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更に思ふ。我等は紛れもなき日本人として、桜咲く日本の国土の上に、幾千年の歴史の中より、生まれ出で、生ひ立ち来った。我等のあるは、日本あるによる。日本の歴史は、その幾千年養ひ来った力を以て今や我等を打出した。我等の人格は、日本の歴史の中に初めて可能である。同時に、日本の歴史は、我等日本の歴史より生れ出て、日本の歴史を相嗣せる日本人によって初めて成立する。・・・求むれば即ち之を得、捨つれば即ち之を失ふ。信ずれば影向し、疑へば消散する。日本の歴史を求め、信じ、復活せしむるものは即ち我等日本人でなければならない。 平泉澄(文学博士)『國史学の骨髄』(1927年(昭和2年)8月) 戦前の我が国で、マルクス主義の思想侵略の脅威への対抗思想の役割を担った「日本主義」解説ページ <目次> ■1.初めに ■2.日本主義とは何か◆1.辞書による説明1:「日本主義」 ◆2.辞書による説明2:「明治期の日本主義」 ◆3.辞書による説明3:「昭和期の日本主義」 ◆4.「昭和期の日本主義」参考図書 ◆5.革新右翼(国家社会主義者)と観念右翼(伝統保守) ◆6.辞書による説明4:「超国家主義」 ◆7.辞書による説明5:「アジア主義」 ◆8.まとめ ◆9.辞書による説明6:「京都学派」と「近代の超克」 ■3.近代日本の思想状況◆1.右翼・左翼学生運動関連年表(日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜より引用) ◆2.近代日本の思想状況(まとめ) ■4.戦前日本の思想を考える様々な参考図書 ■5.ご意見、情報提供 ■1.初めに 明治以降~戦前の日本は「天皇制ファシズム」と呼ばれる異常な専制国家であり、特に戦前は暗黒の軍部独裁国家だったとする自虐史観は、GHQの占領期に実施されたW.G.I.P.(War Guilt Information Program,戦争贖罪洗脳計画)によって日本人に刷り込まれたものであると多くのサイトが指摘しています。 実際にW.G.I.P.という名称のプログラムが存在したか否かは別として、公職追放やGHQ焚書を通して米国の都合による一方的な情報工作が行われたことは事実でしょう。 しかし、GHQの占領期間終了から現在に至るまで、ジャーナリズム・思想・史学・法学を初めとする各分野でかくも強く自虐的論説が大勢を占め続けているという状況から、 ① 自虐的論説が蔓延している原因を、単にGHQの占領政策にだけ求めるのではなく、 ② 戦前期日本の思想状況の中にそれを受け入れる要因が内在していたのではないか、 と一度考えてみる必要があります。 このページでは「日本主義」という隠蔽されてきたキーワードを中心に戦前期日本の思想状況を概括し、 (1) GHQの占領政策・洗脳工作に呼応して戦後長く日本の言論界・思想界を汚染し続けているものの正体へと更に一歩深く迫ると共に (2) 日本型保守主義とナショナリズムの関係について考察します。 ■2.日本主義とは何か ◆1.辞書による説明1:「日本主義」 現時点で、wikipedia・広辞苑・デジタル大辞泉では「日本主義」の定義は以下の通り。 wikipedia 日本主義(にほんしゅぎ) 1.日本独自の伝統、文化、精神を基礎として国家の繁栄を目指すという主義。明治時代以降に急激に押し寄せてきた西洋化に対抗する事を目的として高山樗牛や井上哲次郎らによって主張された。2.白陽社から出版されている雑誌。 広辞苑(岩波書店) にほんしゅぎ【日本主義】 国粋主義思想の流れの一。日清戦争後、高山樗牛や井上哲次郎らが提唱。高山が個人主義に転じて以降、衰退。 デジタル大辞泉(小学館) 日本主義【ニホンシュギ】 明治中期、政府の欧化政策に対する反動として起こった国家主義思想。高山樗牛(たかやまちょぎゅう)・井上哲次郎らが雑誌「日本主義」を刊行、日本古来の伝統的精神を重視しようとしたもの。 ブリタニカ国際百科事典(ブリタニカ・ジャパン社)には、もう少しまともな説明があります。 ブリタニカ国際百科事典 にほんしゅぎ【日本主義】 明治から第二次世界大戦敗戦までにおける欧化主義・民主主義・社会主義などに反対し、日本古来の伝統や国粋を擁護しようとした思想や運動をいう。一定の思想体系をなしていたとはいえず、論者により内容が相違する。明治の支配層が推し進めた欧化主義への反発として三宅雪嶺や高山樗牛らによって唱えられ、政治的には欧米協調主義への反対、国権や対外的強硬策の強調となって現れた。大正や昭和になって日本の資本主義の高度化が階級対立を激化させ、社会主義やマルクス主義が流入すると、これら諸思想の対抗イデオロギーとして機能し、天皇を中心とする皇道や国体思想を強調した。(cf.神国思想) つまり日本主義には歴史的に見て以下の二段階があるが、広辞苑などメジャーな辞書は①だけを記述している(意図的に②を隠蔽している)。 ① 明治期の日本主義 政府の欧化主義に反発し、国粋主義/国権主義(特に政府の欧米協調路線に反対する攘夷主義)を主張した言論活動(政論的ジャーナリズム) 他国の侵略から自国・自民族を守る(解放的ナショナリズム)⇒即ち「右翼」思想 ② 昭和期の日本主義 皇道・国体思想を強調して、社会主義やマルクス主義の思想侵略の脅威への対抗イデオロギーとして機能した思想活動 全体主義の脅威から自国の歴史・伝統に根差した自由を守る(日本型保守主義)⇒即ち「保守」思想 ※「保守」と「右翼」の違いは ナショナリズムとは何か 参照 ◆2.辞書による説明2:「明治期の日本主義」 以下ブリタニカ国際百科事典より「明治期の日本主義」に関連する人名等の説明を引用します。 【高山樗牛】 たかやま・ちょぎゅう(1871-1902) 明治の評論家,思想家。本名は林次郎…(中略)…日清戦争後、井上哲次郎らとともに日本主義を唱え『日本主義』を『太陽』に掲載。ニーチェの死に際し大いに感化を受けニーチェ主義を主張した。1902年文学博士となり晩年は日蓮に傾倒。…(以下省略) 【井上哲次郎】 いのうえ・てつじろう(1855-1944) 哲学者。号は巽軒(そんけん)。東京大学教授。ドイツ観念論の移入に努めるとともに現象即実在論を説き、東西思想を包括する体系の樹立に努力。『勅語衍義』『教育と宗教の衝突』を発表。国民道徳を唱導しキリスト教を国体に反するものとして攻撃するなど国家主義を鼓吹した。多年、哲学界の大御所として君臨した。…(以下省略) 【三宅雪嶺】 みやけ・せつれい(1860-1945) ジャーナリスト。哲学者。本名雄二郎。1883年東京大学哲学科卒業。1888年井上円了・杉浦重剛・志賀重昂らの支持を得て政教社を組織し、雑誌『日本人』を発行。徳富蘇峰らの欧化主義に反対して日本主義を提唱した。1889年陸羯南が創刊した新聞『日本』にも主筆格で参加して国粋主義の立場から反政府的な評論活動を展開。1906年『日本』を退社し『日本人』を『日本及日本人』に改題。1923年その他の編集者と対立して同誌を去り、個人雑誌『我観』を創刊。1943年文化勲章受章。…(以下省略) 【陸羯南】 くが・かつなん(1857-1907) ジャーナリスト。本名は実。東奥義塾、司法省法学校を経て太政官の官吏となったが、伊藤博文らの皮相的な欧化主義に反対して辞任。1888年から『東京電報』(それまでの『東京商業電報』を改題した新聞)を主宰した。翌1889年2月11日帝国憲法発布の日に政論新聞『日本』を創刊。激しい弾圧を受けながらも日本主義と称した近代的ナショナリズムを勇敢に主張し続けた。★注釈:後述のように陸羯南は丸山眞男が自己の思想的源流の一人として高評価した人物のため、ブリタニカ百科事典でも異例に好意的な説明になっていると思われる。 【日本】にっぽん(1889創刊-1914廃刊) 陸羯南が1889年2月11日の帝国憲法発布の日に東京で創刊した政論新聞。『日本新聞』ともいう。国家主義的な中立系といわれた。谷干城・三浦悟桜らが資金的に援助し、記者には福本日南・三宅雪嶺・古島一雄・池辺三山・長谷川如是閑・ 丸山幹治 ・正岡子規らを集め、近代的ナショナリズムの立場から政府の欧化政策を厳しく批判。創刊後の8年間に30回も発行停止処分を受けた。日清戦争後は次第に経営困難となり、羯南も病に倒れ、1906年6月伊藤欽亮に譲渡された。やがて如是閑らの有力記者もこぞって退社し、政友会系の平凡な新聞に転落。14年末社屋の火災もあって廃刊。 【日本及日本人】にっぽんおよびにほんじん(1907改題-1923休刊) 1907年1月『日本人』を改題して発行された政教社の総合雑誌。陸羯南時代の『日本』新聞で活躍していた三宅雪嶺ら政教社の有力メンバーは伊藤欽亮に譲渡されたあとの『日本』の編集方針に不満で、こぞって退社し、1888年の創刊以来、機関誌的役割を持っていた『日本人』に『日本』の伝統を担わせるという意味で『日本及日本人』と改題した。1923年の関東大震災で政教社が焼失したことなどから休刊。 【池辺三山】 いけべ・さんざん(1864-1912) ジャーナリスト。本名吉太郎。陸羯南の『日本』を経て、1896年『大阪朝日新聞』に入社。主筆となり、すぐ転じて『東京朝日新聞』の主筆。彼に私淑していた鳥居素川が『大阪朝日新聞』の主筆を務めており、相呼応して『朝日新聞』の声価を高めた。 【長谷川如是閑】 はせがわ・にょぜかん(1875-1969) ジャーナリスト。文学者。思想家。幼名は万次郎。1898年東京法学院(中央大学の前身)を卒業し、1902年日本新聞社に入社。06年社長の陸羯南が隠退し、新社長が三宅雪嶺と古島一雄の退社を命じたので、如是閑ら十数人も抗議して退社。07年雪嶺のもとで『日本及日本人』の創刊に参加。08年鳥居素川のすすめで大阪朝日新聞社に入社。やがて小説や紀行文も発表しはじめた。14年社会部長になったが、18年の白虹事件で鳥居ら盟友とともに退社。19年大山郁夫らと雑誌『我等』を創刊した(軍国主義の波が強まった1930年に『批判』と改題し、34年廃刊)。第二次世界大戦中は沈黙がちであったが、戦後の46年貴族院議員、47年日本芸術院会員となり、48年文化勲章を受けた。『長谷川如是閑選集』(全7巻,69-70)に代表著作が収められている。 【大山郁夫】 おおやま・いくお(1880-1955) 社会運動家。早稲田大学卒業後、シカゴ大学に留学。早大教授。『朝日新聞』論説委員、労働農民党および労農党委員長を歴任。1932年より47年までアメリカに政治亡命。47年凱旋将軍のような歓迎を受けて帰国。50年参議院議員に当選。51年スターリン平和賞を受けた。主著『政治の社会的基礎』『現代日本の政治過程』。 【白虹事件】 はっこうじけん(1918年) 1918年『大阪朝日新聞』が政府権力と対立して存亡の危機に追い込まれた日本の新聞史上最大の筆禍事件。当時『大阪朝日』はシベリア出兵、米騒動などに関連して寺内内閣を弾劾する言論の一大拠点であった。8月26日付け夕刊の記事に兵乱の前兆をいう「白虹日を貫けり」の一句があったことが、新聞紙法第41条(安寧秩序紊乱)に違反するとして『大阪朝日』は告訴され、村山竜平社長は退陣、次いで鳥居素川、長谷川如是閑をはじめ大山郁夫、 丸山幹治 、花田大五郎らも社を去った。同紙がこの事件で「不偏不党公平穏健」に反する傾向があったと自己批判したことは、その後の日本の新聞のあり方に象徴的な影を落としている。 【丸山眞男】 まるやま・まさお(1914-1996) 政治学者。日本思想史家。東京大学法学部卒業後、同大助教授を経て1950年教授に就任し、71年退官。46年発表の「超国家主義の論理と心理」で、軍国主義日本の指導者の没主体性を鋭く指摘し、天皇制国家の無責任構造を批判する新視点を提起して論壇に一大衝撃を与えた。『日本政治思想史研究』(52)では、江戸期にさかのぼって日本の政治思想を検証し、政治思想史研究の方法論を確立した。第二次世界大戦直後の代表的論文をまとめた『増補版・現代政治の思想と行動』(64)は、「丸山政治学」のバイブルと呼ばれ、英訳されて海外でも評価を得ている。また、60年安保闘争(cf.安保改定問題)などを通じ、戦後民主主義運動の精神的支柱となったが、後年は日本思想の研究に専念した。日本思想の根本的な構造を明らかにした『日本の思想』(57)は思想界に大きな影響を与えた。そのほか『丸山眞男座談』9巻(96)がある。 ※要約すると「明治期の日本主義」には更に次の二系列があり、両者は余り関係がないと思われる。 (1) 高山樗牛・井上哲次郎らの刊行した文芸雑誌『日本主義』(1897年創刊) 広辞苑・大辞泉・wikipediaは、こちらの「日本主義」のみ記載している。 (2) 陸羯南が創刊し、三宅雪嶺・池辺三山・長谷川如是閑・丸山幹治らが執筆した政論新聞『日本』(1889-1906)→三宅が創刊した『日本人』を改題し、池辺・長谷川・丸山などが執筆した総合雑誌『日本及日本人』(1907-23)→更に、池辺・長谷川・丸山は白虹事件で退社するまで『大阪朝日新聞』に政論を執筆(1908-18) 近代的ナショナリズムの立場から政府の欧化政策を厳しく批判 ※戦後民主主義の代表的論者・丸山眞男は丸山幹治の二男であり、長谷川如是閑を叔父同様に慕い、また戦後に陸羯南について次のような評価を書いていることに注目。 羯南の日本主義は上述のように、ナショナリズムとデモクラシーの総合を意図した。それがいかに不徹底なものであったとはいえ、これは日本の近代化の方向に対する本質的に正しい見通しである。国際的な立遅れのために植民地ないし半植民地化の危機に曝されている民族の活路はいつもこの方向以外にない。不幸にして日本は過去においてその総合に失敗した。福沢諭吉から陸羯南へと連なる国民主義の最初からにひ弱い動向は、やがて国家主義の強力な支配の裡に吸いこまれていった。そのために下からの運動はむしろ国際主義いな世界市民的色彩をすら帯びざるをえなかった。長きにわたるウルトラ・ナショナリズムの支配を脱した現在こそ、正しい意味でのナショナリズム、正しい国民主義運動が民主主義革命と結合しなければならない。それは羯南の課題を継承しつつ、その中道にして止まった不徹底を排除することにほかならぬ。新聞『日本』は明治憲法発布の日に誕生した。…日本国民は羯南の警告にもかかわらず明治憲法に与えられた程度の貧弱な自由すら現実にまもり抜くことができなかった。改正憲法の公布にあたり、われわれは、国民に与えられた諸権利を現実に働くものたらしめ、進んでヨリ高度の自由を獲得するために、よほどの覚悟をもって、これまでに数倍する険峻をのりこえて進まなければならぬであろう。まさしく憲法祭に酔っているときではないのである。 丸山眞男「陸羯南-人と思想」(1947年) ⇒つまり戦後左翼の代表的思想家丸山眞男は、実は政府の欧化主義に抗して近代ナショナリズムを唱えた「明治期の日本主義」の直系の継承者である。 その丸山が、戦後に「ウルトラ・ナショナリズム(超国家主義…後述の「革新右翼」)」と勝手に同一視して糾弾したのが下記の「昭和の日本主義」であり、そのために広辞苑・大辞泉・wikipediaなどでは無視されたままになっていると考えられる。 ◆3.辞書による説明3:「昭和期の日本主義」 ブリタニカ国際百科事典より関連する項目の説明を引用します。 【安岡正篤】 やすおか・まさひろ(1898-1983) 陽明学者。思想家。幼少から漢籍に親しむ。東京大学法学部在学中に大正デモクラシーに抗して日本主義を唱え、早くから政・官・軍関係者にその名を知られる。1927年私塾・金鶏学院を設立して東洋思想の普及に努め、31年財界首脳をスポンサーに日本農士学校を設立する。第二次世界大戦中は小磯内閣の大東亜省顧問を務めたが終戦の詔勅の起草者の一人でもあった。49年全国師友協会を設立。指導者の教化に力を注ぐ。多くの政・財界人、文化人が師と仰ぎ、安岡の訓話を受けることが指導者の条件とまでいわれた。吉田茂・佐藤栄作・池田隼人ら官僚出身の歴代首相の求めに応じて指南役として助言したが、自らは生涯政治の表舞台に立つことはなかった。陽明学、東洋思想、人生論に関する多数の著書がある。 【紀平正美】 きひら・ただよし(1874-1947) 哲学者。帝国大学文化大学卒業。国学院大学・東洋大学講師を経て、1919年学習院大学教授。37年精神文化研究所の設立とともに所員となったが、研究所が43年教学錬成所に併合されたのちまもなく退職した。哲学思想としては、初めドイツ観念論を中心とした西欧哲学、特にヘーゲルの影響が強かったが、のち仏教思想を入れ、国民精神文化研究所時代は国家主義思想に傾斜していった。主著『行の哲学』(1931)、『知と行』(38)、『なるほどの哲学』(41)、『なるほどの論理学』(42)。 【国民精神文化研究所】 こくみんせいしんぶんか・けんきゅうじょ(1932年設置-1943年改組) 1932年「国民精神文化ニ関スル研究、指導及普及ヲ掌ル」(同官制1条)目的のもとに設置された文部大臣の直轄機関。前年に設けられた学生思想問題調査会の「我が国体、国民精神の原理を闡明し、国民文化を発揚し、外来思想を批判し、マルキシズムに対抗するに足る理論体系の建設を目的とする有力な研究機関」設置を求める答申を受けて設けられた。研究部、事業部、編集部、調査部、庶務部から成り、33年品川区上大崎に庁舎を新築した。『国民精神文化』(隔月刊)『国民精神文化研究』(半年刊)『国民精神文化月報』などの刊行、各種講習会・講演会などの開催を通じて国民思想政策の推進に寄与した。43年国民錬成所(1942設置)と統合して教学錬成所に改組された。 【国体の本義】 こくたいのほんぎ(1937年刊) 文部省編。1937年5月刊行。35年頃から高まった「国体明徴」「教学刷新」の意義を明らかにし、その精神を国民に徹底させることを企図した。神話と古典に依拠して、国史の諸過程を「肇国の精神の顕現」としてとらえるとともに、西洋近代思想を激しく排撃している。45年占領軍により『臣民の道』とともに発売禁止となったが、49年にはアメリカでJ.ガントレットの英訳が刊行され、今日にいたるまで研究材料とされている。 ※広辞苑・大辞泉などよりマシとはいえ、ブリタニカ百科事典でも「昭和期の日本主義」に関しては未だに肝心なこと(例として 原理日本社 、 蓑田胸喜 、 平泉澄 など)が記載されていません。 ※なお東欧民主化・ソ連邦解体(冷戦終結)後、既に20年が経過した現在では、戦後に左翼言論人によって激しく糾弾され、もしくは無視された蓑田胸喜など原理日本社同人や平泉澄など「昭和期の日本主義者」のマルクス主義批判・左翼容共思想批判は、論理的には、実に的を射た批判であったことが判明しています。 ◆4.「昭和期の日本主義」参考図書 ※西暦2000年代に入って漸く、戦後長く無視されてきた「昭和期の日本主義」に関する実証的な研究が本格化しました。 日本主義的教養の時代―大学批判の古層 竹内 洋 (編集), 佐藤 卓己 (編集) 2006.2刊内容(「BOOK」データベースより)戦前「護憲」の降魔剣“日本主義”を解明。「右翼」「反動」のレッテル貼りで忌避されてきた一九三〇年代“日本主義”の大学批判。マルクス主義的教養の機能的代替となった日本主義的教養の担い手たち。来るべき時代を読み解く画期的論集。目次第1章 帝大粛正運動の誕生・猛攻・蹉跌第2章 天皇機関説批判の「論理」―「官僚」批判者蓑田胸喜第3章 写生・随順・拝誦―三井甲之の思想圏第4章 英語学の日本主義―松田福松の戦前と戦後第5章 戦時期の右翼学生運動―東大小田村事件と日本学生協会第6章 日本主義的社会学の提唱―赤神良譲の学術論第7章 日本主義ジャーナリズムの曳光弾―『新聞と社会』の軌跡★未だに自虐史観どっぷりの東大・岩波系とは距離を置く京大系の学者達による昭和10年代日本の思想状況の共同研究プロジェクト全体のガイドライン的な位置づけの本。 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 井上 義和 (著) 2008.6刊内容(「BOOK」データベースより)国家的危機の時代における大学の使命とは何か。欧化一辺倒の東京帝国大学に学風改革を迫り、高度国防国家を標傍する政府とも命がけの思想戦を繰り広げた東大生たち。戦時体制下で宿命的に挫折した“日本主義的教養”の逆説を読み解き、日本型保守主義の可能性を探る。目次第1章 「右翼」は頭が悪かったのか―文部省データの統計的分析第2章 政治学講義と国体論の出会い―『矢部貞治日記』を中心に第3章 学風改革か自治破壊か―東大小田村事件の衝撃第4章 若き日本主義者たちの登場―一高昭信会の系譜第5章 学生思想運動の全国展開―日本学生協会の設立第6章 逆風下の思想戦―精神科学研究所の設立第7章 「観念右翼」の逆説―戦時体制下の護憲運動第8章 昭和十六年の短期戦論―違勅論と軍政批判第9章 「観念右翼」は狂信的だったのか―日本型保守主義の可能性★現代の日本会議に繋がる国民文化研究会の母体となった昭和10年代の右翼学生運動の系譜を追い、左翼が壊滅した後、国家改造を進める革新右翼(国家社会主義者・アジア主義者)と激しく対立した観念右翼(伝統保守・日本主義者)の論理と実情を具体的に論証する好著 丸山眞男と平泉澄昭和期日本の政治主義 植村 和秀 (著) 2004.10刊内容(「MARC」データベースより)理性の民主派=丸山と、東大国史の歴史神学者=平泉。ともにマイネッケに感銘を受け、危機の時代に対峙した両者の思惟様式に論理的な共通性を見出し、戦前・戦後を貫通する日本ナショナリズムを再定位する。目次第1章 政論記者丸山眞男第2章 歴史神学者平泉澄第3章 正統の争い―平泉澄と丸山眞男第4章 平泉澄における忠誠と反逆第5章 丸山眞男にとっての忠誠と反逆第6章 昭和期日本の政治主義★昭和期日本主義を代表する歴史神学者・平泉澄と戦後民主主義の旗手・丸山眞男、昭和史を貫く両者の思想対立を鋭く分析した名著。 「日本」への問いをめぐる闘争―京都学派と原理日本社 植村 和秀 (著) 2007.12刊内容(「BOOK」データベースより)日本の危機を超克するための哲学は可能か。新世界秩序の創造を目指す、西田幾多郎ら京都学派。それを執拗に否定する、蓑田胸喜ら原理日本社。激しい思想戦から描き出す、斬新な近代日本思想史。目次第1章 西田幾多郎の哲学的挑戦―自己からの創造(西田幾多郎の「論理」、国家理由の問題―マイネッケへの苛立ち ほか)第2章 京都学派の世界史的挑戦―近代の超克(ヨーロッパ中心主義からの跳躍―鈴木成高、近代国家との訣別―西谷啓治 ほか)第3章 蓑田胸喜の西田幾多郎批判―禁忌としての日本(蓑田胸喜の執念、偶像を刻んではならない―カントとマルクスの「共通宿命」 ほか)第4章 蓑田胸喜の天皇機関説批判―原理日本社の公論(自我意識の極大化と絶対への欲求、「コトノハノミチ」という論理 ほか)第5章 京都学派対原理日本社―日本をめぐる闘争(絶対的なるものへの欲求、自己の責務 ほか)★東西文明の総合(止揚)としての「近代の超克」を説く西田幾多郎ら京都学派と、それを押しとどめ、あくまで日本の独自性に拘る蓑田胸喜ら原理日本社を対比して戦前・戦中期日本のもう一つの思想的可能性を描く。上3冊を読んだあとの+αとして。 ◆5.革新右翼(国家社会主義者)と観念右翼(伝統保守) 上記の 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 によれば、左翼が一掃された昭和10年代の日本には、①革新右翼と②観念右翼の二大勢力があり、国内・国外の政策を巡って激しく対立したとされます。 ※ブリタニカ国際百科事典には「観念右翼」のみ項目があり、その中に「(国家社会主義者(組織右翼)」の説明があります(革新右翼を組織右翼とも呼んだ)。 【観念右翼】かんねん・うよく 特定の右翼党派ではなく、純粋な日本精神主義を思想や行動の原理とする諸団体。上杉慎吉をその源流とする。第二次世界大戦前の右翼運動を思想形態から分類すると、国家社会主義派(組織右翼)と日本精神主義派(観念右翼)に大別される。上杉の組織した桐花学園(1913創立)、蓑田胸喜、天野辰夫、菊池利房による興国同志会(19)、平沼騏一郎の国本社、興国同志会の流れをくむ七生社(25)などが観念右翼としてあげられる。 ※革新右翼と観念右翼の理念型( 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 より引用) ①革新右翼 ②観念右翼 国家改造 国体明徴 高度国防国家 国民精神総動員 解釈改憲 護憲(不磨の大典) 指導者原理 臣道実践 統制経済 資本制擁護 親ソ・親独 反共・反独裁 世界史的な使命 日本史的な道統 陸軍統制派 陸軍皇道派 革新官僚 財界 無産政党 既成政党(現状維持派) 国家社会主義者 自由主義者 結論から言うと、この①革新右翼(国家社会主義+アジア主義)が日本を支那事変~大東亜戦争へと誘い込んだのであり、②観念右翼(伝統保守=昭和期の日本主義者)はそれに激しく抵抗したのだが、丸山眞男を始めとする所謂「戦後民主主義者(戦後市民派)」は、①・②を故意に同一視して「超国家主義者」「右翼」として貶め続けてきた(さらに言えば、橘孝三郎の一族の立花隆に典型的に見られるように①革新右翼が敗戦後たちまち「戦後市民派」に転向して②観念右翼を糾弾する側に回っている例が多々ある)。 ※以上の経緯は 右翼・左翼の歴史 を参照。 ※以下に、①革新右翼すなわち国家社会主義者の項目をブリタニカ百科事典より引用します。 ◆6.辞書による説明4:「超国家主義」 【北一輝】 きた・いっき(1893-1937) 国家社会主義運動の理論的指導者。本名輝次郎。1919年に執筆した『日本改造法案大綱』は陸軍青年将校の革命のバイブルとされた。1937年刑死。その他の著作『支那革命外史』(1915) 【大川周明】 おおかわ・しゅうめい(1886-1957) 日本国家主義運動の指導者。東京大学卒業後、満鉄入社。のち軍中央部と手を握り1931年の陸軍部内の一部青年将校が計画した三月事件、同年6月の満州事変を推進した。32年の五・一五事件に連座。第二次世界大戦後、極東国際裁判で連合軍によってA級戦犯として起訴されたが精神錯乱のため釈放された。 【橘孝三郎】 たちばな・こうさぶろう(1893-1974) 農本主義的国家主義者。第一高等学校を中退。郷里に帰って農耕のかたわら思索の生活を続け、大地主義、兄弟主義、勤労主義を三位一体とする農本主義精神に到達した。また長兄、次兄をはじめ一家一族のほとんどがともに同じ農場で働くことになり、兄弟村農場として世間の注目を集めた。1929年愛郷会を創設、31年には私塾愛郷塾を開いて農本主義的な運動を進め、血盟団の井上日召らと関係を結んで極右的・暴力的傾向を強めた。32年の五・一五事件では、愛郷塾生の多数が農民決死隊として参加、橘もこれに連座して無期懲役に処せられた。40年に出獄後、第二次世界大戦の敗戦を経て愛郷塾は「報本農場」として復活し、橘は再び農場経営を営むかたわら農民運動に関係した。 【井上日召】 いのうえ・にっしょう(1886-1967) 国家主義者。本名昭。血盟団を組織。一人一殺のテロを指導。血盟団事件により、1934年無期懲役確定。1940年恩赦で出獄。 ※以下に、①革新右翼すなわち国家社会主義者と親和的な「アジア主義」の関連項目をブリタニカ百科事典より引用します。 ◆7.辞書による説明5:「アジア主義」 【大アジア主義】 だい・アジア・しゅぎPan-Asianism 欧米列強のアジア侵略に抵抗するため、アジア諸民族は日本を盟主として団結すべきであるという考え方。明治初期以来、種々の視角から展開された。植木枝盛は自由平等の原理に基づきアジア諸民族が全く平等な立場で連帯すべきことを説き、樽井藤吉や大井健太郎は、アジア諸国が欧米列強に対抗するために連合する必要があり、日本はアジア諸国の民主化を援助すべき使命があると説いた。明治20年代になると、大アジア主義は明治政府の大陸侵略政策を隠蔽する役割をもつようになった。1901年に設立された黒龍会の綱領にもみられるように、その後の大アジア主義は天皇主義とともに、多くの右翼団体の主要なスローガンとされ、これに基づいて満蒙獲得を企図する政府・軍部の政策が推進された。日本人の大アジア主義的発想は、第二次世界大戦前・戦中の「大東亜共栄圏」構想を支えた。 【大東亜共栄圏】? 第二次世界大戦を背景に1940年第二次近衛内閣以降45年敗戦まで唱えられた日本の対アジア政策構想。その建設は「大東亜戦争」の目的とされた。東条英機の表現によれば、大東亜共栄圏建設の根本方針は、「帝国を核心とする道義に基づく共存共栄の秩序を確立」しようとすることにあった。しかし実際は、東アジアにおける日本の軍事的・政治的・経済的支配の正当化を試みたものに他ならなかったといえる。第一次近衛内閣当時の「東亜新秩序」は日本・満州・中国を含むものに過ぎなかったが、南進論が強まるにつれて、インド・オセアニアにいたる大東亜共栄圏構想に拡大された。大東亜省の設置と大東亜会議の開催は、このような方針の具体化に他ならない。 ◆8.まとめ 運動の性格 ① 明治期の日本主義 政府の欧化主義に反発し、国粋主義/国権主義(特に政府の欧米協調路線に反対する攘夷主義)を主張した言論活動(政論的ジャーナリズム) 他国の侵略から自国・自民族を守る(解放的ナショナリズム) 右翼思想 当初は国粋主義的だった在野言論人の活動は、明治末・大正期に日本が大国化したのちも反骨精神は全く変わらず、今度は次第に左翼思想に理解を示す者が出てきた(左右等価気分説(※1))。更に彼らは、戦後は進歩派・市民派左翼文化人として活発に活動した(長谷川如是閑・丸山眞男etc.)。 ② 昭和期の日本主義 皇道・国体思想を強調して、社会主義やマルクス主義の思想侵略の脅威への対抗イデオロギーとして機能した思想活動 全体主義の脅威から自国の歴史・伝統に根差した自由を守る(日本型保守主義) 保守思想 日本精神主義派(観念右翼)。日本主義的教養を武器に学生・知識人の左傾化を防止し日本精神に目覚めさせると共に、革新右翼の狙う国家改造・解釈改憲・国家経済の社会主義化、更には戦争の長期化を「護憲」の立場から制止・抑制するために奔走。いざ戦争が激化すると国防のために生死を厭わず護国のために尽くした者が多い。 ③ アジア主義 アジア諸民族を白人支配から解放するという大義を掲げ、実際にも明治期の孫文を初めインドのB.ボース、フィリピンのアギナルドらの独立運動と連動しつつ遂行された日本の勢力拡張運動。 アジア諸民族の独立を支援する(排白人主義)(拡張的ナショナリズム) 極右思想 国家社会主義派(組織右翼=革新右翼)と重なる。代表的イデオローグとして5.15事件に関与した大川周明、2.26事件に連座した北一輝。革新右翼は2.26事件暴発後に勢力を急拡大し三木清など転向左翼の多数が近衛内閣のブレーン集団を形成して国策を左右した。※詳しくは 右翼・左翼の歴史 参照 ※「保守」「右翼」「極右」の違いは ナショナリズムとは何か 参照 ※1:左右等価気分説…右傾化も左傾化も既成勢力に対する反抗という意味で基本的に同じ心情に基づくものであり、状況が変化すれば左・右転換は容易とする説。 ◆9.辞書による説明6:「京都学派」と「近代の超克」 ※この他に、④として大東亜戦争開始後に「近代の超克」を唱えた西田幾多郎門下の「京都学派」があるのでブリタニカ百科事典から簡単に引用する。 【京都学派】きょうと・がくは 西田幾多郎および田辺元の哲学探究の伝統を引継いだ京都大学哲学科出身の哲学者たちのグループの総称。1919年田辺が西田によって京大に招聘されて以来両者はともに自己の哲学を創造し、「固体存在の論理」としての西田哲学に対し「社会存在の論理」としての田辺哲学は決定的に対立するようになるが、その真摯な相互批判を通して京大哲学科には活気に満ちた独自の学風が形成され三木清・戸坂潤らをはじめとする多くの哲学徒が参集した。三木・戸坂らはやがてマルクス主義に傾斜しこの学派から離れるが、次いで高坂正顕、西谷啓治、高山岩男、鈴木成高らのグループが現れ、第二次世界大戦期において世界新秩序論としての「世界史の哲学」を提唱し同戦争の合理化を行いこの学派の旗幟を鮮明にした。普通この高坂・西谷・高山・鈴木らのグループを指して狭義の京都学派と呼ぶことが多い。 【近代の超克】きんだいの・ちょうこく 太平洋戦争勃発直後の1942年、雑誌『中央公論』および『文学界』において論じられたテーマ。川上徹太郎、亀井勝一郎、小林秀雄、林房雄、吉満義彦らの文芸評論家が欧米文化の克服を論じたものである。西欧近代からのアジアの解放を標榜した大東亜戦争を肯定的に受け止めようとする知識人がそこに根拠を求めようとした。思想的には深められないまま終わったが、第二次世界大戦後竹内好がその意義をあらためて主張した。またソ連を頂点とした共産圏崩壊後、新しい国際関係が模索されるなかで、再びその意味を問う声もある。 ※以上で、「日本主義」および関連する「アジア主義」「近代の超克」など諸用語の辞書的な説明を終わります。 ※以下より、戦前日本の思想状況、特に左翼・右翼の両翼の思想運動についてまとめます。 ■3.近代日本の思想状況 ◆1.右翼・左翼学生運動関連年表( 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 より引用) 和暦 西暦 出来事 藤島利郎による区分 丸山眞男による区分 右翼学生運動 左翼学生運動 日本ファシズム運動 明治元~ 1868~ 明治維新 第1期:萌芽期 大正7 1918~ 第一次世界大戦終結 第2期:台頭期(後半) 台頭期(前半)~全盛期(後半) 第1期:準備期 昭和5 1930 ロンドン海軍軍縮条約 第3期(第1小期):勃興期 潜行期 (民間における右翼運動の時代) 昭和6 1931 満州事変 第3期(第2小期):興隆期 凋落期 第2期:成熟期 昭和7 1932 五・一五事件 ↓ ↓ (急進ファシズムの全盛時代) 昭和8 1933 京大滝川事件 ↓ ↓ ↓ 昭和9 1934 ↓ ↓ ↓ 昭和10 1935 天皇機関説事件 ↓ ↓ ↓ 昭和11 1936 ニ・ニ六事件 ↓ ↓ 第3期:完成期 昭和12 1937 支那事変 第3期(第3小期):全盛期 準壊滅期 (日本ファシズムの完成時代) 昭和13 1938 ↓ ↓ ↓ 昭和14 1939 ↓ ↓ ↓ ¦ ↓ ↓ ↓ 昭和20 1945 第二次世界大戦終結 右翼学生団体創立ブーム 左翼学生運動台頭~全盛期 ※つまり戦前期の実証的な学生思想運動の研究によれば、大正期から昭和初期にかけて(1910年代の終わりから1920年代)の日本の大学は非常に自由な知的環境にあり、上の図の赤塗部分の通り左翼学生運動が隆盛していた(ロシア革命の影響→後期は経済恐慌の影響)。それが当局により問題視され弾圧を受け始めるのは1928年の三・一五事件以降である。 ※満州事変が勃発する1930年代になると今度は、右翼学生運動が盛んになり、天皇機関説事件からニ・ニ六事件の頃に、一時的に下火になるものの支那事変勃発でブームが再開した(その後、第二次近衛内閣の新体制運動による統制の強化により、学生右翼運動も下火になる)。 嘗て左翼学生運動の華やかなりし時代或人は謂った。学生には四種ある、①最も頭脳明晰な学生は社会科学を研究して結局左翼運動に奔り、②次に位する者は専心に学校の過程を勉強し、③次に位する者は映画演劇麻雀撞球等の享楽に奔り、④最も下級に在る者のみが右翼運動に参加するに至ると、然し是は今日の右翼運動に関する限りは当を得て居ない。 藤嶋利郎(司法官僚)『最近に於ける右翼学生運動について』(1940年(昭和15年)司法省刑事局刊) ※上は、大正期に大学時代を過ごした元左翼学生の司法官僚の昭和15年の回想である。これはまるで最近の団塊世代の言いそうな感想であり、戦前の日本が思想的に暗黒時代だった、という戦後左翼の刷り込みは全く根拠がないことが、これだけでも分かると思う。 ◆2.近代日本の思想状況(まとめ) 区分 時期 内容 (1) 復古主義v.s.文明開化の時代 明治維新~西南戦争終結(1867-1877) 復古主義的文教政策を推進する勢力(主に公家・薩摩閥)と開明政策を推進する勢力(主に長州閥)が拮抗したが、西南戦争の結果、開明派が勝利した。 (2) 欧化主義v.s.政論的ジャーナリズムの時代 鹿鳴館時代~日露戦争開始(1878-1904) 「殖産興業」「富国強兵」「和魂洋才」等をスローガンに政府による強力な欧化政策が遂行された。その一方で在野の不平士族などを中心に「有司専制」に反対する政論的ジャーナリズムが登場。自由民権運動として知られる初期の立憲デモクラシー要求や、欧化主義に反対する「(明治期の)日本主義」と呼ばれる国粋主義運動も勃興し一定の影響を及ぼした。明治憲法制定(1889)・帝国議会開設(1890)などはそれらのせめぎ合いの成果である。 (3) 大正教養主義の時代 ポーツマス条約締結~第一次大戦による好景気(1905-1917) 明治期の悲願であったロシアの脅威の排除と不平等条約改正という大目標を達成したこの時期の日本では、政治よりも(西欧産の)哲学・文学など文化的教養に重きをおく風潮が顕著になり(大正教養主義)、それが政治面にも作用して議会制デモクラシーの確立を目指す動きが強まった(大正デモクラシー)。第一次大戦によって日本の富強化は一段と進展した。 (4) マルクス主義的教養の時代 ロシア革命~4.16事件(共産党員の大量検挙)(1918-1930) 1917年10月にロシアで共産主義革命が起こり、また第一次大戦の敗戦の結果ドイツ・オーストリア・トルコなどの帝国が倒れて共和国化した影響で、「歴史の必然的な発展法則」を説くマルクス主義思想が折柄の大正期の自由な知的環境の中で急速に知識人・学生層に影響力を拡大した(1918年東大新人会発足・・・当初は吉野作造の民本思想などの研究が中心だったが急速にマルクス主義思想に傾斜。1928年解散)。「革命の輸出(世界革命)」を目論むロシア共産党は1919年コミンテルン(国際共産党組織)を作り、その下部組織として日本共産党が結党され27年テーゼ(綱領)では公然と「天皇制打倒」を掲げるに至ったため、3.15事件(1928年)・4.16事件(1929年)で治安維持法に基づく共産党員の一斉検挙が実施された。このとき将来の国家を担うべき東大京大を初めとする全国32大学148名の現役学生が検挙された事実は政府当局を震撼させ「思想国難」と認識されるようになった。この共産党員の一斉検挙後も東大・京大など有力大学にマルクス主義に染まった多数の教授が大正期以来の「学問の自由」「大学の自治」を盾に居座り続け、それが排除されるのはコム・アカデミー事件(1936年)・人民戦線事件(1938-39年)に至ってからであった。 (5) 日本主義的教養の時代 満州事変勃発~ポツダム宣言受諾(1931-1945) マルクス主義への対抗イデオロギーとしての役割が、日本主義(日本の歴史・伝統に則った精神的姿勢の追求)に担わされた。その一方で、実際の国策指導・戦争指導は、特に近衛文麿内閣の成立後は、日本主義を奉じる観念右翼(伝統保守)ではなく革新右翼(国家社会主義者・アジア主義者)によって実施される場合が多く、観念保守はその動きに「護憲」の立場から歯止めをかけるのに精一杯だった。 (6) 戦後民主主義(教養主義の没落)期 GHQの占領~冷戦終結(1945-1990) (4)マルクス主義的教養の時代に思想形成し、それゆえに(5)日本主義的教養の時代には思想弾圧を受けたと感じているアカデミズムやジャーナリズムの人士が、GHQの占領政策に乗じて、そうした恨みを存分に晴らす機会を得て跳梁跋扈し、その影響が現在も続いている。 (7) ポスト冷戦期 ソ連邦崩壊~現在まで(1991-) 上記の通り、西暦2000年代に入ってようやく戦前の政治思想の状況を実証的に見直す動きが顕在化してきた。 ■4.戦前日本の思想を考える様々な参考図書 歴史学 (ヒューマニティーズ) 佐藤 卓己 (著) 2009.5刊内容(「BOOK」データベースより)情報化、グローバル化が加速するメディア社会。公議輿論の足場として、歴史的教養の重要性はますます高まっている。しかし、こうした現実の課題に対して、「大きな物語」が失われたあと、これまでの歴史学は充分に応えてきただろうか。公共性の歴史学という視点から、理性的な討議を可能にする枠組みとして二一世紀歴史学を展望する。★評価著者は 日本主義的教養の時代―大学批判の古層 の中心的編集者で良くも悪くも現在の歴史学の水準を体現している人物。ヒューマニティ・シリーズの一冊として、敢えて従来の「(ゴリゴリの)自虐史観」からは距離を置くこのような著者の本が、あの(戦後一貫して自虐史観で真っ黒だった)岩波書店から出版されたこと(出版せざるを得なくなったこと?)は非常に意義深いことである。但し現在の歴史学の限界をも露呈する一冊とも読める。果たして次の世代は、この限界をどれだけ乗り越えられるのかに注目したい。 日本の思想 丸山眞男 (著) 1961.11刊内容(「BOOK」データベースより)現代日本の思想が当面する問題は何か。その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要であるかを問う。日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察。★評価その思想の偏り、事実関係の歪曲・捏造ぶりが散々に指摘される丸山眞男の代表的著作。よく読むと丸山と同時代人である蓑田胸喜や平泉博士や京都学派の高山岩男といった今では世間一般では忘れられた思想家、さらには「日本主義」「近代の超克」からエドマンド・バークやカール・ポパーにまで言及している箇所があり、そうした意味でも興味深い。 現代政治の思想と行動 増補版 丸山眞男 (著) 1964刊 1974増補出版社 / 著者からの内容紹介戦後日本を代表する政治学者・丸山眞男の『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)にならぶ主著。「戦後日本社会科学の精神的起点の一つ」(道場親信)と評され、「丸山学派」とよばれる多くの学者に影響を与えた。三部に分けられ20本の論文が収録されている。各論文は、講演調、書簡体、対話体と、ヴァラエティにとんだ歯切れのよい文体でつづられており大変読みやすく、また著者自身による詳細な「追記および補註」も読者の理解を助けてくれる。第一部には「日本ファシズム」をめぐる論考がおさめられている。特に「超国家主義の論理と心理」の与えたインパクトは大きく、その後の天皇制分析の出発点となった。「軍国支配者の精神形態」では「無責任の体系」というキーワードで日本の支配機構を分析、戦争責任問題の分析への道をひらいた。第二部にはファシズムと同時に共産主義の問題も論じている。第三部では政治学の基本的な概念を整理した文章がならんでおり、著者自身の時代状況への対応も見ることができる。「現代における人間と政治」では、『独裁者』などチャップリンの映画からときおこし、知識人の役割についての考察を深めている。半世紀たった今も、全く色あせるどころかますます輝きをます政治学的考察の宝庫。★評価中共と毛沢東を激賞しスターリンの「功績」をも懸命に擁護して、日本とアメリカの「ファシズム化」に警鐘を鳴らし続けて「本物の知識人」たちを“啓蒙”した丸山眞男の主要論文集。怪番組NHK JAPANデビュー第二回:天皇と憲法の思想的な源流もここにある! 丸山眞男の時代 竹内 洋 (著) 2005.11刊内容(「BOOK」データベースより)戦後の市民による政治参加に圧倒的な支配力を及ぼした丸山眞男。そのカリスマ的な存在感の背景には、意外なことに、戦前、東大法学部の助手時代に体験した、右翼によるヒステリックな恫喝というトラウマがあった。本書は、六〇年安保を思想的に指導したものの、六〇年代後半には学生から一斉に背を向けられる栄光と挫折の遍歴をたどり、丸山がその後のアカデミズムとジャーナリズムに与えた影響を検証する。★評価『日本主義的教養の時代―大学批判の古層』のもう一人の中心的編集者。1942年生まれの著者はまさしく学生時代に丸山眞男の強い影響を受けた世代だが、それだけに鋭く丸山氏の矛盾点・問題点を突いている。戦前から続く丸山と蓑田胸喜の浅からぬ因縁、戦後の学生運動への共産党の干渉、1960年の安保闘争、その後の全共闘など「丸山眞男の時代」を簡潔に描き出しており、読み易い。 自虐史観もうやめたい!―反日的日本人への告発状 谷沢永一 (著) 2005/06 内容もう中国・韓国に謝るな! いかにも禍々しい日本罪悪論をはじめて言い出した発頭人は誰なのか。日本の世論をミスリードしてきた「進歩的文化人」、日本罪悪論の火元12人を徹底批判。 <目次> こんな国家に誰がした ― 今も続く、スターリンの呪縛 「日本は第二次大戦の主犯」と言う歴史の偽造家 ― 戦後の学界、言論界の大ボス・大内兵衛への告発状 「ソ連はすべて善、日本はすべて悪」の煽動者 ― 日本罪悪論の海外宣伝マン・鶴見俊輔への告発状 国民を冷酷に二分する差別意識の権化 ― 戦後民主主義の理論的指導者・丸山眞男への告発状 栄達のため、法の精神を蹂躙した男 ― 反日的日本人の第一号・横田喜三郎への告発状 金日成に無条件降伏の似非出版人 ― 進歩的文化人の差配人・安江良介への告発状 恫喝が得意な権力意識の化身 ― 「進歩的インテリ」を自称する道化・久野収への告発状 祖国をソ連に売り渡す“A級戦犯” ― 進歩的文化人の麻酔担当医・加藤周一への告発状 その正体は、北京政府の忠実な代理人 ― 日本の伝統の徹底的な否定論者・竹内好への告発状 最も無責任な左翼・教条主義者 ― マスコミを左傾化させた放言家・向坂逸郎への告発状 日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家 ― 現代の魔女狩り裁判人・坂本義和への告発状 国家間の原理を弁えない謝罪補償論者 ― ユスリ、タカリの共犯者・大江健三郎への告発状 近代日本を全否定した国賊 ― 進歩的文化人の原型・大塚久雄への告発状 ★評価書誌学者 故・谷沢永一氏による好著。青年時代に一時共産党員だった経歴を持つ著者だけに12人の国賊文化人たちへの批判が実に的確。目次だけでも読む価値あり。 日本とドイツ 二つの全体主義 「戦前思想」を書く 仲正 昌樹 (著) 2006.7刊出版社/著者からの内容紹介「戦後思想」があるとすれば、「戦前思想」もあっておかしくないような気がするが、あまり聞かない。しかし「日本とドイツ」に限って言えば、一八七〇年前後から、第二次大戦が本格化する一九四〇年前後までの約七十年間を取ると、結構、意味のある比較をすることができる。何故かというと、両国とも一八七〇年頃に、西欧的な意味での近代国家を形成し、(英国やフランスに比べて)遅ればせながら、[国民国家としての統合→帝国主義的拡張]のプロジェクトに乗り出し、最終的に「(西欧)近代の超克」を目指して全体主義体制を構築し、戦争へと突入していったからである。(「プロローグ」より) ★評価戦前日本の思想状況について通史的な図書が他に見当たらないため内容にはかなり問題があるもののこの本を薦めざるを得ない。著者は元統一教会信者であり、皇室に対する本質的敬意に欠け、かつ安倍元首相に対する敵意を剥き出しにする人物だが、これが現在の思想界の水準(および限界)と考えてよいと思う。次の世代がこれをどれだけ乗り越えられるか。 『昭和の思想』 植村和秀(著) 2011.11刊・内容説明昭和の思想を総体的に俯瞰する画期的論考。思想弾圧と戦争の暗さ。世界に挑戦する日本という明るさ。奇妙な時代=戦前昭和期を中心に、丸山眞男・平泉澄・西田幾多郎・簑田胸喜の思想から時代の本質を剔る・内容(「BOOK」データベースより)「戦前=戦後」だけでなく、昭和はつねに「二つの貌」を持っていた。皇国史観から安保・学生運動まで、相反する気分が対立しつつ同居する昭和の奇妙な精神風土の本質を、丸山眞男・平泉澄・西田幾多郎・蓑田胸喜らの思想を元に解読する。・目次第1章 日本思想は二つ以上ある第2章 思想史からの靖国神社問題―松平永芳・平泉澄第3章 思想史からの安保闘争・学生反乱―丸山眞男第4章 思想史からの終戦と昭和天皇―阿南惟幾・平泉澄第5章 思想史からの世界新秩序構想―西田幾多郎・京都学派6章 思想史からの言論迫害―蓑田胸喜第7章 二〇世紀思想史としての昭和思想史★評価2010年11月に出版された好著。戦前から戦後及ぶ昭和期日本の思想状況が、要点を絞って明瞭かつ簡潔にまとめられている。非常にお勧め。 ■5.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 日本主義・・・?なんか反欧米的な臭いがしますが。反欧米・アジア主義なんか掲げていると特亜と同類になるぞ。アジアの中でも西欧的で合理的な日本は愛するべきだが、アジア主義(そもそもアジアというものは地理的概念以上の意味などないのだが)に染まった日本などたまらんな。 -- 名無しさん (2011-06-27 03 59 33) ↑◆5.革新右翼(国家社会主義者)と観念右翼(伝統保守) の図表を見てください。昭和期の日本主義者はアジア主義や国家社会主義と対立的です。 -- 名無しさん (2011-06-28 21 48 21) 一時期、反抗期と記載するのを禁止された事がありましたが、誰が禁止したのでしょうか。 -- 定塚甫 (2011-10-23 01 48 32) 昭和期の日本主義の思想に英米保守主義を混ぜて大成したらすごい物ができる気がします -- 名無しさん (2012-03-03 00 33 39) 自律思想・・・日本主義+α、他律思想・・・武士道、経済思想・・・無し -- 日本人の核となる思想 (2014-12-21 23 28 26) ・・・ W.G.I.P.に洗脳された人々 ・・・ -- 月光(A.H.) (2016-01-31 10 42 31) 以下は最新コメント表示 日本主義・・・?なんか反欧米的な臭いがしますが。反欧米・アジア主義なんか掲げていると特亜と同類になるぞ。アジアの中でも西欧的で合理的な日本は愛するべきだが、アジア主義(そもそもアジアというものは地理的概念以上の意味などないのだが)に染まった日本などたまらんな。 -- 名無しさん (2011-06-27 03 59 33) ↑◆5.革新右翼(国家社会主義者)と観念右翼(伝統保守) の図表を見てください。昭和期の日本主義者はアジア主義や国家社会主義と対立的です。 -- 名無しさん (2011-06-28 21 48 21) 一時期、反抗期と記載するのを禁止された事がありましたが、誰が禁止したのでしょうか。 -- 定塚甫 (2011-10-23 01 48 32) 昭和期の日本主義の思想に英米保守主義を混ぜて大成したらすごい物ができる気がします -- 名無しさん (2012-03-03 00 33 39) 自律思想・・・日本主義+α、他律思想・・・武士道、経済思想・・・無し -- 日本人の核となる思想 (2014-12-21 23 28 26) ・・・ W.G.I.P.に洗脳された人々 ・・・ -- 月光(A.H.) (2016-01-31 10 42 31) 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
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ルーツナショナル・コミュニティ 世界中の人間が集まったバベルでは、あらゆる人種の血が混ざり、国境という概念は失われた。しかし、旧世界各国のナショナリズムは未だ健在であり、その最たる例が、ルーツナショナル・コミュニティ(略称RNC)である。先祖にイタリア人が多くいるならイタリアのRNCに、中国人の先祖が多いなら中国系のRNCに、と言った具合で祖先が主にどの国ないし民族に属していたかで判断するのがRNCである。 彼らは各コミュニティ内に象徴となる人物を置き、またはコミュニティに属する者達で集まり自治区を作り上げるなどして、自民族の文化や血統を維持するのに一役買っている。一方、一部の人間のナショナリズムが暴走し、他のコミュニティと度々抗争を繰り広げることもあり、現在も一部コミュニティ間では険悪なムードが漂っている。
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Twitter @DictionaryBot ディクショナリ(like たほいや)のBOTです。 作成数、正解数ランキングはこちら このBOTではtwitterを利用して「嘘解答作成」と「正しい説明文当て」で遊ぶことができます。 ※注意:BOTによる自動処理のため、原則投稿・解答を一度行うとそのツイート等を消しても取り消せないのでご注意ください。 FAQ ※「投稿したいがどういう文章を書けばいいかわからない」という方のために過去の出題例を用意しました。 ディクショナリBOT出題まとめ 参考にしてみてください。 ・嘘解答作成 1.嘘解答作成ではDM(ダイレクトメッセージ)機能を使います。 @DictionaryBotをフォローしてください。 2.@DictionaryBotをフォローすると、しばらくするとフォローが自動で返されます。 3.毎朝(6時から7時頃)@DictionaryBotから、その日の問題になる単語が発表されます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 4.他の人が辞書の説明だと勘違いしそうな説明文を考えます。 説明文は70文字以内の文章で考えてください。 5.@DictionaryBot宛てにダイレクトメッセージで考えた説明文を送ります。 この時に説明文内に空白文字は入れないようにしてください。 出題が夕方に行われるので当日18時までに送ってください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 6.夕方(18時〜19時頃)@DictionayBotから出題されます。 (万が一嘘解答の応募が多い場合は、採用されない場合があります。ご了承ください。) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 7.他の解答者があなたの説明文を選べば、あなたの得点になります。 ・説明文当て 1.説明文当てではリプライ機能を使います。 @DictionaryBotをフォローしなくても遊べます。 2.夕方(18時〜19時頃)@DictionayBotから出題されます。 選択肢は1つが出典からの正しい説明文で、残りが嘘解答作成者か管理者が考えた説明文になります。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 3.説明文の中から正しい説明文だと思われるものを選びます。 4.@DictionaryBotにリプライを返します。 この時にリプライには解答の選択肢を記述して返します。 選択肢のツイートに対して、解答の選択肢を記述せずにリプライを返しても、解答を送ったことにならないので注意してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 リプライの書き方は、「@DictionaryBot(空白)(選択肢)」と選択肢だけ書いて送るか、 理由を書く場合は、「@DictionaryBot(空白)(選択肢)(空白)(理由)」と選択肢と理由の間に空白をあけて送ってください。 5.夜(22時〜23時頃)@DictionayBotから正解が発表されます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 正解の選択肢を選ぶことができれば、あなたの得点になります。 ディクショナリBOTについて ※御題決定、嘘解答募集、出題、解答発表をします。 ※フォローしていただくとしばらくして自動でフォローを返します。 ※嘘解答はDMで嘘説明文だけで送付してください。 ※朝〜昼御題告知、夕方出題、夜に正解発表をします。
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大鹿靖明 『ジャーナリズムの現場から』 講談社現代新書 2014.8 ☆ジャーナリスト10人によるオススメと主な著作 1.角幡唯介 (主な著作) ×川の吐息 海のため息、『空白の五マイル』、『雪男は向こうからやって来た』、『探検家、36歳の憂鬱』、『アグルーカの行方』、『地図のない場所で眠りたい』 (おすすめ) 荒野へ けあし、空へ あし クラカワー 『心臓を貫かれて』 ギルモア 県立 7F933キ 市立 『倒壊する巨塔』 アルカイダと「9・11」への道 ライト 県立 8F316.4ラ 市立 本多勝一 一瞬の夏、テロルの決算 沢木 文章の書き方で影響 反逆する風景 けあし、独航記 けあ 辺見庸 2.髙橋篤史 (主な著作) ドキュメント ゼネコン自壊 けだ、粉飾の倫理、兜町コンフィデンシャル、凋落 木村剛と大島健伸 け (おすすめ) 戦場の村、中国の旅 本多勝一 自動車絶望工場、六ケ所村の記録 鎌田 誘拐 本田 『でっちあげ』 福田 ドキュメント金融破綻 佐藤 3.長谷川幸洋 (著作) 経済危機の読み方、謎解き日本経済50の真相、『官僚との死闘700日』、百年に一度の危機から日本経済を救う会議、日本国の正体、官邸敗北、政府はこうして国民を騙す けし、2020年 (おすすめ) 『暴露』 グリーンウォルド 『昭和史』 半藤 日本政治のウラのウラ 森 4.安田浩一 (著作) 告発!、JRのレールが危ない、JALの翼が危ない、外国人研究生殺人事件、差別と貧困の外国人労働者、『ネットと愛国』、ネット右翼の矛盾、×韓国のホンネ、ナショナリズムの誘惑、ヘイトスピーチとネット右翼 (おすすめ) ソウルの練習問題 関川 あ ルポ・精神病棟 大熊 自動車絶望工場 鎌田 日本共産党の研究 立花 5.大治朋子 (著作) 少女買春供述調書、勝てないアメリカ、アメリカ・メディア・ウォーズ、個人情報は誰のものか、ジャーナリズムの条件1 (おすすめ) The Investigative Reporter's Handbook, brant Houston and investigative reporters and editors 6.坂上遼(小俣一平) (著作)無念は力、ロッキード秘録、消えた警官、ちょっと長い関係のブルース 新聞・テレビは信頼を取り戻せるか 『調査報道がジャーナリズムを変える』 田島 手作りの仕事から 県立 市立070チ (おすすめ) 我、拗ね者として生涯を閉ず 本田 けあし 『収容所から来た遺書』 辺見 学生とのマスコミ研究会で最初に読ませている 県立 7F916ヘ 市立 『リターンマッチ』 後藤 学生にノンフィクションを読ませるときに薦めている 7F916コ 市立 7.杉山春 満洲女塾、ネグレクト、移民還流、ルポ 虐待 (おすすめ) からゆきさん 森崎 コリアン世界の旅 野村 『秋葉原事件』 中島 県立 8FA368ナ 市立 大学368.61N34 8.栗原俊雄 (著作)戦艦大和、シベリア抑留 けあしだ、シベリア抑留は「過去」なのか、勲章、『20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く』 栗原 県立 8F210.6 市立210.6ク (おすすめ) モンハン、ガダルカナル、御前会議 五味川純平 人の砂漠 沢木 牙 江夏豊とその時代 後藤 9.大塚将司 (著作)スクープ、大銀行、謀略銀行、日経新聞の黒い霧、新聞の時代錯誤、死に至る会社の病、流転の果て、座礁 ドキュメント三光汽船、ドキュメントイトマン・住銀事件、銀行淘汰 (おすすめ) 昭和史発掘、日本の黒い霧 松本 10.堀川恵子 (著作)死刑の基準、裁かれた命、永山則夫、教○師、『チンチン電車と女学生』 1945年8月6日・ヒロシマ 堀川 県立 8F686.9ホ 市立、日本の戦争 BC級戦犯 (おすすめ) テロルの決算 沢木 『心臓を貫かれて』 ギルモア ×ヤマザキ、天皇を撃て! 奥崎 (番外)大鹿靖明 (おすすめ) 天才たちの誤算 ローウェンスタイン けあ 野蛮な来訪者 バロー あだ 大統領の陰謀 バーンスタイン あだ
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ナナリズム公式サイト サミー運営によるパチンコ・パチスロのボーナス曲を使用したリズムゲーム 毎週2~3曲楽曲追加があり、収録曲数はかなり多め。インスト曲もかなりある 月初にはコラボでアニメ・ゲーム版権機がチョイスされるためアニソンもそこそこ 中には書き下ろし曲も 10/26現在 200曲超 マスコットキャラクター アニメ・ゲームコラボ機 収録CD 収録曲 サミー 獣王 シリーズ BEST SLOT SOUND COLLECTION 獣王 サバチャンメドレー ビッグ&レギュラーメドレー サバンナパーク サファリチャンスメドレー 獣王-王者の帰還- OST パチスロ獣王 王者の帰還 オーエ・ニャーモ 超好cho-↑BIG PACHINKO CR 獣王 OST「BEAST TRACKS!!!」 ぱちんこCR神獣王 Legend of the king 収録CDなし けものっち プレミアビッグ(サバンナチャンス) ツインエンジェルシリーズ 快盗天使ツインエンジェル 快盗天使ツインエンジェル ラブリー☆えんじぇる!! 快盗天使ツインエンジェル2 ずっキュンFEVER☆純愛えんじぇるLOVER!! いただき♪トリオDE絶対☆エンジェル!! Violet Phantom//Innocent Elegy イイなぁ☆FEVERたいむ!! エンドレスヘブン エンジェルらいくに☆LOVEりたいっ!! 快盗天使ツインエンジェル3 えびばでぃ夢CHUで☆お傍にエンジェル!! 超愉快軽快☆快調怪盗天使!! Emerald Radiation おとなになるのですっ! GOOD DAY! ありがとう スキジャナイ・ジレッタイ Twin Angel Song Collection Jewelry ツインエンジェルBREAK LOVEりぃ♡ぱーりぃ☆ぴったりぃ◎エンジェル!! Descent めぐるGO!GO!GO! Rolling Destiny Don t stop Movin on! 青いスケッチブック ロリコン!ド変態!むっつりスケベ! ラブって♡ジュエリー♪えんじぇる☆ブレイク!! マグロサバキマース ぶれいくるみるくらぶ! Day by Day,Step by Step ハードボイルド シリーズ/ディスクアップ シリーズ BEST SLOT SOUND COLLECTION ハードボイルド ビッグ&レギュラーメドレー ディスクアップ メドレー ハイパーリミックス ビッグ&レギュラーメドレー ARメドレー Pachi Slot MusicCREATOR s SELECT ハードボイルド グリフォンの幻影 Phantom of your heart Boiled sniper Crazy Rendezvous ディスクアップ オルタナティブ Your voice Make you crazy Space illusion From the satellite パチスロ ディスクアップ パチスロ ディスクアップ OST Be A Shooter! アラジンシリーズ BEST SLOT SOUND COLLECTION アラジンA メドレー アラジン2エボリューション OST アラジン2エボリューション ビッグ&レギュラーメドレー アラジンAⅡOST パチスロ アラジンAII サーヒナ・サーヒナ YELL! Magic to the Sky I Wish 収録CDなし CR アラジンデスティニー FLY HIGH ぱちんこCR ALADDIN NEO 小さな皇女と天魔の都 Shining On!~光を手に~ holy time~約束の場所へ~ 北斗の拳シリーズ BEST SLOT SOUND COLLECTION 北斗の拳 バトルボーナスメドレー パチスロ 北斗の拳 強敵 激闘 宿命 闘神 覇道 ぱちんこ CR 北斗の拳 5-覇者-OST ぱちんこCR 北斗の拳 剛掌 HYPER BONUS バトルモード(ラオウ) パチスロ 蒼天の拳 OST パチスロ 蒼天の拳 Emblem Diapason Of Determination ぱちんこCR蒼天の拳 天帰 Thrust Of God You Are The One -蒼い扉- ぱちんこCR蒼天の拳 OST Vol.2 ぱちんこCR蒼天の拳(2011) For you ぱちんこCR蒼天の拳 OST Vol.3 ぱちんこCR 蒼天の拳 天帰 Coming Home -Still Alive パチスロ蒼天の拳2 Blazing circle 収録CDなし Break of Dawn その他 BEST SLOT SOUND SELECTION ファイヤードリフト ビッグ&レギュラーメドレー キングキャメル KING BONUS パチスロうる星やつら3 OST サミーオリジナル COSMICxL.O.V.E LOVE x ∞ 宇宙大シャッフル Be With You ALIYAN EVOLUTION~ShootingStar Side~ エイリヤンエボリューション 星のカケラ Starry Heaven ALIYAN EVOLUTION ‐Gadriel Side‐ エイリヤンエボリューション 旋律のシルエット パチスロ エイリヤン・ビギンズ OST エイリヤンビギンズ SPACE JURNEY ~ride on S.SAW~ 収録CDなし クラブムーン 月の雫 pray for Tears of the moon ロストアイランド ハイビスカスRUSH ギャルズマジック メドレー レンキン メドレー ゴーストショック メドレー がらくた大戦☆ポン娘ロイド PonPonジャンクション RODEO BEST SLOT SOUND COLLECTION クラブロデオ Super Rave Atメドレー ダブルチャレンジ ビッグ&レギュラーメドレー インディジョーズ メドレー 収録CDなし 一撃帝王 メドレー タイヨーエレック CRビッグドリーム~神撃NJ CR龍が如く 見参! 天照祇園編 OST Samurai Soul ゆみ魂 終わらない夜 収録CDなし 狂喜の瞬間 パチスロ ビッグドリーム in ロストアイランド2 ハイパーハイビスカスRUSH CR御伽屋HANZO 御伽噺 あなたと作る未来 パイオニア 収録CDなし ニューキングハナハナ ピンク7プレミアムBIG 白7プレミアムBIG 兜 白7ボーナスメドレー スーパーハナハナ 白7ボーナスメドレー キンバリー ボーナスメドレー 魔法のハイビスカス BARボーナスメドレー シオサイ-30 ボーナスメドレー ユニバーサルエンターテインメント ミリオンゴッドシリーズ アナザーゴッドハーデス OST アナザーゴッドハーデス 残された光 祈り ミリオンゴッド OST ミリオンゴッド~神々の凱旋~ 神々の凱旋 Aquarius 4V8 Stay GOD, Stay Gold その他 サンダーV OST サンダーV 7図柄メドレー V図柄メドレー ハナビ OST ハナビ ドンちゃんシンボルBBメドレー クランキーコンドル OST クランキーコンドル メドレー バーサス OST バーサス メドレー Fast Draw UE WORLD TOUR(赤盤)2018年8月下旬予定 コンチ4X メドレー 沖ドキ! OST 沖ドキ! 私バージョンアップ! 銀座 収録CDなし CR寿司だニャンST-FC アツいぜ回転寿司 ラスター 収録CDなし デートライン銀河III メドレー ベルコ スーパービンゴNEO スロガイモエブ+ 付録CD Happy Time メリーゴーランド BIN!GO! 収録CDなし カジノステージ 天空ステージ 鬼浜爆走紅蓮隊 友情挽歌編 鬼浜爆走愚連隊 OST"カッ飛びDISC" ツッパリハイスクールロックンロール(登校編) 収録CDなし リュウジのテーマ ハヤトのテーマ 初代カッ飛びBGM ダイゴのテーマ SANKYO 収録CDなし FEVER 真花月 花月-極月Remix- 夢夢ワールドDXII 夢のつばさ Crush ice candy pop CR FEVERクィーン メドレー パチスロ ボンバーパワフルII EVOLVE 夏色I love you! A!RE!WA! Happy knockout! CRパトラッシュ2 ウィリアムテル トルコ行進曲 ジェイビー 収録CDなし マジカペ クラシックモードメドレー 高尾 収録CDなし 楽園ぱちんこ CRおしおきピラミッ伝 GIRLS A-GO-GO! INTRODUCTION 少女Cの憂鬱 MostをMoreMoreっ PENPEN協奏曲 豊丸産業 CR SUPER電役ナナシーDXII (配信)SUPER電役ナナシーDX OST ナナシー遊園地のマーチ LUCKY☆DAY 超絶カオス (配信)SUPER電役ナナシーDXⅡ OST You Me 遊園地 音速DI-VA とびきりスマイル(^^)v YAMASA Kaeru SELECTION かえるのうた ネオプラネット メドレー ネオマジックパルサー メドレー ナイツ メドレー メフィスト・ファウスト メドレー クレイジーシャーマン メドレー パニックザウルス メドレー タイムレスキュー OST タイムクロス・タイムパーク メドレー タイムレスキュー 時計仕掛けの夢 (配信限定)パチスロ 燃えよ!功夫大戦 OST 燃えよ!功夫大戦 奇跡的功夫少女 押忍!!豪炎高校應援團 OST 押忍!!豪炎高校應援團 Let’s shine ! マルホン工業 マルホンオリジナル MARUHON OST Vol.1 REVOLVER Believe Me 運命の川 CRシャカRUSH R 収録CDなし コロブチカ トロイカ ネット シンデレラブレイド2 シンデレラブレイド2 Big Bonus Music シンデレラガール feat.Pile マジカルぴぴるれにゃ~ん 十字架3 収録CDなし Destiny Of Twin Cross search the Blue Moon Light Cross Over the Blood message OLYMPIA パチスロ麻雀物語2 激闘!麻雀グランプリ CR麻雀物語 役満乱舞のドラム大戦 OST ムーヴON! 夜月 君、想フ 天知る!地知る!お味噌汁! 三原色モノクローム マスコットキャラクター 収録CD 収録曲 サミー みどりちゃん みどりちゃん『Nice to meAt you☆』 Nice to meAt you☆ Sammy Festival 2017 Special CD オーエ・ニャーモ COSMICxL.O.V.E みどりちゃん『キラキラ☆スマイル』 キラキラ☆スマイル みどりちゃん『ガールズ・トーク』 おしえてマイフレンド オーイズミ 1000ちゃん 1000☆SATIONAL!! 1000 CHANCE!! MILLION ROCK 流れ星☆彡StarLight 銀色*粉雪*SnowDays 夏☆DASH!! 1000☆PARTY!! PARTY×PARTY!! ウルトラ☀オレンジ☀ハイテンション サクラ*咲*CRASH Primium♔Song 涙色◆アバンチュール アニメ・ゲームコラボ機 収録CD 収録曲 サミー サクラ大戦シリーズ パチスロ サクラ大戦~熱き血潮に~OST サクラ大戦~熱き血潮に~ 檄!帝国華撃団 花の戦士 パチスロ サクラ大戦3 OST サクラ大戦3 御旗のもとに 巴里よ、目覚めよ 光武F、起動 パチスロ 輪廻のラグランジェ 中島愛『TRY UNITE!/Hello!』 TRY UNITE! 中島愛『マーブル/忘れないよ。』 マーブル 収録CDなし ジャージ部Forever ラグランジェボーナス ぱちんこCR聖戦士ダンバイン (配信)ぱちんこ CR聖戦士ダンバイン オリジナルソング 闘いの詩 ダンバインとぶ(MIQ2015Ver.) パチスロ機甲戦記ドラグナー (配信)パチスロ 機甲戦記ドラグナー オリジナルソング 夢色チェイサー Running my way 西陣 CRモモキュンソード3 モモキュンソードキャラソンDVD+CD ハッピーエンド 千菅春香『桃色ファンタジー』 桃色ファンタジー モモキュンソードすぺしゃるCD「桃」 奇跡のファンタジア ワンダフルるん モモキュンソードすぺしゃるCD「鬼」 Flyaway 収録CDなし SHINNING PEACH SWORD CR恋姫†夢想 fripSide『Flower of Bravery』 flower of bravery fripSide NAO project!『やっぱり世界はあたし☆れじぇんど!!』 やっぱり世界はあたし☆れじぇんど!! 桃園ノ三姉妹『乙女繚乱☆ばとるPARTY』 乙女繚乱☆ばとるPARTY 演義ノ三乙女『勇気凛凛』 勇気凛凛 収録CDなし Fly away ドキドキSOS タイヨーエレック 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- ナノ『SAVIOR OF SONG』 SAVIOR OF SONG Trident『Purest Blue』 ブルー・フィールド Innocent Blue Purest Blue パチスロ ToHeart2 パチスロ ToHeart2ボーカル集 Heart To Heart 小さな勇気~がんばれ女の子!~-2011Sparkling ver. 彼女の領域-2011Sparkling ver. 春の日和の野原の寝顔-2011Sparkling ver. 飾らない心で、飾らない私で-2011Sparkling ver. 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ナナリズム 管理データについて ここでは、ナナリズムスレの有志らに よって作られた曲やキャラなどの管理 データなどを配布しています。 使用に関しては自由ですが、このファイル を元に金銭に関わる使用などは行わない ようお願い致します。 【更新タイミングについて】 更新タイミングは有志の方によるタイミング ですので不定期です。また最新更新に 関しての義務などは有志の方にありません ので対象スレで催促などは行わないよう お願い致します。 曲データ一覧 リリースされた曲データのノーツ種類・SS スコアやシリーズ名・メーカーなどが 収録されています。 新曲追加されたタイミングでは新曲SS基準 が「1000万」がほとんどで、翌週から新しく SS基準が割り振られるのがほとんどです。 ※エクセル・CSV方式での配布が終了して、 Googleスプレッドシート方式に変わりました。 下記のリンクからGoogleスプレッドシートで 閲覧できます。 【スプレッドシートリンク先】 スプレッドシートを開く 上記をブックマークしておくと、作成者様が 更新をかけると常に最新情報で閲覧 可能となります。 キャラデータ一覧 (2023年1月13日更新) 制作者様による更新が終了しデータが 古くなったため、公開を終了しました
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7RHYTHM-ナナリズム- (スマホ版)
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Q.嘘解答作成と説明文当てって同じ問題で両方参加していいの? A.大歓迎です! 普段ディクショナリやたほいやをするときは、出題と解答を両方行うのが普通です。 出題と解答を両方すると、1つは絶対間違ってる答えがわかるので、少し有利かも! うっかり自分の作った説明文を選ばないように注意しましょう(笑) Q.説明文当てはどのつぶやきにリプライを返せばいいの? A.どのつぶやきに返してもOKです。 問題のつぶやきでも、選択肢のつぶやきでも、またつぶやきを指定せず直接@を使ったつぶやきでも、 @を使ったリプライならば、解答として受け取ります。 自分の選びたい選択肢でないつぶやきに対しても、選択肢を記述さえすればちゃんと解答を送れます。 例えば、選択肢Eの説明文に対し、@DictionaryBot B と記述して返すと、『B』として解答したことになるのでご注意ください。
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グローバル企業 / 国際金融資本 / 多国籍企業 / 反グローバリズム / 英語 / グローバリスト ーーー グローバリズムvsナショナリズム / リベラル / ディープステート / 選民 + ニュースサーチ ウクライナ戦争「ロシアが勝利」すればグローバリズム拡大に歯止め ナショナリズム復興と文明固有の価値観を再認識 ... - Yahoo!ニュース 日本人に寄り添う福音宣教の扉(189)グローバリズムとナショナリズムの戦いから考える日本宣教 広田信也 - クリスチャントゥデイ 京都の「地名」が天皇の呼称に 背景にあった中国的グローバリズムからの解放 - アエラドット 朝日新聞出版 立命館アジア太平洋大学様の受験生サイトをコネクティがリニューアル。100か国以上の地域から学生が集う ... - valuepress(バリュープレス) 【マーケットを語らず Vol.130】米国大型成長株式と国債の戦い、グローバリズムと愛国主義の戦い - フィデリティ投信 《JST共催》アカデミアの現場からグローバリズムについて考える「サイエンスアゴラin京都」で白熱トーク | Science ... - Science Portal(科学技術振興機構) ソロス氏息子、トランプ氏当選を懸念 「グローバリズムを脅かす」 - mb.epochtimes.jp なぜプーチンはグローバリズムに抗うのか――西洋対ロシア「文明の衝突」を読み解く|佐伯啓思の「現代文明論講義」Vo.3 ... - 新潮社 フォーサイト 【編集局から】マイナカードは便利か否か…思い出す郵政選挙前の議論 国民の反発は一切無視する〝グローバリズム ... - ZAKZAK 三井物産堀社長 国ごとの理解を深める、新時代のグローバリズム狙う - 日経ビジネスオンライン 国際協調主義(インターナショナリズム) - 中村ひとし(ナカムラヒトシ) | 選挙ドットコム - 自社 習近平の訪露によるウクライナ侵攻仲介と多極化構築 - WEDGE Infinity 米USTR代表、グローバリゼーションは「限界」 - WSJ - Wall Street Journal 長期投資家が見通すネオグローバリゼーションの時代 - 日本経済新聞 イーロン・マスク、三島由紀夫…各界の重鎮が語る「日本滅亡」 | WANI BOOKS 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西村氏:「お気づきかわからないですが、マスコミは最近、*全体主義*を使わず*権威主義*と言葉を変えた、皆が気がつかないようにw」 (初めて気が付いた😂)https //t.co/4aKFhycB4I — (帰ってきた)ネズミさん (@XNezmy) February 9, 2024 2024/02/08 にライブ配信 一流論客陣が本気で論じる、充実度NO.1の討論番組。他では聞けない、まさにホンモノの議論を展開していきます! ◆グローバリズムの現在 2024 パネリスト: 伊藤貫(国際政治アナリスト)※スカイプ出演 川口マーン惠美(作家) 及川幸久(作家・会社CEO・X動画配信者) ジェイソン・モーガン(歴史学者・麗澤大学国際学部准教授) 西村幸祐(批評家) 司会:水島総 ーーーー 【メモ】 自由主義、民主主義、平等主義というものは7割くらいは正しい あとの3割は間違っている場合が多い 盲目的にこれを100%実施すると社会は文明は壊れてしまう。 仏教、儒教、キリスト教神学、ギリシャ哲学の四つの文明の基になっている価値判断から見る 日本だと維新の知事にこれを言うようなもんか。 https //t.co/6pxBJxJGsW — なてと@ピクミンはじめました (@nattokb195) January 8, 2022 自分には、日に日に世界がでたらめになっていくように見える。そしてこれがグローバル化というものだと理解するようになった。このグローバル化の崩壊は旧約聖書のバベルの塔の崩壊(https //t.co/oRZ2eA2FNV)に記載されている。古い宗教には脆弱性、頑強性、反脆弱性が自然な形で組み込まれている。 — ITOH Tamitake (@silver_plasmon1) January 9, 2021 ■ グローバリズムと英語教育 「内田樹の研究室(2014-09-03)」より / 「グローバリズムと英語教育」というタイトルの文章をある媒体に書いた。英語教育専門の媒体なので、たぶんふつうの方は読む機会がないだろうと思うのでここに採録する。 少し前にある雑誌から「子供を中等教育から海外留学させることがブームになっている」という特集を組むので意見を聴きたいと言ってきた。そういう人がいるとは聞き知っていたが、特集を組むほどの拡がりとは知らなかった。 聞けば、富裕層は欧米の寄宿学校へ子供を送り、それほど富裕でもない層ではアジア諸国に移住して子弟をインターナショナル・スクールに通わせ、父は単身日本に残って働いて送金するというかたちが選好されているそうである。 半信半疑だったが、その後バリ島に行ったとき、現地の日本人の方からバリ島のインターナショナルスクールに日本人の母子を誘導する計画があるという話を聴いて得心した。なるほど、そういう時代になったのだ。 これが意味するのは、親たちが「英語が話せる」能力の開発を教育の最優先課題に掲げるようになったということである。英語が話せないとグローバル化した世界では高いポジションを得ることはできない。そうこの親たちは信じている。 一面の真理ではあるが、中等教育から英語習得だけのために海外留学させるのは長期的に見れば得るものより失うものの方が多いと私は思う。 どうしてもうちの子供はその国で育って欲しいという強い願いがあっての留学なら話は違う。例えば、シンガポールという国が大好きで、その社会システムや独特の文化に強い親近感を覚えるという人がシンガポールに子供を送るというのなら話はわかる。その場合はそこで過ごす時間はおそらく有意義なものになるだろう。けれども、ほんとうはスイスの寄宿学校に入れたかったのだが、予算が足りず諸式リーズナブルな国を選んだということになると話は違う。そこに暮らす必然性が本人にも家族にも「英語が話せるようになって、グローバル人材としていずれ重用される」という期待しかないからである。 だが、頭を冷やして考えて欲しい。英語運用能力が大きなアドバンテージになるのは「グローバル化が進行しているのに、英語を話せる人間があまりいない社会」においてだけである。この子供たちはいずれ日本に帰ってこなければ留学した意味がない。 当然ながら、そのような理由で留学させた親たちは、子供が留学先の土地や文化に親和して、そこに居着くことを全く望んでいない。現地人と結婚して、タガログ語やインドネシア語を話す孫たちが生まれるというようなことは祖父母にとっては悪夢以外の何ものでもない。彼らが大きな財政的負荷や単身赴任の不便さや異国での生活に耐えることの代価として求めているのは、「英語が話せる子供たち」が帰国後にそのアドバンテージを最大限活用することだけだからである。 しかし、残念ながら、子供たちが親の願い通りのキャリア形成をするという見通しに私は与することができない。この子供たちは「日本の学校なんかに行くとグローバル社会では生き残れない」という言葉を幾度となく耳に育ってきたわけであるが、それは毒性の強い呪詛としてやがて機能することになるからである。 「日本で学校教育を受けたらダメになる」と聞かされてきたからこそ、子供たちは母語が通じず、生活習慣もものの考え方も感じ方も違う異邦での生活に耐えてきた。だから、彼らが帰国して、まわりの「日本育ちの若者」を見たときに、そこに「自分ほどの努力をしてこなかったもの」への軽蔑の感情がまじることは避けられない。英語が話せない日本の若者たちは「自分のような苦労」をしなかったことの罰を「英語が話せる若者」に侮られ、それより低い地位と低い年収に甘んじることで支払う義務がある。 論理的にはそうなる。どれほど性格のよい若者であっても、自分のがしてきた苦労を正当化するためには、英語が話せない若者たちより自分の方が高く格付けされるべきだと思うことを止めることができない。 だが、果たしてそのような考えをする若者が日本社会において順調なプロモーションを遂げることができるであろうか。私は懐疑的である。彼らはたぶん二言目には「だから日本はダメなんだ」というコメントを口にする「厭なやつ」になってしまうが、それは彼らの属人的な資質とは関係がない。親たちがグローバル化する世界で競争上のアドバンテージを取るためには「日本で教育を受けたら負ける」と判断したことのコロラリーなのである。そういう若者が上司に評価され、同僚に信頼され、部下に慕われるということはあまり起こらない。結局、彼らが「厭なやつ」にならずに済むのは、「全員がふつうに英語を話している環境」だけである。だから、遠からず彼らは日本を離れて、彼の英語運用能力が何のアドバンテージももたらさない労働環境を探すようになるだろう。 そういうコスモポリタン的な生き方をはじめからめざしているなら「三界に家なし」という生活を楽しめばよい。だが、ドメスティックな格付けを上げるために「日本を捨てる、日本を侮る」という態度を選ぶことの長期的なリスクについてはもう少し冷静に評価した方がよいと私は思う。 今さら言うまでもなく、英語が国際共通語であるのは、イギリスとアメリカが200年にわたって世界の覇権国家であったという、それだけの理由による。 母語が国際共通語である人間はあらゆる領域で圧倒的なアドバンテージを享受できる。世界中どこでも母語で通せるし、国際会議も国際学会も母語でできる。母語しか話せないのに「国際的な人間」という資格を僭称できる。非英語圏話者たちが英語習得のために費やすすべての労力を英語話者は免ぜられる。そしてあらゆるコミュニケーション局面で英語話者は非英語話者に対して圧倒的な優位を保持する(ネイティブスピーカーはどんな文脈でも、相手の話の腰を折って、発音や言い回しを「矯正」することができるが、逆は絶対に許されない)。英語話者はこの政治的優位を決して手放さないだろう。 何よりあらゆるイノベーションは母語の領域で行われるということが決定的である。私たち誰でも母語においては新しい言い回し、ネオロジスム、それまでにない音韻、文法的破格を行う自由を有する。それによって母語は不断に富裕化している。ある語をその辞書的意味とは違う文脈で用いることが「できる」という権能は母語話者だけに許されている。 今の日本の若者たちは「やばい」という形容詞を「すばらしく快適である」という意味で用いるが、それを誤用だから止めろということは私たちにはできない。けれども、例えば私が「与えた」というのをgaveではなくgivedと言いたい、その方がなんか「かっこいい」からと主張しても、それは永遠に誤用のままであり、それが英語の語彙に登録されることは絶対にない。 知的イノベーションというのは、こう言ってよければ、そこにあるものをそれまでと違う文脈に置き直して、それまで誰も気づかなかった相に照明を当てることである。だが、そのような自由が許されるのは母語運用領域においてだけなのである。 フィリピンのある大学の先生がこう言っていた。「英語で講義ができるのはpracticalである。母語で講義ができないのはtragicである。」 彼女の母語は情緒豊かな生活言語ではあるが、それで国際政治やグローバル経済や先端的な学術について語ることは困難である。これが植民地の言語政治の実相である。 知的イノベーションは母語によってしか担われない。成長したのちに学んだ英語によっては「すでに英語話者が知っている概念」を表現することはできるが、「まだ英語話者が知らない概念」を語ることはできない。語ってもいいが、誰も理解してくれない。母語ならそれができる。母語話者の誰もがそれまで知らなかった概念や思念や感覚であっても、母語なら口にした瞬間に「それ、わかる」と目を輝かせる人が出てくる。記号が湧出してくる「土壌」を母語話者たちは共有しているからである。その非分節的な「土壌」から生起するものは潜在的には母語話者全員に共有されている。だから、「わかる」。それがイノベーションを励起するのである。 だから、フィリピンのような二層言語構造では、エリートたちは英語に習熟するにつれて「母語的土壌が生み出すイノベーション」のチャンスから遠ざけられる。それが植民地の知的自立を遠のかせている。 英語の国際共通語化というのは、英語を母語とする者があらゆる分野でのイノベーションを排他的に担う仕組みを作ることである。政治でも通商でも学術でもあらゆる領域で英語を母語とする人間の優位性を半永久的に保持するようにするための政治的構築物である。 これは否定しがたい現実である。だが、英語を効率よく学習しようとする非英語圏の人々は、まさにそのふるまいを通じて、英語話者の圧倒的優位というアンフェアな仕組みをさらに補強することになるということはつねに自分に言い聞かせるべきだろう。 繰り返し言うが、言語はすぐれて政治的なものである。覇権国家の言語が国際共通語になる。軍事的・経済的弱小国の人々は強国の言語を学ぶという「苦役」を強いられる。 ただ、この「苦役」は同時に「贈り物」でもある。というのは、母語が国際共通語である人たちにとって、「国際的であるために国際的であることを要さない」というのはメリットであると同時にたやすくリスクにも転化するからである。 国際共通語話者は「言葉が通じる相手」があまりに多いせいで、「言葉が通じない相手」の「何が言いたいのかよくわからないこと」に耳を傾ける手間を惜しむ傾向がある。だが、歴史が教えるのは、「帝国」の没落は「何が言いたいのかよくわからない人々」によってもたらされてきたということである。 ■ 「ポピュリズム」 マスコミは用語使用に係わる批判の声を聞くべきだ 「祖国創生(2017.1.21)」より (※mono....長文につき詳細はブログ記事で。印象的な行を羅列。) / 「新聞は反グローバル化への不安でいっぱい?」という意味は、グローバリストを推進するエージェントとしての素性がバレてしまうことについての、「不安が一杯?」という意味なのであろう。 これら主要紙の社説を書いた者たちは、世界支配層の「飼い犬」なのかもしれない。 さて、反グローバリズムの急先鋒、元外交官馬淵睦夫は、読売はグローバリズムの推進者だとしている。 私はかねてより、“保守系”と“革新”という分け方より“グローバリズム”と“ナショナリズム”という分け方が、明確なのではないか?と申し上げてきた。 こう分類するなら「読売新聞」は、「グローバリストの推進者」ということになる。 ■ 【和の国の明日を造る第35回】2017年、世界はどうなる 「馬渕睦夫オフィッシャルブログ(2017.1.18)」より / 2)日本のメディア報道 元旦の読売新聞が掲載していた社説は 「ポリティカルコレクトネスの塊」オンパレード といった社説だった。 新年の社説ということは、読売新聞の考え方そのもの と言えると思う。 タイトルからそのものズバリ、 「反グローバリズムの拡大を防げ」 だった。 つまり、保守系といわれる「読売新聞」は、 「グローバリズムを推進する側」ということ。 私はかねてより、“保守系”と“革新”という分け方より “グローバリズム”と“ナショナリズム”という分け方が 明確なのではないか?と申し上げてきた。 こう分類するなら「読売新聞」は、 「グローバリストの推進者」 ということになる。 この社説にある文言を読めば、彼らの価値判断が わかる。 「反グローバリズム」は「ポピュリズム」だと 言っているわけである。 これ自体が間違っていると思う。 難民問題に関するある見解についてもレベルに 達していない論文と判断せざるを得ない。 しかし、これが日本のメディアの現状だと思う。 3)では世界はどうなる? トランプ氏の政権運営が邪魔されなければ良いが、 ロシアのハッキングの件を含め、邪魔が止むとは 思い難い。 過去、アメリカ大統領が暗殺されたケースは、 キングメーカーと利害が反した場合である。 世界の動きのカギを握ることの一つに、 メディアがあると思う。 メディアがその使命を果たすためには、知的武装を した皆さんの目線が不可欠である。 そして、世界の動きについて軍産複合体、 アメリカの多国籍企業、そしてネオコンあたりを キーワードとして意識しておくと良い。 彼らの代表者が目的についても表明している。 誰あろう「デビット・ロックフェラー」である。 回顧録で彼が言っている話を、普通のメディアは 報道してはくれない。 これらを陰謀論と名付けることこそが、彼らの 防衛策だと思われる。 読売新聞の社説や回顧録にはどんな内容が 書いてあったのか、ぜひご覧になって確認して みてください。 さて、アメリカで蔓延する、トランプがポピュリストだとする、アメリカマスコミによるレッテル貼りついて、赤峰和彦は、かく分析、批評している。 コラム(198):ポピュリズム論の裏側 http //blog.goo.ne.jp/akamine_2015/e/da090ee1bf5946165868955ed0b06f67 ポピュリストという評価は正しいのか? 全米メディアはトランプ氏を「排他的な主張で大衆を扇動するポピュリスト」とのレッテルを貼っていますが、その言葉の奥には、「トランプはファシスト」とのイメージを植え付け「民主主義の敵」として、大統領の罷免にまで持っていきたいようです。 しかし、米国民は、トランプ氏を閉塞された米国の現状を改革する変革者と認識しています。大統領選挙を勝利したことが何よりの証拠です。であるならば、全米メディアの物の見方は、極めて主観的なものであり、トランプ氏に激しい攻撃を加えるのは、彼ら自身が何かを守ろうとする力が働いているのではないかと思われます。 メディアに潜む中国の影 (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) / トランプ勝利したことでヒステリーを起こし、自らああいう記事を書いた、件の国際部長は、●●●のエージェントとみなしていいだろう。 【ギリシャ】 ■ ギリシャ危機の本質 - 問題の本質が理解出来なければ解決の目処は無い! 「「国家戦略特区」blog(2015.7.1)」より / 『微々たるギリシャの債権』 ギリシャ危機が本格化して来ました。日経平均は一時大幅に下げギリシャではATMに長い行列が出来ています。ギリシャ問題を考える上でヒントは、ドイツとギリシャの債権の額です。ドイツに比べるとギリシャの借金など本当に微々たる額です。このカネをケチって世界の金融システムが不安定化しています。 『見栄を張ったドイツ』 この元凶は明らかにドイツです。ドイツはかつて神聖ローマ帝国と名乗るように欧州の田舎としてのコンプレックスが強い国です。ユーロに粉飾だらけのギリシャを加えたのもヨーロッパ文明発祥の地ギリシャをメンバーに入れて自分たちに箔を付ける為でしよう。ドイツもギリシャも互いに見栄を張りました。 『ユーロに入るメリット』 ギリシャは供給能力が低く、通貨安に悩まされインフレ気味の国です。しかも何度もデフォルトしています。従ってそのギリシャがユーロに入れば喜んでドイツ製品を買うのは明らかです。ドイツはギリシャのマーケットを囲い込み、ギリシャは一方的に貿易赤字が積み上がるのです。今回の危機は構造的な問題です。 (※mono.--中略) / 『敗戦国レジームの一種』 日本とドイツという第二次世界大戦の敗戦国で、反国家思想が広まったのは仕方ないのかもしれません。戦争の原因は過激なナショナリズムでありそれを排除すれば平和が続くという幻想が、憲法9条崇拝やユーロやEUに繋がっています。しかしこれは間違いです。戦争の原因は行過ぎたグローバリズムです。 『グローバリズムこそ世界大戦の原因』 第二次大戦後の世界は、敗戦国に戦争の罪を被せて今日に至っていますが、現実には過度なグローバリズムによる格差の拡大こそ戦争の原因である事を、当時の指導者は実感していました。ブレトンウッズ体制がその証です。過度な資本移動を規制し移民も制限されていました。世界は密かに反省していました。 『歴史を学ばぬ者は現代において盲目』 しかし現代社会では過去の歴史から反省する事をすっかり忘れ、行き過ぎたグローバリズムを止めません。問題を解決する為には原因を把握する必要がありますが、ドイツもギリシャも全く理解しておらず益々混迷を深めています。日本も他山の石とすべきですが残念ながら安倍政権は同じネオリベの信者です。 【ショック・ドクトリン】 / 【ショック・ドクトリン〔関連記事置き場〕】 ■ Ghetto Machine II 「独りファシズム(2013.10.4)」より / あまりにも分りやすいショック・ドクトリンの定式だろう。 「五輪を起爆剤として経済のグローバル化を図る」という正体不明なスローガンのもと、東京都を経済特区として医療法人の株式会社化や労働法の緩和、さらに外国企業の税制優遇が構想されているのだが、それが「大規模災害における国民精神の空白を狙い、平時では不可能な改革を一挙に推進する」というフリードマン理論の実践であり、惨事便乗型ビジネスの典型スキームであることは語るまでもない。 原発事故による爆発的な疾患を射程に捉え医療分野を自由市場化し、派遣法改正によるプレカラティ(新貧困層)が激増する最中さらなる賃下げを求め、そのうえ消費税率の引き上げが決定されたところで外資の法人税率を20%以下に抑えろと言うのだから、連中はニホンジンをチョロイ連中だと舐めきっているのであり、骨までしゃぶりつくそうという魂胆なわけだ。 これでも右翼団体はゴールドマンサックスが入居するヒルズへ街宣車一台出動させることもないのだから、単に日の丸を掲げ保守だの愛国だの騒ぎたてるだけのバカタレではないのか? 東日本大震災と福島原発事故という歴史的災禍に疲弊する我々は、強烈なショック状態に陥り、言わば知覚不能状態なのであり、つまり茫然自失につけこまれ、TPP(自由貿易)による国家主権の破棄と経済市場の譲渡が達成されようとしている。 ナオミ・クラインが示唆するとおり、我々は「特区」という言葉に対し格別な警戒心を抱くべきなのであり、それはつまりグローバリゼーションという爆発装置の信管であるのだ。 (※ 以下詳細はブログ記事で) .
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※ナショナリズムは一般に以下の3段階で発展すると考えると理解し易い。 Ⅰ.解放的ナショナリズム(パトリオティズム) → Ⅱ.国民国家の成立 → Ⅲ.拡張的(排外的・侵略的)ナショナリズム(ジンゴイズム/ショーヴィニズム) 主に他国や他民族の抑圧に対して、①国家・国民形成を図りつつ、②政治的あるいは経済的自決(民族自決)を求める動き※政治的・経済的自決を求めることから、この段階のナショナリズムは自由主義と親和的である。 → 国家の要請に適った国民を育成するために、①統一的・画一的な国民教育の実施、②歴史・文化の共有化、③「伝統の創造」(※)といった公定ナショナリズムとでも言うべき諸政策が政府主導で実施される。※英歴史学者ホブズボームの用語で、正統性に問題のある新興国家の政府が行いがちな一種のご都合主義的な「伝統」価値の捏造 → 増大していく大衆の自尊感情の現れとしてのナショナリズム(大衆の自己崇拝、ナショナリズムの市民宗教化)。Ⅱ.の公定(=官製)ナショナリズムの結果、政府当局のコントロールが効かない状態にまで大衆の自尊感情が昂進してしまった状態。 少数エリ-トの自覚的な活動(市民型ナショナリズムcivic nationalism)として始まり、次第に参加者を拡大していく → 国民の政治参加の意欲が高まる結果、大衆デモクラシーが成立するが、次第に衆愚化していく傾向を免れない。 → 理性よりも大衆の無定見な民族感情に流され易くなり(民族型ナショナリズム ethnic nationalism)、①国内的には排外的、②対外的には侵略的傾向を強めていく結果となる。 例1 フランス革命の最初期 → フランス共和国の建設(カルノーの徴兵制etc.) → ジャコバン政権樹立以降の「革命の輸出」~ナポレオンの侵略戦争 例2 ドイツ統一運動 → ドイツ第二帝国の建設(ビスマルク時代) → ウィルヘルム2世の世界政策から第一次世界大戦へ。さらに敗戦からワイマール共和国の混迷ののちナチス政権による侵略政策の追求へ 例3 明治維新~日露戦争・不平等条約改正 → 大正デモクラシー(男子普通選挙の導入=大衆の政治参加) → 日本の場合は露骨な対外侵略の肯定という形は憚られたが、アジア諸民族と結んで白人支配を覆すという大義(=アジア主義)が利用される形で拡張的ナショナリズムが発動してしまった。 ※韓国は、Ⅱ.の行き過ぎの結果、Ⅲ.拡張的(排外的・侵略的)ナショナリズムが発動してしまった状態と解され、また中国もⅡ.を部分的ながら過激に実行した結果、Ⅲ.の歯止めが利かなくなりつつある状態と見られる。