約 1,037,167 件
https://w.atwiki.jp/best300/pages/134.html
[部分編集] ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 名盤ランキング ポリーニ(p)アバド指揮〈92,93〉 ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 名盤掲示板 name comment すべてのコメントを見る log/ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番《皇帝》あなたのオススメ盤は何ですか?記入例)カラヤン上等記入例)カラス命 ピアノ協奏曲第5番《皇帝》のリンク #blogsearch2 ピアノ協奏曲第5番《皇帝》のアナリーゼ ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の67%は蛇の抜け殻で出来ています。ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の10%は歌で出来ています。ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の8%は小麦粉で出来ています。ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の8%は苦労で出来ています。ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の4%は犠牲で出来ています。ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の2%は波動で出来ています。ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の1%は赤い何かで出来ています。 powered by 成分解析 ページ先頭へベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番《皇帝》
https://w.atwiki.jp/girlgame/pages/403.html
マイネリーベ シリーズの攻略対象。(Ⅰの主人公とⅡの主人公は異なる。) 没落したイギリス貴族の長男。 幼い頃から生活苦に強いられ、成人すると軍隊へ入隊し諜報員として活動する。 野性味溢れる存在。 名前 サー・アイザック・キャヴェンディッシュ 年齢 29歳 身長 183cm 体重 72kg 誕生日 10月15日 血液型 B型 声優 子安武人 該当属性 サングラス、無精ヒゲ、御曹司、情報関連、軍人 備考 上記のデータは2作目のもの
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/298.html
0355:グッバイ・ブラックキャット ◆B042tUwMgE 俺は何をした? たった一発残されたウルスラグナの弾丸。それを使った? 幽助の仇のラオウにでもなく、杏子を殺した野郎にでもなく――相棒であるはずのスヴェンに? 違う。仕方がなかったんだ。 だってあいつは人間だったんだ。相棒とはいえ、人間なんだ。 畜生、なんでだ。 殺し屋だった俺に、自由を教えてくれたサヤ――日常をくれたスヴェン――そいつらみんな人間なのに。 人間は汚い。 相棒も。友達も。恋人も。親戚も。同僚も。みんな、みんなきたねぇ。 みんな人間だから。 これは殺し屋としての本能なのか? それとも掃除屋としての本能なのか? 俺は――ただ目障りな人間を排除しようと――いつもどおり掃除屋の仕事をしようとしただけだ。 そうだと言ってくれ―― ~~~~~ 爆音と爆炎の火中から、困り果てた紳士が顔を出す。 「やれやれ……手元が鈍ってるぜトレイン。ま、オリハルコン製のバズーカを片腕でぶっ飛ばそうとしたんだ。さすがのブラックキャットも、狙いを外すくらいはするか」 飄々とした態度で炎の道を練り歩くスヴェン。 体中に火傷の痛みが走ったが、直撃はしなかった。まだ動ける。 もちろん、バズーカを放った相手もまだ動けるだろう。ならば、決着(ケリ)をつけなければならない。 敵として、相棒として。 「スヴェン……俺は……」 イメージが、重なる。 心強かった頼れる相棒と、黒の章で見た汚らしい人間の姿が。 どちらが本当の人間の姿なのか。 分からない――いや、トレインの本能は既に感じ、結論を出していた。 だからこそウルスラグナ最後の一発を放った。 もっとも、その本能が本当に――自由気ままな黒猫のトレインのものなのかは分からない。 「ウルスラグナ……残弾は一発だったな。ようするに、おまえお得意の重火器はもう打ち止めってわけだ。それでも俺に向かってくるのか?」 「…………」 トレインは何も喋らない。 困惑しきった表情で、今の自分と、今までの自分と決別を図っている最中だった。 「どうした? 天下のブラックキャット様は、銃がねぇと尻すぼみしちまうような臆病者だったのか?」 「…………」 「……仕方がねぇな。ほらよ、こいつを使いな」 何を思ったかスヴェンは、懐からホイホイカプセルを取り出し、中に収納してあったショットガンを放り投げた。 アスファルトに落下し、音を立てるショットガンは、滑るようにトレインの足元へと吸い込まれていく。 「残弾は19。おまえと別れてから一発も減ってないぜ」 「…………」 トレインは無言のままショットガンを拾い上げ、残弾を確認する。スヴェンは嘘を言っていない。 だが、行動の真意が読めない。銃を持ったブラックキャットがどれだけの脅威か、いつも身近にいたスヴェンが知らないはずはない。 まさかそれで自分を殺せとでも言うつもりだろうか。 「勘違いすんなよ? 俺は"相棒"相手に銃を向けるような男じゃない。ただそれだけのことだ。それによ……」 スヴェンは上着を脱ぎ、帽子を取る。 シャツ一枚となったスヴェンは袖をまくり、両拳を構えてトレインに向き直った。 「馬鹿の目覚まさせるにゃ、直接ぶん殴ってやるの一番だしな」 スヴェンは引き下がらない――真っ向から、おかしくなってしまった相棒と対決するつもりだった。 それに対しトレインは、なおも困惑の表情。 これまでの生活とその記憶。黒の章の映像。未だ両者が鬩ぎあっている。 ~~~~~ (ウフフ……さぁトレインちゃん。あなたは本当に弱い人間なのかどうか、わらわに見せてぇん) 傍観者である妲己は、ショーかなにかを楽しむように、影から二人の姿を見つめていた。 全ての元凶である女狐を止められる者はいないのだろうか。 「――あなた、血の臭いがするわ」 「あらぁん?」 妲己が振り向くと、そこには金髪の少女が一人。 明らかな敵意を滾らせた瞳で、妲己を睨みつけている。 妲己も知らなかった、三人目の掃除屋。 あの大魔王を谷底に落とし、一日目を切り抜けた立派な強者だった。 「あらあら……これ以上おもしろくなるっていうのぉん? わらわ困っちゃうわぁん」 ~~~~~ 「おらぁ!」 乱暴な気合の一声と共に、スヴェンが拳を繰り出す。 愚直だがスピードのあるそれは、未だ何かを迷っているようなトレインの頬面に当たった。 反動でよろめくトレイン。スヴェンは相手が体制を整える間もなく連撃を叩き込む。 顔面、ボディ、ヒットがそのままダメージへと変換される箇所を狙って、スヴェンは確実にトレインを追い詰めていく。 そこには、相手が相棒だから、といった容赦の心はない。 相手を敵として。相手を相棒として。相手をトレインとして。 スヴェンは殴る。 ストレート、フック、アッパー。スヴェンは特別格闘技が得意というわけではなかったが、繰り出す攻撃はおもしろいように命中していた。 それはトレインも同様に格闘技が得意というわけではないからか。しかし、彼とて名うての掃除屋。殴られっぱなしでいるはずがない。 なのに、トレインは反撃をしようとはしなかった。地に放られたショットガンにも手をつけず、棒立ちのまま。 「どうしたァ! 本気で腑抜けちまったのかトレイン!!」 違う。 トレインが本当に腑抜けてしまったのだとしたら、あのウルスラグナの一撃でスヴェンは死んでいたはずだ。 トレインの中にまだ理性が残っているから、スヴェンは汚い人間だが、同時に大切な仲間でもあるから。 だからこそ、トレインは抗っているのだ。黒の章の呪縛から。 (痛ぇ……) 汚らわしい人間が、自分に暴行を加えている。 守らなければ。自分を。 消さなければ。人間を。 汚くて、醜くて、汚くて、醜い人間を。 「ス、ヴェン……」 頭では分かっているのに、手が出ない。 何かが邪魔をする。 これはいったいなんだ? 何が―― ――トレインくん 記憶の片隅に残っていた声が蘇ってくる。 それは、トレインが殺し屋を辞めた原因でもあるミナツキ・サヤの声だった。 彼女との出会いがあったから、スヴェンに出会えた。 スヴェンとの出会いがあったから、イヴやリンスに出会えた。 サヤは、始まりだった。 みんながいたから、今の自分がいる。 (……違う) トレインは、胸中で熱く叫ぶ。 決して表には出すことは出来ない、素の感情を。 (こんなのは、俺じゃねぇ) 人間が汚いって? そんなものは、殺し屋時代に嫌と言うほど痛感してきた。 それでも今のトレインがあるのは、『汚くない人間たち』のおかげじゃないか。 (俺は……自由気ままな黒猫になったんだ……クロノスにも、あんな訳のわかんねーテレビなんかにも縛られたりはしねぇ!!!) 黒猫の目が、大きく開いた。 開眼。トレインは、いつの間にかスヴェンの頬面を思い切り殴り飛ばしていた。 「ッつ……このヤロー……! トレイン、テメーいい度胸じゃねーか!!」 「るせぇ……ガミガミやかましいんだよスヴェン。こちとら重傷人だぞバーロー」 トレインの態度は起きぬけの低血圧な女性のようで、それでいて殺気だけは鋭く尖っている。 見据える先は己の相棒、スヴェン。今まで殴られてきたツケを払おうと、自らも拳を繰り出す。 「片腕一本で俺様とやりあうつもりかよ、この馬鹿は!」 「うるせぇ! ハンデだハンデ!」 傍から見れば壮絶な殴り合いに思えるが、本人たちにとってはこれは些細な日常に過ぎない。 仕事がなくて、金がなくて、食うものがないとよくケンカした。 ただでさえ大食漢なトレインが、あれが食べたいこれが食べたいと贅沢を言うたびに、スヴェンは激怒した。 それでいてイヴには甘やかして本を買ってやったりするものだから、ケンカになるのも当然だった。 つまらないことで殴り合って。 つまらないことで罵り合って。 でも、 これが相棒なんだ。 これが繋がりなんだ。 こらが、人間なんだ。 殴りあう二人は笑顔で、 誰がどう見ても、 バカ、だった。 ~~~~~ 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」 いったい何分間、醜い死闘を繰り広げていただろうか。 互いに満足いくまで殴りあったトレインとスヴェンは、二人揃って大の字で横になっていた。 服は土ぼこりに塗れ、顔は歪み、歯もいくつか欠けている。殴り合いの壮絶さは伝わるだろうが、みっともないことこの上なかった。 「…………迷惑かけちまったな、スヴェン」 「…………おまえらしくもねぇ。いつものことだろうがよ」 「ちげぇねぇ」 全身から『やりきった感』を放つ男二人は、その汚れきった顔で笑っていた。 正しく、バカ二人。 「フッ、ハハハ……」 「ヘッ、ハハハ……」 次第に声に出して、笑う。 「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」 「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」 本当に、馬鹿な二人だった。 馬鹿は馬鹿なりに、人を楽しませるものである。 「美しいわぁん。これぞ正しく、男同士の友情って感じぃん?」 二人以上に満面な――それでいて妖艶な――笑みを浮かべて、元凶である妲己が姿を見せた。 「てめぇ……!」 心臓を抉られた痛みと不快なものを見せられた怒りが、今になって蘇ってきた。 それは、黒の章による呪縛が解けたことを意味する。 もはや妲己からは、憎しみしか湧いてこない。 「お見事よぉん、トレインちゃん。あなたはあのテレビなんかには負けない、強い人間だったのねぇん。で・もぉ……」 妲己がまた怪しく微笑み、地を這い蹲る二人に激情を売る。 自分の後方に隠していた、それを見せ付けることで。 「残念だけど、わらわの仲間としては『失格』よぉん」 「――イヴ!?」 妲己の手には、ボロボロに傷つき、疲弊したイヴの姿があった。 綺麗だった金色の髪を乱暴に掴み上げ、二人の方へ放る。 地に叩きつけられ小さく喘いだイヴは、必死に声を絞り出して弁解する。 「バカヤロー! イヴ……おまえ、なんでこんなところに来ちまったんだよ!」 「だって……スヴェンが何か隠してるの、見え見えだったから……。でも私……結局なにもできなかった」 「その根性だけでも立派なもんさ、姫っち」 「トレイン……久しぶり。相変わらず……間抜けな顔」 「うっさい。こりゃあスヴェンのせいだ」 束の間の団欒。 やっとフルメンバーが揃った掃除屋は、この再会を大いに喜んだ。 この再会を齎してくれた妲己には、感謝すべきなのかもしれない。 だが、この関係を壊そうとしているのもまた妲己だ。 それを無視することはできない。 「どうだトレイン。あの美女に"不吉"は届けられそうか?」 「スヴェン……おまえブラックキャットを便利な死神かなんかと勘違いしてんじゃないか?」 今、トレインたちの手元に武器はない。愛銃のハーディスも、アタッシュウエポンケースも、なにも。 地には弾切れのウルスラグナと、残弾数十分のショットガンが転がっていたが、距離は妲己の方が近い。拾っている間にジ・エンドだ。 ただでさえ怪我と疲労でいっぱいいっぱいの三名。いくらトレインが"ⅩⅢ"の刻印を持つブラックキャットだとしても、この状況ばかりはどうにも―― (――いや) あった。妲己に"不吉"を届ける方法が、たった一つだけ。 だがそれには、スヴェン、イヴとの連携が必須だ。悠長に作戦を説明している暇はない。 どうにか、二人にトレインの考えを伝えなくては。勝機は、 「スヴェン、イヴ」 追い詰められた三人の筆頭、トレインが、スヴェンとイヴに語りかけた。 「俺を信じろ。自分に出来ることをやれ」 ――――! ただそう二言。 その二言だけで、三人は一つに繋がった。 「妲己! 俺はおまえに――"不吉"を届けにきたぜ!!」 トレインが瞬時に起き上がり、妲己に詰め寄る。 その間一秒未満。背中を二人の仲間に預け、駆ける。 「あらん」 妲己はそれに慌てることなく、適切な処置を取る。 死に掛けの人間が、満身創痍でつっこんできた。 どうするべきか。簡単である。 妲己の振るった打神鞭が巻き起こす風は、いとも容易くトレインの首を刈り取った。 (トレイン……おまえってヤツは……どこまでも抜け目のないヤローだぜ) トレインの犠牲をものともせず、スヴェンとイヴの両名も駆け出す。 武器もなしに丸腰で。むずむざ死ににいくようなものだった。 (連携して攻めれば勝機があるとでも思ったのかしらぁん……浅はかねぇん) 妲己はやはり怯まず、振るった打神鞭をさらに振りかぶる。 今度の標的はイヴ。その後ろにはスヴェンが控えている。 二人で一斉に来ようが、一人一人連続してこようが関係ない。 妲己の実力の前には、掃除屋の連携プレーなど足元にも及ばない。 「疾ッ!」 妲己が巻き起こす風はイヴの腹部を捉え、トレインの首のようにスパッと切断―― (変身(トランス)――『盾』!) ――されなかった。 風刃が直撃する瞬間、イヴの腕が西洋風の盾に変化し、攻撃を防いだ。 「いやん」 驚きから、妲己に一瞬の隙が生まれる。 その隙を狙い、イヴが仕掛けた。 自らの髪を流れるナノマシンが体内で変換、再構築され、刃へと変わる。 剣のように鋭く尖ったイヴの髪は、妲己の身体を貫かんと狙う。 結果から言って、攻撃は命中した。 しかし、貫いたのは妲己の右肩。決定打にはならない。 それでも――イヴの役目は果たされた。 (さらに――変身(トランス)――!) イヴの長い髪が幾重にも伸び、鎖に変わる。それらは刃が突き刺さった箇所を中心に、妲己に纏わりつく。 あっという間に拘束された妲己は、それでも慌てない。 相手の髪が自分の身体を縛っていると言うことは、相手もまた自分の身体から離れられないと言うこと。 「ごめんなさいねぇん」 おどけた声と共に、至近距離から風刃を叩き込む。 避けようもなく、また避けようともしなかったイヴの身体は、容易く切り刻まれた。 肉片がバラバラと崩れ落ち、次第に妲己の身体に纏わりついていた髪も解けていく。 だがその間、掃除屋最後の一人が、妲己の眼前に躍り出ていた。 「――トレイン、イヴ! やっぱおまえらサイコーだッ!!!」 何かを握り締めたスヴェンが、妲己の間近に。 この時点で結末は決定した。妲己は死ぬ。未来を見る必要もない。 それを知らぬ妲己は、無駄な足掻きと言わんばかりに、面倒そうな仕草で打神鞭を振るう。 それは確かにスヴェンを捉えるはずだった。 だが、 (『支配眼(グラスパー・アイ)』!) 本来なら避ける必要のないこの攻撃も、スヴェンは『支配眼』できっちり避けた。 掃除屋三人が、一人の美女に全滅したと言う事実を残したくなかったためか。 男としてのプライドか、掃除屋としての意地か。 定かではない。だが、この瞬間。 トレイン・ハートネット。 スヴェン・ボルフィード。 イヴ。 誇り高き掃除屋三人は、妲己に勝った。 ~~~~~ 「あらぁん?」 目覚めると、そこは白一色の何もない世界だった。 すぐ近くに聳えていた東京ドームも、首なしの黒猫も、肉片をそぎ落とされた姫も、死に掛けの紳士もいない。 ここはどこなのか。彷徨う妲己は、一台のテレビを発見した。 「これは……霊界テレビかしらぁん?」 それは紛れもなく、妲己の持っていた霊界テレビ。 白い世界にポツンと置かれた一台のテレビには、黒の章ではなく、極一般的な映像が映っていた。 一人の女性が死ぬ姿である。 女性は向かってきた男性を殺そうと、武器を振るった。 だがその攻撃は惜しくもはずれ、ならば次の手を、と腕を動かした次の瞬間。 男性の手の中から、光が一閃。 爆発、だった。 映像はそこで一旦途切れ、次に映ったのは、焼け焦げた大地。 そこに死体の影はない。生きている者もいない。爆発の惨状だけが残っていた。 「あらあらトレインちゃんったら……あんな切り札を持っていたなんて、隅に置けないわぁん」 あの時、トレインが妲己に突っ込むと同時にスヴェンにパスした謎の物質。 あまりにも小さかったため、正体は分からなかったが、まさかこれほどの威力を持つ爆弾だったとは。 「ああ、そうか。つまりぃん」 そこで、妲己はあることに気づいた。 「わらわはあの爆発に巻き込まれて、死んでしまったということねぇん」 「――そうみたいだね、妲己さん」 声の方を振り向くと、左方に遊戯がいた。 「あらぁん? 遊戯ちゃんじゃなぁい。久しぶりねぇん。こんなところでいったいどうしたのかしらぁん?」 武藤遊戯――妲己が喰らい、死んだはずの少年が、そこにいた。 彼がいるということは、この白い世界は既に"あちら"の領域なのだろうか。 深く考える必要はない。全ては終わったことだ。それでも、単純に好奇心で気になった。 「――アンタが持っていた千年パズルが、ちょっとした奇跡を見せてくれたのかもな」 また声がしたので振り向くと、右方にもう一人の遊戯がいた。 通称闇遊戯――崩れた千年パズルの中に封印されていた古代エジプトの王、アテムの魂だった。 「また会えたね、もう一人の僕」 「ああ。千年パズルが壊れたおかげで、どうやら俺もおまえと同じところへいけるらしい」 かつて二人で一つの身体を共有し、絶対に断たれることのない絆で結ばれていた『二人の遊戯』が、再会を果たした瞬間だった。 「なんだかよく分からないけど、これでわらわも遊戯ちゃんたちと同じ脱落者ってわけねぇん……ちょっと残念だわぁん」 死の瞬間を明確に感じ取れなかっただけに、まだ自分が死んだという実感が湧かない。 だが目の前の霊界テレビの映像や、横にいる二人の遊戯を見る限り、これは事実なのだろう。 仕方がないが、やはり悔しい。 まさか、あんなところ死んでしまうとは。 あんなちっぽけな三人組に、命を落とされるとは。 「納得がいかないって顔だな、妲己」 「なんなら僕たちが教えてあげようか? 妲己さんが負けた理由」 「わらわが……負けた理由?」 「それは」「それは」 二人の遊戯は、声を揃えて言う。 「「あの三人の"結束の力"さ」」 ――ああ、なるほどぉん…… 結束の力。 遊戯や闇遊戯、城之内や杏子が固く信じ、誇示していた力。 ――人間の一人一人の力は弱い。でも、束ねれば無限大に強くなるってわけねぇん…… そういえば、太公望の周りにもいつも人がいた。 だからこそ、趙公明を倒せたのかもしれない。 ――わらわはただの人間じゃなく、太公望ちゃんみたいなタイプを三人も相手にしていたってわけねぇん…… それは恐ろしい。それに、死んでしまってから気づいたのでは遅すぎる。 ――まぁ、これも地球の歴史の一つってことよねぇん……あっちに着いたら、太公望ちゃんに挨拶しとかなきゃん…… いつの間にか、二人の遊戯は消えていた。 先にあっちに行ったのだろうか。まあいい。また後であったら、ゲームの続きをしよう。 それに、 あの三人組ともまた、いつか―― ~~~~~ 「すっげぇ~! なんだこりゃぁ!!?」 半壊した東京ドームをバックに、ルフィは一人驚きの声を漏らしていた。 イヴにスヴェンを探しに行くから待機しているように言われていたルフィだったが、先ほどの轟音を聞きつけて、いてもたってもいられなくなったのだ。 周囲の大地はクレーター状に変形し、硝煙の臭いが蔓延している。 本来そこにあるべきはずだった四つの死体は『黒の核晶』による大爆発によって粉々に粉砕してしまっていた。 血の臭いも掻き消え、そこに掃除屋たちが奮闘していた記録は何も残されていなかった。 事情を知らないルフィは、ただただこの大きな爆発に感嘆するしかない。 彼が仲間の死を知るのは、あと数分のこと。 「にゃー」 東京ドームで巻き起こった惨劇を見つめる瞳が六つ。 最初から最後まで、一部始終を観戦していた三匹は、この劇の終了を確認して去っていく。 「にゃぁ」 するとどこから現れたか、去っていく三匹に一匹が加わった。 くろとも、とらとも、しろとも、違う。 綺麗な艶のみけ、それもまだ子猫だった。 これで、猫は四匹。 全員揃った猫たちは、別れを告げて帰っていく。 「にゃあ」 ~~~~~ ねこたちが家に帰っていくよ♪ あてのない旅をしながら、家に帰っていくよ♪ いつ着くのかなんて、誰にも分からない♪ だってねこは自由だから♪ 気まぐれで歩いて、気まぐれで生きて♪ それでも帰っていくよ♪ 家に♪ 家族が待っている、あの家に♪ さあ帰ろう♪ 『グッバイ・ブラックキャット』 【東京都・東京タワー/早朝(放送直前)】 【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE】 [状態]:両腕を初め、全身数箇所に火傷 [装備]:無し [道具]:荷物一式(食料半日分・スヴェンに譲ってもらった) [思考]1、東京タワーで待機。世直しマン、ルキア、ボンチュー、スヴェン、イヴと合流。 2、ロビンを捜す。 3、"仲間"とともに生き残る。 4、悟空・自分の仲間を探す。 5、悟空を一発ぶん殴る。 ※二日目午前五時三十分頃、東京ドーム周辺で大きな爆発が起こりました。 ※トレイン、イヴ、スヴェン、妲己の荷物と死体は『黒の核晶』の爆発により大破しました。 【トレイン・ハートネット@BLACK CAT 死亡確認】 【イヴ@BLACK CAT 死亡確認】 【スヴェン・ボルフィード@BLACK CAT 死亡確認】 【蘇妲己@封神演義 死亡確認】 【残り43人】 時系列順に読む Back 0355 グッバイ・ブラックキャット Next 0356 そしてだれもいなくなった 投下順に読む Back 0355 グッバイ・ブラックキャット Next 0356 そしてだれもいなくなった 0355 グッバイ・ブラックキャット ルフィ 0370 歎きの咆哮 0355 グッバイ・ブラックキャット イヴ 死亡 0355 グッバイ・ブラックキャット スヴェン 死亡 0355 グッバイ・ブラックキャット 蘇妲己 死亡 0355 グッバイ・ブラックキャット トレイン 死亡
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/2195.html
ゾラン・ドヴェンカー Zoran Drvenkar 長編小説 謝罪代行社 2009 小津薫訳 沈黙の少女 2014 小津薫訳
https://w.atwiki.jp/masoukishin/pages/190.html
第37話「ヅボルバの想い」 第37話「ヅボルバの想い」勝利条件 敗北条件 強化パーツ獲得条件 出撃ユニット 敵データ 攻略アドバイス イベント 戦闘会話 補足 次シナリオ 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 テュッティの撃墜↓(増援出現後) 味方の全滅 強化パーツ獲得条件 なし 出撃ユニット 初期 機体 操者 備考 初期味方 ガッデス テュッティ HP60%、気力+5でスタート 初期敵 エスフィード×3 反アンティラス隊員 ダイオン×3 反アンティラス隊員 リュデル×3 反アンティラス隊員 ニムバス×3 反アンティラス隊員 エスフィード バッシュ ダイオン ドレル リュデル ゲオード ゼルヴォイド・ヴァスト ドーソン 増援(ポゼッションイベント時) 機体 操者 備考 味方増援 スヴェンド・ニーダム ライコウ スヴェンド・ゲハード ユノー スヴェンド・ゲハード スメラ 任意×10 敵データ 機体名 操者 LV 精霊 HP 最大射程(P) 獲得資金 配置数 備考 エスフィード 反アンティラス隊員 36 風 8430 5(5) 6900 3 - ダイオン 反アンティラス隊員 36 風 11210 5(5) 8200 3 - リュデル 反アンティラス隊員 36 風 14200 5(5) 12200 3 - ニムバス 反アンティラス隊員 36 炎 12720 5(5) 8100 3 - エスフィード バッシュ 37 風 9340 5(5) 6900 1 - ダイオン ドレル 37 風 11720 5(5) 8200 1 - リュデル ゲオード 37 風 14660 5(5) 12200 1 - ゼルヴォイド・ヴァスト ドーソン 38 無 19480 5(5) 11200 1 - 攻略アドバイス マップ概要敵機は初期配置分のみ。自軍のみ増援あり。 ガッデスのポゼッションイベントがあるマップ。 全敵機が1EPから移動を開始。 戦術などガッデス1機では不利なので、1PP~2PPは味方増援が出現する東へ向かって移動しつつ修理装置を使用。 ガッデスが攻撃を受けずに増援と合流するなら、移動力が10以上必要。 ポゼッションイベントを3PPより前に起こしたいなら、東へ行きすぎず、EPに反撃や防御をしていけばいい。 ポゼッション後はHPが全回復し装甲値もアップするが、無理は禁物。 ポゼッションイベント後は、ガッデスを中心に敵機を迎撃すればいい。今までのマップより難しい点は特にない。 イベント 1PPガッデスのHPが60%まで減少。 テュッティの気力+5。(エースボーナスと強化パーツで上乗せ可) ガッデスのポゼッションイベント&味方増援出現「2EPまでにガッデスのHPが30%未満になる」「2EPまでにヴァストのHPを0にする」「3PP開始時」のいずれかで発生。 ガッデスがポゼッション状態になりHPとMGが全回復する。残弾は回復しない。 テュッティの気力が+50になり、プラーナが全回復する。 味方増援でスヴェンド・ニーダム、スヴェンド・ゲハード×2機、任意×10機がマップ東端中央に出現。 敗北条件が変更。 「2EPまでにヴァストのHP0」で発生させた場合、ヴァストのHPが全回復するイベントも発生する。 戦闘会話 ドーソンvsテュッティ 補足 バッシュ、ドレル、ゲオード撃墜後のセリフがポゼッションイベントの前後で異なる。 次シナリオ 「ドーソン失脚」
https://w.atwiki.jp/cerulidatafile/pages/650.html
「私は絶対に諦めない!」 ランク C 属性 爆弾 最大レベル 40 ドロップ方法 ラッキー宝箱 スキル フレイムストライク:88コンボ毎に、94%の確率でランダムな敵に平均攻撃力の1700%の火力で3回攻撃する。 能力 パワーアップ:45コンボ以上のとき、平均攻撃力が10%増加する。 攻撃対象 一番目の敵 タイプ バランス型 <ステータス> 平均攻撃力 16.8/コンボ HP 9730.3 防御力 396.0 貫通確率 7.0% 攻撃速度 4コンボ 攻撃時の総ダメージ(平均攻撃力×攻撃速度) 67.3 <紹介> 如何なる逆境にも屈しないタフな少女、ベートーヴェンJr。 彼女が生まれた年に、ダストの襲撃を受け母親が亡くなった。それにショックを受けた父親は酒におぼれ、何もしなくなってしまった。 突然、一家を支えなくてはならなくなった彼女は学校を辞め、生活費を稼ぐために様々なバイトを掛け持ちしている。 そんな彼女を哀れに思ったサリエリが救いの手を差し伸べて… <メモ> サリエリ先生のマージポイズンで判明したフルネームは「テレジェ・ベートーヴェン」。
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/648.html
「…本拠地…」 「そうさ、また行きたいんだが度忘れしてな。全く嫌になる」 エキドナを抱えたまま、スヴェンの悪意に満ちた三文芝居が彼女の心の襞を掻き分ける。 本来なら拷問されても言えない事だが、酩酊と二枚舌が静かに秘中の秘を自白さすべく彼女を促していった。 「あれは…ええと……何処だったか…」 「何だ、お前も忘れたのか。いいさ、特徴だけ言ってくれてもいい。近くに何が有った?」 今や彼女の眼前に居るのは憎い敵ではなく、本当に親しい過去の誰かだった。だからこそ口をつぐむであろう言葉にも 真剣に思い出そうと考え込む。 「あれは………」 「あれは?」 彼女の顔を覗き込む。それは、ただ親しみを深くするだけの演技の筈だったが…… 「…………ファルセット」 エキドナの瞳に映った巨大な黒影。 咄嗟にスヴェンは彼女を離し、背後に転がると同時に――――、先刻までの彼が居た場所を破壊する豪腕。 「!?」 だがその後降りた体の巨大さと、羽の様な優しさで降り立ったのが距離を取った彼に目を剥かせる。 その黒い怪物は地に足付ける一瞬でエキドナを抱え上げ、その肩にごく自然に乗せていた。それも、着地の衝撃を彼女に 伝えないようにだ。その手管だけで、見掛け倒しで無いことが充分窺がえる。 「……そうか、お前がリンス達が言ってた黒コートの怪物か」 状況の通例で拳銃を向けるが、意に介さない事はスヴェンも承知していた。どう見てもこれ相手には大砲辺りが要る。 「…スヴェン=ボルフィード」 案の定、彼もスヴェンの名前をそらんじているらしい。だが次の台詞が、一気にスヴェンの興味を向ける。 「………貴様は恐ろしい男だ、或る意味黒猫(ブラックキャット)以上かも知れん」 「――――ほう? 何故だ。セコい騙しで自白(ウタ)わせようとしただけなのに」 怪物の口元にかすかな笑み。ゆっくり立ち上がるとまるで小山の様だが、それを見るスヴェンには怯みの類は無かった。 「説明させるつもりか………良いだろう。 まず貴様は、エキドナが重要な情報を握っていると確信していた……違うか?」 「それは邪推だ、俺はただ『知ってれば良いな』程度の気持ちで訊いただけさ」 弄う様な反撃。しかし怪物の弁舌はその程度では止まらない。 「貴様はエキドナの心情と道を把握していた。そして考えていた筈だ、『自分が彼女を使うなら何をさせるか』をな。 それを統合した結果、組織の深部に食い込んでいる事を読み…開口一番本拠地を訊いた。絶対に知っていると言う事を 判っているからだ」 「……悪い奴だな。仲間のピンチを静観してたのか」 スヴェンの唇がまるで毒を塗った曲刀の様に吊り上がる。 ……事実スヴェンは考えていた。彼女の道とやらなら、ノーチェックでジャンボ機内に爆弾でも化学兵器でも持ち込めるし、 公的なルートを使って核弾頭の運搬や、常識外の暗殺――例えば、豪華客船内で砲撃――も可能だ。 不可能と思われる仕事が可能な以上、組織のトップエージェント辺りが妥当だ。逆にそう使わない事は愚かとしか言いようが無い。 「そして此処からが、最も恐ろしい所だ」 怪物の言葉に重みが加わる。彼にも確信があるからだろう。 「貴様は………我々とクロノスを全面戦争に仕向けるつもりだった」 ……それを聞いたスヴェンは…………呆けた様な目で怪物を見る。だがそのすぐ後、くす、と唇が吹き出した。 「それは飛躍のしすぎだろう。お前の頭を疑うぜ、突拍子が無さ過ぎてな」 「俺は確信で物を言っている、それに冗句は嫌いだ。 ………俺も貴様になって考えてみた、『得た情報を最も効果的に生かす手段は何か』をな。 すると、だ……俺にはクロノスに本拠地の情報を流す事しか思い付かん」 そのくだりで、スヴェンの嘲笑が面を剥いだ様に消える。それは無意識の肯定でも有った。 「何故か、と言うとだ、それが我々にとって最もダメージの大きい事態だからだ。 それで完全に潰される…とは思わんが、星の使徒が痛手を負うのは確かだ」 「憶測の域を出ないな。それに、『恐ろしい』に当たるとも思えないがな」 冷静に返される論撃にも、怪物は動じない。 「だがこれだけ仕出かす貴様ほどの男が、全面戦争が起こる事も、それで及ぶ被害を考えんとも思えんのだ。 貴様は把握している筈だ、それによって生じる多大なる犠牲を。そしてそれを承知で、リークする気でいたな?」 ……確かに総力戦で行けば、互いに生じる被害は恐ろしい数だろう。星の使徒側の規模は判らないが、それでも恐らくは万単位な筈だ。 それを許容して敢行しようとしていたスヴェンは、大量殺人を働くも同然だった。 「貴様は悪意に満ちている。ともすれば世界を根底からひっくり返すほどに。 …クリードと実に良い勝負だ、やつの側に居る俺が保証しよう」 静かに、そして淡々と零れるそうとは思えぬ非難。しかし、 「だから何だ」 返した言葉は、再び嘲笑にまみれていた。 「デカいの、良い事を教えてやる。 俺みたいに組織のバックアップが無い奴は、手段を選ぶ暇なんて無いのさ」 「…その為に多くを巻き込んでも良い、か。まるで独裁者だな」 怪物に銃を向けたまま、器用に片手で煙草を取り出し火をつける。 「どうせ死ぬのはクロノスの私兵だ。普通の奴には秘匿目的や戦力不足で任せられん。 こっちは奴らに散々舐められた真似をされてるんでな、そのくらいのリスクは負ってもらわんと困る。 『悪いことしたらお仕置き』は、世界の常識だろうが」 「貴様等がそれに含まれないとでも?」 辛辣な怪物の返しにも、紫煙の含笑をさらけ出した。 「……〝それ〟を受けるのは、俺だけって話さ」 馬鹿にした様な嘲笑だが、それをさせるのは損得や生死を超越した覚悟だ。 「死んで良いのも、救いようが無いのも、全部俺だけだ。他の奴ら………トレイン達にこれは関係無い。 俺がISPOを離れ、独り野に下って得た結論は…『綺麗事だけじゃおっ付かない』だ」 其処まで言っている彼は気付いていない、既に本性を隠す笑みを止めている事に。 銃口と同様真っ直ぐに、その眦(まなじり)は非難する怪物を捉えて離さない。 「俺は大切な物を守る為だったら何だってやる、それがあいつらに嫌われる行為でもな。 その俺がクロノスに仕返しして星の使徒を潰す為には、もう犠牲を厭う暇なんぞ無い。俺の命と全精力を掛けてでも、 この腐れた喧嘩を調律して噛み合わす。後顧の憂いを根こそぎ断つまで徹底的にだ」 この男に有るのは悪意だけでは無い、それによって生まれる全てを受け止める覚悟も持ち合わせていた。 今此処に立っている事が、それを頑健に裏付けている。 「俺に言わせれば全ての正義は悪意の上に成り立っている。英雄が悪王に振り下ろす剣に、悪意が無いとは言えんだろ? 逆に言って、真の正道を貫くには悪意と覚悟が不可欠だ。『大輪のバラは牛糞で咲く』とも言うぜ」 ……この男は想像以上に深い、多大な犠牲が出ればそれを何もかも受け止めるつもりなのだ。 そしてだからこそ、常人を超えた行動力が有るのだろう。 「…一つ訊きたい、エキドナはこの後どうするつもりだった?」 「決まってるだろう、こっちに引き込む予定だった。 それだけの事態を作ったヤツを、お前らのボスが許すとも思えんからな」 …更に、敵のケアまで考えていた。彼女は気付かないだろうが、実は戦う前から敗けていたのだ。 「どうやら貴様は、俺が思うよりずっと恐ろしい男の様だな」 滑り出た怪物の言葉には、かすかに嬉しそうな笑みが含まれていた。 「何が恐ろしいか、俺にはさっぱり判らんね」 「恐ろしいさ。このエキドナを、勝つどころか助ける余裕まで有るのは凄まじいの一言に尽きる」 だが、声調とは裏腹に空いた手が懐から大砲を抜き出すと、ゆっくりとスヴェンに構える。 「俺は貴様の様な男……嫌いでは無いぞ。近年稀に見る真の闘士だ……それだけに惜しいがな」 拳銃対大砲―――どう見てもスヴェンに勝ち目は無い。 「さらばだ。貴様とは、出来る事なら同志として会いたかった」 「……それは性急過ぎやしないか?」 再び唇に悪意の微笑。しかし、彼が卓越した策士でも眼前に有る砲口には無力だ。 「逃れる手立てが有るとでも?」 「勿論無いさ。だが、考えてみろ。 お前は俺を恐ろしいと言った筈だぞ。その恐ろしい俺が、何で無防備にも近い形でただ話をしてるんだ?」 その時、怪物のアクティヴソナーが後方に敵影を捉える。 咄嗟に砲でエキドナと頭部を庇うと、その上からライフル弾の乱射が火花を散らす。 「!? …な…?」 そしてエコーロケーションで画像を脳内に結べば………其処に居たのは見覚えのあるスーツの集団。 間違い無くそれは、先刻市庁舎で殺したクロノスの私兵と同じ服装だ。 「貴様…ッ…まさか…!」 「おっとっと、別に奴らと組んだ訳じゃない。ただ此処の時計塔からお前らの兵隊を狙ってた時、たまたま見つけたんでね」 スヴェンが悪意と共にエキドナを顎で示す。 「彼女が暴れれば、その跡を手懸かりに来るんだろうと思ってな。で、派手にやらせたって事さ」 ………全て彼の思惑の範疇だった。話に乗ったのはただ単に時間稼ぎだ。 「動くな化け物!」 弾けんばかりにナイザーが手で号令を掛けると、飛得物が次々と怪物へと向けられる。 「すげ…何だよあの得物」 「あいつ三メートルは有るぞ…効くのかよ、こんなモン…」 「泣き事言うな! 第二射構え!」 怪物がそれに注意を払わねばならなくなったのを尻目に、スヴェンは悠々と射界から逃れる。 「さてと、どうするデカいの? お前さんが強いのは判るが、俺に構ってる暇が有るかな?」 「……食えん男だ。これでは流石に撤退せざるを得んな」 戦闘不能を一人抱えている以上、此処に踏み止まるのは得策では無い。 「もう一度言うが、貴様とは同志として会いたかった………出来れば、この身体になる前に」 そう言った瞬間―――――ほぼ無動作で巨躯がその場から弾かれた様に跳んだ。 アウトラウンド達が呆気に取られる中、天高く跳び上がった怪物は建物の屋根に降り立ち風の様に走り去っていった。 「逃がすな! 行くぞ!!」 ナイザーと共に一斉に駆け出す黒服の集団。その進む先にスヴェンが居るが、誰一人構う事無くすれ違う。 ――――だが彼らの進撃を、突然鳴り響いた銃声が呼び止めた。 振り向くと其処には、背中を向けて未だ煙を吐く銃を天に構える白スーツの男。 「…一つ言っておく」 淡々と零れる声、自然な背中、一聞一見しても其処から感情は読み取れない。しかし、だからこそその根底に渦巻く怒りが強調される。 「……俺は今回…はっきり言ってクロノスに腹を据えかねてるぜ」 それを一つ言い残して、彼は手近の路地へと消える。 ………場に居る誰もが、いたたまれない気分だった。 あの男は知っていたのだ、彼らがこの場に居ると言う事が一体どう言う事なのか。 怪物がすぐさま逃げ出した事から、恐らく自分達は罠に使われていたのだろう。其処まで考える男が本来なら意趣返しが出来た所を、 それをせず怒りを飲み込んで利用したのだ。その鋼の様な自制力に、ナイザーは身震いする。 「No1……やっぱり、これは…」 『何をしているのですか。その怪物は星の使徒の手懸かりなのですよ、急いで追いなさい』 インカムから零れる静かな叱咤に、ナイザーは頭を悩ませた。 『今オペレーターに衛星で追尾させています。それに従って追えばいずれこちらとも合流するでしょう』 敵を追い込む為敢えて二手に分かれたセフィリアの声が、彼を泥沼に追い込んでいく。 だが今は正直その事にほっとした。もし此処に彼女が居ればあの男とて自制出来まい。 気付いている筈なのだ――――マリア親子を保護の名目で確保する事に。理由は勿論、彼を介してトレインを従わせる為だ。 『それと、例の奪取作戦は一時保留します。あの男を刺激するのは、どうやらなかなかマイナスになるようですから』 その僅かに情の見える指示に、一瞬ナイザーの心から重さが和らぐ。だが彼は知らない。 彼女が、衛星を介して先刻の会話を聞いていた事を。 スヴェンは奔っていた。発信機モードの携帯を見ながら一直線に。 何と言うことか噴水広場にトレインとリンスが居て動かない。更に、それとは別の発信機を見ると、イヴまでが其処で動かない。 (まさか………無事なんだろうな) 先刻がまるで嘘の様に、彼は不吉な想像に心を逸(はや)らせていた。 悪意を貫くのも、手段を選ばないのも、全て仲間の為だ。そしてまず疑って掛かる頭が、彼らの勝利を安易に想像させてはくれない。 (頼む…無事で居てくれ) 勿論所在が確認出来ないマリアとシンディも含めて。今の彼にとっての勝利とは、攻敵排除と全員の無事だ。 ―――イヴに言った言葉を思い出す。胸中に隠しはしたが、全く自己嫌悪に苛まれる内容だ。 アレが別れの言葉になるのだけはくれぐれも勘弁願いたい、それでは彼女が余りにも可哀想過ぎる。 彼女にはこんな裏路地ではなく、陽の当たる所に居て欲しかった。しかし〝それ〟を選んでしまった以上、スヴェンの夢想など 立ち入る余地が無い。 その覚悟を知ってしまったからこそ、今一度全霊で守らねばならなかった。 (神様…都合の良い話なのは判ってるが………頼む…ッ!) そして視界が開けたその前に現れたのは、噴水広場とあの怪物、その側に少年、トレイン、リンスとマリア親子…… そして―――――――満身創意で泣きじゃくるイヴ。 「―――――イヴ!!!」 武器である筈のアタッシュケースも捨てて、何よりもまず彼女の元に駆け寄った。 「…スヴェン……」 だが彼は一言も返さない…………代わりに、痛いほどその胸に抱き締める。 「………済まなかった…本当に、済まなかった。俺が……悪かった………」 彼の抱擁を受けながら、彼女は全身で震える肩を感じ取る。それは、切ないほどの後悔と謝罪の証。 「許してくれ、とは言わない………そんな資格が無いのは判ってる……それでも…済まん…」 肩越しの声も震えていた。ただひたすらに自分の言葉を詫びたくて。 それら全てに応える様に、イヴもまたその広い背を掻き抱く。 「いいから……もういいから…もう謝らなくてもいいから…スヴェン……」 胸の暖かさが、新しい涙となって流れ落ちる。 二人は支え合う様に抱き締め合う。互いの傷と、優しさと、強さで。 場を忘れ、形の差異こそ有れその心の温度を受け止めあう二人――――――それは、どうしようもなく彼らが人間である証だった。 「……アレが、エキドナを? どう見ても腰抜けのクソ大人じゃんか」 憎々しげに、リオンは怪物に言い捨てた。 「事実だ。ばかりかあわや星の使徒存亡の危機に立たされる所だった」 怪物の冷静な言葉に、かくて少年は鼻白む。 「………じゃあオレがまとめて殺してや…」「やめろ」 冷厳な制止が、リオンの口に悪態さえ止めさせた。 「言った筈だ、此処で全てを晒すな、と。黒猫もいる上、クロノスの尖兵共も来る。これ以上固執するのは許さん」 「―――何でだよッッ!! 敵が居るなら殺して…!!!」「リオン」 いささか強めた語調に、彼の癇癪が封じられる。 「これは戦術的撤退以前の話だ。規律の問題でもない。 ………大人の言う事ぐらい、素直に聞け」 「……」 リオンなら絶対に聞こうとはしない台詞だったが……何故か怪物の言葉には渋りながらも粛々と従う。 怪物が空いた手を伸べると、それを足掛かりに肩へと乗った。 「……待てよ…まさか逃げられると思ってねえだろうな?」 突き刺さる様な殺意でトレインが二人を現状に引き戻す。 既に怪物もリオンも彼の間合いだ、撃てば狙い過たずエキドナを含む三人の頭を吹き飛ばす。 「お前だな? ブリキ人形共の親玉は。聞いたぜ、此処まで仕出かしたのはお前とクリードの指示だってな」 「……破壊は兎も角、人員はな。俺に全権が渡れば、こんな無駄はせん。 俺ならばお前達が祭りに疲れた頃こっそりと襲撃する」 「じゃあ、その両肩のどっちかって事か?」 射殺す眼差しに、リオンの肩が竦む。改めて見るとなんと恐ろしい眼だろう、一体何を経験したらこんな眼になるのかそれ相応の 人生を生きた彼でさえ想像が付かない。 そして、その怯みだけでトレインは下手人を察した。 「成る程な、じゃあ……喋る口はお前だけで良いな」 忌憚を一切払う様にハーディスを振る。それだけで銃剣が達人の素振りの様に甲高い音で空を斬った。 怪物もリオンとエキドナを両肩に乗せたまま、器用に砲を掴み出す。 最早戦闘は不可避、トレインが相手では間違い無く両肩の二人は此処で命を落とす……と言うより万全であってもそうなる。 何の驕りも無い怪物の計算が絶望的な状況を見い出したその時………… 『――――全員動くなッッ!!!』 拡声器を通しての叱咤。だがノイズの無い所を察するに最新型だ。 動じているのかいないのか、トレインの眼がゆっくりと声が飛んで来た先を見やれば…… かなりの数のアウトラウンド達が、三列横隊で銃器類を構えていた。だがその貌は、一様に彼の眼差しで蒼褪めている。 「場は我々が掌握しました。総員無駄な抵抗をやめて武器を捨てなさい」 アウトラウンドの射線を避ける形で、悠然と美女が進み出る。 「……オレを止めたきゃ撃てよ、セフィリア」 これ以上鋭くなりそうに無い眼差しが、一層鋭さを増した。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/42091.html
《鉄鬼星(てっきせい) ラブラドライト・オーヴェン》(SR) 闇(3) 進化クリーチャー メカ・デル・メタル/メタ・フェニックス パワー 13913 ■誕星(メタルバース)・5(このクリーチャーを闇(5)支払ってカードの下から召喚してもよい。) ■進化GV-自分の闇のクリーチャー3体の上に置く ■バトルゾーンに自分の[アーセナル]がなければ、このクリーチャーを破壊する。 ■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下のカードを1枚墓地に置いても良い、そうしたら相手のクリーチャーを1体選び破壊する。 ■T・ブレイカー ■クリーチャーが破壊された時、そのターン、相手クリーチャー全てのパワーを-3000する 作成者 yasai 概要 プルート・デスブリンガーと同じメテオバーンを持ち、進化条件は更に緩くなっている。 巻き込みにより連鎖的にパワー低下が発生する為、ウィニー主体のデッキに強い。ディスペクターに代表される除去耐性持ちの高パワーには効き目が薄いが、パワー低下の重ね掛けができれば十分破壊可能。 難点は、攻撃しなければメテオバーンが使えず、相手の盤面依存であること、そして鉄キ星シリーズ共通のGV3である故の重さと、アーセナル本体を狙った除去。 フレーバーテキスト 銀の悪魔は牡羊の翼。冥王のごとき破壊を尽くす。 関連 《アーセナル・テモタ》 コメント 名前 コメント 評価 選択肢 投票 面白い (0) 普通 (0) つまらない (0) 単純 (0) 複雑 (0)
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/399.html
0272:掃除屋達の慕情【中篇】 「これが勝浦の那智の滝・日光の華厳の滝とともに日本三大瀑布の一つである、袋田の滝ね。 ・・・綺麗だわ」 茨城県久慈郡大子町、日本三大瀑布の一つである袋田の滝。 その大胆な奔流と一様でない繊細な流れを下流から見上げ、 考古学者であるロビンは内なる思いを自分の言霊に乗せずにはいられなかった。 「やけに詳しいな」 「・・・これを読んだだけよ」 ロビンの吐露した言葉に驚嘆と賛美を重ねつつも、傍にいた男が肩を並べる。 するとロビンは一枚の紙切れを差し出した。 「なるほど。これなら一目散に逃げても各地の名所を頼りに場所が特定できるってわけか」 男がロビンから受け取った紙切れを開き、覗き込む。 「へえ。別名『四度の滝』とも呼ばれてるのか。 滝の流れが4段に落下するからそう呼ばれてるわけだな」 シルクハットにタキシードをエレガントに着込んだ男が、 “観光案内”と書かれた紙切れを下流で覗き込むという、 なんとも混沌とした雰囲気を醸し出している間に、ロビンはさっさとその場を後にした。 一拍おいて、男は顔を上げ、微笑みと共に木にもたれ掛かる。 いつものようにタバコをくわえようとして、タバコがないことに気づく。 バツの悪そうに頭を掻きながらも、やはりその漢――スヴェンは笑っていた。 「待ってるぜ、相棒」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ロビンとスヴェンが袋田の滝に到着するまでの間に、二つの事が起こっていた。 ひとつは追跡途中に一度スヴェンがロビンを完全に見失ったこと。 (その間ロビンは駅前で観光案内×2get) そしてもうひとつは・・・・・・・ 「ねえ、トレイン君・・・」 「ん?」 「何にも見えないよ」 所変わって、トレイン、杏子。杏子の調子もある程度まで回復して二人で昼食を摂っている時、 驚異的な視力を持つトレインは南方から駆けてくる女性を見つけた。 そのトレインが対象をはっきりと確認できない距離であるのに、 一般人の杏子には影も形も見えるはずがなかった。 「おっかしいなあ。向こうから女の人っぽいのが走ってきてるように見えんだけど」 「トレイン君、視力は?」 「ん?確か・・・両方6.0だったと思うぜ♪」 「・・・どこの原住民よ」 二人が他愛もない会話をしているうちに、人影は二つになり、そのシルエットは大きく、鮮明になっていった。 「ん?あの白い帽子は・・・・」 次第に杏子にも凝視できる距離まで二人は近づいてくる。なんせ二人とも走っているのだ。 「ん?あの女(ひと)は・・・・」 ・ ・ ・ ・ 「「あ~~~~~~~~~~~っっっっっっ!!!!!!!」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「あ・・・」 ロビンは袋田の滝でスヴェンから逃げ切った。しかし神はロビンに休息を与えなかった。 見紛うはずがない。その完璧なフォルム。 それは将に神が創り出した、否、神其の者か。 「ウヌとは、以前遭った事がある」 ロビンは動けなかった。 以前、操っていた勝利マン、スヴェンをもってしてもその進行すら止められなかった男が、 今やたった一人の自分の目の前に立っているのだ。 「この拳王、一度楯突いたとはいえ無抵抗の女を嬲る拳は持たぬ」 「あらそう、よかった」 「近くに戦う意思を持つものがいるなら我は戦うだけ。ちょうどこの先の滝に男が見えたのでな」 「え?」 次の瞬間、ロビンは恐怖から空回りした頭脳より先に、体が動いていた。 まるでラオウの行く手を阻むかのように。 「・・・私は、死にたくない」 ――――紳士道のおじさん、危ないわね 「ならば早々に立ち去れ」 ――――彼が死ねば私は・・・独り? 「死にたくないけど・・・立ち去らない」 ――――マタ、ヒトリ? 「ならばこの拳王、身にかかる火の粉は完全に叩き潰す」 ――――男が女を守る。これを守れないっていうのは、俺の紳士道に反するんでな ――――ヒトリはモウ、イヤダ 「あら残念ね、あなたと戦う気はないのよ」 ロビンは腰に巻いた千年ロッドを素早く取り出すと、前方にかざす。 「ぬうっ!!!」 たちまち金縛りに遭ったかのように、ラオウはきをつけの姿勢になる。 「これはある女の子から頂いた支給品でね、先端に付いた眼球の装飾を相手にかざすだけで相手を意のままに操ることができるの。 問題があるとすれば、強大な精神力を」 「ぬわあああああっっっっ!!!!!!!!!!!!!」 憤怒に任せたラオウの剛拳が、ロビンの腹部を貫いた。 一般人の眼にはそう映っただろう。 しかし次の瞬間、ラオウの右拳には粉々に砕け散った千年ロッドが。 ロビンの腹部には彼女を抱えた男の腕が巻かれていた。 この状況を完全に把握した者は、この場には一人しかいない。 その全てを“予見”し、その総てを“支配”した漢。 その漢の名はスヴェン。スヴェン=ボルフィード。 「レディを傷つけるような真似は、関心しないな・・・ ま、悪く思わんでくれ。これを黙って見過ごすってのは、俺の紳士道に反するんでな」 【茨城県・袋田の滝下流/夕方】 【ニコ・ロビン@ONE PIECE】 [状態]健康 [装備]アタッシュ・ウエポン・ケース@BLACK CAT [道具]荷物一式(二人分) [思考]1:混乱 2:アイテム・食料の収集 3:死にたくない (千年ロッド@遊戯王は破壊されました) 【スヴェン・ボルフィード@BLACK CAT】 [状態]健康 [道具]荷物一式(支給品不明) [思考]1:ラオウと戦う? 2:トレイン・イヴ・リンスと合流 【ラオウ@北斗の拳】 [状態]:胸元を負傷(出血は止まったが、大きく傷跡が残る) 右腕にダメージ 、右手ただれ・薬指小指喪失 [装備]:無し [道具]:荷物一式、不明 [思考]1.新たな強者を求めていく 2.いずれ江田島平八と決着をつける 3.主催者を含む、すべての存在を打倒する(ケンシロウ優先) 【トレイン・ハートネット@BLACK CAT】 [状態]左腕に軽い擦り傷、右腕肘から先を切断(行動に支障はなし) [装備]ウルスラグナ@BLACK CAT(バズーカ砲、残弾1) [道具]荷物一式 [思考]1:スヴェンを追う 2:杏子を守る 3:主催者を倒す 【真崎杏子@遊戯王】 [状態]健康 [道具]なし [思考]1:ロビンを追う 2:遊戯と合流 時系列順で読む Back 追走~剣八とキン肉マン~ Next 無人東京考察記 投下順で読む Back たらい回しの不運 Next 交錯する想い、光……そして闇 209:掃除屋達の慕情【前編】 トレイン・ハートネット 287:掃除屋達の慕情【後編】 209:掃除屋達の慕情【前編】 スヴェン・ボルフィード 287:掃除屋達の慕情【後編】 209:掃除屋達の慕情【前編】 真崎杏子 287:掃除屋達の慕情【後編】 209:掃除屋達の慕情【前編】 ニコ・ロビン 287:掃除屋達の慕情【後編】 248:日輪の如く、巨星の如く ラオウ 287:掃除屋達の慕情【後編】
https://w.atwiki.jp/icinm4/pages/32.html
ハティクヴェンヅィア・ファルダ シェイフィナリア初の本格的な民間報道機関です。 2007年10月24日(水曜日) 枢機卿「一連の宗教対立は仕組まれたシナリオ」/MbtS-1メギルヴァルト公開へ 03 09 nekomimi 【宗教的対立の気運に極めて冷ややか アールフィルド枢機卿】 「『この暴挙に私は怒っている』、そう笑顔で話すのが彼らだ」と冷ややかに分析するアールフィルド枢機卿。続けて一連の宗教的対立があくまでも何者かに描かれたシナリオに則ったもので、メトラ教の不自然かつ爆発的な不況が、シェイフィナリアへの敵視政策を続けるアルベニックの主導するウォルドローフとその友好国に限定されていることを指摘、「宗教を国際情勢に利用したい特定のテロリスト勢力が問題なのであって、我々はメトラ教の全てを否定するつもりはない」と締めくくった。 【ルーフェスティ外務卿 またもや失言か】 鮮烈なデビューを飾りつつも、国内では賛否両論のルーフェスティ・バーソロミュー外務卿がまたユニークな発言で物議を醸している。「アルベニックとレーリルの交渉を見なさい、冷静なレーリル政府代表に、アルベニックの傲慢で『客観的』な主観が、執拗に、何度も繰り返されるの。あのしつこいアルベニック代表が私をカフェに誘ったら、間違いなく私はケリを入れて立ち去るでしょう」と会見で語った。プレスへのサービスのつもりだったようだが、セルヴァナント・インテリジェント紙社説は「公の場では不適切」と酷評した。 【国産?新型戦車ついに公開 メギルヴァルトⅠ】 ベールに包まれていた皇立護神軍の戦車MbtS-1が公開された。主砲は105mm旋条砲が装備され、各種弾頭が使用可能。 かなり独自の構造をしており、砲塔は車体後方部にセットされていることから、特徴的なデザインになっており、砲塔は鋭角に傾斜が付けられているため、敵にとっては目標を照準しにくく、防御力の向上効果を高めている。乗員の他、歩兵を搭乗することも出来る。独特なレイアウトにより、エンジンが前方にあることにより、後部にスペースが生まれる。通常は砲弾収納区画となっているが、砲弾数を減らすことにより、後部ハッチより役10名の歩兵を搭乗させることが可能となっている。 設計こそシェイフィナリア軍務院開発局の腐心作だが、技術的にクリアされているとは思いがたい部分もある。シオン戦争時に、敵本土で拿捕した敵・味方戦車から流用されていると思われるものがあるとして、専門家の間ではそうした噂がまことしやかに囁かれている。 確かに主砲の105mm口径とライフリング構造というのを聞くだけでも、先進諸国の戦車と大きく見劣りするのは否めない。しかしシェイフィナリアの人口を考えて軍人の死者を極力避けねばならないという事情からも、速度を大きく犠牲にして生存性と装甲を最優先にしたという独特な設計思想は、決して間違ってはいないというのが専門家も口を揃えて一致するところだ。 【ヤードでの「襲撃事件」ねつ造か】 政府スポークスマンは「ヤードでのテロはパロンシュレイヒ契約者以外の可能性が極めて高い」と公式に声明した。また情報院からの確実な情報であると付け加え、それ以上のことは現段階で明かすべきではないと締めくくった。 [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年10月16日(火曜日) ルーフェスティ外務卿デビュー/アリーセ大ヒット/Silev-94 01 01 nekomimi 【新外務卿ルーフェスティ 鮮烈なデビューと激しいバッシング】 「現在国交正常化交渉と称して当事者不在で行われるアルベニック政府の 自己満足会議は、シェイフィナリアの発言があくまでも不当な侮辱であるとの前提認識に関して、疑問を呈することすら許されない状況の下での議論が罷り通っている」 政務院長に昇格したシルヴァレヌ・クレスドゥラに代わって新しく外交の舵をきることになったルーフェスティ・バーソロミューのこうした外交デビューについて、賛否両論だ。 「『大した』活動をしていない、という発言がアルベニックが戦争に介入していることを当時の代表が認識していたことを証明するものであって、外務卿の事実誤認は甚だしい」と非難を受ける一方、シェイフィナリアの立場を明確に示した声明を支持する声もある。 また国際政治アナリスト曰く、「アルベニック代表が有志連合軍に対して咎めた点を棚に上げるのは戦略として正しいのだろうか。今後も『どうでもよい』発言の対象がアルベニック兵士の死ではなく、同国の論点のすり替えであったことを強く主張すべきだ」とのことだ。 【宗教法人ラグナレクの証人に寄付 アリーセ異例のヒット】 エステルプラッテ・ミュージックランキングで毎週1位を維持し、CDの販売数は予約を含めて1000万枚近いという異例の売れ行きを記録し続けている聖職者出身の新人歌手アリーセ・アーベントロート氏(23)。 シェイフィナリア列島でも発売が決定し、予約が殺到しているという初シングル『不老不死の霊薬』に、各界からも大きな反響があった。 「時代の流れ」と評したのはアールフィルド枢密卿。ナルヴェとの契約者の、新しい世代からの信仰心のアプローチなのかもしれない。 売上の一部はパロンシュレイヒ教の宗教法人「ラグナレクの証人」に還元されている。 【反アルベニック掲げ穏やかな行進】 ノゥトネレス市内で数百人規模のデモ行進があり、旧有志連合諸国によるアルベニックとの国交断絶と、シェイフィナリア政府代表発言の全面肯定、そしてディルタニア連邦駐留軍の撤退を求めるなど、やや過激な主張を掲げており、公安当局の厳重な警戒の中でデモは執り行われた。 【TS-Xはシレフか VC20頃のSilev-94輸出要求へ】 ヤードゴニエ・シレフ設計局はTS-1FSアルファの後継機として、Silev-91改またはSilev-94を提案した。前者は既にディルタニア連邦全域に配備されている強力な戦闘機のシェイフィナリア向け改修型で、後者はディルタニア連邦軍でも部隊配備が本格的に始まるのは、16年暮れか17年以降とも言われる最新鋭の機体である。 今更Si-91よりも、どうせならSi-94を導入すべきとの意見が根強く、シルヴァレヌ体制下でもその方針が継続される。一方でディルタニア連邦としては、シェイフィナリアから受けられる軍事的恩恵は微量であり、最新鋭の機体を輸出するには抵抗があると言われる。 ユリウス軍務卿は「彼らが武器を渡すに値するだけの軍事的貢献をするのが我々の責務であり、皇立護神軍はディルタニア連邦のあらゆる要請に応えていく」と述べる。 いずれにせよVC20年頃にはTS-1FSの機体耐用年数が限界に達するため、早急な決定が望ましい。 【ユークトバニアに進出 ラグナレクの証人】 宗教法人ラグナレクの証人はユークトバニアへの進出を明らかにした。ユークトバニアの国教として、パロンシュレイヒ教の布教活動を行っていく。 [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年10月04日(木曜日) 元老院が決議採択/セルヴァナント協定再審議を要請へ 02 20 nekomimi 【ベルニシェルス教皇、平和の訪れを歓迎】 教皇ベルニシェルス6世はネルヴィル戦役殉教者追悼式典にて、ネルヴィルに平和が訪れたことを大変嬉しく思うと述べられました。 「悪魔の子らは消え失せた。ナルヴェとの契約者は二度と圧制に臆することはないだろう」 【アルベニックとのあらゆる関係を途絶】 ネルヴィル戦役におけるアルベニックの有志連合軍への敵対と妨害行為等に関して、独善的で近視眼的なアルベニックの偽善に満ちた蛮行を糾弾する外務院提出の決議案を、元老院は昨日未明に採択した。元老院は先進諸国で言う議会に相当し、従来の各地域の宗教指導者と有力者24人に加え、先日行われた民選議員選挙で当選した議会24人の計48人で構成されている。この決議に従い全ての政府機関はアルベニックとの関係を途絶することが責務とされる。ユリアス軍務卿は「アルベニックは現状でシェイフィナリア列島の最大の脅威であり、挙国一致が求められるのは当然だ」と指摘。枢密郷も「関係ないけどレギンに~院とか~卿とかがあってパクリ杉バロスwww」などとアルベニック政府を強く非難し、アルベニックとの関係の修復は今後、困難になっていくとの見方が一般的だ。 【カイバー油田採掘 新たな局面へ】 北武インストゥルメンツの出資する海底油田の枯渇が明らかとなり、また近いうちに別の座標で新たな資源掘削施設を建設する必要性が上がっている。 【セルヴァナント国防協定の正常化をディルタニア連邦議会に要求 - 外務院】 外務院はセルヴァナント国防協定の運用に関して、ディルタニア連邦議会に適切な処置を求めていく方針を明らかにした。同協定はシオン戦争時に必ずしも機能を果たしていたとは言えず、構成国の議員からは協定自体を否定する発言もあり、協定の存在意義を疑問視する声も出ていた。軍務院は地域的にも経済的にも、ディルタニア連邦との協力体制は最上の国防方針であるとの姿勢を崩しておらず、ディルタニア連邦との関係改善は最大の外交課題となっている。 【新興諸国との連帯を - 元老院】 元老院はリバティランド、ジョリーロージャーやアーベントブルグなどの新興諸国との友好関係構築に向けて、外交的なアプローチをはかっていくことを決議した。政府は石油資源の輸出などを積極的に行っていく構えだ。 【ディルタニア連邦の新鋭機、ついに量産か】 Silev-94ラズルゥシャーチの試験機が試験飛行を終え、既に量産体制に入ったことを紅い星通信(パヴェーダ・ズヴィズダー)が報じた。同機はヤードゴニエシレフ設計局の開発したディルタニア連邦軍の最新鋭の制空戦闘機で、資本主義圏の最新鋭戦闘機IMF-28バルバトスの採用するカナード翼やベクタードノズルとほぼ互角またはそれ以上の性能を有するものを備えており、極めて高機動のドッグファイトを演じることができる。コストパフォーマンスにも優れており、ディ連邦構成国とセイルナシア諸国への輸出に意欲を見せていることなどから、TS-1Fアルファを順次退役させてR/TS-1ESクロイツプラスとF-Xの二機種体制を予定している皇立護神軍の、次期主力戦闘機選定にも影響するものと思われる。 投票結果 2件中 はい (2) 100% いいえ [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年9月01日(土曜日) シオン軍事政権崩壊へ 依然として残党が臨時政府を詐称 地上戦突入か 23 43 nekomimi ウィルネゥツフ空軍基地 「ここはウィルネゥツフの航空基地の鉄条網の周辺です。皇立護神軍外人部隊を搬送したレシプロの輸送機が、ディルタニア連邦での実戦訓練を目的として飛び立ちました。基地内では慌ただしさが手に取るようにわかります。ただし今回の訓練派遣の軍務院の説明は、セクトレアセア要塞空爆時のそれと極めて酷似しており、何らかの軍事行使との憶測が・・・」 「... こら、撮るな!」 「護神軍兵士が、制止してきました!これにて取材を・・・」 スタジオ 「どうもカメラとの映像が途切れてしまったようです」 「ええ、では次のニュースに入ります。シオンの軍事政権は事実上壊滅し、三洲国家行政委員会吉祥寺はシオン国軍の組織的抵抗の終結を宣言しました」 「シオン首都甲州の加宮さんと中継がつながっています。加宮さん」 映像 SIB加宮レポーター シオン首都甲州 「はい、こちら加宮です。軍事政権の崩壊後、国民が一斉に蜂起を開始、政府を乗っ取って圧政を先導してきた国軍の基地が全土で、国民の手によって破壊されています。既に組織的抵抗を断念した国軍は武装解除か、有志連合軍への降伏ま、または散発的なテロ活動に専念しております。また国民臨時政権なる政府が樹立されましたが、実質的にシオン軍事政権の残党で構成されており、『国民の意思を代表して有志連合国民を皆殺しにする』との常軌を逸した主張がそれを物語っています。いずれにしても残党は依然として国軍部隊の残存戦力を集結して居るものとみられ、有志連合軍が本格介入するのも時間の問題です」 スタジオ 「加宮さんありがとうございました」 「えー、今入ったニュースによりますと、三洲国家防衛総軍陸軍の地上戦突入の情報が入ってきました。繰り返します、三洲軍が本格的な地上戦突入を行っています。詳しいことはまだわかっていませんが、有志連合軍が波状的に上陸、展開してシオン残党との最終的な戦闘に入ったものと思われます。」 「詳しい情報が入り次第、またお伝えします」 投票結果 1件中 はい (1) 100% いいえ [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年8月26日(日曜日) ベルニシェルス教皇声明 域外派兵に向けて事態急転 西京から生中継 21 55 nekomimi ハティクヴェンヅィア・ファルダ - ライツ記者 「西京市からの中継です。フュエス事務次官が三洲からの事情説明を受け、またシェイフィナリア政府としての立場を説明しました。周りは報道関係者に埋め尽くされ・・・あ、フュエス次官が出てきました!フュエス次官!」 「事務次官、三洲代表との会談はいかがでしたか」 「あらゆる手段での支援と惜しみない協力を要請されました」 「次官!つまりそれはシェイフィナリア軍の域外派兵ということですか?」 「ノーコメントだ。異常は以上はシルヴァレヌ外務卿からの記者会見で明らかになるだろう」 「次官はどのように答えたのですか、次官!」 - スタジオ 「西宮市のライツ記者、ありがとうございました。続いてのニュースです」 「今朝、シェイフィナリア法皇院はベルニシェルス教皇6世の世界への声明を発表しました」 - VTR...早朝 法皇院 「全てのナルヴェとの契約者と、ナルヴェの子らにお話したい。私たちの世界の平穏が、脅かされています。善良な民を、油のために犠牲にする、悪魔がいます」 - スタジオ 「教皇はシオンのフェムト侵攻を示唆し、シオン政府の拡張主義を痛烈に非難しました。これを受けてシェイフィナリアと各国のパロンシュレイヒ教徒は、各国政府にシオン打倒を掲げてデモを起こしています」 「次のニュースです。政府は皇立護神軍の空軍機のディルタニア連邦領内の通過と、ディルタニア連邦軍の空中給油機による燃料支援を要請しました。戦術偵察機R/TS-1FS改クロイツプラスを訓練に参加させることを発表しましたが、目的が公表されておらず、おそらくはシオンへの域外派兵に関する作戦への参加を準備する動きと見られています。ディルタニア連邦からはシレフ製の爆弾の対シェイフィナリア輸出が発表されています」 「また、外務卿からの緊急記者会見がある模様です。本日10時のニュースは以上です」 投票結果 3件中 はい (2) 66.6% いいえ (1) 33.3% [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ