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ジョージチャーチル(ジョージ・チャーチル) イングランド王の系譜に登場する人物。 関連: サーウィンストンチャーチル (サー・ウィンストン・チャーチル、父) エリザベス(12) (母)
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第1話 アラビアン・エドワード 470 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 01 35 00.75 ID x7d/2p+30 『チャーチルの犬』第1話 アラビアン・エドワード ―1942年 北アフリカ ダダダダダダダ マイルズ「ロンメル将軍、弾薬残りわずかです!」 『よし、陽動はそれで充分だ。撤退しろ! シャーロット、前へ! マイルズ隊の撤退を援護するんだ!!』 シャーロット「はい!」ドンッ 加東「ロンメル閣下、大型ネウロイ4機陽動地点到着まであと30秒!」 『シャーロット、退け! マイルズ隊はもっと飛ばせ! 砲撃に巻き込まれるぞ!!』 加東「あと10秒……5、4、3、2、1…」 パットン「Fire.」 ドガガガガガガガガ パトリシア「イーハァー!」 マリリン「ロックンロール!!」 アビゲイル「騎兵隊の参上っす!!!」 472 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 01 38 39.28 ID x7d/2p+30 ネウロイキュィィィィィィィィィィ マリリン「!? 全機無傷ってウソでしょう!?」 アビゲイル「パトリシア!?」 パトリシア「いけない! 囲まれた…!!」 『シャーロット、救出を…!』 シャーロット「は、はい!!」 ダダダダダダダダ パトリシア「く…ビクともしない…!」 『マイルズ隊、早く合流してくれ…!』 マイルズ「待ってください! あと20秒…!」 473 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 01 41 15.69 ID x7d/2p+30 ネウロイキュォォォォォォォォォォ パトリシア「!!」 マリリン「パトリシアァァァァァ!」 パットン「クッ…………!」 ドンッ ダァァァン パトリシア「!?」 ネウロイパキィィィィィィィン マリリン「何!?」 アビゲイル「ウチらリベリオンの砲撃でビクともしなかったコイツを、一撃…?」 加東「南西方向に人影を発見! おそらくウィッチだわ! 誰よ、アレ…。」 『こちら、俺ブリタニア王国陸軍准尉です。 この戦場は、ブリタニア王国陸軍CPS部隊がもらい受けました。』 474 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 01 42 50.82 ID x7d/2p+30 加東「はぁ!?」 真美「部隊って……一人しかいないんですけど…。」 マイルズ「CPS部隊ってたしか…。」 マリリン「こっちに来るわ!!」 俺ブロロロロロロ アビゲイル「遅っ! というか、何、あのものすごく太いストライカー…? 見たことないんだけど…。」 俺ドンッ ネウロイパリィィィィィィン ライーサ「また一体倒した。」 マルセイユ「ヒュー、やるなぁ。」 シャーロット「シュミット大尉、あの武器、私の8.8cm砲とほとんど大きさが変わらないですよね…?」 シュミット「ああ、アレはブリタニアの17ポンド砲だね。アレを普通のストライカーで装備するなんて……こんなの初めて見たよ…。」 475 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 01 44 01.41 ID x7d/2p+30 ネウロイダッダッダッダ パトリシア「ネウロイがアイツの元に向かいだした!! ネウロイもアイツがヤバイって気付いたようね!」 マリリン「マズイって! いくらなんでも大型2体じゃ……!」 マイルズ「大丈夫よ。」 アビゲイル「へ?」 ネウロイキュォォォォォォォ パトリシア「危ない!」 俺シュピィィィィィィン 真美「うわぁ…大きなシールドですねぇ…。」 加東「まぁ…あんなでっかいストライカーだしね…。それにしても、大型ネウロイの攻撃を正面から受けてビクともしないなんて…。」 476 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 01 45 22.61 ID x7d/2p+30 俺ドンッ ドンッ ネウロイパリィィィィィィン ネウロイパリィィィィィィン マルセイユ「あっというまに全滅させちゃったな。」 パットン「ガハハハハッ!! コイツァたまげたっ!!」 シャーロット「すごォい……。」 『マイルズ少佐、彼は一体何者なんだ…?』 マイルズ「おそらく彼は、チャーチル首相の私兵…通称『チャーチルの犬』、俺准尉です。」 パトリシア「……………。」 643 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 21 57 22.66 ID x7d/2p+30 加東「おっそいわね~…。」 俺「……………。」ブロロロロロロ 加東「輸送車に乗れって言ったのに、それを断っておいて……この遅さっていう…。 本人がイイって言ってるんだから、置いていけばいいのに……お人好しもいい加減にしてくださいよ?」ジロッ ロンメル「い、いやっ……彼は我々の恩人なのだから、蔑ろにするわけにはいかないだろう?」オロオロ シャーロット「……………。」ボーッ 加東「はぁ…みんな疲れてるんですよ……? シャーロット、さっきからボーッとしてるけど大丈夫? 私の水残ってるけど、飲む?」 シャーロット「……………!? だ、大丈夫です! ちょっと物思いに耽っていただけですから!!」アタフタ 加東「? ならいいけど…。 ………………。」 俺「……………。」ブロロロロロ 加東「………………………ハァ…。マイルズ少佐、あんなに遅くてストライカーを履く意味あるの?」 645 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 21 59 12.80 ID x7d/2p+30 マイルズ「そうねぇ…彼のストライカー、ブラックプリンス歩行脚は速度を犠牲にしてシールド強化と肉体強化性能に特化させたものだから、鈍足なのは仕方ないのよ。 ブラックプリンスは、私の使っているマチルダⅡ歩行脚の後継機チャーチル歩行脚を、17ポンド砲を装備できるように改良した試作機なの。 たしかに、凄まじい高火力とシールド強度なのだけど、この鈍足さと燃費の悪さで使い勝手が悪すぎて実用段階には至ってないはずだったのだけど…… まさか使っている人がいるとは思わなかったわ…。」 加東「ふーん…。ていうか、彼…結局何者なの?」 マイルズ「私も話で聞いたことしかなかったのだけど……彼はウィンストン・チャーチルブリタニア首相の直轄部隊であるCPS部隊の隊長であり、唯一の隊員である俺ブリタニア王国陸軍准尉よ。」 フレデリカ「ああ、どこかで見たことあると思ったら、『チャーチルの犬』だったのね。」 加東「知ってるの?」 フレデリカ「ええ、東部戦線で一度だけ一緒に戦ったことがあるわ。正確に言うと、一方的に戦場を奪われたのだけどね。」 シュミット「ああ……あの時癇癪を起した君を宥めるの大変だったなぁ…。」 マイルズ「CPS部隊の…いや、彼の任務はチャーチル首相の命令に応じてブリタニアにとって重要な戦線に赴き、その圧倒的な戦力で戦場の主導権を握ること。 私達ブリタニア軍にとっては頼もしいのだけど、他国のウィッチはどこの馬の骨とも分からない奴に、今まで自分達が必死で守ってきた戦場を有無を言わせず奪われたりしたらイイ思いはしないわよね…。」 フレデリカ「そうね、何度ルーデル隊長に急降下爆撃をしてもらおうと思ったか…。」 シュミット「思い止まってくれて本当に良かったよ……。」 647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 22 01 04.89 ID QbOXK71m0 支援 そりゃひとたまりもないな 648 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 22 01 13.81 ID x7d/2p+30 加東「あらあら、ずいぶん評判悪いのね。」 マイルズ「彼の通称が『チャーチルの犬』だからね…。それはもう他国から嫌われまくってるわよ…。」 加東「身内はどう思っているの?」 マイルズ「身内での評判はイイわよ。強さを鼻にかけず、いつも紳士的で…」 フレデリカ「紳士的ィ…? ハッ!」 シュミット「こ、コラッ…フレデリカ…。」 マイルズ「彼はブリタニア軍の中では、『アラビアン・エドワード』と呼ばれているわ。あんまり知られた渾名じゃないけどね。」 加東「アラビアンねぇ…。」チラッ 俺「……………。」ブロロロロロ 加東「彼、ブリタニア人じゃないわよね…?」 マイルズ「……確認はされてないけど、おそらくそうよ。」 加東「あの褐色の肌と、真っ黒な髪は……アラブ人…?」 マイルズ「多分ね…。噂では、チャーチル首相の隠し子らしいけど…。」 加東「隠し子って…似てないにもほどがあるでしょう…。」 マイルズ「まあ、エジプト辺りで見つけて、連れ帰って私兵として育てたんだろうっていうのが大方の見解ね。」 649 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 22 02 51.34 ID x7d/2p+30 加東「う~ん…あんまりイイ話じゃないわね…。」 マイルズ「……そうね…。自分で言うのもなんだけど、近年のブリタニアの歴史はあまり人に誇れるものじゃないのよね…。きっと、彼もその被害者の一人なのよ…。」 フレデリカ「そう考えるとちょっとかわいそうになってきたわ…。」 ―トブルク基地 俺「…………。」 パトリシア「おかえり! 悪いけど先に帰らせてもらってたわ!! あの時は助けてくれてありがとう!!!」 マリリン「何あの武器!? 超クール!!」 アビゲイル「イーハァァァ!! あんなの<自主規制ィ!>にぶちこまれたら<検閲により削除ォ!>してしまうわ!」 パトリシア「気に入ったわ。ウチに来てパットン親父をFuckしていいわよ。」 マリリン「もしかしたら、パットン親父の<見せられないよ!>に匹敵するかも…」 パットン「何を言っている。ワシの<ピーッ>は列車砲だぞ。」 パトリシア・マリリン・アビゲイル・パットン「「「「HAHAHA!!」」」」 650 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 22 03 25.10 ID L3a43Qvq0 _______ . | ̄  ̄| | | | | | | ,| | ,,_===============_、  ̄ |i _ , 、 _ ミl ̄ |l -= ゞ== ヘ 「l ー=・- l l -・=- l| リゝ_ ノ 、 、.._ リ いよいよ私もSS進出か | ,/ ヽー \ ,lJ ! ,rー─-- 、 ノ l / `  ̄ ´ 丶 /| .. -‐─/ | ヽ ... _ /, \──--...、 / !\ ´../ / \ > l ┌-..、ー ,,,-‐┐ / < l | r;;;ヽ | / ∟ イー ヽ 」 / 651 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 22 04 19.79 ID x7d/2p+30 アビゲイル「何にせよ、ありがとね。」 パトリシア「あの時は、本当に危なかったわ。ありがとう。」 マリリン「あ、自己紹介がまだだったわね。私はパットンガールズのマリリン!」 アビゲイル「アビゲイルよ。よろしく!」 パトリシア「私はパトリシア。パットンガールズ最先任よ。よろしくね❤」 パットン「ワシはこのエンジェルちゃん達を統べるリベリオン第2軍団軍団長ジョージ・S・パットン将軍である。ワシのエンジェルちゃんが世話になったな。 良かったら君もワシのエンジェルちゃんにならんか? ワシはどっちでもイケるからな!!」 パトリシア・マリリン・アビゲイル・パットン「「「「HAHAHA!!」」」」 俺「………俺ブリタニア王国陸軍准尉です。よろしくおねがいします。」ペコリ スタスタスタ 652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/04(土) 22 05 07.16 ID QbOXK71m0 品がねぇなパットンガールズwww しえん 653 :チャーチルの犬>>650こんなAAがあったとは…:2011/06/04(土) 22 06 05.41 ID x7d/2p+30 俺「モントゴメリー将軍、CPS部隊隊長、俺准尉であります。今日からよろしくおねがいします。」ビシッ モンティ「あ、ああ……よろしく頼むぞ…!」 ロンメル「俺准尉、エルヴィン・ロンメルカールスラント陸軍中将だ。よろしく。」 俺「よろしくおねがいします、ロンメル将軍。さっそくですが、これからの方針についてお話したいと思います。」 モンティ「ん? 何だそれは? 聞いていないぞ?」 俺「これからは、この北アフリカ戦線はブリタニア軍が一任します。」 ロンメル「なっ…!」 モンティ「はぁ!?」 俺「出て行けとは言いません。ただ、私の邪魔立てをするようでしたら、容赦なく17ポンド砲の餌食になっていただきます。」 654 :チャーチルの犬:2011/06/04(土) 22 07 22.74 ID x7d/2p+30 次回予告 パトリシア「ロックンロール!!」 マリリン「私達はパットンガールズ!」 アビゲイル「パットン将軍の虎の子よ!」 パットン「みんなワシのエンジェルちゃんだ!!」 パトリシア「今日はパットン将軍の嫌な所を挙げていきましょう!」 マリリン「ダンディすぎる所!」 アビゲイル「頭が良すぎる所!」 パトリシア「器が大きすぎる所!」 パットン「おっと、君達…最も嫌な所を忘れてるではないか…。ワシはエンジェルちゃん達のことを愛しすぎているということをな!!」 パトリシア・マリリン・アビゲイル・パットン「「「「HAHAHAHAHAHA!!」」」」 次回『チャーチルの犬』第2話 私が見たブリタニア 第2話へ続く
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チャールズスペンサーチャーチル(チャールズ・スペンサー=チャーチル) 連合王国貴族のネルソン伯爵の系譜に登場する人物。 関連: スーザンスペンサーチャーチル (スーザン・スペンサー=チャーチル、娘)
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名称 チャーチル AVRE 略称 AVRE 弱点 背面、上面 座席 1番席 290mmペタード迫撃砲、BESA MarkI 7.92mm機銃 (装甲貫徹力) HE → 34mm 2番席 煙幕展開, 砲撃要請 3番席 Besa MarkI 7.92mm機銃 4番席 デサント席 5番席 デサント席 関連 歩兵戦車.IV チャーチル歩兵戦車.IV チャーチル (増加装甲付) チャーチルV CSチャーチル NA75チャーチル NA75 (増加装甲付) チャーチルAVREチャーチルAVRE (増加装甲付)チャーチル・カンガルーチャーチルARV 概要 イギリス軍の戦闘工兵車。290mm迫撃砲は極めて高い威力を持ち、重戦車ですら直撃を受ければ無事ではいられないが、 装填速度はリロードは15秒と遅く、弾数も少なく射程も短い。重梱包爆弾と同じ威力&爆風半径なのでTKには注意。 一部の上陸マップで邪魔な壁の排除に役に立つ代物。 コメント 名前 コメント
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チャーチルVII 重戦車 移動力 4 索敵範囲 2 燃料 50 索敵海中 1 生産資金 1300 変形 不可 防御力 対空 25 対地 60 対艦 60 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 75mm砲QF 15 0 60 70 3 0 1 18 8 - - - 7.92mmMG 3 0 5 50 0 0 1 4 7 - - - NOT - - - - - - - - - - - - NOT - - - - - - - - - - - - 最終形にしてようやく使い物にはなるようになった歩兵戦車Mk.IV。 VIIは車体設計が大幅に変更された後期型で、それまでの増加装甲リベット留めから 全て溶接構造となり、装甲厚も大幅上昇している。 その分重量が増加したため、速度は低下した。 このゲームではなぜか速度低下していない。(不整地走破性の高さのためか?) ようやくマトモに使える防御力となったが、相変わらず攻撃は微妙。 壁としてなら使えなくもない。 とはいえ結局このユニットに使う分の枠を、ファイアフライやアキリーズに回した方がいいのだが。 チャーチルVIから進化可能、
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第2話 私が見たブリタニア 200 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 10 30.69 ID ELXHwPhz0 第2話 私が見たブリタニア ―1929年 エジプト カイロ 「ミスター・チャーチル、奥方のバッグをひったくりやがった不届き者をひっ捕らえましたぜ!」 「――――!―――!!」ジタバタ 「ありがとう…って、…………………まだ子供じゃないか…。」 「そうですな。まったく…ブリタニアの名士で、政治家であらせらるミスター・チャーチルの奥方様からひったくりをするたぁとんでもねぇクソガキだな!!」 「―――…。」 「鞭打ちにでもしてやりますか?」 「………いや、いいよ。この子の親と会って話をする。それだけで十分だ。親の名前を訊いてくれないか?」 「分かりやした。――――――――――、―――?」 「――。」ボソッ 「親はいないそうです。」 「そうか…………君、その子を放してやってくれないか?」 「ええっ!?」 203 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 16 19.39 ID ELXHwPhz0 「頼む。」 「まあ、アンタがそうおっしゃるなら…」 「………。」 「なんだ、坊主? お前には親がいないのか?」 「………。」 「それなら……私の所に来るか?」 「………。」 「心配するな。子供一人を養えないほど落ちぶれてはいないさ。」 「………。」 「あの、ミスター…訳しやしょうか?」 「いい。子供に意思を伝える時に大切なのは、言葉ではなく行動だ。」 ポンッ ナデナデ 「のぅ、小さきジェントルマンよ。」 「………。」 「このくたびれたジジイに人生を賭けてみる気は無いかい?」ニヤッ 207 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 21 29.08 ID ELXHwPhz0 ―1942年 北アフリカ オアシス ブリタニア一般兵士宿舎 AM 2:00 俺「………。」ブルッ ガバッ 俺「寒い…。」 スタスタスタ ―ブリタニア一般兵士宿舎外 俺「………。」ズズッ パトリシア「やほっ。どうしたの? 眠れない?」 俺「……はい。予想以上に冷えますね、砂漠の夜は。」 パトリシア「そうよねー。私もまだ慣れないわ。」 211 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 24 58.93 ID ELXHwPhz0 俺「あなたは、何故ここに? ここは一般兵士用の宿舎で、ウィッチ用の宿舎ではないはずですよ?」 パトリシア「いや~、パットン親父の部屋でみんなと飲んで騒いでいたらこんな時間になちゃって…。で、宿舎に帰る途中でアンタを見かけたから声をかけてみたってわけ。」 俺「そうですか。ああ、これ、飲みますか?」 パトリシア「ありがと❤ これ、紅茶?」ズズッ 俺「はい。」 パトリシア「ていうか、こんな夜遅くに泉から水を汲んで来て淹れたの?」 俺「はい。」 パトリシア「ひぇ~…アンタも好きねー……。」 俺「体を手っ取り早く温めるには、紅茶が一番ですので。」 パトリシア「ふ~ん…。それにしても、きれいなブリタニア語ね。」 俺「ありがとうございます。ブリタニア人とは程遠い容姿をしている自分だと、やはり気持ちが悪いでしょうか?」 パトリシア「そんなことないわよ。容姿とかはどうでもいいの。大事なのは心意気よ、心意気!」 俺「そう言っていただけると………うれしいです。」 213 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 26 25.19 ID ELXHwPhz0 パトリシア「う~ん…………もしかして、アンタって…私達のこと嫌ってないの?」 俺「? 嫌う理由に心当たりが無いのですが…。」 パトリシア「そうよね……でも、昼間邪魔したら撃つみたいなこと言ってたから、少なからず私達のこと嫌ってるのかと思ってたけど…。」 俺「アレには他意はありませんよ。ただ、私の邪魔を…ブリタニアの繁栄を邪魔するようであれば、容赦はしない。そのことを伝えたかっただけです。 チャーチル首相が撃てといえば、私はあなた方を躊躇なく撃ちます。」 パトリシア「ふ~ん…そっか…。」 ―トブルク東200km AM 10:00 ガードナー「俺准尉ィー、荷台の方は揺れてないですかー?」 俺「大丈夫ですー。とても快適ですよー。 すいません…。自分の鈍足なためにわざわざ戦場まで送っていただいて…。」 215 :チャーチルの犬[sage]:2011/06/09(木) 19 28 14.55 ID ELXHwPhz0 ガードナー「いいんですよ。我々にはこれくらいのことしか出来ませんから…。」 俺「そんなことは……」 ガードナー「いい大人が女子供に頼りきってしまって……情けない限りです…。」 俺「そんなことは……ないです…! 私達ウィッチはネウロイと戦う力があるからここにいるのです。でも、あなた方は戦う力がなくてなお決してここから逃げ出そうとしない。 あなた方の勇気には感服いたします。」 ガードナー「ハハハ…それは言い過ぎですよ。でも……ありがとうございます。 あ、もう到着ですね。」 俺「それでは、行ってきますね。」 ガードナー「必ず帰って来てくださいね…。」 俺「大丈夫ですよ。私にはまだやることがたくさんあります。それに、あなた方の勇気のためにも、決して死ぬわけにはいきません。 俺ブリタニア王国陸軍准尉、出るっ!」 139 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 26 55.51 ID 2cmhcX4O0 ―トブルク東200km 仮設テント内 AM 10:00 俺「…………。」ブロロロロ 加東「マイルズ少佐、本当にいいの?」 マイルズ「ええ……今回の敵は大型2体に中型が10体。その程度なら彼一人で充分よ。」 加東「ひょえ~……だからって彼一人に任せるっていうのも…ねぇ?」 マイルズ「はぁ……そうなのだけれど…彼が受けた命令イコールチャーチル国防相、つまり私達ブリタニア王国軍のトップの命令なのよね…。」 加東「それに逆らうのはいくらなんでも無理…か。で、私達が出てきたら、本気で撃たれそうだし…。」 ロンメル「一つの国のトップが関わってくると、さすがの我々も勝手が出来ないのだよ。」 加東「だからって、航空支援すらしないのは無茶ですって…。」 ロンメル「彼が直々にいらないと言ってきたんだぞ? そう言われたら、今の我々はそれに従うしかない。」 加東「でも…」 ロンメル「万一の時の戦略をモンティがちゃんと考えて用意してくれている。私とパットンだっている。 大丈夫。こう見えても我々はけっこう名の売れた指揮官なのだよ?」 パットン「そうだぞ。ただのダンディなおじ様ではない。」ニヒッ 加東「そう…ですね…! お願いしますよ、閣下。」 141 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 31 47.47 ID 2cmhcX4O0 『ネウロイを発見しました。これより交戦します。』 マイルズ「!」 加東「さて、お手並み拝見といきましょうか。」 俺フィィィィィィィ ロンメル「ん? 全身を覆うようにシールドを張ったのか?」 マイルズ「ああすれば、全方位からの攻撃は防げますからね。」 加東「いやいや、サラッと言ってるけど、あんなの簡単には出来ないわよ!?」 マイルズ「そうね。でも、アレが出来るからこそ彼は一人でも『部隊』と名乗れるの。」 加東「囲まれた……けど…。」 ネウロイシュピィィィィィ 俺「…………。」 加東「うわぁ…ネウロイの攻撃をものともしてない…。」 ネウロイキュィィィィィィ マルセイユ「ケイ! 飛行杯だ! 出撃しよう!」 142 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 36 07.26 ID 2cmhcX4O0 加東「いや…多分大丈夫よ、マルセイユ。」 ネウロイダダダダダダダ 俺「…………。」チャキッ ドンッ マルセイユ「お、飛行杯を撃ち落としたぞ。」 加東「今、真横でネウロイに攻撃されていたのに、それをまるで無視するなんて…。」 マイルズ「話には聞いていたけど…これはなかなか壮絶な光景ね…。たった一人で、一方的にネウロイを虐殺してる…。」 ロンメル「なるほど、ああやって絶対的な防御力で敵の懐に入り込み、確実に一体ずつ倒していくわけか。」 パットン「ガハハハハハッ! イカれてやがるな!」 俺ドンッ ドンッ ネウロイパリィィィィィィィィ ネウロイパリィィィィィィィィ 加東「やっぱり大型も一撃か…。」 144 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 40 37.01 ID 2cmhcX4O0 マイルズ「あとは中型が1体だけ…。」 俺「ハァ……ハァ………ハァァ!」ドンッ ネウロイパリィィィィィィ ロンメル「よし! これで全滅だな!」 マイルズ「飛行杯の増援があった分、さすがの彼もしんどかったみたいですね。」 俺「…ハァ…ハァ……!」フラフラ ロンメル「諸君、撤退だ。無駄足を踏ませて悪かったな。」 キュィィィィィィィィ 加東「なっ!? ネウロイ!? どこから!?」 ザアアアアアアアァァァァァァァァァ マイルズ「砂の中から!? しかもさっきよりも大きい…。」 146 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 42 31.33 ID 2cmhcX4O0 加東「そんなの反則…。」 ロンメル「ボサッとするな! すぐに出撃の準備をしろっ!」 マイルズ・加東「「え…は、はい!」」 ロンメル「マイルズ隊は準備が出来次第、すぐに出撃だ。細かい指揮は君に任せる。とにかくできるだけ早く進撃して、彼の救出を最優先にしろ。」 マイルズ「はい!!」 ロンメル「航空隊は少し待て。敵の特性を見てから、出撃の是非を決める。」 加東「はい。」 パットン「砲撃部隊、何やってんだ!? そんなチンタラやってたら日が暮れちまうぞ!?」 「「「は、はい!」」」 パットン「ロンメル! パットンガールズは準備万端だ! この子らの方が速いから先に出撃させちまうぞ!?」 ロンメル「ああ任せた、パットン。」 パットン「パットンガールズ、ロックンロール!!」 パトリシア・マリリン・アビゲイル「「「イエッサー!!」」」 147 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 45 12.55 ID 2cmhcX4O0 ロンメル「さて、シャーロット…準備は出来ているね?」 シャーロット「は、はい!」 ロンメル「よし。とにかく、ネウロイのど真ん中を狙って、どこでもいいから一発当てるんだ。ほんの少しでいいから、スキを作ってくれ。それでは、砲撃用―」 『待ってください。手出しは無用です。』 ロンメル「なっ…!?」 マイルズ「何を言ってるの!? あなたはもうフラフラじゃない!」 加東「あとは私達に任せてここは退きなさい!!」 ネウロイシュピィィィィィィィィ 俺『ハァ……ハァ…!』シュィィィィィィ ガガガガガガガ マイルズ「ほら! シールドもそんなに小さくなってる!」 俺『ハァ…まだ…ハァ………やれます…!』 148 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 48 58.80 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「…………。」 俺『しかとその目に焼き付けてください……これがチャーチル首相の……ブリタニア連邦の力です……!』 ドンッ ダァンッ ネウロイキュオオオオオオ 加東「ダメ! 一発では倒しきれない…!」 俺「……クッ……!」フラ… パトリシア「危ない!」 俺「………ォォォォォオオオオオオオオオ!!」 ドンッ ドンッ ダァン ネウロイパリィィィィィィィ 俺「ハァ…ハァ……ハァ……………。」バタリッ 149 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 02 51 56.50 ID 2cmhcX4O0 ―トブルク基地 マイルズ「一体どういうつもり!?」 俺「…………。」 ロンメル「命令違反はまあよしとしよう。君の直属の上官はチャーチルブリタニア首相だからね。だが、あの時撤退をしなかったのはいただけないなぁ。」 マイルズ「あの時、自分がどういう状態だったか分かってるの?」 ロンメル「立つこともままならないで、あのネウロイを倒そうなんて、命を捨てるようなものだぞ。」 俺「…上官ではないあなたには関係のないことです。」 マイルズ「な―」 ロンメル「何を言っているんだ貴様はっ!!」 俺「」ビクゥ ロンメル「関係ない? ふざけるなよっ!? 国籍が違おうが軍が違おうが…私の前で命を無碍にするようなことは絶対に許さん!!」 俺「…………。」 151 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 00 08.57 ID 2cmhcX4O0 ロンメル「分かったかぁ!?」 俺「…………。」 ロンメル「返事はどうしたっ!!」 俺「………それでは、失礼します。」ペコリ スタスタスタスタ ロンメル「……ハァ…。」 マイルズ「申し訳ありません…ブリタニア軍を代表して謝罪します…。」 ロンメル「いいよ。結局彼がネウロイを倒してくれたことには変わりは無いからな。 しかし、彼は難儀な性質だなぁ…。」 マイルズ「…はい………。」 ロンメル「マイルズくん、彼は君に任せるということでいいかね?」 マイルズ「はい。でも、もしかしたらあの子がなんとかしてくれるかも…」 ロンメル「?」 152 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 06 09.18 ID 2cmhcX4O0 ―1938年 ブリタニア チャーチル宅 「サー・チャーチル、少しお聞きしたいことがあるのですが…。」 「? どうしたのだ、俺?」 「貴方は、あの時どうして私を助けてくださったのですか?」 「…………不服か?」 「い、いえ! ただ、先日教えていただいたことにそぐわないように思いまして…。 先日、大勢の貧しい人がいる中で、一人だけに施しを与えると他の者も施しを求めて暴動が起こるから、かえって良くないということを教えていただいたのですが…… それなのに、何故エジプトに大勢の貧しい人々がいる中で、私だけを助けてくださったのですか?」 「ふむ…」 「いえ…あのっ! 聡明なサー・チャーチルがどういうお考えだったのか気になっただけで……別に、非難をしているというわけでは…」 「…正直に言うと、あれは一時の気の迷いだったのだよ…。まだ幼いのに人生を諦めきった目をしていた君をどうしても放っておけなかった…。」 「そう……なの…ですか…。」 154 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 12 10.53 ID 2cmhcX4O0 「だが、失敗だったのは、あの日のあの瞬間だけだよ。」 「へ…?」 「あの日、私が助けた君は今では立派なブリタニア紳士になって私を支えてくれている。それは暴動が起こるリスクを代価とした利益としては大きすぎるものだよ。」 「…………。」 「君を助けたのは、私が人生で成し遂げた最高の偉業だ。」 「………ありがとうございます。」 「君が今ここにいることは、決して失敗などではない。私はあの日、君を助けた自分を心の底から誇りに思うよ。」 ―1942年 北アフリカ オアシス ブリタニア軍一般兵士宿舎外 AM 1:30 パトリシア「ハァイ❤」 俺「こんばんは。こんな夜遅くにどうされたんですか?」 パトリシア「少しアンタと話がしたくてね。今日も起きてくるかと思って待ってたら……これは予感的中ってヤツ?」 155 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 18 11.11 ID 2cmhcX4O0 俺「恥ずかしながら、今日も寒くて目が覚めてしまいました。やはり、この寒さにはなかなか慣れませんね。 あ、紅茶どうぞ。」 パトリシア「ありがと❤」 俺「今夜もパットン将軍の所へ?」 パトリシア「そっ。戦勝祝い❤」 俺「昨日もされていませんでしたか?」 パトリシア「うん、昨日も勝ったからね。」 俺「勝つたびにパーティーをするのですか…」 パトリシア「当たり前じゃない! また一歩平和に近づいたのよ? 喜んでパーティーを開かない方がおかしいわよっ!!」 俺「そういうものですかね…?」 パトリシア「そういうもんなのっ! それに……そのくらい喜んであげないと、勝利のために散っていった人が報われないじゃん……。」 俺「…………。」 156 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 24 09.66 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「今日はありがとね。アンタのおかげで誰も傷つくことなく、ネウロイを追っ払えたわ。」 俺「いえ……私はブリタニアのために戦っただけで、貴方にお礼を言われる筋合いは……」 パトリシア「うっさいわねぇ……グダグダ言ってないで黙って感謝の気持ちを受け取りなさいよ。」 俺「私の発言は無視ですか…。」 パトリシア「そういうこと❤ パットン親父も言ってたわ。アイツはよくやってくれたって。」 俺「命令違反しても、ですか?」 パトリシア「たしかにそれは良くないけど……アンタが頑張ったという事実は変わらないってさ。」 俺「…………。」 パトリシア「私から見ても、あの時のアンタはイカしてたわよ。パットン親父ほどじゃないけどねっ!!HAHAHA!!」 俺「……ありがとうございます。」 パトリシア「命知らずのバカ……超クールじゃん!! アンタ気に入ったわ! ウチに来て犬のBobをFuckしていいわよ!」 俺「そ、それは遠慮しておきます…。」 パトリシア「何よ。つれないわねぇ…。これじゃあ、ウチのパパとは気が合いそうにないわね。」 俺「気が合う人なんてそうそういないと思いますよ…。」 157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/25(土) 03 25 32.31 ID B1dwh9W90 ちょっとBOBFUCKしてくる 158 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 30 20.92 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「それにしても、アンタはどうしてあんなに頑張るの? まさか…チャーチル首相に家族を人質に取られているとか……!?」 俺「そんなことはないですよ。チャーチル首相には良くしていただいています。 それに、私の家族は私が小さい時に死んでしまっています。」 パトリシア「え…あっ……ゴメン…。」 俺「いいですよ、まだ私が小さい頃の話ですし。 ちょっと自分語りをしてもいいですか?」 パトリシア「カモンッ! どんな<アアン❤>で<イクゥ❤>な物語を聞かせてくれるの!?」 俺「ハハハ…そういうのではないですよ…。平凡な、不幸で幸福な一人の男のつまらない話です。 私はここ北アフリカのエジプト、カイロで生まれました。私の家は代々酒屋を営んでいて、毎日をそれなりに楽しく過ごしていました。 そんなある日、両親がブリタニア人に殺されました。」 パトリシア「…えっ……!?」 159 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 36 10.03 ID 2cmhcX4O0 俺「私が5つの時、私達家族が住む町にあるブリタニア人が新しい酒屋を開きました。そのブリタニア人の店の酒は粗悪でまずかったそうです。 だから、そのブリタニア人の店には客が全然来ませんでした。彼は、その原因を私の両親の経営する店があるからだと考えたようです。 彼は私達の家に火を付けました。」 パトリシア「…………。」 俺「助かったのは、出口から近い所に部屋があった私だけ。両親も、祖母もその火事で死んでしまいました。 犯人が新しく町に来たブリタニア人だということは、目撃者の証言ですぐに明らかになりました。しかし、地元の警察は彼を逮捕することはできませんでした。 彼の身柄を引き取ったのは、ブリタニア大使館。彼の裁判はブリタニアで開かれました。治外法権というやつですね。 そのブリタニア人は証拠不十分ということで、無罪になりました。」 パトリシア「ひどい……。」 俺「その出来事で、私は家族と家と、生きる希望を失くしました。 それからの私は、観光客のブリタニア人から引ったくりをしてなんとか生計を立てて暮らしました。あの頃はいつ死んでもおかしくなかったですよ。 私がチャーチル首相と会ったのはその時です。」 パトリシア「…………。」 160 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 42 10.17 ID 2cmhcX4O0 俺「首相は、チャーチル夫人のバッグを盗んだ私を咎めず、そればかりか私をブリタニアに連れ帰って養ってくださいました。 あの時はまだブリタニア語は全然分からなかったから、首相が何と言ってくださったのか覚えていませんが、頭を撫でてくれた手がとても温かったのは覚えています。」 パトリシア「………ふぅん…。」 俺「突然家に押し掛けてきた私を、チャーチル家の方々はあたたかく迎えてくださいました。 チャーチル首相は首相ご自身でブリタニア語を私に教えてくださいました。 ブリタニア語をまったく話せない私に身振り手振りで懸命に伝えようようとされている姿をよく覚えています。 そのおかげで学校に通える歳までに、なんとか日常会話くらいならブリタニア語で出来るようになりました。」 パトリシア「…………。」 俺「チャーチル首相は私をとてもいい学校に通わせてくださいました。 その学校の方々も、ブリタニア語もおぼつかない上に、どう見てもブリタニア人には見えない褐色の肌をしたなんとも胡散臭い私でも一人の友人として扱ってくれました。 その学校に通いながら、私は戦士として戦う鍛錬を始めました。」 パトリシア「…………。」 162 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 48 57.05 ID 2cmhcX4O0 俺「私が人並みの人生を歩めているのは、チャーチル首相とそのご家族、そして私がブリタニアで関わった全ての人々のおかげです。 決して家族がブリタニア人に殺されたことを忘れたわけではありません。 でも、私が見たブリタニアは、あたたかくて気高かった。」 パトリシア「…………。」 俺「ブリタニア王国のため……と大きなことを言っていますが、私はただ…チャーチル首相やチャーチル家のみなさん、幼馴染や友人達に幸せで誇り高く生きてほしいだけなのです。 私はそのために強くなった。彼らにずっとあのままでいてほしいから強くなったのです。」 パトリシア「………Zzz……………ハッ!?……ご、ゴメン…! あの、その…パットン親父の部屋で大騒ぎしてたからちょっと疲れちゃって…!」 俺「ハハハッ……いえいえ。こちらこそすいません。長々と一人で喋ってしまって。 今度は貴方のお話を聞かせていただいてよろしいですか?」 パトリシア「へ……私………?」 俺「はい。貴方は何故遠くリベリオンからここアフリカまで来たのですか?」 163 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 03 55 06.62 ID 2cmhcX4O0 パトリシア「う~ん……そうねぇ…。 私はさ…リベリオンが大好きなのよね。賑やかで、楽しくて。 リベリオン人として生まれて本当に良かったと思ってる。」 俺「フフッ……そうなのですか。」 パトリシア「その大好きなリベリオンがさ……欧州を助けたいって言ったの。 お節介かもしれないけど、困ってる人達を助けたいって言った。 だったら、一肌脱いであげないわけにはいかないじゃない?」 俺「…………。」ニコニコ パトリシア「…何よ……ニヤニヤしちゃって…。」 俺「貴方は……素敵な女性ですね。」 パトリシア「なっ……とっ、突然何を言い出すのよ…!?///」 164 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 04 00 25.64 ID 2cmhcX4O0 俺「フフフッ…思ったことを言ったまでですよ。」 パトリシア「わ、私なんてっ…チャラチャラして…品もなくて……!」 俺「いえ…貴方は素敵ですよ。貴婦人が優雅に紅茶を飲む姿よりも、貴方が好きなものについて楽しそうに語る姿の方が、ずっと魅力的です。」ニコッ パトリシア「うぅっ………///」 俺「パトリシアさん…私が言うと、どの口がそれを言うのかと思われるかもしれませんが ………がんばってください。 私は貴方を応援しています。」 パトリシア「ハァ…本当にアンタだけには言われたくない言葉だよね。 でも…………………ありがと。」 165 :チャーチルの犬:2011/06/25(土) 04 00 51.29 ID 2cmhcX4O0 次回予告 ライーサ「私達はカールスラントアフリカ軍団よ。」 マルセイユ「お~い、マティルダ~新人が来たんだから、パーティの準備しろ~。酒だ~酒持って来~い。」 マティルダ「お任せください、鷲の使い。」 シャーロット「…………………………ダルイ…。」 フレデリカ「十代滅べ。」 ロンメル「以上、全員我輩の養女である。」 シュミット「誰だよカールスラント軍人は堅物ばっかりだとか言った奴は…。」 次回「チャーチルの犬」第3話 アフリカの三将軍 第3話へ続く
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チャーチ・ドラゴン アンコモン 火 3 1000 アーマード・ドラゴン ■このクリーチャーはバトルゾーンに自分のミー・ドラゴンが出ていても、召還できる。 ■このクリーチャーが攻撃する時、自分のミー・ドラゴンを1体破壊してもよい。そうした場合、相手のシールドを1枚選び手札に加えさせる(そのS・トリガーは使えない)。 (F)「ミーよ・・・。教会送りだな・・・」-チャーチ・ドラゴン 作者:バトマー ミー・ドラゴンは3ターン目に出さないと、手札からマナゾーンに置けないのでこのクリーチャーは召還できません^^; 評価
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「そうです! ポケモンを じゆうに することです!! そうしてこそ にんげんと ポケモンは はじめて たいとうに なれるのです」 プロフィール 本名(ドイツ語) ゲーツィス・ハルモニア・グロピウス(G-Cis Harmonia Gropius) 英語名 Ghetsis 出身地 イッシュ地方 身長 2m (以上、明大学園祭にて配布された本作の設定資料より。\でけえ/) 『ポケットモンスター ブラック/ホワイト』 及びその続編『~2』の登場人物。 プロフィールにあるように本名は「ゲーツィス」だが、発音しにくいため、「ゲーチス」になったとされている。 アニポケでは 相沢まさき 氏、『ポケモンマスターズ』では 花田光 氏が声を担当している。 余談だが、相沢氏はアニポケではアクア団のボスであるアオギリも演じており、 サカキ及びアカギを演じている三宅健太氏と並んで悪の組織のボスを2人も演じた声優となった。 原作でのキャラクター 作中の組織「プラズマ団」の最上位幹部、七賢人の一人とされているが、 他の幹部からはプラズマ団の王であるNと同程度の地位として扱われており、事実上のプラズマ団の支配者。 様々な町で演説をして言葉巧みに人心を掌握し、 「ポケモンと人間を白黒はっきり分けることによってトレーナー同士の競争も自然消滅し、結果的にポケモンの幸せに結びつく」 という「ポケモン救済論」の思想を広めて、トレーナーに所有するポケモンを解放するように促す。 その一方、裏では部下にトレーナーのポケモンを強奪をさせるなどといった実力行使も駆使しており、 また、自身の息子であるNに英才教育を施し、イッシュ地方の伝説のポケモンのゼクロム / レシラムに英雄として認めさせて、 その力とNのカリスマを用いて全てのトレーナーからポケモンを解き放とうとする。 以上のようにあらゆる手を尽くし、人がポケモンを持たない世界を作ろうとしていた。 + だが… 「ポケモン救済論」は建前に過ぎず、本当の目的は世界中のトレーナーにポケモンを自主解放させ、彼らを無力化した後で、 自分だけがポケモンの力を使うことで世界を独裁支配することにあった。 野心を持つ自分が伝説のポケモンに認められないとは自覚していたため、ポケモンと話す力を持つ息子のNを利用。 彼に歪んだ教育を受けさせて、「ポケモンと人とは共存できない」と信じ込ませることで、 Nが自主的にゼクロム/レシラムと共にトレーナーからポケモンを解放させるという理想を実現するよう誘導していた。 しかし、作中で主人公に感化されたNは、 「もう一方の伝説ポケモンに認められ英雄となった主人公と戦い、勝利して自分の正しさを確かめたい」 と主張し始め、徐々に計画にズレが生じ始める。 自身は立場上部下であったため思うように計画を修正できず、最終的にNは主人公と対峙して敗れたため、ついに本性を現す。 そして、計画の障害である主人公を抹殺しようとするも敗れ、自身の野望を打ち砕かれる。 シリーズ初の悪の組織関係者のラスボスであり、これらの数々の所業からポケモン史上最大の悪人とも呼ばれている。 作中の人物にも指摘されたが、公衆面前での上っ面綺麗な言葉遣いに隠されたその本性は非常に黒く、 息子のNもその野望の「道具」としか見ていない。計画の失敗後に「バケモノ」呼ばわりする始末である。 なお、右目部分にモノクルを付けており、戦闘開始前のカットインでは口の左半分のみ不自然に開いていること、 OP以外では右腕を出していないことから、右半身不随なのではないかと言われている。 + 『BW2』では 『BW2』では露骨に世界征服を推し進め、伝説のポケモンの抜け殻であるキュレムを利用して世界を支配しようとするが、 最後は同作の主人公によって計画を潰される。 ゲーチスは2度に渡り名も知らぬ子供に野望を打ち砕かれたことに憤慨し、 Nの言葉も耳に入らず、錯乱状態のままフェードアウトした。 後に彼の部下が言うには「もうなにもできない」状態になってしまったようだ。 同作にて、Nは実際の息子ではなく、親に捨てられ森に住んでいた彼をゲーチスが引き取ったことが明かされた。 孤児を英雄に祭り上げて、それを支配への手駒にしていたのである。 この様に、間違いなく外道な人物ではあるが、側近のダークトリニティからは、 「自分達を救ってくれた」と忠誠を誓われていたり、利用されていたNですら彼を「父さん」と呼び、見切りをつけずに説得を試みるなど、 少なくとも彼を知る人物にとっては、それなりの人望があったのも事実である。 + 『USUM』では ロケット団を率いていた首領サカキがウルトラホールの存在を利用して他地方かつ平行世界の悪の組織の首魁を集めた、 「レインボーロケット団」の1人として登場。 このゲーチスは他の首領格共々、行いを阻止する主人公に相当する人物が存在せず野望を達成してしまった平行世界から来た存在であり、 どのような手段を用いたのか、英雄と認められなければ使用できないはずのレシラムorゼクロムを手持ちに入れている。 + ポケモンバトルについて 使用ポケモンは切り札となる最大の強敵サザンドラをはじめ、 「どくどく」→「まもる」のコンボをするデスカーンや、ごく一部以外には実質弱点が無いシビルドンなど強力な物ばかりで、 手持ちのタイプのバランスが取れていないと非常に苦戦する。 ちなみにこのサザンドラ、『BW2』ではなつき度が低い程威力が上がる「やつあたり」を最高威力で使用する。 つまり仮にも切り札なのにゲーチスとの信頼関係はゼロということになる (サザンドラが現在の凶暴な性質になったのは、人間からの迫害を受けていた故の疑心暗鬼とされており、それ以前はまだ穏やかさを持っていたらしい)。 だが、最も印象に残るのが彼の戦闘BGM。 荘厳なメロディなのだが途中でいきなり、 「ゲェェェチス ゲェェェチス♪ ゲエエエエエエチス ゲエエエエエエチス♪」 と男性コーラスが挿入され、プレイヤーを色んな意味で驚かせた。 『BW2』でもこのBGMは健在。しかも大幅なアレンジがされており、 冒頭から「ゲェェェチス ゲェェェチス♪ ゲエエエエエエチス ゲエエエエエエチス♪」 と不意打ちかの如くボーカルが入り、プレイヤーを色んな意味で驚かせた。 また、前作と違い非常にリズミカルでハイテンポになっている。通称「ゲーチス音頭」。 + ゲーチスの首 BGMに合わせてゲーチスの頭首を回転させるなど、 ゲーチスの首を使用した様々な二次創作が作成されている。 気になったら「ゲーチスの首シリーズ」でタグ検索してみよう。 元凶 親の回転より見た回転 元凶の作者によるリメイク版 十周年 また、次世代の『X・Y』でボスを務めるフラダリも、そのインパクト抜群な見た目から、 Twitter上で「#フラダリクソコラグランプリ」なるハッシュタグが栄えるに至った。 ……ゲーチスとは微妙に無関係な話かもしれないが、後述のMUGENキャラに搭載されてしまっているため、記しておく。 MUGENにおけるゲーチス ゲーチス名義のキャラは2体ほど確認されている。 + プラズマ団したっぱ氏(pkrs氏)製作 プラズマ団したっぱ氏(pkrs氏)製作 ドットは『BW2』時のもの。 ゲーチス自身は戦わず、代わりにポケモントレーナーとして手持ちのポケモンを繰り出して戦う。 現在は本体のDLリンク先が消されているが、MediaFire上などのファイルはまだ残っているため、DL自体は可能。 また、後述するワカバ氏によって本体が転載されている。 戦闘中は戦闘!ゲーチスが固有BGMとして流れる(OFFにすることは可能)。 原作では6体のポケモンと戦うが、MUGENではデスカーン、ガマゲロゲ、サザンドラの3体のみ。 また、仕様の都合上、技構成が一部変更されている。 1体倒されただけではKOとならず、そのまま次のポケモンが登場する。 3体全てが倒されるとKO、原作通りの展開となる。 なお、2ラウンド目以降にゲーチスが繰り出せるポケモンが無い場合は、自動的に相手の勝利となる。 登場する3体のポケモンは共通して振り向き・しゃがみ・ガードはできないが、ガマゲロゲはジャンプ、デスカーン・サザンドラは空中を自由に移動できる。 初手のデスカーンは原作同様、「どくどく」+「まもる」を用いた持久戦を仕掛ける。「たべのこし」によるHP小回復あり。 次手のガマゲロゲは3種の広範囲技を持ち、波状攻撃で相手にチャンスを与えない戦法。不意に繰り出せる「どくづき」も。 最後のサザンドラは技構成がほぼ『BW』時のガチ構成で、どんな状況にも対応。 「いのちのたま」持ちにより高威力だが、技を繰り出すごとにダメージを受ける。 ポケモンの人操作は可能。 AIは未搭載だが、技の性能が強力なため凶以上の強さはある。 AI対戦だと特に初手のデスカーンが鬼門となる。 ワカバ氏による強化パッチが公開されている。 3体とも本体・技性能の強化が施されており、狂以上でも戦えるようになるようだ。 + あきゆ氏製作 ゲーチスの首 あきゆ氏製作 ゲーチスの首 見たままの通りゲーチスの首が戦う。 ゲーチスの首シリーズの数少ない素材がふんだんに使用されている。 見た目はカンフーヘッドの改変と捉えられそうだが、キャラの状態によって回転速度や方向が変わるといった独自性能のキャラである。 DL先は下記の製作動画説明文に記載。 製作動画 見た目は常にゲーチスの首が回っているだけだが、ガードやしゃがみ、ジャンプ等の基本行動が全て取れる見た目以外は至って普通のキャラ。 見た目が同じため、上段下段攻撃の見分けがつきにくいという強みを持つ。 喰らい判定は首そのものなのでかなり大きい。ただし攻撃時は喰らい判定全てが攻撃判定と重なるため、相手のめくりには強い。 通常攻撃は攻撃範囲が狭いものの、チェーンコンボ持ちのため、ヒットさえすれば次々と攻撃を出すことができる。 波動昇龍持ちの他、髪の毛を飛ばすヘアカッターなど便利な技も多い。 必殺技はバラエティに富んでおり、合わせて首シリーズの豊富な演出もついてくる。 また、画面下部の一撃必殺ゲージが満タンだと全ゲージ消費で一撃必殺技が使用可能に。一度は見てみることをお勧めする。 11P以上は特殊カラー。 様々な強化を受けられる他、相手のフライング時に追加強化が入るようになる。 また、謎ジャムを始め、様々な特殊やられも実装されている。 人操作も可能。 必殺技などが容易に使用できるように攻撃2個(3個)同時押しボタンが割り当てられているので活用しよう。 AIはデフォルトで搭載済み。 通常カラーでogreに、特殊カラーでエルクゥに1ラウンド取れるぐらいの強さとのこと。 + 大会ネタバレ 凶悪キャラオンリー!狂中位タッグサバイバル!には迸る鮮血のコープス(首無しキャラ)とタッグを組んで出場。 一撃必殺技が決まった際に、相方が幻影を放ちながらワープ技を繰り返す挙動を取ったせいで一撃演出の一部と化し、 普段にも増して何とも言い難い絵面を作り出した。こんな宗教儀式は嫌だ 10 36~ 「だれが なにを しようと! ワタクシを とめることは できない!」 出場大会 + 一覧 + ゲーチス 本気ナイト基準狂キャラ広ランクランセレ祭 第1回たぶん強以上ごちゃまぜトーナメント 第2回たぶん強以上ごちゃまぜトーナメント 強以上神未満ごちゃまぜトーナメント + ゲーチスの首 【ゲーチスの首】 シングル ミニ盛りシングルトーナメント 世紀末やきう杯!高野レン主催狂下位ランセレバトル 小規模狂中位大会 タッグ ゲージMAX!!クレイジータッグランセレバトル 集大成!強ランク1R先取即席タッグサバイバル 第3回 カオス山盛りタッグBATTLE チーム トリオ・ザ・クラッシャーズ その他 凶下位~凶最上位付近ランセレタッグ&チームバトル【門番杯】 たぶん永久vs即死トーナメント ろくろ回しトーナメント きっと永久vs即死大会2 クソゲーVS核ゲー 無理ゲー大戦 強ってツインランダムサバイバル 凶悪キャラオンリー!狂中位タッグサバイバル! 超平等!大体10割前後ワンチャン大会2 東西対抗!仲間を集めてワンチャン大会 凍結 狂下位 ランセレコンビマッチ プレイヤー操作 アルで昇華(part206、ゲーチスの首)
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第3話 アフリカの三将軍 20 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19 45 23.14 ID kkaXhzQa0 第3話 アフリカの三将軍 俺「………。」ガチャッ ダァァァァァァン 俺「……ネウロイ殲滅完了…。」 マイルズ「お疲れ様、俺くん…。」 シャーロット「俺准尉が来てから2週間、私達は一度も戦っていませんよ…?」 ロンメル「ふむ…俺准尉が全てのネウロイを倒してくれるからなぁ。」 マイルズ「戦わなくてもいいのはイイことですけど…。」 ロンメル「皆はけっこう困惑しているみたいだね。」 マイルズ「はい…。今まで自分達が必死で守ってきた戦場で、彼が来ただけであっという間に戦局が好転してしまうことがどうしても納得いかないんです…。」 シャーロット「私はもういらない子なんでしょうか?」グスッ ロンメル「そんなことはないよ。君達にも戦ってもらう時は必ず来る。 彼一人でネウロイを全滅させるなんてことは、絶対に無理なんだから。」 23 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19 49 52.21 ID kkaXhzQa0 俺「………。」 パトリシア「Hi❤ お疲れ様! 結局今日も一人で終わらしちゃったわね!」 俺「これがブリタニアのちk――」 パトリシア「アンタ気に入ったわっ! ウチに来てDutch WifeのArtemisをfuckしていいわよっ!」 俺「…………………ついに人ですらなくなりましたね…。」 パトリシア「ウチのパパと穴兄弟よ?」 俺「うわぁ…。」 パトリシア「とにかく! 今日一日、お疲れ様❤ アンタのおかげでまたたくさんの命が救われたわ。」ニコッ 俺「………。」 24 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19 53 49.42 ID kkaXhzQa0 ―1932年 ブリタニア ウィンストン・チャーチル邸 「こんにちは!」 「こ、こんにちワ…。えっと…貴女は……?」 「私はパトリシア・シェイド! パティって呼んでね♪」 「あの…パトリシアさんは何者ですカ……?」 「パパがね、ここのおじさんに用事があるって言ってね、私もここに付いてきたのっ! 貴方は誰!? ここのおじさんの子供!?」 「わ、私は俺デス…。ここには、家がなくなった時に拾われて来ましタ…。」 「ふ~ん、そうなんだ。おじさんは優しい人なんだね♪」 「ハイッ!」 25 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19 57 30.40 ID kkaXhzQa0 「そうだ、俺くん。紅茶、飲みたくない?」 「紅茶……ですカ…?」 「うん! 最近ママに淹れ方を習ったの!」 「へぇ…まだちっちゃいのにスゴイですネ…。」 「ふふん♪ れでぃのたしなみなのです!」 「フフフ…きっと貴女なら素敵なレディになれますヨ。それでは、キッチンにご案内しますネ。 あと、私にもおいしい紅茶の淹れ方を教えてくだサイ。」ニコッ 27 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 20 01 19.83 ID kkaXhzQa0 ―1942年 北アフリカ オアシスの外れ PM3:00 俺「………。」 ズズッ 俺「………。」 ズズッ パトリシア「やっほ♪ 今日もまたアフターヌーンティー?」 俺「はい。」 パトリシア「好きねぇ。こんな簡易机まで用意して。 それにしても、イスがもう一つあるのはどうして?」 俺「アフターヌーンティーというのは、本来は社交の場としての意味合いが強いものなんです。」 パトリシア「それで、一人でも席を二つ用意していると。あ、アンタなかなか悲しいことするのね…。」 俺「マイルズ少佐もモントゴメリー将軍も私といっしょでは気まずいでしょうからね。」ズズッ パトリシア「自覚あったのね、アンタ…。」 28 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 20 03 29.42 ID kkaXhzQa0 俺「慣れていますから。」 パトリシア「………しょうがない。私が付き合ってあげるわ。」 俺「えっ?」 パトリシア「ほら、とっとと注いでよ。」 俺「は、はい…!」 パトリシア「ありがと❤」 ゴクゴク パトリシア「プハーッ……うめぇぇ! やっぱりアンタが淹れたヤツはおいしいわ! パットン親父と盗み飲んだモンティが淹れたヤツとは大違い!」 俺「そ、そうですか…。」 パトリシア「何? その苦笑い。お茶なんて飲めればそれでいいじゃん。」 俺「まぁ、そうですね…。そういえば、私の幼馴染も『おもてなしは作法よりもまずはお茶の味だよ♪』と言っていました。」 パトリシア「へぇ、イイこと言うのねその人。」 29 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 20 04 54.68 ID kkaXhzQa0 俺「もう一杯いかがですか?」 パトリシア「うん。ちょうだい♪」 ?「ワシもいただこうか。貴様の鮮血をたっぷりと注いでなっ!」 バキュゥン 俺「ひぃ!?」 パットン「しまった…手元が狂って外してしまった。次はしっかり狙って目の前の発情狼の脳天に風穴を開けてやらないとな。」 パトリシア「パットン親父!?」 パットン「ワシのかわいいエンジェルちゃんとイチャイチャお茶会とはいい御身分だな?」ジャキン 俺「いや…あの……」 パトリシア「パットン親父! いくらなんでも銃撃はマズイってば!」 俺「パトリシアさん…!」 パトリシア「こういう時は、決闘……でしょ❤」 俺「は…?」 パットン「ガッハッハッハ! そうだな! 小僧、表に出ろっ!」 176 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 21 32.52 ID 0c6pM5Yq0 俺「どうしてこんなことに…」 パットン「決闘って言っても銃はナシだ。ヘナチョコのお前がヘマしてエンジェルちゃんに当たったりしたら一大事だからな。」 俺「はぁ…。」 パトリシア「俺ー死なないようにねー♪」 パットン「ワシが勝ったら、お前は明日からエンジェルちゃんの奴隷な。おっと、それはご褒美かな?」ニヒッ 俺「ふむ…奴隷はちょっと困りますね……。それじゃあ、私が勝った時は――」チラッ パトリシア「?」 俺「パトリシアさんと一日デートさせてください。」 パトリシア「なっ……!?///」 パットン「ほぅ……おもしろいな…。これで容赦をする必要が一切なくなった。」コキコキ ロンメル「そうだ、やってしまえパットン! 我輩の養女とデートなぞ百万年早いわっ、このフニャチン野郎!」 モンティ「………。」 俺「ロンメル将軍にモントゴメリー将軍!? 何をされているんですか!? 痛いっ! 痛いです、モントゴメリー将軍! 石を投げないでっ!!」 177 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 22 38.61 ID 0c6pM5Yq0 ロンメル「何って、娘を見守るのは父として当然のことじゃないかい?」 モンティ「別に…私はリベリアン娘のことなんてどうでもいいんだ……。でも、ロンメルが無理に誘うからしかたなく…」ブツブツ 俺「ちょっと何を言っているのか分かりません……。あと、モントゴメリー将軍は私と目を合わせてください。」 パットン「おい。グズグズしていないで、とっとと始めようじゃないか。」 俺「そうですね。それでは、パトリシアさん…………………………………勝ってきます。」ニコッ パトリシア「へっ!? あっ…………うん…。///」 俺「私は軍隊格闘術には少々の自信がありましてね…。チャーチル首相に襲いかかる暴漢5人を一人で撃退したのはいい思い出です。 申し訳ないのですが…… 手加減はしませんよっ!」ブンッ パシッ パットン「それはスゴイな。でも…」ギリギリ 俺「えっ……?」 パットン「軍隊格闘術を極めたのは君だけじゃないのだよ?」ニヒッ 178 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 26 55.82 ID 0c6pM5Yq0 俺「ハァ……ハァ…!」グッタリ パットン「YAHAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」 ロンメル「でかしたぞ、パットン!!」 モンティ「死ねっこの<放送禁止!>野郎!」 俺「痛いっ! だから石を投げないでくださいって!」 パトリシア「大丈夫?」 俺「ハァ…金的は……反則じゃないですか…?」 パトリシア「パットン親父は戦場では反則なんて言っていられる暇なんてない、っていっつも言ってるわよ? むしろ眼つぶしをされなかっただけまだマシ。」 俺「これは戦争じゃなくて決闘ですよ?」 パトリシア「戦争中毒の親父にはそんなの関係ないって。」 俺「ハァ……最近できたばかりのフェアバーン・システムをあれだけ使いこなすなんて、どういうことですか…。」 パトリシア「あの人は新しいものが好きだからねぇ…。」 俺「まったく……頼もしい限りですね…。」 パトリシア「そうね❤」フフッ 179 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 30 38.85 ID 0c6pM5Yq0 俺「さて……これはちょっと骨が折れますね…。」ヨロヨロ パトリシア「金玉潰されといてまだやるの…?」 俺「貴女とのデートがかかっていますからね。」 パトリシア「う~ん…やっぱりアンタのことよく分からないわ…。」 俺「私も貴女のことが良く分かりません。だから、一日一緒にいて…お互いのことをもっと知りましょう。」ニコッ パトリシア「うん♪ それはいいわねっ❤」 パットン「ほぅ…まだ勃つのか、Nuts Guy? これ以上痛めつけられたら、そのお粗末なPeterが潰れてしまうぞ?」ニヤニヤ 俺「黙ってください…。これ以上老いぼれED野郎に遅れは取りませんよ…。」ヨロヨロ パットン「言うねぇ。それじゃあ、次こそ手加減ナシでいくぞ?」コキコキ 俺「上等です…。いくぞ、このbellend野郎おおおおおおおお!!」ダッ パットン「来いやあああああああああああこのmasterbation野郎おおおおおおおおお!!」 ロンメル・モンティ「「○τ☀◆?>△!!」」ダッ 180 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 33 49.88 ID 0c6pM5Yq0 マイルズ「ど、どうしたんですかそのケガ!?」 パットン「アレだよ。ちょっと若い頃を思い出してしまってね。」 マイルズ「意味が分かりません…。」 ロンメル「いや~まさかあんな所にアフリカゾウがいるとは思わなんだ。」 マイルズ「いやいやそんなわけないじゃないですか!」 モンティ「彼の言う事は本当のことだと君が思うことは正しいように見えて、それは実は間違いだとパットンが言っていたが、 奴の言う事は信用できないと加東大尉が言っていたからそれは嘘ですよと正直者の稲垣軍曹が言っていたことを私は覚えていない。ちなみに私は嘘吐きだ。」 マイルズ「え? え?」 俺「あの…モントゴメリー将軍。どさくさに紛れて将軍を傷つけることになってしまい申し訳ございません…。」 モンティ「何、気にする必要はないよ俺くん。」 俺「でも…」 モンティ「君にはまだまだ利用価値がある。自分がボコボコにされたくらいで君を切るなんて愚を犯すほど老いぼれてはおらんよ。」ニヤッ 俺「そ、そうですか…。」 182 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 37 32.76 ID 0c6pM5Yq0 マイルズ「あの…やっぱり皆でケンカとか……。」 ロンメル「違うよ、マイルズくん。ただアフターヌーンティーがヒートアップしてしまっただけだよ。」 マイルズ「どんなティーパーティですか…。本当なの、俺くん?」 俺「本当ですよ。いやぁ…リベリオン式のティーパーティは過激でした。」ニコッ マイルズ「あれ?」 パトリシア「俺が笑った…?」 俺「いや、私はけっこう笑っていませんか?」 マイルズ「私は見るの初めてよ…?」 俺「あれ…?」 パトリシア「意識してなかったのね…。」 ロンメル「笑えばちゃんと年相応に見えるな。」 パットン「ふむ……なかなかかわいいじゃないか。どうだ? 今回の件で本当に女の子になっていたら、ワシのエンジェルちゃんにならんかね?」ニヒッ 俺「お断りします。」ニコッ 183 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 40 09.52 ID 0c6pM5Yq0 パトリシア「それで…あの……デートは…?///」 俺「将軍のそのボロボロの顔を見るに……この勝負は私の勝ち、ということでよろしいですか?」 パットン「内股で股間を押さえてヨタヨタしている奴が何を言う。」 ロンメル「もういいだろう、パットン。若い男女の恋路を邪魔するのは野暮だよ。」 モンティ「そうだ。いい加減にしたまえ。私が引率すれば、問題ないだろう。」 ロンメル「ん? モンティ、今何と言った? 我輩がしっかりと娘を見守るからお前は別にいらないぞ?」 モンティ「分かったよ、ロンメル。君は私にケンカを売っているのだね?」 ロンメル「ははは…<あああああ>するぞ、フニャチン野郎。」 パットン「まぁ、君達落ち着きたまえ。 エンジェルちゃんはワシとデートするにきまっとろうがああああああああああ!!」 ロンメル・パットン・モンティ「「「やるかこの野郎っ!?」」」 184 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05 41 03.11 ID 0c6pM5Yq0 ギャーギャー 俺「騒がしい人達ですね…。」フフッ マイルズ「そ、そうね。」 パトリシア「やっぱりアンタ今日変よ?」 俺「何故か知らないですけど、楽しくて仕方ないんですよ。」ニコニコ パトリシア「確かにねぇ………」チラッ ロンメル「まったくブリタニア人は自分勝手で困るっ!」 モンティ「カールスラントの堅物に言われたくないわっ!」 パットン「まぁ、諸君落ち着きたまえ。ウィッチは全員ワシのエンジェルちゃん。オーケー?」 ロンメル・モンティ「「コーラでも飲んでろリベリアン!!」」 パトリシア「愉快な親父達よね♪」 186 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 06 01 32.09 ID 0c6pM5Yq0 次回予告 加東「私達は扶桑皇国陸軍アフリカ派遣独立飛行中隊、通称『砂隊』よ。 私がその隊長の加東圭子。ピチピチの23歳よ☆」 真美「」 氷野「」 加東「何よっ! 台本にそう書いてあるのよっ!」 真美「」 氷野「」 加東「何か言いたいことがあるなら言いなさいよっ!」 真美「あの……その…」 氷野「プッ………23歳でピチピチは…クッ……無理があると思うでありますwwww」 加東「………。」 真美「ケイさん!? ボヨールド40mm砲はしまってください! ていうか、なんで持てるんですかっ!? ケイさああああああああああああああああああああああん!!」 次回「チャーチルの犬」第4話 お茶と乙女とお婆ちゃん
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チャーチルVII 重戦車 移動力 4 索敵範囲 2 燃料 50 索敵海中 1 生産資金 1300 変形 不可 防御力 対空 25 対地 60 対艦 60 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 75mm砲QF 15 0 60 70 3 0 1 18 8 - - - 7.92mmMG 3 0 5 50 0 0 1 4 7 - - - NOT - - - - - - - - - - - - NOT - - - - - - - - - - - - 最終形にしてようやく使い物にはなるようになった歩兵戦車Mk.IV。 VIIは車体設計が大幅に変更された後期型で、それまでの増加装甲リベット留めから 全て溶接構造となり、装甲厚も大幅上昇している。 その分重量が増加したため、速度は低下した。 このゲームではなぜか速度低下していない。(不整地走破性の高さのためか?) ようやくマトモに使える防御力となったが、相変わらず攻撃は微妙。 壁としてなら使えなくもない。 とはいえ結局このユニットに使う分の枠を、ファイアフライやアキリーズに回した方がいいのだが。 チャーチルVIから進化可能、