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アレクシアティスエラザスケザニアス(アレクシア・ティス・エラザス・ケ・ザニアス) ギリシャ国王の系譜に登場する人物。 関連: コンスタンティノスニセイ (コンスタンティノス2世、父) アンナマリアティスザニアス (アンナ=マリア・ティス・ザニアス、母) カルロスモラーレスクインタラ (カルロス・モラーレス・クインタラ、夫) アリエッタ (娘) アナマリア (アナ・マリア、娘) カルロス(3) (息子) アメリア(3) (娘) 別名: アレクシアデグレシアイディナマルカ (アレクシア・デ・グレシア・イ・ディナマルカ)
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即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。(作品名)、藤孝剛志(作者)、アース・スター エンターテイメント(発行) 、2022年9月15日発売(13巻) 【作品名】即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 【ジャンル】ライトノベル 【世界観】 主人公らが召喚された異世界。星空が観測できるので単一宇宙。 主人公が元いた世界も日本がある現実相応の世界で単一宇宙。 異世界や元いた世界は、別々の天盤の中に内包されている1つの世界。天盤は宇宙とも言い換えられている。 ここまでで単一宇宙×2。 天盤の中に複数の並行世界の存在が示唆されている。(単一宇宙×α)+単一宇宙 天盤は無数に存在していて、その全ての天盤を"海"と呼ばれる空間が内包しており、"海"の中に浮かぶ泡のように浮かんでいるため(一次多元×α) この海の外側にも世界があり、さらに外側にも世界があり、それを含む外も存在し、これらが入れ子構造のようになっている。 ここまでで(一次多元×α)×3α また上の天盤世界ではない、別の法則に支配された世界体系の宇宙が存在している。 そこは並行宇宙が無数に存在している。一次多元 その無数の並行宇宙とは全く違う、別の物理法則を持った宇宙が存在していて、そこは同じく並行宇宙が無数に存在しているので一次多元×2 この宇宙の外側にあり、無数の並行宇宙を内包する更に大きい無数の多元宇宙が存在している。二次多元+一次多元 この多元宇宙の外側にあり内包しているより上位の宇宙がある。(二次多元+一次多元)×α この構造がさらに続いている。(二次多元+一次多元)×2α 天盤世界+別の法則の宇宙を合わせると (二次多元+一次多元)×2α+(一次多元×α)×3α さらに時空が無限に存在していて宇宙を含む上位宇宙を含む…という究極集合体の存在も示唆されている。↑に+α 他に「亜空間」「神の座」「イゼルダの座」「白い空間」「異界空間」が存在している。+5α 最終的な世界観は (二次多元+一次多元)×2α+(一次多元×α)×3α+6α 【共通設定】 バトルソング(戦詩): この世界の根底に組み込まれている戦闘システム 魔法やスキルなどの超常的な能力を司っており、世界の住民や異世界から召喚された者はこのシステムの管理下にある その力はギフトとも呼ばれていて、各種のクラスという形で表されている。 クラスは基本的に上位クラスから与えられる。ただ親がギフト持ちの場合は自然と子供に継承されることがあるので、システムに縛られず、生まれた時からギフトを持つ者も稀にいる。 この世界に召喚された人間は召喚された時点でこのシステムが強制的にインストールされて能力が使えるようになるが、中にはインストールに失敗して能力が発現しない無能者と呼ばれる者も一定数いる。 なおバトルソングがインストールされた者は超常的な力が得られる代わりに好戦的になり、死の恐怖や殺人の忌避感が麻痺する副作用がある。 バトルソングにはランクがあり、システムが判定することに全てランクが決まっていて、ランクの差は絶対という設定がある。 つまりランク1の攻撃魔法であれば、ランク2の耐性系スキルを持てば防げるという設定。ランクが同じ場合はステータスにもより、ランダム性が出てくる。格上にかけてもレジストされるため、通用するのは格下のみ。 ランクは最大で10。普通の人間では3が限界。4以上は人外の領域で、7以上で神話級の能力。 ちなみに夜霧のクラスメイトで最もランクが高いのは深井聖一の即死能力(ランク4) また、世界にはバトルソングの設定そのものに干渉できたり、バトルソングの能力を一切通さなかったりする人間の枠組みを超えた逸脱者も存在する 全知全能と呼ばれる存在はこのバトルソングに縛られずに能力を行使できる 賢者: 強大な力を持った人間であり、世界の支配層。 大賢者の命令を受けて天盤の外側からやってくる「アグレッサー」と呼ばれる外敵から世界を守っている。 バトルソングの影響により非常に好戦的で大半が人間性に問題を抱えている。 バトルソング上での自身より下位系統の能力を無効化できる。 少なくとも異世界転移してきた夜霧のクラスメイトたちのバトルソングの能力は一切効かないのでランクは最低でも5以上はある。 アグレッサー: 世界の外側からやってくる侵略者の総称。 様々なタイプが存在し、意志疎通が可能な者もいれば不可能の者もおり、人間もいれば異形の怪物のような外見の生物もいる 賢者はこのアグレッサーから世界を守るために戦っている。 天盤: 天盤は世界の器であり、世界そのものとされている。 天盤の上には大陸や星、太陽系や銀河系といった宇宙が乗っていて、そこの中には様々な知的生命体が棲息している。 作中でも明確に天盤は宇宙だと明言されている。 この天盤が無数に存在しており、そのすべての天盤を内包するのが広大な"海"と呼ばれる空間がある。 天盤は天蓋という強固な殻に覆われていて"海"の影響を受けないように隔たれている。 異世界や主人公らが元いた世界は別々の天盤の中に内包されている一つの世界。 "海": 天盤が浮かんでいる広大な空間 天盤は"海"の中に浮かぶ泡のようなものに無数に存在している。 無数の天盤が存在する"海"世界には深度が存在していて概念的な上下関係がある。深度が同じ天盤同士なら行き来は簡単で、下位の天盤へ移動するのはさらに容易だが、上位の天盤へ移動しようとした場合にはその流れに逆らおうとする莫大なエネルギーが必要となる 世界の階層構造の中だと起点世界である即死チートの世界は底の方に位置しており、主人公の世界に戻るにはかなりのエネルギーが必要とされていて、これが主人公達が元の世界に帰れない原因になっている。 "海"の世界には天盤世界を荒らし回る"海"賊団や神殺しという存在や、天盤を喰らう天盤喰らいという生物が存在している。 天盤喰らい: "海"に棲息する生き物には「天盤喰らい」という深海魚がいる。天盤喰らいは"海"の中を自在に泳ぎ、天盤を糧に生きる。つまり世界を喰らって生きる存在。 大抵の場合は天盤喰らいの存在に気付くことすらできず、世界を丸ごと食い潰され咀嚼される。その世界の住人からすれば、何の前触れもなくわけがわからないまま全ての存在が消失することになる。 天盤喰らいの行動原理は単純で、"海"の中をうろうろと泳ぎ回り、天盤に気付けばそれを喰らう。抵抗にあえば戦うし、敵わない、もしくは面倒だと判断すれば逃げ出す。その程度の本能しか持たない存在。 また天盤喰らいにとって時空は己の一部であり、天盤世界の時間は、自らの意思で制御できる範囲内のことで自由自在に操作でき、未来を読むことも出来る。 そして天盤喰らいの中には知性に目覚める者も多少ながらあらわれ、"海"の生活に飽きて最終的には天盤内の知性体と接触するようになる。本作では天盤喰らいが人間の姿となって天盤の中に侵入していた。 なお天盤喰らいは常に宇宙4個は体内に蓄えているらしい。 簡単に言うと天盤(宇宙を)丸飲みできる大きさであり、天盤世界の存在には太刀打ちできない巨大な深海魚 全能: 天盤世界には全知全能の神や、全能に等しい能力を持つ者が一定数いる。 全能者はそれぞれが支配する領域内でのみ全能とされており、それを超えた全能範囲を持つものには勝てない。 また全能には強度があり、全能者同士の対決はこの全能強度と支配領域こそが全てである。 支配領域が重なっていて、同程度の全能であれば能力を相殺しあってお互いに何もできないことになる。 全能者は自分が全能だという性質の矛盾(全能のパラドックス)を自覚しなかったり、あえて目を瞑っている限りは事実上全能である。 しかし、何らかの形でその矛盾を自覚してしまった場合、その全能性は崩れる 神: 天盤そのものを管理する存在 人間と神の格の違いは絶対であり、どう足掻こうと覆すことができない。 神と人間の戦いなどそもそも成立しない。なぜなら倒そうと思うならそれだけで相手が倒れる。それだけの絶対的な差がある 命を新たに生み出すことも、異世界から人間を召喚することも可能であり、人間をあらゆる耐性を無視して瞬時に殺すこともできる 神であれば物理的にも概念レベルで破壊されても即座に全身を再生することができる。 究極集合世界: 世界に存在する最上位知的生命体の認識できる最大範囲。便宜上、究極集合世界と呼ばれている。詳細は不明 最上位知的生命体: 世界を創造し、支配する神。この存在によって観測されているのが究極集合世界であり、それらの世界には三女神(アレクシア(大賢者の秘書)、UEG、ルー)が存在していた これらはマルナリルナのような天盤を支配する全知全能神が足元にも及ばないレベルの高位の神である 【作品名】即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 【ジャンル】ライトノベル 【名前】アレクシア 【属性】神、大賢者の秘書 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】大きさ相応 【防御力】大きさ相応 【素早さ】全能超えなので0秒行動 【特殊能力】 全能神 大賢者の命令をこなす秘書だが、正体は全知全能神であるマルナリルナが足元にも及ばず遥か格下にあたるほどの高位の神 全能の力を大賢者ミツキに与えた張本人 同じく全知全能神より遥かに格上の神のUEGとルーをそれぞれタイマンで撃破出来るくらいには強い なお戦闘描写が存在しないため具体的な戦闘能力は不明 【長所】設定だけなら作中トップクラス 【短所】圧倒的描写不足 作中トップクラスの強さなのにぽっと出のワールドスレイヤーに負けた 【備考】主人公たちから見て敵でありラスボスである大賢者の側近かつ仲間なので敵 【備考2】神としての強さはミツキが110、究極絶対殺戮神UEGとルーが90だとして、 アレクシアはUEG(全能超え)とルーをそれぞれ個別撃破可能だから全能超え超え (それでも神としての力は大賢者ミツキの方が上らしい) 【戦法】二次多元+一次多元×2+単一宇宙+13α全能超え超え 参戦 vol.113 915 画像 vol.113 915 vol.113 0994格無しさん 2024/02/04(日) 21 42 37.02ID vzAVVvck マルナリルナ考察 単一宇宙+2α常時全能 ワイズマン>フェンリル(プリンセスヴァルキリア)=時天空=マルナリルナ>大筒木カグヤ アレクシア考察 位置はここ 大賢者ミツキ>アレクシア>究極絶対殺戮神UEG (二次多元全能の壁)
https://w.atwiki.jp/yuuta00/pages/116.html
新刊の小説を定価で買って読んだのは始めてかもしれない。 帯や物語の要約がまったくないので、始めは話に入り込めず2章くらいで放置していた。 久しぶりに読み始めると、以前は描写が多すぎて長いと思っていた文章が、情景が思い浮かび流れるような文章へと感じが変わった。 長いなぁ・・・と思ってしまうのだが、 人間は一瞬のうちにいろんなことを考える。 その考えていることを文章にして人に伝えるには3ページ~10ページほど必要になるのではないか。 それをいかに簡潔な文章で完璧な描写をできるかが、作家の腕の見せ所なのだろう。 忘れないうちに続きが出てほしい。 メモ ・ジョージ・オーウェル「1984年」 ・ギリヤーク人 ・フレイザー「金枝篇」←アニメ・エウレカセブンでも出てくる ・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」 ・サヴァン ・ディスレクシア
https://w.atwiki.jp/ava_dopamine/pages/8.html
「ディスレクシア」と読みます 「ぴよ」「マスター」「よろぽん」等と呼ばれてます 自己紹介----- RM SR PM(特攻専) PM AKS-74 Vollmond RM M4A1 Witch/AK47 Formulight SR FR-F2 Wisteria/DSR-1 クランのマネージメント担当。入隊希望者の面接も行います。 とりあえず分からない事とかありましたら私にどうぞ、って感じで。 AVA以外にもosu!やREFLEC BEAT等もプレイしています。 もしかしたら話が合うかもしれません。 wikiの編集係も兼任しております。 中身は今年から大学生の18歳です。よろしくどうぞ。
https://w.atwiki.jp/accessiblereading/pages/15.html
音声DAISY図書 音声+ナビゲーション 主に視覚障害者向け音声図書として普及 テキストDAISY図書 構造化テキスト+(画像)+ナビゲーション 音声ファイルは含まない。再生端末で音声合成。 テキストと合成音声の同期再生が可能。 テキストをハイライトさせながら再生可能。 マルチメディアDAISY図書 構造化テキスト+音声(肉声/合成音声)+(画像)+ナビゲーション テキストと音声の同期再生が可能。 テキストをハイライトさせながら再生可能。 学習障害者向け教科書としての利活用が始まっている。 Enjoy DAISY - 私らしい方法で読む、わかる - :Part One (YouTube動画) Enjoy DAISY - 私らしい方法で読む、わかる - :Part Two (YouTube動画) Enjoy DAISY - 私らしい方法で読む、わかる - :Part Three (YouTube動画) ディスレクシアとマルチメディアDAISY (YouTube動画) メニュー(ページ一覧)へ
https://w.atwiki.jp/spaghetti/pages/38.html
スパさんの造語を集めていくページ 【基本概念】 論理圧(ロゴスプシュケ) 論理回(ロゴストルク) 言語戦場(ロゴッセウム) 資本戦場2.0(キャピタルラグナロク) 【概念兵器】 論理鞘(ロゴスツカ) 論理剣(ロゴスエッジ) 論理刃(ロゴスダガー) 論理張扇(ロゴスコンボイ) 理想刃(リソード) 【理霊】 論破完了(-クロスゴロス-) 論理終曲(ロゴスフィナーレ) 論理発火(ロゴスイグナイト) 論理肝臓(ロゴスヘパティック) 心理肝臓(ピサイコロヘパティック) 論理地鎮祭(ロゴスレクイエム) 論理灰塵(アッシュリンクスノウ) 論理核融合(ロゴスエクスプロージョン) 論理粉塵爆発(ロゴスパーティクルイグナイト) 論理気化爆弾(ロゴスリキッドアトモスファー) 言語戦艦(ロゴスポチョムキン) 完全論破(イグナイトロゴス) 究極反証終了(ポジティブ・テロス) 思考圧強化仮敵(レジェンダルエネミー) 論理砲身(ロゴスブローニング) 論理灰塵(アッシュリンクスノウ) 認識論的切断(アンプテト・エピステイム) 否定論理不具化(ロゴスディスレクシア) 究極反証終了(ポジティブ・テロス) 完全論破遊戯(ロゴスチェックメイト) 文化相対主義論破朱雀(ロゴスカルチャーショック) 【未分類】 数学への愛(マスマフィロス) 演奏完了(セレナーデ) 負け犬(ルーザーチワワ) 沈黙の夜(ステイナイト) ロゴスタートル [日本語訳なし、論争における亀の意味か] 論理哲学(ロゴロジー) 夜食(ナイトエッセンス) 聖域守護者(デパート・ガーディアン) 論理穴熊飛車戦法(ロゴスベアポジション) 論理砲身(ロゴスブローニング) 論理導師(ロゴスター) 論理詐術師(ロゴスマジシャン) 論理消費者(ロゴスコンシューマー) 論理闘走者(ロゴスランナー) 論理管区長(ベヨネット・オブ・レゾン) 画狂犬(デッサンケルベロス) 論理空間弘法(ロゴスレクシアヴォイド) 論理王(キング・ゴロス) 凡夫犬(ヘイボン・パンチワワ) 作曲王(エレキング)
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ディスレイア/イサック 自分で狩れ 日本語が不自由
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『流星矢』ディスレイファン attachref右:ディスレイファン、左:リオ 大手ギルド『月河』ギルドマスターにして伝説の龍殺しが一人。 弓の腕に関して右に出る者はおらず、また剣術・格闘にも優れる。 ディスレイファン始祖の弓術は大陸全土で広まっており、特に三種の技(『矢嵐』『流星』『百花繚乱』)が有名。その中でも『百花繚乱』は歴史上、ディスレイファン以外の誰にも使いこなすことができない。 特に自分を秀でた人間だと思っておらず、そのため誰にも平等に接する。また、覇位にありがちな他人を見下す言動を一切行わない。 アグス王国創設時にはミラクルに従っていたが、のちに離反。離反と共に冒険者ギルドを創設した。 ちなみに離反の理由は本人談「なんとなく」である。 性格は天真爛漫で多少の天然。物事は大抵、おおらかに受け止める。また、無理難題を押し付けられても必ずやりきる人間。 自分がいかにビッグネームかを分かっていないという意見もある。 リオという妹がいるが、特に無理難題を押し付けるのはこの妹であったりする。 ただし、弓の腕・剣術などに加えて、とある秘密により『覇位』の最強レベルにある。 アグス王国八大『覇位』の一人である。 『矢嵐』 己の持つ全ての矢を一斉に放ち、敵の退路すら封じる技。ただしこれを行った後には矢が一本もなくなってしまうため、ディスレイファン自身も使いどころに難しさを感じている。 『流星』 ディスレイファンの最も得意とする技。一本の矢をギリギリまで絞って放ち、鉄すら貫通する威力を持たせる。特にディスレイファンの撃つ『流星』は射程距離が長く、威力も高い。 『百花繚乱』 大陸において最強と称される矢術。ディスレイファン以外に使い手はおらず、それは『春の曲』『夏の詩』『秋の歌』『冬の調(しらべ)』の四種類があるという。ただしその内容は謎に包まれている。
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「筆頭、ノニウシア、94点」 教官は言った。 己の名を呼ばれた、アレクシアにとって栄誉でもなんでもない。それでも席を立ち、静かに席の列の間を歩いてゆく。 ふてくされた態度をとれば、手ひどく叱責される。それが面倒だから面に何も示さず、ただ教壇へ向かい、そして答案を受け取る。教官は何も言わなかった。 学生の士気を高めるためと称して、この学校では成績によって序列が決まる。筆頭はだいたい古人になってしまうらしい。アレクシアは成績で困るということが一度も無かった。回りのものも皆、同じなのだろうと思っていた。、 「次席、テュラヌス。92点」 おお、と教室に声が上がる。だがテュラヌスは 少し憮然と立ち上がる。黒髪のテュラヌスは、教壇へ真っ直ぐに歩いてゆき、答案を受け取る。 「惜しかったな、テュラヌス。お前はよく学んでいる」 それは教官からアレクシアへのいやみなのがわかっていた。アレクシアが本気で勉強をし、細かいところまできちんと学ぶようにすれば、今よりずっと成績が良くなる。アレクシアは何度もそう説教されたし、教官室に呼ばれもした。舎監の先生にも言われたけれど、気持ちは変わらなかった。教官は言う。少しわかるからといって、それだけでいればさびてゆく。精進し、己を磨かねばならない、と。 何もかも、ひどくばかばかしく思える。教官は次々に、成績順に学生を呼び、答案を返す。アレクシアは、聞こえなかった振りをしながら席に着く。 「以上、講義を終了する」 「起立!」 日直が号令をかける。 「教官に敬礼、かしら、なか!」 皆で揃って頭を下げる。ひとつ、ふたつ、みっつ、アレクシアは胸の中で数え、それから顔をあげる。教官はうなずき、教室を出てゆく。もはやアレクシアを呼びつけて説教する気もなくなったのだろう。 アレクシアは答案をくるくると丸めて、肩越しに投げた。たがうことなくごみ箱に入る音がする。振り向かなくてもわかる。それから大きく息をついた。 休み時間といっても、学生に休む暇など与えられない。次の教室に行かなければならない。けれど今は、急がされることに慣れた学生で、廊下はいっぱいだ。あの人ごみを押し合いながら進んで、次の教室に急いでも仕方ない。だから、机に頬杖をついて、窓の外を見ていた。 春の日差しはようやく強く、夏の色合いを含み始めている。 「何が気に入らないんだか」 振り向かずともわかる。クヌースだ。軍袴の隠しに手を突っ込んで、たらたらと歩いてくるのが聞いていてもわかる。 色白で、アレクシアと同じくらいの背で、そして亜麻色の髪であることは振り返らないと見えない。そしてクヌースはアレクシアに声をかけてきた数少ない同級生だ。 彼は、アレクシアの隣の机に腰掛ける。机の上に座り、さらに両足を引き寄せている。そのクヌースに振り向きもせずにアレクシアはこたえた。 「返された答案なんかどうでもいいもの」 「へえ」 他のものならともかく、クヌースが言う場合はだいたい裏表が無い。へえ、といったときには掛け値なくただ「へえ」とだけ思っている。そういうクヌースが、アレクシアにとっては気楽で気安い。言いたいことを言わずに、代わりに別の言葉をネチネチ重ねるような奴は大嫌いだ。 クヌースが北方の貴族子弟であるらしいことはわかっていたけれど、特に聞きもしなかった。聞いても仕方なかったし、クヌースの言葉の裏を透かして見るような気がして嫌だったからだ。そのクヌースは、おーい、と声を上げ手を振ってみせる。 「何してるんだよ、テュラヌス、早くこっちへ来いよ」 こたえは唸るような不機嫌な声だ。うー、とも、ぶー、ともつかない声を上げながら、テュラヌスの足音が近づいてくる。 「ったく」 テュラヌスはぶつくさつぶやく。 「早く行こうぜじゃなくて、こっちへ来いかよ」 「だってまだ廊下が混んでいるだろ」 「先に行けばいいじゃない」 アレクシアは頬杖をついて窓の外を見やりながら言う。 「着くのは同じころだから」 「まあな」 言ってテュラヌスはアレクシアの後ろの席に座ったようだ。テュラヌスはクヌースのように机の上に座るようなことはしない。座るなら椅子にだし、横向きにではなく前向きに座る。だから、アレクシアの後ろの席につけば、アレクシアの背中を見ていることもわかっていた。 テュラヌスは、平民の生まれだと聞いた。この学校に入ったのは、勉強ができるところだからとも言っていた。実際、テュラヌスはよく勉強ができる。それに良く打ち込んでもいた。 「なんだよ、おまえら機嫌がわるいな」 「まあな」 クヌースの軽口に、テュラヌスはすぐに応じる。 「別に良いだろ」 「言いたいことがあるなら、言ったほうがいいぜ?」 「別に無い」 「無いのに不機嫌なのかよ」 困った奴だな、机の上に座るクヌースは言う。 「お前ら、二人ともわがままだ」 「おまえが言うな」 「やってらんない」 言ってアレクシアは席を立つ。 「どうしてあんたたちの痴話喧嘩なんか聞いてなきゃいけないわけよ」 「俺たちかよ?」 クヌースが言う。けれどアレクシアは無視して教室を歩いた。 アレクシアにだって、テュラヌスが不機嫌なわけくらいわかるのだから。
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DAISY=Digital Accessible Information System DAISY Consortium(本部:スイス)によって開発と維持が行われているアクセシブルな情報システム。ウェブの技術に基づいており、電子書籍フォーマットの一つEPUBと互換性がある。 はじめ視覚障害者のためのデジタル録音図書の国際標準規格として開発されたため、現在国内では点字図書館等に広く採用されている。近年では、テキストと音声を同期させた「マルチメディアDAISY」の利活用が、発達障害などにより印刷物を読むのが困難な人々の間で始まっている。 DAISY紹介動画(YouTube) Enjoy DAISY - 私らしい方法で読む、わかる - :Part One Enjoy DAISY - 私らしい方法で読む、わかる - :Part Two Enjoy DAISY - 私らしい方法で読む、わかる - :Part Three ディスレクシアとマルチメディアDAISY DAISY全般の情報源 DAISY Consortium エンジョイ・デイジー:(財)日本障害者リハビリテーション協会 アクセシブルな情報システム”DAISY”に関する取り組み:(財)日本障害者リハビリテーション協会 日本DAISYコンソーシアム DAISY規格について DAISY Consortium>Standardsから。 エンジョイ・デイジー>DAISY規格 DAISY4とEPUB3の関係について EPUB3 最終推奨仕様として承認 マーカス・ギリング(Markus Gylling)とのインタビュー(日本語訳):エンジョイ・デイジー 2011年11月 河村宏「デジタル・インクルージョンを支えるDAISYとEPUB」:独立行政法人科学技術振興機構「情報管理」2011年9月号 EPUB3≒DAISY4 - EPUB3とDAISY4との関係:Chinese e-chuban blog 2011年2月23日 DAISY4/EPUB3 What Does It All Mean?:The DAISY Planet 2010年12月 DAISY = Accessibility, Will EPUB3 = Accessibility?:The DAISY Planet 2010年11月 講演会「DAISYとEPUBは読書のユニバーサルデザインをどう実現するのか」:DINF 2010年7月9日 国際シンポジウム「デイジーの活用による情報アクセスの保障と促進」:DINF 2010年2月19日 DAISY教科書について 教科用特定図書等の提供方法等について:DAISY教科書等「教科用特定図書等の提供方法等について」 文科省教科書課・著作権課連名の都道府県教育委員会宛事務連絡 2012年2月13日付 マルチメディアDAISY版教科書の普及促進に関する意見書を採択した自治体:Googleマップ 2011年12月21日作成 マルチメディアDAISY活用事例要約集:DINF 2011年8月18日 報告会「DAISY(デイジー)教科書によるディスレクシア等の学習障害児の支援―アメリカとノルウェーの経験―」:DINF 2011年2月11日 報告会「DAISY教科書を活用した読みの困難な児童・生徒に向けた支援」:DINF 2010年12月23日 講演会「読みの困難な児童・生徒に向けたDAISYによる支援」:DINF 2010年1月9日 アクセシブルな教科書としての電子書籍:マガジン航 2010年2月17日 公共図書館におけるDAISY提供状況について 公共図書館における障害者サービスに関する調査研究 DAISYの国際社会での貢献について 障害のある人々のために本の力を解き放つ(日本語訳) 出典:Unlocking the power of books for people with disabilities Bulletin of the World Health Organization Volume 89, Number 9, September 2011, 621-700 メニュー(ページ一覧)へ