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ノンタンになったネウ -- 名無しさん (2005-09-23 22 18 19) ラブラブなのネウ☆ -- 名無しさん (2005-09-24 02 13 15) やべぇ・・・。トロと間違えた・・・。ビビデダバビデダなのネウ -- ↑の名無しさん (2005-09-24 02 32 25) Ave糞から来ます田。訴えるよ -- 名無しさん (2005-09-26 18 28 44) のまネコだったのか -- 名無しさん (2005-09-27 12 07 39) 名前 コメント
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私「んっ……くぁあ……」 背骨を伸ばしながら周りを見るとまだ部屋は暗いままで、窓の外を見ても太陽は昇っていなかった。 珍しく夜中に目が覚めたようだ。 二度寝をしようにも目が冴えているし、起きていようにも暇でしょうがない。 私「どうしたものだろう」 誰かの部屋に行こうかと考えたが、今の時間は恐らくミーナも寝ているだろう。 こういうときに部屋に何もないと暇をつぶすことができない。今度絵本でも小説でも、暇にならない物をかってこようか。 そんなことを考えつつベッドから起き上がる。 私「……何か作るかな」 別に小腹が空いていたわけではないがベッドの上で寝転がっているだけ、というのも中々に辛いものがある。 余ったら今日の朝食にでも並べてやればいい。 テーブルの上のリボンを掴み、髪を結びつつ部屋の扉を開いた。 少し肌寒さを覚えながら一人で廊下を歩く。 自分以外に誰もいない廊下というのは音がよく響く。静かに歩いているつもりなのに足音が鬱陶しく感じる。 ドドドドド…… 突然の轟音、窓の外を見ると海が真っ二つに割れている。 私「坂本か」 この基地でこんな芸当ができるのは坂本1人しかいない。 目を凝らすとやはり坂本が見える。それにしてもなぜ岩に乗る必要があるのだろうか。 よく見ると宮藤も見える。何か坂本に言っているようだ。 私「まあ、言っていることは予想できるけどな」 正直、私は宮藤があまり好きではない。 理由なんてくだらないもので、昔の自分に似ているということだけだ。 私「……全てを守れるなんてあり得ないんだよ」 自分に言い聞かせるように呟くと、再び台所を目指して歩き始めた。 台所につくとまず冷蔵庫をあさる。 あるのは卵とジャガイモ、そして小麦粉に調味料が多数。 私「……補給日は今日だったか」 しかたない、あるもので作ってしまおう。 ジャガイモを3つと卵を1つ、小麦粉と塩と胡椒を取り出す。 まずジャガイモの皮をむき芽を取る。この辺は大体アバウトでいい、ただし芽はきちんと取る。 次にジャガイモを生のまま摩り下ろす。 ジャガイモを下ろし終わったら、小麦粉と卵、そして塩コショウ。ここもまたアバウトで。 そしてこれをよく混ぜ合わせる。出来れば手で。 適度に混ざったらフライパンを用意して熱する。 バターをフライパンにしいてペースト状になったジャガイモを焼く。 ある程度焦げ目がついたらひっくり返して、それを繰り返して完成。 私「失敗した……」 アバウトに焼き過ぎたのか、表面が黒く焦げついてしまっている。 これにトマトを乗せればネウロイ焼きの完成。……馬鹿か私は。 しかし食べ物を粗末にするわけにはいかない。 包丁で切るのもよかったが、横着して人差し指の指先でビームを放ち、昔扶桑で食べたお好み焼きのようにカットする。 私「久々に使った気がする」 数か月ぶりになるビームの使用に違和感を感じつつ、箸を持って一切れ口に入れる。 私「にっがぁ……」 焦げ目が舌がしびれるほど苦い。 甘党の私にとってこれはつらい。 だが自分が作ったものは自分できちんと始末をつけなければならない。 次々と口の中へとイモ焼を放り込んでいく。 数分後 私「うんうまいうまいようまい」 舌が麻痺してきたのか、段々と美味しく感じてきた。ついでに涙も流れてきた。 最後の一切れを口に入れようとした時―― 宮藤「あ、私さん……」 宮藤が台所へとやってきた。普段の彼女とは違いどこか落ち込んでいるように見える。 私「どうした宮藤、なんでここへ?」 宮藤「いえ何かいい匂いがしたんで……」 いい匂いって私には焦げた匂いしかしないんだが。 私「……食べるか?」 箸でつまんだイモ焼を宮藤へと差し出す。 少し躊躇ったが宮藤はイモ焼を口の中へと入れた。 宮藤「苦い、です」 私「そりゃあそうだ、焦げてたからな」 じゃあ食べさせるなと自分に言う。 宮藤「私さん……」 俯いたまま宮藤が私の名前を呼ぶ。 宮藤「わたし強くなりたいんです!」 私「……何故だ?」 わかりきっていることなのにわざと尋ねる。 宮藤「わたしみんなを守るために強くなりたいんです!」 坂本も苦労しているだろうに。 だから嫌いなんだ。考えを変えず、真っすぐなところが昔の私に似ているんだ。 私「みんなを守る、か」 宮藤「はい!」 私「無理だな」 別に彼女が嫌いだから言っているわけじゃない、彼女が誰かを守れないから言っているわけじゃない。 全てを守ることは無理なんだ。ただ、それだけ。 宮藤「でも……」 私「……そう落ち込むな。まずは一つの物を守りきれ」 宮藤「一つ……?」 私「そうだ。扶桑の言葉だったか? 二兎を追うものは一兎を得ず、だっけ? 全てを守ろうとして無理をすると全てが守れない。なら、まずは一つずつ確実に、だ」 宮藤の為じゃない、ただ彼女の夢は幻想だと思い知らせるためだ。 そう自分に言い聞かせ納得する。 宮藤「私さんの言う通り私には全ては守れません。……でも」 宮藤は顔を上げ私を真っすぐと見つめてくる。 宮藤「今は一つでも、絶対に守ります! みんなを守ります!」 ああ、だから嫌いなんだお前は。 どうしてそう真っすぐなんだ、どうしてあきらめないんだ。 ……守れなかった私には眩しすぎる。 私「……そうか」 私は立ち上がり宮藤の横を通る。 私「宮藤お前、強くなったな」 宮藤「えっ?」 片目を僅かにネウロイ化させてみると、魔力が溢れているのが見える。純粋な魔力の量なら間違いなく、私が見たウィッチ達の中で一番だ。 初めて出会ったときはそうでもなかったのだが、今見ると明らかに成長していた。 私「後悔だけはしないように、な」 逃げるように私は自室へと戻る。 台所から出る直前、後ろから『ありがとうございます』と声が聞えた。 部屋に戻ると変なのがいる。 人型で黒くてういてて足に変なのつけてておまけに耳まで生えている。 どうみてもネウ子です本当にありがとうございました。 ネウ子(君の悲しみを因数分解『バラ』してみようか?) 私「うるさい黙れ」 ご丁寧に窓が割れている本当にどうしてくれようこいつ。 ネウ子(もーノリ悪いなあ) 私の背中に抱きつくネウ子。 ネウ子(まあいっか。今日は君に頼みがあって来たんだヨね) 私「頼み?」 一体全体頼みって何だ。こいつの頼みごとって基本ろくでもないことが多い気がする。いや、気がするじゃなくて実際そうなんだが。 ネウ子(んー扶桑から大和って戦艦が来てるんだよね) 大体わかった、それを沈めて来いというわけか。それくらい自分でやれ。 ネウ子(おおっと! 別に大和を沈めてほしいってわけじゃないヨ?) 私「何故だ?」 尋ねるとネウ子は首をかしげる。 ネウ子(うーん、わかんないんだけど、なんとなーく大和は沈めちゃ駄目な気がするんだよね) 私「なんだそりゃ……」 ネウ子(まあ本題はこの大和とほぼ同じサイズの戦艦が、ロマーニャに向かってるってこと) 私「大和と同じサイズだって?」 そんな戦艦なら噂になっていてもおかしくはないはずなんだが。 ネウ子(そりゃ噂にもならないヨ。だってキミとボク達が侵略しきった国の、最後の戦艦だから) 私の脳裏に一つの国が思い浮かぶ。私がかつて育った国、私がかつて軍人だった国。 ――私がかつて裏切られた国。 私「……あの国か」 ネウ子(あの国、ボク達と戦う気はもうないみたいなんだけど……) 私「じゃあ放っておけばいいじゃないか」 ネウ子が首を横に振る。 ネウ子(ボク達を倒し終わった後、ロマーニャにその戦艦で攻め込んで国を再興しようとしてるみたいなんだ) あの国、全く変わってない。馬鹿の極みだ。 私「……となるとその戦艦の名前は」 ネウ子(だね、キミも完成した時はいたはずだよ) 私「ああ、最高に趣味の悪い名前だった」 ネウ子(ボクは大和側に攻撃を仕掛けるから、キミはその戦艦へと向かってほしい) 私「……泳いで行けと?」 ネウ子(いんや、ボクの知り合いが攻撃をしかけてくれるはずだから、多分この基地に救援要請が来ると思う。そのまま護衛ってことで乗りこめばいい) 私「……わかった」 ネウ子(ボクは向かってくる人間は好きだけど、後から漁夫の利を狙う人間は大嫌いなのさ) 私「相変わらずわからないなお前は」 ネウ子(褒め言葉だね。じゃあね、また来るヨ) そう言ってネウ子は割れた窓から飛び去って行った。 私「また人を殺すか……」 拳を握りしめ呟く。 自分を姉と呼んでくれる少女、真っすぐな少女、二人の姿が浮かんで消えた。 世界最強と謳われた兵器 特典は予約済みの鬼籍 その戦艦の名は 殺戮の女王(レーヌ・ミシェル)
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501宿舎 俺自室 朝 俺「クカー…カァー…」 エイラ「スゥ…スゥ…」 ネウ子「…ムニャ…」 いつの間にかダブルベッドになっている俺のベッドで、俺・エイラ・エフィの三人が一緒に寝ていた 俺とエイラがエフィを挟むようにして寝る。いわゆる川の字だ エイラは俺からもらった枕を使い、エフィはエイラの胸に顔をうずめている 俺は手をエイラの腰に回し、エフィごと抱き寄せている 時間がゆっくり流れる、平和な時間 <トントン ガチャ リーネ「俺さん?エフィちゃん?おきてまs……あ…」 リーネが起こしに来たが、三人は起きる気配がない 三人が身を寄せ合って寝ているのを目にしたリーネは、静かにベッド際に近寄った リーネ「…幸せそうな寝顔」 まるで親子みたい、と素直に思った リーネ「もうすこし、寝かせてあげよう」 三人はどんな夢を見ているのだろうか 第五話 "We want to say I LOVE YOU" エイラが良く俺の部屋で寝るようになった といっても、一緒に夜間哨戒したあとか、休みの日ぐらいだけど それ以外は大抵自分の部屋で寝ている サーニャが哨戒から帰ってきたときに、ベッドの上で出迎えたいんだそう 俺と恋人関係になっても、エイラのサーニャへの溺愛は相変わらずだ あの溺愛っぷりは……そうだな、親バカという言葉がぴったりだと思う。過保護ではない サーニャに嫉妬等はしていない。ちょっとうらやましいな、と思うことはあるが 見てて面白いというか、理想の信頼関係の一つだと思うし、 エイラを独占しようという気はない。嫉妬とか浮気とかそういうんじゃない そもそも、エイラとサーニャの関係は、そう易々と壊れるものじゃないだろう 今回は、その二人が喧嘩しちゃうお話です 空 戦闘空域 俺「あーめが降っても?」テュンテュン!! エイラ「キニシナイー」ダダダダ <キィィン!パリン!キィィン!パリン! 俺「やーりが降っても?」テュンテュン!! エイラ「キニシナイー」ダダダダ <パリン!キィィン!?パリン!キィィン?? 俺「なーにがあっても?」テュンテュン!! エイラ「キニシナイー」ダダダダ <パパパパリーン 俺とエイラが背中合わせで飛び、お互いの予知で敵の攻撃を回避、息の合ったロールの間に射撃 射線に敵が飛び込んでいく様とはこの事か。放たれた光弾と弾丸は正確に敵を撃ち抜いていた ここまで、二人ともシールドは使っていない この攻撃形態は、多数の小型相手の乱戦にはとても有効だった 未来予知系の固有魔法の持ち主で、互いがとても硬い信頼関係に無いとできない芸当だが 宮藤「エイラさん、俺さん。シールド使わないと危ないですよ」 『シールドだけが取り得』といわれている宮藤が近寄ってきて言う エイラ「アー?どこ見てんだお前ー」ブォォン!! 宮藤「あ!」 俺「よっと」ブォォン!! 急上昇したエイラの背中にぴったり付き、周りの子機へ光弾を打ち込んでいく。正確には、子機の未来位置へ エ・俺「ほ~らよっと!」ダダテュン!! <キン!!キン!!キン!!キン!!キン!!キン!!キン!!パリーン! 殲滅! 宮藤「す、すご~い…!」 …まずはその常時展開してるシールドをしまおうか? バルクホルン「あらかた撃墜したようだが…妙だな手応えがない」 坂本「敵の本体を探しているんだが…」 少佐が魔眼で周囲を索敵。隊のメンバーが集まっている そこにエイラと俺と宮藤が合流 宮藤「いつあんな技覚えたんですか?」 エイラ「スオムスにいた頃ダ」 俺「ある作戦のときに、ぶっつけ本番でな」 宮藤「ぶっつけ!?」 エイラ「俺から、『背中合わせで飛ぼう』って言われただけで、練習とかは一切なし」 俺「今思えば、良くうまくいったもんだよ」ハハッ ペリーヌ「少佐、まだ、健在だと?」 ルッキーニ「いつの間にかやっつけちゃったんじゃない?」 リーネ「コアを倒せば子機も消えるはずだよ」 坂本「…っ!」 少佐が振り返る。その先には バルクホルン「なんだあれは…!」 ペリーヌ「雲を突き抜けてますわ」 とんでもなくデカイタワー型ネウロイがいた 宇宙エレベーターを連想したのは多分絶対俺だけだろう 俺「どこまであるんだ、あれ?」 エイラ「さぁ?」 坂本「お前たちはここに居ろ」ブォォン ペリーヌ「少佐!」 少佐がタワー型にそって上昇していく 俺「っ」ブォン 赤目を使って、タワー型をスキャンする 一番上を見上げようとしたとき、 <キィィンッッ 俺「ぐぁっ…」ズキ エイラ「俺!?」 俺「大丈夫だ…大丈夫」 久々の頭痛。それも、電気が流れるようなものではなく、物理的に殴られるような痛みだった 俺(それと……何かが流れ込んできたような…) もう一度タワーを見上げる ……頭痛は来ない。何かが流れて込んでくるような感じもしなかった 俺(何かの勘違いか……?) 坂本「一時撤退だ。帰って作戦を練り直す」 戻ってきた少佐が言う ペリーヌ「ですが、まだ敵が…」 坂本「今日は遠出をしすぎた。そろそろ戻らないと、基地に辿り着けなくなるぞ」 帰り道 基地周辺の空 夕方 エイラ「…ニヒッ」 手に持っている何かを見ながら、エイラが笑う。かわいい 宮藤「なんですか、それ?」ブゥゥン それに気づいた宮藤が近寄る エイラ「ナ、ナンダヨ」ブゥゥン 距離をとるエイラ 宮藤「何かの葉っぱですか?何でそんなの持ってるんですか?」ブゥゥン 質問と一緒にさらに近づく エイラ「うるさいナァ!関係ないダロ!」ブォォン 回避 宮藤「見せてくれたって、いいじゃないですかぁ!」ブォォン 決着:エイラの逃げ勝ち 俺「お前ら元気だナァ…」ブォォン エイラ「大丈夫カ?」 俺「基地までは持つよ…疲れた」 宮藤「エイラさんも俺さんも、なんでそんなにすばしっこいんですか?」 エイラ「フフーン、すばしっこいだけじゃこうは行かないサ」 俺「エイラは未来予知の魔法が使えるんだ。俺も似たようなのが使えるが、エイラには負ける」 俺のは敵機の攻撃予測と未来位置予測限定だからな エイラ「ヘヘーン、自慢じゃないが私は実戦でシールドを使ったことが一度もないンダ!」 俺「俺は……対アカギ戦の時に使ったか」 無被弾ってやっぱりすごいんだな 宮藤「へぇ~…」 エイラ「私に言わせりゃ、あんなの頼ってるのは二流ダナ」フフン 宮藤「そ、そんな~!私はシールドだけが取り柄だって言われてるのに~!」 自覚してたんか……メイン盾? サーニャ『そんな言い方したらダメよ、エイラ』 エイラ「ん?」 インカムから歌姫の声がー サーニャ「おかえりなさい、みんな」ブォォン エイラ「サーニャ!」 宮藤「サーニャちゃん!」 一度すれ違い、反転。サーニャが編隊に合流する エイラ「~♪」パタパタ 尻尾ブンブン……かわいい 宮藤「そっか、これから夜間哨戒なんだ」 サーニャ「うん」 俺「今日と明日の連続だっけか?すまないな、俺も出らればよかったんだが」 サーニャ「良いんです。慣れてますから」 坂本「待て、サーニャ。今夜はいい。一緒に基地に戻れ」 サーニャ「? はい…」 坂本「…俺、ちょっと」 俺「あ、はい」 少佐が手招きする 坂本「お前と、エフィの力を借りたい。後で部屋に来てくれ」 俺「…了解」 タワー型の件だろうか 談話室 ピアノが置かれ、談話室らしさが出てきたというかなんというかな部屋 今はブリーフィングルームの役目を果たしていた 部屋の明かりが消され、スクリーンにプロジェクターの画像が映し出される 坂本「空軍の偵察機が撮ってきた写真だ」 バルクホルン「ノイズしか写っていないようだが…?」 坂本「これが今回現れたネウロイの本体だ。全体を写そうと思ったらこうなった。全長は30000mを超えると推測される」 バルクホルン「30000!?高さ、30kmってことか!?」 宮藤「え~と、それって富士山の…」 ネウ子「約7.944915254237288倍……タワーの、正確な、高さは、33333mだから……約8.827595338983051倍……もっと、正確には、」 宮藤「それぐらいで大丈夫だよ、ありがとう…」 少佐が一つ咳払いをしてから話を続けた 坂本「ゴホン…こいつが、毎時10kmという低速でローマ方面に向かっている。それよりやっかいなのは、こいつのコアの位置だ」 ここ、と指示棒で写真の一箇所――タワー型ネウロイの先端を指した バルクホルン「てっぺん?」 坂本「ああ、私がこの目で確認した」 俺(…) タワーの先端……コアを見上げたとき、俺の頭に何かが流れ込んできた あのあと、T-RIPチップのログやプログラムをあさってみたが、それらしいものは見つからなかった 俺(……何かの勘違いか…持病の頭痛がぶり返したか…) ペリーヌ「ですが、私たちのストライカーユニットの限界は、せいぜい10000m…」 バルクホルン「ジェットなら話は別だが……ん?」 ジェット、に何か引っかかるところがあったのか、大尉がエフィに振り返る エフィは中佐が操作しているプロジェクターに興味津々のご様子 バルクホルン「エフィ、お前なら30000mまで上がれるんじゃないか?」 ネウ子「キュ!?」 シャーリー「そうか!エフィのネウロイユニットなら楽々…」 俺「そいつは無理だ」 シャーリー「な、なんでだよ!」 俺「忘れたか?エフィはあくまで保護対象だ。前線に出すわけには行かない。それに」 エフィのほうを見て、アイコンタクトを送る ネウ子「急進派に、私の…穏健派の生き残りの、存在が、知られては、ダメ」 バルクホルン「なに?」 俺「急進派…ヴェチツィアの巣のネウロイの目的は、穏健派の掃討とロマーニャ占領。トラヤヌス作戦で穏健派は掃討されたはずだった」 ネウ子「でも、私だけ、生き残った…」 俺「生き残りがここに居ると分かったら、エフィを始末しに攻撃を仕掛けてくる。この基地をピンポイントで」 シャーリー「マジかよ…」 バルクホルン「なぜ黙っていたんだ、エフィ?」 すこし怒気の混じった声で大尉が問い詰める 俺だってついさっき、少佐と作戦を立てているときに聞かされた エフィが俺にまで隠した理由…そいつは単純だった ネウ子「………――で…――と………て……」 バルクホルン「?」 ネウ子「……自分で、何とかしようと、思って……皆に、迷惑、掛けたくなくて……でも、出て行く、勇気も、なくて…」 一同「!」 ローマから帰ってきたあと、少し落ち着きがなかったのはこのせいだったのかもしれない 自分のせいで、ウィッチーズの皆に被害が出るのでは……逃げたとしても、何かしらの形で隊や街に被害が出る 不安に押しつぶれそうになり、一人でなんとしようと抱え込んで、悩んで…… 俺(なんで、手を差し伸べてやれなかったのだろう…俺はエフィの保護者で、理解者で……兄、家族も同然なんじゃないのか!?) 重い沈黙を破ったのはエフィだった ネウ子「ごめんなさい……」 バルクホルン「…謝らなくていい……」 ネウ子「でも………――っ」 バルクホルンがエフィの頭に手を乗せ、ゆっくり、やさしく、撫で始めた バルクホルン「私たちは、ウィッチだ。何があってもお前を守る。追い出したりなんかしない」 ネウ子「キュゥ……でも、私が、居たら…みんなに、迷惑が……」 エイラ「…迷惑なんかじゃない」ガタッ ピアノの椅子にサーニャと二人で座っていたエイラが、突然立ち上がり言った エイラ「信用してなかったり、迷惑だと思ってたら、最初から基地に入れないはずダ」 そうダロ?と言いたげな視線を俺に向ける。とりあえず微笑み返しておいた ネウ子「でも………でもっ………」 今にも泣きそうな声でエフィが言う。体の構造上、実際に涙は流せないが、泣きたい気分には違いない 俺「エフィ……」ギュッ ネウ子「…!」 エフィをそっと抱きしめる 俺「一人で抱え込まないでくれ…軽々しく出て行くなんて言わないでくれ……俺は、お前の…保護者で………」 くっそ!うまく言葉が繋がらない!こんなときに!戦闘技術以外の教育を受けていない自分の語彙力が恨めしい! なんて言えばいい?俺とエフィ……いや、俺たちとエフィの関係を表す的確な表現…… エイラ「家族、ダロ?」 俺「!?」 俺の心を見たのか?というくらい的確な言葉だった ネウ子「家族………」 ネウロイに家族という言葉、関係の重みが理解できるかは分からないが、 バルクホルン「そうだ。家族だ」 そうとしかいいようがなかった 俺「そう…家族は助け合うもんだ。何がどうなろうと、俺はお前を見捨てない」 ネウ子「キュ…」 俺「一人で悩んだり、抱え込んだりしないで…俺たちに甘えてもいいんだぞ」 ネウ子「……キュゥ…」ギュ エフィが俺に抱きついてくる。俺はそれをしっかり受け止めた なぜだが分からないけど、今のエフィは、泣いている様な気がした… エイラ(ぐぬぬ…) 悪いこととは分かっていても、エイラはエフィへの嫉妬心を抑えられなかった エイラ(俺とエフィは兄妹みたいなもの…恋愛感情はない……嫉妬する必要もない……) はずなのだが、エフィを抱いている俺の顔は、今まで見たことないくらい優しくて… 私に向けたことのない顔をエフィにするのが、なんだか悔しくて… あの二人は、兄妹や恋人を越えた関係で結ばれているようで……その関係がちょっとうらやましくて エイラ(あれ?そういえば私…俺に愛してるって言われたことない…) 自身から俺に言ったこともないが、恋人同士になって早八ヶ月ほど。電話越しでも愛してると言い合ったことがない エイラ(……大丈夫カ?私たち……?) メインヒロイン()の心配をよそに、俺とエフィ、少佐を中心にブリーフィングが再開された 坂本「それでだ、タワー型を撃破する具体的な方法なのだが…こいつを使う。ロケットブースターだ」 プロジェクターからまた新しい画像――ブースターの設計図が表示される 宮藤「これがあれば、コアのあるところまで飛べるんですか」 バルクホルン「いや、そんな単純な話ではないはずだ」 ミーナ「ええ、ブースターは強力だけど、一度に大量の魔法力を消費するから、短時間しか飛べないわ」 シャーリー「だったら、あたしたち皆で誰かを30000mまで運べばいい」 俺「当たりだ……俺は使えんがな」 エイラ「な、ナンデ?」 俺「俺の魔力はごく微量。すぐに魔力を使い切っちまう」 ストライカーは省魔力と生体電気の助けを借りて動かしていたが、ブースターはそうは行かない エイラ「つまり、作戦には不参加ってことカ?」 俺「いや、別の形で関わらせてもらう」 プロジェクターがまた別の画像を映し出す バルクホルン「これは?」 坂本「対タワー型ネウロイ用に俺が急遽開発した武装だ」 俺「開発というよりは改造ですね。ハマーの弾頭にプラズマガス詰め込んだだけの簡単なものですし」 詳しい解説をしていこう フリーガーハマーの弾頭にプラズマガスを詰め込んだだけ。確かにそうなんだが、それ以外の機能もある 一つは誘導機能 魔力が動力の誘導装置を無理やり載せた ノイエカールスラントで開発中だった物で、名前は「ルールシュタールX-4」。Me262と一緒に開発されていたらしい もう一つは近接信管 タワー型のコアは小さくて狙いづらく、確実に当てられる保証はないためつけた ガスのおかげで単純な威力は大幅に上がり、誘導機能と近接信管で直撃させられる可能性は上がった しかし、さまざまな機能にスペースを取られ、推進用燃料の搭載量は少なくなってしまった つまり、使用者はかなり敵に近づいて撃たなければいけない エイラ「それで…フリーガーハマーってことは、今回の攻撃担当は」 坂本「お前の思ってる通りだ…サーニャ、お前が適任だ」 サーニャ「!」 俺「危険なのは承知の上だ…頼めるか」 サーニャ「…はい」 エイラ「ハイハイハイ!だったら私も行く!」 光の速さでスタンダップしたエイラが身を乗り出して言う 坂本「うむ…時にエイラ、お前、シールドを張ったことはあるか?」 エイラ「シールド?自慢じゃないが私は実戦でシールドを使ったことが一度もないんだ」ドヤァ 坂本「なら無理だ」 エイラ「ウン、ムリ(・x・)ダナ…………あれ?」 ミーナ「そうねぇ、こればっかりは…」 エイラ「ナ、ナンデ…」 俺「さっきも言ったろ?ブースターは一気に魔力を消費する。飛行と攻撃に魔力を取られて、防御に回す分がないんだ」 坂本「おまけに成層圏という極限環境における生命維持も必要…そこで、サーニャを守る盾となるものが必要なんだ」 エイラ「わ。私は別にシールドを張れないわけじゃないゾ!」 俺「でも実戦では?」 エイラ「使ったことがない!」ドヤァ 俺・坂・ミ「…はぁ」 沈黙 エイラ「…ナ、ナンダヨ!ナンカ言えヨ!///」 俺(………焦るエイラかわええ)ホッコリ ナチュラルにイチャつく二人を尻目に、坂本は視線を宮藤に移した 坂本「宮藤、お前がやれ」 宮藤「は、はい!………へ?」 坂本「もっとも強力なシールドが張れる、お前なら適任だ」 宮藤「は…はい………ん?」 視線を感じ、振り返った正面には エイラ「ぐぬぬぬぬぬ……」 宮藤「え?え~!?」 餌を横取りされた野良犬状態のエイラが居た ネウ子「エイラ姉さん、落ち着いて…」オロオロ 俺「そうだ、とりあえず落ち着け………って、姉さん?」 エイラ「姉さんって…ナンダヨ急に…」 ネウ子「ダメ………?」 エイラ「ウッ///…………ダメ…じゃ、ないけど……ナンカむず痒いィィィ!!///」 真っ赤になって悶えるユーティライネン家の次女 俺「…」ホー この人にとっては目の保養みたいです ちなみに、サーニャのことは、サーニャお姉さんと呼ぶみたい サーニャ本人はそう呼ばれて、ちょっと戸惑ってたけど、嫌ではなかった様子 …あ、バルクホルンのことは相変わらずお姉ちゃんって呼んでる 数時間後 俺自室 俺「ふぃ~」ワシャワシャ サウナ上がり、濡れた髪をタオルで拭きながら自分の部屋に入る ここのサウナはちょっと狭い。それと、やっぱりというか、トントが居た 俺(俺の事知ってたみたいだし、エイラが連れ込んだのかな) 今度サルミアッキを持って行こう 俺「さて、そろそろ寝るか…ってエフィはもう寝ちゃってらぁ」 ネウ子「…ムニャ…」 俺のほうのベッドで寝てるのは、もはやいつものことなので気にしない 俺「よいしょっと」ドサ タオルを首にかけ、ベッドに腰掛ける 俺「良く寝てる」 エフィの頭を軽く撫で、起こさない程度にほっぺをムニムニする 俺(抱きしめたときも思ったけど、やわらけぇ、人のものとしか思えん) 形状記憶合金とか液体金属の類なの?どうやって人の皮膚の柔らかさを再現してるの? 俺「」ムニムニツンツン ネウ子「ん…ムニュ……ふぁ……や…///」 ちょっと色っぽい声を出しながら身もだえする 俺「……」 その時 <ガチャ エイラ「俺ー、いるかー」 俺「うぉぅ…あ、なんだエイラか」 エイラ「ナンダとはナンダヨー」 エイラが入ってきた。なんつータイミングだ…エフィに発情しかけちまったぜ 俺「エフィがもう寝ちゃってるから、静かに頼む」 エイラ「オッケー。それで、話があるんだけど、いいカ?」 俺「話?いいけど…まぁ、座れや」 ベッドの上をぽんぽんと叩く エイラ「アリガト。で、話なんだけどさ」 俺「うん」 エイラ「シールド張る練習、手伝ってくれないカ?」 俺「…お前、あきらめてなかったのか?」 エイラ「だって…考えてもみろよ!ミヤフジがサーニャを取っちゃうかもしれないダロー!」 俺「取る取られるって…お前らそういう関係じゃないだろ」 エイラ「じゃあ俺は、エフィがバルクホルン大尉と一緒にローマに出かけてもいいのカ?」 俺「………エフィが危ない」 エイラ「ダロ?どうしたらその結論に至るのかは置いといて」 俺「まぁ、練習の手伝いをするのに異論はないけど、具体的にどんな練習をするんだ?」 エイラ「ソウダナ……私を撃ってクレ」 俺「…………はい?」 翌日 俺「……危なくないか?」 エイラ「このほうが本気で練習できる」 俺「確かにそうだけど…」 基地上空。中佐に飛行許可をもらい、シールドの特訓中だ 俺が防御対象で、攻撃役の攻撃をエイラが防ぐ。というもの で、その攻撃役が、 ネウ子「いくよー」ブンブン 数十メートル向こうで元気良く手を振っている彼女である 足をネウロイユニット化させて空を飛び、手先もネウロイ化し、いつでもビームが撃てる体勢だ シールドの特訓をするんだ、と言ったらすぐに、手伝わせて欲しいと言ってきた 俺(……訓練とはいえ、身内に撃たれるのはいい気分じゃないな) エイラ「ドンとこーい!」 ネウ子「キュィィン!!」ビームッ! 前に突き出したエフィの手からビームが放たれる 赤い光線はまっすぐこっちに向かってくる 当たる直前にエイラがシールドを張り…… エイラ「ヒョイ」ブォォン 俺「よっと」ブゥゥン <ビィィム!! エイラ「ホッ」ブゥゥン 俺「そらっ」ブォォン <ビィィム!! エイラ「ヨッ」ブォォン 俺「ていっ」ブゥゥン 全弾回避 俺「さすがだな、エイラ!」 エイラ「いつも通りダナ、俺!」 思わずハイタッチしようとした瞬間 ネウ子「避けちゃ、特訓に、ならないでしょ!!」クワァッ 俺・エ「……サーセン」シュン エフィに本気で叱られました 基地 テラス エーリカ「うわぁ~、あんなの私にもできないよ…」 バルクホルン「その才能が仇になるとわな」 エーリカ「あ、またやるみたいだよ」 <ネウ子「今度は、真面目に!」 そういってから、もう一度ビームを放つ <ビィィム!! <エイラ「……………ヨッ!」ブォォン <俺「……………フンッ!」ブゥゥン 息ピッタリの回避 <ネウ子「……」 <俺・エ「……」 <ネウ子「……」ビィィム!ビィィム!!ビィィム!!!ビィィム!!!! <俺「無言で乱射してきたぞ!」ブォォン! <エイラ「さっきより威力上がってないカ!?」ブゥゥン! それでも避ける二人。さすがは未来予知能力持ち そんな三人を見て、地上の見学者がふと漏らす エーリカ「ねぇ、トゥルーデ」 <俺「エフィ!落ち着けって!」 バルクホルン「なんだ?」 <エイラ「ソウダゾ!おちつけよ!」 エーリカ「あの三人って、なんか家族って感じだよね」 <ネウ子「キィィィン!!」 バルクホルン「……不真面目な両親に説教をする娘…?」 <俺「本気で怒ってるぞ!」 エーリカ「そうそう。その言葉だけならまだ微笑ましいかもしれないけど」 <エイラ「ウェ!?今のはやばかったぞ!?」 <ビィィム!! <俺「乱射の次は極太かよ!?」 バルクホルン「……あれはもはや、説教とか喧嘩以上の何かだな」 エーリカ「ねー」 その後、エフィは気が済むまでビームを撃ち続け、 エイラと俺はそれを全部回避し、 着陸後に三人仲良く中佐にこってり絞られたそうな エイラ・サーニャの部屋 エイラ「はぁ…」 結局一度もシールドを張れずに終わってしまった エイラ(このままじゃ、本当にサーニャをミヤフジに取られる…) 自分の部屋に入ると、椅子にコートがかけられているのが目に入った エイラ「これって…」 サーニャ「エイラの、コートでしょ?」 思わず手に取ったら、クローゼットをあさっているサーニャが話しかけてきた サーニャ「成層圏は、寒いから」 エイラ「そっか、そういやこいつも久しぶりダナ」 ヨロイネン観測所に居た頃、よく着ていたものだ サーニャ「それで、どうだった?」 エイラ「?」 サーニャ「俺さんとエフィちゃんの特訓」 エイラ「ナ、ナンダ、知ってたのカ」 まぁ、あれだけ騒げば当然なのだが サーニャ「うまくできた?」 その、わずかに期待の混じった、何の疑いもない、純粋な目を、私は直視できなかった エイラ「あはは…ムリ、ダメだった…」 サーニャ「そう…」 少しがっかりした顔をする その彼女の手には、いくつかのマフラーが握られていた。首にも一本かけている エイラ「あれ、マフラー、そんなにもって行くのカ?」 サーニャ「これ?エイラと私と、芳佳ちゃんの分よ」 エイラ「ミヤフジの!?」 できれば聞きたくない名前が出てきた サーニャ「芳佳ちゃん、扶桑から何も用意しないで来ちゃったから、貸してあげようと思って」 エイラ「そうか…」 このとき、サーニャの首にかけられているマフラーが、 去年のクリスマス。俺に告白したあの夜にプレゼントした、赤いマフラーだと気づいていたら、 少しは、嫉妬と苛立ちを抑えられたのかもしれない サーニャ「エイラも、張れるようになるといいね…シールド」 エイラ「ムリだよ…」 サーニャ「え…?」 エイラ「やっぱり、慣れないことはするモンじゃないナ」 サーニャ「エイラ、諦めるの?」 エイラ「…できないことを、いくらがんばったって、仕方ないじゃないか…」 サーニャ「できないからって、諦めちゃだめ!…諦めちゃうから、できないのよ…」 悪気なんてこれっぽっちもない、素直な労いの言葉。私を元気付けようとかけた言葉なのは分かる でも、今の私には、その言葉の本当の意味は分からなくて、ただ心に堪えただけで… 耐え切れなくなり、私はサーニャに背を向ける 積もり積もったイライラと、心の奥の黒いものが合わさり、思わず感情的な言葉を吐いてしまった エイラ「だったら最初からできるミヤフジに守ってもらえばいいダロ!!」 言った後、なんて馬鹿なことを言ってるんだ、と思った サーニャ「!……エイラのバカ!」 振り向き様に一言、 エイラ「サーニャの分からず屋!………――っ!」 その言葉に返ってきたのは、 エイラ「!」バフッ……ドサッ 俺に無理を言って買ってきてもらって、サーニャにプレゼントした枕だった 避けようと思えば避けられたのかもしれない でも、私は避けなかった…避けられなかった サーニャ「……………!」 愛しの彼女が、辛そうで、悲しそうで、怒りの混じった、今にも泣きそうな顔をしていたから サーニャ「!………――っ」ダッ エイラ「あ……」 逃げるように部屋から出て行ったサーニャの目に涙が浮かんでいたのを、私は見逃さなかった ――………追えよ… ――追うんだ……追って、謝って、抱きしめるなり何なりしろ! ――ほら、追えよ!追えってんだ!! もう一人の私が心の中で叫ぶが…… エイラ「サー……ニャ……」 私の足は、凍りついたように動かず、 エイラ「……」ジワ ただ、立っていることしかできなかった 基地 書庫 ネウ子「……」ペラ 窓際の椅子に座り、分厚い本をめくるエフィ 傍らには、平積みされた本が置いてあった すべて、心理学や人類の歴史、文化に関係する書物だ 一冊だけ恋愛小説が交じっていたのは触れないで置こう ネウ子「ふぅ…」パタン 読み終わった本は、机の上に無造作に置く… 様に見えて、エフィなりの評価順に置かれていた 今の本は…あんまり面白くなかったみたい ネウ子「?」 ふと、窓の外を見ると、サーニャが基地外周をとぼとぼと歩いていた いつもと様子が違う。直感でそう感じたエフィは、 ネウ子「よっと」ヒョイ 何のためらいもなく窓から飛び降りた 基地外周 <ヒューン…シュタッ! サーニャ「ひっ!?」ビクゥ 歩いていたら空から女の子が降ってきた。な、何を言っt(ry ネウ子「落ち着いて、私」 サーニャ「え、エフィちゃん…どこから落ちてきたの?」 ネウ子「上」 指差した先には、開けっ放しの窓があった。あそこ三階だよね? サーニャ「大丈夫なの?」 ネウ子「ネウロイだから」ニコッ そんな素敵スマイルで言われても… ネウ子「サーニャお姉さん…何か、あったの?」 サーニャ「え?」 ネウ子「なんか、元気、ない」 …ネウロイにも分かるほど、落ち込んでたのか サーニャ「……エイラがね」 ネウ子「エイラ姉さんが、どうか、したの?」 話し始めるのと一緒に、再び基地外周を歩き始めた エフィもサーニャのあとに続く サーニャ「…エイラと、喧嘩しちゃったんだ」テクテク ネウ子「喧嘩…」 サーニャ「そう、喧嘩…」 ポツポツと、今日の出来事を話し始めた エイラがシールドを張るのを諦めたこと 励ましたつもりが、逆に怒らせてしまったこと プレゼントしてくれた枕を、エイラに投げつけてしまったこと すべて話し終わったとき、二人は庭園のベンチに座っていた サーニャ「それで…走って逃げてきちゃって…」 ネウ子「…サーニャお姉さんは、エイラ姉さんと、飛びたいの?」 サーニャ「私は…」 ネウ子「もしかしたら、エイラ姉さんに、どうして、欲しいのか、言って、ないんじゃない?」 サーニャ「あ…」 確かにそうだ。ただ励ますだけで、エイラに自分がどうして欲しいのか、一言もちゃんと告げていなかった ネウ子「あなたは、やさし、すぎるから」 サーニャ「エイラだって、やさしいもん……///」 照れ隠しに変な事を言ってしまった ネウ子「………サーニャお姉さんは、エイラ姉さん、のことが、好きなの?」 サーニャ「え?」 どうなんだろう……その『好き』っていうのは多分、恋愛感情のことだろうけど… サーニャ「エイラは、大切な人よ」 ネウ子「つまり…好きなの?」 サーニャ「ううん、好きとか嫌いとか、そういう単純な関係じゃないの」 ネウ子「?」 友情でも愛情でもない。それらを超越した関係 エフィちゃんは分かってないみたいだけど、 サーニャ(あなたと俺さんも、似たような関係なのよ) サーニャ「エフィちゃんは、俺さんのことが好きなの?」 ネウ子「キュ?」 想定外の質問を振られ、エフィが首をかしげる サーニャ「いつも一緒に居るし、お互い信頼しあってるじゃない」 ネウ子「……………わからない」 かなりの間があっての返答 ネウ子「人を、好きになる。というのは、わかる。本で、読んだ。でも、私が、彼を、好きなのかは、分からない」 空を見上げるように顔を上げ、つぶやく様に言う サーニャ「でも、嫌いじゃ、ないでしょ?」 ネウ子「………言いたいことが、わかった…確かに、単純な、関係じゃ、ない」 そう言ったあと、サーニャのほうを向き、わずかに微笑む 俺との関係を指摘されたことへの照れ隠しなのか、良い話の持って行き方だ、という意味なのか サーニャ「……フフッ」 ネウ子「……ハハッ」 どちらともなく笑い出し、 気づいたときには、私の胸のわだかまりは、かなり楽になっていた
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501基地廊下 あれから数日、特に何も変わりは無く、普段と変わらない生活が続いている。 今日も私は朝から食事や洗濯を済ませ、そして掃除といういつもの仕事をこなしていた。 ウィッチたちも普段と変わらず訓練をしていたが、これまた普段通りやってきたネウロイの撃退に先ほど向かった。 数が普通よりは多いので全員で向かったようだ。 私「どうやらまだみたいだな」 今回ネウ子が用意したのは小型を11機。 特殊能力も再生能力も持っていない、ただの観察用(しかもウィッチ1人1人を)のネウロイだ。 本気で戦うならあいつは戦艦クラスを3機4機軽々と作り出せる。 私「……ふぅ」 ため息をつく。 疲れたからなのか、それともまだ彼女達と戦わなくていいのかという安堵からなのかはわからない。 私「このままずっとだったら良いのにな……」 通信兵も整備兵も誰もいない廊下で呟く。 私「終わったか」 ネウ子のネウロイの反応が消えた。 本気でなかったのも大きいが、ウィッチ達も成長してきているのもあるだろう。 予想していたよりもずっと決着が早く着いた。 これはネウ子もうかうかしていたらやられるかもしれない。 私(まあ、その時は私もいるけど) 掃除を中断して食堂へ向かう。 帰ってきたら休めるように、飲み物でも作っておこうか。 ペリーヌとリーネは多分紅茶でいいはず、宮藤と坂本は扶桑茶で……残りは聞かないとな。 私「……ん?」 唐突に嫌な気配を感じた。 私「誰だ……これは……」 巣の方向に1つ、ウィッチ達の方へ向かうのを1つ感じた。 ネウ子でも友人でも無い。全く感じたことのない反応。 コアの大きさからして巣の本体ではないようだが、大型ということはわかる。 ネウロイはどうやらウィッチーズたち目がけて飛んでいるようだ。 このままだと多分あと十数分で接敵する。 大型だが特殊能力は恐らくない。再生速度も普通より早い程度だと思う。 私「……大丈夫だろう」 2、3人といった少人数ならまだしも、今は11人全員がいる。 そしてその11人は全員が各国のエースというほぼ無敵部隊だ。一人例外がいるけど。 負けるわけがない。 そう思うが、思いたいがどうしても胸騒ぎが消えない。 私「っ!?」 3つに反応が増えた。 全て大型という訳ではないが、何かがおかしい。 私(ウィッチ達がやられても私はそれでいいはずだろう!? 決めたはずだろう!?) 脳内で何度も叫んでも、足は今にも駆けだそうとしている。 私(みるだけだ、ウィッチ達がやられるところを見に行くだけ!) 心の中は違うとわかっている。しかし言い訳せずにはいられなかった。 私は持っていた箒を投げ捨てると、ウィッチ達のいる海域へと向かった。 20分後海上 足を強化して海を駆ける。 ハンガーに行ってユニットを履く時間も惜しかった。 私「……今のところはウィッチが優勢か」 私が海を走り始めたころに1機、先ほどまた1機倒されたのがわかった。 残ったのは最初に感じた大型ネウロイ。 私「見えっ……!?」 視線の先には11人のウィッチ達と、巨大なネウロイ。 ネウロイは戦闘機や戦艦といった形を取っておらず、生物の鳥のような形をしている。 私「なんだアレは……」 今までに200オーバーのネウロイを倒してきたが、あんなネウロイを見るのは初めてだった。 それにあんな形のネウロイを作る奴に出会ったことが無い。 やはり何かがおかしい。 それでも流石エース集団といったところか、不気味なネウロイを臆することなく戦っている。 必死なのかどうやら私に気付いていないようだが、下手に集中力を乱されても困るので丁度いい。 ビキィ! 空にひときわ大きな音が響いた。 どうやらネウロイのコアが見えたようだ。コアがころころ移動していたらしいが、ようやく止まったらしい。 様々な角度からウィッチ達が攻撃をしかけようと接近する。 私「っ!? 全員離れろ!」 聞えているかわからないがありったけの声で叫ぶ。 一瞬だったが、コアから攻撃の際に出る反応を感じた。 翼部分が全て紅く染まり、四方八方にビームが発射される。 どうやらエイラが私と同じようなことを言ったようで、何とか当る前にシールドを張ったり回避することが出来たようだ。 私「……!?」 無事に思えたがよく見ると一人のユニットの片足から煙が出ている。あのビームが掠ったのだろう。 私「あれは……ルッキーニか!?」 私が彼女を見間違えるはずが無い。 信じたくないがルッキーニのユニットから煙が出ていた。 ネウロイもそれに気付いているのか、ビームをルッキーニに集中的に浴びせている。 ほかのウィッチ達が援護に行こうにも、未だに攻撃は激しく避けたりシールドを張ったりするのに精いっぱいのようだ。 こんなことならユニットを履いてくればよかった。シールドを張る程度ならばれることも無かっただろうに。 心の中で後悔しながら戦いを見守る。 少しずつだが、ルッキーニのシールドが押され始めた。更にユニットから出る煙の量が増す。 そして―― ボンッ! 爆発音と共に、ユニットが限界を迎えた。 海へと落下するルッキーニ。 するとネウロイは突然攻撃を止め、ウィッチ達から距離を離す。 キュウウウウウン! 耳を劈く鳴き声と共に、ネウロイはルッキーニ目がけて突進を始めた! 嘴が鈍く光る。 私「アレで突き刺すつもりか!」 ウィッチ達が助けようと近づこうとするが、再びルッキーニ以外のウィッチ達にビームを撃ち始めた。 これでは近づくことも出来ない。 このままでは間違いなく死んでしまう。 私(あ……ああ……うああああああああああああ!) 目の前が真っ白に染まって気が付くと―― 腕の中にはルッキーニがいる。 ああ、やっぱりこうなった。 こうなるなら最初からやっておけという話だ。 ホントこういう時の決断の遅さは相変わらず変わっていない。 ルッキーニ「え……?」 不思議そうにルッキーニが見上げる。 私「無事か?」 ルッキーニ「え、な、なんで!?」 私「体、どこも痛くないか?」 ルッキーニ「う、うん……でも、あたしさっきまで……」 ルッキーニが視線を横にやる。 ルッキーニ「うわぁ!?」 驚くのも無理は無い。目の前にネウロイの顔があるのだから。 私「ああ、ちょっと待ってろ……」 腹部に刺さった嘴を、右手で力任せにへし折った。 私「直ぐに終わらせる」 ルッキーニ「わ、私! お腹!お腹が!」 泣きそうな顔でルッキーニが叫ぶ。 私「気にするな」 嘴を失い叫んでいるネウロイの眉間へと一気に近づく。 そして右手をそっと眉間に当てた。 私「……終わりだ」 ガギン! へヴィパイクの音と共に、ネウロイは全身を白い破片にしながら落ちていく。 その中にコアを発見し、指先からビームを撃ち破壊した。 ルッキーニ「……」 ルッキーニは何も言わない。多分、頭の中で整理ができていないのだろう。 ミーナ「私さん……」 振り向くと10人が信じられない物を見るような顔で私を見ていた。 ミーナ「私さん……貴女は……」 私「……そうだ。私はネウロイ、お前達人間の敵だ」 私の言葉にバルクホルンが銃を構える。 バルクホルン「わたしたちを騙したのか!」 私「そうだ」 バルクホルン「貴様!」 シャーリー「待てバルクホルン!」 撃とうとするのをシャーリーが止める。 シャーリー「ルッキーニがいるんだぞ!?」 バルクホルン「……ッ」 にらみながらバルクホルンは銃を下ろした。 こちらとしてはルッキーニを人質に取る気はないが、まあいいとしよう。 宮藤「嘘……ですよね?」 私「本当だ。見ただろうお前も」 宮藤「だって、私さんわたしに色々と教えてくれたじゃないですか!」 右手を上げ宮藤にビームを撃ちこむ。 もちろんシールドに阻まれたが。 私「これでもか? 何度も言うが私はお前達の敵だ」 ルッキーニ「待ってよ!」 腕の中でルッキーニが叫ぶ。 ルッキーニ「なんで敵ならあたしのこと助けたの!? あのまま放っておけばよかったんじゃないの!?」 私「それは……」 その時、巣の方で止まっていたネウロイの反応が大きくなった。何かあったのかもしれない。 しかし、私は彼女達と決別しなければならない。 決断をしなければならない。 私は―― 私「……」 彼女達と決別することを選んだ。 ルッキーニの顔を引き寄せ、唇にキスをする。 私「……」 ルッキーニ「ん”ー!?」 柔らかくて甘い味がするような気がするが、今はそんなことを感じている余裕はない。 これは予想外だったようで全員呆然とした顔で私達を見ている。 数十秒ほどのキスをして、ルッキーニはぐったりとしている。 ……今思うと、コレするだけなら別にキスじゃなくてもよかったような。 私「シャーリー」 シャーリー「あ、ああ」 私「ルッキーニを返そう。こっちに来てくれ」 顔を赤く染めながら近づくシャーリーに気絶したルッキーニを渡す。 私「……馴染むな案外」 シャーリーがルッキーニを抱えて、ある程度離れたのを確認すると、右手を上げシールドを展開する。 何層にも重なったシールドが目の前に現れた。 坂本「そ、それは!?」 私「ルッキーニの魔力だが、あらかた奪わせて貰った。もう飛ぶことも出来ないだろうさ」 もう戦う必要もなくなったな、と小声で言ったが多分聞えたやつはいないだろう。 私「……さっきの戦いをみてわかったと思うが、お前たちじゃ私に勝てないだろう」 実際やったらどうなるかはわからない。まだ未知の部分が多いのでハッキリとしない。 私「だが、私も一応恩は感じている。……一カ月だ」 人差し指を立てて見せる。 私「一カ月待とう。その間にストライクウィッチーズを解散することだ。国に戻るのも他の部隊に行くのも自由だ」 10人に背を向け、ネウロイユニットに力を込める。 私「……その間、私は巣のネウロイに言って決して攻撃を仕掛けないようにしよう。ただし、そちらから攻撃を仕掛けた場合は容赦なく反撃をさせてもらう」 後ろを振り返ることはせず、私は巣に帰ることにした。 ネウロイの巣 巣に到着する前、初めて見る人型ネウロイがどこかへ飛んでいくのが見えた。 多分、あれがあの鳥のネウロイの本体なのだろう。 私「ネウ子ーいるかー」 中央にたどり着くとネウ子を呼ぶ。 ネウ子(お帰りー……ああ、キミはこっちを選んだんだね) 何故か手にお盆と湯のみを持ったネウ子が現れた。 あのネウロイに出したのだろうか。 私「……まあな」 ネウ子(もう少しだけ自分の欲望に正直に生きればいいのに、律儀だねキミは) 私「……そんなことより、さっきのネウロイは誰だ?」 ネウ子(あーアレがボクたちの指揮官役。もうちょっかい掛けないようにって、しつこく言ったからもう来ないよ) 私「そうか、それならいいんだ」 約束しておいて別のネウロイが攻めてきたらどうしようもない。 私の顔をネウ子は覗き込む。 ネウ子(わたしはキミに従う。どんな結末だろうとね) 私「……悪いな」 ネウ子(んもー! ボクとキミの仲じゃないか!) バンバンとネウ子は私の背を叩く。 いつもなら迷惑だが、今は少し嬉しい。 私「それにしても、なんというかウィッチ達は律儀だな。後ろ向いてたのに攻撃しないとは」 ネウ子(えっ? 気付いてないの?) 私「何がだ?」 首をかしげて訊ねる。ネウ子は信じられないといった表情をしている(と思う) ネウ子(だってキミさ) どこからともなくネウ子が取り出した鏡で、私は言葉を失った。 ネウ子(ものすごい泣いてるんだもん)
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501基地廊下 あれから数日、特に何も変わりは無く、普段と変わらない生活が続いている。 今日も私は朝から食事や洗濯を済ませ、そして掃除といういつもの仕事をこなしていた。 ウィッチたちも普段と変わらず訓練をしていたが、これまた普段通りやってきたネウロイの撃退に先ほど向かった。 数が普通よりは多いので全員で向かったようだ。 私「どうやらまだみたいだな」 今回ネウ子が用意したのは小型を11機。 特殊能力も再生能力も持っていない、ただの観察用(しかもウィッチ1人1人を)のネウロイだ。 本気で戦うならあいつは戦艦クラスを3機4機軽々と作り出せる。 私「……ふぅ」 ため息をつく。 疲れたからなのか、それともまだ彼女達と戦わなくていいのかという安堵からなのかはわからない。 私「このままずっとだったら良いのにな……」 通信兵も整備兵も誰もいない廊下で呟く。 私「終わったか」 ネウ子のネウロイの反応が消えた。 本気でなかったのも大きいが、ウィッチ達も成長してきているのもあるだろう。 予想していたよりもずっと決着が早く着いた。 これはネウ子もうかうかしていたらやられるかもしれない。 私(まあ、その時は私もいるけど) 掃除を中断して食堂へ向かう。 帰ってきたら休めるように、飲み物でも作っておこうか。 ペリーヌとリーネは多分紅茶でいいはず、宮藤と坂本は扶桑茶で……残りは聞かないとな。 私「……ん?」 唐突に嫌な気配を感じた。 私「誰だ……これは……」 巣の方向に1つ、ウィッチ達の方へ向かうのを1つ感じた。 ネウ子でも友人でも無い。全く感じたことのない反応。 コアの大きさからして巣の本体ではないようだが、大型ということはわかる。 ネウロイはどうやらウィッチーズたち目がけて飛んでいるようだ。 このままだと多分あと十数分で接敵する。 大型だが特殊能力は恐らくない。再生速度も普通より早い程度だと思う。 私「……大丈夫だろう」 2、3人といった少人数ならまだしも、今は11人全員がいる。 そしてその11人は全員が各国のエースというほぼ無敵部隊だ。一人例外がいるけど。 負けるわけがない。 そう思うが、思いたいがどうしても胸騒ぎが消えない。 私「っ!?」 3つに反応が増えた。 全て大型という訳ではないが、何かがおかしい。 私(ウィッチ達がやられても私はそれでいいはずだろう!? 決めたはずだろう!?) 脳内で何度も叫んでも、足は今にも駆けだそうとしている。 私(みるだけだ、ウィッチ達がやられるところを見に行くだけ!) 心の中は違うとわかっている。しかし言い訳せずにはいられなかった。 私は持っていた箒を投げ捨てると、ウィッチ達のいる海域へと向かった。 20分後海上 足を強化して海を駆ける。 ハンガーに行ってユニットを履く時間も惜しかった。 私「……今のところはウィッチが優勢か」 私が海を走り始めたころに1機、先ほどまた1機倒されたのがわかった。 残ったのは最初に感じた大型ネウロイ。 私「見えっ……!?」 視線の先には11人のウィッチ達と、巨大なネウロイ。 ネウロイは戦闘機や戦艦といった形を取っておらず、生物の鳥のような形をしている。 私「なんだアレは……」 今までに200オーバーのネウロイを倒してきたが、あんなネウロイを見るのは初めてだった。 それにあんな形のネウロイを作る奴に出会ったことが無い。 やはり何かがおかしい。 それでも流石エース集団といったところか、不気味なネウロイを臆することなく戦っている。 必死なのかどうやら私に気付いていないようだが、下手に集中力を乱されても困るので丁度いい。 ビキィ! 空にひときわ大きな音が響いた。 どうやらネウロイのコアが見えたようだ。コアがころころ移動していたらしいが、ようやく止まったらしい。 様々な角度からウィッチ達が攻撃をしかけようと接近する。 私「っ!? 全員離れろ!」 聞えているかわからないがありったけの声で叫ぶ。 一瞬だったが、コアから攻撃の際に出る反応を感じた。 翼部分が全て紅く染まり、四方八方にビームが発射される。 どうやらエイラが私と同じようなことを言ったようで、何とか当る前にシールドを張ったり回避することが出来たようだ。 私「……!?」 無事に思えたがよく見ると一人のユニットの片足から煙が出ている。あのビームが掠ったのだろう。 私「あれは……ルッキーニか!?」 私が彼女を見間違えるはずが無い。 信じたくないがルッキーニのユニットから煙が出ていた。 ネウロイもそれに気付いているのか、ビームをルッキーニに集中的に浴びせている。 ほかのウィッチ達が援護に行こうにも、未だに攻撃は激しく避けたりシールドを張ったりするのに精いっぱいのようだ。 こんなことならユニットを履いてくればよかった。シールドを張る程度ならばれることも無かっただろうに。 心の中で後悔しながら戦いを見守る。 少しずつだが、ルッキーニのシールドが押され始めた。更にユニットから出る煙の量が増す。 そして―― ボンッ! 爆発音と共に、ユニットが限界を迎えた。 海へと落下するルッキーニ。 するとネウロイは突然攻撃を止め、ウィッチ達から距離を離す。 キュウウウウウン! 耳を劈く鳴き声と共に、ネウロイはルッキーニ目がけて突進を始めた! 嘴が鈍く光る。 私「アレで突き刺すつもりか!」 ウィッチ達が助けようと近づこうとするが、再びルッキーニ以外のウィッチ達にビームを撃ち始めた。 これでは近づくことも出来ない。 このままでは間違いなく死んでしまう。 私(あ……ああ……うああああああああああああ!) 目の前が真っ白に染まって気が付くと―― 腕の中にはルッキーニがいる。 ああ、やっぱりこうなった。 こうなるなら最初からやっておけという話だ。 ホントこういう時の決断の遅さは相変わらず変わっていない。 ルッキーニ「え……?」 不思議そうにルッキーニが見上げる。 私「無事か?」 ルッキーニ「え、な、なんで!?」 私「体、どこも痛くないか?」 ルッキーニ「う、うん……でも、あたしさっきまで……」 ルッキーニが視線を横にやる。 ルッキーニ「うわぁ!?」 驚くのも無理は無い。目の前にネウロイの顔があるのだから。 私「ああ、ちょっと待ってろ……」 腹部に刺さった嘴を、右手で力任せにへし折った。 私「直ぐに終わらせる」 ルッキーニ「わ、私! お腹!お腹が!」 泣きそうな顔でルッキーニが叫ぶ。 私「気にするな」 嘴を失い叫んでいるネウロイの眉間へと一気に近づく。 そして右手をそっと眉間に当てた。 私「……終わりだ」 ガギン! へヴィパイクの音と共に、ネウロイは全身を白い破片にしながら落ちていく。 その中にコアを発見し、指先からビームを撃ち破壊した。 ルッキーニ「……」 ルッキーニは何も言わない。多分、頭の中で整理ができていないのだろう。 ミーナ「私さん……」 振り向くと10人が信じられない物を見るような顔で私を見ていた。 ミーナ「私さん……貴女は……」 私「……そうだ。私はネウロイ、お前達人間の敵だ」 私の言葉にバルクホルンが銃を構える。 バルクホルン「わたしたちを騙したのか!」 私「そうだ」 バルクホルン「貴様!」 シャーリー「待てバルクホルン!」 撃とうとするのをシャーリーが止める。 シャーリー「ルッキーニがいるんだぞ!?」 バルクホルン「……ッ」 にらみながらバルクホルンは銃を下ろした。 こちらとしてはルッキーニを人質に取る気はないが、まあいいとしよう。 宮藤「嘘……ですよね?」 私「本当だ。見ただろうお前も」 宮藤「だって、私さんわたしに色々と教えてくれたじゃないですか!」 右手を上げ宮藤にビームを撃ちこむ。 もちろんシールドに阻まれたが。 私「これでもか? 何度も言うが私はお前達の敵だ」 ルッキーニ「待ってよ!」 腕の中でルッキーニが叫ぶ。 ルッキーニ「なんで敵ならあたしのこと助けたの!? あのまま放っておけばよかったんじゃないの!?」 私「それは……」 その時、巣の方で止まっていたネウロイの反応が大きくなった。何かあったのかもしれない。 しかし、私は彼女達と決別しなければならない。 決断をしなければならない。 私は―― 私「……」 彼女達と決別することを選んだ。 ルッキーニの顔を引き寄せ、唇にキスをする。 私「……」 ルッキーニ「ん”ー!?」 柔らかくて甘い味がするような気がするが、今はそんなことを感じている余裕はない。 これは予想外だったようで全員呆然とした顔で私達を見ている。 数十秒ほどのキスをして、ルッキーニはぐったりとしている。 ……今思うと、コレするだけなら別にキスじゃなくてもよかったような。 私「シャーリー」 シャーリー「あ、ああ」 私「ルッキーニを返そう。こっちに来てくれ」 顔を赤く染めながら近づくシャーリーに気絶したルッキーニを渡す。 私「……馴染むな案外」 シャーリーがルッキーニを抱えて、ある程度離れたのを確認すると、右手を上げシールドを展開する。 何層にも重なったシールドが目の前に現れた。 坂本「そ、それは!?」 私「ルッキーニの魔力だが、あらかた奪わせて貰った。もう飛ぶことも出来ないだろうさ」 もう戦う必要もなくなったな、と小声で言ったが多分聞えたやつはいないだろう。 私「……さっきの戦いをみてわかったと思うが、お前たちじゃ私に勝てないだろう」 実際やったらどうなるかはわからない。まだ未知の部分が多いのでハッキリとしない。 私「だが、私も一応恩は感じている。……一カ月だ」 人差し指を立てて見せる。 私「一カ月待とう。その間にストライクウィッチーズを解散することだ。国に戻るのも他の部隊に行くのも自由だ」 10人に背を向け、ネウロイユニットに力を込める。 私「……その間、私は巣のネウロイに言って決して攻撃を仕掛けないようにしよう。ただし、そちらから攻撃を仕掛けた場合は容赦なく反撃をさせてもらう」 後ろを振り返ることはせず、私は巣に帰ることにした。 ネウロイの巣 巣に到着する前、初めて見る人型ネウロイがどこかへ飛んでいくのが見えた。 多分、あれがあの鳥のネウロイの本体なのだろう。 私「ネウ子ーいるかー」 中央にたどり着くとネウ子を呼ぶ。 ネウ子(お帰りー……ああ、キミはこっちを選んだんだね) 何故か手にお盆と湯のみを持ったネウ子が現れた。 あのネウロイに出したのだろうか。 私「……まあな」 ネウ子(もう少しだけ自分の欲望に正直に生きればいいのに、律儀だねキミは) 私「……そんなことより、さっきのネウロイは誰だ?」 ネウ子(あーアレがボクたちの指揮官役。もうちょっかい掛けないようにって、しつこく言ったからもう来ないよ) 私「そうか、それならいいんだ」 約束しておいて別のネウロイが攻めてきたらどうしようもない。 私の顔をネウ子は覗き込む。 ネウ子(わたしはキミに従う。どんな結末だろうとね) 私「……悪いな」 ネウ子(んもー! ボクとキミの仲じゃないか!) バンバンとネウ子は私の背を叩く。 いつもなら迷惑だが、今は少し嬉しい。 私「それにしても、なんというかウィッチ達は律儀だな。後ろ向いてたのに攻撃しないとは」 ネウ子(えっ? 気付いてないの?) 私「何がだ?」 首をかしげて訊ねる。ネウ子は信じられないといった表情をしている(と思う) ネウ子(だってキミさ) どこからともなくネウ子が取り出した鏡で、私は言葉を失った。 ネウ子(ものすごい泣いてるんだもん)
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――前回のあらすじ―― 221 自分 名前 名無しの俺[sage] ストーリー進めるうちに原作の設定をちょっと捻じ曲がってるのに気付いた かなり大きな違いだからうずうずしてる 222 名前 名無しの俺[sage] どの程度捻じ曲がってるのかにもよるがあんまりねじ曲がってるならキチンと修正しとけよ 223 名前 名無しの俺[sage] まぁ度合いが過ぎてもネタ程度なら許されるだろうけどね お姉ちゃんの可愛い女の子は皆私の妹設定とかは暗黙の了解が入ってる捻じ曲げだし 224 名前 名無しの俺[sage] さすがに原作に居ない名前ありのオリジナルウィッチを本筋に絡ませるのはどうかと思う 一応二次創作なんだし原作準拠のメンバーが基本だよね 225 名前 名無しの俺[sage] 224 このスレでそれを言うかお前 ・ ―――0000 prrrrr! 俺「…………んんー……」 prrrrr! prrrrr! 俺「……んん、んん? ……んー、だーれーぞー、こんな時間にぃ……」 pi! 俺「もしもぉし……」 ???『もしもし!? 夜分遅くに失礼します、私です!!』 俺「おお、157ぁ……何の用ぞ、こんな時間にぃ。良い子はもう寝る時間……」 ???『寝てる場合じゃありません! ネウロイの群れが俺さんの基地に接近してるんです!!』 俺「…………は?」 ???『予想される進路については地図アプリに詳細を送っておきます、急いでください! では!』 プツッ! 俺「…………ネウロイの接近を、157が伝える……その真意やいかに」 俺「そもそもネウロイが群れて侵攻って、んなんありかよ」 ・ 231 自分 名前 名無しの俺[sage] ちょっとした疑問なんだけどネウロイが群れで攻めてくるってのはあるの? * 俺「零時間に片足突っ込んでるけど大丈夫かしら、っと」 * 232 名前 名無しの俺[sage] アニメ見なおして来い * 俺「それが出来たら苦労しねぇっての。……あー、アニメ見たい。今期のアニメ注目してたの多かったんだがなぁ」 * 233 名前 名無しの俺[sage] 基本的には単騎突撃だけど複数で攻めてくることもあるってカンジかな ジェットストライカー回とかは珍しく五体で攻めてきたし 234 名前 名無しの俺[sage] 中型以下くらいだと群れてるイメージがある まぁ小型が単騎で突撃してなにができるってわけじゃないからだろうが * 俺「そういやそうか。確かにちょっと考えれば分かる事だったな」 俺「……夜中のネウロイ戦ならさーにゃんとかエイラさんとかの役目のはずやが、そこは御指名が入った悲しさかな」 俺「……んんーーー……ふぁ、ふぅ。まずはー、アレだ、服着よう。流石にズボンだけで空を飛ぶのは気が引けるし」 ・ ―――0010 俺「あー、眠っ……」 俺「しかし、意外とあっさり抜け出せるもんやな。もうちょっと厳重に管理せんでいいんかぁ?」 俺「偶然か、それとも、さーにゃんあたりが帰ってこれるようにわざと開けてるのか……」 俺「ま、世界は少しのラッキーと誰かの都合で回ってんだ。気にしてもしょうがねぇ」 俺「えっと、充電は……終わってるっぽいな。地図アプリ起動して……」 俺「……げ、直線距離でも結構ある。それまでずっとこのままぼっち飛行とか、寂しいのう、寂しいのう」 俺「寂しい時の雑スレっ♪」 俺「………………おん? 繋がらん。どういうこっちゃ」 俺「……あー、そういえばアイツ、『特定の条件下で繋がる』とか言ってたっけ。 じゃあ今はその『特定の条件下』じゃねーって事か」 俺「メンドクセェなぁ。そんな条件とっぱらえっつーの。 大体なんで雑スレ使うのに条件が必要なんだ? この携帯の中で一番無くても困らない機能だろうに」 俺「しょーがねーなー。じゃあメールにでも目ぇ通しとくか」 ――― 俺「さて、予想進路によりゃあこの辺でかち合うはず。とりあえず煙草でも吸ってここで待っとくか。 えーっと、ライター、灰皿ぁ~、キャーメルー♪」(にこ○こぷんのリズムに合わせて) ・ 俺「空気が変わった……そろそろか……(キリッ さぁ、昼間よろしく返り討ちにしてやるよ!! 小型ネウロイの雑兵ども! どっからでもかかってらっしゃ……い…………」 ちゅうがたネウロイA が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイB が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイC が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイD が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイE が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイF が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイG が あらわれた!▽ ちゅうがたネウロイH が あらわれた!▽ 俺「 (;゙゚ ω゚ ) 」 おれ は ひるんだ!▽ 俺「なんぞこのガチパぁ!! 物には限度ってもんがあるって知らねぇのかよ!!!」 バシュゥゥゥウウウウ!!!! 俺「ちょ、ま、一斉に撃ってきやがった!! 死ぬ、これはマジに死ぬ!!!」 俺「チィッ!!!」 パカッ! [ データフォルダ pi! [ ピクチャー pi! [ 宮藤シールド.jpg pi! 俺「ほいさほいさあああああああああ!!!」 ・ シュゥゥゥゥ―――……………… 俺「あ、あぶねぇ……道すがら157のメール読んどいてよかった……」 俺「ピクチャーデータに宮藤のシールド残してた『俺』にも感謝せななぁ」 (※ピクチャー:カメラで撮った被写体をデータとして一時的に保存できる。 撮った画像を開くと、被写体と全く同じ性質を持つデータが『一度だけ』展開される。生物は対象外) 俺「しかし、そう何度も防げるもんじゃねぇぞ……シールドは貼り方分からん上にシールド画像はフォルダに残り3枚…… 早急に対策を打たんと確実に死ぬる」 バシュゥ!! バシュゥ!! 俺「わっ、とぉっ、たぁ!! とにもかくにも止まってちゃいい的ってな! 赤外線とコアシューター使って一機ずつ確実に落としてくしかないか」 バシュゥ! 俺「はいGET!! かーらーのー?」 [ 添付ファイル pi! [ 通常魔力弾(タイプ:ライフル) pi! 俺「The・迎撃!!」 ズドォン!! 俺「やったか!?」 ・ 俺「……不意に口から出た一言でこの結果……流石は一時期空前絶後の『やったか禁止令』が敷かれたほどの伝説のフラグ台詞『やったか!?』」 バシュゥッ!! 俺「わっとぉ! つーか俺の撃った銃弾を他のネウロイが一斉にレーザーで焼き払うとかそんなんアリかよ!? よってたかって俺イジメて楽しいかコンチクショー!!」 prrrrr! prrrrr! 俺「ああ!? この状況下で出られるかっての! 無視!!」 prrrrr! prrrrr! 俺「知るかバカ、こちとら人生の一大事なんじゃ!!」 prrrrr! prrrrr! 俺「だぁぁぁああクソッ!!」 pi! 俺「こっちは命がけで戦ってんだぞコラ、邪魔すんな!!!」 ???『現在戦闘中の近接戦用ネウロイの後方にて長射程距離型ネウロイがパワーチャージ中!! 急いで上昇を!!』 俺「おおんっ!? それマジか!!」 ???『マジもマジ、大マジです!! 早く!!!』 俺「……ッケェイ! 電話無視してスマンかったな!!」 ・ ズドォォォォ ̄ ̄ ̄Z______ンン!!! 俺「(.(.(;´゜ω゜).).)」 俺「…………っ、ぶ、ねぇっ……空気が揺れるとかどんなごん太レーザーだよ……敵はマジに中型か? 大型とかじゃなくて? しっかし、電話が入ってなかったら塵も残って無かっただろうな、俺」 俺「そもそもなんで殺す気マンマンで攻撃して来んだよ! 俺をこっちに呼んだのはお前らじゃねぇのか!? 殺すために呼びましたとか言ったらさすがにただじゃ、うわっとぉ!!!」 バシュゥゥゥ!! 俺「クソッ、多勢に無勢かこりゃウゼェ! って韻を踏んでる余裕もねぇ!!」 バシュッ!! 俺「へぇあぁ!? う、後ろぉ!? 後ろに回り込んでるとか冗談キツいぞオイぃ! 挟み撃ちの形とかマジつんだ!!」 俺(に、逃げ切れるかッ!? マズっ、これは、むりぽぉ!!) 俺(ざんねん!! おれの じんせいは これで おわってしまった!!) バシュッ!! ドゴォォォン! 俺「……………………おん?」 俺「…………今のって、レーザー、だよな? レーザーが、ネウロイを撃墜って……凡ミスの上に同士討ちか?」 俺「……あぁ? ……あれって……」 ・ ネウこ が あらわれた!▽ 俺「人型ネウロイ……ここにきてネウ子まで参戦とかネウロイ祭りやな。 ……ん? ちょっと待て、なんでネウロイに向かってネウ子がレーザーブッパしてんだ?」 prrrrr! 俺「……携帯の受信音に合わせてネウ子の耳がピカピカしてる……なにこれ超シュール」 pi! 俺「目の前に居るのに電話ってブルジョワやな。んで、やっぱ電話の相手はお前やったんやな、ネウ子よぉ」 ネウ子『無駄話をしてる時間はありません、コアフォンを貸してください!!』 俺「あぁ!? この状況でコアフォン取り上げるとか俺に死ねっつーのか!?」 ネウ子『説明は後です!! 早く!!』 俺「…………あー、もう!!」 ぽいっ! 俺「俺が死ぬ前に返せよ! 約束だからな!」 俺「うらっしゃああああああああ!!! 来いよ木っ端ネウロイ、レーザーなんか捨ててかかってこい!!」 ――― 俺「もう駄目ぇ……攻撃多すぎだっつーの……こいつらどんだけアクティブn」 ・ ドンッ! 俺「へぎょおっ!? えええ!? あああ!! い、いいいいきなりぶつかってくんなやネウ子!! 終わったかと思っただろうが!!」 prrrrr! 俺「…………あー、クソッ、こんな時でも電話かよ、この」 pi! 俺「あのなぁ、目の前に居る時くらいは面と向かって」 ネウ子『Bluetooth機能の制限を一時的に解除しました! それでこの場を乗り切ってください!!』 俺「Bluetooth!? そんなリア充機能使った事ねぇぞ俺!!」 ネウ子『男は度胸! なんでも試してみるものですって! 時間は私が稼ぎますから、早めにお願いします!!』 プツッ! 俺「だ、か、ら、説明が足りねぇんだよ、お前は、色々と!! えっとぉ、Bluetooth……」 [ Bluetooth [ 周辺デバイス検索 俺「これでいいのか? 検索開始!」 検索中… 俺「………………いつもは気にならんのに、こういう時だけ長く感じる不思議」 ・ 俺「検索終了!! 登録と同時にメールグループも新規作成! 一気にケリをつけるぞ!!」 [ メール新規作成 [ メールグループ選択 [ NeuroiA グループ 件名 無題 本文 なんかよく分からんがくらえッ! 添付ファイル 貫通魔力弾(タイプ:対戦車ライフル) 俺「よっしゃ!! んじゃサクッと!!」 [|||||||||||.........] 送信準備中… 俺「ネウ子ぉ!!! デカいの行くぞ! 離れろぉぉぉおおおお!!!!」 ネウこ は にげだした!▽ 俺「チャージ3回なんとかかんとか!! 一斉☆送信!!!」 ズドォン!! ドゴォン! ドゴォン! ドゴォン! ドゴォン! ドゴォン! ドゴォン! ドゴォン! 俺「……」 俺「全弾命中……コアの破壊と消滅開始を確認。やった、か……?」 俺「………………今回は、かなりキツかったな。死んでもおかしくなかったぞ、これは」 ・ prrrrr! 俺「……」 pi! 俺「おう、お疲れ」 ネウ子『怪我はないですか?』 俺「なんとか、な。マジ危なかったが」 ネウ子『それはよかったです。じゃあ私はこれで……』 俺「まぁまぁちょっと待てって。昨日今日で色々聞きたい事が増えててなぁ。初対面ついでに親睦会と洒落込もうや」 ネウ子『……わ、私ちょっと色々あって……ここは見なかった事に』 俺「無理」 ネウ子『そこをなんとか、お願いします! 完全に信用が置けると判断できるまでは過度な接触を避けなきゃなんです! 独断でこんな事したってばれたら、し、叱られちゃう……』 俺「無理」 ネウ子『…………あの』 俺「逃げたらその瞬間コアフォン逆パカするから。とりあえずお兄ちゃんと色々話そっか^^」 ネウ子『……あうぅぅ……』 ・ ――― サーニャ「……」 エイラ「本当にこっちにネウロイが居るのか~? どこまで飛んでも何も見えないケド」 サーニャ「……あ」 エイラ「……サーニャ? どうしたんだ、急に止まって」 サーニャ(さっきまで有ったネウロイっぽい物体が一気に消えた…… ブリタニア軍のナイトウィッチ? でも、普通のナイトウィッチが相手にするには数が多すぎる……) サーニャ(戦場だった空域に居るウィッチはおそらく二人……一人の戦い方は俺さんそっくり……でも、そうだとするとなんで俺さんがこんな時間に? もう一人は、知らない形のストライカーユニットを穿いてる、誰だろう……) サーニャ「エイラ」 エイラ「どうした?」 サーニャ「さっき言ったネウロイ、俺さんが誰かと協力して撃墜したみたい」 エイラ「俺が? アイツ基地で寝てるんじゃないのか。そもそも誰かって誰だ?」 サーニャ「分からない……ただ、『だれか』は基地に居るウィッチじゃないみたい」 エイラ「ハァ? ナンダソリャ。今目指してる所って、ウチの管轄でブリタニアのナイトウィッチの順路じゃないよな?」 サーニャ「……それと、気になる事がもう一つ」 ・ 俺「そこをなんとかー^^ ねーえー^^ おーねーがーいー^^」 ギチギチギチギチ ネウ子『うう……息苦しい……』 俺「お前が話さなければ俺はこのままヘッドロックを続ける。痛い思いをしたくなければ話をするんだ。さぁはりーはりー」 ネウ子『いや、別に痛くはないですけど……』 俺「ん? 締め込みが足りんか?」 ネウ子『いえいえ、こう、俺さんのおっぱいがいい感じに衝撃吸収材に痛たたたたたた!!!! ぐりぐりは卑怯です!! あああ、耳は触らないで!!』 ――― サーニャ「こんな感じで……たぶんネウロイとの交戦が終わって遊んでるんだと思うけど……」 エイラ(サーニャの胸サーニャの胸サーニャの胸サーニャの匂いサーニャの胸サーニャの胸サーニャの胸) サーニャ「どう思う、エイラ?」 エイラ(サーニャのヘッドロック・・・物凄く幸福+いい匂い+サーニャー=死んでもいいンダナ 俺のヘッドロック・・・結構幸福+大きなおっぱいの柔らかさ=サーニャには劣るが物凄く幸福になれるはず) エイラ「羨ましい……」 サーニャ「へ?」 エイラ「い、いや。あの俺がそんなにするなんて確かに気になるな。一応確認しに行ってみるか?」 ・ 247 自分 名前 名無しの俺[sage] 気になる事が倍増した なんか気になりすぎてハゲそう 248 名前 名無しの俺[sage] なんか眩しいな。ブラインド下げるか 249 名前 名無しの俺[sage] (光が反射する音) 250 名前 名無しの俺[sage] (世界に光が満ちる音) 251 名前 名無しの俺[sage] (世界に平和が訪れる音) 252 名前 名無しの俺[sage] イイハナシダナー ←第五話 ここは湯けむりだいよくじょう 【今ここ】 第七話 歪んだ世界の真ん中で→
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俺「ストライクウィッチーズでしたか」 13-56 作者 前1 13 :前1[]:2010/11/19(金) 00 41 52.07 ID bo6SkaQgO ドォオン パリィン ブロロロロロ・・・ サンダ「ふぅ」 リフ「どうした?鈍ってんじゃねーか?」 サンダ「ああ、そうみたいだ…」 リフ「なに、すぐ元に戻るさ」 サンダ「足を引っ張ってすまないな」 ナイト「いや、こいつよりましだ」 喉「ゼハー…ゼハー…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 16 :前1[]:2010/11/19(金) 00 52 47.82 ID bo6SkaQgO ―基地・広間― コナー「諸君、最近のネウロイについてだが」 コナー「どんどん強くなってきているのは皆知っているだろう」 コナー「ついさっき私の部下から嫌な知らせが入った」 ざわ…ざわ… コナー「新しいタイプのネウロイを目撃したとの事だ」 コナー「皆十分気をつけてくれ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 17 :前1[]:2010/11/19(金) 00 59 18.24 ID bo6SkaQgO ―食堂― ガヤガヤ・・・ ナックル「新しいタイプかぁ…」 トビウオ「いつになったら終わるのかな…」 アイス「珍しく元気がないなお前ら」パクパク ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―部屋― エーリヒ「みんな戦ってるのに…」 エーリヒ「俺は…」 コンコン ミーナ「エーリヒ、ご飯を食べましょう」 エーリヒ「うん、いまいくよ」 21 :前1[]:2010/11/19(金) 01 04 15.22 ID bo6SkaQgO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ウゥゥゥゥゥゥゥ コナー「敵だと!?」 デコイ「ボス!すぐ近くまで来てます!」 コナー「なに!なぜこの場所が!」 コナー「基地を守れ!」 コナー「みんなを集めろ!」 デコイ「はい!」 ヘイヘ「俺は先に出る!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 22 :前1[]:2010/11/19(金) 01 11 00.99 ID bo6SkaQgO ―ハンガー― ヘイヘ「お前達!」 ナイト「来たのか」 リフ「お?」 サンダ「いつでも出られる」 アイス「俺もだ」 ヘイヘ「珍しい組み合わせだな」 ナイト「味方が来るまで持ちこたえるぞ」 サンダ「勿論だ」 パシリ「直ぐに増援を送るからな!」 ナイト「ああ、先に行ってくる」 ブォーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 23 :前1[]:2010/11/19(金) 01 20 13.19 ID bo6SkaQgO ―空― リフ「結構いるな」 サンダ「数は…」フォン サンダ「超大型2、小型が500…」 サンダ「そして…」 ナイト「ああ。あの先頭の人形か」 アイス「あれが新しいタイプのネウロイ…」 ナイト「大型は俺とリフに任せろ」 ナイト「背中は頼んだぜ」 ヘイヘ「ああ」 人形『降伏するなら命は助けてやろう』 5人「!?」 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/19(金) 01 22 02.21 ID rLcTiUvh0 ほう・・・ 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 01 24 21.10 ID RMQJn9jX0 支 26 :前1[]:2010/11/19(金) 01 26 09.79 ID bo6SkaQgO ――ネウロイを率いていた人形ネウロイが喋った。 ナイト「それは無理だ」 ネウ俺『そうか』スッ ネウロイが手を上げ合図する。戦闘が始まった。 ブゥーーーーーーン サンダ「来たぞ!」 ダァン ガシャ ダァン ガシャ… ドカアアアン ドカアアアン ドカアアアン ドカアアアン ドカアアアン ヘイヘ「援護は任せろ」 27 :前1[]:2010/11/19(金) 01 32 43.78 ID bo6SkaQgO サンダ『MECM!』 ダダダダダ ダダダダダ ダダダダダ ダダダ パリィン パリィン パリィン パリィン ダァン ガシャ ダァン ガシャ アイス「はああああ」 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ ナイト『こっちも始めるか』 ナイト『1人で大丈夫だろ?』 リフ『ああ。二機とも相手してやってもいいぜ!』 ナイト『頼もしいね』 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/19(金) 01 37 17.68 ID uGDXDlzRO 支援。 前1さんのを参考に学園物を書き溜めしなきゃな 29 :前1[]:2010/11/19(金) 01 39 48.74 ID bo6SkaQgO ―基地― ワー!ワー! ミーナ「エーリヒ?」 ミーナ「エーリヒはどこ!?」 ピエレッテ「私探してきます!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―ハンガー― パシリ「おい!坊主ッ!」 ブォーーーーーーー エーリヒ「俺だって飛べる!」 パシリ「やめろ!」 エーリヒ「俺はエーリヒ・O・ハルトマン!」 エーリヒ「悪魔の息子だ!」ブゥーーーーーーン 30 :前1[]:2010/11/19(金) 01 45 09.14 ID bo6SkaQgO ムキムキ「遅れてすまない!いまのは!?」 パシリ「ミーナさんのガキだ!勝手に飛んでっちまいやがった!」 ムキムキ「俺が追いかける!」 パシリ「頼む!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―戦場― ドォオン ドォオン ガガガガガ ビッビッ ヒュン ヒュン リフ(やっべえな、ちょっときついな) 31 :前1[]:2010/11/19(金) 01 51 23.17 ID bo6SkaQgO ブゥーーーーーーン アイス「うおおおお!」チャキン ピキピキピキ・・・ ――氷の刃が形成される。 アイス「はああああ!」 ブンッ ネウ俺『!』チャキ ガキンッ!! アイス(これを受け止めた!?) ググググッ・・・ギリッ ネウ俺『悪くない』 ネウ俺『だが…』 ブゥンッ! アイス「くっ!」 ネウ俺『お前の刃は俺には届かない』 33 :前1[]:2010/11/19(金) 01 58 16.67 ID bo6SkaQgO アイス「このッ!」 カキッ ガッガッ カン カン カン カキン カキン カキン アイス「はああああ」 ブゥン スカッ ネウ俺『なんどやっても同じだ』 シャキン! アイス「なっ!」 ゴリッ ガガガガガ ガシャーン ――氷の刃が砕け散った。 ネウ俺『もう墜ちろ』 ガシュッ 35 :前1[]:2010/11/19(金) 02 05 44.42 ID bo6SkaQgO アイス「ぐ…はっ…」 ヒューーーーーン サンダ「アイス!」 ビッ サンダ「くっ!邪魔だ!」ダダダダ パリィン ブゥーーーーーーン サンダ「間に合え!」 ガシッ サンダ「すぐ安全な所へ運んでやる」 ブゥーーーーーーン ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 36 :前1[]:2010/11/19(金) 02 13 24.52 ID bo6SkaQgO ブゥーーーーーーン エーリヒ「俺も戦える!」 ドォン ガンッ エーリヒ「!?」 ブロロロ・・・ ガキョ エーリヒ(ストライカーに被弾した…) エーリヒ(墜ちる…俺…死ぬんだ…) ガシッ ムキムキ「帰るぞ坊主。ここは遊園地じゃない戦場だ」 エーリヒ「離せ!俺も戦うんだ!」 ムキムキ「そのストライカーでどう戦うんだ?しっかり撃ち抜いたんだけど」 38 :前1[]:2010/11/19(金) 02 18 00.61 ID bo6SkaQgO エーリヒ「お前が撃ったのか!」 ムキムキ「怪我はないはずだ。ちゃんと狙ったし」 ムキムキ「さ、帰るぞ」 サンダ「待て!」 ムキムキ「ん?」 サンダ「こいつも頼む!」 アイス「はぁ…はぁ…」 ムキムキ「!」 ムキムキ「大丈夫なのか!?」 サンダ「傷が深い。早く治療を!」 ムキムキ「わかった!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 39 :前1[]:2010/11/19(金) 02 25 38.07 ID bo6SkaQgO ヘイヘ「あと200くらいか?」 ガシャ ダァン ガシャ ダァン リフ「コアどこだよ!」 ダダダダダダダ ナイト『手伝ってやろうか?』ダダダダ リフ『お前も苦戦してるじゃねーか!』 ナイト『し、してないもん!』 リフ『何がもんだ!気持ちわりぃ』ダダダダ リフ・ナイト『おっ!』 リフ・ナイト『チェックメイトだ』チャキ 『『パリィン』』 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 02 27 02.54 ID shB9bhC+0 かっこいいな 41 :前1[]:2010/11/19(金) 02 34 54.67 ID bo6SkaQgO サンダ「なぜ喋れるんだ?」ダダダダ ネウ俺『破ァ!』 カキカキカキィィイン サンダ(弾丸を斬っただと) ビッ ビッ ビッ サンダ「!?」サッ サンダ(小型が邪魔だな)ダダダダダダ ネウ俺『余所見をする余裕があるのか』チャキン サンダ「!?」 ネウ俺『もらった!』 サンダ(マズイ!) ダダダダダダダダ ネウ俺『!?』サッ 43 :前1[]:2010/11/19(金) 02 39 39.17 ID bo6SkaQgO ナイト「避けたか」 ナイト『大丈夫か?』 サンダ『助かった』 ナイト『リフ、ヘイヘ、お前達は小型を頼む』 リフ『了解』 ヘイヘ『ああ』 ナイト『サンダーヘッド、遅れるなよ?』 サンダ『ふっ、誰に向かって言っている?』 ナイト・サンダ『行くぞ!』 ブゥーーーーーーン ヒュン ヒュン 44 :前1[]:2010/11/19(金) 02 48 18.65 ID bo6SkaQgO ビッ ビッ ビッ ビッ リフ「もっと撃ってこいよ」 バッ リフ「必殺!ミラーフォース!」 キュンキュンキュン ドガドガドガドガ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ガシャ パン! ヘイヘ「弾切れか」 ガサゴソ ヘイヘ「マガジンも無し」 ヘイヘ「仕方ないアレを使うか」 ババッ ジャキン リフ『SMG?お前スナイパーじゃないのか?』 45 :前1[]:2010/11/19(金) 02 53 03.80 ID bo6SkaQgO ヘイヘ『こっちも得意なんだ。まあみてな』 ガシャン ヘイヘ「はああああ」 ダララララララララララララララララララララ ドドドドドドドド リフ『すげぇ…』 ヘイヘ「ふん」 カチッ ガシャン ブォーーーーーーー ダララララララララララララララララ ドガァ パリィン ドガァ ドドドドドドドド カチッ ガシャン ダララララララララララララララララ 46 :前1[]:2010/11/19(金) 03 01 42.07 ID bo6SkaQgO ナイト『左を頼む。挟み撃ちだ』 サンダ『ああ』 ブゥーーーーーーン ナイト『今だ!』 ダダダダダダダダダダダタ ダダダダダダダダダダダダダダ ネウ俺『無駄だ』 サッ カンカンカンカン ナイト『ちっ』 ブゥーーーーーーン ネウ俺『遅い』 ヒュン ナイト「なに!?」 ネウ俺『墜ちろ』 サンダ『させるか』ダダダ 47 :前1[]:2010/11/19(金) 03 10 02.74 ID bo6SkaQgO ナイト『助けられちまったな』 サンダ『それよりあいつだ…』 ナイト『ああ…今まで出会った中で一番強い』 ネウ俺『そろそろ終わらせてもらう』 ナイト『何かやる気だ!』 ネウ俺『烈風斬ッ』 ブォオオオオ サンダ『なんだと!?』 ナイト『退避だ!』 ズバアアアアアアアアアアアアアアアアン 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 03 13 42.99 ID zH47nQCH0 げぇっ!烈風斬! 49 :前1[]:2010/11/19(金) 03 15 00.16 ID bo6SkaQgO リフ『おい!なんだ!?』 ヘイヘ『こっちのネウロイが消し飛んだぞ…』 ナイト『あいつ烈風斬を撃ちやがった』 リフ『なに!』 サンダ『当たればただじゃすまないな』 ネウ俺『避けたか』 ネウ俺『だが次はこうはいかん』 サンダ『全員備えろ!』 ネウ俺『スゥ…』チャキ 50 :前1[]:2010/11/19(金) 03 22 53.41 ID bo6SkaQgO 『ディバインッ』 『バスターッ!』 ドカアアアンッ ドガッ ネウ俺『ぐぅっ』 ナックル「よし!」 トビウオ『遅れてすまない』 リフ『やっと来たか』 槍『そいつが新型か』 デコイ『他のネウロイは?』 ヘイヘ『他は片付けた。後はそいつだけだ』 ナイト『気を付けろ。とてつもなく強いぞ!』 51 :前1[]:2010/11/19(金) 03 33 00.69 ID bo6SkaQgO ネウ俺『はぁ…はぁ…』 槍『全員で奴を倒すぞ』 サンダ『待て!様子が変だ』 ボロッ ボロッ トビウオ『黒いのが剥がれて…』 ネウ俺「うっ…」 ナイト『人だと!?』 ネウ俺「」 ヒューーーーーン ヘイヘ『墜ちる!』 サンダ『くっ』 ブゥーーーーーーン ガシッ 52 :前1[]:2010/11/19(金) 03 39 48.36 ID bo6SkaQgO トビウオ『おい!何で助ける!敵だぞ!』 サンダ『何か情報をもってるかも知れない』 サンダ『こいつを基地に連れて帰る』 サンダ『何かあれば俺が責任を取ろう』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー ―基地― コナー「ふむ…」 デコイ「大丈夫なんですか!?」 ムキムキ「拘束もしてある」 ムキムキ「それに我々もいる」 53 :前1[]:2010/11/19(金) 03 45 38.43 ID bo6SkaQgO 兄「さっさと殺してしまおうぜ」 サンダ「駄目だ。尋問すべきだ」 サンダ「それに…」 サンダ「ネウロイに操られていただけの可能性もある」 コナー「……」 コナー「彼が起き次第尋問を開始する」 コナー「手を出すんじゃないぞ」 ナイト「……」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 55 :前1[]:2010/11/19(金) 03 52 38.92 ID bo6SkaQgO ―食堂― リフ「ごくごく」 リフ「ふぅ~」 リフ「大変だったな」 トビウオ「あいつアイスを!」 リフ「大丈夫なのか?」 ナックル「ええ、命に別状はないみたいです」 リフ「そうか…よかった」 喉「おーい」 リフ「ん?お前どこにいたんだ?」 喉「ずっと寝てたけど?」 リフ・トビウオ・ナックル「えっ」 56 :前1[]:2010/11/19(金) 03 57 40.69 ID bo6SkaQgO 喉「さっきミーナの怒鳴り声が聞こえたんだがなんかあったのか?」 リフ「かくかくしかじか」 喉「なにッ!?」 喉「どうして俺を起こさなかった!」 リフ「ふつー目が覚めるだろ…」 トビウオ「逆にすげーよ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 俺団Ⅲ 21へ続く
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空の上に私はポツンと一人で飛んでいる。足にはずっと前に壊れた私のストライカーユニット。 私「……血?」 胸のあたりを触るとべったりと血が手に触れた。ああこれは夢だ、いつも見る夢。 裏切られて、裏切って。 撃たれて捨てられて苦しんで壊して殺して、いつもその繰り返し。 夢を見るネウロイなんて私だけなのだろう。これだから元人間は困るものだ。 私「あれは……」 ふと横を見ると小さな子どもたちの前に立っている自慢げな私がいた。 全く、これは私にとっての黒歴史だな。今すぐにでも枕に顔を埋めて足をバタバタしたい気分だ。 子供(お姉ちゃん達が居れば僕達大丈夫なの?) 私(ああ、私たちはネウロイから世界を守るために戦っているんだ。大丈夫さ) 我ながら若かったなと思う。あんなセリフはただの幻だったというのに。 目を覚ますとコアのある部屋にいた。そうだ昨日はここで寝たんだった。 私が起きたのに気付いたのか、ネウ子がどこからともなく現れる。 ネウ子(おはヨー) ネウ子の手には機械部品が入った箱がある。 ネウ子(はいどうぞ) その機械部品が入った小箱をネウ子は私に渡す。 中身はネジにギアに何かの鉄塊だったり、恐らくは航空機の部品だろう。 私「……」 ネウ子(食べないの?) 何度も言うが私はある程度は人間だ。消化器官もコアとほぼ融合しているとはいえ、流石に金属を消化できるほどネウロイにはなっていない。 私「気持ちは嬉しいが私は金属は食べれないんだ」 ネウ子(へー、デマだったんだ) 私「デマ?」 ネウ子はコクリと頷く。 ネウ子(うん。知り合いの巣のネウロイがあいつは金属が大好物だって言ってたから) 誰だそんなこと言った馬鹿は。そのうち聞き出して巣を破壊してやろう。 ネウ子(で、それはともかく本題なんだけど) 私「どうやって基地に入るか、だな」 いくら私がある程度人間とはいえ一般人が基地に入ることは難しい。 だからといって軍人として基地へ向かうと所属する基地を調べられてばれることになる。 私「どうしたものか……」 ネウ子(うーん……) 時計がないので正確な時間はわからないが、30分ほどしたところでネウ子が手をたたいた。 ネウ子(いい方法があるヨ) 私はその時のネウ子の表情(見えないけど)を二度と忘れることはないだろう。 拝啓、私がぶっ殺した妹様、地獄ではお元気でしょうか。 現在私は噂の基地の近くの海を漂っています。 何故こんなふうに漂っているかというと―― ネウ子(足を滑らせて海に落ちて漂流してるところを救助されればいいヨ!) とのことで私は現在仰向けで海を漂っています。 時折波で目に海水がはいってしまいますが、私は泣いていません。ええ、泣いていませんとも。 私(あー……) 一時間ほどぼーっと海を漂っていると、空からウィッチがやってきた。ようやく気付いてくれたようだ。 宮藤「大丈夫ですか!?」 私「大丈夫だ、問題ない」 この子は確か宮藤芳佳だったな。あの宮藤博士の娘だそうだが、似ている様な似ていないような。 宮藤は私を持ちあげると背中に背負ってくれた。 宮藤「しっかりつかまっててくださいね! すぐに基地へと運びますから!」 なんとか私は基地へと入ることができそうだ、後はうまくごまかせるかだな。 現在私は医務室のベットの上で横になっている。ふわふわとした布団の感覚が気持ちいい。 宮藤は私のことを上のほうへと知らせに行ったようで、今ここにいるのは私一人だ。 私「ふむ、中々に綺麗なところだ」 私は起き上がると周りを見渡す。 この間壊した基地の医務室も綺麗だったが、ここはそれ以上に清潔感を感じる。 私「……む」 廊下から足音が聞える。数は二人、いや三人だな。 一人はあの宮藤という子だとして、恐らくもう一人はここの隊長であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケだろう。 ガチャリ 後の一人を昨日見た資料の中から予想しているうちに扉が開かれた。 黒髪に右目に青と白の眼帯、坂本美緒か。 よく考えればここで2番目に階級が高かったはずだし、私が暴れても取り押さえられるという点では最適な人材だろう。 もっともここまで近づいたんじゃ、既に私の不意打ち範囲内で意味はないが。 宮藤「もう大丈夫なんですか?」 私「ああ、海に落ちただけだったからな」 坂本「ならよかった」 私「心配をかけて申し訳ない」 私は三人に頭を下げる。気に入らないが印象を良くするためには仕方がない。 頭を上げたところで本題を切りだす。 私「突然で悪いんだが私をこの基地に置いてもらえないだろうか」 三人が驚いた顔をする。 これは実に正しい反応だと思う、私が同じ状況だったら目を丸くする自信がある。 ミーナ「ダメです。一般人である貴女をここに置くわけにはいきません」 坂本「その通りだ」 まあ、当然と言ったら当然の反応だろう。 宮藤が困った顔をしているのは恐らく自分も似た様なものだからだろう。 私「一般人という訳でもない。私は元ウィッチだ」 その言葉にまたも三人は驚く。 私「階級は軍曹、戦っている最中にネウロイにやられてな。撤退中海に落下して数日彷徨い基地に戻ったら死んだことにされていた」 階級の詐称は重罪だが、大佐が軍曹を詐称するのはどうなのだろうと苦笑いを心の中で浮かべる。 私「すぐに複隊しようと思ったんだが既に死んだということでデータが消されていて、結局戻ることができなかったんだ」 半分以上嘘だが本当なのもいくつか混じっている。 実際、私が存在していたという記録は軍のデータからは抹殺されている。 巣で見た資料はどうやら昔に保存していたもののようだ。 私「雑用として置いてくれるだけでもいいし、万が一ネウロイが急襲してきたとき戦うこともできる。帰る国はネウロイに占領されてるから帰ることもできない」 坂本とミーナの二人が顔を見合わせる。 ダメなら基地を破壊すればいいだけで、いいなら絶好のタイミングで横あいから思いっきり殴りつけてやればいい。 どちらにせよ私に不利に働くことはなくなる。 宮藤「私からもお願いします!ミーナさん坂本さんこの人を置いてあげてください!」 二人に宮藤が頭を下げる。 なるほど資料通りに優しい子だ。この場合優しすぎる、と言ったほうが正しいが。 ミーナ「……まあ、確かに人手は多いほうがいいでしょうし」 坂本「そうだな」 私「感謝する」 心の中で歪んだ笑みを浮かべながら、私は再び頭を下げた。 宮藤に案内された部屋でごろりと横になる。 今は紹介しようにも人が少ないのでまた今度、ということになったらしい。 私「む?」 布団の上でゴロゴロしていると廊下の方から誰かが走ってくる音が聞えてきた。 ガチャ ルッキーニ「私ー!」 私「うわぁ!?」 扉が開くと同時にルッキーニが私の居るベッドに向かってダイブしてきた。 いやちょっとまてベットから扉って相当離れている、どれだけ身体能力いいんだこの小娘。 ルッキーニ「久しぶりー!」 胸に顔を埋めてすりすりと頬ずりしてくるルッキーニ。久しぶりと言っても昨日以来なんだが。 ともかく引き離すことにする。 私「落ち着けルッキーニ」 ルッキーニ「うじゅー……」 私「それにしても私がいるってよくわかったな」 ルッキーニ「芳佳から聞いたんだー!」 ニコリと笑うと再び私の胸に頬ずりする。 もう引き離すのも面倒なのでこのままにしておこう。 ?「ルッキーニのやつずっと心配してたんだぞ?」 扉の方を見るとえらくナイスバディな女性が立っている。私も負けてないつもりなんだが、今一歩及ばない。 シャーリー「おっと自己紹介しないとな、あたしはシャーロット・E・イェーガー。シャーリーでいい」 私「私は、私だ。……よろしくシャーリー」 ここで衝突しても苦労が無駄になるだけなので自己紹介をしておく。 この間もルッキーニは胸に顔を埋めるのをやめない。 ルッキーニ「えへへー私の胸おっきーい。合った時からやってみたかったんだー」 私「っ!?」 思わず私はルッキーニにデコピンをしてしまった。 ペチンといういい音が部屋に響く。 ルッキーニ「う、うじゅー……」 涙目になるルッキーニ、ああもうこれだから子供は! 私「……すまなかった」 泣かれても困るのでルッキーニの頭を撫でながら抱きしめてやる。 そういえば、私が人を抱きしめるなんて何年ぶりだろう。ルッキーニの心臓の音が私の体に響く。 シャーリー「よかったなールッキーニ。これで胸触り放題だぞー」 私「!?」 シャーリーの言葉に反応したルッキーニが私の胸をもみしだき始めた。 だまされた、と心の中で叫ぶ。 私「ちょ、やめっ」 ルッキーニ「にひひーひっかかったなー!」 この二人には絶対に心を許さないようにしようと決めた私だった。
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空の上に私はポツンと一人で飛んでいる。足にはずっと前に壊れた私のストライカーユニット。 私「……血?」 胸のあたりを触るとべったりと血が手に触れた。ああこれは夢だ、いつも見る夢。 裏切られて、裏切って。 撃たれて捨てられて苦しんで壊して殺して、いつもその繰り返し。 夢を見るネウロイなんて私だけなのだろう。これだから元人間は困るものだ。 私「あれは……」 ふと横を見ると小さな子どもたちの前に立っている自慢げな私がいた。 全く、これは私にとっての黒歴史だな。今すぐにでも枕に顔を埋めて足をバタバタしたい気分だ。 子供(お姉ちゃん達が居れば僕達大丈夫なの?) 私(ああ、私たちはネウロイから世界を守るために戦っているんだ。大丈夫さ) 我ながら若かったなと思う。あんなセリフはただの幻だったというのに。 目を覚ますとコアのある部屋にいた。そうだ昨日はここで寝たんだった。 私が起きたのに気付いたのか、ネウ子がどこからともなく現れる。 ネウ子(おはヨー) ネウ子の手には機械部品が入った箱がある。 ネウ子(はいどうぞ) その機械部品が入った小箱をネウ子は私に渡す。 中身はネジにギアに何かの鉄塊だったり、恐らくは航空機の部品だろう。 私「……」 ネウ子(食べないの?) 何度も言うが私はある程度は人間だ。消化器官もコアとほぼ融合しているとはいえ、流石に金属を消化できるほどネウロイにはなっていない。 私「気持ちは嬉しいが私は金属は食べれないんだ」 ネウ子(へー、デマだったんだ) 私「デマ?」 ネウ子はコクリと頷く。 ネウ子(うん。知り合いの巣のネウロイがあいつは金属が大好物だって言ってたから) 誰だそんなこと言った馬鹿は。そのうち聞き出して巣を破壊してやろう。 ネウ子(で、それはともかく本題なんだけど) 私「どうやって基地に入るか、だな」 いくら私がある程度人間とはいえ一般人が基地に入ることは難しい。 だからといって軍人として基地へ向かうと所属する基地を調べられてばれることになる。 私「どうしたものか……」 ネウ子(うーん……) 時計がないので正確な時間はわからないが、30分ほどしたところでネウ子が手をたたいた。 ネウ子(いい方法があるヨ) 私はその時のネウ子の表情(見えないけど)を二度と忘れることはないだろう。 拝啓、私がぶっ殺した妹様、地獄ではお元気でしょうか。 現在私は噂の基地の近くの海を漂っています。 何故こんなふうに漂っているかというと―― ネウ子(足を滑らせて海に落ちて漂流してるところを救助されればいいヨ!) とのことで私は現在仰向けで海を漂っています。 時折波で目に海水がはいってしまいますが、私は泣いていません。ええ、泣いていませんとも。 私(あー……) 一時間ほどぼーっと海を漂っていると、空からウィッチがやってきた。ようやく気付いてくれたようだ。 宮藤「大丈夫ですか!?」 私「大丈夫だ、問題ない」 この子は確か宮藤芳佳だったな。あの宮藤博士の娘だそうだが、似ている様な似ていないような。 宮藤は私を持ちあげると背中に背負ってくれた。 宮藤「しっかりつかまっててくださいね! すぐに基地へと運びますから!」 なんとか私は基地へと入ることができそうだ、後はうまくごまかせるかだな。 現在私は医務室のベットの上で横になっている。ふわふわとした布団の感覚が気持ちいい。 宮藤は私のことを上のほうへと知らせに行ったようで、今ここにいるのは私一人だ。 私「ふむ、中々に綺麗なところだ」 私は起き上がると周りを見渡す。 この間壊した基地の医務室も綺麗だったが、ここはそれ以上に清潔感を感じる。 私「……む」 廊下から足音が聞える。数は二人、いや三人だな。 一人はあの宮藤という子だとして、恐らくもう一人はここの隊長であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケだろう。 ガチャリ 後の一人を昨日見た資料の中から予想しているうちに扉が開かれた。 黒髪に右目に青と白の眼帯、坂本美緒か。 よく考えればここで2番目に階級が高かったはずだし、私が暴れても取り押さえられるという点では最適な人材だろう。 もっともここまで近づいたんじゃ、既に私の不意打ち範囲内で意味はないが。 宮藤「もう大丈夫なんですか?」 私「ああ、海に落ちただけだったからな」 坂本「ならよかった」 私「心配をかけて申し訳ない」 私は三人に頭を下げる。気に入らないが印象を良くするためには仕方がない。 頭を上げたところで本題を切りだす。 私「突然で悪いんだが私をこの基地に置いてもらえないだろうか」 三人が驚いた顔をする。 これは実に正しい反応だと思う、私が同じ状況だったら目を丸くする自信がある。 ミーナ「ダメです。一般人である貴女をここに置くわけにはいきません」 坂本「その通りだ」 まあ、当然と言ったら当然の反応だろう。 宮藤が困った顔をしているのは恐らく自分も似た様なものだからだろう。 私「一般人という訳でもない。私は元ウィッチだ」 その言葉にまたも三人は驚く。 私「階級は軍曹、戦っている最中にネウロイにやられてな。撤退中海に落下して数日彷徨い基地に戻ったら死んだことにされていた」 階級の詐称は重罪だが、大佐が軍曹を詐称するのはどうなのだろうと苦笑いを心の中で浮かべる。 私「すぐに複隊しようと思ったんだが既に死んだということでデータが消されていて、結局戻ることができなかったんだ」 半分以上嘘だが本当なのもいくつか混じっている。 実際、私が存在していたという記録は軍のデータからは抹殺されている。 巣で見た資料はどうやら昔に保存していたもののようだ。 私「雑用として置いてくれるだけでもいいし、万が一ネウロイが急襲してきたとき戦うこともできる。帰る国はネウロイに占領されてるから帰ることもできない」 坂本とミーナの二人が顔を見合わせる。 ダメなら基地を破壊すればいいだけで、いいなら絶好のタイミングで横あいから思いっきり殴りつけてやればいい。 どちらにせよ私に不利に働くことはなくなる。 宮藤「私からもお願いします!ミーナさん坂本さんこの人を置いてあげてください!」 二人に宮藤が頭を下げる。 なるほど資料通りに優しい子だ。この場合優しすぎる、と言ったほうが正しいが。 ミーナ「……まあ、確かに人手は多いほうがいいでしょうし」 坂本「そうだな」 私「感謝する」 心の中で歪んだ笑みを浮かべながら、私は再び頭を下げた。 宮藤に案内された部屋でごろりと横になる。 今は紹介しようにも人が少ないのでまた今度、ということになったらしい。 私「む?」 布団の上でゴロゴロしていると廊下の方から誰かが走ってくる音が聞えてきた。 ガチャ ルッキーニ「私ー!」 私「うわぁ!?」 扉が開くと同時にルッキーニが私の居るベッドに向かってダイブしてきた。 いやちょっとまてベットから扉って相当離れている、どれだけ身体能力いいんだこの小娘。 ルッキーニ「久しぶりー!」 胸に顔を埋めてすりすりと頬ずりしてくるルッキーニ。久しぶりと言っても昨日以来なんだが。 ともかく引き離すことにする。 私「落ち着けルッキーニ」 ルッキーニ「うじゅー……」 私「それにしても私がいるってよくわかったな」 ルッキーニ「芳佳から聞いたんだー!」 ニコリと笑うと再び私の胸に頬ずりする。 もう引き離すのも面倒なのでこのままにしておこう。 ?「ルッキーニのやつずっと心配してたんだぞ?」 扉の方を見るとえらくナイスバディな女性が立っている。私も負けてないつもりなんだが、今一歩及ばない。 シャーリー「おっと自己紹介しないとな、あたしはシャーロット・E・イェーガー。シャーリーでいい」 私「私は、私だ。……よろしくシャーリー」 ここで衝突しても苦労が無駄になるだけなので自己紹介をしておく。 この間もルッキーニは胸に顔を埋めるのをやめない。 ルッキーニ「えへへー私の胸おっきーい。合った時からやってみたかったんだー」 私「っ!?」 思わず私はルッキーニにデコピンをしてしまった。 ペチンといういい音が部屋に響く。 ルッキーニ「う、うじゅー……」 涙目になるルッキーニ、ああもうこれだから子供は! 私「……すまなかった」 泣かれても困るのでルッキーニの頭を撫でながら抱きしめてやる。 そういえば、私が人を抱きしめるなんて何年ぶりだろう。ルッキーニの心臓の音が私の体に響く。 シャーリー「よかったなールッキーニ。これで胸触り放題だぞー」 私「!?」 シャーリーの言葉に反応したルッキーニが私の胸をもみしだき始めた。 だまされた、と心の中で叫ぶ。 私「ちょ、やめっ」 ルッキーニ「にひひーひっかかったなー!」 この二人には絶対に心を許さないようにしようと決めた私だった。
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俺「ストライクウィッチーズでしたか」 13-56 作者 前1 13 :前1[]:2010/11/19(金) 00 41 52.07 ID bo6SkaQgO ドォオン パリィン ブロロロロロ・・・ サンダ「ふぅ」 リフ「どうした?鈍ってんじゃねーか?」 サンダ「ああ、そうみたいだ…」 リフ「なに、すぐ元に戻るさ」 サンダ「足を引っ張ってすまないな」 ナイト「いや、こいつよりましだ」 喉「ゼハー…ゼハー…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 16 :前1[]:2010/11/19(金) 00 52 47.82 ID bo6SkaQgO ―基地・広間― コナー「諸君、最近のネウロイについてだが」 コナー「どんどん強くなってきているのは皆知っているだろう」 コナー「ついさっき私の部下から嫌な知らせが入った」 ざわ…ざわ… コナー「新しいタイプのネウロイを目撃したとの事だ」 コナー「皆十分気をつけてくれ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 17 :前1[]:2010/11/19(金) 00 59 18.24 ID bo6SkaQgO ―食堂― ガヤガヤ・・・ ナックル「新しいタイプかぁ…」 トビウオ「いつになったら終わるのかな…」 アイス「珍しく元気がないなお前ら」パクパク ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―部屋― エーリヒ「みんな戦ってるのに…」 エーリヒ「俺は…」 コンコン ミーナ「エーリヒ、ご飯を食べましょう」 エーリヒ「うん、いまいくよ」 21 :前1[]:2010/11/19(金) 01 04 15.22 ID bo6SkaQgO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ウゥゥゥゥゥゥゥ コナー「敵だと!?」 デコイ「ボス!すぐ近くまで来てます!」 コナー「なに!なぜこの場所が!」 コナー「基地を守れ!」 コナー「みんなを集めろ!」 デコイ「はい!」 ヘイヘ「俺は先に出る!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 22 :前1[]:2010/11/19(金) 01 11 00.99 ID bo6SkaQgO ―ハンガー― ヘイヘ「お前達!」 ナイト「来たのか」 リフ「お?」 サンダ「いつでも出られる」 アイス「俺もだ」 ヘイヘ「珍しい組み合わせだな」 ナイト「味方が来るまで持ちこたえるぞ」 サンダ「勿論だ」 パシリ「直ぐに増援を送るからな!」 ナイト「ああ、先に行ってくる」 ブォーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 23 :前1[]:2010/11/19(金) 01 20 13.19 ID bo6SkaQgO ―空― リフ「結構いるな」 サンダ「数は…」フォン サンダ「超大型2、小型が500…」 サンダ「そして…」 ナイト「ああ。あの先頭の人形か」 アイス「あれが新しいタイプのネウロイ…」 ナイト「大型は俺とリフに任せろ」 ナイト「背中は頼んだぜ」 ヘイヘ「ああ」 人形『降伏するなら命は助けてやろう』 5人「!?」 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/19(金) 01 22 02.21 ID rLcTiUvh0 ほう・・・ 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 01 24 21.10 ID RMQJn9jX0 支 26 :前1[]:2010/11/19(金) 01 26 09.79 ID bo6SkaQgO ――ネウロイを率いていた人形ネウロイが喋った。 ナイト「それは無理だ」 ネウ俺『そうか』スッ ネウロイが手を上げ合図する。戦闘が始まった。 ブゥーーーーーーン サンダ「来たぞ!」 ダァン ガシャ ダァン ガシャ… ドカアアアン ドカアアアン ドカアアアン ドカアアアン ドカアアアン ヘイヘ「援護は任せろ」 27 :前1[]:2010/11/19(金) 01 32 43.78 ID bo6SkaQgO サンダ『MECM!』 ダダダダダ ダダダダダ ダダダダダ ダダダ パリィン パリィン パリィン パリィン ダァン ガシャ ダァン ガシャ アイス「はああああ」 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ ナイト『こっちも始めるか』 ナイト『1人で大丈夫だろ?』 リフ『ああ。二機とも相手してやってもいいぜ!』 ナイト『頼もしいね』 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/19(金) 01 37 17.68 ID uGDXDlzRO 支援。 前1さんのを参考に学園物を書き溜めしなきゃな 29 :前1[]:2010/11/19(金) 01 39 48.74 ID bo6SkaQgO ―基地― ワー!ワー! ミーナ「エーリヒ?」 ミーナ「エーリヒはどこ!?」 ピエレッテ「私探してきます!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―ハンガー― パシリ「おい!坊主ッ!」 ブォーーーーーーー エーリヒ「俺だって飛べる!」 パシリ「やめろ!」 エーリヒ「俺はエーリヒ・O・ハルトマン!」 エーリヒ「悪魔の息子だ!」ブゥーーーーーーン 30 :前1[]:2010/11/19(金) 01 45 09.14 ID bo6SkaQgO ムキムキ「遅れてすまない!いまのは!?」 パシリ「ミーナさんのガキだ!勝手に飛んでっちまいやがった!」 ムキムキ「俺が追いかける!」 パシリ「頼む!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―戦場― ドォオン ドォオン ガガガガガ ビッビッ ヒュン ヒュン リフ(やっべえな、ちょっときついな) 31 :前1[]:2010/11/19(金) 01 51 23.17 ID bo6SkaQgO ブゥーーーーーーン アイス「うおおおお!」チャキン ピキピキピキ・・・ ――氷の刃が形成される。 アイス「はああああ!」 ブンッ ネウ俺『!』チャキ ガキンッ!! アイス(これを受け止めた!?) ググググッ・・・ギリッ ネウ俺『悪くない』 ネウ俺『だが…』 ブゥンッ! アイス「くっ!」 ネウ俺『お前の刃は俺には届かない』 33 :前1[]:2010/11/19(金) 01 58 16.67 ID bo6SkaQgO アイス「このッ!」 カキッ ガッガッ カン カン カン カキン カキン カキン アイス「はああああ」 ブゥン スカッ ネウ俺『なんどやっても同じだ』 シャキン! アイス「なっ!」 ゴリッ ガガガガガ ガシャーン ――氷の刃が砕け散った。 ネウ俺『もう墜ちろ』 ガシュッ 35 :前1[]:2010/11/19(金) 02 05 44.42 ID bo6SkaQgO アイス「ぐ…はっ…」 ヒューーーーーン サンダ「アイス!」 ビッ サンダ「くっ!邪魔だ!」ダダダダ パリィン ブゥーーーーーーン サンダ「間に合え!」 ガシッ サンダ「すぐ安全な所へ運んでやる」 ブゥーーーーーーン ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 36 :前1[]:2010/11/19(金) 02 13 24.52 ID bo6SkaQgO ブゥーーーーーーン エーリヒ「俺も戦える!」 ドォン ガンッ エーリヒ「!?」 ブロロロ・・・ ガキョ エーリヒ(ストライカーに被弾した…) エーリヒ(墜ちる…俺…死ぬんだ…) ガシッ ムキムキ「帰るぞ坊主。ここは遊園地じゃない戦場だ」 エーリヒ「離せ!俺も戦うんだ!」 ムキムキ「そのストライカーでどう戦うんだ?しっかり撃ち抜いたんだけど」 38 :前1[]:2010/11/19(金) 02 18 00.61 ID bo6SkaQgO エーリヒ「お前が撃ったのか!」 ムキムキ「怪我はないはずだ。ちゃんと狙ったし」 ムキムキ「さ、帰るぞ」 サンダ「待て!」 ムキムキ「ん?」 サンダ「こいつも頼む!」 アイス「はぁ…はぁ…」 ムキムキ「!」 ムキムキ「大丈夫なのか!?」 サンダ「傷が深い。早く治療を!」 ムキムキ「わかった!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 39 :前1[]:2010/11/19(金) 02 25 38.07 ID bo6SkaQgO ヘイヘ「あと200くらいか?」 ガシャ ダァン ガシャ ダァン リフ「コアどこだよ!」 ダダダダダダダ ナイト『手伝ってやろうか?』ダダダダ リフ『お前も苦戦してるじゃねーか!』 ナイト『し、してないもん!』 リフ『何がもんだ!気持ちわりぃ』ダダダダ リフ・ナイト『おっ!』 リフ・ナイト『チェックメイトだ』チャキ 『『パリィン』』 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 02 27 02.54 ID shB9bhC+0 かっこいいな 41 :前1[]:2010/11/19(金) 02 34 54.67 ID bo6SkaQgO サンダ「なぜ喋れるんだ?」ダダダダ ネウ俺『破ァ!』 カキカキカキィィイン サンダ(弾丸を斬っただと) ビッ ビッ ビッ サンダ「!?」サッ サンダ(小型が邪魔だな)ダダダダダダ ネウ俺『余所見をする余裕があるのか』チャキン サンダ「!?」 ネウ俺『もらった!』 サンダ(マズイ!) ダダダダダダダダ ネウ俺『!?』サッ 43 :前1[]:2010/11/19(金) 02 39 39.17 ID bo6SkaQgO ナイト「避けたか」 ナイト『大丈夫か?』 サンダ『助かった』 ナイト『リフ、ヘイヘ、お前達は小型を頼む』 リフ『了解』 ヘイヘ『ああ』 ナイト『サンダーヘッド、遅れるなよ?』 サンダ『ふっ、誰に向かって言っている?』 ナイト・サンダ『行くぞ!』 ブゥーーーーーーン ヒュン ヒュン 44 :前1[]:2010/11/19(金) 02 48 18.65 ID bo6SkaQgO ビッ ビッ ビッ ビッ リフ「もっと撃ってこいよ」 バッ リフ「必殺!ミラーフォース!」 キュンキュンキュン ドガドガドガドガ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ガシャ パン! ヘイヘ「弾切れか」 ガサゴソ ヘイヘ「マガジンも無し」 ヘイヘ「仕方ないアレを使うか」 ババッ ジャキン リフ『SMG?お前スナイパーじゃないのか?』 45 :前1[]:2010/11/19(金) 02 53 03.80 ID bo6SkaQgO ヘイヘ『こっちも得意なんだ。まあみてな』 ガシャン ヘイヘ「はああああ」 ダララララララララララララララララララララ ドドドドドドドド リフ『すげぇ…』 ヘイヘ「ふん」 カチッ ガシャン ブォーーーーーーー ダララララララララララララララララ ドガァ パリィン ドガァ ドドドドドドドド カチッ ガシャン ダララララララララララララララララ 46 :前1[]:2010/11/19(金) 03 01 42.07 ID bo6SkaQgO ナイト『左を頼む。挟み撃ちだ』 サンダ『ああ』 ブゥーーーーーーン ナイト『今だ!』 ダダダダダダダダダダダタ ダダダダダダダダダダダダダダ ネウ俺『無駄だ』 サッ カンカンカンカン ナイト『ちっ』 ブゥーーーーーーン ネウ俺『遅い』 ヒュン ナイト「なに!?」 ネウ俺『墜ちろ』 サンダ『させるか』ダダダ 47 :前1[]:2010/11/19(金) 03 10 02.74 ID bo6SkaQgO ナイト『助けられちまったな』 サンダ『それよりあいつだ…』 ナイト『ああ…今まで出会った中で一番強い』 ネウ俺『そろそろ終わらせてもらう』 ナイト『何かやる気だ!』 ネウ俺『烈風斬ッ』 ブォオオオオ サンダ『なんだと!?』 ナイト『退避だ!』 ズバアアアアアアアアアアアアアアアアン 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/19(金) 03 13 42.99 ID zH47nQCH0 げぇっ!烈風斬! 49 :前1[]:2010/11/19(金) 03 15 00.16 ID bo6SkaQgO リフ『おい!なんだ!?』 ヘイヘ『こっちのネウロイが消し飛んだぞ…』 ナイト『あいつ烈風斬を撃ちやがった』 リフ『なに!』 サンダ『当たればただじゃすまないな』 ネウ俺『避けたか』 ネウ俺『だが次はこうはいかん』 サンダ『全員備えろ!』 ネウ俺『スゥ…』チャキ 50 :前1[]:2010/11/19(金) 03 22 53.41 ID bo6SkaQgO 『ディバインッ』 『バスターッ!』 ドカアアアンッ ドガッ ネウ俺『ぐぅっ』 ナックル「よし!」 トビウオ『遅れてすまない』 リフ『やっと来たか』 槍『そいつが新型か』 デコイ『他のネウロイは?』 ヘイヘ『他は片付けた。後はそいつだけだ』 ナイト『気を付けろ。とてつもなく強いぞ!』 51 :前1[]:2010/11/19(金) 03 33 00.69 ID bo6SkaQgO ネウ俺『はぁ…はぁ…』 槍『全員で奴を倒すぞ』 サンダ『待て!様子が変だ』 ボロッ ボロッ トビウオ『黒いのが剥がれて…』 ネウ俺「うっ…」 ナイト『人だと!?』 ネウ俺「」 ヒューーーーーン ヘイヘ『墜ちる!』 サンダ『くっ』 ブゥーーーーーーン ガシッ 52 :前1[]:2010/11/19(金) 03 39 48.36 ID bo6SkaQgO トビウオ『おい!何で助ける!敵だぞ!』 サンダ『何か情報をもってるかも知れない』 サンダ『こいつを基地に連れて帰る』 サンダ『何かあれば俺が責任を取ろう』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー ―基地― コナー「ふむ…」 デコイ「大丈夫なんですか!?」 ムキムキ「拘束もしてある」 ムキムキ「それに我々もいる」 53 :前1[]:2010/11/19(金) 03 45 38.43 ID bo6SkaQgO 兄「さっさと殺してしまおうぜ」 サンダ「駄目だ。尋問すべきだ」 サンダ「それに…」 サンダ「ネウロイに操られていただけの可能性もある」 コナー「……」 コナー「彼が起き次第尋問を開始する」 コナー「手を出すんじゃないぞ」 ナイト「……」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 55 :前1[]:2010/11/19(金) 03 52 38.92 ID bo6SkaQgO ―食堂― リフ「ごくごく」 リフ「ふぅ~」 リフ「大変だったな」 トビウオ「あいつアイスを!」 リフ「大丈夫なのか?」 ナックル「ええ、命に別状はないみたいです」 リフ「そうか…よかった」 喉「おーい」 リフ「ん?お前どこにいたんだ?」 喉「ずっと寝てたけど?」 リフ・トビウオ・ナックル「えっ」 56 :前1[]:2010/11/19(金) 03 57 40.69 ID bo6SkaQgO 喉「さっきミーナの怒鳴り声が聞こえたんだがなんかあったのか?」 リフ「かくかくしかじか」 喉「なにッ!?」 喉「どうして俺を起こさなかった!」 リフ「ふつー目が覚めるだろ…」 トビウオ「逆にすげーよ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 俺団Ⅲ 21へ続く