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【検索用 もしもせかいかこわれてしまったはあい 登録タグ Fukase PolyphonicBranch VOCALOID ひなのすけ も リラル 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:PolyphonicBranch 作曲:PolyphonicBranch 編曲:PolyphonicBranch 唄:Fukase 曲紹介 気づかないうちに、なくしてしまったもの。 曲名:『もしも世界が壊れてしまった場合』(もしもせかいがこわれてしまったばあい) illust:リラル(Twitter)、movie:ひなのすけ コンピレーションアルバム『IA THE WORLD ~夢~』収録曲のFukaseバージョン。 歌詞 (PIAPROより転載) なくしてしまったおもちゃ箱 中身は何だったのかな? 想い出せないままに僕は 大人になってしまったんだ 世界が一つじゃなくなって いつしか忘れてしまった こっち向いて ねぇ 笑って そう言ってうつむいても 手をひいてくれる人は いないよ さぁ回れよ回れ クルクルと ずっと傾いたままで そのうち呼吸ができなくなって 僕は夢から覚めるんだ 残念でした夢はまだ 覚めないままでした 箱の中身は錆びついた ブリキの人形だった 右→ 左← 上↑ 下↓ 秘密のドアは開かない アレレ?なんで…そうか、やっと 想い出が消えてくこと 平気になってしまった おめでとう さぁ回れよ回れ クルクルと 部品がコロコロ飛んで 支えて支えて僕はこのままじゃ 夢に飲み込まれてしまう ブリキの人形転がってく おめめがとれたら隠しちゃお 知らないふりして笑うんだ ありがとう さぁ回れよ回れ クルクルと もしもあの日に還れたら ダメだよダメだよ後ろ向かないで 僕を置いていかないで 覚めてもいいの? コメント きたああああああああああああッ!!! -- 名無しさん (2016-04-28 20 26 51) すごいです。 -- 名無しさん (2017-08-26 15 46 57) 名前 コメント
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全日本プロドリフト選手権 車種 ドライバー コメント 2001年より開催される、「ドリフト走行」を目的としたモータースポーツ。 通称「D1グランプリ」(D1 GRAND PRIX・D1GP)。 D1GPは速さではなくドリフト走行で競うものなのでポケモンコンテストではコンディションはかっこよさとうつくしさを上げることを推奨 車種 ラティアス APEX FD3S RX-7 アブソルorラティオス BLITZ ER34 ハッサムorバシャーモ(色違い) HKSハイパーシルビア エアームド BP FALKEN RX-7 ドライバー ゼクロムorレントラー 黒井敦史(故人)(前者は苗字つながり、後者は「青い(車種のカラーリング)けど黒い(苗字)」から) ラティオス 野村謙 (NNは勿論「のむけん」で) ハッサム 谷口信輝 (NNは「NOB」で) エーフィorサンダース 手塚強 (前者は前にピンクの81チェイサーを搭乗。後者は黄色いR34を搭乗) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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もしも四馬鹿+シンが兄弟だったら 24 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1241781048/ 1~160・・・前スレのバンドネタ→ヘアーイーター・アスラン→カルテット、幼児化する→超強力毛生え薬『宇宙の蜻蛉』→お姉ちゃんズの会合→ネコの生態と前世の記憶について→規格外国家オーブには手を出すな→母の日の贈り物 161~262・・・4年後ジュース騒動~刹那の反抗~ → 炒飯スレから主夫同盟宛に大盛り炒飯出前一丁! 263~392・・・連合・プラント首脳会食の席→ギルの『遺伝子に刻まれし事象(男性編)』→4年後ジュース騒動、その後~刹那のペナルティ~→レーシングチーム『4FRIEND』結成 393~578・・・アニュー懐妊騒動→ヴァーチェ監督のお腹のご利益 579~778・・・家族のねぎらいって大事だよね→シンが人生について考えてみた→豊胸マッサージをお願いします→デスティニーおじさん&レジェンド、ストフリおばさん登場→勲章が欲しい!→MS魂座談会空間→MSの夢を見よう~0ライザーは平和の象徴~ 779~1000・・・ルナステ、バイトを探す→MSの夢を見よう~カナード+ロウ+アスラン+ステラ編~→フレイ懐妊騒動→MSの夢を見よう~シン+刹那+ラウ編~→プリンと犬猫で紛争根絶→女子組、紅海の鯱にてバイト面接を受ける
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登録日:2017/01/05 Thu 22 28 53 更新日:2024/04/16 Tue 04 16 26NEW! 所要時間:約1分で読めます ▽タグ一覧 アイーン オカマキャラの破壊力 コメント欄ログ化項目 ザ・ドリフターズ タレント ドリフ バカ殿 レッツゴーよしまさ 七つの子 園長 変なおじさん 孫悟空 志村けん 志村ー!後ろー!後ろー! 故人 最初はグー 東京都 東村山市 東村山音頭 殿 生涯独身 芸人 芸能人 西武線 西武鉄道 馬主 志村けんとは、後ろがおろそかな人物である。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 志村ー!後ろー!後ろー! 志村けん(1950~2020)とは、日本のコメディアンである。 概要・経歴 東京都東村山市出身。本名志村康徳(やすのり)。芸名は父親の「憲司」に由来する。3人兄弟の末っ子で、兄など近しい人は「やっさん」と呼んでいた。 父親は元軍人の教育者で、テレビのお笑い番組を見ているとき以外は堅物だったが、事故でかなり重い認知障害を負うことになった。 この認知障害になった父をデフォルメして演じたのが「飯はまだかい」のコントだという。 前述の事もあってお笑いに興味を持ち、高校時代から友達とネタを作ってはクラス会などで発表していた。 1968年にコント55号かドリフターズの付き人になろうと決断。音楽性を取り入れていた後者に入るべくいかりや長介の元に押しかけていかりやの付き人となるも、本人曰く社会勉強の為に一度は脱退。後に可愛がってくれていた加藤に頼んで再加入した。 1972年に付き人同士でコンビを組み、公式に芸能界デビュー。1973年に荒井注の脱退に伴いザ・ドリフターズのメンバーに。 初めは荒井注との埋める事の出来ない差、全員集合終了時までドリフの付き人で志村の後輩でもある「『すわ親治』(ドリフの準メンバー扱いだった)の方がドリフにふさわしい」などと比べられる苦難の日々を過ごすも、 1976年の「東村山音頭」のヒットを機にお笑いの才能が覚醒。それ以来第一線で活躍を続けている。 テレビ出演は長らくレギュラーおよび冠番組のみだったが、1996年に死亡説(宇都宮に住む「シムラケン」さんが亡くなり、それが当時レギュラーが深夜番組1本だった志村と勘違いされて広まったもの)が流れてからは他番組へ大御所ポジとしてゲスト出演も増えるようになった。 「セットや衣装などとにかく大掛かりなコント」「内輪・楽屋ネタを極力使わない」など、ドリフ時代、いや昭和期のテレビにおけるコントの作風を最後まで継承していた芸人だった。 その破天荒な芸風とは打って変わり普段は誠実な人柄で彼を慕う芸能人は多く、ダチョウ倶楽部・桑野信義・いしのようこ・優香・柄本明・ナインティナイン・笑福亭鶴瓶など大御所クラスから若手まで事務所や派閥を問わない(*1)。 キャラ的には「ボケ」と「ツッコミ」を場所によって使い分けるタイプで、「変なおじさん」や「ひとみばあさん」では完全にボケ倒し、一方で加藤茶やゲストとのコントでは容赦ないツッコミをお見舞いしている。 また、日常の延長線を演じることも特徴的であり、これもドリフ時代から受け継いでいるのだが、ソロの志村は強烈なキャラクターを演じたかと思いきや、次のコントではツッコミにまわるなど、両方を高いレベルでこなす。 自分が座長になった時も後輩にはもっと突っ込め!と言っていたのだが、大物化した志村に萎縮した後輩がやってくれなかったため、苦しい思いをしていたとか。 『全員集合』時には加藤ないし仲本工事とペアでのコントが多く、加藤と組んでの「ヒゲダンス」、仲本との「ジャンケン決闘」が代表作だった。 元は音楽を志していたということもあり、歌唱力は高い他、ギターだけでなく三味線も弾ける。ある番組でライバルにして戦友であるビートたけしの特技・タップダンスと志村の三味線が共演した映像は必見。 特にソウルミュージックに造詣が深く、音楽雑誌にてスティービー・ワンダーなどのアルバムのレビューを執筆したこともある。 その嗜好は彼のネタやドリフの楽曲にも反映されており、お馴染みヒゲダンスのテーマもソウルミュージック界のスターであったテディ・ペンダーグラスの楽曲をアレンジしたものであるほか、「東村山音頭」などで聞くことができる彼の「ワァオ!」というシャウトはファンクミュージックの始祖、ジェームス・ブラウンを意識したものとのこと。 また、芸人としては珍しく映画やドラマに出演しない「お笑い一筋」の人物だった。 しかし、「高倉健に頼まれて断れなかった」という理由で「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年)に出演している。 2010年代は劇場アニメなどにもたまーに出演していたほか、2020年には本人にとって最初で最後となるNHK朝ドラ「エール」に出演。 更には同名小説を原作とした実写映画「キネマの神様」では主役として出演する事が予定されていたが、コロナウイルス感染により出演を辞退、後の逝去で沢田研二が後任を務める事が正式に発表された。 いわゆるトーク番組のゲストとして出演したことも少なく、かの『徹子の部屋』には意外にも生涯一度も出演しなかった(*2)。 これは志村自身がかなりのシャイで、ダウンタウンDXへの出演も当初は「恥ずかしい」という理由で変なおじさんの格好で出演していたほどである。 また、頭が良いように見られないようにするためクイズ番組の回答者として出演することもなかった。 コントでも見られるようにかなりの女好きで、出演番組に若い女性を出すことが多かった。 しかし生涯独身で、付き合うことになる女性は居ても結局結婚までこぎ着けることはなく、 一度だけ女性を妊娠させたこともあるが相手方の両親からの猛反対もあってそのまま縁切れとなった。 つまり志村けんの遺伝子は残っているはずなのだが消息は不明で、このため志村けんの子供を名乗る者がしばしば現れる。 前述した後輩達と飲み歩くのが好きだったというが、暴れるタイプではなく酒の席では案外静かだったという。 しかし強いわけでもなく、田代まさし曰くトイレで汚物の上に吐いてそれをわざわざ見せようとしたこともあったとか。 本名の志村康徳名義で中央競馬に馬主登録しており、生涯に15頭の馬を所有していた。馬名にアイーンベル、オサキニシツレイ、トノノオナリー、ダイジョブダアなど自身の持ちネタを使用していた。 健康に気を使いながらもヘビースモーカーであったが、60代後半になって肺病を患ったのを機に禁煙。 それでも毎晩の酒飲みはやめられなかったが、元気に過ごしているように見えた。 ところが2020年3月17日に突如倦怠感などを訴え、徐々に症状が悪くなっていったことから往診にきていた医師の勧めで入院。 容体は急速に悪化し、21日には人工呼吸器を着用。25日に当時世界的なパンデミックが広がりつつあった新型コロナウイルス感染症にかかっていることが公表された。 容体はさらに悪化し、病名公表のわずか4日後の3月29日にコロナウイルス感染症による肺炎で息を引き取った。享年70。 感染拡大防止のためそのまま火葬場へ直行して遺骨は長兄一家が引き取り、葬儀を行うこともできなかった。 高齢と肺病やポリープの既往歴、長年続けてきた飲酒も重なって症状進行が急激だったとみられているが、ファンや親交のあった芸能人だけでなく世間的にも大きな衝撃を与えた。 当時はワクチンも治療薬もまだ出来ておらず、治療法も試行錯誤の段階であったことが救命の困難さに拍車をかけた。 日本の著名人では初となる新型コロナウイルス感染症によるの死者となり、この訃報は軽症から急に悪化するコロナの恐ろしさを日本中に知らしめることになった。 なお罹患したのは「コロナ禍で休業を余儀なくされた店にお金を落とすために飲み歩いていたから」という報道もあった。 後輩へ奢ったり、別れる女性にもたくさん金を包んで渡すなど、他人のために金を落とすことをまったく気兼ねしない人物だっただけに、世話になった店を潰すまいとしていたであろうことがうかがえる。 没後、東村山市の名誉市民に認定され、西武鉄道の東村山駅前にアイーンをする姿の銅像が建てられた。その銅像は顔は通常(老眼鏡なし)、バカ殿風の着物姿というコントでもまず見られなかった格好をしている。 ドリフメンバーの中では唯一生涯独身で、最後まで結婚歴が無かった。ただし、本人は結婚の願望は強かった。 志村は生涯コントにこだわっており、晩年は雛壇芸人やクイズ番組が台頭する当時のテレビ界に苦言を呈することもあった。 テレビ界ではしばしば「上が詰まっているので死なないと枠が空かない」と冗談交じりで言われることがあるが、氏の没後に『有吉の壁』を筆頭にコント芸人をメインとした番組が多数台頭することになったのは何とも言えない皮肉でもある(*3)。 代表的なギャグ お前、それはないだろう! これを知っている人はかなりの通。ドリフ加入後まだウケてなかった頃から使っていたギャグ。 いかりやの横暴に耐えかねて出る所謂「逆ギレ芸」なのだが、段々と殿様風味の口調でヨレヨレに言うタイプにシフトしていく。 当然泣かず飛ばずだった頃はこのギャグもウケなかったのだが、東村山音頭がウケてからはこのギャグも脚光を浴びるようになる。 しかし現代人の多くがこれを知らないことからもわかるように、後発のギャグのインパクトに押されて消えていき、晩年はほとんど使われなくなった。 あーみーまー 語感が似ているがこの人の作品ではない。 英語の“I”の格変化をネタにしたギャグ。当然PTAの集中砲火を受ける。 東村山音頭(志村けんの全員集合 東村山音頭) 「ひがしむらや~ま~ 庭さ~きゃ~た~まこ~♪」 東村山の思いっきりローカル(元は農協の周年かなんかの記念で作られ、紅白出演歌手の三橋美智也が録音した)な民謡の替え歌。志村がオリジナルではない。 そして、だんだんと後半に行くにつれ歌詞と衣装が雑になっていく(原曲再現を辞めていく)、という曲。 品のない衣装になるためいかりやからは「やめろ」と嫌な顔をされるのだが、おかまいなしにやっていくのも面白いところ。 当時の『全員集合』のヒットを受け、東村山には今でいう聖地巡礼の如くファン(特に小学生)がなだれ込んだが、歌詞の中の東村山○丁目という地名はないので、当時の駅前交番のお巡りさんは道案内で困ったとか。 殆ど無名だった東村山を全国区にした功績から、東村山市には「志村けんの木」が植えられている。 また出演する寸前に他界した『キネマの神様』では、劇中後半で沢田研二演じる主人公が東村山音頭を唄っていた。映画のムードに合わなかったのかオチの「一丁目」部分はカットされたが 志村ー!後ろ後ろー! 厳密にはギャグではなく客からの掛け声だが、ここに記す。 「金田一コント」等全員集合でのホラー系コントで「志村だけ」に恐怖が迫りつつあるとき、客席から飛ぶ掛け声。 カラス 「かーらーすー、なぜ鳴くのー、からすの勝手でしょ~♪」 今日まで浸透している「七つの子」の替え歌。コントの途中などにカラスのパペットが現れて鳴いた後に指揮者の如く腕を振りながら観客と共に大熱唱し、偉そうに「ありがとうございました」と締める。 元は近所の子どもの替え歌をパクったもの。これもPTAから抗議の嵐となるが、マンネリを感じた志村が飽きて一回止めた所、今度は親御さんから歌がなくて子どもが泣いていると苦情の電話が殺到したらしい。 ヒゲダンス 加藤茶とのコンビ。ベースラインが特徴的な楽曲に合わせペンギンのようなふしぎなおどりを踊りながらバランス棒などの曲芸に挑戦するというサイレントコント。 加藤は失敗する、或いは難易度の低い芸しか成功しないが、志村は難易度の高い芸をしっかりと成功させる。 芸が成功すると志村は退場しようとするが、加藤が客席を煽り、志村が渋々難易度を上げて再チャレンジするのがお約束。 この時にレイピアで加藤が投げたグレープフルーツを刺す芸が代表的だが、遠くから放物線を描いて飛んでくるグレープフルーツを目で捉えて軌道を読み、着地点を狙って細いレイピアで刺す必要があるため、相当難易度が高かったりする。 『全員集合』終了から何年も経って久々に再チャレンジしたときは、志村も老眼が進んだため短い距離でないと成功させることができなかった。 実は、『全員集合』で前説をしていた一輪車芸人・Mr.ボールドが芸をしている様子を勝手にアレンジしたのが始まりだったのではとも言われる(*4)。 なお使用している楽曲は、上記の通りテディ・ペンダーグラスの「Do Me」。 ……実は、探偵物語内でロバート・イングランド演じる本物のフレディ・クルーガー(エルム街の悪夢)とこの芸をやった事もある。 ジャンケン決闘 仲本工事とのコンビ。西部劇を舞台に、ジャンケンで負けた方が罰ゲームを受ける。罰はズボンの中に水やビール、墨汁やペンキを入れていくもの。 これだけでは何がすごいのかわからないかもしれないが、あの誰もがやっている「最初はグー」を日本中に根付かせるという凄まじい偉業を成した。 なお、「最初はグー」誕生のきっかけはドリフの飲み会。代金を払う人をじゃんけんで決めようとしたが、皆酔っぱらっているせいでタイミングが合わず、志村の出した合図がこれだったとのこと。 健康牛乳と健康スイカ(わんこソーメン) 加藤とのコンビコントで、あの手この手で加藤が牛乳の早飲み、志村がスイカやソーメンの早食いをする羽目になる。 「CM撮影でリテイクがやたら入る」という設定が多いが、「わんこソーメン」回では「わんこソーメン屋」が舞台になった。 私って駄目な女ねぇ 『全員集合』等によくゲスト出演していた桜田淳子とのコンビコント。 何かというとすぐドジってへこむ妻・桜田とそれに振り回される夫・志村という展開だが、ラストでは志村が桜田の如くへこむ逆展開に。 後に桜田の直の後輩にあたる松田聖子(彼女も志村と別なコントで共演している)とのコンビでリメイクされた。 ビシッ! 加藤がコント途中で「◯◯かな××かな?」と志村に尋ね、志村は「分かりません」→「「ピッカピカのー、一年生!」」と続け、2人でジャンプして「ビシッ!」と決める。直後にいかりやから怒られるまでがデフォ。 元ネタは当時のCM。 だいじょうぶだぁ(だいじょうぶだぁ教) 3連団扇太鼓を鳴らしながらこのセリフを言い、この後に「ウェウェウェ」という鳴き声が入ることも。 番組のタイトルになった志村の一番代表的なギャグ。 ウンジャラゲ 『志村けんのだいじょうぶだぁ』での集団パフォーマンスで、事務所の先輩「ハナ肇とクレージーキャッツ」の曲をカバーしたもの。 原型はクレージーキャッツのボーカル植木等が冠番組『植木等ショー』で坂本九・森光子らと共に披露した「サラリーマン姿での群舞」だが、志村版ではその群舞シーンで早変わりを追加し人気を博した。 この曲でフジテレビの歌番組にも出演。オリジナル版の植木等ともサプライズ対面したりした。 怒っちゃヤーヨ、アイーン 今でこそ志村の代名詞の「アイーン」。実はドリフ時代には使っていないが、「怒っちゃヤーヨ」の腕付きが後のアイーンである。 ちなみに「アイーン」という擬音は志村ではなく、バッファロー吾郎Aが表現したものが一挙に広まった。 主なキャラクター 変なおじさん だっふんだ! 志村の代表的なキャラ。 一口でいえば変態。ピンク一色の服に身を包み、女性の多く集まる場所に出現。時には「ハンドル」だの「肖像画」だのありえない場所にも潜み、女性にセクハラ行為を行う。 そして、騒ぎを聞き駆けつけてきた男(演:田代まさし→肥後克広)に女が「このおじさん、変なんです~」と訴えると、男が「なんだ君は!」と尋ねるが、 変なおじさんは開き直って「なんだチミはってか?そうです、私が変なおじさんです!」と名乗ってから踊り始め、そして最後に「だっふんだ!」と言ってオチ。 このキャラクターは志村の本望とも言えるキャラらしい。また、コント中の踊りのテーマは高校野球の応援で聞いたことのある人も多い喜納昌吉 チャンプルーズの「ハイサイおじさん」の替え歌。 そして、最後の「だっふんだ!」は上方落語家・桂枝雀の噺の中に出てくる咳払いの引用らしい。 元ネタは植木等の「お呼びでない。こりゃまた失礼しました」 バカ殿様 顔面白塗りで太い眉に口紅で真っ赤なおちょぼ口メイクというインパクト抜群の外見の、とにかくお馬鹿な殿様のコント。近年はこの番組でしか志村のコントを見ない人も多いため、代表的なキャラになっている。 キレイどころの腰元を多数侍らせているが、『ドリフ大爆笑』版ではその中になぜか由紀さおりが混ざっており、由紀さおりが年齢を実際からかなり若く誤魔化してバカ殿様からキレられるのがお約束になっていた。 設定としては志村藩12万石を治める親藩大名(三つ葉葵が城内に見られるため)。初期設定では50万石だったが、だんだん減っていった。 スイカマン 『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』での長編コントのキャラで、後に『バカ殿様』でもリメイクされた恐ろしいキャラ。 「健康スイカ」等で「スイカの早食い」(撮影用に薄くはしていたが)を売りにしていた志村が、スイカの食べ過ぎによって怪物化した姿。 ゾンビの如く同族を増やしていき国家的危機を巻き起こすも、「海老天に弱い」・「塩が好物」という弱点が発覚したことで倒され、元に戻った。 ひとみばあさん 様々な職種を経験するが、軒並み田代まさしに突っ込まれるキャラ。年のせいで同じ話を何回もする。 デシ男 「箸を持つほうの手」と確認しないと左右が分からないほど無知な男が様々な仕事をして、最終的にクビになる。 興奮すると「デシッ」と言う。 代表的な出演番組 8時だョ!全員集合 言わずと知れた伝説の始まり。志村は1973年末から顔を見せ出し、1974年4月からレギュラーとなった。 志村の髪型はその時々で変化しており、「藤岡弘、風?」な1974年頃→長髪な1976年以降→短髪にした番組末期と今から見ると意外な程にバラエティに富んでいる。 前述通り「東村山音頭」のヒットにより所謂オチの担当が増え、前半コントでの高木→仲本→加藤→志村登場という黄金パターンが確立。後半は他メンバーの高齢化(*5)に伴い、志村一人がステージを走り回るコント(金田一など)が多くなった事も相まって爆発的人気に繋がった。 またこの番組には様々な歌手がゲスト出演しコントに参加しており、チェッカーズとおニャン子クラブ以外の70・80年代人気アイドルとは一通り一緒にコントをしている。 ドリフ大爆笑 全員集合後半から始まり、結果的にドリフが揃った最後の番組となった単発特番シリーズ。火曜日版サザエさんの後は月一でこれだった。 「もしもシリーズ」等での老人キャラやオカマキャラ等がメインだった。 ドリフと女優の爆笑家族 テレビ朝日でのドリフ特番で、ホームドラマ風コント番組。 志村はメンバー最年少なのになぜか「爺さん」役を割り振られていた。 飛べ!孫悟空 ドリフターズが『西遊記』を演じた人形劇。志村は主役の孫悟空役を演じ、あぶれた加藤が「カトちゃん」役になる羽目に(馬は当時付き人だったすわ親治が演じていたため)。 人形劇版全員集合とも呼べるほどゲストが豪華で、放送途中から日本テレビで始まった『西遊記』の猪八戒役の俳優(西田敏行・左とん平)がゲスト出演したりしていた。 ちなみにこの作品での「いかりや長介演じる『三蔵法師』」が、後に『最遊記シリーズ』の三蔵法師のイメージモデルになった。 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ 全員集合の後継番組で、全員集合を終了に追い込んだ裏番組の『オレたちひょうきん族』を逆に終了に追い込んだ。 加藤とコンビを組んだ連続コント「THE DETECTIVE STORY(探偵物語)」では迷探偵となりドタバタを繰り広げ、ゲーム『カトちゃんケンちゃん』のモデルになった。 この番組でのコント「だいじょうぶだぁ教」が、『志村けんのだいじょうぶだぁ』タイトルの由来となっている。 志村けんのだいじょうぶだぁ 初冠番組にして、最大の代表作ともいえる番組。『全員集合』・『ごきげんテレビ』(両方とも中編コントが売り)との差別化から、ショートコント中心に制作された。 また元々音楽グループの一員だった田代まさし・桑野信義に「ギャグキャラ」属性を教え込んだ番組でもあり、時折重すぎる「無言劇」を制作したりもした。 天才!志村どうぶつ園 2004年から始まったご長寿番組。 放送時間が木曜19時から土曜19時に移動したが、どちらでもゴールデンで高視聴率を取っており同時間帯トップを取る事もよくある。 志村の人の良さと動物に好かれる才能が所々で見られ、志村の番組では唯一となる「子供に見せたい番組」にも選ばれた。 2020年、志村の逝去後もしばらく放送は続いていたものの、彼の支えがない状況では次第に番組を続けるのが困難と判断され、同年9月に16年半続いた志村どうぶつ園は閉園したが、 レギュラーだった相葉雅紀がMCに昇格し「I love みんなのどうぶつ園→嗚呼!みんなの動物園」にリニューアルして継続中。 志村けんのバカ殿様 大体年に数回ある特番かつ時代劇コントで、30年以上に渡り放送された。 元々は『全員集合』・『ドリフ大爆笑』のキャラで、『月曜ドラマランド』でのSPを経て単独特番となった。 志村&所の戦うお正月 毎年正月恒例の志村と所ジョージの2チームに分かれて争うバラエティ。 大御所から人気芸人まで幅広く集めた人材で様々な内容で争う。 中でも黒柳徹子と和田アキ子のパチンコ対決はある意味頂上対決と呼んで差し支えないかもしれない…面子的な意味で。 志村&鶴瓶のあぶない交遊録 こちらも毎年正月が過ぎた頃に放送されるバラエティ。 旬のタレントといろんなスポットを巡ったりするがこの番組の名物といえば鶴瓶&ナインティナインとの元祖英語禁止ボウリングだろう。 ゲーム中に英語を喋ってしまうと罰金が徴収され、ストライクやスペアを出すと美女からキスのご褒美が貰える。 鶴瓶と共に美女からキスされる為に奮闘したりはしゃぐのがお約束となっている。 ちなみに岡村だけホルスタイン・モリ夫とキスするのが定番化している。 余談だが、美女からキスのご褒美のシチュエーションは昔は過激なものも多く、規制が厳しくなった現在は昔より控えめになり、志村鶴瓶ナイナイもこの事について嘆いた事も。 2020年は放送されず、3月に志村が逝去したが、2021年1月2日に『志村&鶴瓶のあぶない交遊録 大最終回スペシャル』としてABEMAで配信。代役として、志村と交遊のあった千鳥の大悟が参戦した。 なお、この番組の後番組として『鶴瓶 ナイナイの体当たりカレンダー』が2022年以降ABEMAで配信されている。 余談 1966年のビートルズ来日公演(前座の中にドリフがいた)時、武道館まで見に行ったことがある…が、観覧した回ではドリフがいなかったという惜しいニアミスを起こしていた。 『全員集合』時代、仲本や番組プロデューサーと共に馬券をうっかり違法な「ノミ屋」から購入してしまい、一か月間謹慎する羽目になったことがある。 この時無事なメンバーでの「3人ドリフ」で何とかしのぎ、「3人ドリフ」回そのものは再放送などがないが、謹慎が終わった後の学校コントなどで「馬」に対して過剰反応する形でギャグにしている映像がDVDに収録されている(*6)。 加藤茶とは「対等のコンビ」としてコントで共演することが多かったが、実年齢・芸歴ともに加藤の方が上なため、著書やエピソードトークでは「加藤さん」と呼び、「探偵物語」では「加藤を名前で呼ぶ」場面が殆どなかった。 加藤茶曰く「自分は志村けんのファン」「志村が好き」というほどのゾッコン状態であり、最もコントがやりやすい相手だという。加藤の若嫁である加藤綾奈は志村と加藤が会食した際、「あれ」「これ」などのあやふやな言葉で交わされるコントの打ち合わせをしていたのを目撃したことがあるという。 例えばいかりやは我が強く、加藤が突っ込んで欲しい場面で「突っ込んでこいよ!」と要求しても「お前のボケるタイミングが悪い」と譲らずよく喧嘩していた。しかし志村は加藤のボケをしっかり拾い、容赦なく突っ込んでくるためボケやすかったようである。 やりとりが楽しかったのか、一部のコントでは突っ込まれた加藤がニヤニヤしている場面が散見される。 ものまねタレントの題材としてもおなじみ。 題材としてはコントキャラを披露することが多かったが、レッツゴーよしまさはトーク番組等で見られる素の姿を披露して一挙にブレイクした。 その再現具合は交流の深かった千鳥からも本物と認められたほか、志村の親戚もテレビで見てあまりの生き写し具合に驚いたという。 ちなみに、よしまさ本人は志村を昔から敬愛していたことから、志村の没後以降モノマネをやり始めたとのこと。 往年のギャルゲー『卒業』、及びその男性版という位置付けのメディアミックス作品『卒業M』のメインキャラクター5人の名前はドリフターズ由来で、それぞれ「志村まみ」「志村未希麿」というキャラクターが登場する。(*7) 漫画『銀魂』の「志村新八」も志村けん由来と思われ、また彼の父の名は「剣」である。 ちなみに未希麿、新八共に声優は阪口大助。 追記~修正は~wiki篭りの勝手でしょ~♪ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ある番組で『お葬式』がテーマになった際、「死に装束はバカ殿、無論メイクもバカ殿で」みたいな話をしていたのを思い出しました。様々な事情でそれができない、というのは地味にきついです -- 名無しさん (2020-03-31 00 08 35) 「まだまだwまだまだ死にやしねーよww」とはリアルでは行かないのかな… -- 名無しさん (2020-03-31 01 35 15) 死亡説が散々出たせいで生存説が -- 名無しさん (2020-03-31 09 05 28) ↑25 いずれは出るかと思っていたが、やっぱり出たか……。やれやれだね。<ヘイトツイート -- 名無しさん (2020-03-31 09 19 33) 加藤茶氏が「コロナが憎い」と言ってて泣けた。こんな事がなきゃ二人で(いや四人で)もっともっと長生きしてたはずだよね… -- 名無しさん (2020-03-31 17 59 50) ↑加藤さんにとっては可愛い後輩で相方だもんなぁ。昔、志村ファミリーが出来てそっちとばっか絡むようになった時には寂しかったって二人でテレビに出た時に言ってたのが印象的だった。 -- 名無しさん (2020-03-31 18 05 35) コロナが無かったら何歳ぐらいまでテレビに出れたかなぁ -- 名無しさん (2020-03-31 23 57 52) ↑4 ヘイトは日本だけの問題じゃねえし、そもそもヘイトツイートは悲劇以前にもあったのですがそれは -- 名無しさん (2020-04-01 00 12 02) しょうもない人間がどんな国にもいるってだけの話だろ。ここで言うような事じゃねぇし削除しとけ -- 名無しさん (2020-04-01 02 16 38) ↑18別に大して荒れてるわけでもなさそうなので、ログ化して構わないと思います。 -- 名無しさん (2020-04-01 21 39 34) ヘイトに関する内容は削除してからのほうが良いと思います -- 名無しさん (2020-04-08 13 13 50) 馬鹿殿で、ちゃらーんと殿様が切れるところが笑えるw -- 名無しさん (2020-04-08 13 52 42) 芸能人が亡くなってここまでショックだったのは久々かも知れない。未だに信じられない。悲しいし、悔しい。沢山の笑いをありがとうございました…改めて合掌。 -- 名無しさん (2020-04-11 23 57 52) 志村けんに続いて岡江久美子も新型コロナの犠牲者に…。もうやだ…。 -- 名無しさん (2020-04-23 18 14 04) ↑同感です....。 -- 名無しさん (2020-04-23 19 49 01) ↑1,2 それだけ、コロナが強烈だということ。彼女たちの死を無駄にしないためにも、コロナの感染者が増えないように気を付けませう。犠牲者が増えることは、きっとけんさんも岡江さんも望んでないだろうからね。 -- 名無しさん (2020-04-24 09 24 06) 志村どうぶつ園が9月で閉園か…。コンセプトは次番組も引き継ぐけど寂しくなるな…。 -- 名無しさん (2020-07-04 08 04 34) 志村さん逝去してもうすぐ1年か…。コロナは未だ収束しそうにないしお別れ会もまだまだ先だろうな…。 -- 名無しさん (2021-03-10 22 25 43) 今日で一周忌…。彼の番組を見て思いっきり笑った方が本人にとって幸せかもしれない。 -- 名無しさん (2021-03-29 00 14 09) ↑4、5 岡江久美子も今日で一周忌…。最近また芸能人のコロナ感染のニュースが増えてきてあの悲しい出来事が再来しない事を祈りたい…。 -- 名無しさん (2021-04-23 14 25 58) 中傷コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2021-04-29 18 42 49) 千葉真一さんもコロナの犠牲に…。ご冥福をお祈りします…。 -- 名無しさん (2021-08-19 22 23 24) 今も亡くなったことが信じられない -- 名無しさん (2022-01-11 23 44 28) 突然の別れから今日で2年。コロナはオミクロン株の出現により未だ収束する気配がない。早く平穏な日が戻ってほしい…。 -- 名無しさん (2022-03-29 00 09 55) レッツゴーよしまささんって言う凄い人が出たよね -- 名無しさん (2023-01-05 12 59 03) コメント欄のログ化を提案します -- 名無しさん (2023-03-02 10 13 39) 今日で3年。昨年は竜ちゃんや仲本さんも旅立ってしまってもう誰もこれ以上いなくなってほしくない…。コロナはマスクの着脱が自由な状況になったけど一日でも早く収束して下さい。 -- 名無しさん (2023-03-29 00 11 14) ログ化しました -- (名無しさん) 2023-04-28 10 47 59 早食いネタのスイカは実は薄くスライスされてるが、実は普通にカットしたやつでもやれるらしい -- (名無しさん) 2024-03-09 08 14 41 もう4年か…。2024年はいろんな事がありすぎて元の日常に戻るのはいつになるのか…。 -- (名無しさん) 2024-03-29 00 00 04 名前 コメント すべてのコメントを見る
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前ページ次ページゼロのドリフターズ 沸き上がり続ける大喚声は、それ自体が一つの融合した音の衝撃波として全身を打つ。 一人一人の叫びも、集まればかくも強大になりうる――塵も積もればなんとやら。 しかしそれらが全て"自分達"に向けられていると思うと、否が応でも躰が強張り、気持ちが高まる。 恐らくは相対する者も似たような心地だろう。 白の国アルビオン。首都ロンディニウムより少し――街道から離れていても大きく見える場所に"それ"はあった。 一時的に作られた"大会場"。中央には円形の闘技舞台、その上で競われ刻まれる戦士達の極技。 円形舞台を囲むように、人が座れるほどのゆったりとした大きな階段状の客席が、高く重ね上げられている。 いずれも熟練の土メイジ達の手によって、何十日と掛けて創り上げられたもの。 段状客席は人という人で埋め尽くされ、知人がいても顔などは確認出来ぬほどの大盛況。 出張してきた出店は数多く、また売り子が客席内を回っている。 それらはお祭り。正直どうかと誰もが思ったかも知れないほどの規模。 それでももはや誰もそんなことは気にしていない。人々は楽しきに流れる。 一丸となって見出す喜びは、何物にも代え難いものなのだった。 統一された数え切れないほどの意思の渦中は、さながら一個の巨大な生物の腹の中を思わせる。 双方に色々と交錯し思うことこそあれ、今だけはただただ純粋に―― 互いに構えて睨み合う。互いに笑い合う。互いに地を蹴って飛び出す。 ――闘争を楽しむとしよう。 勝つという意志を唯一の理として、戦士達は狂宴に踊る―― † トリステイン魔法学院に夏休みがやってきた。 同盟と婚姻の諸々で慌ただしかったシャルロット。そしてルイズも無事に休暇を迎えることが出来た。 大半の生徒たちは実家へと帰省するが、シャルロット達はアルビオン大陸くんだりまでやって来ていた。 次期アルビオン王ウェールズに招待されたというのがその理由である。 アンリエッタと結婚し、女王即位より遅れること二ヶ月弱。 国内の貴族派を排斥し、オルテもトリステインとの挟撃によって撃破し落ち着いた今。 ようやくアルビオン王の即位と戴冠式を行うことになった。 ただその前に一つだけと、ウェールズは一つの企画を通した。 後顧の憂いもなくなり、気分も一新されたウェールズ。 若き彼は王として落ち着く前に・・・・・・最後に無茶をやることにした。 貴族派の有力人物の失脚と凋落。接収した土地や財産はともかく、保有していた軍事力をもそのままとはいかない。 貴族派が追い詰められた段階で離反し、在野に眠り、燻ぶっている有能の士を集めるべく。 武人の気質が強いウェールズが催したのが、武技大会という名の『トーナメント』であった。 シャルロットは一人、会場の下見と同時に出場登録まで終えてから首都へと赴く。 アルビオン上陸から大会までには余裕があった為、皆はそれぞれバラバラに集まる予定。 "所用"で最も遅くなったシャルロットは、一部開放された城の一角へと向かった。 「遅かったわね」 「ホントだよ~、来ないかと思ったじゃん」 「野暮用」 招待された人達とは別に個人でついてきたキュルケとジョゼットに、シャルロットは返す。 そして改めて立て札に書かれている大会ルールを見返した。 一、優勝賞金は1万エキューとする――他、希望があれば厚遇する。 二、身分問わず――能力ある者は予選の段階から広く募る。 三、攻撃魔法の禁止――相手に直接作用を及ぼすものを禁ず。 四、防御壁魔法及びそれに準ずる魔法の禁止――あくまで白兵技能を競うものである。 五、ゴーレムや遍在の禁止――決闘はあくまで一対一である。 六、殺人の禁止――その他、試合中の加害規定は別項参照のこと。 七、人道より逸脱した諸行為の禁止――その他、各詳細規定は別項参照のこと。 八、武器は当該規定に依ること――刃の使用を禁ず。基準は別項参照のこと。 九、勝敗は、時間による判定、降参、戦闘不能、戦意喪失、武器破損、反則行為――その他、審判の判断により決せられる。 十、大会により負った被害は全て王家が責任もって補償する――気兼ねなく戦うべし。 シャルロットは心の中で頷く。他の街中や会場の方で見たものと当然相違はない。 名目こそ人材発掘の為のものだが、公然と賭けも行われる今大会。殆どお祭りのようなものだ。 魔法は容易く人を殺してしまう。そのような優秀な人材の損失は望むところではなく。 また大衆の前でやるには血生臭すぎて忌避すべく――これらのルールが定められたのだろう。 刃引きした武器などで白兵戦を競う大会。しかし魔法の使用そのものは禁じていない。 当然『飛行』を利用した高機動戦闘は前提としている。実力あるメイジともなれば白兵戦も強い。 実力を測るだけならば、これらのルールだけでも充分なのであろう。 そしてそんなメイジの舞台でも渡り合えるほどの平民の戦士がいれば、それはそれで登用する算段。 貴族と平民の垣根を取り除こうとするアンリエッタに感化されている面もあるに違いない。 ハードルこそ高いが、逆にこれほどの舞台で活躍する人材がいたとしたならば文句をつける者もいない。 シャルロット自身は地位や名誉には興味はないし、金にも困っているわけではない。 されど腕試しとしては、丁度良い大会と言えた。 「あなた・・・・・・刃禁止でやれるの? 例のおかしな短剣、使えるの?」 シャルロットの右隣に並んでルールを読むキュルケが言う。 「問題ない、既に登録は済ませた」 キュルケには魔法が使える魔道具程度としか、地下水のことを説明していない。 その短剣がルール上使えぬとなれば、平民のそれと変わらない。 しかしデルフリンガーの『特性』を使うことで、問題はクリアされていた。 「あら、いつの間に。魔法無しだとコテンパンにしちゃうわよ」 キュルケは遠慮なくシャルロットを煽る。 最近は本当にたまにしか試合なんてしないが、もういつの間にかシャルロットに勝てなくなっていた。 魔法なしの純粋な試合とはいえ負けるのは気持ち良くない。 キュルケとしてはシャルロットに公の場で勝つのはどんな形であれ楽しみであった。 ルールである以上は、たとえハンデが生じたとて気にするところではない。 「ていうかさ、キュルケはデリカシーがないよ」 姉のことを言われて、姉の左隣に並ぶ妹ジョゼットが唇を尖らせる。 キュルケは姉が自力で魔法を使えないことなどお構いなし。 ズケズケと踏み込んで平気な顔をしているのは気に食わない。 「あらあら、妹ちゃんはわたしとシャルロットの絆がわかってないのね」 「なにさ」 ジョゼットとしては、その心地は正直悪い。 昔からシャルロットが劣等感を抱いていたように、ジョゼットも申し訳なさを感じている。 虚無覚醒の可能性があるらしいとはいえ、本当に目覚めるのかもわからない。 こうやってキュルケに苦言を呈すことも、姉の前ではかなり心情的にきつい。 しかし放っておけばさらにエスカレートすることも考えれば釘を刺しておかねばならない。 「気持ちは嬉しいけど大丈夫、ジョゼット」 シャルロットが宥める。親友と妹。 二人は特段仲が良いわけではない、悪くもないがシャルロット関連になるとジョゼットはついつい噛み付いてしまう。 ジョゼットもキュルケも、同学年に二人しかいないトライアングルとして比べられることが少なくなかった。 何かと反目し合うこともあり、ある意味ライバル関係でもある。 「それに二人とも勘違いしてるようだけど、魔法は存分に使うつもり」 そう言うとシャルロットは地下水を抜いて見せる。 「そんなにボロボロだったっけ?」 「ぁ~・・・・・・」 キュルケはそこまで古くもない記憶を探るが、見た目は年季こそあっても今ほどボロではなかった筈だ。 一方でデルフリンガーの存在を知るジョゼットは思い出したように得心する。 「錬金で刃引きをした」 シャルロットはキュルケへ表向きの説明をする。 本来はシャルロットの魔力で『硬化』と『固定化』を掛けた地下水である。 錬金で錆び付かせるなどはとても容易ではない。 されど実際にはデルフリンガーの『特性』の一つ、『自分自身の姿を変える』ことを利用して登録審査を通した。 やや錆び付いたような見た目になった短剣には、鋭利な部分など先端部を含めてもはや存在しない。 それでいて硬度は保たれているのだから、なんら邪魔になることもなかった。 「ふ~ん、まあいいわ。それじゃ、手加減の必要はないのね。ジョゼット共々敗北の味を教えてあげるわ」 「望むところ」 キュルケとは魔法ありで手合わせたことはない。だからそれもまた大きな楽しみであった。 もし当たったなら、勝つにしても負けるにしても充実した時間になるに違いない。 「わたし達の序列を決めるのにはいいかもね、キュルケ」 ジョゼットも挑発に真っ向から乗っかり、キュルケは唇の端を上げる。 「正直学院じゃあなたのが上だってよく言われてるけど、そんな評価が闘争に直結しないことを教えたげる」 バチバチと視線が弾けるジョゼットとキュルケ。 ツートップとは言われるが、ジョゼットの方が基本的に優秀だ。 先の品評会の見せ物も含めて、手を抜かないジョゼットの方が目立つことが多い。 「二人とも好戦的過ぎる」 シャルロットは二人のやり取りと態度に、フッと笑いながら言う。 知人相手だからと戦いに気遣うよりは、気兼ねなく戦えたほうがスッキリする。 しかしまだ大会まで日があるというのに、今から闘争心剥き出しでは疲れてしまうだろう。 「わたしは売られた喧嘩を買うだけだし。どっかの誰かさんみたく自分から吹っ掛けるわけじゃないもん」 ジョゼットはぷぅと頬を膨らませる。いちいちとるそんなリアクションも姉から見ると可愛かった。 「あら、売る相手は選んでるわよ」 澄まし顔でそうのたまうキュルケに、ジョゼットは呆れる。 「だからってさぁ、ルイズにまではいくらなんでも・・・・・・」 「ルイズに関しては・・・・・・血、かしらね。ラ・ヴァリエールとフォン・ツェルプストーの」 「・・・・・・ルイズ? ルイズも出るの?」 「うん」 シャルロットの疑問にジョゼットは肩を落として肯定する。 キュルケは変わらず涼しい顔をしていた。 「そう・・・・・・ルイズも出るんだ」 シャルロットはイメージして眉を顰める。 はっきり言って系統魔法が使えない上に、それなりの鍛錬すら積んでいないルイズには荷が勝ち過ぎる。 思うことすら難だが、一方的にぶちのめされるような姿を見たくはない。 とはいえ予選の段階で弾かれるだろうから、問題ないかと完結する。 「でもさ、正直わたし達程度で勝ち上がれるのかな?」 ジョゼットは首を傾げつつ率直な意見を口にする。 三人とも互いの実力はそれなりに把握している。 実戦経験浅い自分達が歴戦の猛者達を倒せるなどとは到底思えなかった。 「ちょっと、さっきまでの威勢はどこいったのよ」 そう言いつつも、キュルケも自信たっぷりというほどではないようであった。 せめて『ブレイド』の魔法が使えるならまだしも、純粋な技能勝負となると話は変わってくる為である。 『飛行』をいくら使っても埋められない差は確かに存在する。 「・・・・・・私は勝ち上がれると見てる、でも本戦出場が関の山」 二人を他所にシャルロットは冷静に分析する。 「まず白兵戦に秀でたメイジはそう多くない――」 メンヌヴィルがそうであったように、究極的にはメイジはあらゆる状況に対応可能な移動砲台であり盾である。 魔法を絡めつつが全ての基本であり、純白兵戦のみを専門とするメイジはまず存在しない。 ゆえにそもそも接近戦のみでも活躍出来るメイジは、もとより恐ろしく強いメイジということである。 そうなれば絶対的に数が限られてくる。 「有能なメイジなら、既にどこかに所属している筈――」 貴族派が潰れてそれなりに日にちも経っている。優秀であるほど、とっくにどこかに雇われている可能性が高い。 さらには賭けの対象として、平民達にまで見世物になることを良しとするような者は多くない。 人材募集は所詮名目でしかなく、本旨はウェールズの趣味であり、大衆向けのお祭りなのだ。 それゆえにトリステインからも盛り上げ役として、手練れが出場することになっている。 「それに杖も邪魔――」 魔法を使う以上は杖が必要である。つまり片手は必ず埋まってしまう。 通常、メイジが白兵戦をするならば『ブレイド』は必須だ。ゆえに戦い方そのものが普段と違ってしまう。 物質的な武器の重さの違いも、大いに付け込入る隙となり得る。 慣れているメイジであるほど、普段とのギャップを埋めるには苦労するかも知れない。 「後は運次第」 「でも・・・・・・お父さまも出るんだよ?」 「だからそこらへんが運」 父シャルルのように、確実に強者は存在する。 しかし弱者も同様に出て来る筈で、それらと当たれば十分のチャンスはある。 予選の内容は明らかではないが、予め示し合わせておく者もいるかも知れない。 つまり特定の捨石を用意し、勝ち星を稼ぐことを前提で本戦まで出て来るような類の人間が。 その上で負けるのを前提に、賭けで儲けるような輩と当たらないとも限らない。 そうなれば本選二回戦にまで進めてしまうだろう。運とは何事においても重要なファクターだ。 「そういえばあなた達のお父上って、とってもダンディよね」 「ちょっと、人の親に色目使う気? 非常識よ」 「・・・・・・そうね、やめとこうかしら。あなた達に母さまなんて呼ばれるのは、いくらなんでもね」 「そんな理由!?」 シャルロットは妹と親友の漫才を耳の端っこで聞きながら、頭の中で考えを巡らす。 父シャルルは当然強い。隙が見当たらないほどに完璧な強者。 とはいえ女王の要請で出場する盛り上げ役なので、流石に優勝まではしない――筈だ。 次にアンリエッタ様の護衛である、三つある魔法衛士隊の内のグリフォン隊の隊長。 こちらも女王の命で出場するが、シャルル同様適当なところで負けて――欲しいところである。 そして何を隠そう『ガンダールヴ』のルーンを左手に刻むブッチ。 単純なスペックだけなら、恐らく最強に違いない。それほどの身体強化だ。 彼に関しては個人出場な為に、間違いなく優勝候補となろう。 (とりあえず・・・・・・) 予選では絶対にかち合いたくない三人だ。仮に本戦を勝ち進めれば嫌でも戦うことになるに違いない。 なればこそ特段予選では当たりたくない実力者達。 「そういえば伯父さまもいるんだっけ?」 「いい加減にしてよ! お父さまにも伯父さまにも、愛するお母さまや伯母さまがいるんだから!!」 「・・・・・・別にただ聞いてるだけじゃない、やかましいわね」 (そういえば、二人とも楽しんでいるかな――) シャルロットは伯父ジョゼフと姉イザベラを想う。 今頃はトリステインで親子水入らずで楽しんでいる筈である。 わざわざ発破かけたのだし、まさかとは思うものの、伯父もそこまで恥ずかしがり屋でもないだろう。 「――そもそもより良い男を求めるのは女の本能よ。そして男はより良い子を残す為に気が多くなるのもね」 キュルケはあしらいながらも説得するかのように主張する。 「それを理性で抑えるのが人ってもんでしょ!? 獣じゃあるまいし」 キュルケは溜息をついて、「やれやれ」と肩を竦める。 「まったく、恋の一つもしたことない小娘が一丁前に語るもんじゃないわ」 「うっ・・・・・・なによ、これでもあなたと同じくらい男を振ってるわよ」 才色兼備で社交的なジョゼットに告白して撃沈した男は多い。 そういう意味でも二人は、少し勝手が違うものの競い似ている間柄だった。 「あなた自身よ。己が身を焦がすほどの情熱を相手に向けたことがあって? 理屈じゃないのよ」 「・・・・・・そりゃぁ、わたしに見合う人いないし、わたしだっていつかは――」 「そ、わかってるならいいわ。その内ひょっこり現れるかもね、"運命"の人なんてのが」 「キュルケにしてはロマンティックなこと言う」 シャルロットは横槍を入れる。キュルケにしては珍しい台詞と感じた。 「"運命"は自分の手で引き寄せるもの・・・・・・だからね」 キュルケの自信満々な顔に、シャルロットはつられて笑う。 運命を引き寄せる、運命を切り拓く、運命は自分で決める、いいことだ。 「それに待ってるだけじゃなく、探す努力も必要よ」 ジョゼット共々、色恋事に関してキュルケとは勝負どころか舞台にすら立てていない。 興味が全くないわけではないが、いつか来たるべき時が来てからで良いくらいの心地だ。 「さって、逸れた話はこのへんにして。シャルロットが登録済みなら、ここに長居しても仕方ないわね」 シャルロットは「そうね」と頷き、ジョゼットはピッと軽く指笛を鳴らす。 するとしばらくして青い長髪を振り乱した一人の女がやって来る。 「あっシャル姉さま~、なのね」 それは『先住魔法』の『変化』で人間そっくりになった風韻竜のイルククゥ。 アルビオンに赴くにあたっては、竜のままではまずく、人型になって楽しむ形を余儀なくされた。 イルククゥと呼んではバレてしまうので、シャルロットが"風の妖精"の意味を持つ"シルフィード"と名付けてやった。 ともすれば、今まで以上に懐かれ、名前を適当に省略されて――悪い気はしないものの――呼ばれる始末。 周囲には親と生き別れた遠い親戚という扱いになっていた。 「三人ともわたしが倒すのね!! 覚悟するがいいのね」 いきなり言い出したわけのわからない宣言、理解するまでに皆が数秒を要した。 「シルフィ、あなたまさか・・・・・・」 嫌な予感が表情に満ちるジョゼットに、えっへんとイルククゥは出場登録の証である割符を見せた。 「どう? どう? ジョゼ姉さま」 褒めて褒めてといった感じでイルククゥは見せびらかす。 ジョゼットはイルククゥとは対照的に、ガックリと肩を落として思い切り溜息を吐く。 「・・・・・・わたしはここで別れるわ」 そう言うとジョゼットはイルククゥの手をとって引いていく。 「なんなのね」と状況把握出来てないイルククゥを、登録受付のところまで引っ張って行った。 「おかしな子ね」 「・・・・・・平民として育ってきたから」 つまりはきちんとした教養がないことをシャルロットは匂わせる。言い訳としてはそれで充分だ。 幼生の風韻竜、何をしでかすかわからない。公衆の面前でチャンバラするなどもってのほか。 「ふ~ん・・・・・・それじゃ、この後はどうする?」 「城下で買物」 「いいわね、でもてっきり情報収集するとか言い出すかと思った」 「それは予選通過してからでいい。会場も既に見て来たし、まずは色々揃えたい」 そう、"色々"と―― シャルロットは踵を返してキュルケと共に城下町へと歩き出す。 時間は有限、何事も効率良く。過密とまでは言わないが、やりたいことは多い。 折角アルビオンまでプライベート同然で来れたのだ。 このお祭りを、この馬鹿騒ぎを、精一杯楽しもう―― 前ページ次ページゼロのドリフターズ
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Q1.かっこいいね。かわいいね。きれいだね。と異性から褒められました。なんて返す? Q2.夜中、相手から今から会いに来てと言われました!明日も仕事。どーする? Q3.同棲することになりルールを決めることになりました。5つあげて。 Q4.相手は髪が長めが好き。でも髪をバッサリ切りたい。 切る?切らない? Q5.予定は決まってないけど、遊ぶことになりました。行き先は自分の行きたいとこ?相手に合わせる? Q6.くだらないことで、大喧嘩。謝る?謝らない? Q7.自分の誕生日にTDLに行く予定だったけど、相手は微妙に体調不良。 Q8.一緒にいるとき相手の携帯がガンガン鳴ってるのに見ようとしません。問い詰める?放置? Q9.飲み会にて。気に入った人に番号聞かれてるとき友達に「今あなたと話してる人、気に入っちゃった」とメールが。 どぉする? Q10.紹介された人と会うことになり、実際会ったら親友の彼氏・彼女!!親友にゆう?ゆわない? Q11.待ち合わせ場所に行ったら、相手がヤクザに思いっきり絡まれてます。どぅでる?
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上条「で、ここはどこなんでせうか?」 美琴「とある軍事施設。ヘタに探ろうとすると色々な意味で危ないわよ?」 上条当麻と御坂美琴は、とある筋を使ってひとつの軍事施設に侵入していた。 美琴は自ら上条に話を持ちかけた割に、侵入すべき施設の所在も侵入方法も知らないというドジッ娘っぷりを発揮したが、それについては割愛する。 そして紆余曲折があり、どうにかとある筋からここに忍び込んだわけである。 とある筋の人物曰く、 ??『あそこは警備の割に侵入は容易ですわよ、お友達(ディアフレンド)。十全な結果を期待してますわ』 自称どころか自他共に認める大泥棒は過去に侵入した経験でもあるのか、そんな言葉を二人に残していった。 上条「にしても、本当にあっけないな。 いくらビリビリが警備員を電撃で気絶させてるからって、素人ふたりがここまで侵入できるなんて……」 美琴「そうね。……このダンボール、ステルス機能でもついてるのかしら?」 上条「どうせなら体育祭のときみたく峰島にユニバーサル迷彩借りてきた方が良かったかもな」 美琴「そういうのはもっと早く言いなさいよね。そうすればこれ以外にも、もっと準備ができたんだし」 そう言って美琴は自分が着ている警備員(アンチスキル)御用達の防弾チョッキを指差す。 1st-Gの概念で強化されているこれは、もはや並大抵の武装では傷つける事も難しいだろう。 そもそも、通常兵器でしか武装していない軍事組織相手に、常識を超越した能力者が不思議武装で挑むのだ。 軍人相手とはいえ、遅れを取るはずがない。唯一懸念すべきは経験であるが、上条はある程度修羅場を経験しているし、美琴も頭は悪くない。 戦闘になる前に敵を気絶させ、相手に優位に立たれる前に、徐々に徐々にだが施設の中枢に近づいていた。 美琴「さっきの端末からハッキングして分かった事だけど、 ここの核ミサイルのシステムはネットワークから独立してるみたいね。 だから、中枢にいって直接システムをクラックするしかない」 上条「中枢の場所なんてわかるのか?」 美琴「抜かりはないわよ。端末から施設の見取り図をプリントアウトしといたから。ほら、これが見取り図」 上条は見取り図を覗き込むも、あまりの複雑さにぐぅの音もでない。 そんな上条に呆れながらも、美琴は地図の一点を指差す。 美琴「ここが中枢。で、それがこの目の前ってわけ」 上条「……長くなりそうだから色々端折ってるからって、ご都合主義が過ぎると上条さんは思うわけですが」 美琴「メタなこと言わない。筆者の文をまとめる才能が無さ過ぎるのよ」 注意しておきながら自分もメタ発言をして、美琴は厳重にロックされている中枢へのドアを見る。 ドアの横には操作パネルがあり、指紋やら網膜やら声帯認証を通過して扉が開く仕掛けらしい。 上条「なあ流石にこのロックは通れないんじゃな」 美琴「えい」 バチッ! 美琴「えい。えい。えい」 バチバチバチッ!! 美琴「ちぇいさー!」 ビリビリビリビリッ、バゴ! 電撃を流されトドメとばかりに蹴りを喰らったドアが、奇怪な音を発して半開きになる。 パネルからはジュール熱によるものか機械のショートか、――おそらく後者だろう――黒煙がしゅうしゅうと立ち上っている。 開いた口が塞がらない、というのはこのこととばかりに上条はぽかんと口を開けていた。 同様に、ドアの向こうの部屋にいた研究員その他軍人の皆さんもこの事態には唖然としていた。 美琴「じゃあ、ちょっと眠っててもらうわよ」 その声に反応して軍人たちが慌てて銃を構える前に、美琴は全方位に向けて電撃を放射する。 無論、威力は強力なスタンガンほどに抑えてある。 当たり所が悪くとも、せいぜい麻痺か痙攣が二、三日治まらない程度だろう。『程度』と判断するには、いささか危険極まりないが。 金属の床を伝い、壁を伝い、宙を飛び、電撃がこの場にいる全ての人間を沈黙させていく。 学園都市のレベル5、『超電磁砲』の名は伊達ではない。瞬く間に部屋の中に立っているのは上条と美琴の二人だけになった。 上条「危ねえだろうがビリビリ中学生! そんなに上条さんの丸焼きローストを作りたいんですか!?」 強力故に、少しばかり加減が利かないのが難点だが。 美琴「いいじゃない、無事なんだし。――っと、発射システムに繋がったみたいね。 『電脳破壊(クラッカー)』美琴様の手にかかれば、この程度はチョチョイのチョイってやつよ」 上条「そんな二つ名があったのかよ。非公式ってやつか? もし自分で付けたんならものすごいネーミングセンスだな……」 美琴「う。の、ノリで言っただけよ。その場のノリで! そんなこと真面目に言うわけないでしょ!」 バカじゃないのあははー、と誤魔化す様に笑う美琴とジト目で睨む上条という図が瞬く間に出来上がる。 美琴「そ、そんなことより、もう終わったわよ」 そんなこんなのやりとりをしている内に、クラックは終わったようだ。 システムが全停止したのか、部屋が真っ暗になる。予備電源にでもなりそうなものだが、その辺りのシステムもぶち壊したらしい。 いや、もしかしたら予備電源自体に回線を通じて電撃を叩き込んだのかもしれない。 そんなことを考えていると、闇の中で突然手を引っ張られて上条はよろめいた。 それが誰か、などと考える意味はない。 この場には上条と美琴のふたりしかいないのだから。 美琴「じゃあ、脱出するわよ?」 おそらく笑っているのだろう。 上条は声の調子でそう判断し、手を引っ張られるままに脱出を開始した。 上条「まあ、結局は上条さんが来た意味はなかったのですが」 美琴「やめてー! 身も蓋もない発言は禁止ー!」 CAST とある魔術の禁書目録 上条当麻 御坂美琴
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こんな夢を見た 【投稿日 2006/03/04】 カテゴリー-斑目せつねえ 初斑目話。やっつけ風味。たぶんエンドレス。と、いうことで。 「♪~」 鼻歌を歌いながら斑目は現視研の部室へ向かう。手にはコンビニの弁当。いつも通りの日常…になるはずだった。 くい。 サークル棟の入り口をくぐったとき、何かにすそを引かれた。振り返る。誰も居ない。 くいくい。 また引かれる。視線を下げると、そこにはかわいらしい少女がいて、こちらを見上げている。どこか見覚えのある顔。 そしてその少女は満面の笑みを浮かべると、こう言った。 「お父さん♪」 「ちーす」 疲れきった顔の斑目が部室のドアを開ける。珍しい事にフルメンバー揃っている。 もの言いたげな視線をあえて無視して、無言のままパイプ椅子を引くと深深と腰掛ける。 「お父さん、だっこ」「はいよ」 少女をひざの上仁抱き上げる。少女の満面の笑み。精魂尽き果てたような斑目。沈黙が流れ、そして沸騰した。 「「「「「「犯罪だーーーーー!!!!」」」」」」 少女はきょとんとしている。斑目の返事は無い。ただのしかばねのようだ。 とりあえず、少女を女性陣にまかせて、斑目を詰問する。 「誰なんですか、あの子?」 「知らん。むしろ教えてくれ」 「そんな無責任な」 「あのな、俺が全く何もしなかったと思うのか?」 「警察呼びましょう」 「笹原…お前が普段俺をどんな目で見ているか、よくわかったよ」 「違うでしょ。まずは彼女の両親を探さないと…朽木くん、こっちに来て」 「!…ハイ…」 密かに少女の方に移動していた朽木。 一方、少女の方は… 「えっと、お名前教えてくれるかな~」 「まだらめ よーこです」 「何歳ですか?」 片手を広げて差し出す。 「お父さんとお母さんの名前は?」 「え~と、はる、の、ぶ、おとうさんと、さきおかあさん!」 「へ?」 呆ける咲。そんな彼女の顔をまじまじと見て、少女は言う。 「あ、お母さんだ」 「…つまり、あの子は私とあんたの子供、というわけね」 「…」 「あんたの子供を産んだ記憶なんて全く無いんだけど」 「こっちもねーよ」 疲れきって、半分魂の抜けた様子で会話する斑目と咲。 少女は他の4人と遊んでいる。朽木は撮影中。少女がこちらを向いて手を振る。2人は思わず手を振り返す。 「高坂が子供好きとは知らなかったな…」 「…」 咲はまっすぐに高坂を見つめている。その姿は酷くきれいで、残酷だった。 「まったく、何なんだよ、これは…」 「夢だよ」 斑目の呟きに答えが返る。時が止まる。世界が凍る。 「これは、ただの夢。ありえた世界とのありえない交差。そこには何の意味もない」 振り返ると初代会長がたっていた。 「人は選ぶ事、選ばない事で人生を築いていく。選ぶ事は何かを得て、何かを失う事。選ばない事は何も失わず、何も得られない事。選択肢は多数あって、可能性は限りなくて、時間だけが有限」 「いったい、何を言って…」 「君は何を望むのかな?…」 世界が溶ける。混ざり合ってぐるぐるまわって一つになって…消えた。 「って夢オチかよ!!」 叫びながら斑目は跳ね起きる。カーテンの隙間から差し込む朝の光。昨日と同じままの自分の部屋。 「なんか変な夢をみたような…寝る前に読んだ本が悪かったか?」 枕もとの本に目を向ける。 「まあ、いいか」 呟くと、大きく伸びをして立ち上がる。カーテンを開ける。ついでに窓も開けてみる。 朝の冷たい空気を吸い込み、斑目は決意する。 「よし、今日も弁当もって部室に行こう!」
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ぐったりしながら、上条は布団へともぐりこんだ。お決まりの台詞を発する気力もない。 疲れと地獄と理不尽さを併せ持ちながら寝ようとし、その前にもう一度状況を確認してみる。 (不幸だ……不幸すぎる……。つーか、そんなレベルじゃないぞこれは!) しかし言葉にする余力はなかった。 先日の事件 someday in the public bath?で覗き魔の汚名(というか濡れ衣)を着せられた上条は、これまでの諸々の事柄 (賞金首など)とも併せ持ち、学園ブラックリスト最高位に認定。そしてこれまでの罪状の清算の名の下に、 ライトノベル学園中が敵に回る形での、「(刑)罰ゲーム」が執行されることとなった。「さすがに一人では」という ことから、さきの「ラノベ学園変態四天王」の中でも特に危険視されていた草壁桜も強制執行(まきぞえ)となり、 本日ついに執行となったのである。 「絶対に『反応』してはいけないライトノベル学園一泊二日生活」 ルールは以下のようなものだ。 ①二人は24時間の間通常通りに生活する。ただし放送等での指示に従い行動する。 ②その間さまざまなことが起こるがそれらに絶対に『反応』してはいけない。(例として、笑う、驚く、叫ぶ、泣く、 怒る、突っ込みを入れるなど。)通常の反応(呼びかけに答えるなど)は良い。ただし、瞬間的反応でないことが条件。 ③もし反応してしまった場合は、黒尽くめのお仕置き人(正体不明)からお尻に一撃が与えられる。 ④どのような一撃かは、お仕置き人の判断に一任する(つまりお仕置き人により違う) ⑤主催側が用意した仕掛けは当然のこと、指令外の事故による反応も、罰の対象となる場合がある。 このルールの下、上条、桜の二人はここまで生活してきた。二人ともすでに回数こそ多くはないものの、半端で ないダメージをお尻に食らっている。ちなみに桜にいたっては一回死んでいる。そのときのお仕置き人は黒尽くめ であるにもかかわらず、鋼鉄釘バットを持っていて、天使の輪が浮かんでたのでばればれであった。 今いるのは学園中庭の「宙の湯」の一室。桜は隣の部屋だ。今回の罰のためだけに特別に営業してもらい、仕掛 け満載の巣窟と化している。やりすぎもいいところである。 しかしもう睡眠時間である。この地獄の一日もようやく終わる。上条は目をつむり、平穏な夢の世界へ コンコン ……行こうとしたらドアがノックされた。 アウトにならないようにゆっくりと体を起き上がらせる。だるい体を引きおこし、ドアへ向かう。 幼い少女の声がする。用心しながらドアを開けると、つい数時間前に見た顔があった。かなり下に。 「かみじょーおにーちゃん」 「あ、えーと、コッペ……だっけ? 何でここへ?」 「今日あそんでもらったから、おれいにえほんよんであげるのー」 今日の授業終了後、放送の指示に従い、桜と二人で幼稚部の先生のお手伝いに行ったことを思い出す。そこの子達 の中でもひときわ元気で目立っていた子だ。もちろんこれも罰ゲームの一環なので、二人してえらい数のお仕置き 数を数えたが。 この子は簡単にはひかない。さらに疲れている。さっさと帰ってもらおう。そう判断し、部屋の中へ入れる。 まさか絵本読むだけなら仕掛けはないだろうと思いながら。 「んじゃよむよー?」 「はいはい」 「えーと……『フランダースのいぬどれい』」 「!?」 「『あうーん、あうーん、だめだよぱとらっしゅてんてんてん』『くうーんくうーんごしゅじんさま、わたくしはいぬでございますてんてんてん』 むかしむかし……どうしたのおにいちゃん」 「な・ん・な・ん・だ・よこの本はよ!!」 「上条、アウト」 「アウトじゃねーよ! いかに仕掛けでもやっていいことと悪いことがあるだろ!」 「おにーちゃん、おしおきだよ」 「何が」 「放送が流れたら、お尻ぺんぺんしてきなさいって」 「……あー、そう……」 まあ幼稚園児のペンペンだったら大したことじゃない。そう思い素直に四つんばいになる。 「んじゃーいくよー」 そのとき、思い出した。 (こいつって、確か……) 「おしおきーー!」 究極の戦闘兵器として作られた人造人間たる少女の小さな手が上条の尻にめり込んだ。ペン、なんてもんじゃない、 肉が肉を叩く音がした。 「カッ……………………」 息が止まった。 「あ、ごめんおにいちゃん! つよすぎた? だいじょおぶ!?」 しかし子供に心配かけまいと必死で声を絞り出す。 「だいじょぶだから、本も十分だから、もう帰っていいよ……」 「うん、つぎはさくらおにーちゃんのとこいってくるね。バイバイ」 部屋を出て行くのを見届け、その場にくず折れる。もう何も考えられない。ずるずると布団に入ったころ、 「草壁、アウト」 続いて聞こえる声。 「ちょっと待ってくださいよ! まだ何にもしてないですよ! 見た瞬間興奮なんてしてないですよ! 絶対に 僕はロリコンじゃないしそういう風なイメージ付け本当にやめて『ビ シ イ ッ!』」 そのようなことも、もうどうでも良かった。 隣も静かになり、上条の意識が夢の世界へとようやく入り始めたころ。音楽が流れた。一気に現実に引き戻された。 聞こえてくるのはリコーダーの演奏だ。 (まだ寝かせてくれないのかよ……) そう思いながら聞いていると、歌声が合わさってきた。 静かにココロ とぎすまし 希望を持って あなたへと ララ 夢の中なら言えるのに 目覚めた僕は弱虫で ブ器用だけど まけないよ 終わると同時に隣で桜がなんか叫びだした。「何で僕の歌が!?」とかなんとか。当然のように、 「草壁、アウト」 (あー、桜専用トラップだったか……。よし、今度こそ寝よう。いくらなんでも、もう終わりだろ) しかし地獄はまだ終わらなかった。 「今夜がやまだ」 目が覚めた。 「こんやがやまだ」 何だよ、と思いつつ、上条は状況を確認する。 「こ・ん・や・が・や・ま・だ」 この声は聞いたことがある。新庄という生徒会の一員だ。あの副会長とよく一緒にいて、一部ではBLの関係かと噂されている人だ。 「今夜が山田!」 (何言ってんのかわかんねぇけど、これには反応のしようがねぇな) 「こんやがやま『だ、だからそんな硬いの、い、いけないよ、ボク……!』 「……はぁ!?」 いきなりの内容変化に混乱する上条。さらに放送がとどめを刺しに来る。 『時間がない。だが、なんとも非常に興味があるね。さあ、恐れることはない。強く激しく言ってみたまえ。 ――さあ!』 「さぁ! じゃねぇよ!」 「いったい何を流してるんだよ! こんな夜中に!」 二人の絶叫が同時に響いた。 「上条、草壁、アウト」 おまけ。 新庄がすごい勢いで放送室に飛び込んできた。 「ちょっと佐山君! 何勝手にボク達のテープ流してるの! そんな予定なかったでしょ! というか 覗きメンバーの一員として『罰で』この罰ゲームで働いてるのにさらに問題起こしてどうするんだよ!」 「ははは、『新庄君、アウト』」 「え? な、何をいきなり……」 「残念ながら反応してしまった新庄君には罰ゲームだ。確か罰の内容は、『お尻に棒で一撃を与えられる』だったね。 さて、尻神様の降臨といこうか」 「もうどこから突っ込めばいいのかわからないよ! ボクは罰ゲームしてないし明らかに意味が違うし!」 「そうか、『棒で突く』というのもありだね? ありがとう新庄君」 「だから意味が違うんだよ!」 夜はまだ続いていく……。 CAST とある魔術の禁書目録 上条当麻 撲殺天使ドクロちゃん 草壁桜 コッペとBB団 コッペ 終わりのクロニクル 新庄・運切 佐山・御言
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前編