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「ソルジャー」 【軍人】 筋肉度 ★★★★ 腹打ち度 ★★ 男らしさ度 ★★★★★ ラストの主人公と相手のソルジャーの対決。 腹殴りは少ないが、お互いの闘志に興奮。 軍人の誇りを掛けた戦い。 戻る 【用語説明】 「ボクシング」 ボクシングの試合、ボクシングスタイルのファイトがある。 「ムエタイ」 ムエタイ・キックボクシングスタイルのファイトがある。 「ストリート」 路上の喧嘩、ストリートファイトがある。 「軍人」 軍人のファイト、トレーニングがある。 「リンチ」 主人公などが集団にやられてるシーンがある。 「一方的」 主人公などが一方的にやられるシーンがある。 「上半身裸」 どちらかが上半身裸になっているファイトがある。 「拷問」 縄や手錠で体を拘束され拷問をかけられるシーンがある。 「人質」 主人公が人質を取られている設定がある。 「八百長」 主人公が八百長試合をするシーンがある。 「賭けファイト」金を掛けたファイトがある。 「トレーニング」主人公などがトレーニングしているシーンがある。
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ジンジャー 海賊団「ナダライ」の頭領。痩身で繊細な印象を受けるが、歴戦の中で鍛えられた戦闘術と感覚は一角のものがある。 長めの髪をオールバックにし、それでも余った髪を首の後で結んでいる。 ぶっきらぼうで荒っぽい話し方をするが、心まで悪に染まっているという感じではない。 やたらと兄貴風を吹かせるが、船員からの人望は厚く、ナダライは結束力も高い。 とは言え、やっていることは海賊業であり、各国から指名手配されている賞金首である。 過去に10人の幹部を従えていたと聞くが、現在は2名のみが側近として付き従っている。 船長室にはジンジャーとその2名しか入ることを許可されておらず、 船内での僅かな私生活は、ヴェールに包まれている。 が、寄港の度に、大量の水を買い込み、船長室に運び入れていることが分かっていて、 船員の間では様々な憶測が飛び交っているとか。 また、彼が海賊業を始めた経緯についても、多くを知る者は少ない。 ステータス height 167cm strength 6 初期HP 120 weight 59kg vitality 4 現在HP 120 style 繊細 agility 9 初期TP 60 hair 茶 Intelligence 4 現在TP 60 eye 深緑 mental 7 karman 100 arms 大鎌、鋼糸、我流戦闘術、魔泡(雷電)、魔泡(烈風) personality 操船lv.3、航海術lv.4、大鎌lv.4、鋼糸lv.3、魔泡(雷電)lv.2、魔泡(烈風)lv.2、男前lv.3 words 「錨を上げろ!出航だ!」 「なんで俺がお前に従わなきゃいけねえんだ?」 「かかってこい、まとめて相手してやらァ!」 arts 5TP 出酢歳図(デスサイズ) おおきく振りかぶって大鎌を薙ぐ。首を的確に捉えたなら、敵を一撃で葬り去る。 5TP サイダーボルト 一点から数本の雷撃を飛ばし、放射線状の敵を捉える魔泡。属性:雷電 7TP ウインドミロ 自分を中心に旋風を起こし、敵味方関係なく巻き込み転倒させる。属性:烈風 サンプルボイス 「ジンジャーだ。別に覚えてもらわなくても構わねえ。俺の名前を、あの世まで持ってかれちゃ迷惑だからな。」 「バカ、お前、俺に馴れ馴れしく触るんじゃねえ!馴れ合いはごめんだ。」 ※下部にネタばれ設定が存在します!閲覧注意! 準備中
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エイレン 愛称:エル 称号: 種族:ライカンスロープ 年齢:18 性別:女 穢れ値:2 外見:長身の女性。三つ編みにした髪を腰に巻きつけている。獣化すると狐に変じる。 プロフィール 人族寄りのライカンスロープの里で育った女性神官。 ある凶作の年、つくっていた野菜や家畜が被害を受け、里は窮地に立たされる。 人族の狩人に教わり野草の知識に通じていたエイレンの指揮のもと山の恵みをとることでその年はしのげたが、次の年にまく種はなくなった。 苦渋の決断をせまられた里は一旦解散することになり、エイレンは人族の町へと流れる。 ライカンスロープの仲間とともに町で生活を続けたエイレンは、経験から作物の出来や天候をよむことに長けていたこともあり、占い師のような神官として人気があった。 落ち着いた生活の中、里の長老達から一報がはいる。 里の長老達から儀式の秘伝を聞き盗んだ若いライカンスロープがヤーガイムに逃亡したらしい。 フェトルの教えとライカンスロープの誇りにかけて、エイレンは冒険者となり逃亡者を追っている。 性格 小ざっぱりとした性格ですが、プライドが高い一面があります。 人族に対しては好意的で、奪うことで生活を送ることを信条とするバルバロスに対しては冷めています。 他PCとの交友関係 PC PL 関係や想い クルーチェ night・owl かわいくて放っておけない。 フランチェスカ Haze かわいい仲間。 イスオディール イセオ 朴念仁ではなかった事に驚いた。 ニオ よーか あの人の事をなんと思っているのかしら。 マーク 馬芹 大切な人。夫 セッション履歴 +セッション履歴 No 開催日 セッション名 GM名 経験点 報酬 名誉点 成長 同行者 1 2012年 1月 5日 ホット・スプリング・ハズ・カム m7i 1060+200 500 10 知力 アトレー(馬芹)ホタル(Nine)キング(つきしろ)クル(night・owl)マロン(razanki) 2 2012年 1月 9日 新年特番☆ヤーガイムウルトラクイズ コアラ 1060+100 1400 25 生命力 クル(night・owl)ティム(akira)アレク(水城)メテオラ(Xiii) 3 2012年 1月15日 冷・血・要・塞 XIII 1140+50 1096 26 知力 レナ(カバル)ガドリル(zaphyr)マロン(razanki)シシリアン(genom) 4 2012年 1月17日 魔剣の迷宮。たまには2組でチャレンジ! night・owl 1240+50 3003 22 生命力 バランサー(Xiii)マロン(razanki)ティエラ(books)フィーナ(比具人)ライア(genom) 5 2012年 1月21日 アリアンロッドの憂鬱5―ヤーガイム大陸地方漫遊記シリーズ― エイノ 1120 3815 20 知力 バランサー(Xiii)ミラ(馬芹)シーダ(ゆい)ジル(コアラ) 6 2012年 2月 4日 GMB3点 なし 4200 9000 60 器用度+1精神力+2 なし 7 2012年 2月12日 簡単なセッションA5 三日月 1400 2700 0 器用度 オディーナ(エスエス)ティム(あきら)レミリア(あかうさ)ガドリル(Zephyr) 8 2012年 2月21日 簡単なセッションA9 三日月 1180 3400 31 敏捷度 ティム(あきら)サフィス(ぽろ)アンディ(トロ) 9 2012年 3月13日 The Ninja3 ぽろ 1160 3175 24 知力 ガドリル(zephyr)テト(yachi)フィーナ(fine)ヘルス(night・owl)ルミナ(エトセトラ) 10 2012年 4月 3日 風を呼ぶもの Nine 1320+50 5280 38 知力 オディーナ(エスエス)ルミナ(エトセトラ)エルミール(シャイン)アストラ(エイノ) 11 2012年 5月13日 おいしいご飯をとってきて Swind 1080 2875 5 知力 オディーナ(エスエス)マロン(razanki)ミラ(ばきん) 12 2012年 8月13日 パンがないなら…? ばきん 1620+50 7652 29 器用度 オディーナ(エスエス)ニーナ(しらたき)アストラ(エイノ)ウェンディ(ファルミーユ) 13 2012年 9月17日 おいしいご飯を邪魔するなかれ Swind 1300+150 8200 52 精神力 オディーナ(エスエス)ミラ(馬琴)ヘルス(night・owl) 14 2012年10月2日 アンダーコンストラクション・イン・ヤーガイム;RE take5 m7i 1180+50 5130 37 器用度 キリコ(lui)ウェンディ(ファルミーユ)バルタザール(つちのこ)レミリアリア(あかうさ)サフィ(ぽろ) 15 2012年10月20日 魔なる獣を払う者達 タカカズ 1210+50 9302 41 知力 アストラ(エイノ)バルタザール(つちのこ)トモエ(あろーん)ジル(こあら) 16 2012年10月27日 秋の味覚を採ってきて! ジャーム 1300+100 7025 40 精神力 アストラ(エイノ)ニーナ(しらたき)アイオネア(アリカ)スピネル(ピロ式)ジル(こあら) 17 2012年11月 3日 あやとり大臣になる! 熱海 1170 8200 58 敏捷度 レイ(レオ)アリカ(アリカ)トモエ(あろーん)ジル(こあら) 18 2012年11月 4日 She s Lost Control ばきん 1240 10684 49 敏捷度 オディーナ(エスエス)サフィス(ぽろ)マメ(熱海)バルタザール(つちのこ) 19 2012年11月19日 黒獣再臨 lui 1370+100 9560 58 知力 アイオネア(アリカ)ゲルトルート(ケンシロウ)ラジエル(レオ)トモエ(あろーん) 20 2012年12月16日 一杯のコンソメスープ 一号 1110+50 6217 35 知力 アリカ(アリカ)ゲイル(razanki)ツェリーア(しらたき)フランチェスカ(Haze) 21 2013年 1月10日 ノース君の受難シリーズ2羅刹ト骸ト再婚ト あろーん 1270 9200 26 敏捷度 ツェリーア(しらたき)スフィア(ジャーム)ウィル(こんぽた)リオン(かにみそ) 22 2013年 1月30日 悔恨の輩 イセオ 2110 8190 71 精神力 マークエックス(ばきん)ノース(あろーん)ゲルタ(ケンシロウ)ウルリカ(美潮) 23 2013年 2月 9日 GMB1点 なし 1750 8000 35 生命力+1 なし 24 2013年 2月12日 ミドルレンジofワンダー第1話立ち込める暗雲! ぽろ 2100 12780 70 器用度 アイオネア(アリカ)フラン(Haze)ラジエル(ReoVer-2)トモエ(アローン) 25 2013年 2月15日 GMB1点 なし 1750 8000 35 精神力 26 2013年 2月17日 ミドルレンジofワンダー第3話『不慮の襲撃』 アリカ 1790+50 11420 40 精神力 クスハ(ぽろ)フラン(Haze)ラジエル(ReoVer-2)トモエ(アローン) 27 2013年 2月18日 ミドルレンジofワンダー第4話『結晶竜とさらわれた仲間と姫』 Reo-var.2 1560 15680 47 精神力 アイオネア(アリカ)クスハ(ぽろ)フラン(Haze)トモエ(アローン) 28 2013年 2月23日 ミドルレンジofワンダー第5話『旧き叡智の揺り篭』 Haze 2140 11524 56 精神力 アイオネア(アリカ)クスハ(ぽろ)ラジエル(Reo-ver.2)トモエ(アローン) 29 2013年 2月24日 ミドルレンジofワンダー最終話『小さな森の三つの出来事』 あろーん 2200+50 12140 72 器用度 アイオネア(アリカ)クスハ(ぽろ)ラジエル(Reo-ver.2)フラン(Haze) 30 2013年 2月25日 常春庭園魔塔篇 cicada 1940 11340 47 知力 ベルモッド(しらたき)ジェロニモ(灰猫)クロト(比具人)リオン(かにみそ) 31 2013年 3月 3日 族 izm 1760+50 8775 53 知力 マーク(ばきん)ステーク(タカカズ)ウルリカ(美潮)イスオディール(イセオ) 32 2013年 3月 5日 GMB2点 なし 3600 18000 80 知力+1精神力+1 なし 33 2013年 3月10日 GMB3点 なし 5400 27000 120 器用度+1精神力+2 なし 34 2013年 3月15日 花魔剣外伝 ○○○墜とし 美潮 1780 13117 63 知力 マーク(ばきん)フラン(Haze)セイル(ぽむ)イスオディール(イセオ)クロト(比具人) 35 2013年 3月16日 造られし惨劇~断罪の時~ エイノ 1620 16917 52 知力 ウルリーカ(美潮)フラン(Haze)アイオネア(アリカ)イスオディール(イセオ)クロト(比具人) 36 2013年 3月28日 赤熱灼熱香辛篇 cicada 2120+50 14300 81 器用度 エリザ(izm)キリコ(lui)アイオネア(アリカ)ローウォル(はぎの)アミカ(比具人) 37 2013年 4月 2日 ハーフボイルドブルース3 四神の財宝 あろーん 2050+50 13867 48 器用度 ジェリド(エイノ)キリコ(lui)アイオネア(アリカ)クスハ(ぽろ)ジェロニモ(灰猫) 38 2013年 4月12日 GMB2点 なし 3700 20000 80 精神力+2 なし 39 2013年 4月26日 土地とカレーと。肉篇 lui 2230+50 15166 61 知力 セイロン(テヴェル)イスオディール(イセオ)マーク(ばきん)リオン(かにみそ)セイル(ぽむ) 40 2013年 4月27日 ハードボイルドブルース真・犠牲の聖剣と悲劇 あろーん 1950 13000 73 敏捷度 ジェリド(エイノ)バルタザール(つちのこ)ローウォルフィア(はぎの)ラジエル(Reo.ver-II)クスハ(ぽろ) 41 2013年 5月 1日 暗黒森林難物篇 cicada 1680 21050 64 知力 ジェリド(エイノ)アイオネア(アリカ)フラン(Haze)リオン(かにみそ)セイル(ぽむ) 42 2013年 5月 2日 暗雲 koara3 1400+50 12840 37 器用度 セイロン(テヴェル)アイオネア(アリカ)フラン(Haze)リオン(かにみそ) 43 2013年 5月 5日 天砕き、荒れ狂うは雷の王 かにみそ 2000 18740+14000 29 生命力 ジェリド(エイノ)アイオネア(アリカ)マーク(ばきん)スフィア(ジャーム)トモエ(あろーん) 44 2013年 5月 5日 Four social classes ばきん 1510+50 19220 75 器用度 イスオディール(イセオ)エリザ(izm)ニオグリーヴ(よーか)ダリア(はぎの) 45 2013年 5月11日 暗雲2 koara3 2070 15960 43 知力 イスオディール(イセオ)リオン(かにみそ)ファーナ(fine)アレシア(熱海) 46 2013年 5月12日 暗雲3 koara3 2060+50 20583 61 筋力 ジェリド(エイノ)ブラウン(ときたみ)リーゼ(Sフロッグ)セイル(ぽむ)トモエ(あろーん) 47 2013年 5月17日 四天王を倒そう TheSilent ジャーム 1510+100 12267 94 知力 ジェリド(エイノ)アイオネア(アリカ)フラン(Haze)ウルリーカ(美潮)ユーディット(alto) 48 2013年 5月18日 ハーフボイルドブルース7神殿強襲 あろーん 2150 13480 68 精神力 イスオディール(イセオ)クスハ(ぽろ)キリコ(lui)ウルリーカ(美潮) 49 2013年 5月28日 四天王を倒そう TheCrusader ジャーム 2330 16320 75 精神力 クスハ(ぽろ)アイオネア(アリカ)バルタザール(つちのこ)ユーディット(alto) 50 2013年 6月20日 紅き一族~紅の主~ ジャーム 1190 13000 70 知力 ヴィルヘルム(cicada)フラン(Haze)トモエ(aron)クロト(比具人) 51 2013年 7月 2日 超獣猛進防衛篇 cicada 1190+50 17000 99 知力 ジェリド(エイノ)セイル(ぽむ)トモエ(aron)ロランス(比具人)スフィア(ジャーム) 52 2013年 7月23日 GMB5点 なし 9800 67000 250 知力+2生命力+2器用度+1 なし 53 2013年 7月25日 叡智の名残 イセオ 2000 11800 83 器用度 アイオネア(arika)セイル(ぽむ「)トモエ(aron)ウルリーカ(美潮) 54 2013年 8月 6日 四天王を倒そう TheSister ジャーム 1960 14617 62 筋力 ジェリド(エイノ)リュシアン(熱海)クスハ(ぽろ)ヴィルヘルム(cicada)ニノ(よーか) 55 2013年10月17日 白銀守護突破篇 cicada 1800 26467 80 精神力 キリコ(lui)リュシアン(熱海)クスハ(ぽろ)セイル(ぽむ)フラン(Haze) 56 2013年10月25日 神の残り火 lui 2070 23250 61 生命力 マーク(馬芹)アイオネア(arika)リオン(かにみそ)ヴィルヘルム(cicada)エリザ(izm) 57 2013年11月 1日 GMB1点 なし 2000 15000 50 精神力+1 なし 58 2013年11月 1日 イナーイ・アイランド第1話 lui 2190 33000 69 精神力 ニオ(よーか)フランチェスカ(Haze)セイル(ぽむ)イスオディール(イセオ) 59 2013年11月 2日 GMB1点 なし 2000 15000 50 器用度+1 なし 60 2013年11月 4日 イナーイ・アイランド第3話『空へ馳せる』 イセオ 2000 22000 85 知力 ニオ(よーか)フランチェスカ(Haze)セイル(ぽむ)キリコ(lui) 61 2013年11月7・12日 イナーイ・アイランド第4話『永劫を目指した者』 Haze 2380 16200 75 知力 ニオ(よーか)イスオディール(イセオ)セイル(ぽむ)キリコ(lui) 62 2013年11月15日 イナーイ・アイランド第5話『時代遅れの狂気』 ぽむ 2000 17400 81 知力 ニオ(よーか)イスオディール(イセオ)フランチェスカ(Haze)キリコ(lui) 63 2013年11月18日 イナーイ・アイランド第6話『時を告げない鐘』 ぽむ 2400 14000 71 器用度 セイル(ぽむ)イスオディール(イセオ)フランチェスカ(Haze)キリコ(lui) 64 2013年11月22日 イナーイ・アイランド第7話 lui 1200 7000 81 敏捷度 ニオ(よーか)フランチェスカ(Haze)セイル(ぽむ)イスオディール(イセオ) 65 2013年12月27日 広がり続ける憎悪の花 Nine 1630 33200 95 精神力 マーク(馬芹)アイオネア(arika)フラン(Haze)ストロー(cicada)セイル(ぽむ) 66 2014年 1月 7日 魔の力を支配するモノ Nine 1220+150 27500 74 精神力 エリーゼ(比具人)アイオネア(arika)ニオ(よーか)ストロー(cicada)リオン(かにみそ) 67 2014年 1月10日 ティタノマキア Haze 1540 28200 76 敏捷度 ルディ(トロ)アイオネア(arika)ウルリーカ(美潮)ユキ(Nine)セイル(ぽむ) 68 2014年 2月11日 開会式が出来ない Haze 1200 22000 77 精神力 フランチェスカ(Haze)アイオネア(arika)エリザ(ixm)ジンジャー(菖蒲) 69 2014年 2月11日 終焉を告げる羽音 Nine 1750 15900 75 知力 マーク(馬芹)リオン(かにみそ)グリゾラ(コアラ)アイシャ(ぽろ)ロランス(比具人) 70 2014年 3月22日 慈雨 Nine 1190 11000 55 精神力 マーク(馬芹)フランチェスカ(Haze)アイオネア(arika)アイシャ(ぽろ)セイル(ぽむ) 71 2014年 9月13日 水着狩りⅢ―遙かなる聖地― エイノ 1940 16834 96 知力アリダ マーク(馬芹)フランチェスカ(Haze)イスオディール(イセオ)アンゴラ(ピロ式)セイル(ぽむ) 72 2014年10月24日 怪物の呼び声 イセオ 1200 15000 80 器用度アリダ マーク(馬芹)ジェリド(エイノ)リオン(かにみそ)エリザ(izm)セイル(ぽむ) 73 2014年12月 7日 おっさんとパイルバンカー物語 馬芹 1220 18862 74 知力アリダ ユキ(Nine)ジェリド(エイノ)リオン(かにみそ)エリザ(izm) 74 2015年 1月17日 箒星からの落とし魂 馬芹 2000 25400 91 生命力アリダ ユキ(Nine)イスオディール(イセオ)リオン(かにみそ)エリザ(izm) 75 2016年 9月 2日 汝、自らの宿命に挑め―『過去より、君に』― エイノ 1800 25280 58 器用度アリダ マーク(馬芹)フランチェスカ(Haze)イスオディール(イセオ)リオン(かにみそ) 76 2016年11月13日 悲劇書館 7冊目 night-owl 1300 11000 75 精神力アリダ ジェリド(エイノ)ローウォルフィア(はぎの)イスオディール(イセオ)ミソラ(深風) 77 プレイヤー:サキ 登録タグ:
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地を吹き払う、ほどの拳足の風が、砂塵を巻き起こしていた。 びょうびょうと裏路地に吹き込むビル風にも似た強力なそれを、轟と拳が砲弾ほどにも太く突き破った。地を、震、と踏みしめる。そこに裂帛の気合いはない。ただ、動きの型を確認しているだけだ。 街中で大剣を振り回すわけにもいかず、さりとてそれではどこで振り回せるのかというと、言ってしまえばなんだが所詮小さな島国であるところのレンジャー連邦に、そんな剣呑の許される場所はなかった。国民に開放されたスポーツセンターはおろか軍の訓練施設だって彼の本気のトレーニングに耐えうるような設備は用意してないだろう。 日に焼けた肌。風俗に従い剥き出しにされたへそのある、野太いほどの胴。薄い衣は彼の逞しい肉体の稜線を覆うには到底役者が不足しており、まるきり分厚い壁が、そこに立っているような存在感が、見た目の大きさだけでも発揮されていた。 谷口は別に気迫を込めているわけではない。仮想敵を目標に八方を休むことなく薙ぎ払う、そんな竜巻の如き烈なる風は、起こしていない。今、やっているのはその逆だった。 風を相手に、立ちはだかる。 難しいことだった。 なにせとらえどころがない。とらえるどころか、打っても、蹴っても、到底ききやしないだろう。どこから吹くかもわからない。王都の周りをぐるりと取り巻く高い塀が風を蹴ってはじき出しているのだが、それでも街道沿いに開かれた門のあたりや上空から、吹き込んでくるのは止められず、それが、ちょうど道の交錯したこのあたり、この場所で、面白く流れ込んでくるのだ。 災害になるような強さではない。洗濯物が飛ばされるかどうかも怪しい。だが、読みづらい。 それにあわせて体を動かす。 自分はどうも体が大きい。体が大きい分、人より力がある。力があるのを生かすために柔道の技を生かそうとしたが、学兵になってからは、腕力や体術はさほど役には立たなかった。立ったのは、体をどう動かせば効率的に動けるかという思想体系と、体力だけはどれだけあっても困らないという現実に対する目途だった。 力任せになる。 ばかりではなく、作戦を立てては動いている。動いているのだが、その基本になるのが、己の力なのだ。 自分はどうも、偏っているなと思う。その偏りにこだわりはないが、力がある分、その力の入れ具合をコントロールする術だけは、いくらでも身につけておいてもよいとも思った。 だから、こうして精妙な反応が必要になる鍛錬を行っている。 風の、真正面を捉えて打ち抜く。 たったそれだけ。 鍛錬の内容にこだわりはないが、鍛錬が面白いなと思ったのは久しぶりのことだった。 今日、思いつきでやってみたのだが、続けてみてもいいかもしれない。 ただ、それが出来るのはここにいる間だけのことだろう。 果たしていつまで続くか…… 「ん」 ふと、見上げると、窓の明かりがかげっていた。横山が、こちらをのぞきこんでいたのだろう。ほんの一瞬の動きだったが、谷口はその変化を見逃さなかった。そうか、もう、そんな時間か。 あたりは明かりを落として寝入り始めていた。星も、いつもより彼が長くトレーニングを続けていたことを教えている。相変わらず風は吹いていたが、身を中心から外すと、小さなつむじ風が砂埃を捲き上げて、竜巻みたいな形を取ったかと思えば、すぐにそれも散ってしまう。ちょうどここに何かが立っていないと、風は渦を巻けないのだ。なめらかに、すりぬけあって、やわらぎあってしまう。見つけたのはほんの偶然だが、偶然を利用してトレーニングに生かすようにしたのは谷口自身の工夫の賜物だった。あとはこれでもうちょっと負荷のかかる運動が出来ればいいんだが…。 ぼうっとしていると、いつまでも続けてしまう。訓練は、密度が大事だ。 咲良が着任してきたばかりの頃、まだまだひよっこだった第108警護師団の仲間達に、そんなようなことを言って無茶な訓練を課したことを思い出す。あの頃はまだ渡部も使い物にならなくて、どころか航ぐらいしか頼れる奴がいなかった。 懐かしいな…そう、思い出に浸りながら、“ターニ”は鍛錬を切り上げて宿へと戻っていった。 その日に飲んだゴントファリア茶は、いつもの通りにうまかった。 /*/ 砂漠の夜はとても静かだ。 だから、つい、余計なことを考える日もある。 6年。 旅を重ねてきた間のことを、思い出すことも。 「…………」 目をつむったまま谷口は、その6年にあった、いくつもの戦いや、いくつもの出会いや、いくつもの再会を、一つ一つ、なぞっていった。どれも忘れることのない、道のりだ。 旅は、まだ終わっていない。 6年。 横山に言われたことを思い出す。 俺は、変わっただろうか。 変わることで目的に近づけるなら、それでいいとも思う。 だが、どこかでかたくなに、変わることを拒んでいる自分がいるのを“谷口”は知っている。 ターニと呼ばれるようになって、久しかった。 旅の中で得た、もう一つの名前。 いくつもの手をつかんで引き上げてきた名前。 それが当たり前だと、“谷口”である自分は知っている。 自分は、自分が死ぬかわりに姉たちを生き延びさせようと思って、学兵になったのだ。 学兵になってからは、体が大きい分、3人ぐらいはやはりかわりに生き延びさせられると思って、やってきた。航と、横山と、咲良だ。 今は違う。 自分が死ねば助けられないものがあると知っている。だから、自分の命を絶対に手放せない。 それが、ターニという名前の、重みだった。 誰かを助けるとは、そういうことなのだ。 誰かを守るとは、そういうことなのだ。 自分に与えられた大きな体は何のために。 何のために。 答えは、思い出すまでもない、確かめるまでもない。 そのことだけを考えると、よく、寝られるような気がしてきた。 谷口は大あくびをする。 もう、余計なことは考えなかった。 いびきもかかず、谷口は眠った。 /*/ 「いってくる」 の一言で、いつものように街へと情報収集に出た谷口は、その日小さな悲鳴を聞きつけた。途端に両の足に力が漲る。地を蹴り、一息に建物の屋根の上まで飛び移ると、一直線に悲鳴のありかへ駆けつける。着地する直前、目に飛び込んできた状況に情報を絞りこみ、悪党がどちらか判別して手を出した。 拳、一閃。 それで敵は蹴散らせた。横山と昨晩話した通りだ。まったく最近はこの国も治安が悪い、大戦が、終わった油断につけこまれているのではないだろうか。 「おい、大丈夫か…」 驚いて腰を抜かしそうになっている小さな子供の顔を見ながらそう言って、谷口は、今度は自分が驚くことになった。 「吉田、か」 「副隊長……」 うたかたの夢のような日常は、その唐突な再会によって打ち破られた。その日から、再び谷口は、横山と共にファンタジーの英雄“ターニ”としての、戦いの中に戻っていくことになる。 /*/ ~小笠原冒険ツアー番外編:レンジャー連邦の日々・谷口竜馬の場合~ /*/ -The undersigned:Joker as a Clown:城 華一郎
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レンジャーは、アサルトライフル・ランチャーと共通武器ガンスラッシュを扱う遠距離職です。
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トレジャー 金冠・銀冠 マップ 金冠 銀冠 雪山 30000以上 20000以上 密林 35000以上 25000以上 砂漠 35000以上 25000以上 沼地 40000以上 30000以上 森丘 40000以上 30000以上 火山 45000以上 35000以上 ギルドカード・レアトレジャー一覧 マップ 採取採掘1 採取採掘2 調合 採取採掘・運搬 剥ぎ取り・運搬 雪山 ドドブラリンゴ ポッケクォーツ ポッケ式雪だるま 古龍の涙 ギアノスの秘玉 密林 鯛公望 クレオパピヨン 豪華なネコ王冠 ラオシャンメロン 怪鳥の秘玉 砂漠 モノブローズ セクメーアパール 黄金ネコの宝剣 古龍の化石 盾蟹の秘玉 沼地 ピッカエリンギ ヨウキヒグラシ 王家のマカ古ツボ ゲリョスイショウ 桃毛獣の秘玉 森丘 ドス金魚 ミナガルデナイト 神秘の奇面 雌火竜の秘玉 火竜の秘玉 火山 バサルモモ オノノコバチ 文献【古龍生態】 メテオテスカトル 鎧竜の秘玉
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たたかうのか。まいったなしだって。はんおうはうけたぜ。ほかのひとたちもでてこないね。どうなってるんだろう。 頭の中がぐるぐるした。ぐるぐるした、と一言で書けば簡単に済む。 頭の中がぱんぱんになりそうだった。 「?」 不思議そうにこっちを見て微笑む彼女。私は笑い返す。大丈夫ですわ、造作もない。ああいえけしてマーブル様のお相手をするのが造作もないということではなくて、ただの手合わせなんですから当然造作もありませんよね。ちょっと疲れてますけど、これぐらい、まだまだ平気ですものね。マーブル様はどうですかどこか痛めたところなどありませんか私はどこも痛くありませんけども嘘です一言も唇から言葉が出てこない。にこり、微笑み返すのが精一杯。 怖かった。 何をさせられるのかがわからないのは怖かった。 考えすぎそう考えすぎだよね。 ただの手合わせ、たったそれだけ。限界訓練の一種。ああこの言葉を口にしたフィクショノートは誰だったかしら、今からでもいい、それがどういう意味なのか教えて欲しい。 とても怖かった。 痛いのは怖くない。くたびれるのも嫌じゃない。けれど友達を傷つけるのは死んでも嫌。 ハニーくんの双子の妹だからじゃない。誰か知ってる人を傷つけるのなんて死んでも嫌。気持ち悪くて吐きそうになる。毛玉飲み過ぎた時より気持ち悪い。信じられない。 どうして周りの人たちはみんな平気にしていられるのかしら、それともみんな頭の中では同じようにぐるぐるしてるのかしら。ぐるぐる、ぐるぐる、思考が自分の中だけで空回り、ぐるぐる、ぐるぐる、誰かと喋ることもまともにできない。 ぎゅ、と手を握られた。マーブルちゃんだった。 やさしいなと思う。それとも彼女も不安なのかしら? 目を、見てみた。 まっすぐな瞳だった。 なんだろう。なんで普段はあんなにのんびりおっとりしてるのに、こんな目でいられるのだろう。私は引きつったような目しかできてない。きっとできてない。そうに決まってる。いつもの甘えた媚びた顔ができない。きゃらきゃらと笑う自分でいられない。何よ、私は可愛いんだ。えらくなってやる、もっと立派になってやるんだ。そのためには、いつもみんなから好かれる愛らしい子でなくっちゃ。 手を、握り返された。びくんと体が震える。嘘。いつの間に握り締めていたんだろう。まだ、笑えてるかな、まだ、笑えてるかな。気付かれないように周りを見回す。軽口の一つも叩こうと気構えながら周りを見回す。口がうまく動かない。唇が上下に開いてくれない。重たい。糊付けでもされちゃったんじゃないかしら。変だな、唇はそんなに乾いてないはずなのに。さっきマグノリアさんにもらった水を飲んで落ち着いてるはずなのに。たくさん運動したからもっとお水が必要なのかも。 「すみません、もう一杯下さいますか?」 はい、とマグノリアさん。私の声が私の頭とつながってない。きんきんして聞こえる。私、こんなにきんきん声でいつも喋ってたのかしら。ああどうしよう、どうしたらいいのかしら。 考えている間にもお水を手渡される。あ、あったかい。猫だから猫舌だから、きっと人が飲むものよりはずっと味も薄くてぬるいんだろうけど、あったかい。こくんと白湯を飲む。体ががちがちに固まってたことに気付く。寒いな。砂漠は。丸まって王城の秘密の談話室の暖炉の前で寝てたい。おなかすいた。補給所で何も食べられなかったせいかしら。音が鳴ったらどうしよう。ああ。ああ。 きゅ、と寄り添う。マーブルちゃんと寄り添う。肩を並べて寄り添う。猫は、猫だから、こうやって、寒い時には集まって丸まる。人間の格好になってる時でもそう。きっと人間もそう。寒いな。どうしてみんな、フィクショノートの人たちはこうやってくっつかずに一人で平気で立っていられるんだろう。 また一組体育館の方に吸い込まれていった。おかしいな、かかる時間が随分まばらな気がする。中で格闘の手合わせをしているだけならこんなにかからないはずなのに。何をしてるんだろう。何をさせられるのかしら。 猫士の着る特製砂避けマントの下で、ぎゅっとマーブルちゃんと手をつなぎあう。じっとしてよう。動きたくない。ああ、なんであのフィクショノートの人は、ああも静かに座っていられるのかしら。なんであのフィクショノートの人は、せわしなく体を動かしているんだろう。みんなてんでばらばらじゃない。だめだよう、猫はみんなでいっしょにいなくっちゃ。共に和していなくっちゃ。 ふるふる、ぷるぷる。 大丈夫、私は天下の愛佳ちゃん。私が笑えばみんなが笑う、私が怒ればみんなが笑う。おてんばものの猫士のねこむすめ、それが私、愛佳なんだから。 それにしても長いな。中で何をしてるのかしら? * * * 「愛佳ちゃん、大分疲れてるみたいだな…」 さっきからぼんやりした表情であのおしゃべり娘が一言も喋らずにいるのを見て、アスカロンが豊国に話しかけた。 「うん、そうだね。やっぱりちっちゃな子にはちょっと今日の訓練、きつかったかな?」 ぎゅ、ぎゅと体の筋を伸ばしながら豊国は答える。 だが、アスカロンは首を横に振った。 「戦場に出れば体格の大小なんて関係ないし、年齢の高低も関係ない。鍛えられるだけ鍛えておく方が、彼女のためになる」 「ふ…うん」 しげしげと、今日一日を共に過ごしてきた相方を見る。 「クールなんだね」 「そうでもない。毎日、自分を鍛えて律することだけで、手一杯だよ」 だが、その笑いに苦いものは一つも混じっていない。 まるで剣のように清冽な男だ、と、豊国は思った。きっとこの人は、正義のことを言い訳に考えたりしないな。正義は、守り、仕えるためにこそある。それを生涯捜し求める連続の中にだけ、ある。 この人と、勝負かあ……ボク、勝てるかな? 少し、興味が湧いていた。順位順で行くなら呼ばれるのはもうすぐだ。おなかがすいてるけど、今日のところは我慢してやるか。 くせ毛がぴょんと、夜風に跳ねた。 * * * 意地が悪い。 ドラン少年は考えていた。 この企画を考えた人間は、効率はいいが、意地が悪い。 ただの訓練での手合わせなら、誰も誰とやろうと気にはしない。また、疲れきってるところにこのルールで強制をされても、やはり気にはしないだろう。 だが、今日一日かけて、レクリエーションのような雰囲気を作り育てた上でそれを圧迫感にそのまま裏返して心理耐久性を量るのは、意地が悪い。 多分、中では実際に手合わせが行われているのだろう。妙に長いのはみな疲れきっていて決定打がなかなか出ないせいに違いない。 自分もこの雰囲気に影響されている。自分の相手は年上だが女性のじにあだ。同じ猫士同士とはいえあまり気が進まない。 確かにアイドレス世界の住人には、フィクショノートの書いた文章や、イラストや、行動が、自分たちにとってどうあがいても変えることの出来ない絶対的なものなのだろう。それに報いるためにはここまで厳しく心身ともに鍛え上げなければ足りないのだろう。 だが。 ここで、だが、と思ってしまうのが、と、ドラン少年は考えた。自分がまだ歳若いせいなのかもしれない、 自分のモデルであり年長者であるドランジ大尉なら、このような状況下の時、どうしただろうか。 彼もまた、絢爛舞踏祭の時代には、太陽系総軍から離反し、それと戦っていた身だ。また、それ以前の汎銀河大戦にも出て、武名を馳せている。冷徹に割り切り相手を組み伏せるだろうか。いや、そもそも総軍から離脱したのは、夜明けの船の捕虜になったからだった。彼はルールに従う。なぜならそれが、彼の負う、厳正の絢爛舞踏の名の意味だからだ。 ならば自分もルールに従い、全力の限りを尽くして戦うだけ。 「行きましょう、ドランくん。私たちの番みたい」 「…ええ」 ドランは立ち上がると、迷いを切って、歩き出した。 * * * 「あの人は元気だよねー」 「あの辺りのペアなんて、戦ってる絵が想像できないくらいだもんね」 さっそく新規入国者の冴木の周りをぐるぐる飛び交う青海とビッテンフェ猫、その2人のパートナーである浅葱とハニーが時折つっこみを入れつつ、談笑していた。 「時間無制限で参ったなしの一本勝負っていうからデスマッチでもさせられるのかと思ったけど、考えてみれば…」 「ないないない、まかり間違ってもこの顔ぶれでそれはないよ」 くたくたになった体を休めながらごろんちょとだべっているのは双樹とヒスイであった。 と、いうより、まるで瞑想するかの如く相槌を打っているヒスイを相手に、双樹が一人で喋っているだけだったのだが。 ちなみにこの知的で物憂げな黒髪黒衣の青年こと猫士ヒスイ、別に喋れないとか、寡黙だとかいうことはなく、ただ単に疲れたので居眠りをこいていた。誇り高いオス猫ゆえ、その誇りを癒すために眠ったのだとでも文学的に表現すれば格好は良かったろうが、待ち時間の間は寝ている方が効率が良いからそうしているに過ぎない。哲人とは世の中から無駄を省くことが好きだから無駄なことをするのだとは、誰の言った言葉であったか。 「うーん、順番が最後だとさすがに結構待ちくたびれる…」 自分も話の輪に混ぜてもらおうっと。 双樹は立ち上がって小走りに皆の方へと向かっていった。 「―――――……」 うっすらと、まなざしを開く、ヒスイ。その名の如くにカワセミのつがいの艶やかな羽根色の如き光沢を帯びた青緑色の瞳が、夜をまなざした。 * * * 「行こう、愛佳ちゃん」 「え、ええ、もちろんです! 手加減しませんからね、マーブル様!」 ついに順番が回ってきた愛佳とマーブルは、自分たちの他は、たった2人だけになってしまった、閑散としたグラウンドを後にした。 「…………」 もう一度、おそるおそる、後ろを振り返る愛佳。 つい先ほどまで、レース終了のささやかで盛大な表彰式が行われていたとは思えない。舞踏子や護民官たちなどの国民はみな楽器や設備を大学内に撤収し、既に姿もない。 しんとして、誰もいない学校を見ていると、なんだか薄気味悪さが増すようだった。 もう、深夜を回っている。 「入ります」 凛とマーブルが体育館の扉をノックし告げる。どき、どき。隣を遅れずに歩いていくだけで、目一杯、精一杯。心臓の音を聞かれて臆病者だと思われやしないだろうかと、愛佳の心配はいまやそれだけになっていた。 がららっ。 扉が急に開いた。観音開きでないと、こういう時に無駄に緊張していけませんわね、と、半ば八つ当たり気味に体育館の設計者に対して恨み言を心の中で呟く。 「……」 中は真っ暗で、どうやら誰もいないらしかった。審判役がいるというけど、一体どこから見ているのかな。監視カメラでもあって、スピーカーから声がかかるのかもしれない。うわ、なんだか闇の組織っぽい。 自分の想像力過多に踊らされながら身構える。 す、と、マーブルが闇へ踏み入っていった。 「あ」 思わず声に出しながらそれを追いかけた。 「…………」 ぎょ、とする。 いた。 いる。 この暗闇の中に、マーブルちゃんと、少なくとも、もう一つ、誰かの気配がある。 やがて、目が、慣れてきた…元々猫士、夜目は利く。人間の姿の時は、さすがに猫モードみたくきゅっと瞳孔を調節できないけど、どこに、何があるかぐらいは、充分すぎるほど、わかってきた。 椅子に座っているらしい人影の方を、マーブルちゃんが、向いている。 「審判さんですか?」 「……」 無言の首肯。誰だろう。ぶかぶかの服を着てて、顔に濃いヴェールまでかけてるから、誰なのかさっぱりわからない。こういう時わんこなら一発でわかるのに。ああ、いいなあ、犬。 と、普段は絶対考えないようなことを、考える。 「審判さんですね。そのつもりでお話します」 マーブルちゃんは構わず喋り続けた。 「対決法は、自由ですか?」 「……」 また、首肯。え? と思う。 あれ、あの、対決って、こう…一対一で、とりゃー、とかばきばきー、とか、やる奴じゃないの? 「対決法を、自由かどうか、聞くのも自由でしたか?」 YES。 「じゃあ、対決しないことはできましたか?」 NO。 「あなたは蝶子さんですか?」 NO。 「では、舞踏子さん?」 NO。 「あなたは誰?」 沈黙。 「対決が終わったみんなは、どこに?」 沈黙。 「対決が終わるまで、ここからは出られない?」 ……。 「選びなさい。対決する術を。これ以上の遅延行為は認められない」 初めて人影が発したその声は、おそろしくしわがれてて、何百歳ものおじいちゃんか、おばあちゃんみたいな感じがした。それで、これまでぼんやりマーブルちゃんの質問を一緒に聞いてた私は、はっ、と我に帰った。 「ま、マーブル様…」 「真剣勝負、だよね」 どきん。 言われて、振り返られて、初めてこの体育館の中に入ってから、こっちを振り向かれて、マーブルちゃんの目に、私は射すくめられたような気がした。 「……」 何も言えずに、ただ、意地だけで頷いてみせる。 「……」 じっと、押し黙ったまま、見詰め合った。 目が離せない時間はどれだけ長く感じられたのだろう。どうしてこんなに長く感じるのだろう。 にぱ…と、マーブルちゃんが、笑った。 「1on1」 「へ?」 「バスケットの、1on1、で、どうかな」 「あ、ああ…」 途端に、どん、と、弾む音。どん、とん、とん…足元に何かが転がってくる。思わず手で止めると、ぶつぶつした、硬い感触。バスケットボールだ。 「認めよう。それでは1on1、時間無制限の対決をこれより始める」 ぴーっ! ホイッスル。同時に体育館全体がライトアップされた。 窓にはすべて暗幕がかかっていて、外からは、中で何がしているか、これならまったくわからない。 気がつくと、パイプ椅子も、謎の人影も、どこにもいなくなっていた。 だむ、だむ、だむ、 だむ、だむ、だむ…… 何の気もなしにドリブルしていると、きゅっ、と軽快な音が目の前に響いた。 「行くよ、愛佳ちゃん!」 「…! ええ、マーブルちゃん!」 私はにやりと笑ってそういうと、あとはもう、何も考えずにがむしゃらにつっこんだ。 * * * 「え、マジ? 俺なんかぼこぼこに殴り合っちゃったんだけど」 いててー、と、顔を腫らした虹ノが、愛佳とマーブルのその話を聞いて悔しそうに膝を叩いた。 「くっそー、だったらイラスト勝負にすればよかった。それならこんなに痛い思いしなくて済んだのに」 「それはそれで時間がかかっちゃうだろう」 楠瀬も、あいててて!と、じにあに湿布をはっつけてもらいながら合いの手を入れる。 …今は既に翌日の朝食が済んだあと。ここは大学構内の宿所で、みな、ごろんちょとねっころがって体を休めていた。 にゃふにゃふやジョニ子などはくうくう寝ており、青海は早くもサイボーグ歩兵の後輩となる冴木に真面目な顔でレクチャーを施していた。 「殴りあうならまだいいですよ、僕なんてソックスハント勝負挑まれて靴下取られちゃいましたよ…」 はあ、とため息をつくハニー。その足元はぺたぺたと裸足。 「青海さんもつくづくしぶとい…」 「俺とグリーンがいれば絶対に阻止してやったのになあ」 ぱしっと拳をてのひらに打ちつけ笑う楠瀬。 「城さんは歌の勝負だったんですって?」 「うん。やー、負けた負けた、さすがに普段歌ってる相手は違うねー!」 豊国に聞かれてあっけらかんと笑う華一郎。 「そっちの方は随分名勝負だったらしいじゃないですか…アスカロンさんから聞きましたよ」 「えー、そうだったかなー?」 笑って答えない豊国。そのアスカロンはというと、既に朝のトレーニングに出かけている。昨日の今日なのにすごいですよねーとは、遅く起きてごはんを珍しくもおかわりしながら米粒をほっぺにたくさんつけていた山下の弁。 「ミサゴさんはどんな勝負したんですか?」 私?と、聞かれて驚きながら、小奴に髪の手入れをされていたミサゴはみんなの方へ振り返った。 「あん、急に動いたらだめですよー」 「あ、ごめんなさい…私ですか、えっとですね」 彼女曰く、いっぱい働いておなかがすいたにゃふにゃふくんに、早食い対決を挑まれたとのことで、結果はさんざんなありさまでした、と、困ったように笑いながら答えた。 「あー…道理でさっぱり起きてこないわけですね」 「にゃふにゃふの奴、僕らがここに着いた時にはもうすっかり寝てたからな」 はい、とサクに淹れたお茶を手渡しながら、マキアートがあとを引き取る。 「もっとも、あれだけ動き詰めなら僕だって同じくらい疲れたろうけど」 「あー、マキアートがデレ期だー」 「へー、これが! 初めて見たー!」 「うるさいぞ君たち!」 つっこまれながらも不機嫌そうではない。この2人も昨夜は対決をしていたはずだったのだが、妙に元気そうだ。それに、誰も2人が何の対決をしたか、知らないようだった。 それについてサクが言おうとすると、 「わー馬鹿、よせ! よさないか!」 と、必死になってマキアートが止めに入るのだ。そのたびにサクは楽しそうに笑っていた。 「あの2人だけ、実は対決してないんじゃないかってみんな言ってるよ」 こっそり愛佳に耳打ちしながらにこにこ笑う双樹。 「ああ見えてマキアート、やさしいからね。きっと審判の人をとうとうとまたいつもの調子で説得して弁舌対決で不戦勝だとか変なこと言ったに違いないんだ。だって、対決法が自由だったって聞いた時のあの顔ったら…!」 うぷぷ、とまた、こらえきれなかったように笑う。 ちなみに彼とヒスイとは、そのものずばりの問答対決が行われていたそうで、まるきり禅問答みたいで死にそうになったと双樹本人が食事の席でみなの同情を買っていたらしい。 ヒスイという猫士、名付け親の青海と同じで、普段の生活態度はまるきり正反対だが、深いことを語らせるととてつもない含蓄があるので有名だった。 「…それにしても、結局昨日の最後の審判役の人、一体誰だったんでしょうねえ」 ぽつり、お湯飲みを持ちながらマグノリアが呟いた。 『うえ!?』 全員が騒然となる。 「え、あれ、マグノリアさんだったんじゃ…」 「私は国民のみなさんと一緒に片付けの手伝いをしたあと、この宿所で朝ごはんのための炊き出ししてましたから…」 「藩王」 「え、え、私知らないデスよー」 「んじゃあ摂政?」 とんでもない、とふるんふるん首を横に振るミサゴ。 「えーと、ほら! こういう時は大抵青海さんの知り合いが!」 「ああ、顔広いですもんね! きっとそのツテでこっそり頼んだんですか?」 「いや、俺と違うよ」 「んじゃあ、華一郎さん!」 「んーにゃ」 「え、国民の誰かじゃなかったんですか?」 「ハニーくんも知らないとなると、猫士ネットワークの中に引っかかる人物じゃないのかあ…うわー、それは困るなあ」 普段は猫の格好でてふてふあちこち歩いている猫士たちは、王城内にあちこちの専用隠し通路や小部屋を持っているように、いつもどこからともなく情報を集めてくるネットワークをもっているのだ。以前マグノリアの靴下がなくなって、青海が濡れ衣を着せられかけていた時に見つけてきたのもこのネットワークのおかげである。 「えー…誰なんだろう…」 うーん、と考え込んでしまう一同。 「そういえば愛佳ちゃん、今日は随分機嫌がよさそうだね」 「あれ? そうかしら?」 一人、この騒ぎをきょとんと眺めていた彼女のことを不思議に思い、尋ねる山下。 「あれが誰かなんて、考えるまでもないと思いますけど…」 ええっ、と驚く周囲をよそに、いたずらっぽく人差し指を立てて、しー。 「それよりみなさん、今日もお仕事がおありになるんでしょう? さ、いつまでもこんなところでおしゃべりしてないで、散った散った!」 はーい、と、促されてしぶしぶみんな散っていく。次のアイドレスの選定、大吏族チェックのためのフォーマット導入、やることは本当に山積みだったのだ。 藩王たちを筆頭に、一人、また一人と、やがて姿が室内から消えていく。 愛佳は、そうやって自分に向けられた質問をうまくうやむやにできたことを確認すると、それからじっと、考え込むように座っていたかと思えば、やにわにマーブルの手を取って、耳打ちした。 「行こう、マーブルちゃん…昨日のあれはまだ、私の負けなんて認めないからねっ」 「うんっ、愛佳ちゃん」 ぱたたっと2人そろって駆け出して、宿舎の扉を飛び出した。 外はもう、すっかりと青空――― * * * Girls, hop, step, jump!! -The undersigned:Joker as a Liar:城 華一郎
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雪の王 ロジャー コスト 25 レベル 1 MAX 進化元 - 進 化 素 材 雪の王 ロジャー (A) - ランク A HP 683 1,367 進化先 吹雪の王 ロジャー (A) - - MAX Lv 50 攻撃 671 1,342 進化費用 250,000 - - No.1177 Aスキル ルナティックレイ 敵単体への究極の一撃 売却価格 11,500 - - 編集 Sスキル ヘルズ・レイン (6) 敵全体へ水属性の中ダメージ 入手方法 『サンタの贈り物』上級1回/10回/20回クリア報酬 個別データ 備考
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ウィルバー・ウィルコックス 愛称:ウィル 称号:死の鐘を打ち払いし者達 種族:人間 年齢:19 性別:男 穢れ値:1-1 外見:長身細身の黒髪青年 プロフィール ルキスラの裕福な家に生まれるもル=ロウドの声を聞き旅に出る。放浪癖があり一ヶ所に長く居つかない。 性格 慎重な性格で真面目ではあるがまったく遊びのない性格というわけではなく、お祭り騒ぎはそれなりに好き。 他PCとの交友関係 セッション履歴 No 開催日 セッション名 GM名 経験点 報酬 名誉点 成長 同行者 01 1/28 「大怪鳥を倒せ! take2」 トロ 1050 700 14 生命 テト ティセル ウィード レナ 02 2/8 嘘つきコボルト night owl 1170 1159 15 知力 ルードリアス サフィス シシリアン ヴラド 03 2/10 多分簡単なセッション 三日月 1100 1200 0 器用 ロザリンデ マロン サフィス シシリアン 04 2/11 寒中釣行無頼篇 cicada 1130 2067 18 知力 メックン セレーネ フィーナ ティセル ガドリル 05 2/13 おそらく簡単なセッションA6 三日月 1090 1400 10 精神 サフィス クルーツェ アレク マクシム 06 2/16 アンダーコンストラクション・イン・ヤーガイム take4 m7i 1260 1896 14 敏捷 ヴォルグ サフィス ヴラド メックン 07 2/19 力任せにダンジョンアタック コアラ 1200 3016+マトック 14 器用 アルシェメイラ サフィス ヴラド テト 08 2/28 食材調達 フルーツタルト編 比具人 1250 2356 29 器用 ロザ ティセル ヴラド セレーネ 09 3/4 突撃!タビット幼稚園! 【侵入 お散歩編】 サキ 1200 4500 38 知力 テト アンドレアス フィーナ マロン レナ 10 3/10 解決! タビット幼稚園! 【独走 町巡り編】 サキ 1070 4500 30 知力 ヴラド セレーネ ライア マロン 11 4/29 英断5 ぽろ 1270 4720 38 精神 マロン ガドリル ニーナ オブシディアナ アンヘル 12 7/14 みなし子センターを救え! ヨハネス 1140 4680 30 精神 エル クロエ ベル 13 7/15 デーモンスナッチャーズ Nine 1520 4950 23 敏捷 アルフレッド クロエ デココ マナ バルガ 14 9/1 ゴブリンは繁栄しました。 ばきん 1480 12370 36 精神 クロエ メックン アミネーサ オブシディアナ 15 9/30 野党を倒そう TheYagaimBusinessTripEdition ジャーム 1690 7834 60 精神 メックン バルタザール サフィス アストラ マロン 16 10/04 ウィロー村事件 ぶるん 1330 5525 30 精神 クスハ ゲルトルート バルタザール キリコ 17 12/1 単純な筈の護衛依頼 ジャーム 1790 8677 32 知力 イッシェオード クローディア メックン ラリア 18 2/22 花魔剣 第4話 不可能……それとも 美潮 1250 7000 41 知力 ルーネ アーシェラ メックン セイラ アンヘル 19 3/14 遺伝子の神秘 カビトマト 1190 8500 33 知力 セイラ ナット メックン シェリル リーザ 20 7/6 アリアンロッドの憂鬱29―ヤーガイム大陸地方漫遊記シリーズ エイノ 1600 11066+月光の魔符+3 45+PT称号 死の鐘を打ち払いし者達 (50) 生命 アリス アクシズ マロン クォーツ ロック 21 8/24 U・F・O Haze 1440 8710 37 敏捷 ベイ ディニア エメル マーチ ジル プレイヤー:あきら 登録タグ:tags plugin error ページが存在しているかを確認してください。
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― Paludisme / 3 ― 火は揺ら揺らと惚けていく。 ハッキリ言って何も考えていなかった。 適当に歩いていけば適当にイベントに出会えるもの。そんな人生を送ってきた自信がある。 だから本当に適当に歩いて、適当に出会った人に、適当に話しかけた。見当違いだった。 マジか。俺の勘もアテにならないなぁ。 割と深刻なこの街の現状を物凄い軽い気持ちで適当に忠告しておく。薄い内容。説明不足には自信がある。 さて、もう要は無いから速攻で立ち去る。誰かが騒いでいたような気もするが、はて。 学生のように思えたけど。男だっけ、女だっけ、ハテ。本当に学生だっけ。 サラリーマンだったような気がしてきた。 いや、今ピザ屋のバイトがバイクで通り過ぎたから、そういった宅配業の店員の可能性すら出てきた。 マジで記憶に残ってない。俺のブレインが覚えるという行為を放棄してる。 あと、さらっと機密を一般人に話したような気がする。まぁいいか。 機密を話して何か問題になるのか・・・?。いや、無い。(※大問題です) 雑事なので記憶から抹消する。さー、仕事だ仕事。足を動かして仕事を熟す事に力を注ぐ。 突然だが正直、法律とか守れる気がしない。自信がある。 自分の中での犯罪というものに関しての忌避が薄いというか、罪という概念が育ってない感じ。 やってもいいんだろうというタイミングでやる。ちょっと拝借。返さないけど。 抵抗が無いというか、そもそもできることをやって何が悪いのかがよくわからない。 なのでFHに属することになった。しかたがないね☆ こう、某大型犯罪シンジケートとかに所属するのも悪くなかったんだけど。 大したことをやるつもりは無いのがあそこへ行かなかった要因。 殺しとか嫌だし、暴力はあんまり好きじゃないし、盗みとかは軽いものに留めている。 罪への抵抗というわけじゃなく、重い展開が苦手なのだ。 誰かが不幸になったりするのは別にかまわない。それはただの結果だし。 誰かが傷ついても構わないし、誰かが死ぬのも構わない。それはただの不幸なんで。 ただ、負の感情に囚われるのが嫌だ。負の感情に囚われている人を見るのも嫌だ。空気が重くなる。 あれが嫌だ。負の感情の空気感染。被災地の避難所とかに行ったらすぐに自分が壊れてしまう自信がある。 ああいうのが嫌なので、別ベクトルでの仕事が豊富なFHで働いてる。割と、働くのは好きなのだ。 仕事をこなすこと自体は割と楽しいし、解りやすい達成感を得られる。 FHはテロ屋としては二流以下な気がするが、金回りは割と悪くないので不平不満なく仕事できる。 人間関係とか面倒くさいものは完全に切り落とされてるしね。実力主義だし。 表面上の交渉とかはそれなりに得意なので小回りの利くエージェントとして重宝されてる。 半分くらいが研究組織なので研究資料の奪取とかはいい小遣い稼ぎになる。 まぁ、酒と煙草と博打に消えるんですけどね。 ところで。思うんですよ。レネゲイドウィルスに侵された後ってジャームになるじゃないですか。 その時に"わざわざ暴走してまでも罪を犯す"というのは、趣味なのだろうか。 ジャーム共通認識の趣味。殺人だのそのあたりの行動に至るまでの動機は判る。理由は判る。 レネゲイドを利用して~、から発生する話の展開はほとんどこれだ。 基本的に犯罪、もしくはそれにかかわることを成すのが目的になってるんだけど。 やればいいんじゃないのかな。ジャームになってまででもやらなきゃいけないようなこと? いや、ビーイングとかは別の思惑で暴れてるんだろうけど。 ナニカを求め、ソレを誇示し、ソレを維持し、ソレを使い、ソレに振り回される 力、愛、夢、望み、理想、野望、信念。 その崇高さが判らない。流行曲に流れるような感じなのだろうけど。 果たしてその力というものは持っていなきゃダメなものなのか。 それらは見せつけなきゃいけないものなのか。 夢というものは、望みというものは、理想というものは。 本当に必要なのか。 そこが、未だに、何度考えても判らない。 さて、考え事をしながら寄り道してぶーらぶら歩いていると、イベントに出会えた。 ぎゃーぎゃー誰かが喚く声。繁華街のど真ん中。衆人環視の中。蛋白質が燃える匂い。 まるでショーを見ているかのような野次馬の群れの中心で、誰かが燃えている。 のた打ち回り炎を消そうと努力している。しかしあまりにも炎の勢いは強く、無駄だと一目でわかった。 その火はどこか特定の部位で燃えているのではなく、"全身から噴き出るように"出ていた。 誰も助けない。助けられない。あまりにも突然の出来事。 今、ショーの中心で踊っている道化が独りでに燃え出したのだ。 道化にさせられた人はとても不幸だなぁ。と、無味無臭の感想を述べ、胸で十字を切った。 FHエージェント"ノイリ―・プラット"は都合よく炭化した焼死体が出来上がる瞬間に出会った。 ノイリー・プラット 前へ / 次へ?