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俺「ストライクウィッチーズ……なのかもしれない」 376-400 作者 前1 376 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 30 47.97 ID HjGC17aB0 ネウ俺「うっ」グッ ガチャ ネウ俺「!」 ガチャガチャ ネウ俺「くっ」ジタバタ サンダー「目が覚めたか」 ネウ俺「!?」 ムキムキ「みんなを呼んできてくれ」 サンダー「ああ」 _____________ ______ ___ 378 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 45 32.18 ID HjGC17aB0 ネウ俺「・・・・・」 コナー「お前は何者だ?」 ネウ俺「・・・・・」 コナー「・・・・・」 コナー「もう一度聞く」 コナー「お前は何者だ」 ネウ俺「・・・・・・」 バキッ ネウ俺「ぐっ」 兄「さっさと答えろよ。いつでもお前を殺せるんだぜ?」 ネウ俺「ならば殺せ」 兄「あ?」 ネウ俺「聞こえなかったのか?」 ネウ俺「殺せと言っている」 379 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 54 47.40 ID HjGC17aB0 ガタッ 兄「ああ!殺してやる」 兄「その頭を粉々にしてやるよッ!」 サンダー「おい、やめろ」 ガシッ 兄「チッ」 サンダー「お前はネウロイか?」 ネウ俺「違う」 ネウ俺「だが人間でもない」 サンダー「それはどういうことだ?」 ネウ俺「・・・・・」 382 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 15 07.28 ID HjGC17aB0 ネウ俺「俺は・・・」 ネウ俺「人類を守るためネウロイと契約した」 ネウ俺「ネウロイがいなくなれば人類どうしが戦争をはじめる・・・」 ネウ俺「だからこの戦争を終わらせるわけにはいかないと思った・・・」 ネウ俺「だが・・・」 ネウ俺「気がつけば世界はこの有様だ・・・」 ナイト「なぜ世界を守りたいお前がネウロイを引き連れてここに来たんだ?」 ネウ俺「あいつを倒すためだ」 ネウ俺「あいつを倒すため今はあいつの命令に従っている」 コナー「あいつ?」 384 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 25 11.78 ID HjGC17aB0 ネウ俺「この世界をこんなにしたやつだ」 全員「!」 コナー「詳しく聞かせてくれ」 ネウ俺「今この世界にいるネウロイは全てあいつが生み出した」 ネウ俺「俺の力も十数年前にあいつからもらったんだ」 ネウ俺「そして・・・」 ネウ俺「あいつを倒せばネウロイはこの世界から全て消える」 コナー「なに!」 コナー「そいつは今どこにいるんだッ!!」 385 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 34 13.16 ID HjGC17aB0 ネウ俺「とある場所の地下だ。そこに置いてある」 コナー「置いてある?」 サンダー「どういうことだ?」 ネウ俺「あいつとは・・・」 ネウ俺「大きな黒いコアのことだ」 コナー「場所を教えてくれ」 ネウ俺「なぜだ?」 コナー「我々がそのコアを破壊しに行く」 ネウ俺「無理だな」 387 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 42 22.26 ID HjGC17aB0 ネウ俺「あいつの部屋の入り口はネウロイしか開けられない」 ネウ俺「その前に生きて辿り着けるかどうかすらわからない」 ネウ俺「ネウロイの本部だ。もちろん警備も厳重だ」 ナイト「ならお前を連れて行けばいい」 ネウ俺「え?」 ナイト「お前ならその部屋の入り口を開けられるだろう」 ナイト「それにお前の強さは知っている」 サンダー「そうだな」 388 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 51 42.96 ID HjGC17aB0 ネウ俺「お、おい!俺はお前達と」 ムキムキ「ははは!決まりだな」 兄「そのコアを破壊してからお前を殺してやる」 コナー「よし!作戦は一週間後だ。皆に伝えなければな」 コナー「デコイ、皆を広間に集めてくれ」 デコイ「はい」 コナー「お前も休みなさい」 ネウ俺「ああ・・・」 ___________ ______ 392 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 02 25.17 ID HjGC17aB0 ―広間― ざわ・・・ざわ・・・ コナー「――作戦決行は一週間後だ。」 コナー「これが最後の戦いになるだろう。諸君しっかり休んでくれ」 コナー「以上だ。」 ざわ・・・ざわ・・・ リフ「マジかよ・・・」 喉「マジだよ・・・」 トビウオ(おっさん、もうすぐ終わるぜ・・・) ナックル「なんか緊張してきた・・・」 __________ _____ __ 394 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 10 38.76 ID HjGC17aB0 -病室- トビウオ「だってよ」 アイス「そうか」 ナックル「それまでに治りそうか?」 アイス「なんとかな。治癒魔法のおかげだ」 _________ ____ リフ「マジかよ」 ナイト「マジだ」 喉「はやく終わらせて元の世界に帰ろうぜ」 サンダー「ああ」 __________ ______ 396 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 22 17.14 ID HjGC17aB0 -三日後・コナー部屋- ナイト「どうしたんだ?俺たちを集めて」 コナー「最終決戦の突入部隊を選ばせてもらった」 コナー「君たちに任せたい」 ミーナ「この基地最強のメンバーよ」 ミーナ「読み上げるわね。呼ばれたら返事するのよ?」 ミーナ「ナイトくん」 ナイト「はいよ」 ミーナ「リフくん」 リフ「はーい」 ミーナ「喉くん」 喉「へーい」 ミーナ「サンダーヘッドくん」 サンダー「はい」 398 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 29 34.68 ID HjGC17aB0 ミーナ「トビウオくん」 トビウオ「はい」 ミーナ「アイスくん」 アイス「はい」 ミーナ「ナックルくん」 ナックル「はいはーい」 ミーナ「兄くん」 兄「チッ」 ミーナ「槍くん」 槍「はいッ!」 ミーナ「ムキムキくん」 ムキムキ「はい」 ミーナ「デコイくん」 デコイ「はい」 ミーナ「ヘイへくん」 399 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 37 55.54 ID HjGC17aB0 ヘイへ「はい」 ミーナ「次は・・・ネウ俺くん」 アイス「!」 リフ「なんでこいつが!」 ナイト「この作戦にこいつが必要なんだ」 ネウ俺「安心しろ。作戦が終わればさよならだ」 ミーナ「へ・ん・じ・は?」 ネウ俺「あ!はい!」 ミーナ「あとはこのメンバーにロボ子を加えた13人と1体が突入部隊のメンバーよ」 400 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 44 23.81 ID HjGC17aB0 ガチャ コナー「ん?」 異世界「俺も加えてくれ」 ナイト「おまえは」 異世界「かならず役にたつ!だから頼む」 コナー「・・・・」 コナー「いいだろう」 異世界「すまない」 ミーナ「ではこの14人と1体が突入メンバーです」 コナー「基地の皆と私の部下達が総力をあげて君たちをサポートする」 コナー「みんな、頼んだぞ」 14人「了解」 _________ _____ __ 俺団Ⅲ 22へ続く
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オラーシャ オラーシャというところは一年中吹雪いて、晴れることが少ない所だと思っていた。 が、実際来てみると確かに雪は積もっているが太陽は出ているし吹雪も無い。 寒さは予想できていたので大したことはなかった。 隣にはネウ子がネウロイユニットを履いて飛んでいる。 ロマーニャの巣は現在、主が居ない状態だが人間にはわからない。 ネウ子(いやー寒いね。ボク初めて来たヨ) 子供のようにネウ子がはしゃいだ声を上げる。 私「寒いってお前感覚無いだろう」 ネウ子(やろうと思えば温度を感じることくらいたやすいのさ) 私「初耳なんだが」 ネウ子(キミも出来るはずだヨ? 今回は戦う時はやらないとまともに動けないヨ寒いし) 私「……今はいい」 首に巻いた黄色いマフラーに触れ、前日のことを思い返した。 前日 501基地 私「――という訳で、暫く休暇をもらいたいんだが」 ミーナ「友人の結婚式ね……」 書類に目を通しながらミーナは私の話を聞いている。 無断で行くのもよかったが、後で面倒になっては困るので適当な理由をでっち上げた。 ミーナ「どこまで行くのかしら?」 私「オラーシャまで。とはいってもネウロイの侵攻とは離れた所だ」 ミーナ「ふぅ」 一段落ついたようでミーナは肩を揉み背筋を伸ばす。 ミーナ「一人くらいなら問題ないわ。ネウロイの反応は見えないけど、サーニャさんと美緒が頑張ってくれてるし。かわりに帰ったら少し事務と哨戒を手伝ってもらおうかしら」 私「普段と変わってないぞ」 ミーナ「あらそうだったかしら」 口に手を当てミーナは笑った。 ???「私ー!」 私「げふっ!」 ミーナの部屋から出ると、横からルッキーニが飛びかかってきた。 突然のことだったので受け止めきれずに一緒に倒れてしまう。 ルッキーニ「う、うじゅっ、ご、ごめん私!」 私「気にしなくていい。それよりも怪我はないか?」 ルッキーニ「うん」 私「……ならいい」 安堵からため息が漏れる。 私「ところでどいてくれないか?」 現在私は仰向けで、ルッキーニは私の腹部に乗っている。 頼む私にルッキーニは頬を歪ませ、その細い腕を私の胸まで持っていった。 ……まさか最初からこれが狙いじゃないよな? 私「ええいどけどけ」 強引に体を起きあがらせると、ルッキーニは廊下に転がった。 ルッキーニ「ね、ね、どっかいくの? あたしも行きたい!」 私がミーナの部屋に行く時は外出の許可を貰う時なので、私の外出は知られているようだ。 目を輝かせながら四つん這いで近づいてくる。 買い物なら連れてってやりたいところだが、今回はそうはいかない。 というよりも連れて行ったら色々とバレるのでダメだ。 私「駄目だ駄目だ。もう一回おまけに言ってやるが駄目だ。それにオラーシャだから寒いぞー」 ルッキーニ「うぇー」 私「今度ローマに連れてってやるから」 ルッキーニ「ホント!?」 嬉しさからか耳と尻尾が現れる。 なんとなく現れた耳を触れてみると柔らかくて気持ちいい。 ルッキーニ「絶対だよ!」 ルッキーニは立ち上がると、膝についた埃を手で掃う。 そして何か思い出したように手をポンと叩いた。 ルッキーニ「ちょっと待ってて!」 パタパタと耳としっぽを出したまま廊下の角を曲がって行ってしまった。 どこかへ向かったということは何か持ってくるつもりなのだろう。 とりあえず廊下に座ったままでは足が冷たいので立ち上がることにした。 ルッキーニ「おーい!」 壁に背中を預けて2、3分たったころルッキーニは戻ってきた。 手に黄色く長いものを持っている。 ルッキーニ「はいこれ!」 私「これは……マフラーか」 ルッキーニ「あたしが少し前に使ったやつ。オラーシャって寒いらしいし、寒くないように!」 ルッキーニは私にマフラーを手渡すと笑顔を見せた。 急いできたのか額に汗が少し。肩で息もしている。 私「大事に使わせてもらうよ」 マフラーを右手で受け取り、左手でまだ耳の生えている頭を撫でてやる。 気持ちいいのか嬉しいのか尻尾が反応している。 ルッキーニ「お土産よろしくね!」 私「覚えてたらな」 人差し指で、つん、と軽く額を押してやる。 ルッキーニ「忘れないでよー」 そういってルッキーニはどこかへ走って行った。 貰ったマフラーを首に巻いてみる。 ほんのりとルッキーニの、太陽の匂いがする気がした。 現在 巻いていたマフラーをもう一度強く巻きなおす。 ネウ子(何ナニなに? そのマフラーどうしたの?) ネウ子が近づいてきてマフラーに顔を近づける。 ネウ子(こ、これは……ルッキーニちゃんのマフラー!) 私「何故わかるんだ?」 不思議に思って尋ねると、ネウ子は腰に手を当て胸を前に出す。 この時ご丁寧にもわざわざ胸を再構築して巨乳にしている。 ネウ子(匂い! ルッキーニちゃんのかほりくんかくんか!) 飛んでいるにもかかわらずネウ子にビームを撃ってしまった。 寸でのところで身をかわすネウ子。 ネウ子(じょ、冗談だヨ! 以前倒された時に付けてたのをみただけだヨ!) 正直ネウ子なら匂いで判別してきそうだから恐ろしい。 ……よく考えたら鼻無かったなコイツ。 ネウ子(それにしてもデカイね。作ったボクがいうのもなんだけどさ) ネウ子が空を見上げる。 私達の目の前には巨大な黒い壁、所々に赤い模様が入ったそれは、白い雪国とは全く合っておらず威圧感を放っている。 横だけでも相当の大きさなのに、縦はそれ以上に高い。 私「これ本当に倒せるのか?」 ネウ子(ボクとしては出来れば壊したくないんだヨね) 私「なんでだ? お前達にとってもマイナスに働いてるんだろ?」 ネウ子は腕を組んで首をひねったり頭を掻いたりしてから言った。 ネウ子(親心ってやつ……かな?) 私「なんだそりゃ」 ネウ子(それは置いといて、電波障害を止めてくれればボク達は戦わなくてもいいんだ。話すくらいならこの距離でも可能だしね) 確かに会話をして障害を取り除くことができれば戦う理由は無くなる。 こちらとしても面倒事はごめんだ。 何よりこのネウロイを相手にして倒せるかどうかわからない。 話し合いで済めばいいんだが、嫌な予感がする。 こういう時の私の勘はとてもよく当たる。 私「上手く行くのか?」 ネウ子(いくよ絶対ね) 振り向いてネウ子は(恐らく)笑った。 だが私にはどうも無理をしているように思えて仕方ない。 私「ネウ子お前……」 ???(おいーッス) やる気のなさそうな声が脳内に響く。 壁のようなネウロイとは逆の方向からネウ子の友人が手を振りながらやってきていた。 ネウ子(やー) 二人は互いに抱き合ってクルクルと空中で回る。 友人というよりは親友のほうが近いんじゃないだろうか。 ネウ子(近づくなヨお前の体冷たいんだヨ!) 友人(そりゃこっちのセリフッスよ触るんじゃないッスよ!) かと思えば突然離れて互いを罵倒し合う。 私「ああもう。お前ら落ち着け」 ネウ子(何いってるの?) 友人(自分達は冷静そのものッスよ) ネウ子・友人(*1) 本当にこの二人と一緒で大丈夫なのかと頭が痛くなった。 やぱりネウロイというのは私には理解が出来ない。 友人(それは置いといて、どうッスか? 見た感想は) 私「そう言われてもデカイとしか言いようがないな」 友人(それだけなら大したことないんスけどね。やっぱジャミングが大きいッス) 肩を落としてため息を友人はついた。 ネウ子(……) ネウ子はテレパシーでネウロイに会話をしているようだ。 聞き取れないし表情もわからないが、なんとなく上手くいっていないことが分かる。 ネウ子(ダメダナ) どこかの誰かに似た様な口調で腕でバツ印を作る。 ネウ子(そもそも話を聞いてないっぽいヨ) ネウ子が私を指さす。やってみろということか。 目を瞑り意識をネウロイに集中させる。 私(……おい聞えるか?) ネウロイ(ララ……ラララ……) 私(唄うのをやめろ。話を聞け) ネウロイ(ラララ……ラ……ララララ……) ため息をつきテレパシーを中断。ネウ子の言う通りだ。 まるで泣きやまない赤ん坊のようだ。 そもそも聞えているかすら怪しい。 ネウ子(ダメでしょ?) 私「ダメダナ」 これは本当に破壊するしかないのかもしれない。 私「仕方ないな。適当なところを攻撃して、意識をこっちに向けるか」 ネウ子(攻撃するにしてもコアの位置が高すぎるしね) しかしこの巨体に傷がつく程度の攻撃をしたところで気にも留めないだろう。 目の前がネウロイで一杯になるほど近づき、切断しようとビームを撃ちこむ。 私「んなっ!?」 が、ビームはまるで吸い込まれるように黒い体へと消えていった。 おそるおそるネウ子を見ると、無駄に可愛らしいポーズを取って ネウ子(対ビーム付けてたの忘れてたテヘッ) 友人に頭に穴開けられたのは言うまでも無い。 ネウ子(今回は流石に死ぬかと思ったヨ) 友人(うるさい黙れ) 私「なんでそんな無駄な機能を……」 現在いる位置は大体4000メートル付近。 もう少し上に行ってそこに攻撃を仕掛ける事にした。 マフラーの端に触れるとユニットに力を込めた。 12345メートル地点 下の方に比べると一気に冷え込む。 何とか我慢できているがそろそろ感覚を無くすべきか。 ネウ子(やっぱり無視されてる……っぽいね) ここに来るまで何回かネウ子が話しかけてみたが、相手は唄うのを止めていない。 ネウロイはコアを破壊されなければ死にはしない。 少しばかり痛い思いをしてもらおう。 友人(じゃあ私くん頼むッス) ネウ子(ボク達はビームしか出来ないからね) 二人はネウロイのそばから離れる。 なぜこの二人ついてきたんだと思いつつ、右腕に力を込める。 恐らく普通に殴っても少々えぐれるだけですぐに修復するだろう。 断艦は相手が下にいないと使うことができない。 ならば先日ネウ子から貰ったこれの出番だ。 私「おおおおおおおおおおおおお!」 ユニットの速度を上げネウロイに近づき腕を振り上げる。 ダァン! 右手のひらをネウロイに思いっきり叩きつけると、壁に物がぶつかった時の音のような音が響く。 更に腕に力を込め、ネウロイを押すように腕を前に出す! ビキィィィィィッ! 亀裂がネウロイに入る。 ゆっくりと手をネウロイから離すと、手のひらからは1メートルほど杭が飛び出して、ネウロイに穴を開けていた。 亀裂は段々と大きくなり、この場所から下の部分が白い塵のようなものになって消えた。 同時にネウロイが少しずつだが降下を始めた。 これで大体以前ネウ子が作ったネウロイとと同じくらいの高度にコアがあるはずだ。まあルッキーニから聞いたので詳しくは知らないけれど。 私「……歌が止まった」 振動がコアまで届いたのか、1万メートルを超えたあたりから頭に響いていた歌が途切れる。 これならこちらの声も相手に届くだろう。 ネウ子(いやーヨかったヨかった) 友人(流石の威力ッスね) ネウ子(ボクがつくってあげたんだ。モットホメロー) 友人(凄いッスよ。私くんの武器) ネウ子(褒めるの間違ってない? ねえ) 二人で先に上に上昇していくネウ子達。 話すだけならここからでもいい気がするが、止めようとしても二人はどんどん上へと昇って行く。 感じる温度を遮断して私も二人の後を追った。 上空約32099メートル地点 山々ははるか下の方にある。 何も聞こえない。温度の感覚もない。 幸い視覚に異常はないようだ。 もしこの場所で視覚を奪われ身動きがとれないままされて放置されたら、すぐに発狂してしまうかもしれない。 それほどまでにこの場所は冷たい。 頬に当るマフラーがとても心強く感じる。 ネウ子(……いたね) 友人(コアちっちゃいッスね) 先に昇った二人が見つめる先は、槍の様な形をした頂上。 その一番先にコアが埋め込まれているのがわかる。 私「で、話は通じてるのか?」 二人は首を横に振った。 しかし結果的には歌は止まったわけだしこれで解決、ではないんだろう。 ネウ子は頬に手をあて首をかしげる。 ネウ子(もしかして……) 友人(知っているッスかネウ子!?) ネウ子(ボクの嫌な予感が当ったならひょっとしてこの子……っ!?) ネウロイの頂上部分が開きコアが現れた。 コアは私達と同じように紅く怪しい光を放って、舐めまわすようにこちらを見ているのがわかる。 私「見ているだけ……?」 ネウ子(……私っ! 下! 下!) ネウ子の言葉が早かったか、それが私の脚に絡まりつくのが早かったか。 私「しまった!」 ネウロイの触手。 ずっと下の方から伸びてきた触手に右足に巻きつかれてしまった。 何とか引きちぎろうと脚に力を込めるが、何かおかしい。 まるで脚が無くなってしまったような―― 私「あ、足がっ!?」 右足は触手と同化して既に私の物ではなくなっていた。 背中からジリオスを抜き取ると、峰側で足だったものを強引に砕く。 足を取り込んだことに満足したのか触手は再び下のほうへと戻って行く。 片足でバランスを取りつつ友人のそばへと寄る。 私「これはマズイな」 友人(そうッスね。治るの早くてよかったッスね) 私「……他人事だなおい」 友人(他人事ッスから。それよりもどうするッスか?) 友人はネウロイのコアを見る。今は私を見てはいないようだ。 友人(逃げるなら今のうちッス。まあウィッチ達が壊してくれるのを祈るのも手ッスね) 退屈そうに友人は背伸びをした。 友人(……でも、アイツはそんな気は更々ないみたいッスけどね) そこで気付く。あのコアは私達を見ていない。 じゃあ今は誰を見ている? 誰に狙いを定めた? ネウ子(ぐっ) 答えにたどり着いた時、ネウ子の声が頭に響いた。 ネウ子を見るとネウロイの触手に右胸を侵食されていた。 私「ネウ子!」 ジリオスを再び抜き同じように峰で胸を破壊する。 私「なっ……」 破壊した胸部にはネウロイの命、コアが赤々と輝いていた。 このコアを破壊されればネウ子とロマーニャの巣は消え去ってしまう。 普段は巣に置いてきているはずなのに何故――。 私「お前なんで……」 ネウ子(……わからない) 友人(二人とも前!) 私「チィッ!」 ネウ子を後ろへと放り投げた瞬間、胸に衝撃が走った。 触手がコアの真下から私の胸へと伸びてきている。 私「げほっげほっ……」 触手は槍のように鋭く、正確にコア部分へと当っていたが、ここは下手な攻撃では突き抜けられない。 しかしコアに一点集中の衝撃が響いたようだ。思わずせき込んでしまう。 そして浸食が始まった。 少しずつ胸が触手と一つになっていく、ジリオスは先ほどの衝撃でどこかへとんでいった。 私「ぐ、おおおおおおおおおおおおおお!!」 触手を握り振りほどこうとするも胸は完全に一体化してしまったようだ。 段々と首まで浸食が進んでいる。このままでは私のコアも取り込まれてしまう! 私「があああああああああああああああああ!!」 バギィッ 聞えないはずなのに音が鳴ったような気がした。 目の前には胸を取り込み大きくなった触手。 私(……いったあああああああああああああああああ!) 襲う激痛。 それもそもはず、強引に侵食された胸や喉の部分を触手ごともぎ取ったのだから。 人間でいうなら自ら肉をそぎ取ったようなものだ。 戦闘中なので出来ないが、本当はその辺を転げまわりながら叫びたい気分だ! ネウ子( 危ない!) 友人(前! 前!) 激痛に耐えながら前を見る。 迫る触手、むき出しのコア、遅れた反応。 とっさに私は右腕を前に出す。 襲い掛かる衝撃にコアの激痛は増し私は意識を手放した。 私(……ここは?) 気がつくと暗い部屋にいた。 一歩踏み出してみると、暗すぎてまるで宙を浮いているようだ。 ほ……ぁ………ぁ… 静かすぎて耳鳴りがしていたところに小さな声が聞えた。 場所はわからないが声がするほうへと足を進める。 ほ……ぁ…ぎ………ぁ…… 少しずつ大きくなっていく声。 どこかで聞いたことのある気がする。 突然、暗闇に小さな穴が開いた。そこから白い光が差し込んできた。 明かりの中に箱のようなものがある。 あ!おぎゃあ!ほぎゃあ!あっあっほぎゃあ! 箱を覗き込むと生まれて間もないような赤ん坊が泣いていた。 なんとなく持ち上げて抱きかかえてみる。 すると赤ん坊は泣きやむのを止めて眠り始めた。 私「……ひょっとして、お前なのか?」 眠る赤ん坊を見ながら私は呟いた。 私「はっ!?」 どうやら気絶をしてしまっていたようだ。 前方を見ると前方で友人が触手から飛びまわっているのが見える。 ネウ子(大丈夫!?) ネウ子が顔を覗き込んできた。胸の傷はもう残っていない。 自分の胸と喉を触ってみるがこちらも治っている。 しかしマフラーが侵蝕された際に間に合わず少し破れてしまっている。 ネウ子(右腕の武器に感謝したほうがいいヨ。特殊な金属だから、すぐには取り込めずに吹っ飛ばされただけだから) 私「なあネウ子」 ネウ子(何?) 私「あのネウロイは赤ん坊なんだ」 ネウ子(……知ってる。母親だしね) 私「怖くて怖くて仕方ないから触れたものを全て自分と一つにしようとする」 ネウ子(……ボクがいなかったからね) 私「アイツはそのうち手当たり次第に侵食し始めるだろう」 起きあがると右腕に力を込める。 私「恨むか?」 ネウ子は無言で首を横に振った。 私「……そうか」 首のマフラーの破れた部分が黒く修復してゆく。 右腕の武装は振動しながら威力を上げていく。 私「行くぞ」 私の動きを察知したのか、友人を狙っていた触手が私に標的を変更した。 だが遅い。 触手が私に追いつくよりも速く、隙間を縫ってコアの目の前へとたどり着く。 私「……小さいな」 私の体よりも小さいんじゃないかと思うほど小さなコア。 そっと右手をコアに当てる。少しだけ柔らかい。 触手が追いついて私の背中に、後頭部に貼り付くがもう遅い。 キュウウゥゥゥゥゥウウウン! 体に杭打ち機の振動が響いた。 巨大なネウロイが白いチリへと変わってゆく。 ネウロイの断末魔が普段よりも耳に残った。 さびしがり屋の、歌しか知ることが出来なかったネウロイの断末魔が。 友人(じゃあ自分は先に帰ってるッス。巣のほうも心配ッスから) 友人は手を振りながら消えていった。 多分だが私は友人と二度と会えない気がする。多分だけど。 ネウ子(……ウィッチはネウロイの事なんて知る必要はないんだ) 私「どうした突然」 ネウ子(本当はわたしがあの子を殺すつもりだった。コアを見せた時点で打ち抜くつもりだった。でも、出来なかった) 私「……私は復讐をしただけだ」 マフラーをほどいてネウ子に見せる。 首に巻いていた中央の中途半端な部分が黒く染まっている。 私「全く借り物なんだぞコレ……」 ネウ子(キミは) 私「ん?」 ネウ子(キミは殺せるのかい? 彼女達を、ストライクウィッチーズを、フランチェスカ・ルッキーニを) 私「……」 ネウ子(わたしはキミが好きだ。いろんな意味でキミほど惹かれる存在は無い。この気持ちに嘘は無い。出来ることならわたしが殺されるならばキミがいい) 私「……」 ネウ子(キミの気持ちはどうなんだ? 彼女達を殺したいのか? それとも――) 私「……わかっているならいつまでも基地で過ごしていないさ」 ネウ子(……そっか) 私「さあ帰るぞ」 ネウ子(ねねね、お土産かってこうヨー。ボクの調べではお肉が美味しいらしいヨー) 普段の口調のネウ子に戻る。 背中に抱きついてくるネウ子を、今日は引きはがす気にはなれなかった。 後日 ルッキーニ「なにこれー!」 私「……申し訳ございません」 黒くなったマフラーを持ってルッキーニに頭を下げる。 念の為洗ってみたがやっぱり黒い部分は取れなかった。 ルッキーニ「うじゅー……」 私「お、お土産あるぞ!」 私は懐から買ってきた缶に入った熊カレーをルッキーニに渡す。 缶の表示をしげしげと見つめてから、ルッキーニは私の頭を撫でた。 ルッキーニ「もう汚しちゃだめだよ?」 私「は、はい」 ルッキーニ「それじゃ食べよっ! 夕ご飯前だから二人で一つね!」 ルッキーニに手を引かれ台所へと向かう。 後で宮藤にでもマフラーの編み方を教えてもらおうと思った。
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『ネウロイ界の紳士』 ○ネウロイさんの巣○ 大型「スボン分が切れてきた……ズボンズボン…ウィッチのズボン…」 中型「まずい大型のアニキが何時もの発作だ」 中型「小型がこの間失敗したからだ…」 大型「ああ、もう俺が出る!ウィッチに会いにいく!」 中型「アニキ待ってください、今の状態じゃ瞬殺されますよ!」 大型「コア破壊されてもいいし。ウィッチに破壊されるのはご褒美だろ…jk」 中型「でもやられちゃったらもうウィッチを愛でられないですよ!」 大型「む…それはいかん。けどもう限界…」 中型「大丈夫です、こんな事もあろうかと手は打ってあります」 大型「本当か!」 中型「ええ、我らネウロイの中でもとびきりの紳士である虫ネウを派遣させてあります」 大型「なんとあの噂に聞く虫ネウか!これは期待できるな」 中型「ええ、ですから我々は大人しく奴がもどって来るのを待ちましょう」 … … ○近くの林○ ルッキ「俺ー虫いたー?」 俺「」フルフル ルッキ「うじゅー凄いのいないかなー」 俺「」キョロキョロ ガサガサ キラッ 虫ネウ「(この辺りのはずだが……)」 俺「」ジーー ルッキ「いたー?」 俺「」コクコク ルッキ「ムシーーーー!」 虫ネウ「(見つかったか…!いや、運がいいルッキーニちゃんじゃないか!捕まって基地まで運んで貰おう)」 俺「」ソーッ ルッキ「捕まえたー!みた事ないムシー」 俺「」コクコク 虫ネウ「(なんだこのガキは。ルッキーニちゃんに優しく捕獲されたかった…)」 ルッキ「面白い虫も見つけたしたしもどろー」 俺「」コクコク … … ○ハンガー内○ シャーリー「フンフンフフーフーン」 虫ネウ「(よし、聖母は機械いじりに夢中だ。脱出するなら今だな」カチャカチャ ブーーン 虫ネウ「(ついでに腹ごしらえだ)」ブーン プツン シャーリー「ありゃ、停電か?ま、いいか」 虫ネウ「(まずは基地内を探索するとしよう、ウィッチの部屋とお風呂は抑えておかねばな)」 … … 虫ネウ「(広いな、手当たり次第捜索するとしよう)」 <ワイワイガヤガヤ 虫ネウ「(ウィッチの声!)」ブーン … … ルッキ「おっ風呂おっ風呂」 宮藤「訓練の後のお風呂は最高だよね」 リーネ「うん、そうだねよしかちゃん。俺君も一緒に入る?」 俺「」コクコク エイラ「私も入ろうかな」 ペリーヌ「少佐も一緒にいかがですか?」 坂本「私は先ほど行水をしたからな、お前達だけで入ってくるといい」 虫ネウ「(今からお風呂だと……いくしかないな)」ブーーーン 虫ネウ「(うへへ、眼福眼福。大型のアニキ、ここは地上に存在する楽園です)」 … … バルクホルン「お前達ここに居たのか。俺を知らないか?」 宮藤「俺君なら今から私達とお風呂入ろうとしていたんです」 バルクホルン「済まないが俺を少し借りるぞ。俺に来客だ」 俺「」コクコク リーネ「俺君もまた今度一緒に入ろうね」 俺「」コクコク … … 虫ネウ「(惜しい。お姉ちゃんも一緒にはいればよかったのに!)」 虫ネウ「(しかし……健康的な淫獣の肢体にリーネちゃんのおっぱい。ルッキーニちゃんのちっぱいに中々バランスのとれたヘタレの体。しっかり記録せねば)」 … … ルッキ「いっちばーーーーん」ザブーン 宮藤「にっばーーーーん」ザブー ルッキ「きっもちいーーー」 宮藤「リーネちゃんも早く早く」 リーネ「う、うん」チャプン エイラ「なに恥ずかしがってんだ、えいっ」 リーネ「ああ、きゃぁ」 宮藤「おー」 虫ネウ「(ハァハァすげぇ)」 リーネ「ちょっとエイラさん!」 エイラ「リーネ、前よりでかくなったんじゃないか?」 リーネ「ええっ?」 エイラ「ふふん、どれどれ。うりゃうりゃうりゃ」モミモミモミ リーネ「ああーやーめーてーエイラさーん 」 虫ネウ「(ヘタレ俺と変われ!うらやまけしからん)」 虫ネウ「(ハァハァ。バスタオル姿や裸の記録はこれで良いだろう。次にいく前にやらねばならない事が……)」ブーーーン … … 虫ネウ「(ルッキーニちゃんのズボンをクンカクンカ。あああ至福だよううう、次はあっちだ!)」 虫ネウ「(淫獣のズボンもクンカクンカ。うへへ、超小型の特権だな!今日でウィッチのズボンクンカクンカ200枚目を達成するぜ!」 虫ネウ「(次はリーネちゃんのをクンカクンカ。スーハースーハー)」 ガラガラっ 宮藤「あー気持ちよかったー」 ルッキ「後でシャーリーともっかいこよーーっと」 エイラ「早くサーニャ起きてこないかなー」 ペリーヌ「まったくもう!」 虫ネウ「(しまった!クンカクンカに夢中で逃げそびれた!まてよ…ズボンの中いにいればウィッチのお尻を……!ぐへへ)」 … … ○ミーナさんの部屋○ バルクホルン「ミーナ、俺を連れてきたぞ」 ミーナ「トゥルーデご苦労様」 俺「!」 ウィッチ軍曹「俺君久しぶり。お休みが取れたから来ちゃった」 俺「♡」ギュゥゥゥゥ パタパタパタパタ ミーナ「あらあら、よっぽど嬉しいのね」 坂本「今にも尻尾がちぎれそうだな」 バルクホルン「私もあの位……」 ウィッチ軍曹「俺君、皆に迷惑はかけてない?虐められたりしてない?」ナデナデ 俺「」コクコク ウィッチ軍曹「よかった。皆さん俺君を可愛がってくれているみたいで本当にありがとうございます」 坂本「なあに、我々も俺に癒されているさ」 バルクホルン「俺が可愛くないはずがない!」 … … リーネ「…………?……いやあああああ」 宮藤「ど、どうしたの?」 リーネ「……ズボンの中に何かいるの///」 虫ネウ「(ひゃっはー!リーネちゃんのお尻だぜ!!!)」モゾモゾモゾモゾ 宮藤「なにこれ虫?」 リーネ「むっ虫……いっ……いやあああああああああああ」 虫ネウ「(次にいくぜ!)」ブーン エイラ「虫ぐらいでさわ…うーズボンの中になにかが」 虫ネウ「(ヘタレのお尻もモゾモゾモゾモゾっと!)」 宮藤「それって」 リーネ「きっと虫です!」 ルッキ「ムシーーーー!」 宮藤「見せてくだだい!」 エイラ「く、くるな!」ズリッ 虫ネウ「(次は何処に)」ブーン ペリーヌ「お、おぞましい」 ルッキ「あっ、あの虫」 ペリーヌ「虫がズボンの中に入るなんて普段から……きゃああぁぁああ」 虫ネウ「(ついでにペリ犬もっと)」モゾモゾモゾモゾ ルッキ「あたしの虫ー!」 ペリーヌ「違います、ズボンに-------!そこはだめーーーーー!」 虫ネウ「(うへへへ)」モゾモゾモゾモゾ 宮藤「ペリーヌさん脱がないと!」 ルッキ「虫どこかな」 宮藤「ペリーヌさん!」 ガラッ 坂本「ペリーヌ何をしてるんだ」 ペリーヌ「いやああああああああああああ」 ルッキ「あっ、でてきた」 虫「(スタコラサッサだぜー)」ブーーーン … … 虫ネウ「(ハァハァ。少し頑張りすぎたな腹ごしらえ腹ごしらえ)」ブーーーン 坂本「停電?全く何事かと思えばただの虫か」 エイラ「でもただの虫じゃなくてズボンの中にはいってきてモゾモゾっと」 ルッキ「あたしの虫だかんねー」 宮藤「私達で捕まえましょう!」 … … 虫ネウ「(次はどこへいこうかなー)」ブーーーン 宮藤「あっちにいったー」 ルッキ「ムシーーーー!」 リーネ「もうやめようよー」 ペリーヌ「おのれどこに」 エイラ「本当にこっちか?」 … … 俺「♪」パフパフ ウィッチ軍曹「私に会えて本当に嬉しかったのね」ヨシヨシ <マテーーーーーー アッチニイッタヨ ムシーーーー ミーナ「そういえばさっきから外が騒がしいわね」 バルクホルン「また何かやらかしているのだろう。ちょっと注意してくる!」 … … バルクホルン「何を騒いでいるんだ」 宮藤「あっ、バルクホルンさん」 バルクホルン「お前達、宿舎で騒ぐのは軍旗違反だ」 虫ネウ「(お姉ちゃんキターー!さっそくクンカクンカモゾモゾするしかねぇ!)」ブーーーン 宮藤「あっ、いた!」 ルッキ「ムシーーーー!」 バルクホルン「虫?虫がどうしたというんだ。だいたいこんな騒ぎを誰がああああ」 エイラ「あ、大尉のズボンに入ったな」 虫ネウ「(クンカクンカモゾモゾモゾモゾ)」 バルクホルン「しずまれーーーい」 <!? バルクホルン「戦場では常に冷静な判断力が生死を左右する……こういう場合はまず…こうだ!」ズルッ 宮藤「えええええーーー」 エーリカ「もらったああああああ」パチン! 虫ネウ「(見える!当たらなければどうということは……)」ブーン バルクホルン「ぎゃあああああ」 エーリカ「あっ、失敗」 バルクホルン「は、ハルトマン…」 宮藤「あっ、逃げた」 ルッキ「ムシーーーー」 … … ウィッチ軍曹「あの、今バルクホルン大尉の叫び声が…」 ミーナ「うふふ、気にしないで頂戴。ミイラ取りがミイラになっただけでしょう」 ウィッチ軍曹「それでいいんだ……」ナデナデ 俺「♪」パフパフモミモミ ミーナ「ほかっておいて私達はお茶にでもしましょうか」 ウィッチ軍曹「そうですね」 俺「」コクコク ウィッチ軍曹「でもやっぱりミーナ中佐、本当にいいんですか?ほかっておいて」 ミーナ「ほおっておけばいいのよ。いつもの事ですから。多分夕方までには静かになると思うわ」 ウィッチ軍曹「いつもの事なんだ…」 ミーナ「それよりウィッチ軍曹もここまで来るの大変だったでしょう?」 ウィッチ軍曹「そうなんですよー、長旅で肩がこっちゃって…」タユンタユン ミーナ「それならお風呂にでも一緒にどうですか?うちの基地には大きな露天風呂があるの」 ウィッチ軍曹「露天風呂ですか!是非入らせてください。私お風呂大好きなんですよー」 ミーナ「それではさっそく案内しますね」 ウィッチ軍曹「俺君も一緒にはいろうね」 俺「♪」コクコク … … ○その頃一方○ 虫ネウ「(いやっほーーーい)」 ウィッチーズ「まてーーーーーーー!」 虫ネウ「(待てと言われて待つバカが居るかーーーー!)」 宮藤「どこいっちゃったんでしょうか……」 シャーリー「ムシレーダーも壊れちまったしどうするかー」 バルクホルン「つべこべ言わずに探すんだ」 ペリーヌ「見つけ出して八つ裂きにしてさしあげますわ……」 リーネ「もう、探すの辞めようよ……ほかっておこう?」 ルッキ「あたしのムーシーーー」 虫ネウ「(ふふふ、そう簡単には見つかるまい。今のうちに一度巣のみんなに報告を入れておくか……)」 … … ○ネウロイの巣○ 中型「大型の兄貴!虫ネウから報告がきたぜ!」 虫ネウ(巣の皆元気ー?虫ネウさんだよー。こっちは元気通り越して超ハッスルしちゃってるけどねー。ズボン、おっぱい、すっぽんぽん、バスタオル姿色々記録に収めたから楽しみにしててねー) 大型「流石、ネウロイ界1の紳士……記録に対する執念が半端ないな!」 中型「虫ネウ、どの位で戻れそうなんだ?」 虫ネウ(後は、自分用の記録を撮ってズボンをクンカクンカしたら戻る。なあに、じきに戻るから楽しみにしていてくれ) 大型「脱ぎたてズボンをクンカクンカだと!なんと羨ましい……」 虫ネウ(こればかりは超小型の特権っすよwwそれじゃまた後でーー!) 中型「イヤッッホォォォオオォオウ!ズボンだズボンだ!」 大型「ズボンズボンズボンズボンオッパイオッパイオッパイオッパイ」 中型「ムシネウの帰還が待ち遠しいですね」 大型「ああ、虫ネウサイズならもはや見つからずに帰ってくるだろう。ああ、楽しみだなぁ」 中型「しかし、虫ネウがうらやましい。私もウィッチのズボンをクンカクンカしたい……」 大型「私もだよ……脱ぎたてをクンカクンカしたいものだ。クンカクンカ」 中型「大型の兄貴……そのズボンは……?」 大型「IYHオークションで入手したウィッチ使用済みズボン(?)だけど。クンカクンカ」 中型「私も今度落札しよう……」 … … 虫ネウ「(報告終了……さーて後は聖母かEMTのズボンをクンカクンカして、最後に俺の天使、ミーナさんのズボンを200枚目のクンカクンカ記念にして巣に戻ろう。さて、何処に行ったかなー)」 ウィッチ軍曹「そうなんですかー」 ミーナ「ええ、そうなのよ」 <キャッキャキャッキャ 虫ネウ「(いた!ついでに隣の人も俺の好みなんだけど誰だ……!これは両方やるしかないな!199人目をあの人のに変更だ!)」ブーーーン 宮藤「あっ!居ました!」 バルクホルン「ああ、居たな!」 シャーリー「俺―――!真後ろに居るムシを捕まえてくれーーー!」 俺「!」クルッ、パシッ 虫ネウ「(捕まった!?)」ブーンブーン ウィッチ軍曹「俺君、どうしたの?……虫?」 ミーナ「本当、綺麗な虫ね」 ペリーヌ「やりましたわ!本当にいい子ですわ」ナデナデ エイラ「よくやったナ」ナデナデ バルクホルン「私は俺ならできると信じていたぞ」ナデナデナデナデ 俺「♪」パタパタ 虫ネウ「(まずい。このままだと八つ裂きにされる……いや、ウィッチにされるなら本望……ダメだ!俺にはまだやることが残ってるんだ。ミーナさんのズボンクンカクンカに仲間に、同志にこの素晴らしい記録を伝えねば……)」ブーーーーーーーーン 宮藤「虫が凄い勢いで暴れてますよ!」 バルクホルン「俺、私が捕まえるまで絶対に離すなよ・・・!」 ルッキ「私のムシ―!かえしてー!」 虫ネウ「(くっ……仕方ない。ネウビーーーーム!)」ピュッ。ペチャ。ブーーーーン! 俺「!?」 宮藤「虫から何か液体みたいなのが!あっ、しかも逃げました!」 俺「…」プルプル バルクホルン「大丈夫か俺!何かかけられたみたいだが……」 俺「……」プルプルプルプル ミーナ「俺君どうしたの?」 俺「……」プルプルプルプル…プチッ ウィッチ軍曹「あっ……俺君のお気に入りの服に穴が…」 俺「」ゴソゴソ エイラ「服の下からMP40(玩具)なんて取り出してどうするんだ?」 俺「……」グスッ……パパパパパパパパパパパパパパッ 虫ネウ「(?)」キンキンキンキンキンキンキンキンッ 俺「!!!!」パパパパパパパパパパパパパパッ 虫ネウ「(ああ、丁度いい塩梅の刺激が……)」キンキンキンキンキンキンッ 俺「」カチッカチッ エイラ「あ、弾切れだナ」 俺「」タタタタタタッ ブンッブンッ 虫ネウ「(玩具の鉄砲の次は剣か!物騒な!流石にコレは当たったら痛そうだが……あたらなければどうということは……)」ブーンブーン 俺「」ブンブンッ 虫ネウ「(こっちだこちだー)」ブーーーーン 俺「」タタタタッ ブンブンブン 虫ネウ「(ここで切り返しっ!)」ブーン 俺「」ブンッ!スカッ、コケッ ウィッチーズ「あー……」 虫ネウ「(ヒャッハー!エロガキはお仕置きだぜー!)」ブーーーーン 俺「……」グスッ… ウィッチ軍曹「俺君、痛くない?大丈夫?」 俺「……」グスッ……ギュッ ミーナ「あらあら……」 ウィッチーズ「虫はあっちに逃げたよ!まてーーーー!」 ミーナ「私達は俺君が少し落ち着いてから行きましょうか」 ウィッチ軍曹「ええ、そうですね。俺君、泣き止んで?服はまた今度買ってきてあげるからね」 俺「……」ウワーーーーン ウィッチ軍曹「よしよし……」 俺「」ウワーーーーン … … ○露天風呂入口前○ 虫ネウ「(ふふふ。ここで張って置けば大丈夫だろう)」 ミーナ「さ、俺君もお風呂で涙と鼻水で汚れた顔をあらっちゃいましょうね」 俺「」コクコク…グスッ ウィッチ軍曹「俺君もお風呂に入れば元気になりますよ」 ミーナ「そうだといいわねー」 脱ぎ脱ぎ脱がし脱がし 虫ネウ「(キター!うへへ……記録記録記録記録)」 ミーナ「さ、こっちよ」 ウィッチ軍曹「楽しみだなぁ」 俺「」トボトボ 虫ネウ「(ハァハァ、まずはあのウィッチ軍曹とやらのズボンから……スゥ……クンカクンカクンカクンカ……ふぅ)」 虫ネウ「(コレで199枚……次は記念すべき200枚目のズボン、俺の天使ミーナさんのズボンだ!)」ブーーーーン 虫ネウ「(……クンカクンカクンカクンカペロペロペロペロペロペロゴロゴロゴロゴロクンカクンカクンカクンカスーハースーハースーハースーハー……ヘヴン状態…!)」 風呂場<キャッキャウフフ 虫ネウ「(あのエロガキめ……ウィッチの皆とお風呂だなんて羨ましくなんてないんだからね!こっちはクンカクンカできるんだから!クンカクンカ)」 虫ネウ「(ふぅ……堪能した。名残惜しいけどそろそろ戻らないと……)」 サーニャ「ここからネウロイの反応です」 虫ネウ「(なん…だと…。一番来ちゃいけない相手が起きてしまった)」 エイラ「流石サーニャ!」 宮藤「すごいよサーニャちゃん」 ペリーヌ「さぁ、何処に隠れていますの!」 ミーナ「あら、みんなどうしたの?」 坂本「ミーナ、どうやら超小型のネウロイらしい」 ルッキ「ネウロイじゃないもん!あたしのムシだもん!」 ミーナ「ぶっそうな話ね。この辺りにそのネウロイがいるのね?」 虫ネウ「(やばい。ばれてるばれてる……今は大人しくしておくべきだ!)」 バルクホルン「何処にいった……」 ミーナ「着替えたら私達も探すのを手伝うわ……?」 虫ネウ「(スーハースーハーモゾモゾ)」 サーニャ「ミーナ隊長からネウロイの反応です」 宮藤「きっとミーナさんのズボンの中です!」 ペリーヌ「虫ネウロイ!出てらっしゃい!」ズリッ ミーナ「…………」 ウィッチーズ「…………」 ミーナ「いやぁぁぁあああぁぁあぁぁああああああぁぁぁぁぁぁあああああ!」 虫ネウ「(おほっ、ズボンとお尻がすっごい密着して……ハァハァ)」 キュッ。パリン! 虫ネウ「(えっ…?ウソだろ……俺……ここで死ぬん?同志達済まない……記録は持って帰れそうにない……けど俺は俺の天使にお尻で撃墜されて最高の最期を迎えれるよ……ぐふっ)」 ルッキ「あたしのムシー……」 … … ○ネウロイの巣○ 大型「!?」 中型「紳士……墜つ……!」 中型「まさか……虫ネウほどの男がやられただと……?」 大型「ズボンが……おっぱいが……」 中型「くっ、虫ネウですらダメだというのか……最後に虫ネウからの通信は……ガキには気を付けろ、とキュッ!の2言でした……」 大型「……中型よ全ネウロイを集めろ。今すぐにだ」 中型「はっ!」 大型「虫ネウ……お前の敵は必ず討つからな・・・!」 … … ネウロイさん達「ガヤガヤガヤガヤ。急に集まれってなんだよなー。1期見直してたのにさー。抱き枕愛でてたのによー」 中型「静粛に!それでは大型の兄貴……お願いします」 … … 大型「我々は一人の紳士を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!」 … ながったらしい演説が続いております タワーネウ「あの、虫ネウが!?あの紳士が!?」 … 大型「私の舎弟!諸君らが愛してくれた虫ネウは死んだ。なぜだ!」 … 分割ネウ「紳士すぎたからさ」 ながったらしい演説が続いております … 大型「ネウロイよ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ!ネウロイ!われらネウロイこそ選ばれた種族であることを忘れないでほしいのだ。優良種である我らこそウィッチを愛でるのである。ジーク・ズボン!」 中型「よし、虫ネウの弔い合戦だ!ものどもつづけーーー!」 … … こんなことが起こっているともしらないウィッチーズは ルッキ「うわーーーーん。ム“ジー」 シャーリー「また捕まえてこればいいだろう」 坂本「しかし、すごいなミーナ。素手でネウロイを倒すとは……今ので200機目だろ?おめでとう」 ミーナ「もう、やめてよ美緒」 バルクホルン「流石ミーナ……」 ウィッチ軍曹「ええ、ミーナ中佐は素手でネウロイを倒した素手でネウロイを倒した素手でネウロイを倒した」 俺「?」 エイラ「まったくおさがわせな虫だったナ」 ウィッチ軍曹「いけない。もうこんな時間ね。俺君、また今度来るからね」 俺「」シュン……コクコク ウィッチ軍曹「ミーナ中佐、私はもう帰らないといけないので俺君の事をこれからもお願いします」 ミーナ「ええ、任せて頂戴」 バルクホルン「ああ、俺の事は任せてくれ!」 ウィッチ軍曹「本当にありがとうございます。俺君、みんなに一杯あまえるのよ。ちゅっちゅっちゅっ」 俺「♪」 バルクホルン「!!!」 ミーナ「あらあら」 ウィッチーズ「キャー!」 ウィッチ軍曹「それでは、また休みが取れたら現れますね」 俺「♪」ノシ 戻る 携帯用戻る
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俺「ストライクウィッチーズ……なのかもしれない」 376-400 作者 前1 376 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 30 47.97 ID HjGC17aB0 ネウ俺「うっ」グッ ガチャ ネウ俺「!」 ガチャガチャ ネウ俺「くっ」ジタバタ サンダー「目が覚めたか」 ネウ俺「!?」 ムキムキ「みんなを呼んできてくれ」 サンダー「ああ」 _____________ ______ ___ 378 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 45 32.18 ID HjGC17aB0 ネウ俺「・・・・・」 コナー「お前は何者だ?」 ネウ俺「・・・・・」 コナー「・・・・・」 コナー「もう一度聞く」 コナー「お前は何者だ」 ネウ俺「・・・・・・」 バキッ ネウ俺「ぐっ」 兄「さっさと答えろよ。いつでもお前を殺せるんだぜ?」 ネウ俺「ならば殺せ」 兄「あ?」 ネウ俺「聞こえなかったのか?」 ネウ俺「殺せと言っている」 379 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 54 47.40 ID HjGC17aB0 ガタッ 兄「ああ!殺してやる」 兄「その頭を粉々にしてやるよッ!」 サンダー「おい、やめろ」 ガシッ 兄「チッ」 サンダー「お前はネウロイか?」 ネウ俺「違う」 ネウ俺「だが人間でもない」 サンダー「それはどういうことだ?」 ネウ俺「・・・・・」 382 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 15 07.28 ID HjGC17aB0 ネウ俺「俺は・・・」 ネウ俺「人類を守るためネウロイと契約した」 ネウ俺「ネウロイがいなくなれば人類どうしが戦争をはじめる・・・」 ネウ俺「だからこの戦争を終わらせるわけにはいかないと思った・・・」 ネウ俺「だが・・・」 ネウ俺「気がつけば世界はこの有様だ・・・」 ナイト「なぜ世界を守りたいお前がネウロイを引き連れてここに来たんだ?」 ネウ俺「あいつを倒すためだ」 ネウ俺「あいつを倒すため今はあいつの命令に従っている」 コナー「あいつ?」 384 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 25 11.78 ID HjGC17aB0 ネウ俺「この世界をこんなにしたやつだ」 全員「!」 コナー「詳しく聞かせてくれ」 ネウ俺「今この世界にいるネウロイは全てあいつが生み出した」 ネウ俺「俺の力も十数年前にあいつからもらったんだ」 ネウ俺「そして・・・」 ネウ俺「あいつを倒せばネウロイはこの世界から全て消える」 コナー「なに!」 コナー「そいつは今どこにいるんだッ!!」 385 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 34 13.16 ID HjGC17aB0 ネウ俺「とある場所の地下だ。そこに置いてある」 コナー「置いてある?」 サンダー「どういうことだ?」 ネウ俺「あいつとは・・・」 ネウ俺「大きな黒いコアのことだ」 コナー「場所を教えてくれ」 ネウ俺「なぜだ?」 コナー「我々がそのコアを破壊しに行く」 ネウ俺「無理だな」 387 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 42 22.26 ID HjGC17aB0 ネウ俺「あいつの部屋の入り口はネウロイしか開けられない」 ネウ俺「その前に生きて辿り着けるかどうかすらわからない」 ネウ俺「ネウロイの本部だ。もちろん警備も厳重だ」 ナイト「ならお前を連れて行けばいい」 ネウ俺「え?」 ナイト「お前ならその部屋の入り口を開けられるだろう」 ナイト「それにお前の強さは知っている」 サンダー「そうだな」 388 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 51 42.96 ID HjGC17aB0 ネウ俺「お、おい!俺はお前達と」 ムキムキ「ははは!決まりだな」 兄「そのコアを破壊してからお前を殺してやる」 コナー「よし!作戦は一週間後だ。皆に伝えなければな」 コナー「デコイ、皆を広間に集めてくれ」 デコイ「はい」 コナー「お前も休みなさい」 ネウ俺「ああ・・・」 ___________ ______ 392 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 02 25.17 ID HjGC17aB0 ―広間― ざわ・・・ざわ・・・ コナー「――作戦決行は一週間後だ。」 コナー「これが最後の戦いになるだろう。諸君しっかり休んでくれ」 コナー「以上だ。」 ざわ・・・ざわ・・・ リフ「マジかよ・・・」 喉「マジだよ・・・」 トビウオ(おっさん、もうすぐ終わるぜ・・・) ナックル「なんか緊張してきた・・・」 __________ _____ __ 394 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 10 38.76 ID HjGC17aB0 -病室- トビウオ「だってよ」 アイス「そうか」 ナックル「それまでに治りそうか?」 アイス「なんとかな。治癒魔法のおかげだ」 _________ ____ リフ「マジかよ」 ナイト「マジだ」 喉「はやく終わらせて元の世界に帰ろうぜ」 サンダー「ああ」 __________ ______ 396 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 22 17.14 ID HjGC17aB0 -三日後・コナー部屋- ナイト「どうしたんだ?俺たちを集めて」 コナー「最終決戦の突入部隊を選ばせてもらった」 コナー「君たちに任せたい」 ミーナ「この基地最強のメンバーよ」 ミーナ「読み上げるわね。呼ばれたら返事するのよ?」 ミーナ「ナイトくん」 ナイト「はいよ」 ミーナ「リフくん」 リフ「はーい」 ミーナ「喉くん」 喉「へーい」 ミーナ「サンダーヘッドくん」 サンダー「はい」 398 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 29 34.68 ID HjGC17aB0 ミーナ「トビウオくん」 トビウオ「はい」 ミーナ「アイスくん」 アイス「はい」 ミーナ「ナックルくん」 ナックル「はいはーい」 ミーナ「兄くん」 兄「チッ」 ミーナ「槍くん」 槍「はいッ!」 ミーナ「ムキムキくん」 ムキムキ「はい」 ミーナ「デコイくん」 デコイ「はい」 ミーナ「ヘイへくん」 399 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 37 55.54 ID HjGC17aB0 ヘイへ「はい」 ミーナ「次は・・・ネウ俺くん」 アイス「!」 リフ「なんでこいつが!」 ナイト「この作戦にこいつが必要なんだ」 ネウ俺「安心しろ。作戦が終わればさよならだ」 ミーナ「へ・ん・じ・は?」 ネウ俺「あ!はい!」 ミーナ「あとはこのメンバーにロボ子を加えた13人と1体が突入部隊のメンバーよ」 400 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 44 23.81 ID HjGC17aB0 ガチャ コナー「ん?」 異世界「俺も加えてくれ」 ナイト「おまえは」 異世界「かならず役にたつ!だから頼む」 コナー「・・・・」 コナー「いいだろう」 異世界「すまない」 ミーナ「ではこの14人と1体が突入メンバーです」 コナー「基地の皆と私の部下達が総力をあげて君たちをサポートする」 コナー「みんな、頼んだぞ」 14人「了解」 _________ _____ __ 俺団Ⅲ 22へ続く
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オラーシャ オラーシャというところは一年中吹雪いて、晴れることが少ない所だと思っていた。 が、実際来てみると確かに雪は積もっているが太陽は出ているし吹雪も無い。 寒さは予想できていたので大したことはなかった。 隣にはネウ子がネウロイユニットを履いて飛んでいる。 ロマーニャの巣は現在、主が居ない状態だが人間にはわからない。 ネウ子(いやー寒いね。ボク初めて来たヨ) 子供のようにネウ子がはしゃいだ声を上げる。 私「寒いってお前感覚無いだろう」 ネウ子(やろうと思えば温度を感じることくらいたやすいのさ) 私「初耳なんだが」 ネウ子(キミも出来るはずだヨ? 今回は戦う時はやらないとまともに動けないヨ寒いし) 私「……今はいい」 首に巻いた黄色いマフラーに触れ、前日のことを思い返した。 前日 501基地 私「――という訳で、暫く休暇をもらいたいんだが」 ミーナ「友人の結婚式ね……」 書類に目を通しながらミーナは私の話を聞いている。 無断で行くのもよかったが、後で面倒になっては困るので適当な理由をでっち上げた。 ミーナ「どこまで行くのかしら?」 私「オラーシャまで。とはいってもネウロイの侵攻とは離れた所だ」 ミーナ「ふぅ」 一段落ついたようでミーナは肩を揉み背筋を伸ばす。 ミーナ「一人くらいなら問題ないわ。ネウロイの反応は見えないけど、サーニャさんと美緒が頑張ってくれてるし。かわりに帰ったら少し事務と哨戒を手伝ってもらおうかしら」 私「普段と変わってないぞ」 ミーナ「あらそうだったかしら」 口に手を当てミーナは笑った。 ???「私ー!」 私「げふっ!」 ミーナの部屋から出ると、横からルッキーニが飛びかかってきた。 突然のことだったので受け止めきれずに一緒に倒れてしまう。 ルッキーニ「う、うじゅっ、ご、ごめん私!」 私「気にしなくていい。それよりも怪我はないか?」 ルッキーニ「うん」 私「……ならいい」 安堵からため息が漏れる。 私「ところでどいてくれないか?」 現在私は仰向けで、ルッキーニは私の腹部に乗っている。 頼む私にルッキーニは頬を歪ませ、その細い腕を私の胸まで持っていった。 ……まさか最初からこれが狙いじゃないよな? 私「ええいどけどけ」 強引に体を起きあがらせると、ルッキーニは廊下に転がった。 ルッキーニ「ね、ね、どっかいくの? あたしも行きたい!」 私がミーナの部屋に行く時は外出の許可を貰う時なので、私の外出は知られているようだ。 目を輝かせながら四つん這いで近づいてくる。 買い物なら連れてってやりたいところだが、今回はそうはいかない。 というよりも連れて行ったら色々とバレるのでダメだ。 私「駄目だ駄目だ。もう一回おまけに言ってやるが駄目だ。それにオラーシャだから寒いぞー」 ルッキーニ「うぇー」 私「今度ローマに連れてってやるから」 ルッキーニ「ホント!?」 嬉しさからか耳と尻尾が現れる。 なんとなく現れた耳を触れてみると柔らかくて気持ちいい。 ルッキーニ「絶対だよ!」 ルッキーニは立ち上がると、膝についた埃を手で掃う。 そして何か思い出したように手をポンと叩いた。 ルッキーニ「ちょっと待ってて!」 パタパタと耳としっぽを出したまま廊下の角を曲がって行ってしまった。 どこかへ向かったということは何か持ってくるつもりなのだろう。 とりあえず廊下に座ったままでは足が冷たいので立ち上がることにした。 ルッキーニ「おーい!」 壁に背中を預けて2、3分たったころルッキーニは戻ってきた。 手に黄色く長いものを持っている。 ルッキーニ「はいこれ!」 私「これは……マフラーか」 ルッキーニ「あたしが少し前に使ったやつ。オラーシャって寒いらしいし、寒くないように!」 ルッキーニは私にマフラーを手渡すと笑顔を見せた。 急いできたのか額に汗が少し。肩で息もしている。 私「大事に使わせてもらうよ」 マフラーを右手で受け取り、左手でまだ耳の生えている頭を撫でてやる。 気持ちいいのか嬉しいのか尻尾が反応している。 ルッキーニ「お土産よろしくね!」 私「覚えてたらな」 人差し指で、つん、と軽く額を押してやる。 ルッキーニ「忘れないでよー」 そういってルッキーニはどこかへ走って行った。 貰ったマフラーを首に巻いてみる。 ほんのりとルッキーニの、太陽の匂いがする気がした。 現在 巻いていたマフラーをもう一度強く巻きなおす。 ネウ子(何ナニなに? そのマフラーどうしたの?) ネウ子が近づいてきてマフラーに顔を近づける。 ネウ子(こ、これは……ルッキーニちゃんのマフラー!) 私「何故わかるんだ?」 不思議に思って尋ねると、ネウ子は腰に手を当て胸を前に出す。 この時ご丁寧にもわざわざ胸を再構築して巨乳にしている。 ネウ子(匂い! ルッキーニちゃんのかほりくんかくんか!) 飛んでいるにもかかわらずネウ子にビームを撃ってしまった。 寸でのところで身をかわすネウ子。 ネウ子(じょ、冗談だヨ! 以前倒された時に付けてたのをみただけだヨ!) 正直ネウ子なら匂いで判別してきそうだから恐ろしい。 ……よく考えたら鼻無かったなコイツ。 ネウ子(それにしてもデカイね。作ったボクがいうのもなんだけどさ) ネウ子が空を見上げる。 私達の目の前には巨大な黒い壁、所々に赤い模様が入ったそれは、白い雪国とは全く合っておらず威圧感を放っている。 横だけでも相当の大きさなのに、縦はそれ以上に高い。 私「これ本当に倒せるのか?」 ネウ子(ボクとしては出来れば壊したくないんだヨね) 私「なんでだ? お前達にとってもマイナスに働いてるんだろ?」 ネウ子は腕を組んで首をひねったり頭を掻いたりしてから言った。 ネウ子(親心ってやつ……かな?) 私「なんだそりゃ」 ネウ子(それは置いといて、電波障害を止めてくれればボク達は戦わなくてもいいんだ。話すくらいならこの距離でも可能だしね) 確かに会話をして障害を取り除くことができれば戦う理由は無くなる。 こちらとしても面倒事はごめんだ。 何よりこのネウロイを相手にして倒せるかどうかわからない。 話し合いで済めばいいんだが、嫌な予感がする。 こういう時の私の勘はとてもよく当たる。 私「上手く行くのか?」 ネウ子(いくよ絶対ね) 振り向いてネウ子は(恐らく)笑った。 だが私にはどうも無理をしているように思えて仕方ない。 私「ネウ子お前……」 ???(おいーッス) やる気のなさそうな声が脳内に響く。 壁のようなネウロイとは逆の方向からネウ子の友人が手を振りながらやってきていた。 ネウ子(やー) 二人は互いに抱き合ってクルクルと空中で回る。 友人というよりは親友のほうが近いんじゃないだろうか。 ネウ子(近づくなヨお前の体冷たいんだヨ!) 友人(そりゃこっちのセリフッスよ触るんじゃないッスよ!) かと思えば突然離れて互いを罵倒し合う。 私「ああもう。お前ら落ち着け」 ネウ子(何いってるの?) 友人(自分達は冷静そのものッスよ) ネウ子・友人(*1) 本当にこの二人と一緒で大丈夫なのかと頭が痛くなった。 やぱりネウロイというのは私には理解が出来ない。 友人(それは置いといて、どうッスか? 見た感想は) 私「そう言われてもデカイとしか言いようがないな」 友人(それだけなら大したことないんスけどね。やっぱジャミングが大きいッス) 肩を落としてため息を友人はついた。 ネウ子(……) ネウ子はテレパシーでネウロイに会話をしているようだ。 聞き取れないし表情もわからないが、なんとなく上手くいっていないことが分かる。 ネウ子(ダメダナ) どこかの誰かに似た様な口調で腕でバツ印を作る。 ネウ子(そもそも話を聞いてないっぽいヨ) ネウ子が私を指さす。やってみろということか。 目を瞑り意識をネウロイに集中させる。 私(……おい聞えるか?) ネウロイ(ララ……ラララ……) 私(唄うのをやめろ。話を聞け) ネウロイ(ラララ……ラ……ララララ……) ため息をつきテレパシーを中断。ネウ子の言う通りだ。 まるで泣きやまない赤ん坊のようだ。 そもそも聞えているかすら怪しい。 ネウ子(ダメでしょ?) 私「ダメダナ」 これは本当に破壊するしかないのかもしれない。 私「仕方ないな。適当なところを攻撃して、意識をこっちに向けるか」 ネウ子(攻撃するにしてもコアの位置が高すぎるしね) しかしこの巨体に傷がつく程度の攻撃をしたところで気にも留めないだろう。 目の前がネウロイで一杯になるほど近づき、切断しようとビームを撃ちこむ。 私「んなっ!?」 が、ビームはまるで吸い込まれるように黒い体へと消えていった。 おそるおそるネウ子を見ると、無駄に可愛らしいポーズを取って ネウ子(対ビーム付けてたの忘れてたテヘッ) 友人に頭に穴開けられたのは言うまでも無い。 ネウ子(今回は流石に死ぬかと思ったヨ) 友人(うるさい黙れ) 私「なんでそんな無駄な機能を……」 現在いる位置は大体4000メートル付近。 もう少し上に行ってそこに攻撃を仕掛ける事にした。 マフラーの端に触れるとユニットに力を込めた。 12345メートル地点 下の方に比べると一気に冷え込む。 何とか我慢できているがそろそろ感覚を無くすべきか。 ネウ子(やっぱり無視されてる……っぽいね) ここに来るまで何回かネウ子が話しかけてみたが、相手は唄うのを止めていない。 ネウロイはコアを破壊されなければ死にはしない。 少しばかり痛い思いをしてもらおう。 友人(じゃあ私くん頼むッス) ネウ子(ボク達はビームしか出来ないからね) 二人はネウロイのそばから離れる。 なぜこの二人ついてきたんだと思いつつ、右腕に力を込める。 恐らく普通に殴っても少々えぐれるだけですぐに修復するだろう。 断艦は相手が下にいないと使うことができない。 ならば先日ネウ子から貰ったこれの出番だ。 私「おおおおおおおおおおおおお!」 ユニットの速度を上げネウロイに近づき腕を振り上げる。 ダァン! 右手のひらをネウロイに思いっきり叩きつけると、壁に物がぶつかった時の音のような音が響く。 更に腕に力を込め、ネウロイを押すように腕を前に出す! ビキィィィィィッ! 亀裂がネウロイに入る。 ゆっくりと手をネウロイから離すと、手のひらからは1メートルほど杭が飛び出して、ネウロイに穴を開けていた。 亀裂は段々と大きくなり、この場所から下の部分が白い塵のようなものになって消えた。 同時にネウロイが少しずつだが降下を始めた。 これで大体以前ネウ子が作ったネウロイとと同じくらいの高度にコアがあるはずだ。まあルッキーニから聞いたので詳しくは知らないけれど。 私「……歌が止まった」 振動がコアまで届いたのか、1万メートルを超えたあたりから頭に響いていた歌が途切れる。 これならこちらの声も相手に届くだろう。 ネウ子(いやーヨかったヨかった) 友人(流石の威力ッスね) ネウ子(ボクがつくってあげたんだ。モットホメロー) 友人(凄いッスよ。私くんの武器) ネウ子(褒めるの間違ってない? ねえ) 二人で先に上に上昇していくネウ子達。 話すだけならここからでもいい気がするが、止めようとしても二人はどんどん上へと昇って行く。 感じる温度を遮断して私も二人の後を追った。 上空約32099メートル地点 山々ははるか下の方にある。 何も聞こえない。温度の感覚もない。 幸い視覚に異常はないようだ。 もしこの場所で視覚を奪われ身動きがとれないままされて放置されたら、すぐに発狂してしまうかもしれない。 それほどまでにこの場所は冷たい。 頬に当るマフラーがとても心強く感じる。 ネウ子(……いたね) 友人(コアちっちゃいッスね) 先に昇った二人が見つめる先は、槍の様な形をした頂上。 その一番先にコアが埋め込まれているのがわかる。 私「で、話は通じてるのか?」 二人は首を横に振った。 しかし結果的には歌は止まったわけだしこれで解決、ではないんだろう。 ネウ子は頬に手をあて首をかしげる。 ネウ子(もしかして……) 友人(知っているッスかネウ子!?) ネウ子(ボクの嫌な予感が当ったならひょっとしてこの子……っ!?) ネウロイの頂上部分が開きコアが現れた。 コアは私達と同じように紅く怪しい光を放って、舐めまわすようにこちらを見ているのがわかる。 私「見ているだけ……?」 ネウ子(……私っ! 下! 下!) ネウ子の言葉が早かったか、それが私の脚に絡まりつくのが早かったか。 私「しまった!」 ネウロイの触手。 ずっと下の方から伸びてきた触手に右足に巻きつかれてしまった。 何とか引きちぎろうと脚に力を込めるが、何かおかしい。 まるで脚が無くなってしまったような―― 私「あ、足がっ!?」 右足は触手と同化して既に私の物ではなくなっていた。 背中からジリオスを抜き取ると、峰側で足だったものを強引に砕く。 足を取り込んだことに満足したのか触手は再び下のほうへと戻って行く。 片足でバランスを取りつつ友人のそばへと寄る。 私「これはマズイな」 友人(そうッスね。治るの早くてよかったッスね) 私「……他人事だなおい」 友人(他人事ッスから。それよりもどうするッスか?) 友人はネウロイのコアを見る。今は私を見てはいないようだ。 友人(逃げるなら今のうちッス。まあウィッチ達が壊してくれるのを祈るのも手ッスね) 退屈そうに友人は背伸びをした。 友人(……でも、アイツはそんな気は更々ないみたいッスけどね) そこで気付く。あのコアは私達を見ていない。 じゃあ今は誰を見ている? 誰に狙いを定めた? ネウ子(ぐっ) 答えにたどり着いた時、ネウ子の声が頭に響いた。 ネウ子を見るとネウロイの触手に右胸を侵食されていた。 私「ネウ子!」 ジリオスを再び抜き同じように峰で胸を破壊する。 私「なっ……」 破壊した胸部にはネウロイの命、コアが赤々と輝いていた。 このコアを破壊されればネウ子とロマーニャの巣は消え去ってしまう。 普段は巣に置いてきているはずなのに何故――。 私「お前なんで……」 ネウ子(……わからない) 友人(二人とも前!) 私「チィッ!」 ネウ子を後ろへと放り投げた瞬間、胸に衝撃が走った。 触手がコアの真下から私の胸へと伸びてきている。 私「げほっげほっ……」 触手は槍のように鋭く、正確にコア部分へと当っていたが、ここは下手な攻撃では突き抜けられない。 しかしコアに一点集中の衝撃が響いたようだ。思わずせき込んでしまう。 そして浸食が始まった。 少しずつ胸が触手と一つになっていく、ジリオスは先ほどの衝撃でどこかへとんでいった。 私「ぐ、おおおおおおおおおおおおおお!!」 触手を握り振りほどこうとするも胸は完全に一体化してしまったようだ。 段々と首まで浸食が進んでいる。このままでは私のコアも取り込まれてしまう! 私「があああああああああああああああああ!!」 バギィッ 聞えないはずなのに音が鳴ったような気がした。 目の前には胸を取り込み大きくなった触手。 私(……いったあああああああああああああああああ!) 襲う激痛。 それもそもはず、強引に侵食された胸や喉の部分を触手ごともぎ取ったのだから。 人間でいうなら自ら肉をそぎ取ったようなものだ。 戦闘中なので出来ないが、本当はその辺を転げまわりながら叫びたい気分だ! ネウ子( 危ない!) 友人(前! 前!) 激痛に耐えながら前を見る。 迫る触手、むき出しのコア、遅れた反応。 とっさに私は右腕を前に出す。 襲い掛かる衝撃にコアの激痛は増し私は意識を手放した。 私(……ここは?) 気がつくと暗い部屋にいた。 一歩踏み出してみると、暗すぎてまるで宙を浮いているようだ。 ほ……ぁ………ぁ… 静かすぎて耳鳴りがしていたところに小さな声が聞えた。 場所はわからないが声がするほうへと足を進める。 ほ……ぁ…ぎ………ぁ…… 少しずつ大きくなっていく声。 どこかで聞いたことのある気がする。 突然、暗闇に小さな穴が開いた。そこから白い光が差し込んできた。 明かりの中に箱のようなものがある。 あ!おぎゃあ!ほぎゃあ!あっあっほぎゃあ! 箱を覗き込むと生まれて間もないような赤ん坊が泣いていた。 なんとなく持ち上げて抱きかかえてみる。 すると赤ん坊は泣きやむのを止めて眠り始めた。 私「……ひょっとして、お前なのか?」 眠る赤ん坊を見ながら私は呟いた。 私「はっ!?」 どうやら気絶をしてしまっていたようだ。 前方を見ると前方で友人が触手から飛びまわっているのが見える。 ネウ子(大丈夫!?) ネウ子が顔を覗き込んできた。胸の傷はもう残っていない。 自分の胸と喉を触ってみるがこちらも治っている。 しかしマフラーが侵蝕された際に間に合わず少し破れてしまっている。 ネウ子(右腕の武器に感謝したほうがいいヨ。特殊な金属だから、すぐには取り込めずに吹っ飛ばされただけだから) 私「なあネウ子」 ネウ子(何?) 私「あのネウロイは赤ん坊なんだ」 ネウ子(……知ってる。母親だしね) 私「怖くて怖くて仕方ないから触れたものを全て自分と一つにしようとする」 ネウ子(……ボクがいなかったからね) 私「アイツはそのうち手当たり次第に侵食し始めるだろう」 起きあがると右腕に力を込める。 私「恨むか?」 ネウ子は無言で首を横に振った。 私「……そうか」 首のマフラーの破れた部分が黒く修復してゆく。 右腕の武装は振動しながら威力を上げていく。 私「行くぞ」 私の動きを察知したのか、友人を狙っていた触手が私に標的を変更した。 だが遅い。 触手が私に追いつくよりも速く、隙間を縫ってコアの目の前へとたどり着く。 私「……小さいな」 私の体よりも小さいんじゃないかと思うほど小さなコア。 そっと右手をコアに当てる。少しだけ柔らかい。 触手が追いついて私の背中に、後頭部に貼り付くがもう遅い。 キュウウゥゥゥゥゥウウウン! 体に杭打ち機の振動が響いた。 巨大なネウロイが白いチリへと変わってゆく。 ネウロイの断末魔が普段よりも耳に残った。 さびしがり屋の、歌しか知ることが出来なかったネウロイの断末魔が。 友人(じゃあ自分は先に帰ってるッス。巣のほうも心配ッスから) 友人は手を振りながら消えていった。 多分だが私は友人と二度と会えない気がする。多分だけど。 ネウ子(……ウィッチはネウロイの事なんて知る必要はないんだ) 私「どうした突然」 ネウ子(本当はわたしがあの子を殺すつもりだった。コアを見せた時点で打ち抜くつもりだった。でも、出来なかった) 私「……私は復讐をしただけだ」 マフラーをほどいてネウ子に見せる。 首に巻いていた中央の中途半端な部分が黒く染まっている。 私「全く借り物なんだぞコレ……」 ネウ子(キミは) 私「ん?」 ネウ子(キミは殺せるのかい? 彼女達を、ストライクウィッチーズを、フランチェスカ・ルッキーニを) 私「……」 ネウ子(わたしはキミが好きだ。いろんな意味でキミほど惹かれる存在は無い。この気持ちに嘘は無い。出来ることならわたしが殺されるならばキミがいい) 私「……」 ネウ子(キミの気持ちはどうなんだ? 彼女達を殺したいのか? それとも――) 私「……わかっているならいつまでも基地で過ごしていないさ」 ネウ子(……そっか) 私「さあ帰るぞ」 ネウ子(ねねね、お土産かってこうヨー。ボクの調べではお肉が美味しいらしいヨー) 普段の口調のネウ子に戻る。 背中に抱きついてくるネウ子を、今日は引きはがす気にはなれなかった。 後日 ルッキーニ「なにこれー!」 私「……申し訳ございません」 黒くなったマフラーを持ってルッキーニに頭を下げる。 念の為洗ってみたがやっぱり黒い部分は取れなかった。 ルッキーニ「うじゅー……」 私「お、お土産あるぞ!」 私は懐から買ってきた缶に入った熊カレーをルッキーニに渡す。 缶の表示をしげしげと見つめてから、ルッキーニは私の頭を撫でた。 ルッキーニ「もう汚しちゃだめだよ?」 私「は、はい」 ルッキーニ「それじゃ食べよっ! 夕ご飯前だから二人で一つね!」 ルッキーニに手を引かれ台所へと向かう。 後で宮藤にでもマフラーの編み方を教えてもらおうと思った。
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<パッパパーパーパパーパッパパッパパー、パッパパパパパー 俺「ぉが?」 起床ラッパで目を覚ます 俺「ん~……あれ?」 いつも隣で寝ているエイラとエフィが居ない 俺「えっと…エイラは…サーニャが夜間哨戒だったから、あっちの部屋で…エフィは…」 目をこすりながらエフィのベッドのほうを見る ネウ子「スゥ……スゥ……」 エフィがベッドにうつ伏せになって寝ていた 枕元には開きっぱなしの分厚い本と、つけっぱなしのスタンドライトがおいてあった 俺を起こすまいと自分のベッドで本を読んでいるうちに、寝てしまったというわけか 俺「毛布ぐらいはかけて寝ような」ファサ ネウ子「ムニャ…」 エフィに毛布をかけた後、着替えを済ませ、部屋を出る 俺「今日は……休みか」 射撃でもやろうか 第六話 "Coccinella Incident" 談話室 ミーナ「みなさん、おはようございます」 どこか中学校のホームルームを思わせる感じで朝のミーティングが始まった ミーナ「今日の通達です。先日来の施設班の頑張りにより、お風呂が完成しました。本日正午より、利用可能です」 宮藤「わーい!やったー!」 ルッキーニ「お風呂!オフロ!」 はしゃぐ年少組 ミーナ「では、各自今日は自由行動です。お風呂の件、他の人にも教えてあげてね」 リーネ「良かったね、芳佳ちゃん」 宮藤「うん!リーネちゃんも入ろうね。ペリーヌさんも」 ペリーヌ「え?ま、まぁ、汗をかいた後にスッキリするのはいいことですわ」 ルッキーニ「お風呂!お風呂!あたしがいちばーん!」タッタッタ 坂本「待て」グイ ルッキーニ「ウジャ?」 坂本「聞いていなかったのか?風呂が使えるのは正午からだ」 ルッキーニ「えぇ~?まだダメなの~?」 坂本「風呂に入るまで時間がある。そこで、風呂に楽しく入る方法があるんだが、」 宮藤「え?何なんですか坂本さん?」 ニヤッ、って音が聞こえた気がする 坂本「訓練で汗をかけ!全員、基地の周りをランニングだ!」 一同「ええ~!?」 坂本「つべこべ言わずに、走れっ!」 一同「は、はい~!」 ドタバタと部屋を出て行く 坂本「まったく、何で風呂如きであんなにはしゃげるんだ」 俺「いいじゃないですか。それで英気が養えるなら」 ミーナ「あら、居たの?」 さらっとひどいなぁ… 俺「最初から居ましたよ。終始無反応でしたがね。お二人に話がありまして」 坂本「前に言っていた、ネウロイの告げた座標のことだな」 俺「はい」 少佐と中佐には、あのことはもう話してある タワーを撃破したとき、サーニャが聞いたという数字。それが指していた場所……マルタ島 俺「もう少し詳しく調べたみたところ、座標はマルタ島の東岸付近を指していました」 ミーナ「そのあたりって確か……」 俺「ええ、ドーム型ネウロイが居座っている場所です。座標はドームの中を指していた」 坂本「だが、そのドーム型はしばらく前から居たし、こちらも存在を知っていた。タワー型は何を伝えようとしていたんだ?」 俺「おそらく……ここに来い、ってことなんじゃないでしょうか」 ミーナ「交渉の場?」 俺「詳しくは分かりませんが、ドームの中は外と隔離されている。ブリタニアの時、人型が宮藤を巣に招いたのと同じです」 坂本「一対一で、何かを話したい」 俺「その可能性が高いです」 ミーナ「…上層部でも、マルタ島のネウロイを叩く作戦が立案されているの」 俺「その作戦に、俺かサーニャが動員されるよう、手を回してくれませんか?」 ミーナ「やってみるけど、期待はしないでね?」 俺「はい」 エフィいわく、あのドーム型はかなり変わった個体なんだそうだ ドーム自体がネウロイの一個体で、中に複数のコア持ち個体を収納しているとか ネウロイの巣に近い機能を持っていることから、エフィはあれをコロニー型と呼んでいた 俺には、あのコロニー型の中に、穏健派の生き残りが居るような気がしていた 何の根拠もないが、なぜだがそんな気がする。中に入り込んで、接触しなければという気になる エフィも、コロニー型は変わった匂いがするという。急進派らしからぬ点があるとか 坂本「ともかく、今はその作戦が実行に移されるのを待つしかないな」 俺「そうですね」 ミーナ「今日はせっかくのお休みなんだから、しっかり休みなさい」 俺「そうします。と言いたいですが、午前中は射撃訓練をやるつもりです」 坂本「ん?いつもやってるじゃないか」 俺「ああ、いえ」 背中から、ウェンチェスター1887とモシンナガンM28を取り出す 俺「私物の銃を撃とうかと。たまに撃ってやらないと拗ねるんですよ、銃ってのは」 では、と一礼してから部屋を後にする どれから撃とうかナァ… ミーナ「どこから出したの、あれ?」 坂本「…さぁ?」 俺・エフィの部屋 ネウ子「………ん?」 起床 ネウ子「あ……」 しまった、寝すぎた、と思い、体を起こしたとき ネウ子「!」 気配を感じた ネウ子(反応は小さいけど、近くに居る……敵……) 潜入型?コアの小型化に手間取っていたのに、もう完成したの? ネウ子(どうしよう……) 何とかしなきゃ……でも何をすれば? ネウ子(とりあえず、私のコアを省電力モードにして…) 先ず、彼と合流しよう 壁にかけてあった小銃らがなくなっているから、きっとシューティングレンジだ ネウ子(急がないと…) ベッドから抜け出し、駆け出した 射撃訓練場 ここに来てまず最初にやること 銃に弾を込める。この作業が楽しい 撃ってるのも楽しいが、その下準備も楽しい 俺(プラズマライフルはガスを入れるだけだからなぁ。この一発一発入れる動作が楽しい) 最初にスコープを装着したモシンナガンを手に取り、長距離狙撃のレンジへ向かう このモシンナガンは、M28というスオムス製のもので、ヨロイネン観測所から持ち込んだ あの白い死神が愛用したモデルでもある 俺(ホントは、ピストルグリップのM39が欲しいんだけど…我慢我慢) ボルトアクションなら何でもいいというわけではないのだよ 俺(さて撃つか!) 風呂前 廊下 ネウ子「……」タタタ 走り出した後気づいた ネウ子(シューティングレンジってどこだっけ!?)ドーン 無駄に広いこの基地が恨めしい… 坂本「コラ、廊下を走るな」 ネウ子「キュ!?は、はい……キュ?」 少佐に呼び止められた。少佐のほかにも何人かが集まっている ネウ子「エイラ姉さん、なに、やってるの?」 エイラ「あ、エフィ。風呂が使えるようになるのを待ってるんダ」 ネウ子「風呂?扶桑の、習慣の、あれ?」 宮藤「エフィちゃん、知ってるの?」 ネウ子「本で、読んだ」 リーネ「なら、一緒に入ろうよ」 ネウ子「キュ?」 坂本「それがいい。風呂はいいぞ…っと、時間だ。入って良し」 少佐が手元の懐中時計をしまいながら言った 宮藤「さ、入ろ!」 ネウ子「あ…」 宮藤に手を引かれ、脱衣所に連れて行かれた ネウ子(俺兄さんに会わないと…でも…) 風呂にはちょっと興味がある ネウロイは基本水がダメだが、エフィの場合、人に擬態しているときなら、水をかぶっても平気なのだ 風呂に入るのと俺に合流するの。敵が近くに居るこの状況でどちらを優先すべきは明白だが ネウ子(ゴメン、俺兄さん。私はまだ、自分の好奇心を制御できない…) 脱衣所で服を脱ぎ出す、エフィなのでした 風呂場 ルッキーニ「いっちば~ん!」ザブーン 宮藤「にーばんっ!」サバーン 二人が水しぶきを上げながら浴槽に飛び込む ……飛び込めるだけの深さないはずなんだけどなぁ ルッキーニ「サイコー!」 宮藤「気持ちいい……リーネちゃんもエフィちゃんも早く!」 ネウ子「キュー」 リーネ「地面、滑りやすいから気をつけてね」 体の前をタオルで隠した二人が浴槽にゆっくり入る ネウ子「……」 エフィはその場に腰を下ろし、肩までお湯につかる ネウ子「ほぅ……」 気に入ったみたいです リーネ「熱くない?」 ネウ子「ちょうど、いい」 リーネ「そう」 しかし、リーネは足を浴槽に突っ込んだだけで、タオルを取って肩までつかろうとしない エイラ「何恥ずかしがってんダ?」 何も隠していないエイラが言う。少しは恥らい持てよ、彼氏持ちだろ? エイラ「ニヤッ……えい!」 片手でリーネのタオルをひったくる リーネ「ひゃぁ!///」 あんたほんとに15歳ですかと言いたくなる裸体があらわになる リーネ「ちょっとエイラさん!」 エイラ「オ?リーネ、またおっきくなったんじゃないカ?」 どれどれ~、と両手をワキワキしながら近づき、 エイラ「うりゃうりゃうりゃー」ワッキワッキ リーネ「キャー!///やめてエイラさーん!!」 鷲づかみ。育ち盛りだなぁ 宮藤「ふぉぉ…」 ルッキーニ「芳佳はどれどれ…えいっ!」 宮藤「うひゃぁ!うう~…///」 背後から胸をもまれた宮藤が恥ずかしそうな顔をする ルッキーニ「あ~、やっぱり残念…」 宮藤「残念………残念って何!?」 ルッキーニ「残念無念…」 胸だけに……サーセン ネウ子「エイラ姉さん。成長、途中の、胸は、触られると、痛いことが、あるから、注意」 エイラ「へ~い……ん?エフィ、お前もなかなかあるナ…」 ネウ子「キュ?」 そういわれて、自分の胸に目を落とす ネウ子「エイラ姉さんと、同じ、くらい」 エイラ「いや、私よりもうちょっとある…お前、着痩せするタイプカ…」 ネウ子「姉さんだって、着痩せ、する」 じっとエイラの胸を見る。服の上から見たときに比べて思いのほか大きい エイラ「あ、あんまり見るナ…」 ネウ子「………えいっ」モミッ エイラ「うひゃぁ!?///」 音も無くお湯の中を動き、後ろからエイラの胸をつかむ ネウ子「ほうほう…」モミモミ これくらいの柔らかさなのか… エイラ「何がほうほうダ!離せ!///」 こういうときはなんて言うんだっけ……本だと確か… ネウ子「良いではないかー」モミモミ THE・棒読み エイラ「良くないわー!!///」 ネウ子(エイラ姉さんは攻められると弱い……あとで俺兄さんに教えてあげよう) 射撃訓練場 ピット モシンナガンを撃ったあと、より実戦的な射撃訓練ができるピットに入る <ダダダァン! ピットに入ると、物陰に隠れるようにして三つの人型の的が現れる。それをStg44で打ち抜く 前に進むと、ホステージ(人質・撃ってはいけない的)一つと普通の的二つが現れる 普通の的のうちの一つはホステージに隠れるようにして左右に動いている <ダァンダァン!! ホステージに当てないように注意して、倒す さらに前へ進むと二階建ての建物がある。二階の窓に二つ、一階の窓と入り口に三つ。ホステージが二つ 下手に撃つと、弾丸が貫通して、的の裏に居るホステージに当たってしまう。どこから撃つか良く考えねばならない <ダダン!ダァンダァン!!ダァン! 走りながら二階の二つを倒し、一階の三つは、ホステージを射線から外した位置で撃つ 建物の中に入ると、正面に的とホステージが一つずつ、右に的二つ、ホステージ一つが現れる <ダァン!ダダダダァン! 目の前の的を瞬時に射抜き、右の二つはフルオートでまとめて倒す。ホステージにはかすりもしない 階段で二階に上がる途中、Stg44を捨て、TT-33に持ち替える <シャッカーン! 階段を上りきると、突然目の前に的が出現する。すぐに引き抜いたナイフで倒す 二階にはホステージ二つ、左右に動く的が四つあった <スッダァン!ダダァン! ナイフを鞘に戻すと同時に、正面の二つを二枚抜きで倒し、ホステージの陰から出てきた残りの二つを、馬賊撃ちで倒す 制圧を確認後、二階から飛び降りる 正面に的四つ、ホステージ二つが出る。 <ダァン! 重なっている的を二枚抜きで倒し、 <ダァァン! ホステージを背にしている的二つも二枚抜きで倒す 前に進み、ゴール手前で的が二つ現れた。最後の的だ <ダァァン!! 左手でTT-33、右手でSAAを撃ち、二枚同時に倒す ゴールに向かって全力で走り、タイマーを止めるタイルを踏む 俺「整備兵!タイムは!?」ゼェハァ 整備兵「20秒!新記録です!」 俺「まだだ!10秒台まで縮めてやる!」 整備兵(遊びで作ったピットをここまで楽しんでくれるとは……) 脱衣所 風呂から上がった彼女らが戻ってきた だが、 ネウ子「……」ガクガク エイラ「エフィ?ドウシタ?早く入れよ…?」 エフィがなかなか脱衣所に入ろうとしない エイラ(着替えを見られるのが嫌ってわけではなさそうだし……?) ネウ子(居る!むっちゃ近くに居る!!) 潜入型ネウロイがこの脱衣所の中に居る。エフィは確信していた ネウ子(やっぱり、先に俺兄さんと合流すべきだった……) 後悔先に立たずという言葉の意味を身をもって知ったご様子 ネウ子(コアの動きは最小限にしてるから、気づかれてないと思うけど……) 近くに居るとなった以上、仕留める必要がある ここはエイラ姉さんに力を貸してもらおう ネウ子「あの、エイラ姉さん…」 エイラ「ん?」 お願いがある、と言おうとした瞬間 <イヤァァァッ!! ネウ子「キュ!?」 エイラ「ナ、ナンダ?」 脱衣所の中から悲鳴が聞こえた 慌ててエイラ姉さんと一緒に脱衣所の中に入ると、 宮藤「ど、どうしたの?」 リーネ「ひゃう!…ズボンの中に何か居るの…」 リーネが顔を真っ赤にしてプルプル震えていた 宮藤「何これ?虫?」 お尻を凝視していた宮藤が言う ネウ子(虫……なるほど、虫型なら潜入は楽…って、感心してる場合じゃない!) 何とかしなければ。仕留めるなら今がチャンス ネウ子「落ち着いて…」 リーネ「いやぁぁぁ!!」ズイッ ネウ子「あ……」 脱いじゃった……敵が逃げてしまう 宮藤「あ、出た!」 ルッキーニ「どったの?」 ネウ子(っ!) 虫型を目で追う。今すぐビームを撃ち込んでやりたいが、つまりそれはネウロイパワーを使うこと 敵にパワーを感知され、ここに私が居ることがバレてしまう ネウ子(ハエ叩きの要領で倒すしかない!) エイラ「ナンダヨー、虫ぐらいで騒ぐ、な……んっ///」 リーネ「エイラさん?」 エイラ「ズボンの中に、何かが…///」 リーネ「きっと虫です!」 ルッキーニ「ムシー!」 エイラ「く、来るナ…///」 そういって後ずさるが、 ネウ子「っ!」ズボッ エフィには何の意味も無かった エイラ「ヒャァァッ!?///え、エフィ!?何して…」 ネウ子「まって、動かないで……」モゾモゾ エイラのズボンに手を突っ込み、虫を捕まえようとするが、 ネウ子(ちょこまか動いて…なかなか捕まらない……くっ)モゾリモゾリ 五本の指を使って虫を追う エイラ「ヒャッ///ヒャゥ…エフィ……そこ…ダメェ///……ヤッ…///」 俺兄さんが聞いたら卒倒物のいやらしい声を出す。顔を真っ赤にして身悶えする ネウ子(でぇい!まどろっこしい!)ズイッ なかなか捕まらず、面倒になったエフィがエイラのズボンを勢い良く降ろす ネウ子「居た…!」 虫型はエイラのお尻にぴったりくっついていた エイラ「え、エフィ?一体何を…!?」 右手を大きく振りかぶって、 ネウ子「せいっ!」 <ビターンッ!! エイラ「ギャァァッ!!///」ビクンッ! お尻に思いっきりビンタ 戦果は…… ネウ子「失敗……」 仕留め損ねたようです エイラ「え、エフィ……」ウルッ 坂本「……何やっとるんだ、お前ら」 ちょっとして エイラ「お尻がヒリヒリする…」 ネウ子「ゴメンナサイ…」 坂本「で、虫がどうしたって?」 子供を諭す父親のような口調で少佐が切り出す リーネ「私たちのズボンに入ってきて…///」 エイラ「こう、モゾモゾってナ…それをエフィが捕まえようとして」 ネウ子「失敗、した…」 坂本「なるほど…」 ネウ子「あの……あの虫は、ただの、虫じゃ、ない」 一同「え?」 エイラ「どういうことだよー」 <ブツンッ その時、脱衣所の照明が突然消えた 坂本「ん?停電か?」 ネウ子「やっぱり……あの虫は、ネウロイ」 坂本「なにっ!?」 エイラ「ナンデもっと早く言わなかったんダヨ!」 ネウ子「言おうと、したら、いろいろ、騒ぎが、起きて…」 リーネ「あの~、今はあの虫を追うのが先では…」 宮藤「そうだよ!急ごう!」 ルッキーニ「む~し~!」タッタッタ 坂本「よし、行くぞ!」タッタッタ ピット <ダダダァンダダァンダダァンダァンダァンダダダパァンパパパパァンパパンパパンパァン 俺「タイムは!?」 整備兵「18秒94!3回目より100分の6秒縮みました!」 俺「うおっっしゃぁ!」 楽しそうですね 宿舎廊下 <イタ!アソコ!ムシー!オノレドコニィ!ホントニコッチカー? 廊下で虫を追い回していると、 <バァン! 勢い良くドアが開かれ、 バルクホルン「何を騒いでいるんだ!」 皆のお姉ちゃんが出てきました 宮藤「バルクホルンさん!」 ネウ子「キュー」 バルクホルン「エフィ、お前もか…宿舎の廊下で騒ぐのは軍規違反だ」 ネウ子「キュ?」 そんな軍規あっただろうか?カールスラントの教本を読んだことがあるが、思い出せない <ブゥゥン! 宮藤「あ、居た!虫!」 ネウ子「!」 バルクホルン「虫?虫がどうした?こんな騒ぎを誰が、ぁぁぁ///」 エイラ「あ、大尉のズボンに入ったナ」 <ヒュン… 一瞬、空気の切れるような音がした バルクホルン「静まれい!戦場では、常に冷静な判断力が――」 生死を左右する、と言おうとしたその瞬間 ネウ子「えい」ズリッ 何のためらいも無くエフィが大尉のズボンを降ろした バルクホルン「わぁぁぁぁっ!!??///」 いや、まぁ、どっちにしろ脱ぐつもりではあったようだが、他人に脱がされる、それも不意になら、悲鳴も上げるだろう ネウ子「居た…!」 キュピーン!と目を光らせたエフィが虫を叩くより前に エーリカ「もらったぁぁぁっ!」シュバッ <ビターンッ!! バルクホルン「ぎゃぁぁぁっ!?///」ビクンッ!? ハルトマンの平手が大尉のお尻をひっぱたいた エーリカ「あ…失敗…」 しかし、にげられてしまった バルクホルン「エフィ、ハルトマン…お前ら…」 <ブゥゥン ペリーヌ「虫が逃げますわ!」 <オエー!ドタドタワー!ムシー! バルクホルン「…………お前らなぁ…」 エイラ「……」 ポンと大尉の肩に手を置くエイラ バルクホルン「?」 エイラ「ナカーマ」ニコッ バルクホルン「……ハァ」
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コメント欄を設置。10ヵ国制覇イベントは『ネウ×リージアのバトルイベント』で確定。29ヵ国制覇イベントについても同様。検証済みです。 -- (更新履歴) 2016-07-27 21 27 28 補足説明。マガチを仲間にする際、事前にラーズとのバトルイベントを発生させてからでないと29ヵ国イベントが発生しない。(検証済み) -- (更新履歴) 2016-07-27 22 32 06
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登録日:2011/11/12 Sat 20 29 19 更新日:2024/03/17 Sun 13 48 57NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 よくわからないなにか ストパン ストライクウィッチーズ ネウロイ ネウ子 人類の敵 怪異 敵 謎の敵 超大型から虫サイズまで 「ネウロイ」とはストライクウィッチーズの作品群に登場する謎の存在。所謂敵勢力。 作品によって少々設定に差異が見られるが、これはあまりにも謎が多すぎるのが一因だと思われる。 歴史 ストライクウィッチーズの世界では、古代から「怪異」と呼ばれる正体不明の存在が確認されており、人類と何度も衝突を繰り返してきた。 各地に残る神話や伝説上の怪物はこの怪異だったという説があるが定かではない。 その頃の怪異は生物的な外見で数も少なく小さいものが多かった為、人間達がまだ十分太刀打ちできる存在だった。 またこの頃、欧州である巫女が魔力で怪異を撃退したことから魔力を持つ者、つまりウィッチが怪異への対抗策として認識されたと伝えられる。 だが、人類の技術水準が向上してくると怪異もそれに合わせたかのように強力になり、姿も生物的ではなく機械的な外見に変わっていった。 そして1939年、当時の技術を超えた武装と圧倒的な攻撃力を持ち、奇怪な鳴き声をあげながら空を飛ぶ怪異が世界各地に突如出没する。 人類は彼らを初めて出現した地の狼男の伝承に因み「ネウロイ」と呼んだのだった。 各個体・種別は主に『X-##』と番号で識別される。 『いらん子中隊』では固有の名称がつけられていたほか、アニメ作品でも一部の特殊個体は個別に命名されている。 特徴 とにかく謎の多い存在であり、目的もその正体も一切不明。 金属音や女性の悲鳴にも似た独特の甲高い音を発することが多いが、これが鳴き声なのか単なる駆動音なのかも不明。 外見的な共通点として、黒い体表全体に六角形状の模様が浮かんでおり、ほとんどの場合赤色をした部分がある。 大きさは大型戦艦サイズから数cmのものまで様々で、その多くは(我々の世界で後々開発される)戦闘機や戦車等を模した形状と硬い装甲を持つ。 空を飛ぶ個体は、Bv141、トリープフリューゲル、レルヒェ、ツェッペリンラマー、ハウニブなど、 空軍(特にドイツ軍)の試作兵器とよく似た形状のものが多い。 強力な再生能力も持ち、多少破損しても後述のコアと呼ばれる部分が無事である限りはたちどころに再生し活動を再開してしまう。 明らかに揚力を得られる形状ではなかったり推進器の類が見当たらないにもかかわらず空中を自在に飛行する個体は多いが、その原理はやはり不明。 攻撃方法はメディアによって微妙に違い、アニメでは主に赤色のビーム、小説等では実弾で攻撃する。 ビームの威力は非常に高く、重巡洋艦程度は容易に真っ二つにする程。 アニメでも一部の個体は砲弾を発射したり爆弾を投下したりする。 一部の個体は人間をマインドコントロールで操ることもできる。 身体の一部を分離したり「子機」と呼ばれる端末を操るなど、集団戦を仕掛ける個体も少なからず存在する。 有毒な「瘴気」を纏いながら移動する為普通の人間は近寄ることすら出来ず、さらに侵攻された土地は瘴気によって生物が住めなくなってしまう。 ただし水が苦手なようで船のように水を渡って長距離移動するようなネウロイは長らく現れていなかった。 また高い山、山脈を超えるのは苦手としているらしい事が語られている。 このため島国である扶桑やウラル山脈によってヨーロッパと分断されているオラーシャ本国はネウロイの被害をほぼ受けていない(*1)。 一方で、魔力を帯びた攻撃に弱いこと、赤く輝くコアと呼ばれる正十二面体状の核の部分を破壊されると砕け散ってしまうことが分かっている。 ネウロイはコアさえ無事であればどれだけ損傷してもすぐに復活するが、逆にコアさえ破壊すればどれだけの部位が残っていても倒す事ができる。 コアを破壊されるとたちどころに全身が白くなり、直後に全身が(子機も含め)小さな破片となって粉々になる(*2)。 コアは形状こそ全個体で同じだが位置はバラバラで、どこにあるのかを外見から判別するのは一部を除き不可能である。 似た形状の個体であってもコアの位置だけ違う事もあり、同じ戦法が通じるとは限らない。 そのため、たまたまコアが外観から確認できる個体であるか、魔眼を始めとした何等かの方法でコアの位置を見抜けなければ、 「とりあえず只管全身に攻撃を浴びせ続けて表層を破壊し、コアを探す」という戦い方を強いられる。 そして表層部は破壊されても短時間で再生するため、コアが露出したらすぐさま破壊せねばならない。 ネウロイの破片は概ね手のひらサイズ程度で、同程度の紙片と同じくらいの速度で周囲に飛散・落下する。 見た目はキラキラして綺麗だが、破片にも掠めただけで(加齢により弱体化していたとはいえ)ウィッチの強化された肉体をも切り裂く強度と鋭さがある。 バルクホルンの妹クリスは地上でこの破片の直撃を浴びた事で4年に渡って昏睡する重傷を負うなど、破片となってなお危険である(*3)。 このためネウロイを撃破した後は安全の為にシールドを展開するのが基本……であったが、第1期以外で撃破後にシールドを張る描写はほぼ無い。 メタ的には、撃破後のシールド展開は第1期終盤に坂本のシールドを破片が貫通するという形で彼女の魔力減衰を示唆する描写の伏線というのが真意で、 それを果たした後は(作劇上の)シールドを張る必要が無くなったためだろう。 出現時点の通常兵器では装甲を削れないどころか、ビームで瞬殺される的にしかならなかった。 ウィッチは瘴気や攻撃をシールドで防ぎながら魔力を込めた攻撃を打ち込めるので、ネウロイに対抗できる唯一の存在だと言われているのである。 一応、通常戦力では絶対に撃破不可能という訳でもなく、小型の個体相手であれば大型の大砲や艦砲で「全身を一撃で粉砕する」という形で撃破可能な様子で、 『RtB』では自棄を起こした男性兵士がMP40で小型ネウロイを撃破するシーンもある。 とはいえ、それが可能になるのは人類側も多数の戦力を動員可能な大規模作戦の時程度であり、 その通常兵器群も後から後から湧いてくるネウロイの反撃ですぐに蹴散らされている。 またMP40で倒したといっても最後っ屁で無数に飛び回る中の1匹だけ道連れにしたという格好であったため、やはり戦術レベルで「対抗できる」とは言い難い。 アニメ「ブレイブウィッチーズ」では激戦区である東欧の最前線ということもあってか、『ストライク』でも見られなかった、 「寒冷地に適応し、強烈な冷気を吹き付けて武器やストライカーを機能不全に陥らせる」 「長距離砲台とマーキング役に分かれ、正確な遠距離砲撃を行う。マーキング個体は人工物に精巧に擬態する」 「コアの位置を任意で変えられる」 など、特殊型の強力なネウロイが登場。 「そんなネウロイ知らない」と『ストライク』からのゲストキャラクターの担当声優も驚くほどのそれら強力なネウロイを相手に、 502のウィッチたちが命懸けで戦う様は、視聴者に改めてネウロイの脅威を印象付けた。 本編にも劇場版や『RtB』には 「チャフやジャミングにより無線はおろか有線通信すら妨害し、かつてウィッチが行ったものと似た作戦を展開する個体群」 「遂に海を克服し、氷山に擬態する」 「当代最強クラスのエースであるハルトマン・バルクホルンをして強敵と言わしめる途轍もない運動性と攻撃力を持つ(しかも同一個体が複数存在)」 「広範囲に昼間でも視程5m未満の濃霧を発生させる能力とレーダーに探知されないボディを持ち、レーダーに反応する子機と連携する事で視界不良下で『レーダー反応が無い位置』からの不意打ちと十字砲火を浴びせる」 といった強力な個体が登場、 これらの点から時間を経るにつれウィッチに対策を練ったり、進化・強力化しているのではないかと推測する視聴者も少なくない。 それって、例えるならストパン版の…… 人類側もただやられっぱなしという訳ではなく、ネウロイ研究の成果としてウォーロックや大和といったネウロイに通用する兵器を開発・投入していった。 「ネウロイを以てネウロイを制す」コンセプトのこれらは人類に牙を剥く失敗作に終わったが、研究の甲斐あってか RtBの時期(1945年末)にはネウロイに有効打を与えられる砲弾や、 ある程度のビーム攻撃を防ぐ事ができる装甲などが開発・実用化されており、 戦艦やそれに準じる規模の大型兵器ともなれば、今までの様に据え物切り同然にボコスカやられ放題に倒される「動く的」ではなくなっている。 更には直撃させればネウロイの外装を瞬時に分解してしまう「対ネウロイ気化爆弾」、コアを支配下に置く「コアコントロールシステム」なんて物まで開発された。 しかしそれらもネウロイの驚異的な学習能力によって迅速に分析され、短時間で対抗策を立て続けに編み出されてしまい、 あっさりと攻略されてしまうなど、ネウロイに対する決定打にはなっていない。 結局のところは「今までよりはマシに戦える」「流石に即死はしなくなった」の域を出るものではなく、やはり本格的に戦うにはウイッチの力が不可欠である。 積極的に攻撃してくるネウロイもいれば、人類にあまり敵意がないと思われるネウロイも確認されており、その意思は謎。 そもそもなぜ人類に無差別攻撃を仕掛けるのかも全くもって不明。 アニメ1期終盤~2冒頭では敵意を示さず、人類との対話を示唆した個体(後述)も現れたが他のネウロイによって消滅している。 つまりネウロイの意思も一枚岩では無い様だが、これについても深掘りされることはない。 またルミナスウィッチーズでの描写を見た限りでは、ネウロイが積極的に攻撃を仕掛けるのは人間だけのようである。 ネウロイの巣 ネウロイは『ネウロイの巣』と呼ばれる円錐状の黒雲のようなものから無数に湧くように出現する。 ネウロイの巣を破壊する事でその周辺地域を解放する事は可能であるが、周りの金属や兵器を取り込んで増殖する上、 第2期を見るに、平和だった地域にある日突然ネウロイの巣が出現し、昨日今日で人里が突如ネウロイの支配下になるという事もある様子なので、 人類にとっての安息の地と呼べるものは、少なくともヨーロッパ大陸一帯には本質的には無いと言って良い。 このため、巣を破壊し続ればいつかは殲滅できるのかどうかさえ不明。 巣には人名に因む個体名が付けられており、『ブレイブ』に登場したものは「グリゴーリ」、『RtB』でベルリンを占拠していたものは「ヴォルフ」と呼ばれていた。 巣の中心部には巨大なネウロイないしコアがあり、これらは 「ウィッチを吸収し、魔力を強制的に引き出させる事でシールドを張る」 「コアの内部に激しく動き回るコアを持ち、両方を一度に破壊しなければ倒せない」 「徐々に精度と射程を増す巨大長距離砲(*4)を展開したり、反攻作戦に出た連合軍をまんまと罠に嵌め逆包囲する」 など、単純に強大な戦力を有する事と相俟って並みのネウロイとは一線を画す常軌を逸した強さを持つ。 なお、一期終盤で501がガリアの巣を破壊したのが史上最初のネウロイの巣撃破であり、 この戦いにより初めて「ネウロイの巣は破壊できる(それによって周囲を解放できる)」事が確認されたという。 つまり、ネウロイとの大規模な戦争状態に突入してから1944年までの数年間、人類はそれさえ知らなかった事を意味する。 ……以上の様に、ネウロイの詳しい性質はそのほとんどが「謎」「不明」と分からない事だらけであるが、 身も蓋もない事を言えば、ネウロイとはメタ的には「痴女めいた格好の美少女が空を飛んで戦うための舞台装置」である。 要するに美少女化されたWWIIのエースパイロットが国籍を超えて手を取り合い、怪物との戦いに共闘するのがSWという作品の肝であるため、 むしろ下手に掘り下げようとしたらウィッチの出番を奪いかねず邪魔になりかねないため、 極論、ネウロイには「謎の敵」以上の設定は必要無いのである。 「ネウロイX-11」(人型ネウロイ) ウィッチに対抗する為生み出されたと思われる、ウィッチの姿に似せた人型ネウロイ。通称ネウ子 小説(いらん子中隊)では「ウィッチもどき」と呼ばれ、ウィッチ達の動きをコピーし、いらん子中隊を苦戦させた。 アニメでは宮藤芳佳とコミュニケーションを取ろうとしていたが…。 その無機質ながら可愛らしい姿が人気で地味にファンがいる。ネウ子かわいいよネウ子。 なお、リブート版「いらん子中隊」4巻では人型ネウロイとの遭遇が機密扱いとなったせいで中隊はカウハバに異動となり、 フルメンバー出動が不可能になる等活動制限を課される事になってしまった。 あまりにも謎が多いので、ネット上ではネウロイに関する考察がよくなされている。 「ネウロイ 考察」等で検索してみるのも面白い。 ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!シリーズにおけるネウロイ 基本的に出ない。ウィッチの宿敵なのにほとんど出ない。ギャグ漫画だし…。 アニメ本編におけるラスボス戦くらいでしか出番がなく、一応前線のはずなのにウィッチたちは平和な日常を謳歌している。 あまりに平和すぎて危険手当も含む破格の給料を受け取ることに罪悪感を持ったり、町の人からの尊敬を受け止められないウィッチがいる一方、 暇を持て余していらんことをしては人的要因で無用な負傷をするウィッチもいる。 たまーに出て来たと思ったら通常兵器相手にあっさり即死したりと本編に比べてかなり情けない。 基本的に戦わないのでネウロイに対して戦意を持っているウィッチも少なく、 むしろ人為的な被害を受ける直前でサイレンを鳴らしてくれたりするので「サンキューネウロイ!」なんて感謝されたり、 「ネウロイ来ないかなー」などと襲撃を待ち望まれることも。 「502」では「罪のないネウロイ」なんて単語まで飛び出した。一応、聞いていたひかりから「罪のない?」とツッコまれてはいたが。 「小ぃサーニャ」シリーズのネウロイ 主にオチ担当。 「何の脈絡も無く唐突に出現」→「とりあえず撃破して〆」というパターンがやたら多く、作中でもツッコミを入れられている。 その他爆発オチに巻き込まれたり、鉄橋に憑りついたと思ったら川に落ちて自滅したアホがいたりと基本的に不遇。 ただしミリタリーネタが濃い作風だけあってバリエーションも豊富で、中には本気でヤバい能力を持っている奴もしばしば。 ちなみにウルスラによると変わった兵器に憑りつく傾向があるらしく、試作品が囮として使われる事もあるとか。出所はそこか。 アリス・ギア・アイギスコラボイベント コラべイベントにて、オリジナルネウロイとして「ウェルウィッチア・ボギー」が登場した。 黒く全身にヘックス状の模様があるのはネウロイの慣例に則っているが、コアが常に露出しているという特異な特徴を持つ。 これは後に「ウェルウィッチア」として、外見やロジックが一部変更の上で本編にも逆輸入される事となった。 またコラボ第二弾ではストライクウィッチーズ仕様のアレンジが加わった大型ヴァイス「バンブラ・ボギー」が追加された。 元々三個のブロックに分かれているのが特徴的なエネミーであるが、本イベントでは3つの内のどれか一つに「コア」を持ち、 コアを露出させ、そこを攻撃する事で大きなダメージを与えられるという形でネウロイの性質が再現されている。 追記・修正だから恥ずかしくないもん! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ネウロイとはいったいなにものなのか。 -- 名無しさん (2014-05-02 14 54 14) ビーム兵器使ったりするけど、こいつらも魔法力使えるのかな -- 名無しさん (2014-05-27 12 29 50) 某SF漫画の兵隊人形(ゴーレム)みたいなやつと例えるべきかな。 -- 蟻木弾手 (2014-06-02 20 47 09) ぶっちゃけ「人間の真似」してるだけと思う。 -- 名無しさん (2014-09-08 06 53 40) ↑俺も人型出てきて絶対そうだと思って -- 名無しさん (2014-11-24 20 09 47) ↑2 9話だか10話だかの人型ネウロイの動きが6話の宮藤の動きとシンクロしてるって検証動画があったな -- 名無しさん (2014-11-24 20 23 00) ネウ子は複線を残しながら唐突に退場させられてびっくりした -- 名無しさん (2014-11-24 20 44 29) 実は平行世界の侵略自律兵器で、宮藤一郎はその平行世界出身の裏切者で自身の世界の超技術でストライカーユニットを開発した………とスパロボ的な妄想をした -- 名無しさん (2015-03-13 18 35 31) バイドだ。バイドを投入するんだ。錯乱状態 -- 名無しさん (2015-03-22 16 20 32) あなたは そこに いますか ? -- 名無しさん (2016-11-17 21 13 44) ネウロイの正体、目的、謎が解明される日は来るのか? -- 名無しさん (2016-11-17 21 47 09) シリーズが続く限り多分ない。 -- 名無しさん (2016-11-17 23 35 04) ノボルが続きを書けなかったのが本当に悔やまれる -- 名無しさん (2017-07-06 16 05 11) 雪風のジャムみたいだよなこいつ。 -- 名無しさん (2018-12-24 16 32 40) 兵器っぽくもあるが異次元の生命体と言われればそんな気もする。 -- 名無しさん (2020-02-02 14 02 08) 人型ネウロイはおそらく彼等の中のハト派で、何らかの形で人類とコンタクトを取ろうとしたけど、第一期終盤であんな目にあったために上層部ネウロイが「人類はやはり敵」と判断、第二期序盤の個体は裏切り者として粛清されてしまった…と解釈している。 -- 名無しさん (2020-12-30 21 58 46) ある意味イマージュ・オリジスの先輩…。 -- う (2021-07-08 22 39 52) ワールドウィッチーズシリーズがマクロスシリーズみたく『あの世界における未来で作られた史実をもとにしたフィクション』だとするならネウロイの正体も不明なところも『和解もせずに一方的に滅ぼすことに成功してしまった世界線』だから? -- さ (2022-07-25 19 56 47) メタ的な事情は分かるがここまでバックボーンが無いとなんかなあ。 -- 名無しさん (2022-07-25 20 08 58) 多分薄い本で「オカマ爆弾モチーフのネウロイ」とかも出てそう -- 名無しさん (2022-07-27 16 20 10) 18 50や23 20に編集している 2400 2650 42a2 f700 7492 28f6 f863 bd11氏、やけに短い・簡素化した文章や表現に編集しているが、圧縮され過ぎてちょっと読み辛かったり文章として不自然になってる部分が多いように感じる。文字数ギリギリの記事でもなし、そこまでする必要あるだろうか -- 名無しさん (2022-07-28 00 20 36) ↑相談所に報告しましたが、流石にこれは問題でしょう。「互いの編集内容を尊重し合う」という当wikiの利用規約に抵触している恐れがあります。特に反論が無ければ明日にでも差し戻そうかと思います。 -- 名無しさん (2022-07-28 07 00 57) ↑特に反論が無かったの、18 50以前の状態に差し戻させて頂きました。 -- 名無しさん (2022-07-29 07 07 04) ナイツ マジック(老若男女すべてが魔力を有する+あのロボオタクの存在)の世界に出現したらすぐに駆逐されてしまいそう・・・。 -- う (2022-10-05 23 22 33) 名前 コメント
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『ぼくのかんがえたさいきょうねうろい』 ○ネウロイの巣○ 大型ネウ「タワーまで……人型!KINの復活はまだか!」 人型ネウ「それがですね、この人のせいでKINじゃないのができちゃいました」 博士「ちょっとネウロイをいじらせてもらいましたよ」 大型ネウ「人間だと!?」 博士「人とは違うので気になさらず。ちょっとネウロイに手を加えさせてもらっただけですので」 ?ネウ「オッスオッス!俺はぼくのかんがえたさいきょうねうろい!」 大型「最強ネウロイだと?」 博士「ええ、今までのネウロイとはlvが違いますよ、くくく」 強ネウ「イエア!俺の手にかかったらウィッチなんてイチコロっすよ!」 大型ネウ「まて!ウィッチを殺しちゃいかん!」 強ネウ「殺すわけないじゃないですか!」 大型ネウ「そうだ。我々ネウロイの目的はウィッチにちょっかいを出す事だからな」 強ネウ「ですよねー」 強ネウ「さてと、どの位俺が強いのか教えてくださいよ」 博士「まずは風も雷もシャットダウンする対魔法装甲」 <おお! 博士「それに加えて、近距離からの狙撃や各種弾丸にも強い」 博士「更に攻撃手段はビームや体当たりだけでなく、触手も完備!烈風斬ですら切れない仕様になっているので思いっきりウィッチを陵辱してやるといい」 <おおーー!動画うp!うp! 大型ネウ「しかし何故我々に手を?」 博士「少しウィッチが強すぎてね、見ている側としては少々飽きてきまして……力のバランスをソロソロまた拮抗させようと思ってね」 大型ネウ「特に我々に条件を突きつけてくるわけでもないしありがたく受け取っておこう」 博士「一つだけお願いがあるのだよ。ウィッチと一緒にいる子供を殺してください」 大型ネウ「言われなくてもあのガキは我々の敵だ、何体もの同胞を……」 博士「それは話がはやいですね(ネウロイ如きに殺せるかは謎…ですけどね)」 大型ネウ「さいきょうねうろい!出撃だ!ウィッチをあんなこんなする動画をとって来るのだ!そして我々の夢半ばで散って行った同胞の仇を!」 強ネウ「まかせろー!」 大型「頼んだぞ……さいきょうねうろい」 <頼みます!ウィッチにコアを破壊されなかった同胞の仇を! 強ネウ「ぼくのかんがえたさいきょうねうろい、いきまーーす!」 … … 博士「ふふ、楽しみですね」 ウィッチ軍曹「悪趣味なネウロイね」 博士「あの位がネウロイには丁度いい…」 ウィッチ軍曹「俺君……頑張るのよ……」 … … 俺「Zzz」スヤスヤ ミーナ「」書き書き 俺「Zzz」モゾモゾ ミーナ「ふぅ……ようやく書類との格闘が終わったわね」 俺「Zzz」スヤスヤ ミーナ「あらあら、待ちくたびれて寝てしまったのね」 ミーナ「俺君、こんなところで寝ていたら風邪をひくわよ?」 俺「」ウトウト、コクコク ミーナ「お昼寝するなら床でなくてちゃんとお布団でね?」 俺「」コクコク、モゾモゾ ミーナ「(前回の戦い……色々気になるわね。博士の言葉や使い魔の言葉)」 ミーナ「ふぅ、時がくれば全てわかるのかしら」ナデナデ 俺「Zzz」スヤスヤ <うーーーーーーーーーーー ミーナ「ネウロイね……!」 俺「!」ピョンッ ミーナ「俺君、ネウロイよ。行きましょう」 俺「」コクコク タタタタタッ … … ○ハンガー○ 坂本「ミーナ、今回のネウロイはちょっと違うらしい」 ミーナ「どういう事かしら?」 坂本「対ネウロイ用の特殊弾が効かないらしい」 ミーナ「前回に引き続きまた強力な個体というわけね……ストライクウィッチーズ全員出撃よ!」 <了解! … … ○上空○ ミーナ「あれね…トゥルーデ、フラウ貴方たちで先行して頂戴」 バルクホルン「いくぞハルトマン!」 エーリカ「あんなのちょちょいのちょいだよ」 坂本「気をつけろよ二人とも。何時もと様子が違う」 バルクホルン「ああ、わかってるさ」 … … 強ネウ「(お姉ちゃんとEMTキター!)」 バルクホルン「うおりゃあああああ!」ダダダダダッ 強ネウ「(博士すげー!本当に弾丸きかねー!)」カキンカキン エーリカ「弾丸が効かないなら…シュトゥルム!」シュバババババ 強ネウ「(これも効かない!俺TUEEEEEEE)」 強ネウ「(ひゃっほーう!お姉ちゃんとEMTゲットだぜ!)」ウニョンウニョン バルクホルン「な、なんだこれは!」 エーリカ「うえーウネウネして気持ち悪い」 坂本「二人とも大丈夫か!」 バルクホルン「こんなもの……!」グググググ… エーリカ「シュトゥルム!」 バルクホルン「ダメだ外れない」 エーリカ「こっちも駄目だよ」 坂本「リーネ!奴の本体中央部を狙撃するんだ!」 リーネ「はい!」ダンッ 強ネウ「(んー?きかないなぁ)」カキン リーネ「そんな!弾かれたっ!?」 強ネウ「(次はリーネちゃんにしよう)」ウニョンウニョン リーネ「きゃあああ!こんなところにまで触手が…気持ち悪いよぉ…」 宮藤「リーネちゃん!(触手が食い込んでおっぱいの形が!)」 坂本「リーネ!動くなよ……烈風斬!」 ぼよよーーーん 強ネウ「(もっさんもついでにゲットだぜ)」うにょうによ 坂本「しまった!?くっ、切れない」 ミーナ「美緒!」 宮藤「よくもリーネちゃんを……!」ズガガガガ 強ネウ「(はいはいゲットゲット)」 宮藤「何これ……」ウネウネ ミーナ「そんな、こんな事って…」 シャーリー「どうするミーナ隊長!」 ミーナ「捕まった美緒達を助け出して一旦撤退よ」 … … 強ネウ「(あと少しで全員捕まえられるな!すごいぜ博士この体!)」 シャーリー「行くぞルッキーニ!」ブンブン ルッキーニ「うじゃーーーー!」ドーン 強ネウ「(ルッキーニちゃん!ぼくの胸に飛び込んでおいで!)」ボヨーン ルッキーニ「うじゅ!?」うにょうにょ 強ネウ「(6人目!後5人!もう面倒だから一斉に捕まえちゃうぞ……いけ!触手達!)」 うねうねうにょうにょぬるぬる シャーリー「避け切れない!」 エイラ「あの量の触手を避けるなんてムリダナ」 サーニャ「……」 ペリーヌ「なんとおぞましい……」 ミーナ「そんな!なんて攻撃なの!?」 強ネウ「(全員捕まえ終わったな。あとは大型に頼まれたいやらしい動画だな!あれ?何か忘れてるけどまーいいや!)」 ミーナ「放しなさい!」 バルクホルン「くそっ、何度やっても抜けられる気がしない……」 強ネウ「(無駄なのにね!さーて動画動画)」うにょうにょうにょ リーネ「ひゃうん!?動き出して、ヌルヌルして気持ち悪い……」ウネウネスリスリ シャーリー「くそっ離せよ!」ウネウネ 宮藤「変なとこがこすれて…///」 強ネウ「(楽しいな!楽しいな!ウィッチの触手プレイ!)」 俺「!」ブーン 俺「」ブンッ! ぼよよーーーん 強ネウ「(あ、ガキンチョの事を忘れてた。博士は殺せっていってたし、死んどけや!)」ドスドスドスッ 俺「!?」ザクザクザクッ バルクホルン「俺ぇぇ!!」 ミーナ「俺君!?」 俺「」ヒューン、チャポン 強ネウ「(邪魔者は居なくなったし、触手陵辱11人同時孕ませを楽しもうね!)」 … 『Time Reverse』 … 俺「!?」 俺「」ブーン 強ネウ「(煩いハエがいるみたいだな。死んどけや!)」 俺「!」ヒョイヒョイヒョイ 強ネウ「(避けた!?これなら!ビーム!)」 俺「」シールドシールド 強ネウ「(動きが止まればよかったのさ!いけ触手たち!)」ザクッ……ザクザクザクッ 俺「」グサッグサグサグサッ 宮藤「俺君!!」 坂本「俺!」 俺「」ヒューン、チャポン 強ネウ「(邪魔者は居なくなったし、触手陵辱11人同時孕ませを楽しもうね!)」 … 『Time Reverse』 … 俺「!」 俺「」ブーン 強ネウ「(煩いハエがいるみたいだな。しんどけや!)」 俺「!」ヒョイヒョイ 強ネウ「(避けた!これなら…ビーム!)」 俺「!!」ヒョイッ 強ネウ「(仕方ない、このガキも捕まえる!)」ウネウネ 俺「!?」ハシッ 強ネウ「(特等席へごあんなーい)」 俺「」モゾモゾモゾモゾ 強ネウ「(逃げれるわけないだろう?)」 俺「」ショボン…… 強ネウ「(さあ、特等席で見物させてやるよ)」ウネウネウネウネ <イヤァ! ヤメロッヤメテクレッ!コナイデ!オネガイダカラヤメテ 強ネウ「(たまりませんなぁ……)」うねうねうねうね <ソコハダメダッ イヤァイヤァアアアア グスッグスッ 強ネウ「(11人同時ファ◯クとか夢のようだ!いい動画が撮れるね!)」 俺「」ガクガクブルブル 強ネウ「(お子様には刺激が強すぎたか?何してるのかわからないか?)」 俺「」グスッグスッ……ウワアアアアアン … 『Time Reverse』 … 俺「!」 エーリカ「逃げて俺君!」 坂本「我々に構わず逃げるんだ!」 バルクホルン「俺!逃げて本部へ知らせてくれ!」 俺「」フルフル シャーリー「今のお前じゃ無理だ!だからもっと沢山のウィッチでこいつを!」 宮藤「俺君早く!」 リーネ「私達の事は気にしなくてもいいから!」 俺「」フルフル ミーナ「これは命令よ!俺君、早く逃げてこのねうろ位のことを知らせて!」 俺「……」クルッ ブーン…チラッチラッ ミーナ「いい子ね、頼んだわよ俺君」 俺「」…… ?「(いいのか?お姉ちゃん達を見捨てて)」 俺「!?」キョロキョロ ?「(力をまた使わせてやる、だからまだ諦めるのは早いんじゃないか?)」 俺「!」 ?「(戻る、止める。ときたら後は分かるな?)」 俺「」コクコク ?「(さあ頑張るんだ、ご主人!)」 俺「」キッ! … 『Time Reverse』 … 俺「」ブーーン! ミーナ「俺君、逃げなさい!」 俺「」フルフル キィィィィィィン…… … 『Time Run』 … 強ネウ「(ガキンチョが光に包まれた!?そのまま体当たりでもする気か!?)」ウネウネウネウネ 強ネウ「(!?触手が……崩壊していくだと!?)」 坂本「一体何が起こっているんだ?」 バルクホルン「俺が光に包まれた事しか…」 宮藤「坂本さん!光が弱まっていきますよ!」 … 俺「……」 … 坂本「誰だあれは!」 ミーナ「俺君……?面影が残ってない?」 バルクホルン「そう言われれば、耳と尻尾も同じだな」 エーリカ「でも、俺君ってあんなにおおきかったっけ」 俺「」 ミーナ「やっぱりあれは大きくなっているけど俺君よ」 バルクホルン「しかし、持っている武器やストライカーはみた事がないぞ!」 … … 俺「……ここは、あの日のあの場所……お姉ちゃん達もまだ生きてる、そしてボクが呼ばれたという事は、ここのボクは逃げなかったんだね…」 強ネウ「(でかくなったところで!)」ウネウネウネウネ 俺「Lost Time」 ピタッ 俺「こんなもの……」ブゥン スパッスパッ 俺「Time Again」 バラバラッ 強ネウ「(俺の触手がばらばらに斬られた!?博士これ切れないんじゃなかったんですかーーー!)」 俺「ネウロイ!ボクのお姉ちゃん達からその汚い触手から離せ!」 強ネウ「(あのガキンチョ……かくなる上はさっさと動画とって逃げるか!)」ウネウネウネウネ 俺「させない!Lost Time!」 ピタッ 俺「今、あの触手から助けるからね……これで!」ブンブンブンッ 斬・斬・斬・斬 俺「Time Again!」 バラバラッ 俺「お姉ちゃん達!触手は斬ったから早くそいつから逃げて!」 <!? 強ネウ「(俺の触手がまた知らない間に斬られた!?あいつ……一体何をしているんだ!ああっ、皆に逃げられたっ!?)」 ミーナ「ありがとう……俺君?」 俺「ミーナお姉ちゃん……まだちゃんと生きてる……!」パタパタ バルクホルン「お前は俺なのか!?」 俺「うん、そうだよ。けど、ボクは10年後のボクの可能性の1つにすぎないけどね」 俺「でも本当によかった……お姉ちゃん達が無事で」 強ネウ「(俺を無視して感動の再開をやってるんじゃねーぞ!)」うねうね 俺「!?」ガシッガシッ 強ネウ「(捕まえた!見えない触手はどうにもできないようだな!両手両足さえ押さえれば!)」 俺「無駄だよ。Time Reverse」 … … 俺「そこだっ!」ブンブンブンブンッ 斬・斬・斬・斬 バララ…… 強ネウ「(見えない触手をぶったぎっただと……!)」 俺「お前は絶対に許さない!例え今のお姉ちゃん達が無事だとしても!」 強ネウ「(これならどうにもできまい!全触手一斉にあれをぶち抜けぇ!!)」 バルクホルン「俺、逃げろ!あの数では!」 俺「大丈夫だよ、トゥルーデお姉ちゃん…Lost Time!」 ピタッ 俺「一本一本斬ってたら面倒だね……一気に吹き飛ばす!」 俺「拡散モード、チャージ量は1%位でいいな……」チャージチャージ 俺「……撃ち抜け!Time Again!」 ジュッ… 強ネウ「(ああああ……今度は俺の触手が消し飛んだぁ!?あいつは何者なんだよ!俺は最強じゃなかったのかよ!畜生畜生!)」ビームビームビーム 俺「触手はもう打ち止めみたいだね」ヒョイヒョイヒョイ 強ネウ「(畜生……)」 俺「さあ、終わりにしようか……10年前の仇だ……コアのひとかけらも残さず消滅させてやる」ゴゴゴゴ 強ネウ「(……大型の兄貴……動画撮影はできなかったよ……けどウィッチはやわらかかったお!)」 俺「消し飛べぇぇぇ!」ブンッ 強ネウ「(ぬふぅ!)」 バーン。ネウロイは砕け散った … … 俺「…お姉ちゃん達、仇はとったよ」 ミーナ「俺君ありがとう」 坂本「俺のおかげで助かったな」 宮藤「でも、本当に俺君なんですか?」 リーネ「私達より年上みたい」 俺「ボクはここから10年後のボクだから今は17歳かな」 エーリカ「そうなんだー」 バルクホルン「しかし俺…10年で随分と強くなったんだな」 俺「……色々あったから」 ミーナ「こんな場所で色々聞くのもアレですから一旦基地へ戻りましょう?」 坂本「俺も、今の俺のまま来てくれるな?」 俺「うん!元に戻るのはもう少し後にするよ!」 … … ○基地○ ミーナ「色々聞きたい事があるけどいいかしら?」 俺「元に戻ったボクにボクのことや話す内容を話さないなら何でもはなすよ」 坂本「わかった、約束する。まずは、先ほど言っていたお姉ちゃん達の仇というのは?」 俺「もう、変わってしまったけど、本来ならお姉ちゃん達はあのネウロイに……」 ミーナ「そうだったの……」 俺「あの場から逃げたボクは504の人達に助けを求めて、504だけでなくその他の戦闘航空団の協力のもとお姉ちゃん達を助けにいったんだ。けど手遅れで……お姉ちゃん達は……」 俺「その後からボクは強くなろうとして只管にネウロイを狩り続けたんだ。何度も死んで、蘇ってを繰り返して徐々に強力なネウロイを……」 バルクホルン「そんなことになっていたのか」 俺「でも、このボクは逃げずに立ち向かって行った!だからお姉ちゃん達を救うことができたんだ」 ミーナ「俺君は大変な道のりを歩んで来たのね……」 宮藤「俺君、未来にネウロイはまだいるの?」 俺「10年かけて巣は全部破壊したよ。居るのは極稀に居るはぐれネウロイくらいさ」 リーネ「破壊した……?」 俺「うん。ボクが全部破壊したよ」 ミーナ「!?」 俺「でも、だからと言って全部ボク任せにしないでね。ボクにはボクみたいに小さい頃から戦いに明け暮れるだけの生活をして欲しくないから…」 ミーナ「ええ、わかったわ」 俺「後、博士には気をつけて」 ミーナ「博士が何か問題でも!?」 俺「うん、あの博士はボクに世界を破壊する悪魔になって欲しいみたいだからね……ボクみたいにネウロイごと世界を破壊しつくした悪魔にはボクを絶対にさせないで……」 <!? 俺「お姉ちゃん達は今ここに居るから、ボクをあいつから守って欲しいんだ」 ミーナ「ええ、博士の行動には気をつけるわ(使い魔も博士の事を警戒していたわね…)」 シャーリー「なあ、俺。悪魔ってどういう事なんだ?」 俺「幼いボクは博士の口車に乗ってしまって強力な力を手に入れたんだ。さっき程度の力ならまだ制御できるけど、さらに強力な力を使うと…」 俺「一度目はネウロイの巣ごとベネツィアを吹き飛ばし、二度目はアフリカに大穴を開け、3度目はオラーシャを2つの大陸にし4度目は……」 <…… 俺「お願いだから絶対にボクをあいつから守って……」 ミーナ「ええ、わかったわ」 バルクホルン「お姉ちゃん達にまかせるんだ」 坂本「まだ聞きたい事は沢山ある」 俺「うん、まだ時間はあるから大丈夫だよ」 ミーナ「俺君の使い魔は一体何者なの?」 俺「えっ?何者もなにもただのゴールデンレトリバーだよ?」 ミーナ「俺君の使い魔は喋れないわよね?」 俺「うん……どうやら微妙に違うみたいだね」 坂本「ふむ……あの犬は何者だ?」 ミーナ「ええ、敵ではないみたいだけど…」 バルクホルン「俺の魔法は…時間をどうこうするものという認識で間違いないだろうか」 俺「うん。そうだよ。多分お姉ちゃん達もその片鱗に触れた事があるんじゃないかな?TimeRuler、時を支配する力」 ミーナ「ええ、何度もあるわ」 シャーリー「あの時は本当に助かったよ」 そして質問は続いていった…… ミーナ「随分と長い時間拘束してしまったわね」 俺「ううん、ボクもお姉ちゃん達と話す事ができて本当によかったよ。最後にもう1個お願いがあるんだ」 坂本「ん?なんだ言ってみろ」 俺「またお姉ちゃん達に頭を撫でて欲しいんだ」 バルクホルン「そんな事でいいのか?いくらでも撫でてやる」ナデナデ ミーナ「俺君、戻っても大変だろうけど頑張って頂戴ね」ナデナデ 坂本「ほら、これでいいか?」ナデナデ … … 俺「お姉ちゃん達…ありがとう。これでボクもあっちでまた頑張れそうだよ」 ミーナ「もう戻るのね?」 俺「うん……名残惜しいけど、戻らなきゃ。ボクの事をよろしくね」 ミーナ「ええ、絶対に私達が俺君を守り通すわ」 俺「ありがとう……それじゃあ元のボクに戻るよ、さようならお姉ちゃん達……最後にまた会えてよかったよ」キィィィィィィン … … ○一つの可能性の10年後○ 俺「……ボクは元の時間に戻って来たんだね……。できる事ならずっとあそこに居たかった……」 魔女「見つけたぞ!」 魔女「我々の感知網をくぐり抜けるとは……何をした!」 魔女「大人しくお縄につきなさい!」 俺「……それはできないよ。ボクはまだやらないといけないことがあるんだ……」 魔女「まだ逃げ続けるつもりか!お前に逃げる場所などない!」 魔女「実力行使にでるしかないな」 魔女「破壊神!今日こそこの世から消してくれる!」 俺「ボクに人を魔女をこれいじょう殺させないでくれ!けど、ボクの邪魔をするというのなら……Lost Time!」 俺「(お姉ちゃん達……あのボクをこんなボクには絶対にしないでね……)」 … … 俺「!」キョロキョロ ミーナ「おかえり?俺君」 バルクホルン「俺ぇぇ、すごかったんだぞー?」 俺「?」 ミーナ「トゥルーデ、その話は無しのはずよ?」 バルクホルン「そうだったな」 俺「」トテトテ ダキッ ミーナ「どうしたの?」ナデナデ 俺「」ショボン 坂本「さっきまで空に居たはずなのに急に部屋の中に居て戸惑っているんだろう」 俺「」コクコク ミーナ「俺君はあのことは覚えてないのね」 坂本「俺、俺は覚えて居ないかもしれないけど、俺は我々を助けてくれたんだぞ?」ナデナデ バルクホルン「ああ、すごかったぞ俺。流石私の、私達の弟だ」ナデナデ 俺「♪」 宮藤「俺君おかえりー」ナデナデ リーネ「俺君ありがとう」ナデナデ ペリーヌ「立派でしたわよ」ナデナデ シャーリー「また一緒にがんばろうな」ナデナデ ルッキーニ「おれすごかったよー!」ナデナデ エイラ「よく頑張ったナ」ナデナデ サーニャ「えらいわ俺君」ナデナデ 俺「♪」パタパタ ミーナ「(俺君、安心して。何があっても私達11人が……)」 犬「(これで一安心だ……11人全員生き残った。これでご主人は……いや、まだ安心はできないか……xxxがいる限り。それにしてもxxxは何をしているんだxxxを野放しにして……)」 … … ○ネウロイの巣○ 人ネウ「!?」 博士「ふふ……あなたにも強力してもらいましょう」 人ネウ「(何これ……力が……)」 博士「このままでは私のシナリオからかけ離れた結末になってしまうのでね」 人ネウ「(何が望みなの!?何で人でありながらネウロイに手をかすの!)」 博士「人とは違うと言ったはずですよ?私が望むのは世界の終焉。ネウロイがそれを達成しても彼が達成してもどちらでもいいんですけどね」 人ネウ「(私達は世界の終焉を望んでいるわけじゃない)」 博士「ならやはり、このままでいいですね。あなた達には彼の経験値になってもらいましょう」 人ネウ「(私達を駒扱いしないで!)」ザクッ 博士「ぐふっ……」 人ネウ「(私を強化したのが仇になったようね)」 博士「何が仇になったって?」 人ネウ「(!?)」 博士「ネウロイごときが……貴方は不要ですね、削除させてもらいましょう」 人ネウ「(削除ですって!?)」 博士「ええ、あなたはここでゲームオーバーです、さようなら」 人ネウ「(何を……ああああああ!?)」 博士「さて、少しだけまた様子見と行きましょうか。あの大型ネウロイがどう動くか」 … … ウィッチ軍曹「……!」 博士「おお、怖い怖い。そんなに睨まないでくだだい」 ウィッチ軍曹「あなたはどれだけこの世界に干渉すれば気が済むの!」 博士「自分の駒を削っただけではありませんか」 ウィッチ軍曹「本当にあなたは何を考えているの……?」 博士「さあ、どうでしょうね。それならいっそ貴女が力尽くで私を止めればいいのでは?」 ウィッチ軍曹「……!」 博士「そう、それでいいのです。貴女では私に敵わないのですから。対等なんかではないのですよ」 ウィッチ軍曹「……」 博士「そろそろまた愛しの俺君に会って来たらどうです?」 ウィッチ軍曹「そうさせて貰うわ」 博士「私も同行させてもらいますがね」 ウィッチ軍曹「好きにしたらいいわ」 博士「ふふ、最後の仕込みを終わらせましょうか」 戻る 携帯用戻る
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俺「ストライクウィッチーズ……だと……?」 109-131 作者 パラレルワールド あらすじ 突然、2010年の東京に飛ばされてしまった宮藤。 そこで俺と出会い、短い時間だが一緒に過ごすことになる。 2人は打ち解けその生活を楽しんだが、ついに帰る方法が見つかった。 ところが俺まで飛ばされてしまい逆に宮藤の世界へ。 運よく使い魔と契約し、ウィッチとして認められた俺はストライクウィッチーズに入隊。 ビビリながらも何とか初戦をこなす。 エーリカや宮藤と一緒に帰省も済ませ、過ごしていたある日のこと。 予報もなくネウロイが現れる。 しかし、それは罠であり俺は謎のネウロイと共に撃墜されてしまった。 一命を取り留めた俺達は、決戦の日に向け準備をすることとなった。 第8話「宿敵」 俺「ん…」 俺「ここは…」 目が覚めると、俺の目には無機質な白い天井が映っていた。 前にもこんなことがあったな。 確か、ネウ男に撃墜された時だったか… 112 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 22 33.88 ID Ed75T8GF0 そして、それをそのまま再現したかのように ベッドの両側には2人が居た。 宮藤「俺さん、目が覚めましたか!」 ネウ子「何であんなことを…」 俺「また助けられちゃったな」 宮藤「それはいいです!体に異変はないですか!?」 俺「うーん、とりあえず変化なしかな」 アレは失敗したのか? それとも、変身!とかになったりして… ネウ子「調べる…脱いで」 俺「よしわか…って、脱ぐの?」 ネウ子「上だけでいいから…」 素直に脱いでネウ子の方を向く。 すると突然、その手で俺の体をペタペタと触り始めた。 俺「一体何を…」 ネウ子「調べてるから…動いちゃダメ」 114 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 27 46.92 ID Ed75T8GF0 どうやら触診のようなものらしい。 聴診器ですらくすぐったいのに、人の手がくすぐったくないわけがない。 というかぶっちゃけエロイ。 俺「痛っ、何だよ宮藤。抓ったら痛いじゃないか」 宮藤「ふんっ」ツーン そんなやりとりをしていると、扉が開き中佐達が入ってきた。 ミーナ「お邪魔だったかしら?」 俺「そんなことないから!」 ――――――――――――――――――――――― 坂本「単刀直入に聞こう、お前は何をしていた?」 坂本「私が発見したから良いようなものの…」 そう、俺は海岸で倒れているところを朝の訓練中の坂本少佐に見つかった。 エーリカ「あそこって魔法陣のあった場所だよねー」 珍しく…と言ったら失礼かな。 少し怒気を含んだ様子でエーリカが言う。 115 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 32 06.72 ID Ed75T8GF0 ゲルト「つまり、奴らと同じ方法で強くなろうとしていたわけか」 俺「バレバレだな、その通りだよ」 シャーリー「何でそんな危険かも知れないことを、何の相談もなしにしたんだ!」 ルッキーニ「心配したんだよー」 俺「すまない…でも、これは俺の責任だから」 俺「俺ができることはこれぐらいしか…」 そう言おうとした時、俺の顔にビンタが炸裂した。 宮藤「そんなこと言わないで下さい」 いきなりビンタされた驚きで固まっていると 宮藤「そんな悲しいこと、言わないで下さい」 言い聞かせるように、宮藤が言った。 エイラ「バカな奴だな、ホント」 サーニャ「ふふ…お馬鹿さん♪」 ちょっと良いな今のセリフ…じゃなくて。 俺「どういうことだ?」 118 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 37 15.68 ID Ed75T8GF0 ミーナ「私達はストライクウィッチーズよ」 ペリーヌ「12…いえ、今は13人でしたわね」 リーネ「その13人が、みんな居てストライクウィッチーズなんです」 宮藤「誰の責任とか関係ないです。この問題はみんなの問題なんですから」 ネウ子「1人で…背負わないで…」 なるほどね…あの使い魔が言ってたのはこれだったのか。 駄目だなぁ俺、心配ばかりかけてしまう。 俺「わかった、ごめん。これからはちゃんと相談します」 宮藤「それでいいです!」 ゲルト「で、結局成功したのか?」 俺「何も変化はないけど…」 ネウ子「一応…成功してる…」 坂本「じゃあ今、俺は強くなったのか?」 ネウ子「そうだと思う…」 ミーナ「あのネウ男とは?」 119 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 42 41.18 ID Ed75T8GF0 ネウ子「多分互角ぐらい…」 シャーリー「まあ敵もそう間を空けずに来るだろう、戦略を考えないとな」 こうして、その日は戦略を立てるだけで終わった。 そして数日後。 ついに決戦の日が訪れた… ――――――――――――――――――――――― ウーーーーーーーーーウーーーーーーーーー ミーナ「ネウロイよ!」 ゲルト「いよいよだな」 ネウ子「感じます…アイツの力を…」 坂本「作戦は昨日話し合った通りだ」 シャーリー「やってやるかー!」 ルッキーニ「おー!」 ミーナ「みんな揃ったわね?」 「「「「「ストライクウィッチーズ、出撃!!」」」」」 ブロロロロロロロロロロロロ 120 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 47 04.78 ID Ed75T8GF0 ネウ子が言った通りの場所に行くと、そこにはネウ男が居た。 ネウ男「生きてたのか…元気だったか?」 俺「おかげ様でね」 ネウ男「おーおー、勢揃いしちゃって…」 ネウ男「こっちの戦力は俺だけじゃないぜ?」 そう言って、ネウ男は西を指差した。 ネウ男「少し先に、前回より少し多い…150ほど用意した」 ネウ男「どうする?俺にかかりっきりじゃ街が滅ぶぜ?」 ネウ男は挑発するように、こちらを見る。 しかし今日まで色んなパターンに対応できるように考えてきたのだ。 俺「予想通りだな…」 ネウ男「なんだと?」 俺「じゃあみんな、戦おう。必ず勝つんだ。」 ミーナ「あなたこそ気をつけるのよ」 坂本「お前も立派になったな」 ゲルト「まだあの模擬戦は済んでないからな!」 122 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 53 09.84 ID Ed75T8GF0 エーリカ「またお菓子かってよねー」ニシシ シャーリー「ま、大丈夫。なんとかなるさ」 ルッキーニ「がんばろー」 エイラ「今日の結果は…戦車の正位置。私の占いはよく当たるンダ」 サーニャ「みんなの力を信じます」 ペリーヌ「負けなんて許しませんわよ!」 リーネ「またみんなでお茶をしましょう」 宮藤「必ず…帰って来てくださいね」 ネウ子「約束…です…」 俺「もちろん!」 そしてみんなは俺1人を残し、ネウロイの方角へ飛んでいった。 ネウ男「おいおい、お前1人で俺を止めるってか?」 ネウ男「前回の惨敗を忘れたわけじゃねーだろ?」 123 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 16 56 36.51 ID Ed75T8GF0 俺「黙れ」ドカッ ネウ男「ぐはっ」 話し続けるネウ男にイライラした俺は、問答無用で近づき 前回されたお返しにその拳を打ち込んだ。 数メートル吹っ飛んだところで、ネウ男は停止した。 俺「御託を並べてる暇があるならかかってこい」 ネウ男「やってくれるじゃねーか、さてはお前も…」 ネウ男「はっ!こりゃ面白い!何も知らないくせにただ力を求めた馬鹿が!」 ネウ男は心底おかしそうに笑う。 どうやら、この方法には何か秘密があるらしい。 だが今は関係ない。 ネウ男「ま、勝てたら教えてやるよ。行くぞ!」ヒュン ドガァァァァァァン 拳と拳がぶつかり合う音が響いた。 ――――――――――――――――――――――― 124 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 17 00 05.00 ID Ed75T8GF0 ――ウィッチーズ・ネウロイサイド 宮藤「大丈夫かな…」チラ ゲルト「後ろを気にするな宮藤、奴は任せろと言ったんだ」 ミーナ「そうよ、そこで信じてあげるのが仲間でしょう?」 宮藤「…そうですね!」 坂本「見えてきたぞ…」 シャーリー「うひゃー、すげーなー」 エーリカ「これはちょっと本気でやらないとヤバそうだね」 ウィッチーズの前には、すごい数のネウロイが居た。 しかし、ここを通すわけにはいかないのだ。 お互い後ろを任せてるんだから。 ミーナ「全機攻撃開始!」 「「「「「了解!!」」」」」 ミーナ「隊を2つに分けた方がいいわね…美緒!」 坂本「火力のある者…私、ネウ子、バルクホルン、エーリカ、エイラ、サーニャは大型の駆逐に向かう!」 ミーナ「他は、私に続いて頂戴!」 126 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 17 05 16.23 ID Ed75T8GF0 140、130…数は減っていくが、魔法力は無限ではない。 ペース配分を考えなければならない分、ウィッチーズは少し不利だった。 幸運だったのは、ネウ子がいたことかもしれない。 彼女は動力源はネウロイ…すなわちコアでありエネルギー切れの心配をしなくていいのだ。 よってネウ子が先陣を切り、他の隊員がそれに続くという形をとっていた。 ネウ子「っ!!」 ゲルト「危ない!」バシッ ネウ子に当たりそうなビームを、直前でバルクホルンが防ぐ。 ゲルト「無茶をするな、何かあったら…俺が悲しむぞ」 ネウ子「了解…」 リーネが取り囲まれるが、ペリーヌが追い払う。 ルッキーニが突っ込むが、シャーリーがフォローする。 いつも通りのウィッチーズだった、 ミーナ「80を切ったわ!」 ゲルト「うおおおおおおおおおおお」ガガガガガガガガガ エーリカ「ラストスパートだね!シュトルム!」ゴオオオオオオオオ 宮藤「はぁ、はぁ…まだまだぁ!!」 ――――――――――――――――――――――― 128 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 17 10 04.63 ID Ed75T8GF0 ――俺・ネウ男サイド ドォン ガァン ガシッ 俺「(予想以上に強い…)」 ネウ男「ちっ、まぁ条件は対等だから仕方ないか」 今のところ、俺とネウ男は互角だった。 ネウ男「はっ!」シュン 俺「くっ…」バシッ 手に最小限のシールドを張り、ビームを弾く。 それと同時に、また奴が接近してくる。 回し蹴りが放たれたが、寸前で避けカウンターにストライカーで蹴り上げようとする。 しかし、それも当たらずすぐに拳の打ち合いになる。 俺が危惧していたのは、魔法力切れによる敗北。 長期戦は不利ということだ。 だから短期決戦のつもりで挑んだのだが中々に手強い。 129 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 17 15 05.21 ID Ed75T8GF0 ネウ男「くらえっ」ドカッ 俺「ぐっ」 油断していると、1発許してしまった。 一旦距離をとり呼吸を整える。 ネウ男「はぁ、はぁ…わかんねーな、何故お前はそこまでしてアイツらに肩入れする」 ネウ男「所詮は違う世界の人間、どうなろうと構わないはずだ」 俺「簡単なことだ」 俺「好きだから、守りたいからだよ」 ネウ男「けっ、相変わらず人間様の考えはわかんねぇな!」ドカッ 俺「わかってもらわなくてけっこうだ」ドゴッ マズイ、そろそろ魔法力の底が見えつつある。 次の1手に賭けるしかないか。 俺「魔力充填開始」 俺は全魔法力を、その右手に充填する。 俺「魔力充填100%!」 130 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 17 18 07.84 ID Ed75T8GF0 ネウ男「そろそろ限界か…?これで終わらせてやるよ」 そう言って、ネウロイも力を溜める。 時が止まった。 静寂が場を支配し、動いてるものは何一つない。 次の瞬間。 俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 ネウ男「しねええええええええええええええええええ」 ドカァァァァァァァァァァァァァァン 魔力同士の反発による爆発音が、轟いた。 ――――――――――――――――――――――― ――ウィッチーズ・ネウロイサイド ドガァン パリィン ミーナ「全機撃墜確認!」 坂本「周辺にも…うむ、居ないな」 ゲルト「ようやく終わったか…」 エーリカ「もう弾も魔法力もほとんど空っぽだよー」 131 :パラレルワールド[]:2010/12/11(土) 17 21 17.63 ID Ed75T8GF0 ドカァァァァァァァァァァァァァァン シャーリー「何だ今の音は!?」 ルッキーニ「あ、あれ!」 指差した方向は、さきほど飛んできた方角である。 エイラ「まさか…」 サーニャ「俺さんのところかしら…」 宮・ネ「っ!!!!」 たまらず宮藤とネウ子が飛び出した。 リーネ「芳佳ちゃん!」 ペリーヌ「2人とも、独断専行は危険ですわよ!」 ミーナ「みんなで追いましょう!」 一足先に現場に到着した宮藤とネウ子が見た光景は、壮絶な物だった。 次回予告 ついに決着がついたネウ男と俺。 そして、俺を待ち受けていた運命とは… 第9話「決断」