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したたかから続く。 雲(すりすり) マ「くすぐったいよw」 金・珊(きら…いやうんもめ…) 黒「雲母ちゃんだけずるいです///」 金「なっ、さっきまで居なかったのに!」 珊「じゃあ私も……」 金「あんたも裏切るの!」 珊「いやもともとそっち側じゃないし…」 金「それはそうだけど…あ、ちょっと待ってよ!」 黒・珊「マスタ~」 (四人でわきあいあい) 金(何でこんな放置プレイ…) マ「金剛石もこっち来なよ」 金「!……(心の葛藤)……」 トコトコ 金「べっ、べつにこうしたいワケじゃ…」 きゅっ!(抱きつき) 金「……マスター、ごめんね…」 きゅきゅ~(力強める) 黒「ちょっ!金剛石ちゃん!首入ってる入ってる!」 金「えっ?」 雲「あ、マスター落ちた」
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2021年10月16日 出題者:おにおん タイトル:「ツンデレ?」 【問題】 タカフミを見た鬼子は殺意を抱いた。 一体なぜ? 【解説】 + ... 鬼子は人気YouTuberタカフミの大ファン。 ある日雑貨店「テステス」で数量限定でタカフミのグッズが販売されると知った鬼子は 急いでテステスに向かった。 しかし鬼子がテステスに着いた時にはもう既にグッズは売り切れていた。 鬼子は嫌な予感がしフリマアプリを開き「タカフミ」と検索した。 すると案の定タカフミのグッズが高額転売されていた。 それを見た鬼子は転売ヤーに殺意を抱いたのだった。 半分実話です 《実話》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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現在放送中のガンダム00に突如現れたガンダム種のキラさん似のモブに ツンデレアンチ燃えを思い出した人たちが集まるスレです。 住人の性質については下記水面下スレのテンプレを参照。 水面下スレテンプレ 注意 ・ここは懐古アンチでも信者厨スレでもありません ・ツンがデレする、ヤンがデレする、キラさんサイコー!氏ねー!スレです ・ニート自宅警備員が神キラさんに一番近い存在です、ニートに誇りを持とう! ・祭りに激しく飢えています。一部ヤンデレ化進行中 ・テンプレ守れてない者は構わずスルーしましょう ・ただ今男女関係なくカップリング出来る学園ゲーム実現を画策中 ・学園ゲーム化希望者はバンダイナムコゲームスに要望メールを出そう! (ただしメル凸は常識的な範囲で) キラさんksk キラさんksk キラさんksk ハ,,ハ ハ,,ハ ハ,,ハ ハ,,ハ ( ゚ω゚ )゚ω゚ )゚ω゚ )゚ω゚ ) キラさんksk / \ \ \ \ キラさんksk ((⊂ ) ノ\つノ\つノ\つノ\つ)) キラさんksk (_⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ キラさんksk ヽ ヘ | ヘ | ヘ | ヘ | ε≡Ξ ノノ `Jノ `J ノ `J ノ `J ・キラさんAA・格言集 ・水面下スレ画像保管所
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79質問-20 作者 79氏 ハロ「さあさあやってまいりました、『ツンデレにこれって足コキだよなって言ったら』質問とか色々コーナー!」 蕪「今週は、五通の葉書と・・・っておまいら『ハガキを』出すお!托イ定形外の物体送るなお!」 79「星が綺麗だ」 ハロ「今日のゲストはこいつ」 し「・・・名前で呼んでください」 (´・ω・)つ[] いつになったらしのたんとまぐわうのでせうか? し「まぐわう?」 蕪「お・・・おまいら・・・(^ω^#)ピキピキ」 ハロ「何のことだか解りません」 79「わりと後かと」 蕪「待てその話kws」 (´・ω・)つ[] このハガキ、携帯から見るとちょうど長4サイズの封筒にも見えるわけだがw し「でも届くんですね」 ハロ「うるせぇ、ハガキって言えばハガキなんだよ!」 79「でも本当はかまぼこの下のやつ」 蕪「ねーよwwww」 (´・ω・)つ~ [ 怒髪天ハロの逆襲~犯罪~ 79「活きのいいハンマーヘッドシャークですこと」 し「ななななんですかこれ!」 蕪「新ジャンル『慌てキャラ』」 ハロ「いや犯罪ってwww」 79「暴走→お疲レイプ→中田氏→犯罪」 蕪「それなんてシンデレラストーリー?」 し「どこがですか・・・」 (´・ω・)つ○ 蕪雲カワイスwwwww 蕪「沸き上がる俺旋風(^ω^ )」 ハロ「蕪雲と同じ事言ってるなwww」 し「意味無い眼鏡はチト先輩を習ったものなんですよ。でもチト先輩が外した後もそのまま」 蕪「バラすなお!」 79「蕪雲の背はチトより1cm高いくらい。チトも雪姉も背が高くていかんな。ハロは雪姉と同じくらいで蕪雲より若干高い」 ( - )つ[] ツン×しのたマダー? ハロ「ねーよwwww」 し「な、なんでそういう展開になるんですか!」 蕪「天才発見」 79「チト×蕪雲と同じくらいねーよwwww」 蕪「なんだと」 (´・ω・)つ[] 相も変わらずウィッシュプッシュ! 79「うるせーバカ本編書き終わってからおまいわ本当に・・・ならチトプッシュじゃあ!」 ハロ「こらwww」 (´・ω・)つ[] みんなのスリーサイズを 79「みんな上から110・110・110!以上!!」 蕪「それなんてドラム缶www」 ハロ「相当焦れてるなwww」 (´・ω・)つ〇 チトに犯されるハロがみたい。 79「三、四回はやられたんじゃね?」 蕪「なんだと」 ハロ「・・・えー」 し「そうなんですか?」 ハロ「・・・うーん」 79「ま、チトマンセーな私からは異議なしだけども」 蕪「当然漏れとの絡みで」 ハロ「ハガキ嫁wwww」 79「・・・・・・」 ハロ「否定してくれよ79!」 し「チト先輩・・・本当ですか・・・」
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75 名前:1/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 13 43.69 0 ツンデレが男に見せる為に水着を購入したら その1 「あちぃ……」 燦々と降り注ぐ夏の終わりの日差しを浴びて、彼は農道を歩いていた。 「全く、かなみの奴急に来いとか言いやがって。何でこんなクソ暑い真昼間に……」 隣に住む幼馴染の女の子のややキツめで整った顔立ちを思い出し、彼は顔をしかめた。 隣、とは言っても家と家との間は数百メートル離れており、間には広い田んぼが両家の間 に広がっていた。 「土地は隣同士だけどよ。こんなのお隣さんとは呼べないよな」 彼の両親や祖父母は、彼女の家をお隣と言うけど、彼は絶対にそれは違うと思っていた。 隣同士というのは、家と家が隣接して初めて成立するものだと。そんな事を内心愚痴って いるうちに、さっきから見えていた彼女の家がようやく間近になった。玄関先で彼女の母 が、庭の植物に水をやっている姿が見える。 「こんにちは、おばさん」 年頃の女子の母親とはいえ、小学校に上がる前から何度も遊びに来ている家だけに、彼 にとっては気安い間柄である。いつものように挨拶すると、彼女は振り返って彼を見ると 微笑んだ。 『あら、タカちゃん。遊びに来たの? かなみなら部屋にいるわよ』 彼は頷くと、冗談交じりのしかめつらしい顔をして見せた。 「遊びに来たって言うか、呼び付けられたんですけどね。ついさっき、携帯で今からすぐ 来いって。今暑いからもう少し後じゃダメかって聞いたんですけど、ふざけんな。あたし からの誘いを拒否るとかあり得ないって怒鳴られて」 肩をすくめると、母親は困ったように家の二階――彼女の部屋のある方――を見上げて、 ため息をついた。 『全く、あの子にも困ったものね。いつになったら、女の子らしさっていうか、女子力を 身につけてくれるのかしら?』 「さあ」 同意する彼と目を合わせて、母親は笑った。彼女の母親との間だと、変なお世辞は却っ て空々しくなってしまうだけだ。 「それじゃあ、遅くなるとかなみの怒りが倍増するんで、上がらせて貰いますね」 76 名前:2/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 14 22.04 0 お辞儀をして、そう断わると彼女はホースの水を止め、慌てたように彼を押し止めた。 『ちょっと待ってて。と……階段のトコで』 そう言うと、パタパタと駆けて縁側でサンダルを脱ぎ散らかして家の中に入っていく。 そういう所はきっと娘に引き継がれたのだろうなと思いながら、彼はお邪魔しますと挨拶 をして玄関から入り、言われたとおりに階段のところで待っていた。程なく、台所から母 親が姿を見せた。手に持つお盆の上には、濃い茶色のお茶――恐らく麦茶だろう――の入っ たグラスが二つと追加用のガラスのポット。それに、皿の上にぶどうが二房盛ってあった。 『悪いけど、これ持って上がって。澤田さんところから貰ったぶどうがちょうどあったか ら、かなみと二人で食べてね』 「すみません。ありがとうございます。ご馳走になります」 お礼を言って、彼は両手でお盆を受け取ると、注意して階段を上った。彼女の部屋の前 に立つとノックをしようとして両手が塞がっているのを思い出し、声を掛ける。 「かなみー。入っていいかー?」 すると、すぐに返事があった。 『いいわよ。どうぞ、勝手に入って』 「悪いけど、ドア開けてくれ。今、ちょっと手が塞がってて」 彼の頼みに返事はなかった。やや、間があってから、ドアがカチャリと音を立て、外側 に開く。 『何なのよもう。開けていいって言ったでしょ? めんどくさいわね』 仏頂面をして、彼女が文句を言う。部屋の中からは彼女のお気に入りのロックナンバー が流れ、奥を窺うと雑誌が広げっ放しになっていた。どうやら、おくつろぎ中だったよう だ。呆れた気分で、彼はお盆を掲げて見せた。 「ほれ、これ。二人で食べろっておばさんが」 たちまちのうちに、彼女の顔が喜びで綻んだ。 『やたっ!! 巨峰じゃないこれ。あたし、好きなのよね~』 上機嫌で取って返すと、彼女はポン、とベッドから床に一つクッションを放る。彼が彼 女の部屋を訪れた時にいつも使っている物だ。 『座って。用事の前に、まずは食べちゃいましょ。冷たいうちに食べとかないともったい ないもんね』 77 名前:3/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 14 53.29 0 ウキウキした声で彼を促すと、彼女は先に自分のクッションに座り、一粒房から取り、 皮から実を搾り出すように剥きながら口に含んだ。 『うん。美味しい。やっぱり初物っていいなぁ』 彼女に倣って、彼もぶどうの実を一粒口に含む。冷たくて甘くてほのかに酸っぱさもあっ て、それはむしろ抵抗感ではなく爽やかさを感じさせた。 「お? ホント美味いな。これ」 もう一粒取りながら、彼は彼女に感想を言う。すると珍しく、素直に笑顔で彼女は頷い た。 『でしょ? あたしが大好きだって知っててさ。お母さんのお友達が毎年実家から送って くるのをお裾分けしてくれるようになったの。他のぶどうも好きだけど、これだけは一年 に一度しか食べられないから、特別なのよ。そういうのをご馳走してあげてるんだから、 感謝しなさいよね』 「はいはい。いや、本当に美味しいし、有難く思ってるよ」 ちょっと恩着せがましい言葉に、やっぱりいつもの彼女だとおかしく思いつつ彼は頷い た。彼女が満足気にぶどうを食べ続けているのを黙って見つつ、果たして何で自分が呼ば れたのかを考える。勉強道具が広げてある訳でもないし、ゲームの攻略法が分からないか らと呼ばれた様子もない。退屈してるなら、何かしら暇つぶしを持って来るように事前に 要求するし、めんどうな家の用事を手伝わされでもするのだろうか。 『早く食べちゃって。別にぶどうご馳走する為にアンタを呼んだんじゃないんだから』 気が付くと、彼女のぶどうの房は、もう綺麗に無くなっていて彼女は二杯目の麦茶で口 を潤しているところだった。 「さすがにそれは分かってるよ。かなみがそんな親切じゃないってのもな」 憎まれ口を叩き返すと、彼女の顔がみるみるうちに不満そうな色に染まる。 『わ、悪かったわね。親切じゃなくって。ていうか、失礼よ、それ。誰が親切じゃないっ て? 確かにタカシに分けてあげるような親切心は持ち合わせてないけどさ。他の人には そうじゃないんだからね』 「いや。だから、俺に対しては、そんなに親切じゃないんだろ? 別に間違ってないと思 うけど」 言い負かした、とちょっと得意気になる彼に、彼女の表情が悔しげになる。 78 名前:4/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 15 24.67 0 『目的語を省略しないでよね。わざとぼかしておいて後から付け加えるように言うなんて ズルい』 憤慨して、彼女はグラスに入った麦茶を一気にあおる。 「省略したって、状況とか前後の言葉で誰に対しての言葉かくらい察しないとな。そりゃ、 俺だってかなみが学校でも、近所の手伝いとかでも積極的に手助けしてるってのは良く知っ てるし」 からかいつつもさりげなく褒め言葉を混ぜられ、怒りと照れが同時に襲ってきて彼女は 歯噛みした。 『そういう言い方、卑怯!! もういいから、おしゃべりしてないで早く食べちゃってよ ね。さっさと用事済ますんだから』 敗北宣言とも取れる捨て台詞を吐いてから、彼女はとっとと言い合いから撤退した。あ まりからかっても怒りを買い過ぎるだけなので、彼は言われたとおりに残り僅かになった 粒を口に含みつつ、我慢し切れなくなって聞いた。 「で、その用事って何なんだよ。何すればいいかくらい、説明くらい出来るだろ? お前 はもう食い終わってるんだし」 すると、思いがけず、彼女が驚いたように目をパチクリとさせて彼を見た。それから、 落ち着かない様子で彼女の視線が宙を迷い、床へと落ちる。 『え、えーっと……用ってのはね。その……』 もごもごと口ごもって答えようとしたものの、やがて言葉は消え入り、彼女は黙ってし まう。訝しく思って彼がどうしようか聞こうと思ったその時、彼女は首を激しく振ってか ら、彼を睨むようにジッと見つめて言った。 『やっぱりダメ!! 口で説明するより、実際にやった方が早いから。だから、早く片付 けちゃってよ』 「わ、分かったよ」 思いもかけず自信の無いような彼女の態度に、普段と違うものを感じて、彼は黙って残 りを食べ始めた。こんな態度の彼女を見る事なんてほとんど無かったから沸き立つ疑問は 抑えられなかったが、彼女が頑ななのは知っているだけに、こうなったら絶対に食べ終わ るまでは教えてくれないのは分かっていた。 「ほれ、食い終わったぞ」 79 名前:5/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 15 55.58 0 実が全部取られて枝だけになったぶどうを持ち上げて示すと、あぐらを掻いたまま体を 横に向けて窓の外を無言でジッと睨むように見ていた彼女が、ジロリと横目で彼に視線を 向けた。 『遅い。待ってる方の身にもなってよね』 「そんな事言ったって、あんまり詰め込んで食べるともったいないだろ。これでも急いで 食べた方なんだから、勘弁してくれよ」 そう言い訳しつつ、麦茶を口に含む彼から視線を元に戻し、彼女はため息をついた。そ れから、よっと勢いをつけて立ち上がると、やや斜め横に向き、彼を上から見下ろした。 『それじゃ、そこにそのまま座って見てて。あたしが聞くまで、何も言わないでね』 「は?」 咄嗟に彼が聞き返す。用事があると言われて来たのに、何もせず座ってろと言われたの だから、疑問に思っても致し方ない。が、彼女はまた怒った様子で彼を怒鳴りつけた。 『いいから言う通りにして。すぐ……済むから……』 「まあ、そう言うなら……」 納得は行かなかったが、彼はそう言わざるを得なかった。渋々ながら頷く彼を見ると、 彼女は視線を逸らし、唇をギュッと真一文字に結んで床を見つめた。思っていたよりも体 は緊張していて、心臓がドキドキする。しかし、ここまで来た以上はもう前に進むしかな い。グッと心の中で気合を入れると、彼女は両腕をクロスさせて、着ていたTシャツの裾 を一気に捲り上げた。 「お、おい!? 何やって――」 黙っていろと言われたにもかかわらず、彼女がTシャツを捲り上げた瞬間、彼は思わず 声を出してしまった。白いお腹にくびれた腰つき。そして更にその上が捲れ上がり、彼の 視線に飛び込んできたのは、可愛らしいフリルの付いた、黄色のパステルカラーのビキニ だった。 Tシャツの袖から腕を外し、完全に脱ぎ終えると、彼女は綺麗に形を整え、簡単に畳んで 床に置いてから、言葉を失ったまま呆然と彼女を見ている彼に、不機嫌そうな視線を向け て聞いた。 『黙っててって言ったでしょ? 何よ一体』 すると彼は、慌てて手を振ってそれを退けた。 「い、いや。何でもない。続けてくれ」 80 名前:6/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 19 23.69 0 フン、と一つ荒い鼻息をしつつ、彼女はショートパンツに手を掛ける。この不機嫌さは、 わざとだった。予告無しに服を脱ぎ出した事で、彼を動揺させようという思惑は、どうや ら成功したらしい。 『はい、お待たせ』 ショートパンツも畳んで、Tシャツの上に置いてから、彼女は体を起こして彼に正面を見 せて立つ。部屋の中で晒された彼女の水着姿を声もなく見つめている彼に、彼女は両手を 腰に当てて偉そうなポーズを取り、彼を見下ろした。 『何、ボーっと見てんのよ。何か言ったらどう?』 偉そうに命令口調で指図する彼女に、その肢体に見惚れていた彼は、ハッと我に返って 視線を外す。 「い、いやその……言えって、何を言えって言うんだよ?」 困惑した彼の言葉に、彼女はまた、呆れたような大きなため息を一つ吐く。 『ハァ…… 女の子が水着姿晒してるんだから、色々と思うことあるでしょ? 可愛いと か綺麗とか色っぽいとかさ。何でもいいから素直に感想言いなさいよって事。それくらい 理解しなさいよね』 さっきの仕返しも含んで、ちょっとバカにするように彼女は言った。すると、急におか しくなって、彼が思わず笑みを零しつつ、冗談っぽく文句を返して来た。 「お前、感想を要求するのは良いとしてもさ。普通自分から言っちゃうか? 可愛いとか 綺麗とか色っぽいとか」 そこを指摘されて、彼女の体が一気に火照る。真っ赤になった顔で彼を睨みつけると、 彼女は怒鳴りつけた。 『う……うるさいわね!! あれは物の例えで……っていうか、いいじゃないのよ別に、 そういう感想求めたって。あたしだって女の子なんだから、やっぱりその……可愛いとか、 言われたいのよっ!!』 そして、クルリと背中を向けてしまう。実は彼女も、正直言ってここまで恥ずかしさを 覚えるとは思ってもみなかったのだ。川や海で遊んだ事は何度もあるし、水着姿だって何 回も見せてはいるが、こんな風に自分の部屋で、初めて着た水着を二人っきりで彼に見せ る事がこんなにもドキドキするという事に、彼女自身動揺していた。 「いや、その……」 81 名前:7/7[sage] 投稿日:2012/09/16(日) 18 20 14.00 0 彼女の態度に、からかった事を彼はちょっと反省していた。何と答えれば彼女の気を良 くすることが出来るかちょっと考えたが、正直に答える事にした。お世辞を言っても、多 分彼女には分かってしまうだろうし、仮にバレなくても、自分の気が引けてしまう。なら ば、仮に機嫌が直らなくても、この方が後悔はない。 「正直、突然の事でさ。何ていうか……驚いちゃって、つい見入ってたから……感想とか、 思いついてないんだ。悪いけど……」 背中を向けたままの彼女を見つめる。田舎育ちなのにほとんど日焼けしていない白い肌 は、肩から腰までほとんど全てが露出している。ビキニの紐と、臀部をピチッと覆った、 これもフリル付きのパンツだけがそれを覆い隠していた。すると、彼女の肩がピクッと震 え、彼女が僅かにこっちを向く。 『……じゃ、じゃあさ……』 彼女は胸の下で腕を組み、体を縮み込ませる。恥ずかしさに、弱気に流されないように ともう一度心を引き締めてから、クルリと体を反転させ、片手を下ろし、視線を斜め下に 向けて俯く。胸がドキドキするのを感じつつ、彼女は口を開いた。 『今からでも……あたしをしっかり見て、そして、ちゃんと感想を言って』 明日に続きます(´・ω・)ノ
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172 :1/6:2011/10/14(金) 00 57 12 ID ??? 【お目当ての物が品切れでがっかりなツンデレ】 そろそろ秋も深まってきたのでコンビニの品揃えも相応になってきた頃だろう、といったことを友人と話していると、何やら目を輝かせたまつりが寄ってきたのでこっそり逃げようとしたら捕まった。 「なんでわらわが近寄ったら逃げるのじゃ! しつれーなのじゃ!」 後ろから俺に抱きつき、ふがーふがーと鼻息も荒くまつりが叫ぶ。 「また厄介ごとに巻き込まれそうな気がしたので、やれやれ系の主人公としてこれ以上やれやれと言いたくないので、前もってトラブルを避けただけなんです」 「貴様などやれやれ系の主人公ではないわ! そも、貴様などが主人公になれるはずがなかろう? なれてせいぜいわらわの物語の脇役に決まっておろう! にゃーっはっはっはっは……こら! 逃げるな!」 気持ちよさそうに笑ってるスキに逃げようとしたら、また見つかった。しかも、俺が知らず注目を集めてるスキに友人は姿を消してるし。くそぅ。 「はぁ……。んで、何用ですか猫姫さん」(なでなで) 「姫ではあるが、わらわは猫ではない! なでるな、たわけ!」 「なでやすい位置に頭があるのでなでてるだけだ、気にするな。ただ、猫姫なんだからちゃんと猫耳を用意しておくように。次回までの宿題です」 「だから、わらわは猫ではないと言っておろうがっ! 何度言えばわるかのじゃ!?」 「なでなでなで」 「にゃっ、にゃにゃにゃ……にゃふー」 「ほらみろ、猫だ」 「猫じゃないわいっ! 貴様に強めになでられると、なんかにゃふーって鳴いちゃうだけじゃっ!」 「馬鹿丸出しですね。いや、誤解されがちですが、褒め言葉ですよ?」 「褒めてる要素がないのじゃばかものうわーんっ!」 「ああごめんごめんなさい」 何やらうにゃうにゃ泣いてしまったので、頭をなでて慰める。この姫さんは打たれ弱すぎる。 「ぐしゅ……うう、貴様は今日もいじわるなのじゃ。すぐにわらわをいじめるのじゃ」 「基本的に人とのコミュニケーションが苦手なんだ。許せよ乙女」 「うにゅ……わらわじゃから許してやるが、次泣かしたりしたら許さんのじゃよ?」 小さな両手で俺の手を包み込み、小さく首を傾げるまつりさん。どこで覚えた、そんな殺人技。 「分かった、結婚しよう」 「そ、そんなこと言ってないのじゃっ!」 顔をべちべちべちっと叩かれた。 「ああ、いやその、混乱してましたスイマセン」 「ま、まったく! 貴様には困ったものなのじゃ! ぷんぷん、なのじゃ!」 顔を赤くしながら、まつりは腕を組んでそっぽを向いた。あまりの分かりやすい怒りのポーズに笑いがこみ上げる。 173 :2/6:2011/10/14(金) 00 57 34 ID ??? 「な、何を笑っとるのじゃ! わらわは怒っとるのじゃぞ!?」 「や、悪い悪い。あんまりにもあんまりなので、こらえ切れなくて」 「う~……今日も貴様は嫌な感じなのじゃ。……あっ、そ、そうじゃ! わらわを怒らせた罰なのじゃ、わらわにあんまんをおごるのじゃ!」 「唐突だな。肥え太りたくなったのか?」 「……本当に嫌な感じなのじゃ」 じろーっとした感じの目でにらまれた。確かに、デリカシーの欠けた発言だったか。 「冗談だが、悪かった。でも、お前はもうちょっと飯食った方がいいぞ。軽すぎる」 まつりの両ワキに手を通し、持ち上げる。さほど力をいれずとも、簡単に持ち上がった。 「わ! お、下ろすのじゃ、ばかものっ!」 「まあ落ち着け、窓の外まで手を持っていたら離してやるから」 「それじゃわらわだけが引力に引かれてミンチよりも酷くなってしまうのじゃ! 普通に教室の床に下ろすのじゃ!」 「わがままだなあ。姫の本領発揮といったところか」 「姫関係ない欲求じゃ! 生存本能なのじゃ!」 とまれ、俺も知り合いのミンチなんて見たくはない。その場にストンと下ろしてあげる。 「うむ。それでよいのじゃ」 「よかったよかった。じゃあ俺はこれで」 「うむっ♪ ……ではないっ! 普通に解放しそうになっちゃったのじゃ! なんという策士じゃ!」 「いや、策士ではなく、単にまつりが馬鹿なだけだよ」 「冷静に説明するないばかものうわーんっ!」 また泣かせてしまい、おろおろする俺です。 「さて、コンビニまで来ましたよ、姫さん」 「うむ」 なんとか泣き止ませた俺だったが、その後もスキあらば逃げようとするので手を握られてます。 「わらわを二回も泣かせた罰なのじゃ。おなかいっぱいあんまんを食べさせるのじゃ」 「え、一個じゃなくて?」 「わらわをいっぱい泣かせたのじゃから、それくらいの罰はとーぜんなのじゃ!」 「いや、おごるのは別に構わんのだが、あんま量食ったら晩飯入らないんじゃないのか? お前そんな健啖な方じゃねーだろ」 「う。……じゃ、じゃあ、二個だけにしとくのじゃ。それも、一個は今食べて、もう一個は食後に温めなおして食べるのじゃ。それなら平気じゃよ……ね?」 コクンと小首を傾げ、俺に訊ねてくるまつり。だから。気軽にそれを使うない。 174 :3/6:2011/10/14(金) 00 57 58 ID ??? 「そうだな、子供は二人くらいほしいな」 「何の話じゃっ!?」 「まあとにかく、入ろう」 「わ、わわっ! ひ、引っ張るでない!」 自動ドアに念力を送ってドアをこじ開け、店内に入り、レジの前へ行く。 「……む? な、なんじゃとおおおおお!?」 しかし、運命の神は俺たちに微笑まなかったようだ。 「あの。ひょっとして、あんまん売り切れですか?」 店員さんは申し訳なさそうな顔をしながらうなずいた。 「ふむ。しょうがない、帰るか、まつり……まつり?」 まるでこの世の終わりのような雰囲気をまとわせ、力なくうつむいているまつり。そんな食いたかったのか。 「んー……あの、すいません、これください」 「ぬ……?」 店員さんに包んでもらい、レジで清算して店を出る。 「のう、のう。何を買ったのじゃ?」 俺の手をくいくいと引いて、まつりが訊ねる。 「ん、ああ。これこれ」 「ぬ? ……これは? 肉まん、かの?」 「あんまんがなかったからな。何もナシってのも寂しいし。一個しかないけど、よかったら食え」 「……ふ、ふんっ! わらわはあんまんが食べたかったのじゃ! こんなの食べたくないのじゃ!」 「そっか。残念だ」 「……で、でも、どーしてもわらわに食べてほしいのなら、食べてやらなくもないのじゃよ?」 チラチラと俺を見ながら、まつりが虚勢を張る。 「な、なんで笑うのじゃ!? 今日も貴様はしつれーなのじゃ!」 「いや、なんつーか……もう逆にそこがチャームポイントにしか見えねえ。しょうがない、結婚するか!」 「す、するわけないのじゃっ! どーして貴様はすぐにわらわに結婚を申し込むのじゃ!? と、とっても不愉快なのじゃ! ぷんぷんっ!」 まつりは顔を赤くしたままそっぽを向いた。もっとちゃんと叱ってほしいものだ。 「いやはや。とにかく、お前のために買ったんだ。できれば食ってほしいのだけれど」 「……そ、そこまで言うなら食べてやるのじゃ。……と、特別なのじゃ!」 「そいつぁありがたい。んじゃ、ほい」 175 :4/6:2011/10/14(金) 00 58 21 ID ??? まつりに包みを渡す。俺の手を離し、まつりはごそごそと中を探った。まだ湯気の立っている肉まんが姿を現す。 「んしょ、んしょ」 と、突然それを二つに割り出した。何をしているのかと思ったら、その片割れを俺に差し出した。 「も、元々あんまんを食べたかったのじゃ。お腹がそれ用になっちゃってるから、一個丸まるなんて入らないのじゃ。じゃ、じゃから、半分やるのじゃ。……他意なんてないのじゃっ!」 なんだか半分怒りながら、ぐいーっと俺に肉まんを押しつけるまつり。 「そか。じゃ、ありがたくもらおうか」 「そ、そうじゃ。ありがたがるがいいのじゃ」 俺に肉まんを渡し、まつりは即座にその手で俺の手を握った。 「……な、なんじゃ。貴様が逃げてはいかんから握っただけじゃ! 他意などないっ!」 「何も言ってません」 「へーきな顔をするでないっ、たわけっ!」 「一体どうしろと言うのだ」 「ぐぅぅぅぅ……も、もーよいのじゃ! そこの公園で一緒に食うのじゃ!」 まつりに引っ張られ、以前も来た気がする公園へ。そこのベンチにまつりと並んで座る。 「もぐもぐもぐ。……あ、おいしーのじゃ」 「ふむ。確かにうまいな」 「うむっ♪」 よほど気に入ったのか、まつりは足をパタパタさせながら肉まんを平らげた。子供みたいで行儀が悪いが、見た目が子供なので問題ないとも言えよう。 「もぐもぐもぎゅ……ぷはーっ! ごちそーさまなのじゃ。思ったよりもおいしかったのじゃ!」 「気に入ったようで何よりだ」 「うむっ♪ ……でも、ちょびっと足んないのじゃ」 明らかにまつりの視線が俺の食べかけの肉まんに注がれている。 「そ、そうか。でも、もうすぐ夕飯の時間だし、大丈夫だよな?」 「……わらわ、ちょこっとだけ足りないのじゃよ?」 稚気をふんだんに織り交ぜ、まつりは甘えた声で囁いた。ごくり、とノドが鳴る。なんだその新技。 「一個全部は食べられないんじゃなかったのか」 しかし、これ以上篭絡されるわけにはいかない。俺は目をつむって効いてないフリを試みた。 「あ、あの、あののの? ……な、なんでわらわを抱っこするのじゃ?」 「へ? ……おおおおおっ!?」 心は平静だったが、身体はその制御を失い、宿主が願う行動を取っていた。まつりを膝に乗せ、抱きかかえている。どういうことだ、俺! 176 :5/6:2011/10/14(金) 00 58 47 ID ??? 「い、いやあの、ち、違うんデスよ? こ、これはその、なんつーか」 「……に、にゃー」 「えええええ!?」 「お、おぬしは以前からわらわのことを猫じゃ猫じゃと言うからの。そ、その、猫のフリをすれば肉まんをもらえるかと思ったのじゃ。……そ、それだけじゃからの?」 「な、なるほど。それなら猫の鳴き真似をするのも仕方ないですね」 「そ、そうなのじゃ。仕方ないのじゃ。にゃーなのじゃ」 「うーむ。これはなでざるを得ない」 「にゃ。にゃにゃにゃ。ふにゃー。にゃ」 リズムをつけてなでると、鳴き声にも変化が出て面白い。これはやみつきになる。 「もうっ! 人で遊んではいけないのじゃ!」 ニコニコしながらまつりが俺のなでなでを制止する。 「や、なんかもう楽しくて楽しくて」 「全く……困ったものなのじゃ。こ、こんなところを誰かに見られたら、恋人だと思われてしまうではないか」 怒ったような拗ねたような顔で、まつりが俺を見る。何かを期待している目だ。 「心の中ではお互い蛇蝎のごとく嫌ってるけどな」 なんか心の中に選択肢が出たんだけど、間違ったのを選んだ気がする。 「違わいっ! ……あ、いや、違くないけど、違うのじゃ! え、えと……そ、そこまで嫌っておらんってことなのじゃ……よ?」 「じゃあ俺が一方的にまつりを死ぬほど嫌ってるんだよ」(なでなで) 「ものすっごく優しい目&手つきのなでなでなのに、言ってる台詞が酷すぎなのじゃ!」 「わはははは。まつりは愉快だなあ」 「うぅー……貴様は冗談ばっかで、どれが本音なのか分からないのじゃ」 「うーん。行動からある程度察してください」 そう言いながら、まつりの黒髪を手で梳く。シルクのようなさらさらとした髪は、何の抵抗もなく俺の手の平を滑っていった。 「……あ、あぅ」 「赤くなるな。逆にこっちが恥ずかしい」 「っ! わ、わらわは! 貴様なんか嫌いじゃ! 嫌いじゃからな!」 「悲しい話だ」 「……で、でも、その肉まんをくれたら、ちょっとだけ好きになってやってもいいのじゃよ?」 「ふむ。それは心惹かれる提案だもぐもぐごっくん」 「あーっ!? もぐもぐごっくんって全部食べちゃったのじゃ! わらわの肉まん!」 177 :6/6:2011/10/14(金) 00 59 34 ID ??? 「あ。……でも、まあ、いいか!」(ぺたぺた) 「ぬーっ!? 晴れやかな笑顔でわらわの顔に手をなすりつけるでないっ、たわけ!」 「ベタベタするんだ」 「だからと言ってどうしてわらわの顔で拭くのじゃ! こんな素敵な雰囲気でそんなのするって、貴様頭がおかしいのじゃ!」 「舐めてベタベタを取ってください」 「絶対嫌なのじゃ! ていうか明らかにベタベタ取るのと別の目的なのじゃろ!?」 「ななな何の話だか! 決して指フェラさせようとなんて!」 「今日も貴様は隙あらばえっちなのじゃーっ!」 ごばーっと怒られたが、なだめすかして舐めさせはしました。はい、変態です!(ちょお晴れやかな笑顔で) 「ちゅ、ちゅう……うー、今回だけじゃよ?」 俺の指を口内に入れながら、少しだけ困ったような顔でまつりがつぶやく。喋るたびにまつりのちっちゃな舌が指にあたり、腰骨がゾクゾクと。 「ウヒヒィ」 「ひぃーっ!? 気持ち悪いのじゃ、気持ち悪いのじゃ!」 「し、失礼な! あまりの気持ちよさに声が漏れただけですよ!?」 「それが気持ち悪いと言っとるのじゃ!」 「なんだとコンチクショウ!? 分かった、それなら明日も一緒に買い食いしよう!」 「こやつ今日もまるで話を聞いておらん!?」 「あ、別にこうやって指を舐めてもらうだけでも俺は一向にかまいません」 「わらわが一向にかまうのじゃ! 絶対に嫌なのじゃ!」 「なんと。それよりまつり、もうちょっと舐めてください」 「どんだけ変態なのじゃ貴様!? ……あ、あとちょっとしか舐めないからの?」 俺の手を両手で持ち、ぺろぺろと舐めるまつり。上目遣いで俺を見ながら、ねっとりと舌を俺の指にからめる。 「フヒヒィ」 そりゃ再度声が漏れますよ。 「ぴぃーっ!? 何度聞いても気持ち悪いのじゃーっ!」 人気のない公園にまつりの声が響くのだった。
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アンデレ 名前 アンデレ BP 3万 タイプ1 使徒 タイプ2 男 関連聖書 マタイによる福音書 マルコによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書 使徒言行録 - 能力 ペトロの兄弟 【このカードは追加召喚できる】バトルで使ったもう1枚の人物カードが「ペトロ」なら、BP+5万
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事情(ry)スレ4.5-6 事情(ry)スレ4.10-11 事情(ry)スレ4.14-15 事情(ry)スレ4.23-24 事情(ry)スレ4.28-29 事情(ry)スレ4.33-34 事情(ry)スレ4.36-37 事情(ry)スレ4.38 事情(ry)スレ4.41-43 事情(ry)スレ4.48 事情(ry)スレ4.53 事情(ry)スレ4.55-57 ツンデレと衝突したら 事情(ry)スレ4.62-63 事情(ry)スレ4.70-79 事情(ry)スレ4.86 事情(ry)スレ4.88-93 事情(ry)スレ4.96 事情(ry)スレ4.98 事情(ry)スレ4.100-103 事情(ry)スレ4.106 事情(ry)スレ4.109 事情(ry)スレ4.112 事情(ry)スレ4.115 事情(ry)スレ4.119-125 事情(ry)スレ4.129 事情(ry)スレ4.134-135 事情(ry)スレ4.136 事情(ry)スレ4.138 事情(ry)スレ4.142 事情(ry)スレ4.150 事情(ry)スレ4.155 事情(ry)スレ4.155 後半 事情(ry)スレ4.158 事情(ry)スレ4.161-164 事情(ry)スレ4.172-177 お目当ての物が品切れでがっかりなツンデレ 事情(ry)スレ4.185-187
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729 名前:1/4[sage] 投稿日:2012/08/28(火) 22 46 07.59 0 ツンデレがコミケで着るコスプレ衣装を悩んでいたら その7 私はビクッと体を震わせ、どう言ってごまかそうかと反射的に思考を巡らせ、そして途 中で気付いた。今は逆にごまかさず正直に話すべき時で、むしろタカシからキッカケを作っ てくれた事に。 『……全く、盗み聞きとはいい趣味だな。女同士の会話に耳をそばだてる奴には、いずれ 天罰が落ちると思え』 「いやいやいや。俺の提案について電話したんだし、そりゃ気にもなるでしょ? 盗み聞 きどころか、当事者なんだしさ」 だからこそ、聞かれて嫌だったのだ、と私は内心毒づく。まさか、話がタカシに及ぶと は思わなかったから席を外さなかったのだが、あんな話題になると分かっていたら、最初 から場所を変えて電話したのに。だがもう、今となっては全てが後の祭りだ。 『黙れ。結果ならちゃんと終わったら報告する。それに、お前はそもそも無関係だったの だから、聞き耳を立てる必要もなかっただろうが』 「いや、だってさ。最初は聞き流してたんだけど、いきなり美琴が動揺しだしたから。で、 注意を向けたらバカだのスケベだのって、これは俺の事かなあって」 予想通りの答えに、私は頭を抱えた。己の精神力の弱さが、つくづく情けなくなる。 『わ、私は動揺などしてはいないぞ。その……いきなり委員長がお前の名前を出したりし たから、まあ少しは驚きはしたがな。あとはいたって冷静だ』 強がってはみたものの、タカシにどこまでそれが通用するか。 「はいはい。で、委員長が何て言ってたって?」 サラッと流しつつ、全てを心得たような態度でタカシは話を先に進めるよう促す。その スカしたような態度が気に食わなくて、私は更に抗弁を続けようとした。 『ちょっと待て。お前、私の言う事を全く信じていないだろう? いいか、私は普段弓道 で――』 「分かってるよ。美琴は動揺なんてしていないって言うんだから、それを信じるって。そ れより委員長との電話の中身を話してくれって」 幼馴染だから分かるが、コイツは私の言う事など絶対信用していないが、同時に私が絶 対にそれを認めないことまで分かっているのだ。何か手玉に取られているようで歯軋りす る思いだが、これ以上ムキになっても、却って私を不利にさせるだけだった。 730 名前:2/4[sage] 投稿日:2012/08/28(火) 22 46 38.82 0 『フン。仕方ないな。これ以上お前との不毛なやり取りで時間を浪費する訳にもいかない からな。話を先に進めるとするか』 しぶしぶ、私は抵抗を諦めてため息混じりに答えた。しかし、それはそれでタカシに何 と伝えれば良いのだろうか? まさか私からお願いなど、恥ずかしくて死んでも嫌だし。 しかもこんなコスプレ姿で。悩んだ挙句、私はあくまで伝言と言う形で、タカシに伝える 事にした。 『結論から言おう。生憎、委員長たちの知り合いには、そこまで頼めるような男の知り合 いはいないと言う事だ』 「そっか…… 意外と、そういう横の繋がりあるかと思ったんだけどなあ。まあ、前に見 せてくれたコミケの写真でも男と写った写真は無かったけど、でもアレはそういう写真は 避けただけって可能性にも掛けてみたんだが……」 難しい顔で考え込むようにブツブツと独り言のように言葉を漏らすタカシを見つつ、私 は次の言葉をどう切り出そうか迷っていた。しかし、今言わないと、どんどん機会を逸し てしまう気がする。そう、これはあくまで伝えるだけだと言い聞かせて、私は口を開いた。 『それでだ。むしろ逆に委員長から、私の方が男の知り合いがいるはずだから、彼に頼ん でみたらどうかと言われてしまってな』 するとタカシは、パッと顔を上げた。しばらく無言で私の顔をジッと見つめてから、視 線を逸らし、何だかとぼける様に疑問を呈してくる。 「男の知り合い? 美琴って奥手で堅物だから、男友達とかほぼ皆無じゃん。それがコミ ケに来てくれるような知り合いだなんて……誰かいたか?」 『だっ……誰が奥手で堅物だっ!! 言うに事欠いて、人をバカにするにも程があるぞっ!!』 タカシの揶揄するような言葉に思わず反射的に怒鳴りつけてしまうと、タカシは両手で まあまあと私を宥めた。 「悪い悪い。今のは冗談として、でもクラスや部活で一緒の男子でも、そんなお願い出来 るほど親しい奴なんていないってのは事実だろ?」 首を捻るタカシを、私は疑わしそうに見つめた。果たしてコイツは本当に自分を勘定に 入れていないのか? それとも分かった上でそら惚けているのか? その答えを知りたく もあって、私はとうとうタカシを指して言った。 『……いるだろうが。ほら、そこに』 731 名前:3/4[sage] 投稿日:2012/08/28(火) 22 47 09.98 0 「俺?」 タカシがキョトンとした顔で自分を指す。私はコクリと頷いて肯定した。 『ああ。委員長が、名指しでお前をご指名だ。いずれにせよ、手伝ってくれる男の人がい れば、色々と助かるから是非お願いして欲しいとな』 どもったり、変に呂律の回らない言葉にならないよう注意しながら、私は一気に委員長 からの依頼をタカシに伝えた。上手く口が回らなくて、私が動揺しているなどとタカシに 思われたら最悪だ。そして、言葉を切って、タカシの反応を固唾を呑んで見守る。 「うーん……」 意外にも、どちらかと言うと否定的なしかめ面で、タカシは唸りつつ考えていた。 「コミケ……ねえ。行った事ねーって言うか、あんまり興味ないしなあ……」 『意外だな。経験のある無しはともかく、スケベなお前だったら、可愛らしい女の子のコ スプレ姿を見れると喜ぶんじゃないかと思ったが』 内心、不安に思っていたことを口に出す。するとタカシはいともあっさりと言い返した。 「いや。それは美琴のコスプレ見れればそれで十分だし」 『なっ……っ!?』 驚きと羞恥で、一気に体温が二、三度上昇する。コイツは今、何気に女の子を篭絡出来 る発言をした事に気付いているのだろうかと疑問に思いつつ、とにかく私は必死で否定し た。 『ば、馬鹿を言うな!! 私のコスプレなど大したことはないし……大体、お前を喜ばせ ようと思ってとか、そういう意図で着た訳じゃない!!』 「いや。それは分かってるけどさ。でも、テレビとかでコスプレの女の子が出る機会も増 えたけど、そんなに目を引くような子もいないし」 『う……』 反論しようとして、言葉が出ずに小さくうめく声だけが口から漏れる。タカシの中では、 テレビに出るような女の子より私の方が上だとでも言うのだろうか? もし事実だとした ら……そんな事を言われたら、どうなってしまうのか、自分で自分が怖くなるくらいだ。 『だ、だからと言って、私より可愛い子などいくらでもいるだろうが。それに、何でも同 人誌だからと言っても素人ばかりじゃなく、プロも出してるらしいじゃないか。そういう のを欲しいとか思わんのか?』 危険な話題から、私は必死で話を逸らす。するとタカシはあっさりと頷いた。 732 名前:4/4[sage] 投稿日:2012/08/28(火) 22 48 09.24 0 「まあ、欲しいとは思うものもあると思うけど、何もわざわざビッグサイトまで行って買 いたいとも思わんし。この暑い中を満員電車に乗ってさ。しかも会場も混雑してるから、 熱気でムンムンするらしいし」 『なるほど。お前はそんな男だらけで暑苦しい場所へ私を一人で放り出そうと、そういう 訳なんだな?』 何だか急に不安になり、同時に余りにも素気無い態度を取るタカシを睨みつける。する とタカシは、慌ててそれを否定した。 「いやいやいや。男だらけじゃなくて、今じゃ女性も多いし。現に委員長のサークルって 女性ばっかなんだろ? 委員長とかいるんだから大丈夫だって」 そんな慰めも、私にはほとんど役に立たなかった。あくまで委員長のお願いを代弁して いるだけ、と言い聞かせてきていたのに、いつの間にか私の中ではタカシが必要不可欠な 存在になってしまっていたのだ。 『だが、彼女だって忙しいだろう? 売り子に買い物。それに彼女だってコスプレするっ て話だから、そっちの対応もあるだろうし。そうなると知り合いなんていないに等しいで はないか』 「いや。もともとは委員長の知り合いの男がいれば、そっちに頼むはずだっただろ? 知 り合いがどうのとか関係なくね?」 タカシの指摘に、私はハッと気付かされる。だが、今更自分の間違った発言を取り消す 訳にも行かなかった。 『やかましい!! お前が私を不安にさせるような事を言うから悪いんだろうが。それに、 どのみち頼める男はお前以外いないのだ。どうせ普段ロクな事をしていないのだから、た まには人助けくらいしろ』 逆ギレ気味に怒鳴りつけると、憤慨した気持ちが抑えきれないとばかりに私はフン、と 鼻を鳴らした。するとタカシは、私の顔をジッと覗き込むように窺ってくる。 『な、何だ? 人の顔をジロジロと見るな。気持ち悪いぞ。このバカ』 照れて悪態を吐くも、一向に気にしないようで観察を続けつつ、タカシが質問してきた。 「美琴自身は、どうなの? 俺に来て欲しいと思ってる?」 続く。