本気にさせてしまったようだ。 「……許しません」 「そうですか」 最初に剣を合わせた時のように、珠姫は中段の構え、言葉は脇構えで睨み合った。 (絶対に勝つ!) 珠姫は、ここで負ける訳にはいかなかった。 珠姫がここで斬られるということは、珠姫、その後ろの鞘子、それに保健室の段十郎、 三人の死を意味する。 珠姫は、確実に言葉から勝利する方法を考えた。 珠姫と言葉が最初に剣を合わせた時、珠姫が言葉に負けていると感じた要素は二つ。 リーチと剣速だ。 この内、リーチは体格差と刀の長さの差であり、どうしようもない。 もっとも、珠姫の場合普段から自分より大きな相手とばかり稽古しているので、 体格差に関しては、特に気にならない。 刀の長さ関しては、最初に戦った時、間合いを見誤ったことで、頬と首にかすり傷を負ってしまったので注意が必要だ。 逆に言えば初見だった前回と違い、今回は刀の長さ分かっているので注意さえすればいい。 次に剣速だが、珠姫が負けている大きな原因は、珠姫が鞘付きのまま刀を使っているということにある(と、珠姫は思っていた)。 剣道家である珠姫の父は真剣も持っているので、珠姫も真剣に触るのは初めてではないし、 稽古では真剣並みに重い素振り用の木刀で、素振りをしたりもする。 だが、鞘がついたままの刀は、それよりももっと重かった。 しかし、今の時点では刀を鞘から抜くつもりは無い。 怪我をさせても仕方ないとは思ったが、殺してもいいとは思っていないし、 第一この状況では、刀を鞘から抜く暇は無いだろう。 (それなら……) 動きが最小限で済み、得物が重くても剣速が鈍らないであろう技。 珠姫は、そんな技を頭に思い浮かべ、すり足でジリジリと間合いを詰めていった。 (さて、どうしましょう?) 一方、言葉は冷静に状況を分析していた。 言葉も、最初に珠姫と剣を合わせた時、自分が珠姫に勝るのはリーチと剣速だと感じていたが、 その、最も大きな原因は、覚悟の差だろうとも思っていた。 人を殺すことの何の躊躇もない言葉と、明らかに人を傷つけることを恐がっている珠姫とでは、 振りの鋭さが全然違っていた。 だが、珠姫が本気になった今、この覚悟の差は最初に比べ縮まっているだろう。 しかし、プログラム開始直後から覚悟を決めていた言葉と違い、 珠姫が覚悟を決めたのはついさっきで、しかも、刀は鞘に収まったまま。 まだ、人を殺す覚悟までは出来ていないと見える。 (それでは…) それなら、少し話をしてそこを揺さぶれば、珠姫の覚悟は簡単に揺らぐのではないか。 言葉はそう考え、口を開いた。 「私は…」 「きあああああああああ!!!」 言葉が、話術で珠姫の覚悟を削ごうとしたその瞬間、 珠姫の、本気の気合いの掛け声がその場の大気を振るわせた。 「……っ!」 剣道では、こういった声を上げるということを知っていた言葉だったが、 珠姫ほどの気合いを目の当たりにするのは初めてだった。 しかも喋ろうとした瞬間だった事もあって、一瞬息が詰まり、体も硬直してしまった。 ザッ 言葉が息を詰まらせたのは本当に一瞬で、それに伴う隙もほんの僅かなものだったが、 珠姫はその隙を見逃さず、一気に踏み込んだ。 圧倒的な速さと、踏み込んだ瞬間を悟らせない巧みさを併せ持ったその踏み込みに、 言葉は、全く反応できなかった。 そして、室江校剣道部員からアトミック・ファイヤー・ブレードと呼ばれている、 川添珠姫必殺の突きが、言葉に炸裂した。 「突き!!!」 ガチン 剣士と言えるほどの実力を持つふたりだったが、剣士としての格が違いすぎた。 その突きは、ワンクッションあった方が怪我が軽くて済むだろうという、珠姫の情けから、 言葉の首輪に命中した。 しかし、もちろん首輪に当たったからといって受けた方が平気なはずもなく、 言葉は2メートル近く吹っ飛んで、背中から地面に落ちた。 「…………」 言葉はそのまま仰向けに倒れ、突然目の前に広がった青空を呆然と眺めた。 「……!?ごほっ、ごほっ、げほっ」 しかし、すぐに突かれた喉が苦しくなり、両手で喉を押さえるとゲホゲホと咳き込みだした。 手に持っていた刀は、吹っ飛ばされた拍子に落としてしまっていた。 「げほっ、げほっ、ひゅー、ひゅー、ごほっ、ごほっ」 言葉は息がうまく出来ないらしく、苦しそうに咳き込みながら、 時折、喉からひゅうひゅうという音をさせていた。 珠姫は、そんな言葉の側に歩み寄ると手を差し伸べながら声をかけた。 「大丈夫ですか?」 しかし、その台詞とは裏腹に、珠姫の目は据わっていた。 「……!!」 言葉はそんな珠姫の目を見ると、珠姫の手は取らずに立ち上がり、 ヨロヨロとした足取りで、分校の敷地を出て行った。 珠姫はそれを追わず、黙って言葉の背中を見送った。 「行かせちゃって良かったの?」 「あ…、サヤ先輩」 その頃にはすでに立ち上がっていた鞘子が、珠姫に声をかけた。 そういえば、珠姫が覚悟を決めたキッカケは鞘子だったが、 その後、言葉に集中するあまり、珠姫は鞘子のことを少しの間失念していた。 「はい、……これでよかったと思います」 鞘子の声で現状を思い出した珠姫は、そう答えると 「一緒にいたら、きっとまたこういう事になると思いますから」と続けた。 言葉と一緒にいるのが珠姫ひとりなら、まだ何とかなったかも知れないが、 鞘子、段十郎と合流した今、彼らに危害が加わる可能性を考えると、 言葉と一緒にいるのは危険すぎた。 「それよりサヤ先輩、大丈夫でしたか?」 「ああ、平気平気。タマちゃんこそ怪我はない?」 「はい、あたしは大丈夫です」 「そっか」 珠姫と鞘子は、お互いの無事を確認するとホッとため息をついた。 そして鞘子は、地面に落ちている、言葉が先ほどまで使っていた刀を拾い上げると、 「えい、えぇい!」と、2、3回素振りをしてみた。 その刀は、竹刀はもちろん、ソフトボール部時代に振っていた金属バットよりも重かったが、 鞘子の体力ならば、何とか使うことが出来そうだ。 この先、もしまた誰かと戦わなければならない状況になった時、 珠姫だけに戦いを任せるわけにはいかない、という想いからの行動だった。 しかし、確かに棒状の武器が欲しいと望んでいたが、まさか真剣が手に入るとは。 正直、腰が引けそうな思いの鞘子だったが、珠姫の手前、なんとか態度には出さずにいた。 しかし、その珠姫はというと、何だか表情は冴えず、どこか不安げな様子だった。 「ん?タマちゃん、どうしたの?」 「サヤ先輩……、あたし、突きを使ってしまいました」 珠姫の突きは、年上で男の剣道経験者以外には使わないよう、父親から止められている。 それは、室江校剣道部内ではよく知られている事だった。 そして、言葉は年上でも、男でも、剣道経験者でもない。 確かにあの瞬間、言葉から確実に勝利するために突きは必要だったのかも知れなが、 しかし、本当に突きでなくてはならなかったのか?他の技でも良かったのではないか? そんな思いが、珠姫の頭の中をぐるぐると駆けめぐっていた。 (タマちゃん……不安なんだね) 普段無表情なことが多い珠姫だが、考えてることが表情に出ている時は、それが分かりやすいのも、珠姫の特長のひとつだ。 鞘子は、そんな珠姫見ると再会の時とは違い、ゆっくりと優しく抱きしめた。 身長170センチの鞘子がそうすると、身長150センチに満たない珠姫の顔は、 うつむき気味だったこともあり、鞘子の胸に埋まってしまう。 「ありがとねタマちゃん、おかげであたし助かったよ」 「サヤ先輩……、はい」 珠姫はそのまま鞘子の胸に顔を埋めて、しばらく何事か考えているようだったが、 次に顔を上げた時には、不安げな表情は消えていた。 「サヤ先輩って、ちょっとお母さんみたいです」 「お母さんはよしてよー、せめてお姉さんとかさぁ」 「ん、そうですね」 「さあ、タマちゃん。ダン君のところへ案内してよ」 「はい、実は栄花くん、怪我をしていて……」 そうして、珠姫と鞘子のふたりは喋りながら、揃って校舎の中へと入っていった。 【G-3 平瀬村分校内/1日目 日中】 【川添珠姫@BAMBOO BLADE】 【状態】:健康 右頬と咽に薄い刀傷 【装備】:二尺七寸の日本刀 【道具】:支給品一式 確認済支給品0~1 【思考・行動】 1:鞘子を案内して段十郎の看病をする 2:千葉紀梨乃、宮崎都と合流 3:せめて、剣道部のみんなは守りたい 4:人は殺さない、乗った人は多少怪我をさせてでも無力化する 5:一人も殺さず正義の味方として、このプログラムを破壊したいけど……できるかな? 6:花澤を危険人物と認識 【桑原鞘子@BAMBOO BLADE】 【状態】:疲労(中) 【装備】:三尺五寸の日本刀 【所持品】:双眼鏡、66式鉄帽、地図、名簿、コンパス、筆記用具、時計 【思考・行動】 1:珠姫と一緒に段十郎の看病をする 2:千葉紀梨乃、宮崎都と合流したい 3:必要があれば、鷹野神社に置いてきた支給品を取りに行く レミントンM700(5/5)予備弾丸20、その他の支給品(デイバック、食料、水、ランタン) は鷹野神社に隠してきました。 【栄花段十朗@BAMBOO BLADE】 【状態】:重症 後頭部に強い打撲(手当て済み) 【装備】: 【所持品】、デイパック、筆記用具、時計、コンパス、地図、狙撃用スコープ 【思考・行動】 0:……… 1:分校やその近くで争いが起きた場合、なんとかしてそれを止める そしてその方法を考える。それ以外での接触はなるべく避ける 2:室江高のメンバーと合流する。 ※その他の支給品は用務員室に、 モシン・ナガンM1891/30及び予備弾35発は分校跡のどこかに隠されています 「はぁ…、はぁ…、げほっ、げほっ、はぁ…、はぁ…」 言葉は分校の敷地を出た後、珠姫が追ってこないのを確認すると近くの気に寄りかかり、 珠姫の突きを受けて痛む喉を庇いながら、呼吸を整えた。 「はぁ……、はぁ…………」 努力の甲斐あって、言葉の呼吸は徐々に戻ってきた。 「まこ…、ごほ、ごほっ」 しかし誠の名を呟こうとした瞬間、喉の苦しさが一気に戻ってきて、言葉は再び咳き込んだ。 どうやら、しばらく声は出さない方が良いようだ。 (はあ、これからどうしましょう) 衝動的に珠姫から逃げできたが、支給品は全て分校に置いてきてしまった。 しかし、戻ろうとは思わない。言葉は、再び珠姫に会うのが嫌だったのだ。 珠姫の突きは、防具無しでそれを受けた言葉に、ある種のトラウマを残していた。 (もう、川添さんには会いたくないですね) しかし、それならばこれからどうするか?今の言葉は丸腰で、このままでは誠と合流しても、 彼を守るために戦うことも出来ないし、地図やコンパスも無いので、誠を捜すことも出来ない。 (そういえば、あの人の) 言葉はそこで、この島で最初に会った相馬光子のことを思い出した。 確か、彼女の荷物は彼女の死体の側に置いてきたままだ。 そして、その荷物の中には拳銃があったはずだし、地図や食料もあるだろう。 (では、相馬さんの荷物をお借りすることにしましょう) 言葉はそう決めると、相馬光子の死体があるところまでの道順を思い出しながら歩き始めた。 【G-3 平瀬村分校跡付近/1日目 日中】 【桂言葉@School Days】 [状態]:喉にダメージ [装備]: [道具]: [思考] 基本:全ては誠くんのために。優勝狙いだが最終的にどうするかは誠次第 1:相馬光子の支給品を回収する 2:伊藤誠、清浦刹那との合流 3:川添珠姫には近づきたくない 4:誠の無事と意思を確認するまでは積極的に戦わない ただし誠を害する可能性がある者は何をしてでも殺す ※誠以外の人間に対して心を閉ざしました。普通に会話はできます。 しかし、今は声を出すと咳き込んでしまうかも知れません。 色々と変化していますが、本質は変わっていません ※伊藤誠と合流するか、何か言葉にとって衝撃的な出来事があれば元に戻るかもしれません 45:第一放送 投下順で読む 47:覇王樹 45:第一放送 時系列順で読む 47:覇王樹 ▲
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【呼称】もりしゅ~ 【使用デッキ】(☆:10000回再生) 2009 ファイヤー流 ☆1 ☆7 ☆10 ☆13 ☆14 ☆15 幻獣 ☆3 魚ZERO ☆4 ジェネクス ☆5 真紅眼 ☆6 デュアルスライム ☆9 レアメタル ☆11 2010 舌魚HERO ☆16 魚バニラ ☆17 ファイヤー流 ☆19 ☆24 ☆25 ☆1 コンタクト融合 ☆20 スターター2010 ☆21 ガンバスター ☆22 悪魔族 ☆23 エレキ ☆26 舌魚シンクロ ☆最終回 コアキメイル ☆2 デュアルファイヤー流 ☆0824 チーム・モジャコーン ☆3 三極神 ☆4 2011 アクセル・ファイヤー ☆0228 ファイヤー流 ☆5 ☆0518 ☆0126 デビルズ・ゲート ☆6 コンタクト融合 ☆7 姉ちゃんHERO ☆8 エヴォリアル・ファイヤー流 ☆9 2012 ヴォルカニック ☆10 D-HERO ☆11 2014 新・ファイヤー流 ☆1 新・ファイヤー流 ☆0416 ★4 いのちだいじに ☆2 舌魚エクシーズ ★5 【出演動画】超絶!デュエル道 【エースモンスター】舌魚 【twitter】https //twitter.com/morishuu626 【誕生日】6月26日 【ニコニコ大百科】超絶!デュエル道、ファイヤー流 【ニコニコミュニティ】もりしゅ~のオールナイトニッポン!~超絶!生放送でペロリ~ 【備考】超絶!デュエル道の投稿者。 名前 コメント
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スレイヤーズ魔法事典 ラ行 ラ 「魔法事典 ラ行 「ラ」」をタグに含むページは1つもありません。 リ リカバリイ【治癒】 ル 「魔法事典 ラ行 「ル」」をタグに含むページは1つもありません。 レ 「魔法事典 ラ行 「レ」」をタグに含むページは1つもありません。 ロ 「魔法事典 ラ行 「ロ」」をタグに含むページは1つもありません。
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スレイヤーズ魔法事典 ヤ行 ヤ 「魔法事典 ヤ行 「ヤ」」をタグに含むページは1つもありません。 ユ 「魔法事典 ヤ行 「ユ」」をタグに含むページは1つもありません。 ヨ 「魔法事典 ヤ行 「ヨ」」をタグに含むページは1つもありません。
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東方ファイトのファイト方法を大まかに分類しています。 詳しい内容が必要なものは、辞典のほうへどうぞ。 対戦人数によるタグ 1対2 1対3 2対3 4対4 4対5 コンビ戦 トリオ戦 少数対多数戦 集団戦 三つ巴 バトルロイヤル 読んで字のごとく。5対5以上は集団戦、対戦人数が三倍以上になると少数対多数戦としている。 三つ巴は、三人、あるいは三チームがバラバラで勝負する場合。人数、チーム数が四以上になればバトルロイヤルとしている。 アイテム対決 アイテム同士の対決。頻出アイテムについては当wikiの辞典を参照のこと。開運!なんでも鑑てゐ団などもこれに含まれる。 アリスの人形などのように、無機物であってもアイテムには含まれないものもあるので注意。 アピール 人気投票などのように、審査員や観客などにアピールする勝負。 エクストリーム 極限状態でのスポーツや嫌がらせ要素の強い勝負などを指す。詳しくはウィキペディアやアンサイクロペディアのエクストリームスポーツの項を参照。 大食い たくさん食べたほうが勝利という非常にわかりやすい勝負。食べ物がらみの勝負の中でも代表的な対戦方法。 音楽 格闘 ガチバトル 球技 競走 芸 ゲームプレイ 強奪 探し物 狩猟 魔理沙狩り 商売 水泳 セクシーコマンドー 創作 耐久 ダンス 弾幕ごっこ 知恵比べ 知識比べ 調査 テーブルゲーム 飲み比べ 早食い ファッション 防衛 誘惑 リアルゲーム 料理
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スレイヤーズ魔法事典 カ行 カ 「魔法事典 カ行 「カ」」をタグに含むページは1つもありません。 キ 「魔法事典 カ行 「キ」」をタグに含むページは1つもありません。 ク 「魔法事典 カ行 「ク」」をタグに含むページは1つもありません。 ケ 「魔法事典 カ行 「ケ」」をタグに含むページは1つもありません。 コ 「魔法事典 カ行 「コ」」をタグに含むページは1つもありません。